羽曳野市議会 2018-10-02
平成30年第 3回 9月定例会−10月02日-05号
平成30年第 3回 9月定例会−10月02日-05号平成30年第 3回 9月定例会
目 次
△開 議 午前10時1分
〇日程第1
会議録署名議員の指名(10番 渡辺真千、13番 上薮弘治)…………………… 202
〇日程第2から日程第5まで一括付議……………………………………………………………… 202
※日程第2 報告第16号「平成29年度羽曳野市
一般会計歳入歳出決算認定について」
※日程第3 報告第19号「平成29年度羽曳野市財産区
特別会計歳入歳出決算認定について」
※日程第4 報告第22号「平成29年度羽曳野市
土地取得特別会計歳入歳出決算認定について」
※日程第5 議案第58号「平成30年度羽曳野市
一般会計補正予算(第3号)」
1
. 総務文教常任委員会審査報告(委員長 松村尚子)…………………………………… 202
o報告第16号
1
. 反対討論(若林信一)……………………………………………………………………… 203
1
. 賛成討論(
田仲基一)……………………………………………………………………… 204
1. 採 決(認 定)…………………………………………………………………………… 205
o報告第19号
1. 採 決(認 定)…………………………………………………………………………… 205
o報告第22号
1. 採 決(認 定)…………………………………………………………………………… 205
o議案第58号
1. 採 決(
原案可決)………………………………………………………………………… 205
〇日程第6から日程第9まで一括付議……………………………………………………………… 206
※日程第6 報告第17号「平成29年度羽曳野市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について」
※日程第7 報告第18号「平成29年度羽曳野市
と畜場特別会計歳入歳出決算認定について」
※日程第8 報告第21号「平成29年度羽曳野市
介護保険特別会計歳入歳出決算認定について」
※日程第9 報告第23号「平成29年度羽曳野市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について」
1
. 民生産業常任委員会審査報告(委員長 今井利三)…………………………………… 206
o報告第17号
1
. 反対討論(広瀬公代)……………………………………………………………………… 207
1
. 賛成討論(
笠原由美子)…………………………………………………………………… 208
1. 採 決(認 定)…………………………………………………………………………… 209
o報告第18号
1
. 反対討論(渡辺真千)……………………………………………………………………… 209
1
. 賛成討論(竹本真琴)……………………………………………………………………… 209
1. 採 決(認 定)…………………………………………………………………………… 210
o報告第21号
1
. 反対討論(
笹井喜世子)…………………………………………………………………… 210
1
. 賛成討論(松井康夫)……………………………………………………………………… 211
1. 採 決(認 定)…………………………………………………………………………… 212
o報告第23号
1
. 反対討論(渡辺真千)……………………………………………………………………… 212
1
. 賛成討論(花川雅昭)……………………………………………………………………… 213
1. 採 決(認 定)…………………………………………………………………………… 214
〇日程第10から日程第13まで一括付議……………………………………………………………… 214
※日程第10 報告第20号「平成29年度羽曳野市
公共下水道特別会計歳入歳出決算認定について」
※日程第11 報告第24号「平成29年度羽曳野市
水道事業会計決算認定について」
※日程第12 議案第54号「平成29年度羽曳野市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について」
※日程第13 議案第53号「羽曳野市道路線の認定について」
1
. 建設企業常任委員会審査報告(委員長 通堂義弘)…………………………………… 214
o報告第20号
1. 採 決(認 定)…………………………………………………………………………… 214
o報告第24号
1. 採 決(認 定)…………………………………………………………………………… 215
o議案第54号
1. 採 決(
原案可決)………………………………………………………………………… 215
o議案第53号
1. 採 決(
原案可決)………………………………………………………………………… 215
〇日程第14 議案第63号「
羽曳野市立中央スポーツ公園管理棟及び
プールエリア整備工事の請負契約について」付議
…………………………………………………………………………………………… 215
1
. 提案理由の説明(
教育次長兼生涯
学習室長 清水淳宅)……………………………… 215
1. 質 疑(
田仲基一)………………………………………………………………………… 216
1. 答 弁(
教育次長兼生涯
学習室長 清水淳宅)………………………………………… 217
1. 要 望(
田仲基一)………………………………………………………………………… 218
1. 質 疑(広瀬公代)………………………………………………………………………… 219
1. 答 弁(
教育次長兼生涯
学習室長 清水淳宅)………………………………………… 220
1. 要 望(広瀬公代)………………………………………………………………………… 221
1. 採 決(即日
原案可決)…………………………………………………………………… 221
〇日程第15から日程第19まで一括付議……………………………………………………………… 221
※日程第15
意見書案第6号「
学校給食費の無償化を求める意見書」
1
. 提案理由の説明(金銅宏親)……………………………………………………………… 222
※日程第16
意見書案第7号「
生活保護利用者の熱中症に関する緊急対策を求める意見書」
1
. 提案理由の説明(
笹井喜世子)…………………………………………………………… 222
※日程第17
意見書案第8号「学校施設や通学路における
ブロック塀等の
安全性確保を求める意見書」
1
. 提案理由の説明(
笠原由美子)…………………………………………………………… 223
※日程第18
意見書案第9号「
児童虐待防止対策のさらなる強化を求める意見書」
1
. 提案理由の説明(上薮弘治)……………………………………………………………… 224
※日程第19
意見書案第10号「水道施設の戦略的な
老朽化対策を求める意見書」
1
. 提案理由の説明(松井康夫)……………………………………………………………… 225
o意見書案第6号
1. 採 決(即日
原案可決)…………………………………………………………………… 226
o意見書案第7号
1. 採 決(即日
原案可決)…………………………………………………………………… 226
o意見書案第8号
1. 採 決(即日
原案可決)…………………………………………………………………… 226
o意見書案第9号
1. 採 決(即日
原案可決)…………………………………………………………………… 227
o意見書案第10号
1. 採 決(即日
原案可決)…………………………………………………………………… 227
〇日程第20 「
議長辞職許可について」付議……………………………………………………… 227
1
. 辞職願朗読(
議会事務局職員)…………………………………………………………… 227
1. 採 決(許 可)…………………………………………………………………………… 227
1. 前
議長退任挨拶(
樽井佳代子)…………………………………………………………… 227
〇日程第21 選挙第1号「議長選挙について」付議……………………………………………… 228
△休 憩 午後零時9分
△再 開 午後4時30分
〇時間延長……………………………………………………………………………………………… 228
△休 憩 午後4時31分
△再 開 午後6時11分
〇延会について………………………………………………………………………………………… 228
△延 会 午後6時12分
〇平成30年10月2日
羽曳野市議会第3回定例会を
羽曳野市議会議事堂において再開した。
〇平成30年10月2日 第5日目
〇出席議員は次のとおりである。
1番 外 園 康 裕
2番 通 堂 義 弘
3番 笠 原 由美子
4番 百 谷 孝 浩
5番 竹 本 真 琴
6番 花 川 雅 昭
7番 樽 井 佳代子
8番 金 銅 宏 親
9番 広 瀬 公 代
10番 渡 辺 真 千
11番 笹 井 喜世子
日程第24 議案第64号
監査委員の選任に係る同意について
日程第25
常任委員の選任について
日程第26
議会運営委員の選任について
日程第27
常任委員会委員長の選出について
日程第28
常任委員会副委員長の選出について
日程第29
議会運営委員会委員長の選出について
日程第30
議会運営委員会副委員長の選出について
日程第31
議会運営委員会の所管事項に関する調査について
午前10時1分 開議
○議長(
樽井佳代子)
おはようございます。
これより第3回
定例市議会第5日目の会議を開きます。
出席議員数が定足数に達しておりますので、直ちに本日の日程に入ります。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○議長(
樽井佳代子)
日程第1、
会議録署名議員を定めます。
本件は会議規則の定めにより、議長において10番渡辺真千議員、13番上
薮弘治議員を指名いたします。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○議長(
樽井佳代子)
日程第2、報告第16号「平成29年度羽曳野市
一般会計歳入歳出決算認定について」から、日程第5、議案第58号「平成30年度羽曳野市
一般会計補正予算(第3号)」まで、以上4件を一括して議題といたします。
それでは本4件につき、委員長の報告を求めます。
松村総務文教常任委員会委員長。
〔
総務文教常任委員会委員長 松村尚子 登壇〕
◎
総務文教常任委員会委員長(松村尚子)
おはようございます。
議長の命により、去る9月3日に開催されました、第3回定例会第1日目において本委員会に付託されました報告3件、議案1件の審査の経過及び結果をご報告申し上げます。
経過につきましては、去る9月19日に委員会を開会し審査を行いましたので、
議案番号順にご報告いたします。
初めに、報告第16号「平成29年度羽曳野市
一般会計歳入歳出決算認定について」からご報告いたします。審査の結果、全中学校の
エアコン設置や小学校3校の体育館の非構造部材の
耐震化工事等、評価できる部分もあるが、
国民健康保険料の値上げや実質的な
待機児童の解消ができていないなど、苦しい市民生活や働く若者を応援するような決算になっていないなどとして、不認定とする者1名。一方、今後の課題がないわけではないが、限られた財源で事業の選択と集中を考え抜いての決算である。これまでにない事業を実施しながらも、実質収支は黒字を計上している。より数字を意識して仕事をすべき。黒字収支だが厳しい財政状況に変わりなく、これからも
行財政改革を推進し、次世代にツケを残さないようにすべきなどの意見、要望がありましたが、特に問題となる点がなく理解できるものとして認定とする者4名の認定とする者多数により、認定すべきものと決しました。
次に、報告第19号「平成29年度羽曳野市財産区
特別会計歳入歳出決算認定について」をご報告いたします。審査の結果、特に問題はなくこれからも適正な執行を要望し、全員一致で認定すべきものと決しました。
続いて、報告第22号「平成29年度羽曳野市
土地取得特別会計歳入歳出決算認定について」をご報告いたします。審査の結果、これらも特に問題がなく、健全堅実な運用、事業の推進を要望し、全員一致で認定すべきものと決しました。
最後に、議案第58号「平成30年度羽曳野市
一般会計補正予算(第3号)」についてご報告いたします。審査の結果、
財政調整基金の活用について、
台風被害等による緊急対策としてだけではなく、市民要望の強いものに充ててほしいなどの要望がありましたが、特に問題となる点はなく、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
以上で、
総務文教常任委員会の
審査報告を終わりますが、詳細については後日
委員会会議録をご高覧くださいますよう、お願い申し上げます。
○議長(
樽井佳代子)
報告が終わりました。
初めに、報告第16号「平成29年度羽曳野市
一般会計歳入歳出決算認定について」の
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
若林信一議員。
〔12番 若林信一 登壇〕
◆12番(若林信一)
おはようございます。
日本共産党市会議員団を代表し、報告第16号「平成29年度羽曳野市
一般会計歳入歳出決算認定について」不認定の立場で討論します。
平成29年度からすべての中学校でエアコンが設置されたり、小中学校の校舎・体育館の
耐震化工事が完了したことなど、評価できるものもありますが、決算全体を見たときに以下の六つの理由を主なものとして不認定とするものであります。
一つは貧困と格差が広がり、市民の暮らしが大変なときに、生活応援の決算にはなっていないという点です。羽曳野市でも市民の暮らしが大変厳しいときに市民の健康と暮らしの応援として、例えば、
国民健康保険料への
一般会計からの繰り出しや基金の活用で、
国民健康保険料の引き下げができるのにそうなっていないという点です。財源を活用し保険料の引き下げなどをして、市民の暮らしを応援すべきことを要望します。
二つ目に、いまだに待機児の解消がされていないという点です。施政方針で待機児ゼロを掲げていますが、いまだに
待機児解消はされず、働く若者を応援した決算にはなっていないという点です。今年の5月末には68名、8月末には103名の人が保育園に入れていません。早急に
待機児解消に取り組むことを強く要望します。
三つ目に子供の
居場所づくりなど、子供の貧困対策に積極的な対応が取られていないという点です。子供の
居場所づくりの事業は府の
子育て支援給付金のみで、市独自の
予算措置が行われませんでした。就学援助では
入学準備金の入学前の支給や、
中学校給食費の適用もされていません。今後、市独自の
予算措置も行って、子供の貧困対策に力を入れることを強く要望します。
四つ目に市民の切実な要望が実現されていないという点です。中学校の全員給食や特に毎年3万人以上の人たちが利用し、市民が楽しみにしてきた
市民プールの事業を廃止し、それに代わる対策も不十分で、市の責任は重大であり、市民に謝罪すべきものであると考えています。市民の期待を裏切るもので、市民の切実な要望実現に応えたものになっていません。
五つ目に
正規職員が少ないという点です。羽曳野市は大阪府下の平均よりも
正規職員の割合が少なく、2018年4月1日で職員総数1,203人のうち
正規職員は688人で57.2%となっています。今後は
正規職員をふやして、生活保護のケースワーカーの増員や
地域包括支援センター等への専門職の増員配置、さらにスクールソーシャルワーカーの増員など、羽曳野市本来の仕事である福祉の増進をはじめとする
市民サービスの向上へ、防災対策などを充実していくことを強く要望いたします。
六つ目に市政の運営で市民の理解や合意が得られないものがあったという点です。保育園や幼稚園の統廃合問題や、
市民プールの問題などに象徴されるように、市民や関係者の意見や声が十分に反映されず、理解や合意が得られないものであり、今後の市政運営では市民の理解と合意に基づく市政運営を強く要望するものであります。
以上の6点を主な内容として、平成29年度
一般会計決算の不認定の討論とします。
討論は以上です。
○議長(
樽井佳代子)
ほかに討論はありませんか。
田仲基一議員。
〔15番
田仲基一 登壇〕
◆15番(
田仲基一)
大阪維新・無所属の会を代表いたしまして、ただいま上程されております議案第16号、平成29年度羽曳野市
一般会計歳入歳出決算認定につきまして、認定の立場で討論いたします。
決算認定制度の意義とは一次的には予算執行の結果を確認し検証することで、予算効果と行政効果を客観的に判断することであり、また二次三次的意義として、認定制度のあることで市長や
会計責任者に対する事前統制と事前監視の役割を果たす、住民に対して実態を知らせ理解と納得を得ることを通し、
財政民主化を徹底することにあると考えております。
反対論者は決算への反対理由として
国民健康保険について保険料が引き下げられていない点を上げられておられますが、そもそも
国保保険料の引き下げは
反対論者が以前から掲げられておられる要望に過ぎず、当該年度の
予算認定、予算策定においても、市長の施政方針においても、そのような施策は掲げられておりません。よって、予算執行の結果の確認と検証という先ほど申し上げた
予算認定制度の一次的な意義から反対する理由として掲げられる論理は成り立たないものと考えます。
また、
反対論者は
待機児童の解消ができていない点を理由に挙げておられますが、当市においてはこれも
当該予算策定に際し、新年度開始時において
厚生労働省が
待機児童と認定する者(いわゆる入所保留、
利用希望者が調査日よりも後の者、特定の保育所等を希望し、保護者の私的な理由により待機している場合などを含めないこと)についてのゼロ化を掲げ、それについてはクリアしているものであり、さらに保育を希望される児童の
受け皿づくりについては、その内容について議論を深めるべきものではありますが、
予算措置も施されているものであり、この点についても利用者が真に求める保育の質についてと、当市における
待機児童の定義についての議論を深めるべき問題であり、予算と本決算が整合しないものではないと考えます。
次に子供の貧困対策に積極的でないと理由を挙げられておられましたが、当市においても子供の貧困対策について官民協働でさまざまな活動が現在行われており、民間の皆様の献身的な活動も相まって、子供の社会的貧困に立ち向かう姿勢は、私は評価しているところです。
また、
正規職員をふやすことで
市民サービスの向上を求められておられますが、
市民サービスの向上は
正規職員をふやすことでなせるものではないと考えます。事実、他市に先駆け始まったコンビニエンスストアにおける住民票等の発行サービスは市民に大変評価されております。このような自動化、効率化を進めるべきところはさらに進めることで、人にしかできない創造性の分野で能力を発揮できるための人材育成、教育に重きを置くことが
市民サービスの向上につながるものと考えます。
市民プールの入札が不調であったことは誠に残念でありますが、
反対論者の論理も述べられていないように、何ら法律や条令に違反したものではなく、違法性を指摘されているものではありません。ただ、苦言を申し上げれば計画策定において社会環境や入札参加者に対する見通しが甘かったことは否定できず、本年度に繰り越してもいまだ結論を導き出せない状況は問題と指摘しておきたく思います。事業を円滑に進める有名な手法に(Plan)計画・(Do)実行・(Check)評価・(Act)改善のPDCAの4段階を繰り返すサイクルがありますが、それが出来ているかが疑問です。いずれにせよ本歳入歳出決算認定については、予算に対して法律や条令に違反した部分はなく、適正に執行されたものと認定すべきものといたしたいと思います。
議員各位の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
以上です。
○議長(
樽井佳代子)
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
討論を終結いたします。
それでは起立により採決いたします。
本件に対する委員長の報告は認定であります。本件を委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者 起立〕
○議長(
樽井佳代子)
起立多数であります。
よって報告第16号は認定することに決しました。
次に、報告第19号「平成29年度羽曳野市財産区
特別会計歳入歳出決算認定について」の
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
討論を終結いたします。
本件に対する委員長の報告は認定であります。本件を委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
ご異議なしと認めます。
よって、報告第19号は認定することに決しました。
次に、報告第22号「平成29年度羽曳野市
土地取得特別会計歳入歳出決算認定について」の
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
討論を終結いたします。
本件に対する委員長の報告は認定であります。本件を委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
ご異議なしと認めます。
よって、報告第22号は認定することに決しました。
次に、議案第58号「平成30年度羽曳野市
一般会計補正予算(第3号)」の
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
討論を終結いたします。
本件に対する委員長の報告は
原案可決であります。本件を委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第58号は原案どおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○議長(
樽井佳代子)
日程第6、報告第17号「平成29年度羽曳野市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について」から、日程第9、報告第23号「平成29年度羽曳野市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について」まで、以上4件を一括して議題といたします。
それでは本4件につき、委員長の報告を求めます。
今井民生産業
常任委員会委員長。
〔民生産業
常任委員会委員長 今井利三 登壇〕
◎民生産業
常任委員会委員長(今井利三)
民生産業常任委員会審査報告を行います。議長の命により去る9月3日に開催されました第3回定例回第1日目において、本委員会に付託されました報告4件の審査の経過及び結果についてご報告申し上げます。
経過につきましては、去る9月21日に委員会を開会し、審査を行いましたので順に報告いたします。
初めに、報告第17号「平成29年度羽曳野市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について」報告いたします。審査の結果、本件につきましては法定外繰り入れや剰余金を活用して保険料の引き下げを行うべきとして不認定とする者1名。一方、健全な事業運営を評価するとともに、さらなるきめ細やかな窓口対応と市独自の特色のある取り組みを要望し認定とする者4名の、認定する者多数により認定すべきものと決しました。
次に、報告第18号「平成29年度羽曳野市
と畜場特別会計歳入歳出決算認定について」ご報告いたします。審査の結果、本件につきましては、運営方法についての検討が進んでいないこと等を理由に不認定とする者1名。一方、決算について特に問題となる点もなく安心安全な施設の維持などを要望し認定とする者4名の、認定する者多数により認定すべきものと決しました。
次に、報告第21号「平成29年度羽曳野市
介護保険特別会計歳入歳出決算認定について」報告いたします。審査の結果、本件につきましては、減免制度を拡充して保険料や利用料の軽減をしていないことと、制度改正によりサービスが利用しづらい状況であることなどを理由に不認定とする者1名。一方、決算について特に問題となる点もなく、今後も元気な高齢者をふやす取り組みを行うことが給付抑制にもつながるが、介護予防として市が力を入れている「いきいき百歳体操」や「ウェルネス事業」のさらなる拡充については、できれば今後は地域が自主的な意識を持って地域活動として進めていけるよう働きかけをしていくことなどを要望し認定とする者4名の、認定とする者多数により認定すべきものと決しました。
最後に、報告第23号「平成29年度羽曳野市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について」報告いたします。審査の結果、本件につきましては後期高齢者医療制度そのものが高齢者の負担となる制度であることなどから不認定とする者1名。一方、決算について特に問題となる点もなく、これからも高齢者にとって住みやすい町であるよう、また、保険料の徴収率が向上するよう取り組みを進めるべく要望して認定とする者4名の、認定とする者多数により認定すべきものと決しました。
以上で、民生産業
常任委員会の
審査報告を終わりますが、詳細については後日
委員会会議録をご高覧くださいますようお願い申し上げます。
以上でございます。
○議長(
樽井佳代子)
報告が終わりました。
初めに、報告第17号「平成29年度羽曳野市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について」の
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
広瀬公代議員。
〔9番 広瀬公代 登壇〕
◆9番(広瀬公代)
日本共産党議員団を代表しまして報告第17号、平成29年度
国民健康保険特別会計決算認定について不認定の立場で討論をします。
不認定の第一の理由は高い
国民健康保険料を引き下げる財源があるにもかかわらず保険料の引き下げに使わない決算となっていることです。羽曳野市の年間1人当たりの
国民健康保険料は平成28年度8万9,536円が29年度には9万1,276円に、1,740円引き上がり、さらなる値上げとなりました。この間、市は繰越金を保険料引き下げには使わず、主に保健事業や保険料の前納報奨金などに使ってきました。これまで基金積立は予測できない事態に備えておくので取り崩せないと言っていましたが、繰越金がなくなった今、29年度決算では約9億2,500万円の基金が現在既に取り崩し、約7億5,000万円になっています。基金を使うことには何ら異論はありませんが、今後も前納報奨金や保健事業に基金を取り崩して使っていくのであれば、被保険者すべてを対象にした保険料引き下げにも使って市民の暮らしを応援するべきですが、そうはなっていないということです。
第二の理由は滞納世帯へはいまだに「短期保険証」「資格証」「差し押さえ」などが続いているということです。
国民健康保険の被保険者の85.5%は所得が300万円以下の世帯であり、高い保険料は生活に大きな負担となっている中で、国民皆保険で社会保障であるこの保険制度の中でこのような制裁措置は行うべきではありません。
第三の理由は今後保険料が大きく上がり、減免制度も縮小されることが明らかであるにもかかわらず、府内統一化に追随する姿勢であることです。国が保険料に激変緩和措置をしていますが、その期間が過ぎれば保険料が大幅に上がっていくことは明らかです。また、減免制度も
一般会計からも繰り入れをしていたものを剰余金で活用し、また、26年度からは
一般会計からの繰り入れはゼロになっています。委員会では
国民健康保険の加入者の減少により減免件数も減少しているので、財源は剰余金で対応できるとのことでしたが、減免制度そのものも激変緩和期間後は統一化をされて、市独自の取り組みはできなくなるとのことです。市は府内統一は財政基盤の安定と受益と負担の公平性の観点から基準が設けられていると言いますが、保険料の負担増と減免制度の縮小は、先ほども言いましたが、低所得者が85.5%を占める被保険者にさらなる負担となり、住民にとってメリットはありません。
以上、3点が不認定の主な理由です。
厚生労働省は保険料も減免制度もそれを決めるのは市町村だとはっきり言っています。大阪府知事も認めています。医療水準を加味せず強引に保険料も減免制度も府内統一を進めているのは、現在大阪府だけです。大阪府の統一化に反対の表明をしている市町村もあります。羽曳野市も府の統一化に追随するのではなく、市民を守る立場で市の権限をしっかりと行使し、統一化に反対の表明をし、国や大阪府に大幅な補助金の増額と制度の抜本的な見直しをしっかり求め、社会保障としての本来の
国民健康保険制度にするため奮闘していただくことを強く要望し、
国民健康保険特別会計決算への不認定の討論とします。
以上です。
○議長(
樽井佳代子)
ほかに討論はありませんか。
笠原由美子議員。
〔3番
笠原由美子 登壇〕
◆3番(
笠原由美子)
報告第17号、
国民健康保険特別会計決算認定について、認定の立場で討論いたします。
本年平成30年度からは
国民健康保険の統一化により、府と市町村の適切な役割分担の下で
国民健康保険の安定的な財政運営並びに市町村国保事業の広域化及び効率化を推進するため取り組むこととなり、現在しています。平成29年度の決算は市単独の
国民健康保険事業決算としての最終年を迎えました。今後は広域化の中で羽曳野らしさを発揮しながら、市民の健康を守る体制をさらに構築していかなくてはなりません。そして人口問題における2025年問題。また、2030年問題。また少子超高齢人口という未曾有の人口形態を経験する中で、社会保障制度の見直しが喫緊の課題となっています。来年の10月からは消費税も10%に引き上げられ、その財源を社会保障に充てていくことは決まってはいるものの、実際の財源としてはおおよそ不足であるとの指摘もあります。羽曳野市として29年度まできちんと国保会計を運営し、被保険者の健康を守ってくれました。
保険制度は言うまでもなく共助の最たる取り組みであります。私が委員会で質問しました糖尿病性腎症重症化予防における取り組みは重症化をし、人工透析などで年間500万円も必要となるヘモグロビンA1cに異常のある方が11人いた中で、10人の方の重症化を食い止めることができたとお答えがあり、その効果はとても大きいものでありました。決算では歳入歳出差額は4,870万8,000円の黒字を計上し、実質収支も同額の数字であること。また、単年度収支でも2,412万9,000円の黒字を計上しています。
反対論者の言う基金や剰余金は前納報奨金や市民の健康を守る健康保険事業に充てられ、低所得者の多くの方が加入する
国民健康保険、被保険者の保険料が下げられることなく高いことを指摘をされていますが、先にも述べましたように、保険制度は共助の制度であります。お互いに納めた保険料が健康な方や疾患のある方などに振り分けられており、お互いに守り合いをされている中で成り立っていることであります。
また、
一般会計繰入金からは減免や軽減措置など、保険料を払いやすい取り組みに使われています。また、資格証や短期証は発行すべきではないとの指摘ですが、あくまでも医療保険資格を有する取り組みであり、窓口や職員の方との接触の機会としても大事なことであります。少子化対策も新子育て支援制度、また、私が推奨をしています妊娠から出産、そして子育てのワンストップ支援である羽曳野市版ネウボラ、また、市として力を入れています介護保険事業、認知症予防と多くの課題に取り組みながら少子化そして超高齢化を乗り切る施策の実施、そして何よりも、生産人口である現役世代の使命とも言うべき支え手と支えられる側のバランスも今までにない取り組みが必要であります。その最たる仕組みが国民皆保険制度です。広域化により社会保険制度として国保は権限、財源、責任を国において一元化に担うべき本来の姿になり、安定持続可能な医療保険制度を作り上げることになりました。今後は国や府からの交付金をしっかりと取り込むためにも、さまざまな努力が必要であります。インセンティブの強化により、さらなる保険施策に取り組んでいただけるよう、強く要望し、賛成討論といたします。
以上です。
○議長(
樽井佳代子)
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
討論を終結いたします。
それでは起立により採決いたします。
本件に対する委員長の報告は認定であります。本件を委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者 起立〕
○議長(
樽井佳代子)
起立多数であります。
よって、報告第17号は認定することに決しました。
次に、報告第18号「平成29年度羽曳野市
と畜場特別会計歳入歳出決算認定について」の
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
渡辺真千議員。
〔10番 渡辺真千 登壇〕
◆10番(渡辺真千)
日本共産党を代表して、報告第18号、平成29年度と畜場特別会計決算認定について、不認定の立場で討論をします。
不認定の第一の理由は今後のと畜場の在り方について先行きが不透明であるという点です。平成29年度はと畜頭数が1万2,000頭は取れたものの、前年度よりと畜数が減少しています。委員会でも今後の見込みをお聞きしましたが、1カ月の平均が900頭をベースにし、年間1万800頭と見込んでいるということです。このように年々と畜頭数は減少傾向にあり、見込みは立てにくいということでした。その一方で決算意見書でも指摘をされているとおり、老朽化に伴い厳しい運営状況が続き、今後の施設の在り方が検討されている施設とされています。と畜頭数が減る中で今の施設をどう維持していくのかという点では見通しがつかない決算であるという点が不認定の理由の一つです。
また、二つ目の理由は今後のと畜場の運営について話し合う協議委員会がありますが、その機能が十分果たされていないという点です。29年度は開催回数が4月にたった一度開催されただけで、あまりにも少なく。これは修繕費の抑制や効率的な運営についての課題があるにもかかわらず、前向きに協議がされているとは言えません。今後の協議会では市が積極的に協
議会運営委員会の開催を求めて、と畜場の在り方については日本共産党が提案をしてきました独立採算制も含めて早期に合意できるよう、強く要望し、と畜場特別会計決算については不認定の討論といたします。
討論は以上です。
○議長(
樽井佳代子)
ほかに討論はありませんか。
竹本真琴議員。
〔5番 竹本真琴 登壇〕
◆5番(竹本真琴)
報告第18号、平成29年度羽曳野市
と畜場特別会計歳入歳出決算認定につきまして、認定の立場で討論をさせていただきます。
処理頭数の問題についてですが、委員会でもありました需要と供給のバランスについて、需要がない状況で供給量をふやすことはできず、また、冷蔵庫内の保存数が限られており、生ものの在庫を抱えることは衛生上不可能と言えると考えます。そして出荷奨励金や集荷奨励金など、報奨金制度につきましてこちらも委員会の中でありましたが、当然のことながら報奨金が高いところに生産者が出荷されておりますが、そのような中でも現状これだけの処理頭数を集めております。また、冷蔵庫など食品衛生上の問題、そして、それに伴うキャパシティのこともありながら、このと畜場を利用していただいている企業の皆様の大変なご尽力によってこれだけの処理頭数があるわけでありますので、こちらについては十分に評価できることではないでしょうか。
併せて現在修繕をしながら効率よく処理を行っているわけでありますが、いかんせん老朽施設でありますので、突発的な修繕も必要となってまいります。しかしながら、平成29年度の決算では幸いにもそのような突発的な修繕はありませんでした。そして、協議委員会開催については、平成29年度は1回。内容につきましてはと畜場関係者に持って帰って検討していただいている状況にあり、それ以外にも折に触れ働きかけもしていると伺っております。今後も委員会は不定期に開催されるということですので、理事者の皆さんに協議委員会の内外問わずしっかりと協議していただくことを切に願っている次第であります。したがいまして、今後の方向性についてこれからも協議が継続されていくわけでありますから、施設設置者として羽曳野市の地場産業をいかに守っていくかということを期待し、本決算を認定とさせていただきます。
以上です。
○議長(
樽井佳代子)
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
討論を終結いたします。
それでは起立により採決いたします。
本件に対する委員長の報告は認定であります。本件を委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者 起立〕
○議長(
樽井佳代子)
起立多数であります。
よって、報告第18号は認定することに決しました。
次に、報告第21号「平成29年度羽曳野市
介護保険特別会計歳入歳出決算認定について」の
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
笹井喜世子議員。
〔11番
笹井喜世子 登壇〕
◆11番(
笹井喜世子)
日本共産党議員団を代表し、報告第21号、平成29年度介護保険特別会計決算認定について不認定の立場で討論いたします。
不認定の第一の理由は保険料が依然として高いということです。第6期高年者いきいき計画の最後の決算の年になりますが、第6期では第5期よりも標準保険料が月額1,065円も引き上げられ、2001年の発足当初の保険料の2倍にもなる高い保険料であることです。委員会では今後の保険料見込みは2025年に基準額が8,000円以上にもなるというご答弁もあり、この上がり続ける保険料は高齢者にとって重すぎる負担であり、この制度の抜本的な見直しをしなければ解決しません。
第二の理由は減免制度を拡充し、保険料や利用料の軽減施策がなされていないことです。保険料は低所得者階層を細分化して引き下げの手だては講じられてきましたが、減免件数の推移は27年0件、28年3件、29年4件、30年6件と若干ふえているとはいえ、大変少ない件数です。独自の減免制度の拡大や利用料の負担軽減助成など、
一般会計からの繰り入れもして軽減すべきと求めてきましたが、そうした施策がなされていません。
第三の理由は国の制度改悪により、保険料は支払うけれどもサービスがますます利用できない状況になっていることです。介護サービス利用は一定所得があれば1割負担からであったものが2割負担となり、さらに30年度8月からは3割負担となっています。また、高額サービス費についても平成27年、29年度と連続して負担軽減が引き上げられるなど、この負担増でサービスを控えなければならない状況も生まれています。そして、平成29年度は要支援1、2と認定された方の訪問介護サービスや通所介護サービスが介護保険給付から外されました。そしてすべて総合事業への移行となりました。
国は総合事業のガイドラインで利用者を報酬単価の低いサービスに誘導し、基本チェックリストで状態を判断し、要介護申請はなるだけ省略するなどで給付の効率化を目指すよう自治体に求めてきています。羽曳野市では総合事業の移行後も9割以上の方は現行相当サービスが受けられ、要介護申請も希望すれば申請できる体制を維持していただいています。しかし、今後国からは給付効率化の名の下に給付抑制の求め、こういったものに耐えられるかは大変不透明です。保険料を払ってもこれまで介護保険の中で受けられていたサービスが受けられなくなることは、まさに保険あって介護なしと言えます。
第四の理由は地域包括支援センターの役割がますます大きくなり、専門職の人員確保が必要ですが、その対策が講じられていないことです。
以上4点が不認定の主な理由です。現在認知症の対策、介護予防の取り組みなど羽曳野市ではしっかり進められていることは大変評価をしておりますが、国はさらなる介護保険給付外しや、地域包括ケア強化法などで自治体に介護の切り捨てを競わせる仕組みの導入なども進めようとしています。しかし、そうしたことには市として追随せず、介護保険制度を本当に持続可能な制度にするため、市として国や府に公費負担を大幅にふやすなど、抜本的な制度の見直しを働きかけるともとに、市独自での負担軽減のための
一般会計からの繰り入れの制度拡充を強く要望をしておきます。
また、現在羽曳野市では市直営で地域包括センター1カ所でありますが、その地域包括センターをふやすことも検討し、その中で専門職を確保していくことも要望しまして、介護保険特別会計決算の不認定の討論といたします。
以上です。
○議長(
樽井佳代子)
ほかに討論はありませんか。
松井康夫議員。
〔18番 松井康夫 登壇〕
◆18番(松井康夫)
報告第21号「平成29年度羽曳野市
介護保険特別会計歳入歳出決算認定について」認定の立場で討論いたします。
高齢者の方を支える介護保険特別会計では平成29年度決算で単年度収支、実質収支とも黒字計上となりました。なお、今回の黒字の要因は平成28年度と同様に、介護認定者人数や介護サービス利用者人数の伸びの影響で計画値ほどの給付費が生じなかったとの理事者からの説明でした。その上で保険料減免制度や利用者負担軽減制度については、制度開始当初より羽曳野市独自の施策で救済されるような仕組みが構築されているとのことで理解いたすところです。なお、減免は被保険者間、また世代間での負担の転嫁となるため、国の主導するルールに従い、きっちりと進められることは当然であると判断いたします。
また、制度改正で1割から2割、2割から3割に、個人負担を引き上げられたことは制度の持続可能性を図るためにご負担ができる方に限り負担を求められたとのことで、制度改正の趣旨を汲むべきものと考えています。
また、総合事業の移行については28年度10月にスタートし、心身の状態やニーズに合った多様なサービスが提供できる体制も拡充されつつあり、サービスご利用の方にも問題なく安心した移行が進められています。そして今回、平成30年度の保険料を算定する際に、羽曳野市の介護の利用推計をきちっと行って、基金も取り崩し、保険料の抑制に取り組んだとのことについても一定評価いたします。
その上で、保険料の負担を軽くしようとするなら、介護予防をしっかり行うことが重要だと考えます。介護給付費が100億円近いという予算規模の中で、長期的な視点に立って介護予防に重点を置いて、介護給付費を適正化することが大事だと考えます。本市においては、高齢者の健康を支える柱として、はびきのウェルネス事業が東部教室からさらに西部教室へと展開され、市内でのバランスが図られましたが、大変好評であるとのことで、元気な高齢者が健康を維持し健康寿命を延ばす施策として大いに期待が持てます。
もう一つ地域での展開がなされています、いきいき百歳体操も職員による積極的な地域への働きかけにより、参加者数が昨年度と比べて55%以上アップと大幅に伸びています。この二つの介護予防への取り組みは特に評価すべき点であると考えます。そして、これからふえていくであろう認知症に対してもサポートしていくとのことでしたので、大いに期待するところです。
このように市の施策による充実化が図られている状況や、認定者、扶養者の横ばいとなる状況を鑑みましても、近年では高齢者の健康にかかる意識が変わりつつあるものと感じております。大阪風に申し上げますと、「使わな損な介護」から、「使わんほうが得な介護」へと、そういうふうに変化しつつあるのではないでしょうか。
今後市の高齢者施策として目指すところは介護予防、重度化防止であることは明確であります。今後も強化し、意識を持って進めていくことで将来への保険料にも良い影響を与えることと考えます。市と市民が一丸となって、これからも同じ方向を見つめ、適正な保険給付と高齢者施策を進めていただくことを期待し、賛成討論とさせていただきます。
○議長(
樽井佳代子)
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
討論を終結いたします。
それでは起立により採決いたします。
本件に対する
委員長報告は認定であります。本件を委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者 起立〕
○議長(
樽井佳代子)
起立多数であります。
よって、報告第21号は認定することに決しました。
次に、報告第23号「平成29年度羽曳野市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について」の
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
渡辺真千議員。
〔10番 渡辺真千 登壇〕
◆10番(渡辺真千)
日本共産党議員団を代表して、報告第23号、平成29年度後期高齢者医療特別会計決算認定について不認定の立場で討論いたします。
不認定の第一の理由は制度そのものに反対するものです。75歳以上の高齢者と65歳以上の障害者・高齢者を対象にした後期高齢者医療制度を発足し、そしてこの4月に10年になりました。高齢者を年齢で区切って一つの医療保険に無理に追い込むというこの制度は、高齢者人口がふえればふえるほど保険料がアップされるという仕組みであり、弊害と矛盾が大変深刻である制度となっています。
第二の理由は保険料が大変重い負担であるということです。平成29年度9月から保険料はこれまでの保険料の緩和策であった特例軽減が見直されて、均等割9割軽減であった方は7割軽減に、そして所得割軽減が5割だった方が2割軽減となってしまいしました。さらに30年度には均等割7割軽減だった方は5割に、そして均等割軽減はなしとなりました。ほとんどが年金生活者である高齢者に世代間の公平を図るという名の下に、さらに大きな負担を強いる保険料となっています。
第三の理由はこの制度は広域で取り組まれているため市には権限がなく、保険料も医療費の一部負担軽減、減免も実際に即した対応ができないという点です。29年度も保険料減免は18件と少しずつふえてはいると言え、
国民健康保険料の減免数から見ると格段に少ない減免数であり、被保険者の声も実態も届かないということが現れています。
以上3点が不認定の主な理由です。弊害と矛盾が深刻であるこの後期高齢者医療制度は廃止をして、社会保障としての公的責任で若者も高齢者も安心できる制度の構築を市として国に強く求めるべきであるということを申し述べ、後期高齢者医療特別会計決算への不認定の討論といたします。
討論は以上です。
○議長(
樽井佳代子)
ほかに討論はありませんか。
花川雅昭議員。
〔6番 花川雅昭 登壇〕
◆6番(花川雅昭)
報告第23号、平成29年度羽曳野市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定につきましては、認定の立場で討論をいたします。
先の反対意見といたしまして、後期高齢者医療制度そのもの、その中でも広域連合というシステムの中で市の独自性が示すことができないことや、また、75歳以上という年齢区分、そして保険料の高額負担、そして軽減措置などに対する反対の意見がございました。後期高齢者医療は今年でちょうど10年を迎え、広域連合の下、高齢化社会に沿った医療制度として行われてきております。現在の後期高齢者医療制度、それは75歳以上の高齢者に本人である被保険者はもとより、75歳未満の現役世代からの支援金と公費により社会全体で支え、持続性を持った安定した制度の確立になっていると認識しております。
さて、今年平成30年度は保険料率改定年度であり、それに伴い保険料率について引き下げが行われました。これは広域連合において剰余金140億円を活用したものと聞いておりますが、これこそ被保険者並びに現役世代である支援者の後期高齢者医療への理解と安定した財政運営があってこそ実現したものだと確信し、また、評価する次第でございます。
また、保険料の関係では後期高齢者医療制度が開始された際に、保険料負担の急激な上昇を抑えるため、本来の軽減措置にさらに上乗せして特例軽減措置が行われてきましたが、高齢者と現役世代、そして高齢者間での不均衡を是正するため、負担能力に応じた保険料を決めているものと思われます。今後後期高齢者医療を持続、また継続的なものにしていくためには、広域連合と当市が連携を図り、円滑でそして健全安定した運営が行われるよう要望いたしまして、本決算の認定の討論といたします。
以上でございます。
○議長(
樽井佳代子)
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
討論を終結いたします。
それでは起立により採決いたします。
本件に対する委員長の報告は認定であります。本件を委員長の報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者 起立〕
○議長(
樽井佳代子)
起立多数であります。
よって、報告第23号は認定することに決しました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○議長(
樽井佳代子)
日程第10、報告第20号「平成29年度羽曳野市
公共下水道特別会計歳入歳出決算認定について」から、日程第13、議案第53号「羽曳野市道路線の認定について」まで、以上4点を一括して議題といたします。
それでは本4件につき、委員長の報告を求めます。
通堂建設企業
常任委員会委員長。
〔建設企業
常任委員会委員長 通堂義弘 登壇〕
◎建設企業
常任委員会委員長(通堂義弘)
議長の命により、去る9月3日に開催されました第3回定例会第1日目において、本委員会に付託されました報告2件、議案2件の審査経過及び結果をご報告いたします。
経過につきましては、去る9月26日に委員会を開会し審査を行いましたので、順に報告いたします。
はじめに報告第20号「平成29年度羽曳野市
公共下水道特別会計歳入歳出決算認定について」ご報告いたします。審査の結果、特に問題となる点もなく、計画的な下水道整備事業の実施と、積極的な耐震化や雨水対策などを要望し、全員一致で認定すべきものと決しました。
次に、報告第24号「平成29年度羽曳野市
水道事業会計決算認定について」及び議案第54号「平成29年度羽曳野市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について」を一括して審査した結果についてご報告いたします。
審査の結果、自然災害発生時における確実な給水などを要望し、報告第24号については全員一致で認定、議案第54号についても全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
最後に、議案第53号「羽曳野市道路線の認定について」報告いたします。審査の結果、恵我ノ荘駅前については、にぎわいが生まれる駅前広場ができるよう安全な道路の整備などを要望し、本件については特に問題となる点もなく、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。
以上で、建設企業
常任委員会の
審査報告を終わりますが、詳細につきましては後日
委員会会議録をご高覧くださいますようお願い申し上げます。
○議長(
樽井佳代子)
報告が終わりました。
はじめに報告第20号「平成29年度羽曳野市
公共下水道特別会計歳入歳出決算認定について」の
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
討論を終結いたします。
お諮りいたします。
本件に対する委員長の報告は認定であります。本件を委員長の報告どおり認定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
ご異議なしと認めます。
よって、報告第20号は認定することに決しました。
次に、報告第24号「平成29年度羽曳野市
水道事業会計決算認定について」の
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
討論を終結いたします。
お諮りいたします。
本件に対する
委員長報告は認定であります。本件を委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
ご異議なしと認めます。
よって、報告第24号は認定することに決しました。
次に、議案第54号「平成29年度羽曳野市
水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について」の
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
討論を終結いたします。
お諮りいたします。
本件に対する委員長の報告は
原案可決であります。本件を委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第54号は原案どおり可決されました。
次に、議案第53号「羽曳野市道路線の認定について」の
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
討論を終結いたします。
お諮りいたします。
本件に対する委員長の報告は
原案可決であります。本件を委員長の報告どおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第53号は原案どおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○議長(
樽井佳代子)
日程第14、議案第63号「
羽曳野市立中央スポーツ公園管理棟及び
プールエリア整備工事の請負契約について」を議題といたします。
それでは提案理由の説明を求めます。
教育次長。
〔
教育次長兼生涯
学習室長 清水淳宅 登壇〕
◎
教育次長兼生涯
学習室長(清水淳宅)
ただいま上程いただきました議案第63号「
羽曳野市立中央スポーツ公園管理棟及び
プールエリア整備工事の請負契約について」をご説明申し上げます。
次のとおり請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
記
1.契約の目的
羽曳野市立中央スポーツ公園管理棟及び
プールエリア整備工事
2.契約の方法 制限付一般競争入札
3.契約金額 2億6,964万7,920円
4.契約の相手方 羽曳野市南恵我之荘7丁目8番7号
道岡建設工業株式会社羽曳野支店
支店長 森下眞二
5.工 期 議決の翌日から平成31年7月5日まで
平成30年10月2日 提出
羽曳野市長 北川嗣雄
本件は西浦の
市民プールに代わり、市民の皆様の健康増進、レクリェーションの場として活用していただくため、中央スポーツ公園プール施設の第1期整備としまして、主に撤去自転車置き場の移設。スポーツ公園北側道路の歩道設置。事務室、更衣室、多目的室等を備える管理棟の新築の各工事を行うものでございます。
まず、撤去自転車置き場の移設ですが、スポーツ公園北側駐車場に隣接しております現在の撤去自転車置き場を旧埴生小学校体育館北側市有地に移設し、スポーツ公園北側駐車場の駐車可能台数を65台から86台にふやします。
次にスポーツ公園北側道路の歩道設置ですが、中央スポーツ公園敷地西端から駐車場出入り口付近までは歩道設置済みとなっておりますが、今回東側へ延伸し、「エコプラザはにふ」を経て、伊賀財産区所有地東端までの延長119メートルについて歩道を新設いたします。これに伴い、学校の小プール本体及びポンプ室、また、道路に面した建築基準法に適合していないブロック塀を撤去いたします。なお、ブロック塀については今回存置することになります学校の25メートル大プールの周囲にあるブロック塀も建築基準法に適合していないことから、撤去をいたします。
最後に管理棟の新築ですが、鉄筋コンクリート造平屋建で、延床面積は429平方メートル、屋上部分はテラスとしております。施設内容は事務室、医務処置室、更衣室、多目的室、男女トイレ、多目的トイレ、男女シャワー室等となっております。多目的室については更衣室の可動間仕切り機能により、88平方メートルから120平方メートルに広さを変えることが可能な仕様としております。
整備の概要は以上のとおりですが、資料といたしまして工事の概要及び図面、入札結果一覧表を添付しております。ご参照の上、ご決定賜りますようよろしくお願い申し上げます。
説明は以上です。
○議長(
樽井佳代子)
説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑はありませんか。
田仲基一議員。
〔15番
田仲基一 質問席へ〕
◆15番(
田仲基一)
ただいま上程されております議案第63号「
羽曳野市立中央スポーツ公園管理棟及び
プールエリア整備工事の請負契約について」4点質問させていただきます。
委員会でもありました、また先ほどのご説明でもありましたように、今回の
市民プールの整備について1期2期に分けて工事を行われるということで、現在の埴生小学校のプールを暫定利用ということも踏まえてご説明がございました。その部分につきまして4点質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。
まずは今回新たに来年度暫定利用とは言え、
市民プールと銘打って当該箇所でプール事業が開催されるということですが、過去5年間にわたっての西浦の
市民プール、これまで平均入場者数は幾らだったのか。また、来年開業予定の暫定
市民プールがそのような同規模の入場者、市民に親しんでいただけるようなプールとしてオープンできるのか。まず告知等どうなるのか、お聞かせください。
またそれに付随してですが、まずは25メートルプールのみの開業ということで、以前から指摘させていただいておりますように、この
市民プールというのは幼児の利用、プールで泳ぐというよりも水遊びというような部分で大変親しんでいただける部分も多かったと思います。そういった部分で今回25メートルプールの活用ということですが、子供たちにとっての危険性はないのか。また幼児の子供たちが親しんでいただけるような、そんな
市民プールとして来年利用できるのか。という部分をお聞きしたいと思います。
それに踏まえて、私も先般プールを見させていただきましたが、やはり小学校の学校授業用のプールということで、熱中症の対策等はほぼございませんでした。その辺のところにつきましても、予防の対策のほうを考えていただいているのか。お聞きしたいと思います。
また、最後に今回本体工事と今回上程されております周辺工事等分割して行われるということですが、一括で施工する場合と、このように1期2期工事として分割して施工する場合では、費用面では普通考えて割高になると思います。そのようなことがないのか、また平成30年度予算書におきましては、予算と債務負担額として計上されております
市民プール整備事業の工事費は約5億円となっております。今回上程されている1期工事の請負金額は2億6,964万7,920円ということですが、差し引きいたしますと、今後行われる予定の第2期工事はプール本体工事の予算として2億3,000万円が残るというふうに理解させていただいておりますが、2期工事本体プール工事につきましては、その金額で実施されると理解していいのか。この点について聞かせていただきたいと思います。
以上、4点ご答弁よろしくお願いいたします。
○議長(
樽井佳代子)
教育次長。
〔
教育次長兼生涯
学習室長 清水淳宅 登壇〕
◎
教育次長兼生涯
学習室長(清水淳宅)
田仲議員のご質問に順次ご答弁申し上げます。
まず、過去5年間の西浦の
市民プールの平均入場者数でございますが、平成25年度から平成29年度の入場者数は順に25年度3万1,326人。26年度2万7,075人。27年度2万6,208人。28年度2万7,274人。29年度2万4,419人となり、平均しまして2万7,260人のご利用がありました。今回本議案によります第1期の整備におきまして、管理棟と北側歩道の整備及び撤去自転車置き場の移設等の整備を行い、完成した更衣室等を備える管理棟と、はびきの埴生学園、すなわち旧埴生小学校の25メートルプールを活用いたしまして、暫定的な
市民プールとして学校のプール授業後の8月の間、一般の方々に無料開放する予定としております。
この暫定的な
市民プールが西浦の
市民プールと同規模の入場者が見込めるかとのご質問ですが、プール施設の内容や、開園期間、また無料でご利用いただく予定をしていることなど、事業内容に異なる点が多いことから、お答えすることは難しいですが、本市東地区の小学校のプール施設を活用し同様に一般開放を行うことも現在検討を進めており、両事業を合わせ多くの市民の皆様にご利用していただけるよう取り組んでおりますので、ご理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。
次に、中央スポーツ公園におきます暫定的な
市民プールの幼児の利用への対策についてご答弁申し上げます。来年度につきましては学校施設の開放という形で、はびきの埴生学園のプールの一般開放を行う予定ですので、現在のところ幼児につきましても保護者同伴の上、既設の25メートルプールの利用を想定しております。
なお、開放時には市職員が常駐し、必要な講習を受講した監視員を配置する予定としており、幼児の利用を含め、安全面には十分配慮して実施したいと考えております。
また、先ほどご答弁いたしました東地区の小学校のプール施設の開放につきましては、25メートルプールの他に、水深の浅い小プールも活用する予定をしておりますので。特に幼児の利用に当たりましては、同プールの開放や健康ふれあいの郷グラウンド・ゴルフ場の北コースを開放し、人工の小川で水遊びができる「水と緑のキッズパーク」も含めてご利用いただけるかと考えております。
続きまして、熱中症予防への対策ですが、現状はびきの埴生学園にはプールサイドに特に日よけはございませんので、プールサイドに一定数のイベント用のテントを設置する予定としております。
最後に
市民プールの整備に当たり、当初予定していました一括した整備に比べ、2期に分けた整備は費用面で割高となることはないのかとのご質問でございます。中央スポーツ公園における
市民プールの整備について、来年夏のオープンを目指し、工事請負費としまして平成30年度1億8,000万円、債務負担行為としまして平成31年度3億2,000万円を予算化し、合計5億円で整備を行う予定としておりました。しかし、施工業者を選考するための電子入札に応札業者がなく、同金額では当初計画しておりましたプール施設の整備は困難となったことから、プール本体の施設内容については改めて検討をさせていただき、工期的にも来年夏までに整備可能であり、暫定的な
市民プールの更衣室等で活用できる管理棟や通学路でもある北側道路への歩道設置、ブロック塀の撤去等の周辺整備を先行して整備させていただくこととしました。
議員ご質問のとおり、仮に当初の整備内容と同様の整備内容を1期2期に分けて整備することとなりますと、一般的には割高になるものと思われます。しかしながら、第2期整備で予定しておりますプール本体の整備内容につきましては、現在改めて検討をしており、基本的には予定しておりました予算額5億円以内での整備を考えておりますが、整備内容によりましては整備費が変動すると考えられますので、現時点では本議案の第1期工事の整備費を差し引いた残り約2億3,000万円以内で整備を行うというふうにお答えできる段階にはございませんので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。
答弁は以上です。
○議長(
樽井佳代子)
田仲基一議員。
◆15番(
田仲基一)
答弁ありがとうございました。では、意見、要望を述べさせていただきます。
先ほどのご答弁から、これから東地区と西地区に分けて来年度はプール開放をされるということですが。羽曳が丘のグラウンド・ゴルフの施設も踏まえ、3カ所が広報等を通じて多くの市民の方に自分たちが使える場所を選んで利用しやすいような形の告知をしていただけるようにお願いいたします。
また、熱中症対策、また幼児の危険、それが一番心配でございまして…。25メートルプールだけと思って来られる親御さんがないのかどうか。来てみたら25メートルプールしかないというので、そこで無理に子供たちを遊ばせることによって、そういう考えたくはない事故が起こらないかどうかというところまで突き詰めて、さまざまな議論を持っていただきたいなと思います。
関西、大阪に取りまして平成最後の年となりました今年は大阪北部地震、また、たび重なる巨大台風の上陸など、市民生活を脅かす自然災害多発の年となりました。特にまだ記憶の新しい台風21号の上陸は昭和36年の第2室戸台風以来の多大な損害を羽曳野市にも与えました。
今後温暖化に伴う海水面温度の上昇や、地球規模の気象変動に伴い、スーパー台風と呼ばれる超大型台風の脅威は年々増加するという専門家の意見もあります。当市におきましても、市民への災害支援、また浸水対策や復旧・復興にかかる瓦れきの撤去など、また電線の地中化など市民の生命と財産を守るための災害に強いまちづくりに向けての対策が求められており、限られた予算の中で地方自治体に課せられた最大責務を全うするには財源の確保と、また無駄のない予算執行に対して、これまで以上にシビアに臨んでいかなければならないのではないでしょうか。
市民プールは多くの市民、特に子供たちに望まれている施設であり、本事業に対して反対するものではありませんが、先ほどから申し上げさせていただいた状況を十二分に自覚していただきまして、
市民プールの在り方に対し無理・無駄のない事業執行を強く求めるとともに、今回プール本体については、ある意味ゼロベースで中身のほう、施設内容等検討しているとのことですので、柔軟に物事を考えていただきまして、前回議会でも要望させていただいたような、寝屋川で今年行われたようなレンタルによるビニールプール。そのようなものの導入であるとか、私も前回ちょっとイベントで子供たちに水鉄砲大会をしてもらったんですが。こんな事業に子供たちが集まるのかなと思っていたんですけれども、びっくりするほどの子供たちが水鉄砲を抱えてその会場にやってまいりました。今、水鉄砲で遊ぶ場所もないというような中で、そのような場所を作ってもらったということで大変喜んでいただいております。そのような実際にニーズのある子供たちに本当に喜んでもらえるような施設はどんなものなのかというのを、現場に行って子供たちや親御さんに意見を聞くなどもしていただいて、来年オープンされる
市民プールがより多くの市民の皆様に喜んでいただけるような施設になることを願いまして、要望とさせていただきます。
以上でございます。
○議長(
樽井佳代子)
ほかに質疑はありませんか。
広瀬公代議員。
〔9番 広瀬公代 質問席へ〕
◆9番(広瀬公代)
ただいま上程されております議案第63号「
羽曳野市立中央スポーツ公園管理棟及び
プールエリア整備工事の請負契約について」、私も4点質問をさせていただきます。
この議案は中央スポーツ公園内につくられる
市民プールの第1期工事として管理棟や駐車場、プールエリアを整備をされるという説明がありました。
1点目は更衣室の広さ、ロッカーの数とか、シャワー室の数や広さ、駐車場・駐輪場などについて西浦の
市民プールと比較してどうなのかということ。市民要望に十分応えることができ、確保することができるのか。特に駐車場につきましては、中央スポーツ公園の利用状況を踏まえまして、プール使用の方の駐車が可能な台数はどうなのかをお聞きします。
2点目に多目的室の運用と活用方法についてです。可動仕切りが設置をされていますけれども、実際にどのような運用と活用を考えておられるのか。またどのような目的でいつから使用開始をされるのか、お聞きします。
3点目に工期は7月5日までということですけれども、学校の授業のプールは例年どおり実施できるのか。いつから使用ができるのか。また、工期期間中の生徒への通学路など、児童生徒の安全の確保と配慮はどのようにされるのか、お聞きします。
4点目に先ほども質問がありましたけれども、2期工事、プール本体の計画については市民や関係者の声をしっかり聞いて進めるべきだと思いますが、どのように進めるのか、お聞きします。
以上、4点。お答えよろしくお願いいたします。
○議長(
樽井佳代子)
教育次長。
〔
教育次長兼生涯
学習室長 清水淳宅 登壇〕
◎
教育次長兼生涯
学習室長(清水淳宅)
広瀬議員のご質問に順次ご答弁させていただきます。
まず、本議案の中央スポーツ公園管理棟の更衣室及びシャワー室、また駐車場、駐輪場の西浦の
市民プールとの比較についてお答え申し上げます。更衣室の広さ及びロッカー数につきましては、西浦の
市民プールが男女各64平方メートル、各430人分のロッカーがあります。それに対しまして、本管理棟は各48平方メートル、各350人分のロッカーの設置台数を予定しております。この設定につきましては、西浦の
市民プールは2時間の入れ替え制によりご利用をいただいておりましたが、その最大の利用者があった場合の実績も含め考慮しまして、特に支障のない広さ、ロッカー数で今回設計をしております。
次にシャワー室の数ですが、西浦の
市民プールにつきましては、プールの出退時の強制シャワーはございますが、更衣室内にシャワーの設置はありません。なお、本管理棟にはシャワーブースを男女各2室設置をいたします。
次に駐車場ですが、西浦の
市民プールにつきましては40台の駐車スペースがあります。混雑時には体育館とテニスコート利用者との兼用になりますが、体育館の約90台の駐車スペースも使用しております。これに対し、中央スポーツ公園につきましては、今回の整備後全体で95台の駐車スペースとなりますが、休日の一般的な駐車台数は駐車可能台数の半分に満たない状況で、30台程度の駐車となっておりますことから、特にグラウンドで大きな大会等が開催されない限りは支障はないと考えております。
次に駐輪場ですが、西浦の
市民プールにおきましては、駐輪場として150台ありますが、中央スポーツ公園には現在40台の駐輪スペースとなっておりますので、ウオーキングロード周辺等の空きスペースを活用して対応する予定としております。
続きまして、大きく2点目の多目的室の運用と活用方法についてですが、多目的室と更衣室を仕切る壁につきましては可動式となっており、プール閉園時の更衣室の利用がないときは多目的室のスペースを拡張し、更衣室は倉庫として利用する予定としております。この多目的室につきましては羽曳野ウェルネス事業などの市民の健康増進につながる事業での利用を考えており、来年8月を予定しております暫定的な
市民プールの後の秋頃からの活用を予定しております。
次に本工事の工期と工事期間中の児童生徒への安全の確保等についてご答弁申し上げます。工期につきましては、記載のとおり来年7月5日までとしておりますが、来年6月中旬からの学校プールの授業までにはプールの利用に支障のないよう整備を進めてまいります。また、児童生徒の安全確保につきましては、現場周辺の通学路の適所にガードマンを配置するとともに、工事車両の通行を登下校の時間帯を避けた形で工事を進め、以前にも行いました埴生小学校の校舎解体工事や中央スポーツ公園の整備工事と同様に、学校側とも十分調整の上、安全第一に工事を進めてまいります。
最後に第2期整備のプール本体の整備についてですが、一般質問でもお答えしましたようにその整備内容につきましては、現在改めて検討している状況でございます。この検討に当たりましては、学校関係者や地元区長様などのご意見も伺い、より多くの市民がご利用いただける
市民プールを整備してまいりたいと考えておりますので、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
答弁は以上です。
○議長(
樽井佳代子)
広瀬公代議員。
◆9番(広瀬公代)
ご答弁ありがとうございました。
ただいまのご答弁では西浦と比べましてロッカー室も狭くなり、駐車場の台数は90台から95台となっていますが、駐輪場は150台が40台になっているということになっています。駐車場もイベントがあるときは本当に満杯になったりもしますので、それぞれの規模は最低限でも西浦のプールの分は確保していただくように努力していただきたいと思います。特により多くの市民が利用していただけるように整備したいということですので、よろしくお願いします。
本来今年の夏にはこのプールは、
市民プールがオープンする予定でしたが、去年も今年も応札がなく、2年連続入札に失敗したという、この結果今年と来年の夏の2年間は実質
市民プールがないという自体になりました。この市民の期待に応えられなかった市の責任は重大だと思います。この議案は1期工事として周辺整備をするものであり、
市民プールができるまで埴生小学校のプールを代用するときにも活用できるということで反対はしませんが、子供たちの安全第一に配慮して取り組んでいただきますよう要望します。
また2期プール本体工事については、一から考え直すということですから、また学校関係者や地元区長さんの意見を聞きながら、みんなに喜ばれる利用しやすいプールにするということですので、今議会でもさまざま意見も出されましたが、市民や関係者の声をしっかりと聞いて、みんなの知恵を集めて学校との併用でない市民に喜ばれる
市民プールを作っていただきますよう要望して終わります。
○議長(
樽井佳代子)
ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
討論を終結いたします。
お諮りいたします。
本件を原案どおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
ご異議なしと認めます。
よって議案第63号は原案どおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○議長(
樽井佳代子)
日程第15、
意見書案第6号「
学校給食費の無償化を求める意見書」から、日程第19、
意見書案第10号「水道施設の戦略的な
老朽化対策を求める意見書」まで、以上5件を一括して議題といたします。
それでは本5件について順次提案理由の説明を求めます。
まず
意見書案第6号について、金銅宏親議員。
〔8番 金銅宏親 登壇〕
◎8番(金銅宏親)
意見書案第6号
学校給食費の無償化を求める意見書
上記の議案を別紙のとおり提出します。
平成30年10月2日
羽曳野市議会
議長 樽 井 佳代子 殿
提出者
羽曳野市議会議員
金 銅 宏 親
上 薮 弘 治
笹 井 喜世子
笠 原 由美子
松 井 康 夫
案文の朗読をもって趣旨説明とさせていただきます。
学校給食費の無償化を求める意見書
文部科学省の調査によると、平成28年5月1日現在の公立学校完全給食実施率は、小学校99.2%、中学校90.2%で、実施率の高さは学校給食に対する強い願いの表れである。そのような中、平成28年3月の内閣府経済財政諮問会議において、子育て世帯の支援拡充として給食費の無償化が打ち出された。各自治体の努力により平成29年度に小・中学校とも無償化を実施している自治体は76自治体、小学校のみは4自治体、中学校のみは2自治体が実施していることが文部科学省の調査でわかっている。この背景には学校給食の持つ教育的効果もさることながら、子供の貧困の問題がある。栄養バランスのとれた温かくおいしい給食を家庭の経済状況にもかかわらず子供に提供することは、子供の健やかな成長のために非常に重要である。しかし、給食費無償化は人件費や消費税、高騰する材料費などによって自治体財政を圧迫するなどの懸念が生じる可能性があり、解決すべき問題も多く、実施に踏み切れない市町村も少なくない。よって、政府及び国会においては、財源の確保をはじめ
学校給食費の無償化を早期に実現するよう求める。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
平成30年10月2日
大阪府
羽曳野市議会
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣 各あて
文部科学大臣
財務大臣
皆様のご賛同をよろしくお願い申し上げます。
○議長(
樽井佳代子)
次に
意見書案第7号について、
笹井喜世子議員。
〔11番
笹井喜世子 登壇〕
◎11番(
笹井喜世子)
意見書案第7号
生活保護利用者の熱中症に関する緊急対策を求める意見書
上記の議案を別紙のとおり提出いたします。
平成30年10月2日
羽曳野市議会
議長 樽 井 佳代子 殿
提出者
羽曳野市議会議員
笹 井 喜世子
上 薮 弘 治
笠 原 由美子
松 井 康 夫
金 銅 宏 親
案文の朗読をもって趣旨説明とさせていただきます。
生活保護利用者の熱中症に関する緊急対策を求める意見書
記録的な猛暑となった今夏、全国的にも多くの方が熱中症により救急搬送された。気象庁は「経験したことのないほどの暑さになっている地域がある。命に危険が及ぶレベルで、災害と認識している。」と述べている。
厚生労働省は6月27日、今年度から新たに生活保護利用を開始した世帯に、一定の条件を満たす場合にはエアコン購入費などの支給を認める通知を出した。一方、2018年3月以前に生活保護を利用していたエアコンを所有しない世帯は購入費が支給対象とはならず、このままでは災害規模の猛暑の中で命の危険を感じながら暮らさなければならない。これは「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という憲法第25条を侵害する事態である。よって政府及び国会は、国民の命と安全に責任を負うため、下記の緊急措置を取ることを強く求める。
記
1.6月27日の厚労省通知に該当する生活保護世帯に、その内容を周知徹底し、必要な対象世帯には可及的速やかにエアコンを設置すること。
2.2018年3月までに生活保護の利用を開始した生活保護世帯に対しても、上記通知を適用すること。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
平成30年10月2日
大阪府
羽曳野市議会
衆議院議長
参議院議長 各あて
内閣総理大臣
厚生労働大臣
議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
樽井佳代子)
次に
意見書案第8号について、
笠原由美子議員。
〔3番
笠原由美子 登壇〕
◎3番(
笠原由美子)
意見書案第8号
学校施設や通学路における
ブロック塀等の
安全性確保を求める意見書
上記の議案を別紙のとおり提出します。
平成30年10月2日
羽曳野市議会
議長 樽 井 佳代子 殿
提出者
羽曳野市議会議員
笠 原 由美子
笹 井 喜世子
上 薮 弘 治
金 銅 宏 親
松 井 康 夫
案文の朗読をもって趣旨説明といたします。どうぞ皆様のご同意をよろしくお願いいたします。
学校施設や通学路における
ブロック塀等の
安全性確保を求める意見書
本年6月18日午前7時58分に大阪北部で震度6弱を観測した地震では、児童を含む5名が亡くなり、400人以上が負傷した。特に学校関係では158名に及ぶ児童生徒が重軽傷を負い、1,200を超える学校で校舎等の天井・ガラス等の破損、壁のひび割れ、断水等の物的被害を受けた。中でも学校施設のブロック塀が倒壊して下敷きになって児童が死亡したことは大変痛ましく、二度とこのようなことがあってはならない。都道府県・市区町村においても、学校施設の耐震化は進められているが、通学路等のブロック塀は盲点になっている可能性があり、同様の惨事が起こらないように早急な対策を行うべきである。文部科学省は6月19日に学校施設における塀の緊急点検を要請したが、都道府県・市区町村においては、学校施設の点検、
安全性確保はもとより児童生徒が利用する通学路についても速やかに点検した上で、
安全性確保に向けて改善を図ることが必要である。ついては国が引き続き通学路の
ブロック塀等の緊急総点検と安全対策を行うことが重要であり、下記の事項について積極的な対応を求めるものである。
記
1.今回被災した地域においては二次被害も想定されることから、通学路の
ブロック塀等の総点検・調査を緊急に実施し、危険が認められる箇所については、通学路の変更や立入禁止等の措置を含めた対応を徹底すること。
2.全国の通学路も緊急総点検・調査を実施し、工事が必要な場合は民間事業者とも連携しつつ速やかに実施し、地方自治体に対する技術的・財政的支援を行うこと。その際、一般家庭の塀であっても倒壊の可能性があるなどの場合に支援できる制度を検討すること。また、国土交通省の社会資本整備総合交付金及び防災・安全交付金の効果促進事業(C事業)の積極的な活用を図ること。
3.学校施設の安全対策に要する費用については、塀の修繕など小規模工事に対する補助制度、法定点検やそれに伴う修繕への補助制度の創設等を検討すること。また、400万円と定められている文部科学省の公立学校施設の防災機能強化事業の補助対象事業の下限額について、広域での申請を認めるなど弾力的に運用すること。
4.本地震以降、本制度の創設及び既存制度の内定を待たず、各自治体で先行して対応したものについても、補助対象とすることにより、各自治体の迅速な対応を後押しする制度とすること。
以上、地方自治法第99条の規定により提出する。
平成30年10月2日
大阪府
羽曳野市議会
内閣総理大臣
文部科学大臣 各あて
総務大臣
国土交通大臣
以上でございます。
○議長(
樽井佳代子)
次に
意見書案第9号について、上
薮弘治議員。
〔13番 上薮弘治 登壇〕
◎13番(上薮弘治)
意見書案第9号
児童虐待防止対策のさらなる強化を求める意見書
上記の議案を別紙のとおり提出します。
平成30年10月2日
羽曳野市議会
議長 樽 井 佳代子 殿
提出者
羽曳野市議会議員
上 薮 弘 治
笹 井 喜世子
金 銅 宏 親
松 井 康 夫
笠 原 由美子
案文の朗読をもって趣旨説明とさせていただきます。
児童虐待防止対策のさらなる強化を求める意見書
今般、虐待を受け死亡するという痛ましい事件が発生した。このような虐待事案は近年急増しており、平成28年度全国の児童相談所に寄せられた児童虐待相談件数は12万件を超え、5年前と比べると倍増している。こうした事態を重く受け止め、政府は平成28、29年と連続して児童福祉法等を改正し
児童虐待防止対策を強化してきた。しかし、今回の事案は児童相談所が関与していたにもかかわらず、虐待から救うことができなかった。虐待から子供の命を守るためには、子供の異変に早期に気づき、虐待の芽を摘むことが何よりも重要であり、そのためには児童相談所のみならず関係機関や民間団体等が協働し、虐待の防止に取り組むことが必要である。よって政府においては、こうした痛ましい事件が二度と繰り返されないためにも
児童虐待防止対策のさらなる強化に向け、下記の事項に取り組むことを強く求める。
記
1.平成28年度に政府が策定した「児童相談所強化プラン」を拡充し、市町村における児童虐待防止体制の強化や中核市・特別区への児童相談所の設置も加えた児童虐待防止体制を強化するプランを新たに策定するとともに、地方交付税措置を含めた必要な財源を速やかに講ずること。
2.子供の問題を児童相談所に一極集中化させている現状を改めること。具体的には児童相談所と市町村の役割分担をさらに明確にするとともに、施設やNPO等、民間機関・団体や他の行政機関等との連携を強化して、役割分担・協働を加速する「児童相談体制改革」を行うこと。
3.児童相談所間及び児童相談所と市町村の情報共有については、仮に転居があったとしても、危機感や支援状況が確実かつ迅速に引き継げるよう、引き継ぎの全国共通ルールを定めるとともに、全国からアクセスできるシステムを整備すること。また児童相談所と警察との情報共有については、必要な情報がタイムリーかつ確実に共有できるようにするとともに、適切かつ効果的に情報共有できるシステムを新たに構築すること。
4.全国共通ダイアル「189」を児童虐待通告に限定し、児童相談所の相談できる窓口につながるまでの間に、いまだ半数以上の電話が切れている実態を速やかに検証・分析し、その結果を踏まえ、児童相談所への通告の無料化の検討を含め、運用の改善に努めること。
5.保育所や幼稚園・学校と情報共有を図ること。いじめ防止対策と同様、小・中学校の校務分掌に虐待対応を位置付け、対応する組織を明確化するとともに、スクールソーシャルワーカーを中心とした学校における虐待対応体制を整備すること。
6.児童虐待が発生した場合、迅速かつ的確な初期対応が行われるよう、児童相談所の体制や専門性を抜本的に強化すること。特に児童福祉司、児童心理司、保健師等はじめ職員配置の充実、子供の権利を擁護する観点等から弁護士の活用等を積極的に図ること。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
平成30年10月2日
大阪府
羽曳野市議会
内閣総理大臣
厚生労働大臣
文部科学大臣 各あて
総務大臣
国家公安委員長
議員の皆さんのご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(
樽井佳代子)
次に
意見書案第10号について、松井康夫議員。
〔18番 松井康夫 登壇〕
◎18番(松井康夫)
意見書案第10号
水道施設の戦略的な
老朽化対策を求める意見書
上記の議案を別紙のとおり提出します。
平成30年10月2日
羽曳野市議会
議長 樽 井 佳代子 殿
提出者
羽曳野市議会議員
松 井 康 夫
笹 井 喜世子
上 薮 弘 治
笠 原 由美子
金 銅 宏 親
案文の朗読をもって趣旨説明といたします。
水道施設の戦略的な
老朽化対策を求める意見書
日本の水道は、97.9%の普及率を達成し、これまでの水道の拡張整備を前提とした時代から、既存の水道基盤を確固たるものにしていくことが求められる時代に変化してきた。しかし、現在の水道を取り巻く状況は、高度経済成長期に整備された施設の老朽化や、耐震化の遅れなど大きな課題に直面している。現に、6月に発生した大阪北部地震や西日本を中心とした7月豪雨をはじめ、昨今の自然災害による水道被害は全国で頻発している状況にある。
また、簡易水道事業は農山漁村部を中心とする住民の生活に必要不可欠な社会基盤であるが、今なお約270万人の人々が不安定な飲料水に頼らざるを得ない生活を余儀なくされており、この水道未普及地域の解消は依然として大きな課題である。加えて地方の急激な人口減少に伴い50人以上の飲料水供給施設の要件に当てはまらない集落もふえており、補助要件の緩和が求められるところである。そこで政府におかれては、地方公共団体等とこれまで以上に連携を深めながら、国民の命を守るインフラである水道の基盤強化に取り組むため、下記の事項に取り組むことを強く求める。
記
1.
老朽化対策や耐震化対策をはじめ、国民の命を守るインフラ設備である水道施設の更新・維持・管理に全力を挙げるとともに、その国庫補助所要額の確保を行うこと。
2.厳しい財政状況の中で事業を運営している簡易水道については、未普及地域解消事業や施設の老朽に伴う更新事業等に必要な国庫補助所要額の確保を行うこと。また、施設の更新事業等を実施するに当たり、現行の国庫補助要件は採択基準が厳しく、実態と乖離している状況にあるため、現行の補助要件についてはその要件の緩和を行うこと。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
平成30年10月2日
大阪府
羽曳野市議会
内閣総理大臣
厚生労働大臣 各あて
国土交通大臣
ご賛同よろしくお願いいたします。
以上です。
○議長(
樽井佳代子)
説明が終わりました。
これより5件一括して質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
討論を終結いたします。
それでは、まず
意見書案第6号についてお諮りいたします。
意見書案第6号を原案どおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
ご異議なしと認めます。
よって、
意見書案第6号は原案どおり可決されました。
次に、
意見書案第7号についてお諮りいたします。
意見書案第7号を原案どおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
ご異議なしと認めます。
よって、
意見書案第7号は原案どおり可決されました。
次に、意見書第8号についてお諮りいたします。
意見書案第8号を原案どおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
ご異議なしと認めます。
よって、
意見書案第8号は原案どおり可決されました。
次に、
意見書案第9号についてお諮りいたします。
意見書案第9号を原案どおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
ご異議なしと認めます。
よって、
意見書案第9号は原案どおり可決されました。
次に、
意見書案第10号についてお諮りいたします。
意見書案第10号を原案どおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
樽井佳代子)
ご異議なしと認めます。
よって、
意見書案第10号は原案どおり可決されました。
〜
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○議長(
樽井佳代子)
ここで議長席を交代いたします。
〔議長退席 副議長着席〕
〜
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○副議長(外園康裕)
日程第20、「
議長辞職許可について」を議題といたします。
地方自治法第117条の規定により、
樽井佳代子議員の退席を求めます。
〔議長
樽井佳代子 退場〕
○副議長(外園康裕)
議長
樽井佳代子議員から議長辞職願が提出されております。
まず、辞職願を朗読いたさせます。
◎
議会事務局職員
命により朗読いたします。
辞職願
私は、このたび一身上の都合により議長の職を辞したいので、地方自治法第108条の規定により、許可されるよう願い出ます。
平成30年10月2日
羽曳野市議会
副議長 外 園 康 裕 殿
羽曳野市議会
議長 樽 井 佳代子
以上です。
○副議長(外園康裕)
お諮りいたします。
樽井佳代子議員の議長辞職を許可することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(外園康裕)
ご異議なしと認めます。
よって、
樽井佳代子議員の議長辞職を許可することに決しました。
樽井佳代子議員の入場を許可します。
〔7番
樽井佳代子 入場〕
○副議長(外園康裕)
それでは、ただいま議長を退任されました
樽井佳代子議員よりご挨拶をお願いいたします。
〔7番
樽井佳代子 登壇〕
◆7番(
樽井佳代子)
議長退任に当たりまして一言ご挨拶を申し上げます。
今から約1年前に議員の皆様の温かいご推挙をいただきまして議長という大役を再度仰せつかりました。この1年間を振り返りますと議員の皆様並びに理事長の皆様、本当にいろいろとお世話になりました。そしてまた、この1年間の中で各議案並びに課題等々いろいろとありました。そんな中で議員の皆様からいろんなさまざまな意見や提案をいただきながら、私なりに精いっぱい務めさせていただいたと思っております。また、その中で副議長、外園副議長というサポートもしていただき、本当にいろいろな面でフォローもしていただきました。そして、また幹事長の皆様並びに議員の皆様とともどもにさまざまな討論をさせていただき、本当にあっという間の1年間でございました。私が就任させていただいてからいろいろな災害や天災、そしてまたいろんな課題もありました。本当にあっという間の1年間だなと、今思っております。また、これから先は一議員として市民の皆さんに信頼のいただける議会を目指し、そしてまた、皆さんとともに羽曳野市民の皆さんの安全安心なまちづくりを進めてまいりたいと思っておりますので、これから先もどうか皆様方とともに議会活動をさせていただきますよう、お願いを申し上げまして、甚だ簡単ではございますが、議長退任のあいさつとさせていだたきます。そして最後に外園副議長、本当にありがとうございました。そして理事者の皆様にも本当にお世話になりまして、ありがとうございます。本当にこの1年間お世話になりましてありがとうございました。(拍手)
○副議長(外園康裕)
大変にお疲れさまでございました。
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○副議長(外園康裕)
日程第21、選挙第1号「議長の選挙」を行います。
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○副議長(外園康裕)
暫時休憩いたします。
午後零時9分 休憩
午後4時30分 再開
○副議長(外園康裕)
それでは休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
〜
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○副議長(外園康裕)
この際、議事の都合により会議時間を延長いたします。
〜
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○副議長(外園康裕)
暫時休憩いたします。
午後4時31分 休憩
午後6時11分 再開
○副議長(外園康裕)
それでは休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○副議長(外園康裕)
お諮りいたします。
本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(外園康裕)
ご異議なしと認めます。
よって、本日は延会することに決しました。
〜
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○副議長(外園康裕)
本日はこれにて延会いたします。
午後6時12分 延会
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
平成30年10月2日
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羽曳野市議会議長 │ 樽 井 佳代子 │ │
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羽曳野市議会副議長 │ 外 園 康 裕 │ │
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羽曳野市議会議員 │ 渡 辺 真 千 │ │
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│
羽曳野市議会議員 │ 上 薮 弘 治 │ │
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