泉南市議会 > 2009-06-19 >
平成21年第2回定例会(第2号) 本文 開催日: 2009-06-19
平成21年第2回定例会(第2号) 名簿 開催日: 2009-06-19

  • "普通高校"(/)
ツイート シェア
  1. 泉南市議会 2009-06-19
    平成21年第2回定例会(第2号) 本文 開催日: 2009-06-19


    取得元: 泉南市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時 開議 ◯議長(谷 外嗣君) おはようございます。ただいまから平成21年第2回泉南市議会定例会継続会を開議いたします。  直ちに本日の会議を開きます。出席議員が定足数に達しておりますので、会議は適法に成立いたしました。  なお、18番 北出寧啓議員からは遅参の届け出がございます。  これより日程に入ります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において12番 竹田光良議員、13番 井原正太郎議員の両議員を指名いたします。  次に、日程第2、前回の議事を継続し、一般質問を議題とし、順次質問を許可いたします。  まず初めに、2番 田畑 仁議員の質問を許可いたします。田畑議員。 2 ◯2番(田畑 仁君) おはようございます。時は今なり。敵は泉南ほにゃららにありと。行動は明智光秀、思想は坂本龍馬こと泉南市議会議員田畑 仁でございます。何かちまたのうわさでは、私が泉南市長候補、市長に出るんじゃないかといううわさもちらほら出てるようでございますけれども、私は全くそんな話は関係ございません。私の尊敬する現役プロボクサー辰吉丈一郎は、生意気こそ成長の力なりということで、世界王座をかけた薬師寺との対戦の後に、試合前はあんなへなちょこ薬師寺に負けることはないと言いながらも、最終ラウンドを終えた判定の際には、抱き合いながら、本当に強かったと、本当に申しわけなかったと辰吉のほうから薬師寺に謝った姿というのは、真のトップリーダーであり、ぶれない情熱を持った人間やと私は尊敬しております。  そんな中でやはり向井市長に対しても、野党、与党というような言葉ばかりで、私は全く泉南市議会、地方には関係なく、情熱を持った市長であればついて行くし、なければついて行かない、ただそれだけ。それで野党、与党と区別されるのは、全く解せない話やと思っております。  私は、一般質問というのは、1年に4回向井市長といろんな意見交換であったり、お話を聞いていただける場と、非常に大切な場ということで考えております。各関係部局の部長級の皆様方とのお話というのは、コーヒーを飲みながらでも、たばこを吸いながらでも常日ごろできるわけでございまして、本日はできる限り向井市長と情熱を持った議論を交わさせていただきたいと思っております。  昨日の最終の堀口武視議員からは、河部、田畑に熱きエールをちょうだいいたしまして、本当にありがとうございます。さすがドンと言われる男であると。あの最終の一般質問の中身の内容を見れば、本当に臭い物にふたをしてる。そのふたをあけるということに関しては、まさに議会でなければならないんではないかと思う次第であります。レベルの高さに新人田畑は本当に勉強させられているきょうこのごろでございます。  それでは、きょう私、昨日、谷 外嗣議長にお許しをちょうだいいたしまして、パネルを使った一般質問というような形で一般質問を行ってまいりたいと思っております。私、前回3月議会でも30分ぐらいで終わりましたが、私は1時間という時間にこだわっておりませんので、本日5分であろうが10分であろうが、私の一般質問終わり次第、終了させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。  私が本日一般質問させていただくのは、路上生活者の人権、そして泉南市の観光、そして橋下大阪府知事が泉南市西信達地区における岡田浦漁港日曜青空朝市に来られたお話すべて関連したお話となっておりますので、ぜひこれに線を引かず、関連づいた御答弁をちょうだいしたいと思います。  1点目なんですけれども、路上生活者について。これをごらんいただきたいと思います。市長、ここ、どこか御存じでしょうか。 3 ◯議長(谷 外嗣君) 向井市長。 4 ◯市長(向井通彦君) 知っております。 5 ◯議長(谷 外嗣君) 田畑議員。 6 ◯2番(田畑 仁君) これは、私が議員になる前からもここのこの路上生活者のこのごみというか粗大ごみですね、ごく一般のサラリーマンとして、一般の市民として、泉南市行政であったり、また岸和田土木等にお願いをしてたんですけれども、やはりなかなか我がまちの気持ちが伝わらず、数年間においてこのごみが重なってる。5メーター近くあるんですけれども、僕は何が申したいかというと、これは向井市長が手塩にかけて、情熱を持ってつくっていただいた、泉南市議会が可決しつくっていただいた道の駅的施設わくわく広場の約300メートル手前にあるごみでございます。  私どもの岡田浦漁港に毎月2万人から3万人のお客様が来られる中で、その中でも私は一議会議員として、やはり漁港にお越しになられた2万人から3万人のお客様にも、ぜひ道の駅的施設わくわく広場で野菜を買って帰ってくださいねというような形で宣伝させていただいております。
     ただ、何万人ものお客様がこのごみの間を通ってわくわく広場、また私どもの日曜青空朝市に来られるわけでございます。岸和田土木、また行政の担当職員の皆さんはいろいろ彼と──住んではる方とでいろいろ会話していただいて、いろいろやってるわけなんですけれども、回答としては、やはり人権ということで手をつけられないというふうな形になっております。  この裏には、子どもたちが遊ぶりんくう南浜公園という大きな公園があるんですけれども、子どもたちは遊ぶところがないので、小学生、幼稚園の子がたくさん遊んでます。だけど、この裏にこういった形でごみで、しかも火をたいてたり、いろいろ食事をつくってたり、またナイフ等で果物を切ってたり、いろいろ生活なさってるわけで、もちろん私もこの人権ということに関しては理解はしております。  ただ、じゃ子どもたちの人権というのはどう守られるのかなというところで、これは一般質問というよりも、向井市長、行政、そして私も岸和田土木に行かしていただいたんですけれども、これ、ぜひ市長のお力添えをいただいて、市長もきのう小山議員のほうから市民の目という言葉があったんですけれども、本当に今泉南市の一部の地域でこういうことがあるということを市長にみずから動いていただいて、何か府との連携をとっていただきたい。これは一般質問等ではなく、ほんとにお願いしたいと思っております。  これが万が一、市長の御自宅の近くに積んであれば、恐らく地域住民の皆様は、向井市長のピンポンを鳴らしまくるんじゃないかなと思います。それぐらいの気持ちで本当に市長がこれから目指しているというりんくう南浜の開発と一体化するという面に関しては、ぜひ御協力いただきたい。市長、御答弁いただけますでしょうか。 7 ◯議長(谷 外嗣君) 向井市長。 8 ◯市長(向井通彦君) その写真のところというのは、泉南市にとりましては、あるいはそこを通過する方々にとっては、大変不愉快な情景だというふうに思っておりますし、また不清潔というんですかね、そういう状態にあるというふうに思っております。かねてから、一応府道になっておりますので、道路管理者である岸和田土木事務所に再三撤去なり、あるいはそこにおられる方と接触を持っていただいて、整理整頓していただくということを言っておるわけなんですが、なかなか実際問題は解決に至っておらないというのが現実でございます。  路上生活者につきましては、大阪府とそれから各市町村と一緒になりまして、堺の大泉緑地のほうにそういう施設もつくっておりますので、できるだけそこへ入所していただいて、そして働く場探し、こういうことをやってるわけでございますんで、そういうところとやはり連携をとってやっていかないといけないというふうに思っております。  したがいまして、田畑議員言われますように、これは私も直接大阪府に対しまして動いて、そして解決に向けて最善の努力を尽くしていきたいというふうに考えております。 9 ◯議長(谷 外嗣君) 田畑議員。 10 ◯2番(田畑 仁君) 市長、ありがとうございます。トップリーダーにこういうことをお願いするのは非常に恐縮なんですけれども、私ども、行政の皆さん、そして岸和田土木の府の職員の皆さん、そして議員、私みずから動いてもどうこうできなかったので、ぜひ今回少しお力をおかりして、汗をかいていただきたいなと思います。貴重な御意見、本当にありがとうございます。  続きまして、5月の31日、日曜日に橋下知事が泉南市にお越しになられた。岡田浦漁港ということで、その際に向井市長がお見えになったというところで、市長に1つお伺いさせていただきたいのは、何か漁港に来られて観光名所としての認識が少し見方が変わった部分というところがあったのでしょうか、ぜひお聞かせいただきたいと思います。 11 ◯議長(谷 外嗣君) 向井市長。 12 ◯市長(向井通彦君) 朝市をやり始めるときに、私どもも漁協のほうからさまざまな要望、あるいはそういう情報をいただきました。そして、スタートしたわけでございまして、私も何回か行っておりますし、それから毎日曜日ですね、公務のないときにはできるだけわくわく広場と朝市のほうですね、様子を見に行っております。  なかなか下へ行って買い物というのは、私自身も少ないというふうには思っておりますが、何を見ているかといいますと、駐車場の車の状況、それから人出といいますかね、そういうものを見ております。そのことによって、あ、非常ににぎわってるなというような印象を受けたり、あるいは天候にもよりますんで、きょうは少ないなとか、そういうことを私は私なりに観察をいたしております。  この朝市というのは、特に大阪でも数少ない朝市の場所ということになるわけでございまして、御指摘ありましたように、5月31日に知事が来られましたけども、その前に私のほうからも知事に直接お会いしたときに、朝市をぜひ見に来てほしいという要請をいたしました。  知事も非常に乗り気で、大阪でそういう朝市をやってるとこは少ないと。これをぜひ自分の目で見たいというお話もありまして、本来はもう少し早く来ていただきたいということをお願いしておったんですが、気候の問題もありますし、船で移動したいというようなお話もあったようでございまして、季節的に5月の31日になったということでございまして、そのときには大屋組合長さん初め漁協の皆さん、あるいは田畑議員も案内という形でされておられまして、非常に知事も、こういうところがあるんかということで驚かれたわけでございまして、今後さらに大阪湾でとれる魚介類のPRをしていかないかんなということを再認識したというお話をされておられましたし、非常によかったというふうに思います。  現在は、大阪ミュージアムのほうで、ネットのほうでもその状況も紹介されておりますんで、またごらんいただいたらいいかというふうに思いますけれども、非常に知事としての感触もよかったし、そして大阪湾の海の幸にかかわる一次産業ですね、これを改めて認識をいただいたものというふうに思っております。  したがいまして、今後ともぜひ続けていただきたいというふうに思いますし、わくわくとの連携、今年度商工会のほうに調査費という形で補助金も出しておりますので、あのあたりの一体的な観光連携、観光のルート、こういうものをつくり上げていきたいというふうに思っております。 13 ◯議長(谷 外嗣君) 田畑議員。 14 ◯2番(田畑 仁君) ありがとうございます。市長からいろいろ御感想をいただいて非常に光栄なんですけれども、私、本音を申し上げますと、橋下知事が漁港に来られるのは、私自身はどうでもよかった話で、向井市長がみずから観光名所になりつつあるところに来ていただいてどう思っていただいてるのかなというところが非常に私自身興味を持っておりました。もちろん地域住民も、そう感じている方もいらっしゃったかと思います。  ちょっとまたこのパネルをごらんいただきたいんですけれども、これが泉佐野市のおトイレでございます。総額でざっと4,000万、少し高くついたということで行政の方も漁業組合の方もおっしゃってました。先日、テレビ報道では泉佐野市が財政破綻にほとんど近いということで非常に厳しい状況、また今後本当に苦しい状況ということだったんですけれども、泉佐野市については1割負担ですか、お金がない中でもそういう協力があったということを聞いております。これが泉佐野市、総額の4,000万です。  続きまして、お隣の田尻町でございます。この件に関しては、総額でざっと3,000万から3,500万ということで、町の全額負担ということで、田尻といっても町が小さいわけでございまして、田尻漁港が1つの観光名所ということで、町もバックアップしている状況でございます。  それで、我がまち泉南市の観光名所にもなりつつある岡田浦漁港仮設トイレの2万円ということで、この姿を見て向井市長、正直何か思わなかったでしょうか。 15 ◯議長(谷 外嗣君) 向井市長。 16 ◯市長(向井通彦君) 確かにトイレというのは非常に大事ですし、観光、あるいは集客をする上で非常に大きな要素だというふうに思っております。ただ、泉佐野あるいは田尻というところは、比較的歴史もありまして、それだけ長く、早くからそういう活動をされておられたわけでございます。  泉南市の場合は、岡田さんがやられて、もちろんかなりの年数たつんですけれども、ただ1つ、あのあたり一帯というのは、将来公園になるというところがありますので、当然公園整備とあわせてトイレの整備というものを大阪府でしていただかなければならない地域でございます。  今、暫定的に駐車場という形でお借りをされておられるわけでございますけれども、我々としてはできるだけ本来の公園整備ということを強くお願いしてるわけでございまして、その中でやはり計画をしていただくということが1つかというふうに思います。  漁協さんでつくられるということであれば、これは必ずしも活用できるかどうかというのはわかりませんが、大阪府漁業基金というようなものもございますから、そういうものの活用ということも含めて御検討していただいたらいいというふうに思います。もちろん市もその内容によって、あるいは設置場所等によってまた御相談さしていただけたらというふうには思っております。 17 ◯議長(谷 外嗣君) 田畑議員。 18 ◯2番(田畑 仁君) ありがとうございます。私は、正直申しますと、何も財政難のこの泉南市でこの便所を建ててくれとも1つも思っておりません。私は、漁港のためだけに泉南市議会に出てきたわけでございませんので、正直私が何を言いたかったかと申しますと、正直、我がまちの西信達地区においては、市長とお会いするのは恐らく葬式か選挙前ぐらいということで、私が市長に求めたかったのは、橋下知事が来られるたとえ1時間前でもいいので漁港を歩いていただきたかったなと。今、どういう状況で漁業者が頑張ってて、また農業の方がどういう形で野菜を売ってるのかなと。  これは、私は今回パネルディスカッションというような形でこれをつくらしていただいた。それを築いていただきたかったなと思います。何もこの泉南市にトイレをつくってくれというためにこれを出したわけじゃないんです。これがもし市長、1時間前に青空朝市を市長みずから歩いてくれて声をかけていただいて、市長に対して皆さん、いろいろなことを言うと思います。その声を聞いてもらいたかったなと。  もう1つ御無理を言うのであれば、西信達地区をみずからの足で歩いて行っていただきたかったなと。そういう思いがございまして、そこで市長の情熱を感じたかったなと。ところが、市長が来られたのは数分前、漁港を歩くでもなく、橋下知事を出迎えたということで、私としては残念やったなと。やっぱり市長だけでも歩いていただきたかったし、いろんな形で携わってもらいたかったなと思うからこそこれをつくらしていただいて、便所がこういう状況やというところもごらんいただいたのかなという思いやったんです。何かお言葉ちょうだいできますでしょうか。 19 ◯議長(谷 外嗣君) 向井市長。 20 ◯市長(向井通彦君) 私は、当日は結構早く行っておりまして、その周辺も見さしていただきました。それから、先ほども答弁しましたように、朝市については、その状況というものは逐一自分の目で確かめております。  ただ、言いましたように、特に車の状況とかそれから人出、にぎわい、こういうことを見ておるわけでございまして、この事によって朝市の今後のあり方というものを私は自分なりに参考にさしていただいて、今後のベイエリア観光拠点といいますか、こういうことに役立てたいという思いでやっているわけでございます。したがって、そのときにもう少し中まで入ってすべきではないかという御意見については、もちろんそのとおりだというふうに思います。  ただ、実際買い物ということになりますと、なかなかそれだけの、買い物するだけの、私どもは非常に少家族でございますし、しょっちゅうしょっちゅう買うというわけにもまいりませんで、やはり大事なのは、その朝市のにぎわいというものを逐一観察して、それを将来につなげるというのが大事だというふうに思っております。  それから、西信地域ということでございますけども、以前からもさまざまな形でお邪魔もさしていただいております。ただ、大規模に皆さんに呼びかけてというのは少なかったかというふうに思いますが、それはまた今後、皆様の御意見もお聞きした中で、私どものほうでも考えたいというふうには思っております。 21 ◯議長(谷 外嗣君) 田畑議員。 22 ◯2番(田畑 仁君) 市長からたくさんお言葉をちょうだいしたんですけれども、本当に市長のおっしゃってることはよく理解してるんですけれども、市長、次行く気あるんですよね。あるんですよね。あると思います、僕は、向井市長を見てると。  ただ、今も砂川の駅前開発、駅舎等のこともありますけれども、私がこのトイレの写真を見せた中で、やはり地面を歩いてもらいたい、その情熱を見せてもらいたいというのが、今回のキーになってくるんではないかなと。  岡田浦の駅、お使いになったことございますか。ないと思います。ありますか。ありますか。トイレが、大が1個、小が1個というような形で、イオンの従業員があれだけたくさん来られる中で、ああいう状況のトイレでございます。向井市長が今小さい声であるわとおっしゃったので、それはそれでいいんですけれども、私がきょう生意気にも写真を見ていただいたという思いは、先ほどから申してますとおり、小学校のトイレにしろ、駅のトイレにしろ、今火葬場や砂川の駅舎であったり、農免であったり、いろいろ大きな公共事業、もちろん必要なんですけれども、やはり市民の目に立って、市長みずからが御判断いただく情熱を持っていただくということがすごくキーになってくるんではないかなと思います。  私は、正直申しますと、何か物足りないなあと。これは新人やから我慢せなあかんのかなと思いながらも、この8カ月間やってたわけなんですけれども、何か熱いものを感じないというか、大きなことばかりで、先ほど見せたような写真でも理解していただけるかどうかわかりかねるんですけれども、本当に今泉南市、元気がない中で何をしていかなければならないかな。観光事業だって、点と点、点と点というような形で、全くかけ離れているのが泉南市であって、その時点でも財政破綻に近い泉佐野市、小さい田尻町にも何か追いついていけないような状況で、すごく今議員になってからは寂しい思いでございます。  それに関して、私が言うてることが間違っているのであれば、市長、御答弁下さい。 23 ◯議長(谷 外嗣君) 向井市長。 24 ◯市長(向井通彦君) 泉南市は元気がないというのは、私は違うと思います。最近、相当いろんな形で多くの方々にお越しいただけるまちになってきたというふうに考えております。これは、やはり人が集まるまちというのが一番大事だというふうに思っております。  したがって、今後とも──海側は海側のさまざまな拠点がありますし、山は山の拠点もありますから、そういう市全体としてのいわゆる観光、集客、こういうことが大事だというふうに思っておりますから、いわゆる昼間人口という表現がありますが、これは昼間泉南市に働きに来られてる方、通学の方が一般的にカウントされるわけなんですが、それ以外に滞留人口というものがあるということでございまして、要するに働いている方もそうなんですが、泉南市に昼間何万人の方がお越しになってるかということが1つのバロメーターになってくるんじゃないかなというふうに思います。  朝市もそうですし、わくわくも昨年の6月28日、ちょうど1年になるわけなんですが、最近相当人出もふえてまいりました。これは、多くの皆さんの努力のたまものだというふうに思いますが、そういうことからしますと、泉南市は決して元気のないまちではないというふうに私は思っておりますので、その点は田畑議員と若干見方が違うというふうに思っております。 25 ◯議長(谷 外嗣君) 田畑議員。 26 ◯2番(田畑 仁君) ありがとうございます。市長が元気であるまちとおっしゃってるのであれば、市長は市長で元気と思っといてください。私は絶対に元気がないと思っております。私は私なりに元気のあるまちを目指して、私のやり方で頑張ってまいりたいと思いますので、その辺はいつかまた市長と御協議をさせていただきたいなと思います。生意気なことばかり言って申しわけございません。  あと1点なんですけれども、これもちょっと私、性格が悪いわけじゃないんですけれども、1つちょっと聞いてもらいたいんですけど、くらしの便利帳ということで、これは議員関係なくして、私の、田畑 仁としてある営業マンが来られました。田畑さん、6万円払うてくれませんかと。くらしの便利帳で広告載したらこの小さい枠で6万円なんですよということで、私の出どころである岡田浦の漁業組合、そしてわくわく広場の漁師ん家に営業マンがお話に来られました。  ああ、そうか、6万円かと、まあいつものこっちゃなあということで話を聞いてたんですけれども、先日少し前に産経新聞に「泉南市29年ぶりにくらしの便利帳発行」と大きく見出しが載りましたが、市長、ごらんになられましたでしょうか。ありがとうございます。  何で29年ぶりなんでしょう。これ、僕性格が悪いかわからないんですけれども、市長、これ30年ぶりでよかったんじゃないですか。これ、来年5月に市長選済んでからぱんと出したら、もっとかっこよかったん違うかなと。  これ、僕一市民として6万円、計12万円お支払いするわけなんですけど、これ2年に1回のスパンでくらしの便利帳を出すのであれば、何も29年ぶりと言わず、私が青年団の団長のときに市制30周年でございます。これ、市制29周年パレードなんかしないですからね。30周年記念でやらしていただいたんですけども、市長、この辺どうなんでしょう。なぜ29年ぶりやったんでしょう。 27 ◯議長(谷 外嗣君) 向井市長。 28 ◯市長(向井通彦君) 特に私は29年とか30年とか、そういうことは意識しておりません。ただ、そういうくらしの便利帳に協力するといういわゆる官民協働ということが全国的に始まっておりまして、大阪でもかなりのまちがこのくらしの便利帳を発行されてるということで、お隣もされておられます。ですから、我々のほうもそういう話がありましたもんですから、それは市民にとっては早いほうがいいだろうということで、早速協議をさしていただいたということでございまして、それがたまたま29年ぶりということでございましたわけで、特にそれを30年目にするとか、35年目にするとか、そういう意識は特にありませんでした。 29 ◯議長(谷 外嗣君) 田畑議員。 30 ◯2番(田畑 仁君) 29年ぶりとか30年ぶりにたまたまこだわってるのではなくて、来年市長選があるので、その後でよかったんじゃないかということを僕は聞きたいんですよ。これ、市長選1年前に2年のスパンでやるとすれば、来年の5月以降に出すのが一番気持ちええんじゃないかなと。市長がもう一回なられてそこから出したら2年、そこから出したら2年でこれで4年ですから、これでまた市長選迎えるわけなんですから、なぜこの市長選をまたぐ間になったのかなと。僕、性格悪いんですかね、これは。 31 ◯議長(谷 外嗣君) 向井市長。 32 ◯市長(向井通彦君) そういう選挙とかそういうことは全く意識をしておりません。そういう話があったときに、それはやはり市民の皆さんの利便に供するものであれば早いほうがいいだろうと、こういうことでございます。 33 ◯議長(谷 外嗣君) 田畑議員。 34 ◯2番(田畑 仁君) 申しわけないです。こういう公の場で私の性格の悪さが出てしまいまして、申しわけないと思います。私はね、やっぱり6万円払う立場でございますので、できたら来年市長戦を終えて5月以降に出していただいたら一番気持ちよかったなと。29年ぶりというニュアンスよりも30年ぶり泉南向井通彦市長くらしの便利帳発行。2年のスパンで出すというような形で任期中に2回発行できるのが、すごいかっこよかったんじゃないかなと思います。これは、性格の悪い田畑の意見として一応聞いといていただきたいなと思います。ありがとうございました。  続きまして、教育関係について一般質問をさせていただきたいと思います。  私、先日、大阪府知事が西信達地区岡田浦漁港に来られたということで申し上げておりますが、橋下知事とやっと船の上で2人きりになりまして、もう漁港に来ても、田畑君、何とか元気出してくれやと、どないかなれへんのかということで橋下知事ともたわいもない話をさせていただきました。  そこで、前回はモジュール授業、反復授業等のことを一般質問で聞かせていただいたんですけれども、今回についてはつまずき調査、そしてつまずきテスト、その辺のあたりのことを聞いてみたいなと思います。  今現在、泉南市の小・中学校において泉南市教育委員会がつまずき調査のデータを把握してるか把握してないか、御答弁いただけますでしょうか。 35 ◯議長(谷 外嗣君) 梶本教育長。 36 ◯教育長(梶本邦光君) つまずき調査について御答弁を申し上げます。  議員御指摘のとおり、つまずき調査は、大阪府教育委員会が児童・生徒の学力向上に向けて、朝学習等の時間を利用して反復学習の取り組みを推進するため、教育情報配信サービスのウエブサイトにある反復学習メソッド教材の1つでございます。  内容につきましては、計算及び漢字の学習において子どもがどこでつまずいているのかを把握をいたしまして、今後の指導に生かすことができるように工夫をした問題集となっております。  反復学習メソッド教材につきましては、ほかに百ます計算や音読等、朝学習の時間など学校の裁量の時間を利用いたしまして反復学習を実施し、子どもの学習習慣の確立や集中力を高め、学習の理解を推進するための問題集であるトレーニングシート、あるいは単元終了後まとめとして行うたしかめプリントがございます。  本教材につきましては、府内公立小・中学校の学力向上推進校におきましてモデル的に取り組みを進めておりまして、今年度より推進校以外でも積極的に活用するように働きかけをしているところでございます。  本市の小・中学校においては、児童・生徒のつまずいているところをチェックし、原因を探り、個に応じた指導をしたり、計算ドリルや漢字ドリル、学校独自の基礎・基本プリントなどを反復指導したりしながら学力の向上に努めているところでございます。  府教委からは、つまずき調査や反復学習以外にも学習指導ツールとしてワークブック、単元別テスト、学力テスト、モデル授業等を各学校に提供いたしております。  教育委員会といたしましても、学力向上に向けつまずき調査や反復学習を奨励し、学習指導ツールの活用を積極的に進めてまいりたいというふうに思っております。 37 ◯議長(谷 外嗣君) 田畑議員。 38 ◯2番(田畑 仁君) いやいや、泉南市の小・中学校の中でデータ管理はできてるのかできてないのか。もし一部できてるのであれば、その学校名をお聞かせください。お願いします。 39 ◯議長(谷 外嗣君) 梶本教育長。 40 ◯教育長(梶本邦光君) つまずき調査について、市内の学校の状況を把握をしているのかという再度の御質問をいただきましたので、御答弁を申し上げます。  つまずき調査につきまして、実施をしている学校が現在6校ございます。中学校で2校、あとは小学校ということでございまして、学校独自でやっているところもございますし、さらに実施に向けて検討している学校もたくさんあるということで把握をしております。 41 ◯議長(谷 外嗣君) 田畑議員。 42 ◯2番(田畑 仁君) ちょっと僕初めて聞いたんですけども6校、中学校が2校、小学校が4校。これで間違いないんでしょうか。泉南には中学校が4校あって2校実施してるということで、つまずき調査、これは簡単なニュアンスに聞こえるんですけれども、現実的に私この前、泉南市以外のところもいろいろ視察等、いろいろ意見交換で教職員の皆さんとお話しさしていただいてるんですけれども、中学校の時点でもう分数が理解できないんですよね。何でやいうたら、小学校3年生のときにもうとまってるわけなんですよ。その小学校3年生のときにとまっていることをこのつまずきテストで結果が出てくるわけなんで、これ早急につまずきテスト、これ、どうもやっぱり橋下体制に反発した部分てあるんですかね。 43 ◯議長(谷 外嗣君) 梶本教育長。 44 ◯教育長(梶本邦光君) 橋下知事に反発をしているのかということでございますけれども、決してそういうふうには私は思っておりません。橋下知事は、考え方の違いはあると思います。学力向上に向けてさまざまな学校の実態、子どもたちの実態、地域の実態がある。その各学校の固有の学力向上の課題に向けて、各学校が基本的に分析をいたしまして対応策を考えていく。  泉南市は泉南市教育委員会として泉南市全体の子どもたちの学力向上に向けてプロジェクトをつくり、対策を練って各学校に指示をしているということでございまして、このつまずき調査、反復学習、これにつきましては、府教委とも緊密な連携をとりながら、お互いにやっていってるということでございまして、学力向上に向けてこのつまずき調査、反復学習は有為なものであるというふうに私どもは判断をしております。  ただ、今実態につきまして御答弁をさしていただきましたけれども、検討中の学校もありますので、できるだけ早急に実施できるように、使うことができるように、今後とも教育委員会として指導してまいりたいというふうに思っております。 45 ◯議長(谷 外嗣君) 田畑議員。 46 ◯2番(田畑 仁君) 各学校のつまずき調査の実施等、よくわかるんですよ。でも、泉南市教育委員会、ほんとに力を出して小・中学校全校で実施する。そして、本当に生徒がどこで詰まってるかというのがわからないと、中学校でひっくり返ると、やはりそこで差が出てくるんですよね。  恐らく泉南市の学力テストの公表をしなかったというのは、泉南市独自のやり方でというところが非常に私は理解してる部分があるんですけれども、このつまずきテストの実施が全校できてないというので、学力テストの公表ができない理由というのが見えてくると思うんですよ。本当に今、泉南市がおくれてないのであれば、正々堂々と学力テストの公表をしたらいいじゃないですか。  でも、それが泉南市独自でやってるわけなんですから、それはそれで泉南市の教育委員会のプライドと意地をかけてまた出した答えですから、それはそれでいいんですけれども、このつまずきテストで調査ができてないということに関しては、中学校の時点で分数ができない子どももいるということをもっと把握せなあかんと思うんですよ。もっと突っ込んでいかなあかんと思うんです。  教育長、何かきのうから元気ないですよね。何かあったんですか。そんなことないですか。そんなことないですか。物すごく何か元気ないように見えるんで、先ほど市長に申し上げたとおり、情熱持ってくださいよ、情熱を。すごい元気ない。何かあったんかなと思います。うちの会派が理由やったら、またうちから言いますけど、そんなことないですな。うちの会派は理由ない。今まで全くない。ちょっと最近元気ないんで、僕ちょっと心配なんですよ。  やっぱりこれ、先ほど市長にちょっと怒られましたけれども、元気がないというところに関しては、これ教育も一緒やと思うんですよ。これはもう橋下知事が嫌いとか、大阪府教委がどうとか、そんなん関係なしに、突っ込んで率先してやっていただきたいなと思います。  それと、僕、ちょっと聞くつもりじゃなかったんですけれども、何か泉南市教育委員会に私ども市議会じゃなくて、ある意味の圧力等て実際あるんですか。ちょっと聞かしていただきたいと思います。府議会議員と言いましょうか。府議会議員からの圧力てやっぱりあるんですかね。 47 ◯議長(谷 外嗣君) 梶本教育長。 48 ◯教育長(梶本邦光君) 教育委員会に対しましてさまざま意見を言ってもらえる団体がございます。私は現場におりましたころ、PTAとさまざまな学校の課題について激論を交わしたこともございます。一番の大事な相談相手というんですかね、協議をする相手、これは私はPTA、地域、保護者というふうに思っております。先ほど御指摘をされた方からのプレッシャーは一切ありません。 49 ◯議長(谷 外嗣君) 田畑議員。 50 ◯2番(田畑 仁君) なぜ後ろの席からちょっと笑い声が聞こえたかというと、ありがとうございます。僕の勝手な想像で申しわけなかったんですけれども、ひょっとすればそういう圧力等もあるのかなと思いながらも見させていただいてるんですけども、これはやっぱり市は市の、泉南市は泉南市の情熱でプライドを持ってやっていただきたい。もし圧力等があるのであれば、男田畑に相談してきてくれたら私が対処さしていただきます。  本当に先ほど言ったとおり、学校関係も非常に元気がない。何か問題行動のまとめた分、見せていただきました。あれがほんとリアルな数字なのか、少しいらってるのかよくわからないんですけれども、問題行動が今泉南市で多々あるというのは間違いないです。  昔、ある教育委員会の方から、私が若き青年のころ、暴走族をとめろと、とめてくれないかというお願いがあって、僕は暴走族をとめました。それもそれでいいじゃないですか。泉南は泉南のやり方で地域をまとめて、地域で子どもたちを守るという面に関しては、そんなことにびびらず、泉南は泉南のプライドを持ってどんどん、どんどん食い込んでいただきたい。  まず早急にこのつまずきテストをやった中で生徒が今どれぐらいのレベルなのかというのを本当にちょっと突っ込んでやってもらいたいと思います。協力できることがあれば、私ども協力させていただきますので、本当に子どもたちの学力レベルを一度見ていただいた上で、教職員の皆さんの指導方法というのを見出してくると思うので、ぜひこのつまずき調査については、全校、小・中学校実施ということをお約束していただいて、頑張っていっていただきたいなと思います。  向井市長、そして教育長、きょうは生意気なことばかり言って申しわけございません。私のこの情熱が伝わったでしょうか。ほかの議員さんに比べるとレベルが低い質問であるかと思いますけれども、やはり私は今情熱を持って、市長が元気があるまちとおっしゃって、僕は元気がないまちと言ってるんで、この元気があるかないかようわからんまちを何とか頑張っていきたいと思ってますので、頑張っていただきたいと思います。きょうは生意気なことばかり言ってすみませんでした。ありがとうございました。
    51 ◯議長(谷 外嗣君) 以上で田畑議員の質問を終結いたします。  次に、16番 成田政彦議員の質問を許可いたします。成田議員。 52 ◯16番(成田政彦君) おはようございます。新鮮な田畑議員のお話を聞きまして、私も古い議員でありますが、学ぶことはたくさんあります。年は違いますが、清新はつらつな質問をしたいと思います。改めて、日本共産党の成田政彦です。  さて、各新聞社が6月中旬に発表した麻生内閣支持率は、軒並み急落しています。朝日新聞の調査は、支持が19%、1カ月で8%も低下してます。また、内閣の景気対策についても評価しないが62%、定額給付金支給についても評価しないが60%と、麻生首相自身が支持回復の足がかりとした景気対策について、国民の厳しい評価が出ています。このことは今の国民の置かれている状況が色濃く反映されていると言っても言い過ぎではないでしょう。  内閣府が5月20日に発表した09年1月-3月期のGDP(国内総生産)速報は、実質前期比4%減、年率換算では15.2%減と戦後最悪の落ち込みです。08年度も前年度比3.5%減と01年以来7年ぶりのマイナスで、戦後最大の減少を記録しました。世界的な不況が日本経済を支える輸出産業を直撃し、国民の所得、雇用を悪化させ、消費も低迷させました。  さらに、総務省が5月29日に発表した4月の完全失業率は5.0%、前年度比0.2%悪化、大阪府でも5.4%と全国を上回り、有効求人倍率も全国で0.46、大阪府は0.53と完全失業者は71万人ふえ346万人となりました。中でも昨年10月からことし6月まで職を失った非正規労働者は21万6,000人と、深刻な雇用状況です。  このような中、麻生内閣がした14兆円の補正の中身は、大企業には大型公共事業と減税で大盤振る舞いをする一方、国民向けの対策は一時的なばらまきの寄せ集めにすぎません。今、国民が求めている高齢者差別の後期高齢者医療制度、重い負担の障害者自立支援法や介護保険に対する制度の抜本的見直しは放置したままです。そして、最後に来るのは、消費税の増税ではないでしょうか。  今、麻生内閣はしきりに不安をなくし安心社会をつくると宣伝してますが、それならば、大企業優先の従来のやり方を反省し、雇用を守り、社会保障を拡充する政策に抜本的に転換すべきではないでしょうか。我が党は、国民こそ主人公の立場で一層頑張っていく決意です。  それでは、市民の命と暮らしを守る立場から大綱9点について質問したいと思います。  質問がちょっと多いので、なるべく簡単明瞭によろしくお願いいたします。  大綱第1点は、関西国際空港の問題であります。  関西国際空港会社は23日、平成21年度の航空機の発着回数を前年度比10.9%減の11万4,000回とする目標を発表しました。昨年度は当初目標だった13万5,000回を大幅に下回る12万8,000回だったが、新年度はさらなる低空飛行を余儀なくされ、関空を取り巻く経営環境の厳しさが改めて浮き彫りになりました。  また、会社の営業収益、売上高は前年度実績見込みで9%減の905億円と過去最低の見込みとなりました。2期工事が完成していますが、この2期工事はひょっとしたら使用される可能性が少なくなる。本当に無駄な大型公共事業になるかと、私は疑問を持つとこであります。関空自身の将来は、極めて厳しいと言わざるを得ません。関空の今後の方向性についてどう考えておるか、お伺いしたいと思います。  大綱第2点は、都市再生機構による泉南一丘団地の団地再生・集約問題です。  都市再生機構は、2007年12月に政府の規制改革会議の一方的な決定で居住者の意見を聞かず、一丘団地の削減計画を発表しました。それによれば、10年をめどに再編、削減するとなっています。今のところ都市再生機構のほうからは何の計画もありませんが、団地住民にとっては将来のことを考えると不安でいっぱいです。自治会の調査でも年収400万円以下の人が73%、60歳以上の高齢者が60%以上を占める状況で、団地から出て行けということは、まさに生活そのものを崩壊をさせることにほかなりません。  自治会は、全国自治協、関西自治協とともに都市再生機構に対し、住民の声を無視した削減に反対し、都市再生機構は団地再編について居住者、自治会合意で進めるべきだと強く要望してます。市として今後、一丘団地の団地再編及び整備についてどのように考えておられるのか、お伺いしたいと思います。  大綱第3点目は、介護保険についてであります。  ことし4月から第4期、2009年から11年までの介護保険事業計画が実施されています。すなわち泉南市第4期高齢者保健福祉計画が策定されました。泉南市の65歳以上の第1号被保険者が支払う保険料は、基準月額で4,782円となり、年金で生活をしてる高齢者の生活を直撃しています。  また、要介護認定も4月から調査項目が削減され、また調査基準も改悪されました。今後、調査項目の削減と調査基準の改悪によって、コンピューターによる一次判定で今まで重度であった人が軽度に判定されることがふえると予想され、今まで利用した介護を取り上げられ、保険あって介護なしという事態が一層ひどくなることが考えられます。  そこでお伺いします。高い保険料に対する減免、介護職員の報酬の引き上げ、介護認定について介護基準が悪くなっていないのか、また特別養護老人ホームの待機者対策、また無届け老人ホームがあるかないのか、お伺いしたいと思います。  大綱4点目については、一次、二次、三次救命救急についてであります。  医師不足が深刻化する中で、あきベッドがあっても医師や看護師が足りず、患者を入院させない病院がふえる傾向にあります。それ以外にも、ベッドが満床などの理由で救急搬送を受け入れない病院もふえてます。このことは、特に幼児、児童、高齢者については一刻も争うことです。大変なことになりかねません。泉南市における救急搬送の現状をお伺いしたいと思います。  大綱5点目は、新型インフルエンザについでであります。  これから秋から冬にかけて、インフルエンザが流行することが予想されます。感染の早期発見や治療、拡大防止について、これからの市の体制についてお伺いしたいと思います。  大綱6点目は、不況と失業増の中で市民生活のセーフティーネットの必要性についてお伺いしたいと思います。  政府の発表でも完全失業者は346万人、職を失った人は72万人、職を失った非正規労働者は21万人となっています。このような状況は、泉南市でも例外でなく、正職員を初め非正規労働者で職を失った人が多くいます。しかし、失業保険もなく、仕事を探しても仕事もなく、家族を抱え、あすの生活に事欠く離職者に対する生活のセーフティーネットは貧弱そのものです。政府が進めてきた新自由主義は、一層深刻化させています。いわゆるワーキングプアという言葉が日本で言われるように、最低賃金以下で働いている人たちのセーフティーネットは一層深刻です。日本ではいわゆるセーフティーネットとして、1、雇用のネット、2、社会保険のネット、3、公的扶助のネットすなわち生活保護が最後のセーフティーネットとなっていますが、現状では雇用も社会保険も機能せず、生活保護も受けにくい実情です。  そこでお伺いしますが、市の生活保護の受給状況、また憲法で保障されている義務教育の無償の中で学童、中学生に対する就学援助制度、要保護、準要保護の支給状況、また生活困難が最も高いとされる母子家庭、障がい者に対するネットについてお伺いしたいと思います。  大綱7点目は、不況の影響下の中での市の失業者に対する雇用対策についてお伺いしたいと思います。  大綱8点目は、これまで何回も質問していますが、一向に進まないJR尋春橋の信号機の設置、一丘中学校前及び第二阪和2番踏切の信号機設置及び砂川樫井線の一部整備による一丘団地内の交通安全対策についてお伺いしたいと思います。  大綱9点目は、指定管理者制度の現状と財政状況についてであります。  指定管理者制度が導入されてことしで数年になりますが、既に総合福祉センター、体育館、文化ホールと次々と導入されました。指定管理者制度の導入で利用者のサービスを含めて、市立のときとどの点が改善、また改善できてないかをお伺いしたいと思います。  また、市の財政がこれによってどの程度改善に向かっているのか、お伺いしたいと思います。  以上、よろしくお願いします。 53 ◯議長(谷 外嗣君) ただいまの成田議員の質問に対し、理事者の答弁を求めます。向井市長。 54 ◯市長(向井通彦君) 私のほうから、一丘団地の活性化について御答弁を申し上げます。  一丘団地については、かねてから老朽化が進んでおりますのと、それから高齢の方がふえてきているということで、またもう1つは空き家がふえてるというような課題がございました。  そこで、私もやはり空き家がふえるということは、やっぱりまちの活性化にマイナス要因になりますんで、この件について先般、5月28日にUR都市再生機構の本社のほうに行ってきました。東京出張がございましたので、その帰りに、これは横浜みなとみらいにあるわけでございますけども、そこへ行ってきました。  そして、ちょっと知り合いの方もおられましたんで、その方にお会いをしてきました。お会いしましたのは理事長代理の高松さんと理事の尾身さんでございます。尾身さんは国交出身で、私も以前から防災関係で知り合いでございましたので、お願いをしにまいりました。行く前に自治会の御意向も聞かせていただいて、その上で行ってまいりました。  そして、5つの要望をさしていただきました。1つは、中層団地でございますんで、早急にバリアフリー対策を実施してほしいということ。  2つ目には、駐車場の整備率が、現在かなりふえて67%でございますが、100%に持っていってほしいと。そうでないと、路上駐車が非常に多いというお話をさしていただきました。  それから、整備年度がURの計画では平成30年度までというふうになっておりますけども、これをできるだけ早く整備をしていただきたいということをお願いしてまいりました。  そのためには、整備計画を早急につくる必要があるということで、これは入居者の不安解消、先ほど成田議員も言われましたように、不安の解消につながるわけでございますので、そういう意味からも整備計画を一刻も早く策定をしてほしいというお願いをしてまいりました。  そして、5つ目には、その策定に当たりましては、当然のことながら例えば協議会とか委員会とか勉強会とか、いろんな呼び方があろうかというふうに思いますけども、UR、そして泉南市、そして地元の入居者、自治会を中心としたそういう方々の参画による組織づくりを速やかにつくってほしいと。この5つの要望をしてまいりました。  その後、この本社の意向が関西支社にも伝わったというふうに聞いております。そこで、今月10日、6月10日に福永関西支社長、それから前川団地再生業務部長、そして社長秘書が泉南市にお見えになられました。  そして、私と都市整備部長が応対をさしていただきまして、本社に要求したこと、彼らはもう情報でその要望の写しを持っておりましたけれども、これについて話し合いをさせていただきました。  その中で特に整備計画を早急に策定するということについて、組織的な立ち上げを速やかにしてほしいというお願いを改めていたしました。そしたら、関西支社もそのようにさしていただくという回答をいただきました。  そして、今後、事務的に支社の関係部と私どもの都市整備部が中心になって勉強会立ち上げの打ち合わせ、あるいはスケジュール等について協議するということで合意をいたしましたので、御指摘いただきましたこの一丘団地の整備については、従前よりはかなり前へ進むというふうに考えておりますので、もしそういう勉強会的な組織からになるかとは思いますが、そういうお話がありましたならば、入居者の組織であります自治会を中心に参画をお願いしたいというふうに考えております。 55 ◯議長(谷 外嗣君) 佐々木総務部参与。 56 ◯総務部参与兼行財政改革推進室参与(佐々木浩之君) それでは、関西国際空港の状況につきまして御説明をさせていただきます。  関西国際空港株式会社は、2009年(平成21年)3月期の連結決算を平成21年5月19日付で公表しております。  その中で2010年3月期の見通しということで、来年度の見通しを掲載しております。その中の2009年度(平成21年度)の航空機の発着回数といたしまして11万4,000回ということが計画されております。平成20年度、今年度の決算時期の発着回数が12万8,000回ということでございまして、御指摘のとおり今年度よりさらに厳しい見通しということになっております。  こちらのほうにつきましては、世界的な景気減速の流れが続いているということで、本年度よりもより厳しい経営状況を想定した結果ということでお聞きしております。  ただし、同時に発表されておりますその見通しの中でも、引き続き経費の削減を進めることによって経常利益の黒字を確保とされておりますのが現在の21年度の見通しでございます。  中長期的な視点に立ちますと、アジアの物流は成長過程にあるとされておりまして、特に貨物につきましては、中長期的には今後とも増大するというふうに言われております。また、大阪方面でも堺のシャープの工場とか住之江のパナソニックのリチウムイオンの工場が稼動をするのも2009年度ごろからというふうに聞いておりまして、こちらのほうにも期待がされているところでございます。  したがいまして、今後の関西国際空港の方向性といたしましては、まず一番の課題であります財務構造の改善、これは国が責任を持っておやりになるというべきところでございまして、そのほかに2期の計画的な整備ということで進めることが重要だと思っております。  中長期的な視点に立ちまして2期の計画的な整備と競争力を高めることによりまして、関西国際空港の24時間の運用という利点を生かして、今後とも計画的に整備されるべきものと考えております。  以上です。 57 ◯議長(谷 外嗣君) 井上健康福祉部長。 58 ◯健康福祉部長兼福祉事務所長(井上 隆君) それでは、私のほうから、まず介護に関することにつきまして御答弁申し上げます。  介護保険料の減免につきましてでございますが、生計維持困難者の方に対しまして、その方の世帯の年収が1人世帯にあっては120万円以下の世帯、また2人世帯以下にあっては165万円以下、また世帯が3人以上の場合はそれに1人当たり42万円を加算した額の収入以下の方に対しまして、第2段階及び第3段階、また第1段階の方に対しまして、第1段階か、その第1段階の2分の1になるということの減免制度を実施さしていただいてるところでございます。  それと、介護職員の報酬のアップにつきましては、国は平成21年度介護報酬の改定によって介護職員の処遇改善を図っているところでございますが、他の業種との賃金格差をさらに縮め、介護が確固とした雇用の場としてさらに成長するように、処遇改善に取り組む事業所に対し資金の交付を行うことにより、介護職員の処遇改善をさらに進めていくという国の方針が出ております。具体的な内容等につきましては、今後国のほうから示されるものでございます。  それと、次に無届け施設の御質問につきましては、平成21年3月19日に、御指摘のとおり群馬県渋川市の無認可の高齢者入所施設の火災によって死者が出ました。その後、国より社会福祉施設等に係る緊急調査がございました。その調査の結果、本市におきましては、無届け施設につきまして1件把握されたということでございます。この施設につきましては、大阪府が指導、また監督を行ってますので、今後指導に入る予定だと聞いているところでございます。1件です。  それと、次にインフルエンザの予防拡大でございますが、御指摘のとおり南半球での流行が始まっており、秋から冬にかけましてまた流行するおそれもございますので、マスクや消毒薬、防護服の備蓄など、本市における対応方法について、行動計画の策定が必要であると考えております。  次に、生活保護の受給状況でございますが、平成21年4月末現在で被保護世帯数718世帯、被保護者数1,118人、保護率17.27‰となっております。被保護世帯数につきましては、5年前と比較しますと、平成15年度621世帯であったものが、平成20年度では715世帯と13.2%増となっているところでございます。  次に、母子家庭と障がい者のネットワークの御質問につきまして御答弁申し上げます。  母子家庭の経済支援策につきましては、母子家庭の収入を補てんするため児童扶養手当を支給さしていただいて、また医療費負担を軽減するため、福祉4医療の1つでありますひとり親家庭医療助成制度を行っております。さらに、修学や就労、生活など支援するため、母子寡婦福祉資金貸付金制度を行っているところであります。  次に、支援状況ですが、母子自立支援員による相談事業、保育所の優先入所、さらに食事の世話、家事等を行う日常生活支援事業を行っているところであります。きめ細やかに就労支援をするためのプログラムを策定し、実施しているところでございます。  最後に、障がい者福祉について御答弁申し上げます。  障がい者の方がその有する能力や適性に応じ、自立した日常生活や社会生活を営むことができるように、市が実施主体として行っております障がい者福祉事業としまして地域生活支援事業がございます。この必須事業につきましては、相談支援事業、手話通訳などのコミュニケーション支援事業、日常生活用具の給付・貸与事業、移動支援、地域活動支援センター事業がございまして、その他事業といたしまして、生活支援事業、日中一時支援事業、社会参加促進事業、奉仕員要請研修事業などを展開しているところでございます。  以上、御答弁申し上げます。 59 ◯議長(谷 外嗣君) 山内消防長。 60 ◯消防長(山内俊夫君) それでは、私のほうから、大綱4点目の医療・福祉についてのうち、一次、二次、三次救命救急について御答弁申し上げます。  救急医療体制につきましては、大阪府保健医療計画に基づき、泉州地域におきましては、一次救急として泉佐野・熊取・田尻休日診療所、二次救急は堀病院を初め18医療機関、小児の二次救急は7医療機関で、三次救急は府立泉州救命救急センターとなっております。  救急現場におきまして、傷病者のかかりつけ医療機関及び希望医療機関に可能な限り優先して搬送しております。しかしながら、かかりつけ医療機関及び希望医療機関が時間帯等により医師不在、ベッド満床等で受け入れができない場合や、患者容体の重症度並びに緊急性の症状により、二次、三次病院及び直近の医療機関を選定して搬送することとなっております。  新聞紙上で救急のたらい回しが問題になっておりましたが、正確には病院の受け入れ拒否、その理由としてベッド満床、患者の処置中等の理由が挙げられます。  患者収容後、病院に患者の受け入れを要請するわけですが、一度病院に連絡すると即座に断られる場合でも、何分かは時間がかかります。それが何回か重なると、患者搬送がおくれます。  救急隊の病院選択がスムーズになるよう、医療機関と通信指令室が情報をとり、搬送に支障のないように最新の情報の入手に努めております。また、大阪府広域災害・救急医療情報システムで医療機関の選定を実施しております。泉州医療圏だけでなく、泉南市として地理的な環境を考慮して和歌山市内の医療機関に搬送できるよう、病院に対し患者受け入れのお願いに努力をしているところでございます。  以上でございます。 61 ◯議長(谷 外嗣君) 市道教育部長。 62 ◯教育部長(市道登美雄君) それでは、私のほうから、福祉についてのセーフティーネット、その中の就学援助費の状況ということで御説明のほうを申し上げます。  経済的な理由などで就学が困難な児童・生徒に義務教育を円滑に受けることができるよう就学援助制度がございます。支給状況でございますけれども、まず小・中学校合わせまして平成18年度では1,321件、19年度、1,404件、20年度、1,408件と増加傾向にございまして、経済状況が依然として厳しいレベルで推移していると考えております。  以上でございます。 63 ◯議長(谷 外嗣君) 竹中市民生活環境部参与。 64 ◯市民生活環境部参与(竹中勇人君) 大綱7点目の雇用・不況についてお答えいたします。  100年に一度と言われる危機的な世界経済金融情勢により、地域経済は大変厳しい状況に陥り、厳しい経済状況を乗り越えるため、国においては20年度第1次補正、第2次補正、21年度当初予算、そして補正予算と連続的に切れ目なく経済対策、中小企業支援、雇用創出対策など、さまざまな対策を展開いたしております。  当市といたしましても、ふるさと雇用再生基金及び緊急雇用創出基金を活用した事業を展開し、求職者の新規雇用に努めてまいりたいと考えております。  地場産業の活性化についてですが、世界的な景気後退により、我が国経済の景気の下降局面が長期化・深刻化しており、地域経済は大変厳しい状況に陥っており、国内需要は停滞し、市内商工業は厳しい状況に置かれています。  この状況を十分認識し、地域活性化、魅力あるまちづくりを進めていく上で必要不可欠である商業振興を商工会を初めとした市内各種団体と連携・協働し進めていくとともに、地域の実情に即し、中期的な視野に立ち、地場産業の活性化策を検討してまいりたいと考えております。  以上です。 65 ◯議長(谷 外嗣君) 山野市民生活環境部長。 66 ◯市民生活環境部長(山野 豊君) それでは、大綱8点目の交通安全対策についてお答え申し上げます。  交通安全対策について、一丘中学校前、市場北2番交差点信号機の設置及び一丘団地内交通安全対策について御答弁申し上げます。  市場長慶寺砂川線の尋春橋が供用開始され、砂川樫井線の一部がまた供用開始されたことにより、山手側からの右折、また直進が非常に危険だということで、当方といたしまして信号機の早期設置について要望いたしておるところでございますが、今現在、電柱幕であるとか路面シールの設置等により市民への啓発を行っております。  また、皆様方から御要望のあった市場赤井神社線と砂川樫井線との合流点である三差路交差点につきましては、信号機を設置いたしまして交通安全対策を行ってきたところでございます。  一丘中学校前の信号機の設置につきましては、先ほど述べた交差点に信号機が設置されたこともありまして、所轄警察署からの新規の信号機の設置については難しいというお返事を伺っております。  また、国道26号線と樽井大苗代新家線の交差点における市道側からの右折矢印信号の設置について御要望いただいております。泉南警察署と協議いたしておりますが、右折レーンの確保という道路構造上の問題及び国道交通管制上の問題があり、設置は難しいということを伺っております。  なお、一丘団地内交通安全対策につきましては、必要に応じてUR──都市再生機構でございますけども──などの関係機関と協議の上、交通安全対策を行ってまいりたいというように考えております。  以上です。 67 ◯議長(谷 外嗣君) 池上都市整備部長。 68 ◯都市整備部長(池上安夫君) 私のほうからは、交通安全対策のうち、砂川樫井線と市場長慶寺線、いわゆるJR尋春橋付近交差点の交通安全対策についてお答えをいたします。
     平成18年4月1日より砂川樫井線、市場長慶寺砂川線の一部について暫定供用を開始し、また平成20年8月7日には当該交差点より中の池砂川線までの間につきまして供用開始したところでございます。砂川樫井線と市場長慶寺砂川線の交差点における信号機の新設につきましては、泉南警察署より府警本部に申請をしていただいておりまして、現地確認もしていただいてる状況でございます。信号機設置の必要性につきましては、十分認識いたしておるところでございます。  現時点におきましては、設置の方向で調整中であり、具体の設置時期等につきましても確定できるよう引き続き要望、調整してまいりたいと思います。 69 ◯議長(谷 外嗣君) 梶本総務部長。 70 ◯総務部長兼行財政改革推進室長(梶本敏秀君) 私のほうから、最後の指定管理者制度について御答弁さしていただきます。  議員も御存じのとおり、指定管理者制度が公の施設の管理に民間の活力を活用しつつ、市民サービスの向上と経費の削減を図ることを目的としております。そのような目的で導入しておりまして、現在でも一定の経費削減効果を得ることとなっております。  これらの施設でございますけど、現在のところ何の不都合もなく管理・運営されてるということでございますが、今後第三者評価ということによりまして、より一層の市民サービスの向上とか、それらの管理を適正にというんですか、客観的な評価、これらを進めてまいりたいというふうに思います。  また、効果額ということでございましたけども、とりあえず予算ベースの中では総合福祉センター、文化ホール、市民体育館、市民球場、双子川テニスコート、これらを合わせまして予算ベースで約5,000万円、それから保育所では信達保育所が決算ベースということになりますので、ここで現在3,000万の効果額が上がっておるということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上です。 71 ◯議長(谷 外嗣君) もう答弁漏れないですか。成田議員。 72 ◯16番(成田政彦君) それでは、最初に市長にお伺いしたいんですけど、わざわざ都市再生機構の本社に行ってこられて、団地の再編問題に対して自治会の要望をしてくださったことにはお礼申し上げます。  この団地再編のことについては、公団は15年先と言うとるんですけど、市長のさきの答弁によりますと、都市機構の支社長が来て、若干早めるようなそういう答弁をされたんですけど、肝心なことは、一番住民の方が不安に思ってるのは、私も今62歳なんですけど、今60歳以上の方が63%です。10年後、こういくと一丘団地では70%以上が高齢者になるということで、再編の整備について、もちろん若い者を対象にすることは大事ですけど、中層にはバリアフリーがないですわね。上へ上がれないからエレベーターをつけるということ。  現在、公団は全国的には中層の古い建物にもエレベーターをつけるということを今実施中であります。しかし、何としても70万戸あって、なかなか進まないと。そういう点で、もちろん私どもは団地削減について一方的なこういうやり方については反対なんですけど、話し合いについては別に拒否するものでありません。また、要望も出すつもりであります。  そういう点で、エレベーターの問題、そういう問題などについて市長として、高齢者が死ぬまできちっと過ごせる、そういう団地になるのかどうか、住みやすい団地になるのか、そういう点についてはどう都市再生機構にお伺いしたのか。  それから、団地活性化というと、それは少子化対策であります。少子化対策についてもどのように具体的に公団本社との間に、関西支社もこちらに来たと思うんですけど、その点どうなってるのか、お伺いしたいと思います。 73 ◯議長(谷 外嗣君) 向井市長。 74 ◯市長(向井通彦君) URのほうも、やはり全国的にたくさんの団地を抱えているというのはおっしゃってました。ですから、なかなかすべて整備するまでに相当な年月がかかるというのは言われてました。  ただ、我々申し上げたのは、泉南一丘については高齢化も進んでるという話と、それからやっぱり上層階で空き家がふえてるという問題があるんで、やはりこのバリアフリー対策ということについて最大の配慮をして、早く着工していただくようにというお願いをいたしました。今の建て方が2戸ずつの4階やったら8戸ですわね。そういう形になってますんで、エレベーターを横廊下式であれば1つつけたらいいんだけども、非常に費用がかかるんだというお話もされておりました。しかし、私といたしましては、やはりまずはバリアフリー化、バリアフリー対策だということを申し上げました。  それから、少子化対策ということでございますが、一丘については団地再生計画ということで、一部規模を縮小するという案になっているようでございますが、その辺はどの程度の縮小になるのかというのは今後の話し合いかというふうに思いますが、仮に縮小して生み出されたいわゆるURの土地ですね。これの活用についてさまざまな御意見もあるだろうということで、この跡地利用については、もちろん地元市、あるいは入居者の皆さんと十分相談をして、そして有効に活用できるように考えていきたいと、こういうことでございました。  いずれにしても、そういう勉強会的なものから入るんかと思いますが、そういう組織づくりをまずして、これらの問題について話し合いを進めていくということが早く実施できるということにつながるというふうに思います。URもどちらかといいますと重い腰を少し上げていただいたんかなというふうに思っておりますので、今後そういう組織づくりということに移っていきたいというふうに考えております。 75 ◯議長(谷 外嗣君) 成田議員。 76 ◯16番(成田政彦君) 市長に再度お伺いしたいんですけど、団地の整備の協議については、必ず団地自治会や地元住民をちゃんと入れて合意の形で進めることが私は絶対大事だと思います。その点、再度お伺いしたいと思います。 77 ◯議長(谷 外嗣君) 向井市長。 78 ◯市長(向井通彦君) 当然それは一番必要なことでございまして、私も計画策定に当たり、協議会の設置という中でUR、泉南市及び入居者(自治会)による協議会の設置をということで要望いたしております。URのほうも当然入居者、自治会が中心になろうかというふうに思いますが、そういう方々に参画をしていただかないと、一方的にやると、そんな時代ではないというのもおっしゃっておられましたんで、その中で十分議論をして合意形成を図って、そして整備に向けていくというのが当然だというふうに思っておりますので、そのようにしていただけるものというふうに思っております。 79 ◯議長(谷 外嗣君) 成田議員。 80 ◯16番(成田政彦君) 次に、介護保険の問題とセーフティーネットの問題についてお伺いしたいと思います。  4月から介護保険料が値上げし、表で見ても府下で大体第12位の高い額になっておるということで、非常に高齢者にとっては生活を直撃されとると。先ほど減免制度のことを言われました。それはよくわかってます。それで、1つはそれ以上減免ができないのか。それから、いわゆるホテルコストと言われる施設利用料、こういうものに対する利用料の減免。全国では帯広市など3%、こういうこと、ホテルコスト代を援助、市が出すというとこがあるんで、その点はどうなっておるのか。  2つ目には、認定の問題であります。先ほど私が質問したように、4月から非常に、コンピューターでやるんですけど、従来の重度の人がそのコンピューターの調査項目が減ったために軽度になるということで介護が低くなると。例えば、今までいすに1時間座っとったという調査が、ちょっと座っただけで、前は重度であってもそれが軽度になると、こういう判定が出るんじゃないかということが懸念されてます。そういう点で、認定が非常に厳しくなるんじゃないか。その点はどうか。  それから、今でも待機の人が養護だったら69名います。この待機の施設で今後泉南市内に養護老人ホームはますます──なぜ私はこの質問をするかというと、我々もあと少なくとも10年、20年たったら介護を受ける立場から考えると、まず1つ特別養護老人ホーム、これは僕は必要だと思うんです。老健施設、これも必要だと思うんです。  お金の問題もあるんですけど、こういうのを積極的に市として優先的にやるべきじゃないかと思うんですけど、しかし現状でも市が計画したA、B、C、D圏でつくるべきだったという施設ができてないということがあるんですけど、小規模多機能型居宅介護施設、D圏域に1カ所の整備を進めるということになっとるんですけど、この点についてどういうふうになっているのか、お伺いしたいと思います。  それから、セーフティーネットの問題なんですけど、先ほど指摘しましたように、現在毎月約2万人近くの非正規労働者が解雇され、これが21万ということで、非常に従来のいわゆる失業者、仕事を探しても仕事がないと。こういう人たちがいることと同時に、社会保険がない。それから、派遣先から追い出されて住宅もない。こういう人たちが、私の住んでる一丘団地でも、岐阜県の揖斐川にある大型電機工場からつい半年前、通告を受けて仕事を探してこっちへ来たということで、公団はすぐ入れたというんですけど、大体月に7万円ぐらいですね。だから、2回働かなあかんと。しかも、大きな問題は、過去から指摘されとるんですけど、最低賃金が生活保護のお金より低いと。だから、生活保護を受けたほうがいいという、こういう逆さまのことが起きとるということで、そういう問題が指摘されてるんです。  まず、1つお伺いしたいのは、生活保護行政の中で今水際作戦といって非常にふえとるということで、市は追い返すとか、従来の人たちが生活保護を申請するという状況ではないと思うんです。先ほど青テントで暮らしとる人たちの問題が出されたんですけど、必ずしも彼らが好きでそういうことをやっとるわけじゃないし、生活、労働ができない、そういう立場でなると思うんです。  1つお伺いしたいんですけど、生活保護法では、家がなかったら生活保護法を受けられない、一般的にそう言われとるんですけど、しかし昨年の12月、厚生労働省は、住んどるとこ──住んどるって公園でもいいですよ。それから、川のとこでもいいんですけど、居住があれば生活保護を認定すると。もう緊急やむを得ない場合はするということを言われとるんですけど、泉南市においては生保の問題については、そういう緊急かつ保護するとき、そういうことは、居宅の問題については、そういう場合でも現住所を居宅として認定されるのか、その点をお伺いしたいと思います。  それから、母子加算の問題なんですけど、生活保護で母子加算が廃止されました。いろいろ制度はあるんですけどね。それで、政府による補正予算やいろんな問題で、母子加算について就労援助とかいろいろあるんですけど、実際そういうとこから外れとる人が10万人近くあるということで、実質母子家庭については8割近くが非常に加算が抜かれてしんどなっとると。そういう点で、泉南市の生活保護者家庭にも影響があるのかないのか、お伺いしたいと思います。  それから、就学援助の問題なんですけど、泉南市は修学旅行については7割カットということで、あとはふえる傾向にあると。今日、昔と比べて就学援助がふえるということについて、親御さんが生活に困っておるとか、そういう問題は昔から言われとるんですけど、これも子どもの貧困ということが言われまして、見た目ではわからないと。確かに、学校へ来たら給食だけで生活しとる子ども、そういう子どもがおるということなど、要保護、それからそういう制度がもう生きてくための子どもたちの保障になる、そういう厳しい状況が出てきておると思うんですけど、この就学援助について、修学旅行7割カットというのは、結局修学旅行に行けない人もいるんじゃないかと。僕も聞いとるんですけど、そういう点ではこれを引き上げる必要があるんじゃないかと思うんですけど、その点。  それから、雇用の問題なんですけど、政府は今度の補正予算でいわゆるふるさと雇用ということを取り上げました。全国的に見るといろんな制度、特に福祉関係、ヘルパー、障がい者雇用、いろんな問題、こういう制度を取り上げております。それで、泉南市としても介護、福祉、子育て関係、こういうヘルパーに対する援助、そういうものがやっぱり必要ではないか。短期ですけどね。  しかし、そういう方面にもこのふるさと雇用、いわゆる雇用対策として必要ではないかと思うんですけど、その点についてお伺いしたいと思います。 81 ◯議長(谷 外嗣君) 井上健康福祉部長。 82 ◯健康福祉部長兼福祉事務所長(井上 隆君) それでは、再質問に対しまして私のほうから、多くの御質問をいただきましたので、ちょっと戸惑ってるところでございますが、御答弁申し上げたいと思います。  まず、介護保険料の減免につきましてですが、これ以上減免ができないかという御質問に対しましては、減免の財源につきましては、介護保険料のほうから措置しなければならないということがございますので、減免制度を拡充することによりまして、介護保険料がアップするということもございますので、できるだけ利用いただけるようなことも踏まえながら、かつまた財源に影響しない形でさしてもらいたいと思っております。  先ほど申しました1人世帯の120万円の収入要件につきましては、大阪府で2番目の基準ということで御理解いただきたいと思います。  それと、ホテルコストの減免につきましては、光熱水費とか居住費につきましては、収入によりまして減額措置が制度としてございますので、そういう形でやらしていただいております。  それから、認定の件でございます。4月から御指摘のとおり認定の見直しが行われました。要介護認定につきましては、原則として要介護認定等、基準時間と呼ばれる介護の手間の判断によって審査が行われるものでございます。  しかし、御指摘ございました今回の見直しにより軽度に認定されるものではないか等の不安が生じてるという指摘もあり、厚生労働省では利用者、家族の代表や専門家による検証・検討会を設けて検証を行っているものでございます。それにより安定的な介護サービスの利用を確保する観点から、その検証・検討会の結果が出るまでの間、更新申請の場合、更新前の要介護度とする希望があれば、更新前の要介護度と異なった場合、更新前の要介護度認定でいくことが可能という経過措置がなされているところでございます。  それと、特養の待機者が69名いる中でどういうふうに施策を考えているかということでございますが、地域密着型サービス第4期計画においても策定さしていただいております。この中でお話のございましたように、D圏域においてミニ特養、29名以下の小規模多機能型老人福祉施設ですね、小規模密着型介護老人福祉施設を計画しておりますので、これにつきましては、また公募等を行いまして推進に努めてまいりたいと考えているところでございます。  それと、生活保護におけます居住がない場合の緊急的な生活保護の対策としましては、泉南市は居住がない場合の緊急的な対策は行ってないんでございますが、その場合におきましては、先ほどのこともございましたように、堺市の大泉公園内にございます自立支援センターおおいずみのほうに入所のほうをしていただいて、就労自立支援の実施をさしていただいてるところでございます。  それと、母子加算の件でございますが、国からの通知により本年度から廃止されましたところでございますが、本市においても生活保護の法令にのっとり生活保護制度を行ってるところでございますが、母子家庭の置かれてる立場も踏まえまして、加算についての復活等を国や府に要望してまいりたいと考えてるところでございます。  〔成田政彦君「ふるさと雇用を答えてよ」と呼   ぶ〕 83 ◯議長(谷 外嗣君) 答弁願います。副市長。 84 ◯副市長(中谷 弘君) 今回の補正で上げさしていただいておりますふるさと雇用再生基金ですね、緊急雇用再生基金、これは3カ年ということでございますが、これは国の20年度補正予算で対象になったものです。今回の21年度の国の第2次補正でも一部この部分が入ってるということでございますが、これはまだ中身ははっきりとわかっておりませんけれども、福祉関係も入ってるという情報も入りますので、その辺も踏まえて、今後予算計上するときについてはそれは配慮さしていただかなければならないかなというふうに考えております。  以上です。 85 ◯議長(谷 外嗣君) 以上で成田議員の質問を終結いたします。  午後1時15分まで休憩いたします。       午前11時48分 休憩       午後 1時14分 再開 86 ◯副議長(大森和夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、1番 河部 優議員の質問を許可いたします。河部議員。 87 ◯1番(河部 優君) こんにちは。拓進クラブの河部でございます。議長にお許しをいただきましたので、質問をしたいと思います。  きょうは朝から拓進クラブの田畑議員、またこの後、角谷議員、真砂議員と本日1日拓進クラブの議員で続きますけども、この議会、また市政を切り開いていくという意味で拓進クラブが今議会一生懸命頑張っていきたいというふうに思っております。  さて、昨日、衆議院で臓器移植法が改正をされました。改正のポイントは幾つかあると思いますけども、私は今回の改正の中で年齢制限というものがなくなったということで、子どもに対しての大きな光が当たるというようなことで、昨日からテレビやいろんなところを通じて臓器移植を国内で受けれないという子どもに対しての報道がされておりました。  そういう意味では、これから未来を担う子どもが病気でそういう命をなくしていくということに対して、わずかな光が当たってきたということになると思いますけども、同時にやはり子どもをしっかりと育てていく意味では、教育というものがしっかりとしなければ、その子どもがどのような大人になっていくのかということが問われてくるというふうに思いますので、そういう視点に立って今回の質問をしていきたいというふうに思っています。  まず、大綱第1点につきまして、教育行政についてということでございます。  1つ目は、教育改革モデル校の実現に係る大規模計画について進捗状況をお伺いしたいと思います。  1つは、昨年12月議会において梶本教育長は、その統合される学校について、今後市内のモデル校となるような、すべての子どもの学力を保障し、差別のない人権尊重の学校づくりに邁進したいというふうに答弁をされました。  現時点においてそのような学校づくりはどこまで進んでいるのかをまず聞かせていただきたいと思います。 88 ◯副議長(大森和夫君) 梶本教育長。 89 ◯教育長(梶本邦光君) ただいま河部議員のほうから、教育行政推進についてのうち、教育改革モデル校の実現に係る大規模改造の進捗について御質問がございましたので、御答弁をさせていただきます。  地元のほうからモデル校としてのさまざまなハード、ソフトの面についての要望が上がっております。我々もその要望を受けまして、いろいろ教育委員会の中で検討をいたしております。その大規模改修にかかわりましては、さきの行財政対策推進会議ですね、その中でも集中改革プランの中で鳴滝第一小学校・第二小学校の統合にかかわって22年度に1億3,000万余り、それから23年度に7,000万近くの大規模改修費を組み込んでいるというふうに御答弁をさせていただいております。  まず、基本的な考え方でございますけども、本年度といたしましては、先ほど申し上げましたように実施設計を行うということでございまして、その実施設計を作成していくに際しましては、基本的には大規模改造を行うことによって老朽化解消を図るとともに、既存施設を再活用することができるような整備を進めてまいりたいというふうに考えております。  また、地元のほうからも要望を受けているわけでございますけれども、できるだけ行政といたしましては予算の範囲内ではございますけれども、要望にこたえていくような努力はしていきたいというふうに思っております。 90 ◯副議長(大森和夫君) 河部議員。 91 ◯1番(河部 優君) ただいま教育長のほうから、予算の範囲内ということで答弁ありましたけども、先日来の行財政改革のローリング版の中では、確かに平成22年度に1億3,100万という予算が計上されてましたけども、この予算は何に基づいて上げられてるのか。先ほど地元の話も出てましたけども、まだ地元としっかりと協議して、どんな学校にするんやということをきっちりと明確に打ち出して組まれた予算ではないと少なくとも思うんですけども、その辺についてもう一度明確な答弁をお願いします。 92 ◯副議長(大森和夫君) 梶本教育長。 93 ◯教育長(梶本邦光君) 教育委員会の鳴滝地域の教育連絡会議という組織がございまして、その組織の中に教育委員会も参加をさせていただいて、さまざまな要望を受けながら一定の合意点というんですかね、こういう一定の図面をお示しをさしていただきまして、現下の非常に厳しい財政状況でありますので、2年にわたって整備をさしていただきたいというようなことも行政として、教育委員会として要望申し上げて、先ほど申し上げましたように、平成22年度に1億3,000万余り、23年度に7,000万近くの大規模改修費を計上さしていただいたということでございます。  まだ完全にこれでいこうというようなことではございませんが、今後モデル校となれるようなハードの面、それからソフトの面で、予算の範囲内ということを先ほど申し上げましたけれども、そういった中で具体化を図っていきたいというふうに思っております。 94 ◯副議長(大森和夫君) 河部議員。 95 ◯1番(河部 優君) ありがとうございます。財政のことを教育長に聞くのもあれかと思いますんで、昨年の第4回定例会で市長にも御答弁をいただきました。学校施設あるいはその周辺も含めて厳しい財政ではあるが、重点的に予算を配分し、予定どおり統合に向けて精いっぱい頑張りたいというような答弁もいただきました。  今、組まれている、計画されている予算が多いとか少ないとかということは、まだはっきりとはわかりませんけども、少なくとも地元としっかりと協議をし、やはりこの泉南の今後の教育の目指す方向、少なくともモデル校となり得るような統合にしなければならないという思いは一緒やと思いますので、改めて市長のほうから、単なる改修にならないというようなことも含めて答弁をいただけたらと思います。 96 ◯副議長(大森和夫君) 向井市長。 97 ◯市長(向井通彦君) 一小、二小の統合につきましては、特に地元の皆様方に大変御理解をいただいたわけでございまして、今年度実施設計費をちょうだいいたしておりまして、間もなくまた発注ということになろうかというふうに思います。  その中で教育委員会中心にさまざまな御意見なり、あるいは御要望もあるというふうには思いますけれども、それらを十分お聞きをした中で、我々としてどういう形が望ましいのかということをその設計の中で反映していくというふうにしたいというふうに思います。  学校だけではなくて、その周辺のアプローチといいますか、道路の一部拡幅の要望もちょうだいいたしておりますが、そういうものはまたちょっと教育予算とは別になろうかなというふうには思いますが、その辺もあわせて、今後具体化していく中で当然予算が固まっていくということでございます。  集中改革に入れておりますのは、現時点でおおむねこれぐらいかかるであろうという数字を2カ年に分けて載せているということでございますので、御理解いただきたいと思います。 98 ◯副議長(大森和夫君) 河部議員。 99 ◯1番(河部 優君) ありがとうございます。これはやはり統合される地元とすれば、いかにいいものをつくっていただくのか。もう1つは、1つの学校がやっぱりなくなるわけなんで、そのなくなった学校のこれまでの歴史も引き継ぐ形でどうつくっていくのかということになると思いますので、ぜひともそこはしっかりとしたビジョンを持ってつくっていただきたいということを意見として申し上げておきたいと思います。  それと、次に学校規模適正化準備検討会についてちょっとお聞きしたいんですが、今開催状況が、何回開催されてどのような議論をされているのかということを簡単に教えていただきたいのと、事前にいただいてる資料の中でちょっと気になる点がございました。その検討会の中で跡地の利用、つまり第一小学校のことだと思うんですが、跡地の利用については、市が主体的に検討すべきであるというようなことになっています。これは地元抜きに市が勝手に考えていくというふうにとらえていいのかどうかも含めて御答弁、よろしくお願いします。 100 ◯副議長(大森和夫君) 梶本教育長。 101 ◯教育長(梶本邦光君) 学校規模適正化準備検討会の開催状況ということで1つは御質問をいただきました。学校規模適正化準備検討会につきましては、過去2回開催をさしていただいております。その中でさまざまこの一・二小の統合の問題につきまして検討を加えて、一応2年間の中で整備をしていこうというようなこともいろいろと協議をさしていただいたというふうに思っております。  それから、この統合につきましては、二小を使って、二小を大規模改修して統合すると、こういうことも決まっておりますので、その統合の内容につきましては、先ほど金額的にもお示しをさしていただいたところでございますけれども、統合した後、一小の跡地利用について、これは行政が主体性を持って地元の要望を勘案しながらどうしていくのかということを決定をしていくということになっていくんではないかなというふうに思っておりますが、まだ現在のところ、具体的に跡地利用につきましては、どういうふうにするというような明確な方針は出ておりませんので、御理解をいただきたいと思います。 102 ◯副議長(大森和夫君) 河部議員。 103 ◯1番(河部 優君) これからということも含めて、やっぱり地元も含めた泉南市の今後の役に立つような使い方というか、そういう利用方法というものをしっかりと考えていただきたいというふうに思いますので、その辺はよろしくお願いします。  それと続いて、鳴滝第一・第二小学校の統合並びに調整区の対応についてお伺いしたいんですが、議論の前提として、校区再編に係る部落差別事象、また校区の問い合わせ差別事象など、一連の差別事象を踏まえ、調整区そのものの評価、またその調整区設定の審議過程に対する評価について、教育長の見解をお聞きしたいと思います。 104 ◯副議長(大森和夫君) 梶本教育長。 105 ◯教育長(梶本邦光君) 調整区のことにつきまして私の見解をという御質問でございますので、御答弁をさせていただきます。  鳴滝第一・鳴滝第二小学校の統合により、一・二小の校区を合わせるということだけではなしに、統合に伴い新たに調整区を設けるということで、広がりを持った教育コミュニティづくりを目指すことになるというふうに私は思っております。  その際、平成13年9月大阪府同和対策審議会答申では、今後の同和問題解決のための施策の基本目標を、部落差別を解消し、すべての人の人権が尊重される豊かな社会の実現を目指し、周辺地域と一体となったコミュニティの形成を図ることとされておりまして、そのための視点として府民の差別意識の解消・人権意識の高揚を図るための諸条件の整備、同和地区出身者の自立と自己実現を達成するための人権相談を含めた諸条件の整備、同和地区内外の住民の交流を促進するための諸条件の整備を挙げているところでございます。  また、教育問題審議会答申におきましても、統合による新たな学校が目指す学校像は、一人一人が大切にされる人権尊重の学校であることはもちろんのこと、社会階層や文化的背景、マジョリティー、マイノリティーに左右されることなく、すべての子どもに学力をつけ、その進路を切り開く学校であると述べられております。このことからも、これまでの一・二小の保護者、地域住民はもちろんのこと、調整区を含む周辺地域住民をも巻き込んだ取り組みが求められてるというふうに考えております。  その際、特に前の審議会での校区再編にかかわって生起した差別事象と、今回調整区を設けることとなった経緯を踏まえた啓発事業にも取り組んでいるところでございますので、よろしくお願いを申し上げます。 106 ◯副議長(大森和夫君) 河部議員。 107 ◯1番(河部 優君) 幾つか答弁いただきましたけども、僕も当時審議委員としてそこに入っておりましたので、内容はわかっております。ただ、その審議過程ということで調整区がなぜ設けられてきたのかということを端的に言ってほしかったわけで、実際にその場に審議委員として入ってない。統合される当該区の区長さんも当然委員として入ってました。
     そうした中で、当初から調整区を設定するというような審議会ではなかったと思うんですね。ただ、議論を進めていく中で、結果としてそういう形で調整区を設けなければならないという状況になってきたと思うんで、そういう意味も含めてちょっと聞かせてもらったわけです。結果としてはそういうことやったと思うんです。  ただ、教育長が答弁された中に広がりを持ったコミュニティを今後つくっていくということの調整区という位置づけの中で果たせるんじゃないかということがございました。これはしっかりとそういうことを位置づけて、本当に広がりを持ったコミュニティづくりをしっかりとつくっていただきたいということを力強く意見として申し上げたいと思います。  教育委員会において、これまで人権教育や保育にかかわって、それぞれの基本方針をそれぞれの今の社会状況に合わせて抜本的な改正と、またこの間、施行されてきました。また、あわせて推進プランの策定とか進行管理にかかわってこの間進められてきました。  そのような取り組みについては、高く評価するわけでございますが、ただ平成23年度の統合を目前に控え、差別事象を生起させないという確認のもとに、今回の統合、調整区の対応について、基本的となる方針とか具体的な施策ですね。それが先ほど言いました適正化準備検討会並びに平成17年に生起しました校区再編にかかわる差別事象を受けて設置をされました、平成18年6月に設置をされました緊急対応プロジェクトチームにおいてどのような議論がされたのかということを、この間の事実関係も含めてちょっと教えていただきたいなと思います。 108 ◯副議長(大森和夫君) 梶本教育長。 109 ◯教育長(梶本邦光君) 調整区が設けられるに至った経過は、もう河部議員も先ほど披瀝されましたように、さまざまな経過をたどって調整区が生まれたと、誕生したということでございます。  端的に申し上げますと、泉南市におきましても部落差別事象が生起したということでございまして、この部落差別事象を根絶していくために、地域内、地域外、この内外交流を積極的に進めていくという1つの観点から、調整区が設定をされたというふうに私は理解をしております。  さまざまの経過はありながら、泉南市におきましては緊急プロジェクト対策会議ということで、さまざまな会合を持って事象の生起をどうして食いとめていくのかというような議論もさしていただいております。  それは、今後ともずっと続けていきたいというふうに思っておりますし、協議した内容につきましては、先ほど申し上げましたように調整区あるいは泉南市全域におきまして啓発等も行っていきたいというふうに考えております。 110 ◯副議長(大森和夫君) 河部議員。 111 ◯1番(河部 優君) 私の聞いてるのは、これまでそういう検討会とかプロジェクトチームの中で、そういう問題も含めて、踏まえてどのように統合なり調整区を実施する方向を決めていかなあかんのや、方針となるものをつくらなあかんのかという議論がされたのかということを聞きたかったわけで、それが述べられないということは、やっていないのかなというふうにもとらえさしてもらいますけども、そういうことを踏まえて、統合なり調整区について、その対応についてもうちょっと踏み込んでお伺いしたいんですが、平成18年2月8日付で出されましたその校区再編にかかわる差別事象を踏まえて、当時の樽井区長が差別事象についての考え、見解というものを出されております。その中に、意見書の中に部落差別につながる内容のものがあったことに対し、このことの重大性に愕然とした次第であります。地域社会の中に差別意識が根強く存在することを再認識しました。  校区問題は、行政上の施策の問題であり、校区再編案に反対するために部落とのかかわりを問題として反対することは、卑劣な行為であると考えます。人間の尊厳にかかわる基本的人権を無視した部落差別はあってはならないことであり、まことに遺憾であり、決して見過ごすことのできない人権侵害であると受けとめております。  人権問題の啓発、手法等については、行政主導のもとに区民に対する研修会を実施し、今後も粘り強く行政と樽井区が協力をして、樽井区民の人権意識の高揚を図るための啓発活動に努めていくというようなことをまとめられています。  例えば、平成20年において調整区並びにそれを含む地域社会、これからどんどん枠を広げていくということですけども、どのような市民啓発、住民啓発が調整区なりを平成23年に進めていくという前提に立って進めてこられたのか。それに対して教育委員会のかかわりはどうであったのかということも含めて、お聞かせをいただきたいと思います。 112 ◯副議長(大森和夫君) 梶本教育長。 113 ◯教育長(梶本邦光君) これまで教育問題審議会で学校の適正化について検討する中で、鳴滝地域に対する部落差別事象が生起をしたというようなことで、行政挙げて推進本部の中で市長をトップとして差別の根絶に向けてさまざまな取り組みを行ってまいりました。  市民啓発、これは広報等を通じまして市民啓発も行いました。それから、樽井区の人権協の総会の中でも部落差別にかかわるさまざまな検証というんですかね、研修もさしていただいておりますし、文化ホール等におきまして市民全体を対象とした市民啓発等も行わせていただきました。  もっとエリアを絞って申し上げますと、平成18年以降、樽井幼稚園のPTAの研修の中で、あるいは樽井小学校の5年生のいろんな取り組みの中で、地域の産業に対する理解を深めていこうというようなことで大綱づくり等々も行わしていただきまして、過日、文化ホールで市民啓発が行われたときに、樽井小学校の子どもたちがつくりました小さな太鼓でございますけども、そういったものをホールのほうに展示をさしていただいたということで、そういった市民啓発の輪も徐々にではありますけれども、広がっていってるんではないかなというふうに考えております。 114 ◯副議長(大森和夫君) 河部議員。 115 ◯1番(河部 優君) そういうようなことを踏まえて実施をされたという答弁ですけども、ほんまにされてんのかどうか、ちょっと私自身は疑問を感じるとこなんです。府民の集いとか、そこだけじゃないですけど、市民の集いなりにも参加していただいたということも含めてあるけども、ほんとにそう言い切れるのか。平成23年調整区がスタート──23年からするのかどうかわかりませんけど、少なくとも統合される年度は23年度ということで出てるんで、それに合わせて進められるんじゃないんかなと思うんで、教育長、ほんまに調整区、いざふたあけたときに何も起こらんと言い切れるんですか。もう一回ちょっと答弁お願いします。 116 ◯副議長(大森和夫君) 梶本教育長。 117 ◯教育長(梶本邦光君) 現在、平成23年度開校ということで鋭意準備をさしていただいております。一小、二小の子どもたち、小規模校ということでございまして、一緒に統合することによって子どもたちが一定の集団の中で学習活動を展開して健やかな成長発達が見込めるということで統合になったわけでございます。  もっともっと子どもたちをたくさんふやしたいということで考えております。その1つのポイントは、調整区ではないかなというふうに思っております。調整区の中からどれだけの子どもたちが統合される学校のほうに登校をしてくれるか、登校を希望するのかということでございますので、そういった魅力のある学校にするというのがモデル校でございます。我々も周辺の子どもたち、調整区の子どもたちがほんとに進んで統合される学校に行きたいというような学校になるように努力を今後とも地元と協議をしながら進めてまいりたいというふうに思っております。 118 ◯副議長(大森和夫君) 河部議員。 119 ◯1番(河部 優君) もう余り時間もないんで、その辺はやはりしっかりと現実を踏まえてやっていただかないと、僕も事前に資料をいただいてる中を見さしてもらっても、やっぱり踏まえてないん違うんかなという、啓発講座も含めてあるんで、すべてがすべてそれをやってくれというわけじゃないんですけども、少なくとも泉南市の中で現実に起こってることは、しっかり踏まえてやらへんかったら、何のために意識調査や実態調査をしてるんかもわからんということになりますので、そこをしっかりと踏まえていただきたいと思います。  最後に、調整区にかかわって一斉に実施するということがまとめられてますけども、円滑に実施する関係で、環境の醸成とか、また実施時期、手法、また保護者への周知とか、また窓口の設置を含めて、現校区に対しての弾力的な運用も含めて現段階でどのような議論をされて確認されてるのかということをお聞かせいただけますか。 120 ◯副議長(大森和夫君) 梶本教育長。 121 ◯教育長(梶本邦光君) 調整区についての進捗状況ということでございますが、現在、我々教育委員会の中で調整区をできるだけ早く実施をしたいということを念頭に置きまして準備を進めさしていただいております。できるだけ今年度中に準備を完了いたしまして、議会のほうにも説明をさせていただき、22年度から実施できるように具体化を図ってまいりたいというふうに思っております。 122 ◯副議長(大森和夫君) 河部議員。 123 ◯1番(河部 優君) ありがとうございます。22年度という具体的な年度もある程度出てるんですけど、しっかりと足元をかためてやっていかんと、中途半端な形で実施されても、それぞれの調整区を含んでるとこはやっぱり困ると思うんですよ。それは一応そこを目指してということですので、目指すんであればやらなあかんこともきっちりやっていただいて進めていただきたいということだけは申し述べたいと思います。  次、サン愛プランにかかわって何点かちょっとお聞きしたいんですけども、幾つか聞きたい点があったんですけども、ちょっと時間もなくなってきてますので、地域コミュニティの関係と教育力の活性化に向けての視点でサン愛プランの中に幾つか書かれております。  そうした中に、泉南市PTA協議会とか、また地域教育協議会──すこやかネットと言われてるもんですけども、その役割についてどのようにとらえてるのかをお聞かせいただきたいと思います。 124 ◯副議長(大森和夫君) 梶本教育長。 125 ◯教育長(梶本邦光君) 教育コミュニティづくりとしてのすこやかネットの取り組みをどう評価し、進めていくのかということで御質問をいただきました。  泉南市では、教育を縁にして地域の子ども同士、子どもと大人、大人同士が交流し合い、顔と名前が一致する人間関係をはぐくむ中で、教育コミュニティづくりを進めていくということで取り組みを進めてまいりました。平成12年度から2年間で全中学校区に地域教育協議会(すこやかネット)を設置いたしまして、総合的教育力活性化事業を展開してまいりました。  本事業の成果として、学校・家庭・地域のつながり、保・幼・小・中の教職員のつながり、地域のつながりなどが深まり、地域全体で子どもを育てていくという教育コミュニティの基盤が形成されたことが評価として挙げられております。  また、すこやかネットだよりの発行、学校支援ボランティアの活用の広がり等により、開かれた学校づくりの推進にも大きな役割を果たしてきたものと考えております。子どもは学校だけではなしに、家庭や地域の中でも日々成長します。また、学校が地域とのつながりを深めることによって相互の信頼が強化され、学校教育は充実していくと思います。  今後もすこやかネットの取り組みを土台に学校支援地域本部事業等を活用して、教育コミュニティづくりをさらに発展拡充をしていくように支援をしてまいりたいというふうに考えております。 126 ◯副議長(大森和夫君) 河部議員。 127 ◯1番(河部 優君) 教育長のほうから、すこやかネット、地域教育協議会についての評価をいただきましたけども、サン愛プランの中でも、この間の教育委員会の評価委員会の報告書の中でもすこやかネットについては一定評価されて、地域に根づいた団体として親と子のつながり、また地域のつながりということで一定の役割を果たして、これからも必要だということが述べられています。  そうした中で、先ほど教育長は、学校支援地域本部事業ですか、言われましたが、今年度について、すこやかネットについては予算がゼロということで、昨年20万ついた予算で一応終わってます。ただ、今教育長がすこやかネットに対してそのような評価をされました。その矛盾はどこにあるのか、ちょっと教えてください。 128 ◯副議長(大森和夫君) 梶本教育長。 129 ◯教育長(梶本邦光君) このすこやかネットですね、これにつきましては、大阪府の援助を受けながら予算を図ってきました。予算化をしてきたと。一定の、これは最初から3年間というような約束でしたので、その期間が終わったということでございます。  だけども このすこやかネットについては、非常に顔と名前と一致した取り組み、地域の子どもたちは地域で育てていこうと、こういうことでスタートをしておりますので、私は今後もずっとこのすこやかネットの活動は大事やと思っておりますし、今後も続けていきたいということの中で、今度新たに国の事業としてこれも限定なんですが、地域本部事業と、先ほど申し上げました国の新たな施策が出てきたわけでございまして、この予算も使いながら、学校に活力を取り戻そう、地域全体で学校を応援していこう。学校の応援隊というようなことでこの地域本部事業が組まれておりますので、そういったこともいろいろと再編をしながらすこやかネットを今後続けてまいりたいというふうに思っております。 130 ◯副議長(大森和夫君) 河部議員。 131 ◯1番(河部 優君) 教育長、僕もこのすこやかネットに何回かかかわったこともありますし、私のいてるのは泉南中学校区ですけども、毎年10月末か11月にふれあいフォーラムというのをやってます。これは地域がほんとに集まって親と子ども、学校も含めてそこを中心にしていい取り組みができてるというふうにこの間見てまいりました。よその校区でもそういうふうなことがされてるというふうにも聞いてますし、資料でもいただいております。  昨年、全体予算で20万、4中学校区ありますんで、各校5万円ずつですね。その中でそういった取り組みを工夫しながら、それぞれの地域、中学校区でみんなやっぱり地域コミュニティを広げなあかん、教育コミュニティをしっかりつくっていかなあかんということでやってるわけですよ。それがさまざまな評価を得てサン愛プランにもしっかりと明記されてるんですね。  もう1つ言うと、先ほど言いました学校支援地域本部事業、なかなかそのような取り組みをするには使い勝手が悪いというふうにも聞いてます。ほんとにその本部事業を使ってこれまでやってきた事業を継承できるのかどうかということを含めて、責任持った答弁をよろしくお願いします。 132 ◯副議長(大森和夫君) 梶本教育長。 133 ◯教育長(梶本邦光君) 先ほど私はすこやかネット、地域教育協議会のことについては期間限定ということで、府のあれは終わったと。市のいろんな教育予算の中で新しく始まった学校支援地域本部事業のことも予算の中に組みながらやっているということでございますが、この地域本部事業の予算をそっくりそのまますこやかネットのほうに投入できるかというと、議員御指摘のように制限がございます。制限がございますので、100%というふうには申し上げられませんけれども、すこやかネットの活動そのものは、私は高く評価をさしていただいておりますので、何らかの形で支援をしていくという形が、わずかではございますけれども、予算をつけさしていただいたということで御理解をいただきたいと思います。 134 ◯副議長(大森和夫君) 河部議員。 135 ◯1番(河部 優君) ほかにもやりたいことがあるんであれなんですけど、ほんとに20万ですよ。各校5万ですよ。それでほんとに、それでは足らんと思うんですけどね。でも、やっぱりそれぞれがほんまに知恵とかいろんなアイデアを出しもってやってるんですね。  さまざまな角度から評価もいただいてますやん。それはやっぱりしっかりと、泉南市がこれからの地域の活力、地域の中からそういう教育力を高めるんやという思いがあるんでしたら、ぜひとも来年、単独でも予算化を含めて考えていただきたい。これは一応意見として申し上げときますんで、よろしくお願いします。  あと、全国学力・学習状況調査について幾つかお聞きしたいんですが、1つは、平成19年度の調査で全国と比較をして、5ポイント以上の差がある項目は幾つあるのかということをまず聞きたいと思います。  それと、平成19年度、20年度、どちらの調査の中でも小・中における就学援助を受けている率が全国、大阪府よりも高いという結果が出ております。また、全国結果の分析では、就学援助を受けている児童・生徒の割合が高い学校のほうが、その割合が低い学校よりも平均正答率が低いという傾向が見られるというふうにされております。泉南市でもこのような実態があるのかどうか、また、つかんでおられるのかどうかも含めてお聞きをしたいと思います。  もう1つ、小・中学校において朝食摂取率について、平成20年度調査では府下で小学校では最下位、中学校では下より2番目という結果が出ております。これについては、先日出されました幼保一元化の基本方針の中でも教育委員会の分析結果として出ておりましたけども、このような実態の中で、泉南市の教育委員会がこの間取り組んできた早寝・早起き・朝ごはんの成果はどのようなものがあったのかということをちょっとあわせてお聞きしたいと思います。 136 ◯副議長(大森和夫君) 梶本教育長。 137 ◯教育長(梶本邦光君) 学力実態調査のことにつきまして何点か御質問をいただきましたので、御答弁をさせていただきます。  まず、全体的な学力調査あるいは学習状況調査の結果の分析を御報告をさせていただきます。  各教科におきましては前年調査に比べまして、特に小学校において国語、算数ともに知識に関する調査で理解が進み、無答が減少したものの、国語の書くこと、読むことの領域や算数、数学の事象を数学的に解釈し、その理由や方法を言葉や数や式を用いて説明することなど課題も多く見られております。  また、児童・生徒質問紙調査からは、御指摘がありました、朝食を余り食べていない、学習時間が少ない、読書時間が少ない、テレビやゲームをする時間が長いなどの課題がございました。  教育委員会では、これらの解決のために授業改善、学習習慣の形成、学習集団づくり、学校・家庭の連携、組織づくりなど5つのキーワードから成る泉南市学力向上方策を策定をいたしまして、学力向上に取り組んでいるところでございます。  朝食の問題につきましては、やっぱり学力との相関がかなり深いということでございまして、ずっとPTAのほうにも呼びかけて、早寝・早起き・朝ごはん運動を展開をしてまいりました。  この結果は、私ははっきり数的には把握はしておりませんけれども、朝食を食べる子どもたちがかなりふえてきてるというような報告を各学校からも受けておりますので、少しずつではありますけれども、この朝食の問題につきましては改善が図られていっているんではないかなというふうに思っております。  それから、就学援助費受給者とそれから学力の問題ということでございますけれども、これはもう少し時間をいただきまして、詳しい関係というんですかね、そこら辺を分析をいたしまして、また御報告をさせていただきたいと思っております。 138 ◯副議長(大森和夫君) 河部議員。 139 ◯1番(河部 優君) 結果としてそういう実態が出ております。もう1つは、就学援助費の関係で午前中、質問者の中でも、年々高くなってるということも出ておりました。ということは、そういう実態がそこにあらわれてるということになれば、学力がどんどん、どんどん下がっていくということにもつながりかねんような要素もやっぱり含んでるということも見られるわけですね。だから、そこはしっかりと分析をして、どこに焦点を当てて学力向上を進めていくのかということをしっかりとしていただきたいと思います。  そのことを踏まえて、さきの幼保一元化の中でも書かれておりました二極分化ということが泉南市の傾向として出ている。3時間以上自学習ですね、自分で勉強するという子どもが極端に高い。あわせて、全くしないという子どもも全国、大阪府の平均よりも断トツに高いという結果が出てるという二極分化ということでまとめられておりましたが、そのことは、教科の正答率においてそれぞれの学校間ですね、また学校の中でもそういう二極分化という傾向が出てきているんじゃないかなというふうにも分析できると思うんです。  そのことを踏まえて、今年度教育委員会では学力向上緊急対策事業というのをやるということで、今回の補正予算でも上げられておると思うんですが、この事業については、これらの調査分析、結果も踏まえてしっかりと取り組みをされるのかどうか。  また、あわせてこの事業については各学校で改善計画を策定し実施するというふうになってると思うんですが、各学校でそのような分析とかそのようなことがしっかりとできて改善計画、学力向上に向けた計画というものがつくれるんかどうかも含めて、つくられへん場合はどうするんかということも含めてお聞きしたい。  また、特に厳しい実態が上がっている学校、また子どもに対してはどのような支援策を現段階で考えておられるのか、その辺を3点お聞きしたいと思います。 140 ◯副議長(大森和夫君) 梶本教育長。 141 ◯教育長(梶本邦光君) 今回、補正予算で各学校に対しまして75万という学力向上のための予算化を図らしていただきました。これは過去、総務文教等でも御報告をさせていただいたことがあるんではないかなと思うんですけども、この学力実態調査結果を受けて、各学校で学力向上対策委員会という委員会をそれぞれつくっております。各学校に学力向上の担当者というものを位置づけて、その先生を中心にして各学校の課題を分析をして、学力向上策を練って仕上げていると。これは、各学校とも自分の学校の学力実態に応じて学力向上の対策をまとめております。  こうした内容に沿いまして教育委員会として少ない予算ではございますけれども、組ましていただいたということでございますので、その点は今後とも教育委員会として各学校と教育委員会が密接に連携を図りながら、これまでも教育委員会として各学校に位置づけております学力向上対策の担当者を呼びまして研修を行ったということもございますので、今後とも学校と教育委員会が密接に連携を図りながら、こうした予算も含めて子どもたちの学力向上に向けて鋭意取り組んでまいりたいというふうに思っております。 142 ◯副議長(大森和夫君) 河部議員。 143 ◯1番(河部 優君) ちょっと時間がないんで、意見だけ。5ポイント以上の差がある項目が何項目あるのかというのは答弁してないと思うんですが、これは僕の計算だけで言わしてもらうと、23項目中11項目が5ポイント以上差があいてるんですね。泉南市と全国、大阪府との差というのがね。これは悪いほうで開きがあるということなんで、そういう実態があるということをしっかり踏まえて、この学力の事業についても進めていかんことには、厳しい実態というものがやっぱりこれからますます出てくるんじゃないんかなと思いますんで、これについてはまたしたいと思います。  あと、教育委員会の評価委員会の報告書について、これ簡単にちょっと答弁いただきたいんですが、平成19年度の評価委員会報告書というものが先日、平成21年2月に提出されましたけども、19年の評価がことしの2月に出てきて、その中身の評価とかも含めて、どこにそれが反映されるのか。今出てきてるということであれば、平成19年の評価というのは少なくとも22年にしか反映されないんと違うんかなと、予算的な部分を含めてね。ちょっとその辺について、何でそうなってるんか、簡単にお願いします。 144 ◯副議長(大森和夫君) 市道教育部長。 145 ◯教育部長(市道登美雄君) ただいまの御質問の評価委員会の件でございますけれども、19年6月に地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部が改正されたということで、20年4月から施行されたと。20年度に19年度分の評価のほうがなされた。それが本年の2月に議会のほうに御報告をされたということで、その内容についての反映というんですか、それは当然に予算面でいきますと22年度になってこようかなと、そういうふうになろうと思います。  本年度、20年度分の評価のほうですね、なるべく早いうちにやっていきたいなというふうに考えておりますので、ひとつよろしくお願いいたします。 146 ◯副議長(大森和夫君) 河部議員。 147 ◯1番(河部 優君) 余り時間もないんで、予定している質問ができなくなると困りますんで、ちょっとその辺はほんとにことしの2月に出されて、次に反映する。やっぱり一定の評価をいただいた大事な評価報告書やと思うんで、反映できなければやっぱり意味がないと思いますので、その辺はしっかりと反映できるような形のものを出さないといけないん違うんかなと思います。  次に、行政情報の管理についてお聞きしたいんですが、この間、行政書士等による職務上請求用紙を不正に使用し、第三者の戸籍謄本や住民票を取得したということが事象として明らかになっておりますが、この泉南市においても過去に4名分ないし3名分ということで、不正に取得したとされる行政書士の名前によって住民票等が取得されたという経過があります。  このことについて、大阪府では橋下知事が昨年、このような事象を踏まえて、その取得にかかわっての第三者による取得になった場合、本人通知をするという制度を新たに設けるということで、橋下知事が制度化をされました。  この6月から大阪狭山市のほうでスタートしたというふうに聞いておりますが、泉南市におけるその本人通知制度についての考え方をお聞かせいただきたいと思います。 148 ◯副議長(大森和夫君) 向井市長。 149 ◯市長(向井通彦君) この住民票あるいは戸籍謄本等の不正入手の問題については、大変大きな問題だというふうに思っております。泉南市でも今までそういう事例もあったということで、その対策に万全を期すという方向で今準備をしてるわけでございますが、御指摘ありました本人通知制度につきましては、大阪府市長会、あるいは大阪府町村長会等が共同いたしまして、法的にそういうものをきっちりと整備できないかということで、要望いたしておりました。しかしながら、残念ながら現在では本人通知の事前通知については盛り込まれなかったということでございます。  ただ、最近の傾向として、やはりこれはきっちりとそういう本人にお知らせをしていくべきものではないかということが非常に広まってきております。御指摘ありましたように、大阪では大阪狭山市のほうで先般導入されたということでございます。  本市におきましても、今これらの作業について準備をいたしておりまして、本人通知事前登録制度実施要綱というものを策定いたしまして準備をいたしております。ただ、この要綱の制定及び実施につきましては、府下の市町村初めさまざまな協議調整が必要となってまいります。  また、現在泉南市では今年度戸籍の電算化に今取り組んでおります。これができますと、一部条例改正も必要となってきますので、それらとあわせて、泉南市のほうでは本人通知制度の導入に向けて積極的に対応をしていきたいというふうに考えております。 150 ◯副議長(大森和夫君) 河部議員。 151 ◯1番(河部 優君) 時間もありませんので、こどもの権利条約を通告しておりますが、また次の機会にしたいと思います。  最後に、幼保一元について確認をしたいと思いますが、昨日の質問者の答弁について、幼保一元、保育所のあり方について、教育委員会と健康福祉部ですね、ずれたような意見がありましたが、これについては保育所を今後残されている部分について、どのような考えを持って幼保一元を進めるのかということを改めて聞きたいと思います。 152 ◯副議長(大森和夫君) 井上健康福祉部長。 153 ◯健康福祉部長兼福祉事務所長(井上 隆君) それでは、保育所の民営化につきまして、どういう考え方かということにつきまして御答弁申し上げます。  幼保一元化基本方針を本市として決定し、策定さしていただきました。ですので、この幼保一元化基本方針でもって幼保一元化を進めていくということがまず一番重要なことですので、それを進めることをもって保育所の民営化については、その方向性、また内容によって民営化か幼保一元化を保育所の制度として考えていきたいと考えてございます。 154 ◯副議長(大森和夫君) 以上で河部議員の質問を終結いたします。  次に、8番 角谷英男議員の質問を許可いたします。角谷議員。 155 ◯8番(角谷英男君) こんにちは。拓進クラブの角谷でございます。それでは、通告に従い、一般質問をさせていただきます。  その前に、今、泉南市内で、私は以前にも言ったことがあるんですが、市民の皆さんは不安、不満、不信を持っておられます。不安というのは、生活に対する不安がどんどん出てまいりました。そのことは我々も意識しなければいけない。また、不満、不信については、これは教育について市民の皆さんは大変な不満と不信を持ち出したことは事実であります。
     そこで、私たちの議会についても、市民の皆さんはもっと情報公開をしてくれという思いがますますこの不信の中から強まっておるというふうに思います。そういう中で私たち議会は今議会改革懇談会を通じ一生懸命市民の皆さんに理解をいただくための懇談会を開催いたしております。  そういうことを前提に質問をさせていただきますが、市長は先ほど泉南市は元気があると、こうおっしゃったわけでありますが、それは市長、あれじゃないでしょうか、元気な場所だけを、極端なことを言えばですよ、ごらんになられて、実際市民生活というものを実体験をされてないんではないかな。先ほど不安、不信、不満と言いましたが、そういう部分をやはり細かいところまで見届けていただいて、実体験もしていただくということが大事ではないでしょうか。  泉南は、元気であることは望ましいが、今現在、元気であるとは思えない部分がたくさんあります。それは、市民の皆さんとお会いすることによってじかに感じることであります。  そこで、まず教育に対する不信、不満ということもありますが、不安もありますが、その中で砂川高校の問題を取り上げて質問をさせていただきたいと思います。  砂川高校は、御存じのように2年後になくなります。果たして泉南市としてこれはなくなって大阪府にすべてお任せして、結果は大阪府次第ですというのでいいんでしょうか。泉南はこれから教育と社会福祉で非常に輝いたまちになることが大事ではないか、それが泉南のカラーになることが必要であろうというふうに私は思っております。  そんな中で市長は、この砂川高校がなくなるということについてどのようにお考えでしょうか。また、同時に、これについて大阪府にどのような働きかけをしておるのか。また、大阪府以外に何かいろんな学校に対して誘致やら働きかけをしておられるのかどうか。要は必要かどうかということから御質問したいというふうに思います。 156 ◯副議長(大森和夫君) 向井市長。 157 ◯市長(向井通彦君) まず、前段の元気かどうかというのは、これはいろんな見方があるかというふうに思います。要するに、主観的に見る部分と客観的に見る部分ですね。主観につきましては、相当人によって見方が変わるというふうに思います。客観的に見るというのは、それは何で見るんかというと、指標ですね。いろんなデータで見るということだと思います。  けさも言わしていただきましたが、毎年そういう全国都市ランキングが出るわけで、この中にはいろんなファクターが入っております。例えば、工業製品出荷額、あるいは小売商業販売額、それから人口の動向とか、そういう極めて全国的に見た指数ですね。そういうもので1つ見るという方法もありますので、これはそれぞれ評価が分かれるんかなというふうに思いますが、ただ指標的に見ますと、泉南市は非常に上向いてると。成長度というのも非常に高い位置になっておりますし、特に安心という面ですね。これは主に老後の安心とかそういう面では大阪府でもトップクラスと、こういうことになっておりますから、またデータはお示しさしていただきたいと思います。  それから、砂川高校の件でございますが、私も砂川高校には非常な愛着を持っております。といいますのは、砂川高校は埋め立てしてつくってきてるわけでございますが、もともとは樽井の池、信ノ池でございまして、ちょうど土地開発公社で買収をして、そして埋め立てたというときの担当の一翼を担わしていただいた関係もありまして、その辺のさまざまな理解をいただくための苦労もありましたし、それからその思いというものも非常に大きいものがございます。  したがって、この砂川高校が残念ながら統合されるということについては、非常に残念に思いますし、遺憾に思って、泉南市としては当然反対ということを申し上げてきたわけでございますが、大阪府の教育委員会のほうで統合やむなしと、こういうことになりましたので、早速私と教育長が行きまして、大阪府の綛山教育長、今副知事になっておりますが、綛山氏にお会いをして、この跡地については、少なくとも泉南市の意向に沿って対応してほしいということを強く要望をいたしました。綛山当時の教育長も、当然それは考慮さしていただきますと、こういうことでございました。  ただ、最近になりまして、若干いろんなニュースも入ってきておりましたから、再度改めて先般抗議に行ってまいりました。それも、そのときの教育長はまだ綛山さんだったんですが、副知事就任がもう決まった時点でしたんですが、綛山さんにお会いして、例のいろんな府議会でのやりとりというのが聞こえてきましたので、そういうことで大阪府教育委員会としていろんなやりとりの中で、砂川高校云々というような言葉が出るということ自体おかしいじゃないかということで抗議をさせていただきました。  これについては、申しわけなかったということで謝罪もいただいたわけでございますが、あと、このあり方について泉南市としては、やはりできれば私立の高校とかそういうところの教育施設として使っていただきたいということを強く申し入れをしてまいりました。  それから、市として例えば跡地の学校誘致等について動いてるのかということでございますが、1つは教育委員会で幾つかの学校に当たっていただいたわけでございますが、残念ながら現在のところ積極的に進出というところはございません。また、私も一応1校といいますか、今当たらしていただいておりますが、これについてはまだ返事はいただいておりません。泉南市の状況を説明さしていただいて、そして砂川高校の規模とか内容とかそういう資料もお渡しをして、そして御検討をいただいてるというところでございます。  ですから、当然まだ具体のお返事もいただいておりませんので、どうなのかわかりませんが、いずれにしても今後とも私どもと議会の意思というのは同じだというふうに思いますし、また地元、地域の皆さんも同じだというふうに思いますので、その意に沿った形で最善の努力を尽くしてまいりたいと考えております。 158 ◯副議長(大森和夫君) 梶本教育長。 159 ◯教育長(梶本邦光君) 先ほど、市民から教育に対する不信感が高まってると厳しい御指摘をいただきました。私は、教育行政を預かる責任者として、今の角谷議員の御指摘につきましては、厳しく受けとめさしていただきたいというふうに思っております。  御承知のように、国のほうで教育基本法が改正されました。続いて、教育3法も改正をされて、国も府も市も大きな教育改革の転換期といいますかね、過渡期に入ってると。これは事実でございます。  したがいまして、泉南市におきましても、もうこの議会の中でも何回も厳しい御議論をしていただいておりますように、幼稚園の統廃合問題、小学校の統合の問題、子どもたちの学力向上の問題、生徒指導の問題、さまざま教育課題が山積をしておるわけでございまして、こういったことに対してどんなメッセージを教育委員会として市民、保護者の方々に発して、この不安や心配を解消していくのか。あわせて、しっかり説明責任を果たして、この不安や心配を解消して信頼回復に今後も鋭意頑張っていきたいというふうに思っておりますので、御支援をいただきたいというふうに思っております。 160 ◯副議長(大森和夫君) 角谷議員。 161 ◯8番(角谷英男君) まず、市長は、泉南市は元気である。それはそういう数字が出てるんかもわかりません。ただ、私が言ったのは、もっと見えないところ、本当にこの泉南で一生懸命生活してる人は大変な思いをしてるという事実もあります。できましたら市長としてそういう底辺、恵まれない家庭も含めて、たまにはごらんになっていただくことも必要ではないかな。決して市民の皆さんは豊かな生活をしてるというふうには私は思いません。そういう部分もぜひ見ていただきたい、そういう思いで申し上げました。  高校の問題でありますが、よくわかりました。一生懸命大阪府に働きかけておられるというのはわかりますが、私は今の少子化の時代で普通高校も私立で大事であろうとは思いますが、一方で専門学校もこの泉南で誘致して、一生懸命働く子どもを育てるんだ、そういうことも必要ではないかなと。そういう意味では、普通高校に限らず、いろんな高校に対して働きかけをこの際する必要があるんではないかと思いますが、いかがでしょうか。 162 ◯副議長(大森和夫君) 梶本教育長。 163 ◯教育長(梶本邦光君) 私といたしましても、大阪府の教育委員会に対しまして市長と同じように、教育長あるいは担当の課長等に会いまして、私学誘致、あるいは文教施設として活用というようなことを強く訴えてまいりました。  今年度も4月下旬ですね、私、大阪府の中西教育長、それから担当課長に会いまして、市の要望を重ねてしてまいったところでございます。市長の指示もございましたので、近隣のといいますか、お隣の和歌山県の私学ですね。あるいは大阪府内の私学等々に泉南南部に進出する意向はないかというような意向打診をさせていただきましたんですが、残念なことに現在のところその予定はないという返事がございました。  専門学校というようなことも1つのこれは文教施設でございますので、範囲を広げまして今後検討を加えていきたいというふうに思っております。 164 ◯副議長(大森和夫君) 角谷議員。 165 ◯8番(角谷英男君) 続いて、砂川駅前の改修工事についてお聞きをいたします。  これは、前回の3月議会も質問をさせていただきました。その後、市民の皆さんから請願が出てまいりました。請願数は4,439名と現在で聞いております。4,400名を超える数というのは、これは大変な数であります。それだけの皆さんがあの砂川駅舎について大変な不満を持っておられる。私も実例を挙げてお願いをし、質問をさせていただきました。  市長は、この請願を受けて、今後どのように取り計られるおつもりかどうか。この請願の重みというものをどう受けとめておられるのかどうか、お聞きをしたいと思います。 166 ◯副議長(大森和夫君) 向井市長。 167 ◯市長(向井通彦君) 今回、請願が提出されております。近々所管の委員会で御審議されるというふうになっております、予定としてですね。ですから、まずは当然その請願が採択されるのか否かですね。これを見きわめたいというふうに思います。当然採択されれば、それは重く受けとめて、我々としても全力を挙げてその請願の実現に向けて努力をしていきたいと考えております。 168 ◯副議長(大森和夫君) 角谷議員。 169 ◯8番(角谷英男君) 当然のお答えだというふうに思います。ただ、問題はこの請願で砂川駅舎は、泉南市がどれほど財政的に負担をしなければいけないのか。そういうことを考えていきますと、実は最近火葬場を初めとして、基幹農道、幼稚園問題、幼稚園を2園化して新しく建てる、増築する。保育所の統合もあります。そういう問題もあります。それ以外にいろいろ公共事業が耳にはたくさん入ってくるんです。  しかし、残念ながら今泉南市は500億を超える負債を抱えておりますし、新しい事業は取りやめるんだということもおっしゃってる。一体これらの事業を、市長は優先順位をどのようにつけていくのか。これは市民から見ても非常に注目するところであります。何もかも一遍にはできないんです。あるときは火葬場はニーズナンバーワンである。今、皆さんが一番求めておられます。一方ではこれもやらなければいけないという話もたくさん聞きます。そんな中で市長は、優先順位をどのように考えておられるのか、その財政的な裏づけはどうなのか。それもあわせてお聞きをします。 170 ◯副議長(大森和夫君) 向井市長。 171 ◯市長(向井通彦君) 事業というのは、総事業費の大きさもありますが、要は資金のスキームによって決まってくるというふうに思うんですね。ですから、泉南市でもいろんな事業計画があります。先般、ローリング版でも上げさしていただきましたけれども、それらは当然カウントして中長期的な財政運営をしていくということでございます。  今、具体に出ました例えば火葬場、これはニーズナンバーワンには間違いないと思いますが、これについては、法的手続を進めていかないと、場所が決まったからあした建設できるというものではありません。したがって、場所の特定をして、それから都市計画の決定をして、環境アセスメントをして、それから始めて現場といいますか、着工に入ると、こういうことでございますから、タイムラグがかなりあるということでございますから、それはその年度を想定してカウントしていくということでございます。  今回の和泉砂川駅のバリアフリーということにつきましては、まず請願の御審議を我々はきっちりと確認をさしていただきたいというふうに思います。採択ということになれば、あとはこれはバリアフリー法がありまして、3分の1、3分の1、3分の1の資金スキームになっておりまして、地元自治体は3分の1ということになります。  ですから、それらのスキームの中でその3分の1の事業費をどう捻出するかということでございますんで、これは我々としても、例えばまだこれは確定しておりませんけども、請願が採択されてJRからまず申請していただかんといけません、国のほうにですね。砂川駅をやりますよと、これには泉南市もオーケーですよということをやって申請をすると。確定すれば事業化に向かっていくわけでありますが、その財源としては、例えば21年度の補正予算である1つの枠というのがありますよね。そういうものが活用できないのかどうかも含めて検討をいたしております。 172 ◯副議長(大森和夫君) 角谷議員。 173 ◯8番(角谷英男君) 要は、資金的なスキームがあるから、枠組みがあるから、なかなか一概にそれは言えないんだということではあります。  ただ、そうは言いながら、先ほど言っておりませんが、砂川駅前もあるわけですね。これ、言われてるわけです。実際、やらなければいけない、タイムラグはあると言いながら、市民から見たら、タイムラグなんていうよりも、どんどん、どんどん話は出てくるけども、実際どのような順番でいつごろからやるのか。そういうものはやっぱりあるときは示す必要があると思うんですね、順番に。順番というか、火葬場については都市計画決定から始まっていくから、環境アセスもあるからこれぐらいの時期になりますよと。それは安心になると思うんですね。いつから、ああ、なるほどなあと。こういう手続が必要だから、これぐらいおくれるんだな。砂川駅前についてはどうなんだろうなと、皆さん思ってるわけです。  ただ、皆さんはただぼやっと全部いっぱい聞くがというふうにしか思ってない。そういうことは、全部やっぱり市民の皆さんにもお知らせをしてあげる必要があるんではないかなというふうに思いますよ。でないと、予算的にも資金的にも大変なわけですね、これ。簡単にはいかないと思うんです。火葬場、基幹農道、砂川駅前、幼稚園の2園化問題とまだまだどっと出てくるわけで、これは大変だと思いますよ。  そういう意味では、だれもが優先順位を聞きたいのは当たり前なんです。そういう意味では、市民の声を代表してお聞きをしたと。ただ、お答えはそうであったというふうにはお聞きはしました。だけど、これから以後、やはりこれ、順番みたいなものを示していただきたい、わかるように。そう思います。  続いて、開発公社についてお聞きをします。  開発公社は、実は前からお聞きしたいというふうには思っておりました。これもいろんなところで皆さんとお話しをするわけでありますが、実は開発公社は今でこそ100億切ったということであります。しかし、現実にはそれだけのいわゆる土地を持っておると。事実なんですね。これ、なかなか処分できない。  問題は、まず結論から言いますが、開発公社の理事長は副市長でありますね。僕、改めて素朴な疑問でありますが、なぜ副市長が開発公社の理事長になってるんですか。市との関係、市長との関係を改めてお聞きしたいと思います。 174 ◯副議長(大森和夫君) 中谷副市長。 175 ◯副市長(中谷 弘君) なぜなってるのか。なかなか難しい質問だと思いますけども、当然開発公社というのは別格の法人でございますね。その中でやっぱり役員を決めなきゃならないということの中で、直接関連のある組織ということの中で、設立当時から内部組織から登用してるということでございますので、御理解をお願いしたいと思います。(角谷英男君「市との関係、市長との関係。今、質問した」と呼ぶ)  公社は別組織でございますから……(角谷英男君「関係は全くないんですか、そしたら」と呼ぶ)いえいえ、役所の、まあまあ関係はないことはないですけども、別組織でございますから、その辺はやはり割り切った中で話はしていかないかんというふうに考えております。 176 ◯副議長(大森和夫君) 角谷議員。 177 ◯8番(角谷英男君) なぜそんなことをお聞きしたかといいますと、会社に例えれば、この泉南市が泉南市株式会社とします。その別会社、子会社みたいなものでこの開発公社がある。要は、本社の意向に沿って土地を買う。ところが、普通であれば、これだけの借金やらこれだけの不良資産、これを持てば、まず株主は黙っていません。会社そのものも大変なことになる。  ところが、残念ながら──残念というか不思議なことに、この開発公社、この泉南市の中でそういう責任論、これだけの不良資産を抱えながら、責任論も何も出てこない。これはやっぱりおかしいと思うんですよ。これは実は泉南市の標準財政規模の87%、平成18年ですけども、これは土地開発公社の健全化に関する計画の中に入ってるわけです。これだけの数字が出てるわけなんですね。  やっぱりお互い税金を使ってやるわけですから、当然そのことの責任を明快にして、市民に対して説明責任も果たして、責任も明快にしてやらなければだめですよ、これ。思われませんか、これ。一納税者の立場に立って考えたら、これはおかしいとしか言いようがない。まずそのことについて。また、後々ありますけど。 178 ◯副議長(大森和夫君) 中谷副市長。 179 ◯副市長(中谷 弘君) 確かに、開発公社設立当初から、土地開発協会のときからの関係でございますけれども、簿価総額、最高ピーク時は132億、現在は平成19年度末で103億ですね。平成20年度から新たな健全化、国の制度に乗って5カ年で簿価総額から36億ほど減少さすという計画を立てております。これは当然今の時代、過去については、地価については右肩上がりの状況であったということですね。公共事業もどんどん進んできた中で先行買収を行ってきたわけでございますけれども、現実として今はもう地価も大幅に下落していることの中で、開発公社として先行買収をする意義の問題もございます。  ですから、現段階では今の保有してる分についての減少ということを主眼にして取り組んでいるということでございまして、先行買収は今のところやっておらないということでございます。ですから、今後とも数年間はその辺の簿価総額の減少ということに我々としては努めていかなければならないと。いち早くそれを減らすのが我々の与えられた責任であるというふうに考えておるところでございますので、御理解お願いしたいというふうに思います。 180 ◯副議長(大森和夫君) 角谷議員。 181 ◯8番(角谷英男君) いや、責任の問題についてお答えになられておりません。それと、これからは5カ年計画もそうでありますが、減らしていくということを書かれてるんですね。しかし、これはいわば泉南市が開発公社から買い戻して、そして起債発行して減らしていくと。要は、開発公社の金利がなくなるだけのことなんです。実際は全部これから起債についても市民が払っていくことになるんです。だから、責任論とか情報公開ということを言っているんです。  やっぱりこれはやっておかなければ大変なことです。じゃ、何をやってもいいんか、責任問われないんかということで、危機意識も何にもなくなる。どうなんでしょうか。私は、決してこれは副市長、開発公社理事長を個人で責めてるわけでも何でもない。ただ、こういうことが必要ですよ、そういう責任感、そういう思いを持ってこういうものを運営していかなければ大変なことになりますよということを言ってるんです。その辺はどうなんでしょうか。 182 ◯副議長(大森和夫君) 中谷副市長。 183 ◯副市長(中谷 弘君) 開発公社ですけども、これは市のほうから先行買収の依頼があって、市の債務負担に基づいて先行買収をすると。買い戻しは市が責任を持ってやらなければならないということでございますから、市の俗に言う代行的な用地買収を行ってきたという状況でございます。  ですから、今の状況からいきますと、確かに簿価もかなりふえてきてる中でございますから、当然責任を持ってこれは減らさなければならないという認識を持っております。ですから、現状としては、その運営についてもいかに経費を少なくして簿価を減らすかということの努力は、我々としてもさしていただいてるわけでございますから、その辺は御理解をお願いしたいというふうに考えております。 184 ◯副議長(大森和夫君) 角谷議員。 185 ◯8番(角谷英男君) いや、なかなか質問には答えていただけない。その辺は触れたくないということであろうというふうに思います。ただ、先行買収、開発公社が市の依頼に従って。  しかし、問題は、先ほど言いました健全化に関する計画で見てみますと、当初の計画から予定はどんどん変更してるんです。例えば樽井駅前広場代替用地だって、これは25年以降ですけども、用途を変更して目的とは外れてるわけです。こんなんいっぱいありますよ。樽井駅前周辺再開発、これも用途を変更して取得する。当初の目標は全部なくなってるんです。これは失敗やったということになるわけです。あと、ありますよ。旧持ち家制度、鳴滝第一保育所用地、用途を変更し市が再取得。しかも、処分予定年度、25年以降とか24年以降とか、そんなんばっかり。事業予定なんていうのは、もうほとんどが25年以降。これはごまかしですよ。  要はそれまでほって、それから先考えますわ。それも用途を変更して、目的とは違った方向になる。じゃ、何するんですか。その25年以降に考えるんですか。ずさんじゃないですか、こういうのは。だから、だからこの辺でそろそろ責任者はだれなのか。それはやっぱり明快にしておかなきゃだめじゃないでしょうか。我々は税金を使ってやってるんですよ、これ、間違いなく。どうしてもお答えになられないんであれば、お答えがないというふうに理解をいたします。  しかし、私が言いたいのは、何度も言うように、個人的にどうのこうのじゃなしに、今の時代、情報をどんどん出さなければいけない時代、そういう時代にこういうことは最低限明快に、責任の所在もはっきりさせておかなければ、まさに先ほどの市民の不信が、不安が必ず出てきますよということなんです。  私は、決してむちゃを言ってるつもりは全くありません。同時に、この開発公社の土地保有残高というか、この借金を何としてでも返さなけりゃいけない。そのためには、この土地を最大限有効に使わなければいけない。そうなると、今公共事業の優先順位はいろんな形で考え直しながら、総合的にこれを見ていかなければ、なかなか解決する問題ではありません。  市が買い戻して起債を発行して、市民の借金にして順次払っていきますよ、それで何の解決にもならんじゃないですか。もともとは目的を持って買った土地なんでしょう。それには、仮に目的が変わったとしたら、新たな計画を市民に示さなけりゃいかん。そうじゃないでしょうか。どうでしょうか。 186 ◯副議長(大森和夫君) 向井市長。 187 ◯市長(向井通彦君) 泉南市の土地開発公社は、昔、協会と二本立てだったんですが、見ていただいたらわかりますように、非常に相当以前に取得したものがほとんど残ってるわけですね。最近は事業目的もはっきりして、それはきっちりと事業化を行ってやっているわけでございますが、相当以前に取得した分が協会から公社に引き継がれたりということがあって残っているということでございます。  したがって、それはもう昔に取得して、今はその目的を有しないというものについては、市のほうで取得をして売却するという方針であります。用地の利用目的の確定しているものは、当然その利用目的によって泉南市が取得してその事業を行うということでございます。  例えば、信達樽井線でも相当買い戻ししましたけど、そういうはっきりしたものは、これからも着実に買い戻しをして、そして事業を行っていくということでございますが、相当以前のものについては、その目的がもう今の時代に必要でないというようなものもありますから、それらについては市のほうで買って処分できるところは処分していく。  名前のありました樽井の駅前代替地用地というのも、今はもうその目的は要らないわけでありますから、もう駅前広場をつくってありますんで、代替地も要らないと、こういうことでありますから、それは将来再取得して売却と。あそこは場所が比較的いいですし、四角い土地でありますから、必ず処分できるというふうに考えておりますので、そういう形でやっていきます。  今年度については、首池の残りとそれから新家、公民館の裏ですね。これを市のほうで買い戻しをすると。公民館の裏については、売却というよりは、むしろ公民館の機能を充実するという意味で、特に駐車場がほとんどないという中でありますから、あそこは公民館用の駐車場用地として整備をすると、こういう方針を立てておりますんで、それぞれによって新たな使用目的あるいは処分という形で区分分けをしていっております。 188 ◯副議長(大森和夫君) 角谷議員。 189 ◯8番(角谷英男君) 新たな区分分けとか、新たな事業を展開、売却という話が出ました。ただ、これは市も大いに関係はしてるわけであります、開発公社との関係ですからね。これはもう関係全くありませんというわけにいきません。  例えば、この開発公社に先行取得を依頼をする。当然目的があってやるわけで、そこには効果を生まなければいけない。費用をかける以上、効果を生まなければいけない。  例えば、びっくりすることがあるわけです。これは都市整備の部長にも聞きました。それは法律上問題ありませんということでありますが、例えば市場岡田線、これは取得年度が昭和63年、都市計画決定はもうちょっと前でしょうな、当然。当然ね。それで市場岡田線をつくるという目的のために取得をしている。昭和63年、平成5年、8年、11年、16年とこれ土地取得をしてあるわけです。  ところが、現実見てみたら何があるかというと、市場岡田線上の出口のとこに家がぼこぼこ、ぼこぼこ建ってるわけです。聞きますと、これは都市計画決定の段階ですから、事業認可を受けた段階でこれにかかわる家は交渉して買収します。そんなむちゃくちゃな。法律上はそうかもわからない。しかし、そんなばかなことはない。それは初めから言ってあげればいいし、同時にこれだけの期間にこれだけの土地を買ってあるわけです。取得原価2億4,359万5,657円。支払利息6,312万4,554円。これだけの金がかかってあるわけです。  ところが、大事なことは、まさに費用対効果ではないですけども、そのまま置いとくようなつもりじゃないでしょうか。でなきゃ考えられない。普通は、そういうのやったら指導して、いやいや、これだけの計画がありますから、将来御迷惑をかけることになるかもわからないがというような話をやっぱりしてあげなければいけないと思う。  でなければ、今まで買った土地はどうなるんですか。これ全く意味がない。これから延々と、事業認可なんか当分ないでしょう。それまでの間、当然のように支払い利子を払っていかなきゃいかん。全く無駄なんです、これ。目的を持って買ったんなら、それに応じて事業をやっていかなきゃいかんでしょう。売った人も、泉南市が道路をつくるんだから協力しましょうという思いを持って売られた方もあるかもわからない。そういう人の善意は無視なんです。  都市計画決定はわかりますよ。しかし、私が言ってるのは、全く一般的な常識で言ってるんです。首ひねられて答えられるかもわかりませんが、都市計画決定は決定なんです。事業認可したときに、また買収しますよ、補償しますよというような話は、通常一般、無茶な、それは無駄な税金の使い方なんです。何かお答えがあれば。 190 ◯副議長(大森和夫君) 池上都市整備部長。 191 ◯都市整備部長(池上安夫君) 都市計画決定部分の市場岡田線の関係で御質問がございましたので、お答えをいたします。  まず、計画決定地内の先買いへの対応ということですけども、御指摘ありましたように、当該区域につきましては、都市計画法のルートの決定、いわゆる都市計画決定をして、一部先買いをして公社用地になっておるところがございます。現在と当時との状況が大分違います。昔は、先買いといいますのは、公拡法──公有地の拡大の推進に関する法律に基づきまして、買い取り請求等の申し出があった場合、いわゆる事業化を予定している区域については、事業メリットというのがございました。というのは、事業費の縮減でございます。地価等が右肩上がりで上がっている時代でありますと、先に安いときに買っておいて、事業化するときにそれを買い戻すということで、事業費の縮減、圧縮ができたということですね。  それから、もう1点、先買いのメリットといたしましては、事業認可をとって事業を進めていくときの円滑なる事業の推進と。この2点が最大の大きな目的で、先買い制度に基づいて先行取得しておったわけですけども、バブル崩壊以来、こういう状態になったという中では、いわゆる先買いすることのメリットというのは、要は反対に用地につきましては、デメリットになってしまったと。  ただ、1点残っておるのは、事業化の段階で円滑なる事業の執行ということにつきましては、これは我々事業現場としましては必要なものだというふうに認識いたしておりますけども、そういうことで地価が予測しなかった以上に下落してるという中では、そういうメリットは全くなくなったという状況でございます。  当時は、いわゆる都市計画事業でも都市計画法59条の事業認可をとってないところでもそういう状況下がございましたので、先買いも対応しておったという状況の部分でございます。  最近は、先ほど副市長が申し上げましたように、先買いなどは一切やっておりませんけども、当時の時代はそういうことも対応しておった時代であったということでございます。  それから、もう1点、計画決定地域内に建築物が建っておるではないかということでございますけども、これは結論から先に言いますと、都市計画法的には所定の手続をすれば、限られたものであれば建築できるということになっております。そのときに、事業がこういうふうにありますよという説明は当然申し上げております。事業をする際は、その建築された方につきましては、事業協力しますという形のいわゆる誓約等もいただいた中で、最終的に大阪府の知事許可という手続でございます。  ですから、御指摘の部分につきましては、適法に処理をされて新築されたということでございますので、これは法律を無視してとめるというわけにいきませんので、その点はひとつ御理解をいただきたいと思います。  以上です。 192 ◯副議長(大森和夫君) 角谷議員。 193 ◯8番(角谷英男君) 先ほど私が事前に話したように、法律上何も問題がないんだと言われるわけでありますが、しかし常識で、それはそこまで買ってあるわけですよ。  市長、前も市場岡田線についてはいろんな質問をしました。中でも泉南の東西については、確かに努力をされて生コン、府道から尋春橋まで開通しました。尋春橋もよくなりました。これは認めます。非常によかったと。それから、一丘団地に抜けて、一丘団地の中を通る。本来はそうではないですね。真っすぐ通るのが計画なんです。学校の前を通るよりも、団地の横を通るよりも、本来のほうがずっと便利、いいんです。計画してあるわけです。しかも、そのために土地を買ってあるわけです。しかも、あともうそんな大して残っていない。しかも下がっておる。  しかも、ある人が、もう大分以前になりますね。買い上げしてください、うちの会社は非常にやばいんです。これをとにかく売って、簡単に言えば退職金のかわりにしたいんです。都市計画決定打って、この道路ができるんでしょう。事実売られてる方いっぱいあるじゃないですか。大分前ですよ。今言われたより前ですよ。そのときに見事にお断りしてるんですね。ばらつきがある。  それと同時に、なぜそのときに、市場岡田線は東西が必要で、砂川でおられる市長であればなおわかります。一部できたことは認めております。評価もします。だけど、本来はこうあるべきであろうという話をなぜやらないんですか。しかも、土地を買ってある。金利がかさんでるわけです、利息が。そんな難しい道路ではなかった。私は、それは不思議でなりません。
     それだけではありません。例えば、もう塩漬け状態になるのは中央公園なんかまさにそうでしょう。これ、何かかわる、事業をやる予定ありますか、これ。できないでしょう。公園地ですわね。中央公園ですわね。ただ、今職員の皆さんに駐車場に貸してる。開発公社の土地を貸してるということなんですね。  問題は、ちょっと話が横に行きますけども、開発公社が持ってる土地ありますね。中には草ぼうぼうになって近所が迷惑してる場合があるわけです。市場区の問題もありました。これは又貸しで、やめたほうがよろしいと私も言いました。開発公社の土地があれば、貸してあげたらいい。草刈りでも自由にやってくれるわけです。そういうような柔軟な判断も持たないのかどうかね。  中央公園なんていうのは、これからどうされるおつもりなんですか。これ、ずっと持っておられますけども、再取得と。25年以降でありますけども、これもずうっとこれ、非常に大きな金額であります。どうされるのかお聞きをしたい。用途を変更してということでありますんで、これから当初目的等変わったことをやっていくんでしょう。  しかし、そういうことを、何度も申し上げますが、改めて市民の皆さんや議会に対して、こういうものに使いたいというふうにお示しを願いたいと思います。でなきゃ計画なんてあったもんじゃない。ただ、先送りだけなんです。そうでしょう、現実に。先送りなんです。開発公社の負担を軽くするために市が買い戻す。これも先送りと一緒なんです。全部市民が負担しているんです。何度も言います。これからどうしていくんですか、この残った土地。  それと、先ほど、それならそれで結構ですよとは言いました。だけど、本来であれば開発公社の責任者、いわゆる社長が副市長であるわけですね。その辺のみずからの責任、これは歴代かわってることも事実です。市長もかつて副市長や助役をされたときに、開発公社の理事長をされてこられたことも事実なんですね。これは事実です。だから、その辺を含めて、開発公社はこれから先まだまだあるわけですから、その辺の責任も、改めて聞きおきますわという言い方をしたかもわかりませんが、しかしそれはそれとして、明快にしておく必要があるんではないかなというふうには思います。その責任という問題では、副市長、どうでしょう、先ほどの質問とあわせて。 194 ◯副議長(大森和夫君) 中谷副市長。 195 ◯副市長(中谷 弘君) 何回も責任という御指摘をいただいておりますけども、当然公社の理事長を務めさせていただいておりますから、責任はあります。それについては、私は今与えられたものは簿価総額を減らす。必ず減らす、ふやさないで必ず減らすということでございますから、この20年度から5カ年の計画は立てさせていただいたわけでございますから、これは確実に市と連携をとって減らしていくということで御理解をお願いしたいというふうに思います。  それから、先ほど言われました健全化計画の中の表を見て御指摘をいただいたんですけども、中央公園については用途を変更して再取得ではなしに、市が再取得ということでございますが、これは中央公園としての都市計画決定をいたしておりますから、今の段階の考え方は、公園として再取得をする、公園の事業化するときに再取得をするということでございます。  ですから、この5カ年の契約の中には入っていないわけでございますから、それ以降どうするかというのは、この5カ年の計画の中でいつの事業になるかというのは計画をしていかなければならないというふうに考えておりますし、あと用途を変更して再取得というふうに記載いたしておりますのは、先ほど市長からも答えさしていただいたと思いますけども、事業目的が変わってきたということの中、用途を変更しての再取得ということで御理解をお願いしたい。  それと、公社の保有地について、有効活用したらどうかという御指摘もありました。現実に公社の保有地で有効活用、貸し出しをしているところもございますので、それは借り主があれば、当然単年度契約でございますけれども、お貸しをして収益を上げるということも考えていかなきゃならないというふうに考えております。  以上でございます。 196 ◯副議長(大森和夫君) 角谷議員。 197 ◯8番(角谷英男君) 副市長、開発公社理事長が責任はありますということを今おっしゃいました。それは責任を認められたわけでありますから、それはそれで結構だと思います。  続いて、幼稚園の2園化問題でありますが、2園化問題は全協もありましたし、かつてというよりも、全協ででも出ました。市長が大型宗教法人の問題、それとひのきしんの問題も発言をされたわけでありますが、その後、それと幼稚園とこれとは別なんだ、まだ本格的にどうのこうの何もしてないという話もありますが、しかし現実に言われたわけでありまして、そのことについては、これは市民が非常に注目をしておると。事実であり、注目をして市民がそれぞれの議員に質問もあるわけですね、これどうなってますか。  それに対しては、我々も一定お答えをしなければいけない。そのためには現状がその後どうなっておるのか。大型宗教法人との関係はどうなっておるのか、まずお聞きをしたいと思います。 198 ◯副議長(大森和夫君) 中谷副市長。 199 ◯副市長(中谷 弘君) 大型宗教法人との関係の御指摘でございますけれども、かねてからその法人とは本市との間で共存共栄ということでいろいろ協議を重ねてまいってきております。  その中で3月議会でもお答えをさしていただいておるところでございますけれども、今回の建築について検討していただいてるというふうに答えさせていただいてるというふうに思います。ただ、今の状況ではその話も今のところそれ以上は進んでいないということでございます。  ですから、もし法人が建設ということになりましても、やはり教育施設という御指摘もございましたけども、市民、議会の意向もしんしゃくした中、当然向こうも判断すべきことだというふうに思います。  ただ、いつまでも検討、検討というわけにもいきませんので、議会の御意見を聞いた中、また私自身話をさしていただいておりますけれども、7月に協議を持つようにしておりますので、その中ではっきりと結論を出していかなければならないんかなというように考えておりますので、御理解お願いしたいと思います。 200 ◯副議長(大森和夫君) 角谷議員。 201 ◯8番(角谷英男君) あれだけ発言をされて、ひのきしんということまでおっしゃられて、7月に協議をするということを今おっしゃられたわけでありますが、それは協議をするんだから、今どうなんでしょうかというような話もできないと思います。ただ、これがもし不調に終わったり、例えば大型宗教法人のほうから、この際お断りしますと、拒否ということになった場合、この幼稚園2園化に与える影響というのは、改めてどうなんでしょう。効果額だけで十分やっていけるんでしょうか。それともいろんな考えをほかに持っておられるんでしょうか、その辺は。 202 ◯副議長(大森和夫君) 向井市長。 203 ◯市長(向井通彦君) 何らかの協力について検討をさしてほしいというのはありました。しかし、それ以上は進んでおりませんから、何も具体に幼稚園をつくってもらうという話ではありません。向こうで検討をさしてほしいと、こういうことです。ですから、これについてはもう一度2園化の設計も入りますんで、話し合いをして結論を出したいというふうに考えております。  それから、先般お示しをした21年度ローリング版のほうを見ていただいたかというふうに思いますが、事業費はカウントさしていただいております。(角谷英男君「関係なくね」と呼ぶ)はい。 204 ◯副議長(大森和夫君) 角谷議員。 205 ◯8番(角谷英男君) 宗教法人との関係でありますが、ぜひ、すべてにおいてそうでありますし、当然市長は市民の皆さんともお会いされることも多いだろうと思う。お話し合いをすることもある、要望も聞くこともあろうと思います。これは非常に市民の皆さん、特に関係する市民は非常に注目をいたしております。そういう意味では、ぜひ細かい話もお聞きになられて、十分判断されてはどうかなというふうに私は思います。それが賢明ではないかなというふうには思います。  なお、2園化の問題については、改めてまた会派の中でも協議しながら質問できる機会があれば今後もやっていきたいというふうには思います。  それと、最後に、これは説明に終わるかもわかりませんが、地域活性化経済危機対策臨時交付金等についてというのがあるわけでありますが、このことについて説明をお願いしたい。  要は、これで泉南市が約1億9,700万のお金が国からおりてくるわけですね。このお金は、それぞれ各原課の皆さんが、担当部長初め皆さんが非常に注目しておられるんではないかなというふうに思いますし、このお金は特定のものではなしに、泉南市の発展に、事業に寄与するものと。ある意味では非常に使い勝手のいい補助金ではないかなというふうに思います。  そういう意味では、各事業も見ながら、各部長ともいろんな話ししながら、どのようにお使いになられていくのか。そもそものこの今言いました交付金についての趣旨を含めて、御説明、同時に質問にお答え願いたい。 206 ◯副議長(大森和夫君) 梶本総務部長。 207 ◯総務部長兼行財政改革推進室長(梶本敏秀君) それでは、地域活性化経済対策臨時交付金について御説明さしていただきます。  これも議員も御存じのとおり、国のほうで総額15兆円の経済危機対策の1つとして今言ったような形のものですね。これは総額1兆円です。それから、もう1つは、地域活性化公共投資臨時交付金、これが1兆3,790億円と、こういう2つの交付金を創設されまして、5月13日に衆議院を通過しまして、5月29日に参議院も通って成立しているというものでございます。  それで、これらの件でございますけども、先ほど議員御指摘のとおり、金額も言っていただきましたけども、1億9,700万、これが経済危機対策臨時交付金、1兆円の分ですね。その部分の中の泉南市に対する配分が1億9,700万であるというふうなことでございます。現在、この金額は決まっております。  もう1つの地域活性化公共投資臨時交付金といいますのは、これが実際のところ市町村に具体的におりてくるかどうか、ちょっとわからないんですけども、いろんな公共事業に充てましょうということで、これは具体的に泉南市に幾らという形には来ておりません。  ですから、今おっしゃられます1億9,700万を現在市のほうでどのようにするかということを検討してるわけでございます。御承知のとおり、我々のほうといたしましても、各部局へ照会をかけまして、現在これらのことについて取りまとめを行ってるところでございます。考え方としましては、単年度で終了する事業で、それで現在本市の厳しい財政状況でありますので、これらの中から市民にとって必要性の高い事業、これらのものについて充てていきたいということで考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上です。 208 ◯副議長(大森和夫君) 以上で角谷議員の質問を終結いたします。  午後3時40分まで休憩します。       午後3時15分 休憩       午後3時39分 再開 209 ◯議長(谷 外嗣君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、15番 真砂 満議員の質問を許可いたします。  〔真砂 満君「議長、議事進行」と呼ぶ〕 210 ◯議長(谷 外嗣君) 真砂議員。 211 ◯15番(真砂 満君) ただいま議長のほうから質問の指名をいただきましたが、議長にもお伺いをしたいなというふうに思います。私は、質問のほうで教育委員長に通告をいたしておりますが、本議会冒頭、関係理事者の出席を求めているという議長の御発言がございました。地方自治法121条の中で、長は出席をするということになっておりますが、教育委員長、出席がされておられません。その中で私の質問を許可されても、質問ができない状況にありますが、どういうふうに解釈をすればよろしいのか、お聞かせいただきたい。 212 ◯議長(谷 外嗣君) ただいま真砂議員から質問がございましたので、議長として答弁をいたします。  今定例会には、御存じのとおり議案の説明のため地方自治法第121条の規定に基づき議長において説明員の出席を求めております。しかしながら、御指摘のとおり教育委員長におかれましては、都合により会議の欠席の届け出が出されております。このため議長といたしましては、このたびの教育委員長の会議の欠席については、委嘱または委任を受けた者が会議に出席し、所要の質問等に答弁されるものと考えております。  したがいまして、議長といたしましては、現時点では質問に対する答弁及び議案等の説明については可能であるものと考えており、教育委員長の会議の欠席につきましては、やむを得ないものと考えておりますので、御了承賜りますようお願いを申し上げます。  真砂議員。 213 ◯15番(真砂 満君) 法の121条の解釈につきましては、私自身も国会議員を通じて総務庁の見解を求めました。今、議長がおっしゃられたことが正当な理由に値をするのかどうか、甚だ疑問でありますし、欠席理由の書面もコピーをいただいておりますが、こういうことが正当な理由として認められるということになれば、選任過程に重大な問題が生じてくるということだけ指摘をさしていただいて、みずからの質問をさしていただきたいというふうに思います。  〔真砂 満君「改めて議長」と呼ぶ〕 214 ◯議長(谷 外嗣君) 真砂議員。 215 ◯15番(真砂 満君) 拓進クラブの真砂 満でございます。ただいま補足の説明員で十分に事が足るというふうにおっしゃられました。非常に怒りを持っているところでございます。私の通告は、通告書の中に明確に書いておりますように、新しく教育委員会委員長に就任された方の決意、そういったことをお聞きするために通告書を出させていただいておるわけでありますから、教育長以下関係職員でその代弁が果たされるということについては、承服しがたいということを冒頭に申し上げたいというふうに思います。  それでは、早速質問に入らせていただきます。  新教育委員長にその決意を聞かせていただいて、現在の教育行政全般について、今あることの事実をつぶさに知っていただく、このことが非常に重要かというふうに思っておりましたが、教育委員長が不在でありますから、不在のまま現在の教育行政についての問題点等について議論をさしていただきたい。  まず最初に、学校給食会についてお伺いをいたします。  この問題は、去る3月の予算委員会で問題提起をさしていただきました。その後、私自身、資料請求の中でいろんな資料を要求をし、つぶさに検証さしていただきました。その検証過程で非常に驚くべき事項が発覚といいましょうか、わかってまいりました。そのことの事実の確認をまずさしていただきたいというふうに思います。  その1つ、この学校給食会の会長は梶本教育長である、それに間違いがないか、それが1点。  それと、学校給食会の1年間の会計は、年度によって当然違うわけでありますが、1億8,000万前後の会計が保護者のお金、まさに公金として取り扱われている、この事実の確認。  それと、この学校給食会の問題で、今、世間で一般に言われております滞納の問題を契機に問題提起をさしていただいたんですが、どうもまともに払っておられる給食費総額の中から、滞納をされている金額を差っ引いて決算を打っている事実があるように思われますが、その事実に相違はないのか。  まず、その点お聞かせください。 216 ◯議長(谷 外嗣君) 梶本教育長。 217 ◯教育長(梶本邦光君) 3点ほど御質問をいただきましたので、お答えをさせていただきたいと思います。  学校給食会の会計につきましてでございます。指摘がございました。学校給食の会計処理につきましては、学校給食会という組織の中で処理をさしていただいております。予算、決算を承認をさしていただいておりますけれども、会長は私でございます。  それと、1億8,000万近くの学校給食費を扱っているわけでございますけれども、これは私費会計としてこの学校給食会の中で処理をさしていただいているということでございます。  それから、滞納の問題でございますけれども、滞納の問題につきましては、具体的に数字も挙げさしていただきながら、我々もこの対応については厳しくやらしていただいているということでございますけれども、さまざま督促状とか電話で連絡をしたり、家庭訪問等を通じまして滞納の分の処理ができるだけ少なくなるようにということでやらしていただいておりますけれども……(真砂満君「議長、聞かれたことだけ答えてくれたらええ」と呼ぶ)。  もう1つは、滞納についての御質問が……(真砂 満君「決算で滞納額を引いてないんかと聞いてる」と呼ぶ)決算において滞納額ということについての処理でございますけれども、確かにその滞納の件につきましては、トータル的には子どもたちから集めた分、それから滞納の分を差し引いて処理をしているというふうに思います。 218 ◯議長(谷 外嗣君) 真砂議員。 219 ◯15番(真砂 満君) 今、明らかになりましたね。ちゃんと払っている給食費から滞納の人の分を引いて精算をした。その責任者は梶本教育長、あなただということですよね。それでよろしいですな。  もう一度言いますよ。皆さん、まともに給食費集めてるんですよ。そのお金から滞納された人の分を差っ引いて年度の精算してるんです。こんなばかげたことあると思いますか。  それだけじゃないんですよ。この会計報告の中で繰越金、これはどんな性格のものなんですか。それと、学校給食会のこの構成メンバー、全部学校の教職員じゃないですか、会計監査も。こういういいかげんな会計が学校現場でやられてるんですか。そのことについて教育長、どういうふうな見解を持ってるんですか。明確に答えてください。 220 ◯議長(谷 外嗣君) 梶本教育長。 221 ◯教育長(梶本邦光君) 学校給食の実施に当たっては、学校給食法にのっとって我々やっております。この学校給食の徴収にかかわっては、この学校給食法には規定をされてはおりません。したがいまして、我々この学校給食費の扱いにつきましては、文部省の通知、通達によって運営をしてきたという過去の経過がございます。その通知は、昭和32年の12月に出ておりまして、保護者の負担する学校給食費を歳入とする必要はなく、校長が学校給食費を取り集めこれを管理することは差し支えない。私費会計ということでやってもいいと。  これにつきましては、日本の各地におきましてこういった取り扱いをしている自治体が多うございます。近隣におきましても、こういうふうに学校給食会を組織して給食会計を処理をしているということでございます。教職員だけではございません。3月議会におきまして予算委員会で指摘を受けました。この学校給食の会計の扱いにつきましては、透明性を高めなさいというような御指摘がありましたので、市長の答弁にもありましたように、我々今度規約を改正さしていただいて、保護者委員もこの給食会の中に入っていただいて、透明性を高めるような努力をしておりますので、御理解をいただきたいと思います。 222 ◯議長(谷 外嗣君) 真砂議員。 223 ◯15番(真砂 満君) 私の聞いてないことをとうとうと述べてるんですよ。もう一回言いますよ、教育長。その昭和30年か何かは知りませんよ。そんなん全国でやってるのかわかりませんよ。私はそういうことを言うてるのん違いますねん。泉南市の学校給食会の中でまともに払ってる人たちの給食費の中から、払っておらない人の分を差っ引いて会計を処理している、このことについて会長の教育長としてどう考えるか。端的にそれを聞いただけなんです。  それとあわせて、繰越金というものはどういうことなんか。もっとわかりやすく言いますわ。昔から継続することは別ですよ。端的に単年で考えてくださいよ。低学年、中学年、高学年で毎月の給食費は違います。一定の額の給食費を集めて給食を提供する。最後の3月期に精算をして余ったら返す、足らない人は、滞納している人は次年度で滞納処理のことをする。でも、その年度についてはマイナス決算かどうか知りませんけども、きっちり決算処理せないかんわけですよ。そのことの会計処理がまともにできていない。それが学校、教育現場のすることですか。今、保護者のことを言いましたけども、それはまだ実行されていないんですよ。総会がついこの間だったんでしょう。保護者が入ってるのは、ことしの年度からなんですよ。ことしの分なんて、まだ決算も何も打っていないでしょう。そのことをごじゃごじゃにして、何をごまかそうとしてるんですか。私が聞いてることに先明確にちゃんと答えてくださいよ。 224 ◯議長(谷 外嗣君) 梶本教育長。 225 ◯教育長(梶本邦光君) 確かに、資料請求の中でもお答えをさしていただいておりますように、年間90万近く、90万を超える額の滞納額がございます。その分を納入をしている人たちがかぶっているということについては、会長として非常に大きな責任を感じておるところでございます。ですので、学校を通じて滞納者については、一応民法上では2年ということでございますけれども、我々2年を超えてでも保護者にアプローチをして、その滞納の回収について努力をしているということでございます。  〔北出寧啓君「議長、議事進行」と呼ぶ〕 226 ◯議長(谷 外嗣君) 北出議員。 227 ◯18番(北出寧啓君) 今の真砂議員の質問に対して教育長の答弁は、正確さを欠きますし、責任ある答弁であるとはとても考えられないので、暫時休憩して明快な答弁をしてもらうように要請いたします。 228 ◯議長(谷 外嗣君) 暫時休憩します。       午後3時56分 休憩       午後4時40分 再開 229 ◯議長(谷 外嗣君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめ延長いたします。  暫時休憩いたします。       午後4時41分 休憩       午後5時29分 再開 230 ◯議長(谷 外嗣君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  真砂議員の質問に対する理事者の答弁を求めます。梶本教育長。 231 ◯教育長(梶本邦光君) 先ほどの真砂議員の給食費の会計の処理にかかわっての御質問に対して、私の答弁の不適切さから貴重な時間をいただきましたことを心からおわびを申し上げたいというふうに思っております。  御指摘をいただきました会計処理のあり方につきましては、我々教育委員会として、あるいは学校給食会といたしまして、少しというか、緊張感というんですかね、そういう認識が問題意識も含めまして足りなかったということで反省をさしていただきまして、未納金の処置を含めて、今後会計のあり方につきましては、透明性を高めるように改善を図ってまいりたいというふうに思っておりますので、御了解をいただきたいというふうに思います。  〔北出寧啓君「議事進行」と呼ぶ〕 232 ◯議長(谷 外嗣君) 北出議員。(発言する者あり)静かに。 233 ◯18番(北出寧啓君) 方向性は、前向きに改革するという方向で表明されたわけですけれども、これだけの時間我々とまったわけです。だから、少なくとも我々議会ですから、20人の議員で構成して運営しておりますので、せめて我々議員一人一人に最低の資料、一般質問者が、真砂議員が持たれているような資料ぐらいは我々に提示して、我々の考える材料にさしていただきたいと思います。その辺、議長の措置を求めたいと思います。  〔小山広明君「議事進行」と呼ぶ〕
    234 ◯議長(谷 外嗣君) 小山議員。 235 ◯10番(小山広明君) そんなね、質問者が責任持って用意をして質問しとるんですよ。そこに持っとる資料、我々なかったらあかんとかいうような議事進行ないですよ。やっぱり問題をずうっと聞いて、尊重して、1時間決めた、予定されてやっとるわけやから、自分が納得せんからとか、質問者が持っとる資料がないからとか、そんなこと議事進行の対象になることおかしいですよ。やっぱり傍聴者もおりますし、ちゃんと議論を聞いて、そら不十分なとこはいっぱいありますよ、言い出したら。そんなこと一々議事進行でやっとったら、僕は議論にならないと思いますので、そんなこと取り上げないでください。  〔堀口武視君「議長、議事進行」と呼ぶ〕 236 ◯議長(谷 外嗣君) 堀口議員。 237 ◯20番(堀口武視君) 今の小山議員の発言ですけど、私は今真砂議員が質問されたことは、大変中身が重大な部分を含んでおる。その件に関しては、我々もやはりそれなりの資料を見せていただきたい、こう思いますんで、北出議員の議事進行に同意をいたしますので、ひとつ議長のほうでお計らいのほどよろしくお願い申し上げます。 238 ◯議長(谷 外嗣君) ただ、資料と言われましても、資料が存在するのかどうか、私もわかりませんので、その辺は資料請求でございますんで、後ほど精査したいと思います。  〔成田政彦君「議事進行」と呼ぶ〕 239 ◯議長(谷 外嗣君) 成田議員。 240 ◯16番(成田政彦君) 真砂議員と質問はいいんだけど、議会をとめたんだからね、正副議長と真砂議員、どういう話をされたのか。何で開かれたわけ、結局。ただとめて、入って何かして、何にも──何もなかったわけ、あそこへ入って、議長室に入って、何にもなかったわけ、話し合いは。当局と何もなかったわけ。何にも……(発言する者あり)いや、僕が説明するより、議長に聞かなあかん、それは。僕はわからへん、そんなこと。何があったか、こんだけとめて。  〔堀口武視君「議長、議事進行」と呼ぶ〕 241 ◯議長(谷 外嗣君) 堀口議員。 242 ◯20番(堀口武視君) 今、議長のほうから資料の話が出ましたけど、当然真砂議員さんには決算書も出てるし、あるいは給食会の役員名簿も出てるわけでしょう。だから、それは教育委員会が出した以上は、控えも持ってると思うし、コピーさえすれば済む話ですから、真砂議員の了解さえあれば出して当然だと私は思うんですけどね。 243 ◯議長(谷 外嗣君) 堀口さんに申し上げます。だから、後で精査して、出せるもんであれば出したいということでございますので、御了承を願いたいと存じます。  続行します。真砂議員。 244 ◯15番(真砂 満君) ただいま教育長のほうから御答弁がございましたが、非常に不十分でありますし、私としては到底承服しがたい内容でございます。  今、不納欠損の処理がまともに払ってるとこからされていたということの指摘でございますが、それ以外にもあるということでございます。実は学校から出ているペーパー、これは保護者あてに給食だよりであったり、年度末に最後の決算のこういう紙があるんですね。そこに書かれてる記述、私の認識もそうだったんですが、ここに書かれてる記述は、徴収される給食費はすべてパン代、お米代、牛乳及びおかずの材料費に使われます、そういうことが書かれてるんですよ。保護者としての認識もそうですし、議員としての認識もそうであります。  しかし、今やってる給食費は、お米を炊く、御飯を炊く、これはおかず炊くんと一緒ですよ。その御飯を炊く加工賃、その分も学校給食から引いてるんですよ。1億数千万円委託料払ってる。おかずつくったりする委託料払ってるんですが、本来はそこから当然御飯炊く分は払わないかんのに、給食代からその分も引いてると、こういう事実もあるんですよ。  そのことについてはどうなのか、このやり方そのものもおかしいんではないのかなというふうに思いますし、問題は学校給食会というのは、さきにも言いましたように、今回、予算委員会で指摘をしましたから、保護者代表を入れるというようなお話もありますけれども、すべて学校の教職員でやってると。  会計の処理についても、私費とおっしゃっておりますけども、これは私費だけじゃないんですよ。当然、生活保護費、就学援助費のほうからも給食代というものは出てるわけですから、公費が入っている、そういうことなんです。そこの教育委員会そのものの認識はどうなんだと。私費やから自分らだけでそういったことをやっていいのかどうか、保護者の了解もなくやっていいのかどうか。私は一保護者の立場ですから、ちゃんと自分のとこは払ってますから、余ったお金やったら返してほしいです。今からでも言いますよ。返してくださいよ。私はそう思いますよ。これが世間一般に保護者が知ったら怒りますよ。こんな使い方されてるなんてだれも知りませんよ。ペーパーにはそんな使い方したと書いてないんですよ。  ですから、私は教育委員会そのものの問題意識、公金としての問題意識が余りにも希薄過ぎる。特に、加工賃については随意契約でしょう。1,700万円にも及ぶ、いわば1億8,000万円の約1割の加工賃を1社独占で契約してる。そんなもん、とんでもない話ですやん。それだけと違いますよ、学校現場からいうと。修学旅行でもそうでしょう。相見積もりもとらんと、1社独占でやってる学校がある。そんなやり方が今の世の中に通りますか。そのことの問題意識を問うてるわけですよ。今後改めますという前に、今現在の教育委員会のそういった私費も含めた公金の認識ですよ。それはどういうふうに考えてるんですか。そこをまず明確にしてくださいよ。 245 ◯議長(谷 外嗣君) 梶本教育長。 246 ◯教育長(梶本邦光君) 教育委員会として、学校給食費を初め、たくさんの学校の教育活動に必要なお金を徴収をしていると。そのことについて、公金ということの問題意識が低いんではないかという御指摘でございますが、教育委員会といたしまして、あるいはまた学校といたしましても、確かに保護者の方々の貴重なお金を徴収をさしていただいて、その中でさまざま教育活動を展開をさしていただいておる。学校では、徴収した分について、こうした内容で使いましたというようなことは、すべて各学級担任から報告をしておりますし、会計報告はきちんと年度末にも、あるいは学期末に会計処理は学校からされているというふうに思っております。  ただ、給食費あるいは修学旅行費等々につきまして、随契でやってるやないかという指摘につきましては、保護者の方々に不信感を抱かせないような契約のあり方について、今後検討をしてまいりたいというふうに思っております。 247 ◯議長(谷 外嗣君) 真砂議員。 248 ◯15番(真砂 満君) 先ほどのお話の中で、民法でいうと2年で欠損として落とせるんだというお話がございました。それで実際落としているから、まともに払ってる分からその分を差っ引いてるんでしょう。そういう事実をきちっと保護者のほうにもお知らせをするんだったらしてください。  それと、民法でそういう処理をするというんであれば、すべての未納者に同等の取り扱いをしてください。ある方については、4年かけて、5年かけて回収をする、ある方については2年で不納欠損として落とす、そんな不公平な処理というのは、行政としてやるべき姿ではないということを指摘をしておきたいというふうに思います。  それと、今のやり方でありますと、給食費は2年間滞納したら自然と不納欠損として落とすんだということをおっしゃられているわけですから、そういうやり方が本当に保護者に知られて混乱が起きないのか、私は非常に心配をいたしますし、そういうやり方というのが正しいとは決して思いません。少なくとも私は、ちゃんと払うてる者が何で払ってない人の分までかぶらなあかんのやと。いつそんなこと決めたんや、だれが決めたんや、そういうことだというふうに思っております。  私もいろんな形で教育長がそういうことをするとおっしゃるんですから、私は私なりにそういったことを公表して、市民の皆さん方の御意見を聞かしていただきたいというふうに思います。ほかの議員さんはどう判断をされるか、私はわかりません。  それと、もう1点、滞納者における生活保護、就学援助世帯の実態について資料請求をさしていただきました。先ほど公金が投入されてるでと、私費だけじゃないですよというようなお話をさしていただきました。その中で、公費としていわば給食費として出てる──100%じゃないですよ。就学援助は70%ですか、その中で31%の方が未納やということが教育委員会の資料で明らかになっております。そのことについても、大変問題ではないのかなというふうに思います。何のための公金補助なんだというふうに思いますよ。  私は、子どもに悲しい思いをさせてほしくないですわ。給食ぐらいちゃんと払って、みんなと一緒に食べさしてやってくださいよ。私はそう思いますね。そのために、保護者、親はもっと努力せないかんやろし、行政がもし仮に足らないことであれば、70%で足らんかったら、100%の補助ができるように努力をする、教育委員会はその先頭に立ってやるべきではないのかなというふうに思いますよ。決して滞納者の部分をちゃんと払うてる人のほうから精算をして、プラス・マイナス・ゼロにする、そんなやり方が正しいということではないと思いますよ。そのことだけきちっと申し伝えておきたいと思います。  次に、小・中学校における携帯電話の持ち込みとか、茶髪であったりとか標準服、これはもういわゆる問題行動、ひとくくりで質問さしていただきたいというふうに思います。  橋下知事になってから携帯電話のことが話題になりまして、新聞、メディアでも取り上げられました。最近ではある県の、まだ正式には決定してないということでありますが、県条例の中で小・中学校の携帯電話の使用を禁止するという条例ができるかもわからない、全国初やというようなお話がございます。  それで、これも実態調査の、現況どうなってるんだというふうに資料請求をさしていただきました。相当な数が、これは大体中学校中心でありますけれども、特筆する内容が資料として出ております。というのは、4中学あるわけですが、そのうちのもう90%程度が泉南中学校やと。ほかのあとの3中学校は1けた台の学校への持ち込みなんですが、泉南中学だけは群を抜いてる。これは一体どういうことなんだ。  学校のいろいろな乱れ、荒れを見ても、茶髪であったり、専門の何か名前があるんでしょうけどね、何かだぼだぼの制服──制服じゃないですね、今。標準服というんですか。あれが標準服というんかどうか、ちょっと私もわかりませんが……(田端 仁君「ボンタンでございますね」と呼ぶ)ボンタンね。いや、知ってたんやけど、言うたら何か……。そういう服を着ていると。その指導がほんとにどこまでどうなってるんだかよくわからない。  それどころか、泉南の中ではいつの時代か、皆さん知ってますか。衆とか一家という存在があるんですよ。私、保護者ですからね、以前から聞いてたんですが、それでやくざの代紋か何か知りませんけど、代紋まであって、それが学校の中で幅をきかしてると。こういう実態が教育委員会も既にわかっていて、もうこれ何年になるんですか。一向に改善がされない状態がある。この辺について、ほんとに教育委員会としてどう考えるんだということであります。  そういった問題行動、ほかの議員からも言われておりました。昨日でしたかね、堀口議員からも言われましたけども、総務常任委員会の中で常に小学校の問題行動、表にしていただいてます。これが本当に実数なのかどうか、これはもう昔から言われてるんですが、この数字は実数からかなりかけ離れているだろうと。もっと現実は多いだろう。それは教育委員会もうなずくわけなんですよね。そういった実態がある。非常な状態の中で、これもう犯罪を完全に犯してるんですよ、子どもたちは。それを教師が本当にどこまで学校の中でできるのか。私は決してすべて学校の中でできるなんて到底思ってません。この問題行動の99%と言ってもいいかもわかりません。私は、ざっと90%は家庭できちっと教育ができない、こういった状況が問題であるんだろうというふうに思ってます。  それとあわせて、中学校になっていきなり悪くなるんじゃないんですよ。小学校の段階でどうなんだ。学業について行けないとか、いろんな課題なり問題があるというふうに思います。それがそのまま中学校に来て、中学校の1年のときからちゃんと席に座れない。そしてまた、学校ではどんなことが行われてるか。  私も何回か授業参観に行きました。私の知り合いも授業参観に行ってる御家庭もございました。4月の授業参観に参加をしますと、いすに座れない、ちゃんと机に向かえない。プリントを配ってもプリントを破る。あるときには、iPod──iPod、皆さん御存じですね。iPodを聞いて横向いて外見てる。それを見てる教師はどうしてるか。注意もしない。  ある保護者の父親は言いました。私は、もうこれから二度と中学校への授業参観には行かない。あの姿を見てたら、腹が立ってしゃあないんやと、どつきたくなるんやというふうにおっしゃってましたよ。そらそうですわね。あんな姿を見て、自分の子どもやったらほんまにしばき倒したくなりますよ。でも、自分の子どもがいてるクラスにそういう人がおって、先生も注意をしない。その姿見たら、ほんまにこの学級へ入れてもええんかなというふうに思いますよ。  そういった現状について、何回か教育委員会に私も話をさしていただいてます。しかし、現況はなかなか直っていませんよ。そのことについて、まず見解を求めたいと思います。 249 ◯議長(谷 外嗣君) 梶本教育長。 250 ◯教育長(梶本邦光君) ただいま泉南中学校の生徒指導の内容につきましていろいろと厳しい御指摘をいただきましたので、教育委員会としてどのように考え、どのような指導を行ってるのかということでございますので、その点につきまして御答弁をさせていただきたいというふうに思っております。  我々も教育委員会といたしまして、過日の総務文教常任委員協議会におきましても、問題行動の内容につきまして詳しく御説明をさせていただきました。平成20年度につきましては、問題行動が増加をしているというようなことで憂慮をしておりますので、とりわけ中学校の生徒指導を招集をいたしまして、中学校における生徒指導のあり方について協議をし、指導をしているところでございます。  見て見ぬふりをするというのが私はやっぱり一番いけないことだというふうに思っておりますので、今問題行動を目前に見ていながら、指導もしない、見て見ぬふりをするという教師がおるということにつきまして、私は学校現場にそういうことがないように指導してきた教育委員会として非常にショックを受けているところでございまして、今後は毅然とした態度でそういった問題行動を目前にしたときには、きちんと指導するように今後は強力に学校現場について指導をしてまいりたいというふうに思っております。  携帯電話の状況につきましても御指摘をいただきましたので、現状を御報告をさせていただきます。  大阪府における携帯電話の所持率は、小学校3割、中学校で7割弱、高校で9割という状況になっております。また、本市における携帯電話の所持率は、小学校20%、中学校65%となっておりまして、校内に持ち込むケースも中学校では見られております。泉南中学校でもそういった事実がまだあるというふうに私どもも承知をしておるところでございます。  本市では、各学校が置かれている環境は多様であるということから、原則として携帯電話の持ち込みは禁止としながらも、各学校の実態に応じて学校長の判断にゆだねてまいりました。各学校では、これまで警察や関係機関を招くなど、また長期休業直前などの機会をとらえまして携帯電話の危険性やネット上の誹謗中傷は犯罪への入り口であるということなどを指導しておるところでございます。  携帯電話、あるいはインターネットは非常に便利な、また重要なコミュニケーションツールではございますけれども、御指摘のように問題もたくさんございまして、昨年末、文科省あるいは大阪府教育委員会による通知、本市におきましても各学校に校内に持ち込まない指導を進め、持ち込んだ場合については、預かるなどの指導も含めて取り組みを進めておるところでございます。  本市におきましては、中学校の入学祝いに携帯電話を購入する家庭が多いという傾向がございます。今後、小学校も含め、携帯電話における多様な指導と工夫のある周知、啓発を行ってまいりたいというふうに考えておるところでございます。  それから、泉南中学校における一家と呼ばれる存在、学校の認識につきましても、御指摘をいただきましたので、御答弁を申し上げます。  泉南中学校における一家と呼ばれる存在と学校の認識について御答弁を申し上げます。  一家と呼ばれるグループにつきましては、2年生男子4名を中心としたグループでございまして、その中の一員として、自分たちで勝手な行動、暴力行為等問題行動を起こしておるところでございます。このことにつきましては、学校として、グループの勝手な行動に対しましては認めず、指導し、保護者と連絡をとって家庭訪問を重ねているところでございます。  また、5月29日には岸和田子ども家庭センターと学校との連携会議を行いまして、授業妨害をしない、授業への参加、カウンセリングルームでの教師との人間関係づくり等を決めまして、学年を中心とした指導体制をとっております。現在、落ちついた状況で授業への参加、教師との人間関係づくりも少しずつではありますけれども、進んでおります。  今後も岸和田子ども家庭センター等関係機関との連携を図りながら、学校として毅然とした指導の徹底と明確化をより一層図っていくことが必要であるというふうに考えております。  学校における茶髪、あるいは標準服以外の着用等実態あるいは指導の内容につきまして御指摘をいただきましたので、御答弁を申し上げます。  明らかな茶髪につきましては、小学校2名、中学校で25名、計27名、また標準服以外の着用状況につきましては、中学校で26名という状況になっております。傾向といたしまして、いずれも男子が女子を上回っておりまして、児童・生徒に対しましては、学級担任だけではなく、多くの教員がかかわり、粘り強く継続して指導しております。中にはファッションとしてとらえる保護者もおりますけれども、学習に臨む意識・態度として、またルールを守る、規範意識を醸成する意味においても理解をいただくように家庭訪問等を通して取り組んでおります。  頭髪・服装の指導に関する方針を明確化し、児童・生徒への指導の充実をより一層図っていくことが必要だというふうに考えておるところでございます。 251 ◯議長(谷 外嗣君) 真砂議員。 252 ◯15番(真砂 満君) だれがお書きになった答弁書か知りませんけれども、できたら教育長、やりとりするときに、そんな答弁書、当然教育長が書かれたんじゃないと思いますし、そういった答弁書を読むんではなくて、生でやりましょうよ。そのほうがいいですよ。お互い作文のすり合わせをして、ここの議場でやって何になるんですか。私は、議会改革のまず一歩はそこからだと思いますわ。これからテレビ中継もし出して、お互いにこんな作文読んでたら、市民嘆きますよ。そうじゃなくて、ほんとにお互いの泉南弁で言葉汚いかわかりませんけども、真剣勝負でやったほうがいいと思います。  それで、見て見ぬふりするのが一番悪いとおっしゃってましたね。泉南中学の教師、そんな教師多いですよ。3つほど事例言います。  1つは、窓ガラス割った事件があったんですね。子どもたちは、先生も横におったと言うんです。でも、教師は、私は見ていないと言うんです。でも、石を投げた生徒はいてるんです。その生徒も石は投げたと認めるんです。でも、ガラス割っていないと言うんですよね。でも、ほかにいてる教室の子どもは、先生も横におったからわかってると言うんですよね。それをどう判断するかは、教育委員会にお任せします。  それと、今昼休みは外出してコンビニで昼食とかとりにいったらあかんということが学校で決まってるんですよね。私も妻が弁当をつくってくれませんので、コンビニによく買いに行くんです。そしたら、学生に会うんですよね。そのとき、どこかで見た先生いてるな。コンビニの前で2人先生おりました。コンビニに入ると、いわゆる一家と呼ばれるメンバーが3人買い物してるんです。なぜ教師は注意せえへんのかなと思うてずっと見てますと、その一家と呼ばれる子どもたちが買い物をしてぶらぶらした後、教師がその2人の後をずうっとついて行くんです。どう判断したらいいんですか。護衛ですか。護衛をしてるんですか、その教師は。そういうことがありました。  もう1つ。私がある日に泉南中学校へお邪魔をしました。ちょうど入り口になぜか知らんけどベンチを置いてるんですね。授業が始まる直前です、8時20分、19分。そこに女子生徒3名が、1人は携帯電話をいじくってる、1人は日焼けどめクリームか何か知りませんけど、一生懸命化粧中でございました。もう1人はどこを見るともなく外を見て、きょうも1日暇やなあというような形で見てました。  そこに学年主任が来ましたので、先生、この子らどないなってんのん。さすがにその学年主任も注意をしました。おまえら何してるんだ、はよ教室入れと。その注意はよかったんですけども、先生、携帯電話、この子持ってるやないか。学校の指導、どうなってるんだと言いますと、その教師が何とおっしゃったと思いますか。私はこの子が携帯電話を持ってるのを見てませんと。私と真横でいてるときに見ていない。私は明確に見えてる。その子どもが先生に入れと言われたときに、堂々と袋の中に入れるまで見えるんです。そんなに広い場所じゃないですからね、見えるんです。でも、見ていないと。そういう教師がいるんですよ。  あるときに、これは自分とこの子どものことですからいいでしょうから明らかにしますけども、真砂死ねということを書かれたプリントが置かれてたんですよね、教室の中に。それを友達が見て、教師に渡しました。その教師は、そのプリントを持って、ポケットに入れたのか何か知りません。入れて、そのまま放置して日にちがたちました。  私はそれを聞いて、月曜日にその現物を見せてくださいよと学校へ行きますと、そんなものないですよと言うんです。その教師は、忘れてるんですよね、どこかへほったらかして。その書かれてる内容なんて、何1つ問題意識がない。それでその先生が来て、どないなってるんだ、問題意識がないんかと。すいませんでした、問題意識がございませんと。そんな教師に子どもたちが教えられてるんですよね。謝罪もないんですよ、そのときに。  それは金曜日の夕方の話ですから、保護者なりどんな気持ちでいてるのか、子どもがどんな気持ちでいてるのか、教師はわからない。何もなかったからいいですよ。そんなことを書かれて傷ついて何かがあったとき、その教師はどんな責任がとれるんですか。  その教師が家庭に謝りに来たのは4日後です。それも校長先生に連れられて、校長先生に車の中でこういうふうに謝りなさいよと言われて謝罪しに来る。言われたから謝りに来るだけなんでしょう。さっきの話じゃないですけどね、そんなんだったら最初から来なくていいんですよ。まだ家庭と教師との信頼関係ありますよ。だって、教師はそのことを悪いとも思ってないし、問題意識もないというんだったら、そら仕方ないですやんか。そんな教師であったということだけなんでしょう。  そういった指導がほんとに教育委員会として──教師の指導は一義的には学校長ですよね。その校長の指導も含めてするのが教育委員会ですね、指導が。そういったお互いの機能がほんとに果たせてるのか。保護者としてそんな教師が担任になったり教科担任になるということは、ただ単に不幸だけで我慢しなければならないのか。その辺についての見解を示してください。 253 ◯議長(谷 外嗣君) 梶本教育長。 254 ◯教育長(梶本邦光君) ただいま4点ほど泉南中学校の生徒指導にかかわる内容で御質問をいただき、教育委員会の見解をということでございますので、申し上げたいというふうに思います。  先ほどの御質問に、私は見て見ぬふりをするのが一番いけないというふうに答弁をさしていただきました。私も中学校の管理職として3年間勤務をさしていただきました。見て見ぬふりはしなかったつもりでございます。職員にもきちんとその場その場で的確な指導をするようにということの指導はいたしまして、少しは改善をしたのかなと。  これは学校だけではなしに、保護者あるいは地域の方々に協力を依頼をして、そういった問題行動の鎮静化を図っていったところでございますし、私は校長室だよりというものを出して、そして学校の子どもたちの現状について詳しく報告をさせていただきました。毎日出したときもありますし、週に二、三回のときもございました。それによって学校の現実を保護者の方々に知っていただき、あ、こんな状況にあるのかというようなことで、保護者の方々が、それじゃ何とかせんとあかんなというようなことで協力をいただきまして、少しずつ学校が勉強しよう、将来の自分の目的に向かって努力をしていこう、勉強していこう、友達と切磋琢磨していこうというような雰囲気が醸成されていったんではないかなというふうに思っております。  今回のいじめ事件ですね、いたずら書き、これにつきましては、いじめ、不登校とセットで言われるように、非常に小・中学校における大きな教育課題の1つでございます。この点につきましては、とりわけ見て見ぬふりをしないようにということで、このいじめる側に問題があるという認識のもとで指導をしてきております。だから、その教師も後で学校長を通じまして詳しく経過報告を受けました。その経過報告につきましては、真砂議員にもきちんと報告をして一定の了解をいただいてるというふうに私は思っております。  ただ、問題点も私自身、いろいろと感じましたので、そういったことについては、学校長に指摘をして、そして学校長を通じてその教師に対して指導をしておるという現状でございますので、その点につきましては、御理解をいただきたいというふうに思います。 255 ◯議長(谷 外嗣君) 真砂議員。 256 ◯15番(真砂 満君) 中学校の問題、私個人の問題について了解をしたというお話ですが、決して了解はいたしておりません。してませんよ。それは間違った報告でしょう。私は、そういった教師は許せませんよ。問題意識がない、謝罪ができない、そんな教師、とても認めるわけにいきませんよ。見て見ぬふりをする。  披瀝があった校長時代の話は、私もほかから聞いて、梶本教育長が西信の校長時代、大変な活躍をされてたという話は以前から聞いておりまして、そのことについては敬服をいたしておりますし、ほかの学校の先生もそれを手本にしてやっていただければ、もっともっといい学校になるんではないのかなというのは、以前から思ってました。それは至って、おべんちゃらするんじゃないけれども、教育長がすばらしかったんだろうなというふうには思いますけれども、そのすばらしいことが今の教育長という立場になって、指導する立場になられた側に立ったときに、どこまでできてるんかと問われると、それはちょっと違うんではないのかなというふうに思いますよ。  だから、きちっとやっていただかないといかんし、私は教育委員会委員長にもこういった現状をきちっと聞いていただいて、見ていただいて、本当に泉南市の教育行政を考えていただかない限り、泉南市の教育というのはよくならない。  学業のこともありますよ。もう公表してするんだったら、やったらいいんですよ。私も公表についてはいろんな問題がありますから、そのことでどうかという問題はあります。しかし、目標はやっぱり泉南市の教育の水準を高めていこうということなんです。  今世間で何と言われてるか。保護者として非常に腹立たしいのは、泉南市の常識は世間の非常識やと言われてるんですよ。高校へ行ったり、特に私立の高校へ行ったときには、泉南の子はちょっとおかしいなと言われるんですよ。そんなんは不幸でしょう、子どもたちが。  また、子どもたちも戸惑ってるんですよ。泉南の学校でいてるときはそれでよかったんですけども、外へ出たときには、それが通用しないんです。そういう環境でずっときてるからです。その辺についても、もう一度やっぱり考え直していかないけませんよ。  それと、さきにも言いましたように、私は90%以上は家庭の問題だというふうに思います。教育関係者と話しすると、学校では限界があるんだと常におっしゃるんですよ。私は保護者の立場ですから、自分の子どもが悪かったら、一筆書くから体罰でも何でもしてくれてもいいよと。ほんとに怒ってくれと。それで悪かったら悪い、あんたとこの子はこんなことしたから悪いんやという報告をちゃんとくれと言うんですよね。  それは家庭訪問するときにいつも言うんですけども、今の学校現場はどういうことかというと、悪いことをしたときに、非常に申しわけないように、非常に言いにくいんですが、おたくの子どもはこういうことを実はしたんですよと。もう何か違う意味でおっしゃるんです。  そうじゃないでしょう。あんたの子が悪かったら、こういうことをしたからあんたの子は悪いんやと、はっきり言うべきなんですよ。それで家庭に返すものは、あんたの家庭でこういう教育をきちっとやれと、やってもらわんと困りますよということを明確に言うたらいいんですよ。  学校の限界はここまでなんですよと。よくPTAとかどうのこうの、連携をするという話ありますけれども、確かにそれもいいんですよ。でも、ほかのとこと連携をしたらいいんでしょう。青指であったりとか、いろんな機関があるわけでしょう。それを向こうから言うてきてるんやけど、学校は拒否してるというようなこともこの間聞きました。変なプライドなんて捨てたらいいんじゃないですか。泉南中学校は今もそのとこまで来てますよ。その辺については、青指やとかそういった外部の協力──協力すると言うてくれてるんですから、その辺についての活用をどう考えますか。 257 ◯議長(谷 外嗣君) 梶本教育長。 258 ◯教育長(梶本邦光君) 子どもたちの健やかな成長、発達を願わない教師あるいは保護者はいないと思います。みんながひとしく、私は教育者であればなおさら、子どもたちの幸せを願ってほんとに一生懸命取り組んでいるものというふうに思っておりますが、今厳しい御指摘をいただきました。私も一番大事なことは、見て見ぬふりをしないということですね。それと、やっぱり学校から家庭に対して言うべきことはきちんと言うということですね。学校でこういった問題行動がありますよと。問題行動があれば、そういったことをきちんと家庭にも連絡をして、家庭訪問の中でしっかり訴えてやってる。現在も泉南中学校の教師は積極的に家庭訪問をやりながら理解を求める、そういった活動をしているという報告を聞いておるところでございます。  泉南中学校の問題を早く解決をしないといけないというふうに私どもも思っておりますので、外部のさまざまな教育力を導入をする。そういった中で学校の鎮静化を図っていくということで、泉南中学校が今後開かれた学校になっていくように指導してまいりたいというふうに思っております。 259 ◯議長(谷 外嗣君) 真砂議員。 260 ◯15番(真砂 満君) きょうは教育委員長が来ていないんで、質問の保留の部分ができるとは冒頭には聞いてたんですけど、もうそれは時間も時間なんで改めてさしていただくということにします。  ぜひとも学校とかPTAだけでできない、外部の力を使ってする。これはもう協力してくれるんですからね、当然やっていただかないかん。  それと、そら教育長の立場できれい事をおっしゃらないかん部分というのはあるかと思いますが、私は決してそうじゃないと思いますよ。あかんもんはあかんですから。もうきれい事だけでこの世の中済みません。だから、それについてあかんもんをどうするんか。それをきちっとやるべきだと思います。ただそれだけです。  それと、時間がないんでほかの滞納の関係で話しさせていただきたいと思います。予算委員会の中で市長のほうから、全体で税も含めて二十一、二億円もあるというようなお話でございました。資料も請求をさしていただきました。この中で市の職員並びに市でお金、給料をいただきながら滞納している事例はあるのかないのか、その事実はどうですか。資料もらってるんで、資料で答えた人はわかるはずでしょう。 261 ◯議長(谷 外嗣君) 理事者の答弁を願います。瀬河財務部参与。 262 ◯財務部参与(瀬河義男君) 市税につきましては、以前に報告さしていただいたと思うんですけども、今回の資料では出してないつもりです。 263 ◯議長(谷 外嗣君) 池上都市整備部長。 264 ◯都市整備部長(池上安夫君) うちの部の関係でいきますと、公営住宅ということでございますけども、調査の結果、公営住宅の関係につきましてはございません。 265 ◯議長(谷 外嗣君) 前川上下水道部長。 266 ◯上下水道部長(前川正博君) 先ほどの御質問の件につきまして、私どものほうでも名前、住所等確認いたしまして職員等が一部おりましたんで、納付指導を行って、今現在納付を続けさせていってる状態でございます。
    267 ◯議長(谷 外嗣君) 真砂議員。 268 ◯15番(真砂 満君) 時間がないんで、ごめんなさい。お答えしていただくつもりだったかもわかりませんけども、一部あるかもわからないというようなことだろうというふうに思います。私の資料の中ではいてはるんで、それは資料を出したときに多分わかると思うんで、議員に出す資料については、ただ単に出すだけではなくて、何でこんな資料請求してるんかということを考えたらわかると思いますけど、その辺についてもうちょっと問題認識を持ったほうがいいと思います。  それで、少なくとも21億円以上も滞納が泉南市全体である。これは非常に問題なんだというふうに思いますし、特に職員初め市の税金で給料もらってるという方が滞納してるというのは、やっぱりとんでもない話だというふうに思いますんで、まずその方々から襟を正さないと、市民にも物を言えないだろうというふうに思いますので、今後いろいろ調査していただいて、そのことのないようにぜひともしていただきたいなというふうに思います。  議長、時間なんで終わらしていただきます。 269 ◯議長(谷 外嗣君) 以上で真砂議員の質問を終結いたします。  お諮りいたします。本日の日程は全部終了しておりませんが、本日の会議はこの程度にとどめ延会とし、来る22日午前10時から本会議を継続開議いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 270 ◯議長(谷 外嗣君) 御異議なしと認めます。よって本日の会議はこの程度にとどめ、来る22日午前10時から本会議を継続開議することに決定いたしました。  本日はこれをもちまして延会といたします。御苦労さまでした。       午後6時19分 延会                   (了) 署 名 議 員  大阪府泉南市議会議長   谷   外 嗣  大阪府泉南市議会議員   竹 田 光 良  大阪府泉南市議会議員   井 原 正太郎 © Sennan City, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...