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平成30年12月10日文教こども常任委員会-12月10日-01号

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  1. 門真市議会 2018-12-10
    平成30年12月10日文教こども常任委員会-12月10日-01号


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    平成30年12月10日文教こども常任委員会-12月10日-01号平成30年12月10日文教こども常任委員会  平成30年 第4回定例会          文教こども常任委員会記録出席者氏名 ・出席委員(7名)  委員長  松本 京子   副委員長  豊北 裕子  委 員  高橋 嘉子   委 員   中道  茂  委 員  堀尾 晴真   委 員   大倉 基文  委 員  戸田 久和 ・説明のために出席した者  市長    宮本 一孝  副市長    下治 正和  副市長   日野出俊夫  教育長    久木元秀平  教育次長  森本 訓史  こども部長  内田  勇  教育部長  満永 誠一  その他関係職員 ・職務のために出席した議会事務局職員  局長   吉田 清之   次長    岡 一十志  課長   隈元  実   課長補佐  笠置 真記  主査   西脇  優   主査    山下 真介
     係員   西川 祥平 〇付託議案  議案第76号 平成30年度門真市一般会計補正予算(第8号)中、所管事項  平成30年12月10日(月)午前10時開会 ○松本 委員長  ただいまから、文教こども常任委員会を開会いたします。  開会に当たりまして、宮本市長の御挨拶を願います。 ◎宮本 市長  おはようございます。委員各位におかれましては、早々に御出席賜りましてまことにありがとうございます。文教こども常任委員会に付託されました案件は、議案第76号、平成30年度門真市一般会計補正予算(第8号)中、所管事項についての1件となっております。詳細につきましては、担当の者より御説明申し上げますので、何とぞ慎重に御審査の上、御決定賜りますようにお願い申し上げまして、まことに簡単ではありますが、開会の御挨拶とさせていただきます。本日はどうかよろしくお願いいたします。 ○松本 委員長  審査に先立ち、委員並びに理事者の皆様にお願い申し上げます。委員会記録作成上、録音を行いますので、質疑、答弁など発言に当たっては、私から指名後、起立し、大きな声で明確にお願いいたします。なお、答弁に当たっては、所属、職位を発言の上、お願いします。また、質疑は項目をまとめ、簡潔に行っていただきますよう、委員の皆様には委員会運営に御協力のほどよろしくお願いします。なお、携帯電話及びタブレット端末についてはマナーモードにしていただきますよう、よろしくお願いいたします。  これより、本委員会に付託されました1議案を議題といたします。 ──────────────────────────────────── ○松本 委員長  議案第76号、平成30年度門真市一般会計補正予算(第8号)中、所管事項を議題といたします。  本件に対する理事者の説明を求めます。 ◎内田 こども部長  ただいま議題に供されました議案第76号、平成30年度門真市一般会計補正予算(第8号)中、本委員会の所管事項のうち、こども部所管分につきまして御説明申し上げます。  議案書26ページから28ページの第1表歳入歳出予算補正のうち、27ページ以降の歳出より御説明申し上げます。  まず、3款民生費、2項児童福祉費の2308万2000円の減額のうち、保育定員拡充事業における民間保育所等が行う施設整備に係る計画の変更に伴う保育所等整備補助金の減額分として6419万5000円を。  また、母子生活支援施設入所業務委託料等の追加分として1816万円を計上いたしております。  次に、4款衛生費、1項保健衛生費の706万9000円の追加のうち、平成29年度未熟児養育医療給付国庫負担金返還金の追加分として171万円を計上いたしております。  次に、9款教育費、4項幼稚園費の8914万8000円の減額のうち旧南幼稚園園舎等撤去について、外壁の一部にアスベストの含有が判明し撤去工事内容及び期間を見直したことから、撤去工事請負費等の減額分として4734万6000円を計上いたしております。  次に、26ページの歳入でありますが、13款国庫支出金、1項国庫負担金の571万6000円の追加のうち助産施設等委託負担金の追加分として258万円を。2項国庫補助金の622万4000円の減額のうち、児童虐待防止対策等支援事業費補助金の減額分として571万8000円を計上いたしております。  次に、14款府支出金、1項府負担金の2470万3000円の追加のうち、助産施設等委託負担金の追加分として129万円を。2項府補助金の5013万5000円の減額のうち、安心こども基金特別対策事業費補助金の減額分として5706万2000円を。  また、子どもの貧困緊急対策事業費補助金の追加分として571万8000円を計上いたしております。  次に、19款市債の4550万円の減額のうち、民間保育所等整備助成事業債等の減額分として4740万円を計上いたしております。  次に、29ページの第2表債務負担行為補正でありますが、追加分として旧南幼稚園園舎等撤去工事につきまして期間及び限度額を定めるものであります。  最後に、30ページから31ページの第3表地方債補正でありますが、変更分として公共施設除却及び社会福祉施設等整備につきまして30ページに記載の限度額から31ページに記載の限度額に変更するものであります。  以上がこども部所管分でございます。 ◎満永 教育部長  続きまして、教育委員会所管分につきまして御説明申し上げます。議案書27ページをごらんください。第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出より御説明申し上げます。  9款教育費、1項教育総務費の415万9000円の追加のうち、11万8000円の追加は学校の規模及び配置の適正化について審議を行うため、門真市学校適正配置審議会を開催するに当たり計上いたしております。  次に、歳入についてであります。議案書26ページをごらんいただきます。14款府支出金、2項府補助金、5013万5000円の減額のうち19万1000円の追加は帰国渡日児童生徒受入体制整備支援事業費補助金について、当初大阪府に提出いたしました事業計画書の額を上回ることに伴い計上いたしております。  次に、第2表債務負担行為補正の追加であります。  議案書29ページをごらん願います。  旧第一中学校跡地整備活用方法検討調査業務委託1205万円のうち289万8000円の追加につきましては、旧第一中学校跡地の活用方法について生涯学習複合施設等と交流広場の設計から施工、維持管理、運営等を民間ノウハウを活用し、効率的かつ効果的に公共サービスを提供できるさまざまな手法等の可能性を検討するため、期間を平成30年度から平成31年度までとし限度額を設定するものであります。  以上、まことに簡単ではございますが、議案第76号中、本委員会の所管事項につきましての説明とさせていただきます。何とぞよろしく御審査の上、御協賛賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○松本 委員長  説明は終わりました。  これより質疑に入ります。高橋委員。 ◆高橋 委員  門真市学校適正配置審議会のことについてお伺いさせていただきます。門真市学校適正配置審議会の開催趣旨についてお聞かせください。 ◎中野 教育総務課長  門真市学校適正配置審議会については、これまで平成12年3月に第1次、平成14年3月に第2次、平成20年12月に第3次の答申が示されております。これらの答申に基づき小学校では、南小学校と水島小学校砂子小学校に、浜町小学校中央小学校浜町中央小学校となり、そのうち北小学校を含め門真みらい小学校へ再編統合され、中学校では第一中学校と第六中学校が門真はすはな中学校へと再編統合されたところであります。一方で第3次答申の具体的提言において再検討課題が残されております。  また、本年8月の門真市魅力ある教育づくり審議会の答申において、小中一貫教育をより円滑に行うための小中一貫校義務教育学校等の考えも含めた学校施設のあり方を検討することや、市内学校の再編統合についても早急に検討を進めるよう求める旨の提言をいただいたところであります。  このようなことから多様な人間との豊かなつながりを構築しながら、子どもたちにとってよりよい教育環境を実現するに当たり、早急に今後の門真市全体の学校のあり方を検討していくため、今年度中に新委員による門真市学校適正配置審議会の立ち上げを行うものです。 ◆高橋 委員  現在、門真市学校適正配置事業実施方針の再検討課題はどのようなものがあるのでしょうか。 ◎中野 教育総務課長  第四中学校校区、第五中学校校区の再編、第五中学校校区内の小学校再編、第二中学校校区内の小学校再編についての課題が現在も残されており、児童数や校区の状況、地元の意見等を考慮した上で今後再検討とされているところであります。 ◆高橋 委員  本市において全学年が1学級となっている小学校がありますが、今後少子化が進む中で単学級の学校がふえた場合、このことにより考えられる問題はどのようなものがあるでしょうか。 ◎中野 教育総務課長  本年8月にいただきました門真市魅力ある教育づくり審議会の答申においても御指摘いただいておりますが、現状1学級が19人という学校も出てきており、このまま手だてを講じなければ6年間クラスがえができないことによる人間関係の固定化、多様な人間とのつながりやコミュニケーション力の養成に支障が生じるおそれがあること。  また、教職員数の減少で1人の教職員が担当する校務分掌業務がふえることなどにより、将来的に子どもたちの健全育成や学校運営におけるさまざまな課題があると考えております。 ◆高橋 委員  今後の門真市学校適正配置審議会のスケジュールについてお聞かせください。 ◎中野 教育総務課長  学校適正配置審議会につきましては今年度1回、次年度7回の合計8回を予定しており、第1回については平成31年2月ごろに開催したいと考えております。  なお、学校適正配置審議会の答申に関しては2020年2月ごろにいただければと考えております。 ◆高橋 委員  約1年間で審議を行うということですが、審議期間の設定についてはどのようにお考えかお聞かせください。 ◎中野 教育総務課長  現状に即した小中一貫校義務教育学校等の考えも含めた学校施設のあり方について約1年間という短期間ではありますものの、集中的に御議論いただくことでよりよい門真市全体の学校のあり方を迅速に検討していただけると考えております。 ◆高橋 委員  子どもたちにとってよりよい教育環境を実現することは喫緊の課題であると認識しております。門真市学校適正配置審議会において、早急に今後の門真市全体の学校のあり方を検討していただきたいということを要望させていただきます。 ○松本 委員長  ほかに質疑はありませんか。戸田委員。 ◆戸田 委員  適正配置の審議会のことに絡んで質疑します。  まず、全体で私は小規模校はそれは独自のよさがあるんだと、逆転の発想でもって人間関係を固定するだけのそういう言い方でやるのは間違いだということをずっと持論にしてきたのですけれども、先般10月ごろに満永教育部長とじっくり話する機会があって、当初私は満永さんは熱血先生でばりばりと思ってたんですが、いろんな挫折も体験されて学校現場の体験が長くて、そして小規模にした場合の今の法律や予算の制度のもとでどうしても教員に過重な負担がかかる。ほかに相談できないことによる弊害等々もある、ということの体験からの説得もこないだ聞いて私も揺らいできたんですね。  どうするかということで、先般満永教育部長とじっくり対談をしてその様子を動画で撮ってユーチューブに上げております。もちろんこれは教育部長の許可も得ての話なんですけども。そこで考えたことをちょっと述べていきたい。そして小学校の統合に当たっては単にその学校が少人数だから逃げなきゃ云々というだけではなくて、いろんな方面からやっぱり考えるべきであるし、そしてじゃあ具体的にどこの小学校とどこの小学校をひっつけた場合どうなるのかという具体的なその学校の置かれた場所、地域社会の様子、相手の様子、その辺も全部ひっくるめて考えないといけないということを痛切に思った次第です。そういう前提に立ちましてちょっと質疑を行います。  まず、門真市教委が小規模校だと考えてる学校は幾つあってどことどこなのかと。小規模の度合いが強い学校から順に列挙してください。よろしく。 ◎三村 学校教育課長  小規模の度合いが強い小学校についてですが、2018(平成30)年5月1日現在で以下のとおりになっております。北巣本小学校164名6クラス、砂子小学校177名7クラス、五月田小学校244名9クラス、大和田小学校269名10クラス。  以上です。 ◆戸田 委員  わかりました。四つが小規模校として認定されてるということですね。そこでクエスチョンの2番、それぞれの四つの小規模校をほかの小学校と統合して小規模校を解消すると仮定した場合、私はこれ賛成かどうかというのを別にしてとにかく仮定をした場合、同じ中学校の校区内で最短距離にする場合の組み合わせというのをさっき言った小規模校度合いの順番に沿って回答してください。 ◎三村 学校教育課長  同じ中学校区で最短距離の小学校と統合する場合の組み合わせについてでありますが、北巣本小学校四宮小学校砂子小学校脇田小学校五月田小学校二島小学校大和田小学校と沖小学校となります。 ◆戸田 委員  今挙げてもらった組み合わせについてちょっと見てみますとね、四つの統廃合の組み合わせの中で、こちらの学校を廃止して片方に統合することはあり得ないということはあります。  例えば(1)の北巣本小と四宮小との統合では、もう学校規模から考えて門真市内最大1、2を争う四宮小、その周辺にたくさんのその小学校、五中を核とした新しい住宅もできていますが、そこを廃止して北巣本小学校に統合するということはこれはあり得ない。つまり北巣本小と四宮小の統合の場合は北巣本が必ず廃止されるということになります。  また、3番目の五月田小と二島小との統合のケースを仮定しますと、大規模改修をやって間もない五月田小というのは法律的な予算措置の面から考えて、大規模改修やって間もなく廃止というのはあり得ない。ということは、つまりこの場合の五月田小と二島小との組み合わせの場合は廃止されるのは二島小側になるということです。  そして、4番目の大和田小、これを沖小学校と統合するという場合では大規模改修をやって間もないのは沖小のほうなので、この場合の組み合わせだと必ず大和田小学校が廃止されるということになります。単純な理屈だけで言いますとそうなるはずですけども違うでしょうか。違うというのであればその具体的な理由を述べてください。  また、2番目の砂子小と脇田小との統廃合ではどちらの存続や廃止が優先されるかは不明なのですけども、教育委員会の見立てとしてはどうでしょうか。ちなみに砂子小学校というのはそのちょっと前に南小学校と水島小学校と統合してできて、それほど間がたっていないという学校でもあります。  以上よろしくお願いします。 ◎中野 教育総務課長  多面的な観点から門真市学校適正配置審議会において審議がなされるものと考えております。 ◆戸田 委員  非常にそんたくした、かつおかしなこと。つまり統廃合はこうするほうがいいよという答申をするのは確かに審議会なんですけども、客観的な事実としてあるわけです。  聞き直しますけども、大規模改修をした学校を廃止すると何億円かの工事費を国に返さないといけないという話を教えてもらったんですけども、その点ちょっと詳しく説明してください。 ◎中野 教育総務課長  学校統合に係る学校補助金をいただいて学校建設、大規模改修を行った際にはそちらの学校施設を財産処分する際には、10年間使用しないと国庫返納の義務が生じるおそれがあります。 ◆戸田 委員  そうですね、まあもちろんこれはすぐ統廃合という話ではないけれども、10年以内の統廃合をする場合は統廃合してそれだけでもいっぱい金も費用もかかるのに、大規模改修の金、何億円かを、また、市が出すということ、それはあり得ないということをまず、指摘をしておきます。  それから教育委員会というのは各学校の地域事情当然よく知っていないといけないし、現に知っているわけでして。四宮小学校の周辺というのは五中も近いし幼稚園・保育園も近いということで、門真市でも最高規模にいわゆる高級住宅、新しい住宅がふえているとこです。それをちょっと確認したいんですがそれ知ってましたでしょ、どうですか。 ◎中野 教育総務課長  現在、詳細に建築戸数等を確認しているわけではありませんけれども、住宅の軒数というので一定新しい住宅が建っているという認識はあります。 ◆戸田 委員  北巣本小学校は私は門真市に来て議員をやってちょっとしたときに、北巣本小学校のすぐ周辺に住んでましたんで、よくその辺は知ってるんですね。非常に残念ながらもっと盛り立てたいんだけども北巣本小の隣接した幼稚園が廃止されてしまったと、もう学校等施設が何もない。私立の保育園は近くにありますけどね、非常にこの人口もなかなかふえていかないところで、もともと小規模な学校ですからこれを四宮小のほう北巣本ひっつけよう思ったらあそこ10階建ての校舎でもしないことには無理で、かつそうなると車、通学、インフラ等と絶対に無理な話なんですからね。このことを指摘しておきます。  次の質疑に移ります。クエスチョンの4番として、1番の答えで挙げてもらったそれぞれの小規模校を他の小学校と統合すると仮定した場合、前では同じ中学校の校区内で統合するというケースを述べてもらいましたけど、今度は中学校校区関係なく単純に距離が近い二つの小学校の間の距離が近い。中学校の校区が全然別であっても距離が近いいうことでの組み合わせを考えた場合は、距離だけでの組み合わせを考えた場合はどうなるか述べてください。 ◎三村 学校教育課長  中学校区に関係なく最短距離の小学校と統合する場合の組み合わせについてでありますが、北巣本小学校四宮小学校砂子小学校脇田小学校五月田小学校二島小学校大和田小学校速見小学校となります。 ◆戸田 委員  はい、どうも。ということは中学校区関係なく最短距離でやった場合、違うのは大和田小と速見小の組み合わせだけが違うということにわかりました。  それでは、次の質疑に行きますが、今その中学校校区と関係なく統合すると仮定の話をしてもらいましたけれども、そもそも門真市では従来からの中学校の校区と小学校との枠組みを解体してしまうということは少なくとも統合は考えられないことだと。1小2中あるいは例外的に2小で1中、3小で1中ということで、中学校校区で地域の住民の組織であり子ども会であり、いろんなことがまあできているわけなんですね。ですからたまたま距離が近いからとか何かの都合で中学校校区解体して小学校のこと考えることはまあ少なくとも当分考えられないことだと思いますけどもどうでしょうか。 ◎中野 教育総務課長  門真市学校適正配置審議会において、そういったことも含め議論がなされるものと考えております。 ◆戸田 委員  これもちょっとそんたくしまくり答弁ですが。ちょっと聞き方変えますけどね、中学校校区と小学校の組み合わせということで地域の子ども、学校も地域行事の全部ずっと考えてきてそういう同意、合意のもとで審議会もやってきた、行政もやってきた、そういう積み重ねがあるわけですね。  それを例えばですよ、その学校適正配置審議会がやっぱりこれ崩しちゃおうというふうにぽんと決めて、それで審議会が決めたから、じゃあそれに従いましょうというふうになるはずがないと思うし、審議会がもしそういう方向に踏み出すのであればよほどやっぱり慎重に議会等の意見も聞いてでないとおかしいと思うんですけどその点どうですか。 ◎中野 教育総務課長  当然これまでの学区、校区割りという歴史がございますので、そういった状況も踏まえて審議会には情報を提供していきたいと考えております。 ◆戸田 委員  まあ当然ですね。  次、クエスチョンの6番に行きますけども、小規模の度合いの強さでいきますと、いつでも北巣本小学校がトップに挙げられるわけなんですね。そして2番目が砂子小学校だと、まあこういうことになるわけです。しかしそれぞれの地域状況を見ますと北巣本小の場合は校区内に公共施設がほぼ何もないと。  一方、砂子小の場合は結構にぎやかなところですから校区内に公共施設がたくさんあるという大きな違いがあるのではないでしょうか。この砂子小の校区内にある公共施設を具体的に列挙してください。  また、小規模校のほかの五月田小大和田小の校区内での公共施設も列挙してください。 ◎中野 教育総務課長  両校区内にある公共施設につきましては北巣本小学校区内には大阪府営門真上島住宅があり、砂子小学校区内には門真市南部市民センターほか三つがあります。砂子小学校の校区内にある公共施設の具体例としましては門真市南部市民センター門真市立砂子みなみこども園大阪府営門真住宅大阪府営門真三ツ島住宅となっております。五月田小学校の校区内にある公共施設の具体例としましては第七中学校、大阪府営門真北島住宅となっております。  また、大和田小学校区内にある公共施設の具体例としましては大和田幼稚園となっております。 ◆戸田 委員  今の答えの中で北巣本小学校のある府営住宅も確かに公共施設ではありますけども、そこに住民が住んで固定しているもんなんでね、いろんな市民がそこを利用する、よそからやって来て利用して何かの催しをやるとかいうものでは全くないわけですよ。そういう意味での普通考えるその公共施設というふうに言えば、前から共産党さんなんかも何もないというふうに指摘したとおり何もないんですよね。  片や砂子小学校校区内には南部市民センター砂子みなみこども園とか高校まである。こういう違いがあります。ですから審議会のほうに審議いろいろ検討してもらう場合あるいは議会でも論議してる場合も、小学校の人数の少なさ云々のみに注目してどうするというのはやっぱり明らかな間違いですね。  それからその場所どこにあるのか。特に北巣本やったらもし四宮小まで行けってなったらついきのうまで幼稚園だった子どもも含めて大きな道路163号、第二京阪、八尾枚方線を越えて通学させるわけです。行きは集団登校でも帰りは集団登校と違いますからね。そういうことも含めて具体的な場合を想定して統合というのは考えなくちゃいけないということを強く指摘します。  最後の質疑として、今回の12月議会の分も含めて学校廃止に関連する議論が議会でなされたときには、その質問答弁メモや議事録のコピーを可能な限り早く、学校適正審議会の委員の方たちの手元に届けるべきだと。私たちみんなそれぞれ市民から選出された議員なんですね。その背景に2000票とか3000票とかそういう意見負託を負ってここへ来てるわけです。その中の出た意見というのはやっぱり速やかに審議会の人に参考としてやっぱり考えてもらいたいと思いますので、こういう提供についてはどうですか。 ◎中野 教育総務課長  提供してまいりたいと考えております。 ○松本 委員長  ほかに質疑はありませんか。堀尾委員。 ◆堀尾 委員  そうしましたら議案書29ページの債務負担行為、旧第一中学校跡地整備活用方法検討調査業務委託について聞かせていただきたいと思います。  まず、この調査の委託内容についてお聞かせください。 ◎牧薗 社会教育課長  委託内容につきましては、生涯学習複合施設や交流広場などを一体的に整備する最適な事業スキームを確立するため、その事業手法の企画検討や事業の制度設計などを検討し、民間の創意やノウハウを活用し効率的・効果的に公共サービスの提供が期待できる民間事業者の参画可能性などを調査するものです。 ◆堀尾 委員  民間事業者の参画可能性などを調査するということなんですけども、この調査結果によって今策定されているこの生涯学習複合施設建設基本計画ですね。この基本計画がこの調査結果によって変わるようなことがあるのかどうか、この点についてお聞かせください。 ◎牧薗 社会教育課長  今回の調査は事業手法等の最適な事業スキームを確立するためのものであり、建設基本計画に影響を与えるものではありません。
    ◆堀尾 委員  さきの総務建設常任委員会の中でもこの点は議論されて大きく影響を与えるものではないというような答弁があったと思うんですけども、改めて確認させてもらって基本計画にも影響を与えるものではないということなんで、この参画可能性、いわゆるサウンディング調査についてはこの時期にやるのかなというのがちょっとまあ疑問ではあるんですけども、何も大きく決まっていないような初期の段階で民間事業者の意向調査というようなことであればそういったこともあるのかなと思うんですけども。  基本計画が策定されている中でこの民間事業者の参画可能性というのをこの時期にやるのはどうなのかなという疑問は確かにあるんですけども、やらないよりもやったほうがいいのかなというような部分もありますし、変更ないということですのでその点は調査結果によって変わるというようなことがないように強く求めておきたいと思います。  以上です。 ○松本 委員長  ほかに質疑はありませんか。豊北副委員長。 ◆豊北 副委員長  議案書の63ページと41ページに保育定員拡充事業についての歳出歳入があるんですけれども、この概要について、また、変更の内容についてお答えください。 ◎田代 こども政策課長  保育定員拡充事業において、平成30年度内の工事完了を予定しておりました施設につきまして事業者の整備計画に変更が生じ、30年度、31年度の2カ年にわたる施設整備に変更となり、31年6月ごろに開園する見込みとなりました。  今回の補正は30年度の保育所等整備補助金の予算のうち、31年度に必要となる当補助金の歳出予算を減額するとともに、歳入予算である府の安心こども基金特別対策事業費補助金及び市債を減額するものであります。 ◆豊北 副委員長  30年度31年度の2カ年にわたる整備に変更となったということで、こういった変更することによって市への負担の影響というのはあるんでしょうか。 ◎田代 こども政策課長  当初に予定していた予算を整備計画に合わせて2カ年に振り分けることとなりますが、現時点では市負担の額に影響はございません。 ◆豊北 副委員長  今回開園がおくれるということなんですけども保育定員数にどういった影響、待機児童の解消の内容についてお答えください。 ◎田代 こども政策課長  31年4月に見込んでいた定員拡充が図れなくなることで、4月時点では児童への影響が発生することになりますが開園により0歳児6人、1歳児12人、2歳児18人、3歳児22人、4歳児22人、5歳児22人の計102人の保育定員の拡充を見込んでいることから、年度途中に発生する待機児童への対応が一定できるほか、目標年次である31年度末には計画どおりの定員が確保される見込みとなっております。 ◆豊北 副委員長  整備計画の変更で2カ月おくれるということで、お母さんたちに少し影響があるというのが残念なんですけども100人を超える定員拡充ができるということはいいことだなと思っております。それで現在の待機児童数についてお聞かせいただきたいと思います。 ◎田代 こども政策課長  30年10月1日時点での待機児童数の状況でありますが、0歳児73人、1歳児30人、2歳児18人、3歳児1人、5歳児1人の計123人となっております。 ◆豊北 副委員長  10月1日で123人ということなんですけども、去年度は135人ということを聞いておりますので、少し減ったけれどもやはりまだまだ待機児童が多い状況で、これからまた、保育定員拡充という予定も聞いておりますので、さらに待機児童の解消進めていただきたいなと思っておりますが小規模保育施設というのが門真市もふえてきて、小規模保育事業者というのが2歳児までなので、やっぱり入ったときに3歳児で入る保育所があるんかなというやっぱりその不安がどのお母さんにもあるというふうには聞いてるんです。  そういった意味からもやっぱり待機児童解消は今回の事業にありますような0歳から5歳までの保育所を私としては共産党としては要望しておきたいと思います。この点については以上です。  次なんですけど85ページの学校適正配置推進事業にかかわる歳出の予算の追加なんですけれども、この概要については高橋委員や戸田委員がお聞きしていたので省かせていただきます。一つ重なるかもしれませんけれども、学校適正配置審議会を立ち上げて議論されるんですけども諮問される内容についてお答えください。 ◎中野 教育総務課長  門真市魅力ある教育づくり審議会の答申を踏まえ、門真の子どもたちに多様な人間とのつながりを構築できる教育環境の実現に向け、早急に今後の市全体の学校のあり方を検討することを目的とし、本市小・中学校の適正配置について門真市学校適正配置審議会に諮問を行うものです。 ◆豊北 副委員長  審議会の構成委員についてお聞かせください。 ◎中野 教育総務課長  委員構成につきましては門真市附属機関に関する条例の施行に関する門真市教育委員会規則に基づき学識経験者、市民の代表、学校関係者で構成することとなっており大学教員のほか地域団体、PTA、公募市民、小・中学校の校長等を考えております。 ◆豊北 副委員長  公募市民もいるということなんですけれども、やはり地域団体の方も出られるということで、やっぱり公募市民も1人とかではなくてもう少し人数をふやしていただいてやはり市民の声をしっかりと反映させたものにしていただきたいなと思っています。  もう一度なんですけれども審議会に諮問される内容について、どういった問題意識を持ってこの諮問されるのかお答えください。 ◎中野 教育総務課長  本市においては急速な少子化が進み、既に全学年1学級となっている小学校や、新1年生が19人という学校も出てきており、6年間クラスがえができないことによる人間関係の固定化、多様な人間とのつながりを構築することの課題に加え、教職員数の減少による学校運営におけるさまざまな課題が門真市魅力ある教育づくり審議会で議論され、答申において多様な人間関係を構築する上で、小中一貫教育をより円滑に行うための義務教育学校等の考えも含めた学校施設のあり方の検討、市内学校の再編統合の早急な検討を求められたところであります。  教育委員会といたしましてはこのことを真摯に受けとめ、子どもたちにとってよりよい教育環境を実現するために、今後の門真市全体の学校のあり方を検討していく必要があると考え、門真市学校適正配置審議会を設置し議論を重ねていただくものです。 ◆豊北 副委員長  魅力ある教育づくり審議会は私もほとんどと言っていいほど傍聴もさせていただきました。その中ではやっぱり老朽化する施設を新しくしていくということもやっぱり早急に考えてほしいという中身もその中には含まれているのかなと思います。義務教育学校とか小中一貫校とかメリットという部分もありますが、デメリットという部分もその中では話し合われていたと思うんです。  私も9月議会のときにこの小中一貫校や義務教育学校のことで、既に実施されている学校の保護者やそういった子どもたちの中の意見なんかもここで皆さんにお伝えさせていただいたと思うんですけれども、やはり全てがバラ色なんだというようなことではないと思うんですけれども、やはり先ほど戸田委員もおっしゃってましたように、やっぱり地域で学校がなくなるっていうことの重み、学校は小学校の子どもたちの教育をつかさどるところでもあり、地域の防災拠点としてもなるところだっていうこともあるんですね。  やはり1回なくしてしまえば、本当に後で取り返しのつかないことになります。少子化少子化っておっしゃってますけど、ふえてくるかもしれない。その今、門真団地などは新しく整備されているところでありますし、やはり大きなその範囲でその子どもが少なくなったからとか、先生の事務がふえるからというようなことだけにとらわれずに、やはりメリット・デメリットをしっかりと話し合って後で後悔のないように市民にもしっかりと説明ができるような、そういった審議にしていただきたいと思うんですけれども、デメリットについてはどのように説明されるとお考えですか。 ◎中野 教育総務課長  門真市学校適正配置審議会において義務教育学校等学校施設のあり方の審議が行われる際には、文部科学省が集計した資料等に基づき適宜説明してまいります。 ◆豊北 副委員長  その文科省が出しているデメリット・メリットの資料がこれなんですけれども、これ見せていただきますと20か30か課題のところでも書かれてあるんです。  でも見ていきましても、その地域の防災がどうのこうのというようなコミュニティづくりがどうのというようなことは、ここには書いてないんですね。やはりだからこの議会で出た意見、先ほどお示しされるということをおっしゃってましたので、ぜひとも私のほうからも議事録しっかりと見せていただきたいなと思っております。この問題については以上です。  39ページの帰国渡日児童生徒受入体制整備支援事業費補助金について制度の概要、また、増額の理由についてお答えください。 ◎三村 学校教育課長  この制度は渡日間もない外国籍児童・生徒等が日常生活に必要な日本語、いわゆるサバイバル日本語を早期習得するとともに、授業において必要な日本語指導を受けられるよう受け入れ体制整備を充実させることを目的とした国と府の事業です。  今回の増額補正につきましては補助対象の範疇が広がり、児童・生徒数が拡大されたことにより通訳派遣時間115時間分28万7500円が補助対象に追加されましたので、補助対象追加の3分の2、19万1000円を増額補正するものです。 ◆豊北 副委員長  それでは、門真市における日本語指導が必要な児童や生徒の現状についてお答えいただきたいのと、その対応についてお聞かせください。 ◎三村 学校教育課長  日本語指導が必要な児童・生徒は約160名であり、その学習や学校生活をサポートするため自立支援通訳を各校に派遣し、個々の児童・生徒の日本語能力を適切に把握し、個々に応じたきめ細かい日本語指導を実施しております。 ◆豊北 副委員長  子どもたちに日本語指導をきめ細かく行っておられるということなんですけれども、今回大阪府のこの補助金が今年度までというふうにホームページで知ったわけなんですけれども、この補助金がカットされるということでこの中身、今までやっていた事業の内容が変わるようなことがあるんでしょうか。 ◎三村 学校教育課長  内容についての変更はございません。 ◆豊北 副委員長  今回の追加金額は19万1000円だったということなんですけれども、今ちょっと私先走って質疑してしまったんですけれども、今回この帰国渡日児童生徒受入体制整備支援事業費補助金の全額についてお答えください。 ◎三村 学校教育課長  148万3000円が補助金交付される予定です。 ◆豊北 副委員長  わかりました。約148万円という補助金がなくなりますけれども実施内容としては変わることはないということなので、今後も府の補助金を、また、復活していただくように要望していただきたいなということと、この事業についてこれからもしっかりと実施していただきますようにお願いしまして質疑とします。 ○松本 委員長  ほかに質疑はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより議案第76号中、所管事項を採決いたします。  本件は原案のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。よって議案第76号中、所管事項は、原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上をもって付託議案の審査を終了いたしました。 ──────────────────────────────────── ○松本 委員長  次に、所管事項に対する質問の通告がありますので高橋委員の発言を許可いたします。高橋委員。 ◆高橋 委員  私のほうからは3点についてお伺いさせていただきます。  まず、一つ目、熱中症対策についてお伺いします。熱中症対策ですけれども、小・中学校・幼稚園・保育所・こども園における児童・生徒の熱中症対策について、ことし取り組まれたさまざまな努力というか、そういったものをお伺いします。 ◎花城 保育幼稚園課長  幼稚園・保育所・こども園のうち公立施設における熱中症対策としましては遊戯室を含む全ての保育室等にエアコンを設置し、最適な室温管理をしていることを初め、屋外活動時には必要に応じて日よけを設置するなどの対策を行っております。  また、園児に対し園で用意したお茶や園児が持参した水筒により小まめな水分補給を行うよう職員が促すなど、体温の調節機能が十分に発達していない低年齢児に配慮した対応を行っております。  さらに民間保育施設等においても、市より熱中症事故防止への理解を促すとともに事故防止のために万全の対策を講ずるよう周知を行っており、各施設において適切に対応いただいているところであります。今後におきましても熱中症予防としてより効果的な取り組みの検討を進めるなど、引き続き安全・安心な教育・保育環境の構築に努めてまいりたいと考えております。 ◎三村 学校教育課長  御質問のうち小・中学校の熱中症対策といたしましては、19年度には全ての普通教室にエアコンを設置し最適な温度管理を行っております。  体育館におきましては大型のサーキュレーターを昨年度全校に配備し、空気の循環を促すとともにWBGTいわゆる暑さ指数を小まめに確認することのできる温湿度計を設置し、それをもとに運動時の適切な休憩や給水を行うなど学校活動において熱中症事故が発生しないよう配慮しているところであります。  また、保健だより等を通して子どもたち自身が、小まめに水分補給を行うことの重要性や十分な睡眠や朝食摂取の重要性などを各家庭に周知するなど、学校と家庭で連携して対策を行っております。  また、教育委員会から各学校に対して環境省や文部科学省作成の資料や、各地で発生した事故の事例等の情報を頻繁に提供しながら、教育活動における熱中症予防についての注意喚起を行っております。特に水泳指導における内容については、水難事故防止とあわせて熱中症事故防止の観点からも具体事例も指し示しながら注意喚起を行っております。  地球温暖化が進み、これからも酷暑が続くという認識のもと、関係機関からの最新情報を適宜学校現場に提供するなど引き続き安全・安心な教育環境の構築に一層努めてまいります。 ◆高橋 委員  ありがとうございます。ことしの夏は本当に長期間にわたって命を脅かす危機的な暑さと表現されたように朝からぐんぐん気温が上がり、正午を過ぎるころには35度36度を上回ったことから、一つの災害と認識され死亡者まで出ました。今後も効果ある熱中症対策を講じていただきますよう要望させていただきます。  続きまして、2点目。がん教育の推進についてお伺いします。日本人の2人に1人ががんにかかるという時代にもかかわらず、大人も含めて正しい知識を知る機会が少ないのが現状であります。以前より公明党としてもがん教育の重要性を取り上げてまいりました。実際に学校現場でも取り組まれたという話を聞き及んでいます。内容についてお伺いします。 ◎三村 学校教育課長  がん教育についてであります。去る11月1日に第七中学校の3年生を対象として松下記念病院消化器内科、小山田裕一先生を講師にプレゼンテーション形式での授業が実施されました。この取り組みは府のがん予防につながる学習活動の充実支援事業を活用し、実際にがんと対峙するさまざまな立場の方から話を聞くもので、今回は医療現場からのゲストティーチャーをお招きする形で行われました。  内容といたしましては、わかりやすい図や動画を用い、がんについての詳しい説明がなされるとともに家族や友人など、自分の周りの誰しもが関係し得る病気としてのがんを丁寧に説明していただいたと聞き及んでおります。 ◆高橋 委員  ありがとうございます。そのときの生徒たちの様子はどうでしたか。それとあわせてこれからも学校現場でさまざまな機会を通してがん教育を推進していただきたいと考えておりますが、今後の方向性についてもお伺いします。 ◎三村 学校教育課長  生徒にとっては一部、理解しがたい用語もありましたが、実際にがんと向き合う医師のリアルな話ということもあり、生徒たちは集中して授業に取り組んでいたとのことです。  授業後のアンケートでは、がん教育は健康な生活を送るために重要だの項目において92.8%、がん教育は健康な生活を送るために役に立つの項目においても90.4%と9割以上の生徒が今回の学習内容を肯定的に捉えております。両項目とも事前アンケートの数値が72.4%であったことからも、この取り組みが生徒にとってがんという疾病を知るために非常に効果のある取り組みであったと考えております。  また、今後の方向性についてでありますが、新学習指導要領においてがん教育が触れられていることからも、学校現場におけるがん教育の重要性は認識しております。  今後も保健体育科や養護教諭と連携しながらがん教育の推進に努めてまいりますとともに、喫煙防止教育や未成年飲酒防止教育、食育等においてもがんとの関連について取り上げるなど、児童・生徒の発達段階を踏まえた指導に取り組んでまいります。あわせて府の事業等を活用しゲストティーチャーをお招きするなど、児童・生徒にとってよりわかりやすく興味を持たせることができる工夫を行ってまいります。 ◆高橋 委員  ありがとうございます。おじいちゃんおばあちゃん、両親や兄弟、家族の中でがんと闘っておられる、また、がんで家族を亡くしたという児童・生徒も中にはいるかと思います。十分な配慮をしながら今後も継続してくださるよう切に要望させていただきます。  続きまして三つ目、行政ロイヤーのことについてお伺いします。行政ロイヤーについては現在総務部総務課に配属されております。しかし最近は門真市に限らず教育現場におけるさまざまな問題について、教職員や教育委員会だけでは判断がつかない事例や、法的な知識や対応が必要なケースが非常に多いのではないかと感じます。  そこで教育に特化した行政ロイヤー、学校ロイヤーを導入してはどうかと考えますが、教育委員会としてはどのように考えておられるかお聞かせください。 ◎三村 学校教育課長  行政ロイヤーにつきましては、これまでの顧問弁護士への法律相談に加え週に2回庁内にて法律相談体制を確保していただいております。  教育委員会といたしましても学校現場で生起するさまざまな事案に対応する法的アドバイスをいただいており、学校現場での課題解決に大変役立っております。しかし御指摘のとおり、個々に対する事案も複雑化し増加する状況であります。  今後、相談件数や相談内容の状況も見きわめつつ教育分野に特化したロイヤーの必要性について、他市の状況も参考にしながら調査・研究してまいりたいと考えております。 ◆高橋 委員  ありがとうございます。学校現場で問題が起きたとき、その言い分が正しいか正しくないかとの判断よりも、最近では訴訟に持ち込まれたときに勝てるか勝てないかの判断に任されることが往々にしてあります。そんなときに学校ロイヤーがおれば問題の解決が早くなる、窓口で早く対応できる、そういう可能性もあると思います。問題が大きくならないうちに解決できるというそういうことの利点も考えまして、教育委員会や現場の教職員の負担を考えれば早期問題解決が非常に大切になってまいります。前向きに検討していただきたく要望させていただいて質問終わります。 ○松本 委員長  次に、堀尾委員の発言を許可します。堀尾委員。 ◆堀尾 委員  それでは、まず、病児保育についてお聞かせいただきたいと思います。病児保育については市内に1カ所あったんですけども、先月休室になるというような報告を受けて市民の方にとっては非常に残念なというか、どうなっているのかというような声も聞いております。  まず、この病児保育について休室に至るその経緯についてお聞かせください。 ◎花城 保育幼稚園課長  病児保育室ティーグルにつきましては職員体制や運営面での課題を踏まえ、将来にわたって安全かつ安定的な病児保育室の運営について再構築する必要があると判断されたことにより、11月中旬より一時的に休室することとなったものであり、現時点で再開の時期は決まっておりません。  なお、現在市民に対しまして受け入れ可能な範囲で、智鳥保育園の病後児保育室の利用や近隣市の病児保育室の案内を行っているところであります。 ◆堀尾 委員  職員体制と運営面での課題があるということで、一時的にということで休室になったということなんですけども。そもそも1カ所しかなかったっていうことで事あるごとに議会の中でも拡充、病児保育をふやすようにというような要望もさせていただいてたんですけども。やっぱり病児保育というのは小さい子どもが病気にかかったときには必要な場面が多々あるというふうに思いますので、病児保育再開していただきたいんですけども、あわせて拡充していく必要があるのかなというふうに思うんですけども、拡充の考えについてお聞かせください。 ◎花城 保育幼稚園課長  病児・病後児保育事業につきましては、これまでの利用実績からも子育て世帯にとってニーズが高いサービスであると認識しております。今後におきましても門真市子ども・子育て支援事業計画の次期計画策定に向けて実施するニーズ調査の結果等も踏まえ、さらなる事業の充実に努めてまいりたいと考えております。 ◆堀尾 委員  やっぱりこれからインフルエンザ等もはやってくると思いますし、ますますこのニーズというのは高まるのかなというふうに思いますので、ぜひとも拡充に向けて取り組んでいただきたいというふうに要望しておきます。  次に、浜町保育園についてお聞かせいただきたいと思うんですけども。浜町保育園も耐震補強工事をやってたんですけども、それがちょっと中止になるというような報告があったんですけども、中止に至る経緯についてお聞かせください。 ◎花城 保育幼稚園課長  浜町保育園園舎の耐震補強工事につきましては、工事を進める中で図面と現場に大きな相違があること。  また、建設当時の施工状態にふぐあいがある箇所が複数判明したことなどにより工事を中止することとし、現在各関係業者の合意のもと契約を解除すべく協議を行っているところであります。 ◆堀尾 委員  当時の施工状態にふぐあいがあるというのが判明したわけですけども、本来その耐震の調査ですね、その時点で発見しておかないといけなかったのではないかなというふうにも思います。  今は仮園舎で浜町幼稚園の跡地に仮園舎を建てて、そこで園児は過ごしているということなんですけども。耐震補強もできない状況になりまして工事中止に至ったわけなんですけども、今後浜町保育園どうしていくのかこの点についてお聞かせください。 ◎花城 保育幼稚園課長  現在、工事を中止した園舎への対策や仮設園舎での安全・安心な保育の継続への対応も含め、今後の浜町保育園の方向性につきましてさまざまな観点から再検討を行っているところであります。 ◆堀尾 委員  まだちょっと具体的には決まっていかないかなというふうに思うんですけども、さまざまな観点から再検討をということなんですけども。耐震補強工事の際にも、この浜町保育園を幼稚園跡地に仮園舎建てて耐震補強するんではなくて、その場所での建てかえというようなことも考えられるのではないかというようなことも言ってただしてきた経緯があるんですけども、公立園の、浜町保育園の建てかえ、公立園のあり方、この点についてはどのように考えておられるのかお聞かせください。 ◎花城 保育幼稚園課長  現時点において具体的な方向性は決まっておりませんが、門真市行財政改善アクションプランを踏まえつつ、さまざまな観点から総合的に検討を進めてまいりたいと考えております。 ◆堀尾 委員  今答弁ありましたけども行財政改善アクションプラン、この中でも公立園のあり方を検討していくというような記述もあって、そもそも耐震補強の段階からこの公立園として建てかえるというようなことも言ってきた中で、これを機に民営化にしていってというようなことが危惧されるわけなんですけども。  ちょっとその点、今具体的な方向が決まってないということで、さまざまな観点から総合的に検討という答弁あったんですけども、ちょっと打ち合わせしてないんですけど、民営化していくというような考えもこのさまざまな観点から総合的なという部分では含まれるのかどうか、民営化についての考えについてちょっとお聞かせいただければと思います。 ◎田代 こども政策課長  前回の議会の答弁でありましたとおり、一応それらも含めてさまざまな部分から検討していくということでございます。 ◆堀尾 委員  民営化も含めて検討がされるということの答弁だったので本当にね、公的責任をしっかり果たしていかないといけないというふうに思いますので、やっぱり共産党としては浜町保育園については公立園として、早期に安心・安全な園舎に建てかえるということを強く要望しておきたいと思います。  次に、チャレンジテストについてお聞かせいただきたいと思うんですけども。今年度のチャレンジテストは、当初6月20日に予定をされていたものが、6月18日に発生した大阪北部地震で実施できないという状況になって9月に予定していたんですけども、それもちょうど台風21号が上陸してくるということで、こうした2度の災害によって延期になったというふうに聞いているんですけども、その2度の延期を経て実施をされたわけなんですけども、このチャレンジテストの門真市の対応についてお聞かせください。 ◎峯松 学校教育課参事  今年度は6月20日実施の予定でしたが、大阪北部地震により9月4日に延期されたものの台風21号の影響で再度延期となり、本市といたしましては臨時休校の対応や学校施設の被害状況等を考慮し9月7日に実施しました。 ◆堀尾 委員  2度の延期を経て9月7日に実施をしたということなんですけども、その結果、先日も結果の概要報告ということで聞いたんですけども、改めてその結果について教育委員会としてどのように考えてるのかお聞かせください。 ◎峯松 学校教育課参事  英語科において課題が見られるものの、国語科・数学科・社会科において対府割合において上昇が見られました。  また、過去3年間の中学3年生の経年結果では府平均との差が縮まってきております。今年度は2度の災害で延期となり、生徒たちにとっても少なからず影響があったと思われますが、このような結果が出たことにつきましては、成果と捉えると同時に課題克服のために一層の取り組みを進めてまいります。
    ◆堀尾 委員  国・数・社については上昇が見られたということで、英語についてはちょっと課題が見られるということなんですけども。やっぱりチャレンジテストそもそものね、問題点もずっと指摘をしてきたわけですけども、チャレンジテストでのこの点数を上げるためだけの授業改善ということにはやっぱり一定問題があるのかなというふうに考えるんですけども、この点についてはどのように考えているのかお聞かせください。 ◎峯松 学校教育課参事  教育委員会といたしましてはテストの結果は、取り組みの成果を評価する大切な指標であると考えております。そのためには今後一層、学習指導要領にのっとった計画的、系統的かつ組織的な教育活動を市内全校で進めるとともに、子どもたちの学習意欲や自分自身で未来を開こうとする態度の向上を図るべく、小学校段階からのキャリア教育にも力を入れてまいりたいと考えております。 ◆堀尾 委員  チャレンジテストが高校入試で使われるということでは、共産党議員団としても繰り返し問題点を指摘してきたわけなんですけども。そもそもこのチャレンジテストは府の教育委員会が実施をする行政調査だというふうに考えています。行政調査であるならば全国学力テストについても、行政調査としてのその学力テストというのは、その結果を子どもの成績評価に用いることができないというようなことが言われております。  これは1976年5月の旭川で起きた学力テストの問題の最高裁判決で言われているものであって、その中では概要ですけども、学力テストは行政調査であり教育活動としての試験の場合のように、個々の生徒に対する教育の一環として成績評価のためにされるものではなく、両者の間にはその趣旨と性格において明らかに区別があると。これに反するときは違法となるというような判決文が出されております。  また、全国学力テストを実施している文部科学省もその実施要領の中で、「調査結果を直接又は間接に入学者選抜に関して用いることはできないこと。」というふうに指摘をしているわけなんですよね。やっぱりそうしたところでチャレンジテストの実施というのは、そもそも違法性があるというか問題があるということは指摘をしておかないといけないかなというふうに思いますし、府に対してはチャレンジテストの廃止ということを強く要望していただきたいということを重ねて要望をしておきます。  最後に、●(ひえ)島地域の学校通学についてです。6月の議会の中でもこの●(ひえ)島地域の学校通学については質問させていただきましたけども、その中では小学校に通う児童数ということを聞かせていただきましたけども、同じくこの●(ひえ)島地域から第七中学校に通う中学生については、何人いるのかお聞かせください。 ◎高山 学校教育課参事  ●(ひえ)島地域から第七中学校へ通学している生徒は現在17名です。 ◆堀尾 委員  ●(ひえ)島地域で前回の議会の中でも、古川を挟んで一部の地域で大阪市域の道を通らないと門真市に出られないという、古川で隔てられた一部の地域で覚書が結ばれて大阪市立の小学校、中学校への通学が認められている児童・生徒がいるということやったんですけども。その地域で大阪市内のほうに通っている児童・生徒数は今何人いてるのかお聞かせください。 ◎高山 学校教育課参事  対象地域から大阪市立茨田北小学校へ通学している児童は7名、大阪市立茨田北中学校へ通学している生徒は2名でございます。 ◆堀尾 委員  現在も中学校に通学しているのが2名ということなんですけども、小学校に通学している児童が7名ということで、この小学生の子が中学校に進学した際には七中に行くことになるのか、引き続きこの大阪市内の中学校に行くことができるのかこの点についてお聞かせください。 ◎高山 学校教育課参事  対象地域の児童につきましては、門真市による通学路確保が困難であり、生活実態に基づいた適切な教育環境を確保していく観点から、平成29年度より大阪市鶴見区と変更覚書書を交わし、保護者の申し出に基づき大阪市立茨田北中学校への就学が認められております。 ◆堀尾 委員  去年度から覚書の変更が鶴見区と交わされて中学校への通学も認められたということだと思うんですけども。であるならば、やっぱり6月議会でも要望させてもらったんですけども、この●(ひえ)島地域の方、通学している児童・生徒たちには大阪市内の小・中学校のほうが近いですし、安全面から考えても大阪市内のほうに行くことができないかというふうに思うんですけども、覚書の範囲を拡大するこういう点について考えお聞かせください。 ◎高山 学校教育課参事  覚書の対象地域につきましては門真市域のみで通学路確保は困難なため、特別に鶴見区との協議により区域外就学が認められております。他の●(ひえ)島地域につきましては門真市域のみでの通学路確保が可能であります。  また、●(ひえ)島地域から二島小学校までの距離は約2km、第七中学校までの距離は約2.3kmであり、文部科学省が示す通学距離である小学校4km、中学校6kmの適正基準内でもあるため、対象地域につきましては現状どおりで御理解賜りますようお願い申し上げます。 ◆堀尾 委員  文科省が示す適正基準内ということもあって、かつ門真市域のみでの通学路を通っての通学が可能ということであるんですけども。実際先日この●(ひえ)島地域から二島小学校まで、実際の通学路を保護者の方の同意も得まして、小学校1年生の子と一緒に歩きました。晴れた日で荷物も何も持っていない中ですすすすすと歩いて行ったので、30分程度だったんです、通学して。  ただ、やはり小学校1年生の子の足で30分もかかる道で、かつ歩道橋ですけど中央環状線を通らないといけない。自転車の横行もやはり激しいというようなこともありまして、やはり●(ひえ)島地域から二島小学校までの通学というのはちょっとしんどいのかなというふうな実感をしたところであります。なかなかほかの課題等もあるかなというふうには思うんですけども、ぜひともこの覚書の範囲の拡大をしていただきたいというふうに思いますので、その点要望させていただいて質問終わらせていただきます。  以上です。 ○松本 委員長  次に、豊北副委員長の発言を許可します。豊北副委員長。 ◆豊北 副委員長  豊北です。放課後児童クラブのことについてお聞かせいただきたいと思います。門真市は放課後、学校の教育が終わって、放課後児童のそういった見守りという意味において学童保育というのが過去にあって、全校にはなかったんですよね。その中で全校につくってほしいという親の要望などもあって、今では14校の小学校に全て放課後児童クラブが実施できているということで、たくさんのお母さんたち子どもさんたち喜んで通っているのかなと思うんですけれども、その放課後児童クラブの現状についてお聞かせいただきたいと思います。  例えばクラブ数や児童の入会状況などについてお答えください。 ◎寺西 子育て支援課長  放課後児童クラブのクラブ数につきましては各校2から4クラブ。全14校で33クラブとなっており、平成30年11月1日現在の入会児童数につきましては1380人であります。  なお、待機児童は発生いたしておりません。 ◆豊北 副委員長  待機児童解消してほしいという親の要望、私たちも要望してきましたし、今、待機児童がないということで一定そういった要望には応えていただけてるのかなと思っています。  あと、職員配置の基準とかについてもお答えいただきたいのと、やっぱりしっかりと職員が配置されていないと子どもの放課後がしっかりと見守れないのかなというふうに思いますので、そういった配置基準についてどのように確認もされているのかについてお答えください。 ◎寺西 子育て支援課長  職員配置の基準につきましては、門真市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例において、クラブごとに2人以上を配置し、1クラブ40人を超える場合は本市独自の職員配置基準として、超える児童20人ごとに1人以上の指導員を配置することを定めております。  また、指導員が適正に配置されているかにつきましては委託事業者から毎月提出されるクラブ日誌により、基準どおり配置していることを確認しております。 ◆豊北 副委員長  それでは、支援が必要な子どもさんも入会されているのかなと思うんですけれども、その児童に対しての対応についてお答えください。 ◎寺西 子育て支援課長  配慮を要する児童への対応につきましては、要配慮の程度によって重度・中度・軽度と区分し、重度は児童1名、中度は児童3名、軽度は児童5名に対しそれぞれ1名の割合で加配指導員を配置いたしております。 ◆豊北 副委員長  私、先日放課後児童クラブ見させていただきました。2年ほど前にもある小学校の放課後児童クラブの様子を見させていただいたんですけど、やっぱり基準には合致していることで運営されてるんですけど、保育室内で子どもさんが全員いる状況を見ますと大変狭いなというふうなことを感じたんですね。けがなどの状況についてはどうなんでしょうか。お答えください。 ◎寺西 子育て支援課長  平成30年度の放課後児童クラブ室内におけるけがの状況につきましては、平成30年11月1日現在全校で14件、うちクラブ室内におけるけがにつきましては5件でございます。主な要因といたしましては自由遊び中の転倒による負傷などであります。 ◆豊北 副委員長  ありがとうございます。クラブ室内については1年間で5件ということなので、そんなに特に多い数ではないのかなというふうに思いました。  それでは、子どもたちが体調不良を起こしたときに静養室というのをつくる必要があるということで、私たち共産党としては独立した部屋を静養室を準備すべきだということで要望もしているんですけれども、今どのような状況になってるでしょうか。 ◎寺西 子育て支援課長  静養スペースにつきましては、専用の静養室がある門真みらい小学校以外の13小学校放課後児童クラブに、必要なときに静養スペースを設けることができるようパーティション及び畳を購入し対応いたしております。 ◆豊北 副委員長  ありがとうございます。全ての放課後児童クラブを見させていただいたわけじゃないんですけど、二、三の児童クラブを見ました。やっぱりその学校その学校でちょっと配置なんかも違ってますので、これでゆっくり休めるのかなというような印象を受けたところもありました。  ぜひとも静養室を独立させてほしいなって。場所的な問題もあると思うんですけど今後において、やっぱり放課後児童クラブについては拡充させていきたいというような、子ども・子育て会議のときもそういった充実させていきたいという担当課のほうの何ていうかな、心構えというんですか、今後の課題としてはそういうふうにも書かれてますし、拡充のほど考えていただきたいなと要望しておきます。  それから先ほど児童の基準は基準に合致しているということなんですけれども、児童1人当たりの放課後児童クラブの部屋の面積、これ門真市の現状と国の基準についてもお答えください。 ◎寺西 子育て支援課長  児童1人当たりの面積につきましては平成30年11月1日現在、各校1.77㎡から3.47㎡となっております。国の基準では、おおむね1.65㎡以上となっており各校におきまして国の基準を上回っております。 ◆豊北 副委員長  今お聞きしましたら、基準は上回っているということなんですけれども、今の人数なんですね。100%入会されてませんのでこれ定員いっぱいになりましたら、やっぱりひたすら1.65㎡になるというふうにも聞いております。  皆さん1.65㎡ってどれぐらいの広さかわかりますか。これは保育所の0歳児の基準なんです。2歳児以上は1.98だったかな。ちょっと資料が……。多いんです。  やっぱり豊かな放課後を子どもたちに提供するという、拡充していくという意味においてはやっぱり市のほうからも国の基準を向上させるように要望していただきたいなということを言っておきます。この問題については以上です。  次の質問に移らせていただきます。子ども食堂についてなんですけど、子ども食堂が本市も10事業者ほど実施されているというふうに聞いております。以前からも私はその実施されている子ども食堂がせっかく実施されているのに、その実施される日時とか場所とか知らせることができないので、少なかったりっていうようなことが聞いてますので、それをやっぱり市の広報などで周知させたらどうやということで要望もさせていただいておりました。その後その周知のほうどのようになっているでしょうか。 ◎田代 こども政策課長  子ども食堂等の実施団体からの一部からは体制、食材及びスペース等の問題で、子どもたちに周知はしたいものの多くの子どもに来てもらっても対応できないというお声もお聞きしていることから、市としては本年第2回定例会でも御答弁申し上げましたとおり、実施団体から依頼があれば子ども食堂等がより多くの子どもや保護者に認識され、支援を必要としている子ども等が1人でも多く来場してくれるよう市広報及び市ホームページ等での周知を図るなど、サポートをしてまいりたいと考えております。 ◆豊北 副委員長  実施団体によってはたくさん来過ぎたら困ると、来られ過ぎるとちょっと大変っていうところもあるということで、今のところはそういった要望がなされていないということなんですよね。  今後、「広報かどま」へ掲載してほしいというような団体がおられましたら、そのときはどういった手順を踏んで要望していけばいいんでしょうか。 ◎田代 こども政策課長  こども政策課へ御相談いただければ、市広報紙のサークル活動や、イベント紹介を行うホットラインコーナーへの掲載を案内するなどの対応をさせていただきます。 ◆豊北 副委員長  ぜひとも積極的に働きかけてあげてほしいと思います。これも以前から厳しい御答弁をいただいてるんですけれども、本市の子ども食堂に対しての支援っていうのはどのように考えているでしょうか。 ◎田代 こども政策課長  本市ではこれまで実施団体に対し、子ども食堂等に関する情報提供や食材の提供を希望される企業とのマッチング、また、子ども食堂等が主催するイベントへの協力など支援に努めてきたところでございます。 ◆豊北 副委員長  そうですよね。そういったふうにも今までも聞いてるんですけれども、生活実態調査をしましたね。そのときに門真市の子どもの貧困の状況というのは厳しいものがあるということで、冊子にもまとめられたし、そういったことがありました。  その中で子どもの未来応援ネットワークなどもできて、いろんな支援につなげていくという部分では促進されているんですけれども、やはりこの食事。毎朝朝食を食べられている子どもさんが79.5%。大阪府の平均は89.9%、このときの調査ですけども。  そしてまた、学校がない土曜日・日曜日とか祝日のお昼に必ず食べられているかという子どもさんが門真市では67.5%、大阪府平均は83.3%で15%ですか、本当にこういった門真市の子どもさん、30%以上の子が3割以上の子が食べれてないいうような状況があるんですね。やっぱりこういったところをしっかり見ていただきたいと思います。  北河内7市の中では枚方、交野、寝屋川、大東が補助制度をつくっています。その財源としましては大阪府のいろんな交付金を充てていたりするところもあります。ぜひともこの厳しい門真市の子どもたちの貧困の状況、しっかり見ていただきたい。そして私が門真市の子ども食堂のことを街頭で話していますと、私も応援したいんやけどというお母さん、御婦人の方とか声かけられます。そんな人たくさんいると思うんですね。そういった人がしっかりと子ども食堂実施できるように応援していただきたい。やっぱりそういう補助制度があればやってみようかなと。  で、明石市は皆さん御存じだと思いますが、子ども支援頑張っています。明石市では各小学校区に一つ子ども食堂を実施する、そういった目標も掲げています。ぜひとも門真市において永久的ではないものだと信じたいです、子ども食堂は。でも本当に今のこういった子どもたちの実際の姿を見て、門真市こそ私は補助制度をつくるべきだということを訴えたいと思っていますが、今後の市の考えについてお答えください。 ◎田代 こども政策課長  本年第2回定例会でも御答弁申し上げましたとおり、補助制度の創設は難しいと考えており、現在のところ子ども食堂等の実施団体からも財政的な支援も含めて、具体的な要望はお聞きしておりません。本市としましては先ほど御答弁申し上げたような支援を引き続き実施していくことで、継続的な運営に協力していきたいと考えております。 ◆豊北 副委員長  以上で質問を終わります。 ○松本 委員長  次に、大倉委員の発言を許可します。大倉委員。 ◆大倉 委員  それでは、私のほうから2点質問させていただきます。  まず、最初に生涯学習複合施設について質問をさせていただきます。先般教育委員会で再検討された門真市生涯学習複合施設の既存の市有施設の活用等を踏まえた報告書、これを拝見させていただきました。  現在の本市の厳しい財政状況等を踏まえ、何が何でも従来の計画どおりに進めるという考えではなく、今あるものを有効に活用して、やっていこうという、まあ積極的に活用していこうという大きくかじを切られた。このことについては私自身本当にすばらしいと評価をしております。  しかしながら門真のまちを市民の誰もが誇りに思えるまちに成長させるためには、積極的な投資もまた、必要であると考えます。まさに旧一中跡地は門真の顔づくりとしてまちづくりの重要な核となるものであり、生涯学習複合施設の建設そのもの、大切な事業の一つであると考えます。現在の生涯学習複合施設建設に向けた進捗状況についてまず、お話を聞かせてください。 ◎牧薗 社会教育課長  生涯学習複合施設の建設に向けては、旧第一中学校跡地における一体的なまちづくりを実現するため生涯学習複合施設、交流広場、高層共同住宅・商業・サービス等ゾーンの整備・活用方法を検討することを目的として、本年9月25日に門真市旧第一中学校跡地整備活用方法検討プロジェクトチームが設置されました。このプロジェクトチームはリーダーに企画課及び財政課を担当する企画財政部次長、サブリーダーに地域整備課地域整備グループ長、メンバーに企画課、財政課、総務課、地域整備課、公共建築課、社会教育課、図書館に所属する職員のうち、各所属長が推薦したもので構成しており、これまでに5回会議を開催し検討を進めております。  一体的なまちづくりに向けて意見交換などを実施するとともに、それらの先進事例を調査し旧第一中学校跡地整備に関して民間活力の活用を模索している状況であります。 ◆大倉 委員  とてもたくさんの組織が庁内で横断的に集まって検討を進められているようでありますが、プロジェクトチームでの検討状況をもう少し具体的にお聞かせいただけますか。 ◎牧薗 社会教育課長  プロジェクトチームでの検討状況につきましては、10月9日の会議では幸福町・垣内町地区のまちづくりの状況や門真市生涯学習複合施設建設基本計画の概要など、基本となる情報の共有を図りました。  同月12日の会議では一体的なまちづくりに向けて今後検討が必要な項目、課題の整理を行い、同月31日の会議では視察先を検討しました。  11月30日の会議では、さらに検討を進めるに当たって必要となる整備活用方法を検討調査業務委託の発注方法を検討し、12月7日の会議ではその調査業務の契約までのスケジュールと選定委員会の設置要項案について検討しました。  また、会議の開催と並行して市有地有効活用の先進事例として大東市での新庁舎整備、奈良県平群町での図書館を含んだ複合施設の建設事業、枚方市での広場と図書館との一体整備について視察を重ね、本事業実現に向けた民間活力の導入に至る過程や特定財源の活用方策等を聞き取るなど、事例研究を進めております。 ◆大倉 委員  本当にいろいろと動いていただいて、一中跡地というのは本当に門真市の顔でありますし、その地域に住んでいる皆さんも本当にこう待望しているまちづくりであります。それについても具体的に視察にも行っていただいているということで、少し楽しみになってきたなと思わせていただきますけれど、先ほど旧第一中学校跡地整備活用方法検討調査業務委託について、議案のほうでも委託内容等の説明がありましたけれど、今議会終了後今年度どのような事務の手続をされていくか、それについてお聞かせいただけますでしょうか。 ◎牧薗 社会教育課長  旧第一中学校跡地整備活用方法検討調査業務委託につきましては第一に仕様書を作成し、公募型プロポーザル方式により委託業者の選定を行うため、選定委員会の設置要綱案を作成し、市職員による選定委員会を設置いたします。  次に、委託事業者の公募を行い、選定後委託業者との契約を年度内に行う予定であります。 ◆大倉 委員  動き出していくなと思いますけれど、実際に私ともう少し上の年代の方もそうだと思うんですけれど、樟葉の駅は今とてもよくなっていますが、以前樟葉の駅というと何か早朝のゴルフというようなイメージしかないそんな時代がありましたけれど、今は大きなまちとしてすばらしい発展をしています。  京阪沿線で住みたいとこはどこですかと周りに聞いても、樟葉がええなというような話をされる方がたくさんおります。そうした意味で考えますと、門真市においてこの一中跡地のまちづくりというのは本当に門真の顔になりますし、議員の皆さんも関心を持っていろいろ質問もされてますけれど、本当にこう行政と地域と一丸となってまちづくりを発展していっていただきたいと進めていただきたいと強く要望しておきます。  それでは、次の質問に移らせていただきます。先ほど堀尾委員からもありましたけれど、今年度の中学3年生チャレンジテストの結果概要の報告、それは少し聞きましたけれど、改めて結果の内容と課題について御答弁お願いいたします。 ◎峯松 学校教育課参事  今年度の中学3年生のチャレンジテストの結果につきましては、全体としては大阪府の平均を下回っておりますが、今年度の結果と昨年度中学2年生のときに実施いたしましたチャレンジテストの結果との経年比較を見ますと、国語科・数学科・社会科が対府割合において結果の上昇が見られました。しかし英語科においては課題が見られました。  また、過去3年間の中学3年生の結果を比較しますと府平均との差が縮まってきております。 ◆大倉 委員  英語科に課題があるということでありましたけれど、学習指導要領の改訂によって小学校で今外国語が教科化され、これは2020年からですね正式に。子どもたちは同じスタートラインに立つことになります。今は先行で始まっているところもあると思いますけれど、特に小学校での外国語教育は今後ますます重要になってくると思います。  そして中学校の英語教育にスムーズにつなげていくための工夫した取り組みや、中学校でも成果としてあらわれるのではないかと考えていますが、現在本市小学校での外国語教育の取り組みと課題について答弁をお願いします。 ◎峯松 学校教育課参事  本市での取り組みにつきましては外国語教育支援員を7名配置し、市内小学校全校において活用しております。  具体的には学級担任とのチームティーチング等による授業を通して、児童が英語になれ親しむとともに外国の文化に触れ、英語への興味関心を高めることでコミュニケーションの素地を養っております。  さらにあす11日には五月田小学校、あさって12日には沖小学校に今年度の新規事業である、「ようこそ門真へ」国際交流事業として外国の子どもたちが来校し、コミュニケーションを図る取り組みが実施されます。  また、小学校の英語に関する意識を見ますと、昨年度で実施した児童アンケートにおいて外国語教育支援員が参加する授業について、楽しい、わかりやすいという回答に加え、将来役に立つ、英語の力をもっとつけたいと思うという回答が9割近くに上るなど、興味関心だけはなく意欲の向上も成果としてあらわれております。  今後の課題といたしましては、現在学習指導要領の移行期間となっており、小学校高学年においては今までの聞くこと、話すことの領域に加えて読むこと、書くことの領域が入ってきており、各小学校において授業研究を行う中で特に読むこと、書くことについては具体的な実践を積み上げ、中学校への英語教育にいかにスムーズにつなげることができるかということが最大の課題であると考えております。 ◆大倉 委員  現状と課題はよくわかりました。やはり子どもたちが門真で育ち、公立学校に通っていても大学や、よい企業で通用するような英語力を身につけ、グローバル社会でも活躍してほしいと本当に願っています。  先日視察に行った東京都の渋谷区なんですが、全児童に1人1台のタブレットパソコンを配付しています。全ての子どもに教育環境を整えるという事業で、何と8億4500万円も投入していると聞いておりますが、本市は財政状況は厳しく他市と比べて物理的な競争はなかなかできないことは承知していますけれど、お金を使わなくても取り組み内容の工夫はできると思います。  秋田県は昔、学力が振るわなかった時期もあると聞いております。本市も諦めなければ子どもは変わっていくと考えますが、教育委員会としての考えをお聞かせください。 ◎峯松 学校教育課参事  授業づくりにおきまして、子どもたちに興味関心を持たせる工夫をし、英語教育を進めていくことは近い将来グローバル社会において活躍できる人材を育成するための基盤であると捉えており、門真の子どもたちの自己実現のためにも非常に大切なことであると認識しております。  今後外国語教育支援員の拡充やNETの小学校派遣によるコミュニケーション活動の充実を目指すとともに、めざせ世界へはばたけ事業や新しく始めた「ようこそ門真へ」国際交流事業等を活用するなど、英語を通してコミュニケーションを図ることのおもしろさを体感させ、子どもたちの関心意欲を高め、英語がより身近に感じられる取り組みを推進してまいります。 ◆大倉 委員  ありがとうございます。本当にあの英語プレゼンテーションコンテストとか門真独自の工夫をしていただいて本当に感謝しています。もともと私は英語がもともとというか、今もですけれど、英語がとても苦手でありました。兄弟でいくと私以外はそこそこ英語ができるようなんですけれど、この違いは何かなと考えたときに、本当に興味を持つか持たないか、これによって大きくそこに学ぶ力、学ぼうとする意欲が変わってくると思うんです。  そういうことを思いますと今のこれから学ぼうとする小学生の子どもたちに、ぜひそうした興味関心を持ってちょっと勉強してみたいな、単語覚えてみようかなと思うような工夫をしていただいて、この小学校から始まる英語授業にとって門真市はこれはよかったと言えるような、皆さんの努力で子どもたちに英語の力をつけていってあげてほしい。  これからますますグローバルな社会になっていきます。インバウンドでいろいろ経済も言われていますけれど、まさにこれは日本にとってとても大切なことであると考えますので、どうぞよろしくお願いします。  以上で質問終わります。 ○松本 委員長  次に、中道委員の発言を許可します。中道委員。 ◆中道 委員  私から1点質問をさせていただきます。各学校における授業参観についてお聞きさせていただきます。  私は議員になってから母校の古川橋小学校から学校だよりを、ときより入れていただきまして目にする機会をいただいております。先日その中で授業参観の様子が紹介されておりまして、各学校の授業参観が現在ではどれぐらいのペースで行われているのか。そしてまた、日曜参観なども頻繁に行われていると思いますが、そこらをお聞きさせていただきます。 ◎三村 学校教育課長  学校により若干の違いはございますが、一般的な授業参観日はおおむね1学期に1回から2回程度実施されており、主に午後の授業を設定して保護者の方に参観いただいております。それとは別に年間1回程度、日曜参観または土曜参観がほぼ全ての学校で実施されております。 ◆中道 委員  ありがとうございます。近所の保護者の方からお話を聞きますと、参加される方が少なくて恥ずかしくて参観に行きづらいといった声も聞こえてまいります。しかしかつては日曜・祝祭日に父親参観といった行事も学校で多く取り組まれていたと記憶しておりますが、最近の保護者の参加状況はどうなっていますか。  また、最近ではフリー参観といった取り組みも耳にしますが、そのようなことも本市で取り組まれているのでしょうか、お教えいただけますか。 ◎三村 学校教育課長  授業参観の参加状況につきましても、ある程度差はあるかと思いますが家庭・地域に開かれた学校づくりの観点から、積極的に御参観いただけるよう各校で取り組んでおります。しかし保護者の仕事の都合等もあり、特に平日に開催される参観につきましては必ずしもたくさんの保護者が参加されている状況ではないこともございます。  また、通常の参観授業とは異なり、1日中を参観日として設定し、朝学習、休み時間、給食の時間、清掃の時間等も含めた1日の子どもたちの様子を自由に参観していただけるオープンスクールが、ほぼ全ての学校で実施されております。  なお、オープンスクールは複数日設定している学校もございます。 ◆中道 委員  私は参観授業という場が保護者にとって学校や教師、そして逆に課題となっている点を認識することができて、学校と保護者がより協力して子どもたちを育てていくという方向へ進む大変よい機会になると考えております。そのような意味で学校は参観について工夫されている点ありましたら幾つかお示しいただきたいと思います。
    ◎三村 学校教育課長  授業参観は、ふだんなかなかわからない子どもたちの学校での様子を保護者の方々が見ることができる貴重な機会であり、学校と地域、学校と家庭、教職員と保護者をつなぐ大切な役割もあると捉えております。  参観の実施に関しては学校によってさまざまな工夫がされておりますが、例えば学校行事と参観授業を同日に行い保護者が参加しやすい体制を整えることや、子どもたちがあるテーマに沿って主体的に調べ学習してきた成果を保護者の方々に対して発表し、たくさんの人にわかりやすく組み立てて説明する力を育成するとともに、子どもたちの活躍している姿を、保護者の方々にごらんになっていただけるような工夫が多くの学校で行われております。  また、きょうの授業の学習の目当てや内容を印刷して置いておき、参観される保護者の方がどんな授業なのかがわかりやすいように工夫している例や、保護者の方にも授業に参加していただき、子どもたちと保護者が一緒になって授業をつくり上げていくなど、学校と保護者の連携や協力関係を高めるように工夫されている例もございます。 ◆中道 委員  ありがとうございます。最近は保護者の共働きが進む社会の中で、参加しやすい設定を初めとして、学校が工夫を凝らした参観の取り組みをしていただきまして、頑張りを保護者に伝えていくことが保護者と学校が課題を共有でき、学校の取り組みを理解するよい機会となると考えます。それがPTA活動を初めとした保護者の学校支援にもつながると同時に、授業の工夫という点で教師のスキルアップにも生かされるものと考えます。  このような方向からも門真の魅力ある教育を活性化することにつなげていただけたらと考えます。今後とも現場でも取り組み推進をよろしくお願いいたしまして、質問とさせていただきます。ありがとうございました。 ○松本 委員長  質問の途中ですが、間もなく12時となりますのでこの機会に休憩いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。  それでは、この機会に午後1時まで休憩いたします。                 (休  憩)                 (再  開) ○松本 委員長  委員会を再開いたします。  質問を続行いたします。  次に、戸田委員の発言を許可します。戸田委員。 ◆戸田 委員  13番、無所属・革命21の戸田です。所管事項質問行いますが、その前に一つお断りをしておきます。4項目にわたる通告をしておったわけなんですけれども、4番目の件名4、守口市選出の維新議員西田の府議会での右翼的圧力質問の門真市への影響についてについては、もし門真市もそういう似たようなことがあればと危惧をして、実際に吹田では維新や自民や公明がそういう圧力的質問をしておるようなんですけれども、門真市の場合は幸いそういう動きが全くないということがわかりましたので、安心しましてこれは件名4は質問を取り下げいたします。穏便に済んでいるという分で質問時間を節約することができました。  それでは、件名1、学校給食現場の実情とエアコン設置めど1校及び和式トイレの洋式転換の停滞についてを質問します。  まず、クエスチョンの1です。これはさきの9月議会での所管事項質問の件名の3、学校給食現場の労働環境の実情と問題点についての中でクエスチョン9として聞いたことですけども、9月議会当時は調査、集計が間に合わないということで持ち越しになったものであります。  そこでこれを改めて今回は件名1のクエスチョン1として聞きます。民間企業にとって学校給食に参入する勢いが大分減っているという話を最近聞いたことがあります。そこでお聞きします。門真市での学校給食の民間委託を始めて以降の全ての入札について、1件ごとの入札参加数を年度ごとに示してください。よろしくお願いします。 ◎中野 教育総務課長  当該入札に関する文書の保存年限が10年となっておりますので、2008(平成20)年度分からの状況で答弁させていただきます。  2008(平成20)年度入札参加数については入札件数7件のうち4件が6業者、3件が5業者でした。2009(平成21)年度入札参加数については入札件数3件のうち2件が9業者、1件が8業者でした。2010(平成22)年度入札参加数については入札件数3件のうち1件が6業者、1件が5業者、1件が4業者でした。2011(平成23)年度入札参加数については入札件数6件のうち3件が3業者、1件が7業者、1件が6業者、1件が5業者でした。2012(平成24)年度入札参加数については入札件数3件のうち1件が7業者、1件が6業者、1件が5業者でした。2013(平成25)年度入札参加数については入札件数3件のうち1件が7業者、1件が6業者、1件が5業者でした。2014(平成26)年度入札参加数については入札件数6件のうち2件が4業者、1件が7業者、1件が6業者、1件が5業者、1件が3業者でした。2015(平成27)年度入札参加数については入札件数5件のうち2件が4業者、1件が5業者、1件が3業者、1件が2業者でした。2016(平成28)年度入札参加数については入札件数3件のうち1件が7業者、1件が6業者、1件が5業者でした。2017(平成29)年度入札参加数については入札件数6件のうち4件が3業者、1件が4業者、1件が2業者でした。 ◆戸田 委員  はい、ありがとうございます。ところでこういう大事なことについて10年前だから保存期限が過ぎてもうわかりませんと。細かい資料の保存、廃棄はやむを得ないかもしれませんけども、そもそも何年から始まってそのときの入札件数が何件あったかという基本的な流れ、骨格のことも文書保存期限を過ぎるとさっぱりわからないというのは本来はおかしいことだということを、まず、強く指摘して今後はやっぱりそういう細かい資料はともかくも傾向、大枠はわかるものについて、数字についてはちゃんと残しておくということを要求しまして、次行きますが。  今並べてもらったデータを集約して、入札1件当たりの応募業者の平均数ということを年度ごとに並べてほしい。小数点2以下の四捨五入で、例としては2009年度は入札1件につき平均5.6者、2010年度は何だとこういう感じでずらっと読み上げてください。 ◎中野 教育総務課長  2008(平成20)年度は5.6者。2009(平成21)年度は8.7者。2010(平成22)年度は5者。2011(平成23)年度は4.5者。2012(平成24)年度は6者。2013(平成25)年度は6者。2014(平成26)年度は4.8者。2015(平成27)年度は3.6者。2016(平成28)年度は6者。2017(平成29)年度は3者であります。 ◆戸田 委員  はい、ありがとうございます。今読み上げてもらった数字を最近の3年ほどで見ますと、2014年から言うと4.8者、3.6者、ちょっとふえて6者、あと去年は3者という形で、それほど多くないとも言えるような気もします。あと理屈で考えてみても学校給食に求められるものというのはアレルギー対応からいろんな問題で、非常にハードルが要求レベルが高くなることはあっても全く低くなることは全くありませんよね。  そういう中で民間業者が利潤を求める不可欠な民間業者が参入する動機というのが、やっぱり薄くなっているのではないか。利益確保するため会社を存続確保のために人件費削ってくるという形になるのではないかと危惧があります。これについては再度直営に戻す例もあるという話もちょっと調べ切れておりませんが、おいおい調査して新しいあり方っていうのを提起していけるようにしたいと思います。  それでは、次の項目に行きます。これも9月議会所管質問で給食の調理現場の問題としてクエスチョン20として聞いたことで持ち越しになったことですけれども、これもちょっと細かい数字です。ことし6月以降8月末までの間で、(1)室温の記録が33度以上もある現場は幾つあるか。それらの現場を33度以上の日の回数が多い順に並べた場合の学校名と日数を回答してください。  (2)室温の記録が35度以上の日の場合について同じように答えてください。  (3)室温の記録が37度以上の日がある場合の例を述べてください。  (4)室温の記録が39度以上の日がある現場について、それらの現場を、また、日数の多い順に学校名と日数。  (5)室温の記録が41度以上の日がある現場についても同様に。  (6)室温の記録が43度以上の日がある現場についても幾つか。ということを項目ごとに述べてください。 ◎中野 教育総務課長  ことし6月以降8月末までの間で33度以上の日は東小9日、大和田小及び五月田小7日、古川橋小及び五中6日、砂子小5日、二島小及び四中4日、門真小・四宮小及び七中3日、上野口小及び脇田小2日、速見小・北巣本小及び門真みらい小1日です。  同じく35度以上の日は門真小10日、砂子小9日、東小7日、上野口小6日、大和田小・四宮小及び古川橋小5日、二島小及び脇田小4日、北巣本小及び七中3日、速見小及び五月田小1日です。  同じく37度以上の日は、上野口小8日、二島小7日、四宮小6日、門真小及び脇田小3日、大和田小及び砂子小2日、北巣本小及び東小1日です。  同じく39度以上の日は、脇田小9日、二島小7日、上野口小4日、四宮小・速見小及び砂子小1日です。  同じく41度以上の日は、脇田小3日、四宮小1日です。  同じく43度以上の日は、門真小及び脇田小1日です。 ◆戸田 委員  これは9月議会で答弁であったこと今確認したんですが、ここで気温ですが室温のはかり方というのは、今この段階でのはかり方というのは、まず、調理業務が始まる始業のときに1回はかると。大鍋で料理がどんどんできて、さあこれから配膳しますよと、大鍋ででき上がったときに1回はかる。この2回だけで、当然大鍋ができ上がったときほど高いわけですけども、そういうはかり方であってその日の最高気温というようなものとは必ずしもないということですか。これ確認したいのでもう一遍答弁お願いします。 ◎中野 教育総務課長  委員御指摘のとおり1日2回計測してまして、調理前に1回、仕上げ直前に1回ということです。 ◆戸田 委員  そこでですね、ことしの夏は暑かったとはいえ、39度以上の日が9日あったり41度以上の日が脇田で3日、四宮で1日。さらに43度以上門真小及び脇田で。これはすさまじいことです。大鍋をやって、空気の温度です。実際の最高気温というのはそれからさらに調理をしてあれこれ動き回っている間にさらに上がっているという可能性は十分に考えられますし、しかもこの気温の中で調理員さんたちはみんなビニールみたいな手袋をして、マスクして顔を覆って帽子かぶって、中は汗だくの状態でやってるんだということも、これはやっぱり大変なことだと改めて思います。そういうことも踏まえて次の質問に行きますけども。  クエスチョンの3、9月議会の質問と教育委員会から市長部局への強い要請によってエアコン未設置9校のうち、たった1校だけだけれどもエアコン設置のめどが立ったと先日教育委員会から聞きました。これについて詳しく説明してください。  また、今回の市長部局への要請に当たって、初めて現場の温度データを出したことによって説得力が増加したのではないか、このことについての回答もお願いします。 ◎中野 教育総務課長  2019(平成31)年度事業提案において、1校分のみを予算検討となったものであります。今後現下の財政状況も勘案しつつ、庁内調整し査定が行われることとなりますが、引き続き給食現場の労働環境の充実が図られるよう取り組んでまいります。  なお、当該事業提案は2019(平成31)年度に設計業務を行い、2020年度の夏休み中に工事を行う計画内容であります。  次に、今回の事業提案に際して初めて、温度データを示すことで給食現場の状況をより詳細に説明できたと考えております。 ◆戸田 委員  今回やっとこれだけの苛酷な現場でありながら、九つの学校がエアコンなしでずっと放ったらかしされてたと。今回やっと一つつくめどが立ったと。けれどもこれは来年度は設計予算をつけるだけであって、実際の設置は2020年。  だから、今から来年の2019年はだめで2020年に初めて1個だけつくと、こういうことであります。さらに市のほうとしてもちゃんとふやしていっていただきたいんですけども。実は今まで教育委員会の側もどんな温度なんだと、温度データ何も示さずに暑いからつけてくださいよ、いやだめだめというふうな形でずっと放ったらかしにされておった。市の職員が市の業務をするところでエアコンなしというのは学校給食の現場のみなんですね、今や何年も前から。しかもほとんど女性が働く職場なんです。こういうこともしっかりと踏まえて改善していってもらいたい。  そこでクエスチョンの4番行きます。エアコンの未設置の解消に向けて、教育委員会としては今後どういう工夫や努力をしていくつもりかと。  まず、最高室温が記録できるようにするためには夏に僕が示したようにですね、各現場にデジタル気温計を設置して、もう自動的に直近の最高温度がぱっと記録できる、文字で。それぐらい不可欠ですね。調理現場の実情を科学的にたやすく記録していくためには全校の調理現場にデジタル温度計を設置することが絶対に必要です。  2019年度来年度からその措置をするために予算措置や購入の段取りはどうなっているか答えてください。 ◎中野 教育総務課長  今後につきましても温度データの集計を行ってまいりますとともに、最高温度と湿度がはかれるデジタル温度計の設置に伴い、給食日誌の様式変更や委託業者への業務指示等、導入に向けて検討を行い安全で快適な労働環境の実現に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 ◆戸田 委員  ありがたいことに今このデジタル温度計というのは湿度計もセットになって最高、最低が記録される。1個1500円から2000円ぐらいで買えるんですね、amazonで買ったら。そこはほかも一緒と思います。20個であったら2000円としても4万円で済むわけですよ。ずっと長もちもしますし、まあこれはやってほしい。今までやってなかったのが不思議なぐらいですね。  さて次は、学校給食の調理現場のことでもう一つの課題であるトイレですね。和式トイレがいまだに残っているいうのが実はかなりあったということで、今もまだ和式トイレのままである学校の数と学校名を改めて述べてください。 ◎中野 教育総務課長  小学校6校で、門真小、四宮小、古川橋小、上野口小、五月田小、砂子小でございます。 ◆戸田 委員  六つ残っていると。そしてクエスチョン6、この和式トイレを何らかの形で洋式トイレにする。やり方としては、ぽんとふたかぶせるだけの簡易式の洋式トイレ、本格的な洋式への転換、さらにウオシュレットトイレへの転換、いろんなやり方があるわけなんですけども。  これについて9月の文教こども常任委員会の議論を経て、市長部局に予算化要求を強めたはずなんですけども、その結果はどうなっているんでしょうか。現段階でのトイレの洋式転換は全くだめな状況なのか、財政当局に認めてもらっていないのか、幾つかは見込みがついたのか、詳しく答えてください。 ◎中野 教育総務課長  この件に関しましては、教育総務課の修繕費の枠内において対応していくものでありますので、当課の中で優先順位を考慮して順次対応していきたいと考えております。 ◆戸田 委員  はい、わかりました。教育委員会の独自の予算枠でやるということですから、市長部局にお願いしなくてもオーケーだということがわかりました。ただし教育委員会の独自の修理用の予算というのもそう潤沢にあるわけではないわけですから、その辺もゼロからの見直しみたいに削ったりしないようにお願いしたいと。  そして、現段階でも学校給食調理員が使う調理棟内のトイレの洋式転換に対する市の財政部局の理解、教育委員会においても理解が進んでいないのは市全体として理解がまだ進んでいないと思います。これは教育委員会の説得の熱意や科学的データや種々の観点を提起した説得スキルがまだまだ弱いためじゃないかと思います。これは特殊な場所ですよ。外界から切断されてそこの中に入るのは調理員さん。検便をちゃんと定期的にやってオーケーをもらった人しか入れない、そこの中のトイレです。  そして給食調理員さんがすごい衛生管理に気を使っている中で業務中に使うトイレなんです。そういうところでいまだに和式を残してウオシュレットにしないというのはやっぱり非常によろしくないですよ。たまたまそれに関係する不衛生な事案が起こってないけども、これは幸いと言わざるを得ないわけでして、教育委員会としてもほかでも修理要する部門がいっぱいあるでしょうけども、これにはやっぱり早急にやって調理員さんにああよかったなと、やっぱり自分たちのこと考えてくれるようになったなと、働く喜びとかね、やりがいとかそういうことも含めて与えるようなやり方でやっていただきたい。  いろんな教育委員会内部においてもそれが補修予算がそれでは足りないと、市のほうに市長部局にも求める必要があると、そういうふうな場合も含めてこういう今後の工夫や見識を広めることについて教育委員会の考えを聞かせてください。 ◎中野 教育総務課長  教育総務課の修繕費の枠内で優先順位を見定める中、衛生管理の徹底を行う上でも給食棟内のトイレの洋式化について対応してまいりたいと考えておりますが、トイレにかかわらず施設整備に必要なデータは、日ごろから収集・分析して予算要求時に提供できるよう取り組んでまいりたいと考えております。 ◆戸田 委員  ぜひよろしくお願いします。次の件名に移ります。件名の2、3年で150万円分もの蔵書紛失、盗難の実態改善のために、図書館が9月議会後に新たにとった対策について質問します。  クエスチョン1、まずこの問題は9月議会での所管事項質問の件名の5、3年で150万円分もの蔵書紛失、盗難でも無策で記録蓄積せずの図書館の現状と改善についての継続の質問です。  3年で150万円分もの蔵書紛失、盗難でも無策で記録蓄積せずの実情を抜本改善するために、9月議会答弁以降図書館はどのような対策をとったのか、できるだけ詳しく具体的に述べてください。  まずは職員の研修について、臨時の研修、恒常的な職員研修、対象は幹部職員、正規職員、非常勤職員このことについてまずはまとめて答えてください。 ◎西中 図書館長  職員研修につきましては図書館の勤務体制がシフト制となっているため、管理職を含めた正規職員及び非常勤嘱託職員の全職員が同時に座学で研修を行うことは難しいため、管理職が講師役となり全職員に今回の本の紛失の経緯並びに市民の財産を守る重要性、紛失本発見時の対処方法などについて個別研修として口頭指導を行いました。  また、例年全職員による蔵書点検を2月に行うため、その機会を活用し、日常業務内での書架整理の徹底や館内見回りの強化など、注意喚起を初めとした職員間での意識の共有を図る場としてまいりたいと考えております。  あわせて本年11月5日に2階参考資料室に盗難防止用ミラーを設置するとともに、職員による館内巡回を強化するなど、貴重な本が紛失しないよう努めております。さらに防犯カメラの設置についても次年度予算の要求をしております。 ◆戸田 委員  かなり詳しく述べてもらいました。実はおとといぐらいですかね、私も門真図書館の中へ行ってミラーとか啓発ポスターとかあるところを現場を見まして、動画にも撮影して今アップもしております。  そういうことも踏まえまして次の小項目行きますと、9月議会の質問答弁の情報共有について、質問答弁メモもしくは議事録のコピーの配付、これを職員、幹部、正職員、非常勤みんなにちゃんと渡してこういうやりとりをしてこういう問題なっているんですよと、知っといてもらわなあかんと思うんですよ。これについてはどうなっていますでしょうか。 ◎西中 図書館長  正規職員及び非常勤嘱託職員に対し議会答弁メモのコピーを配付し説明も行いました。 ◆戸田 委員  はい、安心しましたね。それから小項目の3番行きますと、市民や利用者の啓発として、それぞれの現物のカラーコピーを示してほしいということで、実は私のほうで借りてきましたんでお見せしますが、まず、こういうやつです。大きなやつで。3番、禁帯出本のシールが張ってあるほうは部屋で利用してください、貸し出しはできませんとこういうのがあります。  それから貸し出しの手続はお済みですか、と玄関にちょっとやんわり書いてますね。本はもとの場所に戻してください、というやつ、これも同じですね。こういう工夫をしてミラーもつけたということなんですけれども、これについてどの程度やっているのか答えてください。 ◎西中 図書館長  市民利用者への啓発といたしましては、館内1階に貸出手続に関する注意喚起ポスターを4カ所、2階には本をもとの場所に戻すことや禁帯出書籍の閲覧場所の限定に関するポスターを6カ所に掲示しております。図書館ホームページにおいても同様に注意喚起を行うことを予定しております。 ◆戸田 委員  そういう努力をしていただいた、これはまあわかりましたけども。私はちょっと見るところ、文言がまだまだ弱いのではないかという気がするんですね。図書館の間でぎすぎすした雰囲気をつくりたくないという配慮による遠慮があるとすれば、それは間違いだと私は思いますよ。  3年で150万円分もの蔵書紛失、盗難で市民生活の財産が損害を受けているということ自体を、図書館利用者の99%がまあ全く知りません。想像もしていませんからね。そんな事件が起こっているなんてことは。自分たち市民の共有財産が盗まれているということは知らないです。  だからそういう悪いことするやつが中にはごく少数であっても確実存在するんだという事実。そういうやつらのために市民が損害を受けているんだという、そういうふうな事実の共有をはっきり促す文言が必要だと思います。そして図書館内にそういう文言が張り出されていると、つまり一般利用者にもそういう認識が広まっているということが、盗難の犯罪者に自制を促す抑止力になることは私は確実だと思うんです。  誰も知らないから閲覧本をとるも悪いとも何とも思っていない。職員に見つけられない限りはね。やりやすいと思うのと、いやちょっと意識されているなと、一般利用者も昔と違って少し意識しているなと思ったときにぱくれるかどうか。大分抑止力が働くと思いますよ。  近年ですね、痴漢は犯罪ですというポスターが各地に張られるようになって、啓発と抑止の効果を上げていることになぞらえて考えるべきです。具体的にはですね、本の勝手な持ち出しは犯罪ですとか、閲覧室からの本の持ち出しは窃盗になりますとか、図書館の本は市民の共有財産です、あるいは図書館の本はなくなることがあってみんなが困っています等々の文言を入れるべきと思うんですが、どうでしょうか。 ◎西中 図書館長  御提案の趣旨を踏まえ、今後盗難犯罪の抑止力になるような啓発のポスターの掲示を検討してまいります。 ◆戸田 委員  ぜひお願いしたいし、利用者から公募するとか子どもたちから公募するとかそういう手もあろうかと思うんですね。楽しい雰囲気でやりながら要所をきちっと押さえた文言という工夫していただきたいと思います。  次に、小項目の4行きまして、システム、作業手順の改善についてはどうなのかと。答えてください。 ◎西中 図書館長  予約が入っている本や市民からの問い合わせ等により本の紛失に気づいた場合につきましては、その都度所定の様式に記録しております。その記録をもとに書架不明になった本の傾向を全職員が把握し、配架場所を変更するなどの対策を講じております。 ◆戸田 委員  では、小項目の5行きまして、盗難手口の情報の共有、職員間ではどうなっていますでしょうか。 ◎西中 図書館長  書架不明になった経緯などを推測することで盗難手口を想定し、職員間での情報共有とともに注意喚起に努めております。 ◆戸田 委員  おととい図書館に行ったときに問題の発端となった「朝鮮語大辞典」置いている現場の様子を見たんですね。そうすると例えばその図書館の職員がここの机おると、そっちのほうはまだ階段を上がってきてかばんを持ち込み可能なスペースなんです。こっからこれぐらいのスペースがあって中入ると、中は袋持ち込み禁止なんです。だけども袋はロッカーに置いてくださいとあれなんですが、ここにおる職員がどっかへ行くとか、相談事があって呼ばれていないとかいうときであれば、中の誰かと組んでおればこっちのほうで袋を持った人間がぱっととって辞典をざっと持ち込んでさあっと袋に入れちゃえばもう誰にもわからない、今のところは。  それ以上、今のシステムだとどうしてもそれ以上のことが取り締まりができないような甘さがまだまだあるんですね。その辺のことは今後ちょっといろいろ改善を図っていってもらいたいと思います。  次小項目の6行きます。市の弁護士や門真警察との連携はどうなっているか。以下まとめて聞きますね。9月議会で取り上げられたことによる市民からの反応はあったか、まとめて答えてください。 ◎西中 図書館長  これまで閲覧書籍を図書館から持ち出すことなどに関する法的解釈について、行政ロイヤーに相談し助言をいただいております。  また、門真警察には図書館への巡回依頼を行っており、今後も関係機関等との連携を深めてまいりたいと考えております。市民の反応につきましては特にございません。 ◆戸田 委員  それでは、まあ僕の知っている人で議会だよりを見て図書館の本はあんだけ盗まれてるんやなとびっくりしたと。わかりました。  ちょっと次もまた、まとめて聞きますけどもクエスチョンの3番、現段階での改善の手応え、職員や利用者市民の風紀などはどうか。  また、クエスチョンの4、次の蔵書点検来年の3月末か2月だと思いますが、従来とどのような違いがあるのかまとめてお答えください。 ◎西中 図書館長  職員の意識が高まり、さまざまな防犯対策を検討する機会がふえました。現在ミラーを設置したことと職員による館内巡回を強化するなど、貴重な本が紛失しないよう努めたことにより、以前に比べて書架の後ろから本が発見されることは少なくなりました。  従来との違いにつきましては職員の意識啓発や日常業務での館内巡回を強化したことなどにより、本の持ち出しや書架不明本が減少している可能性が高いと考えられます。 ◆戸田 委員  ぜひですね、来年冒頭の蔵書点検で少しは紛失が減っているということを期待したいし、その次はもっと減っているということを期待したいと思います。あとミラーがあるとやっぱり盗もうとする気持ちがある人間は、今までついていないミラーが何カ所かついているということ自体でぴんとやっぱりくるでしょうね。それが大きな抑止力になっていると思います。  さてクエスチョンの5番、この盗難問題の発覚の発端となりました「朝鮮語大辞典」について、何らかの方法で再度購入して通報者市民にそれを連絡して入りましたよと、この間の事情説明と問題提起のお礼をした上で閲覧してもらうようにすべきと思うが、これについてはどうなっているのか。  市が中古本とかヤフオク等で購入すれば済む話で、定価よりも安く買うことも十分に可能らしいけどもどうなっているのか。この3年で150万円分もの蔵書紛失、盗難の実態は、この門真市民の方が図書館に苦情を何回も出し、議員たる私に詳しく通報してメモ書きもして経過をまとめてくれたおかげで初めて明らかになったことです。  問題摘発の努力をしてくれた人に対してはちゃんと感謝をして、その努力に報いる措置をとるということが行政の不信、不満を解消し、行政への信頼を回復し市民力を育てる道であると考えます。こういう見地に立つならば盗難問題発覚の発端となった「朝鮮語大辞典」についてはできるだけ年内に、せめて来年の1月末までには図書館で購入してこの通報市民にお礼と連絡をすべきだと思いますがどうでしょうか。 ◎西中 図書館長  「朝鮮語大辞典」の再購入等による図書の受け入れ方法につきましては、現在検討中でありますが、例えば「朝鮮語大辞典」の在庫状況について古書店などに問い合わせ、価格が定価以下であれば登録業者を介して再購入することも検討しつつ、図書の受け入れに努めてまいります。  また、当該図書を受け入れた場合は本事案を通報していただいた市民の方に連絡し、謝意とともに御利用していただける状況になったことをお伝えしたいと考えております。
    ◆戸田 委員  もうぜひよろしくそうしてほしいですね。あとそのほかに「朝鮮語大辞典」のほかにどっさりいろんな本がなくなってしまっているわけですけども、これ以外の本でなくなったものについて再度購入を決めた本があれば紹介してください。特に図書館におくべき価値が高いものなど、せめて10冊ぐらいは再度購入すべきと思いますがどうでしょうか。 ◎西中 図書館長  そのほかの盗難紛失書籍につきましては利用者要望に応じて、類似した所蔵資料で対応している状況であり、現在再購入を決めた本はございません。今後盗難紛失書籍と同等の類似所蔵資料がない場合は利用が見込まれ、収集保存が必要と判断でき図書館に置くべき価値が高いものにおいては、予算の範囲内において購入も含めた受け入れ方法について適宜検討してまいります。 ◆戸田 委員  この件名で最後の指摘しておきますけどもね、もう絶版になった貴重な本が何冊もなくなってるんですね、図書館側の不注意によって。もちろん悪いのはとるやつが悪いに決まっているんだけども。  そういうことがあって市民の財産、市民が知る権利、読む権利が奪われっ放しになってきたということについては、せめて幾つかの幾分かの償いをして、本の再購入等は積極的に考えるべきだということを強く指摘して、最後の質問に移ります。  件名の3、歴史資料館のみっともない壁破損の修復がなされるか否かについてです。クエスチョンの1、歴史資料館のみっともない壁破損の修復について現段階では早急な修復のめどが立っているか否か。具体的に詳しく答えてください。 ◎牧薗 社会教育課長  歴史資料館の壁の修復につきましては来年度での修復に向けて外壁修理一式で、68万7960円の修繕料に係る歳出予算要求書を財政課へ提出しております。今後の査定スケジュールにつきましては現下の財政状況を勘案しつつ庁内調整し、2019(平成31)年度予算編成事務要領によりますと、2019(平成31)年1月4日に企画財政部財政課長内示が、同月16日に企画財政部長内示が、同月25日に市長内示がなされる予定となっております。  予算化の手応えにつきましては具体の内示が出されるまでわかりかねますが、財政課との予算ヒアリングでは美観の観点も含め十分な説明を行ったと考えております。 ◆戸田 委員  まだエアコンとは違っていけそうだという手応えがまだわからない。まあでも1月4日の企画財政部財政課長内示ということでわかるであろうと。宮本市長もここにおられますからね、御近所で。市長もあれ見たと思いますよ。家の近所ですね、本当にみっともない。ぜひさっさと直していただきたいと思いますね。  さてこのクエスチョンの2番目、9月議会文教こども委での質問答弁以降、教育委員会は市長部局に対してどのような働きかけをしてきたのか。ことしの9月議会以前の働きかけ方や情報提示の仕方と違う工夫や努力をしたのか。したらそれはどういうものか答えてください。 ◎牧薗 社会教育課長  10月24日に改めて歴史資料館の外壁の破損状況を現地にて財政課職員と確認し、修繕の必要性を説明しました。歳出予算要求書の提出には現地確認を行った職員以外にも現状を理解してもらえるよう修繕箇所の状況を丁寧に伝え、画像データもあわせて提出しております。 ◆戸田 委員  今の答えのとおりです。今まで写真も出さずに壊れているから破損しているから直してねって、財政部の職員が1人来てその人以外は全然実情を知らない、わかんないね、写真も出してないからね。  財政部局というのはさっさと切るのがある意味仕事の面で、どうしてもやむを得ない分がありますよ。でもそれに対して要求する側が説得力のある必要性のあるその真剣味が伝わる要求の仕方を一生懸命すると。そういうことはやっぱり今後も努力してほしいということを訴えまして、私の所管事項質問を終わります。どうもありがとうございました。 ○松本 委員長  以上で通告による質問は終わりました。  これをもって所管事項に対する質問を終了いたします。  以上をもって本委員会の審査は全部終了しました。長時間にわたり慎重かつ熱心に御審査賜り、まことにありがとうございました。  閉会に当たり、宮本市長の御挨拶があります。 ◎宮本 市長  閉会に当たりまして一言御礼申し上げます。  委員各位には、熱心かつ慎重に御審査賜り、お願い申し上げました案件につきましては、原案どおり御決定賜り、心から御礼申し上げます。  この後、本会議におきましても、原案どおり御決定を賜り、今後とも皆様の温かい御支援を賜りますようお願い申し上げまして、まことに簡単ではありますが閉会の御挨拶とさせていただきます。本日はまことにありがとうございました。 ○松本 委員長  これをもって本委員会を終了いたします。  午後1時38分閉会                                 以  上                            文教こども常任委員会                            委員長 松 本 京 子...