柏原市議会 > 2020-06-25 >
06月25日-03号

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  1. 柏原市議会 2020-06-25
    06月25日-03号


    取得元: 柏原市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-11
    令和 2年  6月 定例会(第2回)                目次◇開議 午前10時0分 日程第1 議会運営委員会委員長報告(寺田悦久)………………………………… 112 日程第2~日程第14 一括上程(委員長報告)     *総務産業委員会委員長報告山下亜緯子)……………………………… 113     *厚生文教委員会委員長報告(大坪教孝)………………………………… 114 採決   報告第5号 報告第6号 報告第7号 報告第8号 報告第10号(承認)…………………………………………………………………………………………………… 114      議案第48号 議案第51号 (原案可決)………………………………… 115      議案第52号 (原案否決)………………………………………………… 115      賛成討論(山本修広)……………………………………………………… 115      反対討論(新屋広子)……………………………………………………… 116      賛成討論(橋本満夫)……………………………………………………… 118      反対討論(山口由華)……………………………………………………… 119      賛成討論(鶴田将良)……………………………………………………… 121◇休憩 午前10時56分◇再開 午前11時5分 採決   議案第53号 議案第54号 (原案可決)………………………………… 122      議案第56号 議案第59号 議案第60号 (原案可決)………………… 123 日程第15~日程第16 一括上程      提案理由説明(寺田悦久) (原案可決)……………………………… 123 日程第17~日程第19 一括上程(議案説明)     *財務部長(福井 浩) 議案第61号 議案第63号……………………… 124     *政策推進部長(市川信行) 議案第62号………………………………… 126      議案に対する質疑(橋本満夫)…………………………………………… 126      議案に対する質疑(山本修広)…………………………………………… 127      議案に対する質疑(新屋広子)…………………………………………… 131      議案に対する質疑(山口由華)…………………………………………… 132 採決   議案第61号 (原案可決)………………………………………………… 133      議案第62号 (原案可決)………………………………………………… 133      議案第63号 (原案可決)………………………………………………… 133 閉会挨拶(議長 中村保治)…………………………………………………………… 133 閉会挨拶(市長 冨宅正浩)…………………………………………………………… 134◇閉会 午後0時0分◯令和2年第2回柏原市議会定例会会議録(第3号)-----------------------------------◯令和2年6月25日午前10時0分より柏原市議会議事堂において再開-----------------------------------◯議事日程 日程第1       議会運営委員会委員長報告 日程第2 報告第5号 専決処分報告について            「専決第5号 柏原市国民健康保険条例及び柏原市後期高齢者医療に関する条例の一部改正について」(厚生文教委員会委員長報告) 日程第3 報告第6号 専決処分報告について            「専決第6号 令和2年度柏原市一般会計補正予算(第1号)」(総務産業委員会委員長報告) 日程第4 報告第7号 専決処分報告について            「専決第7号 令和2年度柏原市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第1号)」(厚生文教委員会委員長報告) 日程第5 報告第8号 専決処分報告について            「専決第8号 令和2年度柏原市一般会計補正予算(第2号)」(所管別委員会委員長報告) 日程第6 報告第10号 専決処分報告について            「専決第10号 柏原市自転車駐車場条例の一部改正について」(総務産業委員会委員長報告) 日程第7 議案第48号 柏原市市税条例の一部改正について(総務産業委員会委員長報告) 日程第8 議案第51号 柏原市自転車駐車場条例の一部改正について(総務産業委員会委員長報告) 日程第9 議案第52号 柏原市自動車駐車場条例の一部改正について(総務産業委員会委員長報告) 日程第10 議案第53号 柏原市立堅下北スポーツ広場条例の一部改正について(厚生文教委員会委員長報告) 日程第11 議案第54号 柏原市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について(厚生文教委員会委員長報告) 日程第12 議案第56号 令和2年度柏原市一般会計補正予算(第4号)(所管別委員会委員長報告) 日程第13 議案第59号 令和2年度柏原市市立柏原病院事業会計補正予算(第2号)(厚生文教委員会委員長報告) 日程第14 議案第60号 令和2年度柏原市水道事業会計補正予算(第1号)(総務産業委員会委員長報告) 日程第15 議員提出議案第1号 柏原市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正について 日程第16 議員提出議案第2号 議会の議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部改正について 日程第17 議案第61号 業務委託契約の締結について 日程第18 議案第62号 市長の給料月額及び退職手当の特例に関する条例及び特別職の職員の給料月額の特例に関する条例の一部改正について 日程第19 議案第63号 令和2年度柏原市一般会計補正予算(第5号)-----------------------------------◯出席議員(16名)              1番    峯 弘之議員              2番    梅原壽恵議員              3番    大木留美議員              4番    山本修広議員              5番    鶴田将良議員              6番    山口由華議員              7番    田中秀昭議員              8番    山下亜緯子議員              9番    新屋広子議員             10番    中村保治議員             11番    橋本満夫議員             12番    岸野友美子議員             13番    奥山 渉議員             14番    大坪教孝議員             15番    寺田悦久議員             16番    乾  一議員-----------------------------------◯欠席議員(なし)-----------------------------------◯説明のため出席した者の職氏名            市長        冨宅正浩            副市長       松井久尚            教育長       新子寿一 政策推進部      部長        市川信行            総合政策監     安田善昭 総務部        部長        山口伸和 財務部        部長        福井 浩 市民部        部長        西戸浩詞 健康福祉部      部長兼福祉事務所長 石橋敬三 都市デザイン部    部長        森本貞男 市立柏原病院     病院事業管理者   石川哲郎            病院事務局長    中川拓也 教育部        部長        福島 潔            教育監       岡本泰典-----------------------------------◯事務局出席職員    事務局長      辰巳伸一            次長        松田佳世            参事        北井潤一            参事        畑中一章~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △再開 午前10時0分 ○中村保治議長 おはようございます。 ただいまの出席議員16名、定足数に達しております。よってこれより本会議を再開します。 △開議 ○中村保治議長 直ちに本日の日程に入ります。 日程第1、議会運営委員会委員長報告を議題とします。寺田悦久議会運営委員会委員長、報告願います。     〔15番 寺田悦久議員 登壇〕 ◆15番(寺田悦久議員) おはようございます。議会運営委員会の寺田悦久でございます。 ただいまから、本定例会再開後の運営につきましてご報告を申し上げます。 まず、本日の議事日程といたしましては、お手元の議事日程表のとおり19件でございます。 まず初めに、委員会付託になっておりました13案件につきましては、既に各委員会の審査を終えておりますので、委員会開催順に各委員長から報告を受け、その後、採決を行います。 採決の方法といたしましては、まず、報告第5号から報告第8号まで及び報告第10号の報告案件5件を一括して簡易採決により採決します。 次に、議案第48号及び議案第51号の2件を一括して簡易採決により採決します。 次に、議案第52号については討論の申出がありますので、討論終結後、起立採決により採決します。 次に、議案第53号及び議案第54号の2件を一括して簡易採決により採決をします。 最後に、議案第56号、議案第59号及び議案第60号の補正予算案件3件を一括して簡易採決により採決します。 次に、議員提出議案第1号 柏原市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正について、議員提出議案第2号 議会の議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部改正についてを提出しておりますので、2件を一括して上程し、各会派の幹事長が提出者であるため、代表して私が提案理由の説明を行い、質疑、委員会付託及び討論を省略し、簡易採決により採決することに決しております。 次に、追加議案が3件提出されております。この3件を一括して上程し、担当者から提案理由の説明を受け、質疑の後、委員会付託を省略し、簡易採決により採決を行います。 なお、本会議の運営につきましては、適宜議長の判断で変更されることもございますので、よろしくお願いをいたします。 最後に、理事者から報告案件1件等について、議会閉会中に専決処分したい旨の申出がありましたので、ご報告をいたします。 以上が本日の議事日程について、当委員会で協議決定しました内容でございます。議員各位におかれましてはよろしくご理解をいただき、円滑なる議会運営ができますことをお願い申し上げまして、ご報告を終わらせていただきます。 ○中村保治議長 ただいまの委員長報告どおり本日の会議を進めますので、よろしくご協力をお願いします。----------------------------------- ○中村保治議長 次に、日程第2から日程第14までの13件を一括して議題とします。 ただいま一括して議題としました13件につきましては、既に所管の委員会において審査が終了しておりますので、各委員長の報告を受けます。 最初に、山下亜緯子総務産業委員会委員長、報告願います。     〔8番 山下亜緯子議員 登壇〕 ◆8番(山下亜緯子議員) おはようございます。総務産業委員会山下亜緯子です。 ただいまから、総務産業委員会に付託されました議案の審査結果についてご報告申し上げます。 審査は、初めに、報告第6号 専決処分報告について「専決第6号 令和2年度柏原市一般会計補正予算(第1号)」から審査をいたしました。 本件につきましては、質疑なく、採決の結果、承認することに決しました。 次に、報告第8号 専決処分報告について「専決第8号 令和2年度柏原市一般会計補正予算(第2号)」のうち、当委員会所管事項を審査いたしました。本件につきましては、委員から質疑、要望がありました後、採決の結果、承認することに決しました。 次に、審査の都合上、議案第56号 令和2年度柏原市一般会計補正予算(第4号)のうち、当委員会所管事項を審査いたしました。本件につきましては、各委員から質疑、要望がありました後、採決の結果、原案どおり可決することに決しました。 次に、審査の都合上、議案第48号 柏原市市税条例の一部改正についてを審査いたしました。本件につきましては、委員から質疑、要望がありました後、採決の結果、原案どおり可決することに決しました。 次に、報告第10号 専決処分報告について「専決第10号 柏原市自転車駐車場条例の一部改正について」を審査いたしました。本件につきましては、委員から質疑、要望がありました後、採決の結果、承認することに決しました。 次に、議案第51号 柏原市自転車駐車場条例の一部改正についてを審査いたしました。本件につきましては、質疑なく、採決の結果、原案どおり可決することに決しました。 次に、議案第52号 柏原市自動車駐車場条例の一部改正についてを審査いたしました。本件につきましては、各委員から質疑、要望がありました。また、委員から本原案に対して賛成できない旨の意見表明がありましたので、起立採決の結果、賛成少数により原案を否決することに決しました。 次に、議案第60号 令和2年度柏原市水道事業会計補正予算(第1号)を審査いたしました。本件につきましては、各委員から質疑、要望がありました後、採決の結果、原案どおり可決することに決しました。 以上が当委員会に付託されました議案の審査結果であります。 なお、委員各位の詳細な質疑内容につきましては、後日配付いたします委員会会議録のご参照をお願い申し上げまして、報告を終わらせていただきます。 ○中村保治議長 ただいまの委員長報告に対し、質疑ありませんか。--別にないようです。よってこれにて質疑を終結します。 次に、大坪教孝厚生文教委員会委員長、報告願います。     〔14番 大坪教孝議員 登壇〕 ◆14番(大坪教孝議員) おはようございます。厚生文教委員会の大坪教孝でございます。 ただいまから、厚生文教委員会に付託されました議案の審査結果につきましてご報告申し上げます。 審査は、初めに、報告第5号 専決処分報告について「専決第5号 柏原市国民健康保険条例及び柏原市後期高齢者医療に関する条例の一部改正について」から審査いたしました。本件につきましては、委員から質疑がありました後、採決の結果、承認することに決しました。 次に、報告第7号 専決処分報告について「専決第7号 令和2年度柏原市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第1号)」を審査いたしました。本件につきましては、委員から質疑がありました後、採決の結果、承認することに決しました。 次に、報告第8号 専決処分報告について「専決第8号 令和2年度柏原市一般会計補正予算(第2号)」のうち、当委員会所管事項を審査いたしました。本件につきましては、委員から質疑がありました後、採決の結果、承認することに決しました。 次に、議案第53号 柏原市立堅下北スポーツ広場条例の一部改正についてを審査いたしました。本件につきましては、各委員から質疑がありました後、採決の結果、原案どおり可決することに決しました。 次に、審査の都合上、議案第56号 令和2年度柏原市一般会計補正予算(第4号)のうち、当委員会所管事項を審査いたしました。本件につきましては、各委員から各費目にわたり質疑、要望がありました後、採決の結果、原案どおり可決することに決しました。 次に、議案第54号 柏原市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について」を審査いたしました。本件につきましては、委員から質疑がありました後、採決の結果、原案どおり可決することに決しました。 最後に、議案第59号 令和2年度柏原市市立柏原病院事業会計補正予算(第2号)を審査いたしました。本件につきましては、委員から質疑がありました後、採決の結果、原案どおり可決することに決しました。 以上が当委員会に付託されました議案の審査結果であります。 なお、委員各位の詳細な質疑内容につきましては、後日配付いたします委員会会議録のご参照をお願い申し上げまして、ご報告を終わらせていただきます。 ○中村保治議長 ただいまの委員長報告に対し、質疑ありませんか。--別にないようです。よってこれにて質疑を終結します。 以上で各委員長の報告及びそれに対する質疑は終わりました。 次に、報告第5号、報告第6号、報告第7号、報告第8号、及び報告第10号の5件を一括して討論に入ります。討論ありませんか。--別にないようです。よってこれにて討論を終結します。 直ちに採決します。 お諮りします。報告第5号から報告第8号まで及び報告第10号の専決処分報告についての各委員長の報告はいずれも承認であります。よって本5件につきましては各委員長の報告どおり承認することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○中村保治議長 ご異議なしと認めます。よって報告第5号から報告第8号まで及び報告第10号の5件はいずれも承認されました。 次に、議案第48号及び議案第51号の2件を一括して討論に入ります。討論ありませんか。--別にないようです。よってこれにて討論を終結します。 直ちに採決します。 お諮りします。議案第48号 柏原市市税条例の一部改正について、議案第51号 柏原市自転車駐車場条例の一部改正についての委員長の報告はいずれも原案可決であります。よって本2件につきましては委員長の報告どおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○中村保治議長 ご異議なしと認めます。よって議案第48号及び議案第51号の2件はいずれも原案どおり可決されました。 次に、議案第52号について討論に入ります。 通告が出ておりますので、まずは原案賛成者の山本修広議員の発言を許可します。     〔4番 山本修広議員 登壇〕 ◆4番(山本修広議員) 4番議席の山本でございます。私は、議案第52号 柏原市自動車駐車場条例の一部改正について、賛成する立場から討論をさせていただきます。 今回の条例改正案は、公の施設の管理者制度に係る運用指針に基づき提案がなされたもので、民間事業者の能力を活用することで、市民サービスの向上をはじめとする合理的管理を行うことができるというメリットが期待されております。現在、JR柏原駅西口、東口にある市営駐車場は、稼働率がそれぞれ35%、東口のほうが10%と非常に低く、市民の大切な財産を十分に活用できているとは考えられません。 本会議では、現状の収支状況が平均して約370万円の黒字と答弁がございましたが、自動車駐車場は高額な建設費用がかかっており、また、建設から10年以上経過していることから、これからも防水工事や舗装工事など大規模な修繕工事が必要となっていることは当然見込まれます。こういったことを考えますと、決して楽観視できる状況ではありません。毎年370万円の黒字だから現状でいいということでは、将来に大きな負担を残すことになると考えます。 また、柏原市の財政状況は依然続くコロナ禍で柏原病院の現状などを鑑みますと、さらに厳しくなることは目に見えております。今回の指定管理の選定に当たっては、公募の条件として柏原駅西口自動車駐車場出入口ゲートを設置することを位置づけ、維持管理も全て民間業者に任せるということで、市民サービスの向上と将来にわたる財政的な市の負担を少しでも軽減させようとするものだと考えます。 担当部署がこれまで知恵を出し合い議論を闘わせ、様々な調査を行った上で提案された議案だと考えます。しかし、私も何でもかんでもいいというわけでもございません。特に指定管理者が市へ納める納付額、委員会では年間約300万円という数字が示されました。ここは私としても注視する必要があると考えております。そこが納得いかない額であれば承認もできませんし、指定管理者の承認の議案が提案された段階で、選定委員会での経緯や審査内容について審議させていただきたいと考えます。 今後、指定管理者選定委員会では、大学教授や税理士資格をお持ちの外部委員にも参画いただき、公募条件などが議論されると考えますが、市の収益性をアップできる事業者を選定いただきたいと思います。 そしてもう一つ、これが一番重要と思うのですが、やはり市民サービスを向上させ、稼働率を向上させること、これが一番の目的であると考えます。民間企業の能力を活用することでこれに期待できる、これが一番重要なポイントだと考えます。 議員には、議案に対し賛成する、否決する、どちらに対しても責任がございます。この状況下でここで否決すると、今後の駐車場運営は今のままということになります。指定管理者制度を導入するに当たっても、まずは、この条例案の改正に賛成するというところから市民サービスの向上につながっていくものと私は考えます。 以上で議案第52号 柏原市自動車駐車場条例の一部改正について、賛成の立場からの討論といたします。ご静聴ありがとうございました。 ○中村保治議長 続きまして、原案反対者新屋広子議員の発言を許可します。     〔9番 新屋広子議員 登壇〕 ◆9番(新屋広子議員) おはようございます。9番議員、公明党の新屋広子でございます。 私は、議案第52号 柏原市自動車駐車場条例の一部改正についてに対して、反対の立場から討論を行います。 今回の条例改正の提案理由説明では、柏原市の公の施設である自動車駐車場指定管理者による管理において、駐車場料金を市の歳入としている使用料制から、令和3年4月から指定管理者の収入となる利用料金制に変更するためとの説明を受けました。 柏原市が設置している自動車駐車場は、皆さんご承知のとおり柏原駅東自動車駐車場と柏原駅西口自動車駐車場の2か所があり、東駐車場は平成18年度から、西口駐車場は平成22年度から使用料制による指定管理者制度を導入しており、現在まで適正に管理運営をされてきていると認識しております。 指定管理者の収入となる利用料金制は、公の施設の性質によっては指定管理者の自主的な経営努力が発揮しやすく、それが利用者の利便性向上等につながる制度として有効な手法であることは十分認識しておりますことから、利用料金制度自体を否定しているものではありません。ただ、利用料金制を採用されるに当たっては、これまで長年自動車駐車場の指定管理において採用されてきた使用料制での効果検証等について、具体的かつ明確に示されるものだと思っておりましたが、残念ながらそのような説明がありませんでした。 厳しい財政状況の中、行財政改革に取り組んでいくという職員の皆さんの姿勢は大いに評価するものでありますが、方針を変更するときなどにおいては、慎重かつ丁寧な論点整理の積上げが適正な行財政運営を行っていく上で大切であると思いますし、我々議会といたしましても、担当課においてそのように練り上げられてきたと思われる議案について、様々な観点から丁寧にチェックをさせていただくことが、市民から信託を受けた者としての務めであると思っております。 なぜこのタイミングで利用料金制を導入するのかとの問いに、自転車駐車場自動車駐車場を併せて指定管理者に行わせるより、自動車駐車場を分離するほうが効率的といった旨の答弁をされておりますが、柏原駅西口自動車駐車場指定管理者制度を導入された平成22年第1回定例会の答弁を見ますと、1階の自転車駐車場と一体管理することにより、個別に管理するよりも経費を削減することができると答弁されております。当時とは状況が変わっていることは一定理解いたしますが、なぜ方針転換となったのか明確な説明がありません。 実際の議会での答弁では、これまで採用してきた使用料制を利用料金制に変更することによる影響については、運営方法のみの変更であり、利用方法や利用料金など利用者に影響を与えるものではないとしながらも、その導入効果については民間ノウハウの活用とかサービスの向上という抽象的な内容にとどまっております。 また、今回の条例改正では、利用料金制度に変更するに当たり指定管理者が行う業務の範囲について明確に規定し、自動車駐車場の適切な管理運営を行ってもらう必要性があることから、指定管理者が行う業務は駐車場の使用に関することと駐車場の施設及び附属設備の維持管理に関することのみとすると答弁されていますが、このような業務の範囲にすると、指定管理者民間事業者ノウハウによるサービス向上で想定されるインセンティブが発揮されにくいのではないでしょうか。 その一方で、自主事業の実施については、指定管理者から提案があった場合、業務の範囲を条例に規定していないにもかかわらず、検討するとの答弁がありました。 6月19日に開催されました厚生文教委員会における議案第53号 柏原市立堅下北スポーツ広場条例の一部改正についてにおける質疑では、指定管理者が自主事業を行うことを見込んでいる場合には、自主事業を行うことができる規定がないと施設の管理運営だけの業務に限られてしまう。市民に魅力的な事業を行っていただきたいということで、自主事業を行うことができる規定を設けているという旨の答弁を担当課がされております。 自主事業については、指定管理の候補者から提案があれば、指定管理者選定委員会で認められれば条例に規定するとの答弁がありましたが、そもそも指定管理者が行う業務の範囲は、地方自治法第244条の2第4項で、条例において定め明確にしておくべきだと考えることから、市が当該施設の性質上、自主事業の実施が有益であると考えるのであれば、あらかじめ条例に明記しておくべきだと考えます。 そのようなことから、指定管理者が行う業務の範囲についてのこれまでの答弁には一貫性がなく、残念ながら疑問を払拭するには至りません。 また、料金ゲートの更新を指定管理者に行わせるとの説明がありました。その所有権についての明確な説明がなく、仮に指定管理期間中に何らかの理由で指定管理の指定を取り消した場合、指定管理者は設置した料金ゲートを撤去していくことも考えられます。総務省が調査し令和元年5月に公表された公の施設の指定管理者制度の導入状況等に関する調査結果によりますと、指定管理者の指定取消し等の事例があり、運用上の理由での指定管理者の取消し事例件数は、全体から見て少ないとはいえ、全国で121件の事例があります。 そのような想定されるリスクに対してどのように対処していくかも不明であり、そもそも施設の根幹部分とも思われる料金ゲートの更新は、公の施設を設置している市において責任を持って整備していくことのほうが堅実なのではないかと思います。 また、利用料金制採用による財政的な効果については、現行の使用料制において過去3年平均で約370万円の黒字を生み出しているが、駐車場料金が全て指定管理者の収入となる利用料金制を導入した場合は、その一部を市に納入することとし、市にとって増収となるとの答弁がありましたが、その額が年額換算で300万円以上であるとのことでした。今後の駐車場の稼働率がどうなるかといった不透明な要素がありますが、単純に見た場合は財政的効果は大きくは見込めないのではないかと感じます。 さらに、現状の稼働率は低いため稼働率を上げることが主な理由であるとし、市との協議で料金を下げるなど民間の経営ノウハウを生かして稼働率を上げることで、指定管理者の収入が増加し市への納付額を増やせるようにしたい旨の発言がありました。 当該自動車駐車場は、条例に、駅前周辺における駐車環境の改善を図り、もって市民の利便に資するとともに、良好な生活環境を保持するため設置するとありますし、JR柏原駅前の不法駐車の防止など交通対策が設置目的であると言われておりますことから、稼働率の向上も大切ですが、いつでも駐車できる状況にしておくという配慮も必要であると思います。 平成30年第2回定例会における駐車場の使用料改定に際しては、平成27年度からの3年間の利用状況で、利用台数が年々増加して使用料収入も約7%ずつ増加しているとした上で、もっと値下げができないのかとの質疑に対して、近隣の民間駐車場に対する民業圧迫にならないような料金体系としている旨の答弁があったと認識をしております。これらの当該駐車場の設置目的や経過等から、また、JR柏原駅周辺における駐車場の需要状況がどのようなものか示されていない中で、利用料金制に変更してその効果が最大限に発揮できるものなのか、大いに疑問を感じるものであります。 指定管理者制度自体は、公の施設の効率的かつ効果的な管理と住民サービスの向上を実現することを目的としているものであり、自動車駐車場においてもその趣旨に沿って運営されてきており、その点においては何ら疑義を呈するものではございません。市の様々な事業においては、多様な市民ニーズや日々移り変わる社会状況を的確に捉え、実現に向けて取り組んでおられるものと認識しておりますが、市が行う業務は法令遵守が前提の下、それらを実行していく際に条例の改正等が必要であれば、実施内容等に沿った形で改正条例案を整えていく必要があることは至極当然のことであると思います。そして、条例を改正するには議会の議決が必要であることから、議案として議会に提出されますが、議会では、事業内容についての問題がないのか、法令上、矛盾がないか、また、過去の議会答弁との整合性が取れているかなど、様々な観点で疑義をクリアにしていき、理解ができた議案については賛成をするという大きな役割を、大変重要な役割を担っているものであります。 しかしながら、このたびの条例改正案については、自動車駐車場の現行の使用料制での管理運営における検証を明確に示されることなく、料金ゲートの更新が利用料金制導入の主たる目的であるかのような答弁に終始されている印象を強く受けました。確かに業務を遂行していく上で職員の皆様の思いや熱意は大変重要であると思いますが、やはり市民にとって大切な財産である公の施設の管理運営を行っていくに当たっては、法令上の問題、財政上の問題などをきっちりと整理した上でないと、先々において問題が生じてしまったときの影響を危惧するものであり、そのような印象を受ける議案第52号について賛成した場合、市民への説明責任を果たせないと感じます。 また、使用料制を利用料金制に変更することによる影響については、運営方法のみの変更であり、利用方法や利用料金など利用者に影響を与えるものではないと答弁されていますが、条例の改正に当たっては法令上の矛盾や事業内容との整合性など、再度検討、精査する必要があると考えますことから、今回は賛成するには至りませんでした。 議員の皆様におかれましては、この趣旨をよく理解していただき、よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。ご静聴ありがとうございました。 ○中村保治議長 続きまして、原案賛成者橋本満夫議員の発言を許可します。     〔11番 橋本満夫議員 登壇〕 ◆11番(橋本満夫議員) 日本共産党の橋本満夫でございます。私は、議案第52号 柏原市自動車駐車場条例の一部改正について、賛成の立場で討論を行います。 まず初めに、今回賛成か反対かの態度表明に対し悩みました。 そこで、もう一度、本会議と総務産業委員会での議員の質疑と理事者の答弁を改めて聞き直し書き留め、インターネットで関係書類を集め慎重に私なりに考えました。その上で、理事者側に指摘したいことがあります。 委員会でも副市長から答弁がありましたが、担当課の言葉足らず、そして事前の明確な資料の提示がありませんでした。議案を上程する以上、十分に理論武装し、資料も提示することは当たり前のことです。なぜ反対する議員が出たのか。東京都立川市でも同じような条例改正の提案がされました。柏原市との大きな違いは、議会に今回のこの議案一部改正を上程するまでに、指定管理者募集に係る詳細の決定をされています。しかし、今回その議論がなかったため、答弁内容にも不十分さが出たのではないでしょうか。このことは担当課をはじめ市長をトップとする理事者側に苦言を申し上げます。 しかしながら、今回の条例は、柏原駅西口と東口にある自動車駐車場の運営を指定管理者制度を導入し、その業者の収入となる使用料金に変更する条例改正です。大切にしなければいけない視点は、私は2つあると思います。1つ目は、市民にとっていいのか悪いのか、2つ目は、柏原市にとっていいのか悪いのかです。この視点に立ち考えた結果が賛成でありました。 賛成をする理由の1点目が、市民にとってです。民間活力を導入することで住民サービスの向上を目的としています。現在の利用率は西口が35%、東口が10%です。利用率を上げるため柏原市のチェックの下、近隣の民間駐車場が実施しているような時間帯による使用料金の引下げ、また1日の使用料金の限度額の引下げや、他市の事例では、民間業者が独自に電気自動車の充電サービスをするなど、ドライバーに利便性の高いサービス提供の可能性が生まれます。このことは市民にとってはよいことです。 2つ目に賛成する理由として、柏原市にとってです。人口が減少し続けドライバー人口が減り、高齢者の免許証返納が叫ばれ、若者の免許証保有率が下がる中で、このままでは利用料金の減少は目に見えています。しかし、今回は、老朽化したバーが開閉する料金機をメーカーから早期に更新する指摘を受けています。予算ベースでは1,000万円が必要です。今回の提案では料金機の更新も民間事業者が行うことや、基本納付額として300万円を柏原市へ納付してもらい、想定した以上の収益がある場合、何%か納付してもらうことの条件を提起するという答弁もありました。柏原市にとっては得することはあっても損することはありません。 現在多くの自治体が駐車場の指定管理者制度を導入しています。民間のノウハウを活用し、公の施設管理を民間企業が行うことにより住民サービスの向上が図られ、安定した収入が見込まれる今回の条例の一部改正について、反対する理由はありません。民間業者の提案に期待しようではありませんか。 以上の理由により、議案第52号 柏原市自動車駐車場条例の一部改正についての賛成の討論といたします。議員の皆様方のご同意を心からお願い申し上げまして、討論を終わります。ご静聴ありがとうございました。 ○中村保治議長 続きまして、原案反対者山口由華議員の発言を許可します。     〔6番 山口由華議員 登壇〕
    ◆6番(山口由華議員) 女性超党派りんどうの山口由華です。議案第52号 柏原市自動車駐車場条例の一部改正についてに対して、反対の立場で討論をさせていただきます。 初めに、今回、駐車場の運営体制を変えるため条例改正の議案を上程され、本会議や委員会で議論がなされてきたわけですが、そもそも公共の駐車場を設置する目的は、利益や稼働率を上げることもあるでしょうけれども、それ以上に駅前の違法駐車をなくすことです。駅前の違法駐車による交通事故を防ぎ、市民の安全が確保されます。駅前の違法駐車による交通渋滞やそれによる駅前の経済的な不利益を回避できます。それらの意義があるからこそ市が駅前に駐車場を設置したわけです。 そういった意味からも、駐車場の土地は市の持ち物であって、その上にあるアスファルトも市の持ち物、そして、その附帯設備である出入口ゲートも駐車場と一体のものとして捉えて市が所有すべきではないかと私は考えております。 さらに、駐車場運営は毎年利益が出ていると答弁されているわけですが、これまでの運用実績から、附帯設備であるゲートの更新費用は捻出できるはずです。更新費用を市が出すことは財政上問題はないのではないでしょうか。 現在、駐車場は全日24時間営業されています。24時間管理業務をするのは市として厳しいと思います。とはいえ市民の利便性から考えても必須であると考えますので、業者に24時間業務をしてもらうことは理解いたします。しかしながら、業者にゲートの更新をさせて、所有とさせることに関して違和感が残ります。 次に、本会議、総務産業委員会条例改正案で定めている枠組みよりも広い範囲の答弁だったと受け止めています。指定管理業者から自主事業の提案がある。しかし、業務の範囲に明記されていないから、その提案に合わせて条例改正をしていくというのは本末転倒であって、本来、行政側の目的があって、その目的の下、条例が制定されるべきです。そして、その条例の範囲内で業務をしていくことが大前提であると私は理解しております。 そもそも条例とは、市長や担当職員が代わっても、行政と市民との契約、ルールづくりであって、受け継がれていくものです。しかし答弁では、業務の範囲を明確にしたいという趣旨の下に定めておきながら、業者からの提案次第では今後またすぐにでも条例改正もあり得るといったものでした。業者からの提案で自主事業があるかもしれないと現時点で答弁されるのであれば、地方自治法第244条の2第4項で条例において明確に定めておくべきで、それらを含めた条例案を上程されなければならない、もしくは今回の改正案のように第3号の市長が必要と認める業務を削除して、第1号、第2号において駐車場業務にのみ専念させたいという目的があるならば、それに合わせた答弁でなければならないと私は考えます。 例えば5年後、10年後の指定管理の更新時期に合わせてとか、時代のニーズに合わせて改正していくという行政側の事業の狙いがあるならまだしも、業者提案によって条例改正がなされるという順序が認められてしまったら、毎回ゴールポストを移動させるようなもので、条例制定の当初の意義が失われてしまうと懸念しております。 改正案と答弁が合っていないので、今回の条例案には賛成しかねるものです。 最後に、総務産業委員会において松井副市長や担当課が答弁されていた内容で、そもそもこの条例改正は、稼働率や利益を、収益を上げようというところからスタートしている。料金の上限は決まっているが、民間業者が運営すると料金を落とすことができ利益を上げることができるとおっしゃっていました。使用料金制から利用料金制にすることで料金を下げることができると。 先ほど賛成討論の中でも稼働率と財政状況のことについて述べられておりました。 しかしながら、平成30年6月議会に上程された柏原駅西口の料金改定の議案に対して、当時部長は、近隣の民間駐車場の料金体系を調査した結果、1日の最大使用料金の最も高い料金と同額であることから、民業圧迫には至らないと答弁されていました。まさに民業を圧迫しないということが駐車場運営の理念の一つになっていたと受け止めましたが、前段の委員会での執行部側の答弁では、指定管理業者に運営を任せた途端に料金改定の可能性があって料金競争を認める、むしろそれを是とすることに矛盾を感じたわけであります。 市内の地主さんや民間業者などから見たら、利用料金制であろうがなかろうが、市税が投入された駅前一等地の市の駐車場が、民間と値段競争しているというふうに映ります。まして土地や固定資産税など民間と比較したら有利な条件であるわけであります。一方で、普通の民間の駐車場は、土地所有者の方が長らく柏原市で納税も含め頑張ってくれているわけです。土地も民、管理も民の民民同士で競争するのは分かりますが、市がそこに関わっていくのは理解し難いです。 第一義の目的が利益追求ならば、もう土地ごと民に売ってしまえばいいということになってしまいます。しかし、そうやって手放してしまえば商業施設になったり転売されるかもしれません。駅の隣接地が必ずしも駐車場として維持されるかも分からなくなり、駅前の安全性や利便性は担保されません。こういうことからも、担当課や副市長が答弁された利益追求という方向性は、市が駅前に駐車場を持つ本来の意味からだんだんとそれていってしまっているのです。平成30年の議会答弁のように、むしろ指定管理業者とは、駅前駐車場として一等地にある市の駐車場が民業圧迫とならないよう取り決めていかなければいけないくらいです。 市の駐車場の持ち方、在り方、駅前の安全性や利便性、行政としてあるべき市民サービスなど、よく練って今後は民主主義、法治主義の原点を押さえた条例案が上程されたいと申し上げます。 るる申し述べましたが、これらの理由から、今回の条例改正案とそれに対する答弁では賛成しかねるものであります。議員各位におかれましてはご賛同いただきますようお願いをいたしまして、反対討論といたします。 ○中村保治議長 続きまして、原案賛成者鶴田将良議員の発言を許可します。     〔5番 鶴田将良議員 登壇〕 ◆5番(鶴田将良議員) 5番議席議員の鶴田でございます。私は、議案第52号 柏原市自動車駐車場条例の一部改正について、賛成する立場から討論をさせていただきます。 本議案は、柏原駅西と東にある自動車駐車場の運営を利用料金制度に変更し、指定管理者に任せるために行われ、そうすることで民間企業の能力やノウハウを幅広く活用でき、市民サービスの向上や経費の節減が図れ、収益の増加が見込まれることから提案されたものと考えます。 JR柏原駅周辺の再開発事業における橋上駅舎、駅前ビル、駅前広場、駐車場等の完成からはや10年以上が経過しました。私自身も議員としてこの一連の駅前再開発事業に携わってまいりましたが、そもそも柏原市はなぜ駅前再開発事業をやってきたか、それは柏原市の玄関口とも言えるJR柏原駅周辺を活気あふれたにぎわいのあるまちとして再生させたいという思いは、当時からこれまで地元周辺の理解と思い、そして駅前再開発事業に携わってきた人たち、犠牲を払ってまで協力をしていただいた方たちが、皆共通して思ってきたものであります。 しかしながら、現在の柏原駅西口駐車場の稼働率を見ますと、約35%ということではありませんか。これでは活気あふれたまちとなっているとは到底言える状況にはなく、皆の思いがかなったこととは言えません。 このような状況の中、自動車駐車場利用料金制度へ変更することで、指定管理者にインセンティブを付与し、民間企業の力を活用し、市民サービスを向上させ、稼働率の向上を目指す提案がされました。これは、柏原市がにぎわいあるまちを目指すに当たって小さなことかもしれませんが、将来に向けて大変重要なことだと考えます。 今ここで否決するべきでしょうか。ここで否決するということは、この大きなチャレンジの芽を摘み取ってしまうことになります。今後、税理士や大学教授等の専門の方々が加わった指定管理者選定委員会において指定管理者が選定され、詳細な内容が明らかになってから審議して結論を出すべきではないでしょうか。 今、皆さんが反対されている意見は、指定管理者利用料金制度へ変更し、指定管理者にインセンティブを付与することを否定しているものか、そうではないはずです。詳細な内容を確認し判断するのは今ではありません。 また、市は公募がなければ自前でやるとまで言っていました。今回の条例改正をこのまま否決してしまうことは、これから柏原市を元気なまちに変えていこうとする1つのチャレンジを潰すことになります。地域が活性化していくことは地元の希望であり住民との約束であります。こういった地元の希望や、市を変えていこうとする新たなチャレンジを止めることが、果たして我々議員は議員の役割を果たしていると言えるでしょうか。また、市民の皆様にそう説明できるのでしょうか。私はそうは思いません。 以上の理由により、議案第52号 柏原市自動車駐車場条例の一部改正について、賛成の討論といたします。議員の皆さんの賛同をお願いいたしまして、討論を終わります。 ○中村保治議長 以上で通告による討論は終わりました。 他に討論の申出がありませんので、これにて討論を終結します。 直ちに採決します。 お諮りします。議案第52号 柏原市自動車駐車場条例の一部改正についての委員長の報告は否決でありますので、原案について採決いたします。議案第52号は原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 ○中村保治議長 起立少数と認めます。よって議案第52号は否決されました。 ここで換気のために暫時休憩をいたします。 △休憩 午前10時56分 △再開 午前11時5分 ○中村保治議長 これより本会議を再開します。 休憩前に引き続き、議事を進めます。 次に、議案第53号及び議案第54号の2件を一括して討論に入ります。討論ありませんか。--別にないようです。よってこれにて討論を終結します。 直ちに採決します。 お諮りします。議案第53号 柏原市立堅下北スポーツ広場条例の一部改正について及び議案第54号 柏原市病院事業の設置等に関する条例の一部改正についての委員長の報告はいずれも原案可決であります。よって本2件につきましては、委員長の報告どおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○中村保治議長 ご異議なしと認めます。よって議案第53号及び議案第54号の2件はいずれも原案どおり可決されました。 次に、議案第56号、議案第59号及び議案第60号の3件を一括して討論に入ります。討論ありませんか。--別にないようです。よってこれにて討論を終結します。 直ちに採決します。 お諮りします。議案第56号 令和2年度柏原市一般会計補正予算(第4号)、議案第59号 令和2年度柏原市市立柏原病院事業会計補正予算(第2号)及び議案第60号令和2年度柏原市水道事業会計補正予算(第1号)の各委員長の報告はいずれも原案可決であります。よって本3件につきましては、各委員長の報告どおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○中村保治議長 ご異議なしと認めます。よって議案第56号、議案第59号及び議案第60号はいずれも原案どおり可決されました。----------------------------------- ○中村保治議長 次に、日程第15、議員提出議案第1号 柏原市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正について及び日程第16、議員提出議案第2号 議会の議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部改正についてを一括して議題といたします。 議案提出者を代表して寺田悦久議員、説明願います。     〔15番 寺田悦久議員 登壇〕 ◆15番(寺田悦久議員) 15番議員の寺田悦久でございます。 ただいま上程されました議員提出議案第1号 柏原市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正について及び議員提出議案第2号 議会の議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部改正について、議案提出者を代表して提案理由をご説明申し上げます。 市議会では、新型コロナウイルス感染拡大防止の一層の対策強化が求められていることを踏まえて、去る5月14日に、新型コロナウイルス対策に関する提言を市長に提出いたしました。その提言に沿って、新型コロナウイルス対策に関する財政支援のさらなる充実等を国に求める意見書の提出や、議会関係経費等の削減に向けた取組について市議会で協議を重ねてまいりました。 意見書の提出については、6月1日の本会議初日において意見書案を全会一致で可決し、国の関係機関に送付をいたしました。 また、議会関係経費等の削減については、今年度における常任委員会行政視察実施を見合わせるとともに、政務活動費及び議員報酬の削減については協議がまとまりましたので、このたび改正が必要となる条例について所要の改正を行うものであります。 それでは、改正内容について順番にご説明を申し上げます。 お手元にお配りをしております議員提出議案書の2ページをお開き願います。 まず、議員提出議案第1号 柏原市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正についてでございます。 改正内容については、次の3ページをご覧ください。 本件については、令和2年7月分から同年9月分までの政務活動費の交付請求を行わないことから、改正を行うものでございます。 なお、この条例の施行日は公布の日からとしております。 次に、5ページをお開き願います。 議員提出議案第2号 議会の議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部改正についてでございます。 改正内容につきましては、次の6ページをご覧ください。 本件については、令和2年7月分から同年9月分までの議員報酬をそれぞれ月額3万円減額するために改正を行うものでございます。 なお、この条例の施行日は公布の日からとしております。 以上が改正の内容でございます。よろしくお願いをいたします。 ○中村保治議長 説明は終わりました。 本2件については、質疑、委員会付託及び討論を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○中村保治議長 ご異議なしと認めます。よって本2件は質疑、委員会付託及び討論を省略することに決しました。 直ちに採決します。 お諮りします。議員提出議案第1号 柏原市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正について及び議員提出議案第2号議会の議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部改正についてはいずれも原案どおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○中村保治議長 ご異議なしと認めます。よって議員提出議案第1号及び第2号はいずれも原案どおり可決されました。----------------------------------- ○中村保治議長 次に、日程第17、議案第61号 業務委託契約の締結についてから日程第19、議案第63号 令和2年度柏原市一般会計補正予算(第5号)までの3件を一括して議題といたします。 議案の朗読を省略して、直ちに説明を求めます。     〔福井 浩 財務部長 登壇〕 ◎福井浩財務部長 私からは、議案第61号及び議案第63号について説明いたします。 それでは、追加議案書の1ページをお開き願います。 議案第61号は、業務委託契約の締結についてでございます。本件業務の予定価格が1億5,000万円以上でありますことから、地方自治法第96条第1項第5号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決をお願いするものでございます。 今回の業務委託は、GIGAスクール構想に基づき柏原市立小・中学校において高速大容量の通信ネットワーク環境を整備するとともに、セキュリティー向上のため校務系と教室系のネットワークの分離を行うものでございます。契約に当たりましては、郵便による制限付一般競争入札により行い、5月27日に開札を行いました。この結果、お配りしております参考資料のとおり日本電通株式会社1社の応札があり、予定価格の範囲内でありましたので、落札者と決定したところでございます。契約金額は2億4,840万2,000円でございます。 以上で議案第61号の説明を終わらせていただきます。 続きまして、追加議案書の4ページをお開き願います。 議案第63号は、令和2年度柏原市一般会計補正予算(第5号)でございます。 第1条では、歳入歳出予算の総額に1億3,709万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を357億6,696万8,000円とするものでございます。 なお、この補正予算第5号は新型コロナウイルス感染症対策として実施するもので、計上いたしました全事業については国庫補助金を財源として行うものでございます。 それでは、11ページをお開き願います。 歳出から説明させていただきます。 目4財産管理費258万8,000円は、市内循環バス及び市役所庁舎において大阪モデルによる新型コロナウイルス感染症の警戒状況を周知するためのマグネットシート及び懸垂幕の購入費用と、窓口における感染予防のためのアクリル板の購入費用でございます。 次のページをお開き願います。 目1戸籍住民基本台帳費72万6,000円は、窓口における混雑防止のため、マイナンバーカード関連の手続についてウェブ上で予約受付を行うためのシステム使用料でございます。 下段の目1社会福祉総務費262万7,000円は、新型コロナウイルス感染症の影響による諸問題についての生活相談や、各種支援策に係る申請書類などの作成に係る相談員を増員するための委託料でございます。 次のページをお開き願います。 目8子育て世帯臨時特別給付金事業費7,839万9,000円は、低所得のひとり親世帯における子育て負担の増加や、収入の減少を支援するための給付金及びその給付に係る事務費などを計上するものでございます。 次のページをお開き願います。 目2予防費751万円のうち予防接種事業は、各種予防接種を実施していただいている市内病院、診療所などに配布するためのマスクや消毒液を購入する費用でございます。 また、母子保健事業は、各種健診等のために健康福祉センターに来られた方の感染予防のため、温度測定サーモグラフィーカメラやフェースガードを購入するための費用と、産後ケア事業を行う施設に対してマスク等を購入するための費用でございます。 下段の目2塵芥処理費109万8,000円は、一般廃棄物の収集運搬業務における感染予防対策としてマスク、手袋等を購入する費用でございます。 次のページをお開き願います。 目2商工業振興費200万円は、新型コロナウイルス感染症により影響を受けている事業者に対し、各種申請書等の作成を支援するために設置する相談窓口の委託費用でございます。 次のページをお開き願います。 目2事務局費312万円は、学校や社会教育施設における感染予防のため、温度測定サーモグラフィーカメラを購入するための費用でございます。 次のページをお開き願います。 目1学校管理費204万2,000円は、小学校における学校給食の安全を確保するため、消毒液等を購入する費用でございます。 次の目2教育振興費1,581万3,000円のうちデータセンターサーバー構築業務委託料1,345万6,000円は、オンライン学習の環境整備のため、校内LANの整備強化を行うものでございます。 また、備品購入費235万7,000円は、在宅でのオンライン学習を実施する場合に必要となる映像を配信するためのカメラやマイク、Wi-Fi環境が整っていない家庭に貸与するためのルーターを購入するものでございます。 次のページをお開き願います。 目1学校管理費150万2,000円は、中学校における学校給食の安全を確保するため、消毒液等を購入する費用でございます。 次の目2教育振興費967万円は、小学校と同じく校内LANの整備強化と在宅でのオンライン学習を実施する場合に必要となるカメラ、マイク、貸与用のルーターを購入するものでございます。 次のページをお開き願います。 目1予備費1,000万円は、4月以降の新型コロナウイルス感染症対策に迅速に対応するため、費用の一部を予備費で賄ってまいりました。この結果、予備費の残額が1,200万円程度となっておりますことから、今後、シーズンを迎えます大雨、台風等への災害対応や、さらなる新型コロナウイルス感染症への対応に備え増額するものでございます。 以上で歳出の説明を終わらせていただきます。 少し戻っていただきまして、9ページをお開き願います。 歳入の補正でございます。 目1総務費国庫補助金6,171万9,000円は、補正第3号で計上いたしました新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金の残額を、今回の補正で計上いたしました単独事業費の財源として計上するものでございます。 次の目2民生費国庫補助金7,839万9,000円は、先ほど歳出予算で説明いたしましたひとり親世帯への支援のための給付金給付事業に対する国の補助金でございます。 次の目3衛生費国庫補助金13万8,000円は、母子保健事業におけるマスク等の購入費に対する国の補助金でございます。 次のページをお開き願います。 目5教育費国庫補助金248万8,000円は、小学校及び中学校におけるオンライン学習環境整備に対する国の補助金でございます。 下段の目2雑入マイナス564万9,000円は、今回の補正の収支均衡を図るため減額を行うものでございます。 以上で議案第63号の説明を終わらせていただきます。 私からは以上でございます。よろしくご審議の上、ご決定いただきますようお願いいたします。     〔市川信行 政策推進部長 登壇〕 ◎市川信行政策推進部長 続きまして、私からは提出案件のうち、議案第62号についてご説明申し上げます。 それでは、追加議案書の2ページをお開き願います。 議案第62号は、市長の給料月額及び退職手当の特例に関する条例及び特別職の職員の給料月額の特例に関する条例の一部改正についてでございます。 今回の条例改正は、新型コロナウイルス感染症の拡大により影響を受けました市民生活及び市内経済の状況を踏まえ、市長、副市長、教育長、病院事業管理者の給料月額をそれぞれ減ずることとするため議会に提出させていただくものでございます。 それでは、改正内容についてでございます。次の3ページをお開き願います。 第1条は、市長の給料月額及び退職手当の特例に関する条例について、第2条は、特別職の職員の給料月額の特例に関する条例についての改正でございます。 その内容といたしましては、それぞれの附則におきまして、現在、100分の20に相当する額を減じております給料月額を、令和2年7月1日から令和2年9月30日までの間におきましては、100分の5を加算し、100分の25に相当する額を減ずることとするものでございます。 なお、この条例の施行日は公布の日としております。 以上で議案第62号の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。 ○中村保治議長 以上で説明は終わりました。 これより本3件について一括して質疑に入ります。質疑ありませんか。 ◆11番(橋本満夫議員) 議案第63号 一般会計補正予算(第5号)についてお聞きします。 国の臨時交付金での補正予算全般についてお尋ねします。 今回の事業の提案に対し、どのような協議がなされて、どんな基準で提案されたのかをお尋ねいたします。 ◎安田善昭総合政策監 国の第1次補正予算に計上されました新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の予算額は1兆円であり、そのうち地方単独事業の財源につきましては7,000億円となっております。この交付金につきましては、市の単独事業費の10分の10について交付されまして、本市の交付限度額につきましては約2億6,000万円となっております。 この交付金を活用しました事業の検討に当たりましては、さきの本会議のほうでもご答弁させていただきましたように、各部局と事前に協議いたしました上で、感染防止対策など地域の命を守る取組や市民の暮らしを支える取組を重視、優先し、その上で地域経済の立て直しや、感染症に強い地域経済の実現など、近い将来必要となる施策につきましても取り組む形で交付金実施計画を取りまとめまして、国へ提出させていただいたところでございます。 ◆11番(橋本満夫議員) 今、答弁いただきましたが、この第1次の臨時交付金を使っての今回の補正予算の総額は4,460万4,000円です。 私は、本会議でも申し上げましたが、今日行われるこの最終本会議での補正予算にすごい期待をしていました。そういう中で、今回説明もありましたけれども、マグネットシート4種類8台、これは市内循環バスに、大阪モデルが示す緑、黄、赤、それを市内循環バスの8台に、今は、私は知りませんけれども青色をつける。あと懸垂幕、例えば柏原高校が甲子園出場だったら「祝柏原高校」とばっと市役所から垂らしますやん。あの懸垂幕4種類1枚、これも大阪モデルが示す緑とか、青とかを使う予算が今回計上されましたが、あとマスクとか、手袋とか、消毒液、これほんまに今緊急性があり、必要かなと私は思うんです。 国の今回の交付金、柏原市に入るお金は約2億6,000万円は、ほんまにこのコロナ禍の中で市民の暮らしと、命と、営業を第一の目的として予算化すべきではないでしょうか。 他市の最終本会議に出ている補正予算、ちょっと紹介します。松原市では高校生1人に1万円支給、箕面市ではお買物割引券2,000円分を全市民に配布、この補正予算は22日の開会中の最終本会議に提出されるから、もうこれ可決されていますね。あと岬町、外出自粛に伴い負担が増えた家計と地域経済を共に支援する狙いで5,000円分の商品券を全町民に配布とある中で、国会においては第2次分として2兆円の臨時交付金予算が可決されました。市町村分として大阪府には今回652億円がつきました。もし同じ配当額であれば5億円が柏原市に想定されます。家賃への支援とか、新しい生活様式等に対して使えるようですけれども、もう一度言います。 市民の命と暮らし、そして営業を守るために、今回この第2次分の2兆円、約5億円のお金は予算化していただくことをお願い申し上げて、質疑を終わります。 ◆4番(山本修広議員) 私も一般会計補正予算(第5号)について、まずは総務費の戸籍住民基本台帳費の窓口予約サービス使用料についてお伺いいたします。 これ感染症に対して、対策として行うマイナンバーカードの受け取り及びカード申請用の無料写真撮影サービスを予約制とするということでの予算ですけれども、これ導入後の予約の流れについて教えていただけますか。 ◎西戸浩詞市民部長 来庁いただき、手続を行おうとされる日の前日までに、パソコン及びスマートフォン等から予約サービスのウェブサイトにアクセスをいただき、来庁希望日時の予約状況をご確認いただいた上で窓口手続の予約申込みを行っていただきます。 担当課におきましては、前日までに来庁予定者を把握し、事前に必要書類等の準備を行うことで、1件当たりの手続に係る時間の短縮につなげることができるものと考えております。 ◆4番(山本修広議員) 理解しました。 ただいま、PC及びスマートフォンからの予約サービスということですので、ちょっとご高齢者の方には使いにくい状況もあるのかなと思うんですけれども、専用の電話回線を引くなど、ほかの予約方法を想定されているかについてお伺いいたします。 ◎西戸浩詞市民部長 インターネット環境がない等の理由によりましてウェブサイトからの予約が困難な方につきましては、担当課まで電話でご連絡をいただくことで職員が予約の手続を行います。その際には、現在既存の電話回線を利用する予定をしておりまして、専用の電話回線を引くことは想定はしておりません。 ◆4番(山本修広議員) 理解しました。既存の電話回線でも対応いただけるということで理解いたしました。 それでは、予約を行わずに市役所に訪れて、突然マイナンバーも申請していこうかなと言われた、そのような突然の申請者に対しての対応についてお伺いいたします。 ◎西戸浩詞市民部長 予約を行わずに窓口に来られた方につきましても、対応はいたします。ただ、予約をいただいた上で来庁された方を優先とさせていただきますので、この場合には手続に若干の時間をいただく場合も考えられます。 ◆4番(山本修広議員) 理解しました。突然なんで、時間がかかるということは理解もできます。 あと、ちょっと1点、聴覚障害のある方に関しては、予約を行う場合にはどのような対応でしていただけるのかお伺いいたします。 ◎西戸浩詞市民部長 聴覚障害者の方でウェブサイトから窓口予約を行っていただくことが困難である場合につきましては、ファクスによる対応も予定しております。よろしくお願いします。 ◆4番(山本修広議員) 理解いたしました。 マイナンバーカードを来年3月から保険証が一緒になるであるとか、今、国会のほうでも免許証と一緒にするかどうかという議論も進められていますので、どんどん需要というか申請者が伸びていくのかなということも考えられますので、コロナ対策もしながら、滞りなく申請手続ができるようによろしくお願いいたします。 議長、続いてあと2点ほどあるんですけれども、引き続きよろしいでしょうか。 ○中村保治議長 はい、どうぞ。 ◆4番(山本修広議員) それでは、商工費のほうで商工業振興費、事業者向け各種制度申請サポート事業委託料について、もう少し詳しく内容をお伺いいたします。 ◎西戸浩詞市民部長 新型コロナウイルス感染症の影響に伴いまして、国や大阪府等で取り組んでおります中小企業者や個人事業者などへの融資や補助、給付等につきましては、様々な要件に基づく申請手続が必要となります。しかしながら、手続が複雑で分かりにくいといったお問合せを多くいただいておりますことから、申請手続を補助するための窓口を設置いたしまして、例えば行政書士や中小企業診断士など申請制度に精通した専門家を配置し、申請者の手続を補助する事業を委託するものでございます。 ◆4番(山本修広議員) これ、支援員の配置はどのように想定されておられますか。 ◎西戸浩詞市民部長 配置につきましては、2名の支援員を週2回置くことといたしまして、期間につきましては4か月間を想定しております。 ◆4番(山本修広議員) では、委託の業務内容というのはどのようなものかお伺いいたします。 ◎西戸浩詞市民部長 各種制度利用についての相談や申請手続の支援を行うものでございますが、申請支援を行うに当たりましては、今後も新たな補助制度等が設定されると想定されますため、新たな制度の情報を専門家と共有いたしまして、特にウェブでの手続に不慣れな方に向けて丁寧な申請支援を実施してまいりたいと考えております。 ◆4番(山本修広議員) いつからの開始を予定されますか。 ◎西戸浩詞市民部長 設置時期につきましては、委託業者が決まりましたら検討してまいりますが、可能でございましたらできるだけ早い時期、8月ぐらいから実施してまいりたいと考えております。 ◆4番(山本修広議員) 事業所を運営されている方でも、ちょっとご高齢の方はやはりこちらも同じくインターネットが使えないというようなご不便もありますが、大阪府の休業補償や現在も続いている持続化給付金、こういったものに加えて今後、家賃の給付金が制定されてくると思いますが、そのあたりでやはりインターネットの手続というところで困られている方もおられるんですけれども、紙で申請できないのかとかといろいろ相談も受けたんですけれども、この事業が開始されたという周知はどのように行われますか。 ◎西戸浩詞市民部長 周知につきましては、市広報誌を中心にウェブサイト、まち・ひと・しごと・net.、その他SNSなどを活用してまいりたいと考えております。 ◆4番(山本修広議員) その給付金制度、持続化給付金であるとか家賃補助であるとかそういった給付金制度のことですので、周知の件に関してもしっかりとしていただくということと、あと、やはり個人事業主とか柏原市内の企業であれば商工会議所さんを頼ることが多いのかなとも思います。ですので、また商工会さんとも連携を取っていただきながらしっかりとこの事業を進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、教育費のほうで教育振興費なんですけれども、議長すみません、これ小学校と中学校、共通しておりますので一括して質問させていただいてよろしいでしょうか。 ○中村保治議長 許可します。 ◆4番(山本修広議員) まずは、データセンターサーバー構築業務委託料について、これの設置目的をお願いいたします。 ◎福島潔教育部長 教育委員会では、令和2年度中に児童生徒1人1台の端末の整備を予定しております。この端末を使用し、動画等の大容量の情報をクラス全員が滞りなく閲覧できるようにするためには、インターネット回線の強化が必要でございます。この強化した回線の運用につきましては、利用者を管理するサーバー、ウイルス対策用のサーバー、児童生徒の作成した成果物を保存するサーバー、そして、更新プログラムを停滞なく行うためのサーバーを設置する必要がございます。今回、この4つのサーバーを耐震設備や防火設備、予備電源、機器を冷却する空調設備などが整備された専用施設であるデータセンターに設置するものでございます。 ◆4番(山本修広議員) データセンターの目的は理解いたしました。 今もおっしゃっていただいた、児童生徒の作成した成果物を保存するサーバーというところで、やはり柏原市、今生徒数約5,000人近く、小・中学校でいてると思うんですけれども、ちょっとその辺の容量も含めて実際足りるのかどうかというのも、回線も含めてより太いほうがいいんじゃないかとかいろんな心配もあるんですけれども、そのあたり、授業とか学習に支障が出ないような仕様のものを求めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、レンタル用ルーター、配信用カメラ等の整備費用ということで、オンライン学習環境整備事業を上げられておられますが、そのレンタル用ルーター、配信用カメラなど各何台ずつをお考えでしょうか。 ◎岡本泰典教育監 今、お尋ねのレンタル用ルーターにつきましては、通信環境がない家庭を想定いたしまして、小学校で140台、中学校で95台を計上させていただいております。 また、配信用のカメラ及びマイクにつきましては、市内各学校に1セットずつ配備の計画でございますので、小学校で9セット、中学校で6セット計15セットを計上しているところでございます。 ◆4番(山本修広議員) マイクのほうは学校に据置きとなると思うので大丈夫かと思うんですけれども、レンタル用ルーター、これ導入後の管理方法をお伺いいたします。 ◎岡本泰典教育監 対象となります家庭に相当する数を各学校に配備いたします。そして、管理をしていきたいと思っております。 また、一定数の予備を教育委員会で管理し、緊急な対応が必要な際に備えるようにしていきたいと考えております。 ◆4番(山本修広議員) 理解しました。 ある程度は学校に配備するのと教育委員会でも持たれるということで、そのレンタル用ルーターというのは事業者との契約が必要となると思うんですけれども、通信費が発生すると思うんですが、この費用負担についてはどのようにされるのかお伺いします。 ◎岡本泰典教育監 今回につきましては、機器の購入だけでございますが、今後使用を前提と考えたときに、仮に235台このルーターを稼働させることになりましたら膨大な通信費がかかるというふうに見込んでおります。また、その全てを市が担うことは難しいと考えているところでございます。 教育委員会といたしましては、教育の機会均等の原則にのっとりながらも、各家庭で負担していただくことも視野に入れながら、最も公平さが保てるような方法をこれから模索し検討してまいりたいと考えております。 ◆4番(山本修広議員) 理解しました。 確かに、通信費の費用までは全て持てないのかなとも思うんですけれども、おっしゃられたとおり公平さが保てるような方法で負担いただくことも検討ということで理解いたしました。 あと、オンライン学習用の教材がデータセンターに置かれると思うんですが、教材の選定についてお伺いいたします。 ◎岡本泰典教育監 選定に関しましては、本市の児童生徒の学力の状況や、また整備を予定しております機器との性能面での相性等も考慮しながら、学校からの意見も聞き、慎重に今後選定してまいりたいと考えております。 ◆4番(山本修広議員) ありがとうございます。理解しました。これからの検討ということで理解いたしました。 ちょっと、教育委員会はこの1年間あらゆるところで本当に、GIGAスクール構想が突然の加速で進んだというところで、本当に専門外的なところで非常に頭を悩ませていることかと思うんですけれども、子どもたちにとってもやはり今の状況というのはちょっとついていけないのかなという部分もあったりするかと思いますので、このあたりの整備ももちろんそうなんですけれども、その子どもたちにとってやはり日常というのを大切にしていただきたいと思います。今、現状、修学旅行がどうなるであるとか体育大会が中止になったという連絡は受けていますけれども、甲子園がやるということであるぐらいですから、せめて体育大会も、各学校の判断にはなると思うんですけれども、開催の方向を模索していただくとか、こういった機器の整備についてもやはり教師が使えないとどうにもなりませんので、教師の方にもしっかりと講習をいただきたい。 いろんなところで変化があると思いますけれども、そういった面、やはり子どもたちの日常を大切にしていただけるような教育環境をつくっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆9番(新屋広子議員) 同じく、議案第63号令和2年度柏原市一般会計補正予算(第5号)のところで2点だけお尋ねしたいと思いますが、よろしくお願いいたします。 まず1点目は、議案書でいきますと12ページの戸籍住民基本台帳費であります。窓口予約サービスの使用料についてですけれども、この事業の内容とあと、この導入に至った経緯についてお伺いいたします。 ◎西戸浩詞市民部長 窓口予約サービス使用料につきましては、新型コロナウイルス感染症予防の観点から、今後増加することが予想されますマイナンバーカード関連手続による窓口の混雑を緩和するため、マイナンバーカードの受け取り及びカード申請用の無料写真撮影サービスを予約制とし、インターネットを介しましてご家庭のパソコン及びスマートフォンから予約申込みを行っていただけるように導入するウェブ基盤の利用料でございます。 本年10月から来年3月までの6か月間の費用として補正予算を計上したものでございます。 ◆9番(新屋広子議員) 6か月間ということで、マイナンバーカード関連手続による窓口の混雑緩和が目的であるということなんですけれども、このマイナンバーカードの普及について、今後の展望についてお伺いいたします。 ◎西戸浩詞市民部長 マイナンバーカードの普及につきましては、まず、マイナポイント事業におきましては、今年7月からキャッシュレス決済事業者におけますマイナポイントの申込み受付が始まります。これによりまして、各決済事業者においてマイナポイントを受け取るための具体的な手順が示されることで、マイナポイント取得への機運が盛り上がっていくことが想定されておりまして、一連の手続に必要となりますマイナンバーカードの普及も進むものと考えております。 また、来年3月からはマイナンバーカードを健康保険証として利用できるようになる予定でございまして、利用機会が拡大することで、今後、カードの取得はさらに増加することが見込まれております。 ◆9番(新屋広子議員) ありがとうございます。 マイナンバーカードの普及については、今後も進んでいくものと理解をいたしました。そのために窓口の混雑を緩和したいという今回の趣旨も理解いたしました。 先ほどおっしゃっていましたマイナポイント事業なんですけれども、7月からということでもう間もなくでございますが、この事業についての周知がなかなか行き渡っていないのではないかと感じます。今後、キャッシュレス決済の事業者からマイナポイントを受け取るための具体的な手順が示される予定とのことですけれども、担当課におかれましても、市民の方が窓口に来られた際には分かりやすいパンフレットを準備したり、また動画を活用したりとかそういったホームページの案内も工夫するなど対応をお願いしたと思います。 次に、議案書でいきますと14ページになります。 款4衛生費 項1保健衛生費 目2予防費ですけれども、この中の母子保健事業についてお尋ねしたいと思います。 今回、感染予防対策ということで国からの地方創生臨時交付金とか、また妊娠・出産包括支援事業の補助金を使われまして、様々な物品を購入されるということでありますけれども、特に乳幼児健診につきましてこれまでの状況がどうだったのか、それから健診の受診の時期が遅れることの対応についてどう改善されていくのかお伺いいたします。 ◎石橋敬三健康福祉部長 新型コロナウイルス感染症が広まりつつあった3月以降、本市における乳幼児の健康診査につきましては、時間差で受付をし、人が密集しないよう人数制限を行うなど感染症拡大予防対策を徹底しながら実施しておりましたが、4月7日大阪府に緊急事態宣言が発出されたことに伴いまして、乳幼児の集団健診は原則延期とする国からの通知を受けたことから、それ以後は医療機関での個別健診のみの実施としてきたところでございます。 このたび5月25日に緊急事態宣言が解除されたことにより、6月から乳幼児の集団での健診を再開しており、来場時には体調観察や検温、手指消毒を徹底した上で、集団方式の指導を取りやめ、全て個別指導を行うなど感染拡大予防の対策を徹底をしており、今後につきましてもこうした取組を継続して対応してまいります。 なお、議員お尋ねの乳幼児の発達、年齢に応じた健康診査が必要でございますので、これまでの自粛や延期によりまして受診時期が遅れた乳幼児に対しましては、再開後すぐにそれぞれ臨時で健診機会を設けるなど特別に配慮して対応をしております。 以上です。 ◆9番(新屋広子議員) ありがとうございます。 ご答弁にもありましたこの乳幼児健診は、その月齢またその年齢に応じて成長発達段階を見極める必要がありますので、本来は延期されるということはあまり望ましいことではありません。しかし、そのことも十分理解をされた上で、このたび初めて経験するこの新型コロナウイルス感染拡大の中で、担当課としても本当に手探り状態で様々に対策を講じながら取り組んでこられたということを理解いたしました。 今後、感染拡大の第2波、第3波が来たときには、今回この購入される消耗品、器具等も十分に活用していただいて、感染予防対策を取りながら事業も進めていただきたいと思います。 また今後、感染拡大の真っただ中にあって直接対面での支援が困難な状況のときには、カメラ機能を使ったオンラインでの育児相談とか産後のお母さんの心のケアを行うということも有益であると思いますので、感染症対策の一つの方法として検討していただくことを要望いたします。 以上です。 ◆6番(山口由華議員) すみません。またタイミングを逸してしまいまして、先ほどの商工業の振興費のところのことで、この事業に関しては8月から実施していくという答弁を受けましての意見なんですけれども、このコロナ対策ということで国からの予算が下りてきて、ばたばたと各担当の方もご対応いただいていたわけでありますけれども、持続化給付金に関してはまだ申請の期間があるのかなと思うんですけれども、大阪府の休業要請支援はもう5月で、6月までちょっと延期されたけどそれでももう終わっちゃいました。今まさに休業要請外支援金なども受付をしているところですけれども、私が今把握しているのは6月いっぱいまでかなというふうなところで、やっぱりまさにこのサポート事業というのがそのときに必要だったのかなと思うんです。ばたばたされているし、担当課におかれましても実施計画というのをしっかり上げられていたのかもしれない、優先順位も上のほうにされていたのかもしれませんけれども、ぜひ、執行部側にお願いしたいのは、やっぱり突然のことで緊急事態宣言が起きて、それこそ飲食業店さんをはじめ、先ほど討論でもありましたけれども、駐車場業務の中でも民間さんはもう電車も動いてない、人が動いていない中で駐車場の経営もままならない、様々なところで大変な経営難に陥っている方がおられるところであります。 もう、皆さん必死で、何とか頂ける給付金に関しては申請していこうと。だけども、分かる方はいいんですけれども、ウェブ申請がスムーズにいく人はいいんですけれども、やっぱりかなり悩まれていて、どうしていいのか分からないしという方がいっぱいおられました。現在も給付金ではなく補助金だったり、融資のほうもまだ受付はしているんで、引き続き対応していただきたいなと思うんですけれども、こういった急な対応をしないといけないといったときに、ちょっと優先順位を上げてもっと早く事業を実施していただけたらなと思いました。 以上です。 ○中村保治議長 他に質疑ございませんでしょうか。よろしいですか。--ないようですので、これにて質疑を終結します。 本3件については、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○中村保治議長 ご異議なしと認めます。よって本3件は、委員会付託を省略することに決しました。 これより本3件について討論に入ります。討論ありませんか。--討論なしと認めます。よってこれにて討論を終結します。 直ちに採決します。 お諮りします。議案第61号 業務委託契約の締結については原案どおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○中村保治議長 ご異議なしと認めます。よって議案第61号は原案どおり可決されました。 続いてお諮りします。議案第62号 市長の給料月額及び退職手当の特例に関する条例及び特別職の職員の給料月額の特例に関する条例の一部改正については原案どおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○中村保治議長 ご異議なしと認めます。よって議案第62号は原案どおり可決されました。 続いてお諮りします。議案第63号 令和2年度柏原市一般会計補正予算(第5号)は原案どおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○中村保治議長 ご異議なしと認めます。よって議案第63号は原案どおり可決されました。----------------------------------- ○中村保治議長 以上で、本日の議事日程は全て終了しました。 本定例会に付議されました案件の審議は全て終了いたしました。----------------------------------- ○中村保治議長 定例会閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。 去る6月1日に開会しました本定例会も、皆様のご協力の下で25日間の会期を終え、本日、無事閉会の運びとなりました。議員各位には、本定例会に提案されました各案件につきまして、新型コロナウイルス感染拡大防止のため変則的な会議運営となったにもかかわらず、終始熱心にご審議賜りましたことに対し心からお礼を申し上げます。 これから夏本番を迎えますが、新型コロナウイルスの感染防止のための新しい生活様式の実践により、これまでと違った日常生活になりますけれども、皆様方におかれましてはお体には十分ご自愛いただきますようお祈りいたしますとともに、今後も市政発展のためにご尽力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。 それでは、冨宅市長から挨拶を受けます。     〔冨宅正浩 市長 登壇〕 ◎冨宅正浩市長 第2回定例会の閉会に当たりまして、議長のお許しをいただき、お礼を兼ね一言ご挨拶を申し上げます。 去る6月1日に開会され、数多くの議案をご提案申し上げましたところ、議員の皆様方には本会議、各委員会におきまして慎重にご審議、ご決定を賜り、さらに本日ご提案申し上げました新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金に関連いたします追加補正予算などご決定を賜りまして、改めて厚く御礼を申し上げます。 さて、これからは新型コロナウイルス感染症と共存しながらの生活となってまいります。今朝も関東地方で地震があったり、九州で大雨が降ったりと防災対策も慎重にかつ素早く進めていく必要がございます。この間、職員はみんな本当にこの新型コロナウイルス対策ということで熱心に、真剣に、全力で取り組んでくれました。職員一人一人のことを私自身も誇りに思っております。 そして、先日、龍田古道そして葛城修験道この2件が日本遺産に認定をされました。この明るい話題を全国へ発信し、多くの方が訪れる魅力あるまちにしていきたいと考えております。 引き続きのご理解、ご協力をお願い申し上げまして、閉会に当たりましてのご挨拶といたします。ありがとうございました。 ○中村保治議長 これにて、令和2年第2回柏原市議会定例会を閉会いたします。 △閉会 午後0時0分-----------------------------------  地方自治法第123条第2項によりここに署名する。 柏原市議会議長  中村保治 柏原市議会議員  田中秀昭 柏原市議会議員  新屋広子...