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  1. 河内長野市議会 2019-12-12
    12月12日-03号


    取得元: 河内長野市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-02
    令和 元年 12月 定例会(第3回)令和元年12月市議会第3回定例会会議録(第3日)一、開議 12月12日(午前10時0分)-----------------------------------出席議員     1番    原 歴史         2番    仲川 学         3番    工藤敬子         4番    道端俊彦         5番    山本一男         6番    土井 昭         7番    奥村 亮         8番    堀川和彦         9番    浦山宣之         10番    中村貴子         11番    駄場中大介         12番    宮本 哲         13番    丹羽 実         14番    三島克則         15番    大原一郎         16番    桂  聖         17番    峯 満寿人         18番    浦尾雅文-----------------------------------本会議の事務局長及び書記は次のとおりである。         事務局長      柳谷昌伯         課長        寺本直文         課長補佐      下岸大輔         係長        内本真弓         係長        西本哲平         副主査       西片正伸         副主査       中野左文-----------------------------------法第121条の規定による出席者         市長                島田智明         副市長               桝井繁春         副市長               塩谷 聡         教育長               松本芳孝         自治安全部長兼危機管理監      浦 俊彦         市民保健部長            東部昌也         福祉部長兼福祉事務所長       亀井則彦         環境経済部長            太口智裕         環境経済部理事           島田俊彦         都市づくり部長           梅谷武博         都市づくり部理事          田中博行         総務部長              小西昌敏         総務部理事             大林 巌         総合政策部長            小林章良         総合政策部理事           島田記子         会計管理者             中谷 浩         消防長               中野隆司         上下水道部長            加山孝好         選挙管理委員会事務局長兼農業委員会         事務局長兼固定資産評価審査委員会  野川弘嗣         事務局長兼監査委員事務局長         教育推進部長            宮阪晴久         教育推進部理事           安田喜孝         教育推進部理事           中田惠理子         生涯学習部長            小川 祥         生涯学習部理事           井上剛一 △議事日程  日程1.会議録署名議員の指名 日程2.議案第34号 河内長野市基金に属する現金の一括運用により生ずる収益の処理に関する条例の制定について 日程3.議案第35号 河内長野市生産緑地地区の区域の規模に関する条例の制定について 日程4.議案第36号 河内長野市印鑑登録条例の改正について 日程5.議案第37号 河内長野市日野地区環境整備基金条例の改正について 日程6.議案第38号 河内長野市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の改正について 日程7.議案第39号 河内長野市下水道条例の改正について 日程8.議案第40号 河内長野市火災予防条例の改正について 日程9.議案第41号 公の施設(河内長野市立日野コミュニティセンター)の指定管理者の指定について 日程10.議案第42号 令和元年度河内長野市一般会計補正予算 日程11.議案第43号 令和元年度河内長野市水道事業会計補正予算 日程12.議案第44号 令和元年度河内長野市下水道事業会計補正予算 日程13.一般質問 日程14.議案第45号 河内長野市一般職の任期付職員の採用等に関する条例及び一般職の職員の給与に関する条例の改正について 日程15.議案第46号 議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の改正について 日程16.議案第47号 特別職の職員の給与に関する条例の改正について 日程17.議案第48号 河内長野市立保健センター等整備工事請負契約の締結について 日程18.議案第49号 令和元年度河内長野市一般会計補正予算 日程19.議案第50号 令和元年度河内長野市国民健康保険事業勘定特別会計補正予算 日程20.議案第51号 令和元年度河内長野市介護保険特別会計補正予算 日程21.議案第52号 令和元年度河内長野市後期高齢者医療特別会計補正予算 日程22.議案第53号 令和元年度河内長野市水道事業会計補正予算 日程23.議案第54号 令和元年度河内長野市下水道事業会計補正予算 日程24.発議案第1号 河内長野市立市民運動場設置条例の改正について 日程25.発議案第2号 河内長野市立市民総合体育館条例の改正について 日程26.請願第1号 「市民総合体育館」駐車場の有料化に関する請願 △本日の会議に付した事件  1.会議録署名議員の指名 2.議案第34号~議案第44号 3.一般質問 4.議案第45号~議案第54号 5.発議案第1号及び発議案第2号 6.請願第1号 △個人質問 浦尾雅文議員件名1 市民運動場、市民総合体育館の駐車場有料化について。 要旨1 減免及び料金等の見直しについて。件名2 千代田駅前整備による活性化、にぎわいの創出について。 要旨1 菱こ池活用による地域拠点施設整備について。答弁を要求する理事者      市長並びに関係理事者             ◇     ◇     ◇工藤敬子議員件名1 河内長野駅前の清掃状況について。 要旨1 市が「河内長野の顔」と位置づけている河内長野駅前広場の清掃状況は、本市の顔と呼ぶにはふさわしくない現状にあり、日本遺産を見に来られた観光客に対し大きなマイナスイメージを与えると危惧するが、市の見解をお伺いします。    (1) 現在の清掃状況について市はどのように考えておられますか。    (2) 市の担当者による定期的な清掃点検は行われていますか。    (3) 業者との契約時に、清掃レベルのすり合わせはどの程度まで行われていたかお伺いします。 要旨2 清掃業者への委託等でまかないきれない部分について、市が主体となりボランティアの募集等で市民の方々に協力を仰いではどうか。件名2 子どもたちを守る教育の啓発について。 要旨1 小中学生のスマートフォン等デジタル端末の普及により、小中学生のSNS利用が原因となる事件が増加しています。SNSを利用する上での注意を促す積極的な教育が重要であると考えますが、現在の学校での子ども達への指導はどのように行っているのかをお伺いします。 要旨2 保護者に対しても、生徒児童のSNS利用の危険性や、端末のフィルター設定方法などについて、より一層の啓発活動が必要であると考えるが、市の見解をお伺いします。件名3 さらなる子育てサポートの充実に向けて。 要旨1 選択制中学校給食の温かいおかずの提供について。    (1) 9月の決算常任委員会でご答弁されていた、スープジャーの調査検討の結果をお伺いします。    (2) 温かい給食の実現に向け検討中のプランは他にありますか。 要旨2 現在の給食センターの設備老朽化と、温かい中学校給食実現を複合的に考え、今後の給食センター配備・運営プランについて市の見解をお伺いします。答弁を要求する理事者      市長並びに関係理事者             ◇     ◇     ◇宮本 哲議員件名1 市立市民総合体育館等の駐車場有料化は9月議会において賛成多数で条例が制定された。しかし、同条例の中においても利用者減免は可能だ。運用面において利用料金の再検討を。 要旨1 利用者減免の実施を。 要旨2 福祉センター錦渓苑も同様に利用者減免を。 要旨3 有料化について数回の説明会が開かれたが、市民、利用者からはたくさんの厳しい意見が出されたと聞く。今、料金設定等の見直しを検討していると聞くが、今回の事態をどう総括するのか。件名2 災害時の障がい者や一部の高齢者の避難課題について。 要旨1 指定福祉避難所は、障がい者等の避難所としてその思いに答えられているのか。 要旨2 委員会では、障がい者自立支援協議会のワーキンググループで構築していくと答弁があったが、進捗状況は。どれくらいの期間で一つの方向性を出そうとしているのか。 要旨3 各介護施設などと連携するなど、高齢者の避難所の枠を広げてはどうか。 要旨4 避難所には医療的ケアをもカバーできる発電機の整備が欠かせない。実態を把握し、医療機関との連携も含め、避難時に安心できる体制を構築すべき。 要旨5 緊急時の避難において制度上の課題はないのか。件名3 寺ケ池公園や荘園のテニスコートの整備計画は具体化しているのか。 要旨1 寺ケ池公園庭球場はロッカー、着替え室、シャワールームの整備を。 要旨2 荘園庭球場は早急に整備を。答弁を要求する理事者      市長並びに関係理事者             ◇     ◇     ◇駄場中大介議員件名1 福祉・教育の充実を。 要旨1 財源と使途について。    (1) 消費税増税に伴う地方消費税の歳入増の見通しは。    (2) 消費税法に定められた趣旨等ではどのような施策に要する経費に充てるとされているかお聞きします。    (3) 地方税法に定められた地方消費税の使途をお聞きします。    (4) 幼児教育無償化による市の財政負担減の予想額(幼稚園含む)と、その使途をお聞きします。 要旨2 中学校全員給食を一日も早く実施し、給食センターの大規模改修が迫る小学校給食と新規中学校全員給食は、これを機に自校調理方式に。    (1) これまで、教育委員会は中学校全員給食の実施には「課題がある」と答えているが、今後の国の動向も踏まえたうえで、市として全員給食を行っていくことへ、どのような課題があるのか。    (2) 9月議会で教育委員会は、中学校給食の自校調理方式について「研究を行う」と答えていたが、その後の進捗をお聞きします。    (3) 防災対策として調理場の整備を行うと国庫補助対象になり、1/3国庫補助と地方債充当率90%・交付税措置8.3%などがある。防災対策の角度からも小中学校での自校調理方式の検討を。 要旨3 中学校に入学する際には、制服のほかに指定のカバン、サブバッグ、名前入り体操服、上履き、リコーダーなど、小学校入学時ではピアニカ、算数セットなどを購入しなければならず保護者の負担は大きい。小中学校入学の際、指定物品購入の保護者負担を軽減するために、指定物品の緩和を。    (1) 制服も含め、入学時にかかる費用が高額な学校では、小中学校それぞれいくら必要ですか。    (2) 可能な限り指定を解除し、保護者負担の軽減を。    (3) 就学援助入学準備金の増額を。件名2 河内長野駅前について。 要旨1 駅東側の休日急病診療所・保健センター跡地の利用は広く市民の声を聴いて進めるべき。    (1) 市民の中には、駅直結テナント付きマンションのほかにバスロータリー等の提案の声があります。技術論や将来性、財政論も含め短期・長期的な可能性の市民的な論議を行い、意見に対する結果も公開するなど双方向型で進めるべき。 要旨2 河内長野駅前の交差点の横断歩道をスクランブル化してはどうか。実態の調査をし、検討をしてください。答弁を要求する理事者      市長並びに関係理事者             ◇     ◇     ◇奥村 亮議員件名1 選択制弁当給食について。 要旨1 中学校における選択制弁当給食の現状について。 要旨2 本市の選択制弁当給食開始から現在に至るまでの間で、府内における全員給食の実施状況の変化はあったのか。件名2 近年における投票啓発事業は。 要旨1 ここ近年に行われた選挙における投票率は。 要旨2 若年層の投票率の推移は。件名3 職員の業務低減について。 要旨1 アウトソーシングでどのような業務軽減が図れるのか。 要旨2 市民からの問い合わせ業務は年間どの程度あるのか。 要旨3 マイナンバーの啓発活動の推進を。答弁を要求する理事者      市長並びに関係理事者             ◇     ◇     ◇山本一男議員件名1 住みよいまちづくりについて。 要旨1 「市民総合体育館」駐車場有料化の今後の進め方について。 要旨2 市立小中学校(教育方針・施設含む)の今後の方向性について。件名2 人材育成の実態・問題点と今後の対策について。答弁を要求する理事者      市長並びに関係理事者             ◇     ◇     ◇丹羽 実議員件名1 エアコン設置を教育環境の充実と防災対策に活かすために。 要旨1 今年の9月に市内全小中学校にエアコンが設置されました。これまでの普通教室における暖房使用実態の期間と暖房機種は。エアコン暖房が可能になった現在、エアコン使用はどのようにしようとしていますか。 要旨2 全国の公立学校の体育館のエアコン設置率は2.6%にとどまっています(文部科学省2019年9月)。近年の大災害時には避難所として学校体育館が優先的に使用されることを考慮すれば、当市も公立学校の体育館にエアコン設置が求められます。実質的な地方自治体負担は30%と聞きますが検討状況は。件名2 各部署の防災対策について。 要旨1 大災害(停電時)における上下水道設備(配管・タンク・ポンプ)はどの程度、耐えられますか。 要旨2 当市は正規職員と非正規職員の比率で正規職員が少ないことで府内でワーストクラスです。大災害時に避難所開設期間が長期・多数になった時、そこに配置される職員は充足できますか。 要旨3 防災行政無線が聞こえないとの市民の声があります。戸別受信機(防災ラジオ・防災電話など)の検討状況は。 要旨4 先の台風19号の被害が甚大であった関東地域のいくつかの市で、市のホームページへのアクセス数が一気に増大し、繋がらない状態になりました。当市は心配ないですか。件名3 激甚な気象災害が頻発し、多くの人命が奪われている事態を認識するために。 要旨1 いま、地方自治体として「気候非常事態宣言」を出すという運動が日本だけでなく世界的に広がっています。宣言した自治体は20カ国を超え1000以上。国が出す最近の例は、イギリス・カナダ・スペインなど8カ国です。日本でも9月に長崎県壱岐市で国内初の「気候非常事態宣言」を出し、10月には神奈川県鎌倉市議会が決議を採択しました。当市でも早期に宣言を出すことを検討してはどうか。答弁を要求する理事者      市長並びに関係理事者             ◇     ◇     ◇桂  聖議員件名1 道路や水道など、インフラ施設の維持保全・更新の重要性について。 要旨1 快適な市民生活と災害への備えから、老朽化した水道施設の改修は重要です。本市では2015年度に「河内長野市水道事業ビジョン」が策定され、その後、2019年度から「河内長野市上下水道ビジョン」と改め、中長期的な水道施設の維持管理に努められています。老朽化した水道管の改修は順調ですか。現状と今後の取り組みをお示しください。 要旨2 道路の維持保全、改修工事の現状と今後の取り組みをお示しください。 要旨3 樹木が原因の事故が発生しています。街路樹の根上がりは人身事故を誘発する危険性もあります。早急な対処が必要ですが、現状と今後の方向性をお聞かせください。件名2 河内長野市の衰退を食い止め、発展していくために必要な政策を。 要旨1 令和3年4月に河内長野駅東側の保健センターと休日急病診療所の移転が計画されています。跡地の利活用は本市の将来像を左右する重要課題です。市民の利便性、本市の歳入増と経済発展、将来性などを考えて慎重かつ大胆に行うべきです。考えと今後の計画をお示しください。 要旨2 国道310号、菊水町交差点と諸越橋間の歩道の設置や段差解消などの歩行者安全対策を行ってください。 要旨3 駅前の本町に来年の秋には完成が予定されている約70戸のマンションが建設中で、既に分譲完売したようです。周辺の商店街や古い町並みとアンバランスな光景が目に浮かびます。「河内長野市都市計画マスタープラン」に沿って、「歩いて暮らせるまちづくり」を目指すための今後の方針をお聞かせください。 要旨4 車両と歩行者の増加が予想されます。駅前の都市計画道路(シンボルロード)の進捗状況と今後の展望をお答えください。答弁を要求する理事者      市長並びに関係理事者 △会議の顛末      (午前10時0分 開議) ○議長(峯満寿人)  これより令和元年12月河内長野市議会第3回定例会第3日目の会議を開きます。 ただいまの出席議員は18名で、定足数に達しています。 日程1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、河内長野市議会会議規則第88条の規定により、1番 原歴史議員及び11番 駄場中大介議員を指名します。 次、日程2 議案第34号 河内長野市基金に属する現金の一括運用により生ずる収益の処理に関する条例の制定についてから日程12 議案第44号 令和元年度河内長野市下水道事業会計補正予算までの11件を一括議題としたいと思います。これにご異議ありませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。よって、議案第34号 河内長野市基金に属する現金の一括運用により生ずる収益の処理に関する条例の制定について外10件を一括議題とします。 これより2日目に引き続き議案及び議案外の市政に関する一般質問に入り、個人質問を行います。 質問者は議長が指名します。 なお、議員及び理事者にお願いします。円滑な議事運営のため、質問、答弁は簡潔明瞭にお願いします。 それでは、まず初めに、18番 浦尾雅文議員。 ◆18番(浦尾雅文)  議席番号18番 浦尾雅文です。通告順序に従い質問をいたします。 件名1.市民運動場、市民総合体育館の駐車場無料化についてお伺いします。 前段で周知されていることと思いますが、我々大阪維新の会は、9月議会において議決した市民運動場、総合体育館の駐車場に関する条例改正の一部見直しを行うため、12月議会において条例改正案の提出をする予定をしているところであります。 まず、このたびの発議については、9月議会における条例改正案を賛成した我々の判断と今回の議案提出は十分に整合性がとれたものであるということをここに申し上げさせていただきます。 そこで、我々の9月議会における条例改正案賛成の第1の理由でありますが、これまで総合体育館あるいは市民運動場の駐車場は、目的外利用のため長年にわたり本来の利用者が駐車場を利用できない状況が常態化していました。利用者の権利を守るために早急に対応しなければならないということが、我々の賛成の最大の理由です。 そして、今回のもう一つの目的である駐車場料金としてご負担をいただいた分を運営費用等に充当していくことについてでありますが、その点についての我々の考えは、利用者の皆様に十分にご理解をいただけるまでは一定の措置が必要であるというのが基本姿勢であります。しかし、問題は9月議会における減免措置を導入することについての背景であります。 減免を行うために、まず必要条件となる利用者であるかどうかを見分ける判断基準が、9月の時点で整備されていたかどうかでありますが、担当から聞きますと、体育館や運動場において、本当にあなたは利用者ですかという問いかけを毎度毎度することは困難です。そのようなことをすれば、利用者との間でトラブルが起こり、混乱する可能性があります。そのため、今後、減免導入には、さまざまな状況を想定し、条件整備をしなければならないということでありました。 我々は、減免を求めることや対案も提出することを検討いたしましたが、そのような条件が整わない段階での減免の対案は、間違いなく現場が混乱するとの判断を行い、9月議会においては、まず現場の課題解決を最優先とした上で、先送りできない喫緊の課題である目的外利用対策のため、条例改正に賛成をいたしました。これが9月議会の背景であります。 ただし、今のこの状況で我々が申し上げたいのは、11月ごろからお聞きしているのが減免制度を導入するということでありますが、ということは、利用者と利用者ではない方を見分けることができるということになるのではないですか。我々から見れば、9月議会と12月議会で前提が大きく変化しています。 さらに、問題は、本来なら努力次第で9月議会に減免額を出そうと思えば出せていた可能性があるのではないかという点です。 そして、今回の我々の提出料金体系でありますが、永久的にと考えているものではありません。総合体育館については、40年以上にわたり、駐車場に係る費用は歳出にのせられております。一般財源で賄われておりました。今回は行政の考え方が大きく変わります。その点を理解していただくために、多少の時間をかける必要はありますし、理解なしに進めれば、市民の皆様と溝を掘り、後々の市政運営全体に悪影響を及ぼすことの危機感を持つ必要があります。 さらに、本質的なところを申し上げますと、市民の皆様が議会に期待しているところは、市民の皆様からご負担をいただくための計算を議論してほしいということではなく、従来どおり市民総合体育館や市民運動場に充当する財源が本当に今の河内長野市政にないのかどうかという点を行政から独立した機関として検証を行い、その点を市民に示す努力をしてほしい。それが議会に対する市民の期待であると考えます。 そして、最後に申し上げますが、このたびの条例改正案の提出でありますが、我々は11月の上旬の段階で検討を始めておりますから、請願が提出された後から急いで検討したものではありません。その上で、今回提出されている請願に対する我々の考え方でありますが、今回の発議案の提案理由と考えを同じくするものとも我々は判断しており、そのような背景から今回の請願には賛成をさせていただくこともつけ加えて申し上げさせていただきまして、そこで、要旨1.減免及び料金等の見直しについて、市の見解をお伺いいたします。 次、件名2.千代田駅前整備による活性化、にぎわいの創出について。 要旨1.菱こ池活用による地域拠点施設整備についてお伺いをいたします。 質問は以上です。よろしくお願いいたします。 ○議長(峯満寿人) ○議長(峯満寿人)  生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(小川祥)  それでは、私から件名1.要旨1についてお答え申し上げます。 このたびの市立市民総合体育館等の駐車場の有料化につきましては、9月市議会でもご説明いたしましたとおり、近隣商業施設の駐車場有料化が原因と見られる体育館駐車場における目的外利用や長時間利用を抑止するとともに、施設の老朽化が進む中、維持管理費だけでなく、施設更新の財源を確保することを目的としています。 改正条例を議決いただいた後、体育館及び下里運動公園において利用者説明会を合計8回実施したところ、利用者の方々より施設利用者の負担軽減や駐車場内での安全通行等に関する数々の貴重なご意見をいただきました。 それらを踏まえ、駐車場内を安全に通行できるよう、対面通行や入出庫をスムーズにするための車道の拡幅、駐車場の出口が1カ所に集中してしまうスロープを採用しない駐車場レイアウトに変更するなどの検討を進めているところでございます。 また、料金体系につきましては、改正条例の範囲内において、施設利用者の負担軽減並びに目的外利用を排除するため、施設利用者と施設利用者以外を区分し、無料駐車時間は1時間で同じですが、施設利用者以外を当初案どおり30分100円とし、新たに施設利用者を30分50円に設定する方向で検討を進めております。 これにより、固定収益金の額は減少しますが、一定の収益が見込まれ、その一部を基金に積み立て体育施設の改修などに充てるという所期の目的は達成できることから、このたび再検討を行った料金体系で運営したいと考えております。 また、減免につきましては、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳をお持ちの方及びその方の介助者について、全額免除としたいと考えております。 なお、市立福祉センター錦渓苑利用者については、体育館等の利用者と同様の取り扱いにするべく、担当課と協議を進めているところでございます。 いずれにいたしましても、駐車場の管理運営につきましては、有料化実施後も十分に検証を行い、新たな課題が生じた場合には、適宜必要な措置を行ってまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(峯満寿人)  都市づくり部田中理事。 ◎都市づくり部理事(田中博行)  件名2.要旨1についてお答え申し上げます。 千代田駅周辺は、総合計画や都市計画マスタープランにおいて、地域拠点に位置づけており、千代田駅を中心として市北部の交通拠点となっております。 駅西側には、商業施設や金融機関、公民館を初め生活関連施設が充実しており、また、駅東側の徒歩圏内には、地域医療の中核となる大阪南医療センターが立地していることから、地域拠点として必要な交通機能や都市機能の集積を図る方針を示しております。 平成31年3月には立地適正化計画を公表しており、千代田駅周辺は市北部の地域拠点として都市機能を誘導する区域に設定しております。 市北部の地域拠点として、公共交通を確保するとともに、買い物や子育て、医療など日常生活に必要な機能がそろい、利便性の高い魅力的な拠点の形成を目指しております。 また、大阪南医療センターを核として、保健医療施設の移転や連携強化による機能を集約することにより、健康医療拠点の形成を図ります。 駅周辺の商業施設や大阪南医療センターなどの既存の都市機能を生かしつつ、市民相互の交流や経済の活性化も含めて、地域拠点として必要な都市機能の誘導に努めてまいります。 ご質問の菱こ池を含めた千代田駅周辺都市機能誘導区域におきましては、必要な都市機能の誘導を行うための施策として、低未利用地の有効活用や民間活力を導入することが効果的であると考えております。 今後は、千代田周辺が市北部の地域拠点として活性化するよう、効果的な施策について関係部局と連携してまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(峯満寿人)  浦尾雅文議員。 ◆18番(浦尾雅文)  ありがとうございました。 まず、件名1ですけれども、これについては我々のほうも後に議案を提出する予定をしておりますので、これ以上のいろんな再質問、意見等はもう控えさせていただきたいと思います。 次に、件名2ですけれども、まず千代田駅についてですが、一般的に河内長野市においては、千代田駅、河内長野駅、三日市町駅ということで、乗降客が多いということから、主要3駅というふうなことも言われたりしている駅でありますが、河内長野駅、三日市町駅に関しては、過去において再開発を行っておりますので、何らかの形で拠点整備が行われておりますけれども、千代田駅については、いまだそういう整備が行われずにいるような状態です。 小学校区の人口の統計調査で見ますと、千代田駅周辺地域というのが千代田小学校区と楠小学校区になるかと思いますが、この小学校区の人口割合でいくと恐らく河内長野市域全域から比較をしても市全体を牽引していくぐらいの人口集積、人口密度が高い地域でもあります。 その中で、こういう整備が行われていないということは、千代田地域だけでなくて、恐らく河内長野市全体としても金の卵を産む鶏をうまく生かし切れていないのではないかとも思います。 そこで、今後の全体の成長等も含めて考えたときの千代田駅前の菱こ池ということでありますが、いまだこの菱こ池については、農業用水としての機能と水利権もそこに乗っかっておりますから、さまざまな整理をつけないといけない課題というのはたくさんありますが、このような整理をつけて仮に取得をすることができるとすれば、答弁のとおりに、これから相当の、それ相応の市民サービスを提供できるような非常に有力な候補地になるということは間違いないのではないかと思います。 それで、我々の現時点におけるこの菱こ池に対する見解ですけれども、我々としては、今、千代田駅の踏切の西側の南側ですけれども、千代田公民館がございます。この公民館ですけれども、非常に奥まった土地になっております。この千代田公民館は、恐らく私が小学生ぐらいにはもう既に建っていた建物でありまして、もう40年以上超えた建物ではないかと思いますが、これをもう時期も時期ですし、公民館機能をそのまま機能充実をした上で、さらにコミセン機能も追加して、また複合機能もそこへ追加して、この菱こ池に移転をしてくるという考えも、これも一つ案ではないかなと思っております。 さらに、現在の千代田公民館ですけれども、位置的には袋地、囲にょう地になっておりまして、非常に活用方法も今、制限された状態であります。きのうの答弁にもありましたように、NTNがもうここ数年で移転をすることが決まっており、進められているというところの中で、一つ考えられるのは、NTNの今の土地の形状というのは、私も入ったことがないので、わからないんですけれども、恐らく何筆かになっていて、いろんな形状があると思いますけれども、この土地のその北側の一部を本市が、事情もあると思いますけれども、取得することができれば、国道310号から直接この千代田公民館の前を通る道へ道路を整備することができるかなと思います。 それができると、今の公民館というのは、北側一方にしか進入路がありませんけれども、それが南向きに出られて国道と直結するということになりますから、恐らくそれによって価値も数段に上がるかと思いますし、もし菱こ池のほうに移転するということであれば、その場所というのは収益事業が可能になりまして、恐らくそれを税収として上げていくということも可能かなと思います。 さらには、あと20年、30年という少し長い目で見たときには、さらなる千代田の発展の種地のような形として位置づけすることもできるんではないかということを我々は考えておりますので、その辺、今後、一つの課題であるということで、行政としてもご認識をいただきたいということを私どもから申し上げさせていただいて、今回の私の質問は以上で終わらせていただきます。 ○議長(峯満寿人)  これにて18番 浦尾雅文議員の質問が終わりました。 次、3番 工藤敬子議員。 ◆3番(工藤敬子)  改めまして、おはようございます。議席番号3番 工藤敬子でございます。通告に従いまして順に質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 件名1.河内長野駅前の清掃状況について。 要旨1.市が「河内長野の顔」と位置づけている河内長野駅前広場の清掃状況は、本市の顔と呼ぶにはふさわしくない現状であり、日本遺産を見に来られた観光客に対し大きなマイナスイメージを与えると危惧するが、市の見解をお伺いします。 (1)現在の清掃状況について市はどのように考えておられますか。 (2)市の担当者による定期的な清掃点検は行われていますか。 (3)業者との契約時に、清掃レベルのすり合わせはどの程度まで行われていたのか教えてください。 要旨2.清掃業者への委託等で賄い切れない部分について、市が主体となりボランティアの募集等で市民の方々に協力を仰いではどうか。 件名2.子どもたちを守る教育の啓発について。 要旨1.小中学生のスマートフォン等デジタル端末の普及により、小中学生のSNS利用が原因となる事件が増加しています。SNSを利用する上での注意を促す積極的な教育が重要であると考えますが、現在の学校での子どもたちへの指導はどのように行っているのかお伺いします。 要旨2.保護者に対しても、生徒児童のSNS利用の危険性や端末のフィルター設定方法などについて、より一層の啓発活動が必要であると考えるが、市の見解をお伺いします。 件名3.さらなる子育てサポートの充実に向けて。 要旨1.選択制中学校給食の温かいおかずの提供について。 (1)9月の決算常任委員会でご答弁されていたスープジャーの調査検討の結果をお伺いします。 (2)温かい給食の実現に向け検討中のプランはほかにありますか。 要旨2.現在の給食センターの設備老朽化と温かい中学校給食実現を複合的に考え、今後の給食センター配備・運営プランについて市の見解をお伺いします。 以上、再質問及び要望は質問席より行います。 ○議長(峯満寿人)  都市づくり部長。 ◎都市づくり部長(梅谷武博)  それでは、件名1.要旨1.(1)、(2)、(3)、要旨2につきましては、相関連いたしますので、あわせてお答え申し上げます。 ご質問の河内長野駅前広場におきましては、本市の玄関口として、市外からの来訪者を招く重要な場所でございます。 まず、要旨1.(1)のご質問でありますが、現在の清掃業務につきましては、昨年7月から3年間の長期契約として業者への委託発注をしております。清掃範囲は広場の歩道部や歩道橋などで、午前・午後に1回ずつ清掃とごみの回収を行っております。 なお、歩道橋及び公衆トイレの床面につきましては、月1回の洗浄を実施しており、清掃の実施については、限られた予算内で取り組んでおります。 次に、(2)及び(3)につきまして、業者との清掃レベルのすり合わせでありますが、清掃箇所のすり合わせは行っておりますが、清掃の仕上げに係るものにつきましては、数値等で把握できるものではないため、すり合わせは難しいものと考えております。しかし、清掃状況の確認につきましては、担当者が随時確認を行っているところでございます。 次に、要旨2のボランティアの募集等についてご説明申し上げます。 市域における道路に関するボランティアにつきましては、アドプト・ロード・プログラムがあり、道路清掃を通して地域に愛されるきれいな道路づくりや地域の環境美化を目的としております。 現在のところ、アドプト・ロード・プログラムとして大阪府に登録されている団体数は14団体で、本市では16団体が登録されています。そのうち、当該駅前広場で活動されている団体は、南海バス株式会社を含め2団体でございます。 なお、それら団体の募集につきましては、従前より市の広報やホームページに掲載し啓発を行っております。 したがいまして、当該広場における清掃業務に関し、今後は広場の状況をより注視するとともに、引き続き清掃活動をされている団体の協力も得ながら、可能な範囲で駅前広場の美化に取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(峯満寿人)  教育推進部安田理事。 ◎教育推進部理事(安田喜孝)  件名2.要旨1と要旨2は相関連しますので、一括してお答え申し上げます。 児童・生徒へのスマートフォンやSNSに関する指導につきましては、情報モラル教育として小中学校の教育課程に位置づけて実施しております。具体的には、道徳において、情報モラルに関する指導を実施するとともに、国語や社会、技術・家庭、総合的な学習の時間等においても関連する学習を行っております。さらに、生活指導として、スマートフォンの過度な使用による日常生活への支障や、SNS上でのいじめ、ネット等で知り合った人による犯罪被害などについて、指導を行っております。 これらに加えて、各小中学校で外部講師を招聘し、スマホ・インターネットに関する安全教室を実施しております。本年度は、生徒指導担当教員が作成したスマートフォンやSNSの危険性に関する教材を市内全小中学校で共有し、活用する新たな取り組みも進めているところでございます。 一方、保護者に対しましては、各学校において、家庭でのルールづくりやフィルタリングの徹底、使用の危険性等について、文書での発信や懇談会、入学説明会での講話等、あらゆる機会を捉えて啓発に努めているところでございます。 市教育委員会としましては、今後も各学校に対して、指導・助言はもとより、適切な情報提供を進め、SNS等の利用に起因した事件の被害・加害から児童・生徒を守るための取り組みを進めてまいりますので、ご支援賜りますようよろしくお願い申し上げます。 続きまして、件名3.要旨1.(1)、(2)及び要旨2は相関連いたしますので、一括してお答え申し上げます。 中学校給食の副食のうち、汁物を温かい状態で提供するために、真空断熱フードジャーを使用し、中学生が給食を喫食する調理後約2時間後の温度について、実験・調査を重ねてまいりました。その結果、フードジャー内の副食の中心温度が衛生管理基準に適した65度程度となり、おおむね良好な結果となっております。 今後は、モデル実施校を選定の上、実際に生徒に汁物を提供し、生徒、教職員の意見を参考にしながら、全中学校において温かい汁物を提供できるよう進めてまいりたいと考えているところでございます。 議員ご質問の温かい給食の提供につきましては、保温食器を活用する以外のプランは現在のところ考えておりませんが、まずは温かい汁物の提供に注力してまいります。 次に、給食センターの設備につきましては、ご指摘のとおり、蒸気ボイラーやスチームコンベクションオーブンなどの調理機器の老朽化が進んでおりますが、財政的な問題もあり、すぐに老朽機材の全面更新を行うことは困難な状況でございます。 市教育委員会としましては、老朽化の進んだ機材から順次計画的に更新を進め、給食調理に支障のないよう努めてまいります。また、給食センターの配備・運営につきましては、他の公共建築物と同様、河内長野市公共施設再配置計画に基づき進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。
    ○議長(峯満寿人)  工藤敬子議員。 ◆3番(工藤敬子)  ご答弁ありがとうございます。 それでは、順番に再質問をさせていただきます。 私は、9月の決算常任委員会のときに、河内長野駅前広場が汚いですということで意見を言わせていただきまして、連絡通路に30センチぐらいの草が生えていますよというお話をさせてもらって、その後、何回もずっと見に行っているんですけれども、3日後ぐらいにもうデッキブラシをかけていただいて、草はとっていただいてという作業をしていただいているのを見ました。 連絡通路から観光協会におりていく階段のライトのところにコケが生えていますよというのは、ちょっと1カ月ぐらいはかかっていたんですけれども、今はもうきれいにしていただいているので、言ったら動いていただけるというのはとてもありがたいなと思って、ここは本当にお礼を言わせていただきます。 その後、追加で、南海の改札を出てエスカレーターでバスターミナルにおりてきたところに置いてあるオブジェに関しても、コケがすごい生えていて、コケだらけのオブジェが、ひなびた感じで、いい雰囲気だったらいいんですけれども、それがちょっとすすけた感じに見えているので、それはどうなんでしょうというお話をさせてもらったら、もう二、三日後に、持ち物は人権協会のもので、今回の清掃範囲ではないということだったんですけれども、声をかけていただいて、すぐ洗浄をしていただいているということなので、すぐに動いていただいて、これもありがとうございます。 ただ、今時点で現状きれいだと感じているのかどうか、お答えください。 ○議長(峯満寿人)  都市づくり部長。 ◎都市づくり部長(梅谷武博)  駅前の清掃業務につきましては、委託発注して清掃管理していただいているんですが、何せ駅前広場につきましては屋外で、どうしても雨が降ったりして、水あかがついたり、コケがついたりして、一部汚れているところは確かにございますので、今後、駅前広場の管理につきましては、担当のほうも十分、駅前の状況を注視しまして管理に努めていきたいと考えております。 ○議長(峯満寿人)  工藤敬子議員。 ◆3番(工藤敬子)  満足はされていないということでいいんですか。 年間245万円ほどで委託をされていて、契約が変わる前よりも値段が下がったということやったんです。値段が下がって、でも、ちょっと清掃レベルが下がっているように感じるということを道路課の方もおっしゃっていたので、安かろう悪かろうじゃよくないと思うんです。 ただ、範囲が本当に広いので、245万円で受けますかと言われたら私は受けないなと思うぐらい安いお値段でやっていただいていると思うので、賄い切れない部分って、質問にも書かせてもらったんですけれども、出てくると思うんです。 そこに関しては、ちょっと提案を後でするんですけれども、ご答弁の中で、歩道部、歩道橋部分の床面洗浄を月1回行っていると書いてあるんですけれども、それはどんな作業ですか。 ○議長(峯満寿人)  都市づくり部長。 ◎都市づくり部長(梅谷武博)  答弁で申し上げましたように、駅前デッキがありますね。その上のブラッシングといいますか、その箇所とトイレの床を月に1回、水等で洗浄しているというところでございます。 ○議長(峯満寿人)  工藤敬子議員。 ◆3番(工藤敬子)  ありがとうございます。清掃状況を見ていて思うのが、上から見てみえるところは割に作業をしていただいているのかなと思って、ごみは本当に落ちていないと思います。本当に落としたてのごみとか、この間むきたてのミカンの皮とかが落ちていたんですけれども、全然干からびていなかったので、捨てはったところやなぐらいの感じのものしか落ちていないので、ごみは本当にちゃんとやっていただいていると思うんですけれども、階段に関してもそうなんですけれども、側面のお掃除というのが完全に欠落しているように感じるんです。そこがきれいじゃないと、来たときに、何かすごい寂れたまちやなという印象になってしまうと思うんです。せっかく日本遺産をとって、いいものを見に来ようと来ていただいていて、行った先はきれいなんですよ。ただ、おり立った駅が汚いというのは、割にがっかりするというか、寂れたまちやなというイメージになると思うので、ぜひ階段の側面、あと連絡通路の溝の脇の横のところのコケとかも取っていただきたいと思うんです。 清掃レベルのすり合わせは難しい、数値にできないということで、ご答弁いただいているんですけれども、例えば、ごみが落ちていないようにするというところは、話をされていると思うんです。それと一緒で、コケが生えていないとか、草が生えていない、土がたまっていない状態にするということは、数値化ではなくて言葉として表記できると思うので、その辺ははっきり明記して守っていただくようにしたら、今回のようなコケがいっぱい生えているという状況はなくなるかなと思います。 では、清掃のことはそこまでで、その次、要旨2のアドプトを募っていて、今、企業がしていただいているということなんですけれども、アドプトでされているところに関係ない人が参加して一緒にお掃除って、ちょっと難しいと思うんですけれども、今、河内長野では、河川を美しくする市民の会が、年に1回、川というすごく広大なエリアをボランティアでお掃除していただいていますよね。それと同じ感じで、ボランティアを募って、お掃除ということもできるのじゃないかなと思いますが、いかがでしょう。 ○議長(峯満寿人)  都市づくり部長。 ◎都市づくり部長(梅谷武博)  今ご質問のありました河川の清掃と違いまして、駅前広場につきましては多くの方が利用されておりまして、どうしても清掃作業中におけるほかの歩行者の方とか作業者の安全確保もする必要があると思いますので、河川のように、そこでそういうボランティアを募ってするというのは、なかなか難しいのかなとは思っております。 ただ、今、アドプトで2団体が入っていただいているのは、主にごみを拾っていただくとかいうのを中心にやっていただいている状況でございます。 ○議長(峯満寿人)  工藤敬子議員。 ◆3番(工藤敬子)  ありがとうございます。ちょっと何月かは忘れたんですけれども、私、ことし奥河内.meつながり会の「駅前おそうじ会」というのが企画されたものに参加をしたんです。私ぐらいの世代の力と元気のある人たちが集まって、1時間ほどで大分たくさんのごみを拾ったりしてきたんです。そういう人たちに頼んで、何をやりたいかというと、一回コケをきれいにしたいんです。コケをきれいにするのに、250万円年間でお支払いしているところで、一気にできるのかなというのもありますし、1年、2年で生えないんですよ、あんなにコケって。 なので、業者がかわる前から蓄積されてきたものを一回リセットして、これを保ってくださいというのだったら、委託されているところもできると思うんですけれども、それを今きれいにしなさいというのは絶対難しいと思うので、そこに関して市民のボランティアを募ってやっていただけたらなと思います。 そんなに難しいことじゃないと思いますし、コケがたまっているのはへりなので、通行される方は通れると思うんです。バケツと亀の甲たわしを持ってきてくださいというようなボランティアって募ったら、人は集まると思いますし、私は絶対参加しますので、ご検討をよろしくお願いします。要望にします。 では、次、SNSの件です。 LINEいじめとかも騒がれているんですけれども、今回は、事件が起きましたので、事件に関することを中心にお話をさせてもらいたいと思います。 現在どのような取り組みをされておられますかということで、生徒指導担当教員の方がつくった資料というのは、私もサンプルをいただいて、すごく内容がよかったので、これはもうぜひぜひ全ての小中学校で取り組んでいただけたらなと思います。 今の小中学生は、物心ついたときからスマホがあるんです。私たち世代というのは、大人になってから、20代、30代になってからスマホを手に入れた世代なので、子どもたちと扱える領域が全然違う。大人が管理するというのは、もう無理やと思うんです。 私もスマホの使い方とかわからないことがあったら、もう子どもに聞きます。高校生、大学生のほうが確実にいろいろ知っていて、いろんな機能を使いこなしているので、そこに関して親ができることというのは、子どもが小さければ小さいほどフィルタリングをしていただくというのが有効だと思うんです。 警察庁生活安全局少年課が出している「SNS等に起因する被害児童の現状と対策」という資料に載っていたんですけれども、実際に被害に遭ってしまった子どもがフィルタリングサービスを使っているかというアンケートをとったところ、被害に遭った子たちの9割はフィルタリングがかかっていないんです。なので、これはフィルタリングをかけておくというのは有効だと思うんですけれども、親としても、フィルタリングってどうやってかけるのという親御さんも多いと思うんです。そういうのが必要だよということを年に1回ぐらいお声かけしたぐらいじゃ、子どもにスマホを持たせるタイミングって、ご家庭によって違うと思うので、もう耳にたこやでというぐらい授業参観のたびにお話しするとか、それぐらい啓発していただいてもいいのかなと思っています。 子供たちが学校でSNSは怖いものだよというような指導を受けたことがないと答えた子が、被害に遭った子たちの40%なんです。受けたことがないとか、覚えていないとか。なので、年に1回授業をするぐらいじゃ、やったって言えないかなと思う。その日、休んでしまったら、聞くことがないと思うので、今どれぐらいの頻度でそういう教育をされているか教えてください。 ○議長(峯満寿人)  教育推進部安田理事。 ◎教育推進部理事(安田喜孝)  子どもたちへのSNSの危険性の指導の頻度というご質問なんですけれども、先ほど私から答弁させていただいたのは、市教育委員会として学校に強くこういうふうな指導を進めてほしいと助言している部分でございまして、各学校ごとに常に、今回、大きな事件に巻き込まれたのが小学生だったということもあり、私どもとしても校長会でも啓発というか、学校で啓発指導するようにということで指導・助言をしているところです。 ですので、各学校ごとに、こういうことがあるたびに、例えば全児童・生徒が集まった機会を見つけて、学校の教員、また生徒指導担当、学校長からも子どもたちへの呼びかけというのはしていただいているところかと思いますので、何回かという回数については、ちょっと申しわけございませんが、こちらは把握はしておりません。 ○議長(峯満寿人)  工藤敬子議員。 ◆3番(工藤敬子)  ありがとうございます。できるだけ小まめにそういう授業を扱っていただけたらなと思います。 子どもたちが、SNSでつながった人を知っている人と思ってしまう節があるんです。それは、ここにいる大人たちと感覚がもう違うんです。ゲームでチャットしながら一緒に戦った人とかを、たびたび同じ人とつながっていると、もう知っている人になるということとか、あとツイッターで写真に、このワンちゃんかわいいねみたいなものに返信したら、その後、ダイレクトメッセージで来て、内々でやりとりしているうちに、会おうかみたいなことになって怖い目に遭うということもあるので、実際に、こんな怖い目に遭うんだよということを警察庁のホームページでは出しているんです。でも、子どもたちがそれを見に行くかというと、絶対見に行かないと思うので、大人が警察庁のホームページからこういう事例を拾ってきて、子どもたちに、こういう目に遭う子がいたんだよ、こういう目に遭うことがあるんだよ、命を落とすこともあるんだよという話を学校で教えてあげる必要があると思うんです。 関心の高い親ほど子どもにそういう話はすると思うんですけれども、親が忙しかったり、寂しい思いをしている子どもたちほど、インターネットにつながりたいという思いも強いと思うので、怖い目に遭うということを教えてほしいと思います。 もうちょっと記憶が薄れてきているかと思うんですけれども、2017年に神奈川でアパートから9遺体が見つかった事件があったと思うんですが、あれもツイッターで、寂しいとか、死にたいということをつぶやいていた人に、ダイレクトメッセージを送って、会いにおいでみたいな話から、殺されているので、そういうことも子どもたちにはしっかり教えていってあげないと、2017年の事件は、今の小学生は多分知らないと思いますので、よろしくお願いします。 次、給食の件です。 温かいおかずの提供については、きのう中村議員が質問していただいたので、確認のみなんですけれども、モデル校導入のスケジュールと本格実施の時期をもう一回お願いします。 ○議長(峯満寿人)  教育推進部安田理事。 ◎教育推進部理事(安田喜孝)  先ほどのフードジャーでご答弁させていただきましたモデル実施校についてのご質問と、それから本格実施についてということですけれども、もし早ければ1月の下旬から2月の中旬ぐらいをめどにモデル校で生徒たちに試食を体験していただきたいなということで今進めております。 その結果を見まして、来年の9月ごろに本格実施ができればということで進めておるところでございます。 ○議長(峯満寿人)  工藤敬子議員。 ◆3番(工藤敬子)  ありがとうございます。あと、何食つくる予定で準備されているのか、あと本格実施のときに最大何食対応できる予定でいるのか教えてください。 ○議長(峯満寿人)  教育推進部安田理事。 ◎教育推進部理事(安田喜孝)  今現在は、申し込みとして想定していますのが、大体150食程度というのを見込んでおります。ただ、そこから注文もあってというふうに考えますと、200食はまず想定をしておるところでございます。 ○議長(峯満寿人)  工藤敬子議員。 ◆3番(工藤敬子)  まだモデル校の実施もしていない中で言うのも何なんですけれども、スープが温かくなっておいしくなったよという声が広がって、給食の数がふえたらうれしいなと思っていますので、先を見越してご準備していただけたらと思います。 あと、予約システムについて、今回、私は質問していないんですけれども、1カ月一括予約できるようになったことと申し込み期間が5日先まで延びたというのは、とてもありがたいことです。私もけさ1月分を予約したところなので、ぜひぜひこちらもよろしくお願いします。 次、要旨2の公共施設再配置計画に基づいて給食センターの配備・運営をするということだったんですけれども、5年間は現状維持と載っていますので、学校のあり方方針とあわせて、できるだけ早く研究・計画・検討をしていただいて、大きい給食センターを大規模改修するのか、自校式も取り込むのか、自校式とセンターを併用でやっていくのかということも含めて、検討をできるだけ早くしていただけたらと思います。私からは以上です。 ○議長(峯満寿人)  これにて3番 工藤敬子議員の質問が終わりました。 次、12番 宮本哲議員。 ◆12番(宮本哲)  日本共産党・宮本哲です。さきに提出しました通告順に従い質問をいたします。 件名1.市立市民総合体育館の駐車場有料化は9月議会におきまして賛成多数で条例が制定されました。しかし、同条例の中においても利用者減免は可能です。運用面において利用料金の再検討をであります。 要旨1は利用者減免の実施を。 要旨2は福祉センター錦渓苑も同様に利用者減免を。 要旨3.有料化について数回の説明会がこの間、開かれましたが、市民、利用者からは、たくさんの厳しい意見が出されております。今、料金設定等の見直しを検討しているとお聞きしますが、今回の事態をどのように総括されているのでしょうか。 件名2.災害時の障がい者や一部の高齢者の避難課題についてであります。 要旨1.指定福祉避難所は障がい者等の避難所として、その思いに応えられているのでしょうか。 要旨2.委員会では、障がい者自立支援協議会のワーキンググループで構築していくと答弁がありましたが、進捗状況はどうでしょうか。また、どれくらいの期間で一つの方向性を出そうとしているのでしょうか。 要旨3.各介護施設などと連携するなど、高齢者の避難所の枠をもっと広げてはどうでしょうか。 要旨4.避難所には医療的ケアをもカバーできる発電機の整備が欠かせないと思います。実態を把握し、医療機関との連携も含め、避難時に安心できる体制を構築すべきと思いますが、どうでしょうか。 要旨5.緊急時の避難において制度上の課題はないのでしょうか。 件名3.寺ケ池公園や荘園のテニスコートの整備計画は具体化しているのでしょうか。 要旨1.寺ケ池公園庭球場は、ロッカー、着がえ室やトイレ、シャワールームの整備を。 要旨2は、荘園庭球場は早急に整備をであります。 再質問、意見等は質問席より行います。 ○議長(峯満寿人)  生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(小川祥)  それでは、件名1.要旨1、要旨2、要旨3は相関連いたしますので、一括してお答え申し上げます。 このたびの市民総合体育館等の駐車場有料化につきましては、9月市議会でもご説明いたしましたとおり、近隣商業施設の駐車場有料化に伴う体育館駐車場における目的外利用や長時間利用を抑止するとともに、施設の老朽化が進む中、維持管理費だけでなく施設更新の財源を確保するという2点の課題を解決することが最大の目的でございます。 改正条例を議決いただいた後、10月から11月にかけて体育館及び下里運動公園において利用者説明会を実施したところ、計8回で延べ99名のご参加をいただいたところです。 そうした中で、利用者の方々より、駐車場の利用料金の負担軽減や駐車場内での安全通行等に関する数々の貴重なご意見を直接お伺いすることができましたので、それらを踏まえ、改正条例の範囲内で実施内容を再検討することといたしました。 まず、駐車場レイアウトにつきましては、駐車場内を安全に通行できるよう対面通行や入出庫をスムーズにするための車道の拡幅や、駐車場の出口が1カ所に集中することになるスロープ化を採用しない方向で変更の検討を進めております。 次に、料金体系につきましては、施設利用者の負担軽減並びに目的外利用を排除するため、施設利用者と施設利用者以外を区分し、無料時間は1時間で同じですが、施設利用者以外を当初案どおり30分100円とし、新たに施設利用者を30分50円に設定する方向で検討を進めております。 ただいまご説明しました駐車場有料化の再検討案につきましては、12月5日より市ホームページに掲載するとともに、利用者の方々に対する説明会を本日12月12日に市民総合体育館にて実施する予定でございます。 これらを踏まえ、教育委員会として最終決定を行い、12月16日から工事を開始し、当初予定どおり、令和2年2月4日に有料化を実施するべく、関係手続を進めてまいりたいと考えております。 なお、施設利用者との料金を区別する検討を進める中で、福祉センター錦渓苑利用者の駐車場利用について、体育施設利用者と同様の取り扱いでとの要請を担当部局からいただいておりますことから、その方向での協議を進めているところでございます。 本件につきましては、準備段階において利用団体等から情報収集を行いながら検討を行ってきたところですが、利用者説明会の実施などにより、さらに多くの利用者からの意見を反映し、改正条例の範囲内での再検討を行うことで、よりご理解をいただくことができたものと考えております。 今後におきましても、駐車場の管理運営につきましては、有料化実施後も十分に検証を行い、新たな課題が生じた場合には、利用料金を含め、適宜必要な措置を講じてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 続きまして、件名3.要旨1、要旨2は相関連いたしますので、一括してお答え申し上げます。 寺ケ池公園庭球場は、コート面改修を平成24年度に行いましたが、荘園庭球場の改修は、いまだ実施には至っておりません。 荘園庭球場につきましては、周囲フェンスやネットの補修及びコート面の陥没等、簡易な補修につきましては指定管理者により実施し、よりよい環境整備に努めているところでございます。 荘園庭球場の施設の老朽化が著しいことは、十分認識しているところですが、本市の厳しい財政状況では、直ちに改修整備を実施することは非常に困難な状況であると考えております。 そこで、スポーツ施設の適切な維持管理による施設の延命化を行うことで、今後の施設管理に係る費用の平準化を図ることを目指して、スポーツ施設の個別施設計画の策定に努めてまいりたいと考えております。 その上で、荘園庭球場や寺ケ池公園庭球場を含め各スポーツ施設の改修につきましては、緊急度や必要度に応じて優先順位をつけ、計画的に進めてまいりたいと考えております。 また、スポーツ施設の駐車場有料化を初めとした新たな財源確保にあわせ、利用料金の適正化に向けた取り組みも進めていきながら、適切な維持管理に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(峯満寿人)  福祉部長。 ◎福祉部長(亀井則彦)  それでは、私から件名2.要旨1、要旨2、要旨4、要旨5についてお答えいたします。 では、件名2.要旨1についてお答え申し上げます。 指定福祉避難所であります障がい者福祉センターあかみねにおきましては、現在、指定管理者により、社会福祉協議会が、障がい者のデイサービス事業及び生活介護の両事業を中心とした事業運営を実施しております。 このことから、施設面において各居室やトイレ、エレベーターなど、障がい者の利用に合わせてバリアフリー化が全館に施された施設となっております。 また、運営面においても、障がい者支援のために専門知識を有した介護福祉士や社会福祉士、看護師などを配置し、障がい者に寄り添った適切な支援に日々努めているところです。 さらに、災害で福祉避難所を開設する必要があるときは、指定管理者である社会福祉協議会との契約により、福祉避難所として運営されることになっています。 このことから、災害時にあっても施設面、運営面から日ごろの経験を生かした障がい者に特化した専門的かつ適切な支援を提供できる施設であると考えております。 今後におきましても、平常時の運営はもちろんのこと、災害時にあっても障がい者の立場に立った施設運営、支援のあり方について検討と改善をしていきたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いします。 次に、件名2.要旨2についてお答え申し上げます。 災害時における障がい者などの福祉支援体制の構築につきましては、河内長野市障がい者自立支援協議会の中に、専門のワーキンググループを発足させ、先月より定期的に検討を重ねることとしているところです。 全体の作業工程といたしましては、災害時における障がい者への支援体制を構築する上で、身体障がいや知的障がい、精神障がい、難病など、その障がいの種別ごとに、それぞれの特性に応じた検討が必要になりますことから、その種別ごとに順次検討をしていくこととしております。 まずは、相談事業所や通所事業所などの事業関係者より、災害発災時における障がい者の避難時や避難先での生活上の課題などについて抽出を行い、続きまして障がい者自身、当事者からも聞き取りを行い、その後、抽出された課題について、対応策をまとめて支援策などの構築を図ります。 全ての障がいに係る支援策などがまとまりましたら、河内長野市障がい者自立支援協議会の全体会において議論の上、最終の取りまとめを行い、わかりやすい形で、障がい者自身やその家族、地域の援助者、各事業所や医療機関などに周知を行うことで、災害時における福祉支援体制の整備を進めてまいりたいと考えております。 なお、現在の進捗状況は、相談支援事業所の担当者から課題を出し合っているところです。 以上のことから、検討期間につきましては、本年度より3年程度を見込んでおり、令和3年度末ごろには一定の形にしたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いします。 次に、件名2.要旨4につきましてお答え申し上げます。 現在、障がい者福祉センターあかみねに設置されています自家発電機につきましては、停電時にスプリンクラーなど館内の消防設備を稼働させるための設備となっております。 このことから、障がい者の方が利用されている人工呼吸器やたん吸引器などの医療機器における電源の確保について、まずは家庭での災害発災時の停電等に備え、予備バッテリーの備蓄等、ご準備いただくことが必要になるものと考えております。 また、自宅が被災された場合、もしくは被災するおそれなどがあり、避難所に避難される場合には、現在ご利用されている事業所や、または通院されている病院などでの緊急時における受け入れについて、事前に家庭での連携を強化いただく必要があるものと考えております。 しかしながら、自宅から事業所や病院が遠く、避難所が一番近い場合などは、避難所に避難をいただき支援を受けていただくなど、そのときの災害の状況や障がい者自身の状況に合わせた支援体制を日ごろより幾重にも準備する必要があると考えております。 いずれにいたしましても、障がい者が利用されている医療機器の形態や避難方法など、災害発災時に障がい者が支援を即時に受けられるよう、状況確認についての個別支援のあり方や発電機などの支援設備のあり方などについて、今後、河内長野市障がい者自立支援協議会の中において検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いします。 次に、件名2.要旨5についてお答え申し上げます。 災害時において、障がい者が緊急の避難先として短期入所などの障がい福祉サービスの提供が必要な場合について、平成18年の厚生労働省からの通知において、利用しようとする施設の定員数を超えて入所させた場合でも、受け入れ先の事業所に対して平常時に課される給付費等の減算措置が適用されないことになっています。 また、高齢者が介護施設に緊急に短期入所する場合においても同様の取り扱いとなっています。 いずれにいたしましても、災害時における障がい者などの要配慮者が必要なサービスを速やかに提供できるよう、その支援に努めたいと考えておりますので、よろしくご理解のほどお願いします。 ○議長(峯満寿人)  自治安全部長。 ◎自治安全部長(浦俊彦)  件名2.要旨3についてお答え申し上げます。 昨年の大阪北部地震や、ことし関東を襲った台風19号のような大規模災害が起こり、避難期間が長期化した場合には、福祉避難所の開設が必要となります。 各介護施設などとは福祉避難所に関する協定を締結しており、要配慮者の受け入れの協力をしていただくことになります。 一方、昨年及び一昨年の台風21号クラスの災害では、土砂災害警戒区域や想定浸水区域の中に住んでおられる方以外は、雨の中を避難所に行くよりも在宅避難していただくことが安全な場合が多いと思われます。不安な場合には、自主避難用の避難所を早期に開設しておりますので、雨風が強くなる前に早目早目の避難行動を開始していただくよう周知しているところです。 また、それでも心配という方が多い場合には、各地区におきまして、自主的に集会所等を一時的な避難所として開設する取り組みが進められており、そのような取り組みを支援してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(峯満寿人)  宮本哲議員。 ◆12番(宮本哲)  それでは、再質問、また意見を述べさせていただきたいと思います。 まず、初めに体育館の駐車場の有料化の問題です。 これは9月議会で提案があって条例が制定された。ただ、私たちは中身を考え直すべきだと訴えさせていただきましたが、それが実際に具体的に実施される前に、考え直していただいたということは、私も20年以上、議員をさせていただいて、ここまで大きな問題で修正をしていただいたということは、余り記憶にないなと思っています。このこと自身は本当に評価することですし、また実施までに体育館だけでも4回の説明会を開いていただいて、その中で真摯に市民の声を受けとめていただいたということも、その意味では評価したいなと思っているところです。 施設は、利用者は基本、当初提案の半額になるという修正案だと思うんですけれども、駐車場は利用者にとってはもちろん安ければ安いほどいいにこしたことはありません。ただ、これ以上安くすると、有料化の意味がなくなるというか、もう駐車場事業者にただ利益を渡すだけになってしまうのではないか。そのラインがどこなのか。そういった具体的な話というのがもうちょっと必要なわけですけれども、それは今後の委員会もありますので、その中に具体的な話はぜひ譲りたいと思います。 今回もともと提案そのものに私はやはり少し無理があったのではないかなということを言いたいんです。市民の思いとはやっぱり大分乖離していたんじゃないかと思います。そのリサーチ力が足りなかったのではないか。どこか人任せになって、市民目線で考える事に距離を置いていたのではないかなと思います。そう危惧するのですけれども、その辺のところをどのように考えられているのか。 これは今回だけの問題ではないと思うんです。この駐車場だけの問題ではなくて、いろんなことで、やはりいろいろ提案していくときに、こういった問題が出てくる可能性があると思うんです。今後この経験をどのように生かしていきたいと思うのか、少しご意見をいただきたいなと思います。 ○議長(峯満寿人)  生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(小川祥)  9月議会、それまでの8月の福祉教育常任委員協議会でのご提案、説明に当たりましては、利用団体の方々あるいは指定管理者等から、いろいろご意見もいただき、そしてまた駐車場の整備内容等についても調整してきていたつもりではございます。 しかしながら、実際、直接利用される個人の方も含めたさまざまなご意見をお伺いする中で、特に説明会の中では、厳しい財政状況の中で一定の負担はご理解いただいた部分はありますけれども、やはりそれが急激であったり、あるいは事前に知らされていなかったというご意見が多数、それとまた、やはり利用者とそれ以外の方が同じだということについては不合理ではないかというご意見、そしてまた我々が考えておりました駐車場のレイアウトをより安全にということで、考えたレイアウトにつきましても、実際に利用する観点に立てば、むしろ危険なのではないかという、さまざまな本当に貴重な意見をいただけたと思います。 やはりそれら、十分直接お伺いすることによって、より合理的な料金体系でありますとかレイアウトを図るべきではないかということで、今回こういう見直しをしていこうという判断に至ったところでございます。 今回の体育館、大師運動場、下里等を初めに、今後も文化施設、スポーツ施設も含めて有料化を検討することになってくると思いますけれども、その辺の利用者の意向の把握の仕方でありますとか、そういったところは、今後、今回の件を教訓化しながら十分に検討してまいりたいと思います。 そしてまた、昨日の大原議員のご質問にもお答えしましたとおり、やはり議会でご議論いただく際の資料提供の仕方、それと市民へのご提示の仕方、タイミング、そういったところは非常に難しい部分がございますけれども、丁寧にすればするほど当然時間もかかってまいります。でも、一方でスピード感を持ってやらなければならない部分もございますので、その辺のバランスもしっかりとりながら、今回の件を教訓化してまいりたいと考えております。 ○議長(峯満寿人)  宮本哲議員。 ◆12番(宮本哲)  今回、8回にわたる説明会で出された意見、その中身を私も資料請求させていただきまして全部読ませていただきました。私も駐車場のルートについてここまで考えが正直及ばなかったということも反省しているところです。やはり日ごろご利用されている方の提案には説得力がありましたし、今回その内容も採用されて、結果的には経費も下がり、料金の見直しにもつながったということも言えるんじゃないかと思います。市民の意見をもっと聞く機会をつくっていかなければならない。そのことが教訓だと思うんです。 前もって、やはりもっとアンケートや実態調査、工夫を凝らしたパブリックコメント、今やられているのは、どうしてもアドバルーン的な様子というのが強いと思いますので、そこは、これに関することだけではないですけれども、パブリックコメントのやり方も、以前から僕も少し提案をしていますけれども、考えていかないかんのじゃないかなと思います。 市民や利用者の声を本当にどういうふうに吸い上げていくのかということを、市がやっぱり直接汗をかいて、努力していただかなければならないと思うんです。駐車場事業者に任せてしまいますと、事業者の持っているノウハウというのは、もうけることだけです。しかし、市の事業はそこではないはずですよね。民間のノウハウに期待する余り、本当に公の役割を投げ捨ててしまわないように、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。 それで、質問通告にも書いた時点で、市民への説明会はやっぱり実施する前にもう一度すべきでないかと私は思っていて、それを言おうと思ったんですが、もう既に12日にやるということで提案されました。ぜひとも丁寧な説明をやっていただきたいと思います。 それから、錦渓苑の話なんですけれども、今ご答弁の中で、体育施設利用者と同様の取り扱いでとの要請を担当部局からとの説明というご答弁がありました。ちょっと主体性に欠ける話ではないかと思うんですけれども、直接ちょっと担当者から、その辺のところをお聞きしたいなと思います。 ○議長(峯満寿人)  市民保健部長。 ◎市民保健部長(東部昌也)  社会体育施設駐車場ということで、なかなか権能が及ばないという部分もございますが、当初から錦渓苑の利用者が体育館の駐車場を使っていた実態も鑑みて、今回、体育館利用者と利用者以外に区別をされるということを聞き及んで、ぜひ体育館利用者と同等の取り扱いを行うよう要請させていただいて、内部で協議もさせていただいているところでございます。 ○議長(峯満寿人)  宮本哲議員。 ◆12番(宮本哲)  今までは、あそこの駐車場は目的外利用の中での他の部署の場所だということで関心を持たれてなかったわけですやん。今回、体育館の駐車場がこういった形になって、当初の案のときにもそのままであって、今度、半分に下げるとなったら、またそこに追随しますという話でしょう。そんなんで福祉センターのあり方がいいのかどうかということも僕はちょっと問うているんです。 もっと主体的な観点で、ここの福祉センターの駐車場はどうすべきかということを考えられているのかどうかということが、非常に疑問に思うんですよ。 ○議長(峯満寿人)  市民保健部長。 ◎市民保健部長(東部昌也)  もともと錦渓苑ができたときに、錦渓苑の駐車場というところでは、今、錦渓苑の敷地内でしかございませんでした。 体育館ができまして、体育館駐車場が整備されたわけですけれども、やはり体育館の駐車場というところで、体育館の駐車場とは別に錦渓苑の駐車場の確保という部分はございますけれども、今まで身体障がい者用の駐車場と含めて数台分で、そういう状態でございましたので、バスを走らせることで、ご利用者の利便性を高めてきたというところでございます。 今後に向けまして、周りの状況と本市の財政状況も鑑みますと、なかなか錦渓苑としての駐車場の確保というのは難しい部分がございますので、今後におきまして、当面、これまでの目的外利用ということではなくて、体育館の利用者と同じ取り扱いをしていただくことによって、ご活用もいただけたらなと考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(峯満寿人)  宮本哲議員。 ◆12番(宮本哲)  いや、今回示された金額、料金でいいのかどうかということも含めて考えられているかどうかだと思うんです。 センター利用者への説明というのはされるんですか。何か説明会は持たれるんですか。体育館ではされましたけれども、錦渓苑としては。 ○議長(峯満寿人)  市民保健部長。 ◎市民保健部長(東部昌也)  ちょっと繰り返しで申しわけないんですが、あの場所は、そもそも体育館の利用者の駐車場でございました。体育館のほうの所管の駐車場でございますので、これまで錦渓苑の利用者が使っていただけていること自体が目的外であったということは否めません。 したがって、今回、同様の取り扱いをぜひしていただけるようにということで、内部でも話をしているところでございますけれども、そもそも目的外の利用であったということも踏まえ、特に錦渓苑利用者への説明会ということは予定をしてございません。 ○議長(峯満寿人)  宮本哲議員。 ◆12番(宮本哲)  もともとの話はもうよくわかっているんです。だから今回どうするかと思うんです。やはりこの位置づけは変わらないままですね。あの駐車場が、やっぱり教育施設のものであって、福祉施設とは全く別のものだというところは、変えるつもりはないわけですね。 ○議長(峯満寿人)  市民保健部長。 ◎市民保健部長(東部昌也)  市民の皆様から見て、教育委員会が所管していようと、錦渓苑側が今後所管あるいは共用しようと、利用者から見て同等の取り扱いができれば、そこは特に問題がないのかなと考えております。制度上、社会体育施設の一部でございますので、引き続き教育委員会の所管となるものと考えております。 ○議長(峯満寿人)  宮本哲議員。 ◆12番(宮本哲)  いや、同じであるならば、実質上、やはり錦渓苑の皆さんにも今回こうなるよということを説明せないかんのと違いますか。 ○議長(峯満寿人)  市民保健部長。 ◎市民保健部長(東部昌也)  説明会までするかどうかということについては予定をしておりませんが、施設ご利用者については、利用時に当然窓口も通っていただくわけですので、そういったところで体育館の駐車場もあわせてご案内するようにさせていただきます。 ○議長(峯満寿人)  宮本哲議員。 ◆12番(宮本哲)  いや、そこには、やはり福祉センターを利用されている方の声を聞こうという姿勢がまだないと思うんですよ。今、教育委員会の体育施設のほうで、こんな反省があったわけですやん。市民の声をもっと聞いていかないかんねというて。その中で、いろんな改善も出てくるよと。でも、そこを福祉センターのほうで一個もされていないわけでしょう。それって本当に他人ごとになっているんですよ、それは自分の所管外やからということで。そこは福祉や教育委員会じゃなくて総務として、このあり方を、やっぱり縦割りじゃなしに、そこを見直していく必要もあるんじゃないですか。そこのスタート時点がそうなっているから、本当に真剣に自分のところとして考え切れていないところがあるんじゃないでしょうか。ちょっとその点。 ○議長(峯満寿人)  市民保健部長。 ◎市民保健部長(東部昌也)  今回、このような体育館駐車場の有料化というお話が出てきた時点で、錦渓苑の利用者の方々の体育館利用状況なんかも調査させていただく中で、お声もお聞きしているところでございます。 ただ、ご指摘の部分、所管がどうとかということではなくて、市全体としてどうあるべきかというのを当初から十分にやっていくという部分については、今後、一つの反省点といたしまして取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(峯満寿人)  宮本哲議員。 ◆12番(宮本哲)  もう余り時間もありませんので、もっとやっぱり市民の声を聞いて、そこに依拠していくという姿勢がなければ、僕はあかんと思います。またいろんなことで、これで実行すると、いろんな意見がその後で出てくるという可能性が十分に僕は考えられると思うんです。そのことを僕はちょっと言うておきたいなと思います。 今後まだ修正されていく可能性も十分あるわけですから、その中で、いろんな意味で検討していってほしいと思いますし、今の縦割り行政もそこで見直しもぜひしていってほしいなと思います。 もう件名2にいきます。 要旨1の避難所の思いにということですけれども、要するにスタッフとしての対応に運営面で大きな違いがあるよということですね、避難所としては。ただ、ハード的には、いろいろまだやっぱり課題も残っているということだと、今ご答弁を聞いていて解釈しました。 それで、他の3施設、この福祉施設の、ここについてはどういうふうに進めていこうと思われていますか。 ○議長(峯満寿人)  市民保健部長。 ◎市民保健部長(東部昌也)  他の3施設ということで、3つの福祉センターのことでございますけれども、この3つの福祉センターにつきましては、バリアフリー化など福祉避難所としての条件をクリアしているとともに、和室がありまして、さらに比較的広目のロビーホールがございまして、体育館などの福祉避難所以外の避難所と比べ、要援護者に対応させていただけるものと考えております。 また、専門職などの配置につきましては、避難期間が長引くなど状況に応じまして、保健師等の専門職の派遣を行うことにより、福祉避難所としての一層の役割を果たしてまいりたいと考えております。 ○議長(峯満寿人)  宮本哲議員。 ◆12番(宮本哲)  じゃ、福祉避難所としてやっぱり大きな役割を果たすのは、あかみねが中心になっていかないかんということだと解釈します。 それで、自立支援協議会のワーキンググループの話なんですけれども、ぜひそのワーキンググループには期待したいなと思います。さまざまな声や不安を解消できるように本当に議論を積み重ねていってほしいなと思います。 令和3年度中にはという話を今されていたと思うんですけれども、私たちもできるだけ早く、令和3年度中まで待たずに早くしてほしいという思いと、また、じっくり議論を積み重ねてほしいという思いと両方を持っております。市が主導になっていると思いますので、運営そのものが、積極的な進行をぜひお願いしたいなと思います。 また、広く皆さんからの意見を聞く機会というのは、どこかでつくっていっていただけるんでしょうか。 ○議長(峯満寿人)  福祉部長。 ◎福祉部長(亀井則彦)  すみません。広くというか、特に支援者、当事者たちが集まっている団体が、この自立支援協議会ですので、実際に使っていただく方が集まって、その場で顔を見て話をして、顔の見える関係ですね。そういう意味では、当事者意識も高まっていきますので、この場でいけるかなとは考えております。 ○議長(峯満寿人)  宮本哲議員。 ◆12番(宮本哲)  いわゆる日ごろから施設にかかわっていらっしゃる方は、その枠の中に入るからいいと思うんですけれども、それ以外の方もあると思うんです。そういった方にも広くという意味でお願いしたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。 それから、要旨3ですけれども、各介護施設などと連携する高齢者の避難所の枠を広げてはどうかということですけれども、いわゆる民間施設とのいろんな協定というのは、いろいろされているようです。わかりました。 でも、なかなかそういうホームページに今まで載っていなかったと思いますので、できるだけそれも早く載せてほしいなと思いますし、緊急避難時における対応、要するに避難所に行ってから福祉避難所に行くとかいうような意味ではなくて、いわゆる風水害のときの緊急に先に避難しておかないかんというケースも、近隣のそういった施設に避難できるシステムづくりというのをぜひ進めてほしいと思うんですけれども、もう一度ひとつその辺をお願いします。 ○議長(峯満寿人)  自治安全部長。 ◎自治安全部長(浦俊彦)  議員おっしゃられるように、風水害の中で、今、協定を結んでいる中では、お話しさせていただいているのは、東日本大震災とか大きな災害時を想定した部分です。ですから、通常の台風等については、今の中では、そこへの派遣については想定をしておりませんので、そこにつきましては、ご近所の集会所をあけていただくとか、近くでより避難できるという、短期間にもなりますし、今、地域でのいろんな考え方というのが出てきておりますので、そちらを進めたいなとは思っております。 ○議長(峯満寿人)  宮本哲議員。 ◆12番(宮本哲)  近くの公民館や自治会館ではなくて、やっぱり福祉施設のほうでその辺も対応してもらえるように。協定書の中身を見ますと、そこまではなかなかできていませんし、いろんな課題も、当然、民間の施設ですから、あるとは思うんですけれども、そんなに多くの大量の人がそこに来るという状況では、そのときにはないと思いますので、そういったことも含めて事前にやっぱり話を進めておいてほしいなと思いますので、よろしくお願いします。 それから、要旨4の医療的ケアのできる電源の確保なんですけれども、なかなか全ての避難所で対応できるようにとはいかないと思います。それで、今、各所であるのは、今ご説明もいただいたように、基本的には消防用のための発電機だと僕は理解しています。そうではなくて医療的なケアができる発電施設というのを、今どことどこにあって、どこまでカバーができる、それだけのキャパを持っているということをまず実態把握することから始めなければいかんと思うんです。 それと、あと当面は医療機関への連携を深めておくということが必要だと思うんですけれども、そういった点ではどうでしょうか。 ○議長(峯満寿人)  福祉部長。 ◎福祉部長(亀井則彦)  どこの施設にそういう発電機があって医療機器が使えるのかというのは、正直言うて私どもは把握できておりません。公共施設だけじゃなくて、民間も含めまして、今は把握できていない状況ですので、その辺はちょっと調べていかないといけないのかなとは考えております。 実際に、まだ勉強不足というところもあるんですが、医療機器というのが特殊な電源でないと使えないのかどうかというようなところ、先ほど申し上げたバッテリーであれば通常の電気でもいけるというところも大分わかってきましたので、そういう意味では、先ほど申し上げた予備のバッテリーを準備していただきたいとは考えておるところです。 ○議長(峯満寿人)  宮本哲議員。 ◆12番(宮本哲)  ぜひ自己責任だけにせずにちゃんと把握してほしいなと思いますので、よろしくお願いします。 それから、件名3に移ります。 河内長野市のテニスコートの面数というのは近隣他市と比べて人口比でどれぐらいなのか、ちょっとわかっていれば教えてください。 ○議長(峯満寿人)  生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(小川祥)  人口比ということでは直接細かい計算はしておらないんですけれども、本市の場合ですとテニスコートは全体で10面になっておりますが、例えば近隣の富田林市でありますと18面、あるいは、お隣の大阪狭山市で本市と同じ10面ということでございます。 ○議長(峯満寿人)  宮本哲議員。 ◆12番(宮本哲)  人口比で言えば、非常に少ないというのが実態かなと思います。その10面のうちの6面というのは、遊水地のいわゆる目的外利用ですよね。だから、言いかえれば有効利用もしていただいているわけですけれども。決してぜいたくではないと思うんです、もう少し快適に利用してもらうように整備することが。ぜひお願いしたいと思います。 それから、今回ネット修理に、今、寺ケ池のほう、2カ月半かかるとお聞きしているんですけれども、そんなにかかるものなのかどうかもちょっとお尋ねします。 ○議長(峯満寿人)  生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(小川祥)  今回は、昨年の台風被害に伴うフェンスの修理ということでございますが、やはり傾いているところだけを修理するということではなくて、それぞれネットが引っ張り合っておりますので、基本全面やらなければならない。そして、それをまた基礎の面から、やはりしっかりしたものにやりかえていくということでございますし、工事費的なものは2,200万円ほどのそこそこの工事でございますので、やっぱり一定の工事期間は必要かと思っております。 ただ、一方で、利用者に非常にご不便をかけているのは事実でございますので、まだこれから詳細を工程会議等で詰めていきますので、可能であれば、できるだけ早く工期を終わらせて貸し出しに資するように、できるように努めてはまいりたいと思います。 すみません、現時点ではまだお約束できません。いろんな気候条件等もあるでしょうし、やはり現在の工期というのは一定お示しはしておりますけれども、可能であれば、できるだけ早く終わらせて開放していきたいと考えております。 ○議長(峯満寿人)  宮本哲議員。 ◆12番(宮本哲)  工期も縮めていっていただきたいし、またプレーできる、貸し出しできるまでの期間も、できるだけ短くなるように努力していただくように、よろしくお願い申し上げまして、質問を終わります。 ○議長(峯満寿人)  これにて12番 宮本哲議員の質問が終わりました。 暫時休憩します。     (午前11時32分 休憩)    --------------     (午後1時0分 再開) ○副議長(浦山宣之)  休憩前に引き続き会議を開きます。 次、11番 駄場中大介議員。 ◆11番(駄場中大介)  日本共産党の駄場中大介です。よろしくお願いします。 件名1は、福祉・教育の充実をであります。 要旨1.財源と使途についてお聞きをいたします。 (1)消費税増税に伴う地方消費税の歳入増の見通しをお聞きします。 (2)消費税法に定められた趣旨等ではどのような施策に要する経費に充てるとされているのかお聞きします。 (3)地方税法に定められた地方消費税の使途をお聞きします。 (4)幼児教育無償化による市の財政負担減の予想額、これは幼稚園を含むものと、その使途をお聞きします。 要旨2.中学校全員給食を一日も早く実施し、給食センターの大規模改修が迫る小学校給食と新規の中学校全員給食は、これを機に自校調理方式にであります。 (1)これまで、教育委員会は中学校全員給食の実施には「課題がある」と答えていますが、今後の国の動向も踏まえた上で、市として全員給食を行っていくことへどのような課題があるのかお聞きします。 (2)9月議会で教育委員会は、中学校給食の自校調理方式について「研究を行う」と答えていましたが、その後の進捗をお聞きします。 (3)防災対策として調理場を自校に整備を行いますと国庫補助金の対象となりまして、3分の1国庫補助と地方債の充当率90%、交付税措置8.3%などがあります。防災対策の角度からも、小中学校での自校調理方式の検討を。 要旨3.中学校に入学する際には、制服のほかに指定のかばん、サブバッグ、名前入りの体操服、上履き、リコーダーなど、また、小学校入学時では、ピアニカ、算数セットなどを購入しなければならず保護者の負担は大きくなっています。小中学校入学の際、指定物品購入の保護者負担を軽減するために、指定物品の緩和を。 (1)制服も含め、入学時にかかる費用が高額な学校では、小中学校それぞれ幾ら必要ですか。 (2)可能な限り指定を解除し、保護者負担の軽減を。 (3)就学援助入学準備金の増額を。 件名2.河内長野駅前についてです。 要旨1.駅東側の休日急病診療所・保健センター跡地の利用は広く市民の声を聞いて進めるべきです。 (1)市民の中には、駅直結テナントつきマンションのほかにもバスロータリー等の提案の声があります。技術論や将来性、財政論も含め短期的・長期的な可能性の市民的な議論を行い、意見に対する結果も公表するなど双方向型で進めるべき。 要旨2.河内長野駅前の交差点の横断歩道をスクランブル化してはどうか。実態を調査し、検討してください。 以上、よろしくお願いします。 ○副議長(浦山宣之)  総務部大林理事。 ◎総務部理事(大林巌)  件名1.要旨1.(1)から(4)につきましては相関連いたしますので、一括してお答え申し上げます。 消費税増税に伴う歳入増の見通しにつきましては、地方消費税交付金が令和2年度で約3.5億円、平年度化いたしますと約5億円の増収になると見込んでいるところでございます。しかしながら、国が毎年度策定するいわゆる骨太の方針では、地方の安定的な財政運営に必要となる地方の一般財源総額を前年度の水準を下回らないように実質的に同水準を確保することを基本としております。 また、増税に伴う増収分が、普通交付税の算定における基準財政収入額に100%算入されることなども勘案いたしますと、今回の増税がもたらす本市への一般財源総額への影響については、現時点では不透明であり、今後の国の動向を注視する必要がございます。 使途につきましては、消費税法で制度として確立された年金、医療及び介護の社会保障給付並びに少子化に対処するための施策に要する経費に充てるものとされており、地方税法では、消費税法と同様の施策に加え、社会福祉、社会保険、保健衛生などの社会保障施策に要する経費に充てるものとされております。 ご質問の幼児教育無償化による市の財政負担減の予想額は、令和2年度は約4,000万円と試算しておりますが、令和3年度以降は逓減するものと見込んでおります。 また、その使途につきましては、現在協議中ではございますが、待機児童の解消を含む少子化対策を充実する方向で検討しているところでございますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○副議長(浦山宣之)  教育推進部安田理事。 ◎教育推進部理事(安田喜孝)  私からは、件名1.要旨2.(1)、(2)、(3)及び件名1.要旨3.(1)、(2)についてお答え申し上げます。 まず、件名1.要旨2.(1)から(3)につきましては相関連いたしますので、一括してお答えいたします。 中学校全員給食の実施につきましては、市の財政が厳しい状況の中、予算確保が困難であり、すぐに取り組めるものではございません。その上で、実施することになればという仮定で申し上げますと、全員給食に取り組むことの課題につきましては、大きく3点が想定されます。 まず1点目といたしましては、食育の観点でございます。文部科学省は、学校給食を通じて学校における食育を推進することが重要と認識しております。このことから、中学校段階での食育の意味合いや位置づけを整理する必要があると考えております。 2点目といたしましては、給食時間の確保のため、学校の授業時間の見直しが必要となり、他の教育活動、例えば部活動などへの影響が想定されます。 3点目といたしましては、全員給食となりますと、給食は特別活動の一環として位置づけられますことから、全員給食の実施については、どうしても教職員の新たな業務が発生いたします。これまでのアンケート結果におきましても、選択制給食でよいと回答した教員が90%を超えましたのも、この点にあると想定できます。そのため、教員の負担を少なくする方法についても課題があると考えております。 次に、中学校給食に関する研究につきましては、設備等の整備とともにランニングコストも含め、他市や先進地からの情報を収集する必要があると考えております。 また、さきに述べました課題解決の方法とともに、これらと並行してさまざまな調理方法のメリット・デメリットの観点で整理を進めているところでございます。 いずれにいたしましても、現在のところ、他の議員からご質問のございました温かい副食の提供を実施できるよう注力しているところでございますので、選択制中学校給食の改善に関しましては、機会を見てご報告をさせていただけるよう努めてまいりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。 続きまして、件名1.要旨3.(1)、(2)は相関連いたしますので、一括してお答え申し上げます。 現在、市内小中学校におきまして、入学前説明会で学校ごとの新入生向けガイドブック等にのっとり、入学時に必要な指定物品を保護者にお伝えしております。指定物品につきましては、例えば制服や体操服、鍵盤ハーモニカなど、教育活動を円滑に進める上で必要最低限の物を示しており、入学までに各家庭で準備いただくようお願いしているところでございます。 学校によっては、入学の際のいっときにかかる費用負担の大きさを考慮し、PTAの協力による再利用や入学後の学習に必要な時期に購入をすすめるなど、工夫して保護者の負担軽減を図っているところもございます。その指定物品の中でも、共同購入物品は、小学校でおよそ9,000円程度、中学校では制服を含めおよそ8万円程度となっております。地域性や学校の実情等に応じて各学校が指定しており、費用については学校間の差も見られることも事実でございます。 市教育委員会といたしましては、保護者負担も鑑みつつ、子どもの実態等を踏まえ、より整った環境の中で学習に注力できるよう、購入物品の精選を学校に助言してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○副議長(浦山宣之)  教育推進部長。 ◎教育推進部長(宮阪晴久)  続きまして、件名1.要旨3.(3)につきましてお答えいたします。 本市の就学援助における入学準備金については、経済的理由により就学が困難な児童・生徒の保護者に対して、児童・生徒が小学校や中学校に新入学するに当たり必要となる学用品や通学用品に要する費用の援助として、小学校で4万600円、中学校で4万7,400円を入学前の3月上旬に支給しているところです。 支給単価につきましては、国の支給単価などを勘案して決定しておりますが、国は、平成31年度に小学校・中学校入学準備金をともに前年度より1万円増額しました。これを受け、現在、今年度3月に支給予定の令和2年度入学予定者に対し、支給単価を1万円引き上げる準備をしているところであります。 今後も、就学援助に関しましては、学校教育法第19条の趣旨を踏まえ、国や他市の状況、また、本市の財政状況も勘案しながら、制度の充実に向けてさらに取り組んでまいりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○副議長(浦山宣之)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(小林章良)  件名2.要旨1.(1)につきましてお答え申し上げます。 河内長野駅東側の休日急病診療所・保健センターにつきましては、令和3年4月に大阪南医療センターの敷地内に移転を予定しており、その跡地利用については、第5次総合計画や都市計画マスタープラン等の計画に基づき、歩いて暮らせるゾーンとして定住人口の増加を目指し、検討を進めているところでございます。 当該敷地は、河内長野駅に隣接しており、非常にポテンシャルの高い用地でありますことから、あらゆる可能性を高めてまいりたいと考えております。しかしながら、バスロータリーの設置につきましては、必要となる面積や乗り入れに係る高低差、国道310号への右折レーンの設置、それに伴う国道の幅員拡幅など技術的な課題が多く、さらに、国道の曲線部における交差点設置など安全面における課題もありますことから、設置が困難な施設であると考えております。 いずれにいたしましても、現在、さまざまなご意見をいただいておりますことから、今後、周辺土地利用を含めた一体的なまちづくりについて、市民のご意見をお伺いし、検討プロセスを明確にしながら慎重に進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 ○副議長(浦山宣之)  都市づくり部長
    都市づくり部長(梅谷武博)  それでは、件名2.要旨2につきましてお答え申し上げます。 ご質問のスクランブル化につきましては、歩行者と車両が分離されるとともに、歩行者が交差点を斜めに横断することができる点で、歩行者に安全で横断時間が短くなる利点がございます。一方、河内長野駅前交差点の現状につきましては、特殊な5差路交差点で、信号は5現示で運用されており、歩行者は横断歩道と歩行者デッキにより横断しているところでございます。 本交差点のスクランブル化につきましては、従前より警察において考察されており、歩行者が斜め横断するためには30メートル以上の横断歩道となり、歩行者用信号の青信号時間を長く確保する必要が生じます。 また、歩行者用信号だけを青信号とすることにより、車両の待ち時間が増加し、渋滞を誘発する可能性が非常に高くなることから、本交差点のスクランブル化は好ましくないと聞き及んでおります。 しかしながら、本交差点は交通量が多い重要な交差点でありますことから、歩行者の安全確保のため、今後も警察と連携を図り、安全対策に取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○副議長(浦山宣之)  駄場中大介議員。 ◆11番(駄場中大介)  ありがとうございます。 そしたら、再質問させていただきます。 まず、消費税の増税分についてもう一度確認したいんですけれども、この消費税の増税分については、法律どおり社会保障の充実に使っていただくということでよろしいんでしょうか。 ○副議長(浦山宣之)  総務部大林理事。 ◎総務部理事(大林巌)  議員おっしゃったように、社会保障の充実の施策に充てていきたいと考えております。 ○副議長(浦山宣之)  駄場中大介議員。 ◆11番(駄場中大介)  ありがとうございます。そうしましたら、来年度は3.5億円、その次は5億円と見込まれているようですけれども、今の段階でこの使途がわかっているものについては、どういうものがあるんでしょうか。 ○副議長(浦山宣之)  総務部大林理事。 ◎総務部理事(大林巌)  現段階ですので、具体的な施策というのは、予算編成の中で今後決めていくわけですけれども、特に、子ども・子育て新法ということで法律も新しくなって、保育所とか認定こども園へ子どもが入所している給付費等の充実、保育士などの待遇改善ということも国でも言われておりますので、そういうものであるとか、介護施設職員の待遇についても改善していくという方向性がありますので、そういうところの充実、あるいは低所得者対策、そういうところの充実というものに充てていくことになろうかと考えております。 ○副議長(浦山宣之)  駄場中大介議員。 ◆11番(駄場中大介)  わかりました。3月にはこのことはもう明確に、3.5億円これ使いましたよと言えるようになると理解してよろしいですか。 ○副議長(浦山宣之)  総務部大林理事。 ◎総務部理事(大林巌)  3月議会で予算案上程いたしますので、その時点で整理して、何に使っているかということを説明できるようにしていきたいと考えております。 ○副議長(浦山宣之)  駄場中大介議員。 ◆11番(駄場中大介)  よろしくお願いします。 そしたら、幼児教育の無償化ですけれども、先ほどの答弁では4,000万円とお答えされていました。しかし、きのうの答弁では4,000万円強という数字も出ておりました。私、質問では、幼稚園分、9月の議会ではこども園と保育園の分で4,500万円プラス幼稚園分で700万円と聞いていたんですが、それがどのように推移したんですかね。 ○副議長(浦山宣之)  総務部大林理事。 ◎総務部理事(大林巌)  確かに9月議会のときの数字と減ってきておると思います。子ども子育て課から報告を受けておりますのは、10月から無償化になった際に、保護者の方の多くが今まで1号の子どもさんだった方が2号にかなり移ってきているという現状があるようでございます。本市の1号の保育料は、ご存じのようにかなり低かったので、1号で認定を受けて、なおかつ預かり保育である程度の時間保育されていた方が、無償化になれば、どっちにしても保育料は無償ですので2号に移ってこられる方がかなり多く出ておるということで、一番新しい保育の保護者の状況で試算いたしますと、先ほど答弁いたしましたように約4,000万円程度ということでございます。 ○副議長(浦山宣之)  駄場中大介議員。 ◆11番(駄場中大介)  きのう言われた4,000万円強という部分の強がちょっと今の説明ではわからないんですけれども、つまり、保育所とこども園の部分が4,500万円としたものが4,000万円という理解でよろしいでしょうか。あわせて、そこには幼稚園分の700万円は入っていないと理解していいですか。 ○副議長(浦山宣之)  総務部大林理事。 ◎総務部理事(大林巌)  我々約4,000万円というご答弁いたしましたのは、今の段階で、今現在の数字で試算しますと、確かにおっしゃるように4,000万円ちょっと超えていたと思います。ただ、令和2年度の影響額ということで、約4,000万円程度ということでご答弁させていただいたところでございます。 ○副議長(浦山宣之)  駄場中大介議員。 ◆11番(駄場中大介)  福祉部長にお聞きしますけれども、700万円は変われへんのですね、幼稚園分の。 ○副議長(浦山宣之)  福祉部長。 ◎福祉部長(亀井則彦)  幼稚園分というのは、就園奨励費分だと思うんですけれども、その部分が2,200万円ぐらい実はあるんです、マイナスになるのは。ただ、ふえる部分がもっとありまして、預かり保育という部分がありますんで、これがかなりふえてきます。先ほど答弁のあった部分で、2号から1号ということで、そこらで単価の差が大きく違います。そして、もう一つ一番大きいのは、公定価格、要は給付費の金額の単価が10月から上がっております。そういう分で、前回の9月とは変わってきております。 ○副議長(浦山宣之)  駄場中大介議員。 ◆11番(駄場中大介)  細かい数字の話はもうここで繰り返ししても仕方がないんで、ちょっと大きな話をしたいんですけれども、いずれにしても、4,000万円から5,000万円近いお金が毎年保育所の関係で使ってもいいよということを総務部が言っておられるわけで、しかも、先ほどの答弁ですと、消費税の増税分も子育て支援に使いたいということを言っておられます。そういう意味では、子ども子育て課としては、かなり大金が来年度から毎年使えるということになるんですけれども、まず、これは、保育所待機児解消に使うべきだと思っています。きのうの答弁では、今、待機児が51人ということでした。 去年の12月時点での待機児は何人でしたかね。 ○副議長(浦山宣之)  福祉部長。 ◎福祉部長(亀井則彦)  昨年の12月1日時点で59名です。失礼しました。1年、間違えました。30年12月の時点で49名です。すみません。 ○副議長(浦山宣之)  駄場中大介議員。 ◆11番(駄場中大介)  去年よりふえているわけですわ。三日市幼稚園をこども園化して90人規模で運営していくにはランニングコスト幾らかかると言っておられましたかね。 ○副議長(浦山宣之)  福祉部長。 ◎福祉部長(亀井則彦)  すみません、今、手元に資料ございません。申しわけございません。 ○副議長(浦山宣之)  駄場中大介議員。 ◆11番(駄場中大介)  9月の説明では、交付税措置も含めて年間ランニングコストで6,500万円あれば90人規模の公立のこども園ができると言っておられたわけです。福祉部長一番よくわかっていると思いますけれども、待機児童の解消には、結局、ゼロ、1、2歳の定員そのものの拡大しか解消の道はないと思うんですけれども、その辺はどう認識されていますか。 ○副議長(浦山宣之)  福祉部長。 ◎福祉部長(亀井則彦)  今おっしゃったとおり、ゼロ、1、2歳の受け入れ枠の拡大、これが一番待機児童の解消の手になると思っております。 ○副議長(浦山宣之)  駄場中大介議員。 ◆11番(駄場中大介)  そういう意味では、ほんとに今このお金を、いわゆる保育士をあっせんする業者に渡すようなお金に使ってほしくないんです。やっぱりこれだけまとまったお金が今こそ使えるチャンスなんで、もちろん三日市幼稚園で検討もしていただきたいし、例えば千代田台保育所の拡大というのもあると思うんです、僕。府の土地を借りることも視野に入れていけば。そういうふうに使っていただきたいと思うんですけれども、どう考えておられますか。 ○副議長(浦山宣之)  福祉部長。 ◎福祉部長(亀井則彦)  基本的には、民間園で拡大をしていただこうと考えております。 ○副議長(浦山宣之)  駄場中大介議員。 ◆11番(駄場中大介)  じゃ、ちょっと角度変えて聞きますけれども、この年間5,000万円からの、さらにそれ以上のお金を一体どう使おうとしておられるんでしょうか。 ○副議長(浦山宣之)  福祉部長。 ◎福祉部長(亀井則彦)  現時点でまだ決まったものはございませんが、まずは受け入れの枠を広げようという意味合いで、それで待機児童の解消につながっていくと考えておりますので、まず枠の広がることを考えております。 ○副議長(浦山宣之)  駄場中大介議員。 ◆11番(駄場中大介)  それは、一時的なお金、つまり補助金になるわけですよね。建物を増設するお金になるわけで、ランニングコストとは関係ないんじゃないですか。 ○副議長(浦山宣之)  福祉部長。 ◎福祉部長(亀井則彦)  ランニングコストは、民間園でお願いした場合は公定価格、要は民間園にお支払いする給付費でふえていく形になるかと思います。 ○副議長(浦山宣之)  駄場中大介議員。 ◆11番(駄場中大介)  無償化になっているんで、民間園にはそんなふえないんですよ。私が言ってるのは、結局、この機会にこれだけ使える分ってあるんであるから、ぜひ、公立園としても、ゼロ、1、2歳の定員を拡充することを検討していただきたいと思うんですけれども、検討していただけるでしょうか。 ○副議長(浦山宣之)  福祉部長。 ◎福祉部長(亀井則彦)  根本的には民間園でと考えております。そして、お金というのは、民間園で受け入れていただく子どもがふえれば、その分、ランニングコストとして市から民間園にお支払いする形になります。 ○副議長(浦山宣之)  駄場中大介議員。 ◆11番(駄場中大介)  何度も言っていますけれども、河内長野市はずっと民間園で受け入れてもらって待機児童解消する、もう10年来言い続けてきているわけですよ。それで解決していなくて、どんどん待機児がふえてきてるのが今の現状じゃないですか。民間園にお任せすることだけで、民間園にお任せすることも大切ですよ。それだけで待機児が解消できないというのは、もう明らかな事実じゃないですか。 ○副議長(浦山宣之)  福祉部長。 ◎福祉部長(亀井則彦)  公立、今現在、千代田台保育所があります。そこでの1歳、2歳の部分についても、できる限り受け入れをしていってる状況でございます。そういう意味では、公立の施設をふやすという方法も最終手段的には考えないけないかとは思っておりますけれども、今現在は、現施設の中でいける範囲でやっていく、そして、民間園で拡大のほうお願いしていくという考え方をしております。 ○副議長(浦山宣之)  駄場中大介議員。 ◆11番(駄場中大介)  もうその最終手段を考えなければならないときに今来ていて、しかも、お金もあるという状況なんですよ。このチャンスを使わんでどうするんですか。ぜひしっかりと検討してください。 次、中学校給食にいきます。 中学校の成長段階における食育の位置づけを整理したいというお話でした。学校給食法では、義務教育学校の教育の目的を達成するためにということで食育が学校給食法第2条で位置づけられております。学習指導要領も新しくなりましたけれども、その中で、給食の位置づけというのは、旧指導要領よりも大きく前進しております。そういった立場の中で、これから整理し直すということでよろしいでしょうか。そこだけ確認したいと思います。 ○副議長(浦山宣之)  教育推進部安田理事。 ◎教育推進部理事(安田喜孝)  新しい学習指導要領でも、議員おっしゃるように、食育としての扱い、食育の推進ということが非常に重要であると明記もされております。申し上げますと、体育科の時間はもとより、家庭科、特別活動においてもそれぞれの特質に応じて適切に行うよう努めることとなっておりますし、それらの指導を通じて家庭や地域社会との連携を図りながら、日常生活において適切な体育、健康に関する活動の実践を促し、生涯を通じて健康、安全で活力ある生活を送るための基礎が培われるよう配慮しなければならないと明記されています以上、食育が国の学習指導要領でも重要だとされています。 その観点からいきますと、食育の観点で取り組みなさいというところでありますが、先ほどもありました学校給食法では、学校給食が実施されるよう努めなければならないというふうに努力義務としての位置づけでありますので、その認識で取り組んでまいりたいと考えております。 ○副議長(浦山宣之)  駄場中大介議員。 ◆11番(駄場中大介)  よろしくお願いします。 そしたら、ちょっと細かい話になるんですけれども、6月議会でもスープジャーのことをお話しさせてもらったんですけれども、私は、かなり近い将来に中学校全員給食はもう実施していかなければならないと思っています。スープジャー、結構1つ高いものだと思いますので、ぜひこれは、将来全員給食になったときにも、アレルギー給食を提供するときに食材を入れるものとして使えるものを選んでほしいと思うんですけれども、その辺の考えをお聞きします。 ○副議長(浦山宣之)  教育推進部安田理事。 ◎教育推進部理事(安田喜孝)  議員ご指摘の観点につきましては、まだ汁物の温めというのが実験段階でございまして、まずそれがうまく運用できるかということが一番の最重要課題と認識しておりますので、さらにそれ以降のことというのは、まずはこの温めがうまく運用ができてからと考えております。当然ながら、無駄にならないようにしていかなければならないということは認識しておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○副議長(浦山宣之)  駄場中大介議員。 ◆11番(駄場中大介)  幾らぐらいで考えておられるんですか。 ○副議長(浦山宣之)  教育推進部安田理事。 ◎教育推進部理事(安田喜孝)  1つ大体3,000円程度というふうに、今の状況でございます。 ○副議長(浦山宣之)  駄場中大介議員。 ◆11番(駄場中大介)  高価なものでもありますので、そんな何年かしか使えへんかったということにならないようにしていただきたいと思います。 それから、もう一つ聞いておきたいのは、今の選択式を、選択されている喫食率が何%かというのを改めてお聞きしたいのと、今の給食センターでこの注文方式の調理限界というのは何%なんですかね。 ○副議長(浦山宣之)  教育推進部安田理事。 ◎教育推進部理事(安田喜孝)  申しわけございません。今現在の喫食率ですけれども、大体5%前後となっております。生徒数だけでいきますと、若干ちょっと5%を切っていて、4.七、八%を推移しております。 それから、給食センターの調理能力ですけれども、議員がご質問いただきましたのは、今の弁当給食を実施していて、それが最大どれぐらいまでが対応可能かという点だと思いますが、当然、調理するだけでは全ての生徒数分には対応しておりますけれども、今、弁当給食という弁当箱を広げてそれを詰め込む作業スペースというのがございます。そのスペース自体が大体200食分、全体でいきますと約10%ぐらいの対応となっております。ただ、配送、例えば2回転で行うなどちょっと工夫しなければいけないんですけれども、工夫によっては400食、約20%まで対応することは可能ですし、今後、例えば500食、600食とか食数がふえてくるようなことがございましたら、調理から詰め込み、配送まで、今現在の一連の手順というのではないまた別の対応を考えていかなければいけないと思っておりますし、当然、例えば施設の増築などの方法も考慮していかなければいけないと考えております。 ○副議長(浦山宣之)  駄場中大介議員。 ◆11番(駄場中大介)  今の施設の老朽化のことも考えますと、もちろん今温かいスープを食べていただきたいというのは非常にいいことですけれども、やはり全員給食、全員喫食を目指してそこにお金を投じていくというのが一番効率的ですし、おかずも含めて一番温かいものをちゃんと食べる一番の早道だと思いますので、ぜひそちらの方向を正面に据えて進んでいってもらえたらと思います。 次、指定物品についてですけれども、国の言うように5万7,000円からになったんですけれども、一番高くかかる中学校では、入学準備金との差額というのはどれぐらい追加で必要なんでしょうか。 ○副議長(浦山宣之)  教育推進部安田理事。 ◎教育推進部理事(安田喜孝)  中学入学時の購入物品と、それから準備金との差額についてですけれども、大体約4万円ぐらいとなっております。 ○副議長(浦山宣之)  駄場中大介議員。 ◆11番(駄場中大介)  まだそれだけの差があるわけです。実は、私、今回この質問をさせてもらったときに、3人兄弟を持っている保護者の方からお話をいただきました。毎年10万円近いお金がかかるんやと。これ、高校にもかかるんやと。もちろん大学もそうなんですけれども、そうなると、毎年10万円近いお金が3人兄弟ですと春にはかかっていくわけです。もちろん市が補助してくれるというのも一つの手でしょうけれども、やっぱり指定を外してもらうことで少しは軽減できないかということなんです。入学準備金もふやしていただくのは非常にありがたいことなんですけれども、結局、就学援助にかからなかったら、たちまち8万円が必要になってくるわけです。今、就学援助の方は4万円で済んでいますけれども。だから、そこを解消していくためには、そもそもの額を下げていくということも視野に入れていかんなあかんと思うんです。答弁もされていると思うんですけれども、まず、制服はいいですけれども、かばんとかサブバッグとか靴、上靴とかまで統一にすることの子どもたちにとっての教育的意義というのは、どれぐらいあるかちょっとよくわからないんです。もし今それを答えられるんやったら答えてほしいんですけれども、そのことも含めて、ぜひ現場の教職員の声もよく聞いて進めていただきたいと思うんです。 子どもたちにとってそれが本当に有用なことであるのかどうか。保護者の負担のことも考えてほしいんですけれども、いかがでしょうか。 ○副議長(浦山宣之)  教育推進部安田理事。 ◎教育推進部理事(安田喜孝)  議員おっしゃるとおり、学校が指定しているものですので、こちらでも把握させていただきましたら、学校によって若干の金額の差がございます。ただ、かばん、サブバッグ等、それ以外の子どもの持ち物について、各学校がかばんやそういうものを指定しているものにつきましては、もし指定を外した場合、非常に高額なものを子どもたちが持ってくる可能性もある。経済的なもの、それから、指導の範囲として、子どもたちが教育的な観点から見ますと、不必要である、または、ちょっと学業に専念できない状況になるおそれもあるということで、今まではこういうふうに各学校ごとに指定してきていたというところもございます。ただ、余りにも値段の差が出てくるような状況もありますので、それは、一旦は各学校ごとに教員の意見も聞きながら、精選等は必要かなと考えております。 ○副議長(浦山宣之)  駄場中大介議員。 ◆11番(駄場中大介)  自由にしたらいろんな高いもの買うんちゃうかという議論がかつてあったというのは私もわかりますけれども、果たして今それが本当にそうなのか。今、実際小学校で制服あるのは長野小学校だけです。長野小学校以外の学校で、ほんとにそんな高い服を競って着ているのかということも私は実態も含めてちゃんと現場の声を再度議論していただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いします。 次、河内長野駅前のことです。 バスのロータリーが、極めて技術論的に非常に困難な状況にあるということでございましたけれども、今、市民的にそういうことが伝わっていないとまず一つは思うんです。それから、あわせて、じゃ、バスがだめなんやったら、自家用車はどうなんやというお話も多分出てくるだろうし、例えば歩いて改札で出ることは可能なんかという話とか、さまざまな知恵というのが出てくると思うんです。今その辺が一切なされていないと思っています。 市はよかれと思っていろんなことを考えてはると思うんですけれども、その辺の今の到達も含めて、具体的に、要は何でこれがあかんかったのか、これを採用したんかということも含めたプロセスをちょっとどんなふうに市民と双方向でやっていこうと思っておられるでしょうか。 ○副議長(浦山宣之)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(小林章良)  活用につきましては、現在、庁内で検討はしておりますけれども、今後、市民の方に広くご意見をいただく場を持っていきたいなと思っております。そこで市の考え方もお示ししながら双方向で議論をしていく場、そういう場をまずは持ちたいなと考えております。 ○副議長(浦山宣之)  駄場中大介議員。 ◆11番(駄場中大介)  議会に対してもそうですけれども、議会はもとより市民が、市が勝手に決めて、一方的に売ってもうマンションにしてしまいよったということにならないように。もし、マンションになったとしても、なぜそういう選択が行われたんかということがよく見えるように、双方向で可能な限りさまざまな知恵を取り入れながら進めていただきたいと思います。 最後、駅前の歩道ですけれども、スクランブルだめということですけれども、歩車分離というのも考えてほしいと思うんです。実態は、今の観光案内所から直接斜めに横断している人もたくさんおられます。高野街道側から七つ辻に出ていく車なんかは、歩行者がいることで進めない状況、逆もあります。だから、一概にそれが渋滞になるというわけではないと思うんです。 歩車分離にすることによる渋滞緩和というのも考えられると思うので、歩車分離という方法も考えていただきたいんですけれども、どうでしょうか。 ○副議長(浦山宣之)  都市づくり部長。 ◎都市づくり部長(梅谷武博)  今回ご質問いただきまして、警察にも確認したんですが、スクランブル交差点同様、歩車分離の信号形態になっても、信号の1現示がふえることになりますので、警察の見解といたしましては、スクランブル交差点同様渋滞を誘発するということで、そのような構造になっていないというのが現状だとお聞きしております。 ○副議長(浦山宣之)  駄場中大介議員。 ◆11番(駄場中大介)  警察は実態調査してくれたんですか。 ○副議長(浦山宣之)  都市づくり部長。 ◎都市づくり部長(梅谷武博)  過去からこの交差点につきましては、スクランブル交差点の質問等いただいておりますので、その都度警察と協議して、警察も現場は確認していると伺っております。 ○副議長(浦山宣之)  駄場中大介議員。 ◆11番(駄場中大介)  そしたら、いつ警察がどのような実態調査をしたか、報告してください。 ○副議長(浦山宣之)  都市づくり部長。 ◎都市づくり部長(梅谷武博)  また確認させていただいて、報告させていただきます。 ○副議長(浦山宣之)  駄場中大介議員。 ◆11番(駄場中大介)  ぜひ、市民の願いがかなうようによろしくお願いいたします。 ○副議長(浦山宣之)  これにて11番 駄場中大介議員の質問が終わりました。 次、7番 奥村亮議員。
    ◆7番(奥村亮)  会派自民党・奥村亮でございます。 それでは、質問通告に従いまして質問のほう始めさせていただきます。 件名1.選択制弁当給食について。 要旨1.中学校における選択制弁当給食の現状について。 要旨2.本市の選択制弁当給食開始から現在に至るまでの間で、府内における全員給食の実施状況の変化はあったのか。 件名2.近年における投票の啓発事業は。 要旨1.ここ近年に行われた選挙における投票率は。 要旨2.若年層の投票率の推移は。 件名3.職員の業務低減について。 要旨1.アウトソーシングでどのような業務軽減が図れるのか。 要旨2.市民からの問い合わせ業務は年間どの程度あるのか。 要旨3.マイナンバーの啓発活動の推進を。 以上でございます。再質問につきましては、質問席から行わせていただきます。 ○副議長(浦山宣之)  教育推進部安田理事。 ◎教育推進部理事(安田喜孝)  件名1.要旨1.要旨2につきましては相関連いたしますので、一括してお答えいたします。 本市の中学校給食につきましては、希望者の選択制で提供しているところでございまして、令和元年11月現在の弁当給食喫食率は5.2%、利用率は7.2%となっております。 また、家庭弁当、購買で購入するパン並びに弁当給食の割合につきましては、おおよそでございますが、それぞれ86%、9%、5%となっております。 次に、大阪府内市町村の中学校給食の実施状況でございますが、当市での弁当給食を開始するに当たって検討委員会を開催した平成22年当時は、一部実施並びに希望選択制実施を含み、府内の実施市町村は12市町でございました。ところが、令和元年9月現在では、府内43市町村が一部の学校での実施も含め中学校給食を実施しており、大阪府内全ての市町村が中学校給食を実施している状況でございます。その中で、現在、選択制を採用している市町村は、当市を含め11市となっております。 今後も、国、府及び各市町村における中学校給食への取り組みについて注視し、まずは選択制中学校給食の充実に努めてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○副議長(浦山宣之)  選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(野川弘嗣)  件名2の要旨1及び要旨2につきましては相関連いたしますので、あわせてお答え申し上げます。 まず、近年に行われた選挙の投票率でございますが、昨年4月の市議会議員選挙の投票率は44.6%と、前回同選挙よりも2.05ポイント上回り、本年4月の知事選におきましても投票率47.47%と、前回よりも1.19ポイント上回りましたが、本年7月の参議院議員大阪府選挙区の投票率は51.85%で、前回と比べ4.96ポイント下がる結果となりました。 次に、若年層の投票率の推移でございますが、10歳代の投票率は、選挙権年齢が18歳まで引き下げられた平成28年の参院選では、本市が46.71%、全国が46.78%と、ほぼ差がない状況でしたが、平成29年の衆院選では、本市が35.12%、全国が40.49%と、全国に比べ約5ポイント低い結果となってしまいました。本市における年代別投票率を見ますと、20歳代も10歳代と同様に低い状況である一方、60歳代、70歳代はおおむね60%から70%で推移しており、若年層とは大きく差が開いている状況が続いております。 このようなことから、特に10歳代、20歳代の若年層の投票率の向上を図る必要があると認識しているところでございます。 若年層への啓発事業の取り組みといたしましては、選挙権年齢18歳以上への引き下げをきっかけに、市内の高校での出前授業を実施してまいりました。より選挙を身近に、興味を持ってもらえるよう、クイズや模擬投票なども取り入れ、選挙の重要性を説明しております。特に若者の投票率が低いと候補者の若者へのアピールが減り、その結果、さらに若者の投票率が低下するという悪循環から脱却するために、まずは投票に行くことが大事だということを理解していただけるよう努めておるところでございます。生徒からは、1票の大切さがよくわかった、18歳になったら投票に行きますなどの感想もいただいており、一定の効果はあるものと認識しております。 本年度は、20歳代の学生も多く在籍する専門学校でも実施するなど、対象を拡大したところでございます。今後も市内の高校等に積極的に働きかけ、出前授業を継続して実施してまいりたいと考えております。このほか、ことしからは、若年層を対象に、投票立会人の登録者を募集したところ、20名が応募いただき、早速知事選、参院選で職務についていただきました。さらにこういった取り組みを市広報に特集するなどの啓発を積み重ねております。 また、本年4月の知事選から増設しました三日市市民ホールの期日前投票所では、好立地の効果もあり、10歳代、20歳代の投票者数も増加しており、若者の利便性にも寄与したものと考えております。 なお、従来から駅前歩道橋への啓発用横断幕の設置、啓発用ポスターの掲示、選挙広報特集号の配布、市ホームページへの掲載、広報車や防災行政無線による啓発、市内大型スーパー店内での啓発放送なども実施しております。 今後も投票環境の向上を図るとともに、投票率アップにつながる啓発事業を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 ○副議長(浦山宣之)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(小林章良)  件名3.要旨1についてお答え申し上げます。 窓口業務等のアウトソーシングにつきましては、令和2年2月より本格実施する予定でございます。アウトソーシングの導入により、職員は、これまで窓口での対応と並行して行っていた内部管理業務や企画立案業務に専念できるようになることから、事務の効率化が図られるものと考えております。 また、効率化により軽減された時間を活用し、職員がサービス手法の見直しや業務改善に取り組むことにより、市民サービスの向上につながっていくものと考えております。 今後におきましても、定型的でマニュアル化が可能な業務については、アウトソーシングを含め最適な実施手法を検討し、業務軽減を図ることにより、職員が本来行うべき業務に専念できる環境整備に努め、市民サービスの向上につなげてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 続いて、要旨2につきましてお答え申し上げます。 本市の行政サービスや各種制度等につきまして、市民の皆様からさまざまなお問い合わせをいただいております。広報広聴課で受け付けておりますお問い合わせにつきましては、主にホームページやメール等により、本年度におきましては、10月末現在で37件、昨年度は57件ございました。 また、各部署におきましては、直接窓口や電話による問い合わせなど、さまざまなお問い合わせ等がございますが、全庁的な年間の問い合わせ件数につきましては把握できておりませんので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 ○副議長(浦山宣之)  市民保健部長。 ◎市民保健部長(東部昌也)  件名3.要旨3についてお答え申し上げます。 個人番号カード、いわゆるマイナンバーカードは、平成28年1月から交付を開始しており、現在の本市のカード普及率は約14%となっております。 このような中、マイナンバーカードの普及啓発に向けて、毎年、市広報紙6月号と12月号に住民票等のコンビニ交付サービスのPR記事を掲載するとともに、カードの受け取りがご本人に限定されていることにより平日の受け取りが困難な方のために、日曜臨時窓口の開設も実施しております。 また、マイナンバーカードの普及啓発に関する国の動向といたしましては、本年6月にマイナンバーカードの普及とマイナンバーの利活用の促進に関する方針が出され、その方針では、第1に、令和2年度に実施を予定している消費活性化策にマイナンバーカードを活用すること、第2に、令和3年3月からマイナンバーカードを健康保険証として利用することなどが示されています。これらの施策を展開するため、国では、地方公共団体に対し、マイナンバーカードの普及に必要な支援を実施するとともに、マイナンバーカードの利便性、保有メリットの向上、利活用シーンの拡大を目指しています。 本市におきましては、今後も国の動向を注視しながら、利便性の高い行政サービスを推進していくため、引き続きマイナンバーカードの普及啓発に取り組んでまいりますので、よろしくご理解いただきますようお願い申し上げます。 ○副議長(浦山宣之)  奥村亮議員。 ◆7番(奥村亮)  まずは、答弁ありがとうございました。 学校給食について、まず聞かせていただきます。 今の選択制を充実していくという発言がございましたけれども、私もそれがまず今はとるべきところなのかなと考えております。それにつきまして、中村議員、工藤議員とも質問していただいていますので、そこはもうおいときまして、私の質問とさせていただきます。 平成22年に本市の選択制が始まったということなんですけれども、そのときは、他市においてはどのような状況だったのか、選択制がどのような形、何市ぐらいあったのか教えていただけますでしょうか。 ○副議長(浦山宣之)  教育推進部安田理事。 ◎教育推進部理事(安田喜孝)  平成22年度当時ですと、選択制給食を実施していた市は2市ございました。 ○副議長(浦山宣之)  奥村亮議員。 ◆7番(奥村亮)  答弁の中にもあったと思うんですけれども、そのような形で平成22年であれば、かなり先進的なことを考えて動いていた市なのかなと感じました。府の補助制度が平成11年から始まった中で、府内の中学校給食についてはかなりの大きな伸びがあって今の現状になっていると思います。ただ、現状の中でも、今市で抱えている中では、18歳未満の子ども等が、7人に1人が相対的な貧困ともう報道でも言われているような内容になってきております。その中で、弁当がつくれていない家庭も、時間の関係とか貧困の関係とかもあると思うんですけれども、中でパンや弁当を注文して毎日のようにそれを食べているという子どもたちがいらっしゃるというのも聞き及んでおります。そのような家庭の状況が変わってきているのかなと思うんですけれども、市の見解、また、今思っていることなどいただけますでしょうか。 ○副議長(浦山宣之)  教育推進部安田理事。 ◎教育推進部理事(安田喜孝)  家庭弁当がつくられず、パンや今の中学校の弁当給食のいずれかを注文している生徒というのは、実際いるというのは現場から聞いてはおりますが、それぞれ市内の各ご家庭の働き方とか家庭の状況にも過去とは変化が見られるというふうには思われます。ひょっとして弁当づくりというのもご負担になってきている家庭もふえてきているのではないかということは感じております。 ○副議長(浦山宣之)  奥村亮議員。 ◆7番(奥村亮)  そのような形だと私も考えております。ただ、そこにだけ注目するわけではなくて、平成30年度に行われましたアンケートの中に、学校の今の給食についてどのような方法でとるべきなのかという質問等がありまして、そのアンケートの中でも、生徒の約9割の方は現状のままでいいという形も言われていますし、また、保護者についても4割の方が現状のまま、また、教職員についても9割の方が現状のままがいいという発言もございます。その中での自由に書いていただくという項目ですけれども、やっぱり自分に合った弁当がいいんやという話もありますし、お母様方も弁当の中での親子の会話があるということを重要視されている方の発言等もございます。そのようなこともちゃんと考えていただきたいと自民党会派としては考えております。 その中で、要望という形になるんですけれども、愛情弁当もやはり残してほしいという思いも酌み取りながら、貧困であったりとか近年の家庭状況の変化等を踏まえながら、両方を考慮していただいて、今後も、府、国の補助制度の状況を観察していただきながら、中学での給食のあり方も推進していっていただきたい、また、情報収集、研究等を進めていただきますようお願いして要望とさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、若者に対しての選挙のことなんですけれども、両方とも相関連いたしますので、あわせて質問させていただきたいと思います。 私が選挙に出たときも、はっきり言って若者に対してどれだけ言ったとしても伝わりませんし、また、広報紙等をお配りしても見ていただけないというのが現状としてあろうかと思います。それは、やはり誰がなっても一緒やんかという思いが若者の中でも蔓延しているものだと思います。ただ、そういうふうな形で、行政また議会に対しての注目がないままでしたら、ほんとに若者の意見を取り入れられない。先ほど発言の中でもありましたけれども、悪いループにはまってしまうというのがあろうかと思います。それは、ほんとにこの民主主義の中では、ゆゆしき事態だと私は考えておりますので、そこの推進を今後も図っていただきたいと思うんですけれども、現状、いろいろなところで図っていただいていると思うんですが、発言の中にありました学校等に対しての講習を行っているということなんですが、どのようなところで行っているのか、教えていただけますでしょうか。 ○副議長(浦山宣之)  選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(野川弘嗣)  まず最初、平成28年当時からは、市内の高校を対象に実施してまいりました。実際にやった高校名を挙げますと、長野北高校、長野高校、清教学園高校、この3校で推移していたんですけれども、先ほどご答弁させていただきましたように、今年度に南花台の阪和学園看護専門学校にもお声がけさせていただきましたところ、それでしたらぜひやってくださいとおっしゃっていただきましたので、今回初めてこちらでも実施させていただいたところでございます。 ○副議長(浦山宣之)  奥村亮議員。 ◆7番(奥村亮)  今、挙がっていない学校もまだ市内にはあると思いますので、そちらに対しても行っていけるようにお願いしたいなと思います。 また、すみません、先ほど聞くの忘れたんですけれども、開催のペースというのは、大体どれぐらいのペースでやられているんでしょうか。 ○副議長(浦山宣之)  選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(野川弘嗣)  各学校でやはりいろんな方針を決めておられまして、例えば長野北高校では3年生の生徒を対象に実施しております。長野高校は1年生というぐあいに。ですから、自然と年に1回ずつという形になっております。 ○副議長(浦山宣之)  奥村亮議員。 ◆7番(奥村亮)  ありがとうございます。続きまして、三日市の期日前投票所の件なんですけれども、現状、大体どれぐらいの方が期日前投票所としてご利用いただいているのか、また、10代、20代の方も投票されるのが多いということでしたけれども、大体どれぐらいの人数、投票に行かれているのでしょうか。 ○副議長(浦山宣之)  選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(野川弘嗣)  この7月の参議院議員の選挙の期日前投票の結果ですけれども、もともとやっておりますこの市役所の8階のところでは約1万3,000人、一方、三日市の市民ホールでは約3,000人と大きく差は開いておるんですけれども、これは、一定、三日市は期日の前6日間だけという形で取り組み始めておりますので、その差が大きいものと考えております。 ○副議長(浦山宣之)  奥村亮議員。 ◆7番(奥村亮)  すみません、10代、20代の方が多いという、そこもお願いします。 ○副議長(浦山宣之)  選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(野川弘嗣)  春の知事選で初めて三日市で実施しました。そのときは、約100人ちょっとの投票だったんですけれども、この7月では倍増しまして、200人を超える人数が来ていただきました。ちょっと我々も工夫をしまして、三日市の駅の改札出たすぐ正面のところに期日前投票所設置しておりますという案内を新たに設置したのと、あるいはモックルバスの中でも参院選のときには三日市市民ホールで実施していますというつり広告をさせていただきまして、そういったところもちょっと効果あったのかなと考えております。 ○副議長(浦山宣之)  奥村亮議員。 ◆7番(奥村亮)  今、いろいろと啓発活動をしていただいているということですけれども、やはり周知の徹底をもうちょっとしていただいて、ほんとに使いやすい場所ですし、あそこのお客さんは、乗降客も若い方が多いところになりますので、そういう形で周知を図っていただきたいなと思います。その際に、ちょっと気になるんですけれども、若い人、また、働かれている人というのは電車に乗っておりますので、SNS等をよく利用していると思うんですが、そういうところについての啓発活動というのは、今現状行われているのでしょうか。 ○副議長(浦山宣之)  選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(野川弘嗣)  残念ながら、現在のところ、SNSを活用したというふうな啓発は行っておりませんので、今後、実施していく方向で検討してまいりたいと考えております。 ○副議長(浦山宣之)  奥村亮議員。 ◆7番(奥村亮)  河内長野市の公式アカウントというものが啓発には使われると思うんですけれども、現状、どのような公式アカウント、今、河内長野市としては運用されているのか、わかる範囲でいいのでお答えください。 ○副議長(浦山宣之)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(小林章良)  河内長野市の公式のSNSのアカウントでございますでしょうか。現在ございますのは、河内長野市役所のフェイスブックページ、シンボルキャラクターモックルツイッター、公式インスタグラム、公式LINE@。以上でございます。 ○副議長(浦山宣之)  奥村亮議員。 ◆7番(奥村亮)  SNSで若手が利用するというのが、ツイッターであったりインスタであったり、また、LINEであったりユーチューブというところがよく利用されている部分になってこようと思います。その部分をもうちょっと利用しながら、選挙の広報も行っていただきたいと思うんですけれども、その中で、お願いとしましては、僕の友達もそうやったんですけれども、選挙の行き方がわかれへんとか、どういうふうに投票したらええんかがわかれへんであったりとか、また、選挙で来る、ごめんなさい、名前が出てこないですけれども、はがき状のものが来ると思うんですが、あれない場合どうしたらええんやとかいう話もあろうかと思いますので、そういうところ、選挙のやり方、また、期日前投票のやり方等も漫画等を使いながら、わかりやすい形で推進をしていっていただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 こういう選挙、また、議会等に興味を持っていただくというのは、我々議員も必要なことですし、議会としても議会改革の中でいろんなことを行っていく必要はあるのかなと感じております。他市では、子ども議会、女性議会というものも行われていますので、そういうことも、私個人の意見ですけれども考えていく、また、議員個人の活動としても、若手への選挙の啓発活動をこれからも議員として行っていくように私も努力してまいります。 最後に、こちら要望になるんですけれども、全国的なところで行われている「センキョ割」というのが現状ございます。イギリス等でも行われているそうなんですけれども、株式会社ワカゾウというところが主管しながら今現状行われています。僕も高槻の選挙に行った際にそれに出会いまして、この活動を今後、河内長野の中でやれる方がいらっしゃいましたら、それについてはできる範囲での協力、後押しをしていただきますよう要望させていただきます。よろしくお願いいたします。 続きまして、アウトソーシング、件名3の要旨1に移らせていただきます。 これは私の持論なんですけれども、できるだけ市役所に来なくても行政のサービスが受けられるようにしていくというのが必要ではないかと考えています。また、市役所に来た際も、できるだけ短時間で必要な申請を行えるようにしていくというのも市民サービスの向上ではないかと考えているんですけれども、その中でアウトソーシングというのは一つのいい前向きなものではないかと私自身は感じております。 アウトソーシングした中で、今後、まだ先の話かもしれませんが、いろんな課題が浮き彫りになってくると思うんですが、現状、どのような課題が出てくるのではないかと考えられていますでしょうか。 ○副議長(浦山宣之)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(小林章良)  まず、大きく言われております個人情報保護、偽装請負、公金の管理等、これにつきましては、現在、委託業者と十分協議もし、マニュアル化の策定を行っておりますので、十分対策とっていると考えております。今後、業務を通じてどういった新たな課題というのが出てくるかというのは想定しておりませんけれども、出てきた場合につきましては、定期的な会議でありますとか勉強会等を通じまして課題を共有し、対応を協議していくということと、必要に応じてマニュアルを改定しながら、委託業者とも十分協議して適切に対応してまいりたいと考えております。 ○副議長(浦山宣之)  奥村亮議員。 ◆7番(奥村亮)  やっていくうちに、トライ・アンド・エラーの中でいろんな問題を解決していっていただくとは思うんですけれども、アウトソーシングということですので、河内長野市のほうから窓口で行われている方々に対して指導教育というのはできない状況になってくると思いますので、アウトソーシング会社との定期的な面談等をちゃんと計画していただいて、推進していただけたらと思います。 今回、アウトソーシングすることによって、業務の効率化が図れると思うんですけれども、その中で、総合窓口化、お悔やみデスクやったり、引っ越しのワンストップサービスの推進等をしていけるんではないかと考えておりますけれども、検討していただけますでしょうか。 ○副議長(浦山宣之)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(小林章良)  いろいろとご意見いただいていると思いますけれども、手続の集約化であったり、ワンストップ化の充実につきましては、今後も委託業者と十分協議しながら検討していきたいと考えております。 ○副議長(浦山宣之)  奥村亮議員。 ◆7番(奥村亮)  検討を進めていただきますようお願いいたします。 続きまして、件名3の要旨2に移らせていただきます。 私も前職の中で、問い合わせ業務が多い給与計算であったりとか社会保険、税金の業務をしておりました。その中で、問い合わせがあれば、本当に業務がとまってしまって業務効率というのがかなり下がっているというのを実感していたんですけれども、今回、富田林のほうにちょっと視察に行かせていただいて、AIチャットボットというのを視察してまいりました。LINEのような形で、LINEのやりとりの中で質問を投げかければ、それが市のほうからLINEで返ってくるというものだったんですけれども、大体2万5,000件のチャットがあったと聞いております。 こういうものの導入も本市としては考えられたらどうでしょうか。 ○副議長(浦山宣之)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(小林章良)  AIチャットボットの導入ということですけれども、本年1月に市のホームページリニューアルを行ったところです。その中では、市民からのよくある問い合わせにつきましては、カテゴリー別に整理して対応していただくということで整理をしております。AIチャットボットの導入につきましては、また新たな費用も必要になってまいりますし、正確な情報の積み上げというのも必要になってまいりますので、今後、費用対効果も含めて検討してまいりたいと思っております。 ○副議長(浦山宣之)  奥村亮議員。 ◆7番(奥村亮)  確かにホームページ更新されたところですので、ホームページに対してのアップ等は確かにかなりお金のかかることやと思いますけれども、AIチャットボット自体は、月契約でかなり低い料金でされている企業がほとんどですので、そこも導入もちょっと考えていただけたらと思うんですが、今の答弁にもございましたが、基本的には、トライ・アンド・エラーをずっとしていく中でいろいろな情報を積み上げていくというのがこのAIチャットでございます。市民の皆様に渡す前に、大阪市とか長崎県の大村市では、市の庁舎の中でそういうものを利用して、市民の皆さんからの問い合わせに対して正確に答えていくというものに使っておられるところもございます。AIチャットボットを使いながら、業務の軽減とか問い合わせの可視化、また、データ化ができていく形になりますので、ほんとにメリットあるものですので、これの導入も検討いただけますよう要望とさせていただきます。 続きまして、件名3の要旨3に移らせていただきます。 マイナンバーのことですけれども、マイナンバーというのは、デジタルガバメントのほんとにキーセンテンスではないかと私は考えているんですが、普及啓発というのはどこが行うのか、もう一度教えていただけますか。 ○副議長(浦山宣之)  市民保健部長。 ◎市民保健部長(東部昌也)  この取り組み自体は国を挙げてという部分になりますので、まずは、第一義的には国において取り組まれるもの、本市においては、市民窓口課がマイナンバーカードの交付を担当させていただいていますので、市民窓口課を中心に広くPRに努めてまいりたいと考えております。 ○副議長(浦山宣之)  奥村亮議員。 ◆7番(奥村亮)  確かに国がしていくものではあるんですけれども、その中で、本年度マイナンバーカードの普及とマイナンバーの利活用の推進に関する方針というのが出されました。その中で、マイナポイントを使って消費活性化策というものをされるというの、答弁にもありましたけれども、ちょっとそれの制度について一度お話しいただけますか。 ○副議長(浦山宣之)  市民保健部長。 ◎市民保健部長(東部昌也)  まだ詳細までちょっとこちらでも情報得ていないところがあるんですけれども、もともと全国の自治体ポイント制度というものがありまして、それをマイナポイントという形に変えていって、ポイント制度的なもので、物を買うときに何らかのプレミアムな部分を設けてポイントを付与されてお得感、メリット感みたいなものを出していく、そういった取り組みでマイナポイントを活用といいますか、使っていくとはお聞きしております。 ○副議長(浦山宣之)  奥村亮議員。 ◆7番(奥村亮)  私のほうでちょっと調べたら、マイナンバーカードをお持ちの方で、しかも、何々ペイというものを使っておられる方に対して、2万円入れたら5,000円やったかな、それぐらいのポイントが返ってくるという制度やったと思うんですが、そういうものをするということになりますと、マスコミ等が取り上げた中で、議論はあると思いますが、マスコミが取り上げた途端にマイナンバーの申請がふえるというのが、これ、現状になってくるのではないかなと感じております。取り上げる前にどれだけマイナンバーを普及させておくのかというのも、その逼迫したときの業務軽減につながると思います。従来から私のほうで言わせていただいていますアウトソーシングになった中でも、マイナンバーカードの取得促進を図っていただくために、アウトソーシング会社と協力しながらやっていっていただきたいと思いますし、また、カメラですね、マイナンバーカードをワンストップで下ですぐに申請できるように写真等を撮るというのも考えていただきたいと思うんですが、それは今の現状では難しいのでしょうか。ちょっとお聞かせください。 ○副議長(浦山宣之)  市民保健部長。 ◎市民保健部長(東部昌也)  ご質問の中に、まず、アウトソーシングの委託先といいますか、事業者との連携ということで、広報、PR自体は、いわゆる委託できない公権力の行使の部分に当たらないと思いますので、可能と。PRについては、事業者と十分今後協議をしていきたいと思います。できることもやっていただくということで協議していきたいと思います。 先ほどの写真の件なんですけれども、今、市民ホールに設置をさせていただいています写真機、そこのデータは、マイナンバーカードの申請のためにデータを送信したりとかいうことができるという機能を持っておると聞いておりますので、現在はその辺の対応でお願いしておるところでございます。 ○副議長(浦山宣之)  奥村亮議員。 ◆7番(奥村亮)  できるだけ自前でできるようにしていただきたいなと思います。マイナンバーカードの普及が逼迫するときがあると思います。そのとき、庁内の連携の中で、人員の流動的な対応をお願いしておきたいと思いますので、それを要望とさせていただきます。 ありがとうございました。 ○副議長(浦山宣之)  これにて7番 奥村亮議員の質問が終わりました。 次、5番 山本一男議員。 ◆5番(山本一男)  皆さん、こんにちは。ただいまご紹介にあずかりました議席番号5番 無所属一人会派の山本一男でございます。いつも大変お世話になりましてありがとうございます。 それでは、事前に提出いたしました質問通告書に沿って質問させていただきます。 件名1.住みよいまちづくりについて。 要旨1.「市民総合体育館」駐車場有料化の今後の進め方について。 要旨2.市立小中学校(教育方針・施設含む)の今後の方向性について。 件名2.人材育成の実態・問題点と今後の対策について。 質問は以上でございます。再質問及び要望は質問席よりさせていただきます。明瞭かつ簡潔なご答弁をよろしくお願い申し上げます。 ○副議長(浦山宣之)  生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(小川祥)  件名1.要旨1についてお答え申し上げます。 市立市民総合体育館等の駐車場の有料化に当たりましては、施設の老朽化が進む中、施設の維持管理だけでなく、施設更新の財源を確保するため、利用者の皆様に受益者負担をお願いするものでございます。一方、近隣商業施設の駐車場有料化に伴う体育館駐車場における目的外利用や長時間利用が慢性化している状況にあり、施設利用者の利便性を一刻も早く改善する必要がある中、取り組みを進めているものでございます。 9月市議会において改正条例を議決いただいた後、10月から11月にかけて体育館及び下里運動公園において利用者説明会を開催したところ、利用者の方々より施設利用者の負担軽減や駐車場内での安全通行等に関する数々の貴重なご意見を直接お伺いすることができました。それらのご意見を踏まえ、駐車場内を安全に通行できるよう、対面通行や入出庫をスムーズにするための車道の拡幅、駐車場の出口が1カ所に集中してしまうスロープを採用しない駐車場レイアウトに変更するなどの検討を進めています。 また、料金体系につきましては、改正条例の範囲内において、施設利用者の負担軽減並びに目的外利用を排除するため、施設利用者と施設利用者以外を区分し、無料駐車時間は1時間で同じですが、施設利用者以外を当初案どおり30分100円とし、新たに施設利用者を30分50円に設定する方向で検討を進めております。これらの再検討案につきましては、12月5日よりホームページに掲載するとともに、利用者の方々に対する説明会を本日12月12日に市民総合体育館にて実施する予定でございます。 なお、市立福祉センター錦渓苑利用者については、体育館等の利用者と同様の取り扱いにするべく担当課と協議を進めているところでございます。これらを踏まえ、12月16日から工事を開始し、当初予定どおり令和2年2月4日に有料化を実施するべく取り組みを進めてまいりたいと考えております。 いずれにいたしましても、有料化実施後も十分に検証を行い、新たな課題が生じた場合には、適宜必要な措置を行ってまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。 ○副議長(浦山宣之)  教育推進部安田理事。 ◎教育推進部理事(安田喜孝)  件名1.要旨2についてお答え申し上げます。 市立小中学校では、よりよい社会と幸福な人生を切り開き、未来のつくり手となるために必要な3要素である確かな学力、豊かな人間性、健康・体力を子どもたちに身につけさせるため、日々教育活動に取り組んでおります。 まず、確かな学力では、知識、技能はもちろんのこと、英語教育やプログラミング教育などを通じて未知の状況にも対応できる思考力、判断力、表現力の育成に取り組んでおります。 豊かな人間性では、心の教育の充実を目指し、道徳教育など全教育活動で取り組んでおります。 また、児童・生徒の心に深い傷を残すいじめの防止等は、全力を挙げて取り組むべき人権課題と捉え、未然防止、早期発見に努め、その解消に向けた指導が滞りなく進むよう支援しております。 たくましく生きるための健康・体力では、児童・生徒の安全・安心の確保が重要であり、近年問題となっております組み体操や武道の事故など、安全対策に万全を期すよう学校への指導を行っているところでございます。 また、食生活の乱れなど子どもたちの健康を取り巻く問題も生起していることから、食育の観点からも学校給食を充実してまいりたいと考えております。 次に、学校施設整備につきましては、近年、主なものとして、非構造部材も含めた学校施設の耐震化を進め、本年度では、普通教室への空調整備や台風等による石仏小学校や小山田小学校等の学校施設への災害復旧工事を進めております。 今後は、トイレ洋式化の計画的な整備を進めながら、本市の小中学校で進む小規模化に対応するための、河内長野市学校のあり方の方針に基づく施設一体型小中一貫校や公民館との複合化に取り組んでまいります。 いずれにいたしましても、子どもたちの安全で快適な教育環境を見据え進めてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○副議長(浦山宣之)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(小林章良)  件名2についてお答え申し上げます。 本市の人材育成基本方針において、目指すべき職員像を、市民とともにまちを創造し、信頼される職員としており、その基本の一つが笑顔で挨拶などの接遇であると考えております。このことから、現在、接遇能力向上に向けた職場研修や新規採用職員による朝の挨拶運動に加え、市民満足度向上研修などを実施しているところでございます。 また、採用から3年までの若手職員には、所属課と人事課が連携しながら育成を図っており、中でも、接遇能力の向上については重点項目として取り組んでおります。本年10月に人事課で確認を行った状況については、おおむね挨拶はできておりますが、一部できていない職員も確認しております。 また、職員の接遇の実態としては、市政モニターへのアンケート調査及び市民意識調査では、よくない、余りよくないが約10%となっており、これらの結果を踏まえ、引き続き改善を図っていく必要があると考えております。 今後におきましても、職員接遇マニュアルを活用した職場研修などを継続して行うとともに、自己診断チェックや市民アンケート調査などの状況を確認しながら接遇能力の向上に取り組んでまいりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○副議長(浦山宣之)  山本一男議員。 ◆5番(山本一男)  ありがとうございました。それでは、件名1の要旨1から再質問及び要望をさせていただきます。 まず、市民の皆様のご意見を聞いて、安全対策、駐車料金の低減及び錦渓苑についても利用者低減を実施する方向性を短期間に示していただいたことは評価するとともに、市長並びに市当局の英断に対して感謝いたします。ありがとうございました。 また、市民の皆様が市政への意見参加についても大きく意見を言っていただき、これについても感謝いたします。ありがとうございました。 それでは、まず、現状の低減対策を正といたしまして、3つほど要望を言っておきたいと思います。 まず1点目といたしましては、体育館のフロア使用時等のことを考慮して、3時間半までは今のところ250円なんですけれども、200円にしていただきたい。 次に、一応条例で決まっておりますんで、施設利用以外の人の当日最大料金を、今500円になっとるんですけれども、これを1,000円にしてもいいんじゃないかと、駅前のノバティみたいに。これは、施設利用者との差別化ということを考えております。長いこととめる方もおられますんで、体育館であれば、長いことやる方もおられるんですよ、後で申します大会とか、あと、卓球の方なんかはフロアでやって、また卓球場でやるとか、そういうことも含めまして差別化してもいいんじゃないかと。イズミヤとも差別化してもいいと思っております。それから、下里運動場駐車場についても、5時間とか5時間半を超える場合は、第1駐車場と同じようにマックス500円とすべきだと私は思っておりますんで、このことを強く要望しておきます。恐らくきょうの説明会の中でこういう話もあるかと思いますんで、回答につきましてはそこでお聞きしたいと思います。 それから、きょう説明会あるということですけれども、12月16日から工事の開始を予定されておりますけれども、これ、工事契約は完了しているんですか、また、発議案の第1号、第2号がまだ審議、採決されていない段階で工事を開始する必要があるんですか。これ、工事やった後、ずっと100円、2時間の後ずっと100円、これペイするんですか。そういうことを考えますと、もう少し、少なくとも12月20日以降とか、そういうことを考える必要があると思うんですけれども、いかがでしょうか。 ○副議長(浦山宣之)  生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(小川祥)  工事につきましては、基本的には指定管理者と駐車場運営事業者との契約に基づいてなされている形になります。現時点ではまだ行っておりません。きょうの説明会終了次第、手続的にはあす1日の作業になるんですけれども、さまざまな手続、契約等、市の指定管理者との基本協定の変更も含めてやってまいりたいと考えております。いずれにせよ、2月4日、当初予定しております実施日から年末年始も含めて挟みますので、逆算しますと12月16日の工事の開始というのがリミットになると聞いておりますので、開始日をそのように定めたところでございます。あくまでも駐車場の工事ですので、レイアウトの変更等々を行っていく部分の工事でございます。この点につきましては、請願なり発議云々とおっしゃっていますけれども、その内容まだご提示いただいていないのでわかりませんけれども、それにかかわらずこの工事のところは進められるのではないかなと判断しております。 ○副議長(浦山宣之)  山本一男議員。 ◆5番(山本一男)  発議案まだ内容見ていないということでございますけれども、見られたら、これは工事やったわ、通ったわでは非常に大変だと思いますんで、その辺きょうも話あると思いますんで、じっくり聞いていただきたいと思います。 それから、これは他施設の駐車場についても、今後、順次同じようにやっていくのかということを聞きたかったんですけれども、順次考えながらということでよろしいんですね。 ○副議長(浦山宣之)  市民保健部長。 ◎市民保健部長(東部昌也)  すみません、再質問のご趣旨が錦渓苑のということでございましたら……違いますか。 ○副議長(浦山宣之)  山本一男議員。 ◆5番(山本一男)  いや、ほかの施設なんで、きのうだったかきょうか、総務部長が答えられたと思うんですけれども、総務部長やったかどうかわからないですけれども、ほかの駐車場のことも考えられるんですかということに対して、今後、それはそのとおりでよろしいんでしょうか。 ○副議長(浦山宣之)  総務部長。 ◎総務部長(小西昌敏)  失礼しました。きのうお答え申し上げましたけれども、各施設で適正な受益者負担というものを果たしていきたいと考えておりますので、今回のことを前例に踏まえながら検討してまいりたいと考えております。 ○副議長(浦山宣之)  山本一男議員。 ◆5番(山本一男)  後でも申しますけれども、今後考えていくときには、今回ちょっと問題点もあったんで、きっちりそこを整理した上、二度と同じ轍を踏まないようにしっかりやっていただきたいと思います。 それから、施設の利用とか考えて予算をつけようということで、将来的にはエアコンを設置してもらいたいとかそういう要望も出てくると思うんですけれども、その場合、もとの予算を減らして、この駐車場代で上がったものがもとの予算と同じようなことになることはないでしょうね。少なくともその分は上がっとるという認識でよろしいんでしょうか。 ○副議長(浦山宣之)  生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(小川祥)  とりあえず、今回については2年間固定収益金というのが生じますので、これらにつきましては、スポーツ振興の基金に積み立ててまいりたいと思います。その後、さきにも答弁ありましたいろんな個別施設計画等を立てましたら、計画的に執行していく形になると思いますし、もちろんその基金だけでとても賄えるような内容にはならないと思います。市税投入等のバランス等も考えながら、その時折、予算要望、予算折衝していきながら計画的に進めてまいりたいと考えております。 ○副議長(浦山宣之)  山本一男議員。 ◆5番(山本一男)  よろしくお願いいたします。先ほど申しましたように、お金に色はついていないということで、ここはためたけれども、こっち減らして何のこっちゃということにならないようにだけよろしくお願いいたします。 それから、役員等ボランティアの方への減免というのは今考えられていないんですけれども、例えばスポーツ開会式、その前日も来て、当日も来ていろいろやられていると思うんですけれども、そういうようなことの減免というのは考えていないんでしょうか。 ○副議長(浦山宣之)  生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(小川祥)  減免と申しますか、基本的には利用者の料金でということにはなるんですけれども、市民大会ってやっぱり市の委託事業でもございます。その委託料の中での執行の方法等々、できるだけ役員さんの負担にならない形でできないかということでまたスポーツ振興会等とも協議のほう進めてまいりたいと考えております。 ○副議長(浦山宣之)  山本一男議員。 ◆5番(山本一男)  非常に懸念されていますから、委託料の中で委託料がふえるんだったらええけれども、委託料は一緒ですよと。その後、出してくださいよということがないように、そこはきっちりと意見を聞いていただいて、聞くだけでなく反映していただいて、よろしくお願いいたします。 それから、これ、利用者減少によるデメリットは検討しているんですかね。これまたもう一つ今回出ているメリット計算でも非常におかしな、根拠が曖昧というか、普通の会社の設備調整であれば、これは何やで、通らんような内容出てきとるんですけれども、まず、デメリットはどこで計算されているんでしょうか。計算されているんですかね。 ○副議長(浦山宣之)  生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(小川祥)  デメリットと申しますのは、利用者負担がふえて利用者が減るという形でしょうか。今回につきましては、その部分厳密に計算等積算したわけではございません。何らかの影響が出る可能性はあろうかと思います。その辺のところは、実施後、十分に検証していきながら、実施後の見直しの中で改めて検討していきたいと思っております。 ○副議長(浦山宣之)  山本一男議員。
    ◆5番(山本一男)  特にトレーニングルームの人なんかはかなり減ると思われます、現状のままであれば。また、錦渓苑の方は、これ見た瞬間に、これは検討しなきゃいけないという認識はなかったんですかね。今、検討されたんでしょうか、その2点お願いします。 ○副議長(浦山宣之)  市民保健部長。 ◎市民保健部長(東部昌也)  ご質問の趣旨が、利用を控えられることになって、その結果、費用面でどのような影響があるかということで承りました。 まずは、できることであれば、有料化後も今までどおり錦渓苑をご利用いただきたいというそういう思いはございます。錦渓苑が高齢者の外出機会の確保の一つでもあって、生きがいづくりの場所となっているということは十分認識しております。ただ、この有料化によって幾らの方の利用が減って、それが最終的に病気につながって医療費に影響するというところは、現状的にはちょっと算定が困難であるのでできておりません。 ○副議長(浦山宣之)  山本一男議員。 ◆5番(山本一男)  いや、算定が困難だからやっていないんじゃなくて、もうやる気がなかったんでしょう。初めから考えていないんじゃないですか。この前そんな感じやったですね。少なくとも生涯学習部長は、前は企画におられたんですから、両方のこと考えなきゃいけないと思いますんで、その辺しっかりお願いしたいと思います。だから、これ、メリット計算やられておりますけれども、本末転倒でマイナスになる可能性もありますから、その辺十分トータル的に考えていただきたいと思います。 そして、また別途、アスマイルですか、そんなところで健康しましょうと、そこでお金使っているよと。ここで不健康になる可能性があるのに、若干のお金をやるために、これ後で申しますけれども、今出てきているものは200万円ですよ、年。市に入ってくるのは年200万円。そのうちの指定管理に100万円で、今のところ市に100万円と。大師体育館のほうでいきますと、90%が駐車場の業者にいくと、90%弱が、メリットの。これこそ説明会の第1日目に言われていましたように、駐車場会社にだまされているんじゃないかと、そんなところに誰かやる必要があるんかということだと思うんですけれども、その辺いかがでしょうか。 ○副議長(浦山宣之)  生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(小川祥)  基本的には、冒頭この目的で申しましたとおり、今後の施設改修、更新等の財源を得るためにというのが一番の目的でございますので、指定管理者、駐車場運営業者と十分協議しながら、やはり一定の収益が出て基金に積み立てられるというめどが立ちましたので、今回駐車場を有料化にするという判断に至ったものでございます。 ○副議長(浦山宣之)  山本一男議員。 ◆5番(山本一男)  その考え方は、私も反対しなくていいんですけれども、ちょっと今回やり方がまずかったのかなと思っとるんです。今回反省点としましては、実態把握ができていない、現場も余り見ていなかった、市民の声もほとんど聞けていなかった。そういうところでこういうものが出てきて、それでも半分にしたというのは評価できるんですけれども、その辺何か反省点があれば、ちょっと言っていただけますでしょうか。 ○副議長(浦山宣之)  生涯学習部長。 ◎生涯学習部長(小川祥)  これにつきましては、昨日の大原議員へのご答弁、先ほどの宮本議員へのご答弁にもありましたとおり、やはり事前にいろいろ利用団体、指定管理者等から情報収集はしておりまして、いろいろ案を検討して、そして、ご提示はさせていただいて、ご議論いただいて議決もいただいたということでございますけれども、実際、利用されている利用者の方の声を直接聞きましたところ、我々気づかなかった点も多々ございましたし、そういった貴重な意見、ご議決いただいた改正条例の範囲内でできることはないかということで検討させていただいた結果、今回の見直しということになったわけでございます。我々市議会でご審議いただくタイミング、そしてまた、市民の皆様にお示しさせていただくタイミング等のやっぱり順序なりバランス等々考えていくに当たっては、非常にいろんな課題なり教訓があったのかなと思いますので、今回これを教訓といたしまして、今後の進め方についても慎重に考えてまいりたいと思っております。 ○副議長(浦山宣之)  山本一男議員。 ◆5番(山本一男)  そうですね、今、部長からもきちんとそういうことで反省の弁があったんで、今後、絶対にこういうレベルの話が出てこないように。これはもう全部署ですから。その辺きっちりよろしくお願いしたいと思います。 また、確かにもう条例が決まっているところがあるんですけれども、一つの私の案といたしましては、ほとんど反対者がいない施設利用料、フロアだったら1,000円、トレーニング室やったら100円値上げすることによって、超概算ではありますけれども、年間240万円の利益を確保した上で、この駐車場の有料化を、先ほど申しましたように、指定管理者含めて年200万円、市には年100万円、値上げだけだったら、指定管理者240万円下げることできますからね、管理料。向こう何もしないんだから。そういうことを検討すべきだと思っておりますので、これ、強く要望しておきます。先ほど申しましたように、利益のうちの90%も持っていかれるようであれば、利益を確保した上でもう一回検討すべきだと私思いますんで、よろしくお願いいたします。 続きまして、要旨2、英語教育、プログラミング教育、これで興味を持たせてください。これが一番、まず。英語教育に関しましては、大人への拡大、それから、英語をしゃべること大事なんですけれども、外国人の方としゃべる度胸をつけるということが大事なんで、そこもちょっときちんと考えてやっていただきたいと思います。それから、プログラミング教育に関しましては、時間をとる必要ないんですけれども、ハードの一つと、あと、歴史。この歴史の中にはハード、ソフト、通信があってゲーム等もありますわ。これはもう一枚物にまとめといて、最初の授業の半分、30分以内でぱっぱっとやって、後は見たい人が勉強すりゃいいというようなものがあったらベターだと思います。これはもうソフトだけだとほんまのあれですからね、一応、興味のある人は見られるようにということでやっていただきたいと思います。 いじめについては、教育委員会として頑張られているのは私、評価いたします。ただ、直近の話で見ますと、レベル3の発生率が高いと思われるんですよ。これは、レベル1、2、ゼロ、発見・対応が問題があるのではと思うんですけれども、その理由とレベル3の内容も含めてちょっとお話し願えますでしょうか。短くお願いします。 ○副議長(浦山宣之)  教育推進部安田理事。 ◎教育推進部理事(安田喜孝)  いじめにつきまして、今、山本議員からレベルというお話がございましたが、本市独自でいじめの早期発見のために、一定、教員に意識をさせるために定めているものでございまして、例えば今おっしゃられましたレベル3というのは、蹴るとかたたく、物を隠すというふうなものをいじめとして認知したときに件数をレベル3で挙げてくるようなものというふうなものでございます。例えば、先ほどのレベル1は、1対1でからかいとかいうふうなもの、それから、レベル2については、複数名による仲間外れとかいうものに定めているもので、いじめが順次このレベルごとに段階を追って上がっていくものではまずはございません。当然ながら、どのレベルというか、どのような状態であっても、まずは未然に防止する、それから、早期発見して解消するということを目標に取り組んでいるところでございます。たたくとか蹴るとか、そういうものが件数としてはほかのものよりも若干多いときもございますが、どのような状態であってもいじめをなくすということを目標に取り組んでおるところでございますので、ご理解お願いいたします。 ○副議長(浦山宣之)  山本一男議員。 ◆5番(山本一男)  最初に申しましたように、教育委員会として頑張られているのは私理解しとるんですけれども、ちょっとレベル2はぱっと出てくるかもしれないけれども、レベル3はぱっと出てくるようじゃ、これはちょっと問題あるんで、その辺もう少しきっちりお願いしたいと思います。 また、生徒・先生、この間も事件ありました。それから、先生間、これも直近あったところです、のいじめを早期に発見して対応することが大切なので、今後も対応をきっちりとしていただきたいと思います。 続きまして、組み体操については、肩車の2段までと、乗せるまでで一応指導しているということで聞いとるんですけれども、間違いないでしょうか。 ○副議長(浦山宣之)  教育推進部安田理事。 ◎教育推進部理事(安田喜孝)  近年、組み体操の事故が非常に多いということで社会的にも話題になっておりました。本市としましても、小中学校の校長会からも統一して、安全確保を第一にして、両足を地面についていない児童の上に乗る技は、もう一律に禁止となっております。高さ的には、肩車をしたぐらいが今のところの最大の高さではないかなと指導を行っているところでございます。当然、危険な技をして子どもがこういう集団演技に参加できないことにならないように、十分各学校で配慮するよう教育委員会からも指導しておるところでございます。ご理解賜りますようお願いいたします。 ○副議長(浦山宣之)  山本一男議員。 ◆5番(山本一男)  2段目は肩の上に立たない、肩車だということで、それを徹底してきっちり安全にやっていただきたいと思います。 それから、武道については、これはもう、けがが発生する前に、柔道から空手の型など、武具が不要で、かつ、けが発生率のリスクが少ない武道への変更、これは強く要望しておきます。発生してからでは遅いですからね。来年検討されるの、よろしくお願いいたします。 それから、食育については、温かい汁物を出すこと等の検討については評価いたします。今後も食べやすく、かつ利用しやすい対策の推進を強く要望いたします。 また、国が全員給食だとやったときには、きっちりと対応できる状況だけはつくっといていただきたいと思います。 災害復旧は確実に実施することと、美加の台中学校のフェンス等の危険のある設備については、再点検、対策を実施したいと思いますけれども、どうでしょうか。 ○副議長(浦山宣之)  教育推進部長。 ◎教育推進部長(宮阪晴久)  災害復旧工事のほう順調に進んでおりまして、ただ、ちょっと入札不調の関係で天野小学校の分が少しおくれておりますが、年度内に完成する予定になっております。それから、美加の台中学校の防球ネットの支柱が傾いておるということでご指摘を受けたことがございます。この部分については、防球ネットが、両側から支えている関係もございまして、支柱が内側に傾いているという事案でございます。 これについては、担当者が向かって点検しまして、さらに専門業者にも点検を依頼したところでございます。その際、専門業者からは、安全性については確保されているということで回答を得ております。 しかしながら、これはもう毎日の点検というのが大切になってくるかと思いますので、当面の間、学校の日常点検や教育総務課の職員が行った際の点検を通じて経過観察をさせていただきたいと思っております。 ○副議長(浦山宣之)  山本一男議員。 ◆5番(山本一男)  思いがけない台風、千葉とかそういうなのがありますんで、ほかの施設も含めてよろしくお願いいたします。 また、エアコン設置は評価いたしますけれども、トイレの洋式はもうきちんと進めていっていただきたい。これも強く要望しておきます。 小中一貫校や公民館との統合についても、検討が決まればきっちりと進めていっていただきたいと思います。 それから、今度は件名2です。 挨拶等調べられたと。大きく私がチェックしたのと違う状況なんですけれども、いかがでしょうか。 ○副議長(浦山宣之)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(小林章良)  求めるレベルが低いということをおっしゃっているのかなと思いますけれども、先ほどご答弁させていただきましたように、市政モニターのアンケート、市民意識調査等を踏まえますと、約10%が余りよくないという回答をいただいておりますので、その辺を踏まえ、さらに改善を図っていきたいと考えております。 ○副議長(浦山宣之)  山本一男議員。 ◆5番(山本一男)  よろしくお願いいたします。レベルが低いと言われないようにお願いいたします。 どうもありがとうございました。 ○副議長(浦山宣之)  これにて5番 山本一男議員の質問が終わりました。 暫時休憩いたします。     (午後3時4分 休憩)    --------------     (午後3時25分 再開) ○議長(峯満寿人)  休憩前に引き続き会議を開きます。 理事者にお願いします。説明、答弁は簡潔明瞭にお願いします。また、議員におかれましてもご協力をお願いします。 次、13番 丹羽実議員。 ◆13番(丹羽実)  ご指名を受けました13番 日本共産党・丹羽実です。さきに通告しました発言通告に従い質問いたします。 件名1.エアコン設置を教育環境の充実と防災対策に活かすために。 要旨1.ことしの9月に市内全小中学校にエアコンが設置されました。これまでの普通教室における暖房使用実態の期間と暖房の機種は何ですか。エアコン暖房が可能になった現在、エアコン使用はどのようにしようとしていますか、お聞きをいたします。 要旨2.全国の公立学校の体育館のエアコン設置率は今2.6%にとどまっています。これは文部科学省の2019年9月現在。近年の大災害時には避難所として学校の体育館が優先的に使用されることを考慮すれば、当市も公立学校の体育館にエアコン設置が求められます。実質的な地方自治体負担は30%と聞きますが、検討の状況をお聞きいたします。 次に、件名2.各部署の防災対策についてお聞きをします。 要旨1.大災害(停電時)、上下水道設備(配管、タンク、ポンプなど)はどの程度耐えられますか。 要旨2.当市は、正規職員と非正規職員の比率で正規職員が少ないことで府内でワーストクラスであります。大災害時に避難場開設期間が長期、多数になったとき、そこに配置される職員は充足できますか。 要旨3.防災行政無線が聞こえないとの市民の声があります。戸別受信機(防災ラジオ、防災電話など)の検討状況をお聞きいたします。 要旨4.さきの台風19号の被害が甚大であった関東地域の幾つかの市で、市のホームページへのアクセス数が一気に増大し、つながらない状態になりました。当市は心配ないですか、お聞きをします。 次に、件名3.激甚な気象災害が頻発し、多くの人命が奪われている事態を認識するために。 要旨1.今、地方自治体として気象非常事態宣言を出すという運動が日本だけでなく世界的に広がっています。宣言した自治体は20カ国を超え1,000以上、国が宣言を出す最近の例ではイギリス、カナダ、スペインなど8カ国でございます。日本でも9月に長崎県壱岐市が国内初の気候非常事態宣言を出し、10月には神奈川県鎌倉市議会が決議を採択しました。当市でも早期に宣言を出すことを検討してはどうか、お聞きいたします。 以上で質問を終わります。要望と再質問は質問席より行います。 ○議長(峯満寿人)  教育推進部長。 ◎教育推進部長(宮阪晴久)  件名1.要旨1についてお答えいたします。 市立小中学校の普通教室における冬場の暖房については、従来、主に石油温風ヒーターを使用し、中学校の一部ではガスストーブも使用しております。暖房機器の利用期間につきましては、原則12月から3月の間において、学校環境衛生基準に基づいた室内の気温に応じて使用しております。 ご指摘のように、今回整備いたしました空調機器は暖房機能も備えておりますが、天井近くから温風を吹き出すため、足元まで暖めるためには時間を要するとされています。したがって、学校施設の暖房につきましては、暖房の効率化を図るため、従来の石油温風ヒーターやガスストーブを主に使用し、空調設備も併用して活用できるようにしています。 なお、一部学校において、空調設備のみを使用した場合の暖房効果について検証しております。 今後は、検証結果もあわせて使用方法を研究し、快適で効率的な教育環境の確保に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、件名1.要旨2についてお答えいたします。 小中学校体育館の空調設備は、ご指摘のとおり、国の2019年9月の調査では大阪府内では2.4%と、まだまだ整備が進んでいないのが現状です。 本市では、本年度で小中学校の普通教室への空調整備が完了したところであり、今後、その光熱費が年間約3,000万円程度見込まれています。あわせて今後、小規模化の対応や老朽化対策などの施設整備に取り組む必要があります。このようなことから、体育館の空調整備においては、その必要性は十分理解しているものの、1校当たり四、五千万円と多額の整備費用や光熱費などを要することから、市の財政状況も鑑み、全国や府内の整備状況に注視しつつ、国の補助金等の活用もあわせ研究してまいりたいと考えております。 なお、夏場の体育館利用の熱中症対策については、スポットクーラー等の活用も含め検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(峯満寿人)  上下水道部長。 ◎上下水道部長(加山孝好)  件名2.要旨1につきましてお答え申し上げます。 上下水道事業は市民生活に欠くことができないライフラインであることから、大規模災害に備え、上下水道施設の耐震化、緊急時の給水拠点の確保、主要施設への自家発電設備の設置、災害備蓄品の確保、他市等の関係機関や包括的民間委託業者との災害応援協定の締結など、さまざまな災害対策の取り組みを進めているところです。 また、昨年9月の台風21号では、瞬間最大風速58.1メートルを記録し、大阪府内でも大規模な停電が発生し、本市におきましても水道施設60カ所のうち各浄水場や旭ケ丘、滝畑・石見川地区の水道施設を初め、下水道汚水ポンプ施設の約半数の64機場が長時間停電となりました。そこで、市民生活の確保のため、長時間停電の対応として、包括的民間委託業者や建設機材レンタル会社との連携により、給水車による飲料水の運搬や吸引車による汚水の運搬等の対応を行ったところです。 今後も、台風21号を教訓に、仮設電源の確保や災害対応訓練などを実施し、災害時の上下水道施設の機能確保に努めてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(峯満寿人)  自治安全部長。 ◎自治安全部長(浦俊彦)  件名2.要旨2についてお答え申し上げます。 昨年及び一昨年の台風21号クラスの災害であれば、風水害対策マニュアルに従い災害対策本部等を設置し、正規職員だけで対応することが可能です。しかし、昨年の大阪北部地震やことし東日本を襲った台風第19号クラスの災害が起きた場合には、正規職員だけでは交代要員が確保できないなど職員数が不足する事態も考えられます。 また、大規模災害を経験した自治体において、正規職員だけが避難所の運営を行った結果、全体の職員数が減少し、復旧業務ができずに住民の生活再建がおくれたとの事例があることから、避難所の運営につきましては職員だけではなく、地域住民が行えるよう支援してまいります。 現在、令和2年度の地域防災計画の改定に向けて、業務継続計画(BCP)の見直しや必要人員の割り出し、職員の参集状況によっては他の自治体からの支援などを勘案し、受援計画の作成を進めております。これら計画の改定や地域による避難所運営マニュアルの策定の支援などを行った上で、なお正規職員だけでは必要人員を確保できないと考えられる場合には、他の自治体職員や自衛隊などを受け入れ、地域住民とともに協働がスムーズに行えるようにすることで災害への対応力を強化してまいりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 件名2.要旨3についてお答え申し上げます。 近年の通信インフラ技術の進歩によって、災害時に緊急情報を受け取る手段は増加しており、現在ではテレビのテロップやデータ放送、携帯電話やスマートフォンのエリアメール、登録制の電子メール、LINEやフェイスブック、ツイッターなどのSNSなどがあり、防災行政無線はそれら情報伝達手段のうちの一つという位置づけになっております。そこで、防災行政無線以外の情報収集方法を積極的に周知していくことで、より多くの市民が災害時の緊急情報を受け取ることができるように努めてまいります。 防災行政無線につきましては、市内47カ所に屋外拡声子局(パンザマスト)を設置しておりますが、音声が届く距離に限界があると同時に、複数の子局の間の地点では音声が交錯して聞き取りにくくなる性質があることから、ふやせばよいというようなものではありません。また、鳴っていたのはわかるが内容がよく聞き取れなかったという場合もあることから、災害テレホン案内を整備し、電話をすれば同じ内容を聞くことができるようにしております。 戸別受信機につきましては、指定避難所や消防団のほか、山間部地域の個人宅などに約160台を設置し、運用を行っております。しかし、現在の設備はアナログ仕様であり、アナログ無線が近い将来に廃止される予定のため、使い続けるためには既存設備をデジタル化する必要があるという問題がございます。 これら既存の情報伝達手段を最大限活用することに加えまして、障がい者などどうしても情報を収集することが困難な方に対しましては、共助による地域での助け合いによる情報伝達ができるよう、自主防災組織や自治会に働きかけてまいります。さらに、戸別受信機のデジタル化だけではなく、防災ラジオなどの啓発を含め、引き続き先進事例を研究し、災害時に大切な情報を伝達できる体制を構築してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願いいたします。 ○議長(峯満寿人)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(小林章良)  件名2.要旨4につきましてお答え申し上げます。 本市のホームページにつきましては、大規模災害時等に迅速かつ継続的に情報提供ができるよう、昨年度のホームページの改修にあわせて、トップページの表示を簡略化した軽量版へ切りかえる機能を整備いたしました。この機能により、ウエブサイトにかかる負荷を軽減することで、大量のアクセスが集中した場合でも円滑に閲覧ができるように備えているものでございます。 また、より多くの市民の方に必要な情報を確実に届ける手段の一つとして、市公式のフェイスブックやツイッター、LINE公式アカウント等のSNSによる情報発信を積極的に行っているところです。 今後におきましても、緊急時に災害情報等を継続的に提供できるよう努めてまいりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(峯満寿人)  環境経済部長。 ◎環境経済部長(太口智裕)  件名3.要旨1についてお答え申し上げます。 近年、気候変動が一因と考えられる異常気象が世界各地で発生しています。我が国においても、夏の記録的な猛暑や頻発する台風により、大きな経済的負担が生じています。このような状況のもと、パリ協定が平成28年に発効し、世界全体で温室効果ガスの削減に対する取り組みが加速しています。 国においては、令和元年6月にパリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略が閣議決定され、温室効果ガスの削減のための取り組みを積極的に推進していく姿勢が内外に示されました。本市におきましても、環境基本計画の重点プランの一つとして地球温暖化対策を掲げ、温室効果ガスの削減に取り組んできたところでございます。今後も、国・府の動向を注視し、温室効果ガスの削減を通じた地球温暖化対策に取り組みたいと考えています。 具体的な対策となる温室効果ガスの削減は、市民等への理解を深めていくことが重要であると考えており、さまざまな機会を活用した啓発を行い、市民等が環境対策に積極的に取り組もうとする意識の醸成に努めてまいりたいと考えております。 また、気候非常事態宣言につきましては、国、他の地方自治体の動向を見守りつつ研究に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(峯満寿人)  丹羽実議員。 ◆13番(丹羽実)  答弁ありがとうございました。それでは、件名1から質問並びに要望をさせていただきます。 まず、件名1のエアコンを教室の暖房と体育館の冷房などに使うという件でございます。 要旨1、答弁では石油温風ヒーター、それからガスストーブ、それで今回、エアコンでの暖房が加わったということで、この3つをミックスしていくというか兼用していくことで、児童・生徒、教職員の快適な教育環境をつくれるというふうになれば一番いいのではないかと思っています。 ところで質問ですけれども、今、幾つかの学校でそういうものを実験的に検証しているということもあったんですけど、その検証していく期間と、それから、終わってからマニュアル的なものができるというのはいつごろになるんでしょうか。 ○議長(峯満寿人)  教育推進部長。 ◎教育推進部長(宮阪晴久)  現在始めましたところですので、今年度内は見なあかんのだろうなと思っております。ただ、冬のマニュアルですので、冬の期間の分というのは次の冬に生かしていきたいと思っております。まだ、いつということは決まっておりませんが、そこにはきっちり間に合うようにさせていただきたいと思っております。 ○議長(峯満寿人)  丹羽実議員。 ◆13番(丹羽実)  わかりました。冷房ももうこの前の夏からやられているので、そちらもあわせてということだと思います。 それでは、質問の2番目なんですけれども、要旨2の答弁の中で、学校の光熱水費はエアコンを設置する以前より何か3,000万円ほど高くなったということを答弁されておったんです。今、関西電力以外に新電力会社、いわゆるPPSと言っているんですけれども、これへ契約変更するなどして電気代を抑えていくというようなことも考えられるんです。この3,000万円という金額なんですけれども、これはエアコンを今回、小中学校全部につけたことによってプラスになった分と、そういうことで理解したらいいんでしょうか。それと、新電力へのそういう電気代を落としていくということに関してはどう考えているのか。 ○議長(峯満寿人)  教育推進部長。 ◎教育推進部長(宮阪晴久)  単純に電気代だけを積み上げていくと3,000万円ぐらいになるんだろうなということでございます。ただ、今回入れるに当たってデマンド監視装置というものをつくって、最大電力が一定、それ以上上がらないようにほかのもので調整するという装置などをつけておりますので、そういったことで、最終的には3,000万円もいかないのかなということも思っております。またマニュアルをつくって効率的に運用していきたい、また、職員室に集中管理でオンオフできるような制度もつくっておりますので、無駄な空調の使用を避けるということもしていきたいと思っております。 そして、2点目の新電力への対応、電気料金そのものの縮減ということなんですけれども、まず平成29年の終わりぐらいに関西電力と、市の施設で大容量のところを合わせまして、そういうところで今回の空調のこともございましたので交渉させていただいて、当初はそのときの電気料金からすると、まとめることによって一定の割引というんですか、そういったものが図られるということを聞きました。実際には、毎年毎年いろいろ気候も違いますので電気量も違うんですけれども、大体1割減ぐらいの効果は昨年度得ているという状況でございます。 ○議長(峯満寿人)  丹羽実議員。 ◆13番(丹羽実)  わかりました。総合的にいろいろ検討してやってもらえるということで、それとまとめるということで10%削減できている。要望としましては、せっかく今度エアコンが設置されましたので、経費のことも考慮して、早急に快適な教育環境の継続ができるよう最適な方法を見つけて実施していただくよう、どうぞよろしくお願いをいたします。 次、要旨2でございます。 今、体育館のエアコン設置は、緊急防災・減災事業債を使いますと実質地方負担が3割、30%と聞いておるんですけれども、このことはもちろんご存じですね。 ○議長(峯満寿人)  教育推進部長。 ◎教育推進部長(宮阪晴久)  そう私どもで存じ上げておりまして、総務省で出されている国の補助メニューということで聞いております。全て地方債で対応というものと聞いております。 ○議長(峯満寿人)  丹羽実議員。 ◆13番(丹羽実)  質問の2番目なんですけれども、実は大阪では箕面市が小学校12校、中学校8校の体育館に設置した事例がございまして、小学校で3億9,000万円、中学校で3億7,000万円、総額7億9,000万円、ちょっと計算は合いませんけれども、こういうことらしいです。交付税の措置で7億9,000万円中、5億5,500万円、市負担が2億4,000万円、大体7対3で行われたと聞いております。 答弁を聞きますと、それ以外にも老朽しているところも修繕していかなあかんということで、優先順位としてはなかなかトップにはならないということなんですけれども、箕面市の学校の規模も割と河内長野市とほぼ同数なんです。考え方でいくと2億4,000万円、確かに大きな額ですけれども、それで全小中学校の体育館にエアコンが設置できるということであれば、それはなかなかいい話とも思うんです。そのあたりはどう考えていますか。 ○議長(峯満寿人)  教育推進部長。 ◎教育推進部長(宮阪晴久)  確かに、いろんな補助メニューでしていただいて軽減されて体育館に空調がということは、避難所という観点からは必要なことだと認識しておるんですけれども、市の負担の分を考えていきますと、やはり別のものが優先されるのではないかなと考えております。 ○議長(峯満寿人)  丹羽実議員。 ◆13番(丹羽実)  わかりました。こんな制度もあって、大阪府内ではそんなことを利用している市もあったということで、優先されるのは確かにエアコンより中学校の給食に使っていただいたほうがと思っております。 件名2に移ります。 これは各部署の防災対策についていろいろ聞いておるんですけれども、私がここで言う大災害というのは東南海・南海地震などの大地震のことを想定しておりまして、それに伴って長時間停電という形で質問の趣旨は書かせていただきました。 質問の1番なんですけれども、お答えの中に上下水道設備のライフラインの維持に2つの協定をしておられるということで、1個は下水道の管路の施設の包括管理業務委託共同企業体との協定ですね。それからもう一つは、2018年2月に民間企業と上下水道事業の災害時における機材のレンタルに関する協定と。これは上下水道部長が2つ、このことやと思うんですけれども、この2つの災害協定がきちっと結ばれているので結構心配がないというか、大丈夫だというお答えやったんです。 日野の浄水場、あの高さよりも高い配水池などへのポンプアップの電源確保とか、それから下水道の場合の部分的にポンプアップしないと自然流下にならない、その電源確保など、災害時には発電機を搭載した車がそこに到着して既存の設備のところに接続すると。それでポンプを動かすと、こうなると思うんです。そういう今の既存設備の接続の準備は100%できているんでしょうか。 ○議長(峯満寿人)  上下水道部長。 ◎上下水道部長(加山孝好)  まず、停電に対しての今でき上がっている対応、それをお話ししたいんですけれども、まず日野浄水場、それから企業団の水を受けている千代田受水場、それから美加の台、清見台、大矢船、南ケ丘等々、日野浄水場よりもレベルは高いんですけれども何らかの自家発電設備やエンジンポンプ設備によって水をお届けする対応は、今現にできております。 今、再質問で丹羽議員がおっしゃられた、それ以外のところはどういう対応をするのかということだと思うんですけれども、まず水道施設からいいますと、それよりも高いところにある施設というのがまだ約19施設ございます。根本的には、配水池で1日ぐらいの停電でしたらそこに貯水している水で十分補うことができるんですけれども、先ほどのように大規模な長期間停電になったときには、協定を結んでるリース会社から発電機をお借りして対応するとか、まずその他の被災していない全国からの応援給水によって対応するとかということがございます。 仮設電源の接続ですけれども、これに関しては、今の新しい下水道施設の中継ポンプ場ではソケット式の簡単に発電機を接続できる機能を持たせているんですけれども、古いタイプや水道施設の19機場というのは、そういうことは考慮しておりません。そういうことで、今回の台風21号等も含めて、そのときを教訓にして今議論しておるのが、包括的民間委託の業者並びにうちの職員も含めて、簡単に接続できるような機能、また接続できる訓練をさせていただいて、電源が必要なそういう施設については即時対応できるようにしていきたいと、このように考えておるところです。 ○議長(峯満寿人)  丹羽実議員。 ◆13番(丹羽実)  ありがとうございます。そういうことで、既存のところも少し補強しないと、すぐに接続できなかったら意味がないので、よろしくお願いをしておきます。 質問の2番目ですけれども、2つ目の協定は機材のレンタルというものがあるんです。これは、1個目の協定書は多分、人も、それから機材も両方やと思うんですけれども、2つ目の機材のレンタルの協定というのは人はついてこないというものなんですか。もしついてこなかったら、今の上下水道部のメンバーで人の対応はいけるのかどうか。 ○議長(峯満寿人)  上下水道部長。 ◎上下水道部長(加山孝好)  今のレンタル会社との協定は、あくまでも機材だけでございます。ただ、皆さんもご存じのとおり、水道事業は全国的に全て各市町村、都道府県、協定を結んでおりまして、いざ被災すればもう即日に、消防と同じように全国から応援部隊が輪番制でやってくるというような協定が結ばれております。そういう意味では、人という問題は我々だけではなく、全国から応援に駆けつけていただけるそういう給水応援とか、また包括的民間委託業者については全国的な大規模なネットワークの中で事業をされておりますので、そこからの応援部隊という、人の部隊も入っていただけるということになっております。 水道と下水道で合わせて40人そこそこの人数で大規模災害が対応できるかというのは、もう率直に言うと不可能でございますので、そういう形で応援を全国と結んでいるということでございます。 ○議長(峯満寿人)  丹羽実議員。 ◆13番(丹羽実)  ありがとうございます。いずれにしましても、大地震が来ますと大きな規模、地域で長時間停電ということになるので、よその自治体からの応援も難しいかもわかりません。接続の準備だけはきちっとしておいて、日ごろの訓練もよろしくお願いしておきます。 次の要旨2の多数の避難所を長期間開設する場合、人の配置は大丈夫ですかという話なんですけれども、とりあえず答弁では、正職員だけでは当然無理ですと、だから地域住民の方も手伝ってもらいますというお答えなんです。いずれにしても、来年度からの会計年度任用職員、非正規の方は、もう何ぼ災害のときでも出てきていただくということは頭から考えていないというお答えやったんですけれども、その辺のところ、本当にそれで大丈夫なのか、まだまだ長期間、多数の避難所を同時に開くというときのシミュレーションが多分なかなか細かくできてなくて、じゃ1人の正職員に住民の方が何人ついて一つの避難所を運営するんだとか、そんなこともこれからやと思うんです。その辺は、全然非正規の職員の方にはもういいんだという考え方でいくんですか。 ○議長(峯満寿人)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(小林章良)  現在の勤務条件からいきますと災害業務従事という部分が入っておりませんので、あらゆる手だてを尽くしても不足する場合については、当然、今の勤務条件の変更も必要になってまいりますし、人材確保ということも十分考えていく必要もあります。加えて、そういう必要が生じた場合は職員組合とも十分協議の必要が生じてまいりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(峯満寿人)  丹羽実議員。 ◆13番(丹羽実)  わかりました。そういうことも考えられるので、心の準備というか、想定外やったとならんようにお願いしておきます。 あと、防災行政無線についてですけれども、中途半端な聞こえ方しかしなかったら反対に気になってしゃあないと、そんな住民もおられますので、どうぞまたよろしくお願いします。 あと、ホームページのサーバーダウンの話なんですけれども、軽いほうに切りかえられるということで、一応これで大丈夫だろうと私も思いますので、今の時点では納得をしておきます。 いずれにしましても、各課の全てのことを考えなあかんのですけれども、こんなことは想定外やったなどとは言わないように、私もいろいろと努力しますので、職員の方も市民の命と財産を守るために頑張っていただきたいと思います。 最後、件名3の気候非常事態宣言についてであります。これはちょっと聞きなれない宣言、青少年育成何とか宣言だとか、ごみが多いときにはごみを少なくする宣言だとかいろいろやるんですけれども、これはちょっと新しい宣言なんです。担当部署の答弁は、私としては結構前向きであったかなと感じています。 そこで、最初に市長、気候非常事態宣言、初耳かもしれませんけれども、こういうことを啓発するために宣言するということについてどうお考えですか、ちょっとお聞かせください。 ○議長(峯満寿人)  市長。 ◎市長(島田智明)  前例が市議会ですか、あるということですので、考えていきたいと思います。 ○議長(峯満寿人)  丹羽実議員。 ◆13番(丹羽実)  では、よろしくお願いします。 昨日スペインで開催されました国連気候変動枠組条約、COP25というんですけれども、スウエーデンの16歳の学生環境活動家グレタさんという人は、気候の危機を将来の問題ではなく、今日の問題として捉えようと世界のリーダーに呼びかけております。それとは対照的に、日本の小泉環境大臣などは石炭火力発電所について世界から批判を浴びていることを認めながらも、打開策については一言も彼は言えませんでした。 洪水よ我が亡き後に来れ、これは有名な言葉ですけれども、こうならないように一日も早く気候非常事態宣言が宣言されることを要望して、きょうの質問を終わっておきます。ありがとうございました。 ○議長(峯満寿人)  これにて13番 丹羽実議員の質問が終わりました。 次、16番 桂聖議員。 ◆16番(桂聖)  16番議席の桂聖でございます。よろしくお願いします。 件名1.公共インフラの維持保全・老朽化対策について。 水道管の老朽化は、漏水によります事故の可能性があるばかりではなく、さきの関東から東北地方を襲いました台風15号、19号の被災状況を見ましても、断水は住民生活と命に影響する大きな問題になります。 そこで、要旨1.快適な市民生活と災害への備えから、老朽化した水道施設の改修は重要です。本市では2015年度に河内長野市水道事業ビジョンが策定され、その後、2019年度から河内長野市上下水道ビジョンと改め、中長期的な水道施設の維持管理に努められています。老朽化した水道管の改修は順調でしょうか、現状と今後の取り組みをお示しください。 要旨2.道路の維持保全、改修工事の現状と今後の取り組みをお示しください。 続きまして、要旨3.樹木が原因の事故が発生しております。街路樹の根上がりは人身事故を誘発する危険性もあります。早急な対処が必要ですが、現状と今後の方向性をお聞かせください。 件名2.河内長野市の衰退を食いとめ、発展していくために必要な政策を。 要旨1.令和3年4月に河内長野駅東側の保健センターと休日急病診療所の移転が計画されています。跡地の利活用は本市の将来像を左右する重要課題であります。市民の利便性、本市の歳入増と経済発展、将来性などを考えて慎重かつ大胆に行うべきです。考えと今後の計画をお示しください。 要旨2.国道310号、菊水町交差点と諸越橋間の歩道の設置や段差解消などの歩行者安全対策を行ってください。 続きまして、要旨3.駅前の本町に来年の秋には完成が予定されている約70戸のマンションが建設中で、既に分譲完売したようです。周辺の商店街や古い町並みとアンバランスな光景が今でも目に浮かびます。河内長野市都市計画マスタープランに沿って、歩いて暮らせるまちづくりを目指すための今後の方針をお聞かせください。 また、このマンションの完成や日本遺産認定による本市への来訪者の増加などにより、要旨4.車両と歩行者の増加が予想されます。駅前の都市計画道路(シンボルロード)の進捗状況と今後の展望をお答えください。 質問は以上です。再質問、要望は質問席より行います。 ○議長(峯満寿人)  上下水道部長。 ◎上下水道部長(加山孝好)  件名1.要旨1につきましてお答え申し上げます。 上下水道事業では、今後10年間の目指すべき方向性や実現の方策並びに持続的な経営の基本計画である経営戦略を盛り込んだ河内長野市上下水道ビジョンを平成30年度末に策定いたしました。現在、本ビジョンに基づき、強靱な水道を目指し、老朽化した管路の耐震化について計画的に更新を進めているところです。 ご質問の平成30年度末の状況につきましては、水道管路総延長約528キロメートルに対しまして耐震化率は25.3%となっております。しかしながら、法定耐用年数40年を超過した管路は160キロメートルあり、全体の約30%を占め、現在のペースで更新した場合、全てを更新するには約100年かかる計算となります。 これらの現状を踏まえ、本ビジョンでは、管路の法定耐用年数を他市先進都市の実例や漏水事故発生状況を踏まえ、管種ごとの耐震性や事故危険度等の実態を考慮した上で目標耐用年数を設定し、耐震性の低い重要な管路から計画的に更新を進めることとしております。 今後の取り組み目標といたしましては、令和10年度の耐震化率32%、また重要給水施設配水管路の耐震化率62%と定め、鋭意老朽化した水道管の更新を進めてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(峯満寿人)  都市づくり部長。 ◎都市づくり部長(梅谷武博)  私からは、件名1.要旨2、要旨3、件名2の要旨2についてお答え申し上げます。 まず、件名1.要旨2につきましてお答え申し上げます。 本市の舗装修繕計画では、総延長が約400キロメートルの市道の舗装更新を30年サイクルで考えており、年間14キロメートルの施工が必要となります。そのうち水道、下水道、ガスなどの占用者が実施する舗装復旧を考慮しますと、道路管理者で行うべき舗装の改修延長は約10キロメートルとなりますが、現状では年間5キロメートル程度の実績となっているところであります。 現在の取り組み状況といたしまして、技術面では路面切削工法やオーバーレイ工法など経済的な工法も採用しております。また日常管理では、道路パトロールや現場へ出る際などに路面の変状等が見受けられる箇所があれば、その場で簡易アスファルトで応急処置を行うなどの取り組みも行っております。 今後につきましては、今年度に実施する路面性状調査の結果などを踏まえ優先順位をつけながら、施工方法の検討や新たな財源確保などをさらに進めていくことで、より効率的な道路の維持保全を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 続きまして、件名1.要旨3につきましてお答え申し上げます。 ご質問の街路樹の根上がりにつきましては、多くが清見台と美加の台の幹線道路に植栽されたケヤキが対象で、いずれも市へ帰属されてから約30年を経過しており、街路樹の成長に伴う根上がりの対応に苦慮しているところであります。 まず、現状としましては、自治会からの要望や職員が道路パトロールなどにおいて路線ごとに街路樹による歩道部の根上がりの有無を確認し、個々の対応の優先順位を決めているところであります。次に、根上がりの対応でございますが、状況により職員が直営で歩道を掘り起こし根を除去するか、もしくは工事発注などにより対応を順次行っているところであります。 今後の方向性といたしましては、道路パトロールによる根上がりの経過観察のほか、関係自治会の意見を伺い、将来的には街路樹の植えかえや間引きなどの先進事例を研究し、今後の方向性を見きわめてまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。 続きまして、件名2.要旨2につきましてお答え申し上げます。 ご質問の歩道の設置につきましては、地域からの要望もあり、以前より国道310号の道路管理者である大阪府に要請しているところです。また、今回の保健センター・休日急病診療所跡地の活用に伴う周辺土地利用を含めた一体的なまちづくりを目指しており、この中で歩道整備についても大阪府及び庁内関係課と協議、連携を図ってまいります。 既設歩行空間の段差解消につきましては、現在、大阪府において沿道地権者と協議の調った箇所について、今年度中に改修工事を予定されていると聞き及んでおります。 本市といたしましては、引き続き当該区間における歩行者の安全対策を大阪府へ要請してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(峯満寿人)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(小林章良)  件名2.要旨1についてお答え申し上げます。 令和3年4月に大阪南医療センター内への移転を予定しております保健センター・休日急病診療所の跡地につきましては、本市の玄関口である河内長野駅東側に隣接し、周辺エリアは第5次総合計画では都市拠点とし、多様な都市サービス機能を集積するエリアと位置づけております。また、都市計画マスタープランでは、歩いて暮らせるゾーンとして積極的に定住促進を図るエリアと位置づけております。そのため、これらの計画と整合を図り、市民の利便性やエリアの将来性を高めつつ、本市の歳入増と経済発展にもつながる開発誘導につなげてまいりたいと考えております。 しかしながら、現在さまざまなご意見をいただいておりますことから、今後、周辺土地利用を含めた一体的なまちづくりを市民の意見をお伺いしながら慎重に進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(峯満寿人)  都市づくり部田中理事。 ◎都市づくり部理事(田中博行)  件名2.要旨3、要旨4につきましては相関連いたしますので、一括してお答え申し上げます。 本市では、都市計画マスタープランにおいて河内長野駅周辺を都市拠点に位置づけ、駅から歩いて暮らせるまちを目指しております。また、平成31年3月に公表した河内長野市立地適正化計画において、河内長野駅前周辺をまちなか居住集積区域及び都市機能誘導区域に設定し、住宅の誘導及び生活に必要な都市機能の維持充実を図るとともに、駅周辺の歩道の整備などにより、歩いて暮らせるまちの形成を図ることとしております。 そのような中、駅周辺地区において効果的なまちづくりを進めることを目的に、周辺住民の方々のご意見を踏まえながら河内長野駅周辺地区まちづくり方針を策定しております。当方針では将来像の実現に向けた取り組みを示しており、それらを踏まえて取り組んでいくこととしております。 今後は、道路環境の整備や居住環境の整備の促進による定住人口の確保に努めることで、駅周辺地区の消費、需要の拡大につながり、連鎖的に歩いて暮らせるまちにふさわしくなるようまちづくりを誘導してまいりたいと考えております。 また、都市計画道路河内長野駅前線につきましては、ご質問にもありました本町のマンション開発の影響や歩いて暮らせるまちづくりの観点から、現状では歩道の幅員が十分でないなどさまざまな課題があると認識をしております。これまでも大阪府に道路環境の改善を求めてきており、それとあわせ、まちづくり方針の策定や建築物共同化等に関する支援策を行ってまいりましたが、今後も、大阪府による事業化に向け強く要望していくとともに、より実現性が高まるような働きかけを行ってまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(峯満寿人)  桂聖議員。 ◆16番(桂聖)  順に再質問、要望等を行います。 まず、件名1.公共インフラ維持保全ですが、要旨1の水道管についてですけれども、先ほどの道路の関係の答弁の中では、工事については水道、ガス、これは民間事業者ですけれども、簡単に言うと、何度も掘り起こさないで一度で工事が完了するように、水道管、下水道もそうなんですけれども、老朽管の工事に際してはそういう民間のガス業者や道路部局とも連携して効率的に工事をしていくという、そういう方針はあるんでしょうか。 ○議長(峯満寿人)  上下水道部長。 ◎上下水道部長(加山孝好)  道路部局が主催しております、道路下にある地下埋設物、つまり占用者になるんですけれども、我々上下水道の両方の部隊、それから河内長野ガスとか大阪ガスとか、その埋設されている占用者会議というのが定例的に行われていまして、我々も中期的な水道管の老朽管更新計画とか、下水であれば下水管の布設とか、そういう計画を出させていただいて、内部で他の占用者とすり合わせをして、かぶらないように、また上を舗装するときには後に工事したほうが舗装する、それで費用をどう折半するとか、そういうことも含めて十分調整をさせていただいて、効率よくやらせていただいているということです。 ○議長(峯満寿人)  桂聖議員。 ◆16番(桂聖)  ありがとうございます。お聞きして安心はいたしております。 要望なんですけれども、本市もいつ大きな災害、地震や台風に襲われるかわかりません。ことしの台風の折にも、浸水した住宅の皆さんが泥を流すにも水が出ないというニュースも報道されておりました。的確に改修更新優先順位を見きわめて取り組んでいただきたいと思います。これは要望です。 続きまして、要旨2の道路の維持保全についてでございますけれども、今回もこの議会でアスファルト剥離による事故の賠償の専決処分が報告されたように、舗装の傷みがひどいところが見受けられて順次改修していく必要性がありますが、これも市民からの要望や点検を通じて優先順位を見きわめて、着実に行っていただきたいと思います。よろしくお願いします。 次、要旨3.街路樹の管理についての課題ですけれども、これにつきましても、今議会で初日に街路樹の育ち過ぎによると見られる事故の賠償が報告されました。市民の皆様からのご意見と私が見たところによると、市内各地で街路樹の根上がりがあり、歩道や歩行スペースに段差ができているようです。今、答弁の中で清見台や美加の台地区に多いというようなお答えでしたけれども、一体その地区で何本ぐらいの街路樹があるのかわかりますか。 ○議長(峯満寿人)  都市づくり部長。 ◎都市づくり部長(梅谷武博)  申しわけございません。街路樹の本数というのは市内全域で3,500本ぐらいあるんですが、清見台で何本、美加の台で何本というのは今、資料をお持ちしておりませんのでお答えできません。 ○議長(峯満寿人)  桂聖議員。 ◆16番(桂聖)  ありがとうございます。住宅地では開発と同時に植樹されておりますので、こういう1件、2件の事故が発生するということは、同じ時期に植えられた街路樹も同じような影響を及ぼす可能性がございます。よく点検をしていただくとともに、今回の専決処分では人身の事故ではございませんでしたけれども、根上がりで、ランニングをしていらっしゃる方やお年寄りがつまずいてこけてけがをするとか、そういうことが起こらないように十分に対処していただきたいと思います。よろしくお願いします。 街路樹に関してですけれども、植樹にお金がかかって剪定にまたお金がかかって、落穂拾いに市民に負担がかかって、また歩行者や住民に迷惑をかけるというような街路樹であってはならないと思いますので、今後またこういう街路樹が植えられるような大きな開発や道路の整備があるならば、必要か必要でないかも含めて木の種類や数も十分に研究して整備していただきたいと思います。よろしくお願いします。 続きまして、件名2の要旨1.河内長野駅東側の保健センターと休日急病診療所の跡地活用についてですが、ここの活用方法をどうするかで河内長野市の発展と将来が大きく左右される重要な課題だと私は思います。 そこで再質問ですけれども、当該の市の土地は何平米あるのか、そしてまた、考えられている周辺を含めた一体的なまちづくりとは最大でどれほどの範囲をお考えなのか、何平米くらいあるのか、教えてください。 ○議長(峯満寿人)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(小林章良)  市の所有地としては約1,700平米でございます。 あと、その周辺なんですが、医師会の分を除きましたら大体それの倍ぐらいはあると思います。別途、医師会の所有地があるというところでございます。 ○議長(峯満寿人)  桂聖議員。 ◆16番(桂聖)  わかりました。今現在、跡地の活用についてどういうことをなされていますか。
    ○議長(峯満寿人)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(小林章良)  今、一体的な周辺の土地も含めてのまちづくりを検討しているわけですけれども、答弁で申しましたように、市としましては都市計画マスタープランで定住促進を図るために住宅供給を促進するエリアと位置づけておりますので、民間活力を活用して周辺の土地も含めて一体的な整備を図りたいと。具体的には、集合住宅、マンションを中心に、駅へのアクセス整備などを含めまして一体的な整備に向けて、市として今、関係課と調整しながら協議しているところでございます。 ただ、答弁でも申しましたように、今さまざまなご意見をいただいておりますので、市民のご意見もいただきながらその辺は検討していきたいと思っております。その方法につきましては、現在あわせて今後の進め方、その辺については検討しているところでございます。 ○議長(峯満寿人)  桂聖議員。 ◆16番(桂聖)  ありがとうございます。今、この議会が令和元年12月議会でありまして、もうすぐお正月、年が明けますと令和2年になります。1年少したちますと令和3年4月ということで、保健センターも休日急病診療所も移転する。もう1年ちょっとしか移転まで時間がないんですよね。庁内でいろいろ検討を進めているというのは結構なんですけれども、それも行いながら周辺の地権者の皆様の意向を聞くとか、今も答弁の中にありました市民の意見を聞く手だてを早急に打つとか何かしないと、また移転した後の建物が何年もほったらかしで有効活用されずに、入ってくるべき税収もその間入ってこないというような形になりかねませんので、どうか急いでください。令和3年4月と言うたかてもう1年ちょっとしかないんですから、どうかよろしくお願いします。 移転後何年もほったらかしにしませんよということは約束していただけますか。 ○議長(峯満寿人)  総合政策部長。 ◎総合政策部長(小林章良)  現在、令和3年4月以降、できるだけ早く開発にかかれるように進め方も検討しておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(峯満寿人)  桂聖議員。 ◆16番(桂聖)  本当に重要な課題ですので、よろしくお願いしたいと思います。以上にしておきます。 要旨2の国道310号と諸越橋間の歩行者の交通安全対策なんですけれども、ありがとうございます。答弁の中で一つ、本年度中にでも大阪府で段差解消、これは多分、新しいヴェリテのマンション側のがたがたの歩行空間を段差解消するということだと思います。よろしくお願いします。それだけでもかなりの人が安全に歩行できると思いますのでお願いします。 それを含めて、今先ほどの保健センターと休日急病診療所の跡地の活用についてとあわせて、ぜひとも念願であったこの区間の歩道の整備というのを完成していただきますようお願い申し上げます。その辺の意見だけありましたらお答えいただきたいと思います。 ○議長(峯満寿人)  都市づくり部長。 ◎都市づくり部長(梅谷武博)  先ほどの答弁でもありましたように、周辺の跡地活用と一緒にまちづくりを行っていく中で、国道310号の歩道設置につきましても我々道路担当も入りまして大阪府と庁内の関係部局と連携して協議してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(峯満寿人)  桂聖議員。 ◆16番(桂聖)  よろしくお願いします。 続きまして、要旨3、70戸のマンションが来年の秋ぐらいには完成するということです。答弁の中でいただきました駅前周辺地区の、これは平成25年12月に地域の方々を集められて最初に現状報告会みたいなのを開いていただいて、その後、26年からはまちづくり勉強会、名前を改めて駅周辺地域のまちづくり検討会ということで何度も会議を聞いていただきまして、駅前周辺の今後の開発というのをどうするか、また、シンボルロードがどうなるかというのを地域の皆さんとともにやっていって、平成29年度末やったと思いますけれども、まちづくり方針というのを策定していただきました。 その中で、共同化ビルができるような方針があるならば進めていきたいという市の意向でありましたけれども、今現在、このマンションと同じような動きをしていくための何か行動はされていますか。 ○議長(峯満寿人)  都市づくり部田中理事。 ◎都市づくり部理事(田中博行)  建築物共同化事業をまちづくり方針に基づいて進めていくということで取り組んでおりまして、1カ所お話もございましたけれども、そこのところは調わなかったということです。 地元からご相談をいただければ説明させていただけると、またコーディネーターの派遣等もさせていただけるように準備をしておるというところでございます。 ○議長(峯満寿人)  桂聖議員。 ◆16番(桂聖)  もっと積極的に取り組んで、動いていただきたいなと思います。今回のマンションが建設されている関係上、残りの地権者の部分というのがある程度制限もされ、また考えられることが、今までのまちづくり検討会で行われた意見とはちょっと違う方向になりかねませんので、どうか職員の方々も足を運んでいただくようにお願いしたいと思います。一度も来ていただいたこともないですし、何らかの相談があったこともコンサルさんが来たこともございませんので、よろしくお願いします。 それから、要旨4の最後のシンボルロードですけれども、こうやってマンション、共同化ビル等ができれば、平成29年度以降に都市計画道路の幅員を含めて改正を行いたいとおっしゃられていましたけれども、このマンションも地権は4者から成っております、私の思い違いでなければ。このことで、シンボルロードのこれからの実現性についてどのように取り組んでいかれますか。 ○議長(峯満寿人)  都市づくり部田中理事。 ◎都市づくり部理事(田中博行)  マンション建設が来年の秋に整備されるということで、70戸がもう既に完売しておるというところでございます。駅前線の整備につきましては大阪府とも協議を重ねておりますけれども、やはり事業化とか整備手法、また府と市の役割分担などが一定明確にならないと、都市計画変更を先行して行うということは難しいというお話もお聞きしております。 今、マンション開発で完売したということで、駅前の用地はポテンシャルがあるということでございますので、これを一つのきっかけとしまして、駅前の高度利用、住宅の供給促進等を進めましてこのエリアのまちづくりを進めまして、これが中心市街地の活性化にもつながりますので、まちづくりの観点からも、歩道の幅員確保というようなこともあわせまして今後も大阪府に強く要望をしてまいりたいと考えております。また、その中で市ができる役割も明確にしていきたいと考えております。 ○議長(峯満寿人)  桂聖議員。 ◆16番(桂聖)  シンボルロードの必要性がこれから大きくなってくると思いますので、どうかよろしくお願いを申し上げまして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(峯満寿人)  これにて16番 桂聖議員の質問が終わりました。 以上で個人質問を終わり、これにて一般質問を終結します。 ただいま市長から議案第45号 河内長野市一般職の任期付職員の採用等に関する条例及び一般職の職員の給与に関する条例の改正について、議案第46号 議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の改正について、議案第47号 特別職の職員の給与に関する条例の改正について、議案第48号 河内長野市立保健センター等整備工事請負契約の締結について、議案第49号 令和元年度河内長野市一般会計補正予算、議案第50号 令和元年度河内長野市国民健康保険事業勘定特別会計補正予算、議案第51号 令和元年度河内長野市介護保険特別会計補正予算、議案第52号 令和元年度河内長野市後期高齢者医療特別会計補正予算、議案第53号 令和元年度河内長野市水道事業会計補正予算及び議案第54号 令和元年度河内長野市下水道事業会計補正予算の10件が提出されました。 お諮りします。これを日程に追加し、議題としたいと思います。これにご異議ありませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。よって、日程14 議案第45号 河内長野市一般職の任期付職員の採用等に関する条例及び一般職の職員の給与に関する条例の改正について、日程15 議案第46号 議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の改正について、日程16 議案第47号 特別職の職員の給与に関する条例の改正について、日程17 議案第48号 河内長野市立保健センター等整備工事請負契約の締結について、日程18 議案第49号 令和元年度河内長野市一般会計補正予算、日程19 議案第50号 令和元年度河内長野市国民健康保険事業勘定特別会計補正予算、日程20 議案第51号 令和元年度河内長野市介護保険特別会計補正予算、日程21 議案第52号 令和元年度河内長野市後期高齢者医療特別会計補正予算、日程22 議案第53号 令和元年度河内長野市水道事業会計補正予算及び日程23 議案第54号 令和元年度河内長野市下水道事業会計補正予算の10件を議題とします。 市長に提案理由の説明を求めます。 市長。 ◎市長(島田智明)  追加提案をお願いいたしました議案第45号から議案第54号までの案件について、まとめて提案理由のご説明を申し上げます。 初めに、議案第45号 河内長野市一般職の任期付職員の採用等に関する条例及び一般職の職員の給与に関する条例の改正についてご説明を申し上げます。 本件は、人事院勧告を鑑みて行われた国家公務員の給与改定並びに府内各市の状況を勘案し、本市職員の給与の改定を行うものでございます。 内容といたしましては、まず一般職の職員の給料月額につきまして、初任給を中心に若年層に限定し改正するもので、一般職全体において平均0.1%引き上げるものでございます。次に、勤勉手当につきまして、年間の支給割合を1.85月分から1.9月分に引き上げ、内訳として、本年度の12月期の支給割合を0.925月分から0.975月分に0.05月分引き上げるものでございます。また、令和2年度以降につきましては、6月期及び12月期の支給割合につきまして、それぞれ0.95月分に均等となるよう改正するものでございます。次に、住居手当の支給対象となる家賃額の下限を4,000円引き上げるとともに、支給する手当額の上限を1,000円引き上げるものでございます。最後に、特定任期付職員の給料及び期末手当の支給割合につきましても、一般職の職員と同様に引き上げを行うものでございます。 給料月額及び本年度の12月期の勤勉手当の改正につきましては、本年4月1日にさかのぼり実施するものでございます。 なお、これらにつきましては職員組合とも合意済みでございます。 次に、議案第46号 議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の改正についてご説明を申し上げます。 本件は、特別職の職員の期末手当の支給割合を引き上げることを勘案し、改正を行うものでございます。 内容といたしましては、期末手当につきまして、年間の支給割合を4.45月分から4.5月分に引き上げるものでございます。内訳につきましては、本年度の12月期の支給割合を2.225月分から2.275月分に0.05月分引き上げるものでございます。また、令和2年度以降につきましては、6月期及び12月期の期末手当の支給割合が均等となるよう、それぞれ2.25月分に改正するものでございます。 なお、本年度の12月期の期末手当の改正につきましては、本年12月1日にさかのぼり実施するものでございます。 次に、議案第47号 特別職の職員の給与に関する条例の改正についてご説明を申し上げます。 本件は、一般職の職員の給与改定の状況などを勘案し、改正を行うものでございます。 内容といたしましては、期末手当につきまして、年間の支給割合を4.45月分から4.5月分に引き上げるものでございます。内訳につきましては、本年度の12月期の支給割合を2.225月分から2.275月分に0.05月分引き上げるものでございます。また、令和2年度以降につきましては、6月期及び12月期の期末手当の支給割合が均等となるよう、それぞれ2.25月分に改正するものでございます。 なお、本年度の12月期の期末手当の改正につきましては、本年12月1日にさかのぼり実施するものでございます。 次に、議案第48号 河内長野市立保健センター等整備工事請負契約の締結についてご説明を申し上げます。 現在分散しております保健センター、休日急病診療所及び乳幼児健診センターの3施設について、新たに健康医療拠点として大阪南医療センター敷地内に移転し、機能集約いたします。本件は、本施設の令和2年度の完成を目指し、河内長野市立保健センター等整備工事について請負契約を締結するものでございます。これを去る11月28日に条件付一般競争入札を執行しましたところ、株式会社木谷工務店が6億4,415万1,200円で落札しましたので、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により提案するものでございます。 次に、議案第49号 令和元年度河内長野市一般会計補正予算についてご説明を申し上げます。 今回の補正は、歳入歳出予算の補正でございまして、歳入歳出それぞれ1,754万3,000円の追加でございます。これによりまして、予算総額は349億8,836万7,000円となります。歳出といたしましては、議会費から教育費までの各費目におきまして、給与改定等に伴う人件費及び各特別会計への繰出金を計上しております。歳入といたしましては、地方交付税を増額し1,754万3,000円を計上しております。 次に、議案第50号 令和元年度河内長野市国民健康保険事業勘定特別会計補正予算についてご説明を申し上げます。 今回の補正は、歳入歳出予算の補正でございまして、歳入歳出それぞれ56万5,000円の追加でございます。これによりまして、予算総額は132億3,686万6,000円となります。歳出といたしましては、給与改定に伴う人件費を計上しております。歳入といたしましては、一般会計からの繰入金を計上しております。 次に、議案第51号 令和元年度河内長野市介護保険特別会計補正予算についてご説明を申し上げます。 今回の補正は、歳入歳出予算の補正でございまして、歳入歳出それぞれ54万2,000円の追加でございます。これによりまして、予算総額は109億3,370万4,000円となります。歳出といたしましては、給与改定に伴う人件費を計上しております。歳入といたしましては、一般会計からの繰入金を計上しております。 次に、議案第52号 令和元年度河内長野市後期高齢者医療特別会計補正予算についてご説明を申し上げます。 今回の補正は、歳入歳出予算の補正でございまして、歳入歳出それぞれ13万5,000円の追加でございます。これによりまして、予算総額は20億8,560万2,000円となります。歳出といたしましては、給与改定に伴う人件費を計上しております。歳入といたしましては、一般会計からの繰入金を計上しております。 次に、議案第53号 令和元年度河内長野市水道事業会計補正予算についてご説明を申し上げます。 今回の補正は、収益的支出並びに資本的支出の補正でございます。まず、収益的支出といたしましては、給与改定に伴う人件費58万4,000円の増額でございます。これによりまして、収益的支出の予算総額は24億8,568万6,000円となります。次に、資本的支出といたしましては、給与改定に伴う人件費21万9,000円の増額でございます。これによりまして、資本的支出の予算総額は8億2,500万8,000円となります。 最後に、議案第54号 令和元年度河内長野市下水道事業会計補正予算についてご説明を申し上げます。 今回の補正は、収益的支出並びに資本的支出の補正でございます。まず、収益的支出といたしましては、給与改定に伴う人件費50万3,000円の増額でございます。これによりまして、収益的支出の予算総額は30億6,244万7,000円となります。次に、資本的支出といたしましては、給与改定に伴う人件費35万2,000円の増額でございます。これによりまして、資本的支出の予算総額は30億1,268万9,000円となります。 以上、ご説明を申し上げました10議案につきまして、よろしくご審議の上、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(峯満寿人)  提案理由の説明が終わりました。 ただいま18番 浦尾雅文議員外1名から発議案第1号 河内長野市立市民運動場設置条例の改正について及び発議案第2号 河内長野市立市民総合体育館条例の改正についての2件が提出されました。 お諮りします。これを日程に追加し、議題としたいと思います。これに異議ありませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。よって、日程24 発議案第1号 河内長野市立市民運動場設置条例の改正について及び日程25 発議案第2号 河内長野市立市民総合体育館条例の改正についての2件を議題とします。 提出者に提案理由の説明を求めます。 浦尾雅文議員。 ◆18番(浦尾雅文)  発議案第1号、発議案第2号につきまして、提出をいたしております議案書の案文を読み上げさせていただきまして、提案理由にかえさせていただきます。 令和元年9月議会に市立市民運動場並びに市立市民総合体育館の駐車場有料化の条例改正案が提出されました。この条例改正は、目的外利用等により利用者が駐車場を使用できない状況を速やかに解決するため必要に迫られた背景があり、加えて施設利用団体等との協議も済まされた上での内容と理解をしたところでありますが、しかし現状は、駐車場料金設定の協議は十分ではなく、難しい状況であることが判明しています。 以上のような現状を考慮し、駐車場料金については、利用者のご理解が得られるまでは、入場後2時間までは無料、施設利用者の料金は上限100円とする条例改正案を提出するものです。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(峯満寿人)  提案理由の説明が終わりました。 ただいま議題となっています日程2 議案第34号 河内長野市基金に属する現金の一括運用により生ずる収益の処理に関する条例の制定についてから日程12 議案第44号 令和元年度河内長野市下水道事業会計補正予算までの11件並びに日程14 議案第45号 河内長野市一般職の任期付職員の採用等に関する条例及び一般職の職員の給与に関する条例の改正についてから日程25 発議案第2号 河内長野市立市民総合体育館条例の改正についてまでの12件については、お手元に配付しております議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託し、審査することにします。 次、今定例会において本日までに請願第1号 「市民総合体育館」駐車場の有料化に関する請願を受理しています。これを日程に追加し、議題とします。 なお、本請願については、お手元に配付の請願文書表のとおり、福祉教育常任委員会に付託します。 以上で本日の日程は全部終了しました。 本日はこれにて散会します。     (午後4時55分 散会)               議案付託表                令和元年12月河内長野市議会第3回定例会議案番号件名付託委員会議案第34号河内長野市基金に属する現金の一括運用により生ずる収益の処理に関する条例の制定について総務常任委員会議案第35号河内長野市生産緑地地区の区域の規模に関する条例の制定について都市環境・経済常任委員会議案第36号河内長野市印鑑登録条例の改正について総務常任委員会議案第37号河内長野市日野地区環境整備基金条例の改正について都市環境・経済常任委員会議案第38号河内長野市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の改正について福祉教育常任委員会議案第39号河内長野市下水道条例の改正について都市環境・経済常任委員会議案第40号河内長野市火災予防条例の改正について総務常任委員会議案第41号公の施設(河内長野市立日野コミュニティセンター)の指定管理者の指定について都市環境・経済常任委員会議案第42号令和元年度河内長野市一般会計補正予算予算常任委員会議案第43号令和元年度河内長野市水道事業会計補正予算予算常任委員会議案第44号令和元年度河内長野市下水道事業会計補正予算予算常任委員会議案第45号河内長野市一般職の任期付職員の採用等に関する条例及び一般職の職員の給与に関する条例の改正について総務常任委員会議案第46号議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の改正について総務常任委員会議案第47号特別職の職員の給与に関する条例の改正について総務常任委員会議案第48号河内長野市立保健センター等整備工事請負契約の締結について総務常任委員会議案第49号令和元年度河内長野市一般会計補正予算予算常任委員会議案第50号令和元年度河内長野市国民健康保険事業勘定特別会計補正予算予算常任委員会議案第51号令和元年度河内長野市介護保険特別会計補正予算予算常任委員会議案第52号令和元年度河内長野市後期高齢者医療特別会計補正予算予算常任委員会議案第53号令和元年度河内長野市水道事業会計補正予算予算常任委員会議案第54号令和元年度河内長野市下水道事業会計補正予算予算常任委員会発議案第1号河内長野市立市民運動場設置条例の改正について福祉教育常任委員会発議案第2号河内長野市立市民総合体育館条例の改正について福祉教育常任委員会請願第1号               請願文書表                令和元年12月河内長野市議会第3回定例会受理番号1受理年月日令和元年11月22日件名「市民総合体育館」駐車場の有料化に関する請願請願者の住所 及び氏名河内長野市大師町30-27  山室義康請願の要旨〔請願趣旨〕  私達河内長野市に居住し、市民総合体育館または河内長野市立福祉センター「錦渓苑」を利用する市民の多くは、この市民総合体育館の駐車場に駐車し、各施設を利用することによって、健康増進および娯楽を享受しています。  しかし、2019年9月の河内長野市議会において、この駐車場の利用を有料化する議案が提案され、可決されたと聞いております。  「目的外利用の防止」、「財政厳しい時期における受益者負担」等の有料化に対する市の考え方は理解するものですが、これまでの経過、さらに高額な駐車料金による「過度の受益者負担」、「利用者離れによる各種行事・同好会・団体の衰退、および体力低下・民生費増大」について、再度慎重に考慮・検討をして頂きたいと考えます。 〔請願項目〕  2019年9月に成立した条例の再検討等により、市民総合体育館、その他付属施設を利用する者および河内長野市立福祉センター「錦渓苑」を利用する者に対しては、駐車場料金を「従来どおり無料にする」または「再検討・見直しにより低減する」ことを請願いたします。紹介議員原 歴史、宮本 哲、駄場中大介、仲川 学、丹羽 実、山本一男付託委員会福祉教育常任委員会地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 令和  年  月  日              河内長野市議会議長   峯 満寿人              河内長野市議会副議長  浦山宣之              河内長野市議会議員   原 歴史              河内長野市議会議員   駄場中大介...