柏原市議会 > 2011-12-09 >
12月09日-03号

  • "大和川親水公園整備事業債"(/)
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  1. 柏原市議会 2011-12-09
    12月09日-03号


    取得元: 柏原市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-11
    平成23年 12月 定例会(第4回)              目次◇開議 午前9時59分 日程第1 報告第20号、議案第52号から議案第62号まで及び議案第66号から議案第70号まで並びに請願第23-2号、請願第23-3号 日程第2 一般質問     *個人質問(大坪教孝)…………………………………………………………97      理事者答弁      上下水道部長(奥田隆一)……………………………………………………98      総務部長(塩野臣成)…………………………………………………………98      都市整備部長(米岡淳一)……………………………………………………99      再質問(大坪教孝)………………………………………………………… 100      あいさつ(市長 岡本泰明)……………………………………………… 105     *個人質疑・質問(鶴田将良)……………………………………………… 106      理事者答弁      政策推進部長(北村達夫)………………………………………………… 107      財務部長(松安雅文)……………………………………………………… 108      市民部長(植田眞功)……………………………………………………… 108      健康福祉部長福祉事務所長(土井逸朗)……………………………… 109      都市整備部長(米岡淳一)………………………………………………… 109      上下水道部長(奥田隆一)………………………………………………… 110      再質問(鶴田将良)………………………………………………………… 110     *個人質疑・質問(山下亜緯子)…………………………………………… 114      理事者答弁      政策推進部長(北村達夫)………………………………………………… 115      学校教育部長(坂口郁夫)………………………………………………… 115      都市整備部長(米岡淳一)………………………………………………… 117      健康福祉部長福祉事務所長(土井逸朗)……………………………… 117      再質問(山下亜緯子)……………………………………………………… 118◇休憩 午後0時6分◇再開 午後0時58分     *個人質問(岸野友美子)…………………………………………………… 122      理事者答弁      学校教育部長(坂口郁夫)………………………………………………… 124      総務部長(塩野臣成)……………………………………………………… 124      健康福祉部長福祉事務所長(土井逸朗)……………………………… 124      経済環境部長(渡辺耕次)………………………………………………… 125      再質問(岸野友美子)……………………………………………………… 125     *個人質問(山本真見)……………………………………………………… 130      理事者答弁      健康福祉部長福祉事務所長(土井逸朗)……………………………… 131      生涯学習部長(岡本彰司)………………………………………………… 131      総務部長(塩野臣成)……………………………………………………… 132      再質問(山本真見)………………………………………………………… 133     *個人質問(藤森洋一)……………………………………………………… 139      理事者答弁      都市整備部長(米岡淳一)………………………………………………… 139      経済環境部長(渡辺耕次)………………………………………………… 140      政策推進部長(北村達夫)………………………………………………… 142      学校教育部長(坂口郁夫)………………………………………………… 142      再質問(藤森洋一)………………………………………………………… 143  採決  報告第20号 (承認)……………………………………………………… 147      議案第52号 議案第53号 議案第54号 議案第55号 議案第56号 議案第57号 議案第58号 議案第59号 (原案可決)…………………………………………… 147      議案第62号 (原案可決)………………………………………………… 147      議案第68号 議案第69号 議案第70号 (原案可決)………………… 148      議案第60号 議案第61号 議案第66号 議案第67号 請願第23-2号 請願第23-3号 陳情等第23-13号(関係委員会付託)…………………………………… 148◇散会 午後3時3分平成23年第4回柏原市議会定例会会議録(第3号)     --------------------------------◯平成23年12月9日午前9時59分より柏原市議会議事堂において再開     --------------------------------◯議事日程日程第1 報告第20号 専決処分報告について             「専決第16号 和解について」     議案第52号 公の施設(柏原市立堅下北コミュニティ会館)の指定管理者の指定について     議案第53号 公の施設(柏原市立柏原西コミュニティ会館)の指定管理者の指定について     議案第54号 公の施設(柏原市立玉手地域コミュニティ会館)の指定管理者の指定について     議案第55号 公の施設(柏原市立国分東コミュニティ会館)の指定管理者の指定について     議案第56号 公の施設(柏原市立堅上コミュニティ会館)の指定管理者の指定について     議案第57号 公の施設(柏原市立学習等供用施設)の指定管理者の指定について     議案第58号 公の施設(柏原市立老人福祉センター)の指定管理者の指定について     議案第59号 公の施設(柏原市自転車駐車場)の指定管理者の指定について     議案第60号 公の施設(柏原市自動車駐車場)の指定管理者の指定について     議案第61号 公の施設(柏原市民文化会館)の指定管理者の指定について     議案第62号 長瀬川沿岸下水道組合の解散及び財産処分に関する協議について     議案第66号 柏原市立幼稚園条例の一部改正について     議案第67号 平成23年度柏原市一般会計補正予算(第5号)     議案第68号 平成23年度柏原市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第3号)     議案第69号 平成23年度柏原市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)     議案第70号 平成23年度柏原市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)     請願第23-2号 市民のくらしを守る請願     請願第23-3号 柏原市放課後児童会の改善についての請願日程第2 一般質問     --------------------------------◯出席議員(17名)         1番      石橋 實議員         2番      山本真見議員         3番      田中秀昭議員         4番      濱浦佳子議員         5番      橋本満夫議員         6番      岸野友美子議員         7番      奥山 渉議員         8番      大坪教孝議員         9番      山下亜緯子議員        10番      欠員        11番      藤森洋一議員        12番      中村保治議員        13番      計盛佐登子議員        14番      堅木照久議員        15番      鶴田将良議員        16番      寺田悦久議員        17番      乾  一議員        18番      中野広也議員     --------------------------------◯欠席議員(なし)     --------------------------------◯説明のため出席した者の職氏名            市長             岡本泰明            教育長            稲田邦敏            水道事業管理者        松本健太            病院事業管理者        吉田茂治            監査委員           西上康雄 政策推進部      部長             北村達夫            次長兼企画調整課長      脇田直行 総務部        部長             塩野臣成            危機管理課長         市川信行            情報政策課長         北野公一 財務部        部長             松安雅文            次長兼財政課長        野村英晃            課税課長           渡辺敏弘 市民部        部長             植田眞功 経済環境部      部長             渡辺耕次 健康福祉部      部長兼福祉事務所長      土井逸朗            次長兼社会福祉課長      林 和彦            健康福祉課長         平井正人 都市整備部      部長             米岡淳一 上下水道部      部長             奥田隆一 市立柏原病院     事務局長           石井秀幸 会計管理室      会計管理者兼室長       華田知紀 学校教育部      部長             坂口郁夫 生涯学習部      部長             岡本彰司 行政委員会事務局   事務局長           村井保一     --------------------------------◯事務局出席職員      事務局長         山本昌晴              次長           塩谷 修              主幹           岡市朋子              主査           笠原秀保              事務局職員        栗田聖子     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △再開 午前9時59分 ○乾一議長 おはようございます。ただいまの出席議員17名、定足数に達しております。よってこれより本会議を再開します。 その前にご報告をさせていただきます。 岡本市長におきましては、昨日、急な体調不良のため欠席されましたが、本日におきましても体調が戻らないため、引き続き欠席させていただきたい旨の申し出がありました。議会開会中にもかかわらず、このようなことになり、まことに申しわけないと思っておりますが、何とぞご理解賜りますようよろしくお願いしますとのことでございますので、ご報告いたします。 △開議 ○乾一議長 直ちに開議いたします。 日程第1、報告第20号、議案第52号から議案第62号及び議案第66号から議案第70号並びに請願第23-2号から請願第23-3号まで、日程第2、一般質問を一括して議題とします。 昨日に引き続き、個人質疑・質問を行います。本日は大坪教孝議員の個人質問からであります。大坪教孝議員、登壇願います。     〔8番 大坪教孝議員 登壇〕(拍手) ◆8番(大坪教孝議員) おはようございます。8番議員の大坪教孝でございます。議長のお許しをいただき、平成23年第4回定例会におきまして一般質問をさせていただきます。早朝より傍聴に来ていただきました皆様に厚く御礼を申し上げ、質問に移らせていただきます。 整理番号39番、公共下水道の企業会計化への移行についてでありますが、本年度の当初予算で、企業会計化移行業務委託料として500万円、そして平成24年度から25年度にかけて企業会計化移行業務に係る経費の債務負担行為5,280万円が計上されておりましたけれども、その進捗状況をお伺いいたします。 整理番号40番、基幹系業務システムについてでありますが、昨年の12月議会で、債務負担行為補正として、基幹系業務システム再構築に係る経費8億6,000万円が提案されましたが、その後の進捗状況をお伺いします。 整理番号41番、関電道路の取り締まりについてでありますが、最近、深夜にこの関電道路を大きなエンジン音をとどろかせながら走り回っておりますサーキット族が出没しておりますが、その取り締まりについてお伺いします。 また、土砂を搬入する大型ダンプの通行について、これまで本会議において何度も質問をし、また本年7月には、地元区長が市の担当者と、柏原警察署の交通課の方と面談し、直接要望をさせていただき、市においては、看板の設置と業者への行政指導、警察署においては、不定期的に取り締まることを約束していただきましたが、何ら変化なく、大型ダンプが依然通行していることについて、一体どうなっているのかというお声をいただいておりますので、その状況をお伺いいたします。 整理番号42番、防犯対策についてでありますが、街頭犯罪防止の取り組みについてお伺いします。 以上で、1回目の質問を終わらせていただきます。 ○乾一議長 大坪教孝議員の質問に対し、答弁を求めます。     〔奥田隆一 上下水道部長 登壇〕 ◎奥田隆一上下水道部長 おはようございます。大坪教孝議員の一般に対する個人質問のうち、私からは整理番号39番につきましてご答弁申し上げます。質問要旨は、下水道の企業会計化への移行についてでございます。 本市では、平成26年4月からの公営企業会計を目指しまして、本年度より本格的に移行業務に着手いたしました。この移行業務は、固定資産等の膨大な量の調査や評価などを行うため、移行業務に精通した実績のある業者の選定が必要不可欠でありますので、本年7月から公募型プロポーザル方式によりまして公募を行い、プレゼンやデモ等の審査の結果、去る10月25日に朝日航洋株式会社西日本空情支社と委託契約を締結し、業務を進めているところでございます。なお、契約金額は3,675万円、業務期間は、平成23年10月26日から平成26年3月15日まででございます。 次に、移行業務の内容でございますが、移行に際しまして多くの業務がございますので、その主な内容につきましてご説明申し上げます。 本年度は、まず下水道資産に係る調査、評価の業務でございます。これは、下水道管渠やポンプ場施設などの工事内容や建設事業費、またその財源等につきまして、過去の設計書や決算書、契約書等を調査し、資産の金額等の把握と整理を行っております。 次に、下水道台帳システムの構築でございます。これは、下水道資産の適正かつ効率的な維持管理に活用するため、下水道台帳図のデータ化や、管渠、ます等の図形データ入力作業などを資産調査とあわせまして構築するものでございます。 次に、移行に伴う事務がございます。この事務は、地方公営企業法の適用範囲や組織・人事関係の検討、また関係部局との調整や条例等の制定・改廃の整理など、移行に伴います事務関係の課題の抽出でございます。 以上が、現在進めております主な業務でございますが、次年度以降におきましても、現在の業務を継続しながら、減価償却費の算定等の資産評価や会計システム導入等を行ってまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔塩野臣成 総務部長 登壇〕 ◎塩野臣成総務部長 続きまして、私からは整理番号40と42につきましてご答弁申し上げます。 まず、整理番号40でございます。質問事項は総務、質問要旨は基幹系業務システム再構築のその後の経過についてでございます。 昨年12月に補正予算を議決いただきました基幹系業務システムの再構築は、システムの恒久的な安定稼働や将来の財政負担の軽減を図るとともに、平成24年7月に迫りました住民基本台帳法の大きな改正に伴いまして影響を受けます市民サービス25業務27システムを対象に、現在のホストシステムからパッケージを使用した汎用システムに移行するものでございます。 柏原市と納入物件の売り主とリース会社の3者で、長期賃貸借契約を本年2月10日付で締結し、平成24年1月5日からの本稼働を目指すものでございます。移行作業はおおむね順調に推移しており、現在はパッケージシステムに各課が利用いたします情報等を移行する作業を行っており、これも今月中旬には完了する予定で、来年の1月5日の本稼働に向けて万全を期して進めてまいりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。 続きまして、整理番号42でございます。質問事項は防犯、質問要旨は防犯対策についてでございます。 本市の防犯対策といたしましては、犯罪のない明るいまちづくりという観点から、市内の防犯灯を省エネで明るいLED防犯灯に取りかえる事業の実施、及び各町会に管理していただいている防犯灯に対して維持管理費の補助を実施しております。 また、市内のひったくりや子どもたちへのいたずらなどの街頭犯罪を防止するために、市職員による青色防犯パトロールを小・中学校の下校時にあわせて週2回実施しており、明るく安全で住みよい柏原市の実現に向けた取り組みを行っているところでございます。 また、柏原防犯協会におきましても、街頭犯罪の防止、少年の非行防止、暴力団排除など地域安全対策の強化を推進するため、街頭犯罪防止キャンペーンや防犯教室の開催、柏原警察や少年補導員等との連携を強化した街頭補導活動などを実施されており、これらの取り組みに対しましても補助を行っているところでございます。 結果といたしまして、本市における街頭犯罪の発生件数は、平成21年度で556件だったものが平成22年度では404件となり、152件減少しているところでございます。今後も柏原警察、柏原防犯協会などとともに連携しながら、防犯対策を充実させてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔米岡淳一 都市整備部長 登壇〕 ◎米岡淳一都市整備部長 続きまして、私からは整理番号41について答弁申し上げます。質問事項は都市整備、質問の要旨は市道大県信貴線、通称関電道路の違反車両の取り締まりについてで、質問の趣旨は、第1点目がサーキット族の取り締まりについて、第2点目が大型自動車の通行状況についてでございます。 まず、第1点目のサーキット族の取り締まりについてでございますが、最近、市道大県信貴線において、通称サーキット族もしくはローリング族と呼ばれる暴走行為を行う交通違反車両が出没し、危険であり、これに伴う騒音により被害をこうむっているとの通報がありました。 本市からは、現状把握及び取り締まり等について柏原警察署に要望しましたところ、警察署におきまして、既に市民からの通報があり、その都度対応しているとのことでありました。 今後、交通安全確保のため、柏原警察署に対して、さらにパトロール等を強化するなどの対応をお願いしてまいります。 続きまして、第2点目の大型自動車の通行状況についてでございます。 この問題につきましては、騒音、振動、さらに交通安全上の観点から、本線を通行する大型車両の通行量を極力減らしてほしいとの地元の皆様の意向を踏まえ、ことし7月に地元区長、柏原警察署及び本市で対策を協議いたしました。その結果、大型自動車通行規制の啓発看板設置、違反車両の取り締まりの強化、パトカー等によるパトロールの強化継続を行うとともに、本市と柏原警察署が情報交換を密接に行いながら取り組んでいくこととなったものでございます。 また、本市は、従来からビデオカメラによる大型自動車の交通量調査を行っておりますが、本年8月以降の動向は、早朝から午前9時までの時間帯では、午前8時台に一、二台程度、また午前9時から午後5時までの昼間の時間帯では、1日当たり約30台程度の通行量を確認しており、現時点では早朝は激減しましたが、昼間の時間帯の通行量は大幅な減少につながっていないのが実情でございます。 現在、本線を通行しております大型自動車は、柏原警察署から通行許可を得た資材運搬車及び既に許可を受けた残土運搬車だと伺っておりますが、今後も地道に柏原警察署と連携した取り組みを継続することで、効果があらわれるものと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 以上でございます。 ○乾一議長 以上で一通りの答弁は終わりました。大坪教孝議員、再質問ありませんか。 ◆8番(大坪教孝議員) ご答弁ありがとうございました。それでは、再質問させていただきます。 整理番号39番、公共下水道の企業会計化への移行についてでありますけれども、委託業者の選定も終わって、いろいろ調査やシステムの構築にも着手していただいており、一歩一歩進められているのかなということで結構かと思います。先ほどご答弁に、公営企業法の適用範囲や組織等の検討をしているというご答弁ありましたけれども、今の時点でどのような形態を考えておられるのか、お伺いしたいと思います。 ◎奥田隆一上下水道部長 地方公営企業法適用するに当たりまして、財務規定のみを適用いたします一部適用とするか、組織等の財務以外も適用いたします全部適用とするかは任意事項とされております。これは、各団体の裁量により決められるものでございます。 本市におきましては、まだ最終の結論は出しておりませんが、現在のところは全部適用を目指しまして作業を進めているところでございます。その理由としましては、既に上下水道部として水道事業と組織統合いたしておりますことから、両事業とも全部適用に統一することで、上水と下水の2つの事業を組織的に運営することができまして、機動性や柔軟性が担保され、より効率的な事業運営が図れるものと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 ◆8番(大坪教孝議員) 今のところ全部適用を目指しているということで結構かと思います。了解いたしました。 現在、大阪府下で10市が既に企業会計化に移行しておりまして、そのうち8市が全部適用ということであります。メリットをお聞きいたしますと、財政計画に基づいた計画的な運営が可能となった、財務状況の明確化と経営意識の向上につながった、あるいは透明性の向上や事業の効率化が図れるとなどを挙げておられるようでございまして、会計を明確にするということは大変大事だと思います。これから、移行に伴う事務手続も今非常に煩雑で、職員さんも大変だと思いますけれども、よろしくお願いしたいと思います。これは結構でございます。 整理番号40番、基幹系業務システムについてでありますが、来年1月5日から本格稼働するということで進めていただいているということでありましたが、ちょっと契約の内容をお伺いしたいのですが、契約の相手先、またその契約金額等を教えていただきたいと思います。 ◎塩野臣成総務部長 契約内容につきましては、費用の平準化を目的に、納入物件はプロポーザル方式で決定いたしました。そして、この結果をもって、物件の引き渡し先でありますリース会社の選定を、これは競争入札で行いました。その上で、柏原市、それから納入物件の売り主、それとリース会社、この3者で長期賃貸借契約を本年2月10日付で締結したところでございます。 契約の相手方につきましては、物件の納入者が日本電気株式会社関西支社でございます。リース会社はNECキャピタルソリューション株式会社でございます。契約金額は4億8,075万3,000円で、リース期間は平成29年1月31日までとなっております。 以上でございます。 ◆8番(大坪教孝議員) ありがとうございます。 これまでもNECに運営を委託されていて、今回またNECに委託されたということであるんですけれども、業者の選定方法、また選定委員のメンバーをお聞かせ願えますか。 ◎塩野臣成総務部長 今回のプロポーザル方式の選定につきましては、柏原市基幹系業務システム再構築業者選定委員会で行いました。この委員会は、柏原市の基幹系業務システムに関する部署を中心に、部長6名、外部委員といたしまして、大阪教育大学の情報処理センター長1名、大阪府のIT部門の職員1名の合計8名で構成しております。 今まで3回の委員会を開催して、システムの機種を選定いただきました。1回目は、募集方法及び選定方法並びに選定基準を決定いただき、2回目は第1次審査を行いまして、上位3社を決定いただきました。3回目は、第1次審査で決定されました上位3社のうちから最もすぐれた提案を行った者を優先交渉事業者として決定いただき、あわせて次点候補も決定いただきました。 また、募集につきましては、柏原市に業者登録のある有資格業者の中から、第1希望業種が物品、事務用品・コンピュータに登録されており、かつ取扱品目のソフトウエアの開発・販売においても登録されている者であることを資格要件として、ホームページ上で募集を行ったところでございます。 この募集によりまして、有資格業者登録業者70社のうち5社から参加意思表示をいただきましたが、提案書等、審査に必要な関係書類の提出は、このうち4社からありまして、この4社の中からの選定でございます。 以上でございます。 ◆8番(大坪教孝議員) 詳しくありがとうございます。 先ほど契約金額については、当初8億6,000万円の予算に対して4億8,000万円ということで、大分低く契約をしていただいておりますけれども、これを導入している各市それぞれシステムの組み方も違いますし、また契約の内容も違いますんで、なかなかこの金額がどうだということも難しいのかな、このように思います。 外部からの専門の選定委員さんも入られて、競争性も働いていて、総合的にこのNECがよかったと判断をされたということですので、了解をいたしました。 今回、本市独自のシステムから、それぞれ原課で対応できる普及型のパッケージシステムに変えられたわけですけれども、そのデータがうまく移行できているかというのが心配するわけなんですけれども。 今回のシステム再構築によって、固定資産税家屋評価システム、市民税課税システムあるいは国民健康保険の徴収システムなど、いろいろ改修をされているわけで、よく新聞で目にいたしますけれども、システムの誤りによって、税金を多く徴収したとか保険料を取り過ぎたとか、そういう記事が載っておるんですけれども、その辺のチェックがしっかりともうできているのかな、このような心配をするんですけれども、その辺、どういうふうな体制をとっておられるのかお聞きいたします。 ◎塩野臣成総務部長 現在進めております作業は、標準仕様のパッケージシステムに、各課が利用いたします情報等を移行する作業を行っているところでございます。おおむね間もなく完了するわけでございますが、構築を担当します業者の技術者、そしてシステムを利用いたします関係各課相互で確認作業を行い、移行の準備完了とする予定でございます。これが、先ほどご答弁申し上げました今月中旬、具体的には12月16日を目安としております。 この作業でふぐあいが生じる場合は、ことし中、12月末日までに修正を行い、本稼働の1月5日を目指します。この修正で万全を確認できますと、12月29日の業務終了を待って、今まで利用していたシステムから、新しいシステムへのデータの切り出し作業を行ってまいります。そして、データ移行作業を12月29日から来年1月2日の早朝まで、24時間フル操業で作業を行い、1月2日、それから3日には、住民情報を取り扱います関係各課の担当者が、移行処理された情報が正しく処理されたかの最終確認を行います。そして、市民サービスに支障が生じるおそれがないように万全を期した上で、1月5日の本稼働を迎えたいと思っております。 以上でございます。 ◆8番(大坪教孝議員) 年末から正月にかけてチェックをしていただくということで、職員さんも大変ですけれども、市民に迷惑をかけることのないようよろしくお願い申し上げます。結構です。 整理番号41番、関電道路の取り締まりについてでありますけれども、まずサーキット族、ローリング族というんですか、その取り締まりについてお伺いしたいと思いますけれども、通報があれば対応しているというご答弁をいただきましたけれども、先日も深夜12時ごろから明け方4時、5時ぐらいまで、4時間も5時間も爆音を鳴らして走り回っているという現状なんですね。 警察官が現場に行っても、取り締まりができなかったのかなと、そういう思いがするんですけれども、この行為は違反じゃないのか、検挙できないのか、その辺ちょっとお伺いしたいんですけれども。
    米岡淳一都市整備部長 このローリング族の行為でございますが、これは柏原警察署に問い合わせしましたところ、市民の方々から通報をいただきますと、まず状況確認のため、現地へパトカーが急行いたします。その中で、爆音の原因が暴走行為か、また車両の整備不良か等になりますと交通違反ということになります。そのほかの場合でも、警察への通報の趣旨を説明して、現地からすぐに立ち去るように指導するとのことでございます。 ◆8番(大坪教孝議員) 現場に行くけど、取り締まりができなかったというわけじゃないわけですね。 これ、住民が通報する場合、これは柏原警察、もう110番でいいんですか。 ◎米岡淳一都市整備部長 これは、110番もしくは柏原警察署に通報していただければ、すぐに対応していただけるということで聞いております。 ◆8番(大坪教孝議員) 柏原警察の電話番号、なかなか市民の方、知らないんで、110番するのがちょっと戸惑うということで、110番でいいということですので、これからそういう行為を見かけたり、またこれは危険な行為というよりも、その爆音が深夜ですんで村じゅうに響き渡っているわけですね。それで、うるさくて眠れない、そういう苦情が寄せられているわけで。特に週末、土日に多く出没しているようですんで、できれば通報がなくてもパトロールをしていただけますよう、よろしくお願いしたいと思います。 続いて、大型ダンプの通行に関して、ちょっとお聞きいたしますけれども、まず取り締まりの回数をお伺いできますか。 ◎米岡淳一都市整備部長 ことしの8月に第1回目の、これ市と柏原警察署で合同で取り締まりしております。その後、3回にわたりまして柏原警察署のほうで取り締まりをされまして、合計でことしの8月から4回実施されております。 ◆8番(大坪教孝議員) 4回取り締まりをされて、そのうち違反車両の検挙台数を教えていただけますか。 ◎米岡淳一都市整備部長 取り締まりを行ったわけでございますが、実際、大型車両での違反車両はございませんでした。すべて通行許可証を所持していたと報告を受けております。 ◆8番(大坪教孝議員) 検挙台数がゼロであったということで、関電道路を通行しているダンプは、すべて許可車であったということなんですけれども、ということは、先日、地元もお願いに参りましたけれども、もう幾らお願いしても、だれがお願いしても、警察で許可を与えている以上、この関電道路から残土を搬入するダンプの通行をなくすことはできないという結論でよろしいでしょうか。 ◎米岡淳一都市整備部長 これは、大型車両の通行に関しまして、まず柏原警察署のほうに許可の申請をされるときに、本市のほうの柏原市土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例、いわゆる土砂条例でございますが、土砂条例に基づき許可を受けている残土処分の運搬車につきましては、柏原警察署のほうで別ルートを、もともとの土砂条例によります搬入ルートを通れということで指導していただくことになっておりますけれども、資材を運搬する目的の場合は不許可にできないと伺っております。 したがいまして、それらの資材の運搬車両等につきましては、直接通行規制できない状況でございますが、これは柏原警察署とも連携して、今後とも大型車両の通行減少に向けて取り組みを継続してまいりたいと考えております。よろしくお願いします。 ◆8番(大坪教孝議員) あの土砂は、残土でなくて資材ということであれば許可されるということなんですけれども、実際、あの土砂がどこに運ばれて、資材として活用されているのか、確認をしていただいているのか、その辺ちょっとお伺いしたいんですけれども。 ◎米岡淳一都市整備部長 これは、通行許可の確認につきましては、本市の職員のほうでも直接抜き打ち的に車両についていったりしまして、現地の車両の追跡と場所の確認、また資材の使用状況については確認しておりますが、現状では違反は見当たりません。 ◆8番(大坪教孝議員) 運んでいる土砂が残土だとだめで資材ならオーケーということなんですけれども、どう違うねんという。呼び方が違うだけで中身一緒やがなという思いがするわけですね。 沿道にお住まいの方だけでなく、通行される多くの市民に理解していただけるんかな。3トン以上の車は通れないという規制があるわけですね、この関電道路は。積んでいる土砂が資材という位置づけならば、10トンの大型ダンプでも通行すると。警察が許可を与えているということが、市民に果たして受け入れられるだろうか。 子どもたちも通学しておりますし、通学でこの道路を横断しておりますし、地元の墓もあります。通勤にも利用される。夏場はブドウ狩りのお客さんも通られるわけですね。また、山の上には市の斎場もあって、マイクロバスも通行しているわけですね。大きな事故が起きる前に、何とか改善をしてほしいという思いなんですよ。その住民の強い思いに何とかこたえていただきたい、こう思うわけですけれども、市として、この大型車両の通行を減らせるような手だてというか、手が打てないのかどうか、その辺、もう一遍お伺いします。 ◎米岡淳一都市整備部長 この件は、大坪議員が本会議で質問いただいてから、ちょうど1年になるわけでございます。その間、大坪議員初め地元、市、柏原警察署で対応について協議をいろいろしてきました。その結果、確かに早朝に走っている大型車はほぼ一掃されました。しかし、昼間の時間帯の通行車両は、依然として、そんなに大きな通行量の変化はないという状況でございます。 本市といたしましても、良好な住環境といいますか、生活を守るという観点から、残土運搬の車両だけでなく、資材運搬の車両につきましても、ほかのルートを通行できるものにつきましては、ほかに迂回していただくよう、柏原警察署にも今後指導していただくように要望してまいりたいと思いますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 ◆8番(大坪教孝議員) ありがとうございます。1年前と比べると、努力をしていただいて、台数は減っておりますけれども、まだまだ住民の理解が得られない状況でありますね。市としてできるだけのご努力をよろしくお願い申し上げまして、今回は終わりたいと思います。 整理番号42番、防犯対策についてでありますけれども、これまでいろいろ取り組みをしていただいておりまして、警察でお聞きいたしますと、ことしの10月末までの街頭犯罪件数は270件ということで、先ほど22年度の件数を教えていただきましたけれども、ぐんと減ってきており、大変ありがたいと感じておりますけれども。 しかし、ことしの9月の中ごろに、PTAの関係の方から私のところに連絡がありまして、堅下駅の近くで中学生の子どもが痴漢に遭った。防犯灯を明るいやつに変えてもらってほしい、玄関の外灯をつけてもらうようお願いしてほしい、いろんな対策を講じてほしいという内容でありました。 翌日、警察へ話を聞きに行きますと、実はこの春、2月、3月ごろから堅下駅周辺、半径500メートル以内で、小学生の高学年から中学生、高校生のお子さんが痴漢に遭った被害の届けが結構ありますよと。届けられない事案も相当あると考えられるということだったんですね。 地元の区長さんにお聞きいたしますと、そんな事件が起きていたということを全く知らなかったということなんです。警察は、そういう情報は安まちメールで配信していますというようなことだったんですけれども、市は、どういう形でこういう犯罪の発生を知るのか教えていただけますか。 ◎塩野臣成総務部長 街頭犯罪情報の入手方法でございますけれども、市のほうにも警察から特別に直接情報が流れてくるということではなく、やはり安まちメールで確認しているところでございます。 ◆8番(大坪教孝議員) 1件、2件ならともかく、そんな頻繁に事件が起きているならば、せめて地区の区長さんぐらいには情報を流してもいいんじゃないのかな、このように思うんですね。 それと、市には防犯協会というのがありますけれども、この団体にもそういった情報は流れていないのかどうかお聞きいたします。 ◎塩野臣成総務部長 柏原防犯協会につきましても、市と同様の情報入手方法しかないというふうに聞いております。 ◆8番(大坪教孝議員) こういうお話をいただいてから、私の仲間と、夜、パトロールをさせていただいている。他のボランティアの団体もパトロールをしていただいているんですね。そういう情報があれば、地域でもパトロールをしたりとか、回覧板を回して注意を促したりとか、地域としてのいろんな対処法もあるんじゃないかなと思うんで、そういう情報の共有化ということを進めるべきだと思いますので、申し入れていただきますよう、よろしくお願いしたいと思います。 それと、この街頭犯罪について、警察でも大きな抑止効果のあるものとして防犯カメラが有効だと言われているんですね。今年度、大阪府の事業として補助金をいただいて、防犯カメラを設置されましたけれども、来年度も継続される予定あるのかどうかお伺いします。 ◎塩野臣成総務部長 防犯カメラの設置につきましては、今年度、大阪府、それから柏原警察から、街頭犯罪が多発しやすい箇所という、計12台の防犯カメラを設置しているところでございます。来年度につきましては、今設置している事業が大阪府の100%補助という形で進めているところでございまして、来年度につきましては、今のところ防犯カメラの増設ということは予定しておりません。 以上でございます。 ◆8番(大坪教孝議員) わかりました。よその市のことを言うと怒られますけれども、大阪府内の中でも例えば豊中なんかでは、この防犯カメラの設置に関して、商店街だとか事業者、あるいは自治会で設置する場合、その費用の一部を補助するという制度を設けておられるわけですね。 ここでお聞きすると、財政が厳しいという答弁をいただくしかないのかなと思うんで、要望とさせていただきますけれども、これからいろんなそういう取り組みをしていただいて、犯罪のない安心して暮らせるまちづくりを推進していただきますようよろしくお願いを申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。 ○乾一議長 以上で大坪教孝議員の質問を終わります。 市長は、体調がよくなったということで、議会に出席していただけるということでございます。     〔岡本泰明 市長 登壇〕 ◎岡本泰明市長 おはようございます。皆さんに大変ご心配をかけまして、申しわけなく思っております。 実は、きのう足の力が全く抜けてしまいまして、これはもう大変やなと、そういう思いでおりまして、おとついの日に、非常にスケジュールがハードでございまして、ある方と話しているときもふらふらしておりまして、それで終わっときゃよかったんですが、まだもう一つ用事が残っておりましたんで、そこからまた先方さんのところへ行きまして、それも皆大阪市内の話でございましたので、失礼をしてはいかんという思いで行きました。帰るときに、もうこれでは本当に足になぜ力が入らんのかなという思いでおりました。 それが、さきおとつい、火曜日ぐらいからそういう兆候が出ておりましたんですけれども、女房も、また周りの者も、みんな医者へ行ったらどうやという話になりまして、もうちょっと様子を見るわということでおりました。きのう議場から出るときに全く足に力が入りませんで、それでこけたと、そういうことでございます。 病院に参りまして、非常にお医者さんの言うのには、あんたほどラッキーな人はおれへんと。これほっといたらあかんとこやでと。といいますのは、脳梗塞の細い血管が詰まりかけておったそうでございます。それは、別に治療もせずに、その詰まっておるところがさっと流れてしまったと。そういうことで、もうこれで少々無理をしない限りは大丈夫だろうと。 きのうときょう朝7時半から、実は10時に間に合うように済まそうと思って、お医者様にお願いしましたんですけれども、向こうの技師も7時半にならな来ないということでございましたので、1番にMRIをもう一回撮ってもらいました。その結果、もう大丈夫やと。このままほっといたら、もうあんた、こっからこちらは動かんようになっとったでと。せやから気つけなさいと。せやけど、もうこれで当分の間は、当分というより、よほど無理しない限りは大丈夫だというふうに言われまして、何と悪運の強い男やなと思って、そして、また皆さんに大変ご迷惑をおかけいたしました。 特に、大坪議員、まことに申しわけございません。また、何らかの折に。きのうの昼からの質問者の方に大変失礼をいたしまして、まことに申しわけございませんでした。深くおわびを申し上げ、その分、これからきょう1日頑張ってまいりたいと思いますので、存分に私にいろいろな形で問うてくださればありがたいかなというふうに思っております。どうもありがとうございました。 ○乾一議長 次に、鶴田将良議員、登壇願います。     〔15番 鶴田将良議員 登壇〕(拍手) ◆15番(鶴田将良議員) 皆さん、おはようございます。15番議席議員の鶴田将良でございます。平成23年度第4回柏原市議会での発言の機会をいただいた当市議会議長並びに議員各位にお礼申し上げます。また、12月を迎え、お寒い中、傍聴にお越しいただき感謝申し上げます。 さて、国内外にあっては、東北大震災3.11及び台風12号による大災害からの復旧・復興が政治、行政、経済界と、さらには内外のNPO法人、ボランティアの協力のもと力強く進められ、回復の兆しが顕著となっていることは喜ばしいことでありますが、一方、福島、東電、原発施設の災害破損から発生した放射能漏れの実害と風評被害の実態は、当事者の努力にもかかわらず終息にはほど遠い実情で、天然のエネルギーのみでは相当の不足が予測され、原発の稼働に当面依存することへの賛否が問われています。 私たち大阪柏原でも、このエネルギー問題は緊急な課題として真摯に取り組む必要があります。 先般、大阪において知事、大阪市長のダブル選挙が行われ、二重行政の改廃が是認され、大阪都構想の実現に向いスタートすることとなり、関西のクローズアップにつながることが商業都市として期待されることであります。衛星都市柏原においても、それなりの改革、存続、発展のためには必要であり、節減のみにこだわらず、あらゆる面での生産増強に視点を注いでいく努力が必要であります。 世界的な金融問題で、我が国は、近未来に好転するとして円高基調はまだまだ続くものと思われます。また、昨日のテレビや新聞報道によります柏原市立病院の件に関しましては、今後の動向を見守ってまいりたいと考えます。 それでは、今後の柏原市発展を期して、種々の提言を行いたいと思います。どうぞ関係各位にご検討をお願いし、質問に移ります。 整理番号43番、議案第61号 公の施設(柏原市民文化会館)の指定管理者の指定について、実施内容についてお伺いします。 整理番号44番、議案第67号 平成23年度柏原市一般会計補正予算(第5号)について、歳入、款19市債 項1市債 目1土木債、大和川親水公園整備事業債5,530万円の内容についてお伺いします。 次に、一般質問に移ります。 整理番号45番、人権について。第2次世界大戦の深い反省から、差別を撤廃し、人権を確立することが恒久平和に通じるものであるとして、国連は1948年12月10日に第3回国連総会で世界人権宣言を採択し、この日を世界人権デーと定め、日本も12月4日から10日を人権週間とし、あすまでが人権週間と位置づけられ、人権擁護策の推進が各地でも行われています。 柏原においては昭和48年、人権擁護都市宣言が採択され、さらに平成13年、柏原市人権条例が制定され、はや10年、すべての人の人間としての尊厳を尊重し、市民が快適で健やかな生活を送れる柏原市の実現に寄与することを目的に、人権施策の推進が図られてきました。先日、人権を考える市民の集いでは、市民会館の会場が多くの市民参加のもと満席となり、今後もさらなる人権施策の取り組みが望まれます。 一方、結婚差別や就職差別等の差別現象を引き起こすおそれのある戸籍等の不正請求、身元調査や行政機関への同和地区の所在地情報の問い合わせなど、個人の権利侵害を起こす悪質な差別事件が相次いで発覚しているのも否めない現実であります。 今後も、人権擁護推進への取り組みを一層強化せねばならないと考えますが、戸籍などの不正請求、差別身元調査の防止を含む柏原市における人権施策の推進について、市の所見をお伺いします。 整理番号46番、権限移譲に伴う障害者医療などの福祉手続について、特に、精神障害者の通院医療費の助成制度の手続についてお伺いします。 整理番号47番、健康・福祉施策。骨髄バンク、心臓などの移植手術、病気治療に対して、市の援助策はどのようになっているのかお伺いします。 整理番号48番、河川改修事業における平野川の改修事業について。実施時期と事業内容についてお伺いします。 整理番号49番、水道事業について、柏原市内の小中学校のおいしい水道水の確保について。屋上などに設置されている受水槽を経由せずに直接給水する方法を、ことし早速柏原小学校で実現していただきましたが、他の柏原市内小中学校への実施計画についてお伺いいたします。 以上で私の1回目の質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。 ○乾一議長 鶴田将良議員の質疑・質問に対し、答弁を求めます。     〔北村達夫 政策推進部長 登壇〕 ◎北村達夫政策推進部長 鶴田将良議員の議案一般に対する個人質疑・質問のうち、私からは整理番号43についてご答弁申し上げます。質疑事項は、議案第61号 公の施設(柏原市民文化会館)の指定管理者の指定についてでございます。質疑要旨は、実施内容についてでございます。 柏原市民文化会館は、平成19年4月から指定管理者制度を導入し、現在、KOT共同事業体に管理運営を行っていただいておりますが、平成24年3月31日で期間が満了となりますことから、柏原市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例第2条に基づき、公募を行いました。 指定管理者の選定方法につきましては、大学教授及び公認会計士である外部委員も参画をしていただき、柏原市指定管理者選定委員会におきまして、応募団体の中から選定基準に照らし、サービス、コスト両面から施設の管理運用を行うのに最も適当と認められる団体を総合的に判断し決定していただきました。 審査の内容につきましては、第1次審査では、応募団体より提出された事業計画や収支計画等の書類審査により上位3団体を選定し、第2次審査では、団体ごとにプレゼンテーションと、それに対するヒアリングを実施した上で、事業計画や収支計画等の評価を行い、最も適当と認める団体として、今回、よしもとグループを指定管理者の候補者として選定していただき、今議会に提案させていただいたものでございます。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔松安雅文 財務部長 登壇〕 ◎松安雅文財務部長 続きまして、私からは整理番号44番についてご答弁申し上げます。質疑事項は、議案第67号 平成23年度柏原市一般会計補正予算(第5号)についてでございます。要旨といたしまして、歳入の市債、大和川親水公園整備事業債5,530万円の内容についてお尋ねいただいております。 大和川親水公園整備事業債につきましては、当初予算算定時の国の地方債計画案に基づきまして、事業費8,300万円のうち、国庫補助金の対象事業費となります925万円から、これに充当されます補助金370万円を除いた事業費555万円の90%、490万円を当初予算に計上させていただいておりましたが、その後、確定いたしました地方債計画では、総事業費から先ほどの国庫補助金対象事業費を除いた事業費、いわゆる市の単独事業費分7,375万円についても75%起債を充当することが可能となったことから、今回5,530万円の歳入予算の市債の増額と起債の限度額を増額させていただくものでございます。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔植田眞功 市民部長 登壇〕 ◎植田眞功市民部長 続きまして、私からは整理番号45についてご答弁申し上げます。質問事項は人権、質問要旨は戸籍等の不正請求、差別身元調査の防止など、柏原市における人権施策の推進についての市の所見についてでございます。 戸籍謄本などの不正請求が明らかとなり、不正に入手された戸籍謄本等が差別身元調査に使用されているのではないかと危惧される状況が生じております。 本市では、昨年10月から、戸籍謄本等を第三者が取得した場合に、事前登録されたご本人に交付事実を通知する本人通知制度を実施しております。この制度の導入により、委任状の偽造などによる戸籍謄本等の不正取得の早期発見につながり、またご本人に交付事実を通知することで不正請求が発覚する可能性があるため、不正請求を防止する効果もあると期待しております。 この本人通知制度を広く市民に知っていただき、登録を呼びかけるため、広報かしわらに随時掲載しているほか、市のホームページにも載せております。 今後、他市町村、大阪府とも連携をとり、再発防止の取り組みを行ってまいりますので、よろしくご理解いただきますようお願いいたします。 私からは以上でございます。     〔土井逸朗 健康福祉部長 登壇〕 ◎土井逸朗健康福祉部長 続きまして、私からは整理番号46、47についてご答弁申し上げます。質問事項は健康・福祉、質問要旨は権限移譲に伴う障害者医療などの福祉手続についてお尋ねいただいております。 障害者に係る医療制度のうち、精神に障害をお持ちの方が通院時に医療費の助成を受けることができる自立支援医療制度については、地域主権一括法や大阪府の権限移譲事務の対象外で、現在、実施主体は都道府県、指定都市となっております。 議員お尋ねの自立支援医療を利用するための申請手続でございますが、まず市に申請していただき、市から大阪府へ申請書類を送付し、府が審査判定の上、受給者証を医療機関に送付する手順となっております。これにより、通院医療費の自己負担は3割から1割となり、有効期間は1年となっております。また、更新時には、毎月、実施主体の大阪府から医療機関に対し、更新対象者の一覧表を送付しているとのことでございます。 このように、申請受け付けは市町村で行っておりますので、今後も大阪府と連携しながら円滑な事務処理に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、整理番号47についてでございます。質問事項は健康・福祉施策、質問要旨は移植手術などの市の施策について、質問の趣旨は、骨髄バンクなどの市の援助についてお尋ねいただいております。 骨髄、心臓、肺、肝臓、腎臓などの病気には、臓器移植をしなければ回復を望めない病気があり、あらかじめ提供希望者を登録しておく骨髄バンクや腎臓バンクといった制度もございます。本市も、骨髄バンクにつきましては、献血推進協議会を通じて登録の募集に協力しております。 しかし、心臓移植など海外で治療しなければならないケース、ケースによっては異なりますが、7,000万から1億円程度の費用が必要になると言われており、新聞や各市の広報、インターネット等で支援の募金が行われているのが実情でございます。本市におきましても、健康相談などを通じて、具体的な事案が発生いたしましたなら、社会福祉協議会と協議しながら、募金など支援策を行うことによって援助してまいりたいと考えておりますので、よろしくのご理解のほどお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔米岡淳一 都市整備部長 登壇〕 ◎米岡淳一都市整備部長 続きまして、私からは整理番号48について答弁申し上げます。質問事項は都市整備、質問要旨は平野川の改修事業についてでございます。 ご質問の平野川でございますが、柏原市内の平野川の流域は、合流式による公共下水道計画のため、降った雨は平野川に流さず、公共下水道へ流入する計画となっております。また、大和川からの樋門を閉鎖することにより、大和川からの流水もとめることができるため、平野川はいわゆる河川というより用水路に近い利用状況となっております。そのため、河川管理者である大阪府のほうでも、本格的な河川改修事業を行うまでには至っておりませんでした。 しかし、老朽化した護岸や河川環境の劣悪さが目立ち、沿川で浸水が生じる箇所もあることから、本市は大阪府へ平野川の改修について強く要望し続けてきたところでございます。このたび、大阪府のほうから、本市の要望を受け、平野川の護岸を中心とする河川整備を行う方針をいただいたものでございます。具体的には、今年度は、まず河川敷地の境界確定を行い、その後、詳細設計業務を行うスケジュールであると聞いております。 環境に配慮したまちづくりと整合した計画づくりに向け、住民の方々や八尾土木事務所と協力しながら事業内容を煮詰めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。     〔奥田隆一 上下水道部長 登壇〕 ◎奥田隆一上下水道部長 続きまして、私からは整理番号49番についてご答弁申し上げます。ご質問は、直結給水方式による水飲み場のその後の進捗状況についてでございます。 柏原市内の小・中学校の水道水は、屋上などに設置されている貯水槽を経由して給水されているため、特に夏の期間等は貯水槽の中で水が滞留することや水温の上昇などで、水道水をおいしくないと感じられる子どもたちが多くおられます。小・中学生の方に水道水をおいしく飲んでいただき、かつ、水道に対する正しい知識を持っていただくことを目的に、本年の6月中旬に柏原小学校の運動場に直結給水の水飲み場を設置いたしました。 この水飲み場の今後の設置予定でございますが、教育委員会と協議を行いましたところ、中学校の夏休み期間中のクラブ活動において水分の補充を行うときに、冷たい水道水を供給してほしいとの要望がありましたので、検討の結果、平成24年度は玉手中学校に水飲み場を設置してまいりたいと考えております。設置時期は、夏休みに入る前の6月中旬を予定しております。 なお、他の小・中学校におきまして設置の要望等がありました折には、教育委員会と協議を行いまして検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 ○乾一議長 以上で一通りの答弁は終わりました。鶴田将良議員、再質問ありませんか。 ◆15番(鶴田将良議員) 答弁ありがとうございました。 それでは、順に再質問に移りたいと思います。 整理番号43番、公の施設(市民文化会館)の事業内容についてお伺いしました。 平成19年4月から指定管理者制度を導入してKOT共同事業体ということで管理運営を行っていただいておりましたが、今回、大学教授、公認会計士等、外部委員も参画して、指定管理者選定委員会により、このよしもとグループが指定管理者の候補者として適任だということで議案で出されております。 このよしもとグループの他の実績はどういうふうになっているのかお伺いしたいと思います。 ◎北村達夫政策推進部長 お答えいたします。 今回の候補団体でありますよしもとグループを構成いたします株式会社よしもとデベロップメンツと株式会社よしもとクリエイティブ・エージェンシーの実績につきましては、現在、府立上方演芸資料館の指定管理を行っており、本年3月31日までは大阪市立なにわの海の時空館の指定管理も行っておりました。このほか、参考でございますけれども、指定管理ではございませんが、なんばグランド花月、京橋花月、よしもとおもしろ水族館などの管理運営も行っております。 以上でございます。 ◆15番(鶴田将良議員) 大阪市立なにわの海の時空館ということで、市に関連する部分では3月で終えられているんですけれども、なんばグランド花月とかそういう部分はもう本当に本場の部分でありますし、よしもとグループということでいろんな団体があると思うんですけれども、デベロップメンツとクリエイティブ・エージェンシーということで、何かあったときはグループとしてしっかり責任をとっていただけるんでしょうか。その辺押さえておきたいと思いますが、いかがですか。 ◎北村達夫政策推進部長 お答えいたします。 よしもとグループ、今回構成します団体は2つの会社でございますけれども、よしもとグループということで、いろんな分野での関連会社がございますので、それも総合的に企画等ではやってもらえると思いますので。 以上でございます。 ◆15番(鶴田将良議員) ありがとうございます。吉本ということで、本当に市民会館の運営で、その部分で大きく期待もいたしたいと思います。了解いたします。よろしくお願いいたします。 次に、整理番号44番、議案第67号の大和川親水公園整備事業債についてお伺いしました。 事業費8,300万のうち市の単独事業費分7,375万円、約90%を市が負担していくということで、その中で75%の借金が認められたということだというふうに理解をいたします。 この大和川親水事業費に関しては、総事業費1億7,000万程度ということで、来年度の分もありますけれども、概算ではありますけれども、工事の進捗も72%ぐらいまで進んできたということで、本当に来年、そういった部分でこの部分が執行されようとしておりますが、管理費とか駐車場台数とかいろんな種々、今までも協議をしてまいりました。この部分では、やっぱりほとんどが市の持ち出しということであります。最大限、国からの補助金の確保を強く要望しておきたいなというふうに思います。 この部分では、何か来年の見込みですけれども、いかがなものでしょうか。お伺いしたいと思います。 ◎松安雅文財務部長 お答えいたします。 本事業につきましては、まちづくり交付金ということで国庫補助金をいただいております。全体の事業として取り扱われますが、来年度は900万余りの補助金が確保できるんではないかというふうに考えております。不足します分につきましては、今回同様、起債等を充当して財源としていきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。 ◆15番(鶴田将良議員) ひとつ補助金確保も含めてよろしくお願いをしておきます。 次に、整理番号45番、人権についてでありますけれども、戸籍謄本の不正請求等々含めて答弁もいただきました。 本当に今ちょうどこの時期が人権週間ということで、全国でいろんな人権擁護の取り組みが進められていることと思います。世界人権宣言ということで、その精神を踏まえて、今いろいろ問われているわけなんですけれども、やはり差別の問題の解決と人権の確立に向けていろいろ取り組みが実施されているところでございます。 日本は、世界的に見てもなかなか条約が進んでいないのが現状であります。今、特に景気後退や失業者の増大、だからゆえに人権施策をしっかり進めなければならないということを申しておきたいなというふうに思っております。 そんな中で、私は、やっぱりいまだ結婚や就職や差別事件を初め土地差別調査、インターネット上での差別情報のはんらんや、先ほども伺いましたが、戸籍、住民票の不正取得事件、また原発事故の風評被害など、人権擁護施策を緩めることなく、しっかりと取り組んでいただきますようお願いします。もう本当に言うまでもありませんが、差別が起こってからでは遅い。柏原市人権条例において、柏原市民相互で、差別をしない、差別を許さない、差別のないまちづくりを目指す条例が施行され、人権施策は市民生活にますます重要な役割を持ち、一層の人権施策の充実をお願いしたいと思います。 なおまた、人権基本法、差別禁止法、人権侵害救済法の制定もしっかり視野に入れて取り組んでいただきますよう、よろしくお願いいたします。これは要望にかえさせていただきます。 次に、整理番号46番、権限移譲に伴う障害者医療などの福祉手続についてでありますが、申請が出ていない方には、奈良県は本人に送って、大阪府は医療機関にとなっていますが、手違いや、本人が理解できなければ、本人は気がつかない。事実、申請が出ていないため、自立支援制度を利用することができないということで、3割負担がやむを得ないというケースも相談で伺ったことがあります。 後で気がついても後の祭りやということで、そんな事例もあったんですけれども、やはり制度を知っている人と知らない人の差、利用された方と利用できなかった方の差が生じたということで、決して、制度を利用してもらうためにこの部分はつくられているものだというふうに思っておりますので、その部分、また本人にも、手続がしっかりできていなかったら問い合わせていただけるようなことは考えられないか、お伺いしたいと思います。 ◎土井逸朗健康福祉部長 ご答弁申し上げます。 議員おっしゃられるとおり、奈良県では直接本人さんに医療証を送って、その医療証をもとに医療機関にかかっておられるというふうなことで、本人さんが持っていくというふうになっております。 また今、大阪府のほうでは、その医療証を直接医療機関のほうに送って、それで本人さんがその医療機関に行って、その病院のもとに1割負担というふうになっておるわけなんです。これは、大阪府の考えは、恐らく本人さんにご負担をかけないということで、直接医療機関に送っていることでございます。本市としましても、申請が市の窓口となっておりますので、大阪府と連携を図りながら、そういうことのないように、また今後進めていきたいと思います。 以上でございます。 ◆15番(鶴田将良議員) 優しい行政を目指して、ひとつその部分、申請が出ていなかったら、こっちのほうからも手を差し伸べていただけますよう、よろしくお願いをしておきます。 次に、整理番号47番、移植手術などの市の施策についてお伺いしました。 海外移植手術の支援団体はたくさんありますけれども、いろいろな金銭トラブル、だまされたりとかいう問題になっている中で、柏原市が中心になって募金活動をしてはどうかということをお伺いしたいと思います。 移植をすると決めるまで、どこに相談したらよいか家族のみんなが悩む中、柏原市と柏原市民病院が連携を組んで、移植手術が海外で必要な方に柏原市が募金バンク支援を立ち上げ、各方面の企業を初め、個人等募金を集める窓口をつくる。集まった支援はその方に提供していくということで、支援を受けた方の条件は、柏原市の税金、保険料未払いでない方や、ボランティア活動に貢献してもらうなど、お互いメリットを持っていけばどうかというふうに思っております。 本当に今そういう募金活動で、市を挙げてそういうふうなことをやっていってはどうかと。受けた方は、体がよくなったら市のほうへボランティアというふうな形で返していただくような、そんな部分が立ち上げていかれないかというふうに思っております。 確かに、社会福祉協議会や大きな団体はあるわけなんですけれども、市単独でこういうことをやっぱりやってるでということで押し上げていただければ、やはり本当に温かい市やなということで、いろんな方が注目もしていただけるんじゃないんかなというふうに考えるわけなんですけれども、その部分に関してお考えをお伺いしたいなというふうに思いますが、いかがなものでしょうか。 ◎土井逸朗健康福祉部長 ご答弁申し上げます。 議員おっしゃるとおり、今の日本の医療、保健制度では今の現状となっております。市としましては、そういうご相談があれば、市民の皆様方にはいろんな媒体を使ってご協力のお願いをし、また近隣市の市民の方々にも協力のお願いをし、また、市職員一人一人にもご協力のお願いをして、そういう方々の支援、側面的な支援をしていきたいと考えております。 以上でございます。 ◆15番(鶴田将良議員) 本当にこの東日本大震災を教訓にと申しましょうか、治療費を全額負担ではなくて、震災で日本が危ない中でも多くの募金が集まったことを教訓に、市と市民が連携できるこういったシステムをしっかりと構築していただく、つくっていただくというふうなんが大事なんじゃないかなというふうに思っております。 柏原オリジナル施策として募金バンクということで、支援を受けた方は、元気になって、柏原市にボランティアという形で返していただくような、貢献していただくような、そんなことも視野に入れながら検討していただきたいというふうに思っております。どうぞよろしくお願いいたします。 次に、整理番号48番、平野川の改修事業についてでありますけれども、11月に地元区長さんを中心に説明会が開催されましたが、住民の理解と協力が最も大事な中で、まちづくりと整合した計画づくりと答弁いただきましたが、いつ、だれが、どのような形で絵を示していくのか、どのようなことをしていくのか、はっきり示さなければならないと考えます。 話によりますと、ワークショップ方式で計画作成と伺っていますが、詳細はまだでも、基本設計とかそういうなんは出ているんでしょうか、お伺いしたいと思います。 ◎米岡淳一都市整備部長 この平野川の改修につきましては、担当であります私のほうも、今回、大阪府のほうから事業を進めていただけるというのを聞きまして、本当にびっくりした次第でございます。 今回、大阪府が計画しておりますのは、国道25号の本郷橋の交差点でございます。そこから約1キロメートル、一番上流までありまして、その中で今後、状況を煮詰めていくということでございます。 ◆15番(鶴田将良議員) 本当に近隣の方が最も敏感に感じておられますし、その辺にしっかり説明がいきますよう、よろしくお願いをしておきます。 最後に、柏原市の小中学校においしい水の提供ということで、広くこの直営水で実施していただきますよう、よろしくお願いをしておきます。次、来年度は玉手中学校ということで、本当にありがたく思っております。どうぞよろしくお願いいたします。 12月議会ということで、予算編成に大変大事な議会であります。どうか市政に反映していただきますようよろしくお願いし、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○乾一議長 以上で鶴田将良議員の質疑・質問を終わります。 次に、山下亜緯子議員、登壇願います。     〔9番 山下亜緯子議員 登壇〕(拍手) ◆9番(山下亜緯子議員) 9番議員の山下亜緯子でございます。 議長のお許しを得まして、平成23年第4回定例会におき、議案に対する質疑、また一般に対する質問をさせていただきます。 平成21年10月改選以降、議員の皆様全員によりますご推挙をいただきまして、寺田前議長のもと、私、山下が副議長の職を仰せつかりました。2年間無事に務めさせていただきましたことも、これもひとえに議員各位並びに市長を初めとする理事者並びに職員の皆様方から温かいご指導のもと、そしてご支援を賜りました賜物であると、本日この場をおかりいたしまして厚く感謝、御礼を申し上げます。 先月に、大阪秋の陣ということで、大阪府知事選挙、そして大阪市長選挙のダブル選挙が執行され、大阪維新の会の候補者が知事、そして市長ともに圧勝をされました。 私は、政治家の一人として、この選挙結果が民意の声であるということを重く受けとめなければならないと考えております。そして、大阪維新の会がマニフェストの中で大きく掲げられておられました大阪都構想が、これからの柏原市にとってどのように影響してくるのかということも念頭に置き、市議会議員の任期も折り返しを走り出した今、残りの任期を柏原市勢発展のために全力で取り組んでまいる所存であります。 と同時に、議会報告会でも、市民の方より議員に対してご指摘をいただきました議員の品位、そして品格の低下についても、しっかりと市民の方々を失望させないように努力してまいりたいと思います。 それでは、整理番号順に従いまして、質疑・質問に入らせていただきます。 整理番号50番、議案第61号 公の施設(柏原市民文化会館)の指定管理者の指定について、内容についてお伺いいたしますところでありましたが、さきの質問者に対するご答弁で理解をいたしました。 私からは、指定管理者選定委員会として、多数審査項目がある中で、どのような点を評価されたのかお伺いいたします。 整理番号51番、議案第66号 柏原市立幼稚園条例の一部改正について、昨日、他の議員の質疑にもありましたが、再度、一部改正の経緯と内容についてお伺いいたします。 続きまして、一般質問に移ります。 整理番号52番、都市整備、(仮称)国分市場2丁目緑地広場について。平成23年6月議会におきまして、地域住民の緑地広場のためということで提案をされました。その後の地元地域との調整など、事業に対する進捗状況をお伺いいたします。 次に、整理番号53番、福祉、発達障害児支援の取り組みについて。本市の取り組み状況をお伺いいたします。 次に、整理番号54番、教育、中学校給食について。先日、中学校給食のあり方の検討、そして施設等の検討に関する2つの最終報告書をそれぞれの検討委員会よりご提示いただきました。いよいよ実行に向けて進み出そうとしている中学校給食について、昨日、他の議員の質問にもありましたが、今後の予定を再度お伺いいたします。 次に、整理番号55番、同じく教育、今後の公立幼稚園について。今議会議案として市立幼稚園条例から柏原市立柏原東幼稚園を削るという廃園にかかわる議案が提出されておりますが、これを受け、残された公立幼稚園は今後どのように運営されるのかお伺いいたします。 最後に、整理番号56番、まちづくり、新大阪府知事の就任による今後の柏原市と大阪府の関係についてお伺いいたします。 以上で、私からの1回目の質疑・質問を終わらせていただきます。ご答弁いただける理事者におかれましては、簡潔なるお答えをいただけますようによろしくお願いいたします。 ご清聴ありがとうございました。 ○乾一議長 山下亜緯子議員の質疑・質問に対し、答弁を求めます。     〔北村達夫 政策推進部長 登壇〕 ◎北村達夫政策推進部長 山下亜緯子議員の議案一般に対する個人質疑・質問のうち、私からは整理番号50、56の2件についてご答弁申し上げます。 まず、整理番号50でございます。質疑事項は議案第61号 公の施設(柏原市民文化会館)の指定管理者の指定についてでございます。質疑要旨は内容について。特に、どういう点で選定委員会の中で候補者としてよしもとグループを選定されたかということでございます。 選定内容につきましては、具体的な法人の技術情報や信用情報にかかわる内容等が含まれていますので、詳しくはお知らせすることはできませんが、選定項目の中で、その施設の管理を効率的かつ効果的に行うことができる点や、施設の管理及び運営業務を安定して行い得る物的及び人的能力を有することとあり、それらの点からほかの団体よりも評価されたものと考えております。 以上でございます。 続きまして、整理番号56でございます。質問事項はまちづくり、質問要旨は今後の柏原市と大阪府の関係についてでございます。 去る11月27日に行われました大阪府知事選挙につきましては、既に皆様ご承知のとおり、松井一郎氏が200万票を超える支持を集め当選、新しい知事が就任されました。 今回の選挙の結果を受け、今後、大阪府と大阪市、そして府内の市町村のあり方が大きく変化していくであろうということは当然予想されるところでございます。そういうところでございますけれども、直ちに本市におきまして直接的な影響を受けるといったようなことは今のところないと考えております。 しかしながら、新知事が推進されようとする施策により、何らかの一定の変化、影響はあるものと考えられ、その時期はともかくといたしましても、本市と府との関係も変わってくるだろうと考えられます。既に、現在、地方分権といった大きな流れの中で、国からも大阪府からもさまざまな権限とそれに伴う事務移譲が進められております。 このような国全体の大きな流れを踏まえながら、本市といたしましても、大阪府の新しい動きを見据え、引き続き信頼と誠意に基づく関係を築いてまいりたいと思いますので、ご理解、ご協力賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔坂口郁夫 学校教育部長 登壇〕 ◎坂口郁夫学校教育部長 続きまして、私からは整理番号51、54、55の3件についてご答弁申し上げます。 まず、整理番号51でございます。質疑事項は議案第66号 柏原市立幼稚園条例の一部改正について、質疑要旨は一部改正の経緯と内容についてお尋ねをいただいております。 柏原市立柏原東幼稚園は、近年、就園児数が減少の一途をたどり、入園児数が平成21年度は4名、平成22年度は6名と2年続いて15名以下であったことから、平成21年第7回定例教育委員会議において議決された柏原市立幼稚園の運営方針に従い、平成22年4月1日より休園となっているところでございます。 教育委員会では、今後の少子化に伴う柏原市立幼稚園の見直しを図るため、平成23年6月に柏原市立幼稚園の今後のあり方基本方針を策定いたしました。その中には、今後の方針の短期的な目標として、柏原東幼稚園の廃園の検討も挙げられており、教育委員会では、今後の就園児数の予測等も行いながら検討を進めてまいりました。 平成20年2月に柏原市幼児教育審議会から出された答申「柏原市立幼稚園の適正配置について」には、幼稚園に通う子どもにとって望ましい保育が濃密に展開できる適正規模として、1学級当たり15人を下回らないようにとあります。 しかし、柏原東幼稚園の過去5年間の平均就園率をもとに平成24年度以降4年間の入園児予想数を算出したところ、いずれの年度も1学年15名に満たない見込みでありますことから、廃園の前提条件を規定するため、柏原市立幼稚園の運営方針に、休園が2年続いた場合、過去5年の平均就園率をもとに今後の4年間の入園児予想数を算出した結果、適正配置15名未満の場合は廃園とするという項を追加する一部改正を、平成23年度第10回定例教育委員会議においてご審議、ご承認いただき、柏原市ホームページ及び広報かしわら12月号に、この運営方針の改正について掲載をいたしました。 また、柏原東幼稚園区にお住いの方を対象とした地元説明会を開催するなど、市民の方々に広く周知し、ご理解いただけるよう努めました。 今回、柏原市立幼稚園の運営方針の一部改正を受け、柏原市立幼稚園条例の一部改正をお願いするものでございます。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、整理番号54でございます。質問事項は教育、質問要旨は中学校給食についてでございます。 中学校給食の実施に向けての今後の予定につきましては、昨日の個人質問でもご答弁申し上げましたとおり、平成24年度に給食センターと中学校の施設整備の実施設計を行い、平成25年度の夏休み中に工事を完了し、平成26年中に市内全中学校で給食を提供する予定でございます。 また、中学校給食導入に関する補助制度につきましては、本年11月に大阪府中学校給食導入促進事業費補助金交付要綱が制定されました。この補助金交付制度は、平成23年度から5年間の時限を設けて財政支援を行う補助制度であり、中学校給食実施に向けて必要となる当該施設、設備改修等が補助対象となっております。 今後は、府の補助制度を最大限活用できるよう、大阪府とも協議しながら、中学校給食の早期実施に向けて取り組んでまいります。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、整理番号55でございます。質問事項は教育、質問要旨は今後の公立幼稚園についてお尋ねをいただいております。 先日の個人質問でもご答弁申し上げましたが、現在、各公立幼稚園では、特色ある取り組みとして、国や府の事業、各団体の活動を利用したり、地域の皆様の協力を得て、スポーツ体験や英語活動、文化活動等のさまざまな活動を行っています。昨年度は、日本体育協会の事業を活用し、元Jリーガー、日本代表を講師に招いて、堅下幼稚園でサッカー教室を開催いたしました。また、梅の栽培を中心とした食育に取り組んだりお茶会を開催している園もございます。 教育委員会では、平成21年3月に策定しました生活とまなびの幼少カリキュラム「あんじょう」をベースに、これまでわくわくスタート事業を初め、幼児教育と小学校教育の連携による取り組みを進めてまいりました。また、幼小中一貫教育の取り組みの一つとして、国分幼稚園区をモデルに保幼小会議を立ち上げ、園児・児童の交流や職員の交流、研修会の交流等を行い、保幼小の連携をさらに強めてまいりたいと考えております。今後、保幼小会議につきましては、順次、他の幼稚園区へ拡大していく予定でございます。 公立幼稚園における入園児の減少に対しましては、平成24年度より預かり保育の拡大及び給食の導入を堅下北幼稚園においてモデル実施し、研究を進めてまいりたいと考えております。 今後も、保護者のニーズを取り入れながら、より充実した幼稚園教育を目指してまいります。よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 私からは以上でございます。     〔米岡淳一 都市整備部長 登壇〕 ◎米岡淳一都市整備部長 続きまして、私からは整理番号52について答弁申し上げます。質問事項は都市整備、質問の要旨は(仮称)国分市場2丁目緑地広場についてでございます。 平成23年第2回定例会でご決定賜りました(仮称)国分市場2丁目緑地広場の進捗についてご質問いただいております。 本件は、市街地に貴重な緑化空間と災害時の一時的避難地確保を目的として、現在の社会ニーズにこたえるべく推進しております事業の一つでございます。 さきの平成23年第3回定例会で、土地所有者との契約締結と地区の動向、本市の取り扱いにつきまして報告させていただきましたが、その後、各区長を初め関係者の皆様と接触を重ねながら、動向を見守っておりました。しかし、依然として事態は膠着状況にありましたことから、本市といたしましては関係区長と懇談し、地区としての最終回答を求めました。 その結果、平成23年11月20日に国分市場4地区の緊急役員会議、これは各区5名ずつ20名が参加されましたが、開催され、長時間の議論の末、満場一致にて緑地広場の整備について地区として必要性が認められ、整備を進めてほしいとの回答をいただきました。 以上の経過により、ようやく緑地広場事業として着手のめどが立ってまいりましたので、今後は早急に土地の境界確定作業や土地の埋め立て及びブロック擁壁等の整備工事を順次進め、憩いのオープンスペースとして、お子様からお年寄りまで広く利用していただける場所として、さらに一時的な避難地としても利用できる理想の緑地整備を展開してまいりたいと考えております。 大変ご心配をおかけいたしましたが、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。     〔土井逸朗 健康福祉部長 登壇〕 ◎土井逸朗健康福祉部長 続きまして、私からは整理番号53についてご答弁申し上げます。質問事項は福祉、質問要旨は発達障害児支援の取り組みについてお尋ねいただいております。 発達障害児に対する療育は、早期発見し、早期に療育につなげることで発達を促し、集団適応を進めるとともに、不登校やひきこもりなど2次障害を予防することにつながると考えられております。 本市では、新生児訪問や乳児早期訪問、4カ月、1歳6カ月、2歳6カ月、3歳6カ月到達児の乳幼児健診などを実施し、また、子育て支援センターや保育所の園庭開放、つどいの広場などにおいても、子どもたちの成長観察を行うなどで早期発見に努めております。そして、発達につまずきが見える幼児には、経験豊かな発達指導員が適切な指導を行い、地域子育て支援センターでの1歳半から3歳半までの年齢ごとの親子教室、自立支援センターで実施する療育教室、保育所での障害児保育など、それぞれの子どもの発達に合ったさまざまな支援を実施し、早期療育につなげております。 さらに、平成24年4月1日付で施行される改正児童福祉法により、障害児に対する支援については児童発達支援に再編され、その実施主体は市町村とされました。これにより、発達障害児の療育についても、他の障害と同様に児童発達支援の枠組みで実施されることとなりました。 現在、発達障害児に対する専門療育は、府が独自事業で実施しておりますが、今後、市町村において専門療育の場を確保していくことが必要となり、本市におきましても、法改正の趣旨を踏まえ、体制整備に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○乾一議長 以上で一通りの答弁は終わりました。山下亜緯子議員、再質問ありませんか。 ◆9番(山下亜緯子議員) ご答弁いただきましてありがとうございます。 それでは順次、再質問・質疑、また要望に移らせていただきたいと思います。 まず、整理番号50番ではございますけれども、公の施設の指定管理者ということで、先ほどの鶴田議員の質問の中にもいろいろご説明等ありました。 ここに4点、評価項目があるということで資料をいただいているんですけれども、そのうちの2点、施設の設置目的に照らした云々ということと、管理や運営業務について重要視されて得点が高かったということでご回答いただいております。 そのほかに2点、評価、ちょっとどうなっているのかなという心配があるものがありまして、残されております施設の利用に関しての市民の平等な利用が確保されることという点と、その他施設の管理、また運営の必要上の事項ということで、特に私が一番気にしておりますのは、平等な利用を図るための具体的手法ということで、詳細につきましては、事業の内容に偏りがないかということであります。 よしもとグループということで、吉本興業、皆さんご承知のとおり、かなり大手ということで、得点が高かった項目内容は、大手なら必ずしも取り組んでいる内容ばかりであるかなと思っております。吉本の企業理念といいましょうか、企業の行動憲章といたしまして、よしもとグループは笑いを中心にしたエンターテインメントによる社会貢献ということが記載されておりました。ただ単なる笑いだけにならないか、大丈夫なのかなという心配があります。 リビエールホールというのは、特徴といたしまして、大ホールの反響板が非常によいということで、クラシックなどにも適しているというようなホールではないかなと思っております。 その点、宝の持ち腐れといいましょうか、せっかく多額な費用を使いまして、かなり前ではございますけれども建設していただいておりますので、そういった点も気にかけていただきたいなと思うんですが、何分、今回のこの指定管理者の選定内容につきまして、実質オープンになっていないというのが現状であるかなと思っております。 指定管理者制度を選定するに当たり、絶対にオープンにしてはいけないというような決まりがあるわけではないかと思っております。他の指定管理者、柏原市以外の指定管理者制度を選定する際の得点の公表をしているところもあったり、そういった開示をしているところもありますので、今回、議案に上がってきておりますが、どのようなことを基準に我々は判断したらいいのかなというのは、実際のところなんですけれども、やはりこれは指定管理者選定委員会の皆様方の評価していただいた点を信頼するしかないということで、一定の理解をしているのですが、そういったことを踏まえまして、部長として、今回このよしもとグループにどういった期待をしていただいて、これに最終決定をされたのか、いただきたいと思いますが。 ◎北村達夫政策推進部長 お答えいたします。 選定委員会の各委員さんの考え方というのは、皆さんばらばらだと思うんですけれども、統一して言えるということにつきましては、本来、指定管理者の制度の目的と効果の中で一番大きなのが民間のノウハウの活用という部分で、よしもとグループに期待する部分ということにつきましては、まず一番にその知名度の大きさということで、その知名度によって集客があるだろうと。それと、その集客によって、市の他の事業、またイベントとの相乗効果が期待できるということ。 2つ目としましては、豊富な事業実績に伴う企画ということですね。企画がいろんな形での分野、バラエティーに富んだ企画をしていただけるだろうと。笑いだけじゃなしにいろんなもの、当然、教育、文化、それの目的に沿った事業もやってもらうということですね。 それと、3つ目としましては、やはり広報力。企画した内容を市の内外にいろんな形での広報をやっていただけると。そういう大きな点で、このようなことで、よしもとグループに、今回、市民文化会館の指定管理者としての大きく期待するところでございます。 以上でございます。 ◆9番(山下亜緯子議員) 本当に吉本ならではの広報力というのは抜群でありまして、ことしの2月20日に吉本が市民を対象とした新喜劇をやられておりまして、オーディションで約70名ぐらい来られていたということで、その方がほぼ全員、壇上、舞台に上げていただいて、その方を対象にまたチケット販売をして、当日は会場満杯ということで、かなり商売上手だなというのはありますので、そういった点では安心しております。 今後3年間、きっちりと評価をしていただき、また、その後に文化会館が3年後、どういった形式で、指定管理者になるのか、またはどうなるのか、市のほうでもう一回管理していくのかわかりませんが、この3年間しっかりと見ていただいて、評価につなげていただけたらと思います。 これの項は以上で終わります。 次に、整理番号51番、柏原東幼稚園の廃園についての条例ということなんですけれども、地元説明会等々もしていただいたということでご答弁いただきました。経緯等は理解いたしました。集団生活が一番大事なのかなということで、この決断に至られたと思います。 これは議案ですので、それ以上は後の項で申し上げたいと思いますので、あと、廃園に伴いまして跡地をどうするのかということだけ、また今後、煮詰めていただけたらと思います。 次に、整理番号52番、国分市場2丁目緑地広場についてでありますが、6月議会に提出され、9月ということで、また12月になりまして、本当に私もこの当該地元の方から少しお話を聞かせていただく機会もありました。いろんな地元の方のご意見があったように聞いておりますが、一応地元のコンセンサスといいましょうか、共通認識を地元の方で持っていただいたということで、やっとゴーできるということですので、このあたり、こういった施設がありませんので、早急に市のほうで対応をしていただきたいと思います。 今後も、できる限り地元の皆さんの共通認識のもと、行政とともに取り組んでいただけますように要望しておきますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、整理番号53番、発達障害児の支援取り組みなんですけれども、今いろいろ園庭解放であったり、乳幼児の健診等で早期に発見していただけるお子さんについては発見していただいているということで、ありがたいなとは思っております。 ただ、やはり保護者さんが望んでおられるのは、もっと専門的なセンターが近くにあればなということで、今あるのが東大阪にあります大阪府の管轄の「PAL」さんであったり、南では河内長野にある「Sun」という名称の場所であるかと思います。こちらでは、療育支援とともに相談支援もされているということで、保護者の方が一番相談するのにどこへ行ったらいいんだろうか、どういうところに行ったらいいんだろうかということを非常に悩まれておられますし、また、かなり不安に思っておられます。 24年度の4月から法改正のもと、児童発達支援についても市で担当しなければいけないというような法改正があるということですので、柏原市として今認識していただいている4月からの整備体制などを具体的にお伺いしたいと思いますけれども、お願いできますでしょうか。 ◎土井逸朗健康福祉部長 ご答弁申し上げます。 本市の障害児の療育、保育につきましては、それぞれ障害度合いに合った市内のいずれかの施設に現在通所していただいております。また、それぞれの施設で対応に努めております。また、今後はさらに施設職員のスキルアップにも努めてまいりたいと考えております。 ご質問の専門療育の件でございますが、現在ある社会福祉法人が発達障害児への専門療育を専門とした通所施設を平成24年度より柏原市内に開設すると聞き及んでおります。そうなれば、身近な地域で専門療育を受けることができ、サービスの向上につながるものと考えております。本市としましては、できる限り連携し、また経過を推察しながら協力していきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 以上です。 ◆9番(山下亜緯子議員) ありがとうございます。4月をめどとして、また新たな支援施設を柏原市の社会福祉法人でやっていただける予定ということでお答えをいただきました。ありがとうございます。市のほうもしっかりと対応していただきたいと思います。 この発達障害児の方々については、障害手帳をとられる方、またとりにくいという、とらない方といいましょうか、そういった方が、とれない方もあり、障害手帳の問題が非常にあるということで、人数の把握がしにくいということを聞いております。しかしながら、把握はしにくいけれども、年々増加傾向にあるのかなというように、身近なお母さん方から聞いておりますと感じているところであります。これは、教育のほうでも感じ取られているかなと思っておりますので、しっかりとよい環境を整えていただき、柏原市内でこういったお母さん方、保護者の方々が安心して暮らせるようにしていただけるように、強くこれは要望していきたいと思います。 次に、整理番号54番ですけれども、給食について、いよいよ実行に当たるんですが、しっかりと現場の先生方と、現場の先生方のコンセンサスといいましょうか、現場と教育委員会のほうとで進めていただきたいと思っております。学力の低下が叫ばれているんですけれども、給食が特効薬になるかどうかは別といたしまして、一つまた子どもたちによいものが与えられるのかなと思っております。 予定どおり順調に進みますと、大体2年ブランクがあく子が今の小学校6年生と、小学校5年生が1年のブランクということで、中3になったときに復活と、中2になったときに給食が復活されて、今の小学校4年生がスムーズに中1でそのまま給食になるのかなと思っております。そういったこともしっかりと協議の一つの頭に入れていただきたいと思います。 1つ気になっております点が、各市より持ち出している負担金の問題であります。これは、もう今市議会ですので、組合議会のほうで話していかなければならないと思いますが、両者合わせて約9,000万円の負担増になるのかなと思っております。このあたり、組合議会、私、入っておりますので、きっちりとマックスで計上するのではなくて、削れるところは削れるようにして、また違う施策で反映できたらなという思いであります。よろしく進めていただきますようにお願いいたします。 整理番号55番、公立幼稚園の今後のあり方ということで、東幼稚園が廃園いたしまして、ぽっかりそこに穴があくという状況であります。幼児期における集団生活の大切さというのは、教育長を初め、そして教育部長、また教育委員会の皆さん方は十分にご理解いただいているかと思っております。 少子化対策ということで、一見、経費の節減だけに反映しているのかなと思われがちな部分もあるんですが、やはり行政として何を一番大切にしなければいけないかというのは、子どもの幼児期における社会性を育てることであったり、集団生活をすることによって、生きる力というものが身につくかと思っております。 こういったことを、先日いただきましたあり方検討、この冊子いただきました。この中では、5年、また10年というスパンの見通しを書かれておりますが、できる限り早くにしなければいけないということもないですけれども、やはり事前に、おなかに赤ちゃんが宿ったときに、じゃ、この子の将来はどうなるんだということで考えられるお母様方がたくさんおられると思います。 そういったときに、来年、幼稚園に入らないといけないというときに、いや、来年からこうするんだよと言われても、驚きを隠せなくなり、やはり若干反発も買うわけでありますので、そういった点から、事前に事前にと、延ばし延ばしにするのではなく、恐らく大きく改革をするというのは、市民の皆さんの恐らく何らかの抵抗もあります。また、市職員の方々の、嫌だなと、変えるのはやっぱり嫌だなというような思いもあるかもしれませんが、ここはひとつ皆さん方の英知を結集していただきまして、いざ改革ということで断行もしていかなければいけないのかなと思っております。 私が一番大事にして、改革をしなければいけないという思いは、ただ大人の身勝手なことだけで子どもの将来を無駄にするのかということを一番重要に置いておりますので、そういったことを踏まえて、今後の公立幼稚園のあり方というものを再度、私も一生懸命考えてまいりますので、教育長を初め委員会の皆さんもご協力を賜りたいと思っております。 以上であります。 最後に、整理番号56番、柏原市と府の関係についてということで、先月、新しく大阪府知事が誕生いたしました。大阪府知事がかわり、今までの知事と恐らく同じような系統でいかれるのではないかと思っておりますが、ここで元気に復活された市長にお伺いしたいのですが、十分に時間を使っていただき、これからの柏原市と大阪府の関係、再度改めて市長のお気持ちをお聞かせください。よろしくお願いします。 ○乾一議長 岡本市長、簡単にまとめてください。 ◎岡本泰明市長 25秒でどうして物言えるんですか。早口で言いますので、ちょっと50秒ぐらい、時間。 1つ。新知事で進めていく施策、例えば教育基本法とか職員基本法とか…… ○乾一議長 市長、まとめてください。 ◎岡本泰明市長 どないしてまとめる--ほんならやめときます。 ◆9番(山下亜緯子議員) すみません、ありがとうございました。 ○乾一議長 以上で山下亜緯子議員の質疑・質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。 △休憩 午後0時6分 △再開 午後0時58分 ○奥山渉副議長 これより本会議を再開いたします。 午前中に引き続き、個人質疑・質問を行います。 それでは、岸野友美子議員、登壇願います。     〔6番 岸野友美子議員 登壇〕(拍手) ◆6番(岸野友美子議員) 皆様、こんにちは。6番議席の岸野友美子でございます。議長のお許しをいただきまして、平成23年第4回定例本会議におきまして個人質問をさせていただきます。 この機会を与えていただきました議員各位の皆様方に心から御礼を申し上げます。また、傍聴においでいただきました皆様、今回もお忙しいところ、本当にありがとうございます。 実は私、本会議の質問日に皆様方にぜひ来てくださいということで声をかけています。 もちろん、これは私だけではなくて、皆さんがされていることだと思います。傍聴していただくことで、いろいろ知っていただきまして、議会を身近に感じていただく、それが今回の議会の報告会でもそうだと、市民の皆様方と近くに感じていただきながら、そういうことを行っているような次第です。そしてまた、おいでいただくことによりまして関心も高めていただけます。もちろん、ご意見も後々、たくさんちょうだいいたします。 このたびもお誘いした皆さんが来られるわけではありません。たくさんの方にお声がけをしても、なかなかご都合が合わず来られない場合もあります。また、傍聴席にも限りがありますので、その辺はなかなか難しいところですけれども、実は私、6年前にこの本会議の傍聴、これをできない人たちに対しましては、インターネット配信、これができないものかとお願いをさせていただきました。22年度の予算公開ヒアリング、柏原版の事業仕分けです。こちらのほうでは先送りになってしまいました。 そこで、同じ22年、昨年の12月のことでしたけれども、この本会議で要望をさせていただきました。おかげさまで、この9月からスタートすることができました。だから、ご都合が悪く、来られなくても、いつでも好きな時間にインターネットでこの本会議を傍聴していただくことができるようになりました。ご努力をいただきました皆様方に対しまして、心から御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。 メディアの力の大きさということに関して、昨日の柏原の病院の問題でも痛切に感じました。ニュースが終わるや否や、電話が鳴り響いておりました。ただ、今の時点では、この問題につきましては見守ることしかできないと思っております。私は、これから今この質問をしっかりさせていただくことが私の仕事だと思います。 そして、きょうもお誘いはいたしましたけれども、ご都合が悪くておいでいただけなかった方には、ぜひインターネットでごらんいただいているであろうなと思いながら、これより整理番号順に質疑・質問をさせていただきます。 それでは、整理番号57、議案第59号 公の施設(柏原市自転車駐車場)の指定管理者の指定についてお伺いいたしましたが、事前の説明で理解をいたしましたので、答弁は結構でございます。 以前から、自転車駐車場につきましては、質問も何度かさせていただいております。少し前まではよく苦情を聞いておりました。その都度、私のほうも苦情を言わせていただいておりました。そのたびに担当課に相談させていただいた結果、努力をしていただきまして、最近私のところに来る苦情がなくなってきています。担当に聞きましたところ月に1度の班長会議や駐輪場実行委員会の会議の中で改善に取り組んでくださっているということでした。接遇ということがとても大切なこの職場です。今後とも努力をしてくださるようにお願いをしたいと思います。 ただ、今のところ、私のもとには苦情は少なくなり、なくなっておりますけれども、まだまだゼロではないと思います。今後とも継続をしていただきまして、よろしくお願いをさせていただきたいと思います。 次は、一般質問に入らせていただきます。 整理番号58番の教育、中学校給食について。昨日からの質問で理解をいたしました。きょうの午前中の質問においてもそうでございます。長い間、要望し続けて、やっと動き出したわけですが、ありがたいことに猛スピードで走ってくれているようです。安全でおいしい給食ということで、藤柏給食センターでは満足のいく小学校給食を提供してくださっています。 第1、第2センターでこのまま続けるということではなく、中学校給食開始に当たりましては、やはりこのセンターの老朽化、そして、耐震性などが大変気になっております。完全ドライ方式もできることでもありますから、大阪府からの補助金も今回いただけるわけです。思い切って第3センターの建築を考えていただきたいと思っております。今なら大阪府内でも余り手が上がっていないという情報が入っております。補助金獲得にはチャンスではないでしょうか。ぜひご努力をいただけますようお願いをいたします。 私のほうからお伺いしたいのは、柏原市は小中一貫校を推進しています。例えば、小学校で中学生と一緒に給食を食べることで、食事の時間を通して小・中の交流を行う。中学校給食が始まるに当たり、より充実した一貫につながると思いますが、小学校での中学生との食事はどうか、お伺いをいたします。 整理番号59、危機管理、災害時における市民への避難、誘導の伝達方法についてですが、3月11日の東日本大震災では2万人の死者、行方不明者が出て、今もなお避難生活をされています。9月には和歌山県、奈良県と近隣での被害が生じています。これらの災害時には行政による正しい情報の伝達が大変重要であると思いますが、市民への伝達方法の一つであるパンザマストの設置、その場所と増設についてお伺いをいたします。 整理番号60、健康福祉、どうして国分地区で乳幼児健診が受けられないのか、よくこの質問を受けます。長い間抱えている問題です。今、保健センターで行われている乳幼児健診の実施状況をお伺いいたします。 最後に整理番号61、産業、市立勤労者センター(K.I.ホール)の管理費と利用率、収入など、お伺いいたします。 以上で私の1度目の質問、全て終了させていただきます。ご清聴ありがとうございました。 ○奥山渉副議長 岸野友美子議員の質疑・質問に対し、答弁を求めます。     〔坂口郁夫 学校教育部長 登壇〕 ◎坂口郁夫学校教育部長 岸野友美子議員の議案一般に対する個人質疑・質問のうち、私からは整理番号58についてご答弁申し上げます。質問事項は教育、質問要旨は中学校給食実施について。柏原市では小中一貫教育を推進しているが、小学生と中学生が一緒になって給食を食べることについての考えについてお尋ねをいただいております。 来年度からの幼小中一貫教育全市展開に向けては、各中学校区でカリキュラム等取り組みの内容について、既に実施しているモデル校の取り組みを参考に検討を進めているところでございます。 現在は、堅下南中学校の2年生が職業体験に参加し、教室があいた機会に、堅下南小学校の6年生が中学校の校舎で授業を受け、給食も食べておりますが、中学生と一緒には食べておりません。小学生と中学生が一緒になって給食を食べることは交流にもなり、お互いの給食マナーの向上、食育の推進にもつながるものと考えられます。今後、中学校給食を実施するに至った場合は、各学校間の立地条件も視野に入れながら、小中一貫教育を推進するための取り組みの一つとして検討してまいりたいと考えております。よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 私からは以上でございます。     〔塩野臣成 総務部長 登壇〕 ◎塩野臣成総務部長 続きまして、私からは整理番号59につきましてご答弁申し上げます。質問事項は危機管理、質問要旨は災害時における市民への避難誘導の伝達方法について、特にパンザマストの設置箇所及び増設についてございます。 避難勧告、避難指示の伝達手段の一つでありますパンザマストの設置場所につきましては、市役所、柏原小学校、堅下合同会館、堅下小学校、堅下北中学校、健康福祉センター、国分合同会館、国分本町の東春日台公園、田辺の春日台すずらん公園、旭ヶ丘のつばめ公園、旭ヶ丘4丁目、玉手浄水場、堅上合同会館、堅上コミュニティ会館の14カ所でございます。この設置につきましては、平成14年度までに土砂災害情報相互通信システム整備事業の一環として、大阪府から100%の補助を受けて設置したものであり、現在のところ増設については予定しておりません。 また、このパンザマストヘは市役所にあります親機から発信を行っており、災害時等に市民への情報伝達の手段となるよう整備を行っておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔土井逸朗 健康福祉部長 登壇〕 ◎土井逸朗健康福祉部長 続きまして、私からは整理番号60についてご答弁申し上げます。質問事項は健康福祉、質問要旨は乳幼児健診の実施状況について、また、国分地区でも実施できないかとお尋ねいただいております。 柏原市立保健センターでは、4カ月児を初め、1歳6カ月児、3歳6カ月児を対象に、3種類の乳幼児健康診査を毎月2回実施しております。内容としましては、受付、問診、計測、医師診察、歯科検診、歯科指導、保健指導、栄養指導、心理相談となっております。 一部の予防接種につきましては、国分合同会館において実施しておりますが、お尋ねの乳幼児健診を国分地区で実施するとなりますと、公共施設を利用することになりますが、新たに待合室から身体計測や検尿に至るまで衛生面及び安全面での管理が必要になります。また、個別に使用する部屋数の確保が困難なことや、心理判定などプライバシーについても十分ではないことに加え、それらの施設を本来の目的で利用される方々との関係もあり、乳幼児健診の実施につきましては難しいと思われます。よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 以上でございます。     〔渡辺耕次 経済環境部長 登壇〕 ◎渡辺耕次経済環境部長 続きまして、私からは整理番号61について答弁させていただきます。質問事項は産業、質問要旨は市立勤労者センター(K.I.ホール)の運営状況についてでございます。 K.I.ホール内にあります市立勤労者センターの管理費と利用率等についてお尋ねいただいております。 市立勤労者センターで貸し館を行っております部分は、K.I.ホール内の1階の多目的ホールと第1会議室、2階の第2会議室でございます。このうち1階の第1会議室は、勤労者のみご利用が可能となっております。これ以外は、有料貸し出しとなっておりますが、勤労者が利用される場合は一定の減免措置がございます。また、水曜日が休館日となっておりますが、現在、地域の公民館としても無料でご利用いただいております。 この勤労者センターの年間の管理費でございますが、平成22年度決算で1,025万5,976円でございます。また、勤労者センターを有料で貸し出した場合に徴収する利用料、使用料は35万2,900円となっております。また、部屋の利用時間帯に区分した利用状況から算出した利用率は昨年度実績で23.6%、利用者数は延べ人数で9,900人となっております。 勤労者センターの利用案内は、毎月、広報かしわらで行っておりますが、より多くの勤労者や勤労者団体の利用を促すため啓発に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 ○奥山渉副議長 以上で一通りの答弁は終わりました。岸野友美子議員、再質問ありませんか。 ◆6番(岸野友美子議員) ご答弁ありがとうございました。それでは再質問をさせていただきます。 整理番号58番の中学校給食についてお伺いしたわけですけれども、中学生と小学生、小中一貫ということで一緒に食事できないかと伺いました。昨日、うどん県ということに対して、ここでお話も出ておりましたね。私も思ったんですけれども、香川県、テレビで見たんですが、香川県のほうの学校でかまのようなうどんのお湯のようなのが食堂にありまして、子どもたちがそこへうどんを入れて、ざるでシャッシャッとやって、自分のおうどんをつくる。それで給食というか、それを食べてるという状況を見ました。 ここで何が言いたいか、これ特色ですよね。香川県ならではの特色。それならば、柏原市は小中一貫校を推進しているわけでございますから、これから始まる中学校給食です。こんなところを皆さんの角度から見ていただいて、柏原市、小中一貫校を特色とする中でのこんな給食も考えてもらいたいなと、数々、きょう、きのうと連続に出ておりました。そんな中ももちろん考慮していただいた上で、今空き教室もそこそこあるんではないかなと想像しております。そんなところも、もしできれば、一緒に食べる方法を考えていただきたいということを要望とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 それでは、整理番号59番、災害時の避難勧告や指示の伝達の一つとして、パンザマストについてお伺いをいたしました。 市内14カ所ということで、確かに身近にうちはございます。100%の補助金で設置されたわけですから、これからの増設というのは大変厳しいかなということもあるんですけれども、私、実は10月20日に十津川に行ってまいりました。私の友達が十津川出身なものですから、まだ、交通規制がある中でしたけれども、彼女と一緒に同行させていただいたわけなんですね。 村長さんが入院をされておりまして、副村長さんが対応していただいて、お忙しい中、少しの時間ですが、お話をさせていただきました。そんな中で、やっぱり災害の翌日には即座に国土交通省が来てくれて対応してくれました、そして自衛隊の方にもすごい力をもらっていますということで、副村長さんからお伺いをしたわけなんですけれども、たまたま十津川村役場で私の友人が、娘さんが勤めていらっしゃいます。その娘さんに話を聞きましたところ、南三陸町の遠藤さんているよね、あの人の状態ですけれども、私たちも多分あの状況の中では覚悟ができるよねというふうなことを職員の中で話していますというようなことを聞いて、すごく切ない思いをしました。 このたび、未曾有とか想定外という言葉で表現されているこの災害ですけれども、こういうことを教訓にして、彼女たちの話を聞いたら、このようなときには、それなりの柔軟な対応をこれから考えていかなくてはいけないな、そんなふうに思いました。 そこで、12月4日に旭ヶ丘の2丁目1区のほうでも防災訓練をやっていただいたわけなんです。そのとき感じたんですけど、パンザマスト、はっきり言うてもう一つやなという感覚を感じました。 というのが、やっぱり音が非常に小さいなと。これから訓練しますよという発信ですから、当日大変なときには、もっと大きな音でばんとやられるんやろうなという想像はつくんですけどね、パンザマストでどんだけ気づくやろかと、きのうも言うてはったけど、戸をあけて、ああ聞こえたという状況が現実なんで、あれって現実にはもっと大きな音で発信されるんですよね。 それはあれなんですけれども、もし大きな大きな、この間の訓練よりももっと大きな音で出されるのか、またこれ以外に、パンザマスト以外に手段としては何か講じていらっしゃいますか。 ◎塩野臣成総務部長 自主防災訓練の折に、パンザマストをテストを兼ねて実施をしているわけなんですけれども、その折には、パンザマストを余り鳴らしますと、かえって不安に思われる住民の方おられるということで、かなり音量を絞っております。実際のところは相当な音量が出るわけでございます。訓練の折にはちょっと絞らせていただいております。その点、ご理解いただきたいなと思っております。 それと、パンザマスト以外の情報伝達手段ということなんですけれども、それにつきましては、広報車の使用、それから市職員、消防団の伝達体制を整えているところでございますが、この10月から、災害時に柏原市内のNTTドコモの携帯電話すべてに情報メールを一斉配信できる緊急速報エリアメールの契約を行っております。それの活用を図ってやっていきたいなというふうに今は思っております。 それと、広報車や拡声器による広報が行き届きにくいところにつきましては、それを集約して、次の防災基本計画の中にそれを対策として考えていきたいなと、そんなふうに思っております。 以上でございます。 ◆6番(岸野友美子議員) 先日の訓練の中でも、危機管理室の方々がパンザマストの後で、今おっしゃったように、大きな音が出るであろうということで、それはひとまず安心させていただいて、そのパンザマストの音の後で、危機管理室の人ですね、車でずっと町内会を、これから訓練ですよみたいなので回っていただきました。当日とか、何かのときにはそういうこともあるんだなと思いました。 それと消防の人も、消防団の人もすごい皆さんやっぱり活躍していらっしゃって、説明もすごいわかりやすかったし、見ているだけでなくて、体験してくださいねというふうな声かけで、自分たちもそうして現実に参加させていただいて、動いた訓練やったんでよかったなと思いました。 消防団の存在を知らない方、意外とたくさんの方が集まっていただいた割には消防団自体の、柏原って消防団あったんやみたいなことをおっしゃったんで、事細かに説明をさせていただいて、あんなふうにあるんやで、週に1回こんなこともしてはるんやでと説明したら、すごい安心してくださって、ありがたいことやねと言ってくれたんで、それがすごい私にはうれしかったんですけどね。これからも消防団の方々にも頑張っていただきたいなと思っております。 今お答えいただきましたドコモ携帯、エリアメールが入るということですが、それは私、実はドコモですけれども、ドコモで私がどこかへ通知したりとか登録したりとか、そういうことを一切しなくて、私がドコモ持っているだけで勝手に入ってきてくれると、危ないぞ、緊急やぞという連絡が勝手に入ってくるということですね。 それと、これはエリアメールということですから、柏原におらんと、何ぼ私がドコモ持っていても、大阪におったらそれは入ってこないということですね。 それと、まだまだ電話会社さんはauもソフトバンクもございます。そちらのほうは今後はどうなのかということ、この3点を教えてください。 ◎塩野臣成総務部長 まず、ちょっと順番が前後になりますけれども、一番最後の質問からご答弁させていただいたら、今現在はNTTドコモの会社しかそのエリアメールは扱っておりません。他社につきましては、できるだけ早期にそのエリアメールを整備していきたいというふうに聞いておりますんで、整備でき次第、NTTと同じように契約してまいりたいなと、そんなふうに考えております。 それから、エリアメールの配信範囲につきましては、柏原におられましたら、当然柏原の分しか入ってこない。当然登録も要りません。勝手に入ってきます。柏原におられたら柏原に入ってくるということは、柏原市民だけじゃなしに、例えば通勤通学あるいは観光で柏原市を訪れている方につきましても、すべて入ってきますんで、その辺はご理解いただきますようお願いいたします。 以上でございます。 ◆6番(岸野友美子議員) よくわかりました。ありがとうございます。 今の時代、ほとんどの方が携帯持ってはるから、数人でおったら、だれかの携帯にそういうのが配信されるわけやから、これ、いいことだな。サービス始まりましたら、ほかの部分もお金を使わずして契約ができるように、どうぞよろしくお願いいたします。 それと、これは要望なんですけれども、以前からずっとこの危機管理さんにお願いしていたと思うんです。市庁舎での避難訓練。ここで何かが起こったとき、誘導して、本当に実体験をしていただきたいというのをずっとお願いしておりました。 それから、これは教育のほうでも、例えば学校ではやってはると思うんですけれども、学童とかは多分やっておられないであろうと思うんです。だから、教育のほうでもこれは避難訓練をやることを念頭に置いていただいて、動いていただきたいなと思っております。 今回、東日本大震災でありました釜石の奇跡、ありますよね。あれって、99.8%が生存しているんですね。小学生が1,927人で中学生が999人でしたね。その日に学校を休んでいたのが5人。この5人に対しては残念な結果になったけれども、それ以外の子どもたち全部が助かったという、本当に釜石の奇跡という言葉が伝えられているごとく、日ごろの備えがどれだけ大切か、犠牲者ゼロが不可能なことではないということを立証したわけですよね。 ですから、柏原市としても、いろんな担当部局におきまして、こういう実地訓練というんですか、本当に動きのあることをやっていただきたいなと。そうすることによって少しでも災害に強い都市になれる、また、自分の命は自分で守るということが一番ですけれども、行政としてもできるだけのことを力を尽くしていっていただきたい。それはもう危機管理室を中心に、それぞれの部局の人に対して発信をしていただいて、もし発信しなきゃ、こっちから言っていただいて、危機管理と相談していただいて、ちょっと忙しくなりますけれども相談をしていただいて、こういうことを確実に前に進めていただきたいと要望させていただきますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、整理番号60、乳幼児健診の実施についてお伺いしたわけなんですけれども、4カ月と1歳6カ月、3歳6カ月、毎月2回やっているわけですよね。これ、1カ月置きに柏原、国分、柏原、国分とやったらいいやんというような気持ちがすごくありまして、長年ずっとお願いをしてきたわけなんでございます。 一部の予防接種、国分合同会館のほうでやっているわけですよね。だから、これは何とかなるん違うかなと。もし国分合同会館がだめであれば、国分図書館、立派なのができていますんで、この4階の部分でできないんかなというふうな気持ちを持っております。 現実に私も乳幼児健診、行かせていただきましたよね。自分の子ども連れていったのはもう随分何十年も前ですけれども、その中で見せていただいて、正直、これってやっぱり国分でも何とかなるん違うんかなという気持ちを抱いたのは正直なところです。 先ほどのお返事の中では、衛生面や安全面で困難ですとおっしゃっているわけですから、それはこれからもうちょっと何回か言うていこうかなと思っておりますけれども、ぜひ一つずつ前へ進めていただきたい。 じゃ、今、国分でそうして建物の中でやるのが無理やったら、例えば個別対応をしていただいて、健診チケット、それやったらいつでも行けるやないかという。そこには、病院と提携を結んでいただいたり、いろいろな問題があろうかと思いますけれども、健診チケットをいただけたら、いつ何どきでも好きなときに自分の好きな病院へ行ってできるというような、すごいメリットがあると思うんです。 でも、それは問題が大きいことですから、ただ、今子育てをしている状態で柏原に住んでいる、国分に住んでいる、この人たちの状況が、平均してやっぱり提供してあげたいな、同じような状況の中で子育てができたらいいなと、そのように考えますので、できましたら2カ月に1回ずつ、国分、柏原でやっていただくか、それか健診チケットの発行をぜひ検討していただけますように強く強く要望をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 最後になります。整理番号61ですけれども、K.I.ホールのことについて、市立勤労者センターですね、これについてお伺いをいたしました。 管理費に1,000万かかっております。そして収入としては35万ほどしか入っておりません。このことに関しましては、公共の施設ですから、お金もうけを第一とは思っておりません。けれども、もったいないなと感じるのは皆さん一緒ではないかなと思います。 ただ、ここにはもともとは商工会があり、ロータリークラブ、ライオンズクラブ、そして、JCさんが入ってというようなことがありまして、それが駅前に移動してという経過もありました。これも知っておりますけれども、もう少し利益を出すことはできないものかなと考えております。 これは、市立の勤労者センターということで、例えば目的外使用禁止というような縛りがあるんでしょうか。それについてお答えください。 ◎渡辺耕次経済環境部長 ここの施設は、今おっしゃられましたように、商工会館とあわせて平成9年に建築された施設でございまして、勤労者の福祉の増進及び教養、文化の向上を図るためにつくられた施設ということになっておりまして、この施設の目的はあくまで勤労者のための施設ということですので、条例の施行規則で使用者の範囲を本市に在住または在勤する勤労者ということにしております。 ただし、市長が認める者についてはこの限りでないというただし書きがありますんで、この辺で少しまた他の使い方ができる余地はあるんではないかと考えております。 ◆6番(岸野友美子議員) ありがとうございます。まさしくきのうの質問の中で、PRE、公的不動産の管理運用の戦略ということで勉強させていただきました。きのう本当にもう飛びついて、これですよねというふうなことで逆に本会議終わってから教えていただいていたような次第やったんですけれども、このPRE管理運用の戦略ということをできましたら利用していただきたいなと強く思っているんですが、せっかく建物があるわけですから、こんな立派な建物はやはりほっておくともったいないよというような点で、有効な活用をしたいなと思うんですけれども、市長、これに関しまして、K.I.ホールを有効利用、例えば市の一部を持っていくとかいうことも、1つにして、何かいい考えがございますでしょうか。 ◎岡本泰明市長 これは、岸野議員ご指摘のように、おっしゃる、本当にそのとおりでございます。これはもったいない。それで、かつて、ここは大正地域にございますので、大正地域の皆さんがもっと有意義に利用してもらえるような方法はないだろうかと、たまたま地元の議員が岸野議員と同会派の方でいらっしゃいますので、そういった問いかけをかねがねいたしております。 先ほど、部長のほうから説明がございましたように、1つは勤労者のいわゆる補助金がその対象になってきて、補助金が勤労者ということと、それから商工会の補助金とあれは2本立てなんです。そこで非常にややこしい問題がありますが、結局先ほど答弁のありましたように、市長が認可したらどなたも利用できるという項目がありますので、私はどうぞ利用してくださいと、何かいいアイデアありませんかと、市のほうとしては、今のところ、いいアイデアを出せと言われても、たたいたらカラカラ音する男でございますんで、そう急にはええアイデア出ませんと、だから、地元の議員も含めて、大正地域の皆さんも含めて、柏原市民全体を含めて、もっともっといい利用方法をご提案いただければ、市は喜んでという気持ちでおります。 ◆6番(岸野友美子議員) どうもありがとうございます。大変うれしいお答えだなと私のほうには受けとめさせていただきました。PRE--難しいですね、これ。PREの管理運用の戦略、これを使いまして、一生懸命知恵を絞って、できればこういう方法にというような方法を市長のところへ持っていけば相談に乗ってもらえる。多分、それでいい方向に進むとすれば、私たちの思いもどんどんかなえられるであろうという確証をいただきましたんで、これからそのことに対して勉強し、また提案をさせていただきたいと思います。 これで私の質問、すべて終了させていただきます。ご清聴ありがとうございました。 ○奥山渉副議長 以上で岸野友美子議員の質疑・質問を終わります。 次に、山本真見議員、登壇願います。     〔2番 山本真見議員 登壇〕(拍手) ◆2番(山本真見議員) こんにちは。2番議員の日本共産党柏原市会議員団の山本真見でございます。 2011年第4回定例会におきまして市政一般に対する個人質問をさせていただきます。最後までのご清聴とご協力をよろしくお願い申し上げます。 さて、議会に送り出していただきまして2年が経過いたしました。この間、市民の皆さんの声を精いっぱい議会に届けてまいりました。また、現場を見る皆さんの思いを共有することが大切だと、8月に日本共産党議員団と有志の方で東日本大震災の被災地、陸前高田市と大船渡市にボランテイアに行ってまいりました。仮設住宅の訪問活動を行う中で、避難所生活での大切さや今後の生活に対する不安などもお聞きし、被災地で起きている事態を我がこととしてとらえ、災害に対処できるよう取り組むことが求められていると感じました。 この経験を生かし、今回の質問に取り組みました。 それでは、整理号順に質問させていただきます。 整理番号62、健康、平成22年4月1日から保護者の費用負担なく、髄膜炎や肺炎等の感染症を起こす細菌性髄膜炎の原因となるヒブ、肺炎球菌に対するワクチンと、唯一がんが予坊できるワクチンの子宮頸がん予防ワクチンの接種が行われています。この事業は、平成23度末までの時限措置として実施されていますが、接種の状況についてお尋ねします。 整理番号63、教育、これまでも議会で質問してまいりましたが、今回保護者の方から請願も提出されている放課後児童会の時間延長、対象年齢の引き上げについてのお考えをお尋ねします。 整理番号64、教育、放課後児童会のプレハブ校舎の耐震化についてお尋ねします。 整理番号65、防災、災害時の避難所とその機能についてですが、この間、市民の方にお話をお聞きする中で、災害が起こった際、どこが避難所で、自分はどこに避難したらよいのかわからないと言われる高齢者の方がおられました。避難所の指定状況と避難先、そして6月議会でお聞きをいたしました備蓄品についての配備、その後の進捗状況をお尋ねいたします。 整理番号66、来年度の第5期介護保険料の軽減についてですが、65歳以上の第1号保険料は、3年ごとに市町村が改定を行い、第5期の改定が平成24年度からです。 現在、柏原市の介護保険料は、基準額は4,872円ですが、厚生労働省は、現在全国平均で月4,160円となっている65歳以上の第1号保険料基準額が第5期では平均5,000円を超えると試算をしています。柏原市の来年度の介護保険料の軽減についてお尋ねをいたします。 これで1回目の質問を終わります。ご清聴ありがとうございました ○奥山渉副議長 山本真見議員の質問に対し、答弁を求めます。     〔土井逸朗 健康福祉部長 登壇〕 ◎土井逸朗健康福祉部長 山本真見議員の一般に対する個人質問のうち、私からは整理番号62、66についてご答弁申し上げます。質問事項は健康、質問要旨はヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、子宮頸がんワクチンの接種状況についてお尋ねいただいております。 ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、子宮頸がんワクチンの接種事業は、ワクチン接種緊急促進基金を活用した事業であり、本市では平成23年4月1日から実施しております。子宮頸がんワクチンにつきましては、ワクチンの供給量不足により、段階的に開始され、4月1日からは平成22年度に開始した2回目接種以降の人に、また7月10日からは高校1年生の初回接種の人に、そして7月20日からは中学1年生から高校1年生のすべての方が対象となりました。 接種状況は、10月末日現在で、子宮頸がんにつきましては、対象者4,707人のうち接種者1,230人の26.1%でございます。ヒブワクチンにつきましては、対象者3,650人のうち接種者1,211人の33.2%でございます。小児用肺炎球菌ワクチンにつきましては、対象者4,250人のうち接種者1,481人の34.8%でございます。よろしくお願い申し上げます。 続きまして、整理番号66についであります。質問事項は介護保険、質問要旨は来年度の第5期介護保険料の軽減についてであります。 平成24年度からの第5期介護保険事業計画の保険料につきましては、現在、計画策定委員会を立ち上げ、必要な給付費の見込み等についてご検討いただいておりますが、今般、国から保険料設定の基本的な考え方につきまして2点示されております。 まず、1点目といたしまして、全国的に第5期保険料が第4期と比べ大幅に上昇することが見込まれることから、都道府県に設置されております財政安定化基金の取り崩しと、市町村に設置されております介護給付費準備基金の取り崩しを積極的に行うことにより、保険料の上昇の抑制を図ることとされております。 2点目としましては、第4期計画で被保険者の負担能力に応じたきめ細かい保険料の設定を行ってまいりましたが、第5期計画では、さらに市民税世帯非課税者で公的年金等の収入金額及び合計所得金額の合計額が80万円を超えている方々の所得区分を細分化し、所得の低い方々に過重な負担とならないようにすることが可能になったこと等であります。 本市といたしましても、年々介護給付費が増大する中、第5期計画の保険料は上がる見込みでございますが、国の考え方を基本に基金を積極的に活用し、また、所得の低い方々に対しては重い負担とならないよう、現在の所得段階より、きめ細かい保険料の設定を行うとともに、給付費の適正化や介護予防事業に努め、保険料の上昇を抑制し、高齢者の皆様に安心した生活を送っていただけますよう、介護保険財政の健全化を図ってまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔岡本彰司 生涯学習部長 登壇〕 ◎岡本彰司生涯学習部長 続きまして、私からは整理番号63、64につきまして答弁申し上げます。 まず、整理番号63でございます。質問事項は教育、質問要旨は放課後児童会の時間延長、対象年齢の引き上げについてお尋ねであります。 放課後児童会の開設時間延長につきましては、昨日の個人質問でもご答弁申し上げましたように、平成22年12月に、放課後児童会の保護者に対しアンケート調査を行っております。その結果、「時間延長を希望する」は回答者の全体の3割にとどまっており、さらに、午後6時までの延長希望は回答者全体の約2割、また、午後6時30分までの延長希望者は回答者の全体の約1割という結果でした。 教育委員会といたしましては、これらのアンケートの結果に加え、延長に伴うさまざまな問題等も総合的に検討いたしました結果、現在の閉会時間を継続して運営してまいりたいと考えております。 次に、対象年齢の引き上げについてでございます。このご質問につきましても同様、昨日の個人質問でもご答弁申し上げましたように、入会希望者が増大し、また放課後児童会によっては待機児童が発生することも懸念されます。そういった意味で、新たな施設や、また指導員の確保も必要になるなど、解決しなければならない問題点が多く発生することから、現時点での実施は難しいと考えております。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、整理番号64についてであります。質問事項は教育、質問要旨は放課後児童会のプレハブ校舎の耐震化についてお尋ねであります。 放課後児童会のプレハブ校舎の耐震性調査につきましては、これも昨日の個人質問でもご答弁申し上げましたように、昭和56年に建築基準法の一部が改正され、現行の新耐震基準が施行されました。放課後児童会のプレハブ校舎につきましては、すべてがこの改正後に建築されたものであるため、新耐震基準を満たしているところでございます。 しかしながら、建築してから長年経過している建物もあることから、今後、建物を調査し、必要なものにつきましては、順次、補修を検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔塩野臣成 総務部長 登壇〕 ◎塩野臣成総務部長 続きまして、私からは整理番号65についてご答弁申し上げます。質問事項は防災、質問要旨は災害時の避難所とその機能等について、特に避難所の指定状況等と備蓄状況についてでございます。 本市の避難所といたしましては、市の公共施設では幼稚園6カ所、保育所5カ所、小学校10カ所、中学校6カ所、コミュニティ会館5カ所、合同会館3カ所、体育館2カ所、自立支援センター、文化センター、勤労者センター、健康福祉センター、市民文化会館、歴史資料館、老人福祉センターを指定しており、大阪府の公共施設では府立修徳学院、柏原東高等学校を指定しております。 そのほかに、民間施設では、東大阪大学柏原高等学校、学校法人玉手山学園を指定しており、総数で48カ所となっております。また、避難先の指定に関しましては、市内を柏原、柏原東、堅下、堅下北、堅下南、堅上、玉手、国分、旭ヶ丘の9地区に分けて、地区ごとに最寄りの避難所に避難していただくこととしております。 また、備蓄品の各避難所への配備状況といたしましては、48カ所中29カ所の避難所に毛布、ブルーシート、照明つきラジオを配備しているところでございます。なお、残りの19カ所の学校教育施設につきましても、現在、配備していただけるように施設管理者と話を進めているところでございますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 ○奥山渉副議長 以上で一通りの答弁は終わりました。山本真見議員、再質問ありませんか。 ◆2番(山本真見議員) それでは、再質問に入ります前に、すみません、先ほど登壇したとき、整理番号62のワクチン接種なんですが、平成22年4月1日から実施と申し上げましたが、23年の間違いなので、訂正お願いします。 それでは、整理番号順に再質問、要望させていただきます。 整理番号62、ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、子宮頸がん予防ワクチンの接種状況についてお伺いいたしました。 細菌性髄膜炎は早期診断が困難なこと、抗生物質による治療でも約5%が死亡し、15%から20%の方に後遺症が残ってしまう恐ろしい病気です。その原因の75%がヒブ、HIB、ヘモフィルスインフルエンザ菌B型と肺炎球菌によるものです。発症後の治療には限界があることなどから、罹患前の予防が非常に重要で、ヒブや肺炎球菌による細菌性髄膜炎については、乳幼児期のワクチン接種により、効果的に予防することが可能です。 世界保健機関、WHOもワクチンの定期接種を推奨しておりまして、既に欧米、アジア、アフリカなど100カ国以上で導入されて、90カ国以上では定期の予防接種となっています。こうした国々では発症率が大幅に減少して、また、子宮頸がんワクチンは、ワクチンとがん検診でがんが予防される画期的なものです。 ということで、今回、国のほうも補助金がおりて、柏原でも3種のワクチンが接種されたということなんですが、子宮頸がんの予防ワクチンは当初不足をしていて、接種の時期がおくれているというふうにお聞きしています。 1回目に接種した後に、1カ月後に2回目、2回目接種して5カ月あけて3回目接種ということでは、全部接種を受けようと思えば半年の期間がかかるという中では、娘さんが接種の対象やったんだけれども、受けていられないという声を複数お聞きしたんですが、今、受診率をお聞きしても、子宮頸がんは26.1%ということやったんですが、お尋ねしますけれども、この3月末までで一応、時限で終わってしまうということなんですが、3回接種できないという方も多数出てこられるんじゃないかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎土井逸朗健康福祉部長 ご答弁申し上げます。 ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、子宮頸がんワクチンの接種事業につきましては、ワクチン接種緊急促進基金を活用した事業でございます。したがいまして、平成24年度の実施につきましては、この基金事業が来年度も継続されるかどうか判明する12月末以降、国の動きや近隣市の状況を見ながら対応してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆2番(山本真見議員) ちょっと質問と答えがどうだったんかなというふうに思うんですけれども、多分、3回接種できへん方も出てきはるん違うかなというふうに思っています。 今のお答えでは、まだ国のほうの事業がどうなるかわかれへんというふうに言ってはるんですけれども、国に対してもやっぱり継続は求めていってほしいなというふうに思います。 それと、もし補助がなかっても、柏原市独自で継続してほしいなというふうに思うんですが、3種ワクチン事業を独自で継続されるお考えというのはないでしょうか、お聞かせください。 ◎土井逸朗健康福祉部長 現在の状況では、今申し上げましたとおり、国が12月にならないとちょっとわからない状況でございます。この接種事業につきましては、国はほかの予防接種と同じように、将来的には予防接種法の中に位置づけしたいというように聞いております。それまでのつなぎ政策の一環でこのような事業がされておりますので、12月中旬にははっきりしてきますので、それに合わせて本市も財政当局と十分検討していきたいと、そのように考えております。 ◆2番(山本真見議員) 養護施設の子どもさんなんかは、やっぱり公費でワクチン接種ができなかったら、自費ではなかなかワクチンの接種はできへんというような職員さんの声もお聞きしています。国に向けても事業の継続と、先ほどおっしゃいましたけど、臨時事業ではなく定期接種となるように求めていただくということも要望しておきます。 続きまして、整理番号63、放課後児童会の時間延長についてなんですが、先ほどのご答弁では、平成22年12月に行われたアンケート結果の希望者の方が少なかったので、時間の延長は行わないというふうなご答弁だと思うんですが、今回、放課後児童会の連絡会のほうから、署名2,000筆余り出されると思うんですが、これは多くの保護者の方やとか市民の方のやっぱり熱い思いじゃないかなというふうに思うんです。 ちょっと教育長にお聞きしたいんですけれども、先日、児童会のお母さん、お話ししたんです、お聞きしたんですけどね、大阪市内、難波のほうまで仕事行ってはって、5時に仕事終わってすぐ帰ってきはっても6時過ぎていて、残業があったらそれ以上に遅いと。やっぱり子どもにかぎ持たせとく、それからだれもいてない家にあけて入らす、冬の間は特に、今閉館時間が4時45分ということでは、長い間留守番させているのがすごい心配やという話もお聞きしました。 また、別のお母さんは、以前子どもさんがかぎを落とされて、子どもさん、どうしてええか、自宅の前で泣いてたいうて、もし閉館時間が遅くて、自分がお迎えに行っていたら、こんな思いもささんでよかったのになというふうにおっしゃっていたんですが、今の実態聞かれてどのように思われますか。 ◎稲田邦敏教育長 保護者の方のご要望というのはよくわかります。先ほど岡本部長からも答弁いたしましたように、延長保育については30%ぐらいの方が、あと70%近くはこのままでよいというアンケート調査結果が出ました。 これだけスポット的に見ますと、じゃ、これも他市もやっているところがあるので、やっぱり考えていかないといけないなというふうには思いますけれども、今5時ですけれども、これ6時まで延長することによって、やっぱり試算しますと600万円ぐらいかかるんですね。6時半までですと、約900万円ぐらいかかります。 今、例えば平成22年度決算でも、一般会計で220億に対して、かなり教育費予算というのは20億以上、24億ぐらい、ちょっと記憶、忘れましたですけれども、かなりいただいております。23年度におきましても、今度また一般会計予算の総額の10%以上をいただいてやらせていただいております。 その中にプラス、また今後、ずっと今回の議会で議論していただきますように、学校給食の件もありますし、それから耐震化の件もあります。耐震化につきましては、今平成37年度が目標だったんですけれども、これもやっぱり国から言われていますので、何とか前倒しでせんといかんということで、これ事業費ベースで全部やりますと概算では約16億円かかります。ですから、一般財源は別ですけれども、事業費としてはそれぐらいかかるわけです。学校給食もそうですし、それから、ご要望もありました幼稚園のエアコンですね、いろんな財源が必要なわけですね、それだけやろうと思えば。 ですから、延長保育のことだけであればいいんですけれども、やっぱりその総額というのがありますので、なおかつ23年度の一般会計の予算の中でも、市税につきましては90億円を割っているわけですね。だから、どういうふうにそれを割り振りして教育費の予算としてやっていけるかと考えた場合に、やっぱり優先順位等もありますし、その辺もご理解願いたいなというふうに思います。 ◆2番(山本真見議員) なかなか厳しい答弁でしたけれども、でも、やっぱり未来の子どもたちのために、教育のためにお金を使うということは、決して、市民の方からも理解をしていただけるというふうに思います。今、教育長もおっしゃっていたように、もう今延長保育していない市というのは柏原、羽曳野、池田の3市になっているというとこら辺で、できれば柏原市内、公立保育園もこの間頑張っていただいて、開設時間も時間外保育で6時半まで、延長保育では7時まで延長していただいているというところでは、また先日からも、やっぱり子どもたちが巻き込まれる事件というのもふえているんで、ぜひとも保護者の切実な願いの、お迎え前提とした時間の延長を実施していただくように要望しておきます。 次に、対象年齢の引き上げについてなんですが、これ私、23年3月議会でも取り上げさせていただきました。そのときには、アンケート調査をするようにというふうに要望させていただいたと思うんですが、そのときの部長のご答弁が、今後検討するというふうにご答弁いただいたんですが、どのように検討していただいたんか、ちょっとお聞かせ願えますか。 ◎岡本彰司生涯学習部長 対象年齢の引き上げについては一応検討はさせていただきました。その結果、解決しなければならない問題点、多く発生することがありますし、それと、アンケート調査につきましては、府下全域から見ますとまだまだ3年生までという市が多いことから、そのアンケート調査については今のところ実施する予定はございませんということでございます。よろしくお願いします。 ◆2番(山本真見議員) これも非常に残念なお答えなんですが、子どもさんの放課後の時間の安全・安心のためにも、保護者の意向というのもしっかり酌み取っていただきたいなというふうに思います。対象年齢の引き上げも今後、前向きに取り組んでいただくよう要望だけしておきます。 それから、整理番号64、放課後児童会プレハブ校舎の耐震化についてなんですが、これは新耐震基準を満たしているというふうに答弁されておられましたが、実際そのプレハブ校舎、見に行かれたことはございますか。 ◎岡本彰司生涯学習部長 実際には、担当課の職員がプレハブ校舎の確認をさせていただいております。
    ◆2番(山本真見議員) 私もこの間、堅下小学校のほうに行かせてもらいました。事前にちょっと保護者の方にも様子をお聞きしたりして見せていただいたんですけれども、ちょっとびっくりしました。老朽化、かなりひどいんじゃないかなと。 1階の入り口は戸がすごい閉めにくくて、以前は突然戸がばんと倒れてきたそうなんです。2階の窓は腰高窓というんですか、上が窓で、下に、あのボードは押したらぐらぐらしているんですね。カーテンレールも何か落ちてきたりとか。子どもさんとか、指導員さん、けがしたらどうするんかなというふうに思って見てたんですけど、2階の教室でちょっと人が動いたら、下に物すごく響いて、やっぱり子どもさんもすごい怖がっているというふうに聞きました。 だから、耐震性にもすごい疑問を持っているんです。やっぱり入り口が1カ所しかないというのは、非常に大丈夫なんかな、何かあったときどうするんかなというふうに思います。 先ほどの答弁の中で、調査して順次補修を行うというふうには言っていただいたんですけれども、やっぱり急いで調査もしていただきたいなとふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎岡本彰司生涯学習部長 プレハブの調査については、先ほども答弁させていただきましたけれども、必要に応じて、市の建築担当者とともに調査をして、やはり補修しなければならない点については、予算等かんがみながらやっていきたいなと思っております。 ◆2番(山本真見議員) 子どもたちが安心して放課後の時間を過ごせるように、ぜひぜひよろしくお願いいたします。 続きまして、整理番号65、災害時の避難所とその機能についてお尋ねいたしました。避難所の備蓄品についてはこれからも取り組んでいただくということなんですが、もう少し具体的に何か動きがあったら教えていただきたいんですけれども。 ◎塩野臣成総務部長 備蓄品につきましては、先ほどの答弁でも48カ所中29カ所につきましてはもう既に整備できているというふうにご答弁させていただきました。残りの19カ所につきましては、これにつきましては柏原市立の幼稚園、小・中学校でございます。これにつきましては、先日行われました校園長会におきまして、教育部局を通じまして備蓄品を配備させていただきますようお願いさせていただきました。今現在は前向きな回答をいただいております。 今後、配備が可能となります施設のほうから順次配備していきたいなと、そんなふうに思っております。 以上でございます。 ◆2番(山本真見議員) ありがとうございます。校長会にも働きかけていただいて、進めていただいているということでした。 先日、日本共産党の柏原市会議員団で、12月の広報に記載されていました東大阪市の消防局の防災学習センターへ視察に行ってまいりました。3Dの眼鏡をかけて、台風とか地震の体験したりとか、地震が起こったときにどういう行動をするべきかみたいな、何をしたらいいですかと聞かれたりとか、あと地震の揺れの体験では、阪神・淡路大震災や、これから起こる可能性がある東南海地震を想定しての揺れを感じ、地震の恐ろしさを体験してきたんですけれども、震度7の想定では、まあ柏原でもすごいたくさんの住宅、壊れてしまうんじゃないかなというほど、本当に激しい揺れでした。 先ほどのご答弁でもありましたが、震災が起こって避難所になるというのは、多くは小学校、中学校ということで、避難所機能の強化、これについては今すごい市民の皆さん関心が高くて、緊急の課題だと思うんです。 この間、被災地の現状や大震災の現状を見ても、今、柏原市が持っておられる地域防災計画、十分に対応できるのか、不安を持っています。今後検討はされていかれると思うんですが。この間、文部科学省では、公立小・中学校の防災機能を強化するという方針を決めて、貯水槽の整備、食料など備蓄倉庫の整備、自家発電設備の設置、地域住民・高齢者や身体障害者が利用しやすいトイレの増設、災害時優先電話など、非常用通信装置の整備の充実、避難経路の整備や確保など、これらの考えを明らかにされています。 まず、この立場で強化を進めていく必要があると思うんですが、ここでお尋ねしますが、実際、災害が起こったとき心配なのがお水とか食料やと思うんですけれども、どのような対応をされているかお聞きします。 ◎塩野臣成総務部長 まず水、備蓄水ですね、これにつきましては、上下水道部から大阪府の備蓄水をいただきまして、市内17カ所にございます防災倉庫に保管して、それに対応させていただいているところでございます。 それと備蓄品でございますが、備蓄品の中でも地域防災計画に定めております重要物資につきましては、目標量に達するまで毎年購入して備えていきたいなというふうに思っております。また、賞味期限がございます例えばアルファ化米等々につきましては、毎年20食ずつ買いかえることで賞味期限切れのないように努めているところでございます。 以上でございます。 ◆2番(山本真見議員) ありがとうございました。それから、あと…… ◎塩野臣成総務部長 先ほど20食ずつと言いましたけれども、2,000食ずつでございます。訂正をお願いいたします。 ◆2番(山本真見議員) それから、電気はどうするのか、ライフラインはどうするのかというふうに気になるんですが、避難所は自家発電とかはできるようにはなっているんでしょうか。 ◎塩野臣成総務部長 自家発電装置は特には整備してございません。 ◆2番(山本真見議員) じゃ、何か対策とかは考えておられますか。 ◎塩野臣成総務部長 48カ所すべての避難所に自家発を整備するとなりますと、相当な費用がかかってまいります。そこで、市内でも発電機を取り扱っておられる業者さんがございます。災害時には、その業者さんにお願いをして自家発の提供を受けることができるような、例えば災害時応援協定というものが今後協定できるかどうか、検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆2番(山本真見議員) あと、地域防災計画の中、生駒断層地帯の被害想定で、罹災者が3万6,000人で、避難所生活者が1万1,000人というふうになっていたんですね。簡易トイレが避難所生活100人に1基の基準というふうになっているんですが、もしライフラインが壊滅したら下水も使えなくなっちゃって、一般家庭の方も多分避難所のトイレに来られるというようなことも出てくるんじゃないかなと思うんですが、今の基準のトイレで対応とかできるのかなというふうにも思うんですが、その辺はいかがでしょうか。 ◎塩野臣成総務部長 トイレにつきましては、この3月の東日本大震災、これについて物すごい教訓を受けたというふうに思っております。 避難所の健康管理あるいは衛生面等から、トイレにつきましてはぜひ必要と考えられますので、次の地域防災計画を見直す折に、その点も考慮して含めていきたいなと、そんなふうに考えております。 以上でございます。 ◆2番(山本真見議員) 何よりも指定避難場所が、柏原市が想定する災害に対して地域の住民の命を守る拠点になるよう強化してほしいという市民の皆さんの切実な願いを受けとめて、今後も取り組んでいただきますよう要望いたしまして、次の質問に移らせていただきます。 整理番号66、平成24年度、第5期介護保険料の軽減についてお尋ねしました。 保険料、上がるのかなというふうに思ったんですが、柏原市のほうで行われました日常生活圏ニーズ調査、この中に自由記載欄というのがあったと思うんですが、最も多かった記述について概要をお伺いいたします。 ◎土井逸朗健康福祉部長 ご答弁申し上げます。 第5期柏原市高齢者いきいき元気計画策定の調査で、いわゆる日常生活圏域ニーズ調査のアンケートを本年2月、1,000人の方を対象にし、750人の方から回答をいただきました。そのうち自由意見といたしまして、175人の方から254件のご意見をいただきましたが、一番多くあった意見は、介護保険料が高く、負担であるという意見が45件でございました。 以上でございます。 ◆2番(山本真見議員) 私も見せていただいたんですが、この先払っていけるか不安、これ以上保険料が上がらないようにしてほしいなど、多くの方が介護保険料の負担が重いなというふうに感じておられます。 今、柏原市の介護保険料基準額4,872円の現状でも、こうした実態です。今回、厚生労働省がまとめた第1次分の試算値でも来年度の基準額5,335円、このままもし決まったら、2カ月で1,000円の値上げで月額5,335円、2カ月に1回年金から天引き、通帳から1万665円も引かれます。今、国では、物価が下がったから年金を引き下げようとする中で保険料が上がるというのは、年金暮らしの高齢者の方にはとても重過ぎる負担だと思うんです。 先ほどの答弁で、都道府県設置の財政安定化基金の取り崩しと介護給付費準備基金の取り崩しで保険料を抑制というふうにありました。財政安定化基金、今回どれくらいの取り崩し額になっていて、その場合、幾ら保険料が引き下がるか教えていただけますか。 ◎土井逸朗健康福祉部長 ご答弁申し上げます。 現在、大阪府の財政安定化基金におきまして、取り崩し額は約3,000万円を活用することによりまして、試算では第5期介護保険料基準額は1人当たりの月額で約52円下がることになります。 以上です。 ◆2番(山本真見議員) 1人52円、介護給付費準備基金は、以前お聞きしたら、全額取り崩されていて、今回保険料のほうにはもう反映をされないというふうにお聞きしました。それやったら余り軽減にならへんの違うかなというふうに思うんで、市の分だけじゃなく、やっぱり大阪府の拠出金についても、取り崩し分、大阪府に求めていただきたいのと、あとやっぱり一般会計からの繰り入れも必要あると思うんですが、いかがでしょうか。 ○奥山渉副議長 答弁まとめてください。 ◎土井逸朗健康福祉部長 ご答弁申し上げます。 保険料の上昇を抑えるために、法では負担割合が決められておりますので、一般財源を投入することは法の趣旨に反すると思いますので、ちょっと考えておりませんので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ◆2番(山本真見議員) 今の3原則は強制するものではないと厚生労働大臣もおっしゃっております。 ○奥山渉副議長 時間です。まとめてください。 ◆2番(山本真見議員) 以上で私の質問は終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○奥山渉副議長 以上で山本真見議員の質問を終わります。     〔乾議長 奥山副議長にかわり議長席に着く〕 ○乾一議長 次に、藤森洋一議員、登壇願います。     〔11番 藤森洋一議員 登壇〕(拍手) ◆11番(藤森洋一議員) 皆さん、こんにちは。始まる前に大きな声張り上げて、まことに申しわけございません。すみませんでした。 私は、議長が静かにという態度をとられたので、私、静かにと言っただけです。それを、最初に大きな声を張り上げて、まだ時間になってないやないかと言うたんは市長でございます。それだけ皆さん、お含みいただきますようにお願いいたします。 それでは、質問に入らせていただきます。11番議員の市民の会の藤森洋一でございます。議長のお許しをいただき、平成23年度第4回定例本会議におきまして一般質問をさせていただきます。私の質問で定例本会議の質問は最後となります。皆様、お疲れと思いますが、いましばらくご清聴をお願いいたします。限られた時間でございますので、早速通告順に従い質問をさせていただきます。 整理番号67、都市計画道路大県本郷線の今後の見通しについて。未買収用地となっていた2件のうち1件は買収が完了し、現在取り壊し工事に入っていますが、ここの取り壊しが完了すれば、JR大和路線の下を通る道路の工事に入れるのではないかと思うが、大阪府八尾土木事務所からどのような計画になっているのか、話し合いが進んでいるのか、お伺いいたします。 整理番号68、自転車に対する道路交通法の改正について。現在の市内の車道の整備状況では、道路の端がでこぼこしていたり鉄板を敷いてあったりで危険な場所が多い。早急に改善すべき場所を把握しているのかお尋ねいたします。 整理番号69、有害鳥獣駆除について。今年度は有害鳥獣駆除協力員の制度となったが、イノブタ、アライグマ、カラスの駆除頭数は、前年と比べ、どのようになったのかお伺いいたします。 整理番号70、(仮称)地域交流拠点施設について。6月議会でも質問しましたが、その後どのようになっているのかお聞きします。 整理番号71、商店街の活性化について。市内の各商店街で商店の閉店が相次ぎ、シャッター通りになってきているが、どのような対策をお考えかお伺いいたします。 整理番号72、各地域の老人集会所について。地域交流広場ができたり市内各所に葬儀場ができて、老人集会所の利用が減った分、収入も減っています。今後、施設や建物の修理が発生したとき、補助を出すお考えはあるかお尋ねいたします。 整理番号73、小・中学校の防災対策について。ことしは東日本大震災を初め天災の多い年でしたが、学校の防災対策はどのようになっているのかお聞きします。 整理番号74、リサイクル促進事業について。この事業の現状と、老人会等の助成対象団体に追加していただくよう再三要望してきましたが、どうなっているのかお伺いします。 以上で私の1回目の質問を終わります。理事者におかれましては、お疲れのことと思いますが、簡潔、明瞭な答弁をお願いいたします。ご清聴ありがとうございました。 ○乾一議長 藤森洋一議員の質問に対し、答弁を求めます。     〔米岡淳一 都市整備部長 登壇〕 ◎米岡淳一都市整備部長 藤森洋一議員の一般に対する個人質問のうち、私からは整理番号67、68の2件について答弁申し上げます。 まずは、整理番号67でございます。質問事項は都市整備、質問要旨は都市計画道路大県本郷線の今後の見通しについてでございます。 都市計画道路大県本郷線は、国道25号から都市計画道路法善寺築留線までの間、全体延長約604メートルを大阪府八尾土木事務所において事業を行っております。既に国道25号から都市計画道路上市今町線まで約150メートルは、平成19年度末にJR柏原駅前の再開発区域へのアクセス道路として供用開始を行っておりますが、残区間の約450メートルにつきましては、現在用地買収を鋭意進めており、未買収用地は残り1件と聞いており、11月末の用地買収率は約95%でございます。 大阪府では、財務計画の見直しにより、当事業の財源確保がさらに困難な状況となってきておりますが、早期の100%の用地確保を目指しております。 また、現在懸案となっておりますJR大和路線横断部分をJRに委託するべく協議に入っており、この用地買収が完了いたしますと工事進入道路が確保でき、アンダーパスの工事に着手していくことになると大阪府から聞いております。 なお、大県本郷線の長瀬川交差点の構造につきましては、地元説明会を大阪府のほうで以前に開催し、アンケート調査を行っております。このアンケート結果を参考にして、来年度、関係機関と協議を行いながら詳細設計に着手し、詳細図面ができた段階で地元に提示すると聞いております。 今後とも、早期に大県本郷線が供用開始できるよう大阪府に強く働きかけてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、整理番号68でございます。質問要旨は、自転車に対する道路交通法の改正についてでございます。 道路交通法では、自転車は原則として車道通行することになっており、自転車の通行帯としては車道の路肩を通行することになっておりますが、自転車の車道通行上の安全確保についてお尋ねいただいております。 本市といたしましては、車道を通行する自転車の安全性を確保するためにも、現在、市内全域の道路パトロールを鋭意行っているところでございます。特に自転車の本来の通行帯となる車道の路肩も十分点検を行い、自転車の安全な通行を確保してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。     〔渡辺耕次 経済環境部長 登壇〕 ◎渡辺耕次経済環境部長 続きまして、私からは、整理番号69、70、71及び74について答弁申し上げます。 まず、整理番号69、質問事項は産業振興、質問要旨は有害鳥獣の駆除についてでございます。 有害鳥獣の駆除につきましては、本年度、猟友会柏原支部と駆除委託契約が締結できず、この結果8月中旬まで駆除ができない状況となっておりました。このため、猟友会と契約ができるまでの間、緊急に対応するため、報奨金制度を創設し、市内在住者で狩猟免許所持者を有害鳥獣駆除協力員としで募集したところ、10人の応募がありましたので、これを2班に編成し、8月22日からイノシシの駆除業務を再開したところでございます。 11月末日現在の駆除頭数は127頭で、前年同時期の捕獲頭数と比較し93頭減少しておりますが、再開後の駆除は順調に進んでおりまして、本年度末には200頭を超える捕獲を見込んでおります。 また、アライグマ、カラスの駆除につきましては、市職員で対応しておりまして、11月末現在の捕獲頭数はアライグマ24頭、カラスは183羽でございます。 このような状況でございますので、よろしくお願い申し上げます。 続きまして、整理番号70、質問事項は産業振興、質問要旨は(仮称)地域交流拠点施設についてでございます。 地域交流拠点施設につきましては、野菜の直売施設を備えた施設の建設を予定し、建設予定地等の検討を行ってきたところでございます。当初3月議会におきまして、建設予定地を、雁多尾畑の里山公園内を提案させていただきましたが、その後、利用者の駐車スペースの確保、交通の便等の利便性をさらに高める観点から再検討し、6月議会において市役所駐車場内への変更についてご説明申し上げ、複数の議員からご意見をいただいたところでございます。 その後、堅上地区の区長さんから連名で、堅上地区での建設及び建設後の地元での管理運営についてご要望がございました。この要望を受けて、堅上地区での建設について地元で協議していただいておりましたが、8月末に地元での管理運営は困難であると、辞退の申し出がありました。そこで、建設予定地を一たん白紙とし、再度、市関係部局や商工会、JAなどの関係機関と協議してまいりました。 市役所の駐車場内も1つの建設候補地として検討してまいりましたが、施設建設後の運営について関係機関等と協議する中で、中心となる実施主体を確保することが大変難しく、継続的な施設運営が困難であるとの判断に至りましたので、(仮称)地域交流拠点施設につきましては建設を見送ることといたしました。よろしくお願い申し上げます。 続きまして、整理番号71、質問事項は産業振興、質問要旨は商店街の活性化についてでございます。商店街の活性化につきましては、年度当初に商工会とともに連合商店街と協議し、商工会に交付しております地域小規模事業活性化推進事業補助金を有効活用して、JR柏原駅西口前でとくとく市を開催したり、たそがれコンサートを実施し、にぎわいづくりをしながら商店街の活性化にも努めているところでございます。 今後の取り組みでございますが、市内の20店舗程度のお店で利用できるフリーペーパーを近々に発行する予定でございます。より多くの事業者に参加を促しておるところでございます。また、同じく商工会におきまして、現在、インターネット上で市内のお店の情報を発信するサイトの構築の準備も進めております。多くの情報を発信して、商店街の活性化に努めてまいりたいと考えております。 今後、国や大阪府の補助金制度などの情報を提供しながら、商業の担い手であります事業主からも活性化策の提案を出していただけるよう協議を重ね、具体策を検討しながら商店街の活性化に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 続きまして、整理番号74、質問事項は環境、質問要旨はリサイクル促進事業について、事業の現状と老人会等を助成対象団体に追加することについてのお尋ねでございます。 一般廃棄物リサイクル促進事業の現状につきましては、循環型社会の形成に寄与することを目的として、平成18年10月から助成対象団体を子ども会に限定し、新聞、雑誌、ダンボール、アルミ缶の4品目に対して、1キログラムにつき5円を助成する集団回収促進事業として発足させました。 平成22年度からは、助成対象団体を町会、自治会にまで広げた結果、昭和23年11月末現在の対象団体は30団体にまで増加いたしました。この30団体の中には、複数の町会等が1つの団体として活動されているところもあることから、現在では市内114町会、自治会のうち4割を超える町会等で集団回収が実施されている状況にあります。 また、リサイクル4品目の収集量につきましては、平成22年度は平成19年度の約3倍となる83万7,113キログラムと飛躍的に増加しました。平成23年度につきましては、11月末現在の収集量が前年同月比約6%増の41万889キログラムとなっております。 次に、助成対象団体に老人会等を追加することにつきましては、当初子ども会が助成対象団体として登録されていたものが、町会の団体申請と同時に子ども会の団体登録が取り下げられるという事例があったことや、一般廃棄物の減量化には町会等の地区全体で取り組むことも有効とのことから、老人会等が単独で助成対象団体となるよりも、町会等が団体登録された上で、集団回収事業を協力して進められることが望ましいものと考えております。 今後、団体登録のない地区につきましては、さらにリサイクル活動の啓発に努め、市域全域に集団回収を定着させてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 私からは以上でございます。 先ほど、平成23年11月末現在を誤って昭和と申し上げたようでございます。平成23年11月末現在の対象団体が30団体ということに訂正させていただきます。失礼いたしました。     〔北村達夫 政策推進部長 登壇〕 ◎北村達夫政策推進部長 続きまして、私からは整理番号72についてご答弁申し上げます。質問事項はまちづくり、質問要旨は各地域の老人集会所についてでございます。 お尋ねいただいております各地域の老人集会所は、市の補助金や大阪府の補助金などを活用し、老人クラブ常設集会所として整備が進められました。現在、本市には47カ所の老人集会所があり、地域での管理運営のもと、老人クラブにおける各種活動や選挙時の投票所、さまざまな福祉関係の活動、各種自治活勤など、地域に根差した形で活用されております。 しかしながら、建設から相当の年数がたち老朽化が進んでいる施設や、利用内容や頻度の変化により、厳しい運営をされている施設もあると伺っております。市といたしましては、引き続き各地域におきまして、地元の方々の手で、より地元の方々のニーズに合った施設となるよう管理運営に創意工夫をお願いしながら、厳しい財政状況の中で市として何ができるか研究してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。     〔坂口郁夫 学校教育部長 登壇〕 ◎坂口郁夫学校教育部長 続きまして、私からは整理番号73についてご答弁申し上げます。質問事項は教育、質問要旨は小中学校の防災対策についてお尋ねをいただいております。 ご承知のとおり幼・小・中学校等は、本市の地域防災計画において緊急避難場所として位置づけられており、その中でも屋内運動場につきましては、地震など災害発生時の市民の緊急避難所に指定されていることから、これまで優先的に耐震補強工事を行い、平成22年度には、すべて耐震化工事は完了いたしております。 また、小・中学校の校舎棟の耐震化については、まず2次診断を当初の計画より前倒しで実施し、耐震化工事を早期に完了するように進めてまいりたいと考えております。 次に、学校園における防災体制についてでありますが、各学校園で消防計画を作成し、その中で火災や地震等の災害時の対応について定めております。また、保健安全教育の一環として、学校管理下における火災、地震を想定した避難訓練を年に2回から3回行い、避難経路の確認だけではなく、災害に関する学習や防災意識を高める取り組みを行っております。 教育委員会といたしましては、東日本大震災を教訓に、さらに各学校園に対して地震による非常災害時の措置についての指針を示し、児童・生徒の登下校時や在宅時における対応についても指導しております。 今後も、防災、減災の観点から施設設備の安全点検等を行い、災害時の児童・生徒の安全確保のために防災教育を推進してまいります。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 ○乾一議長 以上で一通りの答弁は終わりました。藤森洋一議員、再質問ありませんか。 ◆11番(藤森洋一議員) それでは、番号順に再質問させていただきます。 整理番号67の都市計画道路大県線の今後の見通しについてお聞きいたしましたが、これは詳細図面ができ上がってからでは、市民の方が何言うても通りませんね、でき上がってからやったら。できたら、案ができた段階で何とか住民の方に説明をしていただくようにお願いをしておきます。 続いて整理番号68、自転車に対する道路交通法の改正についてですが、私もこれ、もし道路を走っていて、でこぼこあって、こけてけがでもしたら市の責任になる場合もありますやろ。できたら、危ない箇所から先にやっていただくようにお願いしたいです。特に、柏原中学校から新田ゼラチンに行くあの道ありますね、中学校の前の道。あれの歩道の反対側のところ、歩道の下のところがもうでこぼこです。私も通って、柏原から八尾へ行くのはいいんです、左側は。向こうから帰ってくる左側がもうでこぼこしてます。それで、亀裂もできているので、それにはまったらタイヤがぐらぐらしますんで、できましたら、そういうところからお願いいたします。 次に、整理番号69番、先ほど報奨金制度ということを言わはりましたね。この報奨金制度の内容と、支払い内容と、駆除したイノブタはどのように把握し、解体する場合、どこで解体し、そのとき職員は立ち会っているのかお聞きいたします。 ◎渡辺耕次経済環境部長 報奨金制度と申しますのは、駆除しました頭数に応じて支払う捕獲報奨金と、あと捕獲おりの見回り、それから、おびきえさの管理などの作業に対して手当を支給することにしております。 具体的に申しますと、イノシシ1頭を駆除、捕獲し、駆除、それから確認を経て焼却施設へ搬入した場合は1頭当たり5,000円の報奨金を支給しております。なお、焼却処分に必要な解体を伴う場合は、さらに3,000円上乗せしております。また、見回りにつきましては、1回当たり3,000円の支給となっております。 これらが主な報奨金でございますが、一応10月末現在で申し上げますと、駆除したイノシシが89頭、手当は見回りなどを含め約100万円となっております。また、駆除後のイノシシを解体する場合ということなんですけれども、これは現在、駆除、解体する場合は必要に応じて職員が立ち会っておりまして、また、解体場所につきましては、この今回の駆除協力員の協力を得て、その方の所有地をお借りして行っております。 ◆11番(藤森洋一議員) これ、3月ちょっとで100万円支払っている。去年、22年度の有害鳥獣駆除にかかったお金が130万です。そのときにイノブタは277頭とっています。それから考えたら、この100万円は多いの違いますか、金額にして。それとも、もともと猟友会でとってたら、これだけお金がかかってないと思いますよ。 そやから、私はこれ、もう事業改革どころやないと思います。事業改悪やと思いますよ。そやから、私は何で猟友会にやめたんかというのが不思議でしようがないんですよ。 それともう一つ、もしこの協力員がイノブタの肉を食べたり、友人、知人に渡したら、やめてもらうというのは間違いないですね。 ◎渡辺耕次経済環境部長 まず、後のほうから申し上げますと、肉を私的利用した場合は直ちにやめてもらうという約束になっておりますし、焼却施設の搬入でも確認しておりますので、そういった事実はございません。 それと、まず猟友会のほうにつきましては、猟友会内部のほうで、いろいろと市に問題点を指摘する声がございまして、その辺を正していただき、決算をきちっと出してほしいということを市のほうとしては年度当初から申し上げているところでございますが、今現在、まだそういった形が処理されていませんので、契約できていない状況にあります。 それともう一点、金額の話でございますけれども、昨年まで市のほうに、この有害鳥獣の駆除に関して嘱託員が1人おりまして、その方がかなり猟友会と協力してやっておりましたので、その方の報酬の分は浮いておりますので、今はほとんど、今回駆除員で処理していただいておりますので、その分考えますと、決して高くついているということはないと考えております。 ◆11番(藤森洋一議員) そしたら、その1人の人は今何してるんですか。 ◎渡辺耕次経済環境部長 退職されました。 ◆11番(藤森洋一議員) その人は名前を言うてええんかな。ちょっと名前は言われへんね。それは職員ですか。 ◎渡辺耕次経済環境部長 嘱託職員です。 ◆11番(藤森洋一議員) 名前は言いません、わかっています。その人はその仕事してたん違いますがな。カラスの駆除をやってたんは職員ですがな。その人は何もその仕事していませんよ。私、よう知ってますよ、そんなもん。 ○乾一議長 質問ですか。 ◆11番(藤森洋一議員) いや、もうよろしいです。もう次いきます。 私、これもう一回、猟友会にしてもうたほうがええと思いますよ。もし、この協力員が事故でも起こしたらどないしますの。市の責任ですやろ。これは猟友会に委託した場合はもう猟友会の責任やから、それで私は言うんですよ。万が一のときに市の責任になるの違うかと、それでこの質問をしているんです。もうよろしいです。次いきます。 それとこれ最近、カラスが高井田のほうへよう出てるみたいですね。それ、ご存じですか。 ◎渡辺耕次経済環境部長 カラス、見かけることはよくありますけれども、高井田で特に多いというのは認識しておりません。 ◆11番(藤森洋一議員) いや、多いらしいです。ぜひ駆除のほうもお願いいたします。 それでは整理番号70、(仮称)地域交流拠点施設については、もうやめたと言われたら何も言えませんわな。 それと、もう一つお聞きしますわ。サンヒル柏原の下にあった野菜の直売所がありましたね、プレハブの2つ。サンヒルの下のところに。2回か3回、使うたと思いますねんけど、それ今どないなってるんですか。 ◎渡辺耕次経済環境部長 サンヒルの敷地内でしたところですか。そこはもう仮の場所ですんで、今現在は使用しておりません。 ◆11番(藤森洋一議員) わかりました。それでは次へいきます。 次は、整理の71番、商店街の活性化についてですね。これは、地域小規模事業活性化推進事業の補助金でやっていると。私もとくとく市やたそがれコンサートを見せていただきました。そやけどこれ、柏原市全体の商店街には何のメリットもないと思いますよ。一部だけです。 それで、私思うのは、私の考えですよ、ここで言わせてもらいます。それは市長がどう言うか知らんけど。これ、去年くらいですかな、市長が商店街、皆、閉まっていくというので、市長は商工会にそこを借りていただいて、商売したらどないやという話もしはりました。そのときは、昔の古いお菓子なんか売ったらええの違うんかという話もしはりました。私は大いに賛成ですよ、そのことについて。しかし、いまだにその話はいっこもありません、商工会のほうからは。 ほんで私、思いますねん。昔、12年ほど前にパープルチケットというのを商店街で発行されました。これは、1,000円の金券を10枚、1万円で、それで9,000円で市民の皆さんに買っていただくと。私、それを何とかもう一回活用してほしいなと、このように思います。 それについては、今回、商工会に1,000万の補助金入れています。去年は800万です。私は、その200万を出していただいて、市から300万出して、500万というお金でそのパープルチケットをつくったら、5,000万という売り上げがなります。そうしたら、商店街も潤うん違うかなと、このように私は思っております。私が言うても、さあどうなるか、市長の考え一つやからね。市長、どうですか。 ◎岡本泰明市長 私一人の考え方やとおっしゃいましたけどね、決してそやないです。やっぱり、これは地元の商店街の方が元気を出して、プランを出して、企画をして、やろうかと、そういうことやないと、きょう印刷して券つくったと、持っていくと、持っていったって、それをちゃんと活用してくれるという一つのいわゆる運動母体なり、そういう活動母体なり、そういうものができ上がらないとだめなんです。 先ほど藤森議員、いろいろ考え方ありますので、私がどちらとも言えませんが、この間もたそがれジャズコンサート、それから駅前のイルミネーションの点灯式、寒うございましたが、私もちょっと体が悪うございますけれども、参加してまいりました。たくさんの人が来られています。人、多かったよ。やっぱりそういう形で、初めからどかっと甲子園球場みたいに4万、5万入ると。甲子園球場でも、あれ昔、初めのうちは入らなかったんですよ。だから、それを根気強うに、粘り強うに、ひとつ育てていってあげようと、それをみんなの力で、商工会だけの力ではだめなんです。商工会は要するに商店のことを考えて企画をする、また会員がそれに参加する、市民がそれに協力すると、そういう形のオール柏原という考え方をこれからは育て上げていくということが大事やと思います。 どうぞ藤森議員におかれましては--ああ会いましたな、そういやあのとき、あそこで。ああいう形で、みんな我々でもって育ててあげていこうと、そして商店街の活性化をやっていこうと。あそこだけでなしに、やはり大県通り、それから国分の駅前、また西側もそうですし、ライフのところもそうですし、やっぱり柏原というところは、それからもう一つ、ダイエー跡のね、民間の方がお持ちでございますが、そこなんかも何とかひとつ、まあどう言うんですかね、あそこを歩きますと情けないと。本当に人が、藤森議員の家から歩いて10分、20分のところですんで、痛感なされると思いますが、本当に柏原は寂れたなという感じがします。 それをいつも、何かええ知恵ないかということを話し合っておるんですが、また議員、いいアイデアありましたら、どうぞ提案してください。そしたら、また地主の方にお話をしに行くなり何なり、そういうことで協力して、市も協力は惜しみませんので、何とか物事をつくり上げていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 ◆11番(藤森洋一議員) ありがとうございました。あんなもんあかんわいと言われるか思うてんけど、市長、ありがとうございました。よろしくお願いします。 次いきます。整理番号72、市内の各地の老人集会所についてですが、やっぱりこれ今、みんな難儀してはります、運営上。もう子ども会、町会はお金取れませんね、集会所。そしたら、どうしても電気代とかかさんできたら、収入がないから、できましたら市のほうで何かそういう、こんなんをやれというて、その団体をお願いしてほしいです。 まだ後ありますんで、この項はこれで置いておきます。 次、整理番号73、小中学校の防災教育についてですが、先日、中学校8割に緊急地震速報の受信器が設置されていないということが新聞に載っておりました。柏原市ではどのようにそれを、受信器、あるんですか、ないんですか。 ◎坂口郁夫学校教育部長 残念ながら、本市の学校園には、現在まだ緊急地震速報の受信システムの配備はございません。 ただ、本年9月27日に、文部科学省のほうが平成24年度、来年度から3カ年計画で、この緊急地震速報のシステムを全額国費負担で全国の学校、小中学校に順次配備することを明らかにされていますので、本市としましても、文部科学省のこの導入方針の決定があり次第、今後、各学校園に設置してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◆11番(藤森洋一議員) ぜひ、そういういいことがあるんやったらお願いいたします。 それともう一つ、防災担当教員というのを置くような話がありますが、ご存じですか。 ◎坂口郁夫学校教育部長 これも今回の東日本大災害を受けまして、文部科学省のほうで、子どもたちがみずからの判断で安全な場所に避難できるように防災教育を全国的に見直す方針を定められました。指示がなくても、どうすれば生き残れるかをみずから判断して、主体的に避難行動ができることを目指しております。 このような子どもを育てるために、防災教育の指導者となります全国の教育委員会指導主事等220人を対象に12月から研修を開始しまして、すべての学校に防災の専門知識を持つ教員の配置をすると発表しております。 以上でございます。 ◆11番(藤森洋一議員) これもぜひお願いいたします。 それともう一つ、文科省では来年度から、小中学生を地域の人と学校に、学校へ一、二泊する防災キャンプを試験的に始めるということを言っておられます。もしそういうことがあったら、これ参加していただけますか。 ◎坂口郁夫学校教育部長 前向きに検討はしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆11番(藤森洋一議員) これは来年度は、大阪教育大学の名誉教授がこれをうたってはります。名前は松岡弘、この人が、例えば電気もなしに、ろうそくもなしに、ろうそくのかわりにマジックをろうそくにして、明かりをともすと、そういうこともやっているみたいです。そやから、水道や電気も使わず、そういうので、本当に災害に遭ったような形でやらはるみたいやから、ぜひ参加してほしいと思います。 次いきます。整理番号74のリサイクル事業については、年々収集がふえているとしても、やっぱりまだ大阪府よりも下ですやろ、平均が。私言うのは、老人会、そやけど町会でやらんところは老人会でやったらええという、そういうことをやってほしいです。それとやっぱり…… ○乾一議長 藤森議員、まとめてください。 ◆11番(藤森洋一議員) ああそうですか、わかりました。 そやから、今後いろいろまたこのことについては説明させていただきます。 以上で私の質問は終わります。 ○乾一議長 以上で藤森洋一議員の質問を終わります。 他に個人質疑・質問通告の申し出はありませんので、議案質疑及び一般質問を終結いたします。 お諮りします。報告第20号及び議案第52号から議案第59号、議案第62号並びに議案第68号から議案第70号までの13件につきましては、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○乾一議長 ご異議なしと認めます。よって本13件につきましては、委員会付託を省略することに決しました。 これより本13件を一括して討論に入ります。討論ありませんか。     〔「なし」の声起こる〕 ○乾一議長 討論なしと認めます。よってこれにて討論を終結いたします。 直ちに採決いたします。 お諮りします。報告第20号 専決処分報告については、原案どおり承認することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○乾一議長 ご異議なしと認めます。よって報告第20号は原案どおり承認されました。 続いて、お諮りします。議案第52号 公の施設(柏原市立堅下北コミュニティ会館)の指定管理者の指定について、議案第53号 公の施設(柏原市立柏原西コミュニティ会館)の指定管理者の指定について、議案第54号 公の施設(柏原市立玉手地域コミュニティ会館)の指定管理者の指定について、議案第55号 公の施設(柏原市立国分東コミュニティ会館)の指定管理者の指定について、議案第56号 公の施設(柏原市立堅上コミュニティ会館)の指定管理者の指定について、議案第57号 公の施設(柏原市立学習等供用施設)の指定管理者の指定について、議案第58号 公の施設(柏原市立老人福祉センター)の指定管理者の指定について、議案第59号 公の施設(柏原市自転車駐車場)の指定管理者の指定についての8件については、原案どおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○乾一議長 ご異議なしと認めます。よって議案第52号、議案第53号、議案第54号、議案第55号、議案第56号、議案第57号、議案第58号及び議案第59号の8件については原案どおり可決されました。 お諮りします。議案第62号 長瀬川沿岸下水道組合の解散及び財産処分に関する協議については、原案どおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○乾一議長 ご異議なしと認めます。よって議案第62号は原案どおり可決されました。 お諮りします。議案第68号 平成23年度柏原市国民健康保険事業特別会計(事業勘定)補正予算(第3号)、議案第69号 平成23年度柏原市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号)及び議案第70号 平成23年度柏原市後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)の3件については、原案どおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」の声起こる〕 ○乾一議長 ご異議なしと認めます。よって議案第68号、議案第69号及び議案第70号は原案どおり可決されました。 次に、議案第60号、議案第61号、議案第66号及び議案第67号の4件につきましては、会議規則第36条第1項の規定により、請願第23-2号及び請願第23-3号の2件につきましては、会議規則第133条第1項の規定により、並びに陳情等第23-13号につきましては、お手元に配付しております議案等付託表のとおり、それぞれの所管委員会に付託いたします。     -------------------------------- ○乾一議長 以上で本日の議事日程は全部終了いたしました。あすより20日まで休会とし、21日水曜日に本会議を再開いたしますので、当日は午前10時までにご参集願います。 本日はこれにて散会いたします。 △散会 午後3時3分...