令和 元年 6月 定例会(第2回) ◯出席議員(16名) 1番 松田亜季君 2番 明石宏隆君 3番 阪口 茂君 4番 吉田佳代子君 5番 木戸 晃君 6番 山敷 恵君 7番 印丸裕久君 8番 二瓶貴博君 9番 久保田和典君 10番 寺島 誠君 11番 松本善弘君 12番 永山 誠君 13番 畑中政昭君 14番 森 博英君 15番 清水明治君 16番 東野隆史君
◯議会事務局出席員 局長 北口宗彦 次長兼総務課長 北野哲也 課長代理兼庶務係長 八木千尋 議事係長 中川雅司 主事 山尾亮輔
◯議事説明員 市長 阪口伸六 副市長 小林眞一 副市長 石川輝之 教育長 佐野慶子 (政策推進部) 部長 石坂秀樹 理事 藤村達也 理事 山本富之 次長兼税務課長 堀内昭彦
総合政策課長 亀山政記 秘書課長 松永高文 財政課長 阪上 徹 (総務部) 部長 辻田 智 次長兼
契約検査課長 併上下水道課参事 古川浩史 次長兼
危機管理課長 上田庸雄 (保健福祉部) 部長 中島 孝 次長兼
社会福祉課長 村田佳一 次長兼
健幸づくり課長 神林孝幸 次長兼
地域包括ケア推進課長 浅岡 浩 (土木部) 部長 藤原通晃 理事 山本雄史 次長 上田豊明 次長兼
連立街路河川課長 松原 茂 (
教育委員会教育部) 部長 細越浩嗣 次長 神志那 隆 (その他
行政委員会等)
監査委員事務局長 会計管理者兼会計課長 平田忠之 併・
選挙管理委員会事務局長 併・
公平委員会事務局長 杉本忠史 本日の会議に付した事件 日程第1 会期の決定について 日程第2
会議録署名議員の指名について 日程第3 市長の挨拶並びに
施政方針説明 日程第4 議案第1号 一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について 日程第5 議案第2号 高石市
水道事業条例の一部を改正する条例制定について 日程第6 議案第3号 高石市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例制定について 日程第7 議案第4号 高石市
下水道条例の一部を改正する条例制定について 日程第8 議案第5号 高石市
介護保険条例の一部を改正する条例制定について 日程第9 議案第6号 令和元年度高石市
一般会計補正予算 日程第10 議案第7号 令和元年度高石市
公共下水道事業特別会計補正予算 日程第11 議案第8号 令和元年度高石市
介護保険特別会計補正予算 日程第12 議案第9号 令和元年度高石市
水道事業会計補正予算 (以上日程第4議案第1号から日程第12議案第9号までを一括議題) 日程第13 議案第10号 高石市
固定資産評価審査委員会委員の選任について 日程第14 議案第11号 高石市
教育委員会教育長の任命について 日程第15 議案第12号 高石市
教育委員会委員の任命について 日程第16 議案第13号 高石市
教育委員会委員の任命について 日程第17 諮問第1号
人権擁護委員の候補者の推薦について 日程第18 報告第1号 平成30年度高石市
一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について 日程第19 報告第2号 平成30年度高石市一般会計事故繰越し
繰越計算書の報告について 日程第20 報告第3号 平成30年度高石市
公共下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について 日程第21 報告第4号 寄附金収受の報告について 日程第22
監査委員報告第1号
例月現金出納検査結果報告
△会議の顛末 (午前10時0分 開会)
○議長(久保田和典君) 議員各位のご出席が定足数に達しておりますので、ただいまより令和元年第2回
高石市議会定例会を開会いたします。 1日目の会議を開きます。 本日の日程は、既に皆様方のお手元に配付しております日程表に基づき、順次、進めてまいりますので、よろしくお願い申し上げます。 日程第1 会期の決定についてお諮りいたします。 本件につきましては、
議会運営委員会の決定に基づき、本日から6月28日までの15日間と定めることにご異議ございませんか。 (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、会期は本日から6月28日までの15日間と決定いたしました。 日程第2
会議録署名議員の指名についてお諮りいたします。 本件につきましては、会議規則第80条の規定により、議長から指名させていただくことにご異議ございませんか。 (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、署名議員に2番 明石宏隆君、12番 永山 誠君を指名いたします。 日程第3 本
定例会招集に係る市長の挨拶並びに
施政方針説明を許します。
◎市長(阪口伸六君) 本日ここに、令和元年第2回
高石市議会定例会を招集申し上げましたところ、議員各位にはご参集を賜り、まことにありがとうございます。 また、平素は本市市政の運営に格別のご協力を賜っておりますこと、厚く御礼を申し上げます。 さて、本議会でご審議をいただく案件につきましては、既に皆様方のお手元にお届けいたしておりますとおり、議案といたしまして13件、諮問といたしまして1件、報告といたしまして4件の合計18件を提出させていただいております。 また、
行政委員会からの報告といたしましては、
監査委員報告1件を提案させていただいております。 以上の案件につきましては、それぞれ上程されました際にご説明を申し上げますが、どうかよろしくご審議をいただき、いずれもご可決等賜りますようお願い申し上げまして、開会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。 それでは、引き続きまして、令和元年度の施政方針を述べさせていただきたいと存じます。 本定例会では令和元年度予算(案)を中心にご審議を願うところですが、この機会に市政運営の基本的な考え方につきまして、所信の一端を申し上げたいと存じます。 4月21日投開票の
高石市長選挙では、広範な市民の皆様のご支援をたまわり、再選の栄誉に浴すことができ、心から感謝申し上げます。 市長就任以来、これまで直面した財政危機に対し、人件費の削減を中心に厳しい
行財政改革を断行し、おかげさまで破綻寸前の財政も再建でき、あわせて、この間、国や府の支援を得て、
学校耐震化や
エアコン整備、
教育ICT化、中学校給食、さらに民営化による幼保一元の
認定こども園化で、待機児童ゼロの達成など
学校教育環境・
子育て支援の充実等を図ってまいりました。 また、平成26年度より国が進める
地方創生総合戦略に沿って、これら高石市の特長ともいえる高いレベルの
子育て支援、学校教育の充実を「たかい、たかい、たかーいし、子育てするなら高石市へ」と市内外にPRし、若年層の定住促進を図ってまいりました。おかげさまで、高石駅前のアプラたかいしに開設した
子育てウェルカムステーションHUGOODは、利用者が開設以来10万人を超える好評で、若い世代において、転入が転出を上回るなど、成果を上げてまいりました。 同じく地方創生の一環で、
健幸ポイント事業の実施や
健幸ウォーキングロードの整備を行うなど健幸の
まちづくりも進め、特定健診の受診率の向上や医療費の抑制効果も上げ、また
コミュニティカフェ等、高齢者や障がい者が住み慣れた地域で、生涯お過ごしいただける
地域包括ケアの推進にも取り組んでまいりました。 また、安全・安心の
まちづくりにつきましても、
南海本線連続立体交差事業も平成28年に和歌山行き
下り線高架化が完成し、難波行き上り線の高架化も令和3年度の完成に向け着々と進んでいます。今年8月には羽衣駅前再開発事業も完成する予定で、この再開発事業とあわせて南海羽衣駅とJR東羽衣駅を連結する
ペデストリアンデッキも完成します。また、
芦田川改修事業も進み、昨年には
芦田川ふるさと広場も完成し、
健幸ウォーキングの方々や
子どもたちなど多くの市民でにぎわっています。 冒頭に述べましたように、これら事業を進めるために、これまで本市におきましては5次にわたる
財政健全化計画に基づき、厳しい
行財政改革に取り組んでまいりました。中でも経常経費である人件費につきましては、正職員数は平成15年4月当初603人から平成31年4月当初は343人となり、一般会計においては約61億円から約32億円へと約29億円もの削減効果を上げることができました。 この人件費を含む義務的経費のうち、公債費につきましても今後ピークを迎えますが、その後、
土地開発公社の解散やたかいし
市民文化会館の起債償還の終了等により減少に転じる見通しとなっております。しかし一方で、医療、介護や生活保護、
子育て支援等にかかる扶助費は右肩上がりで増加が進み、
少子高齢化の進展で、今後さらに増加していくことが予測されます。 依然、厳しい状況のもと、今後とも組織のスリム化を図りながら、持続可能な体制の構築が求められます。最小の経費で最大の効果を生むべく、さらなる業務の効率化や公共施設の管理運営における
指定管理者制度等、引き続き、民間活力の導入を含む
行財政改革を進めながら、連立事業の完成や蓮池公園の整備等、重点施策について加速してまいります。 それでは、今年度の主要施策及び今後の方針につきまして、第4次高石市総合計画における5つの
まちづくりの目標に沿って概要をご説明申し上げます。 なお、平成27年度に策定し令和元年度をもって第1期が終了いたします高石市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略、さらに令和2年度をもって現計画の期間が終了いたします第4次高石市総合計画につきまして、それぞれ次期の計画の策定に着手する予定としております。 まず第1に、「ひとにやさしい育みのまち」についてであります。 高石市まち・ひと・し
ごと総合戦略の中でも子どもを産み育てやすい環境を整えることを基本目標の1つと位置づけており、
子育て支援については、年度当初の待機児童ゼロを堅持しつつ、先に述べた
子育てウェルカムステーションHUGOODの活動に加えて、さらに今年8月完成予定の羽衣駅前再開発ビルにも新たに4番目の
子育て支援センターが開設されます。本市の北の玄関口となる羽衣駅で
子どもたちの遊び場の提供や、育児相談、
子育て世代交流の場となる
サークル支援など、育児にかかわるさまざまな支援を行い、
子育て世代の方々を応援してまいります。 また、妊産婦の
健康づくり施策として、妊娠期から子育て期まで切れ目ない支援を
ワンストップで行うため、庁内に
子育て世代包括支援センターを設置し、妊産婦の
健康づくりのさらなる充実のため、
妊産婦歯科健康診査の実施のほか、妊娠期においては多胎妊娠に対する健診の拡充を行い、また出産期においては産後うつの早期発見や重症化を予防するため、
産婦健康診査を実施し、母子に対する健康管理の充実と
経済的支援等を図ってまいります。 なお、これらの
子育て支援施策の推進のため、組織体制の強化も行います。 学校教育につきましては、21世紀は
知識基盤社会といわれている中、情報化や
グローバル化といった社会的変化が、急速に進展してまいりました。このような時代の創り手となる
子どもたちを育むために必要な力として、情報化、
グローバル化、学力向上の3点を重要課題と考えて取り組んでまいります。 まず、情報化への対応としましては、これまでも電子黒板やタブレットの導入などにより、授業改善や
ICT活用力の向上をめざした取り組みを進めてまいりましたが、来年度以降、順次実施される新
学習指導要領に則して、教員と
子どもたちの
ICT活用力や
プログラミング的思考を養うために、タブレットを活用した授業の促進など、今後、ICT機器を使った学習活動のより一層の充実を図ってまいります。 次に、
グローバル化への対応といたしましては、これまで平成24年度から文部科学省による教育課程の特例校の認可を受け、小学校1年生からの
外国語教育に取り組み、英検3級レベルの生徒の割合が、以前の30%台から40%台に上昇しております。来年度から始まる新
学習指導要領においては小学校3年生から外国語活動が導入されますが、本市においては、引き続き小学校1年生からの
外国語教育を継続し、国際人として
グローバル社会を担う
子どもたちの英語力向上に努めてまいります。 最後に学力の向上については、新
学習指導要領が求める「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて、新しい
学習指導方法に基づく授業改善を進め、教員の授業力向上に努める一方、子どもへの丁寧な指導を行うために学びん
ぐティーチャーによる少人数や複数教員によるきめ細やかで、柔軟な指導方法を展開してまいります。 加えて、中学校で実施しておりました
高石っ子学び舎事業を、学習内容が難しくなる小学校3・4年生を対象に実施してまいります。 第2に、思いやり支え合う温もりのある「人にやさしい暮らしのまち」についてでございます。 健幸の
まちづくりにつきましては、官民連携による高石市健幸の
まちづくり協議会を立ち上げ、平成29年10月から対象者を20歳以上に拡大して再スタートした
健幸ポイント事業は、現在、約3,000人もの市民の方にご参加いただいております。今後は、
健康づくり施策の強化が政府の方針として位置づけられることを見据えながら、本事業の成果をふまえ、今後とも健幸の
まちづくりの
トップランナーとして、
健幸ポイント事業を継続してまいります。 また、
筋力トレーニングを含んだ
健幸づくり教室については、昨年度から、より多くの市民の皆様が気軽に
健康づくりのきっかけとしてご参加いただけるよう、
健幸づくり教室MiNiとして無料の入門版を実施しました。今後ともこれと並行し、
健幸フェスティバル&
高石マルシェなど
各種イベントにおいて
健康づくりの重要性を啓発することで、
健幸づくり教室の参加者拡大も含めた無関心層への健康意識の向上を図ってまいります。 また、
健幸リビング・ラボ事業につきましては、産学官が連携し、市民とともに
健幸づくりの活動につながる取り組みを考えることで、市民の健康増進のきっかけとなることをめざし、市民ニーズに合わせた取り組みを推進してまいります。今年度、スポーツ庁の支援も得て、認知症予防を促進するため、新たに認知機能の維持向上に効果が期待できる
健幸ダンス教室を実施するなど、積極的に推進してまいります。 我が事・丸ごとの
地域づくり推進事業につきましては、
少子高齢社会の進行や
生活困窮世帯の増加などにより複合化・複雑化した
地域生活課題を把握して解決を試みる
地域共生社会の実現に向け、国の支援も頂きながら、平成29年からスタートしたアプラたかいしにおける集いの場や相談会等に加え、昨年10月からは、各小学校区の市内7郵便局と連携した暮らしの
サポーター事業を実施しました。今後も引き続き成果を上げてまいります。 また、今年度は、福祉各分野の個別計画の上位計画にあたる第5次高石市
地域福祉計画と
社会福祉協議会において策定される第4次高石市
地域福祉活動計画の策定年にあたることから、地域福祉の両輪として連携・協働を図り、地域の様々な課題の解決に向けた取り組みを進めてまいります。 「地域住民の誰もが気軽に集い交流できる
居場所づくり」の一環として、各関係団体と連携し
コミュニティカフェの拡充に努めてまいりましたが、今では地域における住民同士のつながりの構築や、
独居高齢者の見守り拠点など、地域住民にとって欠かせないものとなっており、今後も拡充に努めてまいります。
国民健康保険につきましては、昨今の
少子高齢化の進展で、
年金生活者が全体の6割を占めるに至り、年々増加する医療給付費の捻出のため、保険料も増加の一途を辿っています。この制度を将来にわたり持続可能なシステムに再構築するため、昨年4月から国保一元化がスタートしました。 しかしながら、全国的に見ても医療費の増加が続いており、その一因として、高齢化の進展に加え、高額ながんの特効薬による治療費の増加や糖尿病の重症化に伴う人工透析の増加などが考えられます。 医療費を抑制するため、
保険者努力支援制度の抜本的強化など政府の方針を見据え、40代50代からの、特定健診やがん検診の受診率向上による疾病の
早期発見早期治療の推進や、糖尿病、高血圧等、生活習慣病の早期予防の推進に取り組んでまいります。 また、引き続き、国保財政のさらなる健全化を図りつつ、累積赤字の解消を進めてまいります。
高齢者施策につきましては、
高齢者福祉計画・第7期
介護保険事業計画に基づき、団塊の世代が75歳以上となる2025年を見据え、
地域包括ケアシステムの構築に向け医師会と連携し、
在宅医療介護の連携支援に取り組むとともに、
介護インセンティブ交付金の抜本強化など、政府の方針をにらみながら、介護予防及び要介護状態の重度化防止に向けた取り組みに加え、新たに
自立支援介護についても取り組んでまいります。 障がい者施策につきましては、障がいのある人が障がい
福祉サービスや
地域生活支援事業などを利用しながら、住み慣れた地域で自立した生活ができるよう、さまざまなニーズに対応するための支援を実施してまいりました。今後、すべての市民が相互に人格及び個性を尊重し、心豊かに生きることのできる
地域共生社会の実現をめざし、今年度、実効性のある高石市
手話言語条例の制定に向け検討を進めてまいります。
生活支援施策につきましては、生活に困窮する方が早期に社会的・経済的に自立できるよう、
生活困窮者自立支援事業のさらなる充実を図るとともに、
生活困窮世帯の子どもの学力の向上を図るため、引き続き
学習支援事業を実施してまいります。 人権施策につきましては、高石市人権擁護に関する条例に基づき、あらゆる差別が解消され、人権が尊重される誰ひとり取り残さない
社会づくり等を今後とも推進してまいります。 第3に、「地域活力あふれるまち」についてであります。
地域活性化につきましては、観光資源として工場夜景の魅力を発信するため、商工会議所や堺市などとともに、
全国工場夜景サミットを開催し、全国へ向けて発信いたします。また
シティプロモーションの一環でスタートした「走る!工場夜景」
ラッピング列車も継続し、工場夜景の魅力を情報発信しつつ、高師浜線の活性化にも努めてまいります。 本市の
ブランド戦略・
地域活性化の
一大イベント高石シーサイドフェスティバルにつきましては、今年で7回目を迎え、年々、来場者数も増加しており昨年は約39,000人もの人出でにぎわいました。 今年は8月18日に実施する予定で、今後ともさらに継続・発展させてまいりたいと考えております。 旧市民会館・
図書館跡地周辺は、かつて白砂青松を誇る東洋一の海水浴場、別荘地として栄え、鉄道網の整備も進んだ本市の歴史からも貴重な土地であります。それが関空、大阪市内まで約30分と
交通アクセスの利便性につながっています。また、直線2,000mの
国際競技水準の
ボートコースを有する浜寺水路に近接しており、今年6月1日、2日の両日には
全日本マスターズレガッタ大会も開催され、1,500人の参加者を得ました。来年には
全国高校総合体育大会の漕艇競技も開催されます。このような地域の歴史や実情をふまえ、この間の旧市民会館・図書館の活用に係る
検討委員会で策定しました活用方針をもとに、人が集う魅力ある
地域活性化の交流拠点となるよう、引き続き情報発信を行いながら具体化に向け取り組んでまいります。
ふるさと寄附金につきましては、本来の
ふるさと寄附の趣旨に即した運用を引き続き行いながら、本市の歴史的背景を踏まえたもの、臨海企業などの
地元事業者や大学などの教育機関と共同した商品開発を含め、本市の魅力を全国に発信できる謝礼品等について創意工夫を図り、より多くの方々にご寄附いただけるよう積極的に取り組んでまいります。 産業振興につきましては、
企業立地促進条例を平成19年に制定し、その後、平成29年度に新設・増設にかかる支援内容を拡大したところ、昨年度末までに大企業・中小企業あわせて約355億円もの設備投資が行われ、大きな成果を上げています。 今後も、本市の成長戦略の一環として、より多くの企業に活用していただけるよう周知してまいります。 また、中小企業の支援につきましては、中小企業の経営の安定を図り、創業者等の
経営基盤強化のため、引き続き
利子補給制度を実施してまいります。 農業施策につきましては、野菜の栽培など農作業を通じて、多世代の交流や健康増進の場である
健幸コミュニティ農園の利用を促進し、都市農業の保全に努めてまいります。 漁業振興につきましては、来年4月の大阪府から本市への高石漁港の移管に向けた協議を進めてまいりますとともに、高石市
漁業協同組合やNPO等と協力し、引き続き、稚魚の放流活動による水産資源の回復や砂浜の保全に努めてまいります。 次に、本市の主要駅の整備についてであります。 羽衣駅周辺につきましては、交通結節点にふさわしい都市核の形成に向けて
羽衣駅前地区第一種市街地再開発事業を推進しており、今年8月の再
開発ビル完成に向けて施行者である再開発組合と連携を図りながら着々と工事を進めているところでございます。また
南海本線羽衣駅からJR東羽衣駅へ接続する
ペデストリアンデッキを整備することにより、通勤や通学の乗降客の安全確保と利便性の向上、さらに関西国際空港の
インバウンドにより急増する
外国人観光客の
アクセス向上も図り、ひいては両駅周辺の活性化を目指してまいります。 高石駅周辺につきましては、南海本線・
高師浜線連続立体交差事業により、将来、駅の東西をつなぐ自由通路が完成することから、今後も駅周辺の
まちづくりについて取り組みを進めるとともに、駅西地区についても引き続き勉強会等を開催し、課題の解決に取り組んでまいります。 富木駅周辺につきましては、今後とも安全性の確保に向けて、地域及びJR西日本と協議を行いながら駅東側の整備を含め検討を進めてまいります。 第4に、「ひとにやさしい安全・安心なまち」についてであります。 本市におきましては、南海トラフの
地震津波等に備え、これまで高砂1号線の液状化対策、
津波避難タワー、防災機能を有する
総合体育館カモンたかいしの建設、地震・
津波総合避難訓練、さらに臨海企業の
施設耐震化等、ハード・ソフト面にわたる防災対策の充実・強化に取り組んでまいりました。 今年度においても、8月に
防災シンポジウムを開催するとともに、
自主防災組織と防災の
まちづくり勉強会等を開催し、第9回となる
地震津波総合避難訓練を津波防災の日であります11月5日に、市民の方々や臨海企業にもご参加いただき実施してまいります。
臨海コンビナートの防災につきましては、大阪府の
石油コンビナート等防災計画との整合性を図りつつ、引き続き大阪府や各事業者等とさらなる連携を進めながら、強化してまいります。 また、近年の台風による高潮や大雨等の被害を軽減するため、高石消防署、高石消防団と連携をさらに深め、7月に鴨公園において水防演習を実施するとともに、災害への備えについて市民への啓発に努めてまいります。 さらに、本市における火災、想定される大規模災害や救急事案の増加などに対応できるよう、今年度、高石消防署高師浜出張所の改修整備を行い、本年10月から、救急体制の増強を行うなど、消防力の強化を進めます。あわせて、これら消防体制の強化に伴い、実態に即した消防事務委託料の見直しを行います。また、昨年の台風第21号における災害応急対策業務の執行体制や対応等をふまえ、今後想定される大規模災害発生時においても、迅速かつ適切な業務執行が図られ、とくに地域の課題や特性に応じた自治会等を対象に自主的な地区防災計画の策定を強力に支援する体制の構築が急務となってまいりました。 このような状況をふまえ、今般、新たに危機管理監を設置し、危機管理体制のさらなる充実・強化を図るものであります。 防犯対策につきましては、近年、子どもが被害者となる事件が増加しており、これまで各地域住民による見守り活動や街頭犯罪、登下校時の防犯対策として防犯カメラの設置や悪質電話防止装置の無料貸し出しを行ってまいりました。 高齢者に対する特殊詐欺防止に向けた取り組み等、高石警察署と連携しながら進めるとともに、より安全・安心な
まちづくりを目指した取り組みをさらに進めてまいります。 蓮池公園につきましては、地域防災計画に基づき、防災機能を備えた公園として整備を進めるべく、本市都市計画審議会の答申を得て平成28年度に都市計画決定を行い、現在、基本計画を策定しております。今年度は基本設計を行い、大阪府や国と協議・調整を行いながら事業認可の取得を進め、用地買収にも着手するなど早期完成に向け取り組みを加速してまいります。 市内の公園については、公園愛護会やアダプトプログラム、ボランティア等により、市民の皆様方のご協力を得ながら、適正な維持管理に努め、また市としましても老朽化した遊具の撤去や新設を行ってまいります。今後、新たに公園の個別施設計画を作成し、遊具等を含めた公園施設のリニューアルを進めつつ、日常の維持管理について、より効率的な維持・管理手法を研究してまいりたいと考えております。 南海本線・
高師浜線連続立体交差事業につきましては、現在、令和3年5月の南海本線上り線高架化を目標に工事を進めているところですが、全線の早期完成を目指して、引き続き大阪府や南海電鉄と協議しながら事業を進めてまいります。 南海中央線整備事業につきましては、引き続き、東羽衣地区の用地買収を計画的に進め、早期完成を目指して取り組んでまいります。また、新村北線以北の区間につきましても、事業認可延伸を進め、財源を確保しつつ、あわせて
土地開発公社の解散に向け、買い戻しを進めてまいります。 取石418号線につきましても、引き続き、用地買収の完了に向け交渉を行い、早期開通を目指し事業を進めてまいります。 なお、これら重要事業の推進を加速するため、組織体制の強化を行います。 公共下水道事業につきましては、生活環境の改善・公共用水域の水質保全、浸水対策に寄与するために、計画的な整備を進めているところであり、昨年度末の整備率は89.4%となっております。 今年度は、未整備地区の雨・汚水管の整備を進め、羽衣ポンプ場においては長寿命化を行うとともに、耐震・津波対策工事を実施してまいります。また、水防法に基づき、内水浸水想定区域図を作成し、住民防災意識の向上を図ってまいります。 さらに、将来にわたり健全な事業運営を図るため、下水道ストックマネジメント計画を策定し、既存施設の適正な維持管理を図るとともに、今後も下水道事業を安定的に運営していくため、今般、平均6.93%の使用料の改定を行います。 水道事業につきましては、
少子高齢化、人口減少社会を迎え、より効果的、効率的に安定した水道を供給してまいります。泉北水道企業団につきましては、施設の老朽化が進み、要望していた大阪広域水道企業団の和泉浄水池がすでに完成していることから、終焉する方向で検討を進めております。今後、大阪広域水道企業団との広域連携の強化、さらには統合に向けた検討を進め、安全・安心で安定的な水道事業の運営に努めてまいります。 第5に「環境にやさしいまち」についてであります。 一般廃棄物につきましては、一部従量制による普通ごみの有料化の導入、プラスチック製容器包装の分別収集を実施し、減量・再資源化に取り組んでまいりました。 これらにより普通ごみの搬入量は、一部従量制による有料化前の平成24年度の約16,200トンから平成30年度では約13,100トンと約20%の減量となり、ごみの減量・再資源化が大幅に進みました。 今年度においては、プラスチックごみゼロ宣言を行い、ごみの適正排出に向けた周知・啓発のさらなる徹底、エコバッグの使用の推奨など、プラスチックごみの削減等に取り組んでまいります。 今後も、引き続き環境フェアの開催やプラスチック製容器包装の分別の徹底、有価物集団回収へのご協力をいただけるよう、積極的に周知・啓発を行うなど、資源循環型社会や低炭素社会の形成に向け、より一層、取り組んでまいります。 また、受動喫煙、路上喫煙、吸い殻のポイ捨ての防止などの喫煙等対策につきましては、望まない受動喫煙による健康被害の防止、喫煙マナー及び環境美化意識の向上を図るため、高石市受動喫煙・路上喫煙等対策
検討委員会で議論していただき、今後、答申をふまえ新たな条例制定を行うなど、市民等の健康増進及び安全でかつ快適な生活環境の確保に努めてまいります。 以上、主な施策の概要につきまして、第4次高石市総合計画に沿ってご説明申し上げてまいりました。 初春の令月に気淑く風和ぐ、令和の新時代を迎え、私ども行政と議会、市民の皆様が、ともに力を合わせ、さらなるふるさと高石の発展を目指し、和の精神をもって頑張ってまいりたいと存じています。 引き続き、議会と市民の皆様の温かいご理解とご支援ご協力のほどよろしくお願い申し上げまして、施政方針とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
○議長(久保田和典君) 日程第4 議案第1号 一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定についてから日程第12 議案第9号 令和元年度高石市
水道事業会計補正予算までの9案件を
議会運営委員会の決定に基づき、一括議題にいたしたいと存じます。これにご異議ございませんか。 (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、日程第4 議案第1号から日程第12 議案第9号までの9案件を一括議題といたします。 ただいま一括議題となりました9案件につきましては、
議会運営委員会の決定に基づき、順次、理事者より提案説明を求めた後、質疑を省略し、議案第1号につきましては総務文教委員会へ、議案第2号から議案第5号までにつきましては福祉土木委員会へ、議案第6号から議案第9号までについては予算委員会へ、それぞれ付託の上、審査を受けることにいたしたいと存じます。これにご異議ございませんか。 (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、本件、議案第1号から議案第9号までの9案件につきましては、それぞれ所管の委員会へ付託の上、審査することといたします。 それでは、本件につきまして、順次、理事者の提案説明を求めます。
◎政策推進部長(石坂秀樹君) 議案第1号から議案第9号までにつきまして、提案理由のご説明を申し上げます。 まず、議案第1号 一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定についてでございます。 これは、本市の行政課題に対応するため、組織体制の強化を図るべく、新たな職の設置等を行うに当たり、所要の改正を行うものでございます。 なお、施行期日につきましては、令和元年10月1日といたしております。 次に、議案第2号 高石市
水道事業条例の一部を改正する条例制定についてでございます。 改正につきましては2点ございまして、まず1点目は、令和元年10月1日から消費税及び地方消費税が8%から10%に引き上げられることに伴い、水道使用料金、メーター使用料金及び加入金につきまして、料金の変更を行うものでございます。 2点目は、平成30年12月に改正されました水道法におきまして、指定給水装置工事事業者の指定について、5年ごとの更新制が導入されたことにより、更新に係る手続、手数料等について所要の改正を行うものでございます。 なお、施行期日につきましては、令和元年10月1日といたしております。 次に、議案第3号 高石市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例制定についてでございます。 これは、第8次地方分権一括法案に基づく災害弔慰金の支給等に関する法律の一部改正に伴い、法律により3%に固定されている災害援護資金の貸し付け利率について、市町村が条例で設定できるよう見直しされたことから、所要の改正を行うため、本条例の一部を改正するものでございます。 なお、施行期日につきましては、公布の日といたしております。 次に、議案第4号 高石市
下水道条例の一部を改正する条例制定についてでございます。 改正につきましては2点ございまして、まず1点目は、令和元年10月1日から消費税及び地方消費税が8%から10%に引き上げられることに伴い、使用料の変更を行うものでございます。 2点目は、使用料の改定でございます。 下水道事業におきましては、雨水に係るものは公費で、汚水に係るもの、いわゆる汚水管理運営費については私費で負担すべきものとされており、使用料で賄うことが基本となっております。 平成29年度において、本市の下水道整備率は89.3%と進みましたが、汚水管理運営費に占める使用料の割合は91.2%となっており、使用料で全てを賄えていない状況となっております。 下水道事業では、これまでも人件費の削減や事務の効率化などコスト削減に取り組んでまいりましたが、今後想定される管路やポンプ場施設の耐震化・老朽化対策を進めていくためには多額の費用が必要となり、汚水管理運営費に対する不足は今後も解消される見込みはなく、健全な経営に支障を来すところでございます。 よって、今後の収支見通しを踏まえ、下水道使用料につきまして平均6.93%の改定をお願いするものでございます。 なお、施行期日につきましては、令和元年10月1日といたしております。 次に、議案第5号 高石市
介護保険条例の一部を改正する条例制定についてでございます。 これは、介護保険法施行令及び介護保険の国庫負担金の算定等に関する政令の一部改正に伴い、低所得者の保険料軽減割合が強化されたことから所要の改正を行うものでございます。 内容といたしましては、令和2年度までの第4条第1項第1号に掲げる第1号被保険者の減額賦課後の介護保険料額を2万8,500円に、同項第2号の介護保険料額を3万9,900円に、また同項第3号の介護保険料額を5万5,100円にそれぞれ減額するものでございます。 なお、施行期日につきましては、公布の日といたしております。 次に、議案第6号 令和元年度高石市
一般会計補正予算についてでございます。 本年度の当初予算は、任期満了に伴う市長選挙が本年4月に予定されていたため、新規事業及び政策的事業を控えた骨格予算でございましたので、今回、肉づけ予算といたしまして歳入歳出予算の補正、地方債の補正をお願いするものでございます。 歳出の主な内容について、ご説明申し上げます。 まず、総務費でございますが、総務管理費の人事管理費におきまして、定数外職員も含めた全職員の出退勤時刻を適正に把握し、労働時間を適切に管理するためのシステム導入等の費用といたしまして、合計529万1,000円を計上いたしております。 また、企画費におきまして、第4次総合計画の目標年次が令和2年度までとなっており、令和3年度からの第5次総合計画策定に向けた基礎調査を行う費用といたしまして委託料を498万3,000円計上いたしております。 また、住民サービスの利便性の向上を図るため、マイナンバーカードを利用し、全国のコンビニエンスストア等において、休日や早朝、夜間に住民票などの各種証明書を取得できるようにするための費用といたしまして、総務費の情報化推進費、税務総務費及び住民基本台帳費におきまして合計1,033万3,000円を計上いたしております。 次に、民生費でございますが、社会福祉費の介護保険費におきまして繰出金として3,351万1,000円を増額いたしております。これは、介護保険におきまして法改正により低所得者層に対する保険料の軽減措置を行うため、当該軽減措置による影響額を一般会計から介護保険特別会計へ繰り出すものでございます。 次に、衛生費でございますが、保健衛生費の保健衛生総務費におきまして、総合ライフケアセンターの施設の修繕及び備品の更新費用としてそれぞれ2,785万7,000円、349万5,000円を増額し、また設備の老朽更新等の改修に迅速に対応するため、委託料を350万円増額いたしております。 また、母子保健事業費におきまして、
子育て世代包括支援センターの設置に向け、産婦健診や妊産婦歯科健診の実施及び個別支援プランの作成等母子保健事業の拡充を行う費用として、合計1,182万1,000円を増額いたしております。 また、スマートウェルネス推進事業費におきまして、合計323万7,000円を計上いたしております。これは、高石市健幸の
まちづくり協議会におきまして、国の支援を得て、60歳以上の市民を対象とした認知機能の維持向上に効果が期待できる
健幸ダンス教室を実施するものでございます。 次に、商工費でございますが、プレミアム付商品券事業費におきまして、委託料を3億7,500万円増額いたしております。これは、さきの補正予算におきまして必要な事務費をお認めいただきましたが、今回は事業費を計上するものでございます。 次に、土木費でございますが、都市計画費の街路整備事業費におきまして、合計3億7,035万5,000円を計上いたしております。これは、現在進めております南海中央線の東羽衣地区の整備費用を計上いたしますとともに、さらに北側の区域につきましても整備を推進するため、新たな事業認可の取得に必要な費用を計上したものでございます。 また、公園管理費におきまして、蓮池公園の整備に係る費用としまして9,369万9,000円、市内公園等の遊具設置に係る費用としまして1,434万3,000円を計上いたしております。 次に、消防費でございますが、消防施設費におきまして、堺市消防事務委託料を817万5,000円増額いたしております。これは、平成20年度の堺市高石市消防組合解散に伴う消防事務委託への移行に際しまして、当面の措置として、委託料については人口案分による算定方法を据え置くものといたしておりましたが、今般、堺市との協議が調い、救急体制の増強など消防力の強化とともに、実態に即した算定方法に改めるものでございます。また、これにあわせまして高師浜出張所の改修等を行ってまいります。その他、高石消防署及び取石防災倉庫の改修等に係る費用としまして、合計2,520万3,000円を計上いたしております。 次に、教育費でございますが、教育総務費の事務局費におきまして、委託料を473万5,000円計上いたしております。これは、教職員の業務負担の軽減及び学校給食会計の透明性の向上を図るため、学校給食の公会計制度の導入に当たりシステムの構築を行うものでございます。 また、教育指導費におきまして、報償費を139万5,000円計上いたしております。これは、小学生の学力向上を目的といたしまして、現在、中学校で実施しております高石っ子まなび舎事業を小学校におきましても高石っ子まなび舎キッズ事業として実施するものでございます。 また、小学校費及び中学校費の学校管理費におきまして、委託料をそれぞれ1,181万9,000円、1,801万8,000円計上いたしております。これは、小・中学校におけるトイレの洋式化をさらに推進するための実施設計費用でございます。 次に、社会教育費の
市民文化会館費におきまして、アプラホールにおける各設備の更新に係る費用といたしまして6,228万6,000円を計上いたしております。 また、保健体育費の運動施設管理費におきまして、需用費を1,025万1,000円計上いたしております。これは、高師浜運動広場の防球ネットが経年劣化等により破損が生じておりますので、文化・スポーツ・国際交流振興基金を活用し修繕を行うものでございます。 次に、公債費でございますが、償還金利子及び割引料を6億4,216万円計上いたしております。これは、
土地開発公社の経営健全化を図るため平成21年度に市から公社へ無利子貸し付けを行うにつき発行した地方債につきまして、本年度は借りかえの時期でございますが、公社の解散が令和2年度までとなっておりまして、また経費節減を図るため、借りかえを行わず償還するものでございます。 また、その他といたしまして、平成29年3月に策定いたしました高石市公共施設等総合管理計画に基づき、総務費の庁舎管理費、土木費の公園管理費及び教育費の事務局費におきまして、各施設の個別施設計画策定に係る費用としまして合計5,579万2,000円を計上いたしております。 また、本年10月から実施が予定されております幼児教育・保育無償化に係る費用といたしまして、民生費の施設給付費、教育費の幼稚園管理費及び教育振興費におきまして合計7,399万9,000円を計上いたしております。 次に、歳入についてご説明を申し上げます。 地方特例交付金、国庫支出金、府支出金、諸収入及び市債につきましては、それぞれの費目で見込み額を計上し、繰入金の基金繰入金におきまして、財政調整基金繰入金4億3,749万7,000円により調整させていただいております。 以上の結果、歳入歳出それぞれ18億8,196万6,000円の増額となりまして、補正後の予算総額は256億7,090万3,000円となっております。 続きまして、第2表地方債の補正でございますが、各施設における改修事業及び公園等整備並びに小・中学校トイレの整備事業を追加し、非常用発電機改修事業及び街路整備事業につきまして限度額を変更いたしております。 次に、議案第7号 令和元年度高石市
公共下水道事業特別会計補正予算につきましては、歳入歳出予算の補正、債務負担行為及び地方債の補正をお願いするものでございます。 まず、歳出からご説明を申し上げます。 総務費におきまして、下水道使用料の改定に伴い、料金システムの改修費用等といたしまして、委託料を合計101万1,000円増額いたしております。 また、近年の集中豪雨による浸水被害を受け水防法が改正され、内水による浸水想定区域と、これに対応した避難方法等を住民に周知することとされ、浸水想定区域図を作成するための委託料を2,224万5,000円増額いたしております。 次に、下水道建設費でございますが、羽衣ポンプ場におきまして、耐震・津波対策事業を実施するに当たり、委託料を8,000万円増額いたしております。 これらの事業等の実施に伴い、歳入につきましては、下水道使用料を1,858万5,000円、下水道費国庫補助金を5,112万2,000円、下水道債を3,600万円増額し、一般会計繰入金を245万1,000円減額いたしております。 以上の結果、歳入歳出それぞれ1億325万6,000円の増額となりまして、補正後の歳入歳出の予算総額は28億4,974万3,000円となっております。 続きまして、債務負担行為でございますが、羽衣ポンプ場他運転管理等業務委託事業につきまして、令和元年度から令和4年度までの間で1億159万8,000円の限度額を、高石ポンプ場運転管理等業務委託事業につきましては、令和元年度から令和4年度までの間で1億9,616万4,000円の限度額を、羽衣ポンプ場耐震・津波対策事業につきましては、令和2年度に1億3,000万円の限度額を、それぞれ設定いたしております。 最後に、地方債の補正でございますが、公共下水道事業におきまして、限度額を3億2,870万円に変更いたしております。 次に、議案第8号 令和元年度高石市
介護保険特別会計補正予算につきましては、歳入予算の補正をお願いするものでございます。 内容につきましては、保険料におきまして3,351万1,000円を減額し、同額を繰入金の低所得者保険料軽減繰入金におきまして増額いたしております。これは、低所得者の保険料軽減割合が強化されたことに伴い、予算の組み替えを行うものでございます。 以上の結果、補正後の予算総額は53億9,323万3,000円となっており、補正前と同額になっております。 次に、議案第9号 令和元年度高石市
水道事業会計補正予算につきましては、業務の予定量の補正、資本的収入及び支出の補正、債務負担行為及び企業債の補正をお願いするものでございます。 まず、業務の予定量のうち、主要な建設改良事業につきまして、安定給水の向上を図るため、高石配水場施設更新事業といたしまして2億1,594万5,000円を計上いたしております。これにより、改良整備事業費を4億9,189万6,000円に、資本的支出につきましては5億7,638万7,000円に、それぞれ変更いたしております。 また、これらに充当いたします資本的収入額につきましては、企業債を1億4,390万円増額し3億2,552万8,000円といたしておりますが、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額2億5,085万9,000円につきましては、過年度分損益勘定留保資金などで補填をさせていただいております。 次に、債務負担行為でございますが、高石配水場施設監視及び運転操作等業務委託事業について、令和元年度から令和4年度までの間で2億1,161万8,000円の限度額を、高石配水場受変電設備更新事業につきましては、令和2年度に1億9,901万6,000円の限度額をそれぞれ設定いたしております。 最後に、企業債の補正でございますが、限度額を3億1,930万円に変更いたしております。 以上、議案第1号から議案第9号までの提案理由をご説明申し上げました。いずれの議案につきましても、どうかよろしくご審議の上、いずれもご可決賜りますよう、お願い申し上げます。
○議長(久保田和典君) この時点で、暫時休憩いたします。 (午前10時55分 休憩) ---------------- (午前11時31分 再開)
○議長(久保田和典君) 休憩前に引き続きまして、本会議を再開いたします。 日程第13 議案第10号 高石市
固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。 本件につきましては、
議会運営委員会の決定に基づき、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。 (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、本件につきましては、委員会への付託を省略することに決しました。 本件につきまして、理事者より提案説明を求めることにいたします。
◎市長(阪口伸六君) 議案第10号につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。 本案は、高石市
固定資産評価審査委員会委員の選任についてでございます。 本市
固定資産評価審査委員会委員の坂田兼則氏の任期が令和元年7月30日をもちまして満了いたしますので、同氏を再任いたしたく。つきましては、地方税法第423条第3項の規定によりまして、議会のご同意を賜りたく、ここにご提案をさせていただいた次第でございます。 なお、同氏の経歴につきましては、本議案に添付いたしておりますとおりでございまして、本市
固定資産評価審査委員会委員として適任であると確信いたしております。 どうかよろしくお願い申し上げます。
○議長(久保田和典君) 本件につきましては、ご発言の通告を受けておりませんので、質疑及び討論を省略し、直ちに採決いたします。 お諮りいたします。 議案第10号は、これを同意することにご異議ございませんか。 (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、議案第10号 高石市
固定資産評価審査委員会委員の選任については、同意することに決しました。 日程第14 議案第11号 高石市
教育委員会教育長の任命についてを議題といたします。 本件につきましては、
議会運営委員会の決定に基づき、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。 (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、本件につきましては、委員会への付託を省略することに決しました。 本件につきまして、理事者より提案説明を求めることにいたします。
◎市長(阪口伸六君) 議案第11号につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。 本案は、高石市
教育委員会教育長の任命でございます。本市
教育委員会教育長の佐野慶子氏から令和元年6月30日付での辞職の旨の願いがあり、これに同意いたしましたので、新たに本市
教育委員会教育長として木嵜茂巳氏を適任と認め、任命いたしたく。つきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定によりまして、議会のご同意を賜りたく、ここにご提案をさせていただいた次第でございます。 なお、同氏の経歴につきましては、本議案に添付いたしておりますとおりでございまして、本市
教育委員会教育長として適任であると確信いたしております。 どうかよろしくお願い申し上げます。
○議長(久保田和典君) 続きまして、木嵜茂巳君の発言を許します。
◎(木嵜茂巳君) 議長からお許しをいただきましたので、議会の貴重なお時間をおかりいたしまして、私の所信を申し述べたいと存じます。 現在の教育に関する主な課題といたしまして、文部科学省は、我が国の学力は全体として国際的に見て上位であるが、読解力など低下傾向にあり、世界トップレベルとは言えない状況である。学ぶ意欲や学習習慣が必ずしも十分でない状況であり、学力調査の結果等を活用した学力の現状把握、分析、評価、改善、検証という一連の流れの定着が課題であると指摘いたしております。 こうした背景のもと、本市では児童・生徒の健全な発達を達成するべく、あらゆる教育施策を展開いたしております。
子どもたちに自信あるいは夢や希望を抱かせ、明るい未来を担うためには、現在取り組んでおります各種施策も重要でありますが、我々大人が、生涯を通じてみずからが生きる喜びや学びを得ながら、その姿を
子どもたちに示し、伝承していくことも重要ではないかと考えております。
子どもたち一人ひとりが幸せな人生を送れるように、また生きる力を身につけさせるように、必要な取り組みを実施してまいります。 教育のまち高石の実現に向け、本年4月に改定されましたたかいし教育ビジョンのもと、教育施策を推進するに当たり、学校教育と社会教育との連携、協力を図りながら、佐野教育長が推し進めてこられた教育を体系化していく所存でございます。 それでは、本市の教育を進めるに当たり、今後の方針、方向性につきまして教育施策等を中心に申し述べさせていただきます。 まず、学校教育についてであります。
子どもたちの確かな学力を保障するという観点から、現在、授業改善を中心とした学力向上プランの実行に取り組んでおりますが、今後もその達成に向け全力を挙げて取り組んでまいります。あわせて、
子どもたち一人ひとりを大切に見守るという観点から支援教育や不登校支援、貧困対策など、一層の推進を図ってまいります。 また、子どもの成長段階で習得させる教育課程におきまして、外国語によるコミュニケーション能力の向上や図書館と学校、地域の皆様方との連携によります読書活動の拡充、道徳教育や人権教育など豊かな心の育成、郷土に愛着を持てる子どもの育成、さらには心身の健全な成長に資する体力の強化など、一体的な取り組みを推進してまいります。 就学前教育では、
子どもたちの生涯にわたる人格形成の基礎を培う最も重要な教育課程と認識しておりまして、発達や学びの連続性を確保し、小学校への円滑な移行ができるよう、さらなる連携強化を図ってまいります。 これらの取り組みを総合的に推進することにより、知・徳・体のバランスが備わり、夢を抱き、生きる力が備わる
子どもたちの育成が実現できるものと確信いたしております。 次に、社会教育についてであります。 地域教育では、いつでも、どこでも、誰でも参加できる環境を構築し、個々のニーズを踏まえながら、地域の皆様方や各種関係団体の皆様方との連携を図り、文化、芸術、スポーツなど各分野におきまして、より一層の振興を図ってまいります。 さきに述べましたたかいし教育ビジョンにおいて示された、今後10年間の予想される環境の変化にも対応するべく、知・徳・体の調和のとれた教育を推進する、信頼される学校づくりを推進する、家庭・地域の教育力を向上する、生涯を通じた学びを応援するなど四つの視点を達成するため、学校と教育委員会が一体となり、関連事業の推進、関係諸団体の皆様方との協力体制の構築など、全力を傾注してまいります。 今日まで本市の教育施策の推進に取り組まれた佐野教育長の思いを引き継ぎながら、次年度に実施されます新しい
学習指導要領を踏まえ、未来を担う
子どもたちの学びの育成を初めとする国の教育改革など、本市の教育全般の将来像を描き、高石市で生まれ育ってよかった、高石市に来てよかったと実感していただけるよう、誠心誠意、全身全霊をかけてその職務を果たす所存でございます。 以上、教育施策を中心に所信の一端を申し述べさせていただきました。結びに当たりまして、議員各位におかれましては、今後とも教育行政への温かいご支援とご理解を賜りますよう心からお願い申し上げて、私の所信とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
○議長(久保田和典君) 本件につきましては、ご発言の通告を受けておりませんので、質疑及び討論を省略し、直ちに採決いたします。 お諮りいたします。 議案第11号は、これを同意することにご異議ございませんか。 (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、議案第11号 高石市
教育委員会教育長の任命については、同意することに決しました。 それでは、ただいま同意を得られました木嵜茂巳君より発言の申し出を受けておりますので、これを許すことにいたします。
◎(木嵜茂巳君) 議長からお許しをいただきましたので、一言ご挨拶を申し上げます。 このたび、阪口市長のご推挙と議員各位のご同意を賜りまして、教育長を拝命することになりました木嵜茂巳でございます。 もとより浅学非才の身でありますことは十分承知いたしておりますが、本市の教育行政のさらなる発展のため、全力でその職責を果たしてまいる覚悟でございます。 議長、副議長様を初め議員各位におかれましては、在職中にも増してご指導、ご鞭撻を賜りますよう心からお願い申し上げます。 甚だ簡単粗辞ではございますが、ご同意を賜りました御礼のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(久保田和典君) この時点で、本年6月30日をもちまして退任されます佐野教育長よりご挨拶を申し上げたいとの申し出がございますので、これを許すことにいたします。
◎教育長(佐野慶子君) 本会議におきまして発言の機会をいただき、感謝申し上げます。退任に当たり一言ご挨拶させていただきます。 平成29年7月1日付でこの議場で就任のご同意をいただきましてから、はや2年の歳月がたちました。長いようでもあり、また、あっという間に今月を迎えたような気もいたします。 就任に当たり、教育の目的は、
子どもたち一人ひとりが生涯幸せな人生を歩めるように生きる力を身につけさせることが大切であると考え、信頼される学校づくりや生涯を通じた社会教育の充実等を目指してまいりました。そして、その時々の課題を市長、副市長に指導いただきながら優秀な職員とともにお仕事をさせていただいたことが、何よりの私の宝物でございます。 教育長を退任いたしますが、愛着ある高石市に少しでもお役に立つことができたらと願っております。 結びになりますが、議長・副議長様、市議会議員の皆様には、さまざまにご指導いただきましたことに改めて御礼を申し上げますとともに、ますますのご健勝とご活躍を心からお祈り申し上げます。 万葉の昔から歴史ある高石市が、令和の時代に入り、さらに躍進することを切にお祈り申し上げ、簡単ではございますが、退任の挨拶とさせていただきます。 この2年間、本当にお世話になりました。ありがとうございました。(拍手)
○議長(久保田和典君) 佐野教育長におかれましては、在任中、高石市の教育行政に多大なるご貢献を賜り、議会を代表いたしまして、心から御礼を申し上げます。本当にご苦労さまでした。 日程第15 議案第12号 高石市
教育委員会委員の任命についてを議題といたします。 本件につきましては、
議会運営委員会の決定に基づき、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。 (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、本件につきましては、委員会への付託を省略することに決しました。 本件につきまして、理事者より提案説明を求めることにいたします。
◎市長(阪口伸六君) 議案第12号につきまして、提案理由のご説明を申し上げます。 本案は、高石市
教育委員会委員の任命についてでございます。現在、欠員となっております本市
教育委員会委員につきまして、今般、佐野慶子氏を適任と認め任命いたしたく。つきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定によりまして、議会のご同意を賜りたく、ここにご提案をさせていただく次第でございます。 なお、同氏の経歴につきましては、本議案に添付いたしておりますとおりでございまして、本市
教育委員会委員として適任であると確信いたしております。 どうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(久保田和典君) 本件につきましては、ご発言の通告を受けておりませんので、質疑及び討論を省略し、直ちに採決いたします。 お諮りいたします。 議案第12号は、これを同意することにご異議ございませんか。 (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、議案第12号 高石市
教育委員会委員の任命については、同意することに決しました。 日程第16 議案第13号 高石市
教育委員会委員の任命についてを議題といたします。 本件につきましては、
議会運営委員会の決定に基づき、委員会への付託を省略することにご異議ございませんか。 (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。 よって、本件につきましては、委員会への付託を省略することに決しました。 本件につきまして、理事者より提案説明を求めることにいたします。