主に建設局と経済部にお尋ねしますが、他の部局でも顕著な取り組みや計画があれば御紹介ください。
市民生活部では
パスポート窓口を活用し、海外に行かれる方々に
ワールドカップ大会の
アピールグッズを海外へのお土産としてこの宣伝に協力をいただく取り組みをしています。
ワールドカップに無関係な部局は一つもあってはならないと思います。とは言いましても、目先の経済効果だけで考えると、費用対効果の
収支バランスは到底得られないと思うのですが、この点はいかがでしょうか。
そうだとするならば、直接的な効果だけではなく、有形無形の行政の遺産として将来に何を残すのかも重要な課題になってくると考えます。前回の
東京オリンピックを契機に、東京では街路や公園の整備、町の美化、首都高や新幹線、モノレールなどが整備をされ、今日まで遺産として引き継がれています。大阪万博でも同様です。中央環状線の拡張整備や、ユニークなものでは、外国の交通ルールに配慮したエスカレーターの右乗り、左あけの大阪独特の文化も万博の遺産です。
ワールドカップをスタートに、
オリンピック、
パラリンピック、マスターズ、
高校ラグビー100回記念と、今後相続く大きなイベントの中で、行政財産として将来へつなげる仕掛けをどうつくっていくおつもりなのか、お尋ねをいたします。
スポーツの
まちづくり戦略室や
経営企画部といった政策立案の中枢部は当然のこととして、先ほどの建設局や経済部とあわせて、これらの
スポーツイベントを通じて、多くの市民がスポーツになれ親しみ、健康寿命を延ばすことにつなげるとの視点から健康部にもお尋ねをいたします。
また
ラグビー場にいない人たちがどう
盛り上がりに加わっていくかも大切なポイントであると思います。市民がこぞって大会を盛り上げる機運をつくっていくための施策の展開についても御答弁ください。
やはり世界的なイベントですので、
外国人観光客のハートをしっかりとつかんでリピーターにする。あるいは本市の広告塔になってもらうことが成果の一つとして挙げられると思いますが、その際に発信する本市の魅力は何であると考えておられますか、関連する部局からの積極的な答弁を期待いたします。
おいしい水道水も
外国人観光客には本市の魅力の一つにはならないでしょうか、いかがでしょうか。
さきの市民参加の意味も含めて一例を挙げると、大会開会までのイベントとして、外国人がジャッジする
市内たこ焼き大賞などの企画を通じて、市内に数多くあるたこ焼き店に参加してもらいながら、外国人好みの味を一工夫してもらう機会にするとともに、
ワールドカップのすそ野を広げることにもつながると考えますが、そうした観点からの企画は発案されているのでしょうか。
現在本市のナビゲートとしてeまち町マップが作成されていますが、これを見ますと、それぞれの施設内のトイレのバリアフリーについては検索ができますが、
トイレそのものの案内がありません。また外国語での案内もありません。京都などの観光地を見ると、必ず訪問者のためのトイレの整備に心配りがされています。eマップでは商業施設として大型店舗20店舗を上げていますが、コンビニの案内はありません。公園以外に
街頭公衆トイレが少ない本市では、コンビニがその役割を果たしているのではないかと考えます。そこで、外国語でのトイレ案内にコンビニを取り入れることが望ましいと思うのですが、いかがでしょうか。
また
外国人観光客の本市での滞在時間を1分でも長くするための工夫として、タトゥーがあっても入れる公衆浴場の案内も取り入れてはどうでしょうか。既に布施では民間ベースで、宿泊と飲食と公衆浴場での入浴を一体にし、町全体を一つのホテルと見立てて
外国人観光客を呼び込む取り組みがスタートしています。行政のほうはどうでしょうか。例えば、飲食店などの外国語での禁煙、分煙あるいは喫煙可能の案内については何か方策をお持ちでしょうか、関係部局の回答を求めます。
次に、
ワールドカップに取り組む上でラグビーの町の名に恥じないすそ野の広がりを、特に教育分野でどうつくっていくのかとの視点でお尋ねをいたします。
本市の小学校でのラグビーボールの普及はどうでしょうか。ラグビーのルールの認知度はどうでしょうか。また、図書室には
ラグビー関連の書籍はどれぐらいあるのでしょうか。これらを念頭に小学校からラグビーになれ親しむ教育現場での施策についてお答えください。
また中学生の
ラグビー大会の実情と
ラグビー部の割合、さらに指導者の育成や活用についてのお考えと方策についてお答えください。
また、来月のオープニングマンスはもとよりですが、ふれあい祭りや
国際フェスタなどの
ワールドカップへの
全市的盛り上がりをつくる企画はお持ちでしょうか、関連部局の答弁を求めます。
最後に、
ワールドカップを通じて多くの国とのつながりが生まれることになりますが、このせっかくの機会を生かすことが大切だと考えます。ラグビーの町東大阪は物づくりの町であることを世界に発信するため、花園でプレーする国との大会後までも含めた友好親善を深めるための企画はされているでしょうか、お答えください。
ラグビーには
エースストライカーも4番バッターもいません。ボールを持った者が主役です。これはまさに
中小零細企業が協力し、切磋琢磨してオンリーワンを多く生み出している物づくりの町東大阪を象徴するスポーツであると言えます。行政においても、
ワールドカップの成果を十二分に市民に還元するために、あらゆる部署が一度は、少なくとも一度はしっかりとボールを持って主役となって取り組んでいただくことを強く希望いたします。
以上で再質問権を留保して私の質問を終わります。御清聴ありがとうございました。
○西田和彦 議長 川口副市長。
◎川口 副市長 松平議員の質問に御答弁申し上げます。
ワールドカップ花園開催での直接の必要経費と本市の負担についてでございます。
ラグビーワールドカップ花園開催での直接的な必要経費としましては、現在13億9000万円であり、そのうち本市負担分は6億9500万円となっております。また今年度
ラグビーワールドカップ2019
大阪花園開催推進委員会において策定いたします運営計画などに基づき、来年度の必要経費が算出される予定でございます。
次に、今後続く大きなイベントの中で行政財産として将来へつなげる仕掛けについての御答弁でございます。
議員お示しの大
規模スポーツイベントは本市にとっても大きなチャンスであると考えております。まず、
オリンピック、
パラリンピックにつきましては、共生社会の実現に向けた取り組みを加速的に進める機会であり、本市ではウィルチェアースポーツのさらなる推進により、車いすで訪れやすい
まちづくりへとつなげてまいります。
次に、ワールドマスターズゲームズ2021関西につきましては、
マスターズ世代のスポーツ熱を再燃させる機会であり、認知度向上と参加促進につながるプロモーションに取り組みながら、本市での
マスターズ世代の
盛り上がりを継続させる企画を検討してまいりたいと考えております。
ラグビーワールドカップから続くこれらの大
規模スポーツ大会の機会を、
全国高校ラグビーフットボール大会第100回記念大会も含め、将来へつなげる帯として考えながら、スポーツを通じた
まちづくりを進めていき、
花園ラグビー場を長きにわたり多くの人が訪れる市民の財産として残していく仕掛けを講じてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○西田和彦 議長
経営企画部長。
◎松本
経営企画部長 経営企画部に係ります御質問に答弁いたします。
ラグビーワールドカップを初め
スポーツイベントで国内外から本市を訪れる方々に、さまざまな形で本市の魅力に触れ御満足いただき、その体験情報の発信、拡散により、さらに多くの来訪者へとつながることが将来への遺産になるものと考えております。その仕掛けとして、本市と
地元事業者のさまざまな観光資源や魅力を集めた
東大阪体感まち博をこの秋に開催いたします。中でも、和紙の紙すきや、
日本刀型ペーパーナイフづくりなど、日本の伝統工芸と融合した
物づくり体験や、
鴻池新田会所で着物を体験していただくプログラムなどは
訪日観光客にとって魅力的なものと考えております。これらのプログラムを
大阪観光局が受け入れる
訪日教育旅行者や大学の留学生などに、少なくとも100名
程度モニターとして体験していただき、御感想や御意見を伺い、来年の本番に向け内容にさらに磨きをかけたいと考えております。
また、来年2月にも
訪日観光客をターゲットとした
体験型プログラムを予定しておりますが、来訪予定者の目にとまりますよう、
大阪観光局や
ラグビーワールドカップ関連の
イベント情報サイトなども利用し広く発信してまいります。
最後に、
コンビニエンスストアのトイレの外国語案内についてでございますが、公衆トイレの少なさは観光客が市内を周遊する上で課題であると考えております。
訪日観光客の方々にも安心して市内に長時間滞在していただく工夫の一つとして、議員御提案の
外国人観光客の
コンビニエンスストアのトイレ利用について、経営者に御協力を求め、御協力いただける場合には、外国語での
利用案内表示もあわせてお願いしてまいります。
以上でございます。
○西田和彦 議長
人権文化部長。
◎大原
人権文化部長 人権文化部に関する御質問に答弁いたします。
毎年11月3日に開催されている
東大阪国際交流フェスティバルについては、これまでも市として多文化理解のためのブースを設置してまいりました。さらに
ラグビーワールドカップ2019の花園開催が決定してからは、
ラグビーワールドカップ花園開催についての周知、PRもあわせて進めてまいりました。来年いよいよ
ラグビーワールドカップが開催されることにあわせ、より市民の皆様に
盛り上がりを醸成するように、これまでにも増してインパクトのある企画が実施できるよう関係団体と調整してまいります。
次に、大会を契機に生まれた花園出場国との交流につきましては、出場国の総領事館などと連携により、市民の皆様に花園での出場7カ国の文化に触れていただき、多文化理解、国際理解の視点からも花園で開催される
ラグビーワールドカップを盛り上げていくように検討してまいります。
以上でございます。
○西田和彦 議長 協働の
まちづくり部長。
◎森 協働の
まちづくり部長 東大阪市民ふれあい祭りにおけます
ラグビーワールドカップに関する企画につきまして答弁いたします。
東大阪市民ふれあい祭りは市民が主体となった
市民手づくりの祭りで、毎年多数の市民が来場されます。そういったことから、
ラグビーワールドカップをアピールする絶好の機会であると認識をしております。これまでもふれあい祭りでは
タグラグビーの親善試合の開催や、
ラグビー関連のブースの設置、
パレード参加など
ラグビーそのものや、
ラグビーワールドカップをアピールされてきております。次回開催に向けましても、
実行委員会などの会議の場におきまして、
ラグビーワールドカップを盛り上げる取り組みの実施につきまして投げかけてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○西田和彦 議長 経済部長。
◎河内 経済部長 議員お尋ねの経済部に係る御質問に御答弁申し上げます。
まず
ラグビーワールドカップに向けた今後の取り組みについてでございますが、経済部では
ラグビーワールドカップの開催地として世界から注目されるこの機会を、物づくりの町東大阪を認知していただく大きなチャンスととらえております。市内の多くの企業がそれぞれ専門分野に特化し、独自技術を向上させ、近隣の協力工場との有機連携による
分業システムにより、高品質な製品の製造を実現する物づくりの風土を、そして使用されるシーンを思いながら製品をつくる物づくりという言葉とともに国内外に発信していきたいと思っております。
今年度の主な事業といたしましては、11月に
花園ラグビー場で開催される、ゆる
キャラグランプリの
併催イベントとして
仮称産業フェアを開催いたします。これは来年の
ワールドカップ開催に向けたプレイベントと位置づけて実施し、来場される方々に
物づくり体験のワークショップなどを通じて、物づくりの町東大阪のアピールを行います。また商業振興の観点から、市内でラグビーにちなんだ食品等を製造、販売している店舗をまとめた冊子、東大阪ショウテンズを作成し、イベント等で配布しております。また聖地花園をアピールする店頭用のぼりなどを市内商店街を中心に配布し、
ラグビーワールドカップへの機運を醸成しながら商業の活性化につなげているところでございます。
さらに、国内だけでなく海外からの観戦者に市内で飲食や買い物を楽しんでいただけるよう、インターネットの検索サイトに店舗の情報を掲載する支援事業を実施したり、インバウンド対応セミナーでも提供した無料の外国語メニュー作成ツール等を紹介することで、新たな消費の獲得につなげてまいります。今後につきましては、市内のさまざまな商業団体と連携を図る中で、
ラグビーワールドカップ開催を契機とした、市域商業のにぎわいづくりの端緒となり得る事業を展開してまいります。
一方農政課では、東大阪市農業振興啓発協議会の事業として、ラグビーを応援する意味で、秋の実りのころにラグビーにちなんだ絵ができる田んぼアート事業等を実施し、
ラグビーワールドカップへの機運を醸成しているところでございます。来年度に向けましては、
ラグビーワールドカップ開催日程に合わせてイベントを開催することを検討しております。このイベントは、市民だけでなく
ラグビーワールドカップの観戦者もターゲットとして、市域のにぎわいをつくり、同時に物づくりの町東大阪を発信すべく東大阪商工会議所と開催に向けた検討を進めており、今後、商業者を初めさまざまな団体や企業等に連携を呼びかけながらイベントの内容を固めてまいります。
次に、
ラグビーワールドカップの経済効果として、直接的な効果だけでなく、将来にまで残していく取り組みについてとの質問でございますが、経済部といたしましては、物づくりの町東大阪の認知を世界へ広げることが、企業取引の優位性や東大阪で生まれた製品に対しての信頼性の向上となることから、間接的な経済効果につながるものと考えており、その発信に向けて、昨年度から都市ブランド形成推進事業において準備をしてまいりました。この事業の現在までの進捗といたしましては、昨年度商工会議所に委託し、全製造業を対象に物づくりブランディング基礎調査を実施し、そのデータや企業訪問のインタビュー等を踏まえて、近畿大学とLINEスタンプや世界に発信するための映像、都市オリジナルのフォント、本市の物づくりの理念や思いを込めたキャッチフレーズであるタグラインを制作したところです。こういったコミュニケーションツールを用いて、
ラグビーワールドカップ開催時のさまざまな場面、媒体を通じて、国内外へ物づくりの町東大阪をアピールしてまいります。
なお、この事業は
ラグビーワールドカップの開催を契機に始めますが、息の長い取り組みにしていくものと考えております。
以上でございます。
○西田和彦 議長 健康部長。
◎島岡 健康部長 健康部に係ります数点の御質問につきまして答弁申し上げます。
まず
スポーツイベントを通じての健康寿命を延ばす視点につきましては、世界的な
スポーツイベントが我が国、我が東大阪市で行われることは、市民がスポーツに興味を持つ絶好の機会であると考えております。特に、ワールドマスターズゲームズ2021関西は、だれもが参加できるイベントであるため、市民がスポーツを始めるよいきっかけとなり、スポーツを楽しむことで継続性や仲間が生まれ、その結果、健康寿命を延ばすことが期待できます。健康部におきましては、市民が健康づくりに取り組むきっかけとしていただく事業として、東大阪健康マイレージ事業を行っております。これは健診の受診や御自身の健康づくりの取り組みを日々行っていただくことで、ポイントをためて賞品に御応募いただくものですが、この日々の取り組みの記録表は、現在すごろく風のデザインとなっております。これをラグビーグラウンドに見立てて、目標に到達すればトライというデザインとしたり、また本市で開催される試合の対戦国を目標到達するまでの節目節目に置くなどのデザインとするなど、
ラグビーワールドカップ2019と連動して興味を引くことで、一人でも多くの市民が健康づくりに取り組んでいただけるような工夫をしてまいりたいと思っております。
次に、
外国人観光客の本市での滞在時間を長くするための工夫についてでございますが、
花園ラグビー場において
ラグビーワールドカップ2019やワールドマスターズゲームズ2021関西が開催されることから、今後本市におきましても多くの
外国人観光客の滞在が見込まれます。滞在期間中に市内の銭湯での入浴を通して日本の文化、風習を気軽に体験していただき、地域住民との触れ合いによる東大阪市民の温かい魅力も伝わればと考えます。そのため、市内の公衆浴場業同業組合と連携を図りながら、仮称東大阪銭湯マップを作成し、市内宿泊施設などでの配布やウエブサイトへの掲載により情報を発信してまいります。
また、
外国人観光客が市内の飲食店を利用する際、利用するお店が禁煙なのか、喫煙可能なのか、またどのような分煙を行っているのかがわかるような工夫は、
外国人観光客の利便のみならず、受動喫煙防止の観点からも大切であると考えます。これまでも飲食店等に分煙、禁煙状況を示す喫煙環境ステッカーの店頭表示を市政だよりで広報してまいりましたが、なかなか進んでいないのが現状であります。
ラグビーワールドカップ2019開催に向け、
花園ラグビー場周辺や市内宿泊施設周辺、また主要駅の商店街で営業されている飲食店へ、店舗の分煙、禁煙状況が
外国人観光客にもわかりやすい表示や対応をしていただくよう、これまで以上に関係団体や関係部局と連携して取り組んでまいります。
以上でございます。
○西田和彦 議長 建設局長。
◎山口 建設局長
ラグビーワールドカップに向けた取り組みと事業効果について御答弁申し上げます。
建設局では、
ワールドカップ開催を千載一遇の機会ととらえ、これまで
花園ラグビー場の改修、用地取得はもとより、最寄りの近鉄東花園駅や吉田駅からのアクセス道路であります通称スクラムロードの
花園ラグビー場前線を初め、東花園駅前線、東花園駅前広場線、加納玉串線の整備に注力してまいりました。また、中央環状線からのアクセス道路としての大阪瓢箪山線及び関連道路については、連続立体交差事業の一環として大阪府とともに整備を進めてまいりました。いよいよ1年後に迫りました開催に向けて、花園中央公園の整備や、引き続き大阪府の施行による大阪瓢箪山線、本市施行による関連側道の道路整備を全力で取り組んでまいります。今回の整備により、本市東西の交通アクセスの利便性や道路の段差解消など機能の向上、またスタジアムの再整備による魅力向上など、将来にわたり市民に愛されるものになると考えております。
以上でございます。
○西田和彦 議長
水道総務部長。
◎賀川
水道総務部長 上下水道局における
ラグビーワールドカップに向けての取り組みについて答弁申し上げます。
議員御指摘の上下水道局における
ラグビーワールドカップに向けての取り組みにつきましては、現在も水道週間やグリーンフェスタなどのイベントで啓発用として備蓄水を配布しております。今後、
ラグビーワールドカップの開催前のイベントなどにおきましても、同様に備蓄水の配布など魅力発信に向けた取り組みを検討してまいります。
以上でございます。
○西田和彦 議長
学校教育部長。
◎岩本
学校教育部長 ラグビーの
まちづくりに向けた教育の役割に係る数点の御質問に御答弁させていただきます。
小学校につきましては、ラグビーの町東大阪を身近に感じてもらえるよう、関係課と連携し取り組みを進めてきております。中でも、平成23年度から
タグラグビー指導員を派遣する
タグラグビー普及推進事業を実施しており、昨年度は39校で活用がありました。この中で、英田北小学校が
タグラグビーの授業実践を含む取り組みで、公益財団法人日本学校体育研究連合会から平成30年度全国学校体育研究優良校として表彰をされております。ことしも44校で活用予定となっておりますが、この事業を活用していない学校も数校ありますことから、現状把握を行うとともに、課題を整理し、すべての学校で有効活用されるよう働きかけてまいります。
また、毎年
花園ラグビー場で
タグラグビー交流大会を開催したり、大阪府のスポーツ選手を派遣する事業を活用したプロラグビー選手と児童との交流等を行っております。小学校のラグビーボールにつきましては、保有数はさまざまですが、すべての学校が所有しております。ルールの認知度につきましては、
タグラグビーの授業に取り組む中で、主なルールの理解につなげていると認識しております。関連図書につきましては、現状では約4割の配架にとどまっていることから、
ワールドカップに向け中学校を含めすべての学校に配架されるよう努めてまいります。
中学校の
ラグビー部につきましては、市立25校中14校に設置されており、中学生の大会といたしましては、東大阪市中学生ラグビーフットボール大会、東大阪市ラグビーカーニバル、日新カップなどの開催があります。指導者につきましては、運動部活動専門職嘱託としてラグビー指導員4名を必要な学校に配置することで
ラグビー部活動の充実を図っております。また、
合同練習の機会等において、ラグビー指導員が指導者のスキルアップへの支援を行っております。まだまだ課題はありますが、来年度の
ワールドカップ開催に向け、さらに子供たちがラグビーを体験する機会や身近に感じる環境の整備を進めるとともに、中学校における
ラグビー部活動の充実を図り、すべての子供がより一層ラグビーの町東大阪を実感できるよう努めてまいります。
以上でございます。
○西田和彦 議長 28番。
◆28番(
松平要議員) 再質問になりますので、以降の質問は自席からさせていただきます。
直近に答弁のありました学校でのラグビーの普及の取り組みですが、書籍が4割、4割の学校しかないということですね。だから冊数はさらに少ないのじゃないかなというふうに思うんですけれども、冊数を充実をさしていただいていくとともに、すべての小学校の図書室に、東大阪の場合はすべての小学校の図書室にラグビーの関連本があるというような状況をぜひつくり出していただきたい。そのことがまだ未実施の
タグラグビーの小学校、もうあとわずかなわけですから、これがなぜできてないかということをやはりきちっと解明をしていただいて、応援すべきところは応援をしていただいて、全小学校で
タグラグビーの授業に取り組まれる、あるいは行事に取り組まれるようになれば、ぜひとも、東大阪市の
タグラグビートーナメント、小学校のトーナメント大会も企画をしていっていただけたらなというふうに思うんです。恐らく全国で小学生の
タグラグビーのトーナメントをやってる、実施できる市っていうのはほかにないのじゃないかなというふうに思っておりますので、ぜひ御検討いただきたいと思います。
それと、全庁がもう一体となって取り組んでいただきたいということで、まだまだ答弁をしていただいてない、あるいは時間的な制約があって、していただけない部もあったんですけれども、一つ危機管理室とそれから消防局にお尋ねをしたいんですが、ワールドラグビーで外国人がたくさん見えられます。最悪の事態として、例えば
ワールドカップ大会の開会中に地震などの天災が起こったような場合、危機管理室としては特にどのようなシミュレーションを書いておられるのか、あるいはそういう天災が起こらなくても、通常のけが人、病人が出た場合、消防署の救急搬送の中で多言語の対応はどんなふうにされてるのか、この2点について両部にお尋ねをいたします。
○西田和彦 議長 危機管理監。
◎鳥居 危機管理監
ラグビーワールドカップ開催中に地震なんか起こるというような形で、
ラグビー場に関しましては2万4000人ぐらい入られるということを聞いております。それに対しまして、開催中にはボランティアの方が1000名おられるというふうに聞いております。まず、実際発災したときには、即、そういう形の周りにおられる方の御協力を得た中で、建物外に出ていただくと。その後、危機管理といたしましては、大阪府との共同開催でありますので、また覚書もしております府立高校の開放とか、そういうふうな形でまず対応させていただきたいと。
ワールドカップ開催に関しまして、6月に大阪府の大江危機管理監のほうに時間をとっていただいて、今後の調整という形で進めたかったんですが、その後北部地震、また西日本の豪雨、また台風20号、21号と立て続けということで、また府議会の開会、うちの市議会の開会ということがございまして、まだ再度の調整日程は決まっておりませんが、今後、LОCのほうから
花園ラグビー場内の警防計画というような形で10月に出されてきますので、それをまた精査した中で、大阪府とも共同で対応していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○西田和彦 議長
消防局警防部長。
◎森田
消防局警防部長 議員のほうからの御質問につきまして御答弁させていただきます。
外国人の方が来訪されまして、こちらのほうで不慮の事故あるいは疾病にかかられた場合につきましての外国人との対応ということでございますが、まず、119番の通報につきましては、現在、民間の翻訳センターと契約しておりまして、通報者、消防局との3者間通話により、英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語の5カ国語に対応しております。また、翻訳センターに対応していない言語にも対応するため、本市の国際交流プラザや語学ボランティアとの3者間通話も実施しております。
次に、救急活動の対応につきましては、スマートフォンの多言語音声翻訳アプリ、救急ボイストラあるいは傷病者の症状が外国語で確認できる外国人の救急搬送シート、こういったハード面でのツールを活用して対応させていただくことになっております。
以上でございます。
○西田和彦 議長 28番。
◆28番(
松平要議員) 危機管理室の御説明の中で、大阪府との連携ということなんですが、ちょっと私が気がかりなのは、その中で、大阪の各国の領事館、あるいは領事館のない場合は東京の大使館、両方ない場合は、在日の連絡事務所等、日本に来られる外国との領事館で一たん何かそういうことがあった場合、天災に見舞われた場合、どのような連絡体制をとれるのかというようなこともシミュレーションしていただきたいということも、これは要望しておきたいと思います。
あと、下水道部なんかからユニークなものがあるかなというふうに思ってたんです。例えばマンホールのふたで、
外国人観光客が見られてラグビーをデザインしたマンホールのふたが随分と多いなというふうな印象を持っていただけるというのも、今のSNSの発信に非常に役に立つのかなというふうに思ったりしますので、これは要望だけしておきたいと思います。
それと、これは私どものほうとも、議員ともかかわりのあることなんですが、選管にお尋ねしたいんですけれども、市議会それから市長の任期と
ワールドカップの重なりぐあいというのは、予想としてどんな形になるんでしょう。
○西田和彦 議長
選挙管理委員会事務局長。
◎川端
選挙管理委員会事務局長 松平議員のお尋ねの選挙の日程についてでございますが、原則的に事務局でお答えすることはできません。できませんが、公選法いわゆる公職選挙法では、任期満了日前の30日以内に執行されることになっております。いずれにしましても、今後選挙管理委員会で日程等が決定されますが、現段階では決まっておりません。
○西田和彦 議長 28番。
◆28番(
松平要議員) そうじゃなくて、今言われた規定ですると、ラグビーの
ワールドカップの大会に全然かぶらずにいくことが可能なのかどうかというのを知りたいんです。つまり30日以内、任期満了の。その任期満了は決まってますよね。任期満了は決まってます、その決まった前の選挙からですから、決まった30日以前ということを、かぶらないためには、ラグビーの開会前に持ってくることも当然可能だということですか。
○西田和彦 議長
選挙管理委員会事務局長。
◎川端
選挙管理委員会事務局長 そのあたりは特例法等の関係もございますけども、基本的には公職選挙法で30日以内というふうにうたわれておりますので、おっしゃる
ワールドカップの期間中とはかぶることはかぶるというのは事実でございます。
○西田和彦 議長 28番。
◆28番(
松平要議員) やっぱりどうしてもかぶってしまうということがあるので、これは私たちもちょっと考えないかんのかなと、外国から初めて東大阪で国際イベントがある中で、我々は選挙で町を回ってるという姿がどうなのかなというのは、皆さんもいろいろ考えがおありかなと思いますが、ちょっときょうは触れた程度でさせていただきます。
経済部、随分と詳しく答弁をいただきました、大演説もいただきました、部長の。やはり、私は物づくりの町ということとラグビーの町という、こういう2つの我が町のスローガンをどこで一つにするかというのが非常に大きな課題かなというふうに思いますし、それが今回の
ワールドカップに向けた大きなテーマである。ラグビーの町でもあって、物づくりの町でもあるということから、もう一歩進んで、ラグビーの町は物づくりの町なんだというようなところに世界的な認識を持っていただく。その中には、部長が今再三言われました物づくりの町という、物づくりという言葉が国際語になる、例えばもったいないという言葉が国際語になったように、物づくりの町というものが国際語になれば、この
ワールドカップは私たち東大阪にとっては成功の一つの端緒になるんじゃないかなというふうに私は思うんですけれども、この辺は市長はいかがでしょうか。端的に、いろんなところで成功度をはかる尺度はあると思うんですけれども、今までのずっと答弁を聞いていく中で、この
ワールドカップを通じて20年後、ああ、あの
ワールドカップやってよかったなと、物づくりイコール東大阪というブランドがあそこから定着し始めたなというのが、我々の一番やっぱり力を入れなきゃならないところじゃないかなというふうに思うんですが、市長のお考えを御披露いただけますか。
○西田和彦 議長 市長。
◎野田 市長 松平議員からラグビーの
ワールドカップと本市のいわば最大の特性である物づくりのいわば、まさにジョイントという、このことの御発言でございますが、私も全く考え方はそのとおりでございます。現在
ワールドカップには4試合、7カ国のチームが参りますが、それぞれの国も大変本市の物づくりに関心を示しておられます。しっかりと取り組んでまいりたいと決意をしております。
○西田和彦 議長 28番。
◆28番(
松平要議員) トヨタというのは、世界に知られた、トヨタがあるから豊田市が知られているというふうに、物づくりが国際語になれば、東大阪がやはり世界に名の通った町になっていくんじゃないかなというふうに思いますので、そのほんとにスタートとして来年の
ワールドカップを契機に、それを見据えて、1年間皆さん一丸となって頑張っていただくよう要望いたしまして、私の質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。
○西田和彦 議長 次に15番右近徳博議員に発言を許します。15番。
◆15番(右近徳博議員) (登壇)議長の許可をいただきましたので、私は蓮の会の個人質問をさせていただきます。重複する質問もありますが、先輩、同僚議員の皆様におかれましてはしばらくの間御清聴賜りますようお願い申し上げます。
質問に先立ちまして、大阪府北部を震源とする地震や平成30年7月豪雨、平成30年北海道胆振東部地震などの災害によりまして、多くのとうとい命が失われました。心より哀悼の意を表しますとともに、被害を受けられた方々に対しまして心よりお見舞い申し上げます。
それではまず初めに、長瀬斎場の整備及び斎場整備計画について質問いたします。