東大阪市議会 > 2018-03-19 >
平成30年 3月19日文教委員会−03月19日-01号

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  1. 東大阪市議会 2018-03-19
    平成30年 3月19日文教委員会−03月19日-01号


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    平成30年 3月19日文教委員会−03月19日-01号平成30年 3月19日文教委員会 平成30年3月19日  文教委員会 ( 出 席 委 員 )    山 崎 毅 海 委員長    森 脇 啓 司 副委員長    市 田 綾 乃 委員    西 村 潤 也 委員    右 近 徳 博 委員    木 村 芳 浩 委員    江 越 正 一 委員 ( 関 係 部 局 )    教育委員会 ( 付 議 事 件 )    ・報告第14号 平成28年度東大阪市一般会計補正予算(第7回)に関する専決事項報告件中本委員会所管分    ・報告第26号 平成29年度東大阪市一般会計補正予算(第5回)に関する専決事項報告件中本委員会所管分    ・報告第35号 平成29年度東大阪市一般会計補正予算(第7回)に関する専決事項報告件中本委員会所管分
       ・議案第116号 東大阪市立学校設置条例等の一部を改正する条例制定の件    ・議案第131号 東大阪市立学校に勤務する教育職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定の件    ・議案第143号 平成30年度東大阪市一般会計予算中本委員会所管分    ・議案第145号 平成30年度東大阪市奨学事業特別会計予算    ・29請願第2号の1 御厨保育所の存続を求める請願の件    ・29請願第3号の1 鳥居保育所の存続を求める請願の件    ・29請願第4号の1 岩田保育所の存続を求める請願の件                ( 午前10時0分開議 ) ○山崎 委員長  おはようございます。委員の皆様には御参集をいただきまことにありがとうございます。ただいまより本委員会に付託されました関係議案審査のため文教委員会を開会いたします。  それでは本委員会に付託されております10案件中、過日の本会議において追加議案として付託されました報告第35号、議案第116号、131号、143号及び145号の5案件を一括して議題といたします。  審査の方法でありますが、まず議題といたしました5案件に対する質疑を優先して行い、質疑終了後一般質問を行いたいと思いますので御協力をお願いいたします。なお市長に対する総括的な質疑質問があれば最終段階に行いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。また審議におきましては市長総括を含めて2日間で質疑質問を終えていただきますよう委員各位の御協力をお願いいたします。特に限られた日程、時間の中で委員の皆様には公平、平等に発言をしていただけますよう最善の努力をさせていただきますので、何分の御協力をお願い申し上げます。このことに関連し、理事者の方におかれましても、委員の質疑質問に対し的確に答弁されますようあわせてお願いしておきます。なお新規、拡充事業の概要等に関する資料が提出されておりますのでお手元に御配付しております。限られた2日間の中、質疑質問の時間を少しでも多くとるために、新規、拡充事業の概要等の説明については、審査の中で必要があれば教育委員会より説明をさせていただきたいと思いますが、いかがでございましょうか。               ( 「異議なし」の声あり ) ○山崎 委員長  それでは質疑を行います。質疑はありませんか。 ◆市田 委員  おはようございます。小中一貫教育推進事業のうちの未来市民教育についてお伺いいたします。この未来市民教育に係る提案のことについて簡単に説明をお願いできますでしょうか。 ◎勝部 人権教育室参事  失礼します。未来市民教育のことについてお答えさせていただきます。未来市民教育に関しては、予測困難な時代に生きるこれからの社会を担う子供たちにグローカルな視野をもとに活躍できる力をはぐくむことを目標として実施いたします。 ◆市田 委員  事業の中身についても説明していただけますか。 ◎勝部 人権教育室参事  予算につきましては、未来市民教育の実施に係るテキストを作成する予算として上げさせていただいております。 ◆市田 委員  ではそのテキストというのは具体的にどのようなテキストであるのかということとか、それを教えてください。 ○山崎 委員長  中身を言うてるねん。 ◎勝部 人権教育室参事  失礼します。テキストにつきましては子供たちが命をテーマに学びますので、その命を脅かす者ということを詳しく学ぶテキストになっております。ページ数で言うと180ページほどの内容になると今考えております。 ◆市田 委員  それは全学年に毎回毎年配付されるものなのか、何かある決まった期間で使われるものなのか教えてください。 ◎勝部 人権教育室参事  小学校3年生から中学校3年生までの子供たちすべてに配付するものです。各学年15時間程度の実施内容をあわせて盛り込んだものとなると考えております。 ◆市田 委員  7年間子供たちが使うということだと思うんですけど、それは一番低い年齢の学年から一番高い年齢までで言うと国語力だとかいろんな物事を理解する力とかそういうことが違ってくると思うんですけれども、そのあたりは何か対応があるんでしょうか。 ◎勝部 人権教育室参事  子供たちの発達段階に応じた内容で作成すると考えております。例えば字の大きさでありますとか漢字の使い方につきましてであるとか、内容も含めて発達段階に応じて作成していきます。 ◆市田 委員  いまいち何かどんなものができ上ってきて、子供たちがどんなテキストを手にするのかというのがイメージがわかないんですけれども、どんなものなのかというのがわかるように示してもらえるようなものは何かあるんでしょうか。 ◎勝部 人権教育室参事  今学習の内容、単元、構成につきまして指導主事や行政職員あとは教職員の意見をまとめながら作成しているところであります。今後来年度予算をいただいた際には具体的にこういうイメージでつくっていくというものを示すことができると考えております。 ◆市田 委員  ちょっとどんなものかわかりにくい中でいいか悪いかと話すのは難しいなというふうに思いますけれども、テキスト作成にはどのような方が携わっておられるんでしょうか。 ◎勝部 人権教育室参事  今テキスト作成につきましては指導主事、あとは行政職員合わせて25人程度で作成しております。また教職員の意見を集約するために協力をいただいている先生方もいらっしゃいます。 ◆市田 委員  テキストは教科書というものでもないと思うので教科書の検定を受けるというわけではないと思うんですけれども、だれがこのテキストがいいなというかよしと評価するのかというのは何かあるんでしょうか。 ◎勝部 人権教育室参事  学習内容についての部分でいきますと、やっぱり専門的な見地に立ったアドバイス等も必要になってくるというふうに思いますので、今後はそういう専門的な御意見をいただける方を講師として招聘して検討していきたいというふうに考えております。 ◆市田 委員  この未来市民教育はグローカルな人材育成をはぐくむための教科だということだと思うんですけれども、人材育成という言葉が教育になじむのかというとこら辺が大変私は違和感を感じるんですけれども、学校教育は人格の完成を担っていく仕事が一番だというふうに思うんですけれども、そのあたりはどのようにお考えでしょうか。 ◎勝部 人権教育室参事  おっしゃるとおりに教育の目的というのは人格の完成だというふうに思っています。人材というところでいくと社会と学校をつなぐという意識を強めていく必要があるかというふうに思いまして人材というふうな言葉を使っているというふうに思いますが、目的としては人格の完成を目指すというふうに考えております。 ◆市田 委員  やはり教育は人格の形成というか完成を目指すというのが本当に一番の目標であるところに、人材育成というところが小中一貫教育を支える3つの柱の一つになっているというところは大変違和感を覚えますが、覚えますし、わざわざテキストをつくるものなのかということもちょっと疑問に思っていることを申し上げて、この点については一たん終わります。 ◆木村 委員  先ほどの未来市民教育についてのテキストの関連でお聞きしたいんですが、1点だけ、未来市民教育は25人でテキストを作成していただけるということですけど、これは東大阪市の小中一貫校をするということでこの未来市民教育の新教科として実施できるということだと思うんですが、よく教科書は一般の教科書であれば検定のやつを最終的には教育委員さんの中で選んでいただくということで、先ほど市田委員からのお話もあったと思うんですが、最終的にはだれが責任を持ってこれでいこうと。何パターンかつくるのか、それとも1個これをつくってこれを教育委員さんに見せるのか、総合教育会議にかけるのか、何で最後にこれを決定するのかをお知らせください。 ◎出口 小中一貫教育推進室次長  失礼します。今木村委員からの御質問ですけども、最終的には教育委員の会議にかけましてそこの決定かと思われます。今考えておりますのは、数種類つくってどれがよいかということではなくて、一つのものを教育委員さん、もしくは総合教育会議のほうに提示させていただいて、最終決定は教育委員と考えております。以上です。 ◆木村 委員  ということは、ちょっとイメージを教えてほしいんですが、よく教科書会社では何々書籍さんとか何々出版さんとかいろいろあると思うんですが、そういうところに最後にテキスト作成を頼むのか、いやいや市で自分らで独自で印刷して印刷会社さんにお任せするのか、その辺はどういうように考えてるんですか。 ◎出口 小中一貫教育推進室次長  プロの方の見識等々も必要かと思いますので、デザイン、印刷、あとデータ作成と写真の撮影等もございます。それと著作権の処理というのもございますので、我々といたしましては、予算をいただきましたら、教科書会社さんのほうに委託させていただきたいと考えております。 ◆木村 委員  いろいろ今教科書の問題があると思うんですが、それは教科書の会社はどのように決めてお願いするんですか。 ◎出口 小中一貫教育推進室次長  プロポーザル等々で決めさせていただきたいと思っています。 ◆木村 委員  予算ではなく、いろいろと総合的な判断の上で決めるということでよろしいですね。最終的にこの予算が仮に認められたとすると、どういうふうな今後、今は既に大体のできているのか、今から全く一から、もうそんなことではないと思うんですね。いつごろにそれがテキストができて、いつごろに教育委員さんに諮って、その辺のスケジュールというのはお示しできるものはあるんですか。 ◎勝部 人権教育室参事  失礼します。今後のスケジュールですけれども、今年度中に内容、単元の構成については現在のメンバーで内容を固めていきたいというふうに考えています。来年度に入りましては5月までに。 ○山崎 委員長  今年度は29年度やね。 ◎勝部 人権教育室参事  はい。来年度につきましては5月までに業者選定を目指しておりまして、その後テキストの原稿作成は6月そのあたりを考えております。なので、6月あたりにでき上ったものを示していくということになるかと考えています。 ◆木村 委員  教育委員さんにはもうすべて完成したやつをお見せすると。大体これで完成ですということでお見せするのか、まだちょっとさわれますよと、何か御意見があったら言うてくださいねといくのか、その辺はどういうふうに考えていますか。 ◎出口 小中一貫教育推進室次長  随時きっしょに応じて教育委員さんのほうにお見せして意見等々を伺いたいとも考えております。 ◆木村 委員  ということは最終的にこれというわけじゃなくて、例えば4月に入って大体のできてきたこんなことを考えているんですと随時定例教育会議か何かその辺でいろいろ見せていくということなんですね。 ◎出口 小中一貫教育推進室次長  おっしゃるとおりでございます。 ◆木村 委員  最終的には教育委員さんがしっかりと吟味してくれて製本になっていくと、こういう考え方で、教育長は教育委員長でもありますので、その辺教育長はどんなように思っていますか。 ◎土屋 教育長  今答弁しておりますように最終的に教育委員会で決定をして、教科書等、テキストとして言うたら教育委員会の決定でもって固めていくと、このように考えます。 ◆木村 委員  できましたらまたそんなのを見せていただくことはできないのですか、でき上り次第ね。またその辺は見せていただくことはできますか。 ◎出口 小中一貫教育推進室次長  教科書としての完全な仕上がりは恐らく来年度の末近くになってしまうかと思います。ただ原稿等々の内容に関しては随時でき次第お見せすることは可能ですので、また見せさせていただく形になるかと思います。 ◆木村 委員  そうですね。これから小中一貫の、本当に小中一貫推進事業で特にこの学校にしか認められへんこういう新教科ですので、しっかりと吟味していただいて、子供たちのために役に立つようなテキストであることをしっかりと教育委員さん、教育長を初め教育委員さんにもしっかり議論をしていただくことをお願い申し上げて、この件に関してはこれで終わります。 ◆市田 委員  キャリア教育推進事業大阪医学部見学について費用が計上されているかと思うんですけれども、この医学部の見学の対象学年はどのようなものか教えてください。 ◎北野 学校教育推進室長  中学校1年生、2年生を対象にというふうに考えています。 ◆市田 委員  1年生、2年生ということは3年生が対象になってないというふうに思うんですけれども、何で3年生が対象にならないのか教えてください。 ◎北野 学校教育推進室長  3年生につきましては、中学校3年生の夏休みというのはクラブ活動等の最終の時期でもあります。また3年生にとっては一番身近な進路である高校進学に関してのオープンキャンパス等がありますので、そのような関係で今回は1年生、2年生というふうにさせていただきました。 ◆市田 委員  ただ中学3年生になってもどんな進路にしようかと迷うということは多々あるというふうに思いますし、これがずっと続けてこられてた事業であれば3年生は行かないというのも、対象にならないというのもわかるというか、いうこともあるかなというふうに思うんですけれども、初めて行う事業で3年生は対象にならないというのは、ちょっと何か何でかなというふうに思うんです。希望があれば3年生も参加できるようにしたらどうなのかなというふうに思うんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。 ◎北野 学校教育推進室長  先ほど申しましたように、まず3年生はすぐに進路に関しては大部分の子供たちが進学ということで目の前に控えています。その中で自分の進路を選択する上においてオープンキャンパス等に参加するということは非常に大事なことだというふうに思っていますので、そちらのほうをできるだけ優先に考えていただきたいというように思っています。ただし、今年度実施で初年度ですので、今後そういうような希望等があればまた検討していきたいなというように考えています。 ◆市田 委員  今医学部の見学というのは大変というかそれもいいことだなというふうには思いますけれども、オープンキャンパスももちろん大事な取り組みだというふうに思いますけれども、どんな学校へ行きたいかという先にどんな仕事につきたいかとかどんな仕事が世の中にはあるのかとか、そういうことを知らずに進学をするよりは、いろんな職業についても知った上で進学について決めていくという点では、やはり行けるようにすることがなぜそんなにだめなのかというのはちょっとよくわからないんですけど。 ◎北野 学校教育推進室長  今御指摘いただいた点も踏まえて今後検討していきたいなというように考えています。 ◆市田 委員  そこは検討していただいてぜひ希望する子供さんが行けるようにしていただけたらというふうに思います。あとこのことそのものはいい取り組みだとは思うんですけど、なぜ市内の病院とか診療所じゃなくて大阪大学医学部なのかというのが何か唐突な感じがして、これは教育委員会から発信をされた取り組みなのか、それともどこかからこんなのをしたらどうと言われて、ほな悪いことでもないしやろうかということになった事業なのか、どちらなんでしょうか。 ◎土屋 教育長  この事業につきましては本市と大阪大学の連携協定がございます。このことに基づきましてできるだけ、私も見学に参りましたけれども、今大阪大学のほうが本当に先端的な研究、特にいわゆる工業系との連携、純粋な医学上の研究以外にもさまざまな機械とかそういうものを通じて最先端の研究をしておられる。そういうふうなことで、1つは医工連携に基づいて市長のほうから私のほうにこういうことをやったらどうかとこういうふうな提案がございまして、私も見学に参りまして、子供たちに本当に最先端の研究を見させる、実際に見るという、そういう体験は非常に貴重なものだろうと、こういうことで始めたということでございます。 ◆市田 委員  発信は教育委員会ではなかったということですけれども、子供たちにとって必要なことであればそれはそれで進めていただいたらいいと思うんですけれども、そういう子供たちにとってとても見せてあげたいものなのであれば、やっぱり先ほど検討するとは言われましたけれども、3年生も初年度にあるということでは特に行けるようにしてもらえたらというふうに思いますが、いかがでしょうか。 ◎土屋 教育長  先ほど北野のほうからも答弁いたしておりますけど、決して3年生を排除するということではございませんで、初年度でございますので受け入れの人数の問題もございまして、そういうことから申しますとやはり3年生は別の多忙な時期でもあるということで、1年生、2年生から始めるとこういうことでございますけれども、今委員のほうから御指摘されました趣旨も踏まえて、可能なものであればできるだけ広げていきたいと、こういうふうに思っております。 ◆市田 委員  ぜひ検討していただくようにお願いしておきます。この点については終わります。 ◆西村 委員  僕からは防災無線の関係でちょっとお聞きしたいと思いますけども、今回新規事業ということで1億5000万円上げられているということで、これは小学校51校に防災の観点からも含めてこういうふうに設置するということであると思うんですけども、この事業目的を読ませていただきますと、平常時は教育目的で活用しというふうにあるんですけども、これはどのようにやっていこうとお考えなのか、御説明をお願いしたいと思います。 ◎松本 学校教育推進室次長  失礼いたします。防災無線LAN環境整備事業につきまして、今委員からございました平常時の教育目的ということでございますが、いわゆる普通教室におきまして普段の授業におきましてインターネットに接続したり、また今回整備を予定しております電子黒板に使えるようにというふうに考えております。 ◆西村 委員  これは学びのトライアル事業でこれから電子黒板も設置していくということで、それも含めてこの平常時は教育目的で活用ということで、例えばどういうような授業のときにやっていこうと考えているんですかね。その点はまだこれから考えていこうというお考えなのか。例えばこれは小学校だけなんですけど例えば中学校だったらどうするのかとか、中学校では整備されないわけなんですよね。小学校だけの問題なんですけども、その点はどのようにお考えですか。 ◎松本 学校教育推進室次長  今回防災無線LANにつきましては小学校のほうでございますが、中学校につきましては平成29年度今年度に普通教室のほうに電子黒板を整備しておりまして、そちらのほうは普段の授業で既に今使っている状態ということでございます。 ◆西村 委員  今回予算で国庫補助金というのが2分の1出てるということで、これはどういう項目で補助金が出てるんですか。例えば防災無線LAN整備ということで補助金が出てるのかその点はちょっと教えてもらってよろしいですか。 ◎松本 学校教育推進室次長  失礼いたします。今回総務省のほうで防災等に資するWi−Fi環境の整備計画ということで2020年度にまでに公衆無線LANの整備をするということで国庫補助金が設けられておりまして、そちらのほうを活用して整備したいというふうに考えております。 ◆西村 委員  これを設置するということで1億5000万ということで、これは今後毎年毎年例えばランニングコストとかそういうのもかかってくるということなんですか。これは1億5000万円つけられて、これからずっと例えば3年間か5年間かそのままいけるということでいいんですか。 ◎松本 学校教育推進室次長  今回予算内容といたしましては無線LANのアクセスポイントを設置するという工事費、設置費用が中心となっております。今後一定のランニングコスト、保守というのは発生すると思いますので、それはちょっと費用としてあると思います。 ◆西村 委員  ということは、毎年毎年ランニングコストがかかってくるということで、ちょっと僕もこういうのがわからないんですが、例えば機械を設置して5年いけるとか10年いけるとか、そういう機械というのがやっぱり更新というたらいいんですか、そういうことがあると思うんですけども、その点はどれぐらいの期間でこの機械をやりかえるというか、今回恐らく4月から取り組んでいかれると思うんですけども、そういうのはどのようにお考えですか。 ◎松本 学校教育推進室次長  今のところ機械につきましては7年ぐらいは使えるものかなと、5年から7年ぐらいは使用できるかなというふうに考えております。 ◆西村 委員  5年から7年ということで、今後またやりかえという形になるかなと思うんですけど、そのときに例えば国庫補助金がそのときには出ない可能性もありますよね。そういう点も含めてやはりこれから進めていくという中で考えていくというお考えでよろしいですか。 ◎松本 学校教育推進室次長  委員御指摘のとおり今回は補助金があるということですが、これが今後ずっとあるということでは確証もございませんので、そこのところについてはちょっとまだ未定であるというところでございます。 ◆西村 委員  私はこの事業は全然悪いとも思ってませんし、やはりお金の問題というのもありますので、これからいろいろと検討していただきたいと思っておるんですが、よくテレビとか無線LANでいろいろサイバー攻撃とかいろいろと言われている時代ですけども、そういう点はどうなんですか。ちょっと僕はこういうのはうといのであれなんですけど、例えば第三者の方が入ってくるとか、そういうセキュリティー的なことはどのようにお考えですか。 ◎松本 学校教育推進室次長  委員御指摘のとおりそういう安全面というのは非常に大事かと考えております。普段は教育目的で使用しますので、限られた者しか使えないようなセキュリティー上の担保はするように考えております。 ◆西村 委員  例えば先生方がパソコンを使っておられて、例えば名簿とか個人情報とかそういう入っているパソコンもあると思うんですけども、細かい話になるんですけど、そういうパソコンにはこれはつながないということなんですか。そういうのもつないで例えば外に出ないように、漏れないようにというそういう工夫も考えられているという認識でいいんですか。 ◎松本 学校教育推進室次長  これから設計等をしていくところでございますが、委員御指摘のとおり公務にかかわります機微な状況というのは非常にセキュリティー上重要なところでございますから、そういったものとは分離するといいますか、アクセスできないような形のものを今考えているところでございます。 ◆西村 委員  そうですね。ちょっと僕はこういうのは余りわからないのですけども、いつどのようにどう入ってくるのかというのがいろいろニュース等々であると思いますので、その点ちょっと気をつけていただきたいなということを言うておきたいと思います。教育目的で活用するということでありますので、やはり今まで見れなかったものがパソコン一つで見れるのかなということで、そういう教育、これからの教育のことも考えていきながらやはり無線LAN整備事業というのを進めていただきたいなということを要望しておきます。以上です。 ◆右近 委員  すいません、そしたら僕から教職員の出退勤管理システムの導入事業について、本会議でも質問させていただいたんですけど、この機器一式リース料で予算が出てるんですけど、この機器について御説明いただけますか。 ◎上野 教職員課長  機器につきましては、主なものといたしましてはタイムレコーダー、それぞれ一人一人にカードをお渡ししますので、そのカードをスリットしていただくタイムレコーダーを学校のほうに配置いたします。それと今申しましたようにカードを教職員一人一人にお渡しさせていただきます。 ◆右近 委員  それはすべての先生、校長先生、教頭先生、管理職の方も含めてすべての先生ということですか。 ◎上野 教職員課長  そうでございます。 ◆右近 委員  済みません、じゃあこれはとりあえず今回は6カ月ということなんですけど、10月からされるということなんですけど、これは10月から6カ月間しますけど、それ以降もずっと常備というか、これからずっとこのシステムは導入していくという考え方でよろしいですか。 ◎上野 教職員課長  議員御指摘のように半年間だけではなしに今後も続けさせていただきたいと考えております。 ◆右近 委員  すいません、ちなみに今まではどのような形で先生の出退機の管理をされていたのか、御説明いただけますか。 ◎上野 教職員課長  出退勤の管理につきましては、出勤簿は各個人が押印する形で出退勤を確認しておりました。 ◆右近 委員  校長先生からすべての先生がそういう形で押印して学校に来たら印を押して、帰るときも印を押してという、それをすることによって、例えばいつ何時に来られたのか何時に退校というか退所されたのか、その辺はわかるようになってたんですかね。 ◎上野 教職員課長  今委員御指摘のように出退勤の時間につきましては各学校園のほうに管理を行ってもらっており、学校に出退勤の時間を把握しておる学校もおるんですけども、ただそれがすべての学校かと申しますと、そうではございません。 ◆右近 委員  それは各学校でばらつきがあるということは、各学校の校長先生の判断でばらつきがあるのか、そこの学校の長年の伝統でそういうことをされてこなかったので各学校によってばらつきがあるのか、それはどうなんですか。 ◎上野 教職員課長  委員御指摘のように学校長の考え方、それとあとこれもおっしゃったように今までその学校で長年とってこられなかった、あるいはとってこられたというふうな、そういうことも関係しておると考えております。 ◆右近 委員  例えば学校の先生の異動とかで前の学校はこうやったけど今回配置された学校はまた違うと、その辺で現場の先生から困惑というか戸惑いというのか、その辺何か意見等を教育委員会で聞いておられますか。 ◎上野 教職員課長  今のところ今委員がおっしゃったような困惑ですとかという意見は聞いておりません。それとすいません、失礼しました。先ほど出退勤の押印と申しましたが出勤のみの押印ですので、1回押すだけということになりますので、申しわけございませんでした。 ◆右近 委員  じゃあ何時に帰られたかというのは把握されてなかったという考え方でよろしいですか。
    ◎上野 教職員課長  先ほども申しましたように、学校によればつけておるところもあったんですが、すべての学校が退勤時間を把握しておったわけではございません。 ◆右近 委員  実際にサラリーマンの方と先生とはまた違う。給料の給特法とかそういった関係で余り時間に対する認識というのはサラリーマンの方と違うのかなというふうに思うんですけども、そこで今回このシステムが導入されるということは、すべての学校において同じやり方でやっていきましょうと、同じやり方で時間の管理の仕方をやっていきましょうということで意思統一が図られるのかなというふうに思うんですけども、そこでこの事業概要の説明で、学校管理職がすべての職員の勤務時間を把握することは困難でありということなんですが、ここで言う学校管理職というのはどなたのことを指しておられるのでしょうか。 ◎上野 教職員課長  学校管理職は校園長、校長でございます。 ◆右近 委員  そしたら校長先生が今回リース契約でシステムが導入されたら、そこの学校の校長先生がそこの学校の先生の出勤時間とか、そういうものを校長先生がすべてを把握できるようになるという考え方でよろしいですか。 ◎上野 教職員課長  基本的には学校園の管理者であります校長がその時間を把握するということになるんですが、実際のシステムを導入して各学校園で各教職員の出退勤の状況は把握できます。そのシステムを使う、それを実際の実務上されるのは校長かどうかというのは、申しわけないんですが、各学校園の運用の仕方になるのではないか。ただ最終的に管理をするのは学校長が管理をするということになります。 ◆右近 委員  これは校長先生を初め管理職以外のすべての教員の先生が、どの先生が例えばこの日はちょっと仕事で遅くまで残ってしているなとか、すべての先生がすべての教員の先生の出退勤の時間が把握できるような、全員が共有するような形で考えておられるんですか。例えば管理職の方だけどなたが何時から入って何時に出たとか、管理職の方しか共有されないのか、全員の教職の先生が共有するのか、その辺はどうなんですか。 ◎上野 教職員課長  今のこのシステムでは委員がおっしゃったように全員それぞれがそれぞれの出退勤について見れることではなく、管理職がそれを把握する、管理するということになります。 ◆右近 委員  管理職だけが把握されるということなんですけど、じゃあ管理職の人は出退勤のこのシステムでどの先生が遅くまで残業しているかとかわかるようになるんですけども、今度管理職の校長先生なり、例えばもうあなたは今週ちょっと遅くまで仕事をずっとやってるからあしたは早く帰りなさいとか、管理職の人がそういう指導なりをされるということなんですか。そういうことですね。ほかの先生はわからないんですからね。その辺を確認したいと思います。 ◎上野 教職員課長  委員がおっしゃるように管理職がその辺の各教職員の時間を把握し、指導を行う。ただ本人自身も自分がスリットした時間、出退勤の時間を把握できますので、そこのところの自分自身の働き方についても認識するという、そちらのほうの役割もございます。 ◆右近 委員  例えば学校の管理職の人は時間を把握しますけど、教育委員会の人は管理について何か共有されたりはされるんですか。 ◎上野 教職員課長  今のところ予定しておるのは、月に1回学校園からの報告をいただき、教育委員会の中でもその把握をしていきたいと考えております。 ◆右近 委員  教育委員会でも把握するということなんですけど、各学校の校長先生の考え方によって、古いと言うたらあれですけど、昔でしたら遅くまで働くのが日本の風土として美徳とされるところもあっただろうと思うんですけども、今日働き方改革いうて国のほうでも言われてますけども、どうしても先生も仕事がたくさん抱えて早く帰りたいけども帰れないというケースが往々にしてあるから今いろいろ教職員の働き方改革が言われているのだろうと思うんです。実際こういう出退勤の管理システムを導入しますけども、現場の先生からしたらそんなのしてくれても結局仕事の量は減らないのやないかという指摘もあるんじゃないかと思うんですけども、その辺はどのように改善されていかれようとしているのか教えていただけますか。 ◎上野 教職員課長  委員のおっしゃるように、このシステムを導入したから直ちに教職員の勤務が軽減されるとはならないとは思います。ただ先ほど申しましたように、やはり働き方改革の中でまず1つは教職員本人にも時間についての認識をいただく。それからこれまで先ほど申しましたように客観的には勤務時間をなかなかすべての学校園について把握されてなかったということで、それを把握することによって、今後学校園の業務のあり方、役割分担等も含めまして検討の一つの材料としてこれからそういう取り組みをしていかなければならないのではないかと考えます。 ◆右近 委員  今いろいろおっしゃっていただいたんですけど、1人の先生で抱え込まないというんですか、そういうチーム学校としてというやり方で今いろいろ言われてますけども、例えば担任の先生の仕事を校内で組織的に支えるというか、そういう仕組みというのか、そういうものも構築していかないといけないと思うんですけども、その辺はどうなんでしょうか。 ◎清水 学校教育部長  委員の御指摘のとおり勤務時間を把握するだけでは結局もともとの仕事の多さに対応できるものではないというふうに考えております。中央教育審議会の部会のほうからも対策の中間まとめというような形で出されておりますし、その中では現実に今学校の教諭のほうが抱えている業務を種類分けして対策を講じるべきであるというふうな提言もいただいているところでございます。ただそれを進めていくにつきましても、現状で申しますと課長が申し上げたとおりに、まずどれだけの時間が客観的に定時を超えた勤務をしているかというようなところの把握がない。まずそこを把握した上で、これからはそれらの提言等に従って業務の切り分けなどを行いながら、また学校の支援体制等を教育委員会としてもつくり上げてまいりたいというふうに考えております。 ◆右近 委員  僕もそうだと思うんですけど、教育委員会として各学校から上がってきた報告によって、例えばAという学校ではやっぱりよその学校に比べて余りにも残業が多いと、そういったときにどのように指導、改善を教育委員会としてされるのか。かといって先生を1人、2人ふやしてほしいという現場の声もあるかもしれないんですけども、その辺の教員の配置、加配というのはなかなか難しいと思うんですけども、実際教育委員会としてそういうときはどのような協力というか働きかけというのか指導というのかされようとしているのか、お願いします。 ◎清水 学校教育部長  実際上これまで教育委員会が持っている施策の中でも学校園サポート事業というふうな形でスクールサポーターを配置したりとか、あるいは今学校で起こっている状況に対しては、例えばスクールソーシャルワーカーであったりスクールカウンセラーがそれぞれ専門的な見地から助言に入ったりとかいうふうなことがございます。そういう事業を進めていく上でも今委員がおっしゃったように客観的な学校ごとの状況に応じたきめ細やかな対応を今後していく必要があるのかなというふうに思っています。おっしゃっていただいたように、例えばここの学校の時間は定時外の勤務が多いから、それで例えば教員を直ちに配置するとかというようなことはなかなか困難なことでございますけれども、今申し上げたこれまで教育委員会で実施している事業の中での濃淡と言ってしまうとちょっと語弊があるかもわかりませんけれども、集中した対応であるとかというふうなことの根拠ということにはなるのかなと思っています。また新しい支援策等についても今後検討してまいりたいというように考えております。 ◆右近 委員  それとちょっと確認なんですけど、本市の中で仕事がオーバーワークで体調を崩したとか、そういった事例とかはありますか。 ◎清水 学校教育部長  当然教職員の中で病気休養、病休なりというふうな形というのは事例としてあることはございます。それが直ちにオーバーワークと結びつくのかオーバーワーク以外の要因もあるのか、ただベースとして長時間勤務の状況というのは指摘されているところでございますので、そういうベースの中でメンタル的な部分での不調から病気休暇に入る形というのもあるというふうには認識しております。 ◆右近 委員  僕の個人質問の答弁でも、長時間勤務者への医師による面接指導ということも御答弁でいただいているんですけど、その辺もしっかり対応してやっていただきたいなというふうに思うんです。それと答弁書で校務分掌の見直しということをおっしゃられてるんですけど、これについては何か具体的にどうしていこうみたいな話はその辺ちょっとどうなっているのかお聞かせいただけますか。 ◎清水 学校教育部長  申しわけございません。ちょっと具体的にこの形というのを今持ち合わせておるわけではないんです。ただ先ほど申し上げた中央教育審議会の提言の中でも、例えば教諭が担っている業務の中で本来教諭じゃなくて、例えば事務職員であるとか管理職であるとかというふうな形での指摘がされている部分がございます。その辺のところは校務分掌というようなところで出てくると思うんですけれども、ただ例えば教諭が担っている事務を教頭先生が担っちゃうと、教頭先生がもう大変オーバーワークな現状があるわけで、そしたらそこに対してどういう整理が一番適当かということは今後早急に検討してまいりたいというように考えております。 ◆右近 委員  中央教育審議会でも教員の業務の見直しで、学校以外が担うべき業務と、学校の業務でありますけども外部人材も積極的に導入する、それともう一つは学校教師の業務と、この3つに分けて提言というかいただいているんですけど、さっきおっしゃられたので1つ確認なんですけど、学校徴収金の業務というのは中央教育審議会では学校以外が担うべき業務というふうに言ってるんですけど、東大阪市では学校徴収金の業務についてはどうなってますか。 ◎清水 学校教育部長  学校が現実的には担っているものというふうに、教頭先生が管理職が担っている形になっているものというように考えております。 ◆右近 委員  具体的に学校の徴収金というのはどういうものがありますか。 ◎松田 学校教育部次長  済みません、学校徴収金といいますのは給食費でありますとかPTA会費とかそういうもの保護者が負担するものを学校が集めるというふうな形になっています。 ◆右近 委員  そういった業務も校務分掌の見直しの中に入ってくるんだろうなと思うんですけれども、どうですか。 ◎清水 学校教育部長  委員御指摘のとおりでございますけども、どちらかというと徴収金の部分というのは管理職に当てられているというふうなところが現実的に多いのかなというふうに思ってます。 ◆右近 委員  それでは今後も学校が担っていくべき業務だという認識ですか。 ◎清水 学校教育部長  現状を申し上げたわけで、ごめんなさい、文科省の指摘のとおりでございますので、そういう意味では今後これは部をわたるところでもございますけれども、学校徴収金の中で例えば給食費の扱いもこれは今後公金化、公会計化するというような側面がございます。そうなるようなこととあわせて学校徴収金をどこがどういう形で整理していくかというのは、当然今後の課題として一つ大きなものであるというように考えております。 ◆右近 委員  ぜひ検討していただきたいと思います。それと先ほど答弁いただいたものとかぶるかもしれないんですけど、もう1個業務の改善の取り組みとして学校支援体制の強化などを検討してまいりますということなんですけど、これに学校支援体制の強化についてもう一度御答弁いただけますか。 ◎清水 学校教育部長  大変雑駁な答弁になってしまって申しわけなかったかと思うんですけども、先ほど申し上げたように、例えばスクールサポーター、スクールソーシャルワーカー、スクールカウンセラー等今現在学校を巡る課題が非常に多岐にわたってきている。当然子供に対して教科書を使って授業をするということだけに限らず、例えばその子の抱えるさまざまな課題に対して学校がアプローチしていくという場面がどんどんふえてきている。その中でいろんな形での専門職の力を現実にはお借りしながら対応しているところですけれども、そういう体制を整理して強化していくというふうなことを今後も進めていかなければならないということで、学校支援体制の強化という形の答弁をさせていただいたというような形になっております。ですから、具体的に今現在も当然事業として予算をいただいて執行しているわけですけれども、こういう御指摘をいただいて、またあるいは勤務時間の客観的な把握等を進める中でそれをより整理して強化する体制を組んでいきたいと考えております。 ◆右近 委員  総合的にというのか、これをやったから改善するというのはなかなか難しいと思うので、いろんな総合的に取り組んでいかないと解決しない問題だろうというふうに思うんですけども、最後に教育長に本会議でも決意を述べていただいたんだけど、時間が短かったので、改めて最後にちょっと御答弁をお願いします。 ◎土屋 教育長  本会議でも申し上げましたけれども、学校における働き方改革の問題とりわけ教員の長時間勤務の問題につきましては、この間本当にもう本会議でも申し上げましたけれども、国家的な課題とこういうふうなことで我々は取り組まなければならないとこういうふうに考えております。先ほどからの議論にございますように、なかなかこの問題は一つの事柄で解決するとそういうふうなものではなくて、いろいろな対策をあわせて講じていくと、これが必要だろうと。具体的にどうしていくのかにつきましてはこれは本会議の答弁でも申し上げましたけれども、基本的にはこの間に中央教育審議会なり文科省のほうから一定の方向性が出ておりますので、我々とすればこのことを一つ一つ踏まえながらやっていくと、こういうことだろうと思います。ただ中には部活動なんかに対する外部指導員の問題につきましてはかなりさまざまな議論がございますので、丁寧な議論が必要な部分もございます。ただおよその方向とすれば今さまざまなところから提言が出ておるわけでございますから、そのことを一つ一つ踏まえながら我々が東大阪市でどういうふうにしていくのか、これを我々が決定していくとこういうふうなことであろうと思っております。  これは本会議でも申し上げましたけれども、ただやはり教員の勤務時間の問題、これは最終的には子供たちに教員が向き合う時間をつくるための働き方、長時間勤務の解消と、ここのところはしっかり押さえながらこのことがどこに結びついていくのか、我々の最終目標はどこなのか、このことにつきましてはしっかりと押さえながらやっていきたい。このように思っております。 ◆右近 委員  教育長が先ほどおっしゃったんですけど、やはり先生は子供に対して少しでも目に行く時間を長くしていただきたい。授業や生徒指導に極力時間がさけるような環境づくりをしていくのが教育委員会の仕事だと思いますので、その辺の環境整備、いろんな施策を導入して解決していっていただきたいというふうに思いますので、これについては要望して終わっておきます。 ◆森脇 委員  今右近委員の御質問の関連といいますか、私はこの教職員の長時間勤務ですか労働についてはちょうど去年の3月15日にこの文教委員会で御指摘させていただいておるところです。私は去年の3月15日の文教委員会の前に実際に学校を十数校、20校弱ですか訪問させていただいて、実態はそういう長時間労働、当時はブラック企業化しているということで申し上げさせていただいて、それで中教審ですか、これがその年の平成29年8月29日に出てますけども、もうその5カ月以上前に申し上げさせていただいて、それがいつから続いているのかという御質問をさせていただいて個人的に発言をしていただいているので、当時の教職員課長に発言をしていただいているんですけども、もうずっと続いているということです。それで出退勤及び勤務時間調査していただくということがこの委員会にもなりまして、平成29年7月3日から7月9日の集計結果を出していただいてるんですね。これは中教審が出る前に既にわかっていることじゃないですか。それにもかかわらず今現状でさえ御答弁を聞いてますと、今後します、これからします。ほなこの間何をされてたんですかと。この出退勤システムをこの30年度に入れることが目的じゃないでしょうと。しかも去年の平成29年7月にはもうわかっていることじゃないですか。そしたらその間、今まで現在までどう考えてどういう行動をされてきたのか、それをちょっとお聞かせください。それまでは何もこの7月の集計結果が出ているのにこれをもう無視で、中教審が出たけどどうしようかというそれから考えられたんですかという話になってくるんですよ。もう1年たっているんですよ。この1年間何もされてこなかったという御答弁ですね。今までの御答弁を聞いてますと。1年間何もしてこなかったら3年後も5年後でも10年後でも何もしないということじゃないですか。この1年間どうされてきましたか。どういうふうに考えてどういう行動をされてきたかちょっとお答えいただけますか。 ◎清水 学校教育部長  森脇副委員長が御指摘のとおり昨年の3月に当時の来田参事のほうが答弁をさせていただいて、7月の1週間で調査をさせていただいた。ただその後の委員会の経過の中でもその7月というのはどちらかというと業務が落ち着いた時期というふうなお話もさせていただきました。抜本的には、例えば先ほど申し上げましたこれまでやっている学校支援の体制であるとか業務の整理とかというようなことを見直しして整理して進めていくということも必要になってくるかと思います。もう一つは、これは例えば業務軽減というふうな形では直接ございませんけれども、我々の働き方、学校での働き方に対する認識として本来学校の教職員の定時というのは8時半から5時まででございます。我々市の行政職員も水曜日にノー残業デーということでやってますけれども、一応定時で退勤できる日を週1日つくろうということで学校の校長先生ともお話をしまして、この1月から定時退勤日それとノークラブデーという形での試行というのを進めております。このことを4月以降は本格的に実施しなければならないというように考えておりますし、また本会議でも御指摘いただいたんですけども、夏季に閉庁できるかどうかというふうなことで、少しでも勤務実態の軽減、物理的な軽減というのはなかなか難しい。とりあえず意識の部分で軽減を意識したところというようなことを学校とも相談しながら進めているところでございます。ただ根本的な部分が不十分というふうな現状もございますので、そこのところについては引き続き取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ◆森脇 委員  余り長々と御質問をする気はないんですけれども、とにかくこの中教審が出る前から申し上げているんですから、他の市町村よりも前へ進んでいかないかんわけですよ。わかりますか。そういう思いでこれからもどうか取り組んでいただきたいということを御指摘して終わっておきます。 ◆市田 委員  出退勤管理システムの導入事業の関連でお伺いいたしますが、この出退勤の管理システムを導入した上で学校の先生方は学校で仕事を終えてそのまま帰るということだけではなくて、間にちょっと気になる子供さんのお宅へ家庭訪問をした後そのまま帰るということとかが実際には今あるんじゃないかなというふうに思うんですけれども、そういう場合は出退勤はどういう扱いになるのか教えてください。 ◎上野 教職員課長  今委員がおっしゃっているように、例えば退勤のスリットをした後に、なおかつまた外のほうにとか家庭訪問とか行かれた場合、それは当然業務ということであれば、先ほど申しましたようにシステム上管理職のほうで把握ができます。それでもし出退勤のその時刻に修正が必要な場合は修正もできるようになっておりますので、それは行かれてこの時間に終わったということであれば、そのことを管理職のほうに申し上げていただければ管理職のほうで実際に終わられた時間を修正することはできます。 ◆市田 委員  システム上はそういうことができるということですけれども、今私がお伺いしたのは一つの例ですけれども、いろんなことがあると思うんですけれど、そういうことをこんなときはこう対応する、こんなときはこう対応する、そういうふうな約束事、運用規定というのかそういう約束事は決めてこれを導入するということでしょうか。 ◎松田 学校教育部次長  この出退勤システムというのはあくまでも一つの目安でございまして、業務につきましては管理職が教職員に命令をして業務をさせるというものでございます。命令を受けた以上はその期間は勤務時間というふうになりますので、そこら辺の管理につきましては今後管理職を含めまして研修をしていく中で進めていきたいと思っております。 ◆市田 委員  ごめんなさい、ということは何か約束事をつくってそれで運営をしていくということですか。 ◎松田 学校教育部次長  このシステムの運用につきましては御指摘のとおり運用を定めまして進めていきたいというふうに思っております。 ◆市田 委員  そうでないと人によって学校によってばらばらということになっては大変だなというふうに思うのでそれはそれで必要かなというふうに思います。  ほかでこういうシステムを導入されているようなところで、本当は帰らないけどもう5時過ぎたし一たんタイムカードを押しておいてまた仕事をする、こういうふうなことが実際には起きているというふうに聞くんですけれども、そうしたことはどういうふうにお考えでしょうか。 ◎上野 教職員課長  今おっしゃっているような事象なんですが、勤務時間の管理というのは労働法制上、先ほども申しましたように管理者である校長が適切に把握しなければならない。それは管理職あるいは教育委員会のほうに求められている責務であると考えております。運用開始までには学校園に対して適正に実施するように適切な指導は行わなければならないと考えております。 ◆市田 委員  先ほどもお話にありましたけれども、システムで管理をしたからといって仕事そのものが、先生が一人一人に課せられている仕事量が減るわけではないので、そこをどうしていくかというのが一番大事な問題ですし、本当に一たん押して退勤したことにして仕事をしないといけないような状況だとか、持って帰れるものは持って帰って家でするしか仕方がないというような、そういうふうな、とにかく労働時間が長いということが数字として出ないようにという管理になりかねないというふうに思うんですね。そのあたりが本当に危惧されるんですけれども、そのあたりは大丈夫なのかなというのが心配なんですが。 ◎土屋 教育長  この勤務時間の管理につきましては、そもそも勤務時間の管理ができていないということであれば、これは使用者側の責任であろうと思っております。まずそのことをきちんと学校現場には教育委員会のほうから徹底をする。一方働く側におきましても、自分の勤務時間をきちんと把握するということが、当然いわゆる労働災害等も含めまして働く側の利益につながるわけでございますから、そのあたりもきちんと周知をしながら。まずは先ほど来さまざまな御意見の中で、確かに勤務時間を把握するということが直ちに勤務時間が短くなるのかどうかといったらこれは別の問題であろうかと思っておりますけれども、まずは本当の基本のところで勤務時間を把握するということの重要性、ここのところについては私のほうからも教育委員会内部あるいは学校現場に対してきちっと徹底をしていくと、これでやってまいりたいと思っております。 ◆市田 委員  管理する人たち、校長先生が管理されるということですけれども、うちの学校が労働時間が長くなっている状況にあるからもうはよ帰れはよ帰れ、それだけが先行してしまうということが本当に懸念されるということを申し上げて、この件については終わります。  学びのトライアル事業の電子黒板についてなんですけれども、今中学校では各教室に配置をされていると思うんですけれども、中学校での活用状況というのはどのようなものか教えてください。 ◎松本 学校教育推進室次長  失礼いたします。中学校への整備いたしました電子黒板の活用状況ですが、2月に学校を対象にアンケートのほうを実施いたしました。その結果ほぼ毎日利用しているという学校が92%ある状況でございます。以上です。 ◆市田 委員  92%の学校が毎日使っているというアンケート調査だということですけれども、現場からは使ってない先生もおられてという方も聞いてます。やっぱりアナログというかなかなかこういう電子機器が苦手な方も多くてなかなか使いづらいとか、途中でとまってしまってどうしようかわからなくなってもう続けられなくなるとか、そういうことも含めてあって、活用の状況が本当に全部の先生が使っている、毎日使われているという状況にあるのかなというのは疑問なんですけれども、特定の教科や先生が使っているという状況ではないのかなと思うんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。 ◎松本 学校教育推進室次長  教科につきましては今回電子黒板の整備に伴いまして英語のデジタル教科書を導入いたしましたので、その英語が特に多いというような状況がございます。例えば技術とか家庭とか特別教室で行う授業につきましては電子黒板がございませんので、そういった意味では余り使われていないということでございます。 ○山崎 委員長  松本さん、学校の92%なのか、それとも教師の92%なのか、あるいは電子黒板の92%なのか。 ◎松本 学校教育推進室次長  92%といいますのは、各学校のほうの校長先生に対しまして各学校ごとに代表してアンケートにお答えいただきました。その内容で92%の学校でほぼ毎日利用しているという結果が出ておるというものでございます。 ◆市田 委員  毎日は動いているけれども、その日のうちに1教科の1教室だけだったとか、そういうことも含めて92%だったのかなというふうには思いますが、それだけ本当に使いこなせてないものがまた小学校にも入るというのはどうなのかなというふうに思います。前にもお聞きしたと思うんですけれども、ICTの教育が先進国である韓国は3年から5年ぐらい日本より早く導入されていると思うんですけれども、早く使われている中でいろんな結果が、それを使った結果が示されているんですけれども、子供に目立った成果があらわれていないだとか資料を検索すると、簡単に結果が出るため問題解決能力が落ちるだとか、子供の読書量が減るだとか、能動的に学ぶ姿勢が失われるとかという弊害が指摘されて、韓国のほうではデジタル教科書とかマイシティーの活用を縮小していっている傾向にあるということが言われているんですけれども、こうした能動的に学ぶだとか読書をするだとか解決能力をみずから身につけるだとか、そういう力というのは、今この東大阪の教育の中で求めていっているものだと思うんですけれども、これが低下していく、その能力が低下していっているので縮小してきているというICT教育なんですけれども、そのあたりの対応についてはどのようにお考えでしょうか。 ◎中渕 学校教育推進室次長  失礼します。ICTの活用に関しましては活用の目当てといいますかねらいを明確にして事業を行うということが委員御指摘のどのような事業にするのかということにつながっていくと思いますので、ねらいをしっかりと定めるということが大切と考えております。 ◆市田 委員  ねらいを定めた上でもやはりいろいろ注意して活用していかないと、先ほど言っていたような弊害がいろいろ出てきてしまっては子供たちのためにならなくなってしまうんですけれども、しっかりとそのあたりのどう使っていこうかというような議論についてはどのようにされているんでしょうか。 ◎中渕 学校教育推進室次長  事業におきましては、目的として子供に興味関心を持たせるために使うのか、課題を明確につかませるために使うのか、教師がわかりやすい説明をするために使うのか、子供の思考理解を深めるために使うのかなど、さまざまな活用のねらいがあると思いますが、そういった取り組みについて、学校内また市全体でそういった好事例について協議していくということでより効果的なICT活用が進むと考えております。 ◆市田 委員  弊害についてはこういうことが子供たちの変化の中に生まれてきたときには気をつけないといけないなとか、そういう何というか指標みたいなものとかはお持ちになって進められるんでしょうか。 ◎中渕 学校教育推進室次長  失礼します。今のところ指標というものが具体的にあるわけではないんですけども、情報活用能力について申し上げましたら、情報を得るだけでなく情報を整理比較したり、得られた情報をわかりやすく発信伝達したり、また必要に応じて保存共有したりするというふうなそういった力が必要となってきます。そういった力がどういった場面でつけていくのかということを明確にしていきたいと考えております。 ◆市田 委員  うまく使えて子供たちのためになるような活用の仕方は大変必要だというふうに思いますけれども、弊害への対策が本当に十分に行われて弊害となるまでに早目にこれは対応しないといけないなとかということをちゃんとチェックできるような指標をやっぱり持っていただかないと、弊害が子供たちに及んでしまうということになったら危険だというふうに思いますので、そのあたりを十分研究していただいて、そういうことも含めて行っていけるようなことを考えていただけるようにお願いして、この件は終わります。 ◆西村 委員  学校園教育推進事業についてお聞きしたいと思うんですけども、今回332万1000円ということで市立中学校、高等学校を対象に関西フィルハーモニーを専門家を派遣し訪問指導を実施ということで、今回拡充という形で出されておりますけれども、これはいつから事業をされているんですか。 ◎中野 学校教育推進室参事  失礼いたします。専門家派遣による音楽クラブ活性化事業におきましては平成27年度からの実施となっております。 ◆西村 委員  平成27年からやられているということで3年間で中学校、高等学校を含めて26校を、27年、28年、29年と3年間でもうすべて26校に一回行かれたという考えで、今後30年もやられていくという形でよろしいんですか。 ◎中野 学校教育推進室参事  委員御指摘のとおりでございます。 ◆西村 委員  26校対象に行かれて大体どれぐらいの時間で1校当たり、このような関西フィルハーモニーより専門家を派遣し訪問指導を実施ということでされてるんですか。 ◎中野 学校教育推進室参事  失礼いたします。1校当たり2時間程度ということで実施していただいております。 ◆西村 委員  ということは年1回ということなんですかね。1校当たり2時間ということなので、これは年1回だけということでいいんですか。 ◎中野 学校教育推進室参事  各校当たり年1回2時間の指導となっております。 ◆西村 委員  年1回2時間というのが果たしてどうなのかなと、もうちょっと時間をあげたらいいのと違うのかなというような感じに思うんですけれども、27年、28年、29年3カ年やられてやはりこれはこういうことがあるから30年度もやっていこうと、これから30年、31年、32年と3年間やっていこうとそのようなお考えでよろしいんですか。 ◎中野 学校教育推進室参事  今回のこの事業を受けまして、各学校からは大変効果があった、また子供たちが引き続き受けたいといったこともございます。そういったことを踏まえて継続して実施していきたいと考えております。 ◆西村 委員  ある程度効果があったと。やはり子供たちにとってはプロの人に教えていただくということは本当にいいなということで、そういうことを踏まえて、よく皆さんが言われるPDCAというのをよく言われて効果が出たということで進めていかれるということなんですね。教育委員会として効果が出たというのは、例えばどういうことを効果が出たというふうにお考えなんですか。 ◎中野 学校教育推進室参事  失礼いたします。1つはやはり子供たちの興味関心が高まったということもあるかと思いますけれども、音楽クラブに対しての指導ということでありますので、コンクールの結果なども効果の一つに挙げられるかと思います。 ◆西村 委員  全中学校、高校で26校ということで、中学でいうたら25校になると思うんですけども、これは例えば吹奏楽部というたらいいのか、そういう生徒さんがそういうふうに楽器で楽しんでおられる、そういうようなクラブ活動をやっておられるというのはすべての学校にあるいうことでいいんですね。 ◎中野 学校教育推進室参事  楽器を扱う音楽系クラブは全中学校に設置されておるものでございます。 ◆西村 委員  すべての全中学校で開催されるということで、せっかくなので年1回2時間というのはどうなのかなと、もうちょっと時間をとってあげたらいいんじゃないかなということで、これから3年間やっていかれるということでありますので、そういうことも含めてやはり考えていっていただきたいなとそのように思っております。  それから文化芸術事業委託料、これは新規事業で上げられておりますけれども、これをちょっと御説明だけいただいてよろしいでしょうか。 ◎中野 学校教育推進室参事  失礼いたします。文化芸術事業の委託料でございますが、これは例年文化庁が実施しております文化芸術における子供の育成事業というのがございます。こちらにおいて、今回車いすダンスを実施しておられる団体の公演を実施するということに当たりまして、文化庁が負担する以外で発生する経費を補助するものでございます。 ◆西村 委員  文化庁負担以外で発生する経費というのがこの44万840円ということでいいんですか。この数字でいいということですか。 ◎中野 学校教育推進室参事  失礼いたします。文化庁のほうでは人件費や一部講習会に係る費用のほうを負担していただけるということで、それ以外で発生する経費ということで今回計上させていただいております。 ◆西村 委員  文化庁の負担以外で、発生する人件費とかは文化庁で一部見ていただけるということで、そしたらこれは1回、今回2校ということでありますけれども、1回する当たり22万420円と書いているんですけども、それは1回で22万かかるんじゃなしに、文化庁のことを含めて補助金も含めてこれは開催していくということでいいんですかね。 ◎中野 学校教育推進室参事  この事業におきましては、この団体につきましては実施額面であったり、失礼しました、対象者の数によって料金が変わってくるものでございまして、今回2校での開催ということでこの額を計上しているものでございます。 ◆西村 委員  子供の育成事業における車いすダンスということで私はその車いすダンスというのが悪いとは言いませんけども、この車いすダンスを公演実施するに当たって子供の育成事業というのはどのようにつなげていこうとお考えなのか、なぜ車いすダンスを選ばれたのか、それをちょっと教えてもらっていいですか。 ◎中野 学校教育推進室参事  一流の文化芸術にふれることは子供たちの豊かな感性、創造力、思考力、コミュニケーション能力などを養い、生きる力をはぐくむ上で大変重要なことであります。今回の車いすダンスの公演の中では講話、また車いすダンス体験なども含めた内容で実施されることになるかと思います。そういったものは障害者理解につながるものでありまして、各校ではこれまで車いす体験などの福祉教育、また障害者理解教育に取り組んでいるところでございますが、今回の車いすダンス公演と関連させることによりまして、子供たちの理解がより一層深まるものであると考えております。 ◆西村 委員  ちょっと何か難しいなと思うんですけれども、この車いすダンスをすることが決して悪いと言うてるのではないんですよ。悪いと言うてるのではないんですけども、どのように子供たちに育成事業としてつなげていこうというものなのか、それはいろんな問題があると思うんですけども、この車いすダンスの公演を見て子供たちはどういうことを学んでほしいということを教育委員会はお考えなのか、簡単で結構ですのでお答えいただけますか。 ◎中野 学校教育推進室参事  障害のある方も一つの職業としてこういった公演を実施されるという中で、やはり我々以上にすぐれた能力を発揮されるというような部分もこの公演の中で拝見することができると思います。そういった視点も踏まえまして、やはりそれぞれの子供たちが自分たちの力を発揮して今後の生きる力につなげるということを目的というふうに考えております。 ◆西村 委員  そうですね、生きる力ということでやられるということでありますね。そしてこの今回2校書かれておるんですけど、これは小学校ですか、中学校のほうで考えておられるんですか。 ◎中野 学校教育推進室参事  今回小学校2校での開催を考えております。 ◆西村 委員  小学校となりますと、これは30年、来年度から2校やられるということで、実は小学校は51あるわけなんですよね。となるとこれをやろうと思うたら単純に計算したら25年かかるんですよね。そういうことはどうなんですか。予算のこともあるでしょうし、これからのこともあるでしょうし、勉強会でもいろいろ言いましたけれども、例えば中学校区で考えてみると半分でいけるわけですね。そういう点ではどのように考えておられるのか。単純に来年もしかしたら4校やられるのかわからないんですけれども、それは教育委員会として今後どのようにすべての子供たちにこういう公演実施をするに当たって、生きる力というのを学んでいただきたいと、そのように思っているのか、お答えいただきたいと思います。 ◎中野 学校教育推進室参事  今回の公演につきましては、先ほども申しましたように対象の子供たちによって料金も変わってくるといったところもございますけれども、合同開催であったりというようなことも踏まえまして今後すべての子供たちにこういった教育を実施することができるよう進めてまいりたいと考えております。 ◆西村 委員  すべての子供たちそれは当然なことだと思うんですけども、例えば中学校区で3小1中、2小1中、いろいろありますけども、例えば中学校で中学1年生の子供たちに1回やれば2つでやるところ1回で済むんじゃないですかという考え方で質問をさせていただいているんですけども、それはなぜ小学校区でやろうと。これからの時間的なことを考えると中学校区の例えば2校でやったら、この小学校区だったら今回2校ですけども4つの小学校区が2回で済むんじゃないんですかということを聞いているんですけれども、その点はいかがですか。 ◎北野 学校教育推進室長  先ほどから中野のほうも申していますように、障害者理解教育につきましてはできるだけ早い段階から子供たちにふれさせていきたいというふうに考えています。しかしながら今委員御指摘のように2校ずつでありますと、より多くの子供たちにというわけにもいきませんので、今後小中一貫教育の部分もあわせながら中学校区での開催を検討してまいりたいと考えています。 ◆西村 委員  済みません、質問の私の言い方が悪かったですね。例えば中学校区2校でやったとしたならば小学校区では4つができるかもしれないということを私は言うてるわけであって、値段的な問題もあると思うんですけれども、今北野室長がおっしゃったように、小学校のときからこういうことを見てそして生きる力ということをやはり学んでいただきたいということのお考えでいいということでいいですね。 ◎北野 学校教育推進室長  そのとおりでございます。 ◆西村 委員  わかりました。やはりよく言われている生きる力というのは本当に大切なことだと思っておりますし、恐らくこの車いすダンスというのは成人式でもやっていたようなあんなような形ですよね。と思うんですけども、そうですね。子供たちにしっかりとこういうことを、障害を持っている方、車いすの方でもこのようにダンスをしてこういうふうに生きる力というのを子供たちにしっかりと身につけていただけたらなと思っておりますし、やはりやるからには子供たちみんなにこういうことをやっていただきたい。今回2校ということでありますので、単純にずっと毎年毎年2校だと51校あるので単純に25年かかってくるわけでありますので、そういうことも含めて、しっかりすべての子供たちにこういう体験をしていただけるように、今回新規に2校やっていただけるということでありますので、来年度というか31年度のことを言うたらおかしいかもしれないですけど、そういうこともしっかり年次計画も含めてやはりやっていただきたいなとそのように思っていますので、よろしくお願いします。以上です。 ◆江越 委員  私のほうからちょっと確認で学びのトライアル事業の部分で少しだけ教えていただければと思っております。この機器借り上げ料とする部分の中では、今回は小学校さんの電子黒板の借り上げ料だけになるんでしょうか。 ◎松本 学校教育推進室次長  失礼いたします。今回学びのトライアル事業として機器借り上げ料を計上しておりますが、中身につきましては今委員おっしゃっていただきました小学校への電子黒板の整備に係りますリース料の部分、それが1800万円です。それから中学校で平成29年度に導入しました分でこちらのほうが5年リースになりますので、平成30年度に係る分1年分4617万円が含まれております。 ◆江越 委員  ということは、今回は小学校の分と中学校で活用していただく分1年分と。小学校の分はこれはそこからいくと金額的には若干少ないように思うんですが、何か何カ月分とかそういう部分はあるんでしょうか。
    ◎松本 学校教育推進室次長  小学校につきましては平成30年度からの新規導入ということになりますので、今こちらのほうが考えておりますのが平成31年の1月からのリースの開始と見込んでおりますので、今年度予算では3カ月分のリース料を計上いたしております。 ◆江越 委員  この環境整備とする部分の中で導入をしていただくわけなんですけれども、概要のほうにはわかりやすい授業づくりのためということで記載がございますけれども、これは先生方のためにという部分につながりかねないでしょうか。 ◎松本 学校教育推進室次長  この電子黒板でございますが、機能といたしまして教材を大きく表示したりとか、それからそこに電子ペンで先生方がマーキングとか補足説明などを直接画面に書き込むことが可能ですので、教師の指示が通りやすいというところと、それから写真でありますとか映像でありますとか動画の表示が可能でありますので、子供にとってよりわかりやすく、また興味を高める効果があるというふうに考えておるものでございます。 ◆江越 委員  そうですよね。やっぱり子供さんたちが理解できやすいようにという部分も含んでいるということで理解はさせていただきます。このリースとする部分の中では中学校さんの1年分と小学校さんの3カ月分、これは大体の数量はわかっているんでしょうか。 ◎松本 学校教育推進室次長  失礼しました。今年度につきましては中学校の普通教室約300教室に整備いたしました。小学校につきましてはおよそ700教室を想定しております。 ◆江越 委員  リース料とする部分については大体の数なんですが、リースですので、多分全体にかかるリースなのか、1台に対してのリース代の借り上げ料なのか、その辺はどうなんでしょうか。 ◎松本 学校教育推進室次長  リース料につきましては、中学校でありましたら29年の10月1日から一斉に使用開始をしておりまして、そこにかかる5年間のリースという形でリース料は月額で支払うという形でございます。 ○山崎 委員長  1台契約なのか全体契約なのかということです。 ◎松本 学校教育推進室次長  失礼いたしました。契約については全台分という形になります。 ◆江越 委員  ということは、中学校さんについて300か307かわかりませんが、全体で4600万、小学校さんのほうでは700という全体で1880万ということなんでしょうか。 ◎松本 学校教育推進室次長  リース料につきましては、全体としては5年間の契約になりますので、それを年度ごとに支払うという形になりまして、中学校でしたら約300台の一括5年間のリースの中で平成30年の4月から31年の3月末までの12カ月分のリース料が4600万ということでございます。 ◆江越 委員  全体の部分の中で5年間でということになりましたら、これは1年間ですので、掛ける5で約2億ぐらいかかっていると。今回の予算的な部分で小学校さんのほうへは約3カ月分ということなんですけれども、全体的な1台当たりの単価という中ではちょっと格差が出るのではないかなと思うんですが、その辺はいかがなんでしょうか。  できれば1台当たりの単価的な分は変わってはいけないのかなと思うんですけれどもね。5年間のリースの分と今度新しく小学校のほうへ、言いましたら約倍以上にかかわってまいりますので当然安くなってくるのかなと思われるんですけれども、その辺の予算的な部分では一応確認していただいての予算計上になっているということなんでしょうかね。 ◎松本 学校教育推進室次長  予算要求に当たりましては業者のほうから見積もりをとりまして、金額のほうを積算しておるものでございます。 ◆江越 委員  積算をしていただいているのであれば、例えば1台当たりの単価はこれぐらいですとか、そういう部分は試算されているのではないかと思われるんですけれども、その辺やっぱり大事な予算ですのでちょっとまた後日教えていただければと思います。  続いて学力調査のほうなんですけれども、これは30年度の分なんですが29年度の分で実施されたと思われますが、これは何月ごろ実施していただいたか、いかがですか。 ◎中渕 学校教育推進室次長  失礼します。平成29年度におきましては12月に実施いたしました。 ◆江越 委員  29年度ですので12月に実施をしていただいたと。委託をしておられますので、それの回答というのは何月に受けられたのでしょうか。 ◎中渕 学校教育推進室次長  今年度につきましては2月初旬に結果のほうが返ってまいりました。 ◆江越 委員  ということは児童の皆さんがいろいろ勉強されて、それに対して12月度にそれまでの勉学に対してのテストをしていただいたと。その結果が2月上旬と。そこで学年的に言いましたら残り1カ月ぐらいしかないと思われるんですけれども、その分の中で児童の皆さんに対して不得意とかこの辺はちょっと不得意なところがあるのではないかと、ちょっとおくれている授業もひょっとしたらあったのではないかなとか、先生方はある程度は理解していただくんですけれども、児童の皆さんに対しての伝達といいますか、そういう部分のアドバイス的な部分というのはこの1カ月ぐらいで伝達できたかどうかという部分はちょっと危惧したんですけれども、その辺はいかがなんでしょうか。 ◎中渕 学校教育推進室次長  子供たちのつまずきにつきましては、それぞれ1人ずつに返却のシートがありますので、保護者も含めてどういったところがつまずきがあったのかというのがわかるようになっています。またそのつまずきの対応につきましては、子供一人一人の課題に応じたつまずきに対応するための学習プリントのほうを印刷することができますので、そのプリントを使って苦手な部分の克服ということに努めてもらっているところです。 ◆江越 委員  していただく方法というのは本当にそういう形でいいのかなと思うんですが、ただ受ける側としましては短い期間の中でそれが理解できるのかどうかという部分のところを言いたいところなんですけれども、その辺のところはいま一度どうでしょうか。 ◎中渕 学校教育推進室次長  昨年度平成28年度につきましては小学校のテストの実施が1月に実施いたしました。その結果について2月中旬あたりに返却がありましたので、今年度以上に残りの時間が少ないという状況になっていました。そのあたりについて1つ改善を図るというふうなことも含めまして調査の実施を12月に行うことで、結果の返却が約半月ほど早く戻ってくるということで、課題克服のための時間を少しでも確保できるようにというふうに努めさせていただきました。 ◆江越 委員  ということは29年度は少し早目に実施していただいたと。30年度の部分はその辺はどうなんでしょうか。 ◎中渕 学校教育推進室次長  失礼します。同時期での開催ということになりますと、調査の範囲が4月から11月の学習内容というふうなことをもとに問題が作成されていますので、12月よりも早い時期に例えば調査を実施するということになると学習内容が追いつけないということがありますので、基本的には今回と同じ時期で実施するのであればもう12月中旬あたりということで考えております。 ◆江越 委員  そういう部分の中で児童の方々にも理解していただくようないろんなシートづくりとかそういうのもしていただくということでよろしいんでしょうか。 ◎中渕 学校教育推進室次長  シートづくりといいますか個人ごとの返却のシートについては業者のほうから作成されて送られてくるものになりますので、その時期等につきましては学校に来てからそれを一からつくるというふうなことではございませんので、そのような状況になっております。 ◆江越 委員  児童の皆さんに対してはこの辺がちょっと不得意ですからもうちょっと頑張りましょうとか、また例えば保護者の皆さんにも何かわかるようなとかそういう部分についてはどうなんでしょうか。 ◎中渕 学校教育推進室次長  失礼します。保護者それから児童について調査の結果がどうだったのかつまずきがどうだったのかというふうなものがわかる結果のシートのほうを返却させていただいておりまして、子供それと保護者それと学校で両方について共有させていただいているところです。 ◆江越 委員  そういう部分につきましてはやっぱり保護者の皆さんにもわかっていただく、御本人にも知っていただくという手法でお願いしたいわけですけども、やっぱり次につなぐとする部分については31年度に向けての部分、そういう連携とする部分についてはどうなんですか。この1カ月だけではなくして、3年生は4年生とかは次にありますけど、6年生はここで終わってしまうというところもあるのではないかなと思われるんですけども、その辺の小中一貫性に伴って次につなぐという部分、そういった点ではいかがでしょうか。 ◎中渕 学校教育推進室次長  標準学力調査につきましては子供一人一人の学習状況を経年で把握することが目的としています。ですので、当該のその学年の教員だけで解決を図るというものではなく、次の学年の先生にその状況を経年で見ていくというふうなこととともに、今委員御指摘の小中一貫教育という中で、中学校区でも情報を共有し子供の確かな学力の育成につなげるためのツールとして活用していければというふうに考えております。 ◆江越 委員  そういう部分はやっぱり大事な事業の一つと考えます。そういった部分をよく次につなぐとする部分については検討していただければと思うんですけれども、その辺のところは部長、どうでしょうか。 ◎清水 学校教育部長  学びのトライアル事業の中で、基本的には例えば学力調査は経年で1人の子供をとらえていくというようなことを主な目的とするところでございます。実施時期等について、委員から御指摘いただいたところの趣旨も踏まえまして、1人の子供がどう学びを得ていくのか、どのようにはぐくんでいくことができるのかということを中心に考えてまいりたいというように考えております。 ○山崎 委員長  それでは昼食のため暫時休憩いたします。               ( 午前11時51分休憩 )            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜               ( 午後1時2分再開 ) ○山崎 委員長  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  それでは質疑を続けます。質疑はありませんか。 ◆市田 委員  午前中の最後にありました標準学力調査について関連で質問させていただきます。実施は12月で2月初旬に結果が返されるということでありましたけれども、この結果の返される中身なんですけれども、どこでつまずいているかはわかるシートが返されるということでしたけれども、その中身としてどこでどういうふうに間違っていたのかというのが子供にわかるようになっているのかということでお聞きしたいんですけど、例えば算数とかで考え方はずっと合ってるんだけれど途中の計算式のどこかで間違えていたとか、単なる計算間違いやったから考え方としては合っていたよとか、そういうことがわかるものになっているんでしょうか。 ◎中渕 学校教育推進室次長  失礼します。返却されるシートにつきましては大きな領域的なものでくくられたものの中でどういったところに得意、どういったところが得意でどういったところにつまずきがあるかというものが見れるようなものとなっております。 ◆市田 委員  ということは、個別にその子一人一人のどこがということが明確にわかるものではないような感じがするんですけれども、相対的な評価にやっぱりなっているんじゃないかなというふうに思うんですけれども、そういう中で一人一人の子供を経年的に指導するために活用するというのは何かちょっと余りピンとこないんですけれども、そのあたりはどうでしょうか。 ◎中渕 学校教育推進室次長  失礼します。相対的というよりも目標に対してどれだけ到達しているかということが結果として出るということで、人と比べるとかいう意味で行っているものではございません。 ◆市田 委員  そうなんですけど、その一人一人のお子さんがどこのどの時点で何で間違っていたのかということがわかるものではないんじゃないかなというふうに思うんです。この目標値に対してここまでやったとかあそこまでやったということはわかっても、経年的に一人一人の子供さんが、前回はこのことのここでちょっとわからへんかったけれども、この間に指導してここがこういうふうにわかるようになったとかということが経年的に見れるという、そういうものではないんじゃないかなというふうに思うんですけど、どうでしょうか。 ◎中渕 学校教育推進室次長  子供たちへ返却するシートには詳細なことについては一定のことしか記入されていないんですけれども、教員のほうに返却されるものについてはそれぞれどこの問題で間違いがあったのかということがわかったり、またパソコンを使って具体的に誤答、間違いがどういうような形であったのかというものも記録として残っていますので、教員のほうが子供たちへのきめ細かな指導に役立てるためのツールとして活用を考えております。 ◆市田 委員  それは教員が把握するものについては先ほどお聞きしたように、計算間違いだけやったとか、考え方は合ってたけどこれだけとか、考え方そのもののここが違ってたよとか、そういうこともわかるよういになっているんでしょうか。 ◎中渕 学校教育推進室次長  すべての問題に対してあるというわけではありませんが、記述式の問題等でありましたら、例えばここまで書けていたけれどもここから書けていなかったというふうな、そういった同じような誤りのあったような解答例とかが集まったような幾つかのグループに分けられたようなものが資料として提供されるようになっていますので、それは授業の中で活用していく。またこれからの授業改善につなげるということで考えております。 ◆市田 委員  やっぱり相対的な評価が先に出てしまうんじゃないかなという懸念はありますけれども、子供たちがよく言うんですけど、テストテストで何か日々テストが多くてすごく疲れると、とてもしんどい。いつも試されているようなことへの疲れをすごく訴えてくる子供さんもおられるんです。5〜6年生の定期テストもされ、標準学力テストもされ、全国の学力調査もされということでずっと試される。こうした子供たちへの影響というのは本当にいい影響が出るのかなという懸念を持っていますので、本当に本来子供たちは競争させられたり試されたり、そういうような場に置かれるのではなくて、伸び伸びといろんなことに関心を持って好奇心を持って学ぶ、こうした場を保証するのが学校の役割だというふうなことを私は感じていますので、ぜひ競争や試される、こうしたことに子供たちがさらされないようにしていただくことを求めて、この点については終わります。 ○山崎 委員長  回答はいいですか。                ( 「はい」の声あり ) ◆木村 委員  私もこの標準学力調査のことについて。私はこれが始まった当初、やはり一人一人の子供たちに視点を当てていただいてやっぱり3年生のときにはできなかったけど4年生になったらできたなと、こういうふうに課題を見つけていくということに関して当初は小学校4年から中2やったかな、までをやっていたと思うんですが、その中で中学校に入ったらチャレンジテストですか、その辺でいろいろと経年も見れるのでできたら小学校の低学年からということで3年生から6年生という学力調査の予算が今回も出ておると思います。私はこの予算についてもすばらしいことだと思うので、予算についてもこれは丸をさせていただきたいと先に言わせてもらいます。その中で私が言わせてもらっておったのが、もちろん子供たちの経年、わかるわからない、この次の年になったらわかったなという調べていただくのも大事ですが、ここにも書いております指導改善にも生かすという、ここも非常に大事なのではないかということを常々言わせてもろうておりました。同じクラスの子が同じとこでつまずいてたら、もしかしたら先生の教え方がちょっと不十分ではなかったのか、その辺のことも先生の反省点、また次の年になったらできていたということはそれはいいことやったということで、その辺の先生の指導の改善にも生かすという意味だと思うんですが、これはそういう解釈でよろしいですか。 ◎中渕 学校教育推進室次長  失礼します。委員御指摘のとおり、一人一人のつまずきを早期に発見し対応するということに加えまして、共通して子供たちのつまずいているところはどこかということが明らかになることで、教員の、また学校としての授業改善、指導改善につなげるということも大きな目的としてございます。 ◆木村 委員  そのためには例えば2月初旬に結果が返ってくるということは江越委員の質問であったと思うんですけど、教師の先生方また学校全体、それについてはこの結果をどのように改善を図っていくとかいうツールはどういうふうにやっていっておるんですか。 ◎中渕 学校教育推進室次長  失礼します。まず校内でそれぞれの学年ごとでことしの状況がどうなったのかということは課題について確認をします。その上でやはり学校として例えば書く力に課題があるというふうなことがあれば、それは2月、3月だけでもちろん改善できればいいんですけれども、短期的にできることにはやっぱり限りがありますので、それ以降につきましてもどういった授業改善を進めていけばというふうなことを共通でやっぱり進めていかなければいけませんので、そのためのものとして授業研究等に役立てるということにさせていただいております。 ◆木村 委員  子供のもちろん学習到達状況も把握もできるし、学校の先生の指導、改善という言い方はどうかわかりませんけど今後の方向性、こういうこともしっかりとこれで見えてくるのではないかなということで教育委員会さんはことしも新規じゃなくて継続でこの予算を出してこられたと思いますので、しっかりとその辺は子供たちのためまた先生方のために取り組んでいっていただけたらなと、このように要望して僕の質問は終わります。 ◆江越 委員  私のほうからはキャリア教育の部分で推進事業で少しだけ教えていただければと思っております。この中で非常に少ない予算の中で各先生方が努力をしていただきまして時間をつくっていただいて、いろんな取り組みをしていただいていると思います。その中で教職員の皆さんがフィールドワーク等、参加をしていただく授業もあると伺っておりますけれども、この教職員の皆さんに対してのフィールドワークの実施とする部分の中では、平成29年度ではいつごろ何名ほどの参加でしていただいたのか、教えていただけますでしょうか。 ◎北野 学校教育推進室長  29年度におきましては夏に20名程度で行っています。 ◆江越 委員  本市の教職員の全員の皆さんの人数は大体何名ほどいらっしゃいますでしょうか。 ◎松田 学校教育部次長  済みません、失礼します。手持ち資料なんですが29年の3月1日になっております。学校です。小学校で教諭、講師を含めまして1216名、中学校で講師、教諭を含めまして749名、幼稚園が51名というふうになっております。 ◆江越 委員  この中で例えば29年度、聞くところによると30名程度とかそういう人数も伺っておりましたけれども、一度もフィールドワーク、例えば東大阪市内のどこか特殊な企業さんとかそういうところのフィールドワークへ参加をしていただけなかった方とかそういう参加をしておられない方とかそういうのは把握はどうなんでしょうか。 ◎北野 学校教育推進室長  済みません、例年参加できている教職員の数が20〜30名程度ですので、多くの教職員はまだこのフィールドワークのほうには参加できていないというのが実情です。 ◆江越 委員  例えば東大阪に初めて赴任をしていただいた教諭の皆さんとかそういう人数の把握等はどうなんでしょうか。 ◎松田 学校教育部次長  申しわけございません。資料につきましては28年度当初の分しか今手持ちでございませんけども、新規採用職員としまして小学校で83名、中学校で41名の教諭が新規採用として採用されております。 ◆江越 委員  この中で本市といいましたら本市の方でしたらある程度は御存じかなとは推察しますけれども、他市のほうから来ていただいている方とかそういう部分その辺の人数的なところはいかがなんでしょうか。 ◎清水 学校教育部長  申しわけございません。新規採用職員の例えば居住歴等については把握がないものというふうに思います。 ◆江越 委員  できましたら東大阪在住でいらっしゃらない方々、特に東大阪の町というのはこういうふうな町ですよとか、物づくりに非常にすばらしいところもありますよとか、そういうところを一度見ていただきながら、やっぱり児童の皆さんにもこういうところがあるけどどうやとか、そういう部分が経済部と連携した物づくり体験教室のほうにもつながっていくのではないかと思うんですけれども、その辺のところはどうですか。 ◎北野 学校教育推進室長  今委員の御指摘のように学校教育の中でやはり地域のことを知るということは非常に大切なことだというように思っています。まして指導していく上において、教職員がそういうことを知った上で子供たちと一緒に学ぶということが大事だというように考えていますので、できる限りそういうような機会を持っていきたいなというふうに思います。 ◆江越 委員  無理やりにそういう部分では言っているところではないんですけれども、やはりせっかく東大阪のほうへ赴任をしていただいているわけですから、そういう部分もやはりPRをしていただきながら、物づくり体験とする部分も大いに活用していただければと考えるところなんです。やはり市がそういうところを教諭の皆さんが先に知っていただいて、児童にもこういうところがありますよという部分は、将来的にああ東大阪はすごいなと、一遍東大阪のほうでも働いてもいいかなとか将来の自分の働き方に対しても考えていただく一つのチャンスを与えていただくのではないかなと思うんです。そういった部分ではその辺も検討していただきまして、新しく東大阪に来られた先生方にPRのほうもしていただければと思うんですけれども、その辺部長、どのようにお考えでしょうか。 ◎清水 学校教育部長  委員御指摘の趣旨も踏まえまして、この辺のところは例えば初任者に対する研修等もあるわけですから、指摘の趣旨を反映できるよう努力をしてまいります。 ◆江越 委員  その辺のところをやっぱり将来の東大阪の大事な宝のメンバーでございますので、よろしくお願いしたいと思います。以上で終わります。 ◆右近 委員  すいません、そしたら視覚障害者の支援事業についてなんですけども、この事業目的のところに書いてあるんですけども、視覚障害者及び視覚による表現の認識に障害のある方々に対してということなんですけども、この障害のある方々というのは大体市内には何人ぐらいいらっしゃると、その辺の数字はつかんでおるんでしょうか。 ◎岩崎 社会教育課長  平成29年4月1日現在で本市在住で視覚に障害があって障害者手帳を所持されておられる方の数が1647名と聞いております。 ◆右近 委員  わかりました。大体の数字はつかんでるということなんですけども、今回新規事業ということで予算が計上されてるんですけども、これまでは障害のある方々に対してどのように読書に対して支援をしていたのか、これまではどういうふうに現状だったのか、その辺を御説明いただけますか。 ◎岩崎 社会教育課長  これまでの間につきましても図書館ボランティアさんに録音図書を作成していただいて貸し出しを行っておった状況でございます。 ◆右近 委員  ボランティアの方にお願いしたということなんですけど、ちなみに利用回数というのか年間どれぐらいの数、カセットとかCDとかあるんだと思うんですけど、どれぐらい利用率があったのか数字を教えていただけますか。 ◎岩崎 社会教育課長  平成28年度でカセットテープで発送件数が245件、CDで185件でございます。 ◆右近 委員  わかりました。この事業概要にも書いてあるように作成までに大変期間がかかるということなんですけども、具体的にどのぐらい今まででしたらかかっておられたのか教えていただけますか。 ◎岩崎 社会教育課長  ページ数にもよりますけれども、点検、編集作業も含めると一つのタイトルを作成するのに3カ月程度を要すると聞いております。 ◆右近 委員  これまででしたら、こういう本が読みたいとお願いしたときに、なければ3カ月間ほど要望してからかかるという考え方でよろしいですか。 ◎岩崎 社会教育課長  そのようでございます。 ◆右近 委員  今回支援事業としていろいろ計上されているんですけど、これからこの事業が議会で認められるとなると、これからはどのように変わっていくのかお聞きしたいんですけど、例えばカセットの本数だとかCDの数だとか今はどれだけあって、これからどうなるのか、ちょっとその辺、今までとこれからの違いを教えていただけますか。 ◎岩崎 社会教育課長  現状で申しますと、カセットテープで850タイトル、CDで約360タイトルがございます。これは今回提案させていただいております協会に加盟しますことで、音声データで7万タイトル、点字データで18万タイトルあるネットワークからそれだけの数をダウンロードすることが可能となりまして、それを図書館のほうでCDに焼くであったり点字に印刷するであったりして貸し出しすることができると、こういうことでございます。 ◆右近 委員  そのネットワークにつながるのに今回負担金として4万円出てるんですけど、全国視覚障害者情報提供施設協会の負担金4万円を払うことによってそういうサービスにつながるという考え方でよろしいですか。 ◎岩崎 社会教育課長  委員のおっしゃるとおりでございます。 ◆右近 委員  ちなみに7万タイトル利用できるということなんですけど、この7万タイトルにない部分に関しては、これまでと同じように例えばボランティアの方がテープをつくっていただけるのか、それかここの協会のほうに要望してつくっていただくのか、その辺はどうなるんですか。 ◎岩崎 社会教育課長  今申しました7万タイトルというのは直接そのサイトからダウンロードできる数ということでございます。これら以外に約300を超える数の団体がこの協会に加盟しておりまして、それぞれの団体が持っておられるそういった音声データ等をお借りすることもできます。それらの数でいきますと66万タイトルほどございます。ということになってきますので、おおむね希望されるタイトルというのは見つかるかなと思うんですけれども、最悪どこにもないということであれば、今までと同様にボランティアさんに作成の依頼をしていくことになるのかなというふうに現時点では考えております。 ◆右近 委員  そしたら事実上、初めは7万タイトルとおっしゃってましたけど、そういうほかの団体との関係で66万タイトルはいけるという考え方でよろしいですか。 ◎岩崎 社会教育課長  お借りすることができる66万タイトルに合わせてこのネットワークからダウンロードできる7万タイトル、足して大体73万タイトルぐらいの音声データは利用することができるということでございます。 ◆右近 委員  ちなみに1回CDなりをお借りしたら何日間借りれるんですかね。 ◎岩崎 社会教育課長  それは利用者が借りられる期間ということでよろしいでしょうか。現状図書館の蔵書につきましては、一般の本ですと1人1回当たり10冊2週間という形で運用をしているんですけれども、現状は目の不自由な方に対しましては、その倍の数の20冊4週間という形でお貸しする運用を今後していこうかというふうに考えております。 ◆右近 委員  今後運用していくということは、今まではまた違うということですか。 ◎岩崎 社会教育課長  すいません、現状も20冊4週間という運用をしておりまして、この制度を導入した後も同じような運用をしていきたいと考えております。 ◆右近 委員  済みません、ちょっとわからないんですけど、読むのと聞くのとまた違うと思うんですけども、その期間というのは借りた人からしたら長いのか短いのかわからないんですけど、その辺のことで何か要望とかございますか。 ◎岩崎 社会教育課長  要望というのは特に私自身は聞いておらないんですけれども、今回協会に加盟するに当たっていろいろな規定を見ておりますと、おおむね30日以内というふうな記述も中にはございまして、おおむねその中での貸し出しという運用を図っていくべきであろうというふうに考えております。 ◆右近 委員  テープに入ってる、ゆっくり読んでの分なのか、ちょっとその辺が実際に私は聞いたことがないのでわからないので質問させていただいたんですけども、これはどのように借りることが、利用することができるのか、その辺はどうなっているんですか。 ◎岩崎 社会教育課長  現状の借りられる方で申しますと、おおむね目の不自由な方でございますので、図書館へ来館されて借りられるというケースは少のうございます。大半が電話連絡等でそういった音声データの図書のあるなしを確認してこられた上で、郵送でその方の御自宅へ送らせていただいて返却についても郵送で返していただくと、こういうような形になっております。 ◆右近 委員  わかりました。ちなみにこの事業が議会で認められた場合なんですけど、どのような広報の仕方をされるのか、目の見えない方に対してどのようにアプローチしていくのかがわからないんですけど、その辺はどのように考えていますか。 ◎岩崎 社会教育課長  まだ具体的には決まってはおりませんけれども、個々個人への案内またはそういった障害者団体からの御案内という形がいろいろ考えられるかと思うんですけれども、これにつきましては予算を認めていただきましたらちょっと福祉部のほうといろいろ相談させていただいて、効果的な広報PRを考えていきたいとこのように考えております。 ◆右近 委員  いいことなので、先ほど1647名の方がということをおっしゃられたので、確実にこの1647名の方にはこういう事業がありますというこういうサービスができますよということを本人が情報をとれるような形で、ぜひとも福祉部のほうとも協力していただいてこの事業を推進していっていただきたいなというふうに思いますので、これについてはこれで終わっておきます。 ◆市田 委員  英語検定の受験料補助について少しお伺いいたします。今回提案されています補助の対象学年といいますか、対象になるのは中学生だけなのかとか高校生も含まれるのかというあたりを教えてください。
    ◎中渕 学校教育推進室次長  失礼します。今回の事業につきましては中学生を対象と考えております。 ◆市田 委員  わかりました。この英語検定の受験料を半額支援するという形だと思うんですけれども、みずからやりたいと思う子供さんたちへの支援はするとして、英語にちょっと興味が持てないというか、英語がしんどいなと思ったり苦手やなと思っている子供さんたちに対する取り組みについてはどのように考えておられますか。 ◎中渕 学校教育推進室次長  失礼します。今回の事業につきましては、今委員御指摘のようにみずから英語検定を受験しようとする生徒への支援を考えているものになります。英語がやはり得意ではない苦手だというふうな子がいることももちろん確かです。そういった子に関しましては、もちろん日々の学校の授業の中で弱点といいますか、苦手意識がなくなるようにしっかりと指導を進めていくことが大切と考えております。 ◆市田 委員  みずからもっと英語検定を受けたいなとか、もっともっと知りたいなという力を支援することと、セットで、やっぱりしんどいなと思う子供たちへの支援が充実していくということが本当に大事だなというふうに思うので、そのあたりをしっかりと考えて支援をしていただきたいというふうに思います。  この英語検定なんですけれども、どの学校が何人受験していて何人合格したとか、そういうふうな学校間の競争をあおるようなものにならへんかなという懸念を持っているんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。 ◎中渕 学校教育推進室次長  失礼します。学校間で過度に競争をあおるとかそういったことを目的として行うものではございませんので、そういったことは起こらないというふうに考えております。 ◆市田 委員  目的としてはそういう目的は持っていないということですけれども、このあたりは十分注意していかないと、子供同士とかも学校同士とかも競い合うようなことになってしまうという懸念はやっぱり残ると思うので、そのあたりは十分注意していただきたいというふうに思っています。  2017年度に入試の大阪府立高校入試の英語学力判定に検定がされるということが背景にあるのかどうかわからないんですけど、そういうことが言われていますけれども、この英語検定の受験の支援が受験対策のためのそういうものに背景にあるのかどうかというのを教えてもらえますか。 ◎中渕 学校教育推進室次長  失礼します。繰り返しになりますけれども、目的としましては、学習意欲を持ちみずから英語検定を受験する生徒を支援することで生徒の英語力の向上を目指すということを第一の目的として考えておるところです。以上です。 ◆市田 委員  ということは、2017年度からということで、入試における英語資格の活用ということが背景にあるということではないということでよろしいんでしょうか。 ◎中渕 学校教育推進室次長  そのことを第一の目的として行っているものではございません。 ◆市田 委員  福井県の県議会の中でもこの点数加算による問題について議論されていたようで、加算措置をやめるような見直しを求める意見書などが出されているということでは、こうした英検のそういうことが加算されるということはよくないというような見解もあるという中では、やはり今お答えいただいたようにそれが目的の背景にされないということでもう一度確認をさせていただきますが、大丈夫ですか。 ◎中渕 学校教育推進室次長  先ほどからの繰り返しになりますけれども、目的につきましては生徒の英語力の向上ということを目的とさせていただいております。 ◆市田 委員  みずからやりたいという子供さんたちを支援すると同時に、本当にセットで、苦手だったりしんどかったりする子供さんへの支援もどうやっていくかということをあわせてしっかりと考えていただきますように要求して、この件については終わります。 ◆江越 委員  河内寺廃寺跡地の部分で少しだけお尋ねしたいんですけれども、今回30年度なんですが、29年度までに実施を執行していただいた部分でどの辺まで進んでいただいたかどうか教えていただけますか。 ◎仲野 文化財課長  29年度に発掘調査した部分ですけれども、文化庁との協議の中で、この追加指定地に建っておりました集合住宅3棟の基礎の撤去した部分とその周辺を発掘調査するということに話がなっておりますので、29年度はその集合住宅3棟のうち西から2棟の部分を発掘調査しております。 ◆江越 委員  次は発掘調査がまだ少し残っているとする部分は、次の30年度の予算に含まれているということなんでしょうか。 ◎仲野 文化財課長  委員のおっしゃるとおりです。 ◆江越 委員  今後のその辺のスケジュール的といいますか、その辺のところはいかがなんでしょうか。 ◎仲野 文化財課長  今後のスケジュールといたしましては、この発掘調査の結果をもとに河内寺廃寺跡整備委員会に報告をいたしまして、大阪府を通じて文化庁と協議を行い整備基本計画の改定を行って、史跡公園として整備を進めていきます。 ◆江越 委員  ということは年数的にはいま少し何年程度かかるとか、その辺のところまではいかがなんでしょうか。 ◎仲野 文化財課長  スケジュール的には今後設計等を進めていきまして、工事を含めて2年から3年はかかると考えております。 ◆江越 委員  文化庁のほうといろいろ審議または進めていただきながらになると若干伺っておりますけれども、待ち望んでおられる方もいらっしゃいます。そういった部分では少しでも早い形での計画などを文化庁のほうに提出していただいて進めるというのも一つの案かなと思われるんですけれども、その辺のところはどうですか。 ◎仲野 文化財課長  委員のおっしゃるとおり整備をできるだけ早く進めていきたいとは考えておりますので、今後大阪府を通じて文化庁と協議を進めましてできるだけスケジュールを短縮できるように進めていきたいと考えております。 ◆江越 委員  そういった部分、本当に大変な作業の一つかと思いますけれども、やはりその辺のところを東大阪の一つの文化の象徴といいますか、そういった部分での発掘につながりますので、こういった分を早目の時間帯の中で市民にもPR等をしていただければと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。以上で終わります。 ◆市田 委員  中学校給食の施設整備事業について少しお伺いたしますが、調理の委託については委託業者はどのように決められることになるんでしょうか。 ◎吉積 学校給食課長  小学校給食での委託事業同様プロポーザルによる選定を予定しております。以上です。 ◆市田 委員  では選定については選定委員会などがつくられるのかということと、つくられるのであればメンバーはどのような方になるのか教えてください。 ◎吉積 学校給食課長  中学校給食の選定委員会におきましても選定委員会のほうを設置のほうをさせていただきます。おおむね5回程度の委員会を実施し、適切な業者のほうを選定したいと思います。委員の構成につきましては、小学校給食と違いまして中学校の保護者の代表の方、中学校の先生、校園長会の代表の方等を合わせた形で12名以内で委員構成のほうを考えておるところです。以上です。 ◆市田 委員  今度の業者を選定するに関してはこれまで小学校の業者とは違って外部の民間業者に給食を委託するということが全部がそうなるということになるんですけれども、なかなか今までとちょっとイメージがつかない点もあるかもしれないというふうに思うんですけれども、選定委員会の会議が開かれる前に選定委員のメンバーの皆さんには資料が配付されて、議論のときには一定メンバーの方々がこういうことはどうかなとかああかなとかということを考えて会議に参加できる条件になるんでしょうか。 ◎吉積 学校給食課長  学校給食課におきましてはこれまでも小学校給食における調理等業務の委託につきまして、学校給食センターや共同調理場また単独調理場において実施しております。これらの実績と知識に基づいてよりよい調理事業者の選定を行っていけるものと考えております。また選定委員につきましては外部委員の皆様も選定のほうに入っていただいております。委託に伴います仕様書ですとか実施要領、給食の調理業務につきましては選定委員会が実施される前に資料等を提示して丁寧な説明のほうを小学校給食におきましても実施させていただいておりますけれども、中学校給食での業者選定におきましても同じく丁寧な説明に努めてまいりたいと考えております。以上です。 ◆市田 委員  そういう仕様書とかいろんなものの丁寧な説明が行われたとして、あとまた意見も言えるという環境のものなんでしょうか。 ◎吉積 学校給食課長  なかなか外部の委員の皆様については学校給食での仕様、実施要領等、なかなか難しい部分もあります。それに対する御質問に対しても御意見に対しても丁寧にお答えしていきたいと考えております。以上です。 ◆市田 委員  出た意見などで反映できるものなどは反映させることはできるんでしょうか。 ◎岩本 教育総務部次長  先ほど課長も説明させていただいたんですけれども、選定委員会のほうは十数名で組織してまいるわけでございますけども、中には調理員代表あるいは栄養教諭、栄養職員という方も専門知識を持った方も入っていただきます。一方で中学校の保護者、PTA代表の方も入っていただきます。いろんな方がおられる中で資料を事前に配付をしてわかりやすく説明していくとともに、専門知識を持ち合わせておられない方につきましては、例えば学校給食センターを見学していただいて民間調理場のセンターはどうあるべきかといったこともわかりやすく説明していくなど、いろんな方法を考えて、選定委員会の方のさまざまな意見を参考に進めて、調理業者の選定を進めてまいりたいというふうに思っております。 ◆市田 委員  ぜひイメージがわきにくいままで選定委員会でいろんなことが決まっていくということではなくて、選定委員会に参加されているすべての方が一定のイメージがわきながら選定をすることにかかわっていけるようにということで、ぜひお願いして、質問を終わります。 ○山崎 委員長  他に質疑はありませんか。                ( 「なし」の声あり ) ○山崎 委員長  それでは質疑質問をあわせて行います。質疑質問を続けます。質疑質問はありませんか。 ◆市田 委員  本会議でもひきこもりの支援についてお尋ねしましたけれども、ひきこもり等子ども・若者支援庁内連絡会というのを機能させてひきこもりの支援を市として考えていくというふうに御答弁いただきましたけれども、この連絡会はいつごろつくられて、これまでどんな会議がされて、大体何回ぐらい開かれたのかというようなことを教えてください。 ◎増田 青少年スポーツ室次長  連絡会におきましては平成25年度に開催されました情報交換会がもととなっております。平成26年度4月に立ち上げられましたが、それ以降開催はしておりません。以上です。 ◆市田 委員  ということは一度も開催がされていない会議であったと、連絡会であったということで、本当にこの連絡会が今後機能させてもらえるのかというのは不安でもありますけれども、本会議でも御答弁いただいたので機能させていただけるということだと思いますが、26年の4月につくられてからずっと会議がないということは、ひきこもりの支援ということに対しての認識が低かったんじゃないかなというふうなことを感じています。ひきこもりの支援への意識が本当に重要な問題だという認識になっていなかったのだなと、済みません繰り返しになりますけど感じますけれども、そもそもひきこもり支援というのをどう考えているのかということなんですけど、ひきこもり等子ども・若者支援事業という事業とかほかにも事業があるんですけれども、そういう事業がどうこうということではなくてそういうことは一たん度外視して、ひきこもりの支援をどう考えるかというときには大事なものだという認識にあるのかどうかというのを教えてください。 ◎増田 青少年スポーツ室次長  社会的にも高齢者がひきこもっているというのもニュース等で聞いているところでありますので、やはりこの事業については大切な施策と認識しております。以上です。 ◆市田 委員  事業としてもそうなんですけれども、ひきこもり支援という視点ではいろんな部署というかいろんな事業で対応していかないと、今後いけないというふうに私なんかは受けとめているんですけれども、そのあたりについてどうでしょうか。 ◎泉 青少年スポーツ室長  先ほど答弁いたしましたように確かにこの3年間連絡会のほうは開催できておりませんが、御指摘いただいていますようにひきこもりの高齢化しているという実態がございますので、包括的な支援の必要性という意味におきましてはやはり部局を超えた組織を活用しながら支援のあり方というのは考えていく必要があるというふうに今は認識しております。 ◆市田 委員  その認識に立っていただいた上で、今青少年スポーツ室が持っておられるこのひきこもり等子ども・若者支援事業についてですけれども、これは29年度から大きく金額が減ってしまったということで、支援の内容が縮小せざるを得なくなってしまったという状況なんですけれども、そのことについてはどうお考えでしょうか。 ◎増田 青少年スポーツ室次長  29年度から予算が減額されましたことについては認識はしておるんですが、その点事業者に対しても一定できてない支援があるということは認識しております。以上です。 ◆市田 委員  事業費が減ったということで人員を減らさないといけなく、事業所はやっていけなくなったということで29年度の人員は減っているし、事業がいろいろ縮小されていると思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎増田 青少年スポーツ室次長  予算を減額したことによって人員が減っているということは承知をしております。また事業も一定できてない支援事業もあるということで、そこについても承知はしております。以上です。 ◆市田 委員  開所日が縮小されたりだとか訪問支援ができなくなったりだとか有料化しないといけない事業が一部出てきているだとか、そういうことが起きているということなんです。本会議で答弁いただいた中では事業者と検討していくというふうにありましたけれども、補助金事業は今は補助金事業となっていますから、補助金事業はあくまでも事業者の自発的な取り組みを支援するというものであるので、事業の内容まで市が深くいろんなことを言っていけるというものではないというふうに認識しているんですけれども、そこはいかがでしょうか。 ◎増田 青少年スポーツ室次長  補助金事業でありますが、協議とか支援事業については検討していくということは可能であると考えております。以上です。 ◆市田 委員  一定話し合いはできたとしても、市の責任において縮小されたけれども必要だと思う事業、特に私が気になるのは訪問型の支援なんですけれども、こうしたことを行えるように指導というか要求というかそういうことができないというふうに思いますけれども、それはどうでしょうか。 ◎増田 青少年スポーツ室次長  一定予算が削られる中で、できる範囲で事業者とどういう支援ができるかというのは今後検討、協議していきたいと考えております。以上です。 ◆市田 委員  先ほど御答弁があったように、この事業が大事な事業で、ひきこもりの支援は大事やという立場に立った上で予算要求されていると思うんですけれども、このひきこもり等子ども・若者支援についてはどのような要求を予算要求のときにはされたんでしょうか。例えば委託業務で前と同じ金額でということで要求されたのかそうでないのか、どんな要求をされたのか教えてください。 ◎増田 青少年スポーツ室次長  財源が厳しい、増額が厳しいと考え、金額については29年度の現状維持をし、事業については市が指導できるような形での委託事業としての要望をいたしました。以上です。 ◆市田 委員  担当部署では少なくとも委託事業にして市がいろいろと指導できるような形が必要だということで予算要求されたというふうなことだと思います。ぜひ本会議でも御答弁いただきましたが、連絡会を機能させていただきたいというふうに思います。この庁内連絡会の要項には座長はだれがするということになっていたのか教えてください。 ◎増田 青少年スポーツ室次長  要項の中では座長は青少年スポーツ室長となっております。以上です。 ◆市田 委員  では座長としてこの連絡会を機能させていくということで、市としてひきこもりの支援をどうしていくかというのを今後は考えていける、そういう機関にしていただけることを強く求めます。その会議が連絡会の会議の持ち方だとかいつぐらいから開催をしていくかということは、いつごろそれを今お答えはできなかったとしてもいつ示していただけるか教えてください。 ◎泉 青少年スポーツ室長  新年度に入りましたら早速そのことに関しては協議をしてまいりたいと思いますし、早い時期に御返事を申し上げたいと思います。 ◆市田 委員  ではその経過も含めて教えていただきますようにお願いをして、この件については終わります。 ◆西村 委員  社会教育部に質問させていただきます。この児童文化スポーツセンターの整備事業について、今回開館以来27年が経過をして、当施設が児童や幼児の来館が多いことから洋式化を望む声が多いということもあり、今回トイレの改修工事と外壁その他工事をされるということでありますけども、この中に東大阪市市有建築物保全実施計画に基づいて平成30年度に対象となっている児童文化スポーツセンターの外壁等の改修工事を行うものだということでありますけども、例えばトイレの改修というのは、どのようなことがあってどういうふうにしていこうかというのでこの予算を上げられたのか、御説明いただきたいと思います。 ◎樽井 青少年スポーツ室次長  こちらの事業につきましてはトイレのことでよろしいんでしょうか。トイレのことに関しましては和式トイレが多くありまして、来館者が児童や幼児の小さいお子様の来館が多いということで、和式トイレに小さいお子様がなれないということがありまして、洋式のトイレを望む声をいただいておりましたところで、またそのトイレ自体も床が湿式ということで、今は乾式という衛生上も衛生的なトイレの床になっているんですけれども、こちらのトイレは会館が古くからずっと湿式ということできておりましたので、そうしたことも合わせまして工事をする必要があるということになりまして、関係部局と協議をしまして予算要求をしたところでございます。以上です。 ◆西村 委員  簡単に言えば和式から洋式化にするということですね。そういうことですね。僕はそれだけいただいたらよかったんですけれども、実際に和式から洋式化にするという数は今現在和式のトイレがどれぐらいあって、今後洋式化することによってどれぐらいの数になるのかその点をお聞かせいただけますか。 ◎樽井 青少年スポーツ室次長  今現在ドリーム21の大便器の数が28あります。内訳といたしましては洋便器が13で和式の便器が15です。改修工事を行いまして大便器が26になります。内訳といたしましては洋便器が23で和便器が3でございます。この和便器につきましては今回工事をしない部分の便器となっております。以上でございます。 ◆西村 委員  結果的には和式のトイレがゼロになっていくということなんですね。そういうことで今回トイレの改修ということで6900万というふうに上げられていると思うんですが、質疑のときにしたらよかったんですけども、この東大阪市市有建築物保全実施計画に基づきとそのように書いているんですけども、教育の中でこういう対象になっているところはどれぐらいあるんですか。 ◎吉積 学校給食課長  学校給食課に所管する部分で言いますと、弥生の学校給食センター、それと玉串の共同調理場、楠根東の共同調理場、この3カ所が市有建築物保全実施計画に基づく対象になっております。以上です。 ◎北林 教育総務部長  教育総務部に係りますこの市有建築物の範囲でございますけれど、学校施設はまず入ってございません。今吉積課長が答弁しましたように、教育総務部としては給食の施設が入っているということでございます。 ○山崎 委員長  ほかはないの。                ( 「ないです」の声あり ) ○山崎 委員長  社会教育でありますな。 ◎安永 社会教育部長  すいません、今手持ちに詳しい資料がございませんので、社会教育部といたしましては両青少年センターが入っているところでございます。 ◆西村 委員  この市有建築物保全実施計画に基づいてどれぐらい教育関係の数があるのか一回またお示しいただけたらなと、また一回資料を見せていただけたらと、そのようにいいですか。皆さんよろしいですか。 ◎安永 社会教育部長  お求めの資料につきましては提出させていただきます。 ◆西村 委員  よろしくお願いします。トイレの改修工事というのは我々の自宅でもそうですけど、なかなか水周りというのが結構予算がかかるというのがあるんですけども、いただいた資料で質問させていただきますと、社会教育部も関係するわけですが、例えば公民分館ですね。結構和式とか洋式とかいろいろありますけど、例えば地域の方からやはり和式から洋式に変えてほしいなという要望は結構あるんですか。何件とは言いません。 ◎山内 社会教育センター館長  委員御質問の件ですけども、要望等はございます。順次和式から洋式、今現在はすべて和式というところはありません。どっちかが洋式でどっちかが和便器とかいう形で順次直していっています。 ◆西村 委員  いただいた資料では、例えば柏田公民分館は6の6となっておりますけど、今の答弁だったら和式がないと、和式ばかりだということになってますけど、これでいいですか。この資料が間違ってるのか。 ◎山内 社会教育センター館長  すいません、柏田はそのとおりです。済みません。 ◆西村 委員  社教センターから資料をいただいたので、ちょっと答弁だけ気をつけていただきたいと思うんですけれども、やはり和式から洋式化というのが、私は今教育に携わっているだけでたくさん要望というのがあると思うんですけども、先ほども言いましたけれども、予算が結構大きいんですよね。随時私はやっていってほしいなという気持ちはあるんですけど、やはり何分その分財源が必要だということで、これは教育委員会として、今後トイレの洋式化というのをどのようにお考えなのか。そして先ほども言いました市有建築物保全実施計画に基づいて、まずこの部分だけを早急にやっていくのかどうかというのを、その点も含めてどのようにお考えなのかお答えいただけますか。 ◎田村 教育次長  今般高齢化社会というふうに今なってきております。いわゆる住環境自身が大きく変わってきている中で、今おっしゃられている和便器から洋式トイレに変えていくというのは一つの社会の必然かなというふうに思っております。これは前回の委員会等でも例えば学校施設もやっぱり洋式化をもっと進めるべきではないのかということもあります。我々としては当然予算の許す範囲の中で早急に洋式化のほうに進めてまいりたいということは思っております。以上です。 ◆西村 委員  勉強会のときも少し話をさせていただきましたけど、特にアリーナですね。総合体育館のアリーナ、66ある中で48が和式になってるということで、これは平成7年に建てられたということでありますけども、やはり数的には私はどうなのかなと思うものがあるんですけども、その点は今後やはり何か考えていかなければならないのか、30年度にするしないは別にして今後の課題として考えていることはあるのか、お答えいただけますか。 ◎安永 社会教育部長  東大阪アリーナにつきましてはやはり平成7年という形の建築でございます。順次このアリーナにつきましてもやはり洋式化を図っていかなければならないというように考えております。東体育館のほうが批判されたことがありまして、アリーナにつきましても先ほども言っていたようにまだ下も湿式状態にもなっていると思いますので、同時にそれの改修も含めて洋式化については今後進めてまいるというように考えております。 ◆西村 委員  質疑だけではこの部分だけの話になってしまうので、質問まで私は待っていたんですけども、この点やっぱりいろいろと考えていってほしいなと思いますので、先ほどから何度も言うてますけど、財源が物を言うてくるとそのように思いますので、またそういう計画等が出ましたらぜひお示しいただきたいとそのように思ってますので、私は資料だけまたいただけたらありがたいとそのように思っております。以上です。 ◆木村 委員  ちょっと西村委員の質問に関連したいんですが、ごめんなさい。気になったのがこの保全実施計画に基づき平成30年度の対象になっていると。ということは、ことしが整備の対象にたまたまなっていたということなんですよね。そういう考え方でいいんですかね。 ◎泉 青少年スポーツ室長  そのとおりでございます。 ◆木村 委員  それは外壁の改修工事だけなのかトイレもそのときに変えなさいよと、どういう計画になっているんですか。 ◎泉 青少年スポーツ室長  保全計画に基づいてトイレを改修するものではございません。保全計画に基づいて建屋のほうの外壁の改修をいたします。それに合わせてトイレの改修のほうもするという意味でございます。 ◆木村 委員  ということは先ほど質問がちょっとありましたアリーナ、これは何年度、例えば32年度なのか35年度なのかわかりませんけど、それの対象がいつかというのは決まってあるんですか。 ◎泉 青少年スポーツ室長  ・・・・・・・・・・・・・・ ◆木村 委員  それでしたら教育にかかわることについて、いろいろ今議論の中でやはり外壁等をやるときに一緒にトイレをやるのというのもあるのかなと思いますので、その辺の計画も含めて今後例えば31年、32年、教育委員会が持っておられる計画、市有建築物というんですか、それの計画等を教育次長がさっき説明した、それをまた段取りして見せてくれますか。社会教育だけじゃないので、全体的に。 ◎田村 教育次長  お求めの資料につきましては当該の建築部とも調整いたしまして提出させていただきたいと思います。 ◆木村 委員  調整というのは31年度、32年度のその辺は大体はわかってますねんね。それならでき次第ください。結構です。 ◆江越 委員  我が党からの質問等の中で文化財の保護についてという部分で質問をさせていただきました。この中で答弁のほうでは特性に合わせた防災や修繕等の対策とする部分で検討していきますというふうな答弁をいただいておりますけれども、これは今までに何か現状調査とかそういう部分は、まずその辺調査されたのかどうか、先にお伺いします。 ◎仲野 文化財課長  鴻池新田会所につきましては平成29年度に建物15棟の現状調査を行っております。 ◆江越 委員  この中でいろんな修繕をしていきたいとかそういうふうな部分で次に修繕計画みたいなものがあるのかなと思われるんですけども、その辺のお考えはどうなんでしょうか。 ◎仲野 文化財課長  平成29年度に現状調査をいたしました結果をもとに、大阪府を通じて文化庁に保全管理計画の策定に向けた協議を進めてまいりたいと考えております。 ◆江越 委員  ちょっと最後が聞こえにくかったんですが、考えてまいりたい、それとも考えていますか。 ◎仲野 文化財課長  済みません、申しわけありません。進めてまいりたいと考えています。 ◆江越 委員  というのは29年度は調査だけされて、いろいろな修繕とする部分、いろんな不具合等があるんですけども、そういった部分での計画はされていなかったということで受けとめてよろしいですかね。 ◎仲野 文化財課長  そうですね。29年度は現状調査を行っておりますので、その結果をもとに30年度以降に保存管理計画を策定して、その後どういう形で保存修繕等を進めていくかという部分をこの保存管理計画の中で検討してまいります。 ◆江越 委員  通常でしたらいろんな修繕等に対しましていろんな計画があるとは思うんですが、これはあれですか、例えばいろんな声があって初めてそこだけ修繕をしていくという今までのそういった方向性があったんでしょうか。
    ◎古本 社会教育部次長  今委員がおっしゃっているその部分だけということではないんですが、やはり先ほど課長から答弁がありましたように貴重な文化財ということで一長一短に修理ができない。まず大阪府を通じて文化庁と協議をする。これがまず一番先にございます。その辺でいきますと計画的ということではないです。 ◆江越 委員  そういった部分ではわざわざ大阪府へ申請をされ、また文化庁へ申請をされてということになりましたら、若干時間的に見ましてもかなりかかるのではないかと思われるんですね。今回答弁の中では対策について検討しますということがございますので、これはぜひとも修繕に向けての計画とする分につきましてはお願いしたいと思っているんです。平成28年度に例えば鴻池新田会所に訪れていただいた方は何名ほどいらっしゃいましたでしょうか。 ◎仲野 文化財課長  平成28年度の会所の来館者数ですけれども、8158名です。 ◆江越 委員  8000名は多い少ないはあるかもわかりませんけれども、やはり東大阪の文化財の一つでございますので、小学生の皆さんにも来ていただく。いろんなイベント等をしていただいて鴻池新田会所はこのような場所ですよという部分でPRをしていただいているんですけれども、そういった中でもやはりいろんな形で修繕をしていかなければならないという部分も出てくるかなと思うんですね。そういった部分ではしっかりとした修繕計画などを検討していただいて、すぐさまといいますか早い目のそういう行動を起こしていくべきではないかなと考えるんですけれども、その辺のところはいかがでしょうか。 ◎古本 社会教育部次長  委員御指摘のとおりスピード感を持って改修等に取り組みたいと考えております。 ◆江越 委員  改修等に取り組んでいただくという答弁をいただいたんですが、そういう答弁でありましたらすぐさましてよという形になるんですけれども、計画が大事かなと思いますのでその点お願いをします。  続いてよろしいですか。留守家庭の部分で少し教えていただければと思います。今回留守家庭の体制とする分が大きく変更し変わると伺っておりますけれども、その変わる部分でどう変わっていくのかとする分で教えていただけますでしょうか。 ◎増田 青少年スポーツ室次長  30年度からですが、今まで補助金事業でありましたのが市の事業として位置づけ委託事業となり、担っていただく事業所におきましては29年度まで民間事業者と運営委員会で担っていただいておりましたが、その運営委員会につきましては30年度から法人化をしていただき、すべて団体ということでやっていただく形になります。以上です。 ◆江越 委員  そういうNPO法人等を含めまして体制が変わるということなんですけれども、今までの減免に対しましてのその辺の体制という部分はどうなっていたかという点と、この新体制の中での改革を何か考えておられるところがあれば教えていただければと思います。 ◎増田 青少年スポーツ室次長  今減免ということでありましたが、減免につきましては30年度につきましても29年度と同じ考えのもと多子減免ということで考えております。以上です。 ◆江越 委員  同等のお考えの中で進めていかれるということなんですけれども、他市のほうではいろんな制度を活用されて多く留守家庭を利用、活用していただいていきたいというところもあるんですけれども、そういった部分については例えば非課税世帯とかそういった部分に対しましてのお考えはいかがでしょうか。 ◎増田 青少年スポーツ室次長  おっしゃるように他市では非課税減免等を取り入れている市もありますが、本市といたしましては平成30年度から事業形態が補助金から委託事業に変わるということで、まずその運営に当たって安定的な運営を目指したいと思いますので、その後に減免等の制度について考えてまいりたいと思います。以上です。 ◆江越 委員  安定してからという答弁なんですが、今の改革をしていただく中での体制の中で、本市のほうのチェック体制といいますか、いろんな項目が上がってきたりとか、そういう部分での指導的なところとか、そういった部分でのチェック体制というのはどうなんでしょうか。 ◎増田 青少年スポーツ室次長  29年度まで補助金事業ということで、ある一定補助金の使用について等の報告書等をいただきながら精査をしてまいりました。ただ平成30年におきましては今度は委託事業ということで仕様書をもとに契約をさせてもらうということで、その仕様書にのっとった事業運営がされているかというところに注力していきたいと思いますので、クラブの現地調査などを実施してまいってその仕様書どおり運営がされているかというのを見ていきたいと考えております。以上です。 ◆江越 委員  その辺のチェックはどうでしょうかね。年間を通されまして何回とか、1回だけではないとは思われますが、その辺何か回数的なところは考えておられますか。 ◎増田 青少年スポーツ室次長  今のところ回数というのは考えておりませんが、現体制でできる範囲でやっていきたいと考えております。以上です。 ◆江越 委員  考えているということは理解できるんですが、例えばやっぱり規模的には1カ月に1回ぐらいはしていかなければと思うんですけれども、その辺のある程度回数をチェックしていくとか、そういう部分までの踏み込まれた部分までのところはいかがでしょうか。 ◎増田 青少年スポーツ室次長  平成30年度からは50クラブの数にはなりますので、1カ月に1回というのはちょっと回数的には無理かと考えておりますが、小学校は1学期、2学期、3学期という学期がありますので、それに合わせてできればやっていきたいかと考えております。以上です。 ○山崎 委員長  わからへん。全然わからへん。 ◎増田 青少年スポーツ室次長  回数につきましては小学校の学期ごとぐらいに現地調査を実施できればいいかとは考えております。以上です。 ○山崎 委員長  1小学校に3回ということ。 ◎増田 青少年スポーツ室次長  学校に1回、一つのクラブについて1回まず行きたいと考えております。学期ごとに学校の行くところを決めて、まず50校を3学期区分に区分を変えてそれぞれの学校に現地調査をやっていきたいと。                ( 「年1回」の声あり ) ◎増田 青少年スポーツ室次長  そうそう年1回。以上です。 ◆江越 委員  やっぱり実際に行きましたら年1回とする部分をいただきましたけれども、やはり最初が肝心かなと考えるんですね。2回ぐらいは2回程度はチェック体制を整えていただいて、本当に頑張っておられるところもあると思いますので、そういった部分をお願いしたいと思うんですけれどもその辺は部長、どうですか。 ◎安永 社会教育部長  先ほど答弁がありましたように、30年度から委託事業として形式を変えて行っていく新しい形になります。その中でチェック体制というのはかなり厳しく見ていかなければならないというふうには考えておりますが、やはり先ほど答弁がありましたように50クラブという形があります。数的なものがあるのは一つ大きなところだとは思いますので、年1回という形は目標として漏れることなく参るような形で、行ったときにはチェックは丹念にチェックをしていくような形で進めていきたいと思いますので、まず年1回全部のクラブに行くということを目指して30年度は取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ◆江越 委員  ともかく不公平さ感のない形の中でチェック体制をまたよろしくお願いしたいと思いますので、また年1回ですのでその辺の報告をしていただければありがたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆森脇 委員  私のほうからは各学校園の防火設備のことについてちょっとお尋ねしたいと思うんですけれども、私は昨年学校をいろいろ回らせていただいてましたら、例えば防火扉のところにテープを張ってあったり前に物を置いてあったりということで、これは機能するのかなというところも見させていただいたんです。毎年消防のほうの立入検査があると思いますけれども、夏休みの間にされているということですけれども、今ちょっと資料を施設整備課さんのほうからいただいていて、指摘内容について措置済みといいますか、指摘の部分で措置が終わっているところもあるかと思うんですけれども、誘導灯とか防火戸についてかなり指摘されていると思うんですけれども、この対応はこれは29年度昨年の夏休みからもう半年以上たっているんですけれども、いつごろ消防の立入検査で指摘された件については対応終了といいますか、なる予定かちょっとお聞かせいただけますか。 ◎西田 施設整備課長  学校園に消防局の夏の立入検査をしていただいております。平成29年度の各学校施設の防火戸の維持管理についての指摘の状況でございますが、全体で9件の指摘を受けてございます。現在改善状況は改善措置が済んでいるものが1件、対応中のものが3件、対応に向けて調整をしているというものが5件となってございます。各指摘事項の早期改善に向けまして現在作業を進めておりますが、対応に向けて調整中のものが5件となっている分については現在のところ30年度の対応ということで予定しております。以上でございます。 ◆森脇 委員  そしたら30年度で措置はすべて防火戸に関しては措置できるということでよろしいんですか。 ◎西田 施設整備課長  精査内容を一定調整しないといけないところはありますけれども、30年度には改善したいということで考えてございます。以上でございます。 ◆森脇 委員  子供さんの命にかかわることですのでよろしくお願いします。  それで消防の立入検査以外に消防設備の保守点検でも指摘を受けておられると聞いているんですけれども、例えばどういった内容を立入検査以外で消防の保守点検で指摘されている内容をちょっとお聞かせいただけますか。 ◎西田 施設整備課長  消防用設備のほうでの指摘、点検のほうを行っておるんですけども、その点検の中でいろいろ出ておりますのが感知器の話でありましたり、先ほどから御指摘に上がっているような防火扉の劣化とかそういった内容で、軽微なものからいろいろございます。以上でございます。 ◆森脇 委員  軽微なものからいろいろということはちょっと重要なものもあるということでよろしいですか。 ◎西田 施設整備課長  御指摘のとおりでございます。 ◆森脇 委員  そういったまま重要なこともあるということなんですけども、それに対する対応は今後どのようにされていこうとされておられますか。 ◎西田 施設整備課長  御指摘いただいておりますように防火設備といいますのがやっぱり命を守るために大切な設備でございますので、大規模営繕予算という予算の中で対応させてもらっておるのですけれども、危険度の高いものから優先的に順次改善に向けて取り組んでいきたいと思っております。以上でございます。 ◆森脇 委員  相当な金額が直していこうと思うたら要るとおもうんですけれども、やはり繰り返しになりますけど子供たちの命にかかわることやと私は思いますので、ぜひとも早急にそういった改修といいますか行っていただきたいと思います。指摘しておきますので、よろしくお願いします。 ◆市田 委員  小中一貫教育の環境整備事業で教室の整備とか行うためのことが予定されているというふうに思うんですけれども、今6年生の中学校登校もされていてこれもずっとされていくということですけれども、支援学級の子供さんたちの中学校登校の受け入れとかで施設整備が必要なお子さんとかの対応とかはどうなっているか教えてください。 ◎出口 小中一貫教育推進室次長  今支援等を要する児童の受け入れ態勢ですけども、今回の予算計上をさせていただいている分の中には計上させていただいておりません。ただ中身についてどういう需要があるのかも含めて今部会のほうで調査しておる状態ですので、また対応はさせていただかないといけないとは考えております。 ◆市田 委員  例えばリフターとか階段昇降機とかそういう大がかりな対応が必要なものについても、そういうことが必要な場合は整備されるということですか。 ◎中野 学校教育推進室参事  大規模なものにつきましては対応可能なもの、不可能なもの等があると思いますけれども、要望に応じて調査等を行っていきたいと思っておりますけれども、簡易なスロープ等につきましては準備して学校のほうに貸し出しできるように考えております。 ◆市田 委員  そういうちょっと大がかりな施設整備が必要な子供さんが6年生登校しようと思ったときにそれができなかったときには対応はどうなるんでしょうか。 ◎山口 小中一貫教育推進室参事  そういった場合におきましては、あらかじめ必要な対応については学校だけではなくて保護者の方とも協議していきながら、施設の都合でそういった子供たちが登校できないというようなことがないようには準備をしてまいりたいと考えております。 ◆市田 委員  すべての子供さんが6年生登校が必要やということでされるということであれば、施設の問題で行けない子供さんがあるというのはやっぱり大きな問題ですのでぜひ対応していただきたいと思います。対応するべきだというふうには思いますけれども、なかなか本当にちゃんと対応されるのかなというのは大変心配で、幼稚園の仮園舎も1年ぐらいしかないから施設基準をはずれててもちょっと我慢してもらってみたいな対応がされている中で、6年生の中学校登校というのも、その学年その学年にしたら1年ずつになるというとこら辺では、それも年間に何回かになるということで、本当にちゃんとした対応がされるのかなというのはちょっと疑問ですけれども、そのあたりいかがでしょうか。 ◎山口 小中一貫教育推進室参事  6年生の中学校登校につきましてはもちろん毎日通うことではございませんが、その支援を必要とする児童につきましては、翌年その中学校に通うということも踏まえまして、できることから努力もしていきながら保護者の方とも相談して対応のほうを進めてまいるよう協議してまいりたいと考えております。 ◆市田 委員  機械が導入できない場合にじゃあ1階だったらできるとか、1階の教室にとかということも含めて対応することになるのかなというふうに思いますけれども、ぜひそういう対応も含めて十分に協議していただくようにお願いします。  あと自宅から直接中学校に登校する場合とかも、そういう対応も支援学級の子供さんでそういうことを、いつも行っている学校なら行けるけれども、変わるところには大変だという方もあるとは思うんですけれども、そのような対応についてはどうなりますか。 ◎山口 小中一貫教育推進室参事  委員指摘の点につきましても施設と同様に通学路に関しましては、もちろん子供たち同士で登校できる子供についても事前の協議をしてまいりますが、どうしても支援が必要な場合につきましても前もって保護者の方とも相談していきながら登校できる体制づくりを進めてまいりたいと考えております。 ◆市田 委員  中学校へ登校する際に家から中学校へとか小学校から中学校へとかいろんな形で行かれると思うんですけれども、支援学級の教員とかケアアシスタントとかスクールヘルパーなんかの方が同行が必要な状況とかもあるかと思うんですけれども、そういう同行についてはどうなのかということと、同行している間の支援学級の体制が薄くならないのかというあたりはいかがでしょうか。 ◎中野 学校教育推進室参事  スクールヘルパーなどにつきましては、対象となる子供がいる場合でありましたら中学校への出張ということにつきましては可能というふうになります。あと残った子供たちにつきましても、支援学級のほうを中心として必要な学習形態や時間数などを事前に検討した上でそのときの対応に当たるということになるというふうに考えます。 ◆市田 委員  なると考えますということは、こんなときはこうしようとかああいうときにはこうしようとかいうことが余り十分に決まっていないというふうな印象を受けるんですけれども、今ももう中学校へ登校しているという状況があると思うんですけれども、どのような対応がされているんでしょうか。 ◎山口 小中一貫教育推進室参事  人員につきましては、6年生が中学校登校する際につきましては、小学校だけであるとか中学校だけであるというそういった各校の人員を見ての対応ではなく、校区全体の人員を見まして小学校の教員が引率する人数が少ない場合には中学校のほうの教員でその分をしっかりと対応できるように、前もって日程もわかっておりますので、時間割を組みかえるなどして子供たちの支援に十分な体制を整えるようには努めてまいっております。 ◆市田 委員  決まった数の教員とかスクールヘルパーさんとかケアアシスタントさんとか、かかわる方の人数は変わらないけれども、出ていったり中学校へ行かないといけないとかという間に、行ってない小学校に残っている学校の支援学級が手薄にならないのか、それから中学校での対応が反対にその中学校の先生とかいろんなかかわる方が小学校の引率に対応した場合にどこかが手薄になるんじゃないかなというふうな心配をしてるんですけれど、そのあたりはどうでしょうか。 ◎山口 小中一貫教育推進室参事  実際に6年生が中学校に登校することで、子供のそのときそのときに登校する学校が小学校であるのか中学校であるのかで子供の人数も変わりますので、それに合わせまして小学校と中学校が時間割も調整していきながら前もって人員の調整はしてまいっております。 ◆市田 委員  とにもかくにもどこかが手薄になってしまうという状況が生まれない対応をしていただきたいと思います。それから今でも支援学級の体制や対応については保護者の皆さんからもいろんな不安とか疑問とかをお聞きすることがあるんです。なので本当やったら拡充をしながらこの小中一貫の中学校登校なんかの対応もしていくことが必要じゃないかなというふうに思いますが、どうでしょうか。 ◎山口 小中一貫教育推進室参事  委員御指摘のとおり、もちろん人員の拡充ができればより手厚い支援ができることとは思っております。もちろんそういったことも今後考えていきながらということにはなりますが、現状の人員の中でどのように工夫をすれば前もって準備をすれば子供ももちろんですけれども保護者の方々も安心していただけるかということをしっかりと協議した上で進めてまいりたいと考えております。 ◆市田 委員  6年生だけでなくてすべての子供さんたちが安心して毎日の学校生活が送れるようにということでは、十分な配慮や必要な対応については必ず行っていただくということを求めて、この件については終わります。 ◆江越 委員  ちょっと貴重な時間をいただきます。がん教育について教えていただきたいんですが、がん教育に向けまして本当に皆様方も御苦労していただいて教育の推進をしていただいたと伺っておりますけれども、教育は何年に何回とかどこそこがしていただいたという部分でお聞かせ願えたらと思います。 ◎中野 学校教育推進室参事  がん教育につきましては、がん予防につながる学習活動の充実支援事業を活用しまして、平成28年度は枚岡中学校で、29年度は英田中学校で医師による講演を実施しております。 ◆江越 委員  できましたら何月ごろしていただいたかというのも教えていただきたいんです。 ◎中野 学校教育推進室参事  平成29年5月に枚岡中学校、平成29年12月に英田中学校を対象に実施しております。 ◆江越 委員  28年度は年度末に近い月、29年度も大体年度末という感じですが、これは予算的なところでは市の負担はございましたでしょうか。 ◎中野 学校教育推進室参事  本事業につきましては府の健康医療部が中心となっておる事業でございまして、市としての費用負担はございませんでした。 ◆江越 委員  市のほうの負担とする分についてはないという部分でありますけれども、これは28年度1校、29年度1校とする分につきましては、こちらからの希望で1校という方向性になったんでしょうか。 ◎中野 学校教育推進室参事  府のほうからの募集に基づきまして各学校にも案内をしたところでございますけれども、最終調整がついたのが各年度それぞれ1校ということでございました。 ◆江越 委員  ということは、いろんな事業の中でやりたいけれどもなかなか難しかったとする部分、それとこちらは府のほうからの、例えば東大阪市さん今年度は1校でお願いできますかとか、そういうふうな割り当てに向けては府のほうからはどうだったんでしょうか。 ◎中野 学校教育推進室参事  府のほうからは実施数等につきましては明確に示されたものはございませんでして、希望があり次第府のほうに連絡をして調整を行うといったものでございました。 ◆江越 委員  そういう割り当て等は府のほうからもなかったとする部分なんですが、一応答弁のほうでは本市全中学校へという方向性の中で答弁をいただいておりますけれども、本当にがん教育、予防に向けてはやっぱり早々から私どもも声を上げさせていただいて取り組まれてはどうかということで対応させていただきましたけれども、あと23校が残っているという形がありますけれども、これに向けての考えはいかがでしょうか。 ◎中野 学校教育推進室参事  30年度につきましても同様の事業を実施する予定というふうなことを聞いておりますので、実施可能な枠等もあるかと思いますけれども、できる限り東大阪でその枠を確保して実施に努めてまいりたいと考えております。 ◆江越 委員  考えておりますというのは重々理解は可能です。また各学校のほうでの授業時間等で非常に難しいという声もございますけれども、市のほうからの予算はゼロです。府のほうからの割り当ても今のところないと、手を挙げていただきましたら私どもの学校でやりますよという方向性でありましたらぜひともお願いしたいという形があるのかなと思われるんですけど、そういう形がありましたら若干学校のほうでの作業とする部分について時間をとっていただくという部分では大変なところがあるかとは思いますけれども、23校全校でこのがん教育に向けての授業はとれるのかなと思われるんですけれども、その辺のところはいかがでしょうか。 ◎中野 学校教育推進室参事  枠を示されてないと申しましたが、上限もあったかと思いますけれども、できる限り東大阪として枠を確保してまいりたいと考えております。 ○山崎 委員長  そうじゃない。東大阪としてがん教育をどう進めていくのかと聞いている。課長は決めれんのか。 ◎中野 学校教育推進室参事  次期の学習指導要領におきましてもがん教育について取り上げられるといったことがございます。今後より一層全中学校において保健の授業を中心に特別活動や総合的な学習の時間などにおける指導を行うとともに、健康部、市立東大阪医療センターとの連携、先ほども申しました事業等を積極的に活用して専門的知見や人材の活用を図るといった形の推進に努めてまいりたいと思います。 ○山崎 委員長  ちゃうちゃう。そうじゃなくて東大阪市としてがん教育をどういうふうに今後考えているのやということです。努めるってそれは書いてあることやろ。努めていきなさいということであって、じゃあそれを受けて東大阪市としてはどう考えるのかということです。これは部長か次長が答えないと。 ◎北野 学校教育推進室長  現在もがん教育については先ほどから説明させていただいているように進めているところなんですけれども、国民の死因の第一位というのががんというようにも言われています。そういう中で子供たちが早い段階からそういうことをきちっと知った上で健康に努めていくことは非常に大事なことだというように思っていますので、今まで以上に授業はもちろんのことですけれども、先ほどから御指摘いただいていますいろんな事業を活用していきながらがん教育のほうに努めていきたいというように考えています。以上です。 ◆江越 委員  そういった部分をまあまあ期待はさせてはいただきますのでよろしくお願いしたいと思います。ともかく工夫をしていただいて授業の組み立て、またそういった部分に向けましてしていただければと思いますので、これは指摘させていただきます。  いま一点、済みません、物品購入に当たりまして28年度の決算の折にも発言はさせていただいておりますけれども、非常にコピー紙とかそういった部分につきましては単価の設定がありますけれども、物品購入に際しまして余りにも格差のある物品もあると伺っておりますけれども、29年度に向けましては改革をしていきたいとかそういう部分も答弁をいただいておりますけれども、どのように改革をされたのかお聞かせ願えますか。 ◎西田 施設整備課長  平成28年度の決算委員会におきまして物品購入に係ります御指摘のほうをいただきました。御指摘を踏まえまして物品購入時に各学校のほうから上がってまいります個々の情報をほかの学校が同様の物品を購入される際に当課のほうから提供するといったような取り組みを今現在続けております。今後も引き続き歳出の削減につながるような取り組みにつきましては積極的に取り入れていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆江越 委員  ちょっと小さいようなお話になるかもわかりませんけど、やっぱり積み重ねをしていただくことによりまして購入に際しまして削減に向けての取り組みの一つになると思われますので、この辺は期待をさせていただきましてお願いをしたいと思います。以上で終わります。 ○山崎 委員長  それでは議事進行上暫時休憩いたします。               ( 午後2時58分休憩 )            〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜               ( 午後3時20分再開 ) ○山崎 委員長  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  それでは質疑質問を続けます。質疑質問はありませんか。 ◆市田 委員  小中一貫教育推進に伴う市費負担教職員任用経費についてですけれども、お伺いいたしますが、中学校区に配属が25名、各中学校区に1名配置されるということですけれども、どのような目的でというかどのようなことをするために配置される方なのか教えてください。 ◎山口 小中一貫教育推進室参事  市費負担の教員につきましては中学校区に1名の小中一貫教育コーディネーターを位置づけますので、その教員が小中一貫の推進に集中して活動できるための代替教員というふうになります。 ◆市田 委員  ということは、もうちょっと丁寧に言うと、コーディネーターという今おられる教職員の中からコーディネーターになる方があって、入ってこられた人がそのコーディネーターになった人の後の仕事を引き継ぐというようなイメージでしょうか。 ◎山口 小中一貫教育推進室参事  そのような形になります。 ◆市田 委員  コーディネーターの業務、コーディネーターが行うべき業務というのはどのようなものでしょうか。 ◎山口 小中一貫教育推進室参事  各中学校区におります小中一貫教育コーディネーターにつきましては、その中学校区の小中一貫を推進するためのいわゆるコーディネート役になりますが、具体的に言えば6年生の中学校登校であるとか一部教科担任制、定期テストの導入、未来市民教育、こういったものにつきまして連絡調整も含めまして、あと企画運営の中心的な存在となって活動いたします。 ◆市田 委員  ということはコーディネーターの方は小中一貫の教育を進めるためのいろいろな役割は担うということですけれども、他の先生とかと同じように授業を受け持ったり担任を受け持ったりクラブ活動を受け持ったり、そういうことはあるんでしょうか。 ◎山口 小中一貫教育推進室参事  基本的には学級担任であるとか教科を持つことはございません。ただ小中一貫にかかわる授業、例えば未来市民教育の授業を持ったりとかそういうようなことは持つことはございます。 ◆市田 委員  基本的には小中の小学校と中学校のつなぎ役というか連携役というのが主な基本的な業務で仕事であるということで、今学校の先生たちのいろいろな業務が負担になっているとか、午前中もあったような労働時間が長くなっているだとか業務がたくさんあって困っているだとかいうことに対応できるということではないんですね。 ◎山口 小中一貫教育推進室参事  そのコーディネーターがさまざまな仕事を受け持って、ほかの教員が抱えている仕事を受け持つということではございません。ただ全体的な中学校区の教職員が抱えている小中一貫に関する業務を含めてそこら辺の調整、コーディネートをいたしますので、結果的に業務の効率化という形にはつながっていくものと考えております。 ◆市田 委員  小中一貫教育を推進する上で今現場の先生たちも大分そのことそのものにも負担感をかなり持っておられるので、そういうことについては一定軽減が図られたように感じるかもしれないですけれども、今困っているそういう業務が大変だとか時間が長くなっているというところを緩和することにはなかなか難しいというふうに感じますし、子供たちにもそのことで授業がわかりやすくなるとかそういうことにはなかなかならないかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎山口 小中一貫教育推進室参事  小中一貫教育を推進していくことで、この小中一貫教育コーディネーターが業務の効率化を図るための中学校区内の教職員を抱える仕事の整理であるとかコーディネートをすることで、結果的には負担、多忙感というものはなくなってくるとは、少なくなってくるとは思いますが、それ以外の学校全体のいろいろな業務につきましては、教育委員会全体で対策を協議していかないといけないことにはなってくると思いますので、その辺も含めて小中一貫教育としてできるところはまずはコーディネーター中心に進めていきたいと考えております。 ◆市田 委員  今小学校3年生は35人以下学級、少人数学級ということで市費で配置がされていると思うんですけれども、何人ぐらいが必要になってるんでしょうか。
    ◎上野 教職員課長  29年度は12名の配置を行ったところでございます。 ◆市田 委員  12名が配置されたということで、私たちは少人数学級で子供たちに先生の目が行き届くということが学校教育の中で必要じゃないかということをずっと言ってきているわけなんですけれども、単純にこれがうまく当てはまるとは別として、今小学校3年生で12名ということであれば、25名の方の配置があれば2学年少人数学級が行えるんじゃないかなというふうに思うんですけれども、そうしたことを進めていただきたいなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎上野 教職員課長  委員御指摘の今回の市費負担25名のコーディネーターを補完するための市費負担教職員につきましては、それは申しましたように小中一貫教育を推進するための人員配置ということで、今御指摘の少人数学級への配置につきましてはまた課題としては別のものとして考えております。 ◆市田 委員  本当に今学校でいろいろな課題が生まれていることに関して言うと、少しでも先生の目が子供たちに行き渡る、そうした環境をつくっていくということが本当に第一義的な課題じゃないかなというふうに思っていますので、別課題だとは言われますけれども小中一貫教育のためにコーディネートをするがために人が入るのであれば、私たちは少人数学級に当てられるようなことが先じゃないかなというふうに思っています。ぜひそういうことを申し上げてこの件については終わります。  続けて、保健体育施設整備事業の中の施設整備工事費というのが900万円ついているんですけれども、これについて説明をお願いします。 ◎樽井 青少年スポーツ室次長  こちらの予算につきましては、スポーツホールかがやきの床面が経年劣化に伴いましてはがれてきておりますので、床面全体の張りかえ工事を実施する予算となっております。以上です。 ◆市田 委員  決算委員会の中でもお聞きして、この予算については要求していくということで今回要求されたというふうに思うんですけれども、このスポーツホールかがやきの床面工事というのは、もしこの予算が通ったとしたらどのように進んでいくのか教えてください。 ◎樽井 青少年スポーツ室次長  現在砂入りの人工芝のコートになっておりますが、こちらが砂がないカーペットのコートに改修するという形になります。以上です。 ◆市田 委員  あとどのように大体の計画がスケジュールがわかれば教えてください。 ◎樽井 青少年スポーツ室次長  工事の日程につきましては9月から12月末までを予定しております。以上です。 ◆市田 委員  できればということだというふうに思うんですけれども、その床面のカーペットにかわるということですけれども、カーペットにかわるということでは何か危ないことの予測がされるような条件はないということで大丈夫でしょうか。 ◎樽井 青少年スポーツ室次長  現在のコートが砂が入っておりますので、やはり人工芝がはげてそして砂でちょっとすべってしまうといったことがあるかと思うんですけれども、カーペットコートにつきましては砂は入りませんので、そういったことはないかなというふうには思っております。以上です。 ◆市田 委員  これまで砂ですべって転んで骨折があったとかということもお聞きしておりますが、今度新しく床がかえられたときに危険のないようなことを十分に市としてチェックしていっていただけるということでよろしいでしょうか。 ◎樽井 青少年スポーツ室次長  委員おっしゃるとおりでございます。 ◆市田 委員  安全に市民の皆さんがスポーツやいろいろなことを楽しむことができる、そういう条件を整備していただきますようにお願いして終わります。 ◆木村 委員  ちょっと議案ではないんですが子供の貧困対策についてお聞きしたいと思うんですが、今回子どもすこやか部から実は子供の貧困対策推進事業ということで提案されているんですが、議案の中身のことについては教育委員会で議論することではないんですが、このことは東大阪市の子供の学習支援また子ども食堂のこととかいろいろあるんですね。それは教育委員会としてはこの子どもすこやか部と相談しながら、もちろんいろいろ聞かれながらやっていることなのか、どこか窓口があるのかだけ教えていただけますか。 ◎北野 学校教育推進室長  今委員のおっしゃっていただいたことは子どもすこやか部と学校教育推進室が連携をさせていただいているところでございます。 ◆木村 委員  その中で一つ、子供の学習支援事業ということで市内の社会福祉法人等に協力を求めながら学習支援を行うと、それが市内10カ所での開催予定ということを聞いておるんですけど、対象は小学校の高学年の児童ということなんですが、例えば小学校で僕らが聞いておるのは小学生は基本的には放課後は自分の小学校区内から出たらだめだよということがあると思うんですが、その辺は僕の認識で間違いないのか、教育委員会としてはどのように小学校の生徒の放課後をどの辺まで活動ができるとかいうのを教えていただけますか。 ◎北野 学校教育推進室長  基本的には今委員におっしゃっていただいたように各小学校区で行動することを学校としては指導しています。 ◆木村 委員  何か例外、例えばこういうときはいいですよとかいう例外は何かあるんですか。 ◎北野 学校教育推進室長  一般的に保護者が同伴する場合は当然校区外に出ていくことはあるんですけれども、子供同士で活動するということに関しましては、先ほど申しましたように原則校区内というふうにさせていただいています。 ◆木村 委員  民健の議案ですからここでこの議案についてどうやこうやということはありませんけど、基本的に聞いておるこの10カ所でやるということを聞いておるとは思うんですけど、ここに基本的には選ばれなかった区域の子供は行けないという判断なんですかね。この辺はどういうふうに認識されておられるんですか。 ◎北野 学校教育推進室長  市内10カ所ということに関しては聞いているんですけれども、その10カ所がどこになるかということまではまだうちのほうで聞いているところではございません。この案件を聞いたときに、まず教育委員会としましては、今先ほどから申していますように、小学校の高学年であったとしてもそれぞれ子供たちはいろんな背景を抱えていますので、そういう中で居場所をつくっていただくことは非常にありがたいことなんですけれども、その居場所をつくるがゆえに校区外へ出ていってその行程での安全が確保されないということであれば、これは教育委員会としてはやっぱり承知できない、校区内で安全確保した上でということで申し入れをしているところです。 ◆木村 委員  それで結構です。これが僕らは文教委員ですから、どんなお話になるかわかりませんが、基本的にはやはり小学校高学年であれ余り校区外には出たらだめですよというような感覚でよろしいですね。わかりました。委員長、それだけ確認できたら結構です。 ○山崎 委員長  それではこの際お諮りいたします。本日の審査はこの程度にとどめたいと思いますが、これに御異議ありませんか。               ( 「異議なし」の声あり ) ○山崎 委員長  御異議ないようでありますので、さよう決します。なお次回はあす20日、午前10時より委員会を開会いたします。  本日はこれにて散会いたします。               ( 午後3時39分散会 )...