平成25年 12月 定例会(第4回) 目次◇開議 午前10時0分 日程第1 報告第15号及び議案第55号から議案第57号並びに議案第59号から議案第69号まで 日程第2 一般質問 *個人質疑・質問(山本修広)…………………………………………………99
理事者答弁 健康福祉部長兼
福祉事務所長(植田眞功)……………………………… 100
学校教育部長(浦上 隆)………………………………………………… 100 総務部長(尾野晋一)……………………………………………………… 101
まちづくりデザイン部長(乾 至克)…………………………………… 101
都市整備部長(山本佳裕)………………………………………………… 102
政策推進部長(松井久尚)………………………………………………… 102 再質問(山本修広)………………………………………………………… 103 *個人質疑・質問(中村保治)……………………………………………… 107
理事者答弁 政策推進部長(松井久尚)………………………………………………… 108 総務部長(尾野晋一)……………………………………………………… 109
健康福祉部長兼
福祉事務所長(植田眞功)……………………………… 110
学校教育部長(浦上 隆)………………………………………………… 111 再質問(中村保治)………………………………………………………… 111 *個人質問(小谷直哉)……………………………………………………… 115
理事者答弁 経済環境部長(奥田隆一)………………………………………………… 116
健康福祉部長兼
福祉事務所長(植田眞功)……………………………… 117 総務部長(尾野晋一)……………………………………………………… 117 再質問(小谷直哉)………………………………………………………… 118◇休憩 午前11時53分◇再開 午後0時58分 *個人質疑・質問(山口由華)……………………………………………… 121
理事者答弁 生涯学習部長(林 和彦)………………………………………………… 122
健康福祉部長兼
福祉事務所長(植田眞功)……………………………… 123
市立柏原病院事務局長(石井秀幸)……………………………………… 123
都市整備部長(山本佳裕)………………………………………………… 123
政策推進部長(松井久尚)………………………………………………… 124 再質問(山口由華)………………………………………………………… 124 *個人質問(新屋広子)……………………………………………………… 128
理事者答弁 学校教育部長(浦上 隆)………………………………………………… 129 生涯学習部長(林 和彦)………………………………………………… 130
市立柏原病院事務局長(石井秀幸)……………………………………… 131
健康福祉部長兼
福祉事務所長(植田眞功)……………………………… 131 再質問(新屋広子)………………………………………………………… 132 *個人質疑・質問(鶴田将良)……………………………………………… 135
理事者答弁 政策推進部長(松井久尚)………………………………………………… 137
健康福祉部長兼
福祉事務所長(植田眞功)……………………………… 137
経済環境部長(奥田隆一)………………………………………………… 138
都市整備部長(山本佳裕)………………………………………………… 139 再質問(鶴田将良)………………………………………………………… 139 採決 議案第56号 議案第57号 議案第61号 議案第67号 議案第68号 議案第69号 (原案可決)…………………………………………………………………………… 143 議案第55号 議案第59号 議案第60号 議案第62号 議案第63号 議案第64号 議案第65号 議案第66号 (
関係委員会付託)…………………………………… 143◇散会 午後2時54分◯平成25年第4回
柏原市議会定例会会議録(第3号)
-----------------------------------◯平成25年12月10日午前10時0分より
柏原市議会議事堂において
再開-----------------------------------◯議事日程 日程第1 報告第15号
専決処分報告について 「専決第14号 損害賠償の額の決定及び和解について」 議案第55号 公の施設(
柏原市立市民プラザ)の
指定管理者の指定について 議案第56号 公の施設(
柏原市立柏原南コミュニティ会館)の
指定管理者の指定について 議案第57号 藤井寺市柏原市
学校給食組合規約の変更に関する協議について 議案第59号 柏原市
暴力団排除条例の制定について 議案第60号
柏原市立小学校及び中学校の設置等に関する条例の一部改正について 議案第61号 柏原市
社会教育委員条例の一部改正について 議案第62号 柏原市
青少年教育キャンプ場条例の廃止について 議案第63号 柏原市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について 議案第64号 柏原市病院事業の設置等に関する条例等の一部改正について 議案第65号 平成25年度柏原市
一般会計補正予算(第7号) 議案第66号 平成25年度柏原市
国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第2号) 議案第67号 平成25年度柏原市
公共下水道事業特別会計補正予算(第2号) 議案第68号 平成25年度柏原市
介護保険事業特別会計補正予算(第3号) 議案第69号 平成25年度柏原市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号) 日程第2
一般質問-----------------------------------◯出席議員(17名) 1番
冨宅正浩議員 2番 山本修広議員 3番
新屋広子議員 4番
小谷直哉議員 5番
山口由華議員 6番
山本真見議員 7番
田中秀昭議員 8番
山下亜緯子議員 9番
濱浦佳子議員 10番
中村保治議員 11番
橋本満夫議員 12番
岸野友美子議員 13番
鶴田将良議員 14番 奥山 渉議員 15番
大坪教孝議員 16番 乾 一議員 17番
中野広也議員-----------------------------------◯欠席議員(なし
)-----------------------------------◯説明のため出席した者の職氏名 市長 中野隆司 副市長 吉田茂治 教育長 稲田邦敏
水道事業管理者 松本健太
病院事業管理者 刈谷雄二 政策推進部 部長 松井久尚 次長兼広報広聴課長 石橋敬三
地域連携支援課長 桐藤英樹 総務部 部長 尾野晋一
危機管理課長 市川信行 財務部 部長 渡辺耕次 市民部 部長 岡本彰司 経済環境部 部長 奥田隆一 健康福祉部 部長兼
福祉事務所長 植田眞功 次長兼
高齢介護課長 藤田裕邦
健康福祉課長 岩佐昌史
まちづくりデザイン部 部長 乾 至克 都市整備部 部長 山本佳裕 上下水道部 部長 塩野臣成
市立柏原病院 事務局長 石井秀幸 会計管理室 会計管理者兼室長 野村英晃 学校教育部 部長 浦上 隆 生涯学習部 部長 林 和彦
行政委員会事務局 事務局長 福井
浩-----------------------------------◯事務局出席職員 事務局長 山本昌晴 次長 塩谷 修 主幹 岡市朋子 主査 栗田聖子 主査
笠原秀保~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△再開 午前10時0分
○奥山渉議長 おはようございます。ただいまの出席議員17名、定足数に達しております。よってこれより本会議を再開いたします。
△開議
○奥山渉議長 直ちに開議いたします。 日程第1、報告第15号及び議案第55号から議案第57号並びに議案第59号から議案第69号まで、日程第2、一般質問を一括して議題とします。 昨日に引き続き、個人質疑・質問を行います。本日は山本修広議員の個人質問からであります。山本修広議員、登壇願います。 〔2番 山本修広議員 登壇〕(拍手)
◆2番(山本修広議員) 皆様おはようございます。2番議員の山本修広でございます。 議長のお許しをいただき、平成25年第4回
柏原市議会定例会におきまして、議案並びに一般に対する質疑・質問をさせていただきます。 この機会を与えていただきました同
会派議員各位並びに各議員に厚く御礼申し上げます。また、早朝よりお越しいただきました市民の皆様にも厚く御礼申し上げます。ありがとうございます。 私、山本修広、柏原市政に送っていただきまして、はや2カ月がたちました。市会議員として市民の皆様からの声を市政に反映することへの取り組みに日々奔走させていただいております。この定例会におきましても、一つでも市民の皆様の声が市政に反映されますよう、議案に対する質疑及び一般質問をさせていただきます。 それでは、質疑に移らせていただきます。 整理番号36番、議案第65号、第2
表債務負担行為補正「
保育管理システムの改修及び新
パッケージシステムの導入に係る経費」の内容についてお伺いしたいと思います。
債務負担行為になった経緯及びシステムの内容についてお伺いいたします。 では、次に一般質問に移ります。 整理番号37番、市内通学路の危険箇所についてお聞かせください。 市で認識している危険箇所とその対策方法、および事故・災害時の場合の「対応」の小・中学生に対する指導・啓発についてお伺いいたします。 いまだ市内には通学に危険な箇所も多数ございます。その危険箇所への対応策についてお伺いしますとともに、災害時には小・中学生にどのように対応するようご指導いただいているのかをお伺いしたいと思います。 整理番号38番、現庁舎においての災害発生時の
災害対策本部の機能についてお伺いいたします。 現庁舎において先日も市職員による災害訓練が実施されましたが、その結果と分析と、災害発生時の
災害対策本部の機能は十分なのか、お伺いします。 続きまして、整理番号39番、平成24年3月策定の
都市計画マスタープランに基づいた将来に向けた柏原市の
グランドデザインについてお伺いします。 整理番号40番、平野川の改修工事における現在の進捗状況及び市の取組についてお伺いいたします。 柏原市の古町から本郷まで流れる平野川流域では、護岸の岩が崩れそうなところもございます。そのあたりの対応策を含め、お伺いしたいと思います。 最後になりますが、整理番号41番、防犯対策についてお聞きします。 月1~2件のペースで不審者情報が出ている中で、市の防犯灯および
防犯カメラに対する市の取組についてお伺いいたします。 以上で私からの1回目の質問を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
○奥山渉議長 山本修広議員の質疑・質問に対し、答弁を求めます。 〔植田眞功
健康福祉部長 登壇〕
◎
植田眞功健康福祉部長 おはようございます。山本修広議員の質疑・質問のうち、私からは、整理番号36についてご答弁申し上げます。 質疑事項は議案第65号 平成25年度柏原市
一般会計補正予算(第7号)、質疑要旨は第2
表債務負担行為補正「
保育管理システムの改修及び新
パッケージシステムの導入に係る経費」の内容についてでございます。 お尋ねいただいております
保育管理システムにつきましては、平成27年4月から施行が予定されております「子ども・子育て支援新制度」の内容に合わせて現行の
保育管理システムを改修するとともに、保育所と幼稚園の総合窓口を設置するなどの新たな業務に対応したシステムを導入するものでございます。 システムの内容としましては、教育・保育施設の利用を希望する保護者に対し保育の必要量を認定し認定書を発行するシステム、教育・
保育施設事業者からの請求について審査し支払いを行うシステム、幼稚園、
認可外保育施設の
管理システム等を導入いたします。 なお、新制度に伴う
システム改修及び導入経費につきましては大阪府
安心こども基金特別対策事業費補助金の対象となりますが、平成25年度中に契約することが補助条件となっておるため、今回の
債務負担行為の設定をお願いするものでございます。 また、新制度施行に伴い、従来の幼稚園入園、保育所入所の手続の流れが大きく変わりますので、
市民サービスが低下することのないよう、受付窓口の一本化などにつきましても検討してまいりたいと考えております。よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 私からは以上でございます。 〔浦上 隆
学校教育部長 登壇〕
◎
浦上隆学校教育部長 続きまして、私からは整理番号37につきましてご答弁申し上げます。 質問事項は教育、質問要旨は市で認識している通学路の危険箇所とその対策方法、および事故・災害時の場合の「対応」の小・中学生に対する指導・啓発についてでございます。 通学路の危険箇所につきましては、各学校で
地域安全マップの作成、教育委員会と各学校での総点検を行い、危険箇所の把握と改善に努めておりますが、本年度に入り、柏原市内の学校園におきまして、登校中の交通事故が1件、下校後並びに休日の交通事故が4件発生しております。 また、
通学路危険箇所に係る学校、地域からの要望につきましては、校長・PTA会長・区長などの連名で要望書を関係機関に提出し、改善に向けて取り組んでいただくようにしております。 今年度は4校より7カ所にわたっての改善の要望が上げられましたが、このうち、
旭ヶ丘小学校区内の府道につながる道路へのカーブミラーの設置を完了し、堅上小学校区内の路側帯に伸びております草木や竹につきましては適宜伐採していただき、
柏原小学校区内の国道25
号柏原西交差点の歩車分離化は青信号の時間の調整で対応いただきました。また、
旭ヶ丘小学校区内の府道への
道路外側線工事につきましては現在、
八尾土木事務所で計画いただいており、残り3カ所につきましても関係機関と調整中でございます。 また、登下校中に災害に見舞われたときの対応につきましては、毎年、「地震による非常災害時の措置について」を学校園に通知し、それを各家庭へも周知いたしております。内容につきましては、震度4以下と震度5弱以上の場合に分け、在宅時、登校途中、在校時、下校途中のそれぞれの対応を指示いたしております。 お尋ねの登下校時につきましては、壁や電柱などから離れ、なるべく広い場所にすぐ避難すること、揺れがおさまった後、家が近い場合は家へ、学校園が近い場合は学校園へ移動すること、職員は校区巡視を
行い危険箇所がないかどうかを点検するとともに、児童・生徒を誘導することなどを指示いたしております。 小・中学生に対する指導、啓発のうち、災害対策につきましては避難訓練時の事前、事後の指導として行ったり、
交通事故対策につきましては、
道路水路管理課交通対策係や柏原警察署とも連携した
交通安全教室の開催などを行っております。 今後とも、通学路の安全確保などにつきましては学校園や関係機関と連携を図ってまいりたいと考えております。よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 私からは以上でございます。 〔尾野晋一 総務部長 登壇〕
◎
尾野晋一総務部長 続きまして、私からは整理番号38につきましてご答弁申し上げます。 質問事項は防災、質問要旨は現庁舎においての災害発生時の
災害対策本部の機能についてでございます。 本市の
災害対策本部につきましては、震度5弱以上の地震や災害救助法が適用される程度の災害などの発生時に、市役所本館2階市長室に設置すると定めております。また、
災害対策本部が果たす機能につきましては、災害に関する情報の収集や発信であり、そのために必要な通信機器類は同じ本館2階危機管理課に隣接した部屋に集約しているところでございます。 大地震などにより市役所本館が使用不可能となった場合には、市長の判断により
災害対策本部を他の市施設に設置するとしておりますが、仮に現在設置しております通信機器類が損壊すれば、
災害対策本部としての機能の低下は避けられない状況でございます。 なお、今回の
職員参集訓練では、
市民文化会館などに対象職員295名のうち294名が参集したとなっております。 現在、市議会代表の議員各位のご参加もいただいております「市役所庁舎における耐震・防災対策を踏まえた今後の
あり方検討会」において庁舎に関する議論が始まっておりますことから、その議論の動向を見据えつつ、
災害対策本部としての機能維持の対応策を検討してまいりたいと考えております。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 〔乾 至克
まちづくりデザイン部長 登壇〕
◎
乾至克まちづくりデザイン部長 続きまして、私から整理番号39についてご答弁申し上げます。 質問事項は都市計画、質問要旨は平成24年3月策定の
都市計画マスタープランに基づいた将来に向けた
グランドデザインについてお尋ねをいただいております。 柏原市
都市計画マスタープランにおきましては、JR柏原駅周辺、近鉄国分駅周辺、さらに
市役所庁舎周辺を柏原市の都市核と位置づけ、市全体の中心的役割の強化を図るとともに、この地域の密接なネットワークにより、相互の機能向上を目指すとしております。 このため、
JR柏原駅東地区について、平成21年の第4回定例会で地区周辺の
土地利用状況や道路交通量を調査する「
JR柏原駅東地区再生計画策定調査業務」の補正予算の議決をいただき、
当該業務遂行の準備をしていましたが、業務発注間近の平成22年1月末に国庫補助が採択されず、やむを得ず業務委託の発注を中止いたしました。 しかしながら、周辺には
駅前交通広場、柏原駅東線及び
法善寺築留線など
都市計画施設も数多く計画されており、当該地区の活性化を効果的に進めていくためには、まず基礎調査等の実施が必要と考えております。 本市としましては、
マスタープランにある目標に向かって、JR柏原駅周辺だけではなく、市役所周辺、国分駅周辺の活性化のため、今後も国・府から活用できる交付金や補助金の情報収集を行うとともに、地元との連携を密にして整備方針の検討など活性化に向けた取り組みを行ってまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 〔山本佳裕
都市整備部長 登壇〕
◎
山本佳裕都市整備部長 続きまして、私からは整理番号40番につきましてご答弁申し上げます。 質問事項は都市整備、質問要旨は平野川の改修工事における現在の進捗状況および市の取り組みについてでございます。 平野川は大阪府が管理する一級河川でございますが、護岸の老朽化が著しいため、
八尾土木事務所において、
大和川取水口から本郷橋付近までの延長約1.1キロメートルの区間について
平野川老朽化護岸対策事業を進められています。現在の進捗状況でございますが、整備区間の官民境界を確定するための現地測量や立ち会いを実施されている状況でございます。 今後は、順次ワークショップを開催し、地域の意見を取り入れた護岸及び上面整備、また橋梁対応等の詳細設計を実施される予定と聞いております。 なお、現状の護岸等で緊急的な破損等があった場合は、
八尾土木事務所に応急な補修対応を依頼するとともに、道路等に影響する場合は本市においても緊急対応してまいりたいと考えております。 今後も、大阪府と連携を図りながら事業進捗に向けて取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 私からは以上でございます。 〔松井久尚
政策推進部長 登壇〕
◎
松井久尚政策推進部長 続きまして、私からは整理番号41についてご答弁申し上げます。 質問事項は防犯、質問要旨は月1~2件のペースで不審者情報が出ている中で、市の防犯灯および
防犯カメラに対する取組についてでございます。 最初に、本市の防犯灯に対する取り組みでございます。 本市におきましては、平成21年度より市内の防犯灯を省エネで明るい
LED防犯灯に取りかえる事業を実施いたしております。また、平成24年度からは町会等が行う
LED防犯灯の新設に対する補助事業も開始し、平成24年度末では、市内にございます6,234本の防犯灯のうち1,581本、全体の約25%が
LED防犯灯となっております。さらに、各町会に対して防犯灯に係る
電気代等維持管理費の補助事業もあわせて実施をいたしております。 次に、
防犯カメラに対する取り組みでございますが、大阪府の100%補助事業により、平成21年度に市内の駐輪場に計55台、平成23年度に大阪府及び
大阪府警察本部が街頭犯罪の発生件数等を考慮して指定した
近鉄河内国分駅周辺と清州地区、玉手地区及び旭ヶ丘地区に計12台を設置しております。また、子ども見守り活動や
不法投棄対策としても設置をしており、現在、市内には合計72台の
防犯カメラを設置いたしております。 しかしながら、大阪府の100%補助事業が終了いたしましたことから、平成24年度以降は新たな場所への防犯灯の設置は行っておりません。 本市といたしましては、引き続き大阪府に対し100%補助制度の実施等を強く働きかけてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願いをいたします。 私からは以上でございます。
○奥山渉議長 以上で一通りの答弁は終わりました。山本修広議員、再質問ありませんか。
◆2番(山本修広議員) 皆さん、ご答弁どうもありがとうございました。 それでは、引き続き再質問をさせていただきたいと思います。 整理番号36番、議案第65号につきまして、
債務負担行為補正となった経緯及びシステムの内容については理解させていただきました。25年度中に契約しないと補助金がおりないというところで
債務負担行為になったという経緯と、そのシステムの内容についても理解させていただきました。 また、こういった動きというのは幼保一元化に向けての動きかと思います。多種多様なサービスがこれからも必要となってくると思われますが、幼保一元化完了に向けてのプランは今後どのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。
◎
植田眞功健康福祉部長 幼保一元化に向けまして、現在、担当部局でこれからの就学前教育や子育て支援のあり方について検討を重ねておるところでございます。 今後の予定としまして、11月に実施いたしました子育て支援に関するアンケート調査の結果を踏まえまして、「柏原市子ども・子育て会議」で意見をいただきながら、平成27年度から5年間の「(仮称)柏原市子ども・子育て支援事業計画」、これを平成26年度中に策定いたします。その中で、幼保一元化につきましても、この計画に基づきまして保護者のニーズを反映するよう進めてまいりたいと考えております。
◆2番(山本修広議員) ありがとうございます。了解いたしました。 市内のお子さんを持つご家庭というのは、どうしても柏原市内、共働きのご家庭が多数かと思われますので、幼保一元化に向けては、とりわけやはりゼロ歳児の保育の拡充に向けて、国・府との連携をとりながら市の職員一丸となって早急に取り組んでいただきますようご要望いたします。 続きまして、整理番号37番、市内通学路の危険箇所とその対策方法に関してですけれども、今ご報告いただきましたように、子ども見守り隊やPTA、町会のあれだけの大人たちの方が朝夕にかかわらず見守っていただいている中でも、やはり事故は起きております。事故や災害などが起きた場合、生徒たちはパニックに陥る可能性が必然かと思われます。 岩手県の釜石市では平成24年度に、釜石市の土地柄でしょうけれども、実践的防災教育総合支援事業にて、津波防災教育のための手引きとして小・中学校で教育カリキュラムを組まれたりしております。引き続き、そういった事業に取り組んでいただけるような、組み込んでいただけるような、カリキュラムとしての防災・防犯に対する指導、啓発をお願いできればと思いますので、よろしくお願いいたします。 また、今私のところに届いている相談でも、カーブミラーがこの時期だとやっぱり朝はどうしても曇ってしまっていて見えないだとか、この道路にグリーンベルトを引いてほしいだとか、そういった相談も受けていますので、通学路の危険回避のために新たな規制をかける交差点や道路などがふえることが予想されます。それに関しても、規制の出ている危険箇所への一刻も早いご対応を望むとともに、ドライバーにも警察と連携をとって徹底した周知をしていただき、子どもたちの通学路の安全を守っていただけるよう要望いたします。 続きまして、整理番号38番、
災害対策本部の状況について、これは理解できました。 今、参集状況についてはお伺いできたんですけれども、災害本部として、先日も市職員に災害訓練が実施されましたが、現状の機能での11月28日の災害訓練での結果と分析というのを教えていただけますでしょうか。
◎
尾野晋一総務部長 議員今ご質問いただきました
災害対策本部のことなんですけれども、以前からご懸念いただいていますように、市役所本館庁舎が使用不可能な場合にその代替場所としてどこを使うのかと。その中で、今現在、他の市の施設を使うというように地域防災計画では設定しております。 今回は、その一つとしてリビエールホールが代替措置として可能なのかどうか、その検証を含めまして、
災害対策本部の設置に必要なスペースの確保であるとか、あるいは職員の動線の確認であるとか、これらを行うために先日の訓練を実施いたしました。 今回の訓練の結果から申し上げますと、
災害対策本部としての設置に係るスペースの確保であるとかあるいは職員の動線に必要なスペース、それらを含めまして、十分なとは言いませんけれども、大体おおむね大きな問題もなく実施ができたということで今回、検証できました。また、情報収集訓練といいますか情報収集機能、これにつきましても、一定の無線訓練によりまして最低限度の確認が行えたものではないかというふうに考えております。 いずれにつきましても、今後まださらなる課題もございますので、その検討を進めてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。
◆2番(山本修広議員) 先日の訓練でも、突発的な招集にもかかわらず訓練参集対象者295名のうち294名招集された状況から見て、職員様の意識の高さというのはうかがえたかと思います。 ですが、現在の庁舎の補強策では災害対策の拠点施設としては必要な数値をクリアできないと聞いておりますが、災害は今現在議会が行われているこの瞬間に起きるかもしれないんですけれども、庁舎の抜本的な建てかえを見据える時期に来ていると思います。このあたり、市長はどのようにお考えでしょうか。
◎中野隆司市長 市庁舎のあり方につきましては、市議会からもご参加いただいております
あり方検討会、その結果を待ちまして判断材料にさせていただきたいというふうに考えておりますし、先般の訓練でも、リアルな震度6、7ぐらいの災害、地震が柏原市を襲うと、恐らくリビエールを
災害対策本部にしたとしても、駐車場にテントを立てた、もうパニックのような状態になることが想定されるなということを考えました。 とにかく、庁舎のあり方につきましては、今申しました
あり方検討会の結果をお待ちして大きな判断材料にしたいと考えております。
◆2番(山本修広議員) ありがとうございます。
あり方検討会の経過を見つつというところでご回答いただけましたが、現在の市庁舎の立地条件から見ると、25号線に接しまして、大変利便性に富む立地条件にあると思われます。その中で、
災害対策本部としての機能を持たせつつ、やはり今現状、市庁舎がいつ潰れてもおかしくないという状況の中で、情報収集に使う機器であるとかそういったものは今、市役所庁舎内に置かれているということでありますけれども、その情報収集の機器が一瞬のように倒壊してしまうと災害はよりひどいものになるかと想定されますので、機器類の設置場所ということだけでも先に検討いただけないかなということでご要望いたします。 また、市役所の立地条件ですけれども、今後の計画の中でも市役所の耐震工事をするのか建てかえなのかの問題も引き続いて検討されてまいりますが、建てかえの場合、商業施設の誘致や羽曳野市に見られる道の駅など、あのような商業施設をあわせた市庁舎のあり方もぜひとも検討いただいて、今後の柏原市の目玉となるような計画を推進されることを要望いたします。 引き続きまして、整理番号39番、
マスタープランについてですけれども、今現在、22年1月末に国庫補助金が採択されず頓挫したとのことですが、
マスタープランの中ではJR柏原駅は高度化と近代化に努めますと記載がございます。JR柏原駅付近というのは、観光バスなどの大型車両がとまることも多々見受けられます。農協駐車場や文房具屋の山口屋さん前、また東口のほうでは白鳩幼稚園前などに路上駐車されている状況が多々見受けられますので、やはり大変、通勤・通学の時間帯、そういった駐車というのは非常に危険な場合があるかと見受けられます。 また、市民プラザ、大正通り、オガタ通り、清州商店街など閉鎖店舗、空き店舗や空き地の残る場所も、柏原駅付近、まだまだ多数ございます。そういった中で、都市計画はまちの活性化、柏原の発展を促す計画であると思われますので、今後も引き続き、再開発に向けてどのように計画し、どのように国・府に働きかけられるのか、また時期が来ましたらお伺いさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、整理番号40番、平野川の工事についてですけれども、進捗状況については了解いたしました。 それでは、今おっしゃられました地域の皆様との意見交換会でもあるワークショップはいつごろ開催される予定でしょうか。
◎
山本佳裕都市整備部長 ワークショップの開催につきましては、事業主であります
八尾土木事務所に問い合わせを行いましたところ、はっきりとした日程は現在決まっておりませんけれども、年度内に実施される予定であると聞いてございます。 以上でございます。
◆2番(山本修広議員) ありがとうございます。 年度内ということは25年度、今月中という形でワークショップが順次開かれていくということで、ぜひとも市民の皆様の声も耳に入れつつ計画を進めていただきたいと思いますが、今現在、平野川周辺、柏原小学校前など、都市整備時に非常にきれいに整備していただきました。遊歩道もあり、大変通学路としても整備されきれいにされているかと思いますけれども、あの部分だけを見ますと、とても魚やザリガニなど、小動物というか生物がすめる環境とは少し言いがたいかと思います。 残りの地域については、ワークショップで出された意見をもとに、もちろん柏原小学校前のように、あのようにきれいに整備していただければいいというご意見も出るかと思われますが、見た目をきれいにするだけではなく、遊歩道などの利便性に富む工事とともに、護岸には穴をあけたり川底も土を残すなど、やはり20年後、30年後でも子どもたちが川遊びをできるような、そういった計画もひとつご検討いただきまして改修計画をぜひとも要望していただきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。 続きまして、最後の整理番号41番、LED灯と
防犯カメラの取り組みについては理解させていただきました。 昨日の田中議員の答弁でもご回答ございましたが、
LED防犯灯に関しては年300本のペースで取りかえられているということ、そして、今後全部取りかえるまでは約16年かかるということをお伺いしました。少し気の長い計画なのかなとどうしても感じてしまいます。 その間にもやはり不審者、事故、犯罪は起きてきておりますので、ぜひともというか、これは要望ではあるんですけれども、今ある柏原市に残っている基金などを繰り入れし、完成時期を繰り上げ、町会への補助も行っていると思いますが、町会へ通常の防犯灯ですと2,000円、LED灯になると1,500円という補助がされているとお聞きしていますので、このあたりのランニングコストも含めますと、将来の電気代の支払いというところの比較をしていただいた上で計画時期を早められないものかどうか、ぜひともご検討いただいて進めていただけますようお願い申し上げます。 そしてまた、
防犯カメラの件に関してですけれども、先日も安堂地区で、中学生が体にもけがをし、心にも非常に深い傷を負う事案が発生しております。
防犯カメラを設置することでもやはり抑止力にはなってくると思うんです。 藤井寺市では、町会などが取りつけた
防犯カメラに対し2分の1の補助が出ております。先ほどの答弁もいただきましたが、16市でもそういった補助をされている市があるということですけれども、市としてはこのような取り組みはされないんでしょうか、よろしくお願いいたします。
◎
松井久尚政策推進部長 防犯を担当する部署といたしまして、現在、大阪府内の状況等を調査しておるところでございます。現時点では16市で、
防犯カメラを設置する町会等に対し設置費用の一部を補助しておるというふうになっております。 議員おっしゃいますとおり、
防犯カメラの設置については犯罪への抑止、また警察捜査等の有効性などが検証されておるところでございます。そのあたりは十分に認識をしておりますので、まず早急に地域のニーズの把握に努め、それをもとに今後の方向性について検討してまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。
◆2番(山本修広議員) ありがとうございます。 地域のニーズをお聞きして進めていくということですけれども、先日、世界保健機構WHOより安全なまちづくりに力を注ぐ自治体を認めるセーフコミュニティとして府内で初めて認証された松原市がございますけれども、
防犯カメラの台数は2010年度で67台だった数を昨年度末で112台までふやされております。また、車のドアミラーを損壊するという事件も柏原市内で起きておりましたが、そういった事件も駐車場内に設置された
防犯カメラが逮捕の決め手となっております。 国・府からの補助制度を待っていては、市内の犯罪に対して安全を守れるとは到底思えない時期に来ていると思います。災害同様、事件はいつ起こるかわからないものですので、何とぞ26年度予算にてこういった防犯灯の設置促進、
防犯カメラの予算を確保していただきますよう、市長にも強く要望させていただきます。 以上、多岐にわたる質問をさせていただきましたが、これで質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○奥山渉議長 以上で山本修広議員の質疑・質問を終わります。 次に、
中村保治議員、登壇願います。 〔10番
中村保治議員 登壇〕(拍手)
◆10番(
中村保治議員) 皆さんおはようございます。10番議員の中村保治でございます。 議長のお許しをいただきまして、平成25年第4回定例会におきまして市政一般に対する個人質問をさせていただきます。 この機会を与えていただきました議員各位に厚く御礼を申し上げます。また、足元のお悪い中、傍聴に来ていただきました皆様には厚く御礼を申し上げます。ありがとうございます。 話は変わりますが、40年ほど前のお話ですけれども、アメリカの心理学者がある実験をしました。それは、放置された車を見て人はどう行動するかという実験であります。ニューヨーク市の中でも犯罪が多発し最も危険と言われたAという町と、シリコンバレーの高級住宅地のBという町の2カ所に車を1台ずつ放置して様子を見たそうであります。すると、Aという町では24時間で見事にエンジンからねじ一本に至るまで奪いつくされ、車は丸裸に、他方、Bという町では1週間無傷のままだったそうであります。 この実験には続きがあります。無傷だったというBという町の車を今度は窓ガラスを1枚割って放置してみたそうであります。すると、あっという間にAという町と同様、まるでピラニアに襲われたように盗み尽くされたそうであります。これが人間の心理ですと、この学者は言われております。壊れたものがそのまま放置されているのを目にすると、人はこの社会はルール違反に無関心な社会だと思い、自分もルール違反に抵抗がなくなるということであります。つまり、無関心は犯罪を誘発するというのであります。 かつて、ニューヨークを象徴するものに、ガラスは割られ荒れ放題の無人ビルが立ち並ぶ光景がありました。これも、初めの一つが割られたときにそれを放置したことが原因の一つというふうに言われております。これを窓ガラスの法則というのでございます。 あるとき、もうこれ以上手をこまねいてはいられない、愛する私のまちニューヨークをいいまちにしようと、やむにやまれぬ思いで立ち上がった人たちがいます。思いを同じくする市長も誕生しました。この人たちがまず始めたことは、ごみの清掃、割れた窓ガラスの修理、落書き消しなど、クリーンなまちづくりであったそうであります。この運動に真っ先に取り組んだ一人にハンバーガー店の責任者の青年がいました。地域の不良青年グループに働きかけ、ほうきとごみ袋を手にまちへ出ていきました。さらに、当時は昼間も危ないと恐れられ、強盗急行との悪名をはせていた地下鉄の巡回パトロールも始めたそうであります。 このときの小さな一歩が、ニューヨークを犯罪都市から安全都市へと変える大きな流れをつくったものであります。今では、全米の大都市の中でも最も安全な市の一つと言われるまでになりました。とともに、この活動に参加した少年たちにも大きな変化が見られました。皆が喜んでくれている、自分たちが地域の役に立っている、自分は厄介者ではなく頼りにされているんだという実感が、荒れすさんだ少年たちの心を潤していったのであります。 一青年から始まったこの運動は、今や世界にまで広がりました。日本でも支部が誕生し、メンバーが日夜活動しております。そろいの赤い帽子とTシャツ、ジャケット姿でまちへ出て、ピンクチラシの回収、風俗店の立て看板の撤去、たむろする少年少女たちに声をかけながら、けんかの仲裁、泥酔者の保護、麻薬や恐喝などから子どもを守ろうと夜明けまでパトロールを続けているメンバーの一人は、この運動に出会わなかったら自分も荒れた人生を送っていただろうと、このように言っておられます。 このグループのモットーは、見て見ぬふりをしないこと、かつて、女性が暴漢に襲われていたのを38人もの人が目撃しながら誰も通報すらせず、見殺しにしてしまったことがありました。この反省から生まれたモットーだそうであります。自分だけではなく、他人にも関心を持とう、人に思いやりを持とう、一人一人が青少年のお手本になる行動をしようと声をかけ合って行動する若者たち、荒れていると言われる若者たちだけれども捨てたものではない。きっとこの地域を、そしてこの社会を変えていくはずと、私にも希望と勇気、そして
日本再生のヒントを与えてくれた内容でございました。 ともかく、自分の地域、我が柏原においても同様であると、このように思います。自分の地域のごみ一つ、割れたガラス一つ、孤独に暮らす高齢者の方一人を見て見ぬふりをしない、そういう小さな一歩から私自身も真面目にこつこつと住みやすい柏原市を目指してまいりたいと思っております。 それでは、通告順に従いまして質問させていただきますが、昨日、また先日までの質疑で了解しました点等、順次整理して行ってまいりますので、よろしくお願いいたします。 整理番号42、議案第62号 柏原市
青少年教育キャンプ場条例の廃止についてであります。昨日の他会派の答弁で理解はしました。今後のあり方について、各社会教育団体等とも十分意見交換、協議をしていただきながら、柏原市の青少年の健全育成に取り組んでいただくことを強く要望させていただきます。答弁は結構であります。 一般質問に移らせていただきます。 整理番号43番、防犯。 防犯灯のLED化の推進と犯罪件数との関係分析と、今後の取り組みについてお尋ねをいたします。 整理番号44番、防災。 11月28日早朝に防災訓練を実施したことについての検証結果についてお尋ねをいたします。 整理番号45番、介護予防。 元気な高齢者を増やすための施策についてお尋ねをいたします。 続きまして、整理番号46番、教育。 通学路の危険箇所の点検についてお尋ねをします。 最後に、整理番号47番、まちづくり。 地域担当職員制度の現況と課題についてお尋ねをいたします。 以上で第1回目の質問を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
○奥山渉議長
中村保治議員の質疑・質問に対し、答弁を求めます。 〔松井久尚
政策推進部長 登壇〕
◎
松井久尚政策推進部長 中村保治議員の議案一般に対する個人質疑・質問のうち、私からは整理番号43、47についてご答弁申し上げます。 最初に、整理番号43でございます。 質問事項は防犯、質問要旨は防犯灯のLED化の推進と犯罪件数の関係分析と今後の取組についてでございます。 防犯灯のLED化の推進につきましては、平成21年度より市内の防犯灯を省エネで明るい
LED防犯灯に取りかえる事業を実施しており、平成24年度からは町会等が行う
LED防犯灯の新設に対する補助制度も開始をいたしました。こうした取り組みにより、平成24年度末には町会等で維持管理されている全防犯灯6,234本のうち1,581本、率にして約25%の防犯灯のLED化が完了したところでございます。 また、犯罪件数との関係につきましては、ひったくりや路上強盗、自転車盗などの街頭犯罪における市内の発生件数で見ますと、事業開始当初の平成21年度には556件、22年度は404件、23年度は334件、24年度には272件となっており、この4年間で284件減少している状況から見ましても一定の効果があったものと考えております。 今後の取り組みにつきましては、犯罪のない明るい柏原市、安全・安心「大阪ナンバーワン」のまちづくりを目指し、できる限り多くの防犯灯のLED化に取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、整理番号47でございます。 質問事項はまちづくり、質問要旨は地域担当職員制度の現況と課題についてでございます。 地域担当職員制度につきましては、防犯、防災、福祉、環境などさまざまな課題が地域に存在しておりますことから、その課題の解決に向け、地域が抱えている問題や懸念される課題などを把握するとともに、地域に向けて丁寧な情報の提供を行うことで地域と市の連携を強化する仕組みとして導入した制度でございます。 制度の実施に当たりましては、行政経験を積んだ管理職の中から20名を担当職員として選任し、柏原、堅下、国分、堅上の4地区に分けて配置し、各区長への定期的な訪問等により地域の意見や要望を吸い上げ、その内容を迅速に担当部署に連絡、調整することで早期の課題解決が図れるものと考えております。 これまでの具体的な取り組みについてでございますが、11月末までで各地域担当職員から提出された経過報告書は95件でございました。その主な内容は、道路の拡張や補修に関すること、空き家、空き地に関すること、地域清掃やごみの収集に関すること、また防犯灯に関することでございます。また、各班のリーダーと所管課であります地域連携支援課において定期的にリーダー会議を開催し、情報の共有化や意見交換等を行い、課題の解決策や今後の制度の進め方について検討をいたしております。 本年度につきましては、制度開始当初ということもあり、地域との関係づくりや地域における諸課題を把握することを中心に取り組んでおり、今後活動を進めていく中で、地域の実情に合わせた対応を検討し、さらによりよい制度の構築を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 私からは以上でございます。 〔尾野晋一 総務部長 登壇〕
◎
尾野晋一総務部長 続きまして、私からは整理番号44につきましてご答弁申し上げます。 質問事項は防災、質問要旨は11月28日早朝に防災訓練を実施したことについての検証結果についてでございます。 今回の職員防災訓練につきましては、巨大地震の発生を想定し、午前5時45分に職員安否確認システムを用いて全職員を対象にメール配信し、
市民文化会館や避難所と指定された学校などへ参集するに要する時間を返信メールにて確認を行いました。一部職員には、当該システムの回答操作がうまくいかないなどの理由で未回答となった者へは午前6時15分から電話連絡による確認を行い、対象職員636名のうち最終的には546名の回答が得られました。 また、この安否確認メールの一斉配信にあわせて
職員参集訓練を実施いたしました。この訓練は、事前に指定していた係長級以上の職員を対象に
市民文化会館や避難所となる学校などへ参集する訓練で、最終的には対象職員295人のうち294人が参集いたしました。 午前6時45分からは市長を本部長として
災害対策本部の模擬会議を開催し、その会議では、各対策部における具体的な方針の決定や指揮命令の確認、災害現場との報告訓練を行い、その後、災害時に避難所となる各施設との間で無線通信訓練も実施し、避難所における通信機器の使用手順等の確認を行ったところでございます。 今回の一連の訓練により、全職員に対し災害時の緊急対応についての一定の意識づけが図られたものと考えております。今後とも、職員の災害時の意識を持続させるため、実効性のある職員訓練を継続的に実施してまいりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 〔植田眞功
健康福祉部長 登壇〕
◎
植田眞功健康福祉部長 続きまして、私からは整理番号45についてご答弁申し上げます。 質問事項は介護予防、質問要旨は元気な高齢者を増やすための施策についてでございます。 高齢者の方ができるだけ長く健康で元気に過ごせるよう介護予防事業に取り組んでおります。本市の介護予防事業といたしましては、まだ元気な活動的な高齢者に元気なうちから健康づくりに取り組んでいただける事業として、オアシスや国分図書館などで「からだすっきり若返り教室」などを開催しております。そして、将来要介護状態となる可能性の高い高齢者に対しては、気軽に参加しやすい教室となるよう、地域の会館を活用し、「転ばぬ先の元気教室」を開催しております。 また、介護予防に取り組むボランティアを養成するため、「介護予防サポーター養成講座」や「いきいき元気推進員養成講座」を開催し、講座を修了された方を中心に、住んでおられる地域で自主的に介護予防活動に取り組めるよう、健康運動指導士などの専門職を一定期間派遣したり活動経費の一部を助成するなどの支援を行っております。 さて、平成26年度を迎えますといよいよ第5期の「介護保険事業計画及び高齢者保健福祉計画」も最終年度となりますが、第5期におきましては、介護予防教室等に参加する高齢者が着実にふえてきており、「介護予防サポーターズ」や「いきいき元気推進員」といったボランティアの皆様による介護予防活動が定着するなど、一定の成果が上がっていると考えております。 さらに1月からは、「大阪府地域福祉・子育て支援交付金」を活用し、「介護予防推進専門員」が中心となって「高齢者個人個人の健康状態の改善を図る教室」を実施したいと考えております。この教室では、10人から15人程度で週1回ペースの運動実技指導を行い、生活機能の向上の達成度を検証しながら今後の事業内容の参考にしていきたいと考えております。 今後、さまざまな介護予防事業を展開し、高齢者の健康づくりを支援し、元気な高齢者の方が増加するよう取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。 私からは以上でございます。 〔浦上 隆
学校教育部長 登壇〕
◎
浦上隆学校教育部長 続きまして、私からは整理番号46につきましてご答弁申し上げます。 質問事項は教育、質問要旨は通学路の危険箇所の点検についてでございます。 通学路の危険箇所の点検につきましては、昨年度、6月上旬に教育委員会と各学校で総点検を行い、安全配慮箇所の確認をいたしました。その後、7月に、各小学校区の最重要点検箇所について、警察、道路水路管理課・道路水路整備課、教育委員会、学校の4者で合同点検を実施し、警察、道路水路管理課により安全地帯の確保や通学路の表記、通行規制看板の改善等を実施していただきました。さらに10月には、警察、道路関係課、教育委員会が「合同点検における実施検討合同会議」を行い、進捗状況と今後の見通しについて協議を行いました。 本年度につきましては、11月から教育委員会と各学校が再度実地調査を行っております。昨年の総点検で改善された箇所が8カ所、現在工事中のものが2カ所ございますが、新しい住宅の建設等により新たな危険箇所も出てきておりますので、その都度改善に取り組んでおります。 今後とも、関係機関と連携し通学路の安全確保をしてまいりたいと考えております。よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 私からは以上でございます。
○奥山渉議長 以上で一通りの答弁は終わりました。
中村保治議員、再質問ありませんか。
◆10番(
中村保治議員) ご答弁ありがとうございました。 それでは、整理番号順に従いまして再質問、また要望をまとめさせていただきたいと思います。 最初に、整理番号43番、これはもう他会派等もいろいろお話もございましたんで、ちょっと角度を変えてお話をさせていただきたいと思うんですけれども、当初、防犯灯に関しましては、私も議員になった当初、今から12年前ですけれども、一番最初に取り組んだ内容でございました。その当時、やはり現場を回っていますと非常に暗いと。もう少し明るい防犯灯をつけてもらえませんかという、当初そういうご意見が多かったので、非常に先輩議員とも悩みながら、ちょうどその当時、地域の緊急雇用対策という、そういう補助金をいただける事業がちょうどマッチしておりまして、日本照明学会というその委託をしていただき、その中で明るさ度チェックということで、一件一件、本当に柏原市中全部見て回っていただきました。 その集大成が1冊の本になったわけでございますけれども、前任の岡本市長も初め、LED化がどんどん進んできて、明るいまちは非常に実現はできております。 ただ、その当時いろんなお話の中で、まとめた中にもありましたけれども、単に明るくすればいいというだけではなくて、その地域、細かくチームをつくっていただいて現場を本当に歩きながら、一つ一つ写真を撮りながらまとめた内容でございます。この内容の中にも、これはもう担当課もご存じのとおり、いろんな地図をつけて、ここの地域は非常に暗いと、非常に危険がありますと、そういうのも事細かく町会別にまとめた内容なんです。 これはもうちょうど10年近くたちましたけれども、その流れを酌んでいただき、今回のLEDの推進化のための街頭犯罪、こういったこともしっかりと取り組んでいただいていることは本当に感謝申し上げる次第でございます。 ただ、1点気になるのは、安まちメール、いろんな情報が私たちのもとにもメール等で来ますけれども、そのメールの中身は詳しく精査しておりませんけれども、結構同じような地域、同じような場所、そこでの犯罪がどうしたら未然に防げるかという改めて課題が出てきたわけでございます。 この点は今後、関係部署、また地域の方々、現場でのいろんな対応、本当に現場で歩きながら、担当部署もこれは縦割りを超えて、道路課も含めましていろんな方々のご協力をいただきながら、どうしたらここの箇所で犯罪が防げるかという、そういう角度での内容を今後とも要望させていただきますので、大阪ナンバーワンのまちづくりの大きな取り組みを今後ともよろしくお願いします。 ですから、この大きなデータ、資料を大事にしていただいて、今後ももう一度、もう10年たっていますので状況は変わっておりますけれども、もう一遍情報の共有化ということをお願い申し上げます。 引き続きまして、整理番号44番、これはもうまさに他会派の方々のいろんなご意見もいただきましたんで、あえて詳しく申し上げることはないんですが、初めての試みに非常に緊張しながら私も参加させていただきました。どこでどういう形で起きたとしても、職員の方々ともども本当に公の立場として市民の皆さんを守っていただく取り組みを今後ともよろしくお願いしたいと思います。 その中で、特に1カ所、堅下南小学校ですか、そこでそういう避難所での訓練をされたと思います。その点、ちょっと1点だけお伺いいたします。
◎
尾野晋一総務部長 議員ご指摘のように、東日本大震災を契機にやはり避難所の運営というのは非常にきめ細やかなことが必要であるというのが検証されております。 本市においても、既に避難所の運営のマニュアル化はしておりまして、それを職員に周知しているところでございます。ただ、実際の災害が起きた場合の対応ということで、マニュアルどおりに機能するかどうかというのは非常に不明な部分がございます。 議員が今おっしゃいましたように、今回、9月に大阪880万人訓練にあわせまして、堅下南小学校校区全町会が参加いただきました自主防災訓練、地域防災訓練、それを開催させていただきました。その訓練には、東日本大震災以降初めてですが、新たな試みとしまして、避難所の避難者の受け付けであるとか救援物資の受け入れ、あるいは備蓄物資の搬送訓練など、今までにない新たな訓練もつけ加えさせていただきまして訓練を実施いたしました。その際には、担当職員、一応避難所の設営に係る職員というものは想定しておりますので、その職員も一部参加いたしまして実施いたしております。 今後もこのような訓練を可能な限り実施したいと思っておりますので、よろしくご理解いただきますようお願い申し上げます。
◆10番(
中村保治議員) よろしくお願いします。 本当にその訓練をされているときにも市長がおっしゃっていましたけれども、もし国豊橋が万が一のときには、別な想定をしながらシミュレーション、いろんな形で、本当に私たちもそうですけれども、現場でどうしたら多くの方々を誘導できるかということ、本当に自主防災組織の方々とも力を合わせながら取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 引き続きまして、整理番号45番、元気な高齢者をふやすための施策のほうに移らせていただきます。 この点は、私もずっと一貫してお話、また提案もさせていただいて、非常に特筆すべきところが1点ござまして、個人給付という形での「介護支援ボランティア制度」、また「お元気ポイント」のお話もさせていただきましたけれども、ある一定の段階で一団体に対してそういう補助金をつくっていこうと、そういう形で取り組んでいただいたことは本当にありがたいなと思っております。 特に、「介護予防サポーター養成講座」、「いきいき元気推進員養成講座」、その実際に受けられた方が地元に帰られて新たなそういう事業を起こしていこうということに対して手厚くしていただけるということで、現在8団体たしか今やっておられるというのをお聞きしているんですけれども、今後の一つの方向性として、担当部長として来年度どれぐらいを目標にされておられるのか、お聞きいたします。
◎
植田眞功健康福祉部長 現在8団体、老人会を中心にしていただいているんですけれども、介護予防サポーターとかを受けられた方がたくさん出てきていますので、各地域地域でそういった方が活躍していただけたらと思っております。最低やっぱりこれから四、五グループぐらいはまた来年度ふやしていきたいと考えております。
◆10番(
中村保治議員) 聞きにくい目標を聞かせていただき、申しわけありません。本当に新しい角度での取り組みを最大限に評価させていただきたいと思っておりますので、取り上げさせていただきました。 それともう1点、介護予防推進専門員ということで、新しいそういう取り組みの中で管理栄養士の資格を持っておられる方が、そういう形でのいろんな少人数の、高齢者の方々の個人個人の健康状態の改善を図る教室ですか、その上で、その方に合った週1回のペースでの運動の実技指導をしていくということでお話ございました。これは多分、健康運動指導士の方、プロをお呼びして、週1回そういう形で取り組むということで、本当に新しい取り組みもスタートいたしましたので、今後とも、元気な高齢者の方々が安心して住める柏原市を目指していただくことを要望させていただきます。お願いいたします。 続きまして、整理番号46番、通学路の危険箇所の点検。 この点は、他会派の方々も本当に注意して、いろんな形での指摘もありましたけれども、実は安全マップ、実際に前もって資料もいただきましたし見させていただいたんですけれども、この安全マップの更新というんですか、それと、どういう形で地域に対しての広報活動をされているのか、ちょっとお尋ねをいたします。
◎
浦上隆学校教育部長 安全マップの更新に関しましては、毎年全ての学校で更新をしております。その更新時には、保護者とかPTA役員の方々にご協力をいただいております学校もございます。 これは学校によりますけれども、安全マップをホームページに掲載をしたり、それから全保護者とかPTAの役員の方に配付をしましたり、入学者説明会の折に保護者の方に配付と説明をさせていただいたりしております。それから、健全育成会で各団体の役員の方々に配付するとともに地域の通学路の安全に関しての協力をお願いするなど、保護者の方とか地域の方への周知を図っているところでございます。
◆10番(
中村保治議員) ありがとうございます。 安全マップは私も提案者の一人でありますので、生徒さんたちがそういう安全マップをつくりながら、地域の方々もそれを見ながら相互にやっていただくと同時に、今回新しく警察、道路水路管理課等、いろんな部署の方が歩きながら、現場を検証しながら、この危険箇所をどうしてなくしていこうかというご努力をされていることに最大の敬意を払いたいと思っております。 ただ1点、私も朝、見守り活動ボランティアということで、ご承知のとおり、片山の西交差点に立たせていただきながら、もう4年半になりますけれども、本当に4年半の中で余りにも車のルール違反、本当は通ってはいけない時間帯、7時半から9時の時間帯にどんどん通っている。それにさらされながら、子どもさんを約50メートルの区間ずっと送らせていただいているんです。今回、11月1日にはありがたいことにそこにきちっと1.5メートルの歩道がついたんで、本当に喜びを感じておる次第で感謝申し上げます。 ただ1点、それでも違反車両が多いために、信号機を子どもさんがちょっと無視したときに危うく事故になることが発生したんです。ですから、どれだけ手厚く細かく配慮したとしても事故は本当に起きると。でも、私たちボランティアの方々にも、また、一番気になるのは子どもさんが信号を無視する、赤で渡るというのがどうしてもあるんです。もう私は、朝、怖いおじさんという形で子どもさんたちからはちょっと思われているみたいで、それだけ口うるさく言っても聞かない。中学生になったらもう平気でさっと渡ってしまう。そこに実は猛スピードの車が来たんですね。危ない。 だから私は、訓練をどういう形でやっているのか。確かに
交通安全教室とかいろんな形でやっていただいているのはもう前もってお話を聞かせていただきました。ただ、できましたら、担任の先生方もそうですけれども、しつこく、何回も、赤は渡ってはいけない理由と、その訓練を実際に何回も、1分でも2分でも結構なんで全校挙げて、事故が起きてからでは遅いので、この点だけはもう強く要望させていただきます。よろしくお願いします。 それでは、整理番号47番、最後の質問ですけれども、地域担当職員制度の件は本当にもう4年がかりで、私もずっと他市の視察もさせていただきながら、柏原市にとっては絶対必要な事業であると思っております。ここからいろんな柏原市の大きなまちづくりがスタートするというふうに確信をしている中で1点だけちょっとお伺いしたいのは、この具体的な活動の部分、114町会の中に職員を配置していただいているわけですけれども、その辺を簡単に、そこの部分、今の現状の中でちょっと気になっているのは、いろんな声が上がってきた分析の中身をもう少し詳しく教えていただけますか。
◎
松井久尚政策推進部長 すみません、上がってきた要望の内容でよろしいですか。はい、わかりました。 要望の内容としましては、道路の補修、また道路の拡張、拡幅等道路に関することが一番多く、22件ございます。そして空き家、空き地、また清掃、ごみの収集、そういった関係で20件ございます。その他多いのは、防災関係で防災倉庫、また公園等の管理に関すること、そしてご質問もたくさんいただいていますが防犯灯、集会所に関する地域に関すること、そういう質問が主でございます。 以上です。
◆10番(
中村保治議員) ありがとうございます。 お聞きするところ、データをいただいたところによると、特に福祉面、教育面がちょっと少ないように感じました。それは、区長さんとかいろんな形で御用聞きをしていただきながらのスタートですので、これが一概にどうのこうの言えないんですが、私が感じるのは、やっぱり地域でも福祉委員さん、民生委員さん、それからいろんな形の健全育成会の方、PTAの方またはいろんな諸団体、地域の中にいらっしゃる、本当に担当職員の方は実際に仕事を持ちながら兼務をされている点が若干気になっておりまして、できれば、これは以前にも提案をさせていただきましたけれども、地域ごとのまちづくり協議会を立ち上げるためには、やはり卒業されたOBの先輩の職員の方がちょうど中学校のコミュニティ会館ぐらいの形で1日ずっと一遍コミュニティ会館の中からスタートしていただいて、現場をいろいろ見ていただく。 やはり、回れば回るほどいろんなご意見もいただきます。特に、地域によっては子育てに悩んでおられる地域もあれば防犯上非常に厳しい地域もあるという、地域によっての特性をどうしたらいいかということで、時間の関係上ちょっと紹介は割愛させていただきますけれども、いろんな市でも、財政の1%予算を上げますと、それを地域で使ってください、まさにすごい発想で、地域にお任せして地域から自分たちが必要な事業を立ち上げていく、そのためにはやはり職員の方々のお力をかりて、どこの地域でも事業を立ち上げられる、プロの力をかりないとなかなかうまくいかないんじゃないかなというのも感じました。 黒子になっていただきながら、今一番現場で言われているのは、地域の防犯、防災、見守り、子ども・大人の居場所づくり、若い世代の方々の地域おこし、そして元気な高齢者、「介護支援ボランティア制度」の導入、「お元気ポイント」など、地域のもう少し小さな単位であればそういうもっとできる事業があるんではないかなと、このように感じている次第でございます。 まだスタートしたばかりでございますので、この点はご協力をさせていただきながら、もっといろんな視察もして勉強しながら、柏原市を本当に音を立てて建設していく、この大きなポイントを握っているのが地域担当職員制度だと、このように確信しておりますので、どうかこの点ご理解いただきながら、予算はじゃどうしたらいいか、これはやはり、その担当課のみならず全庁挙げて、必要な予算はしっかりつけていただきますけれども、小さな予算で最大の効果が担当職員制度に秘められていると思っております。地域のまちづくり協議会を立ち上げるためにもぜひともお願い申し上げまして、私の質疑を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
○奥山渉議長 以上で
中村保治議員の質疑・質問を終わります。 次に、
小谷直哉議員、登壇願います。 〔4番
小谷直哉議員 登壇〕(拍手)
◆4番(
小谷直哉議員) 皆様こんにちは。4番議員の小谷直哉でございます。 議長のお許しをいただきまして、平成25年第4回定例会におきまして市政一般に対する個人質問をさせていただきます。 この機会を与えていただきました議員各位に厚く御礼申し上げます。また、足元の悪い中、傍聴に来ていただきました皆様には厚く御礼を申し上げます。 私は、計盛佐登子元市議会議員の後を受け、去る9月8日に行われました市議会議員選挙におきまして、市民の皆様方の温かいお力添えにより初当選させていただきました。市民の皆様には、この場をおかりいたしまして心から御礼申し上げます。本当にありがとうございました。 立党精神の「大衆とともに」を原点としたしまして誠心誠意全力で取り組んでまいりますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。 それでは、通告順に従いまして質問させていただきます。 整理番号48番、「とくとくトラック市」が、先日12月8日に本市で初の取り組みで他市とも連携をとりながら開催されましたが、その取り組みと今後の展開についてお聞きいたします。 整理番号49、ひとり暮らしの高齢者の方への災害時の安全対策と救助体制についてお聞きいたします。 整理番号50番、災害時の組織網及び連絡体制の取組についてお聞きいたします。 いつ起こるかわからない災害時において、緊急に立ち上げなければいけないことがいろいろ考えられますが、特に組織網と連携体制について、市の取り組みについてお聞きいたします。 整理番号51番、環境美化の現状と今後の取組についてお聞きいたします。 町の美化運動を地域の方との協働で取り組んでいる中で、犬のふん公害やたばこ、空き缶等のポイ捨て等、マナーの向上や啓発運動とさまざまな取り組みをされているとは思いますが、本市においての環境美化の今後の取り組みについてお聞きいたします。 以上で第1回目の質問を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
○奥山渉議長
小谷直哉議員の質問に対し、答弁を求めます。 〔奥田隆一
経済環境部長 登壇〕
◎奥田隆一
経済環境部長 小谷直哉議員の一般に対する個人質問のうち、私からは整理番号48及び51についてご答弁申し上げます。 まず、整理番号48でございます。 質問事項は産業振興、質問の要旨は12月8日に市役所前駐車場にて実施いたしました「とくとくトラック市」の取組と今後の展開についてお尋ねでございます。 まず、取り組みの目的でございますが、トラックなどの荷台を使って地元産の野菜、食品加工品、衣料品などの販売や飲食の提供、柏原産の宣伝などを行うほか、消費者と出店者の相互の交流を深めていただき地域のにぎわいを図ることを目的として実施いたしました。 今回のトラック市は、柏原市内の方々だけではなく市外の方にも柏原産を知っていただくよう市役所前駐車場で試行的に実施するもので、国道25号を大阪方面や奈良方面へ通行される方にも来ていただこうとする取り組みでございます。 出店の方法につきましては、11月号の広報誌、ホームページで出店者を募集し、予定の30ブースのうち27ブースの出店申し込みがございました。出店内容といたしましては、お米、野菜、ミカン、ワイン、豚汁、衣類などの商品でございます。また市外からは、泉佐野漁港の鮮魚直売及び漁師手づくりのタコ飯、さらに松原商工会からは靴下、アイガモカレーを販売していただきました。 なお、この「とくとくトラック市」の周知方法は、広報誌、ホームページ、フェイスブック、駅の掲示板、新聞折り込み広告を行うとともに、市役所前にはのぼり旗、横断幕、エアアーチを設置し、広くPRを行いました。 次に、今後の展開についてでございますが、今後は今回の事業成果を検証いたしまして商工会と検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、整理番号51でございます。 質問事項は環境、質問要旨は環境美化の現状と今後の取組についてでございます。 本市におきましては、環境美化を推進するに当たりまして「柏原市犬のふんの放置及びポイ捨てによるごみ等の散乱の防止に関する条例」を平成17年6月に制定し、条例の円滑な運用を図るため、同年12月から各町会のご協力により環境美化推進委員を設置していただき、地域の清掃や巡回活動等を通じ、ごみのポイ捨てや犬のふんの放置対策に多大なご尽力をいただいているところでございます。 また、河川環境につきましても、大和川や恩智川におきまして市民の皆さんや関係団体と協働で行う清掃活動を通じ、環境美化への啓発を進めております。特に恩智川につきましては、このたびさらなる取り組みといたしまして、河川の管理者である大阪府と流域4市の八尾市、東大阪市、大東市及び本市で恩智川ごみ対策ワーキングを設置し、平成25年3月7日には恩智川流域の美化に対する大阪府流域4市連携の取り組みの実施に係る確認書を締結いたしました。 この確認書に基づく施策といたしまして、オイルフェンスを平成25年10月31日に法善寺橋付近に設置し、市民の皆さんにオイルフェンス内に滞留したごみから河川内へのポイ捨て状況をご確認いただくことで環境美化への啓発につなげています。また、平成26年3月には、例年実施しております「恩智川クリーンアップ」を流域全体での一斉清掃活動と位置づけ実施することを予定しており、一層の環境美化に努めてまいります。 これらの取り組みにあわせ、市民の方々が主体となった美化活動や環境意識啓発手法等に関する意見交換を行うため、「恩智川クリーン・リバープロジェクト」と題するワークショップを設置し、市民の皆さんにご参加いただいております。 本市といたしましては、今後、これらの取り組みを広報誌やホームページなどでお知らせし、市内全体で環境美化の啓発に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 〔植田眞功
健康福祉部長 登壇〕
◎
植田眞功健康福祉部長 続きまして、私からは整理番号49についてご答弁申し上げます。 質問事項は防災、質問要旨は災害時の1人暮らしの高齢者の安全対策及び救助体制についてでございます。 本市におきましては、平成25年9月末現在、65歳以上の高齢者人口は1万7,683人となり、高齢者率は約24.35%と急激に上昇しております。このような状況の中、平成22年度から地域あんしん事業に取り組み、ひとり暮らし高齢者の方が「孤独死」等の状態にならないよう、ケアマネジャーや介護福祉士等の専門資格を持った「見守り専門員」がひとり暮らし高齢者の家庭を訪問し生活状態や健康状態の確認を実施するなど、ふだんから継続的に見守り訪問を実施しております。 災害時のひとり暮らし高齢者の安全対策及び救急体制につきましては、平成25年6月に災害対策基本法が一部改正されたことを受け、市町村においては地域防災計画に沿った形で災害時の高齢者等の要支援者を適切な避難所へ安全に誘導するための支援対策を講じることが求められております。 これを踏まえ、本市におきましては、災害時において支援を必要とする高齢者に対する支援対策は喫緊の課題であることから、危機管理課、福祉関係各課によりまして、ひとり暮らし高齢者等の災害時に支援を必要とする方の名簿の整備等、支援対策を講じるための取り組みを開始したところでございます。 今後は、「地域あんしん事業」によるふだんからの継続的な見守りとともに、災害時にひとり暮らし高齢者に対し適切な支援を行うことができるよう取り組んでまいりますので、よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 私からは以上でございます。 〔尾野晋一 総務部長 登壇〕
◎
尾野晋一総務部長 続きまして、私からは整理番号50につきましてご答弁申し上げます。 質問事項は防災、質問要旨は災害時の組織網及び連絡体制の取組についてでございます。 災害時における組織網及び連絡体制につきましては、これまでも柏原市地域防災計画に基づき、大阪府や近隣市、柏原市消防団、柏原羽曳野藤井寺消防組合、柏原警察署などと防災に関する連携の強化を図り、情報の共有化に努めてきたところでございます。 平成24年度からは、より一層の連携強化を図るため、柏原市、羽曳野市及び藤井寺市の危機管理担当と柏羽藤消防組合、柏原警察署及び羽曳野警察署とで合同防災連絡会を立ち上げ、災害時における連絡体制の再確認を行うなど、実効性のある体制の実現に向け協議を重ねているところでございます。特に、柏原市消防団とは、災害時や災害の発生が予見される場合の警戒活動や広報活動などの取り決めを再構築するため、現在協議を進めているところでございます。 本年9月の台風18号による豪雨により大和川が増水し、大和川流域の府内の自治体間で避難勧告等の発令にばらつきが生じましたことから、流域自治体との連携を強化するため連絡会議を立ち上げ、協議を行っております。そのほか、本市より大和川上流の奈良県三郷町及び王寺町とも連携体制の構築に努めているところでございます。 次に、災害の発生時や災害発生が予見される場合の市民への避難勧告などの情報伝達につきましては、市内14カ所に設置しておりますパンザマストや市職員、市消防団による広報活動のほか、柏原市域内の携帯電話へ直接通知するエリアメールを活用することといたしております。 今後は、地域の区長さんや自主防災組織の代表者との連絡体制を整え、きめ細やかな情報伝達が可能となるよう努めてまいりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。
○奥山渉議長 以上で一通りの答弁は終わりました。
小谷直哉議員、再質問ありませんか。
◆4番(
小谷直哉議員) それでは、整理番号順に従いまして再質問させていただきます。 まず、整理番号48番、「とくとくトラック市」の取組と今後の展開についてでございます。 今回の事業の担当部署としての成果をお聞きいたします。
◎奥田隆一
経済環境部長 今回は、「とくとくトラック市」と子ども服のリユース及び食器等のリユースということで3つを同時に開催させていただきました。 「とくとくトラック市」では、野菜が10時30分ごろには完売し、泉佐野市の鮮魚及びタコ飯も全て完売いたしました。また、各リユースにおきましても90%ほどの品物を市民の方に持って帰っていただきました。このようなことから、全体的には私は盛況であったと判断しております。 また、このとくとく市開催に際しまして、商工会を初め関係者の皆様方におきましてご尽力をいただきました。大変感謝しております。 以上でございます。
◆4番(
小谷直哉議員) 以前は「とくとく市」として月1回、JRの柏原駅西側において小さい単位で開催されていたとお聞きしていますけれども、今回は「とくとくトラック市」と命名されて大きな単位で、市として他市とも共同で初めての開催で、また目玉出店のお店も設けられて、地産地消が一つの目的だったかのように思います。 いろいろお聞きする中で、次回も参加したいとおっしゃられた出店者の方が多くおられました。また、この柏原を元気にしようと、柏原を活気のあるまちにしようと本当に頑張っておられる事業主の方が多くおられるということも実感いたしました。本当に地域の活性化にもつながる大事な事業だとも思いますし、また、活気のあるところには人はどんどん集まってくるのかなとも思います。 今後も、各関係者の方々とよく検討していただきながら、次の事業の展開へつなげていただきますよう要望しておきます。 以上で終わります。 続きまして、整理番号49番、災害時の1人暮らしの高齢者の安全対策及び救助体制についてということなんですけれども、今、少子高齢化社会と言われている中でますます高齢者の方がふえていくことが予想される現状なんです。関係各位とも連絡をとりながら対策を講じられるということでお聞きしているんですけれども、災害時に高齢者の方や要支援者の方を適切な避難所へ安全に誘導するための支援対策についてはどのようにお考えでしょうか。
◎
尾野晋一総務部長 今、議員ご質問いただきました避難所への誘導ということですけれども、原則的に、今回の災害対策基本法の法改正によりまして避難行動要支援者名簿、これの作成の義務づけがございました。 主なこのような支援についてはその名簿をもとにしました災害の支援になると思いますが、実際に災害時に、民生委員さんであるとか柏原市の消防団あるいは自主防災組織などの避難支援者となる関係機関に名簿に基づく情報提供をさせていただきまして、それを活用しての対応と。その対応におきましても、可能な限りできるだけ迅速な対応をできるような避難支援体制の今後、構築に向けて、関係部署とも協議しながら進めてまいりたいと、このように考えております。よろしくお願いいたします。
◆4番(
小谷直哉議員) 先日も東日本大震災がありました。この中で60歳以上の方が本当に多く犠牲になられています。この事業の取り組みといいますか、危機管理課、また福祉関係各課の連携だけでなく、各町会の方やさまざまな組織とも連携をとっていただきながら進めていただけるようお願い申し上げます。大切な命を一つでも多く守っていただけますよう、また安心していただけるように、できるだけ早く支援体制を構築していただきますよう要望いたします。 続きまして、整理番号50番、災害時の組織網及び連絡体制の取組についてでございます。 防災関係機関との連絡、連携については理解いたしましたけれども、災害時における民間との連絡についてお聞きいたします。
◎
尾野晋一総務部長 災害時の民間との連携につきましてはいろんな方法がございますが、ただいま担当のほうで進めておりますのが、一昨年からなんですけれども、災害時に必要な生活物資等について各企業さんからそのときにいただくとか提出していただくように、企業との応援協定を現在進めております。今年度は、新たに柏原市商工会さんのご協力を得まして、食料品であるとか、あるいは衣類などの生活物資の供給に関しての協定を現在進めております。 民間との協定を進めることによりまして、必要なときに必要なだけの物資が確保できるようになると考えております。それによって備蓄スペース、市が単独で備蓄しますと一定のスペースというのがどうしても必要になります。それらの確保の問題、それらも解消することができます。また、一時的な財政負担も軽減につながるものではないかと考えております。 以上でございます。
◆4番(
小谷直哉議員) このことについては前回の決算特別委員会でもお聞きしましたけれども、財政負担もなく備蓄品の確保ができるものですので、避難所生活の不便さを極力抑えていただきますようお願いいたします。また今後も積極的に進めていただきますよう、よろしくお願いいたします。 最後に、昨日のご答弁で全町会と協働で個別ハザードマップの作成をされているとのことでしたが、進捗状況と実際にどのように進められているのか、教えていただけますか。
◎
尾野晋一総務部長 まず、新たなハザードマップの対応でございますけれども、今回、新たに各地区の町会とも協働して作成を進めているところでございます。これは、地域におきまして、過去においての災害の実績であるとかあるいは経験等を集約いただきまして、その情報を我々のほうにいただくことによって新たなマップに反映させていきたいと考えております。 そのために、現在、その地区の区長さんあるいは代表の方々と本市の危機管理の担当の職員が一緒に現地、まち歩きをさせていただきまして、避難経路の再確認であるとか避難経路上における転倒あるいは倒壊の可能性のあるブロック塀であるとか自動販売機等々の確認を進めているところでございます。 進捗状況につきましては、114町会のうち現在、39町会までまち歩きを終了したところでございます。最終的には平成26年度中までの完成を目指して現在、鋭意マップづくりに推進しているところでございます。実際に現場を歩くことによりまして地域の皆さん方の防災意識の向上にもつながると、このように考えておりますのでよろしくお願いいたします。
◆4番(
小谷直哉議員) 本当にありがとうございました。 先ほどのご答弁の中にもありましたけれども、区長さんと、また担当職員の方が一歩一歩、手づくりの防災マップといいますかハザードマップを個別につくっていただいているということもお聞きしています。大変なご苦労をされて、まさに手づくりのハザードマップを作成していただいて今取り組んでおられるというふうにお聞きしましたので、本当に頭の下がる思いでございます。 公的機関、また地域住民及び民間企業との災害時における組織網や連絡体制について確認させていただきました。各機関とも連携強化に向け取り組みをなされているのを理解させていただきました。 災害はいつ起こるかわかりません。市民の皆様の安全・安心を確保するため、今後も、柏原市の防災体制のさらなる充実に向け、新たな手法や先進事例なども積極的に取り入れられることを要望させていただきます。 続きまして、整理番号51番、環境美化の現状と今後の取組についてでございます。 先ほどのご答弁の中で「恩智川クリーン・リバープロジェクト」とありましたが、この内容と今後の予定について教えてください。
◎奥田隆一
経済環境部長 「恩智川クリーン・リバープロジェクト」の内容でございます。 まず、構成メンバーは、大阪産業大学の教授を調整役としてお招きし、一般公募の市民の皆さん、柏原市生活排水対策委員の皆様、恩智川流域の区長さん、築留土地改良区、大阪府、柏原市を構成メンバーとしております。 次に、取り組み内容でございます。恩智川のごみに関する課題をテーマに、ごみの発生原因やポイ捨ての改善対策等、環境美化への手法について協議を行うワークショップでございます。 次に、開催日の予定でございます。ワークショップは、平成25年11月より月1回ペースで開催し、平成26年3月末までに5回の開催を予定しております。楽しくできる美化活動の方法の取りまとめを行います。なお、今後の開催日は平成25年12月12日、平成26年1月23日、2月13日、3月20日を予定しており、多数のご意見をいただきまして今後の取り組みに反映させていただきたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 以上でございます。
◆4番(
小谷直哉議員) 理解させていただきました。 合計5回のワークショップの開催とお聞きしました。市民の皆様のご意見を十分にお聞きいただいて、情報整理に努めていただきたいと思います。 このワークショップを行うことによって集約された意見を今後どのように環境美化に反映されるのか、お聞きいたします。
◎奥田隆一
経済環境部長 環境美化で取りまとめました結果を市民の方々に広く周知いたしまして、啓発活動に取り組んでまいります。そして、これが環境美化につながることを目的としております。 以上でございます。
◆4番(
小谷直哉議員) 今回の4市共同で行われる恩智川での取り組みを本当に市民の皆様に十分に周知していただいて、市民全体での環境美化意識の啓発に努めていただきますようお願い申し上げます。 周知方法につきましては、先ほどもご答弁ありましたけれども、広報かしわら、ホームページへの掲載のほかに、パワーポイントの使用や出前講座などの活用も検討していただきたいと思います。また一層周知に努めていただきますようよろしくお願いいたします。 汚いところ、暗いところに犯罪が発生しやすいとお聞きしています。徹底してまちをきれいにすることで犯罪防止にもつながってくるのかと思いますので、今回の恩智川での取り組みを市内全体での環境美化運動に発展させていただきますよう要望いたします。 以上をもちまして質問を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
○奥山渉議長 以上で
小谷直哉議員の質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。
△休憩 午前11時53分
△再開 午後0時58分
○奥山渉議長 これより本会議を再開いたします。 午前中に引き続き個人質疑・質問を行います。 それでは、
山口由華議員、登壇願います。 〔5番
山口由華議員 登壇〕(拍手)
◆5番(
山口由華議員) 皆様こんにちは。5番議員の山口由華です。 議長の許可をいただき、平成25年第4回定例会におきまして議案並びに一般に対する個人質問をさせていただきます。質問の機会を与えていただきました議員各位に心から御礼申し上げます。 また、本日はお忙しい中、本会議への傍聴にご参加をいただきまして、まことにありがとうございます。 去る9月8日に行われました柏原市議会議員選挙におきまして、市民の方々の信託を受け、最後の議員として初めての当選をさせていただきました。この場をおかりいたしまして、ご支援いただきました市民の皆様に厚く御礼を申し上げます。 要るものは要る、要らないものは要らない、無駄なものは無駄、必要なものは必要、無駄をなくして必要なものに全力を注ぐ、そういった政治を目指します。このまちの産業が、人々が活気づき、人口的にも経済的にも発展していくよう努力してまいります。大きな声はよく届きますが、小さい声、声なき声をすくい上げることができる、そんな議員を目指します。一意専心、精進してまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 それでは、整理番号順に従い質疑・質問をさせていただきます。 整理番号52番、議案第62号 柏原市
青少年教育キャンプ場条例の廃止について。 今までは各種団体が市の運営する青少年教育キャンプ場を利用されてきたわけですが、その施設としてのキャンプ場が廃止された場合、今後、市といたしましては、その中で利用されてきた、または成功されてきた柏原市のもろもろの野外宿泊研修、すなわちキャンプをどのようにしていくのか、自然の中で行う野外宿泊研修、キャンプの意義についてもあわせてお伺いいたします。 では、次に一般質問に移ります。 整理番号53番、質問事項は保育、質問要旨は0歳児保育について。 市の待機児童ゼロの取り組みをお伺いいたします。 整理番号54番、質問事項は
市立柏原病院、質問要旨は現状と今後についてですが、病院の経営状況及び今後の見通し、具体的な改善策の進捗状況についてお伺いいたします。 整理番号55番、質問事項は都市整備、質問要旨は旧国道170号歩道拡幅工事について、進捗状況をお伺いいたします。 そして最後に、整理番号56番、質問事項は政策推進、質問要旨は市域におけるWiFiなどのネット環境、すなわちITインフラ整備について、市のお考えをお尋ねいたします。 これで1回目の質問を終わります。ご答弁よろしくお願いいたします。
○奥山渉議長
山口由華議員の質疑・質問に対し、答弁を求めます。 〔林 和彦 生涯学習部長 登壇〕
◎林和彦生涯学習部長
山口由華議員の議案・一般に対する個人質疑・質問のうち、私からは整理番号52についてご答弁いたします。 質疑事項は議案第62号 柏原市
青少年教育キャンプ場条例の廃止について、質疑要旨は社会教育としての野外宿泊施設(キャンプ)の今後についてでございます。 キャンプ場を廃止した後の野外宿泊研修についてでございますが、キャンプ場で実施しておりました市主催の市内在住の小学4年生から6年生を対象とした宿泊キャンプを、今後は近隣の施設を利用して従来どおり実施する予定でございます。 この宿泊キャンプは、別の小学校の児童とグループとなって新しく友達となり、一緒に食事をつくり、ゲームし、キャンプファイヤーをするなどの団体活動を通じて協調性や自主性を育むことができる事業でございます。今後は、他のキャンプ場を利用することによって、青少年教育キャンプ場では実施できなかったプログラムを提供することも可能となり、さまざまな自然体験学習ができるようになると考えております。 また、青少年講座等開催事業の中に、青少年が自然と触れ合い、団体活動を通じて健全な心身を育むことができるように、キャンプ事業を取り入れるということも検討してまいります。さらに、身近な場所でする町なかキャンプなど、先進市の事例を参考にした新たな形のキャンプ事業につきましても現在、調査研究を行っておるところでございます。 キャンプを通じた青少年の健全育成の重要性を再確認し、必要な予算確保にも努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 〔植田眞功
健康福祉部長 登壇〕
◎
植田眞功健康福祉部長 続きまして、私からは整理番号53についてご答弁申し上げます。 質問事項は保育、質問要旨は0歳児保育についてでございます。 本市0歳児保育は、民間保育所6カ所に委託しており、平成25年12月1日で93人が入所されております。年度途中からの入所にも対応できる入所枠を確保するため、民間保育所に対する補助金を設け、低年齢児の保育ニーズに応えるよう努めているところでございます。 しかしながら、育児休業制度の利用後に職場復帰される女性や共働き世帯の増加、核家族化などといった社会状況の変化で、年度当初には待機児童なしではありますが、例年、秋ごろには入所希望に応えることができなくなってきているのが現状でございます。 その応急的な対応として、民間保育所3カ所に零歳児の定員増を新たにお願いしております。定員増には保育士の採用が必要でありますが、保育士を募集しても応募がない状態が続いていると聞いております。このため、年度途中の待機児童の解消に至っていないのが現状でございます。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 〔石井秀幸
市立柏原病院事務局長 登壇〕
◎石井秀幸
市立柏原病院事務局長 続きまして、私からは整理番号54についてご答弁申し上げます。 質問事項は
市立柏原病院、質問要旨は現状と今後についてでございます。 まず、現状についてでございます。 本年4月から、当院は「
市立柏原病院新改革プラン」に掲げている目標を達成すべく、職員一丸となって取り組んでおります。 具体的な施策の進捗状況でございますが、入院期間が3カ月を超える長期入院患者の一定の受け入れ態勢を6月から実施し、また救急告示につきましては、本年7月に大阪府に申請を行い、平成26年1月末には告示となる見通しでございます。 医療の特化につきましては、循環器内科におきまして、市内診療所から当院医師に直接連絡可能な循環器サポートコールを設置することにより心臓疾患への対応を強化するとともに、消化器内科、呼吸器内科におきましてピロリ菌の除菌治療や睡眠時無呼吸症候群の治療を開始することなど、診療機能の向上を図っております。その結果として、本年11月に循環器内科、消化器内科、呼吸器内科を新たに標榜させていただいたところでございます。 一方、これらの施策の実現により、本年10月までの医業収益は約20億5,400万円となり、1カ月当たりの平均収益が約2億9,300万円と昨年同月までの平均に比べ月額約2,400万円増加いたしましたが、新改革プランで目標と掲げております年間収益額の1カ月平均約3億400万円には残念ながら1,100万円及んでいない状況であります。 次に、今後についてでございますが、住民の皆様からさらなる信頼を寄せていただけるよう、大阪府がん診療拠点病院の指定を目標に、目下、院内でプロジェクトチームを編成し、来年度の指定実現に向け準備を進めているところでございます。また経営面におきましては、新改革プランに掲げる平成25年度の医業収益の年間目標額36億5,000万円の達成に向け引き続き努力してまいる所存でございますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 〔山本佳裕
都市整備部長 登壇〕
◎
山本佳裕都市整備部長 続きまして、私からは整理番号55番につきましてご答弁申し上げます。 質問事項は都市整備、質問要旨は旧170号歩道拡幅工事についてでございます。 旧国道170号の歩道設置事業は、大阪府
八尾土木事務所において、堅下小学校前交差点から平野交差点までの約430メートル区間について工事が進められております。その概要は、道路幅員12メートルのうち、車道部が7メートルと両側に2.5メートルの歩道を設置するものでございます。 現在の進捗状況でございますが、既に堅下小学校前から北側方向へ270メートル、平野交差点から南方向へ80メートルが完成しており、平成25年度には残区間の歩道整備が完成する予定と聞いております。 また、その後引き続き車道の舗装工事を行い、平成26年度早期に全ての工事を完了させ、全線供用開始予定と聞いておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 私からは以上でございます。 〔松井久尚
政策推進部長 登壇〕
◎
松井久尚政策推進部長 続きまして、私からは整理番号56についてご答弁申し上げます。 質問事項は政策推進、質問要旨は市域におけるWiFiなどのネット環境の整備についてでございます。 昨今、ネット環境は、スマートフォンの普及などにより利用者が増大し、ITインフラ整備が急速に進んでおります。ご質問の公衆無線LAN、通称WiFiサービスは、観光客に対する利便性の向上や情報発信力の強化、また災害時の通信ネットワークなどの重要なツールとして、その必要性が高まっております。こうした状況から、東京都三鷹市のスマートタウンの事例など、自治体におきましても新たなネット環境サービスとして庁舎や公共施設、駅前などへのWiFi整備が注目され始めております。 本市におきましては、市政情報の一方的な発信から双方向に情報を共有できる情報発信手段へと、本年度、フェイスブックなどのソーシャルネットワーキングサービスの活用をスタートしたところでございます。 現段階では、まず市民の皆様にソーシャルネットワークやインターネットを十分にご理解、ご活用いただくことに努め、段階を経てWiFiの環境整備等ネット環境のさらなる充実に取り組んでまいりたいというふうに考えております。ご理解賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 私からは以上でございます。
○奥山渉議長 以上で一通りの答弁は終わりました。
山口由華議員、再質問はありませんか。
◆5番(
山口由華議員) 理事者の皆様、ご答弁ありがとうございました。それでは、通告順に従いまして再質問をさせていただきます。 整理番号52番、キャンプ場条例の廃止についてでございます。 自然環境の中で行う野外宿泊研修、すなわちキャンプの意義をお尋ねいたしました。社会教育課の考える意義とは団体活動を通じて協調性や自主性を育むことができる事業とのことですが、そこでとどまらずもっと深い意義があることを、皆様自身が体験してきたことと照らし合わせて思い出してください。 それは、こういうことです。住みなれた家を後にして親元を離れ、別の学校の全く知らない子とグループを組んで新しく友達となり、協力し合い、ご飯をつくり、しんどい思いをした結果、おいしかったかおいしくできなかったか、自分たちでつくったご飯を食べて、自然の中の静まり返った山の中でわくわくしながら、またはカエルの声を聞きながら、恐る恐る、トイレに行くにも明かりの少ない道を歩いて、助け合い、励まし合いながら山での一夜を過ごします。町なかと違い、明かりもなく真っ暗です。昼間は暑いのに山の夜は寒いです。そういった対応も自分たちでしなければなりません。 そして、朝を迎え、いつもならお母さんが、お父さんが、家の人がご飯の用意をしてくれていますが、どれだけお腹がすいていても自分たちでつくって朝ご飯を用意しないと食べることはできません。もちろん、食べた後は鍋や飯ごうをきれいに洗わなくてはなりません。家の人が洗ってくれるわけではありません。そういった自然の中での野外宿泊研修を終えて山をおりるのです。 そして、住みなれた我が家に帰ったとき、お帰り、お腹すいたやろうと言ってお母さん、お父さん、おうちの人がご飯をつくって用意してくれています。温かいお風呂も用意してくれています。空調のきいた部屋があります。布団も敷いてくれています。その時に初めて子どもたちは知るのです。お父さん、お母さん、いつもは気づかなかったけど、毎日毎日ご飯をつくってくれてありがとう、お風呂っていいな、クーラーっていいな、日本に生まれてよかったなと親や家族への感謝、物への感謝の心が生まれ、家のありがたさをそこで初めて知るのです。自分たちが守られてきていることを知るのです。 ここまでが社会教育における野外宿泊研修の意義だと私は考えます。家庭の中や学校や、ほかの野外活動で得られるものではありません。キャンプが一番です。家族や物への感謝という大きな意義のための野外宿泊研修ですので、今ある施設としてのキャンプ場を施設として廃止するに至ったとしても、この意義のある野外宿泊研修を、感謝の心や生きている意味を知る研修を子どもたちから取り上げないでいただきたいのです。違う企画に置きかえないでほしいのです。 市は今まで、こういった意義のあるキャンプ教育に対して、柏原の山においで、100円でいいからおいでと毎年、予算約300万円近くをかけてこられました。ファミリー向けのキャンプ場とは違い、利益を見込んでおりません。むしろ利益は、お金ではなく、子どもたちのキャンプ教育のため、子どもたちの笑顔のため、子どもたちの未来のために柏原市は投資してきたのです。教育に特化したキャンプ場の運営を30年以上も続けてこられた、他市にない誇れる事業です。子どもたちのために維持し続けてきた、社会がつくる本当の社会教育なんです。 社会教育課の考えるキャンプ教育、団体活動、協調性、自主性、これらを主張しておりますが、親への感謝、物への感謝、生きていることへの感謝、これらを体験できるのがキャンプです。それはつまり、家庭教育キャンプでも学校教育キャンプでもない、社会教育キャンプなんです。 キャンプができる機会、チャンスを提供すること、企画の一つ一つを考えるソフト面ではなく、他市のキャンプ場であったとしても今までと同じようにハード面を支えてあげること、このことこそが行政のすべきことだと、そしてそれが、廃止された後の対案となるのではないでしょうか。 キャンプに似ているだけで、今まで述べてきたキャンプの意義とは全く違うイベント企画のようなものに予算を使わず、今までどおり、ごくごく普通のキャンプ、これに予算面を手助けするべきだということです。 お尋ねします。これに対して社会教育課はどのようにお考えか、それでもなおソフト面のイベント的な企画に重きを置いてやっていくのか、本当に簡単でいいので一言よろしくお願い申し上げます。
◎林和彦生涯学習部長 ご答弁の中で、いろいろとソフト面の部分を考えて、またキャンプの裾野を広げていくという趣旨のもとでご答弁させていただきました。 ハード面ということでございますけれども、本市にとりましては当然、東山というのは非常に自然の豊かなところでございますので、そういうキャンプをするというロケーション的には非常に恵まれたものがあるんかなと。それを何とか利用できないかなということは現在調査しているところでございます。 以上でございます。
◆5番(
山口由華議員) ありがとうございます。 あくまでも施設の老朽化などから起こる建てかえの費用、こういった面からキャンプ場を維持していくのが厳しいということなどは理解しております。それに反対意見を述べるつもりもございません。しかしながら、社会教育課のお話では、利用者数が減ってきた、キャンプに魅力がない、ニーズがないといったことで、廃止の対案としてはイベント企画のようなものしか挙げてこられなかったと私は思います。結果的に今まで行ってきたキャンプを否定されている、そのことに私は疑問を呈しているのです。 そして、昨日、本日と、この議案に対してたくさんの議員が質疑されております。廃止に至る理由、経緯、今後の取り組みについて、社会教育課のご答弁をお聞きいたしまして疑問に思う点が多数ありました。社会教育課が今までキャンプ場運営に際して努力してきたとされる取り組みについて、まずは市主催の「わっかりんキャンプ」またはアンケート調査による要望への対応、また、最少人数を10人から5人へ下げました。あともう一つ、学校への働きかけ、このようなことを努力されてきたんですけれども利用者数の増加には至りませんでした。一体なぜなのかをきちんと検証していき、次なるステップを踏んでいかなければ、また同じ失敗を繰り返すことになります。 さらに、来年度の予算組み、事務事業評価表と実際の利用者数に相違があります。これはいただきましたキャンプの利用者数の人数ですけれども、こちらに相違があります。これらは総務文教委員会で詳しくお尋ねしていく予定でございます。委員会でのご答弁、またよろしくお願いいたします。 それでは、次にまいります。 整理番号53番、0歳児保育を民間保育所に委託しておりますが、年度途中に待機児童が発生している。昨日のご答弁から、1歳児で9人、0歳児で35人、合計44人という現状です。働きに出たくても行けないといった状況です。 このまま民間保育所だけ、つまり公立保育所での0歳児保育の予定がないのであれば、前向きな民間に公立保育所を譲渡した場合、0歳児保育の定員がふえるのではないか、また、それに必要な改築に係る費用についても民間なら補助が出るのではないかと考えます。 再度お尋ねいたします。公立保育所と民間保育所の保育内容について、また保育需要の現状をお伺いいたします。
◎
植田眞功健康福祉部長 本市の公立保育所と民間保育所は、いずれも認可保育所として定められた基準を遵守した上で、保育に欠ける児童に対する保育を実施しております。 保育内容につきましては、公立、民間によって独自の特色は見られますが、保育指針に基づいた質の高い保育を提供できるよう努めておるところでございます。 保育需要の現状でございますけれども、育児休業からの早期復帰や家計の状況から出産後すぐに再就職を目指す世帯がふえており、乳児期からの保育需要が増加しております。このため、乳児期からの保育に対応する民間保育所への入所希望者が増加しておるのが現状でございます。 今後も、低年齢の保育需要が増加していくと思われるため、ふえる需要に対応するため適切に対処してまいりたいと考えております。
◆5番(
山口由華議員) ありがとうございます。 低年齢児の保育需要が増加しているにもかかわらず、公立保育所では、そのための施設改修が必要である場合、民間保育所のように国・府の補助を財源とできず、市の単独財源で行わなければならないと聞いています。でも、国の方針を待っていては、市が抱える現在の諸問題を解決することはできません。出産を終え働かなくてはないなどの事情があるお母さんたちを支えていくためにも、そして働く女性を支援していくことで市が発展していくためにも、もっと前向きに子育て環境の充実に取り組む必要があるのではないでしょうか。 入所されている児童や保護者の方々に十分配慮した上で0歳児保育の定員枠をふやすため、公立保育所を2カ所くらい民営化して保育ニーズに対応し、子育て支援のさらなる充実を図っていただきますよう強く要望いたしますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、整理番号54番、ご答弁くださいましたように、平成25年度の医業収益が昨年度同月と比べ向上されており、医師初め病院職員の皆様が一丸となって頑張っておられる、大変努力をされているのだろうと推察いたします。 しかしながら、このままでいきますと、平均値で計算しましたら目標金額に対して1億3,000万の不足が生じることになります。大幅な改善策が講じられなければ、この先何年も病院の累積欠損金が減少せず、市として本来進めていかなければならない子育てや教育の事業に使う予算を病院に投入しなければなりません。そういった状態が続くのではないでしょうか。その点につきまして市長にお伺いいたします。市長はどのようにお考えであるか、よろしくお願いいたします。
◎中野隆司市長 病院の一般会計からの補填によって、教育や福祉の施策ができないと。いろいろな施策を削減しながら、あるいは収入をふやしながら教育や福祉に持っていくべきだという考えは私はかねがね訴えておりますけれども、どれほど議員は病院の現状を把握しておられるんでしょうか。行くも地獄、戻るも地獄というのはまさに病院のことでありまして、じゃ現状のままで病院をやめろというんであれば、恐らく残起債、それから病院職員に対する補償を含めれば100億を超える予算が必要になってまいります。そういった意味で行くも地獄、戻るも地獄という言い方をしているわけであります。 先ほど担当から申し上げましたように、とりあえず新改革プランの行く末を慎重に見守りながら、また議会のご意見も拝聴しながら、ある一定時期になりましたら行く、戻るということを判断してまいりたいというふうに思っております。
◆5番(
山口由華議員) ありがとうございました。 普通の会社でしたら大変厳しい状況だと思います。この辺のところを慎重に議論していただいて、柏原市の発展のためにご尽力くださいますよう、ますますのご尽力をよろしくお願いいたします。 続きまして、整理番号55番、平成26年度早期に全ての工事が完了し、全線供用開始とのことですが、道路が整備され、通行車両にとってはスムーズに通行しやすくなり、見晴らしがよくなり、そのことにより、スピードを出しやすい状況となるのではと危惧しております。 私も、小学校、中学校が堅下なので、あの道路では何度も怖いなという思いをいたしました。歩道ができ、歩行者通行者にとりましては随分安全になりました。しかし、大型ダンプなどが通ればスピードの面では今の子どもたちもかなり怖いだろうと心配しております。 恩智川多目的遊水地事業など府の関連工事も進行中であります。大型工事車両や工事関係以外の車両につきましても、住民の方々、特に通学児童や高齢者の方々におきましては安心と安全の確保に最大に努めていただきますよう、特にスピードと台数の面でも引き続き注意喚起をよろしくお願いいたします。 最後になります。整理番号56番、ネット環境の整備について、前向きなご答弁をいただきました。 5年前の2008年に日本でもスマートフォンが普及し始めて、ことし、日本のスマートフォン普及率が約5割になったと記事に書いてありました。ITの世界では5年でかなり変貌いたします。柏原市におきましても5年先、10年先を見据えてネット環境の充実を図り、近隣市で、また大阪府下で最先端都市を目指していく、そういうことを視野に入れてはいかがでしょうか。 ご存じのとおり、2020年に東京オリンピックが開催されます。少なからず関西へも観光客が流れてくると見込まれます。そのときに、ネット環境が整備されている、どこにいても市内ではネットがつながっている、市民の方も市内なら無料で端末を使用して競技を視聴できる、そういった
市民サービスを含めたまちおこし、こういったものを取り入れてはいかがでしょうか。 先日、私ごとですが、アメリカ在住の友人が帰国しておりまして、その時に公共WiFiが日本には少なくてびっくりされておりました。それを聞いて、先進国に比べ、日本はまだまだ整備が整っていないんだなと実感いたしました。 また、東日本大震災時に携帯電話の通信が集中してつながりにくくなっておりました。ツイッターやEメールなどが大活躍いたしました。 災害時には、このルートがだめならこっち、こっちがだめならあっちというようないろんな通信ルートを確保しておくこと、これが行政の重要な役割だと私は考えております。 ソフトやアプリといったものよりも、行政が重点を置くべきはハード面です。
市民サービス、災害時対策、まちおこし、これら柏原市のためのネット環境、特にソフト面ではなくハード面、ITインフラ整備、この充実に前向きに取り組んでいただけますよう強く要望いたします。 これで個人質問を終わります。ありがとうございました。
○奥山渉議長 以上で
山口由華議員の質疑・質問を終わります。 次に、
新屋広子議員、登壇願います。 〔3番
新屋広子議員 登壇〕(拍手)
◆3番(
新屋広子議員) 皆さんこんにちは。3番議員の新屋広子でございます。 議長のお許しをいただき、平成25年第4回定例会におきまして市政一般に対する個人質問をさせていただきます。 この機会を与えていただきました議員各位に厚く御礼を申し上げます。また、本日はお寒い中、足元が悪い中傍聴に来ていただきました皆様方には、厚く御礼を申し上げます。ありがとうございます。 私は、堅木照久元市議会議員の後を受けて、去る9月8日に行われました市議会議員選挙におきまして市民の皆様方の温かいお力添えにより初当選させていただきました。この場をおかりしまして心から御礼申し上げます。本当にありがとうございました。 公明党は明年、結党50周年を迎えます。1人の声を大切にする生活者のための政治を目指す公明党の一議員として、大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいくとの永遠の立党精神を心にとどめ、赤ちゃんからお年寄りまで安心して住めるまち柏原の構築のため、全力で取り組んでいく決意です。 きょうは初めての個人質問ということで大変緊張しておりますが、市民の皆様の声を代弁する思いで臨んでまいりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。 それでは、通告順に従いまして質問させていただきます。 整理番号57、教育。 豊かな心とみずから学ぶ能力をつけるため、本に親しむことが大切であり、学校図書館が担う役割が大きいことは言うまでもありません。市立小・中学校の学校図書館の現状と、学校図書館担当職員、いわゆる学校司書の配置についてお伺いいたします。 整理番号58、教育。 市立図書館の現状と利用者拡大への取り組みについてお伺いいたします。 整理番号59、教育。 学校におけるけが等の事故への対応についてお伺いいたします。 整理番号60、
市立柏原病院。 女性専門外来の設置についてですが、更年期障害や乳がんなど女性特有の病気や、女性にしかわからない悩み、何となく体調が悪いけれども、どの診療科を受診していいかわからない、男性医師には相談しにくいなどの理由から、診療科の垣根をなくして女性の先生方が相談に応じてくれる女性専門外来のニーズは高く、大阪府下でも開設する病院がふえてきました。 公明党としましても、10年以上前から先輩議員が議会で提案してまいりました。いま一度、
市立柏原病院における女性専門外来の設置についてお伺いいたします。 整理番号61、福祉。 子ども医療費助成制度についてですが、本年度の入院に係る助成の実績を踏まえ、今後の拡充、見直しについてお考えをお伺いいたします。 整理番号62、福祉。 高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種費用の一部助成について、昨日他会派の答弁にもありましたが、今後の方向性を再度お伺いいたします。 以上で第1回目の質問を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
○奥山渉議長
新屋広子議員の質問に対し、答弁を求めます。 〔浦上 隆
学校教育部長 登壇〕
◎
浦上隆学校教育部長 新屋広子議員の一般に対する個人質問のうち、私からは整理番号57及び59の2件についてご答弁申し上げます。 まず、整理番号57でございます。質問事項は教育、質問要旨は学校図書館の現状と学校図書館担当職員(学校司書)の配置についてでございます。 5月に閣議決定した「第3次子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」におきましても、子どもの読書活動の推進のために学校図書館の機能強化が求められております。 本市では、学校図書館図書標準冊数につきましては小・中学校ともに達成しております。また、学校図書館法第5条及び附則第2項の規定により、12学級以上の学校には司書教諭を発令しており、学校図書館の運営、活用において中心的な役割を担っていただいております。12学級以下の学校につきましても、司書教諭の資格を持った教員が配置されるよう人事面でも配慮しております。 しかしながら、司書教諭は担任などの通常業務をしながら学校図書館の運営、活用を担っていかなければならないのが現状でございます。図書委員会の児童・生徒や他の教員との協働あるいは保護者ボランティアの支援などにより、貸し出し業務や図書室環境の整備充実、読書活動の啓発を行っておりますが、各校とも、学校図書館の開館時間が非常に限られている、本の整理や補修も思うようにはできていないなど、その活動には限界もございます。 教育委員会といたしましては、学校図書館の充実を図るため専門的な知識、技能を持った学校司書の配置につきましてはいまだ配置できておりませんので、今後検討してまいりたいと考えております。よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 続きまして、整理番号59でございます。質問事項は教育、質問要旨は学校におけるけが等の事故への対応についてでございます。 多くの子どもたちが限られた空間で生活する学校現場におきましては、授業中のみならず休み時間、放課後の部活動などで大なり小なりけがにつながる事故というのは年間、ある程度生起しております。けがの対応につきましては、養護教諭等を中心にその現場にいる教員で適切に対処しております。病院での受診を要するようなけがにつきましては、早急に搬送するとともに保護者に速やかに連絡をとり、事故の状況やけがのぐあいについて説明をしております。同時に管理職への報告、連絡、相談も行っております。 また、病院でかかる費用につきましては、各学校で加入しております日本スポーツ振興センターの保険が適用されます。 加害者と被害者が出るような事件、事故の場合は、学校が調整役となり、保護者に状況説明を行うとともに、必要に応じて関係者における謝罪の場を設定したり関係者を交えての話し合いの場を設定したりして、できるだけ円満な解決ができるよう学校全体で組織的に取り組んでおります。 今後も、事故に対する迅速かつ適切な対応を推し進めていくと同時に、事故の未然防止のために、校内の安全管理の徹底と児童・生徒への心の教育の充実に努めてまいります。よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 私からは以上でございます。 〔林 和彦 生涯学習部長 登壇〕
◎林和彦生涯学習部長 続きまして、私からは整理番号58についてご答弁いたします。 質問事項は教育、質問要旨は市立図書館の現状と利用拡大への取組についてでございます。 まず初めに、市立図書館の現状についてでございますが、現在、本市図書館は柏原図書館、国分図書館、移動図書館による図書館サービスを3つの柱として事業を展開しております。平成25年11月末現在の蔵書冊数は23万7,018冊、平成25年4月から11月末の貸し出し冊数は29万7,642冊、貸し出し人数は8万3,558人であり、昨年の同時期と比べますと貸し出し冊数で1,456冊、貸し出し人数で2,835人の増であります。 図書館は、時代の進展、変化に伴い高度多様化する市民の学習ニーズに対応するため、幼児から高齢者まであらゆる人々に対し迅速かつ的確に資料や情報を収集、提供する生涯学習の拠点となるよう、図書館サービスの充実に今後も努めてまいります。 次に、利用拡大への取り組みといたしましては、図書館資料の充実及び児童向けの行事として、図書館ボランティアと協働して行っているブックスタート、おはなし会、クリスマス会などの開催、季節ごとの本の展示などに取り組み、市広報誌、市フェイスブック、図書館ホームページ、FMちゃおなどを通じたPRや、カウンター等でのパンフレットの配布やポスターの掲示などにより利用者拡大に努めております。 また、青少年中期に当たる小学生高学年、中学生、高校生世代を対象にしたヤングアダルトコーナーの設置、高齢者の方などの利用を促進するため大活字本や録音図書の充実、学校教育の支援のための団体貸し出し等も実施し、多くの市民の方々により一層図書館に足を運んでもらえるよう取り組んでおります。 移動図書館に関しましては、平成16年12月に国分図書館の開館に伴いステーションの見直しを行いました。現在、
市立柏原病院での貸し出しを含め、図書館から遠隔地の地域に11カ所のステーションを設け、本館と同等の図書館サービスを展開しております。今後は、小学校のグラウンド内において新たにステーションを設け図書館サービスを行うことも検討しており、より一層の利用が見込まれるよう努めてまいります。 さらに、柏原、国分両図書館において、歴史あるまち柏原をPRするため、郷土資料として柏原に関する文献等のより積極的な収集を図るとともに、地場産業の紹介や市内の施設案内などのパンフレットを作成し、専門の司書が対応するといった柏原コーナーを設けるなど、地域の活性化に役立つ市民に密着した図書館運営を進めてまいりたいと考えております。 これらの図書館運営に欠かせない資料等につきましては、予算の範囲内で利用者ニーズに合った精査された資料の選書、収集に努め、また図書館資料のより一層の充実を図るための予算の確保にも努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 〔石井秀幸
市立柏原病院事務局長 登壇〕
◎石井秀幸
市立柏原病院事務局長 続きまして、私からは整理番号60についてご答弁申し上げます。 質問事項は
市立柏原病院、質問要旨は女性専門外来の設置についてでございます。 現在、
市立柏原病院におきましては、産婦人科外来におきまして女性特有の疾患の診察を行っております。しかしながら、女性特有の疾患や、それに伴う不安や悩みの相談に女性医師が対応するという「女性外来」としての開設には至っておらず、従来より当院の課題として検討してまいりました。 開設に当たり最も重要である産婦人科女性医師につきましては、平成23年4月より1名の確保はできておりましたが、「女性外来」を開設するには十分な人員とは言えず、体制の強化に向け努力を続けておりましたところ、本年11月に新たに産婦人科女性医師1名を迎えることができました。これを受けまして、現在、産婦人科医師と協議を行い、できる限り早期に「女性外来」をスタートさせる方向で進んでおります。 開設の準備が整いましたら、多くの女性の方にご利用いただけますよう市広報誌、病院ホームページで周知を図ってまいりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 〔植田眞功
健康福祉部長 登壇〕
◎
植田眞功健康福祉部長 続きまして、私からは整理番号61、62についてご答弁申し上げます。 まず、整理番号61、質問事項は福祉、質問要旨は子どもの医療費助成制度の拡充についてでございます。 本市では、子どもの医療費の助成につきまして、就学前児童の入通院に係る費用の助成に加え、入院の場合の助成対象を平成24年4月から小学校修了前まで拡大し、さらに平成25年、本年8月からは中学校修了前までに拡大しております。 本年度の小学生、中学生の入院に係る助成の実績でございますが、11月分決定分まで小学生は8カ月間で36件、助成額は173万8,101円、中学生は2カ月間で5件、16万8,860円となっており、入院による多額の経済的負担の軽減を図ることにより、安心して子育てできる環境づくりに寄与できているものと考えております。 なお、現行制度のさらなる見直しにつきましては、本市の財政状況や事業効果等を踏まえ、今後検討してまいりたいと考えております。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、整理番号62、質問事項は福祉、質問要旨は高齢者肺炎球菌ワクチン予防接種費用の一部助成についてでございます。 高齢者の肺炎を引き起こす原因の中で一番多い病原体は肺炎球菌であり、肺炎球菌ワクチンを接種することで肺炎球菌感染症の約8割を予防できるとされています。また、1回の接種で5年以上の免疫が持続することや医療費の削減などの費用対効果が大きいとされ、高い有用性が認められていることは本市でも認識をしているところでございます。 現在はまだ任意接種であり、自治体が接種費用の助成を行った場合、市の負担が大きくなりますことから、先行している大阪府内各市の状況を検証し、また、市の財政状況を考慮しながら今後の対応を検討してまいりたいと考えております。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。
○奥山渉議長 以上で一通りの答弁は終わりました。
新屋広子議員、再質問はありませんか。
◆3番(
新屋広子議員) ご答弁ありがとうございました。 それでは、通告順に従いまして再質問をさせていただきます。 まず、整理番号57、学校図書館ですが、ご答弁ありがとうございます。平成15年度から設置されております学校園図書館支援指導員の活動の状況についてお尋ねいたします。よろしくお願いします。
◎
浦上隆学校教育部長 学校園図書館支援指導員の中心的な活動は読み聞かせでございまして、園児・児童に対しまして本の楽しさ、面白さを伝えていただいております。本によってさまざまな世界を体験したり立場を体験することは、子どもたちに豊かな心を育むことができるように思っております。 現在、35名の方々に協力をいただきまして、1校園に大体2名から4名の方が行っていただき、園児・児童の発達に応じた図書を活用しながら週1回、2時間程度でございますが読み聞かせをしていただいております。大体、一つの学校に年間20回程度派遣をさせていただいております。 以上でございます。
◆3番(
新屋広子議員) ありがとうございます。 事前調査によりますと、学校図書館の利用者数、それから貸し出し冊数は各学校によって差があるようです。開館時間も昼休みが中心で、朝や中休みに開館している学校は少ないです。また、本を読みたいなと思っても、図書館があいていなければ当然読むこともできません。 学校園図書館支援指導員さんは読み聞かせを中心にとても頑張ってくださっておりまして、これを楽しみにしている子どもたちも多いのも事実です。しかし、図書館の環境整備までお願いしている学校はほとんどありませんし、本の選書をするときなど、学校側とのコンタクトがスムーズにいっていないという現状もあると聞いております。 また、新学習指導要領では新聞を教材として活用することが位置づけられていて、学校図書館への新聞の配備も求められておりますが、本市では一般新聞の配備はされておりません。これらの現状を総括したとき、ご答弁にもありましたように、司書教諭の先生方はお忙しい中一生懸命頑張っていただいているのですが、担任などの通常業務と兼務ですのでやはり限界があると思います。この現状を改善するために必要なのは、専任で学校司書を配置することだと考えます。図書館支援指導員との連携ももっとうまくいくでしょうし、子どもたちの読書環境が整ってくると思います。 小中一貫教育を進めている中ですから、まず中学校区に1名の学校司書を配置することを強く要望しておきます。どうかよろしくお願いいたします。 続きまして、整理番号58、市立図書館ですが、現状とさまざまな取り組みについてよく理解いたしました。柏原をPRするコーナーを設けるということもすばらしい発想だと思います。今後さらに利用者を拡大するために、例えば市のフェスタなんかの行事のときにひまわり号を出すとか移動図書館のブースをつくるとか、もう少し広く外に向けてのアピールがあってもいいと思いますので、提案しておきます。 また、古くなった本をきちんと新調していただきたいですし、市民の方の要望が最も高い新書をもっと入れられるように予算を獲得していただきますよう要望いたします。 それでは、市立図書館と学校図書館の連携状況はいかがでしょうか、お尋ねいたします。
◎林和彦生涯学習部長 学校図書館との連携ということなんですが、市立図書館とは団体貸し付けサービスという形で現在は連携を行っております。 これはどういう連携かといいますと、例えば先生のほうから環境問題などについて図書を貸し出してほしいというご依頼がありましたら、図書館の司書とともに選定いたしまして、20冊、30冊という単位で環境問題に関する専門の書、そういうものを長期に貸し出しすると、そういう連携です。それと、この連携というのは保育所とか幼稚園、放課後児童会などとも行っております。ちなみに、平成24年度は35団体、3,667冊の貸し出しを行いました。 また、本年度では7月に図書館のほうで本の修理講習会というのを開催いたしました。学校のほうにお声かけさせていただきましたところ、小学校の先生が15名ほど参加されたと、こういう講習を通じた連携もやっております。 今後につきましても、各学校の図書担当の先生と連携を密にさせていただきまして、また他の自治体の例とかも参考にさせていただきまして連携を深めていきたいと考えております。どうぞよろしくお願いします。
◆3番(
新屋広子議員) ご答弁ありがとうございます。 市立図書館と学校図書館、団体貸し出しと講習会を通じた交流で連携を図っておられるということ、理解いたしました。市民の方が気軽に、また本当に利用しやすい、明るい市立図書館であり続けていただきますようによろしくお願いいたします。ありがとうございます。 続きまして、整理番号59、事故への対応ということなんですが、学校と家庭という2つの両輪が円滑に回転してこそ子どもの成長もあります。保護者の方の学校への信頼が失われることがないように緊迫感を持って対応に当たっていただきますよう、今後ともまた指導徹底をよろしくお願いいたします。 教育については以上でございます。 次に、整理番号60、女性専門外来なんですけれども、いよいよ女性外来をスタートさせる方向性で検討はされているというご答弁をいただきましたが、具体的にどのような女性外来を目指しておられるのか、お尋ねいたします。
◎石井秀幸
市立柏原病院事務局長 先ほども答弁いたしましたように、女性特有の疾患、更年期障害とか、先ほど乳がんという話もありましたけれども、あと、男性医師にも相談しにくい部分とか女性同士でなければわからない症状等もありますので、そういった患者さんが気楽に相談できるという、産婦人科におきまして女性医師と女性の看護師が相談に応じるという形で考えております。その中でより詳しい検査とか治療が必要になってきた場合につきましては、専門の該当する診療科を院内紹介する形で現在考えております。 以上です。
◆3番(
新屋広子議員) では、その女性外来、具体的にいつごろのスタートで、そしてどのような体制で始められるのか、お尋ねいたします。
◎石井秀幸
市立柏原病院事務局長 産婦人科の医師と今現在相談しておるんですけれども、時期的な話でございますけれども、1月早々、遅くても2月には女性外来を開設したいなと考えております。 それと、予約制でいくのか通常の女性外来として外来の看板を上げるかということについて、ちょっと今現在協議しておる状態でございます。できましたら週何回かという形の曜日を限定した形で、誰でも来られる形の女性外来を今考えておるんですけれども、もう少しお待ちくださいということです。 以上です。
◆3番(
新屋広子議員) ありがとうございます。 会派として長年の要望がこうして一つの形となり、本当にうれしく思います。身近な病院で女性が安心して相談できる窓口があるということは、同じ女性として大変ありがたいですし、市民の方の信頼度も増してくると思います。地方自治体病院としての使命を果たしていく大きな流れになってくると思います。これを一つの大きな起爆剤としまして取り組んでいただくことを切に望みます。よろしくお願いいたします。 この事項については以上でございます。 次に、整理番号61、子ども医療費の助成の拡充についてですが、これは、かねてから段階的な拡充も含めて広く議論されてきたことと思います。 私も、市民の方から、小学校に上がっても急にぜんそくが治るわけでもないし、診察代と薬代もかなりかかって大変です、医療費何とかならないのという声もよくお聞きします。 小学校の低学年までは病気やけがなど最も需要が高いと考えますが、通院医療費の助成対象を小学校3年生までに拡大した場合に、費用などはどのぐらいになりますでしょうか、お尋ねいたします。
◎
植田眞功健康福祉部長 通院医療費の助成対象を小学校3年生まで拡大した場合、助成見込み額は年間約3,300万円、それとそれに伴うシステムの改修費が約900万円となりまして、合計で約4,200万円程度と見込んでおります。
◆3番(
新屋広子議員) わかりました。ありがとうございます。 子育て環境大阪ナンバーワンを目指す柏原市としまして、全部署を挙げて総力を尽くして財源の確保をしていただき、通院医療費助成対象をまず小学校3年生まで拡大していただきますよう強く強く要望しておきますので、どうかよろしくお願いいたします。 最後に、整理番号62番の肺炎球菌ワクチンです。 昨日、他の会派の答弁にもございました、肺炎は日本人の死因の第3位であり、肺炎による死亡者の95%以上が65歳以上であるということが厚生労働省の統計でも明らかになっております。また、高齢者の肺炎は風邪やインフルエンザの後、発症することも多く、早期発見がおくれて重症化しやすくなるとも言われております。肺炎球菌ワクチン、高齢者の健康を守るという観点からも、また医療費の削減効果もあるということから、財政面におきましても早期に助成制度を導入する必要があると思われますので、来年度からの助成制度の導入を要望いたします。 以上をもちまして質問を終わらせていただきます。初めてのことでいろいろご迷惑もおかけしましたけれども、最後まで本当にありがとうございました。
○奥山渉議長 以上で
新屋広子議員の質問を終わります。 最後に、
鶴田将良議員、登壇願います。 〔13番
鶴田将良議員 登壇〕(拍手)
◆13番(
鶴田将良議員) 13番議員の鶴田将良でございます。 平成25年第4回の柏原市議会開催に際しまして、本年最終、しんがり、いわゆる個人質問者の最後尾を受け発言の機会をいただきました議長並びに議員各位に、まずもって厚くお礼申し上げます。 また、何かとお忙しい中議会傍聴にお越しいただき、ありがとうございます。 さて、来年はいよいよ消費税8%への年を迎え、その対応に種々な景気動向が取り沙汰されて、駆け足で通り過ぎた短い錦繍の秋から、早々に冬支度、年末の慌ただしさが訪れており、来年に向けての準備が昨年に増してにぎやかに進められている市井の動向です。 東北の地震、大津波からの復興がようやくめどもつき、燃料棒の移動による対応、さらに災害地の遺構の処理などから復興が加速されていることは、喜ばしい限りであります。 この中にあって、フィリピンの台風30号の罹災で早速に日本からの災害救援集団があらゆる体験を生かしての人材、装備を整えて急行し、今活動、活躍中であり、一日も早い復興・復旧が望まれます。また、このような中にあって、東アジアの主要国を任ずる中国、韓国が、安倍首相の求めている首脳会談に応じぬばかりか、中国においては防空識別圏などを主張して尖閣領有の権利の拡充策など周辺諸国の牽制に出ていることは、先行き不安を募らせる行為となっております。 その中で、アメリカ、ジョン・F・ケネディ元大統領の愛嬢、キャロライン・ケネディ氏が新駐日大使に任命され、着任早々東北震災地への地方の巡回見舞いに訪問されたことは、3.11からの復興を目指す全国の日本人にとって、かけがえのない、温かくてうれしい潤いをもたらしたことと同慶と感謝の念にたえません。 また、彼女が現職オバマ大統領とダイレクト交信のできる数少ない人物とあっては、米国の最大にして最高の日本に対する配慮を感じるとともに、日本を牽制する諸国に対する大きな牽制球になると思い、その大きさが極東平和に資することは、我が国とその友好国にとって最も意義を持つものとして、私なりに大きな期待を持つに至りました。 そこで、柏原、中河内の展望でありますが、昨今、温暖化に起因する風水害、天災とされている地震対策、これを支え生活の安全を期する経済対策、そしてこれを生む強い生活信条、いわゆる自助、共助、公助、協働の情操の積み上げも基本的に大切なことになると思います。そして立地、地理的な要因も災害対策には重要な関係が出てきます。 さて、私たちの柏原市は、近隣都市と比較して農林業を含めた産業率の低い静かな生活都市とされ、山紫水明の立地を示しておりますが、それなりに緊張を要する生産性、亀の瀬地区の地すべりや地震、津波や豪雨による大和川の氾濫など、天変地異による大災害も予測される危機をはらんでおり、大がかりな対策と安全に住み続けるための投資、資金を生み出す農産業や商業の増進、発展が存続には不可欠な鍵となり、このことは、アクセスポイント、すなわち公共交通拠点となる駅舎が市内9カ所に点在し、昼間人口が夜間人口を大きく下回り、滞留して生産性を上げる活動は、周辺都市と比べて低いことが市の財政指数を押し上げがたい要因の一つでもあります。 私が子々孫々までこの地柏原で暮らすことを選んだのも、静かで住みよいまち柏原の環境に満足したからでありますが、市内の移動活性に自家用車がなければ、最寄り交通機関に乏しい地形で外部からの人の流入の少ないことがさらに商業の発展を否み、支出を増長し、絶えず歳出が歳入を上回り、節約と補助に頼る民心が自立を阻害する兆しさえうかがえます。 かつて、このことを痛切に認め、この地をどぎゃんかせにゃいかんと県政に立ち向かったタレント知事が、見事立ち上がり、九州最悪、最低の天災、災害県政を数年で改革した知事が今は国会政治で地元の発展に寄与しておられますが、生産、消費、商業の活性化には人の動向が基準になり、IT時代とはいえ交流、物流の拠点となるアクセスポイントのほかに比べて多いことを武器として、昼夜人口の逆転を可能にするためのキャパシティー、すなわち産業、商業、観光、それに教育施設の充実、発展への施策が最優先課題であり、私が常に提唱してきた駅舎、特に市の中心となるJR柏原駅に、人の出入りに便宜を図り滞留を促すためのコインロッカー一つないという、旅人など来訪者の立ち寄り流動に便宜も与えず、無為無策で人を待つことは、これからの発展の期待さえおぼつかないおもてなしの心の乏しささえ感じます。 来年度には、わずかな費用で済む訪問者の便宜からも、発展による市の活性化の一助となる発信を期待し、次の質問に移ります。どうか、小異を捨てて大同につき、未来志向の施策を念頭に置き、前向きな見解をお示し願います。 整理番号63番、議案第62号 柏原市
青少年教育キャンプ場条例の廃止について。 青少年キャンプ場の廃止に伴う経過と市の考えについてでありますが、昨日からの答弁で一定理解はいたしましたが、昭和56年から、自然と親しみながら青少年の健全な心身の育成を図る目的を目指し教育キャンプ事業が設立され、長年利用されてきました。しかしながら、今日の子どもたちを取り巻く環境は多様化と複雑化を増し、利用状況も減少状況であり、稼働率向上に向け鋭意努力されてきたと思います。 この件に関しましては、委員会にも付託されておりますが、大人たちの思い入れだけではだめであると考えます。こども会の参加率低下や取り巻く環境の変化、そして将来の柏原市の目指すべき課題をさらに具現化し、委員会で申し上げていきたいと思います。 答弁は結構です。 次に、整理番号64番、政策推進。 地域担当制のその後の実施状況についてお伺いします。 整理番号65番、健康福祉。 独居老人の状況把握と市の取り組み状況について、特にひとり暮らしのお年寄りが孤独死にならないためにどのような対策を講じているのか、お伺いします。 整理番号66番、子育て支援。 子育て環境大阪ナンバーワンを目指す柏原市の充実策について、年度途中の0歳児待機児童対策についてお伺いします。 整理番号67番、地域活性化。 地域経済の活性化策について、充実策とその成果についてお伺いします。 整理番号68番、都市整備。 JR柏原駅西口交差点歩道設置及び急がれる柏原小学校付近の交通安全対策について、現状と今後の進捗についてお伺いします。 どうか柏原の未来へ前向きな答弁をお願いいたし、第1回目の質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。
○奥山渉議長
鶴田将良議員の質疑・質問に対し、答弁を求めます。 〔松井久尚
政策推進部長 登壇〕
◎
松井久尚政策推進部長 鶴田将良議員の議案一般に対する個人質疑・質問のうち、私からは整理番号64についてご答弁申し上げます。 質問事項は政策推進、質問要旨は地域担当職員制度の実施状況についてでございます。 地域担当職員制度につきましては、防犯や防災などさまざまな課題が地域に存在しておりますことから、その課題解決に向け、地域が抱えている問題などを把握し、また丁寧な情報の提供を行うことで、地域と市の連携を強化する仕組みとして導入した制度でございます。 制度の実施に当たりましては、行政経験を積んだ管理職の中から20名を担当職員として選任し、各区長への定期的な訪問等により地域の意見をお聞きし、迅速に担当部署に連絡調整することで早期の課題解決に取り組んでいるところでございます。 これまでの実施状況でございますが、11月末までに各担当職員から提出された経過報告書は95件でございます。主な内容は、道路の拡張や補修に関すること、空き地、空き家に関すること、地域清掃やごみ収集に関すること、防犯灯、集会所等に関することでございます。 また、定期的に担当職員のリーダー会議を開催し、情報の共有化や意見交換等を行い、課題の解決策や今後の制度の進め方について検討をいたしております。よろしくご理解賜りますようお願いをいたします。 私からは以上でございます。 〔植田眞功
健康福祉部長 登壇〕
◎
植田眞功健康福祉部長 続きまして、私からは整理番号65、66についてご答弁申し上げます。 まず、整理番号65、質問事項は高齢者、質問要旨は1人暮らし高齢者の状況把握と市の取組についてでございます。 本市におきましても年々高齢者人口が増加し、また核家族化が進んでいることから、ひとり暮らし高齢者が増加しております。平成22年度から「地域あんしん事業」を積極的に取り組み、ひとり暮らし高齢者が「孤独死」、「買い物弱者」とならないよう、ふだんから継続的に見守りを実施しております。 ケアマネジャーや介護福祉士の専門資格を持った「見守り専門員」がひとり暮らし高齢者の家庭を訪問し、生活状況や健康状態の確認を実施しております。現在、2名の「見守り専門員」を配置し、見守りを希望された1,035人のひとり暮らし高齢者を日々訪問し、年間約800回程度の訪問を実施しております。 また、各地域の民生児童委員と高齢者いきいき元気センターなどの関係機関が集まり高齢者の支援内容を意見交換するために、月に一度エリア会議を開催しております。エリア会議で「孤独死」となるリスクが高い方や「買い物弱者」などの課題を抱えられ見守りが必要とされた方に対しては、「見守り専門員」が継続的に訪問し、生活状況や健康状態を把握するとともに、「介護サービス」や「配食サービス」などの必要なサービスを案内しております。 また、各地域では老人会の「友愛訪問」、社会福祉協議会ではヤクルトの配付による「愛の一声運動」など、さまざまなひとり暮らし高齢者の見守り活動を実施していただいております。今後、それらの活動とも連携を深め、一人でも多くの高齢者の課題解決に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。 続きまして、整理番号66、質問事項は子育て支援、質問要旨は子育て環境「大阪ナンバーワン」を目指すための子育て支援の充実策についてでございます。 子育て環境大阪ナンバーワンを目指すには、保育のニーズをしっかり把握し計画的に整備を進めていく必要があります。本市は、年度当初の保育所入所待機児童ゼロという大阪府内ではトップクラスの子育て支援事業を展開してまいりました。今後はさらに、年度途中の待機児童が発生する0歳児保育の充実と、調査中の子ども・子育て支援に関するニーズ調査結果を「柏原市子ども・子育て会議」からの意見をいただきながら「(仮称)柏原市子ども・子育て支援事業計画」に反映してまいります。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 〔奥田隆一
経済環境部長 登壇〕
◎奥田隆一
経済環境部長 続きまして、私からは、整理番号67についてご答弁申し上げます。 質問事項は地域活性化、質問要旨は「地域経済の活性化策について」でございます。 商工業の活性化を図るためには、その担い手である商工業者が主体となって、商工業者の代表機関である商工会と連携して行うことが最も効果的であると考えております。このことから、これまで商工会に対しまして「地域小規模事業活性化推進事業補助金」を交付し、これを有効活用していただきながら商工業の活性化を推進してまいりました。 主な事例といたしまして、商業関係では、商工会主催の「たそがれコンサート」のような「にぎわい事業」や「オガタ通り商店街などが主催するイベントの支援」なども行っております。また本年度は、市内での買い物を促進するため、新たに「商店街等にぎわいづくり補助金」を商工会に交付し、既に9月28日から10月31日までの間で「第1回ぱーぷるスクラッチキャンペーン」を実施され、好評を得たところでございます。 また、オガタ通り商店街では、「まちづくり一体型オガタ通り商店街活性化協議会」に交付された補助金を活用し、5年から10年後に向けた活性化プランを現在作成しているところでございます。 また、11月14日、15日には、第2回目となる「柏原はしご酒」が国分地域で参加22店舗のもと実施され、好評を得たところでございます。 さらに、12月8日に市役所前駐車場で実施いたしました「とくとくトラック市」では、トラックなどの荷台を使って地元物産品などの販売や飲食の提供、PRなどが行われ、消費者と出店者との相互交流を深め、好評を得たところでございます。 次に、工業関係では、商工会でインターネット上に「バーチャル産業団地」を開設し、企業間取引の提供や「クリエイション・コア東大阪」などへの出店など、積極的に事業展開されている事業者に対して商工会を通じまして補助金を交付させていただいております。 このように、商工業者が主体となった事業を支援し展開することが地域経済の活性化には大切であると考えておりますので、今後も積極的に商工会など関係機関と連携しながら施策を推進してまいります。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 〔山本佳裕
都市整備部長 登壇〕
◎
山本佳裕都市整備部長 続きまして、私からは整理番号68番につきましてご答弁申し上げます。 質問事項は都市整備、質問要旨はJR柏原駅西口交差点歩道設置及び柏原小学校付近の交通安全対策についてでございます。 現在、JR柏原駅西口交差点の横断歩道は、南北方向は東側に設置され東西方向は北側だけの設置となっておりますので、例えばサンプラザから大正通り方面に進むには、まず横断歩道を北側へ横断し、次に西方向に横断歩道を渡ることとなります。しかし、歩行者はこの2つの横断歩道を渡らず、乱横断を繰り返している状況でございます。このままでは交通事故の原因となりますので、安全で安心できる歩行空間を確保するため、歩行者だまりの築造とあわせて交差点南側に東西方向の横断歩道と信号機を設置する計画でございます。 現在の進捗状況でございますが、整備に必要な交差点の南西角にある用地は先日、12月5日木曜日に契約が整ったところでございます。また、歩道整備につきましては、大阪府
八尾土木事務所が計画している
平野川老朽化護岸対策事業とあわせて整備する予定でございます。 次に、柏原小学校付近の交通安全対策につきましては、市道上市今町線と府道大県本郷線の交差部分が暫定的な交差点整備のため、十分な交通安全が確保できていない状況でございます。当該交差点は大県本郷線の整備とあわせて改良すると聞いておりますので、整備の早期実現に向け大阪府に強く働きかけてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 私からは以上でございます。
○奥山渉議長 以上で一通りの答弁は終わりました。
鶴田将良議員、再質問はありませんか。
◆13番(
鶴田将良議員) それでは、整理番号順に再質問に移らせていただきます。 整理番号64番、政策推進、地域担当制のその後の実施状況についてお伺いしました。中野市長が誕生し9カ月、そして市政運営方針が掲げられ6カ月がたち、一つの地域担当制ということで、本当に柏原市民と地域とのしっかりとしたつながりを持っていくということで地域担当制が実施されてきたことと思います。 その中で、いろんな問題点というんですか、地域課題を今、担当課のほうではいろんな情報を吸い上げているところだというふうに思っておりますけれども、とりあえず、今までもずっと話がありましたように、区長さんのサイドで本当に福祉的な部分の連携とか、今後いろんな課題があろうかと思います。そういった意味で、地域もそれぞれ自主防災組織が確立されているところとか地域間格差とかそういうふうな部分もありますので、しっかりとした情報を吸い上げながら取り組んでいただきたいなというふうに思っております。 市長の市政運営の中で、協働推進ということで大阪ナンバーワンの5つのムーブメント、公益的な市民活動、大阪教育大学、関西福祉科学大学、市内企業、地域社会、行政組織、市役所とも表明され、その部分とのいろんな整合にもつなげていって柏原市のいろんな未来像をつくっていかなあかんと思うんですけれども、定期的にリーダー会議ということで、そこまでまだ大きなテーマでは話し合いとかそういうふうなのはされていないんでしょうか。 これらは、いろんな問題が出てきた部分を情報公開しながらいろんな解決策に向けていくのか、ちょっと簡単で結構ですが、今後のから方向づけをお伺いしたいと思います。
◎
松井久尚政策推進部長 地域担当職員制度については、3カ月ということでまだ日が浅い。その中で、まずそれぞれに地域性がございます。その中で、多少は要望、意見とか地域の課題、そういった中身も違う。そこを今、地域担当職員が各区長宅を回って意見、要望等を吸い上げて整理しているというところでございます。 さきの答弁でも少し触れましたが、しかしながらその要望、課題の中ではなかなか福祉とか教育とかそういう課題に触れられていない部分、そういうところの要望が少し吸い上げが弱いかなというように感じているところもあります。まだもう少し様子を見た中で、地域の課題を吸い上げ、集約して整理をしていく。その中でまた別の形、そういったもの、もう少し複合したシステムに変えていく必要があるのかどうなのか、それは今後また検証しながら新たな制度を組み立てていくという、まだスタートの段階でございます。 ただ、今この時点で万全であるというようなことは当然担当としても思っておりませんので、どんどん改革を進めていって新たによりよい制度にしていきたい、そのように思っております。ご理解いただきますようよろしくお願いします。
◆13番(
鶴田将良議員) よろしくお願いしておきます。 本当に担当職員は兼務をするということで大変なことと思いますが、どうか小さいことからいろんな部分を吸い上げていただきますようよろしくお願いいたします。 次に、整理番号65番、独居老人の状況把握と市の取り組み状況についてということでありますけれども、1,035名のひとり暮らし、これは見守りを希望されている方だけということなんですけれども、市内ではもっと多くのひとり暮らしの方がいらっしゃるということですわね。どれぐらいいらっしゃって、そういった中で年間800回程度ということで、希望されている方も全然その数字には達してきませんし、今後、この部分では本当に孤独死の問題とかそういうふうなので大丈夫なんかということで心配するところでございます。 福祉協議会とか老人会の友愛訪問とかいろんな部分で連携してやっていると思うんですけれども、その部分は抜かりなく行き届いているんでしょうか、お伺いしたいと思います。
◎
植田眞功健康福祉部長 本答弁でも答弁させていただきましたように、地域でエリア会議というのを設けております。このエリア会議は、民生児童委員さんも参加していただきまして、見守り専門員、民生児童委員、保健師とか社会福祉士とかおられる高齢者いきいき元気センターの職員、社会福祉士がおられる福祉あんしん相談員、そうしたメンバーで月に1度、いろいろな課題について話をしているわけでございます。 そうした中で、例えば孤独死のおそれのあるような方とかそういった方について、行く回数をふやすとかいろんな対策を講じておるところでございます。
◆13番(
鶴田将良議員) 民生委員さんとか加わってということで、本当に毎日ずっと施すわけにもいきませんし、ありとあらゆる部分でやっているかと思います。例えば郵便局なんかでもふれあい郵便局員さんの声かけとか、いろんな警察との連携とか、そんなもうちょっと幅広いことを進めていってはどうかというふうに思います。 その辺では、今老人会や民生委員やということでやっているんですけれども、もっとその部分も広くやっていただいて、それこそ本当にひとりで、声かけしていただきたいけれども家の中にこもっておられるお年寄りの方とかやっぱりいはると思うんです。民生委員さんとかいろんな部分で常々見ていただいていますけれども、中までには入っていきにくかったりとか、また、なかなか外に対して情報が伝わってこないとか、いろんな部分があろうかというふうに思います。その部分では、柏原市では本当に人の輪というのではどこの市よりも強いんじゃないかなというふうに私も思っておりますので、その部分、抜かりなく進めていただきますよう、どうかよろしくお願いをしておきます。 次に、整理番号66番、子育て支援に関して、子育てナンバーワンを目指していろんな支援策をしていただいております。保育所や幼稚園には、保護者の就労の有無で利用が限定されたり、少子化が進む中、子どもの成長に必要な規模の集団が確保されないなどの問題があります。働く女性を支えるため乳児保育の待機児童解消を進めるとともに、就学前の子どもたちに教育、保育等の総合的な提供を行うため幼保一元化も取り組むなども今まで述べられてきましたし、スタートされております。 しかしながら、結果的には待機児童が出てしまい、解決されていない状況もあります。この部分では本当に、他市に比べて充実はされていますけれども、子ども・子育て会議の設置やニーズ調査の実施など、柏原市子ども・子育て支援事業計画の策定に伴いこういった問題はしっかりと解決されていくのか、部長の意気込みをお伺いしたいと思います。
◎
植田眞功健康福祉部長 保育のニーズ調査で保育料というか、例えば0歳、1歳児でどれぐらいの保育を希望されておられるとか、これを分析しますので、その分析結果に基づいて、例えば今ある保育所の定員の見直しとか保育士の配置とか、そういったことを考えていきたいと思っております。
◆13番(
鶴田将良議員) もう本当に、この部分も市長も子育て支援策は力を入れてやっていくということでありますので、どうか途中で待機児童がないように、その部分も推測し、よろしくお願いしたいなというふうに思っております。なかなか保育士さんが急に言うて確保できないという難しさはあろうと思うんですけれども、もうちょっと、広報とかそういうふうな部分を含めていろんな、ありとあらゆる部分で広く促していただきますようよろしくお願いしておきます。 次に、整理番号67番、地域経済の活性化についてでありますけれども、ことしの夏は花火大会、記憶にちょっと薄れてきましたけれども、本当に市民の皆さんが、それこそ他市からの来場者も迎えながら盛会裏に終わったのではないかなというふうに思っております。 そんな中で、飲食店とかそういう部分が経済効果もあろうかと思いますが、なかなかまだ柏原市の、また大阪全体では中小企業のそういう状況はまだまだ依然として低迷が続いているかと思います。 そういった中で、いろんな地域活性化策ということでとり行っていただいておりますし、商工会の皆さんにも本当にすごくよくやっていただいているなということで、感謝を申し上げる次第でございます。 本当にありとあらゆる部分で対策を講じていただいておりますけれども、どうも参加しておられる方が同じ方ばっかりやというふうな感じもあるんじゃないかなというふうに思っております。例えば、柏原市の
都市計画マスタープランで柏原市都市核ということでJR柏原駅、市役所、近鉄国分駅というふうなのでありますが、毎回市役所の駐車場ばかりじゃなくていろんな場所の工夫とか、そういった意味でもいろんな経済効果を生み出していけないかなというふうな部分もちょっと申し添えておきたいなというふうに思っております。 冒頭でも申しましたように、やはりおもてなしということで、外から柏原はええところやなということでもっとどんどん他市の人がお越しいただけますように、その部分もまたしっかりと知恵を絞ってとり行っていただきたいなということを要望しておきたいなというふうに思っております。 次に、整理番号68番、都市整備のJR柏原駅西口交差点歩道設置及び柏原小学校付近の交通安全対策についてということで、ここの西口の交差点の部分の、6月補正予算でもありましたけれども、ようやく12月5日に契約が済んだという部長からのご答弁でありました。 契約が済んで、いよいよ工事に取りかかってもらえるんかなというふうに大きな期待を持っております。やはりこの部分では歩道等、本当にいつ事故が起こっても、もうそういうふうな状況だということで部長も答弁で認めておられますので、どうかこの部分も早いこと横断歩道の設置と信号機をつくっていただきますよう、よろしくお願いしておきます。これは平野川の改修工事との整合性もあろうかと思いますので、しっかりと煮詰めてとり行っていただきたいなというふうに思っております。 また、都市計画道路大県本郷線においては、これは毎回のごとく私も、柏原小学校付近で横断歩道も信号もないということで、児童がその部分、本当に保護者の方の誘導等々で十分な安全確保が保たれているとは思いません。一刻も早くこの部分もしっかりと行っていただきたいなというふうに思っております。 市長も府会議員の経験者でありますし、大阪府と市との強いパイプで早期実現に向かっていただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。 それともう一つ、大県本郷線に、新設道路でありますので自転車専用道路ということで、わざわざ道路をつくるんじゃなくてブルーの線を引いて、交通事故そのものは減っておりますけれども自転車と歩行者の事故が全国で1.5倍にも伸びているということで、12月1日に道路交通法も改正されて、その部分、自転車に対してのいろんな罰則規定等々を含めて、柏原市の本当にしっかりとした環境が整っていなければ、今後、やはりそういった専決処分とか損害賠償の問題とかいろんな部分も市に向けられんとも限らないというふうに思っておるところでございます。 都市計画道路ということで、限られた部分でありますけれども、何とか上下を工夫するとかそういった部分で歩道設置、これは大県本郷線をくぐっていくところを申させてもらっているんですけれども、そういった部分も含めて、これからできてくる新しい道でありますので、その部分も十分検討していただいて柏原市の未来のためにしっかりとり行っていただきますようよろしくお願い申し上げまして、私の質問にかえさせていただきたいと思います。ご清聴ありがとうございました。
○奥山渉議長 以上で
鶴田将良議員の質疑・質問を終わります。 他に個人質疑・質問通告の申し出はありませんので、議案質疑及び一般質問を終結いたします。 お諮りします。議案第56号、議案第57号及び議案第61号並びに議案第67号から議案第69号の6件につきましては、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声起こる〕
○奥山渉議長 ご異議なしと認めます。よって本6件につきましては、委員会付託を省略することに決しました。 これより本6件を一括して討論に入ります。討論ありませんか。 〔「なし」の声起こる〕
○奥山渉議長 討論なしと認めます。よってこれにて討論を終結いたします。 直ちに採決いたします。 お諮りします。議案第56号 公の施設(
柏原市立柏原南コミュニティ会館)の
指定管理者の指定については、原案どおり可決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声起こる〕
○奥山渉議長 ご異議なしと認めます。よって議案第56号は原案どおり可決されました。 お諮りします。議案第57号 藤井寺市柏原市
学校給食組合規約の変更に関する協議については、原案どおり可決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声起こる〕
○奥山渉議長 ご異議なしと認めます。よって議案第57号は原案どおり可決されました。 続いてお諮りします。議案第61号 柏原市
社会教育委員条例の一部改正については、原案どおり可決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」の声起こる〕