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令和 2年 3月11日文教こども常任委員会−03月11日-01号

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  1. 門真市議会 2020-03-11
    令和 2年 3月11日文教こども常任委員会−03月11日-01号


    取得元: 門真市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-27
    令和 2年 3月11日文教こども常任委員会−03月11日-01号令和 2年 3月11日文教こども常任委員会     令和2年 第1回定例会          文教こども常任委員会記録出席者氏名出席委員(6名)  委員長  森  博孝   副委員長  松本 京子  委 員  池田美佐子   委 員   大倉 基文  委 員  吉水 志晴   委 員   中道  建 ・説明のために出席した者  市長      宮本 一孝   副市長     下治 正和  副市長     日野出俊夫   教育長     久木元秀平  副教育長    邉田  憲   こども部長   内田  勇  教育部長    満永 誠一   教育部管理監  西口  孝  その他関係職員 ・職務のために出席した議会事務局職員  局長   吉田 清之   次長    岡 一十志  課長   丹路 保浩   課長補佐  笠置 真記  主査   西脇  優   係員    西川 祥平
     係員   岸ケニー龍之介付託議案  議案第3号 門真市立図書館条例の全部改正について  議案第5号 門真市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正について  議案第17号 門真市少人数学級編制の実施その他のきめ細かな指導ができる教育環境づくりの実施に係る任期付市費負担教員の任用、勤務条件等に関する条例の一部改正について  議案第21号 門真市立文化会館条例の廃止について  議案第22号 令和元年度門真一般会計補正予算(第8号)中、所管事項  議案第23号 令和2年度門真一般会計予算中、所管事項  議案第30号 令和元年度門真一般会計補正予算(第9号)  議案第31号 令和2年度門真一般会計補正予算(第1号)中、所管事項  令和2年3月11日(水)午前10時開会 ○森博孝 委員長  ただいまから、文教こども常任委員会を開会いたします。  開会に当たりまして、宮本市長の御挨拶を願います。 ◎宮本 市長  おはようございます。委員各位におかれましては、早々に御出席賜り、まことにありがとうございます。  文教こども常任委員会に付託されました案件は、議案第3号、門真市立図書館条例の全部改正についての外7件となっております。何とぞ慎重に御審査の上、御決定いただきますようお願い申し上げ、簡単ではありますが開会の御挨拶とさせていただきます。本日、よろしくお願いいたします。 ○森博孝 委員長  審査に先立ち、委員並びに理事者の皆様にお願い申し上げます。委員会記録作成上、録音を行いますので、質疑、答弁など発言に当たっては、私から指名後、起立し、大きな声で明確にお願いします。なお、答弁に当たっては、所属、職位を発言の上、お願いします。また、本日は審査案件が多数ございますので質疑は項目をまとめ、簡潔に行っていただきますよう、委員の皆様には委員会運営に御協力のほどよろしくお願いいたします。なお、携帯電話及びタブレット端末についてはマナーモードにしていただきますよう、よろしくお願いします。  これより、本委員会に付託されました8議案を議題といたします。  この際申し上げます。議案第3号、第5号、第17号、第21号、第22号中、所管事項、第23号中、所管事項、第30号及び第31号中、所管事項については、議会運営委員会の決定により提案理由の説明を省略することといたします。 ──────────────────────────────────── ○森博孝 委員長  それでは、議案第3号、門真市立図書館条例の全部改正についてを議題といたします。  直ちに本件に対する質疑に入ります。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより議案第3号を採決いたします。  本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。  よって議案第3号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 ──────────────────────────────────── ○森博孝 委員長  次に、議案第5号、門真市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  直ちに本件に対する質疑に入ります。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより議案第5号を採決いたします。  本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。  よって議案第5号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 ──────────────────────────────────── ○森博孝 委員長  次に、議案第17号、門真市少人数学級編制の実施その他のきめ細かな指導ができる教育環境づくりの実施に係る任期付市費負担教員の任用、勤務条件等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  直ちに本件に対する質疑に入ります。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより議案第17号を採決いたします。  本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。  よって議案第17号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 ──────────────────────────────────── ○森博孝 委員長  次に、議案第21号、門真市立文化会館条例の廃止についてを議題といたします。  直ちに本件に対する質疑に入ります。池田委員。 ◆池田美佐子 委員  文化会館条例廃止により令和3年度以降、文化会館の利用ができなくなりますが、なぜこの3月議会で上程したのか、その理由をお聞かせください。 ○森博孝 委員長  理事者の答弁を求めます。 ◎隈元 社会教育課長  門真市立文化会館条例の廃止につきましては施行日を令和3年4月1日としており、定期的な利用者はもちろんのこと、単発の利用や特定の時期の利用者にも十分周知できるよう1年間という一定の期間を確保するためであります。 ◆池田美佐子 委員  これまでのサークル団体利用者への周知について、どのように考えているのかお聞かせください。 ◎隈元 社会教育課長  文化会館利用者への周知につきましては、文化会館サークル代表公民館サークル代表等で構成されている門真市立公民館運営審議会が令和2年2月25日に開催されたところであり、令和2年度をもって文化会館の閉館を予定していることを伝えております。  さらに、例年1000人を超える来館者数が予想される文化会館ふれあいまつりが3月28日及び29日に開催が予定されており、その日程に合わせて来館者への周知を予定しておりましたが、今般の新型コロナウイルス感染拡大防止による当該イベントの中止に伴い周知ができなくなりました。  そのため4月以降、施設内に掲示するとともに、施設の指定管理者と協力のもと、サークル団体の代表者が集まる会合等において説明を行うなど、利用者に丁寧に周知してまいります。 ◆池田美佐子 委員  最後に、閉館後のサークル団体利用者活動継続について、どのように考えているのかお聞かせください。 ◎隈元 社会教育課長  文化会館閉館後の活動継続につきましては、既存の市有施設を活用することとしており、従来の利用状況に近い市有施設の各諸室に関する情報を御案内することにより、サークル団体利用者の方が支障なく生涯学習活動を継続していただけるよう情報提供に努めてまいります。 ○森博孝 委員長  ほかに質疑はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより議案第21号を採決いたします。  本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。  よって議案第21号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 ──────────────────────────────────── ○森博孝 委員長  次に、議案第22号、令和元年度門真一般会補正予算(第8号)中、所管事項を議題といたします。  直ちに本件に対する質疑に入ります。松本副委員長。 ◆松本京子 副委員長  おはようございます。公明党の松本でございます。  議案第22号なんですけれども、後ほど議案第31号でもGIGAスクール構想については補正予算が提出されておりますけれども、この議案第22号で合わせて質疑させていただきたいと思います。  昨年6月に学校教育情報化の推進に関する法律が成立し、国や自治体が学校教育情報化の推進に関する施策を総合的、計画的に策定、実施する責務が明確化されました。  ことし4月より小学校から順次全面実施となる新しい学習指導要領でも、情報活用能力を学習の基盤となる資質、能力とされています。昨年12月に結果が公表されたOECDが実施したPISA2018では、我が国の子どもたちの読解力の低下が明らかになりました。加えて我が国の学校の授業でのICTの利用時間が最下位である一方、学校外ではネット上でのチャットやゲームを利用する頻度はOECD平均よりも高く、その増加が著しいことが明らかになるなど、今回のPISA調査はICTをめぐる我が国の子どもたちの現状と課題が浮かび上がりました。  そこでお伺いします。まずは1点目です。  現状の門真市における児童・生徒が活用できる端末の状況をお聞かせください。  また、今回のGIGAスクール構想で児童・生徒が一人1台端末を使えるように整備がされるとのことですが、今後の整備予定についてネットワーク整備も含めてお聞かせください。 ◎植原 学校教育課参事教育センター長  GIGAスクール構想についてであります。  まず、現状での門真市内小・中学校における端末の整備状況についてであります。  今年度、市内全20校のパソコン教室に40台のタブレット端末を整備し、各校で活用しております。  令和2年度には市内全20校のネットワーク環境を整備するとともに、国のロードマップにのっとり、小学校5・6年生と中学校1年生に端末を整備し、3年度は中学校2・3年生、4年度は小学校3・4年生、令和5年度は小学校1・2年生と順次着実に整備していく予定であります。 ◆松本京子 副委員長  それでは、2点目です。整備された端末を教員がどのように活用していくかが重要だと思います。  端末導入と同時に先生方がスムーズに活用できるため、教育委員会として考えておられることがあればお聞かせください。  また、国のGIGAスクール構想では、目標とする水準として4校に一人のICT支援員の配置についても言及されていますが、市としての配置計画についてお聞かせください。 ◎植原 学校教育課参事教育センター長  導入された端末が現場でスムーズに活用されるように、校長、教頭、教職員及び教育委員会で構成される組織を立ち上げ、先進市や先進校視察を行いながら、先生方にとって参考になる活用の資料づくり取り組みます。  組織で協議された内容は、随時市内小・中学校に伝えるとともに意見を丁寧に聞き取ることも重ねながら、先生方にとって参考になる資料の作成を行います。  また、市内の好事例もまとめ市内全校情報共有を行う予定もしております。  また、一人1台端末環境整備を進めるに当たり、特に導入当初におきましては整備機器の取り扱いや通信トラブルの発生が見込まれます。そのための学校現場における技術支援ICT機器の活用に当たっての助言等に対応できるICT支援員の配置は必須であり、確保へ向けて努力してまいります。 ◆松本京子 副委員長  代表質問で我が党の質問に、支援が必要な子どもたちへは学年に関係なく端末の優先的な整備を検討しますと答弁をいただきました。優先的整備、ぜひともよろしくお願いいたします。  また、ICTの活用には、よい側面だけではなく留意すべき点もあります。しかしほとんどの子どもたちは学校以外の場で既にICT機器に触れており、保護者が見えないところである場合もあると思います。情報モラル教育については既に実施されていると聞いておりますが、さらなる充実を要望し質疑を終わります。 ○森博孝 委員長  ほかに質疑はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより議案第22号中、所管事項を採決いたします。  本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
                〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。  よって議案第22号中、所管事項は原案のとおり可決すべきものと決しました。 ──────────────────────────────────── ○森博孝 委員長  次に、議案第23号、令和2年度門真一般会計予算中、所管事項を議題といたします。  直ちに本件に対する質疑に入ります。池田委員。 ◆池田美佐子 委員  予算書265ページの子ども貧困対策事業である子ども未来応援ネットワーク事業についてお尋ねします。  この事業は他府県からも視察に来られると聞いており、注目されている事業であり、SDGs17の目標のうちの一つである貧困をなくそうの達成に向けた取り組みであります。  子ども未来応援団員が1300人を超えたとお聞きし、順調に事業も進捗しているようです。応援団員からの情報提供もふえていると伺っておりますが、増加した要因についてはどのようなことが考えられるのかお聞かせください。 ◎田代 こども政策課長  情報提供数増加の理由でありますが、応援団員が地域の子どもの居場所である宿題カフェなどで子どもの見守りを行うなど、多くの子どもたちの身近で日々の様子を詳細に見ることができるようになったことなども増加した要因の一つと考えており、支援が必要な子どもやその保護者早期発見早期支援につながっているものと考えております。 ◆池田美佐子 委員  子どもの居場所との連携により、支援が必要な子ども及びその保護者早期発見につながっていることは大変いいことと思います。しかしながら、困っている子どもや家庭が見過ごされないためには、子どもの居場所以外からの情報提供もふやしていくことも重要と考えます。  代表質問の答弁にもありましたし、先日一部新聞でも報道されていましたが、スマホ専用アプリを活用し、情報提供がいつでも気軽にできる体制をとったということです。その経緯についてお聞かせください。 ◎田代 こども政策課長  毎年11月に全中学校校区で実施しているこども未来カフェにおいて、本事業の進捗状況の報告や応援団員同士の交流などを図る中で、市役所の開庁時間に関係なく夜間でも連絡できたら、電話で情報提供するには抵抗があるなどの情報提供の方法についての御意見などをいただきました。  これらの御意見に対応するべく、いつでも気軽に簡単に子ども未来応援チーム情報提供ができる方法を検討した結果、スマホ専用アプリの活用が効果的であるとの考えに至ったことから、企業と事業連携協定を締結しアプリの開発を行い、令和2年3月1日より運用を開始したところでございます。 ◆池田美佐子 委員  子ども貧困対策事業において、企業との連携による子どもの見守りアプリの開発、運用は全国的にも先進的な取り組みだと思います。スマホ専用アプリについて、どのようなものなのかお聞かせください。 ◎田代 こども政策課長  スマホ専用アプリについてでありますが、市民の方どなたでもインストールをすることができ、アプリから市が発信する子どもを初め子育て世代への関連情報を入手することができるものでございます。  ただし、子ども未来応援チームへの情報提供に関しましては事前に登録し、IDや合い言葉を有している子ども未来応援団員のみが利用することができ、スマートフォンからプルダウン選択により、いつでも気軽に簡単に気になる子ども情報提供が可能となります。  操作性については煩雑化することを避け、幅広い年齢層にも利用していただけることを心がけシンプルな構成にしており、また、個々の子どもの情報については子ども未来応援チームのメンバーしか見ることができないなど、個人情報の保護にも配意しております。  今後、アプリの活用をした情報提供数の増加を図り早期発見早期支援につなげてまいりたいと考えております。 ◆池田美佐子 委員  ありがとうございました。続きまして、予算書511ページ、小学校費水泳授業民間活力導入検討事業、523ページ、中学校費水泳授業民間活力導入検討事業についてお伺いします。  水泳授業民間活力導入検討事業として試行的に実施ということですが、改めて事業概要と導入の目的をお聞かせください。 ◎渡辺 教育総務課参事  事業概要と目的についてであります。  学校における水泳授業につきまして、市内にある民間プール公営プールの施設やインストラクターなど、民間資源民間活力を活用した実施の可能性を検討するとともにその効果検証を行い、将来的な民間との連携・協働による社会に開かれた教育課程の実現を図るものであります。  水泳授業民間活力を導入することにより、児童・生徒にとっては気候や天候、水温に左右されず快適で質の高い授業を、教員にとっては学校プール管理運営に係る負担軽減授業改善を図るとともに、プール施設に係る財政的な負担の軽減につなげてまいりたいと考えており、これらの効果が学校の現状を踏まえた上で、本市の水泳授業の一つの形となり得るものかどうかを検証してまいりたいと考えております。 ◆池田美佐子 委員  今回、学校のプールで授業を行わず、民間などの施設で行うということですが、学校におけるプール授業の位置づけについて教えてください。 ◎峯松 学校教育課長  学習指導要領におきましては、小学校低学年では水遊び、中・高学年では水泳運動、中学校では水泳領域として位置づけられています。  ただしこれらの指導につきましては、適切な水泳場の確保が困難な場合には取り扱わないことができるが、事故防止に関する心得などについては必ず取り上げることと示されております。  また、授業時数については、一部の領域の指導に偏ることのないように授業時数を配当することとされておりますものの、具体的な時数については明記されておりません。 ◆池田美佐子 委員  水泳授業は必ずしも学校のプールでなくてもいいし、何時間以上しなければならないということは決まっていないということです。  屋内プールになると時期を気にせず実施できると思いますが、一方で移動や時間割りなどの調整も必要になると思います。  そこで、授業形態や実施時期はどのようにお考えなのかお聞かせください。 ◎峯松 学校教育課長  実施形態についてでありますが、二クラス合同により施設までの移動や更衣にかかる時間を含めた3時間続けての授業を想定しております。  基本的には学校で実施するのと同様の形で教員が授業を行い、専門的な知識を有するインストラクターは、児童・生徒への水泳指導や助言を行うとともに、別途全体を見渡すことができる監視員を配置し、安全確保を図ることとしております。  授業実施の時期につきましては、屋内プールであることから、時期を問わず水泳授業が可能となるメリットがあります。  現状の民間等の施設の活用状況や、学校におけるほかの行事等の状況、気候や施設までの移動等に鑑み学校と調整の上、水泳授業の実施時期について決定してまいりたいと考えております。 ◆池田美佐子 委員  最後に、今回は試行的な実施ということですが、今後どのように検証を行っていこうと考えているのかお聞かせください。 ◎渡辺 教育総務課参事  民間活力の導入によって子どもたち興味関心や泳力が高まること、教員の負担軽減、また、プール施設の老朽化に係る将来的な費用負担の軽減など、さまざまな効果が期待されます。  一方で、学校外での授業となることによる授業時間割りの調整や移動に伴う調整などの課題の整理、より効果の高い実施形態の研究、活用できる施設の状況などについて今後も多面的、総合的に検討するとともに実際に授業を行った教員、児童・生徒などへのアンケートを通じて、その効果や課題、感想などについても取りまとめた上で、今後本市で本格的に実施可能かどうかについて検討を深めてまいりたいと考えております。 ○森博孝 委員長  吉水委員。 ◆吉水志晴 委員  大阪維新会緑風議員団、吉水です。今、池田委員からもありました水泳事業予算書511ページ、予算書523ページの小・中学校水泳授業民間活力導入検討事業について、ちょっと違う視点から質疑させていただきます。  水泳授業について民間活力を導入するということですが、それによって得られる効果について、どのようなことを考えられているのでしょうかお聞かせください。 ◎渡辺 教育総務課参事  民間活力を導入することによる効果についてでありますが、地域にあるプールは基本的には屋内施設であることから、気温、水温、天候などにかかわらず安定的に快適な水泳授業の実施が可能であることや、スイミングスクール等で専門的に指導されているインストラクター等の活用により、質の高い水泳指導が可能となります。  また、学校プール管理運営面からは授業で利用するための事前準備安全管理水質管理、また、プール内の清掃や水の入れかえ等にかかる教員の人的な負担軽減にもつながります。  さらには学校プールにおいては循環設備や施設の修繕、老朽化に伴う修繕や建てかえ等の施設維持に係る財政負担を軽減する一つの方策にもなり得るなど、多くの側面から多様な効果が期待できるものと考えております。 ◆吉水志晴 委員  いろいろな面でメリットがあるということがわかりました。先行される事例などを拝見しますと、いわゆるインストラクターを配置することは、水泳指導の面において子どもたちにとってメリットが大きいように思います。  インストラクター監視員についても今回配置される予定ということですが、その考え方についてお聞かせください。 ◎渡辺 教育総務課参事  民間活力導入手法につきましては他市でもさまざまな形態の事例があります。これらを参考に検討し、民間活力を導入する効果を最大限高める形態として、施設の利用に加え水泳授業において子どもたちを補助、助言するインストラクターと、全体を監視し安全を見守るための監視員を合わせて配置することとしております。  教員に加えて専門的な知識、経験を有するインストラクター及び監視員といった多様な人的配置により、適切な役割分担とともにティーム・ティーチングによる授業を展開することが可能となるとともに、児童・生徒にとってより安全で、一人一人の興味や泳力に応じたきめ細かい指導が行うことができ、泳力の向上や満足度の向上にもつながるものと考えております。 ◆吉水志晴 委員  学校プール運営管理負担軽減インストラクター補助指導によって負担が軽減されれば、教師の働き方改革としての側面もあるものと思いますが、どのように考えておられますかお聞かせください。 ◎渡辺 教育総務課参事  委員御指摘のとおり、外部の屋内プール施設を利用することにより、水泳授業のためのさまざまな準備作業や検査、清掃、水の入れかえ作業などによる水質保持に係る作業、施設保有に伴う維持管理やリスク管理などが不要となります。  また、専門的な知識を有するインストラクター監視員の配置により水泳授業実施に係る安全確保や効果的な指導計画づくりなどにおいて教員の負担軽減が期待されます。  一方、学校外での授業となることから、プール施設までの移動を初めとした新たな負担も生じることとなります。  このたびの試行実施により、授業の質の改善とあわせ教員の負担の増減、働き方改革という側面においても効果検証を行ってまいりたいと考えております。 ◆吉水志晴 委員  教員にとっての負担が民間委託によってどのように変わるのかという点も非常に重要な視点だと思うので、その点もしっかり検証していただきたいと思います。  また、最後に、民間委託をするのであれば新たな費用が発生します。本事業の費用対効果についてどのようにお考えでしょうかお聞かせください。 ◎渡辺 教育総務課参事  各学校における水泳授業の実施に当たっては、主に水道代、水質検査代、消毒用の薬剤などのコストがかかっています。  また、施設の面からは日常の修繕料とともに、今後は老朽化による改修や建てかえのコストも必要になります。これら毎年の運営コストや将来負担も考慮した施設コスト、民間委託に係るコストについても比較検討を行っております。  また、民間委託の内容としまして、授業の規模や回数、指導等のために配置する人数などによりコストも大きく変わってまいります。これらに加え、子どもたち興味関心や泳力が高まることや、教員にとって現実的かつ効果を実感できる形態であること、今後の施設のあり方を検証できる形態であること、将来を見通して費用も低減できる形態であることなどについて、多面的、総合的に検討した結果、今回の実施内容は十分な費用対効果が見込めるものと考えておりますものの、今回の試行的実施を通じてさらなる検証を行いたいと考えております。 ◆吉水志晴 委員  実施することでさまざまなメリットがあるということですので、しっかり検証しながら進めていただきたいと思います。  また、新型コロナウイルスの問題もありますが、冬季には毎年インフルエンザウイルスも流行しています。スポーツジムでの感染事例が挙げられる中、屋内温水プールだから年中使えると安易に考えないで、インフルエンザなど、その点にはくれぐれも留意し進めていただきたいと思います。  以上です。 ○森博孝 委員長  ほかにありませんか。松本副委員長。 ◆松本京子 副委員長  予算書277ページ、保育所等給食費補助事業についてお伺いいたします。  保育所等給食費補助事業については、令和元年10月からの国が実施している無償化による実費徴収となる副食費について、これまで市が国に先駆けて実施してきた副食費を含む保育料の無償化の水準を維持するため、月額3000円を上限に施設に補助し、保護者負担軽減を図るために開始されたものです。  その後、国が示す副食費の実費徴収の目安との差や、公立園では保護者から副食費を徴収しないことによる公私間の格差等への対応から、令和2年1月より補助上限額を4500円に引き上げられました。  令和2年4月からは、補助の対象範囲を私学助成の幼稚園に通う年収360万円未満相当世帯及び全ての世帯の第3子にまで拡張する予定と聞き及んでおりますが、現在、副食費の補助対象とならない世帯を補助対象とする場合の市の負担額について、また、全ての世帯において主食費を無償化する場合の市の負担額についてお聞かせください。 ◎西川 保育幼稚園課長  まず、現在、副食費補助の対象となっていない世帯を補助対象とする場合の市の負担額でありますが、令和2年度の見込み人数をもとに試算しますと、私学助成の幼稚園における対象者数は276人で、市の負担額は年間最大で約1500万円、認定こども園の1号認定における対象者数は306人で、市の負担額は年間最大で約1650万円となっており、対象者数の合計は582人で、市の負担額は年間最大で約3150万円となります。  次に、全ての世帯において主食費を無償化する場合の市の負担額については、主食費は施設ごとに設定金額が異なるため、仮に民間園は国が示す主食費の目安3000円を、公立園は現在徴収している700円をもとに令和2年度の見込み人数で試算しますと、対象者数は2245人で、市の負担額は年間最大で約7500万円となります。 ◆松本京子 副委員長  全ての世帯を副食費補助の対象とすることや主食を含めた無償化等、今後の取り組みについてお聞かせください。 ◎西川 保育幼稚園課長  今後の取り組みとしましては、現在、副食費の補助対象としていない私学助成の幼稚園及び認定こども園の1号認定の一部世帯について、補助対象とすることができるかどうか、財源の確保も含めた検討を進めていくとともに、全ての世帯における主食費を含めた無償化については、実施効果等について調査研究を進めてまいりたいと考えております。 ◆松本京子 副委員長  市長は子どもを真ん中に置いた地域づくり、まちづくりに取り組むと施政方針で示されています。まずは全ての世帯を副食費の対象にしていただき、その後、主食費の無償化についても検討していただくことを要望し、次の質疑に移ります。  予算書279ページ、病児・病後児保育事業についてお伺いします。  病児保育室ティーグルが令和2年1月末で閉室となりました。来年度は新たな施設整備を予定されているとのことですが、病児・病後児保育事業は利用者が限定的であることなどから利用者数が一定せず、安定的な事業運営を行うことが難しいサービスであると思います。  しかしながら、病児・病後児保育事業は保護者の利用ニーズも高く、市として絶対になくしてはならない重要な事業です。  このことから設置者が安定的な事業運営を維持するために、市としてどのような対応をお考えであるのかお聞かせください。 ◎西川 保育幼稚園課長  病児・病後児保育事業につきましては、これまでの利用実績やアンケート調査の結果からも子育て世帯にとってニーズが高いサービスである一方で、対象が病気や病気の回復期の児童に限られることや、利用料金の設定を理由とした利用控えがあること等により利用者数が一定せず、安定的な事業運営につながりにくいという課題があることは認識しております。  そのため安定的な事業運営に当たっては、利用料に対する保護者の負担感等も含め、課題についての検証を進めるとともに、より利用しやすい環境整備の検討を進めてまいりたいと考えております。 ◆松本京子 副委員長  そもそも病児・病後児保育事業については、採算のとれる事業ではありません。利用者は必ずいますし必要な事業でありますが、年間通じて一定の利用者がいるわけではありません。採算の合わない事業ではありますが、ないと困る事業であるから市がするわけでありますので、民間に事業をしていただく上で、どうしても成り立たない財政負担については一定市が面倒を見なくてはならない部分もあると思いますので、制度の見直しについても今後考えていただきますよう要望いたします。  それでは、次の質疑に移ります。予算書279ページ、保育士等確保事業についてお伺いします。  保育士等の確保や離職防止に向けた取り組みとして、保育士等確保事業を実施されており一定の効果があったものと聞いておりますが、他市では新規採用となる保育士等だけではなく、施設で就労する全ての保育士等を対象とした処遇改善等を実施されていると聞き及んでおります。  このような動向も踏まえ、本市における今後の取り組みについてお聞かせください。 ◎西川 保育幼稚園課長  現在実施している保育士等就労奨励金につきましては、対象者へのアンケート結果においてもおおむね好評な結果となっており、民間保育施設等における保育士等の確保や、職場への定着に一定の効果があるものと考えております。  今後におきましては、事業効果の詳細な検証を進めるとともに、待機児童数や保育士等の有効求人倍率の推移、近隣他市における保育士等の確保に係る取り組みの動向等も踏まえた上で、より効果的な保育士等の確保や、離職防止に向けた施策の検討を進めてまいりたいと考えております。 ◆松本京子 副委員長  待機児童をいかになくしていくかは、保育士の確保にかかっています。しかし今後の児童数の動向を見れば、新たに人を囲い込む事業から離職防止や職場定着に向けた施策へとフェーズが変わってきていると感じています。今後、保育士等就労奨励金にかわる効果的な新たな事業展開を要望し、次の質疑に移ります。  予算書483ページ、学校教育の推進についてお伺いいたします。  先日の施政方針では、学力について3年後を目途に全国平均超えという大きな目標が掲げられた。教育委員会としても鋭意取り組んでまいりますという答弁がありました。その達成に向けた具体的な施策については、予算書ではどのあたりに反映されているのかお聞かせください。 ◎峯松 学校教育課長  今回の予算編成は骨格的予算編成となっておりますので、具体的に学力向上に係る新規事業や予算増が盛り込まれた事業はございません。  しかし、目標の達成に向けては課題が山積しており、特に教員の子ども理解や授業づくりに向かう時間確保は重要課題であります。  その課題解消に向けた働き方改革を推進する施策や、学校への指導助言を充実させるための指導主事体制の強化、GIGAスクール構想を初めとした新しい時代を見据えた教育のための施策など、あらゆる面で人的・物的環境の改革は不可欠であり、そのための速やかな重点投資が重要であるという認識で教育委員会内では一致しております。具体的内容は今後の学力向上に向けたアクションプラン作成の中でしっかりと議論してまいります。  その一方で、これまでの業務の徹底見直しも必須であり、これまでの取り組みも総括しながら業務改善や事業のスクラップを行ってまいります。 ◆松本京子 副委員長  このような大きな教育の方針については、市長と教育委員会がしっかりと意思疎通を図ることが大切であり、本来であれば総合教育会議の中でしっかりと議論されることが必要だと思いますが、これまでに今回の目標について、総合教育会議で議論されたことがあったのかどうかお聞かせください。 ◎峯松 学校教育課長  教育委員会と市長部局の連携といたしましては、第6次総合計画を検討する中で、密に情報共有しながら取り組んでおりますが、今回の施政方針で掲げられた目標について総合教育会議が開催され議論した事実はございません。 ◆松本京子 副委員長  市長と教育委員会の連携、特に施政方針等、大きな目標を打ち出すときなどは、やはり総合教育会議でしっかり議論されることが必要だと思います。  24日に開催されるということですが、教育に関することはこの会議の場で市長からもしっかりと発信していただくべきだと考えますが、市長いかがでしょうか。 ◎宮本 市長  松本副委員長の御質疑をいただきまして答弁申し上げます。  この間ですね、私といたしましてもですね、これまで学力向上というのは一番大切な課題だと思っております。とはいうものの門真の場合はですね、多くの課題を抱えているということも事実ありまして、どのような形で学力向上を実現していくかというのをただ言葉で言うてるだけでは、なかなか成果として結果として残していけないのかなという思いもありまして、今回、一つの目標設定をいたしたところであります。  ここに関しましては私どもとしても教育委員会委員会としっかり議論を重ねながらですね、実績が上がる形で進めてまいりたいと思いますし、そのためには次回の3月の24日総合教育会議におきましても、これまでの取り組みであったり私自身の思いのところも含めてですね、十分理解と合意を得ながらですね、市長部局と教育委員会と一体となって進めてまいりたいと思ってます。よろしくお願いします。 ◆松本京子 副委員長  ありがとうございます。重要な方針を打ち出す際には、やっぱり正当なプロセスを経ていっていただくことを要望し、次の質疑に移ります。  予算書509ページ、門真小学校給食棟空調設置工事についてお伺いいたします。  門真小学校給食棟空調設置工事が行われますが、工事の概要についてお聞かせください。
    ◎中野 教育部次長兼教育総務課長  門真小学校給食棟空調設置工事につきましては、調理員の労働環境の充実を図るため、同校給食棟の調理室、配膳室などに空調設備を設置する工事を実施するものでございます。 ◆松本京子 副委員長  夏場の給食調理場内での作業は大変な労働環境になっていると思います。今後の給食棟への空調設置の計画についてお聞かせください。 ◎中野 教育部次長兼教育総務課長  近年、日本各地では記録的猛暑が続いており、給食現場の労働環境につきましては、引き続きその改善に向け努力してまいりたいと考えております。 ◆松本京子 副委員長  1校当たりの設置工事費用が高額であることは認識しておりますが、未設置校8校についても計画的な設置を要望し、次の質疑に移ります。  予算書539ページ、歴史資料館運営事業についてお伺いいたします。  歴史資料館は旧幼稚園の園舎を活用して運営されてまいりましたが、壁の一部が剥がれたりといったことが起こっておりました。  外周壁をそれまでのブロック塀からフェンスへと改修し、展示場所も移転したとのことですが、どこに移転し、どのような展示内容になったのかお聞かせください。 ◎隈元 社会教育課長  歴史資料館本館は老朽化していることから、来館者の安全を確保するため本館と同一敷地内にある収蔵庫棟の収蔵室と、参考資料室を展示室へと改修し、同様に事務室も収蔵庫棟へ令和元年10月に移転いたしました。  収蔵庫棟内には幸福町の普賢寺古墳より出土した盾持人埴輪や、大塩平八郎の門人で大塩の乱に参加した、門真三番村茨田郡士に関する資料など本市の歴史文化を物語る貴重な資料を収蔵しており、新たに本市の郷土資料や歴史遺産に触れる機会をふやすため、特別展と通史展、かどま歴史探訪とを交互に開催する展示室と、第44代内閣総理大臣、幣原喜重郎を育んだ幣原家を紹介したパネル展示、幣原家の足跡を訪ねてを行う展示資料室を新装設置いたしました。  展示室においては特別展として、本市歴史資料館と枚方市立枚方宿鍵屋資料館、淀川資料館、鴻池新田会所と統一テーマを設定し、当館では災害と地域の人々−災害を記録する−と題した展示会を行いました。  また、歴史資料館の展示室に限らず、ほかの市有施設においても収蔵資料を紹介する巡回展示を新たに開始いたしました。 ◆松本京子 副委員長  展示手法を変更し、新たに巡回展示を実施していたと聞きましたが、その内容をお聞かせください。 ◎隈元 社会教育課長  巡回展示の実施につきましては、従来の館内における展示にとどまらず、より多くの方々に地域の歴史や文化を再発見していただくため、約3カ月ごとに市有施設において展示を行う巡回展示を令和2年1月より開始しております。  現在は門真市民プラザ1階ロビーにおいて市民学芸員の方々との協働により、なつかしい門真の風景と題した写真展を開催しております。  また、図書館本館2階廊下におきましても、歴史資料館が作成した大塩平八郎の乱と門真に関するパネルを掲出しており、今後とも市民学芸員や各施設の協力を得ながら、展示や歴史講座などの企画を通じて本市に残る貴重な文化財の魅力を伝えていけるよう内容の充実を図ってまいります。 ◆松本京子 副委員長  先日、新しい展示がされているところを見学させていただきました。収蔵庫として使用されたところの1階部分で、非常に狭いというのが第一印象でした。  門真の歴史を学ぶ小学校子どもたちが授業の一環として見学し、学習する場所もないというのが非常にびっくりいたしました。  先ほど御答弁いただきましたように、さまざまな資料を有する歴史資料館としては正直残念でなりません。公共施設の総量を含め、見直しが今後行われます。高知県室戸市では廃校になった学校を室戸廃校水族館としてオープンし、大いににぎわっているとのことです。総量の見直し後、あいた空間を利用して新たな歴史資料館をつくり、子どもたちを含めた市民の皆様の活動の場にしてはどうかと思いますが、これは要望としておきたいと思います。  それでは、最後の質疑に移りたいと思います。予算書573ページ、総合体育館運営管理事業についてお伺いいたします。  総合体育館が開館して間もなく3年となります。その間の周知と指定管理者の御努力等により、総合体育館の利用状況につきましてはメーンアリーナ、サブアリーナ、柔剣道場等、スポーツ関連の利用状況は80%から90%と認識しております。  一方で、会議等に利用される諸室については利用者が少なく、施設をもう少し有効活用した方がよいのではないのかと考えますが、まず、アリーナ会議室及び研修室の令和元年度の利用状況についてお聞かせください。 ◎隈元 社会教育課長  令和元年度4月から1月までの利用状況につきまして、メーンアリーナが1164件、サブアリーナが1294件、会議室1が55件、会議室2が181件、クラブハウスが109件、研修室が118件となっております。 ◆松本京子 副委員長  会議室及び研修室はアリーナに比べて利用件数がかなり少ないと感じました。  利用目的をスポーツ関連としていることが原因だと考えますが、スポーツ関連以外の利用は認められないのでしょうかお聞かせください。 ◎隈元 社会教育課長  総合体育館の設置目的以外の利用は、門真市立総合体育館条例第10条に、「設置目的を妨げない限りにおいて、総合体育館の利用を許可することができる。」旨が規定されております。  しかし現状は、設置目的であるスポーツ活動に係る利用ニーズを把握するため、市主催、または共催事業のみ設置目的以外の利用を許可しております。 ◆松本京子 副委員長  先ほどの御答弁で、設置目的以外の利用は設置目的を妨げない限りにおいて利用を許可することができるとあり、また、会議室、研修室等の利用状況は非常に少ない状況です。これらの部屋においては施設の稼働状況に余裕があると思います。  施設の有効活用のためにも一定の条件は必要であると思いますけれども、設置目的以外の活動に総合体育館を利用していただいてはどうかと考えますが、御見解をお聞かせください。 ◎隈元 社会教育課長  開館後、約3年間の稼働状況を勘案し、施設の有効活用の観点から指定管理者が試行的に学校の春休み期間中の3月下旬に5日間、小・中学生を対象に会議室及びクラブハウスを自習室として開放する自主事業を実施する予定となっておりましたが、新型コロナウイルス対策のため中止となりました。  今回は中止となりましたが、設置目的以外の利用につきましては指定管理者が試行的に設置目的以外の自主事業等を実施することで、利用ニーズの把握に努めていくと聞き及んでおりますことから、引き続き指定管理者とともに検討してまいります。 ◆松本京子 副委員長  ありがとうございます。設置目的以外の活動についても早期に利用可能にしていただくことを要望し、質疑を終わります。 ○森博孝 委員長  ほかに質疑はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  次に、本件に対する討論を行います。松本副委員長。 ◆松本京子 副委員長  議案第23号、所管事項につきまして賛成の立場で討論を行います。  市長が掲げた学力向上に向けた3年後を目途に、全国学力・学習状況調査での全国平均超えを目指すとの表明は、具体的な施策、事業については骨格予算編成方針とのことで、具体の予算には反映されていませんでした。  また、これまでの総合教育会議において、この目標については一度も議論がなされてないとのことでした。  総合教育会議は地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づき、市長と教育委員会が教育行政の大綱や重点的に講ずべき施策等について協議、調整を行う場であります。両者が教育施策の方向性を一部教育委員の方々に報告のみにしているということについては、正当なプロセスを経ていないことになり改めていただかなければなりません。  本議案を賛成するに当たっては、両者の意思疎通をしっかりと図っていただいた上で、教育委員会においてはこれまでの業務改善や事業のスクラップ・アンド・ビルドを行っていただき、市長部局につきましては目標に向けてのアクションプラン等が策定された際には、必要な財政支援を行っていただくことを条件として賛成の討論といたします。 ○森博孝 委員長  以上で、討論を終了いたします。  これより議案第23号中、所管事項を採決いたします。  本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。  よって議案第23号中、所管事項は原案のとおり可決すべきものと決しました。 ──────────────────────────────────── ○森博孝 委員長  次に、議案第30号、令和元年度門真一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。  直ちに本件に対する質疑に入ります。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより議案第30号を採決いたします。  本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。  よって議案第30号は原案のとおり可決すべきものと決しました。 ──────────────────────────────────── ○森博孝 委員長  次に、議案第31号、令和2年度門真一般会補正予算(第1号)中、所管事項を議題といたします。  直ちに本件に対する質疑に入ります。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより議案第31号中、所管事項を採決いたします。  本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。  よって議案第31号中、所管事項は原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上をもって付託議案の審査は終了いたしました。 ──────────────────────────────────── ○森博孝 委員長  次に、所管事項に対する質問の通告がありますので、まず、池田委員の発言を許可します。池田委員。 ◆池田美佐子 委員  新型コロナウイルスの対応について質問します。  新型コロナウイルス感染拡大の問題は、もはや日本全国に広がっており大阪も例外ではありません。  教育現場での対応として、先日、本市の小・中学校においても臨時休校の措置がとられました。今回の対応に至るまでどのような経緯があり、どのような対応が行われていたのかお聞かせください。  また、3月2日以降の対応についても御答弁ください。 ◎峯松 学校教育課長  新型コロナウイルスに関する対応につきましては、国内感染が話題になった1月末から、国や大阪府からの情報も踏まえながら状況の変化に対応してまいりました。  中国を初め外国から帰国した児童・生徒の有無を調査し、対象となった児童・生徒につきましては保護者とも密に連携しながら健康観察を行うとともに、人権上の配慮についても子どもたちにしっかりと指導するよう学校に指示し、保護者に対しても文書で周知いたしました。  また、児童・生徒やその保護者から発熱等の症状が報告された際には、保健所や府の相談センターに連絡すること、学校医の意見も伺いながら出席停止の措置を行うといったことを対応の流れのわかるチャート図等を配付するなどして全校に周知いたしました。  さらに学校生活における対応といたしまして、保健福祉部と連携しながら児童用マスクやアルコール消毒液を各校に配付し、感染拡大防止の措置を徹底しております。  2月28日の国及び大阪府からの休校要請を受け、本市においても3月2日から24日までの臨時休校措置を行っておりますが、働く保護者等への配慮として、真にやむを得ない事情がある小学校1年生から3年生までの児童につきましては、学校で受け入れ体制を構築し現在に至っております。  受け入れに当たりましては、教室では一定のスペースを確保した上で、子どもたちが自習する体制を設け、教職員がその監督に当たっております。  卒業式、入学式につきましては、現在のところ予定どおり実施するものの参加者を最小限に絞り、式次第につきましても可能な限り短縮し、感染拡大防止策を行った上での実施を予定しているところです。  2月からこれまでの間、校長会を5回開催し、校長とも十分に協議しながら、学校現場と一体となって対応できるよう取り組んでまいりました。  今後も刻々と状況の変化が予想されるため、国や大阪府からの情報等を迅速かつ正確に収集し、関係部署とも連携しながら適切に対応してまいります。 ◆池田美佐子 委員  今般の新型コロナウイルス感染症に係る臨時休校措置に伴う放課後児童クラブの開設時間について、また、その間の利用者数と利用割合、児童クラブに対する予防策についてお答えください。 ◎寺西 子育て支援課長  放課後児童クラブの開設時間につきましては、通常と同様、平日は午後1時30分から午後6時、延長利用の場合は午後7時まで、また、土曜日及び小学校の卒業式の日は、午前8時30分からの開設となっております。  利用者数と利用割合につきましては、令和2年3月1日現在の利用登録児童数1361人のうち、3月6日までの平均利用人数はおよそ375人、27.5%、午前8時30分から開設しております土曜日の3月7日は164人、およそ12%の利用となっております。  また、児童クラブに対する予防策につきましては、市が備蓄しております消毒液と保護者、児童、指導員用のマスクを配付するとともに、児童同士のスペースを確保するために各小学校に対し余裕教室等の使用についても依頼をいたしております。 ◆池田美佐子 委員  では最後に、現在の子どもたちの状況として、児童クラブに加入していない子の預かりはどのようになっているのかお答えください。 ◎峯松 学校教育課長  児童クラブに加入している児童につきましては、こども部とも緊密に連携をとりながら対応しております。  午後には各校で児童クラブが開設されておりますので、午前中に学校で自習を行った後、引き続き児童クラブに参加しております。  なお、児童クラブに加入していない児童につきましては、午後3時まで学校で預かり、その後は保護者のお迎えを受けて下校する体制をとっております。 ○森博孝 委員長  次に、松本副委員長の発言を許可します。松本副委員長。 ◆松本京子 副委員長  プログラミング教育についてお伺いいたします。  来年度より行われるプログラミング教育を行う目的及び期待できる効果についてお聞かせください。 ◎植原 学校教育課参事教育センター長  プログラミング教育の目的につきましては、令和2年4月より施行される新学習指導要領では、論理的思考力を育むとともに、プログラムの働きやよさ、情報社会がコンピュータを初めとする情報技術によって支えられていることなどに気づき、身近な問題の解決に主体的に取り組む態度やコンピューター等を上手に活用してよりよい社会を築いていこうとする態度を育むことと記されており、これからの変化の激しい社会を生きるために必要な力であると考えております。  次に、期待される効果についてでありますが、自分が意図している一連の活動を実現するための手順を論理的に考える力、いわゆるプログラミング的思考を育むことや、コンピューターの働きをよりよい社会や社会づくりに生かそうとする態度を育む上で効果的であると考えております。  いずれにいたしましても、門真の子どもたちがこれからの社会を生き抜く上で必要な力を養うための重要な教育であり、鋭意取り組んでまいります。 ◆松本京子 副委員長  今年度、試行段階で行われたプログラミング教育について、概要と子どもたちの様子についてお聞かせください。 ◎植原 学校教育課参事教育センター長  今年度は全小学校において試行的にプログラミング教育を行いました。  一例といたしましては北巣本小学校6年生を対象に、ロボットを活用したプログラミング教育を大学や企業の協力も得ながら、産官学連携の取り組みとして行いました。  具体的には大学生1人に対して児童4人以下という少人数グループを編成し、各グループで想定したロボットの動きを子どもたち自身がパソコンを活用してプログラミングしていくという取り組みを実施いたしました。
     どの子どもたちも自身の意見が反映されることや、トライアンドエラーを繰り返す中で、意図した動きをロボットにプログラミングできることに目を輝かせ、生き生きと楽しみながら取り組む姿が見られました。  そのほかの学校におきましても、ロボットを活用した授業やプログラミングキットを活用した授業など、さまざまな形態で取り組んでおります。 ◆松本京子 副委員長  今年度の準備段階を生かし、4月より各学校でどのように取り組んでいくのかお聞かせください。 ◎植原 学校教育課参事教育センター長  来年度は今年度に引き続き企業による出前授業等も積極的に活用しながら、教科書教材においてもプログラミング教育を行います。  例えば第5学年の算数での図形の単元、第6学年の理科での電気の単元がそれに当たります。そのほか総合的な学習の時間等では、ロボットやプログラミングキットを活用し、プログラミング教育を行ってまいります。  教育委員会といたしましては、今年度までにプログラミング教育についての具体的活用例の載っている手引書を3回にわたって全小学校に配付してまいりました。  来年度は改めてその活用を促すとともに、学校訪問による指導助言及び研修の実施、産官連携した取り組みの推進、各校の好事例の紹介等を行い、子どもたちにとって効果のあるプログラミング教育を実践できるよう尽力してまいります。 ◆松本京子 副委員長  プログラミング教育は4月から本格実施となります。新型コロナウイルス感染症対策の対応等で大変だと思いますが、社会で必要とされる思考を育てる大切な教育です。門真の子どもたちのためによろしくお願いいたします。  以上で質問を終わります。 ○森博孝 委員長  次に、吉水委員の発言を許可します。吉水委員。 ◆吉水志晴 委員  大阪維新会緑風議員団、吉水です。ひとり親家庭の支援についてお伺いいたします。  先の代表質問の門真市第2期子ども・子育て支援事業計画についての質疑で、門真市ひとり親家庭自立促進計画を統合し、子育て世代に対した総合的な支援に努め、また、子育て世帯が対象となる支援策について、さまざまな手法による情報発信を行っていると伺いました。  今後も支援の必要な方が必要な支援を受けることができるよう、引き続き周知していただけますよう、よろしくお願いいたします。  厚生労働省の報告によると、平成27年度の母子世帯の平均収入は子どものいる世帯のおよそ半分であるとなっており、収入の確保については自立に向けた大きな課題であると考えています。  そこで令和元年第2回定例会でもお聞きいたしましたが、改めてひとり親家庭に対する就労に関する支援について、どのようなものがあるのかお教えください。 ◎寺西 子育て支援課長  就労支援につきましては介護ヘルパーや看護師、保育士などの資格取得を支援するひとり親家庭自立支援教育訓練給付金、ひとり親家庭高等職業訓練促進給付金、高等学校卒業程度認定試験の合格を目指すひとり親家庭高等学校卒業程度認定試験合格支援事業の給付金事業を実施し、資格取得などの講座受講料の支援や修学期間中の生活支援を行っております。  また、自立支援プログラム策定事業では、相談者の就業への意欲や資格情報など状況把握を行いハローワークへとつなぎ、また、就業に対する不安や生活支援、住居の確保等の相談には、社会福祉協議会が実施する門真市生活困窮者自立相談支援事業へつなぐなど、他機関とも連携しながらさまざまな就労支援を実施いたしております。 ◆吉水志晴 委員  さまざまな就労支援を実施されていますが、ひとり親家庭の困窮対策として養育費の確保についても大きな課題であると考えています。  そこで本市の養育費の確保策などについてお教えください。  また、大阪府の動きなど、あればあわせてお教えください。 ◎寺西 子育て支援課長  本市におきましては養育費の決定や支払い不履行等の相談があった場合、内容に応じ家庭裁判所や無料法律相談などを案内し、養育費の確保に向けた支援をいたしております。  また、大阪府においては、ひとり親家庭の生活の安定と向上を図る上で養育費の確保は重要との観点から、具体な内容は未定でありますものの、養育費確保の支援に係る取り組みを実施する市町村に対し、令和2年度より子どもの貧困緊急対策事業費補助金により補助を実施すると聞き及んでおります。  委員御指摘のとおり、ひとり親家庭の困窮対策として養育費確保を支援することは重要であると考えておりますことから、今後、府の補助金制度の詳細について情報収集をしていくとともに、市としてどのような対応ができるかについて調査研究してまいりたいと考えております。 ◆吉水志晴 委員  厚労省によると平成28年度調査で母子家庭で養育費を受け取っていると回答した人は24.3%となっています。門真市においてはもっと低い割合ではないかと思われます。  笑いのたえないまちには子どもたちの笑顔は不可欠です。そのためには相談窓口をつくって終わりではなく、それぞれの家庭に寄り添った支援をお願いいたします。  また、御答弁にもありましたように、これから国や大阪府から何らかの支援策が出されると思います。調査研究し、しっかり支援につなげていただけますよう要望して質問を終了します。ありがとうございます。 ○森博孝 委員長  以上で通告による質問は終わりました。  これをもって所管事項に対する質問を終了します。  以上をもって本委員会の審査は全部終了しました。  慎重かつ熱心に御審査賜り、まことにありがとうございました。  閉会に当たり宮本市長の御挨拶があります。 ◎宮本 市長  閉会に当たりまして、一言御礼申し上げます。  委員各位におきましては、熱心かつ慎重に御審査賜り、お願い申し上げました案件につきましても、全て原案のとおり御決定いただき、心から御礼申し上げます。  この後、本会議におきましても原案のとおり御決定をいただき、今後とも皆様方の温かい御支援を賜りますようお願い申し上げ、閉会の御挨拶とさせていただきます。まことにありがとうございました。 ○森博孝 委員長  これをもって本委員会を終了いたします。  午前11時08分閉会                                 以  上                            文教こども常任委員会                            委員長 森   博 孝...