柏原市議会 > 1997-12-11 >
12月11日-02号

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  1. 柏原市議会 1997-12-11
    12月11日-02号


    取得元: 柏原市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-11
    平成 9年 12月 定例会(第4回)              目次◇開議 午前10時0分日程第1 報告第11号及び議案第51号から議案第61号まで日程第2 一般質問  *第二自由民主党代表質問(小西康弘君)……………………………………………25   理事者答弁   建設産業部長(家村 勲君)…………………………………………………………28   教育次長(青木斉治君)………………………………………………………………31   水道局長(山野勝彦君)………………………………………………………………33   健康福祉部長福祉事務所長(豊田陽夫君)………………………………………34   教育長(舟橋清光君)…………………………………………………………………36   企画室長(門谷敏昭君)………………………………………………………………38   駅前再開発事務所長(上原秀憲君)…………………………………………………39   助役(藤戸隆陽君)……………………………………………………………………40   総務部長(大木恭司君)………………………………………………………………40   財務部長兼税務課長(増田純忠君)…………………………………………………41   市民部長(浅野保夫君)………………………………………………………………42   下水道部長(二階保正君)……………………………………………………………43   市立柏原病院事務局長(石橋保昭君)………………………………………………43   再質問(小西康弘君)…………………………………………………………………44◇休憩 午前11時51分◇再開 午後1時0分  *市民党代表質問(中村幸平君君)……………………………………………………46   理事者答弁   助役(藤戸隆陽君)……………………………………………………………………50   教育次長(青木斉治君)………………………………………………………………51   水道局長(山野勝彦君)………………………………………………………………54   下水道部長(二階保正君)……………………………………………………………55   健康福祉部長福祉事務所長(豊田陽夫君)………………………………………56   企画室長(門谷敏昭君)………………………………………………………………59   教育長(舟橋清光君)…………………………………………………………………59   財務部長兼税務課長(増田純忠君)…………………………………………………61   市民部長(浅野保夫君)………………………………………………………………61   総務部長(大木恭司君)………………………………………………………………62   市長(山西敏一君)……………………………………………………………………63   建設産業部長(家村 勲君)…………………………………………………………64   再質問(中村幸平君)…………………………………………………………………64◇休憩 午後2時51分◇再開 午後3時16分  *第一自由民主党代表質問(伊山喜二君)……………………………………………69   理事者答弁   建設産業部長(家村 勲君)…………………………………………………………72   教育次長(青木斉治君)………………………………………………………………74   水道局長(山野勝彦君)………………………………………………………………74   教育長(舟橋清光君)…………………………………………………………………75   市長(山西敏一君)……………………………………………………………………75   企画室長(門谷敏昭君)………………………………………………………………76   健康福祉部長福祉事務所長(豊田陽夫君)………………………………………77   市民部長(浅野保夫君)………………………………………………………………78   下水道部長(二階保正君)……………………………………………………………79   助役(藤戸隆陽君)……………………………………………………………………79   再質問(伊山喜二君)…………………………………………………………………80◇延会 午後4時57分●平成9年第4回柏原市議会定例会会議録(第2号)      --------------------------------●平成9年12月11日午前10時0分より柏原市議会議事堂において再開      --------------------------------●議事日程 日程第1 報告第11号及び議案第51号から議案第61号まで 日程第2 一 般 質 問      --------------------------------●出席議員(22名)         1番     浦野かをる君         2番     計盛佐登子君         3番     和田周二君         4番     柳田國晴君         5番     伊山喜二君         6番     野口 均君         7番     小西康弘君         8番     羽多野正嗣君         9番     鶴田将良君        10番     堅木照久君        11番     荒藤光子君        12番     巽  繁君        13番     笠井和憲君        14番     乾 幸三君        15番     武田安弘君        16番     中村幸平君        17番     寺元正二君        18番     入倉英男君        19番     桝谷政則君        20番     中野広也君        21番     尾野文男君        22番     松村泰治君      --------------------------------●欠席議員(なし)      --------------------------------●説明のため出席した者の職氏名    市長          山西敏一君    助役          田中聰孝君    助役          藤戸隆陽君    収入役         久世信宏君    教育長         舟橋清光君    監査委員        中野俊雄君    水道事業管理者     寺前武士君   総務部    部長          大木恭司君    次長兼自治推進課長   隠木 譲君    人事課長        加茂泰男君   財務部    部長兼税務課長     増田純忠君    契約検査課長      寺前良男君    用地課長        青木弘詞君   企画室    室長          門谷敏昭君   健康福祉部    部長兼福祉事務所長   豊田陽夫君   市民部    部長          浅野保夫君   建設産業部    部長          家村 勲君    次長          前田 弘君   駅前再開発事務所    所長          上原秀憲君   下水道部    部長          二階保正君   教育委員会    教育次長        青木斉治君   国体室    室長          藤田昌宏君   水道局    局長          山野勝彦君   市立柏原病院    事務局長        石橋保昭君   選挙管理委員会    事務局長        冨宅 覚君      --------------------------------●事務局出席職員    事務局長        真壁克充君    次長          辰巳英彦君    参事兼議事係長     岡本文人君    庶務係長        平井廉啓君    事務吏員        畑中一章君 △再開 午前10時0分 ○議長(乾幸三君) ただいまの出席議員22名、定足数に達しております。よってこれより本会議を再開いたします。 △開議 ○議長(乾幸三君) 休会前に引き続き開議いたします。 日程第に入る前に、各委員会の開催日が決定しておりますので、報告いたします。 厚生衛生委員会は12月15日(月曜日)、総務文教委員会は12月16日(火曜日)、建設産業委員会は12月17日(水曜日)、以上のとおりであります。   --------------- ○議長(乾幸三君) それでは、日程に入ります。 日程第1、報告第11号及び議案第51号から議案第61号まで及び日程第2、一般質問を一括して議題といたします。 ただいま議題といたしました各議案につきましては、既に提案理由の説明を受けていますので、直ちに各会派の代表質問を行います。最初に、第二自由民主党を代表して小西康弘君、質問願います。   〔7番 小西康弘君 登壇〕(拍手) ◆7番(小西康弘君) 7番議員の小西康弘でございます。ただいま議長のお許しをいただきまして、第二自由民主党を代表し平成9年第4回定例会における議案並びに一般質問をさせていただく機会を与えていただきました同会派の皆様並びに先輩議員の皆様方に厚くお礼を申し上げます。 去る9月の市会議員選挙に、市民の皆様の温かいご支持、ご支援のおかげをもちまして初戦を飾ることができましたことを改めてお礼を申し上げますとともに、深く感謝申し上げます。 さて、私は何分にも全く初めての経験でございまして、諸先輩のごとく適切な質疑・質問ができるかどうか危惧いたしておりますが、理事者を初め職員各位におかれましては、温かいご指導、ご協力を賜りますようにお願いいたします。 さて、今日の日本は、歴史的に見ても、大変大きな転換の時期を迎えております。バブル経済崩壊以降、経済は低成長時代に突入し、さまざまな分野で制度の見直しが求められ、橋本内閣にしても、行財政改革に真剣に取り組まれております。本市におきましても、行政改革推進委員会が設置され、限られた財源の中で市民ニーズを的確に把握し、行政システムの見直しを行い、財政の健全化とスリムで効率的な行政運営を進めるべく取り組まれております。私といたしましても、日々経験や学ぶことがたくさんありますが、市政向上、そして8万市民の福祉向上に全力を尽くす決意であります。 ここで、質問に入る前に、平成2年度から地元より強く要望のありました市道太平寺本郷線のJR近鉄2段踏切の拡幅が、理事者並びに建設産業部の職員皆様方の永年のご努力の結果、11月末、工事の完成を見ることができました。市民の皆様から大変喜ばれていることをご報告させていただきますとともに、関係者の皆様に厚くお礼を申し上げます。同会派の先輩議員が議会のたびに質問並びに要望をさせていただいた課題だけに、深く感謝申し上げます。ありがとうございました。 それでは、通告順に従いまして質問をいたしますが、質問の内容をよく理解し、的確なご答弁を賜りますよう重ねてお願いいたしまして、質問に入ります。 まず第1点目は、整理番号1番、報告第11号 専決処分報告について。専決第9号損害賠償の額の決定及び和解についてでありますが、報告されたような事故の発生について、市内における市道の管理及び補修をどのようにされているのか、お伺いいたします。 議案第56号 市民文化会館条例の制定についてでありますが、整理番号2番、3番、4番を一括してお聞きいたします。 「会館の運営について審議するため、市民文化会館運営審議会を置く」とありますが、審議会のメンバー構成はどのようにお考えか。次に、会館の運営は第三セクターなのか、直営なのか、お伺いいたします。また、文化ホール開館に伴い、今回使用料金を設定されますが、会館の年間予算及び経費はどのくらいか、お伺いいたします。 整理番号5番、議案第57号 柏原市水道事業給水条例の全部改正についてでありますが、改正される要点とその理由をお伺いいたします。 整理番号6番、議案第59号 平成9年度柏原市一般会計補正予算(第4号)歳出、款4衛生費 項1保健衛生費 目6(仮)健康福祉センター建設費仮称健康福祉センターの建設について、本年3月議会で建設用地借上料、測量費、設計委託料を予算計上され、6月には文化財発掘調査、そして今議会に9年度の建設工事を計上されていますが、今までの取り組んでこられた状況と今後の予定についてお伺いいたします。あわせて、この健康福祉センターの建設に一部の住民が反対されているように聞いていますが、なぜ反対されているのか、またどのように対応されているのか、お聞きいたします。 整理番号7番、議案第59号 平成9年度柏原市一般会計補正予算(第4号)歳出、款7土木費 項1土木管理費 目3安堂駅舎整備費、改良に係る調査設計費を計上されていますが、改良費の総額は幾らか、また、近鉄と市の負担割合の見通しと、自由通路をJRを越えて市役所に直結できないか、お伺いいたします。 整理番号8番、議案第59号 平成9年度柏原市一般会計補正予算(第4号)歳出、款9教育費 項2小学校費 目3学校建設費 節17公有財産購入費仮称国分東小学校新設に伴う用地購入についてでありますが、買収された学校用地周辺は、日ノ谷農道のみで、通学路としての形態になっていないが、整備計画についてお伺いいたします。 整理番号9番から一般質問に入ります。 市役所周辺の駐車場整備についてでありますが、ホテル跡地の駐車場は、現在文化ホール工事者が利用されています。市役所来庁者に不便をかけていますが、この用地にいつごろ公用車を移動させるのか、お伺いいたします。 整理番号10番、JR柏原駅橋上化計画についてでありますが、計画の内容を詳しくお伺いいたします。 整理番号11番、市内公共巡回バスコミュニティバス)運行についてでありますが、早急に巡回バスを導入していただきたいと思っております。さきの議会で、中部8市の状況と経費などはご説明をいただきました。各施設からの利用形態、投資的効果、財政面について調査研究をされておりますが、その後の経過について、また市独自でやる考えはないか、お伺いいたします。 整理番号12番、旭ヶ丘中地区にコミュニティ会館を建設する考えはないか。旭ヶ丘地区は地域も広く、谷間になっているところです。さきの議会で検討するとご答弁をいただきました。検討された結果はどうか、お伺いいたします。 整理番号13番、JR高井田駅周辺に交番所を設置する考えはないか。さきの議会でも同会派の笠井議員から質問をさせていただき、人口や世帯数などで基準を満たさず、また犯罪件数においてもかなり低い件数となっている関係上、現段階では交番所を設置することは難しいと聞いておりますが、地域からの強い要望もあり、しかも朝夕の通勤通学の利用者の増加と近くに史跡公園もあるという立地条件の中で、防犯上交番を設置する必要があると思いますので、再度お伺いいたします。 整理番号14番、防犯灯の電気料金を全額市負担とされる考えはないか、再三当会派で質問、要望をしてまいりましたが、現在3分の2を市で負担していただいておりますが、各町会の電気料金の負担は町会費の半分を占め、大変財源的に困っておられますので、全額市負担とされる考えはないか、お伺いいたします。 整理番号15番、公共下水道工事の落札についてでありますが、落札した業者がなぜ突然契約を辞退したのか、また、公共下水道工事以外の工事でも、このように突然契約を辞退した業者は今までなかったのか、お伺いいたします。 整理番号16番、10月16日に願書が締め切られましたが、平成10年度市立幼稚園の募集状況についてお伺いいたします。 整理番号17番、学校体育施設の整備についてでありますが、学校体育施設につきましては、教育の場として活用する反面、日曜日、祝日には一般開放され、地域の住民によるソフトボール、バレーボール、少年サッカーなどに活用されております。しかしながら、この施設につきましても、各小・中学校によって大変な格差があると思います。特に堅下北小学校のグラウンドの水はけの問題、堅下北中学校の照明の問題、柏原東小学校体育館の老朽化の問題などでございます。新たに体育施設を新設するということは、土地の確保、財源の問題があり、難しいと思いますが、これらの学校体育施設を年次的に整備するような考えはないか、お伺いいたします。 整理番号18番、地球温暖化に対する市の対応についてでありますが、12月1日より京都において通称地球温暖化防止京都会議が開かれていますが、大気中の二酸化炭素、メタン、アルゴンなどの温室効果ガスの排出や自動車の排気ガスに対する取り組みが必要である。また、ごみの分別化やリサイクルの推進によって焼却するごみの量を減少する必要があります。また、自動車の排気ガスの抑制もあわせてやらなければなりません。そこで、この会議が開かれた京都市が導入予定している廃食油を再利用した燃料--バイオディーゼル燃料を使った自動車を導入するという検討をされたか、お伺いいたします。 整理番号19番、柏羽藤クリーンセンター周辺の環境について、ダイオキシンの発生を調査されたことがあるかお伺いをしようと思いましたが、柏羽藤クリーンセンター周辺の環境問題、さらに焼却灰を処分しているエコパーク予定地のダイオキシンを主とする環境調査についてでありますが、この問題は本来3市組合議会で検討されるべき問題であり、さきの組合議会でも議論があったと伺っております。しかし、2つの施設とも柏原市にありますので、今後とも組合議会で十分協議され、環境破壊にならないよう配慮されることを要望しておきます。 整理番号20番、国道165号から教育大前駅を地下道でくぐり、府道駒ヶ谷線に至る工事の進捗状況についてでありますが、さきの議会で、国分病院の用地買収の見通しがついたとご答弁をいただきましたが、工事の着工はいつか、また道路延長、幅員などの工事内容について説明をお願いいたします。 整理番号21番、都市計画道路田辺旭ヶ丘線についてでありますが、用地買収の進捗率はどのくらいか、またいつごろまでに買収を完了し、いつごろ工事に着工される見通しか、お伺いいたします。 整理番号22番、恩智川の側道整備についてでありますが、さきの議会で同会派の笠井議員が質問していますが、その後、家村建設産業部長の取り計らいで、笠井議員と私で11月18日、八尾土木事務所へお願いに行ってまいりました。水路であればいろいろと対策、手当てもありますが、1級河川と位置づけられている恩智川であるので、縦横断する工作物はできないとの返事であります。今、中央では行政改革を示され、河川局の立場も少し変わっていくと思われますし、また、1級河川の見直しも行われるかもしれません。学童歩道、町の交通安全という立場で、ぜひ何らかの形で歩道の設置をしていただけないか、お伺いいたします。 整理番号23番、柏原東、柏原西、国分排水区の進捗状況についてでありますが、各排水区の平成9年度末の面積整備率と平成12年度末の面積整備率の予定と、高井田地区への幹線はどのような計画なのか、また、国分排水区の旭ヶ丘地区について今後どのような計画なのか、お伺いいたします。 整理番号24番、柏原市民病院の建てかえについてでありますが、再三議会ごとに質問を行っていますが、何とか管理棟だけでも建てかえるという機運になっているが、建てかえ計画はどうなっているのか、また、21世紀までに建てかえるする意思はあるのか、お伺いいたします。 以上で第二自由民主党を代表しての1回目の質問を終わらせていただきます。 ○議長(乾幸三君) 第二自由民主党代表者の質問に対し、答弁を求めます。   〔建設産業部長 家村 勲君 登壇〕 ◎建設産業部長(家村勲君) 私からは、第二自由民主党の小西議員のご質問のうち、整理番号1番、7番、20番、21番、22番の5件につきましてご答弁を申し上げます。 まず、整理番号1番でございますが、報告された事故などに対する補修、あるいは市内の道路の管理あるいは補修についてのご質問でございます。 まず、事故現場の補修の状況から申し上げます。去る10月4日(土曜日)でございましたが、深夜1時30分ごろに、市道大県信貴線の雁多尾畑3259番地先で、場所といたしましては、市営斎場より奈良側へ600メーター付近におきまして、箱形乗用車トヨタエスティマが奈良側から柏原へ通行の際、前夜からの降雨のための道路のくぼみの水たまりに気づかずに、車の左側の前輪、後輪のタイヤが入り込みまして、タイヤ及びアルミホイール等が損傷した事故でございます。 当日、土曜日の深夜ということもございまして、翌々日の月曜日の朝、私どもの担当の方が早速現場へ行きまして、直径約30センチ、深さ15センチ程度のくぼみでございましたが、そこを砕石で埋め戻しをいたしまして、簡易合材において応急措置をいたしたわけであります。その翌日、舗装の専門業者におきまして、道路のくぼみを中心として、少し広目の範囲で舗装の完全復旧をいたしております。 柏原市の基本的な市道の管理、補修につきましては、ご案内のとおり、私ども柏原市の道路につきましては、延長200キロにわたる道路を管理いたしておるわけでございますが、4班編成で月4回、大体月曜日に道路のパトロールを実施いたしまして、路面の状態の監視、あるいは陥没、段差等を発見した場合には、直ちに応急措置を行う。その原因が、例えば関電とか、あるいはNTT、あるいは下水道、あるいは水道などの占用者による原因だというようなことがわかりました場合には、その占用者に対しまして路面復旧の指示を出しまして、早急に良好なる道路を維持するようにいたしておるところでございます。また、市民から道路の路面の陥没等の連絡が入った場合などにつきましても、適切な措置を行いまして、安全性の確保に努めておるところであります。 なお、道路は、整備しまして長年月を経ますと、どうしても道路に傷みが出てまいりますので、そういう状態の道路につきましては、年次計画を立てまして、財政事情を考慮しながら順次整備していく、そういうことで対応をいたしております。今後とも引き続き、安全に運行していただけますように、道路パトロール等の強化や、あるいは占用者への適切な指導によりまして維持管理に努めてまいりたいと思っております。よろしくご理解を賜りますようにお願いを申し上げます。 次に、7番でございます。安堂駅のことでございますが、まず改良費の総額は幾らか、近鉄と市の負担割合、それから、自由通路をJRを越えて市役所に直結できないか、この3点のご質問でございます。 安堂駅の改良につきましては、毎回議会からもご質問を賜っておりまして、議会の方からご指摘をいただいておりますのは、まずもって地元の合意を得るということでございまして、私ども、それを踏まえまして、地元に数回入って説明会をしたところでございます。また、その地元要望を踏まえまして、近鉄の方とも種々検討を重ねてまいりまして、去る10月23日に、近鉄の本社からも技術者に出席をいただきまして、第7回目の説明会でもちまして最終的な地元との合意を得たものでございます。 そういうことで、地元から安堂駅については地下駅という要望もありましたけれども、最終的に、市の玄関口でもあるということで橋上駅舎で確定をしたわけでございます。 さて、駅舎の概要としましては、現在ございますプラットホームの幅を、部分的ではございますが、最大で現在よりも四、五メートル拡幅をいたしまして、そして新たに冷暖房つきの待合室を計画をいたしております。また、改札口、駅務室につきましては、橋上に配置をいたしまして、自由通路で駅を東西に結んだ上に、旧国道170号まで自由通路を持ってくる計画をいたしております。それによりまして、例えば安堂駅の東側から踏切を渡らずに直接旧170号あるいは市役所などに来ることが可能になると思います。また、駅構内あるいは構外にエスカレーター、エレベーターを設置いたしますので、お年寄りや車いすをご利用される方も楽に橋上駅舎をご利用できるものと考えております。そして、何よりも、構内踏切もなくなりますので、利便性が高まりまして、市役所の玄関口として大いに利用をしてもらえるだろうというふうに、私ども期待をいたしております。 そこで、ご質問の改良費の総額でございますけれども、こういったいろんな施設、構造にいたしますと、概略設計前ではございますけれども、大体12億ないし13億程度必要であろうというふうに考えております。 それから、次に費用の負担の割合でございますが、現在までの近鉄との協議の中では、まず市の方で負担するものとして、自由通路、エスカレーター、それから構外のエレベーター、近鉄側が負担するものとして、橋上駅舎本体、構内エレベーター、ホームの拡幅、待合所その他関係でございます。それから、共同で負担するものとしまして、電気とか、あるいは架設関係の諸費用がございます。それら結果として、総費用の2分の1ずつ程度の負担になるというふうに現在思っております。 次に、現在計画をいたしております橋上駅舎から西側の道路、市道安堂畑線及びJR線を越えまして直接市役所に行けるようにできないかというご質問でございますけれども、橋上駅舎から直接西へ越える場合には、現在計画をいたしております駅舎よりもさらに3メーター以上駅舎を上げんといかんということでございますので、駅舎そのものの計画が立たなくなりますので、これは非常に難しいというふうに考えております。 そこで、計画では、自由通路の利便性を少しでも高めるために、旧国道170号に直接つなぎまして、旧170号から市役所、文化ホールと、そういうふうに行けるように今計画をいたしております。よろしくご理解賜りますようお願いを申し上げます。 次に、20番でございます。国道165号から教育大前駅広場を地下道でくぐり、府道柏駒線に至る工事についての問題で、まず工事の着工はいつか、道路延長あるいは幅員、それから工事内容についてのご質問でございます。 この国道165号から大阪教育大学前駅の東側を地下道でくぐりまして国分病院までの約420メーターにつきましては、私どもは、市道田辺46号線ということで本市で事業をやっております。それに続きます西名阪自動車道の南側を通りまして府道柏原駒ヶ谷千早赤阪線までの区間約1,180メートルにつきましては、西名阪の柏原本線の料金所設置に伴う市道名阪南線のつけかえ道路という位置づけをいたしまして、日本道路公団の方で施工されまして、そして完成後、本市に移管を受ける、そういう予定になっております。 そこで、本市が施工しております田辺46号線の約420メーターのうち、国道165号線から大阪教育大前駅の東側を地下道でくぐりまして、1級河川原川にかかっております橋までの間約240メートルについては、もうご案内のとおり完成をいたしております。残り国分病院の北側約150メーターと国道165号への取りつけ約30メーター、合わせまして約180メートルの未完成区間がございます。これにつきましては、国分病院の用地につきましても、ようやく地権者の方々と合意の見通しができましたので、できるだけ早く補正をお願いする予定をいたしております。これによりまして、来年度工事ができるという見通しが立ってまいります。 そこで、工事の内容でございますけれども、道路幅員につきましては、約6メーターから7メーター、延長にしまして先ほど申し上げましたように約180メーターでございます。工事の施工時期につきましては、一応10年度において府補助の採択を受けまして、そして進めていきたいというふうに思っております。今のところ、この補助の見通しがつきますのは平成10年の秋ということになりますので、見通しが立った時点で着工しまして、平成11年の3月末には何とか完成させたい、そういう希望を持っております。 一方、日本道路公団の方が施工をいたしております国分病院前から府道柏原駒ヶ谷千早赤阪線までの区間約1,180メートルでございますが、これにつきましては、道路幅員が5メートルで計画をされておりまして、現在既に約300メートルは完成をいたしておりますが、残りの区間約880メートルにつきましては、柏原料金所の平成11年4月の供用に合わせて何とか完成させようということで、現在鋭意努力をされております。 本市におきましても、ほぼこれと同時期に田辺46号線を完成させまして、国道165号から府道柏原駒ヶ谷千早赤阪線に至る約1,600メートルを供用すべく努力をしてまいりたいと思っております。西名阪の南側の一つの幹線がこれでできるわけでございますが、できるだけ早く実施をしてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 次に、21番でございます。田辺旭ヶ丘線のまず用地買収の進捗率と、いつごろまでに買収を完了し、工事に着工される見通しはどうかということであります。 ご質問の都市計画道路田辺旭ヶ丘線の用地買収の進捗状況でございますが、ご案内のとおり、この都計道路につきましては、国道25号線から国道165号線と近鉄を高架で交差をいたしまして、そして府道柏原駒ヶ谷千早赤阪線に取りつく道路でございまして、都計道路の延長としましては465メートル、それから道路幅員としましては16メートルから22メートルで計画をいたしておりまして、この道路に必要な買収予定面積は約7,000平米となっております。現在、本市の土地開発公社にお願いをいたしまして用地交渉を進めていただいておるところでございますが、本年11月末で土地開発公社での買収面積は約2,650平米となっておりまして、買収予定の大体38%を超えたというふうに思っております。 次に、いつごろ買収を完了し工事に着工するのか、こういうことででございますが、残り約4,350平米を買収しなければならんわけでございますが、何分用地買収交渉につきましては、かわりの土地を要求される場合もございますし、非常に難しいのが現状でございます。したがいまして、いつまでという年度を示すのは大変難しいとは思うんですが、しかも予算的にも非常に膨大な事業費になりますし、国からの補助金につきましても限りがございますので、財政事情をにらみ合わせて進めていきたいと思っております。 なお、工事につきましては、事業に着手しますと、大体3年程度で工事は完了できるものというふうに考えております。一日も早く用地買収を終えまして工事に着手したい、そんなふうに考えておりますので、よろしくご理解を賜りたいと存じます。 次に、22番であります。恩智川の側道の整備についてでございまして、何らの形で歩道を設置していけないかということであります。 前議会でもご答弁を申し上げたわけでございますけれども、この恩智川は、1級河川でございまして、議員ご案内のとおり、なかなか恩智川そのものに張り出し歩道をするということは、現段階では難しいわけでございます。また、現在の道路を拡幅するということになりましても、家屋が連檐しておりますし、なかなか事業費もかかりますし、大変厳しい状況にあると思います。 ただ、先ほど議員もご指摘のように、今日、河川は非常に貴重な都市空間でございます。そんなことから、治水上の対策が万全であれば、河川法の見直し等が行われて規制緩和の方向に進むというようなことも、八尾土木とその後の協議の中でも、あり得るというような話も聞いております。私どもとしては、そういう行革あるいは規制緩和、そういったことにも期待をつないでおりまして、できるだけ河川の有効利用が図れたらというふうに思っておるんですが、現段階では非常に厳しい、こういうことであります。 しかしながら、当面の対策としましては、通学します児童あるいは通行の市民の皆さんの安全確保のために、例えば通学時間帯の時間規制、あるいは路面標示、あるいは看板等での安全啓発、あるいは退避場所の設置などにつきまして、関係機関の柏原警察あるいは学校、地元とも十分協議をして進めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 以上でございます。   〔教育次長 青木斉治君 登壇〕 ◎教育次長(青木斉治君) 私からは、第二自由民主党の小西議員のご質疑のうち、整理番号2番、3番、4番、17番の4件についてご答弁申し上げます。 2番、3番、4番を一括して市民文化会館条例の制定についてお尋ねいただいております。 まず、2番でございます。条例第3条で規定いたします市民文化会館運営審議会の構成メンバーについてどのように考えているかというご質問でございます。 審議会のメンバー構成につきましては、市議会、社会教育委員、そして学識経験者及び各種団体の代表者から15名以内の委員にお願いすると、このように考えておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、3番でございます。会館の年間予算及び経費はどのぐらいかというお尋ねでございます。 会館の年間予算、経費につきましては、目下予算見積もり等を行っているところでございますので、はっきりした数字はお答えできませんけれども、担当者の試算としてご理解いただきますとともに、この額が平成10年度の予算額として計上されるものではないということをあわせてご理解願いたいと思いますので、よろしくお願いします。 まず、歳入につきましては、これは初年度でございますので、平成10年7月から11年3月までの9ヵ月間でありますけれども、貸し館等の使用料収入と本市が主催します自主事業の入場料収入で約6,000万円程度になるんじゃないかと見込んでおります。また一方、歳出につきましては、これは4月から11年3月までの会館の建物及び諸設備の維持管理関係、この中には人件費も含まれると思いますけれども、それから開館から3月までの自主事業委託料、こういう関係費を合わせまして約3億4,000万円程度かかるんじゃないかと考えております。よろしくお願いしたいと思います。 次に、4番でございます。会館の運営は第三セクターなのか、直営なのかというお尋ねでございます。 このことにつきましては、本市では、平成6年5月に、市民の有識者によります市民文化ホール構想懇話会を発足し、建設計画や運営方法に対するご意見をいただいております。また、市民文化ホール特別委員会におきましても、建設計画や予算等についてもご審議いただいたところでございます。本市といたしましては、これらのご意見やご審議を踏まえながら、文化の発信基地となる文化会館の建設と運営方法の手法について各方面から検討を加えてまいりました。 その結果、運営方法につきましては、直営方式と財団方式がございますが、それぞれにメリット、デメリットもあることから、本年3月議会に答弁申し上げましたように、本市としては財団方式よりも、柔軟な人事ができる、文化への投資が容易である、十分な職員研修ができる、これなどのメリットがあることから、直営方式の方向で管理運営を行ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 次に、整理番号17番でございます。学校体育施設の整備について、堅下北小学校のグラウンドの整備、堅下北中学校体育館、あるいは柏原東小学校の体育館の整備等についてお尋ねいただいております。 まず、堅下北小学校のグラウンドの整備についてでございます。堅下北小学校も、開校後既に23年を経過いたしまして、この間、風雨によりグラウンドの表土が流され、地面の下の石が露出する状態でございます。体育の授業や行事に支障を来しているのも事実でございます。そういうことから、今までにも、学校職員も市の職員も含めまして、目立つ小石を掘り起こしながら取り除き、安全確保に努めてまいりました。しかしながら、残された石は余りにも大き過ぎて手に負えない状態でございます。こういうことから、来年、予算の許される範囲内でグラウンドを盛り土し、表土の流出をとめるための側溝のかさ上げを行いたい、このように考えておりますので、よろしくお願いします。 次に、堅下北中学校体育館の照明が暗い、明るくできないかということでございますが、現場を調査いたしまして、学校の意向も聞いた上で、必要に応じた照明器具の増設を検討してまいりたいと考えております。よろしくお願いします。 終わりに、柏原東小学校体育館を建てかえる考えはないかとお尋ねでございます。ご指摘のとおり、小学校9校のうち一番古く、築後36年を経過しており、老朽化も非常に進んでおります。また、設備などの機能も低下しており、PTAや学校関係者からも建てかえの要望もございます。しかし、ご承知のとおり、財政逼迫の時期でもございますことから、必要に応じた補修を行いながら、今日まで何とかご活用願っているところであります。したがいまして、お尋ねの建てかえにつきましては、財政状況をよく見きわめながら検討してまいりたいと考えております。どうぞよろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。   〔水道局長 山野勝彦君 登壇〕 ◎水道局長(山野勝彦君) 私からは、第二自由民主党の小西議員さんのご質疑のうち、整理番号5番についてご答弁申し上げます。 質問事項でございますが、柏原市水道事業給水条例の全部改正について、質問要旨でございますが、改正される要点とその理由についてというご質疑でございます。 このたびの水道事業給水条例の改正につきましては、平成8年6月に規制緩和を目的とした厚生省関係法律の一部を改正する法律が公布され、同法により、水道法並びに政・省令の一部が改正されました。 まず、水道法の改正の要点を申し上げますと、給水装置につきましては、基本的には需要者の個人の財産でありますが、水道水の安全と清浄を保たねばならないため、法で構造及び材質の基準が決められておりましたので、水道局で材料検査を行ってまいりました。しかし、このたびの法改正で性能基準と技術的細部まで省令で定められ、基準承認は製造業者等が自分で行うのが基本となり、さらに第三者承認機関もございまして、水道局で材料検査を行う必要がなくなり、適合した給水装置であれば、使用規制も行えなくなりました。 次に、給水装置を設置または改造することを給水装置工事と申しますが、需要者、すなわち市民の給水工事を行う業者、これを各市町村単位で指定し、公認業者と呼んでおりましたが、その指定基準も、これまで各市町村でまちまちであったため、法改正では業者の指定が全国一律の基準に定められ、市町村で法以上の上乗せ基準や運用を行うことができなくなりました。このため、これからは全国統一の明確な指定基準の下で給水装置工事事業者として指定することになっております。 以上が法改正の要点でありますが、このたびの法改正にあわせ給水条例の改正を行ったこととあわせまして、昭和58年以来未改正でございました条文規定の見直しも行わせていただいております。 次に、法改正を受けてどのように条例、管理者規定が変わるのかを申し上げたいと思います。まず、給水装置の構造、材質は、材料検査を行う必要がなくなりますので、現行条例の第9条1項を削除いたします。さらに、現行条例第33条1号の材料の検査についても削除いたしたいと思っております。 次に、改正条例第6条により、給水工事公認業者が指定給水装置工事事業者に名称が変わります。現在給水装置公認業者に関する規定は、指定の基準や申請方法等を市独自で指定しており、市の指定基準はどのような基準かと申しますと、1点目といたしまして、行政区域内に店舗または事業所を有することが決められております。2点目として、日本水道協会大阪府支部認定の責任技術者を有し、事業主が責任技術者でない場合は、常勤の従業員として雇用すること。第3点目といたしましては、店舗及び事業所に第1種技能者を含めた従業員を常駐させること。4点目といたしまして、保証人の誓約書等が必要となっております。 しかし、新しい指定給水工事事業者の指定基準については、国の指定基準に準拠し管理者規定で定めることとなり、各市町村が指定する点では変わりませんが、事業所または店舗については、行政区域内である必要もなくなっております。次に、保証人の誓約書等も不要となりますが、給水工事を行う場合は、国家資格の給水装置工事主任技術者の配置が義務づけられております。主任技術者が工事の技術上の管理、工事従業者の指導監督及び給水装置の構造、材質が法の基準に適合していることの確認等の職務を行うようになっております。 以上が主な改正点でございますが、第22条別表第2のメーターの使用料、第28条の各種手数料、第29条の加入金、第36条の過料等について、当市の現状と近隣市の状況を勘案し、需要者にも配慮いたしまして、事業遂行の必要性から修正させていただきたいと存じておりますので、何とぞ改正の趣旨、内容につきましてご理解賜りますようお願い申し上げ、答弁を終わらせていただきます。   〔健康福祉部長 豊田陽夫君 登壇〕 ◎健康福祉部長(豊田陽夫君) 第二自由民主党の小西議員の質問中、整理番号6番、仮称健康福祉センターの建設に関連して2点ご質問をいただいております。 まず、1点目の仮称健康福祉センターの建設に関しまして、今までの取り組み状況と今後の予定について、2点目は、一部住民がなぜ反対されるているのか、またどのように対処されているのかという2点についてご質問いただいております。ご答弁申し上げます。 昨年来検討を重ねてまいりました仮称健康福祉センターの建設について、このほど建物本体の基本設計がまとまり、概算建築費用が算出できましたので、今12月議会に提案させていただきました。 さて、昭和58年開設の堅下合同会館の現保健センターにおいて、建設当初は各種予防接種、老人保健法に基づく健康相談、健康診査を実施してまいりました。その後、平成5年策定の老人保健福祉計画に掲げました老人保健業務の推進、さらに平成9年から施行の母子保健業務の実施など、年を追うごとに増大する業務に対処するため、現在よりも広い保健センターを建設しなければならなくなり、二、三年前から幾つかの先進市を視察するなど、調査研究を重ねてまいりました。 昨年7月以来、以前より公共事業に利用してほしい旨の申し出を受けていた法善寺の工場跡地を建設予定地に選定し、その借用について所有者と何回となく交渉をした結果、遅くとも昨年の12月末までには仮契約が締結できると判断し、大阪府に対しまして、昨年12月3日以来、再三国及び府の補助金と地方債をつけてほしいと要望してまいりました。その結果、保健センターについては平成9年度、10年度の保健衛生施設補助金、国、府とも地方債、そして地域福祉センターについては府補助金と地方債もつけられるよう努力してやろうとの回答を得ました。 補助金のめどがつきましたものの、用地の方は、12月末になっても話は一向に進展せず、5月上旬になって突然一方的に所有者から、借地料の問題や長期的な土地賃貸契約に対する不安から契約を辞退したいという申し出がございました。その後、連日粘り強く再考をお願いいたしましたが、土地所有者の理解はどうしても得られず、当初候補地の法善寺地区を断念いたしました。市といたしましては、健康福祉センターの建設をあきらめるかどうかの結論に迫られました。 ところが、国、府においても交付見込みのついた補助金を断れば、永久に補助金をつけてもらえないのは明らかでありますので、急遽計画している建物と同規模の建物を建てられる別の土地を探しました。面積が1,500坪程度で住宅などの建物が建っていない更地、できれば所有者が1人であるような土地は、到底見つかりません。そこで、やくなく市は、子どもスポーツ広場として25年間も借用してきた土地の所有者に、仮称健康福祉センターの建設計画を説明しましたところ、この土地は市民の皆さんに喜んでいただくためにお貸ししたものであり、それと裏腹に荒れ放題の状態が続いていたので、再三返却を申し出たところ、どうにか整地に至ったという現状であり、幾分立腹されておりました。しかし、所有者も福祉施策に対するご理解も深く、健康福祉センターの建設の実情を説明しましたところ、多くの皆さんに喜んでいただけるのであればと快諾をいただきまして、土地賃貸契約書を平成9年6月1日に締結いたしました。 その後、6月市議会に文化財発掘調査費及び同測量費をご承認いただき、7月下旬から文化財発掘調査、同測量と建物設計に着手いたしました。間もなく文化財発掘調査も終え、来年1月中旬には実施設計もでき上がる予定でございます。2月に入札し、着工、平成11年3月末完成を目指したいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 次に、仮称健康福祉センターの建設について反対されている人がおられるようであるが、なぜ反対され、それに対して市はどのように対処しているのかについてご答弁申し上げます。 健康福祉センターの建設予定地の大県4丁目384番地のほかは、去る平成8年1月31日に第1種中・高層住居専用地域に指定され、そこに事務所を建築する場合には規制があり、公益上必要と認められた場合に限り建築できることになっています。ところで、市が建築しようとしている仮称健康福祉センターの1階及び2階の保健センターは、第1種中・高層住居専用地域に建てることは何ら問題はございませんが、3階の地域福祉センターは、事務所の性格を有していることから、建築基準法第48条ただし書きにより、知事の許可が必要となります。そこで、市は知事に許可を申請し、それを受け大阪府は、弁護士等が構成メンバーである大阪府建築審査会の意見を求める前提条件であります公聴会を去る11月13日に開催されました。 一般的に公聴会に出席される利害関係人は、その事業に反対される人がほとんどです。この公聴会も、例外に漏れず、出席された22人のうち20人が、こどもスポーツ広場がなくなることに不満を持っておられる人たちで、代替地を確保しないで、また現在の利用者の了解も得ないで使用できなくするのは身勝手過ぎると主張されました。また、広場をどうしても奪われたくないとの思いから、仮称健康福祉センターに至る関電道路は歩行者にとって極めて危険な道路で、建設予定地には適しない場所であると反対されました。 ところで、この公聴会に先駆け、6月中旬に大県こどもスポーツ広場管理委員会の役員を初め、6月下旬には大県地区の全区長さんに、また7月上旬には大県東地区町会役員、防犯、青年団、交友会、壮健会等で構成されている夏祭り打ち合わせ会においても、仮称健康福祉センター建設に至る経過と内容をご説明申し上げました。その説明の中で、一部の人から、スポーツ広場の代替地を求める意見、周辺整備の意見がありましたので、意見を尊重し、解決できるものについては、今後関係機関、関係部課とも相談してまいりたいと申し上げたような次第でございます。 その後も、周辺区長、大県西地区区長及び太平寺区長にも仮称健康福祉センターについて説明をいたしましたところ、立派な施設の早期実現と周辺整備に配慮をするよう、また協力できることは協力するとのありがたいご意見もちょうだいいたしております。 一方、柏原市開発指導要綱は、地元説明は建物の高さの2倍の範囲内の住民にするようにとなっておりまして、この建物の場合、半径40メートルの範囲内でいいのでありますが、市の施設でもありますので、100メートル範囲内の住宅を戸別訪問し、在宅者には説明と協力をお願いし、また不在者の家につきましては、建物の事業の概要図を投函し、不明な点は担当課まで問い合わせていただきたい旨の文書も入れてまいったところであります。 公聴会開催後、公聴会で発言された5名に対しましては、スポーツ広場の代替については、当分の間、堅下南小学校の開放、大和川河川敷グラウンドの使用については了解を得ておりますが、それ以外のグラウンドの使用については、教育委員会とも今後協議をしてまいっているところであります。 また、関電道路の歩道整備については、11月28日に八尾土木事務所でも、仮称健康福祉センターの建設と周辺整備に認識をいただきまして、岩崎谷上に張り出し歩道を設置することについては、前向きに検討していくとの了解を得、一部反対者に対しましても、その旨回答をいたしております。 しかし、これらの問題は一挙に解決するべき問題でもございませんので、今後も引き続き十分検討してまいりたいと考えています。いずれにいたしましても、仮称健康福祉センターの建設が急務であり、多くの住民が期待されておりますので、今後議員の皆さん方のお力も得まして、予定どおり進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。   〔教育長 舟橋清光君 登壇〕 ◎教育長(舟橋清光君) 私からは、第二自由民主党の小西議員のご質疑のうち、整理番号8番、16番の2点についてお答え申し上げます。 お尋ねをいただいております仮称国分東小学校につきましては、現在の国分小学校の過大規模を解消すべく、現在、国分東地区で用地買収を進めていただいておるわけでございます。土地開発公社におかれましては非常にご苦労をしていただきまして、現在買収予定面積の約1万4,600平米の86%を買収をしていただいております。残りにつきましては2名の地権者がございますが、事業の趣旨を十分に理解をしていただいておりますので、近々何とかご了解をいただけるものと、こういうふうに考えております。 つきましては、周辺につきましてはご質疑のとおり農道ばかりで、通学路をどうするんだ、こういうお尋ねでございますが、まず現在考えております通学路のルートにつきましては、市場、それから東条地区から、いわゆる西側のルートにつきましては、国道25号線、光洋の第1工場の西の方に特定郵便局がございます。あそこから東条の地域へ入る市道がございます。この市道から今ご指摘いただきました日ノ谷農道を利用いたしまして学校に至るルート。それから東側の地域、いわゆる柏翠園等の地域からにつきましては、今申し上げました国分第1工場の東約100メーターぐらいのところに農道がございます。この農道は、国分寺の塔跡に至っている農道でございます、約200メーターございます。この農道で日ノ谷農道に至りまして、日ノ谷農道を利用して学校へ至る、こういう東西2本の通学ルートをメーンというふうに考えております。 そこで、お尋ねをいただいております通学路の整備につきましては、まず西側の市道部分につきましては、約240メーターぐらいあるんですが、かなり幅員がございます。ところが、水路等の一部対応をしていかなければならん部分がございます。それで、日ノ谷農道の西の端から学校敷地まで、この日ノ谷農道は約280メーターございます。この部分につきましては、現在幅員が4メーターでございますが、これを7メーター程度に拡幅をしていただくように、担当部署の方へお願いを現在しておるわけでございます。それから、学校部分の180メーターにつきましては、学校敷地の造成とあわせまして7メーターに拡幅をいたしまして、これについては歩道の設置をしていきたいというふうに考えております。 それから、学校から東側の日ノ谷農道部分につきましては、現在一番東の端から改修工事を行われておりますので、この辺については現状のままでいきたいというふうに考えております。 そういうことで、できるだけ早く開校までにこの辺の安全対策、通学路の安全対策については十分配慮してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 次に、整理番号16番でございますが、10年度の幼稚園の募集状況についてお尋ねをいただいております。 先ほどご指摘いただきましたとおり、10月16日に募集を締め切ったわけでございますが、例年どおり、5歳児についてはかなり余裕があるわけでございますけれども、本年もまた4歳児については定数を超え応募があったわけでございます。その状況等につきまして各園ごとに12月1日現在の状況を申し上げます。 まず、柏原西幼稚園につきましては、定員35名に対して46名の応募がございました。46名の方で抽せんをしましたところ、抽せんに参加されましたのは44人でございました。したがいまして、9人が補欠という状況になったわけでございます。その入園内定後に1名が辞退されましたので、これを1名繰り上げましたので、よって補欠の人数は8人。このうち4人が区域外を希望されましたので、最終、現在の段階では西幼稚園では待機者は4名ということになります。そういうことで、ちょっと数字がばらつきがあるように思いますが、ひとつよろしくお願い申し上げます。 東幼稚園では、35の定員に対して29人、6人の欠員がありましたが、柏原西と北幼稚園から8人が区域外を希望されたために定員オーバーとなり、抽せんを行いました結果、6人を内定し、現在2名が待機になったわけでございますが、その後1名の辞退がございましたので、現在の待機状況は東は1名。 それから、堅下幼稚園では、70名の定員に対して75人の応募、当日抽せんに来られたのは一応70名、これは全員内定をいたしております。なお、本年度から双生児--双子のお子さんの場合は2人を1人としてカウントいたしておりますので、71名と園児数はなります。 次に、堅下北幼稚園では、35人の定員に対しまして双子の方2組を含めまして44人の応募がございまして、41人で抽せんいたしました結果、双子の方が内定になりましたので、現在は37名、補欠は6名。うち4名が区域外希望ということで、現在待機は2名。 合計いたしまして、現在待機は7名という状況になっております。 例年オーバーいたします国分地区につきましては、国分幼稚園で11名の欠員、まだ余裕があるということでございます。玉手幼稚園については21名の欠員、余裕がございます。 以上でございます。   〔企画室長 門谷敏昭君 登壇〕 ◎企画室長(門谷敏昭君) 第二自由民主党代表の小西議員の質疑のうち、私から整理番号9番、12番の2点についてご答弁申し上げます。 まず、整理番号9番でございます。市役所周辺の駐車場におけるホテル跡地の駐車場整備についてでございますが、ホテル跡地は市民文化会館の駐車場を確保するため、本年8月に売買契約を締結し、既存建物を解体後の10月13日に引き渡しを受けたところであります。また、ホテル跡地の東側に隣接する西日本旅客鉄道株式会社の所有地と一体整備を行うことで、より有効的に土地利用が図れることから、鉄道用地の約191平米について、先日の12月1日に西日本旅客鉄道株式会社と土地賃貸契約を締結いたしました。 なお、駐車場整備の土地を確保した後、早々に駐車場として整備を検討しておりましたが、ご承知のように、本市庁舎敷地周辺は建設省の高規格堤防整備事業範囲であることから、建設省によるホテル跡地や柏羽藤消防組合柏原出張所の移転後の土地についても高規格堤防整備事業を実施されるのか申し入れを行ったところ、建設省では、ぜひ施工したいとの意向がありました。本市といたしましても、高規格堤防整備事業の必要性を十分理解し、現在まで本庁舎、教育センター別館の前について積極的に協力してまいった経緯や、多少時間を要しますが、財政効果も踏まえまして、建設省による高規格堤防整備事業に協力し、第1期工事としてホテル跡地の駐車場整備も含めまして建設省で施工していただき、柏原市市民文化会館のオープンまでに完成させる予定でございます。 なお、駐車場完成後の利用形態については、当面、市民文化会館の来館者や来庁者の駐車場として利用を図ってまいります。一方、隣接の柏羽藤消防組合柏原出張所の移転後の土地についても、第2期工事計画として建設省による高規格堤防整備事業で駐車場整備も含めて施工していただく予定となっております。 このことによりまして市役所周辺の駐車場整備が完成いたしましたら、公用車や来庁者の駐車場の利用場所について検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 次に、整理番号12番でございます。お尋ねは、旭ヶ丘中地区にコミュニティ会館建設検討結果をお尋ねであります。 柏原市立コミュニティ会館は、柏原地域、堅下地域、国分東地域、国分西地域、堅上地域に各1ヵ所の整備目標で、平成5年3月に完成いたしました堅上地域の堅上コミュニティ会館の建設を最後に、整備目標を達成しております。これらの建設に対する財源は、本市のコミュニティ計画により財団法人自治総合センターの宝くじ普及広報事業の助成金を受けて整備を完了したところであります。 ご質問の旭ヶ丘中地区にコミュニティ会館の建設でございますが、地域での用地の確保の問題もございますし、特に財政面から、新たなコミュニティ計画としての財団法人自治総合センターの宝くじ普及広報事業の助成金を受けることはできないことから、市単独での用地買収及び建設となりますとかなり難しいと考えておりますので、よろしくご理解のほど、お願い申し上げます。 以上で終わります。   〔駅前再開発事務所長 上原秀憲君 登壇〕 ◎駅前再開発事務所長(上原秀憲君) 第二自由民主党代表の小西議員の質問のうち、私からは整理番号10番についてご答弁を申し上げます。質問は、JR柏原駅橋上化計画についてであります。 JR柏原駅橋上化計画につきましては、さきの駅前整備特別委員会でご報告申し上げましたところでありますが、JR柏原駅につきましては、以前より、東西交通の分断解消を図る自由通路設置の市民要望が高く、市は、柏原駅周辺のまちづくりの拠点となるターミナルにしていきたいとの願いから、再三にわたりJRに対し自由通路の設置をあわせた橋上駅舎化を要望してきたところであります。この橋上駅舎化につきましては、実施に向けての協議が調い、橋上駅舎整備の早期完成を目指して進めているところであります。 橋上駅舎化の実現には、まず調査設計、基本設計、詳細設計を行い、その後工事着手という、このようなプロセスを経て進んでいくものであります。平成9年度には調査設計を実施をしており、これまでに地質調査と現況測量を終え、現在構内配線計画を2面3線と2面4線の両案について検討を行い、自由通路と駅前広場、さらに橋上駅舎部の位置や施設規模について検討を進め、随時JRと協議を実施しているところであります。 この2面3線と2面4線の配線計画でありますが、現在の柏原駅は2面3線で、天王寺方面行きがホーム1面と1線、奈良方面行きがホーム1面で接する線路が2線あることから、合計しますとホーム2面、線路3線、すなわち2面3線であります。現在この構内配線計画については、2つの案を検討しているところであります。一つは現況の2面3線での橋上化計画と、もう一つの案といたしまして、普通電車と急行電車が同時に停車できるいわゆる緩急結合の駅と申しますか、天王寺方面行きのホームの両側に線路を設け、快速停車のできるホームに改良して、柏原駅を全体で2面4線にして橋上化を図る計画について検討をしているところであります。 市といたしましては、市民の皆様の利便性の向上や地域の発展につながる快速停車実現のため、この2面4線での橋上駅舎化に向かってJRと積極的に協議を進めてまいりたいというふうに考えております。しかしながら、この快速停車の実現は、現在の駅利用環境や地理的環境、さらに将来の交通体系等を勘案したJRの列車ダイヤの方針等により検討されるものであり、橋上駅舎化の協議にあわせて快速停車の件について詰めてまいりたいというふうに考えております。 なお、配線計画の2面3線、2面4線の両案につきましては、基本設計の着手までにどちらか一方の案で確定していかなければならないものと考えておりますので、よろしくご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 以上、答弁を終わります。   〔助役 藤戸隆陽君 登壇〕 ◎助役(藤戸隆陽君) 第二自由民主党の小西議員のご質問のうち、整理番号11番の問題についてお答えを申し上げたいと存じます。 市内巡回バスの運行に関しまして、調査研究の経緯と、それから市独自でやる考えはないのかということでお尋ねをいただいているところでございます。 この市内巡回バス等々につきましての問題につきましては、さきの議会等におきましても各会派からいろいろとご質問を賜っているところでございますが、ご存じのとおり、老人福祉センターや心身障害者福祉センターにおきましては、立地条件とか、あるいは利用者のニーズにこたえまして送迎バスというものを運行してまいってきているところでございますが、市内巡回バス運行につきましては、その調査研究を進めてきているところでございます。 中部ブロックにおきましては、羽曳野、藤井寺、富田林の3市で運行をされているところでございますけれども、羽曳野、藤井寺の2市におきましては直営、それから富田林は委託方式ということで運用をされてきております。しかしながら、3市におきましても、その乗車人員というものは非常に少のうございまして、1日1コース当たりの平均の乗車人員といいますのは約30名ということでございまして、一方、年間の運営経費は約2,000万円余りと多額なものについてきているわけでございます。 このような各市の状況を踏まえまして、当市の地理的な条件、これは非常に平たん部分が南北に長い状況になってございます。そういう中で、路線経路、あるいは所要時間、運行の経費、利便性、あるいはまた利用者の負担をどうするのかという問題等々につきまして研究を進めているところでございますけれども、各施設間を巡回するということになりますと、その距離数が他市に比べて大きくなる問題がございます。それから、路線の経路につきましても、道路幅員が狭いという問題もございますし、また、幹線道路におきましては停滞が非常に多発しているという問題等々もございまして、いろいろな問題があるわけでございます。 また、運行方式におきましても、直営にするのか、あるいは委託にするのかという方法もあるわけでございますけれども、運用の経費でございますとか、料金をもらうということになりますと、陸運局の認可の問題等々もございます。それから、その利用者負担はどれぐらいにしたらいいのかといった問題等々もございまして、いろいろと直営、委託いずれにいたしましてもメリットとかデメリットがあるわけでございます。 これらの問題につきましても、さらに私どもは市内の各種施設の配置状況等を参酌いたしまして、市の財政状況、あるいは経費の投資効果、運用形態等々も含めまして、さらに検討をしていかなければならないものというぐあいに考えておりますので、よろしくご理解を賜りますようお願いを申し上げる次第でございます。 以上でございます。   〔総務部長 大木恭司君 登壇〕 ◎総務部長(大木恭司君) 第二自由民主党ご代表の小西議員のご質疑のうち、私からは、整理番号13番、14番についてご答弁申し上げます。 まず、整理番号13番でございます。JR高井田駅周辺に交番所を設置する考えはないかとのお尋ねでございます。 当該交番所の設置につきましては、さきの議会にも同会派並びに他会派からご質疑をちょうだいいたしたところでございます。これには大阪府警の設置基準がございまして、これらの基準要件を満たし、さらに犯罪、事故件数、地域性などを総合的に勘案した上で設置の可否を判断されることになっておるところでございます。市といたしましては、地域の皆さんのご要望が強いことから、所管の柏原警察署にも再三交番所の設置につきまして強くお願いを申し上げ、ご相談を申し上げてきたところでございますが、交番所設置についての諸条件が非常に厳しく、現在のところ設置することは難しいとの回答を得ております。 しかしながら、柏原警察署におきましては、市、地元の切実な要望も踏まえ、交番所の設置とは別に、高井田駅周辺の治安について重点警らが必要であると認識されておりまして、本年度よりパトロールカー1台の増車と若干名の署員増を図るなど、防犯活動の強化に努めていただいておるところでございます。また、市におきましても、駅前駐輪場の開設と同時に、柏原警察官立ち寄り所を設けまして、柏原警察署との連携をより密にするとともに、地域の防犯委員の皆さん、行政協力委員の方々、そして各種団体、市民の皆さんが官民一体となって犯罪防止に努めていただいておるところでございます。 お尋ねいただいております交番所の設置については、設置基準やその他要件等から大変難しい問題がございますが、地域の防犯対策も含めまして、柏原警察署に対し引き続き強く要望を重ねてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 次に、整理番号14番でございます。防犯灯の電気料金を全額市負担とされる考えはないかとのお尋ねでございます。 ご承知のとおり、防犯灯に対する電気料金につきましては、かねてから防犯協会はもとより、市議会でも再三、地元町会の負担軽減を図るため補助率の見直しについてのご要望を賜ってきたところでございます。市といたしましては、ご要望にこたえ、過去4回にわたりまして、初回5分の1から現在は3分の2に引き上げを実施してまいったところでございます。また、地域の防犯上、防犯灯の設置は不可欠でございますので、新設についても一部助成をさせていただくということで進めてまいっております。 さて、お尋ねの全額補助についてでございますが、防犯灯の電気代が各町会で経費の一部としてご負担をおかけしておることは十分承知いたしております。ただ、防犯灯につきましては、地域住民の方、警察、市が一体となって取り組まなければならない問題でありますので、住民の方にも一部ご負担を願うことによりまして、自分の町は自分たちでも協力し合い守り合う、ひいては住民各位の連携を強めていただくというような意味もございまして、現在の財政事情から考えますと、現行の補助率でご理解賜りたく、今後については、財政状況をも十分見きわめ、検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。   〔財務部長 増田純忠君 登壇〕 ◎財務部長(増田純忠君) 第二自由民主党代表の小西議員のご質疑のうち、私から整理番号15番についてお答えいたします。ご質問の内容は、公共下水道工事の落札についてでございます。 お尋ねの公共下水道工事(東)9-2工区と同じく(その2)、(その3)の工事につきましては、本年7月14日に関係部課長7人で構成する業者選定委員会を開催し、市内の土木Bランク10業者で指名競争入札に付すことに決定し、そして8月7日に現場説明会を開催し、当月22日に指名競争入札に付した結果、3,800万円(消費税を除く)で落札となったものでございます。 しかし、同月28日に代表者の方が契約の締結を辞退したいとして来庁され、事情を聴取いたしましたところ、3工区のうちの1工区のみの見積もり金額を記載してしまった、いわゆる記載誤りであるとのことでありました。そこで、文書にてその旨提出するよう求め、この文書に基づいて、9月12日に関係部課長10人で構成する指名停止委員会を開き、指名停止要綱で定める、指名競争入札で落札し、契約締結を拒んだとき6ヵ月という規定に基づき、不誠実な行為であるとして、平成9年8月29日から平成10年2月28日までの6ヵ月間の期間を指名停止としたものであります。 次に、今までに公共下水道工事以外でも、突然契約を辞退した業者はなかったのかということでございます。この件につきましては、関係書類及び歴代の契約担当者に念のため、落札業者みずから契約を辞退するというようなことがあったのかどうか聞きましたところ、なかったということでございますので、今回のような、落札業者の方から市に対して契約締結辞退の申し出があって指名停止処分となったケースは初めてであると思っております。 以上のようなことでありますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。   〔市民部長 浅野保夫君 登壇〕 ◎市民部長(浅野保夫君) 私からは、第二自由民主党代表の小西議員のご質問のうち、整理番号18番についてご答弁申し上げます。 お尋ねいただいてますのは、地球温暖化に対する市の対応、特に温室効果ガスの削減の対策と、バイオディーゼルエンジンを使った自動車の導入についての検討でございます。 私たちの住んでおります地球の大気は、主に酸素と窒素からなっており、少量ながらアルゴン、二酸化炭素、水蒸気などの気体が存在いたしております。これらのうち、二酸化炭素やメタン、フロンなど幾つかのガスは温室効果ガスと呼ばれており、地球温暖化の原因となっております。中でも、地球温暖化に対する影響力は二酸化炭素が最も大きく、その90%ぐらいを二酸化炭素が占めている、こう言われておりまして、この二酸化炭素の排出抑制を図ることが最も重要であります。このことから、世界的な取り組みといたしまして、きょうで終わる予定でございまして、ちょっと延びているようでございますけれども、地球温暖化防止京都会議が開催されているところでございます。 地球温暖化を防止するための方策といたしましては、家庭、オフィス、工場などにおける省エネルギー対策、低公害車の普及、交通対策、ごみ焼却炉からの排出ガス対策などが考えられますことから、市といたしましては、現在進めております低公害車の普及、ごみ排出抑制、またリサイクルの推進などの対策とあわせまして、庁内の電力消費を節減する、こういう方策についても今後検討してまいりたい、このように考えています。 また、職員の自動車の使用等、交通機関、交通の方法につきましてはできるだけ公共交通機関を率先して利用するように、これも検討をする必要がある、このように考えております。それと、市民の皆さん方に対しましては、日常生活の中にも身近な省エネルギー対策がいろいろあるわけでございます。これらの情報提供等、一層の啓発に努めてまいりたい、このように考えています。 次に、バイオディーゼルエンジンの燃料を使った自動車の導入でございますが、この件につきましては、さきの議会で同会派の笠井議員からのご質問もございました。京都市のごみパッカー車に二百数十台、先ほど申し上げました京都会議に合わせて使用されておるようでございます。この燃料は、先ほどのご質問の中でもございましたが、廃食油を精製してつくられるものでございまして、二酸化炭素を初め、黒鉛、硫黄酸化物等も少なく、環境面での有効性は確認されているところでございます。 しかし、新聞の情報でございますけれども、燃料として使用される廃食油の回収方法、またその使用量に見合う量が定期的に確保できるのかどうか、こういう問題で若干問題があるように聞いております。本市としましては、今後他の低公害車--天然ガスとか、ハイブリッドカーとか電気自動車があるわけでございますので、こういうことも含めまして将来にわたって検討してまいりたい、このように考えております。 以上でございます。   〔下水道部長 二階保正君 登壇〕 ◎下水道部長(二階保正君) 第二自由民主党ご代表の小西議員の質問のうち、私からは23番につきましてご答弁を申し上げます。 質問の内容につきましては、各排水区の平成9年度末の面積整備率並びに平成12年度末の面積整備率の予定は、そして高井田地区への幹線はどのような計画になっているのか、そして国分排水区における旭ヶ丘地区についての今後の計画の質問でございます。 公共下水道事業の平成9年度末におきます予定につきましては、まず柏原東排水区で面積整備率が39%、そして柏原西排水区では、雨水排水も兼ねた合流式で面積整備率が34%、国分排水区では面積整備率が34%となり、本市全排水区では面積整備率が36%の進捗見込みであります。 次に、平成12年度末までの整備予定につきましては、現在進めております公共下水道第3次5ヵ年計画におきまして、面積整備率46%、また人口普及率50%の達成を目標として積極的に事業推進を図っているところでありますが、ご承知のとおり、国及び府の財政事情が厳しい中、平成12年度末の達成はかなり厳しい状況となっております。しかしながら、今後積極的に国費、府費の確保に努めるとともに、事業の効果的な執行を図り、目標達成に向かって鋭意努力してまいる考えでございます。 次に、高井田地区の整備でありますが、高井田地区への幹線につきましては、現在市役所別館まで幹線を布設しており、この幹線を国道25号線沿いに高井田水防公園まで延長し、それから高井田川に沿い東進してJR大和路線を横断し、近鉄線の高架下を過ぎたところで、高井田の旧集落及び柏原東高校までを整備する幹線と高井田区画整理地区を整備する幹線に分かれる計画になっております。 なお、この幹線ルートにつきましては、大和川の縦断占用や高井田川及びJR大和路線の横断等の困難な問題がありますが、第4次5ヵ年計画、これは平成13年から17年でございますが、この中で事業化に向けて積極的に対応していきたいと考えております。 次に、旭ヶ丘地区の整備につきましては、府道柏原駒ヶ谷千早赤阪線に流域幹線石川右岸Ⅰ幹線が布設されたことから、玉手山東斜面から近鉄線の間の区域が整備可能となっておりまして、平成8年度には旭ヶ丘1丁目1番、また平成9年度には同じく旭ヶ丘1丁目3番、旭ヶ丘2丁目の1番、2番、3番、5番の面整備を進めている状況であり、今後とも積極的に面整備を進めて、生活環境の改善と公共水域の保全に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。   〔市立柏原病院事務局長 石橋保昭君 登壇〕
    市立柏原病院事務局長(石橋保昭君) 第二自由民主党ご代表の小西議員のご質問のうち、整理番号24番について答弁申し上げます。21世紀までに管理棟だけでも建てかえられるのか、建てかえ計画はどうなっているのかとのご質問でございます。 財源は全額府起債ということから、府にお尋ねしましたところ、素案として基本構想並びに施設の全体計画を示してほしいとの指導がありましたので、現在のところ、このことにつきまして検討をしております。なお、検討に当たりましては、本事業は巨額の財源を要し、現市民並びに後世の市民に多額の負担を願うことから、また地域医療の基幹病院としての使命もあり、市民の健康保持に必要な医療、時代に即した高度医療の提供等を視野に入れながら、慎重に検討していかなければならないわけでございます。 一方、国においては、医療費抑制策により、医療制度の抜本的な見直しがなされようとしており、本年9月から医療費の自己負担増並びに薬剤費の一部負担制度が新規に導入されるなど、このようなことが今後の患者数の動向にどのような影響を及ぼすのか、これからますます病院経営が厳しくなることが予想される中で、公立病院とはいえ、常に健全財政を保つように求めておられ、将来にわたる採算性も考えながら、慎重に検討を重ねております。素案が固まりましたら、次の段階として基本構想の策定、概略設計、実施設計と進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。 ○議長(乾幸三君) 以上で一通りの答弁は終わりました。小西君、再質問ありませんか。 ◆7番(小西康弘君) ただいま懇切丁寧なご答弁をいただきまして、余り時間がなくなりまして、時間の都合上、再質問のところだけ質問させていただきます。 整理番号2番ですが、会館の年間予算は先ほどの説明でわかりましたが、新しい文化会館での使用料金の減免団体はどのようにお考えか。そしてもう一つ、市民文化ホールのエレベーターはありますが、エスカレーターがないということで、特別委員会がありますので、エスカレーターを設置されるということを審議されるようなお考えはないか、お伺いいたします。 ◎教育次長(青木斉治君) 自席からお答えします。 会館の減免につきましては、一応減免はしないと、減免規定は入れておりませんので、どうぞご理解賜りますようお願い申し上げます。 なお、エスカレーターにつきましては、建設関係でございますので、企画の方からよろしくお願いします。 ◎企画室長(門谷敏昭君) お尋ねのエスカレーターの件でございますが、この問題につきましては、特別委員会等でのときに最初から計画しておりませんでしたので、その方向で進んでおりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 ◆7番(小西康弘君) わかりました。 次に、整理番号9番、ホテル跡地の駐車場をできるだけ早く有効利用されるように整備されることを要望しておきます。 それに関連いたしまして、大和川河川敷内の駐車場整備状況についてお伺いいたします。 ◎総務部長(大木恭司君) 簡単にご説明申し上げます。 建設省の大和川工事事務所の河川敷の駐車場につきましては、6月の議会で、議員各位のご協力を得まして借用の運びとなりました。そして補正予算も計上させてもらったわけでございますけれども、本年は例年にない7、8月の前線の活発な動き、あるいは早い台風の到来等によりまして、工事が若干おくれました。これは建設省の大和川工事事務所の理由でございますけれども、そして当該工事につきましては、建設省と一体的に工事をするというような必要がございますので、これにつきましては平成10年3月末までに工事を完成すべく、私どもと建設省と今話し合いを申し上げて、完成の予定の運びとなっております。 以上でございます。 ◆7番(小西康弘君) ありがとうございました。 次に、整理番号10番、先ほどのご説明で計画の内容についてはわかりましたが、いつごろから工事着工予定なのか、その点をお伺いします。 ◎駅前再開発事務所長(上原秀憲君) 自席からお答えを申し上げます。 先ほど答弁申し上げましたように、橋上駅舎の実現には、まずは調査設計、それから基本設計、詳細設計のプロセスを経た後、工事着工の運びとなるわけであります。しかしながら、基本設計の段階で、駅を橋上化することに伴います費用負担について、自治省との協議をまず行わなければなりません。その自治省との協議を経て、自治省の承認をいただいて--そういう負担の問題が出てくるわけでありますから、この自治省との協議が調うのにかなりの時間を要するということで、今の時点でいつから着工するということを明言できませんけれども、できるだけ早い時期に着工できるように努力してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 ◆7番(小西康弘君) ありがとうございました。 続きまして、整理番号15番、もう2点ほどお聞きいたします。市担当者は、入札の現場説明、設計内容など詳しく説明されたのか、また、今後このような契約辞退が起こらないよう、どのような歯どめ策を考えておられるのか、お尋ねします。 ◎下水道部長(二階保正君) 工事に係ります参加業者に対する現場説明会につきましては、基本的には金抜き設計書--金抜き設計書と申しますのは、設計図面とか工事のやり方を示しました仕様書から、項目別に材料、人件費、機械等などを項目的に挙げまして数量も含めて書いております、ただ金額だけが書いてない設計書でございますけれども、これと設計図面、それから仕様書等を配付した上で、これらの資料に基づきまして、初めに工事名称、工事箇所を位置図で確認し、工事詳細の説明に入ります。続きまして、設計図書を見ながら、工事の工法、工事の延長、工事の種別、使用する材料、使用数量、施工機械の組み合わせ、施工時間、安全対策等の詳細説明を行った後、対象業者との質疑応答を経て、次回の入札の日時を知らせまして説明を終わるということになっております。 なお、説明を受けた業者につきましては、容易に見積もり等ができますように、金抜き設計書あるいは図面等の資料は持ち帰ってもらっております。 以上が工事に対する現場説明の手順であり、今後このようなことのないように、私ども担当課といたしましても十分注意をし、現場説明につきましては細部にわたりまして十二分な説明をしていきたい、このように考えておりますので、よろしくご理解を賜りますようにお願い申し上げます。 ◆7番(小西康弘君) 了解しました。 あとありますけれども、もう時間がございませんので、以上で第二自由民主党を代表しての質問を終わらせていただきます。また次回の機会に質問させていただきますので、どうもありがとうございました。 ○議長(乾幸三君) 以上で第二自由民主党代表者の質問を終わります。 暫時休憩いたします。 △休憩 午前11時53分 △再開 午後1時0分 ○議長(乾幸三君) これより本会議を再開いたします。 午前中に引き続き、代表質問を行います。市民党を代表して中村幸平君、質問願います。   〔16番 中村幸平君 登壇〕(拍手) ◆16番(中村幸平君) 市民党の中村幸平です。私は、9月の市議会議員選挙後初めて、会派を代表して質問をさせていただきます。 市議会議員選挙の投票率は59.4%、前回よりも下がり、2月の市長選挙は、前回よりも上がったものの41%、私たちが今この柏原市議会を行っている根拠となっている議会制民主主義、間接民主主義が、有権者の参加のないまま形骸化していくことを危惧いたすものであります。選挙運動の中で制度や21世紀に向かったビジョンをいろいろ訴えても、中には、どうせ変わらない、同じことだ、選挙のときしか議員が見えないなど、あきらめにも似た言葉やおしかりの言葉をいただきました。戦後すぐの新憲法下の民主主義へのあこがれと期待、そしてそれへの参加の熱意などを考えますと、私は戦後生まれですので、小さいときの思い出というのは余りないわけですが、高度成長時代の終わりに選挙権を得てから、すべての分野の選挙ごとに確実に投票率は下がっているものと、そういうふうに思います。 しかし、柏原市におきましても、過去の高い投票率を思うと、みずからも議員として市民の皆さんに夢を語り、その夢の実現に向けてともに頑張ることができていないことを反省することばかりであります。その反省の上に立って、議会や行政が市民によく見え、また風通しのよい、市民がみずからのことと思い参加していただける市政や行政のあり方を、市民党会派としても私個人としてもこれから追求していきたい、そういうふうに思っております。 午前中と同じ通告内容につきましては、少し方向が変わるかもしれませんが、理事者におかれましては、簡潔明瞭に答弁いただけますようお願いし、質問に入っていきたい、そういうふうに思います。 議案第54号 職員の退職手当に関する条例等の一部改正について伺います。整理番号25番、26番一括して。 今回の改正が、さきの福祉を食い物にした元厚生省官僚の汚職、不祥事を起こしながら正規の退職金を受け取ったことからのものであるということは理解できるわけですが、今回の改正によって、市役所においては、定年まで勤めることが前提の一般職と、任期ごとに退職金を受け取る特別職との間に違いが出るというふうに思われますが、理事者としてどう思われるか、答弁をいただきたいと思います。 また、退職金を受け取るまでに不祥事が発覚すれば、この条例によりますと支払いをとめることができると思いますが、既に退職金を受給してから不祥事が発覚して明らかになった場合はどうなるのか、伺います。 整理番号27番から35番まで、一括して質問をさせていただきます。 現在建設中のリビエールホールの管理として出されている議案第56号 柏原市民文化会館条例の制定に関連して伺います。第3条で述べられる市民文化会館運営審議会と現在の市民会館の運営審議会との整合性を伺いたいと思います。 同様に、現在市民会館で行っている市民劇場の運営などを決めていただいている市民劇場委員会との関係についても整合性を伺います。 第6条の使用料に関連して、先ほどの質問では減免規定がないということですので、新しいホールで柏原市が行う行事や公共、準公共団体が利用される場合どうされるのか、伺います。 同様に、割り増し料金についても伺います。他の会館を調べても、割り増し料金は設定されており、柏原市の場合、他よりも安い割り増しであることは理解をいたしますが、非営利団体がホールを利用する場合、会館使用料などの経費を参加者で頭割りしようとしても、割り増し料金が適用される可能性があります。営利団体、非営利団体などの区別をこの場合つけられないか、伺います。 それと、先ほどの質問で利用予想を聞いて答弁をいただいておりますので、その中で6,000万円の収入として聞いておりますが、その根拠、ホールの稼働率の予想について伺います。また、歳出が3億4,000万円ほどあるというふうに聞いております。自主事業費、経常経費の割合はどの程度になっておるのか、伺います。 それから、地方分権の流れの中で、市民サービスの向上が叫ばれております。会館の休館日をどうされるのか、伺いたいと思います。できれば年末年始ぐらいの休館日で、いつ行っても新しいリビエールホールは使える、利用できる、そういうホールにしていただきたいと思いますので、答弁をいただきたいと思います。 来年3月に完成してから7月にオープンされ、開館記念行事を行うと聞いておりますが、ちょうど来年、平成10年は市制施行40周年とも重なっております。市制施行40周年、またリビエールホール開館記念行事ともタイアップして、市民に喜んでいただけるような企画をしていただきますよう要望しておきます。 この項の最後として、柏原市民文化会館(リビエールホール)の特色ある会館独自の事業展開をどのように考えておられるのか、伺っておきます。 整理番号36番、議案第37号 柏原市水道給水条例の全部改正について伺います。規制緩和の一つの考え方の中で、能力のある業者であれば、日本全国、営業所がどこにあろうと、柏原市水道局の指定を受ければ柏原市内の水道工事を行っていただけるというふうに理解をしますが、具体的に指定までのシステムを伺います。 整理番号37番、議案第58号 柏原市下水道条例の一部改正について伺います。水道では日本全国どこの業者でも能力と資格があればとされているわけですが、下水道の場合、大阪府下に営業所があることとされている。さきに出た水道局の条例改正の方針と矛盾をしないのか、心配をするものです。理事者の答弁を求めます。 整理番号38から42番まで、議案第59号平成9年度柏原市一般会計補正予算(第4号)歳出のうち、款4衛生費 項1保健衛生費 目2(仮)健康福祉センター建設費に関連して、今回の健康福祉センターで行うメニューについて伺います。 同時に、この補正予算が可決されたとして、入札時期、工事着工時期がいつになるのか、伺います。 地元の合意については、先ほどの質問で理解ができましたが、近隣での住民のより一層の合意をいただけますように努力を強めていただきたい、そういうふうに思います。 それと、今回国、府から900万円ずつ、計1,800万円の補助金をいただくことになりました。今回の場合10%と聞いておりますので、1億8,000万円の補助をいただくことになると思いますが、残りは起債と市費から賄っていくわけです。今後の交付金での対応も含め、現実の市の持ち出しは幾ら程度になるのか、伺います。 それと、このセンターが完成後、現在保健検診業務を行っていただいている堅下合同会館1階の保健センターをどうされるのか、伺います。 整理番号43番、44番に入ります。款7土木費 項1土木管理費 目3安堂駅舎整備費に関連しまして、地元との話し合いの経過、合意については了解をいたしましたが、新しい駅舎をつくるときに、住民の利便を考え、公共スペースを確保して、駅で住民票などの証明や、例えばお金の出し入れができるキャッシュディスペンサー機器などを設置することなどを考えてはどうか、伺いたいと思います。 整理番号45番、項3都市計画費 目2街路事業費につきまして、田辺旭ヶ丘線につきまして国の補助の上乗せがあり、当初予算以上に土地開発公社の所有地を土地を買い取ったということでありますが、残り4,350平米を買収しなければならないわけであります。さきの質問に対する答弁でも、どうもめどが立たないようにも感じました。理事者には努力をしていただきまして、一日も早く田辺旭ヶ丘線の着工に向けて頑張っていただきますように要望をしておきます。 整理番号46番、項4下水道費 目3河川改修費について、今回清州という地名がついた清洲氏ゆかりの方からのご寄附をいただいて、コイのモニュメントの整備を行っていただくわけなんですが、地域がきれいになって、私自身も喜んでおりますし、市民も喜んでいただいていると思います。しかし、きれいになって整備をしていただいたがために、深夜、屋根のある休息所に住みついたり、トイレがわりにしたり、またシンナーなどを吸う若者たちもふえている、そういうふうに聞いております。管理面で今後どうされるのか、伺います。 整理番号47、48、款教育費 項2小学校費 目3学校建設費 節17公有財産購入費に関連して、仮称国分東小学校用地の購入に際し、地権者との交渉につきましては、あと残り2名との交渉が残っているということですが、ご理解をいただいているので順調に進んでいるというふうに、先ほどの質問では答弁があったと思います。頑張っていただきたい、そういうふうに要望をしておきますが、同時に今回の国分東小学校では、柏原市最後の学校建設になると思われます。これまでの文部省の基準では、病院や兵舎のような冷たいコンクリートづくりの建物が多かったわけであります。これからのいわゆる教育施設としては、他の公共施設との併設もオーケーというふうな柔軟な考え方になっているとも聞きます。地域に密着してある特色ある校舎を建設していただきたいと思いますが、理事者の答弁を求めます。 一般質問に入ります。 整理番号49番、幼稚園の2年保育につきましては、抽せんの結果は先ほどの質問で了解をいたしましたが、やはり何人か抽せん漏れの方があってあきを待っているということでございます。ひとつ提案ですが、柏原西幼稚園ではまだ空き教室があるというふうに聞いております。1クラス4歳児教室をふやす考えはないか、伺います。 整理番号50番、成人式について伺います。毎年成人式式典には私も出席していますが、たくさんの成人諸君は、市民会館までは来て記念品は受け取っても、ホールまでは入ってこない、式典までは入ってこない。その上、少ないホールの中は、なつかしい方と会うんでしょうか、ざわざわしている。なつかしい友人と会う、外で会う同窓会も楽しいと思いますが、成人式そのものがどうしてもお仕着せの式になっているのではないかというふうに思います。教育委員会の考えを伺いたいと思います。 整理番号51番、人権問題ですが、10月の鶴田議員の質問に対して、人権教育の国連10年に対応した庁内組織を12月2日に発足させていただいたというふうに聞いております。市民に向けた取り組みについて、これから作成される行動計画の中で十分考えていただいて、市民に向けた啓蒙活動を進めていただきたい、そういうふうに思います。いわゆる人権の問題は、言うがやすく行うはかたしで、なかなか定着をするというのは難しいことというふうにも思っております。理事者の努力を求めていきたい、そういうふうに思います。 整理番号52番、大阪府福祉のまちづくり条例について、条例制定以降の公共建物などは、障害者用のトイレやスロープなど、また歩道の段差の緩和など、ある程度柏原市内におきましても進められているというふうに思います。が、それ以前のものに対してはなかなか改善措置がなされていない、そういうふうに思います。柏原市の行政全般にわたり、費用もかかるとは重々了解をしておりますが、改善計画を立てていく方針はないのか、伺いたいと思います。 市民サービスの向上について伺います、整理番号53番。安堂駅でも一部触れましたが、市民が証明などをとりに来たり届け出などをする場合、仕事を休んでわざわざ市役所までとりに行かなければならない現実があります。そんな中で、柏原市におきましては、病院や水道局で住民票などを発行していることは評価をするところでありますが、ここで踏み込んで証明などの自動発行システムを導入して、土・日・祝日、また夜間などの市役所の閉庁時でも対応できるように、また出先機関でも利用できるようにならないか伺いますと同時に、最近コンビニでガス・電話・電気料金の支払いができるようになっております。税や水道料金などの公共料金の支払いができないか、市民サービスの観点から考えていただけないか、伺います。 整理番号54番、市民への情報発信ということで、インターネットを利用して柏原市のホームページを要望してまいりましたが、どのように検討をされたのか、伺います。同時に、情報公開条例につきましては、要望にとどめますが、時間がかなりかかっていく、他市の状況を見てというふうに理事者からは聞いております。中河内や南河内地域で率先して柏原市が情報公開条例を制定していくその姿をやっぱり求めていきたい、そういうふうに思っておりますので、よろしくお願いをしておきます。 整理番号55番、新しい市民文化会館の中でも一部述べましたが、社会体育・教育施設での休館日をなくすようにできないか、伺います。 環境ごみ対策として、整理番号56番。いつも質問の際お願いしておりますが、古紙、ぼろぎれなどの地域、団体の集団回収が、安値でありますとか業者が対応できなくったということで中止されたケースがふえております。集団回収によってかなりの量の家庭ごみを少なくしていただいているものと私は確信をしております。団体の回収や一歩進んで古紙回収業者に補助を出してでも家庭からのごみの排出量を少なくする考えはないか、伺います。 整理番号57番、現在家庭ごみとして排出されているペットボトルについても、行政として分別収集の義務が課せられているわけですが、来年からでも始める気はないのか、伺いたいと思います。同時に、廃プラスチックについても分別を行うべきと考えますが、どうでしょうか。 整理番号58番、これまで以上のヘルパーの育成と、将来的には市民がすべてヘルパーの資格を持っていただきたい、そういうふうに思っております。そのため、2級ヘルパー講座を柏原で行うことと、3級のヘルパー講座の回数をふやし、休日や夜間、休んだ場合、補講などを行っていただけないか、伺います。同時に、ボランティアのそういった資格を持った方、またボランティアの協力をいただきながら、地域の老人憩いの家などを利用した軽度のデイサービスが開始できないか、伺います。 整理番号59番、大和川の浄化に関連して、西暦2004年は、中甚兵衛などが行った大和川つけかえ工事が完成して300周年を迎える年となります。建設省、関連自治体・機関などが協力をして2004年につけかえに対する記念として一大イベントを位置づけ、大和川浄化の起爆剤として実施できないか、市長の考えを伺いたい、そういうふうに思います。 整理番号60番、私道舗装要綱について。私道舗装については、公費負担を50%から100%、また道の一部として認めていただいて側溝も工事対象とするなど、市民によりよい方向で要綱を見直していただいていることに感謝をいたします。しかし、過去において舗装工事を行った私道も、時間がたち荒れてきているところが多くなっております。やりかえなければならない地域も出ております。要綱の見直しで、やりかえも含めて入れることはできないか、伺います。 整理番号61番、地方分権の確立と自治体合併の推進については、前議会でも同会派の鶴田議員から質問をさせていただきました。なかなか時間がかかるというふうにも思いますが、例えば地方分権という言葉をとりましても、市民にとって、行政がやることについて、国がやろうが、府がやろうが、市がやろうが、便利であったらいいんやと、何ぼ市にそういう権限が移管されても一緒やでというふうに言われる方も中にはあるわけでございまして、権限が移譲されることで市民により便利になる地方分権でなければならない、そういうふうに思っております。また今後機会を通じて要望させていただきますので、これについてはもう答弁は結構です。 整理番号62番、行財政改革について。先日行政改革推進委員会の意見具申・提言が提出をされました。市の対応を伺いたいと思います。 これで1回目の質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。 ○議長(乾幸三君) 市民党代表者の質問に対し、答弁を求めます。   〔助役 藤戸隆陽君 登壇〕 ◎助役(藤戸隆陽君) 市民党の中村議員のご質問のうち、整理番号25番と26番についてお答えを申し上げたいと存じます。 現行の退職手当の支給に関する在職期間といいますのは、一般職の職員につきましては、ご指摘のように採用時から退職時までということになっているわけでございますが、一方、特別職の職員につきましては、その期間は4年ということに相なってございます。そういうことでございまして、今回この条例に基づきまして不祥事等が発生した場合の不支給あるいは差しとめということになりますと、その在職期間でかなり差が出てくるということは、ご指摘のとおりでございます。   〔浦野副議長 乾議長にかわり議長席に着く〕 ところが、この在職期間につきまして、現在のような方法を採用したというのはどうしてかと申し上げますと、これはもうご存じの方もあろうかと思うわけでございますが、特別職につきましては、通算することによりましてその退職時に支給される退職金の額が大きくなるということ等もございまして、財政上の問題から、短期に1期ずつ区分をいたしまして支給する方が妥当ではなかろうかということ等々もございまして、今回のこの条例の改正以前の時点でそのような改正をされたわけでございます。それで、各特別職につきまして、その在職期間を各期通算をするということにつきましては、制度上は今のところはできないということになってございます。 したがいまして、国に準じた市の退職条例の一部改正におきましても、これらの在職期間を対象にされておりますので、退職手当の支給につきましては、一般職員の場合、在職期間中に刑事事件を起こした場合には退職手当の一時差しとめ、禁固以上の刑が確定したことによる不支給、または退職手当が支払われた場合には、その返納ができるということに相なっております。一方また特別職の職員におきましても、在職期間ごとに一般職と同様の扱いと。違いますのは、先ほどご指摘のありましたその期間の取り扱い方が少し変わってくるということでございますので、よろしくご理解を賜りたいと思うわけでございます。 それから、26番の問題では、退職金を受け取るまでの間に不祥事が発覚すれば、支払いを差しとめすることはできるわけでございますけれども、既に退職金を支給いたしましてから発覚したようなケースではどうなるのかということでございます。 退職手当の支給後に不祥事が発覚した場合についてでございますが、この場合も、先ほどご説明を申し上げておりますように、在職期間中に係りますところの刑事事件で禁固以上の刑が確定をいたしました場合におきましては、既に支給をいたしました退職手当を返納させる規定がございますので、退職手当条例の中に定めております。これを適用いたしまして、適正に運用していきたい、かように考えておるところでございますので、よろしくご理解をいただきたいと存じます。 以上でございます。   〔教育次長 青木斉治君 登壇〕 ◎教育次長(青木斉治君) 私からは、市民党の中村議員のご質疑のうち、27番から35番までの8件と50番、55番の10件についてご答弁申し上げます。 まず、27番から35番までは、議案第56号柏原市民文化会館条例の制定についてお尋ねでございます。 まず27番、柏原市民文化会館運営審議会と現在設置している市民会館の運営審議会との整合性についてお尋ねでございます。 市民会館運営審議会は、市民会館設置以来、審議会委員の方々には、今日まで長年にわたって運営等についていろいろとご協力いただき、市民会館の所期の目的を達成させていただいたと非常に感謝いたしておるところでございます。今回の市民文化会館の設置によりまして、平成9年度末をもちまして市民会館事業は終了することになりますので、現在設置の市民会館運営審議会も一応終了するということにさせていただきたいと考えておりますが、これにかわるものとして、新たに市民文化会館条例第3条に基づきまして運営審議会を設置させていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。 次に、28番、市民劇場との関係についてでございます。 ご質問いただきました市民劇場委員会は、市民会館設立の目的を達成するため、委員会の文化事業として昭和50年度から市民劇場を実施していただいてまいりました。本年2月27日開催の市民劇場で第115回を迎えることになります。この間、市民劇場委員会の企画委員の皆さんにおいて専門的な見地からご検討賜り、市民のニーズに合った、市民に喜んでいただける内容の事業を実施していただきました。しかしながら、このたび、市民文化会館の建設に伴い、従来の市民劇場のような文化事業につきましては、直接市民文化会館の自主文化事業として実施することになりますので、市民劇場委員会という組織は発展的に解消したいと考えております。 なお、市民文化会館になりましては、開館後の文化事業で多くの市民の方々に高度な舞台芸術を鑑賞していただくため、芸術、芸能等各分野の専門的な見地からの内容等を協議していただくとともに、市民の皆様方からのご意見をも反映できるような委員会の設置を検討していきたいと考えております。 次に、減免関係でございます。29、30番について一括してご答弁申し上げたいと思います。 今回の市民文化会館条例第6条の使用料につきましては、減免規定を設けておらないところであります。市民会館建設は、本市にとって一大事業であり、建物の規模、設備面において、現在から将来的な展望で設計し、何分膨大な費用を投入している事業でございます。そしてこの費用は、市民に有意な補助金、起債等必要な財源を確保し、進めてまいりました。この建物の規模、設備面から見まして、相当な維持管理費が必要であることも予想されますので、受益と負担の観点から、必要な負担をお願いする所存であります。 そういうことでございますので、営利団体であれ、また非営利団体であれ、また本市が主催する事業等につきましても、大小ホール、レセプションホール等の施設及び附属設備等の使用料等を予算に計上することによりまして、経理を明確にしたいと考えております。よろしくお願い申し上げたいと思います。 次に、31番、割り増し料金についてでございます。割り増し料金につきましては、大ホール、小ホール、レセプションホール等の入場料金を徴収される場合は、その料金に額に応じまして2割から5割の加算を考えております。また、営利、宣伝の目的で使用されるときは2割、市外の方が利用されるときには1割の加算をいただくことを考えております。 なお、近隣市の公立ホール等におきましても、多少のばらつきがございますが、本市以上の割り増し料金を設定しておるところでございます。本市におきましては、各市の状況を十分に踏まえながら、できるだけ市民の方々に利用していただきやすいように割り増し料金を低くしておるところでございますので、よろしくお願い申し上げます。 次に、32番でございます。さきの答弁で、歳入についての予想額として6,000万円をお答え申し上げましたが、それの根拠としてどうか、施設の稼働率予想についてお尋ねでございます。 先ほど申しましたけれども、この6,000万円というのは、平成10年度の予算の額として計上されるものではないので、その点、よろしくお願い申し上げたいと思います。現在考えております予想稼働率といたしましては、初年度のオープンの年でもありますので、大ホールの稼働率としましては一応40%、小ホールを50%、レセプションホールを60%程度と見込みまして、先ほど申しました約6,000万円の額になるんじゃないだろうかということで上げております。 一方、歳出につきましては、これは初年度でございますので、平成10年7月から11年3月までの9ヵ月間として、自主文化事業といたしまして約1億を予想しております。経常経費で約2億4,000万円を予想しております。このようになるのではないかと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 それから次に、33番、市民サービスに係る会館の休日で、年末だけの休みで他は無休にはできないのかということでございます。 現在考えております休館日は、週1回の毎月曜日を休館日とさせていただいております。なお、この市民文化会館の規模及び機能面から毎月1回の全般的な調整及び保守点検が必要であります。その作業を時間的にも開館日に行うということは非常に支障があり困難なことから、毎月の第4火曜日をその作業日とするため休館日とするということで、毎週1回月曜日の休館日と毎月第4火曜日の休館日、それと祝日、祝日がその休館日と重なる場合には、平日に振りかえる、こういうことも考えております。それと、12月30日から1月4日までの休館日を考えております。 なお、いつでも利用できる状態にということでございますけれども、年中無休ということになりますと、職員の配置等にも問題が出てくると思います。これは午前9時から午後10時までの13時間にわたる長時間の開館でございます。そういうことで、ひとつよろしくご理解をお願い申し上げたいと思います。 次に、35番でございます。特色ある会館独自の事業はどうかということでございます。 文化事業の展開につきましては、従来から市民会館で実施してまいりました事業のように、高度な舞台芸術を鑑賞していただく事業をより拡大したものを検討いたしております。これらの事業を実施していきながら、柏原市民文化会館独自のユニークな事業を企画、検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 次に、整理番号50番でございます。成人式についてお尋ねでございます。 ここ数年来、参加者の多くは、成人式で久しぶりに会った同窓生ということで、思い出話に夢中になって、開館の時間になってもなかなか会場に入らなかったり、式典が始まっても会場内で雑談でざわつき、参加者の方々、来賓の方々より、だれのための成人式かと指摘を受けているのが実情でございます。したがいまして、この成人式を新成人に魅力のあるものとするためにはどうしたらよいのかということで、今回、柏原市連合青年団協議会のご協力を得まして、4地区の新成人の代表並びに一、二年前に成人式を迎えた青年の方々約15名で検討委員会を設置していただきまして、自主運営で青年の感性に合った式典になるよう検討を進めていただいております。 現在までに4回の検討委員会を開催していただきました。検討課題としては、過去の成人式の問題点、反省点などを出していただき、全般的に検討していただいておりますが、検討委員会の中の意見といたしまして、第1部の祝典では、祝辞、来賓紹介などにかかる時間が少し長いのではないか、また新成人に対する花束の贈呈は必要であるのかというような意見がございました。また、第2部のアトラクションにつきましても、新成人の希望を取り入れた内容にしてほしいというような要望もありました。教育委員会といたしましては、式典部門は厳粛に行いたい、第2部は楽しく過ごし、思い出に残るような内容の検討をお願いしております。詳細につきまして、近日中に結論を出していただくことになっております。今回の成人式につきましては、検討委員会の意思を十分尊重し、一生に一度の成人式を、参加された方々に喜んでいただき、参加してよかったなと思っていただけるような内容を検討してまいりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。 次に、55番でございます。市民サービスの向上について、社会教育施設あるいは社会体育施設の休日のあり方として、年中無休にできないかということでございます。 従来より市民の皆さんの利用の一番多い、また特に開館を望んでおられる土曜日、日曜日には開館するとともに、施設によっては、職員の休日となります月曜日に開館し、その取り扱いといたしまして、警備員あるいはシルバー人材センターへ委託することで対応している施設もあることはご存じのとおりであります。しかしながら、施設によっては、専門的知識を有した者を配置しなければならない施設もあります。一律にすべての施設について対応することはできないかと思いますが、今後は、警備員あるいは団体へ委託することで対応が可能な施設につきましては検討してまいりたいと存じますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 答弁は以上でございます。   〔水道局長 山野勝彦君 登壇〕 ◎水道局長(山野勝彦君) 私からは、市民党代表の中村議員さんのご質問のうち、整理番号36番、それと53番の水道料金に係る分についてご説明させていただきます。 まず、36番でございますが、質問の趣旨については、新たな指定制度で市外業者が当市において給水工事を行う場合のシステムについてのご質疑でございます。 新たな指定給水装置工事事業者制度については、市外業者が当市内で給水装置工事を行おうとすればどのようにすればよいかということでありますが、このたびの水道法の改正によりまして、市町村が指定する給水装置工事事業者の指定基準はこれまでのように各市町村で独自で定められなくなり、全国一律の指定基準に基づく制度に変わりました。この新たな指定制度は、給水装置工事の事業所が市内にない業者、すなわち市外業者でも、法で定める指定基準に適合さえすれば、随時に申請ができ、比較的短期間に指定を受けることができるようになっております。 また、新たな指定基準では、事業所に国家資格を有する主任技術者を配置するようになっており、当市の公認業者については、法の経過措置で、来年4月1日から90日以内に指定工事店の届け出をすれば、1年間は責任技術者を主任技術者とみなします。しかし、市外業者については、特別な経過措置がありませんので、主任技術者の国家試験に合格するか、または主任技術者の経過措置講習会の終了が必要となっております。 以上、簡単でございますが、市外業者の参入についての説明を終わらせていただきます。どうかよろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 次に、53番でございますが、休日や閉庁時の市民への対応についてと、市内のコンビニエンスストアで水道料金の収納ができないかというご質疑でございます。 現在、柏原市の水道料金の徴収方法につきましては、銀行、郵便局、農協による口座振替方法と、使用者みずからの都合で納入通知書により銀行、農協、水道局出張所へ納めていただく自主納付方法と、さらに、ひとり暮らしや料金の滞りがちな家庭や商店等で支配日の定まっているところ等については、訪問による方法で集金いたしております。この方法の中で、全体の徴収件数延べ14万9,300件のうち、口座振替納付していただいておりますのが約85%、自主納付と集金で約15%となっております。経費の面から見ますと、口座振替で銀行、農協の手数料が1件4円、郵便局が1件10円の手数料を支払っております。 ご指摘のコンビニエンスストアの水道料金の収納を実施している自治体、大阪府下では堺市と河内長野市が導入しております。この2市の実態について調査いたしましたところ、水道局のコンビニ納付に対する電算開発費がまず約500万円ほどかかります。店頭での取り扱い手数料が銀行、農協、郵便局に比べまして1件63円と、さらに本部基本料として月々1万5,000円が必要となっており、契約内容によりましては、金額の変更等も考えられます。このほかに、現在使用中の納入通知書もすべてバーコード入りに全面改正する必要がございます。 以上のことから考えてみますと、経費の大幅な増加は避けられないが、一方、市民の方々から見れば、夜間でもコンビニで支払うことができ、市民サービスの向上につながると考えられますが、河内長野市の利用状況を見ると、月平均300人の利用者があるとのことから、利用者の分析まではなさってはおりませんが、自主納付の該当者と一部口座振替の該当者も入っているとのことで、本市においても、諸経費とサービス面等について、実質の自治体の実態を見ながら、今後の問題として検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 以上、終わります。   〔下水道部長 二階保正君 登壇〕 ◎下水道部長(二階保正君) 市民党ご代表の中村議員さんのご質問のうち、私からは37番、46番につきましてご答弁を申し上げます。 37番につきましては、水道指定小売店は営業所が全国的になっている、一方、下水道の指定小売店につきましては都道府県になっている、この問題についてのご質問でございます。 このたびの下水道条例の一部改正、また水道事業給水条例の全部改正によりまして、工事指定店の営業所の要件が、下水道では都道府県単位に、水道では全国単位に改正されます。このことにつきましては、建設省及び日本下水道協会専門部会におきましてできる限り統一の考えで検討されましたが、全国的に見まして、下水道は水道に比べ普及率が低く、また普及率が平均していないこと、そして現行は営業所の要件及び責任技術者の試験実施が市町村単位になっております。これを一挙に全国的単位まで改正することは困難を招く場合が考えられることから、段階的にまずは都道府県単位に統一することになったものでございます。よろしくご理解を賜りますようにお願い申し上げます。 次に、46番でございます。長瀬川の休息施設で最近長時間にわたりましてたむろしている方、あるいは深夜に少年でたむろしている、このことについての対応というご質問でございます。 長瀬川環境整備工事は、水辺を利用した市民のオープンスペースとして、歩道の整備とあわせて各所にテラス、広場等を整備し、休息用のベンチを設けております。その利用につきましては、ご承知のとおり、市民や付近を訪れた人、子どもから老人に至るまで幅広く利用されているところであり、当事業の効果を十分発揮しているものと考えております。 しかしながら、ご指摘のとおり、整備直後から、森脇橋の上流のあずまやや下流のつどいの広場において、長時間をベンチを独占している男性の姿がたびたび見られる状況にあります。したがいまして、当方といたしましても、他人の迷惑になるような利用があると判断された場合には、その都度対応していきたいと考えております。また、夜間に少年らがつどいの広場でたむろしている件につきましては、青少年健全育成協議会や関係機関の協力を得ながら対応してまいりたいと考えております。 また、設備的な対応といたしましては、森脇橋下流のつどいの広場にありますベンチを、寝転ぶことのできないようないすに改修をした経緯もございます。本来、不特定多数の人が自由に利用できる公共スペースでありますので、根本的な解決策はなかなかないものと思われますが、できるだけ多くの人々が気持ちよく利用できるように、利用者のマナーに訴えるべき必要があれば、看板等の設置も検討していきたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 以上でございます。   〔健康福祉部長 豊田陽夫君 登壇〕 ◎健康福祉部長(豊田陽夫君) 市民党代表の中村議員の質問中、通称健康福祉センターに関連し4件と、整理番号52番、58番について、順を追ってご答弁申し上げます。 まず初めに、健康福祉センターの内容とセンターで行うメニューについてであります。つい先日議員の皆さん方にご配付申し上げました基本設計建物配置図に沿いましてご説明をさせていただきます。 建設を予定いたしております仮称健康福祉センターの1階及び2階には、保健センター関係の部屋と社会福祉協議会の事務室、3師会会議室、子育て支援センター室等を、また3階には、在宅介護、ボランティア、老人福祉等、地域福祉センター関係の部屋を配置しております。 1階では、検診室、集団指導室、相談室、プレールームを使用し、健康診査、健康相談、予防接種、がん検診をほとんど毎日、日程調整の上実施することにいたしております。 2階の栄養指導室では、離乳食調理講習、健康教室、栄養改善事業の調理指導を、機能訓練室では、40歳以上の市民の機能回復、機能維持の訓練を週2回ないし3回実施し、トレーニングルームと表示しています部屋の南半分は、発育遅滞児を保育するひまわり教室、また北半分は子どもの総合的な相談窓口、子育て講習会、子ども広場などの子育て支援センターを開設し、毎日実施いたします。 3階のヘルパーステーションは、在宅、寝たきり、虚弱老人等のお世話をするホームヘルパーの詰所で、給食サービス調理室は、給食ボランティアが週5回、ひとり暮らし、虚弱老人、障害者等に配食する給食を調理し、またボランティアビューローでは、ボランティアの登録受け付け、会議等を行い、ボランティア作業室は介護用品の製作、介護情報ロビーは介護用品の展示・相談、ふれあいプラザでは、自由に幼児、子ども、お年寄りが遊ぶおもちゃライブラリー、サロンであります。また、220名収容可能な大会議室は、健康教室、講演会、講習会等が実施できる会場として利用することにしています。また、ミーティングルームと記載しました部屋は、訪問看護ステーションに使用いたします。 次に、今後の予定でありますが、補助金の関係で平成9年度に全工事の10分の1を実施しなければなりませんので、2月中に入札、着工したいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 次に、国、府の補助金についてでありますが、仮称健康福祉センターは、先ほど申し上げましたとおり、保健センターと地域福祉センターとが入っている合築の建物でありまして、補助金、地域総合整備事業債等の適用を受けられるよう、府の方で配慮をいただきました。まず、保健センターにつきましては、補助金は国、府とも最高限度額の9,000万円、そして起債は、起債対象額から補助金を差し引いた金額の75%となります。一方、地域福祉センターの部門の起債につきましては、地域総合整備事業債で手当てされ、起債充当率75%で、この起債発行額の元利償還額の48%を後年度で地方交付税算入されます。また、府の振興補助金として約5,000万円が交付されることとなっております。したがいまして、一般財源の持ち出しは約11億数千万になろうかと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、整理番号42番の、健康福祉センター建設に伴いまして堅下合同開館1階の保健センターでございますが、現在の保健センターは、去る昭和57年度にその建設に対し国庫補助金2,995万2,000円をもらっておりまして、まだその補助対象年限が約15年残っております。したがいまして、新しい保健センターができたからといって、直ちに廃止することはできません。廃止するということになりますと、残る年数分の補助金を返済しなければなりません。このことについては大阪府から指摘を受けておりますので、ご了解を願いたいと思います。 次に、一般質問の52番でございます。まちづくり条例についてでございますが、福祉所管の立場からご答弁させていただきます。 高齢化の急速な進展や社会環境の急激な変化に伴い、大阪府において、障害者や高齢者を初めだれもが安心して町に出られるよう、不特定多数の人が利用する特殊建物について安全確保の見地から一定の整備基準を設けるための大阪府建築基準法施行条例の追加改正が平成4年11月1日に施行されました。加えて、すべの府民が生きがいを持って生活できる真に豊かな福祉社会の実現を目指すため、建築基準法上の特殊建物はもちろんのこと、さきの建築基準法施行条例で対象とならなかった駅や官公庁舎、銀行、道路、公園、駐車場等の不特定多数が利用する施設のすべてに福祉的配慮の対象を広げて、都市施設として位置づけられ、規模にかかわらず整備基準に適合させる努力義務が新設、既設を問わず必要とされました。平成5年4月1日に施行されております。 本市といたしましても、市域の社会的状況に応じた福祉のまちづくり施策の推進を図ねばならないと考えておりまして、市民文化ホール、商工会館、市営駐車場等の新規施設は、当然のことながら基準に適合いたしております。また、既設の改善につきましては、平成5年度から旭ヶ丘小学校の廊下、手すりの設置、国分中学校の車いす対応可能便房などから取り組みまして、既存施設の営繕工事にあわせて、あるいは必要度に合わせて、これまでに学校、病院、庁舎を中心にかなりの部分の改善に努めてまいったところであります。 また、道路、公園等につきましても、例えば長瀬川・原川沿道整備等、大阪府福祉のまちづくり条例の趣旨に沿い、漸次改善に努めておりますので、よろしくお願い申し上げます。 次に、整理番号58番につきましては、2点お尋ねいただいております。 まず、1点目の、市で従来から実施している3級ヘルパー養成研修講座に加え、2級を対象とした講座の開設や休日、夜間の開講や、欠席分についてのビデオ鑑賞等による補修講義の対応についてでありますが、現行のヘルパー養成研修につきましては、新ゴールドプランの推進を目的として、厚生省の老人保健福祉局長等3局長の連名になる通知に基づく大阪府の指導方針によりまして、大阪府は1級及び2級課程を、市町村は大阪府から養成研修事業の事業主としての指定を受けて3級課程を、おのおの分担して実施しているものでございます。したがいまして、本市では年1回、3級課程の講座を実施し、修了者には、市の登録非常勤ヘルパーになっていただき、これらの方には、ヘルパーとしての一定の実務経験を積んでいただいた上で、大阪府が春と秋の年2回開講される2級課程の養成講座を毎年順次4名ないし6名ずつ受講していただき、2級課程の修了資格を取得していただいているものであります。 当講座は、以上のように大阪府との分担的性格を有し、ホームヘルプサービスの体制整備という目的に乗っているものであります関係上、受講対象者は、ヘルパーとして従事する者またその予定者とされておりますし、カリキュラム編成も、さきの厚生省局長通知で指定されておりますところから、受講時間数については、3級課程が50時間であるのに対しまして、2級課程では2倍以上の130時間となっております。一定の専門性、厳密性が求められておる点や準備も含めた運営体制面等の問題から、大都市のように人材育成担当係を設置している場合は別といたしまして、市独自で2級講座を実施するには甚だ困難であろうかと考えております。 次に、開講日の欠席分の補習講義やビデオを利用した代替講義という点につきましては、補習を行うとなりますと、カリキュラム編成時間数に対しまして現実的に2倍の開講時間数を要することとなりますし、講師の都合や準備面の困難さが拡大いたしますし、講義ビデオの利用という点も、さきの厚生省通知では、そのような柔軟な運用を想定されておりませんし、大阪府でも好ましいこととは理解しておりませんので、この点につきましても、残念ながら困難であると認識しております。 また、休日、夜間の開講についてでありますが、講師の方の本来の職務の都合によりまして休養、休暇の妨げとなります点からも歓迎されない傾向がありまして、受講をされる方にとりましても、必ずしも望まれる方ばかりと言えない面がございます。一つの証左といたしまして、中村議員がご指摘の市民皆ヘルパーという観点に一致いたしますが、介護の基礎的な知識や技術を身につけていただくことを目的に、男女の性別を問わず対象として、本年の7月、8月に休日や夜間を利用し、6日間の日程で、社会福祉法人寿光会に委託して試験的に実施しました介護基礎講座におきましても、定員25名のところ、受講者は9名にとどまったということでありまして、これは利用者側にとりましても、平日や昼間の疲れに対する休暇や夜間の休養の必要性、あるいは平日や昼間に処理できない所用や家事、また家族団らん、家族の世話などが起因しているのではないかと考えております。 しかしながら、市社会福祉協議会でも、お年寄りを介護されている方や在宅介護に関心のある方を対象として、奇数月の第2金曜日の午後を中心に、テーマ別の基本的な知識や技術の講義や意見交換を行う場である介護者の集いを実施していただいておりますし、これも含め、修了資格の云々を問わず、広範な介護に係る知識、技術の普及について今後とも研究してまいりたいと考えております。 続きまして、第2点目のミニデイサービスについてでございますが、社会福祉協議会の方でボランティアさんやら地区福祉委員の皆さんによって、老人集会所などを利用して、ふれあいいきいきサロンなどといった名称で実施していただいております。市社協では、重点事業として、昨年から諸地域ネットワーク活動とともにミニデイサービスを地域の皆さんの参加で進めておられまして、現在、堅下中、柏原西、国分西の3地域で定期、不定期に開いていただいておりまして、独居老人の方々などが地区福祉委員さんの呼びかけで集まってこられ、お茶を飲んでおやつを食べて、おしゃべり、ゲームに興じて楽しいひとときをボランティアさんたちと過ごされていますが、毎回10人前後の利用があると聞いております。 このようなミニデイを運営される報告グループも、柏原地区と国分地区にそれぞれ「わかば」「綿の実」という2つのグループが活動されています。市といたしましても、心身の機能低下に対する予防的なシステムとして、このミニデイを位置づけておりますところから、市内に老人集会所を35ヵ所を数える府下でも有数の環境条件を生かすということからも勘案しながら、今後の活動に対しましてもさらなる支援を続けてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。   〔企画室長 門谷敏昭君 登壇〕 ◎企画室長(門谷敏昭君) 市民党代表の中村議員の質疑のうち、私から整理番号44番、62番についてご答弁を申し上げます。 まず、整理番号44番でございます。安堂駅舎整備費に関連いたしまして、市民サービス向上のため、駅に公共スペースをとることができないかとお尋ねであります。 本市では、市民サービスの向上のため、昭和57年より、市民の利便性を考えて、本庁、出張所のほかにも、柏原病院、水道局、公民館柏原分館に窓口連絡所を開設いたしまして、住民票や戸籍、印鑑証明の電送による市民サービスを図っております。さらに、平成5年度からは、市役所、出張所等を平日に利用できない市民の方には、電話で予約を受け付け、土曜日、日曜日に交付する電話予約システムを設け、市民サービスの向上に努めているところであります。 ご質問の駅での行政サービスコーナー設置となりますと、行政サービスコーナーの設置場所の問題、また設置するにいたしましても、その費用は全額市単費となることや、職員の配置、勤務条件その他、本庁にあるコンピューターを稼働させ接続する必要があることなどから、多大な財政負担がかかります。また、財政効果の面などの課題事項もありますので、なかなか難しい問題と考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 次に、整理番号62番でございます。本市の行政改革の取り組みについてお尋ねであります。 柏原市の行政改革の取り組みについては、行政内部の検討のみならず、広く市民からの審議や意見を反映させるため、市民の有識者11名から成る柏原市行政改革推進委員会を設置いたしました。本年6月2日に第1回の委員会を開催して以来、6回の委員会を開催され、行政全般にわたり積極的な討議、審議を重ね、事務事業の見直しほか8項目についてまとめられ、行政改革推進委員会より12月24日に意見具申・提言を受けたところであります。 この意見具申・提言を尊重しながら、市といたしましては、厳しい財政状況を見きわめ、国、府に対して積極的に補助制度の拡大や地方債の拡充等、財政支援を強く要望するとともに、市みずからも新たな視点と発想により内部努力に努め、市民の理解と協力を得て、来るべき時代にふさわしい行政システムの確立や今後の大型プロジェクトや事業の計画的な実現を図るために、柏原市行政改革大綱の策定に向けて、12月2日に行政改革推進本部会議を開催し、早ければ年内に行政改革大綱を策定できるものと考えております。 また、行政改革大綱策定後は、庁内における検討委員会や行政改革推進本部で十分な検討を加え、21世紀に向けて簡素で効率的な行政システムを構築するための実施計画を策定し、議会を初め市民及び職員の協力と理解を得て、柏原市の行政改革を推進してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 以上、終わります。   〔教育長 舟橋清光君 登壇〕 ◎教育長(舟橋清光君) 市民党の中村議員のご質疑のうち、整理番号48番、49番の2点についてお答え申し上げます。 現在過大校であります国分小学校の分離につきましていろいろと進めておるところでございますが、その建設の内容を検討いたしますために、教育委員会の中で学校関係者、それから技術担当者を交えまして検討会を設けまして、現在まで検討を続けておるところでございます。まず、学校については安全性の問題、それから学校としての機能性の問題、それから周囲が非常に環境のいいところでございますので、その辺の自然環境に配慮した、そういった条件の中で新しい学校をつくっていきたい、こういうふうに考えておるわけでございます。 こういったことで、現在いろいろと検討をいたしておるところでございます。以前から学校につきましては、形状、あるいは建築材料等についていろいろとご提案もいただいておるところでございますが、敷地あるいは用地の形状等から考えまして、現在のところ、鉄筋コンクリート4階建てということで建築設計に入っていきたいというふうに考えておるわけでございます。 規模としては、前からご答弁申し上げておりますとおり、普通教室12、養護教室1、それから普通教室の約1.5倍ぐらいの余裕を持った特別教室をつくっていきたいというふうに考えておるわけでございます。この特別教室の中で、図書室、コンピューター室、多目的室、それから視聴覚室、この4室につきましては、地域への開放を視野に入れまして設計をお願いしているということでございます。 ただいま豊田部長の答弁にもございましたように、やはり福祉のまちづくり条例の関係からも、障害児に配慮いたしまして、エレベーターを設置をしていきたいというふうに考えております。そして、安心して学べるような配慮を当然していきたいというふうに考えております。 こういったことで、現在基本的な設計はそういう形で進めておりますけれども、それ以外に、周囲の環境との問題でどういう取り組みができるのか、その辺については十分今後も検討を続けていきたいというふうに考えておるわけでございます。 なお、敷地との関係がございまして、屋体、プール等についても、校舎と同時進行で設計あるいは工事を進めていきたいという形で現在進めておりますので、よろしくお願い申し上げます。 それから、49番でございます。幼稚園の2年保育の問題についてお尋ねをいただいております。 応募状況等につきましては、午前中に他会派のご質問の際にお答え申し上げたとおりでございますが、西地区で4名、合計で7名の待機児が出ております。そういったことで、柏原西幼稚園に4歳児を1クラスふやせないか、こういうご指摘でございます。 このことにつきましては、昨年来からいろいろとお答え申しておるとおりでございますが、やはり現在まで本市の幼児教育あるいは保育行政につきましては、幼児教育審議会の場でいろいろと検討して、いろいろ進めてきておるところでございます。平成9年度の入園につきましては、30名から35名という形で定員の増を図り、平成9年度の入園者につきましては、5月1日の時点で待機者がゼロという形になったわけでございます。 こういったことで、現在努力を積み重ねておりますが、ご指摘いただきました西幼稚園については、空き教室はご指摘のとおりございます。しかし、同様の条件の堅下北幼稚園は、現在のところ空き教室がございません。そういったことから、我々といたしましても、一方だけの対応というのはやはり地域全般から見ますと非常に問題があろうかというふうに考えております。こういったことで、現在の段階では、直ちに1クラス増ということにつきましてはちょっと無理だと考えております。 ただ、本年度の待機者の方につきましても、これから保護者の人事異動等がございまして、若干あいてくるんではないかなというふうに考えておりますので、よろしくご了解賜りますようお願い申し上げます。 以上です。   〔財務部長 増田純忠君 登壇〕 ◎財務部長(増田純忠君) 市民党代表の中村議員のご質疑のうち、私からは整理番号53番の後段についてお答え申し上げます。 市民サービスの向上についてということの中で、コンビニエンスストアで市税の収納はできないかということでございます。現在市税収納の事務取り扱いにつきましては、地方自治法第235条第2項の規定に基づき、郵便局、銀行、信用金庫等金融機関を指定し、窓口収納、口座振替等により市税の収納を行っております。 ご質問のコンビニエンスストアでの市税の収納についてでありますが、地方自治法第243条、これは私人の公金取り扱いの制限についての条文でございますが、普通地方公共団体は、法律またはこれに基づく政令に特別の定めがある場合を除くほか、公金の徴収もしくは収納または支出の権限を私人に委任し、または私人をして行わせてはならないと規定されております。しかし、地方自治法施行令第158条の収入の徴収または収納の委託によりますと、収入の確保及び住民の利便に寄与すると認められる場合に限り、私人に徴収または収納の事務を委託できるとありますが、それは1.使用、2.手数料、3.賃貸料、4.貸し金の元利償還金--に限定されております。したがいまして、市税の収納につきましては、この条文からいきますと委託できないものと考えられますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。   〔市民部長 浅野保夫君 登壇〕 ◎市民部長(浅野保夫君) 私からは、市民党代表の中村議員のご質問のうち、53の一部と56、57の3点について、なるべくかいつまんでご説明をしたいと思います。 まず、53番で、自動発行システムの導入をして市民サービスの向上はできないか、こういうことでございます。 先ほど門谷部長の話も一部ございましたように、61年以降、オンライン化、それと電話サービスということでいろいろ市民サービスをやってきたわけでございますが、お尋ねの自動交付機につきましては、現在府下でも5市導入されておりまして、これによる住民サービスも私どもは理解できるわけでございますが、費用がかなり高額にかかります。概算で約1億円ぐらいかかるように聞いております。そういうことから、全国的にもなかなか進まないと。そういうことで、国においても地方交付税による補助はあるわけでございますけれども、ごくわずかでございまして、なかなか進まないということでございます。 今後の導入につきましては、経費の削減等、他の行政サービスへの利用分野の拡大とか、そういうことが図られることが重要であろうかと考えます。このようなことから、府下の各市におきましても、将来の必要性は十分認識されておるわけでございますが、早急な導入はなかなかできないと。そういうことから、本市としましても、他市の状況を踏まえながら十分今後とも検討してまいりたい、このように考えております。 次に、56でございます。これも何度かご質問をいただいております、リサイクル強化のための古紙集団回収、地域の団体への助成、また業者への助成ということでございます。 現在私どもは、子ども会、また老人会、地域区長会等で古紙・古布の回収をしていただいておりまして、ごみの減量、リサイクルの推進にご協力を得ているということは十分感謝をいたしておるところでございますが、古紙の需要を上回る供給がございまして、古紙価格が急落いたしておるのが直接の原因で、特に集団回収は、ごく最近でございますけれども、首都圏、大都市で集団回収が進む、そういうことから在庫がかさみまして、それまでの経済ベースで運営されてきたリサイクルシステムが崩れてきていると。こういう中、私どもとしましては、古紙需要の拡大を進めることがより重要であろう、このように考えておるわけでございまして、今後もリサイクルの進展状況とか古紙価格の動向などを勘案しながら、十分検討してまいりたい。 また、業者への補助の問題でございますが、北摂の数市におきましては、業者の団体、これは近代化協でございますけれども、この補助について市に要望書を出されたと。その市は大変苦慮されているようでございます。私ども周辺の各市を含めまして、業者からそういう動きも現在ございませんし、たとえ私どもへ要望書が出されましても大変その補助については難しい、このように考えておりますので、よろしくお願いします。 次に、57番、ペットボトル、廃プラの回収の開始でございます。 容器包装リサイクル法につきましては、本年4月1日に施行されまして、指定7品目が指定されたわけでございます。アルミ缶、スチール缶、透明瓶、茶瓶、その他の瓶、飲料用紙パック、これは牛乳パックでございます。この7品目のうち6品目につきましては、もう現在私どもは行っております。残り1品目のペットボトルにつきましては、平成10年4月より公共施設、スーパーに回収ボックスを設置いたしまして、市職員が回収し、厚生省が認可した府内にございます再資源化業者に引き渡す方法で現在検討いたしております。その概要が固まり次第、市民に排出できるペットボトルの種類や方法及び回収ボックスの設置場所について広報紙等で啓発してまいりたい、このように考えております。 また、12年4月より施行されます廃プラスチック製容器包装を含むその他のプラスチック容器包装、これが一つです。それと段ボール、3つ目がその他の紙製容器包装、この3品目が再資源化されます。この実施に向けましては3市で今後十分検討してまいりたいということでございますが、その3品目につきましては、私たちが日々使用している日用品のすべてにわたり、相当数多くあるわけでございまして、その上、実施に向けての具体策が国から現在示されておりません。そういうことで、確定した言い方はできないんですけれども、ストックヤードの確保の問題や中間処理の方法等により、現在使用いたしております資源化施設の一部の改築も含めまして、今後関係市で十分検討してまいりたい、このように考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 以上でございます。   〔総務部長 大木恭司君 登壇〕 ◎総務部長(大木恭司君) 市民党ご代表の中村議員のご質疑のうち、整理番号54番についてご答弁申し上げます。 市民サービスの向上についての前段の市民への情報発信でございますが、インターネットのホームページの開設及び発信についてどのように考えているかとのお尋ねでございます。   〔乾議長 浦野副議長にかわり議長席に着く〕 インターネットのホームページの開設及び発信につきましては、議会の開催ごとに同会派から、また各会派からご質問いただき、検討することのことで種々答弁をさせていただいておりました。近年は、パソコンの普及により、先進自治体においてもホームページの開設をされているのが実情でありまして、本市におきましても、先進市にならい、実施に向け検討を加えてまいっているところでございます。これには予算が伴いますが、節減に努力をいたしまして、当面は本市なりのホームページを作成し、これを近日中に開設、試行できるように、現在発信に向けての作業を取り急ぎ進めておるところでございます。 このホームページの開設につきましては、市職員の有志で作成をさせていただいておりますので、内容的にはまだまだ未完成ではありますが、今後市民の方々が市政への関心を深めていただくためにも修正を加えてまいりたい、このように考えております。 なお、作成をいたしましたホームページの内容といたしましては、トップページとして市の木、市の花、市の概要、柏原市のイラストマップ等、それから市長のあいさつを音声と活字で載せる等を考えております。市の施設の紹介、あるいは市の見どころ、地場産業--浴衣、ブドウ、ワイン等の紹介もあわせて考えております。それから、河内音頭の関係、大和川物語の紹介、柏原市史小冊子の紹介等もあわせて考えております。 なお、将来的には、市民の暮らしに役立つよう、各種イベントガイド、新しく開設される仮称健康福祉センター等の相談窓口情報、あるいは各種検診情報、市役所手続案内など数多くございますけれども、市民の市政への関心を深めるという意味で、全庁的に各部の協力を得て、将来は各部の情報発信も考えなければならない、こういうふうに考えております。単なる電子パンフレットにならないように努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解いただきますようお願い申し上げます。   〔市長 山西敏一君 登壇〕 ◎市長(山西敏一君) 私の方から、59番をお答えさせていただきます。 ご案内のように、大和川つけかえ300年は、これから7年後、つまり西暦2004になるわけでございます。これはつけかえ地点の当市ばかりでなく、治水事業につきましても一つの大きな記念すべき年を迎えるわけであります。 今日まで私どもは、いろんな新しい時代の要望、特に水質浄化等々を踏まえまして、事あるごとにPRをしてまいりました。すなわち、ライオンズクラブからは銅像を寄附していただきまして、国を主として、一部市費を使いましたけれども、ミニ公園、中甚兵衛碑の周辺でございます。それから、小学校の教科書にも載っておりますから、毎年秋には定期的に現在開会中でありますが、歴史資料館でつけかえ展、そして中甚兵衛の子孫に来ていただきまして講演会、これは現在やっております。また、先般の11月8日につきましても、ラジオ大阪で知事と対談してPRをしました。11月26日の全国治水大会で、いわゆる地方自治体の代表として、私自身が大和川のつけかえ等々のPRもしてまいりました。 さらに、2004年には、大和川工事事務所にいろんなお話しをしておるわけでございますかが、大和川工事事務所の力をおかりをいたしまして、関係市町村も手伝いまして大きなイベントをし、さらにまたそれまでには清流ルネッサンス21を、何とか水質をワーストワンから脱出して迎えたいな、こんなふうに考えまして、いろいろ取り組みをいたしております。よろしくお願い申し上げます。   〔建設産業部長 家村勲君 登壇〕 ◎建設産業部長(家村勲君) 私からは、市民党代表の中村議員のご質問のうち、整理番号60番についてご答弁を申し上げます。 私道の舗装についてでございますが、助成によって舗装済みの道路のやりかえも含めて要綱見直しの考えはないか、こういうことでございます。 ご質問をいただいております私道の舗装助成の要綱につきましては、昭和49年7月より私道の整備を促進をしまして、そして生活環境の向上を図る目的をもちまして制定してまいったところでございます。 原則としまして、未舗装の私道の整備を行う、そういうことで助成を行ってきたところでございます。ご案内のとおり、昭和49年7月に当時2分の1の助成で始まりまして、58年度に4分の3助成、63年4月に10分の10ということで今日に至っておるわけでございます。 この私道の舗装助成も、実施してから20年以上経過をいたしておりますので、当初の段階で舗装の助成を行った私道につきましては、老朽化によって舗装面の傷み等の発生しておる私道もあろうかと思います。そういうことで、今後現状を十分調査をいたしまして現状を把握した上で、大きくひとつ前向きで検討をしてまいりたい、こういうふうに思いますので、よろしくお願いを申し上げたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(乾幸三君) 以上で一通りの答弁は終わりました。中村君、再質問ありませんか。 ◆16番(中村幸平君) 第1回目の答弁、ありがとうございました。それでは、再質問に入っていきたいと思います。 整理番号25番、26番、答弁の中では、確かに一般職と特別職との間でちょっと矛盾というんですか、一遍もらってしまってから発覚したことについていろいろ違いがあるということで理解をされるんですけれども、今回の条例は、ああいう厚生省の官僚のもらい得の退職金みたいな形にはならないということで、矛盾はちょっとはあるかもしれませんけれども、一歩前進したということで理解をしてます。 それと、退職金について、受給してから発覚したとしても、仕事をしていたときの犯罪については返納させるということを言っていただきましたので、それで結構でございます。こういうことがないように、これからも市の職員さんは一生懸命頑張っていただきたい、そういうふうにお願いをしておきます。 それでは、整理番号27番からのリビエールホールについてなんですけれども、今現在の市民会館の運営審議会、また市民劇場などは発展的に解消して、新しいものでまたやっていくというようなお考えを聞きました。違うものができるんですから、当然そういう形にはなるんでしょうけれども、だからお話を聞いてますと、どこかで切って、大体同じような内容ものになるんやというふうに理解しておいてよろしいですか。 ◎教育次長(青木斉治君) お答えします。 まず、そのように理解していただいて結構かと思います。 ◆16番(中村幸平君) もうそれで結構です。そういう形でいろんなご意見もいただいて、いい事業がこれから運営されていくようにお願いをします。 一部、減免規定もないということでしたので、市役所が使う場合でも、各課で予算を組んでということなんですけれども、予算の同じ財布の中で、ズボンのポケットからスーツのポケットに行って、ワイシャツのポケットに何か入れてるような気がするんですけれども、そういう会計処理はできるのかどうかだけ、ちょっとお教えいただけませんか。 ◎財務部長(増田純忠君) 財政の方からお答えいたします。 地方課にいろいろ問い合わせてみましたところ、支障はないということでございます。 ◆16番(中村幸平君) 支障はないということですが、それによってまた一般会計の予算が膨らむような可能性もあるので、ちょっとその辺を危惧をしているんですけれども、例えば公共的な団体や準公共的な団体がホールを利用する場合、各課で予算を組むというようなことも聞いておるんですけれども、それで間違いないですか。 ◎教育次長(青木斉治君) ストレートにそのまま組むんじゃなしに、やはりこれはどういう団体であるか、当然市で負担しなければいけない団体であるのかというそこらは精査しまして今後決めていきたい、かように思っております。 ◆16番(中村幸平君) 決めていただいて、利用していただいてもいいんですけれども、いいホールですので、そういう要望もいろいろ各種社会的団体からもあるだろうと思いますが、その辺、各担当部署におきましては理解をいただいて、予算に組んでいただけるんでしたら、よろしくお願いをしておきますが、一点だけ、割り増し料金が、これはどこともあるんですよ。どこのホールを見てても、プリズムやラブリーを見ててもわかるんですけれども、どうも解せんのですわ。営業的に商売として会館を利用される場合、会費を取る、チケットを売られる場合、割り増しをするということはわかるんですけれども、例えば、本当に民間団体でなけなしのお金を集めてきて今度ホールを借りたと、それをみんなで頭割りにしようかということでも、会費はかかってくるわけです。そしたら、会費を取っとるから割り増しを取るでということになったら、反対にそういう活動を邪魔してるんじゃないかなという気もするんですけれども、それについて何か考えはありませんか。 ◎教育次長(青木斉治君) お答えします。 先生おっしゃってることはよくわかるんでございますけれども、ただ、こういう言い方は口幅ったいことになると思いますけれども、例えばその団体が一つの事業をする上で入場料を取る。ところが、その入場料はその団体の収入になって、今後の事業の活動資金としてそれを活用していかれるということになりますと、入場料という名目で取られると、やっぱりこの条例が適用されるんじゃないかと。営利じゃなくても、やっぱりそれにかわるものじゃないかなというように考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆16番(中村幸平君) 今回1,200足らずの席数なんです。それで、使用料を見とったら、最低で11万ですか、あともろもろ入れて15万ぐらい要るんですね。そしたら、例えば全然もうけを出さない団体であっても、このホールを利用する場合、1,500円ぐらいの会費をもらわないと、その経費が出ないんですわ。満員にした場合ですよ。満員にならへんかったら、もっと経費をもらって、みんなで頭割りにして、何とかここで何かの催しをしようと思った場合でも、割り増し料金を取ったらなあかんわけです、この場合は。その辺を私は言ってるんです。もうけにしようというんじゃないんですよ。何とか事業をしたいけれども、何とかその経費をみんなで分担しようというような団体やったら、どないするんですか。 ◎教育長(舟橋清光君) 自席からお答え申し上げます。 ただいまご指摘いただきました点、十分我々は理解をしておるわけでございます。ただし、その会の持ち方、どういう形で主催をされるか、そういった点で、やはり主催者側におかれましても若干検討をしていただけれは、いろんな考え方ができるんではないかというふうに思うわけです。ただ、入場料を取ってその催しをするという場合につきましては、やはり条例がある以上は適用せざるを得ないというふうに考えております。 ◆16番(中村幸平君) だから、条例上そうなっているんやったら、そういう団体の活動を狭める可能性もあるから、ひょっとしたらこんなんは取ってもいいのと違いますか、割り増し料金。そこまでは私は、考えてもらえるんやったらやってほしいというふうに思いますよ。だから、どこでもやってるからここもやってますねんという理屈じゃなくて、やっぱり柏原市はこないしましょうという、そういう方針を私は見せていただきたい、そういうふうに思います。またこれは委員会の中でもいろいろ議論されますので、今後ともしていきたいと思います。 それと、休館日に入りたいと思いますけれども、毎月曜休館、それで第4火曜日、祝日は閉館という--できるのやったら、暮れや正月には閉めてもいいですから、いつでも使いたい。それで、これの運営をいろいろ聞いてみたら、民間委託も含めて、いろんな形の頭をひねっていただいているということも理解できますので、やろうと思ったら、できると思うんですよ。それで、今これに職員を何人ぐらいつけるつもりなのか、お伺いします。 ◎総務部長(大木恭司君) お答えします。 現在準備室に配置いたしております職員プラス4月から必要人員の配置につきましては、教育委員会と細部にわたって協議を進めておりますので、今のところ何名とは至らないわけでございます。 ◆16番(中村幸平君) これにつきましても、委員会の中でもう一回論争をしていきたい、そういうふうに思います。 それでは、最後の項として、特色ある事業展開をやってほしいというのは、資料もいろいろ集めてみたんです、この近辺の。そしたら、これは池田市という北摂の市の資料なんですけれども、アゼリアホールという立派なホールを持っておられて、ここは、例えばアゼリア推薦新人演奏会と、これはクラシックのコンテストをやってるってすね。そしたら、日本全国からアゼリアホールのこれに出たいというので集まってくるんです。こういうクラシックをやってはる人やプロを目指してる子どもの中では、池田市というのは物すごく有名なんです。柏原市は知らんでも、池田は知ってるんです。何でかというたら、こういうのに出てみたい、出るんやということでやってるんですね。それとか、例えば寄席でも、もともと桂三枝さんやらを若い無名のときから集めてきて、こういう寄席をずっとやっておられる。すると、今あれだけ有名になっても、やっぱり毎年何回か出てくれてはるんですね。そういうような事業展開、当初からやっぱり日本全国に発信できるような内容のものを対応してあげてるんやなというふうに、私はこれを見てて思うんです。 そういうようなことでいろいろご検討方をお願いしたいし、また、友の会的な組織もここもやっておられます。私も、いろんなホールに入ってるんですけれども、よく送っていただきます。大東市のホールもあります。毎月こんな行事がありますよということで送っていただきますし、本当にまじめにやっていただいているホールもあります。これからの市民文化会館の発展を期待いたしまして、これはまた委員会でよろしくお願いします。 水道条例につきましては了解をいたしました。 下水道条例については、現実的に数との差で矛盾が残ってくるんだなというふうに思いますけれども、水道条例そのものが変わったのは規制緩和の一つの流れ、下水道も一応規制緩和の中でなってきているということなので、今後の発展というのを期待して--しかしながら、水道と下水道とは一緒にさわっているんですね、現実的には工事は。柏原やったら、例えば奈良の建築屋さんが工事をしたいということで集まってきても、水道はさわられた、下水道はさわられへんというようなことにもなりかねない場合もありますので、今後また検討方をお願いして、これは建設省の方針もありますので、なるんだろうというふうに思いますけれども、よろしくお願いをしておきます。 議案第59号、健康福祉センター建設費に関連いたしまして、私、最後の保健センターをどうするのかということをお聞きしたかったんです。そしたら、あと15年間補助金の償還があるから保健センターで使うということを言われましたね。そういうことですね。現実的には、何で私どもが保健福祉センターを建てなければならないか。例えば幼児健診やそういう業務が柏原市に移管されてきて、うちらで対応できないから建てなければならないわけです。そうでしょう。そやから、移管されんとやっていた場合、今の保健センターで対応できていたものが対応できないから、新しいセンターを建てなければならないということで、建てたのに、今度そこは置いておかなければならないという自己矛盾に陥ってるわけですね。 それで、できるならば、私、堅下合同会館は、公民館としても手狭になりまして、借りに行ってもなかなか借りられないような状態になってます。今度新しい健康福祉センターができましたら、今度下の保健センターも公民館として利用できるよう、検討方をよろしくお願いをしておきます。 安堂駅、いろんな形、これから駅をさわっていく場合、安堂駅だけとは言いません。今度JR柏原駅の再開発でも、公共スペースやそういうのを利用して、市民へのサービスがもっと向上されるよう要望をしておきたい、そういうふうに思いますので、よろしくお願いします。 46番、長瀬川につきましては、いろいろ担当も説得をされたり頑張っていただいているということも理解しておりますので、今後とも頑張っていただきますように、よろしくお願いをします。 47、48、一応市域に開かれた教室をつくりたいということで、図書館等教室の中で、地域に利用していただけるような構造にしていきたいということで、本当にいいことをおっしゃっていただきまして、ありがとうございます。 1点だけちょっと、これはあくまでうわさなんですよ。うわさなんですけれども、ちょっと土地を買うのが少なくなるので、プールと屋体を一緒にしなければならないことになったと。それで、屋体、体育館の上にプールを乗せるという計画があるというふうにお聞きをしました。私、ちょっと素人考えで、こんなんはだめやと言われたらそれで終わりかもしれないんですけれども、例えばそないした場合、基礎工事や防水工事が非常に複雑になるということをいわゆる建築屋さんからお聞きをしました。発想を転換して、プールの上に屋体を乗せるようなそういうことを考えられないのか、その辺ちょっと検討の方をお願いしたいと思うんですけれども、どうでしょうか。 ◎教育長(舟橋清光君) ただいまご提案いただきました屋体につきましては、現在プールを上に乗せるという方向で検討をいたしております。 逆にご提案いただきましたように1階部分に持ってまいりますと、1階部分の建物の高さが、現在教室であります1階部分の約3メーターでいけるんですけれども、プールを1階へ持ってきますと、その高さが4.4メーターから4.5メーターになると。したがいまして、建築の費用がその辺では高くつきます。 それともう一つは、1階部分に持ってまいりますと、水蒸気による結露の問題がございます。これがやはり結露の対策として非常にいろいろと、しかも児童が使いますところですので、湿気の問題をいろいろ検討しなければならんということでございます。 そういったことで、1階部分であると、採光の問題がありまして、これは採光に工夫をしなければならない。それともう一点、直接日光が当たりませんので、水温が上昇しにくい。こういったことから、やはり太陽のもとで水泳をするという方がいいんではないかと、こういうことで上へ乗せたわけでございます。 重量物が上へ上がりますので、建築費の問題もいろいろあろうかと思いますが、我々といたしましては、最近アルミのプールであるとか、ステンレスのプール等のいろんな材料がございますので、その辺も含めまして現在検討中でございます。 ◆16番(中村幸平君) いろんな形でご検討いただいて、安けりゃいいというふうには私も思いませんけれども、安くて、それでいいものを、また市民にも喜んでいただける、そういうものをつくっていただきますように、よろしくお願いをいたします。 整理番号49番、西幼稚園の教室が一応あるということも理解しておりますし、できればここで1教室つくることで、ほかとのバランス、また、今、西の子どもがどこかへ行ってるわけですから、その子らも含めてこっちへやったらいけるんじゃないかなという考えを披露させていただきました。ご検討の方をよろしくお願いします。 成人式については、こういう形でいろんな実行委員会、自主運営の形でやっていただいているということで、私も、確かに今の成人式そのものがちょっとお仕着せ的になっていて、毎回同じことを、いつ行っても同じことをやっているという気もしておりますので、そういう中で、自主的な、反対にびっくりするような、若者の考えることで、理事者や議員にとってみたらびっくりするようなことになるかもしれませんけれども、それはそれでやっぱり余裕を持って頑張れよと、そういう声をかけてあげられるような式にしていっていただけるんじゃないかな、そういうふうに思いますので、よろしくお願いをします。 福祉のまちづくり条例については、今後頑張っていってもらえるように、阪神大震災の耐震調査、対策についてもすぐやってもらっているので、できたら同じぐらいに考えてやっていただきますようにお願いします。これはもう答弁は結構です。 市民サービスの向上なんですけれども、今後ともいろんな形で検討をよろしくお願いをいたします。例えば自動発行システム、コンビニでの支払いなど、水道ではできるということも今わかりましたので、そういう考え方--100円かかるというけれども、あんまり件数も多ないけれども、便利になるのは間違いないです、晩でも払えるということで。その辺、また検討方をよろしくお願いをします。 54番、ホームページについて、つくっていただけるということで、これは1月ぐらいからの実施ということで理解しておいてよろしいですか。 ◎総務部長(大木恭司君) 現在1月に向けて取り組んでおりますので、でき得れば1月から開設いたしたい、かように存じております。 ◆16番(中村幸平君) これも当初、お金がかかるとか、いろんな話を理事者は思ってはったんですね。本当に簡単に、それとやっぱり市の職員の努力で、私もちらっと見せていただきましたけれども、いいページをつくっていただきました。できるならばやっぱり市民的にも喜んでいただけるよう、それとまた全国から、ホームページというのは世界から見れますから、またのぞきに来たりということもありますので、そういう全国、世界へ向けて柏原市が発信できて、国体でもいろいろ成功していただきましたけれども、そういう形で頑張っていただきますように、よろしくお願いを申し上げます。 休日については、またほかの委員会等で議論をしていきます。 ごみ対策なんですけれども、57番で、ペットボトルを来年から初めてもらえるということで、ありがとうございます。1つ業務がふえるわけなんですけれども、今度頑張っていただいて--できれば、ペットボトルからできた服があるんです。この前、国体で大阪の選手団はペットボトルでつくった服で頑張ってもらってるんですけれども、市の職員もそういう気はないですか。 ◎市民部長(浅野保夫君) 自席からお答えします。 一応ペットボトルからの分につきましては、生活環境課の職員全員に、ちょうどジャンバーが年数が来てましたので、それを一応買わせていただいてます。 ◆16番(中村幸平君) もう時間が参りましたので、これで、あとについてはまた委員会等でも質問をさせていただきます。長い間、ごご清聴ありがとうございました。 ○議長(乾幸三君) 以上で市民党代表者の質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。 △休憩 午後2時51分 △再開 午後3時16分 ○議長(乾幸三君) 休憩前に引き続き、本会議を再開いたします。 次に、第一自由民主党を代表して伊山喜二君、質問願います。   〔5番 伊山喜二君 登壇〕(拍手) ◆5番(伊山喜二君) 5番議員、第一自由民主党の伊山喜二でございます。議長のお許しを得まして、平成9年第4回定例本会議の議案並びに市政一般について質疑・質問の機会を賜り、同会派並びに他会派議員各位に心からお礼申し上げます。 また、私ごとで恐縮ではございますが、去る9月に行われました市議会議員選挙におきまして、市民の皆様から温かいご支援をいただき、2期目の当選の栄誉を得ることができました。心から感謝申し上げますとともに、責任の重大さを痛感している次第でございます。これからの4年間、理事者を初め職員の皆様方と市民福祉の充実と市勢発展につきまして全力で取り組んでいく所存でございますので、よろしくお願いをいたします。 さて、平成9年を振り返りますと、銀行や大手証券会社の倒産、廃業とバブル崩壊が残した傷跡はいまだ絶えず、金融ビッグバンなど金融制度改革の行方も未知数であり、日本の経済、産業構造は深刻な時期を迎え、経済不況は世界的規模にも広がっております。さらに、少子化、高齢化社会が進む中で、社会保障制度の充実と、今までのような高度成長ではなしに、安定した経済成長を求める時代になってまいりました。政府も行財政改革を初めとする6大改革に取り組まれておりますが、まだまだ現実にはほど遠いような気がいたします。しかしながら、このような時期こそ、私たちが市長とともに市民の貴重な税金をより効率的に運用されるよう検討、努力すべきだと考えております。 それでは、議案並びに市政一般に対する質疑・質問をさせていただきますが、何分にも3番目の質疑・質問者でございます。重複する点につきましては、整理いたしまして質疑・質問に入らせていただきますので、答弁される方は簡単明瞭にご答弁くださることをお願いをいたします。 まず最初に、整理番号63番、報告第11号専決処分報告について。専決第9号 損害賠償の額の決定及び和解についてでありますが、この件につきましては了解しておりますが、事故のありました市道大県信貴線の事故発生場所の改修工事を行ったのか、また同場所の道路拡幅の計画はあるのか、一部午前中にも答弁いただきましたが、その折に、周辺一部というような形で私は理解をさせていただきましたが、全面的に改修する計画はあるのか、お伺いをいたします。 次に、整理番号64番、議案第56号 柏原市民文化会館条例の制定についてでありますが、この条例の第3条に「柏原市民文化会館運営審議会を置く」となっており、2で、組織運営について必要な事項は規則で定めるとなっています。その委員会の委員構成、人員についての質問通告をさせていただいておりましたが、これも午前中の答弁でおおむね理解をさせていただきました。ただ、その委員の中でより専門的な人にお願いをできないか、お尋ねをいたしたいと思います。 次に、整理番号65番、議案第57号 柏原市水道事業給水条例の全部改正についてであります。旧条例の市の認めた給水装置工事業者、すなわち公認業者と新条例の指定給水装置工事事業者との違いについて、もう少しまとめて再度お伺いをいたします。 続きまして、一般質問に入らせていただきます。 整理番号66番、仮称柏原市立国分東小学校の建設等についてであります。今議会に議案第59号 柏原市一般会計補正予算(第4号)の中にも用地購入費を上程されておりますが、この小学校の建設に伴う進入路についてはどのように計画されているのか、お伺いをいたします。 次に、整理番号67番、市の合併問題についてであります。バブル崩壊後の税収入の悪化などにより、市の財政は年々窮迫する一方であります。今後多様化する市民ニーズに対処していくには、本当の意味での地方分権が必要となってくると思うんですが、その確立の意味からでも、市の合併についてはどのように考えておられるのか、市長にお伺いをいたします。 次に、整理番号68番、ホテル跡地の駐車場についてであります。この用地につきましては、柏原市民文化会館の駐車場対策として用地を購入され、現在は文化会館の建設業者の駐車場となっております。しかしながら、市の駐車場も狭く、来庁される市民からの苦情も後を絶たないと聞いておりますので、早急に駐車場を整備し、公用車の駐車場として使用される考えはないか、お伺いをする予定でございましたが、おおむねさきの答弁で理解をいたしました。ただ、文化ホール完成に向かうまでに、第1期工事をスーパー堤防の関連でするという答弁でありましたが、もう一度簡単にご説明をお願いをいたします。 次に、整理番号69番、恩智川多目的遊水地整備事業の進捗状況についてであります。この整備事業につきましては、第1回定例会の市政運営方針の中でもお伺いいたしましたが、その後地権者の合意はどの程度まで得られているのか、お尋ねいたします。 次に、整理番号70番、第52回国民体育大会を終えての評価についてでありますが、ボクシングの部を当市で開催され、大成功をおさめれらました。また、市長も感動と涙の国体と言われていますが、この大会を終えての評価についてお伺いいたします。次に、整理番号71番、ブドウハウスの使用済みビニールの処分についてであります。農業振興の一環として、ブドウハウスのかん水施設の充実や暖房機の導入補助を行っておられることは、非常に地場産業の育成として喜ばしいことでありますが、その反面、ブドウハウスのビニールの処分について、市とししてはどのように対処されているのか、また、処分にかかる費用の一部でも市が補助する考えはないのか、お伺いいたします。 次に、整理番号72番、田辺46号線、教育大学前地下道取りつけ道路の国分病院前用地問題につきましては、現在の進捗状況を聞きたかったのですが、これもさきの答弁でおおむね了解をいたしました。11年3月末の完成に向けて鋭意努力ですばらしい建設工事に着工されることを期待を申し上げまして、要望とさせていただきます。 次に、整理番号73番、柏駒線--府道柏原駒ヶ谷千早赤阪線の拡幅工事の進捗状況についてお尋ねいたします。 次に、整理番号74番、柏原駅東自転車・自動車駐車場がオープンし、自転車の不法駐輪がなくなったと聞いておりますが、この駐車場の現在の利用状況についてお伺いいたします。 次に、整理番号75番、青谷運動広場のつり橋を本格的な橋に改修することについてであります。このつり橋は、運動広場の利用者を初め、スケートリンクへ行く小学生も多数利用されておりますが、かなり老朽化しておりますので、この際本格的な橋に改修する考えはないか、お伺いいたします。 次に、整理番号76番、仮称健康福祉センターの建設及び運営につきましては、さきの他会派の答弁でおおむね了解しますが、現在計画されているスペースで将来的に見て十分対応できるのか、お伺いいたします。 次に、整理番号77番、介護保険制度の創設に伴う市の体制についてであります。さきの国会において成立いたしましたこの制度につきましては、老後の不安の解消、病室で総合的な介護サービスの提供、高齢者自身の適切な保険料など、社会保障構造改革の第一歩となる制度でありますが、この制度の導入に向けて、市としてはどのように準備を進めているのか、お尋ねいたします。 次に、整理番号78番、東山処分地エコパーク周辺の環境問題についてであります。現在新聞やニュースでダイオキシンの問題が叫ばれておりますが、この処分地周辺の環境については問題ないのか。さきの答弁で環境事業組合で実施されるという答弁がありましたが、その対応は理解できますが、市としての対応はしたのか、お伺いをいたします。 次に、整理番号79番、公共下水道事業の今後の見通しについてであります。柏原市には3つの下水道排水区があり、それぞれ着工と工事を進めておられますが、その中でも本郷幹線の今後の取り組みについてどのように考えておられるのか、お尋ねいたします。 次に、整理番号80番、市内循環バスのその後の経過についてであります。この問題につきましては、毎議会ごとに他会派を初め質問のあるところでありますが、循環バスを設置することはできるのか否か、またできるのであればいつごろか、いつごろを目標としているのかお伺いをすると通告いたしましたが、おおむねさきの答弁も聞きましたけれども、たくさんの市民の皆様方の要望があるということも担当課では知っておられるのか、その辺をお伺いをしたいと思います。 以上で私の第1回の質疑・質問を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。 ○議長(乾幸三君) 第一自由民主党代表者の質問に対し、答弁を求めます。   〔建設産業部長 家村 勲君 登壇〕 ◎建設産業部長(家村勲君) 私からは、第一自由民主党の伊山議員のご質問のうち、整理番号63番、71番、73番、74番、75番の5件につきましてご答弁を申し上げたいと思います。 まず、63番でございます。ご質問につきましては、午前中に他会派の議員にもお答えを申し上げましたように、事故の発生場所の改修につきましては、事故の翌々日に、専門の業者におきまして道路の整備は行っておるところであります。 なお、この場所の道路の拡幅計画についてということでありますが、この通称関電道路、大県信貴線の整備につきましては、旧国道170線の大県交差点「ちゃんこ力」のところから御堂霊園の入り口交差点付近まで約5.2キロございまして、そのうち5キロにつきましては、おおむね道路幅員約5.5メートルから約7メートルで整備がされております。ご指摘の場所、つまり市営斎場より奈良側へ約570メートル付近の大池雨辻農道のT字形交差点から御堂霊園の入り口の交差点付近までの200メートルにつきましては、現在道路について約4メートルで使用をされております。この道路の整備につきましては、現在のところ、現道の4メートルからでき得れば約7メートルに拡幅をしようというような考えを担当の方では持っておりまして、現在、土地所有者と無償で用地を提供してもらえるように交渉中でございます。おおむねめどがつきましたら、この延長200メートルの道路と、御堂霊園の入り口の交差点付近より信貴山ののどか村に至る信貴太平寺林道の約520メートル、合わせまして720メートルの全体計画を立てまして、財政事情等々を考えながら、年次計画的に現在検討をしておるところでございます。 なお、それまでの間の全面改修につきましては、今後この計画との整合をも図りながら検討課題としたい、こういうふうに考えております。 次に、71番でございます。ブドウハウスの使用済みビニールの処分について、助成の問題とどのように対処されるか、そういうことでございます。 使用済みのビニールの処分の問題につきましては、何回となく議会でご質問を賜っておりますけれども、本市の特産となっておりますハウスブドウの栽培によります使用済みビニールの処理方法等につきましては、同じブドウの産地を持ちます羽曳野市と柏羽藤の環境事業組合、要するにストックヤードを設置をしていただいておりますところと連絡を従来から密にいたしまして、このビニールの処分の処理方法等につきまして、情報の交換や協議をしてきたということであります。しかし、これらの使用済みのビニールにつきましては、いわゆる産業廃棄物ということでございまして、原因者負担が原則と、そういうことでございまして、他産業からの廃棄物についてもすべて原因者負担というのが原則でございますので、市の直接的な助成につきましては大変問題が多いということで、今日まで来たわけでございます。 しかしながら、最近に至って、羽曳野市の方で、試行という形ではございますけれども、助成が行われておるというような声も聞こえてきておりますし、また太子町でも、本年から農協を通じて何か助成をされているやに聞こえてまいります。そういうことでございますので、本市におきましても、特にブドウ農家から市の農協に対しまして、ハウスのビニールの処分について何らかの援助をというような要望も実は出ておりますこともありますので、本市の特産ブドウの地場産業振興という見地から、市の農協とも十分協議をしまして、他の市町の状況をも配慮しつつ、前向きに検討をしてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくご理解を賜りますようお願いを申し上げたいと思います。 次に、73番でございます。柏駒線--府道柏原駒ヶ谷千早赤阪線の拡幅工事の進捗状況についてでございます。 ご質問をいただいております近鉄国分駅西の府道柏原駒ヶ谷千早赤阪線の未整備の区間の進捗状況についてでございます。これにつきましては、大阪府によりますと、現在大阪府八尾土木工事事務所におきまして、国分第2雨水ポンプ場の進入路の北側40メートルの地点より南へ玉手交差点までの約200メートル、幅員16メートルで来年の平成10年3月末を目途に工事を進めておるというふうに聞いております。また、国分駅西交通広場のすぐ西側の物件の移転の交渉につきましても、大阪府の方から決着したというふうに伺っております。 これで本市の国分駅西の交通広場の本整備の見通しもつきましたので、平成6年6月に暫定的に交通広場面積約1,200平米で供用開始をしておるんですが、大阪府が進められております未整備区間の拡幅が完了しますと、この拡幅によりまして道路形態と整合された形で、平成10年に本市の本来の計画であります国分駅西交通広場の計画面積約1,320平米を今のところ整備をしていく計画で進めていきたい、こういうふうに考えております。 次に、74番であります。柏原駅東自転車・自動車駐車場の利用状況でございます。 ご質問いただいております柏原駅東自転車・自動車駐車場についてでございますけれども、この駐車場につきましては、ご案内のとおり、何とかなみはや国体の開催までに駐車場をオープンしたいということで、10月21日に国体に先立ち開設をさせていただきました。 この利用状況ですが、開設当時はそれほど利用者もなかったんですが、開設してから1ヵ月を経過した現在、自動車の方は約30台前後の使用となっております。その日の天候あるいは曜日によって若干の変動はございますけれども、徐々にふえておるというのが実態であります。大阪府の駐車場対策室の話では、どこの駐車場でも、本格的な利用状況になるには大体1年もしくはそれ以上の期間を要するというふうに伺っておりますので、今後さらに車の方の利用者の増加がありましても、収容台数が54台でございますので、今後の増加についても対応できるものというふうに考えております。 また、自転車駐車場の利用状況につきましては、12月の月決め使用につきましては、自転車が約350台、原動機つき自転車が約20台、一時利用が自転車が約150台、原動機つき自転車が約10台となっておりまして、今のところ530台を収容いたしております。自転車の駐車場の収容台数は800台近くございますので、今後の利用台数がふえましても、自動車の駐車場同様に対応できていくものというふうに考えております。 次に、75番でございます。青谷運動広場のつり橋を本格的な橋に改修する考えはないか、こういうことでありますが、この青谷運動広場にかかりますつり橋につきましては、私ども川端橋というふうに呼んでおりまして、橋の長さが約90メートル、幅員が1.2メートルのつり橋でございます。 この橋につきましては、昭和63年3月の時点で本格的な調査、点検をいたしまして、また平成7年の阪神・淡路大震災の折にも点検をいたしまして、橋につきましては異常がないということでございます。 本格的に橋を例えば鉄筋の橋にするとかいうようなことになりますと、莫大な費用もかかりますし、補助金も難しゅうございますので、なかなか厳しい状況にあろうかと思います。したがって、私ども、市民の皆さんが安全に通行していただくために、平成3年度には、つり橋の一番重要な箇所に当たります鉄塔部の補習あるいは塗装、また定期的なパトロール等を実施をいたしまして、異常がないかどうか、いつも対応をいたしております。 特に最近は、通勤とか、あるいは青谷の運動場に行かれる方の利用もふえております。夜間の利用もふえておるというようなとで、この平成9年度につきましては、近く照明器4基を新設をいたしまして、あわせまして老朽化した転落防止さくをも全面的に取りかえる工事も近くやる予定をいたしております。そうしまして、今後とも通行の安全の確保に万全を期して維持管理に努めていくということにいたしておりますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。 以上でございます。   〔教育次長 青木斉治君 登壇〕 ◎教育次長(青木斉治君) 第一自由民主党の伊山議員の質疑のうち、私から64番についてご説明申し上げます。 ご質問は、市民文化会館条例の制定について、審議会の委員の選任により専門的なお方にお願いできないかということでございます。 現在考えております構成メンバーといたしましては、市議会、社会教育委員、学識経験者及び各種団体の代表者から15名以内の委員にお願いする予定をいたしております。この中で、学識経験者の選任の中で文化、芸術に関する有識者を選任をしていきたいなと考えております。 また、先ほどの中村議員のご質問の中でもお答えしましたように、市民文化会館の自主事業であります文化事業については、市民の方々に高度な舞台芸術を鑑賞していただくため、芸術、芸能などの各分野の専門的な見地から協議していただくため、委員会などの別の組織として設置していきたいなとも考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 以上でございます。   〔水道局長 山野勝彦君 登壇〕 ◎水道局長(山野勝彦君) 私からは、第一自由民主党の伊山議員さんのご質問のうち、整理番号65番についてご説明申し上げます。 質問の趣旨でございますが、旧条例による公認業者と新条例の指定給水装置事業者との違いについてのご質問でございますが、午前中の他会派の議員さんの質問の中で旧条例の説明をいろいろさせていただいておりますので、新条例についてご説明させていただきます。 この新条例につきましては、国において規制緩和推進等を目的とした水道法の一部改正が行われましたので、これに伴いまして本市給水条例を改正する次第でございます。 今回の水道法の改正は、各市町村で指定基準を定めておりましたが、改正水道法では、給水装置工事を行う業者の指定基準を定め、全国どの事業体でも同一の基準に改められ、公認業者制度から指定給水装置工事事業者、すなわち指定工事店制度に改められ、責任技術者が主任技術者となり、日本水道協会の認定試験も国家試験に改められました。指定工事店の申請も、全国一律の指定基準となり、事業所、店舗については、市内での所在を問わず、指定基準が整えばどこの市町村でも指定工事店の申請ができ、さらに機械器具の設置につきましても、水道法の施行規則で定めております。また、軽微な変更についても、配管を伴わない給水装置の末端に設置される給水用具の部品の取りかえについては、法で定めております技術者以外の者が行ってもよいことになりました。 したがいまして、旧条例の公認制度のように上乗せ規定ができなくなり、改正水道法に準拠した内容で制定することとなっております。 以上、簡単でございますが、新条例についてのご説明を終わらせていただきます。   〔教育長 舟橋清光君 登壇〕 ◎教育長(舟橋清光君) 第一自由民主党の伊山議員のご質疑のうち、整理番号66番についてお答え申し上げます。 現在進めております仮称国分東小学校の建設に伴う進入路についてお尋ねをいただいております。 まず、工事用の車両の進入ルートにつきましては、光洋精工の第1工場のすぐ東側にございますルート、これから学校用地の東の端に至るルート、これを現在考えております。このルートにつきましては約350メーターございますが、そのうち270メーターについては、若干4メーターないしは2.3メーター、2.5メーター、こういう道路でございます。このうち一番狭い約80メーター、学校用地から光洋精工の駐車場の横でございますが、この約80メーター強につきましては、現在の幅員2メーターないし2.5メーターを大体4.5メーターから5メーター程度に拡幅をして、工事車両をここから入れたいというふうに考えております。 その狭い部分から光洋の工場の東南の隅の部分、これは光洋精工の駐車場へ入る道路として使われておるわけでございますが、これが大体4メーターぐらいでございます。これにつきましては、大型車両を入れるために、横にあります水路に補強いたしまして、上部をふたかけをいたしまして、これを利用して工事用車両を現場まで入れたいというふうに考えております。これにつきましては、具体的に土地開発公社の造成に先立ちまして、公社の方でいろいろと地元に入って話を進めていただいておるところでございます。 以上、簡単ですが、答弁を終わります。   〔市長 山西敏一君 登壇〕 ◎市長(山西敏一君) それでは、私の方から67番と70番とお答えをさせていただきます。 まず、67番の問題でございます。市の合併についてのご質問でございますけれども、今の当面の厳しい財政状況のもとで、さらに今後ともますます増大する市町村に対する行政需要、さらにまた住民の日常生活、経済活動の一層の広域化に対応するには、市町村の行政能力の向上とさらに効率的な地方行財政の整備、さらに当面は行政改革等々が重要であります。また、地方分権推進委員会の中間答申の中でも、新たな地方公共団体の役割が似合うにふさわしい行政体制の整備、確立という意味で、多様な広域行政及び自主的な合併推進が示されております。 しかし、一方、全国で約3,200余の市町村がございまして、それぞれ地理的、文化的、経済的、歴史的な地域の特殊性がございます。また、住民にとりましても、それぞれ住民の感情がございまして、人口規模がふえたといたしましても、現実には財政上、公共施設、住民負担、行政サービス等々の地域格差がございまして、さらにそれぞれの市の特殊性、あるいはまた問題等々があろうかと思っております。したがいまして、合併につきましては、非常に進みにくい、こういうそれぞれの地域においての問題点もあるわけであります。 したがいまして、私どもは、当面現状の市町村の形態の中で地方分権を検討し、さらに行政改革の課題を当面推進するとともに、さらに広域的なサービスの提供や周辺市町村との共同処理が可能なものにつきましては、現在のように一部事務組合の拡充、さらに広域行政、さらに広域連合等々の推進を図りまして広域行政を図り、当面の課題として事件を処理しております。さらに、その次の大きな将来課題といたしまして、市の合併を課題として検討しておる、こういうふうな現況にあるわけであります。 続きまして、先般行われましたなみはや国体ボクシング競技会についての評価はどうか、こういうことでございますけれども、議員の皆さん方を初め市民の全体挙げまして、国体を成功させよう、こういう合言葉をもとに、一生懸命市民の団結をお願いをいたしまして、現実に市民の盛り上がりは大きく、期待以上にできたと、こんなふうに考えております。 そのかげには、議員諸公が、本当に五、六年以上前からいろいろご指摘を賜り、さらに担当職員が率先して仕事をするとともに、市民の皆さんにつきましては、柏原はひとつ民泊、ふれあいホームステイ、これが非常に成功いたしまして、当初心配しておりましたが、非常に成功いたしまして、その方々がそれぞれ選手を預かるとともに、うちの子ども、こういう合言葉のもとに観戦、応援、勝って喜び、また負けては泣きと、こういうことで大変熱心に聴衆も集まりましたことも事実であります。また、地区の区長さんも大変お骨折りをいただきました。さらにボランティアの各種団体がそれぞれの仕事を分担をしていただき、特にまた現地開催の柏原中学につきましては、先生方も大変ご協力を賜り、みずから生徒と一緒になって看板も書いていただく。さらに生徒につきましては、自主的にそれぞれのプラカードを持つ応募者がたくさんございまして、選考に苦労した、こんなような批判も聞きまして、喜んでおります。それで一生懸命やっていただきまして、文字どおり感激と涙の国体が終わったと、こんなふうに考えておるわけでございます。 また、私どもは、その事後反省を含めまして、今後ともこのふれあいホームステイを通じまして柏原市民のスポーツに対する情熱、さらには柏原なりの、さらに柏原でなくてはできない盛り上がりもございまして、それを貴重なものといたしまして、今後の行政運営、さらに町会、さらにはスポーツ、ひいては文化の向上等々にも今後とも利用していったらと、こんなふうに考えております。 さらにもう一つは、このいろんな原動力となりました職員それぞれが、それぞれ仕事以外のことではございますが、時間その他を割きまして一生懸命頑張ってくれまして、職員の団結と協力につきましても、私ども、今後のいろんな行政につきまして、行政サービスにつきましても、これを利用しながら、柏原市政を前進させていこうと、こんなふうに考えて評価をいたしております。 最後になりましたが、議員の諸先輩の皆さん方の大変長い間のご支援、ご協力、ご指導につきまして厚く御礼を申し上げる次第でございます。ありがとうございました。   〔企画室長 門谷敏昭君 登壇〕 ◎企画室長(門谷敏昭君) 私から第一自由民主党の伊山議員の質疑のうち、整理番号68番、69番についてお答え申し上げます。 まず、整理番号68番のホテル跡地の駐車場利用についてでございますが、駐車場につきましては、用地の確保が完了後、早々に駐車場としての整備計画を検討してまいりましたが、本市庁舎敷地周辺は建設省の高規格堤防整備事業範囲であることから、建設省にホテル跡地や柏羽藤消防組合の柏原出張所の移転後の土地についても高規格堤防整備事業を実施されるのか申し入れを行ったところ、建設省では、ぜひ施工したいとの意向でありました。 本市といたしましても、高規格堤防整備事業の必要性を十分理解し、積極的に協力してまいった経過や財政効果も踏まえまして、建設省による高規格堤防整備事業に協力し、第1期工事として、ホテル跡地の駐車場整備も含め、建設省で現在地質ボーリング及び測量設計をしていただいております。その後施工ということになります。柏原市民文化会館のオープンまでに完成させる予定であります。 なお、駐車場完成後の利用形態については、当面、柏原市民文化会館の来館者や来庁者の駐車場として利用を図ってまいります。また、隣接の柏羽藤消防組合柏原出張所の移転後の土地についても、第2期工事計画として建設省による高規格堤防整備事業で駐車場整備も含めて施工していただく予定となっておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 次に、整理番号69番でございます。恩智川多目的遊水地事業の用地買収の進捗状況についてお尋ねでございますが、ご承知のとおり、この施設は、恩智川流域の総合的な治水対策の一環として大阪府が多目的遊水地を計画され、昨年度国の補助事業として新規採択されたものであります。 つきまして、今日まで地権者及び地元関係者に対し、事業主体であります大阪府や地元府議を初め、本市市長も事業協力をお願いしているところであります。 しかし、地権者にとっては、生活の再建、あるいは代替地の問題などもあり、非常に厳しいものがあります。ついては、本年度において、昨年度に引き続き地質ボーリング調査及び航空測量を実施し、事業推進パンフレットを作成されております。ついては、9年度予定の用地買収は、一部で買収同意される方もおられると聞き及んでおりますが、今のところ一件も買収されておりません。10年度の予定といたしましては、関係機関と協議しながら概略設計を行うとともに、地権者の了解を得たところから境界立ち会い、現地測量等の作業を進められ、また用地買収についても、八尾土木で粘り強く地権者と交渉をしていただき、本市もできることがあれば協力しながら、買収同意を得られるところから買収される予定となっておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。   〔健康福祉部長 豊田陽夫君 登壇〕 ◎健康福祉部長(豊田陽夫君) 第一自由民主党の伊山議員の質問中、76番、77番の2件についてご答弁申し上げます。 まず、77番、仮称健康福祉センターの建物の広さにつきましては、さきの本会議におきまして同会派の柳田議員からもご心配をいただいておるところであります。 現在の保健センターが建設されまして以来、老人保健法の施行、地域保健法関係諸法の改正などにより、健康診査、健康相談、健康教育、がん検診等の保健業務がふえ続け、数年前から先進市の保健センターを視察し、研究を重ねてまいりました。たたき台は、事務職員を初め、保健婦、栄養士、理学療法士などの専門職員が、受診者等の人数、会場の面積、仕事の流れ、備品等の配置、収納スペースなどを考慮に入れながら作成し、施設監理課等関係部局と調整をし、設計業者と協議の上、基本設計図を取りまとめたので、最大の効果を上げられるものと考えております。 なお、平成11年度には、在宅福祉サービス業務の推進充実の拠点づくりのために、在宅介護支援センター、老人デイサービスセンター、ヘルパーステーション、訪問看護ステーションの合同施設を、国、府の補助を受け建設してまいりたいと考えております。そうすることによりまして、訪問看護ステーションの部屋とホームヘルパーの部屋があいてまいります。その部屋に介護保険関係の部屋を充ててまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、整理番号77番、介護保険制度の創設に伴いまして、市の体制づくりと介護支援専門員の資格者養成についてお尋ねいただいております。 まず第1点、市の体制づくりでありますが、今国会におきまして介護保険制度が成立し、平成12年4月から正式に発足することとなりました。しかし、各市町村におきましては、現在十分な情報がないままに準備を進めているのが現状であります。国としましても、議決後に、今まで立ちおくれた分を取り戻す意味もあって、多量の通知文やマニュアルを一挙に送付してくる等、市町村に対しまして早急に準備事務を強いているのが状況であります。 これまでも市長会等を通じまして制度に対する意見や要望を国に出してきましたが、当初から指摘されていました法案への疑問はほとんど解消されていないのが実情であります。こうした中で、中部ブロック独自で事務担当者会議を開きまして、介護保険制度に関しまして、理念的なことだけでなく、実務に即した議論の中から問題点を提起し、新たに国に要望するとともに、実務に即した勉強会を現在重ねているところであります。 市といたしましても、中部ブロックのお互いの勉強会の中で、また今後庁内関係機関とも調整を図りながら、具体的な組織機構、事務的な人員の配置等を考えてまいりたいと思っております。 次に、お尋ねの2点目、介護支援専門員(ケアマネージャー)の資格養成についてであります。 介護支援専門員とは、サービス提供の対象となる高齢者個々に対する介護認定審査、ケアプランと呼ばれる介護支援サービス管理などに従事する職員のことであります。 これらに従事するには、細部につきましてはまだ不明な点もございますが、都道府県が実施する講習会、試験、実務、研修会を受けた後、修了証を取得した者が従事することとなっております。養成の対象者は、医師、歯科医師、薬剤師、保健婦、看護婦、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士の専門職員、さらには現在現場で活躍している者を対象とする弾力的な制度も考えられております。 したがいまして、本市では、平成10年度から大阪府が実施します介護支援専門員養成コースに対しまして、まず社会福祉士としての高齢者福祉係所属職員2名、介護福祉士資格を有する市社会福祉協議会所属の1級ヘルパー、健康福祉課健康増進係所属の保健婦2名の派遣を計画しておりまして、今後も随時介護支援専門員の養成に努め、介護保険制度施行に対応してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。   〔市民部長 浅野保夫君 登壇〕 ◎市民部長(浅野保夫君) 私からは、第一自由民主党代表の伊山議員のご質問のうち、整理番号78番についてご答弁申し上げます。 お尋ねいただいてますのは、東山にございます処分地周辺のダイオキシンの調査、特に市の対応についてということでございます。 ご質問の要旨につきましては、本市雁多尾畑地区にございます柏羽藤環境事業組合の最終処分地のダイオキシンの測定について実施しては、実施すべきでないかということとでございますが、市の対応としましては、事務段階の話でございますが、ご存じのように、能勢町でのダイオキシンの汚染の状況が新聞報道された段階で、組合事務局に測定について検討されるよう申し入れをいたしております。その後、ご存じのように、11月12日に開催されました環境事業組合の組合議会におきましても、ダイオキシン問題がいろいろ議論されたようであります。 このようなことを踏まえまして、環境事業組合におきまして、新年度の予算の関係もございますが、測定を実施できるよう検討していると聞き及んでおりますので、よろしくご理解いただきますようお願い申し上げます。 以上でございます。   〔下水道部長 二階保正君 登壇〕 ◎下水道部長(二階保正君) 第一自由民主党ご代表の伊山議員さんからの質問のうち、私からは79番につきましてご答弁を申し上げます。 公共下水道事業の今後の見通しと本郷幹線の今後の取り組みというご質問でございます。 現在、公共下水道整備第3次5ヵ年計画の目標値であります平成12年度末に普及率50%達成に向けて整備を進めているところでありまして、今年度末の整備見込みにつきましては、5ヵ年の計画期間内での整備面積168ヘクタールに対しまして、75ヘクタールが完成できるものと考えております。したがいまして、5ヵ年計画に対しましては、整備進捗率は45%程度になるものと考えております。したがいまして、今後3年間、本年度とおなじようなペースで事業を進めますと、普及率50%は達成できるものと考えております。 しかしながら、ご承知のとおり、国の財政構造改革によりまして、平成10年度の国庫補助が前年度比0.95倍に抑えられ、また府費補助が前年度比0.5倍に抑えられると聞き及んでおり、今後の公共下水道事業の進展に厳しい状況となっておりますが、国庫補助及び府費の補助の確保に向けて積極的に取り組み、目標の普及率50%を達成していきたいと考えております。 次に、本郷幹線の事業計画でありますが、当幹線は、内径2,000ミリから2,200ミリの全延長1,630メートルの本市で最大の幹線でありまして、平成7年度より着工したところであります。現在、最下流部の約223メートルの区間を供用開始を行っており、その上流部の約364メートルの区間を平成10年度末完成に向けて施工中であります。ご承知のように、当幹線は、古町、大正、本郷地区の整備の中核をなす幹線であり、残ります約1,043メートルにつきましても引き続き施工していく考えでございますので、よろしくご理解を賜りますようにお願い申し上げます。 以上でございます。   〔助役 藤戸隆陽君 登壇〕 ◎助役(藤戸隆陽君) 第一自由民主党の伊山議員さんのご質問のうち、整理番号80番についてお答えを申し上げたいと存じます。 ご質問は、市内循環バス運行に関します要望につきましては、多くの市民からの要望であることを知っているのかということでお尋ねでございます。 今までに各党会派等から、内容は多少異なりますけれども、いろいろとご要望を賜っているところでございます。大きく分けまして、市内の公共施設を巡回するバスの運行、あるいは近鉄バスが廃止された路線の部分について運行してはとか、あるいは3番目には、環境事業組合が行います温水プールに至るバスの運行等々のご要望をいただいているところでございますが、いずれにいたしましても、バスの運行に関しますご要望につきましては、先ほど申し上げましたように、各党会派からいただいておりまして、とりもなおさず市民の方々を代表いたしますところのお声であるというぐあいに私どもも受けとめておりまして、そういうことから、多くの方々の市民の声であるというぐあいに考えております。 そのため、これらのご意見等は重く受けとめまして、朝方の小西議員さんのご質問でもお答えを申し上げておりますように、本市の財政状況、あるいは投資効果等々を勘案をいたしまして、今後ともさらに検討してまいりたいと考えているところでございますので、よろしくお願い申し上げたいと存じます。 ○議長(乾幸三君) 以上で一通りの答弁は終わりました。伊山君、再質問ありませんか。 ◆5番(伊山喜二君) どうもありがとうございました。それでは、順番に再質問をさせていただきます。 まず、整理番号63番、市道大県信貴線の道路の補修の件でございますけれども、午前中も答弁いただいたわけですが、本当になぜ事故が起きたかというようなことで、先ほどの答弁の中で、市道も総延長200キロですか、それを4班でパトロールしているんだけれどもというようなことでございました。起きてしまってからでは本当は遅いんですが、あの部分の改修につきまして、たしか以前も質問があったようにも記憶をいたしております。私自身も林道の取りつけ部分のことで質問をさせていただいたこともあるんですが、本当に早急に、まずはやっぱり、あそこで事故が起きたんだというようなことはみんなもう知っているんですから、優先的に早くしてもらえたらなという気がいたします。 先般、うちの会派の先輩議員が私のために写真を撮ってきてくれまして、私もこの写真をここに、もちろんこんなんを見なくても知っておられるとは思いますけれども、一度見ていただいて、本当に荒れてますので、ぜひともお願いをしたいなと。それと、その部分だけじゃなくて、確かに関電道路、下からあれだけ大型車も通りますので、傷んでもおりますので、本当に大きな頑丈な形でしないと、幾らやっても傷んでくるというような状況だと思います。非常に車も年々ふえております、工事車じゃなくて、一般車両も。したがって、その辺でひとつよろしくお願いをしたいと思います。 林道の件も、先ほど年次計画を立ててということでございますので、よろしくお願いをいたしておきます。 最初、御堂開発の開発の折にも、御堂開発の方から負担金もいただいているというようなことも聞いております。もちろん、その前の先の部分をされておることもわかるんですが、よろしくお願いをしたいと思います。 次に、整理番号64番の方に参りたいと思いますが、ご答弁もいただきました。審議会に15人以内の市議会、各種団体、学識経験者というような形で検討をされておるけれども、さきの答弁にもございましたございましたけれども、文化、芸術、各種団体等の長の皆さん方も、それはそれでいろんな知識を持っておられますけれども、文化ホールという専門的なこと、これからをやはり見据えたいろんなことを議論する、また意見を言っていただけるより専門的な方をと思っておるので、もう一度その辺でどうでしょうか--具体的にはまだ難しいですかね。まだ検討されてないかもわかりませんけれども、ぜひともそういったより専門の方をお願いをしていただきたいなと思っておりますので、お願いをしたいと思います。 それと、先ほどから心配もしております。財政的な面でも、近隣の都市を見ても、この手のホールに関しましては非常に運営費にも経費がかかる、運営が大変だというようなことで、その辺もう一度、いろいろと積算予定をされておりますけれども、大丈夫かどうか、その辺ちょっと心配の向きで言っておるんですけれども。 ◎教育長(舟橋清光君) 自席からお答え申し上げます。 ただいまご心配をいただいておりますように、こういうホールを運営していくということにつきましては、維持管理、これは人件費の問題、それから経常の管理の問題、いろいろ経費がかさんでまいります。特に大ホールの舞台を管理していくということにつきましては、特別な分野の技術も必要でございます。そういった方につきましては、やはり委託をいたしましたら、コストの問題が一般よりかかってくると、専門職でございますのでかかってくる、こういうことで、管理的な経費は、各市等の状況を見ますと、やはりかなりかかっていると。 一方、市民に文化情報を提供する、高度な演劇等を鑑賞していただく、こういうことにつきましても、やはり自主事業が全部その入場料でペイできるか。これは到底無理だというふうに考えておるわけでございます。やはりその間の格差の費用負担、これにつきましては、やはり市民の文化そのものの向上のための費用だと、形として目には見えませんが、それ自体が文化のための費用だと、こういうふうに考えておるところでございます。 そういった中で、我々といたしましてもかなりの持ち出しがございますが、その中でもできるだけ費用の節減、これにつきましては最大限の努力をしていきたいというふうに考えております。 もう一方、自主事業の公演につきましては、やはりそのエリアを柏原市だけに限らず、ターゲットを絞りまして営業活動をしていくと。それから入場券の販売につきましては、やはりプレイガイド等で置いていただけるような事業、こういったことも考えていかなければならないというふうに思っております。 それから、やはり文化会館、ホールを支えていただく支援をしていただく方々を何とかまとめていきたい。友の会というような形でバックアップをしていただくシステムを何とかつくっていかなければいけないなというふうに考えております。 ただ、開館までにそういった準備が万端整えられかどうかというのは、現在の段階では非常に--まずオープンのためにかかりきりになっております。そういったことで、開館までにすべてがそういう体制を整えていけるかということにつきましては、できるだけ努力はしてまいりますけれども、そういう経営努力、営業活動、こういった点にも十分力を入れていきたいというふうに考えておりますので、今後ともその辺の点につきましてはご支援を賜りますようお願いを申し上げて、答弁とさせていただきます。 ◆5番(伊山喜二君) ありがとうございます。今いみじくも教育長もおっしゃいましたように、確かに私もこれもお願いしようと思っておったんですが、やはり我が市だけのことではなくて、いろんな運営に当たって近隣都市とも連絡をとり合って、種目、営業一つにしても、また重なっても何にもなりませんし、その辺で大いに連絡調整も、他市とも広域的に考えていただきたいなと思っております。よろしくお願いをしたいと思います。 それから、ちょっと関連で、この間から決定はしていただいているんですが、前の電柱の地中化、これはいつから工事をされるのか。 ◎企画室長(門谷敏昭君) 文化会館建設に伴います地中化の問題につきましては、もう現在工事の発注もいたしまして、もうそろそろ工事に入られて、来年3月末までには完成する予定となっております。 ◆5番(伊山喜二君) そしたら、またまた工事のときに車はどうなるのか、また心配な向きもあるんですが、またその辺もひとつ配慮をしながら、工事もこれもまた早く進めていただきたいし、よろしくお願いをしたいと思います。 次に参りたいと思いますが、65番、水道事業給水条例、これも午前中も、先ほどもまた詳しく答弁をいただきました。どうかいろんな面でスムーズに、また便利な方法で進められることを期待をしたいと思います。この件は結構でございます。 次に、一般質問でございますが、整理番号66番、国分東小学校の建設の件でございます。先ほど工事車両進入路等を聞かせていただきました。工事ではやはり大型等々が通りますので、ちゃんとした田地田畑のあったところですので、開発も全くされてないところ、そこに工事が入るんですから、いろんな進入路等で配慮をしていろんな形でされると思います。よりスムーズにいけるようにお願いをいたしておきます。 1点、私も地元議員なもので、今やはり国分の方では、学校の問題、大体おぼろげながら市民の皆さんは、あの辺に学校が来るなと大体位置もよく皆知っておられるんですが、その中で、やっぱり一番関心事は、私らは一体どっちの学校へ行くんやなと、もうこればっかりよく聞かれるわけです。勝手に市民の皆さんは自分らで線引きをされておることも耳にします。あんたはこっち、あんたは絶対こっちやでというような形で、本当に話題はよくそういうような形なんですが、もちろんこういった運びには、校区審議会等を開かれて決定をされていかれるというようなことも聞いておりますが、この辺の予定を少し聞かせていただきたいなと、今後の決定までの。 ◎教育長(舟橋清光君) お答え申し上げます。 ただいまご指摘をいただきましたように、校区の決定につきましては、規則があるわけでございますが、この規則によりまして柏原市の小・中学校の通学区域審議会というのを設けまして、その中でご決定をしていただくと、こういうことになっております。 このメンバーにつきましては、もちろん議会の議員、あるいは関係します小学校、中学校、それからPTAの代表の方、それと地域の代表の方、それと学識経験者の方々にそれぞれ参加をしていただいて、この中で審議をしていただいて決めていただくことになっております。 校区審議会の開催の時期につきましては、補助金等の関係もございまして、平成10年の夏までの間といいますか、このぐらいに開催をしてスタートしたいと。それで10年いっぱいで結論を出していただいて、答申をいただきたい、こういうスケジュールで現在考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ◆5番(伊山喜二君) そうですか。そしたら、10年いっぱいで決められる、答申をされるということで、その中でできるだけ早く私たち当議員にも、ある程度のところで連絡できること等もあれば速やかに連絡もしていただいて、本当によく聞かれますので、一番関心事ですので、大変だということも先輩議員からも聞いております。ひとつよろしくお願いをしたいと思います。 それから、この件に関しましては、午前中にも答弁されておりましたけれども、私自身も前回も質問の折に、特色ある学校づくりというような形で--さきの答弁でもありましたように、何か私も初めて聞いたんですが、ここでやっぱり出ててよかったななんて思ってるんですが、上にプール、それと鉄筋4階建てというようなことです。本来、周りの森林を考えて、私個人的には木造でやっていただいたらなあなんていうような意見も持っておったし、お願いをしたこともあるんですが、そのように進められているということです。 地域の利用については、先ほども言っていただいたように、グラウンド、図書室、コンピューター室、その辺でできるだけ地域の皆さんに利用していただこうと。これは本当にありがたいことだと思いますが、ただ、当然昼間はあんまりなくて、夜間の利用もできるのか、夜間利用に向けての検討もしていただいているのか、その辺ひとつお願いいたします。 ◎教育長(舟橋清光君) お答え申し上げます。 まず、先ほどプールの件で他会派にご答弁申し上げましたんですが、まず校舎につきましては、鉄筋の4階建てで一応計画をいたしております。設計業者が決まりましたので、そういう形で協議をさせていただきます。 屋体とプールにつきましては、まだ我々の段階で検討いたしておるところでございまして、屋体の上に乗せたいなと、そうしまして3階からプールに行けると、こういう形はどうかなと考えております。そうしますと、障害児につきましても、3階までエレベーターで上がりまして、渡り廊下を使ってプールへ行ける、そういうことにならないかということで、今検討をいたしておるところでございます。 それと、地域の開放につきましては、夜間の開放ができますように、学校の部分の廊下に扉をつけまして、夜間、機械警備をいたしますので、そこを閉めます。そうしますと、ただいま申し上げました図書室、それからコンピューター室、多目的室、視聴覚室につきまして、普通の校舎部分、学校部分と仕切りができることになりますので、そういったことで夜間の開放もできるというふうにしたいと考えております。廊下の途中で区切るということで、そういう考え方にして夜間の開放に備えたい、こういうふうに考えております。 ◆5番(伊山喜二君) それでは、本当によろしくお願いをしたいと思います。国分地区の方は、いろんな形で設備面が柏原の方に比べますと少ないようにも思われますので、ひとつ本当に皆さんに喜んでいただけるようなことでお願いをしたいと思います。 次に参りたいと思います。67番、市の合併問題についてでございます。中村議員の方も質問されておりましたので、だから質問を取り下げようとは思ったんですが、向こうが取り下げられましたので、やっぱり取り下げるわけにはいかない、市長のご意見も聞きたいと思いましてお尋ねしたわけです。正直、本来もう少し突っ込んで市長の考えをお伺いしたかったんですが、私も市長の言われたような行革の答申、その辺も読ませていただいて、あっ、読んだことと大体一緒だなと。私は市長個人の意見を一遍聞きたかったなと思っておったんですが、本当にもう既に皆さん方も言われておりますように、一番大事な問題で、私個人は、最終的にはこの辺に行き着いてしまうのと違うかなというような、そこへ行かざるを得んのじゃないかなというような気もいたします。 いろんな今の社会状況を見まして、我々の8万都市と25万の都市、大きく税収入は違うけれども、文化ホールは要る、庁舎は当然要る、いろんな市民の皆さんに喜んでもらえるような設備は要る。八尾の25万とうちの8万、それを割ってすると、市民1人当たりの負担が非常に高くて、結局は大変なのと違うかなと。もちろん細かいサービスができるというようなことも、当然承知はいたしております。しかしながら、先ほども言われましたように、組合等の議会もある、広域がある。それはなぜやっておられるか。いろんな面で効率がいいから。そしたら、市の合併も同じじゃないかなというような気もするんですけれども、どうでしょうか。 私は、今、山西市長やからできるのと違うかなと。できるというよりも、これはやっぱり、言うてもかなり時間がかかると思うんです。それは行革の答申にも書いておりました。皆さん方の意見を聞いて十分慎重にというようなことも書いております。もちろん承知しておりますけれども、その辺で、本当にキャリアとバイタリティーと、その辺のやはり長期政権の市長じゃないと、こういったことは提案して言えんのと違うかなというような気がいたしますが、市長、その辺でもう一度市長の考えをお聞きしたいと思います。 ◎市長(山西敏一君) この問題につきまして、その時代時代にいろいろ考えられておりまして、また、私どもも、またさら議会の皆さん方も、さらに先輩の皆さん方もいろいろ考えていただきました。したがいまして、行政改革あるいはスリム化等々をするわけでございますが、何とかさらにもっと大きくスリム化する、こういうこともまた別な意味から必要でございまして、今広域行政等々は進めておるわけでございますが、さらにもっと、例えば庁舎は2つも3つも要らん、1ヵ所でいいと。そしてまたいろんなこと、また行政の管理職ももっと減らしてしまう、こういうようなこと等ももっと大事でありましょうし、若干それは不便なところもできるかもわかりませんが、その辺は思い切ってやる、こういうこともまた必要であろうと。こんなことで検討して、またその中には、いわゆる市町村合併、また市の合併等々が進んできたわけであります。 さらに、柏原市といたしましては、柏原市の現在ある特色、先ほど申しましたような例えば国体ボクシングが開催された等々、柏原市のよい特色を生かしながら、さらにそれをどのような合併、大きくしていくのか、こういうまた別の行政課題もあるわけでございまして、それらの問題をあわせながら、それはそれで、広域行政だけでなしに、別の問題として取り組んでいく必要もあろう、こんなふうにも考えております。 ◆5番(伊山喜二君) 何らかの形で、例えば研究会を一遍持とうかというような、少しその辺も検討をするというようなご意見もいただきたかったんですが、一番大きな問題もよくわかっております。承知の上で、時間もかかることだろうし、それは大きな反対もまたあるでしょうし、反対の意見をお持ちの方もあるだろうと思いますが、ひとつ私の個人的な意見も述べさせていただいて、私はそういうふうなことも一度検討することも必要でないかなというような気がいたしておりましたので、またよろしくお願いをしたいと思います。 68番のホテル跡地の駐車場についてでございますけれども、先ほども言いましたように、電柱の地中化の工事のときの駐車場もまた心配をいたしております。したがって、第1期高規格堤防--スーパー堤防が高規格堤防と言われると、何か違うものなんかななんて錯覚するんですけれども、前回はスーパー堤防、今は高規格堤防、そういうふうに言われてるわけですが、先ほども、とにかく文化ホールのオープンに間に合わすようにやるんだというようなことを言われております。それは本当に念を押しておきます。本当にオープンのときに高規格堤防が間に合わんかったら、何のための駐車場か、またより混雑をいたします。最初のオープン時にいろんなイベントもあるんですから、最初が特に肝心だと思うんですが、念を押してよろしくお願いできますか。どうですか、できますか。 ◎企画室長(門谷敏昭君) 先ほども答弁させていただきましたように、もう既に地質調査のボーリングに現在入っております。一応予定としましては、来年の2月末か3月の初めから駐車場の工事にかかられると。そして、大体2ヵ月ぐらいで完成すると。建設省の方から聞いておりますのは、6月には完成というように聞き及んでおります。 ◆5番(伊山喜二君) それじゃあ、本当によろしくお願いをしたいと思います。 次に参りたいと思います。恩智川の遊水地事業ですが、非常にいろいろと市の方々も努力をしていただいておるようでございます。また、地権者も、確かに生活の再建あるいは代替地の問題でいろいろとご意見もいただいているというようなことも聞いておりますが、市としても協力をして、一日も早く地権者の皆さんのご理解を得られるように、鋭意努力をしていただきたいと思っております。 整理番号70番、国体の件でございますが、私、終わって当分、本当にいろんな形で方々から、よかったな、大成功したなというようなことを聞いて、それも関係者じゃなくて、市民の皆さん、特に民泊を受けた方が中心なんですが、よかったなと言われて、本当に喜んでおりました。私自身見せていただいていても、市の職員さんの一致団結をした姿等々を見せていただいて、本当にご苦労さまやなと。でも、確かに成功やったら成功で、後の評価をいつまでもうまく生かしていただきたいという気で、あえて今回質問をさせていただいたわけでございます。 学校使用の件でも、事前にはいろんな意見もありましたけれども、私は思い切ってあの場所にしてよかったんじゃないかなと。あそこしかなかったというよりか、あそこでやって、また逆にあそこの中学生等も一体になって、国体というものをもう一度改めて考え直して、またボランティアとして参加して、ボランティア意識も生まれ、高まったんじゃないかと、本当に評価をいたしております。あとどういった点がよかったというのは、担当でもちろん十分話もされておると思いますけれども、十分反省、評価をしていただきたいと思っております。 民泊の件も、なかなかこれもできない市もあったというようなことも聞いております。民泊しようか、でもできなかったと。やって、その皆さんも本当に喜んでいただいて、むしろ受けてよかったと喜んでおられたようなことも聞いておりますので、本当にありがたいと思っております。それでは、これはこれでおいておきます。 整理番号71番、先ほどご答弁いただきまして、羽曳野市と当然そのことも以前にお話しもしておったんですが、太子町も農協を通じて補助する予定だということで、前向きに検討していただけると。私も4年間させていただきましたけれども、「前向き」と「検討」と「大いに」、先ほど何か言われましたね「大いに検討」、その辺をどういうふうに解釈--まあ前向きということですから、私はいい方に解釈をすぐするたちでございまして、補助をしていただけるんかなというようないい方に理解をしていますが、そのように理解をさせていただいてよろしいでしょうか。 ◎建設産業部長(家村勲君) 自席からお答えを申し上げます。 非常に微妙なご質問でございますが、私としては一応、極めて前向きに検討をして、できるだけいい状況をつくり上げたい、このように思っております。 以上です。 ◆5番(伊山喜二君) 今度は「極めて」がつきましたので、また前進したんかなという気がいたします。よろしくお願いを、これもずっと他会派等、いろいろな議員の皆さんからも質問がありましたので……(「礼言うときや」と呼ぶ者あり)横から市長に礼を言うとけと言ってますので、ありがとうございます。お願いいたします。 それでは、72番の件、これは結構でございます。本当に待ち望んでまして、やっと合意に達して工事にかかれるということでございますので、まず1本、斜めですけれども、東から線路を越える道が国分に1つできたと。これとあわせて田辺旭ヶ丘線の東西線で大きく車の流れが変わるんじゃないか。その1本目、早くかかっていただいて、ひとつよろしくお願いをしたいと思います。 それと、73番の西側の柏駒線の件ですが、これも10年3月までには工事に着工するという話が調って--完成ですか、それじゃあ、もう一度。 ◎建設産業部長(家村勲君) 自席からお答えを申し上げます。 先ほど申し上げましたもう一度同じことを申し上げますが、大阪府の方で進められております未整備区間の拡幅が完了いたしますと、その拡幅による道路形態に整合された形で、私どもは一応、平成10年度に本来の計画であります約1,320平米の国分西交通広場の計画に着手をする今予定を持っておると、こういうことでございます。 ◆5番(伊山喜二君) そしたら、10年3月に着手をされるということですね。 ◎建設産業部長(家村勲君) もう一度申し上げます。10年度ということでございますので、平成10年4月1日から平成11年3月末までに計画をし完成をしたい、こういう希望を持っておると、こういうことでございます。 ◆5番(伊山喜二君) 時間がありません。要するに自分だけが少しく理解が--後で整理して聞きたいと思います。 次に参ります。自転車駐車場の件も、させていただいて、確かに周りがきれいになりまして、本当にすかっとして、周りの人も喜んでいただいておりますので、先ほどの答弁も、1年せんことには実際の流れ、動きがわからないということでございますので、1年間まずは利用状況を検討して、でも、一たん決めたからもうこれでいこうじゃなくて、本当に検討されて、1年間の評価を見て、いろいろとやっぱり改めるところは改めるというのもいいことだと思いますので、またその辺も検討していただきたい。利用時間等もまた検討いただいて、これも一たん決めたら変えないんじゃなくて、利用者のことも考慮して決めていただきたいなと思っております。 それから、青谷の運動広場のつり橋、これも、きょうここで初めて、あれは川端橋と言うんだなということも参考になりました。本当にたくさんこのごろふえてるんです。確かに、私もあの橋は非常に好きなんです、情緒があって。ただ、子どもがあそこで揺らすんですね。別に普通に通ってる場合はいいんですが、揺らしたり遊ぶというようなところがあります。だから、揺らさないとか、そういうふうな看板等も、今は照明器具をつけていただけるということで、これまた夜も通られますのでよかったなと思っておりますが、ひとつよろしくお願いをしたいと思います。 それから、健康福祉センターの件、76番でございますが、これも午前中も答弁ありまして、その辺もお聞きしたかったんですが、私はスペースが将来的に見て大丈夫かというようなことで聞かせていただきました。本当にいろいろな補助金等のことも早くせねばならないというような危惧もいたしております。本当に努力をされて、十分理解をもらえて、早急にやはり合意に向けてやっていただきたいなと思っております。 それと、屋上部分を見せていただいて、空間があいてるような形で、何か屋上部分も考えておられるのか、お聞きします。 ◎健康福祉部長(豊田陽夫君) お答えさせていただきます。 屋上部分につきましては、約300平米の広さがございます。さきの厚生衛生委員さんも、あちこちの保健センターをご視察いただきました。その中で、掛川市の健康福祉センターも見学いたしまして、その中には、やっぱりはだしで歩く遊歩道が設置されておりました。そうした意味からも、健康を促進する、また体感の機能を高めるという意味からも、健康遊歩道を置いてまいりたいなと、このように考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆5番(伊山喜二君) 限られたスペースでございますので、そういったところでまた何か利用をすると。健康遊歩道ですか、我々も視察のときに見てきて、そういったことも提案もしたわけですが、そういったことも設置をしていただけるというようなことでございます。 次に参ります前に、最後にもう一度念を押しておきますけれども、本当に早急に、もちろん地元の方に理解をいただいてですけれども、補助金等の絡みで間に合うように着工できるのか、それだけもう一度確認をいたしておきます。 ◎健康福祉部長(豊田陽夫君) 何とか頑張ってまいりたい、このように考えております。最終的には議員さんのお力もおかりして、当初の目標どおり、11年春には完成させてまいりたい、このように考えておりますので、よろしくお願いします。 ◆5番(伊山喜二君) 本当に十分いろいろと知恵も練って、また誠心誠意説明をして、早く着工、完成できるように努力をしていただきたいと思います。お願いをいたします。 整理番号78番でございますが、エコパークの3市の組合でされるということもよくわかりますし、あの場所は組合の管理下にあると。しかしながら、私たちの柏原市にあるんだというような形で、やっぱり今、先ほどからの答弁にも出てますように、能勢等で大きな社会問題になっているんですから、市としてやはり何をされてるんですかと。大丈夫ですかというのもやっぱりよく聞かれることで、産業廃棄物の処分地等もありますので、もう一度その辺で、エコパーク付近だけじゃなくて、市として何かされたか、また予定があるのか、その辺をお伺いしたいと思います。 ◎市民部長(浅野保夫君) お答えをいたします。 ダイオキシンの調査については、産廃の捨て場を含めまして、今のところ考えておりません。 とにかくダイオキシンの発生のメカニズムというんですか、塩素等を燃やすことによってベンゼン環に塩素がついて、銅とかその鉄の触媒でできるということでございまして、排出ガス、煙突から出るガスから出る部分と、もう一つは、電気集じん機というすすを取るところがあるわけです。そこから出る灰にダイオキシンが含まれると、こういうことでございますので、それともう一つ、電気集じん機から出るすすについては特管産廃という位置づけがございまして、うちの今ございます産業廃棄物の捨て場には基本的に投棄できないということになっています。捨てましたら不法投棄になりますので、業者は罰金という対応になります。だから、私とこの産業廃棄物の捨て場については安定型でございますので、そういう物は入れられない、こういうことでございますので、したがって、産業廃棄物に絡みのある分についてのダイオキシンの水質等の調査では必要ないと、このように考えます。 それで、エコパークの件については、一部そういうものも飛散しないようにして処分をしてますけれども、環境事業組合には一応してほしいという申し出は、私どもからはしております。そういうことでございます。 ◆5番(伊山喜二君) 今部長がおっしゃったような説明も、事前にいろいろとお聞かせもいただいて理解もできるんですけれども、やっぱり市民の皆さんは大丈夫かと、単純なそういうふうな発想で、やはり最近の社会問題の大きな一つですので、説明ができるようにしていっていただきたいなと。また、3市の組合ともよく協力をしていただいて、お願いをしたいと思います。それはそれでは結構でございます。 公共下水道の79番でございます。これも大変大きな予算の要る、私は勝手に220億ぐらいですか、要るのと違うかなというようなことでございますが、答弁の中でも、それに反して国と府の補助金はやっぱりダウンしておるということ。しかし、やらねばならない、財政も大変だというようなことで、非常に危惧もするわけですが、そういった形で、直接市民の皆さんに関係のある面整備の方、ほかの排水区のことも考えて、あわせて面整備にも影響がないのか、50%普及に向けてどんどんとやれるのか、もう一度確認をしておきたいと思います。 ◎下水道部長(二階保正君) 本郷幹線の延伸の事業と平成12年度までに50%を達成する事業、これを含めて第3次5ヵ年計画としております。したがって、計画的には予定どおり本郷幹線を完成させ、なおかつ50%の普及率に持っていくという計画での事業費の計上、計画上の計上ということはあるわけです。 ただ、ご指摘のように、それについて国庫補助金がついてくるのか、こういうことがございます。これにつきましては、確かに今国の方では対前年度0.95倍ということになっておりますけれども、ただ、もっと詳しい、例えば大都市圏であります大阪府への配分、この辺の組み立てがどうなるんや、また、大阪府に配分された後、どっちかいいますと南側に属します私どもの周辺、どっちかいいますと普及率の低い市への配分、その辺の話がまだ明確でございません。9年度までの例をとりますと、かなり低い普及率であったというところから、所定の国庫補助金額はきっちり確保はできてまいりました。そういうところから、10年度の動向につきましては、はっきりどうやということを申し上げることはちょっと困難でありますけれども、我々といたしましては、今後本郷幹線の重要性、また面整備の重要性を府へ訴えながら、国庫補助金の確保に向けて努力をしていきたい、このように考えております。 ◆5番(伊山喜二君) ありがとうございました。 もう時間がございません。最後に巡回バスの件、どうやら本当に全会派がすべて同じような意見を言うてるような問題ですので、どうぞひとつよろしくご検討をぜひともお願いをしたいと思います。 以上で終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(乾幸三君) 以上で第一自由民主党代表者の質問を終わります。   --------------- ○議長(乾幸三君) 議事の都合上、本日の会議はこの程度にとどめ、あすに延会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。   〔「異議なし」の声起こる〕 ○議長(乾幸三君) ご異議なしと認めます。よって本日の会議はこの程度にとどめ、あすに延会することに決しました。 本日はこれで散会いたします。 △延会 午後4時57分...