松原市議会 2019-09-18
09月18日-02号
令和 元年 9月 定例会(第2回)
令和元年松原市議会第2回定例会 議事日程(第2号) 令和元年9月18日(水)午前9時59分開議日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問日程第3 議会議案第4号 田中厚志議員に対する問責決議
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 本日の会議に付した事件1.日程第1から第2まで2.日程追加について 日程第3 議会議案第4号 田中厚志議員に対する問責決議
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 出席議員(17名) 1番 中田靖人君 2番 田中厚志君 3番 鍋谷 悟君 4番 植松栄次君 5番 依田眞美子君 6番 平野良子君 7番 河本晋一君 8番 篠本雄嗣君 9番 松井育人君 10番 紀田 崇君 11番 河内 徹君 12番 野口真知子君 13番 池内秀仁君 14番 中尾良作君 15番 三重松清子君 16番 福嶋光広君 17番 欠員 18番 森田夏江君
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 説明のため出席した者の職氏名 市長 澤井宏文君 副市長 川西善文君 副市長 太田 敏君 教育長 美濃 亮君 市長公室長 大浦靖久君 総務部長 宮本靖之君 福祉部長 中瀬 保君 健康部長 大本賢二君 理事 後藤田 浩君 市民協働部長 坂野徹也君 市民生活部長 田村滋近君 理事 野地千晶君 都市整備部長 村上寿夫君 上下水道部長 大島久幸君 理事 大江 剛君
行政委員会総合事務局長 中野浩司君 教育総務部長 伊藤 輝君 学校教育部長 横田雅昭君 消防長 亀井 浩君
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 議会事務局職員出席者 事務局長 小峰正男君 事務局次長 下岸正典君 主幹 辻田和貴子君 書記 藤田浩子君 書記 水谷友哉君
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 以上
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△開議 午前9時59分
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○議長(篠本雄嗣君) ただいまの出席議員数は17名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。
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○議長(篠本雄嗣君) これより本日の日程に入ります。 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、12番 野口真知子議員、13番 池内秀仁議員を議長において指名いたします。
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○議長(篠本雄嗣君) 日程第2 一般質問を議題といたします。 これより個人質問を行います。 質問の通告がありますので、順次発言を許します。 初めに、野口議員の発言を許します。 野口議員。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 一般質問(個人) 日本共産党 12番
野口真知子議員発言要旨具体的内容備考欄1.介護保険制度について(1) 申請から認定までの経過について
(2) 介護保険の利用料について
(3) 総合事業の実態について
(4) 介護労働者の処遇改善について 2.市内循環バスぐるりん号について
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◆12番(野口真知子君) (登壇) おはようございます。12番、日本共産党の野口真知子でございます。議長のお許しをいただきましたので、質問通告に従いまして、順次質問をさせていただきます。 市長を初め理事者の皆様には、誠意ある御答弁をよろしくお願いをいたします。 まず、台風15号による暴風雨が千葉、神奈川県などに猛威を振るった被害発生からきょう18日で1週間以上がたちました。千葉県内では停電は依然として6万2千戸、断水も1万78戸に上がっています。小・中学校も1週間ぶりに授業が再開されたと報道がされていました。住宅被害は、全壊・半壊、床上・床下浸水を含め2,815棟に及び、農作物にも大きな被害が出ていると報道をされていました。お亡くなりになられた方もいらっしゃると聞きました。お亡くなりになられた方、被害に遭われた方々にお悔やみとお見舞いを申し上げます。一日も早い復興と、もとの生活とつながる再建を願います。 それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。 1番目に介護保険について質問をいたします。 介護保険制度は、19年前、家族介護から社会で支える介護へというスローガンを掲げて導入をされましたが、実際には、要介護度に応じてサービス内容や支給額が制限され、スタート当初から保険あって介護なしと言われてきました。さらに、歴代政権の社会保障費削減路線のもと、負担増やサービス取り上げの制度改悪が繰り返され、介護保険だけで在宅介護を維持できない状況はますます深刻化しています。 給付削減の改悪は、利用者家族を苦しめるとともに、いざというときに使えない制度となり、利用者の不信をあおっています。実際、要支援1、2の訪問通所介護を保険給付から外し、そしてまた、厚生労働省は給付と負担の見直しとして、要介護1、2の保険給付外し、サービス利用料の2割負担、ケアプランの有料化など8項目を盛り込んだ検討を始めました。 また、軽度者に対する訪問通所介護や福祉用具などの厳しい利用制限、2012年の介護報酬改定で導入された生活援助の基準時間の60分から45分への短縮など、この間続けられてきた介護サービスの切り捨ては、介護利用者、介護従事者、介護事業所にとって危機的なものになります。介護保険の創設を主導した元厚生労働省幹部から、このままでは介護保険は国家的詐欺の制度になるという危惧の声も上がっています。 このように、国が押しつける介護保険制度の中で、高齢者を支える松原市の介護保険制度の実態をお聞かせください。 2番目に、市内循環バスぐるりん号について質問いたします。 市内循環バスぐるりん号は、高齢者を初め、交通手段がないため外出をためらっている市民に大変喜ばれ、利用者も毎年増加し、年間10万人に達し、今や市民の大切な足となっています。北・中央ルートも増設され、市民にとってより便利になりました。しかし、ぐるりん
号アンケート調査報告の調査結果では、まだまだ改善すべき市民の要望がたくさんあることがわかりました。その点についてどう考えか、お聞かせください。 以上で、壇上での質問を終わります。
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○議長(篠本雄嗣君) 澤井市長。
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◎市長(澤井宏文君) (登壇) ただいまの野口議員の質問にお答え申し上げます。 初めに、介護保険制度についての質問に一括してお答え申し上げます。 介護保険制度は高齢者の介護を社会全体で支え合う仕組みとして創設され、現在、高齢者の自立支援や多様なサービスの選択を可能とした利用者本位の制度として定着しており、本市では、利用者の方が安心してサービスを利用できるよう、介護保険制度の適正な運営に努めております。 今後、さらに高齢化が進むことが見込まれる中、相談体制や介護予防の充実に努めるとともに、在宅医療介護の連携強化を図るなど、
地域包括ケアシステムの構築を目指し、高齢者の方が安心して地域で暮らすことができるよう取り組みを進めてまいります。 次に、2点目、市内循環バスぐるりん号についてでございますが、現在、ぐるりん号はバス4台で7路線を運行し、年間の利用者数は約10万人となり、市民の貴重な足として利用いただいております。 ぐるりん号の運行方法につきましては、市民ニーズや交通状況の変化等、さまざまな状況を勘案し、適切な運行を行っています。また、土日や祝日における運行につきましては、現在、まつばらマルシェや選挙における期日前投票等、必要に応じて実施しているところです。 今後につきましては、公共施設等の利用状況や市内の公共交通との兼ね合い、経費の増加による一定の受益者負担も含め、総合的な観点から引き続き研究してまいります。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) 御答弁ありがとうございました。それでは、質問通告に従いまして質問をさせていただきます。 まず、介護保険について、1番目に、申請から認定までの経過について質問をさせていただきます。 介護保険認定は、申請者である高齢者が安心して生活していくためにどのようなサービスがどれだけ必要なのかを決定することで、この介護認定によって利用者の生活の質が決まってくるために、非常に大事なことであると思っています。基本的なことになりますけれども、介護を受けたい人が介護認定の申請を行うときに、どこで申請し、どのような流れで認定されるのか、教えていただけますか。
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○議長(篠本雄嗣君) 大本健康部長。
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◎健康部長(大本賢二君) 介護認定の申請なんですが、まず、受け付けのほうは市役所の高齢介護課、また、2カ所あります
地域包括支援センターのほうで受け付けさせてもらっております。 流れにつきましては、申請があれば、まず調査員のほうが御自宅を訪問しまして、本人の状況であるとか、そういったことを調査させていただきます。それと、主治医のほうからの意見書をいただきまして、主治医の意見書とその訪問調査の結果をあわせまして、認定審査会のほうに上げさせていただいて、そこの審査会で最終的な決定になるという流れでございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) 調査員が申請をして項目にチェックをしていくということと思いますけれども、調査員が訪問するのに、その調査員の方が何人でどのような体制で実施されていますか、教えていただけますか。
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○議長(篠本雄嗣君) 大本健康部長。
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◎健康部長(大本賢二君) 調査員は、今、高齢介護課のほうで5名配置しております。訪問調査に参りますのは1人で行きますので、その5人が新規申請、市の調査員が訪問するのは新規申請と区分変更の申請ですね、そちらのほうが市の調査員が行わなければならないというふうになっておりますので、それを、5人の訪問の調査員が手分けをしまして、申請に応じて日程を調整して御自宅のほうで調査をさせていただく。 調査項目につきましては、74項目、基本的な項目がございまして、身体の状態でありますとか、認知機能、それから、また生活にかかわるような動作ができるかどうか、それと、医療にかかっているその状況、そういったことを含めまして調査をさせていただいております。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) 1人で調査に行かれて、5人の体制でやっているということをお聞きしましたけれども、その調査項目ですけれども、74項目ある。これ、調査に行かれたときに、その方の御家族の方とか、そういう方が同席できるということをお聞きしているんですけれども、同席された御家族の方からちょっとお聞きしたことなんですけれども、74項目チェックをしていただいて、その調査内容を、受けられた本人の方に提示をしない、見せてくださいと言いはったらしいんですけれども、提示をしていただけない、見せていただけないということを聞きました。もちろん、その御本人さん以外の方には、御家族の方にもそんなんは本人さんじゃないから見せられないというのは当然かと思いますけれども、提示をしていただかなかったので、その受けられた方が、本当に自分が、例えば足が動きますか、上がりますかという、そういう項目に関してチェックされた、その調査員の方を疑うんじゃないですけれども、チェック項目が何項目かあると思うんですけれども、そこに正しくチェックをしていただいているかどうか、ちょっと疑ったということをお聞きしたんです。 他市を調べますと、調査に来られた方が調査をされた本人さんにはきちっと見せて開示をしていただけるという、市町村もあるみたいなんですけれども、松原市は開示をしていただけなかったということでお聞きしました。やっぱりちゃんと、しっかりと調査を受けられた方が、本当に自分が言ったことが正しく記帳されているかどうかということを確かめたかったということを聞いているんですけれども、その点はどんなもんでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 大本健康部長。
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◎健康部長(大本賢二君) 訪問調査に行かせていただいたときには、原則的には写しを渡したりとかまではしていないんですが、御本人さんであるとか家族の方からチェック内容、そういったものを求められた場合は、お互いにそれをチェックしながら進めているとは聞いておりますので、その調査票を見せてくれないとかそういうことは、調査自体ではないのかなとは思っているんですけれども、今、議員がおっしゃったようなことがもしあるんであれば、その辺はまた調査をさせていただきたいと思います。 基本的には、きちっと調査の過程の中で、求められればそういった提示もしながら、お互いに確認をしながら調査をしているという状況でございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) わかりました。そしたら、必ずしないというわけではないということで、見せてくださいと言ったら見せていただけるということで理解してよろしいんですね。はい、わかりました。じゃ、私がお聞きした方にもそのようにきっちりと伝えておきます。 それから、他市では、申請をされて、その申請後比較的早く審査の結果が届くのに、松原市はかなり時間がかかるということをお聞きいたしました。介護保険法では、申請から認定通知まで約30日以内ということを決められているということを、ちょっと本で読んだんですけれども、やっぱり利用者にとっては、認定結果がなければ正式に介護がスタートしてもらえない、必要に迫って申請をしているのに、必要な介護が受けられないことになって、やっぱり状態がその間悪化をしてしまうということもあると思うんですよね。 申請された方は一日も早く介護サービスを受けたいと願っていることは誰しも皆同じやと思うんですけれども、市としてもかなり努力もしていただいていると思うんですけれども、認定審査に当たって、松原市では認定審査会の開催回数など、現在、どのような状況で実施をされているか、例えば、認定されてから決定通知が来るまでどのぐらい平均的にかかっているか、教えていただけますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 大本健康部長。
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◎健康部長(大本賢二君) 認定審査会につきましては、年間180回実施しております。認定申請された方の中で、訪問調査の日程調整でありますとか、主治医からの意見書、こういったものに時間を要する場合がございまして、その場合、30日を超えるというところも実際にはございます。それと、やはり高齢化が進んでいる中で、新規の申請の方の件数もふえておりますので、そういった中で、平均で言いますと、30年度では約39日かかっております。 その中で、国の通知のほうですけれども、基本は30日以内ということでは言われているんですが、やはりそういった状況がいろいろ高齢化の状況等変わっておりますので、その30日を超える場合は、通知を出して対応することも可能であるというふうには聞いております。 この日数につきましても、大阪府下、特に近隣の市等とも情報をいろいろ交換しておりまして、やはり30日以内で行えるという市は、今、実際には少なくなってきているというのが現状だと思いますので、こういったところ、今、国のほうが、審査会の簡素化であるとか、更新の期限を24カ月から36カ月まで上限を延ばすとか、そういった改正が30年4月から行われておりますので、そういったことで申請の件数が減少したりとかで、日数についても、今後はまだ短縮できていくことかなと考えております。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) 今、お聞きしましたら、松原市は平均で約39日ということで、30日には少しおくれているかなということを思うんですけれども、認定審査会が年間180日ということは、1カ月に大体十五、六回ということで、2日に1遍ぐらいされているということと理解してよろしいんですね。それだけ認定審査会を2日に1回やっていただいているということであれば、もう少し早くならないのかなというふうに私たちは思っています。 やっぱり、先ほども言いましたように、せっぱ詰まって申請を受けられる方もいらっしゃるんです。そうしたら、やはり一日も早くという願いは皆さん持っておられると思いますので、ぜひそこら辺のことも考慮していただければなと思いますので、よろしく、一日も早く審査結果を通知していただけることをお願いをいたします。 それから、認定審査会の人数なんですけれども、何人いらっしゃいますか。
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○議長(篠本雄嗣君) 大本健康部長。
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◎健康部長(大本賢二君) 先ほど、すみません、ちょっと答弁追加させていただきたいんですけれども、緊急を要する心身の状態等がある方、緊急を要する場合は、審査会にかけるに日程を少し早めて、できるだけ早く認定が出るような形での配慮はしております。今後も、そういった形でできるだけ早く認定結果が出せるように努めていきたいと考えております。 今の御質問、審査会のほうですけれども、12の合議体で行っておりまして、1審査会で5人の審査員を配置しております。その中で、180回、ですから、大体12の合議体ですので、1合議体で年間15回ですね。そういった回数を実施しております。1回当たりに審査する件数というのが大体35件程度ございますので、年間で言いますと、6,300件ぐらいの審査を行っているところでございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) それから、2次判定では主治医意見書が必要と聞きますけれども、例えば期日までにその主治医さんの意見書が届かなかった場合、どのように対応しておられますか。
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○議長(篠本雄嗣君) 大本健康部長。
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◎健康部長(大本賢二君) 主治医の意見書ですが、申請があったときに主治医のほうを記載していただいていますので、市のほうから、2週間を期限として主治医のほうに意見書の提出を求めております。2週間たっても来ない場合は、市のほうから主治医のほうに連絡をとりまして、できるだけ早期に提出いただくように依頼をしているところでございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) 主治医さんの意見書がなかったら、その認定がおりないということになると思いますので、ぜひそういう、その病院によっていろいろあると思いますけれども、例えば、主治医の先生が大きい病院でしたら毎日いらっしゃるわけではないので、1週間に1回とか2回とか来られる先生もおられると思いますので、そこら辺はしっかりと病院のほうにも通知をしていただいて、早く、そういうことがおくれることがないようにお願いをしたいと思います。 また、今後、本当に高齢化がますます高くなって、2025年には団塊の世代が75歳を迎えると言われていますけれども、ますます介護認定の申請がふえてくると思います。今でも年間6,300件あるとお聞きしましたけれども、認定結果が出るまでに日数がかかってくるのではないかと思うんですね、ふえたら。そういうことで何かお考えがあれば、教えていただけますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 大本健康部長。
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◎健康部長(大本賢二君) この認定審査につきましては、審査会に諮るというのがもう絶対条件ですので、何か方法といいますと、やはり国のほうが件数がふえてきておるというところで、先ほども申しましたように、審査会の事務の簡素化であるとか、更新期限の延長、そういったところを30年の4月から行っておりますので、30年度につきましては29年度よりも日数が減ってきております。さらに、31年度につきましても、現状でも39日を切ってきておりますので、その日数というのは今後もう少し短縮できるものと思っておりますので、訪問調査や主治医の意見書もあわせまして、できるだけ早く通知できるような形で市としてもお取り組みを進めていきたいと考えております。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) それから、認定を申請いたしまして認定がおりるまでの一定期間がありますよね、今やったら39日かかったということで、約40日ぐらいの期間なんですけれども、認定結果がおりないその期間ですけれども、暫定プランを組むことができるということもお聞きをしております。もし実際の認定が暫定プランの認定より軽くなったときに、オーバーした利用料が自己負担になるために、サービスをやめてしまうというケースもお聞きしたことがございます。やはり認定のおくれが利用者の介護のおくれになりかねませんので、一日も早い認定をよろしくお願いしたいと思います。 また、終末期などの方で、認定を急ぐ方については特に特別の手だてが必要と思いますので、その点も、今、部長がおっしゃられたように、一日も早い特別な手だてを立てていただいて認定を急いでいただきたいと思います。 高齢化がますます進んできて、介護保険制度を充実させることは待ったなしの課題だと思います。介護利用者の現場の介護関係者などの方なんかと懇談しながら、誰でも安心して老後を過ごしていける早期の介護認定を心がけていただいて、進めていただきたいことをお願いいたしまして、次に移ります。 次に、介護保険の利用について質問をいたします。 介護保険制度が2000年から始まり、全国的にも介護保険料が年々上がっていると思いますけれども、制度創設時と比べて保険料はどのように推移をしていますか、あわせて、被保険者の数と認定数も教えていただけますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 大本健康部長。
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◎健康部長(大本賢二君) 平成12年から始まりましたこの制度でございますが、介護保険料につきましては、平成12年のときには、3,294円でした。今、第7期におきましては6,040円となっております。 被保険者数につきましては1万9,830人、現在の被保険者数につきましては3万5,817人、約1.8倍となっております。認定者数につきましては、2,553人から現在7,339人、2.9倍になっております。ただ、こちらにつきましては、当然介護給付費のほうも平成12年と比べまして3.1倍になっております。また、サービスを行う事業所の数につきましても、当初の15事業所から今94の事業所になっております。 そういった制度的なものも含めまして、やはりそういった高齢化に伴って利用がふえてきている。保険料につきましては、やはり給付の伸びよりも保険料の伸びは押さえているというところもございます。大阪府、全国の保険料の伸びに比べましても松原市は1.8倍ですけれども、大阪府であれば2.1倍の保険料になっておりますので、そのあたりは、予防事業に取り組んできて、そういった少しでも給付費やサービスを適正に利用していただけるような形で、元気な高齢者の方にふえていただくような形の事業が、そこに少し反映されているのかなとも思っております。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) 本当に2000年には保険料が3,294円、今は6,040円と、大方、被保険者数も認定者数もふえておりますけれども、保険料が倍に上がっているという状況が示されました。高齢者の3人に2人は、本当に今、非課税世帯だと思います。少ない年金で生活されている方が多くて、本当に保険料が高くて払えないという状況もたくさん聞いております。65歳以上の介護保険料の負担で生活が圧迫をして大きな要因となっていることは、今の状況となっています。 高齢者本人や家族の貧困が深刻である中、保険料が年金天引きの対象とならない、年金が月1万5千円以下の特別徴収の人の保険料の滞納者がふえているということも、少しお聞きをいたしました。どうしても少ない年金の中で、経済状況が悪く、払いたくても払えない人がいらっしゃると思うんです。滞納対策について、差し押さえなど強制的な徴収などを実施しておられますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 大本健康部長。
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◎健康部長(大本賢二君) 今、特別徴収のお話ございましたけれども、特別徴収の場合は年金からの天引きですので、基本滞納者というのは発生しない、あくまでも普通徴収の場合に滞納の方が発生しているという状況でございます。 差し押さえ等の強制的な徴収ということですけれども、やはりこのあたりは保険制度ですので、受益と負担の関係を考えた場合に、保険料の徴収というところには力を入れていかないといけないと思っております。その中で、やはり本人さんの状況でありますとか、経済的な状況、そして家庭の状況等聞き取りをさせていただいて、滞納が始まったときには早期に対応させていただくように、きめ細やかな対応を心がけているところでございます。 その中で、財産調査、また訪問等も行った中で、財産があるにもかかわらず保険料をお支払いいただけない場合、こういった場合につきましては、やむを得なく差し押さえ等の処分も行っているところでございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) それでは、保険料の収納率と滞納者数を教えていただけますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 大本健康部長。
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◎健康部長(大本賢二君) 徴収率でございますが、平成30年度で、現年度の徴収率で99.43%でございます。滞納繰り越しのほうは43.22%の収納率となっております。 滞納者数ですが、平成30年度末、5月までの出納整理期間を含めまして、5月末の時点で712名の方に滞納がございます。これは全体の約2%となっております。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) 712名の滞納者の方がいらっしゃるということで、全体にしたらパーセントは少ないと思いますけれども、やはりこういう数はかなり大きな数ではないかなというふうに思います。 それでは、例えば払いたくても払えないと、そういう状況の中の介護保険料の低所得者の軽減についてはどう考えでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 大本健康部長。
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◎健康部長(大本賢二君) 低所得者軽減につきましては、平成27年度のときに、消費税の増税とあわせまして第1段階の保険料が0.5から0.45に減額しております。こちらにつきましては、国が2分の1、府が4分の1、市が4分の1という財源で、それを賄っている状況でございます。 さきの6月議会のほうで可決いただきました介護保険条例の改正の中で、これも10月からの実施に向けましてというところで、消費税増税の分と合わせまして、軽減措置が拡大されております。それが第1段階から第3段階まで拡充されております。それは10月からということなんですか、保険料なんで年間を通してというところで、7月の時点の本算定のときにそれも反映させていただいて、軽減の対象がふえているところでございます。 第1段階から第3段階の今回の軽減に対する額としましては、合計で約1億円の軽減になっているところでございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) その第1段階から第3段階までの方の軽減なんですけれども、一応10億円ということでお聞きしました。大体対象者はどのくらいいらっしゃるんでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 大本健康部長。
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◎健康部長(大本賢二君) 対象者につきましては、第1段階から第3段階まで合わせまして、約1万5千人程度いらっしゃいます。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) 6月議会で決まりました低所得者の軽減なんですけれども、1万5千人の方が軽減されるということで、本当に助かっていると思います。しかしながら、まだ特別な場合の独自減免も松原市は少ないように思いますので、そこら辺も検討をしていただければなと思います。例えば介護サービスを利用した場合の費用負担割合についてはどんなもんでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 大本健康部長。
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◎健康部長(大本賢二君) すみません、ちょっと追加で、先ほどの低所得者軽減なんですけれども、今回10月からですので、半年分という形にはなるんですが、さらに、来年、令和2年度には、対象が拡大するということで法律の改正も行われておりますので、またこういった形でも対応していきたいと考えております。 サービスを利用した場合の費用負担の割合ですが、現在、1割から3割までの費用負担でいただいております。1割の費用負担の方が約7千人いらっしゃいます。2割、3割の方が大体200人から300人ぐらいの利用をしていただいておるところでございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) やはり高齢者のサービス利用を阻むハードルとなっているのが、自己負担の重さと思います。所得が一定額を超える高齢者の利用負担を2割から3割に引き上げて、介護施設の食費や居住費、負担の軽減をする補足給付の対象を絞り込んで、利用者の負担をふやしていくというのが今の制度となっています。利用料の軽減は本当に今、急がれるもんだと思います。 住民税非課税世帯などに、低所得者の利用料を市独自で減免をするということをお考えをいただきたいと思いますが、いかがなもんでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 大本健康部長。
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◎健康部長(大本賢二君) 減免制度につきましては、法定減免といいまして、災害であったり、そういった家庭の状況が急激に変化したというところで支払いが困難になったりとか、そういったところの減免は、これは国の制度にのっとってやっているところでございます。 それ以上に減免ということになりますと、やっぱり財政的な負担、それと公平性とかいろいろ問題が出てきますので、今現在は、今の減免の状況で進めていきたいと考えております。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) ぜひ、本当に低所得者がふえる中で、減免も充実を考えていただきたいと思います。 今の介護保険は、サービスの利用がふえたり、介護職の労働条件を改善すればすぐに保険料や利用料の負担増になります。給付減が繰り返される中で、今の保険料、全国平均で今は月約5,500円であるとお聞きしています。65歳以上の介護保険料は2025年には、これは全国平均ですけれども、月8,100円にまで引き上げられるということで、団塊の世代に来ると本当に大変な状況になると思います。 これでは介護保険が成り立たなくなってしまうのではと危惧をいたします。本当に持続可能な制度とするにはどうすればいいか、やっぱり公費負担を大幅にふやすしかないと思うので、国にしっかり要望をしていただきたいと思います。 続きまして、総合事業の実態についてお聞きをいたします。 平成29年度9月に総合事業が開始されてから、この松原市ではどのような状況になっていますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 大本健康部長。
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◎健康部長(大本賢二君) 29年4月からの総合事業の開始に伴って、今現状というところだと思いますが、29年4月から基準緩和型のサービスというのが入りまして、要支援1、2つきましては、地域支援事業で行うということになりました。 その事業所の数なんですが、訪問介護で15事業所、通所介護では7事業所ございまして、基準緩和型のサービスと、それと、今までと同じような現行相当のサービスを使いたいという方については、そのサービスも今提供しておりますので、そういった中で基準緩和型サービス、現行型サービス、それと、それのほかにも、例えば短期集中型のサービスであるとかそういったものも組み込みながら、利用者の方に選択をしていただいて利用していただいている状況であると考えております。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) 訪問介護の事業所の現場では、ヘルパーさんが不足をしているということをお聞きしたことがございます。今、一定の研修を受けて修了された方が現場で働いておられると思うんですけれども、その修了を受けた方はどのぐらいの人数が現場で働いておられますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 大本健康部長。
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◎健康部長(大本賢二君) 従事者研修のことであると思います。 これは、年に4回、今年度についてはちょっと2回なんですけれども、従事者研修を市において実施させていただいております。実際に今までに受講された方は、30年におきましては22名の方が参加していただいております。その中で、事業所に勤めておられる方、登録されている方というのは、合計5名おられます。その中で、事業所の中においてヘルパーのサービスであったり、例えばそれ以外のサービスの提供に当たっていただいている方もいらっしゃいます。 さらに、そこからフォローアップ研修というのも実施しておりまして、さらに上を目指していただくようなことも考えて研修も行っておりますので、今後ともまた研修に参加していただいて、事業所のほうに登録していただく方がふえるような形で進めていきたいと考えております。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) お聞きしましたら、今、平成30年度で22人の方が受講されて4分の1の5人、約5人の方が登録をされているとお聞きしましたけれども、本当に今、介護ヘルパーさんが不足している中で、やはり登録数がかなり少ないというふうにお見受けするんですけれども、なぜ受講された方が少ないのか、その理由とか課題とかがあれば、お聞かせ願えますか。
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○議長(篠本雄嗣君) 大本健康部長。
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◎健康部長(大本賢二君) 受講された方全てにそういった理由を聞いているというわけではないんですが、やはり受講されている方の年代を見ますと、50代、60代のちょっと高齢の方が多いというところは聞いております。やはり若い方につきましては、正職員の採用であるとか資格を取るというところに行くのかなと思いますので、やはり今の家庭の状況等の中で少し働きたいという方が受講されておられるのかなと思っております。 その中で、やはりサービスを提供するということになりますと、受講はするけれども、実際に働くとなったときにちょっとちゅうちょされる方がいるのかなとは思いますので、そのあたりは、事業所においても当然資格を持った責任者の方を配置しておりますので、そういったところの情報の提供もしながら、登録者数がふえていくような形で市としてもいろいろ考えていきたいと思っております。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) 総合事業が開始されて約2年半になりますけれども、どのぐらいの方が訪問型サービスや通所型サービスを利用されていらっしゃいますか。
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○議長(篠本雄嗣君) 大本健康部長。
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◎健康部長(大本賢二君) 利用されている方、平成30年度で申し上げますと、生活支援サービスの受給されている方が大体1万5千人程度ございます。サービスの利用につきましては、29年度から比べまして伸び率も約18.9%と、利用者がふえてきている状況でございます。 通所介護、訪問介護の内訳なんですけれども、ちょっとすみません、今、通所介護と訪問介護につきましては、利用者数の内訳というのは、訪問型サービスのほうは7,997件、これは件数ですので延べの件数になります。通所型サービスにおきましては7,508件の利用がございます。 以上です。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) これ、延べ件数ということをお聞きしましたけれども、訪問が7,997件、通所が7,508件ということを聞きました。延べ件数にしてもかなりの件数があると思うんですけれども、やはりここら辺を考えましても、ヘルパーが本当に足りているのか、そういうふうに研修を受けた方で間に合うのかということを、私たちは本当に危惧してしまうんですけれども、やはり十分なサービスをしていただいているのかということも少し心配になります。総合事業が開始されて、利用者や事業所について何か大きな変化とかはございますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 大本健康部長。
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◎健康部長(大本賢二君) 要介護認定が非該当になった場合でも、チェックリストによりまして事業対象者になりますので、そういったサービスを受ける幅というのは広がったのかなと考えております。 先ほども申しましたけれども、要支援1、2の方につきましても、今までのサービスが受けられないということではなくて、現行相当のサービスも残しておりますので、そういったサービスを今までと同じように継続して受けたい、やっぱり資格のある方にサービスを提供していただきたいという方については、そういったサービスを利用されているのかなと考えております。 利用者の幅が広がっている中で、事業所につきましても、ケアプランの検討会議、そういったものを行いまして、広い視点での助言等をいただいております。そういった中で適正なサービスにつなげていくような形で、今、行っているところでございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) 利用者の方のしっかり声を聞いて、より充実したサービスをしていただきたいと思いまして、次の質問に入ります。 介護労働者の処遇改善についてお伺いしたいと思います。 まず、平成29年から過去3年間の介護サービス事業所の開始、廃止の数を教えてください。
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○議長(篠本雄嗣君) 中瀬福祉部長。
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◎福祉部長(中瀬保君) お答えさせていただきます。平成29年度から3年分の開始、廃止の事業所の数を報告させていただきます。サービスの数が多いので、主なサービスについて御答弁させていただきます。 平成29年度につきまして、訪問介護、いわゆるヘルパー事業所でございますが、開始が9件、廃止が1件でございます。通所介護事業所、いわゆるデイサービス事業所でございますが、開始が5件、廃止が2件でございます。居宅介護支援、いわゆるケアマネ事業所でございますが、開始が4件、廃止がなしでございます。 平成30年度でございますが、ヘルパー事業所につきまして、開始が3件、廃止がゼロ件。デイサービス事業所で、開始が3件、廃止がございません。ケアマネ事業所におきましては、開始が2件、廃止が1件でございます。 本年、令和元年度で9月1日現在で、ヘルパー事業所で、開始が1件、廃止が2件でございます。デイサービス事業所で、開始が1件、廃止はございませんでした。ケアマネ事業所で廃止、開始ともにございませんでした。 以上でございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) 介護職員の処遇改善加算について、少し説明をしていただけますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 中瀬福祉部長。
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◎福祉部長(中瀬保君) 介護職員の賃金向上を目的に、平成24年度から介護報酬に加算して支給される介護職員処遇改善加算が創設されました。その後、平成27年度と平成29年度にも制度が改正されまして、介護労働者の処遇改善が段階的に拡充されているところでございます。 介護職員処遇改善加算は、介護報酬に加算して事業所に支給されます。支給された加算を原資に介護職員の賃金改善に充てることを目的に創設されたものでございます。 以上でございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) 介護職員の処遇改善加算を取得した場合、どれぐらいの賃金向上が見込まれますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 中瀬福祉部長。
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◎福祉部長(中瀬保君) 介護職員処遇改善加算につきましては、要件により加算が5段階ございます。個々のサービス事業所によって賃金体系が異なることにより、賃金の向上にはばらつきがございますが、一番いい加算で月額3万7千円から1万2千円の間で加算がされるとされています。 以上でございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) この処遇改善加算なんですけれども、介護サービス事業所は加算を必ず取得しないといけないのでしょうか。ちょっと聞きますと、その事業者によって処遇改善加算を取得していないというところもあるということもお聞きしたんですけれども、必ず取得しないといけないのかどうか、教えていただけますか。
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○議長(篠本雄嗣君) 中瀬福祉部長。
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◎福祉部長(中瀬保君) 今まで多くの事業所から加算について相談がございます。取得する相談があった場合は、制度を御理解いただきまして、事業所で要件を満たているかどうかを確認して、届け出を受理しているところでございます。 以上でございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) それでは、市内の事業所で、どれぐらいの事業所が処遇改善加算を取得されておられますか。
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○議長(篠本雄嗣君) 中瀬福祉部長。
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◎福祉部長(中瀬保君) サービスごとで、この加算を算定できるサービスと算定できないサービスがございますが、加算を算定できる主なサービスで申し上げますと、訪問介護事業所、いわゆるヘルパー事業所が、全体で市内44事業所のうち加算を取得されているのは38事業所でございます。デイサービス事業所につきましては、全体で38事業所のうち加算を取得しているのは34事業所でございます。 なお、加算できないサービスもございます。いわゆるケアマネ事業所、訪問看護、福祉用具の関係等々、加算できないサービスもございますので、あわせて説明させていただきます。 以上でございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) 介護職員の処遇改善加算を取得する手続について教えていただけますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 中瀬福祉部長。
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◎福祉部長(中瀬保君) 加算を取得しようとします事業所につきましては、加算の見込み額及び賃金改善の見込み額を記入した計画書を、年度ごとに市に提出する必要があります。提出の際、根拠資料として就業規則及び給与規定等を添付していただいております。計画提出後、市では加算額を上回る賃金改善を行っているかなどをチェックさせていただくところでございます。 年度終了の際には、実績報告及び支給内訳書など書類の提出を義務づけられ、市ではチェックしているところでございます。 以上でございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) それでは、国は10月から始まる介護職員の特定処遇改善加算について8万円を支給するということで、ちょっと聞いておりますけれども、これはどういうことなのか、少し教えていただけますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 中瀬福祉部長。
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◎福祉部長(中瀬保君) 10月に始まる新たな処遇改善の制度でございますが、介護職員の確保、定着につなげるため、現行の介護職員処遇改善加算に上乗せする形で、経験技能のある職員に重点化しつつ職員のさらなる処遇改善を行うとともに、介護職員以外、他の職員の処遇改善も行うことができる柔軟な運用を実施するものでございます。 以上でございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) これは、介護士さんの勤続年数とかそういうことにも及んでくるかなと思うんですけれども、ちょっと読みましたところ、勤続年数が10年以上の介護福祉士さんについては月額8万円ということをちょっと読みました。 今、この松原市の介護職員の、大体でいいんですけれども、勤続年数というのは大体何年ぐらいになっていますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 中瀬福祉部長。
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◎福祉部長(中瀬保君) 今回新たな加算制度により、勤続年数等で新たな処遇改善を行うもので、今、随時受け付けをしているところでございまして、ちょっと平均の年数等については、現在、算出しておらないところでございます。 以上でございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) 本当に10年以上働いておられる方というのは、少ないかなと思うんですよね。この制度でしたら、10年以上働いていなかったら賃金が上がらないということとか、それとか、いろいろ減らされるとか、そういうことになるかなと思うんですけれども、この新しい処遇改善加算を取得した場合に、どれぐらいの賃金が介護福祉士さんなんかに向上が見込まれますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 中瀬福祉部長。
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◎福祉部長(中瀬保君) こちらも、事業所によってばらつきはございますが、制度では、経験技能のある介護職員の平均の処遇改善額は、原則、経験技能の浅い介護職員の2倍以上とすることとなっております。経験技能のある介護職員のうち1人以上は原則8万円以上の賃金改善、または、賃金改善後の支給見込み額が年額440万円以上であることが要件となっております。この制度は、経験技能のある職員に重点がある制度となっております。 また、先ほど議員が申し上げられました勤続10年以上いなければ取得できないかという点でございますが、厚労省からQ&Aが出ておりまして、一定の条件を超えておる場合につきましては、10年以上の介護福祉士がいない場合であってもこの制度は取得可能であるというようなQ&Aが提供されているところでございます。 以上でございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) 今求められているのは、本当に全ての介護職員の賃上げだと思うんです。市として、介護施設や介護職員、賃上げの助成制度を市としてもつくるべきだと思います。今議会の中で、看護師さんの家賃制度の助成が上げられました。私は、介護職員の方にも、保育士さんや看護師さんと同じように市独自に家賃の減免制度を充実していただきたいと思います。 きょうの新聞では、政府は17日に全世代型社会保障検討会議のメンバーを公表し、週内に初会議を開いて、要介護1、2の生活援助サービスを総合事業へ移行する実質的な保険給付外し、医療費では、75歳以上の負担率を1割から2割に引き上げることを検討するということがきょうの新聞に掲載されていました。これ以上介護難民をふやさないためにも、市として中止を強く国に求めていただきたいと思います。全ての高齢者の方が尊厳を大事にし、その人らしく生きるための支援をすることは、福祉の増進につながるし、市の責任と思いますので、その点をよろしくお願いをいたしまして、次の質問に入ります。 次に、ぐるりん号の運行について質問したいと思います。 それぞれのルートの1日当たりの便数を教えていただけますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 村上都市整備部長。
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◎都市整備部長(村上寿夫君) 市内公共施設循環バスとして平成11年に、バス2台により東・西2ルート1日6便で運行を開始いたしましたぐるりん号は、現在、東ルート、西ルートがそれぞれ1日当たり7便、南北ルートは天美・布忍方面と丹南・西大塚方面、恵我・三宅方面の3ルートに分かれていますので、それぞれ1日当たり3便、合計9便。北・中央ルートは、北ルート、中央ルートそれぞれ1日当たり5便の合計10便で運行となっております。全て合わせますと、バス4台で1日当たり33便の運行を行っております。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) ルートなんですけれども、南北ルートについては、それぞれの方面で1日当たり3便と、ほかのルートに比べると便数が本当に少ないということになっています。特にこの地域は、公共施設や駅が遠くて不便な地域となっています。目的地まで行っても帰る便がなく、時間帯によっては、定員いっぱいで乗車できないときもあると聞きました。 市民からもっと利便性の向上してほしいと要望が強く上がっています。台数をふやすなど、増便することで利便性の向上を図ることについて、どうお考えでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 村上都市整備部長。
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◎都市整備部長(村上寿夫君) 南北ルートにつきましては平成18年10月より運行しており、それまで東・西2ルートで運行していたものに車両1台を追加いたしまして、市内をよりきめ細かく運行することで市民の利便性を向上させたものでございます。 なお、直近では平成29年4月より、もう一台車両を増台いたしまして、新たに北・中央ルートを設定し、運行しております。このように、これまでも各ルートの利用状況を十分に考慮した上で、利便性の向上を図ってまいりました。 今後につきましては、道路状況の変化やまちづくりなどによる変化などにも対応し、さらなる利便性の向上につながるよう検討してまいります。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) 今、部長の答弁の中では、市民の皆さんの声に応じて今後検討していただけると考えてよろしいかと思います。 次に、ルートの見直しはどのようなタイミングで行っておられるのでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 村上都市整備部長。
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◎都市整備部長(村上寿夫君) これまでまつばらテラスや城連寺コミュニティセンターなど、新たな公共施設ができたときや、都市計画道路の整備などにより道路交通状況の変化に応じまして、適切にルートの見直しを行ってまいりました。 今後につきましても、市域の状況を踏まえ、ルートや便数の再編など、総合的に判断をしてまいります。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) それでは、どのルートも市役所から出発して循環して市役所に戻ってくるというルートになっていますけれども、1便当たりの運行時間が約1時間かかる中、利用性の向上のためには、逆回りすることも必要かと考えますが、その点についてはどうでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 村上都市整備部長。
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◎都市整備部長(村上寿夫君) 現行のルートの逆回りを設定してはという御提案でございますが、現行のルートを設定するに当たりまして、道路の幅員や一方通行などの道路状況及びバス停の設置箇所などについて、利用者の乗降や運行をする上で安全性などを十分に考慮した上で、総合的に判断を行い、現在の運行形態、状況となっておるものでございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) 利用者の方からですけれども、ぐるりん号があって本当に非常に助かっているという声をたくさん聞いております。中には、最寄りのバス停が遠いことやバス停の位置がわかりにくいなど、不便な面も聞いております。そのような声を聞いて、どういうふうにお考えになっておられますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 村上都市整備部長。
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◎都市整備部長(村上寿夫君) 本市は、4km四方のコンパクトな市域の中に鉄道駅4駅と近鉄バスを初めとした路線バスが4社運行している中、ぐるりん号は市内の公共施設を循環しており、現在、市民の貴重な足としてその役割を担っております。 バス停の設置などに当たりましては、地域の方を初め道路管理者や警察と協議を行うなど、さまざまな調整を行った上で設置しています。また、日ごろより利用者の方からいろいろな御意見をいただきまして、改善できるものについては対応しているところでございます。 利用者へのアンケートによりますと、満足度をお聞きした項目では、「満足」「やや満足」「普通」も合わせますと、約8割の方がおおむね満足いただいていると回答いただいております。今後も引き続き、利用者にとって利用しやすいぐるりん号となるよう、事業を進めてまいります。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) 先ほどの市長答弁にありましたけれども、公共施設へ行くのに、土曜、日曜、祝日の利用者も多くて、市民の方からも土曜、日曜、祝日の運行をしてもらえないかと、そういう声もたくさん聞いております。文化会館、テラス、体育館、それから図書館、新しくできる図書館、今の図書館もそうですけれども、図書館に行きたくてもなかなか遠くて行けないということも聞いています。 高齢になって運転免許証を返却したという方もおられますし、行く足が本当になくなってしまったということで、元気な方だったら自転車で走ることもできますけれども、やっぱり高齢になればぐるりん号を使いたいという思いがあって、土曜、日曜の運行を何とかしていただけないか、選挙とかイベントの日だけじゃなくて、普通のときも土曜、日曜の運行ということがたくさん声が上がっております。その点についてはどうでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 村上都市整備部長。
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◎都市整備部長(村上寿夫君) ぐるりん号につきましては、現在、公共施設循環バスとして平日の運行を行っております。土日の運行につきましては、まつばらマルシェなど行事のあるときに、そのときの運行を行っている状況です。 今後、皆様のアンケート、今、集約したところでございます。今、利用者のアンケートを集約したんですけれども、利用できていない方のアンケートを、今、集めまして、集約しているところでございます。それらを総合いたしまして、今後の運行状況、形態等も考慮いたしまして、重なる費用につきましても一定の利用者への負担もという形もいろいろ検討していかなければならないかもわかりませんが、総合的に考えた中で、今後、検討してまいります。
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○議長(篠本雄嗣君) 野口議員。
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◆12番(野口真知子君) 利用者負担ということをおっしゃっておられましたけれども、本当に松原の唯一無料で乗れるぐるりん号であることで、私たちは誇りに思っているし、利用されている方も安心して使われると思うんです。 ぜひそこら辺は市民の声もしっかり聞いていただきまして、利用者の今アンケートをとられているということも、集約しているということを聞きましたので、ぜひ市民の声をしっかりと生かして、皆さんが利用しやすいぐるりん号にしていただくことをお願いいたしまして、質問を終わります。
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○議長(篠本雄嗣君) 次に、植松議員の質問を許します。 植松議員。
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(2) 市民の財産としての評価について
(3) 今後について
(4) その他議案第15号2.プラネタリウム廃止の条例について(1) H25年のプラネタリウム休止の理由は
(2) 多くの市民が再開を期待している施設としての検討は
(3) その他議案第25号3.大堀財産区について(1) 昨年の決算委員会をふまえその詳細な説明等について認定第10号
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◆4番(植松栄次君) (登壇) 4番、日本共産党の植松です。通告に基づき質問させていただきます。 9日の議案提案時の我が党の野口議員の質問に、澤井市長は、担当者の答弁をわざわざ遮って、松原図書館は破壊を前提に議会で論議してきたようなことを回答されました。確かにあなたの2期目からの思惑はそうだったでしょう。しかし、昨年の9月の市会議員選挙後の10月議会において、図書館の廃止を前提としないこととし、路線を変更されました。そして、松原図書館においても、地域の方のニーズ把握に努め、多くの方に喜んでいただける活用方法についてこれからも検討を進めてまいりますと、教育長が答弁なされました。 つまり、それ以後と以前とでは話が変わっているのです。私は、数時間かけてこの間の議事録を読みましたが、答弁の中で、今後決めていく等の答弁はあっても、解体など何ら答えていないのが現状であります。 9日の市長の答弁は、市議会に対して誠意ある答弁とはかけ離れ、極めて欺瞞的な答弁と言わざるを得ません。したがいまして、まず、市議会に欺瞞的な答弁を行ったことについて認識され、どのように責任をとられるのか明らかにしてください。また、昨年10月の答弁にもあるように、どう地域の方のニーズ把握に努められたのか教えてください。 加えて、プラネタリウム館廃止の条例について、これも9日の市長答弁では甚だ誤った答弁をなされたのではないでしょうか。例えば、現在休館となっておりますプラネタリウム館は、休館する時点で老朽化もあり、そもそも廃止に近い決定だったというふうにおっしゃいました。しかし、休館の理由は何か。たしか火災時の排煙機能のふぐあいで消防法に合致しないからというものではありませんでしたか。市長のおっしゃっていることは、市民への説明と違うものであります。御自身がそもそも図書館を廃止するという前提だから、プラネタリウム館廃止とおっしゃりたいのかもわかりませんが、しかし、それも昨年10月議会では、市民のニーズの把握に努めてからの話ではないですか。したがって、いきなり廃止とはという我が党の野口市会議員の質問は的確であります。 8日にセーフコミュニティの報告会がありました。ステージの最後で、「松原わっしょい」という歌とダンスで盛り上がっていました。その中で、「松原ええとこないからあかん」と聞こえた部分がありました。この声は、以前私が市内の若者に、休日は松原やったらどこへ行くと投げかけたときの答弁と同じで、ああ、やっぱりそうなんやと、びっくりいたしました。過日、職員さんから動画ならユーチューブにあるよと教えていただき、何度も何度も繰り返し確認したところ、どうやら「松原ええとこ、なめたらあかん」と歌っておられるようで、ああ、聞き間違えたんかなということで、少し安心いたしました。 また、7日の子ども議会においても、高学年の小学生の居場所が欲しいとの意見がありました。プラネタリウムの再開は、これらの声に対応できるものではないですか。いずれにしろ、休日などに若年層の居場所にもなるプラネタリウムは、松原のええところになる可能性を持っております。 かぐややはやぶさなど、日本の宇宙探索船がこれまでにない成果を上げ、さらにもうすぐ宇宙遊覧ロケットが打ち上げられるやないかという、ある意味宇宙ブームのときに、せっかくあるプラネタリウムを破壊するのは、まさに今の風潮、風読みすらできない無策ではないでしょうか。プラネタリウム館については、真摯に市民ニーズを捉えてください。そして、今回の廃止の条例の撤回と再検討をお願いいたします。 ちなみに、9日の市長答弁で、電車一本乗れば最先端のものがあるなんておっしゃっておられましたね。それは富田林のすばるホール内のものですか、大阪市の科学館内ものですか。確かに電車一本で最寄り駅まで行けば、行けます。富田林は、近鉄南大阪線の河内長野行きの川西駅でおりて、800mほど歩いて、大阪市のは、電車一本で行こうとすれば、乗りかえなしで行こうとすれば、北花田駅から御堂筋線で淀屋橋まで乗って1.1kmほど歩いて行けば行けるという話であります。 また、費用はどうですか。入館料と交通費を合わせますと、それぞれ小学生610円と大人は1,200円かかります。もう一つのほうは、小学生420円と大人は1,220円と。もし家族3人で行けば3千円ほどかかるわけであります。松原のプラスタリウムが復活すれば、中学生以下50円、大人100円で、親子3人でも300円もかかりませんよね。これらの事実も含めて再検討をお願いいたします。 次に、大堀財産区の決算認定案についてでございます。 大堀財産区の件では、いろいろな不都合な事実を乗り越え、財産区全体の運営や健全性を確保されるような工夫と努力が重ねられてきたと存じます。それは、昨年の決算委員会での議論や経過を踏まえましても理解できるところではございます。 また、地域のコミュニティの指針にもなり、運営を助けるものであるはずです。だからこそ、ことしはその集大成として、それらの経過や努力して獲得されたことが議員にわかるような議案の説明をお願いしたいと思います。ぜひ御検討ください。 以上、誠意ある回答を求めまして、壇上での質問は終わらせていただきます。詳細につきましては、再質問にて行わせていただきます。 以上です。
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○議長(篠本雄嗣君) 澤井市長。
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◎市長(澤井宏文君) (登壇) ただいまの植松議員の質問にお答え申し上げます。 1点目の松原図書館の解体についての質問と2点目のプラネタリウム廃止の条例についての質問につきましては、教育委員会より答弁を申し上げます。 次に3点目、大堀財産区についてでございますが、大堀町会実施の憩いの広場新築工事等における清算金の大堀財産区負担金につきましては、大堀町会において再度検証を行い、適正であるものと判断した上で大堀財産区に申請し、適正に手続を行っております。 なお、1点目の答弁につきましては、通告の内容と違った内容の部分も含まれておりましたので、御自身の解釈で私のほうに投げかけられた分に関しては、自席において後ほど答弁をさせていただきたいと思います。
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○議長(篠本雄嗣君) 美濃教育長。
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◎教育長(美濃亮君) 植松議員から教育委員会への御質問についてお答えいたします。 まず、松原図書館の解体についてでございますが、松原図書館については、昭和55年の開館後、多くの市民の皆様に御利用いただいてきましたが、40年が経過する中で、建物の老朽化をはじめ、閲覧スペースの狭さやバリアフリーへの対応ができていない点など、時代の変化に応えることが難しくなったため、新図書館を建設することになったものでございます。 新図書館の開館後につきましては、市の財産を有効に活用するために、松原図書館を解体し、民間活力を活用したこのエリアにふさわしい施設等の誘致を進めていきたいと考えております。 続きまして、プラネタリウムの廃止の条例についてでございます。 松原図書館と同時に開館した松原市のプラネタリウム館については、躯体を含めて稼働ができないため、平成26年2月より休止としてまいりましたが、松原図書館を解体するため、廃止するものでございます。 以上でございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 澤井市長。
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◎市長(澤井宏文君) まず、解体のワードが使われていなかったということですから、それは使っていなかったということになるんでしょうけれども、まず、この跡地の利用として、たしかこれ、共産党のほうから児童図書館というようなアイデアを提案をいただきましたが、これは担当からも既に答弁ありましたが、そもそもこの図書館が建って40年近くたって、耐用年数の問題であったり、今、床が波を打っている箇所が出たり、壁にひびが入っているような状態の中で、この図書館を利用しての、この建物を利用してのサービスというものは難しいということで、そういったものはつくらないというような答弁を部長のほうがしてまいりました。 その上で、今新しく建てている図書館は、今の現在の本館の機能を十分に果たしながら、さらにそれ以上のサービスをしていく、そういった図書館に、これ、なります。その上で、跡地利用につきましても、これはこの間議会のほうに説明をしてまいりましたが、これは、常識的に考えていただいてわかりますように、今の耐用年数の問題、例えば図書館、体育館は同じ年代に建っていますが、既に両施設とも2回の耐震改修を行っておりますが、図書館に関しては一度も耐震改修が行われておりません。 ですから、この今の現在の図書館を、児童館や図書館機能を持たせたような施設で使わないということを、これ、申し上げておりますから、それ以外の、市にとって、市民にとってプラスとなる、そういったものを今後民間のアイデアをいただきながらやっていくということで、これ、確か質疑のほうでもいただいて、そういう多くの方々が訪れ、にぎわうような施設にしたいというところも我々望みだというような答弁もさせていただきました。 これ、常識的に考えていただいて、そういった今の大きな地震がいつ起こるかわからない中で、あの施設はやはり危ないということでこういった判断したわけですから、民間の知恵をかりたりするにしても、今のままで活用したいというようなアイデアは、私は100%出てこないと思っております。そういう需要はないと思っていますから。よって、今議案で解体、そして解体イコールプラネタリウムも廃止をするということは、これは恐らく、他の議員さんにおいては十分理解していただいた上での、この間のこの図書館の議論だったと、私はそのように思っておりまして、そのように質疑の折に答弁をさせていただいた次第であります。
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○議長(篠本雄嗣君) 植松議員。
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◆4番(植松栄次君) 再度の御答弁ありがとうございます。 利活用の問題につきまして、いろんな考え方があろうと思います。この間、大規模改修をしてこなかったその責任は一体どうなるのかという問題もあろうかと思います。 〔発言する者あり〕 そういった意味で、すみません、答弁遮らんといてください。そういった意味で、また質問のほうしていきたいと思いますが、今の教育長の回答の中で、ちょっと、再質問へ行く前に聞きたいことがあるんですが、平成25年度のプラネタリウムが休止になったということについて、その理由は私は問うているわけでございます。そのときに、躯体を含めて稼働ができないためというふうな、そのような答弁はなかったと思います。そもそも躯体というものは、建物そのものが稼働できないんやという、つまり危ないからできないんやということを含むわけですが、構造的なもんですが、なら、なぜこの間図書館を運営してきたのか。それだけプラネタリウムができないぐらいに躯体が傷んでいるのなら、その下にある図書館を利用できないはずであります。 このような答弁は、やはり私は不誠実な答弁と言わざるを得ないと思いますので、再度の答弁をお願いいたします。
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○議長(篠本雄嗣君) 坂野市民協働部長。
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◎市民協働部長(坂野徹也君) 躯体というのは、先ほどから申し上げていますように、40年経過して全体的に老朽化が激しいというようなことでございます。その中で、プラネタリウムのところの設備につきましても、ふぐあいが生じているというようなことでございまして、さらに、その当時から、もう図書館については抜本的な見直しが必要やというような議論もございましたんで、その辺を含めて、今現在に至っているということでございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 植松議員。
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◆4番(植松栄次君) そういう危ないものを、改修もせんと放置してきたというふうに認識していいのでしょうか。また、今の市長の答弁にありますとおり、ほかの議員はそういうふうに思っているやろうというふうなことを言っているということは、解体するということを言ってこなかったということをみずから認めたことであります。 そういった意味で、私は再質問のほうへと移るわけですけれども…… 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
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○議長(篠本雄嗣君) 澤井市長。
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◎市長(澤井宏文君) 全くまた個人の勝手な解釈の質問をされているんで、もう一度、再度答弁をさせていただきますが、40年たっておりますけれども、今の段階では、まだ現図書館は使えています。ですから、これは市民の方々に利用していただく施設となっております。これは安心・安全を守る上での我々のもちろん大切な義務ですから、危ないところでの利用という形にはなっておりません。少々、プラネタリウムの答弁の折に、そういう躯体も含めたというところは、今後も含めた中での我々は議論をしているところで理解をいただきたいと思います。 その上で、先ほどから申し上げていますとおり、そもそも新図書館をなぜ建てたかというと、あの施設が今後市民にとって、いつ起こるかわからない災害等々が発生したときに、やはり危ないねと、じゃ、耐震化をしたらいいのか。耐震化をしても、今お金をかけても、数十年先にあるいは数年先に新たに建てかえが発生するようでは、これ、二重投資というよりは無駄になる。ならば、今、現図書館を建てているところが松原市の土地ですから、そこに新たな図書館を建てかえたほうが効率的に運営をできる、これは財源的にもいろんな面も勘案した中で、そのほうがいいというような我々は選択をして、この間議会にそのことをお諮りをしてきました。 この前提があった上で言うと、あの施設を今後どうしていくかというような答弁を、この間進めてきた中で、この議案というのは決して私はおかしくないと思っているし、そのことを、各議員にも、それぞれにも説明をしてきたということを申し上げているわけであります。
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○議長(篠本雄嗣君) 植松議員。
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◆4番(植松栄次君) 電気ついたままやからね、手を挙げていいのかどうかわかりませんけれども、結果として、そういうふうな今まで自分たちがやってこなかったということを、それを前提に上げて、危ないから潰すんやと、それで、市民のニーズを見るという、聞くという作業等、そういうのが一切入ってこなかった。今後、お金がかかるからどうのこうのとかいう、そういう答弁だったと私は思います。 そういった意味で、私はやっぱり今の答弁はおかしいと思いますし、やはり私たちがこれまで提案してきたとおり、市民の声を聞いて初めて次の作業へと入っていただきたい、そういうふうに思うわけでありますが、どうですか。
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○議長(篠本雄嗣君) 澤井市長。
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◎市長(澤井宏文君) まず、本市に三十数年以上勤めておられた植松議員ですから、そのことは御自身の立場も踏まえた上でおっしゃっていることだと思います。私がこの市政をあずからせていただいて11年目に入りましたけれども、この間、学校の耐震化を初め、選択と集中、市民の命を危険な目にさらさないために、我々は安全確保を、うちの職員、全職員挙げて取り組んできたつもりです。ですから、その職員さんが、今の状態を市民の安心・安全が守れていないという一言で乱暴な議論をされるというのは、大変残念なことだと思います。 その上で、これは、私はまだ11年しかあずかっていないから、私の責任ではないなんてことは申し上げません。おくれてきたけれども、今できることをしっかりやっていく。これ、さかのぼれば、7期務められた市長さんもおられ、その後、2期務められた市長さんもおられる、その方々も含めて、我々はそういったところをしっかり勘案しながら、今できるところをやっているという話であります。 ですから、御自身の解釈で、今、澤井が、あるいは今の職員がそういったところを怠慢な仕事をしているということは全くないということでございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 植松議員。
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◆4番(植松栄次君) ほかのところは耐震化やってきて、図書館だけやってこなかったと今言っているわけでしょう、今の話では。そういう中でそういうことを言われても、別に私は今の職員に対して攻撃しているわけでも何でもなしに、市民のニーズに沿って建てられて、いまだにニーズのあるプラネタリウムであったり図書館を、やはり残してほしいし、また、建てかえたとしても、今ある建物は市民の財産ですから、その財産を潰してまで、民間の方に提案してもらう前にまず市民のニーズを聞くべきではないのかということを私は言っているわけでありまして、そのような答弁で、さも私の尊厳を傷つけるようなことを言われましても、私はそれは困ったなと思いますので、それについては、どうなのかということは思いますが、いかがですか。
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○議長(篠本雄嗣君) 植松議員。
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◆4番(植松栄次君) 私は、言うているのは、あくまで市民のニーズを聞いてからの話ではないのかということで質問しているんですが、いかがですか。
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○議長(篠本雄嗣君) 坂野市民協働部長。
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◎市民協働部長(坂野徹也君) この間、今の図書館の状況を踏まえまして、新図書館を建設するというようなことになりました。そこには、新たに人が集まる、そういうような工夫も加えたさらにすばらしい図書館になるというふうに思っています。 その中で、あそこの今の現図書館について、どういうふうにするかというところにつきましては、我々も議論をいたしました。あそこのエリアにつきましては、一定文化施設であるとかスポーツ施設であるとか、そろっております。あの中で、一定公共のサービスについては、あるレベルに達しているというようなことでございまして、そこに新たにどういうようなものを持ってくるのがいいのかというようなことにつきましては、いろいろ考える中で、やっぱり我々の今までのかたい頭ではなくて、民間の方のアイデアを広く求めた中で、そのアイデアがどういうふうに市民のニーズに応えられるものなのかというようなことを評価した中で、あそこのエリアについて、さらににぎわいのある場所としていきたいというふうに考えておるところでございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 植松議員。
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◆4番(植松栄次君) 市民の方のニーズ把握に努めることも含めて、民間の方に考えていただくということなんですかね、今の答弁ではね。 しかし、昨年のそういう一連の答弁の中では、それを主体として集めるのはやはり市じゃないといけないと思います。そして、こういうふうな意見があってこういうことがあるから、これに基づいたものをどうしたらいいのかという考え方を示すべきであり、また、それに対しては、今ある市民の財産を守りながら、あるいはそれを活用しながら進めていくということも、それも一つの選択肢だと思いますが、丸々潰してから民間の方に任せるんだという、それこそが私はいけないんだと思っておるわけでございますが、いかがですか。
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○議長(篠本雄嗣君) 坂野市民協働部長。
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◎市民協働部長(坂野徹也君) どういうような提案を出していただけるか、それに対して、こちらのほうがどう評価していくかということでありますので、丸々丸投げというようなことでは、もちろんございません。あの図書館を解体することにつきましては、先ほどから話が出ているように、必ず何かの新しい活用するためには、必ず補修工事というのが必要になってきます。それは相当な額の金額になろうかというふうに思っております。 さらに、改修の工事をしたところで、基本的なレイアウトにつきましては変わらないわけですから、そういう使い方の面で制限がかかるというようなことになりますと、新しい活用方法につきまして、その活用方法のパフォーマンスを100%発揮できない可能性が高いというようなことでもございますので、やはりそこは解体をさせていただいて、設計とかの面も含めて自由度を上げた上で、民間のアイデアをいただくということが必要かと。それによって、幅の広いすぐれたアイデアが出てくるというふうなことを考えておるところでございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 植松議員。
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◆4番(植松栄次君) 大規模改修するのと解体するのやったら、解体するほうが安いんやというふうな、それでのことでアイデアも含めて民間の方に任せるんやという、そういうことやと思うんですけれども、じゃ、解体するのとしないとの、改修して使っていくのだというときの、そのときの費用対効果というものを考えているんですかね。 それと同時に、レイアウト、基本的なレイアウトは変わらないとおっしゃるけれども、そのレイアウトというのはどの範囲のことをおっしゃっているのか、今わかる範囲でお答えください。
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○議長(篠本雄嗣君) 坂野市民協働部長。
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◎市民協働部長(坂野徹也君) レイアウトというのは、今の建物をそのまま使うという意味で、その範囲でというふうな意味で、私、申し上げました。 費用対効果でありますけれども、今、あそこの現図書館を大規模改修をしても、やはりもう既に40年経過しているというところがあります。この先どれだけ使えるかというような問題が一つあります。今回、解体をして一からすることによって、その新しい活用方法に合ったふさわしい建物ということが、また長い期間できるということでありますので、解体をして、今回御提案させていただいている内容が、一番費用対効果としては高いというふうに考えております。
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○議長(篠本雄嗣君) 植松議員。
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◆4番(植松栄次君) 今の話でもわかるとおり、具体的な効果は出していないということですよね。漠然とこれぐらいかかるん違うかなというようなもんやと思うんですけれどもね。 ちなみに、いわゆる躯体といいましょうか、コンクリート躯体なわけでございますから、耐用年数そのものを考えますと、一般的な鉄筋コンクリートの建物は、部材の損傷程度の実態としては税法上の償却期間と同様の50年ぐらいやと言われております。 また、鉄筋を覆うコンクリートの中性化終了から推定して、つまりコンクリートそのものが鉄筋を覆うことができないような状態になるまで120年または150年と、幅があります。そういうふうに学術的な報告もございます。 また、固定資産台帳では、住宅では68年、事務所などは56年と言われます。しかし、松原市の施設を見渡したところ、50年を優に超える建物もございます。松原図書館はまだ39年です。補修すればまだまだ大丈夫で、市民の財産としての価値はあるものと考えますけれども、いかがですか。
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○議長(篠本雄嗣君) 太田副市長。
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◎副市長(太田敏君) 新しい図書館は、今の図書館の機能が、やはり自習室もないとかというようなことがございました。年数もたっていますので、かなり老朽化もしている、床が悪い、南面にはもう雨のしみもついていると、ひび割れも来ておるというようなこともございましたので、そこらから新図書館の建設という話になりました。 そしたら、現図書館をどう活用するのかというところについては、やはり先ほどから部長も答弁しておりますが、そういう状況の中で、改修したらどうやというお話ですが、やはり改修するにも多額の費用もかかりますし、民間さんがそこに入ってくる、その今の建物を使うて何かをしようかというのを、一定我々もリサーチをかけましたが、現図書館を活用して何かができるというのは、これ、皆無でございました。 やはりあそこの今の建物を使っての利活用というのは非常に難しいというところでございますので、今回、解体をきちっとさせていただいた中で、民間からアイデアをいただいた中で、今後、どういうような、あそこがにぎわうような施設ができるのか、それもまた、議会のほうからもやっぱり急いでやりなさいよという御意見もかなりいただいたように、私も記憶もございます。そういった中で、今、我々進めているところでございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 植松議員。
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◆4番(植松栄次君) 提案イコール実行になっていくわけですからね、決まればね。全庁的な討議であったり、市議会との確認とかそういったものに対して、これまでなかったわけですから、それについては、やはり重々連絡とかそういうのをしてほしかったなと思いますし、また、私たちのほうでは、レイアウトというか、担当課が思っているレイアウト、形はそのままでも中をいらえば何とでもなると思うし、また同時に、私たち実際市民の中に入って、市民の声を聞いて、そして、プラネタリウムは再開してほしいんやという、そういう意見が多いんやということをこの間言ってきたわけであります。 そういったことを一切、建物の問題を無視して、そういう機能を残さないというのは、やはり私は大問題やと思います。 また、同時に、市民の財産としてやっぱりそれを守るのは私たちに責任あると思いますので、改修して、直して、なおかつリニューアルしたら、市民が寄るような場所、集まるような場所ができるという、その可能性を持っているわけですから、それについて真摯な討論をしてほしいんだということなんですけれども、それについてはどうですか。
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○議長(篠本雄嗣君) 澤井市長。
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◎市長(澤井宏文君) これ、そもそも出発点というかスタンスが違うなと、改めて今思ったのは、まず第一に、市民の財産というところで言いますと、今の現の図書館の機能を持たせた、それ以上の、今、副市長が答弁したような機能も含めた新しい図書館を、今、建てかえておりますから、今の現在の図書館の施設を図書館として利用することはない。これがまず前提でありまして、例えば、議員言うプラネタリウムであったり、そういったものを残してほしい、私はこれも質疑の折に答弁をいたしましたが、新しい図書館内でも、そういった市民のニーズがあれば、プラネタリウムはこれ、できます。そういったニーズには応えます。 ですから、そういった市民の言う、議員の言う市民の財産というものは、新しい図書館に全て残ります。それ以上のサービスがなされます。その上で、必要のなくなった跡地の利用を、これまで議会にもきちっと説明をしてまいりましたが、新たに、これも議員が言ったりほかの議員さんが言われる、市民が集まったり多くの方々がにぎわうようなアイデアをこれから募集するというのが、そもそもこの議案であります。
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○議長(篠本雄嗣君) 植松議員。
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◆4番(植松栄次君) 役目が終わったと言いたいわけですよね。また、ない部分については、何らかの形で残せるんだということの意味やと思いますけれども、しかし、そもそも仮に新しい図書館でプラネタリウムをやるとしても、一体どんなものができるのかというのも、参考にされているんですかねというふうに思います。 また、この今ある価値ですね、図書館の、そしてプラネタリウムの持っている価値、やはり私はこれを大事にしたいと思うんですよね。直径11mあるドーム、今、大阪では7つしか残っていないんですよ、プラネタリウムそのものがね。その中でも11mあるというのは、4番目ぐらいなんかな、大きさで言うたら。そういうものなんです。最先端のプラネタリウムよりも、確かに精度は、40年前ですから落ちるかもわかりませんけれども、しかし最先端にない技術があるわけであります。カードを差し込んで、いろんなことを、子どもたちあるいは見に来られる方々に合わせて加工することもできますし、いろんなことができますし、また、これからもいろんなことができるんです。 そういった価値を、やはり私は持ってほしいんだと、見直してほしいんだと。代用でできるものではないんだという、そういったものを含んだ建物なんだということで、私たちは存続を訴えているわけでありますが、その価値については、どうお考えなんでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 澤井市長。
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◎市長(澤井宏文君) これも、価値感の違いとかそういう問題じゃないと思うんですけれども、やはり昔の、約40年前のプラネタリウムよりも、今のプラネタリウム技術のほうがすぐれています。恐らく子どもたちにどっちのプラネタリウムが見たいといえば、今の星の一つの光まで、その大きさまでわかるような、本当に目の前にあるような、つかめそうな、星が目の前にあるようなプラネタリウムの質を望むと思います。 そういった中で、そういったことは実現可能なのかという質疑でしたけれども、これは可能です。プラネタリウムというお話をされているわけですから、これ、もうちょっと議員、勉強してください。そういったすばらしいプラネタリウムがいつでもどこでも撮影可能、すばらしい技術をこの大阪にも持った方がありますし、先ほどから何度も申し上げますとおり、プラネタリウムは残せというような、やってほしいというようなニーズがあれば、我々はそこに応えるということも約束をさせていただきます。
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○議長(篠本雄嗣君) 植松議員。
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◆4番(植松栄次君) 約束していただいたわけですけれども、実際いつでも見られるものがそこにあって、なおかつ改修、修繕すれば、まだまだ見られるものでございます。利用できるもんでございます。また、建てかえとかなると、いや、そういうものを建てることを考えておられないようですから、それについては、やはり今のものと同等のものができるのかどうかというのも含めて考えるところでございますし、どうも意見がかみ合わないようでございますけれども、それも、私たちはやはり市民の声を直接聞いて今のこの質問をしているわけでございます。そういった市民の声が、果たして、市役所ですかね、当局、理事者側の中でどれだけ市民の声を集めることができたのか。 中にもありますように、そういうことについて、やはり私は疑問を生じるわけであります。これはいい、これはいいというても、やはり市内で大人100円、子ども50円で行けるような、そういうふうな身近なプラネタリウムでございます。そういったものに対して、やはりまだまだ価値はあると思いますし、存続する可能性があると思いますし、同時に、松原にもこんなんあるでというふうなことで、他市の方も来られる可能性もあると思います。 若者の居場所ということでは、来年、開かれるでありましょう天美のほうの映画館、ああいったものもあろうかとございますけれども、やはりプラネタリウムそのものは、初歩であっても学術的な知的要求を実現できるものであります。そういったもので、この松原からその財産をなくすことは、これは絶対許してはならないことだと思いますし、そのことについて、やはりもっと重く見てほしいなと思います。 そういった意味で、このプラネタリウムについては、私たちは、再度、今の建物の中で改修し、そして改善する中でそういう新しい価値も見つけながら、そういうふうにしてほしいと思うんですけれども、いかがですか。
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○議長(篠本雄嗣君) 坂野市民協働部長。
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◎市民協働部長(坂野徹也君) 先ほども答弁ありましたように、今、プラネタリウムというのは非常に多様化しておりまして、平面の壁とか天井に映すようなものもありますし、大阪市立科学館、そちらのほうでは、こういう気圧で膨らますようなドーム型のプラネタリウムを出前みたいな形で持ってきてもらうと、そういうようなこともしております。ニーズが、市民のお声があれば、そういうようなものもさせていただく、検討させていただくということは、先ほどからのお話でもあったとおりでございます。 それで、かつ、もっと精度の高いというようなものを求めるということであれば、やはり常設の大きなところのほうにまた行っていただく、そっちのほうにつなげていただけたらなというふうに思っております。 以上です。
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○議長(篠本雄嗣君) 植松議員。
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◆4番(植松栄次君) それはやっぱりドームですよね。やっぱりドームでと、何でドームがいいのかというたら、ドームやと自分が空を見られるような状態になれるからドームなんですよね。平たいところではやらないですよね。平たいところでやっても同等やというふうな意見もありますけれども、やはりドームなんですよ。 11mのドームというのは、本当に、大阪では5番目ぐらいですかね、今で言うたら、大きさなんですよ。今、きのうの夜も空見ましたけれども、松原には余り星は出ておりません。町全体が明るいのかなというせいもありますけれども、そういった中で、今、本当に宇宙に対して関心が寄せられているときに、子どもたちに夜空をプレゼントできる、それがプラネタリウムやと思います。そういった学術的な価値を、やはり松原は今捨てる必要はないと思いますし、同時に、一から十までそれで賄えるものではないと思います。 そこで興味を持たれた方が、新たな研究とかそういったことで大きいところに行けばいいということであります。そういった意味でも、初歩的なそういう学術研究の芽を松原でも残してほしいというのは私たちの願いですけれども、ニーズがあればとおっしゃっていますけれども、おっしゃっているそのニーズがあればと言うている時点で、市民のニーズをつかんでいないんやというふうにお気づきじゃないですか。
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○議長(篠本雄嗣君) 澤井市長。
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◎市長(澤井宏文君) ニーズというのは、僕は議員さん一人一人を否定するつもりもありませんから、17名いらっしゃったら17人に耳に入る量があると思います。それぞれが市民の要望というのを耳にしているんだと思います。 私も、これは、それ以上にといいますか、市民の方々と接する機会も多く、この図書館に関しては、この数年、市政報告会で図書館の建設の話もしてまいりました。残念ながらといいますか、そういったところでは、プラネタリウムの話は出てきませんでしたが、今、議会でそういう議論がなされているんであれば、新しい図書館でそういったところを保障できるんじゃないかということを申し上げていますから、これ、再三申し上げますけれども、今の機能、市民の財産を維持しながら、さらにすばらしい図書館を建てる、これが我々の答えであります。
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○議長(篠本雄嗣君) 植松議員。
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◆4番(植松栄次君) 今の答弁で、そういうものもつくっていただけるという可能性があるというふうにはお聞きいたしておりますけれども、それにしても、私はもう今の財産そのものがこのまま破壊されていいのか、また、あの建物自身に対して愛着を持っている方もおられると思いますし、松原のそういう空間の中であの建物が持っている意味、あるいは地域で持っている意味そのものも、やっぱり私は大事にしたいなと思っております。 もう必要じゃなくなったから、新しいところに行ったから、潰してしまって、そして、民間に任せたらいいのでは、やっぱり私がそういうふうにしかとれないわけであります。そういった意味で、やはりそういう面でも考えてほしいなと思いますし、また新しいところに、そういうふうなものをつくるというのに対しては何ら反対するものではございません。しかし、それにも増して今ある価値を大切にしてほしいんやというのが私たちの願いであります。 そういった意味で、引き続き、私たち自身は市民の願いもニーズも捉えながら、この問題についてはやはり賛成しかねると思いますし、同時に、今後も市民ニーズをつかんだ運営等についても協力はしていきたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 次に…… 〔「破壊は否定しとかなあかん、破壊は。破壊という言葉そのまま行ったらあかん」と呼ぶ者あり〕 すみません、次に、大堀財産区の決算認定の……
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○議長(篠本雄嗣君) 植松議員、ちょっと。 澤井市長。
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◎市長(澤井宏文君) 今、ちょっと後ろのほうからもありましたけれども、破壊という言葉は、これは、議場での、これ、何ぼスタンスが違っても、言っていい言葉ではないと思います。我々は市民の財産を破壊するわけではなく、さらに有効活用していくという話でございまして、ぜひ、これ、先ほどプラネタリウム、星の話を植松議員が話ししていて、私が感心したというか、ぜひこれからも一緒に議論させてもらいたいなと思ったのは、松原では星が見えない、町が明るいからというようなお話をされましたんで、私の中ではそういう理論はないと思うんですけれども、またそういった議論もいろいろとさせてください、勉強させてください。
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○議長(篠本雄嗣君) 植松議員。
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◆4番(植松栄次君) 勉強はいつでもさせてもらいますけれどもね。確かに星が見えない理由というのは、いろいろあると思います。それは、明るいから見えないというのが一番多いわけでございます。星は暗いからね。それはまた席を交えることがありましたら、論議いたしましょう。 また、大阪には7つしかないプラネタリウム、松原市民にとって本当に身近なプラネタリウム、私たちは残してほしいと思いますし、新しいところでその機能ができるならば、それはそれでやっていただきたいと思います。 また、建物につきましても、破壊という言葉はけしからんというんやったら、何というんですか、解体というんですか、解体ですな、解体については、私たちはそれはやはりよくないと思っておりますので、これについては、また引き続きさまざまなところで論議になろうかとございますので、またその際には、誠意ある回答をお願いします。 ちょっと戻りますねんけれども、プラネタリウムが閉館になった理由は、解体するからというのはなかったというのだけは認識してほしいなと思います。あくまで排煙機能がない、つまり火事になったら危ないからというので、消防法の関係でお客さんを入れることができないということで、入館者を入れることができないということで、市民に対しては説明しているわけですから、それについては、その立場で臨んでほしいなと思います。 次に、大堀財産区の決算認定の件でございます。 不幸な事件といいましょうかね、ありました。地域と市政に本当に影を落としました。事件前の体制下で計画された工事です。それを明らかにすることで信頼を取り戻すことを意図とした質問でございます。 さて、新体制の大堀町会はどのようにして工事費や内容を適正であると検証したのでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 宮本総務部長。
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◎総務部長(宮本靖之君) 大堀町会における事件を踏まえた上で、新たな町会長のもとで、平成30年4月に16名の運営委員全員が参加した運営委員会が開催されております。その運営委員会の中で、改めて施工業者、業者の方を呼びまして、工事に係る工事内訳明細書、こちらのほうを提示させた上で運営委員により、各工事内容、それから工事内容に対する金額について、それぞれヒアリング、質問等を行いまして、その結果、運営委員会で承認され、確認されたものでございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 植松議員。
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◆4番(植松栄次君) では、大堀町会の検証、大変な苦労されたなということは今ので伝わるわけですけれども、負担金の申請の手続について、財産区管理会や市はどのようにして適正であると確認したのでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 宮本総務部長。
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◎総務部長(宮本靖之君) 先ほど申しました平成30年4月の運営委員会の検証結果から、大堀町会のほうから財産区の管理会のほうに報告がございました。それと同時に、工事内訳明細書の提出もされております。その後、財産区の管理委員7名全員がこの内容について精査を行いまして、承認したという形になっております。 それから、松原市といたしましても、この申請手続につきましては、財産区管理会の議事承認など、それから必要書類、そういったものを受理いたしまして、市のほうでも書類審査のほう実施しております。その書類審査を実施するに当たりまして、検証作業といたしまして、内訳明細書、こちらのほうの提出もいただいておりますので、これの各項目について、高額になっていないか、そういったことについて内部で書類審査のほうも行いました。 それから、平成30年6月、こちらのほうで判決で、今回の事件に係る案件以外の工事につきましては、事件性はないという形となっておりましたので、そういったことも踏まえまして、今回、適正であると判断したものでございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 植松議員。
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◆4番(植松栄次君) ありがとうございます。 この事件によって、本当に財産区そのものの、どうなってんねやというふうな疑問とかが出てきたと思うんですよ。そんなことも、そういうほかの財産区にもそれは波及したと思います。それの影響を与えておりますので、再発防止への検討がなされたものと考えます。全財産区の現状といいましょうか、これを受けてどのようになされているかというのをお答え願えますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 宮本総務部長。
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◎総務部長(宮本靖之君) 今回の事件を踏まえまして、松原市内全財産区のほうで、今まで以上に市と、それから財産区管理会、それから水利や町会などの地元、さまざまな案件につきまして相互に連絡調整、こちらのほう以前より密にとっております。 それから、町会、水利組合におきましても、負担金申請におけるガイドライン、こちらのほうを新たに設定しておりますので、そちらのほうもしっかりと遵守していただいております。その上で、財産区管理会のほうに申請されて、しっかりと財産区管理会のほうでも中身を確認しているということでございます。 それから、あわせまして、どちらの財産区管理会におきましても、今回の事件と同様のことが起こらないように、事業計画から実施に至るまで適正に運営していこうという、管理会の委員さんの意識の向上、これに非常につながっているというふうに感じております。
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○議長(篠本雄嗣君) 植松議員。
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◆4番(植松栄次君) ありがとうございます。 これまでにない努力をなされてきたなというふうには認識もしておりますし、この間の財産区の委員さん選びに際しても一定の御配慮もされているということを理解しておりますので、それらについて疑惑を持ったり、そういう立場ではございません。それはまず言っておきたいと思います。 以上の説明を受けて、昨年の事件を踏まえて、平成30年度における負担金の手続において新体制となった大堀の町会や財産区管理会など、地元の方々の中で検証作業などのさまざまな取り組みを通じて、今後、再発させない、健全性を取り戻そうという大変な意気込みや御苦労があったことは、大変本当によく理解しております。 しかし、同じようなことがもう絶対起こらへんという保証は100%は断言できないものと考えます。この事件が起こった原因や背景をもっともっと考えていく必要があるのではないでしょうか。詳細な理由はこの場では差し控えますが、それは、財産管理課等だけの責任や所管でないと私は考えます。市役所は一丸となって不正を許さない、誤った行いは正す態度を常日ごろからあらわす必要性を感じます。 そもそも財産区という特別公共団体、扱う財産は公金であります。皆さんの財産であります。そこには癒着やなれ合いがあってはならないからです。松原市におかれましても、再発防止のためにさまざまな取り組みを全財産区にわたって講じていただいておられることも改めて聞くことができました。同じ過ちを犯さない再発防止のためにも、各財産区との一層の信頼関係を構築するとともに、風通しのよい運営を図ってくださいますようお願いいたしまして、質問のほうはちょっと早いですけれども、終わらせていただきます。ありがとうございました。
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○議長(篠本雄嗣君) 次に、田中議員の発言を許します。 田中議員。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 一般質問(個人) 無所属 2番 田中厚志議員発言要旨具体的内容備考欄1.京都アニメーション火災を受けて(1) 防火対策について
(2) 火災発生状況について
(3) ガソリンの小分け販売について
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◆2番(田中厚志君) (登壇) 2番、田中厚志です。議長のお許しを得ましたので、通告に従い順次質問していきます。 初めに、私ごとで恐縮ではございますが、この場をおかりしまして、私の一連の騒動に対しましての謝罪をさせていただきたいと思います。全ては私の不徳のいたすところであり、公人としての、議員としての自覚の欠如から招いた結果です。市民の皆様、松原市職員の皆様、松原市議会の皆様、関係各位全ての皆様に御迷惑をおかけしましたことを心よりおわび申し上げます。 今回のことを猛省し、関係各位全ての皆様からの信頼を得られるように、今後、与えられた職務、職責を誠実に全うすることをお約束します。このたびは御迷惑、御心配をおかけしまして、まことに申しわけございませんでした。 〔「早う質問せい」と呼ぶ者あり〕 はい。それでは、質問に入ります。 京都アニメーション火災を受けてですが、去る7月18日の木曜日に京都市伏見区の京都アニメーションスタジオにおいて、死者35名、負傷者34名といった極めて重大な人的被害を伴う爆発火災が発生し、多くの国民がショックを受ける大変凄惨な出来事がございました。このたびの事件でお亡くなりになられた方々には、御冥福をお祈りいたしますとともに、御遺族の皆様に心からお悔やみを申し上げます。また、被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げます。 皆様も御存じのように、この火災は放火によるものとされており、放火事件としては平成期以降最多の死者数とも報じられています。幸い私たちの住む松原市において、このような火災は発生していませんが、今後、このような火災が発生しないとは限りません。そのためにも、市民皆様一人一人が日ごろより放火対策をしっかりと講じなければならないというのは言うまでもございませんが、市民の感覚で言いますと、有効な放火対策がわからない、また、そういった危機意識が余りない方もいらっしゃると思います。何よりも非日常的な出来事にはなかなか関心が持てないのも事実です。 そこで、松原市としまして具体的な放火対策や防火意識の高揚などの啓発活動に関して、どのような取り組みを実施しているのかをお聞かせください。 なお、質問通告書には、(2)火災発生状況について、(3)ガソリンの小分け販売についてを掲載しておりますが、この2点につきましては、再質問で質問しようと思っていますので、壇上での質問は控えさせていただきます。 壇上での質問は以上です。市長並びに理事者の皆様の誠意ある御答弁をお願いいたします。
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○議長(篠本雄嗣君) 澤井市長。
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◎市長(澤井宏文君) (登壇) ただいまの田中議員の質問にお答え申し上げます。 京都アニメーション火災を受けてについてでございますが、こういった痛ましい放火を絶対に起こさせないためにも、日ごろから市民の皆様に注意喚起を行うとともに、地域の皆様と協働で火災予防の啓発に取り組み、安心・安全なまちづくりに努めているところです。
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○議長(篠本雄嗣君) 田中議員。
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◆2番(田中厚志君) ありがとうございます。 それでは、再質問に入らせていただきます。 放火防止対策について市長から御答弁いただきましたが、まず、昨年の火災件数についてお聞かせください。
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○議長(篠本雄嗣君) 亀井消防長。
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◎消防長(亀井浩君) 昨年の火災件数についてでございますが、22件となっております。消防本部発足以来、過去最少の件数となっております。
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○議長(篠本雄嗣君) 田中議員。
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◆2番(田中厚志君) ありがとうございます。 昨年の火災件数は22件ということで、過去最少の件数ということですが、松原市に住む私たちとしまして、もうこの数字は非常にうれしくありがたい数字です。 その22件の火災の中での出火原因についてをお聞かせください。
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○議長(篠本雄嗣君) 亀井消防長。
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◎消防長(亀井浩君) 出火原因についてでございますが、22件の火災のうち最も多いのは、コンロが原因となる火災が5件となっているところです。次いで、2項目あるんですけれども、たばこ、それから放火というところが3件ずつという状況でございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 田中議員。
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◆2番(田中厚志君) ありがとうございます。 出火原因はコンロによるものが一番多いということですが、原因がわかれば対策ができる、対策が見えてくると思います。今後、全ての市民がコンロが原因となる火災についての予防対策をしっかりと理解していけば、今以上に火災は減っていくのかなと思います。 そこで、市民へどのように啓発されているのかを教えてください。
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○議長(篠本雄嗣君) 亀井消防長。
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◎消防長(亀井浩君) 市民の皆様への啓発についてでございますが、コンロによる火災の中でも特に多いのが、てんぷら油を火にかけたままその場から離れたことが原因で火災に至ったというケースです。 このことから、消防訓練や防火イベント等におきまして、コンロ火災の再現実験を実施するなどいたしまして、市民の皆様へ伝わりやすい広報を心がけているところです。またフェイスブックなどでも、動画を取り入れ、わかりやすい広報をするなど、火災予防の啓発に取り組んでいるところでございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 田中議員。
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◆2番(田中厚志君) ありがとうございます。 消防長の答弁のように、出火原因に対しての予防対策をわかりやすく行っているとのことですが、私も、防災訓練や防火イベント等で見かけたことはあります。その成果が、過去最少の火災件数につながったと受けとめています。これからもしっかりと火災予防啓発に取り組み、松原市の火災ゼロを目指してほしいと思います。 今回の京都アニメーション火災の放火火災を受けて、消防はどのようなことをされたのか教えてください。
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○議長(篠本雄嗣君) 亀井消防長。
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◎消防長(亀井浩君) 京都市のアニメーションスタジオでの火災を受けての対応でございますが、この火災につきましては、ガソリンが爆発的に燃え広がったということが要因となっていることから、市内19カ所全てのガソリンスタンドに直接訪問いたしまして、ガソリンの小分け販売時の注意を促すリーフレット、こちらを配布しておるところでございます。また、販売時の安全対策と防火管理の徹底をしたものでございます。 具体的に申し上げますと、ガソリンを小分け販売する際には、購入者の住所、氏名の確認、販売日時、販売数量、購入目的について記録することを、ガソリンスタンド側に申し入れたものでございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 田中議員。
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◆2番(田中厚志君) ありがとうございます。 先ほども言われましたとおり、ガソリンが燃え広がったということですが、ガソリンの小分け販売についてですが、ガソリンの小分け販売について、知らない方々がいらっしゃると思うんですけれども、そこをわかりやすく教えてください。
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○議長(篠本雄嗣君) 亀井消防長。
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◎消防長(亀井浩君) ガソリンの小分け販売についてでございますが、フルサービススタンド、セルフスタンド、どちらにおきましても、顧客みずからがガソリンを容器に詰めかえることは、消防法令で認められていません。また、容器につきましては、消防法令に適合したガソリン携行缶を使用する、このことが定められているところです。
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○議長(篠本雄嗣君) 田中議員。
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◆2番(田中厚志君) ありがとうございます。 ガソリンは、私たちの生活に身近ではありますが、非常に危険なものと認識しています。ガソリンが危険と認識している人は少ないのかと思います。私たちがガソリンを利用する上で、注意点などあれば教えてください。
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○議長(篠本雄嗣君) 亀井消防長。
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◎消防長(亀井浩君) 注意点についてでございますが、ガソリンにつきましては、基本がマイナス40度でも気化し、静電気といった小さな火源でも爆発的に燃焼する危険な物質です。 また、ガソリンの蒸気につきましては、空気より重いため、ちょっとしたくぼみや穴などにたまりやすく、離れたところにある火源、ライターの火とか静電気、火花などによって引火する危険性がありますので、取り扱いには十分注意が必要となります。ガソリンの危険性や正しい取り扱い方法におきましては、ホームページなどを活用いたしまして市民の皆様に伝えていきたいと、このように考えております。
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○議長(篠本雄嗣君) 田中議員。
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◆2番(田中厚志君) ありがとうございます。 京都市アニメーションスタジオでの火災後の取り組みや、ふだんからの放火防止に関しての活動がよくわかりました。 火災とは、人の意図に反して発生し、拡大していきます。これからも消防本部におかれましては、関係機関や地域と連携し、さらなる火災予防の取り組みを推進し、火災のない安全・安心なまちづくりに努めてもらいますよう、よろしくお願いいたします。 少し時間が早いですが、質問を終わります。ありがとうございます。 〔「何やそれ、政策議論せんねやったら質問みたいするな。なめているのか、議会を」と呼ぶ者あり〕
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○議長(篠本雄嗣君) 議事運営上、休憩いたします。
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△休憩(午後0時08分)
△再開(午後2時39分)
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○議長(篠本雄嗣君) 休憩前に返り、会議を再開いたします。 次に、松井議員の発言を許します。 松井議員。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 一般質問(個人) まつばら未来 9番 松井育人議員発言要旨具体的内容備考欄1.学校の空調設備について(1) 現状について
(2) 今後に向けて
(3) その他 2.学校教育活動の充実について(1) 英語の授業時間の増加への対応等
(2) 効果的な生徒指導体制の充実について
(3) その他
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◆9番(松井育人君) (登壇) 9番、まつばら未来の松井育人です。議長のお許しをいただきましたので、通告に従い順次質問をさせていただきます。 市長を初め、理事者の皆様方の誠意ある御答弁、よろしくお願いいたします。 初めに、学校の空調設備についてお尋ねします。 昨年の夏は、例年にない猛暑となりました。その現状を踏まえ、市におかれましては、市内全ての小・中学校の空調設備について、この夏に間に合うように整備をしていただきました。子どもの命を最優先に考えた迅速な決断と施策の遂行に改めて感謝を申し上げます。子どもたちからも、快適に勉強できるなどの声を聞きました。私自身も、保護者の立場として、また地域の大人として、子どもにとってよい環境が整ったことを素直に喜びたいと思います。 全ての小・中学生が空調設備環境下で過ごせる状況が整備されたのは、市として初めてのことなのですが、この夏の状況について、改めて成果と課題を把握する必要があるのではないかと考えます。まずは、今年度の成果について、子どもや保護者の受けとめや子どもの体調面など、現在わかっている成果をお聞かせください。 一方、状況を把握すれば課題も見えてくると思います。その場合は、課題解決に緊急性のあるものと、数年かけて計画的に解決するものとを見きわめて対応していただきたいと思います。今後のよりよい学校教育環境整備に向けて、教育長のお考えをお聞かせください。 続いて、学校教育活動の充実についてのうち、英語の授業時間数の増加への対応等についてお尋ねします。 この間、何度か議会で質問をさせていただいていますが、令和2年度から小学校において新学習指導要領が全面実施となります。小学5、6年生で外国語活動が教科になり、年間の授業時間数がこれまでの2倍、70時間になります。小学3、4年生でも新たに年間35時間の外国語活動を行うことになります。 松原市では、これまでからも英語教育にかかわる授業を行ってこられ、教員の指導力向上にも努めてこられましたが、これまでの学習形態と大きく変わることになります。ALTの配置など、今までどおりで大丈夫なのかと心配です。これまでのALT配置や人数のあり方など、見直しを検討されるべきではないかと考えますが、市のお考えをお聞かせください。 また、小学校英語が大きく変わるということで、先日、松原市で来年度使用する英語の教科書と、現在使用している中学校の教科書を見ましたが、小学校5、6年生が学習する内容は難しいなと素直に感じました。楽しく英語に触れて、興味を持つ、使う体験を重視しているようですが、小学校6年生の教科書には、文章を読んだり文を書いたりする内容もあります。正直、保護者の立場として、家でもし子どもから勉強中に質問されたとき、教えられるかなと心配になりました。しかし、中学校1年生の教科書を見ると、ABCを読んだり書いたりする学習が初めにあり、小学校から中学校の学習へのつながりはどうなっているのか、一見しただけではわかりにくい印象でした。 今後、小学校から中学校までの9年間を見通した英語の学習計画がますます必要になってくると考えますが、市として現在取り組んでおられること、また、小・中9年間の英語指導についてのお考えをお聞かせください。 続いて、学校教育活動の充実についてのうち、効果的な生徒指導体制の充実についてお尋ねします。 私は以前、福祉と教育の連携の必要について、議会でお尋ねいたしました。教育委員会からは、スクールソーシャルワーカーの増員を考えていると回答をいただき、実際に今年度増員して対応していただいていることに感謝申し上げます。全国的に児童虐待が増加傾向にあり、痛ましい事件が続いています。私は、その傾向と子どもの貧困の問題との相関は大きいのではないかと考えますが、市としてスクールソーシャルワーカーを増員されたことはタイムリーであると思います。児童虐待や子どもの貧困等、子どもを取り巻く状況の複雑化、多様化という傾向が続いていますが、そのような中、松原市の中学校の生徒指導上の課題が全体的に落ちついてきたと感じています。日ごろの様子、中学校区フェスタでの様子を見ても、多くの中学生が前向きに頑張っているなという印象を持っています。 先ほど申しましたように、児童虐待や子どもの貧困など、子どもを取り巻く状況の複雑化、多様化という傾向が続いています。さまざまな心の揺れを抱えながら学校に通う子どももいると推測される中、小さいころから生活指導上の課題を早期に発見し、子どもの心に寄り添うなどの早期の対応をすることが重要と考えます。中学校での生徒指導上の課題が解決されていっているなら、小学校にも生かしていける部分ではないかと思っています。 そこで、小学生の現状と小学校での生徒指導の現状をお聞かせください。 以上で演壇での質問は終わりますが、再質問の権利を留保いたします。
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○議長(篠本雄嗣君) 澤井市長。
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◎市長(澤井宏文君) (登壇) ただいまの松井議員の学校の空調設備についての質問と学校教育活動の充実についての質問につきましては、教育委員会より答弁申し上げます。
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○議長(篠本雄嗣君) 美濃教育長。
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◎教育長(美濃亮君) 松井議員の教育委員会への御質問についてお答えをいたします。 学校の空調設備についてでございますが、令和元年6月から全ての児童・生徒が空調のきいた教室で授業を受けられるよう、学習環境の整備を行ったところでございます。空調整備したことにより、例えば保護者から、熱中症を心配しなくてよくなった、安心して子どもを学校へ行かせられるようになったという声や、子どもたちからは、教室が涼しくなってうれしい、授業が受けやすくなったというような声を聞いており、子どもにとって、さらに安全な環境を提供することができたものと考えております。この夏の期間が終わりましたら、空調の活用状況につきまして検証してまいりたいと考えております。 続きまして、学校教育活動の充実の中の英語の授業時間の増加への対応等についてでございますが、議員御指摘のとおり、令和2年度から小学校3、4年生で外国語活動が始まるとともに、5、6年生ではこれまでの外国語活動が教科となり、授業時間数が増加し、外国語教育のより一層の充実が求められていると認識しております。 本市では、既に小学校で英語教育を実施しており、小・中学校を通じて連続した学びのある指導を進めるなど、英語教育の充実に資する取り組みを進めてきたところでございます。今後は、教員の一層の指導力向上とともに、ALTや英語指導協力員の効果的な配置のあり方について研究を進め、児童・生徒が楽しく学べるよう取り組んでまいります。 また、効果的な生徒指導体制の充実についてですが、暴力行為などの問題行動の低年齢化が近年全国的に問題となっており、本市におきましても同様の傾向が見られます。暴力行為について、中学校では減少傾向にありますが、小学校では増加傾向にあり、いじめ、不登校は小・中学校ともに増加傾向にあります。 市としては、スクールソーシャルワーカーの増員等、組織的な対応の強化とともに、児童・生徒が主体的に課題解決に向かうよう、インターナショナルセーフスクールの取り組みを進めてまいりました。今後とも、市として施策を効果的に進めるとともに、学校が適切に子どもへの指導、支援に当たれるよう指導助言を行ってまいります。 以上でございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 松井議員。
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◆9番(松井育人君) 御答弁ありがとうございました。 それでは再質問のほうさせていただきたいと思いますけれども、まず、学校の空調についてということで、今年度から空調設備を配置していただいて、大体ほかの市を見てみますと、経年でつけていくというか、順番につけていくというのが多い中、松原市では全部一括してつけていただいたということは、本当にありがたいことだなというふうに思っております。 保護者の声とか、子どもたちの声も、今、紹介をいただきましたけれども、本当に今年度つけてどうだったのかとか、本当に足りているのかということを含めて、今後、しっかりとした検証というか、そういうことが必要なってくるかなと思いますので、御答弁でもありましたけれども、しっかりとまずは実態を把握していただいて、その上で、直近というか、すぐに対応できること、これは何年かかけて解決していくことということを整理していただいて、しっかり対応をお願いしたいなというふうに思います。 それから、空調という質問なのですが、学校という施設自体が避難所ということも兼ねていますので、ちょっとその部分で少し質問をさせていただきたいなというふうに思います。 今言いましたように、学校というのは災害が起こったときの避難所ということで指定をされておりますし、今現在も、22校プラスで避難所ということで開設をしていただいておりますけれども、今回、空調設備の質問ですけれども、地域の方々含めて、近所の方々が学校へ避難されてきたときに、基本、避難場所としては体育館ということになっているんだろうというふうに思いますけれども、空調があるということで、空調の使える部屋、これにしっかり避難できるような状況になっているのかどうかというとこら辺を、ひとつお聞かせ願えますか。
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○議長(篠本雄嗣君) 大浦市長公室長。
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◎市長公室長(大浦靖久君) 市の危機管理担当といたしましては、教育委員会、学校側と調整を行い、災害の、二次災害ですね、熱中症とかそういうふうなのも考慮されますので、そういうのを防止するために、空調設備のある教室とかに体調のすぐれない方などを避難させるようにというふうには考えております。
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○議長(篠本雄嗣君) 松井議員。
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◆9番(松井育人君) 基本的に対応していただいているということですけれども、本当に物すごい災害があって、学校どころじゃないという状況であれば、あれなんですけれども、状況も落ちついて、さあ学校を再開しますとなったときに、例えばエアコン、空調を使う時期であれば、今のままで言うと、子どもたちがエアコンを、空調を使う部屋を使うとするならば、避難をしてきた人と場所がかぶるんではないかなというような懸念が考えられるんですけれども、そういう場合はどうされることになっているんですかね。
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○議長(篠本雄嗣君) 大浦市長公室長。
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◎市長公室長(大浦靖久君) 通常、災害等で何日か経過した後、落ちついてきて、学校として授業が再開されるというふうになった場合は、学校としての教育の施設として、やっぱりその施設を利用していくことになりますので、避難されている方とかぶってくることになると思います。 その場合は、もちろん行政目的のある施設ということなので、学校としての授業の再開とあわせて、避難されている方については、ほかの施設に移っていただくとか、そういうふうなことを考えていかなければならないのかなというふうに思います。
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○議長(篠本雄嗣君) 松井議員。
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◆9番(松井育人君) そうしないと、なかなか学校で授業もということになってくるんでしょうし、移動してもらうとしても、移動先の施設というのもある程度限られてくるんではないかなというふうに思います。私、以前質問で、例えばはーとビューを避難所として開設したらどうですかというような話とか、あと、地域の公民館含めて、したらどうですかというようなことも質問させていただきましたけれども、結局、市だけでできる問題ではないですし、地域の方々の協力というのがやっぱり一番重要になってくるかなというふうに思いますし、そういう意味で言うても、しっかりといろんな部局と連携をしたり、地域の方々と連携をする中で、今後どうしていくべきなのかというのを、また早急に検討いただきたいなというふうに思います。 この部分については、いろいろ広げてやりとりをしたいところなんですけれども、教育に限っての通告を出しているもんで、なかなかこれ以上広げることはできないので、また別の機会にやりとりをさせていただけたらなというふうに思います。 そういうことで、しっかりと学校現場のことについては実態把握も行っていただいて、避難所という視点については、これからできるだけ検討も含めて、していっていただくということで、お願いをしておきたいなというふうに思います。 それから、次に、英語の授業時間数の増加への対応についてというとこら辺で再質問をさせていただきたいと思いますけれども、来年度から新学習指導要領が全面実施されるということで、具体的に小学校とか中学校の英語の時間というのはどうなっていくんかというとこら辺、学習内容がどうなっていくのかというとこら辺を、まずお聞かせ願えますか。
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○議長(篠本雄嗣君) 横田学校教育部長。
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◎学校教育部長(横田雅昭君) 令和2年度からでございますが、小学校の3、4年生におきまして、外国語活動が週1時間、年間35時間始まります。また、小学校5年生、6年生では、英語の授業が週2時間、年間70時間始まります。中学校におきましては、従来どおりですが、週4時間、年間140時間となっております。 学習内容といたしましては、英語を実際に活用して、会話をしたり、自分の考えを書いて伝えたりするなどの言語活動がより重視されるようになってまいります。つまり、英語を使って、子どもが何ができるようになるかということを求められた授業活動になってまいります。 以上です。
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○議長(篠本雄嗣君) 松井議員。
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◆9番(松井育人君) 時間数とか内容についてはわかりましたけれども、先ほど演壇でも言わせてもらいましたけれども、この前、今現在中学校で使っている英語の教科書と、今度新しく使う小学校の教科書を見せていただきましたけれども、小学校にしてはやっぱり難しいん違うかなというのが正直持った感想なんですけれども、片や一方で、中学校1年生で学ぶ分については、またABCから始まっているというような状況があって、小学校の英語と中学校との英語の違いというんかな、その辺についてはどうなんかというとこら辺、お願いします。
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○議長(篠本雄嗣君) 横田学校教育部長。
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◎学校教育部長(横田雅昭君) 議員におかれましては、既に教科書に目を通していただいたことに感謝申し上げます。 小学校と中学校の英語の違いですけれども、学習指導要領のほうに明記されておるんですけれども、小学校のほうは英語に興味を持つ、身近なものや日常の挨拶を英語で聞いたり、話したり、つまり英語になれ親しむことが目標となっております。一方で、中学校では、その小学校で学んだことを用いまして、自分の考えを英語で書く、あるいは会話をして伝え合うことが目標となっております。 以上です。
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○議長(篠本雄嗣君) 松井議員。
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◆9番(松井育人君) 小学校では興味を持ってなれるということが前提だということですけれども、本当に心配するのは、あれで挫折する子が出てけえへんのかなというのが正直感じるところですので、そういう子が出ないということが前提やと思いますけれども、しっかりと取り組んでいただきたいというふうに思います。 それから、従来より英語教育にしっかり取り組んでいただいているということですけれども、今年度初めて国の全国学力・学習状況調査のほうで、今まで国語・算数とか、国語・数学だけだったと思うんですけれども、それに英語というのが導入されたということですけれども、その結果を踏まえてどうだったのかというとこら辺をお願いします。
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○議長(篠本雄嗣君) 横田学校教育部長。
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◎学校教育部長(横田雅昭君) 今年度実施されました全国学力・学習状況調査の結果でございますが、国のほうで初めて英語を全国で実施されたということで、ポイントが、読む・書く・聞くに加えまして、話すこと、スピーキングのテストも録音するという形で実施されまして、全国的に話題にもなりました。 結果ですが、本市は、全国、それから大阪府の平均正答率を3ポイントほど下回っておりましたけれども、これは国・府とほぼ同様のレベルと言えます。近年、授業改善、特に英語活動におきましても取り組んできました成果と言えると考えております。 以上です。
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○議長(篠本雄嗣君) 松井議員。
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◆9番(松井育人君) 3ポイントというても、問題数からいうたら1問とかぐらいになってくるんでしょうけれども、まあまあ上やから下やからということではなくて、きっちり松原市内の子どもたちが勉強できるように取り組みを進めていただきたいなというふうに思います。 それから、小学校でも英語の時間がふえてということですけれども、やっぱり小学校から中学校、連携した、連続したというんかな、そういう指導が必要になってくるんではないかなというふうに思うんですけれども、その辺、今現在やっている取り組みとかあれば、御紹介お願いします。
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○議長(篠本雄嗣君) 横田学校教育部長。
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◎学校教育部長(横田雅昭君) 小学校と中学校が連携した英語の取り組みでございますが、本市では、例えば中学校の英語の教員が小学校に出かけまして、小学校で小学生を相手に授業をしております。また、逆のこともございます。小学生が中学校に出かけまして、そこで中学校の先生の英語の体験授業を受ける、このようなこともしております。ひいては、こういう取り組みが、両方、小学校・中学校の教員にとっても豊かな研修にもつながっております。指導力の向上にもつながっていると考えております。 以上です。
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○議長(篠本雄嗣君) 松井議員。
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◆9番(松井育人君) それはどこの小学校でもやっているんですか。はい、わかりました。 あと、今、そういう工夫した取り組みもしていただいているということなんですけれども、今後、小・中9カ年を見通した教育というとこら辺で考えている施策とかありましたらお聞かせ願えますか。
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○議長(篠本雄嗣君) 横田学校教育部長。
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◎学校教育部長(横田雅昭君) 本市では、以前より小学校の低学年から音とリズムに合わせた英語になれ親しむ活動について取り組んでまいりました。中学校の英語までの9年間、小1から中3の9年間の学びのカリキュラムを構築しております。教員が一体何を教えるのかということ、それのみにとどまるのではなくて、児童・生徒が英語を使って何ができるようになるのかということを発達段階に応じて示すキャンドゥリストというものを作成しておりまして、小・中学校の教員がこれをもとに連携した取り組みを進めております。 以上です。
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○議長(篠本雄嗣君) 松井議員。
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◆9番(松井育人君) 先ほどから、取り組みを進める中で児童・生徒の学力向上に効果があったということもおっしゃられていましたけれども、その効果について、もう少し詳しくお聞かせ願えますか。
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○議長(篠本雄嗣君) 横田学校教育部長。
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◎学校教育部長(横田雅昭君) 効果ということでございますが、ALTあるいは英語指導協力員と教員が連携して授業改善を進めてまいりました結果、児童・生徒が外国語に興味、関心を持って、積極的に英語でコミュニケーションしようという姿がふえております。また、直接外国人の先生方と出会うことによりまして、異文化についての理解も深まっております。参考までに、今年度の1学期に実施しましたアンケート結果でございますが、本市中学校におきましては、「英語が好きだ」というふうに回答した生徒の割合が60.3%ございました。参考までに、全国の結果の56%を上回っておりました。 以上でございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 松井議員。
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◆9番(松井育人君) 子どもが満足しているということが一番大事なことだと思いますし、それが学習意欲にもつながってくるんだろうというふうに思いますので、それはそれでしっかり進めていただきたいなということと、あと、今の教育環境を取り巻く状況を見てみますと、英語もそうだし、あとプログラミング教育だとかいろんなことが、学校現場で新たなものが導入されてきてというようなこともございます。 この間、教職員の働き方改革というとこら辺でも質問をさせていただいていますけれども、できるだけ先生方の過度の負担にならないように、そういう指導体制もしっかり考える必要があるかなというふうに思うんですけれども、今現在、ALTということで各学校に派遣をしてという取り組みをしていただいていると思うんですけれども、この辺の配置についてはどう考えていますか。
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○議長(篠本雄嗣君) 横田学校教育部長。
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◎学校教育部長(横田雅昭君) ALTあるいは英語指導協力員の配置につきましては、指導体制の充実も検討してまいります一方で、先ほどからの御質問にございますような、小学校と中学校が連携するための指導に効果的な配置がどのような配置なのか、そのあたりも研究してまいりたいと考えております。 以上です。
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○議長(篠本雄嗣君) 松井議員。
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◆9番(松井育人君) 英語が教科になる前の段階からALTを配置しているということですから、教科になることを踏まえて配置している人数ではないとは思うので、その辺含めてしっかりと対応できるようにしていただきたいというふうに思いますし、国のほうでもJETとかという制度があったりとかいうことも聞いていますけれども、できるだけそういうのも活用できるもんは活用してということも考えながら、しっかり取り組んでいただきたいなというふうに思います。 それでは、次に、学校教育の充実の生徒指導の部分で再質問をさせていただきますけれども、中学校でのそういう問題行動を含めて、減ってきているということですけれども、その中学校での成果が出ている要因というのは何なんでしょう。
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○議長(篠本雄嗣君) 横田学校教育部長。
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◎学校教育部長(横田雅昭君) 現在、本市7つの中学校には、それぞれ専任の生徒指導担当が位置づけられておりまして、その担当者に全ての生徒指導の情報が集中されます。そのことによって、必要に応じて全教職員でチーム対応ということで、組織的に対応してきた結果が要因と考えられます。 以上です。
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○議長(篠本雄嗣君) 松井議員。
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◆9番(松井育人君) 一方、小学校では暴力事件等が増加しているということですけれども、これは松原市に限らず、全国的に見ても問題行動の低年齢化というのが深刻になっているということがあると思うんですけれども、小学校でなぜそういうのが増加しているのかというとこら辺はどう把握しておられますか。
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○議長(篠本雄嗣君) 横田学校教育部長。
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◎学校教育部長(横田雅昭君) 御質問のとおり、本市におきましても、昨年度小学校での暴力行為の件数が増加しておりました。これにつきましては、昨年度、一部の小学校におきまして特定の児童が繰り返し暴力行為を繰り返すということがございました。その結果、発生件数としまして増加しておりました。 ただし、当該校におきましては、学校を挙げて児童の指導を取り組みました結果、今年度については解消しております。 また、松原市全体としましては、いじめの認知、見逃すことなくいじめを認知するということに徹底しました結果、いじめの認知件数が増加し、これに伴って暴力行為の発生件数も増加していることも一因と考えられます。 以上です。
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○議長(篠本雄嗣君) 松井議員。
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◆9番(松井育人君) 小学校と中学校で違いがあるということですけれども、具体的に小学校の生徒指導と中学校の生徒指導の違いというのは、さっきちょっと説明があったかと思いますけれども、改めてもう一度説明お願いできますか。
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○議長(篠本雄嗣君) 横田学校教育部長。
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◎学校教育部長(横田雅昭君) 先ほども申し上げましたように、中学校には、担任を持たない、学級担任を持たない生徒指導の担当者が各校におります。この担当が中心になって、さまざまな生徒の指導について方針を出しております。 一方で、小学校につきましては、生徒指導の担当が学級担任を兼ねておる場合が多くございまして、ですので、やはり主に学級担任の先生が生徒指導の解決を担うということが多くございました。ただし、これは非常に課題の解決に時間がかかったり、あるいは解決を一方で困難にしてしまったりするケースが多うございましたので、スクールソーシャルワーカーのほう、増員を認めていただきまして、今年度は中学校区に1名おりますので、このスクールソーシャルワーカーが中心となって、特に困難な生徒指導事象のケース対応会議等を設けまして、組織的に対応を進めておるとこでございます。 以上です。
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○議長(篠本雄嗣君) 松井議員。
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◆9番(松井育人君) 今年度からスクールソーシャルワーカーを中学校に1名ずつ配置していただいてということで、いろいろそういう福祉的な側面からはフォローはできているということですけれども、いろいろ今の話を聞いていますと、なかなか小学校では担任と生指を両方せなあかんということで、対応でき切れていない部分が正直あるんかなというふうに感じるところなんですけれども、具体的にスクールソーシャルワーカーの果たす役割というのは、かなり大きい部分になってきていると思うんですけれども、増員されたその辺の効果についてはどうですか。
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○議長(篠本雄嗣君) 横田学校教育部長。
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◎学校教育部長(横田雅昭君) 児童・生徒の問題行動につきましては、その背景に家庭での虐待あるいは貧困の問題があることが少なくありません。福祉的な視点を持ったスクールソーシャルワーカーがケース会議に入って、その状況をアセスメントしていただくことによりまして、必要に応じて関係部署、関係機関との連携が進みまして、学校としましては大変的確な方針をいただけることが多くございます。 今年度、既に実施されたケース会議の件数でございますが、8月末現在、54件となっております。昨年よりもスクールソーシャルワーカーが増員されておりますので、一つ一つの事案の対応、ケース会議も時間をかけてじっくり、あるいは繰り返し行うことができておりますので、大変学校からもニーズが高まっておりまして、好評でございます。 以上です。
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○議長(篠本雄嗣君) 松井議員。
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◆9番(松井育人君) 今、答弁いただきまして、スクールソーシャルワーカーの活用状況なり、それが有効であるということはわかりましたけれども、実際、それだけで小学校の問題行動の増加に対応できるのかなというふうに感じる部分があるんですけれども、その辺はどうですか。
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○議長(篠本雄嗣君) 横田学校教育部長。
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◎学校教育部長(横田雅昭君) スクールソーシャルワーカーというある意味大人のサポーター、人材を配置していただいておるわけですが、一方で、本市では全校でインターナショナルセーフスクールの取り組みをしております。子どもたちがみずから児童会・生徒会で、いじめあるいは暴力行為防止のキャンペーンを取り組んでおります。安心・安全な学校づくりを目指して、子ども、そして教職員、そして地域、さまざまな関係機関の皆様の協力によって、問題行動が減少していくことにつながると考えております。 特に、教職員の子どもたちへの指導、支援につきましては、先ほども申し上げましたように、担任が一人で抱え込むことがないように、学校全体あるいは地域ぐるみで関係機関も含めた解決をしていくことが、今後の必要な生徒指導上の課題だと考えております。 以上です。
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○議長(篠本雄嗣君) 松井議員。
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◆9番(松井育人君) しっかりと子どもを中心に据えてということが大事になってくるとは思います。 今、いろいろ実情含めて聞かせていただきますと、やっぱり先ほどと重なりますけれども、中学校では専任の生徒指導の先生がいてて、小学校にはいないというのが、やっぱり今聞いている感じでは一番大きいのかなというふうに思います。それは、だから人が不足しているということになるのかというふうに思うところなんですけれども。 やっぱり実際見てみますと、スクールソーシャルワーカーという方の役割というのは本当に非常に大きいなとは思うんですけれども、やっぱり子どもたちに接するのは基本先生が一番長いわけであって、それを小学校で言うと、担任の先生が生徒指導も兼ねているということであれば、一人問題を抱えた子がいてたら、この子につきっきりでかかわるということができないということですよね。そういうことを含めて、人がふやせたら一番いいんでしょうけれども、対応はさまざまあるでしょうから、できるだけ子どもに負担のないようにというか、先生方にも負担のないいい方法というのもさらに検討していただいて、よりよい教育を進めていただきたいなというふうに思います。 それから、最後に、教育長に対してですけれども、美濃教育長、7月22日から御就任されましたけれども、就任後に市内の全部の幼稚園、小学校、中学校を訪問されたというふうに聞いています。これまでも、国とか他県で教育に携わってこられた立場から、松原に来て、松原の現場を見ていただいて、気づかれたこととか、ああ、ここ松原すごいなというふうに感じたところとかあれば、お聞かせ願いたいと思います。
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○議長(篠本雄嗣君) 美濃教育長。
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◎教育長(美濃亮君) 7月22日に松原市に着任してから、8月末までに市内の幼稚園5園、小学校15校、中学校7校を訪問させていただきました。夏休み期間でございましたので、子どもたちの学習活動場面を見るということはできませんでしたけれども、各学校の教育目標や特徴的な教育活動などについて、校長先生、教頭先生からお話を伺う機会を持つことや、校内を見て回るというようなことができました。そこで、私が特に印象深かった3点についてお伝えしたいと思います。 まず1点目ですけれども、教員の指導がきめ細かく行き届いているということかと思います。 例えば、掲示物を見ると、子どもが自分の作品の下に、どういう作品なのかとか、どのように考えて作成したのかなどを、とても丁寧な字でわかりやすく書かれているということなんですね。教員の指導の跡が見えるようでございました。私は、これまでさまざまな学校を訪問させていただきましたけれども、特に低学年の段階からそのような指導の成果が見えるような学校というのは、余りございませんでしたので、松原市の学校はとてもそういう面では丁寧な指導をしているんだなというふうに感じたところでございます。 続いて、2点目なんですが、子どもの情報を常に共有して指導に当たられているなということでございます。 当該学校内の教職員はもとより、中学校区内の小・中学校、幼稚園間でも適切に情報共有をされているということに非常に驚きました。 3点目ですけれども、地域が学校園の教育活動に非常に協力的であるということでございます。 学校や園の取り組みなどを通じて、地域の方々とお会いする機会ごとに、学校、幼稚園の子どもたちを支援したいという強い思いが伝わってまいりました。松原市の学校園の子どもに寄り添い、見詰めるまなざしの温かさやチームを常に意識した取り組みを知るとともに、地域の方々の支援を心強く感じているところでございます。 以上でございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 松井議員。
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◆9番(松井育人君) 今、教育長のほうから印象に残ったことを含めて聞かせていただきましたけれども、特に、地域が協力的という部分については、本当に確かにそうだなというふうに思います。これからの時期、中学校で、各中学校区でも、中学校区のフェスタがございますし、それぞれの中学校区で地域の方がかかわってフェスタを開催すると。それぞれの学校区ごとに特色があるんだろうなというふうに思います。やっぱりふだんの見守り活動を含めて、やっぱり地域の人に支えられながら、松原の教育というのは進んできている、歩んできているんだなというふうに思いますし、ぜひともフェスタでまたそういう感じを受け取っていただけたらなというふうに思います。 私が思う松原の教育は、ぜひともまた教育長にもいろいろ松原にいる間に知っていただきたいと思うのですけれども、今現状、いじめのこととかいろいろ学校でも問題はありますけれども、私が松原の教育で何が一番いいかと思うといったら、やっぱり人権教育の推進なんですね。人を大切にするであるとか、一切の差別を許さない教育、こういうのはやっぱり昔から取り組んできたというのが、松原にとっては大きいことだというふうに思いますし、私自身もその教育の中で育てていただいてという経験もしています。 だから、ぜひとも松原に来たからには、教育長にもそういうとこら辺も知っていただきたいと思いますし、現状、いろいろ地元の小学校とか見てもそうですけれども、全国から年間1千人を超える方が現場視察に来られたりとか、御承知やと思いますけれども、もう10月、11月ぐらいにはタイのほうから、国外からも視察に来られるということも聞いておりますし、そういうことを含めて、やっぱり見に来られるということは、それだけ取り組んでいるということだというふうに思いますし、やっぱりそれをこれからも大事にしていただきたいと思いますし、私自身もそのためには努力、協力は惜しまないつもりですから、ぜひとも松原に来た教育長ですから、大いに期待をしておりますし、ともに松原の教育をよくしていくために、ぜひともお力を貸していただくことをお願いしまして、ちょっと早いですけれども、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
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○議長(篠本雄嗣君) 次に、河本議員の発言を許します。 河本議員。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 一般質問(個人) まつばら未来 7番 河本晋一議員発言要旨具体的内容備考欄1.財政状況と今後の展望について 2.観光事業について(1) 松原プレ観光キャンペーンについて 3.まつばらマルシェについて 4.通学路について(1) 安全対策について
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◆7番(河本晋一君) (登壇) 7番、まつばら未来の河本晋一でございます。ただいま議長より発言のお許しをいただきましたので、通告に従いまして、順次個人質問をさせていただきます。 市長並びに理事者の皆様方におかれましては、誠意ある御答弁をお願いいたします。 それでは、初めに、まず第1点目の財政状況と今後の展望についてお尋ねいたします。 今、日本は少子高齢化、人口減少という大きな課題に直面しており、本市も例外ではなく、その影響により、今後、15歳から64歳までの生産年齢人口の減少に伴う税収の減、社会保障関連経費の増加が予想されます。また、近年多発しております台風など自然災害への備え、公共施設や道路など社会基盤を形成するインフラの更新、少子化対策など子育て世代への支援といった新たな行政需要への対応が求められる中、財政収支のバランスを保つため、各自治体は歳入の確保と行財政改革への取り組みなど、厳しい行財政運営が求められております。 平成30年度は、このような構造的な課題に対し、さらなる前進をスローガンに市民との協働によるまちづくりを推し進めるとともに、地域のにぎわいづくりにも取り組まれたわけですが、歳入総額430億9,500万円、歳出総額429億8,100万円、実質収支額は5,900万円という決算に対する審査の意見を踏まえ、本市の現在の財政状況をどのように捉え、今後の展望につなげていくかお聞かせください。 次に、第2点目、松原プレ観光キャンペーンについてお尋ねいたします。 本市には、日本遺産の竹内街道や河内大塚山古墳など歴史的史跡があり、また、まったら愛っ娘や難波葱などの特産物など、さまざまな魅力のある地域資源が豊富にあります。これらを活用し、市内外の多くの方に本市のさまざまな魅力に触れていただくメニューづくりが重要であると考えております。そして、たくさんの方々に魅力を再発見していただき、人のにぎわいで活気あふれるまち松原市を目指していかなければならないと思います。 そのような中で、ことし10月より松原市観光協会による松原プレ観光キャンペーンが実施されます。これは、歴史を含めたさまざまな切り口で本市の身近な魅力に触れ、体験するプログラムが含まれると聞き、大変楽しみにしております。 そこで、このたびの松原プレ観光キャンペーンの趣旨、目的をお聞かせください。 次に、3点目、まつばらマルシェについてお尋ねいたします。 ことしは記念すべき節目の年、第10回目を迎え、松原を日本一安心・安全、そしてにぎわいのあるまちへをコンセプトに、さらなる発展を期待するところであります。市内事業者や農業者が松原産の食品や農畜産物を紹介、販売することにより、地産地消のより一層の普及と活性化を図るほか、市内外問わず広く情報発信することで、松原ブランドのさらなるPRにつながると思います。間もなく開催されますマルシェについて概要をお聞かせください。 最後に、通学路の安全対策についてお尋ねいたします。 安全な場所であるにもかかわらず、予想もできない事故に巻き込まれるような、思いも寄らない衝撃的な交通事故が頻発しております。滋賀県大津市で起きた保育園児らの列に車が突っ込むという死傷事故は余りにも痛ましい事故でした。また、昨年の大阪北部地震の際に、通学途中の児童がブロック塀の倒壊により亡くなるという悲惨な事故がありました。 世界基準の安心・安全なまちを掲げ、まちづくりを進めている本市においても、防げる事故はできる限り防ぐという理念のもと、考え得る対策を着実に講じていかなくてはなりませんが、現在の通学路の安全対策についてお聞かせください。 以上で壇上での質問は終わりますが、再質問の権利は留保いたします。
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○議長(篠本雄嗣君) 澤井市長。
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◎市長(澤井宏文君) (登壇) ただいまの河本議員の質問にお答え申し上げます。 初めに、財政状況と今後の展望についての質問でございます。 本市の財政状況についてでございますが、平成30年度は生活保護費や障害者自立支援費、国民健康保険特別会計への繰出金などの社会保障関連経費の増加、また、台風21号など自然災害による突発的な災害復旧経費の発生といった歳出面での増加要因に加え、歳入面において、地方消費税交付金を初めとする各種交付金の減少など、厳しい要因もございましたが、ごみ処理経費の節減を初めとする、これまで取り組んできた行財政改革の確実な実施と徴収率向上による市税収入の増加など、自主財源の確保に努めた結果、健全財政を堅持できたものでございます。 今後におきましても、企業立地促進、新たなまちづくりによる雇用環境の拡充、観光誘客など、人が集まり、まちがにぎわう施策に積極的に取り組み、人口獲得とともに将来の財源確保につなげることで、持続可能な行財政運営に努めてまいります。 次に、2点目、観光事業についての質問でございます。 松原プレ観光キャンペーンについてでございますが、平成30年6月29日に松原市観光協会を設立し、主要事業であります観光キャンペーン3カ年計画の初年度として、本市の誇る歴史・文化・特産物など、魅力ある観光資源をより多くの方に知ってもらうため、松原市観光協会による市域の「食べる・見る・体験する」を観光プログラム化した松原プレ観光キャンペーンが「まつばらよろし おあがり旅」として令和元年10月よりスタートします。何げない日常の暮らしの中に潜む感動を集客可能な観光資源に磨き上げ、南河内地域初の着地型・体験型観光プログラムとして御紹介する新しい観光のスタイルを確立してまいります。 今後におきましても、松原プレ観光キャンペーンを初め、市内外からの観光客の増加につながる観光施策を実施し、本市の魅力を広く発信するとともに、市内産業の活性化につなげてまいります。 次に、3点目、まつばらマルシェについての質問でございます。 私が市長に就任して以降、食を基本テーマとして開催しております地産地消フェアまつばらマルシェにおいて、松原市内のすぐれた事業者、店舗や製品などに一層焦点を当て、市内外への松原ブランドの情報発信を行うことを軸として、農商工及び産学官連携のもと実施してまいりました。 節目となる第10回は、新たなチャレンジを含め、東京オリンピック・パラリンピック・プレ・イヤーということで、スポーツをコンセプトに加え、人気ダンスグループEXILEのメンバー、USAさんが代表取締役を務める株式会社DANCE EARTHとの協定によるオープニングダンスで始まり、松原市ドリームアンバサダー、Dream Ayaさん、松原市観光協会エグゼクティブプロモーションアドバイザー、一木さんなどによるラジオ公開収録、去年大好評いただいたアメージングコーヒーにも出店いただきます。 さらに、吉本新喜劇「しんきげきといっしょ」をマルシェ2日目の11月10日に同時開催させていただき、より多くの子育て世代の来場につなげるなど、平成22年度第1回3万200人の来場者から始まり、今年度第10回の開催は5万人を目標に掲げて実施してまいります。来場者はもちろん、出店いただいている事業者からも喜びの声をことしも聞けるよう、今後も全国各地から多世代の方に来場いただき、盛大に実施してまいりたいと考えております。 4点目の通学路についての質問につきましては、教育委員会より答弁申し上げます。
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○議長(篠本雄嗣君) 美濃教育長。
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◎教育長(美濃亮君) 河本議員の教育委員会への御質問についてお答えをいたします。 通学路についてでございますが、地域の方々やPTA、保護者等の方々が通学路の要所にて子どもの安全見守り隊の活動を実施し、児童の通学時の登下校を見守っていただいております。また、毎年全小学校において、学校管理職、PTA、保護者、道路管理者、松原警察、教育委員会等が合同で通学路の安全点検を行い、今後の対策について協議の上、信号機やグリーンベルトの設置、路面標示の補修など、必要に応じた対策を講じております。 平成30年6月18日に発生しました大阪府北部地震の際には、通学路に面したブロック塀倒壊による事故が起こり、本市としましても、いち早く学校のブロック塀の点検調査を行い、特に緊急を要する危険なブロック塀については、撤去とフェンスの新設を平成30年9月中に全て完了いたしました。また、平成30年度補正予算及び令和元年度補正予算にて、ブロック塀の改修工事費を予算化し、通学路に面している箇所など、優先順位をつけて改修工事を実施しているところでございます。 今後も、通学路のさらなる安全確保に努めてまいります。 以上でございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 河本議員。
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◆7番(河本晋一君) ありがとうございます。 それでは、第1点目の財政の決算状況を踏まえた今の財政状況について、少し具体的にお聞きしたいなと思っております。 今の市長の答弁でもありました財政健全化、健全財政が堅持されたというふうな話なんですけれども、そのことというのは、すなわち健全化判断比率がよくなってきた、財政指標にもあらわれておるかなと思うんです。その健全化という、その要因という部分について、どういった部分が要因として上げられるのか、そこについてもう少し詳しく教えていただけますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 宮本総務部長。
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◎総務部長(宮本靖之君) 健全化判断比率の良化の要因でございますけれども、これにつきましては、過去に発行いたしました退職手当債、それから建設事業債、そういった大口の起債の償還が順次進んでいることで、公債費の負担が減少しております。それから、市債残高もあわせて減少しておりまして、その結果としまして、実質公債費比率は8.2%と前年度と比べて0.4ポイント、将来負担比率は57.8%と前年度に比べて17.5ポイント、それぞれ改善が進んだものでございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 河本議員。
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◆7番(河本晋一君) 実質公債費比率及び将来負担比率の数値がそれぞれ改善してきたこと、それはすなわち過去の大口の起債の償還が進んでおるというような話なんですけれども、改善された理由が、今言われたような話が一番大きいということなんですけれども、俗に言う松原市の財政状況を、簡単に言うと、非常に財政構造上の弾力性が、非常に遊びの部分が少ないというか、その弾力性が少し乏しいなというようなところをよく聞くんですけれども、その弾力性を判断する上の一つの指標として、経常収支比率ですね、その経常収支比率がよく言われるんですけれども、3年ほど前は府下のいろんな自治体、ほとんどの自治体において悪化したというふうに聞いておるんですけれども、この経常収支比率も徐々に数値のほうは改善しているというふうに考えておるんですけれども、そういうふうに、今回は決算の状況を踏まえて、この部分についても改善が進んでいるんじゃないかなというふうに捉えるんですけれども、その要因としてはどのような部分が上げられますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 宮本総務部長。
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◎総務部長(宮本靖之君) 経常収支比率でございますけれども、3年ほど前につきましては、地方消費税交付金、こちらのほうが国の地方財政計画上ほど収入がなかったということで、全国的にも悪化したというふうに考えております。 今現在、平成30年度の経常収支比率につきましては、社会保障関連経費、こちらのほうは増加しておるんですけれども、公債費の減少であるとか、あと人件費で退職手当の減、それから時間外勤務手当の縮減、そういったことによりまして減少しております。 それと、あと歳入におきましても、市税収入のほうが増加していることから、ポイントとして0.5ポイント改善が進んだものでございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 河本議員。
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◆7番(河本晋一君) 行財政改革を絶えず継続して進めていった結果が、徐々に経常収支比率の部分にもつながっているんじゃないかなというふうに思うんですけれども、今回の数値を見る限り、将来にわたって、今後、やはりこういったところについても継続してチェックしていく必要はあるんじゃないかなと、いわゆる今言われたような、財政の構造上、硬直化しているという部分について、今後も行政の需要、市民ニーズにしっかりと応えていく、そういった施策を進めていく上で、今後の課題と考えるんですけれども、これからの改善策というか、その見込みについてはどのように捉えていらっしゃるでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 宮本総務部長。
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◎総務部長(宮本靖之君) 今後の見込みでございますけれども、先ほども答弁させていただきましたように、公債費につきましては、引き続き過去に発行しました大口の起債の償還が順次終了していく予定でございます。 それから、もう一つが、企業会計となりました下水道事業会計、こちらに対する補助金のほうも減少する見込みというふうに考えておりまして、その結果から、健全化の数値のほうについては改善が進んでいくというふうに考えております。
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○議長(篠本雄嗣君) 河本議員。
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◆7番(河本晋一君) やはり歳出抑制の部分をしっかりとこれからも強化していくんだというふうな話なんですけれども、歳出抑制の部分だけではなくて、例えば国の動向であったり、国の施策に影響されない、松原市独自の市税だの、自主財源ですね、松原市の自主財源、この部分をもっと強くしていくことが大事ではないかなと。まさしく今、いろんな松原市で進めようとしている施策、定住促進、企業立地、いろんな施策が、子育て施策もそうです、そのものが全てうまく循環することによって、その部分が自主財源獲得につながっていくんではないかなと、そのように考えております。 これから、活気あふれる都市を目指す必要性、あるいは先ほど言ったような法人の誘致であったりとか、手段という部分については、大体限られてくるとは思うんですけれども、今後、中長期的な視点で立った場合において、これからの松原市の行財政運営の展望について少し聞かせてもらえますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 宮本総務部長。
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◎総務部長(宮本靖之君) 議員おっしゃいますように、行革だけの歳出面、それだけの効果だけではだめだというふうに考えております。市長答弁にもございましたが、企業誘致であるとか、新たなまちづくりによる市内経済の活性化、それから観光誘客による町のにぎわいの創出、あわせて子育て世帯を呼び込む施策、そういった施策を行いまして、人口の獲得とともに、将来の財源確保に向けた施策を進める必要があるというふうに考えております。 それから、こういった施策を複合的に進めまして、それらの効果、相乗効果を生み出しまして、今まで取り組んできた行革も引き続いて行いまして、持続可能な行財政運営、これに努めてまいりたいというふうに考えております。
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○議長(篠本雄嗣君) 河本議員。
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◆7番(河本晋一君) 部長がおっしゃられた松原市の公有財産の利活用という部分についても、しっかりと取り組んでいただきたいなと思っております。来年、オリンピックがあります、また、万博も5年後に控えておると、そのような中で、この松原市のまちづくりという部分についても、大きく変わってくるんじゃないかなと。そういう意味では、ここ一、二年がしっかりと行財政運営を進めていくのが大事ではないかなという部分があるかなと思います。 少し参考になるニュースなんですけれども、これは産経新聞のネットニュースです、9月10日、総務省の住基台帳、人口移動報告に基づくニュースなんですけれども、ことし1月から6月の大阪府への転入超過数、約9割が20代の女性だったということです。やはり万博とか、雇用面を期待して転入される若い世代が多いということでございます。もちろん、大阪市内が中心、今後、それをいかに大阪都市部、中心部だけじゃなく、周辺の地域にもその波及効果をしっかりと受けられるような施策を進めていく必要があるんではないかなと思っております。 この後質問いたします観光事業もそうですけれども、やはり市長が前に言われたキーワード「にぎわい」という部分があるかなと思うんです。ホテルも誘致されますし、そういった意味で、活気のあるまちづくり、それに伴って、やはり新しい、若い世代であったりとか、子育て世代がこの松原市に移り住んでいただく、また、今住んでいただいている方にもしっかりと住み続けていただけるような施策がうまく相乗効果を生むことによって、松原市が持続可能な町へと、これからも進めていくように引き続きお願いいたしまして、次の質問に入っていきたいなと思っております。 2点目の観光事業についてということで、松原プレ観光キャンペーンです、この冊子、カタログです、私も最初に見させてもらいまして、これほど多くのいろんなプログラムというんですかね、松原市の中に、私の知らないような、いろんな地域の行事であったりとか、そういったものがまだまだたくさんあるんだなと、そのように感じておるわけでございますけれども、このプレ観光キャンペーンの3つの柱「食べる・見る・体験する」のがプログラムというふうに聞いておるんですけれども、もう少し具体的に教えていただけますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 野地理事。
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◎理事(野地千晶君) 議員おっしゃっていただきました「食べる・見る・体験する」の3つにつきまして、ちょっと簡単に御紹介申し上げます。 まず、「食べる」では、著名なグルメ雑誌にも寄稿しているフードライターのガイドによる地域の飲食店はしご酒ツアーというものを実施します。 次に、「見る」では、近鉄南大阪線、吉野線の観光特急、青の交響曲の車内見学会を行います。 最後に、「体験する」では、開通を目前に控える阪神高速大和川線のトンネル内のウォーキングイベントを予定しております。 このように、「食べる・見る・体験する」を体験できるプログラムが28種類用意されております。 以上でございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 河本議員。
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◆7番(河本晋一君) 28プログラムある中で、もう既に締め切りになったプログラムもあるというふうに聞いています。観光協会のホームページを見ますと、きのうの時点で8プログラムはもう締め切りだというふうに聞いておりまして、特に先ほど言われた青の交響曲ですか、そういった鉄道のファンの方にはすごく好評で、枠をさらに広げて募集をされたというふうに聞いておりまして、そういう意味では、本当に新しい再発見とともに、特に観光プロデューサーの杉本さんが、この間もインターネットのテレビ、まつばライブで言われていましたけれども、今、28プログラムあるんだけれども、今回初めてのプレなんで、今回のプログラムをいろいろ検証したい、また来年以降はさらに倍近くふやしていきたいというふうに話されていました。 やはりそこで話に出ていたのが、私、このプログラム一つ一つもちろん魅力いろいろあると思うんですけれども、組み合わせるというんですか、組み合わせることでさらに付加価値をつけて魅力が出るんじゃないかなというふうに思います。百舌鳥・古市古墳群も世界遺産登録されて、西大塚の、全国で5番目に大きな古墳というふうに聞いています、その古墳を利用して、さらにまた、もちろんこのプログラムの中にも古墳のツアーがあるんですけれども、この古墳のプログラムにさらに何か付加価値をつけることによって、またさらに新たな魅力が生まれるんじゃないかなということを考えると、無限にそういったアイデアであったりとか、知恵が出てくるんじゃないかなと思うんです。 これは、10月から来年3月までということなんですけれども、さらに4月から9月にかけての半年間のいろんな行事というのはまだまだ各地域にございますし、もちろんこういったプログラムというか、このパンフレットを見ることで、いやいや、うちの地域にもっとこういういいところあるよとか、そういった、杉本プロデューサーは自分の足でいろいろ回って、聞き込みをされているようですけれども、松原市のほうにも、載せてほしいとか、取材に来てほしいとか、そういった話があるんではないかなと思いますので、そういった情報も随時情報収集していただいて、生かしていただきたいなと思います。 簡単にこのプログラムの周知の方法を教えていただけますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 野地理事。
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◎理事(野地千晶君) プログラムの周知方法についてでございます。 本キャンペーンプログラムを掲載した、先ほどちょっと議員お示しの、全16ページに及ぶパンフレット、それから数種類の事業告知ポスターを作成し、市内各所へ設置、駅に張るなどして周知いたしております。 また、御存じのとおり、松原市観光協会は、松原商工会議所会頭に会長を務めていただいており、また、理事や会員として市内の多くの企業、団体様が運営に参画しております。ですので、そのネットワークを十二分に生かし、松原商工会議所会報紙の発送にパンフレットを同封したほか、近隣自治体の観光協会にも送付しております。観光課としても、広報まつばらへの掲載、また公共施設への設置を推進するなど、全面的に支援いたしております。 また、パンフレットは、松原市観光協会のホームページにもデジタルブックで掲載していることから、SNSを用いたPRも積極的に実施し、市域のみならず、広範囲に参加者を募集しているところでございます。 以上でございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 河本議員。
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◆7番(河本晋一君) ありがとうございます。 幅広く、いろんな形で、やはり私が聞いている方々というのは、どちらかというと高齢の方が多いので、この冊子を手にとって見ていらっしゃいました。それで、なければ、どこにあるんやなというような問い合わせもいろいろいただいておるんで、非常にこういうものを見て選ばれるケースが多いのかなというふうに思います。 今現在、予約状況についてざくっと教えていただけますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 野地理事。
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◎理事(野地千晶君) キャンペーンの予約状況についてですが、令和元年9月17日現在の予約状況は、募集定員658名に対し、予約人数298名で、予約率は約45%となっております。松原市民の方からの予約が約83%と、市民の方の関心度が非常に高くなっております。中には、既に満席になったプログラムもございます。 今後につきまして、一人でも多くの方に楽しんでいただけるよう、プログラムの応募人数や日程などを現在調整中であると聞いております。 以上でございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 河本議員。
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◆7番(河本晋一君) このキャンペーン、今回プレということで、3カ年計画で進めていらっしゃると聞いています。まずは、市民の方に幅広く周知していただいて、興味を持っていただいて参加していただく、行ってみたいなというふうに思っていただく、もちろんこのプログラム、事業者の方々に、やはりよかったなと、要するに、事業、ただでやっているわけじゃないんで、もちろんそういった事業主さんに、やってよかったな、また次もやりたいな。それで、もっと言えば、事業主さんがみずから自主的に、こういったことをやれば人が来て、物を買ってくれたり、あるいは遊んでくれたり、満足感を味わってくれるんだなというふうな、そういうふうな形に持っていければ一番いいのかなというふうに思います。 この事業というのは、一過性のもので終わらないような、すぐに、そういう意味では結果が出るというのはなかなか難しいかなと思うんです。そういう意味では、これを継続していくために、もちろんこれ最初なんで、いろんな検証をした結果、こうしていこうかなとか、そういういろんな分析が出てくるかと思うんですけれども、今後継続していくためには、どのように考えていらっしゃいますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 田村市民生活部長。
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◎市民生活部長(田村滋近君) 今年度におきましては、松原市観光協会が中心となりまして、プログラムづくりに取り組んでまいりましたので、市民や利用者の方々が企画段階から参画したプログラムが少なかったかなという課題がございます。 そういうことで、今後につきましては、市民や事業者の方々が企画段階から主体的に参加していただき、市内全域で松原観光キャンペーンを盛り上げていける工夫を考えていきたいなと考えております。 よろしくお願いします。
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○議長(篠本雄嗣君) 河本議員。
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◆7番(河本晋一君) 今、部長言われたような、要するに企画段階から、最初に言いました、うちもぜひやりたいと、こういう企画でやりたい、そういう形で地域のほうから事業主さん、あるいは町会であったりとか、そういう地域の方々から話が上がってきて、それをこういうプログラムにしていく、最終的には、こういう観光協会に頼らなくても、自前でいろんな形で商売とか、そういった経済活性化につながっていくような方向につながれば一番いい方法ではないかなというふうに思いますので、そういう意味では、ぜひこういう観光キャンペーンを踏まえて、いろんな分析も踏まえて進めていっていただきますようお願いいたしまして、次のマルシェのほうに入っていきたいなと思います。 まつばらマルシェなんですけれども、ことしで第10回目ということで、本当に南大阪最大級の地産地消フェア、イベントというのは、もう次の段階に入ってきたのかなと。一つ上のステージに上がって、そういう経済的な、もちろんそういう波及効果だけではない、社会的な波及効果という部分が、私はワンランク上のステージに上がってきているんじゃないかなというふうに思うんですけれども、昨年のマルシェの実績について少しお聞かせ願えますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 野地理事。
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◎理事(野地千晶君) 昨年度のマルシェの実績についてでございます。 第9回まつばらマルシェは、11月10日土曜、11日日曜の2日間開催し、来場者数は過去最高の4万1,161人となりました。なお、内訳は、10日が2万1,462人、11日が1万9,699人でございました。 内容といたしましては、登美丘高校ダンス部OGのダンスパフォーマンス並びにダンス教室、TOKYO FMラジオ公開収録、子どもたちのダンスなどを松原市文化会館で披露していただくダンスパフォーマンスinマルシェ、それから、まつばらテラスを舞台とした宝探しゲーム、写真コンクールの
作品展示、地元食材を使ったサンドイッチ教室など、楽しい催しを多数開催いたしました。 以上です。
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○議長(篠本雄嗣君) 河本議員。
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◆7番(河本晋一君) 昨年も天候に恵まれて、オープニングから登美丘高校のダンス部が本当に盛り上げてくれたんじゃないかなと思います。また、テラスを利用した親子での催し物というんですか、いろんなゲームなんかも行われまして、非常に活気があったなというふうに思っておるんですけれども、ことしについては、時間のほうを延長して、新しくナイトタイム、夜の部を設けているというふうに聞いておるんですけれども、その部分について少し教えていただけますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 田村市民生活部長。
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◎市民生活部長(田村滋近君) ナイトタイムにつきましては、例年、土曜日の開催時間が夕方4時までだったところを、今回は夜9時まで延長することで、今まで仕事や用事などで参加できなかった方々に来場していただく、こういうふうな方式を考えさせていただきました。 ナイトタイムということで、大人な雰囲気を演出するため、メーンステージではジャズの演奏を繰り広げ、ゆったりとした時間を過ごしていただきたいと考えております。 以上でございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 河本議員。
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◆7番(河本晋一君) 夕方4時まででしたんで、土曜日も、休日仕事をされている方というのはなかなか難しかったというふうに思います。夜9時までということなんで、家族連れであったりとか、来庁された方は夜御飯もそこで食べられるというようなイメージじゃないかなというふうに思います。そういった意味では、先ほど市長が言われた新たなチャレンジの一つではないかなと思います。 マルシェ、本当に第10回を踏まえて、ただ単に来場者数がふえたとかではなくて、そういった新しい取り組みをすることで、事業、新たなビジネスマッチングであったりとか、多世代の交流であったりとか、先ほど言いましたそういう社会的波及効果という部分が出てくるんではないかなと思います。新たな業種間の交流、先ほど言いましたマッチングもそうなんですけれども、参加される方々が、来場された方が、地域活動への参加意欲、協働の取り組みですね、何かそういう地域で行っている行事に参加してみようかなと、そういうような意欲の向上というんですか、そういった何か、何かしらの形をつかんでくれたら、さらにこのマルシェをやっていく意味というのは物すごくあると思うんです。そういった意味も今後考えていく必要があるんではないかなというふうに思います。 夜延長する以外に、ことしの目玉、昨年にはないような取り組みというのもあるというふうに聞いているんですけれども、もう少し具体的に教えてもらえますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 田村市民生活部長。
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◎市民生活部長(田村滋近君) 先ほど市長より答弁がございましたとおり、ことしは東京オリンピック・パラリンピック・プレ・イヤーということで、阪南大学によりますトランポリンやアウトドアマーケット、フィッシングなど、幅広いスポーツ企画を準備しております。 また、市内商店街や事業者にお声がけさせていただき、まつばらマルシェに連動したバルや地域の商店街事業でマルシェの事前告知を行っていただき、多くの方にPRし、さらに、まつばらマルシェでフリマとして市民の皆様の協働参画意識を醸成させ、家族、友人等の来場につなげたいと考えております。 また、松原御当地サイダー第2弾といたしまして、難波葱サイダーを今回販売したいと考えております。 以上でございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 河本議員。
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◆7番(河本晋一君) 一つ一つのイベント、先ほど部長が言われたような事業ですね、それ一つ一つがイベントとして成り立つようなものが、物すごく盛りだくさんに凝縮されているんじゃないかなというふうに思うんです。先ほどちらっと言われた事前告知も踏まえたバルというのを、ことしはてこ入れというか、事前にされるということなんですけれども、まず、バルについて少しお聞かせいただけますか。
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○議長(篠本雄嗣君) 田村市民生活部長。
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◎市民生活部長(田村滋近君) バルにつきましては、ことし、市内商店連合会様にお願いいたしまして、松原でバルを開催してほしいということで、結果、河内松原駅前ですが、そこで飲食店約20店舗でバルイベントを開催できるようになりました。 開催日につきましては、この9月28日土曜日、29日日曜日です。 内容といたしまして、500円均一で各店自慢のメニューを提供いただき、地元の飲食店の魅力の再発見、地域活性化につなげてまいりたいと考えております。
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○議長(篠本雄嗣君) 河本議員。
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◆7番(河本晋一君) そういう商店街も含めた取り組みということで、先ほど言われた、昨年目玉商品としてまつばらサイダーですね、ございましたけれども、その第2弾として、難波葱サイダーということで、どんな色なんかなというふうに思うんですけれども、そういった形で、やはりイベントの目玉という形で、その日限定という部分について、何かこだわりとかそういったもの、特徴というのは何かございますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 野地理事。
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◎理事(野地千晶君) 難波葱サイダーについてですが、市内の農家の方が生産された、平成29年になにわの伝統野菜に認証され、また、松原ブランド、La Matsubaraに認定されている松原産の難波葱より抽出した葱エキスを使用したサイダーを製品化したものでございます。より多くの方にパンチのきいた難波葱サイダーを御賞味いただきまして、松原産難波葱の認知度向上につなげていきたいと、このように考えております。 以上でございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 河本議員。
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◆7番(河本晋一君) バラサイダーのほうは、私もいただきまして、非常にバラの香りがふわっとしたのを覚えているんですけれども、葱サイダーはどんな感じなのかなというふうに…… 〔「葱の香りや」と呼ぶ者あり〕 と思いますけれども、いろんな形でこのマルシェの取り組みをされて、もちろん来場者の方とか、事業者の方々にいろんな形でアンケートもとられていると思うんですね。アンケート結果、いろんな満足度であったりとか、また来年も参加したい、出店したい、いろんな形のアンケートがあるかと思うんですけれども、そういった数値に出てこないような効果というのはやっぱり本当に大きいんじゃないかなというふうに思っておりますので、ことし第10回目、また非常に期待して、楽しみにしておりますので、ひとつ頑張っていただきまして、大成功をおさめていただくことを期待しております。 では、最後の通学路の安全の部分について、少しお聞きしたいなと思っております。 先日ありました子ども議会でも、子どもたち、通学路の安全対策というのに非常に質問が多かったなというふうに思っています。もちろん、今までこの松原市においては、見守り隊の方々、地域の方、PTAの方、各種団体の方々、ソフト面、ハード面、ハード面で言うと監視カメラ、あるいは防犯ブザー、ミマモルメですね、そういったものも利用しながら子どもたちの安心・安全を確保されていると思っています。 そういった一方で、昨年の大阪北部地震においては、ブロック塀の倒壊によって子どもが亡くなるという悲惨な事故もありましたけれども、緊急に対策が必要なところについては、先ほど教育長が言われたような改修工事が既に終わっているところもあれば、今まさしく進めておるところもあるというふうに聞いておるんですけれども、今現状どのようになっているかお聞かせください。
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○議長(篠本雄嗣君) 伊藤教育総務部長。
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◎教育総務部長(伊藤輝君) 学校のブロック塀につきましては、特に通学路に面しているブロック塀で、既存不適格等、現在の基準を満たしていないブロック塀につきましては、現在、改修工事を実施しており、間もなく完了予定となってきているという状況でございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 河本議員。
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◆7番(河本晋一君) 学校に面しているブロック塀に関しては、ほぼほぼ完了して、新しく緑のフェンス、きれいにしていただいている状況、また、最後の残った分についても、早急にしていただける状況だと思います。 そこで、少し思ったのは通学路道中のブロック塀ですね、要するに民間のブロック塀、これについて調査された、今現状、どういうふうに捉えていらっしゃいますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 伊藤教育総務部長。
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◎教育総務部長(伊藤輝君) 大阪府の北部地震のありました直後に、大阪府のほうからも依頼が来まして、調査につきまして、各小・中学校の教職員が通学路を建築基準法に基づき作成されましたブロック塀等の点検表を用いて調査をいたしました。その調査結果につきましては、本市のまちづくり推進課のほうに提供をしております。
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○議長(篠本雄嗣君) 河本議員。
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◆7番(河本晋一君) 昨年の調査、各学校の先生方がポールを持って通学路をずっと回られたというふうに聞いています。その調査結果をまちづくりのほうで情報提供された結果、その状況については、今どんな状況になっていますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 村上都市整備部長。
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◎都市整備部長(村上寿夫君) 教育委員会より提供されました通学路にある民間のブロック塀の調査結果につきましては、建築基準法における指導権限のございます大阪府の建築物に対する指導を行う部署への報告を行っております。 さらに、大阪府では、報告された調査結果に基づき、本市と連携いたしまして、現地の調査を実施し、危険性が高いと思われるブロック塀につきましては、所有者に対しまして改修、改善するよう既に指導を行っております。
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○議長(篠本雄嗣君) 河本議員。
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◆7番(河本晋一君) 小・中学校22校の先生方が通学路を回られて、ここは危ないなというところを府のほうに上げられたと。そこの部分の中で何件か緊急を要するようなところがあるというようなふうに聞いておるんですけれども、通学路におけるブロック塀については、本市においては昨年11月からブロック塀の改修補助事業がございます。進めておるわけですけれども、通学路における、通学路に面するブロック塀の改修事業というのは、実績がございますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 村上都市整備部長。
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◎都市整備部長(村上寿夫君) ブロック塀に対します補助制度の実績といたしましては、令和元年8月末時点での数字ではございますが、通学路におけるブロック塀の撤去等に対する補助といたしましては、これまで6件の利用があり、補助額といたしましては、およそ250万円となっております。通学路以外では、利用件数は10件の利用がございまして、補助額といたしましては、およそ190万円の利用となっています。 また、補助制度について、より多くの方が活用していただけるよう所有者への戸別配布、広報ホームページや市民向けセミナー、窓口でのパンフレットの配布などによりまして周知に努めているところでございます。
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○議長(篠本雄嗣君) 河本議員。
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◆7番(河本晋一君) 自然災害という部分については、地震だけじゃなくて、これから台風シーズンに入ってきます。今、台風15号で千葉のほうは大変な状況だというふうに聞いております。昨年の21号もそうですけれども、そういった民間のブロック塀の改修事業、改善という部分についても、今後、やはりいろんな関係各部署が連携しながら進めていく必要があると思いますけれども、今後、どんな進め方を考えていらっしゃいますでしょうか。
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○議長(篠本雄嗣君) 村上都市整備部長。
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◎都市整備部長(村上寿夫君) 市民の方々に危険を及ぼす可能性のあるブロック塀につきまして、本市といたしましては、所有者に対し、ブロック塀の適正な管理や、また補助額に上限もなく、他の市町村に比較しても御利用いただきやすい補助制度について、引き続き情報発信を行ってまいります。特に通学路におきましては、児童の安全を守るため、教育委員会やPTAの方々とも連携するとともに、大阪府に対しましても、継続して指導していただくよう強く要望してまいります。
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○議長(篠本雄嗣君) 河本議員。
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◆7番(河本晋一君) そうなんですね、部長がおっしゃいましたように、うちのブロック塀改修補助制度というのは、他市に比べて非常に手厚いというふうに私も思うんですね。 参考に言いますと、他市のそういった補助事業というのは、上限が決まっておるというふうに聞いています。富田林は30万円、羽曳野は15万円、また、この松原市においては、通学路に面している場合は100%補助というふうに聞いています。通学路以外でも三、四十%補助という部分については、非常に民間、所有者の方にとっても、どうしようかな、いろんな理由があるんでしょうけれども、そういう意味ではしっかりと告知をしていただいて、この際直していただくというのも、一つ、子どもたちの通学路でございますので必要じゃないかなというふうに思います。 空き家のときもそうなんですけれども、やはりなかなか所有者の意向もあって、改善、改修というのは進まないというのもわかるんですけれども、教育委員会あるいはまちづくりさんも含めて、あるいは府もこれは絡んでいますので、府の担当も含めて、その中にやはり学校の保護者の方々であったり、地域の方の意見もいろいろ取り入れながら、子どもたちの安心・安全に努めていってもらいたいなと思います。 以上で終わります。
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○議長(篠本雄嗣君) 日程第3 議会議案第4号 田中厚志議員に対する問責決議を議題といたします。 議題といたします前に、地方自治法117条の規定により、除斥の対象となる田中議員の退席をお願いいたします。 〔田中議員退席〕
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○議長(篠本雄嗣君) これより提出者の説明を求めます。 三重松議員。
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◆15番(三重松清子君) (登壇) 案文の朗読をもって、提案理由の説明にかえさせていただきます。 田中厚志議員に対する問責決議
市議会議員は市民から負託された市民の代表であり、憲法第15条において全体の奉仕者とされているように、その職責として住民福祉の向上と市政の発展に寄与することが求められている。このことを強く認識した上で、常に市民の声、地域の意見等を傾聴し、尊重しつつ、市議会の構成員として責任のある行動をとる中で、市民が疑惑や不信を抱くような行為を断じて慎むことにより、公務に対する市民の信頼を確保しなければならない。
また、議会は審議をするところであり、議員が会議に出席するのは権利であると同時に義務である。
しかしながら、田中厚志議員は、本年3月26日の平成31年第1回定例会最終日において、当日の朝、体調不良による会議欠席の連絡をしたのにもかかわらず、夕方の便で私的な旅行をしていた。この日の会議は、予算等の議案の採決を行う重要な日であったが、正当な理由なく会議を欠席したものである。
また、本日の本会議の個人質問において、この件の謝罪を目的としたとしか考えられない10分に満たない稚拙な質問を行ったことは、戒告に対し何一つ反省も見られず、さらに議会の尊厳を踏みにじる許されない行為である。
さらに、公認をした大阪維新の会の公党としての責任も重大であり、厳しく問うものである。
よって、本市議会は、田中厚志議員に対し、議員としての責務を深く認識し、猛省を促し、議員として当然の倫理観を求めるとともに、その責任を強く問う。
以上のとおり決議する。
令和元年9月18日
松原市議会 議員各位の賛同をよろしくお願いいたします。
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○議長(篠本雄嗣君) 以上で提案理由の説明は終わりました。 本案につきましては、質疑、委員会付託、討論を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声起こる〕 御異議なしと認めます。よって、本案は、質疑、委員会付託、討論を省略することに決しました。
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○議長(篠本雄嗣君) これより、議会議案第4号を採決いたします。 本案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声起こる〕 御異議なしと認めます。よって、議会議案第4号は原案のとおり可決されました。 田中厚志議員の退席を解きます。 〔田中議員復席〕
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○議長(篠本雄嗣君) 以上をもちまして、本日の会議をとどめたいと思います。 3日目の会議は、19日午前10時開会といたします。 本日はこれにて散会といたします。
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△散会 午後4時19分
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 以上 松原市議会議長 篠本雄嗣 松原市議会議員 野口真知子 松原市議会議員 池内秀仁...