令和 4年 3月 定例会(第1回) 目次◇開会 午前10時0分 開会挨拶(議長 山下亜緯子)……………………………………………………………4 開会挨拶(市長 冨宅正浩)………………………………………………………………4◇開議 日程第1
議会運営委員会委員長報告(乾 一)……………………………………5 日程第2
会議録署名議員の指名(山口由華・中村保治)……………………………6 日程第3 会期の決定(2月18日~3月25日)…………………………………………6 日程第4 仮議長の選任を議長に委任する件について…………………………………6 日程第5 市政運営方針(市長 冨宅正浩)……………………………………………6 日程第6~日程第27 一括上程(議案説明) *
福祉こども部長兼福祉事務所長(石橋敬三) 報告第1号(専決第1号)………………………………………………………………………………………………………14 *財務部長(福井 浩) 議案第1号 議案第16号…………………………15 *健康部長(田中 徹) 議案第2号 議案第4号 議案第5号 議案第14号 議案第17号 議案第19号……………………………………………………………………18 *
市立柏原病院事務局長(中川拓也) 議案第3号 議案第6号 議案第18号 議案第20号……………………………………………………………………………………23 *上下水道部長(瀬田友之) 議案第7号 議案第8号……………………26 *
都市デザイン部長(森本貞男) 議案第9号………………………………29 *政策推進部長(市川信行) 議案第10号 議案第12号 議案第15号 議案第21号………………………………………………………………………………………………29 *総務部長(安田善昭) 議案第11号…………………………………………30 *教育部長(福島 潔) 議案第13号…………………………………………31◇散会 午後0時19分◯令和4年第1回
柏原市議会定例会会議録(第1号)
-----------------------------------◯令和4年2月18日午前10時0分より
柏原市議会議事堂において
開会-----------------------------------◯議事日程 日程第1
議会運営委員会委員長報告 日程第2
会議録署名議員の指名 日程第3 会期の決定 日程第4 仮議長の選任を議長に委任する件について 日程第5 市政運営方針 日程第6 報告第1号 専決処分報告について 「専決第1号 令和3年度柏原市
一般会計補正予算(第12号)」 日程第7 議案第1号 令和4年度柏原市一般会計予算 日程第8 議案第2号 令和4年度柏原市
国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算 日程第9 議案第3号 令和4年度柏原市
国民健康保険事業特別会計(施設勘定堅上診療所)予算 日程第10 議案第4号 令和4年度柏原市
介護保険事業特別会計予算 日程第11 議案第5号 令和4年度柏原市
後期高齢者医療事業特別会計予算 日程第12 議案第6号 令和4年度柏原市
市立柏原病院事業会計予算 日程第13 議案第7号 令和4年度柏原市
水道事業会計予算 日程第14 議案第8号 令和4年度柏原市
下水道事業会計予算 日程第15 議案第9号 市道の路線認定について 日程第16 議案第10号 柏原市事務分掌条例の一部改正について 日程第17 議案第11号 執行機関の附属機関に関する条例の一部改正について 日程第18 議案第12号 職員の育児休業等に関する条例の一部改正について 日程第19 議案第13号 柏原市
文化振興基金条例及び柏原市文化・
スポーツ国際交流基金条例の一部改正について 日程第20 議案第14号 柏原市
国民健康保険条例の一部改正について 日程第21 議案第15号 柏原市
消防団員等公務災害補償条例の一部改正について 日程第22 議案第16号 令和3年度柏原市
一般会計補正予算(第13号) 日程第23 議案第17号 令和3年度柏原市
国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第3号) 日程第24 議案第18号 令和3年度柏原市
国民健康保険事業特別会計(施設勘定堅上診療所)補正予算(第1号) 日程第25 議案第19号 令和3年度柏原市
介護保険事業特別会計補正予算(第4号) 日程第26 議案第20号 令和3年度柏原市
市立柏原病院事業会計補正予算(第3号) 日程第27 議案第21号 令和4年度柏原市
一般会計補正予算(第1号)
-----------------------------------◯出席議員(16名) 1番 大木留美議員 2番 榊田和之議員 3番 江村 淳議員 4番 山口由華議員 5番 新屋広子議員 6番 峯 弘之議員 7番 梅原壽恵議員 8番 山本修広議員 9番 橋本満夫議員 10番 田中秀昭議員 11番 中村保治議員 12番 鶴田将良議員 13番
山下亜緯子議員 14番 奥山 渉議員 15番 大坪教孝議員 16番 乾 一
議員-----------------------------------◯欠席議員(なし
)-----------------------------------◯説明のため出席した者の職氏名 市長 冨宅正浩 副市長 松井久尚 教育長 新子寿一 監査委員 裏野榮士 政策推進部 部長 市川信行 総合政策監 小林一裕 危機管理監 小林 聡 総務部 部長 安田善昭 デジタル監 西戸浩詞 理事 井料邦恵 財務部 部長 福井 浩 市民部 部長 桐藤英樹 理事兼
次長併農業委員会事務局長 森口秀樹 福祉こども部 部長兼福祉事務所長 石橋敬三 健康部 部長 田中 徹
都市デザイン部 部長 森本貞男 理事 山口伸和 会計管理室 会計管理者兼会計管理室長 小林由幸 上下水道部 部長 瀬田友之 市立柏原病院
病院事業管理者 石川哲郎 病院事務局長 中川拓也 教育部 部長 福島 潔 教育監
中平好美-----------------------------------◯事務局出席職員 事務局長 辰巳伸一 次長
北井潤一~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△開会 午前10時0分
○
山下亜緯子議長 おはようございます。 ただいまの出席議員16名、定足数に達しております。よってただいまから令和4年第1回
柏原市議会定例会を開会します。 定例会の開会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。 議員各位、市長、理事者並びに職員の皆様には、本会議にご出席いただきまして誠にありがとうございます。 本定例会は、一般会計をはじめとする各会計の当初予算案や条例案件など22件の議案が提出されております。議員各位には、十分なるご審議をいただきますようお願い申し上げますとともに、円滑なる議事運営ができますようご協力をお願い申し上げます。 また、
新型コロナウイルス感染症拡大防止のために、今定例会においても手指消毒やマスク着用、室内の換気などの対策を取ることとし、体調が優れない場合は、無理をせず適切な対応を取っていただきますよう、議員各位及び理事者におかれましては、ご理解とご協力をお願い申し上げ、開会のご挨拶とさせていただきます。 それでは、市長から挨拶を受けます。 〔冨宅正浩 市長 登壇〕
◎冨宅正浩市長 令和4年第1回定例会の開会に際しまして、議長のお許しをいただき、一言ご挨拶を申し上げます。 本日は、本会議の開催をお願い申し上げましたところ、ご多忙の中ご参集賜り、厚く御礼を申し上げます。 本定例会におきましては、新年度予算案件をはじめ条例案件など多くの議案をご審議いただきます。後ほど私の令和4年度の市政運営方針を述べさせていただきまして、以下、順次担当者からご説明申し上げますが、
新型コロナウイルス感染症に関しましては、昨年末から拡大をいたしましたオミクロン株の影響によるいわゆる第6波は、減少の兆しはあるものの予断を許さない状況が続いています。 本市といたしましては、これまでの経験を生かしながらスピード感を持って、市民生活の維持と安心・安全の確保に向け的確な対策を講じ、各種施策の推進に努めてまいります。 議員各位におかれましては、より一層のご理解とご協力を、そして本定例会に提出いたしております案件につきましても、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願いを申し上げまして、開会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
-----------------------------------
△開議
○
山下亜緯子議長 直ちに本日の会議を開きます。 それでは、本日の日程に入ります。 日程第1、
議会運営委員会委員長報告を議題とします。 乾一
議会運営委員会委員長、報告願います。 〔16番 乾 一議員 登壇〕
◆16番(乾一議員) おはようございます。
議会運営委員会の乾一でございます。 ただいまから、本定例会の運営につきましてご報告を申し上げます。 まず、本定例会の会期は、
議会運営委員会で、本日から3月25日までの36日間とし、日程については、お配りしております
定例会運営予定表のとおりとすることに決しております。 本日の本会議では、お手元の議事日程表のとおり、
会議録署名議員の指名、会期の決定を行います。 次に、仮議長の選任を議長に委任する件についてを議題とし、簡易採決により採決することに決しております。 次に、市長から市政運営方針を述べていただきます。 次に、報告第1号及び議案第1号から議案第21号までの22件を一括上程し、担当者から順次提案理由の説明を受けます。 以上が本日予定しております議事日程でございます。 なお、本定例会における
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策については、手指消毒やマスク着用、マイボトルによる飲料の持込みを可とするなど、従前の対策を踏襲します。 以上のとおり運営いたしますので、ご協力、ご理解をいただきますようよろしくお願いいたします。 また、万が一、多数の議員が
新型コロナウイルス感染等により本会議及び委員会に出席できなくなった際の対応について、
議会運営委員会において協議を行い、令和4年第1回定例会における業務継続計画(BCP)を定めましたことをご報告いたしておきます。 なお、その取組の一つが、先ほど申し上げました仮議長の選任を議長に委任する件でございます。 次に、本定例会は、申合せにより、市政運営方針による質問及び議案に対する質疑をそれぞれ代表質問制により行い、日程、順位及び持ち時間につきましては、お手元にお配りしております質疑・
質問運営予定表のとおりといたします。 なお、質疑・質問通告の締切日につきましては、市政運営方針に対する質問が2月25日金曜日、議案に対する質疑が28日月曜日のいずれも正午となっております。 また、各常任委員会の開催日につきましては、
総務産業委員会が3月17日、
厚生文教委員会が3月22日となっておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、3月15日の質疑終了後に採決を予定しております議案は、議案第9号、議案第10号、議案第13号、議案第15号及び議案第18号の5件でございます。 次に、報告第1号、議案第1号から議案第8号まで、議案第11号、議案第12号、議案第14号、議案第16号、議案第17号及び議案第19号から議案第21号までの17件につきましては、後日配付いたします議案等付託表のとおり、所管の常任委員会に付託することに決しております。 次に、閉会中に受け付けました陳情等の取扱いといたしまして、お手元に配付しております陳情等文書表のとおり、陳情等第4-1号は、議長預かりとすることに決しております。 最後に、本会議の運営につきまして、適宜議長の判断で変更されることもございますので、よろしくお願い申し上げます。 以上が本定例会につきまして当委員会で協議決定いたしました内容でございます。議員各位におかれましては、ご理解をいただき、円滑なる議会運営ができますことをお願い申し上げ、報告を終わらせていただきます。
○
山下亜緯子議長 ただいまの
委員長報告どおり本定例会の運営を行いますので、ご協力をよろしくお願いします。
-----------------------------------
○
山下亜緯子議長 次に、日程第2、
会議録署名議員の指名を行います。 本定例会の
会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において、4番の山口由華議員と11番の中村保治議員を指名します。
-----------------------------------
○
山下亜緯子議長 次に、日程第3、会期の決定を議題とします。 お諮りします。本定例会の会期は、本日から3月25日までの36日間と定めたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」の声起こる〕
○
山下亜緯子議長 ご異議なしと認めます。よって本定例会の会期は、本日から3月25日までの36日間と決しました。
-----------------------------------
○
山下亜緯子議長 次に、日程第4、仮議長の選任を議長に委任する件についてを議題といたします。 お諮りします。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、正副議長が共に事故があった場合に備えておくため、地方自治法第106条第3項の規定により、この会期中における仮議長の選任を議長に委任願いたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声起こる〕
○
山下亜緯子議長 ご異議なしと認めます。よってこの会期中における仮議長の選任を議長に委任することに決しました。
-----------------------------------
○
山下亜緯子議長 次に、日程第5、市政運営方針を議題とします。 冨宅市長、登壇願います。 〔冨宅正浩 市長 登壇〕
◎冨宅正浩市長 令和4年柏原市議会第1回定例会の貴重なお時間をいただき、令和4年度の予算案をはじめとする関係諸案件の審議に先立ちまして、私の市政運営方針を申し述べる機会をいただきましたことにまずもって感謝を申し上げます。 まず、市民の皆様には、いまだ
新型コロナウイルス感染症の収束が見えず、市民生活や事業活動に様々な制約を受ける中で、感染拡大防止にご協力をいただいておりますことに心から感謝を申し上げます。 また、罹患された皆様に心からお見舞いを申し上げますとともに、医療関係、介護関係などのエッセンシャルワーカーの皆様にも深く感謝を申し上げます。 さて、
新型コロナウイルス感染症の蔓延が2年に及ぶ中、令和3年度は、ワクチン接種を市内医療機関と医師会のご協力の下、
府内トップレベルの速さで進めるなど、感染拡大防止に尽力をしてまいりました。 また、
新型コロナウイルス感染症の影響を受けた市民の皆様の生活支援や、市内事業者の皆様の雇用の維持と事業継続に向けた様々な取組を進めてまいりました。 一方で、このような状況ではございますが、私が実現を目指します、西名阪自動車道への
スマートインターチェンジ新設などの道路環境の向上に向けた取組、日本遺産と
市役所前大和川河川敷を活用した観光誘客や地域の活性化に向けた取組、近鉄堅下駅・法善寺駅の
バリアフリー化など安心して年を重ねられる環境づくり、妊娠期から出産・育児までの切れ目のない支援の充実など子育てを応援する環境づくりについても、着実に進めてまいりました。 令和4年度におきましても、
新型コロナウイルス感染症の収束に向けて、必要な対策を迅速に進めてまいりますとともに、第5次柏原市総合計画が示す目標に向けた取組や私が実現を目指す取組につきましても、着実に進めていきたいと思っています。 そして、令和4年度は、これまでの2年にわたる
新型コロナウイルス感染症への対応の中で実施をしてまいりました様々な事業を踏まえまして、ウィズコロナ・アフターコロナのまちづくりの推進に向けた取組を、重点的に進めていきたいと考えています。 まず、
新型コロナウイルス感染症への対応といたしまして、非接触や密を避けることが推奨され、オンラインを取り入れた新しい生活様式が人々の間に広まってまいりましたことから、DX(デジタルトランスフォーメーション)の取組について、推進してまいります。 具体的には、電子図書館の導入、行政手続のオンライン化などを行ってまいります。 また、DXの推進による格差についても配慮をし、高齢者の皆様に、デジタルデバイド、いわゆる情報格差の解消に向けた支援を行ってまいります。 次に、令和3年度の
ウオーキングイベントや国において実施をされました
E-BIKEツアーの社会実験により、多くの方々に本市を訪れていただきましたことから、本市が持つ強みであります日本遺産や大和川といった地域資源を生かした観光施策について、さらに推進をしてまいります。 具体的には、プロジェクションマッピングや
観光モニターツアーなどを実施してまいります。 最後に、これら取組を進める一方で、次世代にツケを回さない行財政運営に向けた取組が必要となりますことから、老朽化の進む公共施設の今後の在り方に関する検討を進め、
公共施設等再編整備基本計画を策定してまいります。 続きまして、令和4年度に実施します主な施策について、第5次柏原市総合計画のまちづくりの目標ごとにご説明を申し上げます。 まず、目標1「安全で安心して健やかに暮らせるまち」であります。 まず、
新型コロナウイルス感染症対策につきましては、
新型コロナウイルスワクチンの追加接種及び小児用ワクチンの接種を、希望する市民皆様全員が迅速かつ円滑に受けることができるよう進めてまいり、感染収束に向けて全力で取り組むとともに、市立柏原病院においては、大阪府と協力し、
新型コロナウイルス感染症入院患者の受入れや、発熱外来の運営などの取組を進めてまいります。 また、
新型コロナウイルス感染症の影響により困窮されている方に対して、貸付けや給付などの制度を活用しつつ、生活再建に向けた支援を行ってまいります。 さらに、国や大阪府が示す
感染症予防対策につきましても、市民に周知啓発するとともに、公共施設、市内循環バスや市の事業等における予防対策を引き続き徹底してまいります。 防災対策につきましては、お住まいの地域の災害リスクを適切に理解し、迅速な避難行動を促すために、大阪府から新たに示されました石川、原川の
洪水浸水想定区域の反映や、これまで分冊となっていた内水、地震、ため池など
各種ハザードマップを1冊に取りまとめ、防災情報をより集約した「
総合防災マップ」へ改訂を進めるとともに、指定避難所の備蓄充実や
新型コロナウイルス感染症の感染防止対策を踏まえた避難所の整備を行ってまいります。 また、
地域自主防災訓練等の充実・支援に努めるとともに、消防団における装備や訓練の充実と消防団員の確保に向けた取組を進めてまいります。 さらに、激甚化する自然災害への対応や人口減少・少子高齢化などを見据え、これからの消防力の維持、強化を踏まえた消防広域化に取り組んでまいります。 橋りょうや道路の強靱化につきましては、国の補助金を活用し、国分寺大橋の耐震補強工事、市道上市法善寺線及び
都市計画道路田辺旭ヶ丘線の整備を計画的に進めてまいります。 建築物の耐震化促進につきましては、大規模な地震による建築物の倒壊等の被害から市民の皆さんの生命・財産を守るため、耐震化についての普及啓発を図るとともに、建築物の耐震化を支援する補助制度、道路に面した倒壊の危険性があるブロック塀の撤去補助制度など、震災時における安全性確保に向けた取組を推進してまいります。 浸水対策につきましては、国分第1雨水ポンプ場と国分第2雨水ポンプ場において、老朽化している設備の更新工事を進めるとともに、
片山雨水ポンプ場に、市内全ての雨水ポンプ場を遠方監視する装置の整備を進めてまいります。 さらに、昨今の気候変動による自然災害により、全国各地で甚大な被害が発生していることを踏まえ、国に対して大和川を氾濫させないための堤防強化対策などを働きかけるとともに、現在進行中の大和川の治水事業についても、
大和川河川事務所に協力を行ってまいります。 防犯対策につきましては、警察や関係団体と連携を図り、防災行政無線を活用した犯罪発生情報の提供や、安全な
まちづくり市民大会をはじめとした啓発活動を実施するとともに、地域と協働した防犯カメラやLED防犯灯の設置を推進してまいります。 消費者保護につきましては、
消費生活センターの周知を図り、複雑多様化する
消費トラブル解決への一助となるよう努めるとともに、消費者庁からの注意喚起情報について周知するなど、
消費者被害防止に向けた啓発を推進してまいります。 交通安全対策につきましては、令和元年度に策定をいたしました「柏原市
交通安全総合整備計画」に基づき、通学路の安全対策として、短期計画に位置づけておりますグリーンベルト・
交差点カラー化を推進するとともに、中期計画に位置づけております水路の蓋がけや暗渠化、転落防止柵の設置、照明の設置等につきましても、詳細設計を進めてまいります。 医療施策につきましては、市立柏原病院において、
新型コロナウイルス感染症に対応していくのはもちろんのこと、多様化する地域の医療ニーズに応えるため、
地域包括ケアシステムの一端となる訪問看護事業の実施に向けた検討を進めてまいります。 また、ご不便をおかけしております面会制限への対応策といたしまして、病棟におけるオンライン面会を本格的に実施するため、患者さん向けの無線LANの
ネットワーク環境を整備してまいります。
健康づくり施策につきましては、
健康プロジェクトチームにおいて、市民の主体的な健康づくりに向け、実験的に産官学共同で実施を行うとともに、健康づくりに関する情報提供を充実してまいります。 また、特定健診及びがん検診につきましては、相乗効果を図ることができる同時実施や集団検診の
ウェブ予約導入等を推進することにより、受診しやすい環境を提供するとともに、未受診者に対する受診勧奨を複数回行うことで、受診率の向上に努めてまいります。
国民健康保険事業につきましては、安定した運営に向けまして、レセプトなどの
国保データベースの活用による年代別やリスク別にターゲットを絞った保健事業の取組と、保険料の収納率向上の取組を推進してまいります。 地域福祉施策につきましては、地域共生社会の実現を目指して、地域のボランティアの方々と協働で住民の互助活動を支援するとともに、地域における孤立解消に向けて、社会的居場所の創出やひきこもり支援の取組を推進してまいります。 生活困窮者支援につきましては、生活困窮者相談窓口「らいふあっぷ」を中心とした関係機関の連携により、包括的な支援を進めてまいります。 子育て施策につきましては、妊娠期から出産、育児と切れ目ない支援、相談等の体制強化に向けまして、「子ども家庭総合支援拠点」と「子育て世代包括支援センター」の機能の強化を図り、母子保健事業と子ども家庭支援事業の一体化による事業効果を高めてまいります。 また、市内4か所の公立認定こども園の保育教諭が、生後7か月から1歳半までの子どものいる家庭を訪問いたします「すくすく訪問」を行い、子育て家庭への地域に根差した相談支援を行ってまいります。 さらに、母子保健事業につきましては、出産育児準備のための両親教室を日曜日にも開催することで、平日には参加が困難な方、特に男性にも参加していただける機会を増やし、男性の育児参加の促進など出産育児支援を充実してまいります。 公立認定こども園及び保育所につきましては、自園調理方式による給食の提供開始に向けまして、各施設の調理室改修工事を実施してまいります。 放課後児童会につきましては、熱中症対策や感染症対策など、児童が安全に安心して過ごせる環境づくりを進めるとともに、事務のICT化、指導員の勤務環境改善やスキルアップを図ることにより、子どもたちに寄り添った支援体制の充実に努めてまいります。 ひとり親家庭への支援につきましては、離婚後の養育費の支払いや面会交流の安定かつ継続した履行に向けて、母子・父子自立支援員が適切な助言や情報提供などを行うとともに、養育費の保証促進補助事業と公正証書作成等に係る費用の補助事業等により、子どもの健やかな成長を支援してまいります。 障害者施策につきましては、地域共生社会の実現に向けまして、ライフステージに応じた切れ目のない障害福祉サービスの提供による自立した生活や社会参加を促進するとともに、発達障害児等に対する支援策の充実に向けて新たに「発達障害児等支援事業」を開始し、発達障害児等の個性と能力に応じた個別プログラムによる専門療育の提供と保護者が療育スキルを習得するための「ペアレントプログラム」や「ペアレントトレーニング」を実施してまいります。 高齢者施策につきましては、地域において自立した日常生活を送れるよう、地域包括支援センター、作業療法士及び管理栄養士等が連携して、生活機能の低下が見られる高齢者に対する運動や栄養に関する短期集中的な支援を実施するとともに、柏原市内指定居宅介護支援事業所のサービス利用者を対象に、地域包括支援センター、大阪府作業療法士会等と連携した「自立支援型地域ケア会議」を開催し、事業所サービスの質の向上による
地域包括ケアシステムの深化を図ってまいります。 また、フレイル傾向が見え始めるとされる70歳に到達した高齢者の皆さんに行っております、チェックリストを活用した健康状態の把握について、70歳以上で未実施の前期高齢者の皆様も対象とし、フレイル状態からの脱却に向けた支援に努めてまいります。 社会福祉法人、福祉サービス事業者等への指導監査等につきましては、事業者の健全かつ適正な運営による良質なサービスが提供されるよう、計画的に実施をしてまいります。 続きまして、目標2「地域資源を活かした魅力あふれるまち」であります。 観光振興につきましては、日本遺産事業を中心とした取組を進めることにより、交流人口の増加を図ってまいります。 具体的には、地域の魅力について、リーフレットやウェブサイトを含む多様なツールにより多面的に情報発信を行うことにより、幅広い層への訴求を図るとともに、ボランティアガイドの育成、お土産商品の開発と販路の確保、地域資源を活用したアクティビティーの開発、プロジェクションマッピング等によるコンテンツの充実に加えまして、ウオーキングコース「葡萄ロード」として位置づけられております市道畑3号線の一部における安全性向上に向けた道路面の整備補修など、おもてなし環境の整備についても行ってまいります。 また、本市の山間部や河川空間等の自然環境、伝統ある地場産業、豊富な歴史遺産等についての魅力を発信するとともに、本市の地形との親和性が高いE-BIKEを活用した周遊企画等により、「龍田古道・亀の瀬」地域から市域全体ににぎわいが波及するように努めてまいります。 さらに、世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」や近隣市町の宿泊施設・温浴施設等から本市への誘客と近隣市町の地域資源を取り込んだプロモーションを行うことで、広域連携による地域の活性化につなげてまいります。 農業振興につきましては、ぶどう担い手塾を開催し、ブドウ栽培の担い手を育成するとともに、農業後継者が親元で就農する場合に助成を行うことにより、市内就農者の増加を図ってまいります。 また、農業経営の安定化に向けて、インターネットを活用した農産物の販売や観光農園の受付など、販路拡大につながる取組を支援するとともに、農業経営の改善に向けまして、大阪府やJA大阪中河内と連携した柏原市の農産物のPR、省力化設備の導入や鳥獣による農産物の被害対策への支援などを行ってまいります。 森林整備につきましては、森林環境譲与税を活用した森林整備の方針を作成し、森林保全の担い手を育成するとともに、荒廃森林の整備や流木対策を推進してまいります。 また、森林の保全には企業やボランティアなど様々な方の参画が重要となりますことから、森林を身近に感じていただくための取組を進めてまいります。 商工業振興につきましては、柏原市事業所情報サイト「柏原・まち・ひと・しごと.net」に人材確保に向けた事業や行政機関の助成制度などを掲載することにより、事業所の設備投資による生産性向上、顧客の新規獲得及び販路拡大に向けた支援を行ってまいります。 また、商工会と共に、空き店舗を活用した新規出店促進事業や商店街が実施する活性化策の支援を推進してまいります。 移住定住の促進につきましては、地域の活性化に向けまして、子育て世帯に対する住宅取得に係る負担軽減のための補助事業と空き家バンク制度による空き家の有効活用に努めてまいります。 就労環境につきましては、ハローワークや商工会、地元企業などと連携して、身近で安心して働ける仕事の創出に向けた、創業支援や地域雇用対策事業を実施するとともに、女性活躍の応援につきましても、民間の運営事業者と連携事業を実施し、活躍の場の確保に努めてまいります。 文化財につきましては、史跡をはじめとする文化財の適切な維持管理により、歴史的、文化的資源の保護、継承を図るとともに、歴史資料館の展示、講座、講演会や柏原市ウェブサイトを通じた魅力発信を積極的に行うことにより、市民の地元に対する愛着と誇りに思う心を醸成していきたいと思っています。 また、柏原市の歴史について、最新の調査・研究成果に基づいた「柏原の歴史」の刊行を進めてまいります。 続きまして、目標3「利便性と快適性の高い住みよいまち」であります。 土地利用につきましては、JR柏原駅から近鉄堅下駅につながる駅周辺地区におきまして、様々な都市機能が集約し、にぎわいと活気にあふれた駅前空間を創出するための検討を行ってまいります。 公園につきましては、市民に憩いと安らぎをもたらし、安全に安心して利用していただけるように、公園施設の点検、補修や美観を保つための樹木の剪定などを行い、適切な維持管理に努めてまいります。 また、緑豊かなまちづくりに向けまして、希望される町会や団体などに季節の花苗などを配布し、公園や緑地などの公共の場で、市民協働による季節の草花の植栽などを行ってまいります。 さらに、
市役所前大和川河川敷において、にぎわいのある河川空間として活用するために進めております河川のオープン化につきましては、
大和川河川事務所等と連携し、区域指定に必要な地域の合意を図るための協議会開催などを進めてまいります。 生活環境につきましては、特定空家等を含む管理不全な空き家等の所有者に対して、適正管理に関する情報提供や啓発と法律に基づいた指導等を行うとともに、柏原市空家等対策計画を見直し、周囲に悪影響を及ぼす管理不全な空き家等への対策強化を図ってまいります。 また、猫のふん尿被害や鳴き声による騒音の軽減に向けまして、市民団体と連携し、不妊去勢手術の助成制度を活用することで、飼い主のいない猫の増加抑制に努めてまいります。 水道事業につきましては、持続的、安定的な運営に向けまして、他団体との広域連携や大阪広域水道企業団との統合について引き続き検討するとともに、水道施設の老朽化対策といたしまして、玉手浄水場、円明受水場及び鉄工団地ポンプ場の機械・電気設備の更新を行い、管路の老朽化対策及び地震対策といたしまして、水道管約2.2キロメートルの更新を行ってまいります。 水道管路の維持管理の強化策といたしまして、異常箇所の早期発見と修繕などに向けて定期的に実施をしております管路の漏水調査及び水管橋などの点検に取り組んでまいります。 下水道事業につきましては、柏原市公共下水道整備第8次五箇年計画に基づき、柏原東排水区と国分排水区において約6ヘクタールの汚水整備を進めるとともに、公共下水道計画区域外の生活排水対策につきましては、市町村設置型の浄化槽整備事業を進めてまいります。 また、下水道サービスを持続的・効率的に提供していくために、ストックマネジメント計画に基づき、老朽化する下水道施設の長寿命化や計画的な更新工事を進めるとともに、迅速かつ適切な維持管理を目指して、維持管理業務の包括的民間委託の導入に取り組んでまいります。 道路網の整備につきましては、国道25号バイパスの整備に向けまして、令和2年度に設立した「国道25号大阪柏原バイパス整備促進期成同盟会」を主体として、引き続き国へ要望するとともに、西名阪自動車道のスマートインターチェンジの新設につきましても、交通量予測などの広域的検討の実施と国に対する要望活動を引き続き行ってまいります。 また、国や大阪府が事業主体となります国道や府道の整備につきましても、円滑な実施に向けまして連携、協力するとともに、関連する市道におきましても整備を推進してまいります。 公共交通につきましては、交通空白地・不便地の解消に向けまして、先進市における事例等の調査研究を行い、新たな公共交通についての検討を進めるとともに、利便性向上のため、公共交通の広域化について検討を行ってまいります。 また、誰もが利用しやすい施設の整備に向けまして、近鉄堅下駅・法善寺駅の
バリアフリー化工事を関係機関と連携して進めてまいります。 続きましては、目標4「やさしさと思いやりを育むまち」であります。 幼小中一貫教育につきましては、幼・小・中一貫教育推進教員を配置し、各校種間の段差の少ない系統性のある教育課程の編成により、「『かしわらっ子』はぐくみ憲章」の「めざす子ども像」、これの実現を推進してまいります。 学力向上につきましては、児童・生徒1人に1台ずつ整備を行いましたタブレットPCなど、ICTを活用した「分かる授業づくり」の実践・研究を学力向上の核とし、言語能力や情報活用能力など、未知の課題に主体的に対応できる力の育成に努めてまいります。 体力向上につきましては、体育の授業における工夫・改善をはじめ、休み時間の有効活用や部活動の充実により、運動に親しむ習慣の生涯にわたる定着に努めてまいります。 教育支援につきましては、専門人材であるスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの配置により相談体制を整え、いじめや不登校、児童虐待、支援教育などで必要とされる、早期発見・早期対応と幼児・児童・生徒や保護者の教育的ニーズの把握に努めてまいります。 柏原市立小・中学校の適正規模・適正配置につきましては、より望ましい教育環境を整えるため、「柏原市立小・中学校適正規模・適正配置基本方針」に基づき、小中一貫教育のさらなる推進に向けて取組を進めてまいります。 また、子どもたちが安心かつ充実した学校生活を送るに当たりましては、教職員が心身ともにゆとりを持って子どもたちに向き合うことが必要なことから、学校の働き方改革を推進してまいります。 教育環境の充実につきましては、学校のトイレの洋式化及び学校体育館空調設備の設置を推進してまいります。 生涯学習につきましては、公民館においては、市民の生涯学習の機会を促進するため、市内の大学、文化団体の協力の下、市民ニーズに応じた公民館講座を実施するとともに、市民の交流の場として快適に利用していただけるよう努めてまいります。 また、市民文化祭につきましては、公民館本館やリビエールホールを拠点に、堅下・国分の分館を活用した市民参加型の文化祭を開催してまいります。 図書館におきましては、市民等の利用者が、来館せずにインターネット環境を通して、いつでもどこでも電子媒体の図書を楽しんでいただけるよう電子図書館を導入し、非接触、密集回避などの感染症対策と、図書に親しむ方法の多様化による図書館利用者の拡大などを図ってまいります。 スポーツ振興につきましては、幼児から高齢者まで多世代の市民が気軽にニュースポーツを体験できる「スポーツフェスティバルin柏原」と小学生から成人の体力及び健康増進を図る「柏原シティキャンパスマラソン」を開催し、スポーツ活動の充実と生涯スポーツの振興に努めてまいります。 また、堅下北スポーツ広場の西側に隣接する恩智川(法善寺)多目的遊水地の上面利用につきましては、スポーツと緑と安らぎのある公園の複合施設として整備を進めてまいります。 青少年育成活動につきましては、地域による見守り活動や安心して子育てができる環境づくりの強化に向けまして、学校及び社会教育団体との連携を進めてまいります。 人権につきましては、令和4年度に改定を予定しております柏原市人権行政基本方針・推進プランに基づき、部落差別やコロナ差別をはじめとする様々な人権問題の解消に向けて、関係団体と連携した周知啓発に取り組むとともに、相談体制の充実を図り、人権問題の解決に向けた取組を進めてまいります。 平和事業につきましては、戦争の悲惨さを幅広く伝える機会を提供し、平和の尊さについて考えることができる取組を行ってまいります。 男女共同参画につきましては、性別による固定的な役割分担ではなく、個性と能力に応じた、対等な立場で参画できる社会の実現を目指して、各種講座等を開催してまいります。 コミュニティー活動につきましては、地域との連携をさらに強化するため、活動の場の提供や地域活性化に資する活動への補助などを行い、自治会・町会やNPO法人など、まちづくりに頑張る団体の活動を支援してまいります。 最後に、目標5「みんなでつくる暮らし続けられるまち」であります。 市政運営につきましては、行政手続のオンライン化や国が進める転出・転入手続の簡略化など、市民の利便性の向上や業務の効率性・生産性を高めるため、DXの取組を推進してまいります。 また、行政手続のオンライン化においては、マイナンバーカードの利用が進むと考えられますことから、マイナンバーカードの普及促進に向けた取組についても推進してまいります。 さらに、高齢者向けのスマートフォン教室を開催し、新しい生活様式への対応やデジタルデバイド解消に向けた支援を進めてまいります。 広報活動につきましては、「広報かしわら」をはじめ、柏原市ウェブサイトや各種SNSを活用し、生活に不可欠な情報やまちの魅力の発信と、市民の皆様が地元を誇りに思い、市外の方々の認知度の向上につなげることができる、効果的な情報発信に努めてまいります。 市民総合フェスティバルにつきましては、あらゆる世代が参加し、人と人との触れ合いづくりと本市の魅力を市内外へとPRするイベントとして、市民団体や産学との連携を図り、開催を支援してまいります。 行財政運営につきましては、持続可能な行財政運営基盤の構築に向けまして、老朽化の進む公共施設が課題となりますことから、外部委員も交えて複合化や再編を検討する附属機関を設置し、
公共施設等再編整備基本計画を策定してまいります。 また、公民連携につきましては、民間企業や大学との連携推進による行政課題への対応を進めてまいります。 さらに、住民ニーズへの的確な対応の推進や本市を取り巻く様々な課題の解決に向けまして、職員が持てる力を発揮してさらに意欲的に行動できるよう、能力開発や資質向上、環境整備に努めてまいります。 協働のまちづくりにつきましては、市民と市が互いの責任と役割を理解し、それぞれの立場を尊重して、共に考え協力していく市民協働と市民が市政に参加しやすい仕組みづくりに努めてまいります。 なお、令和4年度に実施する事業につきましても、
新型コロナウイルス感染症の状況を見極めた上で実施可否を決定し、実施する際には、感染症対策を十分に行ってまいります。 以上、令和4年度の主な施策についてご説明を申し上げました。 現在の
新型コロナウイルス感染症への対応、これはもちろんのことでございますが、2025年には大阪・関西万博が開催されますことから、ウィズコロナ・アフターコロナに向けた取組を進め、社会的関心が高まっておりますSDGsにつきましても、総合計画や私が目指す目標に向けた各種施策を進める中で貢献していきたいと考えております。 市民の皆様並びに議員各位におかれましては、市政運営に対する格段のご理解とご協力を賜りますようお願いを申し上げまして、令和4年度の市政運営に臨みます私の所信とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
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山下亜緯子議長 次に、日程第6、報告第1号 専決処分報告についてから日程第27、議案第21号 令和4年度柏原市
一般会計補正予算(第1号)までの22件を一括して議題とします。 議案の朗読を省略し、直ちに説明を求めます。 〔石橋敬三
福祉こども部長 登壇〕
◎石橋敬三
福祉こども部長 議案書の1ページをお開き願います。 まず、私からは、報告第1号 専決処分報告についてご説明いたします。 令和3年度柏原市
一般会計補正予算(第12号)について、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分いたしましたので、同条第3項の規定により、議会に報告し、承認を求めるものでございます。 それでは、専決処分した内容をご説明いたします。 次の2ページをお開き願います。 第1条で、歳入歳出予算の総額に16億5,564万8,000円を追加し、予算の総額を305億4,773万7,000円とし、第2条で繰越明許費を設定しております。 専決の日は令和4年1月18日で、このたびの専決処分理由は、コロナ禍における国の経済対策として実施いたします住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金事業は早期の開始が望ましく、直ちに予算措置する必要が生じたためでございます。 続きまして、具体的な補正予算内容を歳出からご説明いたしますので、7ページをお開き願います。 目12住民税非課税世帯等臨時特別給付金事業費16億5,564万8,000円は、
新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、生活に困窮している世帯を支援するため、1世帯当たり10万円の臨時特別給付金を給付する事業に係る費用でございます。 給付の対象世帯は、世帯全員が令和3年度分の住民税の均等割が非課税の世帯と、これに加えまして、令和3年1月以降、
新型コロナウイルス感染症の影響を受けて家計が急変した世帯でございます。これら世帯数を本市では約1万6,000世帯と見込んでおりまして、給付金の予算総額は16億円でございます。 また、事務経費は、コールセンターの運営費用や振込確認書の発送費用など、種々合わせまして5,564万8,000円計上しております。 次に、歳入でございます。 戻って6ページをお開き願います。 目2民生費国庫補助金16億5,564万8,000円は、給付金事業に対する国の補助金で、事業費の全額を国が補助するものでございます。 さらに戻っていただいて4ページをお開き願います。 第2表繰越明許費でございます。 このたびの給付金事業は会計年度をまたいで実施し、現時点の予定では、
新型コロナウイルス感染症の影響を受けて家計が急変された世帯からの申請は、令和4年9月30日まで受付をいたします。よってこうした事業スキームに対応できるよう、令和4年度中の事業実施に必要と見込まれる額を繰り越すものでございます。 以上ご報告いたします。ご審議の上、ご承認賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 〔福井 浩 財務部長 登壇〕
◎福井浩財務部長 私からは、提出案件のうち議案第1号及び議案第16号の2件について説明いたします。 まず、令和4年度柏原市
一般会計補正予算について説明をさせていただきます。 別冊となっておりますので、令和4年度柏原市一般会計・特別会計予算書及び説明書の3ページをお開き願います。 議案第1号 令和4年度柏原市一般会計予算でございます。 第1条は、歳入歳出予算の総額を267億2,108万1,000円と定めるものでございます。令和3年度は骨格予算としての編成でございますが、対前年度で比較しますと7億3,742万8,000円、2.8%の増となっております。 第2条は継続費、第3条は債務負担行為、第4条は地方債、第5条は一時借入金の限度額、第6条は歳出予算の流用について定めております。 次に、8ページをお開き願います。 第2表継続費でございます。こちらは、府指定史跡清浄泉斜面保護対策工事が2か年にわたるものとなることから、継続費を設定するものでございます。 続きまして、9ページから10ページまでは債務負担行為でございます。合計で21件の債務負担行為を設定しております。 続きまして、11ページから12ページまでは地方債でございます。合計で23件、総額では12億9,570万円の地方債の発行条件等を定めております。 それでは、一般会計予算の概要について、別冊の当初予算参考資料により説明させていただきます。 令和4年度柏原市一般会計・特別会計当初予算参考資料をご用意願います。 まず、3ページをお開き願います。 歳入の部でございます。主な内容を説明いたします。 款1市税は総額88億2,780万円で、
新型コロナウイルス感染症の影響から企業収益等が改善傾向にあることから、市民税の増や償却資産に関するコロナ関連減税特例の廃止などによる固定資産税の増を見込んでおり、市税全体では対前年度4億3,720万円、5.2%の増としております。 次に、款2地方譲与税から5ページの款11交通安全対策特別交付金までは、令和3年度の決算見込額及び令和4年度の地方財政対策を参考に算出したものでございます。このうち、5ページの款10地方交付税は、財源となる国税収入の税収見通しを踏まえ、交付税の代替措置となる臨時財政対策債を減額し、6億円増となる52億円を計上しております。 次に、5ページの款12分担金及び負担金から9ページの款17寄附金までと款19諸収入は、これまでの実績とそれぞれの歳出経費に対する可能な限りの財源を計上したものでございます。 9ページの款18繰入金は、財源不足の補填分として財政調整基金から5億円、ふるさと基金から1億円、また、林業振興事業の財源として森林環境譲与税基金から62万9,000円の繰入金を計上したものとなっております。 10ページの款20市債は、対前年度マイナス9億8,180万円、43.0%の減となっております。主な要因は、先ほど説明いたしました地方交付税の代替措置としての臨時財政対策債を9億円減額したことによるものでございます。 以上で歳入の部の説明を終わらせていただきます。 次に、13ページをお開き願います。 歳出の部でございます。主な増減要因を目的別に説明させていただきます。 款1議会費は、対前年度マイナス109万1,000円、0.4%の減となっております。主な要因は、人件費の減によるものでございます。 次の款2総務費は、対前年度マイナス2億2,000万1,000円、7.5%の減となっております。主な要因は、退職手当の増により人件費が増となったものの、庁舎施設整備事業費が減となりましたことから、総務費総額としては減となったものでございます。 款3民生費は、対前年度5億4,059万3,000円、4.7%の増となっております。主な要因は、障害者自立支援費や空調設備の更新工事に伴う自立支援センター費の増によるものでございます。 14ページの款4衛生費は、対前年度マイナス2億3,829万9,000円、9.1%の減となっております。主な要因は、予防費や火葬場費の減によるものでございます。 15ページの款5農林水産業費は、対前年度マイナス927万5,000円、7.6%の減となっております。主な要因は、農業振興費の減によるものでございます。 次の款6商工費は、対前年度6,195万5,000円、51.2%の増となっております。主な要因は、観光関連事業費の増によるものでございます。 次の款7土木費は、対前年度3億984万3,000円、11.8%の増となっております。主な要因は、田辺旭ヶ丘線整備事業や道路新設改良事業などの増によるものでございます。 次の16ページをお開き願います。 款8消防費は、対前年度952万2,000円、1.0%の増となっております。主な要因は、消防団員の報酬改定などに伴う人件費の増によるものでございます。 次の款9教育費は、対前年度2億4,166万2,000円、10.2%の増となっております。主な要因は、府指定史跡清浄泉斜面保護対策工事や、中学校屋内運動場空調設備設置事業、また、電子図書館の導入などによるものでございます。 次の17ページの款10公債費は、対前年度9,951万9,000円、4.7%の増となっております。主な要因は、償還元金が増となったことによるものでございます。 次の款11諸支出金は、前年度マイナス5,700万円、14.8%の減となっております。これは、土地開発公社への貸付金が減となったことによるものでございます。 最後の款12予備費は、前年度と同額の2,000万円を計上させていただいております。 以上で議案第1号の説明を終わらせていただきます。 次に、議案書に戻っていただきまして、25ページをお開き願います。 議案第16号は、令和3年度柏原市
一般会計補正予算(第13号)でございます。 第1条では、歳入歳出予算の総額に3億2,261万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を308億7,034万8,000円とするものでございます。 次の第2条では繰越明許費の設定、第3条では地方債の補正を行うものでございます。 それでは、37ページをお開き願います。 歳出から説明をいたします。 目4財産管理費2億9,408万1,000円は、今年度に発行いたしました臨時財政対策債の償還財源として追加交付されました普通交付税の臨時財政対策債、基金費を減債基金に積み立てるものでございます。 次の目6国際事業費マイナス14万5,000円は、文化・スポーツ国際交流基金の預金利子を財源とする文化・スポーツ国際交流事業補助金の額が確定したことにより、補助金を減額するとともに、基金から生じた10万5,000円と、このたび収受いたしました寄附金5万円の合計額である15万5,000円を基金に積み立てるものでございます。 次のページをお開き願います。 目7自治振興費マイナス697万円は、例年、ふるさと創生事業基金の預金利子を市民総合フェスティバルに係る事業費の財源としておりますが、
新型コロナウイルス感染症の影響で当該事業が中止となりましたことから、事業費に対する補助金を減額するとともに、基金から生じた利子を基金に積み立てるものでございます。 下段の目1戸籍住民基本台帳費1,246万3,000円のうち、委託料452万1,000円は、マイナンバーカードを用いたオンラインでの転出・転入手続のワンストップ化が令和4年度中に予定されていることから、システムの改修を行うための経費を計上するものでございます。 また、負担金、補助及び交付金794万2,000円は、地方公共団体情報システム機構からマイナンバーカードの交付関連事務の委任に係る事務交付金の増額が通知されたため、増額分の費用を計上するものでございます。 なお、これらの費用の全額に対して国からの補助金がございます。 次の39ページ下段にあります目1社会福祉総務費546万円は、堅上診療所の収入不足を補填するものでございます。 次のページをお開き願います。 目3障害者自立支援費862万4,000円は、利用者数の増加により、自立支援医療費の給付額が当初の見込みを上回ったことから増額するものでございます。 なお、この費用の4分の3については、国及び府からの負担金がございます。 次の目5老人福祉費283万9,000円は、令和2年度に概算交付されました高齢者などへのPCR検査に対する国からの補助金の額が確定したことにより返還金が生じたことから、その返還金を計上するものでございます。 次の目10介護保険福祉費1,884万9,000円のうち、負担金、補助及び交付金97万4,000円は、認知症高齢者グループホームの事業者が行うスプリンクラー改修工事に係る費用の一部を補助するものでございます。 なお、この費用の全額に対しては、国からの補助金が交付されます。 また、繰出金1,787万5,000円は、介護給付費の増加により、介護保険事業会計への繰出金を増額するものでございます。 次のページをお開き願います。 目2児童保育費487万8,000円は、国において、令和4年2月分から措置することが決定されました民間保育園や認定こども園の保育士、幼稚園教諭などの処遇改善に対し、助成するための費用でございます。 なお、この費用の全額に対して、国の令和3年度補正予算における補助金が交付されます。 下段の目1保健衛生総務費452万1,000円は、
新型コロナウイルス感染症への対策を講じるため、病院事業会計へ繰入れを行うものでございます。 なお、この費用の財源に対しましては、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用いたします。 次のページをお開き願います。 目1清掃総務費マイナス2,491万9,000円、下段の目1常備消防費マイナス1,404万9,000円、次のページの目4学校給食費マイナス2,275万4,000円は、各組合の事業費が確定したことにより、負担金を減額したものでございます。 43ページ、下段の目1学校管理費3,968万3,000円は、国分中学校におけるトイレ洋式化工事に係る費用でございます。 なお、この事業費には、国の令和3年度補正予算における補助金を活用いたします。 次のページをお開き願います。 目5公民館費5万円は、文化振興基金への寄附金を収受いたしましたことから、基金に積み立てるものでございます。 次に、少し戻っていただきまして、31ページをお開き願います。 歳入の補正でございます。 目1地方交付税10億5,439万9,000円は、普通交付税の額が確定いたしましたので、増額するものでございます。 下段の款14国庫支出金1億201万5,000円、33ページの款15府支出金215万6,000円は、歳出で説明いたしました各事業に対する負担金等を計上するものでございます。 34ページをお開き願います。 目2利子及び配当金マイナス7万1,000円は、各基金の利子及び運用収入が確定したことにより減額するものでございます。 下段の目1指定寄附金10万円は、文化振興基金及び文化・スポーツ国際交流基金に対する寄附金でございます。 次のページをお開き願います。 目1基金繰入金マイナス6,538万4,000円は、今年度に実施しております
新型コロナウイルス感染症への対策事業の財源として、国から
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金が交付されますことから、これらの事業の財源として計上しておりました財政調整基金繰入金を減額するものでございます。 下段の目2雑入マイナス5億7,389万4,000円は、今回の補正における収支均衡を図るため、減額するものでございます。 次のページをお開き願います。 目5教育債3,000万円は、歳出予算で説明いたしました国分中学校トイレ洋式化工事を実施するため、市債を増額するものでございます。 次の目7臨時財政対策債マイナス2億2,671万円は、発行可能額の算定結果により、減額するものでございます。 以上で歳入の説明を終わらせていただきます。 少し戻っていただきまして、28ページをお開き願います。 第2表繰越明許費でございます。 いずれの業務、事業におきましても、年度内の完了は見込めないことから、次年度に繰り越すものでございます。 次のページをお開き願います。 第3表地方債の補正でございます。 先ほど説明いたしました市債の変更に伴い、それぞれの事業に対する起債の限度額を変更するものでございます。 以上で議案第16号の説明を終わらせていただきます。 私からの説明は以上でございます。よろしくご審議の上、ご決定いただきますようお願いいたします。 〔田中 徹 健康部長 登壇〕
◎田中徹健康部長 私からは、提出案件のうち議案第2号、議案第4号及び議案第5号の特別会計の令和4年度の予算、次に議案第14号、議案第17号及び議案第19号について、それぞれ順次ご説明申し上げます。 それでは、別冊の令和4年度一般会計・特別会計予算書のご参照をお願いいたします。 まず、議案第2号 令和4年度柏原市
国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算でございます。 予算書の13ページをお開き願います。 まず、第1条で、歳入歳出予算の総額はそれぞれ80億2,336万7,000円と定めております。続く第2条で債務負担行為について、第3条で一時借入金の限度額、第4条で歳出予算の流用可能な費目について、それぞれ定めております。 それでは、主な内容について、歳出からご説明申し上げます。 少し飛んでいただいて、予算書の330ページをお開きください。 総務費は1億5,834万7,000円でございます。 次の保険給付費につきましては54億1,435万2,000円を計上しております。最近の給付状況や社会情勢、被保険者数の推移などを勘案し、前年比で6,187万円の減となっております。 次の
国民健康保険事業納付金は、大阪府がその年に必要な保険給付費や保健事業など事業運営に必要な額を算定して、それぞれの市町村に割り当てて請求するもので、22億3,061万1,000円でございます。これは、前年比で3,122万円の増となっております。 続く保健事業費は1億970万5,000円でございます。特定健康診査、特定保健指導に係る経費、人間ドック補助に係る経費などを計上しております。 このほか基金積立金、公債費、諸支出金などを含めまして、歳出合計は80億2,336万7,000円となり、前年比で5,097万3,000円の減でございます。 次に、1ページ戻っていただき、329ページをお開き願います。 歳入の主な内容をご説明いたします。 国民健康保険料15億1,897万8,000円は、歳出で説明させていただきました
国民健康保険事業費納付金のうち、本市の保険料収納見込額として賄う必要がある額を計上しております。 次に、歳入の大半を占める府支出金につきましては56億3,292万円で、歳出で説明いたしました保険給付費の減を主な要因といたしまして、前年比で6,916万4,000円の減となっております。 そのほかに、一部負担金、国庫支出金、財産収入、繰入金、諸収入を合わせまして、歳入合計は歳出と同額、80億2,336万7,000円でございます。 次に、戻っていただいて、16ページをお開き願います。 第2表債務負担行為でございます。内容といたしましては、令和5年度
納入通知書の印刷及び封入封緘作業等の準備を令和4年度から行えるよう、表のとおり設定しております。 議案第2号につきましては以上でございます。 続きまして、予算書の21ページをお開き願います。 議案第4号 令和4年度柏原市
介護保険事業特別会計予算でございます。 第1条で、歳入歳出予算の総額はそれぞれ67億1,592万4,000円と定めております。続く第2条で債務負担行為について、第3条で一時借入金の限度額、第4条では歳出予算の流用可能な費目についてそれぞれ定めております。 それでは、主な内容について、歳出からご説明申し上げます。 少し飛んでいただいて、予算書の428ページをお開きください。 総務費は1億4,988万1,000円でございます。 次に、歳出の大部分を占めます保険給付費は63億366万1,000円となり、高齢化による要介護度の重度化等を見込みまして、前年に比べまして3億4,954万1,000円の増額となっております。 続きまして、地域支援事業費でございます。総合事業、認知症支援や地域包括支援センターなどの事業費で2億5,390万1,000円となり、前年比でこちらは963万8,000円の増額となっております。 このほか基金積立金、公債費などを含めまして、歳出合計は67億1,592万4,000円となり、前年比で3億4,459万2,000円の増でございます。 次に、1ページ戻っていただき、427ページをお開き願います。 歳入の主な内容をご説明いたします。 まず、保険料でございますが、13億2,691万6,000円で、前年比3,991万5,000円の減でございます。 次に、国庫支出金は15億3,328万7,000円、支払基金交付金は17億4,168万円、府支出金は9億2,418万1,000円、1つ飛んでいただきまして、繰入金は11億7,941万7,000円でございます。 このほか財産収入、諸収入を合わせまして、歳入合計は歳出と同額、67億1,592万4,000円でございます。 次に、戻っていただきまして、24ページをお開き願います。 第2表債務負担行為でございます。内容といたしましては、令和5年度の介護予防運動教室を令和5年4月から円滑に開催するために、事業選定等の準備を令和4年度から行えるよう、表のとおり設定しております。 議案第4号につきましては以上でございます。 次の25ページをご参照願います。 議案第5号 令和4年度柏原市
後期高齢者医療事業特別会計予算でございます。 第1条で、歳入歳出予算総額をそれぞれ11億7,002万6,000円と定めております。続く第2条では流用可能な費目を定めております。 それでは、主な内容につきまして、歳出からご説明申し上げます。 予算書の502ページをお開き願います。 後期高齢者医療広域連合負担金11億2,135万5,000円は、被保険者から徴収いたします保険料等と一般会計から繰り入れます保険基盤安定負担金を合わせ、広域連合へ負担金として支払うもので、前年比で2,729万5,000円の増となっております。 次に、保健事業費400万円は、令和3年7月から開始しております高齢者の保健事業に係る事業経費でございます。 このほか総務費、諸支出金などを合わせまして、歳出合計は11億7,002万6,000円となっております。 次に、1ページ戻っていただき、501ページをお開き願います。 歳入をご説明いたします。 後期高齢者医療保険料は8億9,113万3,000円でございます。被保険者数の増加と保険料率改定により、前年比で1,030万8,000円の増となっております。 次に、一般会計からの繰入金は2億6,228万4,000円で、前年比で1,555万1,000円の増となっております。 最後に、諸収入は1,660万9,000円で、前年比で1,459万9,000円と大幅な増となっております。これは、歳出でご説明いたしました、高齢者の保健事業に係る事業の財源として高齢者保健事業受託金が新たに増えることなどによるものでございます。 以上によりまして歳入合計は11億7,002万6,000円となり、歳入歳出同額となっております。 議案第5号につきましては以上でございます。 次の議案からは、議案書を参照いただきながらご説明申し上げますので、ご用意をお願いします。 議案書の20ページをお開き願います。 議案第14号 柏原市
国民健康保険条例の一部改正についてご説明申し上げます。 なお、本議案の参考資料、横方向1枚のこちらの分でございます。(参考資料を示す)こちらを併せてご参照ください。 本件は、全世代対応型の社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備等に関する政令(令和3年政令第253号)が公布されたことによるものでございます。 それでは、条例の改正内容をご説明させていただきます。改正条文は21ページから22ページでございますが、先ほど申し上げた参考資料の改正内容の箇所をご覧ください。 対象は全世帯の未就学児で、均等割保険料を5割減額するものでございます。 なお、低所得者軽減の適用がある場合には、軽減後の均等割保険料を5割軽減いたします。 具体的には、中ほどの未就学児に係る均等割保険料軽減イメージをご覧ください。低所得者の軽減がない場合は、均等割保険料を5割軽減することになります。低所得者の2割軽減の場合は、残り8割の半分を軽減し、合計6割を軽減することになります。5割軽減、7割軽減につきましても同様の考え方で軽減を行うことになります。 なお、施行日は令和4年4月1日でございます。 議案第14号につきましては以上でございます。 次に、議案書の45ページをお開き願います。 議案第17号についてご説明申し上げます。 議案第17号 令和3年度柏原市
国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第3号)でございます。 第1条では、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5万8,000円を追加し、総額を82億2,617万7,000円とするものでございます。 まず、歳出からご説明させていただきます。 議案書の52ページをお開き願います。 目1国民健康保険財政調整基金積立金は、令和3年度の当該基金の預金利子である5万8,000円を積み立てるものでございます。 次に、歳入でございます。 議案書の48ページにお戻りください。 目1一般被保険者国民健康保険料は、
新型コロナウイルス感染症の影響による保険料の減免に対する補助金が全額国・府の負担となったことから、対象となる3,809万7,000円を減額するものでございます。 次のページをお開き願います。 目1保険給付費等交付金1,498万8,000円は、特別調整交付金を計上するものでございます。 この内訳といたしましては、先ほど説明いたしました
新型コロナウイルス感染症に係る保険料減免に対する府からの補助金1,523万9,000円の増加分と、後ほど説明いたします府から国へ変更となった25万1,000円の補助金を差し引いたものとなっております。 次のページをお開き願います。 目1国民健康保険災害等臨時特例補助金2,285万8,000円は、先ほど説明いたしました
新型コロナウイルス感染症に係る保険料減免に対する国からの補助金でございます。 次の目2社会保障・税番号制度システム整備費補助金25万1,000円は、マイナンバーの保険証利用周知の経費が先ほどの府の補助金から国の補助金へ変更されたため計上するものでございます。 次のページをお開き願います。 目1利子及び配当金5万8,000円は、国民健康保険財政調整基金の預金利子でございます。 議案第17号につきましては以上でございます。 次に、議案書の58ページをお開き願います。 議案第19号 令和3年度柏原市
介護保険事業特別会計補正予算(第4号)でございます。 第1条では、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億4,300万円を追加し、総額を66億8,702万1,000円とするものでございます。 まず、歳出から説明させていただきます。 議案書の65ページをお開き願います。 目1居宅介護サービス給付費2億1,000万円は、訪問介護や通所介護を中心に居宅介護サービスの利用が当初の想定より増加しており、当初予算の不足が見込まれるため、当該予算を増額するものでございます。 次に、目3地域密着型介護サービス給付費5,500万円の減額は、令和3年4月よりグループホーム1施設が開設されたことにより利用者の増加を見込んでおりましたが、想定より利用が伸びていないため減額するものでございます。 次のページをお開き願います。 目5施設介護サービス給付費1,000万円の減額は、令和3年4月から市内にある介護老人保健施設のうち1施設が人員基準を50床から29床の小規模介護老人保健施設等に変更したことや、施設利用が全体的に昨年と比較して伸びていないことから減額するものでございます。 次に、目9居宅介護サービス計画給付費2,300万円は、居宅介護サービスの利用が増加していることに伴い、そのサービス利用の際の計画作成料に対する給付額の増加により当初予算の不足が見込まれるため、当該予算を増額するものでございます。 次のページをお開き願います。 目1介護予防サービス給付費500万円の減額は、予防訪問看護の利用が増加している一方、施設へのショートステイや居宅療養管理指導の利用が減少していることから減額するものでございます。 次のページをお開き願います。 目1特定入所者介護サービス費2,000万円の減額は、介護付有料老人ホームの利用者が昨年度より減少していることから減額するものでございます。 以上、増減合わせまして1億4,300万円の増額補正でございます。 次に、歳入でございます。 議案書の62ページにお戻りください。 目1介護給付費負担金2,889万円は、介護保険給付費の増額補正に伴い、介護保険法に基づく国の負担金につきまして増額するものでございます。 次に、目1調整交付金619万2,000円は、介護保険給付費の増額補正に伴い、調整交付金につきまして増額するものでございます。 次のページをお開き願います。 目1介護給付費交付金3,861万円は、介護保険給付費の増額補正に伴い、介護保険法に基づく支払基金の負担金につきまして増額するものでございます。 次に、目1介護給付費負担金1,758万5,000円は、介護保険給付費の増額補正に伴い、介護保険法に基づく府の負担金につきまして増額するものでございます。 次のページをお開き願います。 目1介護給付費繰入金1,787万5,000円は、介護保険給付費の増額補正に伴い、市の負担金であります一般会計繰入金を増額するものでございます。 次に、目1介護給付費準備基金繰入金3,384万8,000円は、介護保険給付費の増額補正に伴い、介護給付費準備基金積立金を一部取り崩して不足分を補うものでございます。 私からの説明は以上でございます。ご審議の上、ご決定賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。 〔中川拓也
市立柏原病院事務局長 登壇〕
◎中川拓也
市立柏原病院事務局長 私からは、提出案件のうち議案第3号、議案第6号、議案第18号及び議案第20号の4件について、順次ご説明をさせていただきます。 最初に、議案第3号でございます。予算書により説明をさせていただきますので、ご用意ください。 予算書17ページをお開き願います。 議案第3号 令和4年度柏原市
国民健康保険事業特別会計(施設勘定堅上診療所)予算でございます。 第1条で、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,150万円と定めております。 第2条では、一時借入金の最高額を600万円と定めております。 ページを進んでいただき、414ページをお開き願います。 歳入歳出予算事項別明細書のうち、先に歳出について説明をさせていただきます。 目1一般管理費の予算額は754万2,000円、対前年度比で16万7,000円の減額となっております。 各節別の内容は、次のページのとおりとなっておりますので、後ほどご参照いただきますようお願いいたします。 次に、416ページをお開き願います。 目1医療材料費の予算額は375万3,000円、対前年度比で19万2,000円の減額となっております。 各節別の内容は、次のページとなっております。こちらにつきましても後ほどご参照いただきますようお願いいたします。 次に、418ページをお開き願います。 目1償還金の予算額5,000円は、一時借入金の利子でございます。 続いて、420ページをお開き願います。 目1予備費の予算額は20万円でございます。 次に、少しページを戻っていただき、410ページをお開き願います。 歳入についてでございます。 款1診療収入 項1外来収入 目1診療報酬の予算額は580万円、対前年度比で50万円の減額となっております。 次の目1文書料の予算額は5,000円でございます。次いで目1市預金利子では予算額1,000円を預金利子として計上し、次の目1雑入の予算額569万4,000円につきましては、その他雑入として、歳入不足分などを計上しております。 以上で議案第3号の説明は終わらせていただきます。 続きまして、令和4年度柏原市
市立柏原病院事業会計予算書をご用意願います。こちらでございます。(「令和4年度柏原市
市立柏原病院事業会計予算書」を示す) この冊子の3ページをお開き願います。 議案第6号 令和4年度柏原市
市立柏原病院事業会計予算でございます。 第2条で、業務の予定量を定めております。 第3条では、収益的収入及び支出の予定額を定めております。 次のページにお進み願います。 収入の第1款病院事業収益として52億3,173万6,000円、支出の第1款病院事業費用として52億3,253万円を計上しております。 第4条では、資本的収入及び支出の予定額を定めております。 収入の第1款資本的収入として6億5,187万4,000円、支出の第1款資本的支出として8億7,485万8,000円を計上しております。 なお、この支出額に対し収入額が不足する額2億2,298万4,000円は、損益勘定留保資金などで補填するものでございます。 第5条では、債務負担行為をすることができる事項、期間及び限度額について定めております。 第6条では、企業債の起債の目的、限度額などを定めております。 第7条では、一時借入金の限度額を5億円と定め、第8条では、議会の議決を経なければ流用することのできない経費として、職員給与費及び公債費を定めております。 第9条では、棚卸資産の購入限度額を4億1,540万8,000円と定めております。 7ページ以降の予算に関する説明につきましては、別冊の令和4年度柏原市
市立柏原病院事業会計予算参考資料により概要を説明させていただきます。お手元にご用意ください。こちらでございます。(「令和4年度柏原市
市立柏原病院事業会計予算参考資料」を示す) こちらの3ページをお開き願います。 先に支出から説明をさせていただきます。 款1病院事業費用は52億3,253万円でございます。これは、前年度と比べ9,624万4,000円、率にいたしまして約1.9%の増額となっております。 次の項1医業費用は50億5,334万2,000円、前年度と比べ8,570万9,000円の増額となっております。 この増額の主な要因は、目2材料費で4,869万4,000円の減額となっているものの、昇給、会計年度任用職員数の増加及び
新型コロナウイルス感染症対応やワクチン接種業務従事者に対する諸手当の増加などに伴い、目1給与費で5,483万3,000円の増額、検体検査業務委託料の増額などにより、目3経費で6,294万5,000円の増額、また、医療機器や電子カルテシステムの更新による固定資産除却費の増額に伴いまして、目5資産減耗費で1,664万3,000円の増額となっているためでございます。 次に、4ページをお開き願います。 項2医業外費用は1億7,668万8,000円で、前年度と比べ1,053万5,000円の増額となっております。これは、目1支払利息及び企業債取扱諸費で996万9,000円の減額となっているものの、目3雑損失におきまして、たな卸資産購入費などに係ります控除対象外消費税が1,894万3,000円の増額となっているためでございます。 ページをお戻りいただき、1ページをお開き願います。 収入でございます。 款1病院事業収益は52億3,173万6,000円で、前年度と比べ8,580万1,000円、率にいたしまして約1.7%の増額となっております。 次の項1医業収益は37億8,412万5,000円、前年度と比べ9,310万3,000円の増額となっております。 医業収益につきましては、病床稼働率を56.8%と設定し、年間延べ患者数を入院患者4万5,598人、外来患者9万260人と見込み、積算をしたものでございます。令和4年度におきましても、大阪府からの要請により、
新型コロナウイルス感染症患者の受入れ病床を確保しなければならない状態は続くものと想定をした積算をさせていただいております。 次の項2医業外収益は14億4,761万1,000円、前年度と比べ556万1,000円、率にいたしまして約0.4%の増額となっております。 増額の主な要因は、目2他会計負担金で400万5,000円の減額、目6その他医業外収益で757万9,000円の減額となっているものの、企業債償還金に対する繰入金であります目4資本費繰入収益で849万6,000円の増額、目5長期前受金戻入で830万円の増額となっているためでございます。 次の項3特別利益につきましては、長期前受金戻入が発生しないことから皆減となっております。 なお、
新型コロナウイルス感染症患者の受入れ病床確保に対しての令和4年度における補助金の具体的な内容についてまだ示されていないことから、当初予算案への計上は行っておりません。今後、詳細が判明し、必要となれば、補正予算で対応させていただくことを予定しております。 次に、5ページをお開き願います。 資本的収入及び支出について、先に支出から説明をさせていただきます。 款1資本的支出は8億7,485万8,000円で、前年度と比べ3億7,253万2,000円、率にいたしまして約74.2%の増額となっております。 内訳といたしまして、項1建設改良費は4億7,804万2,000円、前年度と比べ3億5,020万4,000円、率にいたしまして約273.9%の増額となっております。 こちらの増額の主な要因は、施設整備事業として、入院患者さんがオンライン面会などで利用するための無線LANネットワークの構築工事、また、医療機器等整備事業として、平成14年に導入をいたしました電子カルテシステムの老朽化により、必要となりますシステム更新に要する経費を計上させていただいたためでございます。 次の項2企業債償還金は3億9,681万6,000円、前年度と比べ2,232万8,000円の増額となっております。 次に、上段の収入でございます。 款1資本的収入は6億5,187万4,000円、前年度と比べ3億5,349万7,000円、率にいたしまして約118.5%の増額となっております。 これは、老朽化した設備や医療機器などの整備に要する財源を企業債とさせていただくため増加となるもので、項1企業債 目1企業債で4億6,340万円、前年度と比べ3億3,570万円の増加となっております。 次の項2負担金 目1他会計負担金1億8,847万4,000円につきましては、企業債償還元金に係る一般会計からの繰入金及び
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を財源とした繰入金を計上しております。 以上で議案第6号の説明は終わらせていただきます。 続きまして、議案書にお戻りいただき、53ページをお開き願います。 議案第18号は、令和3年度柏原市
国民健康保険事業特別会計(施設勘定堅上診療所)補正予算(第1号)でございます。 歳入予算のみの補正となっております。 56ページをお開き願います。 歳入補正予算事項別明細書でございます。 款1診療収入 項1外来収入 目1診療報酬から110万7,000円を減額し、次の款3諸収入 項2雑入 目1雑入から435万3,000円を減額、合わせまして補正額546万円を減額し、次のページにお進みいただき、一般会計繰入金に補正額546万円を増額するものでございます。 こちらにつきましては、堅上診療所の収支不足額を一般会計の繰入金で補填するものでございます。 以上で議案第18号の説明を終わらせていただきます。 続きまして、議案書の69ページをお開き願います。 議案第20号は、令和3年度柏原市
市立柏原病院事業会計補正予算(第3号)でございます。 今回の補正の理由といたしましては、令和3年度当初予算に計上できていなかった
新型コロナウイルス感染症患者の受入れ病床確保に対する補助金を予算計上するとともに、
新型コロナウイルス感染症への対策を講じるため、市立柏原病院で実施いたします
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を財源とした事業に対し、一般会計からの繰入れを受けるためのものでございます。 また、企業債の限度額について、事業間での振替を併せてお願いするものでございます。 まず、第2条収益的収入の補正でございます。医業外収益を10億693万1,000円減額し、特別利益を14億9,464万6,000円増額することにより、病院事業収益を56億5,238万4,000円とするものでございます。 第3条は資本的収入の補正でございます。負担金を245万2,000円増額し、資本的収入を3億82万9,000円とするものでございます。 第4条は企業債の補正でございます。施設整備事業の限度額を900万円減額し、医療機器等整備事業の限度額を900万円増額することにより、それぞれの事業の限度額を4,040万円、7,530万円とするものでございます。 続きまして、補正内容についてご説明を申し上げます。 議案書の76ページをお開き願います。 補正予算基礎資料の上段、収益的収入について説明をさせていただきます。 項2医業外収益のうち、目2他会計負担金、補正予定額206万9,000円につきましては、専門業者による
新型コロナウイルス感染症患者受入れ病棟の消毒清掃業務委託料の一部、また、感染防護備品や感染防護具の購入などに要する費用に対し、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を財源として、一般会計から繰入れを受けるためのものでございます。 続いて、項2医業外収益のうち、目6その他医業外収益の補正予定額マイナス10億900万円につきましては、
新型コロナウイルス感染症患者受入れ病床の確保に対する補助金の交付を受けたことなどから、収益の減額を計上するものでございます。 次に、項3特別利益のうち、目2その他特別利益の補正予定額14億9,464万6,000円につきましては、
新型コロナウイルス感染症患者の受入れ病床の確保に対し交付を受ける補助金でございます。 下段は、資本的収入でございます。 項2負担金のうち、目2他会計負担金の補正予定額245万2,000円につきましては、車椅子型アイソレータなど
新型コロナウイルス感染症に対応するための医療機器の購入に要する費用に対し、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を財源として、一般会計から繰入れを受けるためのものでございます。 以上で令和3年度柏原市
市立柏原病院事業会計補正予算(第3号)の説明を終わらせていただきます。 私から説明をさせていただきます議案は以上でございます。よろしくご審議の上、ご決定いただきますようお願い申し上げます。 〔瀬田友之 上下水道部長 登壇〕