大東市議会 2024-03-12
令和 6年 3月定例月議会-03月12日-04号
日程第15 議案第 24号 大東市総合介護計画の変更について
日程第16 議案第 25号 大東市基金条例の一部を改正する条例について
日程第17 議案第 26号 大東市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部を改正する条例について
日程第18 議案第 27号 大東市
会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例等の一部を改正する条例について
日程第19 議案第 28号 大東市附属機関条例の一部を改正する条例について
日程第20 議案第 29号 大東市環境の保全等の推進に関する条例の一部を改正する条例について
日程第21 議案第 31号 大東市
男女共同参画推進条例の一部を改正する条例について
日程第22 議案第 32号 大東市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について
日程第23 議案第 33号
大東市立子ども発達支援センター条例の一部を改正する条例について
日程第24 議案第 34号 大東市
介護保険条例の一部を改正する条例について
日程第25 議案第 35号 大東市
指定地域密着型サービス事業者の指定並びに
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例及び大東市
指定地域密着型介護予防サービス事業者の指定並びに
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について
日程第26 議案第 36号 大東市手数料条例の一部を改正する条例について
日程第27 議案第 37号 大東市
企業立地促進条例の一部を改正する条例について
日程第28 議案第 38号 大東市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について
日程第29 議案第 39号 大東市
水道事業給水条例の一部を改正する条例について
日程第30 議案第 40号 大東市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例について
日程第31 議案第 41号 大東市
国民健康保険条例の一部を改正する条例について
日程第32 議案第 45号 大東市手数料条例の一部を改正する条例について
日程第33 議案第 8号 令和6年度大東市
一般会計予算について
日程第34 議案第 9号 令和6年度大東市
国民健康保険特別会計予算について
日程第35 議案第 10号 令和6年度大東市
交通災害共済事業特別会計予算について
日程第36 議案第 11号 令和6年度大東市
火災共済事業特別会計予算について
日程第37 議案第 12号 令和6年度大東市
介護保険特別会計予算について
日程第38 議案第 13号 令和6年度大東市
後期高齢者医療保険特別会計予算について
日程第39 議案第 14号 令和6年度大東市2駅
周辺整備事業特別会計予算について
日程第40 議案第 15号 令和6年度大東市
移管市営住宅事業特別会計予算について
日程第41 議案第 16号 令和6年度大東市
水道事業会計予算について
日程第42 議案第 17号 令和6年度大東市
下水道事業会計予算について
日程第43 議会議案第1号 市長の
専決処分事項の指定の変更について
日程第44
特別委員会報告について
日程第45 議員の派遣について
日程第46 令和5年定例会の閉会について
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〇 本日の会議に付した事件
議事日程第1から第46まで
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〇 出 席 議 員(17名)
1番 東 健太郎 議員 10番 小 南 市 雄 議員
2番 杉 本 美 雪 議員 11番 品 川 大 介 議員
3番 児 玉 亮 議員 12番 野 上 裕 子 議員
4番 木 田 伸 幸 議員 13番 光 城 敏 雄 議員
5番 天 野 一 之 議員 14番 石 垣 直 紀 議員
6番 あらさき 美枝 議員 15番 水 落 康一郎 議員
7番 酒 井 一 樹 議員 16番 北 村 哲 夫 議員
8番 大 束 真 司 議員 17番 中 河 昭 議員
9番 中 村 晴 樹 議員
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〇 地方自治法第121条による出席者
東 坂 浩 一 市長
野 田 一 之 副市長
水 野 達 朗 教育長
松 本 剛
上下水道事業管理者
東 克 宏 理事兼都市経営部長
南 野 徹 危機管理監
野 村 政 弘
政策推進部長
鳥 山 和 郎 総務部長
木 村 吉 男 市民生活部長
佐々木 由 美 人権政策監
田 中 正 司 福祉・子ども部長
北 田 吉 彦 保健医療部長
北 田 哲 也 産業・文化部長
村 田 大 亮
都市整備部長
岡 田 学 上下水道局長
北 本 賢 一
教育委員会教育総務部長
渡 邊 良
教育委員会学校教育政策部長
辻 本 雄 大 選管・公平・監査事務局長
天 羽 整太郎
総務部総務課長
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〇
議会事務局職員出席者
竹 中 愼太郎 事務局長
品 川 知 寛
事務局総括参事
川 邊 幸 秀
事務局参事補佐
北 野 鉄 郎
事務局上席主査
坊 農 治 勇 書記
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午前10時00分開議
○野上裕子 議長 これより本日の会議を開きます。
最初に、
議会運営委員会委員長から御報告願います。
酒井議会運営委員会委員長。
◆7番(酒井一樹議員) (登壇)過日開催されました
議会運営委員会の御報告を申し上げます。
最初に、議会議案第1号「市長の
専決処分事項の指定の変更について」を提案しますので、即決でお願いいたします。
次に、本日、採決終了後、今期限りで勇退される議員に御挨拶をいただきます。
最後に、令和6年定例会の開会議会及び6月定例月議会の会議期間につきましては、改選後の新任議員による
会派代表者会議で決定しますので御了承願います。
以上、報告を終わります。
○野上裕子 議長 本日の議事日程は、タブレットにより配信しております日程表のとおり定めておりますので、これにより御了承いただきたいと思います。
日程に先立ちまして事務局から、諸般の報告をします。竹中事務局長。
◎竹中愼太郎 事務局長 諸般の御報告を申し上げます。
議員の出席状況の報告でございますが、本日の会議におきます現在までの出席議員数は、16人でございます。なお、石垣議員は現在参集されておりません。
以上、報告を終わります。
○野上裕子 議長 これより議事に入ります。
まず、日程第1、
会議録署名議員の指名についてを議題とします。
会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、中村議員及び小南議員を指名します。
次に、日程第2、一般質問を議題とします。
昨日に続き一般質問を行います。
なお、一般質問については質問議員に対し、事前に質問要旨の提出を求めております。質問並びに答弁に当たっては、事前通告制の趣旨にのっとり、この一般質問が有意義なものとなるよう御協力をお願いします。
また、発言者は簡潔に質問並びに答弁されるようお願いしておきます。
昨日は天野議員の質問で終わっておりますので、本日は児玉議員より質問を許します。
最初に、一問一答方式で、3番・児玉亮議員。(拍手)
◆3番(児玉亮議員) 皆様おはようございます。ただいま議長の御指名をいただきました大阪維新の会、児玉亮でございます。
それでは早速、一般質問をさせていただきます。
まずは、学校図書館についてでございます。
学校司書については、今まで何度もほかの議員さんたちも質問されてこられました。
令和3年度の大東市の教育に関する特別委員会で、私が委員長をさせていただいたときに、学校司書についてを議題とさせていただき、様々な意見を頂戴して、委員会として学校司書の全校配置等を要望させていただきました。
現在は、その要望が実現して、大東市内20校を6名で担当していた学校司書が、20校全てに配置されていると聞いております。
これは
教育委員会側にとってもいいことだと認識されたからこそ実現できたのだと思っておりますが、では、なぜなのかというところで、ここで改めて学校図書館に求められている機能や役割についてを聞かせていただきたいと思います。御答弁よろしくお願いします。
○野上裕子 議長
渡邊学校教育政策部長。
◎渡邊良
教育委員会学校教育政策部長 おはようございます。学校図書館は3つの機能を果たす役割を担っております。1つ目は、児童・生徒のよりよい読書活動の場としての
読書センター機能。2つ目は、児童・生徒の学習支援や、授業の内容をより豊かにして、その理解を深めるための
学習センター機能。3つ目は、児童・生徒や教職員のニーズに対応し、情報収集、選択、活用能力を育成するための
情報センター機能としての役割がございます。
この機能を図るため、令和4年1月、文部科学省は令和8年度までを対象期間とする第6次
学校図書館図書整備等5か年計画を策定し、令和5年3月には第5次子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画が示されたところでございます。
計画の主な内容としましては3つございます。1つ目の図書の整備は、児童・生徒が正しい情報に触れる環境整備等の観点から、図書の廃棄・更新を進め、古くなった本を新しく買い換えることを促進することです。2つ目は新聞配備で、児童・生徒が主体的に必要な資質・能力を身につけることのできる重要性に鑑み、発達段階に応じた新聞の複数紙配備を図ることです。3つ目は学校司書の配置で、学校図書館の日常の運営・管理や教育活動の支援等を行う専門的な知識・技能を持った学校司書の配置、この拡充を図ることでございます。
本市ではこの5か年計画に沿いまして、
学校図書館整備を進めているところでございます。
○野上裕子 議長 3番・児玉議員。
◆3番(児玉亮議員) ありがとうございます。
それでは次に、現在の
市内学校図書館の状況については、どのようになっておられますか。
○野上裕子 議長
渡邊学校教育政策部長。
◎渡邊良
教育委員会学校教育政策部長 先ほどの5か年計画を受けまして、本市ではまず、令和4年度より学校司書を全校配置しておるところでございます。この全校配置に向けましては、先ほど議員からございました令和3年度の教育に関する特別委員会においての図書館運営の現状と、今後の取組についての御議論、さらには要望書を踏まえての実現であり、市としても大きく前進することができました。委員の皆様にも感謝するところでございます。ありがとうございました。
導入1年目の昨年度は14名の学校司書を新規採用するに当たり、学校司書の質の担保と育成支援を図るため、
学校司書連絡会、いわゆる
ネットワーク会議を年間8回実施いたしました。
その会議では、市立図書館3館の図書館司書から情報提供を受けたり、あるいは各校の取組を交流したりすることで、好事例を自校化できるようにしております。
今年度は新規採用者を1名採用し、21名の学校司書が、先ほども答弁させていただいたように、
読書センター、
学習センター、
情報センターとして機能するよう、子供たちの実情に応じて創意工夫しながら取り組んでいるところでございます。
全校配置の大きな成果といたしましては、市内全小・中学校の学校図書館が休み時間や放課後等、いつでも開いている図書館となったこと、配架や掲示物などの工夫があり、居心地のよい学校図書館となったことが上げられます。このことにより、児童・生徒1人当たりの貸出し数が増加し、学校司書の新規配置校では、貸出し冊数が約2倍近くなった学校もあり、令和3年度を大きく上回りました。
また、質的・量的な成果といたしましては、図書館を使った調べる
学習コンクール、こちらへの全校の参加が上げられます。令和3年度比で約2倍、また、今年度におきましては、全国大会での受賞者、こちらが大阪府下の市町村でトップであり、言語活動の推進が推進されている指標となっております。
そのほかには、市の予算を確保してこども新聞の配備をしております。
府教育庁を通じて、子ども新聞の寄贈もあり、小学校全校では、新聞の複数配備が完了しております。子供たちが日常的に記事に触れることができるように、学校司書が工夫を凝らし、掲示をしているところでございます。
○野上裕子 議長 3番・児玉議員。
◆3番(児玉亮議員) ありがとうございます。学校司書を全校配置することによって、これだけ大きな成果を得られたという、今報告いただきました。本当に私が務めてた委員長と委員会、そして議員の皆様も、今聞いた答弁によって、よかったなと、大変うれしく思っていると僕は思っております。
学校司書の横のつながりと子供たち、そして教員にとっても今後よりよいものになっていくものだと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。
それでは、学校司書について最後の質問をさせていただきます。
最後は、教育長にお聞かせいただきたいと思います。何げに教育長に答弁いただくのは初めてとなっております。
私は時間をいつも残してしまいますので、今日はたくさん水野教育長の考えを述べていただきたいと思います。
今後の
市内学校図書館について、どのような展望を期待されておりますでしょうか。
○野上裕子 議長 水野教育長。
◎水野達朗 教育長 おはようございます。今、児玉議員の御質問と、
渡邉学校教育政策部長の答弁が、いわゆるオフィシャルなとこでいうと、そういうところを目指してさせていただいてきました。少し時計の針を戻して4年前の学校図書館がどのような状況だったかというところを少し思い出していたんですけれども、やはり、あの当時というのは、学校図書館というのが、司書さんが配置されているところは開いているけれども、配置されていないところは、いわゆる閉まっている状態になっておりました。やはり、これは大変もったいないことだなというふうに思ったのが1つございます。
そしてもう一つが、教育委員会がある種、政策の核に掲げていました学力向上、なぜこの学力向上を進めていくのかというところをどんどんどんどん解像度を上げていくと、もしかしたら大東市の子たちは、問題文を理解できていないんじゃないかという分析もできたわけです。では、そこの問題文を最後まで読んで、理解をするためには何が必要かっていうふうに考えたときに、大東市の子供たちの読書冊数の少なさ、そして家庭の中に、本が何冊あるかというアンケートが全国平均より低い数値になってたんですね。この2点から鑑みると、やはり学校司書というものを全校配置をし、子供たちが学校にいる時間に常に触れたいときに本に触れられる、そして授業においても、先生方が学校司書と連携をして、授業ができるような形を目指したい。そのように考えていたのが4年前です。
そこから、議員の皆さんに御議論いただき、このような形につながったという認識でございます。
現在、そのような形で全校に学校司書さん配置をされております。ただ配置をして、ゴールではないわけです。大切なのは司書さん一人一人も、やはり経験の差がございますので、司書一人一人が孤立しないように、自分の学校ではこういうことをしてますよ、例えば、各学年帯において、ポップを作って、書店のようにポップを作って、今この時期、何年生にはぜひこういう本を読んで欲しいですっていうようなポップを作ったら、大変いい反応がありましたなんていう好事例を
ネットワーク会議で共有するようにもしております。
そしてあと、各校において学校図書館の環境整備も進んでおりまして、図書館のシステム、探調というシステムがあるんですけれども、そこのバージョンアップも進めております。ソフト面・ハード面ともに充実を図ってまいりまして、今後はこれらの取組を後押しするためにも、学校図書館のより利用拡大、充実を目的として、大東市
学校図書館利活用ガイドライン、このようなものを令和5年11月に策定したところでございます。
また、紙媒体の本だけではなくて、
大東市立図書館、普通の公立の、産業・文化部さんの図書館ですね、あそこと連携をして、
大東電子図書館、こちらを子供たちに1人1台タブレットを貸与しておりますので、その中に組み込んで、アカウントもしっかりつけて、1人1台端末でしっかりと読書活動が身近なものになるようにという取組も、紙以外のところでも進めているところでございます。
さらに、学校図書館を休み時間や放課後にも開館できるようになったために、今回も多くの議員の皆様から不登校の子たちや支援を要する子たちの御質問もいただいておりますが、この学校図書館が開いてることで、子供たちのサードプレイスになって少し心を落ち着ける、そういうスペースにもなってきております。
少し、最後大枠のところにはなるんですけれども、読書っていうのはもう良質な出会いの場だと思っております。自分で読みたい本を見つけるという必然的な出会いもございます。または、人から勧められた本という偶発的な出会いもございます。人生を豊かにするものであることには変わりないのかなというふうに考えてます。
時には図書館に行って、自分探しをするというのもいいですし、先哲との出会いというものを求めるのもいいと思います。1冊の本との出会いで人生は変わっていくと、そのような場所であり続けてほしいと願うとともに、今後、大東市の児童・生徒にとって魅力的な場所、居心地のよい場所として学校図書館が利用されることを期待しているところでございます。
○野上裕子 議長 3番・児玉議員。
◆3番(児玉亮議員) ありがとうございました。ぜひですね、今後とも次の教育長に含めまして引き継ぎもしていただき、大東市の子供たちにとってよりよいものになっていくことを、切に願っております。よろしくお願いいたします。
続きまして、
コミュニティスクールについてお聞かせいただきたいと思います。
コミュニティスクールの要望は、今から5年か6年ほど前、行ってまいりました。その頃は
小中一貫教育も含めてお話をさせていただき、セミナーに行って勉強したり、教育委員会と様々な意見交換をして、そこから何度も質問をさせていただき、今となっては、全中学校区に
学校運営協議会が設置され、学校と保護者や、地域の方々が知恵を出し合い、協働しながら子供たちの未来を考えることで、地域と共にある学校づくりとなる枠ができました。
御尽力いただいた皆様、今も必死で子供の未来を考えて動いていただいている職員の皆様、本当にありがとうございます。
こちらで改めてお聞かせいただきますが、
コミュニティスクールの制度についてお伺いをしたいと思います。御答弁よろしくお願いします。
○野上裕子 議長
渡邊学校教育政策部長。
◎渡邊良
教育委員会学校教育政策部長 コミュニティスクールとは、
学校運営協議会制度を導入した学校の名称であり、従前の開かれた学校から保護者、地域住民等による学校運営への参画、支援及び協力をさらに促進し、地域の力を学校運営に生かす、地域と共にある学校づくりへと転換するための取組でございます。
この協議会制度は、保護者、地域住民、学識経験者といった方々に学校運営に関する基本的な方針の承認や、学校運営等に関する意見の申出、学校運営等に関する評価を行っていただく組織であり、文部科学省の調査におきましては、令和5年度の全国の公立小学校、中学校、
義務教育学校における導入率は58.3%という状況でございます。
○野上裕子 議長 3番・児玉議員。
◆3番(児玉亮議員) ありがとうございます。では、本市の取組状況であったり、課題についてはどのようになっておられますか。
○野上裕子 議長
渡邊学校教育政策部長。
◎渡邊良
教育委員会学校教育政策部長 本市におきましては、令和3年度に
コミュニティスクール推進モデル校区として北条中学校区と南郷中学校区、この2つの中学校区に
学校運営協議会を設置いたしました。令和4年度には、それまでの校長の求める事項について協議し、学校運営に関し、意見交換や提言を行う組織であった
学校協議会制度を廃止し、
学校運営方針の承認や意見の申出、学校運営等に関する評価を行う
学校運営協議会を全8中学校区に設置したところでございます。
運営に際しましては、年度当初に
学校運営方針の承認、年度途中に経過報告等を行い、年度末に評価という流れで、各校区年間3回以上開催されている状況でございます。
全中学校区に導入されました令和4年度は、地域住民の参加が少ない地域が存在することや、まだまだ学校主導の会議体となっているといった課題がございました。
今年度におきましては、学校の現状やニーズを踏まえ、協議会委員である保護者や地域住民から積極的な御提案をいただき、地域主体の運営へと進化していると認識しております。
次年度につきましては、地域住民をはじめ、幅広い人材により構成している校区もございますことから、
市教育委員会として、各
学校運営協議会の取組、これらの好事例等を市内で共有できるよう発信してまいります。
今後一層、地域と共にある学校づくりが推進されることを願っております。
○野上裕子 議長 3番・児玉議員。
◆3番(児玉亮議員) ありがとうございます。ぜひですね、そちらも横のつながりを大切にしていただいて、
学校運営協議会という制度であったり、運営の仕方っていうのを、しっかりそちらに入っていらっしゃる皆様と共有し、落とし込めるように、よろしくお願いいたします。また今後、そちらもブラッシュアップしていっていただければと思いますので、よろしくお願いします。
最後に教育長にまた御答弁いただけたらと思います。
教育長が考える
コミュニティスクールの今後の展望についてお聞かせください。
○野上裕子 議長 水野教育長。
◎水野達朗 教育長 今、答弁させていただいたように、
コミュニティスクールというのができる前、これまた時計の針を少し戻していきますと、やっぱり教育委員会、全国的にスローガンとして掲げていたのが、地域に開かれた学校づくりという、そのような言葉でした。しかし、この
コミュニティスクールというものが制度化され、法律で定められていって、広がっていった自治体からだんだん地域に開かれた学校から、地域と共にある学校づくりっていうふうにスローガンが変化していってるんですね。これはすごく大切な視点だなというふうに思っております。
大東市においても、御案内のとおり、全中学校区に
コミュニティスクールが今できております。その中で学校運営の承認や意見という形で、責任を持った関わり、これが地域の方が可能になってくる。子供たちがどのような課題等を抱えているのかという実態を、まず地域の皆さんと学校で共有すること。それをすることで、地域でどのような子供を育てていくのか、そのために何を実現していくのかというビジョンや目標というものを、それぞれに求められる役割を明確に共有することで地域と共にある学校というものが実現されていくのかなというふうにも思っております。
特に、近年全国的に取り上げられております教員不足や働き方改革といった課題に対応していくためにも、学校や教職員のみで子供たちを育むのではなくて、学校の一番の理解者であり応援隊である保護者や地域住民と一体となり、地域総がかりで支えていくための方策を熟慮し、おのおのが主体的に役割を担い、学校運営支援の行動につなげていかなければならないと、そのように思ってます。
また、
コミュニティスクールとは別に、学校教育や地域の諸活動を活性化し、生きる力を育むための活動を行っていただいております組織として、各中学校区に地域教育協議会がございます。こちらではフェスティバルの開催や見守り活動への協力等、地域の実情に応じ、多種多様な教育活動を展開されております。
本市におきましては、より一層
コミュニティスクールの活動充実に向け、様々な支援策を講じますとともに、今御紹介させていただきました地域教育協議会との連携協力を促進する等、児童・生徒を中心とした、いわゆる子供を真ん中にした、社会総がかりで子供たちを育む地域と共にある学校づくりを全ての校区で実現していきたい。そのような大東の教育環境を私としては期待をしているところでございます。
○野上裕子 議長 3番・児玉議員。
◆3番(児玉亮議員) ありがとうございます。ぜひ、今後とも教育委員会の皆様、よろしくお願いいたします。
水野教育長、ありがとうございました。水野教育長が大東市で教育長をしていただいたことで、大東市の教育は大きく前向きに動いたと私自身感じております。
私自身も今回で最後かもしれませんが、水野達朗という人物と一緒に教育のことを真剣に考えて議論できたことをうれしく思っております。ありがとうございました。
続きまして、ハラスメントについてお聞かせいただきたいと思います。
初めてハラスメントの質問させていただいたのは平成29年でした。私が初めて当選してから1年後のことですかね。このときに最後に私が言っていたことを読み上げさせていただきます。パワハラの被害に遭ったときの苦情の申立て、いじめやパワハラについての相談体制、発生時の速やかな改善措置など、いじめやパワハラについて、しっかりとした対策がまだなされていないのではないかと考えております。過去5年間ではゼロ件でしたが、今後、こういったことが起こり得る。もしくは見えないところで起こっているかも知れません。そういったことがないよう、相談体制の確立等を強く要望しておきます。
このように言わせていただきました。それからも、ハラスメントについては質問をさせていただいて、今回の報道が本当にショックでした。もっと私自身が、何か言えていたら、何かが違ったのか。もっと何度も密に職員側と話ができていたら、何かが変わったのかも。職員の意識を変えることができていれば、このような本当につらい思いをする方はいなかったのではないか。氷山の一角で、まだまだ見つけられていないだけなんじゃないかと考えるばかりでございます。
改めて聞きたいと思いますが、これまでどのような対策や取組を行ってきたのか、御答弁よろしくお願いいたします。
○野上裕子 議長 鳥山総務部長。
◎鳥山和郎 総務部長 これまでもハラスメント防止についての周知、注意喚起に努めてきたところでございますが、令和2年6月に施行されました労働施策総合推進法等の改正によりまして、ハラスメントの防止措置が事業主及び労働者の責務として明文化されたことから、令和2年11月に要綱・指針を作成をいたしまして、その指針の周知徹底及び研修等の実施によりハラスメントの防止についての取組を行ってきたところでございます。
また、市長部局、教育委員会及び上下水道局に、それぞれ相談員及び総括相談員を配置しまして、ハラスメントに関する相談を受け付け、解決に向けた助言、あっせん等を行っているところでございます。
○野上裕子 議長 3番・児玉議員。
◆3番(児玉亮議員) それでは、ハラスメントの相談があった際の対応についてお聞かせください。
○野上裕子 議長 鳥山総務部長。
◎鳥山和郎 総務部長 職員からのハラスメントに関する相談があった際の対応につきましては、各部局に配置をしております相談員が関係者に事情聴取を行いまして、事実関係を確認した上で事実認定を行っておると。
その際、対象となる業務上の必要性、経緯、状況対応、関係性等を総合的に考慮いたしまして、ハラスメントと認定した場合につきましては、適宜助言やあっせん等を行いまして、問題の解決に向けて必要な措置を講じておるというところでございます。
○野上裕子 議長 3番・児玉議員。
◆3番(児玉亮議員) 分かりました。それでは、今後ハラスメントが生じないようにどのように取り組んでいくのか、外部の人材を入れるべきだという声もありましたが、どのように取り組んでいかれますか。
○野上裕子 議長 鳥山総務部長。
◎鳥山和郎 総務部長 今後のハラスメントに対する取組でございます。これまでも各種研修の実施等によりまして、その防止対策に努めてきたところですが、相談窓口の再度周知の徹底のほか、相談員のスキルアップの研修、それから全職員を対象としましたハラスメントの研修、ハラスメントの防止対策を入れました各マネジャーの階層別研修、こちらについて今後も継続的に実施してまいりたいと考えております。
職場のハラスメントは、個人の能力発揮の妨げ、それから組織におけます人材の損失、ついては市民サービスの低下につながるおそれがあることから、未然に防止できる職場風土の醸成に努めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。
○野上裕子 議長 3番・児玉議員。
◆3番(児玉亮議員) 分かりました。先ほどおっしゃってた中で、新しくすることについてはどれになるのでしょうか。
○野上裕子 議長 鳥山総務部長。
◎鳥山和郎 総務部長 特段、何かを変えるということではなくて、現在継続しているものを中身を少し改善して実施していくというふうなことになろうかと思っております。
○野上裕子 議長 3番・児玉議員。
◆3番(児玉亮議員) 本当にそれ、率直にね、それだけで大丈夫なんかなっていうのが率直な疑問なんです。今回の報道に関して、私がもし職員という立場であったならば、もう上司に相談しても駄目なんだという、そういうような思いになるんですね。というか、そういう雰囲気の職場になってしまってるというのが、私の思うところでございます。
聞いてたら、新しく行うことがなく、その内容をさらに強化していきます、周知徹底していきますということなんですけども、これで本当に同じ過ちはなくなると考えてるんですかね。
○野上裕子 議長 鳥山総務部長。
◎鳥山和郎 総務部長 主に仕組みと意識、この2点について取り組んでいく必要があろうかと考えております。
先ほど申し上げました令和2年に相談員制度を開始しておりまして、決して好ましいことではございませんが、一定、相談も件数としては頂戴をしておりまして、そういう意味では相談員制度については一定浸透を見ておるのかなと。決して好ましいことではございませんが、なろうかと思います。
せんだってから御質問いただいております外部の相談員も含めた窓口の多元化、こちらについては検討する必要があろうかなというふうに考えております。
それから今、主に御指摘いただいているのは職場の意識の問題だと思うんですけれど、研修総じて言えることですが、何か基本的な特効薬みたいなものはないと考えておりまして、現在マネジャーの研修等も含めて様々な場面で、その啓発に努めておりますけれども、そういったことを継続して不断に続けていく、こうしたことが肝要かというふうに考えております。
○野上裕子 議長 3番・児玉議員。
◆3番(児玉亮議員) 分かりました。まあ、しっかりと聞いてあげていただきたいと思います。そこに十分に力を注ぎ込んであげてください。同じことが、今後二度と起こらないことを強く強く願っております。よろしくお願いいたします。
今期4年間の最後の一般質問となりました。厳しいことをどんどん言うタイプでも、どんどん要望するタイプでもない私が、ここまで様々なことを実現できたのは、ここにおられます理事者の皆様や議員の皆様の御協力があったからこそでした。
私の言いたいことをしっかりと理解していただける皆様、相談にも親身に乗っていただける皆様、本当にありがとうございました。
時には、こんな若造に嫌なことを言われて、むかつくこともあったかとは思います。
しかし、それでも割り切って、私の実現したいことを真剣に考えていただき、感謝しております。
私は大東市に引っ越しをしてきて、大東市で妻と出会い、大東市で娘というかけがえのない宝物に出会え、そして皆様にもお会いすることができました。住んで8年と、いまだによそ者と言うレッテルがなかなか剥がれないものの、私自身はこの大東市が大好きでございます。また戻ってこれるようなことがありましたら、今後4年間またよろしくお願いいたします。よりよい大東市に一緒にしていきましょう。
以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。
○野上裕子 議長 次に、一問一答方式で、10番・小南市雄議員。(拍手)
◆10番(小南市雄議員) おはようございます。議場で、またインターネットライブで傍聴されておられる皆様、おはようございます。清新会の小南市雄でございます。私は大東市の住みよいまちづくりに努めているところでございます。
早速ですが議長の指名により、一問一答方式で質問いたします。
大項目1つ目、市道の改善について質問します。
市内の道路は改善が進んではいますが、歩道に横断方向に傾斜があることで、歩行者や車椅子利用者が安全・安心な状態で歩くことが困難な区間が少なからずあります。歩道の傾斜を平坦に改善を求めますが、4駅を中心とした改善事業の進捗状況はどうなっていますか。
○野上裕子 議長 村田
都市整備部長。
◎村田大亮
都市整備部長 おはようございます。歩道の傾斜の改善でございますが、令和5年3月に改定された大東市バリアフリー基本構想において、重点整備地区に指定されている住道、野崎、四条畷及び鴻池新田の4駅周辺の生活関連経路等について、特定事業計画に基づき、計画的に整備に取り組んでおります。
一例といたしましては、住道駅前西線の整備工事がございます。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) では、今後の計画を教えてください。
○野上裕子 議長 村田
都市整備部長。
◎村田大亮
都市整備部長 今後の予定といたしましては、大東市バリアフリー基本構想における特定事業計画に基づき、計画的に整備に取り組んでまいります。
また、重点整備地区外及び地区内の生活関連経路等に指定されていない路線においても、緊急性や交通量等を踏まえながら、可能な限り道路移動等円滑化基準に基づき整備を進め、今後も引き続き歩行者の安全な歩行空間確保などにより一層努めてまいります。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) 市民の歩行の安全確保によろしくお願いします。
次に、東高野街道の歩道改良事業についてですが、舗装材料が剥がれ、飛び散ることで歩行や沿線の皆さんが困っておられることから、材質の変更を要望し、順次改善が進んでいますが、進捗状況はどうなっていますか。
○野上裕子 議長 村田
都市整備部長。
◎村田大亮
都市整備部長 東高野街道は歴史街道として、公共下水道工事の道路復旧時に自然石を使ったカラー舗装で整備を行いましたが、整備後10年以上が経過し、舗装の自然石が飛散し、路面が滑りやすくなっており、良好な状態ではないことや、歴史街道であることから、景観も考慮し、ベンガラ舗装と呼ばれる赤茶色系のカラー舗装に見直し、順次改良を行っております。
令和元年度から着手し、令和5年度末での施工済み区間といたしましては、約1,200メートルの改良が完了し、進捗率は約70%となっております。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) ありがとうございます。今後の予定を教えてくれますか。
○野上裕子 議長 村田
都市整備部長。
◎村田大亮
都市整備部長 今後の予定としましては、野崎まいり公園付近の約160メートルの改良を令和6年度に予定しており、令和8年度の全線完成を目指して計画的に整備を進めてまいります。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) ぜひ、順次速やかに進めるようお願いしておきます。
次に、大項目2つ目、大東市社会福祉協議会の業務について質問します。
社会福祉協議会とは、どのような団体ですか。
○野上裕子 議長 田中福祉・子ども部長。
◎田中正司 福祉・子ども部長 社会福祉協議会は社会福祉法第109条に規定されております民間の非営利団体でございます。
社会福祉を目的とする事業を経営する者及び社会福祉に関する活動を行う者により組織され、区域内における社会福祉事業、または更正保護事業を経営する者の過半数が参加し、地域福祉の推進を図ることを目的とした団体でございます。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) では、事業内容についてですが、大東市総合福祉センターの管理と独自の事業の運営について説明してください。
○野上裕子 議長 田中福祉・子ども部長。
◎田中正司 福祉・子ども部長 現在、本市から大東市社会福祉協議会に対しましては、大東市立総合福祉センターの指定管理のほか、共同募金運動及び歳末助け合い運動に関する事業、献血に関する事業、身体障害者・老人福祉機器銀行に関する事業の3事業を社会福祉事務業務として委託しております。
このほか、市内8地区のうち2地区におけるコミュニティソーシャルワーカー配置事業や、くらしサポート大東の生活困窮者自立相談支援事業などを委託しているところでございます。
また、社会福祉協議会の独自事業につきましては、認知症や知的障害、精神障害などにより、判断能力が十分でない方が自立して地域生活を営めるよう、福祉サービスの利用手続や日常の金銭管理といった生活支援を行う日常生活自立支援事業や、失業、疾病などを理由により、日々の食事を満足に取れない生活困窮者に対し、食材の提供や、備品の貸与を行う生活困窮者緊急物資等支援事業、また校区福祉委員会における小地域ネットワーク活動の推進や、ボランティアセンター事業、75歳以上の独り暮らし高齢者の安否確認と孤立感の解消を図ることを目的とした、さわやか笑顔訪問、個人の特性・年齢・分野を問わず、住民や関係組織等をつなげる拠点であるRiBBONの活動など多岐にわたっており、地域福祉の推進に関する様々な事業に取り組んでいただいている状況でございます。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) 分かりました。多様な事業内容であることがよく分かりました。
今、RiBBONの活動がありましたが、食品ロス削減にファミマ・フードドライブ活動に大東市社会福祉協議会がパートナーとして協力し、地域活動拠点、RiBBONで食料支援が行われています。
次に、大東市社会福祉協議会に委託している公募型プロポーザルによる事業には何がありますか。
○野上裕子 議長 田中福祉・子ども部長。
◎田中正司 福祉・子ども部長 くらしサポート大東における生活困窮者自立相談支援事業を公募型プロポーザルにより、大東市社会福祉協議会へ委託しております。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) 分かりました。
では次に、独り暮らし等の高齢者などの緊急時のためのSOSカードの状況と効果について質問ですが、私が校区福祉委員として当初手分けして、65歳以上の単身家庭、高齢者の世帯に対しお願いし、SOSカードに必要事項を記入して、玄関内側や冷蔵庫に置いていただきました。
SOSカードの内容や置き場所は当初から変わっていませんか。
○野上裕子 議長 北田保健医療部長。
◎北田吉彦 保健医療部長 地域SOSカードにつきまして、65歳以上の単身世帯の方、75歳以上のみで構成される世帯の方を対象に、氏名、住所、生年月日などの基本情報や緊急時連絡先、身体状況、医療情報、必需品、介護保険、障害者手帳、そして救急隊員への伝言などを記入した地域SOSカードを容器に入れ事業開始から変わらず冷蔵庫に保管しております。
登録者の目印といたしまして、冷蔵庫にマグネットを貼り、緊急搬送時の情報収集、日常の安否確認及び災害時の救助活動に役立てるものでございます。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) では、救急隊によるSOSカードの活用状況を教えてください。
○野上裕子 議長 北田保健医療部長。
◎北田吉彦 保健医療部長 救急隊による地域SOSカードの活用状況といたしましては、救急搬送時に本人からの聞き取りが可能な場合は、そちらの情報を優先し、意思の疎通が図れないなど、本人からの聞き取りが困難な場合に使用しており、令和5年度の活用件数は、令和6年3月1日現在で5件となっております。
本事業は平成21年に開始し、現在の登録者は7,644人となっております。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) 登録者が7,644人ということですが、SOSカードについて、またより効果的な新たな方法は考えていますか。
○野上裕子 議長 北田保健医療部長。
◎北田吉彦 保健医療部長 SOSカードの利用に関しましては、大東消防署と年1回の連絡会議を開催しており、方法等につきましては変更の予定はございませんが、引き続き登録者のさらなる拡大に努めるとともに、新たな方法についても調査研究してまいります。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) よろしくお願いします。
では、独り暮らし等の高齢者などの見守りについて、地域の目などにはどのようなものがありますか。
○野上裕子 議長 田中福祉・子ども部長。
◎田中正司 福祉・子ども部長 地域の見守り活動といたしましては、自治会や民生委員児童委員による日常からの見守り、校区福祉委員によるふれあいサロンの活動がございます。
また、大東市社会福祉協議会では、高齢者見守り事業、さわやか笑顔訪問といたしまして、75歳以上の独り暮らし高齢者の安否確認、孤立感の解消を図ることを目的とした乳酸菌飲料の配布活動を行っております。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) 多くの目があることで気づきが早くなることは大事だと思っております。その中のヤクルトレディの皆さんには、愛の訪問活動や地域の見守り・防犯協力活動をしていただいているところですが、ヤクルトレディによる独り暮らしの高齢者宅での安全確認活動で異常があったときには、どうすることになっていますか。
○野上裕子 議長 田中福祉・子ども部長。
◎田中正司 福祉・子ども部長 乳酸菌飲料の配達員による安全確認において、御不在などで接触が取れない場合は、配達員から社会福祉協議会へ連絡が入り、社会福祉協議会から本人へ電話連絡を行います。電話連絡でも接触が取れない場合は、社会福祉協議会の職員が自宅訪問を行いますが、訪問によっても連絡が取れない場合は、翌朝に再度接触を図り、なお安否確認が取れない場合につきましては、警察等の関係機関へ連絡を行います。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) 速やかな安全確認等を引き続きお願いいたします。
次に、民生委員児童委員へのタブレット導入について質問です。
導入のいきさつの説明と活用方法、活用状況を教えてください。
○野上裕子 議長 田中福祉・子ども部長。
◎田中正司 福祉・子ども部長 大阪府福祉基金の地域福祉振興助成金を活用し、令和5年7月から大東市社会福祉協議会により、大東市民生委員児童委員協議会の理事会役員に対し、タブレットの配布が行われております。
理事会では配布されたタブレットを利用したペーパーレスによる議事進行に取り組んでおりますほか、大東市社会福祉協議会から、理事会の役員への連絡にも利用されるなど、活用が広まっているところでございます。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) 平成19年3月の石川県能登半島地震や、同年7月の新潟県中越沖地震において、災害福祉マップ等で独り暮らし高齢者等の安否確認が迅速に進められたとのことです。
そこで、例えば災害発生時の対応など、今後の活用について、ほかに考えていますか。
○野上裕子 議長 田中福祉・子ども部長。
◎田中正司 福祉・子ども部長 国におきましては、独り暮らしの高齢者に対する見守り活動にデジタルツールを活用することにより、活動の負担を軽減し、見守り活動の推進につながるとの報告が行われております。
民生委員児童委員の活動全般へのタブレットの活用につきましては、その有効性について引き続き検討・検証を行ってまいります。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) 民生委員児童委員の皆さんへの広がりをお願いしておきます。よろしくお願いします。
次に、大項目3つ目、時間外労働の上限規制による影響について質問します。
時間外労働の上限規制について説明してください。
○野上裕子 議長 村田
都市整備部長。
◎村田大亮
都市整備部長 時間外労働の上限規制とは、働き方改革の一環として、労働基準法の改正があり、時間外労働の上限が法律に規定されたもので、2019年4月から施行されております。
一方で、建設業など一部の業種では、労働時間の上限規制まで5年の猶予期間が設けられておりました。しかしながら、2024年4月以降は他の業種と同様に上限規制が適用されることとなっております。
制度の内容といたしましては、時間外労働の上限を原則として月45時間、年360時間以内とするもので、特別の事情があり、労使が合意する場合におきましても年720時間以内、月100時間未満、複数月平均80時間以内及び月45時間を超えられるのは、年6か月までと制限するというものでございます。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) 時間外労働の上限規制はこの4月から始まるということです。現時点においては影響はないと思いますが、本市公共工事の進捗への影響はどうですか。
○野上裕子 議長 村田
都市整備部長。
◎村田大亮
都市整備部長 本市公共工事の進捗への影響についてお答えいたします。
本市公共工事の発注におきましては、積算により適正な金額及び適切な工期を設定し、入札等を行っており、事業者が十分に内容を把握した上で契約し、工事を請け負っていただくことになります。したがいまして、現時点におきましては時間外労働の上限規制による工事進捗への影響はないものと考えております。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) 分かりました。では、時間外労働の上限規制による次年度への繰越明許の理由になっている割合はどれぐらいですか。
○野上裕子 議長 村田
都市整備部長。
◎村田大亮
都市整備部長 今年度の繰越明許の理由といたしましては、道路改良工事において、地下埋設物の移設に時間を要したことや、用地買収において、土地所有者との調整に時間を要したことなどにより、年度内での完了が困難になったことによるもので、時間外労働に関するものではございません。
また、近年の繰越しの理由といたしましては、新型コロナウイルスの感染拡大などにより、資材の調達に時間を要するものなどがございましたが、時間外労働に関するものはなかったと認識をしております。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) 分かりました。4月以降においても、上限規制による影響がないように努めてください。
次に、大項目4つ目、モルックの導入について質問します。
モルックについて説明を、またどのような大会がありますか。
○野上裕子 議長 北田産業・文化部長。
◎北田哲也 産業・文化部長 モルックとは、1996年にフィンランドで開発されたスポーツでございます。競技ルールは、モルックと呼ばれるおよそ長さ22.5センチ、直径5.9センチの木の棒を投げて、スキットルと呼ばれる数字が書かれたおよそ高さ15センチ、直径5.5センチの12本の木の棒を倒して点を取っていくゲームです。
イメージとしてはボーリングのように下手投げで、木の棒(モルック)を投げ、3から4メートル離れた位置に置かれている棒(スキットル)を倒すというものになります。
2020年時点の競技人口は世界で10万人、日本国内で約1万人と推定されています。国内大会は一般社団法人日本モルック協会が主催する公式戦が年2回、また別の団体が主催し、同法人が承認する大会は年15回程度開催され、今年は北海道函館市において世界大会が開催されることが決定されています。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) 先週9日にはニュースポーツフェスティバルが開催され、アジャタという玉入れが紹介されました。私も大束議員も体験しました。
私は昨年9月にアクティブ・スクウェア・大東、体育館で開催されましたブンブン主催のモルック体験を、また11月の四条フェスティバルでは運動場でモルックを体験しました。
今後、ぜひモルックを、ニュースポーツの1つに採用できませんか。
○野上裕子 議長 北田産業・文化部長。
◎北田哲也 産業・文化部長 モルックは性別や障害の有無を問わず、誰でも手軽に楽しめるという点や、サッカーや野球のように広いスペースを必要とせず、近くの小さな公園や家の庭などで遊ぶことができる点が最大の魅力でございます。
また、世界大会では4人1チームですが、ふだんプレーするときには2人いれば対戦できます。何人いても、チーム制にしたり、個人戦にしたり、臨機応変にプレーできるのも魅力の1つです。ニュースポーツとしての取組については、まずは市内での取組状況や市民ニーズを調査するとともに、本市の事業であるニュースポーツフェスティバルのメニューとして組み込むことができないかなどの検討を行ってまいります。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) ぜひ、よろしくお願いします。今後モルックの普及が進むと考えております。そこで、各小学校区に1セット以上の公式品の準備を要望します。どうですか。
○野上裕子 議長 北田産業・文化部長。
◎北田哲也 産業・文化部長 まずは、市民体育館でモルックなど、様々なニュースポーツで使用する用具の準備を進めるとともに、市民の皆様に楽しんでいただくことができる環境を順次整えてまいります。
また、市民ニーズの高まりや取組体制が確保できると判断した場合には、各小学校からの御意見を踏まえ、教育委員会や学校と連携しながら、市民体育館と同様に、モルックなど、様々なニュースポーツで使用する用具を配置できないか検討してまいります。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) 先ほどの答弁にもありましたが、このスポーツは誰でもが気軽にできます。素材が木を加工したもので、投げる、倒す、計算する、考えるなど、楽しい競技ですので、ぜひ準備を要望しておきます。
次に、大項目5つ目、子ども誰でも通園制度について質問します。
この制度について、どのような制度ですか。
○野上裕子 議長 田中福祉・子ども部長。
◎田中正司 福祉・子ども部長 子ども誰でも通園制度は、子供の健全な成長の観点から、保育所等に通っていない子供を含め、全ての子供の育ちを応援し、良質な生育環境を提供することを目的として導入が予定されている新たな取組でございます。
制度概要といたしましては、月一定時間までの利用枠の範囲内において、就労要件にかかわらず、子供を預けることができるもので、在宅で子育てをする世帯の子供につきましても、家庭とは異なる環境において、家族以外の人と関わるなどの新たな経験の機会が得られることや、保護者が保育者目線による子供の情報を伝えられることにより、子育てにおける新たな気づきを得たり、孤立感や不安感の解消につながるとの効果が得られるものと考えております。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) 全ての子供、家庭、保護者にとってはありがたい制度であると思っております。
対象者と利用料金を教えてください。
○野上裕子 議長 田中福祉・子ども部長。
◎田中正司 福祉・子ども部長 本事業の対象者となる子供は、保育所、幼稚園等に通っていない生後6か月から満3歳未満として、就労要件等にかかわらず利用できるものとされております。また、利用料につきましては、現行の一時預かり事業と同水準の1時間当たり300円から400円程度となる見込みでございます。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) では、評価と課題についてですが、この制度の評価と課題をどう考えますか。
○野上裕子 議長 田中福祉・子ども部長。
◎田中正司 福祉・子ども部長 子ども誰でも通園制度につきましては、現在は試行実施の状況となっており、本格実施に向けて、今後、事業内容の見直しも行われるものと考えておりますが、幼稚園の利用が可能となる3歳までの間、家庭中心の子育てに不安を抱える家庭において、施設との関わりの中で、不安感の軽減が期待できるなど、一定の効果が想定されているところでございます。
一方で、利用が想定される保育所等においては、年度途中に待機児童が発生するなど、保育の必要な家庭のための利用枠の確保が困難となる状況の中、新たな制度の実施に向けた利用枠や保育士の確保のために、本来、保育を必要とする子育て家庭の施設利用が難しくなるのではないかなどの懸念がございます。
また、本制度の対象年齢はゼロ歳児から3歳未満までと、低年齢の乳幼児となっており、安全・安心な保育の実施に向けた環境の確保も課題であると考えております。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) そうですね。では、課題への対応策について教えてください。
○野上裕子 議長 田中福祉・子ども部長。
◎田中正司 福祉・子ども部長 国における検討会におきましても、子ども誰でも通園制度により、子供を預かることで、保育所等に通っている子供たちの保育に支障があってはならないという意識が重要であるという考えが示されております。
本来、保育を必要とする子供の利用が妨げられないよう、事業の実施方法については慎重に検討する必要があるものと考えております。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) 次に、試行事業について質問します。
試行事業とはどのようなものですか。
○野上裕子 議長 田中福祉・子ども部長。
◎田中正司 福祉・子ども部長 子ども誰でも通園制度は、令和8年度より国の給付事業として本格実施の予定となっておりますが、令和5年度より段階的に市町村や事業者における実施方法や運営上の課題、創意工夫などの実例を収集し、本格実施に向けた整理を深めていくことを目的とした試行的事業が実施されており、現在全国で108の自治体が参加しております。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) 今年度108の自治体が参加しているとのことですが、本市はどうですか。
○野上裕子 議長 田中福祉・子ども部長。
◎田中正司 福祉・子ども部長 本市におきましては、現時点において試行的事業の実施は予定しておりませんが、参加自治体の取組状況につきまして、しっかりと情報を収集し、本格実施に向けた準備に活用してまいりたいと考えております。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) 制度について答弁がありました。一定時間とは月10時間以内という短いということで、試行現場からは預かった子供が新しい環境に慣れるまで時間がかかるとか、1人の職員が手を取られるなど意見が出ています。
そこで、準備状況についてですが、2026年度からの実施に向けて本市の準備状況はどうですか。
○野上裕子 議長 田中福祉・子ども部長。
◎田中正司 福祉・子ども部長 子ども誰でも通園制度の実施に当たりましては、地域の特性に合わせて、市町村ごとに実情に合わせた制度設計を行うことが認められております。
現時点におきましては、令和8年度の本格実施に向け、事業の全体像を把握するための情報収集に努めている状況でございますが、既存の就学前教育・保育の取組に支障を来すことのないよう、関連事業者とともに、十分に意見交換を行いながら、本市としての事業のありようを検討してまいります。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) では、受け入れる施設の確保はどうしますか。
○野上裕子 議長 田中福祉・子ども部長。
◎田中正司 福祉・子ども部長 受入れ施設の確保につきましては、既存の保育施設等に御協力をいただくことなどを検討しておりますが、利用枠や保育士の状況などを十分に把握し、施設運営への過大な負担が生じないよう配慮が必要なものと考えております。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) そうですね。また、保育士の確保はどうしますか。
○野上裕子 議長 田中福祉・子ども部長。
◎田中正司 福祉・子ども部長 保育士の確保につきましては、従前より、保育士宿舎借上げ支援事業等の取組による雇用の定着を目指しておりますが、保育士不足が全国的な問題となっております状況から、引き続き、保育士確保策の充実に取り組んでまいります。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) 保育士の確保については、ほかの議員からも度々質問があったと思います。必要な人数の確保のために続けてください。
では、どのような形でスタートする考えですか。
○野上裕子 議長 田中福祉・子ども部長。
◎田中正司 福祉・子ども部長 本市におきます誰でも通園制度の具体的な形につきましては、現在のところ、情報収集に努めており、これからではございますが、今後、関係事業者と共に積極的に意見交換を行い、施工事業の実施状況に関する精査を重ねることにより、近隣自治体と足並みをそろえた事業開始が実現できますよう、準備に取り組んでまいります。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) 子ども誰でも通園制度のモデル事業に参加している施設では、子供への対応として、親子通園が可能としている事例もあります。この制度の事業開始に当たりましては、答弁にもありましたが、保育士の確保など関係事業者と事前調整を行い、受入れ体制を整えた上で始めてください。お願いします。
次に、大項目6つ目、重層的支援体制整備事業の創設について質問します。
この事業について、この事業の説明と、またこの事業を創設することの意義と利点をどう考えますか。
○野上裕子 議長 田中福祉・子ども部長。
◎田中正司 福祉・子ども部長 社会福祉法におきましては、地域福祉促進の理念といたしまして、支援を必要とする地域住民が抱える日常生活を営む上での様々な課題について、地域住民や福祉関係者との連携による解決を目指すものとされております。
この理念を実現するため、分野を超えて相談に応じ、関係機関との協働により、支援体制を整備する包括的な支援体制づくりが求められており、重層的支援体制整備事業は、具体化のための取組として位置づけられております。
事業の意義及び利点といたしましては、既存の高齢、障害、子供、生活困窮の相談支援の取組を生かしながら、地域住民と複雑化、複合化した支援ニーズに対応する包括的な支援を一体的に実施することにより、複雑な問題を抱える要支援者の相談をたらい回しにせずに受け止め、問題が深刻化する前に対応できる点であるものと考えております。
令和6年度は、重層的支援体制整備事業の本格実施に向けた移行期間といたしまして、相談機関等との連携体制の構築や、実態調査、アウトリーチ等を通じた継続的な支援などの取組を実施する予定でございます。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) 移行期間ということです。では、本市での現在の取組との違いを教えてください。
○野上裕子 議長 田中福祉・子ども部長。
◎田中正司 福祉・子ども部長 本市におきましては、現在、分野ごとに相談支援を行っており、支援の内容によっては、複数の支援機関の間で調整を行い、支援を実施しておりますが、早期解決が困難なケースにおきましては、相談対応に当たる支援員の負担が大きく、解決困難なケースを多く抱えることによって、地域に埋もれる潜在的な支援ニーズへの対応に注力しづらくなる状況がございます。
今後、取組を進める重層的支援体制整備事業におきましては、相談対応に当たり、関係する相談支援機関同士を、多機関協働事業の相談支援包括化支援員がコーディネートし、各相談機関の役割分担や情報共有、支援プランの作成等の支援を行います。
この取組によりまして、各相談支援機関の負担軽減が図られますとともに、潜在的な支援ニーズの掘り起こしへの注力が可能になるものと考えております。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) より細かく情報が伝わるということですが、では重層的支援体制整備事業の中の、Ⅲに地域づくりに向けた支援とありますが、内容はどのようなものですか。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) 重層的支援事業における地域づくりに向けた支援といたしまして本市では、大東元気でまっせ体操、生活サポート事業、地域活動支援センター、キッズプラザ、子育て支援センターなど各分野における取組を行っているところでございます。
また、大東市社会福祉協議会におきましては、空き家を活用し、多様な人・方法による地域のネットワークづくりに取り組むリボン事業を実施しております。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) 分かりました。では、地域住民の支援ニーズとはどのようなことですか。
○野上裕子 議長 田中福祉・子ども部長。
◎田中正司 福祉・子ども部長 現在の地域社会におきましては、高齢の親と働いていない50歳代の子が同居する8050問題や、介護と育児に同時に直面するダブルケア問題、家庭の事情により、子供が日常的に家事や家族の世話に従事するヤングケアラー問題、また相談すること自体を諦めてしまうセルフネグレクトの問題など、地域における社会的なつながりが弱い人への支援が課題になっております。
これらの課題に対応するため、重層的支援体制整備事業におきましては、相談支援や参加支援、地域づくりに向けた支援の一体的な実施により、地域住民の複雑化・複合化した支援ニーズに対応できる包括的な支援体制づくりを進めてまいります。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) 様々な課題があると思いますが、先ほど答弁の8050問題や、ヤングケアラーについては、私も以前にも質問・要望したことがあります。
実態調査(調査対象、調査目的)の結果をどのように支援体制に生かすのですか。また、公募型プロポーザル応募者はどのような事業者を考えていますか。
○野上裕子 議長 田中福祉・子ども部長。
◎田中正司 福祉・子ども部長 重層的支援体制整備事業におきます実態調査とは、今後の本格的な事業実施に向けた準備として、高齢、障害者、子供、生活困窮、各分野の相談支援機関に対し、現場の実態やサービスの利用状況、複雑化・複合化した事例への対応、関係機関との連携などを調査し、課題解決に向けた検証を行うものでございます。
調査の実施により、重層的支援体制整備事業の効果的な実施に向けた検討材料が得られるものと考えております。
また、公募型プロポーザル方式による事業者の公募に当たりましては、相談支援の経験の豊富さに加え、関連機関との調整に係るコミュニケーション能力や、本市各地域の状況に関する十分な理解を重視してまいります。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) 十分な調査・検討が必要と考えております。
では、庁内検討会とありましたが、どういうものか教えてください。
○野上裕子 議長 田中福祉・子ども部長。
◎田中正司 福祉・子ども部長 重層的支援体制整備事業は、既存の高齢、障害、子供、生活困窮の各機関の取組を生かした包括的支援体制を整備する取組でございます。このため、庁内外の関係部署・機関との協議・議論を目的とした検討会を組織し、本格実施に向けた具体的な取組について意見交換を行うものでございます。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) ぜひとも実質的に有効となる検討会にしていただきたいと思います。
意見交換の成果を本格実施に生かすということですが、この事業の創設は必須ですか任意ですか。本市はどうする考えですか。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) 重層的支援体制整備事業につきましては、社会福祉法第106条の4において、地域生活課題の解決に資する包括的な支援体制を整備するため、重層的支援体制整備事業を行うことができると規定されており、市町村の任意事業の位置づけでございます。
本市といたしましては、包括的な支援体制の構築により、地域福祉の目指す方向である地域共生社会が実現されるものと考えられますことから、積極的に事業の推進に取り組んでまいりたいと考えております。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) 分かりました。ぜひ進めてください。
では、本市における事業の実施はいつを考えていますか。
○野上裕子 議長 田中福祉・子ども部長。
◎田中正司 福祉・子ども部長 今後の事業の実施につきましては、先行する取組といたしまして現在、多機関協働事業の委託事業者の選定を進めておりまして、4月中には事業を開始したいものと考えております。重層的支援体制整備事業につきましては、移行期間後の令和7年度の本格実施を目指してまいります。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) この事業による効果は十分期待しております。協働体制を十分整え、万全な状態で実施日を迎えてください。
最後に大項目、7つ目、障害のある人への合理的配慮の提供について質問します。
制度について、どのような制度ですか。これまでとどう変わりますか。
○野上裕子 議長 田中福祉・子ども部長。
◎田中正司 福祉・子ども部長 障害のある人への合理的配慮の提供につきましては、平成28年4月に施行されました、障害者差別解消法におきまして、行政機関や企業等の事業者に対し、障害のある人から社会的なバリアを取り除くために、何らかの対応を必要としているとの意思が伝えられた際には、負担が重過ぎない範囲で対応を行うことが求められているものであり、行政機関では義務とされる一方、民間事業者では、これまで努力義務とされておりました。
このたび、令和6年4月に改正障害者差別解消法が施行されることに伴い、民間事業者に求められてきた努力義務が、義務に改められるものでございます。
なお、改正法施行に先立ちまして、大阪府では、大阪府障害者差別解消条例が既に改正されており、令和3年4月1日より、大阪府内の民間事業者による合理的配慮の提供が義務化されているところでございます。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) 分かりました。民間事業者にも義務が課せられたということであります。
では、本市職員等への適用について、また周知はしていますか。
○野上裕子 議長 田中福祉・子ども部長。
◎田中正司 福祉・子ども部長 本市におきましては、平成28年4月に障害を理由とする差別の解消の推進に関する大東市職員等対応要領を制定し、全ての市職員及び市立小・中学校の教職員による障害を理由とする差別の禁止や合理的配慮の提供等を定めております。
また、本市業務に係る委託事業者や指定管理者等のうち、市民と接する機会のある事業者につきましても同様に対象としております。
なお、職員の周知につきましては、法施行時に職員研修会を実施しているところでございます。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) 分かりました。年度ごとに新規採用職員へも、しっかりよろしくお願いいたします。
事業所、店舗等への周知・啓発は行っていますか。
○野上裕子 議長 田中福祉・子ども部長。
◎田中正司 福祉・子ども部長 事業者等への周知・啓発につきましては、市ホームページを利用した啓発の取組のほか、昨年11月に法改正リーフレットを本庁舎やJR住道駅構内の広報ラックへ配架するとともに、大東市事業所推進連絡会の加盟事業者や大東市商工会議所加入の市内企業等へ配布を行っております。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) ぜひとも、大東市全域で合理的配慮の提供が進むように期待しております。
一例として、高齢者や障害のある方が安心して外出できるように、各駅及び市役所周辺施設のバリアフリー設備の調査を行って、情報を掲載したバリアフリーマップが2020年11月に更新されました。
また、あらゆる障害を理解し、差別を解消するために広報紙、市民講座、ライブ&トーク、地域集会など、様々な人権啓発の取組により、市民の皆さんの合理的配慮に対しての意識が向上してきていると思いますが、不当な差別扱いや合理的配慮について、今後の考えを教えてください。
○野上裕子 議長 田中福祉・子ども部長。
◎田中正司 福祉・子ども部長 法改正の背景といたしまして、不当な差別的扱いの禁止はもとより、合理的配慮の提供に当たりましても、社会的なバリアを取り除くために必要な対応について、障害のある方と、事業者等が対話を重ね、共に解決策を見出す取組が求められているものと考えております。
本市におきましても、障害の有無によらず、互いにその人らしさを認め合いながら、共に生きる共生社会の実現に取り組んでまいります。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) よろしく進めてください。障害のある人への合理的配慮の提供について、継続的な広報や通知による啓発が必要と考えますが、どうですか。
○野上裕子 議長 田中福祉・子ども部長。
◎田中正司 福祉・子ども部長 障害者差別解消法の社会的な認知・対応は、まだ十分とは言えない状況でございます。法の理念を広めるためには、継続的な啓発の取組が欠かせないものであり、今後におきましても、障害のある人も、ない人も、互いにその人らしさを認め合う共生社会の実現のため、障害者週間等のあらゆる機会を捉え、周知啓発に努めてまいります。
○野上裕子 議長 10番・小南議員。
◆10番(小南市雄議員) 以前に質問をしました令和4年6月なんですが、パラスポーツの父で社会福祉法人太陽の家の創設者であります故中村裕博士は、ハンディキャップというものは世の中がつくるものであって、身体障害者自身がつくるものではないと。太陽の家のような施設がなくなればよい、などの言葉を残されました。
全ての皆さんへの合理的配慮の提供を継続しつつ、差別扱いや特別な意識や考えがなくなるような社会が早く実現できるように、人権室も共に啓発に努めていただきたいことを要望して、質問を終わります。ありがとうございました。
○野上裕子 議長 暫時休憩します。
午前11時17分休憩
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午後1時再開
○野上裕子 議長 休憩前に引き続き会議を開き、一般質問を行います。
最後に、一括質問・一問一答併用方式で、7番・酒井一樹議員。(拍手)
◆7番(酒井一樹議員) (登壇)ただいま議長より御指名をいただきました公明党の酒井一樹でございます。傍聴にお越しの皆様、インターネット中継を御視聴いただいております皆様、私で今期最後の一般質問となりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
昨日3月11日は、東日本大震災から13年。三陸沖を震源としたマグニチュード9.0最大震度7という大規模地震により、大津波が沿岸部を襲い、津波に伴い、東京電力福島第一原子力発電所で原子力事故が発生をいたしました。
警察庁によると、死者は1万5,900人行方不明者は2,520人に上り、福島では13年が経過した今も、7市町村で帰還困難区域が設定され、2万7,789人がふるさとを離れて生活を余儀なくされているとのことであります。
避難生活での体調の変化、過労など間接的な原因でお亡くなりになる震災関連死も増え続け、全国で3,802人を超え、複合災害がいかに苛酷であるかを物語っております。
そして、本年1月1日には能登半島地震が発生、241名の方がお亡くなりになられ、まだまだ多くの方が避難生活を余儀なくされておられます。
災害、震災に遭われた方々の早期復興を願うとともに、お亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りし、被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。
それでは、一般質問させていただきます。
毎年、市民の皆様方から頂戴いたします署名請願を市長、議会のほうへ提出をさせていただいておりましたが、今回は大東市公明党議員団といたしまして、昨年11月に要望書として市長に提出させていただきました。
学校給食費の無償化、帯状疱疹ワクチンの公費助成、介護保険料の減免、この3点を要望させていただき、市長との懇談の中で要望書をいただいたことを重要視し、近い将来、望ましい時期を見定めて、学校給食無償化実施の方向で検討してまいりたいと言っていただきました。
また、帯状疱疹ワクチンの公費助成については、発症予防を見込めるため、生ワクチンと高額な不活化ワクチンがありますが、今後どのような割合で助成をするか、実施に向けて検討していくと言っていただきました。
また、介護保険料減免につきましては、現在準備基金が14億円あり、介護保険料を上げないように活用する必要があり、さらには第9期次計画で減額できる可能性も出てきたと。全てを切り崩さず、計画的に活用していくとのことでありました。
介護保険料の見直しは3年に一度で、本年が見直しの時期であり、このタイミングで、本年4月から3年間で約2,400円の減額をしていただきました。将来の介護保険料に影響が出ないよう、基金運用を求めておりましたが、私たちの要望どおり反映していただきました。
東坂市長、残り少ない任期でありますが、残り2つの要望もぜひ実現していただきますよう、何とぞよろしくお願い申し上げます。
それでは質問に入らせていただきます。
まず、重点支援地方交付金についてお聞きいたします。
新型コロナウイルス感染拡大で影響を受けた地域経済や住民生活を支援するため、都道府県や市区町村が地域の実情に応じて必要な事業をきめ細やかに実施できるよう、地方創生臨時交付金が創設をされました。その後、物価高騰対策として重点支援地方交付金が交付され、市独自で様々な事業を実施していただきましたが、この交付金を活用した事業の一部をお聞かせください。
次に、自転車ヘルメットの公費助成についてお聞きします。
昨年12月の一般質問の際、ヘルメットの着用率がまだまだ進んでおらず、着用促進を図るべく、ヘルメット購入補助事業の実施に向け、現在制度設計等を行っているところで、購買意欲の向上と、交通安全の周知、啓発の推進を目的とし、多くの市民の方に当該制度を御利用いただきたいと考えますが、補助事業実施には財源予算の確保をするため、交通災害共済の基金を活用する方法で検討しているところで、この交通災害共済基金を活用することから、対象者を交通災害共済の加入者限定とすることで検討を進めているところですが、補助額や補助対象者など詳細が固まり次第、改めて御報告させていただきたいとの答弁をいただきましたが、進捗状況をお聞かせください。
次に、役所内軟骨伝導イヤホン導入についてお聞きをいたします。
加齢により、耳が聞こえにくくなり、日常生活に支障を感じておられる方が来庁の際、安心して窓口に来ていただける環境整備を目的として、集音器つき軟骨伝導イヤホンの導入を提案させていただきました。耳の穴をふさがずに、軟骨付近に軽く添えるだけで音を拾えるため、痛みや音漏れが少なく、音が立体的に聞きやすく、難聴に起因する認知症の克服にもつながるとされております。導入に向けての進捗状況をお聞かせください。
次に、おくやみコーナーの設置についてお聞きいたします。
おくやみコーナーの設置に対し、予算、設置スペースの確保、関係する各課の業務で使用している電算システム系の連携ができていないため、一元的運用ができていない状況。情報政策グループにおいて、令和7年度予定している基幹系システムの再構築を行うに当たり、各業務を一体として運用することを検討しています、とのことでしたが、前回もお話をさせていただいたとおり、おくやみコーナー設置の先駆けである大分県別府市では、平成28年5月からおくやみコーナー設置。設置のきっかけは、2015年7月に発足した若手議員による窓口プロジェクトの提案で、別府市は死亡に関する届出が最大13課60種類を超える書類が存在していたそうであります。それぞれに必要な手続は異なり、悲しみの中、何をすればいいのか分からない。手続に時間がかかり、途中で帰られてしまうなど、書類の多さに苦労される御遺族の方がたくさんおられたそうであります。
実際、私の元へも、その声は多く、多くの御遺族の方と一緒に役所内を回らせていただきました。その経験から、おくやみコーナー設置の質問をさせていただいた後、本市でもすぐにおくやみハンドブックを作成していただいたことに感謝はいたしております。
しかし、おくやみハンドブック片手に、御遺族の方と、各課や届出を一緒に回らせていただきましたが、正直、ハンドブックの効果をあまり感じることができませんでした。新庁舎建て替えのタイミングとは言わず、複雑な手続を簡素化することで、御遺族の負担軽減となります。様々な課題を頑張って克服していただき、ぜひとも早急におくやみコーナーの設置をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか、お聞かせください。
以上、再質問の権利を留保し、降壇いたします。
○野上裕子 議長 野村
政策推進部長。
◎野村政弘
政策推進部長 (登壇)重点支援地方交付金の活用についてお答えいたします。
本市では、新型コロナウイルス感染症の拡大防止及びコロナ禍における物価高騰対策として創設された新型コロナウイルス感染症対応地方創生交付金、その後創設された、より物価高騰対策に特化した物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、様々な市独自対策を講じてまいりました。
限りある交付金の活用については、物価高騰が全ての市民の方々に影響を及ぼしているという状況を鑑み、広く市民の皆様にお届けできる支援を優先的に行っております。
令和5年度においては、令和4年11月に御議決いただきましたマイナンバーカード普及促進事業として、5月にマイナンバーカードの公金受取口座を登録されている方に3,000円を給付いたしました。さらに、国から新たな交付金が示されたことから11月に3,000円、2月に2,000円の追加給付を行いました。
公金受取口座を登録されていない方には、順次5,000円のギフトカードの配布を行っているところです。
また、市の財源で実施した1学期の学校給食無償化に加え、交付金を活用して3学期分についても無償とし、保護者の負担軽減を図っております。
その他、国から示された低所得者支援や子育て世帯への加算、定額減税や調整給付などについても、来年度にかけて準備や取組を進めているところです。
長引く物価高騰の中、市民の消費生活の下支えと経済的負担の軽減によって、安心した暮らしができるよう、引き続き迅速な支援を行ってまいります。
○野上裕子 議長 木村市民生活部長。
◎木村吉男 市民生活部長 (登壇)自転車用ヘルメット購入費用助成事業の検討状況について、お答えをいたします。
令和5年4月1日施行の改正道路交通法により、自転車を利用する全ての方に、自転車乗車用ヘルメットの着用が努力義務となりましたが、警察庁が令和5年9月に公表した調査結果では、大阪府内の着用率は4.2%で、全国平均の13.5%を大きく下回っているようでございます。
また、自転車事故で死亡した方の約7割が頭部に致命傷を負っておられ、命と身体を守るため、大人も子供も誰もが自転車を安全に利用するための交通安全ルールを順守する意識の醸成を図る目的の1つとしても、自転車用ヘルメットの着用を啓発・推進すべきと考えます。
本市では四條畷警察をはじめ、各関係団体の協力を得て、交通安全キャンペーンなどによる自転車用ヘルメット着用啓発に取り組んではおりますが、ヘルメット着用の意識が浸透しているとは言い難い状況です。
市民政策課では、交通安全意識の向上、自転車乗車用ヘルメットの着用率向上を目的に、自転車用ヘルメット購入補助事業の制度設計を行い、この3月定例月議会に予算案を上程させていただいているところです。
当該補助事業の詳細は、補助金額を購入額の半額、上限を2,000円とし、令和6年4月1日から令和7年3月31日の間に、安全基準を満たす新品の自転車用ヘルメットを購入し、使用される方で、申込み時に大東市に居住・住民基本台帳に登録があり、令和6年度の大東市交通災害共済に加入されていることを条件とします。
この交通災害共済加入者を限定とする一番の理由は、当該補助事業実施には財源が必要であり、当該予算の原資として、交通災害共済の基金を活用することです。加えて、加入者の皆様に基金の一部を還元することで、交通災害共済に加入していただいたメリットを少しでも実感していただきたいとの思いでございます。
申込みの方法は、窓口及び郵送で申込書や領収証等の必要書類を提出していただきます。また、申込書は所管課である市民政策課の窓口で配布することは当然ながら、市内の自転車販売店、ホームセンター等にも御協力をいただきたいと考えており、現在、商工会議所及び商業連合会を通じまして、市内の自転車販売店及びホームセンター、店舗などに制度の説明と、申込み用紙やチラシの配架に関する協力のお願いを行っているところです。
自転車用ヘルメットを購入される際には、市内の自転車販売店やホームセンターなどを利用される方が大半であると推測されますので、その際に当該補助事業を周知し、なおかつヘルメットを購入された方が補助制度を御存じなかったなどの理由で申請漏れが生じないよう、各販売店に対し協力のお願いをしているところでございます。
また、多くの皆様に当該制度を御利用いただけるよう、様々な機会、媒体を通じまして周知に努めながら、交通安全意識、交通ルールの遵守の啓発を行ってまいります。
次に、お悔やみコーナーの設置について御答弁いたします。
おくやみコーナーなるワンストップ窓口は、大切な方を亡くされた御遺族の各種行政手続に対する御不安なお気持ちの支えとなり得る温かな市民サービスの1つであると強く認識しているところです。
これまでにも定例月議会にて御質問、御提案を頂戴し、御答弁を申し上げているところですが、現状の本市庁舎窓口のスペース、各手続に係る所管窓口の情報連携システムの現状を勘案しますと、手続の一元化、ワンストップ窓口を新規に設けることが、物理的に困難な状況ではございます。その対応策として、御遺族の皆様の一助になればと令和2年度に、御遺族のための手続ガイドブックを作成し、少しでも御遺族の各種手続の負担軽減や利便性の向上となるように、内容の変更が必要な個所を確認し、毎年度更新を行いながら、配布をしているところです。
また、本市におきましては新庁舎の整備を視野に入れ、行政サービス向上室を中心に大東市デジタル化推進基本方針を定め、令和7年度に予定をしております基幹系システムの再構築も含め、市民の皆さんにとって利便性の高い新庁舎整備と窓口設置に向けた検証作業等を行っており、各種手続のスタートとなる市民課におきましても、庁舎整備に関する推進本部市民サービス部会に積極的に関わるなど、さらなる市民サービスの向上を目指しているところでございます。
昨年9月の一般質問において、議員からおくやみコーナーの設置に向けて、できることからやっていくことの大切さについての御提案をいただきましたが、少しでも御遺族の御苦労・御負担を軽減すべく、できることからやっていく姿勢・気持ちを持って、おくやみコーナーも含めた総合窓口、ワンストップ窓口の設置に向けて、行政サービス向上室と連携しながら、着実に取り組んでいるところでございますので、今後とも御理解、御協力を賜りますようにお願い申し上げます。
○野上裕子 議長 北田保健医療部長。
◎北田吉彦 保健医療部長 (登壇)軟骨伝導イヤホンの導入について御答弁申し上げます。
軟骨伝導とは、耳の入り口付近にある軟骨に振動を与えることで、耳の中に音源を発生させ、そこから空気の波が鼓膜を通じて内耳を震わせるもので、気導、骨伝導に次ぐ、第3の聴覚経路とされております。
多くの集音器は全ての音を増幅させるため、不要な雑音まで大きくなりますが、軟骨伝導イヤホンは雑音を除去する技術により、話している声が大きく自然な音で聞こえることで、利用者に負担を与えず御使用いただける機器となっております。
本市における軟骨伝導イヤホンの導入につきましては、購入にかかる予算について、本定例月議会に御審議いただいておりますので、御議決いただけましたら、令和6年度に入り次第、速やかに発注する予定にしております。
発注台数は2台を予定しており、高齢介護室の窓口に設置することとしております。また、必要に応じて、庁内各課への貸出しも想定しているところでございます。
以上でございます。
○野上裕子 議長 7番・酒井議員。
◆7番(酒井一樹議員) それでは、再質問させていただきますのでよろしくお願いいたします。
私のほうも、3期12年、このような形で毎回この一般質問をさせていただいてまして、これ48回目になると思います。初めの頃は、1期目のときは初めて一般質問させていただいたときに、皆さんが一生懸命答弁していただいてるのに、もう全く、緊張し過ぎて何を言うていただいてるかというかね、そういう感じでした。でもね、今こうして、皆さんとこうやってお話させていただくことって、本当にありがたいなと思っております。
それで、まずそしたら質問させていただきます。この新型コロナウイルス感染拡大で影響を受けた地域経済や住民生活の支援をするため、都道府県や市区町村が地域の実情に応じて、必要な事業をきめ細やかに実施できるよう創設された地方創生臨時交付金でありますが、本市では、1学期分の小・中学校給食費の無償化、水道基本料金の無料化、令和3年7月には、全市民に1人当たり5,000円分の地域商品券を配布。令和5年2月には物価高騰対策として、5,000円分のJCBのギフトカードを全市民の方々に配布。本年5月には、マイナンバーカードの普及率を上げる観点から、マイナンバーカード収得後、公金口座を登録していただいた方への口座へ3,000円を給付をしていただきました。
今回、今配っていただいておりますけど、この重点支援地方交付金を活用した給付の内容を少し教えていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。
○野上裕子 議長 野村
政策推進部長。
◎野村政弘
政策推進部長 令和5年度におきましては、5月にマイナンバーカード普及促進事業といたしまして、公金受取口座の登録を行った方に対しまして、3,000円の給付を実施いたしました。基準日は5月1日、10月1日を基準日としております。
その後、新たに国から示されました交付金を活用いたしまして、11月1日を基準日として、全市民を対象に3,000円の現金給付、またはギフトカード送付を行うことといたしましたけれども、さらに追加で示された交付金もございましたので、給付額を2,000円上乗せいたしまして、合計5,000円の現金給付またはギフトカード送付としたところでございます。
具体的な給付状況といたしましては、11月1日時点で、公金受取口座を登録されている方には、11月30日に3,000円を給付した後、2月6日に追加分として2,000円の給付を行ったところです。
また、公金受取口座が未登録の方につきましては、当初分、そして追加分を合わせて5,000円のギフトカードを2月23日より順次発送させていただいているところでございます。
○野上裕子 議長 7番・酒井議員。
◆7番(酒井一樹議員) 今、実は僕も御挨拶にちょっと回らせていただいておりまして、その中で、このお話をさせていただくと、やっぱり知らない方が結構、僕も回る中で、そんなんあるのとかね、こんだけ広報とか、周知はしていただいてるんですけど、ほんであともう分かれへんとか言う方も本当に非常に多くて、もう一つ、ちょっとあったのが、この給付金をもらうと税金上がるん違うのということを結構多くの方から、ちょっとそういうお話があったんです。その辺はまあ大丈夫だと思うんで、その辺、ちょっと概要を教えていただけますか。
○野上裕子 議長 野村
政策推進部長。
◎野村政弘
政策推進部長 今回のような国からの、物価高騰対策に係る交付金を財源といたしました交付金については、法律の規定により非課税扱いとさせていただいております。
○野上裕子 議長 7番・酒井議員。
◆7番(酒井一樹議員) だから税金を使ってない、使ってないということでいいですよね、そういう認識で。はい、ありがとうございます。
あと、さっき言いましたとおり、やっぱり広報で、こんだけやっぱり僕もね、すごい思うんです。僕らも宣伝というか、広報させてもらってますけど、なかなかやっぱり、LINEであったりとかいろんなものを駆使してね、東議員が政策、やってくれるんですけどね、ITでやっていただいてるんですけど、なかなかやっぱり御高齢の方っていうのはやっぱりどうしても紙の媒体っていうか、やっぱりそういうものが分かりやすいんかないうのもあるんですけど、もう1回、ちょっとその辺、再度、もうできることは限られてると思うんですけど、周知をもう1回していただくことは可能なんですか、その辺ちょっと教えていただけますか。
○野上裕子 議長 野村
政策推進部長。
◎野村政弘
政策推進部長 特にギフトカードにつきましては、2月23日からの発送でございまして、まだ届いていない方も、3割近く、今現状7割ぐらいは配達が完了しておるんですけれども、3割ぐらいの方にはまだ配達がされていない状況でございます。
それとまた、現在手続の不備等で、口座振込ができなかった方とか、ギフトカードをお届けできなかった方については、個別に周知をさせていただいて、対応を行っているところです。随時、文書の送付、再振込などを行っておりますので、これについては来年度にかけてもしっかり丁寧な対応を心がけまして、個別に周知をし、対応を行ってまいりたいというふうに考えております。
○野上裕子 議長 7番・酒井議員。
◆7番(酒井一樹議員) さっき言いましたとおり、僕も回らせてもらって、僕によく言われるのは、ありがとうございますって、僕が配ってるんじゃないんですわって言ってるんですけど、大東市からこういう形でさせてもらってるんですってね。でもね、本当にやっぱり言われるのは、1,000円でも、やっぱり2,000円でも、本当に皆さんね、やっぱり嬉しいって言っていただくお声が、本当に切実に僕も聞きます。やっぱりこれはしっかり、また遅滞なく、ぜひとも皆さんに間違いなく給付していただけますよう、よろしくお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
続きまして、自転車用ヘルメットの助成です。
木村市民生活部長もね、すぐこういう形で制度をつくっていただいて、本当にこのヘルメット、これも一緒です。1,000円でも2,000円でもうれしいねと、やっぱりお声をいただきます。
今、これ自治会からの申込みですね、交通共済のあれを申し込んでいただいた方はいいんですけど、もう自治会からは申込みが多分なくなってしまったと思うんですけど、これどこで申込みができるのか、その辺ちょっとお伝え願えますか。
○野上裕子 議長 木村市民生活部長。
◎木村吉男 市民生活部長 交通災害共済の加入の方法につきましては、議員に紹介していただきました自治会経由というのがございます。自治会での集中加入は、この3月中ぐらいで終わってしまいます。それ以降につきましても、随時、いつでも入っていただけるような仕組みにしております。
例えば、大東市内の金融機関の窓口に交通災害共済の加入申込み用紙を全金融機関に配架をしておりますので、その申込み用紙に、お名前、住所など必要事項を御記入いただいて、そのままその金融機関の窓口に会費を納めていただくと、加入できることになっております。
もう一つ、昨年、令和5年の8月23日からオンライン申請及びキャッシュレス決済というのを、交通災害共済で導入をしております。これは個人のお持ちのスマートフォンやパソコンから個別加入手続を行っていただくことで、即座に加入できるという仕組みになっておりますので、こちらも案内してまいりたいと思います。
○野上裕子 議長 7番・酒井議員。
◆7番(酒井一樹議員) これ、ネットでとかで購入された場合は、領収書ってなかなかちょっとね、切りにくいと思うんですが、その辺の対応っていうのは、ありますか。
○野上裕子 議長 木村市民生活部長。
◎木村吉男 市民生活部長 ネット通販等で購入をされた場合も、当然、補助対象としております。
申請の方法、必要書類等は、実店舗で購入された場合と同様でございます。領収書または購入の支払いが確認できる書類及び安全基準を満たす認証のある新品のヘルメットであることが確認ができれば、補助金を支給させていただくことが可能になります。
○野上裕子 議長 7番・酒井議員。
◆7番(酒井一樹議員) さっきも言いましたネットっていうのも、なかなか僕もいろんな、皆さんから聞くと、紙のほうがいいと、やっぱりよく言われるんですけどね、紙のほうは周知、自転車屋さんとかに置いていただいてるいうことなんで、そこはまた僕もしっかりお伝えしたいなと思ってます。
それで、これに関しての広報とか、大東市の公式LINEとか、そういうので、宣伝もまたしていただきたいなと思うんですが、その辺はできますでしょうか。
○野上裕子 議長 木村市民生活部長。
◎木村吉男 市民生活部長 この当該予算の議決をいただきました後、速やかに当該制度を多くの市民の皆さんに周知はしたいと思っております。せっかくですので、市民の多くの皆さんに御活用がいただけるように、広報紙、地域の回覧板、先日、未来づくり委員会で議員の皆様にお配りをしたチラシ、これを回覧板として使う予定にしております。
大東市ウェブページ、ホームページですね、フェイスブック、LINE、市民課である待合室のモニター、各種イベントでのPR、様々な機会や媒体を活用してPRに努めてまいります。
申請場所、方法につきましても、市役所市民政策課の窓口へ直接お持ちいただいても結構ですし、当然、郵送でも受け付けをさせていただきます。市内の自転車販売店やホームセンター、四條畷警察、四條畷・大東交通安全自動車協会、人権文化センター、市立の駐輪場にも御協力をいただいて、チラシや申込み用紙を配架させていただく予定ですので、申請漏れがないよう、多くの方に利用していただけるよう、周知に努めてまいります。
○野上裕子 議長 7番・酒井議員。
◆7番(酒井一樹議員) そこまで何というんですかね、上限までなかなか行くのは難しいかなと思うんですけど、一応4月の1日から来年の3月31日までの購入をしていただいた方に関して助成するっていうことやったと思うんですけど、これもし、いっぱいになってしまうと、また来年、ぜひともやっていただきたいという思いがあるんですけど、その辺、木村市民生活部長どうでしょうか。
○野上裕子 議長 木村市民生活部長。
◎木村吉男 市民生活部長 予算につきましては、申請者数1,000人を目指しまして、200万円を計上させていただいております。
もし、上限を超えるような申請状況になった場合につきましては、交通災害共済加入者に限れば、その基金には余裕がありますことから、補正予算措置を含め、前向きに検討したいと思います。
○野上裕子 議長 7番・酒井議員。
◆7番(酒井一樹議員) ありがとうございます。さっきも言わせてもらったとおり、やっぱり関心はすごい高いから、あふれることはないと思うんですけど、しっかりね、皆さんに本当に助成していただきたいなと思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
次に、軟骨伝導イヤホンです。
今回、2台を議決の後に購入していただくっていうことなんですけど、僕はせめて10台かなと思ったんですけど、2台と、一瞬戸惑ってしまったんですけど、これね、ほかの課にも、先ほどね、貸しますっていうことなんですけど、実は僕、課税課のほうにちょっと行く、相談者の方と行く機会がありましてね、ほんでもう、パーティションがあって、僕でもやっぱり聞き取りづらいなっていうのはすごいあったんですよね。これね、もうぜひ2台と言わず、北田保健医療部長のところが購入して、ほかのとこに貸すのって、大変やなと思うんですけど、ほかの課にもこれ必要やと思うんですが、その辺ちょっとどうか、教えていただけますでしょうか。
○野上裕子 議長 北田保健医療部長。
◎北田吉彦 保健医療部長 先ほども御答弁申し上げましたけども、まずは高齢介護室の窓口のほうに2台設置させていただいて、利用者の利用状況を確認するとともに、必要な課には貸出しという形は取らせていただきたいと考えております。
○野上裕子 議長 7番・酒井議員。
◆7番(酒井一樹議員) せめて市民課、課税課、納税債権課にも導入をしていただきたいと思うんですが、これ北田保健医療部長答えれるんかな。お願いしたいんですけどね、どうですか。
○野上裕子 議長 北田保健医療部長。
◎北田吉彦 保健医療部長 確かに、窓口部局には、複数ありますので、他の窓口への設置の検討につきましては、複数課にまたがりますことから、関係課と調整したいと考えております。
○野上裕子 議長 鳥山総務部長。
◎鳥山和郎 総務部長 今、所管の部長お答えいただいてるんですけれども、横の展開につきましては、ここに入れていただいたものの利用状況、活用状況を踏まえて検討していく必要があろうかなというふうに考えておるところでございます。
○野上裕子 議長 7番・酒井議員。
◆7番(酒井一樹議員) あったら、多分使うと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。
続きまして行きます。お悔やみコーナーです。
これ木村市民生活部長と毎回議論を重ねさせていただいております。ありがとうございます。
庁舎が新しくならないと、基幹系システムが、まあ言うたらね、一緒に全部、みんな同じ課につながって、あとスペースの問題が、もうおっしゃるとおり、分かるんですよね。
この庁舎整備に関するこの推進本部の市民サービス部会ってどんな話をされてるのか、ちょっとその辺教えていただけますか。
○野上裕子 議長 野村
政策推進部長。
◎野村政弘
政策推進部長 今年度、市民サービス部会において9回開催をしております。中間取りまとめといたしまして、新庁舎における総合窓口の方向性や総合窓口で取り扱う手続の範囲等について整理を行ったところでございます。
来年度につきましても、現庁舎の物理的な広さの課題等はございますけれども、引き続き市民サービス部会において議論を重ね、できることからやっていくという考えの下、市民課をはじめ、庁内窓口部署としっかりと連携をして、少しでも早くスモールスタートでも、具体の取組を進めることができないか、検討を進めてまいりたいと思っております。
○野上裕子 議長 7番・酒井議員。
◆7番(酒井一樹議員) これね、おくやみコーナー、いろんなところがね、本当にやってきておりますけど、確かにそのスペースの問題とかあるんですけど、どこかね、場所を限定してっていうとあれですけど、つくって、また新しい庁舎ができたときはそのまま持ってくることは僕は可能やと思うんでね、その辺はしっかりやっぱり進めていただきたいですし、やっぱり実際、自分が体験したからこそ分かること、職員の皆さんもね、そういう取らないけないときに、自分も大変やなってやっぱり思うと思うんですよね。だからそこはね、もうぜひともね、このおくやみコーナーの設置、本当に切に願っておりますんで、僕もこれちゃんと帰って来れるように、またね、質問また毎回させていただきたいと思っておりますので覚悟しておいていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございます。
それでは16分ございます。ありがとうございます。
今日は、まず水野教育長にちょっとお話をさせていただきたいと思います。
答えられる範囲内で結構ですので、よろしくお願いします。ちょっと読ませていただきます。
水野教育長は、自分の会社も辞められて、本市の教育長として4年間全力で、様々な慣例を覆す教育行政を変えていただき、ありがとうございました。私はあまり知らなかったんですけど、逆に、東京とか神奈川の議員さんから聞きますと、水野教育長は非常に有名な方らしくて、酒井君知らんのっていうことで言われたことがありました。
でもね、こうして本当に4年間大東市のために、本当にこの不登校支援のエキスパートとして活躍されていたことをね、本当にありがたいなと思っております。
私の一番の思い出っていうのは実は僕が水野教育長とお話しさせていただいたときに、メタバース通学っていうの、水野教育長あるんですよって、実は張り切って言ったんですよね。そんなんもう教育長、知ってます言われて、もうやっぱり先、そういう形で知られてんねんなって。でもね、それを早速ね、もうこれ導入をしていただきまして本当にありがとうございました。
今まで、僕らの時代と違う、やっぱり、いろんな様々な、何て言うんですかね、こういうアイテムっていうか、それを活用させてもらって、本当にやっぱりその不登校、大東市でも今200人前後って言われてますけど、その子供さんたちが1人でもね、それでまた学校に行けるようになればいいなと思っております。
今回、任期を終わられるということで、非常に残念なんですけど、新たなところで教育長をね、水野教育長を待っておられる方がいらっしゃると思いますので、ぜひ頑張っていただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。
話はね、ちょっとこれ難しい話になるんですけど、水野教育長が、思い出等のお話をいただけたらなと思っておりますので、ちょっとよろしくお願いいたします。
○野上裕子 議長 水野教育長。
◎水野達朗 教育長 特にメタバース登校というところを言っていただいたんですけれども、本当に、今でも覚えているんですが、酒井議員と、お話しする中で、一人一人の子供たちが不登校・不登校じゃないにかかわらず、みんなが学びの場にやっぱりアクセスできるのがいいよねと。場合によっては来てる子でも、教室の中で落ち着かなくて、なかなか学びに集中できない子もいるというお話もいただいて、実際に一緒に学校を見に行きましょうかなんていうお話もさせていただいたのを覚えております。
その1つとして、メタバースの登校も実際導入をしております。やはり、これはまだまだ保護者の皆さんにとって、定着、自分がやはり学んできたものと全く違うスタイルですので、なかなか定着するまでには時間がかかるのかなとは思っておりますけれども、各校、保護者、そして子供たちに、徐々になじんでいくと信じて導入を進めていっております。
実際に導入させていただいたおかげで、私が聞いてる限り、1人のお子さんのケース、つまり家から出れないという不登校の子ですね、家から出れないと言ってる子に、なかなか学校環境を変えていったり、ボイスを充実させていったりというのは実際難しかったです。しかし、今の大東市においては、学校からICTで授業をつないでいって出席扱いにしていくことも可能になりましたし、メタバースの空間の中で様々な交流をすることも可能になりました。結果として、その児童はメタバースでしっかりと学んだ上で、ボイスに出れるようになり、そしてその次には学校の校内スペシャルサポートルームに来れるようになり、最終的には教室に復帰したという事例もございます。
1人の事例ではありますが、その1人の幸せにつながった1つの政策を、酒井議員から御教示もいただきまして大変感謝をしております。
ざっと、ここで思い出を語ってしまうと全部時間を使ってしまいますので、1点、せっかくの機会ですので、議会の思い出でお話しをさせていただきますと、私も16回目の恐らくこの場になると思います。1回目、すごい緊張しながらここに入ってきたのを覚えております。
そのときに、私だけピンク色のシャツで事務服着ずに入ってきたんですね。こういうのも教えてもらえないんだなと、最初すごく自分がここに適応するのに苦労したなというのも覚えております。
また、議会の皆さんの白熱する一般質問、大変、教育以外のところも、勉強させていただきました。勉強している中で、いつも苦労するのが、トイレに行きたくなったときの戦いなんですね。我々民間で、ずっとこういう大事な会議をしてるときでも、やはりトイレというのは結構自由に行けるっていうのがあったんですが、なかなかこの議会の雰囲気では行きづらく、ほかの部長さんにどういうふうに我慢してるんですかって聞くと、議会の日は朝から水分を取らない。まるで減量中のボクサーのような形でされているのをお伺いして、私も議会のときは水分を取らないようにしておりました。
ぜひ、議員の皆さん、我々も人間ですので、もしさっと出たら、お手洗いに行ったんだなっていうところを、広い心で認めていただければありがたいなと思います。
答弁を終了いたします。
○野上裕子 議長 7番・酒井議員。
◆7番(酒井一樹議員) いきなりトイレの話が出て、ちょっとびっくりしたんですけど、ありがとうございます。
教育長も本当に様々に、僕もいろいろと本当勉強させていただきましたし、本当ね、またね、次のところへ行かれても、頑張っていただきたいなと思っておりますので。
1つだけちょっと聞きたいんですけど、水野教育長は何で大東に来られたんですか。
○野上裕子 議長 水野教育長。
◎水野達朗 教育長 すばらしいまちだからです。やはり、私も子育て支援を専門とする人間でしたが、子育てをするまちってすごい悩むんですね。しかし、私は大阪市の阿倍野区で生まれ育ったんですけれども、やっぱり大東市というのは大変コンパクトであり、さらに都心部、いわゆる便利なところと、あと自然が近い、ここで子育てをしたいなと、この1点に尽きて、大東に流入してまいりました。
○野上裕子 議長 7番・酒井議員。
◆7番(酒井一樹議員) ありがとうございました。実は、僕も門真市の出身でございまして、もう大東に住みまして30年になりました。本当にいいまちやなって、本当に自分でも思っております。
さっきも言いましたとおり、お疲れさまでございました。ありがとうございます。
質問がよく分からない質問やったんですけど、すみません、ありがとうございました。
続きまして、副市長にもちょっと聞きたいなと思います。
まあ、副市長とは4年ですかね、その前は、何回か職員のときにはね、いろいろとお話もさせていただきましたけど、まだ辞められるか辞められないか分かりませんけどけど、けどです、まあこういう形でいろいろとお話もさせていただきましたけど、その辺、今度もうこれで、この3月議会終わりますので、またもし何か言っていただけることがあれば、お話ししていただきたいなと思います。よろしくお願いいたします。
○野上裕子 議長 野田副市長。
◎野田一之 副市長 元来、私ちょっと話し下手なもんですから、原稿に沿って、読ませていただいて、申し訳ございません。
私は昭和55年の市役所入庁以来、幾つかの部署を経験させていただきまして、行政の根幹を学んでまいりました。それから、市民サービスの向上に日々邁進をしてきたつもりでございます。
その締めくくりといたしまして、この4年間、副市長として執務をさせていただきましたことは、本当に大変光栄でありました。
この4年間は、新型コロナウイルスで始まりまして、全ての方が経験のない中、試行錯誤というところもございましたけれども、市民の安心・安全を堅持するため、職員の力を結集いたしまして、施策を進めてきたつもりでございます。
東坂市政になりまして、多くの新しい事業が始まりました。その象徴とも言えるフレーズ、大都市よりも大東市、このフレーズ、私最初聞いたとき少しちゅうちょいたしましたが、今日やはり自信を持って言葉にできる環境が整ってきたことと思います。これもひとえに市議会議員の皆様、市民の皆様の御理解、御協力のたまものと感謝申し上げます。
私はしかるべき時期に退任をいたしますが、大東の今後ますますの発展を心から願うものでございます。これまで支えていただきました皆様、誠にありがとうございました。
○野上裕子 議長 7番・酒井議員。
◆7番(酒井一樹議員) めっちゃ固かったですね。ありがとうございます。
副市長とも本当、いろいろと議論も交わさせていただき、厳しいことも言わせていただいたんですけど、多めに見ていただけたらなと思っておりますのでよろしくお願いいたします。
それでは最後、市長にね、本当はお話をね、いろいろ考えた上で、やっぱりどうしてもね、やっぱり市長にお話をさせていただきたいということで急遽、ちょっと市長にもお願いをして、一応承諾をいただきましたんで、ちょっと僕もお話しさせていただきたいなと思います。
市長は3期12年僕と同じ期でね、私の市長との思い出っていうのは1期目のときに予約型の乗合タクシーを、もうこの申し訳ないですけど、12年間言い続けて、何回言うねんいうぐらい、ほんまに皆さんに言われてましたけど、本当に初出馬させていただいたけど、その5年後に、この乗合タクシーを市長が本当に実現していただいて、この南部のコミュニティバス、この2つを、1路線しかなかったのを3路線にしていただきました。本当にこれはね、僕にとっても非常にいい思い出で、実はいろんな形で、この公明党として、署名請願を市長のほうに毎回提出させていただいて、それを本当に確実に実現をしていただいたことに、本当に僕は感謝いたしております。
それでね、あんまり僕もこれ皆さんには言ってないんですけど、市長とたまに2人でお話をする機会、何回かあったんですけど、そのときに実は僕は酒井議員じゃなくて酒井ちゃんと言われるんです、実は。市長はあんまり覚えてはらへんと思うんですけど、酒井ちゃんって、僕もこけそうになるんですけど、でもね、酒井ちゃんって言っていただいて、もう親しみを込めて、本当に言っていただいて、本当にありがたかったなって思っております。
今期でね、市長勇退されるかもしれないっていうことを聞いておる、かもです。かもですので、さっきも言いましたとおり、この東坂市長の思い出、まだ分かりませんけど、この思い出等を少しちょっとお話しいただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○野上裕子 議長 東坂市長。
◎東坂浩一 市長 酒井議員、温かいお言葉ありがとうございます。
まだ、思い出を語る資格があるかどうか分からないんですが、思い出という面でいきますと、やはり就任直後に大東市は中学校給食で揉めに揉めておりました。大阪府下で中学校給食の文化が定着しない段階で、各市が中学校給食に本格的に取り組む、そういった取り組む時期に、大東市においては、自校調理の推進、あるいはランチボックスの推進、この2つの意見が真っ二つでございまして、子供に給食を提供するという道のりに暗雲があり、またゴールが見えない状況でしたが、ここに大東ホット給食という両者のメリットを、どちらも併せることのできる給食を発案し、提供できたというところは大変大きな思い出としてございます。
しかし、実は思い出といたしましては、できたことより、できなかったことのほうが大きくて、特に市長は市民の生活を全力で守り抜くという責務がある。また、それはとりもなおさず市民の生命と財産を守り抜くということでありますが、多くの命が失われ、また、災害等によって財産が喪失され、その都度、大変心を痛めてまいりました。幼い子供、また御高齢の皆さん、事件・事故によって失われた命の重さ、尊さ、こういったものに胸を締めつけられながら、守り抜く責務を改めて自分自身に呼び起こし、12年間歩んできたことが、思い出と言えますかどうか分かりませんけれども、自分の中で振り返って、大変大きなところであります。
コロナ禍において、友人をコロナで亡くしました。こういった犠牲を1人でも防ぐために、4年にわたってコロナに対して懸命に取り組んでまいりました。
また、犯罪や災害というものに行政でどこまで効力を持って仕事ができるかということにも、懸命に取り組んでまいりました。
出来上がったことが本当に少なくて、思い出が語りにくいんですが、やったこと一つ一つに、賛同また反対の声があるということも学び、それも思い出となってございます。
議会における議論も大変勉強になった思い出でございます。
様々な経験に対しまして、お一人お一人に感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
○野上裕子 議長 7番・酒井議員。
◆7番(酒井一樹議員) 以上で終わります。ありがとうございました。
○野上裕子 議長 これをもちまして、一般質問を終わります。
次に、日程第3、議案第2号「令和5年度大東市
一般会計補正予算(第8次)について」、日程第4、議案第3号「令和5年度大東市
国民健康保険特別会計補正予算(第4次)について」、日程第5、議案第4号「令和5年度大東市
火災共済事業特別会計補正予算(第3次)について」、日程第6、議案第5号「令和5年度大東市
介護保険特別会計補正予算(第3次)について」、日程第7、議案第6号「令和5年度大東市
後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第3次)について」、日程第8、議案第7号「令和5年度大東市
下水道事業会計補正予算(第1次)について」、日程第9、議案第42号「令和5年度大東市
一般会計補正予算(第9次)について」、日程第10、議案第43号「令和5年度大東市
介護保険特別会計補正予算(第4次)について」、及び日程第11、議案第44号「令和5年度大東市
後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第4次)について」、以上9件を一括議題とします。
本9件に関し、委員長の報告を求めます。酒井予算決算委員会委員長。
◆7番(酒井一樹議員) (登壇)過日の本会議において、当予算決算委員会に付託されました議案第2号「令和5年度大東市
一般会計補正予算(第8次)について」、議案第3号「令和5年度大東市
国民健康保険特別会計補正予算(第4次)について」、議案第4号「令和5年度大東市
火災共済事業特別会計補正予算(第3次)について」、議案第5号「令和5年度大東市
介護保険特別会計補正予算(第3次)について」、議案第6号「令和5年度大東市
後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第3次)について」、議案第7号「令和5年度大東市
下水道事業会計補正予算(第1次)について」、議案第42号「令和5年度大東市
一般会計補正予算(第9次)について」、議案第43号「令和5年度大東市
介護保険特別会計補正予算(第4次)について」、及び議案第44号「令和5年度大東市
後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第4次)について」、以上9件の審査結果を御報告申し上げます。
本9件について、理事者より詳細なる説明を聞き、種々検討を行い、採決をいたしました。
本9件について、全員異議なく原案のとおり可決するべきであると決しました。
以上、審査結果の御報告といたします。
○野上裕子 議長 ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はございませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終わります。
これより討論を行います。討論については、議案第何号についての討論を行うかを発言し、反対・賛成の交互にお願いします。
最初に、反対討論はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
次に、賛成討論はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
討論もないようでありますので、これをもちまして討論を終了します。
これより順次採決します。
最初に、議案第2号「令和5年度大東市
一般会計補正予算(第8次)について」を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第2号は委員長の報告どおり可決されました。
次に、議案第3号「令和5年度大東市
国民健康保険特別会計補正予算(第4次)について」を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第3号は委員長報告のとおり可決されました。
次に、議案第4号「令和5年度大東市
火災共済事業特別会計補正予算(第3次)について」を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第4号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第5号「令和5年度大東市
介護保険特別会計補正予算(第3次)について」を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第5号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第6号「令和5年度大東市
後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第3次)について」を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第6号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第7号「令和5年度大東市
下水道事業会計補正予算(第1次)について」を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第7号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第42号「令和5年度大東市
一般会計補正予算(第9次)について」を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第42号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第43号「令和5年度大東市
介護保険特別会計補正予算(第4次)について」を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第43号は委員長の報告のとおり可決されました。
最後に、議案第44号「令和5年度大東市
後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第4次)について」を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第44号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、日程第12、議案第21号「大東市
男女共同参画社会行動計画の変更について」を議題とします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。杉本未来づくり委員会委員長。
◆2番(杉本美雪議員) (登壇)過日の本会議において、当未来づくり委員会に付託されました議案第21号「大東市
男女共同参画社会行動計画の変更について」審査結果の御報告を申し上げます。
本件について、理事者より詳細なる説明を聞き、種々検討を行い、採決いたしました。
本件について、全員異議なく原案どおり可決すべきであると決しました。
以上、審査結果の御報告といたします。
○野上裕子 議長 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終わります。
これより討論に入ります。
〔「なし」の声起こる〕
討論もないようでありますので、これをもちまして討論を終了します。
これより議案第21号を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第21号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、日程第13、議案第22号「大東市
地域福祉計画の変更について」を議題とします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。杉本未来づくり委員会委員長。
◆2番(杉本美雪議員) (登壇)過日の本会議において、当未来づくり委員会に付託されました議案第22号「大東市
地域福祉計画の変更について」審査結果を御報告申し上げます。
本件について、理事者より詳細なる説明を聞き、種々検討を行い、採決しました。
本件について、全員異議なく原案どおり可決すべきであると決しました。
以上、審査結果の御報告といたします。
○野上裕子 議長 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終わります。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
討論もないようでありますので、これをもちまして討論を終了します。
これより議案第22号を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第22号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、日程第14、議案第23号「大東市障害福祉計画の変更について」を議題とします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。杉本未来づくり委員会委員長。
◆2番(杉本美雪議員) (登壇)過日の本会議において、当未来づくり委員会に付託されました議案第23号「大東市障害福祉計画の変更について」審査結果を御報告申し上げます。
本件について、理事者より詳細なる説明を聞き、種々検討を行い、採決しました。
本件について、全員異議なく原案どおり可決すべきであると決しました。
以上、審査結果の御報告とします。
○野上裕子 議長 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終わります。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
討論もないようでありますので、これをもちまして討論を終了します。
これより議案第23号を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第23号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、日程第15、議案第24号「大東市総合介護計画の変更について」を議題とします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。杉本未来づくり委員会委員長。
◆2番(杉本美雪議員) (登壇)過日の本会議において、当未来づくり委員会に付託されました議案第24号「大東市総合介護計画の変更について」審査結果を御報告申し上げます。
本件について、理事者より詳細なる説明を聞き、種々検討を行い、採決しました。
本件について、賛成多数で原案どおり可決すべきであると決しました。
以上、審査結果の御報告とします。
○野上裕子 議長 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終わります。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
5番・天野議員。
◆5番(天野一之議員) (登壇)議案第24号、大東市総合介護計画の変更について、日本共産党議員団を代表いたしまして反対の討論をいたします。
まず、基金を3年間で13億円取り崩し、第8期の総合介護計画より保険料負担の軽減の実施に至った内容については評価をいたします。基金を活用し、保険料引下げを日本共産党議員団で、改定のたびに求め続けてきました。ただ、年度末の基金残高の額は16億円になっております。さらなる基金を取崩しをしっかりと考え、保険料軽減額の幅を増やしていくことをまず求めます。
問題と見る点は、計画の内容は、第8期を引き継ぐものです。要支援者の介護保険、現行サービスを極力使わせず、地域サービスに移行するこの間の方針及び課題を改める内容がないことです。
要支援認定、要支援のサービス提供において、当事者に対し、要支援サービスを地域資源活用の下、サービスの受皿を限定し、介護が受けられないと、多くの市民の認識になったことは、改める必要があります。
また、ケアプラン作成、指導においての市や包括の対応は、現場のケアマネジャーへの合意どころか、圧力として受け止められた経過が、質疑の中でも取り上げました社会保障推進協議会でのケアマネジャーアンケートからも明らかです。
この問題をしっかりと認識し、改善策を早急に講じ、介護利用者にも、ケアマネジャーさんを初め、介護現場に携わる人にも安心して必要な介護サービスが受けられ、提供できる大東市の介護になるように求めまして、反対の討論といたします。
○野上裕子 議長 ほかに討論はありませんか。
8番・大束議員。
◆8番(大束真司議員) (登壇)議案第24号、大東市総合介護計画の変更について、公明党議員団を代表し、討論をいたします。
この計画は2024年、令和6年度から2027年、令和8年度までの3年間の措置であります。2025年、令和7年には団塊の世代が75歳を迎える、いわゆる介護ビッグバンが発生する年となり、圧倒的に宿泊型介護施設が不足するため、地域包括ケアシステムの構築が叫ばれてきたところです。公明党としても、この10年間余り、2025年を迎えるまでに、住み慣れた場所で安心して医療・介護を受けることができる環境の整備を訴えてまいりました。
この計画の2年目に2025年、令和7年度を迎える重要な岐路に立つ計画となります。本市において令和9年、2027年が75歳以上人口のピークとなることが推計されており、不足する施設と介護従事者の確保に力を入れていかなければなりません。
抜本的解消に当たり、総合介護計画とはいえ、具体的な問題解決の方途を示す必要があります。それを前提に今回の第9期計画についてうたわれている目標について、全てクリアしていく必要があります。
医療介護現場におけるDXの推進で、保険者の事務負担の軽減を図ること。介護人材の確保につきましては、外国人材の受入れも必要ですが、市内在住の方がやりがいを持って働ける介護現場の改善と、雇用の在り方を大東市が主導し、民間介護事業者と連携しながら、拡充すべきであります。
また、介護施設については、定期巡回・随時対応型訪問介護看護、小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能型居宅介護など、いわゆる看多機施設を確実に誘致・推進してください。介護予防にもさらに力を入れることが重要であり、元気でまっせ体操の増設など身近な場所で運動機能を向上させることが望まれます。
独居高齢者の孤立化を防ぐために、コミュニティを取れる場所の提供も含めて、この元気でまっせ体操は機能していく必要があります。
介護相談では、基幹系包括支援センターをさらに充実させ、DX化を進め、どこからでも相談できる体制を整え、市民が安心して介護相談ができる環境を強化していく必要があります。現在4つの支店型包括支援センターの在り方も、今後の推移を鑑み、考えていくべきです。
大都市の高齢化率は、府全体より0.3%の値ではありますが、これまで取り組んできた若年世帯の呼び込み施策が結果として表れていると実感します。
最後に、2020年の公明党議員団の公約でありました。今回第9期の介護保険料の初の減額についても、介護予防に力を入れてきた結果が、努力が成果として、準備金の積み上げができ、実現できたことであります。介護保険準備基金の適正な運用が重要であります。基金を全て取り崩すことなく、第10期の介護保険料料金の抑制に向けて、さらに介護予防できる、重篤化を先送りし、保険料を抑制し、基金の積立てが順調にできるよう取り組んでいくよう強く要望し、賛成の討論といたします。
○野上裕子 議長 ほかに討論はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
これをもちまして討論を終了します。
これより議案第24号を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立多数であります。御着席ください。したがって議案第24号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、日程第16、議案第25号「大東市基金条例の一部を改正する条例について」を議題とします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。石垣街づくり委員会委員長。
◆14番(石垣直紀議員) (登壇)過日の本会議において、当街づくり委員会に付託されました議案第25号「大東市基金条例の一部を改正する条例について」審査結果を御報告申し上げます。
本件について、理事者より詳細なる説明を聞き、種々検討を行い、採決しました。
本件について、全員異議なく原案どおり可決すべきであると決しました。
以上、審査結果の御報告といたします。
○野上裕子 議長 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終わります。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
討論もないようでありますので、これをもちまして、討論を終了します。
これより議案第25号を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第25号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、日程第17、議案第26号「大東市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部を改正する条例について」を議題とします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。石垣街づくり委員会委員長。
◆14番(石垣直紀議員) (登壇)過日の本会議において、当街づくり委員会に付託されました議案第26号「大東市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部を改正する条例について」審査結果を御報告申し上げます。
本件について、賛成多数で原案どおり可決すべきであると決しました。
以上、審査結果の御報告といたします。
○野上裕子 議長 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終わります。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
6番・あらさき議員。
◆6番(あらさき美枝議員) (登壇)議案第26号、大東市行政手続における特定の個人等を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部を改正する条例について、日本共産党議員団を代表して反対討論を行います。
今回の条例改定には、法定事務のほか、市独自にマイナンバーを利用する事務、独自利用事務について規定するもので、マイナンバーの利用について、下手をすれば市民にリスクを負わせることを市職員が理解した上で行わなければいけないものにもかかわらず、委員会の答弁では、全く危険性を理解しない答弁でありました。御存じのように、政府が国民一人一人に生涯変わらない番号をつけ、多分野の個人情報をひもづけして利用すること自体、プライバシー権の侵害の危険を持つ重大な問題です。マイナンバーの利用がどんどんと進められています。行政にデジタル化を生かすことで、住民が課税証明書や保険証を持参しなくても、市町村同士で情報が連携でき、行政手続の迅速・簡便化が図られ、住民の選択肢を増やすことはいいことです。しかし、便利になる部分と引き換えにリスクもあるということを、行政として説明責任を果たすべきです。
情報連携ができるということは、マイナンバーに多くの情報が名寄せされており、そのビッグデータは、今後、政府はもうけの種として企業に開放し、企業の利益につなげるために利用が可能なものであるということ。また、オープンデータ化と情報連携を自治体に行わせることで、自治体が保有する情報を全て吐き出させようという狙いがあり、自治体独自の個人情報保護策を後退させ、住民の行政への信頼を失いかねません。
そういった、それらのリスクを侵さないための認識をマイナンバーを扱う職員は持っておくべきであるということを申し伝えて、反対討論を終わります。
○野上裕子 議長 ほかに討論はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
これをもちまして討論を終了します。
これより議案第26号を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立多数であります。御着席ください。したがって議案第26号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、日程第18、議案第27号「大東市
会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例等の一部を改正する条例について」を議題とします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。石垣街づくり委員会委員長。
◆14番(石垣直紀議員) (登壇)過日の本会議において、当街づくり委員会に付託されました議案第27号「大東市
会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例等の一部を改正する条例について」審査結果を御報告申し上げます。
本件について、全員異議なく原案どおり可決すべきであると決しました。
以上、審査結果の御報告といたします。
○野上裕子 議長 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終わります。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
討論もないようでありますので、これをもちまして討論を終了します。
これより議案第27号を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第27号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、日程第19、議案第28号「大東市附属機関条例の一部を改正する条例について」を議題とします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。石垣街づくり委員会委員長。
◆14番(石垣直紀議員) (登壇)過日の本会議において、当街づくり委員会に付託されました議案第28号「大東市附属機関条例の一部を改正する条例について」審査結果を御報告申し上げます。
本件について、全員異議なく原案どおり可決すべきであると決しました。
以上、審査結果の御報告といたします。
○野上裕子 議長 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終わります。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
討論もないようでありますので、これをもちまして討論を終了します。
これより議案第28号を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第28号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、日程第20、議案第29号「大東市環境の保全等の推進に関する条例の一部を改正する条例について」を議題とします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。杉本未来づくり委員会委員長。
◆2番(杉本美雪議員) (登壇)過日の本会議において、当未来づくり委員会に付託されました議案第29号「大東市環境の保全等の推進に関する条例の一部を改正する条例について」審査結果を御報告申し上げます。
本件について、理事者より詳細なる説明を聞き、種々検討を行い、採決しました。
本件について、全員異議なく原案どおり可決すべきであると決しました。
以上、審査結果の御報告とします。
○野上裕子 議長 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終わります。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
討論もないようでありますので、これをもちまして討論を終了します。
これより議案第29号を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第29号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、日程第21、議案第31号「大東市
男女共同参画推進条例の一部を改正する条例について」を議題とします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。杉本未来づくり委員会委員長。
◆2番(杉本美雪議員) (登壇)過日の本会議において、当未来づくり委員会に付託されました議案第31号「大東市
男女共同参画推進条例の一部を改正する条例について」審査結果を御報告申し上げます。
本件について、理事者より詳細なる説明を聞き、種々検討を行い、採決しました。
本件について、全員異議なく原案どおり可決すべきであると決しました。
以上、審査結果の御報告とします。
○野上裕子 議長 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終わります。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
討論もないようでありますので、これをもちまして討論を終了します。
これより議案第31号を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第31号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、日程第22、議案第32号「大東市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について」を議題とします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。杉本未来づくり委員会委員長。
◆2番(杉本美雪議員) (登壇)過日の本会議において、当未来づくり委員会に付託されました議案第32号「大東市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について」審査結果を御報告申し上げます。
本件について、理事者より詳細なる説明を聞き、種々検討を行い、採決しました。
本件について、全員異議なく原案のとおり可決すべきであると決しました。
以上、審査結果の御報告とします。
○野上裕子 議長 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終わります。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
討論もないようでありますので、これをもちまして討論を終了します。
これより議案第32号を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第32号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、日程第23、議案第33号「
大東市立子ども発達支援センター条例の一部を改正する条例について」を議題とします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。杉本未来づくり委員会委員長。
◆2番(杉本美雪議員) (登壇)過日の本会議において、当未来づくり委員会に付託されました議案第33号「
大東市立子ども発達支援センター条例の一部を改正する条例について」審査結果を御報告申し上げます。
本件について、理事者より詳細なる説明を聞き、種々検討を行い、採決しました。
本件について、全員異議なく原案のとおり可決すべきであると決しました。
以上、審査結果の御報告とします。
○野上裕子 議長 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終わります。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
討論もないようでありますので、これをもちまして討論を終了します。
これより議案第33号を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第33号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、日程第24、議案第34号「大東市
介護保険条例の一部を改正する条例について」を議題とします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。杉本未来づくり委員会委員長。
◆2番(杉本美雪議員) (登壇)過日の本会議において、当未来づくり委員会に付託されました議案第34号「大東市
介護保険条例の一部を改正する条例について」審査結果を御報告申し上げます。
本件について、理事者より詳細なる説明を聞き、種々検討を行い、採決しました。
本件について、全員異議なく原案のとおり可決すべきであると決しました。
以上、審査結果の御報告とします。
○野上裕子 議長 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終わります。
これより討論に入ります。討論はございませんか。
5番・天野議員。
◆5番(天野一之議員) (登壇)議案第34号、大東市
介護保険条例の一部を改正する条例について、日本共産党議員団として、こちらには賛成の討論いたします。
この条例の変更点は、先ほどの議案第24号、介護総合計画の変更における保険料の減額を記載する内容であること、所得段階が12から16段階に改められ、所得など、よりきめ細かい相応分負担の考えで、保険料設定がされる内容に改正されております。
保険料減額に対しては評価をする立場といたしまして、今回の条例改正に対しては賛成をいたします。
以上です。
○野上裕子 議長 ほかに討論はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
これをもちまして討論を終了します。
これより議案第34号を採決します。
本案に対する委員長報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第34号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、日程第25、議案第35号「大東市
指定地域密着型サービス事業者の指定並びに
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例及び大東市
指定地域密着型介護予防サービス事業者の指定並びに
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について」を議題とします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。杉本未来づくり委員会委員長。
◆2番(杉本美雪議員) (登壇)過日の本会議において、当未来づくり委員会に付託されました議案第35号「大東市
指定地域密着型サービス事業者の指定並びに
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例及び大東市
指定地域密着型介護予防サービス事業者の指定並びに
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について」審査結果を御報告申し上げます。
本件について、理事者より詳細なる説明を聞き、種々検討を行い、採決しました。
本件について、全員異議なく原案のとおり可決すべきであると決しました。
以上、審査結果の御報告とします。
○野上裕子 議長 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終わります。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
討論もないようでありますので、これをもちまして討論を終了します。
これより議案第35号を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第35号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、日程第26、議案第36号「大東市手数料条例の一部を改正する条例について」を議題とします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。石垣街づくり委員会委員長。
◆14番(石垣直紀議員) (登壇)過日の本会議において、当街づくり委員会に付託されました議案第36号「大東市手数料条例の一部を改正する条例について」審査結果を御報告申し上げます。
本件について、全員異議なく原案どおり可決すべきであると決しました。
以上、審査結果の御報告といたします。
○野上裕子 議長 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終わります。
これより討論に入ります。
〔「なし」の声起こる〕
討論もないようでありますので、これをもちまして討論を終了します。
これより議案第36号を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第36号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、日程第27、議案第37号「大東市
企業立地促進条例の一部を改正する条例について」を議題とします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。杉本未来づくり委員会委員長。
◆2番(杉本美雪議員) (登壇)過日の本会議において、当未来づくり委員会に付託されました議案第37号「大東市
企業立地促進条例の一部を改正する条例について」審査結果を御報告申し上げます。
本件について、理事者より詳細なる説明を聞き、種々検討を行い、採決しました。
本件について、全員異議なく原案どおり可決すべきであると決しました。
以上、審査結果の御報告とします。
○野上裕子 議長 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終わります。
これより討論に入ります。
〔「なし」の声起こる〕
討論もないようでありますので、これをもちまして討論を終了します。
これより議案第37号を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第37号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、日程第28、議案第38号「大東市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について」を議題とします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。石垣街づくり委員会委員長。
◆14番(石垣直紀議員) (登壇)過日の本会議において、当街づくり委員会に付託されました議案第38号「大東市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について」審査結果を御報告申し上げます。
本件について、全員異議なく原案どおり可決すべきであると決しました。
以上、審査結果の御報告といたします。
○野上裕子 議長 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終わります。
これより討論に入ります。
〔「なし」の声起こる〕
討論もないようでありますので、これをもちまして討論を終了します。
これより議案第38号を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第38号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、日程第29、議案第39号「大東市
水道事業給水条例の一部を改正する条例について」を議題とします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。石垣街づくり委員会委員長。
◆14番(石垣直紀議員) (登壇)過日の本会議において、当街づくり委員会に付託されました議案第39号「大東市
水道事業給水条例の一部を改正する条例について」審査結果を御報告申し上げます。
本件について、全員異議なく原案どおり可決すべきであると決しました。
以上、審査結果の御報告といたします。
○野上裕子 議長 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終わります。
これより討論に入ります。
〔「なし」の声起こる〕
討論もないようでありますので、これをもちまして討論を終了します。
これより議案第39号を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第39号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、日程第30、議案第40号「大東市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例について」を議題とします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。石垣街づくり委員会委員長。
◆14番(石垣直紀議員) (登壇)過日の本会議において、当街づくり委員会に付託されました議案第40号「大東市
消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例について」審査結果を御報告申し上げます。
本件について、全員異議なく原案どおり可決すべきであると決しました。
以上、審査結果の御報告といたします。
○野上裕子 議長 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終わります。
これより討論に入ります。
〔「なし」の声起こる〕
討論もないようでありますので、これをもちまして討論を終了します。
これより議案第40号を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第40号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、日程第31、議案第41号「大東市
国民健康保険条例の一部を改正する条例について」を議題とします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。杉本未来づくり委員会委員長。
◆2番(杉本美雪議員) (登壇)過日の本会議において、当未来づくり委員会に付託されました議案第41号「大東市
国民健康保険条例の一部を改正する条例について」審査結果を御報告申し上げます。
本件について、理事者より詳細なる説明を聞き、種々検討を行い、採決しました。
本件について、賛成多数で原案のとおり可決すべきであると決しました。
以上、審査結果の御報告とします。
○野上裕子 議長 ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終わります。
これより討論に入ります。
5番・天野議員。
◆5番(天野一之議員) (登壇)議案第41号、大東市
国民健康保険条例の一部を改正する条例について、日本共産党議員団を代表いたしまして、反対の討論を行います。
退職者医療制度の経過措置の終了に伴う文言の整理や、低所得者の保険料減額に係る所得判定基準の改正が含まれております。
低所得者の保険料減額については、当然の措置とは考えますが、2024年度より大阪府統一保険料に伴う保険料引上げになります。減額措置を行ったとしても、事実上、負担増につながるケースもあります。
最大の問題点は、大阪府統一保険料により負担が減るどころか、負担増になることがあります。統一により、府内30自治体が全国で保険料が高い上位50に入る深刻な事態です。
6年間の激変緩和措置を取ったものの、府の統一基準額は毎年上がる経過をたどりました。また、この間、各自治体の判断で引上げ額を抑制できるなど、大東市の事情を踏まえた国民健康保険料設定や減免基準の判断や決定が不可能になります。
権限や判断が大阪府に集中する形となり、地方自治の後退とも受け取ります。府に集約し、効率化と負担軽減、持続を掲げた当初の状況から考えても、負担減と真逆な実態です。国として国庫負担を増やすなど、財政的な措置を充実することなしに、国民健康保険料の負担の問題は改善できないということを考えるに当たり、反対の討論とさせていただきます。
○野上裕子 議長 ほかに討論はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
これをもちまして討論を終了します。
これより議案第41号を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立多数であります。御着席ください。したがって議案第41号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、日程第32、議案第45号「大東市手数料条例の一部を改正する条例について」を議題とします。
本案に関し、委員長の報告を求めます。杉本未来づくり委員会委員長。
◆2番(杉本美雪議員) (登壇)過日の本会議において、当未来づくり委員会に付託されました議案第45号「大東市手数料条例の一部を改正する条例について」審査結果を御報告申し上げます。
本件について、理事者より詳細なる説明を聞き、種々検討を行い、採決しました。
本件について、全員異議なく原案のとおり可決すべきであると決しました。
以上、審査結果の御報告とします。
○野上裕子 議長 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終わります。
これより討論に入ります。
〔「なし」の声起こる〕
討論もないようでありますので、これをもちまして、討論を終了します。
これより議案第45号を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第45号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、日程第33、議案第8号「令和6年度大東市
一般会計予算について」、日程第34、議案第9号「令和6年度大東市
国民健康保険特別会計予算について」、日程第35、議案第10号「令和6年度大東市
交通災害共済事業特別会計予算について」、日程第36、議案第11号「令和6年度大東市
火災共済事業特別会計予算について」、日程第37、議案第12号「令和6年度大東市
介護保険特別会計予算について」、日程第38、議案第13号「令和6年度大東市
後期高齢者医療保険特別会計予算について」、日程第39、議案第14号「令和6年度大東市2駅
周辺整備事業特別会計予算について」、日程第40、議案第15号「令和6年度大東市
移管市営住宅事業特別会計予算について」、日程第41、議案第16号「令和6年度大東市
水道事業会計予算について」、及び日程第42、議案第17号「令和6年度大東市
下水道事業会計予算について」、以上10件を一括議題とします。
本10件に関し、委員長の報告を求めます。酒井予算決算委員会委員長。
◆7番(酒井一樹議員) (登壇)過日の本会議において、当予算決算委員会に付託されました議案第8号「令和6年度大東市
一般会計予算について」、議案第9号「令和6年度大東市
国民健康保険特別会計予算について」、議案第10号「令和6年度大東市
交通災害共済事業特別会計予算について」、議案第11号「令和6年度大東市
火災共済事業特別会計予算について」、議案第12号「令和6年度大東市
介護保険特別会計予算について」、議案第13号「令和6年度大東市
後期高齢者医療保険特別会計予算について」、議案第14号「令和6年度大東市2駅
周辺整備事業特別会計予算について」、議案第15号「令和6年度大東市
移管市営住宅事業特別会計予算について」、議案第16号「令和6年度大東市
水道事業会計予算について」、及び議案第17号「令和6年度大東市
下水道事業会計予算について」、以上の10件の審査結果の御報告を申し上げます。
本10件について、理事者より詳細なる説明を聞き、種々検討を行い、採決をいたしました。
まず、議案第10号、議案第11号、議案第14号、議案第15号、議案第16号、及び議案第17号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきであると決しました。
次に、議案第8号、議案第9号、議案第12号及び議案第13号については、賛成多数で原案のとおり可決すべきであると決しました。
なお、議案第8号、議案第9号、議案第12号及び議案第13号に対して反対討論があったことを申し添えます。
以上、審査結果の御報告といたします。
○野上裕子 議長 ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終わります。
これより討論を行います。討論については、議案第何号についての討論を行うかを発言し、反対・賛成の交互にお願いします。最初に、反対討論はありませんか。
5番・天野議員。
◆5番(天野一之議員) (登壇)議案第8号、令和6年度大東市
一般会計予算について、議案第9号、令和6年度大東市
国民健康保険特別会計予算について、議案第12号、令和6年度大東市
介護保険特別会計予算について、議案第13号、令和6年度大東市
後期高齢者医療保険特別会計予算について、日本共産党議員団を代表いたしまして、反対の討論を行います。
まず、議案第8号、令和6年度大東市
一般会計予算についてです。
能登半島地震では倒壊した家の下敷きで亡くなられた方も多いと聞いております。今、大東市で防災対策に大きな関心が集まっております。本市の住宅などの耐震化80%であり、令和7年度には95%への目標が立てられております。しかし、耐震設計や改修補助金の目標は4から5件であり、95%の目標に全く見合っておりません。
今後の方針も、委員会質問では明確に答えることができませんでした。また、住民の財産を侵し続け、景観を損ねている空き家対策は動きが遅く、まだ本腰が入っているとは言えません。さらに、住宅街の道路の老朽化や、緊急車両が入れない狭い道路もたくさんあります。四条畷駅前開発では、西側は土地買収の見通しが立たないまま駐輪場を仮移転させてしまったため、駐輪場を利用する市民には大変な不便をかけております。東側では5億9,000万円で、税金を投入しての大がかりなペデストリアンデッキを造ろうとしておりますが、住民要求は東側に駐輪場の設置をというもので、住民のリアルな声と税金の使い方が一致しておりません。市民の声を取り入れたきめ細かな市政を求めます。
また、子ども食堂支援事業では、府費が100%の予算です。実施の重要性や認識も定着しています。運営の費用面での厳しいとする意見もあります。市財政を講じ、充実すべきです。
eスポーツ推進事業では、予算額は1,100万円から1,300万円規模で進んでおります。財源のふるさと納税全体の減収の見込みと合わせ、民間が主体となってeスポーツを周知するなど、運営の見直しが必要と考えます。教育、障害、高齢認知に役立つ府内部局をまたいで活用などを進めるとしておりますが、まだ十分な議論や合意形成には達していないと考えます。
大東の魅力づくり事業では、イルミネーション事業、開催から11年が経過しました。令和6年度イルミネーションにかかる予算は990万円です。この間、周辺の環境も変化しました。市民から実施内容と公費の費用対効果を疑問視する声や、周辺のにぎわいや、商店の売上げの効果がないといった意見も寄せられております。防犯灯、街路灯の整備を優先してほしいの意見が絶えずあります。燃料費高騰と、生活費混乱が深刻になるさなかで、催しに対しての税金の使い方が問われると考えます。財源はふるさと納税のうち、使用用途別、にぎわいの創出から使うという答弁ですが、納税の減収見込みや、使途別意向は自治体にお任せが最も多く、次いで教育、子育て、障害福祉増進になっております。市民の具体的願いは、日常の暮らし維持や福祉、教育の充実ではないでしょうか。
以上により、市民の声に基づいたきめ細かな市政運営の実施を求め、反対の討論といたします。
続いて、議案第9号、令和6年度大東市
国民健康保険特別会計予算について反対討論といたします。
先ほどの条例でも申しましたとおりに、大阪府統一保険料に伴う保険料の引上げになります。6年間の激変緩和措置を取ったものの、府の統一基準は毎年上がる中、大東市は、令和5年度国民健康保険基金を3億円取り崩して、統一基準額の引上げが大阪府から示される中、1年間の保険料引下げを行いました。しかし、今回は年度末基金残高7億円はあるとしながらも、保険料引下げはできません。したがって、モデルケースにおいても、1人世帯、68歳、年金収入153万円以下の場合で、21.4%の増額。3人世帯、世帯主42歳、子供17歳と13歳のお2人、世帯主収入180万円の場合でも17.8%の増額など、どの条件でも、前年比較で16%から20%の負担増を強いる引上げ額になっております。おおむね年収の10%は国民健康保険料ということになります。市民生活の多くは、賃金、年金は上がらない。物価高をはじめ、支出高が増加しております。生活が逼迫する中で、保険料の引上げは認められません。基金残高7億円の活用について、大阪府能勢町を例として取り上げました。負担軽減と市民生活を支える活用の具体化を求めて、反対の討論といたします。
続いて、議案第12号、令和6年度大東市
介護保険特別会計予算についての反対討論です。
第9期介護総合計画討論と同様に、基金を3年間で13億円取り崩し、第8期計画より、保険料負担軽減の実施に至ったことは評価をいたします。基金を活用し、保険料引下げについては、日本共産党議員団としても毎回取り上げてきました。
計画案変更審議で申し上げた大東市の介護問題をしっかりと認識して、改善策を具体的に示した予算をしっかりと盛り込むべきです。この間の方針を継承及び基幹型地域包括センター機能を強化する予算にとどまっております。
安心して必要な介護サービスが受けられ、提供できる大東市の介護の実現のため、介護を必要とされる市民や家族、介護事業に係るケアマネジャー、介護職の皆さんの声を反映した予算組みをしていただけるようになることを求めて、反対の討論といたします。
最後に、議案第13号、令和6年度大東市
後期高齢者医療保険特別会計予算についての反対討論です。
75歳以上の高齢者を給付が増す国民健康保険などから切り離して、後期高齢者として施行した公的医療保険制度になります。2年ごとの保険料改正が行われ、令和6年度保険料率の改定では、均等割額で2,711円増の5万7,172円、所得割率で0.63%増の11.75%、
賦課限度額は14万円増の80万円に引き上げられ、75歳以上の全高齢者の負担が増す内容です。
制度開始当初と比較でも、均等割額で9,757円の増額、所得割率で3.07%の増加、
賦課限度額では30万円の増加が2年ごとの改正で増大し続けたことになります。高齢化に伴う高齢者医療の増大は、現役世代に比べ、当然なことと言えます。
高齢者自身の負担を増やす自助よりも、公費を増やす、公助に改めなければなりません。また、令和5年度の全世代対応型の持続可能な社会保障制度を構築するための健康保険法などの一部改正により、1つは、子育てを全世帯支援の理由に、後期高齢者医療制度が、出産育児一時金に係る一部支援、そして2つ目に、現役世代負担上昇の抑制を理由に、高齢者保険料の負担割合を見直すことが、今回の負担増に至っております。
少子高齢化で、世代間格差や不公平感を持ち出して、公平負担から、当事者個人に負担を強いることそのものを改める必要があります。各世代に必要な社会保障制度を当事者個人の負担増ではなく、国をはじめ、各自治体が当事者個人負担を抑えていくことこそが、社会保障の充実に求められることです。75歳以上の高齢者で、働いて収入を得られる方は一部です。持続して長期に収入を得ることも困難と考えます。年金も減り続けております。物価も高止まりです。75歳以上の高齢者にさらなる負担を強いる今回の改正には反対の立場として、討論をさせていただきます。
以上です。
○野上裕子 議長 ほかに討論はありませんか。
8番・大束議員。
◆8番(大束真司議員) (登壇)議案第12号、令和6年度大東市介護保険特別会計について、公明党議員団を代表し、討論を行います。
令和6年度大東市
介護保険特別会計予算は、歳入歳出122億8,964万1,000円であります。
歳入において、介護保険料22億9,364万7,000円、支払基金交付金31億7,056万9,000円、繰入金23億1,224万8,000円のうち、基金繰入金が3億3,343万9,000円となります。
歳出においては主に、保険給付費114億3,988万3,000円、地域支援事業費5億5,013万7,000円を中心に計上されております。今回、
介護保険特別会計予算は、公明党が主張し、実現いたします介護保険料の減額が反映された予算となります。この予算の執行を確実に行うとともに、今後の準備基金への積立てに関し、さらに努力していくことを要望いたします。
第1号保険者における介護保険料の支払いは、2か月ごとの年金の天引きで痛税感が大きいものであり、介護保険料の減額は、物価高騰の折、大変喜ばしいことであります。全ての予算の採決において言えることですが、この予算への反対も、結果的には予算全体を否定し、予算執行を阻止する行為であり、今回の大東市
介護保険条例に賛成したとしても、介護保険料の減額をも措置することになるのは明白な事実となってしまいます。大変残念です。
よって、公明党として、予算の執行を確実に実行されることを強く要望し、今回の令和6年当初の
介護保険特別会計予算の賛成討論といたします。
○野上裕子 議長 ほかに討論はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
これをもちまして、討論を終了します。
これより順次採決します。
最初に、議案第8号「令和6年度大東市
一般会計予算について」を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立多数であります。御着席ください。したがって議案第8号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第9号「令和6年度大東市
国民健康保険特別会計予算について」を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立多数であります。御着席ください。したがって議案第9号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第10号「令和6年度大東市
交通災害共済事業特別会計予算について」を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立多数であります。御着席ください。したがって議案第10号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第11号「令和6年度大東市
火災共済事業特別会計予算について」を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第11号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第12号「令和6年度大東市
介護保険特別会計予算について」を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立多数であります。御着席ください。したがって議案第12号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第13号「令和6年度大東市
後期高齢者医療保険特別会計予算について」を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立多数であります。御着席ください。したがって議案第13号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第14号「令和6年度大東市2駅
周辺整備事業特別会計予算について」を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第14号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第15号「令和6年度大東市
移管市営住宅事業特別会計予算について」を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第15号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、議案第16号「令和6年度大東市
水道事業会計予算について」を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第16号は委員長の報告のとおり可決されました。
最後に、議案第17号「令和6年度大東市
下水道事業会計予算について」を採決します。
本案に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第17号は委員長の報告のとおり可決されました。
次に、日程第43、議会議案第1号「市長の
専決処分事項の指定の変更について」を議題とします。
議案の朗読を省略します。
提案者から提案理由の説明を求めます。7番・酒井議員。
◆7番(酒井一樹議員) (登壇)議会議案第1号「市長の
専決処分事項の指定の変更について」提案理由の御説明を申し上げます。
本案は、地方自治法の一部改正が施行されることに伴い、所要の条項変更を行うものです。
なお、この議決は令和6年4月1日から適用することとしております。
以上、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。
○野上裕子 議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認めます。これをもちまして質疑を終わります。
お諮りします。ただいま議題となっております議会議案第1号は、会議規則第37条第3項の規定により委員会への付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声起こる〕
御異議なしと認めます。
議会議案第1号は委員会への付託を省略することに決定しました。
これより討論を行います。
〔「なし」の声起こる〕
討論もないようでありますので、これをもちまして、討論を終了します。
これより議会議案第1号を採決します。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議会議案第1号は原案のとおり可決されました。
次に、日程第44、「
特別委員会報告について」を議題とします。
本件に関し報告を求めます。
最初に、大東市の市庁舎建て替えに関する特別委員会、大束委員長。
◆8番(大束真司議員) (登壇)大東市の庁舎建て替えに関する特別委員会について開催報告をいたします。
令和5年度、2024年度の大東市庁舎建て替えに関する特別委員会の開催について、昨年8月7日、月曜日に大東市庁舎整備基本構想についての整理として、まずは2021年の基本構想策定時のおさらいを行い、その後、将来的な窓口の在り方など説明を受けました。
基本構想においては、現在役所がある場所で、現庁舎は耐震化とリノベーションを行い、面積が不足する部分は増築棟を建てるという構想案です。将来的な窓口の在り方の説明では、さらなるコストダウンやデジタル化の流れ、役所に来ないで手続可能なサテライト案も出てまいりました。しかし、基本構想の増築棟はおおむね7階建てであったことから、いきなり3階から4階への変更とも取れる説明に、この間の議論が示されなかったので、委員よりデジタル化だけの理由ではなく、ネウボランドだいとうなどの地域保健課の出先機関の集約も、答えが出ていないとあり、次回の開催に持ち越しとなりました。
第2回となります特別委員会は2月15日、木曜日に行いました。8月の開催より半年を経過し、庁内で、総合窓口の在り方、これはデジタル化を大きく反映した、書かない、書かせない、待たせない窓口の創設のスマート窓口の説明から始まりました。いわゆるワンストップの総合窓口に関連する部署の聞き取りヒアリング調査の結果を踏まえた答弁がなされました。
また、すこやかセンターの新庁舎への集約について、来庁者へのアンケート調査の結果が発表されました。
その結果、すこやかセンターは単体で機能を発揮しており、増築棟への集約はふさわしくないとの結果でした。
今後、庁内ヒアリングの結果を受けての増築棟への入所部門の決定が急がれます。
増築棟の全体平米が決定しておらず、基本設計までさらに時間が要するものと考えられます。
また、議場の扱いにおいて、現議場を残すのか、増築棟への移転を図るのかも、来期への開催に委ねられていくことになりました。
基本設計が決定されないと、着工まで長くかかる可能性があります。早期の庁舎建設を求めて、庁内のまとめを急いでいただきたい。
以上、令和5年度の市庁舎建て替えに関する特別委員会の報告とさせていただきます。
○野上裕子 議長 次に、大東市の教育に関する特別委員会、品川委員長。
◆11番(品川大介議員) (登壇)大東市の教育に関する特別委員会の今年度の取り組みについて。
令和5年度は4回の委員会を開催いたしました。1回目は委員間で、今年度のテーマを相談し、昨年度当特別委員会において議論し、議会議決を得た大東市立小・中学校における教育環境のさらなる充実を求める要望書の教職員が子供たちと向き合う時間の確保、授業等に専念できるために支援員等の人材配置に係る調査とデジタルなどを活用し、どのように負担軽減を図り、業務効率化を進めるかなどを1つ目のテーマとし、2つ目は、多くの委員から意見がありました、大東市の不登校支援についてをテーマとして、今年度は調査研究することに合意いたしました。
第2回の委員会では、教職員の働き方改革の専門家であります澤田教育委員会委員に御講義賜り、他市の手法や様々な角度からのアプローチについて意見交換を行うことができました。
第3回の委員会では、本市の不登校対策として、支援モデル、学びへのアクセス100%についての説明と議論を行うとともに、教育支援センター、ボイスに現地視察を行い、実際の設備調査や支援員との意見交換を行うことができました。
最後に、第4回の委員会では、教職員の業務の効率化や支援体制について、及び不登校支援について今後どのような方策を講じるのか、具体的な手法や方向性について説明をいただき、議論を行うことができました。
このように1年間を通じ、委員会で議論してきたことが、先ほど議決しました令和6年度予算にも反映をいただいたところであります。
改選を迎えるに当たり、今後常任委員会の在り方や特別委員会の在り方が協議されることと思いますが、本特別委員会はこの4年間において、委員会議論にて調査テーマを決め、そして深掘りをし、時には必要に応じて議会決議を得る要望書も提出をしてまいりました。
今後も、学校教育のみならず、通学路も含めた児童・生徒の安全確保や、幼・保・小の架け橋など、本市伸展に欠かせない所管部を超えた施策の調査研究の場が必要だと考えます。
以上、令和5年度大東市教育に関する特別委員会の報告といたします。
○野上裕子 議長 次に、大東市の交通課題に関する特別委員会、中村委員長。
◆9番(中村晴樹議員) (登壇)大東市交通課題に関する特別委員会の委員長報告を行います。
昨年の7月24日に委員会を開催し、交通空白地の解消や地域主体の公共交通を利用しづらい地域の移動手段の確保を議題にし、全市公共交通を見直し、住民主体のコミュニティ交通やボランタリー輸送等の活発な議論が交わされました。
特に自動運転等のモビリティやICT、デジタルの活用を待つことなく、全市公共交通の見直しの目標年度を定めるべきという質疑は、当初予算でも取り上げられました。
全国的に、路線バス事業者の多くが、運転手の確保や低賃金、コロナ禍の回復の見通しが厳しい等の理由により赤字となっています。サービス水準の大幅な低下や安定的なサービス提供が課題となっています。消費者経済の視点に立ち、いつもは車だが今日はバスに乗る、財政は対極的なものといった意識改革であるモビリティマネジメントやマルチタスク化の考え方を重視することが重要です。
交通弱者をどう救うのかという視点に固執せず、公民連携にも言えることですが、事業者のプライドや地元の名企業に頼るのではなく、事業者の採算構造、持続性にも踏み込んだ固定観念を根底から覆す必要があります。
今後、交通行政の発展と市民のよりよい満足度を高める政策を期待し、交通課題に関する特別委員会の報告を終えます。
○野上裕子 議長 最後に、大東市の行財政改革特別委員会、東委員長。
◆1番(東健太郎議員) (登壇)行財政改革特別委員会に関する報告を行います。
昨年の8月29日、庁内におけるDX推進体制を軸に、マイナンバーカード不具合事象への市の対応について、また、電子申請の現在地について、さらには情報セキュリティーについての3項目について議論を行いました。
マイナンバーカードの不具合事象への市の対応についてでは、大東市では物価高騰対策事業中に3,000円の給付金のための口座登録で、個々の登録段階において、129件の家族名義の誤登録が発生していたこと、また、国の総点検で、大東市のマイナンバー関連のひもづけ誤りはなく、不具合事象も発見されなかったこと。そして、全国では約14万件の公金受取口座の家族名義の誤登録が確認され、対応が行われたことなどに対しての事象を共有しました。
電子申請の現在地についてでは、大東市は子育て介護関連の手続を中心にデジタル化を進め、関連府省庁と協力してオンラインサービスを拡充したこと、また、デジタル技術を活用し、行政サービスの向上と業務効率化に努め、電子申請システムや公式LINEなどを導入したこと。そして、マイナポータルを含む複数のオンラインプラットフォームを利用して、広範な手続の電子申請を可能にしたことなどの状況より、さらなる発展に向けた協議が交わされました。
情報セキュリティーについてでは、行政DXの推進に必要な情報セキュリティー対策を強化していくこと。さらには、大阪版人材シェアリング制度を利用して、セキュリティーポリシーの改定作業を進めていくことなどの状況を踏まえ、さらなるセキュリティーの強化について協議が交わされました。
行財政改革特別委員会の意義としては、最小限の経費で最大限の市民サービスを実現するとの目的感を持ち、議論を展開していくことが必要であると考えます。
今後もデジタル技術を活用して、行政手続のオンライン化やデジタル化を推進し、市民サービスの向上と業務効率化を図ることを念頭に協議していくのであれば、具体的な効果の確認を図るすべを構築する必要性があります。
引き続き、庁内におけるDX推進体制を軸にした協議は、今後は別立てでの協議体でも議論を進めていけるものと考えており、当特別委員会では、組織や業務に関する事柄などにも焦点を当てたテーマ設定が適正かと考えます。
改選以降、新しい体制の下、検討されることではありますが、今後も当特別委員会の継続は必要であると考えます。
以上です。
○野上裕子 議長 次に、日程第45、「議員の派遣について」を議題とします。
お諮りします。お手元に配付しておりますとおり、議員の派遣を行うことに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声起こる〕
御異議なしと認めます。お手元に配付しておりますとおり、議員の派遣を行うことに決定しました。
最後に、日程第46、「令和5年定例会の閉会について」を議題とします。
お諮りします。会議規則第7条の規定により、本日をもちまして、今定例月議会を終了し、令和5年定例会を閉会することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声起こる〕
御異議なしと認めます。
本日をもちまして、今定例月議会を終了し、令和5年定例会を閉会することに決定しました。
以上で本日の日程は全て終了しました。
ここで、市議会申合せ事項に基づき、3月31日に退任されます水野教育長より御挨拶を受けることとします。
◎水野達朗 教育長 (登壇)まずは、このような機会をいただきましたことに、野上議長をはじめ、議員各位の皆様に感謝を申し上げます。
この機会がなければ、私のこの場における最後の発言がトイレに行きたかったになってしまいますので、本当にありがたい機会をいただけたなというふうに思っております。
学校でも、行政でも働いたことがない40歳の民間経営者が教育長に、そのような日本の歴史をひもといても、なかなか前例のないことを生み出した東坂浩一市長の勇気ある選択、そしてそれを承認されました挑戦心あふれる大東市議会の皆様、本当にそのような勇気とチャレンジャー精神に敬意を最後にお示ししたかったなというところで、さらに皆様に対して万感の思いを込めて、任期満了に伴いまして、この退任を機に私の思いをお話しさせていただきたいと思っております。
4年間の教育政策に関しましては、3日間にわたり、各議員の皆様から一般質問をいただき、答弁をさせていただきました。
うまくいったことばかりを発言したように、自分で読み上げていても感じたところではあるんですが、当然、その背景には、数多くの議論、そしてうまくいかなかったこと、小さな失敗というのもたくさんございました。コロナ禍の大きな混乱期、そして大きな事案があった日などは夜も眠れない、そのような日もありました。
そのような、とてもしんどい夜を幾夜と乗り越えて、それでも毎朝笑顔で教育委員会にやってきて、おはようございますと、仕事ができたのも、優秀な職員の支え、そして何より、自分の仕事が大東の子供たち、ひいては我が子の明るい未来にもつながっていくそのような使命感へ直結するというふうに思えたからです。
昨今の教育を取り巻く変化のスピードは、皆さん御存じのとおり、とても速いです。特にコロナ禍を経た教育環境というのは、本当に今まででは考えられないような大きな変化を生み出しました。
例えばGIGAスクール構想、今では当たり前のように、子供たちがタブレットを活用して、家庭学習、授業もしております。しかし、4年前ではなかなか考えられないことでした。
そのような大きな変化というのは、行政マンの立場に立ってみると、先行きが見通せない中ででも、子供たちの未来、不確定な未来をイメージしながら、政策を立案していくということが求められました。
そのような中では、ミスがないことを第一、維持管理のみを組織目標とした
市教育委員会では、子供たちの未来を考えたときには、立ち行かなくなる、そのように思いました。
ゆえに、維持管理型組織から、アジャイル型経営の組織に変革することが求められるのではないかなと思っておりました。
私自身、経営者としての視点というものを大切にしてまいりました。しかし、その視点で
市教育委員会を捉えると、変化が激しく、さらに多様な価値観の反映が求められる教育政策においては、企画立案段階で完璧は求められないということです。仮に、構想段階で完璧だと思った政策でも、実施段階には、あまりの世の中の変化の速さゆえに、アジャストしていかないということもあります。
ですので、このような場で大変生意気な発言にはなるんですけれども、議員の皆様が完璧主義を立案段階で教育委員会に求め過ぎてしまうと、教育委員会は現状の議会との関係性においては、徹底したゼロリスク症候群に陥ってしまいます。
平たく言えば、ミスをしたら責めるぞと。チャレンジしなかったら責めるぞと。これでは、恐らく議員の皆さんがおのおの描く教育の未来にたどり着く手法としては建設的ではないのかなというふうにも思っております。
多様な観点と専門性を持って、まずは見立てをする。動きながら調整していくことが認められない限り、チャレンジをする教育行政にはならないと思います。
ぜひ、二元代表制の原理原則を維持していただきながらも、教育委員会をゼロリスク症候群にさせないように、高い教育の識見、そして温かい心を持ってチャレンジを後押しするようにしていただければ、もっと大東市の教育は突き抜けていく、そのように思っております。
大東市教育長の最後の思いとしてお話をさせていただきました。心にとどめていただければ、大変幸甚でございます。
先ほど、酒井議員の御質問の中でもお答えしましたが、私は28歳のときに結婚を機に、大阪市内から縁もゆかりもない大東市にやってきました。まさに大東市がターゲットとする子育て世帯の流入者でございます。そして、この大東市で2人の子供を授かり、子育てをし、大東市で独立・起業をし、早いもので、16年がたちました。大東市は、都会と自然が融合したコンパクトで住みよいまちです。
ずっと大東で生まれ育った人は、大東市のよさに気づきにくいかも知れませんが、子育てもしやすいですし、教育環境も悪くありません。
これから日本全体で地域の再編が進んでいくかと思いますが、私のような人材を教育長にさせるようなチャレンジングな大東市、そして子育て支援の専門家である私が、わざわざここで子育てがしたいんだと引っ越しをしてくる大東市ですので、引き続き次世代への投資をし、みんなで大東市のポテンシャルを磨きながら、今後もすばらしいまちになるように、期待をしております。
教育委員として5年間、そして教育長として4年間、合計9年間、大変お世話になりました。今後は一市民として、皆様の御活躍を期待しております。
最後になりますが、こんな私を任用いただいた東坂浩一市長、そして御指導いただきました議員各位、そして苦楽を共にした全ての職員の皆様に感謝を申し上げて、退任の挨拶とさせていただきます。
本当にお世話になりました。ありがとうございました。(拍手)
○野上裕子 議長 議会を代表いたしまして、このたび退任されます水野教育長に対しまして、一言、お礼の言葉を申し上げます。
水野教育長には去る令和2年5月、教育長に就任され、以来、広範な本市教育行政について、常に厳正、明敏、適切な判断によって職務を遂行され、無事ここに退任を果たされましたことについて、深く敬意と謝意を表する次第であります。
なお、今後も機会あるごとに、これまでの長年にわたる教育分野で御活躍された経験を、本市発展のため、寄与いただきますよう希望するものであります。
ここに、水野氏の功績をたたえ、簡単ではございますが、謝辞といたします。どうもありがとうございました。
次に、同じく市議会申合せ事項に基づき、今期限りで勇退されます議員より御挨拶を受けることとします。
まず、17番・中河議員。
◆17番(中河昭議員) (登壇)退任に当たりまして、皆様方に一言御挨拶を申し上げます。
私、自民党の中河昭は、今期をもちまして大東市議会議員を退任することといたします。
岡本市長、そして東坂市長、近藤松次市長のもとで大任を賜り、本市の行財政運営に寄与させていただきました。これもそこにおられます市長をはじめ、特別職の皆様、また市議会議員の皆様方、そして皆様方に申し上げる次第でございますが、振り返りますと、豪雨災害や、水害や、阪神・淡路大震災など、様々なその間、精いっぱい行政の繁栄に努力をさせていただきました。おかげさまで多くの皆様の御協力により、何とか市勢の発展に貢献することができたと思っております。
今後は、一市民として大東市を見守り、また、微力ではございますが、本市のために尽力してまいりたいと考えております。
最後になりますが、本市の今後のますますの発展と市民の皆様の御健勝と御多幸を心からお願い申し上げまして御挨拶といたします。
ありがとうございました。(拍手)
○野上裕子 議長 暫時休憩します。
午後3時33分休憩
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
午後3時34分再開
○小南市雄 副議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、12番・野上議員。(拍手)
◆12番(野上裕子議員) (登壇)本日は定例会閉会間際の貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございます。
この度、私、野上裕子は、この4月の選挙には立候補せず、引退することといたしました。
思い返せば、3期12年間、困難なことばかりでございましたが、日を重ねるごとに取り組んできたことが実を結び出し、議員活動も充実、この1年間は議長の大役を仰せつかり、議会運営に粉骨砕身の気持ちで邁進してまいりました。
さあこれからというところでありますが、2022年にステージ2のがんに罹患していることが分かり、現在も治療を続けている身でございます。
体調管理には、それまで以上に気を遣い、手術を終えてからのこの約1年9か月も、心身共に充実し、議長公務を含む議会活動や日常生活に支障なく過ごしておりますが、転移や再発に関して常に不安を抱える状態であることから、次の4年間、自信を持って議員としての職責を全うするというお約束ができなくなりました。
これまで応援いただき、これからの活動に期待を寄せていただいている市民の皆様には、大変申し訳ございません。
ここで一度区切りをつけさせていただくこと、何卒御容赦願います。
市民の皆様、議員の皆様、市長はじめ、特別職や職員の皆様、議会事務局の皆様、3期12年間お世話になり、ありがとうございました。
これからもポジティブ、朗らかに過ごしてまいります。ありがとうございました。(拍手)
○小南市雄 副議長 暫時休憩します。
午後3時36分休憩
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午後3時37分再開
○野上裕子 議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
市長を初め、理事者の皆様には、議会運営や市政の推進に多大な御指導と御協力を賜り、衷心より深く感謝申し上げます。
また、この3月末をもって退職されます職員の皆様には、長年にわたり市行政に精励していただき、深く感謝の意を表します。
これからは、健康に十分留意して充実した人生を歩まれますことを祈念いたします。
そして、いよいよ来月には市長及び市議会議員の選挙が行われることになっております。引き続き出馬される皆様におかれましては、来たる4月21日の選挙において、当選の栄誉を得られますよう、御健闘をお祈り申し上げます。
最後になりましたが、議員並びに理事者の皆様におかれましては、くれぐれも健康に留意され、一層の御活躍を祈念しまして、簡単ではございますが、閉会の御挨拶とします。
次に市長より閉会の御挨拶をいただきます。東坂市長。
◎東坂浩一 市長 (登壇)令和6年3月大東市議会定例月議会の終了に当たりまして、一言御礼の御挨拶を申し上げます。
今定例月議会にて御提案させていただきました各議案等につきまして、慎重に御審議の上、御議決、御同意を賜り、誠にありがとうございました。
今定例月議会中にいただきました貴重な御意見、御提言につきましては、今後の市政運営に十分に生かしてまいる所存でございます。
さて、来月、本市市長・市議会議員選挙が行われますが、立候補されます議員におかれましては、必勝を期して頑張っていただき、市民の信託を受けられますこと、心よりお祈りを申し上げます。
また、今期をもって御勇退をされます中河議員、野上議員、お二人におかれましては、大変長きにわたりまして、議会活動を通じて、本市の発展と住民福祉の向上に御尽力を賜りましたことに深く敬意と感謝を表する次第でございます。
お二人におかれましては、今後も健康には十分御留意いただき、本市の発展のため、引き続きお力添えを賜りますようお願いを申し上げます。
終わりに、日ごとに暖かくなってまいりましたが、朝晩はまだまだ寒さを感じます。議員各位におかれましては、お体には十分御留意をいただき、今後ますますの御活躍をされますことを祈念をいたしまして、終了に当たりましてのお礼の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
○野上裕子 議長 本日はこれをもちまして散会し、令和6年大東市議会定例会を閉会します。
午後3時41分閉会
会議録署名議員
大東市議会 議 長 野 上 裕 子
〃 副議長 小 南 市 雄
〃 議 員 中 村 晴 樹
〃 議 員 小 南 市 雄...