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06月18日-03号

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  1. 柏原市議会 2021-06-18
    06月18日-03号


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    令和 3年  6月 定例会(第2回)                目次◇開議 午前10時0分 日程第1 市政運営方針に対する質問……………………………………………………89     *自由民主党政会代表質問山下亜緯子)…………………………………89      理事者答弁      市長(冨宅正浩)………………………………………………………………90      再質問(山下亜緯子)…………………………………………………………90     *女性超党派りんどう代表質問岸野友美子)…………………………… 101      理事者答弁      市長(冨宅正浩)…………………………………………………………… 102      再質問(岸野友美子)……………………………………………………… 102◇休憩 午前11時49分◇再開 午後1時0分     *個人質問(橋本満夫)……………………………………………………… 114      理事者答弁      市長(冨宅正浩)…………………………………………………………… 114      再質問(橋本満夫)………………………………………………………… 115◇延会 午後1時26分◯令和3年第2回柏原市議会定例会会議録(第3号)-----------------------------------◯令和3年6月18日午前10時0分より柏原市議会議事堂において再開-----------------------------------◯議事日程 日程第1       市政運営方針に対する質問-----------------------------------◯出席議員(16名)              1番    峯 弘之議員              2番    梅原壽恵議員              3番    大木留美議員              4番    山本修広議員              5番    鶴田将良議員              6番    山口由華議員              7番    田中秀昭議員              番    山下亜緯子議員              9番    新屋広子議員             10番    中村保治議員             11番    橋本満夫議員             12番    岸野友美子議員             13番    奥山 渉議員             14番    大坪教孝議員             15番    寺田悦久議員             16番    乾  一議員-----------------------------------◯欠席議員(なし)-----------------------------------◯説明のため出席した者の職氏名            市長        冨宅正浩            副市長       松井久尚            教育長       新子寿一            監査委員      裏野榮士 政策推進部      部長        市川信行            総合政策監     安田善昭            危機管理監兼次長危機管理課長                      小林 聡 総務部        部長        山口伸和            理事        井料邦恵            理事兼次長     桐藤英樹 財務部        部長        福井 浩 市民部        部長        西戸浩詞 健康福祉部      部長兼福祉事務所長 石橋敬三            理事兼次長     田中 徹 都市デザイン部    部長        森本貞男 会計管理室      会計管理者会計管理室長                      小林由幸 上下水道部      部長        瀬田友之 市立柏原病院     病院事業管理者   石川哲郎            病院事務局長    中川拓也 教育部        部長        福島 潔            教育監       中平好美 選挙管理委員会・監査委員・公平委員会事務局            局長        松井俊之-----------------------------------◯事務局出席職員    事務局長      辰巳伸一            次長        北井潤一            参事        畑中一章~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △再開 午前10時0分 ○中村保治議長 おはようございます。 ただいまの出席議員16名、定足数に達しております。よってこれより本会議を再開いたします。 △開議 ○中村保治議長 直ちに日程に入ります。 日程第1、市政運営方針に対する質問を議題とします。 昨日に引き続き、市政運営方針に対する質問を行います。 自由民主党政新会を代表して、山下亜緯子議員、登壇願います。     〔番 山下亜緯子議員 登壇〕(拍手) ◆番(山下亜緯子議員) 皆様、おはようございます。番議席議員山下亜緯子です。議長の許可を得、令和3年第2回定例会において、自由民主党政新会を代表し、市長の市政運営に対する質問を行わせていただきます。この機会を与えていただきました議員各位に御礼を申し上げます。また、早朝より傍聴へお越しいただいた方、そして、インターネット配信をご覧いただいている方、ありがとうございます。 昨日、大阪府で発令中の緊急事態宣言が20日に解除される方針となりました。21日からはまん延防止等重点措置へ移行されることとなりました。大阪府の感染者数は減少傾向にありますが、皆様におかれましては、引き続き感染拡大防止にご理解とご協力をいただきますようよろしくお願いいたします。 では、昨日に引き続きの質問となり、重複する点もあるかと思いますが、改めてご答弁いただきますようよろしくお願いいたします。 まず初めに、整理番号45番について、前文・後文、「新型コロナウイルス感染症への対応に全力で取り組んでまいります」と「新型コロナウイルス感染症の影響により、人々の生活様式は大きく変化しましたが、先を見据えたアフターコロナの取組」とあるが、どのように考えるかお伺いいたします。 以後の質問につきましては、質問者席より行いますので、ご答弁いただきますようお願いいたします。 ◎冨宅正浩市長 まずは、これまでの新型コロナウイルス感染症の対応についてご答弁申し上げます。 昨年来より猛威を振るっておりますこの新型コロナウイルス感染症でありますが、これまで3度の緊急事態宣言が発出をされており、本市におきましてもこれまで累計で600人を超える方が陽性者となっております。 本市としましては、市立柏原病院での患者受入れ病床の確保であったり発熱外来の設置のほか、国の特別定額給付金の支給、そして新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金、こちらによる各種感染防止対策の事業などを実施しておりまして、直近では柏原市地域活き活き商品券、こちらの事業を実施することで、市民の皆さん、そして事業者の皆様の支援に全力を尽くしていきたいと思っています。 しかしながら、いまだ収束の見通しというのが立っておりません。市民の皆さんや事業者の皆さんにおかれては、現在でも本当に深刻な影響を受けておられるものと認識をしております。 このような状況ではありますが、先月から有効な予防策とされますワクチン接種、こちらが始まっておりまして、希望される市民の皆様全員が迅速かつ円滑に接種を終え、一刻も早く皆さんが安心して暮らしていただける、そういった暮らしを取り戻せるよう、私自身も全力で取り組んでいきたいと思っています。 ◆番(山下亜緯子議員) ありがとうございました。 今、市長からは総括ということで、昨年3月ぐらいからこういった状況になり、まさか去年の時点でここまで引き続きずっとこの状況、マスク等で生活していくであったり、感染予防対策に皆さんで努めた日々を過ごすというのは想像もしていなかったなと。3月議会においても、どうやってしていこうかということも皆さんで相談したというのを思い出すんですけれども、そういった中で、この1年半ぐらいになるんですか、日々やっぱり状況が変わってまいります。そうなると、やっぱりいろんな市民の方の声を私も聞きます。その時々の状況になった途端はどうなるんやろうとか不安だったり、ちょっとましになったら「よかったね」とか「いつ感染拡大が収まるんやろう」とか。もう本当にいろんな状況で、そうすると「ワクチンまだやろうかな」とか「薬まだかな」とか、いろんなお声を聞きました。「市はどんなことをやってくれるの」とか聞くんですけれども、私たちも各議員、皆さん市民の方から直接いろんな声を、お困り事等を聞いているかと思います。 では、市長におかれましては、直接市民の方からどのようなお困り事であったりご意見等を聞かれたのか、お聞かせいただけますでしょうか。 ◎冨宅正浩市長 今、山下議員おっしゃったとおり、やっぱり時と場合というか状況によって、そして、例えばマスコミ報道によって、市民の声というのは状況に応じていろいろ刻一刻と変わってきたというのが議員おっしゃるとおりでした。 そして、市民の皆さんの声で大きいのが、やっぱりお困り事であったり不安なこと、そういうことが一番大きかったのかなと思っています。そして、私自身も、ご承知おきのとおりSNSというのをやっておりまして、フェイスブックでいったら4,200人、インスタで2,300、ツイッターで3,300、延べでいったら1万人近い方、それぞれメッセージ機能がございますので、本当に状況に応じてたくさんのお声を聞いてまいりました。 そして、やはりこの長引くコロナ禍の中で、いつまでこの状況が続くのだろうかとか、これからの生活や仕事が不安、こういった声で一番多かったのかなと思っています。そしてほかにも、学校が休校になるとか、そういったことで子どもたちの勉強であったり環境が心配だという意見。そして、ふだんの生活でいったら旅行や外食に行きたいとか、そういったこともありましたし、親が高齢で外出ができない、そういうことから健康面で不安であるとか、そういった声、本当にたくさんいろんな意見をいただいて、私自身もそういう声であったり、もちろんSNSだけじゃなくて直接お会いする方もいらっしゃいますんで、そういう方からの声も、私自身も課題としては認識をしておるところでございます。 そして、特に最近多いのはといいましたら、やっぱりワクチン接種であります。このワクチン接種に関しましても、高齢者の中でも「電話をしたけれども、なかなかつながれへん」とか、あるいは予約が取りづらい状況にあったという一方で、若年の方というのはウェブ予約で、スマホで取ることができたと、そういった声もあります。比較的医師会等が本当に協力してくれていて順調にはいっておるんですけれども、今後も市民全員の方々、希望する方全員にワクチン接種、これをスムーズに実施できるよう、引き続き努力していきたいと思っています。 ◆番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 ワクチン接種に関しては、やっぱり初めてのことでありますし、当初かなりの混乱は見えたのかなと思います。ただ、今の時点では状況もかなり変わってきておりますので、非常に落ち着いてワクチン接種のほうが進んでいるのかなと思っております。 オアシスのほうでも集団接種、日曜日になると警備員さんが誘導をきちんとしてくださっていて、安全面も先週の日曜日に確認してきましたので、職員さんにおかれましては日々ご尽力いただいていることに感謝、御礼申し上げたいと思います。 この18日にも、我々40代までのワクチン接種券等も配送していただけるということで、友人からも早速ワクチンを打ちたいという話も聞いておりますので、やっぱりそういう接種券が届く見通しができたというだけでもすごく安心感を持たれるようなので、柏原市はすごく進んで頑張ってくれているねということも聞いていますので、抜かりなくきちんと丁寧に、このあたりをまた今後もずっと対応を続けていただけたらと思います。 そういった中でワクチン接種等が進むに当たって、これから次を見据えて、コロナが終わった後を見据えて考えていかないといけないこともあるのかなと思います。 そういったことで、アフターコロナの取組についてお伺いしたいと思います。 ◎冨宅正浩市長 ただいまのアフターコロナの取組に関してでございます。 今回のこのコロナ禍によりまして、急速なデジタル化が進んでおります。この流れが続くこと、そして、これまで自粛されていた旅行とか人の往来というのが増えていくと思っています。そして、健康に対する意識が高まる、そういったことも想定はしております。そして、感染症対策の強化、これはもちろんなんですけれども、デジタル化への迅速な対応、そして地域資源、これをきっちりと生かした観光に関する受入れ体制、これも整備していきたいと思っています。 そして、その前提といたしまして、市民の健康づくり、これはやっぱり欠かせないものだと思っていまして、その取組は強化していきたいと思っています。そして、それに対して組織体制の整備、これもしっかりと進めていきたいと思っております。 ◆番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 今の間にいろんなことを模索しながら、明るい生活に戻ったときにすぐに進めるように体制を整えていただきたいというのが一つと、今回の初めての経験というんですか、この感染症に対する経験、先ほど市長に直接どんなお声を聞いていますかと聞いたのは、やはりそれはじかに市長の経験にもつながるのかなという、ちょっと言い方は失礼かもしれませんけれども、それは私たちも一緒だと思うんです。 なので、そういった経験も踏まえて、これから組織体制をつくっていただけるということもおっしゃっていただいているんですが、今後絶対、もう二度とないということもないと思いますので、また新たな感染症が発生した場合、市の体制について、市長としてどのように考えておられるのか、お伺いいたします。 ◎冨宅正浩市長 今回のこの新型コロナウイルス感染症に対しましては、市の対策本部を設置するとともに、関係機関と連携し、対応に当たってまいりました。 この先、現在の新型コロナウイルス感染症、これが収束したとしても、また新たな別の感染症、これが発生しないとも限りません。今後、新たな感染症などが発生した場合でも、これまでの経験、議員が今おっしゃっていただいたとおりだと思っています。そういったところを、経験を生かして対策本部を中心に庁内の体制、これを整えることはもちろんのこと、市立柏原病院とも連携を図って、市民の皆さんに安心していただけるよう、私自身も先頭に立ちまして、各関係機関をまとめてしっかりと対応していきたいと考えています。 ◆番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 昨日も市のトップは対策本部というか、国は菅総理、大阪府は吉村知事、柏原市は私、冨宅市長ということでおっしゃってくださっていたので、今日も改めてしっかりとおっしゃっていただいたんで、今後また、新たなこういった感染症対策に努めなければいけなくなった場合は、しっかりと先頭を切ってリーダーシップを発揮していただきたいと思います。 引き続き対策、対応を取っていただくのはもちろんなんですけれども、誰一人取り残されない感染症対策にしっかりと努めていただきますようにお願いをいたします。 この整理番号45番につきましては以上です。 続きまして、整理番号46番に移らせていただきたいと思います。 時間もたっぷりあるんで、ちょっと緩やかな気持ちで、市長、いきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 整理番号46番、前文、子育てを応援する環境づくりについてお伺いいたします。 ◎冨宅正浩市長 今、議員おっしゃっていただいた子育てを応援する環境づくりについてでありますが、全国の自治体と同様に本市、この柏原市も人口の減少、そして高齢化、これが喫緊の課題としてあります。 この課題解決に当たりましては、私は生産年齢人口、これの増加が必要であるとまず考えています。そして、特に子育てをされている世代、この世代が流入していただける、本市でその数を増やしていく、そして、本市で安心して子どもを産み育てられる、そういった環境を整えることで、この柏原市に対しての愛着であったりとか思い入れ、そして、その思い入れが醸成されることによって住み続けていただける。 そして、市長に就任して以来一貫して、これは山下議員も本当に昔から非常に力を入れておられる分野ではございますが、子育てを応援する環境づくりということで全力を尽くしてきました。尽力をしてきた自負があります。 今後も柏原市で育った子どもたちが、成長して大人になったときでも柏原市を愛して住み続けて、そして未来の柏原市、これを担ってくれるよう育ってほしいと思っています。そのために子育てを応援する環境づくり、これを推進していきたいと考えています。 ◆番(山下亜緯子議員) それでは、まず子ども政策として、「妊娠期から出産・育児までの切れ目ない支援を充実させるため、子育て支援に関係する組織体制を見直すとともに、待機児童ゼロについても引き続き取り組んでまいります」とありますが、この内容についてお伺いいたします。 ◎冨宅正浩市長 子育て支援に関します現行の組織体制は、保健事業と福祉事業、これを別々の課が所管して業務を行っておりまして、その場所についても保健センターとこの本庁と分かれておる状況でございます。 国では、複数の省庁にまたがる子どもへの施策、これを一本化するということで、子どもに特化した省庁の創設などの議論が交わされておりますが、本市におきましても、子育てを妊娠や出産、育児、就学と、こういったイベントごとに縦割りで見るのではなくて、切れ目ない一つのイベントといいますか流れとして捉えて、これに対する切れ目ない支援、これの構築を進めてきました。 そして、この妊娠から出産・育児までの切れ目ない相談や支援をより一層円滑に行えるように、昨年度設置をさせていただきました子育て世代包括支援センター、そして子ども家庭総合支援拠点、これを併せて所管する新たな部署を創設しまして、子ども・子育てに関わる3課体制、これをきっちりと構築することで、市民の皆さんにとっても分かりやすい窓口になるように体制を整えるといった意味合いがございます。 また、保育所等の待機児童の状況でございますが、就学前児童数、これは減少傾向にはあります。しかしながら、依然として保育ニーズは高い水準が続いています。 そのような中、JR柏原駅前かしわらこども園の建設とか、民間施設に対する保育士確保に係ります補助金の創設など入所枠の確保に取り組んだ結果、令和元年度からは3年連続で4月1日現在では待機児童ゼロ、これを実現しております。 今後もますます多様化する保育ニーズ、これを見極めながら、待機児童ゼロの継続、これを進めていきたいと考えています。 ◆番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 待機児童については、本当に引き続きゼロを目指していっていただきたいと思います。 地元のことでありますけれども、堅下幼稚園が今年の学年で終わりということで、地域の方々には少し寂しい気持ちになっている方も中にはやっぱりいらっしゃるんですけれども、だけどそういった意味で次にかたしもこども園というのが新たに生まれていくという話をすると、少し安堵感というか、やっぱりにぎわいがそこに保たれるんだなとか、子どもさんの子育てに関することはそこだなという認識もついていきますので、きちんと整えていっていただきたいというのが一つと、今回新庁舎になりまして、子ども関連が2階スペースでまとまったということで、非常にこちらとしても相談を受けたときに分かりやすく、伝えやすくなったので、ありがたく思っております。施設がきれいに整ったので、またサービスのほうも市長が先頭に立って担当課にアドバイスするなり議論しながら、常によりよいものへとブラッシュアップしていただけますようにお願いしたいと思います。 それでは次に、子どもということで、教育関係のことを市長としてお伺いしたいと思います。 学校教育における子どもたちが学ぶ教育環境の充実、通学路を含めた安全対策にも取り組むとありますが、この内容についてお聞かせください。 ◎冨宅正浩市長 学校教育、ここにおきましては、これまで児童生徒及び教職員に対して、1人1台のタブレット端末を整備するなど、子どもたちが学ぶ教育環境、これの充実に力を入れてきました。 今後、これらのICT環境、これをより効果的に、そして日常的に活用していくことができるように、これは教職員も含めてですけれども、スキルアップを目指して取り組んでいくことによって、子どもたちの学び、これをしっかりと支えていきたいと思っています。 また、家庭・地域との密接な連携の下、より一層安全で開かれた学校園づくり、これを推進していきたいと思っています。そのためにも、先ほど議員おっしゃっていただいた通学路の安全確保とか、そういったところも取り組んでいきたいと思っています。 ◆番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 昨日も乾議員から代表質問の中でICT環境については、我々も党として陳情へ行ったりいろいろさせていただいて、環境が整ってきたということで、ひとまずこれは安心しているんですけれども、現場の先生方もまた新しいことが増えるとなかなか大変なことになってくるのかなと思いますが、できる限りご尽力いただきたいと思います。 そういう意味でも、教職員の先生方が心身ともにゆとりを持って子どもたちと向き合うこと、このことについてどのように取り組むのかお伺いいたします。
    冨宅正浩市長 学校というものは、そもそも学習指導、これだけではなくて、生活指導の面でも非常に大きな役割を担っていると考えています。多様化する様々な課題に対しては、スクールカウンセラーであったりスクールソーシャルワーカー、こういった専門人材、それのほか、日々の業務に教職員の皆さんが専念できるよう、事務作業のサポート、こういったことも必要になってきます。 また、教職員のパソコン端末校務支援システム、こちらを導入しまして、事務作業の効率化を図る取組を進めていきます。 引き続き、この校務支援システムの効果的な活用を促進するとともに、スクールサポートスタッフなど外部人材を配置することによって教職員の負担、これをできる限り軽減していって、本来の授業づくりであったりとか子どもたちへのきめ細やかな指導・支援、こういったことに当たることができるよう環境整備に力を入れてまいりたいと思います。 ◆番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 私が一番心配していた部分なんで、市長は予算権者という意味で教育のこともお聞かせいただいたんですけれども、やっぱり先生方の負担というのは年々大きくなってきておりますので、先ほど市長もおっしゃっていただきましたが、教職員の負担を軽減するための手助けというんですか、そういったことをしっかりと予算権者としてまた考えていっていただけたらと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。 今年、今回市長、4年任期の一番初めの市政運営方針ということで、この先4年間あるわけですよね。4年間教育関係で何があるのかなと思ったら、よく言われるデジタル教科書云々、2024年まで云々とか、今年度から5か年かけて小学校の少人数、40人から35人、全学年やりなさいというのを5か年かけて、これもお金がかかりますよね、いろいろ。 今日の6月18日閣議決定の予定をしているのが、経済財政運営と改革の基本方針の中に、中学校の少人数化というのが盛り込まれるということも新聞にも載っておりまして、いろんなことがありますよね。昨日も話が出ましたように、トイレの洋式化もまだまだやっていかないといけない。藤井寺市との関係もありますが、給食の無償化の件であったりとか、本当に予算権者として考えていかないといけないことはたくさんあります。 お金の問題じゃなくて、例えば子どもさんのSNSを通じての被害が多くなっている問題についても考えていかないといけない。また、家庭環境などによる教育格差を解消するため、今、協調性や好奇心など、非認知能力を高める教育を乳幼児から行う必要があるということを指摘されたりですとか、本当に子どもの性被害の問題であったりとか、たくさんの問題を抱えていると思うんです、この教育、子どもという大きなくくりにすると。 だけど、この4年間でやっぱり市長として、この柏原に生まれて育ってくれる子どもさん方に、こんなふうに育ってほしいとか、こういう思いで育ててあげたい、育んであげたいという思いを持っておられると思うんです。そこを、どんな思いであるかをお聞かせいただきたいと思います。 ◎冨宅正浩市長 思いを語らせていただきたいと思います。 その前に、先ほど山下議員おっしゃった、国の方針のほうで中学校の少人数学級もというところで、本当に今の、昨日も申し上げましたが、菅政権というのはしっかりと子どもたちのことも取り組んでいただいていて、本当に私自身も心強く感じているところでございます。 小学校の少人数学級、もちろんこれは本市においても進めていきたいと思っていますし、国の方針が中学校もということであれば、できる限りの協力というか、形づくりをやっていきたいと思っています。 そして、熱い思いや意気込みというところでございますが、私自身この柏原市、特に山手といいますか、堅上地区で生まれ育っておりますので、この柏原市の一番いいところと言われたら、やっぱり豊かな自然環境、こういうところが一番クローズアップというか、僕自身は思い入れがあります。 そして、多くの子どもたちが伸び伸びと元気に成長していって、成長した子どもたちが「この柏原って本当にええとこやな」と思えたりとか「これからもずっと住み続けたい」、これは子どもたちに求めるものじゃないのかもしれないですけれども、ええとこやなと思ってもらえることが一番住み続けたいというところにつながると思っています。 さらには、その先にあります、本市で子育てをしたいと、そういうふうに思ってもらえるところまで進めていくことが、この柏原市の未来、20年、30年、50年先も見据えた場合には必要なことだと考えています。柏原で生まれ育った子どもたちが、本当にこの柏原というまちに対して「何か協力をしたい」とか「このまちがほんまに大好きやねん」と自分たちで自信を持って発信できるような、そういったまちに僕はしていきたいと思っています。 ◆番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 今、市長がおっしゃったように、このまちに自信と誇りを持てるような子どもさんを育んでいただきたいと思います。 この4年を見据えた子ども・教育施策の取組をきちんと、目先のことだけじゃなくてもっと大きなくくりで、市長として、予算権者として取り組んでいただきますようにお願いをいたします。 46番は以上です。 続きまして、整理番号47番、地域資源を活かした魅力あふれるまち、観光振興についてお伺いいたします。 ◎冨宅正浩市長 今後、本市、この柏原市が選ばれるまち、これを目指していくためには、まず、本市にあります地場産業であったり、先ほど申し上げた自然環境、そして日本遺産などの地域資源、これをフルに活用した観光施策、これを推進していって、本市の魅力アップや観光客の増加、こういったことに取り組んでいって、柏原市との交流人口、これの増加を図っていきたいと考えています。 このように、本市のにぎわい施策や観光施策、これを強化するための一つの手段としまして、新たな部署としてにぎわい観光課、これを設置させていただきまして、亀の瀬・龍田古道の日本遺産や大和川河川敷、こちらの活用などを通じまして、観光施策、これを推進していきたいと考えているところでございます。 ◆番(山下亜緯子議員) いろいろ観光施策を推進していっていただけるということですけれども、それでは、具体的な取組についてお聞かせいただきたいと思います。 ◎冨宅正浩市長 具体的な取組についてでございますが、昨年6月に認定をされました日本遺産、これを活用した取組といたしまして、議員先ほどおっしゃっていただいたようにアフターコロナ、これも見据えた上で、臨場感あふれるプロモーション動画、これを作成したりとか、ウェブサイトを充実させたりシンポジウムを開催したりすることによって、まずは訪れてみたいと思われるような情報発信、これを進めていきたいと思っています。 そして、知名度の向上、これを図るとともに、実際に訪れていただける、そういった観光客の皆さんには構成文化財、それぞれありますけれども、そこをスムーズに周遊できるよう案内サインとか、そういったところを整備していきたいと思っています。 議員ご承知おきのとおり、日本遺産に認定されましたあの辺り、堅上地区を中心に広がる景色とか自然というのは本当にすばらしいものがあると思っていますので、そのあたりをきっちりと整備していきたいと思っています。 また、日本遺産はストーリーで選ばれていくわけなんですけれども、この日本遺産のストーリー、これを伝えるためのボランティアの育成であったりとか新たな商品開発、これを進めることによって市民の皆さんと一体となって観光客をもてなす体制、これをつくっていきたいと思っております。 そして、日本遺産協議会、国土交通省、大和川河川事務所、さらには本市と隣接する市町、こういったところを中心とした広域連携によりまして、日本遺産をはじめとした本市の魅力発信、これを積極的に進めていきたいと考えています。 さらに、観光地、これの周遊手段、要は回っていただく手段として、今、E-BIKEに関する取組というのを進めています。これは着地型のサイクルツアーの継続的な開催、そして大和川河川空間の有効活用、これを視野に入れた民間事業者による運営組織の立ち上げなど、にぎわい創出に向けた検討を進めていきたいと思っています。 このE-BIKEというのは本当に気軽に乗れますし、坂とかも比較的楽に上がっていけますんで、こういったところを利用することによって、自然環境というのを多くの方に見ていただきたいと思っています。 ◆番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 市長はE-BIKEに乗られたことはあるのかしら。そうなんですね。私は乗ったことがないので、普通の自転車でもやっぱり電動つきに乗らせていただいているんですけれども、なかなか坂道になるとギアを上げないと厳しい面があるんですけれども、今お話を聞かせていただいたら比較的楽だということで、山間部をやっぱり抱えている分、それをどのように有効に使うのかはすごく難しい面があるかなと思うんです。だから、いろんなことを、今おっしゃっていただいたたくさんのアイデアを持って取り組んでいただけたらなと思います。 改めて観光というものを、私も観光って何やろうと、説明しろと言われてもちょっとしにくいなと思って調べていたんですけれども、観光とはその土地を視察することとか、風光などを見物することということが広辞苑に書かれているということです。要はその土地の自然や景色、まちの雰囲気を見物するということなので、柏原の土地、自然、しっかりと堪能できるような観光施策をつくっていただけたらと思うんですけれども、そういったことに際して、一体どこに視点を置いて考えているのかということを、市長、お聞かせいただけますか。 ◎冨宅正浩市長 今、山下議員おっしゃったとおり、観光というと漠としたイメージ感にどうしても捉えられてしまうんですけれども、観光施策と申しますと、先ほどおっしゃったとおり、他地域にお住まいの方を柏原市にお迎えするというイメージ、どうしてもそういったところが先行してしまいがちではあるんですけれども、先ほど申し上げた日本遺産など、こういった取組についてはウオーキングイベントなど、まずは市民対象のものから始めていきたいと思っています。 そして、龍田古道・亀の瀬、これに対する、まずは市民認知、これを向上させていくことをしていきたいと思っています。そうすることによって、やっぱり住んでいたら自分たちのまちのよさというのに気づかないことも多いと思っていまして、そういったところを市民の人が認知していただくことによって、シビックプライドといいますか、市民の柏原市に対する誇り、これを醸成させていきたいと思っています。 そうすることによって、柏原市に住んでよかった、そしてこれからも住み続けたいと、そうやって感じてもらえるようにつなげていきたいと考えています。 その上で、他地域の方々にももちろん訪れていただいて本市の魅力というのを認識していただくことで、関係人口であったりとか定住人口、これの増加につなげていくと。そうすることによって、柏原市の知名度、人口増加につなげていきたいですし、観光施策の充実、魅力発信、そういうところに努めることによって、結果としてそのようなまちにしていきたいと考えています。 ◆番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 新設というか既存の部署をさらにブラッシュアップするという意味で、今回観光戦略担当部署ということでつくっていただきますので、今の市長の思いと担当課とタッグを組んで、よりよい方向へと導いていっていただけたらと思いますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。 以上です。 続きまして、整理番号48番、デジタルなんですけれども、社会全体のデジタルトランスフォーメーションが求められることについて、どのように検討した上で対応しようと考えているのか、お伺いいたします。 ◎冨宅正浩市長 今、国におかれましては、自治体がデジタルトランスフォーメーションに取り組むに当たりまして、重点的に取り組むべき課題について、自治体デジタル・トランスフォーメーション推進計画、こちらを策定されました。本市といたしましても、この計画に沿った形でデジタル化を推進していきたいと考えています。 計画に示されました課題に対しまして、新しくデジタル監、これを設置して組織体制を強化し、取り組んでいきたいと考えています。 ◆番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 私、このDXを恥ずかしながら調べたんです。最近、アルファベットとか片仮名とかが多過ぎてちょっと難しいんですけれども、デジタルトランスフォーメーションということなんですけれども、今おっしゃった自治体デジタル・トランスフォーメーション推進計画、総務省が出される計画なんですけれども、これが今年の1月から2026年の3月までの計画の対象期間になっているということで、最近は便利なもので、ちょっとインターネットを調べると、総務省が出されている自治体デジタル・トランスフォーメーション推進計画の概要というものが出てまいりました。 そこで、いわゆる自治体、市町村におけるデジタルの推進の意義というのが定義されておりました。それは何かというと、「政府において「デジタル社会の実現に向けた改革の基本方針」が決定され、目指すべきデジタル社会のビジョンとして「デジタルの活用により、一人ひとりのニーズに合ったサービスを選ぶことができ、多様な幸せが実現できる社会~誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化~」が示されておりました。「このビジョンの実現のためには、住民に身近な行政を担う自治体、とりわけ市区町村の役割は極めて重要である」と記載がされておりました。 要は、本市もそうなんです。市町村に当たりますので、極めて重要であるということであります。 デジタル化するに当たっては、業務の効率化を図ったりですとか、今言いましたように住民の利便性を向上させるとか、人的資源の行政サービスのさらなる向上につなげていくとか、いろいろ書いてはあるんですけれども、とにかく自治体の役割は大きいんだよということが書いてありました。 デジタル化を推進するには何をせなあかんのかという重点項目で、昨日もちょっと話が出ておりましたが、マイナンバーカードの普及の促進とか行政手続のオンライン化、テレワークの推進とかセキュリティーの対策とか5つほど項目が挙がっております。かみ砕いて言ったら、一番市民の皆さんに身近なのが、やっぱり手続の問題かなと思っているんです。 手続に来たときにこれをすることによって、特に「国民の利便性向上に資する手続(対象手続)の考え方」といって、ばーっと項目が上がっているんです。例えば子育て関係だったら児童手当の受給資格及び児童手当の額についての認定請求とか、未払いの児童手当の請求とか、児童手当の現況届とか、いろんな項目が上がっております。妊娠の届出、介護になると要介護・要支援認定の申請ができたりだとか、罹災証明、被災者支援の関係とか。自動車になると、自動車税の関係とかそういう変更届とか申請とか、ありとあらゆるものがオンラインで、住民がマイナンバーカードを用いて申請することができるようになると。非常に便利になるんだろうなというふうには思うんです。 なので、恐らく総務省は、市町村が一番重要な役割を担ってくるんだということが書かれているんだと思います。 今回、デジタル監を新たに置かれるということなんですけれども、この組織体制として、総務省いわく、首長、いわゆる冨宅市長ですよね、CIO、これはChief Information Officerということで最高情報責任者、そのCIOの補佐官、最高情報責任者の補佐官、この3者でしっかりやっていきなさいよということらしいんです。 3者ということは、今回デジタル監というのは、首長はさておいて、CIO、最高情報責任者に値するのかなと、これは勝手に想像しているだけなのであれなんですけれども、そういった中で、総務省が3者でしっかり責任を持ってしっかり進めていきなさいということでデジタル監を置かれるんですけれども、まずはそのデジタル監の本市での役割をお聞かせいただけますでしょうか。 ◎冨宅正浩市長 まず、本市におきましては、行政のデジタル化、これの推進の方針が示されておりますことから、本市におきましても早急かつ全庁的に業務のデジタル化、これを進めていく必要性があると考えております。 そのため、市全体の行政事務、これを把握した上で、部署を横断的に考えていって、デジタル化の推進、そして調整を図るための役割、こういったことを担う職として、今回新たにデジタル監、こちらを設置するものでございまして、議員先ほどおっしゃいましたCIOの役割を担うような形に近いものと考えております。 ◆番(山下亜緯子議員) ありがとうございました。 調整を図っていただいたり、しっかりと担っていただいて、引っ張って、まとめていただかないといけない役割を担っているのかなと思います。 ちょっと余談なんですけれども、これはどんな人が来るんやろうとか、どんな人がなるんやろうと勝手に心で思っていて、今の職員さんの中でされるんかな、外部の人を呼ばれるんかなとかいろいろ思っていたら、例えば外部の人を雇用する、起用するに当たっては、市町村が外部人材を雇用する場合の経費について、特別交付税措置(措置率0.5)というのが記載されておりました。これはCIOになるのかCIOの補佐官になるのか、どちらでもつくような感じなので、また、これは外部にしろと言っているのではないんですけれども、そういうのもあるんだなというのを頭に入れておいていただけたら、またいろんな視野も広がるのかなと思います。 非常に重要な役割を持つ人材は、市長としてどのような人材を想像されているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎冨宅正浩市長 本市におきまして、全庁的に業務のデジタル化、これを進めていくことになりますので、このデジタル監という職につきましては、デジタル関係の知識、これはもちろんのことなんですけれども、行政内の政策であったり事務、これに関する幅広い知識、これがまず必要になってくると思います。 そして、各部署に対してはっきりとメッセージを打ち出せる、デジタル化の推進方針、これをきっちりと伝えることによって、既存の事務方法等、これを改善していく必要があります。そういった中では、調整能力、これを非常に僕は重視をしています。 そういった調整能力を持って推進していく能力、これを十分に持った人材を配置していきたいと思っています。外部のこともご提案いただきましたので、それについても頭に入れながらですけれども、やはり調整能力という意味、そういったことも考えながら、頭にはきっちりと入れさせていただきます。 ◆番(山下亜緯子議員) 本当に調整能力はすごく、やっぱりコミュニケーションというのが大事だと思いますので、それは別に外部、内部、白紙で検討していただけたらと思いますので、お願いしたいと思います。 新しいポストとしてデジタル監を配置して、スムーズに部署を横断したデジタル化を推進することによって、デジタルの活用、マイナンバー一つ取ってもそうなんです。先ほども言いましたように、非常に便利になるということです。一人一人のニーズに合ったサービスを選ぶことができ、この概念にもありましたように、多様な幸せが実現できる社会、誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化のまち柏原になるように、市長、先頭に立ってしっかりと取組を進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上です。 それでは、最後の整理番号49番に移らせていただきます。 整理番号49番、公共施設の最適化についてなんですけれども、現在、柏原市においてでも、多くの公共施設が老朽化し、今後、大規模改修や建て替えの時期が一気に到来することが予想されているということで、40年後の社会を見据え、計画的に公共施設の延べ床面積を削減する公共施設等総合管理計画を推進されていると思いますけれども、特に施設の再編についてどのように考えるか、お聞かせください。 ◎冨宅正浩市長 今、議員おっしゃいました公共施設の最適化、これをめぐりましては、本市に限らず全国的に大きな課題となっております。生産年齢人口の減少、そして高齢化の進展、また、ライフスタイルというのも非常に多様化をしておる状況でございまして、公共施設の需要、これも変遷をしております。 現存する全ての施設、これを同規模、同内容で維持し続けるということは非常に困難な時代に突入してくると考えております。そして、今後の在り方について、大きく検討を加える必要が生じておる状況でございます。 本市におきましては、平成29年3月に、公共施設等総合管理計画、そして、40年後の社会を見据えた基本デザイン案を作成しまして、公共施設の再編整備といたしまして、市が持っている施設の延べ床面積、これの総量を21.3%削減する目標を立てております。 また、昨年度末には、各施設の劣化診断結果、これも加味した個別の施設計画、これも作成済みでございまして、その中では施設の建て替えであったり大規模修繕、改修が必要なもの、そして、予防保全型の維持管理によって長寿命化を目指すもの、あるいはほかの施設との機能集約であったり複合化等の合理化案などを一定示しておりますことから、今後はそれぞれの施設で個別の施設計画に基づいた再編整備の検討を進めていって、将来世代、次世代にこのツケを回さない、次世代の負担を増やさない、こういったことを目的としまして、公共施設の最適化、これを実現していきたいと考えています。 ◆番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。 この問題については、うちの会派の田中議員が非常に関心を持たれて気にしていただいている案件でありますので、よく質問をさせていただいている次第なんですけれども、今回この項目について、市政運営方針を見ておりますと、市長の4年間において実現を目指す主な取組のところには、表立ってと言ったらあれなんですけれども、明らかには記載されていない。やっぱり正直言って記載しにくいことだと思うんです、削減、統合というのは。 だけど、基本計画のところ、令和3年度に実施する主な施策について、第5次柏原市総合計画のまちづくりの目標のところにきちんと記載をしていただいておりまして、目標の5として、みんなでつくる暮らし続けられるまちの項目に記載されております。 やっぱりみんなで暮らし続けられるまちをつくるためにはこういったことも、やりにくいこともやっていかないといけない大切な時期なのかなと思っております。 人口も減少する中に当たって、当然将来的に施設への需要も少なくなることが予想されております。また、施設の維持管理費が財政を圧迫し続けることから、公共施設を計画的に削減することは必ず必要であると思っております。 現在、本市は老朽化や耐震不足により建て替え、改修が検討されている施設や閉園となった幼稚園跡地の利活用などについて、市域環境や住民ニーズの変化も踏まえつつ、公有財産に対するマネジメントを進めていかなければならないという本当に難しい状況下にあると思います。 時代に合わなくなったサービスというのを廃止していったり、逆に需要が見込まれると思われるようなものは先進的に導入して、市民の皆さんの意見もしっかり聞きながら、思い切った再編整備を進めなければいけないと思います。 そのためにも、今回、今年度より、大阪府より出向していただいている総務部理事に、大阪府で得られた知見を基に、本市の公有財産マネジメントをさらに進めることができるようご協力いただきたい。とともに、あわせて、本市の公務が円滑に遂行できるよう、国や大阪府との調整もいただきながら、各担当部署に対して適切な助言、指導、ご支援をいただきたいと、こういったことを市長からしっかりと理事にお願いをいただきたいと思いますが、よろしいですか。お願いしたいと思います。 そういうことをお願いいたしまして、もうこの質問も終わらせていただきたいと思うんですが、そうすることによって、やっぱりみんなで暮らし続けられるまち柏原、そして、市長が冒頭よりずっとおっしゃっていただいている、選ばれるまち柏原へと導けるように、この市長の任期4年間を通して、先を見据えた政策を全力で、そして誠実にしっかりと取り組んでいただきたいということをお願いいたしまして、自由民主党を代表しての市政運営方針に対する質問を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。 ○中村保治議長 以上で、自由民主党政新会代表者の質問を終わります。 次に、女性超党派りんどうを代表して、岸野友美子議員、登壇願います。     〔12番 岸野友美子議員 登壇〕(拍手) ◆12番(岸野友美子議員) 皆様、おはようございます。12番議席議員岸野友美子でございます。議長のお許しをいただきまして、2021年第2回定例会におきまして、冨宅市長の市政運営方針に対して、女性超党派りんどうを代表して質問をさせていただきます。この機会を与えてくださいました議員各位に御礼を申し上げます。 このたびから、この新庁舎での定例会が行われます。そんな本日に傍聴においでいただきました皆さん、ありがとうございます。心から御礼を申し上げます。お気づきかと思いますが、傍聴席は倍の席になりました。おかげで本日もソーシャルディスタンスも保てて、そしてまた、障害者対応もできました。新しいからできた対応で、よかったなと思っております。そして、インターネット配信をご覧の皆様もありがとうございます。 新型コロナ感染症に対してのワクチンも進んでおります。柏原の2万人以上の高齢者のうち、今までに半分以上の方が1回目のワクチン接種が終わりました。そして、40歳から59歳が6月18日、16歳から39歳が6月23日というクーポン券の発送の日程が早くなりました。新型コロナ収束に向けての努力は全世界で取り組んでいますが、それに伴う問題点も数々出てきています。 ワクチン接種において、ちょっとしたミスなど、これがよく、あってはならないことがマスコミで報道されています。それが今の現状です。その辺も少しはましになったかなとも思っているんですけれども、オリンピックまであと35日、開催ありきで進んでおります今の現状ですが、さて、どうなるんでしょうか。やはり新型コロナ感染症が一番の問題ではないかと思います。ともかく、国民全員が高い意識を持って新型コロナの対応をしなくてはなりません。 政府にお願いしたいことがございます。日本は島国ですから、厳しい水際対策をして、新型コロナの外部侵入を避けられるように対応を強化していただきたいと考えます。そして、私たちも個人個人がやはり強い意識を持って日常の努力をしなくてはならないと思っています。 一日も早く新型コロナ感染症が収束することを願い、本日、質問に入らせていただきます。 整理番号50、前文です。今後の公共交通施策に関する検討を進めるために、交通政策に関する部署を拡充することについてお伺いをいたします。 ここで市長に厚かましいお願いがあるんですけれども、傍聴席を見ていただくと、ちらほらと高齢者の方が見えます。すみません、高齢者の人。この方々にはっきりと大きな声でゆっくりとご答弁をいただけるとありがたいんですけれども、あんまりゆっくりされると時間に制限がございますので、速度はマイペースでお願いしたいと思います。市長、よろしくお願いします。ありがとうございます。 では、この後は質問者席からお伺いをいたします。市長には、どうぞ今の調子でご答弁よろしくお願いいたします。ありがとうございます。 ◎冨宅正浩市長 ゆっくりと、しかし急ぎながらということで、皆さん、聞こえていますか、大丈夫ですか。僕の声、通っていますか。 先ほどの公共交通施策、これに関しましてお答えを申し上げます。 本市におきましては、交通安全対策や地域公共交通施策、これの強化が求められておりますことから、現在の都市デザイン部、都市政策課、交通対策係、これを拡充いたしまして、本市の公共交通施策を担っております、それの主たる部分であります市内循環バス、今、走っている分です。これも移管をさせていただいて、同じ部署に交通政策課、これを設置することとしております。 ◆12番(岸野友美子議員) ありがとうございます。 では、再質問をさせていただきます。 今の柏原市の公共交通における現状と課題はどのように認識をされていらっしゃいますでしょうか。 ◎冨宅正浩市長 本市の公共交通の現状に対する認識でございますが、柏原市外へのアクセスという面におきましてはJR、近鉄と駅が多くございまして、10駅あります。10の駅があって、大阪市内へ30分程度でアクセスすることができることから、利便性の高い立地であると、まず考えています。 次に、市内における移動手段でございます。これは今現在、5台の市内循環バス、これが60か所の停留所を巡回しておりまして、市内におきます貴重な移動手段として利用されているものと考えております。 しかしながら、岸野議員、この間もご要望いただいております、例えば旭ヶ丘でありますとか、それ以外にも中山間地域、あるいは道路が狭隘な地域など、本当に市内循環バスが対応することができない地域、こちらにお住まいの高齢者をはじめといたします、一般的に言われます社会的弱者、こういった方々の移動の問題というのは、市内循環バス、これの在り方を含めた公共交通施策全体で対応していくべき課題だと思っておりまして、そういったところと今現在は認識をしております。 ◆12番(岸野友美子議員) ありがとうございます。 それでは、その具体的な施策はどのように進めていくのか、取組、また方針、見通しについてお伺いをいたします。 ◎冨宅正浩市長 今後につきましては、本市の公共交通、これの現状であったり課題を客観的に分析、評価し、公共交通計画、こういう計画の策定に向けて課題の整理というのを始めています。 そして、その分析、評価というのを基にいたしまして、地域公共交通協議会、こういった形の会議で今議論を進めていって、本市における公共交通施策の進むべき方向性、これをきっちりと公共交通計画として策定していく必要があると考えています。 また、近隣市を含めました広域的な公共交通の在り方、こちらについても議論を進めたいと思っています。例えば今、柏原、羽曳野、藤井寺とそれぞれ同じような無料の巡回バスというのが走っています。そういったところで、例えば河内国分駅から藤井寺駅へ行くバスとか、あるいはそれぞれの医療機関、皆さんお通いの方もいらっしゃると思うので、そういうところへ行けるようなバス、こういったことも実現できないかなということで議論を進めていきたいと思っています。 そして、そのほかにもデマンドタクシー、こういったものの導入、これに関しましては市民の方が必要なときに呼んでいただいてこちらから、デマンドというのは要望を受けて走るタクシーというイメージです。そういったタクシーの導入につきましても、先進市の事例もございますことから、この課題解消のための有効な一つの手段として認識しておりまして、今後策定する公共交通計画、こちらに基づいて検討を進めていきたいと思っています。 ◆12番(岸野友美子議員) 具体的にありがとうございます。 課題の整理を行い、進むべき方向性を公共交通計画として策定していく必要があると。その中にはデマンドタクシーの導入も考えているというご答弁をいただきました。 今現在、市内の公共交通を担う施策として、循環バスの運行があります。本日も傍聴に来られた方々も、多分きらめき号を利用された方がいらっしゃるのではないかと思っています。 市長は今のご答弁でも、また市政運営でも、超高齢化社会が進展する社会情勢に対応し、交通不便地域や中山間地域にお住まいの移動が困難な方々の生活を支える方法など、公共交通施策に関する検討を実施すると具体的に発信をされています。 このたび、市内循環バス運行業務を移管して、新たに交通政策課を設置されようとしています。このことからも、きらめき号のより一層の充実を考えてくださっているんだなというふうによく分かります。 中山間部に長年住まれている方々が、「昔、若いときは元気だったんよ」とよく発信されています。多くの方が高齢者の仲間入りをされて、この地域での交通に不便を感じていらっしゃいます。ぜひとも早急に取り組んでいただき、中山間部の高齢者の方々に喜んでいただけるように、いい結果を出していただきますように、市長、どうぞよろしくお願いをいたします。要望させていただきまして、次の質問に入ります。 整理番号51、安全で安心して健やかに暮らせるまち、災害対策の基本となる柏原市地域防災計画改訂についてお伺いいたします。 ◎冨宅正浩市長 現行の柏原市地域防災計画、これは平成27年に大幅な改訂を行い、その後は平成31年3月に業務継続計画と受援計画、これを策定し、令和2年12月には強靭化地域計画を策定しております。 しかし、平成27年の改訂後に発生しました大規模災害等によりまして見直された災害関係法令や各種基準等の改正、新しい関連計画との整合性の確保、さらにはこの新庁舎の完成に伴う位置づけであったり、さらには新型コロナウイルス感染症、これの対策も踏まえた修正などを反映させるため、今回改訂を進めておるところでございます。 ◆12番(岸野友美子議員) ここ数年の異常気象から、災害が大型化していますよね。平成28年の熊本地震、そして29年は9月の21号台風で大きな停電、そして、このときは我が柏原市においても大きな被害がありました。平成30年6月に大阪北部地震や7月の大雨や豪雨、そして関空での浸水やタンカーが連絡橋に追突したことなど、まだ記憶に新しいことだと思っています。 今は新型コロナ感染症で世界中がパンデミックの状態です。これまでに例を見ない災害が続いています。 柏原市では、5月に新庁舎が完成し、旧庁舎のときとは違って、これまでにない防災体制が図られるものと思っております。そんな中、柏原市の基本計画である地域防災計画を早期に見直していただき、実効性のあるものにしていただきたいと考えております。 そして、今現在のコロナ禍で、緊急事態宣言や感染症拡大防止のためのあらゆる事業や行事が中止です。それは当然のことだと理解しておりますが、災害はいつ起こるか分かりません。そのときの対応として、今後どのようにお考えなのかをお伺いいたします。 ◎冨宅正浩市長 ただいま議員おっしゃったとおり、災害はいつ起きるか分かりません。特にこの新型コロナウイルス感染症とかがある場合こそ、みんなが忘れた頃に災害はやってくると言われますので、私ども市としても万全の体制というのはしいていきたいと思っています。 そして、自主防災訓練、お尋ねの分でございますが、これはおっしゃるとおり、昨年は新型コロナウイルス、これの感染症拡大防止の観点から、自主防災組織の皆さんとも調整の上、中止したところでございます。今年につきましては、訓練を実施する方針の自主防災組織もありますことから、市としましては、それらの訓練を支援する方向で調整していきたいと考えています。 なお、訓練の実施に当たりましては、例えば参加人数を一定調整することや、座学といいますか、座って学ぶことを中心とした内容に変更するなど、感染症対策に十分配慮した形での訓練となるよう取り組んでまいります。 また、今年度は大阪府内市町村の防災対策協議会、こちらが主催します自主防災リーダー育成研修、これについても実施する方向とのことですので、それらの研修内容も参考にさせていただいて、本市の自主防災訓練に反映していきたいと考えております。 ◆12番(岸野友美子議員) どうもありがとうございます。 心配していることは、ここ2年ほど、やっぱり新型コロナで地域防災の活動ができていないですよね。そんなときに、区長も随分新しく替わっていらっしゃるんですね、その辺を見ていると。また、今年は実施されるところもあるようにも聞いておりますけれども、やっぱり新型コロナが心配になってまいります。 そこで、こんなときに災害が起きたらと、例えばDVDなんかで勉強することができるのかなと。実は消防にお伺いしました。すると、これは議長にお許しをいただいているんですけれども、たくさんの資料、こんな感じです。(資料を示す)本当にいっぱいの、小さいお子さんから大きな、そしてまた高齢者の方にもよく分かるようなたくさんの資料を頂戴することができました。 こういうものを使いながら、そのようなマニュアルとDVDを各町会に配信していただいて、回していただいて勉強する方法もあるのではないかなというふうに考えました。 いつ起こるか分からない災害に対しての備えを強化していただきますように、市長にはどうぞよろしくお願いをいたします。 この項を終わります。 続きまして、整理番号52、地域資源を活かした魅力あふれるまち、にぎわいの創出に向けて、新庁舎に設置されたテラス部分の有効活用の検討をされています。その内容をお伺いいたします。 ◎冨宅正浩市長 この新庁舎2階部分に設置をいたしましたデッキ部分、これは「かしわらテラス」と名づけまして、市民が集う新しい憩いの場として、自由にご利用いただけるスペースとして供用を開始しております。 今後想定されます活用方法でございますが、市の各部署が実施します主催事業や共催事業、こういったところで積極的に活用することはもちろんでございますが、市が後援するイベントであったりとか、各種施策で連携協定、これを締結させてもらっている事業者も多くあります。そういったところであったり、学校法人の皆さん、こういったところにもご利用いただければと思っています。 庁舎の使用が可能な場合には、2階にございます全面ガラス張りの多目的室というのがございまして、そちらとロビーも含めて、各種多様な使い方も可能となりますことから、このスペースが本市、柏原市の新しい顔となることを期待しているところでございます。 ◆12番(岸野友美子議員) ありがとうございます。 市民の新しい憩いの場所として休日にもご利用いただき、柏原市の新しい顔となることを期待されているということ、よく分かりました。ありがとうございます。 では、そのテラスの下にあるコンビニスペースについては、今後はどのような活用をされるのか、お伺いいたします。 ◎冨宅正浩市長 今、議員ご指摘の売店、コンビニスペース、こちらにつきましては、新型コロナウイルス感染症、これの影響によりまして、業績悪化を理由として事業者との賃貸借契約、これを解除としておりますことから、現在はフリースペースとして、日本遺産関係のポスターであったりとか、マイナンバーの窓口などを設置しているところでございます。 今後の活用につきましては、このコンビニ導入に関しまして、市民アンケートや議会の皆さんのご意見もお聞きしながら、コンビニの導入を決めた経過もございます。そういったことから、アフターコロナにおけます再募集、これを見据えまして、今現在、情報収集、これを行っているところでございます。 ◆12番(岸野友美子議員) コンビニ運営事業者を再募集する方針とのことでございますけれども、別の活用法について検討する、この可能性をちょっとお伺いできますか。 ◎冨宅正浩市長 このスペースというのは、来庁者というのはもちろんですけれども、職員の利便性向上、こういったことも目的としておりまして、改めて事業者の再募集、これを進めていきたいと考えておりますが、その募集結果によりましては、今、議員おっしゃっていただいたような新たな活用方法、これについても前向きに検討していきたいと考えております。 ◆12番(岸野友美子議員) ありがとうございます。 コンビニスペースについては、大手コンビニ全部に断られましたよね。そこからもう一頑張りしてくださった職員さんのおかげで新たに契約ができて喜んでいたのに、それもつかの間、新型コロナの影響で契約が解除になったわけです。 ご答弁では、アフターコロナを見据えて再募集するということでございますが、そううまくいくものではないんじゃないかなと思うんです。それで別の活用方法をお伺いしたわけですけれども、前向きに検討すると、この言葉はしっかりと取り組んでいくよというふうに受け止めさせていただきまして、だから前向きに進むんだなと理解します。ありがとうございます。 アフターコロナといっても、今の現状ではまだまだ先が読めません。ワクチンもだんだん浸透していますけれども、結局読めないならば提案をさせていただきたいんですけれども、今テレビでよく見かける自動販売機の無人のお店がありますよね。設置場所と電気があれば、人がいなくてもお店として成り立つわけです。コロナ禍にぴったりのやり方ではないかなと思うんです。 自販機といえども飲物だけではなくて、お菓子、アイスクリーム、パン、サンドイッチ、お弁当、おにぎり、うどん、ラーメンなどなど、たくさんといろいろなものがあって、なかなかの優れものです。自販機ならば、例えば1年や2年のリース契約もできると思います。 設置をぜひ、この無人店舗導入で下の部分の設置をよろしくお願いしますと言いたいんですが、お願いしながら、もしどうしてもこの自販機の無人店舗が進まないときには別の方法として、個人の業者さんへの呼びかけなど、以前コンビニのときに1か月の家賃が3,000円という話もありました。そのようなことが継続して考えることができるならば、一般公募をかけて、たくさんの人の手が挙がるんではないかな、そんな可能性があるんじゃないかなと思っています。もちろん設備投資にはたくさんのお金がかかることも分かりますが、ひょっとしたら手を挙げてくださる方がいらっしゃったら、これはいいことだなと思っております。 5月6日から新庁舎がオープンして、かしわらテラスと名づけられ、今もおっしゃいましたように、芝生やベンチがあって、市民の皆様のにぎわい創出とも言われているわけです。休日にも自由に利用できるスペースで、市民の方に楽しんでいただける柏原の新しい顔として考えていらっしゃるわけですから、あと一歩の優しさとサービスを考えていただけたらと思います。 実は先日、お天気のいい日にテラスに行きました。山も見えまして、こっちは川も見えまして、本当に何もかも一望できて、確かに癒しの空間を感じました。欲を言えば、ちょっと暑かったので日よけの何かが欲しいなとは思ったんですが、それはさておきまして、夜もテラスの足元でしょうか、LEDなんでしょうか、光が床からの明かりが出てとてもいい雰囲気ですよということを教えてくださった人もおります。 テラスを盛り上げるためにも、また市民のためにも、そしてさっき市長も言われました職員に対しても、いろんな意味で職員の福利厚生の目的もいけるんではないかなと。テラスの下を充実させていただきますように、このスペースの活用にすぐにかかっていただきますように、市長にお願いをさせていただきます。 要望させていただいて、この項を終わります。 続きまして、整理番号53、利便性と快適性の高い住みよいまち、市役所の大和川河川敷をにぎわいのある河川空間として活用することの質問をしていました。 現在の河川敷公園の活用については、昨日の他会派で答弁をいただいて、この答えに「年間を通じてグラウンドゴルフや各種イベント、ジョギングや散策などで多くの方々に利用していただいている」ということを昨日理解いたしましたので、続けて、次の質問をさせていただきたいと思います。 河川のオープン化の制度についてお伺いをいたします。 ◎冨宅正浩市長 まず、原則といたしまして、河川敷地の占有主体、これは公共性、公益性を有するものに限られております。 大和川河川敷につきましては、本市が公園として河川管理者であります近畿地方整備局より占用許可を受けて運営しているところであります。しかし、全国的に河川の敷地をにぎわいのある水辺空間として積極的に活用したいと、そういう要望の高まりを受けまして、国のほうでもご検討いただいて、平成23年度に河川敷地占用許可準則、こういった規則といいますか、それを改正して、一定の要件を満たす場合、営業活動を行う事業者でも河川敷地の利用、これを可能という改正が行われています。 このことによりまして、この制度を活用して、広場やイベント施設、そして遊歩道であったり船着場など、そういった占用許可が下りるようになりまして、これらの施設と一体をなす飲食店であったりとか、見ていただいたら分かるすばらしい景色でオープンカフェであったりとか、あるいはバーベキューをしたりとか、そういった利用も可能となる状況でございます。 ◆12番(岸野友美子議員) ありがとうございます。 占用許可の改正でいろいろなことが可能になったんですね。ありがたく思います。 では、河川敷や水面をどのように利用されるのか、具体的にお伺いをいたします。 ◎冨宅正浩市長 この目の前に広がります大和川の魅力、そしてそのすばらしさ、それを生かしたイベントの実施であったり、飲食店、先ほど申し上げたオープンカフェであったり、そういった飲食店の出店などによって穏やかな時間を過ごせたり、水辺空間、水辺というのは非常にいい雰囲気があります。そういったところで雰囲気を楽しんだりできるようにすることで、憩いの場として、そしてにぎわいをつくっていきたいと考えています。 今年度の取組につきましては、以前からやっていますカヌーにプラスアルファさせていただいて、サップという立ってするカヌーみたいなものとかパラグライダー、これは飛ぶやつです。イメージとしてはバイクで引っ張って、たこ揚げのようなイメージでのパラグライダーを想像していただいたらいいのかと思うんですけれども、そういったアトラクションであったり、そしてキャンプとか、そういったイベントであったり、さらにはオープンカフェ、そういった民間事業者による新たな利用を目的とします実証実験を行うことで、今後の河川空間の有効活用、これの可能性について検証を進めていきたいと考えています。 ◆12番(岸野友美子議員) 以前に市長が水辺のカヌーであったりいろいろなことに挑戦されている姿の写真がちょっと思い浮かんできました。 民間業者による新たな利用を目的とする実証実験ということですね。 先日、我が会派で大和川の河川事務所の白波瀬所長にお会いをいたしました。3月に引き続きまして勉強をさせていただいたわけなんですけれども、私はその説明の中で、ミズベリングということに非常に興味を持ちまして、そしてまた白波瀬所長にご教授をいただいたわけです。 ミズベリングとは、まだ十分に活用されていない日本の水辺、新しい水辺の活用の可能性を切り開くための官民一体の共同プロジェクトであるということでした。そこで詳しくお伺いして、まさに以前から私がやりたいと思っていた大和川河川敷空間の活用であると理解をいたしました。 国交省のホームページにはたくさんの実例や魅力的な画像がありました。一部ですけれども、パワーポイントを見ていただきましょう。(資料を示す) これは日本のそういう分布の地図でございます。これは別にいいんですけれども、続いて、これが河川空間のオープン化の実施の具体的な、この分につきまして、資料2なんですけれども、新潟県の信濃川でございます。かわまち大賞という大賞がありまして、そこから紹介をさせていただきます。 少し時間がかかりますけれども、お伝えしたいので聞いていただきたいと思います。この「ミズベからにぎわいを、まちへ。」と題して、地域、市、国が連携し、ミズベリングや商業活動の取組と一体化となり、水辺のさらなるにぎわいを創造することで、川とまちが融合した魅力的なまちづくりを推進ということが取組の内容でございます。 平成29年度からは民間のアウトドアメーカーが「アウトドアと健康」をテーマに全体のマネジメントを担い、水辺のにぎわいと経済効果を創出しています。 大賞の評価ポイントは、民間企業の意欲的参加によりまして、都市部で民間企業がかわまちづくりに参加するメリットを体現し、かつ、新たな観光スポットになり経済的な効果を出しているということで、民間事業者が参加運営することが模範的なモデルを形成するとともに、社会実験の実施、また地元の受入れ体制、周辺環境整備なども併せてできており、他の地区の参考となるということです。 この評価ポイントは、岐阜県の木曽川も同じ評価で、次は岐阜県のものなんですけれども、これは川遊びやバーベキュー、川のリスクマネジメント、プレーパークなどの地域資源を生かしたプログラムを官民協働で考え、それらをつなげるように公園・建築をデザインし、また、人と人、人と自然、多世代・多文化が交わる交流拠点を整備したということです。ここも「地域活動団体、指定管理者、行政の連携が」と言われています。 リスクマネジメントを考えて、リスクを事前に管理して不利益を最小限度に抑える、この経営管理の手法を取り入れたことが大変すばらしいと思いました。 次の資料は、徳島県の吉野川水系なんですけれども、「笑顔みちる「ひょうたん島」」というネーミングがとてもかわいいと思いました。かつては生活排水で汚れた川を国、県、市、民間が一体となってボランティア清掃、水質浄化などなど、様々な取組の結果、人々が集うまちを象徴するエリアとして再生されたということなんです。 本日も傍聴に来てくださっている中に、アドプト・リバー・原川のメンバーがいらっしゃいます。毎月ボランティアで原川清掃を行っています。少しずつですが、川はきれいになっております。ごみを捨てる人との、実は追っかけっこでございます。でも継続は力なりというような気持ちでボランティア仲間は一生懸命頑張っております。またこれからも頑張り続けてまいります。 次の資料は、広島県の広島市、京橋川です。先ほど市長もカフェとかとおっしゃっていたんですけれども、この取組内容、常設のオープンカフェです。常設なんです。民間事業者としては日本で初めて、15年の実績があるそうです。出展者から預かる事業協賛金をカフェの周辺の環境整備に活用してカフェの誘客を図るとともに、地域の景観向上に還元しているということです。 どれもこれもやはり大賞をもらうというのはすばらしいということを感じました。柏原もここを目指して、共に頑張りたいと思っております。 そこで、私、実は平成24年6月議会で、9年ほど前になりますけれども、里山公園や玉手山公園、そしてこの市役所前の河川敷でバーベキューができないかと質問をいたしました。そのときはできない理由をたくさんと頂戴いたしました。 もう一度パワーポイントのほうをご覧いただきましょう。(資料を示す)きれいな写真が撮れました。つい数日前なんですけれども、これはもちろん今の写真ですけれども、バーベキュー、花火禁止という言葉がはっきりと書かれておりまして、9年前にもこれと同じのぼり、黒枠はなかったように思うんですけれども、同じのぼりが立ちました。残念と思いながらその後過ごしたんですけれども、その後は、里山公園ではバーベキューはできるようになりましたが、このたび、白波瀬所長のお話でとてもテンションが上がったわけです。長年望んでいたことが一歩ずつ現実に近づいていると感じました。 今、コロナ禍で食事の場所も制限がかかっています。アウトドアに光が当たり、ブームになっています。自然を活用し、まずは収入、そして雇用、娯楽の全てが広がり、柏原市民も他市からも利用者が増えて、アウトドア雑誌に載るような、そんなことをできることがスタートラインにやってきたなと感動しています。お金を使わずに民間との協力で、国からの補助金をもらって前に進むことができるときです。 大和川河川事務所と連携を取って、市長に早々に必ず実現できるように進めていただきますように、どうかよろしくお願いいたします。強く、強くお願いをさせていただいて、この項を終わります。 続いて、整理番号54にまいります。 西名阪自動車道スマートインターチェンジの新設とそれに伴う周辺道路の状況やインターチェンジの必要性などを整理することについてお伺いいたします。 ◎冨宅正浩市長 今、議員おっしゃっていただいた西名阪自動車道、これは今、柏原インターが片側、大阪に向かうほうの入り口、そして、大阪から帰ってくるときに下りるしかない状況であります。そういった状況、これを抜本的に向上させるために、西名阪自動車道、今、柏原インターと藤井寺インターというのがあります。その真ん中にスマートインターチェンジというものの整備に向けて、今動いています。 これが整備されますと、地域産業の活性化、特産品であるブドウの販路拡大、そして観光ブドウ狩りの集客向上、さらに、先ほど申し上げた日本遺産の関係、これの龍田古道と亀の瀬、こういったところへの観光客の集客であったり、そして、慢性的にこれは発生しております国分駅周辺道路の渋滞緩和、そして周辺地域には様々なメリット、これが期待できます。企業の誘致も可能になるかもしれません。そして、企業を逃がさないことにもつながるかもしれません。 こういった整備の実現に向けて、まずは国の事業採択、これが必要となってきます。そのために、今回補正予算で計上させていただきました西名阪自動車道周辺道路網調査業務、こちらで行います必要性の整理や、令和4年度に予定しております広域的検討業務、これにおいて整理した必要性や整備効果、これを使って、国に対して要望をしていきたいと考えております。 ◆12番(岸野友美子議員) では、それに伴って、都市計画道路田辺旭ヶ丘線の整備についてお伺いいたします。 ◎冨宅正浩市長 この都市計画道路田辺旭ヶ丘線、これについては慢性的な交通混雑が著しい国道25号の渋滞緩和、そして、近鉄大阪線で分断されております国分地区の東西地域のアクセス道路として、交通の円滑化を図るために整備が必要な道路であると考えております。 スマートインターチェンジの整備効果を最大限に発揮させるためにも関連性が大変大きい事業でありますので、両事業の整備効果を十分に発揮できるように、足並みをそろえて進めていきたいと考えています。 ◆12番(岸野友美子議員) 実は、また私が議員になるずっと前の平成7年なんですけれども、ほぼ20年前になります。長きにわたり続いているのがこの都市計画道路田辺旭ヶ丘線です。令和元年には完全に土地の買収も終わりました。我が会派の山口議員も常に質問をしております。そして、スマートインターチェンジ新設については、欠かすことのできない関連道路だと思っています。 早々と買収に応じてくださった土地の持ち主も、やっと進むんではないかと喜んでいらっしゃるんではないかなと思います。ただ、あと何年かかるか分かりませんが、やっとここまで来ました。今後速やかに進めていただきたいと思います。 また、今まさに進もうとしているスマートインターチェンジの設置場所についてですが、旭ヶ丘小学校付近になるかなと大変心配をしております。通学路ですから、その辺はしっかりと回避できるように、通学路に影響が出ないように配慮していただきたいと思います。 そして、やはり費用の問題も補助金などをしっかり取っていただきまして、市の負担を最低限度に抑えていただきますように要望をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 次にまいります。 整理番号55、やさしさと思いやりを育むまち、児童生徒1人に1台ずつの端末整備など、ICT機器を活用した学力向上の取組についてお伺いをいたします。 ◎冨宅正浩市長 文部科学省が提唱されておりますGIGAスクール構想、これの実現によりまして、児童生徒だけでなく、授業を行う教員にも1人1台の端末が整備され、教員による効果的な機器を活用する力、これの育成には力を入れているところであります。 その一つといたしまして、専門的な技能を持ちましたICTの支援員、これが全ての学校を巡回し、教員のサポートを行う体制を整えたところでございます。また、教員の中にはまだまだ機器の扱い、これには慣れていない方ももちろんいらっしゃいますので、全体的なスキルアップを図るため、研修などを通じてICT、言わばパソコン、これを日常的に行う環境づくりを全小・中学校で進めてまいります。 ◆12番(岸野友美子議員) 端末が特別なものではなく、当たり前に使いこなせることができること、まさに今のコロナ禍に最適のアイテムになろうかと思います。 一度に多くの機器が学校に整備されたので、授業中に端末が動かないなどのトラブルも起きるのではないかと思います。現に大阪市内ではそのような状況が起きていると聞いております。そうなったとき、柏原では、教員がそれに対応できるのかをお伺いいたします。 ◎冨宅正浩市長 令和2年度より、専門的な技能を持ったICT支援員の導入、これを段階的に進めておりまして、現在、国の基準でもあります4名の支援員が各学校を巡回しながら、授業中における、今、議員がおっしゃった機器の不具合、こういったところにも対応し、教員をサポートできる体制を整えているところであります。 ◆12番(岸野友美子議員) 4名の支援員で巡回というご答弁なんですけれども、各学校でトラブルが起きたときに対応できないのではないかなと心配するんですけれども、では、児童生徒が端末を持ち帰って、家庭においてオンライン学習を行うことができるような体制が整っているのかどうか、お伺いいたします。 ◎冨宅正浩市長 つい先日のことでありますが、市内全小・中学校で一斉に家庭におけるオンラインの学習ドリル教材、これへの接続テストを実施したところ、おおむね無事に接続できたと報告を受けております。 今後もあらゆる状況に対応できるよう、入念に準備を進めていきたいと考えております。 ◆12番(岸野友美子議員) ありがとうございます。 結果の収集の最中ではあるが、おおむね無事接続とのお答えですので、今後どうぞしっかりとお願いいたします。 3月の初めの頃なんですけれども、中学校現場で一部つながらなかったことを聞きました。不安になったので調査をしていただけるようにお願いをさせていただき、それに対しては早々と対応していただきましたので、本当にありがとうございます。 また、ご答弁で、支援員の方が国の基準どおりですが、4人でいいのかということも気になります。今後、もし足らないようならば増やしていただけることも考えていただいて、不具合に対する対応をしっかりとお願いをいたします。 また、新型コロナで休校になったときに家に端末を持ち帰り、授業を受けるときのWi-Fiやルーターなど、いろいろ対応していただいていることも伺っております。今後も引き続きのご努力をどうかよろしくお願いいたします。 この項を終わります。 続きまして、整理番号56、みんなでつくる暮らし続けられるまち、臨時のごみの搬入方法を変更し、柏羽藤クリーンセンターへ直接持ち込むことについてお伺いをいたします。 ◎冨宅正浩市長 お尋ねのごみの搬入方法、これにつきましては、従来排出者、ごみを出す人本人がこのごみを車などに積んでいただいて、まずは市役所の環境対策課窓口に来ていただいて、搬入手続をした後に柏羽藤クリーンセンターに搬入をしていただいておるというような状況でございました。これは非常に市民の方にご負担になっていると考えておりましたので、今回、市民サービス向上の観点から、ごみ搬入の際には直接柏羽藤クリーンセンターへ行っていただいて、直接持ち込んでいただけるように手続方法、これを見直させていただきまして、市民の皆様の利便性の向上、これを図るものでございます。 現在、柏羽藤クリーンセンターにおきまして、自己搬入手続の受付開始に向けまして、窓口の設置やごみ搬入経路、これは直接持ち込んでいただくので事故のないように、その対策をしたりとか、安全に搬入していただけるよう準備を進めておりまして、令和3年10月の開始を予定しております。 今後も円滑なごみ処理による住みよいまちづくり、これを進めていきたいと考えております。 ◆12番(岸野友美子議員) ありがとうございます。 そんなに年間通して何回もあるかといったらそんなにないんですけれども、国分の人間にしてみたら、今までわざわざここまで来て許可をもらって、また行く。実はうちなんかにしてみたら、クリーンセンターのほうがはるかに、5分で行けるんですね。だから本当にこれはありがたいことをやっていただけると、本当に感謝申し上げます。 それで、一般ごみのことでちょっとお伺いしたいんですけれども、実は今年の3月議会でも発信をさせていただきました。ごみに関することですけれども、環境事業組合でのぼやのお話です。 そもそもこのぼやの原因というのが、市民のごみ捨ての意識が問題になるわけです。このときはぼやで済みましたけれども、今までは収集現場で職員さんが大けがをしたり、また命の危険も感じていらっしゃるような状況です。現場って本当に大変なんですよね。 そんな中で、今のごみ収集に対して、市民も実は戸惑っているところがあります。市民の声からは、「市がごみ袋を配ってくれたらいいのに」というような声が聞こえます。今は透明とか半透明とかカラーとか、そういう問題がごみを取っていく、取っていかないというようなことでこのようなことになっているんですけれども、いろいろなことを解消するためにも、私も日々担当課とお話をさせていただいております。 6月は環境月間なので、広報にもお願いさせていただき、市民への発信もしていただきました。3月に引き続きしていただいたんで申し訳ないんですけれども、写真を出されて、ペケをつけられて、これは駄目ですよと、とても分かりやすく掲載していただきましたので、感謝いたしております。 市政運営なので細かいことは言いません。市長のお仕事は多種多様、山盛りのお仕事があります。とても大変なことは理解をしております。小さな問題かもしれませんけれども、市民にとっては日常の大きな問題なんです。ぜひその辺も市長にお酌み取りいただき、今後の改善策につながりますように、市長からも市民の声を受け取って、また広げていただけますように、どうかよろしくお願いをいたします。 今後のことを期待しておりますんで、これで質問を終わります。 では、次に移ります。 整理番号57です。行政ニーズの的確な把握と質のよいサービスの継続的な提供に向けて、意欲能力にあふれる人材の育成と、持てる力を十分に発揮できる働きやすい職場環境づくりについてお伺いをいたします。 ◎冨宅正浩市長 市民の皆様からのご信託、これに応え、質のいいサービス、これを提供させていただくためには、職員の育成、これが重要であると考えています。 本市の職員というのは非常に優秀だと思っておりまして、私自身は八尾市の職員としての経験がございますが、本当に引けを取らないすばらしい職員が多数おります。 そして、先ほど河川空間のときにお話がございました、できない理由を並べる組織からできる理由を考える、そういった組織に、今、私自身は変えていこうと思っています。そういった僕自身の思いに非常に応えてくれている優秀な職員がそろっています。 本年度につきましても柏原市人材育成基本方針に基づきまして、行政ニーズに応じた様々なカリキュラムによる研修を実施していきたいと思っています。また、時差出勤の活用であったり、完全退庁時間、さらには超過勤務命令の上限時間、これのさらなる浸透などによりまして、職員一人一人のワーク・ライフ・バランス、これをきっちりと図ることで、持てる力というのを十分に発揮できる職場環境づくりを進めていきたいと思っています。 ◆12番(岸野友美子議員) 市長、すばらしいご答弁をいただきましたよ。我が柏原市の職員は優秀です。自信を持って、言ってください。多分今頃、職員の方々も「わあ、市長、こんなに言うてくれた」と多分喜んでいただいています。 研修による人材育成と様々な制度を活用した働きやすい職場環境づくりを進めていくことは理解をいたしました。これから進めていただくには、女性職員の比率が高まってきている現状を踏まえると、女性職員の活躍も重要であると思われますが、本市での女性職員の管理職の状況はどのようになっているのかお伺いをいたします。 ◎冨宅正浩市長 正規職員数の約半数を占める女性職員が様々な職場や場面で能力を発揮し、活躍すると、これは本市の行政運営にとって、議員おっしゃるとおり、大変重要なことであります。 女性の活躍度合い、これをはかる上で一つの指標とされておりますのが、課長級以上、女性管理職比率と申しますが、これにつきまして、病院医療職、これを除いて申し上げますと、昨年度に比べまして2.4%上昇しておりまして、現在%となっております。 また、本日も出席しておりますが、本年4月には女性2名を部長級に登用しておりまして、女性職員の活躍を進めていけるものと考えております。 ◆12番(岸野友美子議員) 昨年よりも女性管理職の比率が上がっているというのは大変うれしいことです。市長も言われるように、本日もお二人の女性の部長級の方がいらっしゃる。このことがとてもうれしく感じます。 これからもぜひ増え続けてほしいなと思っているんですけれども、女性のさらなる活躍に向けて、男性が育児に参加して、仕事との両立に向けて、家庭内で協力し合うことも一つの課題と考えています。 男性職員の育児参加への取組はいかがなものでしょうか。 ◎冨宅正浩市長 出産・育児、こういったライフイベントに男性が積極的に関わること、これは非常に重要なことだと考えています。 本市におきましては、妻の出産とか育児保育、これに関して男性職員が取得可能な3つの特別休暇というのを設けております。この休暇を取得する職員、これが徐々に出てきている状況であります。 今後も研修等の機会を通じて、さらにこれらの制度の浸透、そして取得促進、これを図り、全ての職員、もう本当に全員です。全ての職員が働きやすい職場づくり、これに努めていきたいと考えております。 ◆12番(岸野友美子議員) ありがとうございます。 確かに女性が第一線で働こうとすると、旦那さんの手助け、実は我が家でもそうなんですけど、共稼ぎ夫婦は作業分担ということが非常に大事になるんです。これはこっちの仕事、これはこっちの仕事、みんなで助け合って支え合うというところがとてもありがたい、大事なところだと日々感謝している次第でございますけれども、男女ともに働きやすい職場づくりに努めていただけることに、とてもありがたく感じております。 柏原市では、平成28年9月、多分日本初だと思うんですけれども、イクボス宣言というのをやりました。これは東京の小池知事よりも少し早い、これが狙いだったのかと思いますが、少し早く発信をされました。子育て支援の取組で、子育てや介護の応援でワーク・ライフ・バランスを見直す働き方改革で、女性の社会進出を大きくバックアップするものです。 このときにボス、つまり上司です。上司の方が率先して早出、遅出などを見本に示しまして、部下が取りやすい状況をつくる、そういうことをしていましたけれども、その後どうなっているのかなとちょっと気になりますけれども、もしあまり動きがないのならば、もう一度これを見直していただきたいと思っております。 男性職員も特別休暇を取得する人も増えてきているということですから、ボスもいま一度その意識を確認してください。男性が協力してくれることで、女性も働きやすい環境づくりができます。そのことによって、女性の社会進出が大きく進むものだと思いますので、大変期待をしております。 市長もしっかりとバックアップのほうをよろしくお願いをいたします。要望させていただきまして、これで終わります。 以上で、市長の市政運営方針に対して、女性超党派りんどうからの質問を全て終了いたしました。市長には、優しいご答弁をどうもありがとうございました。そして、皆様、ご清聴ありがとうございました。終わります。 ○中村保治議長 以上で、女性超党派りんどう代表者の質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。 △休憩 午前11時49分 △再開 午後1時0分 ○中村保治議長 これより本会議を再開いたします。 午前中に引き続き、市政運営方針に対する質問を行います。 橋本満夫議員、登壇願います。     〔11番 橋本満夫議員 登壇〕(拍手) ◆11番(橋本満夫議員) 皆さん、こんにちは。11番議員、日本共産党の橋本満夫でございます。私は、令和3年柏原市議会第2回定例会におきまして、冨宅市長の市政運営方針に対し、質問を行います。最後までのご協力をお願い申し上げます。 議員任期最後の議会になります。今議会は、市民の皆さんにご協力をいただきました市民アンケートの声を真っすぐに伝えてまいります。 整理番号58、利便性と快適性の高い住みよいまち、「市内の公園につきましては、安全に安心して公園を利用し、憩いとやすらぎを提供」とありますが、具体的な公園整備について、市長の考えをお尋ねいたします。 以降の再質問、質問は質問者席に戻り行いますので、よろしくご答弁をお願いいたします。 ◎冨宅正浩市長 お尋ねの公園の整備についてでありますが、堅下北スポーツ広場に隣接する恩智川多目的遊水地、これの上面利用において、公園の要素も含めた整備を検討しているほか、市立玉手山公園につきましては、西名阪自動車道にスマートインターが設置できればアクセスも飛躍的によくなり、遠方からの来園者も予測でき、さらに多くの方に楽しんでいただけるように施設を充実させて、活気ある公園にしていきたいと考えています。 さらに、市内の主な公園、これを都市公園として位置づけ、長寿命化計画の策定を検討して、老朽化の進む遊具、これを国の交付金の活用による計画的な更新や修繕を行っていきたいと考えております。 ◆11番(橋本満夫議員) 公園の整備の要望はさきの3月議会でも取り上げ、要望しました。公園整備事業に使える基金が約2億円あることも明らかにしました。 私は、昨年の12月議会の個人質問でも公園整備を取り上げ、農業をされていない休耕地などの土地の活用も提案しました。そして、3月議会では八尾市の曙川公園をパワーポイントで紹介し、取り上げました。恩智川遊水地も玉手山公園も市民に喜ばれる公園にしてください。そして、今ある公園の遊具の修繕も大切です。でも、私が言いたいのは、安全に安心して公園を利用し、憩いと安らぎを提供する公園を増やすことです。 2018年に実施された子ども・子育て支援に関するニーズ調査報告書に示されています子どもの遊び場についての欄で、就学前児童と小学生の親御さんの意見でずば抜けて意見が多くあったのが、「公園の遊具を充実してほしい」、「ボール遊び等ができる公園や広場をつくってほしい」でした。 市長に、5月19日に市民アンケートの自由記載の全文をお渡ししました。今回、市民アンケートの自由記載で最も多かったのが、道路整備と公園整備でした。一部原文のままご紹介します。 「子どもたちがボール遊びできる場所が少ないです」(30歳代女性・専業主婦)、「子どもたちの遊ぶ公園がない。きれいな花壇作りをお年寄りの楽しみにして、子どもたちには使えないようになっているので、もっと自由に遊ばせてあげたい」(70代女性)、「子どもが思いっきり走り回って遊ぶような公園がない」(40歳代女性)、「公園が少なく、まともな遊具がなく、遊ぶ場所がない」(40歳代女性・太平寺)、「八尾市のように大きめの公園を増やしてほしい。遊具プラスボール遊びのできる広場、大和川の河川敷公園でもよく遊びますが、校区外のため子ども同士で遊びに行けず、困ります」(30歳代女性)、「公園に公衆トイレを造ってほしい。高齢化社会で散歩されておられる人が多いが、洗面所がないので難儀している」などでした。 お聞きしますが、これが市民の皆さんの声です。市長としてこの声をどのように受け止めますか、お尋ねをいたします。 ◎冨宅正浩市長 市民の皆様から、公園に関するたくさんのご意見をいただいておりますことは、5月19日でしたか、全文を私のところにもお届けいただいておりますので承知をしておるところでございます。多くの市民の皆様に満足していただける公園づくり、これを目指してやっていきたいと考えています。 なお、維持管理、これにつきましては、引き続きこれまでと同様に努めていきたいと思っています。 ◆11番(橋本満夫議員) ぜひとも頑張ってほしいと思うんです。 今ある公園の遊具の修繕等だけではやっぱり駄目なんです。やっぱり増やす努力が必要と思うんです。 このことは、柏原市の都市計画マスタープランにしっかりと明記されています。一度見直してください。(2)の公園・緑地の整備方針、①小学校区、中学校区等の単位で整備する公園の整備方針として、「新たな整備においては、市民の意向、自然緑地や地域のバランス等に配慮しながら計画的な公園の整備を行います。また、市街地内で発生した空地については、可能な限り公園として活用することを検討します」と書いています。 冨宅市長、これ実行できていますか。「市街地内で発生した空地については、可能な限り公園として活用することを検討します」と書かれているんです。小学校区の単位で整備することが必要なんです。 子どもたちは、基本は、小学生ですけれども、校区外で遊んではいけないことになっています。柏原市の都市公園は少なく、市民1人当たりの公園面積は都市公園法--これは法律です--の基準を満たしていません。公園整備基金2億円の活用や、廃園になった幼稚園の跡地利用も含め、ぜひとも市長の決断で、憩いと安らぎがあり、子どもたちが伸び伸びと遊べる公園を増やすべきだと考えます。どうかお願いいたします。 続きまして、整理番号59、「市内の道路整備についても、円滑な実施」とありますが、遅れている生活道路の具体的な道路整備に対する市長のお考えをお尋ねいたします。 ◎冨宅正浩市長 本市の生活道路の整備につきましては、維持管理的な施策と、あと一方では、交通安全対策的な施策、この両輪を持って取り組んでおります。 まず、維持管理的な施策といたしましては、経年劣化などによる道路の破損であったり陥没、こういった緊急的な補修、あるいは通行の支障となる草刈りなどと同時に、計画的な維持補修、これも必要になってきます。舗装修繕計画に基づく舗装補修工事などを行っている現状であります。 次に、交通安全対策的な施策、これにつきましては、交通安全総合整備計画、これに基づき進めております通学路の安全対策、そして、柏原市バリアフリー基本構想に基づく道路改良であります。交通安全総合整備計画に基づく通学路の安全対策につきましては、短期計画に位置づけたグリーンベルト、あるいは交差点のカラー化から実施をしておりまして、その後は中期計画に位置づけた側溝の蓋がけ、そして、転落防止柵、さらには照明などの対策を実施していきたいと考えています。 また、柏原市バリアフリー基本構想に基づく道路改良についてでありますが、これは柏原市バリアフリー基本構想で設定されました重点整備地区内の生活関連経路につきまして、段差や勾配の改良、そして歩行空間の障害物、こういった解消などを進めているところでございます。 今後もこのような取組を推し進めていくことによって、車はもとより、小さな子どもからご年配の方まで多くの市民の方が安全に安心して移動できる、そういった道路整備に努めていきたいと考えております。 ◆11番(橋本満夫議員) 今、市長は「努めてまいります」と言われたけれども、やっぱり努めるだけではいけない、実行せなあかんと思うんです。 進捗状況が、私は遅いと思うんです。先ほどの公園でも言いましたが、今回市民アンケートの自由記載で一番多かったのが、道路整備でした。一部原文のまま紹介します。 「道路幅を広げて、人が安心して歩ける道路を造る」(70歳代女性)、「町内の比較的細い道は30年以上修理されていない。道ががたがたで歩くとつまずく」(80歳代男性)、「歩道がないところが多く、歩くのが危ないです。歩くことが体にいいが、車が多く、公園も近くになく、困っています」(60歳代女性)、「道路脇や公園に少し休憩できるベンチを造ってほしい。休憩を取りつつ歩行訓練をしたいと思います」(80歳代女性)、「歩道を整備してほしい。歩いている横を車が通ると怖い。傘を差すと歩けない。柏原市に住んでいて一番感じるのが道路です。オガタ通り商店街の道路で凸凹していて、シルバーカーを押しにくいのできれいにしてほしい」(80歳代女性)。 市長にお聞きしますが、今、私が言いました、市長もたくさんの自由記載を読んでいただいていると思うんですけれども、この市民の皆さんの声をどのようにお考えになられますか。 ◎冨宅正浩市長 今ご紹介いただいたような市民の皆様のお声、これを今後も意識しながら、交通安全総合整備計画や柏原市バリアフリー基本構想、これを中心に整備を進めながら、皆様が安心して通行できるような道路行政、これを進めてまいります。 ◆11番(橋本満夫議員) 市長も道路整備の遅れは十分に認識されているはずです。 令和3年、今年の2月に出された柏原市市民意識調査集約結果です。これは柏原市が出されました。今、副市長がうなずきましたけれども、満足度順位、41ある項目の中で、生活道路は何と下から2番目の40位。市民は満足していないんですわ。多くの市民の方が生活道路の今の現状に不満を持たれています。 そして、満足度と重要度の乖離が大きい順位では何と1位。道路整備は重要やと思っているけれども、満足度が一番低い。これが今の6万8,000市民の多くの声が、市が取ったアンケートでしっかりと現れている。 私が取りました市民アンケートでも現れていました。確かに市の職員さんは本当に頑張ってくれています。ちょっとした凸凹の修繕をお願いすると、すぐに現地を確認され、職員さん自らで修繕してくれています。本当に感謝でいっぱいです。 冨宅市長、要するに問題は予算です。道路維持費、特に柏原市道の維持補修事業費を増やす必要があります。 市長は言われました。「小さな子どもたちから高齢者の方が安心して通行できる道路行政を進めていきたい」と答弁されました。私は忘れません。そして、交通安全も含め、応援します。ぜひとも道路整備のための予算を増やしてください。 次にまいります。 整理番号60、みんなでつくる暮らし続けられるまち、「共に考え協力していく市民協働と市民が市政に参加しやすい仕組みづくりに努めます」とありますが、市民が主人公のまちづくりのために、市長は何が必要であると考えるのかをお尋ねいたします。 ◎冨宅正浩市長 市民主体の地域社会の実現、これを図ることを目的として制定をされました柏原市まちづくり基本条例におきましては、市が重要な施策を決定するときには、政策の企画・立案から実施に至るまで、市民が主体的にまちづくりに参加をし、パートナーシップの精神に基づいて、市民の持つ豊かな社会経験、そして知識、また創造的な活動を通じて、自分たちの目指す地域社会を実現すると規定されておりますことから、まずは広報誌などの様々な媒体や地域担当職員制度等を通じて、積極的に市の情報を提供することによりまして、市民と情報を共有し、その上で市民が市政に参画しやすい環境づくりに努めることが必要であると、このように考えております。 ◆11番(橋本満夫議員) 市民が主人公、言葉で言うのは簡単と思うんです。 今言われた平成18年にできたのが、柏原市まちづくり基本条例です。市長が就任されて4年が過ぎましたが、今、柏原市の全職員さんや、またこの4年間で新しく市の職員さんになられた方々は、この柏原市まちづくり基本条例をしっかりと理解されているんでしょうか、お尋ねいたします。 ◎冨宅正浩市長 まちづくり基本条例に基づく市民参加、市民協働、これにつきましては、毎年各部署に対して実施状況を調査するとともに、制度の推進について周知啓発を行っております。また、各部署、それぞれの所属におきましては、若手職員に対してOJT、職場内の訓練、これの形を取りまして、所属長等から業務の様々な場面を活用して指導を行っており、新規採用職員を含め全ての職員が理解をしておるところであります。 ◆11番(橋本満夫議員) 平成18年、岡本市長のときです。私は議員になって2年目でした。柏原市まちづくり基本条例をつくるに当たって、柏原市としてまちづくりアンケートを実施されました。結果分析にこう書かれています。2「今、まちづくりのために大切なこととして、市民協働(16位2%)についての回答率の低さが気にかかる。これはあまり意識されていないことの現れだとも考えられる」とあるんです。だからこそ、市民が主体的に参加する仕組み、条例をつくられたわけです。 条例制定から15年がたちました。令和3年、これはまた今年の2月の柏原市市民意識調査集計結果があります。満足度順位では、市民参画は41ある中で36位。満足度と重要度の乖離が大きいのは、市民参画は41ある中で30位と極めて低い結果になっています。 お聞きしますが、市長はなぜこの市民参画が市民から見て低い結果になっているのか、どう考えますか、お尋ねいたします。 ◎冨宅正浩市長 冒頭にもお答えをさせていただいたとおり、市民が市政に参画いただくためには、市民と市が市政に対する情報を共有して、参画しやすい環境、これをつくることが重要であるとまずは考えております。その点を念頭に置いた上で、市民の皆さんの満足度であったり重要度、これを向上させることができるよう、あらゆる施策について真摯に対応していきたいと考えております。 ◆11番(橋本満夫議員) 真摯に対応してください。 柏原市まちづくり基本条例の当時のときにQ&Aをつくられているんです。副市長なんかはもうご存じだと思います。こう書かれています。Q(クエスチョン)「この条例の目的を達成するための指針とは何ですか」、A(アンサー)「5つの基本原則を定めています。①市民と市は、対等の立場で、協働してまちづくりを推進します。②市民は、まちづくりへの参加の機会が公正かつ平等に保障されています。③市民と市は、お互いに、まちづくりに関する情報を共有し合います。④市民と市は、一人ひとりの人権を尊重します。⑤市民公益活動は、自主性と自立性を基本に尊重されます」。 2月に取られた調査結果が低いのは、やっぱりこの指針が守られていないからではないでしょうか。だから市民参画が市民から見て低い結果になっていると思うんです。 私は議員生活が今16年です。もう嫌というほど市民参加を無視した提案を見てきました。ごめんなさいね、過去に戻って。国分東条の採石場の跡地を購入してスポーツ広場を建設したい、さすがに議会が予算案を否決しました。畑にある青少年キャンプ場の突然の廃止、これは3月の議会で担当課長が青谷の青少年キャンプ場は広報活動を努め、これからどんどん人を呼びますと言うていて、12月議会で突然の廃止の提案。畑地区にあるごみの最終処分場の柏原市単独の龍田古道の里山公園の設置、法善寺保育所の突然の民営化、学校の耐震化予算を削除して突然の小中一貫学校建設の提案などなど、切りがありません。全くこれは市民不在の提案でした。市民協働と言える提案ではありませんでした。 冨宅市長には、過去の過ちを繰り返してほしくないんです。市民には徹底的な情報公開をする。そして、説明責任を果たすために、職員さんは汗をかく。必要であれば住民説明会を開く。このことが今の柏原市政に求められていることではないでしょうか。 市長、覚えていますか。平成29年6月議会です。冨宅市長の市政運営方針に対しての私の発言です。私はやっぱりこの市民が主人公、市民と一緒になって柏原市がやっていくのはすごくこだわっています。 これは私が言うた発言ね。「東京都の狛江市に視察に行ってまいりました--大体人口よう似たものです、7万人--。学んだことは大きく2つありました。1つ目が、市の推進する市民参加と市民協働の取組が行政側の意図に左右されずに透明性を持って推進されるために、審議会を立ち上げて、市民参加と市民協働の推進指針を出されています。そして、絶えずこれを検証されています。今年の1年間は市民協働、市民と共に、市民と相談しながら市政運営ができたんかなというのを毎年検証されています。あと一つは市の姿勢、つまり、具体的には市長の政治姿勢です。清潔で公正、開かれた市政であることが求められます」。 どうか市長、これからの4年間、市民協働を大切に、市民が主人公になる市政運営を行ってください。現職の議員は、市長とこないしてやり取りするのはこれで最後です。昨日、今日と各会派、いろんな要望を市長にしました。次の機会は9月の議員選挙で当選した人間だけが議会に出られます。昨日、今日、各議員が要望した市民の皆さんの声、どうか実現していただけますように心よりお願いを申し上げまして、私の質問とさせていただきます。ご清聴、ご協力ありがとうございました。 ○中村保治議長 以上で、橋本満夫議員の質問を終わります。 以上で、市政運営方針に対する質問の通告者の発言は全て終わりました。 他に通告の申出はありませんので、これで市政運営方針に対する質問を終結します。 お諮りします。議事の都合上、本日の会議はこの程度にとどめ、21日に延会したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○中村保治議長 ご異議なしと認めます。よって本日の会議はこれにて延会することに決しました。 21日は午前10時にご参集願います。 本日はこれにて延会します。 △延会 午後1時26分...