松原市議会 > 2017-03-06 >
03月06日-02号

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  1. 松原市議会 2017-03-06
    03月06日-02号


    取得元: 松原市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-29
    平成29年  3月 定例会(第1回)          平成29年松原市議会第1回定例会             議事日程(第2号)                平成29年3月6日(月)午前9時58分開議日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~          本日の会議に付した事件1.日程第1から第2まで       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~              出席議員(16名)   1番  河本晋一君      2番  篠本雄嗣君   3番  松井育人君      4番  下原郊紀君   5番  紀田 崇君      6番  河内 徹君   8番  野口真知子君     9番  池内秀仁君   10番  中尾良作君      11番  三重松清子君   12番  福嶋光広君      13番  欠員   14番  山本真吾君      15番  若林良信君   16番  永田光治君      17番  森田夏江君   18番  羽広政勝君              欠席議員(1名)   7番  山本育宏君       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~           説明のため出席した者の職氏名  市長        澤井宏文君    副市長       川西善文君  教育長       東野光弘君    市長公室長     太田 敏君  総務部長      吉井和彦君    福祉部長      大倉修一君  健康部長      岡田啓志君    市民協働部長    大本賢二君  市民生活部長    西野太一君    理事        後藤田 浩君  理事        佐々木信嗣君   都市整備部長    村上寿夫君  上下水道部長    中野浩司君    行政委員会総合事務局長                               松岡達也君  教育総務部長    伊藤 輝君    学校教育部長    瀧澤公子君  教育監       高橋慶匡君    消防長       貝本義明君  政策法務課長    津田啓次君       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~             議会事務局職員出席者  事務局長      田村滋近君    事務局次長     小峰正男君  参事        高橋 猛君    主幹        恩地裕也君  書記        大石浩子君    書記        水谷友哉君       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                                 以上       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △開議 午前9時58分       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  おはようございます。 ただいまの出席議員数は16名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  事故議員の報告を申し上げます。 山本育宏議員は欠席との届け出がありましたので、御報告申し上げます。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  これより本日の日程に入ります。 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、18番 羽広政勝議員、1番 河本晋一議員を議長において指名いたします。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  日程第2 一般質問を議題といたします。 これより代表質問を行います。 代表質問の順位は、まつばら未来、日本共産党、公明党、自由民主党の順といたします。 初めに、まつばら未来代表として、河本議員の発言を許します。 河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            一般質問(代表) まつばら未来代表 1番 河本晋一議員発言要旨具体的内容備考欄1.澤井市政2期8年の総括について(1) 成果と検証について 2.安心安全なまちづくりについて(1) 大規模災害に対する消防の体制について 3.未来を拓く自立心を育む人づくりについて(1) 教育環境の充実について 4.利便なまち元気で活力あふれるまちづくりについて(1) 雇用とまちの魅力で活力を        ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君) (登壇) おはようございます。1番、まつばら未来の河本晋一でございます。私は、まつばら未来議員団を代表いたしまして、澤井市長が示されました平成29年度松原市施政方針について代表質問をさせていただきます。 さて、日本は今、少子高齢化・人口減少という大きな課題に直面しております。現状の人口動態で推移すれば、約40年後の2060年には人口が約8,700万人になると予測されております。国は、この人口減少問題に対応するため、まち・ひと・しごと創生長期ビジョン並びにまち・ひと・しごと創生総合戦略を定めました。まち・ひと・しごと創生長期ビジョンでの取り組みの基本的な視点は、東京一極集中の是正や若い世代の就労、結婚、子育ての希望の実現、地域の特性に即した地域課題の解決、さらなる地域社会の活性化など、まさに地方に創意工夫を求めるものとなっております。 本市におきましても、少子高齢化・人口減少の流れは今後ますます進展すると見込まれており、国の人口推計では、現状のまま推移すれば、15歳から64歳までの生産人口については2040年には1990年のピークの約半分近くにまで減少すると予測されております。2040年には総人口9万4,521人になると予測されており、非常に厳しい数字が出ております。 このような状況の中にあって、本市がこれからも挑戦し続ける活力あるまちになるには、人口を維持する、また、人口減少の流れを緩やかなものにしていくことが重要であると考えております。また、今後続く人口減少・少子高齢化という構造的な問題に真正面から立ち向かうためにも、一億総活躍社会実現に向けての挑戦ともいうべき積極的な取り組みも問われております。 地方創生のさらなる推進に向けて、まち・ひと・しごと創生事業費は1兆円が確保されるとともに、地方創生の深化のための新型交付金については、同交付金にかかわる地方負担に応じて、これとは別に地方財政措置を適切に講じることとされました。地方創生こそが一億総活躍社会実現のための基礎となる土台であると考えます。 まつばら未来議員といたしましても、あらゆる世代の一人一人が生き生きと輝く活躍できる社会、そして全ての人が自分らしく自己実現できる社会の実現を目指しまして、行政と一緒にタッグを組み、直面する課題にスピード感を持って取り組んでいきたいと考えております。 それでは、最初の質問であります。 澤井市政2期8年の総括についてお伺いいたします。 澤井市長は、市長に就任されて以来この間、2期8年間、日本一健康で安心・安全なまちづくりを目指してこられました。大阪初となるWHOセーフコミュニティ国際認証都市の取得を初め、「安心・安全」「健康」「便利」「清潔」を重要施策のテーマと位置づけ、あらゆる世代に対して大胆かつ思い切った取り組みを断行され、着実に信頼と実績を積み上げてこられました。また、本定例会に示された平成29年度施政方針には、これまで我が会派が質問等で要望、提案させていただいた魅力あるまちづくりへの投資や対策などが数多く盛り込まれており、改めて評価をさせていただくところでございます。 本市においては、今後、老朽化に伴う公共施設の更新経費に加え、高齢化の進展による、ますます増大することが予想される社会保障関連経費への対応なども含め、将来にわたって安定した行政サービスを提供する体制を整える必要があります。澤井市長が目指される「挑戦し続ける 元気あふれるまち まつばら」をさらに発展させ、次世代の未来の子どもたちにつないでいくためにも、平成31年度スタートの松原市第5次総合計画策定に当たっては、現在進めております第4次総合計画の進捗状況をしっかりと分析し、検証し、きめ細かく分析した上で、今後の取り組みの方向性を分野ごとに体系化し、未来の松原市が目指すべき都市像と、その実現に向けた取り組みが重要であると考えております。 以上の状況を踏まえまして、成果と検証という点での今現在のお考えをお聞かせください。 次に、安心・安全なまちづくりについてお尋ねいたします。 3月11日で、まもなく東日本大震災から6年を迎えようとしております。被災された方々とその御家族の方々に、改めて心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。 これまで東北の被災各地の復旧・復興は着実に進展しておりますが、一方で大震災の記憶は急速に風化しつつあることから、大震災の経験と教訓を風化させず、忘れることなく、今後全国各地で想定される災害にどう立ち向かうか、改めて考える必要があると思います。今なお多くの方々が避難し、不自由な生活を送っている現実を心に刻み、防災対策を不断に見直し、災害に強いまちづくりを進めることが各自治体に求められていることと考えます。我々市議会におきましても、災害における議会の果たす役割について、さまざまな角度から見聞を広め、要綱やマニュアル作成など新たな取り組みを進めておるところでございます。 そのような中で、大規模災害に対する現在の消防体制についてお聞きします。 昨年12月22日、新潟県糸魚川市中心部において、強風による大規模火災が発生したのは記憶にも新しいと思います。強風にあおられた密集した木造家屋や商店街に燃え移り、約140棟に延焼、ようやく鎮火状態になったのは約11時間後でございました。火災が拡大した大きな要因としては、強風による飛び火、そして住宅が密集する地域性などが考えられます。全国どこでも、あす起こるかもしれない大火の危険性に備え、本市でもさらなる消防力の充実強化が必要と考えます。新たに発足しました人命救助のスペシャリスト、松原市消防特別救助隊とあわせ、災害に強いまちづくりの取り組みについてお聞かせください。 続いて、未来を拓く自立心を育む人づくり、学校教育環境の充実についてお聞きします。 教育については、「元気あふれるまつばら」の実現に向け、次世代に引き継いでいくためのまちの活性化を、松原市で生まれ、学び、働き、家庭を築き、子どもを産み育てる好循環により達成する狙いにおいて、重要な役割を果たすものであると考えます。3月の広報紙の表紙を飾っている松原市、E-girls、Ayaさんは、ドリームアンバサダーとして子どもたちの将来への夢をつなぐ役割を果たしてくれていると感じます。小学校で夢の課外授業をしてくれたということでございますが、子どもたちは身近な存在としての今後の夢を、希望を、そして、ふるさと松原を愛する先輩の姿から多くのことを学んだに違いないと思います。そして、きっと松原を誇りに思う心を育んだことであろうと思います。このように学校は子どもたちに夢を与えて、育てて、希望を持たせることのできる場所であり、私たち大人がその応援者となって子どもたちを見守っているぬくもりのあるまちが松原のよさであると考えます。 昨年12月に松原市の教育振興基本計画が策定されました。今年度、策定までの過程で議会にも何度か情報提供をいただき、中身の充実した教育計画にまとめていただいたと思っております。今後、この計画に沿って、この方針を道しるべとして教育施策を進めていただくことを大いに期待しております。 そこで、今回質問させていただきたいことといたしまして、教育振興基本計画の中で人づくりの視点をどのように考えておられるのかということであります。近年、教育現場におきましては若い先生方がふえており、子どもへのかかわりや授業、保護者対応など、大変苦戦していると聞いております。その先生方が次世代の子どもたちを育成する力をどのように身につけるのかということは、大変重要な課題ではないかと考えております。やはり元気な子どもたちを育てるには、元気な先生であると考えます。松原市としてどのような施策によって若い教師を育成していくのか、お聞かせください。 次に、人づくりだけではなく、周りの教育環境を充実させなければ子どもたちの成長は保証できません。学校が魅力ある教育を進める上で、どのような物的、人的、環境の充実整備を考えておられるのかをお聞かせください。あわせて、私は教育においては学校だけでなく、家庭、地域との協働は欠かせないものであると考えております。その点において、どのような観点で取り組みを進めていくのか、また具体的な取り組みがあればお聞かせください。 澤井市長からも人づくりに向けた並々ならぬ思いを聞かさせていただいたところではございますが、さきの12月議会から新たな新教育長として議場に入場された東野新教育長に、ぜひ今後の松原市における教育の方向性と未来を拓く自立心を育む人づくりに向けた施策の展開をどのようにお考えなのかをお尋ねします。 最後に、利便なまち、元気で活力あふれるまちづくりについてお伺いします。 大規模商業施設の開発や阪神高速大和川線の開通を控え、松原市は交通の要所としての魅力がさらに高まり、インターチェンジ周辺だけでなく、市内全域での企業誘致や雇用創出の期待も高まってきております。松原市企業立地促進条例に基づく奨励制度が制定され、数多くの奨励金が創設されてきましたが、企業誘致の今までの対策と具体的な企業誘致数や雇用についてどのような効果があったか、お伺いいたします。また、本市の今後の企業誘致に対する方針はどのようなものかもお聞かせください。 マルシェを含む地産地消についてお伺いいたします。 先月、泉佐野市と特産品相互取扱協定が結ばれました。すばらしい地場特産品をどのように宣伝し、また情報発信をいかにうまくPRしていくか、各自治体の創意工夫が鍵を握っていると思います。今後、松原ブランドを全国に向け、どのように発信していくか、戦略をお聞かせください。そして、ことし8回目を迎えるマルシェについても、今後さらなる活性化についてお聞かせください。 最後に、観光事業についてお伺いいたします。 松原市には歴史ある寺社や仏閣だけでなく、南河内の玄関口として高速道路網を生かしたまちづくりや、大規模商業施設の開発によるまちづくりなどが今後ますます発展し、そして松原市の魅力、ポテンシャルはまだまだ向上していくと感じております。また、南河内に目を向けると、さらなる魅力が広がっているようにも思います。松原市の観光PRの取り組みは、さまざまな関係機関と連携を強化して進めていく必要があると考えます。早期設立を目指す観光協会任せではなく、本市としての考えをしっかりと持った観光戦略が必要と考えますが、見解をお聞かせください。 以上で、演壇での質問を終わります。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  澤井市長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市長(澤井宏文君) (登壇) ただいまのまつばら未来代表の河本議員の質問にお答え申し上げます。 初めに、市長就任2期8年の総括についての質問でございます。 市長就任後、市民の皆様との協働のまちづくりに取り組み、「安心・安全なまち日本一に!!」「長生き日本一に!!」「便利・清潔なまち日本一に!!」という3つの柱の実現を掲げ、その達成に向け、スピードを持って取り組んでまいりました。 「安心・安全なまち日本一に!!」に関する主な取り組みといたしましては、地域の皆様や各種団体と協働で取り組んだ成果といたしまして、平成25年11月に大阪で初となるWHOセーフコミュニティ国際認証都市となり、地域の安全性の向上など魅力あるまちづくりを市民の皆様とともに進めております。 また、「長生き日本一に!!」に対する主な取り組みとしまして、大阪府下33市で初となるロタウイルスワクチン予防接種費用の助成を行った効果により、ロタウイルス腸炎による子どもの入院数が激減しております。また、小児ヒブワクチンなどを国に先駆けて実施、前立腺がん検診や胃ピロリ菌検査を本市で独自に全額助成するとともに、芝生がある三宅東公園や複合施設スポーツパークまつばらを整備し、さらにさまざまな世代の皆さんが楽しく健康で笑顔で集うことができるまつばらテラスが平成29年1月にオープンし、魅力ある多様な事業展開を行ってまいります。 「便利・清潔なまち日本一に!!」に対する主な取り組みといたしまして、本市は60分以内で近畿の主要拠点へアクセスできるまちであり、さらに今後開通予定の阪神高速大和川線により、交通の要衝地として重要な役割を果たします。この利便性を生かし、企業立地促進制度により、7社の企業誘致が図れたものでございます。 さらに、民間保育所の新設及び市立第3保育所の建てかえによる入所児童枠の拡大により、私が就任してから平成22年度より7年連続で年度当初待機児童ゼロを実現するだけでなく、在宅の子育て支援につきましても、子育て支援センターを拡充することで子育て支援施策の充実を図っております。 また、日々の市民生活に直結するごみ処理問題は、大阪市、八尾市、松原市の3市による一部事務組合を設立し、ごみの共同処理を開始し、長期的に安定したごみ処理体制を確立しました。 今後は、安定した雇用を生み出し、人が集まるまちへと進化していくために、徹底した成果の検証を行うとともに、今後も自信を持って次代を担う子どもたちに住んでみたい、住んでよかった、住み続けたいと感じられるまち松原市を引き継いでいくために、さらなるチャレンジをしてまいります。 次に、2点目、大規模災害に対する消防の体制についてでございますが、これまでも消防署西分署の開設や消防緊急通信指令システムの更新、職員の大幅増員による救急隊の増隊、消防団装備の充実強化など、施設と人員について消防力を強化してまいりました。平成29年度におきましては、松原市消防特別救助隊の専任運用を開始し、さらなる消防力の強化を図るものです。 大規模災害が発生した場合、本市としましては、これら強化してきた消防本部の施設と人員、消防団の即時対応力と動員力をあわせて災害対応をしてまいります。また、災害の規模や気象状況など複合的な要因により、市消防で対応ができないような大規模災害へ展開することが予測できる場合には、災害規模に応じた消防応援協定を有効に運用し、災害対応をしてまいります。 3点目の未来を拓く自立心を育む人づくりについての質問につきましては、教育委員会より答弁申し上げます。 次に、4点目、雇用とまちの魅力で活力をについてでございますが、本市では、府下でも先進的な制度となっている企業立地促進条例により、他市から進出する事業者の誘致に貢献するとともに、市内事業者の新たな事業投資への支援により、他市への流出の防止を図っているところでございます。今後は、平成29年4月より施行する条例改正により、特に市民の正規雇用や障害者雇用が促進されるよう努めてまいります。 また、本市の大きな魅力として定着してまいりましたまつばらマルシェにおいても、これまで以上の魅力的な企画や情報発信により、市内外からの誘客に努めてまいるとともに、平成29年2月に泉佐野市と特産品相互取扱協定を締結し、両市の特産品を相互に取り扱うことにより、販路拡大など地域資源を生かした産業の活性化に寄与してまいります。 さらに、本市を初め、南河内地域には寺社や史跡、美しい自然といった多くの観光資源がございます。こういった観光資源を面的に捉え、魅力ある観光資源として活用することで、国内外からの観光客誘致をさらに進め、まちの活力向上が図れるものと考えられることから、観光事業に関する広域での連携を一層深めてまいります。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  東野教育長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎教育長(東野光弘君)  議員より御質問いただきました未来を拓く自立心を育む人づくりについてでございますが、本市においては平成28年5月に「未来を拓く自立心を育む人づくり」を基本理念とした教育大綱を策定いたしました。その方針を具体化した計画として昨年12月に策定しました教育振興基本計画により、未来を拓く人づくりに向けて大きく3つの基本方針により、今後の施策を着実に進めてまいります。 基本方針の1つ目としまして、基礎的知識、技能の習得とともに、それらを活用した思考力、判断力、表現力といった確かな学力の向上と、規律・規範の確立と、ともに学びともに育つ学校づくりを目指す豊かでたくましい人間性の育みに努めます。 次に、2つ目としまして、教育用ICT等学習環境の充実及び豊かな経験を持つ教育アドバイザーの活用による初任者等教員の育成を図るとともに、インターナショナルセーフスクールの認証を目指すなど、安心・安全で魅力ある学校園づくりを進めます。 3つ目としまして、学校園と地域住民との協働により、子どもたちを健全に育てる地域コミュニティの形成を図ります。平成29年度は、市PTA協議会と学校が協働で取り組んでおりますICTタグを活用した登下校メールサービスの4月運用開始に向けた支援を行います。これまでの子ども安全見守り隊の方々の登下校の見守りとあわせて、地域、保護者との協働による取り組みの一層の推進を図ります。 以上の3つの基本方針を具体的、計画的に進めながら、未来を拓く人づくりに向け、知・徳・体のバランスのとれた生きる力の育成を図ってまいりたいと考えております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  ありがとうございました。それでは、再質問のほうに移らせていただきたいと思います。 澤井市政が始まりまして2期8年間ということで、いろんな施策、本当にバランスのとった施策をしていただいているなと、そのように改めて感じるところではございますけれども、一方で、この8年間において、松原市において財政面というところでどのように推移してきたのかというところについて少しお聞きしたいなと思います。 平成27年度の決算状況からいいますと、実質収支が2億4千万円の黒字、地方財政健全化法に基づく健全化判断比率である実質公債費比率また将来負担比率ともに前年度に比べ好転するなど、早期健全化基準を大幅に下回る水準となっておるんですけれども、決算当時の報告では公債費負担の減少であったり、また市債残高の縮減がその主な要因の説明であったのではないかと思いますけれども、澤井市長は就任されてから、平成20年、その間、どういうふうに段階を踏んで推移していったのかと、特に市債の残高がどういうふうに推移していったのかというところをちょっとお聞きしたいなと思います。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  吉井総務部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎総務部長(吉井和彦君)  平成20年度決算におきまして、ちょうど実質収支が9千万円の黒字、それから健全化判断比率の中で実質公債費率が6.9、将来負担比率が125.8、ちょうど松原市民病院の閉鎖が決まり、今後その債務処理をしていく、あるいは団塊の世代の大量の退職への対応、あるいは高齢化による医療の支払い、扶助費の増加が懸念する課題の中で、実は平成20年度の決算が行われております。比較しますと、単年度の負担は増加したものの、将来負担がやや減少したというふうな状況として捉えております。 議員がおっしゃいますちょうど平成20年度の比較の市債の件でございますが、平成20年度の市債残高は337億1,500万円、平成27年度末の市債残高が410億6,100万円、73億4,600万円増加しております。ただ、臨時財政対策債を除きますと、実質的な将来負担となる市債残高が237億5,800万円から14億3,200万円減少いたしまして223億2,600万円となってございます。したがいまして、おおむね減少傾向にある状況でございます。 以上でございます。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  そういったこの8年間の収支の推移というのを見ましても、強弱はあるにせよ、段階を踏んで改善していってきているのかなと、そのように感じるんですけれども、そういった意味でいろんな項目があると思います、チェックする項目、実質収支であったりとか単年度収支。やはり単年度収支というところでいいますと、平成25年、26年と赤字という形では出ておったところが、平成27年度には黒字に好転しているというところから、これをどういうふうに今後改善して行政財政改革を進めていくのかというポイントではないかなと、そういう節目になっているのかなと、そのように感じるところではございます。 そういった今先ほど言われた基金残高でございますけれども、財政調整基金の平成27年度末残高13億7,800万円、特定目的基金も合わせた全体でも23億8,500万円と、前年度より微増となっております。先ほどの市債残高の縮減に合わせて基金の残高もふやしていくこと、将来を見据えた財政運営にはそういった観点、基金残高についても必要不可欠なところではないかなと思っておるんですけれども、基金残高の推移、それについてどのようにお考えなのか、お聞きしたいと思います。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  吉井総務部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎総務部長(吉井和彦君)  基金残高の状況でございますが、平成20年度末の財政調整基金の基金残高は2億3,500万円、特定目的基金に合わせますと9億9,900万円でございます。比較しますと13億8,600万円の増額となっております。近年、増加傾向からやや減少したという状況はありましたが、おおむね増額となっております。市債残高の縮減、基金の増加、この辺が将来を見据えた財政運営には不可欠で、キーポイントとなるんかなと思っております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    ◆1番(河本晋一君)  やはり基金というのは、万が一そういった予期せぬ事態に備えた場合に、どういうふうに使うかというそういった目的のものではないかなと思っておりますので、そのあたりも留意していただきながら今後取り組んでいただきたいなと思います。 各種の財政指標や市債残高、基金残高の額などから、財政健全化が進んでいるとは理解しているところではございますけれども、一つやはり懸念しているところでいいますと、いつものよく言われる経常収支比率でございます。経常収支比率は財政状況の弾力性を示す指標で、この指標が高くなればなるほど政策的に活用できる財源が少なくなるというところではございます。要するに、高くなればそういう財政面において硬直化が進んでいくと、そのような数値ではございますけれども、経常収支比率、いま一度、この数値をどのように捉えて29年度の予算、それを編成を行ってこられたのかというところをお聞きしたいと思います。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  吉井総務部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎総務部長(吉井和彦君)  経常収支比率についてでございますが、平成20年度以降で申し上げますと、100から若干減った年もありますが、おおむね松原市の経常収支比率につきましては、100から101%の間で推移しております。本市といたしましては、少子高齢化、環境問題、教育の振興、地域のまちづくりなど行政需要が複雑多岐にわたる中、住民の要望にきめ細やかく対応してきたものと考えておりますが、これ以後も日々多様する市民のニーズの対応に、あるいは福祉の関連予算などが増額しておりますので、この辺はやっぱりしっかりと数字の改善を果たすということの役割というのは非常に大きいものがあるんだと思っております。我々、今回の平成29年予算の編成におきましては経常収支比率100%を目指すということで、市税の収納率向上あるいは税源の確保、その辺も含めた中で対応したところでございます。そのほか一般財源の確保、ごみ処理の経費などの経常経費の縮減、少しでも財政構造の弾力性が生まれるようなところに注意して予算編成をいたしております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  これから松原市、今年度、来年度とやはりそういったまちづくりというところでいいましても、大規模開発、商業施設の誘致であったりとか新しい雇用を生むために企業を呼んで新たな雇用、移住・定住促進と、そういった好循環を生んでいくそういう節目の年ではないかなと、そういうふうに思います。そういった意味で、よく言われる自主財源をふやしていくこと、やはり出ていくお金を少なくしていくところなんですけれども、バランス感覚が非常に大事じゃないかなと思います。出ていくお金が少ないということは、ともすればそういった住民サービスの低下につながると、そういったところも懸念するところではございますので、そういったバランス感覚のとった財政運営、気をつけていただきたいなと、そのように感じております。 平成29年度予算案に計上された各施策とか事業、これについては予算委員会なんかで詳しく今後お聞きしたいなと思っておるんですけれども、最後に、現在の財政状況を踏まえた上で、今後、中長期的な視点から今後の財政運営の展望についてお聞かせいただきたいなと思います。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  吉井総務部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎総務部長(吉井和彦君)  先ほどから市債残高の減少とか基金残高の増加を含め、一部改善傾向にあるかというふうなお話をさせていただきました。経常収支比率などの財政指標に関しましては懸念する材料等もございますが、本市の財政状況は依然と厳しい状況であるというのは変わっておりません。ただ、この間、市街化の編入を伴う区画整理事業など、まちづくりの市税の税源の確保というようなことはもちろんなんですけれども、企業誘致による市内産業の経営の活性化、あるいは就業人口の獲得に向けた子育て世代を呼び込む施策、あるいは未利用地の活用など自主財源の確保が非常に重要となってきております。また、公共施設の統廃合、あるいは民間活力の導入も視野に入れた上でアウトソーシングによる人件費の抑制など、さまざまな経常支出の見直しも重要であるかと思っております。 また、今後、少子高齢化による人口減少問題を克服し、将来にわたり活力ある地域活動を維持していくこと、それから持続可能な財政運営に向けたさらなる健全化を図ることが非常に重要だと考えております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  ありがとうございます。本当にそういう意味で、地方のどの自治体も創意工夫をした上で、いかに地域を活性化して人口減少、それを食いとめる、緩やかなカーブを描いていく、そういったことが問われております。そういった観点から、こういった財政面につきましても今後引き続き、我々議員とも一緒になって行財政改革、財政面についてもしっかりと考えていただきたいなと、そのように思います。 続きまして、2点目の安心・安全なまちづくり、これについて少し再質問のほうをさせていただきたいと思います。 3月12日に松原市の地域防災の訓練、そういったものも控えておるわけでございますけれども、震災、大きな地震であったりとか水害、そういった対応、対策というのも常日ごろからとられておるわけでございますけれども、昨年12月に糸魚川市で大規模火災が発生しました。私もテレビを見ていまして、本当に住宅が密集した地域、木材家屋、そういったところに火が燃え移って、なかなか鎮火に至らないと、そのようなニュースでございましたけれども、本当にこういったケースというのは特殊な地理的要因とか強風であったりとか、そういったものがあるとはいえ、いつ何どき全国各地で起こるかもしれないと、そういうようなものではないかなと思っておりますけれども、今現状の松原市において、木造家屋が、住宅が密集しているところがありますけれども、大規模火災が発生した場合にどのように対応していくのかと、そういった点を今現状、お聞かせ願えますでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  貝本消防長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎消防長(貝本義明君)  ただいまの質問でございますけれども、本市におきましても類似火災の発生を防ぐために初動の消防体制、火災が小さいときにたたくというところを重点的に置きまして、これが延焼拡大し大規模火災に発展しない、このような体制をとっているところでございます。具体的には、119番通報と同時に、市役所屋上にあります高所カメラからの燃焼状況と、これを全出動隊に伝達し、指揮者は活動方針を決定いたします。また、狭隘道路でも走行可能である小型タンク車を配備し、積載しております600リットルの水を有効に活用し、消火栓からの給水作業の時間短縮を図ることにより、速やかな放水を行い、早期消火に努めているところでございます。 また、糸魚川市の大規模火災は、災害状況の全体像、これを把握することができず、状況判断がおくれたという指摘もございます。松原市においては大阪市消防局のヘリを要請すれば、上空からの映像を現場指揮者が保有するタブレットに映し出し、災害現場を上空俯瞰から見ることができ、状況判断手段としては大変有効です。地域特性、建物状況、燃焼面積、燃焼拡大スピード、それと飛び火の状況、これなどを総合的に判断しまして、本市の消防力が劣勢、または劣勢が予測される松原市現有消防力では対応が困難と判断すれば、後手に回らないように早いうちの判断で時期を失することもなく、消防相互応援協定に基づき、他市からの増強消防隊を速やかに要請いたします。 以上でございます。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  やはり消火活動において、初期消火といいますか、初期のそういった活動というのがやはり重要ではないかなというのが再認識されたようなニュースでございました。やはりそういった形で、いろんなそういう消防応援協定を結ばれていらっしゃるということなんですけれども、応援体制についてどのように構築されているのか、お聞きしたいなと思います。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  貝本消防長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎消防長(貝本義明君)  現在、大阪市、堺市など隣接の市町村、こことの応援協定や南河内地域での応援協定、またこれらの協定では対応困難な大規模な地震や風水害などの自然災害、大規模火災が発生した場合に備え、大阪府下全消防本部で構成する応援協定を結んでいるところでございます。さらに、広域かつ甚大な災害に対応するため、全国の消防本部が一致団結し、消火・救急救助活動を行う緊急消防応援隊を要請する制度がございます。松原市消防本部も消防隊を派遣しました東日本大震災、昨年の熊本地震も緊急消防援助隊によるものでございます。 ちょっとタイムリーな話になるんですけれども、昨日発生しました長野県の山中、防災ヘリが落ちましたけれども、この墜落事故でまだ救助が進んでないというところで、地元の消防本部も当然対応しているんですけれども、県内の応援協定、これに基づき4消防本部、それと空からは広域航空消防応援で3件の消防ヘリ、これが応援協定に基づき活動しております。 以上でございます。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  本当、常日ごろからのそういう応援体制が、やはりいざというときにしっかりと機能していくというのが非常に大事ではないかなと。本当に今回のような、当初あれほど長時間にわたって大規模火災が、糸魚川市の場合ですけれども、恐らく想定はされてなかったんじゃないかなと。糸魚川市の消防長のお話でも消防力が足らなかったというようなお話がございますけれども、やはりそういう急な対応、他市への消防本部と合同で、いかに急な対応に迅速に消火活動に移れるか、救助活動に移れるかというものが大事じゃないかなと思うんですけれども、そういったものというのはできるものなんでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  貝本消防長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎消防長(貝本義明君)  応援協定というのは、ペーパーだけの協定ではなく実のあるものにするために、他市消防本部と火災・救急救助の数を種別に応じた年間の訓練計画を立てまして、隣接の消防本部を初め府下の消防本部と定期的に合同訓練を実施しており、また2府7県の消防本部が対象となる緊急消防援助隊近畿ブロック合同訓練、これには毎年参加しております。本年度においては、奈良県において野営を含めた2日間の長時間、この実践訓練、これに参加しております。 このような訓練経験の積み重ねや他市消防本部と研修会、セミナー、シンポジウム、これらの機会を通じ、顔の見える関係を築き、応援協定が災害時に実効性のあるものとなるよう、平素から市の枠組みを超えて他市消防本部との連携を図っているところでございます。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  ありがとうございます。 先日も市のフェイスブックを見ていますと、阪神高速大和川線、鉄砲町と三宝町のほう、一部開通しております。その中で、トンネル火災を想定した合同訓練、これがされていたと、松原市のほうも参加されていたということなんですけれども、これも連携を深めるための一つの訓練ではないかなと思うんですけれども、今後、平成31年度に全線開通するわけなんで、これを考えますと、トンネル内という今までにはない特異な環境下で火災が発生した場合に、消防としてどういうふうに対策を考えてらっしゃるのか、その辺を少しお聞きしたいと思います。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  貝本消防長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎消防長(貝本義明君)  阪神高速大和川線は延長9.7km、このうち約7.7kmという長いトンネル構造となっております。この高速道路における災害発生時の消防活動について、本年度、本市と堺市と大阪市を含めた3市消防本部が連携を図るための事前計画を策定しまして、その計画をもとに、先日、1月18日でございますけれども、3市と阪神高速職員も含めた合同訓練を実施しました。トンネルにおける災害は、消防活動上において非常に困難かつ危険性の高い環境となることが明らかでございます。まず、隊員の安全管理を第一としまして、資機材の整備、それと教養研修や訓練を重ね、隊員の対応能力を努めてまいります。 以上です。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  大規模火災ということの本市の体制づくりというのは、非常によくわかりました。改めてそういう消防全体の体制の強化ということでお聞きしたいなと思うんですけれども、これまで西分署の開設であったりとか救急隊の増隊、また通信指令システムの新たな更新ということで取り組まれてきたと思うんですけれども、この4月から救助隊が新たに発足するということですけれども、この救助隊についてもう少し詳しくお聞きしたいと思うんですけれども、お願いできますでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  貝本消防長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎消防長(貝本義明君)  救助隊の増隊に向けての動きなんですけれども、これまで平成25年の第4回定例会におきまして、特別救助隊の専任運用を目的に条例定数12名増の承認をいただきました。これで平成26年4月より、消防職員の定数は115名となりました。平成26年当初からの人員の大幅増と人材育成に取り組んだ結果、平成29年4月、来年度から松原市消防特別救助隊を常時専任で運用できる運びとなりました。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  特別救助隊というなんで、特別な任務を、それを遂行される部隊ではないかなと思うんですけれども、これまでの救助隊とどのように違うのか、その観点を少しお聞かせください。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  貝本消防長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎消防長(貝本義明君)  これまでは火災時の消防活動において、消火隊が消火活動しながら逃げおくれの人がいないかを確認する作業、時には濃煙熱気のある中、家屋内に進入していくということもあるんですけれども、これを人命検索という専門用語で言うんですけれども、この救助活動を並行して行っておりました。特別救助隊を専任で運用することにより、それぞれ専門の救助隊、消火隊として活動できるようになります。日ごろから専門的な訓練が可能となることから、火災現場ではこれまで以上に迅速で確実な人命検索--先ほども申し上げました逃げおくれの人がいないか確認する作業--ができ、救助を必要とする人を救出できる効果が期待でき、効果的な人命救助活動が図れるものと考えております。 以上です。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  今までの場合は、救助活動しながらそういった消火活動も兼ねてしておったと。要するに二足のわらじから、それぞれ分担を分けて、救助隊は救助隊、消火活動するほうはそういった消火活動に専任するということだと思うんですけれども、実際救助隊の専任化、そういった特殊な部隊をつくるのに当たりまして、人材育成という観点からどのような育成をされたかということについて詳しく教えてください。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  貝本消防長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎消防長(貝本義明君)  特別救助隊員としての人命救助活動を行うには、特に高度な知識と技術、そして強靱な体力と精神力が必要でございます。あわせて常に最新の救助資機材の習熟と救助技術が求められます。隊員育成においては、日本の消防の最高教育訓練機関である東京の消防大学並びに大阪市高度専門教育訓練センター、救助科への派遣を実施しました。また、大阪市消防局の特別高度救助隊--この特別高度救助隊というのは政令市にしかありません。より高度で、精鋭部隊でございます--ここへの同乗実務研修に派遣するなど、常に救助隊員としてのスキルアップをしております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  ありがとうございます。貝本消防長は大阪市とのそういったパイプが太いというふうにお聞きしております。そういった観点からも新たな人材の教育であったりとか、周辺自治体との連携強化、これをさらに進めていただきまして、本市の全体の消防力のアップにつながっていくのではないかなと思っております。 また一方で、消防本部以外にも従来からあるそういった消防団について少し話を移していきたいなと思っておるんですけれども、以前から私も消防団については何回か質問をさせていただきましたけれども、やはりこれは次世代の人材育成であったりとか、新たななり手をふやしていくと、そういったことがやはり消防団については急務ではないかなと思っておるんですけれども、今の消防団の人数、松原市の最新の状況についてお聞きしたいと思います。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  貝本消防長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎消防長(貝本義明君)  消防団員につきましては、全国的に見ましても減少傾向にあります。平成に入ったころの全国の消防団員数は約100万人でしたけれども、平成28年の統計では約85万人と約15%の減少となっております。現在、松原市消防団の条例定数は148名で、実員は138名です。同様に平成元年の146名と比較すると、まだ約5%の減少にとどまっております。 以上です。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  いろんなそういったイベントであったりとか、また阪南大学さんのほうに行って、学生さん向けにそういった消防団あるいはそういった消防行政の必要性であったりとか情報発信を常日ごろからいろんな情報発信をされていらっしゃると、そのようにお聞きしておりますけれども、具体的にそういう何か新しい取り組みであったりとかPR活動、そういったものがあるんでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  貝本消防長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎消防長(貝本義明君)  消防団を身近に知っていただく取り組みといたしまして、消防本部が実施するイベントや防災訓練の際、PRブースを、これは設置しているのはもちろんですけれども、次世代、若年層の加入促進、この意味合いも含めまして、平成28年4月より市内大学に在学する学生さんが消防団の行う活動に参加し、消防団や地域の方々と交流する機会に触れることで消防団や地域防災に興味を持っていただき、将来的には消防団に入ってもらうことを目的とした松原市消防団サポーター制度を導入しております。 以上です。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  ありがとうございます。消防団サポーターということで、現在、学生さんのほうですか、5名の登録がされてらっしゃるということで、そういった学生の立場にとっては勉強以外で地域に貢献していく、あるいは自己啓発など、そういった観点からも消防団のサポーターに入って自分のこれからの自己研さんであったりとか、あるいはいろんな就職活動の面においても、そういった証明書などが発行されて、就職に役立てるような取り組みがされてらっしゃるというふうに聞いております。 また、昨年は消防団、消防本部とも、いろんな大会で好成績をおさめられて、輝かしき表彰をされてらっしゃるとお聞きしておるんですけれども、もう一度その点、どういった成績をおさめられたのか、教えていただけますでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  貝本消防長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎消防長(貝本義明君)  消防団につきましては、昨年9月に実施されました第60回大阪府消防操法訓練大会で、日ごろの訓練成果を遺憾なく発揮し、ポンプ車操法の部で平成6年以来22年ぶりに優勝し、伝統ある松原消防団の存在を大いにPRできました。また、消防本部につきましても昨年11月に実施されました消火技術を競う第4回大阪府下警防技術指導会で、政令市や中核市など大きな消防本部に競い勝ち、最優秀には一歩足りませんでしたけれども、優秀賞を獲得することができました。団、本部ともに消防力の強化、人材育成の成果が出ているものと考えております。強い消防力を持った松原市の消防団、消防本部が効果的に連携を図り、状況により応援体制を活用し、大規模災害に対応してまいります。 以上です。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  ありがとうございます。消防本部、消防団、あと婦人防火クラブの存在も忘れてはいけないかなと思うんですけれども、そういった消防力の増強、あとやはりこういった震災に強い、火災に強い、水害に強いまちづくりをしていく上では、やはり地域の自主防災組織であると同時に、住民一人一人の防災意識というのが、これ本当に必要ではないかなと思います。具体的に言いますと、火のもとの始末であったりとか、電気設備を正しく使うとか、あるいは火災警報装置をしっかりと設置するとか、常日ごろからそういった住民一人一人の防災に対する意識が集まって、まち全体、地域全体の災害に強いまちづくりにつながっていくと、そのように考えております。引き続きそういった観点から、安心・安全なまちづくり、災害に強いまちづくりを今後も進めていただきたいなと、そのように思いまして、次の質問に移りたいと思います。 続いて、学校教育というところで、先ほど東野新教育長のほうからも人づくりだということでいろんな施策、これからも進めていくんだという話を聞いたわけでございますけれども、教育環境の充実ということで、今まさしくセーフスクール、これを取り組んでいこうというふうに聞いておりますけれども、三中校区において平成29年度、セーフスクールの認証に向けて、その取り組みの内容、まずこれについてお聞きしたいと思います。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  瀧澤学校教育部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎学校教育部長(瀧澤公子君)  インターナショナルセーフスクールの取り組みについてということでございますが、平成27年5月21日に松原第三中学校区の松原第三中学校、布忍小学校、中央小学校が着手宣言をいたしました。その後、各学校でさまざまなデータやアンケートなどをもとに分析をいたしまして安全診断を行い、課題を設定し、課題解決のための取り組み内容を考えてまいりました。 具体的には、けがの発生件数のデータから、けがが発生しやすい時間帯や場所を明らかにし、けがを減らすための方策を見つけますことや、いじめアンケートの結果、誰もが安心して通える学校にするための方法を児童・生徒が主体となって考えてまいりました。また、その取り組みの過程におきまして、保護者や地域の方々にも呼びかけながら協働した取り組みを進めておるところでございます。 以上です。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  今、お話に出ました児童・生徒が主体的になって取り組んでいくと、これが非常に大事ではないかなと思います。みずから考えて行動して、改善するところは一人でできないところはみんなと一緒になって取り組んでいくと。その結果、一人一人の例えば生きる力、そういったものにつながっていくのではないかなと、そのように思っておるんですけれども、今言われた事前指導、各校の取り組みについて指導してもらったというふうに聞いておるんですけれども、実際にその様子、どういった様子だったのか、教えてもらえますでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  瀧澤学校教育部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎学校教育部長(瀧澤公子君)  事前指導についてでございますが、ことしの1月17日、18日の2日間、海外からセーフスクールの実践に精通された審査員を迎えて事前指導を受けることができました。事前指導は3つの学校を会場としまして、1校につき半日ずつ、2日間で審査員に来校をしていただきまして、各校体育館で児童会、生徒会などを中心としまして、セーフスクールの成果を数値でプレゼンテーションを行ったり、安全対策の劇や全学年からの学習発表を行うなど、各校で特色のある取り組み発表を行いました。教職員のほうからは、セーフスクールの3年間の取り組みを通した成果と課題をプレゼンテーションしました。また、地域や保護者の方もその場に参加され、登下校の見守り活動など、取り組みの実践報告をされました。 海外の審査員のほうからは、セーフコミュニティーを目指す行政、地域、学校が安心・安全という共通の目的を持ち、協働の取り組みを行っているという点で高い評価をいただきました。また、セーフスクールを目指す体のけがの防止については、安全に対する高い意識、心のけがの防止については、人権を大切にし、児童生徒が主体的に取り組んでいることや、中学校区の3校がチームとなり、地域、保護者も一緒に子どもを育てようとしているといったことが評価されました。 今後の課題といたしまして、新年度、新入生や新たな教職員が入っても継続した取り組みができるような引き継ぎをしっかりと行って、一層の成果を上げてほしいというアドバイスもいただいたところでございます。 以上です。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  心のケア、また体のケア、体をしっかりと安心・安全な面から、どのようにしていったらそれがきっちりと担保されていくのかというところを、学校あるいはそういった家庭、そして地域、一緒になって取り組んでいくということが大事だと思うんですけれども、またそれを発表していくことによって生徒自身がきちっと認識をできて、さらにそういった意欲を深めていくということができたんではないかなと、そのように思うんですけれども、この後、この現地審査を含めて、本審査に向けてどのようなスケジュールで取り組んでいかれるのかというところについて、もう少しお聞かせ願えますでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  瀧澤学校教育部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎学校教育部長(瀧澤公子君)  現地審査までの取り組みということでございますが、このたび事前指導を受けまして、取り組みの継続と改善充実のため、先日、第9回目のISSの推進会議を行いまして、市教育委員会と3校で現地審査までの課題整理を行ったところでございます。 市としましては、新年度もこのISS推進会議を行い、確実な引き継ぎを行いますとともに、各学校におきましても、新年度の新入生、保護者にセーフスクールの意味や取り組みを紹介し、再度指導を受けた課題と取り組みを分析しまして、申請書の作成などをし、11月の現地審査に向けた準備を行ってまいりたいというふうに考えております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  今、本当にそういうお話を聞いていますと、セーフスクールの認証に向けた取り組み、恐らく学校全体、地域全体がそれに向けて熱が非常に上がってきていると思うんです。そういったものをいかに引き継いでいくか、児童生徒自身も引き継いで、また上級生が下級生に向けてつないでいく、また先ほど言われたように、新しい先生方が入ってこられた中で、今現状取り組んでいらっしゃる先生方が新しい先生に対してバトンをつないでいく、受け渡していく、形だけではなくてそういったしっかりとセーフスクールの中身を理解して取り組んでいくというのが非常に大事じゃないかなと。それが今後、この三中校区だけではなくて、またいろんな意味で松原市全体に広がっていくんではないかなと思うんですけれども、そういった意味で情報の共有化であったりとか、意識レベルの、同じレベルで物事を進めていくというのが大事ではないかなと思います。どこかでそういった温度差があって、ともすれば話が進んでいかないようでは困りますので、そのあたりについても注意していただきたいなと思います。 先ほどから言われています児童生徒みずからが安心・安全な学校づくりに取り組んでいく、それはこの松原市セーフコミュニティ、要するに小学校、中学校でセーフスクールを実際に取り組んで、子どもたちが参画してつくっていった、その子どもたちが行く行くはこの松原市のまちづくり、セーフコミュニティのまちづくりに参画していくという、まさしく人づくりにつながっていくんではないかなと、そのように思っております。 平成29年度、このISS、セーフスクールの取り組みを今後どのように広めていくのかというところに今後入っていくかなと思うんですけれども、その点について少しお聞かせ願えますでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  瀧澤学校教育部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎学校教育部長(瀧澤公子君)  今後の取り組みということでございますが、三中校区での安心・安全の学校づくりの取り組みの成果は、今後さまざまな場面で発信をし、市内全域に広めてまいりたいというふうに考えております。 11月の事前指導の際にも、市内全校から管理職を初め教職員に参加いただきましたが、平成29年度につきましては、新たな中学校区においても認証に向けた取り組みに着手をし、安心・安全な学校づくりを一層推進してまいりたいというふうに考えております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  本当にその取り組みが、いろんなそういうノウハウであったりとか、情報であったりとか、この間、積み重ねてこられたものというのは、本当に大きなものだと思います。それをこの三中校区だけではなくて、市内全域に広めていくというのは、もう本当にお金では買えないものだと思っておりますので、それを進めていくのは、これからどのように進めていくのかというのをまたこれからいろいろ考えていただいたらいいかなと思うんですけれども、子どもたちの安心・安全、それが地域の安心・安全につながっていく、我々もそういうふうに思っておりますので、ぜひこの取り組みを今後も進めていっていただきたいなと思っております。 先ほど体のケア、心のケアということで、いろんな取り組みをされていらっしゃると思います。心の安全というところでいいますと、子どもたちの人権という点からも大変重要な取り組みではないかなと、そのように思うんですけれども、次に学校教育の環境の充実という点でいえば、例えば人権教育であったりとか、そういった人権教育の啓発という社会全体での取り組みについて何点か質問をさせていただきたいと、そのように思うんです。 まず、昨年6月に、本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取り組みに関する法律、いわゆるヘイトスピーチ対策法が施行されましたけれども、在日外国人などに対して、社会的背景の正しい認識を広めて、それを今後進めていく、これは大事なことだと思うんですけれども、現状取り組みをどのようにされていますでしょうか、少しお話をお聞かせ願いたいと思います。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  大本市民協働部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市民協働部長(大本賢二君)  それでは、人権という観点からお答えさせていただきます。 ヘイトスピーチ解消法が成立しまして、市といたしましては、一人一人の個性、そういった違いを認め合い、文化また生活習慣、言葉、価値観、そういったものの多様性というのを認め合いながら進めていくことが必要かと思っております。 そういった多文化共生、そういうふうなまちづくりを目指すために、取り組みといたしましては、大阪府など関係機関、そういったところと連携を図りながら、講座やイベント、研修会、そういったところでの啓発を図るとともに、ポスターの掲示など、そういったところでも周知を図りまして、そういった法の趣旨、また認識等について発信していきたいと考えております。 以上です。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  一人一人の個性の違いであったりとか、それを認め合う多種多様な生き方、文化、そういった生活習慣の違いをお互い認め合ってそれを理解し合う、これは非常に大事ではないかなと思っております。引き続いてそういった在日外国人に対する社会的背景の正しい認識を広めていただくようによろしくお願いいたしたいと思います。 次に、もう1点、昨年12月に部落差別の解消の推進に関する法律、部落差別解消法が成立しましたけれども、この法律は、部落差別は許されないものであるという認識のもと、これを解消することが重要な課題であり、部落差別のない社会を実現するため、国や地方自治体、いろんな関係機関がその責務を明らかにして、相談体制の充実であったりとか、その内容を今後進めていくと、そういった方向性が定められております。 教育の観点からも、この法律に対しての我が市の今後の施策、そういったものをどのようにお考えなのか、お聞かせ願いたいと思います。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  大本市民協働部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市民協働部長(大本賢二君)  部落差別解消法につきましては、そういった解消法に基づく具体化した施策、こういったものにつきましてでございますけれども、法に規定されていますように、部落差別の解消に関しまして、「地方公共団体は、国との適切な役割分担を踏まえて、国や他の地方自治体と連携を図りながら、その地域の実情に応じた施策を講ずるよう努める。」こういうふうな形で規定されております。この法の趣旨に従いまして、今後も国や府と連携を図っていきながら、地域の実情に応じた施策、そういったものにつきましても、必要に応じて対応していきたいと考えております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  国やそういった府の動向をしっかりと注視していただいて、情報発信というのを松原市もしっかりと取り組んでいっていただきたいなと、「人権尊重のまち・松原市」としての情報発信をしっかりととっていただきたいなと、そのように思っております。 それでは、次に教育環境の充実ということで1点お聞きしたいんですけれども、昨年12月に豊かな国際感覚を持ったこれからの松原市を担う人材の育成を目指すために、台湾文山区に市内の中学生を引き続き派遣して、進めていかれたというふうにお聞きしておるんですけれども、今年度は具体的にどのような国際交流を行ってこられたのか、そういったところを少しお聞きしたいと思います。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  瀧澤学校教育部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎学校教育部長(瀧澤公子君)  今年度の国際交流の取り組みといたしましては、市内各中学校から28名の中学生が参加しまして、12月24日から26日までの2泊3日間、ホームステイや文化交流、学校交流などを行いました。 交流に当たりまして、事前に台湾や台北市についての国・文化など、基本的な知識であったり、またホームステイの心得などを学習いたしました。 2泊3日のスケジュールといたしましては、日本を出発し、現地での1日目にホストファミリーと出会い、その夜から1人につき1家庭でのホームステイが始まりました。2日目もホストファミリーと過ごしまして、3日目の朝にホストファミリー先の生徒が通います静心中小学校に登校をいたしました。3日目、登校した学校は幼小中の一貫校でありますが、学校交流では、松原市について日本の生徒が英語で説明するワークショップを行いまして、台湾の生徒との交流を深めたものでございます。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  一家庭に1人ずつホームステイする、初めて外国に行かれた生徒もいるんではないかなと思います。言葉の壁を、やはり行く前は非常に不安があって、それをどういうふうに拙い英語であっても一生懸命伝えようと、そうすることで、お互い言葉ではなかなか通じないんだけれども、理解し合うというそういったやりとりはされたんではないかと思います。 ともすれば日本人というのは非常にシャイで、自分から発信する、自分の言葉で思いを伝えるというのがなかなか苦手だと思います。私も小さいときは非常にシャイなほうでございまして、なかなか人前で話をするなんていうのは本当にできないほうであったんですけれども、やはり自分の殻を打ち破って成長していくことで、そういったメンタルな部分というか、精神的な部分も非常に活性化されて、自分が変わることで周りの関係も変わっていく、それを感じ取れるというのが、こういった国際交流というのは本当に大事なところでございまして、本当に貴重な体験をされたんではないかなと思います。それをすることで、自分の自信につながるというか、そういったところもあったように思います。 そういったところで、そういう1人ずつ各家庭にホームステイする、そういったしっかりとした準備を重ねた学校交流、その中身をちょっとお聞かせ願えますでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  瀧澤学校教育部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎学校教育部長(瀧澤公子君)  まず、ホームステイでございますけれども、ホストファミリーにお会いするまでは、やはり言葉や文化の違いなど、生徒たちは本当に漠然とした不安を持っていたようですが、実際に2泊ホームステイさせていただいた間、事前に英会話を子どもたちは家で猛勉強いたしまして、その日常会話が少し理解してもらえた、100%ではないにしても、何かの形で伝わった、また相手の言葉が少しわかって理解できたなどの体験を通しまして、非常に自信が生まれまして、受け入れてくれた家族からも優しく接してもらえた経験から、安心が得られまして、本当にこのホームステイについては、参加した生徒にとって、この3日間の一番の思い出になったようでございます。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  そういう取り組みを通じて、生徒自身の成長につながったということでございます。本当にそういった貴重な体験を通じて、それを体験したことをまた学校に戻って、中学校の例えば全校集会であったりとか、学年集会、交流事業に内容を報告会であったりとか、そういった内容を取り組まれていると思うんですけれども、それに行かれた子どもは、戻った後でみんなに報告して、どういった雰囲気というか、効果があったと、そのように思われるでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  瀧澤学校教育部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎学校教育部長(瀧澤公子君)  学校での子どもたちの様子でございますけれども、帰国後、市としても学習会を2回ほど実施し、印象に残っていること、ホームステイで学んだこと、また海外交流を通じて成長したことなどを振り返りました。それを各学校において、生徒たちは自分の言葉で、中学校の全校集会、また学年集会、交流事業の内容やそこから学んだことなどを報告しております。それを聞きましたら、やっぱり学校のほかの生徒たちも、今回は参加はかなわなかった生徒なども、次回どうしてみようかなというようなことを友達と相談したり、期待を膨らませているというふうに聞いております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  ありがとうございます。 本当に行けなかった子どもたちもそういった話を聞くと、強い刺激を受けて、自分の例えば夢であったりとか希望、それをやはり今後伸ばしていこうと、そのような思いを強く持たれたんじゃないかなと思います。 やはりそういった海外に行って、行くことで気づくことはあると思うんです。自分たちの国の文化であったりとか、それを理解して、また向こうの子どもたちと触れ合うことで向こうの文化を学んで、それをまた自分のものとして、自分の知識として積み重ねていく、そういったものではないかなと思います。 今後もそういった教育の分野であったりとかスポーツの分野、また芸術の分野で幅広く交流をされて、お互いの理解と連携を深めて日本と台湾、松原市と文山区の友好を広めていっていただきたいなと、そのように思っておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 国際交流に絡んで1つお聞きしたいんですけれども、社会全体がグローバル化が今後ますます進んでいくと、そのような中、2020年には東京オリンピック・パラリンピックが行われます。 我が市の英語教育という部分について少しお聞きしたいと思うんですけれども、今後、英語教育が少し変わっていくと、そういうふうにお聞きしていますけれども、どういうふうに変わっていくのか教えていただけますでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  瀧澤学校教育部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎学校教育部長(瀧澤公子君)  英語教育についてでございますが、小学校におきましては平成32年度から、中学校におきましては平成33年度から新学習指導要領が全面実施になり、その中で外国語教育の充実が言われております。 具体的には、小学校ではコミュニケーション力の基礎を養うことを目標といたしまして、5・6年生において現在の外国語活動が教科としての英語になります。また、現在、5・6年生で実施しております外国語活動は、3・4年生から始まるという形になります。 このように、小学校の英語教育が拡充、強化されますことから、中学校の英語につきましても、現行の英語教育の高度化が求められております。中学校では、身近な話題についての理解、また簡単な情報交換、表現ができるコミュニケーション能力を養うことを目標としまして、授業そのものを英語で行うことなどを基本としております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  英語教育、これも私、振り返ってみますと、やはり英語が苦手になった要因というのが、最初に英語と出会って、触れ合ったときに、やっぱり苦手意識をつくってしまったというのは、後々英語ができなかった要因ではないかなと思います。そういった意味でいうと、いかにそういった英語に一番最初に出会ったときに、楽しくて興味を持って、子どもたちが自分から学びたいなと、もっと知りたいなと、そのような考え方を持つというのは非常に大事ではないかなと思いますけれども、今言われたような改訂を受けて、松原市において変化に対応するため、今までの取り組み、どのようなものか少しお聞きしたいなと思います。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  瀧澤学校教育部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎学校教育部長(瀧澤公子君)  英語教育のこれまでの取り組みということでございますが、本市におきましては、これまで全小学校6年生の外国語活動と全中学校の英語学習の充実のため、ALTや英語指導協力員の派遣を学校に行ってまいりました。また、平成23年からいきいき英語推進事業に取り組みまして、平成26年度より中学校の2年生に英検の受験を助成し、生徒の学ぶ意欲の向上を図っております。 一方で、大阪府は、平成23年度から使える英語プロジェクト等の成果として、平成20年度末に聞く・話す・読む・書くの4技能を身につけることができるように、DVD教材「DREAM」というのを作成いたしました。その作成に当たりましては、本市の松原市立天美南小学校、天美北小学校がその実践研究校として大いに貢献したところでございます。そこで、平成28年度より、児童生徒が楽しく英語を学び、自分の考えや意見を英語で伝えることができる力の育成を目指しまして、DVD教材、この「DREAM」を活用しましたいきいき英語推進事業を展開する中で、全小学校の低学年からの英語学習に取り組んでおります。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  英語、本当に耳から入ってくる英語をやはり小さいときから体験していく、できるだけ早い段階からたくさんの英語に触れることで、楽しみながら自然にそういった学習をしていく意欲が湧いてくるんではないかなと思います。 私がそういった英語を最初に学んだときに比べると、子どもたちのそういった英語の学習方法なども本当に先進的になって、今言われたようなフォニックスであったりとか「DREAM」、教材自身もいろんな面で改良されて、アニメーションを含めたストーリー形式で非常に学びやすい、興味を持ちやすいものになっていると思いますので、そういったものをうまく活用して、そういった英語学習の向上につなげていただいたらなと、そのように思います。 現在のところ、そういう結果を踏まえて、成果という点ではどういったところが見えてきているでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  瀧澤学校教育部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎学校教育部長(瀧澤公子君)  これまでのいきいき英語の推進事業の取り組みの成果といたしましては、中学2年生の英検4級以上の合格率が、平成26年度より継続しまして、市の目標値であります50%を上回っております。 また、小学校につきましては、今年度より低学年の子どもたちが「DREAM」を使った英語学習を全小学校で意欲的に学び、英語になれ親しんでおります。 そういった手応えもございますので、また今後、その成果につきましても、検証してまいりたいというふうに考えております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  新たな取り組みでこういった成果というのは、一夜にしてなかなか飛躍的に伸びるというものでもないですし、徐々にこういったものを積み重ねることによって、大きく開く、そういったものになっていくと思いますので、今後もそういった英語教育、国際教育を含めた観点から、しっかりと充実を含めた取り組みを行っていただきたいなと、そのように思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 それでは、次にスクールソーシャルワーカーの配置についてお聞きしたいと思います。 国においては、学校がチームとして組織的な指導体制を整備することが重要であると言われております。スクールソーシャルワーカーはそのチームの一員として、教育相談にかかわる専門家と認識をしておりますけれども、具体的な役割、職域というのはどういうようなものなんでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  瀧澤学校教育部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎学校教育部長(瀧澤公子君)  子どもが抱えます問題のいろんな背景には、子ども自身の心の問題とともに、家庭や地域、また友人関係や学校でのことなど、子どもを取り巻く環境の問題が複雑に絡み合っていることが多くございます。教育現場に学校内外の関係機関との連携を促進しまして、多様な支援を保障することで、問題解決を図る役割を担うのが、福祉の専門家でありますスクールソーシャルワーカーの主な役割でございます。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    ◆1番(河本晋一君)  本当に先ほど話しされていますように、子どもたちの環境という部分でいいますと、本当に複雑に多様化してきているんではないかなと思います。心の問題だけではなくて、子どもたちを取り巻く環境が問題の背景にあって、それが複雑に絡み合っていると、そういったケースが新聞等見ましても年々増加しているわけでございます。 教育現場に福祉の専門家がいることで、家庭と学校、また行政がしっかりと連携して、結びつきが深まることで、教職員ではなかなか難しい支援ができていくんではないかなと、そのように感じております。 一方、そういった生徒の指導にかかわる点で、スクールカウンセラーがありますけれども、その違いというのはどういうふうになっているでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  瀧澤学校教育部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎学校教育部長(瀧澤公子君)  スクールカウンセラーですが、既に派遣をしておるんですが、カウンセラーにつきましては、児童生徒の心のケアにかかわる部分が主でございます。また、保護者の悩みの相談も行っておりますし、教職員に対する教育相談、こういったことも中心的な役割を果たします。主に心理の専門家がスクールカウンセラーでございます。 スクールソーシャルワーカーにつきましては、その発生する背景、また原因に働きかけまして、その環境を調整するための福祉の専門家というところで違いがございます。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  実際に松原市において、スクールソーシャルワーカーの活用状況、これについてもう少し詳しく教えていただけますでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  瀧澤学校教育部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎学校教育部長(瀧澤公子君)  市におきましては、これまで大阪府から派遣されましたスクールソーシャルワーカーを活用してまいりました。昨年度は年間35回の派遣があり、学校におけるケース会議の出席、また生徒指導の事象が生起したときに助言をいただくなど、学校と連携をしてまいりました。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  状況に応じて本当にそういう心理の専門家、福祉の専門家、スクールカウンセラー、ソーシャルワーカー、子どもたちを支援するための手段の一つとして、今後連携をしっかりととっていただいて、子どもたちの取り巻く環境を改善していっていただきたいなと、そのように思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 では続いて、学校教育ICT、来年度もICT機器の整備事業ということで取り組まれております。現状、学校のICTについて、タブレットパソコン、それを導入して子どもたちの環境をしっかりと整えていくということなんですけれども、その整備について少しお聞かせ願えますでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  伊藤教育総務部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎教育総務部長(伊藤輝君)  平成29年度におきましては、小中学校のパソコン教室のパソコンの更新を考えておりますけれども、その一部を普通教室でも活用できるよう設定したタブレットパソコンに更新をいたします。 また、普通教室で活用できるよう教師用1台、児童生徒用8台をセットにしたタブレットパソコンを小学校では6クラスに1セットを整備します。また、中学校では1学年に1セットを整備するものでございます。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  実際、全体でどれだけのタブレットパソコンが整備されたのかというところと、実際、そのタブレットはかなりの台数が整備されるわけではあると思うんですけれども、どのように授業で使っていかれるのか。実際それだけの数があると、1人1台のタブレットパソコンがあるのかなというふうに思うんですけれども、実際どうなんでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  伊藤教育総務部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎教育総務部長(伊藤輝君)  学校の1クラスの人数といいますのが、1年生の場合は35人、3年生以上では40人というのが定員とされております。タブレットパソコンの配備数が一番多い学校で45台が整備されまして、少ない学校では27台が配備されます。 また、平成26年度より導入されています1校当たり8台のタブレットパソコンも設定を変更して授業に活用をいたします。一番少ない学校で27台とその8台の合計35台になります。その学校のクラスの最大人数というのが32人ですので、各学校とも1クラスで1人1台のタブレットパソコンを活用した授業を行えるというような状況になってまいるかと考えております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  このICTの機器、タブレットパソコンを含めた電子機器なんですけれども、やはりこれをどのように使っていくのかというところが非常に大事じゃないかと思います。やはり子どもたち、こういったものというのは非常に興味を持って、今までにないような形で興味を示して学習に取り組んでいくという、個々にそういった気持ちというのもあるでしょうし、またそれを生かした勉強、授業、それが大事じゃないかなと思うんですけれども、具体的にそういったこれだけの台数を使って、授業がどのように行われていくのかというところをちょっとお聞かせ願えますでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  高橋教育監。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎教育監(高橋慶匡君)  タブレットを活用した授業ということでございます。 普通教室に持ち込んでタブレットを使うという場合におきましては、大きく3つ考えられるかと思うんですが、まず1つは、教師が1台持って、主に提示用に使うという形で、大型テレビなどに教材を映して、あるいは動画を映して活用するということが考えられます。 2つ目としましては、四、五人のグループに分かれて班活動ということで、それぞれ1台のタブレットを渡してグループで相談したり、書き込みをしたりということで共同学習ということで活用するということが考えられます。その場合であれば、複数の学級で同時にグループ学習をすることが可能となります。 また、3つ目としては、1人1台環境ということが可能になるということで、例えば教師から質問を出して、それに一人一人がタブレットに書き込んで答えを出すと、その中から教師がピックアップして提示をしながら、皆で話し合い、深め合うというような活用が可能となると思います。 いずれにしましても、子どもたちの興味・関心という点では、非常に効果があると考えますし、また教員が手に持って作業ができるということで机間巡視をしながら、子どもの様子を見ながら授業を展開していけるというところの効果も非常にあるものと考えております。 以上です。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  今、教育監が言われた一斉学習、共同学習、個別学習、こういったところはではないかなと思います。ネットを見ましても、このICTの教育というところは本当にこれからいろんな取り組みがあって、どのような効果を生んでいくのかというのがまさしくこれからの取り組みだと思います。そういった点を考えますと、柔軟な発想で成功事例とかそういったものも取り入れながら、子どもたちの学習意欲をさらに高めていただいたらなと、そのように思います。 また一方、先生方のほうも、こういったタブレットを使ったものというのはまさしくこれからだと思います。そういう意味でいうと、先生方一人一人のこういったタブレットを使ったスキルアップ、これがもう絶対必要ではないかなと、そのように思うんですけれども、それはどのようにしてされていかれるおつもりでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  高橋教育監。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎教育監(高橋慶匡君)  教員のスキルアップという観点でありますが、これまで平成26年に4台、27年にさらに4台ということで、計8台タブレットを各学校に導入させていただきましたが、当初は他市の先進事例などを参考にしながら授業で活用していくというところから始まっておりますが、各校での活用事例についてを収集して、いろいろ集めて、情報教育推進会議という会議がございますので、そちらのほうが中心となって各学校へいい事例を紹介したり、また新たな活用方法を研究するという形で模擬授業とか公開授業、こういうことをやってまいりました。そういう取り組みによって、市内全体に広がりを見せてきているのではないかと考えております。来年度の導入後も研究や研修を重ねまして、子どもたちにとってより効果的、有効な活用方法が市全体で考えていけるような形で進めていければと思っております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  今言われた情報教育推進会議、そこでいろんな取り組みの成果であったりとか、改善をどういったふうにしていったらいいのか、そういったところがやはりこれからこういったICTを使った、ツールを使った取り組みが有効に進めていくのかというところが、この教育推進会議が非常に重要ではないかなと、そのように思いますので、子どもたちのそういった学校の成績、それが向上していく、それの要因の一つとしてこういったタブレットパソコンが使われるわけなんで、しっかりとそういった先進事例、また松原市だけではなくて、全国的に効果があるような事例なんかがあれば、そういったものもひとつ考えていく必要性があるのではないかなと思いますので、また柔軟な発想で取り組んでいっていただきたいと思います。 では、学校教育につきましては、以上で終わります。 続きまして、利便なまち、元気で活力あふれるまちづくりについて質問を移っていきたいなと思います。 先ほどお話がありましたそういった雇用をふやす、まさしく正規雇用をふやしていくんだと、そういった観点で企業立地促進制度が今行われておるわけでございますけれども、この制度を利用して、これまでの件数など、また29年度の奨励金額、そういった今後の見込みについてお聞かせ願えますでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  佐々木理事。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎理事(佐々木信嗣君)  企業立地制度の利用実績等につきましての御質問でございます。 企業立地促進制度につきましては、これまで21社を指定事業者として指定しております。複数回利用されている事業者も含めまして計24件、指定しているところでございます。このうち、28年度につきましては、新たに7社を指定いたしましたところでございます。 平成29年度に係る税収制度に伴う税収につきましては9,600万円、これに対しまして、奨励金としては9,300万円を支出する見込みとなっております。本制度は、建物、土地、雇用と幅広くサポートしておりまして、企業にとっては利用しやすくメリットのある制度であると考えております。 以上です。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  企業誘致はそういった雇用拡大とか、そういった地域への経済波及効果という意味では即効性があるものではないかなと私自身考えておるんですけれども、そういったタイミングとか、そういった機をしっかりと逃すことなく取り込んでいくと、そういったことが大事ではないかなと思っております。 また、この奨励金制度、非常に府下でもトップクラスの手厚い政策だというふうに思うんですけれども、そういったものを必要としている業者に対してしっかりと狙いを定めて情報発信していく、PRをしていくというところではどういった方法をとられていらっしゃいますでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  佐々木理事。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎理事(佐々木信嗣君)  企業立地促進制度のPR方法という御質問でございます。 例えば商工会議所会員、約1,700社いますけれども、この松原商工会議所会員向けの会報紙、これに制度充実の内容の記事を今月号で載せていただいております。また、4月号におきましては、制度拡充のチラシ、これを同封していただきまして、会員向け、約1,700社向けに発送する予定にしております。 また、製造業実態調査の際に登録いただきました約100社の企業様に対しまして、ものづくり企業ニュースを配信しておりますけれども、これに掲載するようなことも考えております。 また、金融機関等におきましても、融資の際にこの制度を紹介していただくためのチラシ等を置いていただくように手配するようにしております。 以上です。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  そういったいろんなツールを使って、情報発信していって、要するに松原市がこんないい政策をやっているんだと、そういったものを必要としている業者に対して発信していくというのが大事だと思いますので、いろんなメディアを通じて、また例えばそういった物流展であったりとか、そういった大きな展示会ございますね。そういったものにしっかりと足を運んで、ビジネスチャンスが転がっていないかと、そういったところも考えていっていただきたいなと思います。 また、この29年度の予算で金額が大きくなっている理由ですけれども、そういった点、ちょっと詳しく教えていただけますでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  佐々木理事。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎理事(佐々木信嗣君)  平成29年度の予算増額の理由についての御質問でございます。 平成29年度におきまして、大型物流倉庫やクリーニング工場が他市から進出したことに加えまして、市内事業者の物流倉庫や事業所の新築、償却資産の取得など、合わせまして7件の指定がございます。これは、2月末時点でございますけれども。また、事業所の投資意欲が徐々に増加していることに加えまして、企業立地促進制度の認知件数が上がってきたことから、奨励金の予算が増加している要因と考えております。 28年度の指定件数が増加したことによりまして、これが29年度の予算に反映されてくることから、29年度の予算が大きく増加したものでございます。 以上です。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  こういう企業誘致というのは、本当に各自治体、いろんな形で取り組んでいるわけではございますけれども、ある一方で、例えばそういうせっかく企業誘致したのにもかかわらず、またその企業が出ていってしまうというような事例なんかも出ております。せっかく企業が来ていただくことで地域が活性化して、また雇用を生んだ、そういったものを一時的なものにしていってはならないと思いますので、そういった持続的に将来を見据えて、企業誘致、どういうふうに取り組んでいくのかという点も考えて取り組んでいっていただきたいなと思います。企業誘致、そういった観点でよろしくお願いしたいなと思います。 では、先ほど話に出ましたこの松原市のブランド、松原市の地産地消、そういった特産品、どういうふうにして発信していくんだというところで、先日、泉佐野市と特産品の相互取扱協定を結ばれたようですけれども、その具体的な中身、狙いなんかをお聞かせ願えますでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  佐々木理事。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎理事(佐々木信嗣君)  特産品相互取扱協定の内容でございます。 松原市では、平成29年2月20日、泉佐野市と特産品相互取扱協定を締結いたしました。この協定は、両市の特産品について相互に取り扱うことにより、市内外にPRし、販路拡大など、地域資源を活用した産業の活性化に寄与することを目的として、今回協定を締結しております。 今後は、お互いに特産品についての情報発信、交流を進めてまいります。 以上です。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  特産品の相互取扱協定を締結することで、今後どのようなことをしていくのかというところが大事ではないかなと思っております。 泉佐野市さんのホームページを見ますと、北は北海道登別市、また南は沖縄の石垣市まで約20市と提携を結んで、いろんな取り組みをされていらっしゃるというふうにお聞きしておるんですけれども、具体的にイベントでお互いのブースを設置し合うとか、そういった具体的な中身というのはどのようにお考えなんでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  佐々木理事。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎理事(佐々木信嗣君)  特産品相互取扱協定の今後でございますけれども、イベントなどにおきまして、お互いにブースを設置したり、ふるさと納税の返礼品に取り入れることで、地場特産品の情報発信や活性化を進めてまいります。また、泉佐野市の観光案内所「まち処」で松原市の特産品を取り扱っていただくことも予定しております。 以上です。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  今、少し話が出ましたふるさと納税の返礼品についてということなんですけれども、ふるさと納税について、どのようにお考えなんでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  太田公室長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市長公室長(太田敏君)  ふるさと納税でございますが、これは、応援したい自治体に対してふるさと納税という形で寄附を市民の方が行っていただきます。それに対しまして、受けた自治体がお礼の品ということで特産品等をお渡しするという制度でございます。 今回、泉佐野市さんとの協定を結ばせていただきまして、今後、泉佐野市さんの特産品を松原のほうで、また逆に松原の特産品を泉佐野市さんのほうでというような活用といったところを今考えているところです。そういうところでお互いの特産品の販路拡大につなげていきたいというような期待をしているところでございます。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  関西のふるさと納税の寄附額のランキング、2年連続泉佐野市はトップでございまして、2015年度などでいいますと、11億円ぐらいの寄附額が出ているというふうに聞いております。 そういったノウハウなんかも、この松原市、やはりせっかくこういった協定を結んだわけでございますから、何かそういった活用できるものは活用して、どういうふうにこの分野において泉佐野市が取り組んでいっているのかというところを考えていただきたいなと思います。 また、先ほどまち処という少し新しいお話が出ましたけれども、そこでどういうふうに特産品を取り扱う感じになるんでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  佐々木理事。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎理事(佐々木信嗣君)  まち処についてでございますけれども、泉佐野市では観光案内所を「まち処」と名づけて、南海線の泉佐野駅、りんくうタウン駅、関空第2ターミナルの3カ所に開設しております。ここで、松原市の特産品を置かせていただきまして、販売するという方法で現在協議させていただいております。 泉佐野市は関空があるという立地から、現在、年間100万人のインバウンド客が宿泊していると聞いております。そこに本市の特産品をPRできれば、特産品を産出する生産事業者のみならず、本市そのもののPR効果が見込めると考えております。 以上です。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  泉佐野市の場合はやはり関空という大きなものがありますので、それを恐らく利用して、いろんな形で全国に発信していっていった結果がこういうランキングトップに来ているんではないかなと思います。 地産地消を、松原市の魅力あるブランドをこれからもっともっと発信していかないといけないと思うんですけれども、ことし8回目を迎えるマルシェ、これについて今後どのように展開していくのか、ことし何か新しい方向性があるんであれば教えていただけますでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  佐々木理事。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎理事(佐々木信嗣君)  平成29年度のマルシェでございます。 まつばらマルシェにつきましては、7回の開催を経まして、南大阪最大級の地産地消フェアとして定着してまいりました。今後もさらに魅力的な企画を考え、これまで以上の情報発信にも力を入れ、市内外から多くの方が来場していただけるよう、現在企画委員会で話し合っているところでございます。 以上です。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  南河内最大の食の祭典という冠があるわけなんで、松原市だけではなくて、そういった地産地消の、こういう秋のシーズンには、いろんなところでこういったイベントがあるわけでございます。8回目を迎えるわけでございますので、もちろん今までの取り組み、来場者数、これも昨年は約4万人近い方が来られたというふうに聞いております。 また、昨年なんかは、そういった秋に異常な気象状況で野菜が非常に値上がって、私なんかも野菜買ってこいというふうに家内から言われまして、買いに行った次第でございますけれども、こういった地産地消を推進していく上で、このマルシェをやはりもっと核として進めていくというのは非常に大事じゃないかと思います。ブランドづくり、この松原市の魅力あるブランドを農産物だけではなくて、特産品を含めた形で伸ばしていっていただけたらなと、そのように思いますので、よろしくお願いいたします。 最後に、観光事業ということで、この分野については、本当にまさしくこれから観光を松原市がどういうふうに取り組んでいくのかという課題ではないかなと思うんですけれども、そういった意味でいうと、まず市内の観光、南河内の観光、そういった観点からいうと、現在の松原市の観光に対する取り組みというところを少しお聞かせ願えますでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  後藤田理事。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎理事(後藤田浩君)  取り組みといたしましては、2つほど申し上げますと、南河内歴史ウオーク、それから写真コンクールというものがございます。 まず、南河内の歴史ウオークといたしましては、南河内の市町村と連携いたしまして、年に3回ほど実施しております。これは、各自治体、それぞれに美しい場所でありますとか、神社、仏閣等ございます。それらを取り入れたウオーキングコースを設定いたしまして、そこに参加者の方に魅力を知っていただくというようなものになっております。 写真コンクールにつきましては、松原市内にもそういうふうな場所、魅力ある場所がございますので、そのような場所を市民の方、また市民以外の方に写真を撮っていただきまして、それで行っていくというようなものでございます。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  松原市のそういった観点でいうと、歴史的な文化、そういったものをうまく取り入れて、発信していく必要性があるのではないかなと思います。 例えば百舌鳥・古市古墳群の歴史、そういったものを今後やはり世界遺産として登録されてから何か物事を起こすんではなくて、やはり世界遺産と認定される前にいかにそういったものを発信していくか、そのようなものも大事じゃないかなと思います。 ことしも六社参りを私も見ていまして、自転車に乗った方々が非常に多く参加されていました。そういったものもひとつ、もっと発信していったらいいのではないかなと思います。 また、今後新しい取り組みとして、例えば高速道路のインターチェンジを利用した取り組み、そういったところの話も出ているようですけれども、その辺少しお話ししていただけますでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  後藤田理事。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎理事(後藤田浩君)  こちらは、平成27年度に大阪府とNEXCO西日本が包括相互協定ということを結んでおられます。その西日本エリアの高速道路のサービスエリアに出店をいたしまして、市の紹介、観光のPRをするようなものとなっております。今回、その事業に参画しまして、29年度サービスエリアのほうに出店いたしまして、松原市のほうを紹介していきたいというふうに考えております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  大阪府とNEXCO西日本、これが協定を結んで、まず松原市が最初にそれを利用した取り組みだというふうに聞いております。高速道路のサービスエリアでいうと、いろんな特産品のフェアであったりとか、またその特産品を利用したレストランでのメニューとか、そういったものが考えられるんですけれども、そういったものをやはりこの松原市の魅力あるもの、松原市のブランド品が何なのかというところを、こういったものを通じて、市外また府外、全国区に向けて発信していく必要性があるのではないかなと、またそれを検証もしっかりと考えて、取り組んでいっていただけたらなと、そのように思いますので、よろしくお願いいたします。 また、これからの観光事業、南河内という枠組みの中を考えますと、そういった魅力ある観光資源というのも多々あるかと思うんですけれども、今の現状の取り組み、教えていただけますでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  太田公室長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市長公室長(太田敏君)  南河内での観光の取り組みも、今、市民生活部さんのほうでいろいろ取り組みもされておるわけですが、今、南河内の市町村がおのおの観光のプロモーションをやっていても、なかなか人が来ていただくというのもちょっと弱いのかなというところで、スケールメリットを生かそうということで、南河内という形、人口で言いますと約60万人規模の大きさに匹敵しますので、ここらでスケールメリットを生かして、南河内全体で観光プロモーションを行っていこう、その中で国内の観光客のみならず海外からの観光客も誘致のほうも図っていきたいというふうに今考えております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  そういう観光プロモーション活動ということでいうと、やはり関空の恩恵をしっかりとこの本市もとっていくというところが非常に大事じゃないかと思います。 関空に近い地域でいうと、泉州地域はこういった取り組みを先進的にとられているというふうに聞いています。一つの自治体だけではなかなかカバーし切れないものも、そういった広域の連携によって補え合えるものもあるのではないかと思っております。 これからの展開としてそういった事業を行おうとされている理由というのも何かあるでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  太田公室長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市長公室長(太田敏君)  先ほども答弁申し上げましたが、国内の観光客のみならず海外から来る観光客にも目を向けているところです。年間で2,000万人が今観光客で来られているというところで、大阪には関西空港がございますので、そこからいかに外国人の観光客を招くのかというところが課題かなというふうに思います。 今、いっときは爆買いというような形でものを買う、消費が主流でしたが、今は体験したり思い出をつくるというようなコトづくりというような消費のほうに移行しているというようなことも言われております。 南河内には美しい自然やおいしい食べ物、そして神社、仏閣等の史跡がございます。やはりここの南河内全体で、先ほど申し上げたコト消費につなげていけたらというふうに今考えているところです。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  河本議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆1番(河本晋一君)  広域観光ということでいうと、来年度新しい予算もついておりますし、こういった取り組みというのは本当に大事じゃないかなと思います。阪南大学でも国際観光学部がございます。そういったものもやはり連携をして、この松原市をいろんな意味で発展していくように発信していく、それが大事じゃないかなと思います。 いずれにいたしましても、いろんな施策が来年度始まろうとしております。ことし、来年とそういったところでいうと、この松原市においても重要なターニングポイントを迎えている中で、しっかりとこの局面を乗り越えていくためには、やっぱり行政と我々議会もしっかりとタグとって進めていく、新しく強く進めていくということを、私自身肝に銘じまして、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(森田夏江君)  議事運営上、休憩いたします。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △休憩(午後0時01分) △再開(午後0時58分)        ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~     〔紀田副議長、森田議長にかわり議長席に着く〕 ○副議長(紀田崇君)  休憩前に返り会議を再開いたします。 次に、日本共産党代表として、福嶋議員の発言を許します。 福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~            一般質問(代表) 日本共産党 12番 福嶋光広議員発言要旨具体的内容備考欄1.経済活性化について(1) 大型店誘致と小売店の共生について (2) 企業立地促進奨励金制度と市民の雇用創出について 2.安全安心のまちづくりについて(1) セーフコミュニティの再認証について (2) 公共施設のバリアフリー化について 3.公共施設の在り方について(1) 新図書館建設について (2) 公共施設等管理計画について 4.子どもの教育について(1) 就学援助新入学学用品費の復活を (2) チャレンジテストの見直しを (3) 普通教室の全てにエアコン設置を 5.国際交流について(1) 中学生の国際交流について (2) 市長の海外視察について        ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君) (登壇) 12番、日本共産党の福嶋光広でございます。今、議長のお許しをいただきましたので、日本共産党市会議員団を代表して、さきに通告いたしました通告に従いまして順次質問をさせていただきます。市長初め、理事者の皆さんの誠実な御答弁をよろしくお願い申し上げます。 さて、皆さん、安倍政権が発足して4年がたちました。市長は施政方針の中で、安倍政権が進めるアベノミクスによってGDPの増加、就業者数の増加、賃上げなど、雇用・所得環境が着実に改善している、経済の好循環が生まれていると述べられています。しかし、皆さん、実際はどうでしょうか。2017年度予算では歳出規模全体としては5年連続で過去最大を記録し、予算の35%を国の借金である国債で賄うという、まさに借金漬けの国家予算となっています。これは、経済の不振が長引き、税収が全体として伸び悩み、アベノミクスの破綻が税収面でもはっきりしてくる中で財政再建の見通しが立たない状況になっていると言わなければなりません。こんな中で、国の言うとおり人口減少問題や地域経済の再生を目指した対応に突き進んでいっていいのかどうか、そこが問題となってまいります。 初めに、大きな税収の伸びが期待できないもとで、松原市の経済のあり方についてお伺いをします。 松原市は次々と大型店の誘致に乗り出していますが、地元の小売店、商店街のにぎわいを今以上になくすようなことがあってはならないと考えます。大型店と小売店との共生についてどのように考えているのか、具体的にお聞かせください。 次に、企業が利用しやすい制度に改正した企業立地促進条例によって企業立地促進奨励金制度の拡大が行われます。この制度でどのように松原市民の雇用をつくり出していこうとしているのか、教えてください。 2点目に、安全安心のまちづくりについてお伺いします。 2017年度はセーフコミュニティの国際認証の再認証のための取り組みが行われることになっていますが、これまで取り組んできてどんな効果が上がってきているのか、さらに、再認証することで何を得られると考えているのか、お聞かせください。 次に、高齢者や子育て世代、障害のある人にとって、公共施設のバリアフリー化や生活道の改善は一日も早く実施してほしい施策だと考えますが、松原市としてどのような取り組みをされているのか、お聞かせください。 3点目は、公共施設の在り方についてお伺いします。 新図書館建設によって読書環境の充実を図ろうと計画されていますが、快適性を備えたゆったりと滞在できる空間づくりとか、子どもから高齢者までさまざまな年代の方に利用していただく、また、余暇を過ごす憩いの場として何度も足を運びたいと思えるようなものを目指していると施政方針で述べられました。すぐ近くにみんなが憩えるまつばらテラスがことし完成したところであります。いま一度、新図書館の必要性について検証すべきだと考えますが、市長のお考えをお聞かせください。 また、他の公共施設のあり方について、昨年6月の議会でも質問をいたしました。これに対して、長期的な視点を持って進めていくと答弁をされましたが、この公共施設の今後のあり方についてどのように進めていこうと考えているのか、教えてください。 4点目に、子どもの教育についてお伺いをします。 初めに、就学援助費の新入学学用品費の支給についてですが、御承知のとおり、国は新年度予算で要保護世帯に対する入学学用品費を約2倍に引き上げました。これは、それだけ国が入学学用品費の支給増額の必要性を認めている証拠であります。市の努力は認めますが、引き続き入学学用品費をことしもゼロでいいとお考えなのか、お聞かせください。 次に、今年度初めて実施されたチャレンジテストについてお伺いします。 南大阪の幾つかの中学校でテストを受けない生徒が半数近くいたという報道がされました。受けなかった生徒の扱いも含め、矛盾が噴き出しているわけであります。したがって、もともと教育基本法にも違反する今回の制度について、見直しを大阪府教育委員会に求めるべきだと考えますが、いかがでしょうか。 もう1点は、小・中学校のエアコン設置の問題であります。 国が予算を計上、推奨しているエアコン設置、それとあわせて洋式トイレの拡大があります。昨年、たくさんのエアコンを設置していただきました。実際にどの程度使われたのか、スムーズに多くの児童・生徒が暑い夏を快適に過ごせたのか、実績をお聞かせください。 5点目に、国際交流についてお伺いします。 初めに、今年度の中学生の国際交流の内容についてお聞かせください。 次に、市長の海外視察について、2月にも英語圏の国との友好交流ということでオーストラリアに行かれたということでありますが、その目的についてお聞かせください。 以上で壇上での質問を終わります。誠意ある御答弁、よろしくお願いします。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  澤井市長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市長(澤井宏文君) (登壇) ただいまの日本共産党代表の福嶋議員の質問にお答え申し上げます。 初めに、経済活性化についての質問でございます。 平成30年秋を予定しておりますアリオの開業を契機に、天美地域に市外からも多くの人が集まると思われます。アリオなどの大型店と地元商店街とでは客層や顧客のニーズも異なるため、本市ではそのような人の流入を商店街活性化の好機と捉え、にぎわいづくりに取り組む商店街への支援を引き続き行ってまいります。 企業立地促進奨励金制度につきましては、これまでに21社への適用を決定し、奨励金制度により、さらなる投資への意欲が高まっていると考えます。今後も引き続き積極的に企業の誘致を進め、雇用の拡大を図ってまいります。 次に2点目、安全安心のまちづくりについての質問でございます。 セーフコミュニティの再認証についてでございますが、本市が平成25年11月にWHOセーフコミュニティ国際認証を取得してから3年が経過し、この間各対策委員会の活動を中心に多くの地域や関係機関と連携を深めながら、安心・安全なまちづくりに取り組んでまいりました。 その結果として、交通事故件数や犯罪認知件数の減少、また、学校でのけがの減少や防災訓練への参加者数の増加など、取り組みの成果が目に見える形としてあらわれてきておりますが、何よりも市民との協働の仕組みが広がりつつあることが大きな成果であると考えております。 セーフコミュニティは全ての市民が安全で安心して暮らすことができるまちづくりのための将来を見据えた取り組みであります。今後におきましても、セーフコミュニティの理念である協働と検証の仕組みによる取り組みをさらに推進するとともに、平成30年の再認証の取得を目指してまいります。 次に、公共施設のバリアフリー化についてでございますが、本市におきましては、駅、道路等のバリアフリー化を重点的かつ一体的に進めるため、松原市新バリアフリー基本構想を策定いたしました。この基本構想により市内の各駅を中心に重点整備地区を設定し、バリアフリー化に取り組んできたところでございます。主なところでは、河内天美駅のバリアフリー化を初め、道路につきましては歩道改良及び点字ブロックの新設など、順次実施しているところでございます。 引き続き、新バリアフリー基本構想に基づき、布忍駅及び高見ノ里駅につきましては、平成32年度までの構内エレベーターの設置を含めたバリアフリー化の実施に向け、事業者である近鉄と協議を進めているところでございます。 3点目の公共施設の在り方についての新図書館建設についての質問につきましては、教育委員会より答弁を申し上げます。 次に、公共施設等管理計画についての質問でございますが、公共施設等の老朽化問題等に対応するため、市民ニーズや費用対効果を踏まえ、公共資産のあり方の検討や長寿命化を初めとした取り組みの基本方針となる計画を策定したものでございます。 4点目の子どもの教育についての質問と5点目の国際交流についての中学生の国際交流についての質問につきましては、教育委員会より答弁を申し上げます。 次に、市長の海外視察についての質問でございます。 本市では、平成26年9月に台湾台北市文山区と友好交流協定を締結し、国際感覚豊かな市民意識の醸成を目的とした中学生による海外との交流に取り組んでおり、ホームステイやスポーツ交流、学校交流を通じて異文化に触れ、理解することで改めて自国のよさを知るなど実りのある経験となっております。このように子どもたちが安心して海外都市との交流ができ、友好な関係を築くためには互いの信頼関係が大切であり、そのためには直接現地を訪問することが必要であります。 本市では、国際感覚を身につけたグローバル社会に対応できる人材を育成するため、英語圏の新たな海外都市との交流を進めるに当たり、今回オーストラリアを訪問したもので、この訪問をきっかけに将来の松原市の発展につなげていきたいと考えております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  東野教育長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎教育長(東野光弘君)  御質問いただきました新図書館建設についてでございますが、新図書館につきましては、市民の学びたい、知りたい、交流したい、社会に働きかけたいというニーズに応えることのできる図書館とするため、IT社会に対応したサービスの向上を図り、子どもたちが落ちついて勉強できる自習室の設置や閲覧スペースの拡充、また、乳幼児を連れた家族が気兼ねなく利用できるスペースの確保や授乳室を設置するなど、快適性と利便性を備えたゆったりと滞在できる空間づくりを考えてまいります。また、バリアフリー化など、高齢者や障害者の方に配慮した誰もが利用しやすい施設とし、子どもから高齢者までさまざまな年代の方に利用していただき、利用者の課題を解決する学びの場として、また、余暇を過ごす憩いの場として何度も足を運びたいと思えるような、自然と調和した、今までにない便利で魅力のある新しい図書館を建設してまいります。 次に、子どもの教育についてでございますが、就学援助につきましては、市の単独事業であり、市が支給基準や支給額等を決めることとなっております。本市では特別事情認定を積極的に行い、所得基準を超えている場合でもさまざまな理由により所得が著しく減少する見込みである世帯を認定しております。また、小・中学生のいる就学援助世帯への学校給食費実費全額支給にも取り組み、家庭の教育費負担軽減を図っております。これらのことからも、昨今の状況を踏まえたセーフティーネットの役割を果たしているものと考えております。 次に、チャレンジテストの見直しをについてでございますが、大阪府教育庁では、平成28年度の大阪府公立高等学校入学者選抜から、調査書の各教科の評定はいわゆる相対評価から絶対評価となりました。その際、絶対評価の妥当性を担保するためにどうしたらよいかについて府内全市町村が論議を深め、調査書の評定が公平なものとなるよう府内統一ルールが定められ、府内統一テストであるチャレンジテストが活用されております。このテストは、学校にとっては生徒の学力を把握し生徒の教育指導の改善を図ること、また、生徒一人一人にとってはみずからの学習到達状況を正しく理解することにより、みずからの学力の向上への意欲を高めることができるものであると認識しております。 次に、普通教室の全てにエアコン設置をについてでございますが、平成28年度に小学校45室、中学校16室の学習室と中学校5校の図書室にエアコンを設置いたしました。 学習室のエアコンの活用状況についてでございますが、これまで年次的に設置してきました小学校のランチルームや中学校の総合学習室等の特別教室のエアコンとをあわせて学校全体での授業のカリキュラムを工夫することにより、1クラス全員での授業のほか、小学校では算数等の少人数授業や放課後補習授業で、中学校では数学等の少人数授業や夏季休業中の補習授業で1日の授業時間の全てで活用しているとの報告を各学校より受けております。 次に、中学生の国際交流についてでございますが、台湾台北市文山区との国際交流事業は、現地に中学生が訪問する形で2年目を迎えました。昨年は12月24日から26日までの3日間、市内7つの中学校の生徒28名がホームステイ、異文化体験、学校交流を行いました。参加した中学生はホストファミリーの方々の心温まる優しさに触れ、異文化と出会う中で松原市や日本のよさや伝統、文化を見つめ直すきっかけとなりました。また、改めて人に優しく接し、違いを認め合って生きていきたいとみずからの気づきを語る生徒もおりました。今後も中学生国際交流事業の充実に努めてまいりたいと思います。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  それでは、再質問をさせていただきます。 最初の経済活性化についてであります。その中での大型店誘致と小売店の共生の問題ですが、アリオが開業することによって天美地域に市外から多くの人が集まるということは十分予想されることであります。逆に、地元の商店街からも客がアリオに流れていって減っていくということも十分考えられるのではないかというふうに思うわけです。それで、御答弁にあったにぎわいづくりに取り組む商店街への支援、これについて、今後の内容について教えていただけますか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  佐々木理事。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎理事(佐々木信嗣君)  商店街等のにぎわいづくりにつきましてでございます。 まず、天美地域につきましては、アリオとそれから新たな進出等々でにぎわいが生まれまして人の流れがふえます。顧客につきましては市外からもたくさん来られます。アリオの中で、例えばファミリー層であったり、それぞれの若者層であったり、いろんな層が来られます。そういった層、それらのニーズというのは多種多様でございます。そういった多種多様なニーズはそのモールの中だけで完結するものではなしに、やはり商店街等の中におきましても充足できるお店、魅力のあるお店もたくさんありますし、これからそういった方々をターゲットにして魅力ある店舗づくり等々に取り組んでいただける元気あるお店もあるというふうに思います。そういった方々を支援するために、これまでの商店街の活性化に向けた取り組みを引き続き行ってまいりたいと思います。 以上です。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  御答弁にあった内容の繰り返しのような中身でありますが、確かにアリオができて商店街にも人が来るという可能性は十分あると思います。ただ、アリオができても、車で直接アリオに行かれる方とかそういう方もたくさんおられると思いますし、河内天美駅でおりてアリオまで歩いて行くとか、そういうふうなケースというのはそれほど多くないんではないかというふうに考えるわけですが、その辺の分析はどのようにお考えでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  佐々木理事。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎理事(佐々木信嗣君)  河内天美駅からのアリオへの距離的なものでございますけれども、おおむね10分弱程度でアリオまで行けると思います。そういったルートを商店街に誘導しながらアリオまで行っていただく、そういうことは十分可能性があるものと認識しております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  そういうふうなことで天美から行く人が多少、多くはなくてもにぎわいになる、そういうふうな可能性も十分含まれているという意味かもわかりませんが、それでは具体的に、商店街を支援する方法としてこれまでとられてきた内容だとか、今後、それとは違った内容でこんな支援をしていこうというのがありましたら、聞かせていただけますか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  佐々木理事。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎理事(佐々木信嗣君)  商店街等への支援につきましては、これまでの答弁にありますところ、例えばにぎわいづくりのための催事、夏であったり冬、それぞれの催事への補助金、それから空き店舗を活用したチャレンジショップ等々への補助、それからいわゆる防災カメラなどの設置による安心・安全に買い物していただけるような環境づくりなどにおきまして引き続き支援してまいりたいと思っております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  努力をされておられるとは思うんですけれども、地元の商店街の皆さんは本当に本心から、もしそういう大きいのが来たら自分ところの店はどうなるんやろうという不安を抱いてはるのも事実なんで、ぜひそういった商店街の皆さん方の不安、それに応えるような取り組みも今後ぜひ行っていただきたいと。ただもうアリオができて客層がふえてそれで万々歳だというふうなことにならないように、今後も引き続き商店街にも目を向けた支援策を取り組んでいただきますようお願いしておきます。 次に、企業が利用しやすい制度に改正した企業立地促進条例、それによって企業立地促進奨励金制度が21社に適用されるということで先ほどの答弁でもありました。これは実際にはこの4月から動いていくというふうに思うんですが、この誘致によって松原市民の雇用や人口増にどのようなプラスの影響が生まれると考えているのか、もう少しわかりやすく教えていただけますか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  佐々木理事。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎理事(佐々木信嗣君)  御質問のありました企業立地促進制度の改正でございますけれども、今回の改正につきましては、正規雇用、それから障害者雇用の促進を主なターゲットといたしまして改正しております。この改正によりまして雇用奨励金、つまり、投資等にお金をかけられる経営環境のよい企業さんにおきまして積極的に雇用していただけるような、そういうインセンティブになるような制度を構築したものでございます。 体制概要を申し上げますと、企業立地に伴いまして正規雇用していただいた場合の奨励金額につきましては、これまで正規雇用は15万円であったものが30万円に増額いたします。それから、障害者雇用におきましては、正規雇用の場合、さらに30万円を加算いたしまして60万円の奨励金を交付いたします。ですから、例えば年間を通じて60万円の12カ月で割りますと5万円、月々5万円ほどの支援というようなことにも活用いただけますし、障害者雇用の雇用環境の整備などにもお使いいただけるというふうなことも考えております。 それから、雇用された後に市外から転入される方々、この方々も奨励金の対象といたしまして取り込んでいこうと、そのように考えております。例えば新卒者の方々におきましては、大学がある周辺の市町村にお住まいだと思いますが、そういった方々が松原市内の企業に就職された際に、周辺の大阪市や堺市に住まわれるのではなしに、松原市の魅力をしっかりとPRして松原市に住んでいただけるような、そういったインセンティブを事業主を通じて発信していただきたいというようなところで取り組んでいるところでございます。主な改正は以上でございます。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  今、改正内容を説明していただいて、そういうとこら辺で魅力があるから企業が松原に来てくれるということで21社の来てくれた分もあるし、これからももっとたくさんのところに来てほしいというふうなことやと思うんです。 実際はそれで魅力があるから来てくれたけれども、今まで雇ってはる人をそのまま松原市内に住んでいない人を雇うとかいうケースも十分考えられるわけですし、狙いとしては松原市民の方に正規雇用をふやしていただきたいということでこの奨励金制度もつくられたと思うんですけれども、実際にこれからもそういう企業の誘致を求めていく中で、そういった企業に対して松原市内での雇用をしていってもらうようなどういう働きかけをしていこうとしておられるのか。もちろん条件的にこういう人を雇ったら何ぼ奨励金渡しますよという魅力はあるのはわかるんですけれども、今後実際にそういうふうな方向に企業が向いてくれるような働きかけというのは、具体的に何か考えられていたら教えてください。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  佐々木理事。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎理事(佐々木信嗣君)  当制度の情報発信という意味でございますれば、これから松原商工会議所の御協力をいただきまして商工会議所の会報紙に当制度概要のチラシを同封していただいたり、それから金融機関に御相談いただいた企業さんにその都度この制度を紹介していただいて、制度利用、それから市民の雇用促進の情報発信をしていただきたいと、そのように考えております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  今回のこの奨励金制度によってかなり多額の予算も組んで積極的に進めておられるわけですから、当然それの効果というんですか、期待していかなければならないというふうに思うんですが、どれだけ雇用の創出ができたかという、検証していく必要もあると思うんで、それは今の段階では無理やとわかるんですけれども、平成29年度、実際にどれだけの効果が出たのかということで検証していく必要があると思うんですけれども、今後どのように検証していくのか、またどんな目標を持って取り組んでいこうとしているのか、あれば聞かせていただけますか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  佐々木理事。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎理事(佐々木信嗣君)  今後の検証というような御質問でございます。 検証につきましては、今回の制度改正におきましても事業者さんに、商工会議所の会員さんを中心にアンケートを実施いたしました。そういった意見を反映しながら、実際に地に足のついた改正をということで取り組んでまいりました。引き続き今後の検証を加えまして、事業者の皆さん、市民の皆さんの意見を聞きながら、制度改正をよりよいものにしていきたいというふうに考えております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  先ほども言いましたけれども、かなり思い切った予算を組んで取り組んでいるわけですから、ぜひ効果が出るような取り組みをお願いしたいというふうに思います。 それともう一つ、誘致した企業がやはり成長、発展していってもらうということが大事やというふうに思います。そういう点では、市としてそういった企業に対する援助といいますか、成長、発展してもらうようなそのための援助というのは、奨励金だけじゃなくて、金の問題以外にも何か援助できるんじゃないかというふうに思うんですが、援助していく計画をお持ちでしょうか、お聞かせください。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  佐々木理事。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎理事(佐々木信嗣君)  誘致した企業、事業者の方々への継続した支援ということでございます。 企業立地促進制度という点からまず申し上げますと、この制度は5年間にわたりまして助成、奨励金としてしていくものでございます。また、不動産取得税、これは大阪府の税金でございますけれども松原市の財源を使いまして支援していく、これは府下でも画期的な制度だと認識しております。こういった制度を使いながら支援していくということとともに、それから商工会議所を通じまして、例えば経営相談であったり法律相談、社会保険労務士などを活用した労務相談など、それから金融機関との相談、それから税務相談など、そういった経営に当たる皆さんへの支援としましては、商工会議所への補助金などを使いまして引き続き支援してまいりたいというふうに考えております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  当然のことなんですけれども、奨励金を出したからそれで終わりということじゃなくて、引き続きそういった相談にもきめ細かく取り組んでいただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 では、次の安全安心のまちづくりについてお伺いをいたします。 セーフコミュニティを再認証していくということなんですが、このセーフコミュニティの国際認証取得にかかった経費といいますか、費用はどれぐらいこれまでかかっているのかいうのを教えていただけますか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  大本市民協働部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市民協働部長(大本賢二君)  本市がセーフコミュニティの認証取得、それまでにかかった経費ということでございます。 平成23年度から取り組みを始めまして、平成25年11月に国際認証を得ております。それまでにかかった経費といたしましては、セーフコミュニティ推進事業の決算額としまして約2,200万円でございます。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  国際認証取得までかかった経費が1,200万円、国際認証を受けたことによって、国際大会だとか海外の都市に行って国際認証に関連するさまざまな行事などにも取り組んでこられたというふうに思うんですが、それ以後のこのセーフコミュニティに関連する、これまで松原市内でやってきたさまざまな6つの対策委員会でやっているようなことはちょっと横に置いてもらっても結構なんですが、それ以外の費用として対セーフコミュニティ機構に対して払ったお金とかも含めてこの間どれぐらいかかっているのか、教えていただけますか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  大本市民協働部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市民協働部長(大本賢二君)  今、先ほど申し上げました23年から25年で2,200万円、25年から27年までの決算額として1,100万円で合計3,300万円でございます。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  25年から27年までは200万円ですか。それ以外にもセーフコミュニティの友好都市などに視察に行ったりとか、大会に行ったりとかそんなんもされているんじゃないですか。それも含めて200万円ですか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  大本市民協働部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市民協働部長(大本賢二君)  すみません。200万円ではございませんで、23年から25年で2,200万円、25年から27年で1,100万円、合計で3,300万円でございます。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  かなりのお金を使ってきているわけですが、それに対するメリットといいますか、市長答弁の中にもこのセーフコミュニティを認証してもらったためにこういったいいことがあるというふうなことを説明していただいているんですが、もう少し詳しく教えていただけますか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  大本市民協働部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市民協働部長(大本賢二君)  セーフコミュニティの認証によるメリットということでございます。 これは市長答弁にもありましたように、交通事故件数、もしくは犯罪認知件数の減少、これが減少したことによりまして、例えば医療費でありますとか社会保障費の減少にもつながっているものと考えております。これ以外にも費用としてはかれない部分でもございますが、例えば認知症サポーターでありますとかゲートキーパーの養成、これもこの取り組みを始めてからは大幅な人数の増になっております。それと、この安心・安全の取り組みといいますのはPDCAサイクルにのっとって行っておりますので、検証と協働、それによって取り組みを進めるというところと、そこに地域の方が参加していただいて、行政と地域と関係機関、そこで協働の仕組みをフルに発揮しましてそういった取り組みを進めているこの協働の取り組み、つながりが強くなったというところが一番の成果かなとは思っております。 また、再認証、今回再認証を目指しているわけですが、再認証につきましては、これは認証も一緒なんですけれども、その目標というものを明確に掲げるというところで、やっぱり市民の方にとりましてもそれが認証につながれば誇りといいますか、そういったものにもつながってくると思います。 その認証というところをもし取っ払ってしまう、認証を目指さないということになれば、取り組みが形骸化してくるということも考えられます。あくまでも認証するというところは、セーフコミュニティの認証センターのほうで7つの指標がございますので、そういった指標にのっとって全てそれをクリアして初めて認証というところになりますので、そういったことも含めまして、29年度は事前審査という形で公認の認証審査員の方に来ていただきまして松原市の取り組みを見ていただくということを考えております。 成果としましては、目に見えるもの、目に見えないもの含めまして、今までにかかった費用、それを大幅に超えるような成果が出ているものと考えております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  市長の答弁でも今の答弁でも交通事故件数が減った、犯罪認知件数が減ったということなんですが、このセーフコミュニティをやる前と今とでどれぐらい減ったのか、具体的な数字がわかれば教えていただけますか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  大本市民協働部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市民協働部長(大本賢二君)  交通事故件数でいいますと平成23年が730件、平成27年で597件と18.2%の減少となっております。犯罪認知件数、刑法犯の認知件数でいいますと平成23年が2,752件、平成27年が1,722件と37.4%の減少となっております。刑法犯の中に含まれるんですけれども、該当犯罪認知件数、これにつきましても同じく30%を超える減少となっております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  今お聞きしたら、かなりの交通事故が減って犯罪認知件数も減っているという点では成果があったんではないかというふうに思います。ただ、先ほど答弁にもありましたけれども、国際認証を取得しなかったら今のような取り組みができなかったのかという点では、少し私どもはそうではないんじゃないかというふうに思うんですが、それは先ほどの答弁では目標を明確にして市民に働きかけて、そんな中で市民も一緒に取り組んでいこうという、そういうふうなことがあったから今のような取り組みができているんだという説明かというふうに思うんです。そういう点では、いいことをやってはるのはもう当然僕もわかっているんですけれども、ぐるりん号にセーフコミュニティ認証都市とか市役所に貼ったりとかしているんですが、市民の多くの皆さんが本当にこのセーフコミュニティというのが何なのかというのがなかなか理解してもらっていない、実感してもらっていないというふうに思うんですが、その辺はどのように受けとめておられるか、お聞かせ願えますか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  大本市民協働部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市民協働部長(大本賢二君)  毎年、市政の世論調査いうことで1000人アンケートをとらせていただいております。その中でセーフコミュニティの項目も設けておるんですけれども、それでは、その取り組みに関しましては7割を超える皆さんからおおむね満足であるという声をいただいております。見守り隊として通学路に立ってくださっている方、また青パトで市とは別に町会のほうで回っていただいている方、それに、それぞれ自転車等の対策キャンペーンとか交通安全のキャンペーンとか、そういったところにもたくさんの方がかかわってくれております。市民の方のそういった実感としても、徐々にではありますけれどもそういった広がりを見せてきてくれているのではないかと考えております。 これからも再認証の取得というのを目指していく中では、セーフコミュニティの取り組みの内容といいますか、そういった活動について情報発信、これは大事だと思っておりますので、今までもやってきておりますが、さらにそういった情報発信も進めながらセーフコミュニティの活動を広げていきたいと考えております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  今、アンケートの結果、70%が満足しているというふうなことなんですが、もちろんそのアンケートの聞き方にもよると思うんです。松原市が安全・安心なまちだという点で満足しているかと言われたら、そんなに治安が悪いわけではありませんし、当然満足しているという部分があるかと思うんですけれども、セーフコミュニティという国際認証、これをしていることによって安全・安心が増したかどうかというふうな聞き方になるとまたその結果は変わってくるんじゃないかと思うんですけれども、そのアンケートの問い方というんですか、それはどういうふうな問い方で70%が満足されているのか、ちょっともう一回教えていただけますか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  大本市民協働部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市民協働部長(大本賢二君)  これは市の取り組みといたしまして、セーフコミュニティ推進事業--客観的な根拠に基づいてけが等に関する予防活動を地域と協働で実施というところと、防犯対策事業で防犯活動プラス防犯カメラの補助、そういったところも踏まえて、この2点での問いとなっております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  防犯カメラの設置と防犯事件件数が減っているという、そこら辺について満足しているかどうかということなんですか。今、そういうふうに聞いたんで。違いましたか。もう一度。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  大本市民協働部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市民協働部長(大本賢二君)  このアンケートの問いですけれども、セーフコミュニティ推進事業で、そのセーフコミュニティの推進事業の説明としまして、「客観的根拠に基づいて、けが等に関する予防活動を地域と協働で実施」するこのセーフコミュニティ推進事業、これともう一つ、防犯対策事業としまして「防犯活動+防犯カメラ補助」、こちらも言いましたらセーフコミュニティの活動の中に入っておりますけれども、こういったものに対しての重要度と満足度というのをアンケートしております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  ちょっと1000人アンケートということですから、もちろん僕が市民の皆さんに聞く層とまた違う層なのかちょっとわからないんですが、本当にまちの中の人にいろいろと話を聞いて、セーフコミュニティで安全・安心なまちづくりというのをやっているけどそのことについて御存じですかと言うてもなかなかやっぱり認識されていない方も多いし、認識している人であっても、それで安全・安心が高まったというふうに受けとめておられる方がなかなか多くないんではないかというふうに思うんです、僕自身がこれまで市民の皆さんと話した中では。そういう点でも、国際認証をわざわざとらなくても安全・安心なまちづくりというのはできるんじゃないかと。そういう意味でもこのセーフコミュニティ機構に支払ってきている委託料というんですか、その辺については私どもは賛成しかねる分があるということでこれまでも一貫してお願いをしてきたところなんですが、それは市としての考え方と違うというところでやってきているわけですが、この点については今後の再認証に絡んできますので、ぜひ私たちのこういう声も参考に再考をお願いしたいなというふうに思うんですが、その辺はいかがでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  澤井市長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市長(澤井宏文君)  まず、セーフコミュニティの認知度、これを見ますと、もちろん全ての方々にこの取り組みを知っていただけているかというと、まだまだ課題があると思います。そういった点でいいますと、例えばこの情報提供の仕方がマンスリーセーフコミュニティということでセーフコミュニティ関連の記事を広報で毎月お知らせをしていますが、こういったところも例えばいわゆる広報を見ていないような方々に直接そういう情報が伝わっているかといえば、別のアプローチの仕方ももちろんあります。メールやいろいろと、今、職員がアイデアを出してくれながら若い層にもそういった情報をお届けできるように、今、これは工夫をしてくれておりますし、もっと下の学年でいいますとISS、今、学校現場でも将来のこの協働の担い手を育てるべく、こういった情報の共有というところにも力を入れていっております。ですから、そういったところが少しずつ広まって、今、部長が答弁をした内容になっているかなと思います。しかしながら、こういったものをこれからももっと大きいうねり、輪にしていくというところで課題として認識をしているところであります。 そして、再認証というところに関しましては、我々は再認証に向けて取り組みもします。そして今回もそういった予算も上げさせていただきました。今、部長は近年のデータをもとに話をしておりましたけれども、例えば犯罪のデータでいいますと、平成13年度が松原市は一番犯罪認知件数であったり街頭犯罪が多うございました。この13年度とこの27年度、近々のデータを比べますと6割強の削減となっております。犯罪数が減っております。さらには、ひったくりや路上強盗のこういった自動車盗とか、こういったところに関しましては、90%を超える999件だったものが10件と大幅にこういった改善をしています。 福嶋議員の言う今までどおりでいいんじゃないかというところは、例えばこの犯罪でいいますと、ネットワークは犯罪が起こったら警察だけ、犯罪の起こる前は行政や防犯の方々だけの取り組みでしたけれども、いろんなデータをもとに取り組みをしてきました。声かけ事案が多いのはどういった地域だ、どういった犯罪が松原市に多いんだというところを徹底的に検証してその情報発信をした結果、例えばその対策委員会では今までになかった保護司会の方や町会の方々が一戸一灯運動をやってくれたり、そういう取り組みのおかげでこういった数字に、データにあらわれている成果が生まれております。この成果をもとに我々は再認証を進めていきたいと、このように思っております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  私は以前から言っていましたけれども、各対策委員会がさまざまな活動をされてきたと、そういう点では大変きめ細かく市民との協働を進めてこられている、この中身についてはすごくいいことをやっておられるということで認めてきたところであります。ただ、そういった行為がセーフコミュニティ国際認証とつながるのかつながれへんのかという違いがあるということで僕は主張してきたところなんです。市長は、セーフコミュニティにやっぱり加わってそういうことをしているからそういった実績が生まれてきているんだという、そういう御答弁やと思うんです。その辺では、決して各対策委員会の活動を全くしなかった場合だとか、そんなことは僕らは考えていなくて、そういうことはすごくいいことやし、やっていくべきやというふうに思っています。そういう点では誤解のないようにお願いしたいというふうに思います。 意見の違いはそれぞれありますので、次の質問に移りたいと思います。 次の質問は公共施設のバリアフリー化についてでありますが、その中で、主にこの間のバリアフリー化の結果について、天美駅のバリアフリー化や歩道改良、点字ブロックの新設など行ってきたという答弁でございました。引き続き新バリアフリー基本構想に基づいて布忍駅や高見ノ里駅のエレベーター設置の問題もしていくという答弁であったかと思うんですが、もう少し布忍駅と高見ノ里駅のバリアフリー化について、その内容について詳しく、予定も含めて教えていただけますでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  村上都市整備部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎都市整備部長(村上寿夫君)  布忍駅、高見ノ里駅両駅のバリアフリー化について、具体的なスケジュールといたしましては、来年度、平成29年度に布忍駅の施設整備のための設計を行い、翌年、平成30年度に布忍駅のバリアフリー化の施工を実施いたします。高見ノ里駅の施工につきましては、施政方針でも示されたとおり、新バリアフリー基本構想で策定しております中期整備の目標年度である平成32年度を1年前倒しして、平成31年度の完成を目指して整備してまいります。 駅のエレベーター以外のバリアフリーの内容といたしましては、布忍駅では構内スロープの改修や多機能トイレの新設及びホームの内方線の整備等を予定しております。高見ノ里駅につきましても布忍駅と同様、それに加えまして、構外のスロープの改修なども予定させていただいております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  よくわかりました。 布忍駅については構内スロープや多機能トイレの設置も含めてやっていただくということなんですが、実は私ども、近鉄との話し合いといいますか、交渉に先日行ってきたわけですが、そのときにちょっとずれがあったのは布忍駅なんですが、布忍駅の東側に踏切の手前から入ってホームに上がるスロープがあるんですが、そこが車椅子で一人ではなかなか上がれない、一人でおりる場合も大変危険だということでそのスロープの改修の話をしたんですが、もちろんスロープの改修もエレベーターをつけるのも基本的には近鉄の仕事やと思うんですけれども、そのときに近鉄は、エレベーターを設置したらその東側のスロープの改修はもうする必要がないというふうな考え方が出されて、それはおかしいんじゃないかいうことで大分話をしたんですが、そういう問題についても、今後引き続き地域住民の皆さんの要望に沿うような形で松原市も近鉄側に声をかけていっていただきたいと思うんですが、その辺についてはいかがでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  村上都市整備部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎都市整備部長(村上寿夫君)  今、議員がおっしゃいました東側のスロープについてでございますが、駅バリアフリー化の事業者である近鉄の意見といたしましては、布忍駅でのバリアフリー化の整備が完成いたしますと、上り線ホーム、下り線ホームがエレベーターと連絡跨線橋を利用することによりまして誰もが自由に安全、円滑に移動していただけるようになると見解を示しております。以上のことより、近鉄といたしましては構外スロープについては整備内容に含まれていないと聞いております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  近鉄はそういうふうに考えているというのは近鉄との話し合いの中でも明らかになったんですけれども、施工するのは近鉄やから、もちろん近鉄の気持ちが変わらんとなかなか松原市としてはできない問題だというふうには思うんですが、ぜひ近鉄に対しても働きかけをお願いしたいなというふうに思っているところです。 それでは次に、新図書館の建設の問題について質問をしていきたいというふうに思います。 松原市は今年度、10億円以上もかけて立派なまつばらテラスを建設しました。子どもからお年寄りまで幅広い世代が健康で触れ合える場として、もう開館してたくさんの方が利用されているところであります。そのすぐそばに新たに同じようなくつろぎの場をまた何億円もお金をかけて建設する、そういうのは市民の皆さんにとって理解、納得されるものではないというふうに思うんですが、この新図書館の建設ということで前へ進めていくということだけではなくて、今の図書館をリフォームし一部増築するなどしてまつばらテラスと融合した図書館に改装していく、こういった方法も考えられるんではないかというふうに思うんですが、その点についてどうお考えか、お聞かせ願えますか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  大本市民協働部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市民協働部長(大本賢二君)  まず、まつばらテラスと図書館といいますのは、施設の当然設置の目的が違います。図書館は図書館法にのっとった社会教育施設でございます。それと現在の図書館、これは今2階建てですけれども、開架面積といいますともう600、700、1階の部分だけになります。かなり面積も狭くスペースも狭い、そういった中で高齢者や障害者の方の利用もしにくい、また自習室も設置できない、いろんな問題がございます。IT化にもきちっと対応できていないのが現在の図書館でございますので、今、市民の方のニーズからいいますと、ちょっとそこには到底対応できていないのかなと考えております。 そういった中で今の図書館を改修してということになりますと、そういったものに全て対応できるのかというとなかなか難しいかなと思います。本市の市域を考えましても、今、公共施設、公園や文化施設、体育施設が集まっているこの市の中央部に図書館を持ってくることで、またまちの魅力の一つにもなると考えております。そういったところでにぎわいを持たせるような、そういった新しい図書館の建設を考えていきたいと思っております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  確かに目的も違いますし、今の図書館では面積が狭いという問題もあります。私が言っているのは、まつばらテラスの一定の部分を例えば自習室にするとかというふうなことも含めて、まつばらテラスと図書館を融合した形で運営できるようなものにならないかというふうなことも検討してもらいたいというふうに考えているということで意見を言わせてもうたところです。その点は、もちろん今の図書館では面積が少ないということはよくわかっておりますし、そういう点ではわかっているつもりなんですが、せっかくいろいろ改修していくんであれば今ある施設を有効に使っていくというふうなことも考えていくべきではないかというふうに思っております。 もう一つは、新図書館を建設するということで今池を半分潰して建てるというふうなことを聞いているわけですが、その辺で池とかそういう自然環境を残してほしいという住民の皆さんの声もあります。その点についてはどのように考えておられるのか、お聞かせ願えますか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  大本市民協働部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市民協働部長(大本賢二君)  田井城今池の一部を活用して建設を考えているところではあります。ただ、一部の活用ですので、池全てを埋め立ててしまうとかそういうことではございません。また、今一応親水公園として池がありますけれども、そこの池とまた建物、そういったものの自然との環境、周りの環境との調和、そういったものもきちっと含めて建設に向けてやっていきたいと思っております。 ちょっと先ほどのテラスとの融合の話なんですけれども、図書館のほうで、図書館で勉強するというところをやっぱり求めている若い方もたくさんおられます。また、読み聞かせにしても、図書館で行うから意義があるということもそういったボランティアの団体からも聞いておりますので、なかなかそういったテラスと図書館との融合というのは難しいかなと考えております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  本来そうあるべきだということはわかっているつもりなんです。しかし、10億円以上もかけてまつばらテラスができて、また何億円もかけて図書館を建てるというんであればもうちょっと考える方法はないのかということで、そういう融合の話もさせてもらっているところです。 それと、今、御答弁にありました今池の森林公園の指定されている部分との、それも守りながら新しい図書館を建てるというのを、ちょっと内容的にもう少しわかりやすく説明していただけますか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  大本市民協働部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市民協働部長(大本賢二君)  新しい図書館につきましては、今回条例予算を上げさせていただいていますように、次年度に選定委員会等を設置して内容を決めていきたいと考えておるんですけれども、その自然と調和したというところで、例えば図書館のほうの緑化とか屋上緑化とか、それが実現するかどうかは別としまして、そういったところも考えられるところの一つかなと思います。また、今、親水公園の池の水がやっぱりかなり濁っておりますので、図書館を建設することによりまして水の流れが変わったりとか滞留する時間が変わったりとかいろいろあると思いますので、そういったところも新しい図書館を建設することによって池のほうがきれいになるというようなメリットも考えられるのかなと思っております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  その辺は具体的な案が出てこないとわからない部分もあるかというふうに思うんですが、今回、議案の中に新図書館建設に当たって業者選定の協議会を設置するというふうなことで議案も出ているかと思うんですが、今回この業者選定をプロポーザル方式で行うというのはどういう趣旨で考えておられるのか、聞かせていただけますか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  大本市民協働部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市民協働部長(大本賢二君)  ちょっと先ほどの答弁とかぶるんですが、新図書館の建設に当たりましては、今池の一部を活用するというところで周辺との調和、そういったところも空間づくりを考えていくに当たりまして、やはり高度な技術力やそういった経験を持った民間からの事業者、そういったもののノウハウやアイデア、そういったものを取り入れて企画、提案を広く求めることによりましていい図書館ができるのかなと考えておりますので、プロポーザルを行う趣旨というのは、やはり民間事業者からの提案を広く求めるというところにございます。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  今回のところでは建設業者の選定ということでされているんですが、建設業者の選定だけで、実は新図書館の運営方法まで含めて、もしこのプロポーザル方式で選考されるということになれば、一気にその業者に図書館運営を丸投げするということにつながるんではないかという、そういう心配も出てくると思うんですが、そんなことはないんですよね。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  大本市民協働部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市民協働部長(大本賢二君)  今現在は池の造成、設計施工というところでは考えてはいるんですけれども、これからどういったやり方がいいのか、どのような方法があるのか、そういったところはきっちりまた調査しまして、種々検討を重ねた上で決めていきたいと考えております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  そういう運営までかかってくるということになれば、当然議会のほうにも相談をかけてもらわないといけないかなというふうに思います。 それと、もし仮に計画どおり平成31年度中に新図書館が完成をするということになれば、今ある5つの分館について、これまで検討委員会の方針でいくとなくしていくというふうなことが言われておりましたけれども、私どもは身近にある図書館をなくすべきでないというふうに考えてきたわけですが、この新図書館が完成した後、分館についてどのように考えておられるのか、方針があれば聞かせてください。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  大本市民協働部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市民協働部長(大本賢二君)  分館につきましては、答申にもうたわれておりますように、新たな市民ニーズに対応した利活用を図るということも言われております。そういった中で、新町、松原南につきましては耐震性がないということでコミュニティセンター等に転用しましたけれども、このときもやっぱり地域の方の声を聞きながら公民館やコミュニティセンターへの転用を考えまして、地域の緊急時の避難場所であるとかげんき塾、そういったものの子どもの居場所づくり等に今も活用しておるところでございます。 今後におきましても、地域コミュニティの活性化、それと子どもの居場所づくり、緊急時の避難場所、あくまでもその地域の方で何か活用していただけないかというところを主に考えながら、いろんな活用方法については今後検討していきたいと考えております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  まだ決まっていないというふうに受けとめさせていただきますが、実は新町図書館の後と松原南図書館の後なんですけれども、私は新町図書館の横の道をしょっちゅう通るんですが、1階に本をたくさん置いてくださっているということで、図書館みたいな形で本を読もうと思ったら利用できるんかなというふうに思っていたんですけれども、実は1階部分にどなたも職員の方がおられない、誰も。そういう点では、利用したいと思うけれども何となく誰もいてへんから気持ち悪いとか言うて、入りにくいとか言う方もおられます。何か用があったら2階、新町図書館やったら2階の事務室のほうに行かれて用事は済ますことができるんですけれども、日ごろやっぱり誰もいてへん、自由に使えるのはいいんですけれども、誰もいてへんところで自由に使えるというふうなんで少し苦情を聞きますので、その辺はぜひまた今後検討していただきたいなというふうに思っております。これは関連でございましたので、そういうふうなことでとりあえず。 私たちはいつも言っていることであれなんですが、身近にあってこそお年寄りも子どもたちも図書館を生活の一部として使っていけるというふうなことだと思うんです。以前の答弁ではぐるりん号に乗っていけば行けるやないかとかいうふうなこともありましたけれども、やっぱりそれでは本当に身近にそういう本に親しめる環境ということにはならないということも申し添えておきたいと思います。 次に進んでいきたいと思います。公共施設等管理計画の問題であります。 これについては、私の質問したことに対しては答えていただいていませんので、6月の議会で質問して長期的な視点を持って進めていくというふうに答弁をされています。今後どのように進めていこうと考えておられるのか、お聞かせ願えますか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  太田市長公室長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市長公室長(太田敏君)  公共施設等の総合管理計画ですが、昨年、平成27年に今後人口減少が進んでいく中で公共施設のあり方がどうなんだというところからこの計画のほうを策定させていただきました。 今、御質問の今後の取り組みのところでございますが、国から詳細な内容はまだなんですけれども、一定施設ごとの個別の計画のところがどうも話として出てきている感がございますので、そこらのところをまた国との情報もとりながら、その辺の検討のほうを今後は進めていく形になるのかなというふうに思っております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  これまでからお願いしていることでありますけれども、この公共施設等管理計画を実施していくに当たっては地域住民の方々の意見をしっかり聞いていただくと、そういう意味で、以前の質問のときにもおっしゃっていましたけれども、ただただ統廃合して一点集中していくということではないんだということもおっしゃっていましたので、そういうものではなくて、使えるものは長寿命化対策をとってやっていくというのは国の方向でも一定出されておりますので、ぜひその辺は慎重に御検討していっていただきますようにお願いしたいと思います。 それから、公共施設の管理計画の中で指定管理者による管理も選択肢の一つとして取り上げられている部分があるんですが、指定管理者に施設の管理を任せる場合、市とか議会にその事業の報告が実際にどのように、これまでもありますけれどもされているのか、私たち議会の中では、例えば月ヶ瀬の青少年の施設でも年間の事業がどうやったかというふうな報告は余り目にしないし聞かないんですけれども、法律上せんでもええとかそんなんあると思うんですけれども、やはり市が建てた建物ですし、そういう点ではやはりもっと市とかそれから議会にも報告してもらえる場があってもいいんじゃないかと思うんですが、その辺についてはどうお考えか聞かせてください。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  太田市長公室長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市長公室長(太田敏君)  今現行、地方自治法におきましては、指定管理者は毎事業年度終了後に公の施設の管理業務に関し事業報告書、これを作成し、公の施設を設置する普通地方公共団体に提出しなければならないと規定されておりますので、もちろんそれに基づいて今、提出はされております。 議会のほうはどうなんだというところは、今、議員の御質問にもございましたが、議会に対しての報告義務というのは確かに今はございません。指定管理者からするとございません。一定出資法人等の関係で議会の連絡会とか、それはまた別の観点ではございますけれども、現行法でいいますと議会への提出義務というのは確かに今はございません。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  事業報告についてどうこうということにはならない面もあるかと思うんですけれども、やはり議会の中でも指定管理者に委ねていくという形で議決もしてそういうふうになってきている部分はありますので、ぜひ議会のほうにもそういう事業報告を知らせてもらうという形がとれれば要望として出しておきたいと思います。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  太田市長公室長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市長公室長(太田敏君)  予算のときには当初予算の概要という形で個々の事業ごとの内容の資料もつけさせていただいています。また、決算のときには施策の成果というところで委託料、最終的に予算から比べて決算がどうなったんだというような資料もつけさせていただいていますので、よろしくお願いいたします。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  では次に、子どもの教育について再質問をさせていただきます。 まず初めに、就学援助新入学学用品費の復活の問題であります。 これは僕の壇上の質問の中で、何か国の予算が2倍になったのに松原ではどうなんだというふうな話をさせてもらったんですが、これは実は就学援助の中にも生活保護を対象の家庭とそれから生活保護対象でない家庭、両方の就学援助というのがあるんですけれども、生活保護の対象の分はこの就学援助の中からは修学旅行の費用だけ出していただいているというふうにお聞きをしました。そういう点では、直接関係はないといえば関係ないんですけれども、国のほうの生活保護家庭に対する新入学の学用品費がもう何年も前から2万円台から4万円台に引き上げられておりまして、全国ではわずかなんですけれども、生活保護は受けていないけれども生活保護と同じ要保護の家庭に対する引き上げが今回行われたというふうに聞きました。 それでは、直接松原市の準要保護の家庭に対するものとは直接関係はないんですけれども、しかし、実際のところ、国がそういうふうに認めていくということ自身、やはりそれだけ新入学にはお金がたくさんかかると。そういう生活保護を受けておられない就学援助の家庭にも、やはりその辺のことは国自身もその必要性を強調しているわけですから、ぜひとも松原でも就学援助の中の新入学の学用品費の復活をぜひお願いしたい。松原市は大阪府下でもこの新入学学用品費を支給していない数少ない自治体になっているわけです。いつもそのことを言いますと、中学校給食の費用を考えてみてくださいというふうに、たくさんのお金を松原市は出していますと、それから英検を受ける、受験するのにもお金を出していますというふうに言われるんですけれども、実際にやっぱり生活に困ってはる家庭のそういう新入学の学用品費というのは本当に切実だというふうに思うんですが、その点についてもう一度見解をお聞かせ願えますか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  瀧澤学校教育部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎学校教育部長(瀧澤公子君)  福嶋議員御提案の4月の新入学に関する必要な経費につきましては、一時期の出費といたしましてまとまった金額となるということは十分に理解をしておるつもりでございます。ただ、先ほど御意見ございました国の平成29年度予算案の段階ですけれども、文部科学省によります要保護児童・生徒援助費、補助金についてのことというふうに推察いたします。増額はされておりますけれども、要保護、すなわち生活保護受給世帯に対する補助金額ということですので、準要保護と同列に並べて比較するということはできないというふうに考えております。また、この補助金そのものは生活保護を全く受けていない家庭が就学援助を受ける場合を想定してなされているものでございますので、本市においてもその該当はございません。 準要保護に関する国の数値につきましては承知しておりますが、これは一般財源として地方交付税措置されているものでございます。来年度は準要保護の新入学の学用品費に関する地方交付税につきましても増額を見送る予定であるということもお聞きをしております。そのため、先ほどおっしゃったことにつきましては、市の就学援助費を見直すという、そういった意味には該当しないというふうに考えております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  連動するものやとは思っておりませんが、ぜひ再検討してほしいということでお願いをしています。 それから、支給されないのに支給時期どうこうということも別に言うてもあれなんですが、要保護の方については3月にもう支給されているんですよね。もちろん制度上、準要保護の人は入学前から申し込みを受け付けるとかそんなんがなかなかできにくい状況やから難しいんですけれども、今、既に松原市の要保護の児童・生徒に対しては3月にこの入学学用品費をもう支給しているということですので、ぜひ復活とともに支給時期も復活するときには検討していただきたいということだけ申し添えたいと思います。 それから、次はチャレンジテストの問題です。 これは、確かに相対評価から絶対評価になって、それで絶対評価のやり方として何が一番いいんかといういろんな議論の中でチャレンジテストというのになったというふうには思いますが、しかし、こういったテストを内申のものにスイッチしていくということ自身がやはり教育基本法でいうものと中身が違っているという点もやはりしっかり受けとめていただく必要があるというふうに思うわけです。現場の声や保護者の声、生徒の声についてお聞きになっておる分があれば聞かせていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  瀧澤学校教育部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎学校教育部長(瀧澤公子君)  チャレンジテストにつきまして、これまでもいろんなお声のほうをこういった機会で聞かせていただいているわけですけれども、基本的に生徒自身が到達状況を正しく知って学力向上への意欲を高めるという目的でこういったテストを実施しておりまして、まだ平成28年度入試からの活用ということでございまして、制度についての理解が十分深まっていないということ、また、実施上の対応などについてもさまざまな御意見があるということは認識はしております。 市としては平成26年度の試行実施のころより教職員への丁寧な説明を行いまして、評価基準の対応等の促進、こういったことにつきましても配慮してまいりましたので、今後ともそういったところの対応に努めてまいりたいというふうに考えております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  チャレンジテストについては、南大阪の幾つかの中学校でテストを受けない生徒が半数近くいたという報道がテレビでも流されましたけれども、松原市ではそんな中学校はなかったんでしょうか。ちょっとお聞かせ願えますか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  瀧澤学校教育部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎学校教育部長(瀧澤公子君)  チャレンジテスト実施日の生徒の参加状況等ですが、松原市全中学校においては適切に実施をされています。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  受けなかった生徒の扱いがどうなるのかということで、その後いろいろと問題になっているところであります。次の日に来たら同じテストをやるだけやるとか、そんなことしても意味はないんですけど一応そういう形でやるとか。しかし、日をずらしてやったテストの結果は当然そんな参考の資料にはならないのは当たり前でありますね。ですから、そういったことも含めて、いろいろと問題点も出てきているのも事実であります。 例えば3年生、6月のテストを受けても受けなくてもそうなんですが、学校の評価の高いところへ引っ越しをしてそちらで内申の評価を高くしてもらうとか、そんな極端な例といえば極端なんですけれども、やっぱり保護者の方にしたらもう必死なわけですよ、高校入試についてもね。そういうふうなことも含めていろいろと問題も出てきておりますし、私たちはマイナス面ばかり言うているように思われるかもわかりませんけれども、実際のところ、評価の高いところと低いところでは極端な差が出てくるというのも事実なんです。松原市では評価がそんなに差がないというふうなことがあるかもわかりませんけれども、実際、それでもその日調子が悪くてチャレンジテストの結果は悪かったけど日常の成績はいい子もいてるわけです。そういうふうな現場の先生の声を聞いたら、これは、実際の学力とは差があるので、不服申請というんですか、そういう制度もあるので出したけれどもそのまま変わらずに返ってきたというふうなことを聞いておりますので、なかなか変更を申請しても変更されて返ってくるというのはもう本当に難しいというふうに現場の方の先生の声としては聞いておりますので、やはりいろいろと矛盾があるというふうに思いますので、ぜひこの点については引き続き大阪府のほうにこういった声もあるということを上げていただいて、松原市としても参加をしないというふうな方向をぜひ打ち出してほしいというふうに考えておりますので、いかがでしょうか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  東野教育長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎教育長(東野光弘君)  今、チャレンジテストに参加しないというような、ちょっと無責任になるようなことはちょっと市教育委員会としてはできかねます。 先ほど福嶋議員から言われました、今回のチャレンジテストによってこの評定についての云々ということに関しましては、南河内の教育長協議会の中におきましてもいろんな意見が出ていますよということにつきましては、南河内の各教育委員会の部課長会というところから今、今回大阪府のほうへいろんな意見という形で出して、これはあくまでもチャレンジテストはやめるということではなくて、よりよくしていただきたいという形でそういう意見を出しているわけでございます。 それと、あくまでもチャレンジテストは1年間評定をした中での、その中のその評定がどうであるかを見ていただく。だから、学校できっちりと絶対評価をつけておられれば、このチャレンジテストで余りほとんど影響はないわけなんですね。そういう影響のあるところについて、やはりもうちょっと絶対評価をきっちりしていただかなくてはいけない。 先ほど議員さんが言われましたように、そういった評定の高いところへ行ったらいい評価をもらえるのかというたら、それは反対になると思いますね。逆にその子の評というのはやっぱりその1年間の評定でつけられるんであって、だから成績が悪い子が例えば評価のよい学校へ行ったとしても、それはやはり成績は悪いわけでございますんでその評定はやっぱり低くなるという形には変わりはございませんので、その辺はよく御理解のほうよろしくお願いいたします。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  成績の悪い子がええとこ行ってというふうなんは僕は思っていません。学校の評定が低いために、自分は成績ええのに普通の評定をもらわれへんというふうな人が高いところへ行くというふうな、そういうふうなことも考える余地があるんじゃないですかという話をちょっとさせてもろうたわけです。 では次に、普通教室の全てにエアコン設置をということで、今年度、28年度は本当にたくさんの教室にエアコンをつけていただきました。そのことによって全ての学校でエアコンが有効にフル活用されたんかどうか、もう少し聞かせていただけますか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  伊藤教育総務部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎教育総務部長(伊藤輝君)  先ほど教育長の答弁にもございましたように、今回、この平成28年度の予算におきまして、小学校のほうには45室、中学校の学習室には16室、中学校の図書室に5室のエアコンを設置いたしまして、従前からございます特別教室のエアコン等フルに活用いたしましていろんなカリキュラムの全体の中で有効に利用していただいているというふうに、教育委員会としても調査した結果、そういうふうに受けとめております。 以上でございます。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  エアコンのある部屋が有効に全て使われているということは、たくさんつけていただいてそれが効果的に活用されているということですごくいいことだというふうに思います。ただ、全体の教室の数からいえば、まだまだ4分の1とか5分の1とかの教室しかついていないわけです。 以前の、私のほうから質問したことに対して、電気容量の問題だとかいろんな問題があって全ての普通教室につけることは無理なんですという話があったんですけれども、他市などでは、近隣の羽曳野市でも富田林市でもそういう全ての普通教室にエアコンをつけているというのを聞きますので、どうやってそれができたのかとか、松原とどこら辺が違うのかとか、松原の場合は全ての教室につけようと思ったら例えば配電盤そのものをかえなあかんとか、それには物すごいお金がかかるとか、そういう問題があるのかどうか。ちょっとやっぱり他市の経験も、どうやってつけたのかということもぜひ参考に聞いていただくとともに、松原特有のもしつけられない理由があればちょっと教えていただきたいなというふうに思います。 以上です。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  伊藤教育総務部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎教育総務部長(伊藤輝君)  今、議員御指摘の羽曳野市の状況でございますけれども、羽曳野市さんのほうではそういう3年計画で進められていくというふうなことは聞いております。どこの市町村におきましても、やはりこの学校自体の老朽化というような点もいろいろとございますし、今、議員おっしゃいました電気容量、いわゆるキュービクルというんですけれども、そこら辺の容量というのがやっぱりだんだんといろんなところできつくなってきているというのも現状あるかと思います。 今、大阪府内で普通教室にエアコンが設置されている市町村の状況といいますのが、ちょうどもう完全に二極化をしているような状況です。設置しているところもございますし、もうそこまで全然いけていないというところも数多くございます。そんな状況ですんで、いろいろと今回、28年度の予算をいただいて設置したエアコンという、この学習室につけましたエアコンを活用していく、そういった全体のカリキュラムの中で活用していただくというところで、どういうふうに工夫ができるのかということも含めまして今後ちょっと検証して、その結果を踏まえてまたいろいろと検討してまいりたいと考えております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  ぜひ検討していただきたいというふうに思います、今後。 それと、今回の学習指導要領の改定で、さらに授業時数をふやさなければとてもじゃないけど英語も含めてやっていけないような、かなり厳しい詰め込み教育になるような内容だというふうに聞くわけです。そういう点で、堺市とか大阪市などでは、エアコンをつけたかわりにと言うたらおかしいですけれども、夏休みを短くして授業時数をふやすとかそんなことまでやっているところもあるというふうに聞きます。前からそうやったんかもわかりませんねんけれども、やはり僕は夏休みは夏休みでちゃんとやっぱり保証すべきですので、かなりひどい学習指導要領の改定があったとしても無理やり授業時数をふやすべきではないということを、ちょっとエアコンと絡めて意見を言っておきたいというふうに思います。 それからもう一つ、国が予算計上を推奨しているエアコン設置とあわせて、洋式トイレの拡大のことがあるんです。洋式トイレというのは、家庭によって洋式トイレでないとでけへんという子もあるかわり、和式でないと困るという子もあると思うんですが、松原市の今、小・中学校の洋式トイレの普及率はどれぐらいになっているのか、教えていただけますか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  伊藤教育総務部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎教育総務部長(伊藤輝君)  大体、今現在で小・中学校で全体の3割ぐらいが洋式化になってきています。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  3割ぐらいということですので、例えば建物の各階に洋式トイレが1個か2個かあるとか、そういう感じかなというふうに思うんですが、近い将来ふやしていくという計画についてはどのように考えておられるのか、聞かせていただけますか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  伊藤教育総務部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎教育総務部長(伊藤輝君)  現在、トイレ改修については、さきの平成28年度の補正予算のほうでもかなりの数やらせていただくような形になっております。今現在、洋式化については、大体イメージとして、男女のトイレがそれぞれ1カ所、1カ所ありましたら、そこに和式便所を1つ残すというようなイメージで進めております。と申しますのは、先ほど議員もおっしゃっておりましたように、それぞれの御家庭におけるいろんな事情もありますし、家では洋式に座るんだけどもやっぱり外では衛生上の問題とかそういった観点から、やっぱりほかの人が座る便座にはちょっと座れないという子どもさんもおられるというふうに聞いております。そういったところも含めまして、今そういう状況で進めさせていただいていますので、よろしくお願いいたします。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  またふやしていく方向でぜひお願いしたいと思います。 次に、中学生の国際交流についてなんですが、先ほど午前中の質問でかなり詳しくいろいろと聞かれておりましたので、お聞きをしていて、今年度は28人の中学生が行かれたということなんですが、聞いていましたら英会話の勉強をしっかりしていったとか、日常会話が多少できるように頑張って行ったとか、そういうふうな話もありましたので、その28人というのはどういう形で選ばれて行かれているのか。もちろん行きたいという人も含めてやってはるとは思うんですが、ちょっとその辺の選考基準といいますか、何かあれば聞かせていただけますか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  瀧澤学校教育部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎学校教育部長(瀧澤公子君)  こちらのほうからの募集を募りましてその中から、募集に応じた生徒さんの中から抽せんで28名という形にしております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  抽せんとなったら、英語が全然しゃべれない子とか多少は差がありますよね。せやけどそれはそれを覚悟で応募してきていると思いますので、中学生も。勉強のできる子だけとかやったらちょっと不公平かなというてちょっと感じたもんですから、その辺募集した上で多かったら抽せんしてということであれば、それはその後がなかなか大変かと思うんですけれどもぜひ、すごくいいことだというふうに僕も思っておりますので、引き続きこの中学生の国際交流は取り組んでいっていただきたいなというふうに思っております。 次に、市長の海外視察についてなんですが、2月に行かれたオーストラリアの視察なんですが、具体的にどのような目的で、今後それをどのように生かしていこうとされているのか、ちょっと詳しく教えていただけますか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  大本市民協働部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市民協働部長(大本賢二君)  今回のオーストラリアの視察の件でございますが、これは今後の青少年の交流に向けました現地の視察ということでございます。次代を担う青少年の国際感覚の醸成、また先ほどからも出ておりますグローバル化をした人材の育成、それにまた語学・コミュニケーション能力の向上、こういったことを目的としまして、市としてもそのような青少年交流を支援していきたいなと考えております。そのためには、やっぱり現地のほうに市長のほうに出向いていただきまして、交流する市の市長との意見交換でありますとか情報交換、生の目で現地を見てくるということは必要だと考えております。こういったことから現地の安全性であるとかどういったところであるのか、そういったのも実際見ることによって情報だけとは変わってきますので、そういったところを今回の目的としてオーストラリアのほうに行ったものでございます。 今後につきましては、子どもたちのやっぱり交流ということですので、安心してホームステイや学校との交流、こういったものができるような形で進めていきたいなと考えております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  今回、どういうメンバーで何人ぐらい行かれたのか、ちょっと教えていただけますか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  大本市民協働部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市民協働部長(大本賢二君)  今回は市長も含めて6名が行っております。随行として1人、広報担当で1人、それと国際交流の担当から3名ということです。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  中学校の国際交流も含めてですが、青少年のそういう国際交流というのは、今後グローバル化の社会の中で必要性はあるというふうに思います。必要性はあると思うんですけれども、この4年間で市長を含む海外視察いうのは何回ぐらい行かれているのか、ちょっと教えてもらえませんか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  大本市民協働部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市民協働部長(大本賢二君)  この4年間ということですので平成25年からということで、国際交流に関しましては今回のオーストラリアを含めまして3回、それとセーフコミュニティのほうでは視察2回、それと国際会議のほうには招待等も含めまして2回、合計7回でございます。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  招待の分もあるということですから、全て松原市の市民の税金で行っているということではないとは思うんですが、そのうち市民の税金はどれぐらい使っているのか、ちょっと教えていただけますか。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  大本市民協働部長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市民協働部長(大本賢二君)  職員の旅費と特別旅費といたしましては、台湾のほうの協定のときには議会のほうからも3名行っていただいていますので、それを除きまして600万円程度でございます。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  必要なものについては当然行かなければならないというふうに思うんですが、私らの論調からいいますと、セーフコミュニティが必要でないというふうな違いがございますので、そういう点でいえばセーフコミュニティに関係するところもこの7回の中にはあるということですから、そういう点は節約すべきではないかというふうに私どもは考えております。そういう点で、ただただ市長の海外視察の回数だけの問題ではないというふうに思いますが、この間よく海外に行かれているというのを聞きますので、そういう点では、今後ただ行けばいいということではなくて、やはり行ったときに持ち帰ってきてもらう分といいますか、それも重要だと思いますので、ぜひその点も含めて、海外視察については慎重にまた計画をしていただけたらというふうに思います。 以上です。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  澤井市長。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◎市長(澤井宏文君)  今議員から、これはスタンスの違いといいますか、お互いにつまらないところかもしれませんが、あえてこの視察のあり方というものを申し上げたいと思いますが、まず、これは議会も同じように視察されています。これは市民の大切な税金であります。私は視察の目的というものは、今、議員が最後にいみじくも言われた松原市に対してどういった成果が生まれたか、そのことだと思います。そのことに尽きるんだと思います。これが海外であれ国内であれ、我々は議会も含めて先進的に取り組みをされているようなまちづくりであったり、施策、すばらしいものを直接見聞きしてそれを市政に生かしていくことが大切であると思っております。 この間の私の海外の出張におきましても、視察におきましても、全て、例えばセーフコミュニティの認証であったり、あるいは子どもたちのこういった中学校の教育交流、さらにはそういった地域の方々との交流も含めて、全てにおいて私は実績、成果を上げさせていただいていると思っておりますんで、今議員が言われたような内容での、私は市民の方々の税金を無駄遣いしているということは一切やっていないということは申し上げたいなと思っております。今後もしっかりとそういった経験を、学んだものを松原市政に生かしてまいりたいと思っております。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  福嶋議員。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ◆12番(福嶋光広君)  ぜひ私どもの主張、また繰り返しになりますけれども、安全・安心なまちづくりは市民と一緒にやっぱり進めていかなければならないというふうに思っております。そういう点で、セーフコミュニティに関連するそういった取り組みについてはいかがなもんかということを考えているということを最後に申し上げさせてもうて終わらせていただきます。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○副議長(紀田崇君)  以上をもちまして、本日の会議をとどめたいと思います。 3日目の会議は、明7日午前10時開会といたします。 本日はこれにて延会といたします。       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ △延会 午後2時42分       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~                                 以上                      松原市議会議長  森田夏江                      松原市議会副議長 紀田 崇                      松原市議会議員  羽広政勝                      松原市議会議員  河本晋一...