開 会
平成11年6月21日午前10時24分開会
○議長(
野田義和君) これより平成11年第1回臨時会を開会いたします。
開会に当たり市長からごあいさつがあります。市長。
◎市長(長尾淳三君) (登壇)本日ここに平成11年、1999年第1回臨時会を招集いたしましたところ、
議員各位におかれましては何かと御多用中にもかかわりませず御出席を賜りまして厚くお礼を申し上げます。
冒頭に貴重な時間をいただきまして、さきの第2回定例会の対応とこのたびの
花園中央公園に係る一連の事態についての経過の説明を申し上げたいと存じます。
まず今月7日に招集いたしました平成11年第2回定例会が結果として流会となり、市民の皆様、そして
議員各位に対し大変御迷惑をおかけいたしました。
次に
花園中央公園に係ります2件の経過につきましては、5月の一定の時期にその概要を、さらに6月の中旬にその後の経過と今後の対応について御報告を申し上げたところでございますが、6月1日に
駐車場整備工事の発注元である
建設局花園中央公園整備課などが捜査を受けたことについては重大なことであると認識をし、
関係者会議を開き調査などを指示するとともに、このほど捜査機関への告発の手続を開始したところでございます。
また多
目的遊水地工事現場において焼却灰が出土した件につきましては、市民の健康を守る観点から
市民生活への影響の有無について既に調査を進めているところでございます。大阪府におきましても
調査検討委員会を設置し、
産業廃棄物周辺の
ダイオキシン類等の調査を実施されることから、今後調査結果を踏まえ府との連携を図りながら市民の健康と安全の確保を基本とした環境対策を確立してまいる所存でございます。
以上2件につきましては、議員の皆様方に対して詳しく事態をお知らせすべきところ、十分な説明が行えず結果として市民の皆様、そして議員の皆様に多大な御心配と御迷惑をおかけすることとなり大変申しわけなく存じております。今回の事態を教訓とし今後の対応を図ってまいりますので、
議員各位には何とぞよろしく御理解を賜りますようお願いを申し上げます。
さて臨時会の開催に向けては、議員の皆様方より
地方自治法第101条第1項の規定による臨時会の
招集請求、また臨時会の招集の要請も行われました。私も早急に臨時会を招集し、6月定例会に予定しておりました市政運営上重要な諸案件につきまして、
市民生活に影響を及ぼすことがないよう御審議を賜りたく存じておりましたことから、今般臨時会を招集させていただくことにいたしました。また
花園中央公園に係る
産業廃棄物不法投棄等につきましても、事実を究明し市民に明らかにしてまいりたいと存じております。
よろしく御審議の上適切なる御決定を賜りますようお願いを申し上げまして開会のごあいさつといたします。
開 議
○議長(
野田義和君) 現在の出席議員は49名でありますので会議は成立いたしました。
これより本日の会議を開きます。
本日の
会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により議長において
9番 松 嶋 晃 議員
43番 宇 田 忠 正 議員
以上の両議員を指名いたします。
この際事務局をして諸般の報告をいたさせます。
◎
事務局参事(下農国夫君) 御報告いたします。
まず平成11年第1回定例会以降における諸会議の
動向報告書を御配付しております。
次に本日付で
公立幼稚園の2年
保育完全実施に関する請願、東大阪市に生活する障害児の
教育権保障の陳情を受理しておりますので文書表として御配付しております。
次に執行機関から本臨時会の
出席説明員の職、氏名、
監査委員から
定期監査報告書、
現金出納検査結果報告書が提出されております。
以上でございます。
○議長(
野田義和君) 本日の議事はお手元に配付いたしております議事日程により進行いたしたいと思いますので御了承を願います。
これより日程に入ります。
┌────────────────────┐
△日程第1
会期決定の件
└────────────────────┘
○議長(
野田義和君) 日程第1、
会期決定の件を議題といたします。
お諮りいたします。
今期臨時会の会期は本日から7月1日までの11日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
野田義和君) 御異議なしと認めます。よって会期は11日間と決定いたしました。
┌────────────────────┐
△日程第2
議会議案第6
号産廃不法投棄等に関する
事務調査の件以下2案件
└────────────────────┘
○議長(
野田義和君) 次に日程第2、
議会議案第6
号産廃不法投棄等に関する
事務調査の件及び
議会議案第7
号長尾市政下における
産廃不法投棄に係る
強制捜査等真相調査特別委員会設置の件の2案件を一括して議題といたします。
議案の朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。35番
浅川健造議員。
◎35番(浅川健造君) (登壇)御指名によりまして100条
調査特別委員会設置について提出者を代表して説明させていただきます。
議会議案第6号、第7号として自由民主党、公明党、
リベラル東大阪の27名の議員でもって提案しておりますとおり、
地方自治法第100条による調査権を付託した
特別委員会を設置するものでございます。
市政を
ガラス張りにすると公約された
長尾市長でありましたが、
花園中央公園の
駐車場建設現場への
産業廃棄物不法投棄問題等の対応には疑いと不信の念を感じざるを得ません。市民の信託を受けた議会が新聞報道により事態を知るありさまで、事実を覆い隠し、市長としての
説明責任も一向に果たそうとしない対応は、
長尾市長の市政を
ガラス張りにする公約、情報を公開する姿勢と大きく乖離しております。これでは自分に都合のいいところはアピールし、都合の悪いところは事実すら明らかにしない姿勢にあると断ぜざるを得ません。さきの第2回定例会は、
長尾市長の
説明責任を放棄し、対応も不十分であったことにより流会に至ったことは
長尾市長も百も承知のことであります。第2回
定例会流会後10日を経過した6月16日に及んでも、
長尾市長みずから
臨時議会開会に向けての具体的な対応を示さず、しかも
花園中央公園の
駐車場建設現場への
産業廃棄物不法投棄問題等についても
長尾市長みずから真相を明らかにせず、基本的な姿勢をも明らかにされなかったのであります。自民党、公明党、リベラルの3会派は、
長尾市長の悠長にして具体的な対応策を示さないもとで、市民に対し速やかに真相を明らかにし、市政に対する信頼を損なうことのない対応として、去る6月16日、
長尾市長に対し100条
調査特別委員会設置などの付議事件をもって臨時会の
招集請求を行わせていただいたことをまず申し上げておきます。
さて提案の
特別委員会の設置及び
調査事項につきましては、1点目には、今日まで当局者の説明を聞かせていただいておりますが、
長尾市長みずから事の真相を明らかにせず、かつ疑惑の点も多く、しかも総務、環境経済、
建設水道の3つの
常任委員会に及ぶ内容であり、総合的な見地から
真相解明を行う必要があること。第2点目には、今日まで市長初め当局者は
説明責任がありながら消極的で事実を覆い隠そうとする対応であり、問えば小出しに答えるという経過に見られるように疑いがあること。第3点には、去る6月1日、市役所が捜索を受けるという大変な事態にありながらも、半月も経過してやっと告発の考えがあることを表明している状況にも見られるように、
長尾市長には真相を明らかにする基本姿勢に欠けていること。4点目には、調査を行う過程で関係者の出頭証言も念頭に置く必要があること。このような観点から
真相解明の
特別委員会を設置し、
地方自治法第100条に基づく調査権を委員会に付託するものであります。
なおこの議案の提案時期につきましては、一部の議員から本会議の質問、委員会の質問をもって提案をすべきではないかとの意見も聞いておりますが、本来この議案につきましては自民党、公明党、
リベラル東大阪の3会派の議員による連署でもって
臨時議会の
招集請求を行ったものであり、私どもは
臨時会招集請求の経緯、経過から見ても当然のこととしてまず本日の本会議に提案することが当然のことと判断しております。
また今
臨時議会につきましては先刻会期、日程が決定されたとおりであります。このような日程の中で本会議の質問、委員会の論議をもって提案していくことになれば、果たして会期内にすべての議案について終えることができるかどうか危惧いたすところであります。したがいまして一部の議員の意見につきましては全く理解をするに至らないと判断しております。
議員の皆様にはぜひ提案に御賛同をいただきますようお願いを申し上げ提案の説明とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(
野田義和君) 2案件に対する質疑を省略し、これより討論に入ります。
通告がありますので順次発言を許します。
まず27番
内海公仁議員に発言を許します。27番。
◆27番(内海公仁君) (登壇)私は
日本共産党東大阪市
会議員団を代表いたしまして、ただいま提案されました
議会議案第6号、第7号について意見を述べさせていただきます。
本
臨時議会は6月7日開会予定されていた1999年度第2回定例会が異例の冒頭流会という事態になったことによって
市民生活の観点から、また行政の
事務執行上も
提出予定案件の一刻も早い審議の必要性のもとで開かれるものであります。同時に問題になっております
花園中央公園の
駐車場整備現場での
産業廃棄物不法投棄事件の背景と行政の対応のあり方等を明らかにすること、
花園中央公園内遊水地事業での過去の焼却灰や廃棄物の処分場から掘り出された処分ごみなどの問題の対応についても市民的に明らかにすることが求められております。これらの案件を十分に審議を尽くし、必要な議決と方向性を打ち出すことが市民から信託を受けた議会としての課題であります。我が党はこれらの議論を通じて
廃棄物行政のあり方の根本の厳格な対応や市民の安全、健康を確保するための
事務執行を目指し、清潔で
ガラス張りの市政の本格的な発展をかち取るために全力を尽くす決意でございます。
臨時議会の招集については、市長は6月7日の流会の事態を受けて直ちに必要な事前説明も行い、
議会招集に向けて全力を傾注されてきたところであります。これらの動きとともに野党3会派から
臨時議会の
招集請求が出されました。我が党やほかの会派の皆さんからも
議会招集と
提出予定案件の審議を要請したところであります。こうした流れのもとで本日招集された
臨時議会は、提案された議案の審議と産廃問題、
ダイオキシン問題などを慎重に審議しなければなりません。ところが野党3会派から提出された
議会議案は、産廃問題での100条
調査特別委員会を設置するというものであり、冒頭で議決を行おうとするものであります。この間当局からの経過の説明を受けたことをもって議会の場で正式に議論がなされるのはこれからのことであります。議会の正式な場でまだ一言も議論していないことを本議会の冒頭からいきなり100条委員会の設置を決するというのは甚だ理解できないものであります。
地方自治法第100条の
調査権限とは、解説書で見ても100条調査権は刑罰規定という強制力を伴うものであるので、発動に際してはより慎重を期さなければならないと解説されているものであり、また主流、反主流などの特殊事情から発動する場合があるが、政争のため、または党利党略であれば邪道であるとまで注釈されているものであります。
今回の事件を見てみますと、第1に、産廃の
不法投棄事件はその背景にだれが何の目的をもって産廃をこの現場に投棄したのか。またその現場を写真で写し、市当局に通報された方がいつどのような経過で写真を写したのかなど、建設業者間のさまざまな確執が見え隠れするものであり、これらの
真相解明は公平、公正な行政の
事務執行のあり方を見直すきっかけにこそしなければならないものであります。この点からも定例会を流会させることなく審議すべきではなかったのか。議会で十分議論を尽くすことこそ先決ではないでしょうか。それもせずに100条調査権の発動というのは理解できないものであります。市役所への強制捜査についても、市長は事実をすべて明らかにする立場に立っているものであり、議会での議論が正しく行われることが大前提になるものであります。
第2に、
遊水地造成事業に関する焼却灰などの問題については、大阪府が工事を一時中断し、
調査検討委員会を設置して調査を開始しているところであります。また東大阪市も当初予算で予定していた
ダイオキシンの
土壌調査をその検体数もふやして今調査を行っているところであります。15年以上過去に焼却灰や廃棄物が
花園中央公園だけでなく幾つかの市内の地点で最終処分埋め立てされていた問題については、当時の廃棄物の処理方法として行われていたものであり、このことが最近の
ダイオキシン汚染の心配が強調される中で新たな課題として今全国的にも対策の求められている問題であります。この点からしても焼却灰問題などがなぜ100条調査権の対象になるものなのか理解できないものであります。
第3に、提案されている
調査委員会の名称からしても、事実の究明というより政争の具となる危険を抱かざるを得ないものであります。このことは100条調査権の発動に当たっては最も注意を払わなければならないことではないでしょうか。さらに
調査項目として提案されている1つ、
花園中央公園の
駐車場建設に関すること、2つ、花園公園内への産業廃棄物等の投棄と
ダイオキシン汚染に関することの2件の調査範囲は、それ自身が通常の委員会審議、議会審議で尽くされる内容であり、審議を通じて調査権の発動が必要かどうかが判断されなければならない項目ばかりであります。
以上のように事件の経過から見ても、そして
調査委員会の名称や調査範囲から見ても本議会で十分な審議を尽くすことがまず大切であり、そのためにこそ議会が全力を傾注すべきことであることを明らかにして、本
議会議案について反対の態度を表明するものであります。
以上でございます。
○議長(
野田義和君) 次に37番
瀬川博議員に発言を許します。37番。
◆37番(
瀬川博君) (登壇)議長の許可をいただき市政を革新する会として議案第6号、議案第7号の2案件について反対討論を行います。先輩同僚議員にはしばらくの間御協力をお願いいたします。
まず第1に6月定例議会が流会に至った問題であります。市民の生活や健康に影響を与える焼却灰や産廃の処分にかかわる行政のあり方について、議会が果たすべき責任は、まず定例議会を開催し、各委員会で徹底的に審議し問題点を究明することであります。ところが3会派は定例議会を流会させ、議会での審議を行わず、今回突然100条委員会の設置を提案してきたのであります。これは真相究明のためではなく、むしろ党利党略のために警察の動きに合わせ100条調査という議会の重大な
調査権限を利用するものと言わざるを得ません。反対するものであります。
第2に、清水前市長の罪状を弾劾し、政治的、道義的責任を追及した2度にわたる100条委員会についてであります。前市長を擁護してきた旧与党会派の政治責任は重大なのであります。今回の議案を提案してきた自民党、公明、リベラルの3会派は、利権と腐敗にまみれた前清水市長のもとで何をやってきたのか。長尾市政を調査する前に前市政の利権と腐敗に加担してきたことを全市民に謝罪すべきであります。それどころか3会派は前清水市長の罪状については真相調査を行おうともしてこなかったのであります。3期9年にわたって清水市政の与党であった各会派に今さら真相調査を口にする資格などないのであります。
第3に、産廃と
ダイオキシン問題は1974年に始まり、市政25年間にわたる問題であることが明らかにされているのであります。清水前市長までの歴代市長にもかかわる市政の根幹をなす問題なのであります。今や市民の生命と生活が侵害され、
花園中央公園の周辺住民は
ダイオキシンの不安に脅かされて毎日暮らしているのであります。早急に必要な実態調査を行い根本的な対策が急がれているのであります。市行政が行ったすべての不法行為を解明し、歴代引き継がれてきた不法投棄の全責任が公表されなければならないのであります。しかるに3会派が真相調査と言いながら25年間にわたる市政問題を長尾市政の期間に限定するのはいかなる根拠に基づくものなのか。党利党略と言わざるを得ないのであります。市民の命と生活がかかっている重大な問題を、このような党利党略の政争の具にすべきではないのであります。
最後に
長尾市長の責任を明らかにしなければならないのであります。市長が今回の事態が明らかになって以降速やかに議会に報告しなかったことは遺憾であります。不都合なことは隠ぺいするという市長の対応にも問題があったことは明白であり強く反省を求めるものであります。市長は議会審議の中で事実関係を徹底的に調査し、歴代市長の責任を全面的に究明することを公約すべきであります。また関連して
長尾市長は疑惑
調査委員会の報告を出していますが、前市政の悪政が根本のところでは何一つ解明されていないのであります。前市長の例外的人格や職員の倫理観が欠けているから自民党市政の腐敗が起きたのであります。コンプライアンス委員会なるもので疑惑解明に幕引きを図ることは清水前市長の罪状を隠ぺいすることにほかならないのであります。市長は疑惑解明の約束が果たされていないことを自覚すべきであります。指摘しておくものであります。
以上で私の反対討論といたします。
○議長(
野田義和君) 以上で通告による討論は終わりました。ほかに討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
野田義和君) なしと認めます。これにて討論を終結いたします。
これより採決を行います。採決の方法は起立をもって行います。2案件に賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(
野田義和君) 起立多数であります。よって2案件は原案のとおり可決することに決しました。
┌────────────────────┐
△日程第3
議会議案第8号東大阪市報酬、
費用弁償及び
期末手当に関する条例の一部を改正する
条例制定の件
└────────────────────┘
○議長(
野田義和君) 次に日程第3、
議会議案第8号東大阪市報酬、
費用弁償及び
期末手当に関する条例の一部を改正する
条例制定の件を議題といたします。
議案の朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。50番東口貞男議員。
◎50番(東口貞男君) (登壇)議長のお許しをいただきましたので
議会議案第8号東大阪市報酬、
費用弁償及び
期末手当に関する条例の一部を改正する
条例制定の件につき説明をいたします。案内のとおり市議会のすべての議員をもって提出いたしております。今年の第1回定例会で東大阪市議会情報公開条例の提案説明を行いました関連があり私が提案説明をすることといたします。
東大阪市議会情報公開条例は今年の7月1日から実施し、規定の整備を行っており、特に条例の第14条で定めておりました行政不服審査法による不服申し立てがあった場合の手続につき、議長の諮問機関として5名以内の委員でもって構成する東大阪市議会情報公開審査会を設置するなど適正な運営を目指しておりました。提案の条例改正はこの審査会の委員の報酬日額1万5000円として新たに設けるものであり、今の通常国会で地方分権問題が議論されておりますように、地方自治の充実、活性化への本格的な取り組みが急ピッチで進められていることは確実となっており、このような動向の中で地方行政、議会に期待される役割も一層高まることは必至であり、東大阪市議会としても議会と執行機関という中で、地域の抱える問題、課題に英知と工夫を凝らす、個性ある、魅力ある東大阪の町づくりに際限のない努力をしていかなければならんと思うわけでありまして、このためにも市議会は市民と一体となり、市民にわかりやすい運営を図る仕組みに変革する必要があり、このような観点から東大阪市議会は独自の立場で情報公開を行っていくものであり、なお市議会の情報公開は先刻も申し上げましたとおり今年の7月1日から実施する運びといたしており、御提案申し上げております条例の改正は、実施時期の関係もありますので、ぜひ他の議案に先駆けて御決定を賜りますようお願い申し上げ提案の説明とする次第でございます。御清聴ありがとうございました。
○議長(
野田義和君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
野田義和君) 質疑なしと認めます。よって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております本案件は会議規則第37条第2項に規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
野田義和君) 御異議なしと認めます。よって本案件は委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
野田義和君) 討論なしと認めます。よって討論を終結いたします。
これより採決を行います。本案件は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
野田義和君) 御異議なしと認めます。よって本案件は原案のとおり可決することに決しました。
┌────────────────────┐
△日程第4 報告第17号平成10年度東大阪市
一般会計補正予算(第7回)に関する
専決事項報告の件以下26案件
└────────────────────┘
○議長(
野田義和君) 次に日程第4、報告第17号平成10年度東大阪市
一般会計補正予算第7回に関する
専決事項報告の件以下議案第59号市有財産の減額譲渡に関する件までの26案件を一括して議題といたします。
議案の朗読を省略し、直ちに市長から提案理由の説明を求めます。市長。
◎市長(長尾淳三君) (登壇)ただいま議題に供されました報告第17号平成10年度東大阪市
一般会計補正予算第7回に関する
専決事項報告の件から議案第59号市有財産の減額譲渡に関する件までの26案件につきましてその概要を一括して御説明申し上げます。
まず報告第17号平成10年度東大阪市
一般会計補正予算第7回に関する
専決事項報告の件につきましては、繰越明許費の補正として庁舎整備事業のほか1事業の変更を行い、さらに地方債補正としてそれぞれ所要の補正措置について専決処分をいたしたものでございます。
次に報告第18号東大阪市
国民健康保険条例の一部を改正する
条例制定に関する
専決事項報告の件につきましては、政令の一部改正に伴い、条例中に引用している政令の条項に異動が生じましたことから、条例の所要の改正について専決処分をいたしたことについての報告であります。
次に報告第19号訴訟提起に関する
専決事項報告の件につきましては、清水前東大阪市長に支給した退職手当について、本市職員退職手当条例の規定に基づき返納を求めておりましたが、相手方がこれに応じないため当該退職手当の返納を求める訴訟を提起するに当たり専決処分をいたしたものであります。
次に報告第20号平成11年度東大阪市
国民健康保険事業特別会計補正予算第1回に関する
専決事項報告の件から報告第24号平成11年度東大阪市
老人保健事業特別会計補正予算第1回に関する
専決事項報告の件までの5案件につきましては、いずれも当該会計の平成10年度分における歳入不足見込み額を繰り上げ充用する必要が生じましたので専決処分をしたものでございます。
また報告第25号平成10年度東大阪市
一般会計繰越明許費繰越計算書報告の件から報告第29号平成10年度東大阪市
水道事業会計予算繰越計算書報告の件までの5案件につきましては、いずれも繰越明許費として翌年度に繰り越して使用することといたした事業及び繰越額についてそれぞれ報告をするものであります。
次に報告第30号市長の
専決処分報告の件につきましては、法律上本市の義務に属する損害賠償について、議会において指定された事項を専決処分いたしたものであります。
また議案第48号東大阪市
介護認定審査会の委員の定数等を定める
条例制定の件につきましては、平成12年4月より介護保険事業が実施されることに伴い、本年10月より受け付けを開始する要介護認定に対し審査、判定を行うため、本市に
介護認定審査会を設置し、当該委員会の委員の定数を定めるに当たり本条例を制定するものであります。
次に議案第49号東大阪市報酬、
費用弁償及び
期末手当に関する条例の一部を改正する
条例制定の件につきましては、
介護認定審査会の委員報酬額を定めるに当たり所要の改正を行うものであります。
次に議案第50号東大阪市
固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する
条例制定の件につきましては、地方税法の一部改正に伴い、固定資産評価審査委員会に係る審査の申し出事項及び審査のための会議の期間について所要の改正を行うものであります。
次に議案第51号東大阪市
国民健康保険条例の一部を改正する
条例制定の件につきましては、地方税法の一部改正による延滞金の改定に準じ、国民健康保険料に係る延滞金の割合を改定するに当たり所要の改正を行うものであります。
次に議案第52号東大阪市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する
条例制定の件につきましては、政令の一部改正に伴い、補償基礎額等の引き上げを行うに当たり所要の改正を行うものであります。
また議案第53号東大阪市
消防団員退職報償金支給条例の一部を改正する
条例制定の件につきましては、政令の一部改正に伴い、消防団員に支給する退職報償金の額の引き上げを行うに当たり所要の改正を行うものであります。
次に議案第54号平成11年度東大阪市
一般会計補正予算第1回につきましては、今回の補正予算総額は2295万4000円となり、補正後の歳入歳出予算の総額は1651億475万8000円となります。
その主な内容といたしましては、歳出で総務費におきまして障害児送迎経費459万円を減額するとともに、民生費におきまして同経費302万9000円を追加計上いたしました。また産業費におきましては、市内全事業所実態調査経費2451万5000円を追加計上いたしました。なお財源といたしまして財政調整基金繰入金を計上いたしました。また債務負担行為補正につきましては、保健所整備事業を新たに追加し、東大阪市土地開発公社の公共用地取得資金等の借り入れに伴う金融機関等に対する債務保証につきましてその限度額を変更いたしました。
次に議案第55号平成11年度東大阪市
病院事業会計補正予算第1回につきましては、収益的支出におきまして病院事業費用で7億3520万円を追加計上いたしました。
次に議案第56号平成10年度
公共下水道第68工区管渠築造工事に関する
請負契約締結の件につきましては、市内豊浦町地内に下水道管を布設するための請負契約を締結するに当たり議決を求めるものであります。
また議案第57号平成10年度
公共下水道事業高井田ポンプ場1000ミリ雨水ポンプ改修工事に関する
請負契約締結の件につきましては、当該工事に係る請負契約を締結するに当たり議決を求めるものであります。
次に議案第58号財産取得の件につきましては、財団法人東大阪市開発公社が整備を行った市立市民ふれあいホール4階スポーツホール部分の引き取りを実施するため、当該施設の一部を市有財産として取得をするに当たり議決を求めるものであります。
また議案第59号市有財産の減額譲渡に関する件につきましては、社会福祉法人創思苑に対し障害者福祉施設の整備促進のため市有財産を減額譲渡するに当たり議決を求めるものであります。
以上何とぞよろしく御審議の上適切なる御決定を賜りますようお願いを申し上げます。以上です。
○議長(
野田義和君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
お諮りいたします。議事の都合により明22日と23日の2日間休会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
野田義和君) 御異議なしと認めます。よって議事の都合により明22日と23日の2日間休会することに決しました。次回は6月24日定刻より再開いたします。
また6月24日及び25日の会議には議案の質疑並びに一般質問を行いますから、質疑並びに一般質問をされる方は22日正午までに議長の手元まで通告されるようお願いいたします。
本日はこれにて散会いたします。
平成11年6月21日午前11時8分散会
散 会
会議録署名議員
┏━━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 東大阪市議会議長 │ 野 田 義 和 │ ┃
┠─────────────┼────────────┼───────────────────┨
┃ 東大阪市議会議員 │ 松 嶋 晃 │ ┃
┠─────────────┼────────────┼───────────────────┨
┃ 東大阪市議会議員 │ 宇 田 忠 正 │ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛...