(29)平成18年度泉佐野市宅地造成事業会計予算
(30)平成18年度泉佐野市水道事業会計予算
(31)平成18年度泉佐野市
病院事業会計予算予算特別委員会(32)介護保険料大幅値上げに反対する請願厚生文教委員会 〔追加予定案件名〕 ・泉佐野市土地開発公社の経営状況報告について ・
人権擁護委員候補者推薦についての意見を求めることについて ・特別職の職員で常勤のものの給与についての条例の一部を改正する条例制定について ・教育委員会教育長の給与、勤務条件等についての条例の一部を改正する条例制定について ・職員の給与についての条例の一部を改正する条例制定について ・職員の退職手当についての条例の一部を改正する条例制定について ・泉佐野市病院事業管理者の給与についての条例の一部を改正する条例制定について ・泉佐野市介護保険条例の一部を改正する条例制定について 2.議会進行予定月・日・曜開議時刻会議名備考3月6日月午前10時本会議 7日火午前10時本会議 8日水午前10時本会議 9日木午前10時予算特別委員会 10日金午前10時予算特別委員会 11日土休会 12日日休会 13日月午前10時予算特別委員会 14日火午後1時
予算特別委員会中学校卒業式15日水休会 16日木午後1時
総務委員会小学校卒業式17日金午前10時
厚生文教委員会幼稚園卒園式18日土休会 19日日休会 20日月午前10時建設経済委員会 21日火休会 22日水午前10時
関西国際空港問題対策特別委員会13:00 議会運営委員会23日木午後1時行財政委員会 24日金午前10時公害交通対策委員会 25日土休会 26日日休会 27日月午前10時議会運営委員会 28日火午前10時本会議 29日水午前10時本会議 3.会期 3月6日から3月29日まで 「24日間」 4.「施政に関する基本方針」に対する質問について ◇市長の「施政に関する基本方針」演説終了後〔通告締切 2月27日(金)午後3時〕 ◇質問時間の上限は一人40分×会派人数(会派に所属しない議員については一人40分) ◇制限時間は答弁を含めた時間とする 5.一般質問について(「施政に関する基本方針」に関する質問内容は除く) ◇通告質問………………3月28日開議冒頭〔通告締切 3月20日(月)午後3時〕 ◇議案関連質問…………最終日議了後1時間
程度 -------------------------------◯地方自治法第123条第2項の規定による会議録署名議員 千代松大耕 伊藤百合子
------------------------------- 会議のてんまつ
△開会(午前10時06分)
○議長(北谷育代君) 皆さん、おはようございます。ただ今より平成18年3月定例市議会を開会いたします。 議員定数23名中、出席議員22名でありますので会議が成立しております。 この場合、家治敏明君より遅刻の届け出がありますのでご報告をいたします。 会議に先立ちまして、議会運営委員会の決定事項について委員長の報告を求めます。議会運営委員長・松浪武久君。 (議会運営委員長 松浪武久君 登壇)
◆議会運営委員長(松浪武久君) おはようございます。ご指名によりまして、去る2月27日に開催いたしました3月定例市議会の運営に関する議会運営委員会の決定事項についてご報告申し上げます。 まず、本定例市議会に付議されております案件は、ただ今のところ32件であります。これらの処理要領につきましては、お手元へ配付いたしております議会運営委員会の決定事項により、ご承知願いたいと存じます。 このうち平成18年度の各会計当初予算につきましては、予算特別委員会を設置し審査を付託することになっておりますが、本会議では説明を省略し、質疑ののち、予算特別委員会に付託することに決定しております。 また、追加予定議案といたしまして、ただ今のところ、「泉佐野市土地開発公社の経営状況報告について」をはじめ、計8件が予定されております。これらが提案されました場合は、事前の議員協議会において説明を受け、本会議では即決することに決定しております。 次に、議会進行予定についてでございますが、前半の本会議といたしましては、本日及び7日、8日の3日間を予定しており、まず平成18年度の「施政に関する基本方針」に直接関係のない案件等について、先にご審議いただいたのち、新田谷市長から「施政に関する基本方針」について演説を願い、それに対する質問を、それぞれ承りまして、そののちに「施政に関する基本方針」に関係する議案をご審議いただくことになっております。 また、予算特別委員会につきましては、9日及び10日、13日、14日の4日間を予定しております。 そののち16日には総務委員会、17日には厚生文教委員会、20日には建設経済委員会を、それぞれ開催願うのをはじめ、お手元へ配付いたしております議会進行予定に記載の委員会を、それぞれ開催願うことになっております。 また、後半の本会議につきましては、28日と29日の2日間を予定しております。 従いまして、本定例市議会の会期は、本日から29日までの24日間と決定しております。 なお、「施政に関する基本方針」に対する質問につきましては、会派代表制で、質問時間は1人40分を基本とし、それに会派所属人数を乗じた時間をもって限度とすることになっております。 また、会派に属しない議員の質問につきましては、会派代表質問の終了ののち承ることとし、質問時間は1人40分以内となっております。いずれも答弁を含む時間といたします。 次に、後半の本会議冒頭における一般質問につきましては、前半の本会議において「施政に関する基本方針」に対する質問が行われる関係上、施政方針に関する質問内容等については、ご遠慮願うことになっております。その通告締め切りは3月20日の午後3時となっております。 次に、議員協議会の開催につきましては、後半本会議の追加案件の上程前に休憩の上、開催していただくことになっておりますので、あらかじめご承知おき願います。 なお、議案関連質問につきましては、従来どおり、最終日の議了後に承ることになっております。 以上、3月定例市議会の運営に関する議会運営委員会の決定事項についての報告を終わります。 ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(北谷育代君) ただ今の報告につきまして、ご質疑の点ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北谷育代君) ないようでございますので、ご了承いただいたものといたします。
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○議長(北谷育代君) 議事に入ります前に、収入役・泉浦秀武君より発言の申し出がありますので、これを許します。
◎収入役(泉浦秀武君) 貴重な時間を頂戴しまして、一言お礼を申し上げます。去る1月6日の葬儀の日には、議員の皆さまをはじめ、理事者の皆さまに何かとお気遣いをいただきまして、ありがとうございました。おかげさまで滞りなく終了いたしました。どうもありがとうございました。
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○議長(北谷育代君) 次に、諸般の報告、議員派遣についてを報告いたします。地方自治法第100条第12項の規定により、本年度に実施した議員派遣はお手元の一覧表のとおりであります。 報告は以上です。
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○議長(北谷育代君) 本日の議事日程は、お手元の一覧表のとおりであります。 これより議事に入ります。
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△日程第1 会議録署名議員の指名について
○議長(北谷育代君) まず、日程第1、「会議録署名議員の指名」をいたします。 会議規則第74条第1項の規定により本会の会議録署名議員として千代松大耕君、伊藤百合子君のご両名を指名いたします。よろしくお願い申し上げます。
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△日程第2 会期の決定について
○議長(北谷育代君) 次に、日程第2、「会期の決定について」を議題といたします。 3月定例市議会の会期は、本日より3月29日までの24日間といたします。 これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北谷育代君) ご異議なしと認めます。よって本定例市議会の会期は24日間と決定いたしました。
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△日程第3 監査報告第11号から第1号までの監査結果報告について
○議長(北谷育代君) 次に、日程第3、「監査報告第11号から第1号までの監査結果報告について」を議題といたします。 ただ今議題となっております議案につきましては、お手元に配付いたしましたとおり、監査委員から議長あてに報告がありましたのでご報告いたします。 この報告につきまして、ご質疑なり、ご意見等ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北谷育代君) ないようでございますので、以上で監査結果報告を終わります。
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△日程第4 議案第2号 泉佐野市手数料条例の一部を改正する条例制定について
○議長(北谷育代君) 次に、日程第4、議案第2号、「泉佐野市手数料条例の一部を改正する条例制定について」を議題といたします。 議案の説明を求めます。 (市長公室長 泉谷善吉君 登壇)
◎市長公室長(泉谷善吉君) それでは議案第2号、泉佐野市手数料条例の一部を改正する条例制定についてご説明申し上げます。恐れ入りますが議案書3ページをご覧いただきたいと存じます。 今回の改正は手数料条例に定められた26項目の手数料のうち、第15項の
優良宅地造成認定申請手数料と第16項の
優良住宅新築認定申請手数料につきまして、その根拠法令である租税特別措置法が一部改正されたことによりまして、それぞれの項目の根拠法令を改正に合わせて変更させていただくものでございます。 最後に附則といたしまして、本条例は公布の日から施行することといたしております。 簡単ではございますが、説明は以上のとおりでございます。よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(北谷育代君) これより質疑に入ります。 ご質疑の点ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北谷育代君) ないようでございますので、これをもって質疑を終結いたします。 本議案については会議規則第35条の規定により、総務委員会に付託いたします。
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△日程第5 議案第11号 泉佐野市消防事務手数料条例の一部を改正する条例制定について
○議長(北谷育代君) 次に、日程第5、議案第11号、「泉佐野市消防事務手数料条例の一部を改正する条例制定について」を議題といたします。 議案の説明を求めます。 (消防長 木ノ元正春君 登壇)
◎消防長(木ノ元正春君) それでは議案第11号、泉佐野市消防事務手数料条例の一部を改正する条例制定について提案理由をご説明申し上げます。恐れ入りますが議案書23ページをお開き願います。 今回の改正は、危険物の規制に関する政令の一部を改正する政令が、平成18年1月25日に公布され、この政令付則第4条において、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の改正が示されたことに伴い、本市においても見出しの条例の改正を行うものでございます。 改正の内容でございますが、泉佐野市消防事務手数料条例の一部を改正する条例、泉佐野市消防事務手数料条例(平成12年泉佐野市条例第14号)の一部を次のように改正する。 別表第1、貯蔵所の項中、「航空機」の次に「若しくは船舶」を加えるとありますのは、今回の危険物の規制に関する政令改正の中に、船舶に給油するための給油設備を設けた移動タンク貯蔵所、すなわちタンクローリーから船舶への給油を行うことができるよう改正されたことに伴い、このような移動タンク貯蔵所に対する許可手数料を定めたものでございます。 なお、附則といたしまして、この条例は平成18年4月1日から施行するものとしております。 説明は以上のとおりですので、よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(北谷育代君) これより質疑に入ります。 ご質疑の点ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北谷育代君) ないようでございますので、これをもって質疑を終結いたします。 本議案については会議規則第35条の規定により、厚生文教委員会に付託いたします。
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△日程第6 議案第14号 市道路線の認定及び廃止について
○議長(北谷育代君) 次に、日程第6、議案第14号、「市道路線の認定及び廃止について」を議題といたします。 議案の説明を求めます。 (都市整備部長 塩谷善一郎君 登壇)
◎都市整備部長(塩谷善一郎君) それでは議案第14号、市道路線の認定及び廃止について提案理由をご説明申し上げます。議案書29ページから31ページをお願いいたします。 今回提案させていただいておりますのは、認定に係る15路線と廃止に係る10路線でございます。これは道路法第8条第1項及び第10条第1項の規定により、路線の認定及び廃止を行うものでございます。 それでは認定路線からご説明いたします。29ページをご覧ください。 認定路線図①は32ページでございます。 まず、松原中町線で1,834.16メートル、続きまして、葵町日根野線で1,009.77メートル、次に中町9号線で515.97メートル、次に高松南5号線で373.27メートルでございます。 これら4路線は、昨年度より導入いたしました道路台帳の地理情報システム構築により判明いたしました重複個所等を整理するものでございます。 次に、葵町開発6号線で53.58メートル。 次に30ページをご覧ください。続けて、安松開発2号線で89.10メートルでございます。これら2路線は、住宅開発により新設された道路で、本市に帰属された路線でございます。 次に、認定路線図②から④で、33ページから35ページでございます。 まず、郷田兎田橋線で863.25メートル、次に下瓦屋鶴原東線で182.80メートル、次に才賀池長坂1号支線で160.49メートル、次に母山4号線で195.62メートルでございます。 次に、上村女形橋線で491.30メートル、次に、西出6号線で199.26メートル、次に、机場3号線で257.99メートル、次に東上土丸線で694.15メートルでございます。 次に、土丸5号線で331.58メートルでございます。 これらの9路線に関しましても、先ほど申しましたGISシステム、地理情報システムにより判明いたしました重複路線の整理でございます。 続きまして廃止路線のご説明をいたします。31ページをご覧ください。廃止路線図①から⑤で、36ページから40ページでございます。 まず、松原日根野線で2,576.98メートル、次に、中町4号線で607.81メートル、次に、高松南中町2号線で919.97メートル、次に、郷田兎田橋線で958.61メートル、次に、下瓦屋鶴原東線で184.40メートル、次に、才賀池長坂1号支線で182.80メートル、次に母山4号線で173.35メートル、次に、上村意賀美神社線で794.68メートル、次に、西上机場線で542.21メートルでございます。 最後に東上土丸線で1,350.53メートルでございます。 以上、10路線でございますが、これらも先ほど認定でご説明いたしましたように、道路台帳のGISシステム構築にあたり判明いたしました重複路線などの整理による廃止路線でございます。 説明は以上のとおりでございます。よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(北谷育代君) これより質疑に入ります。 ご質疑の点ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北谷育代君) ないようでございますので、これをもって質疑を終結いたします。 本議案については会議規則第35条の規定により、建設経済委員会に付託いたします。
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△日程第7 議案第15号 平成17年度泉佐野市一般会計補正予算(第6号)
○議長(北谷育代君) 次に、日程第7、議案第15号、「平成17年度泉佐野市一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。 本議案については、まず、補正予算の総括について泉谷市長公室長の説明を求めます。 (市長公室長 泉谷善吉君 登壇)
◎市長公室長(泉谷善吉君) それでは議案第15号、平成17年度泉佐野市一般会計補正予算(第6号)の総括についてご説明申し上げます。議案書別冊1ページをご覧いただきたいと存じます。 今回、補正をお願いしておりますのは、まず、第1条におきまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7億3,124万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ422億7,916万3,000円とするものでございます。 歳入歳出予算の補正に係る款項の区分、及び当該区分ごとの金額、並びに補正後の歳入歳出予算の金額につきましては、2ページから3ページにかけまして「第1表 歳入歳出予算補正」として記載させていただいております。 続きまして、第2条におきましては繰越明許費を、第3条におきましては地方債の補正をお願いしております。 その内容につきましては、4ページ並びに5ページをご覧願います。 4ページの「第2表 繰越明許費」につきましては2件ございまして、まず、③民生費・(2)児童福祉費の民間保育所整備助成事業でございますが、これは社会福祉法人共生福祉会が事業主体の泉佐野ふるさと園の整備に対する補助金において、工事施工に伴う進入路整備などの地元調整に日時を要したため、事業費の全額を繰り越すものでございます。 もう1件は、⑧土木費・(5)住宅費の鶴原団地住宅(1~5棟)建て替え事業でございますが、これは基本設計業務の委託先において契約の履行が困難となったため、再発注の結果、工期が平成18年5月末まで2カ月間の延伸となったことによるものでございます。 続きまして、5ページの「第3表 地方債補正」でございますが、起債の目的として、退職手当について3億3,600万円をお願いしております。 退職手当債につきましては、職員が定年前早期に退職することにより節減される経費をもって償還財源に充てることができ、加えて将来の財政構造の健全化に寄与することができる場合に発行が許可されるものでございまして、単なる赤字補填債とは異なるものでございます。 昨年度、6億3,900万円の発行に引き続き、今年度も退職手当の追加、4億1,608万3,000円に対しまして、退職手当債の対象となる15人分の3億3,600万円の退職手当債をお願いするものでございます。 続きまして、今回の補正の主な内容といたしましては、早期退職などの退職手当の追加、平成16年度生活保護費国庫負担金超過交付に係る返還金、大阪府の救急医療施設整備費補助金の交付決定に伴う補正、国のNTT無利子貸付金償還時補助金の一括交付に伴う公債費の一括償還による追加、商工会議所用地売払収入及び大阪府市町村職員互助会の退会給付金制度等廃止に伴う精算金に係る基金積立金の追加などとなっております。 簡単ではございますが、総括といたしましては以上のとおりでございます。 よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(北谷育代君) ただ今の説明につきまして、ご質疑の点ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北谷育代君) ないようでございますので、これをもって総括の説明に対する質疑を終結いたします。 次に、歳入歳出補正予算の審議に入ります。 審議につきましては事項別明細書によってご審議を願います。 まず、定例会議案別冊の10ページから13ページまでの歳出各款について順次提案理由の説明を求めます。 (総務部長 根来孝次君 登壇)
◎総務部長(根来孝次君) それでは議案第15号、平成17年度泉佐野市一般会計補正予算(第6号)の人件費部分につきましてご説明申し上げます。議案書別冊の10ページ、11ページをご覧ください。 当補正予算につきましては、定年前早期退職者等の退職手当について補正するものでございます。恐れ入りますが議案書別冊の14ページをお開きください。給与費明細書についてご説明申し上げます。 1.一般職につきましては、(1)総括の表のとおりでございまして、職員手当について4億1,608万3,000円の増額をお願いするものでございます。職員手当の内訳といたしましては退職手当でございます。 (2)給料及び職員手当の増減額の明細でございますが、2その他の増減分で定年前早期退職者及びその他自己都合退職者合計24名の退職手当による増額でございます。 一般会計補正予算の人件費部分の説明は以上でございます。 よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。 (市長公室長 泉谷善吉君 登壇)
◎市長公室長(泉谷善吉君) 歳出補正予算のうち、私の所管いたします項目につきまして、ご説明申し上げます。恐れ入りますが議案書別冊10ページをご覧いただきたいと存じます。 10ページの②総務費・(1)総務管理費・10国際交流費・25積立金の国際交流振興基金積立金追加1万1,000円につきましては、NPO法人泉佐野地球交流協会により、国際交流振興のために寄付申し込みのありました平成17年度寄付金1件を国際交流振興基金へ積み立てるため計上いたしております。 続きまして⑮諸費・23償還金利子及び割引料におきまして1,170万1,000円をお願いしておりますのは国庫支出金等返還事業といたしまして、生活福祉課が所管しております国の補助金の返還であり、内容といたしましては、平成16年度生活保護費国庫負担金超過交付に係る返還によるものでございます。 続きまして12ページから13ページの⑫公債費・(1)公債費で2,518万6,000円の追加をお願いしておりますのは、公債費償還事業元金で、平成14年度の小・中学校5校のトイレ大規模改修工事にかかる総事業費1億3,225万5,000円に対しまして、その7分の2相当分3,778万5,000円のNTT無利子貸付金を受け、3年据置後の平成17年度から、その償還相当分を国から補助金を受けながら3年分割で償還をする予定でございましたが、国の補正予算で、国の補助金が一括交付されることとなったため、市からの償還につきましても一括して償還することになったものでございます。 従いまして、当初予算には、当該初年度の償還金額1,259万9,000円を計上しており、今回、その残りの2年分の2,518万6,000円を追加するものでございます。 続きまして、⑬諸支出金・(1)基金費・2公共施設整備基金費で2億6,431万4,000円を計上しておりますのは、泉佐野市商工会議所用地の1,116.41平方メートルの売払収入額1億2,838万8,000円及び大阪府職員互助会の退会給付金制度廃止に伴う精算金1億3,592万6,000円を公共施設整備基金に積み立てるものでございます。 簡単ではございますが、私の所管いたします部分の説明は以上のとおりでございます。よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。 (健康福祉部長 角谷啓子君 登壇)
◎健康福祉部長(角谷啓子君) 続きまして、③民生費につきまして提案理由のご説明を申し上げます。議案書別冊の10ページ、11ページをお開き願います。 (1)社会福祉費・1社会福祉総務費・25積立金でございますが、基金積み立て事業として、今年度、福祉のためにとご寄附いただきました48万6,000円を福祉基金に積み立てするものでございます。 簡単ではございますが、説明は以上のとおりでございます。よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。 (健康福祉担当理事 目 哲夫君 登壇)
◎健康福祉担当理事(目哲夫君) それでは続きまして衛生費についてご説明申し上げます。別冊の10ページから11ページをご参照願います。 ④衛生費・(1)保健衛生費・1保健衛生総務費のうち、泉州医療圏2次救急医療対策事業の19負担金補助及び交付金で1,151万7,000円の補正をお願いしております。 この事業は泉州2次医療圏であります高石市から岬町までの8市4町の自治体が共同いたしまして、2次救急医療機関に対して補助を交付し、救急医療対策の確保を図るものでございます。 平成17年度における2次救急医療支援補助金につきましては、大阪府に対し申請、協議をしてまいりましたところ、今般、交付決定の内示がございましたので補正をお願いするものでございます。対象病院は熊取町の永山病院で、超音波診断装置等の購入費用1,727万6,000円のうち、3分の2の1,151万7,000円を補助するものでございます。 なお、歳入につきましても同額を府補助金として計上いたしております。 説明は簡単でございますが以上でございます。よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。 (生活産業部長 米谷 茂君 登壇)
◎生活産業部長(米谷茂君) 続きまして⑦商工費について提案理由をご説明申し上げます。議案書別冊10ページから11ページをご覧願いたいと存じます。 ⑦商工費・(1)商工費・3観光費・19負担金補助及び交付金で、観光振興事業におきまして100万円の補正をお願いしております。これは泉佐野郷土芸能のつどい実行委員会に交付するものでございます。 交付対象事業となりますのは、昨年7月30日に開催されました第30回記念泉佐野郷土芸能のつどいに対してでございます。当実行委員会では、自主運営のため、経費の節減と財源の確保に努めているところでございます。そのため財団法人地域社会振興財団の長寿社会づくりソフト事業交付金の申請をいたしましたところ採択されたものでございます。 本交付金は市町村が申請し、交付金も市町村を通じて交付されるルールとなっております。従いまして歳入においても諸収入、雑入で同額を計上させていただいておるところでございます。 以上、よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。 (学校教育部長 橋爪健次君 登壇)
◎学校教育部長(橋爪健次君) 続きまして私の所管する項目につきましてご説明申し上げます。恐れ入りますが議案書別冊10ページ、11ページをお開き願います。 ⑩教育費・(1)教育総務費・2事務局費・28繰出金で90万円の補正をお願いしております。これは本市の奨学金制度充実のため寄附金を募りましたところ、今年度、社団法人茶道裏千家淡交会第44回近畿地区大会様ほか12件の方から89万6,780円のご寄附をいただき、その額相当分90万円を奨学金基金に繰り出すものでございます。 なお、議案第10号におきまして、基金総額を改正する条例を併せてお願いしているところでございます。 説明は以上のとおりであります。よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。 (社会教育部長 山出谷英一君 登壇)
◎社会教育部長(山出谷英一君) 続きまして教育費のうち、私の所管いたします科目につきましてご説明を申し上げます。恐れ入りますが議案書別冊12、13ページをお開きください。 (5)社会教育費・4図書館費・図書館運営事業におきまして、18備品購入費で5万円の補正をお願いいたしております。これは平成17年10月18日に国際ソロプチミスト大阪りんくうより、例年同様に図書購入のためにご寄附をいただきました浄財を図書購入に活用するものでございます。 説明は簡単でございますが、以上のとおりでございます。よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(北谷育代君) これより歳出についての質疑に入ります。 まず、総務費についてご質疑の点ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北谷育代君) ないようでございますので、次に、民生費についてご質疑の点ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北谷育代君) ないようでございますので、次に、衛生費についてご質疑の点ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北谷育代君) ないようでございますので、次に、商工費についてご質疑の点ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北谷育代君) ないようでございますので、次に、教育費についてご質疑の点ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北谷育代君) ないようでございますので、次に、公債費についてご質疑の点ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北谷育代君) ないようでございますので、次に、諸支出金についてご質疑の点ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北谷育代君) ないようでございますので、これをもって歳出についての質疑を終結いたします。 次に、定例会議案別冊6ページから9ページまでの歳入について提案理由の説明を求めます。 (市長公室長 泉谷善吉君 登壇)
◎市長公室長(泉谷善吉君) それでは、歳入全般につきましてご説明申し上げます。恐れ入ります。議案書別冊6ページから7ページをご覧いただきたいと存じます。 ①市税・(1)市民税におきまして9,178万8,000円を計上しておりますのは、個人の現年課税分で、当初予算の調定額が増加する見込みとなるもので、今回の補正予算の一般財源所要額としてお願いするものでございます。 次に、⑮国庫支出金・(2)国庫補助金・4公債費国庫補助金で2,518万6,000円をお願いしております。これは平成14年度に借り入れを行ったNTT無利子貸付金に対する償還時の国の補助金が平成17年度より3年分割の予定でありましたが、国の補正予算で全額を一括で補助されることとなったことに伴い、当初予算では、初年度分のみの計上でありますので、その残りの2年分を追加するものでございます。 次に、⑯府支出金・(2)府補助金・3衛生費府補助金・1保健衛生費補助金で1,151万7,000円を計上しておりますのは、2次救急医療体制施設設備整備費補助金で、泉州8市4町で構成している泉州医療圏の熊取町内にある永山病院が府の補助対象に決定されたことによるものでありますが、泉州医療圏2次救急医療対策につきましては、平成15年度より本市が幹事市となっており、歳出歳入予算とも本市を経由して執行するものでございます。 次に、⑰財産収入・(2)財産売払収入・土地売払収入につきましては、現在の泉佐野市商工会議所用地の1,116.41平方メートルを売却処分したことによるものでございます。 次に、⑱寄附金につきましては、今年度において寄せられた指定寄附につきまして予算措置を行うものでございます。 まず、1民生費寄附金48万6,000円につきましては、地域福祉のために大阪ガスほか13件から寄せられたもので、福祉基金に積み立てるものでございます。 続きまして3教育費寄附金・1社会教育費寄附金の5万円につきましては、国際ソロプチミスト大阪りんくうから図書の充実のために寄せられた寄附であり、図書館運営事業の図書購入費に充当させていただくものでございます。 また、2教育総務費寄附金の89万6,000円につきましては、奨学金貸付基金の充実のために寄附のあった13件につきまして奨学金貸付基金に繰り出すものでございます。 次に、5総務費寄附金・1総務管理費寄附金1万1,000円につきましては、NPO法人泉佐野地球交流協会からのもので、国際交流振興基金に積み立てるものでございます。 ⑳諸収入・(5)雑入につきましては2件ございまして、一つは大阪府市町村職員互助会の退会給付金制度等廃止に伴う精算金1億3,592万6,000円、もう一つは財団法人地域社会振興財団からの助成金100万円で、観光振興事業に充当するものでございます。 続きまして、8ページから9ページをご覧願います。 (21)市債でございますが、10退職手当債で3億3,600万円をお願いしております。退職者31名に対する退職手当のうち、起債の対象となる定年前早期退職者15名分についてお願いするものでございます。 簡単ではございますが、歳入につきましての説明は以上のとおりでございます。よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(北谷育代君) これより歳入についての質疑に入ります。 歳入全般についてご質疑の点ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北谷育代君) ないようでございますので、これをもって歳入についての質疑を終結いたします。 本議案については、会議規則第35条の規定により、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
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△日程第8 議案第16号 平成17年度泉佐野市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)
○議長(北谷育代君) 次に、日程第8、議案第16号、「平成17年度泉佐野市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)」を議題といたします。 議案の説明を求めます。 (健康福祉部長 角谷啓子君 登壇)
◎健康福祉部長(角谷啓子君) 議案第16号、平成17年度泉佐野市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)につきまして提案理由をご説明申し上げます。恐れ入りますが議案書別冊の17ページをお開き願います。 今回、お願いいたしますのは、歳入歳出予算の補正につきまして、第1条第1項では、歳入歳出それぞれ98万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を99億3,169万7,000円とし、また、第2項では、歳入歳出予算の補正の款項の区分、及び当該区分ごとの金額、並びに補正後の歳入歳出予算の金額は18、19ページの「第1表 歳入歳出予算補正」に記載させていただいております。 続きまして事項別明細書の歳出からご説明をさせていただきます。22、23ページをお開き願います。 ③老人保健拠出金・(1)老人保健拠出金・1老人保健医療費拠出金・保険給付(老健医療)事業で97万7,000円の追加補正をお願いしております。 これは当初予算編成の際、国の指示による諸係数により、老人保健医療費拠出金を算定しておりましたが、平成15年度の老人医療費及び加入率等が確定したことに伴い、平成17年度概算分、及び平成15年度確定分の老人保健医療費拠出金が決定されましたので、その不足額について追加をお願いするものでございます。 次に、2老人保健事務費拠出金・保険給付(老健事務費)事業で6,000円の追加補正をお願いしております。これも医療費拠出金と同じ理由によるものでございます。 次に、歳入につきましてご説明を申し上げます。20、21ページをお開き願います。 ④国庫支出金・(1)国庫負担金・1療養給付費等負担金・1現年度分・老人保健医療費拠出金負担金として35万1,000円、同じく(2)国庫補助金・1財政調整交付金・1財政調整交付金・普通調整交付金として8万7,000円、また⑥府支出金・(2)府補助金・2財政調整交付金・1財政調整交付金・普通調整交付金として3万9,000円を計上しております。これらは法定分を、それぞれ計上しているものでございます。 また、⑩繰越金・(1)繰越金・1繰越金・1前年度繰越金の50万6,000円の追加補正につきましては、法定分以外を繰越金から財源措置するものでございます。 説明は以上のとおりでございます。よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(北谷育代君) これより質疑に入ります。 ご質疑の点ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北谷育代君) ないようでございますので、これをもって質疑を終結いたします。 本議案については、会議規則第35条の規定により、厚生文教委員会に付託いたします。
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△日程第9 議案第17号 平成17年度泉佐野市
下水道事業特別会計補正予算(第2号)
○議長(北谷育代君) 次に、日程第9、議案第17号、「平成17年度泉佐野市
下水道事業特別会計補正予算(第2号)」を議題といたします。 議案の説明を求めます。 (上下水道局長 安藤正人君 登壇)
◎上下水道局長(安藤正人君) 議案第17号、平成17年度泉佐野市
下水道事業特別会計補正予算(第2号)についてご説明申し上げます。恐れ入りますが議案書別冊の25ページをお開き願います。 今回、補正をお願いいたしますのは、第1条におきまして地方自治法第213条第1項の規定により、翌年度に繰り越して使用することができる経費は、「第1表 繰越明許費」によるとするものでございます。 議案書別冊26ページをお開き願います。 ②事業費・(1)下水道建設費といたしまして1,968万6,000円の明許繰越をお願いするものでございます。 内容について概略をご説明申し上げます。公共下水道第1工区(その1)工事は、開削及び推進工法を伴う汚水工事でございますが、当該工事の推進工事区間におきまして、マシンの到達縦坑の位置について、道路管理者、警察及び地元との協議を再度行ったところ、安全対策、施工時期、作業時間等についての条件を提示され、これらを調整するのに2カ月の不測の日数を要したものでございます。 なお、完成は平成18年5月31日となる見込みでございます。 説明は以上でございます。よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(北谷育代君) これより質疑に入ります。 ご質疑の点ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北谷育代君) ないようでございますので、これをもって質疑を終結いたします。 本議案については、会議規則第35条の規定により、建設経済委員会に付託いたします。
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△日程第10 議案第18号 平成17年度泉佐野市水道事業会計補正予算(第1号)
○議長(北谷育代君) 次に、日程第10、議案第18号、「平成17年度泉佐野市水道事業会計補正予算(第1号)」を議題といたします。 議案の説明を求めます。 (上下水道局長 安藤正人君 登壇)
◎上下水道局長(安藤正人君) 議案第18号、平成17年度泉佐野市水道事業会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。今回の補正は大阪府市町村職員互助会退会給付金制度等の廃止に伴う精算金及び職員の退職に伴う退職手当の2点の補正をお願いいたすものでございます。恐れ入りますが議案書別冊28ページをお開き願います。 補正予算(第1号)実施計画に基づき説明させていただきます。第1点目は、収益的収入の1款、事業収益、3項、特別利益のうち、2目、その他の特別利益で756万6,000円の増額をお願いいたしております。これは大阪府市町村職員互助会退会給付金制度等廃止に伴う精算金の還付による増額をするものです。 2点目は、収益的支出の1款、事業費用、1項、営業費用のうち、3目、総係費で2,100万円の増額をお願いしております。これは職員の退職に伴う退職給与金の増額をするものでございます。 恐れ入りますが、前ページ、27ページをお開き願います。 ただ今、ご説明いたしました内容を補正予算(第1号)といたしまして、第2条から第3条に記載しております。 また、29ページから32ページにわたり、資金計画、給与明細書、予定貸借対照表、予算説明書を所定の様式にて記載しております。 説明は以上でございます。よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(北谷育代君) これより質疑に入ります。 ご質疑の点ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北谷育代君) ないようでございますので、これをもって質疑を終結いたします。 本議案については、会議規則第35条の規定により、建設経済委員会に付託いたします。
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△日程第11 議案第19号 平成17年度泉佐野市病院事業会計補正予算(第2号)
○議長(北谷育代君) 次に、日程第11、議案第19号、「平成17年度泉佐野市病院事業会計補正予算(第2号)」を議題といたします。 議案の説明を求めます。 (病院事務局長 溝端 節君 登壇)
◎病院事務局長(溝端節君) それでは議案第19号、平成17年度泉佐野市
病院事業会計補正予算(第2号)についてご説明を申し上げます。 今回の補正予算の内容は2点ございます。 1点目は、府立救命救急センター運営に関する収入及び支出の減額措置。 2点目として、大阪府市町村職員互助会の退会給付金制度廃止に伴う精算金に関する予算措置でございます。 恐れ入りますが説明の都合上、議案書別冊の39ページをお開き願います。補正予算説明書に基づきまして説明をさせていただきます。 まず下の収益的支出の表をご覧ください。1款、病院事業費用・3項、救命救急センター運営費のうち、1目、給与費で医師2名、看護師2名の欠員、育児休業者の増加などの理由によりまして7,811万9,000円の減額を行うものでございます。また、重篤患者の減少などによりまして、材料費で1,243万8,000円の減額を計上いたしております。給与費と材料費合計で救命救急センター運営費を9,055万7,000円減額補正するものでございます。 続きまして、上の収益的収入部分のご説明を申し上げます。 1款、病院事業収益・3項、救命救急センター収入で9,446万2,000円の減額補正をいたしますのは、先ほど支出の項でご説明申し上げました運営費の減額に伴う補正でございます。なお、消費税の関係から収入支出の増額ではございません。 続きまして4項、特別利益、1目、その他特別利益で4,829万8,000円を計上いたしておりますのは、大阪府市町村職員互助会退会給付金制度の廃止に伴う精算金でございます。 恐れ入りますが33ページをお開き願います。 以上、ご説明をいたしました内容を第2条と第3条に記載をいたしております。また34ページ以下に実施計画、資金計画、給与費明細書及び予定貸借対照表を記載いたしております。 説明は以上でございます。よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(北谷育代君) これより質疑に入ります。 ご質疑の点ございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(北谷育代君) ないようでございますので、これをもって質疑を終結いたします。本議案については、会議規則第35条の規定により、厚生文教委員会に付託いたします。
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△日程第12 施政に関する基本方針について
○議長(北谷育代君) 次に、日程第12、「施政に関する基本方針について」を議題といたします。 新田谷市長の発言を許します。 (市長 新田谷修司君 登壇)
◎市長(新田谷修司君) 本日、ここに平成18年度予算(案)をはじめ関係諸議案のご審議をお願いするにあたり、施政運営の大綱について、私の所信を申し上げ、議員各位並びに市民の皆さまのご理解とご協力をお願いするものであります。 国においては、2010年代初頭における基礎的財政収支の黒字化や「小さくて効率的な政府」の実現に向け、歳出改革路線を堅持・強化するため、「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2005」に基づき、三位一体改革を推進することとされています。そうした方針のもと、国庫補助負担金につきましては、平成18年度までに4兆円を上回る廃止・縮減を行い、それに見合う税源移譲は3兆円規模とすることとなりました。 また、地方交付税については、平成17年度に引き続き、一般財源額の総額を確保することとなりましたが、一方で、平成16年度から平成18年度までに総額5兆円もの地方交付税の削減が行われることから、地方にとっては、きわめて厳しい財政運営を強いられる結果となっています。 このような厳しい状況の中で、住民サービスのさらなる向上のために安定した行財政運営を進めていく必要があり、今後とも自己改革を推進し、より一層、効率的な行財政改革に努めなければなりません。 泉佐野市におきましては、平成16年3月に「財政非常事態宣言」を発表し、平成16年度から18年度までの3カ年間で累積赤字の解消と経常収支比率の改善を目標とした財政健全化計画を策定し、鋭意取り組んできたところでございます。これまで市民の皆さまや市議会をはじめ関係各位のご理解、ご協力により、全体としては概ね計画どおりに進んでいるところでございます。 本年度は、この財政健全化計画の最終年度にあたり、多様化する住民ニーズに対し、より効果的、効率的に対応するため、また、併せて経費の縮減を図るため、民営化や指定管理者制度への移行を進めるとともに、国の給与構造改革を踏まえた人件費の見直しなどの管理経費のさらなる削減や遊休土地の売り払い、一部公共料金の値上げ等による歳入の確保など、引き続き、市民の皆さまのご理解、ご協力を賜りながら、また、不退転の決意をもって、財政健全化計画の目標達成に向け取り組んでまいります。 このような厳しい状況を踏まえ、起債の借り換えや繰上充用金を除く実質的な歳出規模としては、本年度も引き続き超緊縮型の予算編成といたしました。各会計の予算規模は、 一般会計 488億1,807万4,000円 特別会計 342億 91万2,000円 事業会計 184億5,018万9,000円 合計 1,014億6,917万5,000円となったところであります。 以下、主要な施策につきまして、総合計画の体系に沿って、その概要を申し述べます。 ひとづくりの推進 人権行政の推進につきましては、日本国憲法や世界人権宣言の基本理念、さらには「泉佐野市における部落差別撤廃とあらゆる差別をなくすことをめざす条例」の精神に基づき、すべての人が輝く社会の実現、こころ豊かなひとづくりをめざします。また、総合的、体系的な施策の推進を図る「泉佐野市人権行政基本方針」に基づき、行政すべての分野において、人権尊重・擁護の視点をもって取り組んでまいります。 また、人権尊重・擁護をあたりまえの習慣・文化として日常生活に定着させる人権文化の創造をめざし「泉佐野市人権教育推進計画」に基づき、啓発・教育の取り組みを進めてまいります。 人権侵害など、あらゆる人権に関する相談業務につきましては、関係機関や団体等との連携を強め、人権擁護にむけて取り組んでまいります。 同和行政の推進につきましては、同和問題の解決に向け、府同対審や市部落差別撤廃人権擁護審議会の答申を尊重し、「泉佐野市同和行政推進プラン」に基づき、人権尊重の視点に立った一般施策として取り組んでまいります。 人権文化センターにつきましては、そのあり方等につきまして人権文化センター運営審議会でご審議いただき、福祉や人権啓発の推進、住民交流の拠点となるコミュニティセンターとして、より多くの市民にご利用いただけるよう努めてまいります。 男女共同参画社会の実現につきましては、「人ひとプラン」に基づき、男女がお互いの人権を尊重し、社会のあらゆる分野において、その能力を十分発揮し、共に参加、参画できる社会の実現をめざしてまいります。 保健・医療・福祉の充実健康福祉 我が国では、少子・高齢化の進展や家族形態の多様化が進む中、地域の福祉活動やまちづくりを進めるため、これまでの保護救済のための制度から、利用者が自ら福祉サービスを選択できる制度に改められています。 本市では、住み慣れた地域で安心して、いきいきと暮らしていけるよう自立のための施策を総合的に進めてまいります。 介護保険制度につきましては、制度の改正により今後は予防重視型システムへの円滑な移行が求められています。そのため高齢福祉と介護保険との組織の統合を行い、介護予防をはじめとした地域支援事業などの高齢者施策と介護保険制度の効果的な事業展開を図ってまいります。 また、今後3年間につきましては、泉佐野市第3期介護保険事業計画及び高齢者保健福祉計画に基づき、事業実施に努めてまいります。 障害者施策につきましては、本年4月から施行される「障害者自立支援法」に基づき、身体・知的・精神の障害者施策が一つの制度体系として施行されることから、自立支援給付及び地域生活支援事業を総合的に実施してまいります。また、障害者自立支援法による新たな制度やニーズにあわせた障害福祉サービスの実施計画となる「泉佐野市障害福祉計画」の策定を行ってまいります。 児童福祉につきましては、保育分野において、公立保育所と民間保育園がそれぞれの特性を生かし、協力・連携のもと充実した保育を進めてまいります。公立保育所の民営化につきましては、ひかり保育所に続き、本年4月に下瓦屋保育所が民営化に移行いたしますが、今後は本年3月策定の整備計画に基づき、順次、民営化や統廃合を進め、最終的に公立保育所を中学校区に1カ所としてまいります。 また、留守家庭児童会につきましては、年々入会の申し込みが増える中、第一小学校留守家庭児童会の教室改修工事を実施してまいります。さらに、昨年の人口動態推計で、初めて我が国の人口が減少するなど、少子化が進行する中、市民が安心して子どもを生み育てることができるよう「次世代育成支援行動計画」に基づく、地域における子育て支援策を計画的に推進してまいります。 一方、母子福祉分野におきましては、近年、離婚の増加などにより、ひとり親家庭が急増している中、ひとり親家庭に対する総合的な自立支援に向けて、今後取り組むべき方向性や目標を定める「母子家庭等自立促進計画」を策定してまいります。 保健予防につきましては、市民が自らの健康を維持、増進し、疾病を予防することが大切であることから、健康教育・健康相談及び基本健康診査等の検診事業や予防接種事業を実施するとともに、介護保険制度改正に伴う高齢者を対象とした介護予防事業に取り組み、市民の健康づくりを支援してまいります。病院 本年度は医療制度改革の大綱に基づき、医療費の適正化の総合的な推進として診療報酬の引き下げ、患者自己負担の引き上げ等、医療費の総額抑制に向けた政策の実行が行われます。 一方では安心・信頼の医療の確保、地域医療の連携体制の構築、患者に対する情報提供の推進が求められています。 本病院といたしましては、市民が安心して、良質で適切な医療を継続して受けることができる病院運営をめざし、医療の質の充実を高め、信頼できる医療を提供するため、専門医師や看護師の確保及び医療機器やオーダリングシステムの更新などIT関連の投資を行い、迅速化・効率化による待ち時間の軽減と質的な向上を図ってまいります。 また、財政的にも厳しい医療環境の中で経費の見直しは継続して必要であり、医薬品、医療材料などの購入の一元化を図り、使用までのコストを大幅に見直す改革を進めます。また、構造的な費用として発生している駐車場、光熱水費についても削減に向けて検討を進めてまいります。 今後は地域医療支援病院をめざし、紹介率、逆紹介率の向上を図り、地域の中核病院として、病病・病診連携による機能分担化を進め、地域で完結できる医療体制を構築してまいります。国民健康保険 国民健康保険事業につきましては、本年10月から順次実施される医療制度改革により、事業運営が大きく変化していくものと考えており、これらの改革に沿って的確に運営してまいります。 また、被保険者の健康づくりを推進するため、15歳から39歳までの被保険者を対象に新たに健康診査を実施するとともに、国保ヘルスアップ事業につきましては、引き続き実施するなど保険者としての保健事業を充実してまいります。さらに、保険料収入の確保並びに医療費の適正化につきましても引き続き努めてまいります。 教育と文化の振興学校教育 変化の激しい現代社会を生きる子どもたちには、豊かな人権感覚等、人間として変わらぬ心や感性を持ち、たくましく未来を切り拓くことができる力を育成していくことが求められています。教育委員会をはじめ各学校におきましては、確かな学力と豊かな人間性を育むことをめざして、より有効な学習指導法の改善と、一人ひとりの児童・生徒の健全な成長を支援するよう努めてまいります。そのため家庭や地域社会との積極的な情報の交流を図り、学校・家庭・地域社会が一体となって「開かれた学校」づくりに努めてまいります。 子どもたちの安全対策につきましては、「地域ぐるみで子どもたちを見守り育てる」という認識のもとで、地域と一体となった幼児・児童・生徒の安全確保に努めてまいります。 不登校問題につきましては、不登校対策サポート委員会を核として、実効性のある取り組みを推進してまいります。特に、子どもを支える上で、子どもをめぐる人的環境をより一層広げ、不登校問題を解決するための支援体制の強化を図ってまいります。 さらに、教育支援センター「さわやかルーム」「シャイン」の活動事業の推進や多角的支援体制を強化してまいります。 また、国際化が進展する中にあって、自国の歴史や文化・伝統に誇りを持ち、諸外国の異なる文化や習慣等についての理解を深め、互いに違いを認め合い、共に生きていく力や、自分の意思を表現できる基礎的な能力の育成、及び国際協調の精神を培うなど国際理解教育に努めてまいります。 大木小学校のあり方につきましては、今後も地元の意向を踏まえた上で、特認校について研究を重ねてまいります。 本年度の施設整備につきましては、長南中学校旧屋内運動場の解体工事、第三中学校校舎増改築事業の設計及び旧校舎、旧屋内運動場の解体工事、北中小学校屋内運動場増改築事業の設計・調査業務を実施してまいります。 さらに、昨年度に引き続き、夏休み中も、子どもたちが図書を通じて、より良い感性を身につけられるよう中学校の図書室にクーラーを設置し、読書活動の推進に努めてまいります。青少年 次代を担う青少年の多様なニーズに応じた活動を支援するため、青少年会館ならびに青少年センターを中心に、居場所づくりの推進をはじめ、青少年の自主活動支援等の事業を推進してまいります。 また、地域における青少年健全育成の一層の推進を図るため、関係諸団体との連携を図り、「地域の子どもは地域で育てる」環境づくりに努めてまいります。 稲倉青少年野外活動センターにつきましては、青少年が自然に親しみながら規律ある生活体験を行うことで、社会生活に必要な知識を会得できるよう、キャンプなどの自然体験学習の開催や森林ボランティアの方々の協力を得て里山保全活動に参加し、自然保護の大切さを学習するなど、一層の利用促進に取り組んでまいります。生涯学習・スポーツ・文化 市民一人ひとりが個性・能力を伸ばし、生きがいのある充実した生活を送るために、生涯を通して学習活動が行える「いつでも」「どこでも」「だれでも」学べるまちづくりを推進してまいります。 生涯学習センターをはじめ各公民館においては、特色のある事業実施、ボランティア講師の活用、各施設登録クラブによる世代間交流を踏まえた講座等を実施するとともに、昨年から始めました市民企画講座をさらに充実、拡大を図ってまいります。 昨年、国史跡日根荘遺跡の15地点目として追加指定を受けました大木地内の「長福寺跡」につきましては、公有化を進め、文化財としての価値を将来にわたって保護し、活用を進めてまいります。 また、大木や日根野にある史跡指定地周辺に残る世代を越えて受け継がれてきた水田や集落などの文化的景観の広域的な調査を進めていくとともに「日根荘の文化的景観保存活用検討委員会」を発足し、史跡指定地と周辺の文化的景観について、将来への活用に資するため、地域のみなさまとともに検討を進めてまいります。 図書館につきましては、市民の本棚として、市民の求める資料・情報を提供するために、新鮮な資料を豊富にバランスよく収集し、子どもから大人まで、あらゆる人びとに応じたきめ細かなサービスを提供してまいります。 生涯スポーツの振興につきましては、健康増進の意識や意欲の高揚を図るとともに、地域や各種団体と連携し、市民の健康づくりをはじめ、スポーツを通じたコミュニケーションが図られるよう努めてまいります。 歴史館につきましては、郷土の歴史と文化に対する理解と愛着を深めるため、本年度は、郷土出身の画家の作品及び泉州地域の海についての資料に関する展示・講座を開催するとともに、市史編さん事業を進めてまいります。国際交流 国際交流につきましては、人と人とがふれあい、互いの異なる文化や生活習慣を理解しあえる交流活動、国際性豊かな人づくり、地域づくりを推進してまいります。 本年度も青少年海外派遣研修事業を継続して実施し、外国の言語や文化を学ぶとともに、現地でのホームステイや人々との交流活動を通じ、本市の国際化の一翼を担う人材の育成を図ってまいります。 また、地域レベルでの交流の定着・発展を促進するため、国際交流関係機関や民間の団体との連携を強化し、より多くの市民ボランティアの参加と協力を得ながら、日本語教室の開催や日本文化紹介事業などの交流事業を積極的にすすめ、市民の手づくりによる事業を展開してまいります。 生活の向上と産業の振興環境保全 近年私たちの生活が物質的に豊かになる一方で、廃棄物をめぐる様々な問題が指摘されており、大量生産、大量消費、大量廃棄の従来の社会のあり方やライフスタイルの見直しが求められています。 本市におきましては、これまで市民のご協力を得て、分別収集品目の拡大を図り、リサイクルの推進に努めてまいりました。また、昨年には「ごみ処理基本計画」を策定し、廃棄物処理に関する基本方針を定めました。 廃棄物の減量と適正な処理につきましては、循環型社会の実現が強く求められる中で、新たな取り組みが喫緊の課題となっていることから、減量化及び排出量に応じた負担の公平化を目的とした家庭可燃ごみの有料化を本年4月から実施いたしますとともに、ペットボトルの定点収集並びに減量化効果の維持を図るための集団回収への支援、生ごみ処理機の購入助成等の検討を行ってまいります。 このような様々な減量化施策を講じながら、今後取り組みが必要となる新たな焼却施設の整備計画につきましては、引き続き検討を行ってまいります。 さらに、市内を清潔に保ち、快適な生活環境を保持することを目的として、不法投棄の防止対策に努めるとともにポイ捨て行為の防止のための条例を本年4月から施行し、監視体制の強化や美化施策を推進してまいります。 また、公共施設におけるアスベストの使用状況調査の結果において、含有が確認された個所について、空中への飛散は極めて微少であり安全性の確認をしておりますが、将来のことを配慮し、対策工事を計画的に行ってまいります。消防・防災 火災や震災、津波などの各種災害から市民の生命と財産を守るため、年次的に消防力の強化を図るとともに、引き続き、総合防災訓練を実施し、地域住民、防災関係機関との連携と相互協力のもと迅速な災害応急対策を講じるための防災体制強化を図ります。また、一昨年度から整備している大木地区の土砂災害情報相互通報システム整備事業について、運用を開始するとともに、土砂災害危険個所の所在に関する地図情報として、土砂災害に係る防災マップを作成し、防災意識の向上を図ってまいります。 さらに、大阪府と府内市町村との共同事業により、本年度からの3カ年で防災情報充実強化事業として、防災情報プラットホームを構築し、住民への情報発信力の強化及び情報共有体制の充実をめざしてまいります。 消防車両につきましては、自動車NOx・PM法に基づき計画的な整備に努めてまいります。 消防水利につきましては、不足している地域を重点に消火栓の整備に努め、より一層効果的な消防水利の充実強化を図ってまいります。 火災予防につきましては、防火対象物への立ち入り検査の充実強化をはじめ、本年6月1日から施行となる住宅用火災警報機設置の促進を図るほか、出前講座として開催している防火教室等に工夫を凝らし、住民に広く「防火の心」を普及させるため、積極的な活動を展開してまいります。 また、救急業務の高度化推進のため、泉州地域メディカルコントロール協議会の活動を通じて救急隊員の資質向上を図るとともに、市民への応急手当の普及啓発活動を積極的に展開し、救命率の向上を推進してまいります。農林漁業 農業基盤整備につきましては、大木地区のほ場整備事業推進支援を行うとともに、市内に多数あるため池の中で老朽化した危険性の高いため池の改修を行い、安全性と優良農地の確保に努めてまいります。 また、安全で安心のできる農産物を求める消費者ニーズに応えるとともに、環境保全に配慮した農業に取り組む農業者の支援を行うため、減農薬、減化学肥料で栽培されたエコ農産物の生産を普及・拡大させることを目的に行うエコ農産物推進事業を支援してまいります。 林業振興につきましては、森林所有者及び大阪府森林組合と連携して、森林の適正な保全・整備を図るとともに、炭の生産や間伐材の有効利用を支援してまいります。 漁業振興につきましては、「捕る漁業」から「つくり育てる漁業」を目標に資源管理型漁業を推進するとともに、放流事業及び後継者の育成を支援し、漁業経営の安定化を図ってまいります。商工業・労働・観光 我が国経済は、回復に向かっているとはいえ、所得の減少や失業者は依然として多い状態が続いており、本市の商工業者を取り巻く環境は厳しいものがあります。 このため、商工業者への経営相談につきましては、中小企業診断士を活用しておりますが、相談内容が複雑多岐にわたることから、積極的に相談者のもとに出向いていくことを基本として取り組むとともに、中小企業振興資金利子補給制度も引き続き実施してまいります。 また、老朽化に伴う、泉佐野商工会議所の建て替え事業を支援してまいります。 産業活性化につきましては、大阪府と連携し、産業集積促進条例による奨励を継続実施し、りんくうタウンへの企業誘致を促進してまいります。 雇用・労働対策につきましては、極めて厳しい状況の中、就職困難者層を対象とした地域就労支援事業のほか、大阪府や近隣市町と連携を図り、障害者就業支援事業も引き続き推進してまいります。 さらに、観光振興につきましては、泉佐野市観光協会や泉佐野観光ボランティア協会等と連携し、大井関公園や犬鳴山の景勝地を活かした行事を引き続き実施するとともに、市民団体等が主体的に開催される催事に積極的に関わり、国際空港の玄関都市にふさわしい観光振興を図ってまいります。 このほか、昨年に引き続き関係機関と連携し、地域の魅力・顔づくりプロジェクトを推進することにより、本市の「顔」である南海泉佐野駅周辺の活性化を図ってまいります。 都市基盤・都市環境の整備・充実まちづくり 関西国際空港につきましては、2期事業の平成19年供用開始に向け、着実に上物整備が進められております。 関空が、本市にとって重要な都市資源であり、空港との「共存共栄」を図るという基本理念を踏まえ、今後も引き続き、国際拠点空港としての機能充実や関空の利用促進等に向け取り組んでまいります。 また、空港の玄関都市にふさわしい魅力あるまちづくりを進めるため、良好な都市環境の整備を図るとともに、地域の特性を活かした、安全で快適な生活を営める基盤づくりに努めてまいります。 りんくうタウンにつきましては、企業の施設整備や商業施設の立地等が着実に進んでおり、我が国唯一の高度な航空保安職員の育成機関である航空保安大学校の立地も決定いたしました。 また、りんくうタウンの「顔」ともいうべき、駅南側エリアにつきましては、賑わいづくりの中心的な役割を果たし、りんくうタウンにおける大阪・関西の「玄関口」にふさわしいものとなるよう開発に向けた取り組みが進められております。 今後とも、大阪府とも連携し、産業集積促進条例によるインセンティブを活用しつつ、総合的な企業誘致を進めるとともに、府立大学生命環境科学部大学院の移転の具体化に向けた取り組みなどを通じて、まちの早期熟成に努めてまいります。 泉佐野駅周辺地区につきましては、地元のまちづくり組織や住民のみなさまとともに、中心市街地としてのまちの活性化に向けた研究活動に取り組んでまいります。 日根野駅周辺地区につきましては、土地区画整理事業により、基盤整備されましたが、今後も、本市副都心にふさわしい計画的な市街地の形成を誘導してまいります。住宅 すべての人が生きていく上での三大要素のひとつである安全で快適な住宅の供給と住環境の保全・形成を図ってまいります。 市営住宅につきましては、老朽化が著しく居住水準の低い住宅の建て替えや改善を推進するとともに、高齢者や障害者に配慮したバリアフリー化を図った良質なストックの形成に努めてまいります。 本年度は、鶴原団地住宅1~5棟(第1期)建替事業の実施設計や、下瓦屋団地住宅1・2棟建替事業の本体工事に着手してまいります。上水道 本市の水道は、昨年で通水より50周年を迎えました。 これまでの間、施設の拡充に努め、現在では都市基盤設備として欠くことのできないものとなっています。 しかし一方では、初期に建設した施設の老朽化が進行しているため、計画的に老朽施設を更新しております。昨年に引き続き実施する排水処理施設の更新工事は、排熱を利用する高効率の天然ガスコージェネレーションシステムを採用し、環境に配慮した施設整備を進めてまいります。 また、石綿管等の老朽管につきましては、耐震管等を採用し計画的に布設替えを行い、地震等の災害に強い管路構築をめざしてまいります。 また、水道水の安全性につきましては、水道水質検査計画を策定し、それに基づいた適正な検査と水道ホームページ等で検査結果の公表を行い、安心して飲める水の供給に努めてまいります。 経営面におきましては、一昨年に料金改定を行ったものの、一般家庭の水需要量の低迷に加え、大口需要家の井戸水による専用水道の進出等、料金収入面において厳しい状況にありますが、下水道事業との事務の統合や収納業務においても民間への一部委託を行うことにより、経費の縮減に努めるとともに、昨年以上に収納の強化を図ってまいります。下水道 大雨や高潮による浸水をなくし、災害に強いまちづくりを進めるとともに、快適で衛生的な生活環境の改善、ならびに公共用水域である海域や河川の水質を保全する下水道の整備に取り組んでいるところであります。 雨水整備につきましては、平成19年度一部供用をめざして、引き続き北ポンプ場の建設を行ってまいります。 汚水整備につきましては、面整備を着実に進めてまいります。 既設水路等には改修や浚渫を行い、維持管理に努めてまいります。 下水道事業特別会計につきましては、経営健全化計画に基づき、経営の健全化を図ってまいります。道路・交通・公園 本市では、既に空港関連事業を中心とした広域幹線のネットワークが形成されておりますが、市域内の幹線道路や生活道路について、今後、整備進捗を図る必要があります。 このため本年度につきましては、幹線道路といたしまして、引き続き、佐野中央1号線の整備や泉佐野土丸線の確定測量等に努めるほか、生活道路については、計画的な改良等による安全性確保や適切な維持管理など、市民の利便性の向上に努めてまいります。 また、南海本線連続立体交差事業につきましては、昨年11月に全区間での高架切り替えが完成しておりますが、今後は、高架駅舎の完成に合わせ、駅前広場を含む周辺を「まち」の顔にふさわしいバリアフリー化などの整備に努めてまいります。 続いて、公園整備につきましては、引き続き、末広公園(山側)の用地買収を行い、防災公園として整備を進めてまいります。 また、緑環境の保全と公園施設の管理に努めるとともに、りんくう都市計画緑地の整備促進を図り、市民の憩いとやすらぎのある快適なまちづくりに努めてまいります。 なお、道路をはじめとする公共施設の維持管理につきましては、小規模な補修を直営で施工するなど、効率的な維持管理に努めてまいります。情報化 情報化施策につきましては、社会情勢の変化や市民のニーズを踏まえ、市民情報系の電算システムについて、より安全で効率的なシステムへ移行するとともに、情報セキュリティ対策の一層の強化に取り組んでまいります。また、携帯電話等の電子メール機能を利用した子どもの安心メール等の発信に取り組んでまいります。広報・公聴 「市民が主役の政治」「市民参加のまちづくり」という市民・行政の協働を図るうえで、行政情報の提供と市民の行政ニーズの的確な把握が重要であります。 このことから、市民と情報を充分に共有するため、「
市報いずみさの」やホームページ、ケーブルテレビを通じ、情報を適時・的確に発信してまいります。 また、市政モニター制度、市民提案箱、インターネットメールなど広く市民から寄せられた提言をまちづくりに活かし、より良い市政の実現をめざしてまいります。 以上、平成18年度の施政運営に対する基本的な考え方について、説明させていただきました。 国の三位一体の動向など、本市を取り巻く状況は、まだまだ予断を許さない状況でありますが、本市にとって、平成18年度は、財政健全化計画の最終年度にあたり、累積赤字の解消という大きな節目の年であり、一日も早くこの厳しい状況を乗り越え、新たなステージ「未来(あした)のいずみさの」の創造に向け、市民のみなさまとの協働による自立した行政運営を構築し、行政評価を活用したサービスの量から質への転換を積極的に図ってまいります。 私の基本姿勢である「市民が主役の政治」「公平かつ公正な政治」「弱者や子どもたちにやさしい政治」の実現に向け取り組むとともに「公開と改革」を積極的に進めてまいります。今後もより一層、知恵と情熱を発揮し、身を引き締め全力で取り組んでまいる所存でございます。 議員各位並びに市民のみなさまの深いご理解とご協力をお願いし、よろしくご審議のうえ、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。ご清聴ありがとうございました。
○議長(北谷育代君) これより市長の「施政に関する基本方針」に対する質問を承ります。 通告順に発言を許します。 まず、 1.都市環境の整備・充実について 2.職員の昇格、採用、配置替えについて 以上、無所属クラブ代表・戸野 茂君。 (戸野 茂君 登壇)
◆(戸野茂君) ただ今議長より紹介のありました2点について、無所属クラブを代表いたしまして質問を行います。 まず第1点の都市環境の整備・充実について質問を行います。 関西新空港開港に伴うまちづくりとして、本市は他市より多くの財政をまちづくりに使ってまいりました。その結果、南海泉佐野駅高架事業、泉佐野駅東・西再開発事業、日根野土地区画整理事業、りんくうタウンのまちづくり、空港連絡道路や上町末広線をはじめとする道路整備事業が完成してまいりました。 しかし、負の遺産として、泉佐野コスモポリス計画が頓挫いたしました。関空が開港して11年の月日が経過いたしましたが、手つかずの状態が続き、その跡地の野山が荒れたままになり、不法投棄も後を絶ちません。 そんな中、今年早々、泉佐野コスモポリス跡地が府から里山公園的な整備を行うという発表がありました。しかし、数日後、白紙に戻った記事がありました。一体どうなっているのか、地元議員として真相をぜひ知りたいと思いました。 そこでお尋ねをいたしますが、現在、泉佐野コスモポリス跡地の具体的青写真はできているのか。また、開発計画に健康増進施設があるのか、お尋ねをいたします。 次に、道路行政についてお尋ねをいたします。関空開港に合わせ、幹線道路が整備され、大阪市内へのアクセスは大幅に改善されました。そして、りんくうタウンの熟度の高まり、住宅開発の進展など社会情勢の変化がありますが、一口で言えば、関空開港の後遺症で、市内各地の主要な交差点で、特に朝夕の通勤時に渋滞が多く発生しています。 根本対策としては、道路を建設するのが一番ですが、市の現在の財政状況では、とても困難と考えるところであります。 そこで提案したいのは、交差点の渋滞解消対策として右折帯の設置であります。新設道路を建設するより、経済的かつ即効性があると思いますが、どうでしょうか。 最後に、職員の昇格、採用、配置替えについてお尋ねをいたします。 給与構造の改革により、わたり制度の廃止や職員数の削減が進む中で、職員の採用、昇格、配置替えについて考え方を切り替えるべきではないか、提案をいたします。 具体として、まず職員の昇格、配置替えに関しては、勤務職場職員の意見を十分聞いて行うべきでないかと考えます。 昇格にあたっては、出先機関にいる人が不利になったり、理事者側近ラインにいる人は優遇される傾向にありますが、職員の人望のある人を昇格させるべきではないか。 また、配置替えにあたっては、その人の能力や資質に応じた職場に配置すべきで、そのためには自己申告制度を導入してはどうか。 次に、職員の採用にあたっては、知識偏重、成績主義になっていると思うが、市の職員として適切か否かを採用基準とすべきではないか。例えば、中途採用者を増やすよう採用年齢を引き上げてはどうか。また、現在、市に勤めているパートや非常勤に門戸を開く採用を実施してはどうか。 さらに職員の能力を最大限活用するためにも、職種変更について考慮すべきではないか。例えば、技術職や技能職、現業職から事務職へ、あるいは事務職から専門職、現業職、技術職への職種変更を検討すべきではないか。 以上、提案いたしますが、理事者の考えはどうなのか、お答えをいただきます。以上、2点について簡潔明瞭なお答えをよろしくお願いを申し上げます。 (
まちづくり調整担当理事 中川和明君 登壇)
◎
まちづくり調整担当理事(中川和明君) それでは無所属クラブ代表・戸野 茂議員のご質問のうち、1.都市環境の整備・充実について、(1)泉佐野コスモポリスの開発の具体的青写真はできているのか、(2)泉佐野コスモポリスの開発計画には健康増進施設はあるのか、につきまして、私のほうからお答え申し上げます。 先般、泉佐野コスモポリス跡地の土地利用について、府から計画案が示されました。その概要につきましては、現在、大阪府土地公社が保有する76.5ヘクタールについて、平成18年度、19年度の2カ年にわたって府が買い戻し、東アジアの玄関口にふさわしい景観を保全しつつ、人と自然との共生をテーマに現況を生かした里山公園的な整備を行うというものでございます。 整備のイメージといたしましては、全体を三つのゾーンに分け、それぞれの現況を生かして、植物生態の観察・学習や植物の育成・収穫体験、緑との触れ合いなどができるよう、平成30年度を目途に整備するというものであります。 府におかれましては、この計画案に基づき、平成18年度当初予算に用地取得費と基本計画等策定費の計上を予定されておられたようですが、府議会をはじめ関係方面への説明の過程で、さらなる調査、検討が必要であると判断し、当初予算への計上を見送ることとされたと聞いております。 今後、さらなる調査及び整備内容、整備費や整備の進め方についての精査が行われ、これらの結果、及び土地利用の基本的考え方について、9月府議会までに報告されると聞いております。 (都市整備部長 塩谷善一郎君 登壇)
◎都市整備部長(塩谷善一郎君) それでは無所属クラブ代表・戸野 茂議員さんからの1.都市環境の整備・充実について、(3)右折帯の設置で交通渋滞を解消せよ、についてご答弁させていただきます。 議員ご提案のとおり、右折レーンの設置など、交差点を改善することは、その緩和策といたしまして極めて有効な手段でございます。本市といたしましては、これまで新しい道路建設にあたりましては、右折帯の設置を実施してきたところでございます。 既存の市道での右折帯の設置でございますが、道路の設置基準によりますと右折帯の幅が最小でも2.5メートル必要とされており、新たに既設道路の外に用地を求めなくてはなりません。そして多くの場合は建物補償等が必要になってまいります。現在の市の財政状況では、早急には一応困難と考えております。 市内各所における交通渋滞の実態を見てみますと、国道26号線の主要交差点付近、そして府道大阪和泉泉南線、通称13号線でございますが、での渋滞が、朝夕通勤時に特に著しい状況となっており、大阪府に以前から要望しているところでございますが、改めて右折帯の混雑緩和の対策を引き続き要望していきたいと思います。 (総務部長 根来孝次君 登壇)
◎総務部長(根来孝次君) それでは無所属クラブ代表・戸野 茂議員のご質問のうち、2.職員の昇格、採用、配置替えについて、(1)今までのやり方から新しい発想を、(2)市職員のやる気を引き出す昇格、配置替えを、について私のほうからご答弁申し上げます。 まず、職員の採用でございますが、職員の採用にあたりましては、一定標準的な採用年齢を設定しており、一般的な事務職では、初級、中級、上級の3段階で設定しています。 初級については、採用年度における高校の新卒者から中級対象年齢未満まで、年齢で申し上げますと18歳及び19歳。中級は、短大の新卒年齢から上級職対象年齢未満までで、年齢では20歳及び21歳。上級職は、大学新卒年齢以上で、卒後3年程度、年齢では22歳から24歳未満までを対象としています。 このように一般的な事務職につきましては、新卒者年齢を基準に最高24歳を上限として採用してまいりましたが、これは定期的な採用であること、特別に経験や資格を必要としない条件での採用であること、新規採用の年齢が高いほど、同年齢の現職員と大きな給料差が生じることなどの理由により、従来から標準的な年齢条件での採用を行ってまいりました。 なお、技術職、現業職等の事務職以外の職種につきましては、職員の年齢構成や実務経験の必要性、職種対象者が少ない場合など、その時々の必要性等により、年齢幅を広げて募集を行っています。 また、職員の採用にあたりましては、地方公務員法に定める平等公開の原則に基づき、市報やホームページ等を活用して、広く一般から公募し、1次試験では、各級に応じた教養や専門試験を、2次試験では、作文や面接を実施するなど、競争試験の方法により採用を行っています。 当然のことながら、職務遂行上、必要とされる一定の学力や能力を有することはもちろんでございますが、その人の資質や性格等についても重要な要素であると考えています。そのためには、2次試験の方法等を工夫するなど、学力以外の部分についても一定の評価ができる採用方法を検討する必要があると考えています。 以上のように、本市におきましては、他の自治体と同様、長期継続勤務を前提として、新規学卒者を中心に定期的に採用試験を実施してまいりましたが、ここ数年間は財政状況の悪化に伴い、職員の採用を抑制してまいりました。 その結果、職員の年齢構成にひずみが生じる一方、地方分権の進展や複雑高度化する行政ニーズに対応するため、職員には、これまで以上に高い専門的知識や能力等が求められています。 このような課題を解決するため、専門的な知識や社会人としての経験を有する民間企業の人材を確保し、組織、人事面での活性化を図るとともに、職員の年齢構成のひずみを是正することを目的として、今後は採用年齢の拡大を含めた多様な人材確保の方策についても検討していく必要があると考えています。 なお、本市において勤務しているパート職員や非常勤職員だけに限定した職員採用については、地方公務員法の趣旨に反するため実施できないこととなりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 次に、職員の昇任・昇格についてでございますが、係長級への昇任につきましては、現在、係長昇任選考により判定し昇任の決定を行っています。また、課長代理級以上の管理職については、市長をはじめ人事担当関係者により昇任の判断を行っています。 昇任の決定に際しましては、主要ポストや昇任者数等を勘案し、当該職員のこれまでの勤務実績や能力、勤務態度等を総合的に判断するよう努めてまいりました。 しかしながら昇任候補者は増加する一方で、職員の年齢構成のひずみや組織の簡素化等により、昇任・昇格ポストそのものが減少してきているため、昇任する年齢が高くなり、職員の士気の低下を招く要因ともなりつつあります。このため、今後は従来の年功序列型の人事管理手法ではなく、職員の能力や実績を重視した新たな人事管理手法を検討する必要があると考えています。 なお、議員ご指摘のように、本庁以外の職場のため昇任が遅くなるといったような職場によっての有利不利ということはございませんが、今後とも職員としての資質や能力を総合的に判断し、公平な昇任となるよう努めてまいりたいと存じます。 次に、職員の配置替えについてでございますが、職員の異動に際しましては、所属長に対するヒヤリングを実施するとともに、当該職員の在職年数や適性、能力、勤務状況等を勘案し配置替えを行っています。 現在、本市では、職員本人から直接異動に関する希望を調査するといったような制度は採用しておりませんが、議員ご指摘のとおり、一部の自治体では、人事異動に際して、職員自身で作成する自己評価書の中で、どのような仕事をしたいか、あるいは具体的な異動希望先を記載する欄を設けるなど、アンケート的に職員の希望を聞く自己申告制度を採用しているケースがあると聞いています。 本市といたしましては、今後も、その職員の能力や適性、また職場での評価等も勘案しながら職員の配置替えを行い、人材の有効活用に努めてまいりたいと存じますが、職員研修を通じた職員の人材育成、能力開発といった面からも、職員の適性や能力を的確に把握する必要があると考えており、そのためには、どのような手法がよいのか、今後、研究をしてまいりたいと考えております。 最後に職種変更についてでございますが、職員の採用時には、基本的に職種ごとに採用試験を実施し、その都度、職員を採用してまいりました。しかしながら、現在、事務事業の見直し等と併せて職員数の削減を進めており、ほとんどすべての職種において人員が減少してきている状況です。 このような状況の中で、今後、職種によっては、その必要数が変動し、ある職種では職員数で余剰が生じ、ある職種では職員数が不足するといったような状況が出てくることが予想されます。そのような場合に職員数を増大させず、人員を確保する方法として、職種変更の実施も一つの方法であると考えており、今後、職種変更も視野に入れながら、その方法や実施時期等について検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(北谷育代君) 戸野 茂君の質問途中でありますが、ただ今より午後1時まで休憩いたします。
△休憩(午前11時57分)
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△再開(午後1時02分)
○副議長(中村哲夫君) それでは休憩前に引き続き会議を開きます。 戸野 茂君の質問を承ります。
◆(戸野茂君) まず、泉佐野コスモポリスについて再質問を行います。 いわゆる里山公園的な土地利用を行うということで、私の提案している健康増進施設的なものは、ちょっとお答えになかったわけでございますが、これからということもあります。そして、やっぱり地元の意見を聞いてもらうということもあるんですが、その点についてはどうでしょうか。
◎
まちづくり調整担当理事(中川和明君) 泉佐野コスモポリス跡地の土地利用につきましては、本市といたしましても、市民の皆さま方に集っていただけるような公園として整備されるよう期待しているところでありまして、今後、府において整備内容、整備費、整備の進め方等について検討、精査される中で地元の要望を府に伝えてまいりたいと存じております。
◆(戸野茂君) その伝え方なんですけど、地元の要望の伝え方。府は府として、やっぱり自分ところの事業としてするわけなんですけど、やっぱり何たって泉佐野コスモポリスというのは泉佐野が先駆けて、まあ結果的にああいうことになって、財政力の大きい府が多くを買い取って、市はそれなりにということなんやけどね。やっぱり一番利用するのが泉佐野市民、やっぱり直近の市民が一番多いというのが目に見えていると、こう思うんですよ。だから、その伝え方がどうも今まで一度として議会に対して、じゃ泉佐野のコスモポリス跡をどうするねんという問いかけも、いまだかつてないんですが、そういうところで意見を聞いてくれるのかどうか、これがやっぱり事業の成功に結びつくのかどうか、これがかかっていると思うんですけど、その点はどうですか。
◎
まちづくり調整担当理事(中川和明君) 先ほど答弁で申し上げましたけれども、今後、府で行われる検討、精査の詳細について、現時点で明らかになっておりませんけれども、府からは幅広く意見、意向を聞く機会を設ける旨聞いておりまして、地元要望のくみ取り方法の検討もあわせまして、府に申し入れてまいりたいと存じております。
◆(戸野茂君) だから中川さんは、そういう職務を帯びているけれど、やっぱり市民の代表としての議会に対してはどうなのか、例えば意見集約、ある程度アンケートも取るとも言うとったけども、その辺でどう伝えてもらうのかというのは、若干の不安的要素があるんですよ。だから、やっぱり当該としては、出来るだけ最大公約数的な、市民が何を望んでいるのかを公約をして、伝えてもらうというのが一番ですわ。府は府の考え方、これあると思うし、多分これは大阪府だけではなくて、国の補助事業にもなっていると思うんで、その点は十分意見を言える機会があると思うんですよ。その点についてはどうですか。
◎
まちづくり調整担当理事(中川和明君) 具体的な地元要望の吸い上げ方と申しましょうか、集約の仕方、今確定的に申し上げることができないんですけれども、府のほうの考え方も聞ききつつ、議会のほうにもご相談申し上げたいと思っております。
◆(戸野茂君) だから、一応私たちを安心さすためにも、スケジュール的にどうなのか、これでは9月議会に向けて出すということで、まさに今が一生懸命策定している最中と思うんですよ。だから、今が最大のチャンスと思うんですよ、こちらの声を吸い上げてもらうにはね。だから一遍これも、こちらも選挙もあるんですが、やっぱり6月議会という機会もあるし、その辺で一遍聞くような場を設けたらどうかと、こう思うんですが、その点はどうですか。
◎
まちづくり調整担当理事(中川和明君) 現在、府から聞いておりますのは、18年度4月に入る早々、検討の方法について明らかにしたいと聞いております。今、議員からご指摘のありました6月議会のタイミングがいいのか、それよりも早い時期がいいのか、これはもう少し府の方のスケジュールが明らかになった時点で、またご相談させていただきたいと思います。
◆(戸野茂君) ぜひともこれはお願いをしておきたいと、こう思っております。これが10年という長期にわたりますけれど、完成されれば、やっぱり関空に見合ったまちづくりとして、ほとんどが、土丸栄線、笠松末広線、これはまだなんですけれども、それを除いてほとんど完成するということになりますから、ぜひとも力点を入れていただきたいということをお願いをしておきたいと思います。 続いて、右折帯の設置です。こういうこともちょっと苦しいというほど苦しい市の予算。情けない限りでございますが、具体的には、こういうやり方しか仕方がないのかなと、こう思うんですよ。だから、やっぱりこういう事業については徹底的な調査をして、どれからやっていくんだということが、これ課題になってくると思うんですが、そのやり方について、塩谷部長のほうで意見があったら言うてほしいなと。
◎都市整備部長(塩谷善一郎君) 確かに右折帯を一本設けることによって、議員さんおっしゃるとおり、劇的に交通緩和が解消されるところは各所にございます。とりわけ今、府下で一応目立っておりますのが、外環状線と和泉泉南線の山出交差点、一番目立っておるところかなと思うんですけれども、これにつきましては、事業主体の大阪府に尋ねましたところ、平成14年度より調査に入っているらしゅうございます。平成15年度に事業採択されまして、土地の境界が一応終わっております。それで物件調査が平成15年度より着手されたわけなんですけれども、ちょっと時間がかかりまして、今年度終了する予定だという形に聞いております。来年度から本格的な用地交渉に入るということを聞いております。 今後の見通しにつきましては、物件調査にかなり日程がかかっておりますので、用地交渉等に困難が予想されるところでございますけれども、大阪府に対して引き続き要望していきたいというように考えております。 市道と国道26号線との交差部分につきましても、市内各所に懸念されるところがございますけれども、実際、具体的な今の取り組みとしては、信号の時間を1秒ないし2秒長くしてもらうという形で、4、5カ所今取り組まれております。これによって、2、3台ぐらいの一応車の消化が図れるということで、4、5カ所ぐらい取り組まれておるんですけれども、これについても一応様子を見守っていきたいというように考えております。 実際、具体的に市道をどうするんかということになりましたら、交差点付近につきましては、かなり土地利用も進んでおりますので、物件補償というのが直接かかわってくるんでございますけれども、非常に今の財政状況では厳しい中でありますけれども、一応原課として課題を整理する中で、長期にわたって1カ所、1カ所という形で一応考えていきたいというように考えております。