大東市議会 2018-09-21
平成30年 9月定例月議会−09月21日-02号
平成30年 9月定例月議会−09月21日-02号平成30年 9月定例月議会
平成30年9月
大東市議会定
例月議会会議録
〇 議 事 日 程
平成30年9月21日(金) 午後5時30分開議 (第2日目)
日程第 1
会議録署名議員の指名について
日程第 2 一般質問
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〇 本日の会議に付した事件
議事日程第1から第2まで
〜
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〇 出 席 議 員(17名)
1番 大 束 真 司 議員 10番 中 村 ゆう子 議員
2番 酒 井 一 樹 議員 11番 北 村 哲 夫 議員
3番 小 南 市 雄 議員 12番 天 野 一 之 議員
4番 児 玉 亮 議員 13番 あらさき 美枝 議員
5番 光 城 敏 雄 議員 14番 水 落 康一郎 議員
6番 寺 坂 修 一 議員 15番 石 垣 直 紀 議員
7番 大 谷 真 司 議員 16番 澤 田 貞 良 議員
8番 品 川 大 介 議員 17番 中 河 昭 議員
9番 中 村 晴 樹 議員
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〇
地方自治法第121条による出席者
東 坂 浩 一 市長
西 辻 勝 弘 副市長
亀 岡 治 義 教育長
松 本 剛
上下水道事業管理者
田 中 祥 生 理事
大 石 達 也
危機管理監
東 克 宏
地方創生局長
北 本 賢 一
政策推進部長
品 川 知 寛 総務部長
北 田 哲 也
市民生活部長
池 谷 幸一郎
市民生活部人権政策監
青 木 浩 之 福祉・
子ども部長
澤 田 芳 彦
保健医療部長
今 出 正 仁
街づくり部長
延 田 雅 明
上下水道局長
森 田 修 司
教育委員会学校教育部長
岡 本 功
教育委員会学校教育部指導監
南 田 隆 司
教育委員会生涯学習部長
中 村 康 成 選管・公平・
監査事務局長
北 田 吉 彦
総務部総括次長兼総務課長
〜
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〇
議会事務局職員出席者
木 村 吉 男 事務局長
竹 中 愼太郎
事務局総括次長
石 田 景 俊
事務局参事補佐
植 杉 郁 朗
事務局上席主査
北 野 鉄 郎
事務局主査
〜
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午後5時28分開議
○
水落康一郎 議長 これより本日の会議を開きます。
最初に、
議会運営委員会委員長から御報告願います。
大束議会運営委員会委員長。
◆1番(
大束真司議員) (登壇)過日開催されました
議会運営委員会の御報告を申し上げます。
一般質問につきましては、16名の通告がありました。本日の夜間議会で6名、25日6名、26日4名での実施の予定であります。
質問方式の内訳は、全員が一問一答方式となっております。
なお、本日の一般質問の発言時間につきましては、構成人数が3人以上の会派の所属議員は35分間、2人の会派の所属議員は30分間といたします。
次に、本日の夜間議会におきまして、各種団体の皆様に傍聴の御案内をいたしておりますので、御協力のほど、よろしくお願いいたします。
以上、報告を終わります。
○
水落康一郎 議長 本日の議事日程はお手元に配付しております日程表のとおり定めておりますので、これにより御了承いただきたいと思います。
この際、日程に先立ちまして、事務局長から諸般の報告をいたします。
木村事務局長。
◎木村吉男 事務局長 諸般の御報告を申し上げます。
議員の出席状況の報告でございますが、本日の会議におきます現在までの
出席議員数は17人全員でございます。
以上、報告を終わります。
○
水落康一郎 議長 これより議事に入ります。
日程第1、本日の
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、児玉議員及び光城議員を指名いたします。
次に、日程第2、一般質問。
これより一般質問を行います。
なお、発言者は簡潔に質問並びに答弁されるよう、最初にお願いしておきます。
最初に、一問一答方式で、15番・
石垣直紀議員。(拍手)
◆15番(
石垣直紀議員) (登壇)皆さん、こんにちは。ただいま議長の御指名をいただきました大阪維新の会幹事長の石垣直紀でございます。
本日はお忙しい中、傍聴に来てくださいまして、まことにありがとうございます。これからもどうぞ、
大東市議会に対しまして御支援、御理解を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
さて、これから急速に推進されるであろう地方分権の時代、
地方自治体の裁量権の拡大に伴い、今後、
自治体間競争がますます激しくなる将来に向けて、それぞれの自治体が市民の求める価値をつくり出し、すぐれた品質の
行政サービスや
まちづくりが継続的に実行できるかどうかが問われています。市長の掲げる人口流入にも深くかかわります。
これまで自治体は財源の多くを国の補助金に頼り、足りない財源は地方税で穴埋めするのは当然だと考えてきました。民間では黒字も赤字もあるのが常識ですが、これまで自治体には赤字、黒字という概念がありませんでした。執行あって経営なし、執行あって責任なしと言われてきたゆえんがここにあります。
税財源の地方への分配問題が進展するであろう近い将来、政府が掲げる地方創生のスローガンのもと、
地方自治体の自立と民間並みの効率経営が必須となります。財源基盤の強化、職員のコスト意識、市民へのアカウンタビリティの遵守、
行政評価システムの構築など、自己決定、自己責任、自己負担の原則に基づき、自治体の経営力を強化し、今後の
自治体間競争を勝ち抜くという強い意思と覚悟が必要だと思います。
そして、いつの時代も、市民が行政や議員に期待することはできない理由の説明ではなく、できるためにはどうしたらよいかを考え、真摯に取り組むことだと思います。
それでは、一般質問をさせていただきます。
小・中学校体育館の
エアコン設置について質問いたします。
小・中学校体育館の
エアコン設置についての本市の見解をお答えください。
中学校給食についてお聞きいたします。
スタートしてから5年がたち、問題が多々出てきました。その問題解決に尽力されてこられましたが、
中学校給食の現在の課題とは何でしょうか、お答えください。
次に、
受動喫煙防止の世界の潮流、そして2020年
東京オリンピック・パラリンピックを迎えるに当たり、日本、本市においても
受動喫煙防止の対策は急務だと考えますが、本市における
受動喫煙防止についての見解をお聞かせください。
本市の歴史発信の
キーコンテンツでもある三好長慶について質問いたします。
三好長慶のPRはどのようにされていますか、答弁ください。
次に、
北条まちづくりプロジェクトについてお聞きいたします。
公民連携事業として展開されるそうですが、その
公民連携事業とはどのようなものか、説明ください。
最後に、銭屋川の今後の
しゅんせつ予定をお聞かせください。
以上、再質問の権利を留保し、降壇いたします。
○
水落康一郎 議長
森田学校教育部長。
◎森田修司
教育委員会学校教育部長 (登壇)
小・中学校体育館の
エアコン設置について、本市の見解をお答えいたします。
現在、
本市小・中学校の全校において、普通教室に既に空調設備を完備しており、現在、特別教室への
空調設備設置の推進を行っているところでございます。しかしながら、ことしの7月、8月においては、「危険な暑さ」などの表現が用いられるほどの暑さを記録し、
熱中症対策も重要な状況とは認識しておりますが、体育館の
エアコン設置につきましては、学校は夏季休業があり、使用頻度が多くないことから、公立学校での設置は限定されており、大阪府下でも1市のみが設置されている状況でございます。
今後、国の補助率の動向や、他市の公立学校の
設置状況等を注視しつつ、今後の検討課題とさせていただきたいと考えてございます。
次に、
中学校給食の市として認識している課題についてでございますが、学校給食については、安全・安心な給食提供のため、
文部科学省において「
学校給食衛生管理基準」が定められ、本市においては「
中学校給食衛生管理基準」及び「
食物アレルギー対策マニュアル」を定め、調理業務を委託しております。
学校給食に係る衛生管理には、高い基準が設けられており、
民間調理場において基準を満たす事業者が少ないのが現状でございます。
本市の
受注事業者につきましては、高い
衛生管理基準を満たした調理場を有し、調理業務を実施しておりますが、安全・安心な学校給食の提供のため、
給食事業者全体の調理場における
衛生管理基準の向上が望まれます。
また、以前より議員御指摘の味の嗜好、個々の体格により量配分や残菜率、
給食費未納についても、常に取り組まなければならない課題と認識してございます。
以上でございます。
○
水落康一郎 議長
澤田保健医療部長。
◎澤田芳彦
保健医療部長 (登壇)
受動喫煙防止についての見解につきましてお答えをいたします。
受動喫煙につきましては、厚生労働省の検討会におきまして、肺がんを初め健康への悪影響が報告されているところでございます。本市としましても、
受動喫煙防止対策は市民の
健康づくりの重点課題と認識をしております。特に、子供の受動喫煙はぜんそくなどの
呼吸器疾患を初め、成人後の健康にも悪影響を及ぼすことから、妊婦や乳幼児期の子を持つ保護者に対し、健診や各種教室、窓口対応時などの機会を捉え、対面での啓発を行っております。
一方、国におきましては、さきの国会において「望まない受動喫煙を防止する」という目的のもと、
健康増進法の改正がなされました。本市におきましても、この法改正を契機として、
受動喫煙防止対策を強化してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○
水落康一郎 議長
北本政策推進部長。
◎北本賢一
政策推進部長 (登壇)三好長慶のPRについてでございます。
三好長慶につきましては、飯盛城とあわせて本市の歴史的資源の
キーコンテンツとして位置づけております。これまで市民団体と連携のもと、武者行列や「続日本100名城」選出に伴う
ハイキングイベントを実施し、また三好長慶に関連する取り組みについて、メディアへの情報発信を展開するなど、知名度向上に努めているところでございます。
現在、「
三好長慶公武者行列in大東」の
三好長慶役の公募におきまして、動画を活用した周知を行っておりますが、今後におきましても、メディアやSNSを積極的に活用するとともに、各種団体との連携を深め、三好長慶のPRに向けた取り組みを進めてまいります。
○
水落康一郎 議長
東地方創生局長。
◎東克宏
地方創生局長 (登壇)
北条まちづくりプロジェクトについてお答えいたします。
北条まちづくりプロジェクトは「ココロもカラダも幸せに暮らせる住宅地」を開発理念とし、多世代が交わり、四条畷駅から飯盛山にかけてのつながりを意識した
デザイン性が高く、快適で豊かな生活を実現できる住宅地域として
エリア一帯を再生することを目指しております。
現在、本エリアは人口の減少、空き家の増加、市営住宅の老朽化等のさまざまな課題を有しております。その中で、老朽化の著しい、飯盛園第二住宅の建てかえを
まちづくりの契機として、道路や公園も一体的に整備する公民連携の手法により事業を進めているところでございます。
具体的には、
大東公民連携まちづくり事業株式会社が設立する事業会社が事業の主体となり、市から土地を借り、金融機関から資金をみずから調達して、住宅や
商業施設等を建設・運営し、施設運営により
テナント等から得られる賃貸料を、返済金や借地の支払いに充てるスキームで事業を進めているところでございます。
市の役割といたしましては、事業会社が行う施設の建設に合わせて、公共事業として道路、公園等の周辺の整備を行うとともに、事業会社により建設された住宅の一部を本市の市営住宅として借り上げていくこととしております。
このように、公民が連携し、事業を進めることで
エリア価値の最大化を図り、ひいては「ココロもカラダも幸せに暮らせる住宅地」の実現をしてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○
水落康一郎 議長
今出街づくり部長。
◎今出正仁
街づくり部長 (登壇)銭屋川の
しゅんせつについてお答えします。
銭屋川につきましては、平成26年度から平成31年度までの計画で、平野屋橋から銭屋橋の下流約280メートル、
泉小学校付近までの区間、約600メートルについて
しゅんせつを行っており、平成29年度までに約400メートルの区間が完了いたしました。
平成30年度につきましては、
銭屋橋上流約100メートルの地点から上流側約100メートルの区間におきまして、渇水期に
しゅんせつを行う予定でございます。
以上でございます。
○
水落康一郎 議長 15番・石垣議員。
◆15番(
石垣直紀議員) それでは、再質問させていただきます。
もう時間ないですよね、答弁、なるべく省略するか、ちょっと早口で答弁お願いします。
最近、避難勧告があったりとかして、避難場所として体育館に皆さん避難された方がいらっしゃると。そのときの体育館の気温ですかね、40度近くなって、非常になかなか不快であったということを聞いて、その後、議会のほうでも体育館にエアコンの設置を、という議論がこれからされると思うんで、ちょっとお聞きしますが、各種警報や避難勧告・指示が発令され、体育館を避難場所に開設した回数、1
避難所当たりの人数を答えてください。
○
水落康一郎 議長
大石危機管理監。
◎大石達也
危機管理監 避難所を開設された回数等についてお答えします。
気象警報、避難勧告や指示が発令され、避難所として開設された体育館は、平成29年度は
北条中学校及び
四条中学校、来ぶらり四条が3回、
四条小学校が1回。避難所の最少人数はゼロ人、最大人数は13人です。また、体育館1カ所当たり1回の平均人数は2.9人です。
平成30年度につきましては、本日現在で
北条中学校及び
四条中学校、来ぶらり四条が4回、
北条中学校及び
四条中学校を除く6カ所の中学校がそれぞれ1回、
北条小学校及び
住道南小学校を除く10カ所の小学校がそれぞれ1回。避難所の最少人数はゼロ人、最大人数は33人です。また、体育館1カ所あたり1回の平均人数は9.6人でございます。
以上でございます。
○
水落康一郎 議長 15番・石垣議員。
◆15番(
石垣直紀議員) そうですね、あれだけ広い体育館に1回の平均人数が10人いないんですね、9.6人ということですね。
それでは、ちょっと質問いたします。体育館へ、もしかエアコンを設置する場合、かかる費用を教えてください。
○
水落康一郎 議長
森田学校教育部長。
◎森田修司
教育委員会学校教育部長 体育館の面積にもよりますが、平均的な
体育館アリーナ部分を720平方メートルとして、1校当たり8,000万円程度の設置費用となります。この金額は、一般的な
外付エアコンの設置として見込んでございます。
○
水落康一郎 議長 15番・石垣議員。
◆15番(
石垣直紀議員) 結構するんですね、8,000万円ですか。8,000万円でいいもりぷらざ、来ぶらり四条を入れたら22館ですよね。22館で8,000万円で17億6,000万円、相当かかるということが認識できました。
その代用品として、僕もちょっと有識者に相談したんですけど、これエアコンですよね、いろんなタイプあるみたいですわ。これ8,000万円、それでこれ
スポットクーラーというのがあるという話なんですけど、
スポットクーラーでも十分とききましたけど、市の見解お答えください。
○
水落康一郎 議長
森田学校教育部長。
◎森田修司
教育委員会学校教育部長 スポットクーラーは、
通常クーラーに比べて冷却範囲は限定されるものと認識してございます。また、
スポットクーラーは常時体育館に備えてつけているものではなく、必要な台数を必要な場所に設置できるという調書を持ち合わせていると考えてございます。
○
水落康一郎 議長 15番・石垣議員。
◆15番(
石垣直紀議員) そうですね、体育館のふだんの授業の中での
熱中症対策として、
スポットクーラーって、何台ぐらい必要か教えてください。
○
水落康一郎 議長
森田学校教育部長。
◎森田修司
教育委員会学校教育部長 体育館の授業で使用ですと、
外付クーラーほどの冷却効果が得られないため、同等の効果を得るには、おおむね55台程度の台数が必要と思われますが、児童・生徒の安全上、
スポットクーラーの設置場所の問題や、
防護フェンスの設置の必要性等の問題が生じてまいることと考えてございます。
○
水落康一郎 議長 15番・石垣議員。
◆15番(
石垣直紀議員) あと、結局クーラーというのは夏場だけしか要らないもので、冬場置いといても無駄になると僕は思うんですけども、夏場だけのリース契約ってできると思うんですけども、コストわかりますか。
○
水落康一郎 議長
森田学校教育部長。
◎森田修司
教育委員会学校教育部長 スポットクーラーのリース料は1台、1カ月6万5,000円程度であり、初期費用で
電源工事費用として約400万円程度必要であると見込んでございます。したがいまして、1校当たり、初年度につきましては、夏季4カ月を10台リースすると仮定いたしまして660万円程度の費用が必要であると考えております。
○
水落康一郎 議長 15番・石垣議員。
◆15番(
石垣直紀議員)
スポットクーラーの設置にかかる費用って聞きましたっけ。聞いてなかったね。
スポットクーラーの設置にかかる費用を教えてください。
○
水落康一郎 議長
森田学校教育部長。
◎森田修司
教育委員会学校教育部長 体育館に設置する場合、本体価格1台当たり40万円程度、1校当たりおおむね4.3キロワットの
スポットクーラーを10台設置するといたしまして、電源工事を含め、1校当たり800万円程度の費用が必要と考えてございます。
○
水落康一郎 議長 15番・石垣議員。
◆15番(
石垣直紀議員) そうですね、普通に設置すると8,000万円、
スポットクーラーを利用すると800万円、10分の1で済むということがわかりました。それと、リースに関しては660万円、4カ月でかかるぐらいでしたら、普通に買うのとあんまり変わらんですね。ありがとうございます。
あと、大東市の場合、
小・中学校の教室にエアコンが設置されてると思うんですけれども、9.6人とか、それぐらいの避難でしたら、体育館で暑い思いするよりも、小学校、中学校の教室にエアコンがあるんでしたら、避難所に空き教室を利用することはできないんですか。
○
水落康一郎 議長
森田学校教育部長。
◎森田修司
教育委員会学校教育部長 既に、大東市立の
小・中学校の普通教室には空調設備は完備しておりまして、現在、理科室、美術室などの特別教室への整備をしているところでございます。
学校施設の体育館を避難所として指定しておりますが、必要に応じ、教室等の開放に努めてまいりたいと考えてございます。
○
水落康一郎 議長 15番・石垣議員。
◆15番(
石垣直紀議員) そうでしたら、別に費用もかからないし、椅子もあるし、僕は空き教室を利用したら、避難されてる方というのは、時間帯によるんでしょうけど、そっちのほうが居心地がいいかなと思います。
あと、今まで、過去、大東市ではなかったと思うんですけど、長期の避難生活となった場合、小学校には給食室ございますよね。ああいうのを利用して、食事の提供とか、できるんですか。
○
水落康一郎 議長
森田学校教育部長。
◎森田修司
教育委員会学校教育部長 小学校の給食室を利用した食事の提供につきましては、授業の実施が困難な状況となり、長期にわたり休校となった場合においては、災害の状況により、
衛生管理面等の条件を整えることで給食室や家庭科室を利用し、調理場所として提供することは可能であると考えてございます。
○
水落康一郎 議長 15番・石垣議員。
◆15番(
石垣直紀議員) そうですね、そういうときに温かい食事が出せたらなと思います。可能ということで、ちょっと安心しました。
あと、それと、これ今モニターで出てますけど、
スポットクーラー以外でも、
移動型クーラーというのもあるらしいですよ。工場丸ごとクールダウンと書いてるんで、体育館ぐらいいけるかと思います。
あとちょっと、給食について質問いたしますけど、ちょっと先に見といてほしいんですね、
中学校給食の提供方法というのは、
全員喫食方式と
選択制方式があるんですね。大東市は今、
全員喫食方式でもう5年以上たってると思います。この給食が始まる前に、僕は
選択制方式のほうがいいんじゃないかということを提案ずっとし続けてますけど、やっぱり
予想どおり全員喫食による弊害というか、課題点、問題点、いっぱい出てきてると思います。
これ見ていただいたら、大阪府下の各市ですけども、吹田市とか、あと茨木市、摂津市、豊中市、枚方市は選択制を選びました。僕が思うには、大東市は最初、スタートするに当たって、性急にもう9月からせなあかんというのもあったりとか、あと、全員喫食でいくよというのが先にあったと思うんですね。議論の余地がなかった。この吹田市ほか、選択制を選んでるところは、委員会を立ち上げたり、有識者を交えて話し合ったり、そうやって研究すると、最終的には僕は選択制になると思うんですよ。大東市はそういう議論がなかったんで、やっちゃったけども、5年たって、これだけ問題が出てるんだから、そろそろ考え直すのにいい時期かなと思っております。
そこで質問しますけど、どうですかね、
選択制方式というのも視野に入れて研究はされてるんですか。
○
水落康一郎 議長
森田学校教育部長。
◎森田修司
教育委員会学校教育部長 中学校給食につきましては、現在、
大東ホット給食方式で5年が経過いたしましたが、給食の開始時より調理方法の工夫や、新献立の開発等により、給食の改善には常に努めてまいったところでございます。
選択制におきましては、委託料のコストダウンが図れるなどの財政面での負担軽減が図れるところがございますが、喫食率の向上が1つの課題とも考えてございます。
引き続き、全員喫食、選択制にとらわれず、生徒に喜ばれる給食となるよう、研究を行ってまいりたいと考えてございます。
○
水落康一郎 議長 15番・石垣議員。
◆15番(
石垣直紀議員) 生徒に喜ばれるということを目指すというのは、僕は正しいと思うんですけど、実際にアンケートとると、半分以上は嫌いと言ってる、後でまた資料出しますけど。
そこで、もしか、おくればせながら選択制を大東市が導入した場合、喫食率が20%あれば、年間のコストどれぐらいかかりますか。
○
水落康一郎 議長
森田学校教育部長。
◎森田修司
教育委員会学校教育部長 平成30年度の
保護者負担額を除く
一般財源額では、約2億2,600万円必要になってございます。20%の喫食率の場合の試算では、業者による聞き取りの想定金額ということになりますけれども、
保護者負担額を除く
一般財源額で9,000万円程度と考えてございます。
○
水落康一郎 議長 15番・石垣議員。
◆15番(
石垣直紀議員) 結局選択制にして、喫食率20%を得るというのは、なかなか難しいかも知れんですね。茨木市なんか5%でやってるわけですからね。そう考えたら、今はですよ、大東市もこれから財政が厳しくなるという中、年間2億2,600万円使ってる。それが選択制に切りかえたら、9,000万円のコストでいけると。だから1億3,600万円減るわけですよ。子供たちが喜んでて、選択制にするって、喜んでいるというか、不満に思ってるという声がいっぱい市民からかかってくるんですよね。だから、これも1つ、大東市の財政考えても、もうちょっと研究されても僕はいいんじゃないかなと思います。もうそういう時期やと思いますよ。
あと、これ見てください。給食は好きですかと、これ直近のアンケートですけど、この赤いところが好きじゃない、ブルーのところが好きみたいなんです。ここから見たら、半分以上嫌がってるのに、これだけの血税を投入して、何億円も使ってやっていくというのは、これどうかなと思いますね。これは数字、平成25年から改善されてませんよ、ほとんど。御存じだと思いますけど。
それとこれ、これも問題です。給食を残すことがありますかって、この赤い部分ですよ。少し残す、たまに残す。こんだけ皆さん残してるんですよ、8割以上残すんですよ、ちょっとずつでも。これはね、教育にも僕はよくないと思う。日本人が自慢のもったいない精神、これ海外の人が絶賛してるんですよ。それにもう反目してる行動やと思いますよ。こういう習慣つけたら教育的にもよくないと僕は思います。
これ、今、大東の中学校はこんな感じです。これもちょっと、僕気に入らんところがあって、おかずのセクションが3つなんですよね。ほかの市とかでしたら、大概4セクション、おかず少ないん違いますか、かわいそうやな思うて。牛乳も映ってますわね。これがね、住道中学校のちょうど給食、全員喫食が始まる前、皆弁当持ってきてました。それで、ちょっと撮影させてもらったんですけど、いいじゃないですか、弁当。この量にしても、親御さんが管理してるわけですから、残すことないんですよね、まず。給食はみんな残す、弁当は残さない。これ、いいじゃないですか、弁当。弁当というのは、今、世界的にもう有名ですよ、日本の弁当文化っていうのが。それを継承させんでどうするんだと僕は思ってますけどね。懐かしいでしょう、親の愛情こもってるんですよ。離れてても、その愛情がつながってる。給食には僕は思い出ないけど、中学校のときに母親につくってもらった弁当というのはね、決して、色鮮やかじゃなしに、何か、もう茶色い弁当でしたけど、おいしかったですね、思い出があります。ようやってくれたな思いますわ。
これ、茨木市は選択制にしてるんですけど、ここの仕組みも、やっぱり、今はすごいですね。インターネットで当日の朝9時までに申し込めば、その日の、もう昼間、弁当用意できるわけなんですね。親もやっぱり助かると思いますよ、急にね。これ、茨木市はこうなんです。これ、おいしそうなんですね、茨木市って、こうやって見るだけでは。ただ、これでもね、喫食率は5%ですよ、ここ。これ、茨木市ですよ。給食を食べてる子と、自分とこの弁当持ってきて、持参してる子と、こうやっているわけです。給食食べてる子はなぜか知らんけど牛乳飲んでます。僕もこれは弊害があるって、前から言ってる。和食と牛乳は合わない。それと、弁当をおうちから持ってきてる子は、ポット持ってきて、あれ、水筒の中はお茶やと思いますね。決して牛乳は入らない、当たり前のことやと思います。
世界の給食というのを調べましたけど、どことも牛乳ついてるとこなんかないですよ。日本以外の子供たちが栄養的にどうかって、これ立証できますか。国もできへんでしょう、これね。
これ、参考までに、枚方市は32%あるんですね、喫食率。でも、さっきの茨木市は5%、摂津市も5%切ってる。
僕は問題とか、そういう言い方はしませんけど、全員喫食、今、大東市がやってるパターンの課題点って、1回、これだけ出してみました。もっとありますけど、これ一々、部長に、前は答えてもらってたんですけど、もう時間ないので僕が言いますわ。滞納者による公平性の欠如、僕はあると思うんですよ、この仕組みが。滞納してお金払えへん人でも食べてる。こんなん不公平です、こういう税金の使い方したらだめです。
2番目が、給食費滞納の増加。これ、どこでも悩んでるんですよ、全員喫食やってるところは。なぜかと言ったら、後払いやから。これは選択制にしたら前払いなんで、滞納費はでない、1円も。
それと、3、財政の負担大きいですよ。あれだけ子供たちが喜んでない、わざわざお金何億円も使って出さなくていいんじゃないですか、僕は思いますね。
それと、4、食事を残してるということが習慣になる。もったいない文化の喪失。日本が誇る文化ですよ。中学校のときに毎日残して捨ててる。そんなん見てて、僕は教育上もよくないと。
それと、5、これ給食法ですから、仕方ない、同質、同量やから、量の調整できないでしょう。女の子にとったら多いんですよ、あれ。さっきの弁当見たでしょう、女の子の弁当ちっちゃいですやん、御飯でも。量の調整ができない。だから残る。そして、男の子で足りない子も出てくる。これをやっぱり何とかしよう思うたら、やっぱり選択制で弁当持ってきたらいいんですよ。持ってきたい子はね。
それで、6、味つけが濃くて、嫌いな生徒への救済措置はないでしょう、これ。給食食べるたんびに、家の味つけより濃い。濃いもん毎日食べるって、3年間ですよ、こんなつらいことない。せっかく家で、おだしか何かでとって、お母さん、お父さんでもいいけど、料理してるんですよね、しっかり。そういうのを食べてるのに、学校へ来るたんびに濃いもん食って、牛乳飲んで、これはもう全部給食法が悪いんですけどね。これも解決しようと思ったら、もう選択制しかない。
7、和食文化に間違った認識、これ和食食べながら牛乳飲むっていうのはおかしいですよ、これ。
それと、8、牛乳を飲まない生徒も、牛乳代金を毎回支払わないといけない。これは、牛乳代金、ごめんなさい、何ぼでしたっけ。50円やったと思うんですね、多分、約50円。それで、飲まない子も何か知らんけど、結局処分するでしょう、業者が持って帰って。それか、友達にあげるかしかない。牛乳の出る頻度って、相当あるらしいんですよね。これって、もう牛乳、うちの子飲まないから、もう牛乳代払いたくないっていう親御さんが、もしかそういうふうに言ってきたら、どう対処できるんですか。
○
水落康一郎 議長
森田学校教育部長。
◎森田修司
教育委員会学校教育部長 牛乳に関しましては、栄養バランス、ほかの栄養と加味して、牛乳の栄養分も合わせておりますので、お飲みいただくようにお願いしてございます。
○
水落康一郎 議長 15番・石垣議員。
◆15番(
石垣直紀議員) 理不尽ですよね、本当に。困ったもんですわ。
最後、ちょっとお聞きしたいんですけど、これ、手元にあるのが今期の市長の施政方針、これ読み返しても読み返しても、非常にやっぱり市長らしい、いいこと書いてますよ。僕も感銘を受けた部分いっぱいあります。その一番感銘受けた部分、ちょっと言いますけどね、新時代の行政というところですよ。この中で、市長が、「行政があらゆる公共サービスを提供するという固定概念から脱却し、多様な主体との連携・協力を進め、これまでの行政の枠にとらわれないアイデア、手法を取り入れていく。そういった時代に即した新しい行政のあり方を創造していく必要があります。」僕はこの一文に感銘受けました。部長さん方、これちゃんと読んでるんですかね。僕、穴あくほどこの施政方針、読ませていただきました。市長らしいなという、すばらしい文言がいっぱいありましたよ。
そこで、もう最後、市長にお聞きしますけど、全員喫食でね、それ最初スタートはあれはあれでよかったと思うんです。ただ、5年経過して、ぼちぼち、選択制も視野に入れてもいいのかなと思ってますし、やっぱり選択制のほうが、僕は研究すればするほど理にかなってるかなと思うんですけど、市長の見解お聞かせください。
○
水落康一郎 議長 東坂市長。
◎東坂浩一 市長 この
中学校給食、大東ホット給食は平成25年9月にスタートし、6年目に入ろうとしております。このスタートにおいての議論は非常に長期間、多くの意見を賜り、さまざまな方式を比較し、それぞれの方式の長所をそれぞれに生かしながら、それぞれの短所を打ち消し合うような、そんな方式として、大東ホット給食が生まれ、スチームコンベクションというような、他市にはないような発想でスタートしたわけです。当時、ベストと思われたことが、5年たち、常にベストであるとはとても思えません。また、給食の改善は思考停止にならないよう、常時進めているところであります。
一方で、給食を提供している以上は学校給食法という大きな壁がございまして、これを乗り越えるには、かなりの労苦が必要となります。その意味では、選択制を併用することによりまして、その壁を打ち破る可能性が出てまいります。
今後とも、御家庭の負担を軽減し、子供さんたちの喜びを考え、また公平性や財源の配慮もしながら、常にベストの選択をとれるよう、もちろん、これは選択制も視野に入れながら改善を図ってまいりたいと思います。
○
水落康一郎 議長 15番・石垣議員。
◆15番(
石垣直紀議員) 最後、これたばこですよね、
受動喫煙防止に対して、僕も大分前から提案してきました。これは2015年の住道の北デッキ、僕、もうこれがみっともなくて。大東市の玄関先、煙だらけ。これも要望して取っていただきました。
あと、これですよね、これはちょっと見てくださいね。諮問会議でこういった部分をモデル地区、もう路上喫煙禁止地区にしようということを提案しました。これ、一言でいいですわ、これ何月から実行可能ですか。
○
水落康一郎 議長 北田
市民生活部長。
◎北田哲也
市民生活部長 路上喫煙禁止地区の何月からということですけども、禁止地区の中に喫煙箇所を設ける予定をしております。その、今現在西側に置いてます、駅西側にあるやつを東側に移設しまして、路上喫煙禁止地区の設定に入っていきたいと思いますので、とりあえず10月に喫煙場所をずらします。
○
水落康一郎 議長 15番・石垣議員。
◆15番(
石垣直紀議員) これね、市長にも伝えたかったのが、結局、すごい早い対応やと。やっぱり北田部長になってから、もう動きが速い、それだけちょっとお伝えしておきます。
以上です。
○
水落康一郎 議長 次に、一問一答方式で3番・小南市雄議員。(拍手)
◆3番(小南市雄議員) (登壇)皆さん、こんばんは。私は
大東市議会議員の小南と申します。本日は、市民の皆さんと身体障害者の皆さんに傍聴に来ていただきましてありがとうございます。私は、市民の皆様に住み心地よい、優しい
まちづくりに頑張ってまいりますので、よろしくお願いいたします。
私は、これからももっと、手話を覚えようと思いますので、よろしくお願いします。
では、ここからは手話通訳、よろしくお願いいたします。
今日、人権問題になっていますヘイトスピーチを初め、部落差別・障害者差別の解消法が施行された今、さらに性の多様性を含め、正しく理解し、全ての差別や偏見のない、誰もが暮らしやすい社会づくりが大切だと私は思っております。そのためにも、私は努力していきたいと思います。
それでは、一般質問に入らせていただきます。
近年、日本各地で地震、台風、豪雨が多く発生しています。各地での被害も甚大なものとなっております。その後、被災地における日本の復旧力は力強く敬意を表するものでありますが、やはり、いつ起きるかもしれない自然災害等があります。その前に、KY、すなわち危険予知、また事前予防対策が一番大事であります。
本市でも、ことしは避難準備情報、避難勧告、避難指示の発令が多くなっています。このような中、災害時に備え、日ごろから避難場所や避難方法を知り、身につけておくことはとても大切と考えています。
そこで、初めに、障害者・児、高齢者を含めた地域での避難訓練について質問します。
本市危機管理室では、災害発生時に備え、全市的な、また中学校区での地域防災訓練も実施して頑張っていただいており、体験される市民の方もふえてきています。12万2,000人の市民の命を守り、安全を確保するためにも、避難訓練を市の主導から地域主導になるための、市の役割はどのようなことでしょうか。
次に、市民の皆さんは、それぞれ市役所や市民会館、そのほかに出かける機会があり、多くの方々が利用されています。そのような中、市の施設内や、各種団体主催イベントなどで障害のある人、高齢者の方たちと避難訓練の機会を設けるべきと考えますが、見解を聞かせてください。
また、各自治区での避難訓練でも、障害のある人、高齢者を含めた取り組みが必要と考えますが、お答えください。
2つ目に、公共施設内の床の視覚障害者誘導用ブロック、通称点字ブロックの改善についてお聞きします。
点字ブロックは視覚に障害のある方にとりましては、歩行に際し、なくてはならないものであります。一方、現在使用されている点字ブロックについては、その突起の固さで高齢者などのつまずき、車椅子での歩行障害になってるなどの声を聞きますが、どのように考えますか。
3つ目に、本市の市庁舎内BCP(ビジネス・コンティニュイティ・プラン)、すなわち、事業継続計画の実施について質問します。
平成28年12月定例月議会でBCP策定について一般質問をしました。その後、全庁的に計画を策定されたとのことですので、BCPについて、大東市の全庁的な計画内容と進捗状況を教えてください。
最後に、市有地の遊休地の有効活用についてお聞きします。
これまでにも一般質問で市有地の遊休地の有効活用について幾つか質問してきました。昨年9月の定例月議会では、北条四丁目の一定の面積がある市有地の活用を提案したところ、市内財産利活用基本方針を策定しており、この考えに基づいて民間の有するアイデアやノウハウを活用して、民間活力の導入を図っていきたいとの答弁をされました。
本市東部地域のJR野崎駅東側、野崎一丁目内にも一定の面積の遊休地となっている市有地があります。また、小規模な遊休市有地も点在しております。
そこで、これらの野崎一丁目内に点在する大小の市有地について有効活用は必要であります。市としてどのような考えを持っているのか聞かせてください。
以上、再質問の権利を留保し、降壇いたします。
○
水落康一郎 議長
大石危機管理監。
◎大石達也
危機管理監 (登壇)障害児、高齢者を含めた地域での避難訓練で、市の主導ではなく、地域主導になるための市の役割、市の施設内や各種団体主催イベントなどで障害のある人たちとの避難訓練の機会及び各自治区での避難訓練への障害のある人、高齢者を含めた参加の取り組みについてお答えいたします。
昨今、地震や水害など、大規模な自然災害が各地で発生しており、改めて災害対応における適切な避難行動や事前準備の重要性を再確認いたしました。
本市としましても、災害発生直後の混乱期には、市や防災関係機関による初動対応には限界があることから、災害種別に応じた具体的な行動や避難方法などの周知に努めるとともに、引き続き自主防災組織による積極的な活動や地域主導の防災訓練の実施など、地域の皆様の活動をしっかりサポートし、継続させていくことが重要な役割であると認識しております。
中でも、障害者・児や高齢者など、避難に際して特に配慮が必要な、いわゆる災害時要配慮者への有事の避難行動支援や情報伝達、平時からのかかわりについては重要な課題と捉えており、本市では市主催の防災訓練や出前講座などの機会を通して、関連団体や当事者の皆様への参加をお願いしております。
あわせまして、各種団体主催による避難訓練や地域での自主防災訓練などにも積極的に要配慮者が参加いただけるよう、今後も各種団体の皆様や地域の皆様に働きかけてまいります。
また、要配慮者を含め、市民の皆さん、在学・在勤の方々が防災訓練に参加しやすいよう、例えば各種イベントでの実施など、訓練の方法や時期について研究を行ってまいります。
次に、市庁舎内BCPについて、全庁的な計画内容と進捗状況についてお答えいたします。
BCPは、大地震などの大規模災害発生時においても災害対応を行いながら、限られた資源のもと、非常時優先業務の遂行と、できる限り速やかに通常業務へ移行できるよう、事前に計画策定しておくものです。
本市では、平成28年度に「大東市業務継続計画」を策定し、各課の非常時優先業務の選定と時間経過に伴う確保人員に応じた通常業務への移行プロセスを明記しております。また、平成29年度にはBCPを補完するものとして、各課において「BCPマニュアル」を策定いたしました。このBCP及びBCPマニュアルにつきましては、今後も見直しや修正を加えながら、さらに実効性のあるものとしてまいります。
以上でございます。
○
水落康一郎 議長 西辻副市長。
◎西辻勝弘 副市長 (登壇)皆さん、こんばんは。
それでは、野崎一丁目に点在する大小の市有地の有効活用の考え方についてお答えいたします。
JR野崎駅を中心とする東部地域は、野崎観音や堂山古墳など、歴史資産や野崎まいりなどに代表される伝統的文化、飯盛山の自然、アクティブ・スクウェア・大東で行われるさまざまなアクティビティといった豊かな地域資源がございます。
加えまして、野崎駅橋上化に伴う駅周辺東西地域の整備も進め、「にぎわいと憩いを備えたまち」、「多様な世代が交流する安全なまち」、「歴史的資源と地域特性を生かしたまち」を地域整備の目標といたしまして、「多様な世代が交流し回遊する、まちなかシンボルステージ」を目指した新しい
まちづくりを行っているところでございます。
また、大東市立地適正化計画では、本市東部地域は「子育て世代の交流人口の増加を図り、定住人口の増加へとつなげる」と位置づけをしております。
議員御質問の野崎地域に点在する未利用地の活用につきましては、大規模なものは老朽化した深野園住宅の公民連携の手法を活用した建てかえ候補地として、また小規模なものは住宅用地として公募による売り払いの対象として、野崎駅周辺東西地域の新たな
まちづくりに寄与することを基本的な考え方に据えてまいりたいと考えております。どうか、よろしく御理解いただきますようお願い申し上げます。
○
水落康一郎 議長 青木福祉・
子ども部長。
◎青木浩之 福祉・
子ども部長 (登壇)点字ブロックの改善についての御答弁でございます。
まず、点字ブロックは視覚障害のある方が足の裏の触感覚で、その存在及び形状を確認できるような突起を表面につけ、移動の際に正確な方向位置と歩行方向を案内するためのものであり、視覚障害のある方にとってはなくてはならないものと認識しております。
黄色の点字ブロックの上に妨げになる物などを置かないなど、市民への注意喚起も継続して行う必要がございますが、弱視の方の移動を考慮されず、床と点字ブロックの色が同系統である場合は認識しにくいことがある、また、屋外では雨の日に滑りやすい、時には車椅子の歩行の妨げになることがあるとお聞きしております。どなたにとっても安心・安全な環境となるよう、心がけてまいりたいと考えております。
○
水落康一郎 議長 3番・小南議員。
◆3番(小南市雄議員) それでは、再質問に入りたいと思います。
まず、障害者・児、高齢者を含めた地域での避難訓練について再質問いたします。
具体的な避難行動の周知やイベントでの防災啓発など、行政主導から地域主導に向けて自主防災組織の活動や防災訓練など、サポートが必要と認識しているという答弁でございました。
現在、
大東市議会におきましては、障害のある人が安心・安全に生活できる大東市を目指す特別委員会が設置されており、今後、さまざまな課題について調査研究されることと思います。
さて、障害者・児や、ひとり暮らしの高齢者が避難訓練に参加することに対して、外に出ることが難しいとか、参加しづらい雰囲気があるなど、身体的・心理的の両面で障壁があるという現実もあります。
そこで、まず、障害者・児の皆さん、高齢者の皆さんが積極的に避難訓練に参加しやすいように、当事者、保護者の方に、また介護者の方に障害者団体等から声をかけていただくことが必要と思います。
市から障害者団体等へ働きかけはしていただけませんでしょうか。
○
水落康一郎 議長
大石危機管理監。
◎大石達也
危機管理監 日ごろから障害者・児や、高齢者とかかわりの深い保護者や介護者の皆様には、有事の際の安全で円滑な避難行動や、避難所での生活介助など、要配慮者の皆様をサポートしていただく上で、ともに避難訓練などに参加いただくことは大変重要であると考えております。
毎年の障害者団体の皆様との協議の場でお願いをしております。今後も、関係課と連携しながら、積極的な訓練への参加について、障害者等の団体につきまして、皆様にお願いしてまいります。
以上でございます。
○
水落康一郎 議長 3番・小南議員。
◆3番(小南市雄議員) ありがとうございます。ぜひよろしくお願いしたいと思います。
ともに参加する避難訓練を行うということですので、障害のある人が気づくこと、救助する人が気づくこともあると思いますので、ぜひ訓練に参加することによって体験をしていただきたいと思います。
ところで、地域にはそれぞれ自治会、各種団体があります。皆さんの御協力によって避難訓練のみならず、日常生活において自助・共助意識の醸成にも資することを願うところであります。このことから、身近な、コアなエリアでの関係づくりの中での避難訓練を行っていただくためにも、区長会初め、関係諸団体への協力依頼も必要と思いますが、協力の依頼をしていただけないでしょうか。
○
水落康一郎 議長
大石危機管理監。
◎大石達也
危機管理監 災害発生時におきましては、自助・共助はもとより、さらに近所や向こう三軒両隣など、顔の見える関係による助け合いが、特に避難時の安心感にもつながります。
当事者及び保護者、介護者など、関係者同士のつながりだけでなく、日ごろから地域でのかかわりにつきましても、区長会初め、各団体の皆様にさまざまな機会を通しまして、引き続きお願いしてまいりたいと考えております。
○
水落康一郎 議長 3番・小南議員。
◆3番(小南市雄議員) よろしくお願いします。
地域行事や防災訓練などの機会に一人一人身近なかかわりを持っていただきたいと思っております。呼びかけやサポートをぜひよろしくお願いします。
災害時において、市民の皆さんが安全に避難できるように、自主的に避難訓練を重ねることによって、一人一人が意識されることと、体験によって身につけられることを願っております。
ところで、本市では総合福祉センターと、北条コミュニティセンターが必要に応じて開設される福祉避難所に指定されておりますが、一般避難所では避難生活が困難な障害者・児、妊婦、高齢者の方々など、要援護者に配慮した避難所になります。それぞれに必要な構造、避難スペース、設備、また介助員その他支援の必要な避難者の受け入れ態勢の充実を要望しておきます。よろしくお願いします。
次に、公共施設内の床の視覚障害者誘導用ブロック、通称点字ブロックですが、これの改善について、先ほど答弁にもありましたが、点字ブロックは視覚に障害がある方にとってはなくてはならないものであります。
一方、改善理由として、雨天時などぬれている場合に滑りやすいのほかにも、衝撃、振動で足がかなり痛い、車椅子の前輪がひっかかって、キャスターの向きか変わる、時には横転の危機も感じるなどの声も聞きます。障害のない人にとりましても、踏むと足の裏が痛いなどの不便を感じることもあります。そこで、どなたにとっても支障がなく、歩行・通行できるように、利用者の多い本庁舎や市民会館のフロアでは、例えば表面が合成ゴムのもの、ゴムチップ点字タイルなどの表面がソフトな点字ブロックに改善・配慮が必要だと思いますが、いかがでしょうか。
○
水落康一郎 議長 品川総務部長。
◎品川知寛 総務部長 市役所庁舎内の視覚障害者用の誘導用ブロックにつきまして、危険箇所や誘導対象施設等の位置を示す、いわゆる「警告ブロック(点状ブロック)」は出入り口や階段付近、トイレの前に設置されており、進行方向を示す誘導ブロックは西別館の1階に設置されております。表面がソフトな製品であれば、議員御指摘の問題解消につながると思われますので、今後、新庁舎の建設の際には、新庁舎の整備担当部署、障害者施策担当部署等と連携し、点字ブロックの設置を含めました、あらゆる方にとって利用しやすい庁舎なるよう協議してまいりたいと考えております。
○
水落康一郎 議長 北田
市民生活部長。
◎北田哲也
市民生活部長 市民会館におきましても、ブロックの突起が段差となりまして、高齢者など足腰の弱い人が歩行する際、また車椅子での通行の際に支障となるほか、雨天時にはブロック自体が滑りやすくなるなどの問題点も指摘されておりますので、市民の皆さんに安全で快適に御利用いただけるよう、材質等も含めまして、早急に研究してまいります。
○
水落康一郎 議長 3番・小南議員。
◆3番(小南市雄議員) それぞれの改善の必要性は理解していただいてるという答弁だったと思います。
困っている方々を救済することは最優先であります。そのために、ぜひ速やかに改善していただきますよう、よろしくお願いしておきます。
次に、市庁舎内BCP、事業継続計画の実施についてでありますが、先ほどの答弁から、BCPは市民の救済、行政各課の事業・業務を続けることが一番の目的であると理解いたしました。
過去のBCPの事例としまして、1855年の安政の江戸大地震の後には、平時の心構えから、家屋の倒壊、火災など、被害状況の早い把握、素早い行動によって、救済、復興が行われたということであります。本市では、各課それぞれにおいて計画書、BCPマニュアルが策定されているとの答弁がございました。
それでは、BCPについて市長部局から総務課、
教育委員会から教育政策室では、それぞれどのようなものになっているか教えていただけますか。
○
水落康一郎 議長 品川総務部長。
◎品川知寛 総務部長 総務部総務課のBCP計画につきまして御説明をいたします。
災害発生直後には、まず本庁舎への立ち入り可否の確認、また開庁時であれば、庁舎滞留市民の避難誘導を第一に行います。
次に、立ち入りの安全性を確認した上で、電気、電話等の庁舎機能の状況把握及び公印の管守を行います。ここまでの業務を3時間以内に実行する計画としております。
その後、庁舎及び市有地等の被害箇所の安全確保処理や、修繕を行い、法規事務に関しましては、緊急処理のための例規制定並びに改正を行う例規審査を優先して、2週間以内に行うこととしております。
あわせまして、情報開示請求や訴訟等、法令等により期限が設けられている事務に関しまして、調整・手続を行う必要性が生じた場合には対応してまいります。
以上が総務部総務課のBCP計画でございます。
○
水落康一郎 議長
森田学校教育部長。
◎森田修司
教育委員会学校教育部長 学校教育部教育政策室におきましては、市内小中学校の再開業務を最優先業務として位置づけてございます。災害発生時においては、市内各学校の児童・生徒及び教職員等の安否確認のほか、学校管理課と連携した学校施設等の被害状況の把握に努めております。
このことから、まずは教育政策室執務室内の電話回線や学校ネットワーク等の情報連絡ツールなどの連絡手段の確保を行った上で、情報収集活動を実施しつつ、防災担当部局との情報共有を行います。
次に、被災児童・生徒の心のケアなど、必要な支援について人員の確保等を図ってまいります。
次に、教科書の無償給付に関する業務のほか、学校再開のための物品等の購入・手配、学校への予算措置並びに業務委託等に関する業務を行うなど、学校再開に向けた準備活動を順次行うこととしてございます。
○
水落康一郎 議長 3番・小南議員。
◆3番(小南市雄議員) ただいま、それぞれ答弁がございました。公印を守るというような内容もございまして、また法規対応を大切であるということであります。
教育では、児童・生徒の安否や教職員の安否、心のケアも必要であるということがありました。
緊急事態発生後は、市民の安全状況などの把握とともに、市民への情報提供と最小許容限界以上での市民サービス業務を継続して、速やかな完全復旧に向けて十分な体制をとっていただきますように、お願いしておきます。
次に、このBCPについて、市職員の認識度、危機感の意識はどうなってますでしょうか。
○
水落康一郎 議長
大石危機管理監。
◎大石達也
危機管理監 BCPの職員の認識度についてお答えいたします。
BCP及び同マニュアルの策定においては、策定当初に全職員にアンケートを実施したほか、各課に策定担当者を選任させるとともに、担当者を中心とした勉強会の実施や、定期的な危機管理室との調整を行った上で、事務検討会などで課員にフィードバックしていることから、全職員に認識されているものと考えております。
6月18日に発生した大阪府北部を震源とした地震におきましては、本市において最大震度5弱を観測したものの、幸いにもBCPを運用することはありませんでしたが、通勤時間帯に際し、電話など情報伝達手段が制限される中、交通機関等の混乱による職員の出勤状況に影響が出たばかりか、自動参集により、災害対応に当たる職員もいることから、各課では円滑に通常業務が遂行できるよう、始業前に調整を行いました。
本市としましては、いつ発生するかわからない大規模災害に対し、日ごろから危機感を持って業務に当たるよう、引き続き職員の防災意識の向上に努めるとともに、今後のBCP見直しに活かせるよう、検証等を行ってまいります。
○
水落康一郎 議長 3番・小南議員。
◆3番(小南市雄議員) ありがとうございます。
BCPマニュアル策定のときに、職員からアンケートをとったり、学習会でしたか、勉強会でしたか、行われたということで、職員の皆さんは認識しているということであります。各課職員の皆さんが各自が常に危機意識を持っておくことはとても大切なことであります。改めてお願いしておきます。
ところで、指定管理者の災害時対応はどのようになっておりますでしょうか。
○
水落康一郎 議長
北本政策推進部長。
◎北本賢一
政策推進部長 「大東市公の施設の指定管理者制度導入に関する指針」におきまして、選定の際に、採点項目に危機管理体制といたしまして、防災・防犯体制は整っているのかどうか、緊急時に適切な対応ができるかどうかなどを掲げ、審査段階から緊急事態への対応を重視しております。
また、協定書を締結する際にも、緊急時対応マニュアルの作成や、施設従事者への指導、また警察や消防を初めとする関係機関との連携など、施設の設置目的や機能に応じた取り決めを行っているところでございます。
これらの取り組みを通じまして、引き続き公の施設としての緊急時の対応を明確にし、指定管理者との連携強化に努めてまいりたいと存じます。
○
水落康一郎 議長 3番・小南議員。
◆3番(小南市雄議員) ありがとうございます。
指定管理者においては、自然災害や防災・防犯を含めてBCPに基づいた緊急時行動計画が出されているということで認識されているということを確認できました。
BCPは、先ほども申しましたが、市民の安否確認を初め、市民サービス事業の継続のためにはとても大事なことでありますので、危機管理室及び各課での重要となる業務の最優先対応をよろしくお願いします。
それでは最後になりますが、市有地の遊休地の有効活用についてでありますが、先ほどの答弁で考え方として、野崎一丁目内の市有地の遊休については大東市立地適正化計画を踏まえて、大規模な遊休地は老朽化した深野園住宅、公民連携による建てかえ候補地として活用すると。また、小規模なものは住宅用地として公募による売り払いの対象とするとの答弁でありました。
また、本市の立地適正化計画では、JR野崎駅周辺エリアは都市機能誘導区域であって、居住誘導区域でもあります。JR野崎駅橋上化とともに、野崎駅周辺の東西地域の子育て世代の人口流入を含めた新しい
まちづくりを推進するためにも、早急に取り組まれるよう要望しておきます。
以上で質問を終わります。ありがとうございました。
○
水落康一郎 議長 次に、一問一答方式で、10番・中村ゆう子議員。(拍手)
◆10番(中村ゆう子議員) (登壇)皆様、こんばんは。ただいま議長の御指名をいただきました10番、自民党翔政会の中村ゆう子でございます。通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。
傍聴の皆様、大東市政・市議会に御関心を賜り、まことにありがとうございます。
大東市では、「大東市心ふれあう手話言語条例」を制定いたしました。今後は、私も冒頭の挨拶を手話で行いたいと思います。なれておりませんが、よろしくお願いいたします。
それでは、本日、私、中村ゆう子は、大きく分けて4つの項目について質問させていただきます。後は、手話通訳、よろしくお願いいたします。
では早速、1つ目、児童・生徒の命を守るために。
本年6月18日、大東市において震度5弱の地震が発生いたしました。月曜日の登校時間でございました。子供たちは、恐怖を感じ、登校時間帯で大きな混乱を感じたことでしょう。そして、保護者、教職員におかれましても、混乱があり、そのことで感じるところ、思うところがあると存じます。
今後は、防災教育はもちろんのこと、学校通学路の安全確保や、その他の地震対策について、新たに見詰め直し、課題に取り組んでいかなければなりません。
そこで、大東市内の学校におかれましては、この地震発生までに保護者への引き渡し訓練を実施された学校が数校あり、学校も、児童も、保護者も適切に対応できたとお伺いしております。
また、訓練未実施の学校の一部、そして実施の学校におかれましても一部、学校と保護者との連携がとれておらず、保護者に大変な御不安が生じたともお伺いしております。
このことから、引き渡し訓練がいかに大切であるかが明らかになり、同時に各学校で行われた実際の引き渡しで浮き彫りになった弱点や、強化が必要なところが見えたことと存じます。
今後は、この教訓を全学校で共有し、学校と保護者との引き渡しの際に必要な連携、信頼関係の構築を強く要望いたします。
次に、学校、学校周辺のブロック塀の危険箇所についてでございますが、こちらは地震発生翌日から点検を実施され、緊急を要するものから順次撤去・改修作業を行っていただいております。
そこで、児童・生徒はもちろん、保護者や近隣住民へも改修のスケジュールをお知らせして、現在進行している安全対策の情報を共有していただきたいと考えます。児童・生徒、保護者や近隣住民、それぞれへの対応はされておられますか。
では次に、大項目の2つ目、生産緑地法の一部改正についてでございます。
かけがえのない農地を次世代へ引き継ぐため、昨年改正されました生産緑地法では、500平米以上必要だった生産緑地の面積要件が300平米まで引き下げ可能となりました。が、これには市町村の条例制定が必要となるため、本年3月定例月議会での代表質問、6月一般質問においても続けて提案・要望させていただきました。都市農地は生産の場であり、住民の生活の場であり、市民の心のふるさととしても親しまれるだけでなく、環境の維持・保全や、防災、景観形成、教育、福祉、交流など、さまざまな公益的な役割を果たしております。
大阪府下では、既に寝屋川市、茨木市、高槻市、箕面市、東大阪市の5市が面積要件緩和条例を制定されており、このまま放置しておけば、道連れ解除が発生する可能性が大きくなるため、大阪府下でも、それを危惧する市町村で、これから条例制定が進んでいくことと思います。
大東市においても、かけがえのない農地を次世代へ引き継ぐために、早期の条例制定を強く要望いたします。
また、現在大東市では、全国同様、空き家・空き地問題が大きな課題となっており、農地を転用しての宅地化が進めば、将来的にさらなる空き家問題が発生してくると考えられます。
そこで、今回の改正された生産緑地法では、新たに特定生産緑地制度が創設され、それらを防ぐことができる可能性が出てきました。
しかし、特定生産緑地制度を利用するには、また新たに申請手続が必要でございます。その周知が必要であると考えますが、取り組みについてお聞かせください。
それでは3つ目に、人口減少についてでございます。
大東市では、2012年、平成24年の東坂市長就任より2020年の人口目標を13万人と定め、現在、目標達成のため、「大東市まち・ひと・しごと創生総合戦略アクションプラン」を策定し、各施策、事業を進めておられます。
人口推移としましては、平成24年8月末日が12万5,739人で、現在、平成30年8月末日においては12万1,044人でございます。平成25年から平成27年の減少数は年間平均約610人で、それ以前の平成21年から平成24年の、約910人を下回りましたが、直近の平成28年、平成29年は年間平均約920人と、減少人数が増加しております。2020年まであと2年、この状況をどのようにお考えでしょうか。このままの目標で施策を展開していくのか、発想の転換なども必要であると考えますが、いかがでしょうか。
また、大東市ではそのような中、「子育てするなら大都市よりも大東市」というブランドメッセージを制定し、大阪市に接する交通の利便性と飯盛山や深北緑地などの自然環境をあわせ持ち、知られざる最先端地域だった歴史や、豊かな農村、すてきな田舎として培われてきた風土など、大都市にはないものを有しながら、出産、子育て、教育、働くこと、住まい、暮らしにおいて先進的な取り組みや、他市に決して劣らない施策を展開しております。
私は、このインパクトあるブランドメッセージを入り口として、これらの大東市の魅力をもっと市内外に発信していただきたいと強く願う次第であり、市外への働きかけとしましては、千葉県流山市のように、ターゲットを絞り、大阪市内での交通広告を展開し、そこかウェブサイトへ誘導を行うなど、効率のよい広報を考えていただきたいと思います。
その際、ブランドメッセージとともに、大阪中心部からの電車のアクセス、北新地から14分であることも明記するべきです。今述べましたのは1つの例でございます。もちろん、よりよい施策の展開を怠ることもしてはなりません。しかし、今持つ大東市の魅力をもっと強く発信することも大東市には必要であると思います。見解はいかがでしょうか。
最後に4つ目は、新庁舎整備事業についてでございます。
モニターは7月に実施されました新庁舎整備に関する住民説明会のチラシでございますが、一般市民向けには右上の申し込み不要と記載されているにもかかわらず、中段、手話通訳が必要な場合は7月13日までに新庁舎整備課に申し込んでくださいとなっております。
つまり、一般市民の方は説明会当日になって行きたいと思えば、自由に参加できるにもかかわらず、聾者は数日前に申し込みをしなければならず、当日になって急に参加したいと思っても行けないということとなります。
聾者も当然のことながら、同じ市民でございます。平成27年9月に制定されました「大東市心ふれあう手話言語条例」の市の責務に、「聾者の自立した日常生活及び地域における社会参加の促進に寄与できるよう努めなければならない」とあります。全ての市民に関係する新庁舎整備に関する説明会、そこには一般市民と同様に、事前申し込み制ではなく、無条件で手話通訳者を配置すべきだったと考えますが、見解をお聞かせください。
また、新庁舎整備については、整備費用や将来の維持管理費用の低減と、機能的な執務空間の形成による市民サービスの向上を考慮し、景気に左右されることなく、ステータスは求めず、市民を守るための安定した地方公共団体の事務所として整備すべきであると考えております。民地を利用する現行案での等価交換については、住民アンケートには記載されておらず、わかりにくく、周辺道路整備が必要であることなどにも触れておられません。これからも、私たちは愛するこの大東市に住み続けます。また、次世代の皆様にも安心して住み続けていただきたいと願っております。
今後も引き続き市域全体の
まちづくりという広い視野を持って新庁舎整備を進めていかなければなりません。見解をお聞かせください。
以上でございます。再質問の権利を留保し、降壇いたします。よろしくお願いいたします。
○
水落康一郎 議長 岡本学校教育部指導監。
◎岡本功
教育委員会学校教育部指導監 (登壇)引き渡し訓練についてお答えいたします。
地震や台風など、甚大な被害をもたらす自然災害が国内で続いて発生している状況におきまして、児童・生徒の命を守るため、学校防災体制のより一層の充実が求められております。
各校園におきましても、危機感を持って学校園防災計画に基づいた避難訓練や、災害発生時の保護者引き渡し訓練等の防災教育に努めているところです。
小学校におきましては、これまでも先進的に災害発生時の保護者引き渡し訓練を実施した学校がございましたが、今年度は全校で実施することとし、危機管理室の助言も得ながら、実施後に訓練方法を検証して、さらによりよい実施方法となるよう、精度を高めていくことにしております。
今年度、既に訓練を実施した学校では、訓練を実施したからこそわかる課題も上がってきております。
また、大阪北部地震時における対応もしっかり検証し、今後実施する訓練の改善につなげていく必要があると考えております。保護者との連携を密にし、信頼関係を構築しながら、引き渡し訓練の充実に努めてまいります。
以上でございます。
○
水落康一郎 議長
森田学校教育部長。
◎森田修司
教育委員会学校教育部長 (登壇)学校、学校周辺のブロック塀の危険箇所改修の周知についてお答えいたします。
本市
教育委員会では、大阪北部地震の発災直後より学校、学校周辺及び通学路のブロック塀について緊急点検を行い、各学校の被害状況を確認いたしました。
早急に対応しなければならない危険箇所につきましては、予備費を使い、既にブロック塀を撤去しております。
児童・生徒、保護者への周知につきましては、各学校から周知しておりますが、議員御指摘の近隣住民の方々には周知が十分できていない可能性がございます。したがいまして、今後、工事の状況につきましては、ホームページ等を通じ、周知に努めてまいりたいと考えております。
○
水落康一郎 議長
今出街づくり部長。
◎今出正仁
街づくり部長 (登壇)生産緑地指定の面積要件を引き下げる条例制定について答えいたします。
生産緑地地区は、都市における良好な生活環境の保全や都市災害の防止などを目的として、面積500平米以上のものについて30年間の営農を条件に、平成4年8月に定められました。平成29年6月15日付で生産緑地法の一部が改正され、生産緑地地区の面積の下限を現行の500平米以上から、地域の実情に応じて市町村の条例で300平米以上500平米未満の範囲で定めることが可能となりました。
市内の農地は減少し続けており、また新たな供給がほぼ見込めない農地の性格からも、農地の持つ緑地機能や保水機能、災害時の空地としての機能等を踏まえ、生産緑地制度のさらなる活用により都市農地を保全する必要性が高まっていると考えております。
このことから、生産緑地の面積要件を引き下げる条例について、今年度中の制定に向けて取り組みを進めてまいりたいと考えております。
次に、特定生産緑地制度の周知、申請手続についてでございます。
現在、本市の生産緑地地区は105地区、面積22.07ヘクタールとなっており、そのほとんどが2022年に生産緑地の指定後30年を迎えます。指定後30年を経過した生産緑地については、いつでも買い取り申し出が可能となることから、多くの農地が一気に転用され、農地の面積が急激に減少する一方、宅地の供給が過剰となってしまう可能性がございます。そういった背景もあり、平成29年6月15日付の生産緑地法の改正により、生産緑地指定から30年経過が近づいた農地について、農地として保全することが良好な都市環境のために市町村が特定生産緑地地区として指定し、買い取りの申し出をすることができる時期を10年間先送りするという制度が盛り込まれました。特定生産緑地制度は市街化区域内にある農地を計画的に保全していく上で、非常に有効な制度であり、その内容や申請手続等の御案内を農業委員会や農業関係団体を通じて行うとともに、生産緑地の所有者に対しても個別に通知を行うなど、新たな制度の周知を徹底し、申請漏れがないよう努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○
水落康一郎 議長
北本政策推進部長。
◎北本賢一
政策推進部長 最初に、人口目標についてでございます。現在、日本全体で人口減少は進み、本市におきましても平成10年をピークに、今なお人口は減少傾向が続いております。
しかしながら、将来にわたって持続可能な市であるためには、適正規模の人口確保とバランスのとれた人口構造の保持が必要となります。そのため、本市におきましては、平成27年9月に策定した「総合戦略」などにおいて、子育て世代やこれから子育てを考える世代の流入・定住を安定的に確保する手だてを早急に講じることとし、平成32年の目標人口を13万人と設定いたしました。
また、同時期に行われました総合計画審議会におきましても、人口の取り扱いについては現状を見据えつつも、増加させることを目標に、
まちづくりを展開していくべきとの議論があり、「総合計画」の目標も13万人と設定し、現在この目標人口に向かって、さまざまな人口流入、定住促進施策を実施しているところでございます。
今後も、各施策の評価検証を行いながら、子育て支援や住環境の整備など、より一層、人口流入、定住促進施策の充実を図る
まちづくりを進めてまいりたいと考えております。
大東市のブランドメッセージ、「子育てするなら大都市よりも大東市」は、都心から近く、自然環境をも有し、子育て施策の充実した住みよいまちである本市の魅力をわかりやすく表現し、市内外に対して、本市の魅力と未来への方向性を発信しているところでございます。
これまでは、市の広報紙、イベントのポスターやチラシの活用を初め、大東市の魅力をまとめたガイドブック「大都市よりも大東市」の作成や、住みたい、住み続けたい情報をホームページに凝縮して掲載するなどにより、市内外に発信してまいりました。今年度は、子育て支援センター「ネウボランドだいとう」の開設に伴い、より妊娠、出産、子育てに関する相談や、総合的な情報の収集が行えることから、「子育て支援のまち」であることをPRするため、約90秒のプロモーションビデオを作成し、若い世代や子育て世代が安心・信頼が醸成できるような構成・演出のものを12月に配信する予定でございます。今後は、多様な媒体を戦略的に活用し、あわせて本市の情報露出を貪欲にふやし、選ばれる都市となるよう、存在感を高めてまいりたいと考えております。
次に、新庁舎整備事業についてでございます。
手話通訳者の配置につきましては、「大東市手話通訳者および要約筆記者派遣事業実施要綱」に基づき対応しているところでございます。
今回の説明会におきましては、どれぐらいの方がお越しになられるのか推測いたしかねる状況であったため、手話通訳者の配置を申し込み制とさせていただきました。
しかしながら、議員御指摘のとおり、本市にとって大切な説明会については、申し込みのあるなしにかかわらず対応すべきであったのではないかと考えます。今後、関係部局とも調整し、参加していただきやすい環境整備に努めてまいりたいと存じます。
新庁舎整備事業につきましては、7月から8月にかけまして、住民説明会やパブリックコメントを実施させていただきました。特に、住民説明会では、浸水を初めとする災害リスクや周辺道路の交通渋滞など、市民の皆様から厳しい意見を頂戴し、パブリックコメントにおきましても、80名の方から同様の御意見をいただきました。
一方で、今月中旬に実施した無作為抽出による住民アンケートでは、約6割の方が建てかえ候補地については「消防跡地及び周辺地でよい」とされ、また、複合施設として整備することについても、同じく約6割の方が「便利になる」との回答がございました。
現在いただいている市民の方々の声は、
まちづくりに対する期待、事業への課題など、さまざまです。今後は、市民の皆様から頂戴した貴重な御意見をしっかりと精査し、一つ一つ課題を解決した上で、皆様の御期待に応えられるよう、新庁舎の整備を進めてまいりたいと考えております。
また、等価交換につきましては、民有地である消防跡地の周辺地を市が取得するかわりに、同等の価値の建物床を民有地の所有者に対して提供する仕組みであり、行政が公用や公共用に供するため、他人の所有する財産を必要とするときの手法の1つとして、
地方自治法に手続が定められているものでございます。
「新庁舎整備基本計画」におきまして、等価交換についてわかりやすい説明ができるよう工夫してまいります。
以上でございます。
○
水落康一郎 議長 10番・中村ゆう子議員。
◆10番(中村ゆう子議員) それでは、時間の関係上、ちょっと再質問の順番を変えさせていただきまして、最後の手話通訳者配置についてお伺いしたいと思います。
平成29年度に主催でのイベントで手話通訳者が配置された実績をお知らせください。
○
水落康一郎 議長 青木福祉・
子ども部長。
◎青木浩之 福祉・
子ども部長 平成29年度で市主催のイベントで手話通訳者を配置した回数は12回でございます。
○
水落康一郎 議長 10番・中村ゆう子議員。
◆10番(中村ゆう子議員) それでは、手話通訳者が配置されるイベントの条件、基準などはどのようになっているのか教えてください。
○
水落康一郎 議長 青木福祉・
子ども部長。
◎青木浩之 福祉・
子ども部長 手話通訳者を配置する条件は、当事者が参加されているということが原則となっております。そのことより、市の行事等においても、原則、主催者より御確認をいただき、派遣を行っております。
市に登録いただいております手話通訳登録者は現在17名ですが、派遣件数も年々伸びておりまして、市主催以外の医療機関等へ派遣した件数を含め、昨年度は708件で、通訳者延べ782名派遣してる状況でございます。人材育成が急務であると認識しており、手話講習会の上級コースを今年度新たに創設し、人材育成に取り組んでいるところでございます。
○
水落康一郎 議長 10番・中村ゆう子議員。
◆10番(中村ゆう子議員) 先ほども登壇でお話しさせていただきました「大東市心ふれあう手話言語条例」、その条例制定から今ちょうど3年がたちました。この間、学校などにおいて、子供たちに手話に触れ合う機会を提供するなど、市民への手話の普及に対する取り組みは私も十分に評価しているところでございます。
また、今年度は答弁にもありましたように、手話講習会の上級コースも創設していただいたとのことで、今後の派遣件数増加に対応していただけるような取り組みで期待いたします。
今後、人材育成に取り組んでいただきつつ、より一層の手話の普及と身近に接する機会の拡大、また各部、各課での意識の向上に努めていただきますよう要望しておきますので、担当部長のほうもよろしくお願いいたします。
それでは次に、ブランドメッセージの活用についてお伺いいたします。
モニターをごらんください。こちらは、千葉県流山市の広告でございます。「母になるなら流山市」のキャッチコピーで首都圏交通広告を2010年度より展開され、子育て世代の注目を集めてこられました。現在、人口は10年前より約2万5,000人増加されております。もちろん、広告だけで人口増加ができるとは考えていないんですけれども、せっかくの、他市では表現できない大東市だからこその、とってもべたな大都市との掛け合わせたブランドメッセージ、もう制定して数年たつと思うんですけれども、継続して発信に努めていただいて、それを入り口に大東市の魅力を伝えるきっかけをつくっていただきたいというふうに私は熱い思いを持っております。
今、先ほど答弁にありましたプロモーションビデオを作成されて、配信ということなんですけれども、配信方法といいますか、どちらで配信されるんでしょうか。
○
水落康一郎 議長
北本政策推進部長。
◎北本賢一
政策推進部長 現在、三好長慶の公募で、市長が三好長慶に扮して周知を行っておりますが、これ、今ホームページのほうで配信をしております。今、わかりにくいところにありますので、それをトップ画面に持っていきまして、これから9月、10月、11月、12月に分けまして、毎月何らかの配信を行っていき、12月には先ほど答弁申し上げた内容もホームページで配信していきたいと思っております。
それと今、9月補正予算で御審議いただいておりますプロジェクションマッピングの間にも、この今申し上げましたプロモーションビデオの配信も、映像を映すことについても同時に行っていきたいというふうに今考えておるところでございます。
○
水落康一郎 議長 10番・中村ゆう子議員。
◆10番(中村ゆう子議員) わかりました。また、ちょっとブランドメッセージに戻るんですけれども、このモニターにありますように、流山市さん、広告を利用されて、首都圏から20分という、これがすごく魅力的に皆さん思われたということ、最初の発信は、今もさまざまな施策は展開されているんですけれども、最初、この広告をされたときの施策を見させていただいたら、今の大東市とそんなに遜色ないなというふうに私は感じたんですね。何でもかんでもまねするのがいいとは思いません。しかし、こうやって実績を出されていて、いろいろノウハウを持っておられる、これはまねすることは悪いことではないと考えます。広告になりますと、費用などもかかるとは思いますが、こういった形での宣伝というのは、どのように考えておられますか。
○
水落康一郎 議長
北本政策推進部長。
◎北本賢一
政策推進部長 平成28年3月に大東市ブランド戦略プランを構築しまして、大都市よりも大東市がスタートしたわけでございますが、今現在、魅力発信PR業務支援を行っておりますが、議員御指摘のように、もっと戦略的かつ実践的な取り組みというのが必要だというふうに課題を認識しております。その企画については、今、都市魅力観光課を中心に行っておるところでございまして、平成31年度の当初予算に反映できるように、企画立案を進めてまいりたいと考えているところでございます。
○
水落康一郎 議長 10番・中村ゆう子議員。
◆10番(中村ゆう子議員) それでは、よろしくお願いいたします。
以上で終わります。ありがとうございました。
○
水落康一郎 議長 暫時休憩いたします。
なお、この後、議場コンサートを行いますので、着席のままお待ちください。
午後7時10分休憩
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
午後7時36分再開
○
水落康一郎 議長 それでは、休憩前に引き続き会議を開き、一般質問を行います。
次に、一問一答方式で、7番・大谷真司議員。(拍手)
◆7番(大谷真司議員) (登壇)どうも皆様こんばんは。ただいま議長より指名をいただきました7番、公明党の大谷真司でございます。通告に従い、一般質問をさせていただきます。
桐蔭のコンサートの後でございます。本来ならば、私の声、一番大きくて、小さ目にという指示が飛ぶんですけども、きょうはより一層大きな声でさせていただきたいと思いますので、お願いを申し上げます。
本日の夜間議会には多くの市民の皆様にも傍聴にお越しをいただき、本当にありがとうございます。
また、先ほど大阪桐蔭高等学校吹奏楽部による圧巻の議場コンサートを披露していただき、大変感動しております。改めて団員の皆様に感謝を申し上げます。
さて、私の一般質問は、本年、大東市民にとって大変怖い思いをされた地震、豪雨、そして台風と、本市の長い歴史の中でも体験のしたことのない災害が本年立て続けに発生をいたしました。そこで、今回は市民の生命と財産を守る防災対策に全ての時間をかけたいと思います。
初めに、今回の台風21号により被災されました市民の皆様に心よりお見舞いを申し上げますとともに、多くの犠牲者が出ました北海道胆振東部地震、西日本豪雨災害でお亡くなりになられた方々の御冥福を心よりお祈りをいたします。一日も早い復興を祈っております。
まず、本年6月18日に発生をした大阪北部地震について、本市でも朝の通勤時間帯に本市で過去経験したことがない震度5弱の揺れが襲いました。また、震源に近い高槻市では子供が通学途上、学校の目前で倒れたブロック塀の下敷きになり、幼い尊い人命が失われるなど、これまで見過ごされてきた身近な危険を浮き彫りにしました。本市では、これまで近年発生が想定をされる南海トラフ地震に備え、訓練を重ねてきたやさきの今回の地震であります。本市における初期行動は迅速に行えたのか、また本市における被害状況についても答弁を求めたいと思います。
次に、本年6月28日から7月8日にかけて、西日本を中心に甚大な被害が発生した西日本豪雨での被災地視察からの教訓について質問をさせていただきます。
大東市公明党議員団では、8月8日、まだ多くのつめ跡が残る岡山県真備町を災害支援と被災した状況調査を行ってまいりました。当日は猛暑の中、一月間にわたり休みなく災害対策に当たっている公明党岡山県本部現地災害対策本部に赴き、大変多用の中、避難所を初め、災害のつめ跡を視察調査をさせていただきました。この被災地視察調査により、真備町、大東市、共通の課題も見えてまいりました。その1つが、バックウォーター現象であります。以前より、真備町では町内の中心を流れる小田川が流れ込む高梁川の増水により、流れが阻害されるバックウォーター現象が過去から幾度も発生、長年、国や県に対し河川改修を要望していたやさき、西日本豪雨に加え、バックウォーター現象により今回、甚大な被害に至ったと言われております。
この現象は日本の河川が合流するような地形で多く発生しております。本市においても、市の中心部で2本の一級河川がまさしく合流しており、本市においてもバックウォーター現象が発生している可能性がありますが、見解をお聞かせをください。
次に、真備町では従前より小田川の決壊も想定をし、町民に対し、決壊による浸水被害ハザードマップが配られ、地域ごとに事細かくその洪水時の浸水高を示していましたが、まさしくハザードマップで想定したとおりの浸水被害となりました。本市でも以前に全市民に配られたハザードマップでは、洪水による浸水被害想定地図が配られておりますが、よく見ると、注釈で寝屋川ではなく、淀川が氾濫を起こした想定となっており、本市中心部を流れる寝屋川の氾濫想定ではありません。ほとんどの市民の皆様も気づかれていないと思います。
また、耐震の大東市総合防災マップ保存版では、河川の氾濫を想定した洪水予測すら掲載をされておりません。なぜ、本市の以前に配布されたハザードマップは淀川の氾濫なのか。逆に思えば、本市の中心河川である寝屋川が氾濫する、また決壊することなどあり得ないと考えておられるのか、本市見解をお聞かせをください。
本市寝屋川が増水時、コンクリート護岸管理道路から護岸漏水としか考えられない水漏れや、道路の陥没が報告をされており、護岸の強度を含め、多くの市民に不安を与えております。漏水による護岸強度低下や道路陥没など、影響について見解を求めます。
最後に、9月4日に、本市においても多くの市民が被災された台風21号について。
今回、気象庁の予報により、通過以前から的確なコースと規模が示され、昭和36年、第2室戸台風に匹敵する予測がされる中、本市では台風から市民を守るために、事前にどのように対応されたのか。また、台風通過後の被害対応に追われる日々ではありますが、今回の台風に関して、多くの反省点もあったかと思います。次の災害に備えるためにも、今回の反省材料をよく検証し、生かしていくことが大切であると考えますが、今回の台風対応に対して、総括的な見解を求めたいと思います。
以上、再質問の権利を留保し、降壇をいたします。よろしくお願いいたします。
○
水落康一郎 議長
大石危機管理監。
◎大石達也
危機管理監 (登壇)大阪北部地震での本市の被害状況と初期行動状況についてお答えいたします。
6月18日、午前7時58分に発生いたしました大阪北部地域を震源とする地震につきましては、本市でも最大震度5弱を観測したため、大東市地域防災計画に基づき、災害対策本部を大東四條畷消防本部4階の屋内訓練場に設置するとともに、職員は地震のB号配備体制により、あらかじめ決められた参集場所に自動参集し、8カ所の中学校にて、地区対策部の設置により情報収集を行いました。
午前10時には市長を本部長とする大東市災害対策本部会議を開催し、被害状況等の確認と、対処方針について決定を行い、対応に当たりましたが、個別の対応を除き、情報収集により把握した全体の被害状況から判断し、午後0時をもって災害対策本部を情報収集体制に縮小いたしました。
職員の参集状況につきましては、通勤時間帯の発災であったため、交通機関の混乱により参集に時間を要する状況となりましたが、正職員598名から休業や派遣中の職員を除いた566名のうち、午前9時までに346名、61.1%、午後5時半までに447名、79.0%が参集いたしました。
本市の被害状況につきましては、幸いにも大きな被害は発生しておりませんが、消防本部への119番通報や罹災証明書等の手続などで把握している状況では、人的被害としまして軽傷が11名、建物被害としまして住宅の一部損壊が24棟、水道管の破裂による床上浸水が3棟、床下浸水が3棟でございます。
次に、ハザードマップについてでございますが、以前にお配りいたしましたハザードマップ、1枚ものになっています分につきましては、淀川及び寝屋川流域と3つの降雨時についての予測を全て合わせて載せておりました。今現在のブックによるハザードマップにつきましては、一番おそれが多かったときの寝屋川流域のハザードマップを載せており、一番身近なものと御利用いただけると考えております。
次に、台風21号から学ぶ教訓についてでございますが、本市では台風21号の対応といたしまして、市内全域を対象とした避難準備情報を初めて発令し、市内20カ所の避難所を開設いたしました。
今回の避難所対応を通しまして、体育館での良好な避難環境の確保に向けた空調や備蓄のあり方を再検討するとともに、あらゆる状況を想定した対応が重要であると認識しております。
また、次の教訓へ生かせるよう、担当職員への聞き取りや検証を行ってまいりたいと考えております。
以上でございます。
○
水落康一郎 議長
今出街づくり部長。
◎今出正仁
街づくり部長 (登壇)西日本豪雨についてでございます。
西日本豪雨で甚大な被害が生じた岡山県真備町では、大雨で増水した高梁川に流入する小田川の流れが悪くなり、バックウォーター現象が生じて、小田川の水位が上昇し、堤防の決壊に至ったと言われております。
バックウォーターとは、河川や水路などの開水路において、下流側の水位変化の影響が上流側に及ぶ状態のことであり、河川が合流する区間においては、本川の水位が支川の水位より高い場合、本川へ流入がしづらくなり、支川の水位が上昇する現象であります。
本市においては、一級河川の合流点が数カ所ございますが、本市域における大阪府の河川整備につきましては、改修率が100%となっており、一定の整備は完了しております。
また、大阪府では堤防の定期点検、増水時や地震時の緊急点検等を行っており、一級河川における治水安全度の向上に努めています。
次に、本市において、岡山県の小田川で生じた堤防の一部決壊が生じる可能性についてお答えします。
国の調査委員会の見解では、河川改修が未整備であったことに加え、小田川の堤防が決壊した主な原因としては、決壊した箇所の堤防の高さが地盤沈下などの影響で周囲より低くなっていたため、その場所から越水した水が堤防の外側を洗掘して、堤防が破壊したとされています。
大阪府によりますと、小田川の堤防は土でつくられていることから、堤防の外側のり面が越水した水で削り取られやすい構造でありますが、大東市域における一級河川の堤防はコンクリート護岸の整備が完了しており、小田川のような堤防破壊が起こる可能性は極めて低いと考えられております。
次に、管理道路の漏水対策でございますが、議員御指摘の漏水につきましては、平成30年7月の西日本豪雨による大雨の際、寝屋川右岸沿いの大東市浜町地内にある市道住道大橋横山線で、道路の下から水が湧き出ていたものであります。
大阪府によりますと、増水した寝屋川の道路面より下の護岸構造物である止水ぐいの間から水が漏れ、道路上に湧き出てきたものであるという説明がございました。
大阪府では、発生時の夕方には応急措置を行い、必要な箇所について、現在対策工事が進められております。また、同様の護岸構造の箇所については、調査を実施しており、問題はございませんでした。
大阪府では今後におきましても、漏水した箇所については重点的に、点検・観察を行い、他の箇所につきましても、これまでどおり定期的な点検と緊急時における監視・点検に努め、堤防の安全を確保していくと伺っております。
以上でございます。
○
水落康一郎 議長 7番・大谷議員。
◆7番(大谷真司議員) それでは、今回時間も限られておりますので、再質問のほうを急ぎたいと思いますけども、時間があればやります。いろんな、今回の地震、台風、豪雨、これについてはしっかりと、何が大事かというと、今回、この経験をした、このことを次に生かせるか生かせないかということのその1点であります。これが逆に捉えれば、もう最高の訓練であったし、大事な教訓がここで生まれた、それをいかに次にその教訓を改善していくか、大きなテーマであるということを申し上げたいと思います。
特に、今回、毎年市民の声を集約されております、「福祉と教育のまちを推進する会」、ここが本年度は書面要望といたしまして、多くの市民の声を署名という形でいただいておりますけども、その中で今回、特にやはり市民の声が大きかったなと感じましたのは、地震に強い安全な通学路をぜひ整備してほしいという項目のすごい反響がございました。実に署名数はもう1万1,000人を超える署名であります。これにつきましては、8月22日にいただきまして、市長のもとへ、市長への要望として、今回要望が提出をされたかというふうに考えております。この市民が北部地震を通して、非常に今不安に感じておられます通学路の安全対策、この署名を受けまして、どのように考えているのか、見解をいただきたいと思います。
○
水落康一郎 議長
森田学校教育部長。
◎森田修司
教育委員会学校教育部長 小・中学校の通学路につきましては、地震発生後、直ちに通学路に面した民有地にございますブロック塀等の緊急点検を実施し、児童・生徒が安全に通学できるように、危険箇所につきましては、通学路の変更等を行っております。
また、街づくり部におきまして、民有地にございますブロック塀等の改善を補助する「大東市ブロック塀等改善補助金交付要綱」を7月に策定しましたことから、8月初旬に通学路における緊急箇所のブロック塀所有者に対しまして、「ブロック塀等の安全確認及び安全対策」についての啓発文書を送付したところでございます。
今後も引き続き、街づくり部と連携を図りつつ、通学路の安全確保に努めてまいります。
○
水落康一郎 議長 7番・大谷議員。
◆7番(大谷真司議員) 今、
教育委員会のほうから、その立場で、学校の施設及び子供の観点からいただきましたけども、やはり今回、この市民の声の中で、当然、今回高槻市で子供さんが犠牲になられた学校のブロック塀というのが大きなポイントになりましたけども、市民の中には、やはり毎日生活をされている、その生活道路の中で、ああいうことを見ると、確かに、日常の生活の中で危険はたくさんある、非常にやはり我々の日常生活上、欠かせない生活道路においても、危ない部分は山ほどあるのじゃないかというふうな声が寄せられたわけであります。この辺につきましては、街づくり部になりますけども、民間ですよね、特に人通りの多い、危険だという部分の民間に対して、行政はどのように対応されようとされているのか、その辺について答弁を求めます。
○
水落康一郎 議長
今出街づくり部長。
◎今出正仁
街づくり部長 ブロック塀の倒壊事故を受けまして、通学路や公道などでブロック塀の倒壊被害を防止するために、危険な状態にあるブロック塀の撤去を目的といたしまして、7月の特別議会により予算を御議決いただきました民間ブロック塀の撤去などに対する補助の制度を7月25日より開始しているところでございます。
撤去における補助額といたしましては、延長1メートル当たり1万円を限度に、最大で25万円、また、フェンスの新設に限りまして、最大で10万円補助しております。危険な状態にあるブロック塀を所有されている方々が危険な状態にあるブロック塀をこの制度を御利用していただくことによりまして、児童及び通行される方々の安全性の向上に寄与できるものと考えております。
○
水落康一郎 議長 7番・大谷議員。
◆7番(大谷真司議員) 今回、ちょっと写真は出しませんでしたけども、実はこの北部地震で高槻の子供さんが亡くなられた現場とともに、茨木市、高槻市の被災地、もう一つ大事なのは、実は東淀川市で、見守り隊の方が民間のブロック塀の下敷きになられて犠牲になられたと、忘れられてる方もいらっしゃるかもしれない。やはり、こうした学校施設以外でも、実際にブロック塀の倒壊によってとうとい、特にこういう使命を感じてボランティアでやられている最中に、まさしくブロック塀の被害に遭われたということでありますので、ぜひこれは学校の教育も含めて、民間ブロック塀、市民が日常的に通られる、そういう箇所においても、やはり安全確保を図っていく必要があるのではないかと、強く感じましたので、この辺は今後ともよろしくお願いを申し上げたいと思います。
次に、学校のクーラーでございます。
特に、今回、これ真備町であります。真備町、ほとんど市の全域が水没してしまいました。学校も、主力のところというのは全部水没です。そのために、1つの小学校において集中した状態になっています。これは、当然人がいらっしゃらないときにちょっと撮らせていただいたんですけど、ことしの猛暑の中、実際には、特に、地震はわかりませんが、こういう事態が発生をするんだということを肝に銘じていただきたいと思います。これは夢ではない、実際に真備町で今、この体育館の中で、真夏のこの酷暑の中でこれだけの人が生活を強いられている。ここでクーラーが要るのか要らないのかということです。これは議論もあります。ただ、これは1つ勘違いしてはいけないのは、防災の備蓄として、備蓄というか、避難所のクーラーとなってしまうと、それだけのことしか考えられないんだけども、学校の子供たちが日常的に使える体育館、ここにもう空調が要るのではないかなと、私は考えるわけです。というのは、10年前に、この間、前市長の岡本前市長にちょっと会ったときにお話ししてましたけど、ちょうど10年前に、もう暑くて暑くて、学校の教室にクーラー要りますよねと言うたときに、その当時の岡本市長も含め、
教育委員会含めて、世論全体が、子供にそんなクーラー要らんでと、昔の子は暑い中を過ごしてきたんだと。だから、やっぱり暑さというのは子供を鍛えるんだというのが、これ公然とした意見です。それは当然、議会の皆さんも、いや、今は違うでと。この暑さは昔の暑さと違うんだということで、いろんな議論があって、前市長も、この暑さは昔の暑さと違うということで、当時高槻市だけがクーラーをつけてた中で、大阪府で2番目に、この大東市が小学校のクーラーを設置したわけであります。まさしく、その当時にしたら、学校の教室なんかにクーラー要るのかという、大きな世論の中で先見性を持ってクーラーをつけた。この10年でどうでしょうか。クーラーがついてない市、おたくの市、クーラーついてなくて、子供たちどうするんですかというような今時代なんですよ。その点については、本当にほかの市からも、大東市にはクーラーついて、私も大東市に行きたいと言うぐらい回りから反響を呼んだし、今、まさしくそれは今の時代に即して、今、クーラーがない学校を抱えてる市というのは本当に大問題なんです。
そこで、今、体育館のことを今回考えるに当たって、実はここの体育館は当然、クーラーないんですよ。それで、災害が起こって、これだけの人がやったときに、国の当然支援もあったけど、こういう今、普通の
通常クーラーがこの体育館に5台の5台の10台をつけたわけです。今回、電気工事、全部それらを結局は乗り越えて、この被災者のまず環境を守るために、こういうクーラーを設置した。行ったら、暑いですけど、ひんやりしてるんですよ。体育館全体がどないなってるかわかりませんよ、ただ人が知恵を絞って、こういうクーラーを臨時でも、こういうことをしたことによって、そこの体育館、これは被災された方ですけど、ふだんの子供たちにも十分このクーラーというのは意味があると、今、多くの議論がございますけども、やはりこれからの時代、学校のクーラー、これは避難所ということじゃなくて、私は
教育委員会というふうに、ぜひお答えいただきたいんですけども、子供たちのこういったことも考えて、またあるときは避難所としても大切な使命がある体育館でございますので、そういう観点から学校クーラーの設置の必要性を求めたいと思いますが、見解を伺います。
○
水落康一郎 議長
森田学校教育部長。
◎森田修司
教育委員会学校教育部長 現在、大東市立の
小・中学校では、普通教室には先ほどおっしゃっていただいたように、空調設備が完備してございます。
現在、引き続き、理科室等の特別教室へのエアコン設備設置を推進しているところでございます。学校体育館へのクーラー設置につきましては、災害発生時には避難所として活用することから、設置の必要性は十分認識はしてございますが、設置費用が多額となりますことから、今後、国の補助率の動向や、他市の
設置状況等について注視しつつ、研究してまいりたいと、このように考えてございます。
○
水落康一郎 議長 7番・大谷議員。
◆7番(大谷真司議員) やっぱり市のほうは当然、財源的な裏づけもありますし、安易なことは言わないのは私はよくわかります。また、先ほども石垣議員がいろんな提案をしながらやってます。ただ、どうしても
教育委員会の答弁というのは、最初、新築の体育館つくくるときのように、大きな設備を設けて、空調設備を全部つくって、体育館を完璧に設計ができ上がった、そういった金額でまず出してくるから、それはもうまさしくそういった多額になる。ただ、私が言いたいのは、いろんな工夫というか、こういうやり方でもいいんじゃないの、またいろんなやり方があるんじゃないの。ただ、大事なのは、子供たちに、今のこの環境がますます暑くなるだろうと言われてる中で、子供たちの健康、こういった体育館での行事、運動、これをいかに維持していくのかと、その辺については真剣に、やはりこの空調をどうしていくかということは、今議論していっても、まさしくこれは将来、先進的な事例になっていくだろうと考えるわけで、今回提案をさせていただいたわけであります。ぜひまた、この空調については、これからも実現に向けて、ぜひ前向きな方向でいろんな工夫をしながら進めていただきたいというふうに考えます。
ちょっと改めて、再度、大事なことですので答弁をお願いします。
○
水落康一郎 議長
森田学校教育部長。
◎森田修司
教育委員会学校教育部長 先ほど、体育館の空調設備につきましては、石垣議員のほうからも、いろんな形のクーラーがあったり、お示しいただいた
スポットクーラーもありましたし、通常のクーラーもございました。また、1つ、全国的に数カ所しか設置されていないバズーカという大きな
スポットクーラー的なものも比較的安価で提供できることも現在研究しております。そういったものを、できるだけ財政面においても負担のかからないように、また子供たちが快適にスポーツが楽しめるよう、今後も十分検討してまいりたいと考えてございます。
○
水落康一郎 議長 7番・大谷議員。
◆7番(大谷真司議員) 特に私が今
教育委員会のほうにばっかり、危機管理室じゃなくて、やっていたのは、やはりこの空調というのは、子供の、まずここの本来の目的の体育館、ここの本来の意味をしっかりと捉えていかないといけないから、あえて
教育委員会のほうの設備として言っております。ただ、今言われたみたいに、本当に万が一の災害のときの重要な、ここは体育館は地域の避難所となる施設でありますので、まさしくこういったときにこの、もしクーラーがあれば、本当につけていてよかったなという事態が今回の真備町に行って痛感したことであります。そのように、これから5年、10年したときに、やはりあのときの判断でよかったと言えるような、しっかりとした先見性を持った対策をしていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いをいたします。
それでは、女性防災リーダーの登用ということで、ちょっと提案もしながら質問したいと思うんですけども、やはり今回の多くのこういった災害を通して、避難所であるとか、一時避難であるとか、そういう方を見ていったときに、非常にやっぱり女性の視点というのがあるのだろうかというふうに、実は感じた次第であります。この女性の視点というのは、私ども公明党議員団が震災の東日本大震災の釜石市を訪問をいたしました。震災直後の40日後に、まず釜石市を訪れて、本当にあの惨状を目の当たりにし、その3年後でございましたけども、釜石の今の姿を再度見に行くために、また現地を訪れたときに、釜石市の職員と懇談をすることがありました。その釜石市の職員が帰り際に言われたことがあります。この、私の個人の意見として、大東市にぜひ行っていただきたいところがある。大規模災害が起こったときに、そこの避難所の管理運営の責任者の方、これは女性にしといたほうが絶対いいと、私は痛感いたしました。この意味は、深い意味が私はございます。いろんな言葉も間違いますと、これは変なふうに暴走しますけども、やはりこういった実際に被害に遭われて、数々した教訓を乗り越えてきた、本当に心からの叫びが実はこの女性の視点、女性の力というのが、ここで言われたわけです。そのとおり、帰ってきてすぐ一般質問しましたけども、やはり今日、危機管理室の扉は重たいし、私もなかなか行こうにも、この扉の向こうにいてる職員が怖い、体育会系の人が今集まってる状況、やはりこういった中で、今後のことを考えるのであれば、しっかりと大阪でも防災会議、女性の視点入れてます。大東市はまだ、その辺おくれてるんじゃないかというふうに考えますけども、この大東市全般にわたる防災施策についての女性の視点の導入の考え、その見解をお聞かせください。
○
水落康一郎 議長
大石危機管理監。
◎大石達也
危機管理監 本市の災害対策体制では、各地での災害対応の教訓から、避難所での女性の視点や対応の重要性については十分認識しております。
各対策部のほか、特に避難者への対応にかかわる各地区対策班、福祉対策班、医療・救護班などに重点を置き、配置しております。また、市民にお配りしております「大東市避難所運営マニュアル」におきまして、避難所は運営委員会を設置いたしますようお願いしておりますが、その中にも女性の積極的な参画を促進し、広く男女が双方のニーズを反映されるよう留意し、円滑な避難所運営を行ってくださいという形で書かせていただいております。
今後も、女性職員等の視点が生かせるよう、訓練や研修等を通して考えてまいりたいと思います。
○
水落康一郎 議長 7番・大谷議員。
◆7番(大谷真司議員) まだちょっとしんどいかもしれませんな、危機管理室のほう。今、ちょっと時間ないのでやめます。これは、これから女性の視点というのは、公明党議員団、今、女性いませんので私が代表して女性の視点をこれからもやっていきたいと思います。お願いします。
台風21号においては、本当に私も、生まれてましたけど、物心ついてない、室戸台風がこんなに怖いもの、第3室戸台風と言われてますけども、まさしくそれを目の当たりにいたしました。そうしたときに、今の技術でこれだけの台風が、まさしく何時何分の、何日の何時に大阪のところを通過する、高潮も、第2室戸を超えると、ここまで言われていたときに、この流れというのは、早いこと何か、例えば市民避難の呼びかけから何か1つ、できたんじゃないかという反省があります。これはもう、今さら何も言いませんけど、それで前提案したのがタイムライン、こういった予測される、何時の台風なんか、やりやすいので、24時間前、12時間前、6時間前に、特に避難等でしなければいけないこと、これを決めていく、特に今回の第2室戸級の台風であれば、もう12時間前には全小学校をあけようじゃないかと、前もって決めることができる。来年も、ことしはないでしょうけども、来年も台風の可能性ございますので、しっかりとこの台風21号の教訓を明年に伝えていただきたいことを要望いたしまして、一般質問を終わらせていただきます。
○
水落康一郎 議長 次に、一問一答方式で、16番・澤田貞良議員。(拍手)
◆16番(澤田貞良議員) (登壇)ただいま議長から御指名をいただきました16番、澤田でございます。持ち時間が30分ということでございますので、早速一般質問に入らせていただきます。
まず1点目なんですけれども、大東市の都市魅力観光課で、もろもろ頑張っていただいてるんですけれども、もっと大東市のポテンシャルを生かして、その時々を生かしながら、もっとPRすればいいのではないかという、その視点から1点御質問させていただきます。
先ほど、大阪桐蔭高等学校の吹奏楽部によるさまざまな御協力をいただいて吹奏していただきました。今回、何遍も申し上げるまでもないんですけども、春夏連覇を2回目行った、偉業を達成したという、この大阪桐蔭高校がもっと世間で騒がれるのかなと思っていたら、主役は全部金足農業のほうに持っていかれてしまって、向こうの寄付金が2億円を超えたという情報があったり、安売りをされておられるカレーの店があったりとか、商店街、まち挙げて、もっと言うならば、県挙げての盛り上がりがテレビの放映で映されてきました。そんな中で、この大阪桐蔭の偉業を達成した硬式野球部はもちろんのこと、その偉業をたたえる、そういったチャンスと捉えて、この大東市をもっと盛り上げることはできなかったのかと私は非常に残念に、感じるわけです。
毎回、優勝、甲子園出場ということで、ある意味、なれてきているのかなというところもございますけれども、やっぱり大東市民の方々は、大いにこの偉業をたたえ、そしてもっともっと盛り上げていけばいいのではないかと考えるわけなんですね。私は、ことしの5月まで大阪桐蔭中学・高等学校の保護者会の会長を務めさせていただいたから、あえて大阪桐蔭というわけではございません。四條畷学園も吹奏楽部が上位に入られたりとか、そして春であれば、履正社の竹田君、大東市から出てるピッチャーもいらっしゃったわけですから、本当に、いろんなことをチャンスと捉えてPRするべきだと、もっと言うならば、商連の方々、商工会議所の方々とか、また心あるいろいろな方々にぜひ一緒にやろうよという大東市が先頭に旗を振る、そういったことを考えれないかということでございますので、ぜひ御答弁をお願いをいたします。
2点目、大阪北部を震源とする震災が発災をいたしました。私は、いろいろな情報、いろいろな角度から情報を集めておりますけれども、その中で、この一般質問の中で、多くの議員が細かいことについて、るる御質問なさっておられます。ただ1点だけ、私は以前から、この大東市役所の風土改革をしなければいけない、そして職員の意識改革をしなければ、少数精鋭で行っているこの大東市というのは、いつの日か息切れをしてしまうのではないかということを当選以来、ずっと申し上げさせていただいてるんですね。その視点から1点、今回は質問をさせていただきたいのが、地震発災、そしてB号招集、いわゆるB号、その上が、もう1つ大きくなればC号という形になるんですけれども、職員の皆様方が大東市役所に参集をしていただいた方々が79%だということを聞きました。そして、残りの21%は何をしてたんだと。大東市の生命、財産、身体を守るべき職員の方々が、そして市長を中心とする災害対策本部を立ち上げて、そして各避難所にそれぞれが配備される大東市の地域防災計画の中に、明確に明記されてるんです。
そして、来れなかった職員さんには、それ相応の理由があれば来なくていいということも明記されてます。
なぜ来ないんだ、ある職員の方からこんな情報を聞きました。えっ、行かないといけないんですかという職員もいたそうです。もっと基本的なことをしっかりと考え直していただいて、そしてこれから来るであろう東南海地震に備えて、職員の意識をもっと高めていただくことを望むので、あえて今回、参集状況について質問させていただいております。ぜひ御答弁、よろしくお願い申し上げます。
3点目であります。都市データパック2018というのがありまして、これは民間の調査会社がそれぞれの全国の市町村をランクづけをしたものがございます。その中で、大東市は504位に位置づけされております。この内容につきましては、後ほど答弁がありますので、あえて重複するところは言いませんけども、この都市データパックということについて、本市はどう考えてるんだと。いや、これは民間がやってるから、そんなこと気にしなくていいって思ってるのか、いやいや、参考にしながら、それをもっとランクを上げるために努力してるんですよという考え方なのか、そこについて御答弁をいただきたいと思います。
4点目、子育てスマートフォン、いわゆるスマートフォンを活用した、またパソコンからお母様方が簡単に情報を取り出すことができる、また見ることができるアプリがあるんですね。これは私、2年前から天王寺区で新しい取り組みをしているアプリを使った子育てがあるので、これを一度考えてくれませんかということを申し上げておりました。そして、ネウボラ制度が始まって、ようやく充実をしてきました。大東市の子育て施策が。ならばそこに、もう一歩進んで、アプリの導入できませんか、これをぜひ御答弁、明確にいただきたいと思います。
そして5点目、今回は社会教育団体の方々がお越しだということで、主に、こういった質問内容になってるんですけれども、これもかなり前から申し上げていたんですけれども、文化情報センターにトイレがない。何とかしてほしい、わざわざぐるっと回っていかないといけないんだと。そこについて、今までのやりとりで、JRがどうのこうのとうるさいんだ、どうのこうの、いろんなことをいっぱい聞いてきた。だけども、市民が望むことについては、前向きに考えて取り組むのが行政の責務ではないかという、このやりとりを今までやってきました。そろそろよい答えが聞かせていただけそうですので、5点目にこの質問をあえて取り上げさせていただきました。
再質問の権利を留保いたしまして、自席からがんがん行きます。
○
水落康一郎 議長
北本政策推進部長。
◎北本賢一
政策推進部長 (登壇)本市のPRについてでございます。
大阪桐蔭高等学校硬式野球部が第100回全国高等学校野球選手権記念大会で見事優勝され、史上初となる二度目の春夏連覇をなし遂げられました。大阪桐蔭高校の活躍を祝し、その喜びを市民全体で分かち合う取り組みとして、広報だいとう9月号に取り上げ、10月号では表敬訪問での集合写真を表紙に飾る予定です。各種報道機関に対しましても、表敬訪問の開催をリリースし、テレビ局や新聞社合わせて8社が取材に来られ、各媒体に取り上げられたころでございます。
また、市民の皆様に呼びかけました表敬訪問後の優勝報告会では、300名以上のファンに見守られ、祝福ムードにあふれていました。
大阪桐蔭高校の優勝に限らず、全国に発信すべき話題性の高い出来事については、議員御指摘のとおり、本市の魅力をPRする格好の機会でございます。地域全体が盛り上がるために、本市の今までの取り組みに加え、地域間の連携、産学官連携を深め、地域に親しめる機会を設け、地域愛の醸成が図れる取り組みが重要であると考えております。
地域の皆様が地域の魅力を知っていただき、感じていただくために、地域からの情報を積極的に発信するとともに、民間や地域の活動を加えた大東市の魅力づくりとPR方策に取り組んでまいりたいと考えております。
次に、「住みよさランキング」についてでございます。
東洋経済新報社が毎年公表している「住みよさランキング」は、全国791市と東京23区の合わせて814市区を対象に、各市区の都市力を調査したもので、安心度、利便度、快適度、裕福度、住居水準充実度の5つの観点について、16の統計資料を用いて偏差値を算出し、ランキングしたものでございます。
平成30年度版の本市のランキングは全国で504位と中位にとどまっており、中でも病院や介護施設などの充実度及び出生数や年少人口の減少で算出された「安心度」と住宅の延べ床面積と持ち家世帯比率で算出された「住居水準充実度」は低い評価となっております。この2項目につきましては、大阪府内の各市におきましても、全般的に低い評価となっているところではございますが、今後、これらの水準を上げ、本市の魅力を向上させていくためにも、現在進めております住宅政策をさらに加速化させ、子育て世代の人口流入、定住促進を図ることが重要であると考えております。
一方で、「利便度」については、全国で53位と高評価を得ています。これは、市内の商業施設が充実していることを示しているもので、人口流入を図る観点からも、本市の大きな強みとなるものと考えております。
今後も、「住みよさランキング」を初めとした、さまざまな指標を参考に、本市の弱みと強みを把握するとともに、弱みの補強と強みをさらに伸ばしながら生かす政策を進め、地域価値を高めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○
水落康一郎 議長 品川総務部長。
◎品川知寛 総務部長 (登壇)平成30年6月18日に発生いたしました大阪北部地震当日の職員参集状況についてのみ申し上げます。
当日、午前9時までに出勤の対象となる正職員566名のうち346名、割合で申し上げますと61.1%の職員が参集しておりました。また、交通遮断等の影響により、自家用車、徒歩等の方法で午後5時半までに参集した職員が101名となっており、合計447名、割合で申し上げますと79.0%の職員が当日参集していたという状況でございます。
○
水落康一郎 議長 青木福祉・
子ども部長。
◎青木浩之 福祉・
子ども部長 (登壇)子育てスマートフォンアプリの導入についての御答弁でございます。
子育てアプリにつきましては、子育て支援施策の一環として、天王寺区を初め、府内においても導入自治体が増加している状況にございます。
本市におきましては、妊娠・出産期から就学期に至るまでの相談支援、情報提供を行う子育て世代包括支援センター「ネウボランドだいとう」を開設し、子育て支援サービス等の利用拡大に向けた情報発信の取り組みを行っております。
子育てアプリは、予防接種や健診のスケジュール、子ども・子育て関連施設の情報、親子が一緒に参加できるイベント等、子育て家庭を対象とした情報発信を、より広範に一括して行うことができることから、ネウボラと並行して子育てアプリの運用を進めることにより、さらに効果のある情報提供の取り組みが実現できるものと考えております。
また、現在実施しております満2歳までの子供を持つ家庭を対象にクーポン券を交付する「スマイルサポート事業」につきましても、子育てアプリの活用による登録店舗情報の発信により、利用率のさらなる向上が見込まれているところです。
アプリの導入により、成果拡大が期待できる事業につきましては、本市の子育て関連施策の実施状況を踏まえ、今後連携に関する検討を進めてまいります。
以上でございます。
○
水落康一郎 議長 南田生涯学習部長。
◎南田隆司
教育委員会生涯学習部長 (登壇)文化情報センターのトイレ設置についてお答えいたします。
以前より、議員からの一般質問で文化情報センターにはトイレがなく、センター利用者からトイレ設置の御要望が多いとの御指摘をいただいておりました。
文化情報センターは、JR住道駅高架下の使用貸借契約施設であり、これまでJR西日本との調整に時間を要しておりましたが、先月、JR西日本の担当者に現場確認に来ていただき、トイレ設置に係る給排水や換気の経路の確認を行いました。現場確認の内容に基づき、現在、トイレ設置工事の施工計画書を作成しており、施工計画書をもってJRにトイレ設置の承認申請を行う予定です。引き続き、トイレ設置に向けた手続を進め、センター利用者の御要望にお応えするべく、来年度のトイレ設置工事の実施を目指したいと考えております。
以上でございます。
○
水落康一郎 議長 16番・澤田議員。
◆16番(澤田貞良議員) それでは、自席から再質問をさせていただきます。
思ってる以上、30分って短いなと実感しておりまして、ちょっと順番を変えます。
まず、先ほどの文化情報センターのトイレの設置、今日まで本当に紆余曲折、努力していただきまして、ようやくめどが立ったことについて敬意を申し上げます。ありがとうございます。
当然ながら、私が質問しておりますけど、ここにいる多くの議員がそのように取り組んできた、その経緯のたまものというふうに私自身受けとめておりますので、今後とも、ぜひよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
そして、子育てスマートフォンアプリの導入、まさしく天王寺区がなぜいいのかと言ったのは、そのスマイルサポート事業、ここと大東市が非常に事業が近いということがあったので、天王寺区がいいですよという御提案をさせていただきました。もう少し、わかりやすく、モバイルサービスについて、もうちょっとわかりやすく御説明いただいていいですか。
○
水落康一郎 議長 青木福祉・
子ども部長。
◎青木浩之 福祉・
子ども部長 具体的にどんなサービスがあるのかということを、まずちょっとお示しをしたいと思います。
例えば、予防接種の予定をその時期に合わせてお知らせするということも可能になってくる、後は市等から何かお知らせがあったときに、その必要な情報を提供することもできる。例えば、医療機関等、そういうような情報もあわせてお伝えすることもできる。それから、今、大東市でも子育てハンドブックというのをやっているんですけれども、そのような情報もリアルタイムに発信することができる、当初は予防接種等の健診ぐらいの程度しか対応のツールがなかったもんですから、なかなか取り組みとしては難しい部分があったんですが、最近はこのようなコンテンツがふえたことにより、より有効な手段として活用できるのではないかというふうに考えております。
○
水落康一郎 議長 16番・澤田議員。
◆16番(澤田貞良議員) もう少しつけ加えるとするならば、標準サービスとオプションサービスがありますね。オプションをつければつけるほど費用はやっぱりかかります。でも、オプションをつけると、うんという、結構使い勝手がいい内容が結構あるんですよね。その中で、保育園、幼稚園のCMSオプションであったりとか、あと成人健診の、特定健診のスケジューラーとか、これ全部オプションなんですね。ですから、どれがいいのかというのは、チョイスしていただく、もうお任せはするんですけれども、せっかく行いますので、より慎重なる御検討をいただいて、大東市、えらい思い切ったことをやったなというふうな、1つの発信にもなりますから、ぜひよろしくお願いいたします。
先ほど、検討と言いましたけど、検討はどの辺の検討ですか。前向きに検討していただけるんですか。
○
水落康一郎 議長 青木福祉・
子ども部長。
◎青木浩之 福祉・
子ども部長 せっかくネウボランドとして8月に開始しておりますことから、この機会に、その検討を重ねたいというふうに考えております。
ネウボランドは、福祉・子ども部だけではなく、保健医療部、
教育委員会とも連携した形で進めておりますので、その中でしっかりと議論を重ねてまいります。
○
水落康一郎 議長 16番・澤田議員。
◆16番(澤田貞良議員) ぜひ、よろしくお願いをいたします。
そして都市データパック2018であります。
ランキングを上げる、今、先ほど、私もこれ持ってるんですけれども、今回、一切答弁調整してないので、答弁ばっと聞いただけで、何を言われたか、あんまりよくわかってなかったんですけれども、しかしながら、先ほど言われた立地条件がいいというのは、当然ながらわかります。夜間の人口と昼間の人口比とか、いろいろ書いてあるんですけれどね、都市公園の面積が708で非常に悪いんですね。これを高める努力というのは、簡単にはいきませんけれども、都市公園のあり方をもう一度考えていくとか、あとは歳入の確保という
点数制がありましてね、これ私、提案します。四条畷駅に、今1件、立ち退きをいただいた土地があったりとか、大東市が買っている土地があります。そこをコインパーキングのような形で1年間、タイムズさんとかいうところはやってくれますので、そこに貸し付けて、歳入を確保するというような、そういった歳入の確保をすると点数が上がるんですけど、これ、今出部長、やるのは部長のところでしょう。そういうことを考えませんか。
○
水落康一郎 議長
今出街づくり部長。
◎今出正仁
街づくり部長 今、御指摘いただきました駅前の一等地でございますので、活用方法につきましては、いろいろ考えていきたいと思います。
○
水落康一郎 議長 16番・澤田議員。
◆16番(澤田貞良議員) 駅前にブルーの、ブルーというか、フェンスで囲ってあってね、非常にもったいないと思います。四条畷駅、地権者の関係でなかなか前へ進まない、でも、それをそのまま放置しておくのではなくて、やっぱりどこかに貸すとか、そういった利活用をして、歳入の確保を図る、その取り組みこそが大事だと思います。
あと、点数の中で、今度、新田にコーナンができます。ということは、大規模店舗が1個ふえることによって、これはまた非常にランクが上に上がったりとか、大東市全般で見て、今の状態では先行き明るいと思います。しかしながら、それを1つずつ上げる努力を取り組んでいただくことも非常に大事ではないかなというふうに考えますので、ぜひ取り組みをよろしくお願いをいたします。
そして、大阪北部地震であります。
これ、先ほど総務部長のほうから御答弁をいただきましたけれども、これもう時間ないので端的に聞きますけど、午前の時間で565人で346名が出社してたんですよね。それで、残りの方というのは、電車で閉じ込められてたんですかね。これはどんな状況で346名という数字を分析されたんですか。
○
水落康一郎 議長 品川総務部長。
◎品川知寛 総務部長 まず、職員の参集ということで、出勤をしていた者、この数を算出をさせていただきました。全体の職員の中で32名、休職等がございますので、その方を除いて欠席者の数を出して算出した、9時までの方が346名、出勤者、12時までが68名、12時から5時半までが33名ということで、そういうような数を算出をしまして、実際には447名、79%、この方が出勤という形をとりました。欠席については、58名、交通、その他の要因により来られなかった者も含めて、子供の面倒を見るような理由も含めまして、119名の方が欠席、その方が21%というような状況でございます。
ただ、有給休暇の付与等の扱いについては、府に確認をしました。先ほど議員がおっしゃられましたように、我々公務員は市民の安全・安心の確保のために、当然のことながら出勤する義務がございます。これはしっかりと職員の意識を持っていただくような啓発も、意識づけもしていく必要があるというふうには思っておりますが、出勤以外の何らかの方法で欠席という扱いをせざるを得ない、有給の休暇を付与せざるを得ないというような状況であったということを申し添えておきます。
○
水落康一郎 議長 16番・澤田議員。
◆16番(澤田貞良議員) いわゆるその21%の方が何らかの理由で来れなかった、その方が最終的に有給扱いになった。それを聞いて、私はとってもいら立ち、腹立ちを感じました。それが制度的なんだと言ってしまえばそうかもわかりません。しかしながら、そこのところは私ももうちょっと理論武装いたしますけれども、いずれにしても、地域防災計画の中で、動員対象から除外する職員というのがアからキまであるんです、
危機管理監。それに当てはまってるんですか、58名は。
○
水落康一郎 議長
大石危機管理監。
◎大石達也
危機管理監 その対策の分でいいますと、当てはまってないとは思いますけれども、今回B号配備ということ、また12時をもって情報収集体制に変更したという部分からいいますと、その後、連絡とれた者については、それらに関係せず有給を取得された部分もあるかと考えております。
○
水落康一郎 議長 16番・澤田議員。
◆16番(澤田貞良議員) 今回、
危機管理監に就任されて、本当に御苦労いただいてることは十二分にわかってるんですよ。でも、この地震、ほんとうに突然の地震で、朝がちょうど時間帯があったので、庁舎の業務もやらなきゃいけないし、災害対応もしなけりゃいけなかった。だから、それぞれの避難場所になかなか人がそろわなかったと、いろんなことを聞いてわかってます。でもね、トータル的に考えて、今回のこの職員の意識、来なかった方が悪いとは言いません。その中には大東市在住の方もいらっしゃるでしょう。それ、どう感じるんですか、
危機管理監として。
○
水落康一郎 議長
大石危機管理監。
◎大石達也
危機管理監 職員に対しましては、自覚と危機管理意識が欠如されている方もおられるということは重々感じております。そのため、7月9日付で職員宛てに対し、マニュアルの熟読や、日ごろからの意識の徹底等に対しての文書の通知を行っております。
今後とも、職員自身の防災意識の向上を図るため、訓練などを通し、実際に起きたときに動けるよう、そういう啓発を行ってまいりたいと考えております。
○
水落康一郎 議長 16番・澤田議員。
◆16番(澤田貞良議員) 副市長、これはやっぱり災害の中で一番実務面で陣頭指揮をとられると思うんですけれども、職員の意識改革、この意識改革を末端までしみ込まさないと、南海トラフ大地震が来たときに、本当にえらいことになりますよ。副市長、コメントお願いします。
○
水落康一郎 議長 西辻副市長。
◎西辻勝弘 副市長 議員おっしゃるとおりでございまして、まず、この地震が起きたときに、私たちも、私自身も素早く本庁には来ました。そのときには、来てる職員もいてますし、ただ、どうしても交通事情で来れない職員もおられまして、ただし、いろんな手段を使って、昼からでも来られた職員がいます。それが101名であります。だから、その職員は意識が高いと思っております。ただ、ショックなのは、残念なのは、議員がおっしゃったように、行かなければならないんですかと言った、そんな職員がおるんかということで、私は驚いております。
この災害は、私たち公務員としましては、市民の安心・安全を守るのは大事でございます。自分のできる範囲の分をやると。議員おっしゃったように、自分のところで何らかの事情があって来れない方は別にいいんですよというようなことは書いてあります。うちの防災計画でも、平成26年12月に修正しましたが、その部分はしっかり明記されております。その中で、どうして来れないかということの意識づけいうんですか、改革ですね、先ほどから何回も言われてますように、風土改革、意識改革、これは非常に重要でございます。文書を流すだけでできるんだろうかという疑問も今、私も湧いております。各課長、これだけの人数が出勤しておりますので、出勤してない人数いうのは把握できます。ですから、これは課内でも、出てる人、出てない人がおります。ですから、課内研修などに取り上げさせていただいて、そこで、こういうB号配置は出勤するんだ、自動参集だという意識づけを再度、私のほうから各部へ指導しまして、各課へおろすように指導させていただきます。
○
水落康一郎 議長 16番・澤田議員。
◆16番(澤田貞良議員) 危機管理室のほうから、各部長のほうに計画を出してほしいということで振られてるんでしょう。取り組んでますか。まだやってないでしょう。忙しいからできてないん違いますか。それも待ったなしですから、ぜひそれぞれの原課でも意識改革をしていただきまして、意識を高く持って、私たちの生命・財産・身体を守る大東市になってください。終わります。
○
水落康一郎 議長 次に、一問一答方式で、12番・天野一之議員。(拍手)
◆12番(天野一之議員) (登壇)議長の御指名をいただきました12番、日本共産党議員団、天野一之です。本日最後で、夜遅くにもかかわらずの傍聴、ありがとうございます。
先日の台風21号の影響で、この大東市内でも家屋の一部破損など、被害がたくさん出ました。被害に遭われました市民の皆様方にお見舞いを申し上げます。
この間、家屋の修繕であったり、災害ごみに対する問い合わせなど、こちら議員団にもいただいております。家屋の被害の修繕につきましては、業者さんもいっぱいということで、もうしばらく御不便もかける状態となっておりますが、日本共産党議員団といたしましても、市民生活の向上のために最善と全力を尽くして、そしてまた市民生活に向上できる制度の設定なども、今後前向きに考えていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、通告に従いまして、一般質問を行います。
今回は、時間の関係もありまして、2点の大項目ということで、シンプルな題材にしております。この2つにかかわることといたしましては、知らせ方、知らせる方法ということも1つ共通したテーマとして、今回取り扱っていきたいと考えております。
それでは、大項目1点目ですが、市庁舎整備基本計画の素案について質問をいたします。
まずは、住民説明会の追加開催についてお考えをお伺いいたします。
大東市で7月から8月に、市内3カ所で新庁舎の整備基本計画の素案に対しての住民説明会が行われました。各会場とも、赤井の旧消防跡地への移転に関して疑問視する声が多く出されたと認識しております。
住民説明会実施前後、住民に赤井移転の内容を含む整備基本計画素案についての対話を何件か行いましたが、その中で、住民の皆さんからは市はもっと市民にこの情報なり、計画なり、問題点もあわせて知らせるべきだ。そして、説明会の会場までの行き来からも、住まいの地域の近くで説明会の実施はないのかという声を聞きました。
今回3カ所の説明会を行いましたが、追加開催の実施についてはどのように考えていられるのか、見解を求めます。
また、追加の説明会実施については、素案に対しての疑問の声が多くあると認識していることからも、基本計画の策定、次回の議会上程までに行い、広く内容を市民に知らせた上で、市民の声をしっかり聞くことが必要と考えます。いかがでしょうか。
そして、この庁舎の整備基本計画に対するパブリックコメントの結果について、現時点の集計結果などについてお伺いいたします。
住民説明会では、時間が足らないと感じられるほどの意見や疑問が多く出されたと感じております。また、大東市は8月末にかけてパブリックコメントを実施しております。寄せられた意見の件数や、どのような内容の意見が多く出されたのか、現時点で集約されてる特徴についての説明を求めます。
加えて、パブリックコメントに寄せられた意見の詳細についての公表はいつからホームページでされるのか、そして、ホームページ以外での結果などの公表、いつからどのような形で実施される予定なのかお伺いいたします。
さて、大項目2点目でございます。
防災に関することで、災害警戒本部設置時の情報発信及び対応についてでございます。
1つ、これは多分特異なケースになるかと思いますが、市のホームページの情報更新時、画面アップの手順はどのようになっているかです。本年7月の西日本の広い地域に大きな被害がありました豪雨時、大東市でも大雨に対しての警戒本部を設置され、避難準備情報などの呼びかけを初め、対応されておりました。豪雨時のホームページの画面、大東市災害警戒本部設置時の表記において、7月7日午後10時過ぎに私は画面を観覧したところ、災害警戒本部についての表示が消えていることに気づきました。その当時は、状況といたしましては、雨もおさまりつつあり、災害警戒や避難必要性の状況が落ちつき始めた段階と記憶しております。
災害警戒本部解散については、深夜0時47分、議会事務局の筋から情報が入りまして、23時の警報解除に伴い、地域の安全を確認した後、午前0時30分に解散したということを伝える内容でした。
その後、ホームページの表記はといいますと、明け方、再度確認したときに、初めて災害対策本部の解散の表記を確認したという経過があります。
この間、しばらくの間、画面から表示が消えたというふうに解釈するんですけども、このようなことがなぜ起こり得るのか、今後の災害時、状況の変化が刻々と出るということが想定されますが、緊急の情報発信時、集約の慌ただしさや、システムのふぐあいなど、思わぬアクシデントがないとは言い切れません。一時、画面から現状の表記が消えたと考えられる原因について説明を求めます。
なお、今季、ほかの大雨や台風の警戒時、災害本部設定時では、このような現象があったとは確認はできていないということだけつけ加えておきます。今確認できるのは、この1回のみです。
そして、2つ目は、独居高齢者などのお宅を初めとしての土のうの事前対応について。いわゆる土のうの事前対応につきましては、2年近く前の質問の回答より、事前の土のう配布は基本的に中止という、いわゆる自助での事前対応、住民各自で用意する対応が基本になっているかと思います。
今回、台風21号で時間40ミリを超える予測、警報では土のう配布を対応されました。私の住まいの近くや、その情報の提供などを含めて迅速な対応と配布、そして回収にも御尽力されました。また、浸水被害もなく喜ばれた、そういった住民の方の声もいただいておることを、これは評価として報告させていただきます。
気がかりな点といたしましては、今後、独居世帯、高齢者世帯では、事前準備や災害危険性が高い中での敏速な対応が困難になるのではと考えます。災害が頻発する傾向及び高齢単身の世帯がふえる中、高齢世帯など、世帯構成条件による条件の緩和や、周知、問い合わせの対応が必要と考えますが、現在の大東市における見解をお伺いいたします。
以上、再質問の権利を留保し、降壇いたします。
○
水落康一郎 議長
北本政策推進部長。
◎北本賢一
政策推進部長 (登壇)新庁舎整備事業につきまして答弁申し上げます。
新庁舎整備に関する住民説明会につきましては、7月下旬から8月上旬にかけまして、市内3カ所において開催をいたしました。説明会当日の質疑におきましても、より多くの市民の皆様に参加しやすい説明会の規模、場所、時間設定などについても御意見を頂戴いたしました。
現在、ユーチューブを活用し、説明会当日の説明内容を市ホームページにて公表しておりますし、また広報紙9月号、10月号におきまして、事業概要や住民説明会の様子を掲載しております。
市民の皆様からの御意見につきましては、市内の主な公共施設において、「新庁舎整備基本計画(素案)」を配架し、随時お受けしているところでございます。
今後、住民説明会につきましては、現在想定しているスケジュールでは、事業者の選定や設計工事の段階に至るまでおおよそ2年ほどの時間を要することから、その進捗状況に応じて適宜実施していく予定にしております。
パブリックコメントにつきましては、7月17日から8月31日まで実施し、80名の方から御意見を賜りました。いただいた意見の主な内容につきましては、大きく分けて3点ほどに集約されるかと考えております。
1点目は、候補地である消防跡地及び周辺地の交通渋滞、2点目は、消防跡地及び周辺地の浸水リスクを初めとする災害時の対応、3点目は、候補地の選定過程についての御意見でございました。
現在、いただきました御意見に対する市の考え方を取りまとめております。時期は未定ではございますが、可能な限り早い段階で今後市民の皆様に公表してまいります。
○
水落康一郎 議長
大石危機管理監。
◎大石達也
危機管理監 (登壇)災害対策本部設置時の市ホームページの画面アップの手順につきましての御質問でございました。
初めに、市ホームページの情報更新時、画面アップの手順につきましては、風水害や地震対策などにより、災害警戒本部、対策本部が設置された場合、災害対策体制に基づき参集した統括部情報班が市ホームページのアップ、情報更新を行っております。
また、議員御指摘のホームページの欠如につきましては、再度検証いたしましたが、市サイドでの誤り等は確認できませんでした。ただ、当日の携帯電話の電波情報で、一部そういう不調があったということは聞いております。
以上でございます。
次に、独居高齢者宅への土のう事前対応につきまして、これまでは浸水がたびたび確認された箇所でも、本市の下水整備や流域下水道の増補管整備などの進捗により、浸水が減少しておりますが、予期せぬ浸水などで事前に土のうが入手できず、住宅などへの浸水対策として、緊急的に対応を行わなければならない場合、職員が土のう対応に当たっております。
台風など、事前に浸水が予想される場合には、できる限り、ホームセンターや業者などで土のうを入手していただくなど、日ごろの備えとして、個人や地域で準備いただくようお願いしております。
以上でございます。
○
水落康一郎 議長 12番・天野議員。
◆12番(天野一之議員) では、再質問をさせていただきます。
まずは、市庁舎の整備計画についてのパブリックコメントの実施方法などについて、再質問いたします。
今回の「新庁舎整備基本計画(素案)」について、市民からの意見を聞く方法について、より市民から意見を聞きやすくするための工夫について、その視点からお伺いいたします。
まずは、そのパブリックコメントでございます。
一般に、ホームページで記載案内などをする例が多いと見ます。今回、私は地域の中での対話で、全市民にかかわることですので、整備計画に対しての、素案に対しての意見をぜひ出してみてくださいと勧めた経過もあります。その中で、手順について問い合わせられる、聞かれる例というのが多々ありました。共通点として感じたのが、パソコンでの観覧が困難な市民の方に対して、意見を出しやすくする手だては十分と言えるのかが私にとって疑問として湧き上がってきました。
素案項目を、これ今、画面に出しているのが、パブリックコメントにこのことを記載してくださいよという文章、ひな形もあるんですけども、その中に書いてある文章をここに一覧、ちょっと書き出したものでございます。
いろいろ、特に住所、氏名とか、必要事項はあるんですが、その中に1つ、特徴的なのは、要項、素案項目のどこどこについて、何々からということをかなり詳しく書いてくださいと受け取れる感覚が非常にありました。見る側については、どこに何があって、何についてはっきりと言うてるんかということをわかりやすくする視点であるというのはわかるんですが、書く側の市民にとっては、これが逆に1つ、かえって書きづらくするというか、本当に書いていいんだろうかという、まず気持ちが働いてるんではないかということも感じております。
さて、その素案項目を明記した上で、意見を記述する様式ですが、記述するには、素案内容の資料を開いて、そして印刷する作業も必要になってきます。パソコンやスマホなどが使えない人には、やはり遠ざけた実施になっていないでしょうか。
また、パソコンを使える人でも、素案内容を熟読するとなると、関心が高い人に限定した実施にならないでしょうか。意見参加へのハードルが高くなっているかというふうにも1つとれますので、この辺について、まず1点、質問いたします。
それで、もう1点なんですけども、このパブリックコメント、いわゆる行政手続法ということに、日本の場合は解釈になっているということで、ここで大体述べております。第6章に対してね、そのためのホームページでパブリックコメント、市民の意見を聞くために、その政策をつくる上での市民の意見を聞くために行うということが書かれております。
では、その行政手続法の憲法上の根拠ということでの資料を見てみますと、1つ目は、日本国憲法第31条の法定手続の保障ということで、これ行政側からの法定手続の保障ということでも1つされているのかなというふうにも、これは解釈できます。
そして、2点目なんですけども、この日本国憲法の13条、個人の尊重、生命、自由、幸福追求の権利の尊重ですね、この根拠を求める1つの考え方があります。この考え方からいいますと、やはり市民の皆さんが素朴に疑問に感じたことも、できるだけ言いやすくしていくとか、そういう市民要求に基づいた観点からの主張というのも、私はある程度これ、必要ではないかというふうに考えております。
そこで、今回の庁舎整備計画についてのパブリックコメント、市民全体が大東市で生活する上で一度は利用することになる、全市民の公共施設であります。よりわかりやすい方法と内容で市民に投げかけ、広く意見を聞き取る工夫が必要ではないかと考えますが、このパブリックコメントの見解及びそのほかの方法、どのような方法をまた考えられているか、また課題を感じられているか、その辺の見解をよろしくお願いいたします。
○
水落康一郎 議長
北本政策推進部長。
◎北本賢一
政策推進部長 まず、行政手続法は、行政処分、行政指導、届け出に関する手続、命令等に定める手続に関し定められた法律でございまして、新庁舎整備基本計画のような行政計画を策定する場合に適用されるものではございません。
しかしながら、パブリックコメント制度につきましては、「大東市自治基本条例」第26条に規定されており、実施方法は「大東市パブリックコメント手続要綱」に従って実施してるところでございますが、誰でも環境に左右されることなく、自由に意見を提出できる制度となるよう努めていかなければならないと考えております。
一例といたしまして、要綱上、計画案につきましては、担当部局や市民情報コーナーでの閲覧・配布と規定されておりますが、その他の公共施設でも閲覧・配布を可能とするなど、市民の皆様にとって活用しやすい制度となるよう検討を進めてまいりたいと存じます。
○
水落康一郎 議長 12番・天野議員。
◆12番(天野一之議員) それと1点、ちょっと確認なんですが、このパブリックコメント、先ほど今回80名の方からという回答がございましたが、有権者比から考えますと、かなり、やはりまだ80件というのは、一部だというふうにも感じます。しかしながら、パブリックコメント全体として、今、大東市でここ最近行われているパブリックコメントとしての件数の平均とかを考えた場合に、この80名の回答というのは、今、当局ではどのように感じとっていらっしゃいますか。
○
水落康一郎 議長
北本政策推進部長。
◎北本賢一
政策推進部長 80名の方から御回答をいただきましたのは、ここ最近の例ではございません。なかなかパブリックコメント制度というのは、議員御指摘のとおり、提案しにくいような要素もあろうか、そういう課題もあろうかと存じますので、先ほど申し上げましたように、活用しやすい制度となるよう検討を進めてまいりたいと存じます。
○
水落康一郎 議長 12番・天野議員。
◆12番(天野一之議員) では、次は大東市が実施した住民アンケートについてお伺いいたします。
この大東市の9月の時期に、市民の方に2,000人を対象に、無作為抽出で市民アンケートを行われたということをちょっと事前に聞いております。しかし、このアンケート項目の内容を見ると、なぜこの9月の時期にあえてこのアンケートが実施されたのか、私はちょっと疑問を感じております。4月末の特別委員会で基本計画、素案の内容が示されて、以降、早くにホームページでその内容についてはアップされていたと思います。
委員会におきましても、市民の皆さんからの意見集約が重要と考える点から、市民アンケートは必要と主張した経緯もございます。しかし、8月初旬までに実施した住民説明会では多くの疑問や計画遂行の異論も出されました。9月に実施する以上、説明会に出された意見がどのように生かされているのか、非常にちょっとこの項目を見る限りではわかりにくいと私は感じております。
今回実施されたアンケートの実施の経過や、実施の理由及び住民説明会での意見をどのように反映されているのかお聞きいたします。
○
水落康一郎 議長
北本政策推進部長。
◎北本賢一
政策推進部長 住民アンケートにつきましては、7月27日に開催をいただきました市庁舎建て替えに関する特別委員会の中ですとか、住民説明会におきまして、より多くの市民の方の御意見を聞くべきではないか、例えば、住民説明会に来られることができなかった方ですとか、なかなか意見を述べられることが難しい方、いわゆる声なき声についても、もっと耳を傾けるべきではないかという御指摘をいただきました。
その手法の1つとして、今月中旬に無作為抽出による住民アンケートを実施したところでございます。その中で、建てかえ候補地につきましては、消防及び周辺地でよいと回答された方が約6割おられました。また、複合施設として整備することにつきましても、同じく約6割の方が便利になるとの回答がございました。
そして、アンケートの調査以外に、並行しまして来庁者の方々に対する聞き取り調査も実施しておるところでございます。
新庁舎に関する御意見などにつきましては、説明会やパブリックコメントに限らず、さまざまな手法を用いて柔軟に対応してまいりたいと考えております。
○
水落康一郎 議長 12番・天野議員。
◆12番(天野一之議員) ちょっと確認ですが、2,000人の方を対象にアンケートをされて、回収は今何件できたんでしょうか。
○
水落康一郎 議長
北本政策推進部長。
◎北本賢一
政策推進部長 2日前の状況で556名でございます。
○
水落康一郎 議長 12番・天野議員。
◆12番(天野一之議員) ある程度はあると思うんですけど、やはり2,000人の方で、ちょっと数については微妙だと感じております。
この問11のところを見ると、この間、なぜ赤井なのかという疑問の中が、意見が出た中におきまして、新庁舎の建設場所において、次の中から選んでくださいということで、1つは今、赤井の候補地でよいという回答。2つは、特に場所にはこだわらない。3番目は、再検討すべきで、その再検討すべきということは、その理由も全部書いてくださいという記述式になっているんですが、こうなってくると、再検討という、この間の住民説明会の中での疑問を持たれた方が、どうですかね、これ非常にすぐ書けるようなものなのか、あるいはちょっと、場所はようわからんけど、ちょっと赤井には問題かなというふうに考えられている方が、場所にはこだわらないで書いてしまうと、やはり結局、赤井も含まれてしまうというような形で、ちょっとこれはなかなか回答がちょっと書きにくいなという感じは受けるんですが、逆に、この再検討すべきと書かれたような方の数でありますとか、その書かれた理由などについての集約について、ちょっと教えていただけますでしょうか。
○
水落康一郎 議長
北本政策推進部長。
◎北本賢一
政策推進部長 再検討すべきというふうに回答された方は、現段階での速報値では15%でございます。15%の方々の理由には、先ほどパブリックコメントの答弁でさせていただきましたように、交通渋滞でありますとか、浸水のリスクでありますとか、そういったような御意見が多かったように記憶しております。
○
水落康一郎 議長 12番・天野議員。
◆12番(天野一之議員) では、ことしの7月からなんですけども、共産党議員団で行ったアンケートについて、ちょっと中間報告なんですけども、この7月中旬から、さきの6月議会での議員団の報告とあわせて、庁舎建てかえの計画のアンケートを実施してみました。現在、私どものほうでは333件の返答をいただいているという状況でありまして、これは一応、今集計できるだけの最新のところを集計させていただいたものでございます。
まず、この赤井の建設候補地についてどう思うかという質問で、京阪百貨店の隣でどうかという質問を投げかけてみたんですが、私たちのほうでは、一応83%の方がよくないということで、7%の方がよいと回答されております。そしてもちろん、よいと回答はされてはいるんですけども、何も問題なく、赤井でも十分大丈夫やと、何も考えることないよという方は、件数に直すと、よいと答えた全体の方が25件で、そのうち、何も問題ないと書いたのはそのうちのまた10件なんですよね。ですから、ここの25件のうちの15件は、赤井に近くなって、利便性もわかるんだけども、やはり浸水の問題とか、渋滞の問題とか、そのほか複合化によって、本当に役所の機能が保てるのかと、こういったような疑問もあわせて持っていらっしゃるというふうに私たちは分析しております。
そして、これまでの決め方や進め方をめぐって、私の想像以上に反応があった点ですけども、この市の戦略会議で候補地を決定されたという経緯ですが、これがやはりまだ市庁舎の庁内の全体議論、市民全体議論にも至ってないということから、なぜ、やはりこの一部の方で決めて、どんどんと進んでいくんだということに、やはり疑問を覚えるという方の意見が、私の想像以上にこれが多かったのが1つの特徴だと考えておりますが、この辺のちょっと総意につきましては、ちょっと市のほうから、きょう初めてこれ出すんですけども、まず見解としてどうですか。
○
水落康一郎 議長
北本政策推進部長。
◎北本賢一
政策推進部長 会派、もしくは政党でとられたアンケートについて、私は答弁する立場にはないと存じます。
○
水落康一郎 議長 12番・天野議員。
◆12番(天野一之議員) わかりました。
私たちも、この一定の意見と疑問が出てきたところで聞いてるんで、必ずしも、私たちのところの団体だけの意見ではないというふうにも感じとる節もあるんですけども、それは住民説明会においての疑問でもそうでした。
その点からも考えまして、私たち日本共産党議員団といたしまして、先週、申し入れを行いましたが、まずこの大東市の新庁舎整備計画、これは今、赤井の候補地として、今どんなことができるかということで進められると思いますが、今素案ですが、このやはり基本計画、これをやっていくことに一旦凍結で、ちょっと立ちどまっていただきまして、まず、現在の現地の候補などもしっかりと比較検証した上で、市民にもちゃんと合意を得た上でどうすべきか、こういうことを考えていくという立場から、この庁舎の整備基本計画、まず凍結することが第1点。
そして2点目は、改めて新市役所の整備計画に関して、全市民を対象に広く市民の意見を求めるということを主張いたしまして、要望を申し入れましたけども、この点につきましては、どうですかね。やはりもっと慎重に私たちは考えていただきたいというふうに考えるんですが、どうですか。
○
水落康一郎 議長
北本政策推進部長。
◎北本賢一
政策推進部長 「新庁舎整備基本計画(素案)」につきましては、市として考える新庁舎のあり方をお示しするものと考えておりますことから、消防跡地及びその周辺地での整備を前提として策定したものでございます。
候補地につきましては、当初の9カ所から現在の消防跡地及び周辺地に絞り込む過程におきまして、概算事業費でありますとか、メリット・デメリットにつきましても、比較を行いながら検討を進めてまいりました。
また、民間事業者のサウンディング調査につきましても、消防跡地及び周辺地と比較しまして、現在地での複合化の可能性については困難という意見をいただいております。
こうしたことから、今、現在地での整備計画につきまして、策定する予定はありませんし、またこのことについて何らかの変更をするというような予定も今の現段階では持ち合わせておりません。
○
水落康一郎 議長 12番・天野議員。
◆12番(天野一之議員) そうしますと、今回出された疑問などによって、どこまでの改良点とか出てきて、基本計画を策定するかというところでの、まだやはり非常に不透明なといいますか、まだ不明な部分いっぱいあると思います。
その中におきまして、やはり私たちは次の基本計画上程までに、しっかりと住民の意見を聞いて、そして現地案なども市民の皆さんから出てる疑問にもしっかり答える上でも、しっかりと比較検討した上でのこの基本計画策定に向けて、時期だけを急ぐだけではなくて、しっかりと内容を検証して進めていただきたいということを主張いたしまして、私の質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございます。
○
水落康一郎 議長 お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」の声起こる〕
御異議なしと認めます。よって本日の会議はこの程度にとどめ、延会することに決定いたしました。
傍聴者の皆様、夜遅くまで熱心に傍聴いただき、まことにありがとうございます。本市議会は、より開かれた議会を目指して、これからも種々取り組んでまいる所存でございますので、皆様の御理解と御協力をよろしくお願いいたします。
本日はこれをもって延会いたします。どうも御苦労さまでした。
午後9時13分延会
会議録署名議員
大東市議会 議 長 水 落 康一郎
〃 議 員 児 玉 亮
〃 議 員 光 城 敏 雄...