柏原市議会 > 2013-02-28 >
02月28日-02号

  • "受け入れ病床"(/)
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  1. 柏原市議会 2013-02-28
    02月28日-02号


    取得元: 柏原市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-11
    平成25年  3月 定例会(第1回)                 目次◇開議 午前9時59分 日程第1 報告第1号及び報告第2号並びに議案第1号から議案第21号まで     *自由民主党政新会代表質疑(中野広也)……………………………………34      理事者答弁      学校教育部長(坂口郁夫)……………………………………………………36      財務部長(渡辺耕次)…………………………………………………………37      市立柏原病院事務局長(石井秀幸)…………………………………………38      上下水道部長(奥田隆一)……………………………………………………39      再質疑(中野広也)……………………………………………………………40◇休憩 午前11時24分◇再開 午後0時59分     *柏原維新の会代表質疑(寺田悦久)…………………………………………48      理事者答弁      財務部長(渡辺耕次)…………………………………………………………50      総務部長(塩野臣成)…………………………………………………………51      政策推進部長(北村達夫)……………………………………………………52      都市整備部長(栗野秋光)……………………………………………………53      学校教育部長(坂口郁夫)……………………………………………………55      生涯学習部長(岡本彰司)……………………………………………………55      市民部長(林 和彦)…………………………………………………………56      上下水道部長(奥田隆一)……………………………………………………56      市立柏原病院事務局長(石井秀幸)…………………………………………57      再質疑(寺田悦久)……………………………………………………………58◇休憩 午後3時5分◇再開 午後3時29分     *公明党代表質疑(堅木照久)…………………………………………………72      理事者答弁      総務部長(塩野臣成)…………………………………………………………74      政策推進部長(北村達夫)……………………………………………………75      市民部長(林 和彦)…………………………………………………………76      健康福祉部長兼福祉事務所長(植田眞功)…………………………………76      経済環境部長(尾野晋一)……………………………………………………78      都市整備部長(栗野秋光)……………………………………………………79      学校教育部長(坂口郁夫)……………………………………………………82      上下水道部長(奥田隆一)……………………………………………………82      市立柏原病院事務局長(石井秀幸)…………………………………………83      再質疑(堅木照久)……………………………………………………………83◇延会 午後5時29分◯平成25年第1回柏原市議会定例会会議録(第2号)-----------------------------------◯平成25年2月28日午前9時59分より柏原市議会議事堂において再開-----------------------------------◯議事日程 日程第1 報告第1号 専決処分報告について            「専決第1号 平成24年度柏原市一般会計補正予算(第7号)」      報告第2号 専決処分報告について            「専決第2号 損害賠償の額の決定及び和解について」      議案第1号 平成25年度柏原市一般会計予算      議案第2号 平成25年度柏原市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算      議案第3号 平成25年度柏原市国民健康保険事業特別会計(施設勘定堅上診療所)予算      議案第4号 平成25年度柏原市公共下水道事業特別会計予算      議案第5号 平成25年度柏原市介護保険事業特別会計予算      議案第6号 平成25年度柏原市後期高齢者医療事業特別会計予算      議案第7号 平成25年度柏原市市立柏原病院事業会計予算      議案第8号 平成25年度柏原市水道事業会計予算      議案第9号 市道の路線認定について      議案第10号 平成25年度柏原市水道事業会計資本剰余金の処分について      議案第11号 嘱託員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について      議案第12号 地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について      議案第13号 柏原市国民健康保険条例の一部改正について      議案第14号 柏原市新型インフルエンザ等対策本部条例の制定について      議案第15号 柏原市道路占用料条例の一部改正について      議案第16号 平成24年度柏原市一般会計補正予算(第8号)      議案第17号 平成24年度柏原市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第3号)      議案第18号 平成24年度柏原市国民健康保険事業特別会計(施設勘定堅上診療所)補正予算(第1号)      議案第19号 平成24年度柏原市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)      議案第20号 平成24年度柏原市市立柏原病院事業会計補正予算(第2号)      議案第21号 平成24年度柏原市水道事業会計補正予算(第1号)-----------------------------------◯出席議員(18名)              1番    石橋 實議員              2番    山田辰義議員              3番    小西節子議員              4番    山本真見議員              5番    橋本満夫議員              6番    岸野友美子議員              7番    奥山 渉議員              8番    大坪教孝議員              9番    田中秀昭議員             10番    欠員             11番    藤森洋一議員             12番    中村保治議員             13番    計盛佐登子議員             14番    堅木照久議員             15番    鶴田将良議員             16番    寺田悦久議員             17番    乾  一議員             18番    中野広也議員-----------------------------------◯欠席議員(なし)-----------------------------------◯説明のため出席した者の職氏名            市長        岡本泰明            副市長       吉田茂治            教育長       稲田邦敏            水道事業管理者   松本健太            病院事業管理者   刈谷雄二            監査委員      西上康雄 政策推進部      部長        北村達夫            次長兼企画調整課長 福井 浩            広報広聴課長    中野佳彦 総務部        部長        塩野臣成            次長兼総務課長   小林由幸            危機管理課長    市川信行            人事課長      田中 徹 財務部        部長        渡辺耕次            次長兼財政課長   野村英晃            次長兼納税課長   坂野裕之 市民部        部長        林 和彦 経済環境部      部長        尾野晋一 健康福祉部      部長兼福祉事務所長 植田眞功            次長兼社会福祉課長 脇田直行            福祉指導監督課長  中川拓也 都市整備部      部長        栗野秋光            公園緑地課長    東 光一 上下水道部      部長        奥田隆一            次長兼経営総務課長 松井久尚 市立柏原病院     事務局長      石井秀幸 会計管理室      会計管理者兼室長  乾 至克 学校教育部      部長        坂口郁夫 生涯学習部      部長        岡本彰司 行政委員会事務局   事務局長      村井保一-----------------------------------◯事務局出席職員    事務局長      山本昌晴            次長        塩谷 修            主幹        岡市朋子            主査        笠原秀保            事務局職員     栗田聖子~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △再開 午前9時59分 ○乾一議長 おはようございます。 ただいまの出席議員17名、定足数に達しております。よってこれより本会議を再開いたします。 △開議 ○乾一議長 休会前に引き続き、会議を開きます。 直ちに日程に入ります。 日程第1、報告第1号及び報告第2号並びに議案第1号から議案第21号までの23件を一括して議題とします。 ただいま議題といたしました各議案については、既に提案理由の説明を受けておりますので、直ちに代表質疑を行います。 質疑の通告が出ておりますので、順次発言を許可いたします。 最初に、自由民主党政新会を代表して、中野広也議員、登壇願います。     〔18番 中野広也議員 登壇〕(拍手) ◆18番(中野広也議員) 皆さん、おはようございます。 きょうは私も、岡本市長の最後の定例会ということで非常に緊張しております。私、政新会を代表いたしまして今定例会の25年度の予算に対して質疑をしてまいりたいと、そのように考えております。どうぞ最後までよろしくお願い申し上げます。 それでは、ただいまから始めたいと思います。 私、18番議員の中野広也でございます。今回は岡本市長さんとしての任期最後の定例会でもございます。平成25年度の議案に対する質疑を行いたいと思います。 さて、東日本大震災が発生して、はや2年を迎えようとしております。人のうわさも75日という言葉がございますが、この言葉はいろんな意味で解釈されますが、人というものは、時間がたつといかに大きな問題であっても人の記憶から薄らいでいくものです。 先日、柏原病院に行ったわけでございますが、待合室のところに岩手県の大槌町に対する支援がきょう現在で3,771万286円を送っておりますとありました。確認いたしますと、まだ柏原市内で8カ所で募金活動をしていただいておるということで、非常に感謝を申し上げたいと思います。 政府民主党の政権下では復興についても遅々として進みませんでしたが、昨年の12月に政権がかわり、矢継ぎ早に対応され、一昨日には復興対策費を含む補正予算も衆参で可決され、目に見えて対応されるものと思います。被災地の皆さんの一日も早い復興を願うものでございます。 岡本市長さんにおかれましては、2期8年にわたりお務めいただきまして、まずご苦労さんでございましたと申し上げたいと思います。柏原市の行財政改革を旗印に、いろいろの事業に取り組んでこられました。1期目は岡本ブルドーザーのごとく大なたを振るわれてこられ、駅前再開発事業を初め柏原市民病院の建てかえと運営、また行財政サービスの見直し等、目を見張るものがございました。2期目に入り、行財政改革を進める中でいろいろと神経を使う問題が多く、体調を崩され入院という事態が起こり、職務にも支障を来したかなという思いもいたします。 2期8年を振り返って、市長の重点課題でありました柏原市民病院の運営につきましてはまだ道半ばかなという思いもございますが、今回、いろんな周りの状況を自分で判断され、今期の任期をもって勇退の決断をされました。大きな責任のある立場から離れられ、これから山の畑に行って友人の皆さんと市長の好きな農業にいそしみ、ゆっくりとしていただきたいと思います。重ねてご苦労さんでございました。 さて、柏原市におきましては、人口の減少に歯どめもかからず、税収も減少の一途をたどっております。しかし行政サービスのほうは、耐震の問題や中学校の給食の問題、また柏原病院への支援等、いろいろと市の負担がそごになっております。このような中で、理事者を初め、議員も職員の皆さんと一丸となって知恵を絞り、この難局を切り開いていかなければなりません。このような観点から整理番号順に質疑に入りたいと思います。 整理番号1番と2番は、中身は同じでございますのでまとめてまいりたいと思いますが、議長、それでよろしいですか。 ○乾一議長 はい、どうぞ、よろしいです。結構です。 ◆18番(中野広也議員) 議案第1号 平成25年度柏原市一般会計予算、歳出、款9教育費 項2小学校費、項3中学校費 目1学校管理費、柏原市立桜坂小・中学校の開校についてお伺いをいたします。 整理番号3、中学校給食の取り組みについてお伺いをいたします。 整理番号4、歳入、款17繰入金 項1基金繰入金 目1基金繰入金 財政調整基金繰入金とその他雑入を合計いたしますと9億円歳入が不足していると思われますが、平成25年度当初予算編成を行う上での市の方針と考えについてお伺いいたします。 整理番号5番、議案第7号 平成25年度柏原市市立柏原病院事業会計予算、予算編成を行う上での市立柏原病院改革プランとの整合性についてお伺いをいたします。 整理番号6番、議案第8号 平成25年度柏原市水道事業会計予算、款1事業収益 項1営業収益 目3その他営業収益、大阪広域水道企業団が、設立趣旨において、水道の統合を行い、府域一水道を目指しておりますが、その将来的な展望についてお伺いをいたします。 整理番号7番、議案第20号 平成24年度柏原市市立柏原病院事業会計補正予算(第2号)、款1病院事業収益、補正額3億5,000万円の理由についてお伺いをいたします。 これで私の第1回目の質疑を終わります。答弁をよろしくお願い申し上げます。 ○乾一議長 自由民主党政新会代表者の質疑に対し、答弁を求めます。     〔坂口郁夫 学校教育部長 登壇〕 ◎坂口郁夫学校教育部長 おはようございます。 自由民主党政新会ご代表、中野広也議員の議案に対する代表質疑のうち、私からは整理番号1、2及び3の3件についてご答弁申し上げます。 まず、整理番号1でございますが、議長、2と一緒に答弁申し上げてよろしゅうございますか。 ○乾一議長 結構です。 ◎坂口郁夫学校教育部長 それでは、整理番号1、2、いずれも質疑事項は議案第1号 平成25年度柏原市一般会計予算、質疑要旨は歳出、款9教育費 項2小学校費、項3中学校費 目1学校管理費、市立桜坂小・中学校の開校についてでございます。 学校管理費の内容についてお尋ねをいただいております。 まず、学校管理費の中に含まれる市立桜坂小・中学校の経費につきましては、平成24年第4回市議会定例会におきましてご答弁申し上げましたとおり、新設の桜坂小・中学校に配置される教員の健康診断の費用が含まれております。また、これ以外の費用負担につきましても、これまでの総務文教委員協議会や総務文教委員会におきましてご説明申し上げましたとおり、本市負担につきましては学校医・学校歯科医・学校薬剤師の委嘱、インターネット通信、学籍異動等に係る事務経費でございます。 一方、大阪府の負担となっておりますのは、施設・設備の整備・改修・修繕、維持管理、児童・生徒の健康診断、保護者負担、光熱水・図書・印刷製本・消耗品・医薬材料・備品等に係る経費でございます。 次に、平成25年4月1日の開校に向けまして、現在の進捗状況を申し上げます。 まず、平成25年2月1日に「大阪府立修徳学院における義務教育の実施に関する協定書」を大阪府と本市との間で締結いたしました。この協定書は、市立桜坂小学校及び桜坂中学校におきまして、学校教育法に定める義務教育を実施するため、基本方針、使用施設の無償貸与、事務分掌、経費の負担、管理責任、維持管理等、損害賠償、学校運営連絡協議会等に関する取り決めでございます。 次に、修徳学院本館改修工事につきましては、職員室、校長室、教職員の更衣室等の改修を完了いたしております。 学校設置後の児童・生徒の学籍異動につきましては、2月1日に大阪府教育委員会主催で開催されました学事担当者会におきまして、大阪府下の全市町村教育委員会へ学籍異動方法の説明が完了いたしております。現在、4月の開校に向け学籍異動の準備を進めているところでございます。 教職員の配置につきましては、他市町村教育委員会の協力も得まして具体的な教員配置予定を完了いたしております。教職員の配置につきましては20名程度の予定でございます。 なお、開校当初の児童・生徒数につきましては小学生が2名程度、中学生が35名程度でありますが、順次措置があり、年度末には100名程度になるものと思われます。 このように、4月1日の開校に向けまして、準備を計画どおり滞りなく進めております。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、整理番号3でございます。 質疑事項は議案第1号 平成25年度柏原市一般会計予算、質疑要旨は中学校給食についてお尋ねをいただいております。 中学校給食の実施につきましては、平成23年3月に本市と藤井寺市の両市によります中学校給食協議会を設置し、これまで種々検討を重ねてまいりました。その結果、平成26年4月に市内全中学校で給食の実施に向けて、現在、配膳室設置のための建築確認申請や設計業務、大阪府への補助金申請など、鋭意準備作業を進めているところでございます。平成25年度には、市立中学校6校に給食配膳室設置の工事をおおむね夏休み期間を利用して行う予定をしております。 なお、堅上中学校につきましては、小規模特認校であり、全生徒が一堂に会し給食を食べることが可能でありますことから、配膳室とランチルームを配置いたします。 藤井寺市柏原市学校給食センターでは、平成24年4月現在、藤井寺市、柏原市両市の全小学校に約8,300食を提供しております。昭和56年には最大約1万5,600食の給食提供を行っていた実績があり、今後、中学校分の約4,300食がふえましても量的には現施設でも対応は可能であります。 また、藤井寺市柏原市学校給食組合で組織する中学校給食施設等検討委員会で検討した中、現在小学校に提供しているような安全でおいしい給食を中学校にも提供するため、給食組合のほうで給食の調理員の体制を整え、実施してまいりたいと考えているところでございます。 なお、市内全中学校におきまして給食をスムーズに提供できるよう、平成26年2月ごろまでに、各中学校において、いずれかの1学年で1回程度の給食の試食を実施する予定でございます。よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 私からは以上でございます。     〔渡辺耕次 財務部長 登壇〕 ◎渡辺耕次財務部長 続きまして、私からは整理番号4について答弁申し上げます。 質疑事項は議案第1号 平成25年度柏原市一般会計予算、質疑要旨は、歳入、款17繰入金 項1基金繰入金 目1基金繰入金、財政調整基金繰入金とその他雑入を合計すると9億円歳入が不足していると思われるが、平成25年度当初予算編成を行う上での市の方針と考えについてでございます。 平成25年度一般会計当初予算につきましては、骨格予算とし、義務的経費を中心とした必要最低限の予算とする編成方針のもとに予算編成に臨みました。 しかし、骨格予算ではございますが、継続事業であります小・中学校校舎耐震化事業や中学校給食実施に伴う施設整備事業、また松井井堰に係る災害復旧事業などの投資的経費が大幅に増となっております上に、公共下水道事業会計介護保険事業会計などへの繰出金の増、さらには臨時財政対策債などの償還増に伴う公債費の増など、およそ義務的経費とも言えますような経費の増により、前年度より4億1,600万円の増となった次第でございます。 このような歳出予算に対しまして、歳入予算につきましては、昨年末の総選挙の影響により国の地方財政対策が示されない中での予算編成となり、歳入の積算が非常に難しい状況の中での編成作業となりました。 まず、根幹となります市税が前年度と比べ1億9,000万円の減という厳しい見込みの中、譲与税や各種交付金も増加が見込めず、使用料を初め国庫支出金や府支出金、市債などの特定財源を可能な限り充当することに努めました。また、地方交付税につきましては、国の地方財政対策により、国家公務員の人件費の削減に合わせて地方公務員の人件費も削減するということを前提に総額を削減するという計画となっている中、本市では24年度の実績を考慮して普通交付税を2億円の増としました。このように可能な限り歳入を予算化いたしましたが、収支均衡を図るため、最終的に財政調整基金から2億円の繰り入れとその他雑入をもって歳入予算総額を確保いたしました。 今後、執行段階において、経費節減、入札に伴う予算残額の確保などさらなる財源の確保を行い、決算時には財政調整基金をできる限り残せるように努めてまいります。 また、来年度以降も扶助費や少子高齢化に向けた子育て支援、医療・介護保険などの社会保障経費の増加や教育施設だけでなく公共施設全体の耐震化や老朽化に対する支出が見込まれる一方で、市税を初め収入の増がなかなか見込めない状況でございます。加えて、病院事業会計の今後の経営状況が本市全体の財政運営に大きく影響してまいります。病院事業会計への繰出金が今後どのようになるのかも非常に重要な課題の一つでございます。 このような中でも連結実質収支の黒字を維持していかなければならず、先を見据えた余裕を持った予算編成が望めない厳しい状況が続くと見込んでおります。 いずれにいたしましても、今後ますます多様化する市民ニーズに応え、持続可能で自立的な行財政運営を行うため、引き続き行財政改革に取り組み、歳入の確保を図るとともに、さらなる経費の節減や事業の見直しに努めてまいります。 何とぞご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 私からは、以上です。     〔石井秀幸 市立柏原病院事務局長 登壇〕 ◎石井秀幸市立柏原病院事務局長 続きまして、私からは整理番号5及び7の2件について、ご答弁申し上げます。 まず、整理番号5でございます。 質疑事項は議案第7号 平成25年度柏原市市立柏原病院事業会計予算、質疑要旨は予算編成を行う上での市立柏原病院改革プランとの整合性についてお尋ねでございます。 まず、当初予算編成に当たりましては、平成24年度決算見込み数値を算定基礎として、入院収益につきましては年間病床稼働率を10%アップし80%、入院診療単価を5%アップし4万90円と見込み、算定いたしております。 次に、外来収益につきましては、年間延べ患者数を10%アップし13万3,704人、外来診療単価を7%アップし8,890円と見込み、算定しております。また、その他医業収益には、人間ドックセンターヴィゴラスの収益約6,000万円を見込んでおります。 これら平成25年度当初予算額は、現在見直しを行っております「市立柏原病院新改革プラン」及び改革プランの中で平成25年度のビジョンとして掲げております諸施策の実行を前提として算出しております。 具体的には、救急告示を本年6月に申請し12月に許可を受けること、消化器内科と消化器外科を一体化した「消化器病センター」の設置、慢性期やターミナル患者の受け入れ病床の設定、大阪府がん診療拠点病院の申請などでございます。現在、これら施策の平成25年度中の実現に向けて、院内ワーキンググループを立ち上げ、課題の検討及び体制の整備に着手しているところでございます。 今後も、職員がより一層一丸となり、明確な目標に向かい邁進し達成することにより、経営の安定化を図り、地域の基幹病院としての役割を十分果たしてまいりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、整理番号7でございます。 質疑事項は議案第20号 平成24年度柏原市市立柏原病院事業会計補正予算(第2号)、質疑要旨は収益的収入、款1病院事業収益、補正額の3億5,000万円の理由についてお尋ねでございます。 まず、平成24年度病院事業会計の決算見込みでございますが、赤字繰り入れ前の経常収益は前年度と比較しまして約1億円増の約36億円、経常費用は約5,500万円減の約39億6,000万円となる見込みで、経常収支ベースで対前年約1億5,500万円収支が改善される見込みでございます。 このように一定の改善は見られますものの、依然として経常収支では約3億5,000万円のマイナスが見込まれますことから、経常収支の均衡を図るため、やむなく一般会計から3億5,000万円の繰り入れをお願いするものでございます。 また、資金面におきましても、繰り入れをいただきますと平成24年度当初資金不足額約4億1,900万円が年度末の時点で約2億7,600万円となり、約1億4,300万円資金不足額を解消できることとなります。 先ほどもご答弁いたしましたように、本年度におきまして、平成23年度に最終年を迎えた市立柏原病院改革プランの見直しを行い、平成27年度末に不良債務の解消を目指す「市立柏原病院新改革プラン」を策定し、病院事業管理者のもと、目標を達成するため病院職員一丸となって経営改革に取り組んでおります。平成25年度以降も、新改革プランの施策を一つ一つ実現し、一般会計に多大な負担をかけないようより一層の収支改善を図るとともに、地域の基幹病院として良質な医療を提供できるよう今後とも努力を重ねてまいりますので、何とぞご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔奥田隆一 上下水道部長 登壇〕 ◎奥田隆一上下水道部長 続きまして、私からは整理番号6番についてご答弁申し上げます。 質疑事項は議案第8号 平成25年度柏原市水道事業会計予算、ご質疑は、大阪広域水道企業団が水道の統合を行い府域一水道を目指すとしているが、その将来的な展望についてでございます。 安全で安価な水道水を市民の皆様に安定的に供給するため、各水道事業体は、給水収益が減少傾向にある中、配水池や水道管等の老朽化に伴う耐震化更新事業を進めるとともに、財政、技術の両面にわたる経営基盤の強化に努めております。しかし大阪府内には、財政的に小規模な水道事業体やアウトソーシング等による人員削減により専門技術者の継続的な確保が難しくなっている水道事業体もあることから、単独では経営基盤を強化することが困難な状況も見受けられております。 このため、大阪広域水道企業団と府内43市町村が将来的に一つの大きな事業体となり広域化することで、スケールメリットを最大限に生かして施設や人員等の効率化や最適化を図るとともに、財政規模の拡大や技術力のアップにより、府内全域の水道事業に係る経営基盤の強化が実現するものと考えております。 また、経営基盤の強化により、将来予想される震災等に対する危機管理体制の強化や緊急用資材等の相互融通を実現し、さらに、技術力の視点では専門技術者の確保や技術の継承が可能になると考えております。 なお、府域一水道に向けた今後の取り組みでございますが、企業団議会議員の定数の変更や会計のあり方、自己水を含めた施設の整備水準、経営状況等々について引き続き審議が行われる予定でございますので、一定の方針が決まりました折にはご報告をさせていただきますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 ○乾一議長 以上で一通りの答弁は終わりました。中野広也議員、再質疑ありませんか。 ◆18番(中野広也議員) 整理番号順に進めてまいりたいと思います。 この4月から修徳学院の中で桜坂小学校・中学校が開校されるということになりまして、議会のほうでも12月議会で詳細に報告を受けているわけでございますが、私の住んでいる校区でございまして、こういう形が初めてのケースでございますし、教育委員会のほうからいろいろ説明を受けているわけでございますが、そういう中で、修徳学院の子どもたちがなかなか義務教育の基準にのっとって対応されていないという現状を直していきたいということで大変大阪府とのいろんな話し合いをされて平成13年度から取り組んでいただいておるものが、ようよう今になってそれが実現されるという形になってまいりました。 そういうことで、初め学校に教育委員会から先生方がそこに出向くということについて非常に私も心配しておったわけでございますが、柏原市の教育委員会の中では、先生方も非常に積極的に桜坂小・中学校に協力していくということで、皆さん先生方も非常に前向きで対応されておるということでございまして、この4月に向けて開校できると、準備万端整うておるということでございます。 そういうふうにご答弁いただいておるわけでございますが、形としてはそれで間違いないと思いますけれども、教育長、この開校に向けて教育委員会の先生方も非常に熱い思いで議会の説得もされまして、そういう中でこれから開校するわけでございますが、その開校に向けて教育長としてそういう諸問題についての心配というんか、危惧はございませんか。 ◎稲田邦敏教育長 昨年の12月に議会の中で承認いただいたということを、まずお礼を申し上げたいというふうに思います。 ご心配いただきまして本当にありがとうございます。万全を期してやっております。今のところ、先ほどご答弁させていただきましたように教職員の配置もできておりますし、それから施設の改修整備、これも整っております。 心配がないかと申されますと、やっぱり心配することはたくさんあります。初めての試みですので4月からどのような問題が起きるかもわかりませんけれども、これは今のところは万全に対応しておりますので、あとは、今後いろんなまた問題が出るかもわかりませんけれども、心して進めてまいりたいというふうに思います。 ◆18番(中野広也議員) 教育長のほうも非常にこの開校に向けての気遣いというものはたくさんあるだろうと思いますが、こういう施設の取り組みでございますので、できるだけやっぱり教育委員会の思い、それが成果として出てくるようによろしくご指導をお願い申し上げたいと、そのように思っております。 それでは、引き続きまして整理番号3の給食についてお伺いをいたします。 給食も来年度、26年度に中学校給食を藤井寺市と柏原市で取り組んでいきたいということでございまして、これは、大阪府の橋下知事のときに、そういう大阪府内の中学校の給食率が非常に全国的に見ても低かったということで、積極的にそれを知事のほうで推し進めたいというそういう状況がございました。府下市長会の中でそういう話をされて、いち早くうちの岡本市長がそれに取り組んでいきたいという意思表明をされまして、この事業が進むようになったのかなという思いをしております。 中学校の学校給食というのは非常に今まで何で大阪府が取り組めなかったのかなという現実ですが、父兄のお話を聞いておりますと、やはり全体的にはそういう給食をやってほしいという意見のほうが多数でございまして、本当に岡本市長の決断で、これが今までなかなか前へ取り組みできなかったものがこういう形で取り組みができるということは非常に評価すべきかなという思いをしております。 先ほど、設備等聞いておりますと、現状の施設で十分に対応ができるというふうにご説明がございました。本当に今、小学校のほうで八千幾らかの給食をやっているわけでございますが、その上に中学校分、四千何ぼふえるということでございまして、小学校の子どもたちの給食と、また中学校の子どもたちの給食というのは中身も量も変わってくるかなという思いをいたしております。そういうことで、この1年をかけて慎重に給食の導入について取り組んでいただくということでございます。 今、小学校のほうで給食をされていて、子どもたちが好き嫌いもございますので、そこらの残食といいますか、そういう食事を残すというような状況は今、小学校のほうではどのようになっておりますか。 ◎坂口郁夫学校教育部長 残菜の件でございますけれども、各学校それぞれ独自の指導を行っていただいていまして、できるだけ残菜のほうは少なくしていただいております。多いところで大体10%ぐらいの残菜があるかなと聞いておりますけれども、学校によって若干違いがございます。 以上でございます。
    ◆18番(中野広也議員) 今、現状の小学校の給食では、いずれも多いところで10%ぐらいということでございます。そういう残した子どもは食べないんですか。現場はどういうふうになっているんですか。 ◎坂口郁夫学校教育部長 やはり好き嫌いの部分もございまして、自分の苦手な献立を残すというようなこともございます。それと、最初から配膳のときに残ってしまうということもございますけれども、それは担任の先生が、できるだけ配膳の段階では残らないように配膳の努力はしていただいております。子どもたちが食べ残すということが多いと思います。 ◆18番(中野広也議員) やっぱりお昼の食事のことですので、食べないで授業をやるということはこれも大きな問題かなという思いもしますので、そこらのところ、このごろの子どもたちを見ておりますと非常に偏った食事になっているんかなと。もう煮炊き物の食べるのが割合として非常に少なくなってきているのと違うんかなという思いをいたします。 そういう中で、学校のほうでせっかくバランスのよい食事をつくって提供していただいておりますので、そういう子どもたちが好き嫌いを少しでもなくなるように努力していただきたい、ご指導を願いたいと、そのように思います。 来年度に向かって給食が実施されるということは、柏原市にとっても、また藤井寺市にとっても非常にこれは前向きでいいことだなというふうに私は給食の取り組みについては大きく評価をしておるところでございますが、それだけの効果を出していただきたいという思いでいっぱいでございますので、どうぞこの1年、本当に万全を期して対応していただきたいと思います。 それでは、整理番号4番、財政についてでございます。 今回、先ほど部長からの答弁で、骨格予算を編成されるに当たりまして、私、繰り入れとその他雑入で9億足らんじゃないかという指摘をいたしております。新しい取り組みとか必要経費のうちに入ります耐震とか、給食の問題とか公債費の増とかいうことで4億何ぼふえておるということでございますが、それを9億から引いてもまだ5億ほど足らんがなという思いをしております。 骨格予算でそういう歳入が足らないということになって、部長のほうではいろんなこれからの運営の中でそれを埋めていきたいということでございますけれども、基本的には税収と歳出とがバランスのとれた、そういう予算編成というのが当然あるべきだと思いますし、まして骨格予算でございますので、骨格予算でこういう状態が起こるというのは非常に財政的にも問題があるんじゃなかろうかという思いをしておりますけれども、先ほどの答弁では、部長のほうも非常に財政的には厳しいということもいただいております。 これからの病院とかいろんなそういう支援の問題とかございますけれども、そこらのところ、今の柏原の財政のあり方、このものが節約とかそういうものだけで済ませるんかなというまだ心配はしておりますけれども、これ以上部長にお伺いしても、これはもう現実そういうことで、なかなか節約をする、そういうことしか答弁は返ってこないのかなという思いをいたします。 岡本市長も8年間非常に行財政改革に取り組んでこられましたが、総合判断としてはどのように考えておられるか。 ◎岡本泰明市長 中野議員のご質問に対してお答えを申し上げたいと。 私が8年前に前政権より引き継ぎました折には、当初予算286億か287億円だったと思います。私はすぐに、人口1人30万円、そして7万5,000人で220から230億の間で一般会計をおさめないかんということで、8年間改革に改革を重ねてやってまいりました。私も今年度の骨格予算の集計を見まして、もうびっくり仰天、腰を抜かしました。と申しますのは、骨格予算で230億円なんなんと、そういうことはもうこれは考えられないと、何でやということをもう一度精査するように財政方に言いました。 ところが、皆さんご承知のように、いわゆる継続事業というのがあるわけです。例えば先ほどお話出ておりましたように、学校給食、やりかけたら3年ぐらいかけて完成するまでお金を使わないかんと。また、石川にあります松井井堰、あれももう要するに喫緊の工事でございまして、それとか、そのほかにいわゆる公共下水道や、そしてまた特に介護保険、そういったものがどんどん支出がふえてくると。そういったことをカバーしていかないといけないと、それが非常に苦しいピッチングでございます。 それをもう切り詰め切り詰めて230億なんなんとする骨格予算、これはもうどう考えたらいいんやろうと。もっとも、財務部長から申し上げましたように、これは予算でございますので、ずっと8年間の予算を眺めておりましたら、いわゆる予算はあらかじめの「予算」と違うと、余らす「余算」やということで、そういう執行に当たりまして担当課で非常に厳しく対応して、そして余らす余算に持っていって、230億をもっともっと低いところで執行できたらいいなと、そのように最後の申し送りと申しますか、財務部長にそういうことでやってくれと、各部長にも。 要するに、私の就任したときは恐らく二百八十六、七億やと思うんです。それを220億まで一遍に1年間でばさっと切りました。市民の方からも大変なお叱りを頂戴いたしましたが、そうせねば柏原市の財政がもたんのやという説明を申し上げ、ご理解いただきました。それが今年度になりまして、来年度の予算を組みまして腰抜かすと。先ほど申しましたように、こういう状況になっておるということは非常に危惧いたしております。 このことは、もう後任者に申し送りをして、しっかりといわゆる財政運用をしてほしいと。ここでぼちぼちまた予算がふえていくようでしたら柏原市の累積赤字というものがまた、せっかく今、財政指標が改善して、病院を除いてほかの3つが黒字になったというような状態まで持ってきましたが、またもとどおりにならないように後任者にしっかりと申し伝えたいと思いますので、どうぞよろしくご理解いただきたいと思います。 ◆18番(中野広也議員) 全くそのとおりでございます。人口が減ってきておりますのに予算がなかなか減らないと、まして、まだこれがいろんな要件の中でふえていくという状況でございます。これは、構造的な問題も今、各地方自治体を取り巻く状況から言いますと非常にそういう矛盾の中で皆さん運営されているのかなと。うちの柏原市だけの問題ではない、大阪府下どこへ行ってもそういう問題を抱えながらされているんかなという思いをいたします。 しかし、それだけでああそうですかというものでもないと思います。やっぱり創意工夫をしながら、財政の運営については知恵を絞って、いい方向に持っていかなければならないと思いますので、担当におかれましてはできるだけそういうことを頭に置いて対応していただきたいと申し上げておきます。 それでは、整理番号5番、柏原病院の予算編成においての改革プランとの整合性についてでございます。 先ほど局長のほうからご答弁をいただいたわけでございますが、病院のほうから事業収益の推移ということで資料をいただきました。そういう中で、平成15年度から24年度までの見込みをいただいておりまして、ずっと見てまいりました。 岡本市長になる前は、平成15年度のときにはもう赤字は出ておりましたが、まだ病院のほうで資金を10億ぐらい持っておったという状況でございまして、平成16年度に大きな、赤字といいますか、このときは建物が完成して、いろんな運営の中で急遽プレハブとか事務所をつくったりいろんな建物をしながら、そういうものを建物の完成時に合わせて資産償却をやったということで、6億か7億のそういうものを償却してしまったということで、そのときに15億ほどの赤が出たということで、初めて病院のほうで資金不足が5億6,000万円、起こってきたという状況でございます。 そして、岡本市長が平成17年から就任されて、この病院、ずっと来ておるわけでございますが、非常に運営も厳しく見ておりまして、17年度は7億からの赤、18年度は14億というような赤が出ておりました。そういう中で19年度から5億ぐらいに減ってきたわけでございますが、そういうことで、もちろんそういう問題を抱えて累積の資金不足は19年度には23億というような大きな数字が出てまいりまして、それで大阪府の指導や国の指導もございまして、柏原市が23億の特例債の償還という措置をとりまして肩がわりをしてきたという状況になりました。その間、19年度から特別繰り入れ等をやっぱりしていただいて、これも20億から、ことしの3億5,000万を入れますと21億ほどの繰り入れが起こっております。 そういう中で、ずっとこの数字を見ておりますと、去年から一応明かりがともってきたんかなというふうな数字になってきております。単年度に繰り入れはしておりますけれども、繰り入れをした中で単年度の黒を出すという状況がこの3年続いております。そういう中で繰り上げのほうも、病院の現場のほう等お聞きしますと一月の売り上げを3億にしたいと、それをできると柏原病院としては単年度黒に持っていけるという、そういうようなお話も聞いておりまして、去年のを振り返りますと、24年度は2カ月、2回その3億を超えたという状況でございます。 そういうことで、私もずっと病院のことを心配しておりましたが、この数字を見まして、病院の全体の経営そのものがもちろん事務局も、そして先生方、看護師の皆さん方が一丸となってこれ取り組んでいただいておりますので、明かりが見えてきたんかなという思いをしております。あともう少しで病院の運営についてもそんなに柏原市の荷物にならんようになるんじゃなかろうかなという思いをしております。 その期待をしておるわけでございますが、そういう状況について、ことしの当初予算を組むに至りまして、刈谷管理者も病院に管理者として就任されて1年を経過いたしました。そういう中で、ことしの当初予算の編成についてとこれからの見通しについて、刈谷管理者のご意見をお伺いしたいと思います。 ◎刈谷雄二病院事業管理者 いろいろご指摘をいただきましてありがとうございます。 1年を経過し、振り返って将来の25年度の予算編成に当たって、また将来に向けての展望というご質問でございますが、私が昨年4月の中旬に就任させていただきまして思いましたのは、やはり改革に向けての職員の意識を高めると。改革の方向に全職員の意識を高める、そしてそのベクトルをそっち側へ持っていける目標を定めることが大切ではないかなと、そういうふうに感じまして、平成24年度におきましては、病院の、議員おっしゃいましたように優秀なスタッフ、そろっておりますので、その全員のスタッフが非常に頑張っていただきまして、まず6月には、経営の安定化を図るために柏原病院の今後の方向性ということについて議論を重ね、その成果をもって「柏原病院八策」という計画を立てたところでございます。 そして、それを具体的な今度は行動に移す計画とするために、10月には、これ単年度計画になるんですが、平成25年度に向かっての市立柏原病院の取り組みという、こういう計画を策定したところでございます。そして現在は、先ほど申しましたように、平成27年度に頑張って累積赤字をなくすということを目標に、市立柏原病院の「新改革プラン」、これはもう現在、最終段階の取りまとめ中でございます。 これらの計画につきましては、それぞれ計画倒れにならないように、できる限りボトムアップ方式というんですか、下のほうの意見を吸い上げるような形で策定し、そこの目的は、やはり職員の参加意識を高めまして、でき上がった計画につきましてはその周知に努めると、そういう形で進めております。結果、一定なかなか表面上は難しいかもしれませんが、職員の意識改革につながってきているのではないかなというふうに考えております。 そこで、その結果といたしましては、先ほど議員がおっしゃっていただきました、また局長も申し述べましたが、一定の数字というのが出ておりますが、これは、まだまだ一般会計から多大の補填をいただいておりますので非常に心苦しいと思っております。ただ、現在の状況といたしましては、先ほど議員がおっしゃられましたように、何となくよい方向性、改革の兆しが見えてきているのかなというのが現在の病院全体としての正直な感想でもございます。 ただ、来年度、また今後の将来に向けての取り組みといたしましては、やはり何となくでは私はいけないと思いますので、確固たる改革への道筋がしっかりと見えるような、そういう姿まで持っていかなくてはならないのかなと考えております。 そのためには、やはりこれからは具体的な行動でございますので、先ほどこれも局長が答弁いたしましたが、まず25年度につきましては、一つとしてはずっとやめております救急告示を申請したいと。そして2番目として、これは柏原病院のある意味、売りになるのかなと思いますが、消化器病センター、これを設置していきたい。一つの売りという形です。それから3つ目としては、病床の稼働率を上げるために慢性期やターミナル患者も少し受け入れていくと。そして4つ目には、今、生活習慣病の最大の課題でありますがん診療の拠点病院の申請、この4つをやっていきたいなと。これをしっかり、まず25年度においてなし遂げていくことが大切かなと思います。 そして、やはり何よりもそのベースといいますか基本的なことといたしまして、病院の職員が日々の仕事をしていくに当たりまして全ての職員が病院の改革に自分自身が参加しているんだと、そういうところまで意識が高まればなと、これは私が期待しているところでもございます。その意識でもって新しい27年度目標の新改革プランに沿って目標に挑戦していく姿勢を職員が皆持っていただければ、数字はおのずからある程度ついてくるのではないかなというふうにも考えております。 そうなりますと、やはり私たちが最終的に目指しております、市民から信頼され、応援もしていただく、そして頼りにされ必要とされる病院というのができ上がるといいますか、なることが可能かなというふうに考えております。 頑張りたいと思いますので、ひとつよろしくご理解のほどお願いいたします。 以上でございます。 ◆18番(中野広也議員) 管理者から答弁を初めていただいたわけでございますけれども、大きな目標に向かって一生懸命、病院一丸となって取り組んでまいるということでございます。非常に今、管理者のほうからご答弁いただいたそういう目標を進めていくという中において、やはりお医者さんの補充等いろんな問題が出てくるかなという思いをいたします。 柏原病院をご利用いただいている皆さん方は市民の中でも非常にその評価を高うしていただいておるわけでございますが、やはり柏原市民の皆さんが柏原病院を自分たちの病院だという意識を持っていただいて、まず体の調子が悪かったら柏原病院へ行って診てもらうというようなそういう感覚を持っていただくという、そのために市を挙げて市民の皆さんにそれをPR、アピールしていくという形にせないかんのかなと。今、柏原病院の経営については非常にしんどいというのは、やっぱり売り上げを上げることがまず第一だと思いますし、先ほど申し上げましたように、月3億の売り上げをしたいという現場の事務局のそういう思いもございます。 それを達成するには、やはり柏原市民の皆さん方が自分の体の調子の悪いときはまず柏原病院に行っていただくという、そういう形ができてきたら、この柏原病院もそういう経営の心配をしなくても十分対応できるようになっていくんかなという思いをいたします。 今、刈谷管理者のほうから平成27年度に向けて企業会計として独立できるような形にしていきたいという熱い思いも聞かせていただきましたので、ひとつそういう方向で目標達成できるように努力をしていただきますようお願いしておきます。 それでは、次にまいります。 整理番号6番、大阪広域水道の件でございますが、先ほど部長のほうから答弁をいただいたわけでございますが、企業団の設立に向かっては日々最近、新聞等でいろんな形で報道をされております。けさの新聞も見ておりましたら、これは、まず前に進む第一歩として、大阪市議会のほうで企業団に向いて資産を提供するということの、この議会で議決をもらわなければ前に進まないという問題がございます。そういうことで、これが6月の大阪市議会のほうで提案されて、どういう結果になるかわかりませんけれども、それが第一の関門といいますか、その問題をクリアせんことには前に進んでいかないということだと思いますけれども、そういうことですね、水道管理者。 ◎松本健太水道事業管理者 自席からご答弁申し上げます。 企業団と大阪市の統合につきましては、昨年の第1回の定例会でもご答弁申し上げましたが、昨年の1月31日の首長会議で企業団と大阪市と統合の検討を始めるということが承認されまして、2月1日から今日まで1年間、統合のための検討、審議、いろいろやっていただきました。企業団と大阪市が統合するための審議項目、これの中間報告が昨年の8月25日だったと思うんですけれども、首長会議で報告されることになっておりましたが、その段で大阪市のほうから、府域一水道、これを実現するについては他の大阪市以外の42の市町村、これについても企業団へ統合するという何らかの方針の確認が欲しいということで提案がございまして、中間報告を一つ横に置きまして、とりあえず企業団と42市町村、これの統合するという確認方針を検討いたしまして、その件につきましては、本年の1月25日に首長会議が行われまして、その中で基本的な4項目、今、議員がおっしゃいました資本であるとか外郭団体であるとか、それから土地の利活用、さらには技能職員の問題、この辺の4項目について42市町村と企業団が承認をしたということでございます。 それから、それが先行項目になりまして、あとの継続項目といたしまして、会計について、さらに施設整備の水準について、経営状況について、この段については統合する際に各市と企業団が継続して話をしていこうということになっております。 そして、大阪市と企業団の話につきましては、10項目の中間報告が本年の2月24日、先日の日曜日でございますが、話し合い、検討首長会議が行われまして、そのうちの4項目について企業団と大阪市が公表したというのが今現在までの状況でございます。 今後検討を進めまして、早ければ6月議会で各42の市町村が大阪市を受け入れることについて議決をいただくという段になっております。ということは、大阪市が企業団に入るという、先ほど議員おっしゃいました大阪市の議決というのは早ければそれまでに大阪市の議会で議決されるということになっております。 ただ、検討協議といいますのが我々では推測のできないところでございまして、企業団と大阪市、また企業団と各42の市町村、それぞれが話し合いをしてどこまで歩み寄ってオーケーを出すのか、承認をするのかというところが今のところ問題でございますので、新聞紙上では6月ということも言われておりますし、我々の今後の予定では6月ということも言われておりますが、それがいつになるかというのは私どもではちょっと推測できないところというのが現状でございます。 以上です。 ◆18番(中野広也議員) よくわかりました。 それはそれとして、柏原の今現在の水道局の運営につきましては、柏原というのは自己水が55で府営水が45というバランスの中で今、柏原の水道局が成り立っているわけでございますが、経営のほうも赤字にはならずにぼちぼちやっているという状況でございます。そういう中で、まだ老朽管、あの阪神・淡路大震災、平成17年に起こりまして老朽管の問題が指摘されまして、それを管のジョイントというんか継ぎ目を非常に新しい形のものにしなければ管がもたないというような状況も起こりまして、それの更新も取り組んでいただいておるとは思いますが、まだ柏原の水道局では、担当のほうと話を聞いておりますと、まだまだ老朽管の整備等については20%もいかないというような状況でございます。 これを完成させるには非常に膨大な費用もかかりますし、柏原というのは、水道タンクといいますか貯水池といいますか、それも地形上、かなり6つか7つかそういう場所を持っております。それの維持管理もございます。そういう中で、今、柏原の水道局としては、水道局の耐震化とか、そして自己水の水質の維持管理とかいうところに大きな費用をかけて改修等もやってまいりました。 そういうことで、府下では水道料金というのは非常に低いところに位置しておる、大阪府下で二十五、六番ぐらいの料金になっておるかなという思いをいたしておりますが、この企業団との一水道といいますか、広域のそれを一つにすることにおいて、柏原市としては将来を見て今そこに入ることがプラスになるんかマイナスになるんか、そういうようなことはもちろん水道局のほうでも検討はされておると思いますが、それについてどのような見解であるのか、お伺いしたいと思います。 ◎松本健太水道事業管理者 先ほど部長のほうからご説明を申し上げたところですが、水の需要というのは近年、大変減っておりまして、基幹の収益であります水道料金、これが平成18年度から減少しております。これは、幾ら毎年黒字を重ねているといえども楽観できないと、このように思っております。 一方で、安全・安心、そしておいしい水を供給するために、議員から言われました老朽管の更新、さらには施設の改修、維持、そしてまた危機管理面からいいますと耐震化というような多くの財源が必要になる事業、これも大変重要な事業でございます。そのために、本市では平成20年に水道ビジョンという計画を策定しました。それに沿って施設の改修を行っております。 府域一水道におきましては、企業団の構成市であります42の市町村が平成23年4月から企業団を運営しておりますが、その運営の際に、既に府域一水道、これについては最終的な目標であるという設立趣旨が書かれておりまして、年限等については期限はございません。そういうことで、統合することによりまして施設整備、施設の見直し、これでコストの削減が図れるとか、それから間接部門の集約化による組織のスリム化、これである程度人件費は削減できるとか、そして企業団が持っております技術力を各市町村に共有化できますので、技術力の向上とか維持、さらに末端給水に対します技術の支援、このような大きなメリットはあると私自身は考えております。ひいては市民サービスの向上、これにつながるのではないかなと思っておるところでございます。 大阪府下の各市町村におきましては、水道事業の現状は千差万別でございまして、いわゆる料金が違う、自己水、企業団水、保有している量が違うということで、本市におきましても今すぐに企業団に統合してというような考えはしておりません。将来的には、企業団と統合するということを考えなければいけない時期というのは必ず来ると思います。それまでは、限られた財源、そして人材、これを最大限活用いたしまして経費の削減に努めまして健全経営をしたいと、このように思っておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 ◆18番(中野広也議員) 大体わかりました。水道局として、市民に供給する水道料金等も勘案しながら安定供給をお願い申し上げたいと。それと、企業団との対応についても市のプラスになるような方向で考えていっていただきたいと、そのように思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 それでは、整理番号7番、病院の3億5,000万の繰り入れの件でございます。 先ほど局長のほうから答弁をいただいたわけでございますが、3億5,000万を入れることにおいて、柏原市全体の連結決算の問題もございます。そして、この3億5,000万が病院の運営に大きく寄与するという効果があるということを説明いただきました。 特別繰り入れという形で19年度からこれずっと続いておるわけでございますけれども、先ほど刈谷管理者のほうからも、27年度に向かって柏原病院の企業会計、健全なものにしていきたいという大きな思いもございますし、今回3億5,000万の繰り入れによって、この病院が今、現場のほうでもいろいろの職員の皆さんとお話をするわけでございますけれども、今、非常に病院のほうも全体が一丸となって一つの目標に向かって動いているんかなという、そういうことも感じますし、私はそのように今、病院のほうも非常に意識が一つになってきているんかなという思いをいたします。 これだけの立派な病院を、柏原市民の公立病院としての大きな使命を果たして、そして柏原市民の信用、信頼につながるような病院にしていただきたいという思いでいっぱいでございますので、病院のほうでは今後大変厳しい条件の中で運営されるわけでございますが、どうぞ皆さん方一丸となってこの病院を信頼される病院につくり上げていただきたいという思いでございます。それをお願い申し上げて私の質問を終わりたいと思います。 どうもありがとうございました。 ○乾一議長 以上で自由民主党政新会代表者の質疑を終わります。 ここで暫時休憩いたします。 △休憩 午前11時24分 △再開 午後0時59分 ○乾一議長 これより本会議を再開いたします。 午前中に引き続き、議案に対する代表質疑を行います。 柏原維新の会を代表して、寺田悦久議員、登壇願います。     〔16番 寺田悦久議員 登壇〕(拍手) ◆16番(寺田悦久議員) 皆さんこんにちは。16番議員の寺田悦久でございます。 柏原維新の会を代表して、平成25年度の当初予算及び議案に対し質疑をいたします。 登壇の機会を賜りました当会派の議員並びに他の議員の皆様に、心から厚く御礼を申し上げます。 早速でございますが、整理番号順に従いまして質問をさせていただきます。 整理番号8番、議案第1号 平成25年度の一般会計当初予算編成にあたり、方針と見通しについてお聞きをいたします。 整理番号9番、同じく一般会計予算、歳出、款2総務費 項1総務管理費 目1一般管理費、職員研修256万4,000円の研修内容についてお聞きをいたします。 整理番号10番、款2総務費 項1総務管理費 目5企画費、企画調査事業についてお伺いいたします。 1として、国土交通省の亀の瀬の地すべり対策用地の草刈業務を企画費の企画調査事業で措置しているのはなぜなのか。 その2、草刈業務委託内容についてお伺いをいたします。 整理番号11番、款2総務費 項2徴税費目1徴税費、評価替えに伴う不動産鑑定業務委託料について、選任方法についてお伺いいたします。 整理番号12、款7土木費 項2道路橋りょう費目3道路新設改良費、片山8号線歩道設置工事について、経緯と内容についてお伺いいたします。 整理番号13、款7土木費 項3都市計画費 目3公園緑化費、今回骨格予算と受けとめておりますが、公園緑化費の中に措置されている公園緑地課事務費の嘱託職員報酬5人の主な作業内容について伺います。 整理番号14番、竜田古道の里山公園維持管理の内容についてお伺いをいたします。 続きまして、整理番号15番、歴史の丘展望台公園維持管理の内容についてお聞きをいたします。 整理番号16番、款9教育費 項3中学校費 目1学校管理費、中学校の給食実現は、藤柏給食組合でも根強い要望の意見が今までからございました。平成26年4月から実施をしていただけるようになりました。給食導入に伴う中学校施設整備事業についてお聞きをいたしておりましたが、午前中、他会派の答弁で理解をいたしましたので答弁不要でございます。 給食については、また工事も夏休みの間にかかるということも答弁中お聞きをいたしました。夏休みの期間に工程どおり終わられることをよろしくお願いいたします。 続きまして、整理番号17番、項4幼稚園費 目1幼稚園費、私立幼稚園就園補助事業の方向性とあり方についてお聞きをいたします。 整理番号18番、項5社会教育費 目7文化会館費、文化会館施設整備事業4,876万1,000円の事業内容についてお聞きをいたします。 整理番号19番、款12諸支出金 項1貸付金 目1開発公社貸付金7億4,370万1,000円の内容についてお聞きをいたします。 整理番号20番、議案第1号 平成25年度一般会計予算、質疑要旨は、給与明細書、ウ、等級別職員数について、特1、特2等級の増加傾向にあるその理由についてお伺いをいたします。 整理番号21番、歳入でございまして、款15財産収入 項1財産運用収入 目1財産貸付収入、サンヒル柏原の貸付収入でありますが、安定した歳入であるのか、また、これから大規模改修及び改修等で柏原市が持ち出しの負担をしなければならないのか、今年度の見通しについてお伺いをいたします。 整理番号22番、議案第2号 平成25年度柏原市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算についてお伺いをいたします。 柏原市民の約30%の方が加入しておられる国民健康保険におきましては、平成20年度から創設されました後期高齢者医療制度を初め、平成12年度から開始された介護保険制度も13年が経過をいたし、医療制度や介護のあり方が問われているかと思っております。それらの状況を踏まえて、柏原市における国民健康保険事業の今年度の見通しについてお伺いをいたします。 整理番号23、議案第8号 平成25年度柏原市水道事業会計予算、水道事業の今年度の見通しについてお伺いをいたします。 整理番号24番、議案第20号 平成24年度柏原市市立柏原病院事業会計補正予算(第2号)、3億5,000万円の繰り入れについてお聞きをいたしたいというふうに思います。 以上でございまして、第1回目の質問を終わらせていただきます。答弁者におかれましては、質問の趣旨をご理解していただきまして、わかりやすいご答弁をいただきますことをお願いいたします。ありがとうございます。 ○乾一議長 柏原維新の会代表者の質疑に対し、答弁を求めます。     〔渡辺耕次 財務部長 登壇〕 ◎渡辺耕次財務部長 柏原維新の会ご代表、寺田悦久議員のご質疑のうち、私からは整理番号8、整理番号11及び整理番号19について答弁申し上げます。 まず、整理番号8でございます。 質疑事項は議案第1号 平成25年度柏原市一般会計予算、質疑要旨は、平成25年度当初予算編成に当たり、その方針と見通しについてでございます。 平成25年度一般会計当初予算につきましては、骨格予算とし、義務的経費を中心とした必要最低限の予算とする編成方針のもとに予算編成に臨みました。しかし、骨格予算ではございますが、継続事業であります小・中学校の校舎耐震化事業、中学校給食実施に伴う施設整備事業や災害復旧事業などの投資的経費が22.2%と大幅に増となっております。 また、特別会計などへの繰出金の増、臨時財政対策債などの償還増に伴う公債費の増、その他、一部事務組合の負担金の増や各公共施設の清掃管理などに係る委託料が3年に1回の入札実施年に当たるための予算額の増など、義務的経費とも言えますような経費の増により、前年度より4億1,600万円の増となった次第でございます。 このような歳出予算に対しまして、歳入予算につきましては、政権交代により国の地方財政対策がおくれ、歳入の積算が非常に難しい状況の中での編成作業となりましたが、根幹となります市税が1億9,000万円の減という厳しい見込みの中、譲与税や各種交付金も増加が見込めず、使用料を初め国庫支出金や府支出金、市債などの特定財源を可能な限り充当することに努めました。また、地方交付税につきましては、国の地方財政対策で国家公務員の人件費と同様、地方公務員の人件費も削減することを前提に総額が削減されておりますが、本市では24年度の実績を考慮して普通交付税を2億円増としました。 このように可能な限り歳入を予算化いたしましたが、なお財源が不足しているため、最終的に財政調整基金から2億円の繰り入れと、その他雑入をもって歳入総額を確保いたしました。この財源不足額につきましては、執行段階において経費節減や入札に伴う予算残額の確保などさらなる財源の確保に努め、決算時には財政調整基金をできる限り残せるように努めてまいります。 また、今後も、扶助費や少子高齢化に向けた子育て支援や医療・介護保険などの社会保障経費の増加や公共施設の耐震化や老朽化に対する支出が見込まれる一方で、市税などの収入の増がなかなか見込めない状況でございます。加えて病院事業会計への繰出金も大きな課題の一つとなってまいります。そのような中でも連結実質収支の黒字は維持していかなければならず、先の読めない厳しい状況が続くと見込んでおります。 いずれにいたしましても、今後ますます多様化する市民ニーズに応え、持続可能で自立的な行財政運営を行うため、引き続き行財政改革に取り組み歳入の確保を図るとともに、さらなる経費の節減や事業の見直しに努めてまいります。何とぞご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 続きまして、整理番号11でございます。 質疑事項は議案第1号 平成25年度柏原市一般会計予算、質疑要旨は、歳出、款2総務費 項2徴税費 目1徴税費、評価替えに伴う不動産鑑定業務委託料についてでございます。 この業務は、土地に係る固定資産税及び都市計画税の評価額の算定の基礎となる標準宅地の適正な価格を求めるために、市内259カ所の標準宅地の鑑定評価業務の委託を行うものでございます。当該業務は、地方税法第388条第1項の規定による固定資産評価基準により、評価替えの1年前の1月1日、今回で申しますと平成26年1月1日現在の標準宅地の価格を鑑定評価するものであり、3年ごとの業務となっております。業務期間は本年10月から来年の3月末までを予定しており、委託先は、大阪府が行う地価調査の業務を請け負い大阪府内を初め柏原の近隣自治体の地価状況を熟知している社団法人大阪府不動産鑑定士協会への委託を予定しております。 なお、当該業務につきましては、大阪府から示された鑑定評価体制に基づき大阪府下全市町村が同協会への委託を予定していると聞いておりますので、よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 続きまして、整理番号19でございます。 質疑事項は議案第1号 平成25年度柏原市一般会計予算、質疑要旨は、歳出、款12諸支出金 項1貸付金 目1開発公社貸付金7億4,370万1,000円の内容についてでございます。 土地開発公社に対する貸付金は前年度と比べ2,229万1,000円減の7億4,370万1,000円となっておりますが、減額の理由は主に田辺旭ヶ丘線用地取得の進捗によるものでございます。平成25年度の予算額の内訳を申し上げますと、まず国分市場第2雨水ポンプ場用地と田辺旭ヶ丘線用地の取得に対する貸付金といたしまして約3億4,500万円、教育施設用地や今町公共用地などの既に取得済み用地などに対する貸付金といたしまして約3億9,900万円でございます。 よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。私からは以上です。     〔塩野臣成 総務部長 登壇〕 ◎塩野臣成総務部長 続きまして、私からは整理番号9及び20につきましてご答弁申し上げます。 まず、整理番号9でございます。 質疑事項は議案第1号 平成25年度柏原市一般会計予算、質疑要旨は、歳出、款2総務費 項1総務管理費 目1一般管理費、職員研修の内容についてでございます。 平成19年3月に策定いたしました柏原市人材育成基本方針の中で、「わたしたちが変わればまちが変わる」を行動改革と捉え、職員みずからが意識や行動を変える必要があることを認識させてまいりました。職員みずからが成長するために、さまざまな職員研修の実施とその内容の充実を図ってきております。 人事課研修といたしましては、一般研修と特別研修に分けて実施をしており、新規採用の職員、中堅職員及び管理職職員などを対象とする職階別の研修や自己啓発のための研修などを一般研修として実施しております。また、特別研修といたしましては、接遇や職務の専門性を高めるための実務研修、人権問題研修、情報セキュリティー研修等の社会人として必要な教養を身につけるための教養研修を実施しております。 なお、研修講師育成のための指導者養成研修を取り入れ、職員みずからが講師となり、研修を実施する取り組みも行ってきております。 研修の実施に当たりましては、毎年研修計画を作成し、その計画に基づいて研修を行っております。ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 続きまして、整理番号20でございます。 質疑要旨は、給与費明細書、ウ、等級別職員数で特1、特2等級の職員数が増加傾向にあり、その理由についてお尋ねでございます。 平成17年3月に岡本市長が就任されてから、これまで5回、部局の統廃合が行われております。これは、市の機構をより効率的なものとし、かつ時代に即した市民ニーズに応えるため、部や課の再編成、担当事務の再構築などで市の組織の活性化を図り、市民サービスを充実させることを目的としております。 機構改革により部が新設された場合には、特1等級、特2等級が新たに任命されることになります。また、逆に廃止、統合された場合には、廃止、統合を理由に職員を降格させることはできないため適材適所を考慮した人事異動をいたしますので、仕事量に対して人員が余るということはございません。 また、部局によっては職種が考慮される場合もございます。例えば学校教育部の部長職のところに土木技術職の職員を配属させるようなことは基本的にはできないため、単純に空席のところを埋めるということもできません。このため、新たにその部署に最適の職員の昇格ということも生じてまいります。そこに職員の退職ということも生じてまいりますので、これらの要素が絡まって結果的に年度ごとの各段階の人数があらわれてまいります。したがいまして、行財政改革が即座に特1等級、特2等級の職員数に連動するということにはつながらないと考えております。 なお、平成17年度の当初予算と平成25年度の当初予算を比べますと、一般会計で職員数は45名の減、給料は3億2,642万1,000円の減となっておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔北村達夫 政策推進部長 登壇〕 ◎北村達夫政策推進部長 続きまして、私からは整理番号10、21の2件についてご答弁申し上げます。 まず最初に、整理番号10でございます。 質疑事項は議案第1号 平成25年度柏原市一般会計予算、歳出、款2総務費 項1総務管理費 目5企画費、企画調査事業の内容についてでございます。 その中で、その1といたしましてなぜ亀の瀬地区草刈業務を企画費の企画調査事業で措置しているのかということと、その2といたしまして草刈業務委託内容についてでございます。 ご質疑の亀の瀬地すべり地では、50年間にわたる国の対策工事が最終段階に入ってきております。平成26年度には全ての工事が完了し、その後、地すべり対策関連施設等については大阪府に移管される予定であります。 工事完了後の上面利用につきましては、国の財政状況等により当初の内容が大きく変更されました。以前にも申し上げましたように、野菜の直売所や多目的野外ステージ、さらには来場者の車を収容できる駐車場等の整備がなくなり、現在計画されているのが、地すべりを観測するための集中管理施設とそれに伴う必要最小限の駐車場の整備のみとなっております。そのようなことから、市の上面利用計画もそれに伴い緑の再生、森の再生へと大きく方向を変更し、自然あふれる市民の憩いの場としており、竜田古道を散策される来訪者の方々の休憩場所としての利用等を想定しております。 このような整備方針に基づき、大和川河川事務所と協議の上、本格的な上面利用の時期に先行して、試験的に市民や企業、NPO法人などとの協働、さらには大阪府中部農と緑の総合事務所の協力も得、桜や梅、クヌギやコナラ、エノキなどの樹木約1,000本の植樹を行い、また、将来的にさまざまな活用が図れるようレモンの苗木約2,200本を市民の皆様と協働で植樹してきたところでございます。 さて、ご質疑いただいております内容その1のなぜ亀の瀬地区草刈業務を企画費の企画調査事業で措置しているのかということと、その2といたしまして草刈業務委託内容についての2点でございます。 まず、1点目の亀の瀬地すべり跡地の利用については、現状はただいまご説明いたしましたとおり森の再生、緑の再生に向けて試験的に先行して植樹等を行っている状況であり、事業の位置づけが明確になるまでは所管を定めることができないため、暫定的に企画費の企画調査事業で措置することといたしております。 次に、2点目の亀の瀬地区草刈業務委託料の内容でございますが、これらの植樹区域の草刈りなどの維持管理につきましては、平成24年度におきましてはできるだけ支出を伴わないよう努めるべく市民ボランティアを募り実施いたしましたが、参加者が少ないことや面積的、地形的に作業が困難であったことから十分な草刈りを行うことができませんでした。したがいまして、平成25年度におきましては、現在の植樹区域の約7ヘクタールのうち草刈りを必要とするエリアについてシルバー人材センターへ委託を想定しており、年6回、計480万円を予算計上させていただいたものでございます。 なお、今後も引き続き、国・府・市の三者でよりよい上面利用の方法を検討するとともに、今後最も大きな問題となる維持管理費につきましても、市の負担が軽減できるよう協議してまいります。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 次に、整理番号21でございます。 質疑要旨は、歳入の款15財産収入 項1財産運用収入 目1財産貸付収入、サンヒル柏原の今後の見通しについてお伺いでございます。 サンヒル柏原の経営につきましては、既にご報告申し上げましたように、平成23年度決算におきましては残念ながら赤字の決算となっております。これは、平成22年度に特別利益として計上しておりました国民年金福祉協会からの受贈益がなくなったこと、また、東日本大震災の影響による宴会等への自粛ムードや、プールにおきましては営業時の台風の接近を初め、土曜、日曜、盆の集客を見込める時期に天候が不順であったことにより来客数が減少したこと、さらにはサンヒル柏原の施設の修繕費の費用負担が本市との間で明確になっていなかったことなどによるものでございます。 柏原市健康推進財団では、早期の黒字化を図るべく、現在、新たなパック商品の提供やキャンペーンにより積極的に集客の向上に努めているところでございますが、本市といたしましても、赤字の一つの要因となっております施設の修繕費用の負担について、貸主である柏原市の責任となる施設の修繕については平成25年度からおおむね50万円を超えるものを本市の負担とする修繕費負担の明確化を行い、経営改善の促進につなげたいと考えておりますので、ご理解をいただきますようお願い申し上げます。 なお、議員各位におかれましては、サンヒル柏原をご利用いただきご指導、ご鞭撻をいただきますよう、あわせてお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔栗野秋光 都市整備部長 登壇〕 ◎栗野秋光都市整備部長 続きまして、私からは整理番号12番、13番、14番及び15番の4件につきましてご答弁申し上げます。 まず、整理番号12番でございます。 質疑事項は議案第1号 平成25年度柏原市一般会計予算、質疑要旨は、款7土木費項2道路橋りょう費 目3道路新設改良費、片山8号線歩道設置工事についてでございます。 市道片山8号線につきましては、平成16年度に約40メートルの拡幅工事を実施し、残りの区間約70メートルについては平成17年度に施工する予定としておりました。しかし、平成16年度に開催した地元説明会において道路幅員についての地元合意が得られず、以後、事業が中断した状態となっておりましたが、平成22年度に地元区長及び住民の皆様から、歩行者待機場所もなく子どもの通学に支障となっているため早急に歩道を設置してほしいとの要望がありました。 当該区間の整備について、当初は水路の暗渠化や張り出し歩道等による拡幅を検討しておりましたが、当該道路敷及び水路敷は片山ポンプ場へ流入する雨水幹線が計画されているため、水路は現状を保ちながら、通学路の安全対策を最優先と考え、暫定整備として西側に幅員1.5メートルの歩道、東側に幅員3メートルの車道、合計4.5メートルの道路を整備するものでございます。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、整理番号13番でございます。 質疑要旨は、項3都市計画費 目3公園緑化費、公園緑地課事務費の嘱託職員報酬5人の主な作業内容についてでございます。 嘱託職員の業務の内容としまして、公園緑地課内において職員の事務の補助や土砂埋立て条例に係る監視カメラでの通行量調査及び記録、工事現場での監督補助や苦情・要望の処理などの業務に2名の嘱託職員が従事いたします。 また、現在柏原市が管理しております公園は、玉手山公園や高井田公園、竜田古道の里山公園など120カ所でございます。維持管理につきましては、公園緑地課直営で管理しているものや地域の皆様方のボランティアでお願いしているもの、シルバー人材センターや専門業者に委託しているものなど、それぞれの作業実態に合わせた管理を行っておりますが、さらなる機動性を確保し、公園をより良好な状態に保つため、3名の嘱託職員を配置することにより、120カ所ある公園などの草刈りや除草、また、市民生活に影響のある緊急を要する公共施設の草刈り等に対応してまいりたいと考えております。 今後とも、公園などの公共施設をより良好な状態に保つことにより、市民の皆様が安全・安心・快適に利用していただけるものと考えております。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、整理番号14番でございます。 質疑要旨は竜田古道の里山公園維持管理の内容についてでございます。 竜田古道の里山公園は、平成23年4月に都市公園として開設し、この4月で3年目を迎え、市民の皆様に親しんでいただいております。 現在は都市公園としての景観を保持すべく草刈りを中心とした維持管理作業を行っているところでございますが、市民ボランティアで植栽された桜や梅などが順調に成長し、開花時には多くの市民の方々に来園していただけるよう、剪定や施肥、園路などの整地を行い、四季折々の草花等を楽しんでいただいているところでございます。 そこで、平成25年度で予算をお願いしております維持管理の内容でございますが、公園事務所に嘱託職員1名を配置するとともに、維持管理に必要な水道代や電気代、機械の修繕料及び保険料、浄化槽の管理委託料、公園の維持補修用の原材料費等の予算をお願いしているものでございます。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、整理番号15番でございます。 質疑要旨は歴史の丘展望台公園維持管理の内容についてでございます。 歴史の丘展望台公園は、平成23年度より整備に着手し、平成25年4月開園を目指して現在も鋭意施工中でございます。 完成した後の維持管理につきましては、地域の皆様との協働作業により、四季折々の花を咲かせる草花の植栽や花壇の除草などを行い、一部斜面地の草刈り作業並びにサツキ、ツツジ等の低木や生け垣など樹木の剪定作業が必要となるため、職員や本市委託によるシルバー人材センターを利用した維持管理作業で対応することにより、地域に根差した公園を目指していくものでございます。 これからも、市民の皆様に安心して利用していただけるよう、公園をより良好な状態に保っていきたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔坂口郁夫 学校教育部長 登壇〕 ◎坂口郁夫学校教育部長 続きまして、私からは整理番号17についてご答弁申し上げます。 質疑事項は議案第1号 平成25年度柏原市一般会計予算、質疑要旨は、歳出、款9教育費 項4幼稚園費、目1幼稚園費、私立幼稚園就園補助事業の方向性とあり方についてでございます。 お尋ねの私立幼稚園就園奨励費補助金は、文部科学省が定める幼稚園就園奨励費補助金交付要綱の規定に基づき交付される国庫補助事業で、同交付要綱に定める額の範囲内において、所得に応じて園児の保護者に対して補助を行うものであります。 もう一つの私立幼稚園保護者補助金につきましては、市の要綱の定めにより独自に実施している補助事業であります。 これらの補助を通じて、多様化する保護者ニーズに対応した就園機会を確保し幼児教育の推進を図っているところであり、平成25年度予算につきましては前年度の実績をもとに計上しております。 また、公立幼稚園におきましても、昨年には遊戯室に空調設備の設置を行うなど保育環境の改善を図るとともに、預かり保育の拡充や給食モデルの実施を行い、適正配置である15名以上を確保するために努めているところでございます。 しかし、近年の少子化に伴う園児数の減少の進行により、本市の公立幼稚園6園のうち2園について、平成25年度入園予定の園児数が現在、適正規模の15名に満たない状況になっていることから、本年1月に柏原市幼児教育審議会を立ち上げ、これからの公立幼稚園運営について審議、検討を重ねているところであります。 今後につきましては、国の動向や審議会の答申を踏まえた上で、本市の幼児に対していかによりよい教育環境を整えることができるかを考え、補助事業を運用してまいりたいと考えております。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 ○乾一議長 岡本生涯学習部長。     〔岡本彰司 生涯学習部長 登壇〕 ◎岡本彰司生涯学習部長 続きまして、私からは整理番号18につきまして答弁申し上げます。 質疑事項は議案第1号 平成25年度柏原市一般会計予算について、質疑要旨は、款9教育費 項5社会教育費 目7文化会館費、文化会館施設整備事業4,876万1,000円の事業内容についてお尋ねであります。 文化会館施設整備事業の事業内容につきましては、まず大ホールの照明をコントロールするための主要設備であります大ホールの照明調光卓改修工事費として3,975万7,000円、大ホール照明調光盤内のニュートラルスイッチ改修工事費として777万9,000円、同じく大ホール照明調光盤内の冷却ファン改修工事費として122万5,000円の合計4,876万1,000円を予算計上いたしております。 これらの大ホールの照明設備につきましては、平成10年に市民文化会館の開設時に整備されたものであり、既に14年が経過し、設備は経年劣化により多数のふぐあいが発生しております。これらのふぐあいに対しまして、これまで部品交換で対応するなどできる限り経費節減を図るとともに、設備の保守には万全を期してまいりましたが、交換部品は既に製造が中止され、在庫がないものも多々あり、部品交換だけでは対応できない状況が来ておりますことから、これ以上ふぐあいが生じますと大ホールでの催しが開催できなくなるおそれが多分にあります。 このようなことから、今後も市民文化会館の機能の維持を図るとともに市民の皆様が安心して利用していただくためには、照明調光卓及び照明調光盤の改修工事が必要となりますことから予算計上させていただいたところでございます。よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 私からは以上でございます。     〔林 和彦 市民部長 登壇〕 ◎林和彦市民部長 続きまして、私からは整理番号22についてご答弁申し上げます。 質疑事項は議案第2号 平成25年度柏原市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算、質疑要旨は国民健康保険事業の今年度の見通しについてでございます。 平成25年度柏原市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)予算につきましては、歳入歳出とも前年度に比べ1億1,005万4,000円増の90億3,535万2,000円といたしております。 今年度は、歳出で、保険給付費につきましては、直近3年間の給付状況や被保険者の推移などを勘案し、前年度とほぼ同額の61億524万6,000円を見込みました。 しかしながら、後期高齢者医療制度への拠出金につきましては前年度に比べ4,925万6,000円増の10億8,583万4,000円、介護保険への拠出金につきましては前年度に比べ4,515万7,000円増の4億5,606万円、さらに1件当たり30万円を超える医療費を大阪府内の国保保険者で相互扶助するなどの共同事業拠出金につきましては前年度に比べ7,676万7,000円増の9億8,518万3,000円と、今年度もこれら3件で対前年度1億7,118万円の歳出増となり、国民健康保険事業の今年度の見通しにつきましては、より一層厳しい財政運営になるものと思われます。 このため、ジェネリック医薬品の推奨や柔道整復療養費の適正化など医療費支出の抑制を図るとともに、現年度分保険料の納期内納付の推進や滞納処分の強化など収納率の向上に今年度も積極的に取り組み、安定した財政運営の確保を目指します。 なお、この3年間の国保の財政状況といたしましては、平成21年度が1,293万円の単年度黒字、平成22年度が1億8,033万円の単年度黒字、平成23年度におきましても1億6,544万円の単年度黒字を計上することができました。平成25年度におきましても単年度収支の均衡と累積赤字の解消に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 私からは以上でございます。     〔奥田隆一 上下水道部長 登壇〕 ◎奥田隆一上下水道部長 続きまして、私からは整理番号23番についてご答弁申し上げます。 質疑事項は議案第8号 平成25年度柏原市水道事業会計予算、質疑要旨は今後の水道事業会計の収支の見通しについてでございます。 水道事業の主たる収入であります水道料金収入は、人口の減少や景気低迷による市内事業所の使用水量の減少、また節水意識の向上や節水機器の普及により平成18年度から年々減少を続けており、過去5年間の平均では年間約3,300万円減少し、平成24年度においても約3,600万円の減収を見込んでおります。 こうした状況から、民間活力を導入し浄水施設の管理や検針業務等のアウトソーシングを進めるとともに、企業団水より安価な自己水の利用拡大を進めることで受水費の抑制を図るなど営業費用の削減に取り組み、過去5年間の平均では年間約1,500万円の削減に取り組んでまいりました。 また、起債につきましても、可能な範囲で自己資金を積極的に活用することで借り入れを抑え、支払利息の縮小などを行いまして、8年連続の黒字を確保いたしております。 しかし、今後の見通しにつきましては、水道料金収入が引き続き減少するものと見込んでおり、一方で、平成24年度に玉手浄水場地下浄水池の耐震化工事が完成し減価償却費や起債の元利償還の増加が見込まれること、また、耐用年数の経過した水道管など水道施設の更新工事を進める必要があり、これまで以上に将来の収支見通しは厳しくなるものと考えております。 現時点での中期見通しといたしまして、平成23年度の経常利益は5,362万円でありましたが、平成28年度は約3,500万円になると試算いたしております。 以上のことから、引き続き、営業費用の抑制に努めるため、水質検査業務の広域化を平成25年度から実施するなど経費削減に向けた取り組みや、水道施設の更新事業のさらなる効率化に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔石井秀幸 市立柏原病院事務局長 登壇〕 ◎石井秀幸市立柏原病院事務局長 続きまして、私からは整理番号24についてご答弁申し上げます。 質疑事項は議案第20号 平成24年度柏原市市立柏原病院事業会計補正予算(第2号)、質疑要旨は、収益的収入、款1病院事業収益 項2医業外収益 目3他会計補助金3億5,000万円の繰り入れについてでございます。 午前中の他会派のご質問でもご答弁いたしましたように、平成24年度病院事業会計の決算見込みにおきましては、赤字繰り入れ前の経常収支ベースで対前年度より約1億5,500万円収支が改善される見込みでございます。このように一定の改善は見られますものの、依然として経常収支では約3億5,000万円のマイナスが見込まれますことから、経常収支の均衡を図るため、やむなく一般会計から3億5,000万円の繰り入れをお願いするものでございます。 また、資金面におきましても、繰り入れをいただきますと資金不足額を約1億4,300万円解消できることとなります。 本年度におきましては、市立柏原病院改革プランの見直しを行い、平成27年度末に不良債務の解消を目指す「市立柏原病院新改革プラン」を策定し、病院事業管理者のもと、目標達成年度であります平成27年度末に向けましてさらなる経営改善に取り組み、より一層の収支改善を図ってまいりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 ○乾一議長 以上で一通りの答弁は終わりました。 寺田悦久議員、再質疑ありませんか。 ◆16番(寺田悦久議員) ご答弁ありがとうございました。 それでは、私のほうから整理番号順に従いまして再質問をさせていただきます。 まず、整理番号の8番でございます。議案第1号の25年度の当初予算編成に当たり、いろいろと難しい、そういう現状を踏まえた上でどういう見通しになるのかお聞きをさせていただきました。 午前中、他会派の答弁もいただいたところで了解をいたしておるわけでございますけれども、現実に不足分、雑入あたりの確保を心配をするわけでございます。それに全力を尽くしていただきたいと財政担当の方にお願いいたすわけでございます。 いろいろとご苦労をいただいて平成25年度の骨格予算を構築していただいた。しかしながら幾らか不安なところもあるわけでございますが、そういったことも踏まえ、今後ともよろしくお願いを申し上げます。 担当の財務部長に1つだけ所見をお聞きいたしたいというふうに思います。この中にも臨時財政対策債というのがございますが、これについて少しお聞きをいたします。 税収が減少する中、地方の税源、この安定配分には臨時財政対策債に頼るところが大きい、こういうふうに思うわけでございます。この臨時財政対策債につきましては、平成13年から平成15年までの3カ年、臨時的措置として導入されたものであるというふうに思っております。今後についてはどのようになるのか、そういうことから見て心配をするわけでございます。 臨時財政対策債が地方交付税と同様に一般財源として扱われ、従来、地方交付税として前払いされていたものが後払いに変更したものと、こういうふうに言えるのかなというふうに思うわけでございます。後年度、地方交付税に理論的に全額算入されるとはいえ、地方債の扱いであることに変わりはないのかな、地方債の残高が累積をする原因にもなっているのかな、そういうふうにも思ったりするわけでございます。 地方公共団体の責任と判断で発行されるものでありますが、臨時財政対策債を発行しない場合は反対に経常収支比率が上昇、悪化する。地方税法では、起債は合理性を必要とし、例えば学校や道路などの社会基盤整備のように後年度の利用者との公平な利益の享受が必要であると、こういうことを基本としておるところでございますが、収入増の見込みのない現在において一般財源として起債を重ねることは先送りすることになるのかなと、そういうことを非常に心配するわけでございます。この臨時財政対策債について、財務部長の所見をお聞きいたしたいというふうに思います。 ◎渡辺耕次財務部長 臨時財政対策債ですけれども、今おっしゃられましたように平成13年から臨時的に措置されたものであります。ただ、年々ふえておるというのが現状でございます。これは、地方交付税が地方の財源不足額を補うのに不足していると、従来であれば、以前であれば国のほうが交付税特別会計で借入金を行って地方の財源不足額を確保していたということになっておったんですが、平成13年からは臨時財政対策債によって確保するというような措置が行われております。したがいまして、これはいわば広い意味の地方交付税に当たるものだと考えております。 起債であるから借金であるので発行しなければいいというのはおっしゃるとおりなんですけれども、本来、地方交付税は財源不足に対して入ってくるものでございますので、これの発行については、財源不足を補うためにはやむを得ないものと考えております。 今現在、臨時財政対策債、そうはいいますものの市の一般会計の起債総額の中で25年度予算どおりになりますと50%を超えるというような、ある意味ちょっと異常な事態になっておるのは事実でございます。しかしながらこれは、やはり財源不足を補うためには、後年度、交付税に全額算入されるということもありますけれども、地方交付税にかわるものとして発行することについてはやむを得ないものと考えております。 以上です。 ◆16番(寺田悦久議員) ありがとうございます。 財源不足を埋めるための仕組み、現状でいくとやむを得ないということでございました。しかるにして、その中で公債費比率がどんどんと上がっておる、これも心配される要因の一つであるとお聞きをいたしました。国も財源的に行き詰まりがあるのかな、そして地方もそういう意味では非常に困難をきわめておるのかなというふうに思うわけでございますが、関係各位におきましては25年度においてもよろしくお願いをいたしたいというふうに思います。 次の項に移ります。 次は、整理番号9番でございます。 職員研修につきましてお聞きをさせていただきました。256万4,000円今回も計上をしていただいておるわけでございますが、職員研修をきっちりとやっていただいて、職員の皆さん方にいろいろと勉強する機会をつくっていただきたいなというふうに思っております。 職員の皆さんの勉強する機会というのは非常に重要であるのかなと。職員の皆さんの業務、市役所業務自体を民間に云々というふうな話も聞く中でございますけれども、期待されるのは、職員の皆さんの知識、そしていろんな教養、そういうことも非常に重要であるのかなと。そういうふうに思いますと、いろいろな研修の機会に参加をしていただきたいもの、そしていろんな形で市民の公僕となってお勤めをしていただきたいなというふうに思っております。 部長に1つお聞きをいたしますが、職員研修の中で職員の皆さんの職務専念義務というのがあると思うんですが、これに関しての教育なりそういう勉強の機会というのはあるのか、そこらあたりはいかがなんでしょうか、お聞きをいたします。 ◎塩野臣成総務部長 今、ご質問は研修中の職務専念義務ということでのお聞きだと理解しておるんですけれども、職員の研修につきましても、これは業務上の一環という形で捉えさせていただいております。したがいまして、研修中も職務専念義務は当然要るんですけれども、広い意味で言いましたら、研修につきましても職務の一つだというふうに考えております。したがいまして、職免を与えて研修に参加するといったようなことは現在は考えておりません。 以上でございます。 ◆16番(寺田悦久議員) 質問の仕方が少し悪うございました。もう一度質問をさせていただきます。 職員の皆さんの研修において、職員として大切であると思われる職務専念義務というのをどのように研修の中に取り入れておられるのか、これをお聞きしたつもりでございまして、失礼をいたしました。 ◎塩野臣成総務部長 ちょっと質問の内容を理解せずに申しわけございません。 研修におきましても、各職階の研修あるいは一般研修の中身におきまして地方公務員法上の研修も当然含めておるわけでございます。その中で、職務専念義務ということも強く強くその研修の中に取り入れて、職員に対しまして研修を行っているところでございます。 ご理解賜りますようお願いいたします。 ◆16番(寺田悦久議員) これも研修の中に地方公務員として含めていただいておるというふうに聞かせていただきました。 私がニュースを見、いろんな形の報道を見ておりますと、非常に難しいなというふうに思うわけでございます。大阪市の橋下市長のおっしゃっておることの中に、たばこの喫煙も職務専念義務違反だと主張されて職員を処分されたという報道もございました。いろいろな形の中でそういうふうな厳しい意見もあるわけでございますが、1つお聞きをいたしたいことがございます。 テレビの報道でも、昨年末の衆議院選挙、この中に橋下市長が行かれたこと自体が問題があるのかないのかという報道もあったように思います。柏原市民の皆さんのちょっと問い合わせがありましたことについてお聞きをいたしますが、本年2月1日に大阪府議会補欠選挙がございました。その告示日に、副市長が運転をされて公用車プリウスに乗り、市長が出陣式に参加されたと聞いております。 総務部長にお聞きをいたしたいと思いますが、わかる範囲で結構でございます。     (発言する者あり) ◆16番(寺田悦久議員) いや、わかる範囲で結構でございますが、副市長にお聞きいたしましょう。いかがでございますか。 ◎吉田茂治副市長 今、寺田議員のほうから府議会候補出陣式に市長と2人で行ったんではないかというようなことであったと思いますけれども、出陣式、午前中されたように聞いております。その場には私も市長も出席はしておりません。 以上です。 ◆16番(寺田悦久議員) わかりました。出席をしておらないと、出陣式に市長もね。理解をいたしました。出陣式に出席されたのかどうか、そこのところを一度確認したいなというふうに思いましてお聞かせをいただきました。この件につきまして、それは理解をいたしました。 総務部長にお聞きをいたしますが、特別職というものに職務専念義務違反というのは成立するんでしょうか。少し難しいと思います。 ◎塩野臣成総務部長 職員の職務専念義務につきましては地方公務員法上で規定されているわけです。厳しく制限されているところでございます。 ところが、地方公務員法につきましては一般職を対象とした法律でございますので、特別職につきましてはその効力は及ばないというふうに理解しております。 以上でございます。 ◆16番(寺田悦久議員) 理解をいたしました。 それでは、次の項に移りたいというふうに思います。 整理番号10番でございます。企画費の中にございます企画調整事業についてお伺いをいたしました。1つとして国土交通省の亀の瀬の地すべり対策用地の草刈経費をなぜ企画費の企画調整事業で措置しておるのか、2つ目に草刈業務委託料の内容についてお伺いをいたしたわけでございます。 答弁をお聞きした中からは、国の地すべり用地をなぜ柏原市で負担していかなければならないのかわかりませんでした。事業化をきちっとされておらないのかな、その中でどうしてそういう負担根拠というものが発生するのかなというふうにも思います。 平成20年、亀の瀬利用計画書を2,000万円計上してつくられたわけでございます。その成果物、公表されていないわけでありますけれども、一方で、1年後の平成21年12月2日に国土交通省大和川河川事務所長と岡本市長が交わされた覚書というものを見せていただきました。 第4条の2に、植樹木に関しての収益行為を行わないこと、収益的な行為はあきませんと、樹木の散水もしてはあきませんというふうに覚書に記載をされております。平成20年に2,000万円を計上して利用計画書をつくる、いろいろな思いもそこに盛り込んでいただいたかなと。翌年の21年12月2日に結ばれております覚書によると、収益事業、収益につながるものはあきませんよというふうに書いておられるわけでございます。 そこでお聞きをいたしたいというふうに思いますが、このことによって道の駅も野菜の直売所も、レモンの販売がどうなのか、そこらに大きな予定との問題を来したのかなというふうに思います。部長、いかがでしょう、平成20年に利用計画書をつくって平成21年にそれがあかんという、ここが私は少し理解できないんですね。それまでに事前調整でありますとか事前打ち合わせでありますとかいろんなことがあるのかなと。1年前の向こうの行事をどうしようかということで、1年後にはあかんということがそこでするという、この事前協議あたりがどういうふうになっておったのかなというふうにちょっと不思議に感じておるわけでございます。そこらあたりの交渉経緯は、まちづくり部長、いかがなものでございましたでしょうか。 ◎北村達夫政策推進部長 お答えいたします。 先ほどの中で、平成20年度の利用計画書策定業務につきまして成果品が当然できております。委員会等での質問もあったばかりなんですけれども、成果品を出す段階では、先ほど答弁の中で国が野菜の直売所でありますとかいろんな催し物のイベント会場とかということを平成20年の段階では約束もしていただいておりました。当然その計画書の中にもそれを盛り込んだ形の計画をつくっておりました。 ところがそれをお示しする段階で、国がそれはできないと、国の景気状況の中では、お約束したそういう例えば道の駅的な野菜の直売所とか大きな駐車場であるとか、それがもうできなくなったということで、大きく計画が変わったということで、お示しすれば非常に混乱を招くということで、当時もご説明いたしましたように、この計画につきましては明確になった段階でお示ししますということで答弁させてもらったと思います。 それと、平成21年から一部先行して植樹をしたということですけれども、これは現在、平成27年からの正式な上面利用ということで今予定しておりますけれども、それからでは木を植えていけばなかなか育たないということで、大和川河川事務所と協議の上で地すべり対策工事に支障のないところから先行して植えていけばどうかということで、覚書を結んだ上で現在植樹しております。その中では、当初大きな施設と関係のない部分から植樹をしていったというのも事実でございます。 だから、年々それをふやしながら現在進めている状況でございますけれども、現在につきましても上面利用の使い方または維持管理費につきましても協議中でございますので、その経過につきましては、また経過の進みぐあいを見ながらご報告してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆16番(寺田悦久議員) 国・府・市、三者で協議をすると、ずっとそういう答弁をお聞かせいただいておりました。その協議の内容がどのようになるのか非常に関心を持つところでございますが、協議の内容について詳しい報告を今まで受けておらないわけでございまして、議会中に一つの形の中で聞かせていただいておるわけでございます。 先ほどの答弁によりますと、当初いろいろありました道の駅もだめになった。野菜の直売所もだめになった。来場者の車の収容ができる駐車場もなくなった。現在計画されているのが地すべりを観測するための集中管理施設のみになった。そういう中で柏原市がどうしてこの維持管理を企画費の中で計上されていくのか、そこらが私は説明を受けましたけれども理解できないわけでございます。 上面利用というふうに一口にございましたが、以前から申し上げております思いでございますけれども、緑の再生、森の再生と、こういうことが基本としてあるわけでございます。しかしながら、大和川をまたいで対岸に森組の砕石場がありますが、あそこも大阪府は砕石場の跡を、大阪府の緑化条例かどうかは知りませんが、緑化をするようにと行政指導がかかっておるわけでございます。森組のあの部分につきましてはそれが残されたことだというふうにも聞いております。 地すべり対策用地も、大規模でございましたんで、本来なら国の地すべり対策事業で土をとっていただいて安定化を図っていただいた。通常、地すべりの用地は大阪府にございますので大阪府に移管をされるのかなと。緑の復元、緑化の対策事業というものはそういうことで、これはちょっときつい言い方になりますが、本来なら原因者であるというか工事管理者であるそういった国であるか府であるかというふうに思うわけでございます。集中管理棟だけが残されて、これは先々大阪府で見ていただけるのであるのかなと。しかし、柏原市としてはそういうことを考えますと大きなメリットがないようにも感じられるわけでございます。 この上のメリットというのは、部長、どういうふうに今お考えになっておられるか、お聞かせをいただきたいと思います。 ◎北村達夫政策推進部長 お答えいたします。 先ほどの答弁の中にも、森の再生、緑の再生ということで、市民の方々、また市周辺の方々の憩いの場ということは大きな今、目標で頑張っております。それ以外に、3年ほど前、2月2日ですか、市の文化指定の旧国鉄トンネルも出ました。また竜田古道、それも亀の瀬地区を通っております。その辺、最近年々ふえております散策の人々、その方々の休憩地に当然なるわけでございます。また、集中管理施設といいましても、当然それを考慮した形のトイレも必要になる、また水も必要になるということで、市にとりましてはその点からいいますと十分メリットはあるのかなというふうに考えております。 以上でございます。 ◆16番(寺田悦久議員) 集中管理棟の中にも使える部分があるというふうなご説明をいただきました。それがメリットになるのかなというお話でございました。 国土交通省のホームページによりますと、大阪府と奈良県民の方と、皆さんがそういうふうに空間を利用できる場所、そういう環境の場所にしたいというふうに記載をされております。そういうふうに思うわけでございますけれども、もう一つお聞きをいたしたいと思います。 レモンを植えておることが非常に気になるわけでございますけれども、今、国と府と柏原市との協議の中で、レモンを植えてレモンの果樹というかレモンを販売すること、前そういう説明を受けたと思うんですが、これは可能なんでしょうか。 ◎岡本泰明市長 そのことにつきましては、寺田議員もご記憶のことだと思いますが、私が就任いたした8年前に自動販売機の業者の入れかえをいたしました。そして、今までよりもうんと多額の利益を市が頂戴いたすことになりました。そのお金を市の会計に入れずに社会福祉協議会に利益の全額をお渡しして、そして身障者であるとかそういう障害者団体の皆様に分配しようということで、今そのようにしていただいておるというふうに承知いたしております。 それと同じ考え方で、レモンをどのように販売するかということはまだ決めておりませんが、基本的には、レモンを植えまして、でき上がった果実を、果実というのは実という意味やなしに利益ですか、それを今申し上げました缶入り自動販売機と同じように利益を社会福祉協議会のほうで各団体に分配というんですか、お渡しすると、そういうふうに基本的にはなっております。 ◆16番(寺田悦久議員) 社会福祉協議会にいろんな形で反映させたいという市長のご答弁でございました。 ちょっとそこで気になったところがございますけれども、NPO法人柏原ふるさとづくりの会の収益とするという覚書があったように思うんですが、それは別といたしまして、あと、前から説明を受けております草刈り費用のことについて少しお聞きをいたしたいというふうに思います。 北村部長、これをずっと草刈りをしていくとなるとどのぐらいの費用になるのか、また、その基本として、前から95ヘクタールであるとか80ヘクタール、柏原市が管理をするのが50だということも聞いたりもしております。国と府と市と協議された内容についてこの機会にお聞きをいたしたいと思いますが、実際にどれだけ面積があって、今どれだけの面積を柏原市で管理するという話になっていっているんですか。 ◎北村達夫政策推進部長 お答えいたします。 以前にもご説明申し上げたと思いますけれども、全地すべり対策区域、それは約80ヘクタールと聞いております。その中で国のほうが買収した面積、おおむね50ぐらいというふうに聞いております。ということは、あと残り民有地がまだあるということですけれども、その分につきましては国は当然買収する予定はないということでございます。残りの50に対して、市が上面する対象区域としては50ヘクタールということで、現在、先行的に植樹している面積が7.3ヘクタールございます。 今後どれだけ使っていくのかということでございますけれども、今、市にとって使い勝手のいい土地、または植樹する、また人々に使っていただく面積はどのエリアが一番いいのか、最終面積はどれぐらいがいいのか、維持管理上適している面積はどれぐらいかということを三者で頭を突き合わせながら今検討しているところでございます。維持管理費につきましても、当然今、国・府いわく柏原市にしてくださいということですけれども、市としては維持管理費は当然国・府も出してくれということで強く強く要求しているところでございます。 面積につきましては、区域が80、用地買収済みがおおむね50かなと。それを対象として市がどれだけ上面利用をしていくかという部分につきましては、今検討中ということでご理解願いたいと思います。 ◎岡本泰明市長 きょうは木曜。もう私、市長職を辞す身でありながら、来週も府と国と、いわゆる大阪府の辰谷河川室長、そして大和川の鈴木所長、私、もちろん人数は10人か15人かわかりませんが、その中で来週また、今、部長が申し上げましたそのような内容につき協議をいたします。 正直申し上げまして、私の気持ちとしましては、でき得れば私が在任中に今、寺田議員がご心配なされておるようなところの決着をつけたいなというふうに思っておりますが、何分国のほうも府のほうもお互いに言い分がございます。今、柏原市はいわば蚊帳の外という形で、府は国に虫食いになっておる用地を買うてくれと、国はそれをもう買う予算はないと、工事は終わったんだと、それの突き合わせと、府はそうしてくれないと用地は引き取らないというふうに主張いたしております。国は、そんなん言わんととにかく引き取ってくれと、そういう言い方をしております。 その中で市がどのように位置づけていくかということは、これから後任者に申し送りをしてよく理解していただいてまた話を進めていただこうと、私の在任中ではとても決着がつかないというような状態でございます。 ◆16番(寺田悦久議員) また協議をしていただくようでございますけれども、全体の対策用地は80ヘクタール、その中に国が現在買収をしたところが50ヘクタール、あと民間地として30ヘクタールがその中に残っておると。非常に入りまじったというか、ややこしい感じでございます。 市長からも今ご答弁をいただきましたけれども、私は柏原市としてこの事業に乗り出すべきではないのかなというふうに思っております。国・府・市の中で市がのけものになっておると今、市長の答弁もございましたが、そんな状態であるとしたら、そしてまた国はあと残りの中に点在する民有地をそのまま買収しないということだとしたら、そしてまた府がその管理をしないということを強硬に申し述べられたとしたら、柏原市としてはもう撤退をされるべきが妥当なところではないかと、こういうふうにも考えております。 今、我が会派の申し上げたことも十分に交渉の中で頭に置いていただきまして、ひとつよろしく交渉を進めていただいて、またその報告を頂戴できたらなというふうにも思います。この項はこれで結構でございまして、あとまた委員会のほうで、あればお聞きをいたしたいというふうに思います。 整理番号11でございます。評価替えに伴う不動産鑑定業務委託料についてお聞きをいたしました。その選任方法について関心を持つところでございますが、答弁にございましたように大阪府不動産鑑定士協会へ委託をしておる。そして、この構造は大阪府下全部の自治体が一緒であるというふうに聞いたわけでございます。柏原市議会の中で私が申し上げても、なかなか府のことでございますので、そういうお聞きした上では非常に難しいところがあるのかもしれませんが、大阪府の監査で指摘もされておるようでございます。他の地方公共団体における競争入札の適用事例も勘案をした上で、随意契約ではなく競争入札に付すること、またあるいは随意契約による場合でも競争性、透明性を持って選任する仕組みを構築することと、こういうふうに監査をされておるわけでございます。 全部が大阪府の鑑定士協会へ委託をされる、自治体の構造が全部そうであると。これは一つ今現在においては不思議なのかなというふうに考えまして、この構造というものは一度見直されるべきではないか、そういうふうに思いながらちょっと質問をさせていただきました。こういう意見があるということを申し上げた上で、次の項に移ります。 整理番号12番、片山8号線歩道設置工事についての経緯と内容についてお聞きをいたしました。 まずお礼を申し上げたいなというふうに思いますが、この片山8号線とは石川町のコムズタウン東から府道の大寅蒲鉾方面に通じる道であります。今回、安全な通学路の確保から、暫定整備として西側、水路側に幅員1.5メートルの歩道、そして東側、これはブドウ畑があったほうに3メートルの車道をいただくことになりまして、大変喜んでおります。心から感謝を申し上げるわけでございますが、一つお願いというか申し上げることがあるわけでございます。 平成16年以前、コムズタウンの開発に伴って、不動産業者の開発協議に伴い柏原市は水路をダブルで入れるようにと行政指導をしたと聞いております。それが、ダブルというのは非常に費用のかかるものでございますが、業者により実施をされたのが、ご答弁にございました以前の40メートル、そこまで来ていただいたわけでございます。それで、あとの70メートルについては柏原市がやるということで話をされて、平成16年にそれが完成して平成17年に柏原市がやる、その行政指導の延長をするというふうに約束をされたというふうに聞いております。 ところが、平成17年にそれが着工できずにしたのかなと。地元協議ができなかったという話もございましたけれども、その一番大きな原因は道路の東側にありますブドウ畑、また農業小屋との交渉がつかなかったのかな。そのうちに販売が開始をされて、不動産業者は非常に約束の不履行だというふうにおっしゃったのかな。入った住民におきましても、あれからきちっと整備されるはずだったのにそこで中断したままである。何回か担当課にも話を聞きましたけれども、ブドウ畑の協議が解決すると水路も延長して、歩道も今の西側の歩道をそのまま延ばすということのように思います。ところが一向にその解決ができないので、不動産業者もしびれを切らして歩道用地に家を建てて売却をされてしまいました。そのまま形が残ったわけでございます。 本来、ブドウ畑等の案件が解決すると、行政指導したその延長の責任でもってこれを二重構造で府道まで入れる責任があるというふうに思いますが、そこらあたりの展望についてはどのように担当課はお考えになっておるのか、見通しをお聞きいたしたいと思います。 ◎栗野秋光都市整備部長 ご答弁でも申し上げましたように、その場所につきましては片山ポンプ場への一応雨水幹線ということで計画されております。それで、これの実施時期というのがまだちょっと未定ということですので、時期的には現在のところ未定という形でお願いしたいと思います。 ◆16番(寺田悦久議員) 未定ということでございまして、片山の雨水ポンプ場から雨水本管を持ってくるというふうな話も聞いておりますけれども、これは未定という言葉のとおり、いつごろになるかもちょっとわからんのかなというふうに思います。 ただ、不動産業者と協議、覚書を交わされておる内容は今私が申し上げたところかなというふうに思いますので、柏原市に対してあの部分をきちっとその当時の約束のとおり二重構造の暗渠にして、片一方に歩道を設置して車道を設けるという履行をする責任があるのかな、行政指導というのはそれほど重いものであるというふうに思っております。業者が採算を度外視してあそこまで入れてこられた経緯、これを十分に担当課には考えていただいて今後、約束の履行を果たしていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 続きまして、整理番号13番でございます。 これも1つお聞きをしたいことでございますが、今回、骨格予算と受けとめておりますが、公園緑化費の中に措置をされている公園緑化事務費の嘱託職員報酬、5人の主なる内容についてお伺いをいたしました。 1つお聞きをいたします。嘱託職員の中で3人の配置があるのかな、公園の維持管理に当たられる3人の嘱託職員の方は以前どこにおられたのか、教えていただきたいと思います。 ◎栗野秋光都市整備部長 平成24年度までは竜田古道のほうで維持管理をしていただいておりました。 ◆16番(寺田悦久議員) 竜田古道のほうで維持管理をしていただいていた方が公園緑地課のほうに来られるということかなというふうに思います。 そこで、業務の内容についてお聞きをいたします。 先ほど答弁の中では、公園120カ所ある部分について、より管理体制を整えるためということがございましたが、その業務内容の中に竜田古道の里山公園の草刈り管理というのは含まれておるのか、お聞きをいたしたいと思います。 ◎栗野秋光都市整備部長 市が管理しております公園120カ所ありますけれども、その中に竜田古道の里山公園、一応、開設しておりますので、この中の維持管理のほうもお願いするつもりでおります。 ◆16番(寺田悦久議員) 竜田古道の里山公園の管理については歳入があるべきだと、そこの交渉をもう一度されたいということを再三にわたって申し上げておるわけでございまして、何も公園管理にこだわっておるわけではないんですが、それが以前からの話であるというふうにも、検証をいたしましたのでそう申し上げておるわけでございます。 これ部長、公園緑地課に3人の嘱託職員さんを持ってきて、そして竜田古道の里山公園も維持管理に行くんだというたら、議会が申し上げていること、また、これを基本にしてさきの平成23年度決算は全員不認定で決算が不認定となったわけでございますが、ここらあたりが一つも反映されていないことになりますが、いかがですか。 ◎栗野秋光都市整備部長 竜田古道の里山公園につきましては、平成23年4月に開園いたしまして今開設しております。その中で、市民の皆さんが安心して利用していただけるということの最低限の維持管理は必要かなというふうに思っております。 ◆16番(寺田悦久議員) あのね、根本を正してこいと言うてるわけですよ。この意見は私は間違っておらないと。それほど難しいことを言うてないんですが、それを、向こうにいらっしゃる嘱託職員さんを公園緑地課に抱えて、そこでもう一度竜田古道の里山公園へ維持管理にやるんやというのは、子どもだましというのはこのことやないかな。行政が子どもだましのようなことで当初予算に係る予算構築をされるというのは考えられないというふうに思いますけれども、この続きにつきましてはまた委員会の中で少しお聞きをいたしたいと思います。この項は、もう今これで結構でございます。 整理番号14番でございます。 これも関係するところでございますけれども、竜田古道の里山公園維持管理費の内容についてお伺いをいたしました。今申し上げましたけれども、議会として、我が会派としていろいろとおかしいというご意見を申し上げているところでございます。改善をしていただけるかなと期待をいたしておりました。しかしながら、その期待もむなしくして、平成25年度も今申し上げましたとおり子どもだまし的な予算を組んで計上されてこられた。非常に残念に感じるところでございます。これは大きな問題と捉えております。 この項につきましても、また委員会でもいろいろとお聞きをいたしたいというふうに思います。 整理番号15番、これも公園緑化費、歴史の丘展望台公園維持管理費の内容についてでございます。 公園を管理するというのは、先ほどの亀の瀬の広大な土地のことでもございました。経費がかかるものだというふうに私も認識しておるわけでございますが、この経費のことの話をする中で、当時、岡本市長も、歴史の丘展望台公園の維持管理費についてはかからないと、最低限度だと、そして公園の工事についても地元住民の協働でやるんだと、維持管理についてもそうだというふうにおっしゃって、そういうことから議会も賛成をして取りかかっていただいておるわけでございます。 公園がふえること自体非常にありがたいことでございますけれども、そこらあたりの初期の説明と、これから1年、2年たったときの予算の要するにそういう組み立てが違うというところに大きな疑問を持っているわけですよね。 確かにそういうふうに説明されたというふうに思うんですが、これは以前の話になりますが、平成18年ごろ、町の中にある児童公園の管理も地元でするようにというふうに担当課もおっしゃって、児童公園の維持管理、樹木の水やりまで引き揚げられたことがございました。公園の維持管理費は当然いろいろとかかるものでありますけれども、非常に難しいなというふうに思っております。 今、平成25年度のこの予算についても思うわけでございますが、以前のことと比べて、部長、申しわけございませんが、児童公園の維持管理も引き揚げというふうなこともありまして、草刈りも地元でやってもらい、それが協働の精神の発端かなというふうに思いますが、片一方ではそうおっしゃって片一方では要するに維持管理費も計上されてこられる。この違いというのを説明できますか。 ◎栗野秋光都市整備部長 120カ所あります公園の中でも、地元の市民の皆さんが公園管理に積極的な地域もあれば、また、それ以外のいろんな状況もあります。その中で地元の方が協力的、草刈り、除草関係を特にやっていただけないところはどうしても市のほうである程度の維持管理は必要というふうに思っておりますし、そこらの費用も多少は必要かなというのは感じております。 以上です。 ◆16番(寺田悦久議員) 公園というのは非常に安らぎの場であり、重要な空間かなというふうに思います。大きな公園だけではなく、町の中の児童公園、子どもの遊ぶ公園、公園デビューという言葉がありますように、そういった公園の維持管理もひとつ丁寧にというか、これから行っていただきたいなというふうに思います。この項は、また委員会でも機会があるかなと思います。 続きまして、整理番号17番です。 私立幼稚園の就園補助事業の方向性、あり方についてお聞きをいたしました。就園補助事業と私立幼稚園の保護者補助のあり方について質疑をさせていただきまして答弁をいただきました。 この制度ができたのは、答弁にもありましたか、昭和47年事業開始になりました。それと、保護者補助につきましては市の独自の事業であるということで、要綱を定めて取り組んでいただいておるわけでございます。これは非常にありがたいことかなと。 今申し上げましたように昭和47年の児童数のたくさんいらっしゃったときに、その収容場所、その機会を保障するためにこういう制度もあったのかなと。ところが、答弁にもございました。今ありますように公立幼稚園6園のうちの2園がもう児童が集まらない現状にある。そういった中でどうなのかな、根本的にそこらあたりを考えなければならないのかな、幼稚園のあり方というのが今検討委員会でされておるようでございますけれども、6園中2園が今子どもが集まらない、そういう現状を抱えながら少し遅かったのではないかというふうに思ったりもしております。 全般的にこれを検討されてどういうあり方が一番よいのか、そして私は、私立の幼稚園も大切でございます、同時に公立幼稚園のあり方も非常に大切だというふうに思っておりますので、そこらあたり、幼稚園のこの事業につきましては、検討会の中で効率的な現実に沿った内容が出るようにというふうに望んでおります。よろしくお願いをいたします。 整理番号18番でございます。 文化会館の整備事業4,876万1,000円の事業内容についてお聞きをいたしました。非常に、昨年度も5,000万円ぐらいの改修費、修繕があったかなと。今回これだけまた計上をされておるわけでございます。老朽化という答弁をお聞きして一定の理解はいたしました。 そこでお聞きをいたしますが、これ去年、ことし、ずっと続いてきておるわけでございます。この改修において見通しというか予定というのはあるのかどうか、あるとすれば幾らぐらいの改修予算が必要なのか、ここらあたりもちょっとお聞きできたらと思います。 ◎岡本彰司生涯学習部長 これにつきましては、一定の年度、めどは設けております。大体27年度で大まかな大きな工事は終了という形で考えております。そういった意味で、やはり単年度で一度にいくとかなり、億という金がかかります。そういった意味で数年に分けて事業を行っておるという形で今現在進んでおりますので、よろしくご理解をお願いいたしたいと思います。 ◆16番(寺田悦久議員) 非常に修理代というのは我々が想像する以上に大きい。今回の予算計上も、現状の今ある施設とクラス的には一緒ぐらいなんでしょうか、お聞きをいたします。 ◎岡本彰司生涯学習部長 基本的には同等レベルのものと考えております。 ◆16番(寺田悦久議員) 同等レベルとお聞きをいたしました。少し心配をしていたところでございますけれども、指定管理業者も変わられまして、非常に企画もたくさん上げていただいて市民の皆さんも楽しみにしていただいているようでございます。そういう企画の中から一ついろいろなバージョンアップした設備が要るようになったのかな、それでこういうふうに上がってきているのかなと。修理予算全体的には2億円もかかるとか2億以上だとかいうこともちょっと耳にしたものですから今お聞きをさせていただきました。適切に当たっていただきますことをお願いいたします。 続きまして、整理番号19番でございます。 公社の貸付金の7億4,370万1,000円の内容についてお聞きをいたしました。1つ要望をさせていただきたいというふうに思いますが、公社のあり方については自治体それぞれが検討をしていただいているようでございます。隣の藤井寺市でも公社を解散するという手続に今期で入られたようでございまして、我が柏原市につきましては大きないろいろな不動産等を抱え込んでおるということもないので現状このようにあるのかなと。どういうふうにこれから考えていかれるのか、そこらあたりの見解をお聞きしたいなというふうに思っておりましたけれども、またの機会にさせていただきます。 ただ一つ、今ございました柏原中学校の教育用地、そしてまた柏原病院のちょうど南側の自衛隊官舎用地でございました買収をいたしましたその用地等も、本来、買収目的にあった形の中で速やかに買い上げをしていただきたいなと、そういうふうに思うところでございます。お願いをいたしまして次の項に移ります。 整理番号20番でございます。 職員の等級のことについてお伺いをいたしました。議員というのは職員の皆さんの等級のことは非常に疎いものでございまして、特1、特2と、なかなか私らにはわかりにくいことでございますが、部長、次長級ということでございました。 岡本市長が平成17年に就任されて、答弁にもございましたが、5回のいろいろと部局の統廃合が行われたということでございます。しかし、平成25年度においては特1の部長級が13人、次長級が13人であります。平成17年に受け継がれたときというか、特1の部長級が8名、特2の次長級が8名でありました。 ここで私も素朴に疑問を感じたところでございます。機構改革をしてなぜ倍になるのかな、ここらがちょっとわかりにくいところでございましたんでお聞きをさせていただきました。簡単にご答弁いただけたらと思いますが、人事のほうはいかがでございますか。 ◎塩野臣成総務部長 先ほどのご答弁でも申し上げましたとおり、部局の統廃合あるいは細分化、いわゆる機構改革なんですけれども、機構改革に伴って即座にそれが各職階の人数に反映してくるということはございません。先ほども申し上げましたように、例えば今まで10あった機構が9になったと、そしたら1人余るやないかということなんですけれども、人については、例えば特1の方が今まで10名おられた、機構が9つしかないから、その10名の方の誰か1人降格するんか、あるいは退職させるんかということになってくるんですけれども、そういったことはできないわけでございます。したがいまして、1つ機構が減っても10名は10名という形になります。 ただ、そしたら次に9であったものが10になったらどうなるんかということなんですけれども、そしたら1名今現在いてるやないかということなんですけれども、再分化した部署が果たしてその方が適材適所なのかどうか、これまた判断せざるを得ないわけでございます。それで、その方より、よりそこに適正な方がおられましたら、そこに1人昇格ということになってまいります。そうしましたら、2年前の10名と2年後の1名を足して、機構は10になりましたけれども人数は11になってくるわけでございます。それに職員の退職ということも絡まってまいります。そしたら、今11名いてるものが次の年に2名例えば退職されましたと、そしたら9になるわけです。そしたら、機構が10あったら9名ですので1名足りないと。そこでまた昇格が出てくるわけです。 だから、機構改革があるからというて、即座にそれが人数に反映してくるかというたら、そうでもないということをご理解いただきたいなというふうに思っております。 以上でございます。 ◆16番(寺田悦久議員) 今答弁をお聞きしましたが、いろんな要因があるみたいで余計わからんようになりました。とにかく、8名で平成17年から始められて、機構改革、行財政改革、いろんな改革をしたものがなぜ13名、倍近いですよね。これ、ふえておるのかわからないんで、いろんなあれでちょっと聞かせていただきました。 少なくとも市民の皆さんはなぜかなというふうにおっしゃるのかな。部長の答弁にもありましたように、ここらあたりをきちっと英断をもって改革をしていくというのも必要ではないのかなとちょっと感じたりもいたします。不思議に思いましたので質問をさせていただきました。またこれからの私自身の勉強にもさせていただきたいというふうに思います。 整理番号21番でございます。次に移らせていただきます。 サンヒル柏原の財産貸付収入についてお聞きをいたしました。 今、収入の繰り入れとして1,140万4,000円があるわけでございます。部長、少し簡単にお聞きをいたしますが、いろいろな改修費というのがこれから出てくるかなというふうに思うんです。この改修費はどのぐらい見込みをされているものか、お聞きをいたします。 ◎北村達夫政策推進部長 お答えいたします。 まず、平成22年、平成23年の実績をちょっと紹介させてもらいます。平成22年の実績でございますけれども1,015万6,049円、それから平成23年の実績ですけれども946万9,138円という形で、おおむね1年間で1,000万円の修繕費が計上されているという状況でございます。 先ほど答弁の中でも申し上げましたように、今まで修理につきましては全てサンヒル、財団が負担してきたということで、本来、家主である柏原市が修繕すべきものを全て財団がやってきたということで、平成25年からは、おおむね50万円以上の修繕については柏原市が負担していこうということで契約変更を予定しております。 ということで、市の負担としては1,000万円も要らないということは思っておりますけれども、おおむねそれぐらいは要るかな、ただ、50万円以下の分は従来どおり財団が負担しますので、1,000万円弱という形で予定しております。 ◆16番(寺田悦久議員) はい、ありがとうございます。 50万円以上の修繕費は、これから大家である柏原市の負担ということでございまして、社会保険庁がしておりましたときには修繕費に何億もかかっておったようでございます。そのことを考えますと、これからも財産の貸付収入というよりもそちらのほうも非常に大きな不安要素であるなというふうに思います。これからもよろしくお願いをいたします。 市長に、簡単にしていただきたいと思いますが、市長はサンヒルの理事長をお務めだと思います。市長退職に伴ってサンヒルの理事長はどのようにされるおつもりなのか、お聞きいたします。 ◎岡本泰明市長 すっぱりやめます。 ◆16番(寺田悦久議員) はい、すっぱりやめられるようでございまして、市長も寂しくなりますね。ひとつよろしくお願いをいたします。 それでは、続きまして整理番号22番に移らせていただきます。 保険のことについてお聞きをいたしております。柏原市の国民健康保険に加入されている方々の医療費について、新年度予算では5,020万8,000円の減額計上をされています。この内訳及び根拠についてお聞きをいたしたいと思います。 ◎林和彦市民部長 平成25年度でございますけれども、当初予算で対前年度マイナス約5,000万円、率にしましたら0.8%の微減となっておりますけれども、これの主な要因といたしましては、先ほどご答弁させていただきましたように、過去3年間ぐらいの決算見込み、それと被保険者数の推移、これらを勘案いたしまして十分精査した中で減になったと。 直近3年間でございますけれども、平成21年度が約55億円ということで、給付実績でございますけれども4.3%増でございました。平成22年度が56億円でございました。この年度が対前年度で2.4%。平成23年度は同様に58億円ぐらいでございまして、対前年度で約3%ぐらいの増でございました。平成24年度、今年度なんですけれども、現時点で対前年度約2%弱の決算見込みになるんじゃないかということで、給付実績といいますのは年々増加にはあるんですけれども、給付の伸び率、年度によっていろいろ変わるんですけれども、大体この二、三年は若干減ってきておるということで、そういう給付実績を十分精査した結果、微増ということで減になった要因でございます。 以上でございます。 ◆16番(寺田悦久議員) ご答弁ありがとうございます。わかりました。 いろいろと大変なあれでございますが、引き続き、予防医学の推進と適正な医療費の支出に努めていただいて、適正な形の中でその役目を果たしていただきたいということをお願いいたしておきます。 整理番号23番、水道事業の見通しについてお聞きをいたしました。時間もありませんので、ひとつ簡単にお聞きをいたしたいと思います。 水道料金で、大きな水道事業団の変更でいろいろと先のわからない部分もあるわけでございますが、水道事業団の水道水がこの2月でしたか、3円の値下げが決定をされたようにも聞いております。このことについて、従来の府営水、企業団水の柏原市の減額予想はどれぐらいの効果として出るのか、お聞きをいたします。 ◎奥田隆一上下水道部長 私ども、企業団水は、1年間全体約4割で、給水量にしまして約350万トンを購入しております。ですから、それに3円の値下げを乗じますと約1,000万円の効果が出るかと思います。 以上でございます。 ◆16番(寺田悦久議員) 値下げについては1,000万円、もう少し大きいのかなと思いましたが、市民に還元される、つまり水道水値下げにつなげる予定はあるのか、お聞きをいたします。 ◎奥田隆一上下水道部長 企業団水のほうでは値下げをしていただくんですけれども、関西電力のほうの動力費が、企業電力として高圧電力の値上げがされます。これを先日、関西電力のほうでシミュレーションしていただきました。それで、私ども平成24年度、年間約7,500万の電力料を支払っておりますが、約1,200万円の増額が見込まれます。ということで、私どもは企業団の効果額と関西電力とを相殺しますとマイナスになろうかと思いますので、今のところ値下げは考えておりません。 以上です。 ◆16番(寺田悦久議員) よくわかりました。そうですね。またできるだけ、水道料金というのは生活に密着したものでございまして、電気代もあり、またこれから先々消費税の要素もあるかなというふうに思うんですが、消費税は別にして、現状維持をすることに努めていただきたいなというふうにお願いをしておきます。 続きまして、整理番号24番でございます。 病院の繰り入れの補正についてお聞きをいたしました。3億5,000万円でありますけれども、1つお聞きをいたします。 今まで繰り入れというのは総額でどのぐらいしてきたのかな、これ、調べたらわかることでございますけれども、どのぐらいか一度お聞きをしたいと思います。 ◎石井秀幸市立柏原病院事務局長 答弁いたします。 一般会計からの繰り入れでございますけれども、基準内繰り入れと基準外繰り入れがあります。今、各年度ごとの手持ちは持っているんですけれども、今までのトータルと言われますとすぐには数字が出てこないんですけれども、よろしいでしょうか。 ◆16番(寺田悦久議員) だから聞いてみたんですけれども、トータルで出てこないほど毎年毎年繰り入れをしているんですよ、現実はね。特例債の23億円もありました。そのことから考えると、要するにこの体質というのは基本的に改善されていないのかなと思ったりもするんですね。これから期待をするところでございますので、よろしくお願いをいたします。 以上で終わります。 ○乾一議長 以上で柏原維新の会代表者の質疑を終わります。 ここで暫時休憩いたします。 △休憩 午後3時5分 △再開 午後3時29分 ○大坪教孝副議長 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。 この際、お諮りします。議事の都合上、会議時間を延長したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○大坪教孝副議長 ご異議なしと認めます。よって本日の会議時間は延長することに決しました。 それでは、公明党を代表して堅木照久議員、登壇願います。     〔14番 堅木照久議員 登壇〕(拍手) ◆14番(堅木照久議員) 皆様、こんにちは。14番議員の堅木照久です。 議長のお許しを得まして、公明党を代表して議案に対する質疑をさせていただく機会を与えていただいた同会派の議員及び議員各位に対し、厚く御礼を申し上げます。 さて、昨年12月16日には衆議院総選挙、そして本年2月10日には市長選並びに府議補選、市議補選、そしてことしの夏には参議院選挙、秋には市議会議員選挙と、選挙に明けて選挙に暮れるという目まぐるしい年でもありますが、岡本市長におかれましては2期8年、任期最後の議会となり、大変にご苦労さまでした。最後までよろしくお願いをいたします。 2005年、日本は人口減少時代に突入をいたしました。しかも一過性でなく、これから100年、200年、あるいはそれ以上人口が減り続けることが予測されております。そうした人口減少を経験した国は世界でいまだかつてありません。過去において人口が減った国はなかったわけではありませんが、ただ、それらは戦争や飢餓、疫病あるいは社会の混乱など一時的なもので、日本のように死亡者数が常に出生者数を上回るという構造的な人口減少はないわけです。その誰もが経験したことのない人口減少社会において、どのような社会経済にすることが人々を幸せにするか、恐らく試行錯誤を繰り返し、豊かな人口減少社会を築くことになるでしょう。 愛知県のとある町では、人口水増しということで、速報値として5万80人と発表、しかし、不正が行われているという匿名の情報を受けて国が現地調査した結果、280人分の居住が確認できなかったために確定値は4万9,800人としたそうであります。これによってその町は市に昇格できなかったわけでありますが、ちなみに柏原市の人口の推移は、岡本市長の2期8年間、平成17年2月末現在の数値で7万7,318人、8年後の平成25年1月末現在ですが7万2,956人、退任されるころには約4,400人減で、1年間で550人減ということになります。 ちなみに、市民課さんでお聞きしたところ、年間の出生数は610人だそうです。年間の死亡者数は644人、自然増、自然減、この差というのはありますけれども、ですから毎年550人といううち、そんな自然減を差っ引きますと、やはり流出による、移転による減少が明らかに柏原市では年間500人ぐらい起こっておるのではないかなと思われます。 岡本市長、2期8年間の最後の議会、さきのご答弁にご自身がお答えしておられましたが、亀の瀬の件で国・府と最後の交渉を来週されるとお伺いいたしました。本当に、市長としてやり残されたこともあろうかと思いますが、どうか最後までやり切っていただいて、3月8日の金曜日、最終本会議が終わりましたら市役所玄関で皆さんでお見送りさせていただきたいと思っております。 ぜひ、ここで岡本市長様にお願いがあります。 3市、柏原市、羽曳野市、藤井寺市の環境事業組合の第2期処分場跡地については、市長さんももらわないと本会議場でおっしゃっておられますので、ですから柏原市はもらっていないということをここだけで言うんではなくして、ご自分の口でご自分で先方に言っていただくことをよろしくお願いいたしまして、それでは通告順に質疑させていただきます。 整理番号25、議案第1号 平成25年度柏原市一般会計予算、歳出、款2総務費 項1総務管理費 目1一般管理費、公益通報相談員報酬について、昨年本会議で私が提案要望させていただいた公益通報保護法に基づくコンプライアンス委員会、公益通報委員会であります。早速予算化していただき本当にありがとうございます。厚く御礼を申し上げます。 市の業務上の法律違反などを内部、外部から受け付ける窓口として設けられると思いますが、ご説明をお願いいたします。 整理番号26、目4財産管理費、庁舎施設管理費について、本庁は昭和44年建設、築45年であります。また教育センターも昭和56年建設の築32年と、そういうことで、昨年、本庁の耐震診断を実施され、本年はその結果、建てかえるか耐震補強するか検討する時期でありますが、その点をお伺いいたします。 整理番号27、目5企画費、亀の瀬地区草刈業務委託料について、今回も市単独負担での亀の瀬地区草刈業務委託料をされるのか、お伺いをいたします。 整理番号28、目8人権啓発費、女性センター運営費について、対前年度より予算額が減となっていますが、嘱託職員報酬の減が主な原因とのことで、この事業については影響がないとの事前の説明でご理解をいたしましたが、ここで、女性センターの男女共同参画推進センターへの名称変更について、前回の本会議でできる限り早く取り組んでまいりたいとのご答弁でありましたが、必要な予算措置はされているのか、お伺いします。 整理番号29、款3民生費 項1社会福祉費 目1社会福祉総務費、福祉指導監査課事務費についてお伺いいたします。 整理番号30、目9老人福祉センター費、老人福祉センター管理費についてお伺いいたします。 整理番号31、款4衛生費 項1保健衛生費 目5公害対策費、大気汚染対策事業についてお伺いいたします。 整理番号32、自動車騒音常時監視に係る面的評価業務委託料について、新たに府から権限移譲を受けたものとお聞きしましたが、内容についてお伺いします。 整理番号33、款5農林水産業費 項1農業費 目3農業振興費、青年就農給付金についてお伺いをいたします。 整理番号34、款6商工費 項1商工費 目1商工総務費、まちガイド育成事業についてお伺いします。 整理番号35、目3勤労者センター費、地域就労支援事業についてお伺いをいたします。 整理番号36、款7土木費 項2道路橋りょう費 目3道路新設改良費、片山8号線歩道設置工事についてお伺いいたします。 整理番号37、目4橋りょう維持費、市内一円道路橋りょう長寿命化計画策定業務委託料についてお伺いいたします。 整理番号38、項3都市計画費 目2街路事業費、田辺旭ヶ丘線整備事業について、進捗状況をお伺いします。 整理番号39、目3公園緑化費、公園緑地課事務費の嘱託職員報酬(5人)について、作業内容などについてお伺いいたします。 整理番号40、竜田古道の里山公園維持管理費の嘱託職員報酬(1人)についてお伺いをいたします。 整理番号41、歴史の丘展望台公園維持管理費の施設管理業務委託料についてお伺いいたします。 整理番号42、大和川親水公園維持管理費の公園維持管理業務委託料についてお伺いします。 整理番号43、地域緑化推進費の土地借上料についてお伺いいたします。 整理番号44、款8消防費 項1消防費 目3防災費、本市の防災対策事業についてお伺いします。 整理番号45、款9教育費 項2小学校費 目3学校建設費、小学校校舎耐震化事業については、次の整理番号46とあわせてお伺いしたいと思いますが、議長、よろしいでしょうか。 ○大坪教孝副議長 はい、結構です。 ◆14番(堅木照久議員) 整理番号46、項3中学校費 目3学校建設費 中学校校舎耐震化事業について、本市の小・中学校校舎の耐震化事業の進捗状況についてお伺いします。 整理番号47、議案第4号 平成25年度柏原市公共下水道事業特別会計予算、歳出、款1下水道費 項3下水道建設費 目1建設費、雨水管渠築造工事(図面番号4)についてお伺いいたします。 整理番号48、議案第5号 平成25年度柏原市介護保険事業特別会計予算、歳出、款3地域支援事業費 項1介護予防事業費、介護予防事業費についてお伺いをいたします。 整理番号49、議案第7号 平成25年度柏原市市立柏原病院事業会計予算 収益的収入、款1病院事業収益 項1医業収益、医業収益についてお伺いをいたします。 整理番号50、議案第8号 平成25年度柏原市水道事業会計予算、資本的支出、款1資本的支出 項1建設改良費、老朽管の整備についてお伺いいたします。 以上が私の第1回目の議案に対する質疑であります。ご清聴ありがとうございました。 ○大坪教孝副議長 公明党代表者の質疑に対し、答弁を求めます。     〔塩野臣成 総務部長 登壇〕 ◎塩野臣成総務部長 公明党ご代表、堅木照久議員の議案に対する代表質疑のうち、私からは整理番号25、26及び44につきましてご答弁申し上げます。 まず、整理番号25でございます。 質疑事項は議案第1号 平成25年度柏原市一般会計予算、質疑要旨は、歳出、款2総務費 項1総務管理費 目1一般管理費の公益通報相談員報酬についてお尋ねをいただいております。 公益通報につきまして、平成18年4月に施行されました公益通報者保護法の趣旨に鑑み、本市におきましても、法令違反等の通報を適切に処理し、通報者が不利益な扱いがなされないよう保護を図るとともに、法令遵守を推進し公正な市政の運営に資することを目的として、平成25年4月から公益通報制度の確立を図るため、現在準備を進めているところでございます。市の事務事業上の法令違反や不当な行為等に関して行われる内部職員等からの通報あるいは相談の窓口を、市役所内部と外部の専門窓口を設置することとしております。 外部の専門窓口には弁護士の活用を図る予定としており、このための報酬として36万円を計上させていただいたものでございます。そして、これらの通報等が公益通報に該当する場合は、公益通報委員会的なものを立ち上げ、調査した上で是正措置及び再発防止策等を講じ、法令遵守等をさらに推進することをもって公正な市政の運営に資するものでございます。 よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、整理番号26でございます。 質疑要旨は、歳出、款2総務費 項1総務管理費 目4財産管理費の庁舎施設管理費のうち、平成24年度に実施いたしました耐震診断の結果についてお尋ねをいただいております。 本庁舎の耐震診断につきましては、市役所機能や防災拠点機能等の観点から実施しているもので、この診断結果をもとに本庁舎の今後の安全確保を検討するものでございます。 診断結果につきましては、現在、業者による診断が一応終了し、その診断が適正に実施されているかどうかを確認するため一般財団法人大阪建築防災センターに審査を依頼しているところであり、3月初めごろには報告を受ける予定としております。 具体の耐震化方法につきましては、耐震診断の結果が出てからでないとはっきりしたことは言えませんが、いずれにしましても、この本庁舎について市のほうで一方的に決定していくということは考えておりません。そのため、以前にもご答弁をさせていただきましたように、議員各位にもお願いし、関係部署の職員ともども検討会的なものを立ち上げ、この本庁舎の今後のあり方について協議、検討を進めてまいりたいと考えております。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、整理番号44でございます。 質疑要旨は、款8消防費 項1消防費 目3防災費、防災対策事業についてでございます。 本市の防災対策につきましては、東日本大震災等での教訓をもとに、避難所への備蓄品の充実、職員体制の強化及び充実、情報収集体制の確保、防災関係機関との協定締結、自主防災組織の充実強化などに取り組んできたところでございます。 また、平成25年度の取り組みといたしましては、避難所生活のニーズ等を考慮し、前年度から計画的に備蓄を進めておりますプライバシー確保のためのパーテーション、テント式簡易トイレ、給水バッグ等の購入と各避難所への配備を行ってまいりたいと考えております。 さらに、今後におきましては、大阪府から大阪府地域防災計画や災害発生時の被害想定が示される予定となっており、その計画においては、これまでの被害を出さない「防災」とともに、被害を最小化する「減災」を重視する方向に転換が図られることとなっております。この大きな転換を受け、本市におきましても防災会議を開催し、柏原市地域防災計画の大幅な見直しを行うなど災害対策部門の強化に重点を置くこととし、防犯対策事業等の業務につきましてはより関連の深い部署に移管されることとなりました。 また、災害対策事業につきましては、地域防災計画を作成していく上で特に女性の活用も図りながら多方面からの視点を取り入れていくよう考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔北村達夫 政策推進部長 登壇〕 ◎北村達夫政策推進部長 続きまして、私からは整理番号27についてご答弁申し上げます。 質疑事項は議案第1号 平成25年度柏原市一般会計予算、質疑要旨が、款2総務費 項1総務管理費 目5企画費、亀の瀬地区草刈業務委託料についてお伺いされております。 亀の瀬地区につきましては、さきの他会派への答弁においてもお答えいたしましたとおり、「自然あふれる市民の憩いの場」を創出すべく緑の再生、森の再生を行うため、本格的な上面利用の時期に先行して試験的に市民や企業、NPO法人などとの協働、さらに大阪府中部農と緑の総合事務所の協力も得、桜や梅、クヌギやコナラ、エノキなどの樹木約1,000本の植樹を行い、また、将来的にさまざまな活用が図れるようレモンの苗木約2,200本を市民の皆様と協働で植樹してきたところでございます。 ご質疑いただいております亀の瀬地区草刈業務委託料の内容でございますが、これらの植樹区域の草刈りなどの維持管理につきましては、平成24年度において、できるだけ支出を伴わないよう市民ボランティアを募り実施いたしましたが、参加者が少ないこと、面積的、地形的に作業が困難であったことから十分な草刈りを行うことができませんでした。 したがいまして、平成25年度においては、現在の植樹区域の約7ヘクタールのうち草刈りを必要とするエリアについてシルバー人材センターへ委託を想定しており、年6回、計480万円を予算計上させていただいたものでございます。 なお、今後も引き続き国・府・市の3者でよりよい上面利用の方法を検討するとともに、今後最も大きな問題となる維持管理費につきましても市の負担が軽減できるよう協議してまいりたいと思っておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔林 和彦 市民部長 登壇〕 ◎林和彦市民部長 続きまして、私からは、整理番号28についてご答弁申し上げます。 質疑事項は議案第1号 平成25年度柏原市一般会計予算、質疑要旨は、歳出、款2総務費 項1総務管理費 目8人権啓発費、女性センター運営費について、男女共同参画社会を推進するための拠点施設の設置に係る予算についてお尋ねいただいております。 この施設の設置につきましては、さきの定例会におきましてもご質問いただき、設置に向けて進めてまいりたい旨のご答弁をさせていただきました。 現在、本市では、女性センターで実施しております市民大学講座などへの男性の参加者も年々増加傾向にあり、さらに昨年12月には男性のための相談も開設するなど、男女共同参画社会の実現に向けた環境づくりに積極的に取り組んでおり、また、現在の女性センターの運営業務の見直しを行うとともに、新たなセンターの活用方法についても鋭意検討を行っているところでございます。 この2月19日に開催いたしました男女共同参画審議会においても拠点施設を設置する方向で確認をいただいたところで、新たに策定を予定しております第3次柏原市男女共同参画行動計画との整合性を図りながら、今後、設置に係る費用の予算措置等について十分検討してまいりたいと考えております。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔植田眞功 健康福祉部長 登壇〕 ◎植田眞功健康福祉部長 続きまして、私からは整理番号29、30及び48について答弁申し上げます。 まず、整理番号29でございます。 質疑事項は議案第1号 平成25年度柏原市一般会計予算、質疑要旨は、款3民生費 項1社会福祉費 目1社会福祉総務費、福祉指導監査課事務費についてでございます。 福祉指導監査課につきましては、平成24年4月に新たに設置した課でございます。現在の主な所管事務としましては大きく4つございまして、1つ目は、児童福祉法に基づく保育所及び認可外保育施設等の設置認可、指導監督などでございます。2つ目は、介護保険法に基づく指定居宅サービス事業者、地域密着型サービス事業者等の指定、指導監督などでございます。3つ目は、老人福祉法に基づく有料老人ホームの届出受理及び運営指導などでございます。4つ目は、障害者自立支援法に基づく指定障害福祉サービス事業者等の指定、指導監督などでございます。 さらに、平成25年4月からは、社会福祉法の一部改正によりまして社会福祉法人の設立認可、指導監督などを所管する予定となっております。 今後とも、所管する事業所や施設が適正に運営するよう、関係法令及び国の省令等に基づいて審査や指導などを実施し、市民の皆様が安心して福祉サービスを享受できるよう努めてまいりたいと考えております。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、整理番号30でございます。 質疑要旨は目9老人福祉センター費、老人福祉センター管理費についてでございます。 現在、柏原市立老人福祉センターには年間延べ約4万8,000人、1日平均約170人の高齢者の方々が訪れ、ご利用いただいております。また管理運営につきましては、平成19年度から指定管理者制度を導入し、現在、柏原市社会福祉協議会が管理運営を行っております。 本センターは、竣工後30年以上が経過しており、建物内外の施設、設備など老朽化が進んでおりますことから、緊急の修繕に対応するため、骨格予算におきましても必要最小限の経費を計上させていただいております。 今後の本センターのあり方につきましては、議会ともご相談の上、検討してまいりたいと考えております。よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 続きまして、整理番号48でございます。 質疑事項は議案第5号 平成25年度柏原市介護保険事業特別会計予算、質疑要旨は、歳出、款3地域支援事業費 項1介護予防事業費についてでございます。 高齢者の方が住みなれた地域でできるだけ長く健康に生活するためには、要介護状態となるのを予防する事業が重要であると考えております。 本市の介護予防事業といたしましては、活動的な高齢者に元気なうちから健康づくりに取り組んでいただく事業として、オアシスや国分図書館などで「からだすっきり若返り教室」などを開催しており、今後さらに参加者がふえることが予想されるため、充実してまいりたいと考えております。 また、将来、要介護状態となる可能性の高い高齢者に対しましては、気軽に参加しやすい教室となるよう、単位老人クラブや地域の福祉委員会のご協力をいただきながら介護予防体操を地域の集会所等で開催しております。平成24年度では4つの単位老人クラブの集会所などで開催いたしましたが、今後もさらに充実してまいりたいと考えております。 また、介護予防に取り組むボランティアを養成するため、「介護予防サポーター養成講座」や「いきいき元気推進員養成講座」を開催し、講座を修了された方が中心となっていただき、地域で自主的に介護予防活動に取り組めるよう支援してまいります。 今後、さまざまな介護予防事業を展開し、健康づくりだけでなく、高齢者の生きがいづくり、地域との関係づくりを図ることにより、高齢者の方々が住みなれた地域で生き生きと生活できるよう努めてまいりたいと考えております。よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 私からは以上でございます。     〔尾野晋一 経済環境部長 登壇〕 ◎尾野晋一経済環境部長 続きまして、私からは整理番号31から整理番号35までの5件につきましてご答弁を申し上げます。 初めに、整理番号31でございます。 質疑事項は議案第1号 平成25年度柏原市一般会計予算、質疑要旨は、款4衛生費 項1保健衛生費 目5公害対策費、大気汚染対策事業についてでございます。 大気汚染対策事業の内容としましては、本市における大気中の汚染物質のうち環境基本法において環境基準が設定されている有害物質の把握と、その監視を行うものでございます。具体的には、市役所庁舎と西名阪柏原料金所付近の2カ所に常時監視測定局を設け、24時間自動継続測定を行うものでございます。測定する汚染物質につきましては、環境基準が設定されている二酸化窒素、浮遊粒子状物質及び光化学オキシダントでございます。 直近の年間測定結果として、平成23年度では、二酸化窒素は全ての測定日で環境基準を達成いたしましたが、浮遊粒子状物質は2日、また光化学オキシダントは9日、それぞれ環境基準を超える日がございました。また、最近マスコミ等で報道されておりますPM2.5につきましては、大阪府において常時監視され、その測定結果は本市のホームページからも閲覧が可能となっております。 この事業で得られました測定結果につきましては大阪府へ報告し、蓄積されたデータのもと、府内の大気環境施策に活用されておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 次に、整理番号32でございます。 質疑要旨は自動車騒音常時監視に係る面的評価業務委託料についてでございます。 騒音振動対策事業のうち自動車騒音常時監視に係る面的評価業務につきましては、「地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律」により、大阪府から権限移譲を受け、平成25年度から新たに実施するものでございます。 自動車騒音常時監視に係る面的評価業務につきましては、初めに市内幹線道路のうち国道25号や国道165号などの1日の車両の交通量が1万台を超える7路線11区間を評価の対象と定め、その道路端の1カ所で実際の騒音値を測定いたします。次に、その測定結果をもとに、道路端から50メートル以内の全ての住居における騒音値の推計を行い、騒音に係る環境基準値が超過する住宅数や環境基準の達成率などを算出することが主な業務でございます。 この業務により得られました評価結果につきましては、市内幹線道路沿いの騒音環境の向上を図るため道路管理者に情報提供してまいりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 次に、整理番号33でございます。 質疑要旨は款5農林水産業費 項1農業費 目3農業振興費、青年就農給付金についてでございます。 全国的に農業を取り巻く状況は、農業従事者の高齢化や耕作放棄地の増加などの問題があり、将来に展望が描けないのが現状でございます。これらの諸問題の解決に向け、国において昨年、新たな農業振興策の一つとして経営開始型の青年就農給付金制度が創設されました。 この制度は、農業を始めて間もない就農者で、原則として45歳未満の独立・自営の就農者であることや、就農後の所得が250万円未満であることなどの要件を満たす農業従事者を対象に、年間150万円を就農後最長5年間給付するものでございます。この給付金につきましては、全額、国から府を通じて補助されるものでございます。 平成25年度当初予算におきましては、昨年6月に認定されました3名の新規就農者の給付額450万円を計上させていただいておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 続きまして、整理番号34でございます。 質疑要旨は款6商工費 項1商工費 目1商工総務費、まちガイド養成事業についてでございます。 まちガイド養成事業につきましては、平成23年度から企画調整課が所管し、今年度の事務改善に伴い、平成25年度から産業振興課へ所管がえとなる事業でございます。 本市の観光まちづくりにとって、本市へ来訪される方々を案内するガイドの存在は不可決なことや、「柏原観光まちづくりビジョン委員会」からも「まちのガイド」の必要性の提言を受けましたことから、まちガイド養成事業を実施しているものでございます。 まちガイド養成講座の内容としましては、本市の案内役であるガイドに必要な知識などを習得する講義と実際に町歩きをする実地研修から構成され、現在、24年度の当該養成講座が開催されております。この養成講座を修了された方々が平成24年5月に「柏原おいな~れガイドの会」を自主的に発足され、現在、本市を訪れる方にガイド活動を通じて魅力あるまちづくりに貢献していただいております。 本市としましては、まちガイドの養成が観光まちづくりに必要なことや「柏原おいな~れガイドの会」は当該養成講座の修了が義務づけられておりますことからも、今後ともまちガイド養成講座事業を継続してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 最後に、整理番号35でございます。 質疑要旨は、目3勤労者センター費、地域就労支援事業についてでございます。 地域就労支援事業は、働く意欲がありながらさまざまな阻害要因により就労ができない就職困難者などに対し、地域就労支援コーディネーターが就労などに関する相談を受け、就職につなげていくものでございます。 この事業は平成15年度から始め、勤労者センター1階に地域就労支援センターを設置し、月曜から金曜までの水曜日を除く週4日間、地域就労支援コーディネーター2名が電話予約制により相談業務を行っております。 この事業に係る就職率でございますが、平成21年度は85.6%、平成22年度は90.6%、平成23年度には89.1%と高い実績を残しております。平成25年度におきましても、ハローワーク河内柏原など関係機関と連携しながら就職困難者などに対する就労支援を継続してまいりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 私からは以上でございます。     〔栗野秋光 都市整備部長 登壇〕 ◎栗野秋光都市整備部長 続きまして、私からは整理番号36番、37番、38番、39番、40番、41番、42番及び43番の8件につきましてご答弁申し上げます。 まず、整理番号36番でございます。 質疑事項は議案第1号 平成25年度柏原市一般会計予算、質疑要旨は、款7土木費 項2道路橋りょう費 目3道路新設改良費、片山8号線歩道設置工事についてでございます。 市道片山8号線につきましては、平成16年度に約40メートルの拡幅工事を実施し、残りの区間約70メートルについては平成17年度に施工する予定としておりました。しかし、平成16年度に開催した地元説明会において道路幅員についての地元合意が得られず、以後事業が中断した状態となっておりましたが、平成22年度に地元区長及び住民の皆様から、歩行者待機場所もなく子どもの通学に支障となっているため早急に歩道を設置してほしいとの要望がありました。 当該区間の整備について、当初は水路の暗渠化や張り出し歩道等による拡幅を検討しておりましたが、当該道路敷及び水路敷は片山ポンプ場へ流入する雨水幹線が計画されているため、水路は現状を保ちながら、通学路の安全対策を最優先と考え、暫定整備として西側に幅員1.5メートルの歩道、東側に幅員3メートルの車道、合計4.5メートルの道路を整備するものでございます。ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 続きまして、整理番号37番でございます。 質疑要旨は目4橋りょう維持費、市内一円道路橋りょう長寿命化計画策定業務委託料についてでございます。 橋りょう長寿命化につきましては、予防的な修繕及び計画的なかけかえに係る費用の軽減を図りつつ、地域の道路網の安全性、信頼性を確保することを目的としたものであります。 本市では、平成24年度に市が管理する道路橋87橋を点検しており、平成25年度は、点検結果及び道路ネットワークに対しての重要性を検討し、それぞれの橋梁に対して最も効率的、効果的な修繕を計画的に実施する「橋りょう長寿命化修繕計画」の策定を行い、橋りょうの長寿命化や修繕及びかけかえに係る費用の軽減と安全性を確保するものでございます。 なお、本「橋りょう長寿命化修繕計画」に基づかない修繕やかけかえは、事業としての国の補助採択を受けることができないこととされております。よろしくお願いいたします。 続きまして、整理番号38番でございます。 質疑要旨は、項3都市計画費 目2街路事業費 田辺旭ヶ丘線整備事業についてでございます。 都市計画道路田辺旭ヶ丘線につきましては、国道25号から府道柏原駒ヶ谷千早赤阪線に接続する約465メートルを整備する事業であり、平成7年10月に事業認可を受け、用地取得について鋭意努力しております。 平成25年度は、本市の開発公社が先行買収を行った用地のうち73.47平方メートルを柏原市に買い戻しを行う予算として約1,200万円を計上しているものであります。これで買収済み面積が5,172.84平方メートル、取得率が約85.1%となります。残る未買収用地が1件となり、今後も引き続き、残る事業用地の取得に全力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 続きまして、整理番号39番でございます。 質疑要旨は目3公園緑化費、公園緑地課事務費の嘱託職員報酬(5人)についてでございます。 嘱託職員の業務の内容としまして、公園緑地課内において、職員の事務の補助や土砂埋め立て条例に係る監視カメラでの通行量調査及び記録、工事現場での監督補助や苦情、要望の処理などの業務に2名の嘱託職員が従事いたします。 また、現在柏原市が管理しております公園は、玉手山公園や高井田公園、竜田古道の里山公園など120カ所でございます。維持管理につきましては、公園緑地課直営で管理しているものや、地域の皆様方のボランティアでお願いしているもの、シルバー人材センターや専門業者に委託しているものなど、それぞれの作業実態に合わせた管理を行っておりますが、さらなる機動性を確保し公園をより良好な状態に保つため、3名の嘱託職員を配置することにより、120カ所ある公園などの草刈りや除草、また市民生活に影響のある緊急を要する公共施設の草刈り等に対応してまいりたいと考えております。 今後とも、公園などの公共施設をより良好な状態に保つことにより、市民の皆様が安全・安心・快適に利用していただけるものと考えております。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、整理番号40番でございます。 質疑要旨は竜田古道の里山公園維持管理費の嘱託職員報酬(1人)についてでございます。 竜田古道の里山公園は、平成23年4月に都市公園として開設し、この4月で3年目を迎え、市民の皆様に親しんでいただいております。 維持管理につきましては、竜田古道の里山公園の管理事務所に専属の嘱託職員を配置し、事務処理はもとより、日常的に公園内の施設の維持管理作業にも従事することにより、来園者が安全・安心・快適に利用できるよう嘱託職員1人を計上しているものでございます。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、整理番号41番でございます。 質疑要旨は歴史の丘展望台公園維持管理費の施設管理業務委託料についてでございます。 歴史の丘展望台公園は、大阪ミュージアム構想の一環として整備を進めてまいりました「歴史の丘」の整備工事が完了し、平成25年度から本格的な維持管理に入ることで予算をお願いしているものでございます。 ご質問は、歴史の丘展望台公園の維持管理費のうち委託料の内容についてお尋ねいただいております。 この公園は、隣接している石神社の境内と一体的に利用できる石舞台や、太平寺の町並みを一望できる展望台を整備したもので、最大高低差が約16メートルに及ぶ傾斜地であることから、ボランティア作業には危険な部分も多く、のり面の草刈りや除草、公園内でのごみの収集運搬等の業務をシルバー人材センターに委託するものでございます。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、整理番号42番でございます。 質疑要旨は、大和川親水公園維持管理費の公園維持管理業務委託料についてでございます。 大和川親水公園は、「まちづくり交付金」を活用して平成22年度から整備に着手し、平成25年4月開園を目指して現在鋭意施工中でございます。完成後の維持管理につきましては、市役所前の大和川河川敷緑地公園と同様に、芝生やトイレの維持管理、また開園時間中は駐車場等の管理業務が必要となりますので、維持管理業務委託料を計上しているものでございます。 なお、本業務委託につきましてはシルバー人材センターを活用してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、整理番号43番でございます。 質疑要旨は地域緑化推進費の土地借上料についてでございます。 現在、本郷防災広場、国分本町6丁目防災広場など7カ所、約5,600平方メートルの協働緑地について、それぞれ15年以上の長期契約を締結しております。その土地借上料として、固定資産税と都市計画税の合計額の約3倍程度の金額を計上しているものでございます。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔坂口郁夫 学校教育部長 登壇〕 ◎坂口郁夫学校教育部長 続きまして、私からは整理番号45、46の2件についてご答弁申し上げます。 まず、整理番号45でございますが、議長、46と一緒に答弁申し上げてよろしゅうございますか。 ○大坪教孝副議長 はい、お願いします。 ◎坂口郁夫学校教育部長 それでは、整理番号45、46、いずれも質疑事項は議案第1号 平成25年度柏原市一般会計予算、質疑要旨は、款9教育費 項2小学校費、項3中学校費 目3学校建設費、小・中学校校舎耐震化事業について。 本市の小・中学校校舎の耐震化事業の進捗状況についてお尋ねをいただいております。 本市の小・中学校には全体で66棟の校舎及び屋内運動場がございますが、そのうちの44棟が建築基準法が改正される昭和56年以前の旧耐震基準に基づき設計施工した建物でございまして、これらが耐震診断の対象となっております。現在、鋭意耐震診断及び耐震化工事を進めており、平成24年度末での耐震化率は59.1%となっております。 今後の取り組みについてでありますが、全ての校舎棟の2次耐震診断を平成26年度までに終了し、その結果に基づいて耐震化工事を実施し、平成28年度には耐震化率100%を達成する予定でございます。 平成25年度の耐震化工事は、玉手小学校、旭ヶ丘小学校、堅下北中学校の校舎各1棟と国分中学校の校舎2棟の計5棟の校舎を実施し、耐震化工事完了後の耐震化率は66.7%になる予定でございます。 また、2次耐震診断は、玉手小学校の校舎1棟、国分小学校の校舎3棟、堅下北中学校の校舎1棟、国分中学校の校舎1棟の計6棟の校舎を実施いたします。 さらに、耐震化工事設計業務委託として、堅下北小学校の校舎2棟、堅下小学校の校舎2棟、旭ヶ丘小学校の校舎1棟の計5棟の実施設計を行う予定でございます。よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 私からは以上でございます。     〔奥田隆一 上下水道部長 登壇〕 ◎奥田隆一上下水道部長 続きまして、私からは整理番号47番及び50番の2件についてご答弁申し上げます。 まず、整理番号47番でございます。 質疑事項は議案第4号 平成25年度柏原市公共下水道事業特別会計予算、質疑要旨は雨水管渠築造工事の事業内容についてでございます。 本事業の工事場所は、国分小学校前交差点の南側に位置します国道25号拡幅用地内から市道田辺旭ヶ丘線に布設し、長溝水路に接続するものでございます。 当該地区は、田辺池周辺の約5.5ヘクタールに降った雨が全て集まってくる地域で、これまで豪雨のたびに道路側溝から雨水があふれ出すという状況が続いておりました。これを解消するため、以前から拡幅用地取得に合わせて施工を計画しておりましたところ、このたび用地買収が調いましたことから、国道25号の拡幅工事に先行して下水道工事を行い、舗装工事等の経費削減を図るとともに周辺住宅の浸水対策を行うものでございます。 工事概要といたしましては、下水道管渠の口径60センチメートルから1メートルを延長約130メートル布設するものでございます。工期は平成25年7月から12月の6カ月間を予定しております。 なお、事業の財源につきましては、国庫補助事業として施工してまいりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 続きまして、整理番号50番でございます。 質疑事項は議案第8号 平成25年度柏原市水道事業会計予算、質疑要旨は老朽化した水道管の整備状況についてでございます。 老朽化対策といたしましては、昭和60年ごろから法定耐用年数の40年を迎えます老朽管の更新を順次進めており、水道管の総延長約217キロメートルのうち平成24年度末における更新済み延長は約85キロメートルで、率にしまして約39%となる予定でございます。 しかし、この更新済み延長約85キロメートルのうち平成7年ごろまでに行いました延長約43キロメートルにつきましては、阪神・淡路大震災を契機に耐震化基準が強化されたため現在では基準外となっており、平成7年度以降の耐震化基準に適合した整備済み延長は平成24年度末時点で約42キロメートル、率にしまして約19%となる見込みでございます。 管路の更新事業には多額の費用を要しますことから、経費の削減を図るため、下水道工事や道路整備工事に合わせて配水管の布設がえを行うなど、効率化を図りながら進めているところでございます。 なお、平成24年度の更新予定延長は約2.2キロメートル、平成25年度は約3キロメートルの整備を予定しております。 他の自治体でも更新事業は水道事業所が抱える重要課題でありますので、財源確保のため、国庫補助事業のさらなる適用や他工事との施工調整などを行い、事業の効率化を図りながら利用者の皆様方に水道水を安定供給できるよう事業の推進を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔石井秀幸 市立柏原病院事務局長 登壇〕 ◎石井秀幸市立柏原病院事務局長 続きまして、私からは整理番号49についてご答弁申し上げます。 質疑事項は議案第7号 平成25年度柏原市市立柏原病院事業会計予算、質疑要旨は、収益的収入、款1病院事業収益 項1医業収益、医業収益についてでございます。 他会派のご質問でもご答弁いたしましたように、当初予算編成に当たりましては、新たに策定しております「市立柏原病院新改革プラン」におきまして平成25年度のビジョンとして掲げております諸施策の実行を前提とし、年間病床稼働率を80%、入院診療単価を4万90円、外来患者数を13万3,704人、外来診療単価を8,890円と見込み算定いたしております。また、その他医業収益には人間ドックセンターヴィゴラスの収益約6,000万円も見込んでおります。 平成25年度におきましても、職員がより一層一丸となり、明確な目標に向かい邁進し達成することにより、経営の安定化を図り、地域の基幹病院としての役割を十分果たしてまいりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 ○大坪教孝副議長 以上で一通りの答弁は終わりました。 堅木照久議員、再質疑ありませんか。 ◆14番(堅木照久議員) それでは、整理番号順に再質問させていただきます。 整理番号25、公益通報相談員報酬について再質問させていただきます。 この通報制度が行政を変えるとまで言われております。市民の声を行政に届ける。他の都道府県政令市では多くとも年に20件程度であるのに対し大阪市では年間700件受け付けるなどして、平成20年にはいわゆる裏金問題、さらには生活保護の診療報酬、職員の服務規律違反など不正事案をきっちり表に出して再発防止をすると。確実に職員のコンプライアンス意識の向上と組織風土の改革に寄与しているとのことであります。 大阪市では、平成18年4月から4年間で2,815件の公益通報があり、その中の事例ではありますが、入札予定業者が入札制限価格の下見積もりをつくったとか、それから地域振興会へ支給された補助金の不適切な取り扱い、それから特定団体への区民ホール利用予約の優先的な取り扱い、駐車場管理業務の随意契約の不透明性と非効率性、不適正資金の存在、不適切な勤務とその管理監督の不徹底、それから生活保護の不正受給、高齢者サービスに関する水増し請求、出張職員の動向管理と業者との飲食、分割発注による入札回避、公金管理、補助金・委託費の不正受給、業務上の無駄・非効率の指摘、NPOへの指導の不徹底、服務規律関係、職場離脱、手当の不正受給、市民に対する接遇に関する問題など、その件数たるや本当に、いかに制度をつくったとしても人がいなければ動きませんと。個人のコンプライアンスがやはり組織のコンプライアンスにつながるということで、一人一人の職員が、法令では禁止されていないがそれを行ったら市民の信頼を損なうと考えられる行動はとらない、それを行えば市民のためになるという法律を超えた高い倫理観に立って行動することが大切だとうたっています。 職員による自己の業務の改善、工夫、困難へのチャレンジ、使命感、責任感ある業務の執行が、結果として公益通報制度を有効に活用し、行財政改革を実現し、公益通報制度の定着、有効活用ができるか職員一人一人の認識と取り組みにかかっておるわけでございます。 多様な通報手段、多様な通報者、通報者の保護があって初めて開かれた公益通報制度と考えるわけですが、通報の受け付け、これはどのようになっていますでしょうか。 ◎塩野臣成総務部長 公益通報の窓口なんですけれども、今想定しておりますのは市役所内部、これは主に管理部門、総務部門になろうかと思うんですけれども、それが1つと、それと外部の専門窓口、これは弁護士の活用を今考えているところ、この2カ所で相談窓口を想定しているところでございます。
    ◆14番(堅木照久議員) それでは、通報されたことに関する審議の方法ということで、調査の必要性の判断とか、それから回答が求められている通報については審議の結果を伝えるとか、審議結果を踏まえた勧告・意見書、市長への送付、また通報者は職員であったり一般市民でありますけれども、または匿名による通報も認めているか、また、通報者の保護に徹底していただけるのか、これをちょっとお聞きします。 ◎塩野臣成総務部長 相談事案が公益通報に該当するかしないか、これが明らかに該当しないということであればその窓口におきまして受理はできませんけれども、審議してみなければわからないというような部分、それと明らかにこれは公益通報だと理解できる部分につきましては、当然窓口で受け付けて、その検討会的なところで審議していただくということで考えております。 その審議機関なんですけれども、これは今まだ確定はしておりません。一応平成25年度、4月からのスタートということで、とりあえず内部で、特別職あるいは部長級で構成する委員会という形で今考えているところでございます。それで審議いたしまして、これが是正措置あるいは勧告等が必要であれば、必要な措置を講じていこうということでございます。 それと、通報者につきましては、今想定しているのは職員かなというふうに思っておりますけれども、外部の方につきましても市役所に関するものであれば受け付けていこうということで思っております。 それと、匿名につきましては、匿名だからといって受け付けないということではございません。あくまでも内容で判断させていただこうということでございます。 それと、あと通報者保護なんですけれども、これが公益通報の一番重要なところですので、例えば内部職員が相談に行くのに市役所ではちょっと行きにくいという部分もありまして、そういう部分も考慮して外部の窓口、弁護士を活用した窓口を想定しているところでございます。その受け付けた弁護士の窓口につきましては、それを市のほうに送付するときには名前を伏せて内容だけいただこうと。その内容だけいただいて、それを審議して、その審議結果を弁護士のほうに連絡すると。弁護士からその方に内容、結果を説明していただこうと、こういうことで今想定しているところでございます。 以上でございます。 ◆14番(堅木照久議員) わかりました。 要望といたしましては、公益通報制度の周知徹底、PRもよろしくお願いしたいと思います。職員のみならず、やはり市民も市の仕事をきっちりコンプライアンスしていただくということで、周知徹底されたらいいと思います。 例えば、学校現場におきましたら体罰の問題とか今最近なっていますし、そういういじめのことも、教育委員会におっしゃればいいんですけれども、それがなかなかそういうことなので、また教育長もよろしくお願いします。 整理番号26、庁舎施設管理費、本庁舎の耐震診断結果が3月初めに出るようですが、その結果、耐震に問題ありという可能性が大きいと思われます。そこで建てかえか耐震補強ということになるわけですが、築45年以上の建物、雨漏りもします。外壁の崩落もあります。鉄筋の腐食など、数え上げれば大変です。その建物を耐震補強することがベターなのか新たに建てかえるのがベターなのかは、誰が判断しても同じ答えが導き出せるのではないかと思いますが、先立つものがないというのが柏原市の置かれている状況だと思います。 それで、ご答弁にもありましたように、いずれにしてもこの庁舎について市のほうで一方的に決定していくことではないと。オール柏原で職員、理事者と議会も、そして市民も民間も巻き込んだ議論をやっていただきたいと。 例えば、災害が起こって、いつも言われますが、対策、対処の見直しでは、既存の庁舎が使用できずに代替施設に災害対策本部を開設したり役所機能を移転せなあかんというふうなことを想定しておかなければ、想定外ではだめですので、その点についてどうでしょうか。 ◎塩野臣成総務部長 耐震診断を実施いたしました理由としましては、市役所機能、それともう一つの大きな課題として防災拠点機能という、この2つの柱を課題として耐震診断を行っているわけでございます。 当然、今おっしゃっていただきました内容につきましては、オール柏原で検討していく中でその点も含めてどういったあり方がいいのか、今おっしゃっていましたように建てかえがいいのか補強がいいのか、あるいは防災拠点をどこか特化したようなところでつくっていくのがいいのか、その辺につきましては検討会の中でいろいろ意見を出し合って決定していきたいなというふうに考えております。 以上でございます。 ◆14番(堅木照久議員) よろしくお願いします。 教育センターの前に昔のプールの利用されていたトイレがありますね。あれが非常に土日とか市民の方、外部から来られた方が利用されるわけでして、とても使用勝手が汚いというんですか、それについてもこの際、庁舎の建てかえとかそういうのと絡みますので、どうしていくかというのもまたご検討を要望しておきます。 整理番号27、目5企画費につきましては、亀の瀬地区の草刈業務委託料について、昨2月10日実施の市長選、府議補選におきまして、大阪維新の会さんが号外でこのように「めざせ!One大阪」維新プレス号外ということで(チラシ「『めざせ!One大阪』維新プレス号外」を示す)、発行人は大阪維新の会大阪府議団ということで、所在地は府庁内になっておりますが、「大阪柏原再生を担うダブルエンジン」と。「急がれる柏原市の課題」ということで、法善寺遊水池事業から中学校給食の早期実現まで11項目ここに橋下代表と松井一郎知事の下に書いてあるんですけれども、この下から2番目のところに「亀の瀬地区の府への移管、堅上地区」というように書いてあります。 今回の市単独負担で亀の瀬地区の草刈り業務をされるのか、もう一度お伺いします。 ◎北村達夫政策推進部長 お答えいたします。 現在、先行して植樹しているわけなんですけれども、この植樹につきましては大和川の河川事務所と覚書を結んでいると。その覚書につきましては本格的な上面利用をするまでの暫定的な覚書ということで、その中で現在試験的に植樹している部分につきましては柏原市が維持管理をしていくということで、基本的にはボランティアでやっていきたいということで24年もボランティアで進めてきたわけなんですけれども、先ほど答弁申し上げましたように、なかなか集まらない、または面積的、また地形的に非常に困難な部分もあるということで、きちっとした草刈りができなかったということで、昨年度もちょっとその部分につきましてはシルバー人材センターへの委託も含めて考えていきたいなということでお願いしておりまして、それを今回要望させてもらったということでございます。 ◆14番(堅木照久議員) まだよくわかりませんので、委員会もございますから議論していきたいと思います。 整理番号28、女性センターについては、第3次柏原市男女共同参画行動計画にあわせて女性センターの名称並びに活用方法を本当に男女共同参画センターにふさわしいようにしていただくことをお願いしておきます。 整理番号29、福祉指導監査課につきましては、児童福祉、介護、障害などの福祉施設の指導監督をやられる大事な部署であります。例えば今回、福祉施設でスプリンクラーの設置基準強化が総務省、また総務省の消防庁で検討され、厚労省、また国交省も加わり、基準づくり、夏ごろまでにまとまるということでございますが、このように施設の安全、また入所者の処遇が適正なのか、またサービスに関する苦情など、抜かりのないように強く要望しておきます。 事故、事件があってからでは遅いので、どうかふだんからの担当の方の点検指導をよろしくお願いいたしておきます。 整理番号30、老人福祉センター「やすらぎの園」についても、昭和56年、築32年ということで、教育センターも32年でちょうどあれですけれども、柏原市は老朽化した建物のオンパレードですが、この老朽化したインフラをどうするかがやはり柏原市政の行く先に立ちはだかっていると思います。まさに前途多難というのはこのことで、どうか先送りせずに、職員の方、理事者の方も議会とともに大きくはオール柏原、市民、民間も巻き込んだ壮大な計画、すなわち何十年も先を見据えたまちづくりに取り組む時期はきょうのこの目の前に来ていると思うわけで、力を合わせて知恵を出し合って最高の結果を出して未来の子どもや孫によりよき柏原をバトンタッチしていきたいと思っておりますので、市長、ここにもう退席されておりますが、副市長、よろしくお願いいたします。 ◎吉田茂治副市長 堅木議員おっしゃるとおりだと思います。 現在、市の財政状況等々を見れば、更地を買って建物を建てるというのは非常に難しい状況でございます。ですから、既存の施設なりあるいはオアシスのように借地を求めて建物を建てるのか、そのような方法を十分議会とも検討を重ねまして、ぜひ今のやすらぎが市民の皆さんに安心して利用できるような施設も考えてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ◆14番(堅木照久議員) よろしくお願いいたします。 整理番号31、大気汚染対策では、今テレビ、新聞でにぎわっております中国からのPM2.5が飛んできて問題になっております。この点について、答弁の中にも少しありましたが再質問させていただきます。 国は、昨日、環境基準は35マイクログラム・パー・立方メートルの倍の70マイクログラム・パー・立方メートルで外出自粛とか屋内換気の自粛など、暫定的な指針を発表いたしました。中国の北京では日本の環境基準の8.4倍、約294.2マイクログラム・パー・立方メートルの中で暮らしておられますが、もう前も見えないという状況で、柏原市民がそういうことを遠くの国から飛んで来るからとうかうかしておれないと思いますので、その辺の周知徹底とか、また今後の測定監視の点でお伺いいたします。 ◎尾野晋一経済環境部長 ただいまPM2.5についてご質問いただきましたけれども、PM2.5というのは非常に小さな粒でございまして、本市が測定しております浮遊粒子状物質、それよりもはるかに小さくて、一応髪の毛の太さの30分の1ぐらいではないかということで呼ばれております。 このPM2.5につきましては、平成21年9月から環境基準値が設定されておりまして、本市内におきましては大阪府が府立修徳学院内に測定地点を設けておりまして、この12月から現在までのところ、先ほど申されましたけれども、1日平均環境基準値が1平方メートル当たり35マイクログラム以下の状況となっておりますので、柏原市内においては今のところ環境基準は達成されておろうと考えております。 ただ、これから黄砂の時期でございまして、今後ますますその濃度、外国からの影響を受けるものということで、先ほど議員おっしゃられましたように、環境省が現在専門部会を立ち上げまして、先ほどおっしゃいましたように70を一つの基準として今暫定的な結果を出されておりますけれども、まだこれ正式に国から出ているというものではなくて、部会のほうの報告というのでマスコミに流れているものと考えております。 ですから今後、国側が、環境省が正式に自治体等にPM2.5に対する対策指針を提起されると思いますので、それに従いまして本市としても適切に対応してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆14番(堅木照久議員) 今、部長の単位間違ってはりますよ。1ミリリットル立米ですね。 ◎尾野晋一経済環境部長 1立方メートル当たり35マイクログラム。 ◆14番(堅木照久議員) そうですね、平米と言わはったから。 整理番号32、自動車騒音については府からの権限移譲でございます。1日1万台を超える自動車が柏原市を通過しているわけで、もう本当にそこに道の駅があれば、その一部分でも立ち寄っていただければ経済効果もあるんじゃないかと思うわけですけれども、ただ単に騒音とか排気ガスだけ柏原に残していただくということで困るわけです。 今回、騒音の面的評価も大変大事な仕事ですし、この結果、騒音を減らすよう道路の改修や、改修をしてもまだ超える場合は交通量を減らすなどの交通体系を検討することも必要となるかもしれません。 そこで、国交省や大阪府を巻き込んだまちづくりをやっていただきたいと思いますが、その辺どうでしょうか。 ◎尾野晋一経済環境部長 今回の面的評価というのは、もともと本市で現在まで定期的に毎年各地点での測定をしておりまして、それを以前はそのデータを大阪府に移管しまして、大阪府のほうで府のエリアのそういう面的評価をされていました。今回につきましてはそれを柏原市が行うという、当然今までやってきた調査測定を続けながら、それをなおかつ評価していくということが今回の権限移譲に伴うものでございまして、実際のところ、なかなか測定をしまして基準値を超えている場合に、じゃすぐにそれに対応していただけるかどうかというのはなかなか難しい問題がございまして、いずれにしましても、柏原市内における測定結果を国道であれば国等に、いわゆる道路管理者に対してこういう状況であるというのを上申してまいりたいと考えております。 よろしくお願いいたします。 ◆14番(堅木照久議員) 権限が移譲されて、決められた仕事をするのは当然ですが、その結果を活用して、例えば今言ったようにそういう交通量を減らして、やはりこのまちに住んでよかったとか、また住みたいなというまちづくりに反映していただいたり、道の駅をつくるとか、産業もやっておられるんですから考えていただければいいと思います。 整理番号33、青年就労給付金制度は、昨年からスタートして3名の方に450万円支給されるわけですが、次に続く青年が育つのでしょうか。今後の行く末を温かく見守るだけでよいのでしょうか。その青年に年150万円、最長5年間給付、その後の保証もないと。大変ご苦労なことだと思います。 ことしから産業振興課に移管されましたが、できる限りその方々の声を聞いていただいて次につなぐ、また、この給付のお金が切れても農業を続けていかれますようによろしくお願いいたします。 整理番号34、まちガイド養成も新年度から産業振興課に移管されるわけですが、「柏原おいな~れガイドの会」が自主的に発足されて、その会への入会にはまちガイド養成講座の修了が義務づけられているとの説明です。自主的に発足された「柏原おいな~れガイドの会」ですから、会員をふやすこと、またガイド養成講座は市の業務としていつまでやるのか、また今後続けていくわけですが、将来の展望とか到達点など明確にしていかねばならないと考えます。 行政と市民の本当の協働というのはどういうものか、まちづくりの大きな起爆剤として期待はしておりますが、その点もよろしくお願いしておきます。 整理番号35、地域就労支援事業は、全国一の就労率を誇り、私たちも大変自慢であります。本年3月末で終了するパーソナルサポートセンターも就労支援の大事な事業の一つであります。その成果と今後についてお伺いいたします。 ◎尾野晋一経済環境部長 パーソナルサポートモデル事業につきましては、前回、前々回の定例会で申し上げましたように、平成24年度をもちまして終了するという国のモデル事業でございます。その成果ということで、今月号の広報誌にもパーソナルサポートセンターの成果ということで記載させていただいておりますけれども、一定の成果はあったものと担当課としては考えております。 ただ、この事業を今後引き継ぐかどうかにつきましては、前回の定例会でも申し上げましたように、パーソナルモデル事業の成果を検討した上で必要な事業については可能な範囲でやっていきたいという希望は持っておりますが、ただ、これも財政的な側面もございますので、可能な範囲でできればやりたいというのが担当課の思いでございます。 ◆14番(堅木照久議員) たしか何名かのひきこもりの方が就労できたというお答えをいただいています。本当にその方がもしパーソナルサポートセンターの手助けがなければ、やはり将来そういう福祉のお世話になるということになりかねませんので、そういう意味で、予算云々もありますが、それは自分で稼いで本当に暮らしていける喜びも大事です。本当にそれを考えていただいて、引き続きパーソナルサポートもお願いしたいと思います。 整理番号36、片山8号線歩道設置工事については、我が会派の中村議員も長年要望してようやく新年度着工の運びとなります。本当にありがとうございますとお礼を申し上げ、毎朝小学生が安全に行き来できますよう立っていただいた中村議員も少しは肩の荷がおりると思います。 事故が起こってからでは遅いと言われますのでできる限り早急にお願いしたいんですけれども、いつごろ完成しますかと。また、工事中の安全の確保を十分に注意をお願いしたいんですけれども、その点どうでしょうか。 ◎栗野秋光都市整備部長 この予算の執行状況なんですけれども、なるべく早期に業者選定、それなりの手続をしまして早期着工を目指していきたいというように思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆14番(堅木照久議員) それでは、整理番号37、橋りょう長寿命化計画策定でありますが、この長寿命化計画に基づかない修理やかけかえは国の補助が認められないとのことなので、要するに橋や道路など社会インフラがどれだけの寿命でどれくらい傷んでいるのか、そして、優先順位を立てて計画的に修理していくことが本当に経済効果もあり、義務づけられたわけであります。これは、すなわち壊れてから直すのではなく、壊れる前に直すという考えですね。 防災、減災につながるということで、笹子トンネルの崩落事故のように点検を怠ったばっかりに大切な命を失い、長い間通行もできず、結局高くつくわけで、本市においても橋のみならず舗装--時々舗装が傷んでいてつまずかれて損害賠償とかありますけれども、歩道橋、標識など道路ストックについて、今回、国では大型補正が、先ほど1票の差で本当に薄氷を踏む思いで参議院も通過して実施されるわけですけれども、国の緊急経済対策として出されますが、その対応について本市の対応をお伺いいたします。 ◎栗野秋光都市整備部長 本市といたしましても、道路ストックの老朽化対策事業につきまして資料を既に提出しております。具体的には、道路施設であります舗装、照明、標識、横断歩道橋等の修繕及び点検等の老朽化対策費用の資料を府に提出しております。 本事業の採択に向けまして、制度を確認し、財政状況を考慮しながら積極的に要望してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆14番(堅木照久議員) どうもありがとうございます。 整理番号38、田辺旭ヶ丘線整備事業でありますが、新年度、開発公社から一部買い戻しを行うわけですが、残る未買収用地が1件となりました。どうかあと1件、粘り強い交渉と資金についてお願いしたいわけです。どうでしょうか、見込みは。 ◎栗野秋光都市整備部長 今、議員言っていただきましたように、あと残り1件となっております。いろいろ懸案事項もありますけれども、積極的に誠意を持って交渉に入っていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆14番(堅木照久議員) その1件の方は、よく存じ上げていますが、本当に市に対してお怒りでありますから、どうか行く方がやっぱりその辺のところ、話をよく聞いていただきまして、そういった最初のボタンのかけ違いとかあったと思うんで、どうかその辺を--そこの1件さえ買収できたら田辺旭ヶ丘線は着工の運びとなるということで、どうか、副市長どうですか。 ◎吉田茂治副市長 この1件については、マンションを持っておられる方で、都市計画道路の明示のときに若干ボタンのかけ違えがあったと。それで先方さんの望んでおられることは、代替駐車場等々でお話をされておられるようです。また、市のほうとしましても、もちろん公用地でございますので、支障のない範囲で交渉できればなと、このように考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆14番(堅木照久議員) ありがとうございます。 副市長のおかげで今回から施工できると私は信じておりますが。お礼も申し上げなあきません。25号線の件も本当に副市長のおかげだと漏れ聞いております。ありがとうございました。 整理番号39、公園緑地課の嘱託職員報酬につきまして、5人については今までの2名に加えて3名ということで、本会議でこれだけ今回注目されるのも珍しい予算であります。平成23年度決算でも全議員が認定せずと。西上代表監査委員からも早くからこのことはご指摘があった支出でありますので、この予算についてはさらに後日、委員会でもしっかり議論をさせていただくことといたします。 整理番号40、竜田古道の里山公園についても同様、この予算については委員会でもしっかり議論させていただきたいと思います。 ただ、竜田古道ですので、ちょうど御席に岡本市長、戻ってこられましたので、先ほど私が冒頭でご挨拶させていただいて、少しご不満な点もあったら言っていただきたいと思いますが、この土地については、市長も何遍ももらっていないということを言明されて、今後も要りませんということも言明されていますので、あとは先方に要らないんだということだけ言う仕事が市長さんには残っているんじゃないか……。すみません、よろしく。 ◎岡本泰明市長 今おっしゃったその件につきましては、10日になるかならんかという、もちろんことしに入ってからです。10日なるかならんかぐらいの日に私と管理者の北川羽曳野市長と、あれ何時ごろやったかな。     (「ちょっと時間はわかりません」の声起こる) ◎岡本泰明市長 わからんな。来られまして、この件について、もうはっきり、要するに柏原市から「下さい」という申し出があれば応じますと。それで、柏原市が要らんということであればもうそれで結構ですと、そのように話し合いをいたしました。 柏原市のほうからくれと言うことはまずないと思います。だから要らないということだけが残って、あれはもらえません。 と同時に、まだ名義が変わっているわけでもなし、登記簿へ行けばすぐわかるんです。うそをつくもつかんも国の機関ですから、法務局は。そこで調べてもらったら、あの土地は依然として柏原市のものではないという事実もございますし、北川市長も、要するに柏原市がくれと言わん限りは渡しませんと。その裏は、柏原市がくれと言うたら渡しますよと、そういう意味で、要するに柏原市はもらわないということに話が決着いたしております。 ◆14番(堅木照久議員) わかりましたけれども、要するにもう一遍整理をこっちでさせていただいていいですか。     (「もう一遍しようか」の声起こる) ◆14番(堅木照久議員) いや、いいです。わかりました。 要するに、要らないということは言っていただきまして、そういうことですね。要らないということを言っていただいたということですね。     (「違います。そう言うてないですよ」の声起こる) ◆14番(堅木照久議員) そう言うてない。何を……。 ◎岡本泰明市長 話し合いは、柏原市が--頭を整理して聞いてくださいよ。これ日本語ですから。英語違いますよ。柏原市がくれと言わない限りは要するに渡しませんと。ということは、柏原市が要らんということを言いましたら、そうですかと。ただそれだけだけの話や。     (「わからん」の声起こる) ◆14番(堅木照久議員) 非常に頭のいい市長さんの話が頭の悪い私にはちょっと難しいんで、僕なりに整理しますと、いいですか、聞いてください。 要するに、要らないと言っていただいたんですね。     (「そうよ」の声起こる) ◆14番(堅木照久議員) ありがとうございます。     (「何回も言うたやろ」の声起こる) ◆14番(堅木照久議員) はい、わかりました。     (「ただね」の声起こる)     (「返したらええねや、それやったら」の声起こる) ○大坪教孝副議長 いやいや、ちょっと待ってよ。 いいですか。 ◆14番(堅木照久議員) はい、結構です。わかりました。 頭の悪い私もわかりました。ありがとうございます。     (「ちゃんと説明しましたやろ」の声起こる) ◆14番(堅木照久議員) はい、ありがとうございました。     (「発言の機会を与えてくださいよ」の声起こる) ◆14番(堅木照久議員) いいですよ。十分時間がありますので。 ◎岡本泰明市長 あのね、大人の話は、要る、ほんならやろか、要らんわとか、そういうやりとりしないんですよ。柏原市がくれと言わん限りは3市は柏原市に渡せへんと。そのことはずっと、富士山で言えば裾野の話があるわけですよ。それは、柏原市がくれと言えへんかったら渡しませんよということなんです。だから、柏原市がくれと今のところ言うてないですから、そのときの話ですよ。そのときにくれと言うてないですから、それじゃ渡しませんと、それだけの話です。 ◆14番(堅木照久議員) はい、わかりました。ありがとうございます。 整理番号41、歴史の丘展望台公園維持管理費についても、維持管理をシルバーにとのことでありますが、当然地元との協働という、公園管理についてもお考えがあると思いますので、よろしくお願いいたします。 整理番号42、大和川親水公園維持管理費について、地元との協働を要望しておきたいと思いますが、よろしく。結構ですね。 それから、整理番号43、地域緑化推進費の土地借上料については、主な公園の借り上げ料と面積をお伺いします。 ◎栗野秋光都市整備部長 主な緑地広場としまして、まず本郷防災広場、これが借地面積が1,623平方メートルでございます。借り上げ料が約328万円でございます。 次に、国分市場緑地広場、この借地面積が2,079平方メートル、借り上げ料としまして414万円でございます。 以上です。 ◆14番(堅木照久議員) それでは、参考に玉手山公園の広さと借り上げ料。 ◎栗野秋光都市整備部長 玉手山公園でございますけれども、約6万8,000平方メートルございまして、そのうち3万6,000平方メートルが借地でございます。借地料につきましては、土地所有者が3名おられますけれども、それの合計が492万円でございます。よろしくお願いいたします。 ◆14番(堅木照久議員) それではもう一つ、この借り上げの2つ主な広いところを言うて、小さいところも1つ聞いておこうかな。東条緑地の広さと借り上げ料を教えてください。 ◎栗野秋光都市整備部長 東条防災広場ですけれども、面積が534.61平方メートルでございます。借り上げ料といたしまして約158万9,000円でございます。 ◆14番(堅木照久議員) 全て固定資産税の3倍ですか。それだけちょっと。 ◎栗野秋光都市整備部長 3倍のところもあれば3.5倍のところもございます。 ◆14番(堅木照久議員) 3.5倍のところはちなみに言えますか。 ◎栗野秋光都市整備部長 2カ所ございまして、東条防災広場、それと古町緑地広場、この2件が一応3.5倍ということになっております。 ◆14番(堅木照久議員) 今、3倍のところと3.5倍のところがあるということも初めてわかったわけですが、例えば今工事にかかっていただいています国分市場緑地広場ですが、2,079平米、これ414万円と、固定資産の3倍ということで、玉手山公園が3万6,000平米で492万円。あの市場の広場は、あそこはああいう形になる前は田んぼでして、契約されてから借りたわけです。土も市が入れ、フェンスもして、いろんな工事、今ああいういろんなのがついています。そのようにしてすばらしい公園に、ありがたいんですが、仮に年間414万円、固定資産も払わなあかんけどね、そのうち3分の1。誰かて空き地を持っていて、例えばそこにマンションまでよう建てませんから青空駐車場でやりたいなと思って、あそこに何台入るか計算できません、私そんな。それでどのぐらいかなと僕ちょっとはじいてみたいんですけれども、東条緑地でもそうです。マルヒのところを入っていくところのあの土地に車を何台とめて、国分で今、青空駐車1台7,000円ぐらいですわね。それで何十台あそこ、とめられるかどうかということですけれども、ざっと計算したら、それが15年間保証されたということですので、固定資産税の3倍というのといろんな設備までこちらがやらせていただいてという、いろんな意味で、本当に議会が承認したと言われるんで、今さらその契約については云々かんぬんというのはおかしいですけれども、一度また今の私の話をおうちへ持ち帰っていただいて……。すみません、市長。 ◎岡本泰明市長 それは、勝手に借り上げ料を決めたわけでも何でもないんです。路線価格というのがありまして、国交省がこの辺の価格は幾らだということを示して、そしてそれに従って柏原市は固定資産税を算定しているわけです。だから、固定資産税はそのままいただいて、そして3倍渡しますから実質は2倍です。その値段は玉手山公園と市場と東条と同列に論ずることはできないんです。私の家とあなたの家と誰かの家とみんなで比較して、皆値段が一緒だと言うても違うんです。みんな場所場所によって値段が違うんです。だから、それを市役所の固定資産税係がちゃんと公正に、国の指導に基づいて、路線価格に基づいて固定資産税というものを算定しているわけです。その固定資産税に基づいて要するに借り上げ料を算定しているわけです。それは私が決めました。だから、借りる場所によって値段が違うのは当然です。 ◆14番(堅木照久議員) これ以上質問は置いておきますが、整理番号44、防災につきましては、こちらに「これからの都市水害対応ハンドブック」といって、「都市水害は突然やってくる」というふうハンドブックがあるわけですけれども、国や府の被害想定を待っている間にいろんな準備を柏原市はしていただいているのもよくわかりましたが、今後は、各人が避難の際、浸水中の避難では水路が横にあったり側溝があったりして危険だとか災害弱者の避難のさせ方を知っているのかとか、避難前に家の電気のブレーカーを切ったりガスの元栓を締めなければならないことなどを知っているかとか、地域が浸水しやすい地形かどうかを知っているとか、このハンドブックの最後のページに水害に対する安全度チェックが32項目ありまして、そのうち20項目以上がチェックできればその人は水害対策に十分であるということで、チェックが半分以下であればまだ不十分であるとか、各自が自分で安全度チェックができる、このようなチェックリストがあるんですけれども、一度、ここの出版社に了解もとっていただくことが必要だと思いますが、広報に載せていただき市民の啓発をやられてはどうか、お聞きします。 ◎塩野臣成総務部長 今、議員ご紹介の水害に対するチェックなんですけれども、私、申しわけないですけれども、その分余り存じ上げておりません。もしできましたら、議員のほうから内容を教えていただきまして、それをまた研究して、市民の意識啓発、これに結びつくようであれば、ぜひ、その分のPRを兼ねて広報あるいはホームページを通じまして掲載していきたいなというふうに思っております。よろしくお願いいたします。 ◆14番(堅木照久議員) 防災については、東日本大震災の教訓から想定外に備えた取り組みが今後、防災対策に必要となってくるとあります。そして、想定外に備える最善の策は応急対応を担う人を育てるということと言われています。 今回、東日本大震災でも広域連携体制と総合調整機能の強化が非常に役立ったということで、市長もいつも言っていただいています関西広域連合によるカウンターパート方式の支援で迅速で組織的であったということでございます。 それ以外にも、複合的な災害に対する対処の体制を検討するとか、学校教育現場では児童・園児の引き渡し方針の転換とか、それから学校と地域の連携強化、児童に対する災害即応態勢と考える教育、平素の準備の重要性、実効性の高い訓練の必要性など、また、病院におきましては、石巻市民病院では山形市立病院と電子カルテの共有化を図っていた結果、診療録を失うことなく応急の医療活動ができたという話もありますので、どうかその教訓を生かしていただきたいと思います。 整理番号45、46は、小・中学校の校舎の耐震化についてはわかりましたが、天井など非構造の落下が心配されます。その点をお伺いいたします。 ◎坂口郁夫学校教育部長 非構造部材の安全確認調査につきましてですが、耐震化工事の対象になっている校舎につきましては耐震化工事の設計時に点検調査を実施しております。 それ以外の耐震化工事の対象にならない校舎、これにつきましては、特殊建築物定期調査というのがございまして、これによって点検調査を実施しておりまして、ともに、問題のある箇所が出てまいりましたらその都度改修工事を行っている次第でございます。 ◆14番(堅木照久議員) ありがとうございます。 それでは、整理番号47、雨水管渠築造工事の図面番号4ですが、長年この地域は大雨のときに床下浸水に悩まされてきました。ようやく道路買収が進み、雨水管ができ、浸水が解消いたします。厚く御礼を申し上げますとともに、さて、これでこの箇所は助かるわけですが、市内にまだこういった浸水する箇所が残っているのでしょうか。 ◎奥田隆一上下水道部長 床下浸水は確認しておりませんが、道路の冠水しているところが2カ所ございます。1つ目は、国分市場の田の樋があります国分市場第2雨水ポンプ場計画地の付近の道路冠水、それともう一つが玉手町のスーパーデイリーカナート付近の道路冠水、この2カ所がちょっと道路冠水しております。 以上でございます。 ◆14番(堅木照久議員) その解消にまた努力をお願いいたします。 整理番号48、介護予防事業については、介護保険を使わずに元気にずっと保険料を払っていただいている方、高齢者の方に、介護予防運動に参加していただくごとに1ポイントためていただき、ポイントを還元できたら元気なお年寄りもふえ、介護保険を使う人も少なくなると思いますが、介護保険ポイント制度についてお伺いいたします。 ◎植田眞功健康福祉部長 介護保険のポイント、高齢者の方のボランティア活動の動機づけとしてそうしたポイントを付与するというんですか、そういった考え方だと思うんですけれども、高齢者の方がそういった社会貢献、社会活動に参加されるということは、少子高齢化のこの社会において大切なことやと思います。また、ボランティアすることによって高齢者自身の介護予防につながると思いますので、そうした活動をできるだけ支援するという意味では今、議員おっしゃっているようなポイントの付与も一つの参考になると思います。そういった実施されている市があれば、また参考にさせていただきたいと思います。 以上です。 ◆14番(堅木照久議員) どうかよろしくお願いいたします。 ちなみに、どれぐらい実施されているかご存じですか。 ◎植田眞功健康福祉部長 ちょっとホームページで府内の市町村を探してみたんですけれども、4市ほど、ボランティア活動のところもありますし、そういう健康づくりの例えば教室とかに参加した場合にマイレージというような形で付与されているというようなところもありました。 以上です。 ◆14番(堅木照久議員) どうか研究していただいて、介護保険をずっと払い続けて1銭も使わんと、本当にいろいろ保険料が上がっていくということで、保険料の抑制にもつながりますし、検討をお願いします。 整理番号49、市立柏原病院の医業収益についてですけれども、1点目は、人間ドックセンターの収益を6,000万円と見込まれていますが、24年度の実績見込みと25年度の積算根拠をお伺いします。 ◎石井秀幸市立柏原病院事務局長 平成24年度の人間ドックの受診者数ですけれども、見込みとして1,400人です。収益といたしまして5,200万円の見込みを立てております。 平成25年度につきましては、15%アップを見込みまして、受診者数としましては1,600人、予算としましては6,000万円という形で計上しております。 以上です。 ◆14番(堅木照久議員) 年間1,600人ということは、日にということで大体今のあれをふやしていかなあかんということもわかってまいりました。 ドックの受診者の中で再検査が必要と判断された方の割合をお伺いします。 ◎石井秀幸市立柏原病院事務局長 柏原病院の人間ドックにつきましては、高齢者のかなり年配の方がおられまして、大体3割から4割の方が柏原病院のほうで再度検査等受診されておられる状況でございます。 ◆14番(堅木照久議員) これは、受診につながるということで、どんどん推奨していきたいと思います。 午前中の他会派の質問者の答弁で消化器病センターの開設とありましたけれども、消化器病の一つの胃がんの対策として、このほど厚労省でピロリ菌の除菌が保険適用を認められたとの報道がありましたけれども、市民病院としてどうそれに対処するか、お伺いいたします。 ◎石井秀幸市立柏原病院事務局長 ピロリ菌につきましては、胃がんの発症につながるということで、ヘリコバクターピロリという菌による感染ですけれども、従来につきましては胃潰瘍になって病気になってからピロリの除菌をするということであれば保険適用が可能だったんですけれども、これが改正されまして、風船を膨らませて呼気検査で細菌が見つかって内視鏡、胃カメラで胃炎が確認されれば保険適用という形になります。 既に柏原病院では、保険適用で、先ほど最初、私が言いました胃潰瘍になった人でピロリ菌がある人につきましては柏原病院で既にお薬を出しまして除菌をしております。システム上はできておりますので、もう保険適用という形になりましたので、胃炎の方でも今言いました呼気検査をして胃カメラを飲んで胃炎という形になりましたら、保険適用でピロリ菌の除菌ができるということになっております。あしたからでももういけるということでございます。 以上です。 ◆14番(堅木照久議員) 本当にそういう意味では胃がんも予防できるというか、かからなくしていけるなという感じで、どうか、そういうピロリ外来と呼ぶんですけれども、そういったものもお願いしたいと思います。 さきに答弁されました慢性期やターミナル患者の受け入れという病棟についてもちょっとお伺いいたします。 ◎石井秀幸市立柏原病院事務局長 現在、柏原病院のほうでは、例えば稼働率ですけれども70%、残りの部分につきましたら空きベッドという形がありますんで、その空きベッドを有効利用したいという部分と、それと、柏原病院のほうではがん患者さんに対する化学療法を積極的に取り組んでいきたいと考えております。そういった化学療法で柏原病院のほうで入院されるという、ちょっと言い方はあれですけれども、ターミナル患者、終末期を迎えられた患者さんで長期にというか、ある程度の日数をかかって入院が必要な方につきましては受け入れていきたいと。 それと、3カ月を超える長期の治療が必要な患者さんも踏まえて、慢性期の患者さんを受け入れていきたいという形で現在検討しております。 ベッド数につきましては、平均在院日数とか診療単価等に影響を及ぼさない範囲内で現在考えているところでございます。 以上です。 ◆14番(堅木照久議員) どうか稼働率を上げていただくということで。 大阪府のがん診療拠点病院の申請についてもお伺いいたします。 ◎石井秀幸市立柏原病院事務局長 私、今言いましたように、がんの治療につきましては柏原病院は積極的に力を入れていきたいと考えております。 がんの分について、より高度な医療をするということで、大阪府のがん診療拠点病院という形で申請をして許可という形で認められましたら、それを広く市民等に広報することによりましてがん患者さんの受け入れを積極的にやっていきたい。 また、地域連携を通じて、そういうがん拠点病院になりますので、地域からの紹介患者もふやしていきたいなというふうに考えております。 ◆14番(堅木照久議員) 本当に病院も具体的に対策というか、出てまいりまして、うれしいと思います。救急告示についても市民が待ちに待った部分ですので、よろしくお願いしたいと思います。 最後、整理番号50、水道事業会計の老朽管の整備について、これも道路や橋と同じ長寿命化計画を立てるべきでありまして、水道管が破裂してからでは利用者、市民にも迷惑をかけますし工事代金も高くつくわけで、ぜひ道路や橋同様、点検、老朽化した箇所の入れかえの優先順位など、他の工事、下水管工事、道路改修工事と関係各課と連携を密によろしくお願いしたいと思います。 また、水道管の震災に備えて耐震化基準が強化されたというご答弁で、全国でも耐震化に向けて整備が進んでいるわけです。本市の整備済み率が約19%との答弁ですが、全国平均はどのぐらいか、お伺いします。 ◎奥田隆一上下水道部長 約30%と聞いております。 以上でございます。 ◆14番(堅木照久議員) また、さきの午前の府域一水道化ということで、コストの面とか大きなメリットもあるという話だったんですけれども、ちなみに、水質検査は府域統合が進められて、こういう結果がまた具体に出てくるわけですけれども、一つ心配なのは、これ一本化されますと、うちの持っている自己水の問題はどうなるのか、ちょっと管理者に。 ◎松本健太水道事業管理者 自己水の問題でございます。自席からご答弁申し上げます。 自己水に関しましては、今現在、大阪府の水道事業で淀川の水系の水を使っているのが約90%、大阪府下全域で90%が淀川水源を利用して、自己水であるとか、企業団水はもちろん100%淀川水でございますが、大阪市の自己水も100%淀川の水源でございます。 そのようなことがございまして、このような現状で府域一水道となって淀川1川に依存するというようなことは、言われておりますように災害が発生したときにはライフラインがどのようなことになるのか、それを考えますと非常に不安であると、このように思っております。応急給水に自己水を活用するというようなこともありますし、危機管理からいいまして自己水の確保というのは非常に大事なことだと、このように思っております。 また、自己水は安全・安心でおいしい水、低廉な水ということも言われておりますので、本市におきましても自己水の確保については前向きにやっていきたいと、このように思っております。 それから、午前中に他会派の質問でご答弁申し上げましたが、企業団と42の市町村の統合に際しまして4項目の方針確認が行われておりますが、その中の一つの項目として資産という項目がございまして、資産につきましては、水道局の資産については、統合する際は企業団へ無償譲渡すると。ただし、自己水源の利用については市町村の意見を最大限尊重するというふうなことも基本で承認をされておりますので、今後、企業団と仮に統合するということになりましたら自己水の問題については必ず出てまいります。市といたしましても十分に協議検討いたしまして確保の方向へ向けてやっていきたいと、このように思っておりますので、よろしくお願いします。 ◆14番(堅木照久議員) ありがとうございます。 本当に危機管理上、自己水を持っていると、先ほども管理者おっしゃったように、淀川の水というのは琵琶湖から来ていますね。京都のほうも、また滋賀のほうもそういう原発を抱えて何キロ圏内となりますと、琵琶湖の水が汚染されたらもう使えなくなるわけですから、一発でもう水についてはやはり自己水を持っているのと持ってないのとで違うと思います。また、これがそのときに皆さんの役に立つということで、そういうことでどうか確保をお願いしたいと思います。 時間を残して終わらせていただきます。ありがとうございます。 以上でございます。 ○大坪教孝副議長 以上で公明党代表者の質疑を終わります。 お諮りします。議事の都合上、本日の会議はこの程度にとどめ、あすに延会したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○大坪教孝副議長 ご異議なしと認めます。よって本日の会議はこれにて延会することに決しました。 あすは午前10時にご参集願います。 本日はこれにて延会いたします。 △延会 午後5時29分...