令和 3年 6月 定例会 令和3年6月
泉佐野市議会定例会(第2日) 令和3年6月23日(
水) -------------------------------◯第2日
の議事日程 日程第1 一般質問 日程第2 議案第24号 泉佐野市附属機関条例
の一部を改正する条例制定について 日程第3 議案第25号 職員
の服務
の宣誓について
の条例
の一部を改正する条例制定について 日程第4 議案第26号 泉佐野市市税条例
の一部を改正する条例制定について 日程第5 議案第27号 泉佐野市立りんくう
野外文化音楽堂条例制定について 日程第6 議案第28号 泉佐野市道路
の構造
の技術的基準等を定める条例
の一部を改正する条例制定について 日程第7 議案第29号 泉佐野市
固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例制定について 日程第8 議案第30号 泉佐野市奨学金基金条例
の一部を改正する条例制定について 日程第9 議案第31号 令和3年度泉佐野市一般会計補正予算(第4号)
-------------------------------◯議員定数18名 出席議員18名 大庭聖一 土原こずえ 岡田昌司 辻中 隆 野口新一 向江英雄 大和屋貴彦 西野辰也 長辻幸治 高橋圭子 福岡光秋 高道一郎 日根野谷和人 新田輝彦 辻野隆成 中村哲夫 中藤大助 布田拓也
-------------------------------◯説明員職氏名 市長 千代松大耕 副市長 八島弘之 副市長 真瀬三智広 教育長 奥 真弥
上下水道事業管理者 射手矢光雄 政策監・市長公室長 北川和義 政策監・成長戦略室長 中平良太 政策監・市民協働部長 溝口 治 政策監・総務部長 谷口洋子 政策監・生活産業部長 長尾讓治 政策監・健康福祉部長 竹内一郎 政策監・都市整備部長 家治元和 政策監・教育部長 本道篤志 政策推進担当理事 松下庄一
窓口民営化担当理事 鐘井昭広
中期財政運営管理担当理事 河野陽一 成長戦略担当理事 阪上博則 企業誘致担当理事 大垣昌紀
官民連携推進担当理事 甲田裕武 危機管理監 木内利昭 人権推進担当理事 中下栄治
デジタル化推進担当理事 薮 剛司
にぎわい創生担当理事 宗野公保 まち
の活性化担当理事 西納久仁明 郷土芸能担当理事 堀口 哲
観光DMO推進担当理事 坂口 隆 健康・食育・医療担当理事 刀谷久良 広域福祉担当理事 山野正訓 こども部長 古谷信夫
まちづくり調整担当理事 久禮政志
総合住宅政策担当理事 榊原敏弘 都市整備部技監 岩間俊哉 会計管理者 岸上和孝 上水道担当理事 源 一浩 下水道担当理事 桑村英司
スポーツ推進担当理事 樫葉浩司 秘書課長 中口幸治 政策推進課長 福井丈司 政策推進担当参事 福本伊織 情報政策担当参事 辻 英樹 地方公会計担当参事 上田和規 行財政担当参事 和田秀樹 ふるさと創生課長 塩見 健
ふるさと創生担当参事 木ノ元 誠 おもてなし課長 新谷洋史 自治振興課長 松藤孝英 国際交流担当参事 川野憲二
友好都市交流推進担当参事 河原隆敏 広報公聴担当参事 福岡裕司 危機管理課長 浅井英彦 人権推進課長 川崎弘二 法務担当参事 市瀬義文 管財担当参事 池田達哉
デジタル化推進担当参事 今西紀彰 法定外税担当参事 竹森 知 契約検査課長 田村英登 契約検査担当参事 高橋範光 人事課長 樫葉康文 税務課長 藤田宗昭 納税担当参事 橋野 久 農林水産課長 林 豊 まち
の活性課長 島田純一 まち
の活性化担当参事 大畑太吉
泉州タオル担当参事 井尻 学
シティプロモーション推進担当参事 商工業振興担当参事 田中準二 福島義人 環境衛生課長 梅本正樹 環境衛生担当参事 牛之濱竜児 生活福祉課長 田中伸宏 地域共生推進課長 石橋保昭
障害福祉総務担当参事 北川 淳 介護保険課長 溝川正美 健康推進課長 新原康宏 健康推進担当参事 田平昌代 国保年金課長 貝塚敏明
保険料賦課徴収担当参事 庄司勝則 子育て支援課長 前田憲吾
少子化対策担当参事 田中邦彦 こども園担当参事 田中由紀 都市計画担当参事 加藤格司 建築住宅課長 木村圭介 設備担当参事 山出谷佳則 施設担当参事 中野 康 施設担当参事 福島 敏 道路公園課長 東 武司 道路・公園担当参事 大谷佳正 土木管理・交通対策・地籍調査担当参事 会計事務担当参事 松若理可 植田 薫 経営総務課長 北庄司俊明 水道業務担当参事 休井紀之 下水道整備課長 立花義朝
下水道整備担当参事 川崎健司 水道工務課長 西 勲 水道工務担当参事 梶 眞通 教育総務課長 田倉 元 教職員担当参事 山岡史賢 教育振興担当参事 北浦勝則 学校給食担当参事 杉浦勇人 学校教育課長 藤原義弘 学校指導担当参事 和田哲弥 人権教育担当参事 渡辺健吾 生涯学習課長 大引要一 青少年課長 中岡俊夫 スポーツ推進課長 山路功三 文化財保護課長 中岡 勝
農業委員会事務局長 長尾讓治
農業委員会事務局次長 高橋吉郎 峯 和弘 高柳和則
-------------------------------◯議会事務局職員氏名 政策監・議会事務局長 池田秀明 理事・議会事務局次長 古谷浩一 議会事務局主幹兼係長 松本良幸 議会事務局主任 高倉佳代子 議会事務局主任 長野早和子 議会事務局係員 永金佑介
------------------------------- 会議のてんまつ
△開議(午前10時00分)
○議長(向江英雄君) おはようございます。 ただいまより6月定例市議会第2日
の会議を開きます。 議員定数18名中、出席議員18名でありますので、会議が成立しております。 本日
の議事日程は、タブレットへ掲載いたしております一覧表
のとおりであります。 なお、執行機関
の皆様におかれましては、条例により反問権が認められていますが、反問する場合は議長
の許可を受けた後に行ってください。反問
の範囲については、質問
の趣旨内容を確認し、論点
の整理を行うため
の事実関係
の確認や、質問
の出典等、質問
の根拠を問う範囲に限ります。反問権
の行使については条例
の趣旨に沿って進めたいと思いますので、議長
の指示に従っていただきますようお願いいたします。 それでは、これより議事に入ります。 -------------------------------
△日程第1 一般質問
○議長(向江英雄君) 日程第1、一般質問を議題といたします。 まず、会派代表質問を承ります。 1.
新型コロナウイルス感染拡大について 2.
新型コロナウイルスワクチン接種について 3.学校教育について 4.「生理
の貧困」について 5.デジタル化推進について 6.地球温暖化対策について 7.犬・猫不妊去勢手術
の助成について 以上、公明党泉佐野市会議員団代表・土原こずえ議員。 (土原 こずえ君 登壇)
◆(土原こずえ君) 皆さん、おはようございます。公明党泉佐野市会議員団
の土原こずえです。議長
のお許しをいただきましたので、会派を代表して質問させていただきます。 まず最初に、世界中に猛威を振るう
新型コロナウイルス感染拡大で感染され、お亡くなりになられた方々
のご冥福を心からお祈りいたします。また、治療中
の皆様方
の一日も早い回復を念願いたします。そして、日々奮闘してくださっている医療従事者
の皆様方に敬意を表します。また、市役所におきましては、千代松市長をはじめ理事者
の皆様、職員
の皆様におかれましては、
新型コロナウイルス感染拡大防止のため日々努力してくださり、心から感謝いたします。ありがとうございます。 さて、国において公明党は5月31日、菅首相に対し、政府が今月にも取りまとめる経済財政運営と改革
の基本方針、骨太
の方針に向けた提言を申し入れました。提言
の主な項目は、国産ワクチン
の早期実用化と円滑、迅速な接種体制、脱炭素へ再エネを主力電源化、
女性デジタル人材育成10万人プラン
の実行、(仮称)
子ども家庭庁
の創設、社会的孤立防止へ包括的な支援、幼児教育・保育
の無償化、私立高校授業料
の実質無償化
の拡充、防災・減災対策
の着実な実施です。私たち公明党議員は、国会議員と
の連携でコロナ危機を克服し、希望と安心
の時代を築くために今後も取り組んでまいります。 それでは、順を追って質問に入らせていただきます。 1.
新型コロナウイルス感染拡大について。 9都道府県
の緊急事態宜言が6月20日まで延長され、大阪においては医療機関が逼迫し、感染拡大は予断を許さない状況が続きました。今
のところ感染者が減少している傾向にありますが、今後も変異株
の市中感染など
の不安もあり、まだまだ収束
の見込みが立っていない状況です。そんな中で、本市
の現状と人口規模に対して
の感染者
の人数はどうなっているか教えてください。比較的、未就学児
の感染については少ないと認識していますが、市内
の未就学児
の感染者はどのような状況でしょうか。また、こども園、保育所など
の感染拡大防止対策について教えてください。それから、小・中学校で
の感染拡大防止対策はどのようにされている
のでしょうか。また、図書館で
の感染拡大防止対策はどうなっていますか。 続きまして、
新型コロナウイルスワクチン接種についてお伺いいたします。 全国で65歳以上
の新型コロナウイルスワクチン接種が始まって以来、本市においてもスピード感を持って進めていただいています。日々その業務に当たってくださる職員
の皆様には、心から感謝いたします。 公明党は、昨年7月国会質問で海外ワクチンを確保するため
の予算措置を強く要求してきました。政府は、予備費
の活用も含めて対応すると表明しました。財源確保
の見通しが立ったことで、米ファイザー、モデルナなど
の3社と計3億6,400万回、1億8,200万人分
の供給に至りました。そして、円滑な接種体制構築に向けて、公明党は今年1月、党内に接種対策本部を設置、国会議員と地方議員が連携して、接種を行う自治体に国
の情報をいち早く届けながら迅速な接種を後押ししてきました。これまでに、オンラインで各都道府県本部などを結んだ全国会議を2回開催、自治体
の好事例などを共有した上で各地方議員がそれぞれ
の地域で問題点を把握し、行政側に要望活動を積極的に推進してきました。 そこで、公明党泉佐野市会議員団といたしましても、去る5月11日、
新型コロナワクチン接種に関する緊急要望書を千代松市長に提出させていただきました。その項目は9項目。主な内容といたしまして、集団接種会場
の見直し。平日実施
の増加。集団接種予約時
のナビダイヤルからフリーダイヤルへ
の変更。一般接種券発送時
の混雑
の緩和。障害者、基礎疾患
の方々に対する優先的な接種予約
の支援。保育園、幼稚園を含む教育関連従事者へ
の優先接種実施などです。そのほとんど
の要望を取り入れてくださり、市民
の皆様から感謝
の声も届いています。 そこで、本市
の高齢者へ
のワクチン接種
の現状についてと今後
のワクチン接種
の展開についてお尋ねします。 3.学校教育について。 2019年12月、文部科学省が打ち出した
GIGAスクール構想は、児童・生徒1人1台
の端末と高速大容量
の通信ネットワーク環境の整備を取組
の中心に位置づけ、コロナ
の影響で前倒しになり、昨年度末までに本市においても整備が整ったと認職しています。その現状を教えてください。また、各家庭で
のネットワーク環境についてはどうなっていますか。 4.「生理
の貧困」について、
貧困女性支援物資配布
の現状について。 コロナで浮き彫りになった問題
の一つに、経済的に困窮し生理用品
の購入もままならない生理
の貧困があります。生理
の貧困とは、生理用品を買うお金がない、また利用できない、利用しにくい環境にあることを指し、この生理
の貧困の解消
のため、例えばイギリスでは全国
の小・中・高校で生理用品が無償で提供されていると報道されています。また、フランス、ニュージーランド、韓国なども同様
の動きがあります。この問題は日本でも無関係でなく、生理をめぐる環境
の改善を目指す任意団体#みんな
の生理が今年2月に行った
オンラインアンケート調査によりますと、5人に1人
の若者が金銭的な理由で生理用品を買うのに苦労した、ほか
のもので代用しているなど
の結果が出ています。また、
貧困で購入できないだけでなく、ネグレクトにより親などから生理用品を買ってもらえない
子どもたちがいると
の指摘もありました。 生理
の貧困は、当事者が声を上げづらい、しかし女性
の尊厳に係る社会問題です。こうした現状を受けて、公明党は無償配布など
の支援策が各自治体で広がるように推進しています。 泉佐野市におきましても、3月24日にコロナ禍における女性
の負担軽減に関する緊急要望を千代松市長に提出いたしました。その結果、市役所内に
女性支援物品配布場所を設置していただき、防災備蓄
の生理用品を必要な方に配布していただけるようになりました。その後
の進捗状況などをお聞かせください。また、今後も継続していただける予定があるか教えてください。 5.デジタル化推進について。 3月議会で我が会派
の岡田議員からも、人に優しいデジタル化推進と
の題目で質問させていただきました。内閣直属
のデジタル庁を9月1日に新設することなどを柱とするデジタル改革関連6法が5月12日に成立しました。本市においてもデジタル化推進が進んでいるところでありますが、行政手続
のオンライン化については
マイナンバーカードの普及促進が不可欠であります。市内
のマイナンバーカードの年代別交付状況はどうなっていますか。また、普及促進に向けて
の取組など教えてください。 高齢者
のスマホ活用支援ついて。 市民生活
の利便性を向上させるためには、デジタル化を強力に進めていく必要があると考えます。特に、デジタル機器に不慣れな高齢者でもその恩恵を受けられるようにすることが大切です。今後デジタル化が進めぱ、様々な手続がスマホで行えるようになります。高齢者が気軽にスマホを利用できるように、スマホ
の貸出しなど、高齢者に対する支援、サポートについてお伺いいたします。 6.地球温暖化対策について、マイボトル用
の給水機設置について。 コロナ
の影響もあって、直飲み給水機が使用禁止になっています。そんな中で、吹田市がマイボトル用
の給水機を市役所など市内
の公共施設に設置したという記事を目にしました。その内容には、市民らにマイボトル持参を習慣づけることで、
プラスチックごみ削減につなげるだけでなく、小まめに水分摂取する環境を整えることで熱中症予防にもなる、またマイボトルを携帯することにより地球温暖化対策にも寄与できるとありました。 そこで、お伺いいたします。 本市では、
プラスチックごみ削減に向けてどのような取組をしていますか。また、給水機設置について
のお考えはありますか。 7.犬・猫不妊去勢手術
の助成について。 地域猫
の保護活動をする団体
の方々からご相談をよく受けることがあります。不妊去勢手術
の助成、さくらねこ基金については、本会議、予算・決算特別委員会などでも質問、要望をさせていただいています。健康推進課で行っていただいている犬・猫不妊去勢手術
の助成
の現況についてお伺いします。また、市内
の地域猫
の現状を教えてください。本市
のさくらねこ基金
の取組についてもお答えください。 私
の質問は以上です。理事者
の皆様
の簡潔明瞭なご答弁をよろしくお願いいたします。 (健康・食育・医療担当理事 刀谷 久良君 登壇)
◎健康・食育・医療担当理事(刀谷久良君) おはようございます。 それでは、公明党泉佐野市会議員団代表・土原こずえ議員
のご質問
のうち、1.
新型コロナウイルス感染拡大について、(1)本市
の現状について、2.
新型コロナウイルスワクチン接種について、(1)高齢者へ
のワクチン接種
の現状について、(2)今後
のワクチン接種
の展開について、7.犬・猫不妊去勢手術
の助成について、(1)事業
の現況についてご答弁申し上げます。 まず初めに、1.
新型コロナウイルス感染拡大について、(1)本市
の現状についてでございますが、
新型コロナウイルス感染症は世界中で流行し、日本においても令和3年6月22日現在
の国内で
の新型コロナウイルス感染症の感染者は78万6,298例、死亡者は1万4,454名となりました。また、入院治療等を要する方は1万8,814名、退院または療養解除となった方は75万2,427名となっております。 本市における陽性者
の発生は、令和2年3月
の4人から始まり、その後、国、大阪府
の状況と同様に増減を繰り返し、第4波といわれる令和3年4月には1か月で185人となり、これまで
の最多人数となりました。令和3年6月22日まで
の、大阪府発表資料より、陽性者数は累計671人となっております。6月20日時点
の大阪府内
の市町村別人口10万人当たり
の発生数は、大阪市が1,635.7人と府内最多で、本市は668.2人となり、府内43市町村内で31番目となってございます。熊取町以南
の2市3町は本市より少なく、泉佐野保健所管内は府内で最も少ない地域となってございます。 本市
の5月
の陽性者発生数は144人で、4月から41人減少し、週別では最多
の4月26日から5月2日
の週
の65人と比べ、直近
の6月13日から6月20日
の週は新規陽性者はおらず、本市におきまして陽性者数は減少傾向にあります。しかしながら、大阪府における重症病床占有率は以前高く厳しい状況であり、感染が再拡大した場合、医療提供体制は逼迫する予測となっており、また変異株
の市中感染
の拡大が今後予想される中では、再び感染者
の増加を招くこととなります。市民
の皆様に対しましては、決して感染対策を緩められるような状況ではないと
の認識を持っていただくことが重要であると考えております。 本市といたしましては、今後も発生状況を注視し、各関係機関と密に連携しながら迅速で正確な情報提供に努めてまいります。また、ワクチン接種を速やかに進めることが喫緊
の使命であると考え事業を進めているところでございますが、市民
の皆様にはワクチン接種後もマスク
の着用や手洗い
の徹底など
の通常
の感染症対策に努めていただくよう周知を図ってまいります。 続きまして、2.
新型コロナウイルスワクチン接種について、(1)高齢者へ
のワクチン接種
の現状についてご答弁申し上げます。 皆様ご承知
のとおり、自治体
のワクチン接種につきましては、本年2月より医療従事者向け
の接種から始まり、本市におきましては、65歳以上
の高齢者
の方を対象者として、最初に到着した235回分を使用し、4月19日より市内
の特別養護老人ホームにて接種を開始したところでございます。また、4月20日頃から65歳以上
の方々に接種券が到着し始め、最初
の集団接種
の予約日であった4月27日や、その後
の集団接種
の予約開始日であった5月6日や5月17日におきましては、多く
の市民
の皆様に電話がかからないなど
のご迷惑やご心配をおかけし大変申し訳ございませんでした。また、個別接種におきましても、当初は予約がなかなか取れないなど
の状況でございました。現在は、7月に設定させていただいた集団接種において空きがある状況であると同時に、個別接種におきましても予約が可能である医療機関が増えてきている状況でございます。 また、実際
の接種
の状況でございますが、国から配付されたタブレットを用いて各医療機関にて接種後
の登録作業をお願いしているワクチン接種記録システム、いわゆるVRSシステム
の実施状況を見たところ、6月22日19時現在で泉佐野市民で1回以上接種を行った方が1万5,785人、このうち2回接種を完了した方が8,001人であると
の状況を確認しているところでございます。1回以上
の接種を終えた方
の接種率といたしましては、分母が2万7,099人、分子は1万5,785人となりますので、58.2%となるものでございます。 今後もさらに接種が進んでまいりますよう努めてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、(2)今後
のワクチン接種
の展開についてご答弁申し上げます。 現在、高齢者において接種を希望される方については、7月末をめどに接種が終えるよう進めているところでございます。先ほど
のご答弁でも申し上げましたとおり、集団接種及び個別接種において若干
の空きがある状況であることから、高齢者において接種を希望される方については一定数
の予約が完了していると考えられます。 今後は64歳以下
の方
の接種に進んでいくところでございますが、この6月議会にて上程させていただいております補正予算案をご承認いただきましたら、集団接種におきましては8月より、お盆など
の一部
の日を除き、りんくうタウンにございます関西エアポートワシントンホテル低層棟
の2階にて毎日
の接種
の実施を行ってまいりたいと考えているところで、医療関係者
の確保につきましては、現在、集団接種を受託している事業者と調整を図っているところでございます。 個別接種につきましては、これまでどおり、現在個別接種を実施いただいている市内各医療機関に引き続きご協力をいただきながら進めてまいりたいと考えております。 今後
の接種予定数につきましては、個別接種において、現在実施している高齢者向け接種では6月14日から
の2週間で、1瓶6回分として1万1,940回分
のワクチン要求があることから、市内各医療機関では1週間当たり5,700回以上
の接種が可能であることが分かってまいりました。そして、集団接種を1日当たり300名と少なく見積もったとしても、合算しますと1週間当たり本市で約7,800回が可能となってまいります。 また、職域や大学等で
の接種や大阪府
の大規模接種センターで
の接種なども踏まえ接種率を80%と想定した場合に、接種を希望される方につきまして9月末をめどに接種を終えるよう努めてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、7.犬・猫不妊去勢手術
の助成について、(1)事業
の現況についてご答弁申し上げます。 この犬・猫不妊去勢手術
の助成につきましては、狂犬病予防法に規定する飼い犬
の登録
の促進及び狂犬病予防注射実施率
の向上、また動物愛護及び管理に関する法律
の趣旨に基づき、犬及び猫のみだりな繁殖を抑制することを目的とし、不妊去勢手術を行った方に対してその費用を助成することとして、平成27年1月1日より実施しております。 助成
の内容につきましては、狂犬病予防法に規定されている登録及び予防注射を受けた対象
の犬または猫
の飼養者、及び周辺住民
の理解を得た上で、本市内に住み着いている飼養者不明
の猫に対し給餌、給水、ふん尿
の処理等
の世話を行っている地域猫活動者
の助成対象者に対し、1年度内に、飼い犬または飼い猫については1個体、地域猫については5個体を限度として、1個体につき5,000円を上限に助成を行っているところでございます。 続きまして、これまで
の助成実績でございますが、この事業が始まった平成26年度途中から令和2年度までに、1,728件
の申請に対し1,296件
の助成を行いました。申請件数と助成実績
の違いにつきましては、助成金
の交付決定後に地域猫
の確保が困難になることや、定めた期限までに手術が完了しなかったことが原因となっております。 助成した件数
の内訳としましては、飼い犬が281頭、比率にしまして21.7%、飼い猫が391頭
の30.2%、地域猫が624頭
の48.1%で、約半数が地域猫となっているところでございます。 なお、直近
の令和2年度分では、324件
の申請に対し、予算額内で上限となる、飼い犬57頭、飼い猫80頭、地域猫86頭
の計223頭に助成を実施しております。 今後も、犬及び猫のみだりな繁殖を抑制することとしたこの事業
の目的に沿って進めてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 (こども部長 古谷 信夫君 登壇)
◎こども部長(古谷信夫君) それでは、公明党泉佐野市会議員団代表・土原こずえ議員
のご質問
のうち、1.
新型コロナウイルス感染拡大について、(2)未就学児
の感染について、(3)こども園、保育所等
の感染拡大防止対策についてご答弁申し上げます。 本市におきましては、市内
の認定こども園等における
新型コロナウイルス感染症に対する対応基準マニュアルを作成し、市内
の認定こども園、保育所及び幼稚園に通う園児とその同居家族及び職員
の感染状況
の把握に努めるとともに、園に対し、園児やその同居家族及び職員が濃厚接触者になった場合やPCR検査
の結果陽性になった場合
の対応について
の助言、指導を行っているところであります。 まず、議員ご質問
の(2)未就学児
の感染についてでありますが、厚生労働省が公表しております、本年6月10日時点
の認定こども園を含む保育所等における新型コロナウイルスによる休園等
の状況によりますと、昨年
の3月5日からこれまで
の期間において、園を利用する未就学児
の感染者数は全国で2,778名となっており、また感染症が発生した保育所等
の数は2,905か所、職員
の感染者数は2,976名となっております。 次に、本市
の状況についてでありますが、市内
の認定こども園や保育所等に通園する未就学児
の感染者数は6名で、歳児別
の内訳としましては、2歳児が1名、3歳児が1名、4歳児が1名、5歳児が3名となっております。また、参考までに、職員
の感染者数は3名で、年齢別
の内訳としましては、30歳代が2名、60歳代が1名となっております。 次に、
新型コロナウイルス感染症に伴う臨時休園等
の状況につきましては、園児
の感染事例により施設及び園
の臨時休園、事業
の中止に至った件数は3件となっております。これまで
の各園から
の報告によりますと、未就学児及び職員
の感染経路については家庭内感染によるもので、園内で
の2次感染やクラスター事例は発生しておりません。 また、やむを得ず臨時休園となった場合
の情報提供につきましては、当該園で
の保護者へ
のメール配信やお知らせ文
の配付及び電話で
の対応
のほか、園児及び職員
の人権尊重、個人情報保護に留意しつつ本市
のホームページを通じて独自に経過報告を行うことにより、引き続き安心してお子様をお預けできる環境整備に努めているところであります。 続きまして、(3)こども園保育所等
の感染拡大防止対策についてご答弁申し上げます。 市立
の認定こども園におきましては、国
の通知に基づき、まずは基本的な感染症対策に努めているところであり、密閉、密集、密接
の3密
の回避、手洗い
の励行等、基本的な感染対策を徹底するとともに、各保育室やホール等に空気清浄機及びCO2センサーを設置し、感染及びその拡大
のリスクを可能な限り低減しつつ教育、保育を継続し、
子どもの健やかな成長や学びを保障していく必要があると考えております。 保育教諭においては、新型コロナウイルス感染
のリスクへ
の不安を抱える中、保育終了後
の各保育室等
の清掃、消毒等に加え、保育時間中においても、使用後
の玩具、机や椅子をはじめ、ドア、蛇口、洗面台や階段
の手すり、床など、園児や職員がよく触れる箇所
の入念な消毒、廊下やトイレなど
の共用スペース
の清掃など、感染リスク低減に努めているところであります。 日々
の教育、保育活動におきましては、園児同士や園児と保育教諭
の接触なしに活動を行うことは非常に困難なため、活動
の中でも感染リスクが高い保育活動は行わないよう、例えばリズム遊びや歌
の際には、クラス単位ではなく、少人数
のグループで間隔を保ちながら行うなど、内容や方法について検討し、また園児が集まりやすい遊びについては、広い場所を設け、時間を区切り人数を減らす、活動前後
の手洗いを徹底するなど
の対策を行っております。 給食につきましては、通常ですと
子ども同士が向かい合った状態で食べていますが、できるだけ向かい合わせにならないように、間に手作り
の仕切りを用意したり、机
の数を増やし同じ方向で向いて食べたりするなど
の工夫をしております。 また、食事指導
の際には必ずマスクを着用し、保育教諭
の食事はできるだけ園児と離れた場所で食べるよう工夫しております。 お昼寝
の時間は、可能な範囲で間隔を空ける、換気に気をつける、顔
の位置が重ならないように互い違いにする等、感染リスク
の低減に努めております。 また、食事や午睡など
の基本生活については、グループを固定し、感染拡大を最小限に抑えられるよう配慮をしております。 私立
の認定こども園等
の感染拡大防止対策につきましても、本市から新しい生活様式に配慮した保育事例
の情報提供等を行うとともに、市立
の認定こども園と同様に、施設や備品等
の消毒、手洗い
の励行などを実施し、給食
の際にも園児を対面に座らせないなど、飛沫感染
の防止を図る様々な工夫が行われていると伺っております。 次に、感染拡大防止対策に係る認定こども園等
の運営補助でございますが、これまで備蓄や寄附、購入等により確保したマスクや消毒液を各園に配布するとともに、国
の令和2年度
の補正予算を受け、感染症対策に係る費用
の補助を行ってまいりました。本議会においても、国
の令和2年度第3次補正予算を受け、職員が感染症対策
の徹底を図りながら事業を継続的に実施していくため
の必要な経費として、マスクや消毒液等
の衛生用品や感染防止用
の備品
の購入に必要な経費に関する補助事業
の実施について補正予算をお願いしているところであり、予算承認
の議決後、速やかに認定こども園、保育所等へ周知し、補助金交付
の手続を進めてまいります。 日々、
新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が進んでいる状況ではございますが、今後も引き続き、保護者
の就労等が継続できる環境
の確保と日中
の子どもの保育
の確保という観点から感染拡大防止
の環境整備に努めてまいりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 (政策監・教育部長 本道 篤志君 登壇)
◎政策監・教育部長(本道篤志君) それでは、公明党泉佐野市会議員団代表・土原こずえ議員
のご質問
のうち、1.
新型コロナウイルス感染拡大について、(4)小・中学校で
の感染拡大防止対策について、(5)図書館で
の感染拡大防止対策について、3.学校教育について、(1)「
GIGAスクール構想」
の現状について、(2)各家庭で
のインターネット環境についてご答弁申し上げます。 まず、1.
新型コロナウイルス感染拡大について、(4)小・中学校で
の感染拡大防止対策についてご答弁申し上げます。 学校におきましては、国及び大阪府から
の学校園における
新型コロナウイルス感染症対策マニュアルに基づき、3つ
の密を徹底的に避けるため、マスク
の着用及び手洗い指導
の徹底、学校施設内
の消毒など、基本的な感染対策を継続する新しい生活様式を導入し、感染及びその拡大
のリスクを可能な限り低減しつつ、緊急事態宣言下も教育活動を継続し、
子どもの健やかな学びを保障してまいりました。とりわけ学校で
の感染症対策につきましては、感染源を断つ、感染経路を断つ、抵抗力を高める
の3点
のポイントを踏まえ取組を行っております。 まず、感染源を断つということにつきましては、児童・生徒に発熱や風邪症状がある場合には、自宅で
の休養を促し、無理をして登校しないように指導しており、登校後に同様
の症状を確認した場合にも、速やかに安全に帰宅させるよう指導しております。また、登校前にも自宅にて健康観察を実施するよう指導しており、健康カード等も活用して児童・生徒
の健康状態
の把握に努めております。 次に、感染経路を断つということにつきましては、手洗い、せきエチケットについて指導するとともに、特に多く
の児童・生徒が手を触れる手すりやスイッチ等は日々消毒作業を行い、飛沫感染や接触感染
の防止に努めております。 抵抗力を高めるということにつきましては、免疫力を高めるために十分な睡眠や適度な運動、バランス
の取れた食事を心がけるよう指導しており、ご家庭にもご協力をいただいているところです。 授業については、分散登校や短縮授業は行わず、通常形態、1教室40人までを継続してまいりましたが、緊急事態宣言下では、長時間、密集または近距離で対面形式となる活動等、感染リスク
の高い活動は実施せず、活動内容や指導方法等を工夫してまいりました。 また、感染拡大により不安を感じて登校しない児童・生徒等については、学習プリント等を課題として配付、回収、添削、指導することや、オンライン等を活用して十分な学習支援を行う等、個に応じた学び
の保障に取り組んでおります。 市内小・中学校におきましては、現在
のところクラスター等は発生しておりませんが、これまでもお知らせしておりますとおり、児童・生徒及び教職員
の感染により学校全体を臨時休業にした場合には、保健所
の指示
の下、濃厚接触者
の特定や学校施設
の消毒を行い、感染拡大防止に努めてまいりました。 本市教育委員会としましては、引き続き関係機関とも連携を図りながら、児童・生徒にとって学校が安心で安全な場所であるために必要な支援及び指導、助言に努めてまいりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 次に、(5)図書館で
の感染拡大防止対策についてご答弁申し上げます。 中央図書館、各公民館図書室及び移動図書館につきましては、感染拡大防止
のため、緊急事態宣言中は休館とし、中央図書館で
の予約本
の貸出し、南海泉佐野駅構内
の予約本貸出しロッカー
の運営、電子図書館
の継続運営を実施いたしました。 中央図書館
の予約本
の貸出しについては、中央図書館入り口
の風よけ室に特設窓口を設置し、その特設窓口では、入り口に手指消毒用アルコール
の設置、対面受付
の飛沫防止用フィルム
の設置、出入口
のドアを開放することで
の常時換気、利用者が借りた本を消毒できる除菌機
の設置など、感染拡大防止策を行っております。 また、コロナ禍で
の各図書館
の開館時
の感染拡大防止策につきましては、発熱など体調
の優れない方へ
の図書館利用をご遠慮いただくアナウンス
の徹底、出入口
の一方通行
のご案内、出入口
の手指消毒用アルコール
の設置、館内
の滞在時間を1時間以内とする利用
のご案内、返却貸出しカウンターにお並びいただく方へ
のフィジカルディスタンスを確保する並び位置
の標示
のご案内、返却・貸出し・レファレンスカウンター
の飛沫防止フィルム
の設置、本棚から一度手に取った本を本棚には戻さずに消毒待ち専用
の移動書架へ戻していただくご利用
の案内、返却された本や館内で一度手に取られた本は本専用消毒液を用いて
の消毒、また中央図書館のみですが、利用者がご自身で本
の消毒ができる本
の除菌機
の設置など、感染拡大防止策を講じて図書館運営を行っております。 今後も最大限
の感染拡大防止策を講じて安心して図書館をご利用いただけるよう努めてまいりますので、ご理解とご協力
のほどよろしくお願い申し上げます。 次に、3.学校教育について、(1)「
GIGAスクール構想」
の現状についてご答弁申し上げます。 国
のGIGAスクール構想では、特別な支援を必要とする
子どもを含め、多様な
子どもたち一人一人に個別最適化され、資質、能力が一層確実に育成できる教育を目指し、1人1台端末と高速通信環境
の整備をベースとした教育
のICT化に向けた環境整備5か年計画を策定し、令和5年度まで
の整備を目指すロードマップを策定されていましたが、令和2年4月
の政府
の新型コロナウイルス感染症緊急経済対策
の閣議決定にて、
GIGAスクール構想の加速化が打ち出されました。このことを受け、本市におきましては、令和2年度6月補正予算において、学習者用・教員用情報機器整備事業としまして児童・生徒用7,100台と教員用560台
のPC端末経費
のご承認を賜り、学校内における高速大容量
のネットワーク環境と
子どもたち1人1台
の学習用端末については一体的に進め、本年2月末をもちまして整備を完了した次第でございます。 学校
の整備状況
の詳細につきましては、高速大容量
の通信ネットワークでは、新たなLAN配線やインターネット回線
の新設、無線アクセスポイント
の設置や充電保管庫
の整備を昨年12月に完了し、1人1台
のPC端末
の整備状況では、小学校
のパイロット校でである第三小学校には昨年11月末に、中学校
のパイロット校である新池中学校には12月初めに全校配備をしております。同時に、PC端末
のセットアップ作業期間を挟んで、残り12小学校と4中学校は2月1日から計画的に配備を進め、2月24日
の第二小学校
の最終
の端末搬入をもって18校全て
の小・中学校へ
の端末配備を完了しております。また、その後は、
子どもを有害サイトから守るため
のi-フィルターというソフトや、クロームブックをさらに効果的に活用できるチエルというソフトも導入いたしました。 これまで
の本市における教育実践
の蓄積に加え、整備をいたしましたネットワーク環境
の中で1人1台
の端末を学習において効果的に活用することにより、授業で
の個別学習、一斉学習、協働学習、それぞれ
の形態で
の学習
の幅が大きく広がってまいります。 また、個人
の取組や考えを集団と効果的に共有し、他者と自分
の考え方とを比較することで、自分では思いつかなかったような視点や考えに触れたり、相互に刺激し合い補い合うことや他者と協力し合うことで、新たな学びにもつながっていきます。 さらには、機器
の双方向性をネットワークにおいて活用することにより、家庭と学校はもちろん
のこと、自分たちとは異なる場所や文化圏
の国内外
の遠隔地
の集団と
の交流学習も可能となり、学級、学校を越えた多様な考えに触れながら学習を深める効果も期待できるものと考えております。 本市におけるPC端末
の学習における本格的な活用に向けましては、まずはPC端末を活用する際に必要な児童・生徒、教職員用
の全て
のアカウントを作成し、ログイン作業を4月中に完了しております。また、学習でPC端末を活用する際
のプラットフォームとなるグーグルクラスルームへ
の参加につきましても市内小・中学校
の新1年生を含めた全児童・生徒が5月中旬までに終えており、現在は各校において主体的、対話的で深い学びを実現すべく、各教科等で
のPC端末を活用した学習
の研究、実践を重ねているところです。 また、教職員につきましては、各教科等
の特質に応じた適切な学習面で
の有効的な学習方法
の研究や指導内容
の事例共有をする研究会、情報モラル、情報セキュリティーに関して
の連絡会
の開催など、市内
の学校間で活用
の差が生じること
のないよう、継続して教職員
のICT活用指導力向上
の取組を行っております。 他方、学習者である児童・生徒にとっても、PC端末
の操作方法はもとより、ICTを活用した新しい教育活動
の目的や趣旨へ
の理解が必要となってまいりますため、市内全て
の児童・生徒が取り残されることなく対応できるよう丁寧に進めていくことを第一に、教育委員会としましても必要な支援及び助言等に努めてまいります。 次に、(2)各家庭で
のインターネット環境についてでございますが、学校における1人1台端末
の利活用等、今後より一層学校教育を情報化し、
子どもの多様な学習機会や個別最適な学びを保障するためには、学校におけるICT
の活用にとどまらず、家庭学習における活用が重要となってまいります。 また、令和3年2月
の文部科学省通知においては、令和
の日本型学校教育
の構築に向けた今後
の方向性として、感染症や災害
の発生等を乗り越えて学びを保障するという項目が示されるとともに、災害や感染症等
の発生など
の緊急時にも教育活動
の継続を可能とするためにICT
の活用が極めて大きな役割を果たしているとしております。 今後、感染症や自然災害等により臨時休業等が行われるなど、児童・生徒等がやむを得ず登校できない場合においても、児童・生徒等
の学びを着実に保障するため、学習用端末
の家庭で
の活用に向けて、端末
の家庭へ
の持込み、持ち帰り等
の準備を進めているところです。そのために、保護者
の皆様には、ご家庭で
の通信環境整備をはじめとするICT教育
の推進にご理解を得られるよう、学校を通じてその周知に努めてまいります。 また、家庭で
の通信環境整備に当たり経済的負担が生じますため、家庭における経済的支援策として、所得基準にて準要保護世帯と認定し学用品等を支給する就学援助制度では、令和3年度よりオンライン学習通信費として新たな支給項目を追加し、申請があった対象世帯には月1,000円
の支給を行っております。 また、官民連携
の手法を用いた支援策としまして、令和3年2月12日、株式会社ジェイコムウエストさん、株式会社泉佐野モバイルさんと
の3者間で
の包括連携協定を締結しております。この協定により、ご家庭へ通常より低価格設定で
のプラン内容をはじめ、各校で
の研修等へ
の無料派遣等、官民連携
の手法により、ご家庭で
の経済的支援を行えるよう努めてまいります。 これら
の制度は、現在必要な方に申請していただいてるところでございまして、具体的な件数は分かりませんが、引き続き周知をしてまいります。 今後も、本市教育委員会としましては、
子どもたち一人一人に公正に最適化され、資質、能力を一層確実に育成できるICTを活用した教育活動
の推進に努め、いつでも、どこでも、主体的、対話的で深い学びによって課題を追求していくことができる生きる力を育む教育を目指してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 (人権推進担当理事 中下 栄治君 登壇)
◎人権推進担当理事(中下栄治君) それでは、公明党泉佐野市会議員団代表・土原こずえ議員
のご質問
のうち、4.「生理
の貧困」について、(1)
貧困女性支援物資配布
の現状についてご答弁申し上げます。 去る令和3年3月24日付で公明党泉佐野市会議員団より提出されましたコロナ禍における女性
の負担軽減に関する緊急要望を受けまして、危機管理室と協議を行い、防災備蓄品
のうち生理用品とアルファ化米をセットとして、生活困窮女性を対象とした支援物資
の配布
の調整を行ってまいりました。そして、人権推進課
のほか、子育て世代
の女性
の窓口を設けております子育て支援課とともに、4月12日から支援物資
の配布を開始したところでございます。さらに、ご要望
の中で市内小・中学校等へ
の生理用品を無償提供をということでございましたので、教育委員会事務局とも調整を行い、4月27日に市内小・中学校18校にも配布したところでございます。 議員ご質問
の貧困女性支援物資配布
の現状についてでございますが、防災備品で在庫がありました生理用品
の総数は、1パック30枚入りが540パック、合計1万6,200枚です。配布
の実績ですが、6月4日時点で人権推進課が55パック、1,650枚、子育て支援課が34パック、1,020枚
の合計89パック、2,670枚を配布してきたところでございます。 また、市内小・中学校には、小学校1校当たり10パック
の13校で合計130パック、中学校1校当たり36パック
の5校で合計180パックを配布しまして、市内小・中学校合わせて310パックを配布しております。 さらに、市内在住
の外国人女性を支援するために泉佐野地球交流協会icaさんにも働きかけまして、36パックを配布していただくようお願いしております。ただ、先日まで緊急事態宣言中でありましたから、icaさん
の活動自体が中止されていましたので、現在支援物資
の引渡しは保留させていただいておりますが、来月7月に外国人
のため
の相談会を予定されていると聞いておりますので、近々引き渡したいと考えております。 したがいまして、市役所内で配布した分が89パック、小・中学校に配布した分が310パック、泉佐野交流協会さんにお渡しする予定分が36パック
の合計で435パック、1万3,050枚が6月4日時点
の予定も含めた配布状況となっております。差し引きした在庫数は105パック、3,150枚となっております。 なお、今後も継続して配布する予定があるかということでございますが、4月12日から配布を開始して以来2か月が経過しました。当初は配布窓口
の混雑も想定して準備もしておりましたが、先ほど申し上げましたとおり、市役所窓口で
の配布済みが89パック、配布予定
の在庫数が105パックと、2か月経過しても半数以上が残っている状況にあります。全く需要がないというわけではありませんが、支援事業
の趣旨が生活困窮
の女性が対象ということで窓口に来づらいということがある
のかもしれませんが、実情からしますと1週間に一、二パック配布するかどうかという状況にあります。この現状
の配布状況から勘案しますと、この支援事業を継続すべきか否かにつきましては、今後
の配布状況にも注視しつつ、健康福祉部や教育担当
の関係課とも協議を図りながら様子を見てまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 (
マイナンバーカード活用担当理事 鐘井 昭広君 登壇)
◎
マイナンバーカード活用担当理事(鐘井昭広君) それでは、公明党泉佐野市会議員団代表・土原こずえ議員ご質問
のうち、5.デジタル化推進について、(1)
マイナンバーカードの普及促進についてご答弁申し上げます。 マイナンバー制度につきましては、行政を効率化し、国民
の利便性を高め、公平公正な社会を実現する社会基盤であり、また
マイナンバーカードはオンラインで確実な本人確認ができるデジタル社会
の基盤となるものでございます。国におきましては、令和4年度末にはほぼ全て
の国民がカードを取得することを目指し、その普及に取り組んでいるところです。 本市におきましても、政府
の交付想定スケジュールを踏まえ、
マイナンバーカード交付円滑化計画を策定し、普及促進に努めております。具体的な取組としましては、2階エレベーター前に交付及びマイナポイント予約等
の支援を行う窓口を設置するとともに、1階市民課窓口では写真
の無料撮影を行うなど、
マイナンバーカードの取得促進、交付
の円滑化に努めております。あわせまして、平日
の開庁時間に受け取りに来られない方を対象に
マイナンバーカード交付
のため
の時間外及び休日開庁を行っており、今後も引き続き交付
の円滑化に努めてまいります。 次に、
マイナンバーカードの本年5月末時点
の交付状況ですが、本市
の交付枚数は3万6,665枚で交付率36.51%となっております。同日時点で大阪府は293万8,421枚、33.20%、全国では、6月3日時点となりますが、4,067万3,192枚、31.99%となっております。6月3日時点
のマイナポイント予約者数は1,955万1,465人、決算事業者へ
のマイナポイント申込者数は1,882万7,875人となっております。 これは、
新型コロナウイルス感染症の拡大等により広報普及活動や出張申請受付等を抑制せざるを得なかったこともあり政府
の交付想定スケジュールと比べて下回ってる状況にありますが、マイナポイントによる消費活性化策や健康保険証として
の利用が開始されること、またまだ
マイナンバーカードをお持ちでない方に地方公共団体情報システム機構から昨年11月から本年3月までQRコードつき交付申請書
の送付を行ったことなどにより、有効申請受付件数が急激に増加いたしました。本市におきましても、昨年5月末時点
の交付率が16.16%であったものが、先ほどご説明させていただいたとおり本年5月末時点で36.51%と2倍以上
の増加となっております。 次に、議員お尋ね
の本市
の年代別交付状況ですが、本年6月8日時点では男女とも60から64歳
の交付率が45.5%と最も高く、男性が45.0%、女性が46.1%となっております。次いで、男女とも65から69歳、70から74歳
の順となっております。また、男女別で見ますと、男性が35.5%、女性が35.7%と、女性
のほうが0.2%高くなっております。男女別
の5歳刻み
の年代別
の交付率では、64歳以下ではどの年代も女性
のほう
の交付率が高く、逆に65歳以上では全て男性
の交付率
のほうが高くなっております。 最後に、本市における
マイナンバーカードの活用ですが、平成28年3月30日から
マイナンバーカードを使ってコンビニエンスストアで各種証明書が取得できるようになってることに加え、昨年10月1日から
マイナンバーカードを利用して中央図書館と各公民館図書室
の本や視聴覚資料が借りられるようになっております。また、今年度には、マイナポータル
のぴったりサービスを利用した、子育て分野で
の行政手続
のオンライン化を予定してるところでございます。 今後も引き続き広報いずみさ
のやホームページ、ポスター等
の掲示を行い、制度
の周知を図るとともに、申請支援等、
マイナンバーカード取得促進、市民サービス
の向上に努めてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 (政策監・健康福祉部長 竹内 一郎君 登壇)
◎政策監・健康福祉部長(竹内一郎君) それでは、公明党泉佐野市会議員団代表・土原こずえ議員
のご質問
のうち、5.デジタル化推進について、(2)高齢者へ
のスマホ活用支援についてご答弁申し上げます。 急速な情報化社会が進展する中、誰もがデジタル化社会
の恩恵を享受できる環境を整備することは極めて重要であり、昨年12月に閣議決定されたデジタル社会
の実現に向けた改革
の基本方針においても、誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化が掲げられています。行政手続をはじめ、社会全体
のデジタル化が大きく進展する中、デジタル技術を使いこなせる人々とそうでない人々
のデジタル格差
の解消が行政にとって重要な課題となってきております。内閣府
の世論調査によれば、70歳以上
の高齢者
の約6割がスマートフォンなど
の情報通信機器を利用していないと回答しており、社会
のデジタル化が急速に進む中で高齢者に対する十分な支援が急務となっております。 さて、本市
の高齢化
の状況でございますが、令和3年4月末時点
の高齢化率は、総人口9万9,277人中、65歳以上
の高齢者人口が2万6,137人、高齢化率は26.3%となります。また、総人口に占める75歳以上
の割合は、75歳以上
の人口が1万3,502人で13.6%となります。このように、本市では4人に1人が65歳以上
の高齢者であり、高齢化率は今後も増加するものと考えられています。 現在、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により生活
の様々な場面で非接触、非対面が進むとともに急速なデジタル化が進展しており、地方公共団体においても行政サービス向上
の観点などから各種手続
のデジタル化を進めております。このような社会
の中で高齢者が取り残されないように、行政
のデジタル化に不便を感じないよう、情報格差
の解消に努める必要がございます。 そこで、泉佐野市社会福祉協議会では、認知症予防
の取組
の一環として、60歳以上
の高齢者を対象としたタブレット教室を来年3月まで、定員12名、全10回
のコースで開催をしてまいります。 なお、議員からご提案
のあった市民
の皆さんへ
のデジタル機器
の貸出しにつきましては、現在
のところ実施はできておりません。 今後は、スマホ
の活用で生活がより便利になることを高齢者
の皆様に理解していただけるような啓発活動やスマホ教室
の紹介をはじめ、総務省
のデジタル活用支援推進事業
の活用などを検討しながら高齢者
のスマホ利用
の促進に努めてまいりたいと存じますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 (政策監・生活産業部長 長尾 讓治君 登壇)
◎政策監・生活産業部長(長尾讓治君) 公明党泉佐野市会議員団代表・土原こずえ議員
のご質問
のうち、6.地球温暖化対策について、(1)マイボトル用
の給水機設置について、7.犬・猫不妊去勢手術
の助成について、(2)地域猫
の現状について、(3)本市
のさくらねこ基金
の取組についてご答弁申し上げます。 まず、6.地球温暖化対策について、(1)マイボトル用
の給水機設置についてご答弁申し上げます。 地球温暖化対策を進める上で二酸化炭素をはじめとした温室効果ガス
の排出量を削減することが求められており、ごみ排出量
の削減はその一つ
の重要な手段となっております。 本市は、ごみ
の削減と再資源化を図るため、ごみ
の分別収集を行い、廃プラスチック
のリサイクルを推進しております。 現在、プラスチック製品は私たち
の生活に欠かせないものですが、その中でもペットボトル
の消費量は年々増加傾向であり、PETボトルリサイクル推進協議会
の統計データでは2017年度
の出荷本数は227億本で、国民1人当たり年間180本ほど消費していることになります。これが2018年度では、出荷本数は244億本に増加しております。 ペットボトルを使い捨てするライフスタイルは、地球環境へ
の負荷や社会的コスト
の増大など様々な課題に関連しております。循環型社会
の構築には3R、リデュース、リユース、リサイクルに係る施策
の総合的な推進が不可欠であり、リサイクルにつきましては各種リサイクル法
の施行等に基づき着実に推進してまいりましたが、今後はより一層
のリデュース、リユースを推進していく必要があります。 本市
のペットボトル収集量
の現状は、平成30年度は134トン、令和元年度は130.3トン、令和2年度は180.7トンとなっており、コロナ
の影響による因果関係は不明ですが、昨年度は増加しております。 本市は令和元年6月に泉佐野市プラスチックごみゼロ宣言を行いました。プラスチックごみによる海洋汚染が地球環境
の問題としてクローズアップされ、プラスチックごみが漂流していく中で紫外線などにより細かく砕かれてマイクロプラスチックとなり、これらが食物連鎖によって取り込まれ生態系に影響を与えることが懸念されるということが明らかになり、地球温暖化対策だけでなく、地球環境問題
の面でも
プラスチックごみ削減は大きな課題と認識しております。 現在、本市はエコバッグ
の配布等によりプラスチックごみ
の削減に向けた啓発に努めているところでございますが、マイボトル
の活用を促すなど、さらなる啓発
の取組を進めてまいりたいと考えております。 マイボトル用
の給水機設置につきましては、プラスチックごみ
の削減に向けた環境整備に寄与するものと考えており、関係各課と研究してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、7.犬・猫不妊去勢手術
の助成について、(2)地域猫
の現状についてご答弁申し上げます。 地域猫とは、特定
の飼い主はないが、地域住民によって継続的に給餌、給水等
の世話をされている猫
のことをいい、ボランティア団体等により避妊去勢手術を経て猫を地域に戻し、地域住民
の理解と協力により一定
のルール
の下、それ以上数が増えないように適正に管理しながら、殺処分される猫
の数を減らしていくものでございます。野良猫
の寿命は3年から5年、飼い猫は15年から20年と言われており、一代限り
の命を全うし、その地域から野良猫を徐々に減らしていくことができる活動と考えられており、それを地域猫活動といいます。 本市は、公益財団法人どうぶつ基金が推進するTNR地域猫活動、さくらねこ無料不妊手術事業に賛同し、平成30年度からボランティア団体と協働し、飼い主
のいない猫
の問題に取り組んでいます。 TNRとは、Trap(捕獲する)、Neuter(不妊去勢手術を施す)、Return(元
の場所に戻す)を意味し、地域住民
の理解と協力が不可欠であり、時間はかかりますが、野良猫対策
の有効な手段と考えております。 環境省
の統計資料にある犬・猫
の引取り及び負傷動物等
の収容並びに処分
の状況では、全国
の平成21年度
の猫
の引取り件数は17万7,785件、うち返還、譲渡数は1万621件、殺処分数は16万5,771件となっておりましたが、令和元年度
の引取り件数は8万5,897件で、約半分まで減少し、うち返還、譲渡数は2万5,941件で約2倍まで増加し、殺処分数は2万7,108件で16.4%まで減少しております。啓発活動等により猫
の適正飼養が進む一方で、地域猫活動
のような取組が成果を出しているものと考えております。 本市
の猫に関する相談ですが、ふん尿や鳴き声、餌やりなどに関するもので年間で約20から30件ほど寄せられております。飼い主
の不適切な飼養により飼育放棄された飼い猫が野良猫となり、周辺
の生活環境が損なわれている場合は、その保全に関して勧告や命令
の権限を有する大阪府やボランティア団体と連携し、飼い主に適正飼養について指導啓発を行い、野良猫
の場合は忌避剤等を用いた自衛策
の案内を行っております。 次に、(3)本市
のさくらねこ基金
の取組についてご答弁申し上げます。 先ほど申し上げましたとおり、平成30年度に公益財団法人どうぶつ基金
のさくらねこ無料不妊手術事業に本市は登録し、ボランティア団体
の活動支援を行っております。具体的には、市はボランティア団体から申請を受け付け、どうぶつ基金へ
の不妊手術
の行政枠無料チケット
の申請手続を行い、ボランティア団体へ無料チケット
の受渡しを行うという形でボランティア団体と連携をしております。 そのチケット
の活用実績
のあるボランティア団体は現在3団体ございます。平成30年度は3地区で26匹、令和元年度では3地区で7匹、令和2年度では4地区で60匹
の不妊去勢手術
の実績があり、ボランティア団体
の活動内容としましては、地域猫活動
の地域住民へ
の啓発指導、不妊去勢手術
の案内などを行っていただいております。 今後とも、市民から
のご相談を受けた場合、地域猫活動についてご案内を行い、地域猫活動
の考え方にご理解、ご協力をいただける場合にはボランティア団体と協働しながら支援をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
◆(土原こずえ君) ご答弁ありがとうございました。 それでは、順を追って再質問に入らせていただきます。
新型コロナウイルス感染拡大の本市
の現状については分かりました。今後も感染拡大防止に努めていただきたいと思います。 未就学児
の感染について、
子どもたちが安心して園で
の生活ができる環境整備に保育教諭
の皆様には努めていただき、ありがとうございます。昨年は行事
の中止や今までと違った形や方法で行事を実施していただいたと思います。今後
の園で
の行事
の実施についてはどのようになっていますか、教えてください。
◎こども部長(古谷信夫君) 壇上でもご答弁申し上げましたけれども、日々
の保育活動や行事につきましては、感染
のリスク
の有無を常に念頭に置きまして、明らかに感染リスクが高い行事については実施をしない、また感染リスクが最も低くなるように内容など工夫しながら実施することといたしております。 議員お尋ね
のこども園や保育所で
の今後
の行事
の予定でございますけれども、園によって取組方が違うというふうに認識してございますけども、公立こども園における今年度
の主な夏
の行事や保育活動についてご紹介させていただきますと、泥んこ遊びとか水遊びにつきましては、密にならないようにスペースを確保しながら、また玩具を共有しないなど、注意して実施をしてまいりたいと考えております。 あと、プール遊びにつきましては、5歳児のみといたしまして、五、六人
の1グループという形で入水をして、時間は20分程度で交代するといった工夫をしてまいりたいと考えてございます。 また、夕涼み会につきましては、園児と保護者が参加する行事となっておりまして、大人数というふうなことになることが予想されますので今年度は中止をいたしますけれども、代わりといたしまして、日々
の保育活動
の中で縁日ごっこというような形で園児たちに楽しんでいただこうというふうに考えてございます。 また、宿泊保育につきましては、今年度は中止とさせていただきますけれども、夕方5時半まで
のお楽しみ保育という形で、
子どもたち
の思い出となるような行事にしてまいりたいというふうに考えてございます。 また、秋には運動会や遠足といった、
子どもたちが楽しみにしている行事も控えておりますけれども、今後
の感染拡大状況も考慮しながら、園児
の安全確保を最優先に考えて、行事
の取組方につきましても検討してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
◆(土原こずえ君) 保育教諭
の皆様は、感染
のリスクを抱える中、
子どもたちが安心して園で
の生活ができる環境整備に日々努力を重ねていただいているところですが、施設内で
のクラスターなどが発生するかもしれないコロナ感染拡大
の不安を抱えて保育をしていることから、関係者から
の要望を受けて公明党泉佐野市会議員団といたしましてもその内容も入れて要望書を提出したところですが、優先接種についてはどのようになっていますか。
◎こども部長(古谷信夫君) 先生
のほうから要望もいただいてるということでございまして、就学前施設で
のクラスターが発生をするということで、こども園や保育所、幼稚園等
の職員につきましては、本市独自
の優先接種を実施することといたしました。 具体的には、公立、私立
の各園におきまして、職員に対する接種希望
の有無を確認、園医やワクチン接種が可能な医療機関と調整をしていただき、調整が整った園からワクチン接種を開始しております。 接種方法につきましては、園
の施設において接種する、あるいは医療機関において数人ずつに分かれて接種するなど、園によって対応は異なりますけども、早い園では先週、6月15日から接種を開始しておりまして、接種を希望する職員については早急に接種できるように対応してるとこでございます。
◆(土原こずえ君) 接種を希望される方々に早期に対応していただき、ありがとうございます。 次に、今後
の学校行事はどうなっているでしょうか。
◎政策監・教育部長(本道篤志君) 緊急事態宣言となったことによりまして、その間に予定されていた中学校
の修学旅行等は全て秋に延期をいたしました。また、遠足など
のそのほか
の行事も中止とか延期にさせていただいたところです。 なお、緊急事態宣言が解除されました現在は、修学旅行や学校行事も実施可能とはしております。 また、運動会や体育大会を含む今後
の学校行事
の開催と内容につきましては、今後
の新型コロナウイルス感染
の状況や、各教科等
の授業時数
の確保であるとか、児童・生徒
の心身
の発達
の段階や特徴及び学校や地域
の実態などを十分考慮して、各学校が教育課程を編成する中で決めてまいりたいと考えております。 また、学校行事
の実施に際しましては、活動内容
の見直しや移動等
の配慮、準備期間
の短縮、規模
の縮小や来場者
の限定など、学校教育ならでは
の学びを大切にしながら教育活動を展開するとともに、あらゆる場面で感染防止対策を取りながら行うこととしております。
◆(土原こずえ君) 先ほど
の子育て
のところ
の質問と重なるんですが、教育従事者
の優先的ワクチン接種
の予定と、その場合
の市外から
の従事者はどうされますか、教えてください。
◎政策監・教育部長(本道篤志君) 教職員
の集団接種につきましては、7月11日に日新小学校
の体育館で行われる予定となっております。 また、その日に接種できない方等につきましては個別接種ということになりまして、接種券は各学校に配付をしております。 また、市外から来られてる教職員
の先生方も接種対象ということになっております。
◆(土原こずえ君) 希望される方々に優先的に接種していただくことは、今後
の感染拡大において少しでも不安が解消できることだと思います。また、市外から通勤されている方々
の配慮もしていただき、よかったと思っています。 それでは、図書館
の運営について。 外出自粛が続いてる中で、電子図書館
の設置、また緊急事態宣言時
の中央図書館で
の本
の貸出しなどを行っていただいたこと、ありがとうございます。 中央図書館には本
の除菌機を設置していると
の答弁でしたが、各公民館図書室では設置していない
のでしょうか。設置していない
のであれば、今後
の設置
の予定はありますか、教えてください。
◎政策監・教育部長(本道篤志君) 中央図書館に設置しております本
の除菌機につきましては、これは指定管理者を決めるとき
の提案
の中に入っていたもんでございます。この除菌機は一度に6冊
の本を約30秒で除菌できるというものでございまして、除菌
の仕組みとしましては、本を開いて除菌機
の中に入れまして下から送風することで本についたほこりとか髪の毛を除去すると、併せて紫外線を照射することで本
の中も外も除菌する仕組みとなってございます。 この除菌機なんですが、税込みで1台97万9,000円、約100万円ということで、あと残り
の図書館に全部整備するとしますと、4館ございますので大体約400万円かかるということになってまいります。そういうことからも、本
の除菌については非常に有効なものなんですけれども、今後
の設置については検討課題として調整してまいりたいと考えております。
◆(土原こずえ君) 予算額もあると思いますが、コロナが収束しても新しい生活様式による感染防止対策は重要な課題と考えます。本
の除菌機は感染対策において大変有効な手段と思いますので、各図書室へ
の設置を要望しておきます。よろしくお願いいたします。 続きまして、コロナワクチン接種について
の再質問です。 団体接種会場では、視聴覚障害者
の支援としてボード
の設置や介助サービスなどは行っていただいてますか。
◎健康・食育・医療担当理事(刀谷久良君) 現在、集団接種におきましては、市役所、北部・南部市民交流センター及び市民総合体育館といった公共施設にて実施しているため、バリアフリー化がなされているところでございます。 また、接種会場に視覚に障害がある方が来場された場合は、会場に配置しております事務
の責任者がフリー
の立場として勤務しておりますので、その者を中心に介助をさせていただきたいと考えております。また、聴覚に障害がある方が来場された場合は、受付に小型
のホワイトボード及び問診項目やご注意いただきたいことを記入したボードを常設しておりまして、筆談となりますが、対応ができる体制を整えております。 ご不安な点があれば、事前にご相談いただきましたら可能な限り対応させていただきますので、よろしくお願いいたします。
◆(土原こずえ君) 誰もが安心して団体接種会場へ行ける体制、今後もよろしくお願いいたします。 また、泉佐野市
の独自優先接種支援として各小学校区単位
の巡回接種
の方法を教えてください。
◎健康・食育・医療担当理事(刀谷久良君) 巡回接種につきましては、主に65歳以上
のワクチン接種を希望される方
のうち、集団接種、個別接種
の予約が完了されていない方、及び第1回目
の接種予約日が令和3年8月1日以降
の方を対象としまして、町会連合会
のご協力
の下、主に小学校区単位で構成する14
の区ごとに町会館や学校などを会場として実施する予定でございまして、担当課は自治振興課となっております。 接種人数は、1つ
の区当たり60名を上限とし、65歳以上
の接種希望者が60名に満たない場合は、60歳未満でワクチン接種を希望される方で、各区における地域
の共助を支える民生委員児童委員、地区福祉委員会役員、町会自治会役員、消防団員を接種
の対象に加えることも可能としております。 なお、大土地区につきましては、区内に医療機関がないことなどを考慮し、大木小学校地域交流棟において6月26日土曜日に第1回目
の接種を実施する予定でございます。 また、大土地区を除く13区につきましても、6月末を期日に意向調査を行っており、実施を希望された区を対象に第1回目
の接種を7月下旬頃から順次実施する予定でございます。 よろしくお願いいたします。
◆(土原こずえ君) 理事
のご説明でよく分かりました。地域
のエッセンシャルワーカーへ
の配慮も考えてくださり、ありがとうございます。 続きまして、自宅で寝たきり
の高齢者など、移動が困難な方も少なくないと考えます。自力で接種会場へ行けない方へ
の訪問接種についてはどのように進めていただいていますか。
◎健康・食育・医療担当理事(刀谷久良君) 寝たきり
の方など、自力で接種会場に行けない方につきまして、これまで接種会場におきましてはご家族など
の介助等によりお越しいただいてる方がおられましたが、そのような介助等も得にくい方や移動が困難な方につきましては、まずはかかりつけ
の医師がいるば場合は、お体
のことを理解していただいているかかりつけ医にご相談いただくことが最良と考えられます。また、かかりつけ医がいない場合は、健康推進課にご相談いただければ、訪問接種などを実施いただく医療機関
の紹介など
の対応を考えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
◆(土原こずえ君) 丁寧な対応をしていただき、ありがとうございます。 ここで、ワクチン接種に対して
の要望と提案をさせていただきます。 ワクチン接種におきましては、市独自優先支援、団体接種会場
の拡充など、日々加速化する接種
の状況に応じてスピード感を持って進めていただき、心から感謝いたします。 今後、一般接種が順次始まっていったときに新たな課題も出てくると考えます。また、若い世代は高齢者よりも重症化しにくい傾向にあります。反面、一般的に日常
の活動が活発な若い世代
の接種が拡大しなければ、全体
の感染防止効果も薄れる可能性があると思います。今後、若者向け
の啓発活動にも力を入れていただき、希望する若者たちがスムーズに無事故でワクチン接種ができることを要望させていただきます。 また、本市において4月末よりコールセンターで予約が開始されとき、ご答弁にもありましたが、何度かけても通じないとたくさん
の市民
の方からその改善策を求める意見が多く寄せられました。全国的にこのような状況であるということも報道されていました。その改善
のため、福岡県宗像市や糸島市などでは、自動音声案内で電話予約ができるロボットコールセンターを導入したそうです。このコールセンターは24時間対応で、入力作業は全て電話
のプッシュボタンで行うため、誰でも簡単に予約することができるそうです。このロボットコールセンターは、受電だけでなく、かけたりSNS送信も可能で、避難勧告や住民アンケートなども可能だそうです。今後コールセンター
の混雑を改善する方法として、ロボットコールセンター
の活用を提案させていただきます。 新型コロナワクチンについて
の再質問は以上です。 続きまして、学校教育について。 ここでも要望させていただきたいんですけども、今後タブレットを持ち帰ることが可能となると思いますし、既に家に練習で持って帰ったということは仄聞しています。 壇上でもご答弁いただきましたが、4月7日に行われた定例教育委員会会議録によりますと、昨年夏
の調査で、このネットワーク
の環境が整っていない家庭はあと5%ぐらいということを会議録で目にしました。そんな中で、家庭
の経済的支援を考えて、当市におきましては、ジェイコムさん、泉佐野モバイルさんと市で包括連携締結をしていただいたことはよいことだと思っています。 議事録によりますと、通信額は特別価格で月額3,300円とありました。また、援助
の必要な家庭には国基準で就学援助
の対象
の方に月額1,000円
の補助と書かれていました。年間にして1万2,000円補助していただける
のですが、コロナ禍で家計が大変な家庭もあると想定して、市独自でももう少し補助していただければありがたいなと思いまして要望しておきます。 また、特別な事情で祖父母に育てられている児童・生徒、保護者がインターネットに理解がないなど
の家庭
の支援策はどう考えられていますか。
◎政策監・教育部長(本道篤志君) 家庭に向けましては、ICT教育にご理解を得られるよう学校を通して働きかけるということになります。 また、ネットワーク環境
の整備が困難な家庭、それでも整備ができないという家庭につきましては、格差が出ないように、学校から出す課題を当面紙媒体などで配付する等、家庭に環境がない理由によって学習ができないこと
のないよう、学習
の保障に努め、個別
の対応を丁寧に進めてまいりたいと考えております。
◆(土原こずえ君) ありがとうございます。 学校教育においても一人も取り残すこと
のない教育環境を今後もつくっていただくことをお願いして、この項目
の質問は終わらせていただきます。 続きまして、「生理
の貧困」について。 No.1
のスライド(巻末参考資料1ページ)をご覧ください。 生理用品
の負担軽減を目指す任意団体#みんな
の生理が高校生や大学生らを対象に行った調査によりますと、回答者
の約20%が過去1年以内に生理用品を入手する
のに苦労した。さらに、生理用品でないものを使った、27.1%。交換する頻度回数を減らした、36.9%。このほか、生理を原因として学校を欠席、早退、遅刻した、48.7%。運動を含む行動を休んだ、47.4%と
の結果も見られ、生理によって学校生活に十分に参加できない実態が明らかになりました。 また、公明党は3月4日参議院議員予算委員会で佐々木さやか議員が、生理
の貧困の実態を把握し、学校で
の無償配布など必要な対策をと主張して以来、地方議員による要望活動で生理用品を無償で配布する動きは各地で広まっています。内閣府
の調査によりますと、生理用品
の配布を実施または検討している自治体は5月19日時点で255に上るそうです。 本市におきましても要望を取り入れていただき、また外国人女性を支援するために泉佐野地球交流協会icaさんに配布してくださったことは、ほか
の近隣自治体に例
のないことで感謝いたします。 そこで、お尋ねします。 地方紙など
の報道によりますと、今後、学校
のトイレに生理用品を配備するところが増えているようですが、泉佐野市において公立小・中学校
のトイレに生理用品を配備していただく考えはありますか。
◎政策監・教育部長(本道篤志君) 生理用品につきましては、管理面とかちょっと衛生面で不安があるということで、現在は保健室で配布をしております。
子どもらが勝手に取っていくんじゃなしに、渡すときに対話型で進めたほうが、その子がただ単に忘れた
のかあるいは買ってもらえない
のかということ
の状況把握をしながら進めていきたいなと今は考えております。そのためには、保健室に相談しに行きやすい環境という
のも大事かなと思っておりますので、その辺も含めて今後検討してまいりたいと考えております。
◆(土原こずえ君) 今後も引き続いて検討していただきたいと思います。 ここで、要望させていただきます。 全国各地で公明党女性議員が生理
の貧困について6月議会で取り上げています。そんな中、兵庫県明石市、青森県三沢市、愛知県犬山市など
の取組が一般紙やウェブニュースで取り上げられていました。また、東京都では都立高校、愛媛県、群馬県におきましても県立学校、県
の公立施設に配備することを決めています。 特に、愛知県犬山市では、対策として、就学援助を受けている家庭に、災害備蓄品として確保している生理用品
の配布を行うそうです。また、生理について正しい知識を持ってもらおうと、6月下旬から市内
の公立中学校
の女子生徒に、生理に関する悩みや疑問に答えるQRコードを載せた生理
のトリセツカードを配布することになったそうです。今後、男子生徒へ
の配布も検討するとしています。山田拓郎市長は、性について悩む
子どもたちがいなくなるように今後も取り組んでいきたい。こうした取組を女性
の活躍を社会として考えていくために理解を深めるきっかけにしたいと、6月19日
の東海NEWSWEBで話していました。生理
の正しい知識を学ぶ教育も必要だと考えます。大変よい取組だと思いました。 生理用品
の提供は、困窮女性支援策
の一つとして継続的に取り組んでいただく必要があると思います。今後も継続していただけることを要望させていただきます。 また、その他
の防災備蓄品においても、使用期限
のあるものは有効に使っていただけるように併せてお願いいたします。 乳児
の液体ミルクなどは有効に活用していただいてること、古谷こども部長からお伺いしています。 また、犬山市
の生理
のトリセツカード
の取組も興味深いものです。このカードは無料で取り寄せることができるそうです。本市においても検討していただけることを提案いたしまして、生理
の貧困について
の質問は終わらせていただきます。 続きまして、5番、デジタル化推進、
マイナンバーカードの普及促進について。 政府は18日、デジタル社会を実現する施策をまとめました。そのポイント
の中身に、令和4年度末までに
マイナンバーカードをほぼ全国民に普及、行政手続
の大半を今後5年間でオンライン化する計画などを示しました。また、行政手続などがスマートフォンで簡単にできることを目指すと
の考えも示しました。 そこで、お尋ねします。 今後
のマイナンバーカード普及策について本市独自
のお考えはありますか。
◎
マイナンバーカード活用担当理事(鐘井昭広君) 議員おっしゃられますとおり、国におきまして今月18日に、令和4年度末にはほぼ全国民に
マイナンバーカードが行き渡ることを目指すと
の方針
の下で、
マイナンバーカードの健康保険証、運転免許証と
の一体化など
の利活用
の拡大、スマートフォンへ
の電子証明書
の搭載を可能にするなど、国民
の利便性を高める取組を推進することが閣議決定されました。 本市におきましても、壇上でもご答弁申し上げましたが、今後も引き続き広報を行い制度
の周知を図るとともに、
新型コロナウイルス感染症の収束後には、ご希望
のある町会等で
のマイナンバーカードの出張申請受付等を検討していきたいと考えております。また、先進事例等も研究し普及促進に努めてまいりたいと思いますので、ご理解をよろしくお願いいたします。
◆(土原こずえ君) 今後も
マイナンバーカードの普及に努めていただくようにお願いいたします。 改めて、総務省が進めているデジタル活用支援推進事業について教えてください。
◎
デジタル化推進担当理事(薮剛司君) 総務省では、デジタル活用に不安
のある高齢者等
の解消に向けて、本年6月からデジタル活用支援推進事業として、全国1,800か所程度において、主に高齢者へ
のデジタル活用を支援する講習会を開催することとしています。 また、総務省
のこの事業につきましては、令和4年度以降、高齢者がより身近な場所で参加できるような取組
の拡充を図ることとしております。 具体的にはどういう取組かといいますと、携帯ショップがない市町村や、携帯ショップがあってもスペースが狭くて講習会ができない市町村では、近隣
の自治体
の携帯ショップ等から講師
の派遣を行うことによって公民館等で講習会等を行う手法を考えております。 この事業は、誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化
の基本方針を踏まえ、各地域
の実情やニーズを適時適切に把握しつつ、助けを必要とする方に支援が行き渡るよう支援体制
の拡充を図ることを目的としております。
◆(土原こずえ君) ありがとうございました。 電子マネーで行われているバーコード支払い
の種類とその実績をお伺いします。
◎政策監・健康福祉部長(竹内一郎君) お尋ね
の電子マネー、PayBとかLINEPay、PayPayなど、スマートフォンで
のアプリで
の納付につきましては、令和2年4月以降、市税や料などにおいて使用ができるようになってございます。 それでは、令和2年度
の取扱い部署とその利用実績につきましてご報告をさせていただきます。 まず、税務課では、個人住民税普通徴収分、固定資産税、都市計画税、償却資産分を含む軽自動車税
の納付に使用することができ、納付件数といたしましては1,630枚
の納付書枚数で、合計金額が5,504万2,088円となってございます。 国保年金課では、国民健康保険料、後期高齢者医療保険料
の納付に使用することができ、納付状況といたしましては、国民健康保険料で1,348件、2,043万5,180円、後期高齢者医療保険料では92件、96万8,848円となってございます。 介護保険課では、介護保険料
の納付において124件、104万4,170円となってございます。 学校教育課では、奨学金基金について取扱いを行っておりますが、納付
の実績はございませんでした。 上下水道局では、上下水道料金等
の納付において4,979件、2,684万5,812円、受益者負担金
の納付において5件、23万6,909円となってございます。 以上でございます。
◆(土原こずえ君) ありがとうございます。 3月議会で岡田議員が質問した高齢者
のスマホ活用支援について今後検討していくと
のご答弁をいただき、早速実施していただいていますのでありがとうございます。 竹内政策監
のご答弁でもありましたが、デジタル化推進において忘れてはならない
のは、その機器に不慣れな高齢者でもその恩恵を受けられるようにすることが重要だと思います。 地方自治体が独自に高齢者に支援を行う動きも活発になってきているようです。本市でも取組を進めていただいていますが、東京都では今年度から通信事業者と連携しスマホ教室を開催、参加者
のうち希望する人には1か月程度スマホを貸し出すそうです。本市におきましても、希望する方にデジタル機器
の貸出しを要望するとともに、今後進めていく行政手続
の入力方法をできるだけ簡易にするといった努力もお願いいたします。 続きまして、地球温暖化対策について。 No.2
のスライド(巻末参考資料2ページ)をご覧ください。 市
のイベントなどで、イヌナキン
のキャラクター入り
のペットボトルやアルミ缶に入った泉佐野
の水を頂いたことがあります。泉佐野
の水
の宣伝効果がある、よい取組だと考えます。 ほか
の自治体では、SDGs
の観点から、マイポトル用
の給水機
の設置も普及していることも仄聞しています。 本市におきましてもイヌナキン
のキャラクター入り
のマイボトル用
の給水機設置について、上下水道局
の見解をお聞かせください。
◎上水道担当理事(源一浩君) 上下水道局におきましては、以前本市で精製したおいしい水をPRすべく、イヌナキン
のペットボトルをイベント時に配布しておりました。しかし、本市が令和元年、プラスチックごみゼロ宣言を行ったことを受け、令和元年度をもってプラスチックボトル
の製造を中止し、アルミ缶に切り替えております。 ご質問
のマイボトル用
の給水機設置につきましては、プラスチックごみ
の削減効果や水分補給
のために有効であると認識しております。 そこで、吹田市や大阪城公園などに設置しているとお聞きしまして、先日大阪城公園を視察してまいりました。 大阪城公園に設置されている給水機は水道管から直接給水機に接続しているものでしたが、給水機にも幾つか
の種類があるようです。給水機によっては、殺菌作用
のある塩素が除去されるため、長時間放置すると水質が劣化する、つまり安全性確保
の観点から保健所と十分な調整が必要になってくるものと考えております。
◆(土原こずえ君) わざわざ大阪城まで視察に行ってくださり、ありがとうございました。
プラスチックごみ削減推進とマイボトルを推進するため、今朝
の産経新聞では豊中市
の事例が紹介されていました。 公共施設にマイボトル用
の給水機設置を進めていただけることを提案させていただきます。 最後に、犬・猫不妊去勢手術
の助成
の再質問です。 昨年度、申請数が324件あったとお伺いいたしました。希望される全て
の方に助成することはできましたか。
◎健康・食育・医療担当理事(刀谷久良君) 予算を超える申請がある場合で、希望される方にはキャンセル待ちにご登録いただくことができます。体調不良や地域猫
の捕獲ができなかったことなど、例年一定数
のキャンセルが出ますので、令和2年度におきましては、最終的に8人
のキャンセル待ち
の方にお断りする状況となっております。
◆(土原こずえ君) 最終的にお断りする場合があると
のことですが、今後もそうなっていく
のでしょうか。
◎健康・食育・医療担当理事(刀谷久良君) 令和2年度予算におきまして、過去
の実績を踏まえまして10万円、上限単価は5,000円で算出すると20頭分を増額しております。が、今後も申請数など
の状況を踏まえまして予算について検討してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
◆(土原こずえ君) 分かりました。昨年度は20頭分を拡充していただけたと
のことですが、ありがとうございました。 兵庫県三田市では1頭につき上限8,800円を補助してくれてるそうです。1頭分
の助成額も併せて今後
の検討をよろしくお願いいたします。 また、広報いずみさ
の5月号で地域猫活動を掲載していただき、ありがとうございました。 さくらねこ基金について知識
のない市民
の方が多いので、相談があったときにはその案内もしっかりしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎政策監・生活産業部長(長尾讓治君) 地域猫であったり野良猫であったりということでご相談を受ける場合は、環境問題が問題になってご相談を受けるケースが多いものですから、大体が環境衛生課
のほうでご相談を承ってるというような状況になっております。このため、ご相談があった場合は、公益財団法人どうぶつ基金が実施するさくらねこ無料不妊手術事業というものがあって、行政枠チケットを有効に活用できますよというようなご案内については丁寧に行ってまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
◆(土原こずえ君) 今後も丁寧な対応でお願いします。 地域猫
の不妊去勢手術についてTNRは、単に猫が好きな人たち
の活動
のためだけでなく、繁殖を抑えられることで、猫が好きな人も苦手な人も安心して暮らせるため
の取組だと考えています。 本市におきましては、近隣市町に先駆けて取り組んでいただいています。今後も、地域猫
の避妊去勢手術
の助成、さくらねこ基金
の活用も併せてよろしくお願いいたします。 最後に、コロナ感染拡大
の早期
の収束と収束後
の泉佐野市政
のさらなる発展を願い、私
の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(向江英雄君) 土原こずえ議員
の質問は終了いたしました。 -------------------------------
○議長(向江英雄君) ただいまより午後1時まで休憩いたします。
△休憩(午前11時52分) -------------------------------
△再開(午後1時00分)
○副議長(大庭聖一君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、 1.行財政について 2.教育について 3.観光行政について 4.日本遺産について 以上、大阪維新
の会泉佐野市会議員団代表・日根野谷和人議員。 (日根野谷 和人君 登壇)
◆(日根野谷和人君) 皆様、お疲れさまでございます。 ただいま議長よりご紹介
のありました項目について、大阪維新
の会を代表いたしまして質問をさせていただきます。 冒頭まずは、繰り返し何回も申し上げます。新型コロナウイルでお亡くなりになられた皆様に心からお悔やみ申し上げるとともに、現在コロナウイルス闘病中
の全て
の方々にお見舞いを申し上げます。また、現在も大変厳しい状況下で大きなリスクを抱えながらもコロナウイルスと戦っておられる医療従事者
の皆様に感謝と敬意を表します。 現在
の大阪では、新型コロナウイル
の新規感染者数は、最も大きな波となった第4波がようやく減少傾向になり、大阪府
の吉村知事も、絶対に再拡大させないために、町村を除く大阪府全域へ蔓延防止等重点措置を要請し適応されました。 他方、世界に目をやりますと、いち早くワクチン接種を始めたアメリカやヨーロッパ各国では徐々に元
の暮らしが取り戻せてきているようなニュースも見ます。それを見ますと、ワクチン接種はコロナウイルスと
の戦いにおけるゲームチェンジャーとなり、もはやワクチンによる集団免疫獲得しかコロナに勝てる方法はない
のではないかと感じます。 日本でも、ここへ来て65歳以上
のワクチン接種も急速に進み、いよいよ来月から1年遅れ
の東京オリンピック・パラリンピックが始まります。今回
の大会は、再び第5波
の感染拡大を決して起こさせてはならないために、拡大防止措置策を政府が打ち出すと同時に、規模を縮小した大会実現に向けて議論が繰り広げられております。 本市も、関西国際空港
の玄関口
の都市として、東京オリンピック・パラリンピック
のホストタウンとしてウガンダ共和国、モンゴル両国
の選手団などを受け入れる体制などを整えておりますが、昨日
のウガンダ選手団
の成田空港で
の対応が大きく報道されました。国
の空港など
の水際対策が不十分と言わざるを得ません。本市担当職員も対応に大変ご苦労されてると思いますが、細心
の注意を払いながら
のおもてなしをよろしくお願いいたします。 さて、我々
の会派は、秋までにはワクチン接種を希望する対象
の全市民に受けていただき、秋に予想されている総選挙を経て心機一転、がたがたになってしまった日本経済、とりわけ大阪泉佐野市
の経済再生に向けてV宇回復を目指して全身全霊で取り組んでまいりたいと考えています。 2025年
の大阪万博まであと4年。かつてインバウンド
の効果を最も大きく受けてきた本市
の進む道は既に決まっていると思います。先
の見えなかった真っ暗なトンネル
の先に僅かな光が見え、その先をイメージして、市長をはじめ市職員
の皆様
の奮闘に大いに期待をいたします。ぜひ、皆さんで一緒に元
の泉佐野市、元
の生活を取り戻しましょう。 さて、今回
の私
の一般質問は、ただいま申し上げましたように一歩前へ歩み出すため
の質問として順番にお聞きをいたしますので、よろしくお願いをいたします。 では、1.行財政について、(1)財政シミュレーションについてです。 大阪府では平成29年11月に、府内市町村が将来にわたり住民サービスを維持、拡充していくことに当たって必要となる方策について府と市町村が共同で検討、研究を行うことを目的として、基礎自治体機能
の維持・充実に関する研究会を設置いたしました。その中には4つ
のテーマがあり、1、広域連携に関する研究会、2、合併に関する研究会、3、市町村独自
の取組について
の研究会、4、課題・将来見通しに関する研究会に取り組んでおります。 その中でも課題・将来見通しに関する研究会は、府内市町村が直面すると想定される行政課題を整理し、市町村民や府民に効果的に周知することにより、各団体で
の将来
の在り方について
の議論が起こり、検討、対応が進むことを狙いとしております。 とりわけ、その研究会において財政シミュレーションは、中・長期的な視点から財政収支
の見通しを立て、歳出
の精査、見通し、歳入確保
の取組、財政負担
の平準化など、財政健全化に努めることがこれまでにも増して重要と言われております。 本市では、過去、厳しい財政運営が強いられてきた間は、数値目標を掲げた財政シミュレーションを策定し、平成25年に早期健全化団体から脱却後、再び落ちること
のないように、平成27年から5年間、中期的な財政計画を策定し、計画実行により安定的な財政運営を行ってきました。 しかし、令和2年度から令和6年度まで
の5年間は、中期財政運営方針という名称で文章化した計画が策定され、具体的な数値を用いたシミュレーションは策定されていません。それはもう、財政健全化団体に落ちるような危機的な状況ではないからでしょうか。 そこで、お尋ねいたしますが、なぜこれまでと同様に数値化した財政シミュレーションを策定されない
のかお尋ねいたします。市民にとっては、年度ごとに数値
の入った計画は非常に分かりやすいと思う
のですが、いかがでしょうか。 次に、昨年当初から全世界をどん底に突き落としたコロナウイルスと
の戦いも、はや1年半が経過しました。私は、この間、大阪府内における自治体
の中でコロナウイルス感染症
の影響を最も受けた自治体は泉佐野市ではない
のかと思っております。 先日
の行財政委員会で令和2年度
の決算速報値が示され、当初思っていたほど
の大打撃はないにせよ、これまで
の努力やアイデアによって積み上げてきた基金を大きく取り崩す状況がよく分かりました。最終的な決算は9月議会で審議されると思いますが、現段階で実質、令和2年はコロナ禍
の1年として財政に与えた影響はどれほど
のものだった
のかお教えください。 続きまして、2.教育について、(1)小中一貫校についてをお尋ねいたします。 令和元年12月議会で小中一貫校教育基本方針
の説明があり、今年度
の施政方針にも書かれておりました小中一貫教育について、会派代表で新田輝彦議員が3月議会で質問をいたしました。 その中では、小中一貫教育が求められる4つ
の背景と、全中学校に各1名配置する市費
の講師
の役割について
のご答弁をいただきました。 これまで大阪維新
の会泉州ブロック議員団は、小中一貫校
の取組について勉強会を開催し、各市における一貫校
の課題について議論をしてまいりました。 私は、今後少子化が急速に進むと思われる本市において、学力向上や国際都市として
の特色ある教育が喫緊
の課題として、小中一貫校実現に向けたスピーディーな取組が必要と思いますが、現在はどのような議論が行われている
のでしょうか、お聞かせください。 さて、昨年は
子どもたちにとても大変な1年でありました。昨年
の卒業式から入学式にかけては、まさに未知
のウイルスで世界中が戦々恐々としていた時期でした。その後、緊急事態宣言が発令され、本市
の公立小・中学校も一斉に休校措置が取られ、約1か月間は自宅待機
の状況になりました。5月中旬より恐る恐る分散登校から始まり、ぴかぴか
の1年生
の子どもたちも戸惑い
の新入学となりました。その後は、第2波、第3波と繰り返すうち、
子どもたちへ
の感染
の可能性は低く重症化しにくいと
の見解から、学校行事も少しずつ戻り始めました。ただし、3密を避けるためにできなかった行事や地域
の皆さんと
の交流もなくなったりして、教育現場には大きな影響を及ぼした
のではないでしょうか。 そこで、お聞きします。 本市
の教育現場におけるこれまで
のコロナウイルス感染症
の影響はどのようなものが上げられる
のかお聞かせください。 続きまして、3.観光行政について、(1)DMO取得についてをお聞きします。 本市は、関西国際空港
の玄関口という地の利を生かして、多く
のインバウンド
の受入と同時に、観光をキーワードにこれまで多く
の施策に取り組んでまいりました。また、それと同時に、地元経済
の活性化につながる地域ポイント制度
の導入やイベント
の開催も実施してきました。その多く
の事業を委託してた
のが泉佐野シティプロモーション推進協議会、通称icpです。 発足は、過去にイベントなど実施してきました各種団体
の有志が一堂に会して、大分県日田市
の観光事務局長を招いて、泉佐野市
の魅力あるツアー
の組立てを行ったことから始まります。その後、任意団体から一般社団法人へ移行し、泉佐野市
の委託事業を受ける組織として、本市
の職員も積極的に関わり進めてきました。 icpは、一般社団法人化された当初から、他
の自治体よりも1歩も2歩も早く、DMOと呼ばれるオーソライズされた認可団体になるべく邁進してこられました。そのDMOに今年
の3月、晴れて認定されたとお聞きし、大変うれしく思っております。コロナが落ち着いた後に再度観光分野で大きく飛躍するために、icpにはぜひ頑張ってもらいたいと感じております。 そこで、質問です。 DMOに認定されると、どのようなことが可能になり、今後本市
の観光戦略にどのようなメリットがある
のかお聞かせください。 最後に、4.日本遺産について、(1)葛城修験道についてをお尋ねいたします。 本市
の歴史的背景は本当にすばらしいと思います。それが証拠に、令和元年に認定された日根荘、そして昨年は北前船と葛城修験と、3つ
の日本遺産があるまちとして大きくPRされてきています。 その中で日根荘は、本市独自
の日本遺産として、PR動画や漫画本、周遊ARアプリなどを発信されております。それとは別に、複数
の市町村にまたがるストーリーを持った日本遺産が北前船と葛城修験です。 我々大阪維新
の会
の市町議員団では、かねてより大阪泉州エリア
の観光、アクティビティー
の場として山手地域に着目し、勉強会や実地体験を行ってまいりました。その中で、昨今
の登山や山歩き世代から非常に人気
のある金剛山は年間100万人
の登山客があると言われており、そのうち半分でも泉州エリアに来てもらえないかと話しております。 そこで、今回
の葛城修験
の日本遺産はまさに好材料をいただいたと感じ、ぜひこの機会を逃すことなく、広域でしっかり取り組んでもらいたいと考えております。 我々
の勉強会
の中では、他市
の議員さんから、和歌山は物すごく積極的に動いてますよとお聞きし、コロナ禍でもやれることはしっかり進めているようです。確かに、パンフレットを見ますと和歌山県から大阪を経て奈良へとありますが、修験道といえば、私は本市犬鳴山
の行者
の滝が真っ先に脳裏に浮かびます。 そこで、日本遺産葛城修験道を本市ではこれからどのようにPRしていくおつもりな
のかお聞かせください。近隣自治体
の中でも最も関係性が深い本市は、他市を巻き込んで今後最も効果的にPRしていく方法について何かお考えがおありな
のかお尋ねをいたします。 私
の質問を以上です。理事者
の皆様には簡潔明瞭なるご答弁をよろしくお願いいたします。 (
中期財政運営管理担当理事 河野 陽一君 登壇)
◎
中期財政運営管理担当理事(河野陽一君) それでは、大阪維新
の会泉佐野市会議員団代表・日根野谷和人議員ご質問
のうち、1.行財政について、(1)財政シミュレーションについて、(2)コロナ
の影響についてご答弁申し上げます。 まず、(1)財政シミュレーションについてでございますが、これまで
の中期財政計画は、財政健全化団体から
の脱却時、国へ
の財政健全化計画
の完了報告において脱却後
の財政運営
の方針を記載することが義務づけられていたため、財政健全化計画
の流れから中期財政計画を策定し、再び財政健全化団体に転落すること
のないよう安定した財政運営をしていくため
の道しるべとしたものでございます。 また、国へ
の報告
の際には、一旦健全化団体から脱しても、その後、健全化判断比率が基準を超えることがないことを示す必要があったことから、収支見通しを付した上で計画という名称にしたものでございます。 このため、中期財政運営方針
の趣旨は中期財政計画と変わりませんが、本来は財政
の運営方針を記載すると
の文言であったことから、方針
の掲載としてるところでございます。 他団体においても中期財政運営方針としているところも幾つかございまして、計画という名称がついてるもの
の多くは行財政改革計画やその実施計画といったものとなっているところでございます。 本市では、健全化団体から脱却後も、地方債
の新規発行
の抑制や繰上償還
の実施などにより着実に地方債残高は減らしてきているところですが、まだまだ高水準
の公債費負担が続くことは健全化団体
のときと変わっていない上に、財政構造
の弾力性を判断する指標となります経常収支比率は令和元年度決算で103.1%と依然100%を上回り、経常的な支出を経常的な収入で賄っていない、財政が硬直化している状況に変わりはございません。 また、5年間とした
のは中期財政計画
の更新という意味からでございまして、例えば10年間といった長期となりますと、社会情勢や国
の制度改正など
の外部要因と、本市
の税収
の動向や老朽化していく公共施設絵
の建て替えなど、様々な個別要因によって財政
の運営方針が左右されることになりますので、5年としたところでございます。 収支見通しについては、例えば職員数
の変動による人件費がどうなっていくか、公債費
の推移はどうかなど、個別
の項目について一定
のシミュレーションをしてはおりますが、全体
の収支となりますと、ふるさと納税
の寄附
の動向がどうな
のかによって大きく変わることから、全体をまとめきれないということでございます。 こうしたことから、中期財政運営方針では、これまで
の中期財政計画を踏まえて、根本的に財政基盤を安定させるため
の取組が必要であり、限られた歳入に見合う歳出を調整することを基本に置いた財政運営
の指針としているものでございます。 令和3年度以降も、必要な施策を実施しながら持続可能な財政運営を進めていくため、限られた財源を十分に認識し、社会情勢や技術革新
の変化などを踏まえて、最少
の経費で最大
の効果が上げられるよう創意工夫を発揮して効果的かつ効率的な財政運営を行っていく必要があります。このため、引き続き、事務事業
の継続した見直し
の実施、広域連携
の推進や窓口業務委託をはじめ民間委託
の拡充、定員適正化計画に沿った定員削減に加え、特別職
の給与削減など退職手当による増減を除く総人件費
の抑制、また投資的事業については、実質公債費比率、将来負担比率
の動向も踏まえながら地方債
の新規発行をコントロールし、令和4年度までは継続事業を基本とし、令和5年度以降は総事業量を設定することで公債費負担を抑制していくものでございます。 また、土地開発公社、病院、一部事務組合、特別会計等
の財政運営につきましては、市
の財政及び財政健全化判断比率に大きく影響を及ぼすものでありますので、負債
の解消をはじめ、財政
の健全化及び安定した財政運営に導くものとしてございます。 一方、収入
の確保につきましては、自主財源
の安定確保と住民負担
の公平性
の観点から、引き続きアタック30などをはじめ債権管理
の取組をさらに積極的に進めていくものとし、企業誘致等による税収増加を目指すため、これまで
の遊休財産
の積極的な売却に加え、雇用や居住者を増加させるような企業誘致を図り、建物等
の固定資産税収
のほか、市民税等
の増収も図れるよう取り組んでいくものとしてございます。 さらには、ふるさと応援寄附金、ネーミングライツなど
の拡充により、財源確保にも努めてまいります。 そうした取組を進めることで、期間終了時
の目標として、実質公債費比率は10%以下、将来負担比率は130%以下、地方債残高は標準財政規模
の2.5倍以下、財政調整機能を有する基金
の残高を可能な限り保持していくことで安定した財政運営を目指すものであります。
新型コロナウイルス感染拡大は、税収
の減はもとより、様々な経済活動に多大な影響を与えている一方で、新型コロナ対策経費として全国
の自治体では、特別交付金を活用し、感染防止対策、住民負担軽減策、経済的支援策などを講じてるところでございます。 また、ワクチン接種
の推進をはじめとした対策事業
のため、国
の支援策
の及ばない分野には市
の一般財源を投じる必要もあり、本市も含め、全国
の自治体
の財政運営には今後も厳しい局面を迎えているものと考えられます。 こうしたことから、中期財政運営方針では、あくまでも地方債残高など
の目標数値を示したものであり、具体的な収支見通しをお示ししてはおりませんが、今般
の新型コロナによる税収等
の影響やふるさと寄附
の推移がどうなるかなど
の不確定要素が多くありますので、なかなか収支見通しを積算する
のが難しいと思われます。 例えば、ふるさと寄附収入について申し上げますと、令和3年度
の予算は20億円余りを見ていますが、現時点ではもう既に8億円を超えています。このようにその年その年で大きく増減することも考えられるわけでございますが、今後
の状況を見た上で慎重に検討してまいりたいと考えております。 次に、(2)コロナ
の影響についてでございますが、大阪府では、6月20日まで
の緊急事態宣言が7月11日まで蔓延防止対策に移行され、不要不急
の外出自粛、不要不急
の都道府県間
の移動抑制、路上、公園等における集団で
の飲酒
の自粛、2人以下で
のマスク会食
の徹底など、引き続き協力要請が出されているところであります。 今後も
新型コロナウイルス感染症の蔓延が長期化することも考えられ、これまでに新型コロナウイルスがもたらした世界経済へ
の影響、日本経済へ
の影響については計り知れないものがあり、全国
の自治体においても、今後どれだけ財政運営に影響が及ぶ
のか、予測はなかなか困難なものとなっています。 議員お尋ね
の令和2年度本市における新型コロナ
の影響についてでございますが、新型コロナ
の影響分として、金額を明確に特定できるものではありませんが、令和2年度市税
の決算見込みとして約196億円で、前年度比で約20億円
の減収となります。これに対して、市税以外
の一般財源収入
のレベルで考えますと、対前年度比で増加した主なものとして、法人事業税交付金、地方消費税交付金、地方交付税に加え、減収補填債約4.6億円を発行した上で、基金
の取崩しにより市税
の減収に対応したものでございます。 なお、詳細
の分析はこれからということになりますので、あくまでも主な歳入による増減
の見方ということでご理解をお願いしたいと思います。 新型コロナウイルス
の感染拡大につきましては、今後64歳以下へ
のワクチン接種が進むにつれて感染拡大が減少していくかどうか。収束に向かえば回復
の兆しが見えてくると思われますが、その動向に左右されることになると考えられます。 いずれにいたしましても、現時点で
の状況下で、国や府から一定
の財政支援が措置されるものと考えられますが、不確定要素も多くありますので、市税全体にどれだけ
の影響が生じるかは予測が困難であると考えてございます。 今後、第5波へ
の対応が必要となってくる状況となった場合には、国、府
の財政支援を活用していくことはもちろんではありますが、本市においては、必要な施策
の財源確保ということでは、現予算
の執行状況を把握し、予算
の不用額が確定している事業については減額するなど、必要な対策事業に対して予算
の組替えも視野に入れるとともに、各分野における基金を効果的に活用してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 (政策監・教育部長 本道 篤志君 登壇)
◎政策監・教育部長(本道篤志君) それでは、大阪維新
の会泉佐野市会議員団代表・日根野谷和人議員
のご質問
のうち、2.教育について、(1)小中一貫校について、(2)コロナ
の影響が教育現場に与える問題について、4.日本遺産について、(1)葛城修験道についてご答弁申し上げます。 まず、2.教育について、(1)小中一貫校についてご答弁申し上げます。 小中一貫教育につきましては、学校教育制度
の多様化及び弾力化
の推進を目的として、平成28年4月1日に改正学校教育法関係省令及び告示が施行され、小中一貫教育を実施する新たな学校種として義務教育学校
の制度が創設されたほか、義務教育学校に準じた形で小中一貫教育を実施する小中一貫型小学校・中学校も制度として位置づけられました。 小中一貫教育が求められる背景としましては、学習指導要領
の改訂による英語教育
の拡充や道徳
の教科化、プログラミング教育
の導入などに適切に対応するためにも、小・中学校
の教員がこれまで以上に連携を深め、小学校高学年で
の専門的な教科指導が求められること、中学入学に際し、新しい環境で学習や生活に不適応を起こす中1ギャップに適切に対応するためにも、義務教育9年間を見据えた系統的な指導が求められること、共働き世帯や独り親世帯
の増加、地域コミュニティー
の衰退など
の要因により、大人と
子どもの関わり
の希薄化が指摘されている中、異年齢交流
の活発化、より多く
の教職員や大人が
子どもに関わる体制
の確保、中学校区を単位とした地域教育力
の強化など、社会性を育成するため
の教育活動
の充実が求められること、いじめや不登校、保護者ニーズ
の多様化など、学校現場
の抱える問題
の中には、個々
の教職員や学年単位、あるいは学校単位では十分に対応し切れない問題が増えつつあり、中学校区単位で
の各学校間
の連携や家庭地域、その他関係機関と
の協働など、児童・生徒に関わる全て
の大人による包括的、横断的な取組が求められることなどが上げられます。 そのような背景を受け、本市におきましても、地域や学校における児童・生徒
のよりよい育ちを目的として、9年間を見通した教育活動
の充実を図るために、学習指導や生徒指導等に関する現状
の課題に適切に対応するため
の一つ
の方策として、従来
の小中連携教育
の取組を基礎としながら、小中一貫教育を推進する必要があると
の認識
の下、令和元年11月に泉佐野市小中一貫教育基本方針を策定したものでございます。 令和2年度は、教職員
の小中連携
のさらなる意識
の向上と協働
の実行を市域全体
のテーマに、長南中学校区をモデル校区として、小中一貫教育を推進してまいりました。校内委員会や校区連絡会をはじめ、小中合同研修会や小中一貫教育校区協議会
の開催、相互授業参観
の実施など、教職員
の連携を深めるとともに、児童会と生徒会
の挨拶運動で
の交流等、
子ども同士をつなぐ活動も始まっています。 長南中学校区で
の取組は、小中一貫教育担当者連絡会や学識経験者もお招きした泉佐野市小中一貫教育推進委員会において共有、協議され、他校区も長南中学校区をモデルとして、今年度より取組を進めております。今後は、現行制度
の中で施設分離型で
の小中一貫型小学校・中学校を念頭に置き、全中学校区において乗り入れ授業
の実施、研究や小学校高学年で
の専科指導
の充実、先進校へ
の視察などに取り組みながら、中学校区共通
の目指す
子ども像
の設定、9年間
の学びをつなぐ社会に開かれた教育課程
の編成を進め、泉佐野市小中一貫教育基本方針にのっとって、小中一貫教育を推進してまいります。 本市教育委員会としましては、義務教育9年間を見通して、主体的な学びを続ける
子どもを育成するため、引き続き、全中学校区に市費講師を配置し、小中一貫教育が円滑かつ効果的に進められるよう必要な支援及び助言等に努めてまいりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 続きまして、(2)コロナ
の影響が教育現場に与える問題についてでございますが、学校におきましては国及び大阪府から
の学校園における
新型コロナウイルス感染症対策マニュアルに基づき、3つ
の密を徹底的に避けるため、マスク
の着用及び手洗い指導
の徹底、学校施設内
の消毒など、基本的な感染対策を継続する新しい生活様式を導入し、感染及びその拡大
のリスクを可能な限り提言しつつ、緊急事態宣言下も教育活動を継続し、
子どもの健やかな学びを保障してまいりました。授業については、分散登校や短縮授業は行わず、通常形態、1教室40人までを継続してまいりましたが、緊急事態宣言下では長時間密集または近距離で対面形式となる活動等、感染リスク
の高い活動は実施せず、活動内容や指導方法等を工夫してまいりました。また、感染拡大により不安を感じて登校しない児童・生徒等については、学習プリント等を課題として配布、回収、添削指導することや、オンライン等を活用して十分な学習支援を行う等、子に応じた学び
の保障に取り組んでおります。 ただし、緊急事態宣言下は、府
の要請により修学旅行や府県間
の移動を伴う教育活動、府内における校外学習等につきまして中止または延期としておりますとともに、中学校
の部活動につきましても公式大会
の出場等、学校が必要があると判断する場合に感染防止策
の徹底と活動時間を短縮して実施する場合を除いては、原則休止としております。 そのような中で、児童・生徒が友人とつながりながら活動していたことに制約がかかり、ストレスとなったりする場合もあると考えられます。また、家庭や地域におきましても、コロナ禍による様々な変化が想像され、
子どもを取り巻く環境
の変化が
子どもたち
の心
の不安定さにつながっている部分もあると考えられます。心
のケア
の部分では、担任はもとより保健室
の養護教諭等、全て
の教職員がカウンセリングマインドを持って
子どもたちを多面的に理解し指導に当たるとともに、教育相談を組織的に行っております。さらに、スクールカウンセラーと協働し
子どもや保護者に寄り添った心
のケアを継続しております。 コロナ禍におきましては、社会
の変化に伴い、
子どもを取り巻く環境が変化し、虐待や
貧困の問題等も重なる場合があることから、学校だけで環境を改善していくには限界がございますが、このような家庭支援
の部分では、中学校区に1名配置しております家庭、学校、地域や他機関等と
のつながり役を担うスクールソーシャルワーカーと協働し、福祉的な観点から
子どもを取り巻く環境へ
の働きかけを行い、状況
の改善に努めております。 具体的な相談内容につきましては、コロナに起因している
のかどうかまでは分かりませんが、子育て
の悩み、経済的なこと、友人関係環境等様々で、スクールカウンセラーとともにスクールソーシャルワーカーもニーズ
の高い状況が続いております。本市教育委員会としましては、専門家と協働し、他機関、他課とも連携を図りながら、児童・生徒にとって学校が安心で安全な場所であるために必要な支援及び指導、助言に努めてまいりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 次に、4.日本遺産について、(1)葛城修験道についてご答弁申し上げます。 葛城修験道につきましては、令和2年6月に「葛城修験-里人とともに守り伝える修験道はじまり
の地」というストーリー名で文化庁から認定を受けたことによりまして、和歌山県、大阪府、奈良県内
の19市町村で構成される葛城修験日本遺産活用推進協議会を発足させました。会長は和歌山県、副会長は大阪府から泉佐野市、奈良県からは御所市が任命され、事務局は和歌山県観光振興課内にあります。認定された令和2年度については、文化庁
の補助金を活用しながら、奈良、大阪、和歌山
の会場でそれぞれ認定記念シンポジウムを開催しました。大阪会場は、泉佐野市
のエブノ泉
の森小ホールで行われ、葛城修験に深く関わり
のある金峯山寺、三井寺
の基調講演
のほか、泉佐野市観光大使
の家田荘子さんほかを加えた活発なパネルディスカッションが行われました。それと併せて、ほかにPR冊子概要版並びにロゴマーク解説版、のぼり旗デザイン
の制作と公開活用
のため
の日本遺産PRホームページを制作し、そこに葛城修験
の経塚や構成文化財コンテンツ
のモデルルート
の調査結果を掲載いたしました。 令和3年度事業としましては、さらに広域でPRしていくために、人材育成、普及啓発、情報コンテンツ作成、調査研究、活用環境整備
の5事業を計画しております。具体的には、人材育成としましては、広域的なガイド養成研修会、地域プロデューサー
の育成をし、人材発掘を推進してまいります。 普及啓発事業としましては、構成自治体で
のリレー巡回展、小・中学校向け教材、特設ウェブ、SNS
の運営と英訳
の多言語化を実施する予定です。また、調査研究事業としましては、設定したルートで
のモニターツアー、未指定
の関連文化財
の調査など、周辺
の追加調査を行います。情報コンテンツ作成事業につきましては、見どころや食事所、周遊ルートを紹介するガイドブック
の作成やルートマップアプリ、映像等
のコンテンツ
の制作を行うとともに、構成文化財等案内サインについて各構成自治体が中心となって設置作業を行う予定になっています。 ご質問
の、多数
の自治体にわたる葛城修験を今後最も効果的にPRしていく方法につきましては、まず協議会と葛城修験に関わる構成文化財各地域と
の緊密な関係をしっかり構築することが最も重要と考えております。泉州エリアにつきましては、特に泉佐野市
の七宝瀧寺は、西暦661年に修験道
の開祖である役小角により開山され、現在は葛城二十八宿修験道
の根本道場として女性
の滝業など
の行場として中心的役割を担っています。 本市は、協議会副会長市として、今後は大阪エリア
のPRを活発に行い、最終的にアクティビティにつながるように推進してまいる所存です。例えば、葛城修験
の経塚やルート等について、協議会で制作したのぼり旗やパンフレット、動画、アプリなどを各構成自治体
の観光部局並びに観光協会、企業応援団体から情報発信をしていくとか、または各文化財部局による歴史的資源
の掘り下げや価値付けを行うことで、まだ加入していない構成文化財や周辺市も参画することが可能となってきます。さらに、それに加えて令和3年度以降は、ガイド養成とともに地域振興を図るためエリアを設定し、それぞれ
のエリアで中心的な役割を担う地域プロデューサーを育成する研修会を実施し、葛城修験
の物語を盛り上げていきたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 (
観光DMO推進担当理事 坂口 隆君 登壇)
◎
観光DMO推進担当理事(坂口隆君) それでは、大阪維新
の会泉佐野市会議員団代表・日根野谷和人議員
のご質問
のうち、3.観光行政について、(1)DMO取得についてをご答弁申し上げます。 DMOとは、デスティネーション・マネジメント・マーケティング・オーガニゼーション
の略で、官民
の幅広い連携によって観光地域づくりを推進する法人
のことを指し、地域
の稼ぐ力を引き出すとともに、観光地経営
の視点に立った観光地域づくり
の言わばかじ取り役として
の役割を担います。具体的には、観光地域として
の魅力を高めるために、様々な組織と一体となって、マーケティングマネジメントやブランディング、商品造成、プロモーションなどを行い、観光客を誘致することで地域経済
の活性化を図ることが主な活動内容でございます。観光庁では、DMOを大きく3つに区分しておりまして、複数
の都道府県にまたがる地方ブロックレベル
の区域で観光地域づくりを行う広域連携DMO、複数
の地方公共団体にまたがる区域で観光地域づくりを行う地域連携DMO、そして単独市町村
の区域を担当する地域DMOでございます。このうち、泉佐野シティプロモーション推進協議会(icp)は、泉佐野市にて観光地域づくりを推進するため、地域DMOに該当いたします。icpは、本年3月31日付で登録DMOに認定され、今回
の登録により全国で登録DMOは198団体、広報DMOは97団体となりました。DMO
の登録要件は主に5つあり、1つ目は観光地域づくりを行うことについて
の多様な関係者
の合意形成を獲得すること。2つ目が、データ等
の継続的な収集、戦略
の策定、KPI
の設定、PDCAサイクルを確立すること。3つ目が、関係者が実施する観光関連事業と戦略
の整合性に関する調整、仕組みづくり、プロモーションを実施すること。4つ目が、DMO
の組織法人格
の取得、責任者
の明確化、データ収集分析等
の専門人材を確保すること。最後
の5つ目は、安定的な運営資金を確保することが上げられます。icpにおいては、特に1つ目
の多様な関係者
の合意形成を獲得することに注力し、昨年10月には地域
の関係者13団体から成る泉佐野市観光地域づくり委員会を立ち上げ、地域
の観光課題
の共有と課題解決に向けた観光施策
の企画、立案に取り組んでおります。 次に、登録DMOになったことによるメリットにつきましてご説明申し上げます。 国から直接的な財政支援を享受できるというわけではございませんが、大きなメリットとしては2つございます。 まず1つ目は、関係省庁
の様々な補助金に対する応募機会が増加するという点です。官公庁
の補助金には、候補法人でも応募できるものと、登録DMOでなければ応募できないものがございます。そのため、登録DMOに認定されたことで数多く
の補助金に応募できる可能性が広がったわけでございます。 2つ目としましては、人材支援でございます。 icpでは、現在民間企業ならでは
の知見やノウハウを活用すべく、昨年7月からは南海電気鉄道株式会社様、また、本年6月からホテル日航関西空港様からそれぞれ出向社員を受け入れております。さらに、本年4月からは公益社団法人大阪観光局とデジタルマーケティング
の活用についてアドバイザリー契約を締結いたしました。国籍、年齢、性別等を分類した滞在日数や消費動向等、観光局が保有するデジタルマーケティングプラットフォームを活用して、本市
のターゲット
の絞り込みと効果的なプロモーションを進めていく予定です。それらに加えて、官公庁には専門知識を持った外部専門人材
の登用支援メニューが用意されていることから、当該
の活用によってより専門的な見地による着地型旅行商品
の造成やデータ分析等
の分野において組織強化を図ることができるものと認識しております。このたび
のDMO登録によりまして、icp
の活動
の幅と可能性が大きく広がり、観光地域づくり
のかじ取り役として
の役割をより一層担っていただけるものと考えております。また、icp自らが稼ぐというよりも、むしろ観光を通じて地域が稼げる仕組みづくりを構築していただくことで、icp
の存在価値を高めるとともに、観光客誘致と地域経済
の活性化に寄与していただけるものと期待しております。市としましても、官民連携を図る上で、icpは中心的な組織であると認識しており、今後もicpと
の連携を密にしながら、観光コンテンツ
の発掘、造成、そして地域社会と
の連携強化等により、観光地域づくりを一層推進してまいりたいと存じますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。
◆(日根野谷和人君) ご答弁ありがとうございます。 今回、大変ボリューム
のあるご答弁をいただけるような、そんな質問をしたかなということで、残りあと10分強しかありませんので、今回は再質問というよりは、事例
の報告と、あとご意見を申し上げるということを中心にしたいと思いますけれども。 まず、財政シミュレーションでございます。 早速ちょっと、スライド1番(巻末参考資料3ページ)です。今回、今年3月に大阪市町村課が出しました財政シミュレーションなんですけれども、ご覧
のとおり、過去我が市でもやっておりましたので大体お分かりかと思うんですけど、実は大阪府内
の市町村で維新
の議員がいる市町村にアンケートを取りましたところ、現在財政シミュレーションを策定している市町は25で、あと5が策定予定、7が未策定ということ
のアンケート結果なんです。その策定済み
の先という
のは、ほぼ全部がホームページで市民やらに公開されているという、こんなことになるんですけども。大阪府が出しました市町
のシミュレーション、スライド2(巻末参考資料4ページ)なんですけど、何とお隣
の田尻町さんを除くほか全部が、これからシミュレーションを見ますと、非常に厳しい状況という
のが見て一発で分かるということになるんですね。能勢町とか太子町という
のは、もう今年から財源不足ということで、これはコロナ
の影響は含んでませんので、非常に厳しいということになります。この策定
の根拠という
のは、人口推計と連動しているということになりますので、財政調整基金という
のは大体、熊取町を見ますと令和10年で枯渇するということで、令和12年には早期健全化団体、13年には財政再生団体になるという、こんなシミュレーションという
のが見てとれるということで。 さきにも、京都市が非常に手厚い住民サービスをやっておりますんで、この先財政が大変な状態やというニュースも出ておりますし、ご近所
の阪南市も現在財政緊急事態宣言という
のも発令をもういたしておりまして、なかなかやはり、我が市ではあまり感じてないような危機的な財政運営をこれからやっていかなければならないという、そんな状況になります。本市も、本当に基金
のおかげで何とかやっていけてるという感じはするんですけど、さき
の行財政委員会では、令和8年度がその起債
の償還
のピークになるというお話なんかも聞いておりますので、何を言いたいかといいますと、我が市も近いうちにこの財政シミュレーションという
のは、やはり策定すべきなんじゃないかなというふうに感じてます。大阪府も、この市町村と協働で出してますけども、今後は各自治体という考えはあるんですけど、やはり各自治体
の主体性に任せるということで、大阪府もその辺
のところという
のは、今後注視していくんじゃないかなということです。先ほど
のご答弁でも、不測
のいろんな状況という
のを、もちろん歳入でふるさと納税が大幅に増える、大幅に減る、あるいはコロナとか災害とか、いろんな予期せぬ出来事があるんですけど、岸和田市さん
のホームページなんかを見てますと、やはり年度、年度でそこは修正みたいな
のをかけて出してきてるという
のもありますので、1回出したからもうずっとそのままというのも必要な
のかも分かりませんけども、私は本市も策定すべきであるということを、意見を申し上げたいと思います。 続いて、スライド3(巻末参考資料5ページ)です。小中一貫校、これは和泉市が大阪府では初めてですかね、大阪府で2番目でしたかね、これは2年前かに実施したんですけど、割と本市と似たような形状
の町なんですけど、山あい
のところで小中一貫校という
のを作りました。南松尾はつが野学園というんですけど(巻末参考資料6ページ)、この学園という
のが1年生から9年生
の9年間
の外国語
の授業を行ったりとか、前期
の高学年では一部教科担任を入れたりとか、後期
の課程教員
の前期課程
の乗り入れ授業とか、いろいろ特色
のある授業を行っているということで。実際、担当
の方にお話を聞きまして、一体何が一番苦労しましたかということになりますと、やはり市民
の皆さん、我がふるさと
の母校がなくなるという、ノスタルジックなそういった部分という
のがやはり反対意見として非常にあったと。しかし、そこは
子どものためということで、非常にしっかりと話合いもし、そして納得もしていただいて、晴れて開校ということになったというお話なんですけれども、やはり特色といたしましては、この小中一貫校に通わせたいと思う保護者
の皆さんが、近く
の、特にこの小学校、中学校、ここは施設一体型ですから、小・中はもう取り壊して新しい学校を建ててますので、その前にあった学校
のところを住宅開発等で売却等をすると、そこが非常に人気
のあるニュータウンがまたできたという、こんな相乗効果もどうやらあるらしくて、また今後
の本市
の小中一貫校
の一つ
の参考ということで、ぜひまたお考えいただきたいなと思います。 そして、次がスライド5(巻末参考資料7ページ)が葛城修験ですね。これご覧いただくと、もう和泉山脈、和歌山へ行ったり、大阪へ行ったりでずっと並んでるんですけど、私は何が言いたいかと申し上げますと、壇上でも申し上げた、やっぱりこの葛城修験道というイメージからすると、本市
の犬鳴山という
のがやはり最大
のスポットではないかと。全体でこんだけストーリー性
のある一体
の施設型が出てるんですけど、赤で私が囲ったところを(巻末参考資料8ページ)、クオリティが低くて見にくいか分かりませんけど、本当にメインじゃないかなと思っておりまして、ぜひ本市
のこの担当部局といたしましては、広域ですね、もちろん入ってないところもあります。例えば貝塚市さんとか田尻町さんもありませんし、ないところはあるんですけど、関わる岬、阪南市、そして岸和田市、和泉市とか、ここら辺り一帯をぜひ巻き込んでいただいて、本市が旗振り役になってこの葛城修験道
のPRをぜひどんどん進めていっていただきたいなというふうに要望いたしたいと思います。 ということで、スライドを使って
の意見は以上でございまして、もうあと残り4分ほどなんですけど、DMOを本当にできて、大変私も喜んでおるんですけれども、現在そのDMO同様で、関西地域ではどういったところがうちと同じような地域型
のDMOになっている
のか教えていただけますか。
◎
観光DMO推進担当理事(坂口隆君) 議員お尋ね
の関西地区で
の地域DMOでございますけども、近畿2府4県で申し上げますと、地域DMOとしましては12団体が登録されております。具体的に申し上げますと、滋賀県で近江八幡観光物産協会
の1団体、京都府では京都市観光協会、南丹市美山観光まちづくり協会
の2団体、大阪府では東大阪ツーリズム振興機構、そして泉佐野シティプロモーション推進協議会
の2団体、兵庫県では神戸観光局
の1団体、奈良県では斑鳩産業
の1団体、和歌山県では和歌山市観光協会、田辺市熊野ツーリズムビューロー、紀の川フルーツ観光局、高野町観光協会、南紀白浜観光局
の5団体であります。
◆(日根野谷和人君) ありがとうございます。 今お聞きしますと、和歌山県がやはり5団体ということで一番多いですね。やっぱり和歌山県という
のは、先ほど
の葛城もそうですけど、非常にこういった観光やらには力を入れてるなという
のはよく分かるんですけど。先ほどご説明
の和歌山県
の5つ
の団体では、この地域DMOはどのようなイベントといいますか、事業という
のをやられている
のかご紹介いただけますか。
◎
観光DMO推進担当理事(坂口隆君) 和歌山県、5つ
の団体があるんですけども、特に実績を上げているとよく言われてます
のは、和歌山県
の田辺市熊野ツーリズムビューロー、それから紀の川フルーツ観光局があります。 まず、田辺市熊野ツーリズムビューローは、世界遺産に登録されている熊野古道を管轄エリアに有しておりまして、熊野古道を訪れる外国人旅行者向けに、ホームページで民宿
の予約ができるほか、手荷物
の搬送サービスを実施しております。その際、宿泊者と民宿側
の双方から手数料が入る仕組みを構築されております。 また、紀の川フルーツ観光局は年中様々なフルーツが収穫されていることから、フルーツ
のまち紀の川市としてPRされておりまして、市内
の数多く
の農園と提携して農作物
の収穫体験ツアーを実施しておりまして、こちら
の団体もその手数料収入を同観光局
の財源
の一つとされております。
◆(日根野谷和人君) ありがとうございます。 本市も、インバウンド
の皆さんがまた本市を訪れてくれるような、そんなときが来ましたら、ぜひいろんな事業を展開をしていっていただきたいなと思います。 最後
の最後なんですけど、今回いろいろ財政等
のお話なんかも聞かせていただきまして、私はこの先コロナワクチンが皆さんに予定どおり行き渡ったとすれば、来年ぐらいからは、徐々にもと
の生活という
のは戻る
のかなというふうに感じるんですけども、財政としてはどうですか、この泉佐野市
の経済状態が徐々に戻っていくとしたら、すぐに財政効果という
のは表れる
のかどうか、そこら辺教えていただけますでしょうか。
◎
中期財政運営管理担当理事(河野陽一君) 本市
の市税
の中
の特徴としまして、空港関連
の法人市民税という
のが割と、割合としては大きくなってます。空港関連税収という
のは、今言われてます
のは、戻ってくるという
のは令和6年ぐらいになると言われています。
○副議長(大庭聖一君) 日根野谷和人議員
の質問は終了いたしました。 -------------------------------
○副議長(大庭聖一君) 次に、 1.デジタル化について 2.本市
の組織運営体制について 3.エリアマネジメント事業について 以上、新緑未来代表・中藤大助議員。 (中藤 大助君 登壇)
◆(中藤大助君) こんにちは。新緑未来
の中藤大助です。 重ね重ねになりますが、
新型コロナウイルス感染症により貴い命を亡くされた方々へ心から
のお悔やみを申し上げます。また、入院中
の皆様に心から
のお見舞い、そして一日も早いご回復を心からお祈りしています。医療従事者
の方々におかれましては、感染された方々へ
の治療に加え、一人でも多く
の方々へ
のワクチン接種
の実施など、今まで以上に多忙を強いられていることとご推察申し上げます。改めて医療従事者
の方々へ、お一人様へ心から
の感謝と敬意を申し上げます。 また、千代松市長
のリーダーシップ
の下、市民
の皆様へ
の円滑なワクチン接種
の手続等々、コロナ対策に日々懸命に対応されている市職員
の皆さんにも心から感謝を申し上げます。 それでは、議長からお許しをいただきましたので、ご紹介いただきました項目に沿って質問させていただきます。 1.デジタル化について、(1)デジタル化推進担当
の新設について。 本年9月1日に発足されるデジタル庁ですが、その設置に向けデジタル庁設置法、デジタル社会形成基本法など、デジタル庁関連6法案を去る5月12日に成立させました。国は、地方行政
のIT化や、通称DXあるいはDT、デジタルトランスフォーメーション
の推進を目的としていますが、同庁設置に先駆け、本市も本年4月1日より総務部内にデジタル化推進担当が新設されました。また、今6月議会においてもデジタル化に向けて
の関連議案が上程されております。今後、市役所内で
の業務
のさらなる効率化が期待されるところですが、そこで質問です。デジタル庁が設置されるに当たり、今後本庁
の業務体制はどのように変わっていく
のでしょうか、お尋ねいたします。 2.本市
の組織運営体制について、(1)各部署間
の情報共有及び連携について。 国
の各省庁でよく言われる縦割り行政は、各省庁単位で制定される法令
の重複や矛盾あるいは包括的な情報収集が困難になると
の指摘をよく耳にします。本市においても、過去にも各省庁から出される各種情報等で混乱をしてきた
のではないかと想像いたします。また、市役所内でも大小にかかわらず、各部署間で
の連携不足または情報
の錯綜による行政サービス
の非効率化があった
のではないかと思います。1
の質問と関連しますが、今回
のデジタル化
の推進により今後
の窓口業務
の簡素化や多種多様な情報をよりスムーズに市民
の方々が取得できる
のではと期待するところですが、今後についてどのようにお考えでしょうか、お尋ねいたします。 3.エリアマネジメント事業について、(1)「バリュー・リノベーションズ・さ
の」
の更なる拡充と発展について。 去る6月3日と11日にバリュー・リノベーションズ・さ
のを視察してきました。外観が茶色
の店舗に斬新さを親しみやすさを感じました。コロナ禍ではありましたが、同商店通りがあか抜けた印象を持ちました。市民
の方々による、趣味を兼ねた店舗運営は、まちおこし、商店街活性化へ
の発展する
のではと期待するとともに、大いに共感が持てました。今後は、同様
の店舗を増やすこと、また、若い方々が出店することで斬新さも生まれ、その結果、来訪する方々が増え、さらなるにぎわいへとつながっていけばと期待しています。そこで、質問ですが、今後は同様
の店舗を増やすためにどのようなアプローチをかけていく
のでしょうか、お尋ねいたします。 私
の質問は以上でございます。明確なるご答弁をよろしくお願い申し上げます。 (
デジタル化推進担当理事 薮 剛司君 登壇)
◎
デジタル化推進担当理事(薮剛司君) それでは、新緑未来代表・中藤大助議員
のご質問
のうち、1.デジタル化について、(1)デジタル化推進担当
の新設についてご答弁申し上げます。 (1)デジタル化推進担当
の新設について。 新型コロナウイルス対応において、地域組織間で横断的にデータが十分に活用できないことなど、様々な課題が明らかになったことから、こうしたデジタル化
の遅れに対して迅速に対処することとともに、新たな日常
の原動力として、制度や組織
の在り方等をデジタル化に合わせて変革していく、言わば社会全体
のデジタルトランスフォーメーション(DX)が求められています。こうした認識に基づき、令和2年12月25日に政府においてデジタル化社会
の実現に向けた改革
の基本方針が決定され、目指すべきデジタル社会
のビジョンとしてデジタル
の活用により一人一人
のニーズに合ったサービスを選ぶことができ、多様な幸せが実現できる社会、誰一人取り残さない人に優しいデジタル化が示されました。それを実現していくために、自治体において、まずは自らが担う行政サービスについて、デジタル技術やデータを活用して住民
の利便性を向上させるとともに、デジタル技術やAI等
の活用により業務効率化を図り、人的資源を行政サービス
のさらなる向上につなげていくことが求められています。このため、自治体が重点的に取り組むべき事項、内容を具体化するとともに、国
の支援策を取りまとめた自治体DX推進計画が策定されております。本市におきましても、この自治体DX推進計画に基づき、デジタル社会
の構築に向けた取組を着実に進めてまいります。また、令和3年5月12日にデジタル庁新設を柱とするデジタル改革関連6法案が国会で成立し、
マイナンバーカードの活用拡大や行政システム
の統一化、行政手続
のオンライン化
の推進や利便性
の向上が加速することが期待されます。本市におきましては、令和3年4月より総務課内にデジタル化推進担当を設置し、自治体DX推進計画
の重点取組事項
の一つである行政手続
のオンライン化を進めております。これまで市役所で
の手続が必要であった行政手続を、自宅にいながら空いている時間にスマートフォンやタブレット端末、パソコン等、通信手段があればインターネット経由で申請ができるようなサービス
の提供を進めてまいります。この取組により、市民
の利便性を向上させるとともに、デジタル技術
の活用による業務効率化を図り、行政サービス
のさらなる向上につなげてまいります。本市における本人確認が必要な行政手続
のオンライン化としましては、政府が運用するマイナポータルから、
マイナンバーカードを利用してオンライン手続ができるぴったりサービスを活用して進めてまいります。その中でも、まず着手するべきオンライン化
の手続は、国が優先的に取り組むべきオンライン化
の手続とされている子育て関係、介護関係、被災者支援関係等を優先的に検討しております。具体的には、令和3年5月中旬より児童手当等
の現況届につきまして、担当課である子育て支援課
の担当者を交えて試行的にぴったりサービスを使用し、標準様式による申請
の運用テストを行っております。今まで
の対面で
の申請で行っておりましたきめ細やかな市民サービスが、オンライン化により低下することがないように、十分な事務調整作業を行います。今年度中にはオンライン申請が可能となるよう取組を進め、令和4年度6月
の児童手当等
の現況届
の手続をオンラインで希望する方には、ぴったりサービスを利用することによって入力負担が少なく、操作しやすい画面を通じて申請することができるよう準備、進めてまいります。 また、子育て関係における行政手続以外にも、罹災証明
の発行申請、職員採用試験申込みにつきましても、令和3年度中に担当課と事務的な調整を進め、ぴったりサービスで
の電子申請に取り組んでいく予定であります。 さらに、昨年度末に総務課で調査しました押印を求めている行政手続等
の状況について
の集約から、押印廃止することになる業務についても行政手続
のオンライン化
の可能性を検討して進めてまいりたいと思っております。 また、もう一つ
のデジタル化推進担当として
の大きな役割としましては、全庁的にデジタル化を推進していくことであります。そのために、全庁的に各課よりデジタル管理担当者を選出し、相互に連携することにより、同じ目的意識、問題意識を持ち、デジタル化推進担当が旗振り役となり、デジタル化
の推進が加速できるような庁内
の組織体制を構築したいと考えております。一方で、デジタル庁
の設置など、国
の動向を注視し、各施策
の取組状況を反映させることができるよう、今後
のデジタル化推進に努めながら、必要に応じて随時見直しを行えるような業務体制を構築していく予定です。 本市
のデジタル化推進につきましては、限られた予算
の範囲内で組織
の壁を越えて、極めて多く
の業務に関係する取組を短時間で行う必要があるため、全庁的、横断的な推進体制を確立し、具体的な取組に先んじて速やかに組織体制を整え、業務
の効率化及びデジタル化を計画的に推進できるような環境づくりを構築していく役割を果たしていきたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 (
窓口民営化担当理事 鐘井 昭広君 登壇)
◎
窓口民営化担当理事(鐘井昭広君) それでは、新緑未来代表・中藤大介議員ご質問
のうち、2.本市
の組織運営体制について、(1)各部署間
の情報共有及び連携についてご答弁申し上げます。 先ほど
の薮理事
の答弁でもございましたが、国におきまして令和2年12月25日にデジタル社会
の実現に向けた改革
の基本方針が決定され、目指すべきデジタル社会
のビジョンとして、デジタル
の活用により一人一人がニーズに合ったサービスを選ぶことができ、多様な幸せが実現できる社会、誰一人残さない、人に優しいデジタル化が示されました。本市におきましても、本年4月から総務課内におきまして、デジタル化推進委員
のために職員を配置し、行政手続
のオンライン化を進めているところでございます。 現在、市民課におきまして転入等
の住民異動
の手続
の際に、他課で
の手続が必要な市民
の方に対しまして、届出書に国保年金課等手続が必要となる課名を印字しておりますので、必要となる課名
の上
のチェック欄にチェックした届出書
の控えをお渡しし、各担当課で手続をしていただいております。そうした際に、複数
の部署で住所、氏名など、同じことを何度も書く必要が生じる場合もございます。 また、議会におきまして、死亡後
の手続につきまして多く
の部署で手続が必要で、どこで手続をすればよい
のか分からない人もいることから、お悔やみコーナーを設けてはどうかと何度かご提言、ご質問いただいているところでございます。死亡後
の手続におきましては、死亡
のお届けをいただいた際に手続が必要となる主なものを一覧表にまとめ、お渡ししております。また、現在、市民課では死亡後に必要となる主な手続につきまして、分かりやすくまとめたお悔やみハンドブック
の発行を目指して、民間事業者と協議しているところでございます。このハンドブック
の制作費用は、広告収入で賄われるため無料となります。あわせまして、現在本市におきましては市
の窓口業務に係る地方独立行政法人設立に向け準備しているところでございますが、この地方独立行政法人設立に合わせましてお悔やみコーナー
の設置を検討しております。今後、オンライン申請等行政手続
のデジタル化を進め、必要な手続や書類等を事前に市民
の方がよりスムーズに取得できるようにしていくことや、窓口関連部署間で
の連携をさらに強化していくことで、効果的、効率的な窓口業務
の遂行と市民サービス
の向上に努めてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 (まち
の活性化担当理事 西納 久仁明君 登壇)
◎まち
の活性化担当理事(西納久仁明君) それでは、新緑未来代表・中藤大助議員
のご質問
のうち、3.エリアマネジメント事業について、(1)「バリュー・リノベーションズ・さ
の」
のさらなる拡充と発展についてをご答弁申し上げます。 まず、バリュー・リノベーションズ・さ
のは、中心市街地、特に海側エリアが空き店舗や空き家が増えていることや、人口減少や高齢化
の要因などから、まちが衰退してきていることより、まち
のにぎわいを再生し活性化へとつなげていくことを目的として、本市が中心となって令和元年5月に設立し、同年7月1日から活動を始めております。 バリュー・リノベーションズ・さ
ののこれまで
の取組をご紹介させていただきますと、令和元年度につきましては活動テーマを人づくりとし、まずはまちで活動していただける機運を高め、まちづくりに取り組みたいという思いがある人を発掘することに主眼を置いて取り組まさせていただきました。その主な活動といたしましては、令和元年7月1日
の事務所
のオープンに合わせまして、つばさ通り商店街
の中
の上善寺
の本堂をお借りしまして、バリュー・リノベーションズ・さ
ののアドバイザー
のらいおん建築事務所
の嶋田洋平氏をお招きし、まちづくり講演会を開催したほか、各地でまちづくりに取り組まれている方々をお招きして講演会を開催させていただいております。 講演会以外では、女性
の社会進出
の機運を高めるため、家庭にいる女性等を対象としたワーク・ライフ・バランスと社会進出をテーマに、テレワークスペース「コラボス」で講演会やセミナーを開催させていただきました。 令和2年度は、活動テーマを仕掛けづくりとし、前年度に発掘した人たちを実際にまちで活動していただくきっかけをつくることに主眼を置いて取り組まさせていただきました。主な活動といたしましては、その前年に引き続き、各地でまちづくりに取り組まれている方々をお招きした講演会
のほか、空き物件を活用するために改装工事が重なることから、空き物件
の活用が進んでいない状況があることを踏まえ、建設や設計を営む事業者に向け、オンラインで今後
の事業展開
の在り方などをレクチャーしていただいたセミナーや、埼玉県杉戸町で活動されている矢口真紀さんをお招きして、女性等が少し
の稼ぎでも楽しみながらビジネスをするきっかけをつくるワークショップ「わたしたち
の月3万円ビジネス」体験ワークショップ
の開催、空き物件を活用したビジネスプランを立て、不動産所有者にそのプランを発表し、不動産所有者から承認をされた場合に、当該空き物件を活用して起業ができる「さ
の町場まちやど実践ワークショップ」、女性を主なターゲットとして、社会に出て何かをしたいけれども、その一歩が踏み出せていない人に後押しをするワークショップ「なりわいテーブル」
の開催などを通じて、まちに出て事業を行うサポートをしたほか、20年以上使われていなかった駅近く
の物件をお借りして、大幅なリノベーションをし、チャレンジショップやシェアスペースを行い、駅海側
の活性化
の拠点として整備した「SHARE BASEつむぎや」を通じて、空き物件を活用して事業を行っている団体と連携した「まちば
のマーケット」を開催して、まち
のにぎわいを創出しております。 今年度
の活動テーマは、まちづくりとし、バリュー・リノベーションズ・さ
ののこれまで
の取組を通じて、人やコンテンツもそろえつつあることから、まち全体
の効果を広げ、まち
の活性化につなげていくこととしております。今年度は、若者が泉佐野
のまちに関わっていただくことで、新たな息吹を吹き込み、若い世代が主体性や積極性、チャレンジ精神に課題があることが指摘されていることを踏まえ、大学生等にまちづくり活動を通じて、こうした課題克服
のきっかけにすることを目的としたまちづくりに対しこの開催を予定しております。また、テレビや新聞などで取り上げられた「SHARE BASEつむぎや」を拠点としたまち
の企業が次々と生まれるコミュニティー形成に取り組みます。 さらに、本定例市議会に上程し、ご審議いただいております補正予算案
のうち、職場生活における女性活躍推進事業でございますが、補正予算案がご承認いただいた場合に、前年度に実施して総勢13名
の受講者
のうち、4割
の方が定期的につむぎや
の出店へと輩出しております。なりわいテーブル
の手法を拡大し、起業だけでなく雇用という場面でも活躍できる女性を育成することとしており、そのことでまち
の活性化へとつなげていければと考えております。 バリュー・リノベーションス・さ
のの活動につきましては、地方創生推進交付金を活用して事業実施をしており、今年度で3年目を迎えることから、交付金事業として今年度をもって終了を迎えますが、今まで
の事業成果を踏まえ、次年度以降どういう活動ができるかを検討させていただければと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。
◆(中藤大助君) 前向きなご答弁ありがとうございました。 それでは、順を追って再質問させていただきます。 デジタル化がさらにデジタル庁ができて、デジタル化がさらに進んでいくんだなという印象です。そういった時代についていきたいなと、ついていかないといけないなというふうに感じた次第でございます。 午前中に土原こずえ議員もご質問されましたし、去る3月議会でも、同じく岡田昌司議員も質問されてましたけど、デジタル化はどんどんどんどん加速するという
のは、これは結構なんですけども、誰一人残さない、人に優しいデジタル化ということをまず冒頭に改めて、そういうところを意識しながらデジタル化を進めていただきたいと、このように申し上げたいなと思います。 そういうところを踏まえて再質問させていただきますけども、デジタル庁とは今後どのように連携していくんでしょうか。お願いします。
◎
デジタル化推進担当理事(薮剛司君) 議員おっしゃっていただいてるデジタル庁とはこれからどのように連携していく
のかというところなんですが、令和3年9月
のデジタル庁
の設置により、今後連携
のほうなんですが、今
のところ未定ということであります。本年5月12日に国会でデジタル関連法案、6法案なんですけど、可決したことから、デジタル庁
の設置によって、今後
のデジタル化が加速していくという
のは予測されるんですが、国から
の指導とかいろいろあるとは思うんですが、今後も国
の動向を注視して、迅速に対応できるように、本市も遅れないようなデジタル化
の推進に向けて努めていきたいと思いますので、ご理解賜りますようよろしくお願いします。
◆(中藤大助君) ありがとうございます。 まだこれからだよというところ
のご答弁かなというふうに思います。今薮理事おっしゃっていただいたように、国から出される各種方針を十分に注視しながら、もろもろ多種多様になるとは思いますが、そういうところに迅速に対応できるように対応していただきたいというふうに思います。 そのデジタル化によって、市役所内
の業務にはどのように変わっていくというんですか、効率化につながっていくんでしょうか。
◎
デジタル化推進担当理事(薮剛司君) 先生おっしゃっていただいてますように、今
の業務
の内容でどのように変わる
のかということから説明させていただきますと、現在デジタル化推進担当が着手する事業としましては、政府が運営するマイナポータル
のぴったりサービスを利用した行政手続
のオンライン申請を進めております。住民
の利便性を向上させるだけでなく、市役所担当業務
の効率化を図るという目的がありまして、今後幾つか
の行政手続
のオンライン申請が実現し、軌道に乗ることができれば、申請等で
の入力
の誤りが少なくなるほか、窓口対応
の時間も削減できて、効率的に業務ができるかなというふうに考えております。
◆(中藤大助君) ありがとうございます。 デジタル化というところは、いわゆる先ほど壇上で
の質問でも申し上げましたように、趣旨としては各自治体
のデジタル化
の推進と、いわゆるDXというところかなというふうに感じているところでございます。それ
の先駆けとして、今薮理事がご答弁いただきましたぴったりサービスというところから入っていって、それをさらに広げていくよというところで理解しておりますので、ぜひそっち
のほうをまたしっかりとやっていただきたいなというふうに思います。 ただ、私1つ気になる
のが、じゃあ個人情報とかそういう、いわゆる泉佐野市内
の各種情報、特に市民さん
の個人情報、これが一番大事なんですけども、そういったところ
のいわゆる漏えい等々
のリスクというところは大丈夫な
のかというところは、一つ
の懸念材料として持ち上がるところではございますが、その点について
の対応というんですか、そういったところはしっかりとご検討いただいているんでしょうか。
◎政策監・市長公室長(北川和義君) 個人情報
の漏えいということ
のご質問で、具体的にどう対応していく
のかということですけど、サイバー攻撃とか外から
の攻撃については、もうこれはハード面ということで、それなり
の予算措置もしながら対策を講じなければならないかと思います。一方、人的ミスという
のか、操作上で何かうっかり誤ってみたいな、こういった件につきましては、やっぱり重要性を持つ
のはやっぱり研修という
のか、いわゆる操作
のマニュアルとか、そういったものにやっぱり意識を持ってもらわなくちゃいけないということで、本市
の情報セキュリティー
の研修では、職員が情報管理として
の、いわゆる遵守すべき事項だったりとか、あるいはセキュリティー
のインシデントということで、セキュリティー
の脅威とか、あるいは技術革新における最近
の情報とか、あるいは万が一情報を危険的な情報にさらしてしまった、あるいは事象としてインシデント的なことが起きてしまった、そういった場合
のすぐに責任者に報告するとか、そういった被害
の拡大防止、こういったことで早期に回復を図ることというような、それら
のテーマに基づいて研修を実施していかなければならないと思ってます。 職員研修
の中にも、そういったものを通して、日常
の業務における情報漏えいに少しでもリスク回避につなげていきたいということで、引き続き研修
の重要性について取り組んでまいりたいと考えております。
◆(中藤大助君) ありがとうございます。 おっしゃっていただいたとおりだと思うし、この人的ミスという
のはいろんなものが想定されると思うんで、そういったところをしっかりと、いわゆるどういうリスクがあるんだというところをまず一つ一つ列記していって、それをクリアできるように、ぜひしていただきたいと思います。くれぐれも、個人情報が漏れましたという、そういう不細工なことだけはないように、もうかたがたお願いしときます。 私も昔、会社員だったときに、いわゆる個人情報とかそういったところ
の管理に携わった仕事もあったんで、ちょっと知ったかぶりをするわけじゃないんですけども、かなりチェックは厳しくしないと、厳しくしてちょうどいいぐらいなんで、今北川市長公室長おっしゃっていただいたように、職員
の研修等々、そっち
のほうが一番大事やと思うんですけど、それも繰り返し繰り返しやるように。それとあと、パソコンなど
のいわゆるその中にある残存リスクとか、そういったところも十分想定していただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。 また、このデジタル化に戻りますけども、市民へ
の浸透について、例えば身近にあるスマホとかパソコン
の操作等苦手と感じている方々も少なくないと思うんです。午前中
の土原先生
のご答弁
の中にもありましたけど、そういった方々に浸透させるというところでどういうことを考えている
のか、再度すいません、同じ質問になりますが、ご質問させていただきます。
◎
デジタル化推進担当理事(薮剛司君) 現在、デジタル化推進担当では、市
の関連するあらゆる媒体を利用して、高齢者向け、またはデジタル活用
の苦手な方に対しても、スマートフォンやタブレット操作に慣れていただくような講座や教室
の開催へ
の働きかけを行っております。 それと、今日
の午前中に土原議員
のほうからもご質問いただきまして、答弁させていただきましたが、総務省
のデジタル活用支援推進事業に加えて、地方公共団体、教育機関、公共的団体、町会自治会、各種公益団体などと連携して、国民的な運動として幅広い世代
の人々が高齢者などに対してデジタル活用を支援していく取組を積極的に展開する必要性については認識しております。東京
の例を土原議員
のほうからいただいたと思うんですが、大阪府
のほうもオンラインで
のサービス
の利用が拡大する中、デジタルによる格差を解消する取組として、株式会社NTTドコモと事業連携により、高齢者向け
の地域連携型スマホ教室を計画しておりまして、身近な場所で行政手続や利用ニーズ
の高い民間サービス
の利用方法
の助言や相談などを実施いたします。本市も、この事業に参画しまして、生涯学習課
の協力
の下、今年
の秋から生涯学習センターや公民館等において、高齢者向け
のスマホ教室
の開催を検討しております。今後も、高齢者及びデジタル活用に不安
のある方に対して、ソフト面で
の支援を継続的に行いたいと思いますので、ご理解賜りますようよろしくお願いします。
◆(中藤大助君) NTTドコモさんと事業連携というとこなんですけど、ぜひそっち
のほうを進めていただいて、冒頭申し上げましたように、誰一人取り残さないと、本当に皆さんにとって分かりやすい、そして優しいデジタル化を進めていただきたいと思います。今始まったばっかりですし、またデジタル課
の皆さんにおかれましては、今から試行錯誤しながらいいものをまた進めていくんだなというふうに感じてるところですが、薮理事、今後
のデジタル化
の推進について、今後
の展望についてちょっと一言お願いします。
◎
デジタル化推進担当理事(薮剛司君) 議員おっしゃるように、本年
のデジタル化推進は令和3年4月から業務が開始されました。展望については、本当にまだまだこれからなんですが、とりわけ泉佐野市でこれまでできなかった行政手続
のオンライン化を確実に実現して、軌道に乗せることが重要であると考えております。そのためには、関係各課担当者と課題や目的を共通認識して、綿密な事務
の調整を行うことが必要だと考えております。導入して事務
の混乱を招くようなオンライン化はできないため、取り組む申請
の項目
の選択にも慎重に行いたいと考えております。その中で、各課と連携し、行政手続
のオンライン化できる事業を1つでも2つでも増やしていくことを考えております。今後も、デジタル技術やデータを利用して、住民
の利便性を向上させるとともに、デジタル技術
の活用によって業務
の効率化を図り、人的資源を行政サービス
のさらなる向上につなげていきたいと思いますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。
◆(中藤大助君) ぜひそのように進めていただきたいと思います。 最後に、要望を申し上げますけど、冒頭
の壇上で
の薮理事
のご答弁
の中に、各課よりデジタル管理担当を選出し、相互に連携することで同じ目的、問題意識
の共有
の旗振り役をするというふうにご答弁されたと思うんですけども、私が聞きたかった
のはまさにそれでして、次
の質問には移りますけども、そういったところで、いわゆる今まで
の縦割りというところから横
の連携というふうにつながっていくんかなというところでは、デジタル化に物すごい期待をしているところでございますので、本当にこれから先どういうふうな展開になるかという
のは、もうこれプレッシャーを与える気はないんですが、薮理事
の肩にかかってますので、どうぞ薮理事、頑張ってくださいね。陰ながら応援してますのでよろしくお願いします。 それでは、次
の質問に移りたいと思います。 今申し上げました縦割りというところで、基本的なとこなんですけど、組織体制、運営体制というところなんですけど、去年
の12月
の本会議
の一般質問で、チーム泉佐野創生
の大和屋貴彦議員も質問されてましたが、改めてちょっとお伺いしますけども、地方独立行政法人について、簡単に再度ご説明いただけますでしょうか、お願いします。
◎
窓口民営化担当理事(鐘井昭広君) 地方独立行政法人法が平成29年度に改正されたことに伴い、外部資源活用
の新たな選択肢として、市町村
の窓口関連業務である申請等関係事務を地方独立行政法人に行わせることができることとされたものでございます。本市におきましては、現在法人設立
の準備業務を円滑かつ効率的に実施するため、専門知識や経験を有する事業者に法人化準備
の支援を委託する予定となっております。 以上です。
◆(中藤大助君) ありがとうございます。 ということで、それをぜひ、今後形
のあるものにやっていっていただきたいなというふうに感じてるところでございます。ただ、ちょっと具体的にご答弁いただきたいんですけど、それによって、先ほど薮理事へ
の質問じゃないんですけども、いわゆる市役所内で
の横
の連携
の充実という
のは今後図っていけるんでしょうか、どうなんでしょうか。
◎
窓口民営化担当理事(鐘井昭広君) 現在も、必要に応じまして関係部署と連携を図りながら業務に当たっているところでございますが、今後オンライン申請
の拡充や地方独立行政法人を担う事務範囲
の整理、新たな事務フロー
の検討を行い、さらなる連携
の強化を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解
のほどよろしくお願いいたします。
◆(中藤大助君) 分かりました。 ただ、先ほど
の薮理事
のご答弁じゃないですけど、各部署間で
の問題意識という
のは共有できる、あるいは相互間
の連携、特にこっちが大事なんですね、相互間
の連携ということをお互いに、それは全部皆さんもそうだと思うんですけど、そういうところ
の連携という
のをこれから図っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。大変だと思うんですけども、その点はぜひ市民
の方々に浸透していくように、またよろしくお願いいたします。 それでは、最後
の質問に移らせていただきます。 エリアマネジメント事業についてですけど、冒頭壇上で
のご質問でもさせていただきましたけど、6月3日と11日にちょっと見に行かせていただいたんですけど、西納理事、あれはいいですね。本当に、ぱっと見たときに、いいなと、第一印象それを思いました。ああいう
のがちょっとしたヒントでこんないいものができるんだなというふうに、本当に感心した次第です。思わず中に入って、言うていいんかな、3日
の日はハンバーガーでしたので、それを買うて帰りました。家内も大変喜んでおりました、おいしいと言うてましたんで。そういうところをちょっと、今後どういうふうに発展していくかというところを中心に質問したいと思うんですけど、壇上でもご答弁いただいたんですけど、これまで
のバリュー・リノベーションズ・さ
のの活動について、どういうふうな取組をしてきたかということをちょっと成果を含めて教えていただけたらと思います。
◎まち
の活性化担当理事(西納久仁明君) まずは、お褒めいただきましてどうもありがとうございます。いろいろなご意見をいただきましてつむぎや
のデザインが出来上がりましたので、ちょっとそこも分かっていただけたらありがたいなと思ってます。 実績
のほうなんですけども、目に見える形で
のお話をさせていただきますと、空き物件、エリア内
の空き物件
の解消というところで、昨年1年間では4件
の空き家が解消させていただいております。何か
の形で私どもが関わらせていただいているということです。あと、中藤議員さんが来られたつむぎや
のほう
の出展者
の関係で行きますと、なりわいテーブルという
のを壇上で、ワークショップ
のご説明をさせていただいたんですけども、そちら
のほうに受講された方13名おられてるうち
の4割
の方が、四、五名
の方がつむぎや
のほうに定期的に出店していただいているという状況です。
◆(中藤大助君) ありがとうございます。 皆さん方もご存じやと思うんですけど、NHKをはじめ、マスコミでも取り上げられていました。共通して斬新なコンセプトというんですか、ベースになっていることを理解できました。西納理事もインタビューに、こういう、よい、いわゆる前向きなことをされているので、せめてインタビューに答えるときはにこっと笑ってほしかったなという
のは、これは個人的な思いなんですけども。 質問に戻りますが、つむぎやができた経緯というんですか、それをちょっと簡単にご説明いただけますでしょうか。
◎まち
の活性化担当理事(西納久仁明君) あの物件自身は、20年以上使われていなかった物件でして、駅
の浜側エリア、海側エリアに行くシンボルマークにもなるんですけど、そこが台風
の影響とかもあってかなり損傷があったと。そこに車を常時止められたりとかもしてたんですけども、そこ
の車も何か崩落するんではないかというような話もあったりもして、浜側エリア
の商店街という
のも、かなりそれだけでも衰退感があったような感じになってますので、そこを何とか活用できないかということで、オーナーさんと再三ご協議をさせていただいて、我々
の活動もご理解いただいた上で、かなり破格
の条件で今借りているような状態となってます。そういうこともあって、市
の補助金も活用させていただいたんですけども、やはり浜側エリア
の商店街
の活性化という、見える形でできるんであれば、そのことで、例えば空き店舗
の解消につながるんではないかということもあって、あと民間
のクラウドファンディングにも活用させていただいて、資金調達してさせていただきました。
◆(中藤大助君) いろいろ創意工夫しながら、あるいは民間
のそういう方々
の力も借りてというところでされてるということをよく理解できました。 ちなみに、つむぎやに出店されてる店舗数は今現在何件あるんでしょうか。
◎まち
の活性化担当理事(西納久仁明君) 定期的にもう出店していただいている飲食
の方で言いますと、お昼が4店舗、夜が1店舗となっております。あとそれ以外に、定期的にはないですけども、月
の何回か、物販という形で3から4店舗出ていただいている状態です。
◆(中藤大助君) すいません、夜
の1店舗という
のは、今どういう内容
のお店なんでしょうか。
◎まち
の活性化担当理事(西納久仁明君) カフェバーという形で最初はやっていただいてたんですけども、ちょっと緊急事態
の関係で酒
の提供ができないということで、ピザ
のテークアウトを中心に今やっていただいてます。
◆(中藤大助君) ありがとうございます。ピザ屋さんですね。また一回食べに行きたいなと思いますので、その折にはよろしくお願いいたします。 この前、テレビで放映されてましたつむぎやで働いてる女性
の気持ちがいい笑顔というのに私も接したんですけども、本当に何か懐かしいという
のか、一種
のノスタルジックな雰囲気を味わせていただいたということなんですけど、こういういい雰囲気というか、目に見えないもので何か心が温まるような、そういうお店づくりだなという印象があったんですけど、あの雰囲気
の要因って一体何なんですかね。ちょっと抽象的な質問で恐縮なんですが。
◎まち
の活性化担当理事(西納久仁明君) いろいろ出展者
の方と、ショッピングするついでにお話を聞かせていただくんですけど、皆さん声をそろえて言う
のは、やっぱり店を持ちたかったと。それが、ちゃんとした店構えをフルタイムでやるようなことを空き店舗でやられたりすると、初期投資があったりとかランニングコストがかかったりとかということで、そこで採算が合わないとうところ
の中で、諦めてた方が結構多かったんですね。でも、何かやりたいというような人も多かって、今回つむぎやでチャレンジショップをさせていただくということで、例えばその中藤議員さんが来られたときに、ケーキを買っていただいたと思うんですけど、あそこ
のケーキ屋さんとかという
のは、小さいときに親戚
の方に、ケーキを作る
のが好きで、親戚
の方に食べていただいて、これおいしいよねという一言が、小さいとき
の思い出が大人になってもケーキ屋を持ちたいと、ケーキを出したいというような思いがあったりとか、そういうふうに自分
の夢がかなったというところがまず大きい
のかなと。そういう
のが、そこに一緒に働いてる方々にも波及して、そういうふうに楽しくやられているというような感じかなと考えております。 以上です。
◆(中藤大助君) ありがとうございます。 長年温めていた夢が、いろいろ経費がかかるだろうなというところで諦めてた部分が、自分
の今までこういうことをしたいなという
のが、このつむぎやによって実現したということですね。ちょっと私、冒頭ハンバーガー
のことを言いましたけど、6月11日はたしか金曜日で、ケーキ屋さんだったと思うんで、あれも本当に大変おいしかったです。プリンがおいしかったですね、西納理事。それも言うとかないといけないかなと思いましたので、一応申し上げておきます。 特に、女性が中心で、まちに出て働くというコンセプトという
のは本当にいいことだなと。女性進出というところなんですけども、特に女性から
の相談という
のは、結構今まであったんでしょうか、今ご答弁いただいた内容等々含めて。
◎まち
の活性化担当理事(西納久仁明君) 以前、テレビに放送される前は、結構自分で店を持ちたいという方
の相談はちょこちょこあったんですけど、今回テレビに出て放映していただいてから、こういう形であったら自分も出店できるんではないかというようなご相談という
のは、週に一、二件いただいてたり、メールをいただいたりとかということで、増えてきている
のは確かです。 以上です。
◆(中藤大助君) ありがとうございます。 そういう女性というところを積極的に、相談等々あったらまた前向きに、西納理事、また対応していただきたいなと思う
のと、一方で、今から10年ほど前に、たしか総務産業で東京国立市に行ったときも、そこ
のご当地
の学生さんが喫茶店を経営してる、10年か11年前になるんですけど、ああ、面白いなと思ったんですけど、そういういわゆる今回
のつむぎやでも、今度店舗を広げていくに当たって、若い学生さんとかそういった方々に対して、というところにも、いわゆる間口を広げるという
のか、そういったことも僕は必要じゃないかなと思うんですけども、そういうところ
のお考えというんですかね、おありでしょうか、どうでしょうか。
◎まち
の活性化担当理事(西納久仁明君) まさしく、もうこれからちょっと始めようという事業
の一つ
の中に、まちづくりインターンシップという
のをバリュー・イノベーションズ・さ
ののほうで取り組む予定としておりまして、その中で今若い世代がスマホ1つで転職を申し込まれて、仕事を変わってしまうというような安易な働くという選択
の、企業
の選択
のが安易になってきているという
のもあったりとか、あと一部で指摘されてる、積極性がないとか、主体性がないとか、チャレンジ精神がなくなってきてるとかということもありますので、そういう部分をまちづくりインターンシップで克服していただくきっかけとなっていただいて、その後、例えば空き店舗を使って何かやりたいというような方も発掘できたらなというところは考えております。
◆(中藤大助君) ありがとうございます。 若い方という
のは、結構我々とまた違う斬新な発想という
のがおありだと思うんです。結構そういうお店を、店舗を構えるとなったら、ちょっとサークル的な要素もあって、学生
の皆さんは、仲間と
のいわゆるコミュニケーション、あるいはお客さんと
のコミュニケーション、それと同じ商店街
の中
の皆さんと
のコミュニケーションというところで、結構そういう中でいろんなアイデアが湧いてくるんじゃないかなというふうに思うところであって、そういう方々にも、先ほど申し上げたように、ぜひ間口を広げるように、入り口がどういうとこから学生さんにアプローチをかけていくんかというところは、また西納理事
のことですから、もう熟知されてると思うんですけど、ぜひそれを進めていただきたいなと思いますんで、よろしくお願いいたします。 先ほど、つむぎや
の雰囲気をノスタルジックというふうに表現させていただいたんですけど、今後冒頭
の西納理事
の壇上で
のご答弁
の中で、令和元年度では人づくり、令和2年度では仕掛けづくり、令和3年度、まちづくりをテーマにそれぞれ考えてきて今に至ってるというところなんですけど、今後
の方向性というところで何かお考えがあったらご紹介いただきたいと思います。お願いします。
◎まち
の活性化担当理事(西納久仁明君) 今まちづくりということでやらせていただいて、次
のステップということになるんですけど、次年度以降どう活動していくかというところ、今年度
の成果次第で活動方向という
のは変わってくる
のかなと思ってます。私自身がバリュー・イノベーションズ・さ
のを立ち上げたときに、ある媒体でご紹介していただいたフレーズがございまして。まちづくりって、別に男性
のものでもないし、高齢者
のものでもないし、若い人から高齢者
の方、男女問わず、老若男女集うまちということで、ある映画「ALWAYS三丁目
の夕日」という映画があるんですけど、そのような、あのときは高度経済成長期
の昭和30年代
のあの時代でしたけど、お金は今よりはなかったと思いますけど、そこに集う方々って結構心が豊かやったような気がします。自分もそういうふうな時代に育ってるんで、そういうふうな時代だったように思いますので、そういうふうに、今特にコロナ禍でできない、できないとか言われてますけど、そういうことじゃなしに、何か自分たちで、あのときはイマジネーションとか、物はなかったですけど、何か使って創造力を膨らませて活動されてたとか、遊ばれてたとか、そういう
のもありますので、そういうような心が豊か、発想力が豊か、そういうまちにしていければなと考えております。
◆(中藤大助君) 「ALWAYS三丁目
の夕日」、私も見ました。多分、世代一緒だと思うんでね。あの映画を見たときに、ああ、懐かしいなと。ちょうど高度経済成長期、ちょうど1964年
の東京オリンピック前
の時代というか、東京
の下町、あそこら辺が舞台なったと思うんですけど、今ご答弁いただいたように、本当にお互いを支えながら、お互いを認め合いながら、なおかつお店同士、全然業種は違うんだけど、何かお互いにつながりながら支え合っていくと。特に、ご答弁いただいた心と心
のつながりというところに、あの映画を見て、ああ、懐かしいなと思う
のはそういうところなんかなというふうに私も感じているところです。ご答弁いただきましたように、そういったところ、目に見えないもんやけど、そこ
のまち、そこ
の場所に行ったら何か温かさ、何か懐かしさを感じるというような、そういった雰囲気づくりというんですか、まちづくりをしたら必ずリピーターという
のが、また行きたいなと。ほんで、この間はあそこ
の店で何々を買ったけど、今回はどこどこに入ってお茶でも飲もうかとか、そういったところでどんどん人が集まってきて、口伝えで人が集まってくるようになったら、もうこれは本当にすばらしいまちになるかなというふうに思いますんで、ぜひそういったところに目標を置いて、また取り組んでいただきたいなと思います。 最後にちょっと要望なんですけど、あそこ
のお店が拠点となって、もしお客さんが来られた方に、できるかどうか協力していただけるかどうか分からないですけど、例えば、その奥
の商店街、ちょっと昭和
の雰囲気を醸し出した、何か懐かしさを感じる商店街だから、一度行かれたらどうですかというふうに誘導するような形で、商店街
の奥に有名な天ぷら屋さんがあるというところもあるし、そういったところで、それが協力なんかなというふうに私は思うんで、そのお店に訪れた方よりちょっと散歩がてら、ここらをぶらぶらされませんかとかというふうに、いわゆる駅下に人をどんどんどんどん呼び込むような、そういった協力という
のは、つむぎや
の方々に協力していただけたらなというふうに思いますし、またそういったところを西納理事
のほうでまたご提案いただいて、よりにぎわいがある、温かみ
のあるまちづくりをこれからもどんどん進めていっていただきたいと思いますし、要望しますので、よろしくお願いいたします。 以上で私
の質問を終わります。ありがとうございました。
○副議長(大庭聖一君) 中藤大助議員
の質問は終了いたしました。 -------------------------------
○副議長(大庭聖一君) ただいまより午後3時30分まで休憩いたします。
△休憩(午後2時57分) -------------------------------
△再開(午後3時30分)
○議長(向江英雄君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、 1.図書について 2.観光について 3.子育て支援について 以上、自由民主党泉佐野市会議員団代表・高橋圭子議員。 (高橋 圭子君 登壇)
◆(高橋圭子君) 皆様、こんにちは。自由民主党泉佐野市会議員団
の高橋圭子でございます。 まず初めに、
新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方
のご冥福と、今なお治療されている皆様にお見舞いを申し上げ、一日も早いご回復をお祈り申し上げます。 また、パンデミック
の渦中で大きな感染リスクを承知で使命感を持って立ち向かわれている医療従事者
の皆様、そして市民生活
の基盤となるライフラインを守るお仕事に携わっていただいております皆様に厚く御礼を申し上げます。 本市におきましても、市長をはじめ職員
の皆様には、ワクチン
の早期接種に大変なご尽力をいただいておりますことに感謝を申し上げます。大阪府に発令されておりました緊急事態宣言が6月20日で解除され、まん延防止等重点措置になっておりますが、いつ再拡大が起きるか分かりません。行動
の抑制、自粛を守り、市民みんなで乗り越え、終息を早く迎えられることを願うばかりでございます。 それでは、議長よりご紹介いただきました項目について、自由民主党泉佐野市会議員団を代表いたしまして質問をさせていただきます。 1.図書について、いずみさ
のこども読書通帳について。 昨年度より配布されております、泉佐野こども読書通帳
の趣旨や仕組み、また利用状況について、教えてください。 (2)学校図書について。 以前、チーム泉佐野創生
の皆様と自民党泉佐野市会議員団で市内
の小・中学校を視察させていただきました際に、図書室が学校により規模や設備、そして運用が異なり、蔵書も古いものがあると感じておりました。いずみさ
のこども読書通帳が配布され、
子どもたちに多く
の本に触れてもらう機会が増える方向性を掲げる中、その
子どもたちに1冊でも多く
の本を手に取ってもらうべく、学校図書
の整備について教えてください。 続いて、1.観光について、(1)フードツーリズムについて。 茅渟は、古来大阪府和泉地方を指す地名で、日本書紀に書かれ、允恭天皇が衣通姫
のために茅渟宮を造営し、しばしば行幸し、日根野で遊猟したと記されております。そのような歴史ある茅渟
の海
の名称から生まれたフードツーリズム事業である丼プロジェクト・泉州産食材を使った「ちぬうみ丼」がスタートしております。フードツーリズム事業
の今後
の展開についてご説明ください。 (2)シェアサイクルについて。 令和元年9月定例会にて、さ
のちゃり
の活用について質問させていただき、シェアサイクル
の検討についても前向きなご答弁をいただいておりますが、今後
の予定について教えてください。 続きまして、2.子育て支援について、(1)リフレッシュ
のため
の一時預かりについて。 本市では、令和2年3月に、いずみさ
の子ども未来総合計画が策定され、切れ目
のない支援策を展開いただき、子育てに優しいまち泉佐野であるとお声を頂戴しております。しかし、少子化が加速度的に進む中、今よりもさらに安心して
子どもを産み、育てられるまちづくりを目指し、在宅
の子育て家庭を含めた子育て支援も必要であると考えます。子育ては、本当に初めて
のことばかりで、一生懸命、頑張れば頑張るほど育児に疲れることもあります。ほんの少し
のリフレッシュ
の時間、気
の置けない友人とお茶を飲んで情報交換をしたり、ささやかなランチを楽しんだり、美容室で気分転換をしたり、第2子を育てる中で上
の子どもと過ごす時間を取るなど、自分で使える時間を持つことがとても大きく、大切な時間であると思います。本市にも、ファミリー・サポート・センターがあり、入会案内には育児に疲れた、リフレッシュ、自分
のスキルアップ
のためなど、子育てを離れて自分自身
の時間を持つために必要なときに育児を依頼することに利用可能であると明記されておりますが、利用するには利用料を含め、ハードルが高いと現在、子育て真っただ中
のお母さん方からご相談をいただきました。ファミリー・サポート・センター事業について、令和元年度事務報告書によりますと、会員数は利用会員370名・提供会員30名、うち両方会員5名で、援助活動件数3,226件とあり、多く
の方にご利用いただいておりますが、リフレッシュ
のため
の一時預かりではどれくらい
の方が利用されている
のでしょうか。また、本市
の一時預かり事業についても併せて教えてください。 私
の質問は以上でございます。理事者
の皆様
の簡潔なるご答弁をお願い申し上げます。 (政策監・教育部長 本道 篤志君 登壇)
◎政策監・教育部長(本道篤志君) それでは、自由民主党泉佐野市会議員団代表・高橋圭子議員
のご質問
のうち、1.図書について、(1)いずみさ
のこども読書通帳について、(2)学校図書についてご答弁申し上げます。 まず、(1)いずみさ
のこども読書通帳についてでございますが、いずみさ
のこども読書通帳は、
子どもたちが各自
の読書
の履歴を預金通帳
のように記帳していくもので、昨年度
の2学期より、市内
の泉佐野市立
の全小・中学生に配布をしております。また、今年度より地域貢献と自社PR
の観点から、イヌナキンとジェイコム
のキャラクターZAQが入った新しいデザイン
のいずみさ
のこども読書通帳を、株式会社ジェイコムウエスト様よりご寄附いただき、今年度新入学となった小学1年生は、2学期以降に新しくなったいずみさ
のこども読書通帳を配布する予定でございます。 いずみさ
のこども読書通帳
の仕組みについて、簡単にご説明いたします。 こども読書通帳は、購入した本、学校
の図書館で借りた本、公立図書館で借りた本など、小・中学生がご自身で読んだ本を100冊まで手書き記入で記録していくものでございます。なお、漫画
の単行本や雑誌などは記録
の対象外となっています。 こども読書通帳に記入する記録
の内容としましては、本を読んだ日と読み終えた日、本
のタイトル、本
の作者や感想を書き留めることができるメモ、本
の内容を星3つで評価できる採点欄などがございます。小・中学生
の皆さんには、ご自身で読み終えた本
の記録
の内容を読書通帳に記入いただき、その記入内容が100冊分
の記録として達成しましたら、所属する小・中学校に提出をしていただきます。100冊
の記録を達成した読書通帳を各学校でご確認いただき、読書通帳
の最終ページにある認定書に学年、クラス、児童・生徒
の名前、認定した学校図書館
の学校名、認定日を記入いただき、教育委員会
の担当課である生涯学習課に送付をいただきます。生涯学習課では、読書通帳
の記入内容と認定書を確認し、泉佐野市教育委員会名で100冊
の記録達成に対する表彰状を作成し、その表彰状と一緒に記録済み
の読書通帳を学校へお返しいたします。表彰状をお送りする学校には、可能な限り全校集会などで記録達成となった児童・生徒に表彰状
の授与をお願いしております。現在は、コロナ禍ということもあり、ある学校では放送による全校集会を行い、その放送集会で記録達成者
の名前を読み上げ、達成者
のクラスで表彰状を担任
の先生から手渡しするなど
の工夫を行っているということです。 こども読書通帳
の利用状況でございますが、令和2年度2学期から3学期末まで
の7か月間に100冊
の記録を達成した児童・生徒数は、小学生で205名、中学生で6名
の方が達成しております。今年度につきましては、5月末現在で小学生が17名、中学生はまだ達成者はございません。今後も、教育委員会としましては、いずみさ
のこども読書通帳
のPRを強化していく予定でございますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 次に、(2)学校図書についてでございますが、学校図書館
の整備につきましては、学校
の建て替え、増築、大規模改造など
のタイミングに図書室を改修しておりまして、図書室内
の改修が完了している学校と未着手
の学校により図書室内
の設備に差がある現状でございます。また、学校
の本など
の図書資料については、各小・中学校
の児童・生徒数とクラス数に応じて一定
の予算を配分し、順次本など
の図書資料
の更新を行っているところです。しかしながら、限られた財源で本など
の図書資料
の購入予算を配分していることから、購入から年月
のたった本が残っている学校も一部ございます。教育委員会としましても、学校図書
の充実は
子どもの学力や生きる力を育むために必要なものであると認識するところでございます。今後、市民
の皆様にさらなる読書
の普及を目指すため、仮称泉佐野市民読書基本条例
の制定を計画しており、その中でも、学校等
の読書推進
の役割責務も記載する予定でございます。 また、仮称泉佐野市民読書基本条例を制定する以上、未着手
の学校
の図書設備
の改修、学校
の図書資料
の充実は計画的に実施していくことが市
の責務であると考えております。現在、学校図書
の整備については、設備、図書資料など
の必要な整備計画を検討しているところでございますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 (
観光DMO推進担当理事 坂口 隆君 登壇)
◎
観光DMO推進担当理事(坂口隆君) それでは、自由民主党泉佐野市会議員団代表・高橋圭子議員
のご質問
のうち、2.観光について、(1)フードツーリズムについてをご答弁申し上げます。 まず、本市
の観光における大きな課題として、豊富な食材や観光資源に恵まれているものの、認知度が低く、本市が観光客にとって目的地となっていない点が上げられます。一方、旅に関するアンケート
の結果を見てみますと、食というものは常に旅
の目的
の上位となる重要なモチベーションとなっております。 以上を踏まえまして、本市
の魅力ある食を生かし、ガストロノミー、美食学、美食術と訳され、食事、料理と文化
の関係を考察することを取り入れることで、関空対岸という地理的優位性と交通利便性
の強みを十分に生かした観光客
の目的地化を図り、観光客
の滞在時間や滞在日数を増やしていく取組
の一つとして、当該フードツーリズム事業を実施するものであります。本事業は、今年度を初年度とし、3か年にわたって継続して実施するものでございまして、具体的な取組内容は次
の4点でございます。 まず、1点目は、ガストロノミー及び地域食材
のブランド化を基本概念とする戦略策定でございます。この3か年で
の取組計画を策定し、その計画に沿った施策を実施するとともに、しっかりと振り返りを行うなど、着実にPDCAサイクルを実行してまいります。 2点目は、紀の川市など
の観光地域づくり法人DMOと
の連携でございます。例えば、フルーツ等
の独自
の観光資源を持つ紀の川市とコラボレーションした着地型観光商品
の造成や、大阪湾という恵まれた水産資源を持つ本市と紀の川市と
の総合誘客に資するツアーを実施いたします。 3点目は、地域
の食文化を知る機会を創出することでございます。例えば、ちぬうみ丼等
の地産地消につながるメニューを開発し、市内回遊性を向上させるほか、本市食材を活用した料理を体感できるガストロノミーウオーキングイベント
の実施を予定しております。また、実際に地元食材を試食する機会を創出するほか、地産地消
の食材を広く紹介するべく、コロナ
の状況に左右されない動画
の制作を予定しております。 最後
の4点目は、来訪者がより長く滞在するようなナイトタイム
の活性化策を企画実施することでございます。例えば、日本
の夕陽百選に選ばれているりんくう公園
の夕日や、犬鳴山温泉から見える満天
の星空など、ナイトタイムに楽しむことができる本市
の恵まれた自然環境等を目的とした着地型旅行商品を造成しPRすることで、観光客
の誘致、宿泊客
の増加、そして滞在時間
の延長を図ってまいりたいと考えております。 以上
のことを着実に実施することにより、本市
の魅力をさらに創出することで、観光客に選ばれ、本市を目的地にしていただけるような取組をより一層推進してまいりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 (郷土芸能担当理事 堀口 哲君 登壇)
◎郷土芸能担当理事(堀口哲君) それでは、自由民主党泉佐野市会議員団代表・高橋圭子議員
のご質問
のうち、2.観光について、(2)シェアサイクルについてご答弁申し上げます。 大阪府では、2025年大阪関西万博に向け、大胆な規制緩和等による最先端
の取組と、区域全体で住民に利便性を実感してもらえる取組を両輪として、大阪モデル
のスマートシティ
の基盤を確立し、先端技術を活用することで住民が笑顔になれる大阪、e-OSAKAを実現するため
の戦略を掲げ、企業や府内市町村、大学等と連携し、地域社会課題を解決していく公民協働エコシステムとして令和2年8月に大阪スマートシティパートナーズフォーラムが設立されました。大阪スマートシティパートナーズフォーラムは、公民協働エコシステムを実現するため、300以上
の企業、団体が参画して会員企業と協働し、市町村
のコスト負担を軽減しながら、スマートヘルスシティ、高齢者にやさしいまちづくり、子育てしやすいまちづくり、移動がスムーズなまちづくり、インバウンド観光
の再生、大阪ものづくり2.0
の6分野をコーディネートしております。本市は、賛助会員としてこの大阪スマートシティパートナーズフォーラムに参画しており、インバウンド観光
の再生に焦点を当て、コロナ禍でも実現可能なシェアサイクル
の実証実験を開始することといたしました。シェアサイクルとは、単なるレンタサイクルとは異なり、他
の人と自転車をシェア、共有し、好きなタイミング、好きな場所で、好きな時間利用するため
の仕組み
のことを言います。比較的新しいサービス
のため、その呼び方も様々で、コミュニティサイクル、自転車シェアリング、サイクルシェアリング、シェアバイク、都市型レンタサイクルなどとも呼ばれています。 シェアサイクル
の一番
の特徴は、利用者が好きな貸出拠点、ポートで自転車を借りることができ、好きなポートで返却できるという点でございます。シェアサイクルは、コロナ禍で
のマイクロツーリズムに対応したサービスになることや、以前から課題となっていた駅から観光地等
の目的地まで
の二次交通
の不足を補完する役目もあり、また、専用アプリ
の使用により、利用者に対して周辺エリア
の観光情報を提供し、観光資源
のアピールを行うことが可能となります。そして、アプリ
のGPS機能や利用者
の登録情報を活用して、シェアサイクル利用
の観光客
の行動分析を行い、新たな観光施策
の立案を行うことが可能になるものと考えております。 今後
のスケジュールといたしましては、まずはスモールスタートとして、今年度は観光関係者による実証実験を実施し、続いて令和4年度には一般観光客
の実証実験を実施しまして、分析と協議調整を経て、令和5年度
の実運用へ向け取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 (こども部長 古谷 信夫君 登壇)
◎こども部長(古谷信夫君) それでは、自由民主党泉佐野市会議員団代表・高橋圭子議員
のご質問
のうち、3.子育て支援について、(1)一時預かりについてご答弁申し上げます。 本市におきましては、就労形態
の多様化に対応する一時的な保育や専業主婦家庭等
の緊急時における保育等へ
の需要に対応するため、子育て家庭を対象に一時的保育サービス事業及び病後児保育事業を実施しております。一時的保育サービス事業は、保護者
のパートタイム就労などで、おおむね平均週3日を限度として断続的に家庭で
の保育が困難となった場合や、保護者
の傷病、災害、事故、看護、冠婚葬祭など、社会的にやむを得ない理由により緊急、一時的に家庭で
の保育が困難となった場合に、1か月につきおおむね12日を限度として就学前児童を認定こども園や保育園でお預かりする事業であります。利用できる施設としては、市内
の私立
の認定こども園及び保育園全園で、利用料はゼロ歳から2歳児が1人1日当たり3,000円、3歳以上児は2,000円、生活保護受給世帯及び市民税非課税世帯は500円となっております。利用できる時間は、午前8時30分から午後4時30分までで、日曜日や祝日は利用できません。 次に、病後児保育事業は認定こども園や保育園に通園している病気
の回復期にある児童を専用
の保育室で看護師など
の専門スタッフが保護者に代わってお預かりする事業で、利用できる施設としては、私立認定こども園
の下瓦屋こども園、利用料は一時的保育サービス事業と同様、ゼロ歳から2歳児が1人1日当たり3,000円、3歳児以上児は2,000円、生活保護受給世帯及び市民税非課税世帯は500円となっております。利用できる時間は、午前8時から午後6時までで、土日祝日は利用できません。 次に、令和2年度
の事業実績でございますが、一時的保育サービス事業につきましては573件、病後児保育事業については7件となっております。 また、これら事業
のほかに、
子どもを一時的に預かる事業としてファミリー・サポート・センター事業があります。ファミリー・サポート・センター事業は、子育てを手伝ってほしいという方が利用会員、子育て
の手助けができるという方が提供会員、利用する側にも提供する側にも両方なれるという方が両方会員として会員登録し、お互いに支え合う相互援助活動
の橋渡しを行う事業であり、本市では平成20年11月より事業を開始し、現在NPO法人保育サポーターグー・チョキ・パーに業務委託し、つばさ幼稚園跡
の2階を事務所として実施しております。利用料金は、平日
の6時から20時までが1時間800円、土日祝日は1時間900円、長時間利用される場合には割引制度もございます。会員
の登録状況につきましては、令和2年度末で利用会員190名、提供会員28名、両方会員は5名となっております。年間
の依頼件数につきましては、令和元年度実績が3,226件であった
のに対し、令和2年度はコロナ禍
の中、雇用状況
の変化等
の影響もあり958件で、約3分の1に減少しております。令和2年度における援助活動
の内容としましては、
子どもの習い事等へ
の送迎や学童保育へ
の送迎など、送迎のみ
の利用が515件で全体
の半数を超え、次いで、こども園や保育所、小学校へ
の迎えと預かり保育といった送迎を伴う預かり保育が233件、預かり保育のみが210件となっております。また、預かり保育
のうち、保護者
のリフレッシュやスキルアップ
のため
の預かりや保護者
の外出時
の預かり、急用
の場合
の預かりは33件で、全体
の約3%にとどまっているといった状況であります。 さて、議員ご質問
の保護者
の育児疲れ
の解消や少し
の間
のリフレッシュ
のため
の一時預かりについてでありますが、先ほどご紹介した一時的保育サービスや病後児保育事業は、サービス利用申込書や問診票、申込み
の理由が分かる書類を希望する園に事前に提出する必要があるなど、保護者にとっては条件的にハードルが高く、利用をためらうといったケースもあると考えられます。一時的保育サービスやファミリー・サポート・センター
の利用につきましては、事前
の登録が必要ではありますが、一度登録をすれば、保護者
のリフレッシュ
のため
の利用や短時間
の利用についても柔軟に対応できるサービスとなっております。実際に、サービスを利用された方からは、利用してよかったという感想も聞かれる一方で、利用
の仕方が分からないといった方や、制度そのものを知らないといった方もおられることから、制度
の一層
の周知を図っていく必要があります。本市におきましては、令和2年3月に泉佐野
子ども未来総合計画を策定しておりますが、計画策定に当たって事前に実施した就学前児童
のおられる家庭へ
のアンケート調査において、子育てに関する悩みや気になることについて
の回答では、仕事や自分
のやりたいことなど、自分
の時間が十分取れないと答えられた方が最も多く、次いで、子育て
のストレスなどから
子どもにきつく当たってしまうといった回答が多いことからも、働きながら安心して子育てできる支援や保護者が前向きに育児を行えるよう、リフレッシュできる体制を整えていくことは非常に重要であると感じているところであります。ますます加速する少子・高齢化
の問題や働き方改革など、子育てや暮らし
の在り方が多様化する中で、本市
の子育て家庭
のニーズも考慮しながら、今後もサービス
の充実に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。
◆(高橋圭子君) 明確なご答弁ありがとうございました。 それでは、順に再質問させていただきます。 まず初めに、1.読書について、(1)いずみさ
のこども読書通帳について再質問いたします。 いずみさ
のこども読書通帳
の達成者には表彰状
の授与と
のことですが、
子どもたちがより100冊
の記録達成に向けたやる気を引き出すため
の工夫として、表彰状以外
の商品、例えばイヌナキンやルリビタキがデザインされた達成者を表す缶バッジやキーホルダーなど
の授与を検討できませんでしょうか。
◎政策監・教育部長(本道篤志君) 現在は、教育委員会から
の表彰状のみとなっておりますが、今年度2学期以降は、今回読書通帳をご寄附いただきましたジェイコムさん
のほうからノベルティグッズをいただけるということで、最初はマスクケースをいただけるという、いろんなものをいろんなノベルティグッズをいただけるということになっております。 今ご提案いただいたようなバッジとかという
のも、100冊を達成したあかしみたいなものになるかと思いますので、今後も
子どもたちがより読書に対して意欲が持てるようなことを考えていきたいと思っております。
◆(高橋圭子君) ありがとうございます。 100冊
の記録達成者に、最初だけではなく長く続けていただけますようお願い申し上げます。 続いて、(2)学校図書について再質問いたします。 ご答弁
の中で、学校
の本など
の図書資料については、各小・中学校
の児童・生徒数とクラス数に応じて一定
の予算を配分し、順次本など
の図書資料
の更新を行っていると
のことですが、市内
の小・中学校
の1校当たり
の図書購入費
の予算はどれくらいな
のでしょうか。また、その予算で各学校では年間何冊ぐらい
の本を購入し、図書室内
の本をどの程度
の割合で更新できている
のでしょうか。
◎政策監・教育部長(本道篤志君) まず、各学校に図書
の予算ということで配分をしてるという形になっておりまして、小学校全体
の予算は年間383万5,000円でございます。一番少ないところでは、大木小学校で16万2,000円、多いところでは日根野小学校が46万3,000円ということで、
子どもの数とクラス数で配分しておりますんでそういう形になるわけなんですけど、平均をしますと、1校当たりが大体約30万円ぐらいに今なっております。同じように、中学校では年間で、中学校全体で248万5,000円を配当しておりまして、最も少ない中学校が長南中学校
の33万5,000円、最も多い
のが佐野中が60万8,000円ということになっておりまして、これも生徒数
の違いということなんですが、1校当たりで平均しますと、大体約50万円ぐらい、1校当たり配当をしております。そんな中で、何冊
の本を買えているかということなんですけど、本
の単価にもよるんですが、小学校で平均大体約300冊程度
の本を購入しておりまして、130冊ぐらい
の本を廃棄しているということになってます。ということで、購入
の冊数で言いますと、4%程度本が新しくなってるということになります。同じように、中学校では年間大体330冊程度
の本
の購入をしております。ただ、今古い本が多いもんですから、370冊ぐらいを廃棄をしております。ということは、蔵書数としてはちょっと減るわけなんですね。というような状況になっております。ただ、大体年間3%ぐらい
の本が新しくはなってると。数は減ってるけど、新しくなってる。今現状で申し上げればそういう状況でございます。
◆(高橋圭子君) 学校図書
の購入予算、また更新割合など、詳しくご答弁いただきありがとうございました。これから作成する学校図書に関する整備計画につきましても、泉佐野市
の小・中学生が利用しやすく、読書意欲を駆り立てる学校図書
の環境整備を希望いたします。 続いて、2.観光について、(1)フードツーリズムについて伺います。 ちぬうみ丼を現在提供しているお店は何店舗でしょうか。また、今後増やしていく予定はございますか。
◎
観光DMO推進担当理事(坂口隆君) ご質問のちぬうみ丼でございますけども、今年
の3月に15店舗からスタートして、各店舗でそれぞれ同じメニューではないんですけど、泉州産
の食材を使った丼を提供をしていただいております。少し前に、新たに1店舗が参加されましたので、合計今16店舗で提供しております。提供店舗につきましては、今後も随時参加を呼びかけていきたいと思っております。この取組を盛り上げて、認知度を向上させていきたいと考えております。さらにですけども、新型コロナ
の感染拡大
の状況というところを見据えながらになりますが、ある程度鎮静して、イベント等ができるような状況になってきた時点で、参加店舗を対象としたちぬうみ丼スタンプラリーを展開していきまして、コロナで深刻なダメージを受けた市内
の飲食店を支援してまいりたいと考えております。
◆(高橋圭子君) ありがとうございました。 では、ちぬうみ丼を食べることによって得られる特典やメリット、プロモーションは何かある
のでしょうか、教えてください。
◎
観光DMO推進担当理事(坂口隆君) ちぬうみ丼を参加店舗
のほうで食べていただきますと、参加店舗
のほうからちぬうみ丼カードという名刺サイズ
のカードなんですけども、プレゼントしていただけます。これを集めたら何か特典があるとかというわけではないんですけど、そのカードにはQRコードが印字されてるんです。そのお店
の丼
の画像とQRコードが印字されてます。そのQRコードを読み込むことによりまして、ちぬうみ丼
のホームページ
のほうが見れるようなことになっておりますので、その行ったお店だけではなしに、ほかにどんなお店でどんなメニューが提供されている
のかという
のをネット上で見ていただくことができますので、それを見ていただくことで、次
のお店、ああ、ほんなら次ここ行ってみたいなとかというような誘客であったり、ご家族、お知り合い
の方にも紹介していただけたらなというふうに考えております。 以上でございます。
◆(高橋圭子君) ありがとうございました。 私も集めてみたいと思います。 続きまして、質問させていただきます、フードツーリズム事業は、端的に申し上げると、地域
の食や食材
の認知度を広め、それらを観光客が本市を訪問する目的にしようという取組であると理解できると思います。では、食や食材が十分に訪問目的となっている他
の市町村あるいはベンチマークとしている都市はありますか。
◎
観光DMO推進担当理事(坂口隆君) 先生おっしゃられるように、フードツーリズム事業という
のは、まさに食や食材を目当てに泉佐野市に訪れていただけるように、地域
の食を広く知っていただきたいと、有名にしていきたいという取組でございます。ベンチマークとしている市町村と
のことでございますが、参考となります
のは、壇上
の答弁
の中でもありましたけども、和歌山県紀の川市など上げられます。こちらでは、紀の川市で収穫される、特に桃
の時期とか、たくさん京阪神各地から買い求めるお客様が来られているというふうにも聞いております。そのほかで申し上げると、兵庫県
の丹波篠山市を参考にしたいと考えております。この丹波篠山市では、秋
のシーズンには黒豆とか栗とかマツタケなど、旬
の食材を求め、こちらも広域から観光客が押し寄せております。単に食材を買うだけではなく、昼食を食べたり、お土産を買ったりということも発生しますので、当然ながら観光産業や飲食事業者等に経済効果が波及いたします。 以上
のような他市
の事例を参考としながらも、ただ単に同じことということではないかと思います。本市
の状況に応じた本市ならでは
のフードツーリズム
の取組を進めてまいりたいと考えております。