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平成 7年第 2回臨時会−10月25日-01号

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  1. 大東市議会 1995-10-25
    平成 7年第 2回臨時会−10月25日-01号


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    最終取得日: 2021-08-18
    平成 7年第 2回臨時会−10月25日-01号平成 7年第 2回臨時会           平成7年第2回大東市議会臨時会会議録 〇 議  事  日  程      平成7年10月25日(水)  午前10時開議  (第1日目) 日程第 1 会議録署名議員の指名について 日程第 2 会期決定について 日程第 3 議会議案第20号 大東市議会議員定数条例の一部を改正する条例の撤                回について 日程第 4 議会議案第21号 大東市議会議員定数条例の一部を改正する条例につ                いて 日程第 5 議案第65号 市立市民体育館改修工事請負契約の締結に係る議決内容              の一部変更について       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 本日の会議に付した事件 日程第1から第5まで       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 出 席 議 員(20名)     1番 山 元   学 議員   10番 浅 妻 ミ ヱ 議員     2番 松 原   進 議員   11番 中 野 正 明 議員
        3番 中 河   昭 議員   12番 三ツ川   武 議員     4番 川 口 志 郎 議員   13番 松 村 憲 三 議員     6番 植 田   実 議員   14番 松 下   孝 議員     7番 古 崎   勉 議員   15番 塩 田 一 行 議員     8番 大 木 祐 三 議員   16番 千 秋 昌 弘 議員     9番 寺 坂 修 一 議員   17番 森 下 賢 乙 議員    18番 品 川 公 男 議員   21番 中 尾 久 夫 議員    19番   欠   番      22番 岩 淵   弘 議員    20番 漕 江 得 郎 議員       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 欠 席 議 員(1名)     5番 作 本 安 弘 議員       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 地方自治法第121条による出席者        近 藤 松 次    市長        船 本 昭 人    助役        安 田 幸 次    収入役        植 村 王 男    水道事業管理者        大 東 元 二    教育長        西 林 正 義    市長公室長        北 口 春 信    総務部長        伊 東 康 則    行政改革推進室長        北 本 慶 三    市民生活部長        蔀   正 次    福祉保健部長        森   創 平    人権啓発部長        山 田 司 郎    都市整備部長        大 浜 一 止    下水道部長        安 川 博 美    消防長        木 村 時 夫    水道局長        田 口 幹 雄    教育委員会事務局管理部長        乾   昇 一    教育委員会事務局指導部長        平 松 信 彦    選管・公平・監査事務局長        谷 崎 俊 弘    総務部次長       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 〇 議会事務局職員出席者        織 田 義 弘    事務局長        高 宮   紘    事務局次長        岡 崎 信 久    事務局主幹        向 井   博    議事係長       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜      午前11時01分開議 ○漕江得郎 議長  ただいまから平成7年第2回大東市議会臨時会開会いたします。  開会に際しまして一言ごあいさつを申し上げます。  本日、市長より第2回臨時会を招集されましたところ、議員各位には時節柄何かとご多忙の中、早朝よりご出席を賜り、まことにありがとうございます。  日ごろは、本市市勢の伸展と市民福祉向上のためご活躍をいただいておりますことに対し、深甚なる敬意を表する次第であります。  さて、今期臨時会に付議されます案件といたしましては、市立市民体育館改修工事請負契約の締結に係る議決内容の一部変更についてでございます。  また、先ほど議運委員長から報告がありましたように、第3回定例会から継続されています議員定数削減のための市議会議員定数条例の一部を改正する条例についても、来年4月の改選期を考慮して、今期臨時会で結論を得ていきたいと考えておりますので、どうか慎重にご審議をお願いしますとともに、議事進行にも格別のご協力を賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、開会のごあいさつといたします。  次に、市長より開会のごあいさつを申し上げたい旨の申し出がありますので、発言を許します。近藤市長。 ◎近藤松次 市長  (登壇)開会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。  菊花香るこの季節、議員各位におかれましてはますますご健勝にてご活躍のこととお喜び申し上げます。  本日ここに、平成7年第2回大東市議会臨時会を招集させていただきましたところ、議員各位には公私何かとお忙しい中ご出席をいただきまして、まことにありがとうございます。  本日ご提案申し上げます議案は、市立市民体育館改修工事請負契約の締結に係る議決内容の一部変更についてでございます。何分急を要するため、臨時会を招集させていただいた次第でございます。  何とぞよろしくご審議を賜りますようお願いを申し上げまして、甚だ簡単ではございますが、開会のごあいさつといたします。よろしくお願いします。 ○漕江得郎 議長  この際申し上げます。本日の議事日程は、お手元に配付いたしております日程表のとおり定めておりますので、これによりご了承いただきたいと思います。  この際、日程に先立ちまして事務局長より諸般の報告をいたさせます。織田事務局長。 ◎織田義弘 事務局長  諸般のご報告を申し上げます。  まず、議員出席状況報告でございますが、本日の会議におきます現在までの出席議員数は20名でございます。  なお、作本議員から欠席の申し出がありました。  次に、各種会議報告でございますが、これはお手元に配付いたしております報告書によりご了承いただきたいと思います。               報  告  事  項                       ┌─第3回定例会以後のもの─┐  各種会議報告等              └─H.7. 9.29 〜 H.7.10.24─┘ ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ 月  日 │         概         要         ┃ ┣━━━━━━┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ ┃10月 2日│大東市民生委員推薦会          於 東別館A会議室┃ ┃      │ 協議事項                        ┃ ┃      │ (1) 正副委員長の選任について              ┃ ┃      │ (2) 民生委員候補者の推薦について            ┃ ┃      │ 出席者 委員 寺坂修一漕江得郎            ┃ ┃      ├─────────────────────────────┨ ┃      │大東都市計画審議会          於 西別館委員会室┃ ┃      │ 協議事項                        ┃ ┃      │ (1) 大東都市計画生産緑地変更について         ┃ ┃      │ 出席者 委員 山元 学、川口志郎、古崎 勉、大木祐三、 ┃ ┃      │        松下 孝、品川公男漕江得郎       ┃ ┠──────┼─────────────────────────────┨ ┃10月 4日│民生常任委員会行政視察                  ┃ ┃    〜 │ 視察先  ◎佐賀県佐賀市                ┃ ┃    6日│ 視察目的  (1) 保健・高齢者福祉および地域福祉等について┃ ┃      │       (2) 保健福祉会館について          ┃ ┃      │      ◎長崎県長崎市                ┃ ┃      │       (1) 「障害」者福祉について         ┃ ┃      │       (2) 障害福祉センターについて        ┃ ┃      │ 出席者 委員長 寺坂修一 副委員長 松村憲三      ┃ ┃      │     委員 川口志郎大木祐三、浅妻ミヱ岩淵 弘  ┃ ┃      │     福祉保健部長 蔀 正次 次長 高宮 紘     ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ 月  日 │         概         要         ┃ ┣━━━━━━┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ ┃10月 5日│東大阪市・大東清掃センター組合行政視察         ┃ ┃    〜 │ 視察先 静岡県藤枝市志太広域事務組合          ┃ ┃    6日│        藤枝環境管理センターし尿処理施設)  ┃ ┃      │ 出席者 議員 中野正明塩田一行中尾久夫       ┃ ┠──────┼─────────────────────────────┨ ┃10月11日│大東土地開発公社開発協会理事研修会         ┃
    ┃    〜 │ 視察先 静岡県掛川市                  ┃ ┃   12日│ 視察目的  (1) 掛川市における土地開発公社の運営について┃ ┃      │       (2) 事業運営について            ┃ ┃      │       (3) その他                 ┃ ┃      │ 出席者 理事 松原 進、品川公男中尾久夫       ┃ ┃      ├─────────────────────────────┨ ┃      │大東国民健康保険運営協議会研修会   於 福井県加賀市 ┃ ┃      │ 協議事項                        ┃ ┃      │ (1) 「国保の現状」について               ┃ ┃      │ 出席者 委員 松村憲三岩淵 弘            ┃ ┠──────┼─────────────────────────────┨ ┃10月14日│国体対策特別委員会行政視察                ┃ ┃    〜 │ 視察先福島県白河市、福島市               ┃ ┃   16日│ 視察目的 (1) 福島国体バドミントン、及びライフル射撃(C┃ ┃      │        P)の開始式、競技の視察         ┃ ┃      │ 出席者 委員長 三ツ川武 副委員長 中尾久夫      ┃ ┃      │     委員 山元 学、植田 実、寺坂修一中野正明  ┃ ┃      │     次長 高宮 紘 主幹 岡崎信久         ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ┏━━━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ 月  日 │         概         要         ┃ ┣━━━━━━┿━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫ ┃10月17日│全国都市問題会議            於  岐阜市   ┃ ┃    〜 │ 協議事項                        ┃ ┃   19日│ (1) 都市と活力 〜震災を機に都市を考える〜       ┃ ┃      │ (2) その他                       ┃ ┃      │ 出席者 議長 漕江得郎 副議長 川口志郎        ┃ ┃      │     局長 織田義弘                 ┃ ┠──────┼─────────────────────────────┨ ┃10月20日│議会運営委員会             於 議長応接室  ┃ ┃      │ 協議事項                        ┃ ┃      │ (1) 第2回臨時会議会運営について           ┃ ┃      │ 出席者 委員長 岩淵 弘 副委員長 寺坂修一      ┃ ┃      │     委員 川口志郎、植田 実、中野正明松村憲三、 ┃ ┃      │        千秋昌弘漕江得郎            ┃ ┠──────┼─────────────────────────────┨ ┃10月23日│一般会計決算審査特別委員会       於  委員会室  ┃ ┃    〜 │ 協議事項                        ┃ ┃   24日│ (1) 平成6年度大東一般会計歳入歳出決算について    ┃ ┃      │ 出席者 委員長 中河 昭 副委員長 寺坂修一      ┃ ┃      │     委員 大木祐三、浅妻ミヱ三ツ川武、松下 孝、 ┃ ┃      │        千秋昌弘品川公男岩淵 弘       ┃ ┠──────┼─────────────────────────────┨ ┃10月24日│大東農業委員会            於 東別館A会議室┃ ┃      │ 協議事項                        ┃ ┃      │ (1) 農地転用について                  ┃ ┃      │ (2) その他                       ┃ ┃      │ 出席者 委員 松村憲三森下賢乙            ┃ ┗━━━━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛  最後に、議長は、今期臨時会期中、議案説明のため市長並びに各関係者出席を求められました。  以上、報告を終わります。 ○漕江得郎 議長  これより議事に入ります。  日程第1、本日の会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において中河議員及び川口議員を指名いたします。  次に、日程第2、会期決定についての件を議題といたします。  お諮りいたします。今期臨時会会期は、本日限りといたしたいと思います。これにご異議ございませんか。      〔「異議なし」の声起こる〕  ご異議なしと認めます。よって今期臨時会会期は本日限りとすることに決定いたしました。  次に、日程第3、議会議案第20号「大東市議会議員定数条例の一部を改正する条例の撤回について」の件を議題といたします。  お諮りいたします。  本条例は、9月28日に岩淵議員ほか2名から提案され、なお慎重に審議するため、第3回定例会において継続審査となっていたものです。  本日、提案者より、「提案賛同者変更し、再度提案したい」との理由により、撤回したい旨の申し出がありました。よって、本件の撤回について、会議規則第19条の規定により、撤回を承認することにご異議ございませんか。      〔「異議なし」の声起こる〕  ご異議なしと認めます。よって、議会議案第20号「大東市議会議員定数条例の一部を改正する条例の撤回について」の件は承認することに決しました。      〔「議長、休憩を求めます」と呼ぶ者あり〕  暫時休憩いたします。      午前11時07分休憩       〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜      午前11時29分再開 ○漕江得郎 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、日程第4、議会議案第21号「大東市議会議員定数条例の一部を改正する条例について」の件を議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  提案者から提案理由の説明を求めます。22番・岩淵議員。 ◆22番(岩淵弘議員) (登壇)それでは、提案理由の説明を申し上げたいと思います。  国及び地方行政を通じて、新しい時代に即応した行政のあり方が広く問われている、地方分権の推進が時代の大きな流れとなっている今日、地方公共団体の果たすべき役割はますます重要となっており、地方財政を取り巻く環境は極めて厳しいものがある中で、改めてその責務を自覚し、社会の変化に対応した自主的な改革が求められています。  現在、本市で取り組まれている行政改革第3次実施計画は、財政の健全化と組織の活性化により、市民福祉向上を図ろうとするものであり、その第1段として管理職手当特殊勤務手当の改正がなされ、さきの第3回定例会において退職手当の是正が行われ、さらに、職員定数の抑制と財政リストラ計画が実施されようとしている中であります。  このような背景から、議会みずから、議員定数現行22名をさらに可能な限り削減することにより、本市健全財政の一助とするため提案するものでございます。よろしくお願いいたします。 ○漕江得郎 議長  これより質疑に入ります。16番・千秋議員。 ◆16番(千秋昌弘議員) 数点質問をしたいと思います。  今提案された議案に対しまして、行革の点からの趣旨が述べられたと思いますが、議会そのものの持つ役割というものもあると思います。議会の果たすべき役割についてはどのように考えておられるのか、まず質問します。  2つ目には、行政改革の一助というふうにおっしゃったと思いますが、議会費そのもの全市財政に占める割合は何%ぐらいあるものか。  また3つ目には、大東市の法定議員定数に対しまして、現在の大東市の定数というものが全国的に見てもどの程度に位置すると考えておられるのか、多いと思われるのか、少ないと思われるのか、どういうふうに判断しておられるのか。  4つ目には、議員定数を減らせば、少数党派、また少数の地域の代表の声が抹殺されることになります。これは議会制民主主義の根幹を脅かすものだと思いますが、行政改革を理由に定数を減らせば、この議会が持っている最も大切な部分を殺してしまうことになるのではないかと思いますが、見解を問います。  最後に、憲法と地方自治法に照らして、この定数削減というものをどのように位置づけておられるのかを質問いたします。 ○漕江得郎 議長  22番・岩淵議員。 ◆22番(岩淵弘議員) (登壇)ただいま、私の提案に対しまして質問をいただきました。  議会役割というものは、民意を反映するためには、議会みずから市民の声を議会にいかにして反映していくかということの重要な役割だというふうに思っております。議会定数を2名減らすことによってどのぐらいの金が捻出されるか、削減されるのかということだと思うんですけれども、それはおたくの方が専門的に計算されておりますので、よく計算しておいてください。  それから、議員定数の中で、今現在の法定数は36名ということでございますけれども、本市は特に面積等が狭うございます。議員である私の自宅から見ても、もう周囲に各議員さんがたくさんおられるというふうな中で、十二分に市民の声を反映されておるだけの定数であろうと思いますので、なお一層可能な限りこの22名を20名にするということは的確だと、私はかように考えております。  3番、4番はよく似ておりますので、あと5番について、ちょっともう一度質問をしていただければ答弁できると思います。 ○漕江得郎 議長  16番・千秋議員。 ◆16番(千秋昌弘議員) 4番、5番に対しての答弁がなかったと思うんですが、質問の趣旨は、議会というものの果たすべき役割、これを殺してしまってはいけない、議会制民主主義自殺行為につながるということを指摘しているわけであります。  議会費の決算に占める割合は、つい先日、一般会計決算審査特別委員会が開かれていますが、1.1%であります。議会費そのものの総予算に占める割合が1.1%にすぎない。そこを減らしても、大東市の根本的な改革につながらないということも指摘しているわけであります。  その点でもう一度、議会の果たすべき役割定数削減についての見解を求めます。 ○漕江得郎 議長  22番・岩淵議員。 ◆22番(岩淵弘議員) (登壇)議会費が1%という金額は、なかなか市民皆さん方には理解ができないと思います。私は、2名の削減をすることによって、4年間で約1億のお金が削減できる、これだけ大きな金額を削減することによって、今現在の行政改革の一助とするものであろうというふうに思います。そういったお金を、市民皆さん方に有効な、いろいろのご要望の中で取り組んでいかれることが本当に適切であろうというふうに思いますので、私は提案をさせていただいております。      〔16番・千秋昌弘議員議長動議」と呼ぶ〕 ○漕江得郎 議長  16番・千秋議員。 ◆16番(千秋昌弘議員) 私は、今回の議案は非常に重要な議案だと思います。1つは、臨時会で決めるという位置づけのものよりも、非常にさらに重要な問題であるということ、それから、前回の定例会から今回の臨時会までの期間も短く、もう1つは、市民の中にも十分に、議会の問題は議員だけの問題ではなく、住民自身の問題でもありますし、市民の中にもこの議論をもっと定着するという点では、まだまだ時期尚早ではないかと。
     さらに、意見の中では、聞き及ぶところによると、今回の選挙が無投票になるおそれもあるからなどということも聞きますが、立候補者の権利、あるいは参政権、いわゆる被選挙の権利を保障するためにも、12月まで推移をさらに見ていくということも必要であり、慎重審議が要求されるのではないか、さらにもっともっと解明すべき問題もあると思います。  前回、昭和47年ごろ、約23年ほど前に、大東市の議員定数が25名から22名と削減されたとき、そのときの人口は6万人台だったと思います。現在は倍近い人口にふえている、こういう点でも、もっと解明すべき問題もあろうかと思います。  民主主義にかかわる重大な問題でもありますので、なお慎重審議をすることを求め、継続審議動議提案いたします。 ○漕江得郎 議長  ただいま、本案に対して千秋議員から、本案を継続審査とする動議が提出されました。本動議に賛成の議員起立を求めます。      〔賛成者起立〕  起立4名であります。3名以上でありますので、本動議は成立いたします。よって動議議題といたします。  お諮りいたします。本動議のとおり決することにご異議ありませんか。      〔「異議なし」「異議あり」の声起こる〕  ご異議がありますので、起立により採決いたします。  本件を継続審査とする動議に賛成の議員起立を願います。      〔賛成者起立〕  起立少数であります。よって本件を継続審査とする動議は否決されました。  会議を続行いたします。  ほかに発言ありませんか。      〔「なし」の声起こる〕  なければ、議案に対する質疑はこれにて終了いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議会議案第21号の件については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声起こる〕  ご異議なしと認めます。よって議会議案第21号の件については委員会の付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入ります。16番・千秋議員。 ◆16番(千秋昌弘議員) (登壇)今回提案されております議案は、本市で行政改革を取り組んでいく中で、議会みずからも定数を見直し、22名を20名に削減しようとするものですが、議員定数問題と行政改革とは異次元の問題であり、行革と一緒に論じる問題ではありません。行政改革というのは、執行機関が肥大化して能率が悪くなり官僚化するものを、民主的、合理的に変えていくという内容を含んでいます。こうした意味での行政改革を住民本位の立場から進めていくことは重要なことであります。  しかし、今回の提案理由は、いかに議会の経費を少なくするかという経費節減の視点であり、議会行政機関の一部としか見ていないものであります。議会というのは、住民の代表が審議をして、最も重要な事柄を決めていく立法機関であり、これを考える上で、総合的に議会制民主主義がどう保障されているかということが基本視点として据えられなければなりません。議会行政機関と混同し、議員の数を法定数の半分近くにまで減らすなどというのは、議会制民主主義自殺行為であります。  さらに、大東市の議会費平成6年度決算に占める比率は1.1%です。平成7年度予算に占める議会費は1%です。もともと少ない比率しか占めていない議会費ですから、議員数を減らしたからといって、到底今の財政危機の解決にならないことは明白です。行革のため、議員数は少なければ少ない方がいい、可能な限り削減するというのでは、議会制民主主義の最も重要なものが失われてしまいます。  議会は本来の役割を発揮して、例えば部落問題の真の解決のために、同和行政の終結を図り、一般行政への移行を速やかに進めることや、行政全体のむだや非能率的部分をチェックし、市民に開かれた効率的行政を確立するなど、市政全般にこそ目を向け、地域の住民の意思を代表する機関としての役割、また、条例や予算を審議し、条例をつくる機関としての役割、執行機関を批判し監視する機能を発揮する、こういう議会本来の役割を大いに発揮することこそ、市政発展に貢献する議会としての道であります。  さらに、この議案は、大東市の現行は定数22名ですが、地方自治法で決められた法定定数36名から既に14名も削減されており、法定定数の39%も既に削減されています。これをさらに2名減らし、16名を法定数から減らすことになり、44%も法定数を削るということになるのであります。こんなに法定議員定数を削った自治体は、同じ法定定数の302自治体のうちのたった5%、14カ所にすぎない超少数派であります。残る95%、288カ所の自治体議会は、議会本来の機能が損なわれることのないよう定数を定めているのであります。  さらに定数を削減すれば、市民各界各層の声が届かない議会となってしまいます。 市議会は、自治体の多岐にわたる重要な案件を市民にかわって審議し、決定する機関ですから、形式的にも実質的にも市民を代表する構成でなければならず、地域的にも年齢的にも職業的にも異なり、境遇や価値観も異なるすべての市民議員によって代表される、そんな定数及び議会の中身になっているかどうかが大切なことであり、定数削減はこれを損なうことになります。議員定数を削減していけば、まず抹殺されるのは少数党派であり、また少数の地域の代表です。これは多数党や有力者など、力による支配を実現していくことになり、議会制民主主義が踏みにじられることになります。  最後に、大東市の議員定数を可能な限り削減するなどということは、憲法、地方自治法の趣旨にも反します。憲法第93条は、地方自治体に議会を設置すること、また、自治体の首長と議会議員は住民が直接選挙することを定め、また、憲法第92条、地方自治法第91条に、地方自治の本旨にのっとることをうたっています。憲法第92条は、「地方公共団体の組織及び運営に関する事項は、地方自治の本旨に基いて、法律でこれを定める」としています。議会議員定数もこれにのっとり、地方自治法第92条と第91条第1項で定めています。しかし、第91条第2項によりまして、「条例で特にこれを減少することができる」と定められておりますが、「特に」と言われているとおり、あくまで例外として位置づけられているのであります。では、条例によって無制限に減少することができるのかということですが、そこにはおのずから限界が認められなければならず、その限界は地方自治の本旨に求める以外にはありません。  一般に地方自治の本旨とは、1、団体自治、2、住民自治の概念を含むものと解されています。このうち住民自治とは、地方の政治や行政が、中央の官僚によってではなく、その地域の住民とその代表によって行われること、つまり民主主義が徹底することを言い、団体自治とは、地方自治体の事務は国から相対的に独立した機関により、その責任において執行されることを言います。今、地方自治一般が国などに従属する傾向が強い中、議会に期待される役割は極めて大きく重要です。市政における民主主義を、お金がないから、財政難だからといって削るわけにはまいりません。  大東市の議員定数の問題は、議員だけの問題ではなく、住民自身の問題であります。定数削減の本質は、地方自治法で基準が定められている議員定数を、法の精神に反して減らすところにあります。主人公である住民の意思を切り縮め、反民主主義的なものであります。社会進歩の立場に立ち、民主主義を徹底して擁護する立場から、議員定数地方自治法の精神に沿って回復することこそ重要であることを指摘し、本議案に反対の討論といたします。 ○漕江得郎 議長  ほかにありませんか。13番・松村議員。 ◆13番(松村憲三議員) (登壇)私は、本議会提案されました議会議案第21号大東市議会議員定数条例の一部を改正する条例について、賛成の立場から討論を行います。  まず、結論的に申し上げておきますが、先ほどから反対討論もありましたし、あるいはまた質問もあり、動議も出されましたけれども、それに回答することになると思いますが、少なくとも、議会が、議員としての議会の機能を発揮するということ、地方自治を住民の代表として守っていくということ、そして何よりも地方自治の民主主義を守るという意味において、これは議員の数の問題ではないと、このように思います。あくまでも議員一人ひとりの日常の議会活動、議員活動、そしてさらに言うならば資質の問題であろうかと思います。  本市はかつてない財政危機の状況にありますことは、提案者である方から十分説明されましたけれども、私は大東市の現在の行政の状態を見ましたときに、人間の体でいうならば、もはや重症に陥っておる、このように思うわけであります。いろいろと問題は提起されていますけれども、今日のこのような財政状況に陥ったからには、少なくともこれは、市の職員とかそういった人たち、あるいはまた市民の責任ではないと思います。市長を頂点にして、まず政治家である市会議員の責任でもあろうかと私は思うわけであります。どうしても、重症に陥った大東市は大きな切開手術が必要なんだと。今、第3次行政改革というもので一部実施されてまいりました。これは重症患者に対する投薬治療を行っておるにすぎない、私はこのように考えるわけであります。  こういったときに、先ほど質問の中にありましたけれども、本市の決算総額の中に占める目的別の中の議会費歳出額は、全国の330市町村行政の中でかなり低いということは十分認めますけれども、私はそれ以上に大東市は大きな問題を抱えておると。今まで議会がそのように議会費を削減することについて努力してきたことは、これは当然のことであろうと思います。  さらに私は申し上げたいのは、議員が、数をふやすことによって、より多くの市民の皆さんのニーズを把握できるかということになると、必ずしもそうではないと思います。むしろ我々は議会議員として、地方の職員に対して全体の奉仕者としての仕事、そういう意識を我々は求めなければならない立場にあるわけであります。少なくとも、一部の利益者のために、その代弁者として議会活動を利用すること、そういうことがあってはならない。そういうことがむしろ議会制民主主義そのものを壊しているんじゃないか。本市の財政事情を見たときに、分析したときに、そういうことを強く感じるわけであります。議員の数は多いだけが民主的な議会活動を行えるのではない。少数であろうとも、より多くの市民の皆さんのニーズを背に受けて、そして真っ当な議会活動をすることによって、初めて多くの市民にこたえ得るのであろうかと思うのであります。特に私は常々申し上げていますように、声高に要求する市民よりも、静かに考えながら、大東市の明日を憂えていらっしゃるサイレントマジョリティーの言葉に、そういった心に対して我々はこたえなければならない、このように思うわけであります。民主主義の名において、肝心の我々がなすべきことを棚上げするような議論というものは、これは抹殺されなければならない、そのように思います。  議会は、今質問の中で、もう少し継続して12月にやればどうかというふうな話がありましたけれども、我々は9月議会においてこれは可決すべきであると思いました。それはやはり、より多くの新しい市会議員候補者が、いろんなことを念頭に入れて活発な選挙予備活動をなされていいと私は思ったわけです。現職はそれに対して、現職としての恥ずかしくない議会活動、選挙運動をやって、それに応じるべきであります。そのためにできるだけ期間を置こうということで考えたのが、9月の発案でありました。しかし、諸般の事情がありまして、我々はこの臨時議会という機会をとらえたわけであります。さらにこれをまた継続するということになりますと、12月、ますますもって新しい候補者は出にくくなる、こういう状況があります。  我々は、ふだんの議会活動、議員としてのチェック機能をより有効に発揮するために、あえてこの議案に対して賛成するものであります。どうぞひとつよろしく皆さんのご賛同をお願いしたいと思います。終わります。(拍手) ○漕江得郎 議長  ほかにありませんか。      〔「なし」の声起こる〕  なければ、これをもって討論を終結いたします。  これより議会議案第21号の件を採決いたします。この採決は無記名投票をもって行います。  議場の閉鎖を命じます。      〔議場閉鎖〕  ただいまの出席議員数は19人であります。  投票用紙を配付いたさせます。      〔投票用紙配付〕  投票用紙の配付漏れはありませんか。      〔「なし」の声起こる〕  配付漏れなしと認めます。  投票箱を改めさせます。      〔書記、投票箱点検〕  異状なしと認めます。  念のため申し上げます。本件を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載の上、点呼に応じて順次投票を願います。  なお、重ねて申し上げます。投票中賛否を表明しない投票及び賛否の明らかでない投票は、会議規則第73条第2項の規定により否とみなします。  点呼を命じます。      〔事務局長、氏名を点呼、各員投票〕  投票漏れはありませんか。      〔「なし」の声起こる〕  投票漏れなしと認めます。  投票を終了いたします。  議場の閉鎖を解きます。      〔議場開鎖〕  開票を行います。  会議規則第31条第2項の規定により、立会人に山元議員及び岩淵議員を指名いたします。よって両議員の立会いを願います。      〔開  票〕  投票の結果を報告いたします。  投票総数19票、これは先ほどの出席議員数に符合いたしております。  そのうち    賛成     11票    反対      8票  以上のとおり賛成多数であります。  よって議会議案第21号「大東市議会議員定数条例の一部を改正する条例について」の件は原案のとおり可決されました。  次に、日程第5、議案第65号「市立市民体育館改修工事請負契約の締結に係る議決内容の一部変更について」の件を議題といたします。  議案の朗読を省略いたします。  理事者から提案理由の説明を求めます。北口総務部長。 ◎北口春信 総務部長  (登壇)議案第65号市立市民体育館改修工事請負契約の締結に係る議決内容の一部変更につきましてご提案申し上げます。  本件、市立市民体育館改修工事の請負契約につきましては、平成7年3月3日の第1回定例会におきまして、契約金額14億4,200万円、契約の相手方、大日本土木・樋口組建設共同企業体でご議決を賜りましたが、追加工事の必要が生じまして、一部設計変更の結果、契約金額が1億8,232万1,330円増額し、16億2,432万1,330円に変更となりますため、議会の議決に付すべき契約および財産の取得または処分に関する条例第2条の規定によりましてご提案する次第でございます。  なお、変更契約につきましては現在仮契約中でありまして、ご議決を賜りました後、施工の予定であります。  以上、概略ではございますが、よろしくご審議の上、ご議決を賜りますようにお願い申し上げます。 ○漕江得郎 議長  これより質疑に入ります。      〔「なし」の声起こる〕  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第65号の件については、会議規則第37条第2項の規定により委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。      〔「異議なし」の声起こる〕  ご異議なしと認めます。よって議案第65号の件については委員会の付託を省略することに決定いたしました。  これより討論に入ります。      〔「なし」の声起こる〕  討論もないようでありますので、これにて討論を終結いたします。  これより議案第65号の件を採決いたします。本案は原案どおり決することに賛成の議員起立を求めます。      〔賛成者起立〕  起立全員であります。よって議案第65号「市立市民体育館改修工事請負契約の締結に係る議決内容の一部変更について」の件は可決されました。  以上をもちまして今期臨時会に付議されました事件はすべて議了いたしました。  よって今期臨時会を閉会いたします。  閉会に際しまして一言ごあいさつを申し上げます。  議員各位には、第2回臨時会が招集されましたところ、何かとご多忙の中ご出席を賜り、市立市民体育館改修工事請負契約の締結に係る議決内容の一部変更について、市議会議員定数条例の一部を改正する条例について、慎重にご審議いただき、無事ここに閉会でき得ますことは、議員各位のいつに変わらぬ議事運営に対するご協力のたまものと深く感謝申し上げる次第であります。  皆様方にはくれぐれも健康に留意されまして、本市市勢の伸展と市民福祉向上のためなお一層のご活躍を賜りますようお願い申し上げまして、まことに簡単ではございますが、閉会のごあいさつといたします。  次に、市長より閉会のごあいさつを申し上げたい旨の申し出がありますので、発言を許します。近藤市長。 ◎近藤松次 市長  (登壇)閉会に当たりまして一言お礼のごあいさつを申し上げます。  平成7年第2回大東市議会臨時会を招集させていただきましたところ、ご提案いたしました議案につきまして慎重にご審議を賜り、ご同意をいただきまして、まことにありがとうございます。
     今後とも市政運営に全力を傾注いたす所存でございますので、格別のご指導、ご協力を賜りますようお願いを申し上げます。  なお、議員各位には健康にはくれぐれもご留意をいただき、ご活躍されますことを祈念いたしまして、甚だ簡単ではございますが、閉会に当たりまして御礼の言葉といたします。本日はどうもありがとうございました。 ○漕江得郎 議長  それでは、これをもって平成7年第2回大東市議会臨時会を閉会いたします。どうも長い間ご苦労さまでした。      午後0時14分閉会          会議録署名議員           大東議会 議 長  漕 江 得 郎             〃   議 員  中 河   昭             〃   議 員  川 口 志 郎...