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  1. 河内長野市議会 1990-11-26
    12月12日-03号


    取得元: 河内長野市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-02
    平成 2年 12月 定例会(第4回)  平成二年十二月市議会第四回定例会会議録(第三日)一、開議  十二月十二日(午前十時二十三分)出席議員   一  番  吉田礼子君      二  番  南  晃君   三  番  北原満枝君      四  番  柳田吉範君   五  番  藤井真智子君     六  番  石田敏治君   七  番  竹鼻伝吾君      八  番  林  晋君   九  番  佐野三郎君      十  番  高橋正広君   十一 番  伏見 繁君      十二 番  南 定信君   十三 番  西ノ内寿一君     十四 番  池田達秋君   十五 番  稗田矢八君      十六 番  角野雄一君   十七 番  北之橋桂一君     十八 番  駄場中 光君   十九 番  中尾清治君      二十 番  花田祐輔君   二十一番  佐生総一郎君     二十二番  吉川 昇君   二十三番  橋上義孝君      二十四番  米田作次君法第百二十一条による出席者 市長      東  武君      助役      西野道雄君 助役      中西宏次君      収入役     西久保弘茂君 水道事業管理者 隅田稜雄君      参与      竹之内金治君 教育委員長   吉年康次君      教育長     中尾謙二君 市民福祉部長  橋本 勝君      市民福祉部理事兼福祉事務所長                            向井貞雄君 環境経済部長  尾之上四郎君     環境経済部理事 堂脇孝男君 環境経済部理事 堀切靖介君      建設部長    大北哲夫君 都市整備部長兼向野住宅街区      総務部長    野手正夫君 整備事務所長  向井 亨君 企画調整部理事兼政策調整室長     同和対策室長  石原修美君         森 博司君 水道局長    廣田 求君      消防長     廣田幸雄君 教育次長兼総務課長兼学校給食課長   教育委員会理事兼学校教育課長兼         中谷勝義君      同和教育指導室長 福田弘行君 総合事務局長  大門照雄君      市民福祉部次長兼税務課長                            新宅博文君 市民福祉部次長兼健康推進課長     環境経済部次長兼環境保全課長         小堀弘次君              中野祐作君 建設部次長兼下水道業務課長      都市整備部次長兼都市計画課長         松尾浅治郎君             谷  勝君 総務部次長兼契約検査課長       総務部次長兼庶務課長         田中良治君              谷田博史君 消防本部次長兼総務課長        市民課長    大宅 好君         林 澄一君 保険年金課長  森 康亘君      社会課長    大谷隆彦君 児童課長    南 敏治君      環境保全課参事 久保正幸君 農林課長    峯垣内 勇君     衛生処理場長  綾塔勝春君 商工観光課長  大倉博文君      商工観光課参事 山際勝彦君 下水道工務課長 新木 実君      下水道工務課参事                            山本純吉君 下水道工務課参事           土木交通防災課長         寺農武伸君              森本義勝君 土木交通防災課参事          用地課長    坂下光男君         濱田末雄君 用地課参事   東 秀光君      向野住宅街区整備事務所参事                            井戸上三朗君 向野住宅街区整備事務所参事      向野住宅街区整備事務所参事         峯垣内尊久君             本田 栄君 地域整備課長  壷井仁孝君      地域整備課参事 大谷 満君 庶務課参事   城 貞崇君      財政課長    藤  進君 政策調整室参事 高橋成明君      政策調整室参事 林 一夫君 政策調整室参事 阪谷俊介君      職員課長    尾崎 章君 広報公聴課長  久保 昭君      秘書課長    坂口 茂君 収入役室長   木下 昇君      水道局総務課長 木戸吉晴君 水道局施設課長 長尾重男君      水道局浄水課長 神納 弘君 水道局浄水課参事           水道局日野浄水場長         神下洋一君              荻野幸雄君 消防本部総務課参事          消防本部予防課長         西野 守君              西野 清君 消防署長    新屋清隆君      教育委員会社会教育課長                            大西博行君 教育委員会社会教育課参事       教育委員会社会体育課長         糸谷秀生君              塚本茂樹君 教育委員会青少年課長         教育委員会学校給食課参事         川口一憲君              国沢好一君 総合事務局次長 吉本光佑君議事日程 日程 一  会議録署名議員の指名 日程 二  議案第六十九号       議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の改正について 日程 三  議案第七十号       平成二年発生の農地農業用施設災害復旧事業の施行計画について 日程 四  議案第七十二号       平成二年度河内長野市一般会計補正予算 日程 五  議案第七十三号       平成二年度河内長野市国民健康保険事業勘定特別会計補正予算 日程 六  議案第七十四号       平成二年度河内長野市部落有財産持別会計補正予算 日程 七  議案第七十五号       平成二年度河内長野市公共下水道事業特別会計補正予算 日程 八  議案第七十六号       平成二年度河内長野市老人保健医療特別会計補正予算 日程 九  一般質問 日程 十  議案第七十二号       平成二年度河内長野市一般会計補正予算の訂正について 日程十一  議案第七十七号       議会の議員の報酬および費用弁償等に関する条例の改正について 日程十二  議案第七十八号       河内長野市報酬および費用弁償条例の改正について 日程十三  議案第七十九号       特別職の職員の給与に関する条例の改正について 日程十四  議案第八十号       河内長野市教育委員会の教育長の給与および勤務に関する条例の改正について 日程十五  議案第八十一号       河内長野市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の改正について 日程十六  請願第一号       少年少女向けポルノコミック本から子供を守る請願 日程十七  請願第二号       国民健康保険料の値下げを求める請願 日程十八  請願第三号       河内長野市立三日市幼稚園の二年保育の早期実現を願う請願 日程十九  請願第四号       子供たちのすこやかな成長、安全を保障する保育所・保育環境を求める請願本日の会議に付した事件 一、 会議録署名議員の指名 二、 議案第六十九号、議案第七十号、議案第七十二号~議案第八十一号 三、 一般質問 四、 議案第七十二号平成二年度河内長野市一般会計補正予算の訂正について 五、 請願第一号~請願第四号  個人質問                 稗田矢八 議員件  名 一、住民行政の確立について   住民が行政に納得のできる姿勢確立について問う件  名 二、三日市幼稚園の二年保育の早期実施を計れ件  名 三、私学幼稚園三、四才児に対する補助金の新設を計れ答弁を要求する理事者 市長並びに関係理事者                 花田祐輔 議員件  名 一、文化会館について  要  旨   一、建設工事の進捗と周辺整備について    (1)建設工事の進捗は計画工程どおりか    (2)電波障害対策、エントランスの整備、民家移転問題はどうなっているのか   二、管理運営体制について    (1)財団法人で管理運営をおこなっていくことにしているが、事業運営と会館管理とがある。組織・機構についてどう構想されているのか    (2)大型Busでの利用者に対する受入れはできているのか    (3)文化会館が抱える宿命として管理運営費の一般財源持ち出しが生じるが、当文化会館の管理運営費用についてどう構想しているか答弁を要求する理事者 市長並びに関係理事者                 柳田吉範 議員件  名 一、青少年の育成について  要  旨   一、学校教育におけるクラブ活動への助成の強化を   二、通学路の安全確保を件  名 二、天災、地変等の防災対策について  要  旨   一、防災パトロールの充実・強化を件  名 三、情報公開制度の設定にむけて  要  旨   一、制定までの具体的取り組みは   二、条例に市民の声を   三、プライバシーの保護にむけて件  名 四、ふれあいスタンドについて  要  旨   一、現状について   二、今後のあり方について答弁を要求する理事者 市長並びに関係理事者                 駄場中光 議員件  名 一、平成二年度一般会計補正予算について  要  旨   一、歳入一七億五、八〇〇万円のうち一二億二、三〇〇万円まで貯金(積立金)にするというのはいかがなものか。もっと市立幼稚園の二年保育の実施など市民のために使うとか、「少数精鋭」でがんばっている市職員の給与改善など、有効に使ってはどうか   二、小山田小学校用地の売買について    (1)教育委員長にお聞きするが、「教育財産」を守るべき教育委員会が「教育財産」を売却したというのはかつて聞いたことがない    (2)宅地開発と関連した利権がらみの暴挙であり、東市政の末期的症状と見えるがどうか件  名 二、長野中学校、小山田小学校から小山田口にいたる通学路の整備と街灯設置など安全な通学対策を件  名 三、寺ヶ池公園内のトイレを水洗トイレに改修し、きれいなトイレに早くしてほしい答弁を要求する理事者 市長並びに関係理事者                 吉川昇 議員件  名 一、住居表示について  要  旨   一、三日市特定区画整理内の住居表示について   二、三日市地区の住居表示について件  名 二、農業行政について  要  旨   一、農業祭について   二、余剰水田の有効活用について答弁を要求する理事者 市長並びに関係理事者                 佐野三郎 議員件  名 一、緑ヶ丘地域周辺について  要  旨   一、南町、南西部の埋立地(山)問題は、その後どうなったか   二、北町、東側の平地開発は、その後どうなっているか   三、東峰交叉点から広野への道路拡幅は、どうなったか件  名 二、墓地計画について  要  旨   一、河内長野市へ移住したが、墓地が高くて買えない   二、意向調査、検討中をいつまで続けるのか答弁を要求する理事者 市長並びに関係理事者                 林晋 議員件  名 一、学校教育施設、器具等の充実について  要  旨   一、すべての学校に避雷針を   二、古く痛んだ音楽器具の更新   三、給食用配膳車通路に屋根を   四、運動会の先生の服装について件  名 二、社会体育施設の充実について  要  旨   一、市南部の総合スポーツセンター構想について   二、国体誘致種目について   三、テニスコート増設について    (1)小山田遊水池活用に関して調査設計委託の結果は    (2)日野浄水場にテニスコートをについての六月議会での質問に対する答弁に関して    (3)大師グランドのゲートボール場をテニス場に件  名 三、市民体育祭と府総合体育大会に関して  要  旨   一、予算が同じなのに市民体育祭に関する費用支出が削減されているのは何故か   二、府総合体育大会への市代表選手に対して、誇りを持って参加できる待遇を答弁を要求する理事者 市長並びに関係理事者                 池田達秋 議員件  名 一、テレビ難視聴区域の解消を!  要  旨   一、市内全域を調査し、難視聴区域の解消をはかれ   二、市街地、山間部における具体的な対策を   三、テレビ受信共同アンテナ設置に対する助成をはかれ件  名 二、錦町野作線の進捗について  要  旨   一、早期に着工し建設をはかれ件  名 三、ガス変圧装置(河内長野ガスKK敷地内新設の)は安全か  要  旨   一、安全性について問う   二、周辺住民及び区域全体への公聴活動について答弁を要求する理事者 市長並びに関係理事者                 藤井真智子 議員件  名 一、在宅福祉について  要  旨   一、在宅福祉総合利用力一ドの導入を件  名 二、教育施設について  要  旨   一、老朽化した施設の総点検と改修の促進を   二、千代田小学校のプール改修を件  名 三、職員の研修制度について  要  旨   一、職員の海外視察と先進都市の視察研修の強化を   二、女性職員の視察研修の実施を答弁を要求する理事者 市長並びに関係理事者                 竹鼻伝吾 議員件  名 一、川上地区の給水事業について  要  旨   一、計画の進展状況について問う   二、取水量と農業用水との利水調整はどうか   三、石見川だけの取水で他からも考えなくて良いか   四、事業費に対する地元負担金の軽減について件  名 二、国道三一〇号線の諸問題について  要  旨   一、諸越バイパスについて    (1)計画が何回となく変更され、またその計画が遅々ととして進まないのは何故か    (2)現況と今後の見通しについて    (3)思い切った計画の変更(ルート、工法等)は考えられないか   二、暴走族の取り締まりについて    (1)休日の早朝(午前〇時頃~午前三時頃)のパトロールの要請    (2)溜り場への照明灯の設置    (3)石見川五条間の第二トンネル化の見通しについて      (トンネル化する事による旧道からの暴走族の締出し)   三、寺元、鳩原間の口一リング族の取り締まり強化を    (1)休日の取り締まり強化を警察に要請    (2)警告等の大きな看板及び懸垂幕等を設置   四、府道東阪三日市線の延伸について    (1)現況と今後の見通しについて    (2)早期開通のため、積極的な取り組みを要望答弁を要求する理事者 市長並びに関係理事者                 角野雄一 議員件  名 一、老人施策の充実について  要  旨   一、高齢者、家族の願いにこたえる在宅福祉をすすめよ    (1)ひとりぐらしの老人、在宅の寝たきり老人、痴呆老人の実態をつかんでいるのか    (2)ホームヘルパー、デイ・サービス、ショートステイなどの諸施策の拡充をはかれ    (3)高齢者むけ公営住宅の建設と特別養護老人ホームの増設をせよ   二、老人医療福祉の充実をすすめよ    (1)老人保健法改悪に反対をする    (2)白内障手術の眼内レンズ(人工水晶体)に保険を適用するよう国に要請せよ    (3)保険適用まで費用の補助をせよ件  名 二、道路問題について  要  旨   一、ライオンズマンション南側のあかしあ台開発のための工事用道路(橋も含む)は開発完了後はどうなるのか。地域住民は生活道路にもなっているので、整備し道路として残してほしいと思っている。住民の要望に応えょ   二、松ヶ丘の大平工機(株)の北方面の府道和泉富田林線の法面を利用し歩道を設置するよう大阪府に要望せよ     また、滝谷病院横の道路の混雑を解消するためにも関係機関に申し入れよ答弁を要求する理事者 市長並びに関係理事者                 北之橋桂一 議員件  名 一、国民健康保険料金の抑制について  要  旨   一、国保料金の値下げを求める     昭和五九年度二六万円最高限度額が平成元年度三八万円となり一二万円の値上げであり、被保険者の限界を超えている   二、国の補助金を元の四五%に増額要求運動を強力に推進せよ     中部八市、大阪府下及び全国市長会などの地方自治体全体の苦しい状態は共通であり強力な運動を展開せよ。事務費の超過負担の解消と国庫負担四五%にもどすことにより値下げは可能である   三、市の一般会計よりの補助金を増額し、これ以上の料金値上げを抑制をすること   四、料金の減免制度の拡充     職員の増員を行い親切な行政指導を行い減免制度の拡充をする件  名 二、花の文化圏のアクセス道路について  要  旨   一、市財政三カ年計画に位置付けされた。よって平成三年度予算に計上せよ答弁を要求する理事者 市長並びに関係理事者                 南晃 議員件  名 一、上田マンション計画と混雑、危険な道路、交通問題について問う  要  旨   一、大企業の利益か、住民にとって危険な道路問題の解決か、開発事業指導要綱を業者にどう指導しているのか   二、市道喜多町六号線は生活道路でないのか   三、喜多町六号線と踏切、踏切周辺大型工事車両、ダンプカー通行は、住民生活に危険をおよぼす   四、踏切から三〇m以内の右折進入路は危険でないのか   五、マンション予定地への計画道路は欠陥    (1)大師町からマンションへの道幅は    (2)道路勾配は件  名 二、集会所建設について問う  要  旨   一、公有地を利用して、建設用地のない地区に便宜を与えよ   二、物価上昇にみあったように用地、建物に補助金の抜本的増額を答弁を要求する理事者 市長並びに関係理事者 △会議の顛末      (午前十時二十三分 開議) ○議長(佐生総一郎君)  ただいまより平成二年十二月河内長野市議会第四回定例会第三日目を開会いたします。 △日程一 会議録署名議員の指名 ○議長(佐生総一郎君)  日程一 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、河内長野市議会会議規則第八十一条により、四番議員 柳田吉範君、及び十九番議員 中尾清治君を指名いたします。 次、日程二 議案第六十九号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の改正についてから、日程八 議案第七十六号 平成二年度河内長野市老人保健医療特別会計補正予算までの七件を一括議題といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。よって議案第六十九号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の改正について外六件を一括議題といたします。 △日程九 一般質問 ○議長(佐生総一郎君)  これより昨日に引き続き、市政に関する議案並びに議案外の一般質問に入り、個人質問を行います。 順序につきましては、議長より指名いたします。 まず初めに、十五番議員 稗田矢八君。 ◆15番(稗田矢八君)  質問をいたします。 件名一、住民行政の確立について、住民が行政に納得でき得る姿勢確立についてをお伺いするものであります。大変幅広うございますけれども。 一九八八年の一月に閣議決定に基づき、行政サービスの改善は、まずわかりやすいことであり、敏速である、便利なこと、清潔な、丁重な、安全な、人間性に配慮した行政サービスの実施を目指せ、とありますが、現在の河内長野市の行政はそれに対していささか逆行しておるような懸念がたくさんございます。その中で項目的に申し上げておきますと、ゴミ焼却場の問題、マンション建設の問題、文化会館の問題、三日市の周辺問題、それから自然保護対策問題、水質の問題、道路、公園の問題、墓地の問題、地域に根差した老人福祉対策の問題、青少年健全育成についての問題等々、数々ございますが、このことはまた三月の予算委員会の中で具体的にお尋ねをいたしたいと思っておるわけであります。例えば文化会館の問題一つとりましても、文化会館の管理運営とか、また駅から文化会館までのアクセスの問題等々、特に管理運営等々が下手を打ちますと年間一般会計から少なくとも一億五千万、下手に回りましたら四億からの財源を持ち込まなければならないというような問題もございます。そこで私は、ゴミ焼却場の問題についてお尋ねをするものであります。 九月市議会でゴミ焼却場に係るダイオキシンの問題について具体的に私は質問をさしていただいたわけでありますが、また一昨日の高橋議員のダイオキシンの問題についても、答弁そのものがなっていない。私の九月議会での問題については、行政側は、厚生省が知事あてに出した文書、その一節を答弁とされておるわけであります。昨日の答弁につきましては、実に答弁ではなく、ただ現在の厚生省の取り組みを答弁とされておるわけであります。これでは問題の本質から的を外した答弁であり、私自身、答弁になっていないと思うのであります。ゴミ焼却場について、ゴミ問題は何とかしなければならないという住民の願い、それから発生するダイオキシンの問題について、九月議会で私は、特にダイオキシンは温度と焼却する物との関連を具体的にあげて質問をさせていただいたわけです。ゴミ焼却場の現在の扱いの中で、ビニール、生ゴミ等々も一緒にして焼いておるわけでありますから、なかなか温度が上がらない。現在の焼却炉の炉の温度といたしまして三〇〇度前後で焼却をされておる。この三〇〇度前後というのは最もダイオキシンの発生しやすい温度であり、最高温度、一、〇〇〇度に上げてもダイオキシンは発生いたしております。しかし、その量は大変減るわけです。そこで、このダイオキシン問題についてゼロにしていこうとするならば一、二〇〇度の温度に上げなければゼロにならない。こうなってまいりますと、やはり常日ごろ我が会派が申し上げておりますように、まずかまの選定、そのかまの選定と、特徴をきっちりつかんで、その中でいかにすれば一、二〇〇度の温度、再処理の中でできていくかということまでも突っ込んだ答えをしてこそ初めてゴミ焼却場に対する取り組みが明確になっていくのではないかと私は思うわけであります。さきごろNHK、また週刊紙、至る専門書が出ておるわけでありますが、ゴミ焼却場のダイオキシンについて大変住民の方々が関心を持っていらっしゃるにもかかわらず、いまだそのことが放置されておる。そのことについて私はもっと、どう考えておるのか、なぜそういう形になっていくのかということをお聞きしたいわけであります。 ここに、これは「長野新聞」--安井さんが発行されておる新聞の中に、河内長野市青年会議所ニュースペーパーより、ゴミと闘う、という記事がございます。この記事で、ただ無公害だと宣伝したり、他市の施設を見学させて足りるものではない、行政はよく説明会や見学会の回数をあげて、その努力のほどを示して弁解をしておるが、必要なのは回数の多いとか少ないとかいう問題ではなく、どれくらい真剣に住民の疑問や要望にこたえたかというその内容であるということが書いておるんですね。私はこれは事実そのとおりだと思うんですよ。このことを外して議会の中でむやみに時間を稼いでみたところで私は意味がないと思います。 次にマンション問題であります。 現在河内長野市では至るところでマンション問題において住民とのトラブルが発生いたしております。この間、上田町のマンションの第三回質問会に出席してほしいという連絡をいただきまして、私は出席をさしていただきました。この中で特に感じましたことについて、第一回目のときは、いささか住民の方々も興奮をなされておるような感を受けたわけでありますが、第三回目のときには住民の方々は三歩も五歩も譲って業者との話し合いに臨んでおったわけでありますけれども、実にこの業者の方々はのらりくらりと、あれだけのらりくらりとした答弁もできたものだなという思いをいたしました。その業者の話の中で、行政がもっと住民との間において、この面とこの面とこの面とやってくれという指導があれば我々は努力をします、しかし行政側から何の指導もない、という答弁でございます。これはどうしてそういう形になっていくのか。住民側から出されておりますこのときの会議の資料なんですけれども、これを読ましていただきますと、私は業者の方にその席上、なぜこのような簡単な問題を誠意をもって回答できないのかということを業者の方にお尋ねをしたわけであります。業者の方は無言でございましたけれども。これは行政が住民の生活権や住民の立場に立って考えることなく、業者と住民と鉢合わして、けんかをさしておるというように受けとめられてもやむを得ないのではないだろうかと私は思いました。そこで、業者の方に、私は現在この席におりますけれども、今住民側の席でお聞きしておる場合でしたら、あなたに対して机をたたきますよというお話もさしていただいたわけであります。何を考えてやっておるのか、私にはさっぱりわからない。これが実感でございます。道路一つをとりましても、この道路では、あの上田町の踏切で大変混雑を起こす、また事故が発生する率が高いんだと、だからこのことについてどう考えておるのか、という業者に対する質問であったわけですけれども、それに対して業者は、一方通行にしますねんという答弁です。「そういう権限がございますのか」--「いや、うちから頼んだらやりますんや」と。これを一つ聞きましても、住民のための行政をやっておるのか、業者の方々は大変自信を持って言われておるんですよね。ですから、これは業者のための行政をやっておるのではないだろうかという感も受けるわけであります。 次に、三日市駅周辺、特に西側の問題でございます。 今、ご承知のように河内長野市の主要三駅の中で一番混雑しておるのが三日市です。特に私は三日市の問題は南海の企業責任と行政の責任、この区分を明確にしてやはり取り組んでいく必要があるのではないだろうかと思うのであります。このことは、今はもうあふれんばかりにホームに人が集中されるわけですね。電車に座ろうと思えば約四十分前から行って立っておかないと座れない。企業は単に金もうけだけをすればいいというものではないと思います。企業責任においてその問題をどう取り組んでいくのか。行政として西側の問題について、きのう我が会派の中尾議員の質問に対してご答弁がございましたけれども、組織をつくって取り組んでいくというご回答でしたけれども、その組織とはどういう形の中でつくられて取り組んでいくのか、このことについてお尋ねをするものであります。 次に自然保護対策についてであります。 ある小学生に自然をかきなさいということでクレパスを渡したところ、緑一色にかいてしまった、海辺の近くに住む子供に海をかきなさいと言いますと、茶色い海をかいてしまった、という話がございます。これはもう大変なことで、笑い事ではないわけです。私は、議会のたびに自然保護対策、そして農林業の政策についていろいろとお尋ねし、取り組みについてお考えをお聞きするわけでありますけれども、このことはなぜ毎回取り組んでおるのかと申し上げますと、つまり自然と人間とのかかわりは、単に空気がよくなるとか、水を含有するとかいうだけの問題ではございません。ご承知のように今、河内長野市のほとんどは経済林を優先して、それに対していろいろな手だてをしておるわけですけれども、このことは大変大事なことでありますけれども、杉やヒノキは六十年間どんどんどんどん水を吸い上げるんですよね。六十年を過ぎないと水を含んで自然に返さないという性質があります。広葉林つまり雑木林についてはそういう問題が起きてこないわけであります。現在の水と人間のかかわりの中で、最近、水で死ぬという本が随分出始めました。これは水質の悪化ですね。水に含まれておりますトリハロメタン、発がん性物質のトリハロメタン等々は、もう何回も私は議会の中で申し上げておりますから百も承知のことだと思いますけれども、水の中に約六十種類の有毒物質が含まれております。トリハロメタンだけの問題と違うわけです。今、ダムの上流は既に木が切られて放置されておるような状態のところがあちこちで見受けられるわけでありますから、今後五年、十年たちますとダムには水がたまっていかない。さすれば琵琶湖に依存しなければならない。 ご承知のように琵琶湖は、赤潮の発生、青粉の発生、そして渇水期に入りますと、その流された水、下流において、京都の下水そのものと琵琶湖の悪質の水を枚方でくみ上げて我々の飲料水になっておるわけです。渇水期に入りますとどうしても下水道の水が流れ込みますから、アンモニア性窒素がたくさん含まれております。ですから、普通の水の一一・五倍の塩素を投入しなければならない。水が管を通ってきますと一キロで〇・〇七PPMのトリハロメタンが発生して、蛇口から出てそれを沸騰して飲む場合には約五・五倍のトリハロメタン、つまり発がん性物質を毎日飲んでおると。今後、新関西空港ができて管の入れかえになりますと、今新関西空港における水の給水地を紀ノ川に求めております。現在岬町が最管末になるわけですけれども、河内長野市が最管末になって、最悪の水を最良の水だということの偽りの中で常に飲ましてもらわないかん。この実態をどう取り組んでいくのか。私は、橋本の市会議員、また橋本の市長にも頼んで、以前に、何とかして紀ノ川の水をもらえるように和歌山県の方へ話しかけてくれということを話して、そして行ってもらったわけです。そうすると、事既に遅しです。この問題、以前から申し上げておるにもかかわらず、一向にそのみこしが上がってこない。こうしたことを一つ一つ考えてみますと、住民にとってもわからん。議会にとってもわからん。納得のいかない点が数ございます。この点をひとつわかりやすくご説明を願いたいと、かように思います。 件名二、これは三日市幼稚園の二年保育の早期実施を図れ、件名三、私学幼稚園の三、四歳児に対する助成金の新設を図れでございますけれども、各会派の代表質問の中で答弁されておりましたから、ただ一つお聞きしたいのは、私学幼稚園との調整をどのように図っていくのかということだけをお尋ねいたします。 以上です。 ○副議長(橋上義孝君)  環境経済部理事。 ◎環境経済部理事(堂脇孝男君)  一点目のダイオキシン問題につきまして、きのうも会派代表質問にもお答えいたしましたように、現在における最新の設備を設置すべきであると考えております。なお、ダイオキシンにつきましては現在厚生省におきまして専門家会議並びに廃棄物処理に関する検討会でそのガイドラインを策定されております。このガイドラインをもちましてゴミ焼却施設の構造及び維持管理についての指針が出るものと考えておりまして、このガイドラインをもちまして地域住民の方々にもご説明に上がりたいというふうに考えておりますので、いましばらくご猶予いただきたいというふうに考えております。 ○副議長(橋上義孝君)  都市整備部長。 ◎都市整備部長(向井亨君)  続きまして、マンション建設問題であります。 マンション建設いわゆる建築物の用途や形態を規制するために用途地域を指定いたしておりまして、ご指摘の上田町マンションにつきましては住居地域でございまして、主に住居の環境を保護するという位置づけが基本的にはございます。当マンションにつきましては昭和六十二年七月から当時の束レ建設が事前協議を出してまいりまして、当時、市といたしましても国道三七一号線バイパス、いわゆる上原から石仏までの間の開通は見ておりませんでした。したがって、国道三七一号線七ツ辻への車が集中する、大阪、堺市方面からすべて七ツ辻へ集中したという状況、大きくはこういうような状況がありまして、こういうものが一定解決する中で当マンションについて進めるべきであるという基本の方向を定めておりました。当該道路につきましては最終的には昨年十二月に石仏までの開通を見ておるわけでございます。現在東レ建設からスミトーの方に地位の継承がされまして、平成元年九月にスミトー建設から改めて事前協議が提出されました。指導の基本方針といたしましては、いわゆる進入路の問題、あるいは河川改修、護岸の問題、交通対策問題等々があるわけであります。こういう諸問題につきまして開発者に対しまして、決して住民と開発者にゆだねておるというものではございませんで、現在本協議はまだ行っておりませんが、本協議を受ける段階で交通問題等を中心にいたしまして、あるいは河川護岸、防災工事、こういうような問題につきまして十分強力に指導を行ってまいる予定でありますので、ご理解賜りたいと思います。 続きまして、三日市町駅周辺の問題でございますが、昨日の会派代表・市政革新クラブの中尾議員にもお答え申し上げておりまして、また、平成二年の十一月十九日に開催されました駅周辺整備対策特別委員協議会でもご報告を申し上げておりますが、本事業の推進のためには関係する全権利者の十分なご理解とご協力がぜひとも必要となってまいるわけでございます。基本構想、計画等につきましては一定の沿道区画整理型街路事業で定めておりますが、いわゆる十分地域権利者にも説明を申し上げまして、一定時期にはこれに対応する組織機構の改革は必要であるということは十分認識いたしておりますので、よろしくお願い申し上げます。 以上でございます。 ○副議長(橋上義孝君)  環境経済部理事。 ◎環境経済部理事(堀切靖介君)  ご質問の中の自然保護につきまして、森林の方からお答えさしていただきたいと思います。 ご指摘のように本市の森林はほとんどが民有林でございまして、七、三三二ヘクタールございます。そのうちの約七〇%が人工林でございます。この人工林は戦後植栽されまして、三齢級から五齢級の除間伐の対象林分が約五〇%を占めておるところでございます。森林の保全につきましては、林業者の切れ目のない経営により積極的に植林、保育、間伐など森林施業を実行いたしまして、素材の生産、加工体制の整備などによりまして優良材の生産に努めておるところでございます。 緑の森林、いわゆる森林を整備してまいりますには、森林所有者や地域の意向、あるいは地形、土壌などの自然的条件、あるいは公益的機能が発揮されます地域などにつきましては十分調査をいたしたいというふうに考えております。森林に対します市民の要請は、ご指摘のとおり多面にわたります。特に緑に対します要求が高まっております。森林の持つ公益性の維持増進は重要な課題でございます。特に森林の特性から見まして、生産性の向上あるいは森林の活性化、こういうことがこれらを充足していくものというふうに考えております。長期的な展望に立ちまして総合的な計画が必要であるとも考えております。ご提言の複層林施業あるいは天然林施業、今後は十分その辺を研究さしていただきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○副議長(橋上義孝君)  教育委員会理事。 ◎教育委員会理事(福田弘行君)  私立幼稚園とのコンセンサスについてということでご質問でございますが、現在までの河内長野市の公私立幼稚園連絡協議会の主な取り組みといたしましては、幼稚園、保育所、小学校の保育内容の向上と相互の連携を大きな目的として、保育についてのお互いの実践交流、幼児期における健康増進の方法、また平成二年度より実施されています教育要領等についての講演会、実技講習、協議等がなされてまいりまして、現在も引き続き取り組んでいるところでございます。そして、その協議会では特に教育内容についての質疑や各園での悩み等の情報交換が中心になったわけでございますが、その中におきまして二年保育等の問題についても協議し、意見の交換が行われてきたという経緯がございます。教育委員会といたしましてもこのような取り組みの中で出されました意見等も勘案しながら、二年保育や保護者の負担金の問題について検討を重ねてきた次第でございます。 以上でございます。 ○副議長(橋上義孝君)  稗田矢八君。 ◆15番(稗田矢八君)  具体的なことはまた予算委員会で聞きますけれども、私がお願いしておるのは、答弁をしていただきたいということですので、その点をはっきりとしていただきたいんです。過去の経過報告とかガイドラインとか、そんなことを聞いておるのと違うんですよ。この問題について具体的に聞いておるわけですから、それに対して答えてもらわないと、こんなことが、毎回毎回同じことを繰り返しておるだけのことでしょう。ですから、そういうことがないように質問をさしていただいておるわけでございますので、これは予算委員会でまた改めてゆっくりとお聞きさしていただきます。 以上です。 ○副議長(橋上義孝君)  これにて十五番議員 稗田矢八君の質問が終わりました。 次、二十番議員 花田祐輔君。 ◆20番(花田祐輔君)  ご指名をいただきましたので、個人質問を行います。 今回、文化会館の管理運営面を中心に取り上げておるわけであります。 ご案内のように、文化会館の開館は平成四年の四月でありますが、開館に当たりましていろんな諸準備が必要でございますし、管理運営面等々について見ますと、かなり早くからその準備万端整えておかなければならない、このように考えておるところであります。本市におきましても都市化の進展に伴いましていろんな施設が整備をされてまいりました。いわゆる施設に対する管理運営部分が間口を広くしていっておる、このような状況にあるわけであります。とりわけ文化会館が建設されますと、また管理運営面での理念、こういうもの自体についての確立が問われるわけであります。そういうことで、私は都市としての経営理念が問われてきておるのではなかろうか、こういう観点でもって、とりわけ管理運営面についての取り上げ方をしておるわけであります。都市経営についてこの場所で議論や質問はいたしません。ただ、そういう前提でもって、具体的に取り上げております質問項目についてであるというふうにご認識をいただければありがたいというふうに思います。 要は、都市経営というものについて、かいつまんで申し上げますと、計画性を追求する、あるいは合理性を追求する、あるいはコスト意識を追求する、こういう経済感覚を取り入れた管理運営を行う必要がある、このように強く感じておるわけであります。少なからず厳しい言い方をするかもわかりませんが、お許しをいただきまして、計画性の追求ということで見ますと、「石橋をたたいて渡る」ということわざがあります。これは、安全を確認して渡ろう、こういうことであるわけですが、行政の姿勢を見ますと、石橋をたたいても渡らない、このような姿勢が多々あるわけであります。石橋をたたいて安全であったら必ず渡っていただきたい、このように思います。いわゆる計画をつくり、計画そのものについての実践、実行を必ず果たしていただきたい、このように申し上げておきたいと思います。今日、石橋はたたいて渡らない。いわゆる石橋をたたいて渡るほどの時間がない。時代の変遷、変革自体が非常にスピード化されておりまして、石橋をわざわざたたいて渡っておると時代から取り残される、このような提言もある時代でありますので、とりわけそういう面については厳しく申し上げておきたいと思います。合理性の追求ということにつきましては、効率性の問題もあるでしょうし、またOA化とか、そういう推進の問題もあるでしょう。また、利用する活用率の問題もあるというふうに思いますし、文化会館で申し上げますと、利用しやすさとか、あるいは利用率が高い、活用率が高い、こういうことに当たるだろうというふうに思っております。 また、コスト意識の追求ということになりますと、これは事業を行う根幹部分であるわけですが、言葉をかえてみますと「親方日の丸」という言葉がありますが、親方日の丸主義に陥らないよう、コスト問題を積極的に取り上げていただかなければならない、このように考えておるところであります。このことにつきましてはきのうも会派代表の中で行政経営的施策の執行というようなことが指摘されておりました。私は、都市経営という言葉でもって提言をいたしておりますが、各会派の中でやはり今日の行政執行について、合理性あるいは企業感覚、いろんな立場で経営的な感覚を取り入れてほしい、こういうことが少なからず提起されておるというふうに思っておるわけであります。そこで、質問通告で取り上げております問題について質問をいたします。 文化会館についてであります。 要旨一は、建設工事の進捗と周辺整備についてでありますが、この文化会館につきましても、建設工事の着工までに、保健所の問題、あるいは工事請負問題等々、いろんな諸問題を抱えておりまして、再三にわたっておくれたわけでありますが、現在着工して既に数カ月を経過いたしておるところであります。そこで、建設工事の進捗は工事工程どおりに進んでおるかどうかということがまず一点であります。 また、文化会館を建設することによりまして周辺環境への影響が生じるわけでありますが、例えば電波障害対策、またエントランスの整備、また民家移転問題、さらには将来計画として駅から会館へのアクセス、こういう問題があるわけでありますが、それらの問題についてどうなっておるかということについてお尋ねをいたします。 次に、管理運営体制についてであります。 まず一つは、今日まで文化会館建設推進会議の経過や、あるいは庁内での研究会の経過を得まして、直営か委託かという議論があったわけですが、財団法人で管理運営を行うという、こういうことが決まったわけであります。そこで、事業運営と会館管理とがあるわけでありますが、組織機構についてどう構想されているのか。 次に、現況の会館周辺の環境といいますか、地形形状といいますか、そういうことから見て、大型バスで利用する場合についてどうなるんだろうか、こういう心配をいたしております。市内の方は別にしまして、会館自体の利用を大いに高める、効率よく運営する、近郊の市町村の方たちからも大いに利用していただく、こういうことになりますと必ず大型バスの乗り入れ自体が起こってくる、このように考えるわけでありますが、この大型バスの利用者に対する受け入れはできているのかということについてお尋ねします。 次に、非常に問題のある難しいところでありますが、私ども、文化会館建設に先立って先進都市を複数の文化会館について研修を行ってまいりました。それぞれ特徴もありましたが、問題は、管理運営費に一般財源からどのように支出をされるか、いわゆる文化会館を通じて市民が共有する文化について市民一人ひとりがどれだけ負担をするのかということであります。都市の自助能力、いわゆる都市自体の規模の問題もあるでしょうけれども、一般的に見まして一人当り一千円から一千五百円の年間の共有する文化に対する文化財として支出する、こういうことが妥当かなというふうに思っておるわけでありますが、当市の文化会館の管理運営費用についてどう構想されておるかということであります。 以上です。
    ○副議長(橋上義孝君)  企画調整部理事。 ◎企画調整部理事(森博司君)  文化会館についてお答えいたします。 まず要旨一の建設工事の進捗と周辺整備について、その状況についてお答え申し上げます。 既にご承知のとおり平成二年三月議会で契約案件のご承認を賜り、その後、近隣説明会等を開催し、建設工事に対する近隣住民等の理解を得たところであります。その後、五月には建設敷地の仮囲い等を行い、旧保健所支所の解体、地下掘削等も既に完了し、現在地下一階のコンクリート打設を行っておりまして、当初の工程どおり進捗しております。 なお、今後の工程を簡単に申し上げますと、本年十二月には地下の驅体ができ上がり、来年二月末に一階、四月には二階、五月末には三階、六月に四階までの驅体工事がすべて完了し、その後外壁工事、内装工事等を行い、十二月には工程どおり完了する予定であります。なおその後、平成三年度で発注予定をしております外構工事等を完了し、平成四年四月オープンを目指し工程監理を十分行っていく予定でありますので、よろしくお願いいたします。 次に、電波障害対策、エントランスの整備、民家移転問題はどうなっているのかというご質問でございます。 まず電波障害対策でございます。電波障害対策工事につきましては、平成二年九月議会で補正予算のご承認を賜り、その後、対策予定区域の住民代表者と再三にわたり話し合いを行い、地元で電波障害対策委員会を設置していただき、その委員会と最終区域の決定及び工事施行時期、工事施行方法等について協議を行い、理解を得ましたので、早速工事の準備を始め、十二月中旬より平成三年三月中までに対象家屋のテレビ電波障害対策工事を完了すべく現在取り組んでおりますので、よろしくお願いいたします。 また、エントランスの整備でございますが、先ほど工程の中で少し触れましたが、平成三年度で前面の歩道整備と整合する考えで整備していく予定でございます。 次に、民家の移転問題についてお答え申し上げます。 建設敷地北側の民家につきましては、従前建設敷地として計画しておりましたが、買収交渉が難航し、やむなく建設敷地より除外して建築許可等を受けたことにつきましては、既に文化会館建設特別委員協議会でご報告させていただいたとおりでございます。しかし、土地利用上、また周辺環境整備上、ぜひ敷地として欲しい用地でありますが、理解を得るに至っておりませんが、今後も外構工事の着手までには理解を得るよう努力してまいりたいと思います。 なお、駅からのアクセス道路でございますが、文化会館完成の時期には多少おくれるかと思いますが、ちょうどその道路につきましては公共下水道の布設工事を行いますので、公共下水道布設後アクセス道路についての整備を行いたいという計画を持っております。 要旨二の管理運営体制でございます。 財団法人で管理運営を行っていくことにしているが、事業運営と会館管理とがある、組織・機構についてどう構想されているのか、というご質問でございます。(仮称)財団法人河内長野市文化振興財団は来年六月設立を目指して、目下設立発起人会におきまして所要の手続を行っていただいているところであります。当該法人は、その定める寄附行為案の中で、目的事業といたしましては、一つ、文化会館の管理受託、二つ目として文化振興事業の受託、三つ目として自主文化事業の主要三本柱を予定されているところであります。とりわけ、市が建設した文化会館を、その設置目的を損なうことなく、効果的に機能を十分に発揮するには、それを担う法人において支障のない体制をとる必要があるかと思われます。 ご質問の法人の組織・機構の構想でございますが、理事長をはじめ十五名以内の理事及び監事二名並びに市民各層から多角的意見を求めるための評議員を十五名以内で発起人会において審議をいただいております。さらに事務局組織といたしましては、支配人、事務局長の下に二つのセクションを設けるべく、これも発起人会において審議をいただいております。ご承知のように、法人においては会館管理を効果的に図る使命として、そこをメーンステージとして文化振興事業をどれだけの量と質で展開していくのかについては、法人組織と密接不離の関係にあると理解しております。したがいまして、本件につきましては、管理運営問題研究会の研究結果報告を十二分に尊重し、今後の文化振興事業の推進に必要な組織整備を先進法人をも参考にしながら発起人会に反映できるよう努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 続きまして、大型バスの利用者に対する受け入れはどうなっているのかと。 文化会館がオープンされますと、団体等のバスでの来館が予想され、その方たちの受け入れ方法といたしまして前面の駐車場計画の中で考慮していく予定でございます。なお、乗降につきましては、道路横断の関係上、特に老人、子供、身体障害者の方々については会館北側の通路での乗降を考えておりますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、文化会館を抱える宿命として管理運営費の一般財源持ち出しが生じるが、当会館の管理運営費用についてどう構想しているのかというご質問でございます。 現在建設中の文化会館の施設規模は、大中都市の文化ホールと遜色のないものとなっております。ご承知のとおり、昨今における文化ホールの建設ラッシュに加え、特に当市のように大都市近郊の文化ホールは経営的側面から見ますと相当厳しい環境に置かれることになるわけでございます。市といたしましては、これらの状況をいかに克服し、長年市民の方々が待ち焦がれていた文化会館を二十一世紀への新たな文化遺産の一つとして継承することはむろんのこと、この文化会館がだれにも親しまれ、交流と参加、創造のメーンステージとして機能し、ゆとりと潤いのある市民生活並びに市域の活性化にも大きく寄与しなければならない施設と考えております。 さて、ご質問の管理運営に対する構想についてでございますが、先ほどご説明申し上げましたように他市における類似管理形態及び類似規模の近似値的管理費は必要になってくるだろうと予測されております。さらに、建設推進会議からのご提言をはじめ管理運営問題研究会からの研究結果報告を最大限活気のある文化会館の機能展開を図っていくために、長時間、しかも休館日を極力減らすなど利用開放型の運営にすべく、現在条例等草案作成を急いでいるところでございます。このような使いやすい文化会館にするには多少の経費増高要因となることは承知しているところでありますが、市域の文化水準を引き上げるとともに活性化への波及効果をもたらすには幾分の文化的投資も重要ではなかろうかと思っております。したがいまして、財源の一つとしての使用料との調和並びに財団法人体制の合理的整備ともあわせ、議会をはじめ十一万市民の期待に沿うべく管理をいたすところでございます。何とぞよろしくお願いします。 以上です。 ○副議長(橋上義孝君)  花田祐輔君。 ◆20番(花田祐輔君)  大体ご説明をいただきましたので、十二分とまでは言いませんが、大体わかりましたし、理解をしました。諸問題の中で既に解決のめどのついている部分もありますし、それらは目標に向かって完遂をしていただきたいというふうに申し上げておきたいと思います。 そこで、新しく発起人会の話が出たわけですが、実はご案内のように、この文化会館の建設から、また管理運営にわたりまして過去の経緯から見ますと、そういう諮問機関もつくりましたし、また議会としては建設特別委員会を設置して事に当たってきたわけであります。そういう経過の中で、今後この発起人会自体が分担する、あるいは受け持つ役割といいますか、先ほど少しその性格についてご説明があったわけでございますが、十分理解ができませんでしたので、改めて、その受け持つ役割そのものについて明確にしていただきたい。 そこで、この発起人会について一つは、意見書あるいはまとめというものまで行うのかどうなのかということも含めてお尋ねをしたいと思うわけです。 それから、発起人会と議会の特別委員会とのかかわりについてどのようにお受けとめになっておるかということもあわせてお願いをいたします。 それからもう一つの問題は、これは意見を申し上げておきます。私も質問の冒頭に申し上げましたように、非常に難しい問題である、いわゆる管理運営費問題については非常に難しい問題であるというふうには理解をいたしております。これは周辺環境の問題もございますし、また市自体の規模の問題もありますから、その管理運営費自体の問題については非常に難しい問題があるなと。ただ、一つのガイドラインといいますか、そういうことで先進都市を視察した一般論で申し上げますと、いわゆる一人当り一千円から一千五百円の負担をしている、こういう負担割合でもっての管理運営がなされておるわけであります。要は、文化会館を通じて市民が共有する文化についてどれだけ負担するのかということであるわけですが、大ざっぱに申し上げまして、文化というもの自体は非常に幅の広い問題ですから、文化会館自体が保有するといいますか、受け持つ文化の範囲、領域、そういうものについては私は、今の市民文化自体すべてがそれに包含でき得ないだろうというふうに思っております。平たく言いますと、十の市民要求の文化があって、その中でこの文化会館を通じて五満足さしていただけるか、あるいは六満足さしていただけるか、そういうことでありますから、すべての市民が欲求する文化自体がこの文化会館自体に網羅されて満足さしていただける、文化としての共有ができる、こういうことであれば、少し高いお金自体についてもいたし方ないというふうに思いますけれども、この文化会館を通じて共有し、あるいは文化自体についての享受を受けるということについては、市民文化の中でのそのウエート自体については私は必ずしも百でないというふうに思っておりますから、そういうことでガイドラインとしてそういう額についてご提起をしておきたいというふうに思います。都市経営という感覚でもって今後とも鋭意検討、努力していただきたいということを申し上げておきます。 ○副議長(橋上義孝君)  企画調整部理事。 ◎企画調整部理事(森博司君)  発起人会としての役目ですけれども、発起人会の役割は、先ほどご説明申し上げましたとおり、理事、評議員等の選出、それから寄附行為等の決定、その中には法人自体の規則の決定、それから、これは市の議決いただいた項なんですけれども、予算の作成、趣意書の決定、それから法人としての事業の決定等を行いまして、設立の決定までの準備の作業を発起人で行っていきたいということでございます。それから、文化会館特別委員会の役割といいますと、やはり市条例に沿うような目的、運営、市としての運営方針等をご協議あるいはご審議願うわけでございます。 ○副議長(橋上義孝君)  花田祐輔君。 ◆20番(花田祐輔君)  もう時間がありませんが、さすれば、かなり発起人会自体がこの文化会館の本質そのものについての色をつける、こういうことになると思うんですが、そういうことから見ましたら、その発起人会自体の運営といいますか、それらについては慎重に、かつ民意自体が十二分に反映されるように、そういうことでの運営をしていただきたいということだけ申し上げておきます。 ○副議長(橋上義孝君)  これにて二十番議員 花田祐輔君の質問が終わりました。 次、四番議員 柳田吉範君。 ◆4番(柳田吉範君)  ご指名をいただきましたので、さきに通告いたしました順に従いまして質問をいたします。 件名一、青少年の育成について。 要旨一、学校教育におけるクラブ活動への助成の強化について申し上げます。 青少年の健全育成の立場から、保護者はもとより、PTA役員、さらには学校教育に携わる先生方の努力がなされ、いろいろな取り組みが行われているところであります。さきの九月議会においても青少年の希望の多い野球部の未設置校の問題を提起したところですが、今回はクラブ活動への助成について申し上げます。 クラブ活動の推進に当たっては、それぞれ担当の先生の努力に頼っているというのが現状であると聞いております。例えばスポーツクラブにおける対外試合の際、交通費はどうなっているのでしょうか。これらについても、当該生徒の保護者または先生方の負担により賄われている場合が多いと聞き及んでいます。各クラブのそれぞれの用具等を含め、対外試合の交通費その他雑費等の助成を願うものであります。さきに申し上げたとおり、クラブ活動は先生の努力に負うところが大であります。せめて予算面ぐらいは、安心して活動ができるよう援助を求めるものであります。 要旨二、通学路の安全確保について申し上げます。 通園・通学の児童の安全確保について、学校、幼稚園の関係者はもとより、PTA、自治会等のご努力により通学路の安全確保がなされているところですが、本市においては車の通行量が多い道路においても車歩道の区別がない道路も多く、より安全対策が求められるところであります。さらに、不法駐車をはじめ歩道への不法占拠等により、危険度合いが上積みされています。市、警察との連携のもと、月一度の通学路の安全確保のための例えば一斉パトロール等の施策を行うべきではないでしょうか。現状の対策と今後の対策について考え方があればお聞かせ願いたいと思います。 件名二、天災、地変等の防災対策について。 要旨一、防災パトロールの充実・強化について申し上げます。本件について、さきの六月議会において提起をし、市の答えとして、本市は地形上山間部が多く、急斜面下に建つ住宅が非常に多いのが現状であり、市としてもパトロールを強化していく、と述べられています。これもさきの議会で申し上げましたが、防災パトロールは素人ができるものでなく、専門家に任さざるを得ません。したがって、限られた人員によるパトロールが十分カバーできるとは思われません。現行人員に加えOB等を含め一定期間重点的に防災パトロールを行うなど、災害防止の立場から再度意見提起を申し上げたいと思います。市としての詳細な具体案があればお聞かせ願いたいと思います。 件名三、情報公開制度の制定に向けて。 昨日、民社・市民クラブの会派代表の中で質問がされていますので、できる限り重複しない立場から質問を申し上げます。 要旨一、制定までの具体的取り組みはについて。 現在、市情報公開制度市民懇談会の提言を受け、市情報公開制度推進本部にて事務レベルの調整がなされているとのことですが、せっかく条例制定をする以上、後でトラブルが発生しないようにすべきであると思うわけであります。例えば大阪府において公開請求後十五日以内に公開、非公開の決定が義務化されているにもかかわらず、決定期間の延長が行われて、幾度も問題になっていると聞いています。それは罰則規定がないこと、行政自身が非公開を原則としていると思わざるを得ない点にあると思われるわけですが、このようなことのないよう、条例原案作成に向けて十分配慮するとともに、原案作成後も議会を初めとして十分な討議期間を持てるよう願うものでありますが、設定に向けた具体的日程、方法について市としての考え方をお聞かせ願いたいと思います。 要旨二、条例に市民の声を。 市情報公開制度市民懇談会から出されました提言について、市民にその提言内容を周知し、条例制定に向けて市民の意見を直接聞くなどの機会を設定すべきではないでしょうか。市としての考え方があればお聞かせ願いたいと思います。 要旨三、プライバシーの保護に向けて。 情報公開制度は、公文書を初めとする行政情報について公開を原則とされるものであるべきですが、一方、市民の個人にかかわる情報、いわゆるプライバシーの保護について、提言で述べられているとおり、原則非公開、さらに本人についての自己情報については公開の権利を有する立場で具体化を願うものであり、本件についてプライバシーの保護のあり方について、どのような形で具体化されるのか、情報公開条例制定との関係について考え方があればお聞かせ願いたいと思います。 件名四、ふれあいスタンドについて。 要旨一、現状について。 本年七月より、三日市、河内長野、千代田の三駅に市長あてにはがきまたは封書にて「お聞かせください、あなたの声を」ということで設置され、既に五カ月を経過いたしましたが、今日までどの程度の利用があったのか、また、その主な内容は、そして処理状況等について明らかにしていただきたいと思うものであります。 要旨二、今後のあり方について。 市民の声を直接聞くとの姿勢は評価できるものであり、本件について今後のあり方、考え方について、あればお聞かせ願いたいと思います。 また、市民の声を市政に生かすという立場から、より踏み込んで、直接市民との対話の場を設定する必要もあるのではないでしょうか。市としての考え方をお聞きしたいと思います。 以上、私の質問を終わります。なお、ご回答の内容によりましては自席より再度質問をさせていただきたいと思います。 ○副議長(橋上義孝君)  教育委員会理事。 ◎教育委員会理事(福田弘行君)  件名一、青少年の育成について、要旨一、学校教育におけるクラブ活動への助成の強化をということでお答えさせていただきます。 部活動は、生徒たちが最も生きがいを感じ、しかも教員や仲間との触れ合いを通して人間として豊かに成長していくことのできる場の一つであります。大多数の教員も、生徒たちの人間形成上非常に教育効果の高い活動として受けとめ、その必要性を認識しております。また、保護者も学校で教員の指導のもとに活動しているときが最も安心な時間でもあり、部活動への大きな期待を寄せているわけでございます。しかし、近年、生徒の減少に伴い新採用の教員の少ないことと相まって指導教員の高齢化も進み、顧問不足が起きていることは全国的な傾向であります。一部には部活動の方向性としまして以前から社会体育の移行が強く叫ばれておりますが、それには教育的な配慮面からさまざまな問題もあり、踏み切るまでには至っておりません。このような厳しい現状の中で、教職員全員が顧問となり、校務が忙しいときには交代しながら互いに協力して指導に当たるなど、部活動の運営につきましては各中学校で工夫して生徒たちの願いにこたえております。教育委員会といたしましても部活動は非常に有意義であり、特に運動部活動は心身の健全な育成を目的とした生徒指導の面からも効果があり、学校における運動部活動の意義は大きいものがあると認識いたしておりますので、各中学校に対しましては助成金の増額を図り、部活動の活性化について援助しているのが現状でございます。 なお、ご質問の先生の旅費についてでございますが、これは府の条例によりまして府より出ているわけでございます。 もう一点、対外試合の援助でございますが、平成二年度の予算で対外試合用にと、一定の基準はございますが、補助をいただいておるのが現状でございます。 以上です。 ○副議長(橋上義孝君)  教育次長。 ◎教育次長(中谷勝義君)  それでは件名一、要旨二の通学路の安全確保につきましてお答えいたします。 通学路の安全対策につきましては、各関係機関の協力を得まして安全確保に努めておるところでございます。通学路はご承知のとおり各学校長が指定いたしまして、教育委員会が承認することになっているわけでございますが、最近の車社会における交通事情からも児童・生徒の通学路の安全確保は非常に難しくなってきているのが現状でございます。したがいまして、通学道路の整備、安全対策として、安全施設の整備、交通規制などの対策につきましては、各関係機関に協力を要請するとともに、法的な違反行為につきましても取り締まり強化を要請いたしまして児童・生徒の安全通学に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解を賜りますようお願いいたします。 以上でございます。 ○副議長(橋上義孝君)  建設部長。 ◎建設部長(大北哲夫君)  件名一の要旨二の具体的な通学路の安全確保ということでございますので、お答えさしていただきます。 児童・生徒・幼児の登下校園時の安全対策につきましては、現在ソフト面の対策といたしまして、登下校園時の時間帯に合わせまして車両通行の時間規制を実施し、交通安全協会の協力を得まして時間規制であることを車両運転者に呼びかけるための看板設置をいたしております。また、毎月十五日の近畿交通安全デーに合わせまして交通安全協会地区委員が特に重要ポイントを選んで、午前七時三十分から八時三十分までの間、街頭指導いただいております。しかし、これらの交通規制を違反して通行する車両の運転者に対しましては河内長野警察署におきまして取り締まりを実施するよう強く要請しているところでございます。また、道路横断箇所で交通量が多く、設置基準に合致したところにつきましては府公安委員会に対しまして横断歩道の設置を要望しております。その他、道路上を不法占用し、通行の支障となるものにつきましては占用者に対しまして撤去勧告を行い、その排除に努めておるところでございます。 一方、ハード面といたしまして幅員の余裕のある路線につきましては歩道設置・改良、その他の路線につきましては安全柵とグリーンカラー舗装の施工等、地域住民が一体となったものとしてこれらの諸施策を講じ、今後とも警察、府、安全協会とも十分調整を図りながら安全対策に取り組んでまいりたいと、このように考えております。 次に件名二、天災、地変等の防災対策について、要旨一、防災パトロールの充実・強化をについてお答えいたします。 本市は地形上、山間部が多く、急傾斜地、崩壊危険箇所五十五カ所、及び土石流危険渓流が数多く存在いたしております。梅雨、台風期前を重点に、府、警察、市の合同で防災パトロールを実施いたしまして、危険箇所の点検と急傾斜地法適用によります急傾斜地崩壊防止工事、土石流対策として砂防堰堤建設を積極的に進めているところでございます。しかしながら、ご指摘のとおり、急斜面地崩壊危険箇所、土石流危険渓流指定基準、傾斜度が三〇度以上、がけの高さが五メートル以上、崩壊によります災害が生じるおそれのある人家五戸以上に満たない危険区域が数多く存在しているのが現状でございます。平成元年度より三カ年計画をもちまして地域防止計画の見直し作業を実施しているところでございます。平成元年度では防災アセスメント調査、市域の健康診断を実施し、災害要因と地形、地質状況、防災施設の整備状況等を把握して、災害のタイプ別に保全対象の分布実態など既存資料などからも明確にして被害想定を行い、どのタイプの災害がどの程度の危険度をもって発生するかを総括いたしまして、地域の災害に対する危険性とその特性を取りまとめたところでございます。その結果に基づきまして平成二年度では地域別防災計画、地域別防災カルテの作成、防災体制の総合検討、防災カルテ地域別防災計画、また平成三年度におきましては防災ビジョンの作成、防災予防対策、応急対策などを行いまして、地域防災計画の見直しを行うとともに、危険箇所や防災施設の点検パトロールを強化いたしまして災害の未然防止に万全を期してまいりたいと、このように考えておりますので、よろしくご理解のほどをお願いいたします。 ○副議長(橋上義孝君)  総務部長。 ◎総務部長(野手正夫君)  三点目の情報公開制度についてお答えを申し上げます。 まず要旨一の制定までの具体的な取り組みはという点でございます。 本市では現在情報公開制度の制定に向けましてその準備に取り組んでおるところでございます。すなわち、昨日の代表質問にもお答えをいたしましたように、庁内の検討を経まして、本年三月から情報公開制度市民懇談会のご意見を拝聴してまいりました。その結果、去る十月三十一日、同懇談会から情報公開制度確立への提言をいただきまして、現在この提言を反映した条例づくりに着手をいたしておるところでございます。 提言の主な内容といたしましては、情報公開制度の意義と内容の二部で構成をされておりまして、意義の部では、国民の知る権利を前提としまして、その権利実現のための手続を定めるものが情報公開制度であるとの認識に立ちまして、住民参加の自治を推進するには、積極的な広報公聴活動はもちろん必要でありますが、これに加えて情報公開制度はどうしても必要であるというふうにされております。また、地方自治体の保有する情報の中には個人に関する情報が多く含まれておりますことから、プライバシー保護については十分留意されるべきで、プライバシーに関する情報は情報公開制度の対象外としなければならないとされております。また、制度の内容についての主なものといたしましては、請求権者の範囲を限定せず、「何人も」とすることが望ましいとするとともに、非公開決定に不服のある場合の救済機関、あるいは制度の適正な運営のための監視機関の設置等についても提言をされております。この提言につきましては直ちに新聞報道をお願いいたしまして、市民の皆さんにお知らせをいたしましたが、近く広報にも掲載をする予定でございます。 ご質問の今後の取り組みといたしましては、現在実施機関となります各行政委員会等と事務段階で具体的な条例の策定について調整に入っておるところでございます。その後、さらにプライバシー保護との整合性を中心といたしまして最終的なチェックに入りたいというように考えております。 市民懇談会における真剣かつ熱心なご討議などを経まして、スケジュール的には平成三年三月条例提案という当初計画よりややおくれてまいっておりますが、今後とも精力的に取り組みまして、できる限り早期に条例提案すべく頑張りたいというように考えております。 次に、要旨二の条例に市民の声をという点でございます。 情報公開制度の目的の中には、市民の市政への積極的な参加の促進、あるいは開かれた市政を実現するということがあげられます。このような情報公開制度の条例化に当たりましては市民の声をできる限りお聞きをいたしまして、その声を制度に反映していくことは肝要であるというふうに考えておるわけでございます。このため本市では、各界でご活躍の各層の市民の方々に委員をお願いいたしました情報公開制度市民懇談会を本年三月に設置いたしまして、以来六回にわたって会議を重ねていただきまして、情報公開制度に対する貴重な市民の方々の声をお聞かせいただきました。そして十月三十一日には、その意見の集大成として先ほど申し上げましたご提言をいただきましたので、この趣旨に沿って条例案づくりを進めておるところでございます。 また、このような市民懇談会のご意見とともに、通常の広報公聴機能を通じまして市民の皆様方の声を聞かせていただいておりますが、これらにつきましても慎重に検討をいたしまして、可能な限り制度に反映できるところはしていくという考え方で取り組んでまいりたいというように考えております。 要旨三のプライバシーの保護に向けてという点でございます。 情報化社会の到来によりましてプライバシーの保護がますます重要となってまいっております。プライバシーは、それが一たび侵害されますとその救済が誠に困難でございまして、大きな人権侵害につながる危険性があるわけでございます。そのため、情報公開制度の検討に当たりましても、情報の公開とプライバシーの保護との調和ということを非常に重要な課題として検討をしてまいりました。先ほど申し上げましたように市民懇談会からのご提言の中にもその重要性が指摘をされておるわけでございます。情報公開制度の実施に当たりましては、情報は可能な限り公開する、ただし、プライバシー侵害が起きないようにするためには同時に十分なプライバシー保護対策を講じていくことは極めて重要であるとの認識に立ちまして、この歴史的な制度につきまして取り組んでまいりたい、このように考えております。 以上でございます。 ○副議長(橋上義孝君)  西野助投。 ◎助役(西野道雄君)  件名四、ふれあいスタンドにつきまして、要旨一、二、一括してお答えいたします。 従来から市民が自分たちのまちをみずからの手でつくるという市民意識を市政に対する市民の声として反映させるための市民参加の機会を拡充してまいりました。ご質問のふれあいスタンドにつきましても、より市民各層の意見を幅広くお聞きするために本年七月から設置したものでございまして、現在南海電鉄の協力をいただきまして、千代田、長野、三日市の主要三駅に設置し、活用をいただいております。その活用状況といたしましては、この設置後五カ月間の間に七十七人の方から百九件のご意見、ご要望等が寄せられております。その内容と処理につきまして主なものを申し上げますと、内容といたしましては道路の整備、公園・緑化対策、教育施設の充実、交通安全対策、市街地の再開発、こういった内容のものでございまして、処理といたしましては、実施済みあるいは既に実施予定の形で進捗いたしておりますものがそのうち十五件、それから調査検討中のものが三十五件、またその他このご提言を参考とさしていただいております分につきましては十八件、その他あるわけでございますが、いずれにいたしましても、十分このご提言なりご意見といったものは取り上げていきたいと、かように考えております。なお、今後の増設につきましては、この主要三駅以外の設置は駅舎の管理上難しい、こういう駅側のご回答でございまして、当面は現状のままでご了解をいただきたいと、かように存じております。 ○副議長(橋上義孝君)  柳田吉範君。 ◆4番(柳田吉範君)  どうもご回答ありがとうございました。 時間がございませんので、多分もう要望にしかならないと思いますので、ちょっと申し上げます。 先ほどのクラブの関係で一定の基準で補助をいただいているということでご回答があったんですが、この中身について別途また具体的に知らしていただきたいというふうに思いますし、一定の基準を超えると、もうないというような感じになりますので、ぜひ全面的にしていただきたいというのをまず要望で申し上げておきたいというふうに思っています。 それから、通学路の安全確保なんですが、それぞれご努力いただいていますし、私の方からも個別でお願いしてすぐに解決をしていただいているという事案もございます。ただ、ここで申し上げたいのは、全市的というんですか、全体でこの日は市民こぞって通学路の安全にという意識を深めるという意味で一定の日にちを設定して取り組んでいってはどうなのかなと、こういう立場から申し上げましたので、ぜひ今後の中でご検討をお願い申し上げておきたいというふうに思っています。 それから、傾斜地の関係でちょっと今部長が高さ五メーターという形で言われました。前回一〇メーターというふうに聞いておるんですが、ちょっとその整理はまたこの議事録のときに整理をぜひお願いして、また個別で申し上げたいと思います。 あと、たくさん言いたいことがあるんですが、ふれあいスタンドの関係で、聞きますと、必ずしも出した人がだめなものはだめ、いいのはいいということでいいわけですが、出したことによって不信感を生んでいるという方も聞いておるんです。個別の問題は別としても、ぜひ、各担当が回答されて、そしてそれについてどういう回答になったのかというのをきちっと対応して、出した人が、あかんならあかんで結構なんですが、不信感を生まないようにお願い申し上げて、またこの問題については別途取り扱いをさしていただきたいと思います。 以上で終わります。 ○副議長(橋上義孝君)  これにて四番議員 柳田吉範君の質問が終わりました。 次、十八番議員 駄場中 光君。 ◆18番(駄場中光君)  十八番議員 駄場中 光です。通告した三件について質問いたします。 第一の質問は、ただいま上程されております平成二年度一般会計補正予算の内容についてであります。 要旨一は、歳入十七億五千八百万円のうち十二億二千三百万円まで貯金(積立金)にするというのはいかがなものでしょうか。言うまでもなく我が党は、積立金一般を否定するものではありません。しかし、年度途中の積立金というのはこれまで余り例がありません。もっと市立幼稚園の二年保育の実施など市民のために使うとか、少数精鋭で頑張っている市職員の給与改善など有効に使ってはどうでしょうか、お聞きいたします。 要旨二は、小山田小学校用地の売買についてであります。 一、教育委員長にお聞きしますが、教育財産を守るべき教育委員会が教育財産を売却したという話はかつて聞いたことがありません。学校用地などの行政財産は、地方自治法二百三十八条で処分が禁止をされているものであります。教育委員会を三度も開いたということですが、市議会の担当の常任委員会に相談したらどうかなど反対の意見はなかったのかどうか、お聞かせください。この問題が明るみに出た先日の夜、長年当市の市議会にいた他党のある元議員から電話がありまして、えらいことをしたもんや、前市長時代、あの学校用地を買うために多くの職員がどんなに苦労したことか、これがわからんのか、こういうことであります。今の市政はどうなっておるんやということもつけ加えておられたわけであります。市当局は、斜面地で使っていないということでありますけれども、この土地に木を植え、森をつくれば、冬は西風を防ぎ、子供たちの運動にとっても大変いい環境になるわけであります。また、小鳥が来まして環境はよくなる。こういうふうになぜ有効に使わないのでしょうか。子供のためにそうするのが教育委員会の仕事ではないでしょうか。 二、この問題は、隣に十五階百五十戸のマンション建設を予定している大手不動産の土地売買と関連した利権絡みの暴挙であり、政権末期の症状と言えます。東市長は、小山田小学校用地売却の理由は寺ケ池公園用地の代替地であり、どうしても必要であったと言っております。そこで事実を調査しました。 事実の一つ、市が買収した寺ケ池公園内の権利者の土地の面積は、市の課税の対象となる登記簿で調べてみますと、小山田町六四五番地五三二平米、同六四八番地八〇〇平米、合計一、三三二平米であります。 事実の二つ目、代替地となった小学校の用地の面積は一、三一四平米、約四〇〇坪であり、権利者の土地とほぼ同面積であります。この土地を市は平成二年七月十八日に平米六万一千二百円、坪約二十万円、総額八千四十五万円で権利者に売却をしました。その後この土地は十一月の二十八日、隣でマンション建設を予定しております大手不動産に、新聞報道によりますと、二紙が報道しておりますけれども、この新聞報道によりますと二・五倍の二億円で売却をいたしております。わずか四カ月の間に一億二千万円の利ざやを稼いだ計算になるわけであります。 事実の三、ところが、我が党の調査によってもう一つの代替地が出てきたわけであります。その土地は河内長野市天見一四七の六番地です。この土地は南海電鉄天見駅の鉄道用地内の土地を分筆して市が購入して一、三二八平米を平成二年三月三十日既に先の権利者に売却をしておるわけであります。この面積も登記簿謄本に出てくる一、三二八平米ですから、ほぼ同額を既に三月に渡しておるわけであります。この天見の土地はその後分筆をされまして、天見一四七の七番地、三三〇平米、一〇〇坪になりますけれども、これが市の指名業者であり、市長の後援者でもある方が家を建てるということで月五千円、五十年間の地上権を設定しているのであります。 問題点、この事実が証明しますように、市は代替地を二重に渡し、利権の対象にしたということであります。事もあろうに市民にとって大切な教育財産を売却し、利権の対象にするというのは絶対に許すことのできない行為であります。さらにもう一つ重大な問題は、この二つの代替地の交渉に代理人として介在したのが市長とじっこんの間柄の人であるということであります。この方は、先ほど述べました天見の駅前の代替地に家を建てるという方であります。この方は市長選挙のときには何度も、私もお会いしましたけれども、三日市の駅前でも市長のすぐそばに立って、わきを固めて一生懸命に応援をしておった方でございます。そういう間柄でしょうか、この方は市長室や企画室などもフリーパスで出入りしているのを私は何度も目撃したことがあります。きのう我が党の代表質問に答えて市長は、この人とは九月二十八日以降は会っていないし、土地売却の話はしていないと答弁しました。が、土地の売却は三月三十日と七月十八日に既に完了しており、市長の関与を否定する証明にはなっておりません。この問題に関して東市長の政治責任は極めて重大であると考えるものであります。 そこで結論であります。 結論の一、市長は公私の区別をはっきりさせ、疑惑を持たれることのないようにすべきであります。 結論の二、市民の大切な教育財産である小山田小学校用地を買い戻し、市民に一切の損害を与えないようにすべきであります。 結論の三、新聞報道もなされており、市民も大変注目いたしております。市政にかけられた疑惑と市長の政治責任を明らかにするよう求めるものであります。 件名二、長野中学校、小山田小学校から小山田口に至る通学路の整備と街灯設置など子供たちの安全な通学を守るための対策についてお聞きいたします。 件名三、寺ケ池公園内のトイレを水洗トイレに改修し、きれいなトイレに早くして、管理もきちっとしていただきたいということであります。寺ケ池公園内にはテニスコートや、あるいは野球場などがありまして、たくさんの方々が使用している手前、すぐにいっぱいになるとか、汚れるとかいうことがあります。ちょうど来年度は下水管が千代田台にも延びてまいりますので、これを機会にこれらのトイレを水洗化して、きれいにしていただきたいと思います。 以上です。答弁いかんによっては自席から再質問させていただきます。 ○副議長(橋上義孝君)  総務部長。 ◎総務部長(野手正夫君)  件名一の平成二年度一般会計補正予算につきまして、要旨一についてお答えを申し上げます。 今回お願いをいたしております一般会計補正予算は約十七億五千八百万円でございます。このうち財政調整基金に一億六千万円、普通建設事業基金に五億八千万円、減債基金に三億六千万円、緑化基金に約一億二千三百万円、合計約十二億二千三百万円をそれぞれの基金に積立金として計上をさせていただきました。このように積立金が多額となっておりますのは、主として次の二つの理由によるものであります。 まず一つは、それぞれ一定の目的をもって交付され、あるいは歳入されるものにつきまして、その目的に沿った措置をするためにそれぞれの基金に積み立てようとするものでございます。具体的には、オイルショックによりまして昭和五十一年から六十二年までにわたりまして借入れをいたしましたいわゆる財源対策債の繰上償還財源といたしまして地方交付税の中で今回交付されることとなってまいりました額を、その交付目的に沿いまして減債基金に積み立てる、あるいは緑化事業協力金として歳入される部分につきまして緑化基金に積み立てるなどでございます。 二点目といたしましては、本年度の特殊な要因によりまして当初の予測を超えて臨時的に見込まれる増収分につきましてはできるだけ後年度に備えて年度間の財源調整のために積み立てるのが財政運営の基本であるとの考え方から措置しようとするものでございます。具体的には前年度決算による繰越金を財政調整基金に積み立てる、あるいは譲渡所得に係ります市税増は極めて臨時的な要素の強いものでございますので、その一部を普通建設事業基金に積み立てるなどでございます。 今回、以上の考え方によりまして積立額が多額となったところであります。平成三年度は本市の新総合計画のいわゆる折り返し点を過ぎまして、いよいよ後半に入るわけであります。残された多くの緊急な大型事業をはじめ健康、福祉あるいは教育などソフト面につきましても計画的に着実に市民需要にこたえなければなりません。そのため今後の財政需要はますます大きくなるものと考えられるわけでございます。したがいまして、この基金への積立ては平成三年度以降の貴重な財源として有効に活用されるものでございますので、ご理解を賜りますようにお願いを申し上げる次第でございます。 ○副議長(橋上義孝君)  教育委員長。 ◎教育委員長(吉年康次君)  件名一、要旨二の一、教育財産を守るべき教育委員会が教育財産を売却したことはかつて聞いたことがないという件においてお答え申し上げます。 今回の問題につきましては各議員の方々に大変ご心配をおかけいたしております。ご指摘のありました用地の用途廃止についてのいきさつにつきましてご説明を申し上げます。 平成元年度における都市計画寺ケ池公園整備事業にかかわる用地買収交渉の中で、地権者より小山田小学校用地の一部を代替地として譲ってほしいとの強い要望が出されたことにより、市長名にて教育委員会に協力依頼があったわけでございます。教育委員会といたしましては定例教育委員会におきまして、この用地を処分しても教育上支障がないかどうかについて種々検討を行い、慎重に審議をいたしたわけでございます。その内容につきましては、この用地の大部分につきましては急傾斜地で有効利用を図ることは用地の形状から見て技術的に非常に困難でありまして、しかも高圧線下であり、数々の制限がなされていることから有効活用が難しい場所であること、また、小山田小学校側とも内容につきまして協議及び調整を行いましたところ、小学校の教育課程の一部改正がされて、新たに生活科が平成二年度から導入されております。寺ケ池公園整備事業が実施されれば同校の体験学習または自然学習の場となり、児童が自然に触れ合い、樹木や草花に親しみながら伸び伸びと活動ができる施設となりますので、学校側としましても十分なるメリットがあります。また一方で、ご承知のとおり小山田小学校用地につきましては不整形な用地でありますので、前々から整形化を図り、敷地の有効利用を図ることを検討課題としておりました。それで、体育館西側に隣接する民有地を学校用地として確保することがぜひとも必要であるとの結論に至りました。また、これと並行して校舎東側の隣接地も確保する計画で現在調整中でございます。この結果、教育財産である小山田小学校用地として保有している急傾斜地の一部を普通財産に切りかえ、一方で整形化を図るため体育館西側の民有地の取得に関する事務手続を並行して進めてまいったわけでございます。 以上申し上げましたことが今回問題になっております小山田小学校用地約一、三〇〇平米に関する用途廃止に至るまでのいきさつでございます。 以上のとおり、定例教育委員会におきましては教育行政に支障を来さないことを第一に考えまして、あわせて小山田小学校の教育環境の整備も図り、慎重に種々検討を行いまして審議をいたしました。そして結論を出したわけでございます。ご質問にございました教育財産の処分禁止云々につきましては、これは法的に何ら違法がない、また、定例の教育委員会におきましても全委員の一致をもちまして賛同いたしました。したがいまして、教育委員会といたしましても適切な判断に基づきまして実施したところでございますので、よろしくご理解を願いますようにお願いいたす次第でございます。 ○副議長(橋上義孝君)  市長。 ◎市長(東武君)  第三番目の、いわゆる代替地の取り扱いについて私の方から答弁を申し上げます。 このご指摘いただきました用地につきましては、駄場中議員も十分ご存じのように、寺ケ池公園で計画いたしております都市計画公園の用地をぜひ平成二年の三月三十一日まで買収しないと国の補助がなくなってしまうという窮地に追い込まれておったわけでございまして、代替地の交換としてこういった土地を指定して、それに応じてくれなければ売却をしないという強い請求があったわけでございます。そういった経過の上に立ちまして教育委員会にご判断をいただき、代替地として提供したわけでございます。たまたまその代理人が私の後援会の一員であったわけでございまして、この方と私がどれほどじっこんな仲であるかどうかは、周りの人たちはよく知っておるはずでございまして、決して私は全幅の信頼をもっておつき合いをしておるわけではなしに、やはり一歩下がって、選挙と別な考え方で、一市民として対応をしておるわけでございまして、後援会そのものは、選挙のときには多くの方々にお手伝いをいただいておるわけでございますので、選挙の後援会と行政の執行とはおのずから公私の区別をはっきりといたしております。それから、この代替地の場合には、やはり相手の要望というものを聞かなければこれが買えないという非常に苦しい立場になったわけでございます。そういったことで今回この代替地の交換が成立しておるわけでございますが、決して私はこの代理人とこのことについて、九月以前であっても、小山田小学校の代替地のダの字も聞いておりませんし、一切この問題については代理人と話をしたことはないことだけはお認めをいただきたい。適切な価格で適正に処分したものでございますので、よろしくひとつご理解をいただきたいと思います。 あわせまして、市民の大切な普通財産でもあり、また行政財産であるわけでございますので、今後こういった市民の大切な財産につきましては、二度と繰り返さないよう十分チェック機能をもちましてこの未然防止を考えておるところでございます。 それから、市民が注視している問題でございまして、私は公明に取り計らったものでございます。 それから、市長の政治責任でございますが、私は、いわゆる私の信義を皆さん方にご理解いただけるような対応をしていなかった点について責任を感じておるわけでございます。ぜひとも時間をいただいて、そしてこの問題につきまして明白にしてまいりたいと存じております。 以上でございます。 ○副議長(橋上義孝君)  駄場中光君。 ◆18番(駄場中光君)  時間の都合で、あと二つ答弁がもらえていませんけれども、要望ということでよろしく前進的に解決していただきたいということで、今問題になっておりますこの用地の問題に関して再質問をしたいと思います。 市長が、どうしても公園用地の代替地として欲しかったんやと、権利者の言うことを聞かんならんかったからそうしたとおっしゃるのはわかりますよ。もう一つ渡してますがな、同面積、天見の土地。なんで二つもやらんなりませんねん。それだけではありませんよ。私が当局の答弁までさえぎってこの問題を重視しておるのは、この方と市の間でいろいろ問題があるのはこのことだけやないでしょう。あの寺ケ池公園、線引きしてますわな。あの寺ケ池公園の小山田小学校のすぐ前にこの方の事務所があるでしょう。公園用地、ひっかかってませんか。前井上市長時代に引いた線引きと現在の線引きとの関係、変わってませんか。この人の建ってる土地含めて、あの周辺でこれに関連してこれ以外の問題でいろいろ問題があるのと違いますか。この点については事実をきちっと調べてやってくださいよ。これは市民から批判が出てますよ。小山田小学校の前、公園用地のややこしいところに事務所が建ってます。それと関連してあの辺の商店街の人から皆一筆取ってるでしょう、公園の敷地内に建ってるということで。そんなん、ないんですか。一回調査して報告してくださいよ、この問題も。ほかにももっとあるんやないですか。その二つの代替地をやったという天見の土地についてはどう説明しますか。答弁してくださいよ。この権利者の方がどうしても将来返してもらって桃を植えたいとか柿畑にしたいんやとかいうんならわかりますがな。動機が不純ですがな。初めから。まず開発との土地転がしありきですがな、そこから出発してますでしょう。だから、近鉄不動産から土地を買うてますわな、小山田小学校、五メートル幅で。その土地を買うに当たって近鉄不動産とどんな覚書を交わしてますか。市にこの土地を近鉄が売るかわりにその土地は分けてくださいという覚書まであるというやないですか。初めに土地転がしありきですよ、あんた。純粋な動機から出発しておったら私ここまで言いませんよ。どうですか、そのことに関して。近鉄不動産が一生懸命買った土地をなんで市に分けてやりますんや。それは土地を交換するという条件に売ったということをはっきり近鉄不動産は言ってるじゃないですか。答弁してください。 ○副議長(橋上義孝君)  市長。 ◎市長(東武君)  お答えいたします。 公園の計画決定を打った区域内に事務所が建っておる点については、私は今公園の決定内ではないように思っております。これは都市整備部長の方からお答えいたします。(「決定内に建ってるというのは言ってませんよ。ややこしい問題があるのと違うかということを言うてるんですよ、一連の」の声あり)そういった問題につきましては私は関知いたしておるところではございません。 ○副議長(橋上義孝君)  これにて十八番議員 駄場中 光君の質問が終わりました。 暫時休憩いたします。     (午後零時二十六分 休憩)     -------------     (午後一時三十分  再開) ○副議長(橋上義孝君)  休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次、二十二番議員 吉川 昇君。 ◆22番(吉川昇君)  ご指名によりまして、通告に従いまして質問さしていただきます。 件名一、要旨一、三日市特定区画整理地区内の住居表示についてでありますが、先月十一月十九日の駅前周辺対策特別委員協議会で明らかにされましたが、明年二月に都市整備公団が一部を売り出すと発表されておりますが、売り出されますと明年中にも入居が始まるおそれがあると思います。人が張りつきますと住居表示も同意を得なければならない等種々の問題があり、この地域は小字が非常に多く、買われた人も公団も町名に大変困ると思います。片添町会や推進協あたりから要望も出ております。人が張りつかない間に区画整理をし、新しい町名が必要と思われます。この地域の住居表示をしておく必要があると考えますが、三日市特定区画整理地域内の住居表示についてどのように考えておられるか、お伺いをいたします。 要旨二、三日市地域の住居表示についてでありますが、昭和五十年ごろに二自治会の反対のために実に十二回の審議会を経て同意に至らず、断念した苦い経験が記録されておるはずであります。最近楠ケ丘地域から住居表示をしてほしいとの要望があり、近くできるとのうわさがありますが、楠ケ丘も、上田町、小塩町、高向と地番がふくそうし、早くすべきであると思いますが、隣接している小塩町、上田町、喜多町も関係しますので、この際、旧三日市を含め、年次的に考えてはどうかと思いますので、お考えをお伺いいたします。 件名二、農業行政についてであります。 要旨一、農業祭についてでありますが、十一月二十四、二十五日の両日行われました農業祭は非常に好評で、両日とも多くの人たちが参加されました。第一に駐車場の選定がよかったこと、第二に新聞の折込みが非常にきいたこと、企画された担当部課に対し最大の敬意を表する次第であります。特に駐車場が広く、次から次と来る車の整理に警備員の方も大変だったと思います。また、波及効果は農家の生産意欲にも及び、農家の方々からも回数をふやしてほしいとの声や、買い物をされる多くの市民の方々からも回数をふやしてほしいとの声がありました。河内長野市で生産した農産物を産地直売で、しかも安いとのことで、相当の売上げがあったと思います。農家にも現金が入り、生産意欲の向上につながりましたし、市民の方々も市内の生産物ということで安心して買い物ができると思います。が、農業祭について回数をふやす考えはないかどうか、お伺いするものであります。 要旨二、余剰水田の有効活用についてでありますが、政府の減反政策によって良質な水田が荒らされていくのが現状であります。減反政策のあり方については思い切った発想の転換が必要となっています。特に都市周辺を中心に市民農園や面積の大きなところでは農業公園など農業の第三次産業化を進めるべきであると考えております。当市の中山間地域については水や空気が清浄で傾斜地が多く、消費者ニーズに即応した安全性の高い良質な農産物が生産されることから、収益性の高い付加価値型農業の確立を推進することが農家を守り、余剰水田の活用になると思いますので、お考えについてお伺いをする次第であります。 以上で質問を終わります。 ○副議長(橋上義孝君)  市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(橋本勝君)  件名一、住居表示について、要旨一、二、一括してお答えいたします。 当市の住居表示の実施につきましては、昭和四十一年から年次的に整備をしているところでございます。実施の概要といたしましては、一定の地域を開発整備した団地及び複雑に入り組んでいる町の区域を設定して、整然とした住居表示の実施を順次整備しているところでございます。 ご質問の三日市特定土地区画整理区域及び三日市地区全体の住居表示でございますが、まず第一点の三日市特定土地区画整理内の基盤整備が平成三年度末にはほぼ完了し、街区の様相が整うものと聞き及んでおりますので、この地域をわかりやすい住居表示を実施する必要があるというふうに考えております。三日市特定土地区画整理区域は、片添町及び三日市町の一部でありますが、開発地とその周辺区域の地形等も十分考慮して住居表示をする必要があると考えますので、関係住民や関係機関と十分調整を図りながら取り組んでいく方針でございます。 次に、三日市地区の住居表示については、地域全体の発展と将来の町並みを見据えながら推進していく必要があると考えます。新たに町の区域を合理化する場合には、当該地域の沿革、地形及び地域社会の実態等を十分勘案しながら事業推進に努めることが大変重要であると考えております。したがいまして、これらの整合を図りながら、今後実施しなければならない地域とあわせまして順次計画に組み入れていきたいと思っております。よろしくご了承のほどお願いをいたします。 ○副議長(橋上義孝君)  環境経済部理事。 ◎環境経済部理事(堀切靖介君)  続きまして件名二の農業行政、要旨一の農業祭についてお答え申し上げます。 本市の農林業祭についてでございますが、農林業生産の紹介、品評会、即売会を開催いたしまして農林業振興と消費者とのコミュニケーションの場といたしまして相互交流を推進することを目的といたしまして毎年実施をいたしておるところでございます。本年度は会場を市役所市民広場に移しまして二十数団体の参加をいただきまして二日間にわたって開催をしたわけでございます。生産意欲の増進と技術の向上を図るために毎年五月から、季節ごとに農産物、いわゆる野菜、果物でございますが、品評審査を行い、また当日は市内で生産されました農林畜産物を展示いたしまして、同時に品評審査の上、入賞作品の表彰を行っております。またあわせて、野菜、果物、卵、花卉、農産物の加工品などを農林畜産物として販売、即売を行っております。農林業祭の開催時期についてでございますが、実行委員会等の検討もいただきまして、野菜、果物が多くの品ぞろえが見込めます秋を選びまして毎年一回開催しているところであります。ご指摘の回数につきましても実行委員会等で検討していただくというふうに考えておりますが、今後はさらに内容の充実を図ってまいりたいというふうに考えております。 なお、最近の消費者の動向に対応するために、季節的ではありますが、各生産団体におきましては野菜、桃、ミカンなどについて直売を実施いたしております。今後は常設の直売所の設置について、農協あるいは農家、生産団体等と十分協議を重ねてまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解をお願い申し上げます。 続きまして要旨二の余剰水田の有効活用についてお答えいたします。 都市近郊地域での農業は、都市住民に対しまして生鮮農産物の供給地として重要な役割を果たしておりますとともに、市民に対しまして緑と空間、あるいは安らぎを与えておるというふうに考えます。しかし、急激な都市化の進展によりまして地価の高騰による農地の資産的保有価値の高まり、豊富な就業機会などによる兼業農家の増加、農業従事者の減少あるいは高齢化、これらによりまして農地の遊休化や余剰水田が見られます。このような農用地は病害虫や雑草の発生源となりますし、周辺地域の農業生産環境を悪化させ、また地域住民の居住環境にも悪影響を与えるおそれがございます。これら遊休地につきまして、営農意欲の高い中核的農家への賃貸借や経営作業の受委託などの農家への集積を図る施策の推進を図ってまいりたいと考えます。また、貸農園、あるいは市民農園整備促進法などが施行されておりますので、これらの制度の活用につきまして、ご提言も踏まえまして検討してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくご理解をお願い申し上げます。 以上です。 ○副議長(橋上義孝君)  吉川 昇君。 ◆22番(吉川昇君)  ご答弁をいただきましてありがとうございます。 あと二、三の要望にとどめておきますけれども、まず三日市の住居表示の問題ですけれども、今から考えますと、五十年ごろに三日市の計画をしたときは自治会が多過ぎた、しかも面積が広過ぎて失敗したんではないかと私は考えておるんですけれども、今から十五年も経過しておりますので、その間に社会経済情勢の変化や市民の住居表示に対する認識が大分変化してきておりますので、幸い楠ケ丘から住居表示をしてくれという要望もありますので、旧三日市を含めて住居表示をぜひ実施していただきたい。また、三日市の駅前については沿道区画整理型整備手法で整備の方針が決まっておりますけれども、そこを外して、できるところから住居表示を実施していただきたい。これは要望にとどめておきます。 それから農業祭の問題でございますけれども、例えば夏に市民フェスティバルをやってますね。そこへ、余り腐らないジャガイモとか玉ネギとか、そういうものを出すこともできますし、そういう問題も考えていただきたいと。もう一工夫していただいたらできると思います。今、市民の方々から朝市をやってくれというような要望もあるんです。夏でしたらナス、キュウリ、トマト、ピーマンとかいうのがあるんですけれども、季節外れになりますとなかなか品物が出てこないということもありますので、市民の方々からいろんな要望があるということを踏まえて検討していただきたいと思います。私も二日間にわたって参加さしていただきまして、私も農家ですけれども、いろんな買い物をさしていただきましたけれども、非常に安くておいしいんです。だから、これを産地直売ということで大いに宣伝してやっていただいたら、農家の意欲も、すぐ現金が入りますので、農家の人も潤うし、生産意欲もできてくると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 それから余剰水田の利用でありますけれども、私が考えておりますのは、市民農園がだめであれば、市街化区域内でも一定の面積があれば、農業公園とか、同意が得られるならそういうふうな有効利用をしていただいてもいいんじゃないかと考えております。例えば付加価値の高い生産物でいいますと、阿波に三盆糖という砂糖があります。徳島県でそれを生産しているんですけれども、伝統的な手法でやりまして、豆かすとか魚かすの肥料とかで丹念につくりまして、それで徳川時代と同じ製法で砂糖をつくるんです。その砂糖が東京とか神奈川の方面の高級菓子店から非常に友好的に問い合わせがあって買われていっておるんです。最近また砂糖にそれがいいということで、普通の価格の四倍の値段で売れているんですね。だから、そういう付加価値の高い品物をつくればいけると思うんです。花の栽培も一例ですけれども、私も先月、建産水の委員会で上田市へ行ってきましたけれども、上田市の隣に花をつくっている町がありまして、その町のことを車の中でちょっと聞いたんですけれども、そこはカーネーションの栽培をやっているんです。出荷はどこかというたら、全部大阪へ行くわけです。長野県からわざわざ大阪へ持ってきたら運賃もかかりますから、河内長野でそういう花卉とかそういうものをつくって、即出せば、運賃も安くつくし、どんどん買われると思うんです。だから、余剰水田があれば、農家の人にそういう花、例えばバラとかランとか、そういうものをつくっていただいたらいいと思います。岡山県の例ですけれども、この人はランをつくっておられるそうです。現在タイ国で苗をつくりましてハワイでそれを栽培するそうです。それを世界各国へ出しておりまして、中級ランでは世界最大のマーケットを持っておると言われておるんです。そのように、河内長野市の風土、気候に合った、花卉でもよろしいし、何か生産物があれば考えていただいて、そういうことを奨励していただいて農家の勤労意欲を高めていただいたら、より一層河内長野の農業の発展につながるし、余剰水田も有効活用ができると思うんです。私もそのように考えておりますので、今後の課題として要望しておきますから、ぜひとも研究していただいて、河内長野の風土、気候に合った品物をひとつ研究していただいて、農家に奨励するような方法を検討していただけるよう要望いたしまして、私の質問を終わります。 ○副議長(橋上義孝君)  これにて二十二番議員 吉川 昇君の質問が終わりました。 次、九番議員 佐野三郎君。 ◆9番(佐野三郎君)  ご指名をいただきましたので、質問いたします。 件名一、緑ケ丘地域周辺について。 要旨一、南町、南西部の埋立地問題は、その後どうなったかでございます。 本件につきましては、従来より継続的にその進捗について伺ってまいりましたが、今日までの推進されました経過について緑ケ丘住民は知りたいのであります。農業振興地域に点在する農用地、五十二名からの地権者等、複雑に絡む諸問題の調整を図ることが先決として積極的に対処してまいりたいとお答えをいただいておりましたが、その後一年を経過した現在、どのように解決に向けての進展を図られたか、お伺いいたします。 要旨二、北町、東側の平地開発は、その後どうなっているかであります。 本件については、当初、所有者である業昔が周辺用地を含めた約七・六ヘクタールの開発計画の事前相談がございまして、市の指導による計画の練り直しをさせているとの経過を担当部局より伺っておりますが、その後二年経過した現在、その実態についてお伺いいたします。 要旨三、東峰交差点から広野への道路拡幅はどうなったかであります。 この道路の拡幅については、従来から申し上げ、また二年前に助役及び担当部課長と現地視察を行った経過があります。市とされましても地権者への根強い働きをされてまいったことは十分理解をいたしますが、もうそろそろ事の成就する時期に来ているのではと思いますが、いかがか、お伺いするものであります。 件名二、墓地計画についてお伺いいたします。 要旨一、河内長野市へ移住したが、墓地が高くて買えない、当市の墓地供給は従来より民営墓地にゆだねられてまいりましたが、非常に高く、さらに人口の増加で墓地需要は急激に増大し、一層値上がりに拍車がかかってきております。恵まれた自然環境を背景に定住志向の高まりにつれて大きく発展してきた当市として、市民の望む求めやすい墓地の供給対策を今真剣に対応すべしと考えますが、お伺いいたします。 要旨二、意向調査、検討中をいつまで続けるのかであります。社会経済情勢の変化に対応したまちづくりを進める見地から、新総合計画に基づき、昭和六十一年度、墓地に対する意向調査を実施し、墓地の所有意向、所有墓地の満足度、墓地取得の意向、墓地取得の希望時期と取得上の問題点等を把握されたはずであります。それから約四年経過した現在、どのような基本構想を策定され、行政方針を固められたのか、お伺いするものでございます。 以上でございます。 ○副議長(橋上義孝君)  環境経済部長。 ◎環境経済部長(尾之上四郎君)  緑ケ丘地域周辺について、南町、南西部の埋立地問題はその後どうなったかと、こういうご質問でございます。 ご質問の埋立地につきましては、既にご承知のとおり土砂の搬入について再三にわたり協議を業者と重ねてまいりまして、さきの議会にもお答えいたしておりますように、昨年の暮れより搬入はすべて中止させております。現在、農地法及び農振法に基づく届け出など法律上の問題がございますので、ただいま引き続き事業者に対し諸法上の手続を完了するよう懸命の指導を行っているところでございます。その後、事業者も関係地権者と協議を重ねられ、調整しているようでありますが、地権によっては非常にふくそうしているようであり、手続上相当時間が要するものと考えられます。いずれにいたしましても、今後も埋立土砂の崩壊等防災面に十分留意させながら、あくまで強力な行政指導のもとに、隣接自治会等からのご要望を踏まえまして、一日も早く諸法上の手続が整い、集約されました時点で土地利用についてなお一層の指導を図ってまいりたいと、かように考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。 それから件名二の墓地計画でございます。河内長野市へ移住したけれども、墓地が高くて買えない、それから意向調査、検討中をいつまで続けるのかと、こういう内容のご質問でございます。要旨一、二、相関連いたしますので、あわせてお答え申し上げたいと思います。 当市は、ご承知のように昭和四十年代より大規模開発が行われまして、人口が増加の一途をたどるとともに、定住志向及び核家族化等の高まりによりまして墓地需要が増加しつつあることはご承知のとおりでございます。墓地供給につきましては従来から民間墓地にゆだねてきたところでございます。公共団体が経営いたします公営墓地の開発に際しましては、都市計画法第五十九条による事業の認可が必要となってまいります。建設省におきましては墓地計画標準が定められ、大規模な公園墓地造成の指針が示されているところでございます。その中で墓所の墓地面積に対する割合は、土地の状況、墓地の種類及び管理経営などを考慮いたしまして、全墓地面積の三分の一以下にすると規定されておるわけでございます。その他、園路、広場修景、関連施設などを適宜配置するよう、この基準に沿って行政指導が行われているところでごさいます。これらの点から見まして、公営墓地の永代使用料につきましては、用地等立地条件がコスト面で大きく影響するものと考えております。 次に要旨二についてでございますが、本年度コンサルタントに依頼いたしまして河内長野市墓地基本調査の報告書の内容について現在検討いたしておりますが、墓地開発という特殊性から、なおさらに検討を深める必要から、できるだけ早い時期に基本的な考え方をまとめるとともに、皆さん方の市の基本構想についてその決定を見ていきたい、かように考えております。いましばらくの時間、ご猶予いただきたいと思います。 以上でごさいます。 ○副議長(橋上義孝君)  企画調整部理事。 ◎企画調整部理事(森博司君)  件名一の要旨二、緑ケ丘北町東側の民有地について、緑ケ丘北町東側の民有地につきましては、土地所有者及び設計事務所より法人所有の土地を含む周辺地域約七・六ヘクタールの区域について住宅開発を進めたいとの相談に昭和六十一年四月ごろより来ておりました。市といたしましては周辺居住環境の改善策や、まとまった公園広場の確保など指導しておりましたが、その後昭和六十三年四月以降今日に至るまで約二年半にわたって何の相談も来ておりません。そのようなその後の経過でございます。 以上でございます。 ○副議長(橋上義孝君)  建設部長。 ◎建設部長(大北哲夫君)  件名一、要旨三の東峰交差点から広野への道路拡幅はどうなったかについてお答えいたします。 ご指摘の市道松ケ丘小山田広野線、東峰交差点から広野への約一キロメートルの道路拡幅につきましては、基本設計のための測量・設計委託を発注いたしまして、現在現地調査測量を終わり、道路放線の計画等の作業に入っておるところでございます。今後、基本設計をまとめ、地権者及び関係者に、放線等拡幅計画の説明を行いまして協力を得ながら事業推進を図ってまいりたいと、このように考えておりますので、よろしくご理解のほどお願いいたします。 ○副議長(橋上義孝君)  佐野三郎君。 ◆9番(佐野三郎君)  再質問させていただきます。 件名一の要旨一でございますけれども、自治会の方から要望書が出されまして、住民の皆さん方も非常にその後におけるところの経過について注視されていると。しかしながら、現況を見ました場合には、土の搬入はとまりましてもその後何ら変化がないと。先ほど来のご答弁では、事業者に--事業者というんですか、業者に地元折衝その他土地の法的クリアな面も踏まえてやらせているかのようにお聞きしたのでございますけれども、この土地の問題につきましては、やはり学校の排水の問題その他、また、長らく見て見ぬふりをされてきた市行政の責任というものは私は非常に大きいと。したがって、さきの議会におきましても常に市主導に基づいて事を行っていただきたいと。自治会の方も、市の方でいうならば市民の望む方向に開発が進むようにお願いをしているはずでございますので、そこのところ、もう一度確認させていただきたいと。そして、あの山も今現在まだ通学路に至りましても小学生は迂回しております。確かにその通学路の認可権というんですか、校長にありまして、PTAの方からも現状の状態であれば迂回させた方がいいという意見も出ているそうでございますけれども、どうも教育委員会と環境保全さんの方で責任の押し合いを何かされておって、業者の方はまあいわばある一定の方向性が見つかればあの山を、なくしてしまうというまではいかないにしても、低くしてもいいんだというようなことも聞いておるわけなんです。そういったようなことを市民の皆さん方も聞いているわけなんですね。だから、物事というものは一遍に解決はしなくとも、できるところからやって、そして一日も早く安全な今までの通学道路に戻すという努力を私はしていただきたいと思うわけです。このことについて再度どのように考えておられるか、ご答弁をお願いしたいと思います。 それから要旨二の北町東側の平地の民有地の件につきましては、その後業者からの動きがないということでございますので、どうかひとつ行政指導として、また議会で述べていただきました諸事項について行政の方としても徹底してそのことを守っていただくように業者に対しての今後におけるところの行政指導をお願いしたいと、かように考えるわけでございます。 それから東峰交差点から広野への件でございます。 今お聞きいたしましたら、ある一定の方向に地権者との話し合いもどうやら終わったらしいと。あとはいわば市として放線その他も含めてもう一度地元の自治会の方々の、いわゆる地権者の方々のご了解を得て工事着工ということでございますので、どうか平成三年度には着手するぐらいの意気込みで臨んでいただきたい。これは要望にしておきます。また、地権者の方々の深いご理解によってこのことが成就できた、その方々または担当部局の皆さん方の根強いご尽力によりまして一定の明るい方向に向かったということについて、地元住民になりかわりまして深甚なる敬意を表するものでございます。 それから墓地計画でございます。 今、お聞きしますけれども、大阪府下で公営墓地を有している市町村、ちょっとわかりましたらお教えいただきたいと思います。それから、公営墓地として一平米、また一霊地でも結構でございますけれども、お値段の方ですね、また、河内長野市のいわゆる民間の墓地にゆだねているとした場合に河内長野市の民間の一霊地のコストを幾らに見ておられるのか、そこのところをちょっとお教えいただきたいと思います。 ○副議長(橋上義孝君)  環境経済部長。 ◎環境経済部長(尾之上四郎君)  再質問についてお答えさしていただきたいと思います。 先ほど申し上げましたように、あくまでこの埋立ては事業者によるものでございまして、先般から申し上げておりますように、各諸法上の手続をまず済まさす、これが一つの大きな前提になっております。したがいまして、先ほどもご質問に対してお答え申し上げましたように、そこら辺の対応を現在事業者主体による処理をさしているというのが現状でございます。また、ご質問の中にございました現状の山をできるだけ低くする等、防災面においても十分配慮さしてはどうかと、こういうご指摘もございました。確かに我々といたしましてもその辺の問題につきましては十分事業者に対しても指導してまいったところでございます。ただ、現状の山を低くするということになりますと、その下に所在いたしましております農地自体がまた埋立てのような格好になる、こういうふうなことで、地権整理いわゆる諸法上の手続をしなければならない上に、また新たにそこらの農地のいわゆる手続をしなければならんと。そのこと自体がもし万一できておりますれば、当然現状の山を低くするなり、そういうふうな対応は事実できますが、現状としては到底この山を低くして下へ滑らす、こういうことそのものに今申し上げました農地法上の問題、農用地の問題、ここらの法的な問題をクリアせんことには現状の山を低くするということは大変困難な問題がございます。できましたら我々はそれ以外の方法を十分検討せよと、こういうことの指示はいたしておりますが、先ほどからご指摘いただいているようなことで、一向に山が低くならんじゃないかと、また、周辺の住民の方々のご期待に背いているじゃないかと、こういうご指摘はよくわかるわけでございますが、何を申し上げましても諸法上の手続だけは一日も早く済まさして、そして市も考えております将来開発を前提にした方策を進めてまいりたいと、こういうふうに考えておりますので、ひとつご理解願いたいと思います。なお今後も引き続き行政の入れる範囲につきましてはできるだけ行政指導しながら対応してまいりたいと、こういうふうな面も考えておりますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。 それから墓地問題の再質問の中で府下の公営墓地の状況はどうかと、こういうことでございますが、一応府下の公営墓地の状況は、大阪市内では服部霊園、瓜破の霊園、あるいは池田では五月山霊園とか、寝屋川では寝屋川公園墓地とか、いろいろ、守口、堺、岸和田、泉佐野、また隣接の富田林にもございます。これはすべて公営墓地でございます。 それから、一霊地当りの単価ということでございますが、私どものお聞きいたしております市内の墓地につきましては金剛寺霊園で一霊区四十万、その上に年間管理料が一千二百円、こういうことでございます。南大阪霊園につきましては同じく大体一霊地当り四十万から四十五万、こういうふうにお聞きいたしております。 以上でございます。 ○副議長(橋上義孝君)  佐野三郎君。 ◆9番(佐野三郎君)  再々質問をさしていただきます。 件名一の要旨一の件でございますけれども、どうも最初のご答弁というんですか、私がこの問題を初めて取り上げましたときの意気込みというのがちょっと変わってきたのと違うかなというような感じが、私の思い過ごしかもわかりませんけれども、これは住民を対象に、近隣に住んでいる住民並びにそこを通行する児童の観点からやはり事を構えてもらわないことには、行政と業者との間のキャッチボールというふうに考えてもらったら困るわけなんです。そのために自治会の方からも非常に寛大なる要望書というものを出さしていただいているはずでございます。したがって、その経過からいきましても、学校の排水の問題にしても、やはりその経過上、市の方としても大きな責任というものを感じてもらわなきゃならんと。法的なクリア云々どうのこうのということは、行政としてはどこまでいわば関知されているのか、もう一度お伺いしたいと思います。 それと墓地の問題でございますけれども、今、大阪府下では七カ所、それから共同墓地として守口市、門真市、大東市、四條畷市、四つが飯盛霊園というところを共同でやっておるわけなんです。お隣の富田林市は平成四年完成ということで、やはり公営墓地というものの必要性というものを認識して計画しておるわけなんです。河内長野市は、先般の新聞に載りましたように、割合としては増加率は二番目か三番目でございますけれども、人数からいきますと府下トップなんですね。一万七千五百人からふえておるわけなんです。当初河内長野市が二十九年に市制施行されて今日に至るまでにかなりの人口増加を見ておるわけですね。当市の墓地数というのは昔と何ら大してふえていない。四万三千ほどです。しかし、その四万三千の中でも河内長野市民ばかりじゃないんですね。他市町村の方もかなり河内長野市内の墓地を所有されていると。 だから、河内長野市民がその四万三千の中にどれほどにいうならば所有されているかということを考えていただいた場合に、人口の増加率を考えた場合、余りにもいうならば乏しい。今では社会経済情勢というのは、揺りかごから墓地までと言われるぐらいに、非常に墓地対策というものについて福祉問題として深く取り上げ、いろいろなやはり近隣の自治体におかれましてもこの問題に取り組んでおるわけです。六十一年にいろいろと調査されまして今日に至るまで、まだその基本構想すら出ていないと。一体この墓地に対して本当に真剣にやっていかれるのかどうか。早く結論を出してあげないことには、河内長野市が公営の墓地としてやらないのであればやらないと、その辺のところをやはりはっきりと明確にすべしと私は思うわけなんですね。ちなみにお値段の問題でございますけれども、確かに河内長野市の民間霊園地、金剛寺の霊園では一霊地が四十万、南大阪霊園であれば一霊地が九十万から五十六万と。堺市なんかの場合、または高槻市の例でいきますと、その価格の二分の一から五分の一程度の価格でいうならば市民の方々に供給しておるわけなんです。今はこれ四十万でしょう。一霊地が四十万ということは、大体最低限度四霊地要るわけなんですが、百六十万のお金がどうして出てきますかということです。お葬式を出すだけでも大変ですよ。今皆さん方そこにおいでの、ひな壇に座っておられる方々、大方の方が先祖伝来の墓地を持っておられまして、墓地については何らご苦労されてないと私は思いますけど、河内長野市が新興住宅をどんどんどんどんと、新しい方々がこの自然いっぱいの河内長野市に住んできて、次に求めるものは何かというたら墓地なんです。そこのところを今後ともに、もう六十一年からこの問題をある会派の議員さんが提起されまして、今日四年経過する中でまだその基本構想すらもない、また行政方針もないということは、これはちょっと今後ともに大いに反省していただきたいなと私は思いますが、いかがなものでしょうか。 ○副議長(橋上義孝君)  環境経済部長。 ◎環境経済部長(尾之上四郎君)  再質問についてお答えいたします。 墓地問題でございますが、一応今後市といたしましていずれはこれの基本計画なるものを、構想というものを取り組まなきゃならないことは当然のことでございますが、とりあえず今後、今ご提言ございました面を十分配慮いたしまして、一日も早く市の基本構想なるものを取り決めていきたいと、かように考えておりますので、ひとつご理解いただきたいと思います。 ○副議長(橋上義孝君)  佐野三郎君。 ◆9番(佐野三郎君)  ただいま一応前向きのご答弁をいただきまして、いずれにしても、行政におかれましては、ゴミの焼却場問題その他るる重要課題を抱えておられますので、墓地までなかなか手が届かないというのが現実でありましょうけれども、やはり河内長野市がもう人口十一万の大台に乗りまして、多くの方々がこの新天地を求めて河内長野市に引っ越してこられたわけでございます。次に求めるのは墓地でございますので、どうかひとつ前向きに今後三カ年計画にも入れていただきまして、積極的に対応されることを強く要望いたしまして、私の質問を終わらしていただきます。 ○副議長(橋上義孝君)  これにて九番議員 佐野三郎君の質問が終わりました。 次、八番議員 林 晋君。 ◆8番(林晋君)  ご指名によりまして、自民クラブの林でございます。今回は教育関係に関しまして質問をさせていただきたいと思います。 件名一、学校教育施設、器具等の充実について。 過日、自民クラブ全員で市立の小中学校、幼稚園を見学しました結果、昨日の代表質問で高橋議員が残されました件につきまして質問させていただきます。 要旨一、すべての学校に避雷針を。 市立の小中学校で避雷針のない学校があるのには驚かされました。生徒、先生方に人身事故が発生しないうちに至急設置されるべきだと判断いたしますが、いかがでございましょうか。 要旨二、古く傷んだ音楽器具の更新。 すべての学校を見学しまして痛切に感じましたのは、古い学校と新しい学校の校舎、設備、器具等の甚だしい格差です。古い学校は暗く、そして傷んでおり、新しい学校は明るく、ユニークで、カラフルであります。その教育環境の差は歴然といたしております。長年河内長野市に住み、税金を払ってきた人々の子供たちの通う学校が新興住宅地の学校と比べて余りにも差があり過ぎるのではないかと思います。これは建設の技術その他が日進月歩の世の中でやむを得ないと言われれば仕方がない面もございますが、ここで校舎と増設された校舎のつなぎ目でほとんどの学校が雨漏りを起こしておることには目をつぶりまして、特に音楽用の器具で一部にひどいものも見受けられ、きれいに使っておられましても塗装ははげ、音程が狂っているものもかなりあり、建物は規定の耐用年数もあり、新しくできない面を多々持っておりますので、それをカバーする意味でも、一年に二校程度音楽用の器具を更新されるよう期待いたしたいと思います。 要旨三、給食用の配膳車通路に屋根を。 給食用校内運搬車の通路で屋根のない学校が二、三ございます。また、通路に段差があったり、狭くて非常に通りにくいところが散見されます。学校が完成後給食が開始されたためこのようなことになったと思われますが、従事されている人のために何とか工夫をして善処されることを要望いたします。 要旨四、運動会の先生の服装について。 運動会、体育祭で生徒はそろった服装で参加しているのに、先生方の中に上下別々の暗い色の服装で参加されているのは、見た目だけでなく、いかにも学校自体の気くばり不足と感じるのは私だけではないと思います。一部の人たちの話によれば、ユニホームを先生方の自費でつくることに対しては相当抵抗があるとのことですが、こういう催し物などを通じて生徒と先生方の和が生まれるという意味を考え合わせ、市の予算でカバーできないものか、お聞かせいただきたいと思います。 件名二、社会体育施設の充実について。 要旨一、市南部の総合スポーツセンター構想について。 去る十月十四日行われました第四回体操フェスティバルの開会式において佐生議長が、市南部に三〇万平方メートルの用地にあらゆるスポーツ施設を含んだスポーツセンターをつくるよう市にかねてから要請してあるという発表があり、心より喜んでおるものでございますが、現在においていつごろまでにこの構想が実現するのか、用地確保のめどが立っているのか、お教えいただきたいと思います。 要旨二、国体誘致種目について。 平成九年度に大阪府が国体を開催するに当たり、各市町村に対し第一次引受け希望種目の申し込み締め切りが終わり、今後府で調整が行われると思われますが、自転車競技が関西サイクルスポーツセンターで行われるのは別として、高校総体のときと同様、山岳の種目を押しつけられるのではないかと次の理由で反対いたします。一、市民としては一生に一回めぐり合うチャンスですので、一般市民の親しめる、そして見れる、できれば参加できる組織のある種目を選ぶべきであると思います。二、今回は国、府の補助金が出ても少なく、市がほとんど支出してつくった施設で行われるということでございますので、その施設が残り、永遠に使える種目に投資すべきだと思います。三、前回高校総体と同じ種目でなく、違った種目を市民のために用意していただきたい。以上の考えをもちまして、要旨一のスポーツセンター構想とともに市民の健康増進とスポーツ振興のためご配慮いただきたいと思います。 また、現在の市が府に申請いたしました種目はどういうものをされたか、あわせてお知らせいただきたいと思います。 要旨三、テニスコート増設について。 一、小山田遊水池活用に関して調査設計委託の結果は。 テニスコートの増設は、テニス愛好の市民の長い間の悲願ですが、六月に質問させていただいた小山田遊水池に関するその後の調査設計委託の結果をお聞かせ願うとともに、市としていつごろまでに完成予定で進められているのか、お聞かせいただきたいと思います。 二、日野浄水場にテニスコートをについての六月議会での質問に対する答弁に関して。 浄水場にテニスコートは安全面で不可能ということでしたが、富田林市の中野にある府の浄水場には八面のテニスコートがあり、各地で水処理場、浄水場、ポンプ場などの上にスポーツ施設がございますので、今後設計段階から取り組み、配慮されますよう要望いたします。 三、大師グランドのゲートボール場をテニス場に。 大師グランドのゲートボール場は、最近ゲートボールをされているのをほとんど見たことがなく、グラウンドで大会をよく行っておられますので、これだけテニスコートに困っているのならば、あの場所をゲートボール場からテニスコートにすれば三面とれるのではないかと思います。いかがでしょうか。 件名三、市民体育祭と府総合体育大会に関して。 要旨一、予算が同じなのに市民体育祭に対する費用支出が削減されているのはなぜか。 市民体育祭委計料は五百五十万円で、前年度と変わりがないのに、体育協会傘下の各連盟が行っている市民大会の運営費が減額されて、不満を聞くことが多い。これは費用振り当て支出が前年度と異なり、一部にしわ寄せが出たことと思われるので、その間の事情を説明願いたい。 要旨二、府総合体育大会の市代表選手に対して、誇りを持って参加できる待遇を。 府総合体育大会は年に一度府下市町村が郡単位で予選を行い、予選の勝者により府大会を行うもので、市代表として送り出す選手たちも選ばれた人たちで、最強チームを各種目ともに派遣しております。その選手たちのユニホームも従来から市から貸与し、遠征費用を市で拠出してもらっていたが、近年ユニホームも種目全部に行き渡らず、遠征費用も昨年より今年減額されるという結果になっております。赤字再建団体の時代でもこんなことはなかったので、市の代表選手に対して、誇りを持って参加できる待遇をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 一応これをもちまして質問事項を終わりますが、後ほどまた自席から再質問をさせていただきます。 ○副議長(橋上義孝君)  教育次長。 ◎教育次長(中谷勝義君)  それでは、件名一、学校教育施設、器具等の充実について、要旨一、すべての学校に避雷針を、につきましてお答えいたします。 学校施設の避雷針につきましては、南花台西小学校など最近建設いたしました施設には設置いたしておりますが、古い学校には設置いたしておりません。避雷針の設置は建築基準法第三十三条、同施行令百二十九条の十四、十五により設置基準を定められておりまして、設置基準では高さ二〇メートルを超える建築物となっておりまして、本市の学校施設はすべて基準以下となっております。しかし、今後は事故防止を図る意味から順次設置の方向で検討してまいりたいと考えております。 次に件名一の要旨二、古く傷んだ音楽器具の更新をということにつきましてお答えいたします。 音楽器具を含めた教育備品につきましては、学習指導上極めて重要な役割を里たすものでございまして、より効果的な教育を推進させるためにはますますその重要性が高まることは周知のとおりでございます。その教育備品の整備につきましては、平成二年度におきましても予算措置をし、学習指導上必要度の高いものを重点に置いて順次整備を進めておるところでございます。しかしながら、ご指摘のとおり古い教育備品を活用しながら熱心に学習指導していただいております現状もございますので、今後、教育備品の整備充実を行うに当たりましては、各学校におきます現有の教材の状態を的確に把握し、その必要度、緊急度、使用頻度等を考慮いたしまして、計画的にその充実に努めてまいりたいと考えております。 次に要旨三、給食用配膳車通路に屋根を、につきましてお答えいたします。 配膳室より各教室に給食を配膳するときは配膳車でもって対応いたしております。この場合、学校によっては渡り廊下を利用しなければならないところもございまして、ご指摘のょうに通路に屋根のない学校もございます。今後は構造上にどのような問題があるのか十分調査検討いたしまして整備してまいりたいと考えております。 次の要旨四でございますが、これにつきましては後ほど理事の方からお答えさしていただきます。 次に件名二、社会体育施設の充実について、要旨一、市南部の総合スポーツセンター構想についてお答えいたします。 近年、余暇時間の増大や生活水準の向上、人口の高齢化等に伴いまして国民のスポーツ活動に対するニーズが多様化、高度化し、健康に対する関心も高まっておりまして、当市におきましても寺ケ池公園、赤峰市民広場、大師総合運動場などにおきまして体育館、運動場、プール、テニスコートなどの整備を推進してまいったところでございます。その整備水準は府下の平均を上回る整備状況でございまして、テニスコートを除きまして必要度に達しているところでございますが、しかし、施設の利用状況を見てみますと、利用頻度は高い状況にあることや、総合化、集中化、高規格化に対し十分とは言えない面もございます。それで、ご指摘の件につきましては用地確保等の課題もございますので、今後の検討課題としてまいりたいと考えております。 なお、南部地域の住民の方への身近な運動機会の確保のため、小中学校の施設の開放を図り、その利便に供してまいりたいというふうに考えております。 件名二、社会体育施設の充実について、要旨二、国体誘致種目についてお答えさしていただきます。 平成九年に大阪府におきまして国民体育大会が開催されることにほぼ内定いたしておりますことはご承知のことと思います。国民の間にスポーツを普及し、アマチュアリズムとスポーツ精神を高揚して国民の健康増進と体力の向上を図り、あわせて地方スポーツの振興と地方文化の振興に寄与するとともに、国民生活を明るく豊かにすることを主目的として昭和二十一年に第一回大会が開かれ、今年の福岡県で開催された国体で四十五回目を迎えました。大阪大会は、来年の石川、再来年の山形大会などの開催を得まして第五十二回目の開催地となり、まさに国体は国民の各層を対象とした最大の体育・スポーツの祭典でございます。本大会につきましては、去る昭和六十三年に大阪誘致を府議会や府教委が決定し、昨年あたりから説明会などたびたび開催されている中で、本市といたしましては市民の皆様がじかに国民の体育・スポーツの最大の祭典に触れるまたとない機会でございますので、来て、見て、よかったと、いつまでも感動が残る競技種目の誘致に市並びに関係機関の協力を得ながら積極的に取り組んでまいりたいと考えておりますので、種目の決定にはもう少しの時間の猶予をいただきたく思っておりますので、よろしくご理解をいただきたいと思います。 なお、ご質問にございましたように高校総体の山岳につきましては、この国体の種目に対して大阪府の方から強く要望されておりますが、本市といたしましては次回は違った種目で対応してまいりたいというふうに教育委員会では考えておるところでございますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 件名二の社会体育施設の充実について、要旨三、テニスコート増設について、(一)の小山田遊水池活用に関して調査設計委託の結果についてお答えさしていただきます。 平成元年度におきまして市内十三団地二十四カ所の調整池の有効利用調査委託を行いまして、そのうち最も有効利用可能な調整池をピックアップいたし、さらに絞り込みを行いましたところ、小山田荘園内の調整池がクローズアップされてまいりました。このような経過を得まして、本年度におきまして関係機関との調整を行いながら、去る八月より専門業者によりますところの本格的な企画プランニングを委託し、地域の調整池としての機能が損なわないよう、設計面において十分に配慮し、より親しまれるスポーツ施設としての施設整備を行ってまいりたいと考えております。今後、地域の方々のご理解を得ながら、来年度の早い時期に工事着工いたしたいと考えておりますので、よろしくご理解をいただきたいと思います。 次の(二)の日野浄水場にテニスコートを、につきましては、ご要望いただいておりますので、答弁を除外さしていただきたいと思います。 次に件名二の要旨三、テニスコート増設について(三)の大師グランドのゲートボール場をテニス場に、についてお答えさしていただきます。 大師町グランドの一画に芝生を張り詰めた縦五〇メートル、横二五メートルの長方形の形をしたゲートボール場がございますが、各地域におきましてゲートボールが盛んになってまいり、早朝より体を動かすことや、汗を流し、世代を超えた交流を図れることは、スポーツの持つ最もすぐれた特性ではないかと考えております。また、各地域には空き地を利用したり、所有者の方々のご好意により一定期間利用され、ゲームを行っておられるようにもお聞きいたしておりますし、廃止をしてテニスコート場に用途変更するということは少し問題が残るのではないかと考えております。むしろ各団体に対しまして有効活用の面でPRしてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくご理解をお願いいたしたいと思います。 次に件名三の要旨一、予算が同じなのに市民体育祭に関する費用支出が削減されているのはなぜか、要旨二の府総合体育大会への市代表選手に対して、誇りを持って参加できる待遇をについて、関連いたしますので、一括してご答弁さしていただきたいと思います。 本年度の市民体育祭の運営委託料は五百五十万円をもってソフトボール、柔道、軟式野球、バレーボール、テニスなどの多くの市民体育祭を体育協会におきまして運営を行っていただいておりますが、事業の運営に伴いますあらゆる費用をこの予算で運営をしていただいております。それぞれの競技におきまして十分な予算を充当できていないものがあろうかと思います。しかし、ご指摘の削減問題でございますが、今年度から市を代表して府総合体育大会や今後の府内外の大会などへの参加する選手諸君をたたえる意味におきまして、年次計画を立てまして、それぞれの大会参加の費用に充当してまいり、今年度はそれに充当したものであり、削減の形となってまいったものではございません。決して他の市民大会にしわ寄せが来たものではございませんし、また、ご質問の内容につきましては、各大会への参加意欲をさらに盛り上げる一方、選手諸君のスポーツに対する精神の高揚を図り、市民の健康増進と体力の向上、明るい地域社会の実現を目指してさらに努力してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解をお願いいたしたいと思います。 以上でございます。 ○副議長(橋上義孝君)  教育委員会理事。 ◎教育委員会理事(福田弘行君)  件名一、要旨四、運動会の先生の服装についてお答えいたします。 教員の服装につきましては、教育公務員として児童・生徒の教育内容や活動にふさわしい服装で指導するよう、日ごろより学校長を通じ指導いたしてきたところでありますが、多少その場にそぐわない服装と印象を与えるような教職員がいることにつきましては誠に遺憾であります。教育委員会といたしましては三年ごとにブレザーや体操服を貸与し、その着用について指導に努めてまいったわけでございます。その結果、大多数の教職員が体育大会、運動的行事におきましては貸与した体操服を着用し、児童・生徒を指導いたしております。今後も教育公務員として自覚を促し、言動や服装が市民の方々の信頼にこたえられるよう、服務のあり方も含めまして指導いたす所存でごさいますので、何とぞご理解のほどお願いしておきます。 ○副議長(橋上義孝君)  林 晋君。 ◆8番(林晋君)  今の一番最後の、先生方の服装が貸与されておるということであれば、非常に残念なことだと思いますので、ぜひ厳しくご指導いただきたいと思います。 また、先ほど次長の方からご返答いただきました件、鋭意努力していただくということでございますので、期待をいたしまして、質問を終わらしていただきたいと思います。 ○副議長(橋上義孝君)  これにて八番議員 林 晋君の質問が終わりました。 次、十四番議員 池田達秋君。 ◆14番(池田達秋君)  ご指名がありましたので、通告の順序に従いまして質問をしたいというふうに思います。 件名一であります。件名一は、テレビ難視聴区域の解消をについてお伺いするものであります。 本市は、さきの代表質問等の中でも明らかなように、自然と緑を求められて多くの人たちが河内長野に、永住の地として求められ、移り住んできておりますし、現在に至っては十一万に到達する人口になっております。府下的に見ても住環境に適した都市であると、このように私は思っているところであります。 それはさておきまして、一方でニューメディア等の情報化社会、こういうふうに大きな声で叫ばれている今日でありますけれども、私どもによく要望あるいは意見として寄せられているのは、特に山間部におけるテレビの受信というものが、本当に見えない、映像が満足に映らないというような相談事がたくさん寄せられてきております。問題は二つありまして、一つは山間部におけるテレビの難視聴区域、それからもう一つは市街地における電波障害、こういった二つの要素があるわけですけれども、山間部では、ある家では自分なりに工夫されて、山の頂上までケーブルを引っ張って対策を講じられている。それからまた、きのうのような突風が吹きますとアンテナが倒れて慌てて直しに行く、こういう事態で満足にテレビも見れないというような状況があります。市街地においては、先ほども言いましたようにビル建設に伴って電波障害が発生している。それらの地域はそのビル建設に際する対策としてケーブルを引っ張っていただいて電波障害の克服をしております。共同アンテナを設置するなりやられて、今までも受信が不可能なチャンネルまでも鮮明に映るということで喜ばれているというふうに聞いております。しかしながら、一方でそういったビル建設もない、しかしながら原因がよくわからないという市街地の中における電波障害、俗に難視聴地域に値するのかどうか、これは別としましても、そういうところもあるというところで、河内長野市全域を一度調査する必要があるのではないか、このように思っています。NHKのそういう窓口で私なりに相談をかけてみますと、河内長野市の南部の山間部は、NHKの電波はやはり弱くて映像が映りにくいというような説明がありました。そのために対処としてテレビ塔、中継所を設置するという方法があるらしいです。 しかしながら、これはNHK単独ですれば予算がたくさん要って、これは不可能であると。通常はどうするのかといいますと、民放ですね、朝日テレビ等の民放と共同しながら共同塔を設置すると。そうするとその地域における受信というものが可能であると。面的にカバーできるという方法があります。そういった問題に対する行政の設置に対する補助、これはひとつどうかなというふうに思っているところであります。ちなみに川崎市あるいは近くでは柏原、岬町、この自治体に関してはそういった助成も行われているというふうに聞いておりますので、一度、市といたしまして全地域の調査を速やかに行っていただいて、その辺の電波障害の克服に当たっていただきたいというふうに思うところです。 件名の二番目は、錦町野作線の進捗についてであります。 早期に建設をしていただきたいと、このように思っているところであります。都市計画道路の錦町野作線は錦町と野作町の自治会館の前を通るわけでありまして、主要なメイン道路の一つであると私は認識をしているところであります。ご存じのように河内長野市内の幹線道路というのは駅を中心とする放射線状的な道路として多いわけです。しかしながら、幹線と幹線を結ぶそういった道路というものが少ないために、生活道路の中まで車が通過する。そういう意味で子供の交通事故等が絶えない、このように思っているところでありますので、この錦町野作線の早期なる建設を特に要望するものであります。 またあわせて、この道路に雨水管あるいは排水管を埋設をしていただきまして、野作町の一部でありますけれども、雨が降るたびに浸水をされているところがありますので、その対策をあわせてやっていただきたい。この問題につきましては九月の議会の中でも質問をさせていただいたところであります。よろしくお願いを申し上げます。 件名の三番であります。ガス変圧装置、河内長野ガス株式会社敷地内の新設されているガバナーというんですけれども、これは安全か。安全性について。それから二番目が周辺住民及び地域全体の公聴活動、これをあわせて質問をさせていただきます。 今年の十月に河内長野ガス株式会社の敷地内に倉庫が建設をされまして、建築面積が一七一・八八平米、二階建倉庫であります。一階がガバナー室となっています。ガバナー室とは、天然ガス切りかえにおけるガスの変圧装置でありまして、今回天然ガスと切りかえるために新しく設置したものであると、このように聞いています。ご存じのように大阪外環状線に埋設されているガス管本体、この圧力が六キロあるようです。各団地へは〇・七キロに抑えて送ると。それから各家庭には〇・二キロから〇・二五キロ、低い圧力でガスを送っていると。このようにガス供給施設の一番根もとというんですか、大きな装置だというふうに聞いているわけであります。特に安全面については、ガスのことでありますので留意されている、このように思っているのでありますけれども、今回河内長野ガスから住民にはこの変圧装置の設置に関しては知らされていないというふうに思っています。一般的に送られているのは、今回の天然ガス切りかえの通知とガス器具販売のチラシが入った案内を各家庭には郵送している。私どもの家にも来ましたし、皆さんの家にも届いたというふうに思っています。ガス事業法に基づく届け出、それからガバナーそのものが建築基準法で危険物の対象になっていない、このようなことであると思うんですけれども、義務行為としての公聴あるいは地元説明、こういった義務はないにしても、一般的にガスは危険であると。寝るときには必ず元コックを締めてというぐらいですから、ガスはやっぱり危ない、そういう意識、観念があるわけでありまして、そういったところを今回のガバナー設置に関して河内長野ガスとしてやはり周辺住民に知らしめる、あるいは地区全体に知らしめる義務があるのではないかと。消防行政としてその辺の具体性をどう考えられているのか。法でそれは関係ないと言えばそうでありますけれども、その辺の対処の仕方というものがあろうかと思います。その辺をお聞かせ願いたい。 三点ですけれども、以上です。 ○副議長(橋上義孝君)  西野助役。 ◎助役(西野道雄君)  件名一のテレビ難視聴区域の解消をと、こういうご質問で、要旨一、二、三とも一括してお答えを申し上げます。 近年、情報化の進展に伴いまして電波の利用はますます盛んになり、特にテレビ放送は、報道、教養、娯楽の対象として、また各種の情報源として、文化的、健康的な生活を送る上で日常生活に欠くことのできないものとなっております。ご質問のテレビ難視聴区域の解消を図れということでございますが、NHK大阪放送局で実態をお聞きいたしますと、中継局あるいは共同受信設備の設置普及によりまして大阪府下全域にわたって地形に起因する難視聴区域はないため、その区域指定もしていないと、こういうことでございます。しかし、本市はご承知のとおり市域の約七割までが山間部で、その起伏の影となり、テレビの受信が困難なところもございます。テレビの電波障害につきましては、現行法上の規定はなく、明文の救済規定もないという状況でございますが、市といたしましては、原因がわからずに映りにくい地域につきましてはNHKに依頼をいたしまして調査していただけるようお願いするとともに、ご提言の趣旨を踏まえまして今後取り組んでまいりたいと存じます。 なお、テレビ受信共同アンテナ設置の助成でございますが、この件につきましては現時点におきまして助成の措置の予定はいたしておりませんが、今後におきまして他の類似都市の実態を調査いたしますとともに、研究課題として取り組んでまいりたいと存じております。 以上です。 ○副議長(橋上義孝君)  都市整備部長。 ◎都市整備部長(向井亨君)  件名二の錦町野作線の進捗について、早期に着工し、建設を図れというご質問でございます。 都市計画道路錦町野作線につきましては、大阪外環状線と府道河内長野かつらぎ線を結び、野作町、錦町両地区の地域住民の日常生活の安全性、利便性の向上、快適な生活環境の確保を図る上にも整備を急がなければならない重要な路線であります。また、本道路内に同時に設置いたします雨水管は、当該地域の雨水排水対策としての重要な施設であると十分認識いたしております。 お尋ねの進捗状況でございますが、このように経済効果の上がる路線は種々整備手法を検討して促進さすべく、全延長約五六〇メーターのうち錦町地内の府道河内長野かつらぎ線及び野作町地内の大阪外環状線からおのおの約一〇〇メーターの区間につきましては区画整理事業によりまして昭和五十一年、五十二年に整備されました。その後、残事業の野作町地内の約六〇メーターの区間につきましては昭和五十四年から五十九年まで通常街路事業によりまして国庫補助金を導入し、完成いたしました。現在未整備である残ります三〇〇メーターの区間は昭和五十八年二月に事業認可を得まして、一般の通常の街路事業ではなかなか、先ほどもお答え申し上げておりますように六〇メーターの区間を約六年間かかっておりまして、促進につながらないために、早期完成を図るべく補助金の導入方法を検討いたしましたところ、昭和六十三年から国の方針によりまして進められております地方道路整備臨時交付金によりまして短期的に集中型の交付金制度で本事業が採択されましたので、用地取得、物件移転補償に努めてまいったところでございます。しかし、このような補助金導入面での順調な状況とは逆に、用地取得が難航いたしまして、最終的に一件、三名共有地の地主からはまだ事業趣旨に協力が得られていない状況であります。この用地を取得いたしますと全区間の用地買収が完成することになりまして、市といたしましても今後とも事業の説明を十分行いまして本路線の重要性を理解させ、全力投球で対処してまいる予定でございますが、万が一にも協力が得られない場合は、これまでの投資効果を早期に上げるため、本意ではございませんが、強権発動もやむを得ないものと判断いたしておりますので、よろしくご理解のほどを賜りたいと思います。 なお、本年度は都市計画道路との立体交差であります市道錦栄町三号線、ちょうど三〇〇メーターの区間の中間点ぐらいにございますが、そこの錦栄町三号線の本路線との立体交差になりますので、それのボックスカルバート工事を実施いたしておりまして平成五年に雨水幹線もあわせまして完成させるべく取り組んでまいる所存であります。 以上であります。 ○副議長(橋上義孝君)  消防長。 ◎消防長(廣田幸雄君)  件名三、ガス変圧装置(河内長野ガスKK敷地内新設の)は安全か、要旨一、安全性について問う、につきましてお答えをいたします。 ご質問のガス変圧装置につきましては河内長野ガスが約一万三千世帯に供給しているブタン系ガスを、平成三年一月中旬ごろから大阪ガスの供給を受け、天然ガスに順次転換されるわけでございますが、その安全性につきましては、地下埋設管で送られてきた中圧のガス、六キロの圧力ですが、それを低圧、一キロに下げるために設けられるガス整圧装置、つまりガバナーステーションと伺っております。当装置は、ガス需要家の多く使われる時間帯、また消費の少ない時間帯等にガスの流れによって自動的にバルブが作動して整圧し、ガスの圧力を調整する施設で、この施設の大小がございますが、貴望ケ丘入口、また小山田荘園入口、そして緑ケ丘団地入口等十二カ所に設置する計画となっています。この整圧器のガス漏れ事故につきましては、府下消防本部に照会しましたところでは整圧器の事故はないと伺っております。ご高承のとおり、これらの指導監督は近畿通産局でございまして、当施設につきましては許認可の必要がなく、設置の位置の届け出のみとなっています。これらの関係法令は、ガス取締法によって規制されておりまして、消防に対しましては意見等も求めておられないのが実情でごさいます。整圧器設置の建築物に対する消防用設備といたしましては耐火構造になっておりますので、消防法により誘導灯と消火器の設置を指導いたしております。 要旨二の周辺住民及び区域全体への公聴活動についてお答えいたします。 ご指摘のとおり河内長野ガス周辺の住民の方々は、新しく二階建の建物が建ち、一階内部にガス整圧装置が設置されると聞きますと大変不安に感じられるものと存じますので、河内長野ガスにその対応について説明を求めましたところ、周辺の自治会長を通じ説明をいたしましたが、さらにご希望があれば説明会を開催いたしますとの意向でございました。また、ガスの転換区域全体につきましては、自治会等を通じ本年当初からパンフレットの配布や各戸に転換に際しての協力依頼と天然ガスの性状の違い等十分説明し、近く三回目の広報を行い、転換後の事故防止に努めます、との回答がありました。 消防本部といたしましても河内長野ガスに対しまして、ガス転換に際しての事故防止を図るため転換計画等の資料の提供を求めておりますが、同時に防火教室等機会あるごとに従前のガスと天然ガスとの比重の違い等について説明し、事故防止に努めるとともに、万一事故発生に備え警備体制の万全を図ってまいる所存でございますので、よろしくご理解をいただきたいと存じます。 ○副議長(橋上義孝君)  池田達秋君。 ◆14番(池田達秋君)  件名一のテレビの難視聴区域の問題でありますけれども、先ほど質問の中で言いましたように二つの側面があるんですね。市街地における電波障害地区、これはこの庁舎が建ったときもこの周辺の電波障害の対策もされていますし、今文化会館が建設されていて、その周辺もやられている。そういうところは電波障害の対策地として何らかの対策を講じてもらえるわけですね。しかしながら、それ以外の、同じ市街地でありながら全く映らない、自分なりに工夫しても、隣の家が高いからその家にアンテナを設置さしてもらっても映らない、そういったところが市街地の中ですらたくさんまだまだあるわけであります。それが一点です。それから、先ほど言いましたように山間部。山間部でも場所によってはNHKから毎日、朝日、全部映って、サンテレビ、それから大阪テレビ、全部入るところもあるんですね。しかしながら、ちょっと谷合いに入りますと全くそれすら見えない。辛うじてNHKとほかの、映ったとしても映像が悪いというような、地域間の格差というのが非常に大きいわけであります。そういう意味で、一つは本来放送局、NHKを含めて電波を送る共同塔ですね、そういうものを設置をするわけですけれども、戸数が余り少なくなりますとそういったお金も出資できないということでありますので、その辺、市からある程度の補助を出して、そういう塔の設置に対する補助を出してやっていくという方法が一つです。それから、その周辺地域の共同で出資をしながら今度は立てていく、それに対する補助も考えなくてはいけない。二つの側面があると思うんですね。そういうことを念頭に入れていただきまして、早期にやはりこういう地域間格差のないように取り計らいをお願いしたいと思います。NHKでは太平記も始まりますし、野球とか、サンテレビでは阪神-巨人もやっていることですから、そういう要望というのが本当に大きいです。ひとつよろしくお願いを申し上げたいなと思います。 錦町野作線については、向井部長の方から平成五年に供用開始できるように努めていきたいということでありますし、土地の収容の問題で地主の関係で協力を得られないというところもあるようでありますけれども、その辺は粘り強い交渉で、少なくとも平成五年には供用開始できるように努力を重ねていただきたいと思います。これも要望にしておきます。 それから長野ガスの問題でありますけれども、今回のこのガバナー設置に対しては別段問題は考えておりません。これは話は一番目の電波対策に戻るわけですけど、あの周辺はもともと難視聴区域で、電波が届かない、入りにくい地域なんですね。この庁舎が建ったときも対策から外されていますし、日立の高層住宅が建ちました。その対策では寿町の周辺は対策がありましたけれども、そこはないんですね。今回この倉庫が建設されることによって周辺の何軒か電波対策のことで長野ガスとしてやられた。三軒ほどの計画が、私も私もということで十四軒ぐらいまで膨れ上がってきた。十四軒かなと思ったら、まだまだその周辺からどんどんどんどん要望が出てきている。一介の倉庫としての電波障害としての対策ではもうないんですね、これ。周辺地域における難視聴区域であるというこういうことでやはり位置づけを明確にして、これは市の方で何らか手だてを打たないと、市街地の中における住宅地における電波障害は、いつうちの横に高いビルが建つのかなというふうに待って、そこに引っかけて電波障害の克服を考えていく、こういうことになってはいけないと思うんですね。もっと積極的に市がやっぱりその辺のリードをとってやっていただきたい。ガスそのものの宣伝については長野ガスに申し出ていただきまして積極的に今後ともガスの安全については広めていただきたい、このように思います。 以上三点、要望申し上げまして、私の質問を終わります。 ○副議長(橋上義孝君)  これにて十四番議員 池田達秋君の質問が終わりました。暫時休憩いたします。     (午後三時十八分 休憩)     ------------     (午後三時五十分 再開) ○議長(佐生総一郎君)  休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次、五番議員 藤井真智子君。 ◆5番(藤井真智子君)  ご指名をいただきましたので、通告順位に従いまして質問させていただきます。 件名一、在宅福祉について。 要旨一、在宅福祉総合利用カードの導入を。 急速に進む高齢化の中で、介護者もまた高齢化し、現在でも腰痛や高血圧などの持病を持って苦しんでおられる方も多くなってきています。また、介護を手伝う若い人たちも今後はどんどん減少してきますので、介護者にかかる負担はますます大きくなってきます。それに、寝たきりや痴呆性老人の介護はほとんどつきっきりとなることが多く、本人よりも介護者の方が先に倒れてしまうこともあります。現状ではこの介護の役割はほとんど女性にかかってきています。ひとりで頑張って、休む暇もない、体が疲れてノイローゼになる、今問題化されている燃え尽き症候群、アメリカでは介護者の四〇から六〇%がこれに陥っているそうです。この解決には給食や入浴といった福祉サービスを最大限に利用することだと言われています。家庭での介護には限界があります。在宅福祉と地域福祉が相互に補完し合い、必要なときに必要な福祉サービスがすぐに受けられる体制を開発し、つくっていくことが大切であると思います。介護者の負担が減り、専門家にその一部を補ってもらえればどんなにか助かることでしょう。介護者がもっと利用しやすいカード方式導入の取り組みについて、九月の議会でも申し上げましたが、どのようにお考えになっているのか、明確なるご答弁をお聞かせください。 件名二、教育施設について。 要旨一、老朽化した施設の総点検と改修の促進を、要旨二、千代田小学校のプール改修を。 この件につきましては昨日の代表質問の中にもあり、ご答弁もお聞きしましたので、二、三の質問にいたします。 老朽化した施設の総合調査を行われた後、実施計画を具体的に示していただけるのでしょうか、お尋ねいたします。 次に、千代田小学校のプールにつきまして、平成三年から四年に新設されるとのことで、子供たちや父兄の皆さんはどんなにか喜ばれることでしょう。新設のプールは低学年と高学年用と二つにするのか、それとも一つにするのか、また、どのような構造になるのか、お尋ねいたします。 件名三、職員の研修制度について。 要旨一、職員の海外視察と先進都市への視察研修の強化を。 一九九〇年代の地方自治は、国政が国際国家としてのあり方を問われているのにもって大きな転換期を迎えています。深刻化するゴミ問題は生活の質に修正を迫る種類の問題であり、福祉は高齢化社会における生活スタイルにかかわる問題であります。さらに国際問題の国内化現象は、暮らしの中の環境破壊や、ふえ続ける外国人労働者、留学生に代表されますように、国際問題の地方化といった様相を示しており、それらへの対応には今日的な国際感覚に基づく新しい発想や新しい提案、方策などが大事であると思います。例えば我が市ではゴミの減量化、リサイクル化をどう進めることになっているか、在宅福祉の三本柱を支えるマンパワーの確保や、利用しやすい福祉サービスへどんな工夫がなされているか、また、政治意識が高まっている女性によるサークル的な消費者活動やボランティア活動、そして青少年の国際交流等市民のニーズにこたえ、また、時代のニーズを先取りしていくことが要求されているのではないでしょうか。 そこでお尋ねいたします。 本市におきましては職員の海外視察はどのように実施されてきたのか、そして今後どのように進められるのか、お尋ねいたします。 また、職員の先進都市への視察研修についての取り組みをお尋ねいたします。 要旨二、女性職員の視察研修の実施を。 女性と男性が職業において、また家庭生活の上において果たすべき役割を調和させつつ、よりよく発展させるためには、多様な選択機会、待遇、教育、訓練等が均等に保障されることが強く求められています。中でも豊かな社会、文化を創造していく上で女性からの発想が求められているばかりでなく、あらゆる分野への女性の主体的な参加、参画は、これからの社会の健全な発展、福祉の向上及び平和な社会を実現する上で必須の条件となっております。しかし、まだまだ女性の意欲とその多様な能力を十分に発揮し得る環境には整備されていないのが現状です。これからは一人ひとりという視点が重要であり、一人ひとりの意識から変革しなければならないものが多くあります。これからどうなるのだろうではなく、どうしていくか、今の時を知り、時に応じた価値ある行動を女性たちが起こしていけるかどうかが問われているのではないでしょうか。そういう現状を踏まえられて、女性職員の視察研修制度の実施を考えていただきたいと思いますが、本市のご見解をお聞かせください。 以上で質問を終わります。ご答弁によりましては自席より再質問させていただきます。 ○議長(佐生総一郎君)  市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事(向井貞雄君)  お答えをさしていただきます。 在宅福祉について、在宅福祉総合利用カードの導入を、でございます。 在宅福祉サービスの充実につきましては、九月市議会でご提案をいただき、二十四時間体制によります供給ステーション事業、さらに施策の促進と整備を図るよう今議会でもご提案をいただき、その取り組みにつきましての考え方を申し上げましたところでございますが、今回のご提案であります在宅福祉総合利用カードの導入につきましては、現在山口県におきまして導入をされている制度でございます。その利用方法や目的は、まずショートステイ事業において在宅老人や在宅重度障害者が施設の利用券を申請し、交付を受け、希望する施設で直接サービスを受けることができるようにしたシステムでございまして、一カ年の有効期間でありますが、手続の簡素化を図ることによりまして利用の促進を図ろうとするものでございます。そこで、本市といたしましてもこれからの超高齢化社会に対応し、在宅福祉を促進する観点に立って考えますと、利用カードは有効な手段であるかと考えておりますが、一方法的観点に立って考えます場合に、ショートステイ事業による施設の利用の決定につきましては、福祉事務所長の措置権が現状では優先する制度でありますため、利用カードによる利用は施設の判断により入所をいたしますので、追認措置となる等の問題点もございます。さらに本市では、もしもこの利用カードを導入いたしますと、対象となる施設は「みなと寮」「寿里苑」「長野敬老院」となりますので、事務手続、特に措置費の徴収や措置に伴います決定の方法や取り扱い、ケース検討の取り扱いに種々の問題解決の必要があるわけでございます。したがいまして、この取り扱いにつきましては、その状況等を勘案しながら、ご要望に沿えるよう今後検討したいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいというふうにお願いをいたします。 ○議長(佐生総一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(中谷勝義君)  それでは、件名二、教育施設について、要旨一、老朽化した施設の総点検と改修の促進をということにつきましてお答えいたします。 老朽化した施設の総点検と改修の促進についてでございますが、昨日の本会議で会派代表のご質問にもお答え申し上げましたとおり、本市の学校施設は小中学校合わせて二十校保有いたしておりますが、昭和三十年代及び四十年代に建設された学校は十校ございまして、このように老朽化した施設については大規模な改修を実施しなければならないと考えております。このような事業を実施するには、国の大規模改修事業の採択を得て実施してまいりたいと考えておりますが、補助採択基準、おおむね十五年以上の経過の建物に適合する小中学校十校につきまして平成三年度におきまして施設全般における総合調査を実施いたしまして、その調査結果に基づき年次計画を立てて、順次改修してまいりたいというふうに考えておるわけでございますが、ご質問の実施計画年度を示せということでございますが、ただいまご答弁申し上げましたように平成三年度におきまして総合調査を実施いたしますので、その結果を見て、緊急度の高い学校から順次改修をしていきたいというようなことで、今後早急に実施計画を立ててまいりたいというふうに考えております。 次に要旨二、千代田小学校のプール改修をということにつきましてお答えいたします。 千代田小学校のプール改修につきましても昨日の本会議におきましてご答弁申し上げたところでございますが、このプールは昭和三十五年の七月に地元住民や教職員の協力で建設されたプールでございまして、貴重な施設でございますが、しかし、老朽化が進み、形状につきましても他の小学校と異なるため、三カ年実施計画に計上いたしまして、平成三年のプールシーズン終了後プールの撤去工事を実施いたしまして、平成四年度に二五メートルプールを新設する計画でございます。これもご指摘いただきましたプールの形態でございますが、現在低学年用、高学年用の二つのプールにまたがっておるわけでございますが、今後計画いたしますプールの新設につきましては他の小中学校と同様の形態で一つのプールでもって対応してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくご理解をお願いいたしたいと思います。 ○議長(佐生総一郎君)  西野助役。 ◎助役(西野道雄君)  件名三の職員の研修制度について、要旨一、二、あわせてお答え申し上げます。 職員の海外視察につきましては、諸外国の実情を見聞することにより、本市行政の国際的視野及び識見を広げるとともに、職員の勤務意欲を高め、組織の活性化を図ることを目的といたしまして、昭和六十三年度より毎年一名を欧州に派遣しております。本年度はさらに四名を中国、韓国に派遣し、その機会を増してきております。また、それぞれの視察研修終了後に諸外国の見聞内容等の報告会を開き、他の職員への意識啓発もあわせて行ってきているところでございます。 次に、先進都市の視察研修につきましても、複雑多岐にわたる行政課題の解決に反映することを目的といたしまして昭和五十六年度より取り組みまして、現在まで延べ百七十七名の職員を派遣してきておるところでございます。また、女性職員の視察研修につきましては昭和六十三年度より派遣枠を設けまして、その積極的な参加を促しているところであります。現在まで約六名を派遣いたしております。 今後におきましても、ますます増大してまいります行政課題に対処するため女性職員の専門的知識を高める観点からも、国内はもとより、海外にも計画的に派遣してまいる所存でございます。 以上です。 ○議長(佐生総一郎君)  藤井真智子君。 ◆5番(藤井真智子君)  ご答弁どうもありがとうございました。自席より再質問させていただきます。 在宅福祉の総合利用カードの導入でございますが、ショートステイから近々にカード方式を導入していただけるものと理解してよろしいのでしょうか。また、今後さらに積極的に取り組んでいただけるのでしょうか、お尋ねいたします。 もう一点、河内長野市として高齢者の家庭はどういう状態なのか、現状調査していただきたいと思いますが、どうでしょうか。 それから件名二でございますが、要旨一は、建設年月日の古い順と理解してよろしいのでしょうか。 要旨二でございますが、同じ三十数年間、今で三十年間ですけれども、三十数年間の間、子供たちも我慢して、やっと新しいプールができるのでございますので、同じつくっていただけるのでしたら、他の学校と同じようなという回答ではなくて、素晴らしい、本当に模範的な構造のプールを考えていただきたいと思うのですが、公認プールというようなのを、もしつくれたらよろしくお願いいたします。 もう一点は、運動場とかは地域に開放されておりますが、学校のプールも日曜とか祭日など地域に開放されるようなことは考えていただけないでしょうか。 それと件名三でございますが、研修制度は六十三年度、また昭和五十六年ぐらいからずっとやっていただいているとのことでございますが、急な社会情勢の中にもありますことですので、人数的にもすごく少ないと思いますし、先ほども申し上げましたけれども、市民のニーズにこたえ、またその時代を先取りしていく上で、また職員の皆さんの意欲を十分に発揮できるような、そういうような制度の強化をより進めていただきたいと思います。この件に関しまして、各部局がありますし、相当のばらつきもあるのではないかと思いますので、過去の実績とか今後の取り組みについてもう少し具体的に教えていただけたら結構なんですが。 以上です。 ○議長(佐生総一郎君)  市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事(向井貞雄君)  それでは再質問にお答えをさしていただきます。 まずショートステイの福祉総合利用カードの件でございますが、ただいまもお答えをさしていただきましたように、事務的な面におきまして調整を必要といたしますので、その問題の解決に努力をいたしましてご要望に沿わさしていただきたいというふうに考えております。 それから、老人家庭の実態ということでございますが、これにつきましては福祉の十カ年のゴールドプランというのを作成をいたします中で、老人家庭等につきましての調査が必要でございますので、今議会でもお答えをさしていただきましたとおり、本年度中に民生委員さんを通じて調査いたす予定をいたしておりますのでご理解を賜りたいというふうに思います。 ○議長(佐生総一郎君)  教育次長。 ◎教育次長(中谷勝義君)  ただいまご質問いただきました要旨一の老朽化した学校の実施の年度のご質問でございますが、基本的には年度の古い学校につきまして順次やっていきたいというふうには考えておりますが、先ほどご答弁申し上げましたように平成三年度におきまして総合調査した結果、緊急度の高いところから順次やっていきたいというふうに現時点では考えておるわけでございますが、ただいまご指摘いただきましたようにやはり建設年度の古い学校から順次実施していくというふうになってまいるというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 次に二点目のプールの改修でございますが、一つは公認プール的な施設をというご要望でございますが、ご承知のように千代田小学校につきましては用地の関係がいろいろあろうかと思います。そういうふうに用地の関係がございますので、公認的なプールの整備というのはちょっと難しいんじゃなかろうかというふうに考えておりますし、できるだけ現代技術に沿ったすぐれたプールづくりはしてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 次に二点目のプールの開放問題でございますが、これにつきましては従来からプール開放はいたしておりません。その理由といたしましてはいろいろ衛生の面とか、危険度の問題とか、いろいろそういうもろもろの問題がございます。そういう観点から現在ではプールの開放はいたしておりません。今後ともこういう線でやっていきたいというふうには考えておるわけでございますが、他市の状況もいろいろ検討いたしまして、対応ができるという可能なことであれば今後対応していきたいというふうには考えておりますが、現時点では従来どおりの対応でやっていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 ○議長(佐生総一郎君)  西野助役。 ◎助役(西野道雄君)  職員研修の、特に視察研修の強化、こういうことで再質問いただきましたが、例年大体この予算といたしましては二十名の枠をもちまして、広く全職員からこれを募っておるわけでございます。もちろん研修目的、またテーマ、こういったものをそれぞれの職階に応じて設定いたしまして、できるだけ参加を促しておるわけでございます。さらにこれの拡大・充実に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(佐生総一郎君)  藤井真智子君。 ◆5番(藤井真智子君)  ご答弁ありがとうございました。 ○議長(佐生総一郎君)  これにて五番議員 藤井真智子君の質問が終わりました。 次、七番議員 竹鼻伝吾君。 ◆7番(竹鼻伝吾君)  ご指名をいただきましたので、さきに通告をいたしました順に質問さしていただきます。 件名一、川上地区の水道事業計画についての諸問題についてお伺いいたします。 本年三月議会において先輩議員の質問に対しましては詳細に答えていただいておりますが、その後の進展状況についてお伺いをいたします。 先日埼玉県で起きました井戸水での出血性大腸菌による死亡事故の発生は、生水を飲料水としている川上未給水地区にとりましては大変なショックでありました。この地区で使っている飲料水というのは、無消毒の谷川の水であります。ちょっと強い雨が降ると水は濁り、泥水となって蛇口に出てまいります。別に浄化槽もありませんので、何日も濁った水を使うことになります。また、本年のように日照り続きの年では水量が減り、水質も悪く、不衛生この上もございません。近年はハイカーなどの増加で環境も悪化しており、大変心配をしておるところでございます。特に埼玉の事故の後は住民の心配が高まり、水道設置の要望が日増しに高まっております。今回水道設置に充てるため先月十一月から毎月全世帯が目的貯金を始めたような次第で、この水道設置に対する地元住民の強い要望と熱意のほどをおくみ取りいただきたいと存じます。 そこで、昨年度は夏季、本年度は九月から冬季の水量調査を実施していただいておりますが、農業用水との利水調整については問題がないのかどうか、お伺いをいたします。 また、取水箇所は一カ所だけか、説明会で話があった小深地区での取水も考えておられるのかどうか、お伺いをいたします。 次に、事業費に対する地元負担金でございますが、市のお答えでも軽減策を考えていただいているようで誠にありがたく思っております。立地条件による事業の特殊性ということはよくわかりますが、基本的には一般上水道事業をベースにした考え方で取り組んでいただきたいと思います。河内長野市も十一万を超えて、下水道も一部供用開始がなされる市の中で、いまだ上水道もなく、不衛生な谷川の水を細々と使っている地域住民のために、また、第二の埼玉のような事故が発生することのないように、一日も早く設置を要望する次第でございます。 件名二、国道三一〇号線の諸問題について。 要旨一、諸越バイパスについてお尋ねいたします。 このバイパスは相当前から計画をされていたようでありますが、一進一退を繰り返して現在に至っておるのが現状でございます。何が原因でそうなっておるのか、ご説明をお願いいたします。 川上地区の住民にとりましては、この場所は玄関口であり、またのど首でもあるのでございます。ところが、鉄道のガードが低く、また道路も狭く、直角に曲っているため観光バスなどの大型車の通過は非常に困難であります。それゆえ、最近の観光バスが大型化のため、名所・旧跡の多い観心寺、延命寺などへのバスでの観光客はかなり減っていると聞いております。また、朝晩の自動車の停滞、日曜、祝日の大変な停滞は全部この場所が原因であります。特に末年から始まるNHKの太平記の放映は、この地域に楠公さんのゆかりの地が多く点在しているために、今後ますます車の増加が予想されます。今でも困っている上にますますの増加では、地元住民の迷惑はもちろん、観光会社や観光客にはよい印象を与えるわけはございません。川上地区にとりましては何よりも大事な入口であります。特に川上地区から搬出される材木は大型車での搬出は難しく、また長尺物の運搬に至りましては大変でございます。いずれにいたしましても、何かと問題の多い入口でございます。何としても早期にバイパスの完成をお願いする次第でございます。この際、今までどおりの考え方を捨て、ルートの変更、工法の見直しなど思い切った決断と積極的な取り組みが必要かと思われますが、市のお考えをお尋ねいたします。 要旨二、暴走族の取り締まりについて。 二十五、六歳までの若者が乗用車で、それも立派なスポーツカーや改造した車で日曜、祝日の早朝、午前零時ごろから午前三時ごろまでの深夜に石見川から金剛トンネルの間で、繰り返し猛スピードにより、それに伴って発生するタイヤのきしみ音を楽しんでいるようでございます。それも真夜中の交通がなくなった時間を見計らって行われております。特に山間部の静かな集落で、昼の疲れをいやす一番大切な時間にこれをやられるわけです。村落のたまり場から峠まで、繰り返し発生するエンジンの爆音とタイヤのきしみ音は山々にこだまして、それはこの地に住んでいる者にしかわかりません。以前他の地区で起こった事件で道路に角材を置いて死亡さした事件や、鉄棒を持ち出して逆に殺された事件など耳にしておりますが、その当事者の方々の気持は痛いほどわかるわけでございます。同じような事件が発生するまでに適切な対策をお願いする次第でございます。 特に深夜のパトロールの実施を要請していただきたいと思います。 それから、たまり場であるバス停の照明灯の設置をお願いいたします。この照明灯により車の番号等を警察へ通報するなどして暴走行為をやめさせるよう地区で計画されておるようでございます。また、将来、金剛第二トンネルができたらこの場所は通行規制をしていただいて、このような行為ができなくなるようお願いをしたいと考えております。第二トンネルの計画について、その見通しなどについてお尋ねをいたします。 要旨三、ローリング族の排除について。 この件は何遍も申し上げますが、寺元-鳩原間で、日曜、祝日は延べにして二百人以上、平日でも延べで六、七十人の単車の若者がレース場のように曲乗りをして楽しんでおります。聞くところによりますと、暴走行為やローリング行為をする時期は一つの病気のようなもので、十七歳ごろから二十四、五歳までで、これを過ぎると普通の若者に戻るそうです。若者たちの気持はわかりますが、地域の住民にとっては大変迷惑であります。幸いにして今までのところは住民とのトラブルはないようですが、単独事故、転倒やガードレールなどへの激突で死亡事故やけがは多く発生しております。長野警察署管内の交通事故のうち国道三一〇号線の事故は大変多いと発表されております。取り締まり方法はこれといった特効薬もないようですが、地元住民と協力しての追い出し作戦や、大きな看板や懸垂幕の設置などで若い命を落とすのを一人でも少なくするように、また、地元住民やたまたま通りかかった方々との大きな事故が発生するまでに、関係者が知恵を出し合ってこれの対策にご努力をいただきますようお願いをいたす次第でございます。 要旨四、府道東阪三日市線の延伸について。 この線は国道三一〇号線葛野口から三日市へ通じる道路でございます。三日市駅の手前まで拡幅ができておりますが、駅の手前でとまっております。三日市駅前整備等の絡みもあって時間がかかるようでありますが、積極的な取り組みをお願いしたいと思います。この計画と見通しについてお尋ねをいたします。 以上、これで私の質問を終わります。なお、再質問は自席の方でさしていただきます。
    ○議長(佐生総一郎君)  水道局長。 ◎水道局長(廣田求君)  件名一、川上地区の給水事業について、要旨一、二、三、四はすべて関連がありますので、一括して順次お答えいたします。 川上地区の水道整備計画につきましては、新総合計画の中で示されておりますように、地域の実情に合わせて簡易水道事業として整備促進を図るものであります。まず昭和六十三年度に計画実施する上で最も必要な要件であります水源の水量調査と水質調査を取水候補地点で行いました。それをもとに計画需要水量の推定、水道各施設の配置計画等を織り込んだ基本構想の策定を行い、この結果を踏まえまして平成元年度にかけて地元関係者に対しまして事業の大綱の説明をしてまいりました。すなわち、この事業の実施には幾多の課題があり、これを解決するためには地元関係者の事業に対するご理解とご協力が必須条件であります。 その第一は水道水源と農業用水等の利水調整であります。水道水源は必要水量を確実に取水できることがぜひとも必要で、かんがい期、非かんがい期を通じての農業用水の確保など、両水利のかかわり合いには複雑広範なところがありますので、農業用水等の水利関係者に対しまして地元代表者を通じましてその裁量をお願いしてまいりたいと考えております。 次に、当地域の立地条件から、施設整備に多額の投資金が必要となります。この財源措置として国庫補助金及び企業債の特定財源を導入はするものの、不足する財源は受益者負担の原則に基づきまして建設事業の一部負担は関係住民にお願いする考えであります。現時点での具体的な負担額は不確定ではありますが、今後の事業進捗にあわせて明らかになってまいりますが、ともかく事業を担当いたします水道事業体といたしましては、さきに申し上げました国庫補助金及び企業債等の特定財源をより多く積極的に確保していくことと、建設面では効果的な工事仕様などの工夫をして、できる限り地元負担の軽減につながるよう方策を検討してまいりたいと考えております。 ご提言の複数の取水水源でありますが、単一水源よりも安定した水源とはなりますが、取水、浄水等の施設建設には重複投資を余儀なくされ、建設費の増大につながります。また、建設後の維持管理にも取り扱いの複雑化と管理費用の増加につながります。幸い二度にわたる水量調査の結果ではいずれも大差なく、計画需要水量を十分に満たすものでありましたし、地元負担の軽減にもつながる経済性と効率性を考慮、検討した上で、最上流の石見川地区からの自然流下方式がベターであると判断いたしました。川上地区の簡易水道計画の事業進展につきましては、さきの三月市議会にもお答えしましたとおり、平成二年中に地元住民とのすべてにわたる合意形成が図られましたならば平成三年度には事業の基本設計と事業認可を得るべく努力してまいる所存でありますので、地元関係の皆様には事業推進に向けてご賛同いただいておりますが、今後各分野にわたりましてさらに一層のご理解とご協力をお願いするものであります。 以上でございます。 ○議長(佐生総一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(大北哲夫君)  件名二の国道三一〇号線の諸問題について、要旨一、諸越バイパスについて、計画が何回となく変更され、またその計画が遅々として進まないのはなぜか、現況と今後の見通しについて、思い切った計画の変更は考えられないか、につきましてお答えいたします。 国道三一〇号線は奈良県五条市に通じる幹線道路であり、本市の重要な道路でございます。国道三一〇号の交通混雑解消策として諸越バイパスを大阪府に要望しておることはご承知のとおりであります。諸越バイパスは、河川全体整備計画との整合性、都市計画道路との関係、近鉄線との関連、また地形的な問題等難しい面が数多くあり、これらの検討に期間を要しているのが実情でございます。さきの議会でも申し上げましたように、菊水町の南海・近鉄ガード付近では朝夕の通勤・通学等によります交通量が増加しておりますので、歩行者の安全対策上、人と車の分離が必要と考えており、暫定的に南海線ガード北側に歩道設置を計画し、現在予備設計を終え、南海電鉄と協議を行っておるところでございます。今後は地図訂正をはじめ基本設計を行い、平成三年度には実施設計を含めた用地買収を予定いたしておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 要旨二の暴走族の取り締まりについて、休日の早朝のパトロールの要請、たまり場への照明灯の設置、石見川-五条間の第二トンネル化の見通しについてであります。 最近の暴走族の動向は小規模で、ゲリラ的な爆音、暴走を中心に再び活発化の傾向を示すとともに、暴走族によります凶悪事件も発生するなど大きな社会問題となってきておりますことはご指摘のとおりでございます。これら暴走族の活発化に対処するためには、広報啓発、取り締まり、不法改造の防止等諸対策を一層強力に推進していくことが重要であると考えております。当市の石見川地区につきましても暴走族が横行し、非常に憂慮すべき状況であるということは十分認識をいたしております。ご指摘のございました休日の早朝午前零時から午後三時のパトロールにつきましては、警察の夜間配備体制の関係がございますので、道路管理者の大阪府とも十分協議をいたしまして、その体制強化を要請してまいりたい、このように考えております。 また、石見川バス停広場への照明灯設置につきましては、犯罪等の防止のために早期に設置してまいりたいと考えております。 また、石見川-五条間の第二トンネル化の見通しについてでございますが、金剛・葛城・岩湧山系の開発促進協議会より大阪府に対しまして三一〇号線の整備促進を要望しているところでございますが、今後の進展を見守りつつ、関係自治体と連携をいたしまして整備促進に取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 要旨三、寺元-鳩原間のローリング族の取り締まり強化を、休日の取り締まり強化を警察に要請、警告等の大きな看板及び懸垂幕等の設置についてでありますが、寺元-鳩原間のローリング族及びその走行を見学する期待族と称される若者たちは、休日の午後二時ごろから午後五時ごろまで多く見られ、通行人及び他の車両の通行に危険を及ぼしている状態でございます。現在、所轄警察におきましてその時間帯を中心にパトロール検問を行っており、また、本年十月に期待族の対策も含めました国道三一〇号線全線につきまして車両駐禁の規制を行い、同時に取り締まりを強化する警告看板を設置いたしました。しかしながら、依然として顕著な効果があらわれておりませんので、なお一層のパトロール等の強化と警告等の看板及び懸垂幕の設置を所轄警察に要請してまいりたい、このように考えております。 要旨四、府道東阪三日市線の延伸について、現況と今後の見通しについて、早期開通のための積極的な取り組みを要望、についてでありますが、府道東阪三日市線につきましては、三日市市営住宅入口より国道三七一号に至るまで幅員が狭く、通学・通勤、車両の通行に支障を来している状況でございます。駅東側の未整備区間、市営住宅入口より楠公通学橋につきましては、現在大阪府に拡幅整備を要望しております。また同時に、都市計画道路三日市青葉台線の交差点改良としても実施する計画でございます。駅西側につきましては、三日市町駅西側整備の中で一体的に取り組んでまいりたいと、このように考えておりますので、よろしくご理解をお願いいたしたいと思います。 ○議長(佐生総一郎君)  竹鼻伝吾君。 ◆7番(竹鼻伝吾君)  ありがとうございました。 水道関係について二、三、要望申し上げたいと思います。 水量調査を今現在しておるということで、十分あるというようなことでございまして、あとは農業用水との利水調整の方は地元の方でやってくれということで、これはまたきちっとした数量とか数字的なことを示していただいて、その上で農家の方へ了解を求めると。ただ、水量があるから了解せいということだけではなかなか難しいんじゃないかなと、このように思うわけでございます。 それから、取水箇所の問題なんですけれども、真夏の日照り続き、これはもちろん農業用水と絡むわけですけれども、真冬の水量の少ない時期につきましてもこの地域は凍結いたしますので、二十四時間とも申しませんが、夜間はほとんど放水をしておかんと凍るんだということで、そこらも十分見ていただいておるのか、水量の方を検討してもらわんといかんと。そういうことで、石見川から小深の間約二・五キロほどございますので、この間、延々と道路を割っていく費用のかわりに小深で一カ所考えるのが、水の確保という意味では安定した水源が求められるのではないだろうかと。それで、おっしゃった経費の問題なんですけれども、これはもちろん設備にはその部分は二重になりますが、経費面につきましては、常駐しておるわけではございませんので、当然自動車とかで管理に来るのであれば、それが倍になるというようなことは考えられないというように思いますので、この辺につきましても提案としてさしていただきますのでご検討いただきたいと、このように思うわけでございます。 それから、事業費に対する地元負担金の件で、これは立地条件が悪いんやからその費用は地元で持ってもらわないかんやないかとかいうお言葉でございますけれども、これは仮に上水道で来れるような場所であるとするならば、この負担金というものは当然出さなくていい。ただ、その立地条件が悪いから負担を出せというのは、こういうのをカバーするのが行政じゃなかろうかと、こういうぐあいに思います。私たちのこの小さい、三十軒あるいは四十軒単位ぐらいの部落で一軒、二軒というのは、どうしてもやっぱりそういう立地条件の悪い家があるわけで、そこらの方もやはり同じように取れるようにプール計算をしてその地域へ頑張ってやっていかないかんなというような考え方もしておりますので、ここらは市としても、立地条件が悪いから負担金を出せというんじゃなしに、もう少し温かいところを出していただきたい、このように思いますので、よろしくお願いしたいと思います。何といいましても河内長野市の最後の未給水地域でございますので、道路にしろ、何かにつけても最後になる地域でございます。今こそ行政は慈悲の心をもって一般上水道の設置と同額の費用で文化の恩恵を味わえるよう特段のご努力をお願いいたしたいと、このように思うわけでございます。 以上、今後は何かにつけて未開の地であります旧川上地区、旧天見地区及び旧加賀田地区へは、より目を向けていただきまして、地域発展のためにご努力を賜りますよう要望いたしまして、質問を終わります。 ○議長(佐生総一郎君)  これにて七番議員 竹鼻伝吾君の質問が終わりました。 次、十六番議員 角野雄一君。 ◆16番(角野雄一君)  十六番 角野雄一です。通告しました二点について質問をします。 件名一は老人施策の充実についてです。 政府自民党は今年二月の衆議院選挙前にホームヘルパーの増員、デイ・サービス、ショートステイの充実など、在宅福祉が重点で、十カ年で総額六兆円を注ぎ込もうとしている高齢者保健福祉推進十カ年戦略を打ち出しました。これは消費税での全国に高まる国民の怒りをかわすことが主なねらいでありました。しかし、その一方で貧困な在宅福祉に対する国民の不安と要求の鋭さを政府自民党なりに認識せざるを得ない一面もあります。ねたきり老人、痴呆老人を抱えた家族の自殺、無理心中など悲惨な事件が後を絶たず、家庭介護の問題は今や深刻な社会問題ともなっています。世界一の金持ち日本、豊かな国の貧しい福祉の現実を、高齢者、家族の悲痛な声にこたえ、どう打開していくのかは、高齢化社会が急速に進みつつある我が国の政治の当面する重要課題であります。また、地方自治法第二条で、地方公共団体は住民の安全、健康及び福祉を保持すること、と規定されているように、当河内長野市もその責任は重大であります。我が国には在宅のねたきり老人が二十万人、入院、入所を合わせると六十万人おり、二〇一〇年には百四十万人にも増加すると予想されております。痴呆老人も約六十万人おり、三十年後には百八十万人へと多くの増加が見込まれております。ひとり暮らし老人は百十八万世帯、高齢者夫婦世帯は百六十万世帯と多くに上り、家族と同居していても、共働きで日中独居となるお年寄りが確実にふえていると言われております。当市ではこれらの実態をどのように把握しているのか。現在、十年後、二十年後の数値をまずお尋ねをしたいと思います。 次、さて、政府が高齢者福祉の抜本的充実を図るとして打ち出された高齢者保健福祉推進十カ年戦略では、ホームヘルパーを一九九九年度に十万人に増員し、当面、一九九〇年度については四千五百人の増員を図るとなっています。家庭奉仕員派遣事業は、在宅福祉の柱とも言える施策であり、高齢者家庭から最も拡充が望まれている施策です。 しかし、大幅な拡充を図るというものの、十年後の時点でもホームヘルパーはまだ人口十万人当りわずか七十七人で、スウェーデン、デンマークの十分の一程度にすぎないものであります。現在絶対的な人員が少ないためにヘルパーが高齢者家庭などに援助に行けるのは週一回か二回、一回当り三時間程度という寒い実情であります。北欧などでは二十四時間体制を確立しているのに比べ雲泥の差であります。また、十カ年戦略は、日帰りで看護サービスを受けるデイ・サービスを一万カ所、特別養護老人ホームなどに短期入所するショートステイ用に五万床を確保するとし、一九九〇年度ではそれぞれ七百カ所、三千四百床の増を図るとなっております。デイ・サービスはねたきり老人に対し通所や訪問などにより入浴、給食、日常動作訓練などのサービスを行うものであり、共働き家庭などにとっては切実な施策であります。ショートステイはねたきり老人を特別養護老人ホームなどで一回につき一週間以内などで一時的に預かる制度であります。家族の冠婚葬祭とか旅行、休養を保障するためにも不可欠のものであります。これらの施策の充実が今切望されているわけであります。 しかし、十カ年戦略で打ち出されたホームヘルパー、デイ・サービス、ショートステイなど、これら施策の拡充では今日の高齢者、家族の願いに十分こたえるものとは言えません。では、高齢者、家族の願いにこたえる在宅福祉とはどうあるべきかであります。それは、高齢者が家庭で安心して暮らしたいという当然の願いにこたえることであり、人間の尊厳を守る立場で最大限にその保障を行うということでなければならないと思います。そのための社会的な援助としてホームヘルパー、デイ・サービス、ショートステイなどの諸施策を公的な責任で整えることが必要です。高齢者、家族の要求にこたえ、量的にも質的にも抜本的な拡充が緊急に求められています。ホームヘルパーは希望する時間帯にいつでも応じられる体制、デイ・サービスはポストの数ほど託老所との願いにこたえ、一小学校区に一カ所、週五日の通所体制など、高齢者家族の多様な要求と生活実態に即して地域にきめ細かく整えることが必要だと考えます。いかがでしょうか。当市もこれらの点で最大限の努力が望まれます。当市の現状、今後の対応についてお聞きします。 次、高齢者向け公営住宅の建設と特別養護老人ホームの増設の問題です。 今、都市部では、毎年毎年値上げをされます家賃などが払えなくなる、こういう年金暮らしのお年寄りもおられます。また、再開発により民間アパートを追い立てられ、行き場のない老人がふえ、在宅福祉そのものが成り立たない、こういう深刻な事態さえ生まれております。また、入院している間に家族が自宅を改造し、おばあちゃんの帰る部屋がなくなった、こういう悲しい話もあるわけであります。私も、ひとり暮らしのお年寄りでこれ以上家賃が値上げをされたら今の年金だけではやっていけない、ひとりでも入れる公営住宅を紹介してほしい、こういう声を聞くわけであります。相談を受けておるわけでありますが、しかし、当市にはそのような公営住宅はありません。高齢者がひとりでも入居できる公営住宅の建設が必要ではないでしょうか。また同時に、どうしても在宅介護が困難な老人のための特別養護老人ホームの増設も必要です。当市でも入所待ちの高齢者がおられます。これらの点について当局の考えをお聞きいたします。 次、老人医療福祉充実の問題です。 老人保健法の改悪により、医療費の有料化、相次ぐ自己負担の強化でお年寄りはますます医療にかかりにくくなっております。また、老人差別医療制度の導入により、病院への入院の抑制、また、病気が治らないうちに追い出されるという深刻な事態が生まれております。今の保険制度では、入院期間が長いほど病院の収入は減る仕組みになっています。例えば患者二人に看護婦など一人という基準看護をする病院で患者の平均在院数が二十日を超えると基準看護料は一日一人約一千円も安くなってしまいます。二百床の病院では月六百万円の減収になるわけであります。また、七十歳以上のお年寄りが一般病棟に入院するとき最初の一週間の医学管理料は四千二百円です。入院して二カ月になると半分の二千二十円に、六カ月から一年ともなると最初の四分の一の一千百円になります。そういうことで、短期で退院する患者ほど病院にはありがたいわけであります。このようなことを許してはなりません。老人医療費の無料化、老人医療差別制度の廃止が緊急の課題だと思います。老人保健法のこのような改悪に対して市としても大きく声を上げるべきです。 次、七十歳以上の方の九割がかかると言われている老人性白内障は、カメラでいえばレンズに当たる水晶体が白く濁ってくる病気です。自内障が進行して支障を来すようになると、水晶体を取り除き、そのかわりにレンズを埋め込むと視力を取り戻し、視野が広がります。今日、白内障手術の八割以上に眼内レンズ、人工水晶体移植手術が行われますが、手術代は保険の適用となりますが、眼内レンズ代は保険の適用になりません。一眼が十万円から十五万円で、年金、生活保護を受けているお年寄りにとっては重い負担となっております。この白内障の手術が貧富の差なく受けられるためにも、老人性白内障の眼内レンズを保険適用にするよう国に対して改善を働きかけるべきではないでしょうか。また、それまでは市独自でも助成をしていただきたいと思います。この点について当局の考えをお聞きしたいと思います。 件名二は道路問題です。 一つは、ライオンズマンション南側のあかしあ台開発のため工事用車両が進入するためにつくられた仮設道路、そして天野川にかけられた橋、これは開発完了後はどうなるかであります。 地域住民は、今や生活道路にもなっているので、これを整備し、道路として残してほしいという声が強いわけであります。ぜひこの住民の要望にこたえてほしいと思います。 二つ目は、府道和泉富田林線改善の問題です。 この点については、地元松ケ丘自治会からも要望されていると思いますが、この府道はこの地域の通学道路ともなっております。ところが、道路幅も狭く、交通量も大変多いために大変危険である、何とかしてほしい、こういう声は以前からありました。私も以前議会で取り上げたことがあります。その後何がされたかといいますと、一度警察が交通規制を行っただけで、そのほかの改善は全然されておりません。府道でありますので、この点については府にも要望していただきたいし、そして府とも協力をしてこの住民の願いを実現していただきたいと思います。その点につきましては大平工機の北方面の道路のり面を利用し、これを歩道設置すること、そして滝谷病院から大平工機間の道路拡幅、道路側溝の鉄ぶたの改善、交通規制、これを守らせること、以上の点についてお聞きをしたいと思います。 質問は以上であります。 ○議長(佐生総一郎君)  市民福祉部理事。 ◎市民福祉部理事(向井貞雄君)  お答えをさしていただきます。 老人施策の充実についての中の要旨一の高齢昔、家族の願いにこたえる在宅福祉を進めよの中のひとり暮らしの老人、在宅のねたきり老人、痴呆老人の実態をつかんでいるのか、につきましてお答えをさしていただきます。 人生八十年時代の到来は歓迎すべきことでごさいます。がしかし、一方において急激な高齢化の進展に伴いましてご質問のようなひとり暮らしの老人、在宅のねたきり老人、痴呆性老人の数が急激に増加してくることが予想されておるわけでございます。このようなことから、国におきましても老人福祉法の改正が行われまして、市においても平成五年施行をめどとした老人保健福祉計画の策定を義務づけられたわけでございます。この計画を策定するに当たりまして、福祉ニーズを的確に把握するためにも、ご質問のとおり要介護老人の実態把握がぜひとも必要であると考えております。現在のところ、ひとり暮らしの老人数につきましては、昭和六十三年度の住宅統計調査によりますと、六十五歳以上の単身世帯数として七百七十世帯となっております。また、在宅のねたきり老人につきましては、本市のねたきり老人見舞金の給付件数として本年度においては百四十八件となっております。いずれにいたしましても、現時点での潜在的福祉ニーズも含めた実態を十分に把握していないと言わざるを得ない状況でございますので、先ほど申し上げました老人保健福祉計画を実のあるものとするためにも早急にその実態調査を進める必要がありますので、今年度中に保健所及び民生委員さんの協力のもとに調査を実施すべく、現在その準備を進めておりますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。 次に、ホームヘルパー、デイ・サービス、ショートステイなどの諸施策の拡充を図れ、でございますが、厚生省におきまして策定をされました高齢者保健福祉推進十カ年戦略、いわゆるゴールドプランの中でも、全国どの地域でも気軽に利用できるよう在宅福祉サービスを飛躍的に拡充し、高齢者や介護に当たる家族が安心して過ごせるようにします、とうたわれていますように、ご質問の在宅サービスの拡充を大きな柱のうちの一つとして位置づけられているところでございます。本市におきましても在宅サービスの三本柱と言われておりますホームヘルパー、デイ・サービス、ショートステイの各制度を以前より実施をしているところでありますが、先日の代表質問にお答えいたしましたとおり、これらの従来の在宅サービスを一本化し、在宅のねたきり老人等の介護者等に対しまして二十四時間在宅介護に関する総合的な相談窓口の機能を持ちます在宅介護支援センターを含めた在宅サービス供給ステーションを設置することによりまして、施設の専門性、独自性を生かした良質なサービスを気軽に受けていただける体制をつくり出すよう協議を進めているところでございます。これらの在宅サービスの整備は、要旨一でお答えいたしました現在の在宅での要援護老人の実態把握に始まり、個々の老人の持ちます福祉ニーズに合った質のよいサービスを供給することにより実効あるものとなりますので、今後はこれらの諸施策の広報の推進に努めるとともに、需要の増加に即応できる計画的な諸施策の拡充に努めてまいりたいというふうに考えております。 なお、供給ステーションを開設するに当たり、短期保護室を四室ふやし、「寿里苑」といたしまして十床を確保いたすわけでございますが、また、ヘルパー派遣対象者及びサービス内容等を府下統一的な取り扱いにできるよう、大阪府及び各市町村の老人担当のケースワーカー等で現在検討中でございまして、これらも参考にしながら在宅サービスの拡充に努めてまいりたいというふうに考えております。 それから次の高齢者向け公営住宅の建設と特別養護老人ホームの増設をせよという件でございます。 高齢者向け公営住宅につきましては、さきの代表質問にお答えをさしていただきましたように、市営住宅の建て替え、基本計画の策定に際しまして数量的な増加だけではなく、高齢者向けの住宅、障害者向けの住宅等のいわゆる福祉住宅の取り組みにつきましても十分な検討を加えたいというふうに考えております。 また、特別養護老人ホームの増設の件でございますが、現在、特別養護老人ホーム「寿里苑」におきまして三十床の増床のための増築を行っておりまして、来年の四月には入所措置が行える見込みでございます。しかしながら、特別養護老人ホームという老人福祉法に基づきます認可施設という性格上、在宅サービスの供給とは異なり、河内長野市民を専属的に入所措置できるという施設ではございませんので、国がゴールドプランの中で示しております平成十一年度までに全国で約七万床の増床をし、二十四万床に、これを受けまして大阪府におきましては来年度以降五年間で一千三百床を府下の各地域において増床していく予定でございますので、今後の需要の拡大に対しましては広域的な、少なくとも府的規模の中で対応していけるものと考えておるところでございますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(佐生総一郎君)  都市整備部長。 ◎都市整備部長(向井亨君)  件名二の道路問題についての要旨一、ライオンズマンション南側のあかしあ台開発のための工事用道路についてのご質問でございます。 ご指摘の工事用道路につきましては、昭和五十八年十一月五日付で開発許可がされましたあかしあ台開発の工事に伴う工事車両の通行問題等で、当時桐ケ丘地区住民の方々と開発者との間で話し合いが行われ、交通対策上、工事用仮設道路として工事用車両の進入に使用されているのが現状でございます。この仮設道路は、あくまでも西除川右岸、西除川東側の住宅開発の工事関係者の専用通路であることから、道路構造令等につきましても適合したものではありません。用地につきましても開発工事完了時までの民民の間での契約でございまして、土地所有者と事業者の間で締結されているものであります。たまたまこの道路を利用されている住民の方がおられます。民間経営の駐車場への進入や、あるいはあかしあ台の住民の方々が泉北方面への近道としての利用でございます。それが工事完了後においてこの仮設道路が撤去されるのではないかとの不安と思われます。この通路を生活道路として残せとのご質問でございますが、この問題につきましては、あくまでも仮設道路でございまして、民民間、いわゆる関係者による間での話し合いにより解決すべき問題であるというふうに考えておりますので、よろしくご承知願いたいと思います。 ○議長(佐生総一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(大北哲夫君)  件名二、道路問題について、要旨二についてお答えいたします。 和泉富田林線ののり面の歩道設置、延長八五メートルにつきましては、平成二年七月三十日に松ケ丘連合町会より要望があり、既に十一月二十六日に大阪府、市、地元自治会の合同の現地調査を終えております。現在大阪府におきまして整備手法等につきまして検討をお願いいたしておるところでございます。 滝谷病院より大平工機までの延長一八五メートルにつきましては、人家が連たんしており、道路拡幅が困難な状態でございますので、幅員を広くするために側溝を暗渠構造に形態変更し、人と車両の通行のスペースの有効確保を図る工事を平成二年度におきまして実施する計画でございますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(佐生総一郎君)  市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(橋本勝君)  件名一、老人施策の充実についての要旨二、老人医療福祉の充実を進めよにつきまして(一)(二)(三)につきましてお答えいたします。 まず(一)の老人保健法改悪に反対をすることについては、本格的な高齢化社会の到来に備えるため、総合的な老人保健対策を推進するために昭和五十八年に老人保健制度が創設されたところであり、その後一部負担の改定等を内容とする改正が行われ、さらに今後の老人医療費の増高は保健福祉施策の方向と深いかかわりを持つことから、老後を安心して送ることができるよう、老人保健制度についての幅広い視点から総合的に検討が行われているところでございますが、老人保健制度では健康に対する自覚と適正な受診という観点から受診を抑制しない程度の一部負担制度につきましては必要と考えておりますので、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。 次に、白内障手術の眼内レンズに保険を適用するよう国に要請せよ、それから(三)の保険適用まで費用の補助をせよ、につきましては相関連いたしますので、一括してお答えいたします。 保険医療に対する給付には、①診療、②薬剤または治療材料の支給、③処置手術その他の治療、④病院または診療所への収容、⑤看護、⑥移送の六種類がありまして、これらに対する給付の算定につきましては他の社会保険の場合と同様に健康保険法の規定による療養に要する費用の額の算定方法、いわゆる各種診療行為ごとに点数が定められている診療報酬点数表に基づく支払体系になっておりまして、ご質問の白内障手術の眼内レンズにつきましては、この診療報酬点数表には含まれておらず、保険給付の対象とはなっておりません。税制面における医療費控除の対象となっているのが現状でございます……… ○議長(佐生総一郎君)  これにて十六番議員 角野雄一君の質問が終わりました。 次、十七番議員 北之橋桂一君。 ◆17番(北之橋桂一君)  個人質問をさしていただきます。 本十二月市議会に国民健康保険料金の値下げを求める請願書が提出されております。議員の皆さんの全会一致での採択をまずもってお願い申し上げます。 私は、現在社会的に大きな問題となり、住民運動に発展しておる国民健康保険料金の問題を取り上げました。 件名一、国民健康保険料金の抑制について。 要旨一、国民健康保険料金の値下げを求める。 今、日本の国民の四千七十万人が加入をいたしております市町村国民健康保険は深刻な事態に直面しておるのであります。高い国保料金が住民の暮らしを直撃し、滞納者が増加の方向をたどっておるのであります。地域によっては保険証の取リ上げという非情、不当な制裁措置が強化され、手おくれで死に至る事件さえ起きているのが実情であります。この高過ぎる国民健康保険料金を引き下げて、払える額にしてほしい、こういう住民運動が大きく広がっておるのが現在であります。全国商工団体連合会のアンケート調査で、業者夫人一万六千人による調査によれば、国保料の支払いのおくれている人が一二・四%、これ以上国保料金が引き上げられると払えなくなると答えた人が実に七四・八%に上っておるのであります。現在、国民健康保険料金の負担が収入の限界を超えており、深刻な状況にあることを如実に示す数字でございます。当市の一人当りの保険料金は、平成元年度で七万一千二百十一円、昭和五十九年度一人当りの保険料金は五万二千五百七十一円であります。この五年間の間で一人当りの保険料金が一万八千六百四十円の負担増となっているのでございます。最高限度額で見てみますと、平成元年度三十八万円、昭和五十九年度は二十六万円ですから、この五年間で十二万円の値上がりになっておるのが実情であります。しからば、なぜこれほどまでに値上げになるのか。一番大きな理由の一つは、政府自民党による臨調行革で補助金の削減により四五%の国庫補助金を三八・五%への削減によるものであり、当市の平成元年度の決算で見ると、国庫補助金四五%と三八・五%の差額約一二億二千万円にも上っておるのでございます。市民負担となります保険料の総額は、一般、退職者合わせて十六億八千九百万円ですから、国庫補助負担金をもとに戻すことができ得るならば値下げも可能であります。しかしながら、政府は国庫補助金をもとに戻すどころか、さらに国民健康保険制度の改悪をたくらんでおるのであります。 このような現状に立って提案をいたします。 地方自治体における国民健康保険料金の問題のこの苦しい状態は全国共通であると思うわけであります。したがって市長は、中部八市の市長会、大阪府の市長会及び全国市長会に強力に働きかけ、国保の国庫補助金をもとの四五%の補助に戻すよう大運動を展開してはどうかということを提起するわけであります。事務費の超過負担の解消も当然のことであります。 第二には、市の一般会計よりの国保会計への繰出金の増額をいたし、これ以上の料金の値上げを抑制し、住民生活を守ることが大切であると考えます。大阪市では国保条例改正の住民の直接運動が大きく盛り上がり、このことが大阪市会を動かし、全会派一致して国保料金値下げのため、市繰出金の増額を議会側が要請したのであります。大阪市長はこの議会要求にこたえて、この議会の要求を認めたわけでございます。住民本位の市政を実現するためにも、ぜひ平成三年度予算計上を強く要求するものであります。繰出金の増額を要求するものであります。 さらに、料金の減免制度の拡充と職員の増員を行い、親切な行政指導を行うよう強く要求いたします。理事者の答弁を求めます。 件名二、花の文化園のアクセス道路についてであります。 この問題は私は何回も繰り返して議会で質問をしておる内容でありますけれども、花の文化園が九月に開園されました。そして九月、十月の入園者総数は二万六千七百三十九人、十一月の入園者総数は二万四千二百七十四人となってきておるのでありますが、花の文化園の計画段階から約三年経過をいたしておりますけれども、一本の道路もでき上がっておらないという実情を直視すべきではないでしょうか。地元住民は何とかしてほしいと強く要求をいたしておるところであります。一日も早くアクセス道路の建設を待ち望んでおるものであります。今回花の文化園のアクセス道路が市の財政三年計画にきちっと位置づけされたことでありますので、平成三年度予算に事業費を計上して住民の要求にこたえていただきたいのでございます。理事者の明確な答弁を求めます。 以上です。 ○議長(佐生総一郎君)  市民福祉部長。 ◎市民福祉部長(橋本勝君)  件名一、国民健康保険料金の抑制について、要旨一、二、三、四ございますが、順次お答え申し上げます。 ご存じのように国民健康保険は、国民皆保険体制の基盤となる制度として今日では国民生活上不可欠な制度となっているところでございます。しかしながら、国保制度を取り巻く社会経済情勢が大きく変化し、高齢化社会の進展等を背景に医療費が増高する中、運営上さまざまな問題を抱えるに至っております。保険料と医療費は相関関係にございまして、医療費の増高は即保険料に影響する結果となりますので、市といたしましては保険料を極力抑制するため、レセプトチェックなど適正給付のための努力、また最大の特定財源であります国・府支出金の確保対策、さらに一般会計からの繰入れの努力など最大限の努力を行っているところでございます。一方、保険料の納付が困難な被保険者の方々に対しましては常に納付相談を行っておりまして、あわせて国保の実態、相互扶助の精神の理解と協力をいただくよう努めておるところでございます。 ご質問の一点目の保険料最高限度額につきましては、国が定めています限度額が過去昭和五十八年度二十八万円から平成元年度四十二万円にと順次改正しており、六年間に十四万円の引き上げとなっております。全国市町村のここ数年の状況を見ますと、国が示している上限額と同額を限度額と定めている市町村は全市町村の約九〇%弱を占めています。ご承知のとおり保険料は、年々の医療費の上昇に伴います医療給付費の増加によりまして保険料は引き上げざるを得ませんが、保険料率だけを引き上げ、限度額を据え置きますと、限度額に該当する世帯は前年と同額の保険料を負担すればよいことになり、限度額以下の世帯だけが保険料負担が増加するということになりまして、被保険者間の負担の公平を著しく欠くこととなります。被保険者の方々には所得、資産、世帯人数等に応じた保険料の納付にご協力をいただいているところですが、市としましてもレセプトチェックによります医療費の抑制、国・府支出金等特定財源の確保に努め、保険料の引き上げは極力抑制するよう努力しておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 二点目の国庫負担率等の改正による国保の影響問題につきましては、ご指摘のとおり府下市町村の国保財政は大変厳しい状況に依然として置かれております。これら一連の制度改革、国庫補助制度の見直しによる影響は非常に大きいところでございます。そのため、国保の不安定要因に国、府、市町村が一体となって取り組んで国保事業の運営の安定化を図り、国民の健康を守るという基礎的条件を整備する目的をもって国保制度の改善が行われているところであります。いずれにいたしましても、財政的に国庫支出金に大きく依存する国保制度として国保事業が安定するよう制度の抜本的な改革等特段の措置を早急に講じられるように、市長会をはじめ地方六団体、国保中央会、国保団体連合会等々関係団体を通じ、国、府に対し引き続き強く要望してまいりたいと存じます。 次に要旨三の国民健康保険事業に対する一般会計からの繰入金でございますが、国保会計の財政状況悪化により各市町村の一般会計からの財源補てん的な繰入金は年々増加する傾向にございます。毎年度決算で実質収支が黒字である団体であっても財源補てん的な繰入金等により収支バランスを保っているのが実態と考えられます。本来、国保会計の繰入金は、国保会計が赤字の場合、その再建計画をもとに、特別の事情により一般会計において負担することがやむを得ないものと認められる費用に限るのが原則とされておるところでございますが、本市の場合、制度化されました保険基盤安定繰入金以外に事務費超過負担分や大阪府制度の老人医療助成及び障害者医療助成による国保事業への波及分と、保険料賦課限度額を定める際に国保運営協議会のご答申を受けまして低所得者階層に対する保険料負担の軽減を図る目的で一般会計から繰入れを受けております。年々費用額が増加し、また、国保財政の基盤が構造的に脆弱であることなどから繰入金は増加の傾向にありますが、安易に一般会計からの繰入れに頼るのでなく、事務の合理化に努めるとともに、医療費の適正化対策、収納率の向上対策、疾病予防などの健康管理、健康づくりのための諸施策の推進に努力することとあわせまして事務費の超過負担問題など制度に関する国の責任を明確化し、実態に即した改善を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 最後に要旨四の減免制度の拡充についてでありますが、保険料の納付困難な方に対しましては常に納付相談に応じるとともに、必要な方にはその申請によりまして保険料の減免等的確に処理しているところであります。減免制度の拡充につきましては昭和六十一年度に生活保護基準の第一類、第二類、その他の加算を算定値に加えるなどの大幅な拡充・改善を行い、また平成元年度にも現実に即応しない部分を改善し、さらに近年における社会経済情勢と近隣市の状況も勘案し、見直しを図ったところでございます。なお、減免に関する事務処理につきましては、公平に取り扱うはもちろんのこと、常に親切丁寧に対応するよう特に指導しているところでありますので、ご了承のほどお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(佐生総一郎君)  環境経済部理事。 ◎環境経済部理事(堀切靖介君)  件名二、花の文化園アクセス道路について、要旨一、市財政三カ年計画に位置づけされた、よって平成三年度に予算に計上せよというご質問にお答えいたします。 花の文化園は九月にオープンされましてから約三カ月でございますが、近年の花や緑に対します関心が深いことにより、ただいまお話もございましたように大変好評を得ているところでございます。 さて、新設のアクセス道路の放線決定でございますが、ヤン谷を経由して花の文化園に至るコースで検討を重ねてまいりました。この地域は高低差が大きいことによる技術的な処理、事業化による地域の理解、さらに事業費の問題等に相当な時間を要しましたため、決定がおくれてまいりました。このほど市の原案がまとまりましたので、ただいま大阪府と調整を進めておるところでございます。市といたしましては府に対しまして可及的に一定の判断を出していただき、一日も早く地域の説明会を開催し、理解を得て早期事業の推進と完成を図ってまいりたいと考えております。 なお、予算措置でございますが、本年度におきまして地元の基本的な理解を得まして、来年度は設計等に取りかかる予定で推進してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解をお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(佐生総一郎君)  北之橋桂一君。 ◆17番(北之橋桂一君)  今の理事者答弁を聞いておりまして、いつも同じことを言うているように思っています。もう少し一歩踏み出した、住民本位の政策が欲しいということを私は強く要求してきたところでありますが、相変わらず同じ状況であります。私ども共産党がこの平成二年度の当初予算の議会に組みかえ動議として、最高限度額を抑えるためには約二千万あれば抑制できるということで予算の組みかえ動議を出したわけですけれども、これは否決なされたわけですけれども、とにかく現状はますます国保会計の問題点として住民運動が盛り上がっていくという状況にあるわけですから、何をいうても、国民健康保険に加入しておられる人たちの数からいって、低収入の階層が非常に多い。最高限度額を払っておられる軒数が約一千五百五十軒ぐらいしかない、こういう状況ですから、推して推計するならば、収入の低い人の現状からいくならば、最低の最高限度額に入っていく収入のラインで見てみますと、三百万そこそこの人があるわけです。その階層が非常に多いわけです。そうすると、三十九万も四十万も次から次へ限度なしに上げられていくと、年間収入の一割以上が保険に要ってしまうということになると、生活上からいきましても非常にこの保険料の支払いというものが大きく生活内容に影響してくる、こういうことになるわけですから、住民の側に立った政治をやろうとするならば、やはり本会計からの繰入金を入れてこの値下げを抑制していくし、値下げの方向をたどっていくのがやはり住民本位の政治ではなかろうか。今回の議会でも大きな問題になるような行政財産まで処分するようなことまでやるような状況の中で、私は、やる気があるならばこれはやれるんだと、いわゆる理事者の決断があればこれはできるんだというふうに思うわけです。したがって、この国保問題というのはますます深刻になるという状況の中で、市長の大きな決断を求めて、私の質問を終わります。 ○議長(佐生総一郎君)  これにて十七番議員 北之橋桂一君の質問が終わりました。 お諮りいたします。議事の都合上、本日の会議時間を延長することにご異議ありませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。よって本日の会議時間を延長いたします。 次、二番議員 南 晃君。 ◆2番(南晃君)  ご指名をいただきましたので、個人質問をいたします。二番議員 南 晃でございます。 件名一、上田町マンション計画と混雑、危険な道路、交通問題について問う、であります。 大手スーパーや福祉センター、また市立市民体育館など公共の施設がこの十年、二十年の間につくられてきました。この地域はさらに楠翠台や楠台などの大型住宅開発が行われたわけであります。しかし、旧市街地は接続道路は旧態依然とした状態で残されてまいりました。そのため周辺住民や買い物に来るお客さん、マイカーなど、また公共施設に来る人や車などでごった返してきたのが今までの状態であります。一昨年市道喜多六号線が新設されて地域の住民は大変喜んでおりましたが、しかし、混雑や停滞の交通問題は今も同じであります。開発業者・株式会社スミトーが調査した資料によりましても、平成二年九月二十八日(金曜日)午前八時から午後五時三十分までの間の調査によりますと、歩行者が五百四十一人、自転車三百六十七台、バイク四百二十台、普通車三千四百十一台、貨物車百九十一台が通行し、合計四千九百三十の通行がありました。また、電車が九十一本も通行しております。さらに翌日の九月二十九日の土曜日の調査では、時間帯も同じでありますが、歩行者は六百五十五人、自転車三百六十一台、バイク三百七十六台、普通車五千二百二十一台、貨物車百三十一台、通行数の合計では六千七百四十四という通行で、その間電車は九十八本通っております。このような資料の内容によりましても、いかに混雑が激しいかがわかるわけであります。歩行者や自転車は小さくなって通行しているという状況です。さらに、道路横断もなかなかできず、周辺住民は交通安全上、多くの不満を持っております。市当局は市民のための住みよいまちづくりに向けて大型開発や公共施設の建設に対しては道路問題を解決するのを先に行うべきであります。 要旨一、大企業の利益か、住民にとって危険な道路問題の解決か、開発事業指導要網を業者にどう指導しているかであります。 株式会社スミトーの計画によります高層マンションへの接続道は喜多町六号線と大師町住宅地に計画されております。道路や橋梁建設予定地の埋立土砂、機材の搬入は、大量の大型車や一一トンダンプカーが通行します。業者説明ではダンプカー通行は三カ月間、毎日往復百二十台と言っております。さらに、完成後マイカーの通行がふえ、喜多町六号線の混雑は異常になってまいります。大師町自治会マンション対策委員会と市との交渉では、公道から公道に道路を接続すればよいと業者指導したと言っておりますが、開発事業指導要綱で、第一順位は九メーター以上の公道に接続する、となっておりますのに、混雑の激しい喜多町六号線や第三順位の大師町の四メーター道路に接続されることについては、開発事業指導要綱をどう指導しているのか。公道であればどこでもよいというふうな指導ではないでしょうか。なぜ国道三七一号から接続道をつけるように指導しないのか。市民は住みよいまちづくりを望んでおります。交通事故に脅かされないような取り組みを市がすべきであります。市の指導は、大企業の利益に加担しているというふうな認識を受けても仕方がありません。 要旨二、市道、喜多町六号線は生活道路ではないのか。 先ほども言いましたが、九月二十八日(金曜日)は歩行者五百四十一人、自転車三百六十七台、バイク四百二十台が通行しましたし、九月二十九日の土曜日は歩行者六百五十三人、自転車三百六十一台、バイク三百七十六台と、人や自転車、バイクが通行する生活道路であります。そのために大型車の三トン以上の通行規制がされております。喜多町六号線と踏切周辺、大型工事車両、ダンプカー通行は、住民生活に危険を及ぼすということであります。この喜多町六号線と踏切が一昨年新しくつくられたのは大変喜んでおりますが、しかし、大型車両が通行できる道路ではありません。一一トンダンプカーは長さ一三メートルもあります。国道三七一号線と踏切との間は五〇メートルぐらいの距離しかありませんし、ダンプカー四台しかとまれないという短い道であります。道幅も一一トン車同士が対向するとバックミラーが接触するというふうにダンプカーを運転している人が言っております。工事中は踏切を渡るとすぐ右折道路を仮につくって、一日百二十台以上百五十台ぐらいの工事車両が通行するようになります。歩行者、自転車、車や電車が通るところで、事故の発生を招く危険な地域になります。市当局はこの地域の危険解消を行うために交通問題について真剣に考えていただきたいわけであります。喜多町会と業者との話し合いでも、もし喜多町六号線を工事車両やダンプカーが通行することを市が認めるのであれば、道路、踏切を拡幅して、三車線道にしないと安心できないという意見で一致いたしました。市は、道路、踏切をつくるためにイズミヤから当時九千万円の工事分担金を取って新しい道路をつくりましたが、株式会社スミトーに対しても道路、踏切拡幅のための工事分担金を取ってしかるべきであります。また、この危険な道路交通問題が解決するまで接続道の工事も許可しないように強く対応していただきたいわけであります。 四、踏切から三〇メーター以内の右折進入路は危険ではないのか。 一一トンダンプカーの長さが一三メートルあるのに、踏切から三〇メーター内に右折進入路をつくるとして、踏切前にある家、土地を業者が持主と仮の売買契約を結んでおります。前の東レ建設は大変危険と考えて、三〇メーター以上離れたところに接続道を計画いたしました。私は六月議会で、踏切から近いと危険というふうに質問を行いましたが、道路交通法上問題ないという答弁でありました。東レとスミトーとこのように違うのは、市当局の指導に問題があるからではないのか、お聞きしたいわけであります。 要旨五、マンション予定地への計画道路は欠陥。 一、大師町からマンションへの道幅は。 大師町内の道路幅は四メーターですが、接続道は四・五メーターと業者は言っております。普通車の対向が難しい道路であります。小中学生の通学路にもなっておりますのに歩道が計画されておりません。東レ建設のときには市は接続道を一方通行にするか、車どめをつけるというふうに市民に発言をしております。 二、道路勾配はどうかであります。 さらに大師町への接続道はマンションから七〇メーターで、勾配七・九%と言っております。急勾配の道路になります。業者は住民との話し合いの席上で、この道路は市道認定をしてもらうと堂々と言っておりますが、市は業者とどんな約束をしているのか、お聞きしたいのであります。 件名二、集会所建設についてでございます。 要旨一、公有地を利用して、建設用地のない地区に便宜を与えよ。 最近の異常な地価高騰で土地取得や土地を借用することが大変困難になっております。集会所をつくりたいが、部落有財産もない、金もない、また用地も買えない、さらに、貸してくれる人もないということから、つくれない地区も多くあると思います。菊水町や末広町では地区の会合や葬式のときも集会所がないので大変困っておられます。公有地を貸してでも建設用地のない地区に便宜を与えてもらいたいのであります。 要旨二、物価上昇に見合ったように用地、建物に補助金の抜本的増額をであります。 集会所建設に市、府からの補助金は用地に出ていないそうですが、建物へは新築や建てかえに市では最高八百五十万円、府では老人憩いの家ということで最高四百万円が補助されております。近年、多くの町会や自治会で集会所の建てかえも行われ、大きな立派なものになってきております。用地のない地区は借地料を払って建てているところもあります。用地に対しての補助も出すべきです。建物に対しては税金や物価上昇に見合ったように増額すべきであります。隣の大阪狭山市では一集会所の用地建設に二億円の補助を出しているというふうに聞いております。抜本的対策をとるようにお願いする次第であります。 以上です。 ○議長(佐生総一郎君)  都市整備部長。 ◎都市整備部長(向井亨君)  件名一の上田町マンション計画と混雑、危険な道路交通問題について問う、要旨一につきましては私の方からお答えを申し上げます。 市街化区域の用途地域が定められました土地の利用につきましては、その土地の置かれた状況に応じて可能な手法によりまして利用されるのが通例となっております。この場合、都市計画法や建築基準法等の法律によりまして開発許可等を受けて行われますが、これだけでは地域によって不十分なところも、ございますので、市独自での開発指導要綱を定めて指導を行っているのであります。上田町のマンションの進入道路につきましては、この土地の状況から用地の取得等も関係して、現在事前協議を受けている中での計画といたしまして、開発者から示されている喜多六号線の接続の位置で協議いたしているものであります。諸条件を考慮して関係機関とも協議し、全庁的な立揚から安全対策を講じた道路を計画するよう指導しているところであります。 なお、開発指導要綱での施行基準であります開発に伴う接続道路、接続をしようとする道路で幅員六・五メーター以上の道路が第一番であります。二番目といたしまして将来拡幅計画のある四メーター以上の道路、三番目として現在四メーター以上の公道ということになってございまして、現在の喜多六号線は幅員八メーターであります。そういったことから、指導要綱から見る接続の公道としては六・五メーター以上あるわけであります。 以上であります。 ○議長(佐生総一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(大北哲夫君)  件名一、上田町マンション計画と混雑、危険な道路、交通問題について、要旨二、市道喜多六号線は生活道路ではないのか、要旨三、喜多町六号線と踏切、踏切周辺大型車両、ダンプカー通行は、住民に危険を及ぼす、要旨四、踏切から三〇メーター以内の右折進入路は危険ではないのか、要旨五、マンション予定地への計画道路は欠陥、大師町からマンションへの道幅は、道路勾配は、につきましては相関連いたしますので、一括してお答えいたします。 国道三七一号の混雑解決を図るために三七一号バイパスが供用されたことによりまして交通量が分散となり、三七一号の渋滞が緩和されたものと考えております。市道喜多六号線につきましては、ご承知のとおり市道喜多三号線は民家が連立しており、拡幅の余地がなく、また踏切と斜交差となっておりましたために、安全対策事業として喜多町会及び関係地主等のご協力をいただきまして平成元年四月二十八日に市道喜多三号線のバイパスとして供用開始を行い、交通混雑の解消を図ったところでございます。市道喜多六号線は生活道路ではないかというようなご質問でございますが、一般交通の用に供されている道路はご承知のとおり国道、府県道及び市町村道、道路法の適用、認定されております。認定以外の道路といたしましては国有資産法の公共用財産として管理されておるところでございます。一般的には生活道路とは、高規格幹線道路、いわゆる自動車の高速交通の確保を図るために必要な道路で、全国的な自動車交通網の構成する自動車専用道以外につきましては生活道路として略称されておるところでございます。 要旨二についてでございますが、市道喜多六号線、国道三七一号線から三号踏切までにつきましては交通規制区域外となっておりますが、喜多三号線踏切より原町までの市道原町喜多線につきましては三トン以上の貨物車、大型特殊自動車の通行規制区間となっております。しかしながら、周辺地域の土地利用等の関係もございますので、所轄警察署の許可を受けた場合については一時解除ができることになっております。 要旨四についてでございますが、マンション計画に伴います進入路の取付につきましては都市計画法の三十二条協議の申請がされておりませんが、申請が受理された時点におきましては道路構造令等をクリアするよう、また、踏切との安全対策につきましても所轄警察と十分協議を図るよう強く指導してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 要旨五の大師町からマンションへの道幅、道路勾配についてでございますが、ご承知のとおり開発に伴います道路は四メートルの道路幅員があれば開発可能となりますが、住宅戸数、児童発生数、防災面、通学路の確保、地域の利便性、道路の構造完成後の管理も含めまして総合的に指導すべきであると考えております。公道から公道へつなぐよう指導しておるところでございます。先ほどもお答えいたしましたように、三十二条協議がされた時点におきまして道路構造令、安全対策につきまして強く指導してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(佐生総一郎君)  西野助役。 ◎助役(西野道雄君)  件名二の集会所建設についてお答えいたします。 要旨一、二はいずれも関連いたしておりますので、一括してお答え申し上げます。 当市の目指しています人間性豊かなまちづくりを進めていくためには、市民と行政が常に助け合い、協力し合うとともに、地域の人々がお互いの連帯感と信頼を深めていくことが大変重要なことであろうと存じます。このようなコミュニティーの推進には、地域の人々が自由に集い、語らい、楽しむ安らぎの場、あるいは触れ合いの場となるコミュニティー施設、つまり地域集会所が非常に重要な役割を果たすものと思っております。そこで市といたしましては、コミュニティー活動の拠点でもあります集会所につきましては、ご承知のとおり建設など整備に対しまして補助金を交付いたしておりますが、用地の確保は自治会、町会等でお願いをしているのが現状でごさいます。この整備事業補助金は、昭和六十三年四月に補助金を増額いたしまして、限度額を八百五十万に引き上げたところでございます。この点をどうかご理解いただきたいと思います。なお、今後とも集会所のない地区につきましては公共施設の活用、開放など積極的に進めて取り組んでまいりたいと存じます。 以上です。 ○議長(佐生総一郎君)  南 晃君。 ◆2番(南晃君)  自席から再質問さしていただきます。 十月に大師町自治会のマンション対策委員会と業者との話し合いがあったんですけれども、このときに業者は十一月から工事着工したいということをしきりに言っておったんです。これは河川工事をしたいということのようでした、河川が冬場になると雨が余り降らないということで。しかし、これは十一月から着工できないから今年は無理だというような話だったんですけれども、こういう業者の発言について、開発協議もまだ全然--三十二条協議とか何とか言って先ほども答弁がありましたけれども--何もないのに、道路をつくって、工事車両が入っていかんといかんわけですわね。それで河川の工事をせないかんわけですわね。こういうことが、地元の話し合いも終わってないし、開発協議も終わってないのに、道路や河川をいらうことができるのか、この点について、先ほどもちょっと言いましたけれども、きちっと話し合いがつくまではこういう工事が一切進まないというふうに指導してほしいわけですわ、きちっとね。 それから、先ほど分担金についてもちょっと言いましたけれども、この喜多六号線というのをつくるときに、イズミヤから分担金を取っておるんですね。それでできて、今度はその道路を使ってマンションを建設するということですけれども、今の道路は歩道も一メーターあるかなしかの道路なんですよ。大体市が歩道設置は二メーターやといつも言うてますけど、細いんですよ。道路幅自身も細いんですね。だから地元ではこれは欠陥道路やというふうに言う人があるんですよ。それだけ細い道路をダンプカーや工事車両、橋梁を積んだ工事車両が通ったらどうなるかということを思っただけでももう大変だなと思うんですけれども、そういう工事車両が通るようになるのであれば、やっぱり道幅をもっと広げんと大変危険なことになると。これはまた業者が市の方に相談に行って地元に返事するというふうに言っておるんですけれども、道路幅を拡幅しない限りはこれは工事できないという姿勢できちっとしてほしいんです。 それと、先ほども言いましたけれども、市道認定の件ですけど、市は、これは業者は府に言ったんだろうと思うんですけれども、橋が二つできるんですよね。市道認定されないと市管理--橋は府管理か市管理かですけれども、ならないらしいですね、市道認定されないと。もしこれ、市道認定されないと、橋や道路というのはどうなるのかということですね。そのために市自身も、市道認定になりますというようなことを言ってるというようなことなんですね、業者に。これは議会にかけて市道認定になるのに、もう既にこの計画では認定されますというようなことを言うてるというようなことについて、業者は言うてますわ、堂々と市道認定してもらいますと言うてますわ、地元説明ではね。こういうことを、我々議員やってるけども、堂々と業者が言えるというようなことを当局も対応さしていいのかどうか。我ら自身、実際この道路ができて、見ん限りは市道認定できる道路かどうかわからんのに、図面上で、もうこれやったらいけますというようなことね、こういうことを言ってるのかどうか、はっきりさしてほしいんですよ。市道認定できなかったらその道路はどうなるのかということを一遍聞きたいんです。 ○議長(佐生総一郎君)  建設部長。 ◎建設部長(大北哲夫君)  お答えいたします。 業者が何か市道認定をするというような話があるということでございますが、先ほどもお答えいたしておりますとおり、三十二条協議もまだ提出もされておりませんので、そういう市として認定するとかしないとか、そういう協議は一切行っておりません。 以上でございます。 ○議長(佐生総一郎君)  都市整備部長。 ◎都市整備部長(向井亨君)  進入道路につきましての基本的な取り組みについてお答え申し上げます。 当上田町マンションの開発の事前協議が数年前から出されておるわけでありますが、当該道路につきまして市道認定にするということは大前提にはありますが、現在三十二条協議の中で法的にその位置づけが確立してまいりますので、そういうスタンスで建設部長が答弁申し上げておりますので、ご理解賜りたいと思います。 ○議長(佐生総一郎君)  南 晃君。 ◆2番(南晃君)  先ほども言いましたけど、ほかのことで先に聞きますけども、川の工事と道路工事、これについて開発協議がまだ全然いってないでもできるんやというふうに業者が言うてるのね、これについてけしからんということを思うんですよ。だから、この辺についてきちっとこれから、来年も、はっきり協議が調うまで許可しないというか、そういうことをさせないということをはっきりさしてほしいということでおいておきます。 ○議長(佐生総一郎君)  これにて二番議員 南 晃君の質問が終わりました。 これにて個人質問を終結いたします。 ただいま市長から、議案第七十二号 平成二年度河内長野市一般会計補正予算について、訂正したい旨の申し出があります。この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     (異議なしの声あり) △日程十 議案第七十二号 平成二年度河内長野市一般会計補正予算の訂正について ○議長(佐生総一郎君)  ご異議なしと認めます。よって、日程十 議案第七十二号 平成二年度河内長野市一般会計補正予算の訂正についてを日程に追加し、議題といたします。 まず、訂正箇所について議会事務局長より説明をいたさせます。議会事務局長。 ◎議会事務局長(勇川勇君)  それでは、命によりまして、議案第七十二号 平成二年度河内長野市一般会計補正予算の訂正についてご説明申し上げます。 訂正内容につきましては、お手元にお配りしております「議案の訂正について」の文書のとおりでございます。 訂正箇所につきましては、議案書によって申し上げます。 まず議案書十ページでは、第一条中の補正予算額、十七億五千八百万二千円を十六億四千九百二十三万四千円に、補正後の予算総額、二百七十一億三千二百七十六万七千円を二百七十億二千三百九十九万九千円にそれぞれ訂正するものです。 次に十一ページ、歳入の表について申し上げます。 款一、市税の補正額、上から二行目及び三行目の九億二千百九十二万五千円を八億九千三百六十一万一千円に訂正、同じく市税の計、上から二行目の百三十四億五百六十三万九千円を百三十三億七千七百三十二万五千円に、同じく三行目の八十億六百三十二万八千円を七十九億七千八百一万四千円に訂正です。 同じく款十二、財産収入の補正額、上から十一行目及び十二行目の一億七千九百八十九万円を九千九百四十三万六千円に訂正、同じく財産収入の計、上から十一行目の六億二千七百七万八千円を五億四千六百六十二万四千円に、同じく十二行目の一億八千百八十一万五千円を一億百三十六万一千円に訂正です。 同じく歳入合計の補正額、一番下の行の十七億五千八百万二千円を十六億四千九百三十三万四千円に訂正、同じく歳入合計の計、一番下の行の二百七十一億三千二百七十六万七千円を二百七十億二千三百九十九万九千円に訂正です。 次に十二ページの歳出の表について申し上げます。 款二、総務費の補正額、上から二行目の十一億一千四百八十七万六千円を十億三千四百八十七万六千円に、同じく三行目の十一億五百四十五万七千円を十億二千五百四十五万七千円に訂正です。同じく総務費の計、二行目の六十八億三千八百九十四万五千円を六十七億五千八百九十四万五千円に、同じく三行目の五十九億七千七十九万六千円を五十八億九千七十九万六千円に訂正です。 次に款八、教育費につきましては、補正額、上から十六行目の三千八百七十七万二千円を一千万四千円に、同じく計、上から十六行目の四十一億九千三百四十三万三千円を四十一億六千四百六十六万五千円に訂正、同じく教育費の項二、小学校費、上から十八行目のすべてを削除の訂正です。項二、小学校費の一行のすべてを削ることになります。 同じく歳出合計の補正額、一番下の行の十七億五千八百万二千円を十六億四千九百二十三万四千円に、同じく計、一番下の行の二百七十一億三千二百七十六万七千円を二百七十億二千三百九十九万九千円に訂正です。 以上が議案中での訂正箇所でございまして、説明資料の歳入歳出補正予算事項別明細書につきましては、お手元の訂正文書表のとおり訂正されております。 なお、以上の訂正を行った後の議案及び説明資料は、参考資料としてお手元に配付さしていただいておりますので、よろしくお願い申し上げます。 以上でございます。 ○議長(佐生総一郎君)  それでは、市長から訂正理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(東武君)  訂正理由。 平成二年十二月定例市議会に提案いたしました議案第七十二号 平成二年度河内長野市一般会計補正予算について訂正の理由を申し上げます。 本補正予算のうち、市立小山田小学校にかかわります用地の取得と処分に関する経費につきまして、諸般の事情等を熟慮いたしました結果、減額の訂正を行うものでございます。 訂正の内容といたしましては、補正予算額を一億八百七十六万八千円の減額でございます。 歳出補正予算では、普通建設事業基金積立金五億八千万円から八千万円を減額し、五億円に、小学校用地購入費二千八百七十六万八千円を全額減額し、それぞれ訂正するものでございます。 歳入補正予算では、その財源としております市税二千八百三十一万四千円、財産収入八千四十五万四千円をそれぞれ減額訂正するものでございます。 よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(佐生総一郎君)  訂正理由の説明が終わりました。 ただいま議題となっております訂正の件について質疑に入ります。     (なしの声あり) これにて質疑を終結し、これより討論に入ります。     (なしの声あり) これにて討論を終結し、これより採決いたします。 本件を承認することにご異議ありませんか。駄場中 光君。 ◆18番(駄場中光君)  これね、売却したやつは買い戻ししていただくということで減額修正はわかりますけど、用地を買った分についてまで返す必要はないと思うんです。それで、ちょっと私もよくわからんので変な時機に質問したんですけど、ここで認めるということになりますと、あしたから付託される委員会での採決というのはすべて賛成ということになるんですか。その関係がよくわからんわけですけどね。それさえはっきりすれば、改めてここで質問する必要はないわけですけど。すなわち、減額修正を認めた予算をすべて賛成するという態度になるんですかね、今賛成すれば。その関係をちょっと、休憩してでもいいから教えていただきたいんですけどね。そのことがはっきりしないと……。 ○議長(佐生総一郎君)  暫時休憩いたします。     (午後六時二十二分 休憩)     -------------     (午後六時四十三分 再開) ○議長(佐生総一郎君)  休憩前に引き続き会議を再開いたします。 これより、先ほどの議案第七十二号 平成二年度河内長野市一般会計補正予算の訂正についての討論に戻ります。 討論に入ります。駄場中 光君。 ◆18番(駄場中光君)  こういう議案の大幅な修正提案をするということにつきましては初めての経験でしたので、ちょっと混乱をさせまして申しわけありません。その点についてはおわびをしたいと思います。私の理解では、修正の提案だけをして、採決というのは、あしたからの審議を待って採決をするというふうに私は理解をしておったわけです。なぜかといいますと、売ったやつを戻すのと、買うたやつと、売買が両方に一緒になってますのでね。日本共産党市会議員団は、売った分について買い戻しをしていただくということについては大いに賛成でありますから、この議案の訂正については賛成をするものです。しかし、先ほども言いましたように、わざわざ買ったものまでなぜ返さなきゃならんのかという疑問が残るわけです。市長の先ほどの修正提案の説明の中で、諸般の事情があって、売った分も買うた分も修正したいという諸般の事情があってということですので、あしたからの審議で、なぜ買うた分まで売らなあかんのかというその諸般の事情を聞いた上で共産党市議団としての態度をはっきりしていきたいと思います。ただ、いろいろ事情があるようですので、売った分をもとに戻す、そういう修正提案だというふうに理解して、その点で賛成をしたいと思います。 以上です。 ○議長(佐生総一郎君)  これにて討論を終結し、これより採決いたします。 本件を承認することにご異議ありませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。よって議案第七十二号 平成二年度河内長野市一般会計補正予算の訂正については、これを承認することに決しました。 お諮りいたします。ただいま市長から、議案第七十七号 議会の議員の報酬および費用弁償等に関する条例の改正について、議案第七十八号 河内長野市報酬および費用弁償条例の改正について、議案第七十九号 特別職の職員の給与に関する条例の改正について、議案第八十号 河内長野市教育委員会の教育長の給与および勤務に関する条例の改正について、及び議案第八十一号 河内長野市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の改正についての五件が提出されました。これを日程に追加し、議題といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。よって議案第七十七号 議会の議員の報酬および費用弁償等に関する条例の改正について外四件を日程に追加し、議題といたします。 △日程十一 議案第七十七号 議会の議員の報酬および費用弁償等に関する条例の改正について △日程十二 議案第七十八号 河内長野市報酬および費用弁償条例の改正について △日程十三 議案第七十九号 特別職の職員の給与に関する条例の改正について △日程十四 議案第八十号 河内長野市教育委員会の教育長の給与および勤務に関する条例の改正について △日程十五 議案第八十一号 河内長野市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の改正について ○議長(佐生総一郎君)  ただいま議題となりました日程十一 議案第七十七号 議会の議員の報酬および費用弁償等に関する条例の改正についてから、日程十五 議案第八十一号 河内長野市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の改正についての五件を一括議題といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。     (異議なしの声あり) ご異議なしと認めます。よって議案第七十七号 議会の議員の報酬および費用弁償等に関する条例の改正について外四件を一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。市長。 ◎市長(東武君)  追加提案をお願いし、一括提案となりました議案第七十七号 議会の議員の報酬および費用弁償等に関する条例の改正について、議案第七十八号 河内長野市報酬および費用弁償条例の改正について、議案第七十九号 特別職の職員の給与に関する条例の改正について、議案第八十号 河内長野市教育委員会の教育長の給与および勤務に関する条例の改正について、議案第八十一号 河内長野市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の改正についての五議案について提案理由のご説明を申し上げます。 このたび河内長野市特別職報酬等審議会におきまして、議員の報酬及び特別職の職員の給与等について検討が行われ、その中で行政需要の複雑多様化に伴いますその職務と責任の度合いを十分勘案し、かつ市民感情と世論の動向を配慮しつつ、大阪府下各市における報酬等の改定状況や他都市との均衡、特別職の職員と一般職の職員との給与額の比較並びに人件費が財政に及ぼす影響などを十分に考慮し、その結果、改定を行うことが適当であるとの建議がございましたので、慎重審議されましたこの建議を尊重いたしまして、議員の報酬及び特別職の職員の給料について改定するものでございます。 次に、教育委員会の教育長の給料につきましても特別職の職員の給料に準じ改定するものでございます。 また、各種行政委員会等の委員の報酬、消防団員の報酬及び費用弁償につきましても、議員の報酬及び特別職の職員の給料並びに他都市との均衡も考慮いたしまして改定するものでございます。 以上、よろしくご審議の上、ご承認を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(佐生総一郎君)  提案理由の説明が終わりました。 ただいま議題となっております日程二 議案第六十九号 議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の改正についてから、日程十五 議案第八十一号 河内長野市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の改正についてまでの十二件は、議案付託表のとおり、それぞれの所管の常任委員会に付託いたします。 次、今期定例会において本日までに、少年少女向けポルノコミック本から子供を守る請願、国民健康保険料の値下げを求める請願、河内長野市立三日市幼稚園の二年保育の早期実現を願う請願、子供たちのすこやかな成長、安全を保障する保育所・保育環境を求める請願の四件を受理しておりますので、これを日程に追加し、議題といたします。 なお、本件につきましてはお手元に配付の請願文書表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。     (午後六時五十二分 散会)                議案付託表                         平成2年12月市議会第4回定例会付託委員会議案番号件名総務常任委員会議案第69号議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関 する条例の改正について建設産業水道 常任委員会議案第70号平成2年発生の農地農業用施設災害復旧事業の施行計 画について教育民生常任委員会議案第72号平成2年度河内長野市一般会計補正予算 歳出   (款)総務費<(項)市民会館費>民生費、教育費 債務負担行為建設産業水道 常任委員会議案第72号平成2年度河内長野市一般会計補正予算 歳出   (款)産業経済費、土木費、災害復旧費総務常任委員会議案第72号平成2年度河内長野市一般会計補正予算 歳出   (款)総務費<(項)市民会館費を除く>公債費、    諸支出金 歳入全般教育民生常任委員会議案第73号平成2年度河内長野市国民健康保険事業勘定特別会計 補正予算総務常任委員会議案第74号平成2年度河内長野市部落有財産特別会計補正予算建設産業水道 常任委員会議案第75号平成2年度河内長野市公共下水道事業特別会計補正予 算教育民生常任委員会議案第76号平成2年度河内長野市老人保健医療特別会計補正予算総務常任委員会議案第77号議会の議員の報酬および費用弁償等に関する条例の改 正について付託委員会議案番号件名総務常任委員会議案第78号河内長野市報酬および費用弁償条例の改正について総務常任委員会議案第79号特別職の職員の給与に関する条例の改正について総務常任委員会議案第80号河内長野市教育委員会の教育長の給与および勤務に関 する条例の改正について総務常任委員会議案第81号河内長野市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関 する条例の改正について               請願文書表                                           平成2年12月河内長野市議会第4回定例会受理 番号受理年月日件名請願者の住所及び氏名請願の主旨紹介議員の氏名付託委員会1平成2年11月26日少年少女向けポル ノコミック本から 子供を守る請願河内長野市北貴望ケ丘       29番5号 子供向けポルノコミック 本から子供を守る親の会  代表 野村恭子        外 1名別紙のとおり稗田矢八   柳田吉範 駄場中 光  北原満枝 中尾清治   花田祐輔 米田作次   南 定信 高橋正広   吉川 昇 竹鼻伝吾   伏見 繁 佐野三郎   藤井真智子 林  晋    西ノ内寿一教育民生 常任委員会2平成2年11月26日国民健康保険料の 値下げを求める請 願河内長野市高向514-6  浦 武士       外1,295名         5団体別紙のとおり南  晃
    吉田礼子 駄場中 光 角野雄一 北之橋桂一 稗田矢八 中尾清治教育民生 常任委員会受理 番号受理年月日件名請願者の住所及び氏名請願の主旨紹介議員の氏名付託委員会3平成2年11月26日河内長野市立三日 市幼稚園の二年保 育の早期実現を願 う請願河内長野市高向1924-40 三日市幼稚園  OB・父母の会  代表 有富陽子        外660名別紙のとおり北之橋桂一 駄場中 光 南  晃 角野雄一 吉田礼子 稗田矢八 中尾清治教育民生 常任委員会4平成2年11月26日子供たちのすこや かな成長、安全を 保障する保育所・ 保育環境を求める 請願河内長野市緑ケ丘南町        16番12号 千代田台保育所        保護者会     池側修次         外774名別紙のとおり角野雄一   花田祐輔 吉田礼子   米田作次 駄場中 光  佐野三郎 北之橋桂一  林  晋 南  晃    竹鼻伝吾 吉川 昇    高橋正広 中尾清治   南 定信 藤井真智子  伏見 繁 西ノ内寿一  稗田矢八教育民生 常任委員会 地方自治法第百二十三条第二項の規定により、ここに署名する。  平成二年  月  日  河内長野市議会議長   佐生総一郎  河内長野市議会副議長  橋上義孝  河内長野市議会議員   柳田吉範  河内長野市議会議員   中尾清治...