大東市議会 2023-02-27
令和 5年 3月定例月議会-02月27日-01号
令和 5年 3月定例月議会-02月27日-01号令和 5年 3月
定例月議会
令和5年3月
大東市議会定
例月議会会議録
〇 議 事 日 程
令和5年2月27日(月) 午前9時48分開議 (第1日目)
日程第 1
会議録署名議員の指名について
日程第 2 会議期間の決定及び休会日における本会議の開議について
日程第 3 議案第 2号 令和4年度大東市
一般会計補正予算(第9次)について
日程第 4 議案第 3号 令和4年度大東市
国民健康保険特別会計補正予算(第4次)について
日程第 5 議案第 4号 令和4年度大東市
介護保険特別会計補正予算(第3次)について
日程第 6 議案第 5号 令和4年度大東市
後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第3次)について
日程第 7 議案第 6号 令和4年度大東市
水道事業会計補正予算(第3次)について
日程第 8 議案第 7号 令和4年度大東市
下水道事業会計補正予算(第1次)について
日程第 9 施政方針
日程第10 議案第18号 大東市
教育委員会委員の任命について
日程第11 議案第19号 大東市
人権行政基本方針の変更について
日程第12 議案第20号 大東市
バリアフリー基本構想の変更について
日程第13 議案第21号 大東市消防団員の定員、任免、服務等に関する条例の一部を改正する条例について
日程第14 議案第22号 大東市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例の一部を改正する条例について
日程第15 議案第23号 大東市
特別職非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について
日程第16 議案第24号 大東市重度障害者の医療費の助成に関する条例等の一部を改正する条例について
日程第17 議案第25号 大東市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について
日程第18 議案第26号 大東市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について
日程第19 議案第27号 大東市
国民健康保険条例の一部を改正する条例について
日程第20 議案第28号 大東市手数料条例の一部を改正する条例について
日程第21 議案第29号 大東市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について
日程第22 議案第 8号 令和5年度大東市
一般会計予算について
日程第23 議案第 9号 令和5年度大東市
国民健康保険特別会計予算について
日程第24 議案第10号 令和5年度大東市
交通災害共済事業特別会計予算について
日程第25 議案第11号 令和5年度大東市
火災共済事業特別会計予算について
日程第26 議案第12号 令和5年度大東市
介護保険特別会計予算について
日程第27 議案第13号 令和5年度大東市
後期高齢者医療保険特別会計予算について
日程第28 議案第14号 令和5年度大東市2駅
周辺整備事業特別会計予算について
日程第29 議案第15号 令和5年度大東市
移管市営住宅事業特別会計予算について
日程第30 議案第16号 令和5年度大東市
水道事業会計予算について
日程第31 議案第17号 令和5年度大東市
下水道事業会計予算について
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〇 本日の会議に付した事件
議事日程第1から第31まで
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〇 出 席 議 員(16名)
1番 東 健太郎 議員 9番 中 村 晴 樹 議員
2番 杉 本 美 雪 議員 10番 小 南 市 雄 議員
3番 児 玉 亮 議員 11番 品 川 大 介 議員
4番 木 田 伸 幸 議員 12番 野 上 裕 子 議員
5番 天 野 一 之 議員 13番 光 城 敏 雄 議員
6番 あらさき 美枝 議員 14番 石 垣 直 紀 議員
7番 酒 井 一 樹 議員 15番 水 落 康一郎 議員
8番 大 束 真 司 議員 16番 北 村 哲 夫 議員
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〇 欠 席 議 員(1名)
17番 中 河 昭 議員
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〇 地方自治法第121条による出席者
東 坂 浩 一 市長
野 田 一 之 副市長
水 野 達 朗 教育長
松 本 剛
上下水道事業管理者
中 村 康 成 危機管理監
東 克 宏
政策推進部長
北 田 吉 彦 総務部長
木 村 吉 男
市民生活部長兼人権政策監
青 木 浩 之 福祉・子ども部長
野 村 政 弘
保健医療部長
北 田 哲 也 産業・文化部長
南 野 徹
都市整備部長
岡 田 学
上下水道局長
北 本 賢 一
教育委員会教育総務部長
伊 東 敬 太
教育委員会学校教育政策部長
辻 本 雄 大 選管・公平・
監査事務局長
種 谷 崇 浩
総務部総務課長
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〇
議会事務局職員出席者
竹 中 愼太郎 事務局長
品 川 知 寛
事務局総括参事
植 杉 郁 朗
事務局参事補佐
森 本 早 紀 書記
坊 農 治 勇 書記
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午前9時48分開議
○品川大介 議長 ただいまから令和5年3月
大東市議会定例月議会を開きます。
開始に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
本日、議員各位には時節柄何かと御多用の中、御出席を賜り、誠にありがとうございます。
日頃は、本市市勢の伸展と
市民福祉向上のため御活躍をいただいておりますことに対し、深甚なる敬意を表する次第でございます。
さて、今
定例月議会に付議されます案件としましては、
教育委員会委員の任命、計画の変更、条例の一部改正、令和4年度各会計の補正予算及び令和5年度一般会計の予算など重要諸議案が付議されておりますので、どうか慎重に御審議を重ねられますとともに、議事進行にも格別の御協力を賜りますようお願いを申し上げまして、簡単ではございますが、定
例月議会開始の御挨拶とします。
次に、市長から御挨拶をいただきます。東坂市長。
◎東坂浩一 市長 (登壇)本日、ここに令和5年3月
大東市議会定例月議会を開催されるに当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
今月6日にトルコ南部で起きました大地震や、1年以上に及ぶロシアの
ウクライナ侵攻など、心痛む日々が続いておりますが、議員各位におかれましては、御健勝にて御活躍のこととお喜びを申し上げます。
このたび御提案申し上げます議案は、令和5年度
一般会計予算をはじめ、令和4年度各会計の補正予算、人事案件、計画の変更、並びに条例の一部改正等でございます。何とぞよろしく御審議の上、御議決を賜りますようお願いを申し上げます。
さて、私は市長に就任依頼、「あふれる笑顔 幸せの
まち大東づくり」を理念としたまちづくりを進めてまいりました。ここ近年は、コロナ禍の対応もございましたが、将来にわたって持続可能な財政運営を念頭に、公民連携やICTの活用を進めてまいりました。
令和5年度当初予算におきましても、今後のさらなる発展に向けまして、
中長期的視点に立ち、公民連携及びICTの活用の推進に資する柔軟性に富んだ施策に対しまして重点的に予算を配分しております。
なお、令和5年度の私の市政運営に対する基本方針並びに主要施策につきましては、後ほど施政方針の中で申し上げたいと存じます。
議員各位の御協力と御支援を賜りますようお願いを申し上げまして、開催に当たりましての御挨拶とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○品川大介 議長 次に、
議会運営委員会委員長から御報告願います。
北村議会運営委員会委員長。
◆16番(
北村哲夫議員) (登壇)過日、開催されました
議会運営委員会の御報告を申し上げます。
まず、今
定例月議会の会議期間は、本日から3月24日までの26日間とします。
なお、3月5日の日曜日に本会議を開催し、施政方針に対する代表質問を行いますので、よろしくお願いいたします。
次に、議案第18号「大東市
教育委員会委員の任命について」は、即決とし、採決方法は起立採決とします。
以上、報告を終わります。
○品川大介 議長 本日の議事日程は、お手元に配付しております日程表のとおり定めておりますので、これにより御了承いただきたいと思います。
日程に先立ちまして、事務局長から諸般の報告をします。
竹中事務局長。
◎竹中愼太郎 事務局長 諸般の御報告を申し上げます。
まず、議員の出席状況の報告でございますが、本日の会議におきます現在までの出席議員数は16人でございます。
なお、中河議員は現在参集されておりません。
次に、各種会議の報告並びに令和4年中に採択されました請願の処理経過及び結果についてでございますが、これはお手元に配付しております報告書により御了承いただきたいと思います。
報 告 事 項
┌1月特別議会以降のもの ┐
各種会議報告等 └ R5.1.7~R5.2.26 ┘
┌──────┬──────────────────────────────┐
│ 月
日 │ 概 要 │
├──────┼──────────────────────────────┤
│ 1月19日
│東大阪都市清掃施設組合臨時組合議会 於 東 大 阪 市│
│ │ 協議事項 │
│ │ (1)
ごみ処理施設(第六工場)建設工事及び付帯工事に関する│
│ │ 工事請負契約締結の件 │
│ │ (2)その他 │
│ │ 出席者 議 員 酒井一樹、品川大介、野上裕子 │
│ │ 協議事項 │
│ │ (1)令和4年度東大阪都市清掃施設組合
一般会計補正予算(第│
│ │ 2回) │
│ │ (2)令和5年度東大阪都市清掃施設組合
一般会計予算 │
│ │ (3)その他 │
│ │ 出席者 議 員 酒井一樹、品川大介、野上裕子 │
│ ├──────────────────────────────┤
│ │大東市総合計画・総合戦略審議会 於 委 員 会 室│
│ │ 協議事項 │
│ │ (1)「幸せデザイン 大東(第5次大東市総合計画および第Ⅱ│
│ │ 期大東市まち・ひと・しごと創生総合戦略)」の進捗等の│
│ │ 検証について │
│ │ (2)その他 │
│ │ 出席者 委 員 東健太郎、木田伸幸、
水落康一郎 │
│ │ 欠席者 委 員 中河 昭 │
└──────┴──────────────────────────────┘
以上、報告を終わります。
○品川大介 議長 これより議事に入ります。
最初に、日程第1、「
会議録署名議員の指名について」を議題といたします。
会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、酒井議員、及び大束議員を指名します。
次に、日程第2、「会議期間の決定及び休会日における本会議の開議について」を議題といたします。
お諮りいたします。今定例月議会の会議期間は、本日から3月24日までの26日間とし、会議規則第10条第3項の規定により、3月5日の日曜日に本会議を開くことにしたいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声起こる〕
御異議なしと認めます。今
定例月議会の会議期間は、本日から3月24日までの26日間とし、3月5日の日曜日に本会議を開くことに決定しました。
なお、一般質問につきましては、明28日午後5時までに質問の要旨を記載の上、議長まで通告を願います。
次に、報告第1号「市道上にて発生した事故に係る専決処分の報告について」及び出資法人経営状況報告書について、以上2件については、市長から提出があり、既にお手元に配付しておりますので、これにより御了承いただきたいと思います。
次に、日程第3、議案第2号「令和4年度大東市
一般会計補正予算(第9次)について」、日程第4、議案第3号「令和4年度大東市
国民健康保険特別会計補正予算(第4次)について」、日程第5、議案第4号「令和4年度大東市
介護保険特別会計補正予算(第3次)について」、日程第6、議案第5号「令和4年度大東市
後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第3次)について」、日程第7、議案第6号「令和4年度大東市
水道事業会計補正予算(第3次)について」、及び日程第8、議案第7号「令和4年度大東市
下水道事業会計補正予算(第1次)について」、以上6件を一括議題とします。
議案の朗読を省略します。
理事者から提案理由の説明を求めます。
最初に、議案第2号について、東
政策推進部長。
◎東克宏
政策推進部長 (登壇)おはようございます。議案第2号、令和4年度大東市
一般会計補正予算(第9次)について、提案理由及び提案内容を御説明申し上げます。
令和4年度大東市一般会計・特別会計補正予算書の1ページをお開きください。
初めに、歳入歳出予算の補正案につきまして御説明申し上げます。
本補正予算案では、歳入歳出それぞれ9億9,466万円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ551億1,994万5,000円としております。
歳入予算から主な内容につきまして御説明いたします。
2ページを御覧ください。
款1市税の補正額3億8,773万9,000円の増額につきましては、市民税や市たばこ税の決算見込みによる増額によるものでございます。
款5地方交付税の補正額2億8,856万9,000円の増額は、普通交付税の追加交付分の増額などによるものでございます。
款9国庫支出金の補正額2億3,135万7,000円の減額は、主に新型コロナウイルスワクチン接種事業負担金や、地域密着型サービス市町村交付金の減額によるものでございます。
款10府支出金の補正額8,498万4,000円の減額は、主に障害児通所給付費の増額と、大阪府宝くじ社会貢献広報市町村補助金の減額を合わせたものでございます。
款11財産収入の補正額425万5,000円の増額は市有地の売払収入などによるものでございます。
款12寄付金の補正額1億4,444万9,000円の増額は、ふるさと納税給付金の決算見込みによる増額でございます。
款13繰入金の補正額4億752万6,000円の減額は、主に財政調整基金や公共施設等整備保全基金からの繰入金の減額によるものでございます。
款15市債の補正額12億540万円の減額は、市債充当事業費の事業費の増減によるものなどでございます。
款18法人事業税交付金の補正額1億1,335万4,000円の増額は、決算見込みによる増額でございます。
歳入につきましては、以上でございます。
次に、歳出予算の主な内容につきまして御説明申し上げます。
4ページをお開きください。
款1議会費の補正額575万6,000円の減額は、議員報酬などの決算見込みによるものでございます。
款2総務費の補正額1億7,586万9,000円の増額は、職員給与費や大東市ふるさと振興基金積立金の決算見込みによる増額などでございます。
款3民生費の補正額4億2,700万2,000円の減額は、国庫特会繰出金や地域密着型サービス整備事業の決算見込みによる減額などでございます。
款4衛生費の補正額1億4,851万円の減額は、新型コロナウイルスワクチン接種経費の決算見込みによる減額などでございます。
款7土木費の補正額10億5,637万2,000円の減額は、主に野崎駅・四条畷駅周辺整備事業の決算見込みによる減額でございます。
款8消防費の補正額2,479万6,000円の減額は、防災対策事業などの決算見込みによる減額でございます。
款9教育費の補正額5億2,187万8,000円の増額につきましては、大東市学校施設整備基金積立金や中学校維持管理・保健経費の増額などによるものでございます。
続けて、6ページを御覧ください。
款10公債費の補正額2,400万円の減額につきましては、決算見込みによる減額でございます。
以上が歳出の主な内容でございます。
歳入歳出の詳細につきましては、12ページ以降の歳入歳出補正予算事項別明細書に記載のとおりでございます。
次に、8ページを御覧ください。
第2表繰越明許費でございます。繰越明許費は公民連携総合調整事業から幼稚園経費(子ども)までの15件でございます。関係機関等との協議・調整に不測の日数を要したものや、国の補正予算への対応などにより、委託料や工事請負費などを翌年度に繰り越すものでございます。
次に、9ページを御覧ください。
第3表債務負担行為補正でございます。令和5年4月1日午前零時から開庁時間までに契約の効力を発生させる必要があり、今年度末までに契約を行う必要のある翌年度以降の業務委託などに係る債務負担行為の追加や、関係機関との調整等に不測の日数を要したことなどによる債務負担行為の廃止でございます。
次に、10ページを御覧ください。
第4表地方債補正でございます。先ほど御説明させていただいた各事業の事業費の決定などに伴い、限度額を変更するものについて計上しております。
以上が令和4年度大東市
一般会計補正予算(第9次)案の概要でございます。何とぞよろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○品川大介 議長 次に、議案第3号、議案第4号及び議案第5号について、野村
保健医療部長。
◎野村政弘
保健医療部長 (登壇)おはようございます。最初に、議案第3号、令和4年度大東市
国民健康保険特別会計補正予算(第4次)について、提案内容を御説明申し上げます。
令和4年度大東市一般会計・特別会計補正予算書の71ページをお開きください。
本補正予算案は歳入歳出それぞれ143万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ155億293万7,000円とするものでございます。
次に、72ページ及び73ページをお願いいたします。
歳入の主なものを御説明申し上げます。
款1国民健康保険税の補正額2,628万8,000円の増額は決算見込みによるものでございます。
款4国庫支出金の補正額10万2,000円の増額は、マイナンバーカード保険証利用に関する広報を行ったことに対する国からの補助金でございます。
款6府支出金の補正額6,065万円の増額は、国民健康保険標準システム導入に係る交付金の増額によるものでございます。
款9繰入金の補正額8,476万8,000円の減額は、保険基盤安定繰入金の確定と、款6府支出金で御説明いたしました国民健康保険標準システム導入において、府支出金の増額があったことから、一般会計からの繰入金を減額するものでございます。
続きまして、74ページ、75ページをお願いいたします。
歳出について御説明申し上げます。
款8諸支出金の補正額143万3,000円の増額は、令和3年度国民健康保険ヘルスアップ事業に対する交付金の確定により超過交付額を返還するものでございます。
歳入歳出の詳細につきましては、76ページ以降の事項別明細書のとおりでございます。
以上が令和4年度大東市
国民健康保険特別会計補正予算(第4次)についての概要でございます。
続きまして、議案第4号、令和4年度大東市
介護保険特別会計補正予算(第3次)について、提案内容を御説明申し上げます。
補正予算書の85ページをお願いいたします。
本補正予算案は歳入歳出それぞれ837万8,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ111億8,266万5,000円とするものでございます。
次に、86ページ及び87ページをお願いいたします。
歳入の主なものを御説明申し上げます。
款1介護保険料の補正額271万3,000円の減額は、現年度特別徴収分の決算見込みによるものでございます。
款3支払基金交付金の補正額151万2,000円の減額、款4国庫支出金の補正額3,298万9,000円の減額、款5府支出金の補正額70万円の減額、款6繰入金の補正額3,037万1,000円の増額は、介護給付費及び地域支援事業に係る国及び府からの交付金等、並びに一般会計からの繰入金等について、それぞれ増減したものでございます。
続きまして、88ページ及び89ページをお願いいたします。
歳出について御説明申し上げます。
款1総務費の補正額277万8,000円の減額は、ロボット掃除機貸与事業に係る決算見込みによるものでございます。
款9地域支援事業費の補正額560万円の減額は、介護予防に係る経費の決算見込みによるものでございます。
歳入歳出の詳細につきましては、90ページ以降の事項別明細書のとおりでございます。
以上が令和4年度大東市
介護保険特別会計補正予算(第3次)についての概要でございます。
最後に、議案第5号、令和4年度大東市
後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第3次)について、提案内容を御説明申し上げます。
補正予算書の103ページをお開きください。
本補正予算案は歳入歳出それぞれ822万3,000円を減額し、歳入歳出の総額をそれぞれ19億2,580万9,000円とするものでございます。
次に、104ページ、105ページをお願いいたします。
歳入について御説明申し上げます。
款4繰入金の補正額822万3,000円の減額は、一般会計からの基盤安定繰入金を減額するものでございます。
続きまして106ページ及び107ページをお願いいたします。
歳出について御説明申し上げます。
款2後期高齢者医療広域連合納付金の補正額822万3,000円の減額は、大阪府後期高齢者医療広域連合に対する保険基盤安定負担金を減額するものでございます。
歳入歳出の詳細につきましては、108ページ以降の事項別明細書のとおりでございます。
以上が令和4年度大東市
後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第3次)についての概要でございます。
以上でございます。何とぞ御審議の上、御議決賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○品川大介 議長 最後に、議案第6号及び議案第7号について、岡田
上下水道局長。
◎岡田学
上下水道局長 (登壇)おはようございます。初めに、議案第6号、令和4年度大東市
水道事業会計補正予算(第3次)につきまして御説明申し上げます。
今回の補正は決算見込み及び補助金交付額の確定によります収益的収入及び支出の補正でございます。
それでは、
水道事業会計補正予算書の1ページをお願いいたします。
第2条収入におきまして、第1款、第1項営業収益の補正額157万3,000円の増額は、水道料金の基本料金無料化に伴う給水収益の決算見込みによるもので、第2項営業外収益の補正額162万3,000円の減額は、一般会計からの繰入れに係る補助金交付額の確定によるものでございます。
支出におきまして、第1款、第1項営業費用の補正額5万円の減額は、水道料金の基本料金無料化に伴うシステム改修費の決算見込みによるものでございます。
以上が令和4年度大東市
水道事業会計補正予算(第3次)でございます。
続きまして、議案第7号、令和4年度大東市
下水道事業会計補正予算(第1次)につきまして御説明申し上げます。
今回の補正は、流域下水道建設事業及び企業債の増額によります資本的収入及び支出の補正でございます。
下水道事業会計補正予算書の1ページ中段を御覧ください。
支出におきまして、第3条、第1款、第1項建設改良費の補正額3,435万8,000円の増額は、国の追加補正の活用に伴う流域下水道建設事業によるもので、その上、収入におきまして、第1款、第1項企業債の補正額3,380万円の増額は、同事業に伴い補正するものでございます。
以上が令和4年度大東市
下水道事業会計補正予算(第1次)でございます。何とぞよろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○品川大介 議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認め、質疑を終わります。
ただいま議題となっております議案第2号から議案第7号までの6件は予算決算委員会に付託します。
次に、日程第9「施政方針」を議題とします。
令和5年度施政方針については、市長の所信表明を求めます。
東坂市長。
◎東坂浩一 市長 (登壇)令和5年3月
定例月議会の開会に当たり、提出させていただきました諸議案の御審議に先立ちまして、令和5年度の市政運営の方針と施策の概要につきまして、御説明を申し上げます。
約3年前から流行が始まった新型コロナウイルス感染症は、この春、季節性インフルエンザと同じ法的位置づけに引き下げられるという方針が発表され、新たな局面を迎えようとしています。
これほどまで長期にわたり世界を揺るがすウイルスの脅威が出現すること、予測が困難だったかもしれません。しかしながら、本市はコロナ禍に至る前から既にパンデミックの発生リスクを想定しておりました。だからこそ、その時点でもう少し深い検討を進めておくことができたのではないかと思い置きます。
これからも想定外を想定内とすること、そしてあらゆる想定に確実に対応できる体制を「現実化」することを深く肝に銘じ、市政を運営してまいります。
遡って、高度経済成長期の日本は、都市インフラの整備や人口の集中など、「拡大」による発展を遂げてまいりました。その「拡大」が飽和の段階を迎え、価値観の転換が求められるようになって久しくたちます。コロナ禍という未曽有の事態は、一極集中のビジネスモデルやサプライチェーンの見直しを余儀なくさせるなど、高度経済成長期の社会システムでは、時代の変化に対応することが難しくなっている現状を、改めて浮き彫りにしました。コロナ禍が私たちへの警鐘となり、社会の在り方や価値基準を正面から見直すきっかけを得た今こそ、新たな社会システムの構築につなげる絶好の機会と捉えるべきです。
いつの時代も、それまでの社会の価値観を転換させた人々が共通して行ったこと、それは「見立て」の「現実化」です。ここで言う「見立て」とは、単に予測したり、あるものを別のもので表現するということではありません。私の思う「見立て」とは、目指す将来像を掲げ、その実現に向け、従来の発想にとらわれない多角的な思考で事象を捉え直し、確かな道筋を見定めて、新たな価値を創出することであります。
かつて、争いが絶えず、人々が精神的にも不安定だった時代を憂いた茶人の千利休は、質素な日常の生活用品を茶道具として取り入れるなど、精神性を重んじた新たな価値観を「茶の湯」として大成させました。武力こそが全てだった戦国時代、茶の湯という文化がもたらす精神的な豊かさは、時の天下人をはじめ、多くの人々の心に響き、大変な流行となったのです。その結果、茶器は領地に匹敵するほどの社会的価値を見出され、やがて茶の湯は戦国時代の体制を動かすほどに影響力を持つことになりました。
千利休は、日常にあふれる物や存在に、これまでとは違った切り口や発想を加えて「見立て」を行い、誰もが実感できる形で「現実化」し、積み重ね、社会に定着させることで、パラダイムシフト、すなわち価値観の転換を引き起こしたのです。
私はこれまで、「公民連携」「住民自治」「DX」の3つの発想を柱として、地域の課題を解決する「見立て」とその「現実化」を進めてまいりました。
「公民連携」や「住民自治」は、これまで行政のみが担っていた「公共」の仕組みを転換し、市民の皆様・民間事業者の皆様がそれぞれお持ちのアイデアや資源を掛け合わせることで、幅広い主体が共にまちづくりを行う考え方です。
そして「DX」は、これまで現実空間において人が直接行ってきたことに対し、デジタル技術を取り入れることで、距離や時間、あるいは多言語によるコミュニケーションの壁を容易に越え、より多くのニーズに、より早く、より高質に対応できる手法です。
これらの「見立て」とその「現実化」が導き出すのは、「拡大」による発展を前提とした社会システムを脱し、人や企業、団体など様々な主体が、まるで生命体のごとく、柔軟にそして俊敏に、「自律」「分散」「連携」し、質的な価値を生み出す社会システムの確立です。
今や、急速に進化したデジタル技術が一般的なものとなり、一人一人に合った自己実現の選択肢が増え、「自律」した「個」が生み出す価値の可能性も、無限に広がり続けております。
様々な場所に「分散」したコミュニティ・組織が、現実空間、さらには仮想空間でもつながり、「連携」することで、相乗的に社会的価値が生み出されているのです。
私の「見立て」は、次々に「現実化」する環境が整いつつあると言えます。
2025年の大阪・関西万国博覧会におきましては、世界最先端のデジタル技術とともに、そのような新たな社会システムの一端を、リアルに体験できるのではないかと期待をしているところです。
私はこれまで、まちづくりの基本理念として「あふれる笑顔 幸せの
まち大東づくり」を掲げ、大東でしかできない付加価値の高い暮らしの実現を目指してまいりました。これは、一人一人の笑顔が確立され、周囲の人の笑顔に連鎖し、地域全体へ幸せが広がることをイメージしております。まさに、「自律」・「分散」・「連携」によるまちづくりです。
今後も、時代の変化を見定めながら、「見立て」をあらゆる分野で行い、信念を持って「現実化」することで、本市に関わる一人一人が主役となり、希望や喜びを実感しながら暮らし続けられる、「あふれる笑顔 幸せの
まち大東づくり」を力強く推進してまいります。
それでは、目指す将来像に向けた3つの「見立て」と、それを支える3つの「基盤づくり」につきまして、令和5年度の主な施策を御説明いたします。
1つ目の「見立て」は、産業構造改革でございます。
本市では、高度経済成長期において、ものづくり産業が集積し、雇用が生まれ、市内経済を大いに潤してきました。これは、今でも本市にとって大きな強みとなっております。このポテンシャルを生かしながら、急激な社会情勢の変化に対応し得る、柔軟で強靭な産業構造を構築し、次世代に産業都市としての矜持を継承してまいります。
私の産業構造改革の「見立て」は、一社一社が独立して持つ優れた技術や人材、設備などを、ネットワーク化し、必要に応じて「連携」する「大東市版ブロックチェーン」の構築です。
この「自律」・「分散」・「連携」の仕組みは、単独では対応できなかった問題点の解決や、より大きな規模のビジネスへの挑戦を可能にするとともに、危機が訪れた際には小さく「分散」することができるため、リスクに対しても強靭な産業基盤となり、人材・設備のシェアリングや流動化など多くの新しい可能性を見出すことができます。
企業間のネットワークをつなぐ「大東市版ブロックチェーン」を構築するためには、急激に進展しているデジタル技術の活用が欠かせません。令和5年度は、市内のものづくり企業が個別に有している技術力やノウハウを可視化し、経営の改善につなげるだけでなく、その強みを対外的に発信することで、新たな受注・発注の創出や企業間連携を生み出し、企業の技術革新や働き方の改革につなげる「市内企業デジタルトランスフォーメーション推進事業」を強力に推し進め、「自律」・「分散」・「連携」による産業DXに取り組んでまいります。
重層的かつ相乗的に地域経済を支える産業構造を構築していくためには、新たな産業分野への挑戦や、新しく起業しようとする方への支援も重要です。
大東ビジネス創造センター(D-Biz)を中心に、性別や年齢を問わず、1人でも多くの方がチャレンジできる環境を整えるとともに、子育て世代の新たな働き方にもつながる女性起業支援等の多様なサポートを実施し、市内での起業を力強く後押ししてまいります。
2つ目の「見立て」は、社会に貢献する力を得る教育・人材育成でございます。
私は就任当初から、「まちづくりは人づくり、人づくりは教育から始まる」という理念を胸に、子供は大東市の未来を支える宝であるとして、教育環境の充実に力を注いでまいりました。
その「宝」を市全体で守り、育てていくための「見立て」は、さらなる教育のDXと、学びの選択肢の拡充を行うことで、「個」の能力や可能性を最大限に広げるとともに、まちづくりにつなげるというものです。インターネットの普及で、様々な世界との接点が開かれた今、子供たちの生き方は、多くの選択肢にあふれております。教育の場におきましても、多様な選択肢を整え、あらゆる可能性の芽を育む個別最適な教育環境を「現実化」してまいります。
教育現場にも広く浸透したデジタルツールは、非常時において学びを継続させるための手段としてだけではなく、場所を選ばない多様な学びや、よりよい授業づくりのツールとしても有効です。
令和4年度に公立中学校へ先行的に導入したAI型デジタルドリルは、その効果の高さから、今後小学校にも活用を広げていくことといたしました。さらに、指導の様子や児童・生徒の動きを撮影したデータをAIで分析し、経験豊かな教員の授業ノウハウを可視化することで、教育内容や授業手法の質を一層高めてまいります。
学校運営事務におきましても、デジタル技術の活用をさらに進めてまいります。学校の欠席連絡の電子化や、児童・生徒のペーパーテストの採点支援システムを導入し、保護者の皆様や教職員の負担軽減と業務効率化につなげてまいります。
また、学びの場そのものである学校につきましても、多様な選択肢を整えてまいります。本市では、小学校・中学校の9年間で「めざす子ども像」を共有し、両学校が「連携」して地域の特性を生かした教育を進める「小中一貫教育」に取り組んでまいりました。
先般開催いたしました総合教育会議におきましては、小中一貫教育の成果を踏まえ、次なるステップとして、義務教育学校等の設立に関する御議論をいただいたところです。
令和5年度には、教育委員会事務局内に教育総務部と学校教育政策部の両部をつなぐ「教育企画室」が新たに設置されます。教育政策の様々な「見立て」を、組織や立場を超えて力強く「現実化」してまいります。
新たな学びの選択肢として、大きなチャレンジをしているのが「公民連携スクール」の「現実化」であります。皆が同じことを一斉に行い、皆と同じレベルでできることを評価するだけではない「学びの価値観の拡充」への挑戦です。
教育現場におきましては、発達障害、個性あふれる才能、不登校など、様々な背景や特性を持つ子供が共に学んでおります。「公民連携スクール」のミッションは、個性が際立つ子供の可能性を、一人一人に応じた手法で伸ばす新たな学びの場を加えることです。自分のペースで興味・関心や特性に応じた学び方を選択し、学びを深め、安心感や充足感、自分を認めてもらう喜びを感じられる場にしていきたい、そしてその先に、未来を力強く生き抜く力を備え、まちや社会を支える人になってほしいと考えております。
既存学校の充実に加え、公民連携スクール等の新たな選択肢を整えることで、個別最適な学びの環境を「現実化」いたします。
「学び」と「学びの実践」が必要なのは、決して子供たちに限ったことではありません。目まぐるしく変化する社会を生き抜くためには、私たち大人が学び続けることも非常に重要です。
さらに私の「見立て」を「現実化」させる重要な切り口は、パラダイムシフトを先導する「公民連携」のノウハウや理念をオープンソースとしてあまねく公開し、全国、世界からの知見を集める「大東未来キャンパス構想」を進めることです。市全体がキャンパス、つまり学びのフィールドとなり、子供から大人までがプレーヤーとして主体的に本市のまちづくりに関わりながら、優れた知見に触れ、学習をしていただきます。まさに、未来を創る人材を育成する場なのであります。
「公民連携スクール」から「大東未来キャンパス」へ、学びと実践がつながります。いずれは大東市に蓄積された知見の実践者が、「自律」・「分散」・「連携」するまちづくりのブロックチェーンを形成し、その輪が広がり続けることでしょう。「大東未来キャンパス」をハブにして関西へ、そして全国へと、本市の公民連携のまちづくりを、発信・発展させてまいります。
3つ目の「見立て」は、回遊性・快適性の高い都市空間の創出でございます。
単一の存在では成し得ないことも、様々な主体がつながり、強みを持ち寄り、力を結集させることで、大きな相乗効果が生まれることは、都市空間の回遊性向上におきましても同様であると考えます。
本市に点在する様々な魅力資源を一層磨いて「自律性」を高め、それらをコンパクトな地勢を活かして「連携」させることで、人流を生み出し、経済活性化を促します。経済が潤うことで、個々の資源はさらに磨かれ、「連携」の輪はさらに強固なものとなるでしょう。都市空間において、この「自律」と「連携」の好循環を生み出すことが、私の「見立て」であります。
飯盛城跡と平野屋新田会所跡につきましては、市民の皆様の誇りとなる資源であるとともに、観光資源として多くの方々にその魅力を体感していただきたい場所です。史跡を保護するだけではなく、学術的な講演会や気軽に参加できるイベントの企画・運営にも力を入れてまいります。併せて、飯盛城跡へ続くルートに位置する野外活動センターにつきましても、より多くの方に満足いただけるような施設の在り方を検討してまいります。
令和5年度からは、都市魅力観光課を再編し、観光振興課としてスタートいたします。本市が有する様々な歴史文化や既存施設の価値を一層磨き上げ、観光資源として横展開し、つなぎ合わせることで、市域全体に係る戦略的な観光振興策を講じてまいります。こうした取組の先には、三好長慶公の大河ドラマ化も「現実化」できると期待をしております。
来訪者の玄関口となりますのが、鉄道駅であります。駅を降り立ったときの印象は、そのまま、まちの印象にもつながるものです。駅周辺のハード整備と併せて、「都市空間」にも魅力を感じていただけるよう、駅周辺のまちづくりビジョンを描いてまいります。
住道駅周辺につきましては、サンメイツ1番館が民間集合住宅として生まれ変わる予定です。駅前デッキでは、民間事業者により大東ズンチャッチャ夜市の開催や、ストリートピアノの設置が定期的に実施されているほか、末広公園は、(仮称)OSSAN横丁として民間活用の実証実験を行っているところです。
令和5年度は、住道まちづくり推進事業として、地域の皆様と「連携」して都市空間の魅力創出について検討するとともに、末広公園における民間主体の取組をさらに後押しする環境を整備すべく、研究を行ってまいります。
野崎駅周辺につきましては、令和5年2月14日に野崎駅橋上駅舎及び自由通路が完成をし、供用を開始したところです。令和5年度は、引き続き野崎駅の西側及び東側の駅前広場整備を行うとともに、エリア全体のまちづくりの方向性をビジョンとしてまとめるべく、野崎まちづくり推進事業に取り組んでまいります。
四条畷駅周辺につきましては、駅東側のペデストリアンデッキの整備等に着手するとともに、都市計画道路四条畷駅前東線などの早期の事業完了を目指します。
morinekiは、公営住宅の建て替え手法に公民連携でパラダイムシフトを起こすという私の「見立て」が結実したプロジェクトであり、北条エリア全体に対する期待感は高まりを見せております。
北条まちづくりプロジェクトで育んできた北条の樹の枝葉は、皆様の期待感を成長への糧として、さらに大樹となるよう、第Ⅱ期構想の「現実化」に向けた取組を行っているところです。
事業を推進するに当たりましては、何よりも地域の皆様とまちづくりを進めていくことが大切であると考えております。令和5年度は、「嵯峨園第一住宅・第二住宅リニューアル協議会」を中心に、地域の皆様のお声を丁寧にお伺いしながら、具体的な開発に向け、実施方針等を策定してまいります。
これらの拠点や魅力資源をつなげ、回遊性を高める手段の1つとして、公共交通をはじめとする移動の利便性向上につきましても、市民の皆様のニーズに応じた見直しの検討を行ってまいります。
令和5年度は、立地適正化計画をはじめとする様々な方針等と整合性を図りながら、本市における公共交通の目的・意義を議論していくとともに、コミュニティバスを利用されている方を対象とした移動に関する調査をはじめ、市全域の道路調査を実施し、本市公共交通の再編に向けての基礎資料を作成してまいります。
また、東西の移動の円滑化を図るため、鉄道の連続
立体交差化につきましても、大阪府、四條畷市やJRと「連携」しながら検討を進めてまいります。
さらには、本議会で提出しております、大東市
バリアフリー基本構想改定案に基づき、道路や施設等ハード面のバリアフリー化を進めるとともに、誰もが安心して暮らせるまちとなるよう、心のバリアフリー化にも取り組んでまいります。
市内に点在する各拠点の魅力を磨き、公共交通をはじめとした移動の利便性を向上させることで、市内外の交流人口が拡大するだけでなく、年齢や障害の有無にかかわらず全ての人が安心して暮らせるまちとなります。点から線へと回遊性を高め、それがエリアの価値を高めていくことにより、まち全体の付加価値を一層高めてまいります。
さて、ここまでに申し上げました3つの「見立て」は、それを支える市民の皆様の暮らしや行政組織が盤石でなければ、成し遂げられないものです。ここからは「見立て」の「現実化」に向けた、3つの基盤づくりにつきまして申し述べます。
1つ目は、チャレンジを支える安全・安心な生活基盤の強化でございます。
近年、新型コロナウイルス感染症の拡大だけでなく、災害や戦争など、世界を揺るがす出来事が相次いで発生しております。
グローバル化が進んだ現代におきましては、こうしたほかの地域で起きた危機であっても、物価高騰など様々な形で、市民生活に直接的に影響を及ぼしております。
住みたいまちとして選ばれ、一人一人の新たな挑戦を支えるためには、安全で安心な生活基盤の強化が必要不可欠です。あらゆるリスクに対して、一つ一つ丁寧に向き合い、万全に備えること、またリスクが顕在化した際には、迅速かつ適切に対応する環境を整えることで、安心してチャレンジができるまちづくりを進めてまいります。
高い確率で発生すると予測をされている南海トラフ巨大地震は、本市におきましても震度6弱の揺れが想定をされています。
また、本市東部の山際には、急傾斜地が広がっており、大雨による土砂災害等への備えも必要です。
本市は、災害に対し、どこにも負けない強いまちを目指し、行政と市民の皆様・民間事業者の皆様が一体となって、災害対策に取り組んでいるところです。令和4年度には宿泊型の防災訓練や福祉避難所の開設訓練を実施したほか、様々な団体との災害連携協定を締結いたしました。また、精度の高い災害情報の提供を行う防災アプリと、円滑な災害対応を可能にする防災支援システムを開発し、防災分野にもICTを積極的に取り入れております。
令和5年度は、アプリの普及と、防災支援システムを活用した防災訓練を実施し、市全体の防災力を徹底的に高めてまいります。また、衛生面に優れた災害用トイレを各避難所へ導入するなど、引き続き備蓄物資の充実を図り、誰もが安心して避難できる環境を整えてまいります。
不安定な世界情勢によって、ガソリンの高騰やサプライチェーンの断絶など、エネルギーの自給自足の課題が顕在化してまいりました。また、世界的に気候変動対策の機運も高まっております。
国際社会の一員として、未来につなぐ環境づくりを行いながら、市民生活に必要なエネルギーを確保するため、市域の温暖化防止対策実行計画を令和5年度に策定をし、再生可能エネルギーの導入等を進めるとともに、2050年のゼロカーボンシティの実現を目指します。
身近な安全と安心につきましても、常に現状を把握し、持続的に対策を講じてまいります。
治安維持の強化に向けては、地域内で共同管理する「自治会防犯カメラ」の設置補助を継続することに加え、より公益性が高い箇所につきましては、市が直接管理する街頭防犯カメラを新たに整備いたします。
物価高騰対策といたしましては、令和4年度に引き続き、学校給食における食材費の一部支援を実施するとともに、令和5年度の1学期間、学校給食を無償化し保護者の皆様の負担軽減を図ってまいります。
また、市民の皆様への生活支援として、1人当たり5,000円分のギフトカード配布事業を行ったところですが、第2弾として、マイナンバーカードを取得し、公金受取口座を登録した方に3,000円を支給いたします。
今後も、デジタル技術を活用して、より便利に、迅速に支援が行えるよう検討してまいります。
安全で安心な生活基盤として、誰もが安心して住み続けられる住まいの確保にも取り組んでまいります。
令和4年度に策定いたします大東市営住宅長寿命化計画に基づき、嵯峨園第一住宅・第二住宅の建て替えに向け、北条地域まちづくり第Ⅱ期構想の取組を進めるほか、深野園住宅の建て替えにつきましても、野崎エリア全体のまちづくりと絡めて検討を進めてまいります。
また、令和5年度から、重度障害者グループホーム等の開設等に係る補助メニューを拡充いたします。大阪府内のどこよりも充実した本制度を広く周知をし、障害のある方が安心して暮らし続けられる住まいの整備を促進してまいります。
国におきましては、4月からこども家庭庁が創設されます。こうした動きに先んじて、本市では「子育てするなら大都市よりも大東市。」をブランドメッセージとして掲げ、ゼロ歳から18歳まで切れ目のない支援を行う「ネウボランドだいとう」を拠点に、安心して出産や子育てができる環境整備を進めてまいりました。
令和5年度には、小学校入学時に1万円相当のオリジナルギフトセットを配布する入学スタートギフト事業を継続して実施するほか、経済面にも寄り添った伴走型相談支援を開始し、各家庭や子供の状況に応じたサポート体制を充実してまいります。
今目の前で起きている危機、これから起きる可能性のある危機をしっかりと見据え、確実に対応すること、そして現在の安全・安心を守り、さらに生活基盤を盤石なものにすることは、「住民の福祉の増進」を第一の目的とする行政にとって、最も大切な役割です。安心して市民生活を送り、新たな挑戦につなげていただくためにも、社会の変化に則した安全・安心の基盤づくりを常にアップデートし、確実に実行してまいります。
2つ目は、健康で活力あふれる暮らしの実現でございます。
人の幸せに直接的に関わること、それは健康ではないでしょうか。誰もが能力を発揮して、生き生きと暮らし続けるためには、心身ともに健康になれる環境が必要不可欠です。このことは、コロナ禍を体験して、より一層強く感じたことでもあります。
体の健康には予防と早期発見が、心の健康には社会参画による他者との心豊かな交流が効果的であると考えております。本市に暮らす全ての方が、笑顔で、健康的に暮らす持続可能なまちを実現してまいります。
人の死因の第1位である「がん」は、統計上、生涯のうち約2人に1人が罹患しており、どなたにとっても決して他人事ではありません。
「がん」対策の主要な柱の1つが、早期発見、早期治療と言われております。本市では現在、市内及び近隣市医療施設を中心に「連携」しながら、国の指針に基づく5つのがん検診や、肝炎ウイルス検査を行っております。令和5年度は、特にがん検診の受診率を向上させるべく、休日における検診実施体制の拡充や、自己負担金の無償化などを実施いたします。1人でも多くの方々に、がん検診を受診いただけるよう、効果的な事業展開や情報発信に努めてまいります。
市民の皆様の健康を支える国民健康保険料につきましては、令和6年度から、保険料が大阪府内で統一されることとなります。物価高騰等による市民生活の状況を鑑み、令和5年度につきましては、本市独自に国民健康保険料の減額を行い、市民生活と健康を支えてまいります。
また、子育て世帯が安心して医療を受けていただけるよう、令和5年度より子ども医療助成の対象者年齢を満15歳から満18歳へ引き上げ、子供たちの健やかな育ちを支えてまいります。
「大東元気でまっせ体操」は、現在130を超える市民グループが自主的に活動を運営し、介護予防と見守り合いが多くの地域に広がっております。本事業は、必要に応じて行政サポートを行う一方で、基本的な運営は市民の皆様が主体となって取り組むことで、地域の特性に応じた展開がなされ、持続可能性を担保しております。これは行政職員だけでは成し得ることが難しく、地域の皆様が関わってくださっているからこその、「公民連携」の成果であります。
独り暮らしの高齢者や、認知機能が低下した高齢者の見守りは、御本人にとっても、御家族にとっても大きな心配事です。本市では、デジタル技術を活用し、高齢者の方々が安心して暮らせるまちづくりを推進しております。令和4年度に試行した「大東市ハローライト事業」は、その成果を踏まえ、令和5年度より本格導入いたします。さらに、行方が分からなくなった高齢者等の迷い人を少しでも早く見つけられるよう、スマートフォンと連携し、専用アプリで探すことのできるGPS発信機能つきIoT機器の購入に対する支援も実施いたします。
誰もが自分に適した社会参画の機会を持つことは、心の健康にとって大変重要です。本市では、定年を迎える年代である66歳の方を対象として、交流や地域活動・就労など幅広い選択肢につなげる「66歳地域デビュー応援事業」のほか、高齢者自身も地域を支える担い手となる「生活サポート事業」を推進しております。これらの取組は、市民同士の支え合いを深めるだけではなく、年齢にかかわらず、誰もが生きがいを感じる役割や居場所を持つことで、心の健康の増進につながるものです。
健康で活力あふれる暮らしの実現は、決して1人で成り立つものではなく、皆様とともに創り上げていくものだと考えております。まずは一人一人の「体の健康」、そして人と人とのつながりの中で生まれる「心の健康」、その両輪を持って、市民の皆様の明るく活力にあふれた暮らしの実現を図ってまいります。
最後に、行政ガバナンスのアップデートでございます。
3つの「見立て」、これらを強力に実行し「現実化」していくには、行政組織力の向上と、行政の在り方自体のアップデートが欠かせません。
現在本市は、令和4年3月に策定した「大東市DX推進基本計画」に基づき、DXを推進しております。DXとは、デジタルトランスフォーメーション、つまりデジタル技術による改革であり、市民サービスのさらなる充実に還元されてこそ、意味があるものと考えます。
令和5年度は、オンライン申請手続に係るキャッシュレス決済の導入を行うほか、大東市公式LINEの機能を拡充することにより、「行政手続のオンライン化」をさらに加速させ、市民の皆様の利便性を高めます。並行して、デジタルディバイド対策を推進することで、誰一人取り残さない行政サービスの提供体制も構築してまいります。また、職員が行う内部事務につきましても、文書管理・電子決裁システムを導入し、事務の効率化を図ります。
政策の検討や立案におきましては、データや根拠に基づく政策立案「EBPM」という発想を取り入れ、政策の実効性を高めてまいります。令和5年度は、データ分析に関するリテラシーの向上を目的とした職員研修を行い、EBPMの理解を深めることとしております。
行政DXは、庁舎そのものの在り方を変える改革でもあります。まずは身近なところから行政のデジタル化を進めながら、今後5年、10年、その先の行政サービスを見据えた庁舎の在り方を検討してまいります。
デジタル化を進める一方で、今日に至るまちの発展は、多くの人々の知恵や努力によって築かれたものであるということに思いをはせ、「人」同士が生み出す心の通う温かさや、それぞれの多様な生き方・考え方も大切にしていかなければなりません。
本議会で改定案を提出しております「
人権行政基本方針」は、あなたをあなたと認め、私を私と認め合える人権が尊重された社会を構築するための方針であり、この考え方は、誰一人取り残さないというSDGsの概念にも則しております。
デジタル化社会が進展する中にあっても、DXによって生み出されたマンパワーを、相談業務をはじめとする、人でなければできない業務に振り向けるなど、一人一人の多様な暮らしに寄り添いながら、一層、市民の皆様と行政との信頼関係を確かなものにしてまいります。
1849年前後、アメリカ西部で発見された金山に多くの人が集まり、ゴールドラッシュと呼ばれる社会現象が起こりました。
金を最初に発見したのは、貧しい暮らしからの脱却を目指し、アメリカ西部の開拓を「見立て」、西へ西へと移動していた労働者でした。苦しい状況であっても、可能性を「見立て」、実行したことで、金の発見という大きな成果を得ることができたのです。
このゴールドラッシュにより、アメリカ西部は不毛の地であるという認識が転換をされ、人々が集結することで、西海岸の大きな発展につながりました。まさにパラダイムシフトです。
今すぐには見えなくとも、必ず何かがあるに違いないと信念を持って見詰めると、そこにあるチャンスや希望が必ず見えてまいります。
本市は、枯れない金脈のように、誰もが参画でき、リターンを得ることができる可能性を生み出すフィールドを創り続けます。ここでチャンスをつかみ、価値観を創出していくのは、「自律」する強さを備えた一人一人です。たとえすぐには見出せなくとも、信念を持って、個々のノウハウや知恵・行動力を結集することで、さらに大きな価値を生み出せるはずです。私はその先頭に立ち、ここ大東を舞台に、本市に関わる全ての皆様が幸せを分かち合えるゴールドラッシュを「現実化」させてまいります。
私を突き動かすのは、これまでの経験を礎にした「見立て」と、それに対する揺るぎない信念です。誰もが笑顔で日々を過ごし、幸せだと感じる未来を皆様とともに創る、その想いを強く心に刻み「現実化」する1年としてまいります。
最後に、市議会議員の皆様、市民の皆様、関係機関の皆様のより一層の御支援・御協力をお願いを申し上げ、私の施政方針とさせていただきます。ありがとうございました。
○品川大介 議長 なお、施政方針に対する代表質問は、来る3月5日の日曜日に行いますので、代表質問を行う議員は、本日午後5時までに質問の要旨を記載の上、議長まで通告を願います。
次に、日程第10、議案第18号「大東市
教育委員会委員の任命について」を議題とします。
議案の朗読を省略します。
理事者から提案理由の説明を求めます。東坂市長。
◎東坂浩一 市長 (登壇)議案第18号、大東市
教育委員会委員の任命につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
現委員の田中佐知子氏は、令和5年3月31日をもって、その職を辞されるため、その後任として、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定に基づき、澤田真由美氏を任命いたしたく、ここに議会の同意を求める次第でございます。
澤田真由美氏は、人格・識見ともに
教育委員会委員として申し分ない方と信じております。何とぞよろしく御審議の上、御同意を賜りますようお願いを申し上げます。
○品川大介 議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認め、質疑を終わります。
お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第18号は、会議規則第37条3項の規定により、委員会の付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声起こる〕
異議なしと認めます。議案第18号は、委員会への付託を省略することに決定いたしました。
これより討論に入ります。
〔「なし」の声起こる〕
討論もないようでありますので、これをもちまして討論を終了いたします。
これより議案第18号を採決します。
本案は原案に同意することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
起立全員であります。御着席ください。したがって議案第18号は原案に同意することに決しました。
ただいま同意されました澤田真由美氏より挨拶を受けることといたします。
◎澤田真由美氏 (登壇)失礼いたします。澤田真由美でございます。ただいま議員の皆様の御承認を賜り、大東市
教育委員会委員に御選任をいただきました。身に余る光栄と深く感謝いたしますとともに、厚く御礼申し上げます。
未来を担う子供たちの学校教育から一般市民の皆様への生涯学習に至るまで、教育の持つ幅の広さと重要性に責任の重さを痛感しております。
私は小学校5年生の息子の母親です。以前は教員として約10年間、小学校現場に勤めてまいりました。学校を大人にも子供にも幸せな場所にしたいという思いから、学校改革支援の民間企業を立ち上げたのが約8年前、それ以来、学校園一筋でやってまいりました。学校の働き方改革や組織風土改革によって、疲弊していた先生たちが笑顔になっていく姿を見るにつけ、親の次に身近な大人である教職員が、大人になるって楽しいよと言えることが何よりの教育だということを感じています。
大人も子供も幸せでわくわくしながら通える学校が増えていくことが明るい社会に向かうと信じて職務に邁進してまいります。
今後、本市の教育行政の一端を担えるよう、勉学に努め、お役に立ちたいと考えておりますので、何とぞ皆様方の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
甚だ簡単ではございますが、御選任いただきましたお礼の言葉に代えさせていただきます。ありがとうございました。
○品川大介 議長 次に、日程第11、議案第19号「大東市
人権行政基本方針の変更について」を議題とします。
議案の朗読を省略します。
理事者から提案理由の説明を求めます。東
政策推進部長。
◎東克宏
政策推進部長 (登壇)議案第19号、大東市
人権行政基本方針の変更について、提案理由と内容を御説明申し上げます。
議案第19号資料及び議案説明資料大東市
人権行政基本方針概要版を御覧ください。
本案は、
大東市議会の議決すべき事件を定める条例に基づき、議会に提出をするものでございます。
本市は大東市人権尊重のまちづくり条例に基づき、あらゆる政策の根幹に人権尊重の考え方を据えてまいりました。大東市
人権行政基本方針は、その基軸となる方針で平成17年3月に策定をしております。
このたび、近年の人権を取り巻く状況を踏まえた人権施策を推進を図り、もって全ての人の人権が尊重されるまちの実現を目指し、改定をするものでございます。
改定に際しましては、人権擁護施策推進審議会にお図りをするとともに、庁内推進本部において議論を重ねながら、内容の検討を進めてまいりました。
主な内容につきましては、人権行政の基本的考え方として、一人一人の違いを受け入れ、あなたをあなたと認め、私を私と認め合える社会の実現を掲げ、多様性社会の構築を目指すこととしております。
女性の人権、子供の人権などのほか、昨今の人権問題を踏まえ、インターネット上の人権侵害や、性的指向及び性自認を理由とする偏見や差別など、計10項目の人権問題について市民意識調査などを基にした現状分析と、課題の取組の方向性を示しております。
さらには、これらの取組を実施していくためには、人権教育啓発や相談・救済体制の充実が重要であることも記しております。
全体を通じて人権問題は誰にとっても、自分事であるという当事者意識の醸成を強く意識した内容としております。この基本方針を基に、引き続き人権行政を推進してまいります。
以上が大東市
人権行政基本方針の変更の概要でございます。よろしく御議決賜りますようお願い申し上げます。
○品川大介 議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認め、質疑を終わります。
ただいま議題となっております議案第19号は、街づくり委員会に付託します。
次に、日程第12、議案第20号「大東市
バリアフリー基本構想の変更について」を議題といたします。
議案の朗読を省略します。
理事者から提案理由の説明を求めます。南野
都市整備部長。
◎南野徹
都市整備部長 (登壇)議案第20号、大東市
バリアフリー基本構想の変更につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
令和5年3月
定例月議会議案(別冊)の大東市
バリアフリー基本構想の変更についてと議案第20号資料大東市
バリアフリー基本構想概要版並びに参考資料をお願いいたします。
本案は、高齢の方や障害の方をはじめ、誰もが笑顔で暮らせる社会を実現するため、平成26年12月に策定いたしました大東市
バリアフリー基本構想につきまして、目標年次を迎えたことや、高齢者・障害者等の移動等の円滑化に関する法律、いわゆるバリアフリー法が改正されたことを踏まえ、現在の構想を改定するもので、本市議会の議決すべき事件を定める条例第2号の規定により、御議決をお願いをするものでございます。
改定の概要につきましては、現基本構想における道路や駅でのバリアフリー化事業の継続した取組のほか、駅を中心とした道路など、施設のバリアフリー化を重点的に取り組む地区として、大阪中央環状線に整備されるモノレールの南伸など、周辺の交通環境の変化を踏まえ、新たに鴻池新田駅周辺を重点整備地区として設定しております。
また、バリアフリー法の改正を踏まえ、教育啓発特定事業を位置づけ、心のバリアフリーの推進にも取り組むことで、施設などハード面での取組と併せて、総合的なバリアフリー化の推進に向けた取組を進めていくこととしております。
以上が大東市
バリアフリー基本構想の変更内容の概要でございます。何とぞよろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○品川大介 議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認め、質疑を終わります。
ただいま議題となっております議案第20号は、街づくり委員会に付託します。
次に、日程第13、議案第21号「大東市消防団員の定員、任免、服務等に関する条例の一部を改正する条例について」を議題とします。
議案の朗読を省略します。
理事者から提案理由の説明を求めます。中村危機管理監。
◎中村康成 危機管理監 (登壇)議案第21号、大東市消防団員の定員、任免、服務等に関する条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由を御説明申し上げます。
議案書の3ページを御覧ください。
今回提案申し上げます条例案は、消防団員に係る資格喪失の要件を変更するものでございます。
改正内容は、市域の要である消防団員において、全国的にも減少傾向となっており、本市においても入団後の隣接地域への転居及び転勤により、消防団員としての資格要件を満たすことができず、退団せざるを得ない消防団員が散見され、今後の入団者の減少や、退団者の増加も懸念されることから、一定数の確保を目的として、所要の一部を改正するものでございます。
なお、この条例は公布の日より施行するものでございます。何とぞよろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○品川大介 議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑もないようですので、質疑を終わります。
ただいま議題となっております議案第21号は、街づくり委員会に付託いたします。
次に、日程第14、議案第22号「大東市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例の一部を改正する条例について」を議題とします。
議案の朗読を省略します。
理事者から提案理由の説明を求めます。木村吉男
市民生活部長兼人権政策監。
◎木村吉男
市民生活部長兼人権政策監 (登壇)議案第22号、大東市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例の一部を改正する条例の提案理由について御説明申し上げます。
議案書の5ページから6ページをお願いいたします。
本条例の改正は、本年7月1日から開始をする粗大ごみの有料化に係る手数料について、証紙による収入の方法により徴収することに伴い、所要の改正を行うものでございます。
以上でございます。何とぞよろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○品川大介 議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認め、質疑を終わります。
ただいま議題となっております議案第22号は、未来づくり委員会に付託します。
次に、日程第15、議案第23号「大東市
特別職非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について」を議題とします。
議案の朗読を省略します。
理事者から提案理由の説明を求めます。伊東学校教育政策部長。
◎伊東敬太
教育委員会学校教育政策部長 (登壇)おはようございます。議案第23号、大東市
特別職非常勤職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について、提案理由及び提案内容を御説明いたします。
議案書の7ページ、及び議案第23号資料を御覧願います。
本案は、大東市附属機関条例第2条別表に掲げる、大東市いじめ問題対策委員会及び大東市いじめ問題再調査委員会がいじめ防止対策推進法第28条第1項に規定するいじめ重大事態を調査する場合の委員長または委員の報酬について、その業務の重大性及び専門性等に鑑み、時間額での報酬に改正するものでございます。
大東市いじめ問題対策委員会は、現在、弁護士や医師などの5名の委員を任命しております。一般的に第三者委員会と呼ばれるものでございます。
現在の委員報酬額は、委員長においては日額8,500円、委員においては日額7,500円となっております。しかし、いじめの重大事態が発生し、本対策委員会の開催が必要であると判断した場合、委員は調査・審議・報告等において、専門的かつ高度な職務に従事することとなります。本市と同規模の府内市町村の報酬額状況も勘案し、現行の日額の金額では不十分であると考え、重大自体の調査等に係る業務については委員長、委員ともに報酬を時間額9,500円としております。また、円滑な調査を進めるために調査補助員の設置を可能とし、報酬額を時間額9,500円としております。この調査補助員は、委員や弁護士会等の職能団体から推薦いただくことを想定しております。
いじめ重大事態への調査が必要となった場合、迅速に対応できるよう備えるものでございます。
施行日は令和5年4月1日でございます。
以上、何とぞよろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○品川大介 議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認め、質疑を終わります。
ただいま議題となっております議案第23号は、未来づくり委員会に付託します。
次に、日程第16、議案第24号「大東市重度障害者の医療費の助成に関する条例等の一部を改正する条例について」、日程第17、議案第25号「大東市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について」、及び日程第18、議案第26号「大東市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について」、以上3件を一括議題とします。
議案の朗読を省略します。
理事者から提案理由の説明を求めます。青木福祉・子ども部長。
◎青木浩之 福祉・子ども部長 (登壇)議案第24号、大東市重度障害者の医療費の助成に関する条例等の一部を改正する条例について御説明を申し上げます。
議案書の9ページをお願いいたします。
本案は、重度障害者、ひとり親家庭及び子供に係る医療費助成の対象として、生活保護が停止されている者を追加することに伴い、所要の改正を行うものでございます。
改正理由としまして、現在、生活保護停止中の者については、健康保険に加入することとなり、医療負担が生じることとなりますが、生活保護の被保護者であることから、医療費助成の対象外となっております。
今般、大阪府の補助金公布要綱が改正され、保護停止中の者についても補助対象となることから、所要の改正を行うものでございます。
なお、施行期日は令和5年4月1日からでございます。
以上が議案第24号、大東市重度障害者の医療費の助成に関する条例等の一部を改正する条例の概要でございます。
続きまして、議案第25号、大東市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について、提案理由を御説明申し上げます。
議案書の12ページをお願いいたします。
本案は、特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準、平成26年度内閣府令第39号の一部が改正されたことに伴い、所要の改正を行うものでございます。
具体的な内容としましては、児童虐待の防止等を図る観点から、民法等の一部を改正する法律、令和4年法律第102号の一部の施行により、民法及び児童福祉法における懲戒権に関する規定が削除されることに伴い、保育所等における懲戒に係る権限の乱用禁止を定めた第26条の条文を削除するものでございます。
施行期日は公布の日からとなっております。
以上が議案第25号、大東市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の概要でございます。
最後に、議案第26号、大東市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由を御説明申し上げます。
議案書の14ページをお願いいたします。
本案は、
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準、平成26年厚生労働省令第61号の一部が改正され、令和5年4月1日から施行されることに伴い、所要の改正を行うものでございます。
改正内容は、小規模保育事業等の設置基準を定める当条例につきまして、大きく4点を改めるものでございます。
1点目は、児童の安全確保の推進に関するものでございます。
施設を利用する乳幼児の安全確保を図るため、設備の安全点検、研修、訓練等の安全計画を策定し、必要な措置を講じることが義務づけられます。
2点目は、インクルーシブ保育の実施に関するものでございます。
現在は、家庭的保育事業所等が児童発達支援事業所等の社会福祉施設を併設する場合、互いの設備及び職員については併用できないものと定められておりますが、社会福祉サービスを必要とする児童等の支援拡大を目的とした保育施設の設備や職員の活用によるインクルーシブ保育の推進に向け、利用乳幼児の保育に支障が生じない場合に限り、職員の兼務や設備の供用を認めるものでございます。
3点目は、懲戒権に係る規定の削除でございます。
議案第25号と同じく、民法及び児童福祉法における懲戒権に関する規定が削除されることに伴い、第14条の条文を削除いたします。
4点目は、衛生管理の推進の努力義務化でございます。
感染症及び食中毒の予防及び蔓延防止のための研修や訓練の実施を努力義務化いたします。
改正内容は以上の4点でございます。
施行期日は令和5年4月1日からでございます。
以上が議案第26号、大東市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の概要でございます。
以上、よろしく御審議の上、御議決賜りますようお願いを申し上げます。
○品川大介 議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認め、質疑を終わります。
ただいま議題となっております議案第24号から議案第26号までの3件は、未来づくり委員会に付託します。
次に、日程第19、議案第27号「大東市
国民健康保険条例の一部を改正する条例について」を議題とします。
議案の朗読を省略します。
理事者から提案理由の説明を求めます。野村
保健医療部長。
◎野村政弘
保健医療部長 (登壇)議案第27号、大東市
国民健康保険条例の一部を改正する条例について、提案内容及び提案理由を御説明申し上げます。
議案書の17ページを御覧ください。
本案は出産育児一時金の改定、国民健康保険料の軽減判定基準の見直し、令和5年度の本市国民健康保険の保険料について特例を設けるものでございます。
1点目の出産育児一時金の改定につきましては、健康保険法施行令等の一部を改正する政令が令和5年4月1日から施行されることに伴い、出産育児一時金につきまして40万8,000円から48万8,000円に引き上げるものでございます。
2点目の国民健康保険料の軽減判定基準の見直しにつきましては、国民健康保険法施行令の一部を改正する政令が令和5年4月1日から施行されることに伴い、本市保険料の軽減判定基準につきまして、所要の改正を行うものでございます。
3点目の本市保険料の特例についてでございます。
本市では令和3年度以降、大阪府が示す標準保険料率を本市の税率としてまいりましたが、昨今の物価高騰の状況におきまして、市民負担が増す大阪府の保険料率を適用することは、市民生活に多大な影響を与えるものと判断し、令和5年度におきましては、本市が独自に設定する市民負担を軽減した保険料率を採用するものでございます。
また、賦課限度額につきましても、大阪府が示す負担増となる限度額を適用せず、令和4年度の限度額に据え置くことといたします。
本条例案の施行日は令和5年4月1日でございます。何とぞ御審議の上、御議決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○品川大介 議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認め、質疑を終わります。
ただいま議題となっております議案第27号は、未来づくり委員会に付託いたします。
次に、日程第20、議案第28号「大東市手数料条例の一部を改正する条例について」を議題といたします。
議案の朗読を省略します。
理事者から提案理由の説明を求めます。南野
都市整備部長。
◎南野徹
都市整備部長 (登壇)議案第28号、大東市手数料条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由を御説明申し上げます。
議案書の22ページをお願いいたします。
本案は、租税特別措置法が改正されたことなどに伴い、文言を整理し、所要の改正を行うものでございます。
なお、条例の改正に伴う手数料の金額に変更はございません。
以上が大東市手数料条例の一部を改正する条例の改正内容の概要でございます。何とぞよろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○品川大介 議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認め、質疑を終わります。
ただいま議題となっております議案第28号は、街づくり委員会に付託します。
次に、日程第21、議案第29号「大東市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について」を議題とします。
議案の朗読を省略します。
理事者から提案理由の説明を求めます。北本教育総務部長。
◎北本賢一
教育委員会教育総務部長 (登壇)議案第29号、大東市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について、提案理由及び提案内容を説明申し上げます。
議案書の25ページ及び議案第29号資料を御覧ください。
本案は、昨年6月15日に児童福祉法が改正公布され、併せて同年11月30日に厚生労働省令である
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準が改正公布されたことに伴い、提案申し上げるものでございます。
改正公布されました厚生労働省令では、
放課後児童健全育成事業を行う者は安全計画の策定が義務化され、また業務継続計画の策定が努力義務化されたところでございます。
これを受けまして、当該事業の設備・運営に関する基準を定めた本市条例におきましても、厚生労働省令と同じ内容の改正を行うものでございます。
安全計画は、利用者の安全の確保を図るため、設備の安全点検、職員の研修及び訓練の実施など、安全に関する事項についての計画を策定し、必要な措置を講じるものでございます。
また、業務継続計画は、感染症などの発生時において、利用者に対する支援の提供を継続的に実施することや、非常時の体制で早期の業務再開を図ることについて計画を策定し、必要な措置を講ずるよう努めるものでございます。
施行日は令和5年4月1日でございます。
なお、経過措置といたしまして、安全計画の策定義務につきましては、1年間は努力義務とするものでございます。
以上、何とぞよろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○品川大介 議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認め、質疑を終わります。
ただいま議題となっております議案第29号は、未来づくり委員会に付託いたします。
次に、日程第22、議案第8号「令和5年度大東市
一般会計予算について」、日程第23、議案第9号「令和5年度大東市
国民健康保険特別会計予算について」、日程第24、議案第10号「令和5年度大東市
交通災害共済事業特別会計予算について」、日程第25、議案第11号「令和5年度大東市
火災共済事業特別会計予算について」、日程第26、議案第12号「令和5年度大東市
介護保険特別会計予算について」、日程第27、議案第13号「令和5年度大東市
後期高齢者医療保険特別会計予算について」、日程第28、議案第14号「令和5年度大東市2駅
周辺整備事業特別会計予算について」、日程第29、議案第15号「令和5年度大東市
移管市営住宅事業特別会計予算について」、日程第30、議案第16号「令和5年度大東市
水道事業会計予算について」、及び日程第31、議案第17号「令和5年度大東市
下水道事業会計予算について」、以上10件を一括議題とします。
議案の朗読を省略します。
理事者から提案理由の説明を求めます。
最初に、議案第8号について、東
政策推進部長。
◎東克宏
政策推進部長 (登壇)議案第8号、令和5年度大東市
一般会計予算について、提案理由及び提案内容を御説明申し上げます。
令和5年度大東市
一般会計予算書の1ページをお開きください。
初めに、第1条歳入歳出予算につきまして御説明申し上げます。
令和5年度当初予算案では、歳入歳出予算の総額をそれぞれ512億830万2,000円としております。その他、第2条から第6条まで債務負担行為、地方債、一時借入金、歳出予算の流用及び預金債権と地方債債務の相殺について定めております。
それでは、歳入予算から主な内容につきまして御説明いたします。
2ページを御覧ください。
款1市税は172億773万4,000円は、前年度当初から5億675万9,000円の増加でございます。市税のうち、個人市民税は5.2%の増加、法人市民税は26%の増加、固定資産税は0.6%の減少でございます。
款5地方交付税62億9,490万9,000円は、前年度当初から5億5,404万3,000円の増加でございます。
内訳は、普通交付税が59億9,908万2,000円、特別交付税が2億9,582万7,000円でございます。
款9国庫支出金88億5,938万7,000円は、前年度当初から1億7,558万2,000円の減少でございます。
款10府支出金40億5,441万7,000円は、前年度当初から7,768万円の増加でございます。
次に、3ページを御覧ください。
款12寄付金24億835万4,000円は、前年度当初から7億6,790万2,000円の増加でございます。これは、ふるさと納税寄付金の令和4年の収入見込額を増額したものによるものでございます。
款13繰入金30億151万4,000円は、前年度当初から8億6,692万円の増加で、これは主に、財政調整基金繰入金や学校施設整備基金繰入金の増加によるものでございます。
款15市債36億1,471万円は、前年度当初から9億5,079万円の減少でございます。
以上が歳入の主なものでございます。
次に、歳出予算の主なものにつきまして御説明いたします。
4ページをお開きください。
款2総務費64億179万9,000円は、前年度当初から12億4,689万3,000円の増加で、主にふるさと納税事務費や大東市ふるさと振興基金積立金の増加によるものでございます。
款3民生費225億5,074万4,000円は、前年度当初から2,040万2,000円の増加で、主に、障害者自立支援給付事業や介護保険特別会計の繰出金の増加によるものでございます。
款7土木費57億9,384万9,000円は、前年度当初から13億8,588万3,000円の減少で、主に、野崎駅・四条畷駅周辺整備や、住宅管理経費(旧府営住宅)の減少によるものでございます。
款8消防費14億6,325万7,000円は、前年度当初から1,563万3,000円の減少で、主に、非常備消防経費や防災無線対策経費の減少によるものでございます。
次に、5ページを御覧ください。
款9教育費67億8,856万9,000円は、前年度当初から12億4,807万8,000円の増加で、主に、小学校維持管理・保健経費の増加によるものでございます。
款10公債費38億1,007万8,000円は、前年度当初予算と比較して1,839万3,000円の増加で、主に、教育債の増加によるものでございます。
以上が歳出の主な内容でございます。
歳入歳出の詳細につきましては、14ページ以降の歳入歳出予算事項別明細書に記載のとおりでございます。
次に6ページを御覧ください。
第2表債務負担行為でございます。債務負担行為の件数は17件であり、主に業務委託や工事の契約について、複数年の契約を行うなどの理由から計上するものでございます。
次に7ページを御覧ください。
第3表地方債でございます。資材等保管用倉庫整備事業から教育センター整備事業までの9件につきまして、各事業の財源として発行する建設地方債でございます。一番下の臨時財政対策は、地方交付税の代替財源として発行するものでございます。これらの起債の限度額は、合計36億1,471万円であり、起債の方法などは表に記載のとおりでございます。
次に、一時借入金でございます。1ページにお戻りください。
第4条でございます。これは歳計現金が不足した場合、最高45億円の範囲内で一時借入れをすることができるものとしております。
次に、歳出予算の流用でございます。第5条にありますように、歳出予算の各項に計上した会計年度任用職員に係る報酬並びに給与費に不足が生じた場合、同一款内にこれを流用することができるものとしております。
最後に、第6条の預金債権と地方債債務の相殺でございます。これは金融機関が破綻した場合、市の預金の安全確保を図るため、地方債債務との相殺を行うことができるものとしております。
以上が令和5年度大東市
一般会計予算案の概要でございます。何とぞよろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○品川大介 議長 次に、議案第9号、議案第12号及び議案第13号について、野村
保健医療部長。
◎野村政弘
保健医療部長 (登壇)議案第9号、令和5年度大東市
国民健康保険特別会計予算について提案内容を御説明申し上げます。
令和5年度大東市特別会計予算書の1ページをお開きください。
本予算案は、歳入歳出予算の総額をそれぞれ144億7,581万円としており、前年度当初予算との比較では、2億6,773万5,000円の減少、率にして1.8%の減少でございます。
次に、2ページをお願いいたします。
歳入の主なものについて御説明申し上げます。
款1国民健康保険料24億2,715万3,000円は、被保険者の保険料でございます。
款6府支出金101億3,265万2,000円は、大阪府から交付される保険給付費等交付金などでございます。
款9繰入金18億2,262万7,000円は、一般会計が負担すべき費用について、繰り入れる一般会計繰入金及び令和5年度において国民健康保険財政調整基金を取り崩し、保険料の軽減を図るため繰り入れるものでございます。
続きまして、3ページをお願いいたします。
歳出の主なものについて御説明申し上げます。
款2保険給付費98億9,501万3,000円は、保険診療に係る給付費及び個人給付金でございます。
款6保健事業費1億3,104万4,000円は、医療費通知、ジェネリック医薬品差額通知等の発送などのほか、令和6年度を始期とするデータヘルス計画及び特定健康診査等実施計画策定に係る費用等でございます。
款14国民健康保険事業費納付金40億2,901万3,000円は、大阪府への納付金でございます。歳入歳出の詳細につきましては、6ページ以降の事項別明細書のとおりでございます。
続きまして、4ページをお願いいたします。
第2表債務負担行為についてでございます。特定保健指導等事業費の限度額2,366万4,000円は、特定健康診査受診者のうち、生活習慣病発症のリスクが発見された人に対する指導業務を複数年度契約するため、債務負担行為を設定するものでございます。
以上が令和5年度大東市
国民健康保険特別会計予算についての概要でございます。
続きまして、議案第12号、令和5年度大東市
介護保険特別会計予算について、提案内容を御説明申し上げます。
予算書の69ページをお開きください。
本予算案は、歳入歳出の総額を、それぞれ116億2,128万9,000円としており、前年度当初予算との比較では、10億3,604万6,000円の増加、率にして約9.8%の増加でございます。
次に70ページをお願いいたします。
歳入の主なものを御説明申し上げます。
款1介護保険料22億5,190万円は、65歳以上の第1号被保険者の保険料でございます。
款3支払基金交付金30億423万円は、40歳以上65歳未満の第2号被保険者の介護保険料を財源とした介護給付費と地域支援事業費に係る交付金でございます。
款4国庫支出金25億6,660万3,000円及び款5府支出金15億6,332万4,000円は、国及び大阪府からの介護給付費に係る定率負担金や地域支援事業に係る交付金等でございます。
款6繰入金22億1,994万7,000円は、一般会計から繰り入れる介護給付費や地域支援事業費に係る定率負担金等でございます。
続きまして、71ページをお願いいたします。
歳出の主なものを御説明申し上げます。
款2保険給付費108億8,493万円は、介護給付及び予防給付に係る保険給付費でございます。
款9地域支援事業費4億4,307万円は、介護予防、日常生活支援総合事業等の地域支援事業に係るものでございます。
歳入歳出の詳細につきましては、72ページ以降の事項別明細書のとおりでございます。
以上が令和5年度大東市
介護保険特別会計予算についての概要でございます。
最後に、議案第13号、令和5年度大東市
後期高齢者医療保険特別会計予算について提案内容を御説明申し上げます。
予算書の105ページをお開きください。
本予算案は、歳入歳出予算の総額をそれぞれ20億967万3,000円としており、前年度当初予算との比較では、9,948万1,000円の増加、率にして5.2%の増加でございます。
次に、106ページをお願いいたします。
歳入の主なものを説明申し上げます。
款1後期高齢者医療保険料14億3,101万7,000円は、被保険者の保険料でございます。
款4繰入金5億6,091万4,000円は、一般会計が負担すべき費用について繰り入れるものでございます。
款6諸収入1,757万8,000円は、後ほど歳出で御説明いたします広域連合からの保健事業受託収入等でございます。
続きまして、107ページをお願いいたします。
歳出の主なものについて御説明申し上げます。
款2後期高齢者医療広域連合納付金18億5,552万7,000円は、大阪府後期高齢者医療広域連合に納付する納付金でございます。
款3保健事業費406万円は、健診結果等から重症化が懸念される被保険者に対して、保健指導等を実施するために要する費用でございます。
歳入歳出の詳細につきましては108ページ以降の事項別明細書のとおりでございます。
以上が令和5年度大東市
後期高齢者医療保険特別会計予算についての概要でございます。
以上でございます。何とぞ御審議の上、御議決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○品川大介 議長 次に、議案第10号について、木村
市民生活部長兼人権政策監。
◎木村吉男
市民生活部長兼人権政策監 (登壇)議案第10号、令和5年度大東市
交通災害共済事業特別会計予算につきまして提案理由の御説明を申し上げます。
令和5年度大東市特別会計予算書の41ページを御覧ください。
本会計の歳入歳出予算総額は、歳入歳出それぞれ2,421万5,000円でございます。
それでは、歳入について御説明いたします。
49ページをお願いいたします。
主なものは、款1共済会費収入1,843万円で、共済会費の現年度分820人分の40万4,000円、翌年度受付分3万6,130人分の1,802万6,000円の合計でございます。
款6繰入金578万4,000円は、交通災害共済基金への繰入金及び生活保護受給者会費の市負担分に係る一般会計からの繰入金でございます。
続きまして、歳出について御説明を申し上げます。
51ページを御覧ください。
款1共済事業費2,393万5,000円は、審査委員会委員報酬及び事務諸経費並びに交通災害共済見舞金でございます。
次に、53ページに移りまして、款2予備費は28万円でございます。
なお、歳入歳出の詳細につきましては、44ページ以降の歳入歳出予算事項別明細書に記載のとおりでございます。
以上でございます。何とぞよろしく御審議の上、御議決を賜りますようお願い申し上げます。
○品川大介 議長 次に、議案第11号について、中村危機管理監。
◎中村康成 危機管理監 (登壇)議案第11号、令和5年度大東市
火災共済事業特別会計予算につきまして御説明申し上げます。
令和5年度大東市特別会計予算の55ページをお開きください。
予算総額は、歳入歳出それぞれ3,361万4,000円でございます。前年度当初予算額に対しまして0.29%の増でございます。
それでは、歳入から御説明申し上げます。
予算書の56ページを御覧ください。
款1共済会費収入1,500万円は、会費の現年度分及び翌年度の事前受付分でございます。
款5繰入金1,861万3,000円は、見舞金の不足を想定し、火災共済基金から繰入れ運用するものでございます。
続きまして、歳出について御説明申し上げます。
次の57ページを御覧ください。
款1共済事業費2,361万4,000円は、火災共済事務諸経費及び罹災世帯への見舞金支給等でございます。
款2予備費1,000万円は、火災共済見舞金が不足した場合に充当するものでございます。なお、詳細につきましては、58ページ以降の歳入歳出予算事項別明細書のとおりでございます。
以上が令和5年度大東市
火災共済事業特別会計予算でございます。何とぞよろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○品川大介 議長 次に、議案第14号及び議案第15号について、南野
都市整備部長。
◎南野徹
都市整備部長 (登壇)議案第14号、令和5年度大東市2駅
周辺整備事業特別会計予算につきまして御説明申し上げます。
当該予算は2駅周辺整備事業に係る用地等の取得に必要な予算を計上するものでございます。
それでは、令和5年度大東市特別会計予算書により、概要について御説明いたします。
131ページをお開きください。
令和5年度予算の総額は歳入歳出それぞれ1,981万6,000円とするものでございます。
次に、歳出でございます。
133ページをお願いいたします。
款2公債費、項1公債費1,981万6,000円は、四条畷駅西側において、事業用地を取得する際に発行した地方債の元利償還金でございます。
次に、歳入でございます。
132ページをお願いいたします。
款1繰入金、項1他会計繰入金1,981万5,000円は、四条畷駅周辺整備事業用地取得債で、款3諸収入、項1預金利子1,000円は、預金利子でございます。
以上が令和5年度大東市2駅
周辺整備事業特別会計予算の概要でございます。
次に、議案第15号、令和5年度大東市
移管市営住宅事業特別会計予算につきまして御説明申し上げます。
当該予算は大阪府から移管を受けた住宅に係る事業に関し、より一層の収支の明確化、透明化を図るため設置された会計でございます。
それでは、令和5年度大東市特別会計予算書により、概要について御説明いたします。
143ページをお開きください。
令和5年度予算の総額は歳入歳出それぞれ5億660万6,000円とするものでございます。
まず、歳出でございます。153ページをお願いいたします。
歳出のうち、主なものは、153ページ上段の移管市営住宅管理経費1億9,588万4,000円で、入居者へのサービス向上と効率的な維持管理のため、指定管理者による住宅管理業務を実施するものなどで、中段やや下の移管市営住宅整備等基金積立金2億26万4,000円は、本特別会計の余剰金で移管市営住宅の整備事業に要する経費や利活用に資するための資金として、本市の移管市営住宅整備等基金に積み立てるものでございます。
次に、歳入でございます。151ページをお願いいたします。
歳入のうち、主なものは、151ページ上段の移管市営住宅使用料、現年度分3億6,770万1,000円は、移管市営住宅の現年度分の使用料で、その下の駐車場施設使用料、現年度分4,478万5,000円は、移管市営住宅の現年度分の駐車場使用料でございます。
また、151ページ中段の一般会計繰入金6,629万3,000円は、平成30年度に移管を受けた大東深野住宅に係る令和3年度までの歳入歳出の累積黒字を一般会計から本特別会計に繰り入れるものでございます。
以上が令和5年度大東市
移管市営住宅事業特別会計予算の概要でございます。何とぞよろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○品川大介 議長 最後に、議案第16号及び議案第17号について、岡田
上下水道局長。
◎岡田学
上下水道局長 (登壇)初めに、議案第16号、令和5年度大東市
水道事業会計予算について概要を御説明申し上げます。
水道事業会計予算書の1ページをお願いいたします。
第2条業務の予定量は、年度末における予定給水戸数を5万8,200戸とし、年間予定配水量につきましては、前年度予算と比較し2.4%減の1,260万5,000立方メートルを予定しております。
主な建設改良事業は、管路更新事業に取り組んでまいります。その費用として2億4,092万9,000円を計上しております。
次に、第3条収益的収入及び支出でございます。水道事業収益では、前年度予算に比べ4,683万6,000円減の23億5,039万4,000円を予定しております。
また、水道事業費用では4,559万1,000円減の22億9,011万8,000円を計上しております。
その結果、収益的収支では消費税込みで6,027万6,000円の利益を計上することとなりました。
次に、2ページをお開きください。
第4条資本的収入及び支出でございます。資本的収入では、前年度予算に比べ9,065万7,000円増の1億4,524万4,000円を予定しております。
また、資本的支出では1億4,492万8,000円増の9億9,144万2,000円を計上いたしております。
資本的収入額が支出額に対し不足する額8億4,619万8,000円は、第4条本文括弧書きのとおり補填することといたしております。
以下、第5条では債務負担行為について、第6条では各項間の流用について、第7条では流用禁止項目について、第8条では棚卸資産の購入限度額について定めております。
なお、4ページ以降には予算に関する説明書を掲載しております。
以上が水道事業の令和5年度当初予算の概要でございます。
続きまして、議案第17号、令和5年度大東市
下水道事業会計予算について概要を御説明申し上げます。
下水道事業会計予算書の1ページをお願いいたします。
第2条業務の予定量において、年度末における公共下水道実処理面積は1,203ヘクタール、年間有収水量は1,185万6,000立方メートルを見込んでおります。
主な建設改良事業は、管渠築造事業、流域下水道建設事業、浄化槽整備事業で5億8,510万3,000円を計上しております。
次に、第3条収益的収入及び支出でございます。下水道事業収益では、前年度予算に比べ752万2,000円増の36億8,304万円を予定しております。
また、下水道事業費用では5,861万8,000円増の36億9,747万4,000円を計上いたしております。
その結果、収益的収支では消費税込みで1,443万4,000円の損失を計上することとなりました。
次に、2ページをお開きください。
第4条資本的収入及び支出でございます。資本的収入では、前年度予算に比べ、4,360万6,000円増の8億5,131万8,000円を予定しております。
資本的支出では、8,619万7,000円増の24億7,081万4,000円を計上いたしております。
資本的収入額が支出額に対し不足する額16億1,949万6,000円は、第4条本文括弧書きのとおり補填することといたしております。
以下、第5条では債務負担行為について、第6条では企業債の借入条件について、第7条では一時借入金について、第8条では各項間の流用について、第9条では流用禁止項目について、第10条では他会計からの出資金について定めております。なお、4ページ以降には予算に関する説明書を掲載しております。
以上が下水道事業の令和5年度当初予算の概要でございます。何とぞよろしく御審議の上、御議決賜りますようお願い申し上げます。
○品川大介 議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声起こる〕
質疑なしと認め、質疑を終わります。
ただいま議題となっております議案第8号から議案第17号までの10件は、予算決算委員会に付託いたします。
以上で本日の日程は全て終了しました。
お諮りいたします。議事の都合により、明28日から3月4日までの5日間、本会議を休会したいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声起こる〕
異議なしと認めます。明28日から3月4日までの5日間、本会議を休会することに決定しました。
なお、3月5日、日曜日の午前10時から本会議を再開し、施政方針に対する代表質問を行います。
また、開かれた議会への取組の一環としまして、本会議の休憩中を利用し、午後1時から川村義肢株式会社代表取締役の川村慶さんをお招きして議場講演会を開催する予定です。多くの市民の皆様の傍聴をお待ちしております。
本日はこれをもちまして散会いたします。どうもお疲れさまでございました。
午前11時59分散会
会議録署名議員
大東市議会 議 長 品 川 大 介
〃 議 員 酒 井 一 樹
〃 議 員 大 束 真 司...