平成24年 12月 定例会(第4回) 目次◇開議 午前9時59分 日程第1 報告第14号及び報告第15号、議案第56号から議案第58号並びに議案第60号から議案第77号まで…………………………………………………………………………… 107 日程第2 一般質問 *個人質問(石橋 實)……………………………………………………… 107
理事者答弁 市立柏原病院事務局長(石井秀幸)……………………………………… 108 総務部長(塩野臣成)……………………………………………………… 109
政策推進部長(北村達夫)………………………………………………… 110
経済環境部長(尾野晋一)………………………………………………… 110
健康福祉部長兼
福祉事務所長(植田眞功)……………………………… 111 再質問(石橋 實)………………………………………………………… 111 *個人質疑・質問(寺田悦久)……………………………………………… 115
理事者答弁 政策推進部長(北村達夫)………………………………………………… 115
学校教育部長(坂口郁夫)………………………………………………… 116
都市整備部長(栗野秋光)………………………………………………… 117 再質問(寺田悦久)………………………………………………………… 117 *個人質問(藤森洋一)……………………………………………………… 122
理事者答弁 生涯学習部長(岡本彰司)………………………………………………… 123
政策推進部長(北村達夫)………………………………………………… 123
経済環境部長(尾野晋一)………………………………………………… 124
都市整備部長(栗野秋光)………………………………………………… 124 市長(岡本泰明)…………………………………………………………… 125 再質問(藤森洋一)………………………………………………………… 125◇休憩 午後0時0分◇再開 午後0時59分 *個人質問(堅木照久)……………………………………………………… 130
理事者答弁 市長(岡本泰明)…………………………………………………………… 131
健康福祉部長兼事務所長(植田眞功)…………………………………… 132 市民部長(林 和彦)……………………………………………………… 132
経済環境部長(尾野晋一)………………………………………………… 133 再質問(堅木照久)………………………………………………………… 134 *個人質疑・質問(鶴田将良)……………………………………………… 138
理事者答弁 都市整備部長(栗野秋光)………………………………………………… 139 市民部長(林 和彦)……………………………………………………… 140
学校教育部長(坂口郁夫)………………………………………………… 141
政策推進部長(北村達夫)………………………………………………… 142 再質問(鶴田将良)………………………………………………………… 142 採決 報告第15号(専決第12号) (承認)…………………………………… 147 議案第56号 議案第58号 議案第77号 (原案可決)………………… 147 議案第57号 議案第60号 議案第61号 議案第62号 議案第63号 議案第64号 議案第65号 議案第66号 議案第67号 議案第68号 議案第69号 議案第70号 議案第71号 議案第72号 議案第73号 議案第74号 議案第75号 議案第76号 (
関係委員会付託)………………………………………………………………………………………… 147◇散会 午後2時24分◯平成24年第4回
柏原市議会定例会会議録(第3号)
-----------------------------------◯平成24年12月11日午前9時59分より
柏原市議会議事堂において
再開-----------------------------------◯議事日程 日程第1 報告第14号
専決処分報告について 「専決第11号 損害賠償の額の決定及び和解について」 報告第15号
専決処分報告について 「専決第12号 平成24年度柏原市
一般会計補正予算(第5号)」 議案第56号 公の施設(
柏原市立老人福祉センター)の
指定管理者の指定について 議案第57号 公の施設(柏原市体育施設)の
指定管理者の指定について 議案第58号
大和川右岸水防事務組合規約の変更に関する協議について 議案第60号 執行機関の附属機関に関する条例の制定について 議案第61号 柏原市
指定地域密着型サービス事業者及び
指定地域密着型介護予防サービス事業者に関する基準を定める条例の制定について 議案第62号 柏原市
都市公園条例の一部改正について 議案第63号 柏原市
移動等円滑化のために必要な
特定公園施設の設置に関する基準を定める条例の制定について 議案第64号 柏原市道路の構造の
技術的基準を定める条例の制定について 議案第65号 柏原市道路標識の寸法を定める条例の制定について 議案第66号 柏原市
移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める条例の制定について 議案第67号 柏原市
自動車駐車場又は
自転車駐車場の標識を定める条例の制定について 議案第68号 柏原市
下水道条例の一部改正について 議案第69号 柏原市
浄化槽施設の設置及び管理に関する条例の制定について 議案第70号 柏原市
河川管理施設等の構造の
技術的基準を定める条例の制定について 議案第71号
柏原市立小学校及び中学校の設置等に関する条例の一部改正について 議案第72号 柏原市
布設工事監督者を配置する水道の布設工事並びに
布設工事監督者及び
水道技術管理者の資格を定める条例の制定について 議案第73号 柏原市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について 議案第74号 平成24年度柏原市
一般会計補正予算(第6号) 議案第75号 平成24年度柏原市
国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第2号) 議案第76号 平成24年度柏原市
公共下水道事業特別会計補正予算(第2号) 議案第77号 平成24年度柏原市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号) 日程第2
一般質問-----------------------------------◯出席議員(17名) 1番 石橋 實議員 2番
山本真見議員 3番
田中秀昭議員 4番
濱浦佳子議員 5番
橋本満夫議員 6番
岸野友美子議員 7番 奥山 渉議員 8番
大坪教孝議員 9番
山下亜緯子議員 10番 欠員 11番
藤森洋一議員 12番
中村保治議員 13番 計
盛佐登子議員 14番
堅木照久議員 15番
鶴田将良議員 16番
寺田悦久議員 17番 乾 一議員 18番
中野広也議員-----------------------------------◯欠席議員(なし
)-----------------------------------◯説明のため出席した者の職氏名 市長 岡本泰明 副市長 吉田茂治 教育長 稲田邦敏
水道事業管理者 松本健太
病院事業管理者 刈谷雄二 監査委員 西上康雄
政策推進部 部長 北村達夫 次長兼
企画調整課長 福井 浩 総務部 部長 塩野臣成
車両運行課長 碇本義一 人事課長 田中 徹 財務部 部長 渡辺耕次 次長兼納税課長 坂野裕之 次長兼
契約検査課長 諏訪幸広 市民部 部長 林 和彦
経済環境部 部長 尾野晋一
健康福祉部 部長兼
福祉事務所長 植田眞功 次長兼
高齢介護課長 藤田裕邦
健康福祉課長 平井正人
都市整備部 部長 栗野秋光 理事 米沢政一 次長兼
道路水路管理課長 山本佳裕
上下水道部 部長 奥田隆一
市立柏原病院 事務局長 石井秀幸
会計管理室 会計管理者兼室長 乾 至克
学校教育部 部長 坂口郁夫 生涯学習部 部長 岡本彰司
行政委員会事務局 事務局長 村井保一
-----------------------------------◯事務局出席職員 事務局長 山本昌晴 次長 塩谷 修 主幹 岡市朋子 主査 笠原秀保
事務局職員 栗田聖子~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△再開 午前9時59分
○乾一議長 おはようございます。 ただいまの出席議員17名、定足数に達しております。よってこれより本会議を再開いたします。
△開議
○乾一議長 直ちに開議いたします。 日程第1、報告第14号及び報告第15号、議案第56号から議案第58号並びに議案第60号から議案第77号まで、日程第2、一般質問を一括して議題とします。 昨日に引き続き、個人質疑・質問を行います。本日は
石橋實議員の個人質問からであります。
石橋實議員、登壇願います。 〔1番 石橋 實議員 登壇〕(拍手)
◆1番(
石橋實議員) おはようございます。1番議員の石橋實でございます。 議長のお許しを得て、平成24年第4回定例会におきまして個人質問の機会をいただきましたことを厚くお礼申し上げます。 さて、12月の師走の声を聞いた途端に真冬のような寒さを迎え、衆議院の突然の解散、選挙というただでさえ慌しい年末に、新たに日本の方向性が決まろうとしています。このようなときこそ、市民と直結した地方自治体がしっかりと地に根を張った地域行政を運営しなくてはならないのではないかと思います。 今議会におきましては、特に市民の代弁者として市民の市政に対する声を中心に、町工場のおやじの視点で質問いたしますので、よろしくお願い申し上げます。 それでは、
整理番号順に従いまして質問いたします。 まず、
整理番号43、
市立柏原病院人間ドックについては、昨年10月からの開設ではありますが、平成23年度及び今年度10月末までの収支と市民から希望する日に予約がとれないと聞くが、その現状についてお聞きいたします。 次に、
整理番号44、
市立柏原病院の待ち時間の解消についてでありますが、特に眼科の診察において2時間、3時間待ちは当然のことのようになっていると苦情を聞きますが、現状を把握されているのか。またその対応策はとられているのか、お尋ねいたします。 続きまして、
整理番号45、
市立柏原病院の医師についてでありますが、市民から、柏原病院の医師は少し顔なじみになったと思ったらすぐによそへ移られるという声があります。患者さんと意思の疎通を図り、信頼関係の中で病気を治していくことが地域に愛される地域の基幹病院の役割の一つではないでしょうか。なぜ短期間に転任されるのか、お尋ねいたします。 次に、
整理番号46、循環バスの運行については、まず担当の職員の皆さんが早朝から暗くなるまで市民のために頑張っていただいていることにつきましては、この場をかりてお礼申し上げます。ただ、堅上地区の地域性を考えると、現状の平日のみの循環バスを土曜日、日曜日、祝日にも運行できないか、お尋ねいたします。 続きまして、
整理番号47、亀の
瀬地すべり跡地における植樹の維持管理についてでありますが、亀の
瀬地すべり地区跡地には、市民の協力を得て、レモンの木など植樹をされましたが、現在の維持管理はどのようにされているのか、お尋ねいたします。 次に、
整理番号48、有害鳥獣の駆除については、年間の被害額についてお聞きいたします。 最後に、
整理番号49、
老人福祉センター「やすらぎの園」については、高齢者の憩いの場として多くの方に利用され喜んでいただいている施設ですが、建設以来30年以上がたっています。現状の問題点とその改善策、またそれにかかわる予算額についてお聞きいたします。 以上、私が通告いたしました第1回目の質問であります。どうか質問の趣旨を十分ご理解いただき、ご答弁下さいますことをお願いいたします。ご清聴ありがとうございました。
○乾一議長
石橋實議員の質問に対し、答弁を求めます。 〔石井秀幸
市立柏原病院事務局長 登壇〕
◎
石井秀幸市立柏原病院事務局長 おはようございます。
石橋實議員の一般に対する個人質問のうち、私からは
整理番号43、44及び45の3件についてご答弁申し上げます。 まず、
整理番号43でございます。
質問事項は
市立柏原病院、質問要旨は
人間ドックについて、特に
人間ドックの収支状況と健診の予約枠についてご質問をいただいております。 まず、
人間ドックの収支状況についてでございます。
人間ドックセンター「ヴィゴラス」は、病気の早期発見、早期治療の観点から昨年10月にオープンし、平成23年度は受診者数521人、収入が約2,600万円、支出が約1,600万円で、
収支差し引き約1,000万円の黒字となっております。 平成24年度につきましては、受診者の幅を広げるため、一般企業健診者の受け入れを開始したことにより、10月末時点で受診者数714人と増加し、収入が約3,100万円、支出が約1,810万円で、
収支差し引き約1,290万円の黒字となっております。 次に、健診の予約枠についてでございます。特に、健診希望者が希望される日に予約がとれない場合があることに関しましては、当院の
人間ドックはより精密な検査を行うため、胃の検査におきましては基本的に
胃カメラ検査を実施しており、1人約30分の時間を要しており、
オプション検査の脳のMRIにつきましても1人約30分の時間を要しております。 また、検査用の医療機器やスタッフの関係で、当院で1日に行える検査件数が限られており、この中で一般の患者さんの検査も行っております。したがいまして、
人間ドックの検査数もある程度限定されますため、ご希望の日の健診予約が既にいっぱいの場合は日程の変更をお願いしている状況でございます。今後は、1人でも多くの方に
人間ドックを受診していただけるよう、より効率的な検査枠の活用を図ってまいりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 次に、
整理番号44でございます。
質問事項は
市立柏原病院、質問要旨は待ち時間の解消について。特に眼科の
待ち時間解消についての改善策についてお尋ねでございます。 眼科の待ち時間については、以前より多くのご意見、ご要望をいただいております。眼科の場合、視力等の事前検査も必要となり、また主治医を指名される方も多いため、他の診療科よりも時間がかかっているのが実情でございます。そのため、一昨年より応援医師1名を増員するとともに、
視力検査等を行う
視能訓練士の勤務時間を延長するなど対策を講じてまいりました。 今年度は
病院事業管理者、病院長による眼科医師へのヒアリングを実施するなど、改善策を検討しております。しかしながら、根本的な解決策としましては、やはり眼科医師の増員が必要と考えておりますので、今後とも関連大学に医師の派遣を引き続き粘り強くお願いしてまいりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 次に、
整理番号45でございます。
質問事項は
市立柏原病院、質問要旨は医師について。特に医師の短期間での異動についてでございます。 より適切な治療、診断を行うには、患者さんから医師に対し現在抱えている症状を的確に伝え、医師はそれに基づき各種の検査を実施し治療方針を決定する必要があります。ご指摘のように、一部の診療科では患者と医師の良好な人間関係が構築されたころに医師が異動で変わっており、
カルテ記録等に基づき十分な引継ぎを心がけているとはいえ、患者さんにご迷惑をおかけしていることは十分理解しております。しかしながら、当院の医師の人事につきましては関連大学から派遣されている関係上、当院で自由に決定できるものではありません。今後、当院の意向を十分説明しながら関連大学のご理解を得ていきたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 〔塩野臣成 総務部長 登壇〕
◎
塩野臣成総務部長 続きまして、私からは
整理番号46についてご答弁申し上げます。
質問事項は循環バス、質問要旨は
市内循環バスの運行について。特に堅上地域の状況と土・日・祝祭日等の休日運行についてお尋ねをいただいております。
市内循環バスは、平成10年10月よりバス1台による運行を開始し、その後平成13年度に2台に、平成18年度に4台にまでバスを増便してまいりました。 平成18年度の新運行計画では、市直営による
市内公共施設や駅へのアクセスを充実させ、市民の利便性の向上を目的とするとともに、高齢者や体の不自由な方が屋外に出ることにより、社会参加を促進することにも寄与するものとして策定したものでございます。 この新運行計画を策定中に、当時近鉄国分駅と堅上地域を運行されておられました民間バスが、採算面から撤退するという事態になりました。この路線は堅上地域の住民の生活路線ということもあり、市といたしまして地域住民の皆様と十分に協議の上、この路線につきましても新運行計画に取り入れて運行することに決定したものでございます。 そのため、この路線につきましては平日の早朝6時50分から夜の7時までと、他の路線より長時間の運行とし、雁多尾畑の停留所へは1日12回の発着としているところでございます。したがいまして、市直営によります現在の
市内循環バス運行において、土・日・祝祭日等の休日の運行につきましては非常に難しいものと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 〔北村達夫
政策推進部長 登壇〕
◎
北村達夫政策推進部長 続きまして、私からは
整理番号47についてご答弁申し上げます。
質問事項は都市整備、質問要旨は亀の
瀬地すべり跡地における植樹の維持管理についてでございます。 昨日の他の議員のご質問にもお答え申し上げましたように、亀の
瀬地すべり跡地における国の大きな変更計画に伴い、市の
上面利用計画、緑の再生、森の再生へと大きく方向を変更し、「自然あふれる市民の憩いの場」としたものでございます。この整備方針に基づき、
大和川河川事務所と協議の上、本格的な上面利用の時期に先行して試験的に市民や企業、
NPO法人などとの協働、さらには大阪府、中部農と緑の
総合事務所の協力も得、桜や梅、クヌギやコナラ、エノキ、レモンなど約3,200本の植樹を行ってまいりました。 この際の試験的に先行した植樹については、その条件として植樹区域の草刈りなどの維持管理があり、現在当初の目的であった原点に立ち戻り、できる限り支出を伴わないよう市民の皆さん、企業の方々の
ボランティアを基本として
草刈りボランティアを募って実施いたしております。 しかしながら、
ボランティアによる草刈りだけでは面積的にも、また地形的にも困難なところもあることから、
シルバー人材センターへの委託も考慮してまいりたいと考えております。なお、今後も引き続き国・府・市の三者で定期的に開催しております
連絡調整会議の中で、今後最も大きな問題となる
維持管理費等につきましても市の負担が軽減できるよう協議してまいります。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 〔尾野晋一
経済環境部長 登壇〕
◎
尾野晋一経済環境部長 続きまして、私からは
整理番号48につきましてご答弁申し上げます。
質問事項は産業振興、質問要旨は有害鳥獣の駆除についてでございます。 本市では、特産物のブドウなどへ被害を与えるイノシシ、カラス及びアライグマにつきましては、有害鳥獣として柏原市
鳥獣被害防止計画に基づき、その駆除に努めております。最近では、人家の近くでの目撃情報もあることから、捕獲おりの増設など、その強化に努めております。 有害鳥獣による農作物への被害額につきましては、直近2年間では毎年約1,000万円以上の被害額が発生し、年々増加傾向にあり、そのほとんどが特産物のブドウ、ミカンなどの果樹への被害額でございます。
有害鳥獣駆除対策事業には、農業者などが行う
侵入防止さくや捕獲おりの設置などの整備事業と、実際に駆除を行う駆除事業がございます。2つの事業がございます。そのうち、イノシシ、カラスの駆除事業につきましては、大阪府
猟友会柏原支部へ業務を委託しております。その委託料につきましては、平成22年度は約130万円、平成23年度は約28万円、平成24年度は11月末までに約207万円をそれぞれ支出しております。なお、平成23年度には
有害鳥獣駆除協力委員報奨費として約234万円を別に支出しております。 一般に有害鳥獣から被害を防止するためには、有害鳥獣の生息しにくい環境をつくり、それらが農地に侵入できない防止対策を講じるとともに、駆除による頭数管理をバランスよく実施することが必要と言われております。今後とも、有害鳥獣による被害を防止するため、必要な予算を確保してその駆除に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 私からは以上でございます。 〔植田眞功
健康福祉部長 登壇〕
◎
植田眞功健康福祉部長 続きまして、私からは
整理番号49について答弁申し上げます。
質問事項は
高齢者福祉、質問要旨は
市立老人福祉センター「やすらぎの園」についてでございます。
柏原市立老人福祉センター「やすらぎの園」は、60歳以上の市民が健康で明るい生活を営んでもらうことを目的として、昭和56年6月に竣工し、今日まで多くの高齢者の方々に利用していただいており、年間延べ約4万8,000人、1日平均170人程度の方々にご利用いただいております。 同センター内には入浴施設を初め、大広間、和室、会議室等がございまして、すべて無料でご利用いただけます。また、13のクラブがあり、カラオケ、バンパー、囲碁、将棋など多彩なクラブ活動や、介護予防、健康づくりなどの教室としても利用されております。 しかしながら、同センターは竣工後30年以上経過しておりますことから、建物内外の施設、設備等も老朽化しております。今年度も2階大広間の空調設備の修繕や地下機械室の漏水補修、同センターののり面の修繕等を行っております。 同センター改修に係る工事請負費予算につきましては、今年度は予算計上していないことから、故障などが発生しました場合には最小限の修繕費で対応しながら、できるだけ利用者にご不便をおかけしないように苦心しているところでございます。 今後の同センターの建物、施設のあり方について、老朽化の中どのようにしていくかにつきましては、現在議会の皆様にもご相談させていただいているところでもございますので、それらの経過も踏まえながら今後の方向性を出してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 私からは以上でございます。
○乾一議長 以上で、一通りの答弁は終わりました。
石橋實議員、再質問ありませんか。
◆1番(
石橋實議員) それでは、もう少しお聞きしたい点がありますので、
整理番号順に従って質問したいと思います。
整理番号43、
市立柏原病院人間ドックについては、平成23年度1,000万円、平成24年度10月末では1,290万円の黒字の答弁をいただきました。町工場では、もうかる仕事には設備投資をして利益を上げるのが普通なんですが、赤字続きの病院経営を少しでも楽にするために、さらに
人間ドックの受診者増を図るためにも設備を充実させて、現在の午前中の健診だけではなく、民間の病院と同じように午後も健診を行い、多くの方が予約のとりやすい体制にして歳入を図ることはできないか、お尋ねします。
◎
石井秀幸市立柏原病院事務局長 人間ドックにつきましては、先ほど答弁いたしましたように、黒字ということでございます。黒字の部分につきましても、
人間ドックの受診者の方で異状が見つかった方につきまして、昨年開設以来、異状が見つかった方で柏原病院を受診された方、検査、入院等された方につきましての収入につきましては2,400万円の収益も上がっております。黒字の部分ですんで、
人間ドックの拡充ということは考えております。 当初、
人間ドックにつきましては午前中10人、午後から10人という合計20人の枠という形のキャパは用意しております。ただ、現状の状況では、先ほど答弁させてもらいましたように拡大がちょっと難しい状況もございます。 ただ、今現在考えておりますのは、新たに土曜日に
人間ドックを開設していけないかどうかという形で、今現在リーダー会を中心に検討しておりますので、できましたら25年度中には開設のほうに向けていきたいなという形で今現在検討しているところでございます。 以上でございます。
◆1番(
石橋實議員) 土曜日の開設というのは結構なことだと思います。最初の答弁で、1人でも多くの方に受診していただけるように、より効率的な検査枠の活用を図るとお答えいただきましたから、どのように活用を図られるのか期待していますので、また明確に決まりましたら教えていただきたいと思います。 それでは、
整理番号44、眼科の待ち時間の解消につきましては、以前からご意見、質問をいただいており、実情を把握されて対策を講じているのであれば、問題は少しでも解決していると思いますが、医師が直接、きょうは2時間待ち、3時間待ちと言っていることにもこれはまた問題があると思いますので、そんな時間があれば健診にその時間を費やしてほしいと思います。どうしても待ち時間が長い待ち時間、2時間、3時間があれば、看護師からいろいろその患者さんに説明して、細やかなサービスが必要と思います。その間、買い物とか食事とかいろいろ用事ができると思いますので、管理者の方、この件に関してまた答弁願います。
◎刈谷雄二
病院事業管理者 ご答弁を申し上げます。 眼科の待ち時間ということでございますが、私もこの4月に就任させていただきまして、患者様の声の中でやはり眼科の待ち時間が長いというお声を聞きますので、私も最初のほうはまだ顔がさしておりませんでしたので、待ち合いのところに少しかけさせていただきまして、患者さんの生の声をちょっと聞かせていただきました。その中ではやはり、待ち時間が長いので朝早くから並んでいるんだと。ただ、よその病院に行くよりもここの柏原病院のこの先生に診ていただきたいんだと。だから少々の待ち時間が長くても私らここで待ちましょうねというふうな話もされておりました。 ただ、やはりその中で出てきましたのは、少しでも待ち時間が短くなればなという声を、生の声で私もお聞きしましたので、やはりこの対策は立てていかないといけないと。 それで今回、7月から新しい病院長来ましたので、病院長ともどもすべての診療科の部長とは話をしたんですが、眼科のほうもこの辺の内容をお話しさせていただきまして、解決策をということで十分議論をさせていただきました。その中で、眼科の医師が申しますのは、できるだけ私自身もサービスをしたいので、先ほど議員がおっしゃいました待ち時間の今現在2時間ですよとか1時間ですよとかいうのは私のほうから、せめてものサービスとしてさせていただいておると。柏原病院の各診療の中でも、次だれだれさん診ますので、はい来てください、お入りくださいという方は、結構医師の方がおっしゃいます。それも1つの患者とのコミュニケーションであるというふうにおっしゃっておりますので、それの中で、きょうは2時間、3時間とおっしゃっていますので、それで時間を費やすことは私はそうないんではなかろうかなと思います。 ただ、それ以上に何か方策をということで、今考えておりますのは、第一は先ほど局長が申しましたように、大学に行って新たな医師の増員、常勤の医師の増員をお願いするのが一番の早道なんですが、ちょうどそろそろ来年の4月に向けての人事の季節でもございますので、11月に病院長ともども、私大学のほうに医師の増員を、各診療科必要なところへお願いに上がりました。ただ、やはり眼科につきましては非常に医局のほうも人数が少ないということで、非常に厳しいというのが現状でございました。したがいまして、当面はやはり患者様の気持ちを少しでも和らげるような、何かこう、先ほど議員がおっしゃいました少し時間があれば家へ帰って買い物でもというそういうシステム、いわゆる表示システムでもできないのかな、そしてまた受付の人からのサジェスチョンができないのかなと。 ただ、これは先生もおっしゃいましたが、診療によっては早くなる場合もたまにございますので、そのときにまた順番が入れかわってしまいますと、非常に問題もあろうかと思います。できるだけそういうことのないように、かつ診療システムを構築しまして患者様に少しでも便利なご利用をしていただけるような、そういう方策を今後とも考えてまいりたいと思っておりますので、ご理解をよろしくお願いいたしたいと思います。 以上でございます。
◆1番(
石橋實議員) とにかく眼科に関しては苦情ばかりで、待ち時間が長いというのがすべて、どの議員も苦情を聞いておられると思いますので、これからひとつ管理者も力を入れてもらって、システム等にも問題あるんじゃないかと思いますけれども、それもよく考えていただいて解決していただけたらと思います。 続きまして、
整理番号45、同じようなものなんですけれども、医師の短期間の異動について好ましくないことは理解しているが、関連大学から派遣されている関係上、病院では自由に決定できるものではありませんという答弁をいただきましたが、医師の給料を出しているのは柏原病院であって、大学ではないと。病院が病院自体で経営が成り立っているのであればそのような答弁もわかるんですけれども、一般会計から毎年何億円もの市民の血税を繰り出しているということで、柏原病院の現状を考えると簡単にそういう答弁だけでは済まないと思います。 市長も就任当時、医者の確保のために大概奔走していただきましたんで、ここはまた管理者のほうで、市長以上に大学のほうと交渉していただいて、市民が1人でも喜ぶように、またよろしくお願いしたいと思います。
整理番号46、循環バスについてでありますが、循環バスは答弁の中で、堅上地区の生活路線であるということはもう一致した考えなので、それだからこそ土日祝日の運行が必要ではないかと思います。 今後ますます少子高齢化が進む中において、堅上地区のバスの運行は循環バスではなく堅上地区の生活バスという視点を持って、この路線のみ民間委託もあわせて今後考えていただきたいということを要望しておきます。
整理番号47、亀の
瀬地すべり跡地における植樹の維持管理につきましては、原点に立ち戻り、できる限り管理費の支出を伴わないようにしていくという答弁をいただきました。 私は、全体的に維持管理は国、府、市、三社で協議していただくことで現状の植樹したレモンの木などは市の財産でございます。先日、現地を見に行かせていただきました。きれいに草刈りもできてきれいなもので、現実はなかなかきれいなもんやということを感じました。大切に育てるために必要な予算は投じていただきますことと、今後、自然あふれる市民の憩いの場として活用するための市民
ボランティア呼びかけ、担当課だけではなく政策推進ということで、市の職員が土曜日、日曜日に草刈りにその現場に行っていただいているということはここでもってお礼申し上げたいと思います。市民のための
ボランティア、全市的に取り組みをお願いしておきたいと思います。
整理番号48、有害鳥獣の駆除につきましては年間1,000万の被害とのことで、この被害額が大きくならないように万全な対策と、以前にも申しましたが、他市ではイノシシが民家へおりてきて、小さな子どもさんや高齢者の方にけがをさすなどの問題も生じております。柏原市においても、今後、人的な被害が予測されます。人的な被害は金額ではなかなか換算できるものではありませんので、問題が起こったときにこの問題を想定外というのではなく、想定内であることを十分に考え合わせて、対策に必要な予算は財政事情が厳しい中においても、市民が安心・安全で生活を送れるように必要な予算を講じていただきたいと思います。 最後に、
整理番号49、
老人福祉センター「やすらぎの園」につきましては、竣工後30年以上を経過しており、建物内外も老朽化して、いつどこが故障発生するか予測が難しい状況にあるなら、抜本的に考える時期に来ていると思います。私は、財政事情の厳しいことはわかりますが、新たな
老人福祉センターが今必要と思います。 岡本市長、この考え方、何かお尋ねしたいと思いますねんけれども、思い、福祉センターについて一言。
◎岡本泰明市長 議員ご指摘のように、老朽化が進んでおるということは事実でございます。私どもは市民の方からいつもしりをたたかれるといいますか、何とかしてほしいと。あるときに、去年であったかおととしであったか、ちょっと私、歩きづろうございましたんですが、ある市民の方が一回ここ歩いてんかと、私も一緒に歩くわと言うて、下からずっと歩いて上がってきたんです。私はちょっと足が不自由であるということもありまして、しんどうて途中で三、四回一服せなたどりつけないと、玄関まで。そういう事情もよくわかりますので、どこかええところないかと。 あったらひとつぜひ建てかえ等も含めて、それで建物が云々ということは議員各位皆ご承知のことと思います。そのことは当然のこととして、場所的にも要するに柏原のいわゆるこの辺、また国分の東地区、あの辺の方々が演芸大会ですか、年変わりますと、老人会の方があそこで演芸大会されます。そのときにも、ここは遠いわ、何とかなりませんかと。ここ車で来な来られやしませんねんと。自転車で上がろうと思っても上がれやしませんねんと。いやいやそんなんわかってるがなと、それ俺かてここでもうこの間歩かされて、もう三、四回一服してここまで上がってきましたんやと。そうでんなと。そういう話の中で、何とか前向きにいいところがあればそこを考えてみたいと、そのように思っております。
◆1番(
石橋實議員) 今、市長がおっしゃられたように、僕もこの間行って現場のほう見てきて、老人の方からいろいろ質問を受けました。とにかく後期高齢者最後の楽しみやねんて、とにかく頑張って何とかしてほしいという強い要望を受けて、この質問をさせていただきました。岡本市長においては、今は2期目、次3期目において、この問題をとにかくクリアしていただくと。何とか、他の議員も言われたように庁舎の建てかえもいろいろありますけれども、よろしくお願いしたいと思います。 以上で質問を終わります。
○乾一議長 以上で、
石橋實議員の質問を終わります。 次に、
寺田悦久議員、登壇願います。 〔16番
寺田悦久議員 登壇〕(拍手)
◆16番(
寺田悦久議員) 皆さん、おはようございます。16番議員の寺田悦久でございます。 議長のお許しをちょうだい申し上げ、平成24年第4回定例会、個人質問として質疑、質問をいたします。 市長を初め、理事者の皆さん方にはその質問の趣旨、質問の内容、質問をする気持ちをお察しいただきまして、適切なるご答弁をお願いいたしたいと思います。 それでは、通告順に従いまして質疑をさせていただきます。 議案第50号、執行機関の附属機関に関する条例の制定についての質疑をいたします。 附属機関の条例化につきましては、本年6月市議会第2回定例会において指摘をいたしております。執行機関の附属機関に関する条例、昭和34年旧条例の全部を今回改正され、新たに条例を上程されたわけでありますが、時代の流れ、市民の動向などいろいろな問題を検討し、常に見直しをすることが大切だと思っております。今回の条例化において、どのように審議されたのか経過についてお伺いをいたします。 続きまして、
整理番号51番、
柏原市立小学校及び中学校の設置等に関する条例の一部改正についてでありますが、府立修徳学院内に柏原市が小・中学校の設置者にならなければならない理由と、修徳学院内部の小・中学校設置による費用負担についてお伺いをいたします。 続きまして、一般質問でございます。
整理番号52番、竜田古道の里山公園の維持管理費や無償譲渡の覚書締結問題については、今まで委員会や本会議等の市長や理事者、担当課の答弁において、維持管理費は環境組合の負担とするように交渉をする。また3市のごみ処分場跡地をもらい受ける無償譲渡の覚書締結についても、6月議会で岡本市長は返すと答弁をいただいております。竜田古道里山公園についての維持管理、ごみ処分場用地の交渉の進捗をお聞きいたします。 以上で、壇上での質疑を終わります。よろしくお願いをいたします。 議案番号を間違いましたので、訂正をいたします。議案第50号と申し上げましたのが、議案第60号でございます。訂正方、よろしくお願い申し上げます。
○乾一議長
寺田悦久議員の質疑・質問に対し、答弁を求めます。 〔北村達夫
政策推進部長 登壇〕
◎
北村達夫政策推進部長 寺田悦久議員の議案、一般に対する個人質疑、質問のうち、私からは
整理番号50についてご答弁申し上げます。 質疑事項は議案第60号、執行機関の附属機関に関する条例の制定についてでございます。質疑要旨は条例の内容について、特に条例制定に関する審議と経過についてでございます。 当該条例の制定につきましては、本年第2回定例会におきまして議員からご指摘を受けた後、現在休止中のもの、今後設置する予定のあるもの、公営企業において設置しているものを含め、本市が規則や要綱等で設置しております委員会や協議会すべてにおいて、地方自治法上の調停、審査、諮問、審議及び調査を行っているか、合議体としての意見のとりまとめを行っているか、執行機関の補助職員以外の者を登用しているかなどを基準とした調査を行いました。 その結果、附属機関あるいは附属機関とみなされるおそれのあるものが、63件出てまいりました。そのうち27件につきましては、法律または既に条例において設置しているものでありましたが、これら条例等により設置しているものも含め、さらに各課において今後も存続させることの必要性や他の附属機関との統合等についての検討を行い、最終的に附属機関としての設置が必要であると判断したものは、今回条例化させていただいたものでございます。よろしくご理解のほどお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 〔坂口郁夫
学校教育部長 登壇〕
◎坂口郁夫
学校教育部長 続きまして、私からは
整理番号51についてご答弁申し上げます。 質疑事項は議案第71号、
柏原市立小学校及び中学校の設置等に関する条例の一部改正について、質疑要旨は設置の理由と市の費用負担についてお尋ねをいただいております。 児童自立支援施設におきましては、平成9年の児童福祉法の一部改正により、施設に入所している児童・生徒に対して学校教育法に基づく学校教育を実施することが義務づけられました。このようなことから、府立修徳学院に入所している児童・生徒に対しましても、学校教育法に基づく学校教育を実施するため、本市教育委員会と大阪府とでこれまで継続して協議を進めてまいりました。 その結果、教育委員会は修徳学院に入所する児童・生徒の教育を受ける権利を早急に保障するため、学校教育に基づいた教育を実施し、教科指導・生徒指導・進路指導を充実させる手段といたしましては、本市が修徳学院内に、本校方式での市立学校を設置することが最善であると考え、このたび大阪府との間で協議が整いましたので、学校教育法第38条及び第49条の規定に基づき、市立学校の設置をお願いする運びになったものでございます。 学校運営にかかる本市の費用負担の内訳といたしましては、学校印、校旗、教職員が使用するパソコンのネットワーク通信費、ネットワークの初期工事費、教職員の健康診断費、学校医・学校歯科医・学校薬剤師の報酬、各教科部会、校長会などに係る各種負担金、使送便等でございます。このうち、教職員の健康診断の実施及び学校医・学校歯科医・学校薬剤師の配置につきましては、学校保健安全法に学校設置者の責務の規定がございます。 以上の経費を合計いたしますと、初年度はイニシャルコストを合わせますので約200万円、次年度以降は年間約160万円を市で費用負担することとなります。 しかし、先日のさきのご質問で答弁申しあげましたように、本市に所在する児童養護施設であります南河学園や、武田塾に入所する子どもたちに対しましても、健康診断費や学校給食の必要経費等につきましては市費を投入いたしておりますことから、修徳学院に入所する子どもたちとの間に、児童福祉法の定めにおいて違いはないと考えられますので、修徳学院施設内学校設置に係る費用の一部に市費を投入することにつきましても、なにとぞご理解をいただきたいと考えております。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 〔栗野秋光
都市整備部長 登壇〕
◎栗野秋光
都市整備部長 続きまして、私からは
整理番号52番につきましてご答弁申し上げます。
質問事項は都市整備、質問要旨は竜田古道の里山公園についてでございます。 竜田古道の里山公園の維持管理及び用地についてお尋ねでございます。 平成24年度の維持管理につきましては、現在、嘱託職員4名で維持管理を行っております。また、柏羽藤環境事業組合に維持管理費の負担を求めることにつきまして、平成24年3月30日並びに平成24年4月5日に協議をいたしましたが、柏羽藤環境事業組合の回答は、いずれにおきましても協定書及び覚書に基づき既に解決済みであるとのことでありました。 また、竜田古道の里山公園の土地の所有権につきましては、現時点では柏羽藤環境事業組合の所有となっております。 これからも、関係各位の協力をいただきながら協議を行ってまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。
○乾一議長 以上で一通りの答弁は終わりました。
寺田悦久議員、再質問ありませんか。
◆16番(
寺田悦久議員)
整理番号順にしたがいまして、再質問をさせていただきます。 まず、
整理番号50番、附属機関について質問をさせていただきました。 行政に対する考え方が大きく変化をする中、市民の行政要望というものも刻々と変わっているわけでございます。市政運営に対して的確な民意の反映や専門的知識を導入する観点からも、より充実した市政運営のために必要だと感じております。しかしながら、そのほかに一般的に長の私的機関と呼ばれるものが存在しておったり、位置づけの不明確なものがあるとも聞いております。本市の場合、団体を調査する段階で私的諮問機関と言われるものが存在するのか、そういうところも気になるところでございますが、執行機関の多くは、市長の諮問した事項について委員が期待どおりの答申を出すのが役割の本来、設置目的がそういう意味では十分機能していないとの批判もあることでございますが、地方主権と呼ばれる中、自治体の行政企画能力が問われているにもかかわらず、附属機関に依存する。多々あるのかなと。附属機関に頼りすぎる、そういう意味で執行部としての責任回避、附属機関依存症というものが今まであったのかなというふうに思います。附属機関万能主義、こういうことになってはならないというふうに思うわけでございます。 今回、改正の機会において少し質疑をさせていただきますが、今まで柏原市行政で問題と議会でも感じております亀の瀬の問題、そして留所山、竜田古道の里山公園の問題、またいろいろな公園緑地の問題、そういうものも市民の皆さんから成るまちづくり何とかかんとかという、その会で提案をいただいておる。 その議事録というか内容をちょっと拝見させていただきますと、市から留所山の土地が無料で使えるというふうに呼びかけがあった。さあ、どうして使おうかと審議もしていただいているようでございます。それがおよそ平成18年ぐらいかなというふうに、私ざっと記憶はしておるんですが、そういったものが行政を執行していただく中で、貴重なご意見として受けとめて、きちっとそれができるかどうか。行政として執行責任が果たしていけるかどうか、財源がどうなのか、そういうことも答申の後は考えるのが責任だというふうに思うわけでございます。そこらが一番重要な観点。 今回の議案においても、議会として一番望むところであるのかな。そこらをきちっと、執行者の責任というのをいずれにおきましても果たしていただきたいなというふうに思います。 事前に提出を求めました各附属機関の調査表、この中に答弁にありましたように63の団体があった。これは非常に多いのかなと。ざっと調べますと、国においていろいろありますけれども、大まか本筋は111ぐらいだそうであります。そういうことから見ますと、非常に多かったのかなというふうに思います。それを今回、全体として条例化において減らしていただいて見直しをするということでございます。 そこで、少し担当にお聞きをいたしますが、今見直しの機会でございますので、現在の附属機関の委員総数と年間報酬総額、委員の報酬に大きな開きがあるように思います。7,500円ぐらいから2万3,000円ぐらいまであったかな。それでこの委員報酬算定基準についてお聞きいたしたいと思います。
◎
塩野臣成総務部長 執行機関、附属機関の委員といたしましては、平成24年度の一般会計予算の中では、委員総数は633名、予算の総額といたしましては、報酬でございますけれども3,431万2,000円というふうに予算計上しているところでございます。 算定方法につきましては、例えば学識経験者あるいは弁護士等々の専門知識を有する方につきまして、報酬の額をどうするかといった場合に、大阪府あるいは近隣の市町村の額を参考にさせていただきながら、市のほうで決定をしているというところでございます。その他の委員につきましても、近隣の市町村の額を参考にしながら、職務内容というんですか、例えば委員長、副委員長といったような職務の内容の違い、それから職種や業務の量、これらを勘案いたしまして報酬額を決定しているところでございます。ご理解賜りますようお願いいたします。
◆16番(
寺田悦久議員) 今、答弁をいただきました。結構多かったのが今回見直しで、そういう意味では非常に期待をいたしております。細部におきましては、また常任委員会に付託をされておりますので、そこで聞かせていただきたいというふうに思います。 次に、
整理番号51番でございます。 今、答弁の中で武田塾と南河学園の子どもたちというお話をいただきました。これも市費を投じておるというご答弁でございました。 児童福祉法の定めにおいて、差異はないと判断されておるようでございますけれども、養護施設の児童は生活習慣上問題がない、慣習上の問題がないため、一般の小・中学校に通学しておられます。通学する小・中学校では、養護施設の児童分だけ、人数がふえるだけ学校基本調査には児童分の人数が上乗せされ、学校の予算も上乗せをされる。児童・生徒分で実質組まれていかれるのかなというふうに思います。他の一般児童生徒と何ら変わりなく取り扱われておると。 一方、児童自立支援施設の児童は、施設内に学校設置が余儀なくされておる。多くの経費が必要となるものだというふうに思います。あらゆる面で不十分な部分を補う必要があり、本市にとってそういう部分の支出になるのかなと。 そこでお伺いいたしますが、支出をカバーする歳入はほかにあるのか、お聞きをいたしたいと思います。
◎坂口郁夫
学校教育部長 新たに学校を設置します場合は、地方交付税の算定基準に算入されることになります。その分が新たな財源かなと考えております。 額のほうは、ざっと市のほうで試算していただいた分につきましては、修徳の小学校1校、中学校1校を新設することによりまして3,000万円程度増額する計算になってまいります。 以上でございます。
◆16番(
寺田悦久議員) ありがとうございます。 今、地方交付税の算入があるというふうにご説明を聞きました。教育委員会は児童福祉法の一部改正によって施設の子どもに対し、学校教育法に基づき府立の修徳学院内に小・中学校をつくると、こういうふうに説明をいただいておるわけでございます。しかしながら法律がある、学校教育法でその地域の法律だということでありますけれども、この施設ということを考えますと、市民感覚でいくとどうも、そこでなぜこの柏原市が負担をするのかという、一般的な疑問が浮かぶのかなと。市民の皆さん、恐らくこの問題についてはそういうふうな話をお聞きになると、なぜ柏原市の市民だけが大阪府の施設の教育部門を担うのかなと、ふとそういうふうに不思議に思われるかなというふうに思うわけでございます。 教育基本法第5条に「国及び地方公共団体は、義務教育の機会を保障し、その水準を確保するため、適切な役割分担及び相互協力の下、その実施に責任を負う。」と、自治体にも責任があるけど国にもある、そういう意味で今までは、義務教育費国庫負担法という法律があって、いろいろな教育に対する、教育は財源論ではない。いろんな形で保障をしてきたのかなと。しかしそれがあるときから、どんどんと一般財源化して、その財源も実質圧縮されておる。これが現状かなと。 今、部長から基準3,000万円の地方交付税の補てんがあるというふうにお聞きいたしました。しかしながら、これも基本的な財政需要額、基準財政収入額との関係、入りと出の関係でこの地方交付税というものが大きく揺らぐ、変わる、変化する。そういうふうに決定されていくのかなそういうふうに思います。ここらは非常に慎重に検討することが大切だなと。一般論でいくと算定基準の10%から20%どまりだというふうな説もあるのかな。そういうふうに、ここらは非常に複雑でございます。慎重に検討することが大切であるのかなと。あとは委員会でお聞きいたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、一般質問に移ります。
整理番号52番でございますが、平成24年3月、予算編成の時点で環境事業組合から受け入れられる竜田古道の里山公園維持管理費は底をついた。歳入を早急に図る必要がある。満場一致の附帯決議をして、議会からご意見を申し上げた。にもかかわらず進展がないのかな。依然として議会の認めていない市費を使い、維持管理費を執行している。このようなことは非常に残念で、大きな問題であるのかな。 決算でも申し上げたように、延べ770人ぐらいの竜田古道のアルバイトなり、嘱託職員なりの方が国の用地である亀の瀬へ草刈りに行かれてたのも事実かなと。そういうふうなことは非常に、項目外の支出であるのかなというふうに思うわけでございます。 そして、この土地の所有権についても、平成22年10月26日、岡本市長の覚書締結の事実というものがあって、維持管理費も負担することになっておる。すべての原因はごみの最終処分場をもらい受けると記された岡本市長の覚書の締結に、残念ながらあるのかなというふうに思います。 担当答弁にあるように、環境事業組合に維持管理費の負担を求める交渉に幾ら走っても成果が上がらない。それはなぜなら、市長が3市のトップとの間で、維持管理費と無償譲渡の覚書に岡本市長の判をおつきになって約束をしているからにほかならない。そういうふうに答弁を聞いておりまして、思うわけでございます。 市長にお聞きいたします。市民も非常にこの件につきましては、市長、心配をしております。11月に開催いたしました市議会報告会においても、柏原市の単独負担はおかしいとの意見がすべてでした。市長はこの問題をどのように考えておられるのか、市長のお考えを、この12月の議会において一度お聞きいたしたいと思います。
◎岡本泰明市長 昨日も、他会派の議員に対してご説明をさせていただきました。 まず2つの方面から話をせないかんというふうに思っております。1つは、昨日も申し上げましたとおり、私はあの土地がいわゆるごみを捨てて、そういう形であったということを初めは知らなかったんです。知らなかったときに、その公園を整備しようという話をいただいて、それで整備をしにかかったと。時系列でいろんな形で詳しく話ししたら時間がかかりますので、はしょって話をさせてもらいます。 その整備をしていく上について、いろんなそごを来すということを認識いたしました。それで、その道中で覚書をつくったときに、柏原市が必要とするときには検討・協議するという項目をつけ加えて、いわゆる譲渡を受けるということに対して私は非常にトーンダウンしました。当初はああいうものが埋まっておるということを知りませんでしたので、要するに私は平成17年に市長に選挙で選ばれました。その当時はそんなところまでわかりませんでしたし、草ぼうぼうであったから余計わからなかった。そのときに、あそこええとこやと、あそこでぜひ公園やりましょうやと。平成14年に日向の丘という資料を持って説明を受けました。これはええこっちゃと。しかし今のご時世では、日向の丘のように設備投資をして、たくさんの投資をするということはそぐわんと。だから自然公園に返そうという形で、組合の管理者会で主張をしました。今申しあげましたように、私はそういう状況がわからなかったので、ごみが埋まっておるとか、コンクリで固めて埋まっておるとかいうことを知りませんでした。 そのときに、ベテランの議員がそのようにおっしゃるんだから、当然そういうものはクリア、問題がないものやというふうに思っておりました。だから、正直申しまして当初交渉に入ったときには、当然私はあの土地を柏原市がもらっておくほうが有利やと、そのように解釈をいたしました。すべていろいろあるんですけれども、そのときに私を除いた管理者は柏原市に譲渡することを非常に渋ったんです。渋った。そんなことはあかんと。要するに、柏原市が表面を利用するんだから、下も柏原市にくれという交渉をしました。 そして先ほども申しましたように、議員ご指摘のいろんなごみが埋まっておるということがわかってまいりましたので、よく話をすることなんですが、私が草刈りに行きまして草刈り機を回しておりましたら、針金にばーんとかかって飛ばされそうになった。これは何やということと、草刈りをずっと進めていく上において、下のほうで、今でこそああして行けますが、当時はそう簡単には行けるところではございませんでした。そこに湯気が出ておったという、そういう事実もわかってきました。 よって、私の気持ちはころっと変わりました。これはもろたらあかんと。だから覚書には譲渡するということを協議検討するという項目もちゃんとありますので、それは両刃の剣で、くれというときにはそれが有効だし、要らんというときにもそれは有効だと。協議・検討するときに、要らんと一言言うたら、それは済むわけです。 そういう意味で、私はころっと気が変わったというよりも現実を認識して、これはもらったらいけないというふうに考えるに至りました。よって、現実に名義も変わっておりません、そうでしょう。議会だよりの中で、皆さん勝手なことを言わんとください。勝手なことを。私が十分説明しないと、市民の人にはわからんですから。 それを、要するにこのことはもろてはいけないというふうに考えたので名義が変わってないでしょ。議会だよりという公式な広報の中の文章の中に、あたかも名義が変わっておるように記載されております。ところが現実は記載とかけ離れておるじゃないですか。正反対じゃないですか。それを訂正をお願いいたしました。議会のほうに。ほったらかしでございます。言いっぱなしでございます。そういうことも非常に残念に思います。それと……
○乾一議長 市長、手短に。
◎岡本泰明市長 ちょっと待ってくださいよ。いつもちゃんと……
○乾一議長 かなり長いこと答弁してるので、手短に。
◎岡本泰明市長 説明させてもらわなわからん話ばかりじゃないですか。 最後にもう一つ言います。私は市長にしてもらって、全然あの土地の内容を知りませんでした。結論を言います。知りませんでした。それをあそこの土地はいい土地やと、ここで公園やろうと、前任者のところにはこういう図面があるんやということを私のところへ持って来て、勧めたんはだれなんだ。 〔16番
寺田悦久議員 登壇〕
◆16番(
寺田悦久議員) ここに1枚の図面がございます。(図面を示す)これは今、市長が言うておられる、発言にございましたその図面かどうかは私わかりませんが、平成初年度から5年までの間、恐らくそうかもしくは柏羽藤環境事業組合の第二処分場ができました昭和49年から平成5年までの間に、環境事業組合の事務局長、中川局長の指示でかかれたプランでございます。そして、この図面をもとに地元、雁多尾畑地区の住民の皆さんの説明、そして環境事業組合の説明。少し詳しく申し上げましたら、平成5年11月、この資料をもとに柏原市議会に説明をされております。前市長の山西市長やったかなというふうに思いますが。 そういうことで、環境事業組合の約束である。ここが非常に大事なところでございます。今市長からいろいろと、私は知らんかったというご説明、ご答弁をいただきました。 平成18年、3市長の環境事業組合管理者会で、この土地を欲しいと主張され、これは市長の答弁のとおりでございます。環境事業組合の副管理者として出席されている場所、それは環境事業組合の管理者最高の場所へ行かれておるわけでございまして、平成18年10月2日月曜日、午後1時から2時20分までの会議、案件は財産譲渡の提案事項、維持管理費の役割分担、財産譲渡の時期、面積の範囲等、その場所で審議をされておるわけでございます。ごみの最終処分場を欲しいと、恐らく言われたのかなと。昨日の発言も、今の発言もありましたように、市長が「知らなかった」ということはあり得ない。環境事業組合の副管理者として、トップの会談で、そこで環境事業組合の行政財産の話をしているんですよ。知らないなんてあり得ない。そういうことかなというふうに思います。 今の答弁はあまりに責任感がないというものがないのかなというふうに思うわけでございますが、第二最終処分場が供用開始した昭和49年、岡本市長は柏原市議会議長に就任されたわけであります。昭和49年10月22日から昭和50年9月30日まで柏原市議会議長の職におられた。知らないという発言は、私はきのう耳を疑ったんですけども。あそこにごみを捨ててる。最終処分場としてある山とは知らなかった。 柏原の市民の皆さんも知ってる方はたくさんある。堅上の住民の皆さんは、すべての方がその問題を知っておられて、生活上に非常に問題だと思っておられる。環境問題、それからそういった近隣の問題、ごみの問題等に理解と協力を得たからこそ、ずっと今まで続いてるのと違うのか。市長がそこにごみを捨てたことを知らなかった、私はこの問題、この発言は大問題だというふうに思ってます。 (「答弁を……」の声起こる)
◆16番(
寺田悦久議員) ちょっと待ちなさい。そういうふうなことを。そしたら市長、30秒与えましょう。
◎岡本泰明市長 あの処分場は、安定型なんです。第三処分場は管理型なんです。安定型において問題ないということが言われているわけです。それで私が、おっしゃるとおり議員もしておりました。その間、市長になる間、20年か何ぼか知りませんが離れておりました。それで安定型でオーケーだという……
○乾一議長 市長、まとめてください。
◎岡本泰明市長 これで問題はない土地だという意味で、問題があるというふうに知らなかったと言うてるだけです。
◆16番(
寺田悦久議員) 市長は環境事業組合に寄附申込書を出されて、そして譲渡書類も平成22年10月25日に環境事業組合から財産引継書も受け取っておられるんですよ。 そういうことで、あれですが、終わります。
○乾一議長 以上で、
寺田悦久議員の質疑・質問を終わります。 静粛に。議場です。 次に、
藤森洋一議員、登壇願います。 〔11番
藤森洋一議員 登壇〕(拍手)
◆11番(
藤森洋一議員) 皆さん、おはようございます。非常にやりにくいです。11番議員の藤森洋一でございます。 議長を初め、議員の皆様のお許しをいただき、平成24年第4回定例会におきまして、一般に対する個人質問をさせていただきます。 ことしの12月は例年にない寒さで、新型ノロウイルスもはやっている中、総選挙も行われ心静かではいられない師走ですが、柏原市民が安心して暮らせるまちづくりを目指して、早速、
整理番号順に質問に入らせていただきます。
整理番号53番、柏原市内各地域で子ども会の活動は行われていますが、少子化で子どもが減っている上に、子ども会に入会しない子どもも多く、年々活動が衰退しています。子ども会の運営の補助について市の考えをお伺いいたします。
整理番号54番、各地域の老人会館の運営について、各会館とも葬儀が会館運営のための大きな収入になっていましたが、市内に葬儀専門の会場がふえ、時代の流れもあって会館での葬儀が減り、収入が減ってきていますが、地域の方々の集会所でもある会館が老朽化したときの修繕費などの補助はお考えになっているのか、お伺いします。
整理番号55番、ごみ収集車人身事故、車両火災について今年度何件事故が発生しているのかお伺いします。
整理番号56番、市役所前の大和川の浚渫について、平成20年に質問したときに、下流から順に浚渫するとのお答えでしたが、どこまで進んでいるのかお伺いします。
整理番号57番、竜田古道里山公園について、6月の第2回定例会で市長は堅木議員の質問に対し、「議員各位がもしそういうお考えであれば、今から返してもよいと私は思っています」と答弁されましたが、いまだ返されていないのはなぜなのか、市長にお伺いします。 以上で私の1回目の質問を終わります。理事者におかれましては、簡潔な答弁をお願いいたします。
○乾一議長 57番飛んだ。57だけ、まったく飛んでるんです。
◆11番(
藤森洋一議員) それではもう一回読ませていただきます。 竜田古道里山公園……
○乾一議長 都市計画ですよ。都市計画道路大県本郷線の今後の見通し、57番。
◆11番(
藤森洋一議員) すみません。ちょっと忘れてきた。ちょっと待って。 もう一回
整理番号57番に返ります。
整理番号57番の都市計画道路大県本郷線の今後の見通しについて、お伺いします。 次に、
整理番号58番、竜田古道里山公園について、6月の第2回定例会で市長は堅木議員の質問に対し、「議員各位がもしそういうお考えであれば、今から返してもよいと私は思っています」と答弁されましたが、いまだ返されていないのはなぜなのか、市長にお伺いいたします。 以上で私の1回目の質問を終わります。理事者におかれましては、簡潔な答弁をお願いいたします。 えらいすんません。
○乾一議長
藤森洋一議員の質問に対し、答弁を求めます。 〔岡本彰司 生涯学習部長 登壇〕
◎岡本彰司生涯学習部長
藤森洋一議員の一般に対する個人質問のうち、私からは
整理番号53につきましてご答弁申し上げます。
質問事項は社会教育、質問要旨は子ども会の運営補助についてでございます。 ご質問の子ども会の運営補助につきましては、子ども会育成連絡協議会に対する補助金でございます。この子ども会の育成連絡協議会は、柏原市内各子ども会と連携を図り、子ども会の育成者をもって組織し、子どもたちの健全な育成に寄与することを目的として活動している団体でございます。 なお、平成24年度の補助金は100万円でございます。この補助金につきましては、子どもたちに協調性や責任感をはぐくむと同時に、異年齢、異世代間の交流を図ることを目的として行われるソフトボール大会、駅伝大会や子ども体育大会などの事業に対する補助でございます。 また、各単位の子ども会の運営につきましては、子ども会の会費に加えましてリサイクル促進事業等の収入により独自に運営されておるところでございます。よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 私からは以上でございます。 〔北村達夫
政策推進部長 登壇〕
◎
北村達夫政策推進部長 続きまして、私からは
整理番号54についてご答弁申し上げます。
質問事項はまちづくり、質問要旨は各地域の老人会館の運営について、特に老朽化した老人会館に対する市の補助についてお尋ねでございます。 市内各地域にあります老人会館、老人集会所、老人憩いの家は地域の方々のコミュニケーションの場として、また葬祭などの催場としてその役目を担っております。 現在、その数市内に49カ所ございます。そしてその半数が約30年から40年経過しており、老朽化が著しく修理・修繕を必要としております。市では、平成14年の大阪府の補助要綱の廃止に伴い、平成17年に行財政改革の推進等の観点から「柏原市老人クラブ常設集会所及び簡易常設集会所整備等補助金交付要綱」の廃止を行い、地域による運営として今日まで実施されてきております。 しかしながら、現状では維持管理、特に修繕に関しては多額の費用を要し、一方、会館の使用料としての収入が年々減少し、地域での運営が逼迫していることもあることから、市といたしましては地域の集会所の現状や過去の修繕等の履歴を総合的に判断し、一定の条件や補助金の上限額を設定した上で補助等について検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 〔尾野晋一
経済環境部長 登壇〕
◎
尾野晋一経済環境部長 続きまして、私からは
整理番号55につきましてご答弁申し上げます。
質問事項は環境、質問要旨はごみ収集車の人身事故・車両の火災について。 一般廃棄物であるごみの収集・運搬業務を受託する事業者による塵芥車、いわゆるパッカー車などの人身事故や車両火災の発生状況についてのお尋ねでございます。 ごみの収集・運搬時に発生した事故などにつきましては、逐次受託事業者からその報告を受けております。 それによりますと、最近の人身事故につきましては、平成22年度にごみ収集中の収集員が走行中の車両と接触した事例が1件報告を受けております。また、車両火災につきましては平成22年度には3件、平成23年度には2件、平成24年度は現在までに3件発生し、うち2件は11月に発生しております。 特に車両火災の多くは、ガスが残ったままのカセット式ガスボンベ缶や使い捨てライターが、車内で加圧され、漏れ出たガスに引火することが原因と考えられ、従前より市民の皆様にガスを抜いた状態での排出をお願いするため、希望される市民の皆様には簡易なガス抜き器具を担当窓口などにおいて無料でお渡ししております。 カセット式ガスボンベ缶が原因となる車両火災は、冬季に多く発生しております。これから、ごみの排出量が増加する時期でもありますことから、人身事故防止のため、受託事業者に対し、車両の安全運転の励行を要請するとともに、車両火災防止のため、市民の皆様に市広報誌やホームページを通じ、カセット式ボンベ缶などの排出方法について、改めて重ねて周知してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いします。 私からは以上でございます。 〔栗野秋光
都市整備部長 登壇〕
◎栗野秋光
都市整備部長 続きまして、私からは
整理番号56番、57番の2件につきましてご答弁申し上げます。 まず、
整理番号56番でございます。
質問事項は都市整備、質問要旨は市役所前の大和川浚渫についてでございます。
大和川河川事務所では、流域内人口約215万人、はんらん区域内人口約400万人の人々が暮らす大阪、奈良の都市基盤を守るために、大和川の改修事業を実施されております。柏原市域につきましては、国豊橋上流の国分地区に引き続き、片山地区において堤防整備工事を実施されております。 また、議員お尋ねの市役所前の大和川の浚渫につきましては、河道内堆積土砂等の管理は、河道の変動状況や傾向を把握し、堆積土砂等が河川管理上の支障となるときに維持掘削等適切な河道管理を行うこととされており、現在のところ支障がないと判断されておりますが、本市では
大和川河川事務所に対して、最近問題となっております局地的集中豪雨への適応策の検討をしていただき、直轄河川改修事業の早急な整備と、計画的かつ着実な維持管理をするとともに、大規模水害への対策を緊急的に取り組んでいただきますよう要望してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、
整理番号57番につきましてご答弁申し上げます。
質問事項は都市整備、質問要旨は都市計画道路大県本郷線の今後の見通しについてでございます。 都市計画道路大県本郷線は、国道25号から都市計画道路法善寺築留線までの間、約604メートルを大阪府八尾土木事務所において事業を実施されております。 既に、国道25号から都市計画道路上市今町線までの約150メートルは、平成19年度末にJR柏原駅へのアクセス道路として、供用を開始しております。残りの区間につきましても用地買収の契約も完了し、今年度から東側の市道上市法善寺線より長瀬川までの間につきまして工事に着手しております。 平成25年度以降は、長瀬川の横断部分を施工し、その後、JR大和路線のアンダーパス工事にとりかかると聞いておりますが、当初予定の平成27年度末完成が難しい状況のため、事業期間を平成30年度まで延伸すると聞いております。ご理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。 私からは以上でございます。
◎岡本泰明市長 藤森議員の質問に対してお答えしたいと思いますが、どうも頭がこんがらがってちょっと答弁しにくいんですが。 と申しますのは、留所山の土地をいつ返してもらうねんと。返してもらうと言うたかなと。いつ返してもらうねんと、そういうことが本旨であったかと思います。いつ返してもらうんと言われて、あれまだ名義が変わってないんですよ。名義の変わっていない、柏原市のものになっていないのに返しようがない、それが1点。 それから、レトリックという言葉がございますが、例えば6月のときに、こういうふうに私は解釈したと思います。議会のほうで土地も柏原市に移った、移ったというふうに言われていますので、もし移ったんねんやったらと前提のもとに、そこまで言うんやったら返しまんがなと、よう世間である話です。そういう論法をレトリックと言うんです。 だから、移ってないものを、移った、移ったというて主張なさるから、それやったら返しまんがなと。もう盆中はわかってるという意味、わかりますやろ、これは。だから私は返しますと、返しまんがなと、そのように発言したと思います。 そしてきょう再三再四、同じことですよ。何回も話ししてます。要するに、まだ名義が移ってないじゃないか。移ってないものをどないして返すんですか。 その前段として、私は当初、あの土地は柏原市でもらうべきやと思うとった。先ほどの質問で、うそつきやと言われましたが、言うてる意味は問題ない土地やと。問題のない土地やと、だからもうてもええと。だから問題あるということは知らなかった、そういうことを言うてるんです。だから今言っていますようにこの土地は、今のところ名義変わっておりません。そのままでほっておけばいいことであるし、そしてまた私個人としては、これだけ言われたことでございますので、もらおうという気はさらさらございません。ひとつよろしくご了承ください。
○乾一議長 以上で一通りの答弁は終わりました。
藤森洋一議員、再質問ありませんか。
◆11番(
藤森洋一議員) それでは、
整理番号順に再質問させていただきます。
整理番号53番、子ども会の運営補助についてですが、子ども会の加入者数は昭和58年度は61団体、7,000人でした。また平成5年度は61団体で3,500人でしたが、平成24年度は26団体、677人となっています。児童数に対する子ども会加入率は、平成24度は17.7%、また平成12年当時は43%もあったのが、12年間の間に半減しています。児童数の減少以上に加入率が減少しているのは、子ども会の維持運営が資金面からも、行政からの補助の少なさからも活動は子どもたちにとって魅力がなくなり、また運営する役員の負担も大きくなり、役員のなり手がなくなるという悪循環になっています。 子ども会の中では、もう校区単位で編成したらどうかという声も出ています。子ども会の活動で、いろんな学年の子どもが一緒に活動することで縦横のつながりができて、いじめの防止にも一助になるのではないかと思います。 市としても財政が厳しいというのはよく承知してますが、例えば青少年健全育成協議会には平成23年度は予算は294万9,000円、決算は284万9,904円でしたが、24年度の予算は342万2,000円の補助が予算化されています。子ども会はずっと100万円です。なぜことしの予算が上がっているんやということを担当に聞いたところ、補助金がなくなったので予算がふえたということでしたが、どこに載っているのかと聞きましたら、これは予算にも決算にも載らない社会教育から出ているお金ですなどと、わけのわからない答弁をいただきました。 そんなことはどうでもいいんです。私の言いたいのは、子ども会の補助金はいつも予算も決算も100万円です。補助金の配分を見直していただけないか、市長にお伺いします。
◎岡本泰明市長 それは減らせという意味ですか。今の話を聞いておりましたらね、子ども会の子どもの数が減った。減ったからずっと100万円やと。論理がね、僕が今聞いておりましたことは、言いましたように、子ども会の数が減った、子どもの数も少なくなった。だから100万円ずっとやってるのは、おかしいやないかと。小さけりゃ小さいなりの、補助金を少のうせえという意味にとりましたんですが。
◆11番(
藤森洋一議員) それはね、市長、違うんです。というのは、子ども会に対しての援助をしてほしいということです。今までは、子ども会が大きかったから運営はできました。今は子ども会ちっこうなってるんですよ。子ども会の会費もない。そういうことで市に対して援助をしてほしいということを言うておるんです。
◎岡本泰明市長 まるっきり反対にとっておりましたんで、そのように言うてくれはったら頭の悪い僕でも、ああ、なるほどなと思います。 その件につきましては、ほかに団体がいろいろございますので、そういう団体との兼ね合い、バランス、そういうことを勘案いたしまして、担当課とよく相談をいたします。
◆11番(
藤森洋一議員) あかんと言われるのかなと思っててんけど、市長の答弁でそういうことをいただいてありがとうございます。よろしくお願いします。 続いて、
整理番号54番、各地域の老人会館の運営について、前向きに検討していただくということでございますが、市長このことについてはどうですか。
◎岡本泰明市長 僕ばっかり指名していただきまして、ありがとうございます。 各老人会館のいろんなことは、ご提案もいただいていろんな形でいわゆる地域のコミュニティ会館という位置づけでございますので、いろんな形でご利用願えればありがたいなと思っておりますんですが、要するに「帯に短し、たすきに長し」というところが多ございます。 今までは、ご承知のようにあれは、収益は御存じでしょう。ほとんどあれで上がっとったんです。このごろはみんな何やら何やらというところにいきますので、ここは全く収入がなくなったと。地元の方に、あそこなるべくそういうコミュニティといいますか、地域の輪といいますか、そういうような形で利用していただきますようにという希望といいますか、そういうことはお話、随所でさせてもらっております。
◆11番(
藤森洋一議員) それは収入がないんですよ。例えば老人会で使われても無料、町会で使われても無料。電気代、ガス代上がります。なんとしてもこのことについては、市長のお考えで援助してもらうようお願いいたします。
整理番号55番、ごみ収集車の事故について。 私先日、これ8時ごろにどーんという大きな音がして、そこへまた消防車が来たということでびっくりして飛んで出たところ、パッカー車が黒い煙を上げてました。後ろから。(煙の状態を示す)こういうふうになっておりました。そのときはちょうどもう学校に行った後やったからね、子どもが、よかったなと思っておりました。これは簡易コンロの使用が多くなってきますねん、冬は。そやからガス抜きをしてもらいたいんですわね。もしこれ走ってて、後ろから車が来ててその車に火が移ったら、これも大変なことです。またガス抜きの道具ですか。あれは環境衛生課に行ったらもらえるということですが、知らない人もたくさんいてはります。またどこへ行けばええんかわからんという人もいてますんで、できたら市の各出先機関に置いていただいたらどうかなと思いますが、部長どうですか。
◎
尾野晋一経済環境部長 先ほど答弁申し上げましたように、簡易のガス抜き器具につきましては、今市役所の担当窓口と国分出張所のほうで無料で配布させていただくような体制をとっております。ただガス抜き器具自体を御存じない方もおられるかもしれませんので、まずはそれを広報していくと。それと今、議員おっしゃったように設置場所につきましては、置いていただける公共施設に、何とか可能な範囲について置いていきたいと、このように考えております。よろしくお願いします。
◆11番(
藤森洋一議員) これが、車の中で爆発するんやったらいいけど、入口でやった場合は非常に危ないと思いますよ。それともう一つ、収集の作業員がパッカー車の後ろに乗っているのを時々見かけます。これも非常に危ないと思いますので、これも注意をしていただくようにお願いしておきます。今後ともこのことについては、どんどん広報に載せていただいて、危ないでと、市民にもっとわかりやすく、わかってもらえるように説明をしていただくようにお願いをしておきます。
整理番号56番、市役所前の大和川の浚渫についてですが、ことしはゲリラ豪雨の際に判断警戒情報で、大和川水防団の待機が1回でしたが、石川は3回出ていました。大和川と石川の合流地点は浅く、中州もできています。 ここに平常時の大和川と市役所の危機管理と都市整備、上下水道の職員並びに水防団員が待機されていた6月22日午前5時の市役所前の大和川の写真があります。(6月22日の市役所前大和川の写真を示す)幸いにこのときには、雨が既にやんでいましたが、もう1日降り続いたらどうなっていたでしょうか。(平常時の市役所前河川敷の写真を示す)これが何もない市役所の前の河川敷です。6月22日の雨のときはこういう状態です。(6月22日の市役所前大和川の写真を示す)ベンチも埋まってきています。これがもう1日降り続いたらどないなっているかわかりません。 私が言いたいのは、これが大和川と石川の合流地点です。(大和川と石川の合流地点の写真を示す)こんだけ砂がたまってきています。そやからこの7月7日の大雨のときも、石川では水防団の待機まで出たんです。そやから私は今、もうこれすぐにでも市のほうで大和川工事事務所のほうへやってくれと言ってほしいです。 それからもう一つ、これは石橋議員から、藤森議員は大和川右岸の議員やから、河内橋から柏原南口までの堤防の上の道路のでこぼこ、危ない。また草が背より高く伸びてるから何とかならへんかと言われました。私は市の担当者に、このことを話しに行きました。なかなか返事をもらえません。私は大和川右岸水防事務組合の会議の折に、局長に「局長、何とかできないか」と相談しました。そうしたら、明くる日に既にでこぼこをちゃんと取ってくれました。そして、草刈りも今月の2週目にまでやりますということでございます。だからもっと、頼まれたことは強く大和川工事事務所に言ってください、上に。また、このことについても石川のところもとってもらうように、何とか話しに行ってくださいよ。 私も、24年度の予算ではだめだと思います。もうこの時期やから。しかし、維持工事ならできるんじゃないかと思いますよ。維持工事。そこだけとるということをね。それでもだめなら25年度の予算で入れてもらうように、国のほうにどんどんもっと言ってくださいよ。もし万が一、あれがもっと広がってしもたら、石川のほうでもっと被害起こりますよ。(大和川と石川の合流地点の写真を示す)今この写真を見せたように、完全に砂地ですよ、これは。これが石川です。こっちが大和川です。こんだけ埋まってるんですよ。せやけど現に今のこれを見たら、だれが見てもこんだけ石川が埋まってるいうのがわかるんですよ。だからもっと国のほうへどんどんどんどん言ってください、何とか掘るように。お願いしておきます。
整理番号57番、都市計画道路大県本郷線の今後の見通しについては、また話聞いたら27年では無理や、30年やということですが、そんな先やったら死んでるわと言うお年寄りもいてはります。できましたら1年でも早くJRと府に働きかけていただくように要望しておきます。
整理番号58番、市長はきのうの堅木議員の答弁で、私は知らなかった言うておられますがね、知らなかったというのは私も寺田議員と一緒でおかしいです。知らないことないはずです。 それと市長ね、もう要らんねん、返すねんというんだったら返しに行ってくださいよ。きのうの答弁では副市長に今行ってもうてるとかね、そんな話だめですよ。これは話しに行くなら市長が行かなだめですよ、市長が行ってすまんけど白紙撤回にしてくれと、議員がみんな反対しとんねやと言うて行ってもうて初めて話になることですよ、3市の組合のほうへ。そやないとここでだれが行ってるねん。もう6月からですよ、ずっと。半年ですよ、もうこの話。市長、あしたでも行って、悪いな、おれはこれで何とか市のほうにやろうと思って一生懸命やってんけど、議員がみんな反対してんねやと。せやから悪いけど白紙撤回してくれと。そして2,500万の維持管理費もそっちから出してくれと、これ言ってほしいですよ、市長。みんな議員が望んでいるのはそれですよ。何もほかのこと、ごちゃごちゃ言うてませんよ。ただそれをどういうふうに市長が行かはるのか。
◎岡本泰明市長 先ほどから言うてますように、これやったら返しますと言えますけどね、あれ土地なんです。権利書があるんです。法務局に登記してあるんです。それを登記が柏原市に移ってないのに、これさげてどうやって返しに行くんですか。このまま黙っておけば、受け取らなかったことになるんじゃないですか。だから覚書に、もし柏原市が必要とするならば、検討協議するという項目が入ってるわけです。そのいわゆる前段として、当初は私はあれは、もらうならもろたほうがええというふうに解釈した。それを知らなかったというのは、当時そんな危ないもんやということは知らんかった。 要するに先ほど答弁で言いましたように、あれは安定型なんです。こっち側の第三処分場は管理型なんです。安定型で完成して、府がこれで大丈夫ですよというような認定をしてくれたら、何の問題もないんですよ、法律的には。そういう意味で私は、あれは知らなかった、そんな危ないもんやということは知らなかった、そういう意味で言うてるわけです。それは私も議員やってまして、思い出しましたら、あのときあんなもんできてなかったと思います。要するにあそこで、僕が議員やってるときにあんなことになってるいうことは、ほんまに知りませんで。もう30年前の話です。知っててそのとき見たとしても、忘れてますわ。僕は全世界飛び回って商売してましたからね、もう忘れてますわ。そういう意味で知らないと、こう言うてるわけです。 言葉を変えて言いますと、あんなに議員がわんわんわんわん言うほど危ないもんやろかと。そんな危ないものとは知らなんだと。そして要するにその理由として、あれは安定型の処分地やと、ごみの処分するのに安定型と管理型と2つあるわけです。安定型というのは、ある程度きちっと後じまいをすれば、これはこんでよろしいと、それが要するに大阪府、国の認定になるわけです。そういう意味で、あそこは当然柏原市が表面を使うんだから、下のほうも使ってもええもんやというふうに当初は考えたということは、これは正直に言うてるわけです。 これはへ理屈ですよ。へ理屈やけども、もし仮に留所山で金塊が出てきたと、そのときにもらわんとそのまま向こうに、冗談でよくこういう話をしましたやろ。藤森議員にも話したと思います。あそこに宝の山ができたと。ほんだらそのときにあの文章を書いとかな、協議検討するという文章を書いとかな、そんなもの書いてないからあかんがなと言われる可能性もあるから、これはビジネスもそうです。特に僕は、アメリカ人も中国人もタイ人もインド人も、そういうような契約社会で生きてきた。だからそのときに、契約するときに物すごく抜け穴をいろいろ考えて、頭の芯が痛くなるぐらい考えて、それを文章で書き入れるんです。そういう一環のもので、現実に……
○乾一議長 市長、まとめてください。
◎岡本泰明市長 今言うように、名義移ってないのにどないして返せと。持っていって返すんやったら、今からでも返しますよ。
◆11番(
藤森洋一議員) 持っていって返してくださいよ、書類を。譲渡する書類を持っていって返してくださいよ、白紙撤回してくださいよ。譲渡する書類ありますやろ。それが市長が判ついたら市のもんになるんでっしゃろ。そやからそれを書類を持っていって返してくださいよ。
○乾一議長 質問ですか。
◆11番(
藤森洋一議員) いやいや、質問違います。返してくださいよ。最後にします。 それと、へ理屈ちゃうけど、市長も金塊出てくるような、これはへ理屈でっせ。そんなもん、あんなとこに出ることないですわ、悪いけど。そやけど、ごみの第一処分場からダイオキシンは出てるんですよ、既に。第二処分場から出えへんという保証はないです。あそこに何埋まってるか。 そやから、市長はあれを要らんって言わはるんやったら、書類を持っていって、これは私とこではいただけませんと返してくださいよ。白紙にしてくれと。そして維持管理費の2,500万をくれと、こういうふうにやってくださいよ。そやないと、そのままほっておいたら、向こうに返すねん言うて、そのうち市の2,500万いうのをしょっちゅう出さなあきませんやん。これ向こうも来年、再来年、5年、10年後に受け取るかどうかわかりませんから。その書類がある以上は。そうでしょ。書類をすぐ持って行って返してください。最後、市長、まとめてください。
◎岡本泰明市長 何の書類ですか。 (「譲渡する書類、覚書」の声起こる)
◎岡本泰明市長 譲渡するってどの書類や。譲渡する言いましたら、要するに俗にいう契約書みたいなことがあるわけ。
◆11番(
藤森洋一議員) それを持っていってね、譲渡するのを返してくれたらよろしいやん。 (「だから何を返すの」の声起こる)
◆11番(
藤森洋一議員) その書類ですがな。その書類に市長が判をついたら、もうそれで市のものになるんですよ。 (「どの書類や」の声起こる)
◆11番(
藤森洋一議員) 覚書もうてますやろ、市長。
◎岡本泰明市長 それはね、協議する、検討すると文書に書いてありますやん。だから協議検討をしたら、それでいいんですよ。
◆11番(
藤森洋一議員) そやから返してくれたらよろしいやん、すぐに。
◎岡本泰明市長 返す必要ないですやん、破ってほったら終わりですやん。
◆11番(
藤森洋一議員) ほんだら破るなりほんだら、そのように……。いや、わかりました。 以上で終わります。
○乾一議長 以上で
藤森洋一議員の質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。
△休憩 午後0時0分
△再開 午後0時59分
○大坪教孝副議長 これより本会議を再開いたします。 午前中に引き続き個人質疑・質問を行います。 それでは、
堅木照久議員、登壇願います。 〔14番
堅木照久議員 登壇〕(拍手)
◆14番(
堅木照久議員) 皆様、こんにちは。14番議員の堅木照久でございます。 議長のお許しをいただき、平成24年第4回柏原市議会定例会におきまして、一般に対する個人質問をさせていただく機会を与えていただいた議員各位に厚く御礼を申し上げます。 12月2日に発生した中央道の笹子トンネルの天井板崩落事故でお亡くなりになられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、老朽化した社会インフラの危険性を浮き彫りにした今回の事故は、総務省は、従来の対症療法型の事後保全から予防保全に切りかえる長寿命化対策を自治体が実施すると、コスト削減が約17.4兆円になると試算しております。壊れてから修繕費用を出すよりは、日ごろから点検と手入れをするほうが施設は長持ちし、費用も安く上がる、予防保全を訴えております。 公明党は、命を守る防災・減災ニューディールを主張し、事前の総点検を行い、優先順位を決め、予防保全を行い、無駄な事業も排除、真に必要な事業を精査し、老朽化し、壊れる前に修繕補強する予防保全型管理を訴えております。 それでは、一般質問に入らせていただきます。
整理番号に従いまして質問させていただきます。
整理番号59、市政運営2期8年、余すところ3カ月、今期最後の定例会、岡本市長におかれましては、市長に就任されてから7年9カ月、市のかじ取りをされての総括をお伺いいたします。
整理番号60、がん検診の受診率向上のための施策についてお伺いをいたします。
整理番号61、男女共同参画社会の推進については、現在の柏原市立女性センターを時代に即した名称として、(仮称)男女共同参画センターに変更し、男女共同参画社会づくりのより一層の推進を図れないか、また市立女性センター事業の女性のための相談に加え、男性のための相談を実施できないかお伺いいたします。
整理番号62、産業振興、農業と市民が関わるまちづくりでは、都市農業の立地条件を生かした持続可能な農業、農地の活用についてお伺いいたします。 最後に、
整理番号63、環境。ことし8月に成立し、来年4月に施行される使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律には、都市鉱脈と言われるレアメタルなどを含む小型家電の多くは再資源化されないまま最終処分場に埋め立てられております。市の責務として回収分別し、再資源化を適正に行う国から認定を受けた事業者に引き渡すよう努めなければならないと規定されておりますが、本市の取り組みについてお伺いいたします。 以上が私の第1回目の質問でございます。ご清聴ありがとうございました。
○大坪教孝副議長
堅木照久議員の質問に対し、答弁を求めます。 〔岡本泰明 市長 登壇〕
◎岡本泰明市長
堅木照久議員のご質問に対しまして、真摯にお答え申し上げたいと思います。 平成17年3月、議長をいたしておったといえども、30年以上経過いたしておりまして、市民の皆様の温かいご支援によりまして、市長に就任させていただきました。議員ご指摘の7年9カ月が経過いたしまして、余すところ3カ月でございます。 思い返しますれば、就任以来、行財政改革、聖域なき改革を断行いたしました。一切の妥協を排除し、厳しく実行いたしてまいりました。もとより覚悟の上でありましたが、市長職責に迫る厳しい重圧を耐えしのぎ、また果敢なる改善の改革のために本当に各方面から抵抗を受けました。 しかしながら、こうして余すところ3カ月という身におられますのも、ひとえに議員各位のお力添え、そして何より、心苦しいながらもご負担お願い申し上げました市民の皆様の協力、揺るぎないご支援のたまものであると私は深く感謝をいたしております。 まさに、私がいつも申し上げておりますように、オール柏原、また痛みを分かち合おうというものの志を持って、市民の皆様一丸となり、本市始まって以来の難局を切り抜けました。ようやくここに前途が開けてまいったと私は思っております。これからが本当に新しい柏原の出発であろうかというふうにも考えております。 来し方を振り返りますときに、言葉に尽くせない万感の思いが胸に横切るのでございますけれども、その中で、私は7年9カ月、教育の改革、または病院の改革、すなわち幼小中一貫教育、中学校給食、そして医師の確保、着実に進捗いたしておりますけれども、まだまだ意思半ばでございます。前途多難、前途遼遠、今後待ち構える山の高さ、谷の深さを思い起こしますとき、心引き締まる思いでございます。 社会情勢は、日々刻々と変化しております。国政選挙も間近でございます。ここに、大阪におきましても、若い大阪府知事、私は73歳です。知事は恐らく50歳ちょっとぐらいかと思います。また大阪市長、これは恐らく四十三、四であろうかと思います。そのように年齢のギャップも感じる昨今でございますけれども、しかし、今後どのように変わっていくのか、大きな期待の中で、本市の73歳のおじいちゃん、かじ取りにおきまして、余すところ3カ月の期間でございますが、手綱を緩めることなく、市民の皆様が求めるところに、真に市民のための市政を進めてまいる所存でございます。 何とぞ議員各位におかれましても、ともに歩み、ともに痛みを分かち合って、将来の柏原市の発展、すなわち柏原市の施策、今、どのようなものが必要かと、前向きの姿勢で臨んでまいりたいと思っておりますので、一層のご協力を賜りますようお願い申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。 〔植田眞功
健康福祉部長 登壇〕
◎
植田眞功健康福祉部長 続きまして、私からは
整理番号60について答弁申し上げます。
質問事項は健康福祉、質問要旨はがん検診の受診率向上についてでございます。 平成23年度のがん検診の受診率は、胃がん検診4.63%、大腸がん検診8.11%、肺がん検診3.66%、乳がん検診13.23%、子宮がん検診15.5%でした。受診率向上に向けては、特に働く世代で男性の方に受診していただけるよう、休日検診を1日ふやし年2日としたほか、数々の検診が一度に済ませられるよう、胃がん・大腸がん・肺がん・乳がん・骨粗しょう症の5つの検診をセットにして実施する日を設けるなど、利用しやすくするよう工夫いたしております。 がん検診は、大阪府がん循環器病予防センター及び柏原市医師会に委託し、市民からご負担をいただくことなく実施いたしております。今後は、集団検診に加えて、このようなセット検診が、市内の医療機関でも実施できないかが課題であると考えております。 また、がんは市民の死亡原因の多くを占めるものであり、その対策は市民の生命及び健康にとって大きな課題でありますことから、がん予防の推進、がん情報の収集と提供、早期発見の推進など、早期治療に結びつけることで、がん死亡者を減少させることが必要と考え、健康かしわら21計画を着実に推進してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 〔林 和彦 市民部長 登壇〕
◎林和彦市民部長 続きまして、私からは
整理番号61についてご答弁申し上げます。
質問事項は男女共同参画、質問要旨は男女共同参画社会の推進について、現在の「柏原市立女性センター、(通称フローラルセンター)」を「(仮称)男女共同参画センター」に変更し、男女共同参画社会づくりのより一層の推進を図れないか。また、女性センター事業の「女性のための相談」に加えて、「男性のための相談」を実施できないかとの質問内容でございます。 まず、女性センターの名称変更につきましては、以前から同様のご質問もいただいていた事項でもあり、平成23年3月の「男女共同参画審議会」において、各委員からそのご意見を求めました。活発な意見交換をしていただいた中、「女性の社会参画を進めているので、変えるのはもう少し後のほうがいい」というご意見がございましたが、しかし、本市が男女共同参画社会の構築を目指す上では、時期を見ての変更を検討するようにとの一致したご意見でございました。現在、女性センターでは、女性大学講座を市民大学講座に講座名を変えるなど、男性も参加しやすくなるよう工夫して、男女共同参画事業の普及・推進に努めており、男性の参加者は年々増加傾向にございます。 名称の変更は、条例、規則の改正や看板のかけかえ、印刷物を一新するなどの予算を伴うことでもあり、現在、鋭意進めております事業につきまして、市民への周知を十分図り、男女共同参画社会の構築を一層推進しつつ、変更時期等を検討してまいりたいと考えております。 次に、男性のための相談の実施でございますが、従来から実施しております相談窓口に加え、この12月に新たに男性のための相談窓口を設置いたしました。今後は、広報を初め講演会等の人権啓発の場を通じて、男性のための相談などの相談窓口の紹介を十分に行い、市民の方が気軽に相談できる体制づくりに努めながら、男女共同参画社会の実現を目指してまいりますので、よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 私からは以上でございます。 〔尾野晋一
経済環境部長 登壇〕
◎
尾野晋一経済環境部長 続きまして、私からは
整理番号62、63につきましてご答弁申し上げます。 初めに
整理番号62でございます。
質問事項は産業振興、質問要旨は農業と市民が関わるまちづくりについてでございます。 日本の農業の現状につきましては、全国的に農業者が高齢化し、その担い手が不足するなど厳しい状況で、本市もその例外ではございません。このため、本市では「ぶどう担い手塾」を開設するなど、その対策を講じておりますが、毎年遊休農地は増加しているのが現状でございます。 一方で、ファミリー農園などに見られますように、みずから家庭菜園を親しみ、農作物の収穫を楽しみにされる市民も多くおられます。 これらの状況から、地域交流の場や防災などにも活用でき、農産物の生産基盤である農地をいかに守り活用していくかは、これからの農業を考える上で喫緊の課題と考えております。 昨年、大阪府が農業者以外の方にも農業に参入できるよう、準農家制度を創設されました。この制度は、一定期間農作業に携わった方などが準農家となり、農業者しか借りることができなかった小規模の農地を、市町村が行う利用権の設定を受け、おおむね3年から5年単位で継続的に耕作が可能となったものでございます。 また、栽培技術や出荷方法に関しましても、参入地域の農業者などと連携して助言などの支援を受けることも可能となっております。この制度の導入につきましては、市農業委員会とも連携を図ってまいります。 さらに、都市に近い立地条件を生かした持続可能な農業を再生するには、市民協働による対策も重要な視点と考えております。 いずれにしましても、今後も遊休農地対策や農業者の育成などについては、JA中河内農協や市農業委員会、大阪府や遊休農地の地権者と協議し、持続可能な都市農業となるよう取り組んでまいりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 次に、
整理番号63でございます。
質問事項は環境、質問要旨は、使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律が来年4月に施行されるが、本市の対応についてでございます。 使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律の制定には、IT製品や自動車などの製造に必要なレアメタルや貴金属が、その価格の高騰や供給の偏在性などからその確保の重要性が高まってきたこと、また一方で、使用済小型電子機器等に含まれるレアメタルなどが、リサイクルされずに埋め立てられている現状から、使用済小型電子機器の再資源化の促進が急務となったことがその背景にございます。 当該法律につきましては、市町村の責務として、域内の住民から排出された使用済小型電子機器等を分別して収集するために必要な措置を講ずること、また、収集した使用済小型電子機器等は、再資源化を適正に行う事業者として、国から認定を受けたものへ引き渡すよう努めなければならないことなどが規定されております。 今後の本市の対応としましては、使用済小型電子機器等の処理の現状を踏まえつつ、既にリサイクル処理事業者と提携して、使用済小型電子機器などの再資源化に取り組んでおられる先進自治体の事例を研究してまいります。その上で、柏羽藤環境事業組合とその構成市である羽曳野市、藤井寺市と連携し、当該法律に基づく使用済小型電子機器等の適正処理や有効利用について検討してまいりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いします。 私からは以上でございます。
○大坪教孝副議長 以上で一通りの答弁は終わりました。
堅木照久議員、再質問はありませんか。
◆14番(
堅木照久議員)
整理番号59につきましては、2期8年間の岡本市政の総括についてお伺いしたわけですが、ぜひともこの2期8年間の市長の胸の内にありますこのまちのデザインというか、もう一度お伺いしたいと思うんですが、このまちで生まれ、また育った人が子や孫に残したい柏原のグランドデザインを語っていただければ幸いであります。
◎岡本泰明市長 私は、しゃべりであるということは、堅木議員もよくご承知いただいておりますことでございます。しゃべり出したらとまらんと。 今おっしゃった命題につきましては、いろいろな思いがございます。しかしながら、第4次5カ年計画、その中で、柏原市が将来進むべきその方向性を示しておるつもりでございます。これは、議員各位のご努力と、また役所の職員の総意と、そして我々理事者の考え方というものを総合して第4次総合計画を組み上げたものでございます。それをもとにして将来の柏原市のまちづくりということを考えていきたいというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
◆14番(
堅木照久議員) よくわかりました。 第4次5カ年計画を柏原市のグランドデザインということでお答えいただいたということで、ぜひそれを実現方、よろしくお願いしたいと思います。 市長が就任されましたのは平成17年3月11日就任ということで、第2回の定例会で市政運営を初めて述べられました。 冒頭、その年の4月25日には、尼崎市内でJRの福知山線の脱線事故がありました。本市におきましても、柏原市の自由通路、橋上駅舎の完成を目指しておるという冒頭発言であります。 そして、市役所は最大のサービス機関であるとの一言を基本理念として、毎朝8時45分の朝礼、その結果、2次的効果として恒常化していた遅刻も大変少なくなったそうです。4月、5月に全館、全庁舎整理整頓されて今のような形態になった。7月1日に人事異動、基本方針は各部長が自分の部が最強の部になるようにドラフト制とかシフト、部長はその部に責任を持ち、外部からの情実を取り入れず、全く自由に最強の適材適所の考えで、若者の抜てきとか、再任用の職員についてもドラフト制、また各部の要望と本人の希望をマッチングさせというような希望を述べておられます。 1項目めが情報公開で、特筆すべき点は、地域市民グループを対象に事業説明などを行う出張トークを実施と述べておられます。市民パートナーシップ条例の制定も公言しておられます。 第2項目めの行財政改革は、「大きなサービス、小さな経費」と、「予算」は「余算」と、市役所が変われば市が変わるとおっしゃっておられます。 すべて市長の頭の中には入っておると思いますが、あえて読みますのは、私なりに昨日の2期目の4年を総括された方に倣わせていただきまして、1期目ということで2期目は簡単にしますが、1期目は地域コミュニケーションの強化ということで、コンプライアンスセンターを設置とか、グリーンジャンパーでパトロールをしておられる方がふえた。防災センターの設置。 さらには、4項目めが教育先進都市ということで、教育のグローバルな視点から教育大とか関西福祉との共同で、(仮称)未来教育研究所を設置、ぜひ考えて将来をにらんだ教育の基礎を確立したいなど、またさらにスタディ・アフター・スクール、小中一貫、小学校の少人数学校と。 5項目めに、健康で寝たきりにならないよう、介護予防事業として各地域に存在する老人会館、コミュニティセンターの有効活用をすると。 環境都市については、6項目めで、ごみに対する意識の再認識とか自然エネルギーの利用なども既に述べておられます。 7項目めに、活力あふれるまちということで、山間地をどのようにすれば合理的に下水道が整備できるのかということで、本当に今現在提案されている条例でありますが、起業家育成や異業種交流への支援も述べておられます。この中で、起業家もそういう講習があって誕生したことも知っております。 便利で機能的なまちということで、図書館とかリビエールホールの開館日や開館時間を延ばすとか、駐輪場の最終電車までの利用、ワークショップ方式での公園整備、市役所の証明書の発行を便利で機能的にとおっしゃっておられます。 さらには、財政の再建の道筋としては、経常収支比率の改善、公債費比率の改善、起債制限比率の改善、3つの柱を図式でもって示して、その目標値を定めて、単年、3年、5年という節目、目標達成に向かって努力を重ねると。市民一人当たり約30万円の予算ということで、その当時約8万人でしたので240億円の規模でやって、市民サービスも落とさずということでございました。 そして、平成18年には市民公募の行政評価制度がスタートされました。そして、予算編成はトップダウンからボトムアップ方式に切りかえ、本当に7万7,000の人口でありましたので、30万掛けることで231億の予算を編成され、職員の給料もダウン、また職員のわたりも廃止、それから20、21、22年度に向かっての市長室の壁にハード面の40項目、またソフト面の25項目と65項目を壁に張られて、問題を先送りしない、結果に責任を持つ、市長が責任を持たれるということ。「決断と実行の市政」。情報公開から情報提供へということで、「市民に見える市政」。また、ともに考えともにつくるということで、「市民とともに進める市政」、このような3つのスローガンがありました。 19年におきましては、約2年間で約54億円の支出の圧縮、予算は余算であるということを実行され、病院におきましては、平成19年4月1日で新しい常勤医師が14名着任ということで、また留所山については、荒れ放題と言われる本市東山を、夢の持てる、誇れる希望に満ちた宝の山として生まれ変わらせるために、竜田古道の里山、亀の瀬地すべり対策地跡地、さらには三郷町からの桜の道、三室山、御座峰周辺の整備、山頂付近を多目的空間として活用すると。このスタートの年で、19年ありました。 そして、行政評価につきましては、評価委員の評価が非常に辛くて、市の職員の評価は市自身が甘いということで、このギャップを埋める課題が生じたわけでございます。 そして、平成20年、(仮)国分東総合スポーツ公園特別委員会が議会で設置され、参考人6人を招致して結論を出したわけでございます。 そして、ちょうど市政50周年、岡本市政1期目の区切りの年、まちづくり基本条例ができ、また新しい柏原まちづくり基本計画2008を前年に策定されて、市民主体のまちづくりということで、まちを楽しむためのまちとか、それから誇り、尊厳を持てるとか、自然環境を大切にということで、長々と申し上げましたけれども、それから21、22、23、24年と、昨日の議員もおっしゃっていましたけれども、市長は私が目指しておりますまちづくりとは何であるか、すなわち市民と企業を中心とした産、教育研究機関である学、そして官がネットワークを組み、そこから発信するいろいろな取り組み、またイベントなどに市民が多く参加して、人と人とが触れ合い、大きな輪となっていく、これがまちづくりの基本だと。そして、市民の幸福度の向上につながると。 そして、初の試みとして、「ものづくりフェアin柏原2010」、また市民の皆さんによる「健康ウオークinかしわら」、教育大におきまして「市民総合フェスティバル」など、本当に市民、企業、学校、そして市の連携と協働はしっかりと根づいてきた、このように思います。 さらには、市民の幸福度、G・K・Hですか、グロス・カシワラ・ハピネス向上に向けて全力で取り組むということで、24年度を迎えたわけでございますが、一つ、きのう本を読んでおりまして、本物の協働とにせの協働があるという本ですけれども、これは、協働には本物の協働とにせものの協働があるので注意が必要だと。財政困難に陥って身動きできなくなった行政が、協働のまちづくりをしましょうというときは、市民への単なる負担の転嫁になっている場合が多いと。 では、本物の協働とは、どんなものか。どうしたらつくれるか。本物の協働は顔の見える関係から生まれる。従来の行政による請負自治を卒業して、行政が地域社会の共同事務を担い、市民が相互扶助社会の担い手として登場していくと。住民参加型の相互協力の社会をつくることが大切で、そのためには自治の単位が、規模が小さいほうが有利だと載っておりました。 小さなまちの場合、市役所も職員も手にとるように見え、何一つとっても住民と一緒でなければ何も始まらない、相談しなければ始まりませんというふうに語っております。 ですから、市長が第4次5カ年計画、本当に私のグランドデザインだと、その中にも確かに市民協働でということで、すべての項目にわたってございますので、どうか市民とよく相談なさって、今後もまた残り余すところ3カ月ですけれども、しっかりとご答弁にもありましたように、手綱を緩めることなく頑張っていただきたいと思います。 資料として、柏原の人口だけちょっと述べさせていただきますと、就任当時、平成17年3月は7万7,100名でした。それから順番に18年は7万6,398名、マイナス702名です。平成19年3月は7万5,844名、20年は7万5,549名とだんだん下がってきまして、平成24年3月で7万3,346名、約3,754名転居されたのか亡くなられたのか。出産も多いんですけれども、出て行くほうが多いんかなと。毎年平均で536名減ということでございます。人口減少は、この本市のみならず全国規模でありますが、やはり魅力あるまち、人が集まってくるまちをどうか目指して、頑張って、お互いに、議会も市と協力しましてやってまいりたいと思います。よろしくお願いします。 では、
整理番号60、がん対策につきましては、まず早期発見、早期治療でありますが、柏原市として、がん検診の受診率目標をお伺いいたします。
◎
植田眞功健康福祉部長 第2期健康かしわら21計画の目標値でございますけれども、胃がん検診が10%、子宮がん検診が30%、乳がん検診が30%、肺がん検診が10%、大腸がん検診が15%でございます。
◆14番(
堅木照久議員) 現在と、本当にえっという数字でございますので、これを目標として頑張っていただきたいと思います。 国としてもがん対策基本法がありますし、自治体ではがん対策条例というか、推進条例をつくっておりますので、その点、また本市もないですけれども、頑張っていただきたいと。 続きまして、
整理番号61、男女共同参画センターについては、周辺の自治体では、女性センターからの名称変更、かなりされていると思うんですが、お伺いいたします。
◎林和彦市民部長 お答え申し上げます。 府下各市の状況でございますけれども、男女共同参画という言葉を冠にしているセンターは21市と1町、女性センターで残っておりますのが4市1町、両方あるというところは1市ございまして、これは堺市なんですけれども、結局15市はどちらも設置していないという、こういう状況でございます。よろしくお願いいたします。
◆14番(
堅木照久議員) そういうセンターの名称のほとんどが男女共同参画センターになっているのは、今のご答弁で明確だと思いますので、我が会派の計盛議員も何度もこのことを訴えていますので、名称変更は規則の変更とか、また予算が伴いますけれども、なるべく早くお願いしたいと思います。
◎岡本泰明市長 今のお話、余り経費もかからんようやし、私が聞かせてもろうて、それは物すごくええ話やと、そのように思いましたので、早速担当部に言いまして、そのことを検討に入らせてもらいます。 どうもありがとうございます。
◆14番(
堅木照久議員) どうもありがとうございます。 男性のための相談も12月より実施していただいているということで、ありがとうございます。 続きまして、
整理番号62、農業と市民の関わるまちづくりについても、大阪府が小さな規模から農業を始めませんかと、農業者以外にも農業に参入していただけるように準農家制度を昨年創設され、これの登録要件をお伺いいたします。
◎
尾野晋一経済環境部長 府が設定しています要件ですけれども、大体7項目ぐらいあるんですけれども、主なものだけでお答えします。 例えば、大阪府の農業大学校であるとか、そのような農業に関する研修施設を卒業されて、そこで3カ月以上研修を受けられた方、あるいは農業生産法人等においておおむね6カ月以上農作業をされて実績のある方、あるいは現在市民農園で農作物の栽培を行っている方で、2年以上の経験があり、なおかつ府が指定します短期の研修を修了した方等々、そのような要件がございます。
◆14番(
堅木照久議員) 農作物を出荷するということで、口に入るものですので、そういう安全ということで、そういう縛りがあると思いますが、本当にリタイアした人も手軽にできるように、国も府も考えていただいているんやなと思います。 農地につきましては、これまでは都市政策で農地をつぶして宅地をふやすことを考えておりましたが、今は変わっておりまして、何よりも市民の価値観が変わっております。農業、農地が都市に必要な不可欠な存在として位置づけられつつあり、農林水産省だけでなく、都市計画を所管する国土交通省も都市農業、農地に関する検討を推進するようになりました。 第一に、地元産の新鮮で安全な農作物の供給体制を充実して、直売所をふやしたり、学校給食と連携し、農業者の再生産可能な農業所得を確保して農地を守っていくということが大事だなと。また、農業の体験農園とか市民農園の参加を通じて交流も広がりますし、これに住民と農家の間を取り持つ行政とか
NPO法人、農協のコーディネーターは欠かせないわけでございます。 また、首都直下型の地震などでいざというときに避難所などになりますし、防災空間としての防災協力農地には、今後固定資産税なども軽減するようなどの税制的な特権もあってよいんじゃないかと、東京大学の大学院の安藤先生はおっしゃっています。 農業を産業としてとらえるのみならず、福祉と教育、そして社会福祉政策として農業、農地を活用する視点も大事ですし、また、良好な景観形成としてヒートアイランドの緩和とか、都市農地が多様な機能を持つということもご存じだと思います。 今後は、やはり都市農業の振興と都市農地の保全については、農家個人の問題でなく、将来のまちのあり方を決める問題だととらえて、市民も行政も議員も一体となって議論して、まちの将来設計を考えることが大事だと思います。 最後、
整理番号63ですけれども、レアメタルの回収ですけれども、法律ができて間なしですので、全国大変だと思いますが、どうか柏原市も昨日の答弁にもありましたように、そういう分別が、本当に他市から来られてえっと思うような分別ですので、柏羽藤環境事業組合と構成市である羽曳野市、藤井寺市との連携を密にしていただき、この法律の趣旨をよく酌んでいただき、遺漏のないようによろしくお願いを申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○大坪教孝副議長 以上で、
堅木照久議員の質問を終わります。 次に、
鶴田将良議員、登壇願います。 〔15番
鶴田将良議員 登壇〕(拍手)
◆15番(
鶴田将良議員) 15番議席議員の鶴田将良でございます。 平成24年第4回柏原市議会定例本会議において、質問の機会をいただきました議員各位に心からお礼申し上げます。また、本年、定例会最後の個人質問者であり、身の引き締まる思いの中、簡潔に進めますのでよろしくお願いいたします。 さて、解散された衆議院選挙の中、それぞれの立場で内外の情勢が語られていますが、既にアメリカ・オバマ大統領の再選、中国・習近平総書記の選出に続いて、韓国大統領の選挙や我が国での衆議院選挙の結果がともに重要な日本の政治経済の指針が示され、基本的な政経の進路が国家主権の顕在化及び地方分権の推進とともに、産業・経済・外交問題などの施策は、これからの市民生活を大きく左右するものと考えます。 次に、12月議会の冒頭に述べました平成23年度柏原市一般会計決算において、竜田古道の里山公園の維持管理費について、強権暴走と思われる会計処理問題で不認定という判断を全議員が柏原市議会決算特別委員会で下しました。このことは、決算執行での効力に影響はありませんが、3市互恵の政治的・道義的問題とともに、会計支出不詳がさらに百条委員会で明らかになることと思います。 このような中、市民の貴重なお金をさらに予算・決算ともに精査し、市民要望の実現、あらゆる課題で優先順位を検討して明らかにし、施策の推進を我々議員が、市民の皆様とともに一層の研さんを高め決議したことには、相互に理解しての執行が当然の道と考え、これらを原点として、以下の質問に移りたいと思います。
整理番号64番、報告第14号
専決処分報告について、損害賠償の額の決定及び和解について、その具体的な内容をお伺いします。
整理番号65番、議案第62号 柏原市
都市公園条例の一部改正について、内容をお伺いします。
整理番号66番、議案第63号 柏原市
移動等円滑化のために必要な
特定公園施設の設置に関する基準を定める条例の制定について、地域主権改革一括法における高齢者・障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律の改正により条例制定されるもので、理解いたしましたので、業務の執行をよろしくお願いしておきます。答弁は結構です。
整理番号67番及び
整理番号68番、議案第64号 柏原市道路の構造の
技術的基準を定める条例の制定について及び議案第65号 柏原市道路標識の寸法を定める条例の制定については、後の建設産業常任委員会でお伺いしたいと思います。 次に、
整理番号69番、議案第66号 柏原市
移動等円滑化のために必要な道路の構造に関する基準を定める条例の制定について、地域主権改革一括法によることでありますが、柏原市交通バリアフリー基本構想と整合し、今後の柏原市における交通環境のバリアフリー化に一層の充実を要望しておきます。答弁は結構です。 次に、一般質問、
整理番号70番、人権について。地球人には人種や民族の違い、出身や職業の違い、性の違いなど、いろいろな違いがあります。これらの違いを理由に、基本的人権である権利を奪い、政治、経済、文化等の生活全体にわたって、不利益な扱いをすることが差別です。 しかしながら、数多くの悪質な差別事件が後を絶たない状況にあります。世界人権宣言では、「すべての人間は、生まれながらにして自由・平等で平和に生きる権利がある」ことを明記しています。この精神を生かし、私たち一人一人の努力で、あらゆる手段で差別を撤廃しなければなりません。柏原市の人権施策の推進と、市各部局の人権擁護の意識の高揚施策についてお伺いします。
整理番号71番、学校教育、柏原市内小中学校におけるいじめ問題の現状と対策についてお伺いします。
整理番号72番、学校運営協議会制度に関する教育委員会の考えをお伺いいたします。
整理番号73番、環境・都市整備、古家・廃墟の対策の現状と課題について柏原市の見解をお伺いします。 1回目の質問の最後に、
整理番号74番、企画、シティプロモーション施策に対する市の考えについてお伺いします。 以上で1回目の私からの質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。 ちょっと漏れていましたが、建設産業常任委員会で答弁を求めますので、今回は不要といたします。67と68番です。よろしくお願いいたします。
○大坪教孝副議長
鶴田将良議員の質疑・質問に対し、答弁を求めます。 〔栗野秋光
都市整備部長 登壇〕
◎栗野秋光
都市整備部長 鶴田将良議員の議案・一般に対する個人質疑・質問のうち、私からは
整理番号64番、65番の2件につきましてご答弁申し上げます。 まず、
整理番号64番でございます。 質疑事項は、報告第14号
専決処分報告について、質疑要旨は、損害賠償の額の決定及び和解について具体的な内容についてでございます。 損害賠償の額の決定及び和解についての具体的な内容につきましては、先日本会議でご説明させていただきましたように、平成24年9月27日に、市道国分道明寺線の柏原市旭ヶ丘1丁目3番5号地先において、◯◯◯◯氏が転倒し、左足首等を負傷されたとの連絡を受け、直ちに本人と現地確認を行ったところ、歩行中に通過車両を避けた際に、舗装面の縦40センチメートル、横50センチメートル、深さ7.5センチメートルの窪地に足をとられて転倒し、負傷されたとのことでありました。 国家賠償法の規定では、「道路、河川その他の公の営造物の設置又は管理に瑕疵があったために他人に損害を生じたときは、国又は公共団体は、これを賠償する責に任ずる。」と定めております。 したがいまして、保険会社等と相談し、損害賠償金5,000円で◯◯◯◯氏と示談が成立・和解したものでございます。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、
整理番号65番でございます。 質疑事項は、議案第62号 柏原市
都市公園条例の一部改正について、質疑要旨は内容についてでございます。 お尋ねの条例改正内容につきましては、地域主権改革一括法による都市公園法の一部改正に伴い、これまで国が一律に定めていた都市公園の設置基準を地方公共団体が条例で定めることとされたことから、柏原市
都市公園条例の一部を改正するものでございます。 まず、第2条関係でございますが、本市の区域内の都市公園の住民1人当たりの敷地面積の標準を10平方メートルとし、市街地の都市公園の当該市街地の住民1人当たりの敷地面積の標準を5平方メートルとするものでございます。 また、設置する公園の配置及び規模の基準について、「街区公園」を0.25ヘクタール、「近隣公園」の標準を2ヘクタール、「地区公園」の標準を4ヘクタール等とするものでございます。 さらに、公園施設の許容建築面積の基準、備蓄倉庫等、重要文化財、屋根つき広場等の建築面積の基準の特例等について省令基準を参酌して、柏原市
都市公園条例の一部を改正するものでございます。 なお、都市公園設置につきましては、従来と変わらぬ市民サービスを提供するものでございますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 〔林 和彦 市民部長 登壇〕
◎林和彦市民部長 続きまして、私からは
整理番号70についてご答弁申し上げます。
質問事項は人権、質問要旨は、柏原市の人権施策の推進と市各部局の人権意識の高揚について、現在の施策と今後の取り組み、考え方及び職員研修についてお尋ねでございます。 本市では、世界人権宣言を初めとし、日本国憲法、人権教育及び人権啓発推進に関する法律並びに柏原市人権擁護都市宣言を基本理念とし、平成13年度に柏原市
人権条例を定め、市民一人一人がお互いの人権を尊重し、差別のない快適で健やかな生活を送れるまちづくりを目指し、人権施策の推進とその充実に努めているところでございます。 このような理念のもと、柏原市人権協会や人権擁護委員会と連携し、憲法週間や人権週間、市民フェスティバルなどにおける街頭啓発活動及び「人権を考える市民の集い」での講演会を実施するなど、また民生児童委員会等の人権協会参画団体に対しては人権研修会を開催するなど、人権意識の高揚を図るさまざまな啓発・学習活動を推進しております。 さらに、現在実施しております人権相談につきましては、複雑多様化する人権問題に対応して、的確に助言・指導できるよう、専門機関並びに関係機関相互の連携強化を図り、市民が身近に解決方策について相談でき、施策ごとではなく総合的に機能する相談窓口の構築に努めております。 しかしながら、社会情勢や価値観の多様性に伴い、いまだに土地差別調査、インターネット上での差別情報のはんらんや戸籍住民票の不正取得事件、また原発事故の風評被害など新たな人権問題が生起してきており、これらに的確に対応するため、今後も人権施策を緩めることなく、しっかりと取り組んでまいります。 一方、市各部局の人権意識の高揚についましては、人事課と連携して、すべての職員を対象に職員人権研修を毎年実施し、人権教育を推進する啓発リーダーとなるべく育成を図っており、今後におきましても、同和問題を初めとするあらゆる差別の撤廃と人権の確立のため、すべての行政分野において総合的で実行性のある施策を推進してまいりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。 私からは以上ございます。 〔坂口郁夫
学校教育部長 登壇〕
◎坂口郁夫
学校教育部長 続きまして、私からは
整理番号71、72の2件についてご答弁申し上げます。 まず、
整理番号71でございます。
質問事項は学校教育、質問要旨は、柏原市内小中学校におけるいじめ問題の現状と対策についてお尋ねをいただいております。 市内各学校におけるいじめの状況といたしましては、本年4月から10月までのいじめの認知件数が、小学校では2件、中学校では5件となっておりますが、いずれも学校の指導により解決済みとなっております。 いじめの内容につきましては、学級内での些細なトラブルから、執拗に被害児童をばい菌扱いにすることや、軽くぶつかったり遊ぶふりをしてたたいたりけったりすることなどが目立ちます。 これらいじめの対策といたしまして、市内各学校では未然防止に力を入れ、道徳教育等「心の教育」の推進や、コミュニケーションスキルの育成に力を入れております。 また、早期発見、早期対応を心がけ、いじめられた児童生徒の心のケア、保護者との関係づくり、スクールカウンセラーとの連携などに努めております。 また、教育委員会では、平成25年度よりいじめに対応する委員会を設置し、市内で発生するいじめ問題に対応してまいりたいと考えております。 設置を予定している委員会は、いじめ根絶を目指した柏原市の教育方針、いじめ問題全般についての研究及び情報交換を行い、その問題に積極的に取り組み、解決に努めてまいりたいと考えております。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、
整理番号72でございます。
質問事項は、学校教育、質問要旨は、学校運営協議会制度に対する教育委員会の考えについてでございます。 まず、ご質問いただきました学校運営協議会制度についてご説明申し上げます。 学校運営協議会制度は、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」の第47条の5の規定に基づき、教育課程や教職員配置について、保護者や地域の皆さんが責任と権限を持って教育委員会や校長に対して意見を述べることが保障された制度でございます。 現在、大阪府下の自治体でこの制度を施行している自治体は河内長野市一市しかございません。柏原市では、この制度が制定される以前の平成17年度より、すべての学校園に学校評議員制度を導入しております。学校評議員制度とは、学校教育法施行規則第49条の規定に基づき、学校長が保護者や地域住民等に広く意見を求め、もって地域に開かれた特色ある学校づくりを一層推進することを目的とした制度でございます。 学校評議員は、学校長の推薦に基づき、本教育委員会が委嘱した方で、学校教育活動に関する事項、学校、家庭及び地域社会との連携に関する事項、その他校長が必要と認める事項等について意見助言を述べるものであります。さらに、各学校においては青少年健全育成会を組織し、地域とともに子どもを育てていく協力体制を築いております。 教育委員会といたしましては、学校運営協議会制度の導入について検討は進めてまいりますが、各学校において学校評議員制度及び健全育成会が十分に機能している現状においては、現行の制度をさらに充実、深化していくほうが効果的であると考えております。 今後も保護者や地域の皆様の願いを反映し、より開かれた学校づくりを推進するため、充実した学校評議員制度を目指してまいります。よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 私からは以上でございます。 〔北村達夫
政策推進部長 登壇〕
◎
北村達夫政策推進部長 続きまして、私からは
整理番号73、74の2件についてご答弁申し上げます。 まず、
整理番号73でございます。
質問事項は環境・都市整備、古家・廃墟対策における柏原市内の現状と課題についてでございます。 管理者の不明な廃屋や空き家につきましては、近年、全国の自治体において問題となっており、本市におきましても例外ではなく、市民の生活環境や安全面などへの影響が出ているところでございます。これらの問題は、管理者により適正な管理がなされていないことに起因するものでございますが、現時点においては管理者が適正な管理を行わず、地域住民等に悪影響を及ぼしても、責任を問う適切な法的根拠がないのが現状でございます。 また、市が直接介入するに当たりましても、所有権などの権利関係、公費投入の是非などの問題があり、すべての事案について早期解決を図るのは困難な状況となっております。 これらの問題に対する本市の取り組みといたしましては、現在、個々の事案に該当する課が対応することにより、問題の解決を図っているところでございますが、平成25年度以降につきましては、空き家等への対策を強化する意味から担当課を定め、窓口の一本化を行い、市民の方々からの相談窓口をわかりやすくするとともに、国や他市の動向を踏まえ調査・検討を行うことと決定いたしておりますので、よろしくご理解お願い申し上げます。 次に、
整理番号74でございます。
質問事項は企画、質問要旨は、シティプロモーション施策に対する市の考えについてでございます。 シティプロモーションとは、地域の魅力を発信し、それとあわせて「人」・「もの」・「情報」などの資源を効果的に活用していくための活動であります。 柏原市におきまして、特産物であるブドウ、豊かな自然環境や歴史など、魅力のある資源が数多くあり、従来からそれらを活用して認知度やまちのイメージを高めるために、さまざまな取り組みを行っているところでございます。 市といたしましては、「柏原観光まちづくりビジョン」において「カシワラプロモーション戦略のための提言」をいただいておりますことから、それらも踏まえた上で、これまで以上に柏原市のまちの魅力の発信に取り組んでまいりたいと考えております。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。
○大坪教孝副議長 以上で一通りの答弁は終わりました。
鶴田将良議員、再質問ありませんか。
◆15番(
鶴田将良議員) それでは、順に再質問に移らせていただきたいと思います。
整理番号64番、
専決処分報告について、損害賠償の額の決定及び和解についてでありますけれども、過失割合について、道路管理や河川などに原因や瑕疵があった場合、賠償責任を負うとなっていますが、だれがどのように判断をしていくのかお伺いしたいと思います。
◎栗野秋光
都市整備部長 基本的には、市のほうで判断します。市に瑕疵があるかないかで判断します。判断するに当たっては、保険会社、弁護士等に相談する場合もございます。 以上です。
◆15番(
鶴田将良議員) この事故がそれだというふうなんで言うているわけではないんですけれども、全体を見まして、こういった事故の場合、被害を申し出る方と申し出ない方の差というのがあろうかと思います。本人の不注意やったから、市に言うていくのは置いておこうかとか、そういった部分も多々あるんじゃないんかなというふうにも思います。 平成24年の9月議会で要望いたしましたが、柏原市役所内において、政策法務部の設置を要望しました。このような突然のトラブルにおける行政訴訟、地方分権推進の中で、行政、自治体でも瞬時に法律的判断が求められていると思います。市単独で法律的な問題を処理できる部署、いわゆる政策法務部の設置をまたすべての部分で前向きに検討し、改めて要望しておきたいと思います。 次に、
整理番号65番、柏原市
都市公園条例の一部改正についてでありますけれども、「街区公園」、「近隣公園」、「地区公園」分けられ、また柏原市
都市公園条例の一部を改正し、変わらぬ市民サービスを提供するとありますが、市民にとって何か影響があるのか、柏原市にとって何か変わっていくのか、お伺いしたいと思います。
◎栗野秋光
都市整備部長 基本的には、従来と何ら変わりはございません。今まで以上にまたそこらを参酌しながら、公園の設置等と、サービスにつきましてやっていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
◆15番(
鶴田将良議員) このように公園施設の許容建築面積の基準、備蓄倉庫等の改正が上程されていますが、どこかの公園に何か建築物を建てていくような計画、この法律改正によって将来未来設計があればお伺いしたいと思いますが。
◎栗野秋光
都市整備部長 現在開設しております公園の中では、現在のところ建物を建てるような予定はございません。
◆15番(
鶴田将良議員) ちびっこ広場や防災広場や、このようなものが柏原にはありますが、これはこのような部分には当てはまっていかないのか、なぜ当てはまらないのか、お伺いしたいと思います。
◎栗野秋光
都市整備部長 今回の条例改正につきましては、あくまで都市公園のこの18カ所のみの対象となります。よろしくお願いいたします。
◆15番(
鶴田将良議員) ほんなら、今後は、その18カ所以上に都市公園というふうなんに当てはまっていくんでしょうか。
◎栗野秋光
都市整備部長 都市公園を位置づけするにつきましては、都市計画決定した公園ですとか、あと、それ以外の公園でも、それなりの手続をして都市公園と柏原市の位置づけをしなければならない手続がありますので、その他のちびっこ広場等については、適応されないと思います。 以上です。