柏原市議会 > 2001-03-14 >
03月14日-03号

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  1. 柏原市議会 2001-03-14
    03月14日-03号


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    平成13年  3月 定例会(第1回)              目次◇開議  午前10時0分 日程第1 市政運営方針に対する質問 日程第2 報告第1号及び、議案第1号から議案第32号まで     *日本共産党代表質問(入倉英男君)……………………………………… 115      市長答弁(山西敏一君)…………………………………………………… 115      再質問(入倉英男君)……………………………………………………… 118     *公明党代表質問(寺元正二君)…………………………………………… 128      市長答弁(山西敏一君)…………………………………………………… 130      再質問(寺元正二君)……………………………………………………… 135◇休憩  午後0時0分◇再開  午後1時0分     *第二自由民主党代表質疑(笠井和憲君)………………………………… 140      理事者答弁      総務部長(酒谷健蔵君)…………………………………………………… 143      都市整備部長(上原秀憲君)……………………………………………… 145      健康福祉部長福祉事務所長(浅野保夫君)…………………………… 147      市民部長(安井 宏君)…………………………………………………… 150      教育部長(古川利章君)…………………………………………………… 153      財務部長(増田純忠君)…………………………………………………… 155      駅前再開発事務所長(松宮嘉則君)……………………………………… 157      下水道部長(前田 弘君)………………………………………………… 157      市立柏原病院長(福井須賀男君)………………………………………… 158      再質問(笠井和憲君)……………………………………………………… 158◇休憩  午後3時10分◇再開  午後3時32分     *市民党代表質疑(浦野かをる君)………………………………………… 166      理事者答弁      健康福祉部長福祉事務所長(浅野保夫君)…………………………… 170      総務部長(酒谷健蔵君)…………………………………………………… 172      市民部長(安井 宏君)…………………………………………………… 173      教育長(舟橋清光君)……………………………………………………… 175      駅前再開発事務所長(松宮嘉則君)……………………………………… 177      財務部長(増田純忠君)…………………………………………………… 178      都市整備部長(上原秀憲君)……………………………………………… 178      教育部長(古川利章君)…………………………………………………… 179      下水道部長(前田 弘君)………………………………………………… 179      市立柏原病院長(福井須賀男君)………………………………………… 180      市立柏原病院事務局長(二階保正君)…………………………………… 181      再質問(浦野かをる君)…………………………………………………… 181◇延会  午後5時43分●平成13年第1回柏原市議会定例会会議録(第3号)      --------------------------------●平成13年3月14日午前10時0分より柏原市議会議事堂において再開      --------------------------------●議事日程 日程第1 市政運営方針に対する質問 日程第2 報告第1号及び、議案第1号から議案第32号まで      --------------------------------●出席議員(22名)         1番     武田安弘君         2番     計盛佐登子君         3番     和田周二君         4番     柳田國晴君         5番     伊山喜二君         6番     松本二郎君         7番     小西康弘君         8番     浦野かをる君         9番     鶴田将良君        10番     堅木照久君        11番     荒藤光子君        12番     巽  繁君        13番     笠井和憲君        14番     乾 幸三君        15番     羽多野正嗣君        16番     中村幸平君        17番     寺元正二君        18番     入倉英男君        19番     桝谷政則君        20番     中野広也君        21番     尾野文男君        22番     松村泰治君      --------------------------------●欠席議員(なし)      --------------------------------●説明のため出席した者の職氏名    市長          山西敏一君    助役          田中聰孝君    助役          家村 勲君    収入役         久世信宏君    教育長         舟橋清光君    水道事業管理者     大木恭司君 総務部    部長          酒谷健蔵君    総務課長        青木弘詞君    自治推進課長      岡本 治君 企画室    室長          門谷敏昭君 財務部    部長          増田純忠君    財政課長        中西 隆君 市民部    部長          安井 宏君    次長兼生活環境課長   山口 稔君 健康福祉部    部長兼福祉事務所長   浅野保夫君 都市整備部    部長          上原秀憲君 下水道部    部長          前田 弘君 駅前再開発事務所    所長          松宮嘉則君 市立柏原病院    院長          福井須賀男君    事務局長        二階保正君 教育委員会    教育部長        古川利章君    次長兼社会教育課長   吉田 宏君    次長兼学務課長     上田康宣君 行政委員会総合事務局    事務局長        坂田尚敬君 水道局    局長          辰巳英彦君      --------------------------------●事務局出席職員    事務局長        山岡 勲君    次長          西尾保弘君    参事兼議事調査係長   岡本文人君    主幹兼庶務係長     平井廉啓君    主査          藤井育代君    事務吏員        畑中一章君 △再開 午前10時0分 ○議長(尾野文男君) ただいまの出席議員21名、定足数に達しております。よってこれより本会議を再開いたします。 △開議 ○議長(尾野文男君) 直ちに開議いたします。 日程第1、市政運営方針に対する質問を議題といたします。 昨日に引き続き、市政運営方針に対する代表質問を行います。本日は、日本共産党の代表質問からであります。日本共産党を代表して入倉英男議員、質問願います。   〔18番 入倉英男君 登壇〕(拍手) ◆18番(入倉英男君) 18番議員の入倉英男でございます。私は、日本共産党柏原市会議員団を代表して、市政運営方針について質問を行います。 質問に入る前に、一言だけ述べさせていただきたいと思うわけでございます。 今、自民党政府の悪政のもとで、住民が主人公の地方自治体を守ろうとする新しい流れや、住民の願いを優先する市長も生まれています。自治体の仕事は、住民の暮らし、福祉、健康を守ることです。市民の不安を取り除き、希望を与えるのが政治ではないでしょうか。さきの市長選挙で再選されたとはいえ、1万1,437票、決して軽いものではございません。謙虚に受けとめて市政を担当していただきたいと思います。市民の目線で市政を運営することを強く求めるものです。 それでは、整理番号順に質問をいたします。 整理番号36、今日、地方自治体は、政府の悪政押しつけと不況の影響で、財政危機が深刻化しています。失政のツケを国民と地方自治体に押しつけていますが、市長として、国や府の動向をどのようにとらえ、どう対応していくのか、お尋ねいたします。 整理番号37番、「市民一人一人の視線に立って」と述べていますが、市民の暮らしや雇用、福祉、介護など、どのように守り進めようとするのか、お尋ねをいたします。 整理番号38番、「第3次総合計画の初年度に当たり」とありますが、21世紀に展望の持てる柏原のまちづくりはできるのか、お尋ねをいたします。 以上で第1回目の質問を終わります。 ○議長(尾野文男君) 日本共産党代表者の質問に対し、市長の答弁を求めます。   〔市長 山西敏一君 登壇〕 ◎市長(山西敏一君) 日本共産党代表の入倉議員さんのご質問3点にお答えさせていただきます。大変広い範囲でございますので、具体的なご質問と違いますので、若干もしまたずれがございましたら、再質問をよろしくお願い申し上げる次第であります。 現在、景気が低迷をいたしまして、それを脱出すべく、国民も、そして政府も一生懸命取り組んでおるわけでございますが、いまだになお脱出ができ得ない、こういう状況にあることも事実であります。また、世界全体に不景気の風が吹き荒れておると、特別な国は別といたしまして、そんなような状況にあることも事実であります。したがいまして、国民全般といたしましては、早く脱出をしてほしい、こういう願いを皆さん持っておるわけであります。 国の方にいたしましても、厳しい財政ではございますが、いろいろ手を打っていただいておりますけれども、現実にそれがはね返ってこない、こういうことも事実でございまして、国はもちろん府の方も、さらに住民に直結をいたしております地方自治体、すなわち市の方も大変厳しい財政状況下に置かれまして、新しい時代に突入をいたしまして、市民要望はより一層複雑多岐にわたりまして、私ども、皆さん方とともにこれからも大変厳しい財政を背負いながら市民の要望を満たしていく、こういう難しい場面に立たされておりますことも事実であります。 当面、政府といたしましては、事業費11兆円の「日本新生経済対策」、こういう名前を打ち出しまして懸命に予算をつぎ込んでおるわけでありますが、そのほかにまたIT情報技術対策に1兆円と、こういう財政的な支出をいたしまして懸命にこれを支えております。しかしながら、大きな経済の流れに抗することができず、不況がこのまま続くものと、こんなふうに予測をいたしております。今や日本国民は、政府に対しまして、新しい時代を先取りし、そして起死回生の非常に難しい場面で、強いリーダーシップを持って政府が働きかけるべきであろう、こんなような悲願を持っておることも事実であります。 なお、地方財政につきましては、国だけでなしに、府の方も私どもは大きく関係があるわけでございまして、府の方にいたしましても、ここ数年、知事がかわる等々の目まぐるしい変動の状況でありますが、国以上に厳しい府の財政につきましては、私どもの経済を直撃し、財政の負担になるわけでございまして、国は行政改革プラン等々を推し進めておるわけでございますが、これらに対しましても、私どもは市長会を通じまして、府の財政の厳しい剣が峰のところから、いろいろ財政再建プランを示されておりまして、それごとにいろいろ交渉いたしまして、しかも厳しく交渉し、府の方針は方針として、市長会は市長会として働きかけながら、漸次それらのことにつきましての改善等々も要望いたしておることも事実でございまして、今後とも府に対しましても市を挙げまして対策をしていきたい、そしてまた府に対しましても物を申していきたい、こんなふうに思っておるわけであります。 一方、地方財政の基本的には、財源そのものが3割自治でございまして、しかも財源は3割でございますけれども、仕事は、ほとんどの細かい仕事を市が一番その最先端としてしておることも事実でございまして、税財政の再配分を求めておるわけでございますが、なかなかそういうわけにいきません。一方、地方分権一括法の中に課税主権が認められておりまして、法定外目的税の創設等がされておりますけれども、その裏面では、地方独自で税財源を求めたら、やはり住民にその財源がしわ寄せになること、これは簡単な事実でございまして、それも思うに任せない。しかも、市ではそのことはなかなか難しい、こういう現況でありまして、私どもは苦慮いたしております。 今後とも、税財政の配分方法の再度見直しを、私どもは地方6団体寄って求めていきたい、こんなふうに考えております。今、私どもは、与えられた今の範囲内で厳しい財政をやりくりしながら、市民の多くの要望、とりわけ教育、福祉等々につきましては十二分に配慮してまいりたい、こんなふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げる次第であります。 2番目であります。市民一人一人の視点に立ってどのように考えておるのかと、こういうことでありますが、特に暮らしが厳しくなっておりますと同時に、雇用情勢は大変厳しくなっておりまして、今、失業率は過去最悪となっております。そして、個人消費の状況も一進一退を続けておりまして、大変厳しくなっております。 したがいまして、私ども地方自治体といたしましては、持てる権限、財政は大変狭うございますけれども、雇用対策につきましてどのようにしたらいいか、こういう非常に限られた分野でありますけれども、苦慮いたしながら勉強はいたしております。最近の国の緊急雇用対策特別交付金の活用もいたしまして、少額でありますけれども、ご案内のように勤労者相談や、あるいは再就職に役立つセミナー、パソコン教室等の充実に努め、今後ともあらゆる手を私どもの打てる範囲内では打っていきたい、こんなふうに考えております。 一方、福祉問題につきましては、高齢化あるいは少子化が進んでまいりまして、介護保険等々の新しい制度ができたわけでございますが、介護保険料につきましても、これは負担が始まっております。しかし、議員の皆さんと相談をいたしまして、介護保険料につきましても、低所得者につきましては減免できるものはしていきたい、こんなことで努力をいたしておりますし、ことしから高齢者が特にふえております家庭、高齢者を守るそれぞれの家庭の大変なご苦労を何とか一部でも助けていきたい、こんなことで、ことしは新しく徘回高齢者の家族支援事業や、さらに乳幼児につきましては、乳幼児医療助成事業の対象年齢を1歳引き上げる、こういうことでことしの7月から実施すべく、現在提案を申し上げておる次第であります。 なおまた、市内循環バスにつきましては、市民の足として大変好評でありますから、もう1台増車するべく今準備中でございまして、4月の初めから、予定は2日ごろ、こういうふうに相なっておりますけれども、循環バスをもう1台を走らせていこう、こんなふうに思っております。 一方、市民の命を守るために、大変厳しい財政ではございますが、今日まで議会でいろいろご指摘を賜りました柏原病院の建てかえにつきましても、この際思い切って、大きな意味では福祉、具体的には市民の命を守る、こういうことから、厳しい財政をやりくりしながら、しかも3期計画と、こういう苦慮した体制で現在着工いたしております。 今後とも、私どもに与えられた財源は大変厳しゅうございますが、十二分に活用しながら、市民の福祉、教育、そして環境のために頑張っていきたいと思っております。 第3番目のご質問であります。第3次総合計画の初年度に当たり、21世紀の展望のもとでの柏原のまちづくりと、こういうご質問でありますけれども、新しい21世紀は、ご承知のように少子高齢化の時代、さらに情報化の時代、国際化の時代、こんなふうに言われておりますけれども、私どもは、今までにない厳しい財政を迎えながら、新しい少子高齢化、情報化、国際化に対応すべく考えてるわけでありまして、市民のニーズ、要望等々を十二分にしんしゃくしながら今後とも頑張っていきたいと思っております。 これにあわせまして、21世紀の展望の指針といたしまして、第3次柏原市総合計画を策定いたしております。そして、市民の多くの要望の中、厳しい財政ではございますが、まずまちづくりにつきましては、3大事業といたしましてJR柏原駅前再開発事業、ようやくにいたしまして、何十年ぶりにいよいよ着手というのか、いよいよ近づいてまいりました。それに関連する上市今町線、大県本郷線、大県本郷線は幸いにいたしまして府道として取り上げてもらっておりますけれども、促進をしていきたいと思っております。さらに、快速停車につきましてもJRに働きかけていこう、こういうふうに一つの事業が進みつつあることは、ご承知のとおりであります。 続きまして、先ほども申しました柏原病院の全面建てかえ、これは着実に進んでおります。もう一つは、近鉄国分駅の時代の要望でありますところのバリアフリー、これにあわせまして、大変長年の念願でありましたところの急行停車、これの実現につきましても急ピッチで進んでおります。今後ともよろしくお願い申し上げます。これらを中心といたしまして、道路、公園、あるいは下水道等々のまちづくりも進めてまいりたい、こんなように思っております。 一方、ソフト面につきましては、福祉と教育を中心にいたしまして、まず教育問題では、青少年の健全育成につきまして、今や我が国の大きな問題であるハイティーンエイジへの対策といたしまして、いろいろ私どもは、小・中学校を中心といたしまして、いつも申しております健全育成会その他の私ども柏原市の特色を生かしながら、充実をしていきながら、青少年の健全育成に努めていきたい、こんなふうに思っております。 また、福祉面では、先ほど申しました大きな広い意味での病院だけでなしに、児童福祉につきましても保育所を中心に充実をしていきたいと思っておりますし、あるいは介護保険等々高齢者福祉につきましても、健康福祉センターを中心に、市の施策、そして民生委員さん、そしてまた福祉委員さん、さらにまたボランティア等々の力もおかりをいたしまして充実をしていきたい、このように考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 終わります。 ○議長(尾野文男君) 以上で一通りの答弁は終わりました。入倉議員、再質問ありませんか。 ◆18番(入倉英男君) それでは、再質をさせていただきたいと思います。 このごろ毎日毎日、テレビとか新聞を見ますと、本当についていけないほど状況が変化してると思うんですね。きょうの新聞を見れば、株価が1万2,000円を割ってしまうと。つい今月の2日ぐらいには、1万2,500円ぐらいで操作されておった株が、もうあっという間にこういう状況になってきておる。それで、今国の方は2001年度の予算を審議しておりますけれども、先ほど市長の答弁の中にもありましたように、一生懸命しておるようやけれども、実際には我々のところに実感としてそういう景気の対策にしても返ってこない。自治体もそういうことを今述べられておりましたけれども、株価の問題でも、私はこんな問題を多く議論するつもりはありませんけれども、ついこの間、9日に緊急経済対策を打ち出したにもかかわらず、途端に株価がダウンしてしまうというような現状で、これはどこまで下がっていくか、もうわからないということを言っておりますね、専門家でも。こういう時代にこそ、本当に国の施策というものは、国民に向けた施策をやらなければならないのにもかかわらず、残念ながら、そういう予算編成になっていないわけなんですね。 盛んに景気対策、財政再建にも配慮した予算だと言っておりますけれども、結果的には、社会保障予算とか、そういったところの国民負担への予算を減らして、また不況対策だと言いながら、一方で依然としてやっとるというのは、公共事業というのはもう頑強に打ち出して減らそうとしない。こういったことでは、本当に国民に21世紀の夢や展望を示す予算になっていないと私どもは考えるわけなんですね。そういう点では、全部が全部一致するかどうかはわかりませんけれども、ほぼここにおいでの人も、今の国の政治のやり方が国民生活や、あるいは地方自治体に対しても十分な施策をやられていないということで、私は一致すると思うんですね。 そこで、具体的に例えば財政の問題で言いますと、今2001年度の通常収支の財源不足で10兆6,000億、それから恒久的減税の影響分で3兆4,300億ということで、合わせますと14兆3,000億円の史上最高の財源不足が出てきておるわけなんです。数字の上ではこれだけ史上最高の財源不足があって、これから地方自治体に対して、それぞれ自治体によって違いますけれども、本当に国の手だてというものが今までどおりきちっと配分されていくのかどうかということも、今深刻に考えていかなければいかんと思うんですね。 従来、地方自治体に対しても、財源不足だということで一定の施策をとっておりましたけれども、例えば法律に規定する財源不足の状況というのは1996年からずっと6年間続いておりまして、国は制度改正か税制改正をやらなんだらいかん時期にもかかわらず、市長もさっきおっしゃっておりましたように、本当に税制改正をやらなんだらいかんのにもかかわらず、96年から一応地方債の増発や地方交付税で、借入金で補てんするということでその場限りでこの間してきたんですけどね。 それで、ことし、そうするとどうなのかということで、本当を言えばもうきちっと税改正をやらなんだらいかんのに、新たに2001年から2003年の策として、臨時財政対策債ということで新たな借金--中身は市長もよくご存じだろうと思いますけれども、こういう臨時財政対策債というのは、結果的には赤字地方債になるわけですけれども、こういうやり方に対しては、どのようにあなた自身はお考えでしょうか。 ◎市長(山西敏一君) 一応政府の方もいろいろ仕事を考えておりますが、財源そのものが不足して、そして私ども地方自治体は、限度がございまして、そういう債券をむやみに発行するわけにもまいりませんし、認めてもいただけません。国の方は、自分の予算でありますから、自分の方で決めて自分の債券を発行する、こういうことで、足らずをいろんなことで国債をいろいろ発行しておると、限度が非常に大きくなりまして、それで何とかつじつまを合わせておると。それを、宮沢財政相は、破局的な局面になっておると、こんなふうに言われておるんじゃないかと。そのことそのものが日本経済の破局というふうなことにつながりまして、それがより一層国民の不安をあおっておると、こういう現況であることも事実であります。 したがって、それはそれなりにやむを得ず発行しておられるのかもわかりませんけれども、それ自身はもうそのときだけでございまして、例えばそれが数年で解消できるものであればいいんでありましょうが、これが長い年月かかっても解消でき得るかどうかということにつきましては、やっぱり国の財政そのものも非常に問題があろうと、こんなふうに思っております。それがひいては不安につながると、こういうことで、日本の経済そのものは、いまだにやっぱり一部ハイテクその他を中心として強いと言われておりますけれども、国の財政そのものが非常に基盤が薄い、こんなことから大変問題になっておると、こんなことが言えるんじゃないかと思っております。 ◆18番(入倉英男君) 私は、例えば景気の問題も本来は議論したかったんですけれども、本当に雇用状況も、支える分母が非常に少なくなってきておるものですから、数字的には、そしたら柏原市に国の影響がどれぐらいあるのかということも後でお聞きしたいと思うんですけれども、それ以外にも、やっぱり経済を支える土台の分母が非常に脆弱、もう本当に厳しい状況になっておりますから、もっともっと国の政治のやり方の影響というものが国民生活や、あるいは地方自治体にかぶさってきておるのが今の現状だろうと思うんですね。 地方自治体の借金も、現在184兆円、ことしは188兆円になるやろうと言われておるわけです。188兆円といいますと、全国の自治体の年間予算の2倍ぐらいの借金を地方自治体は抱え込んでおるわけなんですね。したがって、今お聞きしました臨時財政対策債も、結果的には地方の我々の借金に覆いかぶさってくるわけなんです。 したがって、市長も先ほどおっしゃっておりましたけれども、やっぱり国に対してきちっと物申すということを引き続き態度としてとっていただきたいと思いますし、それから大阪府の問題も先ほどおっしゃっておりましたけれども、今はもう大阪府も非常に財政が厳しい中で、一番地方自治体に手当てをしなければならない分もどんどん切ってきている。それが昨年の老人医療の助成の問題とか、あるいはことしになりまして母子や、あるいは重度障害者、老人も含めた助成の比率が削減されてくると。こういうことからするならば、今、国や府のそういった補助金等の影響がどれぐらい柏原市にあるのか、お尋ねをしたいと思うんですけれども。 ◎市長(山西敏一君) 国と府の合計、高齢者あるいは児童、この福祉を全般に詳しく調査はすぐできませんが、高齢者関係、老人福祉関係ですね、それから児童福祉関係、これの国と府の補助金の減額によりますところの影響額は約7,000万円、こんなふうに思っております。 ◆18番(入倉英男君) 私ども、今まで国や府に対してもきっちりと物を申してきました。市長自身も、そのように国に対しても府に対してもやっぱり今後ともきっちりと物を申していく、こういう姿勢であれば、私はそういう面については大いに応援もしていきたいというように考えておるわけなんですね。その点は、ますます厳しい中でも、そういう姿勢は今後も貫くのかどうか、再度お聞きします。 ◎市長(山西敏一君) まず、府に対してであります。これは国に対してよりも私どもは一番機会が多うございます。府に対しましては、前の知事も今の知事もそうでございますが、大変厳しく私どもは申しております。特に私がお世話をしていましたときは、申し上げるというよりも、闘うというと語弊がございますが、非常に厳しくこれに対処をしてきたつもりであります。したがって、特にこの2年間につきましては、かなり厳しく、今までかつてないほどかなりけんけんがくがくやりました。したがって、私どもは、府の示された当初案そのものを全部ストレートにのむことなしに、府の方もそれで考えてくれまして、私どもとしては不十分でありますが、いわば折衷案的なものを出していただいた、こんなふうに思っております。府に対しても厳しくこれからも強力に当たっていきたい、こんなふうに思っております。 また、国につきましても、いろいろございまして、全般的に私どもは国に対して闘うとか、物申すとか、こういう場面が少のうございますが、一つの例でございますが、これははっきり物を申して頑張っていかなければいかん、そしてその反対運動は反対運動としてしていこうというのは、例えば道路関係のいわゆる揮発油税、ガソリン税です。今の宮沢大臣でありますが、この道路特定財源を、厳しい政府の財源の中で一般会計の方に回そうと、こういう動きが去年からございまして、自民党の政調でそれがやや認められかけまして、その終わりごろに、それはおかしいということで、私どもも運動をいたしました。市民の、特に運転者が目的税として払っておる税金を、それをその人たちの了解なしに一般財源に持っていくとはけしからんとかなり強硬な運動をしまして、直接大臣にも申しましてかなり激論を闘わせまして、これらにつきましては事なきを得たと、こんなことを思っております。 国に対しましては、言える場所が少のうございますが、もちろん国に対しても厳しく当たっていくことは、今までどおり変わりありません。一生懸命今までより以上に頑張ろうと、こんなように思っております。 ◆18番(入倉英男君) ぜひそういう姿勢を貫いてほしいと思うんです。もちろん我々も、これから議論する問題で、いいものはいい、市民にとってぐあい悪いものについては悪いということで、こういう是々非々の姿勢というのをきっちりとっていきたいということを、この項では申し述べておきたいと思います。 次に、市民の暮らしや福祉、雇用を守る問題ですけれども、先ほどから議論しておりましたけれども、特に国の政治による年金制度の改悪、保険制度改悪など、いわゆる社会保障というのが全体的に大きく影響して、市民生活には大変な状況で直撃さておるわけなんですね。景気回復もなかなか望めない。それに輪をかけるように社会保障の面でも大きく国の施策が追い打ちをかけようとしておる中で、1つ目は、今年1月から医療制度の改悪がございました。特に老人医療制度の改悪というものは、全体的には、これは大阪の保険医協会が2月初めに調査した中身ですけれども、9割以上の患者さんが窓口負担が高くなったと。 これはどういう調査をしたかといいますと、病院と診療所、そこに来た人も含めて70歳以上の患者と、それから診療所と病院で調査をしている内容なんですけれども、その中身では、まず、窓口の負担が高くなって非常に困るというのが26.3%、高くなったというのが29.2%、合わせて55%の方が高くなったと。また、高くなったけれどもやむを得ないと言われておるのが38.6%で、合わせますと9 割以上の人が窓口負担が高くなったということを調査の中で答えておるわけなんですね。 それで、それだけ高くなったけれども、今後どういうように対応するんだということを調査いたしますと、今までと同じように行くというのが53.8%、受診回数を減らすというのが22.6%、複数で受診を行っているのをやめるという人が14.1%、これが2つ目の問題。それから3つ目は、外来患者数も減ったというのが68.8%、変わらずが23.1%、ふえたというのは3%ほどで、これはその時期によって違う。 この結果を見ても、昨日来の答弁を聞いておりますと、柏原市民病院も実際に入院患者あるいは外来患者が減っていると。これはもう決定的に、こういった医療改悪というものが実際に受診しておいでになる方に大きく影響しとると思うんです。 きょうも、私、ここへ出てきしなに電話がありまして、その方は、市の一部負担を利用させていただいておる人ですから、入倉議員、4月からどうなるんですかということなんです。柏原病院で今2つの科にかかっておるというんですね。今までは何とか市がお手伝いをして、そういった人の負担を少なくしておるんですけれども、実際に4月からどうなるんですかということで聞かれたときに、市長、ずばりお聞きしますけれども、3月末まで続けられるこの施策についてはどのようにされようとしておるんですか。 ◎市長(山西敏一君) 今は何とおっしゃいましたか、ちょっと……。 ◆18番(入倉英男君) 今、非課税の世帯の方に一部負担ということで市がお手伝いしていますね、医療費。言うてる意味がわかりませんか。この1月1日から、普通の方が病院においでになったら、今まで530円であったのが、もう1割定率で取られておるわけですね。そういった人はもうもろに影響しとるんですよ。しかし、まだ柏原市では、住民税非課税の方は一部お手伝いをしてますね。しかし4月以降はどうなるんですかと、私はお聞きしとるんです。 ◎市長(山西敏一君) 老人医療の助成につきましては、私どもは府といろいろ交渉いたしまして、今までの経過につきましてはご承知のとおりであります。したがいまして、私どもは、府で切られた分を市の方である程度補てんしてまいりました。しかし、それにつきましても、一つ限度があるんじゃないかと、こういうことで、この3月までは実施しておりますが、一応今日まで続けてまいりましたが、これから先のことにつきましては、残念ながら続行は、市の財政もございますので、実情はよくわかります、実情はよくわかりますが、現実的に引き続きということは非常に至難であると、こんなような判断をいたしておる次第であります。 ◆18番(入倉英男君) 実情はわかるけれども、結果的にはそこから先はお手伝いができないというような中身だろうと思うんですけれども、さらに介護の問題で言いますと、10月からは65歳以上の方々も100%保険料を徴収されておるわけなんですね。私は、保険料、利用料の軽減は当然だと思うんですけれども、問題は中身なんです。国の本当にひどいこういうやり方に対して、きょうも朝テレビでやっておりました。見た方もおいでになると思うんですけれども、大阪府下の元市長をされていた方で奥さんの介護のためにやめられた方が、テレビに出ておいでになりましたけれども、その人が最後に言うておりました。聞いたと思うんです。行政がどれだけ介護に手を入れるか、このことがもう決定的だと言うとるんですね。 ところが、今、介護の問題というのはだんだんだんだん全国的に行政から手を離れていっとるわけです。いわゆる民間のそれぞれの業者にお願いし、あるいは民間が介護に行くものですから、この矛盾というのは、もう実際に体験しとる方が一番よく知っておいでになると思うんです。従来の市の施策で、あるいはそれぞれ介護保険以前の施策でやっておれば、ホームヘルパーさんも月2回来てもろた、あるいは多い人では日に2回来てもろた、そういうことができたのに、保険料あるいは利用料を計算したら、とてもとてもそういうことはもう望めないと。 これは生きた人間の暮らしですよ。実際に柏原市民の方も、私は前から何回も言いますけれども、介護を受けたくても、実際に受けたらお金が要る。ここは、もう行政が手を、また国がもっともっと力を入れていかなければ、もう民間任せで、ともかく手続だけしてあげたらいいという問題じゃないんです。私は、きょうの朝のテレビを見て、この元市長さんは本当に行政を担当しておられた方やなあと思うわけなんですね。 老人医療の一部助成の問題でもそうですよ。細かい話になるかもわかりませんけれども、あなたが一番親しくおいでになる隣の羽曳野市の市長さんは、新しい市政運営方針で引き続きやると言ってるじゃないですか。私は、今一番大事なのはここだろうと思う、市民一人一人の立場に立ってというところは。 少しお聞きしますけれども、あなたは市政運営方針でも「公正・誠実・清潔」という言葉を毎年使われますけれども、公正という意味は、字のごとく公平で邪曲のないこと、よこしまや不正のないことですね。誠実というのは、他人や仕事に対してもまじめで、真心がこもっていること。清潔は、人格や品性が清く潔いことだと、こういうことをあなたは精神上のモットーとして掲げられておりますし、その前に、「人間尊重」という言葉も盛んに使われております。これは簡単に言えばどういう意味で言われているんですか、よく使われますけれども。
    ◎市長(山西敏一君) 人間尊重、これは基本的なことでありますが、英語で言いますとヒューマニズム、日本語で言いますと人間尊重、若干ずれがあるかもわかりませんが、やはり環境等々につきましてはいろいろ変わってまいります。しかし、それはそれなりに、環境の方は環境で残しながら、人が環境の中でそれを楽しむ、こういうこと全体の歴史的な人として、いわゆる人間の住みやすいというとずばり言い過ぎかもわかりませんが、人が自然の恵みを享受しながらそこで住んでいく、これが人間主義と、こういうことになるんじゃないか。 もう一つはやっぱりヒューマニズムという、これは英語でございますが、やはりそれに象徴されておりますように、人と人とのつながり、人は人として、家庭はもちろんでありますが、地域として仲よくしていく、これが人間主義と、こういうことになるんじゃないかと、こんなふうに思っております。 ◆18番(入倉英男君) 私はちょっと引いてみたんですけれども、人間尊重は、社会的存在として人格を中心に考えた、それから、とうといものとして重んずることと、こういうところから、言葉ではいろんなことを使うんですけれども、問題は、柏原に住んでおられる市民の方々が日常どういう生活をされているか、どういう気持ちであしたから生きていこうかという、その心というのが本当にこの言葉どおり生かされているかといえば、残念ながら私はそういうようになっていないのじゃないかというように思うんです。 例えば、私は冒頭でも、新しい政治の流れが出てきていると言いましたけれども、例えば長野県でも、従来の自民党を中心としたオール与党の政治に対して、田中知事が昨年誕生いたしました。この田中知事は、従来のやり方でなく、県民の声を直接聞いてあげて、だめなものはだめだということで英断をされております。それから、鳥取県の片山知事、この方も県民の中で選ばれた知事だと思うんですけれども、昨年、西部地震が起こりましたね。この片山知事は、被災した住民の住宅をまず何とかしなければならないということで、補修に対して補助金を出しました。いわゆる住宅再建支援策を出しました。 それで、私はこれもこの方がテレビで対談しているのを聞いておりましたら、なぜそういうことをされたんですかと質問されておりました。そうすると、震災に遭ったところは比較的田舎の部分なんですけれども、このまま被災したところの集落をつぶれたままにしてほっておけば、県が何の対策も打たなければ、もう離散してしまう、離れてしまうというわけなんですね。その方々は、子どものところに行こうか、もうこんなところには住まれんということで、長年住んでおったところから離れてしまう、過疎になってしまうということで、それではせっかく今まで住んでいた人のコミュニティやバランスが崩れてしまう、こういうことまで言って、具体的に対策をやっておるわけなんですね。 私は、こういうやり方というのは、今一番柏原市民が国の施策に対して--これでもか、これでもか、もう市民の人はどうしようもないんですね。市はまだ幸いにして市債とか、いろんな手だてはありますけれども、市民の方は、勝手に入倉債や、あるいはだれそれ債やといって借金をつくることはできないでしょう。そのときに地方自治体あるいは行政のとる態度というものが一番求められているように思うんですけれども、こういった長野や鳥取の知事のやり方、もちろん全国にもっとたくさんすぐれた市長さんもおいでになるやろうし、あなたも28年間も市政を担当されて、さらにこれから担当しようとするときに、こういう他市あるいは他県のやり方に対して、今私が求めているようなことについて、どのようにお考えでしょうか。 ◎市長(山西敏一君) 大変抽象的なことでありまして、短時間に一概にそれを論評するわけにはまいりませんが、新しい発想というのは、それは必要であろうと思っております。したがって、やはり新しい発想というものは、別にそれはそれなりに時代に応じまして考えていくべきであろうと。同じ続きばっかりでなしに、新しい発想というのは、これはこれなりに一つの新しい発想に向かいまして努力すると、こういうことは大いに必要であろうと思っております。 それから、後半で言われました災害云々等々につきましては、これまた災害とか云々は突発的に出てくることでございまして、それらにつきましては、そのときそのとき、これこそまず臨機応変に考えていくべきであろうと。今までの形態とか今までのルール、こういうことだけでなしに、臨機応変に災害は考えていくべきであろうと、これは私どもも常に職員と考えておるわけでございまして、例えば阪神大震災等々につきまして、また柏原でもいろんな災害等々がございます。このときには、今までのルールは別として、その個人、その事業、それだけに即的確な判断をして、しかも迅速に対応することが、やっぱり私ども役所にとりましても、また責任者にとりましても大事であろう、こんなことに考えまして、それはそれで考えておると、こんなふうに思っておるわけであります。 ◆18番(入倉英男君) くしくも災害という言葉を使われました。私もきょうはこのことは言わずにおこうと思ったんですけれども、それなら言いますけれども、あなたは国分小学校で火事があったときに、もう随分古い話になりますが、子どもたちの鍵盤楽器や習字の道具が焼けましたけれども、あのときに私は、せめて焼けた鍵盤楽器だけでも市が何とかお手伝いしてあげたらどうですかと。このことについても、あなたは頑強に首を縦に振りませんでしたね。その方々は、市のそういう施策、あなた自身がとったやり方が一生頭の中に残っておられるし、恐らく成人されておいでになると思うんです。もう10数年前の話です。 口では確かにそういうように言いますけれども、実際に市民が一番困っておるときに、手だてというものをなかなか打とうとしない。今、介護保険や、あるいは老人医療の助成が打ち切られて、市民の中には、こんなひどい仕打ちは何とかしてくださいと、これが今現状なんですね。したがって、自治体が税金の使い方を改めて、住民福祉を守る立場に立つ、そういう姿勢を私はぜひ貫く時代だろうと思うんです。 全国からでも柏原市に来れば、もう福祉の先進、トップをいっているという日本全国どこにも負けないような福祉先進都市に、財政の使い方によっては、あなたの市政の運営のやり方によってはできるんですね。このことを、私は本当に求めていきたいと思うんです。このままであれば、28年間も市政をやり、あるいはさらに4 年間あなたに市政を預けても、やっぱり温かみのない冷たい市政というように市民は感じるでしょう。今一番市民が求めているのは、人としてだれもが大切にされる、安心して暮らせる柏原市であると、このことを私は強くあなたに申し述べたいと思います。 次の問題ですけれども、一つは、前回、昨年の12月議会でも同僚の桝谷議員が少し議論したんですけれども、市長自身は、21世紀に向けてこの柏原市の人口推移等について、第3次総合計画では願望的な数字で10万人目標を掲げておりますけれども、どのように考えておいでになりますか。 ◎市長(山西敏一君) 第3次総合計画では、一応想定は、数字といたしましては10万人を推定しております。これは前回の本会議でもお答えしたとおりであります。 ◆18番(入倉英男君) 私どもで調査いたしますと、平成12年で7万9,000人少し、それから、ここ10年ほどは若干人口の伸びはあるとしても、平成37年、今から24年ほどすれば、もう7万5,000人ぐらいになるだろうと。それを信じるかどうか。ただ、私ども独自でいろいろ専門家の意見も聞きながらこういう調査をして、この前も言いましたように、関西、特に大阪の衛星都市というのは、どんどんどんどん人口が減っていっているのが現状なんです。 したがって、総合計画でも10万人計画はいかがなものかということで議論しましたけれども、具体的には、あなたが一番目玉にしております例えばJR柏原駅前再開発の問題ですけれども、今やろうとしているやり方は、柏原の都市計画の中身というのは、都市マスタープランを計画するときにも、大体5つのゾーンでそれぞれアンケート調査もされて、国分で2つのゾーン、柏原で2つのゾーン、そして堅上で1つ、こういうゾーンでそれぞれまちづくりあるいは描き方をしておいでになると思うんですけれども、特に駅前再開発の問題で、国分の駅前再開発のときには、やっぱり人口が急激にふえている時代だったろうと思うんです。これからやろうとしております再開発事業というものは、柏原の人口というものがそんなに伸びない。1990年代の再開発事業、特に地価がいわゆる右肩上がりの状況のときは、保留床を売ればちゃんとお金が入ってくる、こういうやり方で、全国のあらゆるところで駅前再開発等々を行ってきたわけなんです。 それで、阪神間では各駅停車できるほどあらゆる駅で再開発事業がやられてきたんですけれども、実際に時代が変化をいたしまして、今、車社会が到来して、生産緑地法の改正によりまして、どんどん農地から宅地に転向されて、大型店舗がどんどんどんどん駅前の中心部から外に建てられていくような時代になってきておると思うんですね。私はこのこと自身をいいと言っているんではないですよ。そういう中で、1990年代の再開発の採算成立条件というものが急速に減退してきています。 調べてみると、例えば青森の東口、ここも西武百貨店が来るというのが撤退、それから、千葉県の船橋に大丸が来るというのが撤退、大和郡山市でもそごうが撤退するなど、駅前再開発についても、大手スーパーや百貨店と言われているところも、進出を躊躇しているというのが今の実態だろうと思うんです。そういう中で今進めようとしている再開発事業というものが本当に効果が期待できるかといえば、私はもう決してそういう効果は期待できないというように思うんです。 昨日からの議論を聞いておりましても、しかも駅前再開発の問題点というのは、どこでも、まず事業への住民参加というのは形式的。2つ目には、借地借家人はなかなか残ろうと思っても残れない。それから3つ目は、保留床が売れない。4つ目は、市財政に大きな負担になる。大体どこの駅前再開発でも、こういう問題点が挙げられておるわけなんですね。それでも、あなたは柏原市のビッグプロジェクトの一つの大きな柱としてやろうとする。 私ども共産党の議員団は、先日も兵庫県に行ってまいりまして、それぞれ阪神の再開発事業も勉強してきましたけれども、こういう冊子を出しておるわけなんですね。「ゆきづまる阪神7市の再開発」という冊子が出まして、これを毎日新聞やいろんな新聞が取り上げて報道しておりますけれども、実際に再開発事業を担当している職員の方も、この冊子を読んで、ああ、そういうことなのかと気がついたということも出ておりました。 私どもは、尼崎の隣にあります立花という駅に実際に視察に行ってきたんですけれども、ここは去年4月にオープンしたんですよ。オープンしたときから、もう大きな保留床が空になったままで、私どもがせんだって行ったときにも見てまいりましたけれども、一番広いフロアの2階、3階がずっとあいておるわけなんです。そうすると、いろんなやり方というのは、きのうからの答弁では、民間かだれかに売りつけて買ってもらうのか、何かやり方はわかりませんけれども、まずそういう方法をするにしても、市が莫大な資金を投入してやるんでしょう。 あなたにこういうことを言っても、あなたはそのことについてはなかなか、何を言うとるかということで、そういう態度でいるでしょう、今でも。だけど、本当にもう一遍見直すということが、私は今一番大事だと思うし、しかも、膨大な市の財政を投入するわけでしょう。このことにつきましては、具体的にはまた議案質疑の中でも議論させていただきますけれども、私は、事業認可を取得する前に、再開発ビルそのものを思い切って改める、見直す、そういう勇気を持ってやっていただきたいと思うんです。 それともう一点、山間部の問題でお話ししますと、特に堅上は、先ほど言いました都市マスタープランの中でも一つのゾーンなんですね。しかし、今度の市政運営方針を読んでみますと、あなたは堅上地域に何をしてあげるんですか。結果的には、産業廃棄物の3市の最終処分場等々ができるかもわかりませんけれども、28年間のあなたの市政で、山間部に対して何をしてきたんですか。本当に何のかけらもないでしょう、市政運営方針の中にも。 特に東山については、再三産業廃棄物の問題も言ってきました。産廃の問題では、河内長野市は今、産廃業者と争いをしとるんですね。そこまで英断をもって、河内長野市では、市民9万人が署名された請願を議会で採択して、議会挙げて、市を挙げて、日野谷というところに産廃業者が申請したのを断って、今裁判闘争をしておるわけです。ここでは、住民補助参加ということを住民が申し入れをして、市と一緒になって業者に対して裁判をするということで、これも申し立てが認められておるわけなんですね。 28年間の市政で、今度の市政運営方針の中でもせめて何か一つ明るい展望が見い出せるのかなと思いましたが、例えば私が16年前からずっと主張しております山間部の下水道対策でも、さきの9月議会の私の質問の中で担当助役が、ことしの第4次五箇年計画の中ででも工事に着手します、もうこの中でやりましょうと言っているにもかかわらず、あなたの市政運営方針にはなかなか載らない。堅上地域も柏原市ですよ。このことについても言えば、あなたはもう長々と答弁して、私の発言する時間を残さないほど言われる。私はもうそういうことはわかっておるんですね。しかし、これは住民が、堅上の人が切々と訴えとるわけなんです。一つのゾーンでしょう、貴重な。 したがって、駅前の問題や、あるいは山間部の問題も、先ほど福祉の面でも言いましたように、財政の使い方によっては、本当に市民に喜んでもらえるような運営ができる。一つ間違えば、大量の資金を投入して失敗すれば、市民にそのツケが回っていくんですよ。あなたがやめたぐらいでは、責任のとり方にはならんのですよ。全部借金を背負って返してやるんならいいですけれども。 もとに戻りますけれども、今、阪神間でも大変な借金だと言うとるんです。阪神間だけでも、予算的には、神戸に2つ目の海上空港をということで、住民が反対しておりますけれども、神戸空港をつくるぐらいの予算が今、駅前再開発の中に投入されておるんですね。それで、ほとんどもうお手上げになっておるんですわ。そういう90年代のやり方を、あなたは引き続きやろうとするのか、それとも改めるのか、最後に堅上の問題も含めてお答えを願いたいと思います。 ◎市長(山西敏一君) まず、前半の駅前再開発の問題でありますが、行政は生き物であります。また、一つの指針といたしまして、前市長も総合計画の中で言われました。都市は生き物であり、生々流転を続けておると、こういうことをその当時のマスタープランの中で言われております。まことにそのとおりであります。したがって、私どもの市、また国、それぞれの時代背景とともに変わってまいります。また、それに対処するのが私どもの仕事であり、それを議論するのがこの議会の場であろうと、こんなふうに思っております。 したがいまして、駅前再開発もかつての駅前再開発と変わってくる、これは当然であります。それは同じであります。それで、その見直しをするのは、これは当然であります。そうすると、見直しをしたのか、してないのか。しております。当初は6.5ヘクタールという計画でありました。これはかなり膨大な計画でありました。それはやっぱり時代背景として非常にそぐわないだろうと、こういうことで2.3ヘクタールに限定をし縮小いたしました。それからずっと続けておったんでありますが、バブルの崩壊後、これはやっぱり大き過ぎる、こういうことから1.1ヘクタールに縮小をいたしました。そして時代背景といたしましては、現在の景気状況を見直して、これを見直してきたわけであります。それが駅前再開発であろうと思っております。 そうすると、今話を聞いておりますと、駅前再開発はせん方がいいのかなと、こんなような錯覚すら起こすわけであります。これを8万市民に仮に問うとしたら、駅前再開発をするなという人はほとんど少ないであろう、私はそういうふうに自信を持っております。したがって、議会へも、12月議会も9月議会も、今から30年ほど前には反対されておりましたその地域の方々、住んでおられる人々、商売しておる方々、転出しようかどうしようかと、こういういろんなことで思いを持っておられた、すべて反対された方々が、今度は逆に、今回こそやらないかん、これを見直さなければ、これをやらなければ、文字どおり千年に悔いを残す、こんなことでみずから来られておりますことは、ご承知のとおりであります。 先般も、10日ほど前に説明会をいたしました。いろんな問題点が、何人かはいろんなことで議論が出るかと思っておったんでありますが…… ○議長(尾野文男君) 時間が参りましたので、まとめてください。 ◎市長(山西敏一君) そういうことで、1.1ヘクタールにしております。しかし、先ほど申しましたように、好景気のときのように保留床を全部売ってしまうということは非常に難しい、こういうことはご案内のとおりであります。したがって、私どもはそれに合わせておるつもりであります。今こそやるべきであろうと、こんなふうに考えております。 堅上の問題でございますが、今話を聞いておりますと、山間開発を促進せよと、こういうふうに言われておるんじゃないと思いますけれども、堅上は堅上なりに、頑張って私どもはしていきたいと思っております。 ○議長(尾野文男君) 以上で日本共産党代表者の質問を終わります。 次に、公明党を代表して寺元正二議員、質問願います。   〔17番 寺元正二君 登壇〕(拍手) ◆17番(寺元正二君) 17番議員の寺元正二でございます。平成13年第1回定例本会議におきまして、市政運営方針に対し公明党を代表して代表質問の機会を与えていただきました議員各位に厚く御礼を申し上げます。 まず、さきの市長選挙におきまして、現職山西市長が8期目の当選を果たされました。まずもって心よりお祝いを申し上げます。 今回の市長選挙では、山西市長の多選問題が焦点の一つでありましたが、我々市議会議員同様、市長も4年に1回、選挙選を通じ市民に信託をいただくことになり、今回も市長の多くの実績と行政手腕を評価され、柏原市民から向こう4年間の市政執行を託されました。どうか市政運営方針で述べておられますように、初心の原点を忘れず、市民本位で、公正・誠実・清潔を基本姿勢として、厳しい経済状況の中、財政状況も非常に厳しい状況になっておりますが、どうか持ち前の粘りで柏原市の発展に全力を挙げていただきますようお願いを申し上げまして、質問に入ります。 整理番号39番、今も申し上げましたが、長引く不況による税収の落ち込みが続く今日、柏原市の現在の財政状況と今後の財政見通し並びに財政計画についてお伺いをいたします。 整理番号40番、恩智川多目的遊水地計画の見通しにつきましては、さきの質問者の質疑で計画が長期化されるようでございますので、地元柏原市として完成を早めるために努力をしていただきますよう、強く要望しておきます。 整理番号41番、柏原市が計画されております仮称IT児童会館についてまずお伺いをいたします。私ども公明党は、毎年の予算の要望の中で児童館の建設の要望をしてまいりました。今回計画されております児童会館はIT児童会館と位置づけられておりますが、私は、学校教育、とりわけ公立小学校からITすなわち情報通信教育科目があり、今回計画されている児童会館は、文化センターに隣接する柏原東小学校もあり、また文化センター敷地内には公園もございますので、児童が自由に伸び伸びと遊びを通じ友人づくりやいろんな体験を通し成長していく施設になればと考えておりますが、文化センター1階に児童館を設置されるお考えはないのか、市長のお考えをお伺いいたします。 もう一点、柏原保育所の建てかえ計画をされておりますが、JR柏原駅前に位置する保育所でありますので、駅前保育所と位置づけ、時間延長や一時預かり、またゼロ歳児も預かる保育所として運営をしていただきたいと思いますが、市長のお考えをお伺いいたします。 整理番号42番、重点施策の中で、市長が特色ある農業振興に努めると述べられておりますが、具体的にどのような事業を推進されるのか、お伺いをいたします。 整理番号43番、分権型社会に向け、市長は、市民参加と協同による地方自治を確立するため、柏原市において自主・自立性を高め、市民の皆さんに開かれた市政を基本として努力をすると述べられていますが、後に出てきます市の合併問題と関係してまいりますが、自主・自立性を高めると述べられているように、市長は現在の行政単位で柏原市の新しい歴史を築いていかれるのか、お伺いをいたします。 また、市民参加の問題では、私は、これからのまちづくりは行政主導型から住民主導型で行っていくべきだと思っておりますが、市長のお考えをお伺いいたします。 整理番号44番、公明党が我が党の重点施策に掲げ推進してまいりました、だれもが快適に暮らせる障害のないまちづくりが、国において平成13年度予算や制度面に大きく反映し、前進をいたしました。その具体的な成果の一つが、平成12年11月に施行されました交通バリアフリー法であります。これは、お年寄りや障害者が鉄道やバスなどの交通機関を安心して利用できるように、すべての交通事業者に駅など旅客施設のバリアフリー化を義務づけた法律であります。これによって、駅、空港などにエレベーターやエスカレーターを設置するほか、お年寄りや障害者が一人で安心して外出できるように、歩行空間のバリアフリー化を進めていくものであります。柏原市の基本構想についてお伺いをいたします。 整理番号45番でございます。地域情報化の推進について3点お伺いをいたします。まず、地域情報化の必要性と本市の現在までの取り組み状況並びに今後の情報化についてお伺いをいたします。 次に、整理番号46番、ボランティア団体の育成についてであります。近年、有珠山噴火、三宅島噴火、また東海豪雨、洪水、西部地震など、大規模な災害が続いております。さらに、今後、大規模震災の発生も危惧され、地球温暖化などによる環境災害なども懸念されていることから、21世紀は「災害の世紀」とも警告をされております。災害の観測体制や防災訓練体制などを充実させるとともに、災害後の救済、復旧、再建の各種対策が迅速かつ円滑に実施できるよう危機管理体制を強化しながら、防災意識の向上のために、大規模災害に備えた行政と市民ボランティア、企業などの連携による防災援助ネットワークの構築を推進し、さらに組織された幅広いボランティアを育成していく必要に迫られております。柏原市の現在の各ボランティア団体の活動状況と柏原市のボランティア団体への支援体制についてお伺いをいたします。 整理番号47番、急速に進む高齢社会に伴い、国民健康保険事業において、高齢化に伴う医療費の増嵩は、国保財政に大きな問題となっております。これから一層の高齢化を思うとき、被保険者はもとより、全市民の健康づくりへの取り組みが大きな課題と考えております。柏原市の健康づくり推進についてお伺いをいたします。 次に、整理番号48番であります。私たち人類は、物の豊かさを追い求め続け、大量生産、大量消費、大量破棄という経済活動、いわゆる消費型社会を続けてまいりました。この消費型社会の文明がこのまま成り行き任せに進めば、世界の森林や生き物は減り続け、石油を初めとした化石燃料が枯渇し、この地球上には廃棄物や有害化学物質があふれてしまいます。それがもたらす影響は、ダイオキシンや環境ホルモン被害など、想像もしなかった化学物質の発生による公害や酸性雨や砂漠化に見られるような環境破壊として人類に襲いかかっており、さらに全地球的には、フロンによるオゾン層の破壊やCO2 の排出による地球温暖化に伴う異常気象や生態系の崩壊が待ち受けております。地球温暖化防止を初め、人類の生存基盤であるこの地球環境を損なわず維持し、回復させるには、世界じゅうの国々がこの浪費型社会を見直し、資源を大切にしなければなりません。だからこそ今、すべてのシステムを循環型社会へと転換しなければならないのであります。それが人類を救う21世紀の国の形なのであります。そこで、循環型社会形成推進基本法に基づく本市の取り組みについてお伺いをいたします。 整理番号49番、地域防災についてお伺いをいたします。大阪府は、阪神・淡路大震災を教訓に、危機管理体制の強化、災害に強いまちづくり及び地域防災力の向上を目指し大阪府地域防災計画を策定し、災害対策の強化充実を最重要課題と位置づけ、だれもが安心して暮らせる防災都市大阪の実現を目指しております。とりわけ広域防災拠点の整備は、大規模災害時に適切な災害応急活動を実施するために重要であり、平成11年度に八尾空港周辺地域において中部広域防災拠点事業に着手されました。仮に柏原市において大規模な災害が起こったときの災害応急活動は八尾空港防災拠点と連携体制がとれるのか、そのための整備が必要と思いますが、柏原市の取り組みについてお伺いをいたします。 整理番号50番、市町村合併についてであります。市長は、市政運営方針の中で、合併問題について研究、検討を進めると述べられております。今後も積極的にこの問題に取り組んでいただきますよう要望しておきます。 整理番号51番であります。第3次柏原市総合計画の中での東山整備についてお伺いをいたします。柏原市においては、以前から東山山間利用計画の中心に、大阪府立青少年野外活動センターの活動拠点を中心に東山整備が計画されておりましたが、今回、大阪府の財政状況から新規事業の中止が決定されたと伺っておりますが、柏原市において新たに東山山間利用計画について検討を迫られてまいりました。柏原市としてどのような推進を今後されるのか、お伺いをいたします。 以上で第1回目の質問を終わります。よろしくお願いします。 ○議長(尾野文男君) 公明党代表者の質問に対し、市長の答弁を求めます。   〔市長 山西敏一君 登壇〕 ◎市長(山西敏一君) 公明党代表の寺元議員さんのご質問にお答えをさせていただきます。 まず、39番であります。本市の財政と今後の財政計画、こういう重要な基本的な問題であります。 これにつきましては、既にお答えを申しておりますように、本市の財政の一つの目安といたしまして経常収支比率、これにつきましては、大阪府下としては比較的まだましな方でありますが、大阪府下全体が非常に悪うございまして、大阪府下ではましと言って喜んでおられない、大変ピンチになっておるんじゃないかと、こんなふうに思っております。87%ぐらいでございまして、国全体の基準から申しますと大変難しい状態になっておると、こんなことがおわかりいただけると思います。公債費負担率とか起債制限比率につきましてはまだ低い方でございますが、私どもはやっぱり大変な財政のピンチになってきておると、こういうことも、いつも申しておりますとおりでございます。 ただ、今までは、積立金等々、いわゆる基金でございますね、これが多く、皆さんと相談いたしまして蓄えてまいりました。それを取り崩してやっておる、その年の予算を編成をしておると、こういう本当に剣が峰に立っておる、背水の陣であると。本当に背水の陣の局面まで来ておるんじゃないか、こういうことで、後は非常に見通しが暗うございます。したがって、今の間から、私どもはこれまでも考えてまいりましたけれども、これからもいろんな財政の収支につきましては十分注意しながら配慮していくべきであろうと、こんなふうに思っております。 一方、福祉等々につきましては、やはり積極的に考えられるものにつきましては、財政のバランスを考えながら積極的に進めていきたい、こんなふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。いわば取捨選択の時代と、こんなような時代になったんじゃないか、そしてそれも非常に背水の陣で、あと残りがわずかになってきておる、基金そのものが底をつきかけておると、こんなふうなことも考えて予算編成を行っておる次第であります。 続きまして、41番、IT児童会館と柏原保育所の問題であります。 これも昨日から申しておりますように、再開発ビルの3階の公共施設、その面積全体が2,700平米、銀行に一部譲渡いたしまして2,500平米、そこへ図書館を持ってきたらどうか、こういうこともお話しをいたしておりました。そして、今までからの計画でありますところの、3階は公共フロアでございますけれども、2,500平米の公共フロアの中には市のサービスコーナー、そして公民館、そして図書館、こういうふうなことを考えておりまして、さらにそれにプラスをいたしましてIT児童会館。これは面積的に入れられないことはないんでありますが、そういたしますと、自然に図書館面積が縮むと。現在よりはふえます。現在よりはふえますけれども、若干図書館面積が食い込んでくる、こういうことにもなりますので、今後は十分検討しながら、一つの方法といたしましては、先ほど寺元議員も言われておりますように、今の文化センター1階の図書館部分、そこにIT児童会館、この方が適切じゃないか、また環境としても地理としても、児童という名前がつくのにはそこの方がいいんじゃないかと、こんなふうにおっしゃっておりますし、それも視野に入れて検討を進めてまいりたい、こんなふうに考えております。 しかし、あちらこちらに各小学校校区にということはなかなか難しゅうございまして、前々から申しておりますように難しゅうございますので、とりあえず柏原の一番中心としてそんなようなものを考えていこう、こういうことに相なりますと、特色を生かした児童館あるいは児童会館、こんなことになるんじゃないかと。その特色はやっぱりITということが時代の特色じゃないか、こんなふうに思っておりますが、この辺は、今後、駅前再開発、そしてまたその他の問題を十分検討しながら速やかに決めていきたい、こんなふうに思っておるわけでございますので、よろしくお願い申し上げます。 続きまして、保育所の問題であります。これも上市今町線の用地買収にかかってくるわけでございますから、保育所を例えば駅前のビルの中に入れるのかどうか、こういう一つの方法もございますが、先ほど申しましたスペースの問題がまず第一でございます。そしてまた、保育所となりますと、子どもさんは自然、やはり屋外に出まして楽しく遊ぶということも一つの重要な保育のポイントでございますから、そんなことを考えますと、駅前よりも、現在の上市今町線を買収いたしまして残っておりますところ、このスペースを使う方がいいんじゃないか、こういう考えもございますので、何とかその辺のことにつきましてはご理解賜りたい、こんなふうに思っておるわけであります。 続きまして、42番であります。特色ある農業振興、こういうご質問でございますが、これもお答え申し上げましたように、特色といたしましては、時代の背景として情報技術、IT、これを農業にも取り入れていこう、こういうことで、幸いにいたしまして若い後継者の方々は、約100名ほどの方々が今日までITの講習会を受講いただきまして、それを活用されております。これにつきましては、ホームページ等々をこれからもつくっていただきまして、それを十分活用してもらいたい、こんなふうにも思っておるわけであります。 それから、先ほど申しましたインターネットのことでございますが、ブドウの品質あるいは価格、あるいはブドウ園のPR等々につきましても、このインターネットを通じましてPRをしていただいたらなと、こんなふうに思っております。 もう一つは、別の催し的なものといたしまして、むら活き活き交流事業、こういう名前を打っておるんでございますが、体験農業教室の開催、景観作物の栽培、ふるさと柏原ウオーク--歴史等々につきましてのウオーク、これは秋でございます。それから、雁多尾畑青空市2ヵ所、こういうことにつきましても、それぞれ力を入れております。特色のある例えば雁多尾畑の場所へ青空市ということにつきましても、好評でございまして、漸次これからも年々その集客能力がふえていくものと、こんなふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 続きまして、43番であります。現在の行政単位でいけるのか、あるいは住民主導型についてはどうかと、こういうことであります。 限られた財政、そして私どもの地方自治を守っていく、さらに大きな仕事がどんどんふえておる、そして教育、福祉とこういう問題、特に財政が逼迫しておりますので、さらにそれを大きく広げまして広域行政の中で取り組んでいこうと、こういうことにつきましては、柏原市もご案内のように一部でございますが、事務組合をつくりまして、その所期の目的を上げ得ておるわけであります。これらにつきましては、単位はもう既に柏原だけでなしに、あるいは藤井寺と、あるいはあるときは羽曳野市と、こういう3市でやっております。こういうことはもう既に時代の波として、今までから皆さんとともに進めてきたわけでございますが、今度は広域行政、こういう中でそれを積極的に推し進めていくべきであろうと、こういうふうな時代になってきております。したがって、広域でやります仕事、さらにその単位そのものも基本的に考え直すべき時代に来ておろうと、こんなふうに考えておるわけであります。今後ともそれぞれ積極的に検討を進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。 それから、市民参加と協働による地方自治の確立、こういうことにつきましては、市民の意識につきましては、事あるごとにいろんなことで市民の意識調査をいたしております。さらにそれだけでなしに、市民の方々も、意見を述べていただくだけでなしに参加をしていただく、こういうことにつきましては、幸いにいたしまして、阪神大震災はボランティア元年と言われておりますが、それまでにも柏原にはボランティアがございました。しかし、ボランティアセンターをあのとき即設置をいたしましたので、仮設でありますが、大変熱心に要望いたしまして設置をいたしましたので、それを機会にボランティアグループの活動が多くなりました。特にオアシスができまして、ボランティアグループの組織として編成を賜りまして、役員を決めていただきまして、いろんな活動をしてもらっております。これらのことにつきまして、今後とも柏原市といたしましてもできるだけのお手伝いをしながら、ボランティアの活動を促進し、また、特に高齢者福祉に対応いたしまして、手の足らないところに応援をいただいております。 また、地域で仲よくと、こういうことにつきましては、コミュニティ会館というそのものずばりの名前もつけまして、今日まで5ヵ所に設置をしてまいりました。それ以外にも老人集会所、こういうことで、大変多くの老人集会所が、住民の方々のご協力によりましてできておるわけであります。コミュニティ、地域のまとまりということにつきましては大変成果が上がっておるんじゃないか、こんなふうに思っております。市政モニター、その他いろんな市民の委員会、審議会等々、これからも活用してまいりたいと思っております。 次は、44番の交通バリアフリーの問題であります。これにつきましては、これもお答え申しておりますように、バリアフリーの細かいいろんな道路等々につきましてはそれぞれ毎年進めてきておるわけでございますが、特に補助金を活用した、こういうことの交通バリアフリー法をそのまま何とか生かしていこうと、こういうことにつきましては、一つは、さきに安堂駅が、交通バリアフリー法のできる前にこれを先取りしてと申しますのか、できたわけでありますが、今度は交通バリアフリー法、正式に補助金等々を考え合わせながら、柏原では2ヵ所、すなわち柏原の駅周辺、国分の駅周辺、これを今考えておるわけであります。これを何とか具体的な事業にのせていきたい、こんなふうに考えておるわけであります。 続きまして、45番であります。情報化につきましての現在までの取り組み、こういうことでございますけれども、情報通信のネットワークの整備が進められております。とりわけインターネットやパソコン、携帯電話等々が大変普及しておりますので、このような時代に私どもといたしましては、情報技術、ITを講習するだけでなしに、現実に私どもの市役所関係では、イントラネットの制度にのりまして進めておるわけであります。 平成10年から12年度にかけましては、庁内LAN工事の整備を図りまして、情報の内容といたしまして例規あるいは議事録を検索できるシステムを構築いたしました。市民の皆様方向けにつきましては、インターネットや、あるいは11年度に国の補助事業として採択されました本庁と国分合同会館にイントラネットのご利用を賜っております。12年度の補正につきましては、11年度同様、地域イントラネットの補助金を得まして活用いたしまして、あわせまして13年度に、引き続きまして教育委員会や別館、市の各出先機関の情報のインフラ整備を図る計画をいたしております。 今後の教育といたしましては、今まで住民のインターネット等々につきましての勉強が大変不足をいたしておりました。したがって、パソコンを現実に使っていただきながら勉強していただく、こういう機会を、ことしは、政府の方針でございますので、補助金も十分活用しながら、今までの何倍かの人に、申し込んでも利用してもらえなかった方々、大変多くの方々にことしは勉強していただこうと、こんなふうに思っておるわけであります。 46番であります。ボランティア団体の育成についてであります。若干先ほどの質問でも触れておりましたが、阪神大震災から柏原に多くのボランティアがおられるなということを実際肌で感じました、大変ありがたい限りでありまして、ボランティアの事務所を教育センターの下に即つくらせていただきまして、より一層ボランティアの熱が上がってき、組織が大きくなってまいりましたので、オアシスにその拠点をつくりまして、いろんな団体に37ほど登録してもらっております。約800人以上の方々でありまして、これもふえ続けていくであろう、こういうことで、ボランティアの団体に私どもは応援しております。そして年に何回か会合してもらいまして、それぞれ形の違った、内容の違ったボランティアでありますが、連絡、協調しながら今続けてもらっておりまして、今度は一層このボランティアの活動を私どもが支援いたしまして、より一層進めていただきたいと思っております。 次は47番の問題であります。健康づくり推進事業につきましてのご質問でありますが、2000年から2011年までの11年間、これを21世紀における国民健康づくり運動、すなわち「健康日本21」の事業推進と位置づけておりまして、いわゆるお年寄りを寝たきりの状態にしないで、健康寿命--健康で寿命が伸びる、こういうことにしようということで、国民が一体となって健康づくり運動を総合的、効果的に推進して、健康づくりに関する意識の向上に取り組むことに相なっておりまして、柏原市におきましても、この「健康日本21」に沿いまして、現在実施しております老人保健事業と国保の保険事業とが相互に連携をしながら、より一層効果的、一体的に実施をしてまいりたい、こんなふうに考えておるわけであります。 続きまして、48番であります。循環型社会形成推進基本法に基づく本市の取り組みについてのことであります。 この循環型社会形成推進基本法は、昨年6月に公布され、本年1月6日に施行されました。この法律の内容は、産業廃棄物からリサイクル対策へと総合的に推進する基盤を確立するとともに、リサイクル関係の法律を整備しようとするものであります。 本市の具体的な取り組みといたしましては、既に施行されております容器包装リサイクル法に定められました缶、瓶、ペットボトルなど10種類のうち8種類を分別収集して再資源化を行っております。また、建設資材リサイクル法やグリーン購入法も施行され、この趣旨に沿いまして、コンクリートの廃材をリサイクルした路盤材、さらにプラスチックを再生した文房具、さらに再生コピー用紙、さらに職員の作業服につきましてはペットボトルを再生したもの、いわゆるエコマークの商品を採用いたしまして、柏原市でもこれらはできる限り採用いたしまして使っております。 別の問題でありますが、生ごみにつきましては、平成6年度から購入助成制度を採用しておりますが、本年度からは、ご承知のように、新しい電動式の生ごみ処理機につきまして補助制度を設けまして、それに対応していこうと、こんなふうに考えております。 続きまして、49番であります。中部広域防災拠点につきましてのご質問であります。 八尾空港大阪府中部広域防災拠点整備事業、こういうことでお決めをいただきまして、これは阪神大震災を機会に、八尾空港をかなりご利用いただきました。したがって、民間空港という八尾空港の特色を生かした防災の拠点にしていただきたい、こういうことをお願い申し上げまして、これにつきましては進んでまいりまして、危機管理体制、それから災害に強いまちづくり、地域防災向上を3つの柱といたしまして、だれもが安心できる防災都市大阪の実現、こういうことで進めていただいております。 平成11年度から、八尾空港地域を中部広域防災拠点整備事業として進められておりまして、この施設の機能につきましては、広域防災拠点として被災した府民のために非常用食糧や毛布を保管いたしまして、また救援物資の集配所としての機能を持ち、あわせてトラック待機スペースと関連をいたしましてヘリポートとして、車の輸送、ヘリの輸送、こういうふうに活用をしていこうと、こういうことであります。 この中部広域防災拠点が完成いたしますと、大阪府域の大規模災害発生時における広域防災拠点の補助基地となると聞いております。特に柏原市を含め中部周辺地域の整備拠点として、陸・空の物資輸送拠点として重要な防災組織ができると、こんなふうに考えておりますので、大阪府につきまして積極的にそれを取り組んでいただいております。 整理番号50は要望でございまして、最後に号51番であります。第3次柏原市総合計画の中の東山整備につきましてでありますが、府の野外活動センターの計画が中止になりました。このことにつきましては、先般も議会の代表の方々と一緒に府庁へ強く要望し、撤回を求めるとともに、何らかの形で代案をということで強く要望してまいりました。 それだけでなしに、私どもは、今度は国の方へも働きかけまして、何らかの形の、例えば農林関係でもと、こんなことで働きかけをするべきであろうと思っておりますし、既にお話もいたしております。柏原1市だけでは大変な面積に対応することは非常に無理であると、こういうことはご承知のとおりでございますから、何らかの形でこの東山の現在まとまっております地域を生かすべく、活用すべく、府はもちろんでありますが、国に対しましても働きかけていこうと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。 終わります。 ○議長(尾野文男君) 以上で一通りの答弁は終わりました。寺元議員、再質問ありませんか。 ◆17番(寺元正二君) それでは、再質問をさせていただきます。 最初に、整理番号39番でございますけれども、今、市長の方から財政状況についてのお話がございました。引き続き厳しい財政が続く見通しでございますので、自主財源の確保とともに、行政改革による財政の健全化と事務事業の効率化をさらに推進し、適切な行財政運営に努めていただきますように強く要望しておきます。 次に、整理番号41番、仮称IT児童会館の建設の件でございますけれども、まず設置場所ですね、私は先ほど第1回目で申し上げました文化センターの1階がいいだろうと、こんなように申し上げておるわけでございますけれども、客観的状況も説明いたしました。ところが、最近の質疑で、文化センターの1階にすべきか、JR柏原駅前再開発ビル内にすべきかというお話がございましたが、今の答弁では、文化センター1階にということで考えていくということでございますけれども、そういう方向でということで判断させていただいてよろしいでしょうか。 ◎市長(山西敏一君) この問題につきましては、駅前ビルの3階のことは、やっぱり担当委員会がございますので、担当委員会の方でせんじ詰めまして、先ほど申しましたのは一つの方向でございます。これをのお決めいただくというのか、ご承認いただくというのか、これは駅前委員会を経てと、こんなふうに思っておりますので、大筋は先ほど申し上げましたとおりでございますので、正式手順といたしましては委員会を経てと、こんなふうに思っております。 ◆17番(寺元正二君) それでは、ご検討いただくということで結構でございます。 2点目は、児童会館のとらえ方なんですけれども、先ほど市長は、時代の流れから見て特色のある児童会館ということで、IT児童会館というとらえ方をされているようでございます。しかし、私は、第1回目の質問のときにも申し上げましたが、確かに時代的には、情報通信教育というものが非常に大事なときでございますけれども、既に柏原の公立小学校全校で情報通信教育が定着をして、小学生の時代からそういう技術をマスターしていこうという体制をつくっていただいておりますので、あえてこの児童会館の中にITの設備を設置して、そこに集ってこられるお子さんにそういう教育をするというのはどうかなと。むしろ児童会館は、本当に子どもさんが自由に来て伸び伸びと過ごす、そういう中で友人づくりをしていく、そういう児童館の方が本来の姿ではないか、このように思っていますけれども、どうも市長はITにこだわっていらっしゃいますが、何かこだわりがあるんですか。 ◎市長(山西敏一君) いろいろあるわけでございまして、今後また十分せんじ詰めていきたいと思っておりますが、児童と申しますと、本人自身が自由に行き来できる場所といいますと範囲が狭うございまして、なかなか柏原の多くの地域におこたえでき得ないんじゃないかと、こういうことをいろいろ思っておりまして、児童館の必要性は感じておりますが、今日までなかなかそれが実現でき得なかった、こういうことであります。したがって、何とかそれを実現をしていこうと、こういう気持ちがあるわけでございまして、そこで、特色のあるものを中心に児童に集まっていただけるところ、こういうことで、仮称でありますがIT児童会館、こういうふうに銘打ったわけであります。 これにつきましては、何とか実現をしたいと思っております。その実現の内容でありますが、ITをそこに入れるのか入れないのか。やはり時代といたしましては、ITを一つの特色の中に生かすべきではないか、こんなふうに思っておりますので、今後、若干時間がございますので、十分せんじ詰めていきたいなと。ことしの施策でもございませんので、ことしじゅうにはそれらを詰めていきたいなと、こんなふうに思っております。 ◆17番(寺元正二君) 児童館を設置していただくことにつきましては、大変感謝しております。以前から財政が厳しいのでということで延び延びになってきた児童館でございますので、最初に1ヵ所ということでございますけれども、これは前進したと、このように評価はいたしております。この運営の中身につきましては、今市長もおっしゃいましたように、時間的にまだ期間がございますので、その中で、どうも我々とかみ合わない部分がございますので、今後も議論をしていきたい、このように思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 柏原保育所につきましては、それで結構です。 次に、整理番号42番、特色ある農業振興についてでございます。ご存じのように、柏原市の農業経営を取り巻く環境は非常に厳しいものがございます。今後も積極的な施策を打っていただきますよう、これも強く要望しておきます。 次に、整理番号43番でございます。行政単位については、時代的にも合併という大きな問題もございますけれども、柏原にこだわらず、広域的な単位でこれからも進めていきたいということでございますので、これはその程度で結構でございます。 次に、市民参加の問題でございますけれども、いろいろと市長も述べていただきましたが、私もちょっと体験したことがございます。私が住んでおりますマンションの近くに小さい公園がございますけれども、平成11年度に予算をつけていただきまして、公園の改良ということで計画を立てていただきました。そのことを地元の皆さん方にご報告いたしますと、公園は我々が本当に親しく過ごせる空間として利用していきたい、それには我々の思いというものが入る機会をつくっていただきたいというようなお話がございまして、担当職員にもそのことを伝えまして、全部で3回ですか、職員さんにも来ていただきまして、この改良工事について議論した経過がございます。 第1回目は、柏原市が考えていらっしゃる公園改良のプランを出していただきまして、それに対して参加された若いお母さん方からいろんなご意見がございまして、そのことをまた市の方に持ち帰っていただきまして、後2回、議論する場がございまして、最終的に、つけていただいた予算の枠内で住民の皆さん方のご希望の遊具が入ったり、また芝を全面に張っていただいたりということで、住民の皆さん方のご意見が入った公園に改良していただきました。それ以来、非常にこの公園を利用されるお子さん、またお母さん方のコミュニティの場になっている姿を見たときに、本当によかったなと。やっぱり皆さん方のプランが入った公園ということで、より一層親しい公園にリニューアルしたなあと、このように思っております。一つの参考例でございますけれども。 先ほど申し上げましたように、これからもいろんな形でのまちづくりを進めてまいりますけれども、どうかこれからも、そこに住んでいらっしゃる皆さん方のプランが、またアイデアが生かせる形の進め方を続けていただきたい、このように思っていますので、よろしくお願いをいたします。 次に、整理番号44番、交通バリアフリー法に伴う本市の取り組みについてでございますけれども、市政運営方針の中で、今年度は近鉄国分駅にエレベーターの設置、それからJR柏原駅前再開発事業に関連する駅舎の改良のときにエレベーター、エスカレーターを設置していくんだということでございます。交通バリアフリー法は、法律として定められて、先ほどその内容は申し上げました。それで、私といたしましては、近鉄国分駅、JR柏原駅前だけではないだろうと。やはり柏原市全体として改良していかなければいけない箇所は何ヵ所もあるんじゃないかと、このような思いでございます。 そこで、市内全体の調査をまず行って、その上で改良するべき柏原市としての基本構想を立てて、そして、予算の関係もございますので、年次計画に基づいて整備をしていくというのが本来ではないか。そのようにいたしませんと、先般も質疑の中で、JR高井田駅の改良も必要じゃないかというお話がございました。私もそのとおりだと思っています。それ以外にもあるかと思うんですけれども、まず全体調査をして、そして柏原市としての基本構想を立てて、順次整備をしていく、こういう手順でいくべきだと思うんですけれども、市長はどのようにお考えでございましょうか。 ◎市長(山西敏一君) バリアフリー法が新しくできまして、それは市域全体を調査して、それからこことここと、こういうふうに重点を挙げるべきじゃないかと、こういうことでございます。 実はそういうことも考えたんでありますが、正式にそれを調査するとなりますと大変な作業が要るんじゃないか、こういうことで、私どもは、まず早くそれに取り組んでいくべきであろうと、こういう急に迫られておりますところの地域をバリアフリーの重点地区としてすべきじゃないかと。と申しますのは駅前再開発、これはもうたちまち、今一番検討、あるいは具体的にこれから進んでいく段階であります。それの補助金、それからまた駅舎の費用負担の問題等々がございまして、柏原の駅、それから国分の駅、こういうことを中心に考えたわけであります。本来、やはり市全体を考え、それからしばらく時期を置いてその次ということになりますと、タイミングが若干それらに間に合わないんじゃないか、こういうふうな懸念もございまして、やらせていただきました。 したがいまして、今おっしゃいましておりますことももちろんであります。市全体のことはしばらく置いておくと、こういうんじゃなしに、それはそれで並行して考えていくとか、何かそんな形にしなければ、柏原駅前とか、あるいはまた国分が急に進んでいきますと、補助金の問題がございますので、補助金は市だけではいきせまんので、国の方へと、こういう交渉がございますので、便宜上そんなふうにやらせていただいた次第であります。並行してやらせていただこうと、こんなふうに思っておる次第であります。 ◆17番(寺元正二君) ひとつよろしくお願いをしておきます。 次に、整理番号45番でございます。これは強く要望しておきたいと思うんですけれども、インターネットや携帯電話、またパソコン等の情報機器が爆発的に普及して、まさにIT革命と呼ばれる時代に突入してきたと、私もこのように思います。これに伴う技術革新は、ここ一、二年で著しいものがありまして、都道府県や市町村においても、情報政策に対する知識や技術等が余りにも専門的になり過ぎまして、もはや行政職員では対応できないというのが実情ではないか、このように思っています。また、地域情報化については行政のあらゆる分野に及ぶことから、国や先進的な公共団体においては、情報化の専門職員の採用や、IT推進室の創設などを積極的に取り入れられております。 この問題につきましては、他会派からも毎回のように質問をされているところでございますので、本年、13年度から真剣に取り組んでいただきますように、強く要望しておきます。 整理番号46番、ボランティア団体の育成についてでございます。どうか今後とも積極的にボランティア団体に対する支援体制をつくっていただきますように、よろしくお願いをしておきます。 整理番号47番、再質問をさせていただきます。第1点目は、現在柏原市が取り組んでいる健康維持また増進のための具体的な事業についてお伺いをいたします。 ◎市長(山西敏一君) --ちょっとほかの打ち合わせをしておりまして、時間がかかりまして、大変恐縮であります。 47番の老人保健法に関しまするものといたしまして今現在柏原市が取り組んでおりますものは、健康教室といたしましていきいきヘルシー教室、コレステロール教室、カロリー教室、それからリフレッシュ教室がございます。 なお、健康相談につきましては、保健センター及び保健センター分室を初め老人福祉センター、地域の集会所などにおいて実施いたしております。 健康診査といたしまして、住民基本健康診査や肺がん検診、胃がん検診、大腸がん検診、子宮がん検診、そのようなものを保健センターと保健センター分室で実施いたしまして、専門の医療機関におきまして個別の受診をしてもらっております。 訪問指導といたしまして、独居老人等を対象といたしまして家庭を訪問いたしまして健康指導を行うとともに、閉じこもり予防などの指導を行っております。 その他の事業としましては、母子保健法に基づく事業といたしまして、母子保健知識の普及、母子保健指導、新生児の訪問指導、乳幼児の健康診査、妊産婦の訪問指導等であります。 それから、議長にご理解賜りまして、恐縮でありますが、先ほど整理番号41で私が駅前委員会と申しましたのは、銀行とか保健センター、市のサービスコーナーは前々から決まっておりますが、公民館と図書館、これらを入れるということにつきましては駅前委員会で正式にご了解を賜っておりません。それらを相談すると、こういうことを申したわけでございますので、念のために、大変失礼いたしました。よろしくお願い申し上げます。 ◆17番(寺元正二君) 市長に一言申し上げますけれども、我々は限られた時間内で質問をさせていただいておりますので、的確な答弁と、先ほど何かほかの打ち合わせをしておるというようなふざけたことで、私は憤慨をいたしております。真剣に我々も市政を担当される市長に対する質問をしているわけでございますので、その点、集中して答弁をいただきますように、よろしくお願いします。 それでは、健康づくりの今後の柏原市の予定はどのように考えていらっしゃるのか、お伺いいたします。 ◎市長(山西敏一君) 今後の予定といたしまして、12年3月に策定をいたしました柏原市老人保健福祉計画、これの行動計画は、12年度を初年度といたしまして、平成16年までを目標にしております。既に新規事業といたしまして個別健康教室に取り組む等、計画に沿った事業の執行に努めているところであります。さらにその充実を今後とも図っていきたい、こんなふうに思っております。 それから、先ほど申しました「健康日本21」の推進につきましては、まず市の地方計画を策定することとされておりますが、市の計画は、府の計画との整合を図る、こういうふうに言われておりますが、府におきましてはまだ策定されておりません。府で策定される計画との整合性を図れとこう言われておりますので、府の計画が進みましてから、整合性を図って柏原で決めていこう、こんなふうに思っております。 なお、老人保健福祉計画におけるいろんな事業の推進につきましても、「健康日本21」におきまする目標と重なるものもございますことから、これを視野に入れながら推進してまいりたい、こんなふうに考えております。先ほど申しました「健康日本21」の推進は、地域行政だけでなしに、企業、職域、医療の保険者、学校等におきまする役割も重要とされておりますので、これらの連携の強化、効率化を図るために、情報交換、意見交換、いろんなことで勉強してまいりたい、こんなふうに思っておる次第であります。 ◆17番(寺元正二君) 今後も積極的に取り組んでいただきますことを強く要望しておきます。 次に、整理番号48番でございます。21世紀に循環型社会を築くために、昨年の通常国会で公明党のリーダーシップで循環型社会形成推進基本法、また改正廃棄物処理法、資源有効利用促進法、またグリーン購入法などの6本の法律が整備されました。これらの法律が、一部を除いて本年1月以降、順次完全実施されることになりまして、既に制定されております家電リサイクル法、容器包装リサイクル法とあわせ、循環型社会づくりが本格的に動き出すことになったわけでございます。どうか柏原市におきましても積極的にこの問題について取り組んでいただきますように、よろしくお願いをいたします。 整理番号49番は結構でございます。 最後に、整理番号51番、第3次柏原市総合計画の東山整備についてでございますけれども、さきの質問者の質疑で市長も、大阪府が計画しておりました青少年野外活動施設の見通しについては絶望的であるということで、新たな計画を考えざるを得ないと、そこで農業公園等も視野に入れて計画をしていかなければいけない、このように述べていらっしゃいましたけれども、私もこの問題につきましては、以前に特別委員会にも入らせていただきまして、いろんな提案もし、また大阪府の方に陳情等に行った経過もございます。これから私たちもしっかりとこの東山整備について研究し、また意見を述べていきたい、このように思っています。 以上で、若干時間は残りましたけれども、お昼になっておりますので、私の代表質問を終わります。以上でございます。 ○議長(尾野文男君) 以上で公明党代表者の質問を終わります。 他に質問の通告もありませんので、市長の市政運営方針に対する代表質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。 △休憩 午後0時0分 △再開 午後1時0分 ○副議長(鶴田将良君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。 次に、日程第2、報告第1号及び、議案第1号から議案第32号までを議題といたします。 ただいま議題といたしました各議案については、既に説明を受けておりますので、直ちに各会派の代表質疑を行います。最初に、第二自由民主党を代表して笠井和憲議員、質疑願います。   〔13番 笠井和憲君 登壇〕(拍手) ◆13番(笠井和憲君) 13番議員の笠井和憲でございます。議長のお許しをいただきまして、平成13年第1回定例本会議に当たり、第二自由民主党を代表して議案について質問をいたします。質問の機会を与えていただきました同会派並びに議員各位に、心から厚くお礼を申し上げます。 山西市長におかれましては、8選を果たされましたことをお祝いを申し上げます。 市長も、これからの21世紀の柏原市のビジョンを市政運営方針で述べられておりますが、現在の日本経済は、景気回復にはまだまだ至らず、厳しい状況が続き、この厳しい経済状況を反映して、我が柏原市も市税の低迷や地方交付税の落ち込みが見られ、非常に厳しい状況であります。このようなときにこそ、我々議員は、理事者や職員の方々と知恵を絞り、汗をかき、議論を闘わせながら、ともに市民の命と財産、暮らしを守るため、力いっぱい頑張らねばならないと、決意を新たにいたしております。 その決意のもと、それでは、議案に対する代表質疑に整理番号順に入らせていただきます。 整理番号52番、報告第1号 専決処分報告でありますが、毎回議会にこのように職員の公用車での事故に関する報告がされています。市としていろいろと事故防止に向けて安全運転等を講習されておると思いますけれども、どのように今後対策を講じていくか、お伺いをいたします。 整理番号53番、議案第3号 調停の申立てについてでありますが、場所については、近鉄国分駅西広場から府道を横断して原川へ通じる道と思いますが、なぜ今このときに調停という方法をとらざるを得なかったか、その理由と、市はどのように考えておられるかをお伺いいたします。 整理番号54番、議案第7号 職員の再任用に関する条例の制定についてでありますが、その制度の導入趣旨についてお伺いをいたします。 整理番号55番、議案第13号 柏原市乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部改正についてでありますが、厳しい財政の中、昨年より通院の対象年齢の枠を拡大していただいたのでありますが、おおよそで結構でございますが、新しく対象となられる3歳児の人数はどれぐらいか、また、経費は従来の自然増に比べてどれぐらいふえているのかをお伺いいたします。 整理番号56番、議案第14号 柏原市介護保険条例の一部改正についてでありますが、柏原市介護保険条例第2条で規定されている介護認定審査会委員の定数を20人から30人以内に改正される理由についてお伺いをいたします。 整理番号57番、議案第15号 柏原市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についてでありますが、臨時手数料及び特定家庭用機器再商品化法、通称リサイクル法の条例改正の内容についてお伺いをいたします。 整理番号58番、議案第17号 柏原市営庭球場条例の一部改正についてでありますが、ナイターの設備もつけていただき、全面リニューアルをしていただく、まことにテニスをする人にとっては大変ありがたいことで、感謝されていますが、この改正されることについて、理由をお伺いいたします。 整理番号59番、議案第19号 平成12年度柏原市一般会計補正予算(第5号)、歳出、款2総務費 項1総務管理費 目9情報管理費 節13委託料、地域イントラネット基盤整備事業委託料8,550万円の内訳をお伺いいたします。 整理番号60番、款9教育費 項1教育総務費 目1事務局費 節18備品購入費についてでありますが、デスクトップ型パソコン23台をリースから買いかえへ変えられますけれども、どれだけのメリットがあるのか、また新規ノート型パソコン21台も同時に購入されましたけれども、その利用についてお伺いをいたします。 整理番号61番、議案第24号 平成13年度柏原市一般会計予算、歳入、款3利子割交付金 項1利子割交付金 目1利子割交付金 節1利子割交付金、昨年より増額になっておりますけれども、その理由と根拠についてお伺いをいたします。 整理番号62番、款7地方交付税 項1地方交付税 目1地方交付税、昨年は12月より、国において久しぶりの再算定が行われました。本市が前年度より4億6,000万円減額になった理由についてお伺いをいたします。 整理番号63番、ここより歳出でございます。款2総務費 項3戸籍住民基本台帳費 目1戸籍住民基本台帳費 節13委託料、住民基本台帳ネットワーク開発委託料の事業内容についてお伺いをいたします。 整理番号64番、款3民生費 項1社会福祉費 目1社会福祉総務費、成年後見審判申立事務についてお伺いいたします。 整理番号65番、款3民生費 項1社会福祉費 目2身体障害者福祉費 節8報償費、手話奉仕員報償費の内容についてでありますが、平成12年度には市の窓口には配置されておると聞いておりますが、もう一歩踏み込んだ事業をと考えておられるのかをお伺いいたします。 整理番号66番、款3民生費 項1社会福祉費 目5老人福祉費 節13委託料、1番目でございますけれども、生きがい活動支援通所事業委託料についてでありますけれども、昨年の4月から介護保険制度がスタートされ、従来のデイサービスを利用されていた高齢者が自立と認定された場合は、ホームヘルパーサービスとか他の介護保険給付サービスが一切受けられなくなるので、その場合にこの事業を12年度より実施されて補うことになっております。初年度、12年度の利用実績はどれぐらいあったのかをお伺いいたします。 整理番号67番、2番目の徘回高齢者家族支援ネットワーク委託料についてでありますが、この事業は具体的にどのような形で行おうと考えておられるのか、またいつごろから事業を開始する予定であるのかをお伺いいたします。 整理番号68番、款4衛生費 項1保健衛生費 目5公害対策費 節13委託料、西名阪自動車道大気汚染常時監視測定業務委託料についてでありますが、この3月末に測定局がつくられ、その後10年間を測定機器の更新もされながら維持管理をされていくと聞いております。その詳しい内容についてお伺いをいたします。 整理番号69番、款7土木費 項2道路橋りょう費 目3道路新設改良費 節15工事請負費については、1番、岩崎谷水路歩道設置、2番、本郷平野線道路改良、3番、東条10号線道路改良、4番、歩道段差改良の4点の事業内容についてお伺いをいたします。 整理番号70番、款7土木費 項2道路橋りょう費 目5交通対策費 節15工事請負費、高井田10号線道路照明灯設置工事の内容についてお伺いをいたします。 整理番号71番、款7土木費 項3都市計画費 目1都市計画総務費 節28繰出金、柏原駅西口地区市街地再開発事業会計繰出金でありますが、特別会計をつくられ、事業認可のめどが立ったので、事業の明確化を出されたと思いますけれども、その内容についてお伺いいたします。 整理番号72番、款7土木費 項3都市計画費 目2道路事業費 節17公有財産購入費、都市計画道路田辺旭ヶ丘線整備事業について、全体の用地買収率と近鉄大阪線から西側の用地買収率についてお伺いをいたします。 整理番号73番、款7土木費 項3都市計画費 目3公園緑化費 節15工事請負費、市立玉手山公園芝ゲレンデ整備工事と原川浸水公園整備工事の内容についてお伺いをいたします。 整理番号74番、款7土木費 項4下水道費 目2浸水対策費 節15工事請負費、国分市場と片山浸水ポンプ場関連整備について、市のお考えをお伺いいたします。 整理番号75番、款7土木費 項4下水道費 目3河川改修費 節15工事請負費、山ノ井東の山の手にある瑠璃光寺環境整備については、柏原市の中でも秋になりますと紅葉の名所でもありますが、環境省の補助金交付を受け、山ノ井水路を整備されると担当の事前説明で了解をいたしましたので、今後も市民の安らぎと憩いの場所を与えられるような水辺空間となるようにお願いをいたしまして、この項の答弁は結構でございます。 整理番号76番、款8消防費 項1消防費 目2非常備消防費 節15工事請負費、傷みの激しい消防団第2分団詰所として使われております堅下消防会館を、新たに防災の拠点としてふさわしい施設を建てられるのですが、その工事の内容についてお伺いをいします。 整理番号77番、款9教育費 項2小学校費 目1学校管理費 節15工事請負費、大変危険な場所にあった国分小学校旧プール解体及びのり面保護工事について、詳しくご説明をお願いいたします。 整理番号78番、款9教育費 項2小学校費 目3学校建設費 節15工事請負費、堅下北、堅下南両小学校の特別教室増設をされますけれども、この工事内容についてお伺いをいたします。 整理番号79番、款9教育費 項5社会教育費 目1社会教育総務費 節13委託料、IT基礎技能講習についてでありますが、その内容と、講習対象者は何人ぐらいで、どういう応募をかけられ、いつごろから開始されるのか、また、お昼は仕事で講習を受けられない方のための夜間講習も考えておられるのかをお伺いいたします。 最後に、整理番号80番、議案第31号 平成13年度柏原市市立柏原病院事業会計予算のうち款1資本的支出 項1建設改良費 目2施設費の中で、完成時の病床を280床から240床に減らされる理由については、昨日来の説明である程度理解をいたしておりますけれども、それでは、過去3年のベッドの稼働率についてお伺いをいたします。 以上で私の議案に対する第1回目の質問を終わらせていただきますが、理事者を初め関係各位におかれましては、十分質問の趣旨をご理解いただきましてご答弁をいただきますよう、よろしくお願いを申し上げます。 ○副議長(鶴田将良君) ただいまの第二自由民主党代表者の質疑に対し、答弁を求めます。   〔総務部長 酒谷健蔵君 登壇〕 ◎総務部長(酒谷健蔵君) 第二自由民主党代表の笠井議員のご質問のうち、私からは、整理番号52番、54番、59番、76番の4点についてご答弁申し上げます。 まず、52番でございます。専決処分報告についてでございます。 車社会と言われている今日、自動車は便利で速い移動手段の一つである反面、ひとたび事故を起こせば、物的、精神的な損失をこうむることになります。このような観点から、車両運行係では、職員の公用車での事故防止に向け、公用車を運転する職員を対象に、安全運転管理者が実施いたします運転技術、交通ルールの遵守、運転マナー等を路上で審査した上で、公用車の運転を許可しております。また、日常的には、始業点検の励行や安全運転の指導を行うとともに、随時自動車安全運転適性検査の実施、柏原警察署交通係の講師による交通安全講習会の開催、また、春・秋に行われます交通安全運動時には交通安全ニュースを配付し、事故防止対策に日々取り組んでいるところであります。 しかし、ご指摘のように、交通安全諸活動を展開していても依然として公用車による事故が発生しており、その事故のほとんどは、日ごろの運転のなれから前後または左右の安全確認の不徹底による事故が多く発生していることから、今後は、全職員に対しまして交通安全運転の心がけの指導を機会あるごとに呼びかけまして、時間と気持ちに余裕の持った安全運転の指導強化に一層努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 次に、整理番号54番、職員の再任用に関する条例の制定について、その導入の趣旨についてお尋ねでございます。 職員の再任用に関する条例の制定の趣旨でございますが、ご承知のとおり、我が国は、今世紀には確実に本格的な高齢社会を迎えることになり、そのような社会状況へと進む中にあって、今最大の課題は、いかに活力のある、また生きがいのある社会を構築していくかであり、官民を問わず努力されているところでございます。今後の高齢社会を活力のある社会に構築していくためには、まず、高齢者の長年培われた経験及び知識を社会に活用できるような新たな雇用システムをつくり、高齢者雇用の促進を図ることが必要不可欠な状況となってきております。さらにまた、年金問題でございますが、年金制度の長期的かつ安定的維持を図るため、平成6年に制度改正が行われ、満額年金の支給開始年齢が、平成13年度から現行60歳から順次引き上げられ、平成25年度には65歳へと移行されることになったところでございます。 このような状況により、60歳代前半の高齢者の生活を雇用と年金の連携により支える必要性がさらに高まり、国におきましては、平成11年7月に、国家公務員法等関係法令を改正し、平成13年度から、国家公務員を対象とした新たな再任用制度が導入されることになりました。 一方、我々地方公務員に対しましても、国家公務員に準じ、平成13年度から当該制度を導入できるよう地方公務員法等の関係法令が同じく平成11年7月に改正されたところでございます。これらの状況を踏まえ、本市におきましても、国に準じた再任用制度を地方公務員法に基づき導入し、適正なる運用を図ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 次に、59番でございます。地域イントラネット基盤整備事業委託料についてでございます。 総務省は、平成12年度補正予算において、電気通信事業格差是正事業の一環として、地域イントラネット基盤整備事業に積極的に取り組む自治体に対し、国庫補助金により支援し、地域情報化の推進を図る目的で実施されたところであります。これを受け本市では、このたび地域イントラネット基盤整備事業補助金を活用し、行政、教育等情報の高度化のため、インターネット技術を利用した地域における情報システム、いわゆるイントラネットの基盤整備を行うための補助申請をし、国庫補助の採択を受けたものでございます。 事業内容としましては、教育センター1階にサーバー施設を設置し、サーバー施設を起点として本庁、教育委員会、別館、文化センターや出先機関、また国分地区の小中学校を高速ネット網により接続するとともに、インターネット技術を利用した教育用基盤として、教職員や児童生徒の情報収集、情報交換、学習活動を支援するシステムの構築を行うものであります。また、地域住民情報システムとして、市民の皆様方が各拠点における街頭端末により、市の各種情報やお知らせ等が手軽に検索、収集できるシステムを構築するものであります。 なお、この事業は、平成12年度に補助採択を受けましたが、国においては繰り越しをされたことから、平成13年度に繰り越しをして事業の実施をいたします。 この地域イントラネット基盤整備事業の補助率は、国が定める補助対象経費の3分の1が国庫補助金、残りの3分の2の80%は起債が認められております。本市における地域イントラネット基盤整備の事業費は8,850万円で、財源の内訳は、国庫補助金が2,868万3,000円、起債が4,580万円、一般財源支出額は1,401万7,000円となっておりますが、今回の起債は、特例といたしまして、元利償還金につきましては後年 度において全額交付税算入されることになっております。また、残りの一般財源1,401万7,000円のうち、補助対象経費に係る1,156万6,000円につきましても交付税算入をされますので、市の実質的な負担 額は、市の国庫補助対象外経費の245万1,000円のみとなっております。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 次に、整理番号76番でございます。堅下消防会館建設工事内容についてでございます。 現在の堅下消防会館は、柏原市消防団第2分団詰所として、昭和45年に建設され、築30年を経過していることから、近年老朽化が進み、雨漏りや壁面がはがれ、また一部では修繕不能な箇所もあり、さらに1階詰所は特に狭く、年末夜警や会合で使用するには不便な面があるため、今年度、既設の会館を取り壊し、新たに堅下消防会館として再整備を行い、消防団の活性化を図るとともに、地域の防災拠点にふさわしい施設として建設するものであります。 建設用地につきましては、現在の会館敷地と、南側で平成8年に建てかえを見越して買収いたしました土地開発公社の所有地を合わせました総面積285平米(86坪)の土地で建設計画をしておりますが、前面道路の旧170号線が都市計画道路に指定されているため、現況より後退いたしますので、有効面積は減少いたします。そして、建物の概要でございますが、現行の建物の延べ床面積212平米(64坪)より少し大き目の鉄骨2階建てを計画し、1階部分は消防車庫と事務室、2 階部分は会議室を予定しております。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます 以上でございます。   〔都市整備部長 上原秀憲君 登壇〕 ◎都市整備部長(上原秀憲君) 第二自由民主党代表の笠井議員の質疑のうち、私からは整理番号53、69、70、72、73の5件についてご答弁を申し上げます。 まず、整理番号53、質疑は、議案第3号調停の申立てについて、1つは、調停の申し立てについての理由、2つ目には、市はどのように考えているか、であります。 第1点目の調停の申し立ての理由についてでありますが、今回、市道国分西2号線沿いにおいて道路と民地との境界が不明確であるため、調停により確定しようとするものであります。場所は、近鉄大阪線河内国分駅西側、柏原市国分西1丁目2番地先で、府道柏原駒ヶ谷千早赤阪線と交差し、原川へ抜ける道路で、玉手山方面から近鉄河内国分駅に通ずる近道でもあり、多数の市民が利用されている道路であります。この道路沿いに、官民境界線が確定していないにもかかわらず、市道沿いの土地所有者である裏野義夫氏がブロック積みを設置され、そのことに対して調停により官民境界線を確定しようと考えておるものであります。 第2点目の市はどのように考えているかということでありますが、この調停により官民境界線を確定し、多数の市民の方々が利用されております生活道路ということから、道路幅3尺(約91センチ)を確保するものであります。 次に、整理番号69、質疑は、議案第24号平成13年度柏原市一般会計予算、歳出、款7土木費 項2道路橋りょう費 目3道路新設改良費 節15工事請負費について4点の質疑をいただいております。 まず1つは、岩崎谷水路歩道設置について、2つ目には、本郷平野線道路改良について、3つ目には、東条10号線道路改良について、4つ目には歩道段差改良について、以上4点について順次ご答弁を申し上げます。 第1点目の岩崎谷水路歩道設置工事についてであります。当事業は、全延長約280メートルを、平成11年度より年次計画に基づき進めているところであります。平成11年度は、健康福祉センター前約40メートルを施工し、引き続き平成12年度は、西側へ約80メートルを施工し、現在延長120メートルを完成しております平成13年度では、平成12年度に引き続き西側の旧国道170号線までの区間約80メートルを計画しております。また、平成14年度では、健康福祉センター前より東側、延長約80メートルを計画しており、平成14年度で当事業は完了するものであります。 平成13年度の工事内容でありますが、現市道に沿って、岩崎谷沈砂池に張り出した形で旧国道170号線に交差する方法で、幅員2メートルの歩道として工事を進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 第2点目の本郷平野線道路改良の事業内容でございます。市立柏原病院より北へ約150メートルの河原町交差点から法善寺駅に通じる東行き一方通行となっており、延長300メートルを3ヵ年計画で改良工事をするものであります。 この道路は、路面の段差並びにれんがの一部が損傷したりして、沿道住民や歩行者に不便をおかけしているのが現状であります。こういったことから、平成12年度事業として現在着手しており、主にれんが舗装を黒のアスファルト舗装に改良しております。平成13年度事業につきましても、前年度と同様の改良を考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 第3点目の東条10号線道路改良の事業内容でございますが、当道路は国分東小学校の通学路であり、小学校関連事業の一環として、学童を初め歩行者の方々の安全確保及び車両の通行性の向上を目的に道路改良を計画しており、現況の道路幅員が4メートルから4.5メートルで、道路に沿って幅員約1.5メートルの開水路があります。当水路を暗渠化にし、道路幅員を約5.5メートルから6メートルに拡幅を計画しております。道路幅員が約5.5メートルから6メートルでありますので、車道と歩道との区別を段差または安全さく等で行うことは難しいと考えられますので、今後、地元東条町会、隣接の土地所有者及び学校関係者と歩行者の安全確保の方法について協議を重ねてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 第4点目の歩道段差改良の事業内容でありますが、現在、歩道の段差改良につきましては、以前より国土交通省及び大阪府の福祉のまちづくり条例に基づいて、平成10年度より年次計画を立てて改良工事を進めているところであります。平成13年度は、柏原地区といたしましては、JR高井田駅からサンヒル柏原へ通ずる市道高井田白坂神社線を中心に、その周辺市道を含めまして約45ヵ所の段差改良を予定しております。また、国分地区では、平成12年度で施工いたしました柏原市水道局前の市道石川東線を引き続き計画しておりまして、約40ヵ所の段差改良を予定しております。今後も段差改良につきましては、引き続き年次計画により進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、整理番号70番、質疑は、議案第24号 平成13年度柏原市一般会計予算、款7土木費 項2道路橋りょう費 目5交通対策費 節15工事請負費について、高井田10号線道路照明灯設置工事の内容についてであります。 高井田10号線道路照明灯設置につきましては、従来より市民の方々より要望いただいており、新大和橋から国豊橋の約1.5キロメートルの間、いわゆる大和川堤防道路の夜間通行の安全を図るべく、年次計画で設置するよう考えております。この市道高井田10号線につきましては、1級河川大和川の堤防上並びに堤防敷内を国土交通省大和川工事事務所より占用させていただいておりますが、道路照明灯などの構造物の設置には多くの問題があり、困難な状況でございましたが、協議を続ける中で、大和川工事事務所より、堤防敷内への設置は難しいが、堤防上の設置なら協議の余地があるという前向きの感触を得ましたので、本年度におきまして、国道25号の歩行者ルートとして最も利用度の高い三和化学工業から国豊橋の間を中心に、約500メートルの区間に20基程度の道路照明灯の設置を予定しておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 次に、整理番号72、質疑は、議案第24号平成13年度柏原市一般会計予算、款7土木費 項3都市計画費 目2街路事業費 節17公有財産購入費、田辺旭ヶ丘線整備事業についての全体の用地買収率と近鉄大阪線から西側の用地買収率についてであります。 田辺旭ヶ丘線につきましては、議会のあるごとに大変ご心配をかけているところであります。田辺旭ヶ丘線の全体の用地買収率と近鉄大阪線から西側部分の用地買収についてでございますが、ご承知のとおり、本事業につきましては、平成7年に事業認可を受け、補助事業として鋭意事業を進めているところであります。 現在、本路線の用地買収を本市の土地開発公社の方で鋭意進めていただいておりますが、現在までの用地買収面積は、全体で約7,000平米のうち約4,410平米であり、用地買収率としては約63%となっております。また、本路線と交差する近鉄大阪線から西側部分につきましては、約2,780平米のうち約1,550平米で、用地買収率といたしましては56%となっております。残りの用地につきましても、今後とも権利者の方々のご理解とご協力を得て用地買収が完了後、速やかに工事着手できるよう鋭意努力してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 最後に、整理番号73、質疑は、議案第24号 平成13年度柏原市一般会計予算、款7土木費 項3都市計画費 目3公園緑化費 節15工事請負費、市立玉手山公園芝ゲレンデ整備工事と原川浸水公園整備工事についてであります。 お尋ねのちびっこ芝ゲレンデ整備工事の工事内容につきましては、市立玉手山公園も開園以来、本年3月末をもちまして3年を迎え、公園施設の機能も充実されてまいりました。平成11年度は、年間約10万人の来園者が、緑豊かな自然に恵まれた憩いの場、触れ合いの場として利用されております。市といたしましては、市立玉手山公園は、子どもからお年寄りまでの幅広い年齢層の方々に利用していただくために、特に子どもたちには、公園南入り口の奥には子ども向けの木製複合遊具を設置しており、その付近の北斜面にちびっこ芝ゲレンデの設置を考えております。 工事内容につきましては、自然斜面幅6メートル、延長約20メートルで、基盤整備としてコンクリート張りに、表面に人工芝を施工し、小学生低学年以下の子どもたちが利用できるよう勾配をつけます。 次に、原川浸水公園の整備工事の内容についてであります。市道田辺46号線と大阪教育大学専用道路との交差点付近の原川を挟んだところが公園用地であります。また、遊歩道計画については、教育大前駅自転車駐輪場西側を起点として、近鉄教育大前駅プラットホームに沿った1級河川原川右岸であります。この公園は、原川の自然景観を生かした緑のオアシスとして、多くの市民が散策しながら自然を満喫できる公園整備を図ってまいりたいというふうに考えております。 工事内容といたしましては、遊歩道として延長約180メートル、有効幅員約2メートルで、路面に透水性舗装、照明3基、両側に安全さくフェンス高さ1.1メートルを設置します。また、公園園路・広場工として、管理用通路や園路を設け、透水性舗装を行うとともに、原川を挟んだ2ヵ所の広場を結ぶ階段と水辺の生物を保護するための飛び石を利用して、自由に往来できるようにします。休養施設といたしましては、パーゴラ1基、ベンチ8基を設置し、園内へは芝生や低木等約255本を植樹し、階段付近には水辺の植物を植栽して、原川の自然環境を利用した、水と親しめる特色のある公園整備を図ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 以上で答弁を終わります。よろしくお願いいたします。   〔健康福祉部長 浅野保夫君 登壇〕 ◎健康福祉部長(浅野保夫君) 第二自由民主党代表の笠井議員のご質疑のうち、私からは整理番号55、56、64、65、66、67、以上6点について順次ご答弁を申し上げます。 まず、整理番号55でございますが、議案第13号 柏原市乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部改正について、通院部分におきまして、本年7月から3歳児まで拡大を提案させていただいております。その見込まれる3歳児の対象者数と経費についてお尋ねをいただいております。 医療機関への受診対象者数は、7月から2月までの8ヵ月といたしまして、月平均791人を見込んでおります。また、受診件数は、受診率1.35でございますが、これを乗じまして8,543件を見込んでおります。また、経費といたしましては、直接経費となります扶助費で1,968万3,000円、その他の関連の経費につきましては、審査支払い等役務費の手数料で302万8,000円、医療証作成等の需用費で12万8,000円、合計いたしまして全体で2,283万9,000円を見込んでおります。 続きまして、整理番号56でございます。議案第14号 柏原市介護保険条例の一部改正について、第2条の介護認定審査会委員の定数を20人から30人に改正する理由でございます。 介護保険法では、申請に対する結果通知は申請のあった日から30日以内にしなければならないと規定されておりまして、現在の認定審査会におきましては、公正かつ慎重な審査判定をするために、2時間で約25件から30件を処理していただいております。そして、おおむね順調に審査判定を行っていただいております。しかし、要介護認定の申請件数は、平成12年9月以降、増加傾向でございます。申請件数は1ヵ月平均いたしますと250件を超えてきております。平成13年度以降も、高齢化の進展によりまして申請件数も順次増加するものと考えておりまして、審査判定に必要な資料を作成することに今まで以上に時間を費やすことにもなりかねず、認定審査会への資料の提出がおくれ、申請が30日以内に結果通知をすることにおくれが生じることも考えられます。したがいまして、審査判定を迅速かつ円滑に処理し、30日以内の結果通知の実施を確実なものにするため、今後合議体数を4合議体から5合議体へと編成することにより、認定審査会の開催回数をふやすことが可能になりますので、結果通知のおくれによる不安定な状態での介護サービス利用を防止し、利用者へのサービスの向上を図ることが確保できるものと考えております。 さらに、他市の状況を見ますと、府下の多くの市で採用されておりますところの、認定審査会委員が当審査会を欠席された場合、即座に補充できる体制を整えております。本市におきましても、即座に欠席委員の補充ができるように、認定審査会委員を現在の5人体制から6人体制に増員を図る必要があると考えております。 以上のことから、認定審査会委員の定数を4合議体5人体制の20人から5合議体6人体制の30人以内に条例改正をしようとするものでございます。よろしくお願いを申し上げます。 続きまして、整理番号64番でございます。議案第24号 平成13年度柏原市一般会計予算、歳出、款3民生費 項1社会福祉費 目1社会福祉総務費の成年後見審判申立事務の内容についてでございます。 ご質問の成年後見審判申立事務についてでございますが、成年後見制度は、平成11年12月1日に成立した民法の一部を改正する法律の施行に伴い、12年4月1日に新しく制度化されたものでございます。 この制度は、旧法において禁治産者、準禁治産者とされておりましたものが、後見保佐とされ、新たに補助がつけ加えられたもので、判断能力が不十分な痴呆性高齢者や知的障害者及び精神障害者の方で、財産管理や介護及び施設の入・退所についての契約や遺産分割などの法律行為を自分で行うことが困難であったり悪徳商法などの被害に遭うおそれのある方々を保護し、支援するというものでございます。 改正に伴いまして、通常、本人に判断能力が不十分であっても、家族や4親等以内の親族がおられる場合は、これらの方々が申し立てを行うわけですが、4親等内に身寄りのない方、及び身寄りはあっても疎遠になっている方が財産の管理や介護施設への入・退所などの福祉サービスを利用する場合、本人にかわって後見人、保佐人、補助人を選任するための審判の請求を、市長が家庭裁判所に申し立てるものでございます。 なお、これらの対象者は、民生委員、保健婦、また施設の関係者からの連絡により発見していこうと考えております。審判の申し立てに要する費用は、一時的に市が立てかえを行いますが、後日後見人等が決定した段階で市に返還していただくことになっており、今回予算計上をいたしましたのは、これらの審判に必要な費用でございます。 続きまして、整理番号65番、議案第24号平成13年度柏原市一般会計予算、歳出の款3民生費 項1社会福祉費 目2身体障害者福祉費 節8報償費、手話奉仕員の報償費の内容でございますが、本年度から始める手話通訳奉仕員派遣事業の内容についてでございます。 手話通訳奉仕員派遣事業とは、聴覚及び言語の障害により社会生活に困難を来す方々に対し手話通訳奉仕員を派遣し、コミュニケーションを円滑にすることにより、聴覚障害者等の社会参加を促進するために実施するものです。本年1月末現在、本市に在住する聴覚及び言語に障害を持たれている方で身体障害者手帳所持者数は約200人で、そのうち手話を必要とされると思われる方々は約100人ぐらいおいでになります。これらの方々が医療機関に受診や相談に行かれる場合、教育機関における授業参観や行事、または文化・教養を高めるための講演や講座に参加される場合に、必要に応じ手話通訳奉仕員を派遣するというものです。また、健常者が聴覚障害者とコミュニケーションを図る必要があるときにも派遣を行います。 派遣時間等は、原則として月曜日から金曜日の午前9時から午後5時15分まで、派遣場所は本市内としていますが、派遣内容により、時間外や市外への派遣も可能としています。いずれにしましても、派遣が必要な場合には、事前に社会福祉課障害福祉係まで申し込んでいただく必要がございます。 今回予算計上いたしております報償費は、手話通訳奉仕員が派遣についたときに支払う謝礼、これは1時間当たり1,000円を考えております。謝礼は、中部9市の1時間当たりの派遣単価を参考に算出したものでございまして、高いところでは時間当たり2,000円、安いところでは900円と決められているようです。これに派遣に伴う交通費を実費弁償します。なお、派遣に要する所要時間は1回当たり2時間を想定しておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 続きまして、整理番号66番、議案第24号平成13年度柏原市一般会計予算、歳出の款3民生費 項1社会福祉費 目5老人福祉費 節13委託料の1生きがい活動支援通所事業委託料について、通所者の利用実績でございます。 同事業は、ご存じのように、本年度の介護保険事業のスタートに合わせまして、これらを補完する意味から、在宅高齢者自立生活支援介護予防事業の一環といたしまして、老人福祉センター「やすらぎの園」の別棟のデイサービスセンターに併設をいたしまして開設したものでございます。 12年度の利用実績でございますが、年度末でまだ半月ばかり日数を残しておりますが、現在までの実績で申し上げますと、通所人員が10人、年間延べ通所回数は約240回となっております。 続きまして、整理番号67番、議案第24号平成13年度柏原市一般会計予算、歳出、款3民生費 項1社会福祉費 目5老人福祉費 節13委託料の2徘回高齢者家族支援ネットワーク委託料について、その事業の内容と開始時期についてお尋ねをいただいております。 かねてから痴呆の進行のために日常的に徘回し、行方がわからなくなって困っておられるご家庭がありますところから、このようなご家庭の精神的不安の軽減と徘回高齢者ご自身の事故防止を図る目的で、事が起こった場合、通信情報システムを活用して高齢者の現在位置をご家族にお知らせし、捜索・保護をサポートしようとする趣旨の事業でございます。 具体的には次のような作業手順を計画いたしております。まず1番目に、徘回高齢者ご自身にNTT専用端末の小型発信器を身につけていただきます。2番目に、ご家族から行方不明の通報を受けます。3番目に、委託先の市内在宅支援センターがインターネット上のNTTいまどこサービスというホームページにパソコンを接続いたします。4番目に、高齢者自身の登録番号を入力し、位置を検索いたします。5番目に、パソコンの地図画面にあらわれた高齢者の現在位置を確認いたします。最後に、この情報をご家族に、もしくは警察に保護を依頼いたします。また同時に、在宅支援センターの職員が現地に急行いたしまして、発見・保護する。以上のようなイメージで行いたいと考えておりますが、そのほか警察署や消防署の協力も必要と考えております。 また、事業実施のための経費といたしましては、市内6ヵ所の在宅支援センターとのネットワークや協力のための委託料を初め、徘回性高齢者宅へ貸与するための端末発信器15台分の購入費、また、生活保護受給世帯に対しますNTTとの初回の契約手数料及び毎月の基本手数料の料金3世帯分につきまして、歳出予算の合計201万円を計上いたしておるところでございます。なお、この歳出に対しまして、大阪府の在宅高齢者総合支援事業費補助金の中で補助金4分の3に当たります150万7,000円を見込んでおります。 次に、事業開始のめどでございますが、新年度に入って早々にスタートしたい、このように考えておるわけでございますが、在宅介護支援センターなど関係機関との協議を通じまして細部を詰めていく必要がございます。また、一方で契約というような事務もございますので、遅くとも初夏、夏の初めまでには開始できればと、このように考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 以上でございます。   〔市民部長 安井 宏君 登壇〕 ◎市民部長(安井宏君) 第二自由民主党代表の笠井議員のご質疑のうち、私からは整理番号57番、63番、68番の3点についてご答弁申し上げます。 まず、整理番号57番でございます。質疑は、議案第15号 柏原市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正の内容についてお尋ねでございます。 このたび改正をお願いいたしますのは、一般廃棄物の収集、運搬及び処分についての手数料で、改正と追加の2点でございます。 1点目の改正点は、条例別表のごみの臨時手数料に係るものでございます。現行では100キログラムにつき700円となっておりますが、大型の廃棄物は計量が困難なこと、また運搬車両がトラックからパッカー車にかわり、計量器を積載できないため、重量の把握が困難な状況にあります。このような状況から、手数料の算定を市民の皆様によりご理解をいただくため、重量から容積による算定で手数料を定めようとするものでございます。1立方メートルにつき2,000円とするものであります。 手数料の算定根拠ですが、100キログラムにつき700円の場合、2トン車満載で1万4,000円となります。2トン車の最大積載容量は7立方メートルでございますので、1立方メートルにつき2,000円とするものでございます。これは、重量で計算しましても、容積で計算いたしましても、2トン車満載であれば1万4,000円となりますので、実質の料金は変わらないものであります。 2点目は、特定家庭用機器、いわゆる家電4品目の収集運搬手数料についてでございます。 ご承知のとおり、この4月から循環型社会構築の一環として、特定家庭用機器再商品化法、いわゆる家電リサイクル法が施行されます。テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンの4品目につきましては、リサイクル処理が行われることとなります。この法律は、それぞれの役割分担が明確にされておりまして、消費者が再商品化に係る収集運搬費用と再商品化費用を負担し、小売業者が収集運搬を、製造業者が再商品化を受け持つこととなっております。 基本的には、自治体には引き取りの義務はございませんが、不法投棄を未然に防止し、適切なリサイクルを推進するために、市が引き取り、収集運搬を行う場合があります。販売店は、買いかえや過去に販売したものは必ず引き取る義務がありますが、町の電気屋さんが組織する電気商業組合のお話では、引き取り義務のないものも極力引き取るとのことでございます。しかしながら、販売店の事情や市民の意向など、市が引き取る場合もあり、手数料を定めるものであります。これの収集運搬手数料としまして、1個につき2,000円を定めるものであります。 なお、この4品目は、製造メーカー別に藤井寺市の津堂または八尾市神武町のどちらかの指定取引場所に搬入することとなっております。 ちなみに、近隣各市の手数料としまして、八尾市は2,500円、堺市は2,400円、南河内清掃施設組合構成市の河内長野市、富田林市等は2,700円となる模様でございますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、整理番号63番でございます。質疑は、款2総務費 項3戸籍住民基本台帳費 目1戸籍住民基本台帳費 節13委託料 住民基本台帳ネットワーク開発委託料について、事業内容についてのお尋ねでございます。 住民基本台帳ネットワーク化につきましては、平成11年8月12日、住民基本台帳法の一部を改正する法律が成立いたしましたことにより、法整備されました。改正の趣旨は、住民基本台帳ネットワークシステムを構築することによりまして、高度情報社会に対応し、住民の利便を増進するとともに、国や地方公共団体の行政の合理化を図るものであります。 主な改正点といたしましては、1点目としまして、すべての国民の住民票にコード番号をつけ、氏名、住所、性別、生年月日の4情報とともに新たに住民票コードをつけ、電気通信回線で全市区町村をネットワークで結ぶことにより、全国共通の本人確認ができる仕組みを構築するものであります。 2点目としまして、児童扶養手当や恩給の支給など92事務に限って、中央省庁も生存や住所確認などのために利用できることになっております。 3点目としまして、全国どこの市区町村でも4情報の記載された自分の住民票の交付を受けることができます。 4点目としまして、転入手続の際、市区町村窓口に行くのを転入時の1回で済ますことできることになっております。 5点目としまして、住民基本台帳カード--ICカードを本人の申請により交付することができることになっております。 住民基本台帳事務は、各市行政の基礎となり、住民の居住関係を公証するものであることから、住民基本台帳ネットワークシステムの運用につきましては、プライバシー保護に留意し、制度面、システム面、運用面におきまして厳重に本人確認情報等の保護に努めてまいりたいと思っております。 住民基本台帳ネットワークシステムの運用開始につきましては、平成15年8月を予定いたしております。これに伴いまして、平成13年度では、コミュニケーションサーバー等の整備、既存住民基本台帳システムの改修、テスト、外字変換テーブルの整備等を行ってまいりたいと考えております。住民基本台帳ネットワークシステム構築の第1年次といたしまして850万円の予算措置をお願いいたしましたところでございます。 平成15年8月の運用開始に向けての計画といたしましては、平成14年度ではデータ整備、テスト、住民票コードの通知、住民基本台帳カード--ICカード利用に係る条例制定、住民票の写しの広域交付及び住民基本台帳カードに係る手数料条例の制定等を予定いたしております。 平成15年度におきましては、住民票の写しの広域交付、転入転出特例及び住民基本台帳カードの交付に係るマニュアルの整備、住民への周知を予定いたしております。 平成15年8月の運用開始のためには、14年度以降も所要の予算措置と条例制定が必要となります。今後とも住民基本台帳ネットワークシステム構築に対しましては、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、整理番号68番でございます。質疑は、議案第24号 平成13年度柏原市一般会計予算、款4衛生費 項1保健衛生費 目5公害対策費 節13委託料、西名阪自動車道大気汚染常時監視測定業務委託料の内容についてお尋ねでございます。 ご質疑の西名阪自動車道柏原料金所の設置に伴います大気汚染常時監視測定業務につきましてでございますが、この件につきましては、道路沿線住民の健康の保護及び良好な環境を保全するため、従前から公団に対し、環境基準と比較できる結果を得られる監視体制として大気汚染常時監視測定局を公団の責任において設置されるよう申し入れておりました。再三にわたり協議を重ねました結果、公団の費用で測定局を設置し、維持管理のための費用と測定機器の更新を含めた10年間の維持管理費を公団が一括で柏原市に支払うということで協議が調いました。 維持管理費の内訳としましては、測定機器の更新費用及び10年間の日常点検、定期点検、消耗品、電気料金などの保守点検費用となっております。 測定項目としましては、一酸化炭素、二酸化窒素、浮遊粒子状物質、風向、風速となっております。 この測定局の設置場所につきましては、旭ヶ丘3丁目の西名阪道北側側道沿いの道路公団所有地に決定しております。本年3月末完成の予定であります。したがって、局完成後の10年間の費用は、公団が負担し、維持管理を市が行うこととなるため、本市としましては、平成13年度から測定業務をすべて業者委託することといたしておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 以上です。   〔教育部長 古川利章君 登壇〕 ◎教育部長(古川利章君)  第二自由民主党代表の笠井議員のご質疑のうち、私からは整理番号58、60、77、78、79の5点について答弁申し上げます。 まず、整理番号58番は、柏原市営庭球場条例の一部改正のうち、主な改正点であります使用料関係についてご質疑をいただいております。 市営庭球場につきましては、夜間照明設備の新設及びコートの砂入り人工芝張りかえ整備工事を行い、工事の方も順調に進んでおりまして、4月1日からリニューアルオープンいたします。それに伴い、照明設備の使用料金として、使用電力料金並びに近隣市等の状況を勘案いたしまして、1時間1コートにつき500円と設定するものであります。 次に、コート使用料でありますが、近隣市の状況並びに平成4年5月に1時間700円と改定し、以後既に9年経過していることや、このたびの整備工事で施設の充実を図ったことなどを総合的に勘案し、市内料金を1時間900円、市外料金を1時間1,200円に、それぞれ200円の改定をお願いするものであります。 なお、近隣市の類似施設の状況でありますけれども、八尾市では1時間1,000円、富田林市では1時間800円、また近くのサンヒルでは1時間、平日1,400円、土・日曜日は1時間1,800円となっております。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 次に、整理番号60番、デスクトップ型パソコンを買い取りにかえて、現リースと比較してどれだけのメリットがあるかというご質疑でございます。 平成13年度から実施いたします地域住民に対するIT基礎技能講習を推進するに当たりまして、文部科学省の社会参加促進費補助交付金制度に、新たにパソコン等の購入に係る情報通信技術関連特別対策情報通信施設整備補助金が設けられました。この補助の適用を受けるため、教育研究所の備品として平成12年9月に整備いたしました、まだ7ヵ月しか使用していない新品に近いデスクトップ型パソコン23台をリースから買い取りへ変更、並びに新規にノート型パソコン21台を購入し、合計44台のパソコンと周辺機器の整備をするものであります。 教育研究所のデスクトップ型パソコン23台につきましては、周辺機器も含め、ハード・ソフト面においてかなりすぐれた機能を有し、教職員研修用に整備したものであります。これを買い取ることによって、残りのリース料53ヵ月分を一括支払いすることになりますが、パソコン23台分の補助金378万3,000円をいただけることになり、本市としましてはその分得になりますので、今回リースから買い取りに変更いたしたところでございます。 また、新規21台分のノート型パソコンにつきましては、345万5,000円の補助金をいただくことになります。 今後、教職員研修だけでなく、一般の方々の講習にも役立てるとともに、情報教育及び研修活動に大いに活用できるものと考えております。 次に、整理番号77番、国分小学校旧プールの解体及びのり面の保護工事についてのご質疑であります。 国分小学校旧プールにつきましては、昭和46年度に国庫補助事業の体育施設整備費補助金により建設し、現在30年を経過しております。平成3年度にプールの詳細調査を行った結果、地盤や構造物の不同沈下が見られ、コンクリート強度の不足が明らかになりました。そして、阪神・淡路大震災後、平成7年度に耐震診断を行った結果、構造耐震指数は安全とされている0.7以下で、耐震性能が不足しており、そのまま放置すると大きな地震等で崩壊するおそれが高いと診断されました。この診断をもとに検討をいたしました結果、築後相当の年数を経過しており、補強しても長期間の耐久性の保持が困難であると判断し、平成10年度に新たにプールを国庫補助により東門のところに新設を行っていただいたところであります。 この折、新プール完成後、できるだけ早期に解体するよう指導を受けておりました。旧プールは、ご存じのとおり西側急斜面に長さの異なる柱で支える構造となっており、上の学校敷地はすべて鉄筋校舎でふさがれており、下の民家--真横に2階建て住宅、その北側に平屋住宅、南側に倉庫と二、三十センチで隣接していることから、工事施行は非常に困難であり、また下の民家に対して安全確保が必要なため、平成11年度において解体工法の検討と総工事費の算出を専門のコンサルタント業者に委託しましたところ、1としまして、圧砕工法、これはクラッシャラン工法とも言いますが、プール下の民家の協力をいただいて、敷地内の家屋すべてを解体撤去し、撤去後にクレーン、圧砕機を投入し、圧砕機で解体していく方法でございます。2としまして、ダイヤモンドワイヤーソーイング工法、これはプール下民家の敷地内のうち、2階建て住宅を残して北側の平屋建て住宅と南側の倉庫のみを解体撤去し、撤去後にクレーンと専用の機材、これはダイヤモンドワイヤーソーイングマシーンという機械でございますけれども、これを入れて、その機材で碁盤の目のように切断して、つり上げながら解体する工法。3としまして、同じくダイヤモンドワイヤーソーイング工法でございますけれども、学校敷地内の上からの施工で、校舎を縦に1、2階を抜いて、クレーンで専用の機材を搬入し、その機材等で碁盤の目のように切断して、つり上げて解体する工法。以上3つの工法が施工可能との結論が出されました。 しかし、いずれの工法におきましても、重機の搬入及び急斜面での足場の確保、また解体した廃材、鉄筋並びにコンクリート片の整理、ダンプカーへの積み込み場所の確保、また急斜面での施工のため、下の民家への落下及び振動、騒音、ほこり等の対応等、下の民家の協力なくしては施工できない状況であります。検討いたしました結果、経費的に一番低い圧砕工法--クラッシャラン工法の採用を決定し、プール下の民家の所有者と何度となく交渉を重ねた結果、この工法で一応の合意に達した状況でございます。 次に、整理番号78番でございます。堅下北、堅下南両小学校の特別教室増築工事についてであります。 堅下北小学校につきましては、平成10年度までは普通教室が17教室でありましたが、平成11年度より各学年3学級となり、全校の学級数は18学級となっております。今後も、この学級数で継続、推移していく見込みであり、余裕教室が全くない状況でございます。また、文部科学省の指針で充実を求められております特別教室のうち、家庭科室、理科室、音楽室、図工室は整備できておりますけれども、コンピューター室、児童会室、多目的室等は未整備の状況でございます。また、新しい学習指導要領によるグループ別に分かれて活動する総合的な学習の時間や少人数での授業への対応も考えまして、平成13年度において鉄骨づくりの3階建て、1階は多目的室、2階はコンピューター室、3階は児童会室、延べ面積378平方メートルを中央の中庭の東側に建築するものであります。 一方、堅下南小学校におきましても、普通教室が17教室と高井田分校児童用2教室合わせて19学級で、全く余裕教室がない状況であります。また、現在の校舎の4階にはトイレがない状況であり、3階のトイレに集中し、混雑しております。特別教室につきましては、堅下北小学校と同様の整備状態であるため、また新しい学習指導要領に対応できるように、平成13年度において鉄骨づくり4階建て、1階多目的室、2階コンピューター室、3階児童会室、4階トイレの延べ面積426平方メートルを、正面玄関の階段の左側に増築するものでございます。よろしくお願いいたします。 次に、整理番号79番、IT基礎技能講習についてでございます。 IT基礎技能講習についてお尋ねいただきましたが、IT基本法が本年1月より施行され、すべての国民がIT--情報通信技術を積極的に活用し、その恩恵を享受できるIT立国の形成を目指した政策を総合的に推進される状況となっております。こうしたことを受けまして、総務省では、国民がIT講習を受ける機会を飛躍的に拡大させるため、地方公共団体が行う講習会の開催を支援することとし、都道府県においてIT講習推進特例交付金制度が創設されたものであります。 大阪府は、この交付金制度により、IT講習を実施する市町村へ情報通信技術講習事業補助金を交付するものであります。この制度の概要につきましては、まず講習対象者は20歳以上の方で、パソコンに初めて触れる方がインターネットを使えるようになるための基礎技能の習得を目指すもので、講習内容はパソコンの基本操作、文書の作成、インターネットの利用、電子メールの利用等となっております。講習時間は、基礎技能の習得ということから、1講座当たり12時間とされております。そして、1講座当たり20人の補助金といたしまして、定額で17万1,000円が交付されることになっております。 そこで、本市といたしましては、この制度を利用し、多くの市民の皆さん方に受講していただけるよう検討を進めております。講習場所としましては、柏原小学校内にあります教育研究所及び公民館堅下分館、それから国分東小学校ほか2ヵ所の小学校での開催を予定し、受講者といたしまして112講座で約2,500人程度を予定しているところであります。開催時間としましては、午前午後の開催とともに、勤労者の利便も考えまして、夜間も開催したいと考えております。また、講習会の開始時期といたしましては、4月中旬から下旬を予定しております。 なお、応募につきましては、3月号「広報かしわら」で開催予定の件は載せておりますが、とりあえず4月分につきまして3回程度、テストケースということで、公的施設等に大きく張り出し、往復はがき等で申し込んでいただくよう考えております。また、5月以降につきましては、講習を委託し、具体的に日程が決まりましてから、「広報かしわら」はもちろんのこと、別刷りの案内等を全戸に配布し、または市のホームページ等をも利用して応募を募ってまいりたいと考えております。 以上でございます。   〔財務部長 増田純忠君 登壇〕 ◎財務部長(増田純忠君) 第二自由民主党代表の笠井議員のご質疑のうち、私からは整理番号61、62番についてご答弁申し上げます。 まず、整理番号61番でございます。ご質疑は、歳入の利子割交付金が昨年度より増額となった理由と根拠についてでございます。 この利子割交付金につきましては、所得税における利子課税制度が昭和63年4月1日から実施され、この措置により地方税法も改正され、市町村民税所得割に相当するものとして利子割交付金制度が設けられたところでございます。都道府県は、市町村に対し利子割額の57%相当額を各市町村に係る個人道府県民税収入決算額の割合に応じて交付するものとされております。これは、利子割が本来住民税の一部として課税するものでありながら、市町村に課税せず、道府県税のみとしていることによるものでございます。 すなわち、利子割に係る徴収制度をできるだけ簡素化して金融機関等の特別徴収義務者の事務負担を増大させない趣旨から道府県のみが課税し、市町村に対しては利子割の一部を利子割交付金として交付することにより調整を図ることとしているものでございます。 この利子割交付金が平成13年度当初予算で増額となっておりますのは、平成2年度、3年度のバブル経済全盛期時代に預けられました高利率の10年満期の郵便定額貯金約106兆円が満期を迎えることの影響によるものでございます。本市におきましても、利子割交付金につきましては、平成11年度で1億2,981万4,000円の歳入があり、平成12年度当初予算では、増額を見込みまして2億5,000万円を計上いたしましたが、現在のところ約4億4,900万円の大幅な増収になるものと見込んでおります。 このように平成12年度の利子割交付金が大幅に増額となっておりますのは、平成2年4月期7.851%、9月期8.648%という定額貯金の高利率が反映されたことによるものでございます。平成13年度につきましても、平成3年7月期8.061%、11月期7.204%となっており、総体的には実績を勘案して平成12年度を若干下回るものと見込み、利子割交付金を4億円として計上したものでございますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 次に、整理番号62番でございます。ご質疑は、地方交付税が前年度より4億6,000万円減額となっていることについてでございます。 地方交付税制度は、各地方公共団体における財源の不均衡を是正し、すべての地方公共団体が合理的かつ妥当な水準における行政を行うのに必要な財源が確保されることを目的として昭和29年度から発足したもので、国税のうち所得税、法人税、酒税、消費税及びたばこ税の一定割合の額を一定の基準により国が地方交付税として交付することとされております。 平成13年度当初予算に計上しております本市の地方交付税の額は、普通交付税といたしまして41億4,000万円、特別交付税といたしまして3億円、合わせて44億4,000万円を計上させていただいております。このうちの普通交付税が前年度より4億6,000万円減額となっております。この減額の理由といたしましては、普通交付税の算定の基礎となる国勢調査人口が、平成7年度国勢調査人口で8万303人、平成12年度国勢調査人口で7万9,221人と、1,082人減少したことによる減額分として1億円、それから地方の負担分として、平成12年度までは地方交付税特別会計から借り入れていたものについて、会計処理を明確にするという観点から、この地方負担分を臨時財政対策債で補てんされることになり、この補てん分が3億6,000万円として減額になっております。同額を市債に計上させていただいておるところでございまして、この臨時財政対策債の元利償還金につきましては、後年度に全額普通交付税に算入されることとなっております。これらを合わせまして、12年度と13年度の当初予算比較で4億6,000万円の減額を見込んでいるところでありますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 以上、答弁を終わります。   〔駅前再開発事務所長 松宮嘉則君 登壇〕 ◎駅前再開発事務所長(松宮嘉則君) 第二自由民主党代表の笠井議員のご質疑のうち、私からは整理番号71番についてご答弁申し上げます。 ご質疑は、議案第24号 平成13年度柏原市一般会計予算の款7土木費 項3都市計画費 目1都市計画総務費 節28繰出金で柏原駅西口地区市街地再開発事業会計への繰出金についてであります。 お尋ねの繰出金につきましては、都市再開発法に基づき進めております柏原駅西口地区市街地再開発事業の財源を主に補助金及び保留床の処分金などで補いますことから、事業収支を一般会計の歳入歳出と区分し、経理を明確にする必要がございます。そこで、本年3月に事業認可申請を行いまして、平成13年度の早い時期に事業認可を受ける予定であり、その後、本年度に行う権利者個々の従前資産の評価業務を終えますと、早期買収を希望される方との補償交渉にも入る予定であります。そこで、地方自治法第209条第2項の規定に基づきまして、特別会計の設置を今議会にお願いしているところでございます。 つきましては、平成13年度柏原市柏原駅西口地区市街地再開発事業会計繰出金の内訳でありますが、柏原駅西線、駅前広場等の街路事業に関する市負担分と人件費相当分として1億2,383万1,000円を、再開発特別会計に一般会計より繰り入れしていただくものであります。 以上、よろしくご理解のほどをお願い申し上げます。   〔下水道部長 前田 弘君 登壇〕 ◎下水道部長(前田弘君) 私からは、第二自由民主党代表の笠井議員ご質問のうち、74番についてご答弁申し上げます。 平成13年度柏原市一般会計予算、款7土木費 項4下水道費 目2浸水対策費 節15工事請負費でございますが、ご質問の国分市場・片山浸水ポンプ場の関連整備工事内容についてでございますが、国分市場及び片山・玉手地域につきましては、両地域ともに大和川の水位に比べまして地盤が低く、大和川の水位の影響を受ける地域でございます。そのため、豪雨によります大和川の出水時には、市場地区につきましては、田辺水路とそして柳原水路の合流点に設置しております田ノ樋のゲートを閉鎖し、内水を市場浸水ポンプ場より強制排水しております。また、片山・玉手地区につきましては、片山浸水ポンプ場内に設置しておりますゲートを閉鎖して、同じく内水をポンプアップにより大和川に排水しております。 しかしながら、近年の都市化により、今まで保水そして遊水機能を果たしておりました農地が減少してきまして、豪雨時には最大雨量が顕著になり、都市型の浸水被害を発生させております。そのため、その対策といたしまして、国分市場、国分東条町につきましては市場浸水ポンプ場関連整備、また片山・玉手地域につきましては片山浸水ポンプ場関連整備と位置づけまして、それぞれの地域の浸水に対応しております。 そのうち市場浸水ポンプ場関連整備につきましては、これまでにも当ポンプ場の放流管や流入水路の整備を行ってまいりましたが、また平成12年度におきましても、ポンプ能力をより生かすために、ポンプ場横に調整池を増設いたしております。さらに平成13年度におきましては、国分東条地域の浸水対策といたしまして、現在国道25号線を横断しております柳原水路を、これは直径1,200ミリと細く、流れが大変悪うございますので、この部分につきましては、現在国土交通省に改修をお願いいたしております。その下流約20メートルにつきましては、本市において改修計画をいたしております。 次に、片山浸水ポンプ場関連整備についてでございますが、これまでもポンプ能力をより生かすために、流下能力が不足している水路の改修や、玉手地域からの流下を阻害させている府道大和高田線への横断管の布設を行い、平成12年度におきましても、浸水が発生している玉手イズミヤ付近の余剰雨水をポンプを利用して流域外に排水する施設や、流域外からの雨水が流入してくるのを防ぐためのゲートなどを設置いたしております。引き続きまして平成13年度におきましても、流下能力が不足しております片山ポンプ場予定地横の水路を利用いたしまして改修し、片山水路の水位を安定させるために、片山浸水ポンプ場への流入口の除じん機等が水位と連動して稼働するような改良を行ってまいりたいと考えております。 以上、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。   〔市立柏原病院長 福井須賀男君 登壇〕 ◎市立柏原病院長(福井須賀男君) 第二自由民主党代表の笠井議員のご質疑のうち、私からは整理番号80番についてお答え申し上げます。お尋ねは、市立病院の過去3年間の入院状況でございます。   〔尾野議長 鶴田副議長にかわり議長席に着く〕 平成9年度の1日平均入院患者数は246人、病床稼働率87.7%、平均在院日数24.1日でございます。平成10年度は、同じく1日平均入院患者数229人、病床稼働率81.6%、平均在院日数22.5日、平成11年度は、同様に1日平均入院患者数235人、病床稼働率84.0%、平均在院日数21.0日でございます。なお、平成12年度につきましては、1月までの集計でございますが、1日平均入院患者数は216人、病床稼働率77.2%、平均在院日数19.5日でございます。 病床稼働率が低下しておりますが、この主たる原因は、平均在院日数の短縮にあると考えております。 以上でございます。 ○議長(尾野文男君) 以上で一通りの答弁は終わりました。笠井議員、再質問ありませんか。 ◆13番(笠井和憲君) 議案に対する答弁でございましたので、最初ということで本当に丁寧なご答弁をいただきまして、ありがとうございます。ということで、残り時間がもう33分ということで、本当に丁寧な答弁をしていただいて時間をとってしまったなあと、これからの質問を短縮して、また明瞭にやっていきたいと思っておりますので、ご協力をよろしくお願い申し上げます。 それでは、52番、専決処分報告なんですけれども、これはやはり報告を聞かせてもらっておりますと、90%近くこちらの方が悪いということもおっしゃっておりますし、また、左に曲がるのに左後方を確認するというのは運転をする者にとっては当たり前のことだと思いますので、そういう事故が起こるということ自体、柏原の公用車に乗っておるということでありますので、市民の方から見られても、やはりちょっとこれはおかしいんじゃないかと。それで、市長さんが8選もされてきて、大変いろいろと苦労もされている中で、職員の方もそれなりに一生懸命いろんなことに関して協力もし、また一丸となっているんだという気持ちもやはり見せんといけませんし、そういう気の緩みというのが、やはり8選の多選においていろいろな形で批判が出ていたこともあると思います。その辺のところもよく職員の方も気をつけていただくように、これからのご指導をよろしくお願いを申し上げておきます。 整理番号53番、これは調停という形で、市民の方と調停をするということで、今説明をしていただいたわけなんですけれども、これは原川に行く、本当に皆さん方がよく使われる道であります。ですので、やはりこれを91センチを確保するともおっしゃっておりましたけれども、前にはもっと広かったんやというようなことも聞いております。しかしながら、これから調停という形でいろいろと話し合いをされて、相手側の気持ちも酌んでいかなければならない、そういうところで調停になってきたと思いますので、その調停の場をうまく利用していただいて、歩道を確保していただきたいと思っております。 それとまた、調停をされましたこれをいい教訓とてして、また今後ともこういうことが起こりましたら、その教訓を生かしていただくように、ひとつお願いを申し上げておきます。 整理番号54番、職員の再任用については、市長も市政運営方針の終わりの方で、高齢職員の長年培われた知識と経験を生かさないといかんということで、新たに再任用制度を導入すると言っておられます。この制度は大変運用面が広くなってくると思いますので、その辺、適切なる運用をしていただきますようにお願いを申し上げておきます。 整理番号55番、これは若い世代にとっては大変助かるし、枠が広がったということで本当に喜ばれると思います。そこで市長にお伺いしますけれども、このような助成が大変多くなってくると思いますし、また福祉の政策に対して全体的に一度見直さなければならないのではないか。少子化、高齢化という時代になってきておりますので、その辺のことを市長としてはどういう考えを持っておられるのか、福祉全体としての政策について一度見直すということを考えておられるのか、その辺を聞かせていただきたいと思います。 ◎市長(山西敏一君) 福祉全体はもちろん見直さなければいけませんし、高齢化社会に対応するこの見直しは、大変急ピッチでやらなければならないと思っております。 今ご指摘の少子高齢化につきましては、現在の婦人の家庭生活、そして共稼ぎ等々で、保育あるいはそれに対しまするところの労力の配分の仕方等々に問題があろうと思っております。もちろん見直しもしておりますし、私どもの財政の許す範囲内ではそれに対して支援をしていきたい、こういうことから、市といたしましてはこれに対応していくと。それだけでなしに、府へもいろいろお願い申し上げまして、府の制度としても取り組んでいただく、こんなことをお願いしまして、大体府へ言うてもほとんどは聞いてくれないんですが、このことにつきましては一歩踏み込んでくれまして、したがってこのような形で年齢のアップ、こんなふうにつながっていくんじゃないかと、こんなふうに思っております。これからもこれにつきましては十分対策を考えていきたいと思っております。 ◆13番(笠井和憲君) この事業は、財政のできる限りひとつ対象枠を広げていただきたいと思いますので、ひとつよろしくお願いいたしておきます。 整理番号56番、介護認定審査会委員ですね、これは20人を30人にするということなんですけれども、1人の欠席を入れての6人と説明されておりますけれども、実質はこれは5人でやるんですか。審査するときは5人か6人かということを教えてください。 ◎健康福祉部長(浅野保夫君) ご指摘のとおり5人で行います。 ◆13番(笠井和憲君) なかなか責任のある認定でございますので、大変な仕事であります。ひとつ欠席をされることも十分に頭に入れてそういう体制で臨まれるということですので、本当にありがたいことだと思っております。また、結果通知のおくれなど、介護サービスを利用されている方の不安をなくするということで、サービスの向上も図っていただかなければなりませんので、この申請件数がふえる可能性があれば、再度条例などの改正に取り組んでいただけると思いますけれども、それはまた取り組んでいただきたいと思いますので、これは要望しておきます。 柏原市の廃棄物の処理でございますけれども、これは1立方メートルで2,000円とおっしゃってますけれども、これが1.2になったり1.5になったら、その辺はどういうふうに判断されるんですか。2,500円取るとか、そういうことを考えておられるのか、そうか1立方メートル、2立方メートルでいかれるのか、その辺をちょっと教えていただけますか。 ◎市民部長(安井宏君) 自席よりお答え申し上げます。 量につきましては、今おっしゃいましたとおり1立方メートル単位で換算していきたいと思っておりますので、よろしくご理解のほどをお願いいたします。 ◆13番(笠井和憲君) 今言うてるのは、1.2というのは、結局小数点を切り捨てるか、切り上げるか、簡単に見て判断されると思うんですけれども、大まかに対処されるんですか。 ◎市民部長(安井宏君) 具体的には、今のところ、実を言いますとそこまで考えておりませんでしたけれども、業者とは今後、1立方メートル単位程度で進めていきたいと思っております。 ◆13番(笠井和憲君) ごみのことですので、簡単に考えられても、また困るんですね。やはりたくさんのごみを出すと、1.2でも、0.2の数がふえてきたらかなりのことになってきますので、その辺もやはりよく考えていただきたいなあと思っております。 それから、家電リサイクル法が施行されますので、大型電気製品などがまた不法投棄されると思います。不法投棄されるので、昨日の市長の答弁の中で、パトロールを強化するとおっしゃっておりますけれども、我々の高井田の上の方も大変不法投棄の多いところでございまして、どの辺をまたパトロールを強化されるのか、ちょっとお伺いしたいと思うんですけれども、パトロールはどういう形でされるか、そのことについておわかりであれば、ご答弁をお願いいたします。 ◎市民部長(安井宏君) 自席よりお答え申し上げます。 現行でも、市の職員が2人1組の1班体制で月2回パトロールを行っております。このパトロールを強化していきたいと思っておりますので、よろしくご理解のほどをお願い申し上げます。 ◆13番(笠井和憲君) どうするかと聞かせてもらって、現行2回、それを強化するとおっしゃってますので、どうされるのかなと思ったんですが、まだ決めておられないということですな、これから検討するということですな。 ◎市民部長(安井宏君) 今のところ、どれだけの不法投棄があるのかということは見当がつきません。それにつきまして、4月以降の法施行後、それに対して対応していきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ◆13番(笠井和憲君) それは見当がつかんやろうな。しかし、不法投棄をやはりさせないということでパトロールすることもあると思うんですよ。ですから、もう少し強化をすると市長が答弁をなさっているので、それやったらどうするかということをお聞きさせてもらってますので、やはりそれなりの答弁は考えてもらいたいなあと思います。これからまたよく検討してください。お願いいたします。 58番の市営片山庭球場なんですけれども、本当に私も見せてもらいに行きまして、なかなかきれいなコートを張っていただいておりますし、大変喜んでいるんですけれども、またナイター設備もつけていただいている。2.5かな、なかなか幅のあるいいコートです。だから、喜んでおります。しかし、その行ったときに、網のフェンスでずっと囲ってあるだけでして、これを最初に見たときに、入り口はどこかなと思うような状況でありました。テニス場でも、やはり市民の方がずっと楽しんでやられるものでありますから、入り口ぐらいはここですよと、ここにテニス場があるんですよというぐらいの形で、やっぱりわかるような入り口にしておいてもらいたいなあと思うんですけれども、市長、一度見に行かれたことはございますか。 ◎市長(山西敏一君) 最近は見ておりませんが、市の方は比較的そういうPRにつきましては、どれでも不足ぎみであると痛感しております。早速表示します。 ◆13番(笠井和憲君) 表示というよりも、入り口がただのネットのフェンスだけの形でつくってありますので、2枚が後ろにあくような観音開きみたいになっておるんですけれども、閉まっておれば、すべてフェンスに見えてしまうんですね。どこが入り口かいな、ここかいな、どこかいなと、前と入り口が変わってますので、それすらわからん。そしたら、その上にアームでもつけていただいて、ここは柏原市営テニス場ですとか、何か書いてもらえばいいんですけれども、それすらもないというような状況です。 まだ整備されてませんので、入ってからの中のいろんな施設自体も何も置いてないから、余計にそういうふうに見えたのかもしれません。担当の方にその後聞きますと、やはりいすとかも置かれるということですけれども、市民の方がこれから生涯スポーツとして取り組んでいただいて、楽しんでいただけるものですので、やはりそういうスポーツをする場所であるというような雰囲気を漂わすというのか、そういうムードのあるような形のものをつくっていただきたいなと思っておりますので、ひとつそれはよろしくお願いいたしたいと思います。 また、けがをするからコートをかえてもらった、そのコートを張りかえるときに、張りかえるんであるから、もう一つお願いとしてナイター設備をつけてもらったといういきさつがあるんです。市長もその辺はよく知っておられると思いますけれども、そういう形で対処していただいておるので喜んでいるんですけれども、それが今度、そしたら使用料を上げようか、きれいになったから上げようかと。これはやはり、生涯スポーツ、そしてまた「健康日本21」ですか、お年寄りの方もこれからスポーツに楽しんでもらって、そして老後を病気で寝ているんじゃなしに、いつまでも健康でいてもらいたいというようなことまでおっしゃっているようなことでございますので、使用料というものに関しましても、やはりお年寄りの方も十分使っていただける、そのためにはやはり、この柏原市というのは、テニスにでもこれだけの力を入れているんだと。また堅上中学校ですか、あそこのソフトテニス部の方もやはりあれだけの優秀な成績も残しておられます。ですから、やはり柏原市のテニス場には、近隣市ではなかなか皆さんうまい方もたくさんいらっしゃるしということでのうわさもありますので、ぜひひとつ市民の皆さんに利用していただいて、喜んでいただけるということで、今も言いましたけれども、けがが出るからコートをかえたんでありまして、そういうことから発想していることでございますので、リニューアルしたから料金を上げる、そういう説明も聞いておりますけれども、そういうことに関しての市長さんのお気持ちをちょっと聞かせていただければありがたいと思います。 ◎市長(山西敏一君) 前半の入り口をきれいにする、これは公の点は大変不足しておることはわかっております。できる限りそれはさせていただきます。早急に今月中に何とかしていきたい、こんなように思っております。 なお、料金の問題につきましては、私は改造前に見に行きました。いろんな悪い点をいろいろ改善しなければならない、こういうことで、この際改めてと、こういうことになったわけであります。そのもう一つ前には、地代、借上料等々がございまして、現在の情勢から地代そのものが大変な負担になっておると、こういうことでほかの策を考えたことも事実であります。ほかの策をいろいろ考えましたが、場所ですね、違うところで地代を払わなくてもいいところ、こういうふうに考えたわけでありますが、諸般の事情からそれは実現せず、やはり現在のところでとなりました。 したがいまして、大変な経費がこれからもかかっていく、また新しい費用をかけてやっていく、こういうことでございますので、この際やはり投資いたしますとこにつきましては、私自身は直接話はしておりませんが、教育委員会の方から、今後新しくなった場合にはひとつまた使用者側のご協力もお願い申し上げたいと。それには、世間と申しますのか、他市の状況、サンヒル柏原につきましては公的な国の施設でございますが、これですらいろんなことがございますので、使われる方もある程度のご協力もお願い申し上げたい、こういうことをお話し申し上げるようにと、こんなふうに言うておりましたので、その点はひとつまた使われる方につきましてもご理解賜りたい、こんなふうに思っておるわけであります。 ◆13番(笠井和憲君) 料金の据え置きということでお願いしておるんですけれども、それもなかなか、やはり新たにすれば、その新たにすることにおいて、言葉は悪いですけれども、取りやすくなると。残念なことやなあと。今後またそういう形で、いろんな施設が古くなってきましたら、新たにリニューアルされると思うんですけれども、そのときにもやはりそういう対応をしていくような姿勢になっていくのか、それを大変僕は心配するところでありまして、スポーツを振興しよう、普及させようと思いますと、やはり安い値段で皆さんに使っていただく、それぐらいのサービス精神を持って対応していかなければならないんじゃいかなと、そのように考えます。もう二度三度聞くのはあれですので、料金の据え置きといいますか、その辺のところをもう一度考えていだたけたらありがたいなと思って、この項は終わらせていただきます。 整理番号59番、インターネット技術を使いまして、地域イントラネットの基盤整備をし、教育関係にも役立てていただける。しかし、教育関係に役立てるには、それを使う人間の心というのも大事であろうと、今皆さんおっしゃっております。今回、8,850万円ですか、実質は245万1,000円で済むということで、国の補助金を使ってうまく地域イントラネットの基盤整備をされた。それに対してはなかなか喜んでおるわけなんですけれども、インターネットを使っての事業というのは本当にスピードが速いですので、これにかかわる職員さんにしましても、担当課にしましても、本当に大変なことだと思います。ご苦労をかけますけれども、それに対応していただけますように、ひとつよろしくお願いを申し上げておきます。 次の、デスクトップ型のパソコン23台とノート型21台を買われたということで、これはリース業者の方との契約は5年だと先ほどおっしゃいましたね。5年というのは、どの業者とリース契約をされたときには5年であるのか、ちょっとお聞きさせてもらいたいと思います。 ◎教育部長(古川利章君) 自席からご答弁申し上げます。 今回の講習用のパソコン等につきましても、本市の小・中学校につきましても、一応パソコンの期間は5年ぐらいということが一番一般的でございまして、どこの市も一応5年でリース契約しているのが現状でございます。 ◆13番(笠井和憲君) ちょっと会社名は言えないんですけれども、私の方で調べましたら、やはり3年というところもあるし、その対応はいろいろであると聞かせてもらっております。それとやはりパソコン機器というのは本当に日進月歩で、私も2年ほど前に買ったら、そのときに40何万円のものがもう今は20万円ぐらいになっているとか、そういう時代でありますので、できればリースで対応したらよかったんじゃないかなと思うんですけれども、補助金が出たということで買われたと思うんですね。しかしながら、その機械を使いこなすのにまた時間がかかりますし、どっちがどうとも言いづらい面があるんですけれども、やはり機械は日進月歩ということを考えれば、リースで対応しておいた方がよかったんじゃないかなと思いますので、その辺のところはまた検討していただいて、今後ともいろいろとそういうことが出てくると思いますので、今後の検討課題としていただくようにお願いを申し上げておきます。 次は、利子割交付金、これは先ほどの説明のときにも、バブルのときはえらい高金利やってんなあということで、皆さん方から「すごかったなあ」という声が聞こえておったわけなんですけれども、これはやはり本年も、去年のときよりももう現実に多くなってきているというような雰囲気というか、そういう入金状態であるということもわかるんですけれども、今後、来年はどのような率でいかれるのか。昭和63年から始まっていて、平成2年、3年の方が高かったけれども、平成4年、5年となってきましたらどのようになっていくか、それをちょっと教えていただけませんか。 ◎財務部長(増田純忠君) お答えいたします。 平成5年度ぐらいになりますと、5.71ぐらいに落ちてきます。そこから以降、ずっと年々1%ぐらいずつ落ちまして、平成7年ぐらいですと3%台ということでございます。 ◆13番(笠井和憲君) 今が一番いいときやということですね。これだけの分が入ってきて、当初予算よりも2億円ほど多い金額で4億4,900万円と、本当にありがたいなと思っておりますので、この項はそのお礼だけを言うておきます。 次に、地方交付税、これは国勢調査で1,082人減った、そういうことも減の理由の一つということで、今後行政に使う必要な財源でございますので、できるだけまた確保していただくように、ひとつよろしくお願いを申し上げておきます。 63番、住民基本台帳ネットワーク開発委託料ですが、これも15年8月に運用開始されるということなんですけれども、この基本台帳というのは、一つはICカードにされるということでございますので、すべての情報がその中に入ってくるということで、個人情報の保護というのがやっぱり重要になってきますので、その辺もよく念頭に置いていただきまして、市民にとって安全で便利なカードになるように、できるだけ配慮をひとつよろしくお願いを申し上げておきます。 成年後見審判申し立てでございますけれども、これは審判申し立てには大体どれぐらいの費用がかかるのか、ちょっと教えていだたけませんでしょうか。 ◎健康福祉部長(浅野保夫君) 自席からお答え申し上げます。 1件につきまして申し立ての印紙代、これが600円でございます。登記の印紙代が5,000円、それと対象者の精神状態を鑑定する費用がかかりまして、これが約20万円と見積もっておりますが、この精神鑑定の費用についてはかなり差がございまして、5万円から20万円ぐらいの差があると、こういうようなことでございますので、よろしくお願いいたします。 ◆13番(笠井和憲君) 確かに個人差はありますね。それで、審判の申し立てに当たっては、市の担当としてはどういうような業務をされるのか、ちょっと教えていだたけますか。 ◎健康福祉部長(浅野保夫君) 自席からお答え申し上げます。 まず、担当の方では、調書とか関係書類の作成がございます。そのほか、親族の調査、それと本人がどういう精神状態であるかということから、後見、保佐、補助のいずれが適当であるかということを決めなければいけません。それともう一つは、支援を要するどういうどういう福祉サービスが必要なのか、こういう検討をする機関として、私を含めまして健康福祉部の課長で、仮称でございますけれども、柏原市成年後見審判申立審査会をつくって、そこで今申し上げましたようなことを決めていきたい。そのほか実際の事務は、痴呆性高齢者のことにつきましては高齢者福祉課で、知的精神障害者につきましては社会福祉課で担当窓口を考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆13番(笠井和憲君) 判断能力とか、痴呆症の高齢者の方、また知的障害者、精神障害者の弱者の方ですので、その方が福祉サービスを利用するということに当たっての契約とか、また遺産分割など法律にかかわることもあります。その申し立てに至るまでには、親族の調査などもまた十分に行っていただいておると思いますけれども、特に後見や保佐、また補助の種類、また本人が支援を要する福祉サービスなどを審査会で検討されるに当たっては、主治医さんの意見なども十分に参考にされると思いますし、また市の職員さんが主治医さんといろいろ話し合いもされて、慎重に審査されると思うんですけれども、万一にも落ちこぼれがないように、そういうちゃんとした審査をできるだけ注意をしてやっていただきたいと思っております。 しかしながら、これに十分にかかわっていくというのも、また市の方としても難しい面があると思いますので、福祉の現場で働く人の身になって考えましたら、これは大変なことであろうなと思っておりますので、主治医の意見だけはかたがた注意して十分に聞いていただいて、審判申し立てについての審査を行っていただきますように、よろしくお願いを申し上げておきます。 手話の奉仕員ですけれども、これは府が2分の1、市が2分の1の財源配分でやられる新規事業で、障害者が社会参加するために通訳が必要ということで手話通訳者を派遣されるわけですけれども、手話通訳の奉仕員は大体今何人ぐらいおられるのかをお伺いさせていただきます。 ◎健康福祉部長(浅野保夫君) 自席からご答弁申し上げます。 奉仕員として活躍していただくためには、本市に登録をしていただこうと思っております。現在登録を募集しているところでございますけれども、大体六、七人ぐらいは確保できるものと考えております。 ◆13番(笠井和憲君) 手話通訳の方の話を聞いておりましたら、大変長時間にわたったときには交代要員も要るというぐらいの大変な重労働というのか、そういうことでありますし、何か手話をされておりましたら腱鞘炎にもなるということでございますね。ですので、今、奉仕員に対する謝礼といいますか、そういうお金の話をされていましたけれども、やはりそれに関しましては、こう言うのもおかしいんですけれども、もう少しやはり高額に出していただけたら、手話通訳をされる方もふえてくるんではないかなと思いますので、その辺のところをまたよく考えていただきますようにお願いを申し上げておきます。 次の整理番号66番は了解しました。これで結構です。 67番の徘回高齢者家族支援ネットワーク、これは、最近ほかの会社で、車を盗まれたときに車がどこにあるかわかるようなシステムもあれば、人の場合はずっと値段が安くて500円ぐらいで対応させてもらうというようなことをやっている会社もありますね。しかし、これはNTTの方のいまどこサービスを利用されて、発信器を徘回老人に持っていただいて、そしてその位置を確認するということでございますね。 これも聞いた話なんですけれども、昨年ですか、柏原警察に35件ほどの徘回された方の件数があったと聞いておりますので、端末発信器を15台一応用意されておりますけれども、これでいけますか。それをちょっと聞かせていただけますか。 ◎健康福祉部長(浅野保夫君) 自席からご答弁申し上げます。 よくご存じで、柏原警察の方に問い合わせますと35件。ただ、これには同じお年寄りが複数でという場合も考えられると思いますので、少ないかもわかりませんが、初年度ということで15台を予算化いたしました。 ◆13番(笠井和憲君) 笑い話ですけれども、お年寄りに持たせるよりも若い人に持たさんといかん人もたくさんいてはるのと違うかということで、台数ももっとふやしたらどないやというような冗談も出ておりました。 それでは、時間がございませんので、最後に整理番号80番、240床にされたということで、これは医療レベルを向上させられるということで、やはり入院の日数を減らす、そのために240床で足りるんだと、そのように理解しますけれども、それでよろしゅうございますか。 ◎市立柏原病院長(福井須賀男君) 自席からお答えを申し上げます。 ご指摘のとおりでございまして、最近、平均在院日数を短くするのが急性期一般病院の主として常識に近くなっております。例えば外科手術にしましても、非常に簡単な手術で患者さんのクオリティー・オブ・ライフを快適にするように持っていっております。こんなこともありまして、平均在院日数は短くなっております。 それから、クリニカルパスという技法を用いまして、入院から退院までをチーム医療で、全体で一番効率のよい方法は何かと、そういうようなアプローチがなされておりますので、そういう意味で平均在院日数は短縮するものだと、また、そうしないと非常に効率的ないい医療はできないと、そういうのが一般的になっております。 結果として在院日数が短くなりますと、ベッド数が少なくて十分可能になると、そういうことでございます。 ◆13番(笠井和憲君) どうぞ病床を減らすことによって市民サービスの低下につながらんように、その辺はまた注意をしていただきたいと思っております。 きょうはホワイトデーということで、早よ追われ、早よ追われと言うておられますので、まだ時間はありますけれども、これで終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(尾野文男君) 以上で第二自由民主党代表者の質疑を終わります。 ここで暫時休憩いたします。 △休憩 午後3時10分 △再開 午前3時32分 ○議長(尾野文男君) 休憩前に引き続き本会議を再開いたします。 この際お諮りいたします。議事の都合により、本日の会議時間は市民党代表者の質疑が終了するまで延長したいと思います。これにご異議ありませんか。   〔「異議なし」の声起こる〕 ○議長(尾野文男君) ご異議なしと認めます。よって本日の会議時間は延長することに決しました。 それでは、市民党を代表して浦野かをる議員、質疑願います。   〔8番 浦野かをる君 登壇〕(拍手) ◆8番(浦野かをる君) 8番議員の浦野かをるでございます。平成13年第1回定例会において市民党を代表して議案に対して質問の機会を与えてくださいました同会派の皆様を初め先輩諸兄の皆様に、厚く御礼を申し上げます。 このたびの市長選挙におきまして見事8選を果たされました山西市長に、改めてお祝い申し上げます。28年もの長きわたり柏原市政とともに、初心忘れることなく努力していただいたたまものの結果だろうと思います。柏原市の財政も大変厳しい中にあって、市民の要望は山積しています。山西市長には、過去の実績と経験を生かし、見事実践してくださることを信じております。 一方、政府においては、森総理の進退問題で予算審議が混迷する今日、株価は下がり、経済の不透明な折、国の財源も厳しく、国民の不安が募るばかりです。また、大阪府においても、13年度も今なお厳しく、太田知事の頑張りも、明るさが見えてこない状況であります。このようなときこそ、柏原市民の安心と安全のため力を合わせて頑張ってまいりたいと決意をかためながら、質問に入らせていただきます。 整理番号81、議案第6号 柏原市人権条例の制定について。21世紀を迎え、人権の大切さは全国、さらには世界的にもキーワードであり、その推進の意義は大変大きく、全国各市で人権条例が実施されるている中で、柏原市においても人権条例制定に踏み切っていただいたことは、高く評価をし、御礼を申し上げます。そこで、人権擁護に関する懇話会の構成と内容についてお伺いをいたします 整理番号82、議案第7号 職員の再任用に関する条例の制定については、他会派の質問で大体わかりましたが、長寿高齢化の中でとても意義あることとは思いますが、庁内の活性化も大切であると思います。そこで、新規採用はどうなのか、お伺いを申し上げます。 整理番号83、議案第13号 柏原市乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部改正について、大変厳しい財源の中を4歳未満までの実施、本当にありがとうございます。少子化時代解消のためにも、就学前までの実施をできないか、あと2年できないのか、お伺いいたします。先ほどの質問では、年間約2,283万9,000円、2年やっていただきますと4,500万円ということでございますが、これは少子化時代ということの解消になればどうなのかということでお伺いをいたします。 整理番号84、議案第14号 柏原市介護保険条例の一部改正については、延滞金についてということで聞いておりましたが、先ほどのご説明もあり、これは国民健康保険と同じような取り方をできないのかということでお聞きをいたします。 整理番号85、議案第15号 柏原市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について、不法投棄のあったときの対策はどうするのかということでお聞きをいたしておりますが、これは市の職員か何かで夜の巡回なんかをされるのかどうかについてお伺いをいたします。 整理番号86、議案第19号 平成12年度柏原市一般会計補正予算(第5号)、歳入、款18市債。市債のうち正味返す借金はどれぐらいあるのかということをお聞きしておりましたが、先ほど来の質問でわかりました。例えば地域イントラネット基盤整備事業は、起債全額4,580万円が交付税算入となるというような、こういった形でできるだけ工夫をしていただきますれば、本当に有利な借り方ができるということで、これからも最善の努力をしていただきますことをお願い申し上げまして、これは要望にかえさせていただきます。 整理番号87、歳出、款2総務費 項1総務管理費 目9情報管理費、サーバー設置、国分地域の小・中学校について今回行われますが、柏原・堅下地域についてはどうするのかをお伺いいたします。 整理番号88、款7土木費 項3都市計画費 目5再開発事業費4,255万円、78平米、この根拠についてお伺いをいたします。 整理番号89、款9教育費 項1教育総務費 目2事務局費 節18備品購入費、これにつきましては、先ほど来のご質問でよくわかりましたので、了解させていただきます。 整理番号90番、項5社会教育費 目6公民館費、学習事業ノートパソコン34台について、これはどこに置くのかということを聞いておりましたが、これも説明でわかりました。堅下合同会館ということで理解いたしましたが、担当課におかれましては、一日でも早くパソコン等の機器を購入し整備され、円滑なIT技能基礎講習を開催していただくことをお願いし、また、この講習が終了した後も、購入されたパソコン等を利用したIT技能基礎講習の再授業や高度なパソコン講習会の開催はもちろんのこと、小学生、中学生、高齢者、障害者の教室、また青少年の健全育成の一環として、高校生、中学生のボランティアを講師として小学生や高齢者と世代間交流を図る教室の開催、市民が自由にパソコンを利用できるような配慮など、生涯学習として今から次の展開を計画していただき、効率的な活用方法を強く要望をいたしておきます。これは要望で結構でございます。 整理番号91、議案第24号 平成13年度柏原市一般会計予算、歳入、款9分担金及び負担金 項1負担金 目1民生費負担金 節1社会福祉費負担金、生きがい活動支援通所事業利用負担金活動内容につきましては、さきのお答えでわかりましたので、結構でございます。了解いたします。 整理番号92、款12府支出金 項2府補助金 目3衛生費府補助金、府振興補助金の公立病院設置市町村補助金の12年度分の当初予算はゼロでございましたが、13年度はもらえるのか、この事業は復活したのかどうか、お伺いをいたします。 整理番号93、款16諸収入 項5雑入 目2雑入、西名阪自動車道大気汚染常時監視測定施設維持管理費、これは、この厳しい時代に先金を10年間分もいただいたと。これは本当に職員さんがご苦労をしていただいたたまものと思います。この件は結構なんですが、今後10年間にもしほかの汚染の事故等の問題が起こったときはどうなるのか、補償についてもお伺いをいたします。 整理番号94、款2総務費 項1総務管理費予算全般について、委託料、使用料、賃借料、工事請負費等についてはいつ公開するのか。いろんな一般の予算説明なんかのところに詳しく出ておりませんので、なかなかわかりにくいので、その辺についてお伺いをいたします。 整理番号95、款2総務費 項1総務管理費 目1一般管理費 節1報酬、人権を尊重する町づくり懇話会委員報酬(269ページに安井部長の訂正発言あり)、この内容につきましては、事前の説明で理解いたしましたが、さきの質問の柏原人権条例の制定とともに、差別のない柏原市の人権を尊重するまちづくりの推進に向けてあらゆる場に働きかけ、実行していただきますよう強く要望をいたしておきます。 整理番号96、款2総務費 項1総務管理費 目2文書広報費 節11需用費、印刷製本費2,919万円についてでありますが、「広報かしわら」については、平成4年から随意契約を行っておりますが、何か理由があるのかどうか、競争入札を行う考えはないのかをお尋ねいたします。 整理番号97、項3戸籍住民基本台帳費 目1戸籍住民基本台帳費 節13委託料 住民基本台帳ネットワーク開発委託料、国の方針ということだが、どう取り組むのかと聞いておりましたが、これは大体さきの説明でわかりましたので、どこに委託するのか、お伺いをいたします。 整理番号98、款3民生費 項1社会福祉費 目2身体障害者福祉費 節8報償費手話奉仕員報償費、週何日ぐらいで利用頻度はどれぐらいかということをお聞きしておりましたが、さきの説明でよくわかりました。何分にも障害者のことでございます、行かれたときには必ずだれかがいらっしゃるようなシステムにしていただきますことをお願いを申し上げまして、これは了解をいたします。 整理番号99、目5老人福祉費 節13委託料、徘回高齢者家族支援ネットワーク委託料とはどういうものかということでお聞きしておりますが、大体さきの質問でわかったのですが、何分にも携帯なんかの取りつけとかをした場合に、徘回者のことでございますので、もし取り外りしたときはどうなるのかをお伺いいたします。 整理番号100番、節20扶助費、家族介護慰労金対象者は、一回でも利用した場合はどうなるのですか、お伺いをいたします。 整理番号101、款4衛生費 項1保健衛生費 目4環境衛生費 節13委託料 環境美化推進委託料、この事業は本当に何回もお願いをいたしてまいりましたが、こうして始めていただきました結果は、推進員さんの皆さんの誠意とともに、本当に今町がきれいになってきて、喜んでおります。この事業は13年度で打ち切りということですが、補助金は本当に13年度で打ち切りになるのかどうか、お伺いをいたします。 整理番号102、項2清掃費 目1清掃総務費 節13委託料、家電リサイクル適正処理の内容についてお伺いをしておりましたが、これもさきの説明で大体わかりました。あとは委員会の方でお尋ねしていきたいと思います。 整理番号103、節15工事請負費、再資源物ストックヤードとはどんなものか、お伺いをいたします。 整理番号104、節19負担金補助及び交付金 電動式生ごみ処理機補助金、コンポストから、またEMバケツに引き続きの補助金ですが、どういう形で促進されるのか、お伺いをいたします。 整理番号105、款5農林水産業費 項2林業費 目1林業振興費 節19負担金補助及び交付金、府民参加の森事業とはどんなことをするのかをお伺いいたします。 整理番号106、款6商工費 項1商工費 目2商工業振興費 節19負担金補助及び交付金、一昨年度は10%で人気が大変ございました商品券も、昨年度は5%で余り人気がなかったように思います。本年度は、市政運営方針の市長のご答弁の中では10%に戻すというお話でございましたが、商工会も本年は50周年を迎えられるということで、予算を倍額にして10%にしていただけたらありがたいなと思います。これは要望にとどめさせていただきます。 整理番号107、款7土木費 項2道路橋りょう費 目3道路新設改良費、土地の話し合いは全部ついたのかどうか、お伺いをいたします。 整理番号108、款7土木費 項2道路橋りょう費 目3道路新設改良費 節15工事請負費、岩崎谷舗装工事、説明書のとおりであれば、迂回しないで真っ直ぐつけていただくと。これは事前の説明でお聞きしましたところ、真っ直ぐつけていただけるということで、本当にありがとうございます。市の方では、本当にいろんな形で努力をしていただき、先ほどの説明の中でも120メートル、またことしも80メートルやっていただいて、あと80メートルをやっていただきますと完成をすると。本当に大変きれいになってまいりまして、大分あそこのところから通ってまいりますのが、今度残りの真っ直ぐを通していただきますと、非常にきれいに楽に通れるようになるなと。 乳母車や自転車は楽でございます。喜んでおりますが、この際でございますので、府の方へ呼びかけていただきまして、170号線歩道段差を直したということでございますが、歩道の中にかなり大きな電柱が今なお四、五本立っております。これを強く要望をしていただきまして、できるだけ強く働きかけていただいて、あの電柱を中に入れていただけましたら助かるのですが、どうぞこの点、よろしくお願いを申し上げます。 整理番号109、目5交通対策費 節13委託料、自転車自動車駐車場管理業務委託料、1日平均何台ぐらい入るのか、これは柏原駅前の自転車置き場だけで結構でございますので、自動車と自転車と両方お聞きしたいと思います。 整理番号110番、款8消防費 項1消防費 目2非常備消防費 節15工事請負費、本当に大変古くなってきておりまして、今回建築をしていただくということで、非常に喜んでおります。ありがとうございます。ただ、先ほどの説明で285平米(86坪)に対して現行の64坪より少し大き目の2階建てを建てるというお話はわかったんですが、これの設計委託料はどれぐらいつくのか、お伺いをいたします。 整理番号111、款9教育費 項6保健体育費 目2体育施設費 節15工事請負費、社会体育管理棟プレハブ2階、坪数どれぐらいでどんなものが建てられるのか、お伺いをいたします。 整理番号112、議案第25号 平成13年度柏原市公共下水道事業特別会計予算、公共下水道第4次五箇年計画で68%まで、12年度末で53%は完全に実施をしていただきましたが、第5次五箇年計画ではどこまで完成するのか、お伺いをいたします。 整理番号113 、議案第31号 平成13年度柏原市市立柏原病院事業会計予算、医療施設280床を240床にしてどれだけ予算を減らせるのか、補助金はどれだけ出るのかとお聞きしておりましたが、昨日のお答えの中で5億と補助金が2億というご説明がございました。また、先ほども院長の方からのご説明がございまして、医療状況が変わって新しくなったのでこういった形も考えざるを得ないんだというご説明であったように思うのですが、先ほどの説明でも、一昨年が229床、そして昨年は235床、また216床、今現在ある病床が280床、そういたしますとその気持ちもよくわかるんですが、せっかく280床をやるということで計画をしていただいたのが、今回240床になるということです。病院を新しく建てかえていただいて、そして新しくいろんな科も設けていただきますし、そういたしますと、新しい病院で患者さんもかなりふえてくるんじゃないかなという期待の方が多うございます。そういったときに、今、補助金等の問題もいろいろお聞きはいたしましたが、これを改めて病院を建てるということになりますと非常に不可能な話でございます。今こういったことを考え直していただいて、このままでいくという方法はできないのか。後で、あのときに置いておいたらよかったのにというふうなことになりましたら大変だなと思うんですが、その辺の根拠をお聞きしたいと思います。 整理番号114、地元法善寺の区長会からも通用口の設置要望がございますが、話し合いはできるのかどうか、お聞きをいたします。 これで私の第1回目の質問とさせていただきます。どうぞ最後までよろしくお願いを申し上げます。ありがとうございました。 ○議長(尾野文男君) ただいまの市民党代表者の質疑に対し、答弁を求めます。   〔健康福祉部長 浅野保夫君 登壇〕 ◎健康福祉部長(浅野保夫君) 市民党代表の浦野議員のご質問のうち、私からは整理番号83、84、99、100の4点についてご答弁申し上げます。 まず、整理番号83番でございますが、議案第13号 柏原市乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部改正についてでございます。 就学前まで一挙に助成制度をした場合にどれぐらい財政負担がかかるのかと、こういうお尋ねでございます。 乳幼児医療助成事業の通院分につきましては、今回提案させていただいております4歳未満、つまり3歳児を助成対象とした場合、残ってまいります年齢区分は5歳未満、つまり4歳から就学前、つまり6歳までの3区分となるわけでございますが、これらの年齢層を市単独制度として一挙に助成対象に加えた場合の財政負担でございますが、純粋に医療費の公費助成本体となります扶助費で約8,900万円、その他審査支払手数料や医療証印刷などの附帯経費として約1,400万円、合計で年間約1億300万円程度の追加負担となろうかと考えておりますので、よろしくお願いを申し上げます。 ただ、参考までに申し上げますが、さきの会派でご答弁申し上げましたのは、初年度のみ7月実施ということでございますので、12分の8で計算いたしておりますので、若干数字が異なっております。 続きまして、整理番号84番、介護保険の延滞金に関するお尋ねでございまして、国保についても延滞金を徴収する規定があるけれども、国保との違いはどういうことかと、こういうお尋ねでございます。 そういうお尋ねでございますが、ここでは、改正の理由とその内容についてご説明をさせていただきまして、国保との違いということにさせていただきたいと思います。 65歳以上の1号被保険者の介護保険料の徴収方法といたしましては、ご存じのように、年金から天引きをいたします特別徴収と、納付書や口座振替等で納めていただく普通徴収がございます。現行の条例では、特別徴収につきましては年金天引きでございますので、延滞金は発生いたしません。普通徴収の方々の延滞金の計算につきましては、納期までに納付が行われませんと、翌日から1円以上滞納した保険料に日数に乗じた割合を掛けて、10円以上は延滞金として徴収する規定になっております。これは国保と同じような規定にいたしておったわけでございます。 また、65歳以上の1号被保険者は1月末日現在で1万876人、そのうち特別徴収の方が8,310人、普通徴収の方が2,566人いらっしゃいまして、普通徴収の方2,566人が延滞金の対象となるわけでございます。しかし、現実には、その金額の低さから、ペナルティーの効果は期待できないと考えております。また、高齢の低所得者の方から少額の延滞金を徴収するのは理解を得にくいと考えております。 以上のようなことから、今回の条例改正の内容でございますが、1納期2,000円以上の保険料で日数に応じた割合を掛けて1,000円以上になりますと、延滞金として徴収するという改正をいたしております。これは他市でも多く採用されておりまして、地方税法の延滞金制度と同一であり、最も現実に即していると考えております。このようなことによりまして、実際に該当する方は、現行では、第1号被保険者の普通徴収の中で5段階の方が1納期の納付額が4,000円以上で、約2年間滞納された場合に初めて延滞金が発生することになるわけでございます。 延滞金はあくまでもペナルティーの規定でありますが、被保険者の理解を得られるように、納付される方々の状況を正確に把握し、納付方法についても相談に応じながら対応していきたい、このように考えております。しかし、悪質な滞納者につきましては、特徴の被保険者との不公平感も考慮に入れながら、ペナルティーを課すことも考えておりますので、ひとつよろしくお願いを申し上げます。 続いて、整理番号99番、議案第24号 平成13年度柏原市一般会計予算、目5老人福祉費 節13委託料 徘回高齢者家族支援ネットワーク委託料のうち、内容についてはご了解をいただきまして、もし痴呆性の高齢者が端末発信器を体から外された場合というお尋ねでございます。 大きさは手のひらに入るぐらいの大きさのものでございまして、ちょうど2つ折の携帯電話をお持ちになっておると思いますけれども、それぐらいの大きさのものでございます。ただし、残念ながら体から外されますと、その効力はなくなります。ただ、痴呆の程度というのはそれぞれいろいろ異なっているわけでございますので、一番よく状態を把握しておられるご家族の協力が不可欠と違うかなと、こういうことに考えております。 だから、今後そういうPRを民生委員協議会なり、また申請に来られたご家族に十分お話をさせていただいてご利用いただくようにしていきたい、このように考えておりますので、ひとつよろしくお願いをいたします。 続きまして、整理番号100番、議案第24号 平成13年度柏原市一般会計予算、目5老人福祉費 節20扶助費 家族介護慰労金対象者、一回でも他の福祉介護サービスを受けられた場合はどうなるのかと、こういうお尋ねでございます。 ご存じのように、本事業は、介護保険制度スタートに先立ち、一昨年秋に政府与党を中心に決定をされておりました介護保険特別対策事業の一部をなすものでございますが、大阪府を通じて届いております事業内容に関する厚生省の文書によりますと、その対象となりますのは、要介護認定において要介護度4または5と判定された市町村民税非課税世帯の高齢者で過去1年間、年間1週間程度のショートステイの利用を除いて介護保険サービスを受けなかった人を介護している家族となっております。したがいまして、年間1週間程度のショートステイのみの利用でありましたら受給できるわけでございますが、例えば訪問介護、ホームヘルパーサービスを1回でも利用されたとか、またはデイサービスを1日でも利用されたとか、ショートステイ以外の他の介護保険給付サービスの利用が少しでもあった場合には、残念ながら給付対象とはなり得ませんので、よろしくご理解のほどをお願い申し上げます。 以上でございます。   〔総務部長 酒谷健蔵君 登壇〕 ◎総務部長(酒谷健蔵君) 市民党代表の浦野議員のご質問のうち、私からは整理番号82番、96番、110番についてご答弁申し上げます。 まず初めに、82番でございます。ご質問いただいていますのは、職員の再任用についての条例で新規採用はどうなるのか、お尋ねいただいております。 高齢者の労働力の活用が我が国全体の課題とされていることを踏まえまして、地方公務員につきましても、国に準じて地方公務員法等の一部改正が行われ、このたびの再任用制度の導入となったわけでございます。この制度が定年退職者等を再任用する形での雇用システムでありますことから、新規採用が抑制されるのではないかというお尋ねかと存じます。 再任用職員は、定員管理の範囲内でございますから、確かに新規採用数の人数枠に影響が生ずることも事実でございます。しかしながら、定年退職者が全員再任用を希望するとは限りませんし、また、定年前に自己都合で離職する者も相当数ございますから、新規採用枠への影響もある程度緩和されるものと思われます。 この再任用制度の実施に当たりましては、定年前の職員で行っております現在の職務執行体制を再検討し、再任用職員にふさわしい職域拡大を図ることも重要でございます。また、新規採用によって職員を補充して対応することがふさわしい職務との分類を適切に行うことも必要なことであると考えております。今後、これらを踏まえまして、中・長期的な視点に立ち、計画的な人事管理に努めてまいりたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。 続きまして、整理番号96番でございます。ご質問をいただいていますのは、「広報かしわら」につきまして、競争入札を行う考えはないかということでお尋ねをいただいております。 「広報かしわら」の発行につきましては、本市の市政に対する理解と協力を得るために、また市民福祉の向上と発展を図るために、月1回発行しております。例えば4月号の広報誌の場合、原則として3月5日に記事の締め切りをし、3月18日ごろには最終原稿を業者に渡し、印刷をして、3月25日には各区長宅に配送をいたします。そして、4月1日には各ご家庭に届くようにいたしております。実質10日間で編集作業から校正まで行わなければなりませんので、大変な作業でございます。そのために、平成8年度から時間的に短縮のできるコンピューターによる編集作業といたしまして、DTP編集を導入してきたところであります。 ご質問いただいております長期間の随意契約の理由でございますが、過去の入札状況を見ますと、平成3年度までは指名競争入札を行っておりました。しかしながら、入札に際して辞退をする業者が多数ございました。平成3年度の場合では、6社に入札指名をいたしましたが、4社が辞退いたしましたので、最終2社で入札を行った経過がございます。平成4年度では、前年度のこともあり、やむを得ず前年度の落札業者と随意契約を行っております。このような理由によりまして、平成4年度から平成11年度までは、随意契約によりまして現在の業者に発注をいたしております。 現在の業者につきましては、コンピューターによる編集作業としましてDTP編集機の導入、また広報誌をインターネットに掲載するためのデータ変換作業などの迅速性や柔軟な対応ができ、編集作業から印刷まで短期間で対応ができるなど、信頼のできる業者であります。 平成12年度につきましては、長期間随意契約を行っておりましたので、市の監査からもご指摘をいただきました。そして、契約検査課とも相談をいたしまして、市内業者の育成ということで、市内の4業者から見積書の提出をお願いいたしたところ、2社から辞退の申し出があり、残り2社の見積もり合わせによりまして、最低価格であった現在の業者と契約をいたしました。 以上が12年度までの経過でございますが、平成13年度につきましては、今後、契約検査課とも相談をいたしまして、市外の業者を含めて入札の方向で考えてまいりたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。 続きまして、整理番号110番についてでございます。堅下消防会館の委託料についてお尋ねをいただいております。 先ほどもお答え申し上げましたとおり、現在の堅下消防会館につきましては、老朽化が進んでおりましたので、平成13年度に既設の会館を取り壊し、新たに堅下消防会館として再整備を行い、消防団の活性化を図るとともに、地域の防災拠点にふさわしい施設として建設するものであります。お尋ねいただいております設計管理業務委託料につきましては、工事請負費5,500万円の7%を見込んでおります。その内訳といたしましては、設計業務委託料が5%で275万円、管理業務委託料が2%で110万円、合わせまして385万円の予算を計上いたしておりますので、よろしくご理解賜りますようお願いを申し上げます。 以上で答弁を終わります。   〔市民部長 安井 宏君 登壇〕 ◎市民部長(安井宏君) 市民党代表の浦野議員のご質疑のうち、私からは整理番号81番、85番、93番、97番、101番、103番、104番、105番の8点についてご答弁申し上げます。 まず、整理番号81でございます。質疑は、議案第6号 柏原市人権条例の制定について、審議会の構成と内容についてのお尋ねであります。 そのうち審議会の構成では、学識経験者など各界各層の人権と関係の深い団体等の方々から人権擁護に関する施策の総合的な推進のための意見等を聞かせていただくことが必要であるため、有識者の方々から選任したいと考えております。このようなことから、学識経験者といたしまして大学関係者、人権関係からは、人権擁護委員会、人権啓発推進協議会、同和問題企業連絡会の3団体代表の方々より、また市民代表としましては、区長会を初め教育委員会、教育現場、女性問題推進協議会、福祉関係、婦人団体連絡協議会、青少年指導員協議会、老人クラブ連合会のおのおの代表者から成る構成メンバーで審議会の設置を予定いたしております。 続きまして、審議会の内容についてでありますが、柏原市人権条例を基本として、本市が人権擁護のための諸施策を総合的かつ計画的に推進してまいりますが、その折、審議会は市の人権擁護に関する施策の推進に対して意見を聞かせていただくための機関でありますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、整理番号85番であります。質疑は、議案第15号 柏原市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について、不法投棄のあったときの対策のうち、夜間パトロールは行うのかとのお尋ねでございます。 夜間パトロールにつきましては、現在のところ、どれだけ不法投棄があるものか、今のところ見当がつきません。このような状況でございますので、状況を見ながら前向きに検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解のほどをお願い申し上げます。 続きまして、整理番号93番でございます。議案第24号 平成13年度柏原市一般会計予算、款16諸収入 項5雑入 目2雑入、西名阪自動車道大気汚染常時監視測定施設維持管理費について、今後10年間の間に事故が起きたときの補償についてのお尋ねであります。 これはあくまで10年間の維持管理費でございまして、施設の損傷など不測の事故に対しましては、別途公団と協議いたしてまいりたいと思いますので、よろしくご理解のほどをお願い申し上げます。 続きまして、整理番号97番でございます。質疑は、款2総務費 項3戸籍住民基本台帳費 目1戸籍住民基本台帳費 節13委託料 住民基本台帳ネットワーク開発委託料のうち、委託先についてのお尋ねであります。 どこに委託するのかとのことでございますが、事務手続もありますので、今の段階では、どこに委託するか、具体的な業者名はお答えできませんが、予算の執行につきましては、効率的、効果的な予算執行に努めてまいりたいと思いますので、よろしくご理解のほどをお願い申し上げます。 続きまして、整理番号101番でございます。質疑は、平成13年度柏原市一般会計予算、款4衛生費 項1保健衛生費 目4環境衛生費 節13委託料 環境美化推進事業委託料で、補助金は13年度限りで打ち切られるのかとのお尋ねでございます。 この事業は、昨今の厳しい雇用情勢に対して、大阪府市町村緊急雇用特別基金を活用してまいりまして、新規雇用や就業の機会を図るため、全額を補助金により実施する事業であります。本市では、環境美化推進事業といたしまして、平成12年度よりシルバー人材センターに業務を委託してまいりました。13年度も引き続き美化推進地域の拡大など、今まで以上に事業内容を充実させ、実施してまいります。 この補助事業は、臨時応急の緊急雇用対策として基金の設置期間に限って実施する3ヵ年の期間限定事業でありまして、平成13年度で打ち切りとなるものであります。よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 次に、整理番号103番でございます。質疑は、議案第24号 平成13年度柏原市一般会計予算、款4衛生費 項2清掃費 目1清掃総務費 節15工事請負費の再資源物ストックヤードとはどんなものかとのお尋ねでございます。 これは、容器包装リサイクル法に基づき分別収集した廃棄物、牛乳パックの保管施設であるストックヤードであります。現在これは片山町に設置いたしておりまして、収集した紙パックを保管し、月に一度、4トントラックに満載する容量を再生業者に引き渡しております。ただ、同施設は老朽化が著しく、使用にたえない状況になってきております。そこで、リサイクル資材を再利用し、新たに設置するものであります。 まず、建設費用としまして、図面作成や確認申請のための設計委託料と既設の再利用プレハブの工事費として予算計上させていただいておるものであります。これからも増加すると予測されるリサイクルの収集量を確保するためには、ストックヤードの整備充実が不可欠であると考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、整理番号104番でございます。質疑は、議案第24号 平成13年度柏原市一般会計予算、款4衛生費 項2清掃費 目1清掃総務費 節19負担金補助及び交付金 電動式生ごみ処理機補助金、どういう形で促進されるのかとのお尋ねであります。 生ごみの減量と資源の再利用を図るとともに、生ごみの自家処理の関心を高めることを目的として、本市におきましては、平成6年6月からコンポスト容器を対象に購入費用の一部を助成する制度を設けました。さらに、平成9年度からEMバケツを助成の対象とし、ごみ減量を促進するために助成対象処理機の拡大を図ってまいりました。昨今、特に市民から、悪臭がしにくく早く堆肥にできる等の理由から、電動式生ごみ処理機も助成の対象にするようにとの要望がふえてまいりました。電動式生ごみ処理機の普及・改良により本体価格は安くなってきているとはいえ、まだまだ高額でありますので、新たに助成制度を設け、1台当たり購入価格の2分の1で3万円を限度として、本年は50台を助成し、ごみ減量の促進を図ってまいりたいと存じます。 促進方法につきましては、市広報誌、市のインターネットを利用して制度の周知を図りまして、電動式生ごみ処理機の普及に努めてまいりたいと存じますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 次に、整理番号105番でございます。質疑は、議案第24号 平成13年度柏原市一般会計予算 款5農林水産業費 項2林業費 目1林業振興費 節19負担金補助及び交付金、府民参加の森づくり事業とは現在どんなことをしているのかとのお尋ねであります。 昭和63年から3年間をかけ、植林面積16.7ヘクタールに約7万本を植林いたしました。また、府民参加の森区域内に、平成7年度から平成10年度の4ヵ年計画により、高尾山創造の森としていろいろ整備してまいりました。整備後は、維持管理として下草刈り、つる切り、枝打ち、伐採等を行い、その費用につきましては、大阪府、柏原市で323万1,000円ずつを負担しております。春の桜が満開に咲き誇るころは、多くの訪れる人たちの目を楽しませております。 PRの方法としては、「広報かしわら」に掲載のほか、柏原駅、法善寺駅、堅下駅から道順の案内道標を設置、現地にはガイドマップを備えつけております。また、毎年市内の小学生を対象に、植栽や伐採等の体験学習や卒業記念植樹も行われ、森林のよさ、自然の大切さを体験学習を通じて学び、理解してもらうことを目標に、学校行事の一つとしてご利用いただいております。今後ももっと広くご利用いただけるように、「広報かしわら」を通じて紹介をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 以上で答弁を終わらせていただきます。   〔教育長 舟橋清光君 登壇〕 ◎教育長(舟橋清光君) 市民党代表の浦野議員のご質疑のうち、整理番号87番についてお答え申し上げます。 地域イントラネット基盤整備事業に関連いたしまして、柏原・堅下地区の小・中学校の整備はどうするのかというお尋ねでございます。 ご承知のとおり、本年1月からIT基本法が施行され、国においてはいろんな事業が進められておるところでございます。少し時間をおかりしまして、教育の情報化につきましてひとつご説明を申し上げたいと思います。 教育の情報化につきましては、平成11年10月に決定されましたミレニアムプロジェクトというプロジェクトによりまして、現在教育の情報化が進められておるところでございます。この施策に沿いまして、私ども、今、国の補助事業あるいは国の施策にのりまして教育の情報化を進めておるところでございます。 パソコン及び周辺機器につきましては、中学校につきましては、12年度までに全中学校6校につきまして、パソコン教室に1人1台、42台を整備したところでございます。これにつきましては、随時5年ぐらいで更新をしていきたいというふうに考えておるところでございます。 小学校につきましては、12年度に、5つの小学校につきまして、パソコン教室にとりあえず24台--22台と予備2台でございますが、これを整備したところでございます。とりあえずと申しましたのは、将来的には中学校と同様1人1台という整備が必要でございます。残り5つの小学校につきましては、堅上小学校については若干台数が少ないんでございますが、13年度中に24台を整備をしたいというふうに考えておるところでございます。 これとは別に、全小・中学校に、各教室、普通教室なりに移動が可能なノートパソコンを7台ないし10台、学校の規模に応じて整備をしていきたいというふうに考えておるところでございます。 また、学校内情報通信網、いわゆる校内LANでございますが、これにつきましては、12年度に補正でお願いをいたしまして、中学校については整備を終えたと。小学校10校につきましては、13年度中に校内LANの整備を終わりたいというふうに考えておるところでございます。 次に、インターネットへの接続につきましては、6中学校とただいま申し上げました5つの小学校については、NTTの電話回線、これはデジタル回線のISDNでございますが、これにより現在接続をして活用しておるところでございます。しかし、授業での活用を考えますと、スピードが遅く、回線数の関係から全員が一斉にインターネットを活用できない状況にあるわけでございます。授業に活用するためには、瞬時に画面を呼び出せる光ファイバーなどの高速回線に接続できる環境整備が必要でございます。このようなことから、国の補助事業、国の施策等を活用して、柏原・堅下地区、それから国分地区、堅上地区の3地区に分けて3つの手法で整備をしていきたいというふうに考えておるところでございます。 国分地区の4小学校、2つの中学校につきましては、先ほど説明のありました国の補助事業であるイントラネット基盤整備事業により整備される光ファイバーに接続をしていきたいというふうに考えております。光ファイバーに接続をいたしますと、ISDNの電話回線の約150倍ぐらいのスピードがあるわけでございますので、これにより授業での待ち時間は解消されるというふうに考えております。それから、有害情報のカットあるいはセキュリティーの問題を解決するということで、こういった問題に対応するためのサーバー機につきましては、基盤整備事業では教育センターの1階に設置をされるということでございます。 それから、柏原・堅下の5小学校、3つの中学校につきましては、次世代ITを活用した未来型研究開発事業、これは学校インターネット3と略されておるわけでございますが、この事業によって進めていきたいというふうに考えております。この事業は、総務省と文部科学省の連携事業で、平成12年度の国の補正予算で計上された事業でございます。実施方法につきましては、国から通信・放送機構--TAOと言うんですが、ここへ委託をされるわけでございます。通信・放送機構といいますのは、国が出資している組織で、放送衛星、通信衛星の管理だとか情報分野の研究開発、それから情報化の支援、こういった事業を行っている組織でございますが、このTAOから各学校へパソコン周辺機などを無償で貸与されて、学校においては、それらの機器によりインターネットの高速回線--光ファイバーでございますが--に接続し、教育方法、ソフト面の研究開発を行う、こういう事業でございます。本市の場合、松原市、藤井寺市、それと教育大学の附属高校、附属中学校、合わせて25校が一つのグループとしてこの共同研究開発に当たるということでございます。そういったことで、サーバー機につきましては、インターネット1で整備されました松原市にあります小学校のサーバーの増設あるいは併殺をしてやりたいというふうに考えておるところでございます。 堅上地区につきましては、NTTの光ファイバーの回線の計画が今のところ未定でございますので、NTTの高速回線、デジタル加入者線というようでございますが、これを活用して整備を進めていきたいというふうに思っております。 平成14年度からの新しい学習指導要領では、小・中学校を通じて各教科や総合的な学習の時間においてコンピューターやインターネットの積極的な活用を図ることが求められておるわけでございますので、今後に向けて、児童あるいは生徒の情報活用能力の育成を図ってまいりたいというふうに考えております。それと同時に、やはり情報化につきましては、陰の部分、人間関係の希薄、あるいは自然体験、社会体験の不足、有害情報などの問題が指摘されておるところでございます。こうした点につきましても、情報そのものを主体的に収集、選択、判断、活用をすることができる能力の育成に力を入れて情報教育を一層進めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。   〔駅前再開発事務所長 松宮嘉則君 登壇〕 ◎駅前再開発事務所長(松宮嘉則君) 市民党代表の浦野議員のご質問のうち、私からは整理番号88番についてご答弁申し上げます。 ご質疑は、議案第19号 平成12年度柏原市一般会計補正予算(第5号)の歳出、款7土木費 項3都市計画費 目5再開発事業費4,255万円で78平米の根拠についてであります。 お尋ねの補正予算につきましては、都市計画道路上市今町線整備事業の用地購入費でございまして、ご承知のとおり、上市今町線は、平成11年8月に都市計画決定の変更をし、同年12月に事業認可を取得いたしまして、再開発事業を初め柏原駅周辺へのアクセス道路として、大阪府において施行していただく大県本郷線との接合部から柏原駅西線との交差部までの約240メートルの区間を、国庫補助採択を受け、順次事業用地の確保に努めているところであります。今後のまちづくりに重要な役割を持つ道路として整備を図るものであります。 そこで、今回補正予算で計上いたしております4,255万円につきましては、本事業の遅滞のない推進を図るため、早期事業用地の確保と経費軽減を図る観点から、国庫補助金の追加要望をお願いいたしたところ、増額が認められましたことにより、柏原市土地開発公社において先行買収していただいている事業用地78平米及び建物等の物件補償費並びに校舎支払い経費を含めた額でございまして、公有財産購入費として市に買い戻すものであります。よろしくご理解のほどをお願い申し上げます。 以上です。   〔財務部長 増田純忠君 登壇〕 ◎財務部長(増田純忠君) 市民党代表の浦野議員のご質疑のうち、私からは整理番号92、94番についてご答弁申し上げます。 まず、整理番号92番でございます。ご質疑は、府振興補助金について、平成13年度はもらえるのかとのことでございます。 府においては、危機的な財政状況にあることから、平成10年度に財政再建プログラム案を策定し、各種補助制度の見直しを発表されました。公立病院設置市町村補助金については、この補助制度の見直しの対象となっており、廃止の方向も考えられたことから、本市といたしましては、平成11年度及び12年度につきましては、当初予算への計上を見送り、補正予算で対応させていただいておりましたが、本補助金については段階的に減額されながら、平成15年度まで存続した後、廃止ということに決定されましたことから、平成13年度につきましては、この決定を踏まえて補助額を見込み、予算計上したものでございます。なお、本補助金の見直しにつきましては、府市長会を通じて存続を強く要望しているところであります。 以上のようなことでございますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 次に、整理番号94番でございます。ご質疑は、委託料、使用料、賃借料、工事請負費等の予算額について、いつ予算書に記載して公表するのかということでございます。 ご指摘のとおり、現在予算書には、個々の事業についての予算額は記載しておりませんが、平成11年度より、投資的経費に係る委託料、工事請負費、補償補填、公有財産購入費等につきましては、一般会計当初予算参考資料の中の「5主な投資的事業の一覧」においてこれらの予算額を、事業名別ではありますが、一括して記載させていただいておるところでございます。しかし、ご指摘の件につきましては、情報公開条例が4月から施行されますことから、平成14年度から予算書にこれらの予算額を記載てしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 なお、条例施行後、これらの内容について開示請求があれば、予算要求書等をもって対応してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 以上、終わります。   〔都市整備部長 上原秀憲君 登壇〕 ◎都市整備部長(上原秀憲君) 市民党代表の浦野議員の質疑のうち、私からは整理番号107、109の2件についてご答弁申し上げます。 まず、整理番号107、質疑は、議案第24号 平成13年度柏原市一般会計予算、歳出、款7土木費 項2道路橋りょう費 目3道路新設改良費、土地の話し合いは全部ついたのかというお尋ねであります。 安堂畑線の道路拡幅についてでありますが、本事業は、安堂駅周辺整備の一環といたしまして、旧国道170号の安堂北交差点から安堂駅東側の駅前広場までの延長約180メートルであります。そのうち既に完了しております踏切道の前後約30メートルを除いた約150メートルを車道幅員6.5メートルに拡幅し、駅へのアクセス道として今回整備するものでございます。 特に踏切道の西側約30メートル付近のカーブ部分は、幅員が約2.7メートルと狭いため、見通しの悪い状況となっております。その狭い部分での必要な土地約50平米を、用地と家屋の権利者3件の方々と買収交渉を行い、昨年12月26日に約45平米の用地と家屋について買収を終えることになりました。残りの土地約5平米と家屋につきましては、現在も鋭意買収交渉をしておりますが、合意に至っておらないのが現状であります。今後とも引き続き残りの買収交渉を粘り強く行ってまいりたいと考えております。 なお、この事業は、地方特定道路整備事業として採択を受けている関係上、事業を執行する必要があり、平成13年3月下旬より着手する予定でありますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 次に、整理番号109、質疑は、議案第24号 平成13年度柏原市一般会計予算、目5交通対策費 節13委託料 自転車自動車駐車場管理業務委託料、1日平均何台ぐらい入るのか、柏原駅東自転車自動車駐車場の利用状況についてであります。 柏原駅東自転車自動車駐車場につきましては、平成9年10月に、柏原駅周辺の放置自転車、自動車の違法駐車を防止し、駅周辺の交通環境を整備する目的で、自転車等の収容台数800台、自動車の収容台数54台の施設として設置いたしました。現在の利用状況といたしましては、自転車駐車場1日平均利用台数約550台、自動車駐車場の1日平均利用台数が約40台となっております。よろしくお願いをいたします。 以上で答弁を終わります。   〔教育部長 古川利章君 登壇〕 ◎教育部長(古川利章君) 市民党代表の浦野議員のご質疑のうち、整理番号111番についてご答弁申し上げます。 整理番号111番は、保健体育費の工事請負費、社会体育管理棟プレハブ2階建ての建物は坪数はどれぐらいか、どんなものかというご質疑でございます。 社会体育管理棟の建てかえでありますが、現在柏原中学校東側のグラウンドの東の端に設置しているプレハブ平屋建ての社会体育管理棟2棟があります。いずれも昭和56年前後に建設したもので、老朽化し、かつ狭隘であり、また、スポーツ団体等の行事の打ち合わせ会議、研修会、講習会等を定期的また臨時的に行う施設がないため、生涯スポーツの振興並びに競技力の向上のため、複合的社会体育管理棟として改築するものであります。 構造は、軽量鉄骨プレハブづくりで、おおむね1階は倉庫で床面積約15坪程度、2階は会議室として同じく約15坪程度の施設を考えております。工事内容としましては、既存の施設の解体、本体の工事、電気工事、トイレを含む給排水工事、空調設備工事等であり、予算につきましては、既存の類似施設の建設費を参考に計上させていただいております。4月早々に実施設計を行い、学校の夏休みである7月下旬ぐらいから工事に着手してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 以上でございます。   〔下水道部長 前田 弘君 登壇〕 ◎下水道部長(前田弘君) 私からは、市民党代表の浦野議員の質疑のうち、112番についてお答えいたします。 議案第25号 平成13年度柏原市公共下水道事業特別会計予算、平成12年度末の普及率が53%、第4次五箇年計画で目標普及率68%となっておるが、次期の第5次五箇年計画では何%の普及を見込めるかということでございます。 今年度を初年度といたします公共下水道整備第4次五箇年計画、平成13年から17年度につきましては、柏原東排水区につきましては約35ヘクタール、柏原西排水区で15ヘクタール、国分排水区で50ヘクタール、合わせまして100ヘクタールの汚水管整備を行って、15%の普及率向上を図ってまいりたいと考えております。 この整備計画につきましては、柏原市の第3次柏原市総合計画での下水道整備施策に整合した計画でございまして、総合計画では、目標年度であります平成22年度末、言いかえますと、公共下水道整備第5次五箇年計画の最終年度に普及率75%を目標と掲げておりまして、今後この目標達成、整備推進を図ってまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願いいたします。 以上でございます。   〔市立柏原病院長 福井須賀男君 登壇〕 ◎市立柏原病院長(福井須賀男君) 市民党ご代表の浦野議員のご質疑のうち、私からは、整理番号113 番についてお答え申し上げます。 ご質問は、新病院になり医療レベルが向上し、患者が増加することが期待されるのに、240床で不足することはないか、280床のままでできないかという点でございます。 市立柏原病院の建てかえ後の病床につきましては、当初は現行の280床としていましたが、最近の医療情勢を考え、院内で検討委員会にて十分議論し、検討した上、240床と定めました。 市立柏原病院は、ご承知のとおり、地域の基幹病院として急性期一般病院としての役割を果たすべきと考えますが、国の医療政策の中で、これからの急性期病院における必要病床数は削減の方向にあります。すなわち、昨今の医療改革で受診抑制が起こっており、患者数が減少しております。また、昨年度から実施されました介護保険によりまして、医療と介護を分担するような施策が導入され、さらに本年3月より第4次医療法が施行されております。ここにうたわれておりますのは、医療機関ごとの機能分担を明確にするということが挙げられます。 このような中で、特に急性期一般病院におきましては、医学・医療の進歩により、平均在院日数が短縮する傾向にあります。すなわち、外科領域におきましては、患者にできるだけ手術の侵襲を少なくする手術法が導入され、その結果として、入院期間が短縮するようになっておりますし、また、白内障手術のように日帰り手術も積極的に行われるようになっております。さらに、術前術後の診療を計画的に行ういわゆるクリニカルパスの技法を用いることにより在院日数を短縮する傾向にあります。このことは、患者に対する経済的負担を少なくすることになり、急性期病院として必須の機能であり、柏原病院でも現在積極的に進めているところであります。 このような医学上の進歩以外にも、医療制度上、平均在院日数の短縮が求められております。本年3月より施行されました第4次医療法の改正におきましては、医療機関の機能分担が明確にされ、一般病床と療養病床に病床を区分され、一般病床につきましては、さらに細分化され、中でも平均在院日数については細分化の一つの条件になっており、より高度な機能を持つ病院を目指す上で、平均在院日数の短縮が必要となってまいります。このように、平均在院日数が短縮しますと、必要病床数が少なくなり、現在より40床を削減することにしましても、十分入院患者さんを受け入れることは可能だと考えております。 なお、今回40床を削減することにしましたが、この削減数については、病床削減後の主として看護婦の要員の効率的配置により、1看護単位としたわけであります。また、これ以上病床数を削減しますと、急性期一般病院で総合病院としての機能が十分に発揮できないものと考えます。 したがって、今後新病院におきまして診療レベルが上がり、新入院患者数が増加したときの対応につきましては、平均在院日数の短縮を図るとともに、病床稼働率を上げること、さらには病診連携、あるいは介護施設との連携を積極的に行うことにより、十分な入院が可能だろうと考えております。今後とも効率のよい病院運営を行い、市民の信頼の得られるような運営を行いたいと思いますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 以上です。   〔市立柏原病院事務局長 二階保正君 登壇〕 ◎市立柏原病院事務局長(二階保正君) 浦野議員のご質疑のうち、私からは114番についてご答弁を申し上げます。 質疑の内容は、地元法善寺区長会からも病院の通用口設置要望があるが、話し合いはできているのかということでございます。 地元法善寺区長会とは、既に話し合いを持ちまして、具体的な要望を承っております。その内容につきましては、通院などで法善寺地区を初めとする東方面から来院される方のために通用門を設けてほしいという要望であります。 この通用門につきましては、平成10年に行いました基本設計では、その位置について定まっておりませんので、平成14年度の第3期実施設計の中でその位置を定めようと考えておりますが、通用門につきましては、現在北門と、それから仮設駐車場への関係から仮の南門を設けており、新病院におきましては、法善寺地区を初めとして来院される方の利便性から通用門が必要であると考えておりますので、できるだけ早い時期に案をつくり、地元法善寺区長会と協議してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(尾野文男君) 以上で一通りの答弁は終わりました。浦野議員、再質疑ありませんか。 ◆8番(浦野かをる君) それでは、順を追って再質をさせていただきたいと思います。 整理ナンバー81番につきましては、これは人権の3団体との整合性は図っていただいて、審議のときから代表者が入っていただいているというご説明でございましたね。そうしますと、市の責務というんですか、市民の役割とか、施策の推進の具体化についてちょっとお伺いしたいと思うんですけれども。 ◎市民部長(安井宏君) 自席よりお答え申し上げます。 市の責務を具体的にとのお尋ねでありますが、人権教育及び人権啓発の推進事業を実施するとき、人権条例を基本として、昨年策定いたしました「人権教育のための国連10年の行動計画」等をもとに、本市の実態に即した施策を関係団体とともに積極的に推進してまいりたい、かように思っております。また、市民の責務といたしましては、この市の施策に対しまして協力をしていただくということで条例でもうたっておりますので、これをもとに人権擁護の施策の推進に努めていきたい、かように思っておりますので、よろしくお願いします。 ◆8番(浦野かをる君) できるだけよろしくお願いしたいと思います。 それと、推進プランの作成は急いでいただいて、柏原市人権条例の目的達成に全力を注いでいただきたいなと思いますので、よろしくお願いしておきます。 続きまして、整理ナンバー82番、これは、先ほどご説明いただきました中では、新規採用は順次定数に合わせて行っていくということでよろしいんでしょうか。私自身が本当に直面した問題として、うちの主人もちょうど定年になって、3年嘱託で寄せていただいたという経験がございますので、確かにこういった形での定年後というのは、やはり今の時代、こうして年金をもらえる時期がだんだん遅くなっていくということから、いいことだなとは思うんですけれども、やはり若手を順次起用していただかないと庁内の活性化は図っていけないと思いますので、その点のご配慮だけはよろしくお願い申し上げます。 それから、整理ナンバー83番、これは一歳一歳、やってくださいと言ってやっていただいたら、また次のことをお願いしておりますので、非常に申しわけないことだなと思うんですが、うちの鶴田副議長も、今お子さんも適当な年齢の方がお2人いらっしゃいますので、いつも就学前まではということをお願いをいたしておりますので、でき得ることなら一歳一歳実行に移していただいたら、1億という予算を聞きますと、なかなか言いにくくなりますが、この辺、市長の手腕でよろしくお願いを申し上げます。 それから、整理ナンバー84番につきましてですが、これは今お聞きいたしておりましても、ちょっと事前のご説明もいただきましたが、これからのことでございますし、実際に出てくるのは2年後で、実質的に1,000円以上の延滞金が発生して徴収するということになってくるまでにはなかなか時間もかかり、そんなに対象者はないということでございます。しかし、納めるべきものは納めないといかんというきちっとしたペナルティーのことでございますので、やはりできるだけきちっとした対応はしていただきたい。金額的には出てくる金額は少ないかもしれないんですが、人数を聞いておりますと2,566名、そういたしますと対象者もかなりの方が出てくるんじゃないかなと思いますので、その点はこれからもよろしくお願いしたいと思います。 それから、整理番号85番についてなんですが、何でも始めていただきます最初の事業となりますと、大変だと思うんです。ところが、我々生活をする人間は、今までは無料で取りにきていただいた分が2,000円となりますと、計算しますと四千六、七百円つくんですね、1台につき。そういたしますと、かなり生活費にも響いてくる。 2,000円と聞いてたらそうでもないかと思うんですが、実際お支払いする金額というのを考えますと、消費税等いろいろ含んでまいりますし、かなりの金額になってまいります。そういたしますと、夜の間にこそこそとほうりに行きたい心境もわからないでもないと思うんです。そうしたときの市の対応というものはこれからどうしていただくのか、その辺、もう一度お伺いしたいと思います。 ◎市民部長(安井宏君) 先ほどもご答弁申し上げましたが、夜間パトロールにつきましては、本当に現在のところ、どれだけ不法投棄があるかということは見当がつきませんので、今後状況を見ながら前向きに検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆8番(浦野かをる君) そうしましたら、やはり当初の間は、捨てられていたものも、4月からというのは知らんかったと言われたらしまいですし、この費用というのは市の方で負担を今までどおりしていくということですか。 ◎市民部長(安井宏君) 従来は、不法投棄されていたものは、公有地につきましては、市の方でパトロールしまして不法投棄を処理しておりました。今後につきましても、不法投棄された分につきましては、市の方で3市でやっております環境事業組合の処理機でリサイクルというんですか、あそこでは3割のリサイクル率なんですけれども、環境事業組合で投入しましてリサイクルを行っていきたい、かように思っておりますので、よろしくお願いします。 ◆8番(浦野かをる君) 不法投棄をされますのは、最初の間はたくさんあって、これは市の方でやっていただいてもいたし方ないかなとは思うんですが、ある程度の期限というものもやはり考えてやっていただかないと、いつまでも置いといたらいつか市がやってくれるやないかということになってもいけませんので、その辺の対応というのはどうなっていくんですか。 ◎市民部長(安井宏君) 法律上は猶予期間6ヵ月ということでうたわれております。6ヵ月以後につきましては十分対応していきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ◆8番(浦野かをる君) その対応はどういうふうにやっていただくのか、今ははっきりわからないんですが、できるだけそういうことは確実にというのか、6ヵ月の期間にいろんな分野で考えていただいたらいいと思うんですが、できるだけのやはり差別のない対応の仕方をやっていただきたい。お金を払う人は4月から払うけれども、ほうる人は6ヵ月待ってもらえるという形になってもいけませんので、その辺はお願いしたいと思います。 それから、いわゆるテレビ、冷蔵庫なりという4品目以外の品物は従来どおりということでよろしいんでしょうか。
    ◎市民部長(安井宏君) 家電リサイクル法のリサイクル品目は、先ほど答弁で申し上げましたとおり、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、クーラーの4品目でございます。 ◆8番(浦野かをる君) それじゃあ、4品目以外は従来どおりということでよろしゅうございますね。 それでは、整理ナンバー87番なんですが、今ご説明いただきまして、これ、堅上小学校はどうなるのかということと、これは光ファイバーの場合ですけれども、それと2地域に分かれてということで、松原小学校の方からアプリケーションのソフトを活用するということなんですが、私たち会派の方も、松原の方のシステムを見学に寄せていただきました。かなり向こうのソフト開発がされておりまして、ようく勉強されておりました。そういたしますと、今回国分地域との格差というのが出てくるんじゃないかなと思うんですが、その点について、堅下小学校を含んでお願いしたいと思います。 ◎教育長(舟橋清光君) 自席からお答え申し上げます。 まず、堅上地区の小・中学校につきましては、先ほど申し上げましたように、中学校については今、電話のデジタル回線に接続しておるわけでございますが、堅上中学校も含めまして、さらに高速回線、これはISDNよりもっとスピードの速いDSLという方式があるようでございますが、これでいきますと、大体光ファイバーは10メガという単位でスピードがあるわけですが、DSLでいきますと数メガということでございますので、堅上地区についてはこの方式でいきたいと。といいますのは、堅上地区は児童生徒数が少のうございますので、一度に接続するパソコンの台数が少ないということで、堅上地区についてはそういう方法で対応できるではないかというふうに思っております。 それから、2点目にお聞きをいただいておりますアプリケーションソフト、これは応用ソフトと言われているものでございますが、ご指摘いただきましたように、松原市と八尾市で現在進んでおりますインターネット1の事業につきましては、平成11年からやられておるわけでございまして、かなりこの事業につきましてはいろんなソフトの開発等々が進んできております。現実には、かなりいろんなストックも持っておられるわけでございますけれども、堅下・柏原地区の分につきましては、ソフトをどうしていくか、この辺につきましては、現在まだ検討する段階以前の段階でございまして、現在の段階でどのようなソフトがどうつくられていくのか、あるいはどう活用するのか、こういうことも現在わかっておりません。決定しておらない状況でございます。といいましても、できるだけ国分地区との格差の生じない対応をしていきたいというふうに思っております。 ただ、答弁の際にも申し上げましたように、整備手法が違うために、やはりそこに格差が生じるおそれもあるわけでございます。そういったことで、そのことにつきましては今後どうするか、我々もまだ全くその辺の知識を持っておらないということでございますので、その辺については今後研究をしていきたい、できるだけ格差の生じない--というのは、2つの手法でやりますから、どうしてもやはりその辺の問題が出てくるんではないか。全部どちらかの方法でいけば、統一されるわけでございますけれども、現在そういう2つの方法を併用せざるを得ない状況でございますので、今後につきましては検討していきたいと思っておりますけれども、ご指摘のとおり、若干格差の問題はやっぱりあるんではないかというふうに思っております。 ◆8番(浦野かをる君) 先ほどの説明の中の無償提供をされる機械というのはどんなものか、ちょっとお聞きしたいんですけれども。 ◎教育長(舟橋清光君) 先ほどの答弁の中で、パソコン及び周辺機器が無償貸与されるというご説明を申し上げましたが、それを説明いたします前に、今回整備をいたします学校インターネット3の事業について若干説明を申し上げないと、ちょっとご理解が得られないのではないかと思います。 学校インターネット3の事業につきましては、国の12年度の補正予算で、25校を1くくりにして全国で60ヵ所、学校数にいたしますと1,500校、これを対象にして総額で331億円の予算計上があったわけでございます。それの目的につきましては、研究開発を進めていこう、先端的なITを利用して教育の内容を進めていこうと、こういう事業でございますが、これが12年度の補正予算で計上されたということでございます。そうしますと、単純にこれを60ヵ所で割りますと、1ヵ所について5億5,000万円の事業になるわけでございます。これを学校数25校で割りますと、これは1校につき2,200万円の事業と、ごく単純に割っただけの話でございますが、こういう事業でございます。 そうしますと、本市の場合、これに8校を掛けますと、かなりの事業対象になるわけでございます。私ども、この事業が計画されているということで情報を得ましたので、本市の小・中学校全校でぜひともこの事業にのっていきたいということで、府教委あるいは関係の方へいろいろとお願いをして努力してきたわけでございますけれども、最終的には、答弁の際に申し上げましたように、藤井寺市、松原市、それから本市、それと教育大学の2校を含めまして25校が一つのグループとして、60ヵ所のうちの一つとして採択されたわけでございます。そのうち本市の分につきましては、先ほど申し上げましたように8校、これが対象になったわけでございます。 そうしますと、8校分の事業としては、本市の分としては1億7,000万円以上の、単純計算でございますけれども、こういう事業をやっていただけると、こういうことになるわけでございます。ところが、この事業は、光ファイバーの設置費、これがほとんどでございます。それと、数年以上にわたってのソフトの研究開発の費用、これがほとんどを占めるわけでございます。 それで、TAOから直接に本市の学校の方へ無償貸与される機材につきましては、現在わかっておるところでございますが、指導用のデスクトップパソコン、それからノートパソコン、パソコンの周辺機--プリンター、デジタルカメラ、スキャナー、50インチのプラズマディスプレー、デジタルビデオカメラ、これらが各学校に1台ずつ配置をされる。そして、テレビ会議システム、それとLANとLANとを接続するための機器、ルーター、これらの機器が学校の方に無償貸与、される、こういうことになるわけでございます。 現物貸与ということでございますので、これについては、私ども、金額的にはわからないわけでございます。大体世間の相場で計算してみますと、1校当たり300万円ぐらいにはなるのではないかと思っております。そうしますと、8校分といたしますと2,400万円から3,000万円近い機材が無償で貸与--貸与でございます、貸与されるということでございます。 ◆8番(浦野かをる君) そうしますと、今のご説明の中で、学校インターネット3で採択されたことのメリットというのが、金額として今おっしゃった分ぐらいということですか。 ◎教育長(舟橋清光君) 機材が直接無償貸与されるというのは、ただいま申し上げましたように1校当たり300万円ぐらいにはなるんではないかということで、金額的に直接目に見えた形ではそれでございますけれども、一番の大きなメリットは、各学校まで光ファイバーの工事をしていただけると、これが非常に高くつくわけでございまして、これがやはり一番の大きな金額的なメリット、それとあとは、なかなか金額的にはかることはできないんですが、研究開発をいろいろしていかなければいかんソフト面のそういった費用、それも対象になるようでございます。具体の話はまだこれからいろいろと出てくるところでございますけれども、これにつきましては、やはりかなりの研究開発の費用も、具体の数字としては出てこないわけでございますけれども、メリットになるというふうに思っております。 ◆8番(浦野かをる君) いろんな形で補助金がつくということをいろんな部分で研究していただいているということで、今後とも各学校の格差というのが出ないように、よろしくお願い申し上げます。 それから、時間のこともありますので、整理ナンバー88番につきましては、当初ぱっとこの金額を見せていただきまして、4,255万円の78平米、わっ、坪当たりにしたら180万円ぐらいつくなあ、高いなあと思っておりましたら、いろんな分野が絡んでいるということがわかりましたので、結構だと思います。 それから、整理ナンバー92番でございますが、これは、予算については12年度はゼロで、13年度は初めから載っているということで、確かにこの12年度は補正予算が入っております。だから復活したのかなということなんですが、ことしは初めから入っているということで安心しておいていいということでございますね。 次に、93番でございますが、この西名阪の問題、ぱっと見まして9,000万円、今の時代、本当に9,000万円ただでくれはるのかなと、どんな事業をやっていただくのかなという形で先ほどの説明を聞いておりますと、大気汚染の測定を委託してやっていただけるということですけれども、今の時代、9,000万円、10年分を先にいただくということは、職員さんの方が相当足を運んでいただいて、苦労をかけたんだなということがよくわかります。また、先ほどのご説明の中では、もし今後大気汚染などで問題が出たときは、これは全然関係のないお金で、別の交渉ができると受け取っておいてよろしいんですね。 ◎市民部長(安井宏君) もし問題となるようなことが起こった場合はどうするかということでございますが、測定開始後におきまして問題となるような測定値となった場合には、原因の追及調査を行いまして、その結果、西名阪自動車道からの排気ガスが原因ということが明らかになりましたら、当然のことながら、この維持管理費とは別に、公団の責任において対応していただくよう申し入れていきたいと思っております。 ◆8番(浦野かをる君) よろしくお願いします。別ということで、交渉が改めてできるということで、安心をいたしました。よろしくお願いをしておきます。 それから、整理番号94番なんですが、これは、これからは入れてやるということでございます。過去の予算書を見せていただきましても、本当に載ってない、一括して載っておりますが、これからは情報公開もあってきちっと載せてやるということですので、来年度からははっきりわかるんだなということで、よろしくお願いしておきます。 整理番号96番でございますが、先ほどのご説明の中では、ことしは入札するということでございます。金額も2,919万円ということで、ほかのもろもろの費用も入っておるということでございますけれども、長く続いておりますので、今後またそういうことを検討していただくのもいいんじゃないかなと思いますので、よろしくお願いをしておきます。 それから、整理番号97番、これは先ほどご説明もありましたが、委託する場所はまだはっきりと決まっておらないということでございますけれども、これも本当にプライバシーにかかってくることで、よく名簿なんかも流れてきたりするぐらいですから、番号制にされたときに、プライバシーだけはしっかりと守っていただかないと、それが漏れるようなことがあったら一大事だと思いますので、その辺はよろしくお願いしたいと思います。 これは市によってコンピューターも違ってくるんじゃないかなと思うんですけれども、これは柏原市が単独で実際やれるということでございますね。 ◎市民部長(安井宏君) これはおのおの市町村によりまして機械が異なりますので、それを接続するためには、コミュニケーションサーバーというものを設置いたしまして、それによりまして全国接続できるということになっておりますので、よろしくお願いします。 ◆8番(浦野かをる君) その点、よろしくお願いしておきます。 それから、整理ナンバー100番なんですが、100万円の予算で10件分が対象という形で予算組みをしていただいておりますが、先ほどの部長のご説明の中では、ショートステイが1週間ぐらい以外、いわゆる訪問介護とかを一回でも受けたらだめだということなんですが、これでいった場合、本当に利用者はあるんでしょうか。所得制限もあるようなんですけれども、その点について。 ◎健康福祉部長(浅野保夫君) 当初、私どもも、特別対策として新聞紙上で情報としていただいたときには、やはり日本の家族制度を重視したいい取り組みだなというように理解しておったわけですけれども、具体が出てまいりましたら、先ほどご説明差し上げましたように所得制限はございますし、ショートステイ1週間程度以外はだめだと、こういうことになるわけでございまして、大変違うなというのが、実際の我々の感じ方ではございます。 ただ、私ども、介護保険が始まりましてから、認定を受けられた方には常に追跡調査を、電話でございますけれどもやっておりまして、現在までで4、5の方々でサービスを受けておられない方が現在9名おいでになります。ただ、これは所得制限は、本人の了解がございませんので、チェックいたしておりませんけれども、9人おいでになるわけでございますので、何人かはおいでになるのかなと、こんな感じでは思っております。 ◆8番(浦野かをる君) これは10件ということで、根拠をお聞きしたいな、何件ぐらい対象があるのかなということでお尋ねしたんですが、今、部長の方で9人が大体対象だとおっしゃっていただきました。本当にこれ、介護する者は、ほとんどが女の人の手にかかったり、いろんな形で苦労いたしますのに、制限があって実際利用できるのかということもありますので、この辺、規定もありましょうけれども、できるだけ申し込みのあった場合はご配慮をいただきたいなあという気がいたします。規則は規則だということになるかもしれませんが、非常に厳しい条件の規則やなという感じがいたしますので、その点もまたよろしくお願いしておきます。 次に、101番、これは、私は何とか条例をつくれないかと言い続けてまいりまして、また、犬、猫のふんに対しては相当悩まされている方も多うございますしということで、この事業を実施していただきましてから、最近はふんも見かけなくなってきて、長瀬川の通りを通りましても、またこの辺の通りを通りましても、きれいになってまいっております。しかし、先ほどの説明では、緊急雇用対策の分だから13年度で打ち切りになるということでございますが、これを何とか、もし打ち切りになるのなら、こういういい事業は市の方の単費の予算を組んででもやってやるということはいかがでございますか。 ◎市民部長(安井宏君) 事業の効果や状況を見ながら今後検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆8番(浦野かをる君) 検討というよりも、前向きに検討していただきますように、よろしくお願いしておきます。 それから、整理ナンバー103番でございますが、これは再資源物のストックヤードとはどんなものかということでお聞きしておりまして、ある程度の積み重ねがなかったら4トントラックで運べないんだというための措置であるし、リサイクルをしたからこれぐらいの費用だということでございますが、これを質問させていただきますときに見せていただきますと、ストックヤードの予算が80万円で、そして1段上のところを見ますと設計費用というのが載っておるんです。80万円ぐらいのものでしたら、市には、1級建築士とかいろんな方がいらっしゃるので、設計なんかはそういう方たちで、よそへ委託料を支払うよりも、自分たちの活用をして今後やっていただけたらいいのになと思いますので、ぜひともその辺は、これからはできるだけ職員さんの英知を使っていただいてやっていただくという方向にお願いしたいと思います。 それから、整理ナンバー104番なんですが、電動式生ごみ処理機補助金、今回3万円ということで予算をとっていただきました。これをもう少し早くやっていただけたらという声もあるんです。欲しい人は欲しいということで、市から考えたら、勝手に買いはったらもう3万円は要らんかったんやから、予算としては助かっているんですが、もう少し早くやってほしかったなという声もございます。これからインターネットとか、それから広報誌なんかで宣伝をしていくということでございますので、今後ともよろしくお願いをしておきたいと思います。 それから、整理ナンバー105番でございますが、これは、昨日松村議員の方からも、昭和63年から莫大な予算を府民の森に対しては入れてきたというお話もございました。柏原の町というのは、玉手山公園も市営としていただいたり、高井田公園も非常にいろんな分野できれいに整備していただいたりということで、今度は府民の森が、高尾山創造の森として、最近は吉野山に追いつけ追い越せと思うぐらいの、本当に桜の時期は登ってみてください、10センチ以上の太い木になってまいりまして、咲くところによっては白い桜の花、また吉野山の山桜、固定したところで延々となっておりまして、非常にきれいに整備をしていただいておりますし、トイレもつくっていただいております。したがって、これのもっと宣伝といいましょうか、PRが非常に足らないと思うんです。玉手山公園については、春と秋のいろんなセレモニーをやっていただいておりますし、高井田公園についても、お茶会なんかをやっていただいているんですが、府民の森ということからかなと思うんですけれども、そういったPRを、高尾山の上で桜を見る会とか、何とかそういうものを考えてやっていただいたら、もっと利用者がふえるんじゃないかなと、そういうふうに思っておりますので、よろしくお願いをしておきます。 それから、整理番号107番、これなんですが、今のご説明の中では、確かに採択を受けているので、もうこれからは実行をせないかんのやという部長のご説明でございましたが、もうちゃんと買収をしていただいて、残っているところというのは、出張っているところの5平米という本当にわずかなところで、出張っておりますし、あとわずかなことですから、一生懸命努力をしていただいておりますが、でき得ることなら、あとも頑張ってやるというお答えはいただけないでしょうか。 ◎都市整備部長(上原秀憲君) 自席からお答えを申し上げます。 大変激励をいただきまして、ありがとうございます。何とか残っている5平米につきましては、誠心誠意買収できるように努力をしてまいりたいというふうに思います。 ◆8番(浦野かをる君) 本当にあとちょっとだけ残ってて、後からというのはなかなかできにくいものでございますから、この際でございます、努力はしていただいているということも聞いておりますけれども、でき得ましたらいまもう一度の努力をお願いしておきます。 それから、109番の自転車置き場の件ですが、今お聞きしましたら、自転車はまあまあ利用が多いと。ところが、自動車の利用が非常に少ないんだと、稼働率が非常に悪いという点を聞いておるんですが、この辺について、もし自分が経営していたら、まず利益を考えるんやないかなと。市が最初につくっていただいたいきさつはよくわかるんですが、これ、半分とは言わないですけれども、せめて20台でも月決めということはできないのかどうか、お聞きしたいんですが。 ◎都市整備部長(上原秀憲君) 自席からお答え申し上げます。 先ほどご答弁申し上げましたように、大体現在の駐車場の利用状況というのは、1日平均40台ぐらいということで申し上げました。日によりますと60台、70台という日もございますので、月決めということになりますと大変難しいというふうに考えております。 もう一つは、何といってもこの駐車場につきましては、違法駐車等を防止する目的で国の補助事業としていただきました。そういう設置目的から申し上げますと、その趣旨であります一般の公共の用に供する、こういう考え方から申し上げますと、月決めということで利用していただくというのは大変難しいなあというふうに考えておりますので、よろしくこの点についてはご理解いただきたいというふうに思います。 ◆8番(浦野かをる君) 少ないときは20台も入ってないとかというのを聞いておりますので、その点でお願いしたらどうかなと思ったんですが、その辺、よろしくお願いしておきます。 それから、整理ナンバー110番につきましては、先ほどお聞きいたしました。非常に古くなっておりまして、今回思い切って実行していただいて建てていただくということで、ありがたいことだと思います。これはよろしくお願い申し上げます。 それから、111番なんですが、これはプレハブで1,600万円は高いなあと思ったんですが、いろいろお聞きしますとよくわかりました。これは私も、今現在のプレハブの裏、何回かスポーツの方のあれで清掃を何回もさせていただいたことがあります。大概いろんなものが捨ててありますので、非常に危のうございますから、その辺のご配慮もしていただきたい。 それから、要望としては、台所と、会議室を設けるということでございますので、お茶の接待のできる場所も考えてやっていただけたら助かるんじゃないかなと思いますので、お願いをしておきます。トイレもつくっていただくということで、よろしくお願いいたします。 それから、整理番号112番、いろいろと努力をしていただきまして、53%は完成をしていただいて、第4次五箇年計画の後に32%残ってくるんですか。その点につきまして、第6次で大体完成していただけるのかなという感じがいたしますが、それと堅上の問題は、非常にいろんな分野で難しい点も地域性もあると思いますけれども、この間からの説明では、前倒しをやってでも考えるというお話も聞いておりますので、ぜひとも実行していただきますように、よろしく要望しておきます。 それから、整理ナンバー113番でございますが、きのう、きょうといろいろご説明をいただきまして、院長の方からも、入院の在院日数が今現在の二十二、三日から10何日になっていって回転も早くなるし、そんなに心配ないというご説明でございました。ただ、私が当初聞きましたときには、せっかく7階建ての280床でこういうふうにしていただくということなのに、病院がきれいになれば、やはり患者さんもたくさん来られるだろうから、でき得ることならこういう形でやっていただけたらなあということをまず思って質問をさせていただいたんです。280を240にするということに決まりましたという院長のお答えでございましたございましたけれども、これを今の計画どおり240床にされまして、あとの7階の部分で、例えば療養型病床として40床を設けて、280床でいくということはできないんでしょうか。 ◎市立柏原病院長(福井須賀男君) 一つは、病院のこれからのスタンスということになりますと、急性期一般病床を目指すべきだろうというのが一つの考えだと思います。それと、療養型病床群と急性期一般病床とでは、明らかに医療内容が異なるわけです。そうすると、医療内容の異なるものが同じ施設の中でうまくやっていけるかというのは、これはちょっと非常に難しい問題があります。 それから3番目に、これが重要なんですが、柏原病院について申しますと、何もかもやるんじゃなくて、地域の包括医療、地域で医療全体を賄うと、そういうスタンスがいいんじゃないかなと思って、現在もそういう立場でやっております。つまり、療養型病床群のように慢性期の患者さんについては、そういう慢性期病院の方と連携をとることによって、病診連携、病病連携を十分とることによって対応する方が、診療圏も拡大するし、柏原病院の機能を十分に発揮できる、そのように考えております。 ◆8番(浦野かをる君) システムが違うし、それはよくわかるんですけれども、一般病床を240にして、今本当に施設をお願いしましても、なかなか入れていただけない、何人か待って、入院させていただくのも大変だということから、例えば柏原病院の先生の方で診察していただいても、老人もどんどんと入院をさせていただけるというふうなとらえ方でいいんでしょうか。 ◎市立柏原病院長(福井須賀男君) もちろんそうでございまして、誤解を招いたらいけませんが、ご高齢の方でも、急性期病床のときは当然対応いたします。それが慢性期に移行しまして診療内容が異なってきたら、介護施設なり、あるいは療養型のそういう施設に、当院の地域医療連絡室あるいは看護相談室、こういう機能を十分利用して、それから移っていただくわけでございまして、高齢の方だから診ないとか、そういうことではありません。誤解のないようにお願いいたします。 ◆8番(浦野かをる君) 私の言い方もちょっとおかしいんですけれども、何をいっても地域の基幹病院ということで、できるだけ入院したいという気持ちがあったときに、なかなか部屋がないということをよく言われます。本当に入りいたいときに入れないというふうなことになったら、そのときに、あのとき置いといたらよかったなあという形では困りますので、早く回転をしていただくのも、本人もいいんですけれども、その点についても心配をいたしておりますので、その辺、よくお考えいただきたいなと思いますので、お願いをしておきます。 それから、最後の114番なんですが、今現在あります北の方からの入り口、私どもなんかは、地元法善寺で住んでおりますので、いつも病院に行かせてもらうのは、表まで回らないで裏から行っているというのが現実でございますし、地元の区長さんからも、先般も設計図を見たけれども、全然入り口がないやないか、病院で入り口がないというのはおかしいよという話で、皆さんの方からお声がございます。局長のお答えでは、14年度で設計をしていくということでございますので、一日も早く皆さんにそれを納得していただけるようにご説明いただいたらいいなと思いますので、よろしくお願いしておきます。 どうもありがとうございました。 ○議長(尾野文男君) 以上で市民党代表者の質疑を終わります。   --------------- ○議長(尾野文男君) 議事の都合上、本日の会議はこの程度にとどめ、あすに延会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。   〔「異議なし」の声起こる〕 ○議長(尾野文男君) 異議なしと認めます。よって本日の会議はこの程度にとどめ、あすに延会することに決しました。 本日はこれで散会いたします。 △延会 午後5時43分...