大東市議会 2014-12-18
平成26年12月定例月議会−12月18日-03号
平成26年12月定例月議会−12月18日-03号平成26年12月定例月議会
平成26年12月大東市議会定例月議会会議録
〇 議 事 日 程
平成26年12月18日(木) 午前10時開議 (第3日目)
日程第 1 会議録署名議員の指名について
日程第 2 一般質問
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〇 本日の会議に付した事件
議事日程第1から第2まで
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〇 出 席 議 員(16名)
1番 大 束 真 司 議員 10番 中 村 ゆう子 議員
2番 酒 井 一 樹 議員 11番 北 村 哲 夫 議員
3番 品 川 大 介 議員 12番 豊 芦 勝 子 議員
4番 光 城 敏 雄 議員 13番 飛 田 茂 議員
6番 寺 坂 修 一 議員 14番 石 垣 直 紀 議員
7番 大 谷 真 司 議員 15番 三ツ川 武 議員
8番 川 口 志 郎 議員 16番 中 河 昭 議員
9番 水 落 康一郎 議員 17番 岩 渕 弘 議員
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〇 地方自治法第121条による出席者
東 坂 浩 一 市長
西 辻 勝 弘 副市長
亀 岡 治 義 教育長
中 田 のぶ子 理事
野 田 一 之 政策推進部長
田 中 祥 生 総務部長
山 本 了 一 市民生活部長
北 崎 忠 良 福祉・子ども部長
橋 本 賢 治 保健医療部長
濱 本 賀 聖 街づくり部長
大 嶋 健 一 水道部長
石 川 裕 之
教育委員会学校教育部長
松 下 佳 司
教育委員会学校教育部指導監
南 田 隆 司 生涯学習部長
澤 田 芳 彦 選管・公平・監査事務局長
東 克 宏 戦略室長
浅 井 敏 朗 総務部次長兼総務課長
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〇
議会事務局職員出席者
大 西 秀 信 事務局長
青 木 浩 之 事務局総括次長
初 木 清 敏 事務局上席主査
石 田 景 俊 事務局上席主査
西 嶋 典 子 書記
友 久美子 書記
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午前10時開議
○大谷真司 議長 それでは、これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付しております日程表のとおり定めておりますので、これにより御了承いただきたいと思います。
この際、日程に先立ちまして、事務局長より諸般の報告をいたします。大西事務局長。
◎大西秀信 事務局長 諸般の御報告を申し上げます。
議員の出席状況の報告でございますが、本日の会議におきます現在までの出席議員数は16人全員でございます。
以上、報告を終わります。
○大谷真司 議長 これより議事に入ります。
日程第1、本日の会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、飛田議員及び石垣議員を指名いたします。
次に、日程第2、一般質問。
これより一般質問を行います。
なお、発言者は簡潔に質問並びに答弁されますよう最初にお願いをしておきます。
昨日は岩渕議員の質問で終わっておりますので、本日は豊芦議員より質問を許します。
最初に、一問一答方式で、12番・豊芦勝子議員。(拍手)
◆12番(豊芦勝子議員) (登壇)おはようございます。提案、共同、連帯を掲げて頑張っております。市議会議員の豊芦勝子です。
きょうはもう大変厳しい中、傍聴にお越しいただきましてありがとうございます。
きょう、家からここへ来るまで、自転車をこぎながら、厳しい寒さの中で、ちょっと思ったことがあります。それは、二つの大きな選挙がありました。沖縄の知事選挙は保革ということで、力を合わせたということで、現職知事に10万票の差をつけて翁長知事が誕生したと。私は、これは沖縄の命の叫びというような、そういうような、竜巻が起きたというような、そういう気がいたしております。
衆議院選挙ではどうだったのか、これはそれぞれ皆さんいろんな思いがあると思います。議席をふやしたところ、減らしたところ、いろいろあります。前回の2年前の衆議院選挙よりも投票率が減っている状況でもあります。そういう中で、市民の声、国民の声をいかに聞きながらやっていくのかというのが今政治に求められているような、そんな気がしております。
さて、11月30日にオープンしましたキラリエホールのセレモニーがありました。生中継でマグロの解体があったり、最後まで残ると1切れいただけるというところで、わくわくしながら、最終的に私はちょっと予定がありましたので、帰ってしまいました。残念でしたが、まず、食べたい、最後まで参加したら食べられる、そういうキラリエホールの、大きくなっただけではなく、活用というのをこれからも考えていったら、なかなかいい場所になるんじゃないかなと思いました。私は、キラリエホールの今後の活用、特にお膝元の教育委員会がゼロから青年期を対象にした生涯学習として多彩な活動ができる。今現在市民活動もいろんな形で行われております。そういう方々の発表の場であったりとか、そういう意味での活動がこれから多彩に行われることを期待しております。
大東市の中心、阪奈道路に面しています。ダイトンがどかんと座っておりました。アピール度抜群であります。来年4月には大東市は機構改革で、都市魅力観光課を設置される予定です。この設置場所が市役所の裏でいいのでしょうか。どんと表通りでわかる場所がいいんではないかなと、そのように思っております。愛称として公募がされ、キラリエホールと名づけられました。文化、芸術の発信地として市民がきらりと輝くことを願ってつけられたとのことです。市制60周年に向けて、市民活動の交流センターとして全世代の市民が集えるホールとして、思い切った活用を考えていただきたいと思います。
ところで、市民の文化、芸術と、この大東市在住の方であります浅野孟府さんの寄贈の彫刻配置についてなんですが、このままでいいのでしょうか。大阪芸術賞を受賞され、あちこちの公園に御自分の彫刻を寄贈されていると聞いております。大東市のこのキラリエホール、新しいスタートでもありますし、阪奈の上りでよく見える場所でもありますので、この彫刻の配置をぜひ考えていただいたらいいのではないかなと思っております。
それでは、私、豊芦勝子の一般質問、モニター、資料配付を使って一問一答方式で行います。
まず最初、定住都市のまちづくりについてです。
以前にも申し上げました。私は19歳のときに、西区江戸堀にあった大阪電気暖房という職場で6年働いておりました。初めて野崎駅に立ち寄り、観音さんの鐘つき堂から飯盛山に登ったことがあります。ただ、上がって何もないなというのが印象でしたが、見渡すと、すばらしい絶景であります。これは最高でした。大阪から近い野崎駅からすぐに山に登れる、子供が喜ぶ、私も楽しい、ここに住みたいと思ったんです。昭和46年、結婚と同時に、深野3丁目に住むことになりました。あれから46年がたちます。大東市民になって半世紀を迎えようとしております。
今議会に
住宅マスタープランの変更について議案上程されております。お手元の配付資料、後ろから3枚分、大東市の住まいと暮らしのアンケート調査の概要についてお配りしておりますので、参考にしていただきたいと思います。
その中で、市営住宅は、私は平成25年度の決算委員会でもいろいろと発言もさせていただいたし、実態を把握させていただきましたけれども、この市営住宅については2行しか書いておりませんが、これは次回に回すといたしまして、今回は定住都市のまち、子育て世代の人口流入、流出を食いとめる市長の方針のもとで、住み続けたくなるまち大東市、帰ってきたくなるまち大東市をイメージして質問したいと思います。
一つ、新築、中古にかかわらず、住宅購入にかかわる融資や助成制度の創設についてです。以前、具体的に融資制度の創設も提案したことがありますが、ぜひ参考にしていただきたいと思います。
二つ目、世代のニーズに合わせた住宅のリフォーム融資や助成制度創設について。
三つ目は、昭和55年以前に建設され、老朽化が進んでいる住宅が多い。耐震改修補助額の増額について。
こういうこの3点が特にニーズとしてもあるだろうし、市としても対応されようとしておりますので、時期なども決められているならば、内容と時期を報告していただきたいと思います。
次に、歴史的資源を活用した取り組みについてです。
平野屋新田会所は、文化庁の方が大東市の現地に数回来られて、国史跡指定を目前に破壊されてしまいました。申し上げたいことは山ほどありますが、あれから7年たっております。いろんな形で市民の方も大東市も教育委員会も市民も議会も、その当時よりも変わったというか、前に大きく動き出していると思います。そこで、歴史資源を生かしたまちづくりに力を入れるプロジェクトを立ち上げたこの大東市が今現状を報告していただきたいと思います。
一つは、
平野屋新田会所跡周辺整備について。
二つ目には、飯盛城跡など、山間部の活用について。
三つ目は、水と戦い、水を治める大東市のまちづくり構想についてです。
3番目、子育て支援の充実について。
これも、保育士20年の経験も生かし、子供や孫がこの大東市のまちに生まれ育った、そういう中で、私も冒頭に申し上げました、大東市のまちに住みたいと思って来ておりますので、子育て支援の充実、これを方針に掲げる今の東坂市長に期待をしております。
お手元の配付資料の子ども・子育て支援新制度におけるニーズ調査結果報告書の103、107、114、118、119ページをちょっと抜粋をしております。後で具体的にも申し上げますが、まず、その中で、子供の状況と市民ニーズとして、私自身が問題意識を感じたことを質問したいと思います。
一つは、子供の体力と基礎学力は切り離せないと思います。大東市の子供の状況はどうでしょうか。
二つ目、就学前の子供の遊び場について、満足していないという結果が出ていることについて、その受けとめ、今後の整備、充実について具体的な計画はあるのでしょうか、答弁を求めます。
私、豊芦の提案、子育てが楽しいまちとして、思い切り体を動かせる遊び場が不足している中で、市制60周年に向けて子供や保護者が笑顔で子育てできる拠点として、今までにも何度か質問で取り上げてまいりました北条緑地や3Pの活用と
野外活動センターの連携で思い切りアピールをする。北条緑地は昨年の公社解散に伴い、市の公有地となりました、購入されております。3Pは既に平成13年度に市が買い戻していますが、ほったらかしの状況です。
野外活動センターとの連携で、思い切り体を動かせる場所として、子育てが楽しいまちとして、活用を考えていただきたい、どうでしょうか。
安心して子育てできる体制については、アンケート結果では、小児救急医療など、安心して子供が医療機関を利用できる体制を整備するというニーズが全ての地域で高いことについて、どう整備していくのか、市の考え方について答弁を求めます。
子育て世代への経済的援助の拡大、これも市民ニーズは高いです。
子ども医療費の拡充は、府下トップということで、中学校卒業まで所得制限なしで実施されております。これは本当に多くの方々に喜ばれてると思いますし、こういう寒いときに風邪を引いても、子供を病院に懐を考えずに連れていくことができるという、そういうところで、まず安心の子育てのまちにスタートしていると思いますが、教育の関係で、予算が、お金がかかるという、そういう年代の就学援助制度の拡充について、所得制限の撤廃を求めたいと思います。
府下トップで、笑顔あふれる子育て世代といえば、ゼロから18歳の子供たちを対象にと考えます。子育て世代への支援の拡充を求めておきたいと思います。
最後に、地域問題の進捗状況についてです。
数年前から取り組んでいただいている中垣内6丁目の阪奈下り線南側、左岸堤防改善事業についてです。
最近、現地視察してまいりました。これは東側から見たところは真っすぐですね。ところが、外環のところからはこういう状況で、真っすぐじゃないんです。なぜなんでしょう。こんな状況です。この角にトヨペットさんですかね、占有道路ということで、相当な昔にこういう許可も出したんでしょうね、市なのかな、府なんでしょうね、河川敷ですから。ところが、このときも車がいっぱい、直角にこちらの会社から車が出られる状況ではないです。しっかりと車が。
今までにも求めておりますし、市のほうもいろいろ動いていただいてますし、地元区長さんを初め、いろんな方々がやっぱりここは、この川の南側のところを歩道にするのがいいんじゃないかという、そういう声がたくさんあります。いろんな方が動いていただいております。市はどうされますか。ここを真っすぐにしていただきたいという強い声があります。今はこんな状況です。
再質問の権利を留保して降壇します。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 (登壇)おはようございます。
最初に、定住都市のまちづくりの融資や助成制度の創設についてお答えいたします。
本市が活気あるまちとして将来にわたり発展していくためには、子育て世代を呼び込み、定住化を促進し、少子高齢化に歯どめをかけることが重要であると考えております。このため、人口流入、定住促進に向けた住宅政策を進めるため、複数の部門で構成する
住宅まちづくり推進本部を設置し、子育て世代の流入、定住化に向けた施策の検討を行っているところであります。
来年度に向けて、まずは、高齢者の介護支援、孤立防止、家族のきずなの再生を目的に、3
世代同居等支援事業の構築に向けての検討をしております。その中で、住宅取得時の助成やリフォーム支援等を含め、住宅政策に係るさまざまなメニューについて研究し、本市にとって最も効果的な施策を推進してまいります。
次に、木造住宅の耐震改修補助につきましては、平成22年10月1日より実施しており、これまでに補助金に対する改正を2回実施しております。実施当時は、耐震改修工事費に対する100分の15.2%を乗じた額を60万円を限度として補助しておりました。平成24年4月1日に1回目の改正を行い、補助額を60万円といたしました。平成26年12月1日に2回目の改正を行い、補助額を60万円から90万円へ30万円の増額を実施しております。また、今回の改正では、新たに住宅内の一部の部屋に木材や鉄骨で強固な箱形の空間をつくり、安全を確保する
耐震シェルター設置工事についても、耐震改修と同じく、最大90万円を補助することを実施しております。
最後に、中垣内6丁目、南側堤防における歩道整備事業の進捗についてお答えいたします。
歩道整備の検討の中で、水路内を活用した方法より、用地買収を伴う南側での整備が利便性、経済性において有効であると判断し、現在その方向で設計業務を進めております。地元自治会の皆様の働きかけもあり、必要な沿道用地の地権者の御理解はいただけており、現在一部の方に対し、整備への調整を行っているところであります。歩行者や自転車がより安全に通行できるよう、歩行空間の確保に向けて予算の確保に努めてまいります。
以上でございます。
○大谷真司 議長 南田生涯学習部長。
◎南田隆司 生涯学習部長 (登壇)おはようございます。
歴史的資源を活用した取り組みの一つである
平野屋新田会所跡地の整備につきましては、今年度、
市民サポーター養成講座を月1回ペースで開催し、市民の方々に平野屋新田会所の理解をより深めていただき、その上で整備方法や整備後の活用、市民サポーターの役割等について議論しているところです。この議論の中では、市が購入した新田会所跡のことだけではなく、北側の民有地や西隣を流れる銭谷川を活用してほしいとの御意見も出されております。
議論の内容につきましては、この年度末までに市民サポーターの報告書として取りまとめる方針が直近の会議の中で決定し、次回からその作業に取りかかろうとしているところです。
平野屋新田会所跡の整備につきましては、この報告書の結果と随時意見を交換している地元の方々の御意見を踏まえて、関係部局で調整してまいりたいと考えております。
次に、本市の面積のほぼ3分の1を占める山間部には、中世屈指の山城と言われている飯盛城址を初め、龍間地域には市の指定文化財となっている石造地蔵菩薩立像、一石十三仏板碑、一石六地蔵板碑や龍間神社、龍間不動尊などの歴史的遺産が街道沿いなどにあり、大阪城の石垣となる石を切り出した石切場も山間部のあちこちに今でも残っています。
教育委員会では、これらの文化的遺産を生かし、市内外の方々に本市の魅力を訴え、イメージアップを図ることが人口流入の一つの施策と考えています。これまで、これらの文化的遺産をめぐる散策コースを設定し、歴史民俗資料館で紹介しておりますが、今後はより広報に力を入れ、パンフレットの作成や道しるべの設置など、これらを順次進めてまいります。
文化的遺産の中でも、特に飯盛城址は国史跡指定を目指すことのできる他に誇れる遺産であるため、遺跡の保存を考慮しつつも、観光の中核となるような整備の方法を専門家の助言を受けながら検討してまいります。
続きまして、思い切り体を動かせる遊び場としての
青少年野外活動センターの活用についてですが、このセンターでは、キャンプや宿泊の施設だけでなく、定期的に小学校から中学生を対象に、自然体験や農業体験などの体験プログラムを行っています。また、ジュニアリーダーや
大東アドベンチャークラブの活動拠点でもあり、人とのかかわりや自己成長を目的としたリーダー育成事業を行い、ここでリーダーとなった子供たちがこども会などの行事のサポートを行っています。
これまでチラシやホームページなどで利用の広報に努めておりますが、今後公立学校の遠足や耐寒訓練に飯盛山の活用を図ったり、利用する可能性の高い団体に直接働きかけるなどの積極的な広報活動に努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○大谷真司 議長
野田政策推進部長。
◎野田一之 政策推進部長 (登壇)おはようございます。
水と戦い、水を治める大東市のまちづくりについてお答えをいたします。
マニフェストロードマップにおきましては、水と戦い、水を治め、水とともに生きる大東市として、河川を生かしたまちの活性化を図る施策を進めているところでございます。現在は、駅前デッキでのイルミネーションを初め、野崎まいりクルージングや天神祭どんどこ船の来航などによる水と親しむ機会の創出を実施いたしているところでございます。マニフェストにおける最終目標といたしましては、住道駅北側の河川上デッキの拡幅や噴水による河川の浄化、市民の憩いの場としての河川空間の活用などを掲げているところでございます。
今後は、駅前デッキやプロムナードのあり方について検討を進めるとともに、河川の浄化についても実践することで、市民の憩いの場となるよう、活気あふれるエリアとなるよう取り組みを進めてまいります。よろしくお願い申し上げます。
○大谷真司 議長
松下学校教育部指導監。
◎松下佳司
教育委員会学校教育部指導監 (登壇)おはようございます。
子供の体力と基礎学力についてお答えいたします。
子供、特に小学校低学年以下の子供は、他者との遊びなどによる身体活動を通して体の動かし方を会得し、脳の発達を促していくなど、体を動かすことと心身の発達が密接に関連しています。体を動かすことで身体能力を向上させ、知力や精神力の向上の基礎が培われ、それによって得られる体力は、健康の維持のほか、意欲や気力の充実に大きくかかわっており、知識や思考力、判断力、表現力といった学力の下支えとなる基本的な要素と言えます。
子供の体力や運動能力は、文部科学省による小学校5年生、中学校2年生を対象とした全国体力・運動能力調査の結果から、全国的にはピークであった30年前には及びませんが、少しずつ向上する傾向にあります。本市においては、握力や柔軟性、ボール投げなどにおいては全国を上回る状況もありますが、反復横跳びなどの敏捷性や持久力には課題が見られ、学校における体育、運動活動の取り組みのより一層の充実とともに、家庭、地域における運動機会の拡充や生活習慣の向上について、さらに取り組んでまいります。
○大谷真司 議長 北崎福祉・子ども部長。
◎北崎忠良 福祉・子ども部長 (登壇)おはようございます。
就学前の子供の遊び場についてでございますが、昨年12月、子ども・
子育て支援事業計画を策定するために実施しましたアンケート調査について、多くの方々の御協力により、大変参考となる御意見を頂戴したところでございます。その中で、子供の遊び場についての質問では、半数近くの方が満足していないという回答をされ、子供の外遊びに関心が高く、遊び場の充実を希望されていることを改めて認識しているところでございます。
就学前の幼児期は、遊び場を中心とした生活の中で、特に身体感覚を伴う多様な活動を経験することにより、豊かな感性とともに好奇心、探求心や思考が養われます。その経験が後の生活や学びの基礎となる時期であることから、子供の発達には重要であると考えております。今後におきましても、子供の遊び場の環境について、より充実できるよう、関係部局と調整しながらあり方を検討してまいります。
○大谷真司 議長 田中総務部長。
◎田中祥生 総務部長 (登壇)おはようございます。
3Pなど、北条地域の公有財産の活用と発信についてお答えをいたします。
公有財産の活用につきましては、市の重要課題であり、現在遊休地の活用の大きな方向性を位置づける大東市未
利用財産利活用方針の策定を進めているところでございます。その中で、議員御指摘のいわゆる3P、あるいは北条緑地といった公有財産につきましては、地積も大きく、財政計画も見据えた市の重要施策としての検討が必要であると考えております。市民の皆さんにとってどういった活用が最も有効な活用方法であるのかといった観点を第一に、さまざまな角度から当該地の活用策を考えてまいります。
以上でございます。
○大谷真司 議長
橋本保健医療部長。
◎橋本賢治 保健医療部長 (登壇)おはようございます。
小児救急医療など、安心して子供が医療機関を利用できる体制をどう整備していくのかについてお答えいたします。
本市は、近隣市にない市直営のこども診療所を月曜から土曜日の午前9時から午後4時まで、
保健医療福祉センター内で開設しております。また、休日における子供の救急に対応するため、日曜、祝日、年末年始の午前10時から午後3時半まで、同じ
保健医療福祉センター内において休日診療所も市直営で開設しております。さらに、夜間帯における救急に対応するため、午後9時から午前6時まで、
北河内夜間救急センターを各市医師会の協力のもと、北河内7市の共同運営で開設して、小児の医療体制の充実を進めてまいりました。
また、市民への情報提供としましては、ホームページ、健康カレンダー、子育てガイドブックで御案内しております。あわせて、救急救命センター♯7119や小児救急電話相談事業♯8000についても掲載しております。
本市としましては、今後も安心して子育てしていただくために必要な情報提供と小児診療の夜間帯の空白時間の解消に向け、医師会や個別の医療機関と話し合いの場を設定する等、小児医療体制の充実に努力してまいります。
以上でございます。
○大谷真司 議長 最後に、石川学校教育部長。
◎石川裕之
教育委員会学校教育部長 (登壇)おはようございます。
大東市の就学援助制度につきましては、申請に基づき、生活保護基準額の1.2倍を所得基準として審査を行っています。また、児童扶養手当を受給されているひとり親世帯につきましては、所得基準を設けておりません。
就学援助制度につきましては、要保護に準じる世帯に対して援助を行うもので、所得制限をなくすことは特に考えてございません。
以上でございます。何とぞよろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。
○大谷真司 議長 12番・豊芦議員。
◆12番(豊芦勝子議員) それでは、再質問を行います。
最後の中垣内6丁目のあそこからいきたいと思いますが、今説明も受けました方向で、住民の方々も要望されているような、真っすぐにという、南側、川の南側を真っすぐに開通できるような歩道整備を今進めようとされていると、それでいいでしょうか。その確認だけ。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 検討の段階で3案ほど検討させていただいております。南側を整備する案、川にふたをかける案、川を半分だけふたがけする案とか、その3案を検討させていただいた結果、経済的にも動線的にも南側で歩道を整備するのがよいという結果が出ましたので、その方向で今設計業務をかかっているという状況でございます。
○大谷真司 議長 12番・豊芦議員。
◆12番(豊芦勝子議員) この歩道整備は、中垣内の方々のおりてくる道、唯一の道ですよね。関電の北側にもありますけれども、あれも一方通行であったり、水路があったりとかでなかなか通りにくいというような、そんなところでもありますので、これは非常に期待をされているし、住民の要望が実現していくのかなと。いろんなことでの調整があったと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。
それから、就学援助制度の拡充についてということを求めましたけれども、非常にそっけない回答でありました。
これは、教育の回答というよりも、教育はそういう、このニーズの配付資料のところにもあります。119という住み続けたくない理由の表がありますが、この中に、まちに活気や魅力が感じられないというのが36.8%とか34.3%あります。子供の教育、学習環境がよくないという、ここで54.7%とか68.6%とかいうような、こういう数字が出ております。それと、114のところの市役所などへの要望と居住についてというところで、この表で見ると、下のほうで、育児休業給付、児童手当、扶養控除の拡充などの子育て世帯への経済的援助の拡充というところで、これは職場の関係もあるわけですが、市が子育て世代への経済的援助という、そういうところでは私も先ほど申し上げました子ども医療費、これは本当に府下でトップというところで、就学援助なんですけれども、この所得制限を取っ払って、対象人数はどれぐらいなんですか。子育て真っ最中の方々の低年齢の方、それと40、50代の方々、そういう方々は介護であったり、マイホームで購入したりとか、いろんな30代以降の人たちの支出がどうしてもあるので、所得だけではやっぱり考えてはどうかなというふうにもちょっと思うんですが、そのあたりは。
○大谷真司 議長 石川学校教育部長。
◎石川裕之
教育委員会学校教育部長 まず、小・中学生の生徒数でございます。小学生が6,555人、中学生が3,458人で、合計1万13人、約1万人でございます。現在就学援助率につきましては、小学校が26.5%で、中学校が28.5%となってございます。ちょっと計算が今すぐできないんで、およそ七千数百人ですね、の方が就学援助の認定は受けておられないということでございます。
それと、もう一つが、学校教育法に基づきましてこの就学援助というのは実施しているわけなんですが、経済的理由によって就学困難と認められている学齢児童、または学齢生徒の保護者に対しては、市町村は必要な援助を与えなければならないという形で、当部としましてはこの就学援助について実施しているものでございます。
○大谷真司 議長 12番・豊芦議員。
◆12番(豊芦勝子議員) ぜひこのあたりは拡充というところは、市長、答弁はいいですけれども、やっぱりこういうところも支援というか、それも必要なんじゃないかなというのは、例えば私も中学の孫がおります。大学に行くのとかという、そういう会話のとき、まだ1年生の子なんですけれども、うちは無理やねんというような、やっぱり経済的理由で無理やねんというような、そういう声もあるようです。今支払いが例えばできたとしても、やっぱり子供を高校、大学という、そういうために一定の蓄えも必要という、そういうことも含めて、この就学援助制度の充実というのを検討していただきたいなというふうに、いいですか、答弁。
○大谷真司 議長 東坂市長。
◎東坂浩一 市長 議員御指摘の問題につきましては、あらゆる世帯、家族の中で、子供が教育をしっかりと受けられる環境の整備という意味では、私も大変興味がございます。しかし、就学援助の制度や精神とはまた異なるものであろうかというふうに感じておりますので、就学援助制度にその理念を持ち込むのではなく、各家庭における教育の環境整備という意味で、別建ての制度設計になるのかなというふうに感じておりますので、その部分においての検討はできようかなというふうには思います。
○大谷真司 議長 12番・豊芦議員。
◆12番(豊芦勝子議員) 大東市独自版でもいろいろとやっぱり充実をさせていただきたいと思います。
私がこの問題を再度取り上げているのは、生活保護基準が削減をされた中で、2.何%か、たしか除外になった方があるというような、そういう報告がありましたので、やっぱりそういうことのないようにという思いも込めて再度の質問にしたわけです。これは検討しといていただきたいと思います。
次に移りたいと思います。もう9分になってきておりますが、小児救急医療は、こういう結果が出ておりますけれども、今報告のあったように、大東市は非常に努力をされて、小児の診療所、休日診療所としても大事なことだと、状況はきちっとされていると思います。
それで、これだけアンケート結果で高いというのは、やはり産前産後の不安とか、そういうところがあるのかなと。子供を抱えて子育て中の人のそういうところで、産前産後のケアとか、そういうことをちょっと新たに、その関係者の方々というか、福祉・子ども部長を初め、現場の方々の声を聞きながら、何かさらに充実させるという、そういうのが要るんじゃないかなという、これも市長に求めておきたいと思います。
それで、あと、大東市の
住宅マスタープランの関係で、いろいろ考えておられるようですけれども、融資や助成制度というところで、リフォーム助成制度とか、具体的にちょっとこの回は聞いてるんですが、耐震改修の関係では、増築をもう既にやっていただいているということですが、その2点どうなのか。3世代近居のそういう新しいことを打ち出そうとされているのはわかります。そうじゃなくても、とにかく子育て世代にとどまらず、子育て世代というふうに一つはくくってもいいと思います、スタートは。新築、中古にかかわらず、購入のときの融資とか助成制度という、それとリフォーム制度、耐震にかかわらず、リフォーム、老朽化している住宅が多いですので、その2点の答弁をいただきたいなと。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 今一つ大目標として、
住宅マスタープランの中で定住人口流入促進という目標を掲げさせていただいております。大東市のほうに住んでいただいても、定住していただかないと何もならないので、そういう意味で、まず、定住の可能性が高い同居、近居支援ということに目をつけて、今施策の検討に入っております。
その施策のメニューの中に、例えば近居で住宅を買われて引っ越してきていただける、もしくは中古を買っていただいてリフォームをしていただける、そういうことについて何か金額的な支援ができないかということを今検討させていただいているという意味で御答弁させていただきました。
○大谷真司 議長 12番・豊芦議員。
◆12番(豊芦勝子議員) 住み続ける人、帰ってくる人というか、新たにとかという、含めて、3世代近居というのを一つはターゲットにしながら、新築、中古にかかわらず、支援というか、融資なり助成制度を今考えて、来年度から実施をしていこうと、そういう方向性という、その確認ができたかなと思います。
それでは、歴史的資源を活用した取り組みなんですが、平野屋新田会所、先ほど教育のほうからも答弁もいただきました。いろんな今活動が市民サポーターの方々とか、いろいろやっておられるようです。
それで、ここに、7,000万円かけて購入をした土地にこんな掲示板はあります。ちょこっとこういう状況があります。北側であったり、銭谷川の活用というのは私も一緒に考えていくべきだというふうに思いますが、まず、すぐできること、それはこの場所、さっきのこれだけではちょっとわかりにくいですので、やっぱり今あちこちに、例えば古堤街道とか、東高野街道とか、あちこちに案内板が設置されておりますが、もう少し、これは拡大してますけれど、そんなに大きくないです、この程度ですけれども、しっかりとした
平野屋新田会所跡というのがわかるような、そういう案内板、掲示板というのが、これが要るんじゃないかなと。このあたりは政策推進部、戦略室、こういう打ち出しというところで答弁をいただきたいなと思いますが、どうでしょう。
○大谷真司 議長 南田生涯学習部長。
◎南田隆司 生涯学習部長
平野屋新田会所跡の看板につきましては、新田会所跡を整備する前には、一定の市民に対する、あるいは来訪者に対する広報が現地でも必要だと思いますので、その看板の設置につきましては、来年度設置したいなという事業計画の中には入っております。現在市民サポーターの養成を行っておりますけれども、市民の皆さんと一緒にどういうものがいいのかと考えて設置できたらなというふうには考えております。
○大谷真司 議長 12番・豊芦議員。
◆12番(豊芦勝子議員) あちこちに今こういう案内板とかがありますし、ぜひ検討というか、もう次年度というか、早急にこれはやっていただきたいなと。予算の関係では政策推進部であったりとしますが、教育のほうから予算要求が出るだろうし、その中にもきちっと入っているようですので、しっかりと検討していただきたいなと。まず、この案内板の設置をしていただきたい。
それから、やっぱりこの歴史的資源を生かすというところでは、中期的、長期的に考えないといけないと思うんです。第2弾としては、北側の先ほどの土地は高松さんの所有地でありますし、そういうところをお借りするとか、そういうことも含めて、しっかりとこの場所に、イメージ案が前回ありましたけれども、戦国蔵を展示するというような展示室のようにとか、いろんなイメージ図の案がありましたけれども、そういうことも含めて、この周辺のことがよくわかるように、その時代のことがわかるような、そういうことで進めていただきたいなと思います。
時間が迫ってきておりますが、長期的にはといいますか、先ほど答弁でも飯盛城跡、これも国史跡指定を目指してやっていっておられますが、今測量図が、測量されました。その尾根伝いの平地、山の上の平地、ここの地権者というのはもうわかってるんでしょうか。
○大谷真司 議長 南田生涯学習部長。
◎南田隆司 生涯学習部長 具体的な境界確定まではしておりませんが、ある程度どの辺にどういう所有者がおるかということは把握しております。
○大谷真司 議長 12番・豊芦議員。
◆12番(豊芦勝子議員) 飯盛山城跡全てを一度にというのは難しいと思いますので、今既に地権者がわかっている、ただ境界がまだだとすれば、境界の確定をしながら、できるところから国史跡指定の申請をしていくという、段階的にやっていかなければ、なかなかやっぱり3年、4年とかかると思うんです、これからも。なので、そこら辺も教育のほうは一定把握もされてるし、予算要望もされてると思いますので、しっかりとアピールをしていく材料になりますので、これからもお願いしたい。
あとの点は、ちょっと時間がないので、また次回に回します。どうもありがとうございました。これで終わります。
○大谷真司 議長 次に、一問一答方式で、14番・石垣直紀議員。(拍手)
◆14番(石垣直紀議員) (登壇)ただいま議長の御指名をいただきました自民党議員団、石垣直紀でございます。
今後自治体間競争がますます激しくなる中、それぞれの自治体が市民の求める価値をつくり出し、すぐれた品質の行政サービスやまちづくりが継続的にできるかどうかが問われています。東坂市長の掲げる人口流入にも深くかかわることと考えます。これまで自治体は、財源の多くを国の補助金に頼り、足りない財源は地方税で穴埋めするのは当然だと考えてきました。民間では黒字も赤字もあるのが常識ですが、これまで自治体には赤字という観念がなかった。執行あって経営なし。執行あって責任なしと言われてきたゆえんがここにあります。税財源の地方への分配問題が進展するであろう近い将来、地方自治体の自立と民間並みの効率経営が必須となります。財政基盤の強化、職員のコスト意識、市民へのアカウンタビリティー、行政評価システムの構築、公開などの自己決定、自己責任、自己負担の原則に基づく自治体経営を今すぐ強い意思と覚悟を持って自治体間競争を勝ち抜くという気概が必要だと考えます。
それでは、一般質問させていただきます。
入札制度について、本市ではどのような入札制度がありますか。
入札差金について、入札差金の定義は何でしょう。
中学校給食について、直近の給食費の滞納者数、滞納率はどうなっているんでしょうか。
小・中の学力向上について、今後の新たな取り組みについてお答えください。
住民検診事業について、肺がん検診、胃がんリスク検査の受診率をお答えください。
マナー啓発について、将来ある子供たち、小・中学校に学校でマナー教育は実施されているのか、お答えください。
地元企業優先、育成について、その実施方針をお答えください。
以上、再質問の権利を留保し、降壇いたします。
○大谷真司 議長 田中総務部長。
◎田中祥生 総務部長 (登壇)工事契約における大東市の入札制度について御答弁いたします。
地方自治法上は、一般競争入札と指名競争入札の大きく分類しまして二通りの入札制度がございます。本市では、一般競争入札として、事後審査型制限つき一般競争入札を実施しており、予定価格等によりまして、通常の一般競争入札、地域要件型による一般競争入札、特定建設工事共同企業体による一般競争入札の3種類で執行しております。
次に、指名競争入札でございますが、本市では、事後審査公募型指名競争入札と通常の指名競争入札で実施しております。事後審査公募型指名競争入札は、土木工事の場合は、予定価格1,000万円以上1億円未満、建築工事は5,000万円以上1億円未満の対象工事を郵便入札により執行しております。
次に、地元企業優先、育成についてお答えをいたします。
地元企業優先、育成に関しましては、平成24年7月に市内企業の受注拡大に関する指針を策定し、庁内に発信しております。この指針に基づきまして、工事や物品の発注において、市内で調達できるものは市内業者を選定するように努めております。ただし、市内企業で対応できないもの、または競争性が確保されないものにつきましては、準市内及び市外業者へ対象を拡大しまして競争入札を実施することとしております。
以上でございます。
○大谷真司 議長
野田政策推進部長。
◎野田一之 政策推進部長 (登壇)入札差金との御質問につきましてお答えをいたします。
入札差金という用語につきましては、法律等による定義はございませんが、その意味するところは、入札の実施により生じた予定価格と落札価格との差額であるというふうに認識をしております。
何とぞよろしく御理解賜りますようお願いを申し上げます。
○大谷真司 議長 石川学校教育部長。
◎石川裕之
教育委員会学校教育部長 (登壇)中学校給食の直近の滞納状況ですが、11月4日現在、滞納繰り越し分の収納率は97.8%で、滞納者数は119人です。平成26年度分は、第1期から第5期までの収納率は96.1%で、滞納者数は235人でございます。
滞納対策は早期の対応が大切であると認識しており、これからも引き続き滞納者に対する督促、催告等を行い、収納率の向上に努めてまいります。
○大谷真司 議長
松下学校教育部指導監。
◎松下佳司
教育委員会学校教育部指導監 (登壇)まず、学力向上の取り組みについてお答えいたします。
本市の小・中学校における子供たちの学力については、大東市教育ビジョンのもと、学校教育の根幹である授業の改善と充実を中心に、総合的な学校力を向上させる教育改革アクションプランによるさまざまな施策を推進しているところです。現在さらに新たな取り組みとして、学力の強化に特化した、外部人材の活用も含めた組織体制の構築を図っております。
一人一人の子供たちに全国レベルの確実な学力を育成するという思いを改めて共有し、これまで以上に市教育委員会と全ての学校がより強固に連携し、取り組みをより丁寧に、また、徹底して実践し、短いスパンでの効果検証と改善に全力で取り組んでまいります。
続いて、マナー啓発についてお答えいたします。
小・中学校におけるマナーの教育については、主に道徳の時間を中心として、系統立てて実施しています。道徳の大きな視点である主として他の人とのかかわりに関することにおいて、礼儀の大切さを知り、誰に対しても真心を持って接すること、また、相手のことを思いやり、進んで親切にすることについて、さらに主として集団や社会とのかかわりに関することの視点において、約束や社会の決まりを守り、公徳心を持つことについて学びを深めます。授業においては、読み物や視聴覚教材等を活用し、子供たちの感性や心情に訴えかけるとともに、それぞれの考えを深め、多様な考え方の交流を通し、道徳的な実践力を育成しております。
子供たちがエレベーターや交通機関など、公共の場でのマナーを学ぶ体験的学習活動については、実践を通して道徳力を身につけるという観点から有意義であり、市マナー条例のより効果的な普及ともあわせて、保護者や地域の方々も巻き込んだモデル的な取り組みを考えてまいります。
以上でございます。
○大谷真司 議長 最後に、
橋本保健医療部長。
◎橋本賢治 保健医療部長 (登壇)住民検診事業についてお答えいたします。
肺がん検診の受診率、胃がんリスクピロリ菌検査の受診件数についてお答えいたします。
まず、肺がん検診の受診率は、平成24年度は1.8%、平成25年度は2.4%でございます。平成26年度は、7月より医師会に委託して、胸部レントゲン検査の複数の専門医による読影を開始し、市民が受診できる医療機関が大幅にふえ、結果、7月から9月の受診者数は、前年の214人から本年は929人と大幅に増加しております。この数値を利用して平成26年度の受診率を推計しますと、年間で7%程度までいくことになります。この7%を大阪府下の平成23年度実績に当てはめますと、最下位から24位にまで浮上するもので、今回の検診体制の充実は大きく成功したと考えております。
次に、胃がんリスク検査、いわゆるピロリ菌検査についてでございます。平成26年7月より胃がん検診の受診率向上のための魅力づくりとして、ピロリ菌抗体検査の同時実施を始めました。受診者数としましては、10月末までに胃がん検診受診者310人中の約57%となる177人がピロリ菌検査を受診されております。その受診者177人のうち86人の方が新規に胃がん検診を受けておられます。この結果からも、胃がん検診受診率向上の取り組みとしての効果あるものと考えております。
以上でございます。
○大谷真司 議長 14番・石垣議員。
◆14番(石垣直紀議員) 再質問させていただきます。
入札差金についてなんですけれども、これは、入札の差金があった場合、先に入札差金やね、差金の使用についてですけども、余ったお金があった場合、どのような制限があるのか、ちょっとお教えください。
○大谷真司 議長 野田政策推進部長。
◎野田一之 政策推進部長 契約後の差額につきましては、原則としましては、凍結ということを考えておりますけれども、同一事業の中で予算執行上どうしても必要と認める場合につきましては、執行を認めているというところでございます。
○大谷真司 議長 14番・石垣議員。
◆14番(石垣直紀議員) 今現在本市において、入札差金の取り扱いの現状というのは一体どうなってるんですか。
○大谷真司 議長
野田政策推進部長。
◎野田一之 政策推進部長 例えばというか、具体的に申し上げますと、工事の契約締結後にやむを得ない事情が生じた場合でありますとか、設計変更により追加工事を実施する必要がある場合、また、予算内の中で維持補修事業の推進に活用するといった場合、そういう場合は執行を認めているというところになっております。
○大谷真司 議長 14番・石垣議員。
◆14番(石垣直紀議員) 差金ですけれども、余ったお金をどう取り扱うかということを聞きたいんですけど、その差金の取り扱いに関する本市の理念とか方針を教えていただけますか。
○大谷真司 議長
野田政策推進部長。
◎野田一之 政策推進部長 基本的な考え方は、先ほど申し上げましたように、契約後の差額につきましては、原則としては凍結という考え方をしております。差額に限らずにですが、例えば50万円以上の歳出予算不用額につきましては、減額補正ということで方針を考えております。
○大谷真司 議長 14番・石垣議員。
◆14番(石垣直紀議員) 凍結とおっしゃいましたけど、原則としては落札差金ですね、これは補正で減額するということですか、どうですか。
○大谷真司 議長
野田政策推進部長。
◎野田一之 政策推進部長 例年、3月議会の段階で、全ての予算につきましては、そういった不用額、差額につきまして、50万円以上のものがある場合は、補正で減額補正を上げさせていただいているところでございます。
○大谷真司 議長 14番・石垣議員。
◆14番(石垣直紀議員) 本市単体やったらあれですけど、府とか国からの補助事業について、差金ですよね、余った部分というのはどうしてるんですか、返してるんですか。
○大谷真司 議長
野田政策推進部長。
◎野田一之 政策推進部長 国庫補助事業でありましても、同様な考え方をしておりまして、原則50万円以上のものは減額補正しております。そうなりますと、特に国庫補助ですと、国に対して国庫補助金の減額変更申請という手続がありますんで、そういった申請を行いまして、大阪府に対しては当然市債の減額協議も行いますし、その後、補正予算におきまして国庫補助金及び市債について、両方とも減額しておる次第でございます。
○大谷真司 議長 14番・石垣議員。
◆14番(石垣直紀議員) 差金についてですけど、府からとか国からという、そのチェックはやっぱり厳しく入るんですか、これは、どうなんですか。こっちから自主的にあれするんですか、どうなんですか。
○大谷真司 議長
野田政策推進部長。
◎野田一之 政策推進部長 当然大阪府、国から状況がわかっているわけではありませんので、市のほうが最終的にその実績を報告して、申請をして、もし減額の手続が必要であるならば、こちらのほうからそういう手続を行っております。
○大谷真司 議長 14番・石垣議員。
◆14番(石垣直紀議員) それでしたら、府、国からの予算いただいて、差金が出たら、言い方が悪いですけど、申告しなければ、本市の予算として使えるということですか。
○大谷真司 議長
野田政策推進部長。
◎野田一之 政策推進部長 当然国庫補助ですんで、国の監査等々がございます。大東市としましても、正しい適正な執行ということに努めているところでございます。
○大谷真司 議長 14番・石垣議員。
◆14番(石垣直紀議員) 本市のためになったらいいと思います。
あと、市民会館の工事に入りまして、いろいろエレベーターを工夫して、予算をちょっと減らしたりとかされてましたけど、差金は出ましたか、差金。
○大谷真司 議長 山本市民生活部長。
◎山本了一 市民生活部長 予算の部分について、差金は出たと記憶しております。
○大谷真司 議長 14番・石垣議員。
◆14番(石垣直紀議員) これは前もって言ってなかったんですけど、差金は、ほんなら、50万円以下の差金やったんですか、それとも50万円以上ですか、これは。それはわかりますか。
○大谷真司 議長 山本市民生活部長。
◎山本了一 市民生活部長 50万円以上であったと記憶しております。
○大谷真司 議長 14番・石垣議員。
◆14番(石垣直紀議員) これは、今の話の御説明によると、50万円以上というのは、原則として補正予算で減額するって書いてますけど、どういう扱いされたんですか、50万円以上。
○大谷真司 議長 山本市民生活部長。
◎山本了一 市民生活部長 今現在差金という形で残っていると解釈しております。
○大谷真司 議長 14番・石垣議員。
◆14番(石垣直紀議員) それは本市のために使ってもらったらいいと思うんですけど、ただ、ちょっと気になっているのは、使い切りという行政独特の、民間の企業でも大きくなっちゃうと官僚的になって、使い切りというのはありますけど、これはどうするつもりですか、方針はあるんですか、今。
○大谷真司 議長 山本市民生活部長。
◎山本了一 市民生活部長 工事の内容のことになりますので、今ここで差金についてどうするかというお答えはちょっとできかねます。申しわけございません。
○大谷真司 議長 14番・石垣議員。
◆14番(石垣直紀議員) それは、前もってわかったら、また私らにも報告をお願いしたいんですけど、報告はできますか。
○大谷真司 議長 山本市民生活部長。
◎山本了一 市民生活部長 その辺につきましては、決算のときに出てくると認識しております。
○大谷真司 議長 14番・石垣議員。
◆14番(石垣直紀議員) 済みません、次行きますけど、中学校給食ですけども、あんまり僕の耳に入ってくる保護者の皆さんからしたら、あんまり評判よくないです。最近のあれですか、食べ残しというんですかね、残菜の量の推移を教えてください。
○大谷真司 議長 石川学校教育部長。
◎石川裕之
教育委員会学校教育部長 残菜量の推移ですけども、主食の御飯につきましては12から23%台、おかずは15から26%台、汁物は3から4%台でございます。
○大谷真司 議長 14番・石垣議員。
◆14番(石垣直紀議員) それと、給食費滞納されている方、滞納者数の推移を教えてください、滞納者数の推移。
○大谷真司 議長 石川学校教育部長。
◎石川裕之
教育委員会学校教育部長 先ほどお答えしましたが、滞納者数は、収納率が96.1%でございますので、現在の滞納というのは3.9%になってございます。
○大谷真司 議長 14番・石垣議員。
◆14番(石垣直紀議員) これは、後ろのモニター、あれは壊れてるんで、ちょっと理事者の皆さんも後ろを見てほしいんですけど、これは残菜量ね、前回6月の時点でお聞きした4.3から19.9やったんです。今回12%から、4.3やったら12%をスタートして23%台、残す量がふえてるんですね、前回よりも。おかずについても、前回12.3%から推移してますけど、15%から26%台。おかずも残る量がふえてますやん、これね。
それから、この滞納者の方ですかね、僕は前にも言いましたけど、給食費を払わない人のために我々タックスペイヤーが何でお金を代替せなあかんねんという話なんですよ、これは。この仕組みがまずいんですよ。市民は納得しませんよ、こんなん。ふえるでしょ、ふえるでしょというて、またふえてますやんか。前回134件でしょ。今回何です、今回200件超えてるんでしょ。答弁ありましたよね、200件超えてるんですね。ふえてるじゃないですか。僕は危惧していることをずっと言ってるけど、全く無視。だから、仕組みが悪いから変えたほうがええと言っているんですよね。それで、こんだけおいしくないって残されて、何のためにやってるのか、全く、僕一人意味がわからんのですね。
質問しますけど、これだけ評判が悪いと言うたら失礼ですけど、実際そうでしょ、こんだけ残してるんだから。それに対して何かある人あったら、話したいけど。この年間コストはどんだけかかってるんですか、中学校給食。
○大谷真司 議長 石川学校教育部長。
◎石川裕之
教育委員会学校教育部長 平成26年度予算ベースになりますけども、調理業者への委託料として2億649万円で、あと、光熱水費が1カ月約170万円で、年間でおよそ2,000万円、これらを合算しますと2億2,600万円となってございます。
○大谷真司 議長 14番・石垣議員。
◆14番(石垣直紀議員) 僕はもうはっきり言いますけど、前から言ってます、これは全員喫食って僕だけ反対です。これは選択制にしたらいいと思います。弁当という文化も残せるし、いろんな意味で僕は効率的やと思いますけどね。これは2億何ぼもかけて、こんだけ残されて、何の努力してるかもう一回聞きますけど、以前ですよ、この給食を浸透させていくためにさまざまな工夫をしてまいると答弁がありましたけど、どんな工夫しているんですか。その前に言いますけど、こんだけあれですよ、残す量がふえてるんですよ。努力が追いついてないんちゃいます。はい、どうぞ。
○大谷真司 議長 石川学校教育部長。
◎石川裕之
教育委員会学校教育部長 まず、取り組んでいる状況でございますが、まず、学校現場でございます。栄養職員による残菜状況の把握、食育に関する授業、掲示物の作成、給食委員会活動への参画など、学校として食育活動を推進しております。
教育委員会といたしましては、調理業者と検討会を行い、まぜ御飯や冷たいおかずの提供など、新たな献立を取り入れているところでございます。それから、食育の推進としまして、各学校の給食担当者が集まる給食担当者部会を学期に1回開催し、各校の問題点、改善点などの情報交換を行い、学校での給食指導に役立てています。また、委託業者の調理場見学会を実施し、各校の給食担当者を初め、一部の学校では学校長、PTAも参加されているところでございます。
最後に、生徒会活動として、各校において給食委員会活動、生徒会の給食委員会活動として、生徒による給食の返却の手伝いや給食時間の給食放送、文化祭で給食に関する食べ物、栄養について、感謝することについてなどの発表も行われております。また、生徒会サミットにおいて、残菜の問題について取り組んでいるというふうに聞いております。
以上でございます。
○大谷真司 議長 14番・石垣議員。
◆14番(石垣直紀議員) 嘆かわしいと思いますね。生徒会まで巻き込んで、何かあれちゃいますか、食育って本当にわかってるんですか、意味。体にとっていいものをチョイスできるという、そういう能力をつけるというのが食育。和食と牛乳を飲ますのが食育じゃないですよ。全然納得いかないですよね。生徒会の、ほんなら、人を巻き込んで、残さんと食べなさいと言うてるんですか。そんな時代違うでしょ。それと、今おっしゃってた、何ですか、冷たいおかず、冷たいおかず、それはあったらいいですよね。プチトマトでも入れたらいいですよ、僕らの時代はありましたよ、お母さんがプチトマトを入れてくれてとかね。女子の弁当にプチトマトが入ってましたやん、レタスもありましたやん。入れられるんですか、プチトマト、レタス。それが給食でしょ、学校の。ちょっと答えてくださいよ。具体的に何。
○大谷真司 議長 石川学校教育部長。
◎石川裕之
教育委員会学校教育部長 具体的には、2学期に冷ややっこを提供しました。
○大谷真司 議長 14番・石垣議員。
◆14番(石垣直紀議員) 冷ややっこ、大の大人が一生懸命考えて冷ややっこですか。
プチトマト入れれるんですか、学校給食法ってあるでしょ、昔からの。入れられるかどうか、聞いてください。
○大谷真司 議長 石川学校教育部長。
◎石川裕之
教育委員会学校教育部長 学校給食法ではなく、O157等の食中毒があったかげんで、本市では生野菜については提供しておりません。
○大谷真司 議長 14番・石垣議員。
◆14番(石垣直紀議員) 寂しいですね。ヨーロッパでも日本の弁当文化ってあんだけ取り上げられて称賛されてるのに、その弁当の文化、これはなくなりましたよね、全員喫食で。お母さん方はつくりたい人がいっぱいいますよ。それと、何ですか、うちの市民憲章で、一番最後、伝統をたっとび、未来を育て、心を合わせ、文化のまちをつくる。文化を大事にしてないじゃないですか。弁当って文化、それは文化と思ってへんねんね、日本人は、大東市は。それと、2億円かけてあんだけ残されて、これを見てください、これ。大東市全員喫食、門真市も、でも、吹田市とかはどうです、茨木市とか摂津市とか豊中市とか枚方市とか。しっかり考えた結果、僕はその資料を持ってますよ、いろいろ検討された結果、選択制をとってるんですよ。大東市も2億円も出して、あんだけ嫌がられて、それで、弁当という文化も考えずに。そう考えたら、選択制もそろそろ視野に入れたらええなと僕は思ってますけどね。もちろん滞納者の数、給食費の、どんどん減らし、それで残菜を減らす、全然ちゃいますやん、最初の目的と。だから、食育に沿ってないと思いますよ、この全員喫食。もうぼちぼち選択制を考えたほうがええと思います。お金の無駄、それから文化を全然大事にせえへんという部分で、大東市がほかの他市から見られますわね。
それと、あれですか、和食と牛乳を出して、食育というのはおかしいんちゃいますかと言いましたけど、何か牛乳の代替案は、大分たちますけど、いっぱい考える時間はあったと思いますけど、何かありますの、代替案、考えましたか、真剣に。
○大谷真司 議長 石川学校教育部長。
◎石川裕之
教育委員会学校教育部長 真剣に考えてございます。それで、全国で初めての導入になるかと思われますが、ある自治体で、給食を試行的に停止するという取り組みを今月から実施されております。その中の内容について、本市としても検証しているところなんですが、その牛乳の代替として考えられているのが、御飯及び魚、海藻類などの副菜の増量、さらに、それだけでは足りないということなので、家庭で牛乳を飲むようにというような指導を行っていくということでございますが、今月から始まったばっかりですので、検証についてはまだその結果を見た中でということになってございます。
○大谷真司 議長 14番・石垣議員。
◆14番(石垣直紀議員) 別にもう牛乳牛乳言うけど、牛乳なんか別に飲まなくても、カルシウムはちゃんと足りてるんですよ、今現在。だから、大人が良識を持って図ったらないと、和食と牛乳を食わして何が食育なんでしょうね。結局ほんまに真剣に考えてるとおっしゃってるけど、全然真剣に考えてるとは僕は思えないんですよ。代替案が一つも出ない。牛乳以外でいったら、コマツナやったらここまでのカルシウムがとれますけど、ちょっと足りませんでしたという話も全然ないじゃないですか。きのう、うちの幹事長、中河議員がおっしゃってたけど、1年半、何や聞きましたけど、ほんまにやる気があって仕事してるんかなと思われてもしゃあないんちゃいますか。本気で代替案を考えてるんですか。三条市がやっている、その様子を見る。本当は三条市さんがする前に大東市がやったらいいんじゃないの。何でも一番に踏み込むという気概を全然感じないんですよね、特に教育委員会。みんな本気ですよ。僕らも市民の代表として、市民の側に立って本気で言ってるんですよ。冗談ちゃいまっせ。
次、学力向上についてですけども、タブレットを導入されたということですけど、その後、どうですか、効果は出てますか。
○大谷真司 議長
松下学校教育部指導監。
◎松下佳司
教育委員会学校教育部指導監 今年度8月、機器の更新を機に、全中学校8校において、パソコン教室の42台ずつのパソコンを全てタブレット型に入れかえをいたしました。さらに、8中学校の全ての普通教室に1台ずつ導入し、合わせて全普通教室及び理科室等の特別教室に移動型の書画カメラや電子黒板機能を備えたプロジェクター、また、据え置き型のマグネットスクリーン等の周辺機器を設置し、格段の整備を図らせていただきました。従前からの教員の公務用パソコンの整備も含め、大阪府下においてはトップレベルのICT環境となっております。
導入後の効果についてですが、可動式のタブレット型パソコンと周辺機器の活用により、デジタル教材やインターネットの活用が恒常的に可能となりまして、よりクリアでリアリティーのある資料の提示が可能となったこと、また、子供たちの学習活動の動画や模範作品等をタブレットパソコンからスクリーンに投映したり、これまで以上に視覚的でわかりやすい授業へと改善が図られております。
○大谷真司 議長 14番・石垣議員。
◆14番(石垣直紀議員) 学力向上について、どれだけの理念、思いがあって取り組んでいらっしゃるかわかんないんですけど、この学力の向上について、シンプルに聞きたいんですけど、これが上がる上がらんというところの責任者って誰なんですか、学校教育部指導監、どう、誰ですか。
○大谷真司 議長
松下学校教育部指導監。
◎松下佳司
教育委員会学校教育部指導監 教育行政の職につく我々も含め、現場の教員、特に教員の仕事は、物づくりと違って、やり直しを命じられません。だからこそ、結果に責任を持つという厳しさが必要でありまして、学校現場とともにその厳しさを共有してまいりたいと考えております。
○大谷真司 議長 14番・石垣議員。
◆14番(石垣直紀議員) いや、共有はしてもらっていいんですけど、だから、責任は誰がとるんですかって。会社でもそうでしょ、営業で成績が上がらんかったら、その責任者がいますよね。だから、学力で上がらなかったら、誰が責任者ですかと聞いてるんですよ。
○大谷真司 議長 亀岡教育長。
◎亀岡治義 教育長 私は、教育長として、市内の全学校園、そして教育委員会の事務方のトップという位置にございます。そして、現行の教育委員会制度におきましては、教育委員会の教育委員長がございます。教育委員の中から教育長の選任がなされております。ここが今非常にわかりにくくて、来年4月から新しい改正法が施行されて、新教育長が施行されますと、教育委員会のトップと、こういう形になります。
議員御質問の誰が責任という問題でございますけども、当然教育委員会として私が事務をつかさどっておりますから、この全体の学校園の学力向上、学校運営も含めまして、私の責任のもとにおいて事務の進行を図っておりますので、このことにつきましては、学力がどうという一定のレベル以上上がらないとか、そういったことについては、私の責任のもとにおいてしっかりと取り組んでまいりたいというふうに考えております。
○大谷真司 議長 14番・石垣議員。
◆14番(石垣直紀議員) 教育委員会と教育長、委員長、教育長、何かあれですよね、今後また亀岡教育長、副市長と並ぶぐらいのポジションになるんでしょうけど、なるんやったらなるで、学力を上げてくださいよ。僕が思うてるのは、大東市で小学校1年生で、かわいい子ですよ、入学されて、それで、小学校卒業して、中学校行って、そして、中学卒業するときに、他市の学校に行っている子よりもやっぱり学力をつけてほしいんですよ。同じ時間過ごすわけじゃないですか。だから、そういう仕組みをつくってほしい。
それと、市長もやっぱりマニフェストに掲げてたんちゃいますかね。市長も肝いりちゃいますか、学力向上というのは。そうやったと思うんですけど。それであれば、本気出して結果を出さんとあかんのちゃいますか。市民もそれを期待してますし、市長も期待している。市長も選挙で選ばれてる、市民から。我々も選挙ということがあって、市民の代表なんですよ。市民はどう思ってます、大東市の学力は低いということで嘆いてるんですよ。これは流出の原因でもあると思います。僕らは子育て世代で、公立の学校が悪いから、小学校は、私立は行かれへんけれども、私立へ行かれへんけれども、公立、そう考えたときに、大東市を引っ越すという人はやっぱりいますもん、これね。それで言ったら、これからどうするんですか、何か特別な取り組みを考えてはるんですかね。
それと、学校教育部指導監や、目標値が僕は低いって一回指摘したんですよ。目標値が、皆さんは覚えてますか、大阪府の平均を目指すという目標を掲げてませんでしたかな、掲げてましたよね。大阪というのは、全国でいうたら大分ワーストですわ、下のほう、小・中。その大阪府の平均値を目指す大東市って何やろうと。何の仕事をされてんのかなと僕は思うてますよ。何でトップを目指さないんですか。その目標値の理由を聞かせてください。何でそんな低い目標値か。上がるはずないじゃないですか、市長も学力を上げてほしい、それで、僕らも子供たちのいい教育、学力をつけてほしいと思ってるのに、現場の教育委員会は上げる気がないんちゃいますか。答えてくださいよ、真剣に。
○大谷真司 議長
松下学校教育部指導監。
◎松下佳司
教育委員会学校教育部指導監 私も昨年度まで1校を預かっておる校長でありました。当然意識するのは全国平均、まずはそこを当たり前にクリアする子供を育てるということで考えてます。全国学力・学習状況調査では、子供たちにとって必ず身につけさせたい学力、それから、これから身につけてほしい学力に関する問題が当然出題されております。良問であります。当然大東市の子供たちも全国レベルで正答できるようにしてあげたいというのは切なる願いでありまして、最初のゴールであります。当然、議員御指摘のように、トップを目指す、高みを目指すというのは、常に持っております。そのためにも、新たな取り組みとして、学力向上に専門的に取り組む組織、体制づくりを新たに構築いたしまして、次年度、一丸となって取り組みを強化してまいりたいというふうに考えております。
○大谷真司 議長 14番・石垣議員。
◆14番(石垣直紀議員) いや、本当高みを目指してほしいんですよね。今もちょっとおっしゃってた、全国の平均って、それはあかんでしょ、そんなことを言ってたら。大阪府の平均で満足いかないでしょ、大東市民も。それがまた何を答弁されるかというたら、全国の平均って、何で平均ばっかり目指すんですか。トップを目指して頑張って、平均はあり得るけれども、平均目指して平均なんかあり得へんじゃないですか。
市長は市長で市民の代表、我々も市民の代表、みんな思いがあるんですよ。その中で、そういった感覚でおってもうたら、僕は困ると思いますよ、はっきり言うて。絶対上がらへん。本気度が全然、学校教育部指導監、伝わってきません。僕は本当に思うてるんですよ。かわいい子供たちですよ、小学校、中学校、何も汚れもない。教え方とちゃいますか。この間、あなたの部下と話しましたけど、全然伝わってけえへん、やる気が。全然伝わってこないですよ。そんな部下に対して容認しているんですか、亀岡教育長も。僕やったら許されへん、上司やったら。
僕が勉強してるんですかいうて、秋田市はずっとトップですよね、御存じですよね。秋田に学んだら僕はいいなと思うんですよ。何でかいうたら、これを見てくださいよ。沖縄ですよ。沖縄はずっと全国で最下位やった、学力が、小・中。6年連続で最下位、47位。その中で、短期間でこれだけ学力を上げたんですよ。何でかいうたら、御存じやと思うけど、秋田県を交流をとったんですね。トップの秋田県と交流を持って、何とか自分のところの、あれですよね、沖縄に落とし込もうって努力した。その結果、見てくださいよ、短期間ですよ、これは。があっと上がってる。だから、トップに学ぶ、高みを目指すというところがあるからですよ。
視察に行きましたか、どこか、ちょっと聞きたいです、どこか行きましたか。
○大谷真司 議長
松下学校教育部指導監。
◎松下佳司
教育委員会学校教育部指導監 高みを目指しております。今年度実際に指導主事による福井県への研修視察ということで、既に2度実施しておりまして、我々事務局で共有化を図っておるところですが、今後各学校現場の学力向上担当者も引き連れて、まずは福井県の教育に学びたいと思います。理由は、当然秋田も福井も視野に入れておりますが、福井県につきましては、学習規律の徹底等、何事にも頑張る精神の育成が貫かれておりまして、学校文化によい意味での厳しさが充満しております。大東市の授業づくりの方向性というのは、秋田県に相通ずるところがありまして、目指す授業をより進化させるためには、学習者としてのまず個を鍛えると、りりしい学習者を育てると。それが今大東市には必要であるということで、体力面でも小学生5年生、中学生2年生、ともに福井県はトップであります。そういうバランスのとれた福井県にまず学ぶというところで、今視察を考えております。
○大谷真司 議長 14番・石垣議員。
◆14番(石垣直紀議員) 僕から言わせたら、もう全然だめ。見てくださいよ、秋田は1番でしょ。2位は福井ぐらいでしょ。何で2位に学ぼうとする、もうその時点で僕からしたらもうだめ。1位と2位の差って、どんだけあるか知ってますか、世の中で。そういう感覚はお持ちじゃないんですか。1位と2位で全然違うんですよ。オリンピックを見てたらわかるでしょ、金にこだわっている人なんか、銀メダルで泣いてるんですよ。そんな感覚がなくて、子供たちの学力を上げられるのかなと思いますね。聞いたんですよ、部下に、学校教育部指導監の。何で秋田に行かへんのやというて。1番に学んだらええんちゃうかって、何で福井、2番手に学ぶんやというて。何て答えたと思いますか、あなたの部下。秋田は遠いですから。そんな姿勢で本気かと思えないんですよね。僕はもう子供たちがかわいそうで仕方ない、同じ時間を費やして、学校に行くのに。遠いから、沖縄の人は偉いですよね、沖縄から秋田のほうが遠いんちゃいますかというて言いましたけど、黙ってはりましたわ。そんな部下に対して指導もできへんでしょ、亀岡教育長も。みんな本気でやってくれよというあれはあるんですか。きのう、品川議員もおっしゃってた。子供たちにどうやって、どういう姿勢で臨んでるんか、お聞きになった。僕は非常にもう気持ちがわかりました。彼も市民の代表で本気、僕も同じ気持ちですわ。その裁量権を持っているのは教育委員会じゃないですか。何で本気でやってくれへんのかな。
それで、結果が出されへんのやったら出されへんで、その席を誰かに譲ったらええと思うんですよ、僕は。僕の仕事に対する考え方ですけど。我々も市民に対して求められへんようになったら議員をやめますよ、やめざるを得ない。何ですか、結果が出えへんかったら、俺はあかんねんな、能力がないんやと思うたら、能力のある人のやつに席を譲ったらいいじゃないですか。僕はそれぐらい厳しくやってほしいんです。
どれぐらいで結果を出せるということを考えてらっしゃるんですか。僕らは求めてますよ、市長も。どういうビジョン、どういう期間で思うてるんですか。亀岡教育長、答えてくださいよ、短目で。
○大谷真司 議長 亀岡教育長。
◎亀岡治義 教育長 学力の結果、先ほど学校教育部指導監からも答弁がございましたけども、画一的に全国の学テを今物差しにするという、ここが世間の風潮にもう陥っております。そもそもの目的はそうではなかったんですが。しかしながら、そういう風潮の中で、大東市の数値をどう上げていくか、これについて、新しい、先ほど学校教育部指導監から答弁がありましたように、一定の外部の力もかりながら、新年度から新体制で臨みたいというふうに思っています。少なくとも私の任期中、この中で、一定の結果を出したいということで今頑張るつもりでございます。
○大谷真司 議長 14番・石垣議員。
◆14番(石垣直紀議員) それと、前回質問させてもらいました体育館の使用ですね。体育館の使用が、もう偏った団体が独占していると。それに対して、もうしっかりもう透明性持ってシステムをつくってほしいということを大分前に言いましたけど、全然できてないですよね。きのう、納得いきましたよ。中河議員がおっしゃったように、1年半待っても全然動けへん。全く同じ。あれはいつできるんですか。いつするんですか。
それで、仕事をするときに、亀岡教育長、その仕事するんやったらいつまでにできるのやって、そういう、何ですか、仕事の仕方しないんですか。いつできんねん、どこまでできてんねん、もう期日が迫ってるでと、期日を切らないですか、仕事する上で、皆さん。石川学校教育部長、答えてください、期日を指定しないんですか、部下に任せてるでしょ、部下に任せてて、おい、もうそろそろできんのかいうて、期日を切ってるんですか、切らないんですか。
○大谷真司 議長 石川学校教育部長。
◎石川裕之
教育委員会学校教育部長 期日は切ってございましたが、結果として、システムにちょっとふぐあいがあって、今上げれてない状況でございます。
○大谷真司 議長 14番・石垣議員。
◆14番(石垣直紀議員) ちょっと話は変わりますけど、これを見ていただいて、市役所の食堂ですよね。食堂がなくなるみたいなことをおっしゃってて、僕もあんまり気に入ってなかったんですけど、なくなったらなくなったで、何か寂しいな思うて。それが一つと、これは役所の上の国旗と市旗なんですけど、もう右足がもうぼろぼろなんですね。
○大谷真司 議長 間もなく時間ですので、まとめてください。
◆14番(石垣直紀議員) その言葉が邪魔やったね。
ぼろぼろなんです。だから、これはやっぱり国旗というのはきれいじゃないとだめですから、かえてくださいね。よろしくお願いします。
以上です。
○大谷真司 議長 暫時休憩をいたします。午後1時から再開をいたします。
午前11時45分休憩
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
午後1時再開
○大谷真司 議長 それでは、休憩前に引き続き会議を開き、一般質問を行います。
次に、一問一答方式で、13番・飛田茂議員。(拍手)
◆13番(飛田茂議員) (登壇)こんにちは。日本共産党の飛田茂です。多数の傍聴者の皆さんもお寒い中、本当に御苦労さまです。
12月14日の総選挙で、日本共産党は比例代表選挙で606万票、11.37%を獲得し、20議席を獲得しました。さらに、沖縄1区で赤嶺政賢候補の勝利をかちとり、合わせて改選8議席の2.6倍を上回る21議席となりました。この選挙結果を見て、自民圧勝と評価する向きもありますが、これは事実と異なります。自民党は、公示前の議席を減らしています。政党の力関係を最も端的に示す比例代表選挙での自民党の得票率は33%にとどまっています。自民党が議席で多数を得たのは、何よりも大政党有利に民意をゆがめる小選挙区制によるものでしたが、それをもってしても議席をふやせなかったのです。さらに、安倍政権に最も厳しく対決した日本共産党が躍進したという事実も民意の重要なあらわれです。そして、沖縄の四つの小選挙区で新基地反対の候補者が全て勝利し、県民を裏切った自民党の候補者全てが破れたことも極めて重要な民意として重く受けとめるべきでございます。安倍政権がこれから進めようとしていることは、消費税10%、アベノミクス、集団的自衛権、原発再稼働、沖縄新基地建設、どれをとっても国民多数の意思に背くものばかりです。それを強行しようとするならば、大きな矛盾が噴き出すことでしょう。日本共産党は、新しい国会で総選挙で獲得した新たな地歩を縦横に活用して大奮闘するとともに、あらゆる分野で一致点に基づく共同、一点共闘をさらに発展させ、国会内外での力で安倍政権の暴走を包囲し、日本政治を変えるために頑張り抜く決意を表明して、一般質問を行いたいと思います。
まず、初めに、かわまちづくり、水辺プラザの創出についてでございます。
今大東市内、とりわけ山間部にあります砂防堤について、その数や砂のたまりぐあいなど、状況について教えてください。
また、砂防堤の維持管理についてはどうなっているでしょうか。
次に、市営住宅の活用とまちづくりについて伺います。
飯盛園第2住宅など、あるいは嵯峨園1棟、2棟など、政策空き家や、あるいは今ある市営住宅の現況について伺います。
3番目に、手話リンピックについてでございます。
手話言語条例の制定に係る大東市の進捗状況とその概念はどのように捉えているか、伺いたいと思います。
以上、再質問の権利を留保して、質問席より行いたいと思います。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 (登壇)最初に、砂防堰堤についてお答えいたします。
大東市には、山間部からの急激な土砂などの流出を防止することを目的に、30カ所の砂防堰堤がございます。大阪府は、砂防堰堤の状況を把握するため、3年に1度現況調査を行い、施設の維持管理に努めているとのことでございます。また、今後も災害などを未然に防止するため、継続した調査を実施し、適正な維持管理に努めていくとの回答がございました。
次に、飯盛園第2住宅につきましては、昭和40年代に建設された簡易平家建てを含め、以前より事業化を見込む方針があり、平成19年度から空き家の募集を停止しております。空き家の状況としまして、管理戸数144戸のうち54戸が空き家となっております。飯盛園第2住宅以外の住宅の空き家につきましては、毎年8月に募集しております。今年度の募集が終わりましたので、現在楠公園住宅につきましては、管理戸数40戸のうち4戸が空き家であり、空き家率は10%となっております。また、嵯峨園第2住宅につきましては、管理戸数40戸のうち15戸が空き家で、空き家率は38%となっております。最後に、嵯峨園第3住宅につきましては、管理戸数16戸のうち3戸が空き家で、空き家率は約19%となっております。
以上でございます。
○大谷真司 議長 北崎福祉・子ども部長。
◎北崎忠良 福祉・子ども部長 (登壇)手話言語条例の制定につきましては、現在聴覚障害者を含む幅広い分野からの市民にお集まりいただき、御協議いただいております。条例制定に向けた考え方といたしましては、聴覚障害者を理解した上で、手話の理解、普及促進を進め、誰にでもわかりやすい全市民を対象とした条例とする予定でございます。
○大谷真司 議長 答弁は終わりました。13番・飛田議員。
◆13番(飛田茂議員) それでは、再質問を行いたいと思います。
まず初めに、ちょっと市内の砂防堤について、これを直轄しているのは府だと思うんですけれども、今の答弁では、30カ所というふうになっていました。その同じ府が出している資料では、本市における危険渓流1、要するに保全人家が5戸以上ある場合ですね、これだけでも35。危険渓流2、保全人家が1から4と、これが5カ所。それに準ずる渓流として1カ所。合計41カ所あるというふうに報告資料ではあります。これの食い違いはどう理解したらいいですか。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 先ほど議員がおっしゃった41というのは、41渓流という把握をしております。先ほど30カ所とお話しさせていただいたのは、41渓流のうち12渓流に30カ所の砂防堰堤が築造されてるという意味でございます。
○大谷真司 議長 13番・飛田議員。
◆13番(飛田茂議員) すると、35渓流のうちの12渓流以外の部分については、人家が5戸以上あっても、砂防ダム等の堰堤はつくられていないということですか。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 単純に申しますと、そういうことになります。
○大谷真司 議長 13番・飛田議員。
◆13番(飛田茂議員) 保全の人家が5戸以上あるというところですが、そういった人たちの財産、あるいは命に及ぼす影響は、ここでは考慮しなくてよいというのか、されていないというのか、その辺はいかがですか。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 砂防事業自体、大阪府が管轄しております。それで、平成26年度の砂防施設関係の大阪府の予算自体が約30億円ぐらいだったと記憶しております。そういう状況の中で、今、議員がおっしゃられているような、やはり優先順位を決めて大阪府は整備しているものと推定しております。ただ、41渓流全てを整備していくには余りにも事業費がかかるもんだとは思いますけども。
○大谷真司 議長 13番・飛田議員。
◆13番(飛田茂議員) 安心して、安全で本市に住んでいただくといった場合に、直接その危険渓流近辺に家を建てるとかということがないにしても、イメージとしては、数年前には市内同時に4カ所ほどが土砂災害に見舞われたり、それ以降も続いているというイメージを払拭し切れなくなるんじゃないかなと。つまり、自分が直接住もうとする場所じゃない、あるいは住んでいる場所ではないにもかかわらず、そういったニュースや何かを聞くたびに、大東市、あるいは大阪府がそういった手を打ってくれてないんじゃないかな、そういう疑問を市民、あるいは府民は抱くんじゃないかなと思いますけど、いかがでしょう。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 全国的に砂防の施設をつくるとなると、相当なる費用がかかります。そういう状況の中で、土砂災害防止法という法律ができております。ハード事業では追いつかない、では、ソフト事業で一定エリアを指定して、そのエリアについての避難体制を組んで、少なくとも人命だけは助けようということで、土砂災害防止法ができたというふうに聞いております。ですから、今の時間をかけずにできる対策として、土砂災害防止法による避難体制を組んで、人命だけは守っていくということで今進んでいると思っております。
○大谷真司 議長 13番・飛田議員。
◆13番(飛田茂議員) 本市では、直接、とりわけ府の予算については難しい面もあるかとは思いますけれども、府の予算については後で触れますけれども、やはりそういった人命優先、あるいは市民の財産というものも同時に考えていくべきではないかなというふうに思います。
今お示ししているのは、大東市の北東部の堰堤の幾つかなんですけれども、ちょっと時間の関係で、全てについてはお伺いすることができないと考えて、一番北からという形で思っています。
大きな字で北条の森と書いてある丸いところ、そのすぐ上に赤い家の形があります。これが北条の青少年の教育センターの位置です。今からお見せする写真がその一番下、右下に矢印で示してます堰堤、妙見谷堰堤という。
○大谷真司 議長 暫時休憩いたします。
午後1時13分休憩
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
午後1時17分再開
○大谷真司 議長 それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。
13番・飛田議員。
◆13番(飛田茂議員) 今お示ししているのが、青い屋根、かまぼこ形に見えています、これが青少年センターの体育館ですね。すぐ南側を流れている堰堤の草ぼうぼうのところが見えます。その下、下流部に行きますと、城ケ谷砂防ダム自治会からのお願いという掲示板がされている、もう一つの砂防ダムがございます。ここには、生き物がいるから、ごみや何かを捨てないでください、この役員がまたユニークで、これは1999年7月吉日となっていますけれども、誰からも落書きされることもなく、今日でもこれほど鮮明に読まれるということは、この地域、あるいはここを通る人たちの意識のあらわれかなというふうに思っています。
これが上から見たその砂防ダムの状況です。
次にお見せするのが、先ほど妙見谷というふうに御案内した北条4丁目の山間部にある、見上げる形で見ていますから、かなり大きな砂防堤でございます。これではちょっと見にくいかもしれません。真ん中の下のほう、水が出ているところから真上にかけて、大きなクラックが入っています。それをアップしてみると、このような状態です。このクラックについて、今回特にお聞きしたいということで思っています。
砂防ダムの山側、ダムの内側からすれば、外側に向かって大きな水の流れ、勢い、それがやがて経年変化で土砂がたまって、同じように外側に向かって大きな力が加わっている結果、こういった真下から真上に貫くようなクラックが入っているというふうに考えられるんですけれども、その辺の認識はいかがでしょうか。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 私、議員に質問をいただいてから、この現場に行ってまいりました。上のほうの銘板に昭和48年に竣工という形で記載されております。それから推定しますと、昭和41年ということの経過した構造物であるというふうに考えております。それで、この写真を撮って、大阪府の枚方土木事務所にこれについての見解を聞いております。それで、3年に1度ということで先ほど御答弁させていただきましたが、平成25年に全堰堤を調査しております。それで、現状、機能上は問題はないという回答を大阪府のほうからいただいております。
以上です。
○大谷真司 議長 13番・飛田議員。
◆13番(飛田茂議員) 現状のままいけるかどうか。
次の写真は、これを上から見たところですね。明らかに天板の部分にもクラックが入っています。左が丸太ん棒が立てかかっていますけども、そこから真下に、要するに裏から表まで貫いて、上から下まで貫いて、大きなクラックになっています。これで異常なし、このままいけるというふうにはちょっと思いにくいというのが、通報いただいた市民の方の御意見です。この下には、楠木台の方たちが住んでおられて、とても心配だから、一遍見てもらってくれということで、今回の一般質問にもつながったわけですけれども、そういった不安というものを払拭するための施策が何か必要じゃないかなというふうに思います。
先ほど予算の問題、優先順位をつけてやらざるを得ないんだと。そして、危険なところからやっているんだという答弁がありましたけれども、41渓流の30カ所しかできていないということの背景には、この予算の問題が大きいと思います。関連予算の推移として表、グラフが、これは大阪府で、これは砂防じゃなくて、一般な防災全般、治山治水全般の予算なんですけれども、とりわけ半減しているという様子は見てとれると思います。平成20年には、ほんまにピークから見たら半分以下になっているという状況、3分の1近くまでという部分もありますけれども、こういう状況で、幾ら優先順位をつけてやってますとか、あるいは適正な管理を行っていますとか言われても、にわかにこれは、ああ、よかった、これで安心だというふうにはならないと思うんですけど、その辺いかがでしょう。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 今、議員が提示していただいているのは、恐らく大阪府の予算だと思うんですけども、先ほど御答弁させていただいたとおり、それなりハード整備、道路整備、それから防災面も含めて、かなりの事業費は要るのは事実です。ただ、それをこういう形で減ってきているのも事実ですけども、本市としては、当然40渓流あるうちの一つでも早く安全に事業をしていただくという要望は当然やっていきますが、直近の課題としては、やはり先ほど申しましたように、人命を守るというふうな方向でかじをとるべきなのかなとは考えております。
以上です。
○大谷真司 議長 13番・飛田議員。
◆13番(飛田茂議員) 本市だけではもちろん、まして府の予算上の問題ですから、限界はあると思いますけれども、やはりこれから人口流入を図って住みやすいまちづくりをしようとしているときには、大きな足かせになってくるんじゃないかなというふうに考えています。
ここの堰堤からハイキング道を上がりますと、ここの管理も楠木台の人じゃなくて、里山のボランティアの関係の方たちが整備してくださっていますけれども、これは北東部から北西に向かって見たところです。下に先ほどの青い体育館の屋根が見えてると思いますけれども、このあたり一帯、ちょうど飯盛城址の北のほうの、最北端は四條畷市になりますけれども、位置しています。こういった位置づけから見れば、この砂防ダムからさらにハイキング道を見て、ほぼ明石海峡まで見渡せられるような、そういった景色のよい道を歩いて、さらに、飯盛城址を訪ねて、南へ行く。できれば、帰りには野崎観音から野崎駅を利用していただくというようなコースを含めた土地の活用というものができるんじゃないかなというふうに思います。そういったところについて、歴史遺産の活用という視点とあわせて、大東市ではこういったハイキングコースや何かの創設とか、そういったものはお考えでしょうか。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 今、飯盛城の関係で調査等をやられてると思います。そういう状況の中で、それをどう生かしていくのかということも含めて、もし仮にそこまで行く、今あるルート以外のもので、ハイキング道路を整備する必要があるのかとか、その飯盛城のことを中心に周辺のことについては考えていくべきかなとは思っております。
○大谷真司 議長 13番・飛田議員。
◆13番(飛田茂議員) 先ほどお示ししました地図、これは四条畷駅ですね。それから、今写真を撮った妙見谷や、その北側にある北条の森、残念ながら今は全く手つかずの状態で、公社解散の後、本市でどんな事業を行うかというのを決定を待っている状態ですけれども、先ほど言いましたように、青少年の教育センターや、あるいはこういった見晴らしのよいところ、あるいは歴史遺産をつなぐ上では、物すごく重要な位置づけになると思いますけれども、その辺の認識はいかがでしょう。
○大谷真司 議長 田中総務部長。
◎田中祥生 総務部長 北条の山手にあります3Pでございますとか、北条緑地とか、この辺のことについての御答弁ということでさせていただきます。
この当該地につきましては、どういった活用方法が市民の皆様にとって付加価値のある最も有効的な活用であるのかといった視点、それともう一つは、市全体の財産を都市計画的な観点から総合的に見た視点、こういったものをあわせまして、さまざまな角度から検討をしてまいりたいというふうに思っております。
○大谷真司 議長 13番・飛田議員。
◆13番(飛田茂議員) 次に質問する市営住宅も実はこの北条の森の西側に多くあります。そういったところに、本市で今一番力を入れている子育て世代の流入とか、あるいはしやすいまち、子育てをしやすいまちをつくっていくという意味でも、今の答弁以上に、何とかここを活用する、それをいかに活用するかということの策定が急がれるところだと思います。
もう一つ、堰堤としての機能ですけれども、今幾つか写真の中で、一つしか残さなかったんかな、この丸太の写っているところですね。ちょっと済みません、ここではもう切れてしまってますね。この左側、この高さでずっとダムがもう砂や石ころで埋まっている状態なんです。ここの一定の掘削、あるいはしゅんせつといいますか、を行うことの計画はありませんか。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 一般的に砂防堰堤に堆積した土砂というのは、もともと急勾配のところにつくられておるんですが、堆積土砂がある関係上、河道の勾配は緩くなる。次に堆積した土砂がおもしとなって、両側ののり面を強化されるという一つの効果がございます。
それと、大阪府に、先ほど議員がおっしゃった堆積土砂を取る予定ということについてもお聞きしましたが、現段階では、取る予定はないとのことでございました。
○大谷真司 議長 13番・飛田議員。
◆13番(飛田茂議員) 要するにダムが一つの支えとなって、上流にたまった部分、トータルで見ると、傾斜が、傾斜そのものが緩くなるという効果を、いっぱいになっても発揮し続けているんだという御説明については、理解のできるところですし、そういうそれが常識だというふうに僕も思っていましたけれども、このたび、大阪府の河川管理責任者や砂防関係者や、何人かと懇談を持つ機会がありまして、そこでお伺いしたら、しゅんせつすることによってその機能がより拡大されるという面はありますよと。予算がないから返事はできませんけどという冷たいあれでしたけれども、やはりここでも大阪府の莫大な予算をどこにどう回すかということによっては、こういう道も開けてくるんじゃないかな。そして、先ほど言いましたように、ダムの内側から堆積した土砂は絶えずダムを外側に押し続けているんですね。それが一定しゅんせつされることによって、その力がなくなり、水がたまったときにはもちろん水の分は押し出されるわけですけれども、この堰堤の延命効果も出てくるというふうに考えます。その意味では、ぜひともしゅんせつも視野に入れて、予算要望といいますか、府の予算そのものをふやしてもらえるように、働きかけを強化していただきたいなというふうに思います。
と同時に、大阪府の予算の状況はこれで、平成26年度になると、もっと低いんですけれども、こういう状況だけじゃなくて、こういったかわまちづくり支援制度、これはもう国交省の所管になりますけれども、ちょっと小さくて読みにくい部分ですので、読ませていただきますと、観光などの活性化につながる景観・歴史・文化等の河川が有する地域の魅力という資源や地域の総意としての知恵を活かし、地方公共団体や地元住民との連携のもとで立案された実現性の高い河川や水辺の整備・利活用計画による良好なまちと水辺が融合した空間形成の円滑な推進を図るという支援制度がございます。これらは、今おっしゃった保全計画や何か等の視野に、あるいは選択肢に入っていますでしょうか。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 議員の御質問に答えれてるかどうかはわかりませんけども、今、野崎中川の導流堤がイメージ的には堰堤がちょうど交差、たがいちどりに入っておりまして、その一部が散策をしたりできるような形になっております。そういう意味では、先ほど御説明いただいた内容は、今お話ししました野崎の中川の導流堤みたいなイメージなのかなとは思っております。
○大谷真司 議長 13番・飛田議員。
◆13番(飛田茂議員) そうですね。野崎中川はさらに言えば、コンクリートむき出しの堰堤ではなく、表面は木材でできていますし、互い違いの一番下の水たまりを設けたところでは、蛍を飛ばそうということで、地元の方たちが蛍の飼育の仕方とかということをわざわざ地方へ研修まで行いながら、努力されているところです。まさにそういった水辺の文化やよさ、あるいはそれは行く行くは教育関係でも生きてくる環境づくりになってくると思うんですけれども、そういったものを行う予算が府になければ、国のこういった支援制度を活用すべきだと思います。
これの対象としては、地域の総意としての知恵を生かした計画を対象とする、利活用の方策が地域において明確となっているものを対象とする、3番目に、施設の維持管理に地域の協力が得られるものを対象とする、まさにこういった対象の条件としては本市ではクリアできるんじゃないかなというふうに思いますけど、いかがでしょうか。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 市のほうで施設をつくって、あと、地元の方々に維持管理をしていただくという、今そういう、一部でそういう事業をやっております。せせらぎ事業がちょうどそういう事業のイメージなんですけども、そういう意味では、ちょうど言われてるかわまち支援制度というのは当てはまってくるかなとは思いますが、ただ、野崎の中川の導流堤のような、ああいう大きな広いスペースがある箇所、渓流の近くにある場所ということになると、なかなか難しいのではないかなとは思っております。
○大谷真司 議長 13番・飛田議員。
◆13番(飛田茂議員) 一つは、野崎中川については、大阪府のグリーンベルト事業、こちらの活用でつくられております。今国交省の例も紹介しましたけど、その出どころはどこに限るという意見を言うつもりはありませんけれども、ただ、先ほどお示ししたように、ここは北条の青少年教育センターの稼働率たるや、物すごいいっぱいいっぱいいつも子供たちが来て、バスケットしたいと思っても、本当にその場所を探すのが苦労するぐらいの状況がありますけれども、ここから、先ほど申しました北条の森、そして、できれば
野外活動センター、そういったルートをにらんで、もう一つは、先ほど言いました歴史、要するに飯盛山城の跡地の活用というふうにしていきますと、この北条の森を考えれば、かなり大きなそういったスペース、水辺プラザといいますか、今は何か川の駅というのがはやっているそうですけども、そういった計画が導き出せるんじゃないかなというふうに思っています。ぜひとも御検討を積極的にお願いしたいと思います。
時間の関係もありますので、次の市営住宅のほうに入っていきます。
ごめんなさい、もう一つだけ、これは、以外のところ、これは北条神社の前の川ですね。これも昭和49年度、その近くにあるところ、宮谷川って書いてますけど、これも昭和47年度、同じような老朽化という問題を抱えているんじゃないかなというふうに思います。この写真は、八尾の東山本小学校の児童らが砂だんごを投げ込んでますけれども、そこで
自然由来の活性酵素を水質浄化のために、そして、その後、環境がどう変わったかという調査をしたり、学習をするために行っている活動です。市の一般行政と教育行政とがやっぱり手をつないで、こういった良好な水辺の環境プラザをぜひともつくっていっていただきたい。そこに動植物が戻ってくれば、大いなる体験学習につながるんじゃないかなというふうに思います。どうぞよろしくお願いします。
市営住宅の活用とまちづくりなんですけれども、政策空き家については伺いました。これは、今54棟ですか、あきができているという状態ですけれども、こういった方が御本人が出ていくという意思を示さない限りは、退居させて、そこに新たなものを建てるということはできないと思いますけれども、ただ、黙って待っているだけで、もう何年ぐらいたってるんですかね、まず、政策空き家に決定してから。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 平成19年から募集は停止しております。
○大谷真司 議長 13番・飛田議員。
◆13番(飛田茂議員) 今後もただただ待つだけというのではなく、積極的に、先ほど紹介した河川の麓でもありますし、美観も含めた住環境の整備ということが求められているところですけれども、そういったところの方も一つ。
それと、もう一つは、今写真にありますように、急傾斜地ですね。もう一つの写真もそうですけれども、これも教育センターの前の坂ですけれども、こういったところに住んでる方、実は御主人が人工透析を受けなあかんようになったと。それで、戸口までは迎えに来てくれるけれども、この坂を一定おりなあかん、そこがすごく大変だとかいう声もありますし、何よりも病院や買い物や市役所や、そういったところに出かけるのも大変だと。今度、交通網の整備についても検討はしてくれているけれども、日常生活をしていく上では、やはり下のほうに住みたいなと。できれば1階部分があいていれば、そこに移りたいんだという要求があります。
それから、先ほどの楠木台では、持ち家をお持ちで、娘さんの介護をされているもう90近いお母さんが、もういよいよ膝が痛くなって、5丁目のチャーチの名前は忘れました、教会の前の坂道をずっと上がって毎日生活をするのはもうとても困難だと。市営住宅や府営住宅に申し込もうと思っても、家があるからということでなかなか当たらないんじゃないか。もし何だったらその家を手放してもいいから、大東市がくれというんだったら、もう差し上げてもいいから、下のほうの平たん地の住宅にかわることはできないのかという声がたくさん上がっている地域でもございます。
そういった住みかえといいますか、引っ越しといいますか、そういったことの奨励というのは考えておられますでしょうか。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 まず、市営住宅間の住みかえと申しますか、そのことにつきましては、身体的な理由などにより、車椅子常用者になられた方などを含めて、階段の上りおりが困難な理由などにより、日常生活に支障のある場合につきましては、個別に御相談を受け付けております。下の下階や車椅子常用者世帯向けの部屋などのあきがあれば、そちらのほうに住みかわっていただいております。
それと、持ち家がある場合、市営住宅に申し込めないかというお話につきましては、あくまで公営住宅法にのっとって現在市営住宅の空き家募集を行っておりますので、その基準に適合してない方については、申しわけないですけども、申し込みはお断りしている状況でございます。
○大谷真司 議長 13番・飛田議員。
◆13番(飛田茂議員) 特に後のほうの答弁なんですけれども、持ち家がある場合はできないということなんですけれども、その持ち家を手放して一度野宿生活に移って、たまたま当たったら入居できたということは現実的ではありませんよね。そういった人たちにも何らかの手だてが打てないかなというふうに思います。
同時に、いざ災害があった、とりわけ地震とか、山津波と呼ばれるようなことがあって、緊急に避難をするようなときでも、高齢者ほど、上におれば避難に時間がかかってしまうという現状もありますから、そういった防災、減災の視点からも住みかえ奨励については、何らかの形をとっていただきたいというふうに思います。何らかの形というのは、ちょっと漠然とし過ぎていますけれども、あらゆる法がありますけれども、そういった中で可能性というものは一路見えているんでしょうか。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 やはり公営住宅を希望される方は、毎年たくさんいらっしゃいます。その中で、申し込みしていただいて、抽せんという形をとっております。そういう状況で、先ほどおっしゃった持ち家がある方については、やはり申し込みをお断りせざるを得ないなとは思っております。ただ、今、山手のほうに住まれてる方並びにその近辺については、かなりの空き家が出てきておりますのも事実です。その辺については、まず、空き家を調査させていただいて、どこにどれだけの空き家があって、どういう状況になっておるのかというところからまず検討に入っていきたいというふうには考えております。
以上です。
○大谷真司 議長 13番・飛田議員。
◆13番(飛田茂議員) 先ほども楠公園で4戸、嵯峨園のほうで15戸、結局8月の公募をもってしても空き家のままと。これは本年に限らず、もう長年続いてきている傾向だと思うんですけども、満杯というか、全室入居者が入ったというようなことってありますか。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 先ほど4戸、15戸とか、3戸とかお話しさせていただきましたが、募集をするときに、募集数を決定するのは5月、6月ごろに決定させていただきます。その後、仮に空き家ということで空き家になっているケースもございます。ただ、原則市としては、先ほどの飯盛園第2住宅を除けば、全ての空き家を募集するという原則にのっとって募集をさせていただいております。
以上です。
○大谷真司 議長 13番・飛田議員。
◆13番(飛田茂議員) その募集も年に1回、8月、それも直前まで何日ということがわからない、市民に知らされないという中では、なかなか住まいを決めるという大きなイベントの中では、応募するほうもなかなか決断がつかないというようなことがあるかもしれません。随意募集ができるところにより近づいていただけるように、ここでは要望しておきたいと思います。
本市の、大東市の
住宅マスタープランの案のところでも、住宅の課題として、防災性を高めるための住宅建築、あるいは改築の推進というふうにありますけれども、そこでお伺いします。若い人たちが今の間取りじゃなくて、あるいは壁紙じゃなくて、自分たちの好きなようにリフォームをして入りたいとしたときに、でも、費用が高過ぎて入れない。でも、このままじゃ住む気がないねということにならないためにも、若者や、あるいは子育て世代の入居のリフォームに対して、この市営住宅、ほかのプランはちょっと出されているんですけども、市営住宅でもそういった支援というものはあるんでしょうか。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 現在の市営住宅につきましては、公営住宅法にのっとって管理運営、募集等をさせていただいておりますので、やはり公営住宅という位置づけからすると、リフォームに対する、リフォーム自体問題があるものと考えておりますので、補助ということは難しいかなとは思っております。
○大谷真司 議長 13番・飛田議員。
◆13番(飛田茂議員) 法の遵守、守らなあかんということはわかるんですけれども、やはりそこが逆にネックになって空き家状態が長年続くと。もう7年も続いているというような状況というのはいかがかと思います。その辺もぜひとも検討していただきたい。とりわけ子育て世代の導入を図るには、ここは比較的、四条畷駅にも近いですし、学校とか、いろいろな公的施設も多いところですから、そういった補助、手当てをしっかりすれば、人口流入に大いに貢献できる地域じゃないかなというふうに思います。時間がないので、済みません、そこは要望しておきます。
3番、手話リンピックという形でちょっと提案をさせていただいてますけれども、大東市でも意見書として手話言語の条例をするべきだと。本市でも、先ほど答弁いただいたような状況で、今その準備が進んでいるということですけれども、県単位で手話言語条例を導入した鳥取県がさらに先を行ってまして、ことしの11月23日、今ごらんいただいているようなチラシ、これはウエブ上でもホームページや、あるいはフェイスブックを持っていまして、告知をされ、大変にぎわいを見せて、さらに理解を深めるというところまで行ったんじゃないかなと思います。
この取り組みというのは、パフォーマンス甲子園、甲子園というくらいなんで、高校生がメーンですけれども、当然老若男女来ておりますし、ウエブで1回だけの配信ですという断りがあって、動画でも配信されました。まさに医療的ケアが必要な重度な障害のある人から、そうでない人まで含めて、おもしろいパフォーマンスや落語みたいな、そういうネタ、漫才みたいなネタとかというものも含めて、とりわけダンスなんかでは、全く耳が聞こえないのにどうやって息を合わせたんだろうと思われるぐらいのすばらしいステージを見せてくれていました。ここには、全国規模で取り組んだからかもしれませんが、NHKで放送されている「バリバラ」という番組がありますけれども、そこのレギュラー陣も多数協力参加をしておりました。僕はちょっと芸能人の名前は疎くて、例を出せないんですけれども、かなり有名な方たちもここにはかかわってくださいました。
手話がわからないことがもったいない、あるいは手話のできない自分がここにいることが恥ずかしいと思うというような環境だったというウエブサイトの書き込みもありましたけれども、まさに今国連的には障害者、健常者というふうに言うけれども、障害者が障害者として見られていること自体がおかしいんだと。障害のあるなしかかわらずということもある意味、もうそういう時代を超えてほしい。障害者が何の違和感もなく、ともに暮らせる状態がない社会が障害を持っているんだというような認識が国際的には広がってきています。そのことについては、いかが考えてますでしょうか。
○大谷真司 議長 北崎福祉・子ども部長。
◎北崎忠良 福祉・子ども部長 障害者の共生、障害者が共生して、ともに生活していくような社会の実現ということがうたわれておりますので、今まさに飛田議員がおっしゃった障害のある人も、あるいは我々健常者もともにより過ごしやすい社会を目指していくということだというふうに考えております。
○大谷真司 議長 13番・飛田議員。
◆13番(飛田茂議員) 今そういった、例えば幻覚、幻聴、幻視が見えてしまうような人が主人公となって映画がつくられていて、そのエンディングで、一つの果物みたいな、要するに木の実なんですけれども、が示されて、これを食べたらあらゆる障害がなくなります。ただし、今まで苦しんでいたその記憶も一緒になくなります。あなたは食べますかというふうにやる場面がありますけども、ここで何が問われるかというと、そういったハンディキャップを持った人たちがこの社会の中に自分の存在感、いてもいいんだろうかどうだろうか、あるいは今まで受けてきたいじめや差別やできなかったことの悔しさや、そういったものに多くを重きを置いて考えている人たちは、迷わず食べたい。一遍思いっきり運動会で徒競走で走りたかったと、そういうふうに言うんですけれども、家族や地域や、あるいは施設などでともにお互いのギャップを感じさせずに生きておられる方、ほんまに輝いて見える人たちなんですけれども、そういう人たちは、これは要りません、はっきり答えるんですね。
そういった意味では、そういうハンディキャップがあるから、そこを埋めるんだ、バリアがあるから平らにするんだ、何か質の違いをあからさまに見せることでなく、それを意識させなくするところまでこういった行政サイドでの条件整備、環境整備というものが求められてきている新たな時代に入っているんだなというふうに僕は思うんですけれども、どうですか。
○大谷真司 議長 北崎福祉・子ども部長。
◎北崎忠良 福祉・子ども部長 今回手話言語条例、現在今いろいろ意見交換会等で議論をしていただいておりますけれども、この条例の制定の目的というのは、全市民を対象として条例を策定するわけですけども、誰もが住みやすいまちづくりを目指し、障害者にも優しいまちづくりを進めていくと、こういう大きなテーマというんですか、目的を持って進めておるということでございます。
○大谷真司 議長 13番・飛田議員。
◆13番(飛田茂議員) その理念は先ほど伺いましたけれども、実際に全市民といったら物すごくハードルが高く感じます。以前にもお願いしてましたように、とりわけ教育の現場など、子育ての現場でより早くこういったものを着手することによって、子供たちのスキルも上がりますし、コミュニケーションの形態そのものがより自然になってくるという、期待できる部分があると思います。
本年11月のサーティホールで行われた市民の文化祭のオープニング、僕らは来賓席で紹介されましたけれども、その後のステージを見て感動しました。幼稚園の子供たちが本当にきらびやかな舞台をつくってくれてたんですけれども、その中で、僕たちが生まれてきてよかったという手話を実際に披露しながら歌ってくれてたんですね。そういう取り組みさえ意識して、あるいはそういう環境をつくってさえやれば、子供たちにとっては何でもない、そういう次世代を担っていく子供たちが生まれて、育っていくんじゃないかなということを申し添えて、切にいい条例ができますように要望いたしまして、質問を終わります。
○大谷真司 議長 次に、一問一答方式で、11番・北村哲夫議員。(拍手)
◆11番(北村哲夫議員) (登壇)皆さん、こんにちは。議長の御指名をいただきました自民党議員団の北村でございます。
本日は、大変お寒い中、また、お忙しい中、傍聴にお越しをいただきまして、まことにありがとうございます。
さて、12月に入り、大東市ではスマイルミネーションが始まり、イベントでは市民の笑顔でいっぱいでした。また、衆議院選挙においては、我が自民党の自民党政権の2年の真価が問われる選挙が執行され、北川知克が国民の信任を得て当選させていただき、ありがとうございました。選挙慌ただしい中、LEDの開発でノーベル物理学賞に日本人研究者が受賞、また、ノーベル平和賞には、マララさんのスピーチに感動いたしました。あとは、手話通訳、よろしくお願いいたします。
ことしも全国でさまざまな自然災害や事故、事件がありました。亡くなられた方々の御冥福を祈るとともに、被害に遭われた方々のお見舞い申し上げます。
また、政治的においては、我々地方議員としての資質が問われる問題も多々あり、身を引き締める思いです。大東市においては、通年議会も導入し、議会もさらに活発に動いております。みずからを磨き、磨きをかけ、市民のパイプ役として精進していきたいと思います。
それでは、通告に従いまして、一般質問に入ります。
これは、昨日、東坂市長に見守り隊事業の要望をお持ちさせていただきました。これは、日ごろ子供たちの通学に見守っていただいている見守り隊の方々、そういった方々に対して、必需品の支援をする事業であります。それにおいて、あったかい、また衣服をやってほしいということで、我々自民党議員団6人で東坂市長のほうに要望に参りました。要望に参りましたので、また、南田生涯学習部長、またよろしくお願い申し上げます。
それでは、1点目、手話言語条例についてでありますが、以前にもお聞きしましたが、条例制定に向けて、各団体と意見交換されていると思いますが、実のある条例とするためにも、スピード感を持ちつつ、慎重に議論をしなければいけないと思いますが、その議論の内容やタイムスケジュールについて教えてください。あとは、手話通訳、よろしくお願いします。
2点目ですが、府道の右折信号設置についてであります。
これは以前にもお聞きしましたが、阪奈道路から住道停車場線の交差点に右折信号を設置できないのかお聞きしました。警察協議も以前またやられてたと思いますが、その内容があれば、また教えてください。
3点目、新田1号水路周辺整備についてであります。
新田地区を東西に縦断する新田1号水路ですが、以前、周辺は農地が数多くあり、用水排水としてこの水路は機能を有していました。現在では、住宅、倉庫、工場、保育園が建ち、歩行者、また自動車、大型トラックが頻繁に通行しております。また、一部通学路にもなっております。安心・安全のまちづくりとして、街灯やグリーンゾーンなどの周辺整備ができないのでしょうか、お答えを願います。
4点目、スマイルミネーションについてであります。
ことしも2回目のスマイルミネーションが12月6日から始まりました。現在開催期間中ですが、既に6日、7日でイベントは終わっております。今回の反省点や市民の反響など、行政としてはどう把握されているのでしょうか、お答えを願います。
5点目の帰宅困難者訓練についてでございます。
11月に大阪城公園から大東市まで実施されました帰宅困難者訓練ですが、これはNHKでもクローズアップされ、市長、また議員、職員様もインタビューを受けられていました。その成果について、行政として分析した結果、今後の危機管理にどのように生かしていくのかをお答え願います。
防災農地についてであります。
これも以前にもお聞きしました。防災農地や田んぼダムなど、災害時の農地活用の取り組みの進捗状況を教えてください。
7点目、中学校給食についてであります。
昨年9月より実施された中学校給食ですが、1年以上経過しました。給食費滞納や残菜率など、問題点の改善の進捗はどのようになっているのでしょうか、お答えを願います。
8点目、フィルムコミッションと都市魅力観光課についてでございます。
機構改革で次年度新たに設置する都市魅力観光課とはどのような活動をされるのでしょうか。そこには、昨年9月議会でもお聞きしましたフィルムコミッション機能を持たすことはしないのでしょうか、お答えを願います。
9点目、危険ドラッグについてでございます。
危険ドラッグの吸引で死亡や重大事故が頻繁に起こっていますが、本市においては幸いにしてそのような事件は聞いておりません。しかし、行政としてこのような違法な薬物、危険ドラッグに対しての法的措置や取り組みはどうされているのかをお答え願います。
以上、9点を質問させていただきました。
再質問の権利を留保し、降壇いたします。
○大谷真司 議長 北崎福祉・子ども部長。
◎北崎忠良 福祉・子ども部長 (登壇)手話言語条例制定の進捗状況についてお答えいたします。
条例制定に向け、幅広くさまざまな分野からの御意見をいただくため、学識経験者、障害当事者、教育関係者、人権分野関係者等で構成している意見交換会を設置し、これまで3回会議を開催いたしました。主な議論の内容としましては、手話の理解促進及び普及啓発を推進していくためには、聴覚障害者への正しい理解が重要である。全市民を対象とした条例とするためには、誰にでもわかりやすい条例とするべきであるといった内容が話し合われております。また、障害当事者の方から過去の経験等をお聞かせいただいております。
本市としましては、このような議論を踏まえ、条例制定に関して、手話の理解促進や普及啓発、手話による意思疎通支援を目指すとともに、聴覚障害者のみならず、全市民を対象とした条例とすることで、障害者が安心できるまちづくりにつなげてまいりたいと考えております。
今後のスケジュールでございますが、来年1月に第4回意見交換会を開催し、引き続き議論を重ねてまいります。その後、意見交換会の協議内容を踏まえた上で、条例案を策定し、広く市民の皆様からの御意見を頂戴するため、パブリックコメントを実施いたします。パブリックコメント実施後、最終の条例案を策定し、議会に上程させていただく予定としております。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 (登壇)最初に、住道停車場線右折信号設置についてお答えいたします。
当該交差点につきましては、平成26年7月12日に四條畷警察署に対し要望書を提出し、双方で現場確認を行っております。その後、四條畷警察より、右折信号機の設置基準となる青信号表示で右折車が全て曲がり切れないという状況ではないことから、当該交差点での右折信号の設置は難しいとの回答がありました。また、右折信号機を設置しますと、歩行者の信号待機時間がさらに長くなることも右折信号の設置へのハードルであるとのことでございました。本市としましては、今後も引き続き四條畷警察に要望してまいりたいと考えております。
次に、新田1号水路の周辺整備につきましては、地域の皆様の御意見をお聞きしながら、道路の路肩のグリーン化や道路照明灯を含めた整備項目について十分検討してまいります。
以上でございます。
○大谷真司 議長
野田政策推進部長。
◎野田一之 政策推進部長 (登壇)スマイルミネーションについてお答えをいたします。
大東市スマイルミネーションの今回の反省点につきましては、イベントの終了後、議員の皆様からの御意見もいただきながら、実行委員会において振り返り、今後に生かしてまいりたいと考えております。
イベント周知につきましては、チラシの全戸配布や公共施設、市内幼稚園、保育園等へのポスター掲示を依頼するとともに、大阪府や本市ホームページのほか、ヤフージャパンのホームページ等を活用させていただきました。また、本イベントのホームページ及びフェイスブックを立ち上げ、実行委員会の皆さんを通じた多くの方々に周知をいただき、フェイスブックにおいては、昨年を上回る数の閲覧数といいね!をいただいております。以前御指摘のありましたコミュニティバスを活用してのPRにつきましても、11月28日からバス車内に掲示を行い、周知を図っているところでございます。
なお、現時点での集客結果につきましては、イベント実施の12月6日、7日の2日間で、住道駅前デッキにおいては約3万人、末広公園におきましては約7,000人の来場がございましたが、イベント終了後、速やかにふだんの同時間帯における人数を集計し、イベントの効果等を検証してまいりたいと存じます。
次に、都市魅力観光課についてでございます。
都市魅力観光課では、従来3課に分散されておりました本市のブランディング事業、本市の魅力を発信するための事業、観光事業を一体化し、本市の魅力を広くアピールし、認知度やイメージ向上を図ることで、定住促進や観光誘致に取り組んでまいります。
具体的な取り組みにつきましては、現在検討中ではございますが、都市魅力の定義を住みたいまち、行きたいまち、買いたいまちといったわかりやすい言葉に置きかえ、実施してまいりたいと存じます。イルミネーションイベント、野崎まいりクルージングなどに加え、今後、例えば飯盛山、三好長慶に焦点を当てた新たな取り組みなどを模索してまいります。
フィルムコミッションにつきましては、現在、大阪フィルムカウンシルと連携し、ロケ支援を行っており、制作会社などから映画やドラマなどのロケの希望に対する対応を行っており、映画「円卓」や来年2月に公開予定の「味園ユニバース」の撮影及び各種CMやテレビ番組のロケにも活用されております。
来年4月からも、この機能を新たに設置いたします都市魅力観光課が担っていく予定であり、今後も引き続き大東市の魅力が発信できますよう、フィルムコミッションの機能の充実に努めてまいります。
○大谷真司 議長 中田理事。
◎中田のぶ子 理事 (登壇)帰宅困難者訓練についてお答えいたします。
今回の訓練では、市民の皆さんが通勤通学や買い物、レジャーなどで大阪市内に滞在されているときに、南海トラフ巨大地震等の大規模な災害に遭遇されたことを想定し、交通手段が途絶えた場合の徒歩帰宅について、大阪市中央区の大阪城公園内教育塔から本市四条中学校までの約13キロを、市長を初め、本市職員が実際に歩き、課題の発見とアンケートによる分析を行いました。
訓練結果では、徒歩帰宅については、二次災害の防止など、周辺の安全が確認された上で、歩ける体力があることが前提で、水分補給やスニーカーの準備、ルート上のトイレや休憩場所の把握など、事前準備があって初めて可能であり、むやみに移動すれば危険であることが検証されました。今後もさらに訓練を継続し、帰宅困難者対策に生かすとともに、市民の皆さんには、無理に徒歩帰宅することのないよう、自主防災組織の訓練や出前講座などを通して啓発を行ってまいりたいと考えております。
今回の訓練では、3市協定を生かして、生駒市の皆さんにも本市帰宅困難者ステーションでの飲料水や食料、トイレや休憩場所の提供を行いました。今後も引き続き災害時を想定し、日ごろから3市相互に顔の見える関係を継続してまいります。
以上でございます。
○大谷真司 議長 山本市民生活部長。
◎山本了一 市民生活部長 (登壇)当部所管事項についてお答えいたします。
防災協力農地登録制度についてでございますが、まとまったオープンスペースである農地を防災面でも活用することで、防災機能を高めるとともに、地域で農空間を保全しようとする意識が高まることが期待されることから、本市においても導入に向けての作業を進めており、今年度中に制度を施行する予定でございます。今後は、農家の皆さんに防災農地への御協力を賜り、より多くの農地を登録いただけるよう、農業関係者や市民の皆さんへの周知を図ってまいります。
また、新たな雨水貯留の方法として、雨水をまず一時的に田んぼにためることで浸水被害を軽減する田んぼダムについてでございますが、本年6月に市内で田んぼを所有しておられる208件の農家の皆様に対して、文書により御協力の依頼を行ったところであり、その後におきましても、台風など、事前に降雨が予想される場合においては、ホームページやフェイスブックを通じ、その都度協力依頼を行っているところでございます。
以上でございます。
○大谷真司 議長 石川学校教育部長。
◎石川裕之
教育委員会学校教育部長 (登壇)中学校給食の問題点についてでございますが、御飯、おかずの残菜をいかに減らしていくかが大きな課題と認識しております。献立面での工夫といたしまして、まぜ御飯の提供や人気メニューの回数をふやすなどの改善を行っています。また、給食だよりや栄養職員を初め、学校として食育指導に取り組んでおります。現状の問題点といたしましては、配膳等に時間がかかり、実際に給食を食べる時間が短くなり、残菜が出ているクラスもあると聞いておりますので、今後スムーズに配膳できるよう、学校に働きかけていきたいと考えております。
また、給食費の未納問題につきましては、早期の対応が重要であると考えており、催告や訪問を行い、引き続き収納率の向上に努めてまいります。
○大谷真司 議長 最後に、
橋本保健医療部長。
◎橋本賢治 保健医療部長 (登壇)危険ドラッグについてお答えいたします。
近年危険ドラッグの使用によると思われる犯罪や重大な交通事故が後を絶たず、深刻な社会問題となっております。
本市におきましては、危険ドラッグが社会的に問題視される以前より、市内小学校において北河内薬剤師会所属の薬剤師による薬物乱用防止教育を実施してまいりました。また、平成22年度には、北河内薬剤師会、四條畷保健所と本市の関係部署が庁内において、薬物乱用防止活動に関する意見交換の場を持ち、主に啓発を市の役割として薬物乱用防止講演会の開催やのぼりの設置、健康フェスタや市民まつり等のイベントにおける啓発活動を北河内薬剤師会との連携により実施してきたところでございます。そういった活動による危険ドラッグ販売への抑止効果もあって、平成23年度に市内に2店舗あった危険ドラッグの販売店を消滅させることができました。
次に、条例制定についてでございます。
現在国において薬事法、大阪府においては大阪府薬物の濫用の防止に関する条例及び施行規則により、大東市域にも強い規制の網がかけられております。本市としましては、現状では本市独自での条例制定までの必要はないものと考えておりますので、御理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
以上でございます。
○大谷真司 議長 11番・北村議員。
◆11番(北村哲夫議員) それでは、順次質問をさせていただきます。
1点目、手話言語条例なんですけども、これまでの話し合いは、大体流れはわかりました。これは、11月、未来づくり委員会で、特別委員会で、手話言語条例ですね、その流れ的には3月議会に上程したいと、何か上程して制定予定という形で説明をされたと思うんですけども、結構みんなが手話言語法と言い出してからかなり期間的には短いと感じるんですけども、もうちょっと期間的にはもっと議論をするべきじゃないかと思うんですけども、そこら辺はどうお考えですか。
○大谷真司 議長 北崎福祉・子ども部長。
◎北崎忠良 福祉・子ども部長 手話言語条例の制定につきましては、当初、来年3月議会に上程するというふうなスケジュールで動いてまいりました。しかしながら、意見交換会の中で聴覚障害者への理解を深めた上で条例制定を進めてほしいといった御意見もございました。これらを踏まえて、市としましてはこういった意見交換会の中で十分に時間をかけて協議をいただいて、その上で条例を進めてまいりたいと、このように考えております。
○大谷真司 議長 11番・北村議員。
◆11番(北村哲夫議員) そうですね。ありがとうございます。
きょうも団体さんもちょっと何人か来られたと思うんですけども、この条例を一番必要とされてる方はやっぱし当事者の方とか、また関係団体と思うんですけども、先ほども言われましたけど、全市民対象とか言われてますように、手話、こういうことを必要とされてるのは当事者の方々なので、そういった意見を、やはりもうスピード感は持ってもらって、本当は慎重に議論を積み重ねていただいて、本当に実のある条例とするために、理念ではないと前からも言われてはるんですけども、もう実のある条例とするんでしたら、もうちょっと議論は深めていって、本当にいいものをつくっていただいて、その中でその条例をもとにいろんな施策とか、すぐ、まあ言うたら形にできるようなものをしていっていただきたいので、ぜひそれは理解というか、話し合いを慎重にしていただきたいなと思っております。本当にこれは要望で、すごく要望しておきますので、よろしくお願いいたします。
右折信号なんですけども、先ほど警察の協議とかで聞くと、なかなか納得できひんというんですけども、ここなんですけど、この住道停車場線で大東市の中でも一番、赤井の交差点からこの言うたら住道大橋までの間は一番繁華街でありますし、一番中心地であります。赤井の交差点、またその次のダイエーに入る、京阪百貨店に入るところは右折があります。停車場線、そして住道大橋の交差点はなくて、その次は市民会館の前はあります。その中で、この停車場線はもう言うたら大東市のど真ん中で、それもまた駅にも通じてると。一番もう、まあまあ銀座通りというか、一番もうメーンの道やと思ってるんですけども、ここはまたピンクバスでも通ってますしね。警察が言われた時間だとか歩行者が待つとかじゃなくて、歩行者は待っていただいてもいいですが、やっぱし安全のほうが先やと思うんですけども、これは府道のことなんでね。なかなか言っても、もうお願いしかないんですよね。もうこれは強く要望して、また警察へ行くんやったら、また教えていただいたら、ちょっとまた僕らも行きますんで、また強く要望だけするようにお願いいたします。
3点目の新田の1号水路なんですけども、ここは本当にもう昔でなくて、もう農地は何カ所かあるんですけども、ここは本当に銀座通りというか、本当に大型トラックも頻繁に通りますし、また通学路も一部なってますし、交通量はピンクバスも通ってますので、比較的一方通行なので、結構スピードも出ますし、危ないんでね。ぜひとも、先ほど言われたグリーンベルトとかはまた地元もどう要望するかわからないですけども、地元もやっぱしこれは聞いていただいて、いいものをしていただきたいなと思ってますし、外灯のほうも結構暗いところもありますんで、結構事故も多発、交差点はしてるところがありますんで、ぜひともそれで整備のほどをよろしくお願いします。これも強く要望で置いておきます。
〔発言する者あり〕
◆11番(北村哲夫議員) 要望で。僕は優しいんで、ちょっと要望で置いておきますんで、はい。
次に、スマイルミネーションなんですけども、これは昨年のイルミネーションですね。ツリーはことしはなかったんですけども、あのスマイルミネーションですね。この真ん中の絵なんですけども、これは去年、これが代表的にマークとしてされてた、ポスターもこれでいかれたんですけども、これは頼んだ、委託の中でこれは著作権とか所有権とかいうのは大東市にはないんですか。
○大谷真司 議長
野田政策推進部長。
◎野田一之 政策推進部長 昨年のイルミネーションにつきましては、一つの物語というテーマを設定しておりまして、その物語につきましては絵本作家の方の御協力を得てると。基本的に昨年利用するに当たっては、当然市のほうに権利はございますけれども、それ以降にもし市が使うとなると、新たな権利が発生する。そういうふうな権利関係がどうしても出てきますもんですから、ことしにつきましては、その部分につきましては使用していないということです。
○大谷真司 議長 11番・北村議員。
◆11番(北村哲夫議員) 結構あれですね。これは評判がよかったんで、今回も使えるかなと思ってたんですけども、そういった物語もいいんですけども、ちょっとショックですね、これ。
あと、このツリーなんですけど、ことしは予算がないとか言われてたんですけども、これは高いお金を出して購入してるんですけども、この協賛金とかが集まったら、これはもうすぐにでも復活できるんですかね。
○大谷真司 議長
野田政策推進部長。
◎野田一之 政策推進部長 今、御質問は、映像の一番左のツリーの御質問でございますね。
◆11番(北村哲夫議員) そうですね。左になります。
◎野田一之 政策推進部長 こちらにつきましては、実はかなり建設といいますか、組み立てるのにちょっと相当な経費がかかるということで、今回は見合わせております。これは今、市のほうでは保管しておりますけれども、一定毎年というのは非常に難しいと考えておりますんで、何年かの後にはこれをまた立てるというふうな方向も今、考えてはおります。
○大谷真司 議長 11番・北村議員。
◆11番(北村哲夫議員) 今回、市民の方ですね、北デッキに集約した形で、かなりよくわかるというかね、評判はいいんですね。でも、このツリーがないのはやっぱり、これは前は市内在住の幼稚園、幼稚園だけやったかな、幼稚園の子供たちが絵を描いて、その絵本の最後の何かどう感じるかみたいな笑顔を、それを描いたと思うんですけども、こういった子供たちも、今回キャンドルナイトでいろいろと形をつくってやってると思うんですけども、やっぱりこのツリーもそういった思いも入ると思うんでね。ぜひそれは復活というか、1年、隔年ごとでもいいですから復活はしていただきたいなと思いますし、これはあと、この右の上のやつはキャンドルナイトなんですけど、これの効果とか、どのぐらい集まりましたか。
○大谷真司 議長
野田政策推進部長。
◎野田一之 政策推進部長 末広公園側のキャンドルナイトにつきましては、当初、実行委員会のほうで目標1万個という数を設定しておられました。ありがたいことに1万を超えまして、たしか1万4,000ぐらいが最終的には集まったというふうに聞いておりまして、その数だけ末広公園に並べさせていただけたということになります。
○大谷真司 議長 11番・北村議員。
◆11番(北村哲夫議員) これはかなり評判がよかったと思うんですけどね。みんなやって、喜んではったので、これはあと宣伝チラシですね。バスには前、こんなようにしてほしいという話で言うてたんですけども、今回は中づり広告でかなり、これは市民の皆さんはこれでわかってくれはったんですか。その中づりだけでですね。やっぱり外にもしないとあれと思うんですけども、乗る方だけしかわかれへんし、全戸配布しても、見いひん方は、聞くと、やってるから見に行ってくれと言うても、知らんねん、知らんねんいう話とかが大概なんですよね。やっぱしどこかにぼおんと、こないだやったらポスターみたいなのがあるんでね。いや、ポスター張ってますよとか言えるんですけど、京阪さんとかにもお願いして、やっぱし人が集まるとこにしないと意味がないんでね。でも、今回は北デッキで皆がやらはったんで、結構皆さんがよくわかったいう話で喜ばれてたんですけども、またそういうことをまた早く、前もちょうどこのときに出前議会報告会があって、皆さんに、来た人にお渡ししようと思ったらチラシがないと。チラシがないから、言うてもわからないんでね。やっぱりそういったまくもんとかはもうちょっと早くしていただきたいなというのは思ってますし、それはまた検討してください。スマイルミネーションについてはこれで終わります。
帰宅困難者の訓練ですけども、これはNHKを見てると、急に市長とかが出てきて、またいろいろな担当部署、課長とかがインタビューされてまして、本当にこれは行政がこうやって積極的にやったというのは本当にいいことだと思ってるんですけども、今までのこの成果も言われました。あと3市協定なんですけども、あと今後、もうちょっと北河内全般とか近隣、特に大東市は東大阪市とも隣接してますし、東大阪市の方も多いですし、そういったとことか隣接とか、また協定とか、今後どう広げていくのか。また、広げていかはるのかね、ちょっとお聞きしたいんですけども。
○大谷真司 議長 中田理事。
◎中田のぶ子 理事 北河内という部分については災害協定等は結んでるんですけれども、あと近隣の市と多種多様な形の部分での関係を構築していくということは非常に大事なことであるというふうに考えておりますので、協定については今後もいろんなところと結んでいきたいなというふうには考えております。
○大谷真司 議長 11番・北村議員。
◆11番(北村哲夫議員) ぜひともそうやってよろしくお願いします。あと、市民の皆さんにももっと積極的に啓発活動、それだけをよろしくお願いいたします。
防災農地についてなんですけども、これは田んぼダムと2個聞いてるんで、先に防災農地から、もう農繁期が終わりました。これはもう実施に向けていけると思うんですけども、着手はしてるんでしょうか。
○大谷真司 議長 山本市民生活部長。
◎山本了一 市民生活部長 現在、制度の実施要綱案を具体に策定しているところでございます。
○大谷真司 議長 11番・北村議員。
◆11番(北村哲夫議員) その要綱なんですけども、これはどういうふうに、登録制にされるのか。どういうふうにされるのか、ちょっとそこら辺をお答え願えますか。
○大谷真司 議長 山本市民生活部長。
◎山本了一 市民生活部長 登録制ということで、防災農地、協力農地につきましては登録制度ということで今現在は考えております。
○大谷真司 議長 11番・北村議員。
◆11番(北村哲夫議員) それで、農家の方への周知とか協力依頼はもうどのようにされますか。
○大谷真司 議長 山本市民生活部長。
◎山本了一 市民生活部長 農業委員会とか農業関係団体の会議におきまして、その辺の制度の説明と登録を呼びかけたりするとともに、あと、農家の皆さんに対しましてはパンフレットや広報等を活用しながら、積極的な声かけを行って登録件数をふやしてまいりたいと考えております。
○大谷真司 議長 11番・北村議員。
◆11番(北村哲夫議員) これは農家だけ特別かも言われるかもしれないですけども、これ納税とか何か免除とか何かそんなんは、農地に対して何かそういうのはあるんですかね。
○大谷真司 議長 山本市民生活部長。
◎山本了一 市民生活部長 この制度は農地の保全とか農家の皆さんの営農促進ということも期待して制度を実施するものでございますので、今のところ、登録していただいたことによって、そういった税制上の特典というのは考えておりません。
○大谷真司 議長 11番・北村議員。
◆11番(北村哲夫議員) これは、今はもう農繁期でもないのでもう終わってるんですけども、これは農繁期で、まあ言うたら、もう稲があったりとか畑もやってるとか、災害はいつ起こるかわからないんですけども、そのときにそこにもう急にせなあかんとか、何か資材を置かなあかんとか住宅を建てなあかんとかになったとき、その補償とかそういったことはもうその要綱の中には入ってるんですか。
○大谷真司 議長 山本市民生活部長。
◎山本了一 市民生活部長 補償につきましては、今現在、要綱を策定中でございます。その中にそういった補償というか使用料、そういったものにつきましては、他市の事例も参考にしながら、本市にとってどの方法がいいのか、検討していきたいということで考えております。
○大谷真司 議長 11番・北村議員。
◆11番(北村哲夫議員) ところで、先ほど登録制度を言われましたけど、今回の予算で農地の何か台帳システムとかが出てたんですけども、これはその台帳システムの中にはこういう情報は登録されるんですか。
○大谷真司 議長 山本市民生活部長。
◎山本了一 市民生活部長 今、現状では登録の情報を活用するというようなところはちょっと考えられませんので、今現在のところにはその辺の登録状況を農地台帳に掲載するということは、記載するということは考えておりません。
○大谷真司 議長 11番・北村議員。
◆11番(北村哲夫議員) あと、この田んぼダムなんですけど、さっき200何件あったんですけども、これは登録にされてるんですか。
○大谷真司 議長 山本市民生活部長。
◎山本了一 市民生活部長 登録ということではございません。農家の皆さんに御協力いただくことでございます。登録という形式はとっておりませんけども、今後、防災協力農地の登録にあわせて、そういった状況の把握はしてまいりたいということで考えております。
○大谷真司 議長 11番・北村議員。
◆11番(北村哲夫議員) 任意ということですよね、そしたら。
あとこれは、防災農地は他市ではこういった写真を載せてるみたいに看板があるんですけども、田んぼダムについてはこういった表示板とかそういうのはつくられるんですか。
○大谷真司 議長 山本市民生活部長。
◎山本了一 市民生活部長 現在のところ田んぼダムのみでつくることは考えておりませんが、この防災協力農地の看板というのは設置する予定でございますので、その中に防災、田んぼダムのPRというか登録というか、御協力をいただいている内容について、そこに何か表示する方法がないかということを検討したいと考えております。
○大谷真司 議長 11番・北村議員。
◆11番(北村哲夫議員) あと、これは貯留施設ですので、防災マップとかにはこれは落とすというか、表示されるんでしょうか。
○大谷真司 議長 山本市民生活部長。
◎山本了一 市民生活部長 マップへの掲載につきまして、個人情報等の保護の問題もございますので、そういった点も十分配慮をした上で検討してまいりたいと考えております。
○大谷真司 議長 11番・北村議員。
◆11番(北村哲夫議員) そういった農地が、防災農地も田んぼダムなんかも一緒なんですけども、開発がかかったときは、もうすぐ解除ができるのか。いろいろ規制がかかるのか。そこを教えていただけますか。
○大谷真司 議長 山本市民生活部長。
◎山本了一 市民生活部長 これはあくまでも協力をいただくということで今現在は考えておりますので、開発等がかかったところで、その辺についての問題等は発生しないということでございます。
○大谷真司 議長 11番・北村議員。
◆11番(北村哲夫議員) これで最後なんですけど、これはもう田んぼダムにして、もう何か実績というか助かったというか、そういった実績などをちょっと教えていただきたいんですけども、お願いします。
○大谷真司 議長 山本市民生活部長。
◎山本了一 市民生活部長 現状では、先ほどから答弁させていただいておりますように、協力をしていただくという制度でございますので、今年度については把握はしておりませんけども、次年度以降につきましては、そういった把握も含めて進めてまいりたいということで考えております。
○大谷真司 議長 11番・北村議員。
◆11番(北村哲夫議員) ありがとうございました。
次なんですけど、中学校給食ですね。これは午前中も石垣議員が聞かれてて、残菜率とか努力するとか言われました。ほんで、聞いてると、前のときに聞いてるんですけども、これはふえてるので、努力の結果がやっぱり見られへんというのがちょっと悲しいかなというのがあるんですけど、あと滞納なんですけど、絶えず、96.何%と言われましたけども、この滞納金額とかは幾らぐらいあるんですか。
○大谷真司 議長 石川学校教育部長。
◎石川裕之
教育委員会学校教育部長 先ほど、1期から5期までの分ですが、9月末までの分ですが、314万円になっております。
○大谷真司 議長 11番・北村議員。
◆11番(北村哲夫議員) 310万円といったら大きいですよね。早く回収というか、もうこれは頑張っていただきたいというか、あと異物混入もかなり件数が多くて、委員会のときではあったんですけど、聞いたんですけども、今、状況的にはそういう異物混入の被害的にはどういうものがありますか。
○大谷真司 議長 石川学校教育部長。
◎石川裕之
教育委員会学校教育部長 前回は髪の毛であるとか虫、子虫ですね、あるというお話をさせていただきましたが、2学期以降はもうほとんど出ておりません。
○大谷真司 議長 11番・北村議員。
◆11番(北村哲夫議員) ほとんどやったらわからない。件数とかはわからないですか。ほとんどでも、あるということなんで、ちょっとこれもやっぱし、全部ゼロが一番望ましいのでね。そういうのは把握されてますか。
○大谷真司 議長 暫時休憩いたします。
午後2時42分休憩
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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
午後2時43分再開
○大谷真司 議長 それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。
石川学校教育部長。
◎石川裕之
教育委員会学校教育部長 大変申しわけございません。今、秋以降の分がちょっと見当たらなくて申しわけないんですが、4月から7月までの1学期分でございます。その件数が髪の毛4件という形で、あと髪の毛とそれ以外の細かい部分についてが、服の破片であるとかそういったものが4件ということでございます。
○大谷真司 議長 11番・北村議員。
◆11番(北村哲夫議員) 件数があると、ゼロがやっぱし普通なんでね。これでやっぱし給食とか嫌がる人も多いしね。我々も食べに行ったときに入ってると、やっぱし気分がいいものではないし、それで嫌な子供たちもいると思うんで、それは本当にゼロを目指していただきたいと思ってます。
あと、これを見たんですが、前、他の議員が言ってたふりかけとか、やっぱりちょっと見ますと、大阪市長、ふりかけ議論が教育委員会でされてたんですけども、これはもう大東市ではまだだめなんですか。
○大谷真司 議長 石川学校教育部長。
◎石川裕之
教育委員会学校教育部長 ふりかけのことでございます。当初から、持ち込みのふりかけについてはちょっと禁止させていただいてます。それはいわゆるいろんな制約等がございますので、ちょっとそれは禁止してるんですが、9月以降の献立の中で、まず今までの白御飯の去年1年間、去年というか、1年間で当初のころの白御飯の率というのを出してございます。というのは、ふりかけの日もあるし、あるいはパンの日もあるし、それからおかずを御飯の上にかけてする場合の率で、単純に御飯だけにした場合には何%ということで計算しました。その中で、昨年につきましては約半数、半数ぐらいが白御飯の日がございました。献立を工夫するなどしまして、現在は25%ぐらいになってございます、白御飯だけの日ですね。それは1週間のうち1回という計算になりますので、その日については白御飯を食べていただいて、そのほかについては手づくりふりかけであるとか御飯にかけるものであるとか、あるいはパンという形で今は実施していきたいというふうに考えております。
○大谷真司 議長 11番・北村議員。
◆11番(北村哲夫議員) もう時間がないんですけど、本当に給食ね、また次にまたさせていただきます。
あと2点残してるんですけども、また次の議会でまたこの続きをさせていただきますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。
○大谷真司 議長 暫時休憩をいたします。午後3時から再開をいたします。
午後2時47分休憩
〜
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午後3時再開
○大谷真司 議長 それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、一問一答方式で、2番・酒井一樹議員。(拍手)
◆2番(酒井一樹議員) (登壇)皆様、こんにちは。
ただいま議長より指名をいただきました公明党の酒井一樹でございます。
本年11月17日、公明党立党50周年という意義ある年に、前哨戦となる衆議院解散総選挙におきまして、公明党として31議席から35議席と大躍進をさせていただくことができました。心より感謝申し上げます。公明党はネットワーク政党であります。これからも庶民の暮らしを守る政党としてしっかりと皆様の声を市政、区政、国政へ届けてまいりますので、よろしくお願いいたします。
それでは、質問に入らせていただきます。
まず、だいとうスマイル号について4点お聞きいたします。
1点目に、だいとうスマイル号の乗車人数についてお聞きします。
野崎駅と四条畷駅を結ぶルート、また野崎駅と須波麻神社を結ぶルートにおいて、今回の乗車人数等はどうだったのか、お聞かせください。
2点目に、だいとうスマイル号のアンケート結果についてお聞きいたします。
今回、職員がスマイル号に同乗し、乗車された方にアンケートを実施されたとお聞きしていますが、乗車の目的、アンケートの結果をお聞かせください。
3点目に、だいとうスマイル号の定時定路線型、予約型についてお聞きします。
今回、定時定路線型でだいとうスマイル号を走らせるとお聞きしましたが、運行方法を変更したのか、お聞かせください。
4点目に、だいとうスマイル号のメリット、デメリットについてお聞きします。
東部地域交通問題の一環としてだいとうスマイル号を実証運行していただきましたが、走行させることによっていろいろなことが見えたと思いますが、今回の実証運行によってわかったメリット、デメリットをお聞かせください。
次に、市民サービスの向上について3点お聞きいたします。
1点目に、本年10月より市民課が民間委託され、また本市でもパスポートを発給できるようになり、市民の皆様に大変好評でありますが、現状の分析として、民間委託を導入し、市民サービス向上にプラスに働いているのかどうか、お聞かせください。
2点目に、コンビニ交付の実現についてですが、大阪府下では豊中市、門真市、茨木市、泉佐野市、枚方市、羽曳野市などでコンビニ交付を実施しております。大阪市も来年1月よりコンビニ交付が実施されるそうですが、本市では導入を考えているのかどうかお聞かせください。
3点目に、各課名を表示しているつり下げ型の案内板について、トータル的にデザインを一新することはできないのかをお聞かせください。
次に、東部山間部の土砂災害に対する補助制度についてお聞きいたします。
2014年8月20日、局地的な短時間の大雨によって広島県安佐北区北部可部、安佐南区八木、山本、緑井など住宅地勾配の山が崩れ、同時多発的に大規模な土石流が発生し、74名ものとうとい生命が犠牲になりました。亡くなられた皆様の御冥福をお祈り申し上げます。また、被害に遭われました方々に心からお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復興を願います。
この広島の災害地域は大東市東部地域が類似しており、早急な対策が必要であることから、私たち公明党議員団は11月7日に被害が甚大であった広島県安佐南区の現地視察を行い、その模様を市長に報告し、また、市長に緊急要望を提出。内海府会議員にも報告し、内海議員はすぐさま府議会一般質問を、その中で土砂災害特別警戒区域内の既存家屋で府民が土砂災害を防ぐ対策に必要な費用を助成する制度を設けるように主張いたしました。これに対して府は、土砂災害対策における助成制度については、土砂災害が発生した際に建物が破壊され、住民に大きな被害が生じるおそれのある土砂災害特別警戒区域内に既に存在する家屋に対して助成を行うもの、具体的には、特別警戒区域内の区域外への転居する際に転居先の家屋購入に要した費用の一部や区域内にある家屋の安全性を高めるために壁の補強や擁壁を設置する場合などに要する費用の一部について市町村とともに助成を行うと答弁がありましたが、大阪府が制度創設に向け早急に動かしていくとのことですが、本市としての進捗状況はどうなっているでしょうか。お聞かせください。
飯盛山城跡の国指定について3点お聞きいたします。
1点目に、飯盛城の歴史的価値と現状についてお聞きいたします。
本市には多くの歴史的、文化的資源が多くあり、市民にとって郷土愛が生まれ、また市外の人にとっては大東市に魅力を感じ、来訪を促す貴重な資源であると思います。この歴史的資源を生かし、国指定の実現を目指すためにも、現状と将来の展望についてどう考えているのか、お聞かせください。
2点目に、史跡指定への取り組み状況についてどうなっているのか、お聞かせください。
3点目に、史跡指定に対する将来の展望についてお聞かせください。
最後に、浸水対策での増補幹線の設置についてお聞きいたします。
府が計画している事業と現在の進捗状況について説明してください。また、事業が完成すれば、浸水対策にどれぐらいの効果があるのかをお聞かせください。
以上、再質問の権利を留保し、降壇いたします。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 (登壇)最初に、だいとうスマイル号についてお答えいたします。
東部地域の交通手段を検討するために、65歳以上の方を対象に10月14日から12月12日まで無料で運行いたしましただいとうスマイル号の状況でございますが、申しわけございませんが、最終日の12月12日から日がたっていないため、11月14日までの中間報告とさせていただきます。
乗車人数でございますが、野崎駅と四条畷駅を結ぶルートは1日に4便運行し、1日合計乗車人数が平均で約21名、野崎駅と須波麻神社を結ぶルートでは1日に5便運行し、1日合計乗車人数が平均で約4名でございました。
次に、アンケート結果でございます。
アンケートは、乗車された方を対象に野崎駅停留所にて実施させていただきました。11月14日時点で回収数が62票あり、女性が約7割で、同居家族の項目では単身者が約20%、2人家族が約40%、3人家族が約20%でした。乗車の目的といたしましては、買い物が約65%、定期的な通院や役所、銀行などへの使用及び趣味、娯楽はそれぞれ20%前後でございました。ふだんの交通手段では徒歩と答えられた方が約80%おられました。
次に、運行方法についてでございます。
基本的に2ルートとも定時定路線型を基本としておりましたが、野崎駅と須波麻神社を結ぶルートの一部では予約の試行ということも考慮に入れ、事前予約の上、乗車していただきました。ルートの一部を具体的に申し上げますと、午前中に運行していた野崎、寺川、中垣内の3地区それぞれから野崎駅へ向かうルートでございます。
次に、メリット、デメリットでございます。
今回使用した車両は、トヨタハイエース、キャラバンの10人乗りの車両でございました。デメリットといたしましては、ステップが高いため、乗りおりしづらいという声がございました。また、道路幅員が狭いところでは車同士のすれ違いが困難な状況でございました。ルートにおきましては、傾斜地を上ったところでUターンを必要とする箇所が数カ所あり、安全を確保するため、助手が後方確認を行う必要がございました。アンケートの結果から、ルート設定では適切が約50%で、適切でないが約20%の結果をいただいており、各地区を均等に回ることができたと考えております。バス停の位置においても、適切が約50%で、適切でないが約15%という結果が出ております。また、本格運行をしたらどの程度の頻度で利用するかという問いでは、週に2、3日程度と答えられた方が60%近くおられたことなどから、各ルート、週2日の運行ではございましたが、一定御理解の得られる試乗であったと考えております。
以上でございます。
○大谷真司 議長 田中総務部長。
◎田中祥生 総務部長 (登壇)市民課窓口業務の民間委託についてお答えをいたします。
10月1日より市民課窓口の業務サービスを民間事業者により提供しております。行政窓口サービスにおける民間委託につきましては、平成18年、内閣府より公共サービスの担い手を民間にも開放し、官と民間が競争を行うことで公共サービスの質の向上と経費削減を図っていくための枠組みを定めた法律、競争の導入による公共サービスの改革に関する法律、いわゆる公共サービス改革法、市場化テスト法に始まり、平成19年、公共サービス改革基本指針、そして平成20年には市町村の窓口業務における民間事業者に取り扱わせることが可能な業務範囲などについての基本的な考え方が国から示されています。本市といたしましても、市民課業務における証明書請求受け付け、発行業務、住民異動届受け付け、入力業務などの各種業務に加え、大阪府と本市間におけるワンストップサービスの一環としてのパスポート申請、発給業務をあわせて民間事業者に委託することにより人件費などの経費を削減しつつ、民間の接遇サービスのノウハウを導入し、一層の住民サービスの向上を図っているところでございます。
また、市民課窓口業務委託の時期に合わせ、本庁舎1階ロビーや市民課カウンターの改修を行い、コンシェルジュに加え、市民課フロア案内を配置し、市民の皆様により利用しやすい窓口を御提供し、市民の皆様にも御好評をいただいております。具体的なところで申しますと、フロア案内係の配置により迷うことなく担当窓口へのスムーズな御案内ができますこと。受け付けブースを増設し、スタッフを増員しましたことにより、一度に対応できる窓口がふえ、皆様お一人お一人に丁寧な応対が可能となり、あわせて増員スタッフによる確認体制も強化でき、より正確な事務の遂行につながっておりますこと。税務窓口等への通行路をロビー南側に確保し、受け付けカウンター各ブースに仕切り板を設置しましたことにより、戸籍などの相談時のプライバシー保護につながっておりますこと。証明発行窓口におきましても、受け付け発券機を導入しましたことにより、受け付け時の順番待ちの列を解消し、通行する皆様との錯綜を解消できましたこと。カウンター上部に各ブース案内のサインパネルを設置し、記載台やロビーチェアの入れかえを行ったことにより、わかりやすく明るいロビーになりましたことなどが特に改善できたものと考えております。
なお、10月、11月、市民課窓口での課税証明書は843件、パスポート申請では290件の御利用をいただいており、今後も市民の皆様により満足していただける窓口になるよう努めてまいります。
次に、住民票など証明書のコンビニ交付の実現についてお答えをいたします。
証明書のコンビニ交付は、全国での例を見ますと、平成22年にスタートし、当初は1社のみでの対応でありましたが、現在は複数のコンビニエンスストアが参加され、全国のコンビニで住民票、戸籍証明、課税証明などが取得できる環境に拡大しております。また、いわゆるマイナンバー法、及びその関連法が平成25年5月24日成立、31日に公布され、平成28年1月から証明書のコンビニ交付に利用できますマイナンバーカードの交付が開始されます。現在、国におきましてカード発行手数料を無料とする検討がされており、市民の皆様がマイナンバーカードをお持ちいただく機会もふえるものと考えております。このようなことから、本市におきましてもマイナンバー法に関する対応として大東市社会保障・税番号制度推進本部を設置し、証明書のコンビニ交付についても検討を行っているところでございます。
次に、各課名の案内板についてお答えをいたします。
本年10月に窓口業務民間委託の開始に合わせ、市民課フロアの案内板を刷新いたしました。刷新後、表示がわかりやすくなったとのお声をいただいており、案内板の重要性は認識しております。
一方、庁舎内各課名の表示の案内につきましては、視認性を重視し、統一したデザインで設置をしております。今後とも市民の皆さんの声をお聞きしながら、よりわかりやすい表示に努めてまいります。
以上でございます。
○大谷真司 議長 中田理事。
◎中田のぶ子 理事 (登壇)土砂災害に対する補助制度についてお答えいたします。
緑豊かな自然は本市の魅力の一つでもあります。自然と共存しながら、安心して暮らしていただけるよう本市でも独自の山間部地域の土砂災害対策を講じることができないか、庁内関係部課にて協議を始めたところでございます。また、大阪府より土砂災害特別警戒区域内の既存住宅から移転する住民を対象に、移転補助等の説明を受けております。
なお、府補助制度の進捗状況としましては、国の補助制度である社会資本整備総合交付金を活用し、平成27年度当初より補助を開始できるよう作業を進めており、現在のところ、補助制度の費用負担割合として国が2分の1、府と市がそれぞれ4分の1と伺っております。しかしながら、具体的な補助制度等の提示がなく、現状では府内のほとんどの市町村では年度当初からの予算措置や要綱作成が困難な状況にあります。本市としましても、早期の事業開始に向けて大阪府と連携を図り、進めてまいります。
○大谷真司 議長 南田生涯学習部長。
◎南田隆司 生涯学習部長 (登壇)飯盛城跡地の国史跡指定についてお答えいたします。
飯盛城の歴史的価値と現状についてですが、飯盛城は本市と四條畷市にまたがる飯盛山に築かれた山城で、織田信長以前に畿内一円の支配に成功した三好長慶の居城であったことで知られています。山頂を初め、尾根の各所にはくるわが設けられ、虎口、石垣、土塁、土橋、竪堀等の遺構が今も残されています。また、くるわからは北に比叡、西に六甲、南に大阪平野まで270度の視界が広がり、三好氏の支配地の大部分を見渡せる絶好の場所に立地していました。飯盛城は南北約650メートル、東西約400メートルと中世最大級の山城であり、それまで余り使用例がなかった石垣を先駆的に取り入れていることなどから、城郭研究からはもちろん、日本史研究からも一定の歴史的価値を持つ城と推測されています。
本市では平成22年2月に山頂の説明板を取りかえ、飯盛城址の石柱を設置するなど山城跡であることや、たかやぐらぐるわ東側の代表的な石垣に説明板を新たに設置して訪れる方々への周知を図ってまいりました。また、平成23年度には飯盛城跡の全体の正確な縄張り図を作成するため分布調査と測量調査を行い、その成果を記した報告書を刊行いたしました。平成24年度からは、飯盛城の特徴である石垣の状況確認調査を順次実施しています。
このように飯盛城は本市の市民にとって郷土への誇りを醸成できるかけがえのない歴史的遺産であるため、全国的にその価値を明らかにできる国の史跡指定を目指そうと考えています。具体的な取り組みとしましては、四條畷市と意見調整を行うための連絡会議を設置し、今後の調査研究の方針等の調整を図ってまいります。また、国史跡指定の前提として大阪府が行う城郭悉皆調査の実施が必須要件となりますが、関係者の御協力を得ながら、大阪府の担当部署にこの件を含めた支援の要請を行いましたところ、快く引き受けていただいております。
史跡指定の申請には具体的な調査研究の成果が必要ですが、飯盛城におきましては、これまで発掘調査がほとんど行われておらず、成果の蓄積がありません。これらの前提となる調査は考古学的調査だけではなく、歴史学、文献史学、城郭史学等の観点から総合的に進めていく必要があるため、それぞれの分野の専門家による専門委員会を設置し、その指導に基づいて調査を進めてまいります。調査の内容は、遺構の発掘調査、城の範囲と建設時期の確定などのほか、地権者の調査と同意も並行して進めていくことになります。申請まで5年を目標に進めていく予定ですが、城の範囲が非常に広いため、かなりの時間と労力が必要になります。また、調査研究と並行してシンポジウム、現地説明会などのイベントを開催し、市民に情報を発信していく予定です。
最後に、保存、整備につきましては、国史跡の指定後、専門家の助言を受けながら国の補助制度を活用して実施する予定ですが、ハイキング道など周辺部の整備につきましては関係部局と調整していきたいと考えております。
以上でございます。
○大谷真司 議長 最後に、大嶋水道部長。
◎大嶋健一 水道部長 (登壇)浸水対策でございます。
本市は、寝屋川により寝屋川北部流域と南部流域に分け下水道事業を実施しております。現在、浸水対策といたしまして、大阪府に増補幹線の整備を進めていただいております。
本市に関する府の計画増補幹線は、寝屋川南部流域では枚岡河内中央増補幹線、枚岡河内北増補幹線の2路線、貯留量は6万4,500立方メートルでございます。現在は基本設計を行っていただいており、平成27年度からは実施設計にかかる予定と伺っております。寝屋川北部流域では現在、大東四條畷増補幹線築造工事や稗島立て坑で地下河川との接続工事を行っており、平成29年には全て供用開始となる予定と伺っております。
また、効果につきましてでございますが、平成24年8月14日の集中豪雨時点での本市に関する増補幹線の合計貯留量は1万4,100立方メートルでございましたが、平成29年度には増補幹線、地下河川合わせまして31万3,600立方メートルの雨水貯留が可能となる予定でございます。このことにより、実際の雨の降り方により状況は変わりますが、貯留能力は当時と比較し、大幅に増加いたしましたので、浸水被害はかなり軽減されるものと考えております。本市といたしましても、一日も早く工事が完成するよう大阪府に対して強く要望してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○大谷真司 議長 2番・酒井議員。
◆2番(酒井一樹議員) それでは、再質問させていただきます。
まず、今回、だいとうスマイル号が試行運行がされましたけど、初め、僕も乗車させていただいたときに、見て、何ですかね、乗車のバス停のとこにこんなA4の紙で何かちっちゃいのがついてて、初め、何じゃ、これって思ってしまったんですよね。もうその後は何かこれでもかいうぐらいでかい看板をつけていただいて、わかりやすかったなということは印象を受けます。
そして、今回、この試行が終了したんですけど、今後はどういう形でやっていくのかということをお聞かせください。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 今後につきましては、1回目の結果を検証させていただいて、2回目を実施させていただきたいと考えております。2回目の運行につきましては、アンケート結果をもとに見直しを行っていき、住民ニーズに合ったものにしていきたいと考えております。見直し内容としましては、停留所、ルート、運行時間帯でございます。また、2回目の実施時期については来年3月ごろを予定しております。
○大谷真司 議長 2番・酒井議員。
◆2番(酒井一樹議員) 毎回、僕も提案をさせていただいてまして、僕はいつもデマンドタクシーをずっとお話をさせていただいてるんですけど、今回も少しちょっと話をさせていただきたいなと思います。
今回は、いつもは堺市の分をお話しさせていただいてるんですけど、今回は奈良県の香芝市というところでこのデマンドタクシーをやられてる内容をちょっと言いたいなと思います。
まず、県内の市で初めて市民のみが対象だが、既に約2,800人の登録があり、利用者からも短時間で移動できると評判は上々。市は市役所と総合福祉センターを発着点とし、市内の各地区とを結ぶ無料の公共バスを走らせていると。しかし、市民は市役所とセンターに向かう便では乗車のみ。市役所とセンターから出る便では降車のみしかできず、スーパーや病院といった生活施設近くのバス停で自由に乗りおりをすることができない。山間部などでは大きいバスが入れない道も多く、市街地を含めて自宅からバス停まで遠い地区もある。そこから市や県などでつくる市地域公共交通活性化協議会が公共バスのあり方を検討する中で、乗合タクシーの試行運転を始めることにしたと言います。そして、市民は事前に氏名や住所、電話番号などを登録すれば、乗車の1週間前から30分前まで乗車の電話で予約ができます。駅や病院、福祉施設、金融機関、商業施設、市内約170カ所が共通乗車乗降場所として設定されており、これらの場所と自宅付近とが行き来できると。そして、自宅からバス停まで遠かった市民も、これで公共交通がしやすくなったと。そして、乗り合いのために途中でほかの人が待つ場所を回ることもあり、一般のタクシーより時間がかかる可能性はあるが、到着時刻を指定して予約することも可能。そして、運賃が1人1回乗車につき200円、小学生は100円と。小学生未満は無料といたします。そして、運行は月曜日から金曜日までの午前9時から午後4時半まで、そして業務は竜田タクシーに委託をしていると。そして現在、乗車数4人の中型タクシー5台が走ると。そして、車には携帯の予約情報が常時更新されるタブレットを運転手の方が持って、このカーナビと連動されているということなんですけど、そして、この今、写させていただいてるが乗車の場所ですね、一覧が行政施設であったりとか福祉施設とか金融機関とか医療機関とか、鉄道の駅であったりとか学校等ね、こういう形で出てるんですけど、本市でもこういう形でできないかということで聞きたいんですが、いかがでしょうか。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 今回の試乗につきましては、定時定路線型で10人乗りの車を使わせていただきました。やはり車のサイズの関係で、運行ルートについては一定限定されざるを得なかった現状がございます。それと、10人乗りと言いながら、運転手と助手を除きますと8名ということで運行をさせていただいておりましたが、やはり複数回、積み残しということも発生しております。今、申し上げた2点を解決するには、議員御提案いただいてる車のサイズを下げるとか、もしくは予約をしていただくとか、そういうことで解消できるのかなとは思っております。ただ1点、予約についての問題点もあるかもしれないとは思っております。
以上です。
○大谷真司 議長 2番・酒井議員。
◆2番(酒井一樹議員) 先ほどあったんですけど、積み残しがあったということなんですけど、これは積み残しされた方に対しての対応はどうされましたか。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 申しわけないですが、一度停留所で待っていただいて、満車になった状況で駅まで送り届けまして、その足でその停留所へ戻って、再度ルートを運行するということをさせていただきました。
○大谷真司 議長 2番・酒井議員。
◆2番(酒井一樹議員) そしたら、待っとっていただいたら、もう怒って帰ったとかっていうのは、そういうのはなかったですか。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 今回は無料ということでさせていただいておりますので、そういう意味もあったのかもどうかはわかりませんが、特に苦情は聞いておりません。
○大谷真司 議長 2番・酒井議員。
◆2番(酒井一樹議員) 今回、無料ということで運行していただいたんですけど、今後はやはりお金もかかってくると思いますのでね。その辺、お金をいただいて、今後実施していく考えはあるんでしょうか。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 現在、市内で3ルートをコミバスを走らせております。コミバスは、近鉄の路線バスを基準とした料金をいただいております。そういう関係もありますので、現段階では無料ということは考えておりません。
○大谷真司 議長 2番・酒井議員。
◆2番(酒井一樹議員) アンケートの中にも、そういう幾らぐらいやったら乗るかというアンケートはとられたんでしょうか。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 とっております。
○大谷真司 議長 2番・酒井議員。
◆2番(酒井一樹議員) そしたら、どれぐらいかいうのをもし言えるんであれば、言っていただきたいんですが。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 有料でも利用すると答えていただいた方が80%近くいらっしゃいます。その中で100円ぐらいまでとお答えいただいた方が約55%、200円ぐらいまでと答えていただいた方が18%、300円ぐらいまでと答えていただいた方が7%でございます。
○大谷真司 議長 2番・酒井議員。
◆2番(酒井一樹議員) 今回、無料でやったということで、今後またスケジュールは、また新たに走らせるということはあるんでよろしいんでしょうか。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 先ほど御答弁させていただきました2回目、3月ごろという、そこへ行くまでのスケジュールにつきましては、現在、鋭意アンケートの分析を行っております。それで、今月か1月上旬ぐらいまで庁内調整を行って、1月中ごろから特別委員会の開催を委員長のほうにお願いさせていただいて、そこで一定御説明をさせていただきます。その後、2月ごろにコースとバス停の設置、地元への説明に入っていきたい。その後、3月前後に本格運行をさせていただきたいと思っております。
○大谷真司 議長 2番・酒井議員。
◆2番(酒井一樹議員) 今回、アンケートを実施されて、見えてきたところがいろいろとあると思うんですけど、バス停の位置であったりとか時間帯を変えて、野崎駅とか四条畷駅以外のところにも運行する考えはあるんでしょうか。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 いろんな御希望は聞いております。その辺は多種多様にわたりますので、次の試乗でどこまで対応できるかは今、検討しているところでございます。
○大谷真司 議長 2番・酒井議員。
◆2番(酒井一樹議員) ちょっと副市長にお聞きしたいと思います。
デマンドタクシーの可能性としては、副市長、どう思われますか。
○大谷真司 議長 西辻副市長。
◎西辻勝弘 副市長 先ほど来より、部長のほうから今回は1回目の試行であるということの御説明をさせていただきました。また、アンケートの内容につきましても御説明させていただきました。私どもとしましては、利用者のアンケートも大事ですが、利用されなかった方、どうして利用されなかったか。バス停付近、近隣のほうにもアンケートをするようにと、アンケート調査するように指示をしたところでございます。3月ぐらいにまた2回目の試行がございます。それを踏まえた上ですね、一度制度を確立して本格的に稼働しますと、なかなか途中ではやめれませんので、議員がおっしゃるようなデマンドタクシーですね、これも有効な手段の一つであり、今現在も生きている状況でございます。
○大谷真司 議長 2番・酒井議員。
◆2番(酒井一樹議員) 今後、平成28年度に本格運行した場合の予算というのは、どれぐらいを想定されてますか。お答えできますか。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 現在、今回運行させていただいた運行経費については、1日、車のリース料と運転手の方の費用として大体6万円ぐらいかかっております。それで、6万円で大体もし仮に週4日、1年間運行するとなると約1,200万円ぐらいの経費がかかってまいります。一方で、コミバス3ルートを運行させていただいておりますが、それの運行経費から収入を除きますと、大体3ルートで車のお金を除いて3,600万円ぐらいかかっております。そうしますと、1ルート、現状のコミバスの運行が1,200万円ぐらいかかっておりますので、そこは参考にさせていただきたいと思っております。
○大谷真司 議長 2番・酒井議員。
◆2番(酒井一樹議員) 少しの料金をいただいて運行をする場合やったら、コスト的にも下がるということでいいんですかね。
○大谷真司 議長
濱本街づくり部長。
◎濱本賀聖 街づくり部長 先ほど、だいとうスマイル号の1日6万円で年間というお話、そこから1,200万円というお話はさせていただきましたが、そこには当然運賃収入があれば、そこの1,200万円から徐々に減っていくということになります。
○大谷真司 議長 2番・酒井議員。
◆2番(酒井一樹議員) この平成28年度の実施に向け、しっかりとやっていただきたいと思いますし、僕もすごい感じるのは、予約をされる場合に、やっぱりちょっとどうしても皆さんが抵抗があるというか、わからないというのがあるんでね。その辺はやはり周知していただいて、予約ってこういう形で、もう気にせずに、さっきの香芝市じゃないですけど、30分前でも予約できるような形にできたらなと思いますので、よろしくお願いいたします。
では、続きまして、市民サービスの向上についてお聞きします。
先ほど、民間の方にやっていただいてるということなんですけど、さっき総務部長から聞きますと、ええことばかり言うてはるんですけど、悪いって言ったらおかしい、誤解があるかもしれないですけど、こういうとこがあかんなというのがあれば、ちょっとお聞かせください。
○大谷真司 議長 田中総務部長。
◎田中祥生 総務部長 おおむね市民の皆様からは御好評をいただいてるのかなというふうに思いますけれども、例えば証明書の発行業務等につきましても、受け付けとお渡しという部分と審査、確認、発行と、こういった部分、こちらは職員がやる。受け付けとお渡しは民間の業者にやっていただくということで、従来と比べまして、そこにステップがワンステップふえるということになっておりまして、そこで従来よりは多少時間がかかっている部分もございます。これは正直、そういう部分もあるということでございます。ですので、現在、民間業者の委託の方の事務研修、こちらのほうを充実させていただきまして、個々の皆さんのスキルアップを図ることによりまして時間の短縮に努めてるというところでございます。
○大谷真司 議長 2番・酒井議員。
◆2番(酒井一樹議員) 市民の方からちょっと心配されてることがあるんですけど、個人情報を取り扱うので、そういうのは大丈夫なんですかってよく問い合わせがあるんですけど、その辺はどうでしょうか。
○大谷真司 議長 田中総務部長。
◎田中祥生 総務部長 個人情報の取り扱いにつきましては、業務委託を導入する際にも十分に検討をした項目でございます。ですので、契約に当たりましても、個人情報の保護に関しましてはきっちり盛り込んでおりますし、現在、毎朝、スタッフによりまして個人情報の大切さ、流出することのないようにという確認は毎朝行ってるという状況でございます。
○大谷真司 議長 2番・酒井議員。
◆2番(酒井一樹議員) もう一つ、前回も質問もぎりぎりで、最後にしたんですけどね。窓口をもうちょっと明るくしてください。これもまだちょっと設置されてないと思うんですけど、明るくしていただくことっていうのは大丈夫なんですか。
○大谷真司 議長 田中総務部長。
◎田中祥生 総務部長 前回、御質問いただきまして、その後すぐに現場のほうも見まして、もっと明るくするようにということで、現在、まだ作業には入っていないんですけども、今年度中にはぜひとももっと明るい、見やすい環境にしていきたいなというふうに思っております。
○大谷真司 議長 2番・酒井議員。
◆2番(酒井一樹議員) もう1点ですが、コンビニ交付に関してなんですけど、過去に各議員さんとかもいろいろ一般質問をされてると思うんですけど、検討の比較内容として、現在設置している市内6カ所7台の自動交付機とコンビニ交付の年間コスト費というのはどういうふうになってるか、お聞かせください。
○大谷真司 議長 田中総務部長。
◎田中祥生 総務部長 それぞれの年間の費用でございますけれども、これはシステムに係ります補修料も含めての額でございますが、現在使用しております自動交付機では2,850万円、コンビニ交付を実現するということになりますと年間2,150万円ということで試算をしておりまして、コンビニ交付のほうが約700万円程度は安価になるのかなというふうには思っております。
仮にコンビニ交付にシフトした場合でも、すぐに自動交付機からコンビニに即座に変えるということになりますと、市民の方にも御不便をおかけすることもあるかもわかりませんので、一定期間併設するということも含めて検討をしてる最中でございまして、併設することになりますと、一時的に双方の費用が発生する場合もあるかなというふうに考えております。
○大谷真司 議長 2番・酒井議員。
◆2番(酒井一樹議員) あと、今後、障害者手帳の交付とか、あとパスポート業務の権限移譲や来年度から実施されるマイナンバーカードの申請に証明写真が必要となってくると思うんですが、市役所に証明写真を撮る機械があれば便利だと思いますが、設置は可能でしょうか。
○大谷真司 議長 田中総務部長。
◎田中祥生 総務部長 まさしく議員がおっしゃるとおりでして、今現在でも身体障害者手帳の申請でございますとかパスポートの交付申請には写真の貼付を必要としておりまして、お願いをしてるところでございます。さらに今後、マイナンバー法が施行されますと、カードをつくるときにも写真が必要となってまいりますので、ますます申請に写真を使う機会がふえてくるということでございますから、今後、業者に設置を許可するという形で写真機の設置を考えていきたいなというふうに考えております。
○大谷真司 議長 2番・酒井議員。
◆2番(酒井一樹議員) ありがとうございます。
それでは、ちょっと広島のお話を少しさせていただきたいと思います。
これは先日行かせていただきました広島の安佐南区のほうの、これを見ていただければあれなんですけど、非常に何もなさそうな感じなんですけど、大東市とすごく似ているなというような様子であります。そして、これも寺坂議員からもありましたし、大束議員のほうもまたお話しされると思うんですけど、左の水路みたいなところですね。そこがこれだけの水路なのに、結局、ごめんなさい、右手のほうの家のほうは何もなってないというかね。こういう状態であったと。そして、ちょうどこういう流木ですね、流木が流れてきて、逆に1階にいらっしゃった方が亡くなられてるというのをすごい感じました。そして、これも見ていただいたらわかるんですけど、車なんですね、これは実は。形、タイヤだけは残ってて、こういう形で、本当に、何ていうんですかね、もう見る影がないというか、本当にそういう災害というのは怖いなというのを実感させていただきました。これもそうなんですけど、こういう形で車を写させていただいてます。そして、2階にこういう形で流木であったりとか砂がもう大変多く入ったということであります。あとこれが一つ場所をずらしたとこなんですけど、ここはもう、だから、ここも土砂災害が起こって、こういう形で家の中に入り込んで亡くなられた方もいらっしゃったということであります。本市でも土砂災害特別警戒区域内の対象住宅はこういう形ではあると思うんですけど、どれぐらいあるか、わかるでしょうか。
○大谷真司 議長 中田理事。
◎中田のぶ子 理事 39戸の対象住宅がございます。
○大谷真司 議長 2番・酒井議員。
◆2番(酒井一樹議員) 今後、補助制度の費用負担割合が国が2分の1、そして府と市がそれぞれ4分の1と言っておられましたが、本市でも今後、この補助制度の創設をする考えというのはあるんでしょうか。
○大谷真司 議長 中田理事。
◎中田のぶ子 理事 府の補助制度の詳細等が示されれば、本市といたしましても予算措置、要綱の作成を行った上で実施してまいりたいと考えております。
○大谷真司 議長 2番・酒井議員。
◆2番(酒井一樹議員) これはちょっと見たんで、言いたいと思うんですけど、広島の災害対策本部が出されてる資料なんですけど、ちょうど8月20日の夜中の3時から4時で安佐北区で115ミリ、そして安佐北区三入というとこで112ミリ、そして安佐北区大林で97ミリ、そして累加雨量というのがあるんですけど、安佐北区の可部南部ですかね、287ミリという形で、この8月、大東市で8月14日に15分か20分くらいですけどゲリラ豪雨ということで降ったんです。これが1時間以上もうずっと降り続いてたということであります。これを大東市で置きかえますと、別に広島だけじゃなくて、これがもし本当に大東市であったりとか、いろんな山の山間部に降ったときに、本当に何が起こるかわからないというのがこれは今、すごく感じさせていただいてることやと思いますんでね。この辺、うちのほうはやっぱり東部に山が多いんでね、しっかりとこういう制度にまた取り組んでいきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
続きまして、飯盛城の歴史的価値と現状についてお聞きをさせていただきましたが、私も公明党を代表いたしましてハイキングを、山に登ってまいりました。ありがとうございます。しんどかったですね、市長ともお話しさせていただいて、逆におりてきてからはあれやったんですけど、帰ってから次の日も筋肉痛でね、何とか大丈夫やったんですけど、それはどうでもええんで、話はないんですけど、済みません。頂上付近を私も散策させていただいたら、こういう大きな、これですね、左手のほう、石垣がこういう形で残ってるんですけどね。飯盛山城を、平成24年度からは飯盛城の特徴である石垣の状況確認調査を四條畷市と合同で順次実施してるということなんですけど、今後、飯盛山城跡地の国指定の実現というのは可能なんでしょうか。その辺、お聞かせください。
○大谷真司 議長 南田生涯学習部長。
◎南田隆司 生涯学習部長 飯盛城につきましては、大きいという範囲、それから安土城以前で石垣を多用してるという構造、それから織田信長以前に近畿一円を支配した三好長慶の本拠地という歴史的な事項から、国の史跡にふさわしいというふうに専門家がおっしゃっております。こういうふうに要件はあるんですけれども、その前提としましては具体的な調査研究というのが必要ですので、これはこれから進めていくんですけれども、片手間でできずに、かなり頑張らないといけないということでしっかりやっていきたいというふうに考えてます。
○大谷真司 議長 2番・酒井議員。
◆2番(酒井一樹議員) ありがとうございます。
それでは、もう時間がありませんので、行きたいと思います。
これは内海府会議員がゲリラ豪雨対策で第二増補幹線と大東四條畷増補幹線の整備を訴えてまいりました。そして、僕らも行かせていただいたのは、これは太平立坑と言うんですが、こういう形で50メートルぐらいですかね、もう広い。そこに一時的に水を入れると。そして、こういう形で行かせていただいて、これは四條畷市ですね。深北、大東四條畷増補幹線もこうやって行かせていただきました。先ほど大阪府の計画増補幹線は寝屋川流域下水道については枚岡河内中央増補幹線、枚岡河内北増補幹線の2路線の基本設計を現在行っていただいてるとお聞きしましたが、詳細を最後、説明していただけますか。
○大谷真司 議長 大嶋水道部長。
◎大嶋健一 水道部長 寝屋川南部流域下水道の本市に関係する枚岡河内中央増補幹線と枚岡河内北増補幹線につきましては、昨年度まで全く手つかずの状態でございました。そこで、市長、副市長のほうで大阪府に行っていただき、強く要望していただき、事業が開始いたしました。現在は基本設計を行い、平成27年度からは実施設計を順次行い、事業を進めていただけることになりました。今後も事業が停滞しないよう進捗状況を常に把握してまいりますので、よろしく御理解ください。
○大谷真司 議長 いいですね。行きます。
それでは、次に、一問一答方式で、9番・水落康一郎議員。(拍手)
◆9番(水落康一郎議員) (登壇)皆様、こんにちは。
清新会の水落康一郎でございます。
ただいま議長の御指名をいただきましたので、通告に従いまして一般質問を行わせていただきます。本日は、5項目にわたり質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
まず1点目、接骨院等による違法店頭広告について。前回、9月議会の一般質問でも通告をいたしておりましたが、時間がございませんでしたので、再度質問をさせていただきます。
前回の質問では、接骨院等による治療費の国保からの給付費、また不正請求について質問させていただきました。平成25年度の国保療養費の給付額は約84億6,100万円、うち接骨院、鍼灸院等に対する療養費の給付額は2億2,100万円でございました。後ほど写真のほうをお見せいたしますけれども、単なる腰痛、あるいは肩凝りには保険適用がなされないにもかかわらず、市内の施術所においては誤解を招く違法広告が蔓延しています。市内の現状についてお答えください。
2点目、所在不明児問題について。
日本全国で乳幼児健診を受けないなど、所在のわからない子供が約2,900名いたという所在不明児問題についてでございます。これまで乳幼児健診を受けていない子供は育児放棄などの虐待リスクが高いと指摘されてきました。所在不明児のうち約4割は外国へ出国、約6割が国内にいるとの報道がありました。しかしながら、あくまで電話等で所在を確認しただけで、虐待の有無など子供の目視に至らないケースも多数含まれているとのことです。大東市における所在不明児の現状について把握する一つのすべとしては乳幼児健診がありますが、乳幼児健診の未受診者数はどのような状況ですか。お答えください。
3点目、自転車に係る問題について。
これまでも多くの議員がこの自転車に係る問題について質問を行っております。公益財団法人交通事故総合分析センターのデータをもとに、人口10万人以上の市と東京特別区、合計289自治体を対象に10万人当たりの自転車乗用中の負傷者数、事故発生率を調査したデータがあります。大東市の最近のデータを見ますと、事故発生率の高いほうから289自治体中2008年で70位、2009年で58位、2010年で96位、2011年で68位、2012年で49位と押しなべて事故発生率が高い現状が見てとれます。大東市での事故発生件数と現状についてお答えください。
4点目、独居高齢者の生活実態について。
高齢化社会、核家族化、あるいは熟年離婚などの影響からか、独居高齢者が急激に増加しています。それと同時に、老後破産という言葉があるように、最近ではすさんだ生活を強いられている独居高齢者も少なくありません。市内における独居高齢者の現状について、どのような状況なのか。人数並びに生活実態の把握についてお答えください。
5点目、市長の親族企業による市発注工事の入札参加、落札についてお尋ねいたします。
東坂市長の就任以来、市長の親族が経営する株式会社三住建設が市発注工事を落札した案件は2件ございます。1つ目は、昨年10月2日に入札が行われました水道局発注工事の灰塚配水場ポンプ室築造工事で、落札価格は1億4,841万7,500円で落札率は94.98%。2つ目は、このたびの議会に上程されています北条西小学校跡地活用建築工事で、野村建設工業との特定建設工事共同企業体での入札で落札金額は8億1,631万2,600円、落札率88.50%であります。私個人は倫理上、市長の親族が経営する企業による市発注工事の入札参加、落札は問題であるというふうに思っております。大東市の見解について述べていただきたいと思います。
壇上からの質問は以上でございます。再質問の権利を留保して降壇いたします。
○大谷真司 議長
橋本保健医療部長。
◎橋本賢治 保健医療部長 (登壇)接骨院等による違法店頭広告につきまして、大東市における現状をお答えいたします。
現在、本市に施術所を開設して営業する接骨院の数は103件、施術所を設置せず、いわゆる出張施術等を行う個人登録の数は25名で、総数では128件となっております。違法店頭広告につきましては、被保険者からの申し出等により担当職員が現地で確認しております。しかしながら、全ての店頭広告については確認できておりませんので、今後につきましては、違法店頭広告の把握のため、職員による巡回を市内全域で行ってまいりたいと思います。
次に、独居高齢者の生活実態についてお答えいたします。
近年、少子高齢化の急速な進展、核家族化などにより、単身高齢者世帯の増加が報告されております。本市における65歳以上の高齢者の人数は平成26年11月末現在、3万313人で高齢化率は24.42%、そのうち高齢者のみの世帯は1万4,238世帯で単身世帯数は8,231世帯でございます。単身高齢者の生活実態の把握につきましては、市内3カ所の地域包括支援センターが実施しております高齢者の実態把握強化事業の中で、ひとり暮らし等で生活課題がありながらも誰からも把握されていない高齢者を把握することを目的に、担当地域の高齢者の自宅を1軒1軒訪問しております。訪問した中で把握できた状況としましては、少ない年金収入で不安を抱えながら生活している高齢者や、身内や近隣等とかかわりを持たず孤立化している高齢者が少なからず存在するということでございます。そういったケースでは、その後も家庭訪問によるフォローを継続しているところでございます。
以上でございます。
○大谷真司 議長 北崎福祉・子ども部長。
◎北崎忠良 福祉・子ども部長 (登壇)所在不明児童につきましては、厚生労働省が、本年5月1日時点で住民票があり、乳幼児健診などが未受診等により居住実態が把握できていない家庭について調査を行ったところ、全国で2,908人が把握できていない状況でありました。その後、再調査を行い、10月20日時点では全国で141人となっております。
本市の状況でございますが、平成25年度の乳幼児健診の未受診者数は4カ月健診が952人中59人、1歳10カ月健診が969人中121人、3歳6カ月健診が1,027人中133人でございました。この未受診者を対象に、アンケートの送付や家庭訪問で乳幼児の確認を行っています。それでも把握できない場合は、要支援児童として児童虐待防止連絡会議の通告プランである家庭児童相談室に通告し、所在が確認できるまで調査を行っているところでございます。その結果、所在不明児童はなく、全て所在が確認できている状況でございます。
また、学齢に達する児童に対しましては就学前の健診を全児童に行い、あわせて就学通知を送付いたしますとともに、各学校へは就学予定児童の学齢簿を送付することで入学式前までに全児童の把握を行っているところでございます。転入児につきましても、住民登録に基づき、各学校で児童の確認を行っておりますことから、学齢児童に関しましても所在不明となっている児童はございません。児童の所在不明は虐待や生命の危険にもつながることでございますので、今後も関係機関と連携して所在の確認に努めてまいります。
○大谷真司 議長 山本市民生活部長。
◎山本了一 市民生活部長 (登壇)まず、自転車事故発生率の推移についてでございます。
自転車が関係する死傷事故の件数を人口10万人当たりに換算した件数である事故率について、人口10万人以上の全国289都市の平成15年から平成24年までの10年間の結果を交通事故総合分析センターが発表しております。その調査結果によりますと、本市の平成22年中の事故率の順位は289都市中149件で96位、平成23年は162件で68位、平成24年は160件で49位となっておりますが、近隣他市の自転車の事故率の順位を見ましても、東大阪市が平成23年、9位、平成24年、10位、門真市は平成23年、13位、平成24年、23位、守口市が平成23年、60位、平成24年、81位となっており、近隣市の中で特に本市だけが事故率が高いという状況ではございません。
次に、現状につきましては、平成25年中の自転車事故発生率は公表されておりませんが、四條畷警察署発表の平成25年中の自転車関連事故件数が209件であり、平成26年3月末時点の本市人口が12万4,267人でございますので、これを人口10万人当たりに換算し、事故率に直しますと168件となります。平成24年の事故率が160件であるため、現状は同程度の状況と考えております。事故率の高い原因の一つとして通勤、通学に自転車のみを利用する方が多いことにあると分析しており、このことは本市においても当てはまるものと考えております。
以上でございます。
○大谷真司 議長 最後に、田中総務部長。
◎田中祥生 総務部長 (登壇)市長の親族企業による市発注工事の落札についての市の見解についてお答えをいたします。
地方自治法では、長の兼業禁止については規定されておりますが、親族企業が市と契約を締結することにつきましては法的な規定はございませんので、問題はないものと判断いたしております。
以上でございます。
○大谷真司 議長 9番・水落議員。
◆9番(水落康一郎議員) ありがとうございました。
それでは、順次再質問させていただきたいと思います。
まず初めに、これが字が非常に見にくいというか、見えないんですけれども、いわゆる鍼灸院、接骨院、マッサージ等は店頭に宣伝広告をする内容が法律で決まっておりまして、柔整師、鍼灸師、マッサージ師である旨、あるいは施術所の名称、電話番号及び住所、あるいは施術日または施術時間、骨接ぎまたは接骨と、医療保険療養費支給申請ができる旨ということで、あと休日、夜間における施術の実施、出張に関すること、駐車場設備に関することということで法律で規定をされております。その法律の根拠法令が柔道整復師であれば柔道整復師法の第24条で、この第24条に違反をしますと30万円以下の罰金に処するということで規定をされております。マッサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律においては第7条第1項に規定をされておりまして、違反をしますと罰金50万円以下ということで処分をされます。大東市内の施術所ですね、写真を撮ってきたんですけれども、こちらなんかはちょっと見えにくいんですけども、この上のブルーのところに生活保護というような文字が書かれたりしてまして、こういったものもいわゆる違法広告ということになります。こちらも骨盤矯正、小顔矯正とかこういったあたかも効果を保証するかのような広告が出されておりますけれども、これももちろん整骨院の広告でありますから、違反広告と、違法広告ということであります。こちらも一見シンプルなんですけれども、右のほうに労災とか交通事故取り扱い、これも厳密に言うと違法になります。こちらもほぼ同様ですね。こちらも生活保護等々の記載があります。こちらも随分と自転車がとまっておるんですけども、以前も申し上げたんですが、整骨院で保険適用がされるというのは捻挫、打撲、あるいは脱臼等々でございまして、保険適用がなければ、自己負担でありましたら大体4、5千円かかるというはずなんですけれども、随分と自転車がとまっている状況で、国保の適用がされているんではないかなという疑いもありますね。こちらは新しい施設なんですけれども、ちょっと見にくいんですけれども、真ん中のほうに保険適用1割負担の方、その下には保険適用3割負担の方ということで保険適用が前提との誤解を招く広告であると。これは景品表示法第4条に違反しているということでございます。右のほう、驚きの即効性ということで誇大広告、効果の記載、景品表示法、薬事法にも違反ということで、こちらも効能の記載がされてますんで、違反してますねと。これもちょっと上から消してるんですけども、生活保護という記載がありました。これなんかはちょっとひどいんですけれども、頭痛専門施術ということで、下のほうに料金目安、3割1,500円、1割500円ということで、あたかも頭痛に保険適用ができます、可能ですよという誤解を招く広告であります。こういったことが非常にはびこっております。
一方、違法広告をしてない法令遵守の施術所の広告例なんですけれども、この右のほうに受け付け時間とか施術時間を書いてるだけで、ほぼというか、完全に適法な広告例ですね。こちらもそうであります。こちらもそうですね。電話番号等々しか書いてないと。比較的新しい施術所ですが、しっかりと法令遵守されていますということで、何が言いたいかといいますと、真面目に法令を遵守しているところとそうでないところということで随分と差があるわけで、私は常々、正直者がばかを見るような社会であってはならんということで、違法な広告は当然取り締まっていただきたいというか、指導をして是正をすべきだというふうに考えております。法令遵守と法令を守っていないところとどちらが多いかといえば、守っていないところのほうが多いんですけれども、大東市として関係機関としっかりと連携をしていただいて、指導、是正をしていただきたいというふうに思っておるんですけれども、部長から答弁をいただきたいと思います。
○大谷真司 議長
橋本保健医療部長。
◎橋本賢治 保健医療部長 議員も既に御存じだと思いますけれども、この指導なんですけれども、一応所管というのは大阪府でございまして、保健所が担当しております。ただ、その中で市としてできることといいますと、市民からの通報等で現場に出向いて、こういう掲示をしているということを保健所に連絡しまして、保健所に動いていただくというのが今の市でできる現状でございます。先ほど答弁でもお話しさせていただきましたように、やはりできる限り、今までは一部のところしか把握しておりませんけれども、今後、職員の数も限りはございますけれども、でき得る限り全市内を回って、その辺の調査を行ってまいりたいと思っております。
○大谷真司 議長 9番・水落議員。
◆9番(水落康一郎議員) これだけ違法広告がはびこってるとなると、そもそも法令の中身をもうわかってないんじゃないかというぐらいもう何でもありでひどい状況ですので、本当に真面目に法律を守っている方とそうでない方、しっかりと是正していただきたいと思います。関係機関と申し上げましたけども、四條畷保健所のほうと連携して、よろしくお願いいたします。
次に、所在不明児問題についてお尋ねいたします。
大東市のほうには所在不明児はいないということでありまして、先ほど4カ月健診、1歳10カ月健診、3歳6カ月健診と3回の乳幼児健診の数字を言っていただいたんですが、未受診者がそれぞれ4カ月が6%、1歳10カ月が12.4%ですかね。3歳6カ月で13%が未受診ということでありますけれども、未受診の方もしっかりと家庭訪問をしたりアンケートの送付で所在が確認できるまで訪問したりしてるということでございますので、それはそれで一安心であります。
一方で、ちょっと私もびっくりしたんですけれども、報道によりますと、この所在不明児問題とは別の次元の話になると思うんですが、いわゆる住民登録を抹消された幼児、児童が年間900名を超えているという実態があるという、新聞報道に900名というのがしっかりと書かれておったんですが、この点については大東市はどのように把握されていますでしょうか。
○大谷真司 議長 田中総務部長。
◎田中祥生 総務部長 児童の住民票の抹消の件でございますけれども、本市におきましては児童を住民票から抹消したと、職権により抹消したという事例はございません。
○大谷真司 議長 9番・水落議員。
◆9番(水落康一郎議員) 職権、住民登録の抹消ということはないということなんですけれども、今後、そういう要請等が親権者からあった場合等々が予想されるんですが、そういった場合はどうされますか。
○大谷真司 議長 田中総務部長。
◎田中祥生 総務部長 たとえ親権者等から要請があったとしても、実際にその子供の存在が確認されてるという状況のもとでは削除は行えないということになると思います。
○大谷真司 議長 9番・水落議員。
◆9番(水落康一郎議員) いや、そうなんですけど、子供の所在が明らかでないということがわかった場合に、職権で住民登録の抹消を大東市としてやらなければならないんですよね、これは義務というか、自治体の義務として。その辺をお聞きしたい。
○大谷真司 議長 田中総務部長。
◎田中祥生 総務部長 住民基本台帳法とか戸籍法によりますと、職権消除できるという規定でございますので、必ず義務的に消除をしなければいけないという規定ではないというふうに考えております。
○大谷真司 議長 9番・水落議員。
◆9番(水落康一郎議員) わかりました。ありがとうございます。
次に、自転車についてちょっとお聞きしたいと思うんですが、近隣、随分と東大阪市さんとか門真市さんとか守口市さん、大東市に負けず劣らずその人口10万人当たりの事故率が非常に多いということで、まあまあこれはこれでちょっと横に置いておきたいと思うんですけれども、やっぱり事故率の高い自治体というのは市民の、先ほども通勤、通学で自転車を使われる方が多いという答弁がありましたけども、自転車の利用頻度が高い一方で、自転車の安全な走行環境が確保されていないという自治体が全体的に多いということであります。草加市さんなんかは2012年まで、最新のデータが2012年までなんですけれども、10年間の事故発生率が10年平均でワースト1位であります。こちらのほうは担当者の声として書かれておるんですけども、道路整備計画の中で自転車をしっかりと位置づけられてこなかった。これは大東市もそうではないかなというふうに思ったりするんですけども、あとは放置対策を優先させてきたツケが回ってきたとか、道路整備よりも住宅開発が先行したため自転車の道路整備の対策がおくれたというようなことをおっしゃられております。大東市も非常に狭隘な道路でありますとか際々まで家が建っているという状況もありますので、なかなか安全な走行環境を今から自転車について確保せえという話もなかなか難しいとは思うんですけれども、であれば、せめてもの対策として、やっぱり加害者としての損害賠償のリスクでありますとか被害者になった場合のリスクですよね。事故等々、結構最近では大きな事故に発展するような事例もありますんで、そういったことの周知、あるいは基本的にルールやマナーなどこういった啓発を、大東市は西のほうは平地が多いんで、自転車の利用者が非常に多いという状況も鑑みると、やっぱり市民にしっかりと啓発をしていくべくだと思うんですけども、その辺についてはいかがですか。
○大谷真司 議長 山本市民生活部長。
◎山本了一 市民生活部長 自転車事故につきましては、今、議員御指摘のとおり、自転車の走行道路の環境というのも、これは確かにあると認識はしております。ただ、一番事故を防ぐためということで考えますと、やはり利用者のマナーということで当部では考えております。交通ルールや利用マナーを定めた自転車安全利用五則というのがございます。これに基づきまして現在実施しております交通安全教室や春と秋の全国交通安全運動期間に実施する啓発活動がございますので、それらをさらに充実させるとともに、マナー条例も今、執行させていただいておりますので、マナー条例による啓発も同時に行ってまいりたいということで考えております。
○大谷真司 議長 9番・水落議員。
◆9番(水落康一郎議員) マナー条例も当然自転車についての規定がありますんで、それはそれで重要だと思うんですけれども、なかなかそうはいっても、私なんかも車に乗ってますと、普通にイヤホンを聞きながら自転車に乗られたり、傘を差して乗られたり、自転車が車両であるという認識もなく、非常に無謀な運転をされる方を多数見ます。せめて子供の安心・安全のために、やっぱり子供だけでもしっかりと幼いころからそういったルールやマナーを植えつけるといいますか、学んでいただいて、安心・安全な大東市に寄与していただくというようなことの取り組みが必要ではないかなというふうに思っておるんですけれども、先進市の取り組みとして、子供を対象に講義、筆記試験、実技試験を通じて子供に対して自転車の免許証を交付しているという自治体がございまして、これは荒川区の自転車運転免許証、日本で一番最初に自転車の運転免許証を発行したのがこの荒川区なんですけれども、こういった子供の顔写真も入っておりますけれども、非常にこれはこれで子供にしたら免許証がもらえるということで大変根強い人気があるということなんですけれども、こういった取り組みを行うのも一つの手でありますし、最近では愛媛県の松山市なんかはこれも同じ小学生を対象に自転車免許証を交付しているんですけれども、その交付と同時に市営の駐輪場の割引をしたり、そういった取り組みもされているような自治体もあるんですけれども、子供のころからそういった意識の醸成を図るということで非常に重要な取り組みではないかなと思うんですけれども、この点について大東市はどうですか。
○大谷真司 議長 山本市民生活部長。
◎山本了一 市民生活部長 今、議員御提案の免許証の交付、それから特典の付与ということに関しては、これは一定効果的なものということで認識をしております。今後、どういった方法で行うのがいいかということに関しましては、この辺は四條畷警察と連携をとりながら、調査研究もした上で進めてまいりたいと思いますけれども、今現在、千葉市なんかでは特典として動物園の入場券をお渡ししてるとかそういった先進事例もございますので、そういったところを十分調査研究いたしまして行ってまいりたいと思います。
運転免許につきましては、これは交通安全週間とかそういった啓発活動の中で、画面でトレーニングというか、やった場合に、そういう免許証を交付したり、そういうようなことはやっておりますので、それをもう少し拡大した中で、あらゆる方法をもって啓発に努めてまいりたいということで考えております。
○大谷真司 議長 9番・水落議員。
◆9番(水落康一郎議員) 子供だからいうわけじゃないんですけども、やっぱり安心・安全と幼いころからそういった意識を植えつけるというか、醸成するという意味でぜひ前向きに取り組んでいただきたいというふうに思っております。
次に、独居高齢者の生活実態についてお聞きしたいんですが、先ほど単身世帯で8,231という数字、イコール8,231名ということだと思うんですけれども、地域包括センターの実態把握事業で1軒1軒訪問するということなんですが、これはあれですかね。現認をするまで、留守のところはもうそれで終わりじゃなくて、会うまで訪問し続けるということでよろしいんですか。
○大谷真司 議長
橋本保健医療部長。
◎橋本賢治 保健医療部長 申しわけございません。詳細なことにつきまして、ちょっとわかりかねます。
○大谷真司 議長 9番・水落議員。
◆9番(水落康一郎議員) 地域包括センターがやってることなんで、そうですね、済みません。そしたら、こういった独居高齢者からの相談等々もあると思うんですけども、それについても地域包括センターが主体でやってるということですかね。
○大谷真司 議長
橋本保健医療部長。
◎橋本賢治 保健医療部長 相談窓口としましては、主に地域包括支援センターが一番前面に立ちますけれども、あとコミュニティソーシャルワーカー、社会福祉協議会、民生委員・児童委員さん、校区福祉委員さんなど身近な地域の窓口を中心に相談体制を敷いております。中でも民生・児童委員さんや校区福祉委員さんにおかれましては、最近顔を見ないなあというようなサインが出ましたら、そういうことを見逃さないように、地域に密着して日常生活の中で積極的にかかわっていただいております。
○大谷真司 議長 9番・水落議員。
◆9番(水落康一郎議員) なぜ独居高齢者の生活実態についてということで質問させていただいたかといいますと、独居高齢者、特に男性のおひとり暮らしの高齢者の方なんかはやっぱり食生活の面が非常に心配で、インターネットなんかで見ますと、ブドウ糖等のエネルギー不足は脳の中の何らかの物質を消費してしまって認知症に非常になりやすくなるというような何かデータがあるようで、そういった面では食事指導とか管理栄養士の派遣とか、そういったところまでやってる自治体もあるんですけれども、それはそれでまた機会を改めて申し上げたいと思うんですが、ここで来年4月から施行されます、生活困窮者自立支援法が来年4月1日から施行されるんですけれども、この関連性についてお聞きしたいんですけれども、厚労省の資料なんかを見ますと、生活困窮者自立支援法なんかは自治体のほうに、さまざまな高齢者だけではなくて、本当の生活困窮者であったり障害をお持ちの方であったり、そういった方々からの相談窓口としてワンストップ窓口を設けようというようなことが書かれてるんですけども、このワンストップ窓口については大東市は来年4月からスタートできるように準備はされてるのかどうか、お願いします。
○大谷真司 議長 北崎福祉・子ども部長。
◎北崎忠良 福祉・子ども部長 生活困窮者自立支援制度につきましては、来年4月からの実施に向けて現在、準備を進めております。相談支援につきましては、制度の中核的な役割を担うものでございますので、利用者にとって相談しやすいようにワンストップ化を図るため、庁内に窓口を設置する方向で準備を進めておるところでございます。
○大谷真司 議長 9番・水落議員。
◆9番(水落康一郎議員) ありがとうございます。
準備が着々と整っているということで大変ありがたいんですけども、いつもワンストップ窓口ってよくほかの施策でも言うんですけども、ワンストップ窓口って、見方を変えればオンリーなんですよね。ワンストップではじかれたりした場合は、ほかに相談するところがないというふうにも見れてしまいますんで、そういった、何ていいますかね、水際作戦みたいなんに使われないように、しっかりと相談を受け入れるという意識で取り組んでいただきたいと思います。
最後に、市長の親族企業の入札についてなんですが、総務部長のほうから地方自治法の法律、何条でしたっけ、142条ですね、首長の兼業禁止については規定があるけれども、市長は今、当然会社の代表でもないので、特に問題はないと、特にというか、問題はないという御答弁だったんですが、今回の入札においては、例えば情報の漏えい等の問題で入札に影響を及ぼすというようなことはなかったのか、お聞かせください。
○大谷真司 議長 田中総務部長。
◎田中祥生 総務部長 情報の漏えいについては一切ございません。
○大谷真司 議長 9番・水落議員。
◆9番(水落康一郎議員) 私も委員会審査におきましては、現状の制度上、問題ありということにはならないので、賛成をさせていただきましたけれども、これまで大東市と請負契約を締結し得る企業の社長などが市長を務められてきた例はありますけれども、実際に市と請負、あるいは委託などの契約を締結することはなかったのではないかというふうに思っております。ただ、しかしながら、このたびの市長の親族企業による市発注工事の落札、先ほど灰塚配水場の件と北条西小のこの件と2件あると申し上げましたけれども、税金を原資にした公金を、市長の親族企業があくまでも入札という手順を踏んだとしても、市民感情としてどうなのかというようなことを市民からも言われることが実際にございます。やはり行政運営上の疑念を生じさせないということがこの法律、地方自治法の142条の兼業の禁止にあるように、これが法律の趣旨だと思うんですけれども、この点について、どういいますか、李下に冠を正さずとかいう故事もありますけれども、疑念を持たれないためにも、やっぱり市の発注工事については入札をされない方向で何とかできないかというふうに思うんですけども、その点は市長、いかがですか。
○大谷真司 議長 東坂市長。
◎東坂浩一 市長 公的なさまざまな施設に対する発注に対しまして、市内の業者が受注し、施工し、そしてその後にも管理をしていただくことというのは市にとって望ましい方向であるというふうに認識をしております。その上で、市の財産にかかわる施工に市の業者が市民奉仕の精神を持って当たっていただけるものと、このように信じるものでございまして、市内業者の倫理性というものについては今後とも高いレベルを維持していっていただきたいと、このように思っております。その中におきまして、親族企業が含まれているということに疑念や李下に冠をと、このような指摘がございました事実についてはしっかりと受けとめるということでございます。一方、この発注業務に受注業者が大きな利益を受けているというような印象の質問であろうかと思いますけれども、この数年間にわたりまして大変厳しい予算の中で発注をしてきている中、受注業者が辞退していく、あるいは非常に厳しい入札結果が続いているという状況であります。市内の業者が積極的にこの受注へ向けて取り組んでいただけることも市にとってのメリットは出てこようかと思っております。この場合においても、親族企業が関与することにそういった指摘があるということについては真摯に受けとめていかねばならないと思っております。その両面の中から、市内の発注、市内の施工、こういった工事業者や受注業者、委託業者が市内に多く生まれ、市の公に供するために企業努力をしていただけることを非常に喜ばしく感じるとともに、それが市内の振興につながることがぜひ歓迎すべき方向だという方向で庁内も議員の皆さんともコンセンサスが図れればなと思っております。またここでも親族企業の関連については改めて別途考えを持つ必要があるのかと指摘のもとに思うわけですけれども、その両面をしっかりと考えながら、市内の振興、そして市の財産の保全、また市内企業の奉仕の精神が加わった受注、こういったものをよく相関して進めればなと私としては感じております。
○大谷真司 議長 9番・水落議員。
◆9番(水落康一郎議員) 市長が今おっしゃられた点は、それは私もわかるんで、理解も当然するんですけれども、お配りをさせていただいたレジュメの裏面の一番下なんですけどね。参考判例として、これは広島県府中市にあります政治倫理条例についての裁判なんですが、市議会議員さんがおりまして、この方の二親等以内の親族が経営する会社と市が公共工事の契約をすることを制限したこの政治倫理条例が職業選択の自由とかそういった観点から争われて、高裁、最高裁まで行った裁判の資料なんですけれども、実際、最高裁では議員の公正さ、あるいは議会の信頼を保つための正当な規制であり、合憲だという判断を示し、高裁に差し戻しになったと。要は、裏を返せば、市長や議員の親族企業が市発注工事の入札に参加できなくても違憲ではないと。企業活動を制限されても違法ではないというほどの高潔さを最高裁が求めたというふうにも思えるんですが、この点、大東市でも政治倫理条例、大東市議会の基本条例をつくるときに市長の政治倫理条例も含めてというような話も一瞬あったんですが、つくらずじまいというか、つくっていないわけでありますけれども、この政治倫理条例について当然市長の親族企業が今後、市発注工事に入札をされないというのであれば、当然つくる必要もないわけでありますけれども、先ほどの市長の答弁をお聞きしておりますと、純粋な市内業者としての経済活動、企業活動だということであるのであれば、本市においても当然倫理条例的なものを、倫理条例をつくるという必要性があるのではないか。あるいは、市民からそういう声が出てくることも予想されると思うんですが、その点はいかがですか。
○大谷真司 議長 西辻副市長。
◎西辻勝弘 副市長 水落議員のほうから一つの例を挙げていただいて、誤解を招くようなことはという結果だと思います。一つは、法的には問題ないということを御理解いただいてるいうこと。ただ、市民に誤解を招くようなことはということでの御提案だと思います。私どもとしましては、まず一つ懸念しますのは、ある二親等、大東市に入札等に入ってる業者の子供さん、親御さんというのは市長にも市議会議員にもなれない。逆に言いますと、そういう選挙に出れないような形になりますので、それもいかがなものかと思いますし、本市の場合は予定価格、最低価格、全て公表してます。秘密というのは別にございませんので、誰もが知り得る状況でございまして、あとは企業努力で入札をしていただく。これで公平、公正、競争性を保ってる状況でございます。その状況下のもとでは、この倫理条例を御提案をいただきましたが、今のところはちょっとそれをつくるという考えは持っておりませんので、よろしく御理解を願います。
○大谷真司 議長 9番・水落議員。
◆9番(水落康一郎議員) いや、副市長がおっしゃることはわかるんですよ。業者の子供さんが市長にも市議会議員にもなられへんのかと。先ほど申し上げた最高裁の判例はまさにその職業選択の自由が問われた裁判なんですけれども、裁判所の裁判長は市長や議員の親族企業が入札に参加できなくても違憲ではないと。企業活動を制限されても違法ではないというぐらいの記載がありまして、判旨の中にありまして、それぐらいの高潔さが求められるということで例を挙げさせていただきました。
済みません、もうちょっと時間がないんで、どうもありがとうございます。
○大谷真司 議長 では、お諮りをいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ございませんでしょうか。
〔「異議なし」の声起こる〕
異議なしと認めます。よって本日の会議はこの程度にとどめ、延会することに決定をいたしました。
本日はこれをもって延会します。どうも御苦労さまでした。
午後4時42分延会
会議録署名議員
大東市議会 議 長 大 谷 真 司
〃 議 員 飛 田 茂
〃 議 員 石 垣 直 紀...