高石市議会 > 2021-03-12 >
02月25日-01号

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  1. 高石市議会 2021-03-12
    02月25日-01号


    取得元: 高石市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-24
    令和 3年  3月 定例会(第1回)             ◯出席議員(15名)        1番  松田亜季君      2番  明石宏隆君        3番  阪口 茂君      4番  吉田佳代子君        5番  木戸 晃君      6番  山敷 恵君        7番  印丸裕久君      8番  二瓶貴博君        9番  久保田和典君    10番  寺島 誠君       11番  松本善弘君     12番  永山 誠君       13番  畑中政昭君     14番  森 博英君       15番  清水明治君             ◯議会事務局出席員 局長         山本富之   総務課長       綾井康浩 課長代理兼庶務係長  八木千尋   議事係長       大谷 明 主事         山尾亮輔             ◯議事説明員 市長         阪口伸六   副市長        石川輝之 副市長        福井淳太   教育長        木嵜茂巳 (政策推進部) 部長         石坂秀樹   理事         北廣 亮 次長         北野哲也   秘書課長       大坂友和 (総務部) 部長         辻田 智   危機管理監      上田庸雄 (保健福祉部) 部長         中島 孝   次長兼地域包括ケア推進課長                              村田佳一 (土木部) 部長         藤原通晃   次長         松原 茂 (教育委員会教育部) 部長         細越浩嗣   こども未来室長    神志那 隆 こども家庭課長    家村美雪 (その他行政委員会等) 監査委員事務局長 併・選挙管理委員会事務局長 併・公平委員会事務局長            杉本忠史            本日の会議に付した事件  日程第1       会期の決定について  日程第2       会議録署名議員の指名について  日程第3       市長の挨拶並びに施政方針説明  日程第4 議案第1号 高石市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について  日程第5 議案第2号 高石市都市公園条例の一部を改正する条例制定について  日程第6 議案第3号 高石市自転車駐車場条例の一部を改正する条例制定について  日程第7 議案第4号 高石市介護保険条例の一部を改正する条例制定について  日程第8 議案第5号 令和2年度高石市一般会計補正予算  日程第9 議案第6号 令和2年度高石市国民健康保険特別会計補正予算  日程第10 議案第7号 令和2年度高石市水道事業会計補正予算  日程第11 議案第8号 令和3年度高石市一般会計予算  日程第12 議案第9号 令和3年度高石市国民健康保険特別会計予算  日程第13 議案第10号 令和3年度高石市墓地事業特別会計予算  日程第14 議案第11号 令和3年度高石市介護保険特別会計予算  日程第15 議案第12号 令和3年度高石市後期高齢者医療保険特別会計予算  日程第16 議案第13号 令和3年度高石市水道事業会計予算  日程第17 議案第14号 令和3年度高石市下水道事業会計予算  日程第18 議案第15号 第5次高石市総合計画基本構想の策定について  日程第19 議案第16号 市道路線の認定について  日程第20 議案第17号 工事請負契約の締結について  日程第21 議案第18号 高石市土地開発公社の解散について      (以上日程第4議案第1号から日程第21議案第18号までを一括議題)  日程第22 報告第1号 令和3年度一般財団法人高石保健医療センターの事業計画及び予算の報告について  日程第23 報告第2号 寄附金収受の報告について  日程第24 監査委員報告第1号 例月現金出納検査結果報告  日程第25 監査委員報告第2号 定期監査結果報告 △会議の顛末      (午前10時0分 開会) ○議長(永山誠君)  おはようございます。 議員各位のご出席が定足数に達しておりますので、ただいまより令和3年第1回高石市議会定例会を開会いたします。 1日目の会議を開きます。 本日の日程は、既に皆様方のお手元に配付しております日程表に基づき、順次、進めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。 日程第1 会期の決定についてお諮りします。 本件につきましては、議会運営委員会の決定に基づき、本日から3月12日までの16日間と定めることにご異議ございませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、会期は本日から3月12日までの16日間と決定いたします。 日程第2 会議録署名議員の指名についてお諮りいたします。 本件につきましては、会議規則第80条の規定により、議長より指名させていただくことにご異議ございませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、署名議員に4番 吉田佳代子君、11番 松本善弘君を指名いたします。 日程第3 本定例会招集に係る市長の挨拶並びに施政方針説明を許します。 ◎市長(阪口伸六君)  本日ここに、令和3年第1回高石市議会定例会を招集申し上げましたところ、議員各位にはご参集を賜り、誠にありがとうございます。 また、平素は本市市政の運営に格別のご協力を賜っておりますこと、厚く御礼を申し上げます。 さて、本議会でご審議をいただきます案件につきましては、既に皆様方のお手元にお届けいたしておりますとおりでございまして、議案といたしまして18件、報告案件といたしまして2件の合計20件を提出させていただいております。 また、行政委員会からの報告といたしまして、監査委員報告2件を提案させていただいております。 以上の案件につきましては、それぞれ上程されました際にご説明を申し上げますが、どうかよろしくご審議をいただき、いずれもご可決等賜りますよう、お願いを申し上げまして、開会に当たりましての挨拶とさせていただきます。 本定例会では令和3年度予算案を中心にご審議を願うところでございますが、この機会に市政運営の基本的な考え方につきまして、所信の一端を申し上げ、引き続き、議員各位並びに市民の皆様のご理解、ご支援、ご協力を賜りたいと存じます。 それでは、令和3年度の施政方針を述べさせていただきます。 新型コロナウイルスの第3波到来によりまして、本年1月に再度、緊急事態宣言が発出され、市民・事業者等のご協力の下、感染者数も減少傾向にありますが、依然としてコロナとの戦いは続いております。 政府は国民の命と暮らしを守るため、新型コロナウイルス感染拡大防止社会経済活動の両立を図るとされ、本市といたしましても、感染症対策として昨年4月以来、高齢者等に対し地元企業等から寄贈されたマスクの配布、特別定額給付金のいち早い支給、水道基本料金の減免、教育現場でのパーティションや空気清浄機の設置など感染予防対策の実施、小・中学校でのオンライン授業、生徒に1人1台のタブレット配備、通常保育の維持、災害時に避難所となる体育館の空調整備、ひとり親家庭を支援するための市独自の給付金の上乗せ支給を実施しながら、また地元経済対策としまして、年末から約10億円の経済効果をもたらした商工会議所と連携をいたしました「高石うれしーとキャンペーン」を実施し、市民生活、地元経済を守るために種々対策を講じてまいりました。 そして、現在、一日も早いコロナ禍の終息を目指し、国の方針に沿って、安全かつ迅速にワクチン接種を実施すべく、本市におきましても、地元医師会と連携をしながら、庁内プロジェクトを立ち上げるなどワクチン接種準備体制づくりに全力で取り組んでいます。 今後ともこのワクチン接種とともに新型コロナウイルス感染症拡大の防止策を講じながら、市民の暮らしや経済を回復し、ウィズコロナからアフターコロナに向け、新しい社会を目指してまいります。 その一環として政府は経済と環境の好循環、グリーン社会の実現を打ち出されました。2050年までに温室効果ガスの排出量と吸収量を差し引いて、全体として実質ゼロとする「カーボンニュートラル」を国家の宣言として表明されました。この宣言に対する国際的評価も高く、経済界もこの英断を評価されています。また先日、米国のバイデン大統領もパリ協定への復帰を表明され、今やこのカーボンニュートラルの考え方は、世界の潮流となっています。本市におきましても、環境省がリードする「ゼロカーボンシティ宣言」を行い、脱炭素社会の実現に向けた取組を進めてまいります。 また、令和7年に開催が予定されている大阪・関西万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」のテーマの下、少子化や超高齢社会等、世界共通の課題解決に向けた先端技術や新たなアイデアなどが創造されていきます。本市としましては、これまで総合計画や地方創生の一環として、健康長寿社会を目指し、健幸ウオーキングロードの整備や、健幸ポイント事業を通して、健幸のまちづくりを進めてまいりました。その成果として、令和元年度の国民健康保険医療費が実質、前年度よりマイナスに転じることができました。これらを継続しながら、コロナ禍における健康2次被害を防ぐため、免疫力の向上を目指し、引き続き、健幸のまちづくりの取組を推進してまいります。 また、少子高齢化の進展と核家族化により、独居や高齢者のみの世帯、子育てで悩む保護者が増えています。また、昨年本市内で無戸籍の高齢者がお亡くなりになりました。長期化するコロナ禍で孤独・孤立の問題もクローズアップされ、国においても、担当大臣を決められ関係省庁の連絡会議を設置するとされています。本市といたしましても、このたび新たに「孤立ゼロプロジェクト」を立ち上げ、地域住民のお力も頂戴し、関係機関と連携しながら取組を進めます。 さらに、これまで年度当初、待機児童ゼロなど子育て支援の充実に努めてまいりましたが、今般、旧高陽幼稚園に子育て支援センターが移転・リニューアルされます。 また乳幼児のいる子育て世帯に対し、これまで行ってきた「こんにちは赤ちゃん訪問事業」による個別訪問に加え、おむつ等必要な物品購入の支援を実施すべく、新たに「乳幼児すこやか見守り支援事業」をスタートします。 これらにより、引き続き、子育て支援の充実と若年層の定住促進を図るとともに、高齢者、女性、障がいのある方を取り巻く様々な困難や社会的孤立から地域住民が世代を超えて、つながり、支え合い、公的支援と連動して、暮らしと生きがいを地域とともにつくっていく地域共生社会の実現に取り組んでまいります。 加えて、このコロナ禍におきましても、南海トラフ地震津波や気候変動の影響により激甚化・頻発化する台風等の自然災害から、市民の命と財産を守っていかなければなりません。全国市長会からも強く要望していた国の防災・減災、国土強靱化のための緊急対策も延長されました。これら国の支援を生かし、災害に強い安全・安心な防災のまちづくりをより強力に取り組んでまいります。具体的には、令和3年度において、児童発達支援センター松の実園の移転・新築、さらに安全・安心の都市基盤整備である南海本線・高師浜線連続立体交差事業南海中央線整備事業、防災機能を備えた蓮池公園整備事業を引き続き推進してまいります。 また、個別施設計画に基づく瑞松苑とデージードームの施設統合による全面リニューアル、災害時に避難所となる小学校体育館の空調の整備や中学校普通教室の空調設備の更新、小・中学校トイレのさらなる洋式化等と各公共施設の更新・修繕等様々な事業を進めてまいります。 一方、令和3年度の財政見通しについては、新型コロナウイルス感染症の影響により、市税収入の減少が見込まれる中、少子高齢化の進展に伴う扶助費等のさらなる増加が見込まれます。このような厳しい財政状況の中で、それぞれ喫緊の課題を解決し、市民の命と暮らしを守りつつ、新型コロナウイルス感染症対策社会経済活動の両立を進めていくためには、引き続き行財政改革を進めながら、より効率的かつ健全で安定した行財政運営に取り組んでいく必要があります。 さて、第4次高石市総合計画は、「人間都市・高石」を都市目標に、「市民主体のやさしさと活力あふれる健幸のまち」を基本理念に設定し取り組み、財政健全化、学校教育、子育て支援の充実、連続立体交差事業の推進、羽衣駅前再開発、南海中央線の整備、カモンたかいしの建設など、防災のまちづくり、健幸のまちづくり、駅周辺の活性化等と数々の成果を上げてまいりました。 このたび、同計画期間の終了に伴い、今議会で議案として「第5次高石市総合計画基本構想の策定について」を提出しております。第4次までの基本的な方向は継承し、都市目標を「人間都市・高石」とし、「多様な主体の参画」、「選択と集中」、「デジタル技術の活用」の三つの視点を設定し、「みんなが輝く 育みと健幸の住みよいまち」という基本理念の実現に向けて、五つのまちづくりの目標を設定いたします。 それでは、令和3年度の主な施策の概要につきまして、本市の総合ビジョンである第5次高石市総合計画(案)における五つのまちづくりの目標に沿ってご説明を申し上げます。 初めに、「明日の担い手を育む」についてであります。 子育て支援施策につきましては、妊娠から子育てまでの切れ目ない支援をワンストップで行う「子育て世代包括支援センター」において、市立母子健康センターとも連携し、妊産婦や乳幼児の家庭の状況によって日々変化する子育てに関する悩みや相談に対して、必要な支援を行ってまいります。 さらに、現在実施している「こんにちは赤ちゃん訪問事業」による個別訪問に加え、生後5か月から1歳の乳幼児を対象に地域における見守り機能を強化するため、「乳幼児すこやか見守り支援事業」を実施いたします。この事業では、社会福祉協議会を通じ、地域人材などを活用した「すこやかサポーター」が乳幼児のいる世帯を訪問し、おむつ等の子育てに必要な物品購入の支援や友好都市である和歌山県有田川町の木材を活用した積み木を配付するとともに、子育ての状況把握や育児に対する不安や悩みなど育児相談にも対応することで、さらなる子育て支援の充実を図ってまいります。 旧高陽幼稚園につきましては、地域全体で子どもの育ち・親の育ちを支援するため、近接する南海福祉事業会と連携協力の下、南海愛児園地域子育て支援センターを旧幼稚園内に移転し、高齢者・地域学生等、地域の多様な世代との連携を図るとともに、新たに利用者支援事業を開始することで、子ども及びその保護者等が、教育・保育施設や地域の子育て支援事業を円滑に利用できるよう、子育て世代に寄り添った支援をすることで、ますます充実した子育て支援を実施してまいります。 また、児童発達支援センター松の実園の移転・新築につきましては、令和4年度のできるだけ早い時期に新園舎が完成できますよう、令和3年度中に設計業務を終え工事着手できる見込みとなっております。 学校教育につきましては、未来社会を生きる子どもたちに必要となる「21世紀型能力」すなわち基礎力・思考力・実践力を、主体的・対話的で深い学びを核とする学習活動を通じて身につけられるよう、ICT環境の充実、英語教育やプログラミング教育の実施など「高石市教育振興基本計画」に基づき、着実に取組を進めてまいります。 特に、学校教育ICT環境につきましては、国のGIGAスクール構想に基づき、既に導入しております児童・生徒1人に1台のタブレット端末をしっかりと活用するために、ICT支援員の配置や教職員研修の充実を図り、AIドリルを使った個別最適化の学習などに取り組み、新しいスタイルの授業を構築して、学力向上に取り組んでまいります。 また、新型コロナウイルス感染症対策においては、学習環境の整備とともに子どもたちへの人権的配慮等を徹底することにより、子どもたちも、また、保護者の皆さんにも安心していただき、充実した学校園生活を送ることができる学びの場を提供してまいります。 さらに、小・中学校の学校教育施設の環境改善においては、国の支援を活用し、授業や避難所開設の際に使用できるよう前年度の中学校体育館に引き続き、小学校の体育館全てにエアコンを設置するとともに、小・中学校トイレの洋式化や中学校普通教室のエアコン更新を各校の状況を踏まえ計画的に進めてまいります。 社会教育につきましては、高師浜総合運動施設に令和3年度から指定管理者制度を導入し、民間事業者の活力による魅力的な自主事業の実施等、市民サービスの向上を図ります。また、地方創生の一環として、管理棟、キャンプ場部分につきましては、基本設計を踏まえ、同施設がスポーツ活動の拠点、多世代が集える収益施設を兼ねた地域コミュニティーの場となるよう実施設計を行ってまいります。さらに、野外活動センターエリアを運動場及び野球場に隣接する立地を生かして、市内外を問わず多世代の方々がスポーツを通じて交流するコミュニティーの場として、多くの方々の利用促進を目指してまいります。 人権施策につきましては、高石市人権擁護に関する条例に基づき、コロナ差別をはじめあらゆる差別が解消され、人権が尊重される誰一人取り残さない社会づくりを引き続き推進するとともに、性別に関わりなく多様な生き方ができる男女共同参画社会を目指して取り組んでまいります。 第2に、「みんなで支え合い、健やかに過ごせる」についてであります。 健幸のまちづくり推進事業につきましては、引き続き、ふれあい健康増進センター指定管理者制度を導入し、民間のノウハウなどを積極的に活用することで、市民が年齢を問わずに楽しめる内容や初心者のサポートにも配慮された運動ができる教室等を実施するなど温水プールやフィットネスジムの利用を通じて、心身共に健康に暮らすことができる環境を提供します。 さらに、平成26年度から開始しました健幸ポイント事業につきましては、市民の健康意識の維持・向上を図るとともに、コロナ禍において懸念されている健康2次被害の予防としても効果のあるウオーキングや筋力トレーニングなどの推進により、身体活動量の維持・増加による健康寿命の延伸を図り、誰もが生涯健幸に活躍できる健康長寿社会の実現を目指してまいります。 福祉バスにつきましては、南海本線連続立体交差事業の完成や市民のニーズを踏まえて、新たな停留所の検討などさらなる利便性の向上に努めてまいります。 老人福祉センター瑞松苑につきましては、コミュニティセンターデージードーム)に移転統合し、令和4年度のリニューアルオープンを目指します。今後は、コミュニティセンター老人福祉センターを統合することで、機能の拡充を図り、高齢者と多世代の新たな集いの場として、より一層の利用促進を図ってまいります。 高齢者雇用促進施策につきましては、高石市シルバー人材センターの事務所を旧高陽幼稚園に移転し、事務所機能だけではなく、会員拡充のための様々な講座等を実施します。さらに、地域や南海愛児園地域子育て支援センターとの交流を積極的に進め、多世代と連携することにより、高齢者や地域の新たな集いの場として提供してまいります。 障がい者施策につきましては、障がいのある人が障害福祉サービス地域生活支援事業などを利用しながら、住み慣れた地域で自立した生活ができるよう、様々なニーズに対応するための支援を実施してまいりましたが、今後は障がいのある人のあらゆる相談を支援するために昨年10月に設置した高石市障がい者基幹相談支援センターにおいて、関係機関との連携を進め、相談支援体制や情報提供体制のさらなる充実を図ってまいります。また、高齢者等に対する見守り支援策として、75歳以上の世帯及び障がい者世帯に対して、家庭での異常を早期発見できるようIoT見守り機器を設置する「高齢者等見守り機器給付事業」を実施いたします。 地域福祉施策につきましては、第5次高石市地域福祉計画・第4次高石市地域福祉活動計画に基づき、地域共生社会の実現に向け、自治会等の地域団体、社会福祉協議会、市内7郵便局などと引き続き連携し、支援を必要とされる方への見守り活動、コミュニティカフェなど地域住民の誰もが気軽に集い交流できる居場所づくりや、さらなる相談体制の強化など、我が事・丸ごとの地域づくりを進めてまいります。 さらに、これまでの行政や介護事業所・グループホームといった地域の社会資源とつながりがなかった世帯について、直接、各世帯を訪問することにより、生活課題の有無、支援の要否などを可能な限り把握し、支援が必要な世帯を支援につなげていくことを目的とする「孤立ゼロプロジェクト事業」を実施いたします。この事業では、市内3中学校区に事業の総括者として、それぞれ社会福祉協議会の職員を配置し、校区福祉委員や民生委員、自治会など地域の人材や、各校区の介護事業所の職員などが訪問サポーターとなり、令和3年度中に対象全世帯を集中的に訪問し、支援が必要な場合は、市の関係部局や社会福祉協議会で構成する「多機関協働地域包括ケア会議」などにおいて、世帯の状況に応じた支援の調整を行います。 第3に、「安全・安心で快適に暮らせる」についてであります。 近年、全国的に地震や台風、豪雨、洪水等、大規模な災害が頻発しております。あわせて本市では、今後発生が予測されている南海トラフ地震津波の影響を大きく受けやすい立地にあることなどから、令和2年度に策定しました「高石市国土強靱化地域計画」に基づき、より一層の安全・安心のまちづくりを進めてまいります。また、長期化するコロナ禍により、感染症対策の整った避難所運営が必要となります。中学校に続き小学校体育館エアコン整備を進め、これら公共施設を避難所として最大限活用するとともに、ワンタッチテント段ボールベッド、非接触型体温計などの感染症対策物資を備蓄してまいります。 避難所における新型コロナウイルス感染症予防の観点から公共施設のみならず、民間企業等にもご協力をいただきながら、市民が安全に避難できるように、市内の民間企業や団体等と「災害時における避難所としての利用に関する協定」を締結いたしました。現在、市内の民間施設において新たに5か所を確保してまいりましたが、引き続き、民間企業等の協力を得ながらコロナ禍における避難所施設の確保を進めてまいります。 また、国や大阪府等との整合性を図りながら、新たな知見を反映させた、新しい地域防災計画に基づく取組を推進します。あわせて、各地区の自治会や、自主防災組織に対しまして、地区防災計画についての連携を進めており、現在、モデル地区として同計画の策定を進めていますが、今後、さらに全ての自治会において、地区防災計画の策定支援を進めてまいります。なお、今後も引き続き、総合避難訓練防災シンポジウム防災まちづくり勉強会等を開催し、地域防災力の向上に取り組んでまいります。 消防につきましては、一昨年、新たに高石消防署高師浜出張所へ救急隊が増隊され、救急車の現場到着時間の短縮が図られました。コロナ対応の必要な救急搬送が増えているところですが、引き続き、堺市消防局と連携を図りながら、しっかりとした消防体制の構築を進めてまいります。また、消防団についても、高石消防署と連携を図りながら訓練等を行い、災害時の対応や予防活動等に取り組んでまいります。 蓮池公園につきましては、引き続き、用地買収を進め、スポーツ・健康づくり等市民の憩いの場として、また災害時には防災拠点となる公園整備に向け、事業を進めてまいります。庁舎非常用発電機改修事業においては、災害応急対策などBCPの観点から、防災拠点となる市庁舎の非常用発電設備を整備いたします。 また、第5次高石市総合計画及び南部大阪都市計画区域マスタープランの改定に伴い、第5次高石市総合計画の目標の「安全・安心で快適に暮らせる」まちづくりを実現するため「都市計画マスタープラン」及び「立地適正化計画」を改定します。 南海本線・高師浜線連続立体交差事業につきましては、平成8年の都市計画決定以降、四半世紀の長きにわたり事業進捗に努めてまいりましたが、令和3年5月に悲願の南海本線の高架化が完成を迎えます。これを祝しまして市民の皆様や関係者とともに完成記念式典と、本事業のこれまでの経緯とその効果等をテーマに記念シンポジウムを開催し、また市民団体等から鉄道沿線の活性化に資する自主的な事業を募集し、記念行事も併せて行います。なお、高師浜線の高架化につきましても、今後、バス代行輸送を行いながら、早期の全線完成を目指して、取り組んでまいります。 南海中央線整備事業につきましては、現在事業を進めている東羽衣地区の用地買収を引き続き計画的に進めてまいります。なお、この区間につきましては用地買収率が85%を超えたことから順次インフラの工事に着手するなど、早期完成を目指し取り組んでまいります。また、新村北線以北の区間である東羽衣第2地区につきましては、令和2年度に事業認可を取得し、土地開発公社の保有地全ての買戻しを完了しました。今後、東羽衣地区の進捗と調整を図りながら、計画的に用地買収に取り組み、早期の完成を目指してまいります。 取石418号線につきましては、引き続き、用地買収の完了に向け交渉を行い、早期開通を目指し事業を進めてまいります。 市道市役所前通りにつきましては、引き続き、石油貯蔵施設立地対策等補助金を活用し、石油コンビナート火災等の災害時における避難用道路といたしまして、通行の安全性を確保するため、舗装の打ち替えに加え歩道の段差解消とバリアフリー化、さらに自転車レーンの設置等も同時に実施いたします。特に、令和3年度に実施する加茂小学校西側の歩道につきましては、歩道幅を拡幅し、通学する児童等の交通安全対策に努めてまいります。 下水道事業につきましては、令和2年度から地方公営企業法を適用し、将来にわたり安定的に事業の継続が可能となるよう、ストックマネジメント計画に基づき、老朽化した管路及び施設の計画的な更新を進め、適正な維持管理に努めてまいります。 また、生活環境の改善、公共用水域の水質保全、浸水対策に寄与するために雨・汚水管渠の整備を進めているところであり、令和元年度末の整備率は89.8%となっております。引き続き、未整備地区の解消に向け整備を進めてまいります。 水道事業につきましては、人口減少社会に対応するべく、より効果的、効率的に安定した水道を供給するため、引き続き高石市水道事業ビジョンに基づく老朽管更新事業及び配水場長寿命化事業を実施してまいります。また、災害時の給水活動を円滑に行うことができるよう、給水車の導入に合わせて組立式給水タンクなど緊急用備蓄品の充実を図ってまいります。今後は、安全で安心な水を安定的に供給するため、大阪広域水道企業団との統合を目指し、水道事業のさらなる運営基盤の強化に努めてまいります。 防犯につきましては、住民、企業、警察、防犯協会などと連携を図り、地域に根差した防犯活動を展開するとともに、青色防犯パトロールや地域見守り活動等により、子どもや女性への犯罪防止、高齢者等への特殊詐欺、悪徳商法の被害の未然防止に向けた啓発・相談活動を推進します。また、子どもや女性等に対する犯罪抑止のための防犯カメラの効果的な設置等、引き続き、高石警察署との連携を図りながら、より安全・安心なまちづくりを目指した取組を進めてまいります。 第4に、「人を惹きつける魅力と活力があふれる」についてであります。 市営住宅につきましては、「高石市営住宅長寿命化計画」に基づき、引き続き、市営富木南住宅の改修工事を実施し、躯体の耐久性の向上を図ってまいります。 産業振興につきましては、平成19年に企業立地等促進条例を制定して以来、昨年12月末までに約567億円の積極的な設備投資が行われました。本条例の適用期間は令和3年度末までとなっておりますが、さらなる設備投資の促進と臨海コンビナートの活性化を図るため、制度の延長等を検討してまいります。 また、地方創生の一環として実施しております市内に存在する遊休不動産を活用した民間主導によるリノベーションまちづくりについては、引き続き推進し地域の活性化を図ってまいります。さらに、旧保健センターにつきましても、地方創生の一環として公民連携の手法により、市民や事業者が交流できる施設としての活用を検討してまいります。 次に、本市主要駅の周辺整備についてであります。 高石駅周辺につきましては、令和3年5月の南海本線上り線高架化完成により東西の商業圏がつながることから、駅周辺エリアを一体的に整備することにより、多世代が交流し活躍する高石駅周辺の地域資源のリノベーションに向けた取組を進めてまいります。 羽衣駅周辺につきましては、連続立体交差事業の進捗状況と調整を図りながら、引き続き、駅周辺の活性化、にぎわいのあるまちづくりに向け取り組んでまいります。 富木駅周辺につきましては、駅周辺のにぎわいや沿線の活性化について検討を進めてまいります。 地域振興施策につきましては、ふるさと寄附金事業に民間活力を導入し、ポータルサイト等のリニューアルを行うとともに、返礼品の魅力がより伝わるよう広報活動を行い、全国から多くの寄附を頂き、地域の活性化につながるよう取り組んでまいります。 高石市ブランド戦略の一環で地域活性化を目的としてスタートしました、本市の一大イベント「高石シーサイドフェスティバル」につきましては、残念ながら、昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となりましたが、一昨年は3万9,000人を超える方に楽しんでいただいておりますので、実行委員会と連携しながら、国や大阪府から示されたイベント開催に係る基準などに沿って、実施に向け検討してまいります。 旧市民会館・図書館跡地につきましては、検討委員会で策定をいたしました活用方針を基に、民間活力を導入し、地域への貢献度を高め、魅力的な集客施設を誘致できるよう、具体化に向け取り組んでまいります。 観光資源として“工場夜景”の魅力を高石商工会議所や全国工場夜景都市協議会、堺市などと協働し、公民一体となってこれからも全国へ向けて発信いたします。また、南海高師浜線高架化工事による運行休止に伴う代行バスに、企業の皆様と協働で工場夜景をラッピングし、SNS等を用いてシティプロモーションを積極的に行います。 高師浜線運行休止の間、旧図書館前にてイベントを開催するとともに、地元の方々に協力をいただきながら、高師浜駅のライトアップ等地域の活性化を図ってまいります。 第5に、「持続可能なよりよい未来へつなぐ」についてであります。 市民の皆様方のご理解・ご協力により、リフューズ・リデュース・リユース・リサイクルの4Rの取組が進んでおり、引き続き、一部従量制による可燃ごみの減量・再資源化等、資源循環型社会の構築に向けた施策を推進してまいります。世界的な気候危機や新たな日常への移行等を踏まえ、環境と経済の好循環を図りながら、脱炭素社会の実現に貢献すべく、本市域内において、2050年までに二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」へ挑戦することを表明します。 また、環境省の「つなげよう、支えよう森里川海プロジェクト」に賛同し、引き続き、高師浜の砂浜の保全や稚魚の放流を行うなど、自然環境の保護に取り組んでまいります。 さらに、望まない受動喫煙による健康被害の防止、喫煙マナー及び環境美化意識の向上を図るため、引き続き、喫煙等対策についての取組を進め、市民等の健康増進や安全で快適な生活環境の確保に努めてまいります。 行政事務のデジタル化の推進につきましては、国の進めるデジタルトランスフォーメーション(DX)の動向を注視しながら、スマート自治体を実現するため、デジタル社会に対応した効率的な行政運営に向けて取り組んでまいります。 最後に、新型コロナウイルス感染症の脅威に打ち勝つため、「新たな生活様式」を実践し、新型コロナウイルスと共生する「新たな日常」をつくり上げていくという、大きな挑戦に本市も果敢に取り組んでまいります。 以上、令和3年度の主な施策の概要につきまして、ご説明を申し上げてまいりました。 朝の来ない夜はありません。未来に希望を持って、コロナ禍の終息を目指し、国、大阪府とともに新型コロナウイルス感染予防対策と、安全かつ迅速にワクチン接種に取り組むなど、一日も早く新型コロナウイルス感染症を克服し、市民の皆様が安心して暮らせる、夢と希望あふれるこの愛すべき郷土(ふるさと)高石市の飛躍・発展を目指し、今後とも、職員一丸となりベストを尽くしてまいります。 引き続き、議員各位と市民の皆様の温かいご理解とご支援、ご協力のほどよろしくお願い申し上げまして、令和3年度の施政方針とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。 ○議長(永山誠君)  日程第4 議案第1号 高石市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定についてから日程第21 議案第18号 高石市土地開発公社の解散についてまでの18案件を議会運営委員会の決定に基づき、一括議題にいたしたいと存じます。これにご異議ございませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、日程第4 議案第1号から日程第21 議案第18号までの18案件を一括議題といたします。 ただいま一括議題となりました18案件につきましては、議会運営委員会の決定に基づき、順次、理事者より提案説明を求めた後、質疑を省略し、議案第1号から議案第4号まで及び議案第16号については福祉土木委員会へ、議案第5号から議案第14号までについては予算委員会へ、議案第15号、議案第17号及び議案第18号については総務文教委員会へ、それぞれ付託の上、審査することにいたしたいと存じます。これにご異議ございませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、本件、議案第1号から議案第18号までの18案件については、それぞれ所管の委員会へ付託の上、審査することといたします。 それでは、本件18案件について、順次、理事者の提案説明を求めます。 ◎政策推進部長(石坂秀樹君)  議案第1号から議案第18号までにつきまして、提案理由のご説明を申し上げます。 まず、議案第1号 高石市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定についてでございます。 これは、国民健康保険法施行令の改正及び大阪府国民健康保険運営方針の改定などに伴い、高石市国民健康保険条例について所要の改正を行うものでございます。 主な内容についてご説明申し上げます。 まず、第13条におきまして、低未利用土地等を譲渡した場合の長期譲渡所得の特別控除が創設されたことに伴い、合計所得金額の算出について規定の整備が必要となったものでございます。 次に、第15条の6に規定する基礎賦課限度額を63万円に、第15条の12に規定する介護納付金賦課限度額を17万円に、それぞれ2万円及び1万円引き上げ、全体で3万円引き上げております。 次に、第19条に規定する低所得者世帯に対して行う軽減判定基準につきまして、税制改正によって給与所得者等がおられる世帯の保険料軽減措置が影響を受ける場合があることを避けるため、規定の整備が必要となったものでございます。 次に、附則第5条において、新型コロナウイルス感染症の定義につきまして、新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正に伴い、規定の整備が必要となったものでございます。 次に、大阪府において統一保険料を採用するに当たって設けられていた激変緩和措置を府内全市町村に拡大するため、規定の整備が必要となったものでございます。 なお、施行期日につきましては、一部の規定を除きまして令和3年4月1日といたしております。 次に、議案第2号 高石市都市公園条例の一部を改正する条例制定についてでございます。 これは、今般、高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律の一部が改正されたこと等に伴い、本条例で引用する法律の条文のずれ等の改正を行うものでございます。 なお、施行期日は、令和3年4月1日といたしております。 次に、議案第3号 高石市自転車駐車場条例の一部を改正する条例制定についてでございます。 これは、南海本線高師浜線連続立体交差事業に伴い、高師浜線のバス代行輸送を行うことから、高師浜駅自転車駐車場の移設及び伽羅橋駅自転車駐車場の廃止を行うものでございます。 なお、施行期日につきましては、公布の日から起算して3月を超えない範囲内において規則で定める日といたしております。 次に、議案第4号 高石市介護保険条例の一部を改正する条例制定についてでございます。 これは、介護保険料の保険料額の改正等を行うものでございます。 まず、第3条の2におきましては、これまで実施してきました認知症高齢者等緊急一時保護事業が令和3年度から地域支援事業の対象外となりますが、市町村特別給付として事業を継続するために規定を新設するものでございます。 次に、第4条におきましては、高石市高齢者福祉計画、第8期介護保険事業計画の策定に伴い、保険料額の見直しを行い、基準額を7万6,000円から7万3,640円に引き下げ、その他の区分につきましてもそれぞれ引き下げるものでございます。また、介護保険法施行令の改正に伴い、第7段階から第9段階の判定基準の見直しを行っております。 次に、低未利用土地等を譲渡した場合の長期譲渡所得の特別控除が創設されたことに伴い、合計所得金額の算出について規定の整備が必要となったものでございます。 次に、税制改正により、給与所得者等がおられる世帯の介護保険料判定所得の算定に影響を受ける場合があることを避けるため、規定の整備が必要となったものでございます。 なお、施行期日につきましては、令和3年4月1日といたしております。 次に、議案第5号 令和2年度高石市一般会計補正予算についてでございます。 本案は、歳入歳出予算の補正、繰越明許費及び地方債の補正をお願いするものでございます。 歳出の主なものからご説明を申し上げます。 まず、総務費でございますが、総務管理費の一般管理費におきまして、勧奨退職等により退職手当を9,770万7,000円増額いたしております。 次に、民生費でございますが、児童福祉費の施設給付費におきまして、認定こども園の利用者の増及び新型コロナウイルス感染症に伴う臨時休園等による保育料の減額分の補填等により予算に不足が見込まれるため、扶助費を7,987万6,000円増額させていただいております。 次に、衛生費でございますが、清掃費の清掃総務費におきまして、泉北環境整備施設組合における各種委託料等に係る落札減等により構成市の分担金が減少となったため、負担金補助及び交付金を4,292万1,000円減額いたしております。 次に、土木費でございますが、都市計画費の街路整備事業費を合計4,752万4,000円増額いたしております。これは、南海中央線整備事業におきまして、国の補正により国庫補助金の増額がありましたので、それに併せ増額をお願いするものでございます。 また、連続立体交差事業推進費におきまして、事業主体である大阪府が事業費の増額を決定したため、負担金補助及び交付金を1億9,575万円増額いたしております。 次に、消防費でございますが、災害対策費を合計402万5,000円減額いたしております。これは当初、総合防災マップを印刷、配布する予定でございましたが、法改正が見込まれるため、今年度分を減額し、令和3年度に改めて計上させていただくものでございます。 次に、教育費でございますが、小学校費の学校管理費で1億5,874万8,000円、中学校費の学校管理費で1億8,559万6,000円をそれぞれ増額いたしております。これは、いずれも国の補正による補助金を活用し、需用費については新型コロナウイルス感染症対策のための消耗品を購入し、また、工事請負費については空調設備の新設及び更新とトイレのさらなる洋式化を図るものでございます。 また、総務費の交通安全保持費、衛生費のふれあい健康増進センター費、教育費の市民文化会館費及び総合体育館管理費において、委託料をそれぞれ増額させていただいております。これは、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言により、施設の休館等を行ったことで、利用料金の減少や収支不足が見込まれることから、指定管理者に対し委託料を支払うものでございます。 また、国庫補助金の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が交付されたことから、民生費の社会福祉総務費及び児童扶養手当給付費、衛生費の保健衛生総務費、清掃総務費及び水道事業費、商工費の商工業振興費、教育費の教育指導費、小・中学校の学校管理費及び放課後児童育成事業費において、対象費目の財源組替えを行っております。 続きまして、歳入でございますが、国庫支出金、府支出金、寄附金及び市債におきまして、それぞれ確定額または見込額を計上しており、繰入金の基金繰入金におきまして、財政調整基金繰入金5億3,689万3,000円の減により調整をさせていただいております。 以上の結果、歳入歳出それぞれ7億6,225万5,000円の増額となり、補正後の予算総額は352億4,144万2,000円となっております。 続きまして、第2表の繰越明許費でございますが、土木費の蓮池公園整備事業及び連続立体交差事業におきましては、関係者との調整等に時間を要し、年度内の完了が困難となったもの、南海中央線整備事業、教育費の学校体育館空調設備設置事業及び学校空調設備設置事業、学校トイレ大規模改修事業、感染症対策事業につきましては、国の補助金を活用し、繰越しの上、令和3年度に実施するものでございます。 最後に、第3表の地方債の補正でございますが、減収補てん債を追加し、街路整備事業、連続立体交差事業及び学校教育施設等整備事業につきまして、限度額を変更させていただいております。 次に、議案第6号 令和2年度高石市国民健康保険特別会計補正予算についてでございます。 本案は、歳入予算の補正をお願いするものでございます。 内容につきましては、保険料におきまして977万6,000円を減額し、また、繰入金の一般会計繰入金を同額増額しております。これは、国民健康保険基盤安定負担金の交付額確定に伴い、歳入予算の組替えを行うものでございます。 以上の結果、補正後の予算総額は67億8,706万2,000円となっており、補正前と同額になっております。 次に、議案第7号 令和2年度高石市水道事業会計補正予算についてでございます。 本案は、資本的支出の補正をお願いするものでございます。 内容につきましては、公営企業債の借入条件の変更により資本的支出の企業債償還金を472万7,000円増額し、これにより、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額につきましては、過年度分損益勘定留保資金で補填させていただいております。 以上の結果、補正後の資本的支出の予定額は8億6,550万1,000円となっております。 次に、議案第8号 令和3年度高石市一般会計予算についてでございます。 令和3年度当初予算につきましては、昨年からの新型コロナウイルス感染症の影響により、市税収入が大きく減少する厳しい財政状況が予想されますが、国が進める新型コロナウイルスワクチン接種事業をはじめ、新たに孤立ゼロプロジェクト事業や乳幼児すこやか見守り支援事業など、市民の不安や悩み事などに対し、適切に支援し対応する事業を実施いたします。 また、南海本線高師浜線連続立体交差事業は、今年5月に上り線の高架化工事が完了予定となっており、今後は高石駅、羽衣駅周辺の東西エリアの活性化を図るとともに、支線である高師浜線の高架化工事等を進めてまいります。そのほか、令和2年度から実施している地方創生事業の推進や老人福祉センター瑞松苑を同地区のコミュニティセンターに集約・複合化する事業、また、安全・安心と防災のまちづくりとしての南海中央線整備事業蓮池公園整備事業についても、計画的に推進していくことを施策の柱として予算を編成いたしました。 それでは、「令和3年度予算の概要」をご覧いただきたいと思います。 まず、1ページをご覧ください。 一般会計の予算規模は263億138万5,000円で、前年度比4億2,642万3,000円、率にして1.6%の減となっております。これは、新型コロナウイルスワクチン接種事業、老人福祉センター瑞松苑の移転事業や蓮池公園整備事業等が増となっておりますが、前年度に高石市土地開発公社を解散するため、同公社の保有土地、約15億円の買戻しの費用を計上していたため、減となったものでございます。 特別会計は129億692万3,000円で、前年度比3億4,604万5,000円、率にして2.6%の減となっており、これは、国民健康保険及び介護保険の各特別会計で保険給付費の減が主な要因となっております。また、企業会計は57億9,363万3,000円で、前年度比1億9,959万3,000円、率にして3.3%の減となっており、これは、下水道事業会計における企業債の償還金の減が主な要因となっております。 次に、公社等会計でございますが、高石市土地開発公社については令和2年度末をもって解散予定でございます。また、一般財団法人高石保健医療センターにおきましては10億5,113万4,000円で、前年度比87万1,000円、率にして0.1%の増となっております。 以上の結果、一般会計、特別会計及び企業会計並びに公社等会計を合わせました令和3年度当初予算は460億5,307万5,000円となり、前年度比24億9,540万2,000円、率にして5.1%の減となっております。 次に、2ページでございますが、他会計に対する繰り出し等は、合計25億4,404万5,000円となり、前年度比8,778万円、率にして3.3%の減となっております。 また、一部事務組合等に対する負担金につきましては、合計3億5,588万4,000円で、前年度比1,611万円、率にして4.7%の増となっております。 次の3ページには、各種基金の積立金及び令和3年度末残高見込額等を記載いたしております。 続きまして、4ページから、事務事業ごとの主な歳出予算を記載しておりますので、新規の主なものを中心にご説明申し上げます。 5ページの総務部関係でございますが、環境対策の地球温暖化対策実行計画策定業務委託で349万1,000円を計上いたしております。これは、本市において2050年までに二酸化炭素排出量などの温室効果ガスの排出量実質ゼロを目標に掲げ宣言したゼロカーボンシティの実現に向けた取組をはじめ、脱炭素社会を形成するための総合的な施策を定めるべく、地球温暖化対策実行計画を策定するものでございます。 次に、保健福祉部関係でございますが、社会福祉の孤立ゼロプロジェクト事業委託で3,000万円を計上いたしております。本市におきましては、これまでコンパクトなまちの特性を生かして地域の団体と連携し、地域で孤立をなくすことを推進してまいりましたが、さらに強化し、地域とつながりの薄い世帯を訪問して各世帯の困り事を把握し、必要な支援をすることにより孤立ゼロを目指すものでございます。 次に、6ページの高齢者福祉事業の見守り機器給付事業で186万2,000円を計上いたしております。これは、75歳以上の方または障がいのある方のみの世帯に対し、トイレなどに照明の点灯及び消灯を検知する機器を設置し、一定時間の動作がない場合に社会福祉協議会等に通知し、安否確認や親族への連絡を行うものでございます。 次に、各種予防接種の新型コロナウイルスワクチン接種事業で5億7,944万9,000円を計上いたしております。本市におきましては、4月から実施を予定しており、各医療機関における個別接種と総合保健センター等における集団接種の併用での実施を予定しております。 次に、保健事業の乳幼児すこやか見守り支援事業委託で1,190万4,000円を計上いたしております。これは、現在実施しておりますこんにちは赤ちゃん訪問事業に加え、生後5か月から1歳までの乳幼児に対し3回の個別訪問を行い、子育ての状況や育児における不安や悩みの相談に対応するとともに、おむつ等の子育てに必要な物品の購入支援をはじめ、友好都市である和歌山県有田川町の木材を活用した積み木を配布するものでございます。 次に、7ページの土木部関係でございますが、連続立体交差の南海本線高架化記念式典等委託で330万円、南海本線高架化完成記念事業補助金で450万円をそれぞれ計上いたしております。これは、南海本線高架化の完成予定に伴い、記念式典を実施し、また、市内の団体が自主的に企画、実施する事業について、対象経費の2分の1、上限30万円の補助を行うものでございます。 次に、地域整備の羽衣駅周辺整備基本構想策定業務委託で1,500万円を計上いたしております。これは、高石駅に引き続き、国の地方創生推進交付金を活用し、再開発ビルや南海本線の高架化完成により、今後、高架下や東羽衣駅北ヤードの利活用も含め、駅周辺を一体的に整備することでより一層の活性化を図るための基本構想を策定するものでございます。 次に、8ページの教育部関係でございますが、学校環境の整備の校区再編検討委員会経費で14万4,000円を計上いたしております。これは、南海本線の高架化を見据え、校区再編を検討してまいりましたが、専門家や地域の方、学校現場の意見を取り入れるため委員会を設置し、校区の再編を検討するものでございます。 次に、10ページから11ページにかけましては歳出予算の性質別内訳表を、また12ページから13ページにかけましては歳出予算の節別内訳表をそれぞれ記載いたしております。 続きまして、14ページをご覧ください。 歳入予算における令和3年度と令和2年度の比較表を記載いたしておりますが、主な内容についてご説明申し上げます。 まず、1.市税につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響及び法人市民税の税率の改正により、98億2,457万2,000円、対前年度比4億9,892万8,000円、率にして4.8%の減を見込んでおります。 次に、9.地方特例交付金につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により事業収入が大きく減少した中小事業者等が所有する事業用の家屋、償却資産について、その固定資産税及び都市計画税の減免の特例措置に伴い、地方税の減収分を補填する新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金が新たに創設されたこと等により、1億6,063万2,000円、対前年度比1億1,063万2,000円、率にして221.3%の増と見込んでおります。 次に、10.地方交付税につきましては、令和2年度の実績及び令和3年度の地方財政対策における増減率等を勘案し、15億4,500万円、対前年度比3億3,500万円、率にして17.8%の減と見込んでおります。 次に、14.国庫支出金につきましては、新型コロナウイルスワクチン接種事業に係る国庫支出金の増等により、52億1,417万1,000円、対前年度比6億6,797万8,000円、率にして14.7%の増と見込んでおります。 次に、18.繰入金につきましては、前年度の土地開発基金繰入金が減となったこと等により、8億4,485万6,000円、対前年度比2億602万1,000円、率にして19.6%の減となっております。 次に、20.諸収入につきましては、前年度の土地開発公社貸付金元金返還金等の減により、5億4,303万6,000円、対前年度比8億4,931万4,000円、率にして61%の減となっております。 最後に、21.市債につきましては、庁舎非常用発電機改修事業債、老人福祉センター移設事業債及び臨時財政対策債の増等により、37億1,793万円、対前年度比6億3,184万8,000円、率にして20.5%の増となっております。 次に、16ページでございますが、主な投資的経費の一覧表を掲載し、事業ごとの予算額及び財源内訳を表示いたしております。 次に、17ページの地方消費税交付金の使途状況でございますが、これは地方消費税交付金のうち社会保障に充当すべき財源につきまして、その充当先の事業名、経費及び財源内訳を表示したものでございます。 次に、18ぺージの都市計画税の使途状況でございますが、これは目的税である都市計画税を充当すべき都市計画事業等の事業費及び財源内訳を表示したものでございます。 続きまして、令和3年度一般会計予算書をご覧ください。 歳入歳出予算以外の内容をご説明いたします。 まず、3ページでございますが、第3条におきまして、一時借入金の限度額を60億円と設定させていただいております。 最後に、9ページの地方債についてでございますが、起債の目的ごとに限度額等を設定させていただいております。 以上が、令和3年度高石市一般会計予算の概要でございます。 次に、議案第9号 令和3年度高石市国民健康保険特別会計予算についてでございます。 令和3年度の歳入歳出予算の総額は、66億9,537万円でございます。 これは、前年度と比較いたしますと2億758万1,000円、率にして3.0%の減となっております。 まず、歳出でございますが、保険給付費については、45億1,478万9,000円計上いたしております。令和2年度の保険給付費の動向から勘案し、対前年度比8,672万7,000円の減となっております。 国民健康保険事業費納付金については、17億4,008万5,000円を計上いたしております。令和3年度国民健康保険料率の引下げや介護納付金が減少していることなどから、対前年度比1,220万6,000円の減となっております。 保健事業費については、7,572万3,000円を計上しております。予防・健康づくり支援交付金を活用した骨折・骨粗鬆症重症化予防やCOPD予防などフレイル予防の取組を進めることにより、対前年度比985万2,000円の増となっております。 最後に、前年度繰上充用金を2億2,766万3,000円計上いたしております。 次に、歳入でございますが、国民健康保険料については、12億400万円を計上いたしており、大阪府の統一保険料率の変更により、対前年度比4,212万7,000円の減となっております。 次に、府支出金について、46億7,157万6,000円を計上いたしております。保険給付費の減少などにより、対前年度比8,644万4,000円の減となっております。 これまでも国民健康保険財政の健全化に取り組んでおりますが、引き続き単年度黒字を安定的に維持し、健全な財政運営に努めてまいります。 次に、議案第10号 令和3年度高石市墓地事業特別会計予算についてでございます。 令和3年度の歳入歳出予算の総額は764万8,000円でございます。 これは、前年度と比較いたしますと35万1,000円、率にして4.4%の減となっております。 まず、歳出でございますが、管理費におきまして、428万3,000円を計上いたしております。 主なものとしましては、管理業務委託料等が198万7,000円、墓地区画の返還による永代使用料等還付金が139万2,000円となっております。 また、諸支出金におきまして、浜墓地基金積立金302万8,000円を計上いたしております。これは、墓地の維持管理費に充当するためのものでございます。 次に、歳入でございますが、使用料及び手数料におきまして、568万7,000円を計上いたしております。 主なものとしましては、永代使用料が385万円、管理手数料が182万4,000円となっております。 また、繰入金におきまして、浜墓地基金繰入金を186万3,000円計上いたしております。 次に、議案第11号 令和3年度高石市介護保険特別会計予算についてでございます。 令和3年度の歳入歳出予算の総額は、52億6,642万円でございます。 これは、前年度と比較いたしますと1億6,271万9,000円、率にして3.0%の減となっております。 まず、歳出でございますが、総務費につきましては、1億316万円計上いたしております。対前年度比430万円の増となっております。 保険給付費につきましては、48億4,384万9,000円計上いたしております。対前年度比1億5,478万7,000円の減となっております。 地域支援事業費につきましては、3億1,389万4,000円計上いたしております。対前年度比1,246万1,000円の減となっております。 これらは、令和2年度の決算見込額から勘案し計上いたしております。 次に、歳入でございますが、介護保険料につきましては、10億9,171万7,000円計上いたしております。これは、令和3年度の介護保険料の引下げにより、対前年度比7,427万5,000円の減となっております。 次に、国庫支出金につきましては12億4,474万5,000円、支払基金交付金につきましては13億7,377万6,000円、府支出金につきましては7億2,042万円、それぞれ計上いたしております。 また、繰入金でございますが、8億3,500万3,000円計上いたしております。 令和3年度は、第8期介護保険事業計画の初年度に当たります。今後はさらなる高齢化の進展に対応できるよう、高齢者が住み慣れた地域でいつまでも元気に暮らせる地域包括ケアシステムの構築を進め、全ての人々が暮らしや生きがいを共につくり高め合う、我が事・丸ごとの地域共生社会の実現に向け取組を続けてまいります。 次に、議案第12号 令和3年度高石市後期高齢者医療保険特別会計予算についてでございます。 令和3年度の歳入歳出予算の総額は、9億3,748万5,000円でございます。 これは前年度と比較いたしますと、2,460万6,000円、率にして2.7%の増となっております。 まず、歳出でございますが、総務費につきましては1,104万1,000円、後期高齢者医療広域連合納付金につきましては、被保険者の保険料等負担金といたしまして9億2,164万2,000円計上いたしております。 続きまして、歳入でございますが、後期高齢者医療保険料を7億5,948万3,000円、繰入金につきまして、一般会計からの保険基盤安定繰入金等を1億7,669万5,000円計上いたしております。 次に、議案第13号 令和3年度高石市水道事業会計予算についてでございます。 令和3年度は、給水戸数2万6,800戸、年間で689万3,000立方メートル、1日平均で1万8,885立方メートルの配水を予定いたしております。 主要な事業といたしまして、安定給水の向上を図るため、老朽管更新事業及び高石配水場長寿命化事業を継続し、進めてまいります。 水道施設を維持するための業務に要します収益的支出でございますが、11億7,156万3,000円を計上いたしております。 主な支出といたしましては、受水費に5億4,592万6,000円、配水場の維持管理や水道料金等検針・収納業務等各種委託料に1億5,054万7,000円、減価償却費に1億9,208万3,000円、泉北水道企業団職員の退職給付引当金及び過年度分漏水減免還付金等として特別損失に3,503万7,000円を計上いたしております。 これに対します収益的収入は、13億7,652万7,000円を計上いたしております。 主な収入といたしましては、水道料金収入で12億2,574万5,000円でございます。 また、下水道使用料徴収事務受託料など、その他営業収益といたしまして4,053万1,000円、水道利用加入金1,689万9,000円、泉北水道企業団職員の退職給付引当金等その他特別利益といたしまして3,353万7,000円を、それぞれ計上いたしております。 次に、水道の施設整備及び企業債償還のための資本的支出でございますが、7億4,609万5,000円を計上いたしており、老朽管更新事業及び高石配水場長寿命化事業を実施する改良整備事業費に6億2,052万5,000円、給水車や量水器など固定資産購入費に3,125万5,000円、企業債償還金に9,231万5,000円などをそれぞれ計上いたしております。 なお、これらに充当いたします主な資本的収入といたしましては、企業債で2億2,260万円、工事負担金で765万2,000円を計上いたしておりますが、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額5億1,583万3,000円につきましては、過年度分損益勘定留保資金などで補填させていただいております。 次に、債務負担行為でございますが、財務会計システム保守等業務委託事業につきまして、令和4年度から令和8年度までの間で462万8,000円の限度額を設定いたしております。 以上によりまして、令和3年度の予算総額は19億1,765万8,000円となっております。 次に、議案第14号 令和3年度高石市下水道事業会計予算についてでございます。 令和3年度は、整備人口5万3,100人、年間で514万9,000立方メートルの有収水量を予定いたしております。 主要な事業といたしまして、公共下水道整備事業及びポンプ場施設更新事業を継続して進めてまいります。 下水道施設を維持するための業務に要します収益的支出でございますが、21億2,885万円を計上いたしております。 主な支出といたしましては、ポンプ場費に1億8,378万8,000円、流域下水道維持管理負担金に1億7,950万4,000円、減価償却費に11億389万7,000円を計上いたしております。 これに対します収益的収入は、24億4,812万7,000円を計上いたしております。 主な収入といたしましては、下水道使用料収入で8億4,615万9,000円でございます。 また、他会計負担金7億1,400万円、長期前受金戻入8億2,335万9,000円をそれぞれ計上いたしております。 次に、資本的支出でございますが、下水道の施設整備及び企業債償還のために17億4,712万5,000円を計上いたしており、公共下水道建設費に6億1,214万3,000円、流域下水道建設費負担金に2,014万2,000円、企業債償還金に11億1,191万2,000円などを、それぞれ計上いたしております。 なお、これらに充当いたします主な資本的収入といたしましては、企業債で8億5,920万円、国庫補助金で2億100万円、他会計補助金で1億1,100万円を計上いたしておりますが、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額5億7,445万3,000円につきましては、当年度分損益勘定留保資金などで補填させていただいております。 次に、債務負担行為でございますが、財務会計システム保守等業務委託事業につきまして、令和4年度から令和8年度までの間で455万5,000円の限度額を、また、羽衣ポンプ場雨水沈砂池ほか事業につきまして、令和4年度で7億6,700万円の限度額をそれぞれ設定いたしております。 以上によりまして、令和3年度の予算総額は38億7,597万5,000円となっております。 次に、議案第15号 第5次高石市総合計画基本構想の策定についてでございます。 これは、高石市総合計画条例第4条の規定により、議会の議決を経て基本構想を定めるものでございます。 基本構想の策定に当たりましては、市民意識調査等を実施し、高石市行政計画審議会において慎重にご審議いただき、昨年12月25日に答申をいただいたものでございます。 本市は、「人間都市・高石」を都市目標に、第1次総合計画を昭和55年に策定し、これまで4次にわたり、社会の変化に対応しつつ、総合的、計画的まちづくりを推進してきたところでございます。 第5次高石市総合計画は、過去の4次にわたる総合計画の策定と施策の実施による成果を踏まえ、また、人口減少・少子高齢化による人口構造の変化や新型コロナウイルス感染症への対策、デジタル技術の進展、脱炭素社会の推進など、社会経済情勢が変化し続ける中で、引き続きまちづくりを計画的に進めていく必要があることから、将来的な展望に立った新たなまちづくりの方向性と本市の進むべき目標を定めるものでございます。 それでは、基本構想の概要につきましてご説明を申し上げます。 本基本構想におきましては、まず、「策定にあたって」といたしまして、第1章に総合計画の趣旨として、計画の目的、視点、性格、構成、目標年次、計画期間を、第2章に総合計画の前提として、高石市の概況、人口動向と将来人口推計、社会経済情勢から見たまちづくりの展望、市民意識調査をそれぞれ記載しております。 次に、「基本構想」といたしまして、第1章の第1節に、高石市に関わる全ての人の力を結集し、持続可能なまちづくりを目指すため、引き続き、これまで培われてきた「人間都市・高石」を都市目標といたしております。 次に、第2節では、高齢者から若者まで全ての人にご活躍いただき、また、地域社会を支える担い手を育んでいくことが持続可能なまちづくりを実現するため、まちづくりの基本理念を「みんなが輝く育みと健幸の住みよいまち」といたしております。 次に、第3節では、先ほど申し上げました基本理念を具体化していくために、まちづくりの目標として、「明日の担い手を育む」、「みんなで支え合い、健やかに過ごせる」、「安全・安心で快適に暮らせる」、「人を惹きつける魅力と活力があふれる」、「持続可能なよりよい未来へつなぐ」の五つの目標を設定いたしております。 続きまして、第2章「土地利用と都市構造」におきましては、まず、土地利用につきましては、土地の有効かつ計画的な利用のため、臨海エリア、水と緑の憩いエリア、にぎわい・集いエリア、住宅エリア、中心市街地エリア、行政・交流エリア、緑と住環境の共生エリアの七つのエリアを設定し、また、都市構造につきましては、周辺都市との連携による都市軸、各種都市機能が集積し本市の玄関口となる都市核、個性的な土地利用を生かした拠点となるゾーンを設定いたしております。 以上が、第5次高石市総合計画基本構想の概要でございます。 次に、議案第16号 市道路線の認定についてでございます。 これは、本市開発指導要綱に基づき開発区域内に新設され、開発者から本市に寄附された道路等につきまして市道路線として認定するに当たり、道路法第8条第2項の規定により、議会の議決をお願いいたしたく、ご提案させていただくものでございます。 内容につきましては、今回、10路線の認定をお願いするものでございまして、認定箇所につきましては、議案に添付しております参考資料の図面に記載のとおりでございます。 次に、議案第17号 工事請負契約の締結についてでございます。 これは、高石市庁舎非常用発電設備更新工事の予定価格が1億5,000万円以上となるため、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 入札につきましては、9者から入札参加申請があり、去る2月8日に一般競争入札を執行し、最低制限価格での8者によるくじ抽選の結果、1億6,682万1,600円で北陸電気工事株式会社大阪支店が落札いたしました。 工事内容といたしましては、市庁舎非常用発電機、燃料タンク等の更新でございまして、竣工期日は令和4年3月31日を予定いたしております。 なお、参考資料といたしまして、入札結果表及び工事に係る資料を添付いたしております。 次に、議案第18号 高石市土地開発公社の解散についてでございます。 これは、第五次高石市財政健全化計画案に基づき、今年度末をもって同公社を解散するにつき、公有地の拡大の推進に関する法律第22条第1項及び高石市土地開発公社定款第28条第1項の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。 以上、議案第1号から議案第18号までの提案理由をご説明申し上げました。いずれの議案につきましても、どうかよろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(永山誠君)  日程第22 報告第1号 令和3年度一般財団法人高石保健医療センターの事業計画及び予算の報告についてを議題といたします。 本件につきましては、議会運営委員会の決定に基づき、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、本件については、委員会への付託を省略することに決しました。 本件につきまして、理事者より内容説明を求めることにいたします。 ◎政策推進部長(石坂秀樹君)  報告第1号につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。 本件は、令和3年度一般財団法人高石保健医療センターの事業計画及び予算の報告についてでございまして、先般の高石市保健医療センター理事会で議決されましたものを地方自治法第243条の3第2項及び地方自治法施行令第173条の2第1項の規定に基づきまして、議会にご報告を申し上げるものでございます。 内容につきましては、添付の事業計画書及び収支予算書のとおりでございますが、事業内容といたしましては、老人保健施設事業、診療センター事業、母子健康センター事業、在宅介護支援センター事業、病時保育事業、訪問看護事業、居宅介護支援事業、訪問介護事業となっております。 次に、収支予算でございますが、総事業では、収入10億5,113万4,000円、支出10億2,202万6,000円、収支2,910万8,000円の黒字予算といたしております。 今後とも安定的な運営に資するよう、一層経営改善に努めるとともに、ニーズに対応した事業実施が図られるよう取り組んでまいります。 どうかよろしくご了承賜りますよう、お願いを申し上げます。 ○議長(永山誠君)  本件につきまして、3名の方よりご発言の通告を受けておりますので、これを許すことにいたします。 6番 山敷 恵君の発言を許します。 ◆6番(山敷恵君)  6番 山敷 恵でございます。 それでは、質疑をさせていただきます。 まず、事業計画、今ご説明がありました事業計画書の1ページにこのように書いてあります。「老人保健施設は、開設以来22年が経過し、また診療センターも18年が経過する中、機器、設備等の老朽化が進み、修繕費用や更新費用が必要となる」と。この文言は、年数が違うんですけれども、全く同じものが昨年の事業計画にも記述がございました。 この件をおととしの同じこの2月の定例会において同じような質疑をしたときに、この老朽化についてどうしていかれるんですかということを質疑したときに、担当の方からは、3か年の補修計画があるというご答弁があったんですね。この3か年ということは、おととし2019年、それから20年、この新年度の2021年という3か年かなと思うんですけれども、この3か年の補修計画で今ここの、今読み上げたところの修繕とか更新とか、それに関するいわゆる大規模修繕というのがなされるんだというふうに理解していていいということになるんでしょうか。 ◎次長兼地域包括ケア推進課長(村田佳一君)  ご答弁させていただきます。 先ほど議員のほうからご指摘がありましたように、この3年間かけまして必要な修繕等の更新等を行う予定をかけております。その中で、通常の事業として継続する中で必要なものは確保できるというふうに考えておりますのでよろしくお願いいたします。 ◆6番(山敷恵君)  必要なものは確保できるというのは、大規模修繕ということではないですよね。大規模修繕というのは、長寿命化とも言われているもので、私なんかがここで解説するまでもないんですけれども、外壁補修、それから屋上防水、そして鉄部の塗装工事、給排水管工事、このようなものを含むのが大規模修繕ということになってくると思うんですが、これは工事費がかなり高額になるので、また工期も長期間になるので非常に計画的に進めなければならないということなんですね。 これを実施しないまま放置しておくと、当然のことながら建物の劣化が進みますので、資産価値が下がるだけではなくて、ここに書いてはるように、ここはもう生まれてすぐのお子さんから妊婦さん、それから産婦さん、新生児から動けない高齢の方までが入居しておられるというかご利用される施設ですので、この人たちの生命を守るためにも、本当に早くこれをしないといけないというふうに私は思っているんですけれども、そういうご認識、大規模修繕の必然性、必要性についてのご認識というのはいかがなんでしょうか。 ◎保健福祉部長(中島孝君)  ご答弁申し上げます。 まずもちまして、この報告の議案でございますけれども、あくまでも高石市の保健医療、財団の報告案件ということをまずもってもう一度ご報告ということをさせていただいている案件でございます。 今、議員ご指摘の施設の大規模修繕等の管理につきましては、これはもう市のほうで予算を確保して適切に管理運営をしていくという部分でございます。ご指摘の3年間の事業更新の計画等も、以前にも答弁させていただいたようにこれはございまして、ただいま議員ご指摘の外壁の改修工事等も当然含んだ計画でございます。ですので、これは市においてしっかりと今後も対応させていただくということでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(永山誠君)  山敷議員よろしいですか、今の答弁で。 ◆6番(山敷恵君)  そうおっしゃいますけれども、これは何でそしたら議会に報告されるということになっているかというと、先ほど部長が読み上げられたとおり、地方自治法の第243条の3の第2項によって議会への報告が義務づけられているんですよね。それは何でかというと、地方自治法の第243条の3の第2項に何が書いてあるかというたら、「地方公共団体の長は、第二百二十一条第三項の法人について、毎事業年度、政令で定めるその経営状況を説明する書類を作成し、これを次の議会に提出しなければならない」となっているんですよ。 その第221条を見ると、ここには予算の執行に関する長の調査権というのが定められていて、それに基づいてここに毎年報告されているわけでございますので、市がやるからというようなことではなくて、私どもはこれを長の調査権に基づいて議会に報告をされているものについて申し上げるということに関しては、何らそのような部長から言われる筋合いはないということをまずは申し上げておきたいと思います。 それで、大規模修繕に関しましては分かりました。市のほうでやってくださるということですよね。ですから、また市の予算のほうでも同じことを申し上げなければならないことになってこようかとは思うんですけれども、いかんせん、ここで毎年事業計画に財団のほうが書いてきてはるんですよ、修繕費用や更新費用が必要になるんですと。だから、これに基づいて私たちは議員として、ここまで書いてはるんやったら何とかせなあかんの違いますかということをここでご指摘申し上げているところでございます。 今、部長のご答弁によると、大規模修繕のほうは市でやるんやということでございましたので、3か年の修繕費用というのも調べましたら、大体2019年の決算で5,200万円、一般会計ですけれども、2020年の当初予算が3,300万円ぐらいですか。今、新年度の当初予算も見ますと2,500万円ぐらいが組まれているので、これに関しては、財団のほうと市のほうでちゃんと相談をされて大規模修繕をやってくださるんだというふうに、では理解をいたしますので、あとは市の本体の一般会計の予算のほうで伺うことにいたしますが、くれぐれもお願いをしておきたいと思います。 では、次の質疑にまいります。 次の通告には、事業計画に記載の「令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で収支が悪化」と同じページに書いてあるんですね。「さらなる安定した収入の確保、経費の削減」というふうに書いてはるんです。 まず、そこの前提として聞きたいんですけれども、この令和2年度の収支というのは、今どのような見込みになっておられますでしょうか。 ◎次長兼地域包括ケア推進課長(村田佳一君)  ご答弁申し上げます。 令和2年度におきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けまして、診療センターにおきましては受診控え等の影響によりまして、また、きゃらの郷につきましては新規受入れや退院が難しくなる等の理由によりまして、収支が悪化する見込みとなっておりますのでよろしくお願いいたします。 ◆6番(山敷恵君)  昨年、私は質疑していないんですけれども、ほかの議員の質疑では具体的な金額もお答えになっていたかと思うんですけれども、具体的な金額をお願いいたします。 ◎次長兼地域包括ケア推進課長(村田佳一君)  主なものを申し上げます。 老健施設につきましては、昨年度が1,700万円少しの黒字決算でございましたが、今年度は300万円程度の黒字ということで、1,400万円程度の収支の悪化と。 また、診療センターにおきましては、昨年度が約780万円の赤字でしたが、今年度は約3,000万円の赤字が見込まれておりまして、約2,200万円の減少を見込んでおります。 以上でございます。 ◆6番(山敷恵君)  ということはかなりの、診療センターが特にですけれども、大きくマイナスになったということかと思います。これは本当にコロナの影響とかもあってなかなか難しかった側面はあろうかと思うんです。 そしたら、その次の段の「さらなる安定した収入の確保、経費の削減」ということはどのようなことをお考えなのかについてお願いいたします。 ◎次長兼地域包括ケア推進課長(村田佳一君)  これまで、診療センターにおきましては診療科目の縮小でありますとか、きゃらの郷におきましては介護報酬加算事業の強化など、様々な経営健全化に向けた取組を行ってまいりました。 今後につきましては、これまでのこの取組を継続しながら、新型コロナウイルスワクチンの接種の強化でありますとかそういったものに取り組んでまいりたいと、このように考えておりますのでよろしくお願いいたします。
    ◆6番(山敷恵君)  もうさらなる診療科目の削減はできないというか、していただいたら困るんですけれども、そういうことでのご対応ではなく、今、コロナのワクチンの接種ということもおっしゃいましたけれども、コロナワクチンの接種に関して巷間言われておりますのが、1接種2,700円でしたっけ、というのが国から払われるというようなことも、まだ確定ではないのかもしれませんけれどもあると思うんですが、そのような収入が今後見込めていくというようなことの理解でいいということでしょうか。 ◎市長(阪口伸六君)  ワクチン接種については、いろいろまだ流動的な点がございます。ここのあくまで財団の、いわゆるこれは令和3年度の事業計画、あるいは収支予算ということでございますので、例年いろいろご指摘いただいていますけれども、老人保健施設、診療センター、母子診療センター等々の運営ということでの事業のご説明を我々としても財団からいただいた。それを議員方にご報告させていただいておるということでございますので、そういう範囲内でのご理解をいただきたいと思いますので、以上、お願いいたします。 ○議長(永山誠君)  暫時休憩いたします。     (午前11時33分 休憩)   ----------------     (午前11時34分 再開) ○議長(永山誠君)  再開いたします。 ◆6番(山敷恵君)  市長からそのようなお話があったわけですけれども、今、担当者の方がそのように言われたわけですので、それに対しては申し訳ないですが、ここで初めてお伺いしたようなご答弁でしたので確認をさせていただいたところなんです。 私自身としては、この一般財団法人の医療センターというのの経営は本当にきっちりしていただいて、赤字を減らしていただいて、市民のために安定的に運営をしていただきたいという観点で質疑をさせていただいているんです。 そちらのほうで抱えているのが、これは市長も顧問をされているんでしたか、市長のほうは。副市長も入っておられる。それから、そこに並んでおられる部長も全員ここの医療センターの財団の理事とかそういうものをされておられるわけですので、そういうのも全く無関係でというわけにはいかないと思うんですよ。その中で出てきた今のご答弁でしたので、当然、コロナウイルスのワクチンの話ということは皆、市民の関心事でもありますし、私としても確認をしたいということで聞かせていただきましたので、何らこの議事に離れていることでは、議長にも申し上げたいところは議事に離れているところではないということを改めて申し上げた上で、全員協議会のほうでのご説明もいただけるということではありますが、そこでは質疑ができないということでもございましたので、改めてもう一度今の質疑を聞かせていただきます。 ワクチンの接種をその収入の増として考えておられるということで、私はそれは悪いことではないと思っているんですよ。それは必要なことですし、市民にとっても財団にとってもプラスになることやと思っていますので、いいことやと思っていますけれども、そういうふうにお考えであるという、そのお考えを確認させていただきたいと思います。 ○議長(永山誠君)  山敷議員にもう一度申し上げておきますけれども、先ほどご自身でもおっしゃったように、この件に関しては全員協議会で説明していただいた上で、その時点で説明できるところを説明していただいた上で予算委員会でやりますという話をしているはずです。今お聞きになられていますけれども、理事者からもそういう答弁があったので。     (発言する者あり) これは先ほど、もう既に市長はそのように答弁されています、正式に。     (発言する者あり) 暫時休憩いたします。     (午前11時37分 休憩)   ----------------     (午前11時38分 再開) ○議長(永山誠君)  再開いたします。 ◎市長(阪口伸六君)  先ほどお答え申し上げたとおりでございます。 ◆6番(山敷恵君)  議長にも申し上げますけれども、ぜひとも中立の立場で裁定をお願いいたしたいと思います。私といたしましては、先ほどのご答弁に基づいて質疑しただけでございますので、それを答えられないというのは非常に遺憾に思っておりますが、これ以上ここでこの不毛な議論をしても時間がもったいないと思いますので、先に進めさせていただきます。 ということで、この中には何が書いてあるかと申し上げますと、かなり収支が悪化しているので、安定した経営を図ることを目指していくんだということを事業計画に書かれているわけですよ。それで、どういうふうにしていくかということが最後、この安定的な経営の最後の3行に書かれていて、「令和3年度においては黒字決算を計上すべくさらなる安定した収入の確保、経費の削減を実施し、当センターの収支改善を実行する」と書かれているので、これは非常に大事な観点ですので、具体に何をされますかと申し上げたときのご答弁に対して再質疑をさせていただいたというのが経緯でございましたので、それがお答えになれないということは非常に残念に思います。そのことだけは申し上げておきたいと思います。 それで、一つ、収入の確保という点に関して申し上げたいのが、ここをそれこそ事前に伺うと、保健センターというのはこの財団の管理ではないと、指定管理ではないということではあったんですけれども、その保健センターで健幸のまちづくり協議会というのが入っておられて、負担金として高石市も8,000万円払っているということがあるんです。そこでお使いになっているのは保健センターだけではなく、駐車場などもお使いになっているわけで、駐車場などに関しては財団の持ち物となりますので、そういうところの利用料というのを頂ければいいんではないかと、この収入の改善になるんではないかということを提案したいと思っております。 この頂いている収支予算書の2ページに、雑収入として駐車場等収入ということで上げておられるんですけれども、これに関しては、現在はどこからか駐車場の収入を得ておられるということでよろしいんでしょうか。 ◎次長兼地域包括ケア推進課長(村田佳一君)  ご答弁申し上げます。 この駐車場収入につきましては、この財団の職員の駐車場でございまして、駐車料金を一応徴収しているという経費でございますのでよろしくお願いいたします。 ◎保健福祉部長(中島孝君)  ただいまのご質問で答弁をさせていただいたわけなんですけれども、ご質問の今回の発言通告いただいている中身ではないというふうに私は判断してございますけれども、あえて担当のほうからは答弁をさせていただきました。 先ほど議員のほうでもお話しいただいたとおり、この総合保健センターに関しましては、指定管理をしておる施設ではございませんでして、この中には当然、ご存じかと思いますけれども、医師会等を含むような、皆様にもご利用いただいているというところでございます。そういう皆様からも特段の施設使用料等を頂いているわけではございませんのでよろしくお願いいたします。 ◆6番(山敷恵君)  いや、だから、それは事前に担当の方に伺っていると申し上げたじゃないですか。保健センターは違うことは理解していますが、駐車場に関してはほかから頂いているわけですよね、こうやって収入が上がっているんですから。今伺うと、職員の方の駐車場だと。それでしたら少なくとも、それで駐車場をご利用になるかどうか分からないですが、もしご利用になっているんやったら公平にその健幸のまちづくり協議会、ここは収益を上げて、その収益で自走するという前提で始められた協議会が全然収益上げられていなくてどんどん市に負担が来ているというところ、これはまた別のところで申し上げなければならないことなんです。 ですので、ここの保健センターを、駐車場は財団のものなんですから駐車料金頂いたらどうですかということを申し上げただけでございますので、部長のほうもそこは聞いていただきたいと。実行するかどうかは別にしても、頂けるところから頂いたらいいんではないかと思いますのでよろしくお願いいたします。 それと、同じところの予算書のところの、今申し上げた駐車場の上のほう、1行目、新型コロナウイルス感染症対策補助金というのが予算額ゼロになっているんです。前年度予算額が923万9,000円ということで、これは補正で多分計上された分やと思うんですけれども、なぜ、この財団にとってのすごい大事な感染症対策補助金やと思うんですけれども、ゼロになっているのはどういう理由なんでしょうか。 ◎次長兼地域包括ケア推進課長(村田佳一君)  ご答弁させていただきます。 令和2年度の予算におきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止を図るために必要な備品等を購入する経費として見込んでおりましたが、実際には、感染防止対策に必要な備品でありますとか消耗品等につきましては、国からの補助等を活用いたしまして市が購入し、配置、また提供等行ったものでございます。 よって、令和2年度におきましては同予算の執行はいたしておりません。令和3年度につきましても同様の対応を行うべく予算化をしていない状況でございますので、よろしくお願いいたします。 ◆6番(山敷恵君)  分かりました。では、ここに予算としては上がっているけれども決算としては全くお使いにならずにゼロで上がってくると、同じように市のほうで対応いただけるということですね。はい、分かりました。非常に大事なコロナ対策が最も必要な施設だと思いますので、何でゼロかなと思ったんですけれども、市のほうでご対応いただけるんでしたら十分なご対応をお願いいたしたいと思います。 それと、通告のほうには病児保育ということで書かせていただいていたんですけれども、こちらのほうはもう要望だけにしたいと思います。 病児保育に関しては、従量の委託料とかではなくて、もう固定でお支払いになっているというふうに伺っております。ご利用になっている方からは、非常にありがたいというお声がある反面、やはり本当に預けたいときに、例えば同一疾病の枠であったり定員の問題であったり、それから診断書というか意見書が要ったりということで、いろいろと制約がある中で、だんだんよくはなってきているんだけれども、さらによりよい充実した病児保育をしていただけたらなというお声も届いているところでございます。これだけの、約800万円でしたか、の予算を組まれているという中で、さらにご利用者さんのアンケート調査などをなさっていただいて、ご希望を聞いた運用をしていただきたいということをここの場では要望にとどめておきたいと思います。 いずれにいたしましても、非常に大事な施設であることは間違いないので、一番最初に申し上げました修繕、それから安心してご利用いただけるだけの設備の更新というものを市本体も、高石市としても財団としても取り組んでいただきたいということを申し上げまして、質疑を終わります。 ○議長(永山誠君)  この時点で、暫時休憩いたします。     (午前11時46分 休憩)   ----------------     (午後1時0分 再開) ○議長(永山誠君)  休憩前に引き続きまして、本会議を再開いたします。 次に、5番 木戸 晃君の発言を許します。 ◆5番(木戸晃君)  5番 木戸 晃でございます。 令和3年度一般財団法人高石保健医療センターの事業計画及び予算の報告について数点質疑させていただきます。 午前中の山敷議員の質疑の中で、この質疑の仕方が大変難しいんですね。報告ということなので。とはいうものの、この予算には当然ながら行政の方針、特に市長の方針なんかが色濃く反映されての結果だと思います。今回私は、その方針においてこういうことを提案したいんだけれどもということも言いたいものですから、ただ単純に報告だけですというんだったら、誰に対して私がこの提案をしたらいいか分からないということになりますので、そこはちょっとしんしゃくしていただきまして、市長に対するお考えを伺いたいということも書いています。事前に出していますし、決算のときにはそれで一応のお答えをもらっていますので、その方針についても確認していきたいと、こう思います。 それでまず、今般のこの事業計画を見させてもらいました。その中に、診療センター事業の中に高石市立診療センター運営事業という形であって、「疾病の予防、早期発見、早期治療により市民の健康増進に寄与する役割を担います」とこうあって、その中に予防接種に関する事業としていろいろ、インフルエンザだとかBCGのことが書かれていて、その次の項目の中に保健衛生知識の啓発普及等に関する事業というのも含まれているということで、僕が言うまでもなく、市民の一番の関心事は今、コロナであります。コロナに対しての相談窓口をぜひ設けていただきたいということは前にも申し上げていたんですけれども、まずそこのところですね、お考え。当時は考えていないということでしたけれども、あれから事情がいろいろ変わっています。世の中の状況も変わっていますが、お考えに相違がないのかどうか、設置はしていただけないのかどうかをまずお答えください。 ◎次長兼地域包括ケア推進課長(村田佳一君)  ご答弁させていただきます。 従前のご質問でもお答えさせていただいておりますけれども、感染症対策につきましては大阪府の管轄でございまして、本市におきましては和泉保健所の管轄となっております。本市におきましてもこれまで、和泉保健所と密に連携を図りながら感染症対策を図ってまいりました。 つきましては、今後も和泉保健所さんと連携を図りながら新型コロナウイルスなどの感染症対策を講じてまいりたいと、このように考えておりますので、現在のところ、設置に関しては検討しておりませんのでよろしくお願いいたします。 ◆5番(木戸晃君)  それで、先ほど私が申しましたように、前に私が質疑したのは第3波が来る前のコロナ感染者数が沈静化していた時期に、高石市の独自の新型コロナ感染対策とかを検討してくださいませんかという中に、この今まさに予算審議している保健医療センター、ここの活用をもう少し考えてほしいということを申し上げたんですね。 先回、ありていに申し上げたPCR検査についても、ぜひここの場所でやってくれませんかと。これは、民間においてはPCR検査をするといったらそれだけでもいろんな風評被害があったりしてなかなかできない場合があったということがあるから、公でこういう施設を持っているのは高石市だけですから、この近隣においても。だから、大変すばらしいので、ここを使ってPCR検査を実施してくださいということを申し上げていました。 その時期が第3波が来る前でして、切迫感も正直言ってなかったのかもしれません。その場は行わないというお答えをその当時もいただきました。その認識でよろしいでしょうか。 ◎次長兼地域包括ケア推進課長(村田佳一君)  ご答弁させていただきます。 PCR検査等につきましても、先ほどの答弁と同じですけれども、基本的には大阪府さんの管轄でございますので、和泉保健所の管轄という形での対応になっておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆5番(木戸晃君)  そこで、僕が言っているのは、保健所の管轄の行政検査の話をしているわけではなくて、例えば高石市にある一般の診療所の先生方が受けてくださった場合にはPCR検査をする。それを保健所に持っていくという形になって、その先生方にしてみても、できれば1日空けたくないみたいなところが正直あるわけですよ。目的は何だといったら、やっぱり無症状感染者を早く的確に見つけて、できるだけ早いうちに対処することが感染拡大予防につながるから。 となると状況がいろいろ、この第3波のときと変わってきたのは、PCR検査をもういろんな病院さんが置き始めていますよ、検査機器を。僕もそれなりの勉強はしたんですけれども、PCR検査は大体1台150万円から200万円ぐらい。これは全部、全額国費負担で100分の100なんですよ。全部出してもらえるということで、設置さえしたらあとはそんな言うほどのものはかからなくて、そこへ行って検査をしてもらうと、ある面、15分で答えが出るんですよ。その後、そのことを補完してもらうために保健所には送らなあきませんよ。せやけれども15分で結果が出た。結果が出た瞬間に、そのことは認識してもらえるわけですよ、無症状感染者で来られたとしても。 だから、それを診療センターに1台置いてもらって、そしてやったとしても経済的な負担というのはないんじゃないかとこう思うんですね。 だから、先ほど冒頭で言いましたけれども、僕はその提案を誰にしたらいいか分からんというのは困るから、それを市長にもお願いしているわけだけれども、どうですか。せっかくこんな施設をお持ちで、診療センターを造るのに大変大きな赤字になっている。だけれども、本来的にはこういうときのために使うべきじゃないかと思うんですが、市長のお考えがありましたらお伺いしたいですが。 ◎次長兼地域包括ケア推進課長(村田佳一君)  ご答弁させていただきます。 現在、大阪府におきましては、高齢者施設での新型コロナウイルスのクラスターの多発等を受けまして、さらなる発生防止と感染拡大の最小化、福祉サービスの安定的な提供を確保するために、保健所や医療機関での体制に加えまして、施設等職員及び入所者に少しでも症状が出た場合にインターネットから検査申込みできるように、スマホ検査センターを設置しています。また今月、2月19日付の通達でもありますけれども、高齢者施設等の従事者への定期PCR検査の実施というものも現在始まっております。 そういった形で対応等進んでおりますので、本市につきましては、今後とも和泉保健所と連携を図りながら対策のほうを講じてまいりたいと考えておりますのでよろしくお願い申し上げます。 ◆5番(木戸晃君)  今、確かにおっしゃるとおりで、PCR検査に対する見方がもう大体統一されてきて、やっぱりこれが一番精度が高いということで。世田谷モデルがあって、世田谷区では希望する市民にも、それから介護職、保育士にも行政検査、つまり無料でPCR検査するということです。当初それはいろいろ問題ある、そんなやり方ではお金ばっかり使うということやったんですが、やっぱりそれをいよいよ必要だなと思ったのが高齢者施設でのクラスターですよね。クラスターになったものですから、特に今、国のほうが動き出して介護職員に対して無料でやっておられるということになりました。昨日ですか、僕らもサインしました。 だから、ようやくそういう段階に来たんだということなんですけれども、今僕がちょっと言いましたように、世田谷区では希望する区民がやってもらえるんですよ。確かに世田谷区と高石市とは違うとか言うんだけれども、それはもともと財政的な問題じゃなくて、財政的な問題はないんだから、今僕が言うたように。もっと正確に言えば、これはお医者さんがもし判断したら、保険適用になるはずですよ、これ。 つまり、機械は全くお金かからない。ほんで、実際に使うキット、これは5,000円とかだけれども、診療代と併せて請求したら、保険適用になったら、むしろこれは診療センターにとってもプラスじゃないですかと。マイナス、赤字で決算しているんだから。だから、そういう意味で、希望する市民に対してぜひやってもらったらどうかと、これを提案したいんです。 市民の皆さんからはあそこは何をしているんですかという、僕に問合せがあります。いろいろ今までお答えになっていたように、今うちは一般市だから中核市のように保健所を持っていませんと、だから保健所のほうにこの対応を委ねていますということだけれども、しかし市民にしてみたら、やっぱりあそこにさん然と輝くセンターがあるわけですよ。そこには老健施設、それから病児保育している方、つまり、自然免疫力が弱い人があって、自然免疫力の弱い人が今やっぱり重症化しているわけだから、そんな人にとっても、この診療センターでちゃんとPCRいつでも受けられますよということになれば、これはすごく希望になると思う。 だからこれはぜひ、今申し上げましたように財政政策的な、それがお金が物すごくかかるというなら分かるけれども、さっき言った理屈で言えば、お金はかからないんですよ。かからないどころか。ぜひそれはやったら、市長、本当に喜ばれると思いますよ。 だから市長、ちょっと一遍、僕は前向きな提案なので考えてみてくださいよ。それはもう本当にワクチンの話はさっき言ったから僕はしませんが、ワクチンは拡大防止には役立つか分からんけれども、もう一個抜けているのは、やっぱり第4波がまだ来るか分からん。第3波のときの弱っているときに僕はこれを質疑したんやけれども、また今沈静化していますが、何らかの形で第4波が来たときに、高石市はこんなことしていますよということはすごく大きなことですよ。 ぜひ、もうあんまり言いません。しつこく言いませんが、市長、もしあれやったらいつも僕にはお答えくれはるから、よかったらちょっとその分でのご意見いただけませんか。 ◎保健福祉部長(中島孝君)  先ほども担当のほうからも申し上げましたとおりの、同じ答弁になりますけれども、従前でもご質問等々にもお答えしましたが、感染症対策については大阪府の管轄でございますので、和泉保健所と連携を図りながら、この新型コロナウイルスに関しては対策を講じてまいりたいということでございますので、よろしくお願いいたします。 ◆5番(木戸晃君)  市長と一遍話がしたかったな。 それで市長、これからいろいろ市長の方針を見ても、積極的にイベントをなさっていくと。それから、今回でもいろんなところ、施政方針にも出ていて、そういう意味で、防災指導とかこれからいろんなことをしていってもらわなあかんときに、その際に無症状で感染していたことを知らずに感染源になって他の市民との交流があったとしたら、これはやっぱり悲しいことですよ。 だから、お答えがもらえないから、もうここではしつこく言いませんが、僕の要望は単純です。ぜひ診療センターの一室、そこをPCR検査室にして、機器を1架置いてもらって、僕も見てきましたけれども、そんな難しい機械じゃない、25センチ四方の。せやから、臨床の検査技師の設置も要りません。さっき言ったようにお医者さんでできるはずです。そしたら、お医者さんが必要やと思ったら保険適用できる。こんないい話ないはずだから、ぜひそれを取り入れていただいて、これはもう、もう一遍最後に要望しておきます。高石市は高齢者施設の中でクラスターが出ているわけですから、そこでは亡くなった方もいらっしゃるんだから、やっぱりそこはもう少し前に一歩進めて対策を取ってください。そのことを要望して私の質疑を終わっておきます。 ○議長(永山誠君)  次に、13番 畑中政昭君の発言を許します。 ◆13番(畑中政昭君)  13番 畑中でございます。 この令和3年度一般財団法人高石保健医療センターの事業計画及び予算の報告に関して確認をさせていただきます。 先ほど山敷議員の質疑で、収支が悪化しているというところで診療センターと老人保健施設の見込みをご答弁いただきましたが、ほかの事業収支においても見込みが分かっているのであれば、この際教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◎次長兼地域包括ケア推進課長(村田佳一君)  ご答弁申し上げます。 母子健康センターでございます。令和元年度の決算収支が384万9,000円の赤字でございましたが、令和2年度におきましては、現在100万円程度の黒字と見込んでおります。増減が500万円程度プラスというふうな形で見込んでおります。 また、在宅介護支援センターにおきましては、前年が15万3,000円の黒字でございましたが、令和2年度につきましては増減は特にないものと見込んでおります。 続きまして、病児保育でございます。病児保育は昨年が5万4,000円の黒字でございました。今年度につきましても同程度の黒字幅という形で見込んでおりますのでよろしくお願いいたします。 続きまして、訪問看護でございます。訪問看護につきましては、昨年が330万7,000円の黒字でございました。令和2年度の決算見込みにつきましては、550万円程度の黒字を見込んでおりまして、200万円程度の収支の良化というふうに考えております。 続きまして、居宅介護支援でございます。これが昨年度527万5,000円の黒字でございました。今年度につきましては、現在300万円程度の黒字ということで、200万円程度の収支の悪化というふうに見込んでおります。 最後に、訪問介護でございます。訪問介護につきましては、昨年が671万7,000円の黒字でございまして、今年度につきましては450万円程度の黒字を見込んでおり、収支につきましては200万円程度の悪化という形で見込んでおります。 以上でございます。 ◆13番(畑中政昭君)  分かりました。ここは一括採算されているので、累計すると1,300万円ぐらいの赤字が令和2年度の決算として、恐らく令和3年の9月に僕らの元に報告されるのかなと思うんです。 ごめんなさい。これは事前にお伝えしていなかったので、お答えできたらでいいんですけれども、この1,300万円の赤字、どのように補填するのか。財団のほうから何かしらの報告を高石市のほうに受けているのかどうか。受けていれば教えていただきたいと思います。 ◎次長兼地域包括ケア推進課長(村田佳一君)  現在、財団全体で約1億円程度の繰越金がございますので、それを活用する形での対応と聞いておりますのでよろしくお願いいたします。 ◆13番(畑中政昭君)  今まで不断の経営努力によってためてきた繰越金を今回ちょっと使わざるを得ないというところで、これは不可抗力案件でもあると思いますので致し方ないのかなと思うんです。 一方で、我々議員はここ、財団法人、主語は財団法人とはいえ、やはりいろいろと提案をしていきたいなと思っているんですけれども、その一つとして、私が以前申し上げていたこのきゃらの郷、きゃらの郷においてこの収入力をアップしていくために、前回の9月議会のときに介護報酬の加算について申し上げました。これは、いろいろと利用者さんにサービスを強化することによって加算型から在宅強化型に移行して、経営体質の強化を図ってくださいということを要望したんですね。そのときの答弁は、在宅強化型に移行するための点数は基準となる60点は超えています。ただしかし、週3回以上のリハビリを実施する必要があって、そのために理学療法士さんを雇わないといけませんということで、募集していますけれどもなかなか確保にはこぎ着けていませんというようなご答弁やったと思うんですけれども、今現在、それはどうなっているか教えてください。 ◎次長兼地域包括ケア推進課長(村田佳一君)  ご答弁させていただきます。 リハビリ加算の件につきましては、さきの9月議会等でのご質問等もあり、その後、リハビリ職の採用というのが確保できたというふうに聞いております。現在、その職員等の働きによりまして、何とか加算型から在宅強化型を目指してリハビリの強化に取り組んでいる状況と聞いておりますのでよろしくお願いいたします。 ◆13番(畑中政昭君)  ということは、令和2年には在宅強化型の加算報酬は多分まだ厳しいけれども、令和3年になったらちょっと可能性が出てくるかもしれないということですね。一定人材確保できたということで、よかったと思います。このきゃらの郷については、それによって収入力が高まることを期待しておきたいと思います。 また、この新型コロナウイルスの第1波のときに高志会から要望書を出させていただいておりました。それは医療提供体制の確保ということで、当時第1波のときは、厚生労働省から感染者もしくは陽性者がピークになったときに、自治体としてはこれぐらいの医療提供体制をお願いするかもしれませんということを計算式出されていたんですね。それが今更新されて、多分違う考え方になっていると思うんですけれども、そのときに僕が自分の中で計算したのは、新型コロナウイルスの感染者の患者数は高石市では194人、入院治療が必要な患者数は99人、重症者として治療が必要な患者数は3人ということでした。去年の第1波のときはひょっとしたらこれが高石市で必要になるかもしれないのでいろんなシミュレーションを行ってくださいねということで、高志会として緊急提言書ということで出させていただきました。 その後もさらなる調査をすると、どうやら第二種感染症指定医療機関にもここは指定されていないので、機能的な限界があるのかなというふうに思っているんですけれども、先ほど木戸議員からも第4波という話がありましたように、このワクチンでどうなるかというのはまだまだ未知数なので、この施設の機能を最大限に使って社会的な便益を図るように、いろんな可能性は最大限に使って考えていただきたいということは検討していただくよう要望だけしていきたいというふうに思います。 重ねて、今後のこの施設の在り方ということで、私も過去の議事録を見てみますと、市長が議員時代、ずっとこの保健、介護、医療の連携というところで当時市長に質疑されているのを見たら、今のような先輩方が一生懸命造ってこられた施設なので、やっぱり今後この施設の在り方を考えていかないといけないというふうに思っているんです。またこれは当初予算のほうで指定管理者委託料とかいうところも出ていますので、そのあたりで市の考え方を確認していきたいと思いますので、そのあたり申し上げまして、私の質疑は終わっておきます。ありがとうございました。 ○議長(永山誠君)  以上をもちまして、ご通告のありました発言は終了いたしましたので、報告第1号 令和3年度一般財団法人高石保健医療センターの事業計画及び予算の報告については、地方自治法第243条の3第2項及び同法施行令第173条の2第1項の規定に基づく報告があったものとして処理します。 日程第23 報告第2号 寄附金収受の報告についてを議題といたします。 本件につきましては、議会運営委員会の決定に基づき、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、本件については、委員会への付託を省略することに決しました。 本件につきまして、理事者より内容説明を求めることにいたします。 ◎政策推進部長(石坂秀樹君)  報告第2号につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。 本件は、寄附金収受の報告についてでございまして、報告書に記載のとおり、1件の寄附の申出があり、これをありがたく収受いたしましたので、ご報告申し上げるものでございます。 寄附金につきましては、寄附者のご意向に沿いまして活用させていただく所存でございます。 どうかよろしくご了承賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(永山誠君)  本件につきましては、ご発言の通告を受けておりませんので、報告第2号 寄附金収受の報告については、報告があったものとして処理します。 日程第24 監査委員報告第1号 例月現金出納検査結果報告を議題といたします。 本件につきましては、議会運営委員会の決定に基づき、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、本件につきましては、委員会への付託を省略することに決しました。 本件につきまして、監査委員事務局より内容説明を求めることにいたします。 ◎監査委員事務局長(杉本忠史君)  監査委員報告第1号 例月現金出納検査の結果につきまして、監査委員に代わりまして監査委員事務局からご報告申し上げます。 本件は、地方自治法第235条の2第1項の規定によりまして、令和2年9月分から11月分の一般会計、各特別会計、水道事業会計及び下水道事業会計の現金出納について検査いたしましたもので、同条第3項の規定により、さきにご配付いたしております報告書のとおり提出させていただきましたものでございます。 どうかよろしくご了承賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(永山誠君)  本件につきましては、ご発言の通告を受けておりませんので、監査委員報告第1号 例月現金出納検査結果報告は、地方自治法第235条の2第3項の規定に基づく報告があったものとして処理します。 日程第25 監査委員報告第2号 定期監査結果報告を議題といたします。 本件につきましては、議会運営委員会の決定に基づき、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、本件については、委員会への付託を省略することに決しました。 本件につきまして、監査委員事務局より内容説明を求めることにいたします。 ◎監査委員事務局長(杉本忠史君)  監査委員報告第2号 令和2年度定期監査の結果につきまして、監査委員に代わりまして監査委員事務局からご報告申し上げます。 本件は、地方自治法第199条第1項、第2項及び第4項の規定によりまして、令和2年9月25日から令和2年12月7日にかけて、会計課、議会事務局、選挙管理委員会事務局、監査委員事務局、公平委員会事務局、固定資産評価審査委員会及び農業委員会事務局の定期監査を実施いたしましたもので、同条第9項の規定により、さきにご配付いたしております報告書のとおり提出させていただきましたものでございます。 どうかよろしくご了承賜りますよう、お願い申し上げます。 ○議長(永山誠君)  本件につきましては、ご発言の通告を受けておりませんので、監査委員報告第2号 定期監査結果報告は、地方自治法第199条第9項の規定に基づく報告があったものとして処理します。 本日は、これにて散会いたします。お疲れさまでした。     (午後1時28分 散会)...