大東市議会 > 2018-12-21 >
平成30年12月定例月議会−12月21日-04号

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  1. 大東市議会 2018-12-21
    平成30年12月定例月議会−12月21日-04号


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    最終取得日: 2021-08-18
    平成30年12月定例月議会−12月21日-04号平成30年12月定例月議会  平成30年12月大東市議会定例月議会会議録 〇 議  事  日  程      平成30年12月21日(金)  午前10時開議  (第4日目) 日程第 1 会議録署名議員の指名について 日程第 2 一般質問 日程第 3 議案第70号 市道路線の認定について 日程第 4 議案第71号 市道路線の変更について 日程第 5 議案第72号 大東市立市民会館の指定管理者の指定について 日程第 6 議案第73号 大東市立北条コミュニティセンターの指定管理者の指定について 日程第 7 議案第74号 大東市立南郷子育て支援センターの指定管理者の指定について 日程第 8 議案第75号 大東市長の内部組織の設置および分掌事務に関する条例の一部を改正する条例について 日程第 9 議案第76号 大東市債権管理条例について 日程第10 議案第77号 大東市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部を改正する条例について 日程第11 議案第78号 大東市に勤務する企業職員の給与の種類および基準に関する条例の一部を改正する条例について 日程第12 議案第79号 大東市長の選挙におけるビラの作成の公費負担に関する条例の一部を改正する条例について 日程第13 議案第80号 大東市公民連携に関する条例の一部を改正する条例について 日程第14 議案第81号 大東市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例について
    日程第15 議案第64号 平成30年度大東市一般会計補正予算(第5次)について 日程第16 議案第65号 平成30年度大東市国民健康保険特別会計補正予算(第2次)について 日程第17 議案第66号 平成30年度大東市介護保険特別会計補正予算(第2次)について 日程第18 議案第67号 平成30年度大東市後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第2次)について 日程第19 議案第68号 平成30年度大東市水道事業会計補正予算(第1次)について 日程第20 行政視察報告(議員研修会・街づくり委員会未来づくり委員会)について 日程第21 議会議案第9号 議員の派遣について 日程第22 決議第7号 認知症施策の推進を求める意見書       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 本日の会議に付した事件 議事日程第1から第22まで       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 出 席 議 員(17名)     1番 大 束 真 司 議員   10番 中 村 ゆう子 議員     2番 酒 井 一 樹 議員   11番 北 村 哲 夫 議員     3番 小 南 市 雄 議員   12番 天 野 一 之 議員     4番 児 玉   亮 議員   13番 あらさき 美枝 議員     5番 光 城 敏 雄 議員   14番 水 落 康一郎 議員     6番 寺 坂 修 一 議員   15番 石 垣 直 紀 議員     7番 大 谷 真 司 議員   16番 澤 田 貞 良 議員     8番 品 川 大 介 議員   17番 中 河   昭 議員     9番 中 村 晴 樹 議員       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 地方自治法第121条による出席者        東 坂 浩 一   市長        西 辻 勝 弘   副市長        亀 岡 治 義   教育長        松 本   剛   上下水道事業管理者        田 中 祥 生   理事        大 石 達 也   危機管理監        東   克 宏   地方創生局長        北 本 賢 一   政策推進部長        品 川 知 寛   総務部長        北 田 哲 也   市民生活部長        池 谷 幸一郎   市民生活部人権政策監        青 木 浩 之   福祉・子ども部長        澤 田 芳 彦   保健医療部長        今 出 正 仁   街づくり部長        延 田 雅 明   上下水道局長        森 田 修 司   教育委員会学校教育部長        岡 本   功   教育委員会学校教育部指導監        南 田 隆 司   教育委員会生涯学習部長        中 村 康 成   選管・公平・監査事務局長        北 田 吉 彦   総務部総括次長兼総務課長       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 議会事務局職員出席者        木 村 吉 男   事務局長        竹 中 愼太郎   事務局総括次長        石 田 景 俊   事務局参事補佐        植 杉 郁 朗   事務局上席主査        北 野 鉄 郎   事務局主査        三 木 可奈子   書記        椎 葉 有理恵   書記       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜      午前9時59分開議 ○水落康一郎 議長  これより本日の会議を開きます。  最初に、議会運営委員会委員長から御報告を願います。  大束議会運営委員会委員長。 ◆1番(大束真司議員) (登壇)おはようございます。  過日、開催されました議会運営委員会の御報告を申し上げます。  最初に、本日、議会議案第9号「議員の派遣について」を提案しますので、即決でお願いいたします。  次に、本日、決議第7号「認知症施策の推進を求める意見書」を提案いたしますので、即決でお願いいたします。  最後に、平成31年3月定例月議会の日程につきましては、お手元に配付いたしておりますとおり会議期間(案)のとおり予定しておりますので、よろしくお願いいたします。  以上、報告を終わります。 ○水落康一郎 議長  この際、申し上げます。  本日の議事日程はお手元に配付しております日程表のとおり定めておりますので、これにより御了承いただきたいと思います。  この際、日程に先立ちまして、事務局長より諸般の報告をいたします。  木村事務局長。 ◎木村吉男 事務局長  諸般の御報告を申し上げます。  議員の出席状況の報告でございますが、本日の会議におきます現在までの出席議員数は17人全員でございます。  以上、報告を終わります。 ○水落康一郎 議長  これより議事に入ります。  日程第1、本日の会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、酒井議員及び小南議員を指名いたします。  次に、日程第2、一般質問。  昨日に続き、一般質問を行います。  なお、発言者は簡潔に質問並びに答弁されるよう、最初にお願いしておきます。  昨日は澤田議員の質問で終わっておりますので、本日は大束議員より質問を許します。  最初に、一問一答方式で、1番・大束真司議員。(拍手) ◆1番(大束真司議員) (登壇)ただいま議長の御指名をいただきました公明党議員団、大束真司です。本日、傍聴にお越しいただきました皆様、またインターネットライブ中継をごらんの皆様も、まことにありがとうございます。  本年もあと10日余りとなりました。本年を総括的に見れば、やはり災害の年となるのかもしれません。自然災害は避けようがない現象ではありますが、その根本の原因は人為的なものも数多くあると実感をいたします。CO2発生過多による温暖化の影響で海水温度の上昇や、周期的に発生する地震におきましては、インフラ整備を怠り、教訓を生かし切れていない例も報告されているところでございます。  自助・共助・公助と、災害時のプロセスがございますが、備えにおきましても、自・共・公があり、人命を第一と考えるならば、公の備えの役割が大変重要でございます。今後も起こり得るだろう事態にどこまで備えていくか重要であります。  来年は天皇陛下の生前退位が行われ、年号が変わる年でもあります。大きな節目であるとともに、さまざまな新時代の潮流がスピードを増して変化をしてまいります。その変化の潮流に取り残される行政であってはならないと感じます。本日の質問は、そういった観点からの要望となっておりますので、どうかよろしくお願いいたします。  それでは、通告に従いまして一般質問を行います。  1つ目の質問は、財政についてであります。  11月に超過債務が極限に達し、平成18年に財政再建団体に陥った夕張市へ視察に訪れました。平成19年に公明党議員団でその原因を調査するために視察をしていますので、11年ぶりの再訪となりました。その後の経過状況を教えていただくことと、新規事業などの進捗状況も見てまいりました。エネルギー転換で炭鉱から観光へと、歳入体系を移行し、ホテルなどさまざまな施設を建設し、再生を図った政策の計画見通しが甘く、人口の著しい減少と税収の悪化、そして債務超過、それにも増しての不適正な財務処理が数十年間継続され、ついには財政再建団体となりました。  赤字日本一となった大東市におきましては、決して対岸の火事ではございません。私たち市民にとって、災害は地震や台風、火災だけではなく、行政運営の怠慢による財政の破綻などもこうむる災害の1つと言ってもよいでしょう。だからこそ、油断を排し、常に財政状態に目を配らなければなりません。一昨年度経常収支比率が101.2%となり、100%を超えました。まずは、本市の経常収支から見た財政状況をどのような見解を持ち取り組んでいるのかお答えください。  2つ目は、大東市の魅力発信について伺います。  大東市は地理的条件を含め、教育や施策、事業など、他市にはない多くの魅力を持っております。基礎自治体において財産とも言うべき特徴ある取り組みや魅力を数多く持ちながらも、発信力は弱く、これが最大の弱点ではないでしょうか。本市の持つ魅力をどのように内外の人々に知ってもらうことができるのかを政策面から見直さなければならないと実感をいたします。  大東市の魅力発信について行う前提として、まずその集約を行い、発信すべきであると考えます。人口が微減をしている今、弱点を克服し、最適な居住環境を多くの方々に知ってもらうことに力を傾注する部署も特化して必要であると考えますが、見解をお聞かせください。  3つ目の質問です。  大東市の観光事業について伺います。  大東市の魅力は教育面、政策面にとどまらず、しっかりとした観光資源を持ち合わせていることです。現在も、三好長慶の歴史的価値を再興する取り組みが行われていますが、特に東部地域を観光促進地域として整備をするべきであります。これは、冒頭の夕張市における観光施策の過剰な建設のことを言っているのではなく、万博が決定を見た今、海外から大阪へと人が流れてまいります。インバウンドに適応できる魅力を有している本市の歴史的背景を生かし、政策として本格的に取り組んでいくことが何よりも必要であります。まずは、万博が開催される7年後をどのように迎えるのか、その効果を検証する必要があると思いますが、お答えください。  4つ目は、働き方改革についてであります。  6月議会でAIの導入を訴えましたが、その前段となりますRPA、ロボティック・プロセス・オートメーションの導入を提案いたします。昨年来から注目をされてきましたRPAは、特に業務処理のスピードアップ、正確な処理など、繰り返し単純作業に向いており、業務的作業の効率化が格段に図られると言われております。実際に、試験的に導入し、大幅な効率アップを実現できると導き出した自治体も出てきており、本格的導入に向けて計画をしております。  本市におきましても、このRPAを導入し、事務作業の効率化を図り、人的配置を必要なところに必要なだけ配置することが可能と考えます。このRPAの導入について、庁内でアンケート調査を実施し、より効果的な部署への早期導入を適切に行い、働き方改革を実行するべきでありますが、見解をお答えください。  最後の質問です。  冒頭にも申しましたとおり、ことしは災害の発生が相次いだ年となりました。大阪北部地震に始まり西日本豪雨災害、台風21号での被害など、本市においても被害箇所の修繕が行われていない建築物もいまだに存在しております。7月の豪雨では、市内で数カ所の土砂崩れが発生し、私どもも現場へ何度も足を運びました。山間部地域において今後災害発生の可能性はどの場所でも否定はできず、早期の取り組みが必要となっておりますが、まずは被害状況とその処理について教えていただきたいと思います。
     今後、大型化する台風や、集中的なゲリラ豪雨が予測されますが、河川の氾濫箇所や土砂崩れ等の泥流箇所を予測できるシミュレーションソフトがございます。これにより土石流の位置や範囲と深さ、堤防決壊からの範囲など、特定が可能となり、これまで災害警戒区域で指定できなかった場所が避難所として考えられるようになるなど、効果が期待されます。  先般、消防議会の研修で京大の防災体験施設に参りましたが、このソフトは山間部を有し、河川より低い住宅街地域を抱える本市にとっても、大変有効なものであると実感しました。このシミュレーションソフトの導入についてお答えください。  以上、再質問を権利を留保し、質問席へ降壇いたします。 ○水落康一郎 議長  北本政策推進部長。 ◎北本賢一 政策推進部長  (登壇)おはようございます。  最初に、財政に関する御質問についてでございます。  夕張市は、平成19年3月に、「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」の前身である「地方財政再建促進特別措置法」に基づく財政再建団体に指定されました。  当時のルールでは、標準財政規模の20%を超過する赤字額となった団体が、財政再建団体の対象となりますが、夕張市は、標準財政規模の570%という通常考えられないようなレベルにまで赤字が拡大しておりました。  この巨額の赤字は、炭鉱廃止後における観光施策の失敗が根本的な原因だと言われております。  夕張市から学ぶことは、財政状況の透明性を正しく確保すること、中長期の財政支出を踏まえた財政運営を行うことです。  とりわけ、本市の財政上の最も大きな弱点は、経常収支比率が高く、経常一般財源の余裕がないことです。これは、政策的経費や臨時的経費に回せる経常一般財源が減少し、財政が硬直化していることを意味します。  本市の平成29年度決算におけます経常収支比率は98.8%、平成28年度は102.1%であり、経常一般財源が枯渇した厳しい財政運営が続いております。  こうした状況の中、私たちは、業務への取り組み方や意識を変革し、あわせて公共や民間、地域の役割をより適切なものに見直していくことがとても大切です。  事業の優先順位の確立、事務の効率化や施策の重点化、平準化、公民連携による公費負担の抑制などを展開し、市民サービスを後退させない行政運営を行ってまいります。  次に、本市の魅力発信についてでございます。  本市では、江戸時代から続くのざきまいりを初め、各地域で長年にわたって受け継がれてきただんじりなどの伝統文化、歴史的分野におけるキーコンテンツとして設定している三好長慶と飯盛城、そして、子育てするなら、大都市よりも大東市というブランドメッセージに込める本市が取り組む事業やイベント、全国に誇るべき魅力的なひと・場所・企業など、発信すべき魅力資源が数多くございます。  平成28年3月には、本市の魅力を集約したガイドブックを作成し、本市を訪れる皆様やイベントへ参加いただいた皆様に配布しているところであり、また、本市のホームページにおきましても、子育て施策や教育など、本市が取り組んでいるさまざまな事業について、まとめたページを作成し、掲載しております。  市外の皆様の本市に対する認知度やイメージ向上、定住促進や交流人口増加を果たしていくためには、その情報を集約し、わかりやすく届けることが重要です。  地域資源をより多彩で、かつ効果的にPR展開できますよう、さらなる魅力発信に努めてまいります。  最後に、万博開催についてでございます。  先月23日に、2025年の万博の開催地が大阪に決定いたしました。  りそな総合研究所の試算によりますと、万博開催は2025年の関西の実質GDPを0.5%程度押し上げ、全体の経済波及効果は、関西で1.3兆円、全国で2.2兆円に上るとの見込みが示されております。  また、経済産業省によりますと、万博が開催される5月3日から11月3日までの185日間における想定入場者数は、約2,800万人であり、メイン会場となる大阪市に近い本市におきましては、国内外から多くの観光客が訪れることが想定され、インバウンドの効果は十分期待されると考えております。  なお、来年6月28日・29日には、G20大阪サミットが開催される予定であり、本市におきましては、積極的に魅力を発信するため、訪問先として川村義肢株式会社様や元気でまっせ体操を推薦しているところでございます。  2025年の万博のテーマは、「いのち輝く未来社会のデザイン」です。  これまで大阪府市長会会長が委員として参画してきた「2025日本万国博覧会誘致委員会」は、今後、万博開催に向けた団体に移行し、府内市町村に何らかのアクションがあるものと認識しております。  今後、移行団体や国、大阪府、大阪府市長会の動向などを注視しながら、このテーマに沿った事業の実施を検討するとともに、これを契機に本市の魅力である歴史・文化や自然を国内外に積極的にアピールすることで、インバウンドを含め、観光事業など市内活性化につながる取り組みを推進し、万博開催による効果をさらに高めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○水落康一郎 議長  田中理事。 ◎田中祥生 理事  (登壇)RPA導入に関する御質問にお答えいたします。  RPAは、市役所業務の中でも、いわゆる定型的な業務の効率化に活用するものでございます。活用に向けまして、他市での実証実験や試行実績のある業務につきまして、わかりやすい導入事例をつけて各課宛ての照会を実施してまいります。  さらに、試行として実際の業務についてPRAソフトを活用し、効果を検証するとともに職員の理解を深めてまいります。  また、RPA業務の洗い出しには、業務ごとに分類した「業務分類表」と、業務のプロセスを書き出した「業務手順書」の作成が不可欠であると考えております。この業務分類表と業務手順書に基づいた各課ヒアリングの中で、PRAを導入できる業務の洗い出しを行ってまいります。  以上でございます。 ○水落康一郎 議長  大石危機管理監。 ◎大石達也 危機管理監  (登壇)おはようございます。  初めに、いわゆる7月豪雨に関連する7月5日から6日にかけての大雨により、本市では総雨量257ミリ、時間最大26ミリを観測しており、旧国道170号より東部地域の市民の皆様に対し避難準備情報及び避難勧告を発令いたしました。  被害状況としましては、特に浸水等による人的被害及び家屋被害などはなかったものの、北条六丁目の崖崩れや中垣内地域で商業施設の裏山が崩れるなどの被害が発生いたしました。  次に、土石流の氾濫行きシミュレーションでありますMorpho2DHにつきましては、京都大学防災研究所にて開発され、斜面崩壊を初期条件とした平面二次元の土石流及び泥流の流動や堆積過程が表現可能な土砂災害シミュレーションでございます。  現在、本市の土砂災害の被害想定といたしましては、大阪府がシミュレーションした土石流氾濫域や土砂法に基づく土砂災害警戒区域を対象とし、避難体制の構築などを行っておりますが、より精度を高めた効果的な避難を目指し、Morpho2DHの導入につきましても選択肢の1つとして研究してまいります。  以上でございます。 ○水落康一郎 議長  1番・大束議員。 ◆1番(大束真司議員) それでは、順次再質問させていただきます。  まず、財政につきまして、今、夕張市の件を議題と上げさせていただきました。私は議員になる前です。もう11年前になるというふうにお聞きしております。その12年前に起こった財政破綻、これはもう全国の自治体に衝撃を与えた事件だったというふうに思います。やはり、この入り口というのは、もちろんさまざまな政策の転換とかがあった、そしてまた過大な投資があったというふうに思いますけど、まずは経常収支の悪化というのが、まずは入り口であったとお伺いをしております。こういったことを考えれば、本市で100%を超える、これは必要な経費が税収を超えるということになりますので、必要な部分、そしてまた緊急で出てきた部分の事業とか、非常に行えなくなる可能性が出てくるということで、先ほど部長がおっしゃったように硬直化という言葉がよく出てきますけども、まさしく身動きがとれない財政になっているという入り口であります。これをやはり解消していかないといけない。そこで、やはりそのほかのところで経費を削減していく以外ないと思っております。それは何かといいますと、やはり身の丈に合った財政支出、これをしていく以外にもうないのかなというふうに思っております。これは大型プロジェクト、さまざま本市も抱えております。  財政悪化の要因は後でまた言いますけども、例えば市役所の庁舎の建てかえもあります。そしてまた、野崎駅、四条畷駅も今行っております。そして、今後更新時期を迎えますポンプ場の改修等の、こういう大型事業が控えておりますが、この手法につきましても、やはり考えていかないといけない、このままでいいのか。本当に緊縮財政の夕張市を見てまいりましたが、大変な状況でございました。  まず先にちょっと大型事業の件を聞きますけども、これについての手法、そして予算のあり方等、今現在このようになって、どうこれからしていくのかということについてお答えください。 ○水落康一郎 議長  北本政策推進部長。 ◎北本賢一 政策推進部長  現在、本市が取り組んでおります大型事業としましては、議員が今おっしゃっていましたように、野崎駅・四条畷駅周辺整備、それから新庁舎整備事業、インフラ施設の老朽化対策などがございます。  本年7月に策定をいたしました中期財政収支見通しにおきましては、扶助費の増嵩に加えまして、これらの大型事業に多額の支出を要するため、平成28年度末の基金残高は168億600万円でございましたが、平成38年、10年後の末におきましては、100億円を切りまして99億8,300万円にまで減少するということを見込みでおります。経常一般財源の不足によりまして、基金の取り崩しに依存した財政運営が続くのではないかというふうに予測しているところでございます。  こうした状況を打破するために、まずは民間活力の導入による事業の効率化、それから公共施設等の再編・長寿命化、こういった対策は避けて通れないものと考えております。これらの手法や取り組みを進めながら健全で持続可能な財政運営に努めてまいりたいと考えておるところでございます。 ○水落康一郎 議長  1番・大束議員。 ◆1番(大束真司議員) 財政悪化の要因、このように夕張市では見てまいりました。この主な5つであります。これを大東市にすぐさま当てはまることはないと思うんですけども、しかしながら、これは大きなメッセージだと、やはり僕らとしては捉えなければならないというふうに思っております。もちろん、12年もたつわけでありますから、過去のことだと言えば、それまでなんですけども、私たちも赤字日本一になった経緯があります。もう少ししたら財政再建団体になってたかもしれない、こういう事態にもなりかねない状況ってあるんですね。そういった面でいけば、職員お一人お一人が、しっかりこのところに目をやりながら、自分の部署、部署でしっかりと財政について検討していただきたいなというふうに思っております。  この大型事業につきまして、今部長から答弁がありましたとおり、しっかりと手法も考えていかないといけないというふうに思いますし、今、予算がついてる部分で、その予算枠の中でやるということじゃなくて、予算の見直しも行わないといけないんじゃないかというふうに思っております。総額の予算からどれぐらい、10年計画でやる計画もありますから、どのような手法で、どのような財政をそこに投入していくのか、そういう短い期間での、やはり手法の変換をこれからしていかないといけない時代になっております。それについて、よろしく。 ○水落康一郎 議長  北本政策推進部長。 ◎北本賢一 政策推進部長  まず財政の健全化を図るための手法としましては、まず1つで考えられますのは、ことし6月に策定をいたしました行政改革指針に基づいた行革の推進、これが当てはまるだろうと思います。それと、3月議会で御議決をいただきました公民連携に関する条例に基づきましたまちづくりに関する事業につきまして、できる限りこの事業を導入して、公費負担の低減を図る、こういったことも必要でございますし、先ほど申し上げました公共施設の長寿命化です。老朽化対策経費をおおむね過去最大から見積もりますと、大体ですけども、6割程度に抑え込んでいく目標で財政運営を進めていかなければならない、こういったことを総合しながら健全な財政運営に努めていく必要があるだろうと認識をしておるところでございます。 ○水落康一郎 議長  1番・大束議員。 ◆1番(大束真司議員) そういった工夫もしながら、でも使うべきところでは大きく使わないといけないというのがありますので、それを思い切って使うためにも、この経常収支の改善というのは、非常に不可欠でありますし、この経常収支が悪い中でさまざまな事業をやるのかという話になりますので、その市民の、やはり理解が得られないことになりますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。  そのために、やはり今行っている公民連携事業の推進が、これは最も大事なことだと私は思っております。この公民連携事業につきましては、やはりもう財政の、やはり何といっても削減がかなりできるということで、この事業についての説明をしっかりまたしていただかないといけないというふうに思います。庁内でも意思統一を図っていただきながら、この公民連携の事業について、今後大東市の一番柱になる事業でありますから、どうかお願いをしたいなというふうに思っております。委員会でも、さまざま紛糾をしたりしましたけど、やはり情報不足であり、そしてまた丁寧な説明が不足していたということに尽きるというふうに思いますので、まずはこの公民連携事業についてお願いいたします。 ○水落康一郎 議長  東地方創生局長。 ◎東克宏 地方創生局長  先ほど御質問のありましたとおり、少子高齢化がこれから進みまして、社会保障費がかなり増大していきますとともに、私たちの生活を支えていきますインフラを維持していく費用も確実にふえていくということがございます。  このような中、本市が、再び財政破綻への道に陥ることなく、将来にわたりまして豊かで幸せな市民生活を実現するためには、これまでの手法を大胆に転換する必要がございます。その手法が、本市が進めております公民連携でございます。  ここでいいます公民連携とは、施設、インフラ、サービス等、本市が有します資源に新たな価値を見出し、民間事業者によって利活用を進めていただき、新たな市民サービスを提供し、地域内の経済を循環させることで、新たな歳入が生まれ、結果的に公的負担を抑制していくという好循環を生み出すものでございます。公民が補い合いながら生み出す究極のサービスを市民が享受すること、これが本市の目指す公民連携でございます。 ○水落康一郎 議長  1番・大束議員。 ◆1番(大束真司議員) 本市の目指す公民連携事業についてお話をいただきました。私もそのとおりだと思っております。条例もございますけど、その条例の枠にはめていく事業ではないと私は思っておりますので、この事業は柔軟に、さまざまな形を変えながら行っていける大東市発の公民連携事業にしなければならないと、このように思っております。この4つの今事業が行われておりますけども、どれもまだ日の目を見ておりませんけども、多くの有名な方々が、プロフェッショナルの方々がこの事業に参画をしていただいております。そういった大東市の熱い思いを受けて、この公民連携事業が私は土台としてあるんじゃないかというふうに思っておりますので、そういった協力をしていただく方々とともに、市民の理解を得て、しっかりと事業展開をしていく、これが行政の責任ではないでしょうか、もう一度その件について答弁をお願いします。 ○水落康一郎 議長  東地方創生局長。 ◎東克宏 地方創生局長  今、御質問のありましたとおり、多くのその道の専門の方々がこの公民連携事業について携わっていただいておりますけども、基本的には、この大東市が公民連携によって豊かな暮らし、豊かなまちづくりを進めるという、この構想に賛同していただいて、参画をしていただいているということでございます。 ○水落康一郎 議長  1番・大束議員。 ◆1番(大束真司議員) では、次の質問に移りたいというふうに思います。  魅力発信であります。大東市は、大変な魅力をいっぱい持っております。この画像を見ていただいたらわかるとおりに、まずは地理的要素、交通においても大変利便性が高いと、この大阪市から隣接する位置にあって、しかもJRを使えば、大阪市の中央に10分足らずで行けるということと、そしてもう一つは、近鉄バスが市内を走っていること、そしてコミュニティバス3台が走っている、東部交通がある、そして南部にはワゴンバスが走るという、こんなに小さなまちで、これだけ手厚い交通があるというところはまずないというふうに思います。非常に若いお母さん方にとって、また高齢者にとってもすごく利便性の高いまちであると、こういうことは結構知らないですよね。どんどん言っていくべきだというふうに思います。  あと教育ですね、教育も施設は私学並み、トイレの改修も、エアコンの設置もしております。今後、体育館にもつくでしょう。そして、学び合う授業での学力の向上、そしてまた学力向上ゼミ、そして給食、これには書いてないですけども家庭教育支援も、そして英語教育も先進を走っております。こういったすばらしい教育もどんどんと言うべきだというふうに思っております。全然知らないですよ。  そして歴史文化遺産であります三好長慶、そして飯盛城、そしてまたお染久松物語、武者行列も今やっております。のざきまつりも有名であります。だんじりも有名でありますけども、まだまだ知られていない、こういった歴史文化遺産もどんどん発信していくべきだというふうに思っております。  そして、安心・安全であります。もう水に強い大東市、以前は水害に遭った大東市でありますけども、この増補管の増設により、さまざまなゲリラ豪雨の対応、またしていただいております。これは横、遊水池は深北緑地でございますけども、地下調整池も4カ所ありますし、校庭貯留も各学校、今全ての学校に備えつけようとしております。そして、河川ポンプは、ちょっと財政の悪化も言いましたけども、この更新時期が来るんですけど、これも30カ所のポンプ場がある。これも本当に他市では考えられないような状況で、安心・安全なまちとも言えるでしょう。ここに防犯カメラも入れよう思いましたけどね、ちょっとスペースがないので入れなかったんですけども。  あと、文化・スポーツの面でも大変有名であります。大阪桐蔭もあります、その中から生まれたプロ野球選手、そして地元では中村選手、牛島元監督、芸能人では彦麻呂さん、木下ほうかさん、TKOの木本さんなど、有名な方々が大東市にはいらっしゃる、このほかにもたくさんいらっしゃるんですけども、まだ書き切れなかったんでね。こういった大東市の持つ魅力をしっかりとどういうふうに発信をしていくのか、メディア媒体を通じての発信をしていくべきだと思っております。これに少しお金をかけていかないかなというふうに思うんですね。今まではお金をかけずに、何とかユーチューブを使ったり、いろいろ頑張ろうとしてきたんですけども、やはりテレビ放送などの場面を通じての、何か発信をしていく場面もつくらないといけないというふうに思っております。これについてちょっと見解をお願いします。 ○水落康一郎 議長  北本政策推進部長。 ◎北本賢一 政策推進部長  メディア媒体を通じての発信につきましては、本市で実施いたします、今御紹介をいただきましたさまざまな事業ですとか、イベントなどにつきまして、積極的に情報収集に努め、枚方記者クラブだけでなく、大阪本社の新聞社でありますとか、テレビ局、雑誌、それからフェイスブックやインスタグラムなどのSNSを活用したインターネット媒体への発信など、継続的に多種多様のメディア媒体への魅力発信を続けて行っているところでございます。  積極的な情報収集に努めることはもとより、新たな情報発信の手法の研究、こういったこともやっていかなければなりませんし、メディアを訪問いたしまして本市の情報を熱意を持って直接伝えるなどしながら、情報露出の増加に努めまして、本市の認知度向上やイメージ向上、こういったものに取り組んでまいりたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  1番・大束議員。 ◆1番(大束真司議員) 今見ていただいたとおり、さまざまな、この大東市の魅力の一部を紹介しただけでありまして、もっともっとあるんですよ。こういったものを市民の皆さんのほうがある意味知っているかもしれません。大東市いいもの発信会議を創設していただきたいというのは、民間のそういったさまざまな団体、今大東市に協力していただいている、さまざまな行事を行っている団体ですよね、そういった方々と協力しながら発信を行う会議を、まずは意見の集約を行って、いいもの会議いうのを創設しながら、この発信をしていけばどうかと思っております。この民間との、つまり公民連携になるんですけども、お金はかけないでいいんですけど、これにはね。こういった方々の協力を得ながら会議というのを創設をし、そしてしっかりとどういうふうにメディア媒体を通じての発信につなげていくのかということも戦略として練っていかなければならないと思います。この大東市のすごい魅力を知らない方にどう知らせていくのか、真剣に考えていかないといけないんですよ、今は。 ○水落康一郎 議長  北本政策推進部長。 ◎北本賢一 政策推進部長  現在、だいとう産業活性化センターの事業としまして、大阪産業大学、大東商工会議所、本市の三者によります、だいとう名物実行委員会を立ち上げまして、「だいとうのええもん」という冊子を発行いたしております。  これは、大阪産業大学経済学部の学生さんが、取材先の選定でありますとか、記事の作成までを御担当いただきまして、大東に縁のある方、人物ですね、それから企業、お店、歴史・文化、そういったさまざまな情報を掲載するもので、毎年作成をしておるところでございます。  今年度におきましても、現在、第9号の発行に向けまして、活動しているところでございますが、こうした活動を踏まえながら、公と民が連携を行い、情報収集を行いまして、新たな魅力発掘の体制づくりについて、今申し上げました会議体の拡充に向けた検討を行ってまいりたいと思っております。 ○水落康一郎 議長  1番・大束議員。 ◆1番(大束真司議員) その際も、中途半端にするんじゃなく、大々的に呼びかけていただきたいというふうに思っております。市民の方々もいい大東市を広報したいと、皆思ってはるんですね。その思いというのを集約をして、そして力につなげていくというのが大事だと思いますので、そういった戦略についてもしっかりとやっていただきたいことをお願いしたいと思います。  あと観光施策でございます。インバウンドの取り組み、これは大阪万博が決定をされましたが、決定を見たらすぐにこれに取りかかっていかなければならないと私は思っております。そういった時期にもう来ているというふうに思います。どうか、この万博の開催に向けてのインバウンドの取り組みについて、本市に観光の施策を本格的に呼び込むため、しっかりとした整備を行っていかなければならないというふうに思っております。この件につきましては、東部地域の歴史的資源を、さっきも画像で見せましたが、ああいった資源がございます。こういったところを生かして、本格的に整備を行っていくべきだというふうに思いますので、この点についてお願いします。 ○水落康一郎 議長  北本政策推進部長。 ◎北本賢一 政策推進部長  議員がおっしゃられますように、大阪万博の開催、それから東京オリンピックの開催、これらを好機と捉えまして、訪日外国人旅行者の集客に向けた取り組み、こういったものは非常に重要であると認識をしております。  来年の2月に住道駅、野崎駅、飯盛山ハイキング道などの入り口に多言語案内看板をまずは設置させていただきます。あわせまして、野崎観音などに矢印看板、これにつきましても、多言語化を行いまして、観光しやすい環境を整える予定で、今事務を進めております。  本市の魅力を集約しましたガイドブックの充実、こういったものも図る必要がございますし、本市の歴史分野におけますキーコンテンツとして設定をしております三好長慶、それから飯盛城、本市の見どころをウエブサイトで発信をしていく予定でございます。  また、さらなる本市の魅力創出につきましては、行政だけではなく、まちづくり会社でありますとか、アクティブスクウエアなどと連携を図りながら、インバウンド誘致に努めてまいりたいと思っております。  今後も引き続き、本市に対します関心や来訪意欲、こういったものが高まるような取り組みを進めてまいりたいと思っております。 ○水落康一郎 議長  1番・大束議員。 ◆1番(大束真司議員) そしてまず、大東市には泊まるところが少ないんですね。今回、アクティブ・スクウェアで合宿ができるような施設ができました。1つの朗報だというふうに思います。  そして、先ほども被害、商業施設の被害あったところであります。あそこも昔は泊まることができた施設でありまして、今回の災害によって、またこの万博が決まったことによって、さらにまた宿泊施設の再開をしたいとおっしゃっているんで、そういったところと連携をとりながら、やはりどのようにこの観光施策を打ち出していくのかということについて、やはり本格的に取り組んでいただきたいと思います。  そして何よりも大事なのが、外国人のお客さんを迎えるのに英語をしゃべれる方がいらっしゃらないといけないということで、英語の観光ボランティアの育成について、これは提案をしたいというふうに思います。  本市でも英語教育に力を入れておりますが、こういったところ、学生・生徒がこれにかかわれるかどうかわかりませんけども、こういった方たちとじかにしゃべることによって英語力の向上というのが図られるというふうに思います。もちろん、今、シニア世代の方々も、こういった英語ボランティア、そしてまた英語のそういったサークルがあります。そういったところで自分の力を発揮したい方がいらっしゃってね、でも発揮する場所が大東市にはないということで、これはもう格好の英語力を向上させる、また英語のしっかりと推進をできるまちにできるんじゃないかと思っております。これについて。 ○水落康一郎 議長  北本政策推進部長。 ◎北本賢一 政策推進部長  観光資源の魅力ですとか、内容を深く御理解いただけることは、本市の魅力が世界に広がることにつながると考えておりまして、英語観光ボランティアの育成という観点につきましては、非常に重要ではないかなと思っております。  包括連携協定を締結しております大阪産業大学におかれまして、平成29年4月に国際学部が開設されておられます。この国際学部と連携を図り、大東市のガイドブックの観光に関するページの翻訳を御協力いただく予定にしております。  今後、今議員が御提案いただきました英語観光ボランティアの育成につきましても、この大阪産業大学国際学部の御協力ですとか、それからもう既に御活躍いただいております観光ボランティアガイド、やまびこさん、こういった方々と連携を図りながら、創設に向けた準備を検討してまいりたいと思っております。
    ○水落康一郎 議長  1番・大束議員。 ◆1番(大束真司議員) それとともに、英語サークルで活躍している、公民館でやってはる方もいらっしゃるんで、こういった方たちの力もおかりをしながら、そしてネイティブの先生もいらっしゃるしね、やはりそういった方々の協力を得ながら、こういったものに力を入れていただきたいと思います。  そしてもう一つ、やはり外国人の方は、このWi−Fiのアクセスポイント、これを検索して観光に来るというふうに聞いておりますので、こういったアクセスポイントを増設する必要があるなというふうに思っております。特に、東部地域ではこういった6カ所ぐらいにWi−Fiを使えるところ、無線LANが発信をできるようなところがつくれないのかなというふうに思っております。今、大東市には観光ガイドブックというのがありませんので、こういったものもつくっていけばいいのかなと。そこにこういったアクセスポイントをしっかりと載せていく、これによって大きく外国人の方も安心してこちらに来られるんじゃないかというふうに思います。これについてちょっとお伺いします。 ○水落康一郎 議長  北本政策推進部長。 ◎北本賢一 政策推進部長  観光客の方々は、見ること、それから体験をすること、楽しむこと、憩うこと、交流すること、さまざまな目的を持って観光地を訪れられます。  情報をより効率よく取得すること、その情報を発信すること、これらのことのためにインターネット環境というのが求められていると認識をしております。  本市におきましても、野崎駅から野崎参道商店街、野崎まいり公園、野崎観音とエリアを設定しまして、Wi−Fiの設置に向けて、今、関係各社と検討を進めているところでございます。  観光施策が充実することで地域活性化につながることから、Wi−Fiの環境整備につきましても努力してまいりたいと思っております。 ○水落康一郎 議長  1番・大束議員。 ◆1番(大束真司議員) ぜひともよろしくお願いいたします。  次に、働き方改革でございます。  このRPA、ロボティック・プロセス・オートメーションは、特にパソコンを打つ作業などの事務的作業が多くございますが、非常に失敗が少ないということ、そして時間短縮が大幅に行われるということで、今導入に向けて各企業もこの導入について頑張っています。  特に、学習機能があるということで、人にかわっていくんじゃないかというような危機感も役所の方は持ってはるんじゃないかというふうに思うんですけども、やはり人の力というのはまだまだ必要でございますので、働き方改革の一環として、まずは行っていくべきじゃないかと思っております。  ある市では、もう既にこの試験導入に向けて試算をしております。大体年間、これ1人当たりですけども、約336時間の削減ができて、約8割、この業務が改善をできたというふうに聞いております。ちょっと画像を送ってください、済みません。  約424時間、導入前でございますけども、これが導入後88時間、この大幅な時間短縮ができたと、このように試算をしております。こういったことから、やはり必要なところに必要なものを導入すれば、かなりこれは業務の改善が図れるんじゃないかなと思っておりますので、ぜひとも導入に向けてお願いをしたいというふうに思います。  そして各部、各課の人員配置について、こういった人が余ってくるというよりも、人がそこからまた違うところへ、人が必要な場所へしっかりと変換できるんじゃないかと思っております。こういったことについて、よろしくお願いします。 ○水落康一郎 議長  田中理事。 ◎田中祥生 理事  現在進めております行革アクションプランでRPAの活用の取り組み、こういったものも盛り込んでおるところでございます。  現在のスケジュールでは平成31年度で実際にRPAを試行として、どの業務がRPAになじむのかということを試行として、実際に活用していきたいなというふうに思っておりまして、そこでどの程度の業務効率化につながるかということをしっかり検証していきたいなというふうに思っております。  今御紹介もありましたけれども、他市の例では、4つの業務につきまして、年間3,600時間の効率化が図られたというような例もお聞きしておりますので、本市におきましても、この試行段階でしっかりとRPA導入の効果検証、これをしっかり行って、本格的な導入を行っていきたいなというふうに思っております。  それから後段の人員配置の問題でございますけれども、今の段階でどの部課の職員の配置転換が可能であるかということは、現段階では申し上げることはできませんけれども、御紹介があるように、いわゆる内部業務については可能な限りRPAの導入によって効率化・自動化を図って、一方、創造性が必要であるとか、温かみが必要であるというような、人にしかできない業務に人的資源を集中的に配分してまいりたいなと、このように考えてございます。 ○水落康一郎 議長  1番・大束議員。 ◆1番(大束真司議員) ぜひともお願いをしたいというふうに思います。特に、この自治体ではアンケートをおとりになったと聞いてますけども、本市ではヒアリングでも構いませんし、しっかりと調査を行った上で導入をお願いしたいなというふうに思っております。よろしくお願いいたします。  次には災害対策でございます。  Morphoっていいます、これ。iRICという、河川シミュレーションソフトなんです。これは、読んでいただいてわかるとおりに、斜面崩壊を初期条件とした土石流、泥流の流動、堆積過程を表現可能なモデルというふうになっておりまして、これ何がすごいかいいましたら、先ほど府のほうのシミュレーションで警戒区域を決めているというふうにありました。これは、それもできるんですけども、建物がある・ないのシミュレーションがしっかりとできると。この土石流の深さまでしっかりと計測をすることができるんですね。そういった意味では、今まで、特に北条地域なんかは北条小学校、昨日も中河議員からありましたとおり、避難所にはならなかったんですけども、こういった分析をしっかりとすれば、避難所として確定できるんじゃないかというふうに思っております。  大きく、マックスで考えれば、避難をしなければならない地域でありますけども、しっかりと分析をすることによって、逃げおくれた方が、やはり小学校に行くこともできるような可能性、これも出てくるんじゃないかというふうに思っております。この見解についてお聞かせください。 ○水落康一郎 議長  大石危機管理監。 ◎大石達也 危機管理監  緊急時の一時避難の場合、とりあえず逃げていただくということが大事でございますので、上下の部分に逃げていただくのは可能かと思いますけれども、市といたしまして、その可能性のある場所を現在のところ避難場所とするという部分については、現在のところ考えてはおりません。 ○水落康一郎 議長  1番・大束議員。 ◆1番(大束真司議員) 今後、この解析をできるソフト、これ100万円ぐらいかかります、導入するのにね。それをかけたくないんであれば、この京都大学と連携をするということも大事だと思います。この画像は、大東市の画像をわざわざ視察の際にはめ込んでいただきまして、やっていただきました。これ、建物があるときとないときと、両方解析できるということで、非常に有効なソフトだというふうに思っております。  河川の氾濫についても、決壊場所からどのように流れていくのか、建物があるときとないときと、これも解析をできる、どれぐらい浸水するのかわかるということで、このソフト、100万円ですけども、すごいソフトだなと思っております。  ここの竹林教授さんとおっしゃる准教授さんもおっしゃっておりましたけども、ぜひとも大東市と連携をとって、共同でこういった研究を進めていったらどうかと、モデルケースにしたいということでもおっしゃっておりましたので、こういった可能性というのはありますか。 ○水落康一郎 議長  大石危機管理監。 ◎大石達也 危機管理監  Morphoにつきましては、議員御指摘、御提案いただいた時点で、こちら把握した状況でございます。内容的にも、今まで広島の土砂災害とかいうのにもシミュレーションに利用されてると聞き及んでおります。その有効性につきまして、今後研究してまいりたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  1番・大束議員。 ◆1番(大束真司議員) 初めて提案することですので、そういった答弁になるかと思いますけども、また進捗状況を見ながら提案をしてまいりたいと思います。  これは実は、航空写真から見ました、私ヘリで視察をさせていただいた折に撮った画像でございまして、北条小学校がこの部分にありまして、この斜面の下にちょうど位置しているということで、見れば大変に危険だというふうに思います。しかし、しっかり詳細な解析をすれば、逃げる場所も確定できるということもおっしゃっておりましたので、こういったもので、やはり市民の命を守っていくということも本市においては大変重要な課題だと思いますので、安心・安全につきまして、もう一度、より深く考えていただいて、こういったソフトの導入でわかることがあるわけですから、そういった利用をしない手はないというふうに思っております。ぜひともよろしくお願いしまして、質問を終わります。  以上です。 ○水落康一郎 議長  次に、一問一答方式で、12番・天野一之議員。(拍手) ◆12番(天野一之議員) (登壇)傍聴にお越しの皆様、中継録画をごらんの皆様、こんにちは。ただいま議長の指名をいただきました12番、日本共産党議員団、天野一之です。  共産党議員団といたしまして、少しだけ国会の情勢に触れさせてください。  先日の臨時国会では、改定出入国管理法が可決・成立いたしました。審議すればするほど、外国人労働者を物扱いし、使い捨てを拡大する法案の問題が次々と明らかになりました。法案を正当化する政府の主張は完全に破綻していました。世論調査でも成立を急ぐ必要がないという声が6割から7割に達しました。それにもかかわらず、議論も尽くさず、審議を打ち切り、数の力で押し切るやり方にはマスコミや識者からも国会軽視、民主主義崩壊との批判が出されております。  改定入管法は、人手不足対策とされていますが、これは今、私たちの労働問題の課題を棚上げしたものと言えます。外国人労働者に苛酷な労働を押しつけ、全ての働く者の人権をないがしろにしたままの成立は、私たち生活を維持し、将来に展望を持てる働き方をも無視し、海外にも日本の働く環境の大問題を押しつけるべく、過去のような徴用工問題もあわせ、国際的に恥じるべき内容と考えております。  大東市におきましても、市民生活は労働を含め、厳しい状況下で生活を維持されている方も多いと私は考えます。このことを念頭に置いて、通告に従いまして、今回は大項目3つについて質問をいたします。  まず1点目は、障害のある方に安心したまちづくりに向けてということです。  私は特別委員会で、障害のある人が安心・安全に生活できる大東市を目指す特別委員会にも所属しております。大東市での障害者の方の差別解消に向けた条例の制定や、障害者施策の具体化などを研究していく特別委員会でございます。  前回行われました出前での特別委員会での参加者からの意見を聞き取った結果、一様に歩道に関する意見が出された経過がございます。この点から共通した課題、歩道の事情、これは障害者の方それぞれが、多くの方が指摘した内容と受けとめております。  大東市のまちづくりにおいて、障害のある人にも改善すべき課題が多くあることが言えます。大東市バリアフリー基本構想では、3駅周辺の整備の進捗について、現在どのようになっているか、まず1点お伺いいたします。  そして2点目でございます。新庁舎の整備に向けてです。  前回の9月夜間議会、一般質問で新庁舎整備基本計画は12月に議会上程を予定していると、そういう趣旨の答弁ございました。  まず、今12月議会で上程が見送られた理由についてお答えください。  そして1点目といたしましては、基本計画案の内容は、今どのようにまとめられようとしているのか、現在の進捗状況についてもお伺いいたします。  そして小項目2つ目なんですけども、パブリックコメントに対しての市の回答が広報だいとう及びホームページに記載の上、発表されるとされておりましたが、現在まだ情報が出されていないと認識しております。パブリックコメントに寄せられた市民の意見取りまとめと市の見解及び回答について、今、進捗状況はどのようになっているかお伺いいたします。  そして大項目3点目でございます。生活に困窮された方が頼れる市役所を目指してということです。  ここで、生活保護の相談に来られた方の案内はどのようにされているか、まずお聞きいたします。  私、議員団といたしましても、生活相談にかかわり、相談窓口に同行することが多々ございます。特に、生活保護の申請に係る場合、相談室及び相談員の方の空き状況、そして制度自体の最終のセーフティーネットの考えより、相談で状況を聞き出して、生活保護適用以前に活用できる制度の案内などがあります。  しかし、同行した際であっても、相談者の実情を聞き、的確に必要な制度活用に結びつけるということは、各事情の、それぞれの相談者の事情でございますが、この違いもあり、複雑に私は感じております。  となれば、困窮された市民の方が個人で相談に来られ、解決につながる方法を見出していくには、なおさら複雑に感じられると、そして不安も大きく抱かれた状況の中、来庁されるということになりませんでしょうか。  実際、議員団に相談に来られる以前、個人で相談に訪れられ、説明や対応に満足されていない声をよく耳にいたします。この点から、困窮された市民に、相談者の立場の目線で困窮の状況に耳を傾け、わかりやすく丁寧な生活保護の説明や活用できる制度及び相談窓口案内の重要性が増していると考えております。  生活保護相談に来られた方の案内について、どのような手順や対応をされているかお伺いいたします。  以上、再質問の権利を留保いたしまして、降壇いたします。よろしくお願いいたします。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  (登壇)おはようございます。  道路バリアフリー化の進捗状況についてお答えします。  本市では、誰もが安全・安心に暮らせる都市の実現を目指し、平成26年12月に大東市バリアフリー基本構想を策定いたしました。  本基本構想に位置づけた住道駅、野崎駅、四条畷駅の重点整備地区内の道路事業の平成30年3月末時点での整備率は、住道駅周辺地区は延長6,770メートルのうち、整備済みは5,640メートルで、整備率は83.3%、野崎駅周辺地区は延長1,370メートルのうち、整備済みは550メートルで、整備率は40.1%、四条畷駅周辺地区は、延長1,530メートルのうち、整備済みは550メートルで、整備率は35.9%となっております。  以上でございます。 ○水落康一郎 議長  北本政策推進部長。 ◎北本賢一 政策推進部長  (登壇)通告に従いまして、新庁舎整備事業につきまして答弁申し上げます。  「大東市新庁舎整備基本計画」につきましては、本年5月に素案という形で公表させていただき、7月以降に、それをもとにした住民説明会やパブリックコメント、また住民アンケートや来庁者聞き取り調査を実施いたしました。  御案内のとおり、市民の皆様からは、たくさんの御意見を頂戴し、高い関心を抱いていただいていることを改めて強く認識したところでございます。  特に、御意見の多かった浸水を初めとする災害リスクや周辺道路の交通渋滞、民間施設との複合化などについて、関係部局と調整し、市の考え方として新庁舎整備基本計画(案)に反映させるべく、より具体的な検証作業を進めているところでございます。  今後につきましては、市民の皆様から頂戴した貴重な御意見をしっかりと精査し、課題については、一つ一つ丁寧に対策を講じ、期待される声に対しては、その内容を取り入れたものに仕上げ、市民の皆様に喜んでいただけるような新庁舎整備の事務作業を進めてまいります。  「大東市新庁舎整備基本計画(素案)」に関するパブリックコメントにつきましては、7月17日から8月31日まで実施させていただきました。  大東市パブリックコメント手続要綱第7条第3項におきましては、いただいた御意見に対する市の考えを、計画などの案とセットで公表することとしており、現在、市の考えを取りまとめているところでございます。  つきましては、「大東市新庁舎整備基本計画(案)」の公表とあわせまして、パブリックコメントに対する回答につきましても議員の皆様を初め、市民の皆様にお示しすることができますよう作業を進めてまいりたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  青木福祉・子ども部長。 ◎青木浩之 福祉・子ども部長  (登壇)生活保護の御相談に来られた方への御案内についてでございます。  生活保護の相談には、直接生活福祉課に来られる場合のほか、福祉政策課、保険年金課や子ども室など他課で相談され御案内されるケースも多くございます。  市民の方が相談に来られた場合、まず面接相談員が詳細についてお聞きするため、相談室に御案内し、生活にお困りになっている状況をお伺いします。最初に、生活保護の制度について説明し、保護の申請について本人の意思を確認いたします。その上で住所や世帯の状況、収入や資産などお聞きし、活用できる制度がないかを検討いたします。  他に活用できる制度がある場合におきましては、保護に優先して活用することが必要となりますので、担当部署へ御案内をし、手続を行い困窮状態から脱却を図る手助けを行っているところでございます。  また、法の趣旨に基づき、扶養義務者からの援助につきましても求めていただくようにお話しているところでございます。  以上です。 ○水落康一郎 議長  12番・天野議員。 ◆12番(天野一之議員) では、再質問をさせていただきます。  まず、1つ目の障害のある方に安心したまちづくりに向けてということで、バリアフリーのことでございます。  今ちょっと、画面に映し出しているのがバリアフリー基本構想の住道駅の周辺の、これ書かれた資料でございます。ちなみに、ちょっとここから発展いたしまして、大東市の比較的幹線道路となります大阪の府道があると思います。主には大阪生駒線、通称阪奈道路、そして八尾枚方線など、かなり通行量の多いところもあると思うんですけども、まずここに対しての歩道整備とか、バリアフリーの整備、これについての施策の考え方及び、もし進んでいるとすれば、どこまで進んでいるか、このことについてお伺いいたします。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  まず、歩道の整備の考え方でございますが、歩道の有効幅員がございます。その有効幅員といいますのは、側溝がない部分ですね、本当に歩ける部分の有効幅員でございます。その幅員が2メートルというのが歩道の幅の基準でございます。  それ以外に、あとは段差ですとか、勾配がございます。まず、勾配につきましては、横方向ですね、進行方向の横方向の勾配が1%、今度縦方向の勾配が5%、いずれも特例の基準というのがございまして、歩道の2メートルにつきましては、1.5メートルが特例の基準でございます。横方向の勾配は、1%に対して2%、それから縦方向の勾配は5%に対して8%というふうになってございます。  整備率、大阪府道の整備率でございますが、住道駅周辺の特定経路ですね、阪奈道路と八尾枚方線、2つ合わせた整備率でございますが、現在、指定してる延長が2,360メートルに対しまして、整備済みが2,290メートル、整備率については97%となっております。 ○水落康一郎 議長  12番・天野議員。 ◆12番(天野一之議員) では、府道のところで整備率になってるということは、これ大東市と大阪府の道路の担当と合わせて、順次、整備率は必要に応じて、まずやってはいってるという解釈でこれよろしいんですね。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  基本構想を策定いたしましたのが平成26年12月、改定でございますが、その後、それぞれの事業者、JRも含めます、道路管理者等の事業者によりまして、それぞれの道路をどういうふうに整備していくかというところで、特定事業計画というのを平成28年3月に策定しております。これに基づきまして、毎年1回、進捗状況についての報告会みたいなものを開催させていただいております。 ○水落康一郎 議長  12番・天野議員。 ◆12番(天野一之議員) じゃあ、ここで1つだけ、今回障害のある方から聞いたりとか、以前からちょっと気になってる部分ございまして、1つ、住道大橋の西側の歩道あると思うんですけども、このバリアフリー、大東市のつくられたバリアフリー基本構想の中でも、先ほどのこの住道駅周辺地区のエリアでも、この住道停車場線から大東市役所に向けての、この大阪生駒線のところが、生活関連経路としてマーキングしてあると思います。ここの住道大橋の西側の歩道整備についても、これは府との連携及び大東市のバリアフリー基本構想での整備地域ということで、これはまず間違いないんでしょうか。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  阪奈道路につきましては、議員御指摘の部分は特定経路となっております。 ○水落康一郎 議長  12番・天野議員。
    ◆12番(天野一之議員) では、ちょっとここが私もすごく気になってるんで、ちょっと過去の映像とあわせて、ちょっと紹介させてもらいます。ちょっと、映像を切りかえます。 ○水落康一郎 議長  暫時休憩いたします。      午前11時09分休憩       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜      午前11時11分再開 ○水落康一郎 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  12番・天野議員。 ◆12番(天野一之議員) これは1つ、今から流す動画は2016年9月議会で道路整備のところで出した映像で、住道駅北口の交差点から住道大橋の東側へ向かって、市役所方面に向かっての歩道の動画です。そして、このときは車椅子に実際に乗ってカメラを回した状況で、振動などがちょっと伝わってきますが、まずちょっとこれをごらんください。  これは後半なんですけど、画面がかなり、これ路面で大分、傷んで揺れております。このところどころも出てくるんですけども、車が出入りするところの縁石のところの段とか、ごみが散らかっていたりしておりますし、点字ブロックもこの辺の車道との交わり部分、大分傷んでおるのがこのときも確認できました。  また、車道とのぶつかるときに縁石の段差で、かなり振動が感じられます。  これ、橋の上でございますけども、これも大分路面のアスファルト、かなりでこぼこしているのがこれよく見ると確認できる、ひび割れもあります。ここは、若干ひどいんですけども、自転車が対向してきますと、かなり歩道の部分、特に上り部分ですね、先ほどの映像の上り部分がかなり狭く感じまして、車椅子に乗ってると、その視界がかなり対向車について、危険感といいますかね、恐怖感といいますか、これに近いものを感じるという現実がございました。  ここで実際に、先日見に行ったところなんですけども、これ橋の上のところ、左側が橋の上でございますけども、この路面がやはり2年前と比べて、かなりごつごつして、アスファルトがかなり剥がれているというような状況がございました。  先ほどの動画の中にもありましたけども、点字ブロック、かなり傷んで、ちょっとずれてるように見えるところがこれあるんですよね。こういうような状況の中において、例えば、今で言うところの駅方面から市役所方面に障害を持った方とか、あるいはベビーカーを押した方とか、来られる方にとっては、非常に交通量自体も多いので、ここの1つの改修というのが取り急いで必要ではないかということをすごく考えるんですけども、ここについての改修予定というのが、これはまずあるんでしょうか。ここをちょっとお聞きいたします。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  府道につきましては、当然、大阪府が管理しておりまして、舗装の傷みですとか、あるいは点字ブロックの剥がれ等につきましては、特に点字ブロックの剥がれについては、気がついたところから恐らく直していっていただいてると思いますが、舗装の傷みにつきましては、本市でもそうなんですが、一定、基準を持って、傷みぐあいを判断した上で舗装を打ちかえたりということをしていただいていると思います。御指摘の部分につきましては、大阪府、枚方土木事務所に対して傷んでるよということは御指摘しておきます。 ○水落康一郎 議長  12番・天野議員。 ◆12番(天野一之議員) 1つの実績といたしまして、ことし6月の大阪府北部を震源とする地震の後、約1カ月たったかたってないかと思うんですけども、この、きょう、今映し出した歩道の反対側のNTTの営業所があると思うんですけども、そこの前の点字ブロック、かなりめくれ上がってました。写真は撮っておらんのですけども、このことを大東市の道路課のほうに伝えたところ、すぐとりあえず応急処置をしていただいて、その後、かなり早目に点字ブロックの取りかえとか行われておりました。こういう1つの、素早い対応をまずお願いするとともに、やっぱり、もしめくれ上がった対応というのだったら、かなり自転車の通行もそうですし、坂道の傾斜もありましたから、非常に危険に感じました。たまたまけが人がなかったので、本当によかったんですけども、そういうことから、やはり駅からの通行や、市役所への移動もあわせて、市の中心的な1つということで、まずこの場所は言えると思います。しかし、今の写真や映像のように、路面、点字ブロックが傷んでいるという現状がございます。障害のある方を初め、高齢者、ベビーカーでの親子連れの方にも、通行しやすい歩道改善からも、歩道の段差解消も含めて、速やかな改修をまず要望いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。この件については、一言お願いします。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  当然、安全で安心に皆さんに通行していただくということは非常に大事なことです。本市におきましても、バリアフリー基本構想を作成して、計画的にバリアフリー化を進めているところでございます。  当然、大阪府、それから鉄道管理者、JRなども含めて取り組んでいるところでございますので、計画にのっとって、可能な限り早急にバリアフリー化を進めてまいりたいというふうに考えております。 ○水落康一郎 議長  12番・天野議員。 ◆12番(天野一之議員) 映像のほうで、バリアフリーということで、各官公庁とか、公の施設で、この分の映像は住道駅エリアの周辺の各施設のバリアフリーの導入の状況などを示したマップなどもつくられております。  それで、今、ユニバーサルデザインという言葉も出てきておるんですけども、まず、その導入と推進についての見解をお願いいたします。  今回出されている平成26年の大東市バリアフリー基本構想においても、基本方針の中でユニバーサルデザインを基本に、人に優しいまちづくりの推進ということが明記されております。現在、この具体化についての到達ですね、これについて今どのようになっているかお伺いいたします。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  まず、ユニバーサルデザインについてでございますけれども、まちづくりを進めるに当たりましては、人が社会生活を営む上でバリアとなるものを取り除くバリアフリーの考え方や、全ての人が安心・安全、快適に使いやすいように、初めから意図して公共空間や施設等をデザインするというバリアフリーデザインの概念が重要でございます。  大東市バリアフリー基本構想の中でも、誰もが安全・安心、便利に暮らせる笑顔あふれるまち・大東を基本理念にあげまして、誰にでも優しいまち、誰もが利用できるまちの実現を目指していることから、バリアフリーやユニバーサルデザインの考え方を踏まえまして、さまざまな事業を推進してまいりたいと考えております。  バリアフリーマップでございますが、いろんな民間企業さんもつくられたりしております。本市においても、バリアフリーマップを作成しておりますけれども、ただ紙媒体でございますので、それからもっと精度を上げるためにいろんな調査をしたり、これからやっていこうというふうに考えております。川村義肢さんもバリアフリーマップをつくられておりますので、できればタイアップもさせていただいて、より精度の高い、使いやすいものにしていきたいというふうに考えております。 ○水落康一郎 議長  12番・天野議員。 ◆12番(天野一之議員) 私も野崎駅周辺の各お店に置いてあった周辺の施設などのバリアフリーマップを一遍拝見したことあるんですけども、やっぱりわかりやすいデザインと、もっと多くの方に気軽に普及していくということが大事ではないかと思いますので、この辺については、浸透する工夫というのが必要かと考えますので、この点につきましては、ぜひ普及についてき工夫など進めていただきますようお願いいたします。  それで、まずバリアフリーとユニバーサルデザイン、これ私も何かよくごっちゃによくなるんですけども、ちょっと調べてみましたら、発案されたきっかけ、背景が大きく違うということなんですが、事業の整備がよく似てるんで、よく混同されるということなんですよね。  ユニバーサルデザインの発明された方が障害者だったということで、バリアフリー対策設備の障害者だけの特別扱いに嫌気が差して、最初から多くの方に使いやすいものをつくる設計手法として、いろいろ発明されたという発想があります。  一方、バリアフリーは障害者、高齢者などの生活弱者のために、生活に障害となる物理的な障害の削除等を行うという、過去の反省に立った考え方で進化したという経緯がありまして、例えば、玄関前の段差について言いますと、玄関前にある段差にスロープをつけるのがバリアフリーという考え方、一方、ユニバーサルデザインでは、設計時点からスロープを計画し、つくり上げていくということになる、ちょっとわかりにくいんですけども、完成した入り口については全く同じ形状、これが混同しやすい理由という指摘ということがあります。  このユニバーサルデザインというのを、7つの原則というのが書かれてまして、誰でも使えて手に入れることとか、柔軟に使用できる、簡単に使える、人の情報が簡単に伝わる、間違えても重大な結果にならない、少ない力で効率的に楽に使える、使うときに適当な広さがあるというようなことも書かれております。  このことから、東京都中野ではユニバーサルデザインの推奨条例というのがつくられております。計画の目的を見てみますと、ユニバーサルデザインを推進するための目標、将来像をしっかりつくって、取り組んで、自立しての活動、そして自己実現できる環境を段階的・継続的に整備していくということで、平成30年にまだできたばかりで、一応、当面10年の計画をしてやっていくということであります。  ここに関して、大東市について、このユニバーサルデザインを受け入れて推進していくかと、1つの考え方としてどうなんですかね、また条例の制定でありますとか、今あります、先ほどのバリアフリーの基本構想とか、どのような形で進めていくか、ちょっともう1回確認で、お伺いいたします。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  議員おっしゃるように、バリアフリーとユニバーサルデザインというのは、恐らく発信元が違うんかと思いますが、バリアフリーにつきましては、おっしゃってるように障害者とか、高齢者が対象でして、ユニバーサルデザインというのは、全ての個人の方が対象で、わかりやすいものにしていくということでございます。決してバリアを除くというだけではないというふうに考えております。  ユニバーサルデザインといいますのは、決して道路だけではなくて、バリアフリーもそうですが、全ての施設、気づいたところ全ての対象になってくると思いますので、本市全体といたしまして、やはり関係部署が多数にわたりますので、そのあたりにつきましてはこれからの研究課題だというふうに考えております。 ○水落康一郎 議長  12番・天野議員。 ◆12番(天野一之議員) ほか、もし見解がありましたら、引き続きましてお願いいたしますが。 ○水落康一郎 議長  青木福祉・子ども部長。 ◎青木浩之 福祉・子ども部長  今、策定をしております地域福祉計画の中にも、その分しっかりと入れ込んで、まちづくりとして従来取り組んでいただいてますが、福祉の視点からもそういうところの考え方というのをしっかりと反映させていくことも必要かなというふうには考えております。 ○水落康一郎 議長  12番・天野議員。 ◆12番(天野一之議員) ここで1つ、バリアフリーという考え方も必要なんですけども、やはり障害のある方も、ない方も安心してまちじゅうで快適に暮らせるまちづくりという観点も必要かと思います。これについて、さらなる、どうやって具体化、推進していくかということが私は必要ではないかと考えております。  そしてまた、先ほどまちづくり以外にも、いろんな場面でということがちょっとありましたが、民間との協力・協調は必要というふうにも考えられます。この点からも市民参加、市民合意での民間との連携での市民生活環境の向上が期待できる取り組みになるのではないかということも考えておりますので、こういったところももう少し具体化して、どういうことに活用できるかということで、障害のある方にも優しいまちづくり、ない方にも快適にできるまちづくりをぜひ目指していっていただきたいというふうに考えます。  ちなみに、次の新庁舎整備に向けてのところで、ちょっと1つ橋渡しなんですけども、前回示された新庁舎整備基本計画(素案)の中でも、新しい庁舎の中に、場所とか、そういう浸水とか、災害は別に置いといて、建物自体のデザインの中にユニバーサルデザインの導入ということがたしか明記されてたと思うんですけども、これについて、少し説明をお願いできますか。 ○水落康一郎 議長  北本政策推進部長。 ◎北本賢一 政策推進部長  新庁舎整備基本計画(素案)の中におきましても、今おっしゃってらっしゃるような親しみやすい庁舎の中に、今おっしゃっておられるユニバーサルデザイン、それからバリアフリー、こういったような観点を取り入れることとしております。  現に、今この計画をつくるに当たりまして、特に障害者の方の団体様と既にお話し合いを始めさせていただいておりまして、この計画の中にどのように取り込んでいくかということにつきまして、反映をさせるべく調整を行っているところでございます。そういったお声を計画の中に取り入れながら、この素案の作成に努めてまいりたいと考えているところでございます。 ○水落康一郎 議長  12番・天野議員。 ◆12番(天野一之議員) ここでは、新庁舎整備自身のところで、ユニバーサルデザインということは、かなりこれを具体的に推進していくということは必要かと思いますので、引き続きその具体化については見守っていく必要があるというふうに考えております。  次に、具体的に新庁舎整備に向けての再質問でございますが、問題に私たちしてるのは、中身のユニバーサルデザインではなくて、この間の市民からのパブリックコメントとか、その中でいろいろお聞きしました。私たちも、ちょっとアンケートもとらせてもらいました。その回答は前回ちょっといただけませんでしたけども、市民の皆さん共通する、まず立地の場所の問題でありますとか、浸水とか、交通渋滞とか、周りの環境に関する問題というのが、今まだ回答が出されてないということで、これはまずどういう形で出てくるかという点と、あくまで今の消防跡地への移転を何が何でもと言ったらあれですけど、その整備方向で、やはりちょっと今現在、市民合意ができてない中で、やはり進められようとしているかというのが非常に気がかりになります。  そこで1つ、先ほどのパブリックコメントの回答、これについてはまず、いつごろ出される予定なのか、もう一度確認いたします。 ○水落康一郎 議長  北本政策推進部長。 ◎北本賢一 政策推進部長  パブリックコメントの回答につきましては、先ほど登壇で申し上げましたように、要綱の手続にのりまして、計画の案の公表とあわせて回答をさせていただきたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  12番・天野議員。 ◆12番(天野一之議員) 先ほども、取りまとめといいますか、市の考え方をその回答に対して、いろいろまとめていかれるというところで、まだ準備中というふうに解釈できたんですけども、この中で、浸水の問題、交通渋滞の問題、立地に関する場所の問題というのが大きくやはりあったかと思います。答弁でもありましたけども。  ここについて今どのように考えようとしているか、どういう特徴があるか、ちょっと今わかる範囲で、どのような状況かお伺いいたします。 ○水落康一郎 議長  北本政策推進部長。 ◎北本賢一 政策推進部長  新庁舎整備基本計画素案に関しますパブリックコメントにつきましては、80人の皆様から161件の分野で御意見を頂戴いたしました。  これらの意見につきまして、内容ごとに精査しまして、意見件数とあわせて広報だいとう11月号にて、市民の皆様に報告をさせていただいたところでございます。  その中で、最も御意見の多かったものは、新庁舎の建設場所における浸水対策や交通課題への対応、複合化の必要性についてでございます。  まず、浸水対策につきましては、今、現段階で考えておりますのは、地下駐車場には、入り口に勾配を設けたり、止水版を設置するなど、雨水が直接地下駐車場に流れ込まない方法を講じてまいる予定でございます。  また、庁舎敷地内に雨水貯留設備を設けることにより、周辺地域一帯の浸水被害の軽減に貢献してまいりたいと考えているところでございます。  次に、交通課題への対応につきましては、9月から10月にかけまして、簡易の交通量調査を実施した結果、定義上の渋滞が発生するという結論には至らない状況でございましたが、引き続き関係部局と連携を図り、新庁舎周辺におけます通行環境の充実を最優先に考慮してまいりたいと考えているところでございます。  最後に、複合化についてでございますが、9月に住民アンケートを実施しました結果、6割以上の方が便利になるとのお答えを頂戴しております。  行政機関の事務所の建てかえにとどまらず、市庁舎の建てかえを契機に、まちの活性化や地域経済の循環などの新たな付加価値を生み出し、それが市民サービスの向上に寄与できることを最大の目標として、市民の皆様に喜んでいただけるよう取り組んでまいる、こういう所存でございます。 ○水落康一郎 議長  12番・天野議員。 ◆12番(天野一之議員) 浸水の対策とかなんですけど、これも前回9月議会でちょっと出させてもらった資料なんですけど、やはり複合化についても、私たちのとった中では、一見便利なようになるけども、やはり後々の経営が本当にうまくいくのかとか、PFI方式などですね、使って本当に破綻せえへんのかというようなことから、市役所は本来単体で建てるべきだという声も数多くあるんですよね。  市のとられた、確かにアンケートの結果を見ますと、複合化自体、いろいろ商業施設とかが入ってくるのは便利になっていいんではないかというのは確かに圧倒的なんですが、この見解の相違はどうして出たかという原因は別にあると思うんですけどね、ただし、今のパブリックコメントを含めた回答の中で、果たして、かなり多くの方が、やはりまだ疑問に思われてる、あるいはその上で、今やはりそこに強引に持っていくのは、ちょっと待てよという声は大きいと思うんです、私は。本当にそれを発表した上で、あくまで赤井の計画案で進められるという、今考えでいらっしゃいますか。 ○水落康一郎 議長  北本政策推進部長。 ◎北本賢一 政策推進部長  今回の市民の方々からいただいた御意見、課題につきましては、私どもの思いを伝えるのではなく、理論的に、客観的に、かつ専門家の意見も踏まえましたことを反映させて、基本計画をつくってまいりたいと考えております。ですので、そういった理論性や客観性を用いて市民の方々に公表できることを目指していきたく、今事務作業を進めているところでございます。  複合化につきましては、このことにつきましても、今申し上げましたとおり、専門家の御意見、それから民間事業者の御意見、さまざまな御意見を踏まえましての複合化の取り入れをしようとしております。このことにつきましても、基本計画素案の中にきっちりと盛り込んで表現をしていきたいと考えておりまして、複合化が成立するのは、谷川一丁目1番地の1号の、この場所では成立はなかなか困難であるというような多数の御意見をいただいておりますので、場所につきましては、住道駅周辺で行うことが適当・妥当ではないかというふうに考えているところでございます。 ○水落康一郎 議長  12番・天野議員。 ◆12番(天野一之議員) その対策をどのように発表されて、またそれが市民に納得できる内容なのかどうかとあるんですが、やはり私は今のところで複合化の問題とか、地理的な問題、いろいろ角度はあるんですけども、今いろいろそういう複合化を含めた中で、やはり赤井にまず持っていくという大前提というのが、まずやはり、多く疑問を持っている感じから、やはり私たち日本共産党議員団といたしましては、やはり今の新庁舎整備基本計画、これはまず赤井に移転さすという前提だけで進めるということについては、やはり見直すべきだということで、やはり凍結をするべきではないかということを私は考えております。  改めて、その基本計画策定に当たりまして、全市民を対象に、広く市民の意見を求めることとして、前回、夏にされたような住民説明会、もっとやっぱり丁寧に行った上で、市民の皆さんはどこを問題に考えられてられるのかとか、何を希望されてるんかということはしっかりと考えていくべきだと思いますので、その点を踏まえたこの計画の推進をひとつ、まずよろしくお願いいたします。ぜひお願いしますね。  同じく、同じ庁舎なんですけども、現在のこの庁舎、実際、どこにどういうふうに建てかわるかということが正式に決まってできるまで、当然数年は要します。ということは、この庁舎のアンケートからも、やはり設備の改善とか、非常に何か場所がわかりにくいという声も、市の行った調査の中でもあったと思います。ここから、私も先ほどありました生活相談に来られた方からの、一応共通していただいているところで、あれっと思ったところをちょっと紹介しますので、この改善について、今どのように、現庁舎の改善の場所について、どのようなお考えか、それぞれお聞きいたします。  まずは、トイレなんですけども、1つ、これきのう、閉庁した後に、2階の男子トイレ撮らせてもらいましたが、入り口にやはり段差がございます。車椅子の方、及び歩けるけどもつえ持ってたりとか、ちょっと歩くのが御不自由な方もいらっしゃるので、まずこの段差がひっかかるのと、もう一つは、トイレのところで、今、洋式と和式、併用されたりとか、洋式、何カ所かはついてますけども、3階で案内した方は女性の方で、3階のトイレに行かれて、リウマチでした、かなり関節を曲げたりするのが非常につらかって、ここ洋式トイレが非常に少ないねという感想もいただいてます。  まず、現在、この洋式トイレ、あるいは車椅子の方が利用できるトイレって、何カ所ございますか。 ○水落康一郎 議長  品川総務部長。 ◎品川知寛 総務部長  車椅子用のトイレについては、現庁舎内のトイレに車椅子用のトイレが、今私の記憶では3カ所ございます。その車椅子トイレの増設をするためには、スペースの問題等から、かなり大規模な工事が必要となりますので、現時点で増設することは困難な状況であるというふうに考えております。  また、トイレの洋式化についてなんですけれども、これは高齢者を初め、和式トイレの使用が困難な方がおられることは認識をしております。このため、本館、西別館、東別館の各フロアのトイレのうち最低1カ所、これは洋式トイレを設置しているという状況でございます。  その他、バリアフリー等、先ほどの段差につきましては、できる限り検討してまいりたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  12番・天野議員。 ◆12番(天野一之議員) 全部車椅子になると、やはりスペースとか予算もかかるんでしょうから、そうすぐにどんとはいかないにしろ、やはりできるだけ洋式化とか、できるところから、ぜひ前向きに進めていただきたいということをまず要望しておきます。  そしてもう一つは、エレベーターなどから行かれる方は多いんですけども、各西館方面に入ったところの場所が、非常に幾らか生活福祉課とか、看板も目の位置にあったりとかするんですが、やはり全体的に見て、看板が小さく見えたりとか、かなり乱雑にあるというふうにおっしゃるんですけども、こういったところも、またがった部署に相談に行かれるとかいう場合に、どこに行っていいんか、非常にわかりにくいと、庁舎内がね、というのが声聞こえてきます。この辺からひとつ、案内板の表示、または庁内の経路の確認など、わかりやすくする何らか工夫が私は必要と考えてますが、その点についての見解を教えてください。 ○水落康一郎 議長  品川総務部長。 ◎品川知寛 総務部長  今、玄関の入ったところには全ての、各部署の表示というのをわかりやすく工夫しているところでございます。  御指摘の西別館エレベーター前の案内板については、西別館のみの表示となっておりまして、本館の案内がされていないなど、わかりにくい面があろうかというふうには認識をしております。  今後、市民にとりまして、よりわかりやすい案内板となるように、表示内容については改善等、工夫してまいりたい、検討していきたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  12番・天野議員。 ◆12番(天野一之議員) これも現在の庁舎に来られる方の利便性も踏まえての意見ですので、引き続き推進のほう、検討をよろしくお願いいたします。  それと、意外な点に私、気づきました。  これ、本館から西館に行くような場所とか、これは今映してるのが、これが今度本館の階段上がって、3階に上がって、生活福祉課前のところなんですけども、まずこの生活福祉課前のところがかなりちょっと、防火扉ですかね、この1つの下の床の面に、かなり段差的に見える部分があるんですが、ここも一瞬、何かつえがひっかかりかけたりとか、最後階段で上るわ、おりるわという方については、幾らかこの箇所についての苦情を私、聞いております。  こういうところに意外な段差があるということなんですね。余り私は実際、自分で歩くと段差には見えないんですが、これが本庁舎から西館につなぐところのつなぎ目の金属の部分があるんですけども、ここもふだん普通に歩けば問題ないかと思うんですが、やはりつえ持っておられる方とか、やはり足がちょっと上げにくい方については、一瞬、明るさも含めてあるのかも、ちょっと私はここは定かではないんですけども、段差のところで一瞬ちょっと立ちどまられたりとか、ちょっと警戒されたりとか、一瞬ちょっと、つまずきかけて、えっという形というのは、かなり、これ複数見かけておりますが、この辺のところの1つの改善策というのは、まずどのようにお考えでしょうか。 ○水落康一郎 議長  品川総務部長。 ◎品川知寛 総務部長  西別館と本館の連絡通路の段差についてですけれども、当該箇所につきましては、防火扉の設置場所のため、おのずと段差が生じるということになります。設備の構造上、段差を解消するということは困難な状況であるかなというふうには考えております。先ほどの話にございましたバリアフリー、ユニバーサルデザインにつきまして、十分に認識をしておりますので、今後、その解消に向けて検討してまいりたいというふうに考えておりますが、現状でこの状況であるということを御理解いただきますようお願いいたします。 ○水落康一郎 議長  12番・天野議員。 ◆12番(天野一之議員) 小さい、先ほどの生活福祉課前でしたら、ちょっと小さい、プラスチックの、何かスロープみたいな形で、ちょっと段差を和らげるのがありますよね、車が車道に出るときに置いてあるような。例えば、ちょっとそういうような発想で、何らか、そんな大がかりにならない程度で、ちょっと工夫できる点があったら、ぜひともまずお願いします。
     こういうことで、新庁舎完成まで、市民合意形成の市の計画の決定など、少なくとも数年は要するわけですから、その間の現庁舎での利便性はコストをかけ過ぎることもなく維持していく必要があると考えます。  大がかりにならないまでにも、工夫と改善で、利用される市民に不便を強いらないよう、改善を要求いたします。  次に、生活に困窮された方に頼れる市役所にということで、時間少なくなってまいりましたけれども、生活保護の、まず手引なんですけども、これはどの段階でまず渡されているか、ここについてお伺いします。 ○水落康一郎 議長  青木福祉・子ども部長。 ◎青木浩之 福祉・子ども部長  保護を開始するときにおいて、届け出などが必要な場合の説明や、医療機関への受診方法などについて記載された生活保護のしおりは丁寧に説明した上でお渡しして、制度の理解が円滑に行えるよう活用しております。 ○水落康一郎 議長  12番・天野議員。 ◆12番(天野一之議員) その手引などを見ますと、先ほど言った使える制度の活用というのがいろいろ複雑に絡んでると思います。  そこで、相談においての申請の説明時、年金の受給資格や健康保険料、課税状況、障害や育児などの制度ですね、こういう聞き取りから判断されていくと思います。当事者にとっては、どの内容をどこに尋ねていいのかということもあるので、こういったことをフローチャートみたいな1枚もので何か案内する、あるいはわかりやすいものがあればと思うんですが、こういったことの製作についてのお考えをお聞きいたします。 ○水落康一郎 議長  青木福祉・子ども部長。 ◎青木浩之 福祉・子ども部長  それぞれ相談内容が多岐にわたりますので、それぞれの、例えば健康保険や年金など社会保障については、それぞれが作成しているパンフレット等を活用しながら、御案内を行っているところでございます。  さらに、相談時において必要な場合には、生活保護についてという冊子もつくっておりますので、さまざまな制度の案内のため、有効に活用しているところでございます。 ○水落康一郎 議長  暫時休憩いたします。午後1時より再開いたします。      午前11時43分休憩       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜      午後1時再開 ○水落康一郎 議長  休憩前に引き続き会議を開き、一般質問を行います。  次に、一問一答方式で、4番・児玉亮議員。(拍手) ◆4番(児玉亮議員) (登壇)皆様こんにちは。ただいま議長の御指名をいただきました大阪維新の会、児玉亮でございます。  まず初めに、12月定例月議会へお越しいただきましてまことにありがとうございます。  それでは、一般質問をさせていただきます。  まずは、情報社会における教育についてです。  子供たちを取り巻くインターネット環境は大きく変わりました。スマホやタブレット、パソコンなどから、いつでもどこでも気軽に簡単にインターネットに接続することができ、便利になった反面、いじめやネット依存、犯罪被害、高額請求などのネットトラブルが後を絶ちません。  そこで、本市はSNSやLINE等のネットトラブルについて、どう把握し、対応されているのでしょうか。  次に、本市のPR戦略についてです。  本市はさまざまな事業を先駆けて実施してきました。しかし、市内外問わず、まだまだ認知度が低いのが現状だと考えております。  本市において今日までどのような取り組みをなされてきましたか、教えてください。  次に、スポーツのまち大東についてです。  スポーツで大東のまちを活性化させるためには、スポーツ人口の底辺拡大が必要と考えます。多くのスポーツがある中で、今回はマラソンについて質問をさせていただきます。  本市では、既に大会を実施し、健康増進にも効果があり、費用が余りかからず、いつでも始めることができるとして大変人気が出てきています。大東市で実施しているスポーツ施策について、またマラソン大会の種目や参加者数など、概要と今後の方向性についてお答えください。  以上で、再質問の権利を留保し、降壇いたします。 ○水落康一郎 議長  岡本学校教育部指導監。 ◎岡本功 教育委員会学校教育部指導監  (登壇)情報化社会における教育についてお答えいたします。  情報化社会の進展の中で、児童・生徒のコミュニケーションツールの1つとして、LINE等のSNSが特に小学校高学年や中学生に頻繁に使用されるようになり、それに伴いSNSに関する児童・生徒間のトラブルもふえてきています。  市教育委員会として各校で実施を求めております学校あんしん生活アンケートによりますと、今の学年になって、携帯・ネット上のいじめを受けたことがあると回答した児童・生徒の数も昨年度よりも増加しております。  アンケートの中で、「受けたことがある」と回答した子供たちについては、各校において丁寧に聴き取りを行ったり、個別面談を行ったりしながら詳細の把握に努め、必要な場合は指導に当たっております。  SNSに関するトラブルは、外部からは見えにくく、発見しづらいため、教員は、当該の児童・生徒だけでなく周りの子供たちからも情報が入るよう、児童・生徒との信頼関係の構築に努め、被害を受けている子供も含め相談しやすい体制の構築に努めているところです。  また、ネット上では誤解や感情の行き違いが生じやすく、トラブルの原因となりがちなことから、市教育委員会としても外部講師を招聘しての情報モラル学習教室を全校で実施して啓発を行うなど対策を講じており、児童・生徒がSNSに関するトラブルに巻き込まれないように、今後も未然防止を図ってまいります。 ○水落康一郎 議長  北本政策推進部長。 ◎北本賢一 政策推進部長  (登壇)本市のPR戦略についてでございます。  本市のPR戦略は、子育てするなら、大都市よりも大東市をブランドメッセージとして、きめ細やかな子育てニーズに対応できる高い施策水準とブランドのPR展開の両面から推進し、選ばれる都市に成長していくことを狙いとしています。  これまで、良好な都市イメージを浸透するため、積極的・効果的に市内外に向けて、市の魅力情報の発信に努めてきたところです。  とりわけ、マスコミPR専門会社と連携を図りながら、インターネット上も含む、マスメディアなどに取り上げてもらえるよう、記者クラブやその他メディアへ積極的な情報提供に努めており、その結果、本市が行っている事業や施策について、マスメディアなどに取り上げられる回数が増加したところでございます。  昨年、本市の市長補佐官に就任いただきましたお笑い芸人のTKO木本さんにもマスメディアや、本市のイベント等に参画していただき、本市の魅力を広く発信いただいているところです。  一方、さらなる魅力創出に向けましては、本市で行われるさまざまな取り組みやイベントに多くの方が参加していただける体制を創出しております。  例えば、スマイルミネーションイベントや三好長慶公武者行列などは、参加者が体験を通じて本市の魅力に触れ、知ることで本市に対する関心や満足度、さらには来訪意欲を高めるのに効果的です。  さらには、市民の方、一人一人が本市の魅力を認識していただくために広報紙や市のホームページ、フェイスブック、インスタグラムなどで市の魅力情報を積極的に発信する取り組みを進め、シビックプライドの醸成を図っているところです。  また、「子育てするなら、大都市よりも大東市」のブランドメッセージを軸にし、子育て施策の優位性をアピールし、市のホームページや刊行物、各種イベントなどでPRに努めてまいりました。  先日のプロジェクションマッピングでは、本市の未来像として、「こんなまちができたらいいね。DAITO DREAM」をテーマとし、本市の魅力資源を未来のイメージで取り入れ、3D映像で公開いたしました。  さらに、12月16日からネウボランドだいとうオープンに伴い動画を配信し、子育てしやすいまちとしてPRも始めたところです。  今後におきましても、大東市の知名度やイメージを向上させ、「選ばれる都市」となるよう、効果的な周知PRを積み重ね、熱意と気概を持って、積極的に取り組んでまいります。 ○水落康一郎 議長  南田生涯学習部長。 ◎南田隆司 教育委員会生涯学習部長  (登壇)本市のスポーツ施策についてお答えいたします。  本市では生涯スポーツの推進を目的に掲げ、誰もが、いつでも、どこでも、いつまでも心身ともに健康で活力ある生活を送ることができるようなスポーツ施策の推進に努めております。  具体的には、大東市体育協会の協力を得て、市民体育大会、スポーツカーニバル、スポーツデーを実施し、スポーツ推進委員会が中心となってファミリースポーツ大会、市民マラソン大会などを実施し、スポーツ人口の底辺拡大を図っております。  団体スポーツなど、既にスポーツを行うためのグループを組織をしている場合は、スポーツを実施する施設などの環境を整備することにより、自律的に活動が行われ、新しい人材を取り込むなどスポーツ人口の拡大を図っていただけますが、さらに、スポーツ人口の底辺拡大を図るためには、個人の取り込みが重要となってきます。  このため、各施設でサッカーやバスケットなどのスポーツ教室を開催することによって、スポーツに親しむ機会を設け、スポーツ人口の底辺拡大をもくろんでおります。  また、個人が気軽に取り組めるスポーツの普及も大きな効果を持つものと思われます。  議員御指摘のマラソン大会は、気軽に個人参加できるイベントであることから、スポーツ振興策の有効な手段の1つであり、今後も普及を図ってまいりたいと考えております。本市の大会の概要としましては、2.2キロ、3キロ、5キロ、10キロの各距離を男女別、年齢別に15区分で実施しており、過去3年間の申込者数は、平成28年度から順に1,030人、640人、711人となっております。  以上でございます。 ○水落康一郎 議長  4番・児玉議員。 ◆4番(児玉亮議員) それでは、再質問をさせていただきます。  情報社会における教育についてですが、学校のルール化についての現状などを教えていただければと思います。 ○水落康一郎 議長  岡本学校教育部指導監。 ◎岡本功 教育委員会学校教育部指導監  SNSに関するルールにつきましては、小学校では、中学校もそうですが、道徳の時間で正しい使い方を学んでおります。  そのほか、中学校におきましては、生徒会活動として校区小学校と連携をしてルール作成を行ったり、全校でSNSのデメリット、そしてメリットについて考えてルール化して、スマホ4カ条を作成したり、またSNS取り扱い説明書、こういうものを作成するなどして、取り組みを進めているところです。  また、今年度は、文化発表会におきまして、生徒会が中心となりまして、SNSのトラブルを取り上げた劇を行い、その危険性やトラブル回避について啓発をしたと、そのような学校もございました。 ○水落康一郎 議長  4番・児玉議員。 ◆4番(児玉亮議員) では、ネットトラブルに関して、本市でほかにどのような問題が起こっているでしょうか。 ○水落康一郎 議長  岡本学校教育部指導監。 ◎岡本功 教育委員会学校教育部指導監  コミュニケーション上のトラブルだけではなく、昨今はやはりオンラインゲームに依存する児童・生徒の増加、これが懸念されております。これは本市だけではなく、全国的な傾向になりますが、厚生労働省の報告によりますと、この5年間で、いわゆるネット依存を疑われる中学生・高校生が2倍に増加したというふうなことも聞いております。昼夜逆転の生活になってしまったり、ゲームをする時間を自分でコントロールできなかったり、日常生活に支障を来してもゲームを優先すると、そういった状況があるように聞いております。  それらを未然防止するためにも、御家庭でのルールの徹底ということが基本でありますけれども、各学校におきましても、情報モラル教育の充実に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○水落康一郎 議長  4番・児玉議員。 ◆4番(児玉亮議員) それでは、先ほど、ネットトラブルについてなどのアンケートをとってらっしゃるとおっしゃってたんですけれども、その結果の増加率などの推移を教えてください。 ○水落康一郎 議長  岡本学校教育部指導監。 ◎岡本功 教育委員会学校教育部指導監  今年度11月に実施いたしました学校あんしん生活アンケートにおきましては、今の学年になって、携帯・ネット上のいじめを受けたことがありますかという質問に対しまして、小学校では1.9%、中学校では1.6%の子供たちが受けたことがあるという回答でございます。これを経年比較いたしますと、平成27年度のアンケート時に比べまして、中学校は同程度なんですが、特徴としまして、小学校でその数が倍増しているということでございます。  その具体的な内容につきましては、例えば、LINE、メール、ツイッター、掲示板に悪口を書き込まれたであったり、名前を勝手に使われて、メールをほかの人に送られた。また、勝手に写真や動画を撮られて、メールなどで他人に送信されたと、こういうものがございます。 ○水落康一郎 議長  4番・児玉議員。 ◆4番(児玉亮議員) 増加率も小学校のほうは倍増されているということで、いろいろな事例も今聞かせていただきました。  以前、秋田市に視察に行った際に、ネットトラブルについての取り組みをなされていて、そのお話を聞ける機会がありました。秋田市では、秋田市PTA連合会や校長会とともに、教育委員会がLINE等によるネットトラブルの未然防止に向けた協議会を設置して、友達などとの情報通信は午後9時までとする。ほかの人が嫌な気持ちになる使い方はしない。自分や友達の個人的な情報はネット上に載せないといった秋田市の小・中学生が守る共通のルールを策定し、リーフレットにまとめて全ての保護者に配布しております。  保護者からは市で決めているルールなので子供に言いやすいという意見が多いみたいです。  先ほど、ネットトラブルの問題の事例や、そしてアンケートの結果も増加傾向にあるということですので、こういった市全体での学校のルールをつくるべきだと考えますが、どうお考えでしょうか。 ○水落康一郎 議長  岡本学校教育部指導監。 ◎岡本功 教育委員会学校教育部指導監  現在、子供たちのネット活用のあり方につきましては、学校でもそうなんですが、御家庭でも大変心配されている状況があるかと思います。それぞれの立場で対応・取り組みをしております。そして、中学校では生徒会でも自覚のもとに取り組みが進められております。今、議員のほうから協議会でという御提案をいただきました。学校、PTA、そして生徒会の動きや思いを1つに束ねて、有機的な動きをつくるということは大変効果的であろうと考えておりますので、そのような仕組みをつくる方向で検討してまいりたいというふうに思います。 ○水落康一郎 議長  4番・児玉議員。 ◆4番(児玉亮議員) ぜひよろしくお願いいたします。  私の周りの幼稚園児、知り合いの子だったり、小学1年生でもネットやゲームアプリや動画視聴など、親の携帯やスマホだと思うんですけれども、使いこなしているんですね。そういう方もいてますので、既にお話などをされてるかもしれませんけども、家庭教育支援でも、小学校1年生や、今後・・・をふやしていくことも検討しているというのも以前からおっしゃられておりますので、そうやってふやした際にも、そういったネットトラブルについても啓発、保護者に対しても啓発していただければと思いますが、そちらはいかがでしょうか。 ○水落康一郎 議長  岡本学校教育部指導監。 ◎岡本功 教育委員会学校教育部指導監  学校の取り組みとあわせまして、家庭での取り組み、対応、その際に、家庭教育支援でもという御指摘ございましたので、それら一体とした取り組み、市教育委員会として進めてまいりたいというふうに思います。 ○水落康一郎 議長  4番・児玉議員。 ◆4番(児玉亮議員) ありがとうございます。ネット自体は私自身も悪いと思っていませんし、最近、ICT化も進んでおりまして、パソコンやスマホに触れる機会もだんだん親密な関係になってくることだと思います。  ただ、その使い方を間違えてしまうと取り返しのつかない事態に発展してしまうこともありますので、今後も注視していただくとともに、先日、前の一般質問でも、1日に2時間以上ゲームするお子さんが半数弱いてるとお聞きしておりますので、そちらも、ネットにも関係しておりますし、WHOが公表したゲーム障害ですかね、ゲーム障害という疾患になることを防ぐためにも考えていただければなと思います。  次に、本市のPT戦略について質問させていただきます。  今まで本市のPRにつきましては何度か質問をさせていただきまして、いろいろな取り組みをなされているということを聞かせていただきました。その中、2020年に東京オリンピックがあり、2025年には大阪万博の開催が決定いたしております。たくさんの海外の方が日本に訪れ、日本中の方々もそこに集まるということですが、これをチャンスとして、いかに大東市に呼び込むか、そういった対策は考えておられるのでしょうか。 ○水落康一郎 議長  北本政策推進部長。 ◎北本賢一 政策推進部長  2020年の東京オリンピックに引き続きまして、2025年の万博の開催地が大阪に決定し、今後ますます国内外からの観光客が増加することは見込まれます。  特に万国博覧会につきましては、開催地が大阪でありますことから、多くの観光客の方々に本市を訪れていただく好機ではないかなと思っております。  今後、オリンピックや万博を意識した取り組みを進める中で、いかに本市を訪れてもらうかについての検討を行い、本市の魅力を積極的にアピールすることで、本市の存在感を高め、来訪者の増加を図ってまいりたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  4番・児玉議員。 ◆4番(児玉亮議員) 先ほども大束議員が万博についての質問をされておりまして、いろいろな提案もなされておりました。するにしろ、しないにしろ、やはりどう発信していって、どう皆様に知っていただくかということが大事だと思っております。  大東市の認知度は先ほども言いましたけれども、私自身はまだまだ低いものだと考えております。しかし、現時点では私はいいと思っております。知られていないから来ないのと、知っていて何をしているかもわかっているのに来ない、選ばれないということでは、やっぱり天と地の差があると考えております。そちら、言ってみれば、僕からしたら、そこはもう伸びしろしかないというふうに考えております。
     他市においても、これからどんどん積極的に戦略的に施策を打ってくると思いますので、ターゲットを細分化して、マーケティングのことも忘れずに、戦略を考えて発信しないっていただければと思います。最後にもう一度、答弁だけよろしくお願いします。 ○水落康一郎 議長  北本政策推進部長。 ◎北本賢一 政策推進部長  さまざまな観点から、このPRの取り組みについては考えるべき事項があると思ってるんですけれども、今、重要なことの1つとしましては、人口流入、定住促進を進めるに当たって、ターゲット層である子育て世代に対して継続的に多角的に届ける情報量、まずそれが必要であるということと、最適な広報手段、これを選択して、情報が届く確立、そういったものを上げる、精度を上げていく、認知度を高めるということが重要なのではないかなと思っております。  昨日、ふるさと納税の御質問をいただきました。ふるさと納税を本市でPRするときに、インターネット上でリスニング広告やバナー広告に取り組んでいるわけなんですけども、このことが非常に効果を呼んでいる1つとなっております。このような事例を参考にしまして、情報における量の増大、それから質の精査、そういったものを高めまして、大東市の情報についてのPRの高みに取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○水落康一郎 議長  4番・児玉議員。 ◆4番(児玉亮議員) ぜひ、よろしくお願いいたします。  それでは次に、スポーツのまち大東についてお聞かせいただきます。  今、小学校ではマラソン大会を実施しているとお聞きしております。学年を4年生他ったら4年生と決めまして、毎年の学校行事の一環として、市民マラソン大会への参加はできないのでしょうか。本市の1学年が集まるだけで1,000人程度の参加者数がふえるわけで、なかなか今の参加者数からほかの方法で1,000人も参加者数をふやすというのは、個人的には難しいのかなと、今の段階では考えております。保護者も応援に来てくれる方も多くなるでしょうし、市民マラソン自体が大変盛り上がると考えているのですが、いかがでしょうか。 ○水落康一郎 議長  岡本学校教育部指導監。 ◎岡本功 教育委員会学校教育部指導監  マラソンにつきましては、学習指導要領において、必ず実施しなければならないと位置づけられているものではございませんけれども、マラソン大会を実施している小学校におきましては、それぞれの学校教育目標のもと、体力づくりの一環として取り組んでおります。  そして、その取り組みの時期につきましても、各校それぞれでございます。  始業前の朝の時間帯に一定期間、段階的に練習を積んだ上で、2月に体調面や体力面を慎重に配慮しながら、記録会や大会を実施していると、そういう小学校が多い状況でございます。  そういった現状から11月の市民マラソンへの児童の参加につきましては、各校において自主的な参加、これからも呼びかけてまいりたいというふうに考えております。 ○水落康一郎 議長  4番・児玉議員。 ◆4番(児玉亮議員) 今の答弁を聞いてますと、なかなか難しそうな感じだったんですけれども、私も10キロ走っているんですけれども、また違うことなんですけど、60周年で公道を走った経験のある人は、公園の中を4周走るというのは物足らないと感じている方が多いと思います。同じところを4周も走ると、3周目ぐらいで精神的にしんどくなってくるんですね、あともう1周走って、またもう1周走らなあかんのかって、しんどくなってきますので、同じコースをぐるぐる回るだけではなくて、公道を走れるようにすれば、走る楽しみがふえて、プラス面が多いと思いますが、今後コースの見直しは行わないのでしょうか。 ○水落康一郎 議長  南田生涯学習部長。 ◎南田隆司 教育委員会生涯学習部長  平成28年度の市制施行60周年記念事業である河内街道マラソンは、いつもと違う景色を見ることができ、沿道からは応援の声がかかるといった状況が生まれまして、参加者から好評をいただきました。  一方で、公道における事業の実施は、通行規制による苦情や、運営ボランティアの負担が大きくて、毎年の実施はなかなか難しいものであるというふうに考えております。公道での実施につきましては、市民さんからの要望が強ければ、周年事業として実施を検討してまいりたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  4番・児玉議員。 ◆4番(児玉亮議員) なかなか今の答弁も難しそうな感じでしたけども。言ってみれば、公園の中をぐるぐる回るだけで、その時点でほかの市の公道などを走ってるマラソン大会からしたら、大分差があるわけですね。その差がある中で、では今後どのようにしてその参加者数をふやしていくというお考えはあるでしょうか。 ○水落康一郎 議長  南田生涯学習部長。 ◎南田隆司 教育委員会生涯学習部長  先ほど、指導監がお話されました学校の子供たちが参加していただければ非常にありがたいというふうに考えておりますし、実際のところ、3年前からは市内だけじゃなくて、市外の方も参加していただけるようにさせていただきました。  また、ありふれた方法ですけれども、広報の範囲を市内から市外に拡大することや、あるいはスポーツ関係団体への働きかけを徹底して強化していきたいというふうに考えております。 ○水落康一郎 議長  4番・児玉議員。 ◆4番(児玉亮議員) 1つだけ、ちょっと聞きたいんですけれども、60周年だからこそ1,000人集まったのか、それとも公道だからこそ1,000人集まったのか、どちらだとお考えでしょうか。 ○水落康一郎 議長  南田生涯学習部長。 ◎南田隆司 教育委員会生涯学習部長  両方だと思います。 ○水落康一郎 議長  4番・児玉議員。 ◆4番(児玉亮議員) わかりました。  私的には、60周年というより公道やからこそ、そんだけの人数が集まったと思ってるんですけれども、両方と言われましたので、ぜひ頑張っていただければと思います。  小学校のマラソン参加に関しては、できたらすごい盛り上がるやろうなという、ただ個人の考えなんですけれども、公道に関しては、ぜひいろいろ困難な壁があるかもしれませんが、そちらを南田部長に打ち破っていただいて、教育関係の人らとも話し合っていただいて、できるようにできればなと思います。  それでは、以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○水落康一郎 議長  最後に、一問一答方式で、7番・大谷真司議員。(拍手) ◆7番(大谷真司議員) (登壇)皆様、どうもこんにちは。ただいま議長より指名をいただきました7番、公明党の大谷真司でございます。12月議会最後、また本年最後の一般質問をさせていただきます。  平成最後の年となりますこの30年も間もなく暮れようとしておりますが、残念ながらことしの世相をあらわす漢字1字は災、災害の災でありました。毎年のように、全国各地で大規模な自然災害が発生しておりますが、特に本年は私たちの住む大東市においても、かつてない数々の自然災害に見舞われ、市民一人一人の中にも、この災の1字が実感のある言葉として感じられている方も多いと思います。  来るべき年が市民にとってよき年となりますように、また新たな元号での新しい時代が幸福の時代となりますことを願ってやみません。  私たち大東市民が過去の大きな水害を乗り越え、発展してきたように、本年のこうした災害をよき教訓と捉えて、将来の市民の安心・安全につなげていくことが、今私たちがしなければならないことと強く感じ、一般質問をさせていただきます。  まず、本年発生をいたしました新たな驚異、大東市の歴史で最大の揺れを記録した大阪北部地震、2番目に猛暑災害と呼ばれるほどの本年の夏の異常気象、3点目、西日本豪雨で200名にも及ぶ犠牲者が発生した豪雨災害、そして4番目、第3室戸台風と呼ばれるほどの猛威を振るった台風21号について、以上から何を学び、今後の対策を考えられたのか、お聞かせをください。  次に、遠い地ではありましたけども、本年、北海道胆振地方で震度7の地震が発生をし、一時、北海道全域が停電するなど、広域で被害が発生をいたしました。公明党議員団としても、10月31日に被災地に赴きまして、被災状況の調査を行い、液状化による被害を目の当たりにし、これまでに経験したことのない新たな災害被害に自然の驚異を感じたところであります。  そこでお聞きをいたしますが、本市における南海トラフ地震等で液状化の可能性はないのか。その対策とあわせてお答えをいただきたいと思います。  次に、先日の出前議会報告会の意見交換会の場におきまして、避難所案内看板等の設置場所を含め、まだまだわかりにくいとの指摘がございました。現在の案内看板、誘導看板等の増設が必要と考えますが、見解をお聞かせください。  次に、市内ポンプ施設の維持管理につきまして質問いたします。  内水域でございます本市では、昔から水路、また河川が市内に多く点在し、現在もその末端にはポンプ施設が多く存在しております。治水施設の充実や農地の減少等により、水路の役割も時代とともに大きく変化をしてまいりましたが、ポンプ施設は相変わらず存在をしております。老朽化も進んでおり、今後の維持管理を含めて、その実態を改めて確認したいと思いますが、現在稼働している市内のポンプ施設の数及び平時の管理状況、そして維持管理に必要な経費について答弁をいただきたいと思います。  また、直近のデータで結構でございますので、特にこうした稼働が少なかった施設の稼働率、稼働状況をあわせてお答えをください。  最後に、新たな視点での本市防災施策の展開でございます。一連の災害の驚異から、改めてきめ細やかな防災対策を提案させていただきます。  まず1点目、広域災害における市民避難所生活において、妊婦、また母子の健康を守るために、産婦人科など医療機関と事前協力体制を構築するため、母子支援協定の締結をしてはどうかと考えますが、見解をお聞かせください。  2点目として、子供たちの確かな防災・減災力を育成するために、市内全ての小・中学校に大東市版防災ノートを配布し、各学校における防災教育の中で本教材を活用できないか、以前にも釜石の奇跡と言われた東日本大震災の津波被害から、全ての子供たちが生き延びたのは、小さい子供たちに言い聞かせ、防災教育が根本にあったという逸話を紹介したことがあります。防災意識の定着には、教育の果たす割合は極めて重要であります。ぜひ、本市においても新たな防災教育として、子ども防災ノートを提案させていただきますが、教育委員会の見解をお聞かせをいただきたいと思います。  以上、再質問の権利を留保し、降壇いたします。よろしくお願いします。 ○水落康一郎 議長  大石危機管理監。 ◎大石達也 危機管理監  (登壇)本年の自然災害からの防災対策等についてお答えします。  6月18日に発生しました大阪北部地震におきましては、発生時刻が職員の通勤時間と重なり、交通機関の混乱による電車内での閉じ込めや一定時間は電話も不通となったことから、職員の参集体制が課題となりました。  改めて参集体制の確認及び防災意識の向上を目的に、職員への通知と対策部職員の研修を行いました。  今後も市民の安全・安心の暮らしを守る職員としての一層の自覚のもと、災害時の参集体制や連絡手段の確保に努めてまいります。  また、猛暑対策では、災害級とも称される連日の猛暑により、市民の皆様の健康被害、とりわけ高齢者や若年層への熱中症対策が課題となりました。本市では、関係課がそれぞれ市民の皆様に注意喚起を行うとともに、イベントの短縮化や水分補給の促進についても啓発を行ってまいりました。  西日本豪雨では、土砂災害を警戒した山間地域での避難情報の発令に際し、避難対象者と実避難者との乖離が見受けられた状況を踏まえ、枚方土木事務所及び四條畷警察にも依頼し、各自治に出向き、防災情報の重要性と避難行動のタイミングなどについて住民の皆様にお話をさせていただきました。  今後も、避難などの情報発信に当たり、住民の皆様への伝達手段の確立及び防災意識向上に努め、適切に避難いただけるように取り組んでまいります。  台風21号災害では、第2室戸台風に匹敵する強力な台風が大阪に上陸し、市内全域を対象に避難準備情報を初めて発令し、市内20カ所の避難所を開設いたしました。  この避難所対応を通しまして、体育館での良好な避難環境の確保に向けた空調や備蓄のあり方を再検討するとともに、全指定避難所の開設基準の検討などが課題となりました。次への教訓として生かせるよう、あらゆる状況を想定した避難所対応について研究してまいります。  北海道胆振東部地震につきましてお答えいたします。  本市の液状化の可能性と対策でございます。  液状化現象につきましては、大地震による軟弱地盤の液状化が懸念されており、大阪府の南海トラフ巨大地震災害対策等検討委員会による想定データでは、南海トラフ地震が発生した場合、本市では最大震度6弱の揺れにより、液状化による建物被害としまして、全壊が747棟、半壊が2,278棟の被害が想定されております。  液状化の対策につきましては、全国的な課題でもあり、国や府の動向を注視するとともに他市の状況なども見きわめながら取り組みを進めていかなければならないと考えております。  次に、避難所誘導標識の増設についてでございます。  本市では、災害発生時に指定避難所などに円滑に避難していただけるよう、平成28年3月に市内全自治に自主防災組織の皆様の御意見も頂戴して避難所案内板を設置し、平成29年3月には、この避難所案内板を補完するものとしまして、避難所までの方向や距離、対象となる災害種別を記載した避難誘導標識を避難所1カ所当たり4枚を目安に、市内全域で200枚を電柱に設置いたしました。  本市の場合、避難所と避難所の距離が近い場所が多く、標識をふやすことで混乱を招く可能性も考えられることから、効果的な案内ができるよう、地域の皆様の御意見もいただきながら、引き続き検証を行ってまいります。  最後になりました。母子支援協定でございます。  大規模災害発生時等の妊婦・母子の避難につきましては、小・中学校などの指定避難所において、体育館での避難生活が困難な場合、普通教室等を活用した福祉避難室での対応や、医療機関での受け入れを想定しております。  避難所では、妊婦や母子の健康状態の把握や各種相談に対応できるよう、福祉対策班が災害協定を締結している医師会や医療機関の協力を得ながら巡回訪問を行うこととなっております。  災害発生時等の妊婦・母子の支援につきましては、平時からの医療機関との協定締結も視野に入れ、湖西市の取り組みも参考にしながら、引き続き庁内関係課とも調整を図るとともに、本市での検診などの機会を利用するなど、市民の皆様への啓発にも力を注いでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  (登壇)市内ポンプ場の数及び維持管理状況、管理費についてお答えいたします。  本市が管理するポンプ場・排水機場は、市内に30カ所ございます。  維持管理につきましては、業者に委託して毎月点検を行っており、ふぐあいの発見や故障の予見が生じた場合は適時、修理及び改善を行っているほか、流入口のスクリーン清掃も定期的に行い、状況に応じてポンプピット槽内のしゅんせつを行うなど、ポンプ施設の排水機能が保てるように適正な維持管理を行っており、これらの管理に係る費用は光熱費を除きまして、年間約2,000万円必要でございます。  次に、稼働状況が顕著に少ないポンプ場の昨年の状況につきましてお答えいたします。  本市におきましては、過去から比べまして下水道施設の整備が相当進んだ上に、排水先である大阪府による流域下水道及び地下河川施設の整備も進み、雨水の排水能力が大幅に向上し水路・河川への流入が減ったことから、従前と比較いたしますと、市内30カ所のポンプ場における年間の稼働率は減少しており、その中で昨年度は、約1割のポンプ場が稼働しておりませんでした。  しかし、残りのポンプ場においては、最近頻発するゲリラ豪雨など短時間で大雨となる期間に限り、稼働率は高くなっているものと考えております。  以上です。 ○水落康一郎 議長  岡本学校教育部指導監。 ◎岡本功 教育委員会学校教育部指導監  (登壇)子供の防災意識を高める子ども防災ノート作成についてお答えいたします。  ことしは、本市におきましても、大阪北部地震の発生、7月豪雨、台風21号の襲来と、立て続けに自然災害に見舞われ、大人だけでなく児童・生徒にとっても、自然の驚異を身近に感じた年になりました。  小・中学校におきましては、従前より社会科や理科を初め、保健体育、総合的な学習などで自然災害について学習しておりますが、市教育委員会で作成しております社会科副読本「わたしたちの大東市」に災害への備えも盛り込み、大東市総合防災マップについても学習しております。  また今年度は、小学校全校において、危機管理室の協力を得ながら自然災害発生後の保護者引き渡し訓練を計画・実践するとともに、中学校においても引き渡しを想定した訓練計画を作成しております。  東日本大震災では、釜石市内の全小・中学校、約3,000人の児童・生徒が、日ごろの訓練と防災意識の醸成により、速やかに避難することで、実に99.8%の生存率を誇ったという、釜石の奇跡と言われる教訓がございます。  本市におきましても、この貴重な教訓の重要性を認識しており、常日ごろからの学習や訓練を通じて、防災意識の浸透を図るとともに、浜松市版防災ノートなど他市の先進的な事例を参考にして、子供たちの防災・減災力を育成する、本市ならではの教材の作成に努めてまいります。 ○水落康一郎 議長  7番・大谷議員。 ◆7番(大谷真司議員) それでは、再質問をさせていただきます。  まず最初に液状化であります。  液状化というのはよく聞いておりまして、私も液状化というのは、例えば、海沿いの埋立地によく起こって、阪神・淡路でも起こりましたし、そういうところで起こるんであろうなというふうに認識をしておりました。実はこれ、震源地は全然違う千歳空港の厚真町と言われるところ、実はこれ札幌市、全然震源地とは関係のない、その札幌の都会の中の一角の造成地でこれが起こったという不思議なことがありました。我々公明党議員団でよく災害、行きますけど、家がこうなるのは土砂に押し流されるとか、洪水とか地震で潰れるとか、あるんですけど、ここ結構最近建った建て売りばっかりが、きれいな町並みの、区画整理もきっちりできてるところで、家がゆがんでる、ゆがんでるというのは何なんだろうなと思って、立入禁止って書いてますけど、この周り全てがアウトですので、よく見ると、家が土の中に潜り込んでいってる。わかるでしょう、水に沈むように、家がぶくぶくぶくと、地面の中に入っていってる。そのために、こういうふうにゆがんでしまっている。ということで、本来、確かに我々は公共施設も学校もそうなんですけど、当然、しっかりしたものを建てるためには、基礎杭を、下の岩盤層まで、支持層まで打ち込んでありますので、公共施設に液状化が起こっても、基本的には公共施設は沈まない、地面が下がっても、公共施設は守られるということやってますけど、一民家、1戸1戸の、こうした住宅までは、そこまで支持層まで基礎杭打つことあり得ませんので、こういうことが起こったということなんですね。  そうしますと、やはりこの大東市の中でも、条件がそろえば、ある一角が、山から離れた普通の、どこにでもある造成地の中に、こういう現象が起こるんではないかなという、非常にまた懸念があるんです。  それで、なかなかどこで起こるかわからない、それでどういうふうになるかもわからないということで、ある程度可能性はあるのかという質問だけさせていただいたんですけど、これは調べたらある程度、起こる、起こらないは別として、こういう液状化のマップというか、そういうのはあるのでしょうか。また、大東市も含めてそういう情報というのはある程度つかまれているのか、ちょっとその辺の液状化マップというか、被害想定というのはあるのか、ちょっとそこ。 ○水落康一郎 議長  大石危機管理監。 ◎大石達也 危機管理監  液状化マップにつきましては、大阪府で南海トラフ巨大地震災害対策等検討委員会による想定データをもとにした、液状化ハザードマップが公表されております。  市民の皆様への情報の提供につきましては、本市ホームページなどへのリンクづけについて検討してまいりたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  7番・大谷議員。 ◆7番(大谷真司議員) 私もちょっと見ました。大体、あるっていうことは確かですよね。これはこの前、何年か前に下水道のほうで、最低のライフラインを確保するために、マンホールが浮き上がらないような、液状化のときにマンホールが浮き上がってきますので、それを浮き上がらないように、相当今お金を投入して、液状化対策してるということは大東市の下水道課含めて、これは液状化起こるという認識のもとに、全ては進んでるということで、当然、個人の家になりますと、これどうするねんと言われても、1戸1戸の床に、何かコンクリート流し込むわけにもいかず、ただ、やはりきょう私が質問してるのは、札幌の清田へ行ってわかったのは、大東市民の中にぜひこういった身の回りの危険も1つあるんだというふうな、ちょっと教訓でしたので、この液状化については、今後どうしていくかというのは長い議論になるかと思うんですけど、その辺をちょっと確認したくて、貴重な教訓を持ち帰ってきましたので、きょうこの場で北海道胆振地震における液状化の現状を紹介をさせていただきました。  それで、次に避難所の誘導看板であります。  それで今回、これ正直言って、北村議員のほうで全てやっていただいております。同じ問題認識しておりましたんでね。ですから、ここで私が再質問したところで答弁は一緒でございます。ですから、要はもうがちでやりたいと、もう危機管理監も答弁書なしでやろうではないかというふうにちょっと思っております。一問一答のいいところですので、これはもうなしで。というと、副市長の顔がこわばり、離れたところで見ている危機管理監真っ青になり、これが本当の議会やと思います。もう答弁書ありませんので、ぜひまた一つ一つお答えをいただきたい。  これね、実は何かというと、津波なんですよ。これは、ちょっと見えにくくて済みませんね、津波、避難、右へ何百メートル、高台であるとか、こう書いてあります。これは多分、3.11の東日本大震災を受けて、東北のほうかと思うたら、やはり大阪でも津波の影響を受ける泉州とか、湾岸エリアへ行くと、やたら目に入ります。どこ行っても、電柱にどんどん張ってあるんですね。  私、よく前から、ちょっとこういう電柱とかにどんどん張っていくべきだと。そして、大東市はそこに住んでる人以外も、例えば、うちやったら南海トラフですよね、全ての想定の根本となるのは。そこで揺れでパニックになったときに、そこに住んでる人であろうが、おる人がこの津波のように、どこに逃げたらええのか、共通のやから、市内あちこちに、とりあえずこっちへ行けとか、あっちに行けという、これが私頭にまずあるんですよ。私が電柱とか、いろんなところに細かく張れよと言うたんはね。
     次、大東市、これが言うてはった案内板ですよね、自治会の地域の方と相談をしながら、地域、地域に、ここが体育館、指定避難所、もし万が一があって、家が潰れたりしたら、ここで避難所生活なりをやるという看板、それで病院とか、災害に対する主要な部分がここに書かれている、これでいいと。  次に私、「これつくってくれ」言うたら、「いやできてまっせ」という、「今200カ所も」、200カ所あるかな、済みません、私、聞き取り、「知らんでそんなん」という話で、ただ、私もせっかく言うて、自分が言うてて、できてまっせ言われて知らんかったら恥ずかしいんで、車運転気をつけながら、探したけど、ぱっと初めて、家から出て役所の近所で、これ市民会館の前でした。あっ、確かに書いてあるなと思いながらも、物すごいこれに私、違和感を感じたわけです。  まず、これをぱっと見たときに、これは済みません、名前出して悪いですね、住道北小学校、左へ350メートル、指定避難所。そうすると、私が先ほど言うたみたいに、地震が起こって、ここはこの地域の人だけじゃなくて、車も多くの人が通られるときに、この左へ350メートル、避難所、住道北小学校というのは、この看板は何なんだろうと、これは誘導看板なのかな、案内看板なのかな、一体、この看板は何を言いたいんだろうというふうに思いました。危機管理監どう思われますか。 ○水落康一郎 議長  大石危機管理監。 ◎大石達也 危機管理監  避難していただくのはあれなんですけれども、指定避難所そのものの意味合いといたしましては、災害の危険があり、避難した住民を災害の危機がなくなるまで、必要な間滞在させる、また災害により家に戻れなくなった住民などを一時的に滞在させるための施設としております。 ○水落康一郎 議長  7番・大谷議員。 ◆7番(大谷真司議員) そしたら、仮に、今この時間に南海トラフ地震が起こったとしましょうや。ほんなら、約数分間は揺れ、猛烈な揺れですので、立ってられませんよね。おる場所で自分の命を守るしか、これ自助の部分、ほんならふだんから倒れないようにしておくとか、とりあえず、揺れの間は数分間、自分の命を守り切らないかん。これ、危機管理監にちょっと、防災の基本をここでお聞きしたいんですけど、揺れがようやく、とりあえずとまって、動けるような状態になったら、私はまず聞いてたんは、家の中の火元とか、そういうふうなものを確認して、とりあえず外に出て安全な場所に行けと。当然、自分の親とか、身内の者、それで隣近所の安否、もし崩れて、その下でうごめいてはったら、自分が逃げるよりも、まずその人の救出が第一やというふうに私の認識でいうと。  私からしたら、次、これが全ての人、家の中におったらそういう状態、京阪百貨店の前の大通りにいてはる、全ての、いろんな市から来てはる人も、地震の揺れがおさまって、そこで起こるのは、次パニックですわ。自分はどこに逃げるの、まだ余震も来るやろうし、ガラス割れて落ちとる、車はもう道がこんな状態で動かない、車に乗ってる人も、もうおりなあかん。そのパニックのときに、一番、我々がしてあげなければいけないことというのは、何だと考えますか。 ○水落康一郎 議長  大石危機管理監。 ◎大石達也 危機管理監  先ほど議員もおっしゃられたとおり、我々がいうのは、私も含めてだとは思うんですけども、まず、自分の身を守っていただくこと。その後、おっしゃられたとおり、地域の、自分の家族や地域の皆様、例えば、障害をお持ちの方、高齢で歩きにくい方、それらの方、大丈夫かどうか、お声がけしていただいて、緊急に指定避難所等に避難していただく、これが我々のすべきことだと、職員は参集しますけれども、すべきことだと考えております。 ○水落康一郎 議長  7番・大谷議員。 ◆7番(大谷真司議員) そしたら、そういう状態で、電柱に張ってありますから、この、今まさしくパニックになってる市民が向かう先は指定避難所なんですか。 ○水落康一郎 議長  大石危機管理監。 ◎大石達也 危機管理監  指定避難所といいますか、それ以外に、きのうの北村議員のお話の中でもありましたけれども、赤色のマークついているやつ、これは、これ緑色ですよね、家の中に向けて、これ赤色のやつ、これにつきましては、差し迫った状況のとき、一時的に避難し、自分の身を守っていただく。いわゆる小学校とか、中学校、大きな施設とかいうのを指定させていただいております。ですので、こちらのほうを見ていただいたらわかるとおり、下に、これは住道北小学校なんで、両方とも、地震もいけるようになってるんですけれども、指定避難所の中には、公民館とか、そういうのも指定避難所としている部分、これは滞在の分でしております。ですので、地震なんかの場合に限っては、校庭とか、物が落ちてけえへんような、広い公園とか、そういうような部分を直ちに避難していただきたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  7番・大谷議員。 ◆7番(大谷真司議員) そしたら、この看板が示すもの、だから、住道北小学校がもし授業をやっておれば、震災直後、もう教職員も含めて、子供の安全を守り、次の安全に帰宅さすまでの一連の動作、グラウンドに集めということが行われてるわけですよね。そこに、これを見たときに、周囲の人が住道北小学校に向かう、これは防災の計画というか、防災の考えの基本から言えば、合うてるのか、いいのか悪いのか、ちょっとまず、学校側は、これ震災直後、もし授業中に、今南海トラフが起こったと、どう対応というふうに、ちょっとこれは指導監になるのかな、誰か、ごめんなさい、教育委員会としてどういうふうになってますか。 ○水落康一郎 議長  岡本学校教育部指導監。 ◎岡本功 教育委員会学校教育部指導監  地震の発生時には、これは本市が作成しております、教育委員会が作成しております災害防止マニュアルにもございますけれども、まず、教室で身の安全を確認して、教員の指示により、恐らくはグラウンド、また状況によっては体育館のほうに避難すると、まずその動きから始まります。 ○水落康一郎 議長  7番・大谷議員。 ◆7番(大谷真司議員) そしたら、学校やってないときに、深夜であるとか、もしくは日曜日に、地震はいつ起こるかわかりません。そのときに、北小学校に行けば、門閉まってますよ、入れない。広いところやったら、グラウンドでも入れれば、みんなそこで、危機管理監言うてるみたいに、広い場所で身の安全を守るということなんですよね。ただ、学校が今まさしく児童の安否を確認して、登下校の整列をさせて、グラウンドで、とりあえず今、緊急の事態ですよ、そのときに、この北小学校にとりあえず一時避難の人がばっと詰めかけたときに、これが大混乱になるんでしょう。学校側としてはまだ来てほしくないわけでしょう、どうなんですか、外からどんどん、この看板を見て、住道北小学校にみんなが行こうということは、学校としてはどうなんですか。学校が考えてる危機管理上、これは問題ないですか。 ○水落康一郎 議長  岡本学校教育部指導監。 ◎岡本功 教育委員会学校教育部指導監  その災害の状況にもよりますけれども、教員、学校としましては、その避難所としての位置づけ、これは当然、教員も協力して、その避難所の運営に当たるということは位置づけてございます。ただ、今議員御指摘の部分で、児童・生徒の安全確保という部分と、地域の住民の方々が学校に避難してこられたときの、そのあたりのバランスをとってといいますか、うまくそこをどういう避難の状況にするかというところは、まさにこれは教育委員会、学校としても今課題の部分でございまして、シミュレーションを至急にしなければならないところだなと思っております。 ○水落康一郎 議長  7番・大谷議員。 ◆7番(大谷真司議員) 済みません、私の質問、追及してるんじゃなくて、これシミュレーション、そういうことなんですよ。これ、頭の中で自分で想像していくと、こういう問題が発生するだろうなということを私、点々と質問しとるだけでね。  だからね、これちょっと私思うたんは、地震、まあこの看板が悪いんじゃないですよ、こういうふうに電柱とか、不特定多数、これは言うてはりましたよね、人が多く、交通量が多いところと言うてはったけど、車の多いところにこれつけていいのかなと思うたけど、確かに車は動けなくなるから、車から飛びおりた人が向かう先で、この看板はいいのかな。もしくは、人が常に、繁華街とか、そういうところも有効なんだけど、そうすると、ここの指定避難所という言葉は一時避難所が適切な言葉じゃないんかな。一時避難所、わかりますよね。この場合は、大東市の一時避難所は地域の公園とか、広い場所を、一時避難場所やね、ごめんなさい、一時避難場所に指定をしておりますよね。それはだから、緊急時、地震直後の、とりあえず身を寄せる場所は、ちゃんと決めとるわけですよ。ところが、この看板を無造作に人が多いところに設置をして、不特定多数の人がこの看板に従えというのであれば、ここは一時避難場所であって、右に何百メートル、何とか公園じゃなかったらおかしいんじゃないかなと、私は考えましたけど、危機管理監どうですか。 ○水落康一郎 議長  大石危機管理監。 ◎大石達也 危機管理監  指定避難所としましては、そういう体育館とかいうのは指定をしております。議員おっしゃられた場所、一時避難場所といたしましては、東諸福公園を初め、新田中央公園、南郷公園、御供田公園、北条公園、大東公園、中垣内浜公園、末広公園を指定してございます。 ○水落康一郎 議長  7番・大谷議員。 ◆7番(大谷真司議員) だから、大東市はっきり言うてるわけでしょう、地震があった直後はそこへ、向かっていただくのが一番防災の基本なんだということを訴えて、ハザードマップに書いてるわけですよね、それを。市民にはどういう、この意味が全然、もとからこんな意味じゃありませんねんと今言われたの、ちょっと文言当たってましたわ。もともとこの掲示板は補完する意味でつくってるでしょう。この看板ね。だから、こんなん言うたら悪いですけど、ここの地域の人に住道北小学校は左へ350メートルって、みんな知ってはります。大体、指定避難所となるべきところは、もう家が傷いって入れもせん、生活もできない人が、夜中身を寄せて、みんなで体育館の中で、毛布にくるまりながらやりはるわけでしょう。だから、それはその地域の人はある程度、そんな状態で家に住めない、わかってると思うんですよ。だから、こっちに350メートル、住道北小学校あります、指定避難所という意味は、あんまりこれは意味が。この電柱で、私が求めてる、細かくこういう箇所に、こういうのを設置してほしいと、本来の趣旨はそうでなくて、不特定多数が行き交う人に、地震直後のパニックから、とりあえずその人らを一時的に安全な方向に導くための看板であってほしいということですので、結論は、これからまだまだ、200枚しかついておりませんので、これが800枚、1,000枚、1万枚とふえていく際には、その辺をぜひ考慮した配慮をお願いしたいということでございます。  時間も一気に過ぎましたんで、ポンプのことにちょっと行かせて、ごめんなさい。これね、地震の、これインターネット見ると、多くの何百というデザインが出てまいりますねん。今、大谷が言うた主張のデザインを引っ張ってこう思うたら、実はなかったんです。業者はこういう考えしてくれてないというのが初めてわかった。唯一、自分の考えてるイメージはこれやなとあったんが、地震時の安全避難場所って、何百枚のうちに、たった大谷と同じ考えの、ある程度デザイナーは1人しかおらんかったということでありますので、できれば、地震時、人は言葉では一番よくわかります。地震時に安全の避難場所、右に、例えば100メートル、〇〇公園と、一時避難場所なんか各必要ないですよ、そんな行政用語を。かかなくていいので、そういうふうな看板が実をとるというのが大事かと思います。済みません、ちょっと余談でした。  ポンプお願いいたします。  今回、このポンプですね、結論だけ言いますと、私、ポンプは要るもんだと思うております。ただ、これ今、何が問題かというと、大東市の昭和47年の水害を受けて、全国でも公共下水道の普及から、この内水域で、もともと弱い地域をとてつもないお金を投入して、地下のほうに全てその水がきれいに落ち込むように、今でも努力していってますけど、やってます。だから、このポンプがあった当時の排水の今の状況と、今、大東市民は見えないから、地下が見えてないので、どういう、どれほどの施設が地下にあるか見えないけども、全然違ってる、ポンプは変わってないという、この現状です。  年間で2,000万円、これは高いか安いかは別です。そのうちの稼働率が減るところは、当然、どんどん減っていきますよね。そうすると、これ今ちょっと、これってポンプ場やったんですけど、ごめんなさい、僕この質問するまで知りませんでしてん。この黄色い、こんな、外にこんな配電盤何で置いてあるんやと思うてましたら、ポンプは鉄板の下の地下に入れてあるんやね。もともと、水路があったところも暗渠にしてしまってますので、ここにつながってる水路も見えないけど、よく見ると堤防のところにパイプが伸びとるということは、捨てるようにはなっとるというふうなんです。昔は農業用水で、農繁期には、こっちのほうに水を送るという役目もありまして、ポンプの能力、いろいろと、目的、それも変わってきてるんだけど、ポンプだけは変わってないと。そういった中で、今後このポンプをいかにこれからもずっと、そのままで延々と維持していくのですかという、この辺のことなんです。  もう一度、こういった昔と比べて、このポンプに頼る能力、目的、変わってきてると思うんですが、その辺、今の現状と考えはどうですか。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  本市が管理しております水路・河川の排水につきましては、議員先ほどおっしゃいましたように、高い堤防を越えまして一級河川等に排水させる必要がございます。市内のポンプ場の多くは、下水道が十分整備されていなかった昭和40年から昭和50年にかけまして、頻発していた浸水被害の対策をする施設として建設されております。  近年、全国的に頻発している集中豪雨等で生じる浸水被害等を鑑みますと、本市のポンプ場は、市民の生命・財産を守り、安心・安全を確保するという観点から、今後も浸水対策の一環として重要な位置づけにあるという施設であると認識しております。  当時と比較いたしますと、下水道施設の整備により雨水の排水能力につきましては、大幅に向上した一方で、宅地化の進展によりまして、土地の浸透あるいは保水能力が下がっております。ゲリラ豪雨など短時間大雨が降った際には、大量の雨が一気に下水へ流れ込むということで、排水処理が課題となってまいりますことから、本市のポンプにおける施設の排水能力の精査につきましては、慎重に進めていかないといけないと考えております。 ○水落康一郎 議長  7番・大谷議員。 ◆7番(大谷真司議員) ポンプって、結構高いでしょう。これは今、年間で、これは更新じゃなくてメンテナンスですね、日常の保守点検で2,000万円、これもし、大きいのか小さいのかあるでしょうけど、ポンプ、モーター、これ一式、更新時期というのが来たとしたら、大体何ぼから何ぼぐらいの差でかかるものなのかわかりますか。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  まず、先ほど2,000万円と申しました費用につきましては、月1回点検をさせていただいたり、あるいは土砂を取ったりということで2,000万円でございます。これ以外に、日常にかかっております維持工事というものがございまして、それが約2,000万円ほどかかっております。  先ほど、議員御質問のポンプ場の、まずオーバーホールでいきますと、大きさにもよるんですが、数十万円から数百万円でございます。ポンプを新たに据えかえるということになりますと、数百万円から、大きいものでいきますと数千万円ぐらいの費用がかかるということでございます。 ○水落康一郎 議長  7番・大谷議員。 ◆7番(大谷真司議員) それで、30カ所があって、ポンプというのは、あんまり、少ししかやらないから、何とかメンテ、メンテでもたせてきてはるわけですわ。多分、耐用年数からしたら、もうほとんどのポンプとか、その辺が限界に来てるんじゃないかなと。そこを点検をしながら、ちゃんと作動するようにやってるのが現状じゃないかと私は考えるんですが、その辺、現状はどうですか。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  もう既に40年以上経過したポンプ場がかなりの数でございます。  一般的に、国などの基準もありますが、その基準でいきますと、例えば、ポンプの中の歯車については、基準では、基本18年ということになっております。ほとんどのポンプ場がもう過ぎておりますが、点検やら、修繕によって延命措置をしたとしても、平均的に30年ということが言われておりますので、今の議員の御質問からいきますと、大部分がもうしんどいしんどい言いながら動いてるというような状況でございます。 ○水落康一郎 議長  7番・大谷議員。 ◆7番(大谷真司議員) そしたら、今言われたみたいに耐用年数来てる、部品がなくなったら、もうそれで終わりと、更新だけど、まだ30年。これはなくすこともできないので、もうどうすることもできない状態が続く。だから、こういうのは大体、普通、うち内水域ですから、もともとこれが生命線なので、こういうのは当然補助金があって、府とか国にあっていいもんだと思うんだけど、今はこの費用っていうのはどうやって賄って、今後も含めて。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  市が管理いたしますポンプ場の維持管理費というのは、今後も増加すると考えられます。一方、国の補助金を活用したいところではございますが、現在、維持管理に対する国の補助金あるいは交付金というものが、従前から大阪府ですとか、あるいは国に対して相談とかをやっておりますけれども、大規模修繕等に係る補助金あるいは交付金については、制度がございません。  これまでどおり一般財源に頼らないといけないという状況でございます。  本市といたしましても、今後も引き続きまして、できる限り国から財政支援がなされるように、大阪府、あるいは他の市町村と連携しながら働きかけてまいりたいというふうに考えております。 ○水落康一郎 議長  7番・大谷議員。 ◆7番(大谷真司議員) 今言われたみたいに、補助金に頼れないという、これはうちだけじゃなくて、周りも、何とか、どこの市でも同じ問題抱えてると思うんですけど、この辺は、公明党議員団は議員団としても、国・府とか、その辺はできる限り、こうした声を上げていきたいというふうに思うんですけど、やはりこれから先、当然、道路、橋、橋上化、長寿命計画を持ちながら、長もちさせながらも、維持管理問題と、ポンプというのは、長寿命化を含めて、このポンプ施設どうしてるかというのは、長期展望に立った計画って、ちゃんと立ててはるんですかね。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  平成27年ぐらいに、もうゲリラ豪雨を受けまして、これはあかん、危機管理せなあかんということで、一応、うちで全てのポンプを調査いたしまして、老朽度、あるいは使用頻度、それから浸水の実績などによりまして、一定の更新順をつけまして、計画みたいなものはつくらせていただいております。当然、今議員御質問ありましたように、全てが補助金に頼れませんので、市単費をつぎ込むという形で、平準化もした上で、一定の整備計画みたいな、更新計画みたいなのは持っております。 ○水落康一郎 議長  7番・大谷議員。 ◆7番(大谷真司議員) そういうことで、きょう何が言えるかというと、長期的にこのポンプで、能力が余りにもでか過ぎて要らんで、なくすことはできないけども、そういうときにしっかりと長期的に、更新であれば、もう小さい、ワンランク下であるとか、そういうふうな計画に基づいて、無駄のないような維持管理をするしか、とりあえず今ないのかなと。そういう考えが今までできてないんで、これからしっかりとポンプ場の維持管理についての計画を進めていただきたいということであります。  時間ありません、最後、防災ノート、これ実は静岡、浜松ですけどね、静岡県というのは、実はすごい防災進んでおります。私、南海トラフの話になる前に、議員になったときに、静岡に視察行って、静岡県の防災のすごさというのは、南海トラフ以前から東海地震が起こる起こると言われてた県ですので、県民、また国もすごい防災の進み方って、静岡に学べというぐらい、静岡すごいんやなというふうに思うた経験があります。その後、南海トラフ来るぞとなって、我々慌ててやってるんですけど、やっぱり静岡では防災ノートいうのは、これは子供たちにこういう低学年というより、5年・6年生用と書いてますけど、こういう学年ごとに、そのレベルに合わせて防災の基本というのを教えていってるんですよね。  だから、今言うてるように、釜石みたいに子供たちの学校教育の中でこの子供たちに防災の基本を教えてあげると、大人でも子供から聞いて、ええそうやったんというような、すごい市民の防災意識の向上になると思うんですが、改めてどうですか、指導監、答弁よろしくお願いします。 ○水落康一郎 議長  岡本学校教育部指導監。 ◎岡本功 教育委員会学校教育部指導監  子供たちの防災・減災意識を高めるには、やはり教育の役割、大変大きなものがあるというふうに思っております。  本市ならではの発達段階に応じた、そういう教材、専門家のアドバイスもいただきながら作成に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○水落康一郎 議長  7番・大谷議員。 ◆7番(大谷真司議員) それでは、母子の災害協定、今回、今言うたみたいに避難所、今回暑さとか、きめ細やかなことを我々は今できるときにやっておきたいという話であります。  今回、大きな災害で避難生活される、西日本豪雨のときも、岡山の真備町大変でした。その中で、やはり母子の健康というのは、これはもう妊婦健診も含めて、非常にこれは待ったなしでありますので、そういったことから、これも静岡県の取り組みであります、母子災害協定ということで、医師会とかということで、自宅であっても、被災地であっても、そういう助産婦の会と連合を組んで、常に母子の健康を維持するということであります。これはもう公明党議員団の女性担当の大谷ならではの施策ということでさせていただきましたけども、今後ともこうした、常にきめ細やかな政策の推進に向けて、明年もしっかり頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。  以上でございます。 ○水落康一郎 議長  暫時休憩いたします。午後2時35分から再開いたします。      午後2時16分休憩       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜      午後2時32分再開 ○水落康一郎 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、日程第3、議案第70号「市道路線の認定について」の件を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  石垣街づくり委員会委員長。 ◆15番(石垣直紀議員) (登壇)過日の本会議において、当街づくり委員会に付託されました議案第70号「市道路線の認定について」、審査結果を御報告申し上げます。  本件について、理事者より詳細なる説明を聞き、種々検討を行い、採決いたしました。  本件について、全員異議なく原案どおり可決すべきであると決しました。  以上、審査結果の御報告といたします。 ○水落康一郎 議長  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。      〔「なし」の声起こる〕  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。      〔「なし」の声起こる〕  討論もないようでありますので、これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  本案に対する委員長報告は原案可決であります。本案は委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕  起立全員であります。御着席ください。よって議案第70号は、委員長報告どおり可決されました。  次に、日程第4、議案第71号「市道路線の変更について」の件を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  石垣街づくり委員会委員長。 ◆15番(石垣直紀議員) (登壇)過日の本会議において、当街づくり委員会に付託されました、議案第71号「市道路線の変更について」、審査結果を御報告申し上げます。  本件について、理事者より詳細なる説明を聞き、種々検討を行い、採決いたしました。  本件について、全員異議なく原案どおり可決すべきであると決しました。  以上、審査結果の御報告といたします。 ○水落康一郎 議長  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。      〔「なし」の声起こる〕
     質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。      〔「なし」の声起こる〕  討論もないようでありますので、これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  本案に対する委員長報告は原案可決であります。本案は委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕  起立全員であります。御着席ください。よって議案第71号は、委員長報告どおり可決されました。  次に、日程第5、議案第72号「大東市立市民会館の指定管理者の指定について」の件を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  大谷未来づくり委員会委員長。 ◆7番(大谷真司議員) (登壇)過日の本会議において、当未来づくり委員会に付託をされました、議案第72号「大東市立市民会館の指定管理者の指定について」、審査結果を御報告を申し上げます。  本件について、理事者より詳細なる説明を聞き、種々検討を行い、採決をいたしました。  本件について、全員異議なく原案どおり可決すべきであると決しました。  以上、審査結果の御報告といたします。 ○水落康一郎 議長  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。      〔「なし」の声起こる〕  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。      〔「なし」の声起こる〕  討論もないようでありますので、これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  本案に対する委員長報告は原案可決であります。本案は委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕  御着席ください。起立全員であります。よって議案第72号は、委員長報告どおり可決されました。  次に、日程第6、議案第73号「大東市立北条コミュニティセンターの指定管理者の指定 について」の件を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  大谷未来づくり委員会委員長。 ◆7番(大谷真司議員) (登壇)過日の本会議において、当未来づくり委員会に付託されました、議案第73号「大東市立北条コミュニティセンターの指定管理者の指定 について」、審査結果を御報告を申し上げます。  本件について、理事者より詳細なる説明を聞き、種々検討を行い、採決をいたしました。  本件について、賛成多数で原案のとおり可決すべきであると決しました。  なお、本件に対して、反対、賛成それぞれの討論があったことを申し添えます。 ○水落康一郎 議長  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。      〔「なし」の声起こる〕  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  12番・天野議員。 ◆12番(天野一之議員) (登壇)議案第73号「大東市立北条コミュニティセンターの指定管理者の指定について」、日本共産党議員団より反対の討論といたします。  委員会でも質問しましたように、継続して指定管理を行う法人は、9月に管理する北条体育館、北条グラウンドの使用予約の不正問題でマスコミにも取り上げられ、管理に大きな問題を残した経過がございます。  今回、指定管理更新時期に際し、これまで同様の団体に引き続きの委託を決定する過程において、啓発をあわせた法人内の職場パワハラ、継続雇用、予約管理、管理者の勤務実態など、問題をしっかりつかみ、継続委託を選定されたのか、不透明さがうかがえます。  大東市が行った指定管理者選定審査委員会の時期からは、9月問題発覚後、2回の審査会が行われ、選定しようとする法人のこれらの問題がしっかり議論され、信頼回復の改善策についての経過実態が見えません。  また、資料の適正審査の採点項目と配点の表記については、各部局の基準表記がある答弁がありましたが、例えば、同じく審査した大東市民会館の指定管理者申請者の採点一覧は出されているのに対し、北条コミュニティセンターについては、採点一覧が出されてない状況がございます。選定議論の不透明さがうかがえます。  指定管理料についてなんですけども、NPO法人ほうじょうは、いいもりぷらざの指定管理を開始した後、2年後、財産を2,059万8,186円までふやしており、2017年度の次期繰越正味財産額は2,975万円と3,000万円近くまでため込んでいます。それはほとんどが市民の税金によって支払われたものです。指定管理料は適正なのか、この点からも反対といたします。 ○水落康一郎 議長  ほかに討論はありませんか。  11番・北村議員。 ◆11番(北村哲夫議員) (登壇)議案第73号「大東市北条コミュニティセンターの指定管理者の指定について」の討論を行います。  今回の議案で、指定管理者に選定された業者がコミュニティセンターの業務の1つである公共施設予約システムの不正運用について、NHKでニュース報道され、大東市のイメージを初め、その指定管理者制度の信用を失墜させ、混乱を招き、市民を裏切るものとなりました。  以前にも指定管理者指定の件で応募資格は満たしていましたが、過去にマスコミ報道や刑事罰を受けていたことが判明し、議会において大きな議論になり否決されました。  今回の件は、システム不正運用の内部告発であり、刑事事件まで及んでおりませんが、ニュース報道で世間を騒がし、信用を失墜させた責任は重大であります。事業者においては、その重大さを真摯に受けとめ、素早く対応し、役員は猛省し、引責辞任で交代され、社会的制裁措置をとっております。  これ以外、本来の目的業務においては、地域に対する貢献度は非常に高く、地域住民にも親しまれており、なくてはならない存在であると聞いております。  事業者においては、市民の信用回復と地域により一層貢献していただき、行政においては再発防止に向け、原因を究明し、防止策を講じ、信頼回復に向けて全力で努めるよう強く要望し、賛成討論といたします。 ○水落康一郎 議長  ほかに討論はありませんか。      〔「なし」の声起こる〕  これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  本案に対する委員長報告は原案可決であります。本案は委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕  起立多数であります。御着席ください。よって議案第73号は委員長報告どおり可決されました。  次に、日程第7、議案第74号「大東市立南郷子育て支援センターの指定管理者の指定について」の件を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  大谷未来づくり委員会委員長。 ◆7番(大谷真司議員) (登壇)過日の本会議において、当未来づくり委員会に付託をされました、議案第74号「大東市立南郷子育て支援センターの指定管理者の指定について」、審査結果の御報告を申し上げます。  本件について、理事者より詳細なる説明を聞き、種々検討を行い、採決をいたしました。  本件について、全員異議なく、原案どおり可決すべきであると決しました。  なお、本件に対して賛成の討論があったことを申し添えます。  以上、審査結果の御報告といたします。 ○水落康一郎 議長  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。      〔「なし」の声起こる〕  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。      〔「なし」の声起こる〕  討論もないようでありますので、これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  本案に対する委員長報告は原案可決であります。本案は委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕  起立全員であります。御着席ください。よって議案第74号は、委員長報告どおり可決されました。  次に、日程第8、議案第75号「大東市長の内部組織の設置および分掌事務に関する条例の一部を改正する条例について」の件を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  石垣街づくり委員会委員長。 ◆15番(石垣直紀議員) (登壇)過日の本会議において、当街づくり委員会に付託されました、議案第75号「大東市長の内部組織の設置および分掌事務に関する条例の一部を改正する条例について」、審査結果を御報告申し上げます。  本件について、理事者より詳細なる説明を聞き、種々検討を行い、採決いたしました。  本件について、全員異議なく原案どおり可決すべきであると決しました。  なお、本件に対して賛成の討論があったことを申し添えます。  以上、審査結果の御報告といたします。 ○水落康一郎 議長  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。      〔「なし」の声起こる〕  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  13番・あらさき議員。 ◆13番(あらさき美枝議員) (登壇)議案第75号「大東市長の内部組織の設置および分掌事務に関する条例の一部を改正する条例について」、日本共産党議員団を代表して討論を行います。  今回の機構改革の目的は、時代の変化や市民ニーズに柔軟に対応できるようにするためとし、庁内でのチェック体制を強化するという内容が説明されました。  しかしながら、本気でPDCAサイクルを必要とするのであれば、機構改革がなくても仕組みをつくることはできるのではないかと思っております。  問題は、東坂市長が今後大東市民のためにどんな市政を行っていこうとしているのか、そのために今回の機構改革がどういう役割を果たすのかということですが、その部分については、委員会の中では具体的な説明がありませんでした。  また、課題のたらい回し、市民の実態を把握しないまま政策をつくるなど、縦割り行政の弊害については、この機構改革では改善されません。さまざまな課題が残っておりますが、PDCAサイクルを回す際の情報共有と人材育成にしっかり取り組んでいくという答弁がありましたので、そこに大いに期待をしまして、賛成討論とさせていただきます。 ○水落康一郎 議長  ほかに討論はありませんか。  2番・酒井議員。 ◆2番(酒井一樹議員) (登壇)議案第75号「大東市長の内部組織の設置および分掌事務に関する条例の一部を改正する条例について」、公明党を代表いたしまして討論を行います。  今回の改正の目的は、時代や環境の変化、それに伴う多様化する市民ニーズに的確かつ柔軟に対応できる組織体制の強化、施策を確実に遂行するためにとあります。組織機構として組織でのPDCAサイクルの確立を図るとあります。よく業務の進め方については、基本はPDCAと言われますが、言葉だけではなく、各部が連携をし、確実に施策を実行するためのわかりやすい機構改革を進めていただきたいと思います。  この中身の内容でありますが、PDCAのP、プランは、計画は戦略企画部が街づくり部と、そして都市政策室と連携し、計画・方針を策定する。  そして、PDCAのD、実行を政策推進部が、街づくり部、都市整備室と連携し、計画の確実な実行をする。
     そして、PDCAのC、チェックでありますが、評価を総務部が街づくり部、都市政策室と連携し、計画と実行の検証を計画に沿って実行できたかということを評価していく。  そして、PDCAのA、アクション、改善戦略企画部、政策推進部、各部が連携し、街づくり部、都市整備室と評価に基づく改善を検討していくとありますが、各部署が本気で全職員が意識改革をしなければ、この組織、PDCAサイクルを確立したとしても絵に描いた餅になってしまいます。  今後、地方自治体を取り巻く環境は厳しくなってまいります。だからこそ、スピード感を持ち、市民目線、納税者の目線でわかりやすい機構改革をやっていただきたいという観点から、議案第75号「大東市長の内部組織の設置および分掌事務に関する条例の一部を改正する条例について」、賛成討論といたします。 ○水落康一郎 議長  ほかに討論はありませんか。      〔「なし」の声起こる〕  これをもって討論を終結いたします。  これより採決いたします。  本案に対する委員長報告は原案可決であります。本案は委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕  起立全員であります。御着席ください。よって議案第75号は委員長報告どおり可決されました。  次に、日程第9、議案第76号「大東市債権管理条例について」の件を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  石垣街づくり委員会委員長。 ◆15番(石垣直紀議員) (登壇)過日の本会議において、当街づくり委員会に付託されました、議案第76号「大東市債権管理条例について」、審査結果を御報告申し上げます。  本件について、理事者より詳細なる説明を聞き、種々検討を行い、採決いたしました。  本件について、賛成多数で原案どおり可決すべきであると決しました。  なお、本件に対して反対討論があったことを申し添えます。  以上、審査結果の御報告といたします。 ○水落康一郎 議長  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。      〔「なし」の声起こる〕  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  13番・あらさき議員。 ◆13番(あらさき美枝議員) (登壇)議案第76号「大東市債権管理条例について」、日本共産党議員団を代表して反対討論を行います。  債権管理条例の新設で、これまで公債権のうち、非強制徴収公債権、例えば生活保護費返還金、し尿収集手数料、保育料、下水道使用料などなどがありますが、これらは支払いがおくれても延滞金は発生しませんでした。  今回の条例では、これらの延滞金を徴収できるようになります。大東市は延滞金を徴収しても、市の収入増を期待できるものではなく、支払い期限を意識してもらうために延滞金を位置づけるとしていますが、そもそも支払いがおくれる方の意識が足りないという考え方は行政としていかがなものかと言わざるを得ません。延滞金は払いたくても払えないという方への負担をふやすことにしかならないのではないでしょうか。  次に、大きく変わるのは債権の放棄についてです。これまで回収の見込みがない債権をそのまま債権として計上し続けてきた私債権を議会の議決を経た後、整理することができるようになるという内容のものです。  大東市で私債権とは市営住宅の家賃や学校給食費などがあります。債権の整理ができることは悪いことではありません。しかし、大東市の真の目的は債権回収の強化、取り立て強化です。無理な取り立ては市民の生活を破壊しかねません。滋賀県の野洲市の債権管理条例は、滞納は困り事のシグナルとして捉え、生活再建支援がセットになっています。市民は行政に支援してもらい、そして再び納税できるまでに生活再建が目指せます。短絡的な債権取り立て強化条例は創設すべきではないと訴えまして、反対討論とさせていただきます。 ○水落康一郎 議長  ほかに討論はありませんか。  9番・中村晴樹議員。 ◆9番(中村晴樹議員) (登壇)議案第76号「大東市債権管理条例について」、賛成討論を行います。  この議案は、通常、私債権、債権は時効の援用がなく、やむを得ず回収不能な債権に陥った債権を永遠に管理・回収し続ける非効率な制度上の不備が課題となっていることが背景にあります。この条例によって、市民の財産である貴重な債権を効率的・効果的に管理し、市民負担の公平性や円滑な財政運営にとって必要不可欠なものとして、制定するよう提案をし続けてまいりました。  条例制定のほかにも求めてきた後発自治体としての特色を出してほしいという提案も、議会議決を設けるという形で反映・盛り込んでいただきました。これは、大阪府内で2番目の規定であると聞き及んでおります。  今後、この条例が将来世代にツケを先送りしない規律ある財政運営の一助となることを願いまして賛成討論といたします。 ○水落康一郎 議長  ほかに討論はありませんか。  1番・大束議員。 ◆1番(大束真司議員) (登壇)議案第76号「大東市債権管理条例について」、討論を行います。  債権の管理についての条例は、大東市では初めての制定となります。特に、市税徴収について、徴収率のパーセンテージアップが叫ばれて久しい中、まずは債権を生み出さない取り組みに力を注ぐべきであります。納税者にとって真に公平な市民負担の確保で、納得のいく条例であっていただきたい。必要な事項を明記するだけでは、何のための条例化なのか、意味がないことであります。  また、債権放棄についての条件も、大東市独自のあり方もさらに検証し、徴収率の向上につながる債権管理条例となるとともに、相談窓口の充実強化、お知らせなどの通知も、債権者に伝わる努力をしていただきたいこと、また真面目に納税に努める市民にとって公平性、透明性をより推進していただきたいことを強く要望し、賛成の討論といたします。 ○水落康一郎 議長  ほかに討論はありませんか。      〔「なし」の声起こる〕  これをもって討論を終結いたします。  これより採決いたします。  本案に対する委員長報告は原案可決であります。本案は委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕  起立多数であります。御着席ください。よって議案第76号は委員長報告どおり可決されました。  次に、日程第10、議案第77号「大東市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部を改正する条例について」の件を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  大谷未来づくり委員会委員長。 ◆7番(大谷真司議員) (登壇)過日の本会議において、当未来づくり委員会に付託されました、議案第77号「大東市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部を改正する条例について」、審査結果の御報告を申し上げます。  本件について、理事者より詳細なる説明を聞き、種々検討を行い、採決をいたしました。  本件について、全員異議なく原案のとおり可決すべきであると決しました。  以上、審査結果の御報告といたします。 ○水落康一郎 議長  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。      〔「なし」の声起こる〕  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。      〔「なし」の声起こる〕  討論もないようでありますので、これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  本案に対する委員長報告は原案可決であります。本案は委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕  起立全員であります。御着席ください。よって議案第77号は、委員長報告どおり可決されました。  次に、日程第11、議案第78号「大東市に勤務する企業職員の給与の種類および基準に関する条例の一部を改正する条例について」の件を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  石垣街づくり委員会委員長。 ◆15番(石垣直紀議員) (登壇)過日の本会議において、当街づくり委員会に付託されました、議案第78号「大東市に勤務する企業職員の給与の種類および基準に関する条例の一部を改正する条例について」、審査結果を御報告申し上げます。  本件について、理事者より詳細なる説明を聞き、種々検討を行い、採決いたしました。  本件について、全員異議なく原案どおり可決すべきであると決しました。  以上、審査結果の御報告といたします。 ○水落康一郎 議長  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。      〔「なし」の声起こる〕  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。      〔「なし」の声起こる〕  討論もないようでありますので、これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  本案に対する委員長報告は原案可決であります。本案は委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕  起立全員であります。御着席ください。よって議案第78号は、委員長報告どおり可決されました。  次に、日程第12、議案第79号「大東市長の選挙におけるビラの作成の公費負担に関する条例の一部を改正する条例について」の件を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  石垣街づくり委員会委員長。 ◆15番(石垣直紀議員) (登壇)過日の本会議において、当街づくり委員会に付託されました、議案第79号「大東市長の選挙におけるビラの作成の公費負担に関する条例の一部を改正する条例について」、審査結果を御報告申し上げます。  本件について、理事者より詳細なる説明を聞き、種々検討を行い、採決をいたしました。  本件について、全員異議なく原案どおり可決すべきであると決しました。  以上、審査結果の御報告といたします。 ○水落康一郎 議長  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。      〔「なし」の声起こる〕  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。      〔「なし」の声起こる〕  討論もないようでありますので、これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  本案に対する委員長報告は原案可決であります。本案は委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕  起立全員であります。御着席ください。よって議案第79号は、委員長報告どおり可決されました。  次に、日程第13、議案第80号「大東市公民連携に関する条例の一部を改正する条例について」の件を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  石垣街づくり委員会委員長。
    ◆15番(石垣直紀議員) (登壇)過日の本会議において、当街づくり委員会に付託されました、議案第80号「大東市公民連携に関する条例の一部を改正する条例について」、審査結果を御報告申し上げます。  本件について、理事者より詳細なる説明を聞き、種々検討を行い、採決いたしました。  本件について、賛成多数で原案どおり可決すべきであると決しました。  以上、審査結果の御報告といたします。 ○水落康一郎 議長  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。      〔「なし」の声起こる〕  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  13番・あらさき議員。 ◆13番(あらさき美枝議員) (登壇)議案第80号「大東市公民連携に関する条例の一部を改正する条例について」、日本共産党議員団を代表して、反対討論を行います。  改善された点として、これまで条例11条、12条で審査会は事業と選定方法のみ諮問することになっており、選定については諮問の対象とはなっていませんでした。それを13条に、公民連携の事業法人の選定方法として想定されるプロポーザル審査会の設置が明記され、選定方法がプロポーザル方式となった場合の選定についても、諮問の対象となったことです。  課題として残っている点として、15条では事業の実施状況に係る資料の提出と調査を求めることができることが明記されましたが、どのような内容で資料提出を求めていくのか、詳細は決まっておらず、曖昧なままであり、お飾り条項になるのではないかと危惧しております。  次に、16条に公民連携の推進法人に対し、大東市が資本金、出資することができるということを明記したことについて、出資金が必要となるくらい、公的なサービスで、市民にとってその事業が必要なのであれば、大東市が行おうとしている公民連携の枠には当てはまらないのではないかと思います。  例えば、深野北小学校跡地プロジェクトでは、出資金にかわり大幅な賃貸料値下げが行われました。しかし、その中身は大東市民が恩恵を受ける事業ではなく、インバウンドを狙った外部からの集客により、知名度を上げることが大きな目的となっています。  そして、トリクルダウンを市民の福祉へという表面的な体裁のよいイメージを並べ、実際には福祉が後回しになっているのではないでしょうか。  もう一度、大東市の公民連携事業について、市民が主体者になれる連携を考えるべきであると訴えまして、反対討論を終わります。 ○水落康一郎 議長  ほかに討論はありませんか。  7番・大谷議員。 ◆7番(大谷真司議員) (登壇)議案第80号「大東市公民連携にかかわる条例の一部を改正する条例について」、公明党議員団を代表し、討論を行います。  今回の議案は、本市の今後の事業運営のかなめとなる公民連携事業をより透明化を図るため策定された大東市公民連携にかかわる条例に、事業選定における審査・決定のプロセスをより明確化するため、市長の諮問機関として、大東市特定公民連携事業プロポーザル審査会の設置を明記し、条例に付加することによって、事業決定に至るまでのプロセス上のチェック機能強化を図るものであります。  公民連携という新たな事業手法が生まれ、全国の自治体において注目をされておりますが、先進的な、これまでの常識にとらわれないその手法を導入した自治体はまだ数少ない現状でございます。  ではなぜ、今こうした新たな事業手法が生まれ、注目をされているのか、それは人口減少社会の到来と、全国的な少子高齢化に行政運営の限界をどの自治体も感じながら、将来にわたる安定した市民生活をどう維持していくのかという深刻な問題に直面している共通認識があると私は考えております。  こうした社会情勢の変化に伴う大きな事業分岐点は、過去にもございました。その一例が平成15年に地方自治法の一部改正により可能となった指定管理者制度であります。  それ以前は、公共施設の管理運営は公務員が行うのが世間の常識であり、それゆえに全ての公共施設における管理運営のあらゆる業務遂行のため、数多くの公務員が採用され、業務を行っていた時代であり、その人件費だけで市財政が圧迫されるという問題が全国の多くの自治体で深刻化した時代背景もございました。  こうした中、生み出された、公務員が行ってきた公共施設の管理運営を民間でも行えるとした指定管理者制度に、全国の自治体はすぐ移行したのか。事実は違いました。民間で責任がとれるのか、公共の運営に民間が参入すること自体がおかしい。今では考えられない議論が渦巻くなど、自治体も新制度に対する不安の中、全ての自治体で導入に踏み切れないとき、本市では多くの不安と導入の是非を問う議論の中で、本市では市の将来を見据えて、安定した市民生活を支える財政基盤を強化するために、大幅な職員削減計画に基づく歳出削減と、職員削減の中でも、市民サービスを維持向上するという、この相反する問題解決の突破口として、この新制度の導入を全国で最も早く導入をいたしました。  その話題は全国紙の1面で紹介された記憶が現在でも鮮明に残っております。あれからわずか十数年、現在、この指定管理者制度は、全国の自治体で導入をされ、逆に導入がおくれている自治体が、市民から行財政改革が進んでいないと批判される時代になったわけでございます。  この先進的な指定管理者制度導入により、本市においては市民サービスを低下させることなく計画を上回る職員削減を実現し、この徹底した行財政改革により生み出された財政基盤が少子高齢化を迎えた現在の社会状況の中でも、この大東市の市民生活の根幹を下支えをしております。しかしながら、急激な少子高齢化による社会変化の構造は、さらに加速を続け、これだけ行財政改革を断行した本市であっても、来るべき時代を見据えたとき、現状では安定した財政基盤の限界が見えてまいりました。  今、新たな、さらなる行革に取り組まなければ、大東市の未来像は見えません。こうした社会情勢の中、まさしく示されたのが、この公民連携事業であります。  これまでの削減一方の世界から、今大東市が保有する公有財産という、この財産価値をいかに、この価値を生み出していくのか、今行われている議論は、指定管理者制度創設時に起こった議論と全く同様でございます。  以上のことからも、公明党議員団として、今回本市が導入を決断をされた公民連携事業に対し、大東市の将来にわたる市民生活安定のための事業手法の導入として支持をさせていただきます。  しかしながら、一方で多くの市民の方が導入に対して不安を抱いていることも紛れのない事実でございます。そのためにも、常にこの事業の進捗を見守りながら、常に市民の不安に対して対応できるようチェックと改善提案を積極的に行ってまいりたいと考えております。  こうしたことから、公民連携事業をより透明化を図るために、柔軟な対応としての当議案第80号、条例の一部を改正する条例の趣旨に賛同いたしまして、賛成の討論といたします。 ○水落康一郎 議長  ほかに討論はありませんか。      〔「なし」の声起こる〕  これをもって討論を終結いたします。  これより採決いたします。  本案に対する委員長報告は原案可決であります。本案は委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕  起立多数であります。御着席ください。よって議案第80号は委員長報告どおり可決されました。  次に、日程第14、議案第81号「大東市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例について」の件を議題といたします。  本案に関し、委員長の報告を求めます。  石垣街づくり委員会委員長。 ◆15番(石垣直紀議員) (登壇)過日の本会議において、当街づくり委員会に付託されました、議案第81号「大東市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例について」、審査結果を御報告申し上げます。  本件について、理事者より詳細なる説明を聞き、種々検討を行い、採決いたしました。  本件について、賛成多数で原案どおり可決すべきであると決しました。  なお、本件に対して賛成の討論があったことを申し添えます。  以上、審査結果のご報告といたします。 ○水落康一郎 議長  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。      〔「なし」の声起こる〕  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  12番・天野議員。 ◆12番(天野一之議員) (登壇)議案第81号「大東市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例について」、日本共産党議員団を代表いたしまして討論を行います。  この議案第81号には、大東市一般職の職員の給与に関する条例、議会の議員の議員報酬および費用弁償などに関する条例、大東市長などの給与に関する条例、大東市非常勤職員の報酬および費用弁償に関する条例の4つの条例が1つにまとまった議案になっています。  共産党議員団は、かねてから大東市一般職員の給与と部長級の管理職の給与、そして議員の給与、市長の給与に関するものは、それぞれに分けて議論すべきであると訴えてきました。この訴えを理由にして、昨年は反対を表明いたしました。  しかしながら、議会への諮り方については、議会運営委員会の問題があり、議会運営に関しては分けて検討すべきであると考えます。引き続きこの点については主張させていただきます。  今回は、人事院勧告に従って、若い職員の給与がベースアップされ、年間で3万円から3万5,000円の賃上げにつながります。賃上げが頑張ろうというモチベーションにつながり、それが市民サービスへと反映されることを期待いたしまして、賛成の討論とさせていただきます。  以上です。 ○水落康一郎 議長  ほかに討論はありませんか。      〔「なし」の声起こる〕  これをもって討論を終結いたします。  これより採決いたします。  本案に対する委員長報告は原案可決であります。本案は委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕  起立多数であります。御着席ください。よって議案第81号は委員長報告どおり可決されました。  次に、日程第15、議案第64号「平成30年度大東市一般会計補正予算(第5次)について」、日程第16、議案第65号「平成30年度大東市国民健康保険特別会計補正予算(第2次)について」、日程第17、議案第66号「平成30年度大東市介護保険特別会計補正予算(第2次)について」、日程第18、議案第67号「平成30年度大東市後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第2次)について」及び日程第19、議案第68号「平成30年度大東市水道事業会計補正予算(第1次)について」、以上5件を一括議題といたします。  本5件に関し、所管の各委員長の報告を求めます。  まず、石垣街づくり委員会委員長。 ◆15番(石垣直紀議員) (登壇)過日の本会議において、当街づくり委員会に付託されました、議案第64号「平成30年度大東市一般会計補正予算(第5次)の所管事項について」、及び議案第68号「平成30年度大東市水道事業会計補正予算(第1次)について」、以上2件について、街づくり委員会の審査結果を御報告申し上げます。  まず、議案第64号については、賛成多数で原案どおり可決すべきであると決しました。  なお、議案第64号に対して、反対、賛成それぞれの討論があったことを申し添えます。  次に、議案第68号については、全員異議なく原案どおり可決すべきであると決しました。  以上、審査結果の御報告といたします。 ○水落康一郎 議長  次に、大谷未来づくり委員会委員長。 ◆7番(大谷真司議員) (登壇)過日の本会議において、当未来づくり委員会に付託されました、議案第64号「平成30年度大東市一般会計補正予算(第5次)の所管事項について」、議案第65号「平成30年度大東市国民健康保険特別会計補正予算(第2次)について」、議案第66号「平成30年度大東市介護保険特別会計補正予算(第2次)について」、及び議案第67号「平成30年度大東市後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第2次)について」、以上4件の審査結果を御報告申し上げます。  本4件について、理事者より詳細なる説明を聞き、種々検討を行い、採決をいたしました。  まず、議案第64号については、賛成多数で原案のとおり可決すべきであると決しました。  なお、議案第64号に対しては反対討論があったことを申し添えます。  次に、議案第65号、議案第66号及び議案第67号については、全員異議なく原案のとおり可決すべきであると決しました。  以上、審査結果の御報告といたします。 ○水落康一郎 議長  ただいまの委員長報告に対する質疑に入ります。      〔「なし」の声起こる〕  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  討論については、議案第何号についての討論を行うかを発言し、反対、賛成の交互にお願いいたします。  最初に反対討論はありませんか。  12番・天野議員。 ◆12番(天野一之議員) (登壇)議案第64号「平成30年度大東市一般会計補正予算(第5次)について」、日本共産党議員団を代表いたしまして、反対討論を行います。  反対の理由の1つは、北条プロジェクトの東心株式会社に1億3,000万円、3月には7,000万円の合計2億円の出資をする件についてです。  東心株式会社は、大東市が100%出資して設立された公民連携まちづくり会社の子会社で、何の実績もない会社です。実績のない会社に2億円もの市民の税金を出資することへの担保について、大東市は十分な説明をすることができませんでした。  当初、北条プロジェクトでは、温浴施設がつくられ、マルシェもつくられるという地元住民が消費者にもなれ、また外部からもお客さんを招き入れるという夢のある構想でした。  しかし、計画はころころと変わっていっています。資金調達についても、8月の記者発表では枚方信用金庫が10億円を融資するという計画が発表されていました。しかし、今になって、安定的に運営するためにという理由で、大東市が2億円の出資金をするという案が出されました。計画のずさんさを指摘せざるを得ません。  簡単に市民の汗の結晶である税金を2億円も当てにすると、その神経も市民感覚とはかけ離れたものと言わざるを得ません。  また、今回出された本市の財政負担シミュレーションでは、20年後の借り上げ賃貸住宅の戸数を2割から5割削減するという内容になっており、公的サービスの削減は許されるものではございません。  2点目に、東心株式会社の社長の考え方、公民連携まちづくり会社の配慮のなさについてです。  東心株式会社の社長鈴木竜次氏は、特定の知名情報を上げて同和地域、いわゆる被差別部落地域ですと、新たな差別につながる情報を記者発表で発信しました。さらに、公民連携まちづくり事業株式会社は、その情報をビラにして配布しました。このような重大な認識違いをしている会社に2億円の出資をして、市営住宅建設という大事な公共事業を任せるわけにはいきません。  そして3点目ですが、未来づくり委員会付託分で、債務負担行為の補正についてです。  北条コミュニティセンター指定管理者委託は、5年間で上限額1億9,379万円です。議案第73号での討論同様に、引き続きの指定管理は問題があると考えます。  以上の点より、反対討論とさせていただきます。  以上です。
    ○水落康一郎 議長  次に、賛成討論はありませんか。  11番・北村議員。 ◆11番(北村哲夫議員) (登壇)自民党翔政会を代表し、議案第64号「平成30年度大東市一般会計補正予算(第4次)について」、討論を行います。  今回の補正予算のうち、公民連携総合調整事業において1億3,000万円の出資金を北条まちづくりプロジェクトの事業会社東心へ資本教唆するための予算を要求しています。  昨年通して、委員会において理事者の説明では、まちづくり会社の事業を請け負った特別目的会社の民間企業東心が金融機関枚方信用金庫から融資してもらうので、大東市自体が事業者とはならない。市から民間企業にはお金を補填することはないと言われておりましたが、今回の議案では、まちづくり会社に増資するのではなく、そのまちづくり会社の100%子会社である東心に1億3,000万円出資、さきの説明とは異なり、大東市が民間企業に出資する形で、第三セクターの構図になっております。その資金を金融機関に預け入れ、それを担保として、融資を受ける流れになっています。  銀行融資の面から、当初、無担保、無保障で14億円の融資がなされるのには、大東市と北条プロジェクトという、行政というブランドと公共事業が背景にあり、まちづくり会社や資金調達のペーパー会社には何の信用・担保価値はなく、その1社では融資の対象と金融機関が見ていないことは今回の出資金提供の理由づけを見れば言うまでもありません。  当初説明と、今議案説明とでは大幅に食い違い、疑義を生み、混乱を招く結果になっています。  委員会においては、そのことにつき、担当部局より説明不足等をわびられました。この事業は、既に市営住宅の解体準備や住民も一時移転され、動き始めています。現段階で否決してしまうと、公営住宅建設に約5年のおくれが生じ、住宅保障3億6,000万円も負担増しになり、市民生活、地域環境にも支障が出てきます。また、民間企業の本社誘致にも成功し、新たなにぎわいも生まれようとされている中、行政の信用失墜にもつながります。  我々自民党翔政会としては、この事業をとめると、大東市が発展から後退するおそれがあることから賛成いたしますが、行政の悪い隠蔽体質や説明不足、後出しじゃんけんで勝つようなずるい議案の上程とは思われないよう、我々の厳しい意見を真摯に受けとめていただき、国にも評価された、この先進的な公民連携事業をスピード感を持ちつつ、慎重に事業成功に導いていただくことを強く要望し、賛成討論といたします。 ○水落康一郎 議長  次に、反対討論はありませんか。      〔「なし」の声起こる〕  ほかに討論はありませんか。  1番・大束議員。 ◆1番(大束真司議員) (登壇)議案第64号「平成30年度大東市一般会計補正予算(第5次)について」、討論を行います。  地方創生局所管の公民連携総合調整事業の1億3,000万円は、公民連携事業である北条まちづくりプロジェクトを推進するに当たり、設立された特別目的会社東心株式会社に出資を行うものであります。  街づくり委員会でも長い時間をかけ審議をいたしました。特に、東心株式会社や合計2億円の出資金についての正当性が議論をされたところであります。  公民連携事業は今後、税収や交付金が減少していく中、これまで市の単独事業などで全額税金を投入する公共事業から、民間のノウハウや活力、合理的で効率的な事業運営や資金調達を公民連携で行う事業手法で、大きく税金の投入を抑えることができ、かつ硬直化した公共運営からサービス面を含め改善することができます。財政面でいえば、今回の北条まちづくりプロジェクトにおいて、市営住宅の建てかえに総額14億円の事業費用が市の単独直営の場合の試算をされていますが、PPP、公民連携事業手法では多く見積もっても3分の1の持ち出しで可能であります。  これは民間会社が建設したものを市営住宅として借り上げることと、年数の状況に応じ、民間へ返却することができるという柔軟な対応が可能であることから、事業経費の大幅な抑制ができます。公民連携事業の最大のメリットであります。  正当性については、まず事業経費の14億円もの予算額を厳格な審査を行う金融機関が決定をした融資であるということであります。これは融資先の民間会社が行う事業計画がしっかりとしたもので、採算性が成り立つことが前提であります。  その根拠で定期的な収入である民間住宅家賃と市営住宅の借上料、商業施設のテナント料などであります。  今回の東心株式会社への出資は融資金の償還が、収入が発生しない時期から始まることと、万が一に発生する事態への対応であり、多額の出資を行う金融機関への信用でもあります。  また、来年出資される7,000万円につきましては、一部、国の交付金措置がされることで、事業計画の正当性が担保されております。そして、商業施設に入居予定のノースオブジェクトは、縮小されるアパレル業界において、その伸長度が注目されている企業であり、本社機能を大東市北条に移して営業されますが、その税収も本市にもたらされることになります。  融資元である枚方信用金庫も、この事業に対し、運命共同体で進んでいくことを表明しており、両者とも覚悟を持って協賛していることが最大の正当性であります。  そして、特別目的会社東心株式会社につきましては、特に地域の住民の皆様との意見集約と理解を図る役割も大いに期待をするところであります。  大東市が行う公民連携事業は、今後もさまざまな事業を担っていくことと思います。あるときは三セクの形をとったり、民間企業と連携したりと、事業の形態により柔軟に対応する公民連携事業であります。それだけに、議会に対してわかりやすい丁寧な説明が求められます。  これから多くの自治体のモデルとなる大東市発の新事業であることは間違いありません。ためにする反対は除外して、高い評価もされ、視察も増加していく中で、理解していないのは大東市議会と市民だけにならぬよう、理解と納得の説明に最大の努力をしていただくよう強く要望いたしまして、賛成の討論といたします。 ○水落康一郎 議長  ほかに討論はありませんか。      〔「なし」の声起こる〕  なければ、討論を終結いたします。  これより順次採決いたします。  最初に、議案第64号「平成30年度大東市一般会計補正予算(第5次)について」の件を採決いたします。  本案に対する委員長報告は原案可決であります。本案は委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕  起立多数でございます。御着席ください。よって議案第64号は委員長報告どおり可決されました。  次に、議案第65号「平成30年度大東市国民健康保険特別会計補正予算(第2次)について」の件を採決いたします。  本案に対する委員長報告は原案可決であります。本案は委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕  起立全員であります。御着席ください。よって議案第65号は委員長報告どおり可決されました。  次に、議案第66号「平成30年度大東市介護保険特別会計補正予算(第2次)について」の件を採決いたします。  本案に対する委員長報告は原案可決であります。本案は委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕  起立全員であります。御着席ください。よって議案第66号は委員長報告どおり可決されました。  次に、議案第67号「平成30年度大東市後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第2次)について」の件を採決いたします。  本案に対する委員長報告は原案可決であります。本案は委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕  起立全員であります。御着席ください。よって議案第67号は委員長報告どおり可決されました。  最後に、議案第68号「平成30年度大東市水道事業会計補正予算(第1次)について」の件を採決いたします。  本案に対する委員長報告は原案可決であります。本案は委員長報告どおり決することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕  起立全員であります。御着席ください。よって議案第68号は委員長報告どおり可決されました。  次に、日程第20「行政視察報告について」の件を議題といたします。  本件に関し、報告を求めます。  最初に、中村ゆう子副議長。 ○中村ゆう子 副議長  全議員研修会の御報告を申し上げます。  平成30年9月27日から28日にかけて、愛知県半田市役所並びに瀬戸市役所を訪問し、いずれも新庁舎整備事業について視察を行いました。  両市ともに調査事項の説明、質疑応答、新庁舎見学の順番での視察でございました。  まず、初日、27日の半田市は、東日本大震災を受けて、市民の安全と安心を守ることを重点に置いた庁舎整備で、盤石・最新の免震技術を導入、電気設備を屋上に配置し、周辺住民の一時避難所としても位置づけ、内装やデザインはシンプルで無駄がなく機能的、民間商業施設の介入はなく、市有地での整備でした。  また、大規模で最新の免震設備を融資ながら、費用は周辺整備も含めて総額約64億円、入札JVによる建設でありました。  翌28日の瀬戸市では、他の公共施設での未耐震がある中での庁舎整備でありましたが、こちらも東日本大震災を受けて、「災害に強い庁舎」の整備を重点に置かれ、市有地での短期間での新庁舎と既存耐震補強のハイブリッド整備を行い、関連工事や周辺整備も含めて、総事業費は約37億円。災害対策はさまざま工夫がなされながら、シンプルで機能的な庁舎であり、複合はなく、単独での整備で、住民に対する説明も丁寧に行われておりました。  両市ともに大東市の新庁舎整備について議論する上で大変有意義な視察となりました。  以上、全議員研修会の御報告とさせていただきます。 ○水落康一郎 議長  次に、石垣街づくり委員会委員長。 ◆15番(石垣直紀議員) (登壇)街づくり委員会においての行政視察についての報告をいたします。  平成30年10月29日、30日、両日、行政視察を行いました。29日は山口県山口市に、中心市街地核づくり推進事業について御教示いただきました。  山口市は豊富な緑や清流を有する自然に満ちた都市です。また、大内氏の時代や明治維新関連の歴史、文化資源が今にも残されており、湯田温泉などを含め、観光地としての魅力も兼ね備えたまちとなっております。  山口市は将来を見据えたまちづくりの中で、中心市街地活性化の必要性を感じ、市民が中心市街地に住み、商売し、働くさまざまな機能が備わったまち、すなわち歩いて暮らせるまちづくりを目指して、コンパクトシティの形成に尽力されました。  事業規模は5年11カ月で、約60億円を投じる大規模なものでした。結果として、中心市街地の世帯数、人口ともに右肩上がりです。  本市とは人口、予算規模は違いますが、参考にできそうな事業もありました。  翌30日は、福岡県糸島市を訪ね、定住促進と空き家対策について視察を行いました。  福岡市の西側に隣接し、福岡中心地や福岡空港までのアクセスのよさや、地価が福岡市に比べ、3分の1以下と安く、それに加え、平成25年には糸島市定住促進行動計画策定により、現在では人口増加に成功していました。  定住支援嘱託員、地域コーディネーターの配置や、空き家バンクの設置、九州大学と富士通との共同開発したAIを活用した移住候補地の紹介など、先進的な取り組みをされていました。  山口市と糸島市の取り組みは、本市での人口流入についての課題解決に当たり、大変参考になる事例があり、実りのある視察となりました。  以上、視察の報告とさせていただきます。 ○水落康一郎 議長  最後に、大谷未来づくり委員会委員長。 ◆7番(大谷真司議員) (登壇)去る11月7日から8日にかけまして実施をいたしました平成30年度未来づくり委員会行政視察の御報告を申し上げます。  当未来づくり委員会におきましては、全委員参加のもと、11月7日には秋田県秋田市に、翌8日には、秋田県横手市を訪問し、行政視察を行いました。  まず、初日、7日の秋田市では、学力向上の取り組みについて、秋田市教育委員会学校教育課の関係部局の皆様より詳細なる説明をいただきました。  秋田市は、人口32万人、市内だけで小学校45校、中学校24校と、東北地方では非常に大規模な市ではございますけども、毎年学力日本一の秋田と言われるほど、全国学力テストで屈指の高い学力を長年維持しておられます。  こうしたことからも、今回、多角的な面から子供の学力向上の取り組みを研修をさせていただき、独自の教育理念、教育施策を教えていただきました。  秋田市の教育理念の特徴の1つが考える授業ということでございました。  これは、秋田市が新学習指導要領が示される以前から、探求型授業に取り組んでいた歴史がございます。子供に、単に教科書の事実を教え、覚えさすのではなく、なぜそうなったのかを子供たちに因果関係を探求をさせ、より結果の答えの意味を理解させるという独得な教育であり、こうしたことから、日常的に考える習慣が定着しているものと感じました。  また、以外にも、教育委員会指導主事が各学校の授業を参観し、改善点などを教職員当で話し合い、情報認識を1つにするなど、教職員間での共同研究が盛んに行われ、システム化が進んでいることなど、多くの学ぶべき特色を勉強させていただき、非常に有意義な研修となりました。  また、翌8日には、秋田県横手市を訪問し、スポーツによるまちづくりについて研修を行いました。  横手市では、議会提案によります「スポーツ立市よこて」でまちを元気にする条例というものを策定され、特色あるスポーツ振興に取り組まれております。  また、当日は関係部局の皆様に加え、条例制定にかかわられた小野副議長様、また青山市会議員様にも研修会において最後まで丁寧な説明をいただき、本委員会委員の皆様とも活発な意見交換をさせていただくことができました。関係者の皆様には改めて感謝を申し上げます。  横手市は大東市の38倍の面積に9万2,000人が暮らす県南部の中心都市であります。また、冬季には、日本屈指の豪雪地帯とも知られ、かまくらのまちとして有名であります。  横手市議会においても、以前より市内に数多く存在するスポーツ関連施設の有効活用を目指して、スポーツ合宿や大会の誘致、スポーツ立市宣言など、多くの提案がなされてまいりましたけども、これを具現化するために、1年間の条例制定検討会議を経て、平成26年3月議会において、議員提案によるスポーツ立市条例を全会一致で可決をされ、以降、議会・行政が一丸となってスポーツを通して市民の健康、スポーツ交流によるまちの活性化、スポーツを通しての住民コミュニティの強化等の、数々の施策に取り組んでおられました。  本市においても、現在直面をしております少子化によりますスポーツ、またこういったコミュニティ活動団体の減少など、本市との共通を一にする問題部分も多く、今回の施策を考える上で、大変有意義な研修となりました。  また、今回は行政視察の帰路の時間を利用させていただき、全国で初めて公民連携事業として、全国にその運営が注目をされております岩手県紫波町にある複合施設、オガールプラザを見学をしてまいりました。当初は、時間の都合で見学だけという予定でございましたけども、当日は短い時間ではございましたけども、大変お忙しい中、オガール企画合同会社の高橋様が急遽駆けつけてくださり、一つ一つの施設について詳細な説明をいただくとともに、運営状況の説明をいただきましたので、この場をおかりをいたしまして感謝を申し上げます。  以上、この2日間、未来づくり委員会として有意義な視察研修となりましたが、今後、今回の研修で勉強してきました先進事例を研究をしながら、本市の市民生活向上に向けて研究して進んでまいります。  以上、報告を終わります。 ○水落康一郎 議長  次に、日程第21、議会議案第9号「議員の派遣について」の件を議題といたします。  お諮りいたします。  お手元に配付いたしております議案書のとおり、議員の派遣を行うことに御異議ありませんか。      〔「異議なし」の声起こる〕  御異議なしと認めます。よって議会議案第9号は、議案書のとおり派遣することに決定いたしました。  最後に、日程第22、決議第7号「認知症施策の推進を求める意見書」の件を議題といたします。  提案者から提案理由の説明を求めます。  1番・大束議員。 ◆1番(大束真司議員) (登壇)ただいま議題となりました決議第7号「認知症施策の推進を求める意見書」について、提案理由の御説明を申し上げます。
     世界で類例を見ないスピードで高齢化が進む我が国において、認知症の人はふえ続けており、2025年には推計で700万人を突破すると見込まれております。  認知症は、今や誰でも発症する可能性があり、誰もが介護者となり得るため、認知症施策の推進は極めて重要です。  よって、政府においては、認知症施策のさらなる充実、加速化を目指し、基本法の制定も視野に入れた、次の事項に取り組むことを強く求めるものです。  1、国や自治体、企業、地域が力を合わせ、認知症の人やその家族を支える社会を構築するため、認知症施策を総合的かつ計画的に推進する基本法を制定すること。  2、認知症診断直後は、相談できる人がいないという人が多く存在しており、この空白期間について、認知症サポーターの活用やガイドブックの作成による支援体制の構築を図ること。  3、若年性認知症の支援については、支援コーディネーターに対する研修などの支援体制を整備するとともに、本人の状態に応じた就労継続や社会参加ができる環境の整備を進めること。  4、ビックデータの活用を通し、有効な予防法や、行動・心理症状に対する適切な対応など、認知症施策の推進に取り組むこと。また、次世代認知症治療薬の開発・早期実用化や最先端の技術を活用した早期治療法の研究開発、心身の特性に応じたリハビリや介護方法に関する研究を進めること。  以上のとおりであります。  よろしく、御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○水落康一郎 議長  本件については、質疑を省略いたします。  これより討論に入ります。      〔「なし」の声起こる〕  討論もないようでありますので、これにて討論を終結いたします。  これより採決いたします。  本件は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。      〔賛成者起立〕  起立全員であります。御着席ください。よって決議第7号は、原案のとおり可決されました。  以上をもちまして、今定例月議会に付議されました事件は、全て議了いたしました。  定例月議会の終了に際しまして、一言御挨拶を申し上げます。  議員各位には11月29日の定例月議会開始以来本日まで、付議されました重要諸議案を慎重に御審議いただき、無事ここに終了でき得ますことは、議員各位のいつに変わらぬ議事運営に対する御協力のたまものと深く感謝申し上げる次第であります。  また、今定例月議会では「開かれた議会」への取り組みの一環として議場講演会を開催し、好評のうちに無事に終えることができました。  最後に、本年も残すところ、わずかとなりましたが、議員並びに理事者の皆様におかれましては、くれぐれも健康に留意され、健やかな新年を迎えられますよう祈念いたしまして、簡単ではございますが、閉会の御挨拶といたします。  次に、市長より、定例月議会終了に際し、御挨拶をいただきます。東坂市長。 ◎東坂浩一 市長  (登壇)平成30年12月大東市議会定例月議会の終了に当たりまして一言御礼の御挨拶を申し上げます。  今定例月議会にて御提案をさせていただきました各議案等につきまして、慎重に御審議の上、御議決を賜り、まことにありがとうございました。  また、より開かれた市議会を目指され、議場講演や市民への積極的な議会傍聴への取り組みに対する御努力に対しまして、深く敬意を表する次第であります。  今定例月議会中に賜りました貴重な御意見、また御提言につきましては、今後の市政運営に十分生かしてまいりたいと考えております。議員各位には、今後ともより一層の御指導、御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。  さて、ことしもあとわずかとなってまいりました。この1年を振り返りますと、平昌オリンピック・パラリンピックの開催、テニスの大坂なおみ選手の大活躍、そして大阪桐蔭高校野球部の史上初の二度目の春・夏連覇など、スポーツに関する話題が数多くございました。  一方で、大阪北部地震や西日本豪雨、記録的な酷暑、そういった自然災害が猛威を振るった年でもございました。  しかし、どのような状況においても、私たち地方自治体は揺るがない信念を持ち、市民福祉の向上に努めていかねばなりません。本市といたしましては、「あふれる笑顔幸せのまち大東づくり」の推進のため、各種施策に全力を注いでまいります。議員各位には、より一層の御支援、御協力を賜りますようお願いを申し上げます。  終わりに、年の瀬も迫り、日増しに寒さも厳しくなってまいることかと思います。議員各位におかれましては、健康にはくれぐれも御留意をいただき、輝かしい新年を迎えられ、さらに御活躍をされますことを御祈念申し上げまして、お礼の御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。 ○水落康一郎 議長  それでは、これをもちまして平成30年12月大東市議会定例月議会を終了いたします。  大変お疲れさまでした。      午後3時54分閉会          会議録署名議員           大東市議会 議 長  水 落 康一郎             〃   議 員  酒 井 一 樹             〃   議 員  小 南 市 雄...