○
木村芳浩 副議長 日程第1、議案第34
号東大阪市
職員給与条例及び
東大阪市
一般職の
任期付職員の
採用等に関する条例の一部を改正する
条例制定の件以下議案第40
号平成30年度
東大阪市
下水道事業会計補正予算第1回までの7案件を一括して議題といたします。
総務常任委員長からの
関係議案審査結果の
委員長報告につきましては、お手元に配付いたしております審査結果報告書をもってかえさせていただきます。
これより討論に入ります。
通告がありますので順次発言を許します。
まず6番
岸本光生議員に発言を許します。6番。
◆6番(
岸本光生議員) (登壇)ただいま議長の許可をいただきましたので、私は
大阪維新の
会東大阪市議団を代表いたしまして、今
定例会に上程されております議案第34
号東大阪市
職員給与条例及び
東大阪市
一般職の
任期付職員の
採用等に関する条例等の一部を改正する
条例制定の件以下議案第40
号平成30年度
東大阪市
下水道事業補正予算第1回までの7案件に関しまして、反対の立場から討論させていただきます。
平成30年度
人事院勧告によると、
民間給与との較差0.16%を埋めるため、俸給表の水準を
引き上げ、
平均改定率0.2%、ボーナスを
引き上げ、0.05月分、民間の
支給状況等を踏まえ
勤勉手当に配分とされています。第1に、
人事院勧告は
労働基本権制約の
代替措置として
国家公務員に対し
社会一般の情勢に適応した適正な給与を確保する機能を有するものであり、
国家公務員の
給与水準を
民間企業従業員の
給与水準に均衡させることを目的に行われています。では
地方公共団体においてはどうでしょうか。
地方公務員法第24条に規定された均衡の原則を根拠に、多くの団体が
国家公務員に準じた対応をされています。これは、
国家公務員の給与は
人事院勧告によって決定されているが、
人事院勧告では
民間企業の賃金が考慮されているので、
地方公共団体がその給与を準ずることとしておけば、国及び
地方公共団体とも均衡がとれるだけで、
地方公務員法の趣旨にもかなうとして、安易にこの
国家公務員に準ずることを永年に継続している結果にすぎません。10年前に
国家公務員は
給与構造改革を実施し、本市もそれにならいました。この
給与構造改革は、地域の
民間賃金を反映させるための
地域間給与配分の見直しが大きなテーマでした。では本市において、このことは実現されているのでしょうか。
人事院勧告は、
民間給与の
比較対象として従業員50人以上の事業所を対象としています。しかし本市は
中小企業の町です。平成28年度の
事業所数は2万4644、
従業員数は23万1607で、1
事業所当たりの
平均従業者数は9.4と、10人を下回る水準です。このような状況において、
人事院勧告が本市の位置に地域の実情を十分に反映させたものであるとは言えません。他団体と同様の、安易に
国家公務員に準拠することから脱却し、地域の実情を十分に考慮した、市民が納得できる
給与制度を提示する責務を果たすべきではないでしょうか。その上で給与の見直しを提示すべきです。
第2に、
財政危機について、本年6月14日に発表された
東大阪市平成30年度の当初予算の概要によれば、本市の
財政状況については中長期的になお厳しい見通しとなっておりますとされており、
中長期財政収支見込みにおいても、単
年度収支は毎
年度赤字を見込んでおられます。全国的な課題である
人口減少社会の進行は、
東大阪市でも例外ではありません。
生産労働人口の減少等により、市税を初めとする
歳入環境の好転が見込まれない中において、
経常経費である人件費を増加させ、今以上に
財政状況を硬直化させることには賛成できません。限りある財源は夢と活力あふれる
元気都市東大阪の実現に向けた
主要施策に振りかえるべきではないでしょうか。
以上の2つの理由により、今
定例会に上程された議案第34号以下議案第40号までの7案件につきましては反対の立場であることを申し上げ、討論を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。
○
木村芳浩 副議長 次に2番
小畑治彦議員に発言を許します。2番。
◆2番(
小畑治彦議員) (登壇)議長より発言のお許しをいただきましたので、議案第34
号東大阪市
職員給与条例及び
東大阪市
一般職の
任期付職員の
採用等に関する条例の一部を改正する
条例制定の件及び議案第35号から議案第40号までの7案件について、反対の立場から討論をさせていただきます。
私は昨年も反対の立場から討論をさせていただきましたが、思いとして職員の皆様の給与を上げたいという気持ちは大前提としてあります。議員に当選させていただいてからの3年間、
本市職員の
仕事ぶりには心から感動し、その能力の高さは、
人事院勧告で対象とする大
企業社員にも引けをとらない職員ばかりだと感じています。しかしながら
中長期財政収支見込みでは、平成39年度まで単
年度収支、
実質収支ともにマイナスが続き、市の借金、
地方債残高は平成25年度には1723億円だった額が、平成29年度には1905億円と200億円近く膨れ上がっています。さらに、
市民サービスに関するさまざまな予算が削減され、ごみの有料化や
防犯カメラ設置費補助金も1400万円あった予算が廃止され、ゼロ円になっています。7割の加入率を誇る
本市自治会でも、防犯灯の電気代は
自治会加入者が負担しており、3割の住民は負担することなく生活されています。今ある形がまことの市政なのでしょうか。市民と協働で町をつくるとはいえ、
地域活動、
地域貢献をしていただいている市民の皆様にも一部
自己負担をしていただきながら活動されているのが実情で、
市民感情から考えても、
職員給与アップは時期尚早ではないでしょうか。大阪府では独自に
人事委員会を立ち上げ、本年は給与を下げるとなっていますが、
東大阪市は上がります。
東大阪市の
給与水準が適正かどうか、議論を始める時期が来ていると考えています。本市は
国家公務員の
給与体制に準拠しているため、
地方公務員と
国家公務員を比較する
ラスパイレス指数は100.7と、
国家公務員以上の数値となっています。
国家公務員と
本市職員を比較する議論については、本日は控えますが、国が発表した
人事院勧告の中身は国全体のことを考え決定されており、
東大阪市がそのまま国の
給与改定に当てはめることは非常に違和感があります。平成30年度
人事院勧告の内容では、
平均改定率0.2%、
官民較差は0.16とされています。初任給を1500円
引き上げ、若年層についても1000円程度の
引き上げ、その他の職員は400円の
引き上げとなります。
対象職員は3372人で、必要額は約1億1900万円。過去5年をさかのぼっても、平成26年は3億5960万円、平成27年は2億3410万円、平成28年は1億6260万円、平成29年は1億8300万円。平成26年度から平成30年度の
人事院勧告で職員の給与を上げるために必要とする総額は、10億5830万円となっています。大阪府では月例給を引き下げ、特別給は
引き上げる等、
ランニングコストとして費用がかからないよう工夫がされています。本市は財政難、
人口減少、超
高齢社会突入で、若い世代が貧困に陥り、夢や目標がかなえづらい状況にある中、一円でも多く市民に還元していただき、
市民満足をより高い水準に
引き上げていただきたいと考えています。今、反対の立場から討論をしていることは非常に悔しい思いでいっぱいですが、必ず今後、
人事院勧告で皆様の
給与アップに賛成できる時代をつくっていくことをお誓い申し上げて、真実の会の
反対討論とさせていただきます。御清聴ありがとうございました。
○
木村芳浩 副議長 以上で通告による討論は終わりました。他に討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
○
木村芳浩 副議長 なしと認めます。これにて討論を終結いたします。
これより採決を行います。採決の方法は起立をもって行います。7案件は原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛 成 者 起 立)
○
木村芳浩 副議長 起立多数であります。よって議案第34号以下議案第40号までの7案件は、原案のとおり可決することに決しました。
なお、ただいま決定いたしました7案件のうち、議案第35
号平成30年度
東大阪市
一般会計補正予算第5回につきましては、議案第26
号平成30年度
東大阪市
一般会計補正予算第4回とのかかわりから、
会議規則第43条の規定により議長において
計数整理を行わせていただきますので御了承願います。
議事進行上、暫時休憩いたします。
(午後6時48分休憩)
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(午後7時54分再開)
○
木村芳浩 副議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
これよりの議事はお手元に配付しております
議事日程により進行いたしたいと思いますので御了承願います。
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△日程第2 議案第25
号東大阪市
職員給与条例の一部を改正する
条例制定の件の原案一部訂正の件
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○
木村芳浩 副議長 日程第2、議案第25
号東大阪市
職員給与条例の一部を改正する
条例制定の件の原案一部訂正の件を議題といたします。
これより市長から原案一部訂正について説明を求めます。市長。
◎野田 市長 (登壇)ただいま議題に供されました議案第25
号東大阪市
職員給与条例の一部を改正する
条例制定の件の原案一部訂正の件につきましては、職員の給料表における再
任用職員に係る部分について、
国家公務員に準じたものに見直すため、所要の改正をお諮りしておりましたが、平成30年
人事院勧告に伴う
東大阪市
職員給与条例及び
東大阪市
一般職の
任期付職員の
採用等に関する条例の一部を改正する条例の制定に伴い、同勧告に基づく再
任用職員の
給料月額に変更するものでございます。本案件につきましては本日中の御決定を賜りたく、御配意をお願いいたします。
以上何とぞよろしく御審議の上、適切なる御決定をいただきますようお願い申し上げます。
○
木村芳浩 副議長 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第25号の原案一部訂正の件については、これを承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
木村芳浩 副議長 御異議なしと認めます。よって議案第25号の原案一部訂正の件については、これを承認することに決しました。
それでは議案第25号については、再度、
総務常任委員会に付託することといたします。
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△日程第3 議案第42
号教育委員会委員任命の同意を求める件
───────────────────────────────────────────
○
木村芳浩 副議長 次に日程第3、議案第42
号教育委員会委員任命の同意を求める件を議題といたします。議案の朗読を省略し、直ちに市長から
提案理由の説明を求めます。市長。
◎野田 市長 (登壇)ただいま議題に供されました議案第42
号教育委員会委員任命の同意を求める件につきましては、
本市教育委員会委員のうち、
神足紀陽子氏、酒井理氏並びに堤晶子氏の
任期満了に伴い、その後任を任命するもので、堤晶子氏に引き続きお願いするとともに、新たに秦卓宏氏並びに
山中雅仁氏が適任と存じますことから任命するに当たり、
地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により議会の同意を求めるものでございます。
以上何とぞよろしく適切なる御決定をいただきますようお願い申し上げます。
○
木村芳浩 副議長 本件に対しまして御質疑、御意見ありませんか。
(「なし」の声あり)
○
木村芳浩 副議長 なしと認めます。
お諮りいたします。本件はこれに同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
木村芳浩 副議長 御異議なしと認めます。よってこれに同意することに決しました。
───────────────────────────────────────────
△日程第4 議案第43号財産区
管理委員選任の同意を求める件
───────────────────────────────────────────
○
木村芳浩 副議長 次に日程第4、議案第43号財産区
管理委員選任の同意を求める件を議題といたします。
議案の朗読を省略し、直ちに市長から
提案理由の説明を求めます。市長。
◎野田 市長 (登壇)ただいま議題に供されました議案第43号財産区
管理委員選任の同意を求める件につきましては、
本市財産区
管理会のうち、河内、豊浦、
日下財産区におきまして一部委員の任期が満了いたしますことから、鳥居博氏、
大東敏昭氏、岡島晃氏、
酒井秀和氏、
土居竹二氏をそれぞれ委員として再任するに当たり、財産区
管理会条例第3条の規定により議会の同意を求めるものでございます。
以上何とぞよろしく適切なる御決定をいただきますようお願い申し上げます。
○
木村芳浩 副議長 本件に対し御質疑、御意見ありませんか。
(「なし」の声あり)
○
木村芳浩 副議長 なしと認めます。
お諮りいたします。本件はこれに同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
木村芳浩 副議長 御異議なしと認めます。よって本件はこれに同意することに決しました。
───────────────────────────────────────────
△日程第5 諮問第3
号人権擁護委員の推薦につき意見を求める件
───────────────────────────────────────────
○
木村芳浩 副議長 次に日程第5、諮問第3
号人権擁護委員の推薦につき意見を求める件を議題といたします。
議案の朗読を省略し、直ちに市長から
提案理由の説明を求めます。市長。
◎野田 市長 (登壇)ただいま議題に供されました諮問第3
号人権擁護委員の推薦につき意見を求める件につきましては、
本市人権擁護委員のうち一部委員の
任期満了に伴い、その後任の委員の推薦を行うもので、
稲田眞一氏、
木積一元氏、
西田順子氏、
安西勝美氏、
池畑静江氏、
中西英二氏、
藤川和江氏、浅田勝氏に引き続きお願いするとともに、新たに
江浦瑞枝氏並びに
西尾友一氏が適任と存じますことから推薦するに当たり、
人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものでございます。
以上何とぞよろしく適切なる御決定をいただきますようお願い申し上げます。
○
木村芳浩 副議長 本件に対し御質疑、御意見ありませんか。
(「なし」の声あり)
○
木村芳浩 副議長 なしと認めます。
お諮りいたします。本件はこれに異議ない旨答申することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
木村芳浩 副議長 御異議なしと認めます。よって本件はこれに異議ない旨答申することに決しました。
───────────────────────────────────────────
△日程第6
会期延長の件
───────────────────────────────────────────
○
木村芳浩 副議長 次に日程第6、
会期延長の件を議題といたします。
お諮りいたします。今期
定例会の会期は本日までと議決されておりますが、議事の都合により会期を12月25日まで4日間延長いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○
木村芳浩 副議長 御異議なしと認めます。よって会期は12月25日まで4日間延長することに決しました。
以上で本日の日程は全部終了いたしました。なお、12月22日、23日及び24日は
会議規則第10条第1項の規定により休会といたします。次回は12月25日定刻より再開いたします。
本日はこれにて散会いたします。
(平成30年12月21日午後8時2分散会)
散 会
会議録署名議員
東大阪市議会副議長 木 村 芳 浩
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東大阪市議会議員 森 脇 啓 司
───────────────────────────────────────────
東大阪市議会議員 鳴 戸 鉄 哉
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