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平成30年12月定例月議会−12月19日-02号

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  1. 大東市議会 2018-12-19
    平成30年12月定例月議会−12月19日-02号


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    平成30年12月定例月議会−12月19日-02号平成30年12月定例月議会  平成30年12月大東市議会定例月議会会議録 〇 議  事  日  程      平成30年12月19日(水)  午前10時開議  (第2日目) 日程第 1 会議録署名議員の指名について 日程第 2 一般質問       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 本日の会議に付した事件 議事日程第1から第2まで       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 出 席 議 員(17名)     1番 大 束 真 司 議員   10番 中 村 ゆう子 議員     2番 酒 井 一 樹 議員   11番 北 村 哲 夫 議員     3番 小 南 市 雄 議員   12番 天 野 一 之 議員     4番 児 玉   亮 議員   13番 あらさき 美枝 議員     5番 光 城 敏 雄 議員   14番 水 落 康一郎 議員     6番 寺 坂 修 一 議員   15番 石 垣 直 紀 議員     7番 大 谷 真 司 議員   16番 澤 田 貞 良 議員
        8番 品 川 大 介 議員   17番 中 河   昭 議員     9番 中 村 晴 樹 議員       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 地方自治法第121条による出席者        東 坂 浩 一   市長        西 辻 勝 弘   副市長        亀 岡 治 義   教育長        松 本   剛   上下水道事業管理者        田 中 祥 生   理事        大 石 達 也   危機管理監        東   克 宏   地方創生局長        北 本 賢 一   政策推進部長        品 川 知 寛   総務部長        北 田 哲 也   市民生活部長        池 谷 幸一郎   市民生活部人権政策監        青 木 浩 之   福祉・子ども部長        澤 田 芳 彦   保健医療部長        今 出 正 仁   街づくり部長        延 田 雅 明   上下水道局長        森 田 修 司   教育委員会学校教育部長        岡 本   功   教育委員会学校教育部指導監        南 田 隆 司   教育委員会生涯学習部長        中 村 康 成   選管・公平・監査事務局長        山 鬼   太   会計管理者        北 田 吉 彦   総務部総括次長兼総務課長       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 議会事務局職員出席者        木 村 吉 男   事務局長        竹 中 愼太郎   事務局総括次長        石 田 景 俊   事務局参事補佐        植 杉 郁 朗   事務局上席主査        北 野 鉄 郎   事務局主査       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜      午前9時59分開議 ○水落康一郎 議長  これより本日の会議を開きます。  最初に、議会運営委員会委員長から御報告願います。  大束議会運営委員会委員長。 ◆1番(大束真司議員) (登壇)過日、開催されました議会運営委員会の御報告を申し上げます。  一般質問につきましては、16名の通告がございました。  本日6名、あす6名、明後日4名で実施の予定でございます。  質問方式の内訳は、全員が一問一答方式となっております。  なお、本日の一般質問におきましては、区長会OB会の皆様に傍聴にお越しいただいており、午後には区長会の皆様にも傍聴にお越しいただく予定ですので、どうかよろしくお願いいたします。  以上、報告を終わります。 ○水落康一郎 議長  本日の議事日程はお手元に配付しております日程表のとおり定めておりますので、これにより御了承いただきたいと思います。  この際、日程に先立ちまして、事務局長より諸般の報告をいたします。  木村事務局長。 ◎木村吉男 事務局長  諸般の御報告を申し上げます。  議員の出席状況の報告でございますが、本日の会議におきます現在までの出席議員数は17人全員でございます。  以上、報告を終わります。 ○水落康一郎 議長  これより議事に入ります。  日程第1、本日の会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、石垣議員及び澤田議員を指名いたします。  次に、日程第2、一般質問。  これより一般質問を行います。  なお、発言者は簡潔に質問並びに答弁されるよう、最初にお願いしておきます。  最初に、一問一答方式で、13番・あらさき美枝議員。(拍手) ◆13番(あらさき美枝議員) (登壇)皆さんおはようございます。ただいま議長より指名を受けました日本共産党、あらさき美枝でございます。本日は、大東市議会へ傍聴に来ていただき、ありがとうございます。インターネット中継をごらんの皆様も、本日はどうぞよろしくお願いいたします。  さて、国の政治を見ていますと、先週14日には沖縄県辺野古への土砂投入が開始されました。沖縄県では、皆様も御存じのとおり、辺野古新基地建設反対と普天間基地の即時閉鎖・撤去を求めた玉城デニー氏が圧倒的な得票差をもって当選しました。このような沖縄の民意を無視した安倍政権の暴挙は民主主義国家としてあるまじき行為です。沖縄の基地建設は私たち全国民にもかかわってくる問題です。もし、この大東市に基地がつくられるという計画があったとして、今、私たちがどんなに反対をしても、その声は政府に無視され、強行されるというのが今の安倍政権です。  大東市では今、市役所建てかえ、移転について、大きな話題に上がっております。説明会やパブリックコメント、住民アンケートが行われましたが、いずれも消防跡地への移転には問題が大きいと、そういう市民の声が多く上がっております。東坂市長には、市民の声をしっかり聞いて、民意を大切にした市民のための市政を行っていただきますよう強く求めまして、一般質問に入らせていただきます。  教師の多忙化と少人数学級について。  今、教員の長時間労働が社会問題になっています。その是正は労働条件の改善として、緊急であり、子供の教育条件として極めて大切な国民的課題です。大東市でも、ノー残業デーやクラブ活動の休暇日を設けるなど、さまざまな取り組みをしていただいていますが、教師の多忙化はまだまだ改善していません。大東市内に勤める若い教員はこのように発言していました。3歳の子供がいます。でも、家に帰ったら、既に子供は寝ている時間。朝もまだ子供が寝ている間に家を出ます。子供に顔を忘れられるのではないかと思います。家族に子育ては任せっきりで申しわけない、このような状況で、若い教師が生きがいを持って教師を続けることができるのでしょうか。本当に心配になります。学校教育にゆとりを持たせる抜本的改革を求めて質問をします。  まずは実態の把握です。教師は1日平均何コマ授業をしていますか。教師の残業時間最高は月何時間ですか。授業の準備など自宅に持ち帰って仕事をしている人も多いと聞いています。教育委員会として把握をしていますか。1週間以上の長期休暇が必要となった教員は、昨年1年間で延べ何人ですか。  次に、犬・猫問題について質問します。  犬のふんや野良猫の苦情が絶えません。市民は犬・猫のふんやにおい、鳴き声、ごみ荒らしなど、さまざまな被害で悩んでおられます。それは全市的に広がっております。私は、津の辺、北条、野崎、寺川、そして西は諸福のほうからもお話を聞いてまいりました。市民が気持ちよく住み続けるために、大東市が具体的な手だてを早急に行う必要があります。市民の訴えをどのように捉え、改善していこうと考えているのでしょうか。お答えください。  次に、防犯灯についてです。  かねてから要望を続けておりますが、防犯灯LEDの更新時期まで、早ければあと二、三年ということで、近づいています。LED防犯灯の更新を全額自治会の負担ということになると、大きな負担となります。交換できない地域が出てしまうと大変です。LED防犯灯の更新補助制度について、具体化の進捗状況を伺います。  サードハンドスモークと化学物質過敏症について質問します。  たばこの副流煙が体に与える影響は一般的にも認知されるようになってきました。サードハンドスモークや化学物質過敏症については、まだまだ認識が薄い状況です。大東市としてこの問題をどう捉えているのか伺います。  次に、随意契約についてです。  大東市では、いろいろな事業が随意契約で行われています。この間、私は公園清掃管理、地域就労支援事業、相談事業について、事業の質や委託料の妥当性について問題があるのではないかと取り上げてまいりました。  委託料金は適正な価格に是正し、市民サービス充実へと回すべきです。この問題についてどう捉え、改善できるのか問います。  次に、防災についてです。  地震、酷暑、豪雨、台風と災害が多発する今日、市民の命と財産を守ることが政治のかなめになります。住民に正確な情報の提供をどのように行うのか、災害対策の最前線をどう強化していくのか。さらには、私有財産の再建は支援しないとして、今回の地震や台風被害で多くの一部損壊住宅への支援策は検討もされていません。住民が自力で歩き出せるまで適切な支援を行うことを原則に制度設計をしていくべきです。まずは、一部損壊住宅へのお見舞金制度創設を求めます。実態把握についてもお答えください。大東市の一部損壊は何件でしたでしょうか。一部損壊の御自宅の修理状況はどのようになっているのでしょうか。  以上、再質問の権利を留保して降壇いたします。 ○水落康一郎 議長  岡本学校教育部指導監。 ◎岡本功 教育委員会学校教育部指導監  (登壇)おはようございます。教員の多忙化解消についてお答えいたします。  教員が1日に行う授業時間数につきましては、小学校は学級担任制であることから、1日6コマの授業を行うこともありますが、学校体制の中で専科教員が音楽や理科などの教科を担当することもございます。また、中学校は教科担任制ということで、担当教科で実施授業数の違いはありますが、1日4コマから5コマ授業を行っております。  次に、時間外業務時間につきましては、今年度1学期、1カ月最大で小学校でおよそ120時間、中学校でおよそ180時間の時間外業務をした教員がいたとの報告を受けております。長時間に至った要因としましては、放課後、遅くまで業務に取り組んでいるだけでなく、朝早くから出勤していること、また土曜日や日曜日などの週休日にも授業準備や部活動指導などで出勤していることが挙げられます。  今年度4月より、勤務時間に対する教員の意識改革と時間外業務を抑制することを目的とした「全校一斉退庁日」を原則週1回設定し、遅くとも午後7時までに退庁する取り組みを進めてまいりました。その結果、中学校では昨年度より月平均時間外業務時間が約6時間減少しており、業務時間縮減の傾向にございます。  しかしながら、現状では一部の教員が退庁時間までに終わることのできなかった教材研究などの業務を自宅へ持ち帰らないといけない状況にもあることから、本市教育委員会といたしましても、業務量の改善に向けて、学校と連携を図りながら本市の働き方改革をより一層推進してまいりたいと考えております。  最後に、過去1年間で1週間以上病欠した教員につきましては、疾病理由は個々さまざまでありますが、小学校13名、中学校8名でございます。  以上でございます。 ○水落康一郎 議長  北田市民生活部長。 ◎北田哲也 市民生活部長  (登壇)おはようございます。犬のふんや野良猫の苦情に関する本市の対応でございますが、犬のふん尿の後始末は飼い主が責任を負って行うこと、野良猫への無責任な餌やりを行わないこと、猫の室内飼養を心がけることなど、適正飼養に関する啓発をホームページあるいは狂犬病予防注射の集合接種の実施に係る案内文において行っているほか、犬のふん尿や野良猫の餌やりでお困りの方には、ふんを持ち帰ることや、餌やりをしないことを訴える啓発看板を、窓口で配布するなどの対応を行っております。  また、犬のふん尿や野良猫への餌やりに関する苦情が寄せられ、それらを行う者が特定される場合には、現状を確認の上、本市環境の保全等の推進に関する条例に基づき、大阪府動物愛護管理センター四條畷支所とともに、そういった行為の改善を求める指導を行っているところでございます。  ほかには、本市の取り組みといたしまして、猫の過剰な繁殖を抑制し、殺処分の減少と良好な住環境の確保を図るため、ことしの1月から猫不妊・去勢手術補助制度を開始したところでございます。  次に、本市におけるLED防犯灯についてでございます。平成24年1月から取りかえを開始してから7年がたち、3年後には、寿命と言われる10年が経過しようとしています。  この間、技術の進展により、低電力で一定の照度が確保できる製品開発や金額も安価になってきていることから、来るべき更新時期に向けて、現在、設置費用面など、具体的な対応策の検討に入っているところでございます。  以上でございます。 ○水落康一郎 議長  澤田保健医療部長。 ◎澤田芳彦 保健医療部長  (登壇)おはようございます。サードハンドスモークに対する取り組みについて、お答えいたします。  喫煙者が自身の肺に吸い込む一次喫煙、副流煙による二次喫煙に対し、喫煙後の衣服等に付着した残留物から有害物質を吸入することを「三次喫煙・サードハンドスモーク」と言われております。  一般的に受動喫煙と呼ばれる二次喫煙よりもさらに新しい概念であり、厚生労働省においても明確な位置づけはされておりません。  本市におきましては、サードハンドスモークや三次喫煙という名称は使用しておりませんが、妊娠・出産・子育てにおける健診や相談の場を活用し、残留物質に対する注意喚起を促しているところであり、今後も受動喫煙防止対策の一環として周知・啓発に努めてまいります。  以上でございます。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  (登壇)おはようございます。公園清掃管理業務の随意契約についてお答えします。  公園清掃管理業務は、公園を市民の皆様が気持ちよく御利用いただけるように、定期的に公園内のごみ収集、落ち葉清掃、除草、側溝清掃、簡易な剪定などを実施する業務でございます。
     比較的簡易な業務であることから委託先といたしまして、高齢者の能力の積極的な活用を図る観点から、大東市シルバー人材センターや障害者の就労を援助し、能力の積極的な活用を図る観点から社会福祉法人、地元を熟知し地域に密着した事業を実施しているNPO法人に委託しております。  これらの業務については、地方自治法施行令第167条の2第1項第3号及び第6号の規定により随意契約を行っております。  それぞれの受注者においては、委託内容にのっとり、定期的に限られた時間で公園のごみ収集、除草等に従事していただいておりますが、引き続き市内の公園が市民の皆様の憩いの場となり、気持ちよく快適に御利用いただけるよう、適正な維持管理に努めてまいります。  以上でございます。 ○水落康一郎 議長  北本政策推進部長。 ◎北本賢一 政策推進部長  (登壇)おはようございます。地域就労支援業務について申し上げます。  北条地域・野崎地域の就労支援センター業務につきましては、今年度から一体的な相談体制の構築を図るため、ほかの人権相談などを含めた総合相談事業として一括契約しており、当部所管として、住道地域にある「大東市地域就労支援センター」のみ地域就労支援業務の契約を行っております。  本事業は、市民の方々のセーフティネットとして、相談員を配置し、相談者一人一人に対応した助言・指導が主な業務内容です。  相談員は、就職困難者のニーズの発見からサポートプランの立案、評価に至る幅広い役割が求められており、雇用・就労施策・福祉施策や生活支援などに関する知識・経験を有し、地域事情にも精通した人材を確保しなければなりません。  現受注者は、障害者総合支援法に基づいた総合支援センターを運営しており、本市における各種相談・支援の実績も豊富にあり、障害者を中心とした就職困難者などの対応に熟知した人材を地域就労支援コーディネーターとして配置していることもあり、相談体制として十分に機能しているものと認識しております。  今後とも、就職に悩む方がいつでも相談できる身近な相談窓口として事業展開を図ってまいります。 ○水落康一郎 議長  池谷市民生活部人権政策監。 ◎池谷幸一郎 市民生活部人権政策監  (登壇)おはようございます。人権室所管の「総合相談・支援事業」についてお答えをいたします。  平成30年度から業務委託しております「総合相談・支援事業」は、市民のセーフティネットとして、北条・野崎両人権文化センターを拠点に、広く市民の自立支援及び福祉の向上を目的とした、さまざまな相談に対応する「大阪府総合相談事業交付金」に係る相談事業であり、平成29年度までの総合生活相談、人権ケースワーク、就労支援、進路選択の4つの相談事業に係る委託を1つに集約したものでございます。  契約は随意契約によるものでございますが、平成31年度以降の委託先はプロポーザル方式により選定を行うことといたしております。  また、委託料は、適正な算定を行い、受託者と合意のもとで契約を結んでおり、妥当なものであると認識をしておりますが、今後とも委託料につきましては、適正な算定に努めてまいります。  以上でございます。 ○水落康一郎 議長  大石危機管理監。 ◎大石達也 危機管理監  (登壇)一部損壊住宅の件数についてお答えいたします。  平成30年は全国各地で自然災害による被害が多く発生いたしました。本市では特に大きな被害はなかったものの、6月18日の大阪北部地震、7月5日から6日にかけての大雨、9月4日に最接近いたしました台風21号におきまして、建物への影響がございました。  そのうち、罹災証明書の発行申請等により、本市が把握しております住宅の一部損壊の件数は、カーポートやブロック塀などの付属物を除き、建物本体の被害としまして、12月3日現在、年合計で、192件でございます。  また、地震、風水害ともに市内の一部損壊住宅のほとんどは被害が屋根部に集中しており、本市としましても緊急的にブルーシートの貸し出しを行ったところでございます。しかしながら、被災後すぐに業者依頼を行っても、被害が府内広域に及んでいることから、修繕に当たる職人や部材の不足により、年内の修繕が難しい状況でもあると聞き及んでおります。  以上でございます。 ○水落康一郎 議長  13番・あらさき議員。 ◆13番(あらさき美枝議員) では、教員の多忙化について再質問をさせていただきます。  政府が閣議決定した2018年の過労死等防止対策白書では、教員の80.7%が業務に関するストレスや悩みを抱えていると回答しています。大東市教員の残業時間は小学校では最高120時間、中学校では180時間ということで、さらに持ち帰って仕事をしている教員も珍しくなくて、そして病気で長期休暇している職員も多い状況は、本当に深刻に捉えるべきだと思っております。  教師は残業代はつかないんですね、この120時間、180時間残業してても残業代がつきません。教師の皆さんは、仕事が多くて、それでもきっちり仕事がしたくて、責任感で残業をされているんです。それゆえ、今の現状を深刻に捉えなければなりません。私は、教師の多忙化解消のためにさまざまな取り組みが必要だと感じております。その3つを提案をいたします。  1つは、大東市の独自の学力テストというのがさまざまありますが、さらにそのテストが子供たちはテスト漬けになっておりまして、教員はその負担がすごく大きいと聞いております。日々の単元ごとの小テストで十分に一人一人の学力到達度は把握できること、そして業者の学力テストは、まだ教えていない単元の問題を取捨選択する必要があるということで、大東市独自の学力テストは廃止すべきではないでしょうか。見解をお願いいたします。 ○水落康一郎 議長  岡本学校教育部指導監。 ◎岡本功 教育委員会学校教育部指導監  まず、学校における働き方改革、この趣旨は、教員が本来の業務に専念できる環境を整えて、教育の質を向上させるということにございます。文部科学省からの提言に基づきまして、本市においてもできるところからさまざまな施策を講じているところです。  今、御質問がございました大東市共通到達度確認テスト、これにつきましては、児童・生徒が自分の学習の到達状況を知ることによって、自分の学力に目標を持って、その向上への意欲を高めることと、教育委員会及び学校が教育の成果と課題を明らかにして、今後の教育に生かすことを目的にして実施しております。つまり、教員が専門性を発揮して担うべき業務であり、必要かつ有効な取り組みと考えておりますので、現時点で廃止することは予定しておりません。 ○水落康一郎 議長  13番・あらさき議員。 ◆13番(あらさき美枝議員) 日々の小テスト、単元ごとの小テストをしていて、その上に企業から買った学力テストをしているということで、日々の単元で教師は子供の到達度がちゃんと把握できるんだと言っているんですね。そこのところは、しっかり教師の思いや、その感覚というのを取り入れて、もう無駄なことはしない、この無駄なことで教員の多忙化がさらにひどくなっているということをしっかり認識していただきたいなと思います。  どうやったら教員の業務改善が行えるのか、必要のない行事や習慣、そういったことを整理していくことも必要だと考えています。不要不急の業務を削減するためには、教員へのアンケートの実施、教員の現場の思いをしっかり酌み取っていくということも大事だと思いますが、いかがでしょうか。 ○水落康一郎 議長  岡本学校教育部指導監。 ◎岡本功 教育委員会学校教育部指導監  今後、業務改善に向けた取り組みを進めていきます中で、業務改善の教員のアンケート、この実施につきましては、アンケート自体が教員の負担にならない、そういう方法を工夫しながら、必要に応じて検討してまいりたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  13番・あらさき議員。 ◆13番(あらさき美枝議員) しっかり検討していただいて、必要のないものは廃止・縮小していくということ、根本的には教師の長時間勤務を改善するには、やっぱり教員の増員が必要になってきます。少人数学級を進めるために、教員を大東市独自でふやしていくこと、そして何よりも子供たち一人一人にゆったりとかかわれて、行き届いた教育をする必要があります。この多忙化解消のための根本的な施策としては、やっぱり教員の増員だと思いますが、そのあたりはいかがでしょうか。 ○水落康一郎 議長  岡本学校教育部指導監。 ◎岡本功 教育委員会学校教育部指導監  少人数学級の実施に向けましては、学級規模の大小に随伴して起きます他の教育条件の違いを考慮した研究が今後も必要だという見解を持っておりますが、一方、小規模校におきまして、国が定める標準定数では教育活動に支障が出たり、教員1人当たりの業務負担が大きくなることも想定されますので、これにつきましては、効果的な対策を検討しているところでございます。 ○水落康一郎 議長  13番・あらさき議員。 ◆13番(あらさき美枝議員) 小規模校では、クラスの数が減りますので、学校全体の教員の数も減ってると思うんです。しかしながら、運動会など、いろんな行事は行わなければいけなくて、少人数の教師で大きな行事をしなければいけないという現状になっています。大きい学校だからとか、小さい学校だからとか、そういう理由はなくて、教師の増員、そして多忙化解消が必要です。  次に、教師の増員が必要ということで、具体的には1コマ、1日のコマ数についてなんですね。多い人は1日6コマも授業をしてるということで、先ほど答弁がありました。休憩もちゃんととった場合、1日25分しか授業準備や提出書類を作成する時間がありません。6コマ授業すると、本当に時間がきちきちで、自分の時間が持てないんですね。1人1日当たりのコマ数を計画的に削減していく必要もあると思います。それをしようと思えば、やっぱり教員の増員が必要になるんですね。これ、どうお考えですか。 ○水落康一郎 議長  岡本学校教育部指導監。 ◎岡本功 教育委員会学校教育部指導監  今、御指摘の教員の授業数、コマ数につきましては、これは授業時間数につきましては、各教科、国で定められております標準時間に従って授業を行っておりますので、これにつきましては、本市だけの課題ということよりか、全国的な、そういう課題であるというふうに思っております。  また、教員の勤務の特殊性もございますので、できるだけ組織的に対応して、教員の業務の負担軽減に努めてまいりたいと、そのように考えております。 ○水落康一郎 議長  13番・あらさき議員。 ◆13番(あらさき美枝議員) 国の基準やから仕方がないじゃ済まないんですよね。ちゃんと現場を見てほしいんです。意識改革をしてると言うんですけども、業務が減らないのに帰れって言われても、それは今現代では、ジタハラと言われてるんです。しっかり業務改善に本格的に取り組む、そして教員をふやしていく、これが必要です。最後に答弁お願いします。 ○水落康一郎 議長  岡本学校教育部指導監。 ◎岡本功 教育委員会学校教育部指導監  私も含めまして、教育委員会事務局に指導主事17名おりますけれども、いずれも現場で教員経験がございますので、現場での状況というのは把握しているつもりでございます。  その中で、業務改善を努めながら、教育の質の向上に努めていく、これは今後も大きな課題であるというふうに思っております。市としてできるところからしっかりと続けていくと、そういう姿勢で思っております。 ○水落康一郎 議長  13番・あらさき議員。 ◆13番(あらさき美枝議員) しっかり現場を見てください。よろしくお願いをいたします。  次に、ちょっと順番変わるんですけども、防災について再質問をさせていただきます。  防災についてなんですが、大阪府内では12万件、大東市では報告されているだけでも、今192件の一部損壊の住宅が発生をしました。瓦が少しずれたというだけでも、そういう一部損壊でも、その修理には100万円とか、数十万円とかかかるものもあると聞いています。台風の後、雨が続いたこともありまして、一部損壊の住宅が雨漏りで家屋そのものが住めなくなるという、その大きな被害となっています。住めなくなるということは、生存権を保障することができなくなるということにつながります。私たちは、これまで経験してきた災害をしっかり教訓にしなければなりません。一部損壊に対する支援がないために、熊本地震では、一部損壊を自分の資力で直せなかった住宅が14万戸も住めない状態になってしまったと報告を聞いております。生存権を保障するためにも、一部損壊の住宅へ補助制度を市独自でつくっていくことが必要だと思います。被災された方々へのお見舞金制度を求めますが、見解をお願いします。 ○水落康一郎 議長  大石危機管理監。 ◎大石達也 危機管理監  災害により住宅が被害を受けた場合、災害対策基本法に基づき、申請により被害程度の判定及び罹災証明などを市が発行しております。  本市では、災害見舞金条例に基づき、半壊住宅の支援としまして、見舞金の支給を行いました。現在、一部損壊住宅への市の単独での見舞金制度はございませんが、活用可能な府や国の支援制度や近隣市の動向なども注視しながら引き続き研究してまいりたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  13番・あらさき議員。 ◆13番(あらさき美枝議員) いつも横に見習ってばっかりじゃなくて、市民の現状を見てください。地域の防災力を高めるためにも、日ごろから防災に取り組んで、ノウハウを身につけていくということが、職員も必要だと思います。災害対策の最前線となる消防職員とか、危機管理職員の増員を求めたいと思います。前回の災害のときも、委員会、議会にも出れないぐらい職員の皆さんは走り回っておられました。  ノウハウを持っている人がやっぱり現場にはたくさん必要だと思います。職員の増員について、見解をお願いします。 ○水落康一郎 議長  品川総務部長。 ◎品川知寛 総務部長  本市の機構におきます危機管理室は、部に属しません形として、市長からの指揮命令を受けまして、迅速に業務執行できる位置づけとさせていただいております。これによりまして、災害等の有事の際には、庁内を横断的に統括し、また職員一丸となって迅速に対応できる組織体制としているところでございます。  本市では、年度当初に、全ての正規職員及び再任用職員を災害対策体制におけるいずれかの対策班に振り分けを行いまして、全職員一丸となって災害対策に当たっているというところでございます。  平素から、災害等の有事に備えるため、市民向けの訓練・啓発活動にも従事しており、地域防災力向上に向けまして、鋭意、危機管理室の業務に取り組んでおり、総力挙げて対応する体制をとっているところです。現時点では、人員が著しく不足しているという認識はございません。  今後も引き続き、全職員が一丸となって、市民の生命と財産を守るべく、自覚と責任のもと、災害対策に当たれる体制づくに努めてまいりたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  13番・あらさき議員。 ◆13番(あらさき美枝議員) 人員が不足していると思わないというのは、現場を見てないからだと私は思います。現場をしっかり見てください。  記憶に新しい真備町の小田川の決壊では、高齢者の多くが1階で溺死してるのを発見されました。小田川については、以前から支流である高梁川のほうが水位が高くなるバックウォーター現象、これが指摘されてまして、合流部分を民家の少ない下流につけかえるということが早期に必要で、計画もされていたということでした。しかしながら、小田川では、危険がわかっていたけども、計画が随分先にありましたので、今回、このような悲惨なことになってしまいました。  北条の崖崩れの現場の写真を今映しているのですが、やっぱり対応がおくれたことが大きな災害につながったということは教訓としなければなりません。それと、新聞記事も載せていますが、この崖崩れによって863件、99人もの死亡者を出しています。先日、東部治水の全国大会では、災害後に要した費用と防災・減災に要する経済損失を比べてみた場合、防災・減災に投資するほうがよいという試算が報告されておりました。北条の崖崩れや土砂災害警戒区域への対策、これは大阪府と協議も進めていると聞いておりますが、早期の対応が必要であると思います。見解をお願いします。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  御指摘のとおり、早期の対応が必要ということでございますが、土砂災害の特に北条の崖につきましては、急傾斜地ということで、法指定されております。そこの部分につきましては、対策工事は完了ということになっております。  また、河川につきましても、小田川とは違いまして、既に整備済みということになっておりますので、予防保全という観点につきまして、できるだけそれに努めまして、被害が拡大しないように、あるいは費用が低減できるような方法で今いろいろ取り組みを進めているところでございます。 ○水落康一郎 議長  13番・あらさき議員。 ◆13番(あらさき美枝議員) ここの崖には、以前ネットがかけられていました。それは、民有地であるから、民間の方がしていただいたと聞いてるんですが、危険だからネットがかけられたんですね。今、ネットは剥がれてしまって、そしてむき出しの状態になっています。この崖は安全と言えるんですか。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  安全ではないから対策工事をしたということで、完了しておりますが、今、議員御指摘のネットにつきましては、あくまであそこは個人地と、個人の所有地ということで、対策は個人でやるべきものと考えております。 ○水落康一郎 議長  13番・あらさき議員。 ◆13番(あらさき美枝議員) 住民を守るために、もう個人とか、民間とか、行政とか、その区分けは外すべきなんですね。そこはもう根本的な考え方の違いですが、やっぱり命を守る、生存権を守るということを軸にして考えていただきたいと思います。  それと、小田川についてなんですけども、小田川では木々が生い茂っていて、水の流れを阻害して決壊したのじゃないかという、そういった理由も指摘されています。権現川でずっと中河議員が指摘もされてるんですが、権現川ね、草が生えていて、木まで生えているんですね。その整備というのは、大阪府が計画してるというところまで聞いてるんですが、そういったこともわかっているんだから、早くすべきじゃないかと思うんですが、見解をお願いします。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  大阪府におきましては、当然、河川のしゅんせつ、あるいは木の除去等につきましては、常に年間1回なり調査をして、除去に努めているところですが、何分費用等もございます。一定の基準を持ってやってると伺っております。  小田川の件を見まして、再度河川内の、河積内の流木等、それから立木については調査をするというふうに伺っております。 ○水落康一郎 議長  13番・あらさき議員。 ◆13番(あらさき美枝議員) 対策がおくれたことで大きな被害が出るということがないように、ぜひお願いしたいと思います。  続いて、野良猫対策について質問をします。  野良猫では、昨年不妊・去勢に対して補助金制度が創設されたことは一歩前進だと思うんですけども、しかしながら、一般市民が野良猫を捕獲して、そして自己負担まで発生させて不妊・去勢を受けさせるという、そんな大きな負担は実際には難しいんです。補助制度には、さまざまな条件があって、1人1年1匹までということで、野良猫対策には到底ならないんですね。やっぱり、大東市が捕獲専門チームをつくって、一定期間、集中的に取り組んでいく必要があると思います。よい環境で過ごしていただく大東市にしたい、この思いをぜひ前向きに検討していただきたいと思いますが、見解をお願いします。 ○水落康一郎 議長  北田市民生活部長。 ◎北田哲也 市民生活部長  現在、野良猫に対する苦情等々、お聞きしておりますけれども、今、議員御提案の、一定期間、野良猫を捕獲する専門チームを結成する、こういうことにつきましては、今、市が実施しております市の補助金制度、また、あるいは今地域のほうで、地域住民の御協力のもとで、地域猫活動等をされております。そういった総合的な取り組みの中で野良猫対策のほうを実施していく考えでございますので、御理解賜りますようお願いいたします。 ○水落康一郎 議長  13番・あらさき議員。 ◆13番(あらさき美枝議員) 今やっていただいていることは、非常にありがたいと思いますが、それでは追いついていなくて、たくさんの住民が困っているという実情をしっかり把握していただいて、そして具体的な対策をしていただきたいというお願いで質問をしております。そこから目をそらさないようにお願いしたいと思います。  もう一つは、犬のふん対策であります。犬は、もう野良犬はいないということで、飼い主がいる犬のふんということになります。住民から提案のあった、宇治市のイエローチョーク作戦について、飼い主への働きかけに効果があったということで、マスコミでも取り上げられています。大東市でも、採用をぜひ検討していただきたいと思いますが、見解をお願いします。 ○水落康一郎 議長  北田市民生活部長。 ◎北田哲也 市民生活部長  宇治市のイエローチョーク作戦につきましては、2年ほど前からされておりまして、効果としまして、平成28年度、宇治市のほうで苦情件数が平成28年度平均2.25件あったものが、2年後の平成30年におきましては、0.5件に減少したとの結果でございました。このような宇治市の取り組みは、全国的にも反響を呼んでおりまして、テレビでも放映されている中、本市におきましても、このような宇治市の取り組みにつきまして、今後調査研究を進めていきまして、その方向性を今後出していきたいなと考えております。 ○水落康一郎 議長  13番・あらさき議員。 ◆13番(あらさき美枝議員) ぜひ、前向きにお願いします。これ、苦情がというか、やっぱり市民が安心して住めるように前向きに取り組みをお願いしたいと思います。  次に、サードハンドスモークについてなんですが、サードハンドスモークと化学物質過敏症について、ちょっと画像が悪いんですけども、雰囲気だけ見てもらったらいいんですが、街頭であなたはどんなにおいで体調が悪くなることがありますかというシール投票を行ったんです。  たばこのにおいという欄が断トツで張られていまして、その次に多いのが化粧品とか香水のにおいなんです。その次に多いのが芳香剤とか消臭剤なんですけども、たばこのにおいを消すために消臭剤とか使っているのも、実は害を及ぼしているんですね。  何が言いたいかといいますと、電車に乗る前に喫煙して、特に満員電車に乗るというパターンをよく見かけるんですけども、ぜひ行政としても啓発をお願いしたいと思っております。見解をお願いします。 ○水落康一郎 議長  澤田保健医療部長。
    ◎澤田芳彦 保健医療部長  御指摘のサードハンドスモーク、あるいは化学物質過敏症、まだ新しい概念であり、明確に提示されているものではございませんけれども、やはり受動喫煙防止対策の一環としまして、そういう困っておられる方がおるということでありますので、今後も、周知・啓発に努めてまいりたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  13番・あらさき議員。 ◆13番(あらさき美枝議員) もう一つ、サードハンドスモークで身近なところでも認識を深めていただきたいと思ってるんですけども、この写真は日本共産党議員団の控室の窓から見える景色なんです。この通路の突き当たりは喫煙所になっております。勤務時間内の喫煙が禁止になったことは、すごくよいと思います。特に、禁止になったから余計に、12時半と17時40分に、ここに喫煙者が集中するんですね。庁内が一斉にたばこのにおいに包まれるんです。共産党議員団の部屋もたばこのにおいで充満するんですけども、やっぱり気分が悪くなるという人も出ると思うんですね。吸う人も、吸わない人も気持ちよく仕事ができる、そういう環境づくりをお願いしたいと思いますが、見解をお願いします。 ○水落康一郎 議長  品川総務部長。 ◎品川知寛 総務部長  現在、本市では喫煙場所をしまして、受動喫煙、副流煙に一定の効果があるというふうには考えておりますけれども、分煙化を実施しておりましても、今御指摘がありましたように、一度喫煙をしてしまえば、喫煙者の衣服等にはたばこの煙のにおい等が付着をしてしまいます。  屋外での喫煙に際して、その場でこれらを完全に取り除くということは困難な状況であるということは十分に認識をしております。  議員御指摘のたばこのにおいにつきましては、そのにおい対策の個人の配慮意識、それと残留物質の有害性、影響等もあわせて啓発を積極的に実施してまいりたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  13番・あらさき議員。 ◆13番(あらさき美枝議員) 全体の職員のことも考えていただいて、喫煙された人は庁内1周走ってから部屋に帰ってくるとか、健康面も配慮していただいて、いろんな取り組みを考えていただきたいなと思います。  きょうは全体的に現場をしっかり見てほしいという思いで質問をさせていただきました。  以上になります。ありがとうございました。 ○水落康一郎 議長  次に、一問一答方式で、17番・中河昭議員。(拍手) ◆17番(中河昭議員) (登壇)皆さんおはようございます。大東市議会議員、中河昭でございます。きょうは、傍聴の皆さん、大変早朝より本当にたくさん傍聴にお越しいただきましてまことにありがとうございます。また、ネット中継をごらんの皆さんには、どうぞよろしくお願いをいたします。自民党議員団幹事長を務めております。よろしくお願いをいたします。派手なスライドを見せますけども、よろしくお願いをいたします。  私も1番目といたしましては、災害対策ですね、山の安全対策、これをちょっと重点的に質問をさせていただきます。  大変大きな大阪北部地震が発生いたしまして、今までにない大きな揺れで、大変驚いたということで、被害もたくさんあったんですけども、その中で学校のブロック塀が倒れて、幼い子供が亡くなったと、大変悲しい事故が起こりましたのでね、そのことにつきまして、大東市でもブロック塀の強度について議論をされているということでございます。何段まで安全か、中に鉄筋が入っているかどうかということも含めまして、十分に検討して、今後そういうことがないように、僕の家も随分とブロック塀の塀にひびが入りまして、屋根の瓦は台風で飛ぶし、甚大な被害でございましたけども、自分のことはいいんですけども、大東市全体に大変大きな被害を台風21号、そして長雨、ゲリラ豪雨ということで、たくさんの被害がありました。なかなか、まだまだブルーシートを張ったそのままということで、修理業者がいないのか、できるだけ早くやってほしいという皆さんの声が聞こえてきますけども、その辺についてもよろしくお願いをいたします。  この間の3つの災害の中で、龍間から中垣内、寺川、野崎、北条と、山間部が随分と崩れまして、はや山荘も、皆さん御存じと思うんですけども、大きい石が門のところに流れてきて、落ちてきて、そして土砂が流れて、もう少しのところで中垣内の地域が埋まってしまう、大きな崖崩れがありましたけれども、寺川、野崎もそうなんですけども、北条も大変大きな土砂崩れがありまして、北条神社の横に、こんな大きな石が上から落ちてきたということがありますけれども、その横の田村崖、先ほどあらさき議員が質問された田村山、通称、北条六丁目になるんですかね、その辺の崖崩れといいますか、毎年、毎年崩れてきております。今までは、まだ駐車場の上が崩れてきてましたけども、今回は少し南側に寄って、民家の上にちょうど崖崩れがありまして、もう少しのところで民家が巻き込まれると、こういうふうな土砂崩れ、崖崩れが発生いたしました。これ、昔から、あの辺は、僕らの長老に聞きますと、あの辺は地盤が弱いでと言われておる中で、ずっとこのまま放置されているところでございます。先ほどの答弁もありましたですね、民間の土地でありますから、民間でありますからという話で、何もできないと、こういうことでありますけれども、今、僕が言った、民家までもう少しのところまで土砂が崩れてきている、そうでしょう。そのときに、民家の人は大変怖かったと思いますけども、もう少しで私は死ぬかと思いましたと、こういう声も聞いております。  それを何とかしてほしいというのは皆さんの思いだと思うんです。もう何にもできない。大阪府のほうから来てくれますけどね、土砂崩れが起きたと言うたら。そしたら、ブルーシートをぱっぱっと張って、それではということで帰ってしまう。ちょっと、待ってえなということであっても、いや、ここから上は民間ですから、何もできませんということでありますけれども、土砂崩れがあったまだ上のほうに、ずっと下がったところがね、まだこれ崩れるでというところがありますし、こんな大きい石がまだぐっと芽を出して、今にもその石が崩れそうになると、当然その石が崩れたら民家まで行く、もう当たり前のことでありますけれども、それをそのままということで、僕も大分交渉して、この土砂だけでも早う取ってえなと。この上から、土砂の上からもう一度土砂崩れがあったら、本当に民家のほうに行きますんでということで、最近、土砂は取ってくれたと、こういう話を聞きましたんで、少しは安心ですけども、山全体が崩れるんですから、何ぼ土砂取ってもね、土砂どめがあるんですよ、でも、小さい土砂どめで、フェンスがあったんですが、そのフェンスがもう潰れてますんで、いつ何どき石がころころっと落ちてくるね。僕の友達で、昔親友がおってね、その家の上のほうに、こんな石が落ちてきてね、丸々家1軒潰れました。まあ補償はしてもらったという話は聞きましたですけども、そういう事故が必ず起こるというところでございます。何とか、この問題を対処しないと、住民はどんどん北条地域の山のほうから、ほかへ移っていきますね。もう北条に住めないわと、こんな怖いとこはあきませんねということで。  JRに乗ってると、山肌が見えますのでね、すぐわかりますのでね、山崩れしてるの。あれ、ずっともう10年ほど前からあのままかということでね、山のほうに家を買って、大東市に住もうかという人はいないと思いますよ、怖いですからね。何とか、この対策をしてほしいと交渉してるんですけども、今の答弁がありましたね、僕にもまた答弁があると思うんですけども、その辺のところ、十分にこれから大阪府と大きく見直して交渉してもらわんと、今までの交渉でしたら、前へいっこも行きませんので、その辺のところ、十分に対処していただいて。僕も市長に言うんですけども、その山、もう皆買うてまいと、大東市がね。大東市の土地にすると、大東市で修理できますからということで、山いうたって安いですからね、それちょっと買おうかという話もあったんですけども、市長、どうでしょうかね。その辺は、広いんで、できるだけ民間が住んでいるところ、道でも1本通して、整備して、砂どめ、土どめ、それをつくって、災害が起こらないようにきちっとやるというのは問題でありますので、その辺のところ、十分に検討していただいて、先ほどと同じ答弁でしたら何にもなりませんので、それ以外の答弁は難しいと思いますけども、考えた答弁をしていただきたいというふうに思います。  その土砂崩れがある真下に北条小学校があります。真下ですね。わずか五、六百メートルぐらいのところに北条小学校がありますね。その北条小学校には避難所になってない、避難指定場所になってないんですね。北条六丁目、七丁目の皆さんは、そこに避難できないという状況なんですね。なぜかといいますと、その避難する場所が危ないから指定されていないということでありますので、だから、北条七丁目、六丁目の皆さんは北条中学校へ避難するか、そして人権センターのほうに行くか、こういう選択をされております。夜の9時、10時ごろに避難勧告出されても、かえって危ないですね。えらい雨降ってるのに、崖崩れそうになってるときに、避難しなさい言うても、かなり人権センターに行くにも、北条中学校に行くにしても大変遠いんでね、危ないんで。だから、その辺のところも十分考えていただいて、この北条小学校と北条中学校を一貫校にせよと、こうずっと僕は言い続けてるんですけども、その辺はどうなってるんでしょうかね。  前回にも教育長に質問いたしました。僕ね、何回もずっと聞いておりますから、その一貫校ですね、今、施設が別々の一元化は今やってるんですね、北条でね。それを北条小学校が危ないから、危ないからですよ、北条中学校へ行って、一貫校やろうやないかと、こういう話でできませんかという要望をしております。教育長が今検討しますという前回の質問の中でおっしゃってますんで、教育長に中心になって答弁をしていただきたいなというふうに思いますので、答えてくださいよ。言うときますよ、北条地域にある北条小学校が危ない、なぜか、北条の崖崩れが真下に学校があるから、避難所になってないということは危ないから避難所になってない。そこにかわいいかわいい子供さんが通っている、通わせている。雨が降り、地震が起こり、そして長い長いゲリラ豪雨が降った場合、親として子供がやっぱり大切でありますので、あの小学校に行っていいのかどうか、判断すると思いますよ。今現在、四條畷学園が近くにありますから、そちらのほうにどんどん子供さんがかわっていってしまうんで、そして、大東市内の学校に、子供さんが転校しますのでね、随分と子供さんが少ない、そんな状況でありますので、このままいったら、北条の人もどんどん抜けていく、学校の生徒はいない、幼稚園も誰も来ない。北条をどない思うてんのかと、こういう話で、きょうも区長さんおられますけども、もっともっと声を上げて、地域の中で、この北条をどうするねんと、これは北条の問題じゃなしに、大東市の問題や、もっと声を上げてほしいなというふうに思いますし、答弁をしていただきたいなと。民間の事業だけではやっぱり済まされないんで、大東市全体で国、そして大阪府、そして大東市と、このみんなで1つになって支援をする財政ですね、財源を求めていかないかんなというふうに思いますし、そういった国のほうに、僕もこの間、一遍行きましたけどね、補助金つかないか。それは、北条中学校の一元化をできないかという、その補助金をお願いしますという要望を1回行ってきましたけども、また何回も府のほうに、国のほうにも要望をしていきたいと、このように思っておりますけども、肝心の教育委員会のほうがどのような学校に指示をしてるのか、検討したのか、これまた後で答弁を願いたいと、このように思うところでございます。一貫校について再度質問いたしますけれども、よろしくお願いをいたします。  そして、今僕が言った子供さんの人数が少なくなってきております。大東市全体がそうなんですね、少子化問題と言われますが、どんどん子供さんの人数が少なくなっていってますんで、将来は僕が言ってる統廃合ですね、統合問題が出てくると思うんですけども、まあ大東市でも2カ所、3カ所統合しておりますけども、特にこの北条の問題は大変厳しい状況でありますので、何とか、人数が少ない、幼稚園から保育園、そして小学校までが随分と少なくなってきてるということでございます。中学校も当然、運動会を見てても、子供数が激減をしております。これはやっぱり、危ない山があって、こんなところに行かされない。どんどんと子供さんがよそへ転校、引っ越しをしていってしまうという問題がありますので、この辺で大東市全体でプロジェクトチームを組んでいただいて、見直しをしていただく、こういうことでございますので、大東市は「大都市よりも大東市」ということで、子育てがやりやすいということで、大きな宣伝文句の中で子供を育てようということで頑張っているところでございますけれども、内容については、僕が今皆さんにお願いした状況の中で、随分と子供が少ないと、このような状況でございます。最後には、学校ができないような状況になってきて、北条だけじゃなしに、もう校区の中で合併をせないかんなと、中学校の合併も出てくるかなというように思ってますんで、その辺のところも、どれぐらいの人数で、今後どのような子供さんの人数が推移していくのかということも答弁を願いたいと思います。  次に、新しい元号になります。新元号、まだ誰もわかりませんけどね、何になるのか。平成で4月1日でしたかね、4月1日で元号が変わると、こういうことでございますので、どのように次はなっていくのか、システムの、いわゆる中の問題でありますしね、補助をどうしていくのかということがございますし、その辺のところも含めて元号が変わったときには、どのようになるのか。昔は、JRの蒸気機関車が電化されたときには、僕ら子供のころでしたから、ちょうちん行列をしたん覚えてますよ。四条畷の駅で日の丸の旗振って、めでたいなって、先生先頭に、駅で蒸気機関車が電化されたときにちょうちん行列しに行きましたよ。それからまた複線化になったときも、皆生徒連れて、先生が行こうということで、駅で皆集合して、旗振って、日の丸の旗振って、行きました。今回も元号が変わるんですから、そういったことをされるのか、やっぱり国民にとって新しい元号、天皇陛下が新しくかわられるということでありますので、みんなで、国民全体でお祝いせないかんなということでございますので、大東市はどうするのか、その辺を答弁いただいて、そしてその中のシステムですね、元号の名前も変えないかんし、いろんなところにそういう問題が出てきますので、そういったこと含めて、どれぐらいの予算で何をされるのか、答弁をしていただきたい。パスポートとか、納税のシステムが変わってきますので、その辺も含めまして、答弁をお願いをいたします。  次に、2020年、オリンピックが開催されます。東京でオリンピックされるんで、大阪は関係ない、大東市は関係ない、そうじゃない、このチャンスを、世界からこの日本に集まって、皆さん、ギャラリーといいますか、関係者がどんどんとやってきますのでね、その皆さんを大東市でも受け入れる体制をつくっていただきたいなと思うんですけども、大東市は本当に何もありません。僕らも視察でよく行くんですけども、相手のところに、昔東海林太郎が歌った野崎まいりという歌があるんですけども、屋形船で行こうという、誰も知りませんからね。今、向こうで説明するのは桐蔭高校が、連勝した桐蔭高校があります、あっ、大東市やなと、こういうふうにしかわかってくれませんしね、何もないんですわ。最近、飯盛山のほうに三好長慶が築城したと、あったということで、少しグレードアップをしてきてるんですけども、本当に大東市は何もないということでありますけれども、もっともっと皆さんで、観光課もありますからね、アピールする材料を探していただいて、みんなでひとつ盛り上げて、頑張っていかないかんなというふうに思うんですけども、どのように思われますか。  この間、北条のほうで河内音頭・江州音頭と、そしてイルミネーションの合同の、いわゆるイベントをさせていただいて、桂文福さんを招いて盛大にやったところ、たくさんのギャラリーの皆さんが、寒い中、来ていただきまして、1,300人ぐらい、北条始まって以来、人が集まったなと、こういう思いであったんですけども、そういった何か1つイベントをして、どんといかんと、このままでは、オリンピックがあっても、大東市何の関係もないと、それではだめなんでね。選手は、誰か出るんですかね。オリンピックに出る選手、決まってますか。余り聞きませんね。これからまあ決まってくると思うんですけどもね。そういった、やっぱり今までそういった、ジャイアンツに入った子はいるんですけどね、聞いたことあるんですけども。というように、やっぱりこのオリンピックを利用して、何か大東市の中で活用して、少しでも経済効果といいますか、つくっていかなあかんなというふうに思いますが、答弁をお願いしたいと思います。  そして、2025年ですね、大阪万博が、ちょうどこの大東市からずっと西へ行ったところですわね、舞洲、そこで大阪万博を開催するということが決定いたしました。これについても、皆さん、政治家の皆さんも、大阪の人は本当に頑張って、これをやろうということで声上がってます。北陸新幹線が松井山手に来ると。そこからJRを通って、新幹線をこの中に通そうと、こういう僕大きい話したんですけども、それが現実になってきましたね。新幹線がこの住道のところを通っていく、どうですか、皆さん。城東貨物線のところをずっと新大阪まで新幹線で結んでいくと、こういう構想があるんですけども、それは実現するのかわかりませんけども、そういう構想に乗っかって、しっかりこの地域で大東市の行政のほうも頑張っていただきたいなというふうに思っているところでございます。  そしてまた、大東市でも、緩まないねじ、知ってはりますか、ねじ緩みませんという、丸ヱムさんありますんで、ねじの会社ですね、そういったすばらしい会社もありますし、象印マホービンもありますね。すばらしい釜をつくってるところもありますんでね。だから、そういった優良企業がたくさんありますのでね、大阪万博のほうにも出していただいて、大東市はこれやと、こんなすばらしいことがあるよということをアピールしていただくというのも大事かなというふうに思いますし、僕が一番提案しているのは、音頭会館ですね、河内音頭・江州音頭会館、そしてだんじり会館、この間、集結しましたね、防災公園でね。あのように1つの会館をつくって、外国の人が大阪へ来られたときに、大東市も行って、そういうものを見ようかと、僕らも阿波踊りの会館行きましたね、皆さん御存じと思うんですけども、タオル1枚もらって、証明書をもらってね、阿波踊り会館に来ていただきましたということで、もらって帰ってきた経験があるんですけども、そういったものを大東市つくって、少しでも観光客が大東市に来れますように、そして大東市で泊まる、これが問題ですね、泊まるところがないんですね。阪奈ホテルしかありませんしね。そこの深野北小学校跡にも宿泊施設をつくると、こういうことでございますのでね、もう少し大きい、ビジネスホテルもいいんですけども、1つ大きなホテルが要りますなということで、思ってるんですけども、このチャンス逃したら、あと何もありませんよ、またのんべんだらりと暮らしていかなあかんので、このチャンスを物にせないかん、観光課ありますしね、いろんな偉い人もたくさんおりますから、見逃さないと思いますよ。ところが、ぼうっとしとるやつがおるから、なかなか前へ行かないということで、一生懸命頑張っていただく、これが重要でございますので、後でまた答弁を聞かせていただいたら、再質問させていただきますので、しっかりと答弁をしていただきたい。主に教育長を中心に答弁をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  以上です。 ○水落康一郎 議長  亀岡教育長。 ◎亀岡治義 教育長  (登壇)学校は、子供たちの健やかな成長と自己実現を目指して学習活動を行うところであり、その基盤として安全で安心な学校環境を確保する必要があります。このことは、学校施設面だけでなく、日ごろの教育現場や学校保健、給食など、安全であることが前提となるものでございます。  現在、北条小学校につきましては、平成27年に土砂災害特別警戒区域に指定をされた区域に校舎の一部がございます。山間部に係る急傾斜地の崩壊等が発生した場合に、危険が生じるおそれがある区域とされております。  このことは、教育委員会といたしましても、看過できない重要課題であると認識をしております。  まずは、土砂災害警戒情報が発令された場合には、速やかに土砂災害警戒区域にございます学校棟を使用禁止とするなどの措置を講じ、児童の安全確保を最優先に対応するものとしております。  しかしながら、防災上の観点から北条小学校については、現状のままではなく、安全を確保できる施設のあり方を検討すべきであると考えております。  完全に小・中を一体化した施設を新設するという手法だけではなく、例えば、現在の北条中学校において、隣接地に校舎の増築ができないか、あるいは北条小学校の一部の機能を北条中学校に移設し、残る一部機能については、小学校敷地内の警戒区域外で、既存校舎を活用することはできないかなど、安全・安心の学校環境の確保に向け、あらゆる実現の可能性について、検討を進めてまいります。  仮に、御質問のように、北条小学校を移設して北条中学校と施設一体型の学校施設とした場合におきましては、小学校1年生から中学校3年生までの心身に大きな差のある児童・生徒がともに学ぶこととなり、安定した居場所や安全・安心に配慮した学校施設とするために必要な基準に適合する学校施設として、大幅な増改築などの環境整備を図る必要がございます。  これらを踏まえた上で、施設一体型にとどまらず、増改築などに係る費用面や学校敷地条件などを含め、小中一貫教育につきまして、今後とも継続かつ詳細な検討を柔軟に進めていく必要があるものと考えております。  以上、よろしくお願いをいたします。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  (登壇)北条六丁目の崖崩れについてお答えいたします。  議員御指摘の場所につきましては、昭和30年代半ばから昭和40年代の初めにかけまして、大阪府の許可のもと、土砂採取が行われ、その後、土砂採取跡地において住宅建設が進められた地域であり、今回の崖崩れが発生した斜面につきましては民間が所有されている土地でございます。  昭和57年には、崖崩れが発生したことから、翌昭和58年に大阪府が急傾斜地崩壊危険区域の指定を行い、大阪府が住宅地への落石等を防ぐ擁壁を建設しました。また、大阪府と本市において当該地における防災対策に関する覚書を締結し、擁壁の背面に堆積した土砂につきましては、覚書に基づいて本市が撤去を行っており、府と市で協力しながら対策を講じてまいりました。  本年7月の西日本豪雨における土砂の一部崩壊についてもこの覚書に基づき本市が撤去を行っており、10月末までに擁壁部に堆積した土砂を撤去し、安全を確保しております。  引き続き、当該崖地につきましては関係機関と定期的なパトロールを実施するとともに、崖地所有者に対しては、落石等を未然に防ぐ対策を行っていただけるよう大阪府と連携し、指導してまいります。 ○水落康一郎 議長  森田学校教育部長。 ◎森田修司 教育委員会学校教育部長  (登壇)少子化時代における児童・生徒の今後の人数につきましてお答えいたします。  本市児童・生徒につきましては、今年度当初において、小学校児童数5,997人、中学校生徒数では2,861人となっております。これは平成25年度においては小学校児童数で6,741人、中学校生徒数では3,544人でありましたことから、ここ5年間において少子化等の影響もあり、小学校では約11%、中学校では約19%の減少となってございます。  また、現在の住民基本台帳をもとに6年後の児童・生徒数の推移について予測いたしましたところ、小学校児童数では約15%、中学校生徒数では約11%のさらなる減少が見込まれております。  しかしながら、本市は現在、公民連携による北条まちづくりプロジェクトを初め、独自かつ先駆的な取り組みを着実に進めることで、子育て世代や、これから子育てを考える世代に選ばれ、住み続けていただくまちづくりを積極的に推し進めているところでございます。  したがいまして、本市が来る13万人都市の未来像を目指すことに全力を挙げて取り組んでいることを踏まえますと、教育委員会といたしましては少子化時代に対し、学校の統廃合といった視点だけにこだわらず、小中一貫教育を柱とした教育環境のさらなる充実に果敢に取り組むことが必要であるものと認識しております。  以上でございます。 ○水落康一郎 議長  北本政策推進部長。 ◎北本賢一 政策推進部長  (登壇)改元に関する本市の取り組みにつきまして申し上げます。  昭和から平成へ改元されましたときは、「大喪の礼」が控えられていたことなどから、日本国民が皆、喪に服す状況にあったと記憶しております。  このたびの、御譲位・御即位は、天皇陛下の御高齢に伴うものであり、平成が始まったときとは、全く異なる状況にあります。  全国で、1,724ある市町村の1つとして、10月22日に予定されておられます即位の礼につきまして、お祝い申し上げたく考えております。  一方で、一地方公共団体が主催となる式典につきましては、国や都道府県の動向も見きわめる必要があるものと考えております。  新しい時代を迎えるに当たり、日本国を形成する基礎自治体の役割を全うしてまいりたいと考えております。  また、来年5月1日に変わります新しい元号につきましては、現在のところ、来年4月中に公表される方向で調整に入られ、改元の段取りとしましては、来年1月中に発表されることを検討されておられる模様でございます。  本市におきまして、新元号への切りかえ時には、システムなどに影響が出てくるものと思われますが、今年度から来年度にかけまして、約1,900万円のシステム改修費がかかることを見積もっており、対応に向けて準備を進めております。  引き続き、国の動向を注視しながら、元号改正に向け、適切な対応に努めてまいります。  次に、東京オリンピック、大阪万博などに関してでございます。  先月の23日に、2025年の万博の開催地が大阪に決定し、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに引き続き、大きなイベントが日本で開催されることとなりました。  みずほ総合研究所の試算によりますと、東京オリンピックの経済効果は約30兆円であり、また、りそな総合研究所の試算によれば、万博の経済波及効果は2.2兆円に上るとのことでございます。  とりわけ、万国博覧会につきましては、開催地が大阪であることから、本市におけますインバウンド効果は高いものと期待しております。  万博に関しては、大阪府市長会会長が「2025日本万国博覧会誘致委員会」に委員として参画し、これまで招致してきたものでございます。  今後は、この誘致委員会が万博開催に向けた団体に移行され、府内市町村に対して何らかのアクションがあるものと認識しております。  オリンピックや万博を意識した取り組みを進めるとともに、本市の魅力の積極的なアピールを行い、国内外からの観光客を呼び込むなど、本市における経済効果を高める施策について検討してまいりたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  17番・中河議員。 ◆17番(中河昭議員) 答弁をるる説明していただきました。教育長におかれましては、前回が私、この本会議で質問いたしましたけども、全く同じ答弁でありまして、一向に前へ進んでいないなというふうに感じるわけでございます。  僕が質問してから、教育長は田村山、そして北条小学校に行かれましたですか。現場に行かれましたですか、先ほど、現場を見てくださいと、あらさき議員の言葉もありましたけども、教育長、現場に行かれましたか。会議じゃなしに、現場を見に行かれましたか、お答えください。 ○水落康一郎 議長  亀岡教育長。 ◎亀岡治義 教育長  今回の御質問をいただいてからは行ってございません。 ○水落康一郎 議長  17番・中河議員。 ◆17番(中河昭議員) そらまあ、これまでに教育長も長いことやっていただいてますので、現場は把握されてると思いますけども、やっぱりね、これから物事を進めようというときには、現場を見ないかんと、先ほどあらさき議員の質問もありましたけども、見ていただいて、うわっ、これは危ないな、この山はやっぱりまだ崩れるなと、こういうふうに認識していただいて、そこから教育委員会の中で危ないで、あれは何とかせないかんなという行動にいかんと、検討、検討って、検討ばっかりしてても何にもなりませんのでね、危ないのはわかってますか。校舎の東側に石垣がずっと、この上までありますので、この石垣は強いんですかね。もうわしゃ知らんと言わはると思うんですけども、やっぱり教育長として、この石垣は大丈夫やと思わんとね、あのまま置いとけない。その塀の上まで石垣がずっと、その危ない崖崩れのある下のほうにずっと石垣積んでますわ、公明党議員団と一緒に見に行ったことがあるんですけどもね。その辺のところ、これは大丈夫やと思うから、ほったらかしにしてあんねんけどもね、これやっぱり、あれががさっと来たら。その石垣大丈夫と思ってますか。先、答弁を。 ○水落康一郎 議長  亀岡教育長。 ◎亀岡治義 教育長  先ほど御答弁で申し上げました平成27年に北条西小学校と北条小学校を統合して、今の北条小学校に移った後ということでございますけども、その後の、今おっしゃった災害の、特別区域へ指定されました。ここの、今議員が御指摘されました傾斜につきましては、その認定される基準と申しましょうか、傾斜が30度以上、そして高さが5メートル以上と、これに該当するということで、その校舎の一部のところにその区域が存在してるということでございます。  おっしゃるように、すぐ崩壊するかどうかについては、専門的な知識はございませんけども、このことについても回避できる方法を今後検討を進めてまいりたいと考えております。  今、認識しておりますのは、そこの部分をどういう形で改修するのかということでございます。 ○水落康一郎 議長  17番・中河議員。 ◆17番(中河昭議員) 今後はそういったことも含めてということで、土砂災害危険区域内のところは外して、ないところでどうするかという話をしていると、こういうことでよろしいでしょうかね。  その後、どのような動きをされてるのか教えてほしいんですけども。例えば、そういった教育委員会の話ですから、こっちの危機管理のほうは置いといて、教育委員会の長として、教育長として大阪府のほうにどういったことを交渉されたか、そして教育委員会の中で危ないらしいでと、らしいじゃなしに、危ないでと、北条小学校はね。これはどうしたらいいのかという検討をされたのかどうか、ちょっと教えてください。 ○水落康一郎 議長  亀岡教育長。 ◎亀岡治義 教育長  大阪府に対して、直接今、働きかけはしてございませんけども、先ほども御答弁申し上げた、いわゆる特別区域に指定される要件ですね、これはのり面を、例えばコンクリート固めしただけでも、特別区域は解除されない。いわゆる地形そのものをしっかりと、例えば、先ほど申し上げました傾斜でいきますと30度未満、かつ高さを5メートル未満、こういった対策を講じない限り回避されないということも確認しておりますので、そういう方向で回避できるような方法を大阪府と今後協議してまいりたいと思います。 ○水落康一郎 議長  17番・中河議員。 ◆17番(中河昭議員) 僕が今質問したからそういうことが返ってくるんであってね、議員さんが誰も何も言わなかったら、そのまま、ずっと現状維持ですわ。それではいっこも前へ行きません。北条地域は危ないなで終わってしまいますので、何も言わんでも、皆引っ越ししていきますからね。そういうふうにならんように、避難所になっていない、避難場所にもなっていない、これはどう思いますか。やっぱりだめなんですか。教育長ですから、得手・不得手がありますからね、その辺、どういうふうに認識されているのか。何で避難地になっていないのかということを教えてください。 ○水落康一郎 議長  亀岡教育長。 ◎亀岡治義 教育長  この北条小学校におきましては、議員御指摘のように土砂災害の避難所には指定はございません。ただ、一方で水害でありますとか、地震でありますとか、この土砂災害を除く部分については避難所指定をされてるという認識をしてございます。 ○水落康一郎 議長  17番・中河議員。 ◆17番(中河昭議員) だから、どうして避難所になっていないかということを確認して、それが原因であれば、それを取り除かないかん。そしたら避難所になるねん。大東市のマップ見てください、防災マップね。北条小学校の体育館だけが避難所になっていない。これを見たら、避難所になってないということは危ないねんなと、こう思いますのでね。それを取り除こうかという動きしないんですかね。教育長、学校関係からのほうも、そんなところに子供通わせたらあかんがなという話をしてもらわんとね、やっぱり北条全体のことですから、やっぱり教育委員会が中心になって進めてもらわんといかんと思うんですけども、その辺はどうですか。これがあるから避難所指定になってないということ、わかりますか。 ○水落康一郎 議長  亀岡教育長。 ◎亀岡治義 教育長  御指摘のように、当然、そのこと、特別区域にも指定されてる、そこに避難所を設けるということは、やはり問題があるということを前提に、そこを回避するため、子供たちの安全を確保する意味で、その部分についてしっかりと検討を進めてまいります。 ○水落康一郎 議長  17番・中河議員。 ◆17番(中河昭議員) 僕言うてんのはね、何で指定されていないねんと。その原因は何ですかと聞いてんねんや。土砂崩れがあるから、この辺が危ないからという、体育館があかんからですか。体育館が土砂崩れになる可能性があるから指定されていないんですかと聞いてんねん。どうですのん。 ○水落康一郎 議長  亀岡教育長。 ◎亀岡治義 教育長  土砂災害特別区域に指定されてる。したがいまして、それは土砂災害の発生のおそれが通常のところよりもかなり危険度が高いと、そういうことで指定をされてないというふうに認識してございます。 ○水落康一郎 議長  17番・中河議員。 ◆17番(中河昭議員) もう3回目や。同じ答弁してんねん。何が原因やねん。体育館があかんのかって今聞きましたやん。体育館が危ないからそこに行ったらあかんと、こうなってるのか。もう学校全体があかんねんじゃなしに、今言うてましたやん、一部がかかって危ないということになってますので、その辺はちょっともう1回答えていただいて、可能性があるからでも結構ですので、答えていただきたいと思いますので。危機管理、ちょっと後で、答えてくれるか。 ○水落康一郎 議長  亀岡教育長。 ◎亀岡治義 教育長  体育館が危ないということでなく、学校全体が危険やという。 ○水落康一郎 議長  17番・中河議員。
    ◆17番(中河昭議員) いやいや、あんた一部って言うたん違うの。学校、北条小学校の一部にそういうところがあるから、避難場所に指定されていないと、さっき言うたから、それで聞いたんですわ。まあ、そういうことやんな。  危機管理室、随分と大きな災害が発生しましたけども、この大東市の全体の危機管理について、今後の、どういうふうにしていくかということも含めて、ちょっとまとめていただいて答弁お願いをいたします。 ○水落康一郎 議長  大石危機管理監。 ◎大石達也 危機管理監  本年におきましては、地震、台風、これまで、ここ数年、10年、20年単位の中で想定外とされていたものが起こりました。危機管理といたしましては、これを想定内として、今後の、そういうものを整理、研究いたしまして、ことしあったことを想定内として今後に生かしたいという形で考えてございます。 ○水落康一郎 議長  17番・中河議員。 ◆17番(中河昭議員) 想定していなかった、災害というものはそんなもんやない。やっぱり、全体、何が起こるかわからんという話ですからね、今、大東市は5弱の地震でしたけども、これが7になるかわかりませんからね。そのときのために、やっぱり備えていかないかんという、やっぱり危機管理、トップになってますからね、その辺を十分に把握して、いざというときには、指令もせないかんやろうしね、災害について、その辺、ちょっとどのような、初め、地震のときに僕役所に、もう9時ごろに来ました。会議しておられましたですね。すぐに、1時間ぐらいしてから、その会議が解散になって、いやいや、今のところは何もありませんという話で報告受けましたけども、そうじゃなしに、普通は、調べておりますから、今のところは何もありませんというのはわかるで、いや、もう解散しましたという話を10時半ごろに、僕にしませんでしたか。その辺はどうですか。 ○水落康一郎 議長  大石危機管理監。 ◎大石達也 危機管理監  あの時点で、一定の情報は収集しておりました。会議といたしましては、その情報に基づいた、今すぐ何をしやないかんかということを検討しておりました。  会議としては、一旦閉めましたけれども、警戒本部としましては、引き続き対応してございます。  1時まで、特に情報を収集したところ、大きな被害はないということで、警戒本部を縮小した次第でございます。 ○水落康一郎 議長  17番・中河議員。 ◆17番(中河昭議員) もうそのとき既に、JRがとまっておりましたしね、西楠の里のほうで、大きい水道管が破れてね、3メートルぐらいの水柱が立っとるということで、報告を僕ら受けてまして、中河さん来てえなという話もありましたけどもね、そして四条畷駅のエレベーターの中で閉じ込められたという報告もありましたやん。そやから、震災、災害というのは、そのときに判断できへん。前の神戸大震災のときに、ヘリコプターが最初飛びましたね。そのときのアナウンサーが、今のところ何もありませんねと言うてて、あの災害や、被害や。というように、やっぱりそういう答弁の仕方もね、十分に、今、様子見ておりますから、今調査しておりますからというのが当たり前ですし、今の答弁ではね。今後、何をするか検討しておりますではあかんやないかい。地震揺った後でそんなこと言うてるわ、地震の前に防災対策はきちっとやらないかんということを、もうみずから言わないかんねん。もう少し、きちっと答弁できるように、日ごろから頭に入れといてもらわないかんと思いますから、今でもまだ危機管理の長ですからね、一番偉いさんですから、ちょっとまとめて、すばらしい答弁を求めますんで、また変なこと言うたらあかんで。きちっと答弁していただいて、今後の防災に対するものを、きちっと答弁していただきたい。わかりますやろ、トップやから。よろしくお願いいたします。 ○水落康一郎 議長  大石危機管理監。 ◎大石達也 危機管理監  先ほど御指摘いただきましたとおり、ことしの被害、災害を教訓といたしまして、今後も減災・防災に努めてまいる所存でございます。  以上でございます。 ○水落康一郎 議長  17番・中河議員。 ◆17番(中河昭議員) まあ、しゃあないな。もうこれ以上はちょっとね、気の毒やから。通告してないんで。ありがとう。  今、学校のブロック塀がまだ修理されていない。危ないから取り壊した。その後、何もしてない。僕北条中学校の横に、ずっと公園におりますんで、いまだにフェンス張ったままや。白いフェンスね。それがぼちぼち倒れてきてんねや。その倒れるのを直すんじゃなしに、コーンを並べてあるだけや。根本的にちょっと間違ってないかどうか。ただ、ブロックの塀をいつ直すのか。そして、三箇小学校やったかな、屋根が飛んだ、それはどうですか、直しましたか。 ○水落康一郎 議長  森田学校教育部長。 ◎森田修司 教育委員会学校教育部長  皆様には大変御迷惑をおかけしております。地震によるブロック塀の、高槻市の崩壊事故を受けまして、大東市においても小・中学校、関連施設等々、ブロック塀の調査を行いました。予算につきましても、特別議会を開催していただくなど、皆様には御尽力いただいたところです。  ブロック塀に関しましては、大変遅くなっておりますが、一応、今年度中に完成を予定しております。何分、資材等の調達等々、設計等々に時間がかかってしまいましたことをこの場をおかりしておわび申し上げます。  また、台風被害によります三箇小学校、住道中学校の体育館の屋根の破損につきましては、現在工事を進めておりますが、卒業式が行われるまでに完了したいと考えてございます。よろしくお願いいたします。 ○水落康一郎 議長  17番・中河議員。 ◆17番(中河昭議員) 市長、突然済みませんけど、業者がね、大東市の建築業者といいますか、修理する建築会社が少ないということでありますのでね、材料もないということでありますので、この災害について、どう思いますか。やっぱりね、材料なかったらできない。うちの家でも、我が家でも今やってますからね。でも、我が家でもやってもらってるんですから、その辺、どうですか。 ○水落康一郎 議長  東坂市長。 ◎東坂浩一 市長  まずは、迅速に行動し、適切に判断をするということが必要だと思っております。危機管理監が申し上げましたけれども、今回の件におきましても、迅速に現場を確認し、何の調達と何の指示が最優先されるべきかというところを今後しっかりシミュレーションしまして、ここは他市との競争になりますので、競争に負けないような体制を構築してまいりたいと思います。 ○水落康一郎 議長  17番・中河議員。 ◆17番(中河昭議員) もう時間なくなりましたので、災害はもう時間とともに、またやって来ますから、安心・安全のために、大東市の発展のために頑張っていきたいと我々も思ってますので、どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○水落康一郎 議長  暫時休憩いたします。  なお、本日は議場講演会を行いますので、午後1時に議場に御参集ください。本会議は講演会終了後の午後1時20分から再開いたします。      午前11時42分休憩       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜      午後1時24分再開 ○水落康一郎 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  中河昭議員の一般質問に対する答弁につきまして、亀岡教育長より訂正の申し出がございましたので、これを許可いたします。  亀岡教育長。 ◎亀岡治義 教育長  午前中、中河議員の御質問に対しまして、私の答弁で少し誤解を招くような答弁がございましたので、訂正し、おわびを申し上げたいと思います。  御質問の中で体育館がなぜ避難所になっていないのかという御質問に対しまして、学校全体に危険がある旨の御答弁を申し上げました。正しくは、土砂災害警戒区域が校舎の一部、また体育館の一部に指定がございますことから、体育館が避難所として指定になっていないということでございます。  おわびをし、訂正をさせていただきたいと思います。大変申しわけございませんでした。 ○水落康一郎 議長  それでは、一般質問を行います。  次に、一問一答方式で、15番・石垣直紀議員。(拍手) ◆15番(石垣直紀議員) (登壇)皆さん、こんにちは。ただいま議長の御指名をいただきました大阪維新の会、幹事長の石垣直紀でございます。本日はお忙しい中、傍聴に来ていただきまして、まことにありがとうございます。これからも大東市議会に対しまして御支援、御理解を賜りますようお願い申し上げます。  これから急速に推進されるであろう地方分権の時代、地方自治体の裁量権の拡大に伴い、今後自治体間競争がますます激しくなる将来に向けて、それぞれの自治体が市民の求める価値をつくり出し、すぐれた品質の行政サービスやまちづくりが継続的に実行できるかどうかが問われています。  市長の掲げる人口流入にも深くかかわります。これまで自治体は、財源の多くを国の補助金に頼り、足りない財源は地方税で穴埋めするのは当然だと考えてきました。民間では、黒字も赤字もあるのが常識ですが、これまで自治体には、赤字、黒字という概念がありませんでした。執行あって経営なし、執行あって責任なしと言われてきたゆえんがここにあります。  税財源の地方への分配問題が進展するであろう近い将来、政府が掲げる地方創生のスローガンのもと、地方自治体の自立と、民間並みの効率経営が必須となります。財政基盤の強化、職員のコスト意識、市民へのアカウンタビリティーの遵守、行政評価システムの構築など、自己決定、自己責任、自己負担の原則に基づき、自治体の経営力を強化し、今後の自治体間競争を勝ち抜くという強い意思と覚悟が必要だと思います。  そして、いつの時代も市民が行政や議員に期待することは、できない理由の説明ではなく、できるためにはどうしたらよいかを考え、真摯に取り組むことだと私は思います。  それでは一般質問させていただきます。  中学校給食についてお聞きいたします。  全員喫食方式でのスタートから5年が経過しました。当初から私が指摘しておりました問題点が多々出てきております。その問題解決に尽力されてこられましたが、中学校給食の現在の課題は何でしょうか。お答えください。  受動喫煙防止について質問いたします。  受動喫煙防止についての取り組みは世界の潮流ですが、2020年、東京オリンピック・パラリンピックを迎えるに当たり、日本、本市においても受動喫煙防止の対策は急務だと考えておりますが、本市における受動喫煙防止についての見解をお聞かせください。  本市のまちづくりについて。  美しい景観形成は必要不可欠だと考えておりますが、本市には景観条例がありません。今後のまちづくりにおいて、景観条例制定は必要不可欠だと思いますが、本市の見解をお聞かせください。  次に、北条まちづくりプロジェクトについてお聞きいたします。  公民連携事業として展開されるそうですが、プロジェクト全体の概要についてお答えください。  最後に、本市における交通マナーの啓発活動はどのようなものをされているのかお答えください。  以上、再質問の権利を留保し、降壇いたします。 ○水落康一郎 議長  森田学校教育部長。 ◎森田修司 教育委員会学校教育部長  (登壇)中学校給食の現在の課題についてお答えいたします。  学校給食については、安全・安心な給食提供のため、文部科学省において学校給食衛生管理基準が定められ、本市においては中学校給食衛生管理基準及び食物アレルギー対策マニュアルを定め、調理業務を委託しております。  学校給食に係る衛生管理には、高い基準が求められており、民間調理場において基準を満たす事業者が少ないのが現状であります。本市の受注事業者につきましては、高い衛生管理基準を満たした調理場を有し、調理業務を実施しておりますが、安全・安心な学校給食の提供のため、給食事業者全体の調理場における衛生管理基準の向上が望まれます。  また、個人差により生じる味の嗜好、体格差による量配分や、給食費未納による滞納問題、給食時間の長さについても常に取り組まなければならない課題と認識してございます。  安全・安心な食としての地産地消の取り組みにつきましても、推進していく必要がありますが、大東市産の食材は限られており、これまで米、ジャガイモ、タマネギを給食に利用してきましたが、これら以外の食材の利用について研究しているところでございます。また大東市産にこだわらず、大阪府産を含めた食材の利用もふやしていきたいと考えております。  以上でございます。 ○水落康一郎 議長  澤田保健医療部長。 ◎澤田芳彦 保健医療部長  (登壇)受動喫煙防止についての見解につきまして、お答えいたします。  受動喫煙につきましては、厚生労働省の検討会におきまして、肺がんを初め、健康への悪影響が報告されているところでございます。  本市としましても、受動喫煙防止対策は市民の健康づくりの重点課題と認識しております。  特に、子供の受動喫煙は、ぜんそくなどの呼吸器疾患を初め、成人後の健康にも悪影響を及ぼすことから、妊婦や乳幼児期の子を持つ保護者に対し、健診や各種教室、窓口対応時などの機会を捉え、対面での啓発を行っております。  また子供に関しましては、大阪府議会において、「大阪府子どもの受動喫煙防止条例」が今月10日に可決されたところでございます。  一方、国におきましては、望まない受動喫煙を防止するという目的のもと、本年7月に健康増進法の改正がなされました。  本市におきましても、2020年4月の改正法施行に向けまして、受動喫煙防止対策を強化してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  (登壇)景観条例制定に係る本市の見解についてお答えいたします。  魅力ある良好な景観を形成することは、市民にあっては、本市のまちに対する一層の愛着や誇りを高め、来訪者にとっては本市の魅力を存分に感じていただけるなど、人口流入、定住促進を目指す上で、大変重要な取り組みであると認識しております。  現在、本市におきましては、大阪府の景観計画に基づき、高さ20メートルを超えるもの、または建築面積が2,000平方メートルを超える大規模建築物の新築等の際に景観上の建築物の規制が行われておりますが、届け出対象規模の建築物が実際にはほとんどなく、また景観の届け出対象区域が大阪中央環状線沿道の一部の区域と、大阪外環状線から東側のみとなっているため、規制のない空白区域があるなど、本市の特性を生かした景観形成という点において課題があると考えております。  このため、都心に近く、にぎわいと活気のある都市空間や豊かな自然・歴史資源など、都市・自然・歴史が共存する本市の特色を生かした良好な景観形成を進めるため、景観計画の策定及び景観条例の制定が可能となる景観行政団体への移行に向けて取り組みを進めているところでございます。 ○水落康一郎 議長  東地方創生局長。 ◎東克宏 地方創生局長  (登壇)北条まちづくりプロジェクトにつきましてお答えいたします。  北条地域は、古代より人々の生活が営まれてきた地域であります。地名は条里制から由来し、四條畷の戦いの古戦場跡としても名高く、戦国時代には、初の天下人とされる三好長慶が、畿内を治めた飯盛城の麓、いわば当時の首都であった地域であります。  江戸時代から継承される北条のだんじりは、日本最大級の大きさを誇り、大坂近郊の農村として繁栄してきた豊かな歴史を有しております。  しかしながら、現在の北条地域は、人口の減少、高い高齢化率、空き家の増加、公共施設の老朽化等のさまざまな課題を抱えており、とりわけ、耐震性がなく、老朽化の著しい市営住宅の建てかえは待ったなしの重要課題であります。  北条地域のこのような危機的な状況は、大東の置かれた厳しい現実をあらわす鏡であります。少子高齢化が進み、社会保障費が増加していくとともに、私たちの生活を支えるインフラを維持していく費用も確実に増加していくことが見込まれ、従来同様の行政手法では近い将来、財政の限界が訪れます。財政負担を抑制しつつ、北条地域が、良好な住宅地として、まちのイメージががらっと生まれ変わる、抜本的な方法はないか、このような思いからプロジェクトの検討がスタートいたしました。そして、地域の方々の熱い思いを酌み取る形で、公民連携手法による北条まちづくりプロジェクトが誕生したものでございます。  この北条まちづくりプロジェクトは、「ココロもカラダも豊かに暮らせる住宅地」を開発理念とし、多世代が交わり、四条畷駅から飯盛山にかけてのつながりを意識したデザイン性が高く、快適で豊かな生活を実現できる住宅地域としてエリア一帯を段階的に、より魅力的な地域へとすることを目指しております。  具体的には、老朽化の著しい飯盛園第二住宅の建てかえをまちづくりの契機として、商業施設、道路や公園も一体的に整備する公民連携の手法により事業を進め、エリア価値の最大化を図っていこうとするものでございます。  以上でございます。 ○水落康一郎 議長  北田市民生活部長。 ◎北田哲也 市民生活部長  (登壇)交通マナーについての啓発活動はされていますか、についてでございます。  以前より議員から御指摘をいただいておりますことを深く理解し、春と秋の全国交通安全運動を初め、一般運転者講習や交通安全イベントにおいて、交通マナー遵守に向けた啓発を行っておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○水落康一郎 議長  15番・石垣議員。 ◆15番(石垣直紀議員) それでは、再質問させていただきます。  まず最初に、中学校給食についてでございます。 ○水落康一郎 議長  暫時休憩いたします。      午後1時39分休憩       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜      午後1時39分再開 ○水落康一郎 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  15番・石垣議員。 ◆15番(石垣直紀議員) 中学校給食、これ本市のことですけれども、もう一度、せっかくですから、皆さんでちょっとおさらいしていただきたいのが、方式、二通りあります、大きく分けましてね。全員喫食方式と選択制方式というのが給食にはあるんですね、これ。本市におきましては、上段に書いてます全員喫食方式でやっております。これ、最初、5年前に採用するときに、私は反対しました。選択制方式のほうが理にかなってると、ずっと言い続けましたが、当時かないませんでした。
     もう5年が経過しまして、そろそろ見直しもいいかなと思うんで、説明させていただきます。  全員喫食方式というのは、全員が給食を購入して全員同じものを食べる、今、中学校でやってる方式でございます。  もう一方、選択制方式ちゅうのがあるんです。これは家庭弁当を持ってきたり、あと購入食ですね、買ったものを持ってきたり、あとまた別に、給食は給食で、きょうは給食にしようかなとか、そういう選択ができるんですね。茨木市なんかでは、朝の8時半までにスマホで申し込むと、その日の昼には給食がいただけると、そういった方式です。  これ、大阪府下で全員喫食、高槻市はそうですね。大東市、門真市、四條畷市、寝屋川市、全員喫食です。選択制は吹田市、茨木市、摂津市、豊中市、枚方市は選択制方式をとっております。  きょう、質問する中で、皆さんにもどちらが理にかなっているか考えていただければ幸いです。  まず、これも僕が危惧してたんですけど、今現在給食費の滞納者の数と、滞納費幾らですか。 ○水落康一郎 議長  森田学校教育部長。 ◎森田修司 教育委員会学校教育部長  中学校給食におけます直近の滞納状況でございますが、平成29年度で申し上げますと、滞納者数79人、滞納額は約195万円でございます。催告書等の送付、納付相談、分割納付、児童手当からの徴収申し込みなどにより6月時点より滞納者で46人、滞納額で約71万円減少している状況でございます。 ○水落康一郎 議長  15番・石垣議員。 ◆15番(石垣直紀議員) これも導入する前から、私のほうから危惧して、何回も提案しました。全員喫食の場合は、料金の支払いが後払いだから、結局滞納者出ますよと、選択制はもう逆で前払いなんで、滞納者出ません、これずっと言ってたんです。結果、やっぱりそのとおりじゃないですか。卒業された後、どうするのかなと思ってますけど。  この件について、もう1点、就学援助を受けてる生徒さんは何%ですか。 ○水落康一郎 議長  森田学校教育部長。 ◎森田修司 教育委員会学校教育部長  中学校では、全生徒のうち平成29年度実績で28.3%になります。 ○水落康一郎 議長  15番・石垣議員。 ◆15番(石垣直紀議員) 就学支援を受けてるということで、お困りなんで、僕は全然問題ないと思うんですけど、3割ぐらいの人が給食費払わなくていいということなんですね。それプラス滞納者の数です。これ、財政的に非常に負担がかかりますよということをずっと言ってたんですけど。  それともう1点ですよ、さっきのことですけど、結局払ってる人と、給食費払わずに食べてる人って、僕は行政の仕事の中で公平性というのが非常に担保されんとだめや思うてるんですけど、その点の見解どうですか。 ○水落康一郎 議長  森田学校教育部長。 ◎森田修司 教育委員会学校教育部長  議員おっしゃるとおり、給食費の滞納は、期限を守り、給食費を納めていただいている保護者の皆様との公平性を保つことができない状況であると考えてございます。  滞納者につきましては、文書等により督促を行い、回収に努めるとともに、そういったことに応じない滞納者につきましては、直接、課の職員が出向き、訪問などにより回収を行っているところでございます。 ○水落康一郎 議長  15番・石垣議員。 ◆15番(石垣直紀議員) 教育委員会さんもただでさえお忙しいって聞いてますけれども、そうやって回収の業務とかの、時間的とか人的コストについてどう考えていらっしゃるんですかね。業務がふえてしまってることについて、どういうお考えですか。 ○水落康一郎 議長  森田学校教育部長。 ◎森田修司 教育委員会学校教育部長  徴収業務につきましては、やはり徴収に係る時間も人も必要になってございます。給食費の滞納につきましては、やはり期限を守り、給食費を納めていただいている保護者の皆様との公平性を保つ意味でも必要不可欠なものであると認識してございます。 ○水落康一郎 議長  15番・石垣議員。 ◆15番(石垣直紀議員) それともう1点、ちょっと口頭で申し上げますけど、僕が耳にする話は、小学校の給食はおいしくて好評やと聞くんですね。それで、中学校の給食はもうおいしくないという話ばっかり聞こえてくるんですよ。何か問題が多いと思われてる保護者の方も多いと思うんですけど、中学校給食に係る年間の収支、どれぐらいかかってるか教えてください。 ○水落康一郎 議長  森田学校教育部長。 ◎森田修司 教育委員会学校教育部長  中学校給食の平成29年度の決算額で申し上げますと、約3億2,363万6,000円でございます。財源内訳につきましては、特定財源、こちらは保護者の皆様からの給食費負担分でございます。これが約1億523万9,000円、そのほか、一般財源での負担額は約2億1,839万6,000円でございます。 ○水落康一郎 議長  15番・石垣議員。 ◆15番(石垣直紀議員) 我々議員も、職員の皆さんも同じ認識やと思うんですけど、これからやっぱり財政大変厳しくなってくるというのは、同じ認識の中で、これだけ子供たちに喜ばれてない給食に、これだけ莫大な費用をかけるというのは、僕はもう時代にしても、ナンセンスやとずっと思ってるんです。  それともう一つ、質問ですけども、もしかこれ、選択制にして、学生の中で選択する生徒が、日によって違うでしょうけど、平均20%の喫食率であれば、年間のコストは幾らになりますか。 ○水落康一郎 議長  森田学校教育部長。 ◎森田修司 教育委員会学校教育部長  先ほど申しました保護者負担額を除く一般財源では、約2億1,800万円でありますので、20%の喫食率の場合でございますと、現在、業者等の聞き取りでの金額ではございますが、保護者負担額を除く一般財源で、約8,800万円と考えてございます。 ○水落康一郎 議長  15番・石垣議員。 ◆15番(石垣直紀議員) これもちょっと、今出してますけど、皆さんちょっとこれ冷静に考えてください。喫食率、これ20%ですよ。20%にした場合のコストが8,800万円、これよう考えてください。むちゃくちゃおかしい。わかりますか、これ。すごい割高ですよ、恐ろしく。しょうもない話ですけど、僕も計算しましたけど、職員の方も、我々も、10人でお弁当屋さんに500円の弁当を10個頼むと。毎回5,000円、業者が配達してくれると。それが10人頼んでたところ、2人しますと、20%、2人にしますと言ったときに、この8,800万円というのは、500円の弁当を1,000円ですよ。業者にふざけるなと、僕は思いますわ。そんなあほな仕組みないでしょう。業者をもうけさせるために、我々はほんなら税金払ってるのかと、不思議でしゃあない。8,800万円、厚顔無恥や、そんな業者。聞いたことない、そんな弁当屋さん。  それともう1点、牛乳、僕も言ってるんですけど、牛乳の出る頻度はどんなもんですか。 ○水落康一郎 議長  森田学校教育部長。 ◎森田修司 教育委員会学校教育部長  本市におきましては、給食を実施している日、この日につきましては、全て牛乳を出している状況でございます。 ○水落康一郎 議長  15番・石垣議員。 ◆15番(石垣直紀議員) 牛乳についても、僕はずっと疑問があって、戦後間もないころじゃないのに、何で今どき牛乳をずっと、和食の料理のときも牛乳一緒に飲むんかなと。カルシウム不足してる子いますか、今どき、この日本で。毎回牛乳出てくる、和食と牛乳、和食ってユネスコの世界遺産に登録されてるんですよ、日本が誇る和食やのに、それに牛乳出してる日本人、これは子供の教育上もおかしいと思う。うちの子供がそんなんしたら怒りますよ。和食食うてるのに牛乳飲んで。お茶にしなさい。それも僕は問題やと言うんですよ。牛乳のかわりに、代替え案、何か考え出ましたか。 ○水落康一郎 議長  森田学校教育部長。 ◎森田修司 教育委員会学校教育部長  牛乳の代替案としましては、先日飲むヨーグルトの提供を実施いたしました。飲むヨーグルトでは、やはりデザートの感覚で喫食いただいているのではないかと考えております。  残菜状況につきましては、今後実施可能かも含めまして、検討してまいりたいと考えてございます。 ○水落康一郎 議長  15番・石垣議員。 ◆15番(石垣直紀議員) いや、でも考えはりましたね。飲むヨーグルト、デザート、それやったらええと思いますわ。でも、毎日飲むヨーグルトがデザートでもね、これもまたおかしい話で。  それと、牛乳についてもそうですけど、牛乳飲まない子って、僕もアンケート見ましたけど、いるじゃないですか。飲めないというか、飲まない子。その子らも、毎回毎回牛乳代、これ払わんとだめなんですか。 ○水落康一郎 議長  森田学校教育部長。 ◎森田修司 教育委員会学校教育部長  給食につきましては、提供している部分、飲む・飲まないにかかわらず落とし払いいただいている状況です。  先ほど少し申しましたが、やはり牛乳に比べますと、速報的な数値ではございますが、ヨーグルトの残菜率というのは、かなり低いものと考えておりますので、今後いろいろ研究してまいりたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  15番・石垣議員。 ◆15番(石垣直紀議員) これもね、全員喫食の仕組みの悪いところで、牛乳飲まない子は3年間ずっと、牛乳代50円ぐらいですかね、1回、毎日のように払う、こんな失礼というか、こんなかわいそうなことないと思うんやけどね。それでも平気でしょう。これ、選択制にしたら、そんな問題は解決できるんですよ、これ。  それともう1点、僕は非常に気になってるところなんですけど、アンケートの結果で、結局、生徒の中に給食が嫌いという子いっぱいいますけど、その中で味つけが濃いという子に対する、救済措置、見つかりましたか。 ○水落康一郎 議長  森田学校教育部長。 ◎森田修司 教育委員会学校教育部長  味つけの濃さにつきましては、個人差がありますけれども、やはり味つけにつきましては、毎日、市の教育委員会の栄養士が給食を検食しているところでございます。塩分量等の摂取基準を遵守し、献立を作成しておりますが、標準的な味つけに努めております。  アンケート結果によりますように、味が濃いというお声もございますが、また、味が薄いという声もございますが、本市の献立につきましては、塩分が文部科学省の定める学校給食摂取基準を基準値として、薄味を心がけて作成しております。  また、本年8月より、文部科学省の定める塩分の基準値が低くなったことを含み、味が濃いという意見のある献立を調査し、さらなる減塩のための、今以上の調理方法の工夫・改善に努めてまいりたいと考えてございます。 ○水落康一郎 議長  15番・石垣議員。 ◆15番(石垣直紀議員) 今の答弁でわかりますけど、解決できないということなんですよ、結局ね。  だから、味が濃いなと思うものを毎日3年間食べるいうて、これ地獄じゃないですかね。子供やからって、君らこれ食べといたら、栄養も整ってるし、いいねん、これ食べとったら間違いないみたいな、何か上から目線で、子供に選択の余地も与えずに、濃いって言う子に毎日3年間、森田部長、食べられますか。定食屋行きます、ここの味つけからいですね、それでも森田部長、3年間行ってください、毎日。こんなん、かわいそうじゃないですか。僕はそう思うんですよ。  それと、何でここまで言うかというたら、これ毎年アンケートしてるんですね、2月か3月に。その5年間の結果、全部見ました。ほとんど変わってない。これ見てください、給食は好きですかって、中学生の生徒たちに聞いたところ、半分以上が、どちらかというと嫌いと、嫌い、半分以上は嫌いなんですよ。  それと、これも僕が気になっているところで、給食を残すことがありますかというところで、この赤い部分ですけど、ほぼ8割以上の子が何らかの形で残してる。食べ切れん。女の子にとったら、同質同量なんでね、学校給食法っていう悪法があるから。結局、女の子にしたら多い、男の子にしたら物足らん。プチトマトも入れない、学校給食法で。生のキュウリも入れない。その結果、これですよ、皆残すんですよ。これ、教育上、僕どうかな思うんですよ。毎日残して、毎日残菜している。僕、日本の文化に合えへんと思うんですよ。  それともう1点、家庭弁当を子供に持たせてあげたいという保護者の方いらっしゃると思うんですよ。だから、その人たちに対してどうお答えされてるんですか。 ○水落康一郎 議長  森田学校教育部長。 ◎森田修司 教育委員会学校教育部長  今御質問いただいた2つの問題があったかと思います。残菜に関しての教育上の問題であります。それとお弁当を持参したいという保護者の方の思い、こちら2つ分けさせていただいて御答弁させていただきます。  まず、残菜につきましての教育上の問題につきましては、学校給食を生きた教材として中学校栄養教諭、給食指導担当教諭と連携し、残食を減らす方法について日々研究してございます。  小・中学校の連携として、小学校の給食指導に中学校の給食を見据えての9年間の食育、給食指導の取り組みも現在始めているところでございます。  その後、家庭のお弁当につきましては、子供と保護者との触れ合いや、一人一人の食事量、嗜好等に対応できるものというふうに認識をしておりますが、本市では当初より学校給食として、成長期にある子供たちのバランスのとれた栄養摂取と食育の教材として位置づけており、給食を通して協働することの大切さを体得するなど、さまざまな教育的意義があると考え、実施しておりますので、保護者の皆様には御理解を賜るようにお願いしているところでございます。 ○水落康一郎 議長  15番・石垣議員。 ◆15番(石垣直紀議員) でも、ちょっといいかげん、もう全員喫食もちょっと限界のときかなと思いますので、これだけでも残菜率なんかほとんど変わってないですよ、スタートした年度と5年たっても。残菜を減らす努力をしてまいりますという答弁をずっと5年間聞いてますけど、残菜を減らすのが何か目的になってないですかね。僕は、こんな残すだけ残されて、嫌われて、お金もあれだけ莫大な費用をかけて、もう誰が喜ぶんかなと思いますわ。ええこと1つもないじゃないですか。  その中で、もったいないという言葉を御存じやと思うんですけど、これ世界に発信されてるんですよね、今。それ何かと言うたら、海外の人が日本のもったいない精神というのに感銘を受けて、世界各地で広まってきた日本の文化ですよ。日本がこんなことやってたら僕は恥ずかしいと思うんですよ。その点で言うたら、僕はね、教育的にも、文化的に見ても、僕は余りいかがなものかと思うんですけど、どういうお考えですか。 ○水落康一郎 議長  森田学校教育部長。 ◎森田修司 教育委員会学校教育部長  ちょっと、先ほどもざっと答弁させていただいたんですけども、やはり、給食を残さず食べるようにといいますか、各それぞれ栄養のバランスを考えた給食提供をしておりますので、できるだけ児童・生徒に残さないように食べていただくように指導してまいりたいと考えておりますけども、あくまでも指導というよりも、やはり食物というものがどういうふうに大事かということについていろいろとお話をさせていただきたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  15番・石垣議員。 ◆15番(石垣直紀議員) 多々問題点ありますけども、これ今、あれですよね、うちの中学校の給食ですよね、こんな感じです。試食もしたことありますけど、年に1回ぐらいの試食では何も語れません。  これは以前です。これは2013年、給食が始まる前、中学校へ撮影に行きました。もう弁当なくなるのかなと思うて。これ見てくださいよ、おいしそうじゃないですか。こんなもんなくしてどうするのかなと思いますね。  親とのつながりも、これでね、さっき答弁でもありましたけど、つながりを感じることもできるんですよ。  それともう1点、またしつこいようですけど、言いますけどね。僕らやっぱり学校に行ってるときね、部長、午前中にもう大体腹減ってきますわな。それで、昼になる、お弁当楽しみやった。僕の母親がつくる弁当なんか、もう真っ茶色、だけどもやっぱりおいしかった。それ楽しみ。仕事をして、勤めに行ってるときは、昼の休憩楽しみでした。昼飯食べに行くの。そやのに、彼らは半分以上の人は嫌いで、8割の人が残すぐらい。楽しみないじゃないですか、学校へ行って。それがかわいそう。この弁当、何が悪いんですか。僕、こっちのほうがおいしそうやと思う。  これ茨木市、さっき言いましたけど、8時までに連絡すると、その日も給食が食べられると。だから、選んだらいいんじゃないですか、きょうはもう弁当にしたい。弁当も飽きてきて、僕らも中学校のときに買い出しに行って、パン持っていったりとか、それできょうはちょっと、母親が忙しかったら、ほんなら給食申し込んどいてと、それでいいじゃないですか。お金もやすくつくし。これ、茨木市の昼食の風景ですよ、これは。弁当食べてる子と、手前の子は給食ですね、牛乳ついてるから。弁当食べてる子は皆何飲んでますか。お茶持ってきてますやん。みんな、それぞれの立場があるから、弁当の子から、給食の子からいいじゃないですか、この風景で。これ自然や思いますよ。パン食べたいときも、女の子はあるでしょう。パン買うていったらいいじゃないですか。  それと、ここえらいちょっと聞きますけど、結局、さっき言ってた問題点とかね、解決するに当たっては、全員喫食方式と選択制方式、どちらが有効やと思われますか。 ○水落康一郎 議長  森田学校教育部長。 ◎森田修司 教育委員会学校教育部長  まず、財政的な負担が大きいことは認識しております。また、残菜や滞納等、さまざまな問題の解決につきましては、議員御指摘の選択制の方式というのは大変有効であると考えてございます。  ただ、学校給食は成長期にある子供たちのバランスのとれた昼食取得にも大きな意義があると考えておりますので、大東市の未来を担う子供たちにとってよりよい給食となりますよう、今後も引き続き中学校給食のあり方について研究してまいりたいと考えてございます。 ○水落康一郎 議長  15番・石垣議員。 ◆15番(石垣直紀議員) 大東市がどういう経緯やったか僕も覚えてますけど、5年前。とりあえず、あんまり研究する暇なしに、もう9月からスタートみたいな形でね、もう早足で決めちゃって、もう全員喫食で行くぞと、おーっ、みたいなね、全然研究がされなかった。ほかの市、僕もいろいろ勉強させてもらいましたけど、研究所というか、報告書って、こんな分厚いやつですよ。研究すればするほど、それした市というのは選択制を導入してると僕は感じたんですけど、そういったことを視野に入れて、他市の選択制方式を導入した経緯とか、研究されてますか。 ○水落康一郎 議長  森田学校教育部長。 ◎森田修司 教育委員会学校教育部長  ちょっと、答弁になるかどうかはあれですけども、中学校給食につきましては、現行の大東ホット給食方式、こちらが5年経過しております。給食の開始時より調理方法の工夫、新献立の開発などにより、給食の改善には常に努めているところでございます。  選択制におきましては、委託料のコストダウンが図れるなどの財政面での負担軽減、議員御指摘の残菜・滞納の問題が改善するなどについて、十分承知をしているところではございます。  成長期にある子供たちにとって学校給食がどの方式であれば最善であるかを研究しながら、生徒に喜ばれる給食となるよう改善に努めてまいります。  また、他市の状況につきましても、公表されている部分、また直接担当者にお伺いするなど、給食の選択制に至った経緯等、これからも十分調査研究してまいりたいと考えてございます。 ○水落康一郎 議長  15番・石垣議員。 ◆15番(石垣直紀議員) 大分前ですけどね、森田部長には、僕のほうから、1回、選択制、全員喫食というのをしっかりと研究、勉強してくださいということを申し上げました。その中で、僕の臆測ですけれども、森田部長さんは、それだけやっぱり研究すれば、やっぱり選択制のほうが理にかなってると思ってらっしゃる。ここでは答弁できないのわかりますよ。となると、ほんなら、選択制導入できへんの何でかいうたら、亀岡教育長と市長や。この2人にかかってるということですわ。もうこの質問はやめます。  次行きます。補足ですけどね、これ選択制にしているところですね、枚方市は32%、高いですね、これ、申し込みが。茨木市は5%しかないけどやってますわ。これもう、課題点いっぱい書きましたけども、口頭で述べたんで、もういいですわ。  あと、これ弁当も大ブームなんですよ、ヨーロッパ行ったら。日本の弁当ってすばらしいと言って。もったいない精神とかね。何でそれに気づかんのかな。  それとこれ、市長の施政方針、ちょっと抜粋しましたけど、僕はこれ感銘受けました。さすが市長やな、市長らしいなと、この赤い部分ですよ。もうあらゆる公共サービスを提供するという固定概念から脱却ですよ。こんなこと言える市長なかなかいない。脱却せんとだめですよ、これから。これまでの行政の枠にとらわれないアイデア、手法を取り入れていく。だから、全員喫食にこだわらなくて、アイデア、違う手法を取り入れていくというのも、これ選択制をチョイスするという1つのあれやと思います、市長の方針やと思いますよ、これ。やりかけたら、ずっとそればっかりやる、やっぱりちょっと振り返って、工夫をしようかな、手法をちょっと取り入れていくというように考えなあかんの違いますか。それだけ言っときます。  あと、受動喫煙防止について。  以前から訴え続けてますけども、日本はひどい、2016年、日本は受動喫煙対策は世界最低レベル、厚生労働省が発表。厚生労働省が今まで野放しにしてたのに、勝手にこんなこと言うからね、笑けますけど。これ何とかしていかんとあかんと思います。  2015年、これ住道の北デッキですわ。灰皿2台置いてまして、そこでみんなたばこ吸うから、もう煙の駅でしたね、午前中、朝早い時間からね。そこに幼稚園の子供が集団登校するのにね、この辺おるんですよ。ほんなら、その煙を浴びて、ほんま何ちゅうまちや、ここ大東市はと思いました。それもずっと訴え続けてて、今すっきりしました。のけてくれました。子供たちも喜んでます。  それでこれ我々でつくった諮問会議で提案しましたけど、住道駅の北の部分と南の部分、この部分を路上喫煙禁止地区に、1回モデル地区として設定したらどうかなということを提案しましたけど、その後の進捗状況、いかがですか。 ○水落康一郎 議長  北田市民生活部長。 ◎北田哲也 市民生活部長  モデル地区設置に向けての前段的な取り組みとしまして、本年10月に駅前デッキでは植栽を、駅南側では、パーティションを設置し、喫煙設備の整備を行ったところでございます。それが今の現状です。 ○水落康一郎 議長  15番・石垣議員。
    ◆15番(石垣直紀議員) これが住道駅北デッキに喫煙所をつくっていただきました。端っこのほうなんですね、これ部長ね。北デッキね。  これは駅の南側です。これももう一番南側、もう隅っこのほうに用意してくれました。これで大分路上喫煙禁止地区の視点、大分前進したと思いますよ。  それともう1個ですね、今度景観条例制定についてですけども、景観条例やっぱり要りますよと、ずっと言い続けております。これちょっと見ていただいたら、スマイルミネーションですね、人も多くてよかったですけど、こういう看板がやっぱり乱立してるんですよね、条例がないから。スマイルミネーションよりも、この赤い看板のほうが何か目立ったりしててね、これどうかなと、これ何とかできないかなと。これやろうと思うたらできるんですね。激しい色ですよね。これ住道ですよ。玄関口。こういう色彩基準表というのがあるんですよね。だから、色彩基準表にして、色彩を指定して、こういう色合いの看板はだめですよという条例つくってるところは、やっぱりこんな看板並べることできないんですよね。京都とか有名ですけど、こういったこと、大東市も取り組んでほしいと思うんですけれども、現在の進捗状況、いかがですか。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  今年度から、付属機関条例に基づきます景観審議会というものを立ち上げまして、議員や有識者、それから市民、関係機関の皆様と、景観行政団体への移行に向けて必要な景観づくりの基本方針の策定に向けまして、現在までに、景観審議会を2回開催させていただき、御審議いただくとともに、景観条例や景観計画の内容についても並行して御議論いただいているところでございます。 ○水落康一郎 議長  15番・石垣議員。 ◆15番(石垣直紀議員) ありがたいですね、進んでるみたいですね。条例制定の今後のスケジュールと、ずばり制定時期っていつぐらいになりますか。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  現在、来年ですが、平成31年4月の景観行政団体への移行に向けまして、景観審議会での御議論と並行しまして、大阪府との協議などを行っているところでございます。  また、景観行政団体移行後、平成31年度中の景観条例の制定、それから景観計画の策定に向けまして、景観計画に定める必要のある景観計画の区域、あるいは行為の制限に関する事項などにつきましても、景観審議会において御議論いただいているところでございます。  平成31年4月の景観行政団体への移行、平成31年度中の景観条例の制定、景観計画の策定に向けて進めてまいります。 ○水落康一郎 議長  15番・石垣議員。 ◆15番(石垣直紀議員) うれしいですね。やっぱり景観の形成って、やっぱり大事やと思いますね、まちづくりの中で。  あと、これもくどいですけど、市長の施政方針で、下の段ですよね、やっぱり選ばれる都市になっていくことは重要と市長おっしゃってる。やっぱり選んでもらおうと思ったら、やっぱりまちの景観、僕は大事やと思いますね。  それと、最後ですけど、横断歩道の一時停止線、これ見えますよね。子供たちが横断歩道を渡ろうとしている。そのときに車は必ず前の停止線で一時停止しなければいけないという法律があるんですね。これ道路交通法です。横断しようとする歩行者等があるときは、当該横断歩道等の直前で一時停止、これは法律で決められてるんですけど、それがなかなかなされてない。これぐらい厳しいんですよ。停車線から出たらだめという、これ法律であるんですね。それが全然、大東市で守られてない。  これちょっと見ていただけますか。これね、男の子が横断歩道で手挙げてるわけですよ、これ。見てくださいよ、とまらんでしょう。本当はとまらんとだめなんですよ。とまらない。これ、下りですよ。大東市のこれ通学路ですよ。こんだけ見通しがいい道路なのに、子供が、しかも手を挙げてるのに、車がとまらない。全然とまらない。これ、子供のこと絶対見えてますよ、手挙げてるの。もう自転車の2人乗り。もう市長、無法地帯みたいになってる、大東市が。とまらない。これはやっぱり何とかせんと、子供たちの通学路でこういうこと平気でされてるんですよ。何とかできへんかなと言って、これも大分前から言い続けてますけど、皆さんも心当たりないですか、これとまらんとだめですよ、車運転してたら。  さっきの大分前ですけど、これは最近です。全然とまらない。大阪府警、府がやっぱりせなあかんことなんですけど、窓口が市民生活部の北田部長やから期待してるんですよ、できる男やから。こういう状態なんです、部長。ほんま子供手挙げてんのに、全然とまらない。これを何とかしてほしいんですけども、こういったことですよね、不停止ということに対する市の見解教えてください。 ○水落康一郎 議長  北田市民生活部長。 ◎北田哲也 市民生活部長  ただいま悲しい実態を見させていただきました。これまで以上に強く働きかけていくことが重要と考えております。それとともに、やはり四條畷警察署に対しましては、引き続いて一時不停止の取り締まりを強化していただくことを常に、会うたびに言っていきたいと思っておりますので、よろしく御理解のほど、お願いいたします。 ○水落康一郎 議長  15番・石垣議員。 ◆15番(石垣直紀議員) 基本、あれですかね、部長、取り組みとしたら、それ以外はないんですか。四條畷警察へ行って、状況をお見せして、何とか啓発してくださいよっていう感じなんですかね、どうですか。 ○水落康一郎 議長  北田市民生活部長。 ◎北田哲也 市民生活部長  まず、四條畷警察署とともに、原課のほうとの職員と協力して、実際、その現場のほうへ行っての一時不停止のPRといいますか、そういったこともやっていくこと、行動に移していくということも必要ではないかなと思っております。 ○水落康一郎 議長  15番・石垣議員。 ◆15番(石垣直紀議員) 北田部長なら、何とか、何かしていただけると思いますので、よろしくお願いします。  以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○水落康一郎 議長  次に、一問一答方式で、6番・寺坂修一議員。(拍手) ◆6番(寺坂修一議員) (登壇)議長の指名をいただき、一般質問を行います。  本日は、区長会の皆様や、市民の皆様の傍聴、大変御苦労さまでございます。また、ありがとうございます。大東市議会は日本一開かれた親しみのある議会として、今後も努力してまいりますので、よろしくお願いいたします。  初めに、東坂市長に、今後の大東市未来まちづくりビジョンについて見解をお聞きしたいと思います。  地方自治体を取り巻く環境は大変厳しくなっております。自主財源である市税制の落ち込み、都市の活性化を妨げる人口の減少と少子化、高齢化世代の拡大と社会保障費の増大は間違いなく大東市の未来まちづくりビジョンに影響が出てきています。この状況は、大東市だけでなく、日本の全ての地方自治体で起きている現象であります。この現状からどのように改革していくのか、各自治体が模索をしております。  その中で今、大東市は東坂市長のもとで新しい時代へのまちづくりビジョンを掲げてスタートいたしました。特に、きょうの傍聴の区長会の皆様は、大東未来まちづくりビジョンと住民自治を推進するためには大切な存在であります。また、立場にあります。議会と行政が車の両輪と言われて、連携しながら行政運営を行っていることと同じように、行政、大東市と地域を結ぶ役目を果たしていただいている、まさしく地方自治と住民自治との車の両輪であります。この大東未来まちづくりビジョンを実現しなければ、間違いなく将来、大東市は崩壊してしまいます。  東坂市長には、全ての区長の皆様に大東未来まちづくりビジョンをしっかりと訴え、理解していただく努力を強く求めます。  以下の内容につきまして、東坂市長の見解とビジョンをお答えください。  1つ目に、公民連携事業についてであります。  大東市が進める公民連携の基本的考えと、その事業内容が十分に市民に理解されていません。この公民連携事業の推進と理念の普及について見解をお聞かせください。  2つ目に公営住宅移管についてであります。  基本的な公営住宅のあり方についての考えと、大東市にとって府営住宅移管の意義と未来の大東市へのメリットについての見解をお聞かせください。  3点目です。新庁舎建設についてお聞きいたします。  大東市にとって、新しく庁舎を建設することへの必要性と新時代の庁舎建設の意義について市長の見解をお聞かせください。  再質問の権利を留保し、降壇いたします。 ○水落康一郎 議長  答弁の前に、あちらのモニターの電源が落ちましたので、暫時休憩いたします。      午後2時16分休憩       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜      午後2時18分再開 ○水落康一郎 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  東坂市長。 ◎東坂浩一 市長  (登壇)まず初めに、市政運営の基本的な姿勢につきまして申し述べさせていただきます。  振り返りますと、本市は、昭和47年と昭和50年、未曽有の水害に襲われました。多くの市民が被災をしたことから、下水道事業の推進と、河川・水路の改修を最重点課題に掲げ、積極的なハード整備に取り組んでまいりました。  しかしながら、その後、公立病院の累積赤字などが引き金となり、市政運営の大きな危機に直面をいたしました。  平成元年度及び2年度には、いわゆる「赤字日本一」に陥りましたこと、決して忘れてはなりません。時代は、バブル経済の最盛期でありました。世の中は好景気で沸き上がる中、本市は赤字体質からの脱却を図るべく、全ての事業・施策を見直し、徹底して無駄な経費を削る緊縮財政を余儀なくされた経緯がございます。全市一丸となりまして、職員採用を休止し、新規事業の抑制などを行い、平成6年度には、ようやく実質赤字の解消を図ることができましたが、我慢ばかりを強いられました削減一辺倒の市政運営は、大変苦しく、大きな教訓となりました。  本市といたしましては、市民の皆様方の御理解のもと、この苦しい時代を乗り越え、近年は比較的健全とされる財政状況を維持しております。しかしながら、複雑多様化していく市民ニーズに対して、時代を先取りしたニーズや要望に対しましては、満足していただけるレベルにあったのかと、問うところでございます。  都市間競争が激化をしていく中では、本市の特徴、また魅力を前面に打ち出した、大東市のブランドの構築をするまちづくりが着手できているのか。幾つかの問いが残るのは事実であります。  このような中、少子・高齢化は、急速に進み、医療費、また介護給付費などの社会保障費が増加するとともに、古くなった公共施設や道路など、私たちの生活を支えるインフラを更新する費用も多額に上り、支出はふえ続けてまいります。  一方、人口構造が大きく変化することによりまして、税収の減収が見込まれ、使うお金はふえ続けてまいりますが、使えるお金は減り続けるという構図になります。  本市の将来の財政状況の見通しは決して楽観視できない、危険なシナリオがあると考えております。  市政の運営に再び危機が迫りくる時代に、市長の任を担う、その立場といたしましては、再び財政の破綻への道に陥ることなく、将来にわたりまして、豊かで幸せな市民生活を実現するため、勇気と責任を持って、これまでの手法を大胆に転換をし、新たなまちづくりを進めていくことが必要であると考えております。  その切り札となりますのが、本市が進めておるところの公民連携の手法でございます。  私の申し上げる公民連携とは、施設、インフラ、サービスなど、市が有する資源に新しい価値を見出し、民間事業者による利用や活用を進め、これまでにない新たな市民サービスを提供し、地域内の経済に活力を与え、地域内で循環させることにより、新たな歳入が生まれ、結果的に公的な負担を抑制していくという地域の成長と発展を生み出すものであります。公共という意識を高く持つ民間が、補助金に頼ることなく、マーケティング力とスピード、柔軟な発想によりまして、公共サービスをつくり出し、そして担っていくことであります。  このような、公民が補いながら、お互いを補い合いながら生み出す究極のサービスを市民が享受をする、これが本市の目指す公民連携でございます。  これまでに本市は苦い教訓を糧といたしまして、他市より先行して、指定管理者制度を導入しました。サービスの質を維持しながら、コスト削減を行い、財政の安定化をなし遂げてまいりました。  これからさらに厳しい時代を迎えます。まさに他市に先駆け、公民連携の手法を用いたプロジェクトを進めていくこと、このことで、苦しい過去を経験した本市がトップランナーとして先頭を走り、どの市よりも早く明るい未来への確信を持てる市になれるものと信じております。  このような思いを踏まえまして、全職員が一丸となり、危機感を共有し、公民連携の裾野を拡大して、公民連携事業の推進を図るべく、全国初の「公民連携に関する条例」を制定したものであります。  このような基本姿勢をもとに、3つの最重要課題である「公民連携事業のリードプロジェクト」「府営住宅の移管」「新庁舎整備」につきまして、開拓精神を持って、間近に迫る厳しい時代にも耐え得る、そんな大東市を構築すべく、積極果敢に挑戦しているのが、まさに今の市政の姿でございます。  この公民連携のプロジェクトにつきましては、まずは先導しております北条まちづくりプロジェクトにおきまして、今年度、株式会社ノースオブジェクト様、株式会社ソトアソ様というプロジェクトの中核を担う事業パートナーが決定をし、その後、リニューアルされる鎌池公園や、その周辺でどんな活動や暮らしをしていきたいかなど、北条地域の未来の暮らし方を考えるシンポジウムやワークショップを通じまして、参加者の本プロジェクトへの期待感も高まってきております。北条地域全体やその周辺地域にもその効果を及ぼし、わくわくする郷土づくりを進めてまいります。  住道駅の周辺活性化プロジェクトにおきましては、第一段階として実施をしておりますところの「大東ズンチャッチャ夜市」の来場者数は毎回3,000名を超えるに至りました。ターゲットとする子育て世代を中心に高い評価を得ているところでございます。  また、出店者の数も、50店舗を超え、5時間で15万円以上売り上げる店舗もあるように聞いております。本プロジェクトと連携した近隣の新築のマンション販売にも大きく寄与する等、住道駅周辺エリアに大きな経済効果を生み出しているところでございます。  課題となっております、公民連携の理念の普及につきましては、先日、北条まちづくりプロジェクトについて読売新聞に取り上げていただきました。そして、大きな反響をいただいたところでございますけれども、今後もこうした発信力の高い民間媒体に取り上げていただけるよう情報発信の強化を図ってまいります。  百聞は一見にしかず、このように申しますけれども、市民、民間事業者の皆様には、直接体験をしていただくことが最も効果的なプロモーションであると考えております。先行しておりますプロジェクトのイベントやシンポジウム、体験会など、でき得る限り参加できる機会をつくり出してまいりたいと考えております。  時間はかかりましたけれども、現在ようやく各プロジェクトが目に見える形で動き始めました。これからも公民連携事業に対しまして、より多くの皆様方に参画をいただき、公民連携で実現する「大東でしか体験できない付加価値の高い暮らし」の一端を実感していただけるよう、私が先頭に立ち、あらゆる機会を通じてPRを行うなど、その普及に努めてまいります。  次に、府営住宅の移管についてでございますけれども、本市に立地する大きな資源として、みずからが活用するという考えのもと、進めている1つでございます。  公営住宅制度は、住宅政策の主要な柱の1つといたしまして、人口増に対応した住宅供給の一翼を担ってまいりました。昨今の社会情勢の変化に伴い、その役割も変わりつつあります。  公営住宅の役割を整理いたしますと、第一に、必要な住宅を自力で確保することができない住宅困窮者に対しまして、生活の基盤となる住宅を供給するというものでございます。そのためには、住宅ストックを最大限有効活用し、必要とする人に公平かつ的確に供給をしていくことが求められます。  第二といたしましては、若年世帯の定住化を促進し、本市の定住人口の確保及び活力の維持・向上のため、公営住宅を家族形成期にある若年層の持ち家取得を支援する住宅として位置づけていくことも必要でございます。  第三に、まちや地域の活性化といたしまして、地域のコミュニティ形成や、まちづくりに寄与することでございます。  地域社会の多様性が活力につながっていくことを考えますと、公営住宅を本市の有する資源の1つとして捉え、空き室活用や余剰地の有効活用など、より地域のニーズに対応したまちづくり施策を展開していくことが、今後の公営住宅のあり方でなかろうかと考えます。  このような認識のもと、府営住宅の移管につきましては、移管を受けることによりまして、公営住宅の充実という住宅施策の推進に加えまして、移管を受けた住宅を子育て、福祉、医療、介護、教育、そして防災・防犯など、まちづくりに関するあらゆることに活用する裁量を本市が持つことになります。広域行政を受け持つ大阪府より、より身近な存在である本市がその裁量を受け持つことによりまして、よりきめ細やかで行き届いたサービスができるようになるものと確信をしております。  市内の府営住宅は、駅周辺や市営住宅に隣接しているなど、本市の総合的なまちづくりを考えていく上で、非常に魅力的な立地にございます。本年4月に第1次移管として移管を受けた大東深野住宅におきましても、空き室や空き駐車区画等の低未利用地を、その有効活用に向けまして準備を進めております。  また、本市内の中核をなしますエリアの1つである住道、また四条畷駅周辺の両エリアにおきましても、駅の直近に府営住宅が位置しております。移管を受けた際には、住宅の土地・建物などの空間利用におきましても、大きな可能性を秘めていると考えております。  空室の子育て支援や高齢者支援、若者の就労支援など、地域の活性化につながる活動拠点としての活用や、募集枠の設定によるところの新婚・子育て世帯の流入施策として活用等、市民、民間事業者の多様なニーズに則した活用が可能となります。他の住宅政策とともに人口の流入や定住施策を総合的に進めていくための魅力的な資源となります。地域に何が求められているのかは地域が一番御存じであります。市が移管を受けた後には市の裁量のもと、それが実現してまいります。  また、府営住宅を移管することによりまして、移管を受けた住宅の管理運営、まちづくりへの活用を進めていく中で培った好事例を積み重ねてまいり、既存の市営住宅を最大限に還元していくように、日々研さんしてまいります。市営住宅に向けて還元をするという意味合いでございます。  また、新庁舎の整備でございますけれども、公民連携のリードプロジェクトや府営住宅の移管とともに、来るべき厳しい時代に対応するべく進化する大東市を実践してまいる事業の1つであります。  これから整備する新庁舎は、今後の大東市の発展に寄与する大きな資源となるものであり、整備・活用方法によって、大東市の未来や可能性は大きく変化するものと考えております。  そういった意味からも、新たに整備する庁舎は、従来のように行政機関の執務室として捉えるのではなく、将来のまちの機能やまちづくりにおきまして、新たな価値や好循環を生み出す庁舎でなければなりません。新庁舎の方針を掲げるに当たりまして、「複合化」というキーワードを取り入れたのは、こうした考えによるものでございます。  市の庁舎を複合化、また多機能型庁舎にすることで、より多くの人が中心市街地に集まり、さまざまな波及効果を生み出し、将来的には駅周辺の商業系、また文化系の高次機能化に貢献できるものと考えております。  例えば、市内外にあります大学のサテライトキャンパスや、お母さんや子供さん対象の商品を取り扱う企業などのオフィスや店舗などが庁舎内に併設されることにより、きっとこれまでにない新たな人の交流が生まれ、情報が集まり、活力が高まる場所となることに違いありません。そこに安らぎが生まれ、笑顔が広がり、新庁舎が核となってその周辺の大きな発展をもたらせる可能性が広がります。  また、整備手法といたしまして、民間の活力を活用しようとしていることも、公的負担を抑制するだけにとどまらず、民間の斬新なアイデアで新たな価値を生み出すことにつながるものと考えております。  人口減少、少子高齢化、また多様化する市民ニーズ等の社会情勢の変化にも柔軟に対応できる機能もあわせ持ちながら、新たなまちづくりの拠点として、そして市民と行政が一体となって進めるまちづくりの拠点として、50年に一度の新庁舎整備が地域活性化の大きなきっかけとなり、魅力あふれる庁舎となるよう取り組んでまいります。  人口構造が大きく変化をし、財政不安を初めとするさまざまな課題が噴出しつつある今、本市は大きな局面を迎えております。従来の手法を堅持し、改善していくだけでは、この局面を乗り越えていくことはできません。明るい未来の大東市をつくり出していくためにも、積極的な改革が必要だと私は考えます。社会構造そのものが変化する中で、常に先を見据え、変革をためらうことなく新しい手法を模索し、大東独自の価値を生み出すとともに課題を克服していく、このことこそが私の目指す、「全ての市民が笑顔にあふれ幸せに暮らせるまち」につながると考えております。  これは、公民連携事業や府営住宅の移管、新庁舎整備事業に限ったことでなく、本市における全ての事業の根幹となりますところの考えでございます。  現在、本市は将来にわたって持続可能な市であるために、適正規模でバランスのとれた人口保持を目指し、人口目標13万人に向けた人口流入、また定住促進を図っています。これは、将来の大東市のあるべき姿を創造した取り組みであり、今、本市はその描いた未来に向かいまして、挑戦をしている真っ最中でございます。  今後も市民の皆さんを笑顔にできる自治体であり続けられるよう、職員全員が一丸となって取り組んでまいる所存でございます。どうかよろしくお願いいたします。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。 ◆6番(寺坂修一議員) それでは、自席より再質問を行います。  市長には、施政方針みたいな演説をしていただきまして、ありがとうございます。なかなかきょうの傍聴の方も、市長から直接こういう話を聞く機会はないですし、またあんまりそういうこともなかったと思いますので、あえて時間をいただきまして、市長に基本的考えを述べさせていただきました。  ただ、どうしても総体的な話が多くありますので、ちょっと部分的な話を、具体的な話をちょっと、これから部長さんに質問させていただきますので、よろしくお願いします。わかりやすく、もう簡単に聞きますので、簡単に答えていただきたいと思います。  最初にまず、公民連携事業につきましては、この公民連携事業というのが従来行政がやってきてた委託事業とか、指定管理者業務との違いというのはどういうところにあるのかお答えください。 ○水落康一郎 議長  東地方創生局長。 ◎東克宏 地方創生局長  委託事業及び指定管理者制度は市が決めた仕様に基づき事業を行いますので、民間の方の裁量が少なくなります。公民連携事業につきましては、民間と行政との対話によって仕様書を作成し、民間が裁量と責任を持って事業を行う点が大きく異なります。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。
    ◆6番(寺坂修一議員) それでは、なぜこの今の時代に、この公民連携事業が必要なのかということについて、部長の見解をお聞かせください。 ○水落康一郎 議長  東地方創生局長。 ◎東克宏 地方創生局長  先ほど市長も御答弁させていただきましたけども、税収が減少し、厳しい市政運営を余儀なくされる中で、公と民が連携し、限られた財源で市民サービスを維持し、向上させるため、最大の効果を上げるためには公民連携事業が必要と考えております。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。 ◆6番(寺坂修一議員) 市長の話の中にもございましたけど、それ以外にも現在行われてる大東市の公民連携事業について御答弁ください。 ○水落康一郎 議長  東地方創生局長。 ◎東克宏 地方創生局長  北条まちづくりプロジェクト、ズンチャッチャ夜市以外にも、深野北小学校跡地活用プロジェクト、地域健康プロジェクトの計4つがございます。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。 ◆6番(寺坂修一議員) 今後、市長の話では必要性がどんどん出てくるということになってきますと、新たに公民連携事業で行っていきたいと、こう思ってる事業がございましたら御答弁ください。 ○水落康一郎 議長  東地方創生局長。 ◎東克宏 地方創生局長  条例に基づきまして、民間提案制度を生かしまして、諸福児童センター跡地、立地のよい末広公園などについて可能性を探ってまいります。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。 ◆6番(寺坂修一議員) ちょっとここは通告してない質問します。済みません、ここまでは通告してたんですけど。  そのために一番必要なことは、このまちに、大東市に人が集まるかとか、そういうことをやろうとする民間を呼ぶことができる魅力のある大東市にすることが必要だと思うんですけど、それにつきましては、どういう見解を持ってますか。 ○水落康一郎 議長  東地方創生局長。 ◎東克宏 地方創生局長  先ほど申しました4つの公民連携のリードプロジェクトを確実に成功させることによって、多くのメディアの媒体などで取り上げていただきながら、周知・PRすることによって民間の投資意欲をかき立てていきたいというふうに思っております。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。 ◆6番(寺坂修一議員) 公明党としましては、平成8年の市会議員選挙のときに、人件費の3割カットという、要するに職員の数を3割カットするという、こういうビジョンを掲げて選挙をやった経過がございます。現実には、それは当時1,200人の方が、今500人から600人という形で大きくそれを達成し、現実に年間、その当時からしますと30億円の人件費が浮いてるという、この現状があります。ただ、現実の中で、新たに削減による改革というのは、もう無理な時代が来てるんじゃないかなと思います。そういう視点でいくと、新たな改革という、行財政改革というのは、逆に言うと、削減をしないで改革をやる必要があるという、そういう面で、民間の力を最大限利用する公民連携事業というのは、我が党におきましても、最大のポイントになってくると思います未来志向的事業であると思っております。これにつきましての見解をお聞かせください。 ○水落康一郎 議長  東地方創生局長。 ◎東克宏 地方創生局長  当然ながら、公民連携事業の推進につきましては、財政負担の抑制とともに、豊かな市民サービス、豊かな暮らしを向上していくという両面がこの公民連携事業にあるというふうに考えております。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。 ◆6番(寺坂修一議員) 先ほど、市長の話の中でもありましたけど、やはり新しいことを始めるということは、なかなか抵抗もありますし、理解もできていただけないということで、理解されてない間はほとんど反対するというのが普通の一般的心情でございます。ここをやっぱり、しっかりとトップが走って、どういうことなのかという、前委員会では、この公民連携という表現がおかしいんだったら、もうちょっとソフトタッチの、大東市独自の、国はひと・まち、何ですかね、そういういろんな言い方をしてますから、こういうのも必要じゃないかなと思うんですけど、そこにやはり市長が先頭に立ってやっていくべき、何ですか、理解していただくもんが必要だと思うんですけど、ちょっとそこについて市長の見解を聞かせてください。 ○水落康一郎 議長  東坂市長。 ◎東坂浩一 市長  いわば公民連携事業は、まちづくりコラボレーションというような形の概念でございます。多くの人の大きなアイデアを1つのものに集約する、そこで分厚い住民サービスを実践するというところが目標でございまして、その結果としてコストが削減され、合理化が図られるものであります。民間の力も利用しますが、今後はAIの力も利用します。最先端の技術を活用し、従来の行政の路線から大きく飛躍して、住民サービスを分厚く実践しながら合理化を図るというところに、いち早くチャレンジしていく必要を感じておりますところを私がしっかりと発信していく必要を感じているところでございます。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。 ◆6番(寺坂修一議員) そういっても、公共事業が全て、民間がいってしまって、気づいたら市長と議員しか役所に残ってないような時代が来るんじゃないかという、そういう危機感を持っておられる職員の皆さんも入れて、市民の皆さんもいらっしゃると思いますから、やはりしっかりと丁寧に、この説明責任を果たすということをやっていただきたいことを要望しておきます。  次に、公営住宅につきましてお聞きいたします。  府営住宅の戸数と市営住宅の戸数、それぞれの総戸数を教えてください。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  まず市内ですが、市内の府営住宅の戸数ですが、この4月に大東深野、144戸移管を受けました。それを除いて2,969戸。市営住宅につきましては、その144戸を加えまして、994戸となっております。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。 ◆6番(寺坂修一議員) それぞれの府営住宅、市営住宅の空き状況につきまして御答弁ください。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  まず、府営住宅でございます。30年3月末現在で空き戸数306戸、率にいたしまして約10%でございます。  市営住宅は、直近でございますが、63戸空き、率にしまして7%でございます。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。 ◆6番(寺坂修一議員) 府営住宅と市営住宅のそれぞれの募集時の倍率についてお聞かせください。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  平均いたしまして府営住宅が20.7倍、市営住宅が平均2.7倍でございます。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。 ◆6番(寺坂修一議員) その市営住宅の建てかえが必要な戸数と、将来的に発生する建築費の試算について、わかりましたらお答えください。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  現在、北条でプロジェクトで実施しております飯盛第二を除いてでございますけれども、耐震性が確保されてない、建てかえが必要な住宅につきましては、388戸でございます。1戸当たり、国土交通省が参考で出しておりますRCの構造、鉄筋コンクリートでございますが、1,900万円、1戸当たりといたしまして、総額で約74億円でございます。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。 ◆6番(寺坂修一議員) 府営住宅が大東市に移管されることでのメリットについてお答えください。 ○水落康一郎 議長  東地方創生局長。 ◎東克宏 地方創生局長  市内の府営住宅は、非常に魅力的な立地であると考えております。移管を実施することによりまして、空室を活用した子育て支援、福祉サービスの提供や、新婚子育て世帯向け募集の実施などにより、地域ニーズに対応したまちづくり施策への展開が可能になるというふうに考えております。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。 ◆6番(寺坂修一議員) そうはいいましても、先般の移管の深野住宅のときにも、やはり反対の方々が出ました。逆に、府営住宅が移管されることでの大東市のデメリットについてはどう考えますか。 ○水落康一郎 議長  東地方創生局長。 ◎東克宏 地方創生局長  全て移管されますと、約4,000戸の市営住宅の管理運営を市が実施していくことになるため、管理運営を実施していくための体制の整備と移管後の住宅に係る維持補修の経費が市持ちということになります。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。 ◆6番(寺坂修一議員) 先ほどの答弁でも、4,000戸という、大東市の市営住宅、府営住宅を入れるとなるわけですけど、大東市の人口規模と財政規模で公営住宅の4,000戸というのは多いのですか、少ないのですか。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  人口規模ですとか、財政規模で戸数が決まるというわけではございませんで、需要につきましては、将来の人口推移ですとか、民間の賃貸住宅の供給状況、このあたりを総合的に勘案して戸数というのを設定してございます。ですから、決して、人口、財政状況によって戸数は決まっているわけではございません。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。 ◆6番(寺坂修一議員) ここまでは通告の分ですので、この後、通告なしの分をちょっと言います。  まず、市長のほうからもありました深野住宅の利活用の話がございましたけど、移管された公営住宅がどういうメリット性の利活用ですか、これがされる予定になっているか、そういう試案があったら教えてください。 ○水落康一郎 議長  東地方創生局長。 ◎東克宏 地方創生局長  現在、府営住宅が移管されて検討しておりますのは、空き駐車場のコインパーキングですとか、新婚子育て向けの募集枠を設定するなど、市の裁量によって公営住宅の活用を考えております。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。 ◆6番(寺坂修一議員) そうしますと、公営住宅の空きというのか、まあ、空きというよりも1階部分とか、そういうことを利活用して、保育所をつくったり、介護施設をつくったりという、要するに府営住宅であるならばできないことを市営住宅であることで利活用ができると、こう理解してよろしいんですか。 ○水落康一郎 議長  東地方創生局長。 ◎東克宏 地方創生局長  移管の際の協定書の中にも、市のまちづくり施策に利活用する場合においては、府の基本的な、今まで規制があったことについての除外規定が適用されるというふうに聞いております。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。 ◆6番(寺坂修一議員) そうなっちゃいますと、公営住宅の、府営住宅も入れて、エレベーターの設置がおくれている市内の府営住宅につきまして、エレベーターの設置は逆に言うと、この移管を受ける大東市は優先的に行うことができると、こう理解してもいいんですか。 ○水落康一郎 議長  東地方創生局長。 ◎東克宏 地方創生局長  現在、3回に分けて移管をする府営住宅の移管の計画になっておりますけども、事前に大阪府において必要なエレベーターの設置がなされた後、移管がなされるというふうな計画で進めております。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。 ◆6番(寺坂修一議員) 先ほどの答弁の中で、府営住宅で306戸、市営住宅で63戸が空きがあるとありましたけど、この空きがあるということは、倍率が片方で20倍、もう片方で2倍ありながら、空きがあるということは、入りたい人が入れない状況なのか、それとも、もうこれ以上募集しても来ないのか、ここの違いはどうなってるんですか。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  空き住戸は常時発生しておりますので、市営住宅につきましては、年1回、府営住宅につきましては年6回募集をしております。その募集の際に、平均で例えば府営住宅20.7倍でございますが、末広住宅ですと60倍とかいう倍率にもなりますし、場所によって異なりますが、決してそのあいてるところに募集がないというわけではございません。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。 ◆6番(寺坂修一議員) 今、我々もよくこの相談を受けるときに、案内見ますと、70倍から、ひどいときは100倍が末広とか、北新町の住宅なんかは発生するという形になってますけど、これを大東市が移管するということによっていくと、大東市の住民を優先的に入れることも可能なんですか。 ○水落康一郎 議長  東地方創生局長。 ◎東克宏 地方創生局長  基本的には大東市の市営住宅になりますので、大阪府との一定の約束事はございますけども、大東市の市民の方が入っていただける倍率は、かなり広まってくるというふうに考えております。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。 ◆6番(寺坂修一議員) この議論をした前の議会のときにも、いろいろと反対意見が出ておりますが、その意見を踏まえた上で、メリット性もきちっと、やっぱりしっかり言っていかなければ、理解されてない人というか、反対の声だけを聞いて、反対の意見になっていってしまっているという形じゃなくて、しっかりと情報を提供するということも必要になってくると思いますし、今後の大きなビジョンとしての、要するに大東市という、このまちで13万人の18万ヘクタールのところで、実際公営住宅というのは何戸あったらベストなのかという、こういうある意味での公営住宅ビジョンというのもつくっていかなければ、府と市を足して4,000戸になりますという形じゃなくて、実際はそれは、実際このくらいの数字でもいけるんじゃないかという、ここも今後試算して計画をする必要があると思いますけど、どう考えますか。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  当然、先ほども申しましたけれども、人口の推移ですとか、民間の住宅需要、あるいは住宅の供給状況なども勘案しながら、本当に公営住宅として、住宅困窮者に提供する住宅の戸数は幾ら必要なのかというところは検証していかないといけないと考えております。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。 ◆6番(寺坂修一議員) また一般質問の中で、夕張市のこの住宅の話を大束議員が多分やると思いますので、またそこで庁舎のあり方、要するに公営住宅のあり方についてはまた議論をしていただきたいと思います。  最後に、庁舎の分にいきます。  現在の庁舎の耐震状況はどうなってますか。 ○水落康一郎 議長  北本政策推進部長。 ◎北本賢一 政策推進部長  平成20年度に実施いたしました震度6強の地震を想定しました耐震診断では、本庁舎の大部分におきまして、大振動により倒壊し、または倒壊する危険性があると診断結果が出ており、市民の皆さんの安全性の確保が急務となっているところでございます。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。 ◆6番(寺坂修一議員) そのことを踏まえて、現在のところで建てかえをするとした場合、大体の試算として建設費、建築費は幾らかかりますか。 ○水落康一郎 議長  北本政策推進部長。 ◎北本賢一 政策推進部長  現時点での概算ではございますが、現在地におきまして隣地を購入し、引っ越しを1回で済ませた場合、現庁舎の解体費用や複合化部分の工事費を含めましたイニシャルコストとしましては、約110億円と試算しております。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。 ◆6番(寺坂修一議員) それを新築ではなくて、現在のこの建物を耐震化にした場合の費用と、要するにどのくらいそれでもつか、これはわかりますか。 ○水落康一郎 議長  北本政策推進部長。 ◎北本賢一 政策推進部長  耐震補強につきましては、コンクリート壁の増設ですとか、鉄骨ブレースの設置など、技術的には可能でございます。しかし、そのほかの課題である狭隘化ですとか、分散化、構造体そのものの老朽化、バリアフリー対応を解決することは困難ではないかなと認識をしております。  建てかえではなくて、耐震費用といたしましては、概算で約40億円と試算しておりますが、20年後には大規模な改修ですとか、建てかえなどの対応が改めて必要になってくるものと試算をしているところでございます。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。 ◆6番(寺坂修一議員) これまで特別委員会が約15回開かれてまして、五、六年もうやってると思うんですけど、その中でいろんな手法とか、いろんな建てかえの試算とか出てきました。まず、それで何点か聞きますけど、まず、PFI方式でのこの建設のメリットをお答えください。 ○水落康一郎 議長  北本政策推進部長。 ◎北本賢一 政策推進部長  PFI方式でのメリットは3点です。1点目が市民サービスの向上、2点目が地域経済の活性化、3点目が財政支出の抑制、この3点です。特に、この3点目の民間資金の活用や、性能発注によります財政支出の抑制の効果、これは非常に高いメリットがあるものと認識をしておるところでございます。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。
    ◆6番(寺坂修一議員) 先ほどの市長の答弁の中にもありましたけど、従来の庁舎だけの建てかえから、複合的建て方にするというこのメリット性について説明をいただきたいと思います。 ○水落康一郎 議長  北本政策推進部長。 ◎北本賢一 政策推進部長  商業ですとか、都市機能の向上がまず図られる、これが1点ございます。それとともに、サービス、文化などの分野にも大きく影響しまして、高次機能を拡充することが期待されます。これは、公用施設、公用施設といいますのは、すなわち市役所の機能なんですが、市役所の機能だけでは成立をしないという重要な事項であると認識をしているところでございます。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。 ◆6番(寺坂修一議員) その上に立って、先ほどこの地で建てかえで110億円、耐震したとしても40億円、そういうぐあいに変わっていくことでの、今、基本計画の中では、住道駅周辺に移転するという形のことを基本ベースに考えておられますけど、このメリットにつきましての見解を聞かせてください。 ○水落康一郎 議長  北本政策推進部長。 ◎北本賢一 政策推進部長  住道駅周辺は複合化に対するメリットを実施できる場所であるということでございます。このことにつきましては、専門家の意見でありますとか、それから民間事業者に対する調査からも明らかになっているところでございます。  何よりも土地利用の寄与度ですとか、まちづくりの効果に対するポテンシャル、将来性が非常に高いものと言えると思っております。  一方で、現在地での複合化の可能性については、民間事業者へのサウンディング調査により、複合化による地域経済活性化は困難であるという意見をいただいているところでございます。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。 ◆6番(寺坂修一議員) そういう質疑の中で、議論の中で、3回の市民説明会を行いましたけど、その中で、主な移転に反対する方の理由についてお聞かせください。 ○水落康一郎 議長  北本政策推進部長。 ◎北本賢一 政策推進部長  多かった御意見としましては、まず浸水を初めとします災害リスクが高いのではないかということ、それから周辺道路が交通渋滞が増嵩するのではないかということ、それから3点目が民間施設との複合化についての必要性についてなどの意見が多うございました。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。 ◆6番(寺坂修一議員) その反対をされてる方々にどう理解していただいて、やはりPFI、いろんな公民連携とか、いろんな形をとったとしても、税金という公金を使うわけでございますので、そこは理解していただかなければいけないと思います。この方々に御理解いただくために、今後どうされますか。 ○水落康一郎 議長  北本政策推進部長。 ◎北本賢一 政策推進部長  それぞれのいただいた御意見に基づきまして、課題ごとに対する、より具体的な対策を計画の中に書き込んでまいりたいと今考えております。このことを皆様にお知らせできますように、今現在、事務作業を進めておりますけれども、それがまとまりましたら、改めて議員各位、また市民の皆様に広報、周知してまいりたいと考えているところでございます。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。 ◆6番(寺坂修一議員) 今回は、あえて市長に20分ぐらい、延々としゃべっていただきまして、市長の見解を聞かせていただきまして、特にこれからの大東市の大きな柱になります公民連携、そして公営住宅の移管、そして新庁舎ということでさせていただきました。我々公明党議員団、12月2日に5つのビジョンという形で、人が輝き、まちが羽ばたく大東市5つの立国ビジョンです。きょうの読売なんかでも、観光立国ということを国は言ってますけど、やはり地方自治体も、この国を立てるという形で、何で生きていくかということをしっかりビジョンとして持たなければならない時代に来てるんじゃないかという、そういう面で5つ、安心を推進する福祉立国、未来をひらく子育て教育立国、人に優しい環境・観光立国、安全をつくる防災・減災立国、新たな時代をひらくまちづくり立国、それぞれの大東市の実現というのを市長に予算要望ということで、平成31年度の予算をさせていただきました。これにつきまして、市長の見解をお聞かせください。 ○水落康一郎 議長  東坂市長。 ◎東坂浩一 市長  これは、12月の初めに要望書として頂戴いたしましたときに、地方自治体への要望で、立国というワードが入っていることに、やはり少し感じるところがありまして、自分なりに解釈をさせてもらいました。ここで言う国は、恐らく国家という意味の国じゃなくて、お国自慢とかいうように使うときの国というふうに解釈をさせていただきながら、立国の立つというのは、そのお国が立ってくる、つまり際立ってくるような政策実現をしてくださいという意味合いの要望であるというふうに現在解釈をしてございます。  1番目でありましたら、福祉立国でございますから、大東市というお国自慢ができるように、福祉がほかの地域と際立って、浮き上がって見えるほどの充実を見るというところへ向けて努力せよという意味合いが福祉立国大東市の実現、2番目から5番目にいたしましても、同じような意味合いで解釈をしてございまして、市民の皆様方にお国自慢をそれぞれの項目でしていただけるような政策実現を図れと、こういうような御要望に対してしっかりと取り組んでまいる所存でございます。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。 ◆6番(寺坂修一議員) 最後になりますが、新たな歴史に取り組むとき、必ず反対と抵抗がございます。過去の事業を立ち上げた創業者や政治家も同じような歴史を繰り返しています。創業事業では挫折し、政治家では暗殺されるなどの歴史を繰り返してまいりました。しかし、時代が必要としている事業・政策は、必ず民衆に支持されます。そのためにも、歴史を、時代を変革するためには、粘り強い説得と、理解していただくトップの行動が必要と感じます。  今回の大東市の取り組みは全国でも例のない施策であります。大東市民への理解とともに、市長の最大の参謀であり、推進軸であります市職員の皆さんの協力も必要であります。そのためにも、さらに市長のリーダーシップの行動が必要です。この実現を求めて、最後にもう一度、市長の答弁をお願いいたします。 ○水落康一郎 議長  東坂市長。 ◎東坂浩一 市長  時代の変化と将来の展望というものにつきましては、非常に多くの問題があることにつきまして、皆さんの一致するところかと思います。それに対します対策といたしまして、今、手がけることのできることに、今、行動として移していく、そのことに対します御理解は精力を込めて図っていくように努力をしていき、努力の結果、理解が広まり、皆様方と一緒に将来の課題が克服できるよう前進、一歩一歩前進できるような市政の推進を図る、こういったことを目指してまいる必要があると思ってございます。  強引に暴走するようなことを決して許されるわけでなく、一歩一歩の歩みに、一歩一歩の御理解が伴うということを肝に銘じて、職員と一丸となりながら邁進する所存でございますので、どうか御理解のほど、よろしくお願いをいたします。 ○水落康一郎 議長  6番・寺坂議員。 ◆6番(寺坂修一議員) どうもありがとうございました。また、傍聴の皆様ありがとうございました。御苦労さまでした。 ○水落康一郎 議長  暫時休憩いたします。午後3時20分から再開いたします。      午後3時05分休憩       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜      午後3時20分再開 ○水落康一郎 議長  休憩前に引き続き会議を開き、一般質問を行います。  次に、一問一答方式で、11番・北村哲夫議員。(拍手) ◆11番(北村哲夫議員) (登壇)皆さん、こんにちは。ただいま議長の指名をいただきました自民党翔政会の北村でございます。  本日はお寒い中、またお忙しい中、傍聴にお越しをいただきましてありがとうございます。また、ライブ中継でごらんの皆さん、よろしくお願いをいたします。  さて、平成の時代もあと5カ月で新元号になります。新しい時代に向け、2025年、大阪万博が開催が決定しました。来年6月にはG20大阪サミットが、またラグビーワールドカップと、大阪も活気づきます。大東市も活性化に向け、頑張っていきたいと思います。  それでは、通告に従いまして一般質問に入ります。  1点目、認知症対策についてでございます。  厚生労働省の調べで、2012年では認知症が462万人、予備軍が400万人、2025年には認知症が約730万人、予備軍が580万人で1,300万人、総人口の1割が認知症という時代を試算しています。  大東市の高齢化率も年々上がってきており、認知症の人数の割合も確実にふえていくと思います。本市として、現在認知症対策として、どのように取り組んでいますか。  2点目、避難誘導標識の設置についてでございます。  避難場所の看板は、自治会と調整し、地域の目立つ場所に設置していますが、有事の際に避難場所へ誘導する標識設置を要望し、各地区の電柱等に設置されていますが、設置後に避難場所への誘導経路の検証等はされましたか。  3点目、河川・水路の維持管理についてでございます。  大東市は、他市に比べ、一級河川や水路も多く、その水質や景観の維持管理業務も多岐にわたります。特に、しゅんせつについて、現状の作業はどうなっていますか。また、市内には多くのポンプ施設があり、老朽化も多く、その更新時は予算も多くかかります。その状況はどうなっていますか、お答え願います。  4点目、受動喫煙防止対策と条例制定についてでございます。  ことし7月、健康増進法の一部が改正され、受動喫煙の防止の指針が出ました。昨年度の議会において受動喫煙は国の動向を見ていき、市内においては路上喫煙禁止に関する取り組みとしていくと述べました。10月には、以前から要望していた喫煙所が整備されました。次のステップである路上喫煙禁止条例制定と、喫煙禁止区域の設定の進捗はどうなっていますか、お答え願います。  5点目、四条畷駅周辺整備と北条プロジェクトについてでございます。  現在進行中の2駅周辺整備と公民連携事業で進める北条プロジェクトにおいて、本市の東部地域全体のまちづくりについて、市の考えをお答えください。  6点目、新庁舎についてでございます。  PFI導入可能性調査も終え、新庁舎整備課も創設され、3地域の住民説明会も行い、アンケート調査も終え、その意見も参考にされながら、新庁舎整備基本計画を練っていると思われます。上程はいつされるのでしょうか、お答え願います。  7点目、英語教育についてでございます。  グローバル化に伴い、本市も英語教育には力を入れて取り組んでいますが、その成果はどうなっているんでしょうか、お答えください。  8点目、自治体の指定金融機関についてでございます。  これは9月議会におきまして指定金融機関の件をお聞きしました。北河内7市のうち、6市がりそな銀行を使っております。その後、近隣市と協議はどうされているのかお答えください。  9点目、文化遺産総合活用推進事業についてでございます。  この制度の概要と実績について、過去3年を振り返り、その内容をお答えください。  10点目、小・中学校のグラウンド照明についてでございます。  台風21号、24号による避難場所の開設に当たり、各小・中学校もその対象になりました。以前には、全中学校に照明器具を設置する事業がありましたが、本市8校のうち3校しか設置されていません。防災等の観点から小・中学校において照明設置はできないのでしょうかお答えください。  以上、10点質問いたしました。再質問の権利を留保し、降壇いたします。 ○水落康一郎 議長  澤田保健医療部長。 ◎澤田芳彦 保健医療部長  (登壇)認知症対策につきまして、お答えいたします。  初めに本市では、認知症についての理解促進・啓発を図るために、認知症サポーター養成講座を市民や企業向けに実施しており、これまでに延べ6,071名の方に受講していただいております。  次に、見守り対策としましては、携帯電話等へのメール配信を活用した「迷い人キャッチメールシステム事業」を展開し、迷われている方の早期発見・保護に努めており、当事業には490名の方に協力していただいております。  また、市内46事業者等と見守り協定を締結しており、異変に気づかれた場合は連絡をいただいてるところでございます。  次に、認知症御本人及び家族への支援につきましては、「認知症初期集中支援事業」を実施し、医療・介護の専門職から成るチーム員が訪問を行い、早期診断・早期対応に向けた支援を行っており、今年度から認知症の専門医による訪問相談体制を構築いたしました。  また、認知症についての相談や家族同士の交流を図るための「認知症カフェ」を市内9カ所で開催しており、御家族の介護負担の軽減を図るとともに、認知症の方の居場所づくりや認知症を地域の方々へ啓発する場として活用しているところでございます。  本市としましては、今後も認知症対策の充実を図ることにより、認知症の方ができる限り住みなれた地域で、生活できるまちづくりを目指してまいります。  以上でございます。 ○水落康一郎 議長  大石危機管理監。 ◎大石達也 危機管理監  (登壇)避難誘導標識につきましてお答えいたします。  災害発生時に指定避難所などに円滑に避難していただけるよう、平成28年3月に市内全自治区に自主防災組織の皆様の御意見も頂戴し、避難所案内板を設置いたしました。  また、平成29年3月には、この避難所案内板を補完するものとして、避難所までの方向や距離、対象となる災害種別を記載した避難誘導標識を避難所1カ所当たり4枚を目安に、市内全域で200枚を電柱に設置いたしました。  標識の表示内容につきましては、多くの皆様に御理解いただけますよう平易な案内とピクトグラム、多言語による表記を行いました。設置場所の選定に当たっては、関西電力にも御協力いただき、周辺住民の皆様を初め、一時的に滞在する皆様にも効果的に避難場所を案内できるよう、おおむね避難所の半径300メートルから一方向での案内が可能で、比較的交通量が多い場所を選定いたしました。  今後も、地域の皆様の御意見もいただきながら、災害時に役立つ効果的な案内ができるよう、引き続き検証してまいります。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  (登壇)初めに、河川・水路のしゅんせつについてお答えします。  本市を流れる河川及び水路は、大阪府が管理する寝屋川、恩智川、谷田川などの一級河川が約15.4キロメートル、本市が管理する宮谷川、銭屋川、廿田川などの準用河川や普通河川が約8.8キロメートル、その他の用排水路が約10.3キロメートルでございます。  一級河川のしゅんせつにつきましては、大阪府が5年に一度府下の全河川について堆積状況を調査し、土砂の堆積状況に応じて順次しゅんせつを行っており、本市域では住道駅周辺の寝屋川、恩智川において平成25年度から平成28年度にかけてしゅんせつを行い、野崎駅周辺の谷田川においては、平成28年度にしゅんせつを行っております。  本市といたしましては、今後も大阪府に対してしゅんせつの要望を行ってまいります。  本市管理の河川・水路につきましては、銭屋川において平成26年度から平成31年度までの計画でしゅんせつを行っており、他の河川・水路においても点検の頻度を高めるなどし、状況を見ながら適正な管理を行ってまいります。  次に、ポンプ場の更新についてお答えします。  本市には、ポンプ場・排水機場が30カ所ございます。現在のポンプ場・排水機場につきましては、本市がたび重なる浸水被害に見舞われていた昭和40年代から50年代にかけて浸水対策として整備された古い施設が多く、現在も排水能力を保つために適正な維持管理を行っているものの、維持管理費については老朽化が進むにつれて、今後も増加していくものと考えております。  この維持管理費につきましては、国からの補助金・交付金制度がないことから市の一般財源を充てており、財政上の負担も大きくなっております。  本市としましては、ポンプ場の維持管理・更新等に対する国の補助金・交付金につきまして、従前から大阪府に対して要望や相談を行ってきたところでございます。  今後も引続き、維持管理・更新等に関する支援措置が得られるよう、大阪府や他の市町村と連携を行いながら国に対して働きかけを行ってまいりたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  北田市民生活部長。 ◎北田哲也 市民生活部長  (登壇)路上喫煙を規制する条例制定の進捗状況についてお答えいたします。  条例制定に向けての前段的な取り組みといたしまして、本年10月に関係機関の協力により、住道駅前デッキでは喫煙場所に植栽を、駅南側ではパーティションを設置いたしまして、喫煙設備の整備を行ったところでございます。このことにより、喫煙者と非喫煙者とのすみ分けができつつある状況でございます。  条例制定に向けての今後のスケジュールといたしましては、関係機関との協議等を行い、大東市環境審議会での御審議も経た上で、来年度中の制定を目指して進めてまいりたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  東地方創生局長。 ◎東克宏 地方創生局長  (登壇)東部地域全体のまちづくりについての市の考え方についてお答えいたします。  本市の東部地域は、他地域と同様、高度経済成長期に急激に都市化が進んだエリアであり、南北を連絡する道路の不足や傾斜地など地勢的な要因から、近年は高齢化と人口減少が進行しております。  一方、東部地域は豊かな自然、歴史資源等の魅力が豊富にあり、ポテンシャルの高い地域でございます。そのため、東部地域の活性化は本市のまちづくりの方向性にとって喫緊の課題であると認識しております。  とりわけ、四条畷駅周辺エリアは、駅周辺整備において、駅へ円滑にアクセスするための道路及び駅前広場等の整備をすることで交通結節機能の向上を図るため、必要な用地の確保に向け、交渉を重ねるとともに、周辺道路の整備に向けた基本設計等を行うなど、着実に歩みを進めているところでございます。また、北条まちづくりプロジェクトでは、ココロもカラダも幸せに暮らせる住宅地を開発理念とし、公民連携の手法により道路、公園、住宅、店舗等を一体的に整備することで、まちの魅力の向上を図っているところでございます。  これらの事業を推進するに当たりましては、駅周辺整備を受け持つ街づくり部と連携し、生活動線の連続性の確保や各施設へのアクセシビリティの確保等、双方の事業間で調整を図り、より一層の相乗効果が生み出されるよう事業を推進してまいります。 ○水落康一郎 議長  北本政策推進部長。 ◎北本賢一 政策推進部長  (登壇)新庁舎整備基本計画についてでございます。
     新庁舎整備基本計画につきましては、本年5月に素案という形で公表させていただき、7月以降に、それをもとにした、住民説明会、パブリックコメント、住民アンケート、来庁者窓口調査を実施いたしました。  御案内のとおり、市民の皆様から、たくさんの御意見を頂戴し、議員におかれましても、特別委員会で御議論をお願いし、また、庁内職員におきましても、再度その内容を検証させていただいたところでございます。  御意見の中では、交通、浸水、複合化などの建設場所に関するものが非常に多く、これらの課題に関しましては、一般的な対応策の提示ではなく、関係機関への聞き取りや候補地周辺の実地調査など、多方面からの検証作業を重ね、これらの結果を反映させた対応策を、丁寧に説明する必要があると感じています。  こうしたことから、新庁舎整備基本計画につきましては、もう少し詳細に課題と対応策を整理する必要が生じております。  引き続き、新庁舎整備基本計画(素案)の修正作業を継続させていただき、次の3月定例月議会におきまして、議会に提案できることを目指し、御期待に沿える計画となりますよう事務作業に努めてまいりたいと存じます。 ○水落康一郎 議長  岡本学校教育部指導監。 ◎岡本功 教育委員会学校教育部指導監  (登壇)英語教育の成果についてお答えいたします。  平成29年度より「英語教育推進事業」を実施し、今年度からは全小学校の全学年において英語教育6カ年プログラム「DREAM」を活用した15分程度のモジュール学習を進めるとともに、中学校におきましては、中学校卒業時に実践的な英語力とされる英検3級程度の英語力を身につけることができるよう、「大東市版英検〜Daito English Trial」を引き続き実施し、受験料の助成を行っております。  昨年度は、本市、「まち・ひと・しごと創生総合戦略」において目標としていた中学校卒業時点での英検3級取得率20%を達成したことから、今年度は準2級、2級の受験についても助成を行い、さらなる英語力の向上に努めているところです。現時点でも昨年度の準2級、2級取得者数に比べ、今年度は大幅な伸びを見せております。  さらに、中学校英語教員の授業力向上にも努め、基本として英語で進める授業を目指して研修や研究授業を推進した結果、授業中の半分以上を英語で進める教員の割合も、20ポイント近く上昇しております。  本市では、今後も、本市ならではの特色ある事業を展開し、小・中学校における英語教育の推進に着実に取り組んでまいります。 ○水落康一郎 議長  山鬼会計管理者。 ◎山鬼太 会計管理者  (登壇)指定金融機関について、近隣との協議はどうなったかでございます。  指定金融機関に関し、近隣市会計管理者の意見交換会を10月1日に行いました。  指定金融機関からの要望については1市を除き、りそな銀行より昨年6月から本年7月にかけて1回ないし2回の要望がありました。内容につきましては、派出業務時間の短縮、口座振替手数料の増額、派出業務及び振り込み等の各種手数料の支払いなどがありました。要望金額につきましても各市の状況はばらばらでございます。これは、りそな銀行における市債残高、すなわち、それぞれの市に対する銀行側の主たる収益の違いがあると聞いております。  また、電話による意見交換、情報交換は随時、頻繁に行っております。共通課題であるため、近隣市の状況は常に積極的に交換しております。 ○水落康一郎 議長  南田生涯学習部長。 ◎南田隆司 教育委員会生涯学習部長  (登壇)文化遺産総合活用推進事業についてお答えいたします。  文化遺産総合活用推進事業は、自治体を経由の窓口とする国の制度です。その目的は、我が国の宝である地域の多様で豊かな文化遺産を活用した伝統芸能、伝統行事の公開、後継者養成、古典に親しむ活動などの各地域の実情に応じた特色ある総合的な取り組みに対して補助金を交付し、文化振興と地域活性化の推進を目指すものです。  補助の対象となる者は、各自治体に1つの地域の文化遺産の構成資産の所有者や保護団体等によって構成される実行委員会等となります。対象となる事業は、地域の文化遺産次世代継承の分野では情報発信、人材育成、普及啓発の各事業があり、伝統文化継承基盤整備の分野では、記録作成、後継者養成、用具等整備の各事業があります。  本市では、各地区でだんじり祭りが盛んである状況から、だんじりばやしの次世代承継教室や、だんじり関連の用具の部分補修が多い傾向にあります。  補助金交付の国の条件としては、自己資金が全体事業の15%以上必要である、用具の修理は全体計画当たり税込み1,000万円を上限とする、古くから継承されてきた仕様に基づく修理・新調に限る、仕様内容は学識経験者等の専門家の指導を踏まえる必要があるなど、細部まで決められ、これらの条件に合致させる必要があります。  なお、本市においては、交付の要望が多いため、1団体の要望額の上限を200万円としております。  この制度によるこれまでの補助金交付の実績につきましては、今年度は申請書類不備という理由で実績はありませんでしたが、それ以前のものとして、秋祭りのときに使用する太鼓の皮の張りかえや、ばちの購入、だんじりの彫り物やちょうちん、コマの修理、だんじりばやし継承のための講習会などがあります。  以上です。 ○水落康一郎 議長  森田学校教育部長。 ◎森田修司 教育委員会学校教育部長  (登壇)小・中学校の照明設置についてお答えいたします。  小・中学校におきましては、夜間校庭開放事業用の夜間照明設備として住道中学校、四条中学校及び深野中学校の運動場に設置しております。  その他の小・中学校につきましては、今後の利用状況等の変化により検討してまいりたいと考えております。  また、防災等の観点から避難所としての必要性も視野に入れながら、関係部局と研究してまいります。 ○水落康一郎 議長  11番・北村議員。 ◆11番(北村哲夫議員) それでは、順次再質問させていただきます。  最初に、時間的に9番の文化遺産の候補からさせていただきます。  まずこの事業なんですけども、これって各自治会さんとかは、お知らせとかはされてるんでしょうか。 ○水落康一郎 議長  南田生涯学習部長。 ◎南田隆司 教育委員会生涯学習部長  国・府から通知が来たときに、各自治会さん、あるいはだんじり保存会の皆さんに文書で通知させていただいております。 ○水落康一郎 議長  11番・北村議員。 ◆11番(北村哲夫議員) 自治会さんには知らせてるんで、大体、活用してはるんですけども、この制度、活用して、どこの地域でも大体だんじり関係とか、そういったお祭り関係の修繕とか後継者の養成等で補助金の申請されてるんですけども、これどこも、やっぱりこういった補助金って、なかなかない話なんで、かなり期待されてるんですけど、先ほど、不備で不採択みたいな形で言われたんですけども、その件について、どのように対応されたのか、また部長自体、どう感じておられるのか、ちょっとお答え願えますか。 ○水落康一郎 議長  南田生涯学習部長。 ◎南田隆司 教育委員会生涯学習部長  この補助金の不採択につきましては、こちらで作成しております様式が1つ抜けてたということで聞いておりまして、こちらも国からの通知を聞いたときに非常に驚いたんですけれども、これにつきまして、文化庁に直接電話、あるいは文書で何回も、文書を補正させていただくので補助金をいただけないかと折衝させていただいたんですけども、どうしてもかないませず、不採択という形に終わりました。それにつきましては、経過につきましては、申請団体に対しまして口頭及び文書でお話しさせていただきまして、おわびさせていただいたというところでございます。  ことしにつきましては、申請時期が迫っておりますんですけれども、いろいろ年によって、かなりまた条件が厳しくなっておりますので、その条件がうまいことクリアできるように支援をさせていただいているところでございます。 ○水落康一郎 議長  11番・北村議員。 ◆11番(北村哲夫議員) 対応されたんやけど、部長自体はそれでどう思われてますか。かなり悪いなというか、これかなり、僕らも保存会とか携わってるので、なかなか寄付的にもお金集めるのはしんどいというのは、各保存会も同じ状況なんで、結構不採択になったときには、かなりショックやと思うんですけども、その中で、部長的には、かなり自分とこの不備があるっていう話言うてはったんですけど、どう感じてますか。対応策は言われたんですけども、部長自体はどう考えてるかお答え願えますか。 ○水落康一郎 議長  南田生涯学習部長。 ◎南田隆司 教育委員会生涯学習部長  今回の申請に対しましては、一度もこちらに連絡はなく、急に不採択の通知が来たということで、それは遺憾に思うところではございますけれども、ミスしたのはミスでございますので、今後そのようなことがないように、会議の中で、会議といいますか、決裁の中でも、各上司の者がしっかりと見ていって、そういうことがないようにさせていただきたいと思うとともに、申請の条件に合うように団体さんのフォローをさせていただこうというふうに考えております。 ○水落康一郎 議長  11番・北村議員。 ◆11番(北村哲夫議員) わかりました。  まず、不採択になった団体のフォローはされていると、今回もされてる話なんで、行政さんは大体、申請主義なんで、確かに、これ国の助成金、かなり難しいのも知ってますし、専門家の知識も必要なんはわかるんですけど、そういう意味でも、皆さんやっぱり事務方としては、かなりプロなんでね、そういうところは何回もチェックするのが普通は常識かと思うんでね、文化庁に聞いても、それはかなり国は厳しいので、そういうのも認めてもらえないと思います。  今後、そういうことがないようにぜひともお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。  次なんですけど、会計管理者に来ていただいてるので、ちょっと、会計室のほうの質問をさせていただきます。  前回の9月議会でも、これはかなり言わせてもらったんですけども、近隣市と意見交換をされてるんですけども、かなり頻繁にされてるんですけど、銀行さんとは交渉はされているのか、前も交渉して、それの承諾はされてないと言われてたんで、今回はまだ交渉中なんですか。 ○水落康一郎 議長  山鬼会計管理者。 ◎山鬼太 会計管理者  指定金融機関との協議につきましては、頻繁にさせていただいております。また、状況的な部分も、近隣市も同じの状況もあるところがありますので、そちらのほうもあわせて協議のほうを進めてきたところでございます。 ○水落康一郎 議長  11番・北村議員。 ◆11番(北村哲夫議員) その協議のメンバーというのは、本市やったら誰が入ってるのか、構成メンバー、もしわかれば教えていただけますか。 ○水落康一郎 議長  山鬼会計管理者。 ◎山鬼太 会計管理者  本市につきましては、私自身が協議に入らせていただいております。  以上です。 ○水落康一郎 議長  11番・北村議員。 ◆11番(北村哲夫議員) それ、会計管理者1人だけなんでしょうね。それで、要望金額とかも、もう聞いてはるんですよね。それは交渉事なので、お聞きしませんけども、あと、交渉とかに入って、やっぱり銀行協会でも、協会もある話なんで、そういったことに対して、国とか、金融庁とか、財務省とか、そういったほうには相談という形はされないんでしょうか。 ○水落康一郎 議長  山鬼会計管理者。 ◎山鬼太 会計管理者  先ほども言いましたけども、銀行側から市町村に向けての部分につきましては、それぞれ差がありますので、特に金融庁とか、国とかとの確認はしておりません。 ○水落康一郎 議長  11番・北村議員。 ◆11番(北村哲夫議員) 確認じゃなくて、そういう形で来たときに、そういったものをほんまに支払わないかんとか、そういった中でどういう対応ができるかというか、そういうのは相談されてないんですかって話を、もう1つ上の団体というか、そういう省庁とかにお聞きしないんですかという話を聞いてるんですけど。 ○水落康一郎 議長  山鬼会計管理者。 ◎山鬼太 会計管理者  上部団体に関しての協議はしておりません。ただ、近隣市の状況とか、また近隣市超えて大阪府下の状況とかの市町村に対しては、連絡をとり合って、状況的な部分も協議を進めてきた中でございます。 ○水落康一郎 議長  11番・北村議員。 ◆11番(北村哲夫議員) その交渉結果とかは、いつとか、そういう期限はあるんですかね。 ○水落康一郎 議長  山鬼会計管理者。 ◎山鬼太 会計管理者  交渉期限につきましては、特にはないですけども、うちに対しては昨年6月にいただきまして、本来ならば平成30年度からいただきたいということではお話はいただいておりましたけども、協議をもう少し続けさせていただければなということでお願いをしてきていたところでございます。 ○水落康一郎 議長  11番・北村議員。 ◆11番(北村哲夫議員) これね、他市との議員と、自民党系の議員と相談、我々も意見交換してますので、また次回にお聞きをいたします。  それでは次に、認知症対策なんですけど、まず、11月11日って何の日か、部長は御存じでしょうか。 ○水落康一郎 議長  澤田保健医療部長。 ◎澤田芳彦 保健医療部長  介護の日ということで認識しております。 ○水落康一郎 議長  11番・北村議員。 ◆11番(北村哲夫議員) ちゃんとわかってはりましたね、僕もこれ調べたらね、ポッキーとプリッツの日って出てきたので、おかしいなと思ってたら、ほかのところには、ちゃんと介護の日という形で載ってたので、さすがですね。  それはいいんですけども、その日なんですけど、うちが会派視察で泉佐野市に行ってきまして、そのときに介護甲子園というイベントがありまして参加しました。これ、全国の介護事業者ですが、右の介護フェスティバルってあるんですけども、これもう10年ほどされてるんですけども、全国の介護事業者さんが集まって、そういった大きな大会なんで、この中でセミナーがありまして、介護問題がかなりこれから深刻になっていくという状況を言われました。  そこで、認知症対策が重要だと言われておったんですけども、まず人数の、先ほどは1,300万人が、もう2025年にはなるだろうと試算されてるんですけども、これは対策とかで軽減できると思うんですけども、そこで提案で、その方たちも言われたんですけど、早期の対策で、携帯のアプリで、声で認知症の判断ができるものが出てまして、ちょうどそこ、今、下の写真で、この対談されたときに出てきはりまして、でもね、介護事業者さんの女性がそれをテストしたんですけども、やっぱりその方は若かったので、そういったパーセンテージじゃなかったんですけども、この精度が大体90%ぐらいの精度で、高い精度があると言われてました。  そこに防災のアプリを足して、位置情報をセットして、徘回の、携帯持ってたらなんですけども、徘回の位置情報で、どこに徘回してる認知症の方がわかるというシステムを紹介されてたんですけども、これ大東市のホームページで市民には無料でできるような、ダウンロードできるようなシステム等を構築とか、そういう形ではできないのか、今ちょっと調べられたかわからないですけども、部長的には、どうお考えですかね。 ○水落康一郎 議長  澤田保健医療部長。 ◎澤田芳彦 保健医療部長  今、ちょっと初めて先進事例を聞かせていただいておりますが、認知症診断とか、あるいは迷い人のGPS機能というお話でございましたので、今後また研究してまいりたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  11番・北村議員。 ◆11番(北村哲夫議員) 一応、写真では、大阪市では認知症アプリであるんですけども、ちょっと内容は確認してないので、どういったものかわからないんですけども、これね、言われてたのが、我々やったら、議員も、市長も、職員も一応全員チェックして、自分自身が正常なのかどうなのかという形で、予防対策になると思いますし、また大東市は元気でまっせ体操で、かなりそれで健康というか、老化も防止してるというので、かなり他市からもそういう形では視察受けてると思うんですけども、そういったものとマッチングさせて、認知症対策に強いまちとして、そういった高齢化社会に適応していくまちづくりをしていっていただきたい思うんですけども、これね、そのときに、泉佐野市さんが70周年の記念事業で介護甲子園をされてたんですけども、泉佐野市ではもうそういう動きで動いてるんですけども、本市としてそういった話を聞くとか、調べるとかいうのは、今の時点ではどうお考えですかね。 ○水落康一郎 議長  澤田保健医療部長。 ◎澤田芳彦 保健医療部長  今御提案いただいてる内容とともに、他市の先進事例につきましても今後研究していきまして、本市の認知症対策には強化していきたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  11番・北村議員。 ◆11番(北村哲夫議員) 研究をしてくれはるので、もう一遍また聞きますね、これ。どういう内容なのかというのは、十分研究していただいて、3カ月あるんで、次の3月議会でも聞かせていただきますので、よろしくお願いします。  あと、今月の5日に神戸市さんが認知症救済制度を定めた条例改正案が可決されたんですけども、これ認知症に優しいまちとして、ぜひとも救済制度、本市も取り組んでいただきたいと思うんですけども、その点はどうお考えですか。 ○水落康一郎 議長  澤田保健医療部長。 ◎澤田芳彦 保健医療部長  神戸市につきましては、認知症の方が事故等を起こされた場合の賠償責任保険というんですか、そういった救済制度をスタートするということは聞き及んでます。また、市民の方に市民税の均等割として400円を上乗せした財源をもって充てるというところまで表明されているようでございます。  今後、これらについても含めまして、種々検討してまいりたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  11番・北村議員。 ◆11番(北村哲夫議員) これ認知症ですね、私の知り合いも若年性の認知症と診断されまして、もう亡くなられましたけども、家族も、やっぱり本人さんも大変だったと思いますので、そういった問題も、これからいろいろと多分事例出てくると思いますので、ぜひとも前向きに取り組んでいただきたいと思います。  次、避難所看板ですけども、この看板は自治会さんと、場所をどこに設置するかとされたと思うんですけども、今回のこれですね、右のほうなんですけども、これはそういった調整は自治会さんとされたのか。されてないのかな、ちょっとお答え願います。 ○水落康一郎 議長  大石危機管理監。 ◎大石達也 危機管理監  避難の誘導標識の設置につきましては、電柱の管理者の許可を初め、効果的に避難場所を案内できる設置場所がほぼ限定されるばかりか、避難経路を市が指定する案内ではなく、設置場所から避難所までの方向や距離など、位置関係をあらわすものであるため、特に自主防災組織さんや自治会との調整は行っておりません。 ○水落康一郎 議長  11番・北村議員。 ◆11番(北村哲夫議員) あと、これは阪奈道路なんですけど、これ大阪市の鶴見区なんですけども、これは歩道にソーラーパネルで、夜間もこれ、見やすい形で設置されてるんですけども、こういったのは大東市の中では、幹線道路いうても限られてくるんですけども、市内の銀座通りというか、そういうところでは、こういう形では数カ所、できないのかどうか、ちょっとそこはお考えはないですか。 ○水落康一郎 議長  大石危機管理監。
    ◎大石達也 危機管理監  本市の標識設置に当たりましては、できる限り人通りの多い道路を選定しており、幹線道路等の電柱にも設置しております。  標識や看板などを利用した防災情報の掲示につきましては、さまざまな形状や大きさ、素材はもちろん、わかりやすさや設置場所、景観にも配慮する必要があることから、防災情報の効果的な提供につきまして、今後も手段や方法も含めて、引き続き研究してまいります。 ○水落康一郎 議長  11番・北村議員。 ◆11番(北村哲夫議員) これ、標識なんですけども、きのう、私、これ質問するに当たって、一体、本当にどういうところにあるのかと探したんですけど、僕は新田なんですけども、新田の大体周りのあたりを探したんですけど、見つけられませんでした。大概うろちょろしてるので、わかるかなと思ってたんですけど。それで、うちらの地区の隣がすぐ大阪市と茨田大宮なので、ちょっとそこも入って見てみました。そしたらすぐ、こういう形で、左のほうなんですけども、もう頻繁にあるんですね。大東市の中で見つけたのが、住道駅周辺ですね。これは、そこの役所の近所のところの交差点なんですけども、たまたま見たら、規制看板の上に残ってたので、全然わからへんなと思ってたんですね。  これは住道北デッキの下なんですけども、ここももう、何が張ってるかがわかりません。こういう中で、本当に避難を誘導するのであれば、これ大阪市のは、ぱっとみて、かなり数もあるので、認識が、みんなが大体この看板は避難場所の看板だってわかってるんですね。僕もやっぱり大阪市に入ったときは、これ見たら、ああそう、あるねんなということで、やっぱり意識はします。そういった中で、このデザインとか、ダイトンとかが入ってるので、防災に別にそういったものは僕は要らないと思ってるんですよ。やっぱり見やすいので、みんなが見て、ここだなというのをもう一遍、会議であれば検討したほうがいいんじゃないかと思うんですけども。これね、これ緑でしょう。これ、川中新町のやつは赤なんですよ。どういうやり方をされてるのか、そういう基準があるのか。なぜかというと、大阪市さんはこれだけなんですよ、形が。でも、大東市はこれ、緑が丘にもあったんですけども、赤と緑と両方ある。そういったことが、本当に市民もわかってるのか。我々も、僕もやっと見てわかったんで、一体こういうのはどういう状況でされてるのか、どういった基準でつくられたのかというのをもう一遍ちょっと教えていただけますか。 ○水落康一郎 議長  大石危機管理監。 ◎大石達也 危機管理監  赤で表示しておりますのは、指定緊急避難場所でありまして、赤と緑、両方してるもの、また緑だけのものにつきましては、緑は指定避難所となっております。これらの情報につきましては、総合防災マップや、出前講座、自主防災組織の訓練時において、これからも危機管理室より周知に努めてまいりたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  11番・北村議員。 ◆11番(北村哲夫議員) 分けてるのはよくわかりますし、よくわかるんですけども、本当になったときに、一体そういうのが、緊急なのかというのは、我々も多分、パニクってるから、わからへんと思うんですね。その中で、やっぱり統一するなら統一するで、やっぱりすればいいと思うので、行政がわかってても、市民がわかってなかったら意味がないと思うんですね。これ、どんだけ自主防災組織で知ってますかと言って、やっぱりそういった中でヒアリングというか、してほしいんですよ。そやないと、ちょっと、いいものやってたかて、もったいないかなというのがあって、200カ所は、かなりやっぱり探しててもわかりませんし、ちょっとこれは増設したほうがいいかなと思うんですけど、そういった意味に合わせて、もうちょっとふやすような形で、もう一遍検討できないでしょうか。 ○水落康一郎 議長  大石危機管理監。 ◎大石達也 危機管理監  本市におきましては、避難所と避難所の距離が近い場所が多く、標識をふやすことで混乱を招く可能性も考えられることから、設置に当たっては、慎重に検討を重ねてまいりました。  今後、効果的な案内ができますよう、地域の皆様の御意見もいただきながら、検証を図ってまいりたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  11番・北村議員。 ◆11番(北村哲夫議員) 混乱を招くのはどっちなのか、ちょっとわからないんですけど、やっぱりある程度、リードしていくのは行政でいいと思うので、そういった検証で、もう一遍市民とも、わかってもらうのは、市民と、守るのは皆さんの財産・生命守らないかんので、そこはもうちょっと、市民の意見も聞いていただきたいなと思います。  あと、路上喫煙の防止区域選定なんですけども、先ほどの答弁で関係機関と調整とか言われてましたけども、どことどういう調整をされるのか、お願いいたします。 ○水落康一郎 議長  北田市民生活部長。 ◎北田哲也 市民生活部長  その辺はまた、JT、警察、たばこ組合等々の関係機関でございます。 ○水落康一郎 議長  11番・北村議員。 ◆11番(北村哲夫議員) これ、ことしのあれに、10月、要望してた喫煙所がデッキの上と、末広公園のところにできました。これはJTさんも、たばこ組合さんも、言うたら、我々も入って、審議会でお願いして、行政さんも頑張っていただいたのでできたと思うんですけども、そのときにある程度、そういった区域とか、設定の協議もできてたと思うんですけども。あと、審議会というのが出てきてたんですけども、この審議会はことしはなかったのか。この審議会というのは、毎年1回あるのか、この審議会というのは、ことしあって話されたのか、この件について。 ○水落康一郎 議長  北田市民生活部長。 ◎北田哲也 市民生活部長  まず、喫煙場所の整備を確保する、そこから禁止地区の設定及び同時進行として条例制定に向けた取り組みをするという考えの中、来年度以降、環境審議会のほうに、この路上喫煙禁止条例の話を上げていくと、こういうことでございますので、今年度につきましては、路上喫煙禁止条例の関係での審議会への案件については上程しておりません。 ○水落康一郎 議長  11番・北村議員。 ◆11番(北村哲夫議員) これもう5年以上言うていってるので、やっぱりスピード感持って、まあされてると思うんですけども、ぜひともよろしくお願いいたします。  あと、駅周辺整備で、これ、大東市は駅前周辺と北条プロジェクトが連携して、市同士の連携なのでいけると思うんですけど、あと、横がすぐ、もう境界わかりませんけども四條畷市さんが境界でありますよね。四條畷市との連携はどうされていくのか、ちょっとそこだけお願いいたします。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  四条畷駅周辺整備につきましては、市東部地域の振興を図るために、駅をまちづくりの拠点としまして、魅力あるまちづくりを進めているところでございます。  今年度は四条畷駅前東線、道路ですね、それから駅東側の駅前広場について基本設計を行っているところでございます。  また、駅前広場などの必要な用地の確保に向けて鋭意交渉を進めているところでございます。四條畷市との連携につきましては、大東市・四條畷市広域連携会議というものを設置しております。広域におけるさまざまな課題を議論しておりまして、四条畷駅周辺整備につきましても、両市で意見交換などを行い、連携調整を図っているところでございます。 ○水落康一郎 議長  11番・北村議員。 ◆11番(北村哲夫議員) 庁舎聞こうと思ってたんですけども、来月上がってくるかもしれないので、またそこで質問させていただきます。ありがとうございました。終わります。 ○水落康一郎 議長  次に、一問一答方式で、3番・小南市雄議員。(拍手) ◆3番(小南市雄議員) (登壇)皆さん、こんにちは。大東市議会の小南でございます。議長の指名により、一般質問をさせていただきます。  本日は、区長会の皆様初め、市民の皆様に議会の傍聴に来ていただきまして、ありがとうございます。市民の皆さんに住み心地よい優しいまちづくりに頑張ってまいりますので、よろしくお願いします。  それでは、一般質問に入ります。  まず、災害時対応に地域での資機材等の備蓄について質問します。  現在、本市では、災害時に対応できる資機材、土のうなど、どのような物をどこに備蓄していますか。災害発生後に、資機材、土のうなどを備蓄まで取りに行く時間がかかり、また備蓄場所も皆さんに周知されているとは限りません。そこで、地域の皆さんがいち早く対応できるように、各自治会の公民館、倉庫などに分散備蓄しておくべきと考えますが、お答えください。  2番目に、働きやすい職場の環境づくりの1つとして、「イクボス」がございます。働きやすい職場の環境づくりとして、国の関係機関を初め、地方自治体や民間企業などのトップがイクボス宣言を行っています。  そこで、イクボス宣言とはどのようなものですか。よく似た言葉のイクメンとイクボスの違いを説明してください。  大阪府下でイクボス宣言を行った自治体などを教えてください。  次に、生産緑地法の区域の規模に関する条例の改正による影響について質問します。  本市では、生産緑地地区の面積規模を500平方メートルから300平方メートルに引き下げるための条例を制定するということですが、本市で制定されることにより、市街化区域内の生産緑地地区の増加の見通しはどうなりますか。また、筆数と面積はどうなりますか。  現在、300平方メートル以上500平方メートル未満で宅地並み課税対象となっている農地の改正後の固定資産税収にはどのような影響がありますか。  また、改正によって考えられる宅地化など農地転用への影響はどのようなものですか。  次に、次期教育ビジョンについて質問します。  昨年度、私たち大東市の教育に関する特別委員会は、学び合う授業づくりを教育現場で説明を受け、その事業の様子も見学することができました。  そこで、教育ビジョン基本計画実施の10年を振り返って、本市教育の変化と成果はどのようなものがありますか。  この10年間の授業改善の校内園研究事業について、各学校園での開催頻度はどのぐらいですか。また、経験年数層はどのようになっていますか。一人一人の授業技量は伸びましたでしょうか。  次期教育ビジョンの策定について、策定目的と中心となる考え方を教えてください。また、設定年数等を教えてください。  具体的な数値目標や達成期間などの設定をどのように考えますか。  最後に、大東市全世代地域市民会議運営事業について質問します。  この事業の趣旨、定義、基本理念、役割等が大東市自治基本条例に基づいていますか。また、整合性がとれていますか、質問します。  区長会で皆さんにすごい創設意欲が湧くような説明を十分してきましたか。  平成29年度は25自治区に対し、総額940万4,968円の補助をしました。補助金交付対象の運営・活動とはどのようなものですか。  以上、再質問の権利を留保し、降壇いたします。よろしくお願いします。 ○水落康一郎 議長  大石危機管理監。 ◎大石達也 危機管理監  (登壇)災害対応での地域の資機材の備蓄についてお答えいたします。  本市の災害用資機材は、排水ポンプを初め、スコップ、ハンマー、バール、ブルーシートなどの資機材や道路などの補修用資機材をJR高架下の防災備蓄倉庫にて管理しております。また、土のうにつきましては、府道大阪生駒線深野南交差点付近の土のう置き場、灰塚の土のう置き場のほか、水防時の各地区対策部にも分散して備蓄しており、緊急対応が必要な場合に職員及び業者手配により対応しております。  次に、地域への防災資機材等の分散備蓄につきましては、災害発生時の被害を最小限に抑えるためには、自主防災組織を中心に地域での初動対応が大変重要であると認識しております。  本市では、各自治区などでの自主防災組織の結成時に、災害用資機材セットを助成しており、地域の防災倉庫や公民館などに設置し、御活用いただいております。  なお、土のうの各公民館などへの分散備蓄につきましては、品質を維持するために適切な保管が求められることや、経年に伴い頻繁に入れかえを行う必要があるなど管理が煩雑となることから、困難であると考えております。市での緊急時の土のうの対応について、引き続き体制強化に努めてまいります。 ○水落康一郎 議長  池谷市民生活部人権政策監。 ◎池谷幸一郎 市民生活部人権政策監  (登壇)イクボス宣言についてお答えいたします。  「イクボス」とは、男女を問わず、職場でともに働く部下やスタッフのワーク・ライフ・バランスを考え、その人のキャリアと人生を応援しながら、組織の業績と結果を出しつつ、みずからも仕事と生活を楽しむことができる上司・経営者・管理者のことを言います。  少子高齢化が進み、共働き世帯や介護を担う職員がふえていくと見込まれる中、職員が働き続けることができる、そのためには、仕事と生活が両立できる職場環境と、部下や組織を育てる「イクボス」の存在は重要であると考えます。  そのイクボスがイクボス宣言を行うことによって、組織として、働きやすい職場づくりや時間外勤務の縮減、年次休暇等の取得促進、ワーク・ライフ・バランスの実践などの効果が期待できるものでございます。  次に、イクメンとイクボスとの違いについてでございます。  イクボスは、ただいま御答弁申し上げましたとおりでございますが、一方、イクメンは、厚生労働省のイクメンプロジェクトのホームページによりますと、イクメンとは、子育てを楽しみ、自分自身も成長する男性のこと。または、将来そんな人生を送ろうと考えている男性のこととなってございます。  よく似た言葉でございますが、内容は違ったものでございます。  最後に、大阪府下の自治体でのイクボス宣言についてでございます。  市長がイクボス宣言を行った市は、堺市、大阪市、茨木市、柏原市、岸和田市、豊中市の6市で、大阪市につきましては、東淀川区、住吉区、西成区、生野区の4区長もイクボス宣言を行っております。  また、特徴的なところとしましては、柏原市では、商工会会長、大阪教育大学の学長、学校法人玉手山学園理事長の連名で、また岸和田市では、市長以下部課長級職員のほか、市内34の会社と6団体が共同で宣言を行ったというものがございます。  以上でございます。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  (登壇)生産緑地法改正に関する御質問でございます。  都市における良好な生活環境の保全や都市防災などを目的として、現在106地区、面積約22ヘクタールの生産緑地地区を指定しております。  農地の持つ緑地機能や保水機能、災害時の空地としての機能等を踏まえ、生産緑地制度のさらなる活用により、都市農地を保全する必要性が高まっていることから、平成29年6月に生産緑地法の一部が改正され、生産緑地の面積の下限を、現行の500平方メートル以上から、地域の実情に応じて市町村の条例で300平方メートル以上500平方メートル未満の範囲で定めることが可能となりました。  現在、生産緑地の面積要件を引き下げる条例について、今年度中の制定に向けて取り組みを進めているところでございます。  面積要件の引き下げを実施することにより、新たに対象となる面積300平米以上500平米未満の都市農地は、87筆・3.4ヘクタールございます。将来にわたって都市農地の保全を図るため、農業委員会や農業関係団体を通じて面積要件の引き下げにより新たに対象となる生産緑地の所有者に対して御案内を行い、新たな制度の周知を徹底してまいりますことから、相当数の追加申請が見込まれますが、現段階でその件数等については定かではございません。  さまざまな機会、媒体等を活用して周知の徹底に努めてまいります。  以上です。 ○水落康一郎 議長  品川総務部長。 ◎品川知寛 総務部長  (登壇)生産緑地法の一部改正によります固定資産税への影響についてお答えいたします。  現在、本市におきまして、生産緑地地区として課税しております農地につきましては、337筆の約22万平方キロメートルあり、今回の改正により新たに生産緑地地区の対象となる農地につきましては、87筆の約3万4,000平方キロメートルございます。  固定資産の税収で申し上げますと、今回、新たに生産緑地地区の対象となる農地が、全て指定を受けたと仮定をいたしますと、宅地並み課税額約700万円から、生産緑地地区農地課税額約7万円となり、年間でおおむね最大で693万円程度の減収となる見込みでございます。  しかしながら、実際にどれくらいの割合の方が申請するかにつきましては、現時点では未定という状況でございます。 ○水落康一郎 議長  北本政策推進部長。 ◎北本賢一 政策推進部長  (登壇)生産緑地法改正による農地転用の影響についてでございます。  市街化区域内農地は、これまで将来的には宅地化すべきものとして考えられておりました。しかし、人口減少などにより、これ以上宅地をふやす必要性がなくなったことや、都市農地は農産物の供給機能に加え、国土の保全、災害の防止、景観の形成など、多面的機能を有していることから、その保全に向けた機運が高まり、平成28年5月に「都市農業振興基本計画」が閣議決定され、新たな都市農業の振興施策と都市農地を守る施策の1つとして、生産緑地法が改正され、農地は都市にあるべきものとして方針が大きく転換されました。  本市におきましても、この新たな制度の創設により、農地転用が抑制されるとともに農地の保全も図られます。  意欲ある農業者が安定的に農業の営みを継続できる環境が整うものと期待しているところでございます。 ○水落康一郎 議長  岡本学校教育部指導監。 ◎岡本功 教育委員会学校教育部指導監  (登壇)次期教育ビジョンについて御答弁申し上げます。  平成21年に策定いたしました本市教育ビジョンでは、基本理念として、「学び合い、学び続ける明日の市民の育成〜学び合う力は、教育に自立と協同の文化を育む〜」を提唱し、大東の目指す子供像を掲げ、各校園において教育実践を積み重ねてまいりました。  この間、各校園の落ちつきとともに、教員の同僚性の高まりが見られ、教育ビジョンをもとに、互いに切磋琢磨し、学級・授業を開き専門性を高め合う文化、外からの風を受け入れ、よりよい授業改善を追求する文化が醸成されてきました。  成果としまして、学力面では、全国学力・学習状況調査標準化得点において過去最高数値を更新するなど、小・中学校いずれにおいても着実に向上しております。  また、児童・生徒質問紙からは、「認め合う人間関係づくりの高まり」、「学習者主体の授業による児童・生徒の参画意識の高まり」、「規範意識の高まり」、「子供と地域のつながりの高まり」などの成果も、数値とともに各校の実感としてもあらわれてきております。  市教育委員会としましては、これらの変革や成果と合わせ、課題につきましても整理・重点化を行い、次期教育ビジョンでの取り組みに、確実に生かしてまいりたいと考えております。  次に、授業改善の推進につきましては、各校園に対して「年間3回以上の公開授業改善研究会を実施すること」としております。今年度につきましては、現時点で、市内全体で60回開催しており、3学期にも26回予定されております。  また、各校が独自に授業公開期間を設定し、教員がお互いに授業を参観し、授業力の向上につなげる取り組みもふえてきました。  授業者の経験年数層につきましては、数年前までは、経験年数の浅い教員が授業者となる傾向がありましたが、近年は校内のいわゆる中堅・ベテラン層も授業者となり、あらゆる経験層が授業を参観し、研究協議を通じて研さんを積んでおります。
     一人一人の授業技量につきましては、授業づくりビジョンの明確化、授業を開く文化の醸成、研究会の充実、指導主事による学校訪問などにより、着実に向上していると把握しております。  例えば、今年度の児童・生徒質問紙における授業改善に関する項目、「話し合う活動を通じて、自分の考えを深めたり広げたりすることができている」におきましては、小・中学校いずれも10ポイント以上改善されており、児童・生徒の実感の伴った授業改善が行われております。  引き続き、初任者及び10年経験者を対象とした、授業改善に係るワークショップ研修や実践研修を開催するなど、多面的に教員個々の授業力向上に努めてまいります。  最後に、次期教育ビジョンにつきましては、本市教育大綱を土台として、現行の教育ビジョンのもとでの研究・実践の成果と課題、進捗状況を踏まえ、本市学校教育がさらにステップアップし、子供たちの健やかな成長を確かなものとすることを目的に、基本理念、達成目標、実践手法などを掲げたものでございます。  とりわけ、次期学習指導要領にある、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業づくりの内容につきましては、本市が国に先駆けて取り組んできた実践や今後の展望も含め、改めて市内教員共通のベクトルを示す予定にしております。  設定年数につきましては、実践及び検証のサイクルをスピード感のあるものとすることを念頭に、3年程度を想定しております。  ビジョンの策定とあわせて、成果指標の明確化は重要であると考えており、理念や目標、実践に加えて、具体的なチェックリストを作成中でございます。現在、策定委員会にて検討している議論を踏まえ、適切な数値目標項目・検証期間を設定してまいります。 ○水落康一郎 議長  北田市民生活部長。 ◎北田哲也 市民生活部長  (登壇)全世代地域市民会議運営事業の趣旨、定義、基本理念、役割等が、自治基本条例に基づいているのか、整合性がとれているのかについてですが、全世代地域市民会議は、大東市の市民自治の基本を定めた最高規範である自治基本条例の第6章に規定する「協働と参画」の趣旨に基づき、市民が主体的にまちづくりに参画し、本市における住民自治の推進を図ることを目的としています。  したがいまして、全世代地域市民会議基本方針では、市民会議の趣旨、定義、基本理念等におきまして自治基本条例との整合性を図るべく記述し、多様な主体が連携し合う、協働のまちづくりを進めてまいる考えでございます。  次に、区長会への創設意欲が湧くような説明を十分してきたかについてですが、市民会議は、現在17の市民会議と1つの協議会、3つの準備会が発足し、自治区としては、準備会も含め31自治区となりました。  区長会へは、これまでそれぞれの地区への個別対応、あるいは小学校区・中学校区単位で集まってもらったところへ出向き、説明を行ってまいりました。現在も引き続き事務局の自治推進室の職員や地区担当職員が区長さんの要望に応じた対応をさせていただいております。説明に当たりましては、市民会議のハンドブックを資料としてお配りし、市民会議が目指すことや、補助金の説明や用途について具体例などを挙げ、説明させていただいております。  次に、補助金交付対象の運営、活動とは、どのようなものかについてですが、市民会議の補助金は、「市民会議準備会運営補助金」、「市民会議運営補助金」、「市民会議活動準備補助金」、「市民会議活動補助金」がございます。  市民会議準備会運営補助金は、市民会議設立に関して必要な事項を検討し、市民会議準備会を立ち上げた際の運営を支援する補助金で、市民会議運営補助金は、市民会議の運営を支援するための補助金で、ともに会場費や会議に必要なお茶代などの会議費や、事務用品代、コピー代などの消耗品費等に対して補助金を交付しています。  市民会議活動準備補助金は、市民会議が行う活動の円滑な準備を支援するための補助金で、市民会議立ち上げ時に必要なパソコン、プリンター、デジタルカメラなどの備品購入などに対し補助金を交付しています。  最後の市民会議活動補助金は、市民会議の活動を支援するための補助金で、平成29年度の主なものとしましては、防災マップの作成や地域防災の強化を図るための資器材の購入など、災害に備え、住民の暮らしと生命を守ることへ活用されるなど、地域課題等の解決に要する活動に対し補助金を交付するものでございます。  以上でございます。 ○水落康一郎 議長  3番・小南議員。 ◆3番(小南市雄議員) それでは、再質問させていただきます。  まず、災害時対応ですが、現在自主防災組織を持っておられる自治会は幾つありますか。 ○水落康一郎 議長  大石危機管理監。 ◎大石達也 危機管理監  51自治区中、現在49自治区において設置済みでございます。 ○水落康一郎 議長  3番・小南議員。 ◆3番(小南市雄議員) 自主防災組織については、2地区に対しても、それぞれに応じた立ち上げを働きかけていただきたいと思います。  また、各自治会では迅速な対応ができるように、それぞれに備蓄について再度要望しておきますので、よろしくお願いします。  次に、働きやすい職場の環境づくり、イクボスでありますが、仕事と生活が両立できる職場、また部下や組織を育てる上司がイクボスということですが、職員が働き続けることができることをもう少し具体的に教えてもらえますか。 ○水落康一郎 議長  池谷市民生活部人権政策監。 ◎池谷幸一郎 市民生活部人権政策監  先ほど、壇上にて御答弁申し上げましたが、今後ますます少子高齢化が進み、共働き世帯や介護を担う職員がふえていくと見込まれております。以前から女性が出産や子育てを契機に離職するということはございましたが、加えて、現在は男女を問わず、親の介護のために仕事をやめなければならない、いわゆる介護離職という言葉もよく使われるようになってきました。育児休暇や介護休暇が整備されているところは、自治体だけではなく、民間企業にもございますが、これら制度のさらなる充実と、その休暇を取得しやすい職場の雰囲気、仕事と生活が両立できる職場環境を整えることが、職員が働き続けることができるということにつながっていくものであると考えております。 ○水落康一郎 議長  3番・小南議員。 ◆3番(小南市雄議員) 働き方改革の重要な取り組みの1つになると考えておりますので、本市でもイクボス宣言を行うべきと考えますが、どうですか。 ○水落康一郎 議長  池谷市民生活部人権政策監。 ◎池谷幸一郎 市民生活部人権政策監  本市もイクボス宣言を行うべきということでございますが、現在、第4次大東市男女共同参画社会行動計画を策定しているところであります。その中でワーク・ライフ・バランスについて、市内の事業所への啓発・理解促進に努めるためにも、市役所がロールモデルとなるよう、大東市としてワーク・ライフ・バランスを推進し、働きやすい職場宣言を行うことを明記したいと考えております。  今後、策定される第4次大東市男女共同参画社会行動計画に基づき、ワーク・ライフ・バランスの啓発・周知・実践と市役所が職員の個性と能力が発揮され、適性に応じた働きやすい職場となるよう、行革推進室並びに人事課を初め、関係各課ともしっかりと連携をしながら、取り組みを進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○水落康一郎 議長  3番・小南議員。 ◆3番(小南市雄議員) 以前に質問・要望しておりました人権的にパートナーシップ制度の制定とともに、このイクボスの宣言に向けて環境を整えていただきたいと思いますのでよろしくお願いします。  次に、生産緑地法ですが、生産緑地を申請した人が何らかの原因によって、途中で農業ができなくなった場合に、宅地並み課税は申請初年度までさかのぼるのか、どうですか。 ○水落康一郎 議長  品川総務部長。 ◎品川知寛 総務部長  生産緑地地区の廃止につきましては、生産緑地法に基づいて都市計画審議会の承認を経て決定をされます。この決定を受けました翌年の1月1日が課税内容の変更となる基準日となり、次年度から宅地並み課税となる制度となっております。したがいまして、さかのぼって宅地並み課税となることはございません。 ○水落康一郎 議長  3番・小南議員。 ◆3番(小南市雄議員) わかりました。そのことを誤解されている、私もそうだったかもしれませんが、そういった方がおられますので、よく説明していただきたいと思います。  また、それぞれの申請者に向けて、申請受け付けについて、期限を事前に知らせることが必要と思いますが、通知していただけますか。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  受付期限につきましては、当然ながら事前に周知をさせていただきます。例えば、広報であったり、ホームページの中で周知をさせていただきますけれども、受付期限というのは特に設けておりませんので、そのあたりは御安心いただきたいと思っております。 ○水落康一郎 議長  3番・小南議員。 ◆3番(小南市雄議員) 今、新たに生産緑地の指定を受ける方、また引き続き営農を継続する場合に指定を受ける特定生産緑地の申請者、予定者に対しても説明すべきと思いますが、どうですか。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  現在、今生産緑地を指定されておられる方が期限を設けられる前に、その周知をさせていただくべく、所有者等の調査を行っております。その所有者等の調査によりまして、特定した上で、可能な限り全員の方に周知をさせていただきたいというふうに考えております。 ○水落康一郎 議長  3番・小南議員。 ◆3番(小南市雄議員) 先ほどの申請の期限はいつになってますでしょうか。 ○水落康一郎 議長  今出街づくり部長。 ◎今出正仁 街づくり部長  新たに生産緑地の要件を得られる方、300平方メートル以上の方につきましては、来年度から条例制定後ですね、来年度から受け付けをしたいというふうに考えております。一応、期限は7月末ということで一旦切らせていただきます。この切らせていただく理由と申しますのは、都市計画審議会の承認を得て、生産緑地というのを指定させていただきます。申請いただいた後に、現地調査ですとか、書類の審査をさせていただいた上で、11月の都市計画審議会にかけて、翌年の1月から生産緑地の税制特例を受けていただくということになっております。それ以外の方につきましては、7月以降、受け付けた方につきましては、申しわけございませんが、翌年の都市計画審議会ということにさせていただきたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  3番・小南議員。 ◆3番(小南市雄議員) わかりました。いずれにしても周知をよろしくお願いしたいと思います。  次に、次期教育ビジョンについてでありますが、学校園での授業改善研究会での意見交換の内容が10年間でどのように変化が見られますか。 ○水落康一郎 議長  岡本学校教育部指導監。 ◎岡本功 教育委員会学校教育部指導監  各校園の研究協議では、従前は1人の授業者に対して、全教員が順番に指摘・感想を述べ、指導講師が講話でまとめるといった、ややもすると形式的・セレモニー的なケースも確かにございました。しかし、近年は教員自身が主体的に学ぼうとする意識の高まりに呼応する形で、研究協議会のあり方も大きく変容しております。グループ討議を中心に、双方向の交流・研修の場となっております。教科や学年の壁を越えて、自身の授業にどう生かすかという視点で各教員が自分のこととして、研究協議に臨んでいる姿勢こそがこの10年間の大きな変化であるというふうに考えております。 ○水落康一郎 議長  3番・小南議員。 ◆3番(小南市雄議員) それぞれ意見交換されてるようですが、それぞれの意見や授業での成果、反省点、その後の目標などを各学校園全体で共有しているでしょうか。また、市全体で共有してますか。 ○水落康一郎 議長  岡本学校教育部指導監。 ◎岡本功 教育委員会学校教育部指導監  各校園では研究授業に至るまで、あるいは実施後におきまして、校内研究通信、または授業づくり通信を発行するなどで全教員で狙いや成果、課題を共有しております。  市教育委員会としましても、指導主事が授業協議会に参加しております。各校の様子や、好事例を冊子や授業研究ニュースとしてまとめて、全校に発信し、共有化を図っているところでございます。 ○水落康一郎 議長  3番・小南議員。 ◆3番(小南市雄議員) 取り組みの上で、児童・生徒の全国学力・学習状況調査結果と教師の授業力との関係をどのように考えてますか。 ○水落康一郎 議長  岡本学校教育部指導監。 ◎岡本功 教育委員会学校教育部指導監  全国学力・学習状況調査の結果は、さまざまな要因を背景にしたものでありますけれども、教員の授業力もその要因の1つであるというふうに認識しております。本市児童・生徒の学力が向上傾向にありますのは、家庭教育支援とともに、教員の授業力の向上があってこそというふうに考えております。学校としてできる最良の学力向上策は授業の質の向上であり、教員が最も専門性を発揮しなければならない本来の使命はそこにあることを自覚して取り組みを進めてまいりたいというふうに思っております。 ○水落康一郎 議長  3番・小南議員。 ◆3番(小南市雄議員) 今、答弁にありましたが、今後も必要とされるものは、やはり授業力でありますので、その辺の対策をどう考えてますか。 ○水落康一郎 議長  岡本学校教育部指導監。 ◎岡本功 教育委員会学校教育部指導監  授業力の向上につきましては、市教育委員会としまして、指導主事の学校訪問指導、校長OBによる授業力向上学校支援チームの訪問指導、また学力向上担当者を中心とした「大東教員スキルアップ講座」を開設しているところです。  あわせまして、各校での一層主体的かつ他校・他市から学ぶ研修体制、そして相互に授業を磨き合う取り組みを継続・充実してまいりたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  3番・小南議員。 ◆3番(小南市雄議員) 主体的な学習という意味で、アクティブラーニング、能動的な学習として、共同学習、学び合う授業づくりは今後も継続していきますか。 ○水落康一郎 議長  岡本学校教育部指導監。 ◎岡本功 教育委員会学校教育部指導監  次期学習指導要領におきましては、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善がキーワードとなっております。これは本市が先進的に取り組んできた授業づくりと、まさに同じ方向性であるというふうに認識しております。さらなる質の充実を追求しつつ、全ての子供の学びを保障し、子供たちが将来、大東市で教育を受けてよかったと思えますように、日々子供たちが輝く実践をオール大東で展開してまいりたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  3番・小南議員。 ◆3番(小南市雄議員) そのための新たな取り組みや講師の依頼などの方針は考えてますか。 ○水落康一郎 議長  岡本学校教育部指導監。 ◎岡本功 教育委員会学校教育部指導監  次期教育ビジョンの内容につきましては、確実かつ具体的に全校園へ周知する必要があるというふうに考えております。内容の捉えに差異が生じないよう、次年度は教育ビジョンの内容に関する理解研修を実施したいというふうに考えております。  講師招聘に関しましては、各校の主体性を大事にしながらも、必要があれば、日本協同教育学会など、より専門的な見地から御指導いただける講師を紹介してまいります。 ○水落康一郎 議長  3番・小南議員。 ◆3番(小南市雄議員) ぜひとも大東市の子供たちの学力、学びの向上のためにもお願いしたいと思います。  来年度も一人一人の個性を認めながらも、さらに新教育ビジョンに基づいて全市的に一団となった学校園教育に取り組むようにしておいてください、よろしくお願いします。  次に、大東市全世代地域市民会議運営事業ですが、この大東市全世代地域市民会議は、実質的な住民自治を目指す大東市版地方分権と理解しております。大東市自治基本条例には、市民の主体的参画、コミュニティの公益的な活動への支援などをうたっております。また、大東市全世代地域市民会議基本方針の第10条には、市民会議の事項9項目、第11条には、市民会議への支援3項目が定められております。このことから、各会議がそれぞれの地域に必要な事業を独自に計画し、事業計画書を提出してもらい、行政が査定した上で補助金を出すような仕組みにはなりませんでしょうか、どうですか。 ○水落康一郎 議長  北田市民生活部長。 ◎北田哲也 市民生活部長  市民会議の活動補助金は、地区内居住者1人当たり300円を地区内人口数の7割を乗じた額を補助金として交付しまして、単年度ごとに活動計画書を提出していただいております。地域の身近な課題に即応してもらえるような補助金の使い方を優先に実施しております。  そのような中、行政が査定した上で、補助金を出すような仕組みにしてはという議員御提案の方法ですが、スタートしたばかりの市民会議でございまして、各地域の人口で算出した補助金の範囲内で極力、行政のかかわりを少なくし、地域住民の方々によって自主的・主体的に課題解決につながる事業に使っていただいている状況でございます。  議員御提案の件につきましては、今後の研究課題とさせていただきます。 ○水落康一郎 議長  3番・小南議員。 ◆3番(小南市雄議員) 条例に基づいた支援はよろしくお願いしたいと思います。  また、それぞれの申請に当たっては、よく説明していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  補助金についてですが、各会議に対して、年間事業費として一定の補助金を出すことはできないでしょうか。例えば、年間200万円を限度とするような助成金のことですが、どうですか。 ○水落康一郎 議長  北田市民生活部長。 ◎北田哲也 市民生活部長  年間事業費としての一定の補助金を出せないかについてですけれども、議員の質問趣旨は、地区の大小にかかわらず、設立された市民会議に同額の補助金を交付できないかと受けとめております。  これまで市民会議の制度設計を行っていた段階では、種々さまざまな方法を考え、現在の制度に至りました。  将来的には、全世代地域市民会議基本方針第9条におきまして、まちづくりを継続的かつ計画的に実施するため、各市民会議ごとの地理的な特性、自然、産業、歴史、文化等の地域資源を活用し、課題を解決するための理念、基本方針及び将来像を取りまとめた、まちづくりプランの策定に努めるものとすると明記しております。  今後、それぞれの地域固有のまちづくりプラン、向こう10年、20年先のいわゆる、地域の総合計画の策定の機運が高まってきましたら、新たな切り口の補助金の検討も視野に入れてまいりたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  3番・小南議員。 ◆3番(小南市雄議員) 今、中長期的な地域総合計画への新たな補助金制度、10年、20年先を考えているということですが、そうは言わずに、速やかに制定を願いたいと思います。  一方で、既に設立されている地域の市民会議に対しては、先行して計画に基づいた、随時補助金を出せるのではないでしょうか、どうですか。 ○水落康一郎 議長  北田市民生活部長。
    ◎北田哲也 市民生活部長  ただいま、10年、20年と申し上げましたのは、各地区のまちづくりプランの策定におきまして、向こう10年先、20年先を見通したプランを立てていただきたいという意味でございます。小学生から高齢者までの年齢層の住民の皆さんが計画づくりに参画していただいて、地域固有の住み続けたくなる物語をつくっていただきたいということでございます。  また、議員御提案の、現在、設立されている市民会議に対し、補助金を出せないかについてですが、基本方針で明記しておりますまちづくりプランの策定の動きに合わせて、新たな補助金の立ち上げにつきましては、関係部局と検討を始めてまいりたいと考えております。 ○水落康一郎 議長  3番・小南議員。 ◆3番(小南市雄議員) よろしくお願いしたいと思います。  補助金制度については、今後もぜひ検討して、前向きに善処していただきたいと思いますが、戻りまして、事業の立ち上げの課題点をどのように考えてますか。また、行政の役割は何でしょうか。 ○水落康一郎 議長  北田市民生活部長。 ◎北田哲也 市民生活部長  市民会議は、準備会も含め31自治区で立ち上げていただいております。また、今年度中に市民会議準備会設立に向けて調整中の地区もございます。  しかしながら、地区内で調整がつかず設立に時間を要しているところや設立された市民会議の状況を見させてもらっているという地区もございます。市といたしましては、これらの地区に対し、既に設立された市民会議の活動事例の紹介や設立の問題点解消に向けた調整を、粘り強く続けてまいります。  また、市民会議設立時は、規約の策定、役員の選任、設立や補助金に係る各種書類の提出などの事務が新たな負担として発生することも問題点として上げられます。そのような負担を軽減できるよう、事務局職員や地区担当職員が可能な限りサポートをすることも行政の役割と認識しておりますので、御理解賜りますようお願いいたします。 ○水落康一郎 議長  3番・小南議員。 ◆3番(小南市雄議員) 職員の方には、いろいろ活躍していただきたいと思います。  自治会役員構成とは別に、新たな組織づくりや会議を持つということですが、これはとても重たく感じる自治会があるのではないでしょうか、どうですか。 ○水落康一郎 議長  北田市民生活部長。 ◎北田哲也 市民生活部長   市民会議の最小単位が自治区となりましたことで、設立時の負担は少し軽減されたとは思います。しかしながら、実際、自治会がある中で、もう一つ別の組織体を設立・運営することへの重圧感を抱かれる自治会があることは否めません。  現行の自治会役員とは別のメンバーで組織することに苦労されているようでございましたら、市民会議が軌道に乗るまでは現行の役員の方々で市民会議の中心を担っていただいて結構でございます。  加えて、役員さんの負担を少しでも軽減できるよう、事務局職員や地区担当職員が自治会と密接にかかわりますので、市民会議設立だけではなく、日ごろの会合や行事にも参加し、サポートしてまいります。これからも地区担当職員は地域側に立って考え、活動する人材でございますので、よろしくお願いいたします。 ○水落康一郎 議長  3番・小南議員。 ◆3番(小南市雄議員) 現況の自治会役員がそのまんま、この市民会議の役員もできるということでありますので、これからもふえていくということを期待しております。  自治区、いろいろございます。それぞれ運営がありますが、違いはどのように認識されておりますか。 ○水落康一郎 議長  北田市民生活部長。 ◎北田哲也 市民生活部長  自治区の大きさや人口の差により、それぞれの運営や活動に違いが出ていることは認識しております。人口の多いところでは、防災・環境・教育などの部会を組織の中で設置されておられております。人口の少ないところでは、地域課題を絞り込んで、1つに絞って活動をされている、こういうような特徴がございます。 ○水落康一郎 議長  3番・小南議員。 ◆3番(小南市雄議員) 先ほど、最初には地域防災の質問もしました。地域市民会議においても、そういう対策もできるように、事業を作成されて、それに対応していただきたいと思います。  それぞれ、自治区で工夫をされているようですが、事業の現状と課題は何でしょうか。また、解決策をどのように考えておられますか。 ○水落康一郎 議長  北田市民生活部長。 ◎北田哲也 市民生活部長  現状といたしましては、防災、防犯、環境、教育などの分野が地域の課題であると認識しております。  近年、気候変動が地球規模的に進んでおりまして、異常気象や数十年に一度のレベルの災害が起こってますことから、特に防災訓練初め、資機材の充実を図るための購入に活用されております。  また、これらの地域課題に対する解決策につきましては、市の関係各課に解決の方向性を確認する場合もあり、その際におきましても事務局職員、地区担当職員がつなぎ役として、対応させていただいております。 ○水落康一郎 議長  3番・小南議員。 ◆3番(小南市雄議員) 事業内容の決定や、事業への補助金の出し方など、それぞれの全世代地域市民会議の皆さんが積極的になり、またやりがいのある取り組みと思えるような、前向きな制度にしていただきたいと思います。よろしくお願いします。  以上で質問を終わります。 ○水落康一郎 議長  お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。      〔「異議なし」の声起こる〕  御異議なしと認めます。よって本日の会議はこの程度にとどめ、延会することに決定いたしました。  傍聴者の皆様におかれましては、本日は熱心に傍聴いただき、まことにありがとうございました。本市議会は、より開かれた議会を目指して、これからも種々取り組んでまいる所存でございますので、皆様方の御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願いをいたします。本日はこれをもって延会いたします。お疲れさまでした。      午後4時56分延会          会議録署名議員           大東市議会 議 長  水 落 康一郎             〃   議 員  石 垣 直 紀             〃   議 員  澤 田 貞 良...