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令和 2年12月14日環境産業委員会−12月14日-01号
令和 2年12月14日建設水道委員会−12月14日-01号

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  1. 東大阪市議会 2020-12-14
    令和 2年12月14日建設水道委員会−12月14日-01号


    取得元: 東大阪市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-22
    令和 2年12月14日建設水道委員会−12月14日-01号令和 2年12月14日建設水道委員会 令和2年12月14日  建設水道委員会 ( 出 席 委 員 )    中 原 健 氏 委員長    樽 本 丞 史 副委員長    横 田 信 一 委員    十 鳥 雅 雄 委員    嶋 倉 久美子 委員    山 崎 毅 海 委員    大 野 一 博 委員 ( 関 係 部 局 )    都市計画室交通戦略室、土木部、建築部、上下水道局 ( 付 議 事 件 )    ・議案第80号 東大阪市延滞金徴収条例等の一部を改正する条例制定件中本委員会所管分    ・議案第91号 令和2年度東大阪市公共用地先行取得事業特別会計補正予算(第1回)    ・議案第98号 令和2年度東大阪市水道事業会計補正予算(第3回)
       ・議案第106号 市道路線認定の件    ・議案第107号 市道路線廃止の件               ( 午前10時7分開議 ) ○中原 委員長  おはようございます。委員の皆様方には御参集いただきましてまことにありがとうございます。ただいまより本委員会に付託されました関係議案審査のため、建設水道委員会を開会いたします。  本委員会に付託されております案件はお手元に御配付のとおり議案5件であります。  審査を始める前に、さきの先議案件に係る委員会で申し上げましたとおり、新型コロナウイルス感染症の予防及び拡大防止のため委員会室の扉は前後片側を開けたままの状態とし、委員会室においてマスク着用の徹底をお願いすることにあわせ、マスクのかわりとしてのフェイスシールドマウスシールドのみの着用は認めておりませんので、御理解のほどよろしくお願いいたします。また、委員、理事者各位には適宜水分補給を行うよう申し上げておきますことにあわせ、理事者のトイレ入退室並びにひざ掛け等防寒対策は事前に許可をさせていただきます。これらのことも踏まえまして、新型コロナウイルスの全国の新規感染者が過去最高を更新し第3波への突入が現実的となった今、マスク着用の徹底をお願いすることによって委員会を傍聴される方、またインターネット中継を視聴される方には、マスク着用により言葉が伝わりにくくなることにつきましては御了承のほどお願いを申し上げます。  それでは、審査の順序並びに方法について御説明させていただきます。スムーズな審査を行うため、既に上下水道局には入室していただいておりますが、審査の順序は、まず上下水道局関係、次に土木部、都市計画室交通戦略室関係、その次に建築部関係の3グループに分け、密集、密接を避ける対応を行ってまいります。出席説明員につきましては、審査に係る必要最小限のメンバーで出席いただいていることから、審査過程において必要であれば説明員を要請させていただきますことを申し上げさせていただきます。  次に審査の方法でありますが、まず付託議案に対する質疑を優先して行い、その後一般質問を行いたいと思いますので、御協力のほどお願い申し上げるとともに、市長に対する総括的な質疑質問があれば最終段階に行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。特に限られた日程、時間の中で委員の皆様には公平、平等に発言をしていただきますよう最善の努力をさせていただきますので、何分の御理解をお願いいたします。理事者の方々におかれましては、発言を求める際には委員長席からどなたが挙手しているのか見えづらいため、大きな声で委員長と言ってからしっかり挙手していただきますようお願いをいたします。  それでは、本委員会に付託されております議案第80号東大阪市延滞金徴収条例等の一部を改正する条例制定件中本委員会所管分以下議案第107号市道路線廃止の件までの5案件を議題といたします。  これより上下水道局関係の審査を行います。  それでは議案に対する質疑を行います。質疑ありませんか。 ◆横田 委員  皆さん改めましておはようございます。今年度も建設水道委員会になりましたので、ぜひともまたよろしくお願いいたします。  まず議案第98号の東大阪市水道事業会計補正予算につきましてお聞きしていきたいと思います。第1回定例会の建設水道委員会におきまして、水道の更新また耐震化について質問をさせていただきました。今回の補正予算においても水道の修繕に係る費用を補正されるということを聞いております。水道の修繕、維持のことに関しましてお聞きしていきたいと思います。改めまして、この令和2年度第3回補正予算、こちらの概要について御説明いただけますでしょうか。 ◎上田 経理課長  横田委員から御質問いただきましたことにつきまして御答弁申し上げます。  まず議案第98号令和2年度東大阪市水道事業会計補正予算(第3回)の概要につきまして御説明申し上げます。  補正予算でございますが、収益的収支既決予定額が96億3868万1000円ございます。今回の補正予定額が8417万7000円を予定しておりますので、御承認いただきました後の合計額は97億2285万8000円となる予定でございます。内訳でございますが、まず工事請負費で3361万4000円の増額補正、また路面復旧費のほうで5956万3000円の増額補正最後消費税及び地方消費税でマイナス900万円の減額補正を予定いたしております。  以上でございます。 ◆横田 委員  工事請負費路面復旧費、おのおのにおいて増額をしているということですけれども、このおのおの増額発生しました、この要因について教えてもらえますでしょうか。 ◎関口 維持管理課長  委員御質問の増額が発生した要因についてお答えいたします。今回の補正は緊急修繕に係る工事請負費及び路面復旧費増額補正するものです。増額が発生した要因ですが、工事請負費につきまして、緊急修繕に係る1件当たりの工事費が前年度に比べ増加したことによるものです。路面復旧費につきましては、緊急修繕に伴う舗装件数が増加したこと及び1件当たりの舗装費が前年度と比べて増加したことにより増額が発生いたしました。  以上でございます。 ◆横田 委員  ありがとうございます。まずは工事費の増加によりまして増額が発生したということですけれども、工事請負費についてこの工事費が増加した、こちらの要因について御説明いただけますか。 ◎関口 維持管理課長  委員御質問の工事請負費について工事費が増加した要因についてお答えいたします。工事請負費につきましては緊急修繕工事において修繕した同じ場所、またはその付近から再度漏水するのを防ぐ目的と鉛管を含む老朽を解消する目的で、漏水部分の修理のみではなく、老朽の取りかえまでを行っていることにより修繕範囲が増加したこと、また緊急修繕で使用する材料価格が前年度に比べて上昇していることが、1件当たりの工事費が増加した要因であると考えております。  以上でございます。 ◆横田 委員  ありがとうございます。それでは今おっしゃいました1件当たりの工事費はどれぐらい増加しているのか、お聞かせください。 ◎関口 維持管理課長  1件当たりの工事費についてですが、令和2年度10月末時点での工事件数は687件で、工事費は1億6229万8000円、1件当たりの工事費は23万6000円です。一方で令和元年度10月末時点での工事は699件で、工事費は1億3415万9000円、1件当たりの工事費は19万1000円で、前年度と比べますと、1件当たり4万4000円の増額となっております。  以上でございます。 ◆横田 委員  ありがとうございます。今御説明いただきましたように、同じで再度漏水を防ぐことを目的と、また鉛管を含む老朽の解消ということで老朽の取りかえをされてるということで、老朽の取りかえによりましてこの修繕範囲が増加をしているということですけれども、どれぐらいの長さを取りかえられてるのか教えてもらえますか。 ◎関口 維持管理課長  令和2年度10月末時点での老朽を取りかえた長さは1685メーターとなっております。令和元年度10月末時点では1197メーターで、前年度と比べますと480メーターの増加となっております。  以上でございます。 ◆横田 委員  ありがとうございます。それでは次に路面復旧費につきまして、こちらも増加をしているんですけれども、こちらの工事費が増加した要因について御説明いただけますか。 ◎関口 維持管理課長  路面復旧費について工事費が増加した要因についてお答えいたします。復旧費につきましては、緊急修繕工事に伴う舗装工事の件数が増加したこと、また緊急修繕工事において、漏水部分の修理のみではなく老朽の取りかえまでを行っていることにより、舗装工事においても部分的な舗装にとどまらず、道路半幅または道路全幅の舗装となることで舗装面積が増加し、1件当たりの工事費が増加する要因となりました。  以上でございます。 ◆横田 委員  こちらも1件当たりの工事費はどれぐらい増加しているのか、教えていただけますでしょうか。 ◎関口 維持管理課長  1件当たりの工事費についてですが、令和2年度10月末時点での工事件数は470件、工事費は9214万9000円、1件当たりの工事費は19万6000円です。一方で令和元年度10月末時点での工事件数は325件で、工事費は3728万5000円、1件当たりの工事費は11万5000円で、前年度と比べますと、工事件数が145件の増加、1件当たりの工事費が8万1000円の増額となっております。  以上でございます。 ◆横田 委員  ありがとうございます。老朽の取りかえを行うということですけれども、こちらの取りかえを行うということで舗装する面積がなぜ増加するのか、ちょっとこの辺を教えてもらえますか。 ◎関口 維持管理課長  舗装する面積がなぜ増加するかについてですが、修繕した同じ場所またはその付近から再度漏水するのを防ぐことと、鉛管を含む老朽の解消を行うためには、漏水部分を部分的に修理するだけではなく、老朽全体を取りかえる必要があります。そのことにより漏水部分だけの部分的な舗装にとどまらず、道路半幅または道路全幅を舗装する必要が生じ、舗装面積が増加する要因となりました。  以上でございます。 ◆横田 委員  ありがとうございます。工事を行うに当たりましてもちろんさまざまな現場といいますかケースが想定されるんですけれども、この老朽を取りかえすること以外に、舗装する面積が増加する、このような要因というのはありますでしょうか。 ◎関口 維持管理課長  舗装する面積が増加する要因についてですが、同一路線にて複数箇所の修繕を行った場合、例えば隣り合った複数の住宅への水道を同時に修繕する必要があった場合などは、舗装の継ぎ目を減らす、自動車による振動を防止する目的で複数箇所を一度に舗装する必要が生じ、舗装面積が増加する要因となります。そのほかにも、修繕箇所付近に舗装の傷みがある場合や舗装の継ぎ目までの距離が近い場合などは、その箇所も一緒に必要が生じ、舗装面積が増加する要因となります。  以上でございます。 ◆横田 委員  ありがとうございます。漏水、またいつ起こるかわからない、それこそ何件起きるかわからないというところ、この発生する修繕費を抑制するような取り組み、また工夫とか何か行っているのか教えてもらえますでしょうか。 ◎関口 維持管理課長  修繕費を抑制するような取り組みですが、メーターボックス内での漏水修繕、主に止水栓交換や止水栓に附属する部品、パッキンの交換など掘削を伴わない修繕につきましては業者に発注を行わず職員が直接修繕を行っております。令和元年度の給水に係る修繕依頼は2077件ありました。そのうち793件については、職員が直接対応を行っております。仮に業者発注を行いますと、1件当たり1万2000円の費用がかかります。総額で約950万円の費用が必要となり、職員が直接修繕を行っていることにより工事費が発生せず、修繕費の抑制につながっていると考えております。  以上でございます。 ◆横田 委員  ありがとうございます。最後に部長のほうにお伺いをしたいと思います。この緊急修繕を含めまして、今後の水道維持管理、このことに関しましてどのように考えておられるのか、最後お聞きかせください。 ◎平山 水道施設部長  今後の水道維持管理に対して御答弁申し上げます。今後の水道維持管理につきまして、上下水道事業長期基本計画に基づいて整備事業におきまして水道の更新を鋭意進めておりますが、市内全域の水道を更新するためには莫大な時間と費用が必要でございます。老朽がふえ進む中においても水道の漏水による断水や濁り水を最小限に防ぎ、漏水による道路陥没や家屋浸水などの2次災害を起こさないようにする対策が必要です。そのためにも、水道附属設備の延命化を行い、引き続き漏水防止対策と効果的な維持管理を強化し、市民の皆様が安心して暮らせるよう努めてまいりたいと考えております。  以上です。 ◆横田 委員  ありがとうございます。上水道は快適な市民生活、都市活動を営む上で重要なライフラインでございます。安全で安心できる水を持続的に供給していただくためには水道を維持する努力を継続していただきまして、よりよい水道サービスの提供を目指していただきたい、このように考えております。  水道の漏水を100%阻止するということは不可能でございますけれども、漏水が発生しても断水や、また濁り水の被害を最小限に抑えていただく、また道路陥没、住宅の家屋の浸水などの2次被害を防いでいただく、このためにも日ごろからの点検整備維持管理は必要不可欠であると思っておりますので、水道の更新、また耐震化、進めていただいておりますけれども、今御答弁ありました、市内すべての水道の更新にはまだまだ時間が必要であると聞いております。水道が更新されるまでの間は、今回の緊急修繕業務を含めまして、引き続き既存の水道、附属設備の延命化並びに漏水防止対策の強化に取り組んでいただきたい、このように思います。市民生活に欠かせない安心、安全な水道を継続していただくように要望して、終わっておきます。 ○中原 委員長  それではこの際、質疑質問をあわせて行います。質疑質問はありませんか。 ◆十鳥 委員  おはようございます。今回から建設水道委員会の所属ということになりましたので、またよろしくお願いいたします。  私のほうからは、本年第3回定例会において我が党議員からも質問させていただきました包括外部委託、いわゆる水道サービスセンターの業務に関して進捗、進みぐあいを質問させていただいたんですけども、その後の進捗についてお聞かせいただけますでしょうか。 ◎石田 お客様サービス課長  議員の御質問にお答えいたします。議員御指摘の包括外部委託につきましては、本年10月1日から水道サービスセンターの開設を行い、滞納整理業務から委託を開始いたしました。またその他の取り組みといたしましては、インターネット受付システムダイヤルインの導入及び窓口の一本化によるワンストップサービス取り組みを開始いたしております。  以上でございます。 ◆十鳥 委員  10月1日から滞納業務を開始していただいてるということでありますけども、その効果といいますか、今まで職員でやってたことよりもどのような効果があったか、お聞きかせください。 ◎吉村 収納対策課長  滞納整理につきましてなんですけれども、停水対象となる未納が6カ月以上の件数が減少傾向にあります。開設から2カ月余りでございますが、停水対象件数につきましては、10月は837件、11月は883件、12月は停水対象が615件となっております。水道料金の調定や請求は2カ月単位でございますので、10月と10月の停水対象を比較しますと、222件の減少となっておりまして、委託による効果があらわれていると考えております。  以上です。 ◆十鳥 委員  そういう停水の件数が徐々に減ってきているということであるということですけども、そうすると、要は回収してる料金、費用、回収料金は、そういう停水が減ったことによって収入というか、回収できてる金額というのはふえてるかと思いますけど、どの程度ふえてるか、お聞かせください。 ◎吉村 収納対策課長  停水による回収金額でございますが、12月に関しましては、今現在停水に行っていただいておりますので、昨年度の実績との比較になりますけども、10月につきましては約258万円の増収、11月につきましては約560万円の増収となっておりまして、10月、11月の合計で約818万円の増収となっております。  以上です。 ◆十鳥 委員  10月から2カ月、3カ月の時点ですけども、一定の効果は出ているということでありますね。またインターネット受付システムも同時に行われてるということですけども、その効果とかいうのがわかるようであれば御説明ください。 ◎石田 お客様サービス課長  インターネット受付システムにつきましては、水道の使用開始や使用中止、市内転居、名義変更等の申請や口座振替依頼書などの書類請求の申し込みを水道庁舎にお越しいただくことなく、スマートフォンやパソコンで24時間受け付けできるようになっております。  以上でございます。 ◆十鳥 委員  そういう水道のかかわる変更処理というか、転居したりとか名義変更とか、そういったことが窓口へ行かなくてもインターネットでアクセスして変更ができるという、利用者にとっては非常に利便性が向上してる確かに便利なものだと思います。実際どれぐらいの受け付けというか、市民さんからそういう変更手続インターネット上でどれぐらいの件数やられてるというのはおわかりになりますか。 ◎石田 お客様サービス課長  水道サービスセンターを開設してから2カ月分だけですが、10月分で約30件、11月で約130件の受け付けがございました。  以上でございます。 ◆十鳥 委員  10月はスタートしたばっかりですけど、11月になると結構件数が伸びてるので、今後もふえ続けていっていただくことが、利用していただいてる市民さんにとっては利便性の向上ということが認識できるかなと思います。  あわせてダイヤルインも導入されてるというふうに先ほど説明がありましたけども、このダイヤルインの効果に関してはどのようなものがありますか。 ◎石田 お客様サービス課長  ダイヤルインに関しましては、直接用件を水道サービスセンターで伺うことによりまして、これまで代表電話の電話交換手による取り次ぎで何回も問い合わせ内容を伝えることがなくなり、お客様の待ち時間が縮減しまして、利便性の向上につながったと考えております。  以上でございます。 ◆十鳥 委員  ありがとうございます。お客様が待ち時間が少ないということは、確かに利便性の向上につながったと思います。  窓口の一本化するワンストップサービスもやられてるということですけども、このワンストップサービスについての効果はどのようなものがありますか。 ◎石田 お客様サービス課長  窓口の一本化によるワンストップサービスに関しましては、これまでは窓口が複数あり、お客様に各担当窓口ごとにまで行ってもらって手続をしてもらっていましたが、今回一本化することによりまして、1つの窓口で手続が完了することになりまして、お客様の手間と時間の縮減につながり、利便性が向上したものと考えております。  以上でございます。 ◆十鳥 委員  確かに役所に来ると手続するのに何個も窓口を回らなあかんとかいう部分が一元化できるということは、利用者にとっては大変便利なことだと思います。今後も水道サービスセンター取り組みについて計画的に進めていかれると思うんですけども、今後については、どのようなスケジュールで、どのような業務を委託していくか、お聞かせください。 ◎賀川 上下水道局次長  委員御指摘の包括外部委託につきましては、本年第3回定例会におきましても安田議員のほうから進捗について答弁を申し上げたところでございます。現在第1段階でございます徴収業務委託移行を終えまして、現在第2段階でございます徴収業務受付業務、また引き継ぎ等を行っているところでございます。先ほどの答弁にもございましたけども、特に第1段階である徴収業務ですが、徐々にその効果があらわれてきていると感じておるところでございます。我々としては何としてでもこの委託をやり切りまして、業務の効率化、またさらなる市民サービスの向上を図りまして、経営の健全化を進めていく決意でございます。何としてでも令和3年4月には完全な業務の委託を完結し、推し進めてまいりたいと考えておりますので、何とぞどうぞよろしくお願いいたします。  以上でございます。 ◆十鳥 委員  ありがとうございます。来年4月1日から全面的に委託をされるということですけども、やはり大事なことは、外部へ委託することでさらに市民サービスが向上した、市民さんにメリットがあったというものが出なければならないと思います。本当にこの上下水道局にとって非常に大事な事業として私どもも認識しておりますので、しっかりとこの事業の進捗を注視させていただきたいと思います。そして包括業務委託することで業務の効率化、水道局の健全経営を図るべく組織のスリム化とか、そういったものがつながっていかないと意味がないと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。本来の目的である、市民の皆様に安全で安心した水を届けるという本来の使命をしっかり果たしていただけるようにお願いをして、一たん質問を終わらせていただきます。 ◆横田 委員  それでは、今までも何度かこの委員会においてお聞かせをいただいておるんですけれども、上下水道局のこの庁舎整備につきまして改めて御質問させていただきます。  6月の委員会では、今後は水道庁舎の整備を進めるということでお伺いをいたしました。その後の進捗状況をお聞かせいただけますでしょうか。 ◎熊野 経営企画室次長  横田委員のお尋ねである庁舎整備に係る進捗状況についてお答えいたします。  6月の委員会で報告させていただきましたように、上下水道局庁舎整備については、水道庁舎の建設について大阪広域水道企業団の用地を最有力候補とし検討を進めているところでございます。7月以降これまでの間の進捗状況ということにつきましては、候補地の所管である大阪広域水道企業団東部水道事業所と直接協議を重ねており、企業団用地に関する図面等の資料を借り受けるなど、用地利用についての条件整理を進めているところでございます。  以上です。 ◆横田 委員  ありがとうございます。現在検討しておられて、各条件整理を進めていただいてるということですけれども、もちろん相手方のあることですので、話せる範囲で結構でございます。企業団とはどのような方向性を持って協議を進めておられるのか、お聞かせください。 ◎熊野 経営企画室次長  企業団東部事業所水道庁舎建設における企業団用地の利用についての検討、協議を進めている中で、一定の御理解をいただいております。その上で、本市の水道庁舎建設についての協議を進める上で、企業団とは用地の利用についての基本的な条件等を整理した上で具体的な庁舎整備の検討を進めていくということになりますので、まずはそれらを示した覚書書を交わすということに至っております。現在はその覚書文書の条件整理等を双方で確認、検証している状況でございます。  以上です。 ◆横田 委員  ありがとうございます。これから企業団と覚書を交わして進めていくということですけれども、6月の委員会では早期実現に取り組んでいきたいというお話をいただいておるんですけれども、その点どうでしょうか。 ◎熊野 経営企画室次長  水道庁舎建設については、老朽化や耐震性不足といった現水道庁舎が抱える課題からも早期の建設が必要であると考えております。現在行っている覚書を速やかに整え、企業団との覚書書を締結し、建設場所を絞った上で、サウンディング等により施工費や工期等の効率的な建設手法を決定し、委員会にお示ししていきたいと考えているところでございます。  以上です。 ◆横田 委員  ありがとうございます。この庁舎整備に向けた企業団との調整は現在のところ進めているというお話ですけれども、相手方のあることですので、交渉ということですので、その詳細はこの場では聞くことはしませんけれども、これまでの経過もありますので、くれぐれも慎重に検討していただきたい、このように思います。  その上で、これまでも言ってきましたけれども、水道事業の中心となる水道庁舎の整備については速やかに進めていただきたい、このように思っておりますので、そのことも含めてしっかりと要望させていただきたいと思います。これで質問を終わっておきます。 ◆十鳥 委員  それでは、さきの決算委員会で我が党議員からも、本市では市税の納付とか国民保険料の納付についてウエブ口座振替サービスというのを実施されてます。水道料金も回収方法の一つとしてウエブ口座振替サービスを導入してはどうですかという質問をさせていただいたかと思いますけども、その後何か進捗はありましたでしょうか。 ◎小川 営業システム課長  委員の質問にお答えさせていただきます。まずウエブ口座振替受付サービスについては金融機関等に問い合わせしましたところ、事業者や会計などの違いから、先行して実施している市長部局のサービスとは別途契約を結ぶ必要があることがわかっております。また初期導入費用やランニングコストを試算いたしますと、市長部局の導入費用の2倍以上の費用がかかることが判明いたしております。  以上です。 ◆十鳥 委員  ということは、東大阪市でさまざまな業務をウエブ口座振替受付サービスで既にやってるにもかかわらず、また水道料金の回収をするとなると新規で金融機関と契約が必要だということで、コスト的には結構かかるということですか。 ◎小川 営業システム課長  委員の御指摘のとおりでございます。 ◆十鳥 委員  ちょっと簡単で結構ですけど、その内容というか、どれぐらいのコストがかかるか御説明いただけますか。
    ◎小川 営業システム課長  費用につきましてはウエブ口座振替受付サービスの開始に当たり、まずインターネット上で利用者の方が申し込みを行うためのサイトの作成、各金融機関のシステムとの連携、結果情報の還元等を行うシステムに係る費用とサービスを実施する金融機関に係る費用がございます。まず上下水道局のウエブ口座振替受付サービスの年間予想取扱件数については670件と試算しました。次に費用ですが、初年度のシステムに係る費用が約414万円、金融機関に係る費用が1938万円となり、合計約2353万円、2年目以降のシステムに係る費用が139万円、金融機関に係る費用が約580万円となり、合計して毎年約719万円かかる試算となっております。この毎年かかる約719万円を年間予想取扱件数670件で割りますと1件当たり1万円以上の費用がかかることがわかっております。  以上でございます。 ◆十鳥 委員  1件当たり1万円以上の費用をかけて料金を回収するということで、結構コストがかかるなというふうに感じます。実際このウエブ口座振替サービスを導入するかどうかということになりましたら、どのようにお考えでしょうか。 ◎賀川 上下水道局次長  委員御指摘の口座振替によりますウエブの申し込みにつきましては、先ほど御答弁申し上げたとおり、やはり費用対効果や現在逼迫した水道事業の財政状況を考えますと、これだけの費用をかけてこの事業を現在導入するというものにつきましては厳しいものがあるというふうに考えております。今後他市の状況も注視しながら、手法も含めまして調査研究してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。 ◆十鳥 委員  費用対効果を考えた場合に余りにも改修コストがかかるのでは意味をなさないものかなというふうに思います。ただ今年度もモバイル決済とか4月1日から導入していただいたように、やっぱり常に市民の皆さんの利便性向上というか、水道料金をもっともっと払いやすいような仕組みづくりというのは、先ほど部長もおっしゃいました他市の状況とか、いろんなさまざま情報収集していただいて、そういう水道料金の支払いでより便利なサービスが出てくれば、すぐ導入に向けて検討していただきたいなと。やっぱり時代はいろいろ変わってきますので、いろんな決済サービスが今後も出てくると思いますので、市民さんにとって便利だなというものがあれば検討をしていただきたいということを要望して、一たん終わります。 ◆大野 委員  以前も当委員会で質問させていただいたと思います。その中で、中地区北部の大阪生駒線加納元町調節池についてのことに対してお聞きしたいと思います。今回大阪府の12月議会で加納元町調節池築造工事立坑の契約案件として上程されておるということを聞いております。そこでお伺いするわけですが、加納元町調節池の事業概要は今どのようになっておるのですか。 ◎大田 下水道計画総務室次長  大阪府の河川事業として施工していただいております加納元町調節池でございます。事業概要といたしましては大阪生駒線の下に内径6.5メーター、延長約800メーターのシールドを施工する予定でございます。現在そのシールドのための発進立坑の発注が行われまして仮契約中というところでございます。その発進立坑、着手に向けまして本契約、こちらのほうは議会案件となっておりますので、現在開会中の大阪府議会のほうで上程されているというふうに聞き及んでおります。  以上でございます。 ◆大野 委員  現在の状況を詳しくわかっておりましたら、おっしゃっていただきたいと思います。 ◎大田 下水道計画総務室次長  加納元町調節池でございます。10月に施工候補者と仮契約中というふうに聞いております。府議会のほうにつきましては、今回定例会12月21日までの日程となっておりまして、そちらに向けて上程されているというところでございます。 ◆大野 委員  今現在府議会のほうで審議をしていただいておるということでございます。この幹線は将来的にどのようになっていくのか、将来の計画というのはあると思いますが、わかっておりましたら、お話し願いたいと思います。 ◎大田 下水道計画総務室次長  現在施工予定となっております加納元町調節池1期工事といたしまして実施されるものでございます。引き続いて2期工事といたしまして南伸するというふうに聞いております。  以上でございます。 ◆大野 委員  私自身もいろいろと今までこの事業に対しまして要望してきたわけです。この工事が今の段階の中で、立坑工事が約3年2カ月ほどかかるということです。それからシールド工法によりまして、加納元町から外環に向かって押していくということの中で、この工事は多分5〜6年かかるんじゃないかと、このように思います。その中で、私自身はこの地域は、以前も申し上げましたように、日本一というような区画整理事業が平成7年に換地されまして、その後24年ほどたっておるわけでございますが、今までに浸水等がありまして、市民の皆さんに大変心配をかけてきた地域であります。よってこの工事が一日も早く完成するようにお願いしたいなと、このように思います。  そしてまた今この工事が終わりましたら、加納玉串線を南に向かって南伸していただき、そして大阪石切線を右折し、そして鴻池の増補幹までつないでいくという計画であります。私思うのには約十数年かかる事業かと思います。そして予算にいたしましても莫大な予算がかかるわけでございます。この事業を今やっと大阪府のほうで上程していただきまして、ほんまにほっとさせておる次第です。その中で、今までの状況といたしまして、加納調節池の築造工事に入っていただくわけでございますけども、この工事は平成26年に計画、立案をされました。当時、北川国土交通副大臣に府、市が連携して国家要望として野田市長がお願いをしていただきました。そして本格実施に向けた段階の中で、令和元年7月、そして11月に寝屋川流域協議会で国土交通省の大臣、そして財務省の副大臣に国家要望として野田市長が要望していただきました。そして令和元年11月に、我々の超党派で行っております東部大阪治水対策促進協議会として財務省の遠山副大臣にお願いして現在に至っておるということでございます。この要望につきまして、原局の皆さんはどのような思いでおられますか、お聞きしたいと思います。 ◎大田 下水道計画総務室次長  大阪府のほうで実施いただいております河川事業、非常に大規模な施設でございます。近年豪雨災害が多い中で、その施設の効果というのは非常に大きいものであるというふうに実感しております。ですので、寝屋川流域協議会や東部大阪治水対策促進協議会等、皆様で御尽力いただきまして、平成2年の4月に大規模事業の採択を受けたところでございます。これによりまして順調に事業のほうを実施していけるものというふうに思っております。  以上でございます。 ◆大野 委員  東大阪市にとりましても、また府にとりましても大規模な事業であります。その中で、府の原局の皆さん、そして市の担当者の皆さん、いろいろな方々にお世話になりまして、私の思いでは一歩踏み出したなと、このように思っております。十数年かかる事業でありますが、加納元町調節池が完成すると、加納玉串、大阪生駒線のほうの進捗を見ながら我々も見守ってまいりたい、このように思っております。その中で、部長の思いは、今まで苦労していただいた思いといたしまして、どのように思っておられますのか、お聞きしたいと思います。 ◎吉村 下水道部長  私も市長と毎年年に2回ほど国のほうに要望させていただいております。やっとことし発注ができたということで非常に喜んでおるんですけれども、ただ先ほどから言われますように、まだ十何年かかる工事でございます。毎年大きな国費が必要ですし、まだ200〜300億かかるという、すべてやるとしたらですね、聞いておりますので、私たち微力ですけれども、市長とまた陳情のほうへ寄せていただいて、また先生のほうも毎年行っていただいておりますけども、その辺のお力のほうをお願いしたいと思っております。  以上でございます。 ◆大野 委員  我々もこれからも国の国家予算の要望と大阪府のお力をかりながら頑張ってまいりたいと、このように思っております。これからもこの事業が速やかに進められるよう、原局の皆さんにお願いしておきます。  次に、布施公園調節池についてお聞きいたします。この布施公園調節池築造工事も今回府議会のほうで12月議会に業者契約案件として上程されております。そこでお伺いしますが、当初布施公園の計画は平成13年にされたのですが、社会情勢の変化、そして用地取得が影響し事業が休止をいたしました。そして平成26年に当時の大阪府から出向していただいておりました江原副技監、そして元宮武副技監、この方が寝屋川水系改修工営所所長として勤務されておった、それらの2人の御尽力を得まして実施に向けた調整がなされた、そして平成29年度から布施公園調節池の工事が着手したということでございます。そこでお伺いしますが、布施公園の調節池の事業概要は現在どのようになっておりますか。 ◎大田 下水道計画総務室次長  加納元町調節池と同様、大阪府のほうで実施していただいております布施公園調節池でございます。高井田地区約200ヘクタールの集水面積をもちまして、布施公園の地下に約1万8000トンの貯留規模がある施設を今築造していただいているというところでございます。  以上です。 ◆大野 委員  また現在の状況はどのようになっておりますか。土どめ等やっておられると聞いておりますが、詳しくわかっておりましたら、教えていただきたいと思います。 ◎大田 下水道計画総務室次長  現在布施公園調節池のほうは土どめ工事並びに掘削工事が行われている状況でございます。この工事完了しますと、次の段階といたしまして調節池本体の施工に入っていくというふうに聞いております。現在発注のほうも行われておりまして、仮契約中というふうに聞いております。先ほど委員からも御報告いただいたように、本契約に向けましては今大阪府議会のほうで上程中というふうに聞いております。  以上です。 ◆大野 委員  この事業は、令和元年加納元町調節池とあわせて寝屋川流域協議会の国家予算確保に向けた国家要望を国に要望していただきました。野田市長が先頭になって行われたわけでございます。そして令和元年11月、昨年、東部大阪治水対策促進協議会で財務省の遠山副大臣へ国家要望をさせていただきました。そこで国家要望の成果はどのようにあったか、教えていただきたいと思います。 ◎大田 下水道計画総務室次長  この布施公園調節池につきましても加納元町調節池と同様、大規模な個別補助事業の制度を活用いたしております。これによりまして、今後引き続き継続的に事業のほうを実施していけるようになったというふうに聞いております。  以上でございます。 ◆大野 委員  今後の予定はどのようになっておりますか。 ◎大田 下水道計画総務室次長  本体工の事業に向けまして現在掘削工事が行われております。こちらが完了いたしますと本体工のほうに着手するというふうに聞いております。  以上でございます。 ◆大野 委員  引き続き加納元町調節池とあわせて国、大阪府と連携して進めるよう要望をしておきたいと思いますが、最後に当時の江原副技監と宮武寝屋川水系改修工営所の所長の両名の御尽力が多大であったと、このように思います。私からこの場でこの両名の方にお礼を申し上げておきたいと、このように思います。そしてまた市長、そして我々議員が一体となって国のほうに、また大阪府のほうに要望することが効果があるというように、これをもって再度認識いたしました。原局の皆さんも、これからもあらゆる事業に対しまして、また施策に対しまして国、大阪府の皆さんの御協力を得ながら進めていただきたいと、このように思っておりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。  最後に副市長、思いがありましたら、ちょっと発言していただけたらと思います。 ◎立花 副市長  今大野委員のほうから大規模特定河川事業に2つの調節池が指定された、採択されたということで、予算的にはこれからずっとついていくんだろうというふうに思うんですけれども、この調節池は東大阪市にとって大事な事業でございますし、大阪府もそういうことを理解していただいた上で、国、府の要望に精力的にやっていただいてるということでございますので、この事業が完成するまで、我々としましても予算がしっかりとつけていただけるように、またそれぞれ市長、また委員の先生方にも国家要望にも協力していただけるように私たちも全力でやっていきたいと考えておりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。 ◆大野 委員  今副市長から御発言をいただきました。私はこの治水事業は国づくりであると、このように思っております。その中で、東大阪市は水との戦いで大変今まで苦労をしてきたわけです。その中で、これからも治水事業の重要さを考えながら我々自身も活動していきたいと思いますので、また御協力いただきますようお願い申し上げまして、この質問はこれで終わっておきます。 ○中原 委員長  他にありませんか。                ( 「なし」の声あり ) ○中原 委員長  他にないようでありますので、上下水道局関係の一般的な質疑質問はこの程度にとどめます。  この際議事進行上暫時休憩いたします。               ( 午前10時58分休憩 )            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜               ( 午前11時4分再開 ) ○中原 委員長  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  これより土木部、都市計画室交通戦略室関係の審査を行います。  それでは議案に対する質疑を行います。質疑ありませんか。  この際、質疑質問をあわせて行います。質疑質問はありませんか。 ◆嶋倉 委員  議案第91号の街路用地取得事業、公共用地先行取得事業特別会計、モノレール事業についてなんですけれども、我が党は当初から多額の費用で市民負担になることから反対してまいりました。今コロナ感染拡大の中、鉄道利用者は減っており、おさまったとしてもどこまでもとに戻るか疑問であります。このような状況で府に対して中止とか、また一たん停止など申し入れを行うことは考えられないか、まずお聞きします。 ◎浅井 交通戦略室次長  嶋倉委員の質問のほうにお答えいたします。現在大阪府のほうで中心となって事業認可を取得して事業のほうを進めておりますことから、この辺を中止というふうな考えで中止させてもらうということは現在考えておりません。  以上です。 ◆嶋倉 委員  何でかといいますと、先日令和3年度予算編成方針というのを出されました。中長期財政収支見込みというところで試算もされておるんですけれども、その中で、その見込みとして今後10年間の市税収入額が273億円減少すると。またその中で言われているのが、1つはモノレールの南伸に係る経費、もう一つは義務教育環境の整備、もう一つ公共施設の老朽化など、大きな財政負担を必要とする事業に対応していかなければならないとあるんです。このことを見て、私は義務教育環境の整備とか公共施設の老朽化、これに対する財政負担というのはもう必然のことであって、モノレール南伸に対しましては絶対に必要なものとは私は思えないんですよね。それで、やはり今モノレールはどこかで一たんとめることを考える、それが必要じゃないかと。府のほうにその旨を要望していただき、私からも強く要望して、この質問に対しては一たん終わります。 ◆十鳥 委員  私のほうから道路照明灯について、さきの決算委員会でも私のほうから発言をさせていただいた部分なんですけども、東大阪市内には道路照明灯並びに防犯灯が少ない地域がまだまだ若干あります。夜間やっぱり暗い地域をなくしていかなければならないというふうに思うんですけども、さきの本会議でも我が党安田議員のほうから例を挙げて大阪瓢箪山線の側道が非常に暗いという部分もありました。やっぱり市内にはまだ何カ所かそういったとこがありますので、そういう暗い場所をなくしていくようにしていかないといけないと思うんですけども、道路照明灯設置の本来の目的はどのようなところにあるのか、お聞かせください。 ◎上農 道路整備課長  目的ですけども、道路整備課で設置しています道路照明灯は主に夜間における道路状況、交通状況を的確に把握するため良好な視環境を確保し交通安全と円滑を図ることを目的としております。  以上です。 ◆十鳥 委員  交通安全が目的ということでありますけども、具体的にはどのような場所に設置をするということになっておるのか、教えていただけますか。 ◎上農 道路整備課長  主に本市が管理している公道と交差点、また横断歩道、見通しの悪いカーブとか夜間に事故が多発している箇所などに設置しております。  以上です。 ◆十鳥 委員  そういうところへ設置されてるということですけども、大体年間どれぐらいの増設といいますか新たに設置されているか、そういった数はわかりますでしょうか。 ◎上農 道路整備課長  平成30年度が45基、令和元年度が30基となっております。  以上です。 ◆十鳥 委員  先ほども言いました本会議で同僚議員が質問した御答弁で、今後交通安全を目的に交差点、歩行者、自転車の通行量が多いと思われる歩道に道路照明灯を設置できるように検討してまいりますというふうな御答弁がありましたけども、どういったことを検討されているのかお聞かせください。 ◎上農 道路整備課長  交通安全を目的に歩行者、自転車の通行量が多いと思われる歩道に道路照明灯を連続して設置できるように検討していきます。まずは鉄道駅を中心としまして半径何キロ圏内の歩行者、自転車の通行量が多いと思われる歩道や公共施設までの歩道を検討してまいります。  以上です。 ◆十鳥 委員  そういうことで、歩行者、自転車の通行量が多いと思われる歩道にもつけていただけるということです。私自身がそれまでは交差点とかいう交通安全を目的とした道路照明灯の設置基準だったと思います。そういう意味では、現行の設置条件というのが緩和されたというふうなとらえ方でよろしいでしょうか。 ◎上農 道路整備課長  緩和といいますか、そもそも歩道にも設置するべきなんですけども、まずは市内の交差点から順次整備していった経過がありまして、交差点がすべてついたわけではないんですけども、ある程度一定交差点も整備しつつあるという話と、歩道も危ないところがやっぱりあるんで、同時進行で、交差点も整備もしつつ歩道も整備しつついう形で整備してまいりたいと考えております。  以上です。 ◆十鳥 委員  交差点に関しては一通り一たん整備されたからということで随時また歩道とか通行量の多いところに設置されるということでありますね。それは大変ありがたいことなんですけども、もう一つやっぱり課題がありまして、決算委員会でも訴えをさせていただきましたけども、市内には工業地域とか準工業地域といったそういう工場の集積地が何カ所かあります。そこにやっぱり防犯灯とか道路照明灯の設置が少ない場所となっておりまして、また先ほど御答弁いただいたように、歩行者、自転車の通行量というのはそんなに多いところではないんですけども、やっぱりそういう町が暗いということで、そこを通られる方は夜間怖いという声をたくさんお聞きしております。逆にそういう暗いということは交通安全的にも危険度が高まる部分だと思いますし、また治安が悪化するおそれもあります、町が暗いということで。前にも答弁いただいたんですけども、現在の体制ではなかなかそういった地域に設置していくことが今の部局の体制では難しいというようなことをお聞きしております。しかしこれはある意味行政の責任としてそういった危険な箇所をなくしていくというのは必要であるかと思います。現行の体制では設置することが難しいようであれば、新たな体制、また仕組みというのをつくっていただいてでもやっていただきたいというふうに思います。そういう意味で、最後副市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。 ◎立花 副市長  今道路照明の件について御質問していただいております。本市の場合は交通安全という面と、それから防犯上の問題ということで部署を分けてこの事業に取り組んでいるということでございます。今委員のほうから御指摘の内容につきましては、道路管理者として市民の安全と、それから安心を守るという意味では非常に大事な問題でございます。当然目的が違うということで部署を分けておりますけれども、そういう暗いという問題もございますし、防犯上の問題もございますので、これについては市の安全、安心ということを考えて、さまざま課題もありますけども、関係部署を集めて、どうしたらそういう今議員のほうから御指摘があったような問題が解決できるのか、課題は何なのかということを検討させていきたいというふうに考えております。私のほうからそういう意味では関係部署を集めて、そういったことを、今議会のほうで御指摘あったことについてはしっかりと解決できるように指示をしてまいります。  以上でございます。 ◆十鳥 委員  ありがとうございます。解決に向けて取り組んでいただきたいと思います。やっぱり地域住民が安心して生活できることが住み続けたいまちづくりにつながると思います。どうか夜間安心して通行できるようなまちづくりをつくっていただけることをお願いしまして、一たん終わります。 ◆横田 委員  それでは、瓢箪山駅前バス停跡地の活用について再度現状の進捗についてお伺いをしたいと思います。本会議のほうでも質問あったかと思うんですけれども、改めて教えていただけますでしょうか。 ◎上農 道路整備課長  瓢箪山駅前バス停跡地の活用につきましては、一級河川御神田川の河川敷を活用することとなるので、大阪府に対して河川占用を含めた協議を進めております。また道路交通管理者である大阪府警本部との協議も同時に進めており、最終的な利用形態と暫定的な利用形態について協議を進めておるところでございます。  以上です。 ◆横田 委員  ありがとうございます。その中の今御答弁いただきました暫定的な利用形態ということはどういった形態を考えていますか、お聞かせください。 ◎上農 道路整備課長  まず早期に活用できますように、以前に近鉄バスさんが利用されていた形態のように車両につきましては時計周りでの一方通行で考えており、一定の駐車、駐輪の対策もした形で考えております。  以上です。 ◆横田 委員  ありがとうございます。それでは最終的な利用形態というのはどのような形態を考えておられますか。 ◎上農 道路整備課長  地域の要望にできる限り沿うように、一般車やタクシーの乗降等のスペース的には限られておりますけども、駅前広場のような、大きさはちょっと狭いんですけども、利用形態を検討しております。  以上です。 ◆横田 委員  ありがとうございます。この瓢箪山駅前バス停跡地の活用につきましては、その活用についての諸課題があるということもわかりました。しかし、この瓢箪山駅前利用者の利便性の向上、また周辺地域の活性化のためにも一日でも早く活用できるように要望して、この件は一たん終わります。  続きまして、その駅前につながる大阪瓢箪山線、こちらの進捗についてちょっと質問をしていきたいと思います。昨年のラグビーワールドカップの開催に向けまして大阪中央環状線を横断できるようになりました。そして西は内環状線から東は近鉄東花園駅まで、これ1本の道路で通行できるようになっております。皆さんも御存じのとおり、本市は中小企業の集積地という都市特徴を有しておりまして、産業の活性化、また流通網が整備されているかどうかというのは、今後の発展していくのに大きく左右するのかなというふうに思います。この東西道路の渋滞による時間のコスト、これは古くから指摘をされておられまして、大阪瓢箪山線、これ外環状線までの開通は本市の都市のあり方、これが問われる喫緊の課題ではないのかなというふうに思っております。まずは西は東花園駅から東は外環状線まで、この開通を早期に目指すべきだというふうに考えておりますけれども、現在の事業中の東花園駅から外環状線までのこの間の用地買収の状況について教えていただけますでしょうか。 ◎小林 道路用地課長  質問にお答えします。令和元年度に8件の権利者と物件調査を行い、令和2年11月末現在で7件の権利者と売買契約を締結いたしました。 ◆横田 委員  現在7件との売買契約を締結されたということで、来年度はどのようになってますか。 ◎小林 道路用地課長  来年度においては、今年度に5件の権利者の合意のもと物件調査を行っており、令和3年度は5件の契約を予定しております。 ◆横田 委員  ありがとうございます。大阪瓢箪山線の権利者は全体で約60件というふうに聞いております。仮に令和3年度までに12件の契約がまとまっても20%、令和4年度末までの事業認可期間を考えますと用地買収を認可期間内に完了するということは非常に難しい状況にあるのかなというふうに思います。少なくとも大阪府の予算がないということで用地買収が進まないということがないように財源確保が必要と考えますが、その辺はどのようにお考えですか。 ◎小林 道路用地課長  令和2年度におきましては、当初に府予算が7件分配分されていませんでしたが、地権者7件に内諾を得ておりましたので、予算内示後早急に府と調整を行い、府下市町村の予算を集めてもらい、契約締結にこぎつけた経緯がございます。 ◆横田 委員  ここで心配なのがこのコロナ禍による財源の不足でございます。現在全国的にもいわゆる第3波というふうに言われている真っただ中でありまして、この大阪府も独自基準で赤信号がともっております。今後いつ収束するかわからないコロナですけれども、大阪府のコロナに関する支出の増大と税収入の減少、これが深刻な状況として予測をしております。令和3年度の財源確保について、これは問題はないんでしょうか。 ◎小林 道路用地課長  今年度の件もあり、大阪府に確認したところ、財源については確保すると回答を得ております。 ◆横田 委員  計画がさらにおくれることが懸念されますので、くれぐれも財源確保については引き続き大阪府に働きかけを行うよう、これはお願いをしておきます。また、この事業により早期に進める手だてとして、予算確保もさることながら、あわせて人員確保も必要ではないのかなというふうに思います。このあたりはどのようにお考えですか。 ◎小林 道路用地課長  お答えします。御指摘のとおり人員確保は事業を進める上で非常に重要な要素であると認識しております。 ◆横田 委員  ありがとうございます。さらなる事業進捗を図っていただくために人員の確保は原局としても重要な要素であるという御認識でということですね。この区間の大阪瓢箪山線が完成すれば内環状線から大阪外環状線まで東西につながる重要な路線となります。もちろん他の路線も重要でございますけれども、この事業のこのような重要な路線は可能な限り進捗をさせるために人員が必要だというふうに私も考えております。今後早急に進める上でも、人員体制の強化を要望して、一たん終わっておきます。 ◆嶋倉 委員  本会議でも質問させていただいたんですけれども、公園整備について副市長のほうにお聞きしたいんですけれども、私この間、議員になって何回か公園のことについては質問してきました。他の議員さんのほうからも公園についていろいろ質問がありました。それをずっと聞きながら公園の整備も何%を目標に、1人何平米目標に進めていますとか、バリアフリーも目標を持って進めていますという答弁がずっとあったんですけど、この間いろいろ答弁調整で聞いていますと、やはりお金がネックになって進めていないなというのが思いました。公園のあり方について、市として、副市長としてどのようにお考えなのか、まずお聞きします。 ◎立花 副市長  公園と一口に言いましても、都市公園なり街区公園なり種類がございますけども、今市の取り組んでいっております第3次総合計画の中でも、住み続けたいとか選んでいただけるとかというふうに、我々キーワードを持って事業を進めてます。その中で、公園とか教育という問題は切って切り離せない問題だろうと。やはり近くに公園があれば生活が潤うとか、子供さんをそこで遊ばせるとかということもありますので、公園は非常に都市魅力の考える上で非常に重要な、私は位置にあるんかなと思っておりますので、公園整備についても当然お金はかかりますけれども、ここは国家要望をしっかりしながら、何とか市民の皆さんが公園のほうで安らぎとか潤いを感じていただけるような公園整備ということを志していかんといけないなというふうには思っております。 ◆嶋倉 委員  そうなんですよね。でも実際バリアフリー化も令和2年度目標達成が60%と言ってたのに、それがもう50%も行ってない今の状況、今度は令和3年度以降に国の交付金がなくなるということをお聞きしたので、これ市で単独で進めていくことになるんかなと思うと、とてもこれなかなかお金がかかることで難しいんかなと思って、今言われたように、国のほうにやはり交付金を要望するとか何らかの手だても打たなければいけないし、そして今のままで終わってしまうような不安があったので、今お聞きしたんです。また、大阪市やほかの自治体へ行ったときに、そこにある遊具が古いんですよね。やっぱりさびてたりというか劣化したりとかそういうのが見えるので、副市長が言われたように子育てをするんやったら、まず保護者、アンケートなんかとったらやっぱり公園というのは第一に置かれてるたりするので、そこをおろそかにせんと、やはり住んでもらいたい、こっちに来てもらいたい、東大阪で住んでもらいたいと思ったら、公園というのは私は一番に思うことなので、ぜひそこは進めていっていただきたいなと思います。ボール遊びとかもしたい、できない、今東大阪の中ではなかなかできないので、そういう公園もふやしてほしいという声もよく聞くんですよね。言われたようにコロナ禍で1日家の中で子育てしてる親御さんにしたら、やはり近くに公園があってそこで救われるというのもあるので、ぜひ公園に対して、今お金がないというのはありますけれど、でも市も方針としてちゃんと計画を持って進めていっていただきたいと思います。この点に関しては終わります。 ◆十鳥 委員  東大阪市の総合交通戦略、令和元年11月にこの冊子をつくっておられる部分ですけども、その中から施策方針3の、市民生活を支える持続可能な交通システムの構築ということで、タクシーの利活用の検討という部分がございます。このタクシーを、交通システムの一環としてタクシーの利活用の施策については、我が会派でも一番古い分では平成27年から本会議、委員会等を通じて幾度となく質問をし、長年にわたって訴えをさせていただいてきたところであります。またその間、会派におきましては、デマンド型乗り合い交通タクシーの利活用を先進的に実施されてる堺市、また大東市に視察にも行ってまいりました。私も大東市では実際にデマンドタクシーのコースを乗せていただいたんですけども、また10月の決算委員会でも我が党の議員の質問の答弁をお聞きしてますと、長年訴えてきたことがようやく進み出したなという感じをしております。決算委員会から約2カ月たちまして、現在の進捗状況はどのようなものか、教えていただけますでしょうか。 ◎浅井 交通戦略室次長  タクシーを活用した取り組みに関する進捗状況についてでございますが、現在鉄道、バスの利用がしにくい地域を中心に4つの連合自治会になりますけれども、石切東、日下、縄手南、加納、こちらの4つの連合自治会に対しましてこの取り組みのほうを進めております。8月上旬より4つの各連合会長様へその取り組みの趣旨を説明いたしまして、8月下旬から9月下旬にかけまして連合会長の協力のもと各連合自治会、こちらの会合の場をおかりしまして各自治会長様及び女性理事の方々へ本市の取り組む内容を説明し意見及び指摘等をいただいております。その中で、今後については各自治会ごとに話をしていくということをお願いしていましたことから、現在は、まず市の取り組みを理解し協力いただける自治会ごとに順次対応のほうをしておりまして、11月下旬から12月上旬のほうにかけまして、加納地域のアメリア自治会と石切東地域の芝ヶ丘自治会様、こちらの2自治会様に対しまして、本市のタクシーに対する具体的な取り組み内容のほうを説明しながら、自治会長様と意見交換を行い、タクシーを活用した取り組みを進めているところでございます。  以上でございます。 ◆十鳥 委員  本市は先ほどおっしゃったように鉄道、バスという部分で確かに鉄道も6路線ですか、本当に他に類を見ないような網で整備されておるんですけども、東西に偏ってるというか、なかなか南北への移動が困難な、スムーズに動けない状況があります。やっぱりまた路線バスも南北に走ってる部分が廃止されたりして、非常に南北の移動が難しい部分があります。特に山間部、東大阪の東側には生駒という山があって、そこの本当に山間部においては、自家用車とかお持ちの方であれば買い物とか病院とかあらゆる行動範囲が広がるんですけども、山間部においては高齢化が非常に進んでる部分がありまして、免許証を返納されたりとか、また、歩いて買い物に行けてたところがやっぱり年をとってくるとだんだん帰り坂を上るのが困難だというような状況があります。そういう部分で、私ども会派は常に以前からタクシーを利活用していただきたいという部分で訴えをさせていただきました。もうバスとか大きな車両では上がっていけない、狭隘して本当に山間部細い地域があります。でもそこにはやっぱり住んでられる方、生活されてる方がいらっしゃるので、そういった部分で、一日も早く乗り合い交通としてタクシーを利活用していただきたいということを訴えさせていただいたところでありますけども、今アメリア自治会と石切東地域の芝ヶ丘自治会というところとお話を進めていただいているということでありましたけども、この2つの自治会を選んだ理由はどこにあるのでしょうか。 ◎浅井 交通戦略室次長  今回2つの自治会様を先行して選んだ理由につきましては、まず本市の取り組みを理解していただいて協力を得られたということとあわせまして、加納地域のアメリア自治会につきましては、集合住宅のモデル地域として、また石切東地域の芝ヶ丘自治会につきましては、戸建て住宅でのモデル地域として位置づけさせていただきまして、この先行した取り組みを行いたいと考えたためでございます。
     以上でございます。 ◆十鳥 委員  先ほども申しましたように、とにかくこの2つの自治会を先行していただくのは結構なんですけども、実際そういった乗り合い交通を必要とされているのは本当に山間部の地域なんです。この芝ヶ丘自治会というのも山間部、石切のほうですから山手にあるんですけども、どっちかいうたらまだ下のほうの自治会であって、もっと上の、また近鉄奈良線を、まだ東側にそういった人も住んでおられるということで、どんどんそういった地域に自治会と連携をとっていただいて、そういう説明とかをどんどんしていっていただきたいと思うんですけども、他の自治会への取り組みはどのように考えられてますでしょうか。 ◎浅井 交通戦略室次長  まずこの2つの自治会様からは、地域内アンケートの協力、こちら配布、回収までの協力のほうを得ておりまして、今後そのアンケート結果から地域内の需要の把握というものをしていく予定でございます。このように地域の協力を得ながらこの取り組みを進めておりますけれども、一定その成功事例をつくることによりまして、今後その事例をもとに他の自治会へも随時広げていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◆十鳥 委員  じゃ、この2つの自治会がアンケートとか協力していただいて、この自治会も積極的に応援して協力をしていただいた場合に、実際にそこの地域でそういうタクシーの利活用ができる時期というのはいつごろになるか、今後のスケジュールを教えていただけますでしょうか。 ◎浅井 交通戦略室次長  地域内での利用の意向、こちらが一定まとまり次第ということになりますけれども、来年度にはタクシー事業者の協力も得ながらこのタクシーを活用した取り組みを、具体的には地域内のタクシー乗り場を設置しながら実施していきたいと、実施していくように努めてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ◆十鳥 委員  来年度から本格的に進めていただけるということでありますけども、タクシー事業者にも協力してもらわないけないと思いますけども、例えばどんなことを協力していただく必要があるのでしょうか。 ◎浅井 交通戦略室次長  タクシー事業者への協力に関しましては、例えばタクシーを呼んだ場合迎車料金等がかかりまして、タクシー利用の負担が大きくなるという場合がございます。この迎車料金の軽減について検討できないかというような話をタクシー事業者様とはしております。複数の事業者様のほうからは、需要があれば一定協力する、また前向きに検討するというような回答のほうも得ておりますので、地域の需要が提示できる時期に具体的に協議を行ってまいりたいと考えております。  以上です。 ◆十鳥 委員  そういうことで迎車料金を割り引いてもらうとかいう協力を要請するということでありますけども、やっぱりタクシーは市民さんにとっても1人で乗ると結構な負担になると思います。乗り合いで乗ることで、半分にしたり3分の1にしたりということができるかもしれないんですけども、同時に2人、3人と乗れるかどうかというのはそのときのタイミングだと思うんですけども、私も視察に行った大東市では福祉減免という制度も取り入れをされておりまして、65歳以上の高齢者には100円とか200円といった料金で利用できるということでありました。ある意味、そういう福祉とも連携をしていただいて、極力やっぱり料金の低廉化、低く設定するとかそういう低廉化が必要だと思うんですけども、福祉とかの部署との連携についてはどのようにお考えでしょうか。 ◎浅井 交通戦略室次長  福祉部局との連携等につきましては、現在高齢者の市内移動を円滑にする手だての検討というところの調整を行っております。具体的には先ほどの地域内のアンケート、こちらの結果をもとに検討のほうを行っていきたいと考えております。  以上でございます。 ◆十鳥 委員  アンケート結果によって検討していただけるということですけども、やっぱり利用される方にとっては、毎日とか2日に1回利用するとかいうことになってくると思いますので、極力安く御利用いただけるような仕組みを考えていただきたいということを強く要望したいと思います。やはり本市は高齢化というのが全国平均より早く進んでいるというデータがあります。今まで元気だった人が自動車に乗ったり自転車に乗ったりして移動できるのが、あと10年、15年たっていくと、そういうのがもう自転車とかも乗れなくなって、困難な人がどんどんふえてくるという傾向にあるというデータですけども、さきの決算委員会でも我が党委員の吉田委員のほうからも質問させてもらって、藤埜室長よりは、地域の意見を聞きながら、また地域と一緒に地域の人が利用しやすいデマンド型の交通システムを構築していくとおっしゃっていただきました。また、急ぎという要望であったので急ぎますというふうにお答えいただいたことを覚えていらっしゃるかと思いますけども、再度室長の決意をお聞かせいただきたいと思います。 ◎藤埜 交通戦略室長  委員の御質問にお答えさせていただきます。地域の生活を支える交通につきまして、再度市の思いを御答弁するということで、この間私も直接地域のお困りになっている皆様のお声を聞かさせていただいております。ぜひ地域の協力とともに市と、またタクシー事業者さん、3者で協力しながら、なるべく早い時期に地域の交通の課題を解決できるように今後とも取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。 ◆十鳥 委員  ありがとうございます。本当に本市にとって重要な課題にもなります。そういった高齢の方、またいわゆる交通弱者というんですか、そういった方々が生活していくのに困ることのないように、一日も早い実現を要望させていただいて、一たん終わらせていただきます。 ○中原 委員長  この際昼食のため暫時休憩いたします。               ( 午前11時43分休憩 )            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜               ( 午後1時0分再開 ) ○中原 委員長  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  質疑質問はありませんか。 ◆横田 委員  昼からもよろしくお願いします。12月11日、産経新聞のほうにパークPFIの記事が載っておりました。その中にアクティブガーデン、バーベキュー等々もあると思うんですが、計画をされているというふうにありました。決定をされているのか、地元に説明に行かせるというふうな話があったと思うんですけれども、今どういう状況なのか、お聞かせいただけますでしょうか。 ◎畠中 公園課長  新聞ですが、目を通させていただいてます。アクティブガーデンを含めまして、掲載記事につきましては、事業者から提案された計画ベースの内容が記載されておりますが、決定ではございません。現在アクティブガーデンについては、公園利用者や周辺住民に迷惑をかけないよう施設内容等について調整中であると事業者からは聞いております。その他の必置施設や提案施設につきましても、公園施設として公園利用者の利便性の向上が図れるよう、また公園利用者や周辺住民からの苦情が出ないようにするために事業者と調整をしております。調整が終わり具体的な内容が確定した段階で、地元を含めて周知することを予定しております。  以上です。 ◆横田 委員  ありがとうございます。地元説明については丁寧に行っていただきたい、このように思っているんですけれども、地元の理解を得ながら進めていくということは要望させていただきたいと思います。 ◎畠中 公園課長  市としましても事業を進める上で地元の理解というものは必要であると考えております。事業者も同様に地元の理解が必要と認識しておりますので、説明会は親切、丁寧に行いまして、理解を得られるよう市も協力して進めてまいりたいと考えております。  以上です。 ◆樽本 委員  今の横田委員の質問の関連なんですけど、この1時間の間に調整して話をしよう思って言うてるんやけども、何の返事もなくて始まったんやけど、これどないするつもり。  もう一ついいですか。委員長の思いでちゃんと進めよう思ってやってる中で、1時間半の中で片づけようと思って話してるのに、何で言いに来えへんの。もう始まってもうてるで、これ。調整しよう思って言うてるのに。どない考えてるの。 ○中原 委員長  答弁ありませんか。 ◆樽本 委員  この1時間、どういうふうな話になってどんなことをやってたんか、ちょっと持ってきて。資料要求したないけども。1時間待ってんねん、こっちも。どんな話したかもわからへん。時間要るんかとか、そない思って12時前から話して、昼休みに悪いけど言うて。樽本副委員長の言うてることやったら別にほっといたらええわと思ってんねんやったら、ちゃんとそれ言うて出してきて、どんな説明したんか。どんなふうに受けたんか。 ◎立花 副市長  ちょっと私もこの件を聞いたのが、本当に申しわけないんですけど先ほどでございまして、副委員長のほうからこういう御指摘があったということについて十分な対応ができなくてまことに申しわけございません。今後の対応につきましては、今担当課長のほうから申しましたとおり丁寧にやっていかんといけないというふうに考えておりますので、御理解賜りますようによろしくお願い申し上げます。 ◆樽本 委員  理解できへんて。何でそしたらこんなして、その話何でしてけえへんの。何でこうやって委員会開会してまうんよ。ちゃんと委員会運営しようと思って前もって話ししてることを、何でこないしてベル押すの、押させるんよ。どない考えてるのそれ。さっき説明ありましたて、そやったら、さっきって何時何分よ。だれからどういう説明あったんか、ちゃんと文書にして出して。 ○中原 委員長  ちょっとよろしいでしょうか。今樽本副委員長のほうから話ありますけども、他の委員さんがどういう内容で調整をしようとしてたのかということが多分ちょっとわからないので、私も答弁者に対して答弁を求めにくいというところがあるので、どういった内容で調整をしようとしてたのかというところをちょっと副委員長にお話をしていただきたいんですけども。 ◆樽本 委員  それやったらちょっと一遍とめてください。 ○中原 委員長  いや、ちょっとここで話をしたいんですよ。 ◆樽本 委員  いや、ここでじゃなくて。 ○中原 委員長  すいません、僕委員長なので、ここで話をお願いしたい。 ◆樽本 委員  ちゃんと昼休みの間に話をするから調整してくださいねと言うてやってきた。何にも来えへんじゃないですか。まだ時間かかるんやったらかかるで、委員長に、ちょっと今調整してるから開会待ってくださいということをお願いせないかん。ここで今話して全部きっちり答弁できるんやね。それやったら言うよ。できるんやね、そやったら。今委員長言うてはるんやったら。ここで出せと言うんやったら、出すよそれやったら。どうすんの。 ○中原 委員長  樽本さん、内容をちょっとお話ししていただかないと、さばきようないんですけど。 ◆樽本 委員  内容今言うて、ほんなちゃんと答弁してもらえるんやね。そのための調整ちゃうの、竹本次長。 ◎竹本 土木部次長  副委員長から御指摘いただいておりますのは、新聞記事の中で、アクティブガーデン以外については予定もしくは計画という表現してるんですけども、アクティブガーデンだけがなると断定してるということを表現してますので、それについて、当然今施設については協議中でありますので、新聞記事がそれはおかしいんじゃないのということで、市から産経新聞に対して対応できないかという副委員長のお話、当然公園課としても決定事項ではないことを新聞で断定的に書かれてるというのは、公園課としては正しい記事と認識しておりませんので、それについて御指摘をいただいたという内容でございます。  以上です。 ○中原 委員長  だとしたら、その産経新聞が市の意向とは沿わないというような報道が出たということで、副委員長のほうから、市からその新聞社に対しておかしいんじゃないかというようなことを一報入れていただくことは可能かというような内容やったということでよろしいですか。 ◎竹本 土木部次長  そういうことでございます。 ○中原 委員長  わかりました。これに対して、要は市、ここで所管されてるのが副市長ですので、副市長のお答えというのはここでやっぱりいただかないことには、この先ちょっと前へ進めれないので、これに対しての答弁というのはお願いできますか。 ◎立花 副市長  新聞記事でバーベキューを楽しめる施設になるというふうな言い切りとなっております。そこの施設についてはまだ協議、調整中ということでございますので、こういう経緯になったということについては、当然書いた産経新聞に対しては我々の今の状況とは違うと、また、今までもこういうことで周辺住民の皆さんには御理解いただかんとできないという事情も話をして、ここについては我々としましては、まだそういう施設になるというふうに、事業者のほうはそういう計画をしておりますけれども、なるというふうに決まったわけでございませんので、事業の協議、調整中であるということについて、こういう断定的な言い方をするのはいかがなものかということは、私のほうとして言わせていただきたいと考えております。 ◆樽本 委員  委員会前へ進めていく上でなので、今ちょっと言ってくれはりましたけど、実際その新聞記事ですよ。項目にして5つ出してはりますねん。ウィルチェアについてはできる、断言してはります。することができる。もちろん車いすの広場でつくったものですから、できるで構いませんが、そのほかバスケットゴール、予定、ラグビー場内飲食店舗、予定、ファミリーガーデン、計画、アクティブガーデン、なる。今副市長が言うてくれてはったみたいに断言しとるんです。何で断言できるの、これだけ。一番反対してるとこちゃいますの。今まで皆さんには悪いけど、こういう手法で、新聞記事になったから、議会も認めたから、そんな言い方して近隣住人の人になし崩しにいくんちゃいますの。だれがほんならこうなると書いたんですか。この経緯全部出してください。それを調整段階で言おう思ってたんです。こんなん表出ししたないやん。どこの記者がどんな経緯で何でこんなこと書いたんやなんて、犯人探しみたいなんしたないんや。僕もこれは新聞社から目つけられるわ。おかしいものはおかしいて言われへん、今ここの体質やんか。それを言うてんねんや。  今回、もういろいろ委員長にもこうやって配慮してもらいながらやから一たん置くけど、今言うてるように、どういう経緯でこの文書が出たんか全部調査して一遍出して。その結果、次の定例会冒頭にでも説明して。ちゃんと調整して、できますよね、それぐらい。 ◎立花 副市長  我々の不手際でこういうことになってしまいました。まことに申しわけございませんでした。こういうふうに記事によっては、そのセクションによっては表現が違うということに対してどこまで調査をされたのかということは、我々としては一番調べないかんところでございますし、ましてやこういう議会でも問題になってるバーベキューエリアの問題がございますので、ここについては市としてもしっかり責任を持って調査させていただいて、次期の定例会のときに、それまでに委員とは打ち合わせさせていただいて、その報告をさせていただきます。よろしくお願いします。 ◆樽本 委員  お願いします。以上で終わっておきます。 ◆嶋倉 委員  さきの本会議でも質問いたしました生産緑地制度について質問いたします。生産緑地地区が指定後30年を経過すると、所有者である農家の方が市に対して買い取りを申し出ることができるというのが2022年、あと2年と迫っています。そのことの認識をお聞きしました。答弁では、生産緑地は今後も減少傾向が続くと想定した上に、生産緑地は良好な都市環境の維持、創出のため不可欠なものであり、防災や教育などの多面的機能を有することからも極めて重要なものであることから特定生産緑地制度を活用し生産緑地を含む都市農地の保全に努めるとありました。市が行った生産緑地所有者の意向把握のアンケート、その調査では約3割の方が買い取りを希望してるということになっています。全員の方の回答ではありませんけれども、3割というと、その結果は大きいと思うんです。高齢化に伴って後継者不足によって減少していく生産緑地についての認識をお聞きします。 ◎門田 都市計画室次長  今嶋倉委員おっしゃいましたとおり、都市農地につきましては毎年減少傾向でありますこと、また本市の市街地につきましては、現状オープンスペースなどが不足している状況であります。そのような状況でありますことから、良好な都市環境の形成に資すると判断できます農地につきましては、積極的に保全していく必要があるというふうに認識しております。  以上でございます。 ◆嶋倉 委員  積極的に農地の保全に努めるとお答えがありましたが、市が依頼した対応策が提案されてもいます。1つは公園用地として市が買い取ること、また市が農地を借り市民農園を運営する、また市が農地バンクを創設し、貸したい人と借りたい人をつないで有効活用するなど、市が買うことができなければ宅地化するという危険があるとしています。また法律の改正で3つのことができるようになって、第三者に貸し出したりとか、とれた作物を製造加工販売する、とれた作物による農家レストランの経営もできるようになっています。これでいうと、やっぱり他の部局との連携が必要と思うんですけれども、その点お考えをお聞かせください。 ◎門田 都市計画室次長  まず都市計画部局におきましては、既に特定生産緑地制度でありますとか、あと面積要件の緩和、これらに取り組んでおります。今後ですけども、さらに嶋倉委員おっしゃいましたように関連部局との連携によりまして、生産緑地を含みます都市農地、これの維持、保全に努めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◆嶋倉 委員  東大阪市の農地の減少に歯どめをかけるということで、守ることは本当に大切だと思うんですけども、手続に必要な年数が2年ですよね、2022年なので、そのときでは遅い、この前聞いたら1年ぐらいかかると、ということはあと1年しかその期間がないのに、今から他部局と連携してというところで私はいいんかなと思いながら、もっと手だてを打つ、どんどん生産緑地が減少していくという今の現状をちゃんと把握して、急いでやらなければ、私は市として取り組んでいくことを最後には要望して、この件については終わります。 ◆横田 委員  それでは大阪モノレール南伸事業についてちょっと聞いていきたいと思います。本市には新たに鴻池新田、荒本、瓜生堂地区、この3つにモノレールの新駅が設置をされます。それぞれの新駅周辺の整備に係ります進捗状況、また方向性等について質問をさせていただきたいと思います。  まずモノレール鴻池新田駅周辺、この整備に係る現在の進捗状況についてお伺いします。 ◎浅井 交通戦略室次長  鴻池新田のモノレール新駅周辺につきましては、駅前交通広場の整備、また駅アクセスに必要な中央環状線をまたぐ立体横断施設、こちらの整備を予定しており、これらの施設の整備に必要な用地を確保するため、今年度より地権者の方の同意がとれたところから、事業用地の測量調査及び物件調査を実施しております。あわせまして、駅前交通広場の詳細設計委託、こちらの契約を締結しておりまして、現在駅前交通広場の整備コンセプトと、あとJR鴻池新田駅とモノレール新駅の乗り継ぎに関する検討のほうを行っております。  以上でございます。 ◆横田 委員  モノレール新駅の乗り継ぎに関する検討を行っていただいてるということですけれども、JR鴻池新田駅との乗り継ぎ、少し距離があると思うんですけれども、具体的にどのような検討をされてるのか、お聞かせください。 ◎浅井 交通戦略室次長  委員御指摘のとおり、JR鴻池新田駅と新駅の距離なんですけれども、約600メートルありますことから、JRの学研都市線と城東工科高等学校、この間にあります水路敷のほうを活用いたしまして、安全で快適な歩行空間の整備を図るため本年度詳細設計を行うとともに、JRの学研都市線高架下の有効活用につきましても、大阪府、JR等関係機関と調整のほうを行っているところでございます。  以上です。 ◆横田 委員  600メートルあるということですので、そこそこの移動距離があると思いますので、地下道の移動ということであれば大きな課題となる距離ではないのかなと思うんですけれども、地上でありますので、雨にぬれない方策等々必要だと思いますけれども、その辺はどのようにお考えですか。 ◎浅井 交通戦略室次長  指摘のとおり、利用者の利便性を考えた場合、屋根等の設置が効果が高いというふうに考えておりますけれども、延長が長く、整備費が大きくなることから、この屋根等の設置とあわせまして、JRの高架を活用できないかというようなことも検討のほうをしております。  以上でございます。 ◆横田 委員  ありがとうございます。  次に中央環状線から本庁舎方面への導入区間となります若江稲田線及びモノレール荒本駅周辺、こちらの整備に係る進捗状況をお聞かせください。 ◎浅井 交通戦略室次長  若江稲田線の進捗状況につきましては、先ほどのモノレール鴻池の新駅駅前の交通広場の整備と同様、事業用地の測量及び物件調査、こちらのほうを実施しております。また今回補正予算で府有地を取得する公共用地先行取得事業特別会計のほうをお願いしておりまして、事業の円滑な推進に努めているところでございます。  次に、荒本のモノレール新駅周辺につきましては、市道敷と駅高架下を活用した駅前交通広場空間の整備というものを予定しておりますが、府有地の活用方法との協議に時間を要している状況にありまして、年度内に用地の測量ができればというところを調整しているところでございます。  以上でございます。 ◆横田 委員  ありがとうございます。こちらの駅も鴻池新田駅と同様にモノレール荒本駅と近鉄の荒本駅、この乗り継ぎにも300メートルほどですかね、移動距離があるということですけれども、そちらの対策のほうはどのようにお考えですか。 ◎浅井 交通戦略室次長  近鉄荒本駅との乗りかえにつきましては、国道308号の歩道を主に利用することから、ピーク時には乗りかえ利用者以外の歩行者であったり、自転車の方々との歩道の利用が重なりまして、安全な歩行空間が確保できないおそれであったり、雨天時の乗りかえに課題がありまして、今現在阪神高速道路の高架下などを活用した歩行空間の整備について検討のほうをしております。  以上でございます。 ◆横田 委員  ありがとうございます。歩行空間の整備につきましては各課題いろいろあるかと思います。歩行空間については、まず安全な歩行空間を確保していただく、また利用しやすい整備が必要というふうに考えておりますので、ぜひとも検討のほうお願いをいたします。  次に、瓜生堂駅周辺、こちらの整備に係る現在の進捗を教えていただけますか。 ◎浅井 交通戦略室次長  瓜生堂のモノレール新駅周辺につきましても、駅前交通広場、あと近鉄奈良線の南北にモノレール及び近鉄新駅へアクセスするための立体横断施設、こちらの整備を予定しており、鴻池であったり若江稲田線と同様、現在事業用地の取得に向けまして測量及び物件調査を実施し、あわせまして駅前交通広場の詳細設計委託、こちらの委託を締結して事業を進めているところでございます。  以上です。 ◆横田 委員  瓜生堂については同僚議員も指摘をしておりましたけれども、モノレールの起点駅でありまして、複数路線の駅も設置されるという大きなポテンシャルを秘めた、また交通拠点としても大きく発展するような場所だというふうに考えております。今後どのような検討を行っているのかお聞かせください。 ◎浅井 交通戦略室次長  瓜生堂の新駅につきましては、本市の立地適正化計画で市の中心拠点を補完する都市拠点に位置づけられておりまして、駅周辺施設の整備につきましても、これに寄与する施設整備が必要だというふうに考えております。具体的には全方向に道路や、また高速道路、こちらの利便が高いということから、鉄道と高速バス、中長距離バス等を連絡するような拠点整備の検討のほうを行っております。  以上です。 ◆横田 委員  そうですね、私も先ほど申しましたように、交通の利便性が高い場所というふうに考えてます。鉄道とバスを連絡する拠点というのは、いわゆるバスターミナル的なものなのか、どういったものなのか、お示しください。 ◎浅井 交通戦略室次長  バスターミナルの設置にはさまざまな手続とその運営が必要となりますことから、今回利用者が鉄道とバスの乗り継ぎ及び待ち合いを快適にできるような施設、これをトランジットセンターと呼んでおるんですけども、そのトランジットセンターを設置できないかというような協議、検討のほうを行っているところでございます。  以上です。 ◆横田 委員  ありがとうございます。ぜひ引き続き検討を行っていただきたいんですけれども、最後に、この事業を進めていく上での課題がありましたら、教えてください。 ◎浅井 交通戦略室次長  課題でございますけれども、駅周辺施設の整備につきましては用地取得が不可欠でございまして、今後権利者の方々との調整で難航するという可能性がございます。また、さまざまな利便施設を今回検討しておりますが、投資できる財源には限りがありますことから、優先順位をつけて優先順位の高い施設から整備を進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◆横田 委員  ありがとうございます。今までのやりとりの中で、各駅周辺の整備に関する進捗状況、また検討内容、課題等々につきまして一定御理解させていただきました。今後関係機関との調整、また用地交渉等まだまだ課題は多いと思います。事業に遅延が生じないように計画的に業務に当たっていただきますことを要望させていただきまして、このモノレールの質問を終わらせていただきます。 ◆十鳥 委員  先日の本会議の我が会派の代表質問で、校庭貯留等今後の雨水対策ということで質問させていただいた部分で、少し質問させていただきたいと思います。校庭貯留というのは一体どういうものになるのか、お聞かせいただけますでしょうか。 ◎細川 河川課長  校庭貯留事業の概要でございますが、ゲリラ豪雨等の大雨の際、学校の校庭に降った雨水を一時的に貯留する施設を整備する事業でございます。  以上です。 ◆十鳥 委員  ありがとうございます。ちょっと私もよくわかってないんですけど、学校の校庭の地下にそういう池をつくるのか、校庭自体を池にしてしまうのか、どういう設備になるのでしょうか。 ◎細川 河川課長  地下に貯留するのではなくて、校庭自体を池のようにして貯留する施設になります。  以上です。 ◆十鳥 委員  校庭自体をもう池のようにして水がたまるようにするわけですね。大雨のときにそういう形でためて、今度水を出さないといけないと思うんですけど、その排水といいますか、水を出すのはどのようにするのか、またそうやって校庭に一たんためることでどのような効果があるのか、お聞かせください。 ◎細川 河川課長  校庭に貯留した雨水は、オリフィスマスという排出量を調整する施設を通過して最終的に公共下水道へ排出します。オリフィスマスを通過することにより、たまった雨水が時間をかけてゆっくりと排出されるため、公共下水道や河川に係る負担の軽減効果があります。  以上です。
    ◆十鳥 委員  先日の代表質問の答弁の中で、校庭貯留については当初計画した29校は平成29年度ですべて完成しておりますと、一たん計画自体は完成したということなんですけども、また来年度、令和3年度より3校の貯留施設を計画するということで御答弁ありましたけども、一たん計画が完了したけど、またさらに3校追加でするということだと思うんですが、どのような意味があるのでしょうか。 ◎細川 河川課長  事業再開の理由でございます。当初策定しておりました計画上の整備は一たん完了していたところでございますが、浸水被害はいまだ解消しておりません。その中で次期施工箇所選定を行っていたところですが、このたび関係機関との協議にめどがついたため、令和3年度よりの事業再開を目指すものでございます。  以上です。 ◆十鳥 委員  引き続きまたそういう対策を打っていただけるということですけども、その3校、計画に上がってる学校というのは、どういったことを基準に選定されたのでしょうか。 ◎細川 河川課長  浸水実績、こちらは平成29年7月合意に基づくものでございますが、こちらに基づきまして貯留事業効果の高い範囲を選定いたしまして、その範囲の中で校庭貯留施設のない学校を3校選んでおります。  以上です。 ◆十鳥 委員  比較的そういう浸水被害の多発する地域を選んでいただいてるということですけども、昨今少子化の影響で小学校、中学校、中学校はあれですけど、小学校は結構統廃合があったりして、廃校になったりするケースがあると思います。やっぱり廃校になったら、売却とかそういったことも検討に入ってくるかと思うんですけど、この校庭貯留の施設があったままだと売れないとか、また原状復帰しなければいけないとかいったらさらにコスト、費用がかかることだと思うんですけど、そういう校庭貯留の計画には学校教育とか、そういうところと連携とりながら、例えば10年、20年、将来的に廃校にならない学校というのも考慮して決定されておるのでしょうか。 ◎細川 河川課長  校庭貯留事業に選定する学校でございますが、もちろん学校施設ですので教育委員会はもとより補助金の関係で大阪府や国土強靱化地域計画の関係で危機管理室とも協議して選定を行っております。  以上です。 ◆十鳥 委員  ありがとうございます。来年度3校計画されて、それが工事が完了したら、その次というのは、計画とか予定はありますか。 ◎細川 河川課長  学校施設を利用しての事業でございますので、関係部署と協議の上次期箇所については選定してまいりたいと考えております。  以上です。 ◆十鳥 委員  随時そういう形で計画をして浸水被害が少なくなるように対策を打っていただいてると思いますが、例えばこの3校が工事が完了すれば、ある程度その地域の浸水被害というのは、なくなるというたらおかしいですけど、そういう浸水の被害というのは起こり得ないんでしょうか。 ◎細川 河川課長  3校設置で一定の浸水被害が防げるとは考えておるところでございますが、貯留施設設置は治水対策として流域全体での取り組みの中の一つになります。今後も貯留施設のみならず治水対策事業を進め、浸水被害軽減に努めてまいります。  以上です。 ◆十鳥 委員  近年、毎年のように日本のどこかで想定を超す雨が降って甚大な被害をもたらしている事象もございます。本市においてもいつそういうことが起こり得るかわかりませんので、そういう着実に対策というのを進めていただいて、万が一浸水被害が発生しても、その被害を軽減できるように今後とも対策のほうを進めていただきますよう要望いたしまして、一たん終わらせていただきます。 ◆大野 委員  ちょっと関連で、この校庭貯留の問題をお聞きしたいと思います。これは私自身数年前から、学校名を言いますと加納小学校、そして盾津東中学校、そして英田中学校、この3校にということをお願いしてまいりました。といいますのは、今まで29校完成され完了したわけでございますけども、皆様方もこの地域、知ってのとおり中部区画整理事業というような、日本一というような区画整理事業が、産業道路大阪築港線、そしてまた大阪今里線、そしてまた大東市における大きなエリアの中で中部区画整理事業が平成7年に完成しました。なぜこの地域に治水の事業をと訴えますと、この地域は前回もお話しさせていただきましたように、田園地帯であった、そして川、池等がございまして、今現在この雨水は公共下水道、そして農地の増補、また河川の整備をしていただいて何とか洪水にも耐えておる、浸水にも耐えておるという地域です。せんだって、4年前でしたか、ゲリラ豪雨が発生しました。東大阪市に100ミリ以上の雨が降りまして、そのときにも吉原の栗原神社の前がつかる、そして栗原神社の東側の道路、名前はついておりませんけども、道路が浸水するというような、この地域にはいろいろとそういう水に大変御迷惑をかけておる地域です。加納小学校、盾津東小学校、そしてまた英田中学校はこのエリアにあった中で、要するに今まで残っておったと、貯留槽をやってなかったというのが不思議であるわけです。そのようなことの中で、学校の校庭に降った水はとにかく出さないということの中で、また地域の人に迷惑をかけないということの中で学校のほうで貯留をしていただいて天気のときに放出するというようにやっていただきたいということの中で、今回3月から計画段階に入っていくということであると、このように思っておるわけでございます。そのような中で、これからも学校の校庭の貯留はとにかく学校でとると、そして一般市民の皆さんに迷惑をかけないということの中で速やかに進めていただきたいと、このように思っております。原局の皆さんはどのように思われますか。 ◎細川 河川課長  委員御要望のとおり、速やかに校庭貯留事業を再開いたしまして、少しでも早い完成を目指したいと考えております。  以上です。 ◆大野 委員  これ大体年数は、計画段階から入って来年3月からということですけども、大体いつごろまで計画されておりますか。 ◎細川 河川課長  令和3年度より設計委託を開始いたしまして、3校が完成するのは令和6年度を目指しております。  以上です。 ◆大野 委員  これ、各学校にもいまだ我々の英田北小学校とか地元の英田南小学校もこれをしていただいております。そして運動場は本当に今まで以上に水たまりのないすばらしい運動場に生まれ変わっております。そのような工法の中で進めていただけると、このように思っておりますので、運動場の障害のないように設計、検討していただきたい、このように思いますが、どうですか。 ◎細川 河川課長  運動場につきましても、できる限り良好な運動場になるように努力してまいりたいと考えております。  以上です。 ◆大野 委員  私ども英田中学校のエリアに絶えず住まいを持っております。そして英田中学校に出入りする人間として、今現在雨が降ると大変な校庭になっております。この貯留槽をつくっていただくことによりまして、すばらしい運動場に生まれ変わるんではないかと、このように思っておりますので、どうかこれからもこの事業に対しまして鋭意努力していただきたい、そしてまた他の学校にも浸水という中で、これが終わりましたら波及するように頑張っていただきたい、このように思います。  これをもちまして、私は一応この質問は終わらせていただきます。 ○中原 委員長  他にありませんか。                ( 「なし」の声あり ) ○中原 委員長  他にないようでありますので、土木部、都市計画室交通戦略室関係の一般的な質疑質問はこの程度にとどめますが、私のほうから最後、冒頭樽本副委員長のほうからありましたけども、この常任委員会というのは、もちろん出られている理事者の皆さんは答弁の義務を負い、我々は議決機関として責任を持って互いに出ている場所ですので、この議会サイドから調整の要請、要望があればしっかりとその要望にはこたえていただくということ、まずそこに関しては委員長としてこれは強く指摘をさせていただきます。副市長以下、ここにおられている皆さんもそうですし、今下でこの委員会を見られている行政マンもいらっしゃいますので、ここに関しては行政マンとしての役割、責任をしっかりと果たせていただきたいということは強く指摘をさせていただきます。  先ほど副市長から最後ありましたけども、次回のこの委員会、もちろん冒頭までには議会、副委員長からの要望があった内容に関してはしっかりと調整をしていただいて、冒頭までにはよりこの常任委員会を建設的に前向きな委員会にしていきたいと思っていますので、そこもあわせて指摘しておきますので、ぜひともよろしくお願いをいたします。  この際、議事進行上暫時休憩いたします。               ( 午後1時43分休憩 )            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜               ( 午後1時52分再開 ) ○中原 委員長  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  これより建築部関係の審査を行います。  建築部においては今回付託議案がございませんので、質問から行います。質問ありませんか。 ◆嶋倉 委員  お願いします。本会議質問で太陽光発電について質問しました。そのときには市の公的施設に太陽光発電を進めていくということを質問に入れたんですけども、答弁の中では文化創造館は約10キロワット、旭町庁舎は22キロワットの設置があるということは答弁でありました。そのときに私、市営住宅も今建てかえてるのでぜひしてほしいし、今でもつけてるんかなということでちょっと質問にも入れさせてもらったんですけれども、市営住宅ではちょっと答弁なかったので、あえてお聞きします。その市営住宅での今太陽光発電の設置状況、あったらお願いします。 ◎鈴木 企画推進課長  市営住宅での太陽光発電の設置状況についてお答えいたします。現在市営若宮住宅、それと市営上小阪東住宅に設置しております。  以上です。 ◆嶋倉 委員  その市営若宮住宅と上小阪東住宅の発電量って、今幾らなんですか。 ◎鈴木 企画推進課長  市営若宮住宅につきましては、屋上に太陽光パネルを設置しておりまして、発電量は約12キロワット、上小阪東住宅につきましては、屋外に街灯のポールの上に太陽光パネルを設置しておりまして、夜間の街灯としての利用や蓄電により非常用電源のコンセントとしての利用ができるものを設置しておりまして、発電量としては約200ワットでございます。  以上です。 ◆嶋倉 委員  若宮住宅というのは一定前に建てられていて、そのときに多分太陽光パネルを設置していると思うんですね。上小阪東住宅というのは新しいですけども、今聞いたら200ワットということで、余りにも少ないなと思ってまして、東大阪の第3次地球温暖化対策実行計画において、再生可能エネルギー利用の促進に当たって太陽光発電設備等の導入促進がうたわれております。公的施設である市営住宅でも太陽光発電の設置をより促進していくべきだと私は思ってるんですけれども、どうですか。 ◎鈴木 企画推進課長  市営住宅の建てかえにおきましては、耐震性のない老朽化している市営住宅の建てかえを限られた敷地の中で行うことになりますので、建物が高層となることによりまして、建物の屋根に太陽光パネルを設置することが難しく、また敷地にも余裕がないため、太陽光パネルを設置することがなかなか難しいと考えられております。しかしながら、街灯や緊急用、また非常用の電源などに利用するための、できる範囲で太陽光パネルを設置しております。  以上でございます。 ◆嶋倉 委員  高層となるので難しいというんですけども、そういう事例もありますし、全国的に言ったら市営住宅に太陽光発電をという運動というか、地域の人たちがそれを求めて署名というか、請願したりとかそんなんもありますので、ただ高層で難しいというのはちょっとおかしいなと私は思ってまして、今後市営住宅の建てかえが続くんですよね、東大阪は。そしたら旧の古いところに建てるというか、つくるのはちょっと強度の問題とか難しいかもわかりませんけれども、新しく建てるところには私はそういう提案をするなり、業者にそういうことを求めるなり、一定のそういうことを行って、省エネルギーの促進とかCO2削減の取り組みとしてやっていただきたいなと思うんですけれども、どうでしょうか。 ◎鈴木 企画推進課長  市営住宅の建てかえ事業につきましては、今後も民間事業者の活力を利用するPFI事業にて行うことになると思われます。市として地球温暖化対策の取り組みを進めていることを踏まえまして、PFI事業者の募集に当たりましては、省エネルギーやCO2削減の配慮などに資する提案を求めることによりまして、太陽光発電の設置を含めまして、敷地内の緑化の促進や住戸計画による日照や通風の確保などにより環境負荷低減を図ってまいりたいと考えております。  以上です。 ◆嶋倉 委員  建築のほうで市営住宅だけでなくって、民間の事業者さんに対してもそういうアドバイスなり提案をするなりで、市挙げてCO2削減に取り組むということをぜひ進めていただきたいということを申し上げて、終わります。 ◆十鳥 委員  それでは、さきの本会議の個人質問でも我が会派の議員から質問させていただきました空き家対策についてお伺いしたいと思います。また、10月の決算委員会でも現在の解体の補助の拡充をも指摘をさせていただいた空き家対策でございますが、本市におきましては、平成29年から東大阪市空き家等対策計画に基づいて事業を行ってこられたというふうにお聞きしております。また、平成30年度には危険な空き家を解体するための補助制度も創設されたというふうに伺っておりますけども、そして、その間空き家対策課に寄せられた通報相談件数が1525件、うち7割に当たる1029件、約7割が解決に導かれたということですけども、先日の本会議の答弁でも、残りの3割については、言うたら解決せずに放置されているというような状況であるというふうに答弁がございました。その解決に至らない残りの3割ですけども、その解決に至らない重立った要因というのはどのような要因があるかお聞かせください。 ◎山崎 空家対策課長  委員御質問の解決に至らない要因といたしましては3点ございます。まず1点目は、市の指導要請等に従っていただけない、2点目といたしましては、相続等の法的な手続を行っていただいていない、3点目といたしましては、物件が価値がなく売却もできず解体費用の捻出ができないなどのケースがございます。  以上でございます。 ◆十鳥 委員  今お聞きしました、解決に至らないのは主に3つの要因があるということですけど、じゃ、その解決に至ってないところへ今現在解決を図るためにどのようなことをやっているか、お聞かせください。 ◎山崎 空家対策課長  まず市の要請、指導等に従っていただけない場合は、管理不全で周辺に悪影響を及ぼす度合いを見きわめまして、空き家等対策の推進に関する特別措置法に基づきまして勧告、命令等の措置を講じていっております。次に、相続等の手続を行っていない場合は、市のほうで相続調査を行い、相続人に対して相続の手続、遺産分割等の手続を行っていただくよう要請しています。また、物件が売却できず解体費用が捻出できない場合は、解体補助金の御案内や、引き取っていただける方を市のほうで探すケースもございます。  以上でございます。 ◆十鳥 委員  そういったことで行動を起こしていただいてるということですけども、私自身感じるのは、今3割の空き家が未解決のままで残ってると。逆に言うたら、不動産とかそういう値打ちの、価値のある分であれば宅建協会とか不動産会社が引き取っていろいろビジネスにできるんでしょうけども、残っているのは価値のない、なかなか処分できないやつだけが残ってるように思います。そういった場合、今後将来的にもそれがどんどん積もり積もっていくと、本当にすごい数の管理不全の売却も利活用もできないような空き家がふえてくると思うんです。私もお聞きしてるのは、道路に接道してない土地、建物があって空き家になってるというような形で、本当に値打ちがないからどうしようもないような状態でとまってると思うんですけど、今後もやっぱりそういうのがたまってきたら大変な状況になるかと思うんですけど、今後やっぱりもっと今解決できない、価値のない、売却できないとかいう本当に手のつけられないやつを何とかしていかなあかんと思うんですけども、その辺はどのようにして解決しようと考えられてますでしょうか。 ◎山崎 空家対策課長  委員御指摘のとおり価値のない空き家につきましては、状態が悪化する場合であれば、接道等がなくても売却できる場合もございますし、その辺を状態が悪化する前に早期発見して、相手に売却なりの手続を行ってもらう、または管理不全の空き家の発生、その結果を踏まえて、実態調査等も空き家の調査を行いまして、その結果を踏まえて、所有者に働きかけを行うことで、管理不全の空き家の発生予防に取り組みます。また、民間団体と連携することで、価値がなく売却、活用ができない物件を解決させるための効果的な仕組みについても今後検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。失礼いたしました。 ◆十鳥 委員  ちょうど来年度、東大阪市空き家等対策計画のまた見直しというか、そういうタイミングになってきて、空き家の実態を調査する、実際空き家がどういう状況で残ってるのか、あるのかというのを調査されるかと思います。また管理不全な空き家の発生予防とか民間団体と連携をとって取り組まれるということですけども、本当に机上だけの計画じゃなくて、実効性のある、着実に空き家が減っていくような計画とか対策をとっていただかないとだめだと思います。やっぱりそれには体制づくりとか仕組みづくり、こういうふうにやっていったら管理不全の空き家でも、また値打ちのないところでも処理できたというようなモデルケースをしっかりつくるための体制であったり仕組みづくりが必要だと思うんですけども、その点でそういう新たな仕組みづくりという部分で部長のほうにお聞きしたいと思うんですけども、そういう組織的な体制、仕組みという部分をどのようにお考えでしょうか。 ◎西田 建築部長  十鳥委員の空き家対策に関する御質問でございますが、今担当課長が申しましたように、管理不全の空き家指導を進める中で、我々市の職員が所有者、相続人に粘り強く説得してもなかなか解決しないのが、価値がなくて売却できない、流通に乗らない空き家であるということは認識しております。このような物件は、委員御指摘のように今後ふえていくということは十分考えられます。ただ、これをすべて行政代執行で対応していくというのは、人員的にも財源的にも難しいと考えております。我々といたしましては、民間の専門家団体と今後ますます連携を深めまして、行政と民間の専門家団体のそれぞれの得意分野を生かしながら解決に導くような仕組みづくりが必要だと考えております。来年度、空き家対策の計画を見直す中で現況の分析をきっちりと行いまして、解決するためのモデル構築を目指しまして、調査、研究してまいりたいと考えております。  以上です。 ◆十鳥 委員  ありがとうございます。高齢者の単身世帯というのが年々ふえております。自然的にやっぱり今後も空き家がふえてくるというのが考えられますので、そういった管理不全の空き家をふやさない、管理不全にならないように、もっと手前の段階でいろんな策を講じていただきたいと思います。民間団体との連携とか部長のほうもおっしゃっておりましたけども、また他市にも目を向けていただいて、ほかの市がうまいこといってるような事例とか、そういったものもしっかり情報収集、また、支援の制度についても情報収集していただいて、より合理的な実効性のある対策、また、来年度その計画の見直しをしていただきたいと思いますので、その点をお願いしまして、一たん終わらせていただきます。 ○中原 委員長  他にありませんか。ではよろしくお願いします。私のほうからは建築における工事の経費についてお伺いをいたしたいと思うんですけども、大きく分けて専門工事のときの経費、もう一方では建築一般工事、要は専門工事、例えば塗装であったり建具であったり防水、こういったものをすべて含めて建築一式、建築一般で含めて出すときの経費についてちょっとお伺いをしたいんですけども、この双方においては、工事に係る経費の算出方法に違いがあるのかというのをまず聞かせください。 ◎西川 計画管理課長  工事の経費を含め公共建築物の工事価格は国土交通省の基準に基づき算出しており、専門工事を一般工事に含んで発注する場合と単独で発注する場合では、経費の算出方法に違いがございます。具体的に申し上げますと、専門工事を単独で発注する場合の経費は、建築一般工事に含んで発注する場合の経費に一定の補正をかけております。よろしくお願いします。  以上です。 ○中原 委員長  ありがとうございます。経費の算出方法に違いがあるというお答えをいただきましたけども、最後に経費に今一定の補正を行っているということですけども、どういった考え方で補正が行われているのかというのをお聞かせください。 ◎西川 計画管理課長  建築一般工事に含んだ場合、専門工事を施工する業者は、元請ゼネコンの下請となり、メーカー等に製品を発注しますが、単独発注した場合は、専門工事を施工する業者自体が元請となり、ゼネコンの経費が不要となることが考えられることから補正を行っております。  以上です。 ○中原 委員長  ありがとうございます。補正を行うということなんですけども、実質なぜこういった質問をさせていただいたかというと、業者のほうから、特に今言われてる単独の発注、要は専門業者からよくよく声に聞くのが、要は単価、ここももちろんなかなか合いにくいなという話は聞きます。それプラス、やはり経費分というのもやっぱり安くないというような話をよく業者サイドから話を聞くんですけども、経費を含めて公共工事の工事価格というのは、もちろん国交省の基準に基づいて算出されていることはよくよく理解はしておりますけども、金額が実質合わないというような声があるというのも事実なわけで、実質こういったことがずっと起きていくとどういった状況に入っていくかというと、やはりこの東大阪市から指名願の業者がどんどん少なくなっていくと。ここ近年5年、10年というこの大阪府の建築、土木ももちろんそうですけど見ていくと、やっぱりある程度業者が少なくなっていってるという現状がある。そこへもってきて、東大阪市に関しては単独工事で出る場合の経費と一般ですべて含めて出すときというときの経費の違いがここまで広過ぎると、なかなか専門工事の業者も、今さっき言われてましたけども、要は専門業者で単独で出すのであれば、もちろんその元請さん、要はゼネコンさんがいないという状況ですので、だからこそ経費は少ないという一定の理解はできますけども、それにしても、一般工事で含まれている、全部トータルで含んでるその経費と専門工事で出ていくその経費というのは、そんなに実は違いはなくて、今単独で工事を受注されてる業者さんがどういうふうに賄っているかというと、一般工事で建築でくくられてる業者さんに関してはある程度経費で賄っていってるという現実あるんです。でも一方で、単独工事というのは、その専門業者がすべてできるというもとでもちろんスタートしているので、役所サイドからすると、例えばこれが指名願を入札公告を打って、この条件に当てはまって入れてきてもらってるんだから、こういうこと言うこと聞いてよという、思いは何となくわかるんですけども、でも現実ある一定の業者さん、特に専門業、単独で受注をされてる業者さんに関しては、やっぱりこういった声が多いという事実がある中では、この公共工事においてはやっぱり大きな課題やというふうに私は実質思ってまして、この課題に関してはこれからどのように、私今個人的にそういうふうに思ってますけども、部局として実質どういう思いがあるのかというのはちょっとお聞かせください。 ◎西川 計画管理課長  ただいま中原委員長から御指摘がありましたけども、我々は現場を管理する中でただいま委員長がおっしゃった請負業者から直接そういう声が聞こえてくることもありませんでしたので、これまで専門工事の単独発注における設計価格、特に経費算出について問題意識を持つことができておりませんでした。専門工事を単独発注する場合の経費に対する考え方に課題があり、問題が生じているということであれば、今後検証していくべきであると考えております。  以上です。 ○中原 委員長  ありがとうございます。ということは、この単独で受けられるという業者さんに関してはそこに経費に対する考え方というのは、これから考える余地というのはあるという認識でよろしいですか。 ◎西川 計画管理課長  見直す余地があるかどうかも含めて今後検証してまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。  以上です。 ○中原 委員長  ありがとうございます。実質、東大阪市はもちろん物づくりという町があって、もちろんこの建築業においても特段すばらしい技術を持った職人さんたち、もちろんそれを経営されてる社長さんたち多くいらっしゃいますけども、やっぱりこういった方々の、要はこのコロナ禍になっていって、どんどん仕事量が落ち込んでいくとか単価が少しずつ安くなってくるとか、業界によれば例えば職人さんの1人工当たりの値段が、これは内々の話になるかもしれませんけども、多少上がっていくとかというさまざまな要素が考えられる中では、やっぱり地元業者さん、特にこれはすべてにおいてそうですけども、市内業者さん、あるいは準市内業者さん、市外業者さんと分けてますけども、やっぱり市内業者さんがこの東大阪市で指名願をもちろん、これはお金かかることで上げていただいて、東大阪市で要は仕事をさせていただく、もちろんその税金は東大阪市に納めていただくという、その基本的な流れというか、基本的なサイクルをしっかりとつくっていかないといけないんだけども、言ってるように、建築一般でくくったときの経費はある程度あるんだけども、専門業者に出すときは専門なんだからしっかりやってくださいよと、省けるところは省きながらやってくださいよというのはあんまりちょっとよくはないかなというふうに思ってるので、こういった質問をさせていただきましたけど、一定の考え直すような余地はあると、もちろんそしてそれに向かって検討の余地はあるということですけど、改めて室長、答弁いただけますでしょうか。 ◎野本 建築営繕室長  今回適正な価格で工事を発注するために、中原委員長より建築における専門工事の単独発注する場合の経費について御意見をいただきました。公共工事の発注は適正な価格で発注するべきであるということにつきましては、我々も同じ認識でありますので、本日いただいた御意見につきましては、ただいま担当課長からもありましたように、今後検証してまいります。また単価につきましても、適正な価格で発注するためには、経費だけでなく製品単価についても適正を保つ必要がありますが、これは実勢に合った単価となるよう毎年度定期的に見直しを行っております。今後もより適正な価格で工事が発注できるように調査、研究を重ね、見直しが必要な場合は適宜見直しを行うように努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○中原 委員長  ありがとうございます。前向きな答弁を皆さんにいただいたので、これから指名願を上げられている業者さんと、またどういった形でかわかりませんけども、お話をする機会をつくっていただくのか、あるいはそういった声が実質あるという事実があるのであれば、そちらのほうから実際どうですかというような、市内業者さんなんかやったら特にそうですけど、聞いてあげるというのも一つの方法だと思いますので、ぜひとも前向きに検討をよろしくお願いいたします。  以上です。ありがとうございます。  他にありませんか。                ( 「なし」の声あり ) ○中原 委員長  他にないようでありますので、建築部関係の一般的な質問はこの程度にとどめます。  この際議事進行上暫時休憩いたします。               ( 午後2時23分休憩 )            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜               ( 午後2時25分再開 ) ○中原 委員長  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  この際お諮りいたします。本日の審査はこの程度にとどめたいと思いますが、これに御異議ありませんか。               ( 「異議なし」の声あり ) ○中原 委員長  御異議ないようでありますので、さよう決します。  なお本日、委員の皆様の御協力のもと委員会審査を1日で終えることができましたことにつきまして、お礼申し上げます。今後も新型コロナウイルス感染症の予防及び拡大防止を踏まえた委員会運営を行ってまいりますので、よろしくお願いをいたします。  それでは次回の委員会については、17日木曜日、午前10時とさせていただき、本日はこれにて散会いたします。               ( 午後2時26分散会 )...