八尾市議会 2022-07-05
令和 4年 6月定例会本会議−07月05日-04号
令和 4年 6月定例会本会議−07月05日-04号令和 4年 6月定例会本会議
┌────────────────────────┐
│ 7月5日
八尾市議会定例会(第4日)会議録 │
└────────────────────────┘
〇議事日程第4号
令和4年7月5日(火)午前10時開議
┌───┬───────┬──────────────────────────────┐
│日 程│事 件 番
号│ 件 名 │
├───┼───────┼──────────────────────────────┤
│第 1
│ │会議録署名議員指名の件 │
├───┼───────┼──────────────────────────────┤
│第
2│ │議会の委任による
専決処分について(報告) │
├───┼───────┼──────────────────────────────┤
│第 3│議案第49号 │町の区域の変更の件 │
│ ├───────┼──────────────────────────────┤
│ │議案第50
号 │八尾市職員の退職手当に関する条例の一部改正の件 │
│ ├───────┼──────────────────────────────┤
│ │議案第51
号 │八尾市
市税条例等の一部改正の件 │
│ ├───────┼──────────────────────────────┤
│ │議案第5
2号 │八尾市
後期高齢者医療に関する条例の一部改正の件 │
│ ├───────┼──────────────────────────────┤
│ │議案第53
号 │令和4年度八尾市
一般会計第7
号補正予算の件 │
│ ├───────┼──────────────────────────────┤
│ │議案第54号 │旧
桂小学校校舎解体工事の
工事請負契約締結の件 │
│ ├───────┼──────────────────────────────┤
│ │議案第55
号 │市営安中住宅8号館耐震補強及び
外壁等改修工事の
工事請負契約締│
│ │ │結の件 │
│ ├───────┼──────────────────────────────┤
│ │議案第56
号 │令和4年度八尾市
一般会計第6
号補正予算専決処分承認の
件 │
│ ├───────┼──────────────────────────────┤
│ │議案第57
号 │令和4年度八尾市
一般会計第8
号補正予算の件 │
│ ├───────┼──────────────────────────────┤
│ │ │健康福祉環境常任委員長報告 │
│ ├───────┼──────────────────────────────┤
│ │ │総務常任委員長報告 │
│ ├───────┼──────────────────────────────┤
│ │ │予算決算常任委員長報告 │
├───┼───────┼──────────────────────────────┤
│第 4│請願第1
2号 │市民の生命と暮らしを守るため国保料の引き下げを求める請願の件│
│ ├───────┼──────────────────────────────┤
│ │ │健康福祉環境常任委員長報告 │
├───┼───────┼──────────────────────────────┤
│第 5│議案第58
号 │八尾市
有功者推挙の件 │
├───┼───────┼──────────────────────────────┤
│第 6│諮問第1
号 │人権擁護委員候補者を推薦するについて意見を求める件 │
├───┼───────┼──────────────────────────────┤
│第 7
│ │閉会中の継続調査の申出の件 │
└───┴───────┴──────────────────────────────┘
──────────────────────────────────────────────
〇本日の会議に付した事件
1.日程第1から日程第7まで。
──────────────────────────────────────────────
〇
出席者氏名
出席議員(
28人)
1 番 議 員 稲 森 洋 樹
2 番 議 員 鑄 方 淳 治
3 番 議 員 松 本 剛
4 番 議 員 山 中 宏
5 番 議 員 松 田 憲 幸
6 番 議 員 南 方 武
7 番 議 員 前 園 正 昭
8 番 議 員 五 百 井 真 二
9 番 議 員 土 井 田 隆 行
10 番 議 員 重 松 恵 美 子
11 番 議 員 西 田 尚 美
1
2 番 議 員 畑 中 一 成
13 番 議 員 大 野 義 信
14 番 議 員 吉 村 拓 哉
15 番 議 員 西 川 あ り
16 番 議 員 大 星 な る み
17 番 議 員 竹 田 孝 吏
18 番 議 員 坂 本 尚 之
19 番 議 員 桝 井 政 佐 美
20 番 議 員 田 中 慎 二
21 番 議 員 阪 本 忠 明
22 番 議 員 奥 田 信 宏
23 番 議 員 田 中 裕 子
24 番 議 員 谷 沢 千 賀 子
25 番 議 員 越 智 妙 子
26 番 議 員 杉 本 春 夫
27 番 議 員 露 原 行 隆
28 番 議 員 田 中 久 夫
職務のため出席した
市議会事務局職員(3人)
事務局長 大 谷 め ぐ み
議事政策課長 藤 本 隆 行
議事政策課長補佐 村 井 浩 之
説明のため出席した者(
24人)
市長 大 松 桂 右
副市長 植 島 康 文
副市長 村 上 慶 太 郎
病院事業管理者 植 野 茂 明
水道事業管理者 赤 鹿 義 訓
危機管理監 田 口 琢 也
政策企画部長 山 原 孝 英
総務部長 築 山 裕 一
財政部長 浅 川 昌 孝
人権ふれあい部長 浅 原 利 信
健康福祉部長 當 座 宏 章
保健所長 高 山 佳 洋
こども若者部長 吉 川 貴 代
魅力創造部長 新 堂 剛
環境部長 鶴 田 洋 介
都市整備部長 金 子 秀 行
建築部長 田 中 孝 房
消防長 森 本 勝 久
市立病院事務局長 山 原 義 則
水道局長 村 田 法 洋
下水道部次長 西 村 義 文
(
教育委員会)
教育長 浦 上 弘 明
副教育長 原 田 奈 緒 美
教育監 小 山 健 治
────────────────────────────────────────────
令和4年7月5日(火曜日)午前10時開議
○議長(
奥田信宏)
出席議員が定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
─────────────────────
○議長(
奥田信宏)
この際、
市議会事務局長から
事務報告をさせます。
事務局長。
◎
市議会事務局長(
大谷めぐみ)
今期定例会に提出されております請願の署名数につきまして、御報告申し上げます。
請願第1
2号「市民の生命と暮らしを守るため国保料の引き下げを求める請願の件」の署名数につきましては、請願受理後、6
21名の追加があり、
署名総数は16
27名となりました。
以上でございます。
─────────────────────
△
会議録署名議員指名の件
○議長(
奥田信宏)
それでは、まず、日程第1、「
会議録署名議員の指名」を行います。
本日の
会議録署名議員に、
23番
田中裕子議員、
24番
谷沢議員の両議員を指名いたします。
─────────────────────
△議会の委任による
専決処分について(報告)
○議長(
奥田信宏)
次に、日程第
2、地方自治法第180条第
2項の規定により、「議会の委任による
専決処分の報告」がありますので、お手元配付のとおり御報告申し上げます。
─────────────────────
△議案第49号「町の区域の変更の件」外8件一括
○議長(
奥田信宏)
次に、日程第3、議案第49号「町の区域の変更の件」外8件を一括議題といたします。
各議案は、去る6月15日及び17日の本会議において各
常任委員会に審査を付託しておりましたので、その結果について、順次、報告を願うことにいたします。
△
健康福祉環境常任委員長報告
○議長(
奥田信宏)
まず、
健康福祉環境常任委員長の報告を願います。
谷沢議員。
◆
健康福祉環境常任委員長(
谷沢千賀子) 〔登壇〕
ただいまから、
健康福祉環境常任委員会における
付託案件審査の結果について、御報告申し上げます。
去る6月15日の本会議におきまして、当委員会に審査を付託されました議案第5
2号「八尾市
後期高齢者医療に関する条例の一部改正の件」につきましては、6月
23日に委員会を開会し、執行部から詳細な
提案理由の説明を受け、慎重に審査いたしました結果、
原案可決を適当と認めたものであります。
なお、採決に当たり、反対の立場から討論があり、起立採決の結果、
原案可決を適当と認めましたことを申し添えておきます。
以上で、
健康福祉環境常任委員長報告を終わります。
△
総務常任委員長報告
○議長(
奥田信宏)
次に、
総務常任委員長の報告を願います。
土井田議員。
◆
総務常任委員長(
土井田隆行) 〔登壇〕
ただいまから、
総務常任委員会における
付託案件審査の結果について、御報告申し上げます。
去る6月15日の本会議におきまして、当委員会に審査を付託されました議案第49号「町の区域の変更の件」をはじめ、議案第50号、第51号、第54号及び第55号の5案件につきましては、6月
24日に委員会を開会し、執行部から詳細な
提案理由の説明を受け、慎重に審査いたしました結果、いずれも
原案可決を適当と認めたものであります。
以上で、
総務常任委員長報告を終わります。
△
予算決算常任委員長報告
○議長(
奥田信宏)
次に、
予算決算常任委員長の報告を願います。
吉村議員。
◆
予算決算常任委員長(吉村拓哉) 〔登壇〕
ただいまから、
予算決算常任委員会における
付託案件審査の結果について、御報告申し上げます。
去る6月15日及び17日の本会議におきまして、当委員会に審査を付託されました議案第53号「令和4年度八尾市
一般会計第7
号補正予算の件」をはじめ、第56号及び第57号の3件につきましては、各分科会での審査を経て、いずれも
原案承認または可決を適当と認めたものであります。
以上で、
予算決算常任委員長報告を終わります。
○議長(
奥田信宏)
以上で、各
常任委員長の報告は終わりました。
それでは、これより一括して
委員長報告に対する質疑に入りますが、通告がありませんでした。
よって、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
これより議題となっております9件のうち、議案第49号、第50号及び第53号から第56号までの6件について、一括して討論に入りますが、通告がありませんでした。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
これより6件一括して採決いたします。
本6件、いずれも
委員長報告どおり、
原案承認または可決することに、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥田信宏)
御異議なしと認めます。
よって、ただいま議題となっております9件のうち、議案第49号、第50号及び第53号から第56号までの6件については、いずれも
原案どおり、承認または可決されました。
─────────────────────
○議長(
奥田信宏)
次に、議案第57号について討論に入ります。
通告により、
谷沢議員、討論願います。
◆
24番議員(
谷沢千賀子) 〔登壇〕(拍手)
議案第57号「令和4年度八尾市
一般会計第8
号補正予算の件」について、
日本共産党を代表して、賛成の立場から討論を行います。
本予算は、どれも国の
地方創生臨時交付金を活用した
コロナ対策事業であり、
コロナ禍から市民の命や暮らしを守る上で必要な予算だと認識しています。
特に、市民1人当たり5000円の
特別定額給付金については、市長自身、新聞報道で市民隅々にお金を行き渡らせたい。本当は消費税を下げていただくのがベストだと思っていると述べられ、委員会でも理事者が、原油価格とか
物価高騰の影響を受けるのは、全ての市民であるという市長の思いの中で、事業の検討を進めてきたと答弁されています。
コロナ禍に続く
ウクライナ侵略、そして、
物価高騰の中、世界では既に9
2の国や地域が
消費税減税に踏み切り、大きな効果を上げています。日本だけできない理由はありません。
委員会では、消費税を引き下げたら、
子育て政策、幼保の無償化、
高等教育の無償化、給付型の無償化、そして、
年金給付、この財源はどうするのかなどという質問が出ましたが、そもそも消費税が導入されて以来、33年間に国民が支払った消費税は476兆円、一方、大企業と富裕層への減税額は所得税・住民税を合わせて613兆円、つまり消費税のほとんどが大企業への減税の穴埋めに使われ、逆に教育や
社会保障予算は削減され続けてきました。消費税が社会保障の財源という論拠、そのものが既に破綻しています。今こそ
消費税減税を国に求めるべきです。
また、
教育関係予算では、
オンライン授業等へのニーズに対応するため、4校に1人の
ICT支援員配置に係る
補正予算4
200万円弱が計上されています。教職員の
負担軽減の立場から見て、反対するものではありませんが、これについても緊急対応が必要なのは教職員の増員です。特に、大阪では全域的に授業に穴が空く事態まで起きています。教育の根本に関わる非常事態であり、タブレットの普及や
オンライン授業の振興によって補えるものでありません。今こそ国や府に対し、教職員を抜本的に増やすよう求めるべきです。その効果については、今年度、八尾市独自で講師を配置し、実施した
ダブルカウント制度の実績を見れば明らかではないでしょうか。
そのことを申し添え、議案第57号に対する
日本共産党の賛成討論とします。
御清聴ありがとうございました。(拍手)
○議長(
奥田信宏)
通告に基づく討論は終わりました。
それでは、討論を終結して、これより議案第57号について採決いたします。
本件、
委員長報告どおり、
原案可決することに、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥田信宏)
御異議なしと認めます。
よって、議案第57号については、
原案どおり可決されました。
─────────────────────
○議長(
奥田信宏)
次に、議案第51号について討論に入ります。
通告により、
越智議員、討論願います。
◆
25番議員(越智妙子) 〔登壇〕(拍手)
議案第51号「八尾市
市税条例等の一部改正の件」について
日本共産党を代表し、反対の立場から討論を行います。
当議案の中の
住民税関係について述べたいと思います。
住宅購入の際、銀行等から借金をした場合、所得税における
特別額控除を、この間、住民税においても行われ控除されてきました。これで多くの方が助けられてきました。
ところが、今年5月、国は
地方税法等の一部改正において、この住民税の控除のうち、課税総
所得金額等の5%、最高9万7500円まで控除するという部分は延長するが、住宅に係る
消費税等の
課税所得金額等の7%、最高13万6500円という控除については延長せず、終了するとしました。
その理由については、消費税が8%に上がるときも、10%に上がるときも、その影響があるからと特例措置を取ったが、その時期はもう終わったとしたのです。
よって、今回の当議案である
条例改正においても、委員会では消費税の増加に伴う影響は一定終了した形になる。だから、今回はその特例は延長されなかったとの答弁があり、この条例案が通れば、消費税に関わる部分の住民税の控除がされなくなってしまいます。
しかし、今、本当に消費税の影響はなくなったと言える状況でしょうか。
物価高騰で苦しむ市民を前にして、国が言うように、消費税の増加に伴う影響は一定終了したなどと、本当に言えるのでしょうか。このような
法改正そのものに、
日本共産党は反対であります。
よって、今回の
条例改正についても到底賛成できません。
付け加えて、今、国や地方自治体に求められていることは、消費税による市民生活の苦しみを取り除くことであり、消費税の減税であるということを申し上げ、当議案に対する
日本共産党を代表しての
反対討論を終わります。
御清聴ありがとうございました。(拍手)
○議長(
奥田信宏)
通告に基づく討論は終わりました。
それでは、討論を終結して、これより議案第51号について採決いたします。
本件は、起立により採決いたします。
本件、
委員長報告どおり、
原案可決することに賛成の方は、起立願います。
〔
賛成者起立〕
○議長(
奥田信宏)
起立多数であります。
よって、議案第51号については、
原案どおり可決されました。
─────────────────────
○議長(
奥田信宏)
次に、議案第5
2号について討論に入ります。
通告により、
大野議員、討論願います。
◆13番議員(大野義信) 〔登壇〕(拍手)
議案第5
2号「八尾市
後期高齢者医療に関する条例の一部改正の件」について、
日本共産党を代表し、反対の立場から討論を行います。
この議案に反対するのは、
広域連合条例の規定に移動が生じたことに伴い、条例の一部を改正する必要ということですが、元の
広域連合条例附則第3条、4条では、9割と8.5割の均等割の
特例軽減の条文がありましたが、これがなくなったのです。低所得者に対する9割、8.5割の
軽減措置の特例をなくしたことで、条例の規定に移動が生じたものです。9割軽減は、
2019年には8割に、
20
20年には7割に、8.5割軽減は1年おいて
20
20年には7.5割に、
20
21年には7割になりました。八尾市の
2018年度6月時点での
後期高齢者医療保険の被
保険者数は3万5776人、9割、8.5割の
特例軽減を受けている人は1万5983人、45%の人に影響が及びました。9割軽減の人の
年金収入は80万円以下、8.5割軽減の人の
年金収入は153万円以下です。
2019年の
総務省家計調査によれば、世帯主が
後期高齢者75歳から79歳で無職の夫婦世帯は、月収支の平均は年金等
23.3万円に対し、支出
25.5万円で、月
2.
2万円の赤字であります。このような
軽減特例の廃止は、ひいては受診抑制をもたらし、高齢低所得者の生存権をも奪いかねない問題であります。
以上の理由で、議案第5
2号「八尾市
後期高齢者医療に関する条例の一部改正の件」について
反対討論を終わります。(拍手)
○議長(
奥田信宏)
通告に基づく討論は終わりました。
それでは、討論を終結して、これより議案第5
2号について採決いたします。
本件も、起立により採決いたします。
本件、
委員長報告どおり、
原案可決することに賛成の方は、起立願います。
〔
賛成者起立〕
○議長(
奥田信宏)
起立多数であります。
よって、議案第5
2号については、
原案どおり可決されました。
─────────────────────
△請願第1
2号「市民の生命と暮らしを守るため国保料の引き下げを求める請願の件」
○議長(
奥田信宏)
次に、日程第4、請願第1
2号「市民の生命と暮らしを守るため国保料の引き下げを求める請願の件」を議題といたします。
△
健康福祉環境常任委員長報告
○議長(
奥田信宏)
本件は、
健康福祉環境常任委員会に審査を付託しておりましたので、その結果について委員長から報告願うことにいたします。
谷沢議員。
◆
健康福祉環境常任委員長(
谷沢千賀子) 〔登壇〕
ただいま議題となりました請願第1
2号「市民の生命と暮らしを守るため国保料の引き下げを求める請願の件」について審査の結果を御報告申し上げます。
本請願は、去る6月
23日の委員会において慎重に審査を行いました。審査では、まず、紹介議員の趣旨説明を受けた後、審査の参考として執行部から見解を求め、本件に対する現状確認等を行いました。
採決に先立ち、採択の立場から討論があり、起立採決の結果、不採択を適当と認めました。
以上で、
健康福祉環境常任委員長報告を終わります。
○議長(
奥田信宏)
委員長の報告は終わりました。
それでは、これより
委員長報告に対する質疑に入りますが、通告がありませんでした。
よって、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
通告により、
田中裕子議員、討論願います。
◆
23番議員(田中裕子) 〔登壇〕(拍手)
請願第1
2号「市民の生命と暮らしを守るため国保料の引き下げを求める請願の件」に対して、
日本共産党を代表し、八尾市議会として、この請願を採択することに賛成の立場で討論を行います。
3月議会では、大阪府府内統一保険料に1年前倒しで移行するための条例が、市長から提案をされました。この府内統一保険料とは、所得に応じて決まる応能割の割合を低くし、所得に関係なく均等にかかる応益割を高くします。低所得者を含め、1人当たりの均等にかかる国保料が増えれば、負担感は大きくなります。
そもそも所得に国保料がかからない低所得者の方は、均等にかかる応益割の国保料がかかれば、直撃となります。低所得者の世帯ほど、重い負担がかかる逆累進性を進めてはなりません。この条例は、残念ながら
日本共産党は反対いたしましたが、賛成多数で可決をされました。
今回の請願は、今年度の国保料は値上げではなく、払える国保料を求め、署名も16
27筆添えられ提出をされました。
日本共産党も国保料の引下げの要望を行っていたところです。
今回6月議会が開かれるや否や、国民健康保険運営協議会が開催され、7億円の基金が投入されることになりました。この結果、加入世帯の半分に当たる世帯が昨年よりも値下げとなります。大阪府内では、基金の繰入金額も、値下げ幅も最高レベルとなっています。これは市民にとって前進だと考えています。
しかし、同時に、重大な問題が生まれました。国保加入者の半数を占める43万円以下の所得世帯が、昨年よりも値上げになりました。値下げのために基金を投入したのに、国保加入者の半分を占める一番所得の低い世帯が値上げとなるのです。
まさに、所得の低い世帯ほど、重い負担がのしかかる府内統一保険料の矛盾であり、逆累進性の表れです。
請願審査では、この統一保険料による八尾市民のメリットは何なのかと、こんな質問もありました。それに対しては、見つけることは難しいとの答弁でした。では、なぜ八尾市が条例をつくってまで統一保険料を実施するのでしょうか。その答弁として、持続可能の制度にするためとありました。
しかし、考えてみてください。所得が
200万円以下である低所得者世帯が8割を占める国民健康保険制度で、逆累進性を強めれば、滞納も増加し、元から脆弱な財政基盤がさらに悪化するでしょう。しかも、今回繰入れした基金についても、保険料を統一した暁には、保険料を引下げのためには使わないということまで条例に盛り込まれています。これでは、持続可能どころか、市民生活を国保料で押しつぶし、市民と職員を分断するものです。市民請願の求める払える国保料は、
物価高騰の中でますます切実さを増しています。その声に応えるよう、応能割と応益割の見直しを行い、低所得者減免を復活させて、逆累進性を撤回するよう求めます。
この元凶となっている府内統一保険料の統一は見直すべきであり、その根拠となっている八尾市条例の改定を求めるものです。
その立場から、この請願を議会で採択することに賛成をし、討論とさせていただきます。(拍手)
○議長(
奥田信宏)
通告に基づく討論は終わりました。
それでは、討論を終結して、これより請願第1
2号について採決いたします。
本件も、起立により採決いたします。
本件、採択することに賛成の方は起立願います。
〔
賛成者起立〕
○議長(
奥田信宏)
起立少数であります。
よって、請願第1
2号については、不採択とすることに決しました。
─────────────────────
△議案第58号「八尾市
有功者推挙の件」
○議長(
奥田信宏)
次に、日程第5、議案第58号「八尾市
有功者推挙の件」を議題といたします。
市長から
提案理由の説明を求めます。
市長。
◎市長(大松桂右) 〔登壇〕
ただいま議題となりました議案第58号につきまして、
提案理由を御説明申し上げます。
本件につきましては、八尾市有功者待遇条例第1条第1号の規定により、前教育長、中山晶子氏を、本市有功者に推挙するにつきまして市議会の議決をお願いするものでございます。
中山氏の経歴等につきましては、お手元配付の参考資料のとおりでございます。
同氏はよくその職責を担い、市政の発展に寄与された功績は顕著であり、八尾市有功者として誠にふさわしいと考えております。
何とぞ、市議会の御議決を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(
奥田信宏)
これより質疑に入りますが、通告がありませんでした。
よって、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略したいと思います。
これに、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥田信宏)
御異議なしと認めます。
よって、本件については、委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入りますが、通告がありませんでした。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
これより議案第58号について採決いたします。
本件、
原案可決することに、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥田信宏)
御異議なしと認めます。
よって、議案第58号は、
原案どおり可決されました。
─────────────────────
△諮問第1号「人権擁護委員候補者を推薦するについて意見を求める件」
○議長(
奥田信宏)
次に、日程第6、諮問第1号「人権擁護委員候補者を推薦するについて意見を求める件」を議題といたします。
市長から
提案理由の説明を求めます。
市長。
◎市長(大松桂右) 〔登壇〕
ただいま議題となりました諮問第1号につきまして、
提案理由を御説明申し上げます。
本件につきましては、本市管内の人権擁護委員のうち、西寺美代子氏、加藤俊夫氏及び宮地文江氏の任期が、来る令和4年12月31日をもって満了となりますので、後任委員の候補者として、西寺氏、加藤氏及び宮地氏を、再度推薦するにつきまして、市議会の御意見をお伺いするものでございます。
各候補者の経歴等につきましては、お手元配付の参考資料のとおりでございます。
各候補とも、人権擁護についての理解があり、様々な啓発活動への参加が見込まれるなど、人格、識見ともに高く、広く社会の実情にも精通されておりますので、人権擁護委員の候補者として最適任であると考えております。
よろしく御審議の上、御意見を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(
奥田信宏)
これより質疑に入りますが、通告がありませんでした。
よって、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略したいと思います。
これに、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥田信宏)
御異議なしと認めます。
よって、本件については、委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入りますが、通告がありませんでした。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
これより採決いたします。
本件については、適任と認めることを、市長に答申いたしたいと思います。
これに、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥田信宏)
御異議なしと認めます。
よって、適任と認めることを、市長に答申することに決しました。
─────────────────────
△「閉会中の継続調査の申出の件」
○議長(
奥田信宏)
次に、日程第7、「閉会中の継続調査の申出の件」を議題といたします。
本件は、総務、建設産業、文教、健康福祉環境、予算決算の各
常任委員会及び議会運営委員会から、お手元に配付しておりますとおり、委員の任期終了まで、閉会中の継続調査の申出が提出されております。
お諮りいたします。
本件については、各
常任委員会及び議会運営委員会の申出どおり、閉会中の継続調査とすることに、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
奥田信宏)
御異議なしと認めます。
よって、本件は、各
常任委員会及び議会運営委員会の申出どおり、委員の任期終了まで閉会中の継続調査とすることに決しました。
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令和4年6月
24日
八尾市議会議長
奥田 信宏 様
総務常任委員会
委員長
土井田隆行
閉会中の継続調査申出書
本委員会は、下記の事件について閉会中もなお継続調査を要するものと決定したので、会議規則第103条の規定により申し出ます。
記
1 事件名 八尾市議会委員会条例第
2条第
2項及び第3項における
常任委員会の所管事項に対する行政監視機能の発揮及び政策の提言・提案について
2 理 由 なおよく調査・研究する必要があるため。
3 期 間 委員の任期終了まで。
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令和4年6月
22日
八尾市議会議長
奥田 信宏 様
建設産業
常任委員会
委員長 五百井真二
閉会中の継続調査申出書
本委員会は、下記の事件について閉会中もなお継続調査を要するものと決定したので、会議規則第103条の規定により申し出ます。
記
1 事件名 八尾市議会委員会条例第
2条第
2項及び第3項における
常任委員会の所管事項に対する行政監視機能の発揮及び政策の提言・提案について
2 理 由 なおよく調査・研究する必要があるため。
3 期 間 委員の任期終了まで。
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令和4年6月
21日
八尾市議会議長
奥田 信宏 様
文教
常任委員会
委員長 田中 裕子
閉会中の継続調査申出書
本委員会は、下記の事件について閉会中もなお継続調査を要するものと決定したので、会議規則第103条の規定により申し出ます。
記
1 事件名 八尾市議会委員会条例第
2条第
2項及び第3項における
常任委員会の所管事項に対する行政監視機能の発揮及び政策の提言・提案について
2 理 由 なおよく調査・研究する必要があるため。
3 期 間 委員の任期終了まで。
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令和4年6月
23日
八尾市議会議長
奥田 信宏 様
健康福祉環境常任委員会
委員長
谷沢千賀子
閉会中の継続調査申出書
本委員会は、下記の事件について閉会中もなお継続調査を要するものと決定したので、会議規則第103条の規定により申し出ます。
記
1 事件名 八尾市議会委員会条例第
2条第
2項及び第3項における
常任委員会の所管事項に対する行政監視機能の発揮及び政策の提言・提案について
2 理 由 なおよく調査・研究する必要があるため。
3 期 間 委員の任期終了まで。
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令和4年6月
29日
八尾市議会議長
奥田 信宏 様
予算決算常任委員会
委員長 吉村 拓哉
閉会中の継続調査申出書
本委員会は、下記の事件について閉会中もなお継続調査を要するものと決定したので、会議規則第103条の規定により申し出ます。
記
1 事件名 八尾市議会委員会条例第
2条第
2項及び第3項における
常任委員会の所管事項に対する行政監視機能の発揮及び政策の提言・提案について
2 理 由 なおよく調査・研究する必要があるため。
3 期 間 委員の任期終了まで。
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令和4年7月4日
八尾市議会議長
奥田 信宏 様
議会運営委員会
委員長 大星なるみ
閉会中の継続調査申出書
本委員会は、下記の事件について閉会中もなお継続調査を要するものと決定したので、会議規則第103条の規定により申し出ます。
記
1 事件名 地方自治法第109条第3項における事項に対する行政監視機能の発揮及び政策の提言・提案について
2 理 由 なおよく調査・研究する必要があるため。
3 期 間 委員の任期終了まで。
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○議長(
奥田信宏)
以上で、本日の日程は全部終了いたしました。
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○議長(
奥田信宏)
6月定例会の閉会に当たり、一言、御挨拶申し上げます。
去る6月15日に開会いたしました
今期定例会は、ここに
21日間の会期を終え、本日、閉会の運びとなりました。
この間、議員各位には、本会議あるいは委員会において、熱心かつ慎重に、御審議賜りますとともに、議事の円滑な運営にも格段の御協力を賜り、心から厚く御礼申し上げます。
市長をはじめ、執行部の皆様には、議員から指摘のありました事項をしっかりと受け止められ、今後の行政運営に適切に反映されますよう、強く求める次第であります。
さて、
今期定例会では、長引く
コロナ禍に加え、ウクライナ危機の下での世界規模の資源高や物価高が急激に進む中で、市民生活、事業者活動を支えるための緊急対策が盛り込まれた
補正予算を審議し、本日、議決を行ったものであります。ガソリン、電気、ガスをはじめとする資源高、さらに食料品をはじめとする物価高が急速に進む中で、住民に最も身近な自治体である八尾市として、国の交付金等を活用しながら、どのような支援を市民が必要としているか、また、市民の暮らしを支援するために、どういった手法が効果的であるか、様々な観点から、執行部に確認をし議論を交わしたところであります。
また、本日4回目のワクチン接種等の新型コロナウイルス対策予算を議決いたしました。いまだ予断を許さない状況ではありますが、ワクチン接種による重症化予防と感染拡大が一定抑えられている中で、感染状況を注視しながら、国全体で、社会経済活動の本格的な再開に向けて動き出しております。
本市におきましては、八尾市の芸術文化活動の拠点である八尾市文化会館プリズムホールが、8月にリニューアルオープンを控えており、また、八尾の夏の風物詩として親しまれております八尾河内音頭まつりが、9月に3年ぶりに開催される予定となっております。これらが、
コロナ禍での閉塞感を吹き飛ばし、八尾の町が活気を取り戻す契機となりますことを期待しております。
我々市議会といたしましても、アフターコロナ、ウィズコロナを見据えて、市民の皆様、事業者の皆様をはじめ、幅広い視野で、効果的な行政施策の推進に議論を重ねてまいる決意であります。
結びに、今年は、近畿地方をはじめ、多くの地域で観測史上、最も早い梅雨明けとなり、猛暑が続いておりますが、議員各位並びに執行部の皆様方には、健康に十分御留意いただき、ますますの御活躍をお祈り申し上げまして、簡単ではございますが、閉会の御挨拶とさせていただきます。
それでは、市長から挨拶願います。
市長。
◎市長(大松桂右) 〔登壇〕
6月定例会の閉会に当たりまして、一言、御挨拶を申し上げます。
今期定例会は、去る6月15日に開会され、多くの重要議案を提案させていただき、議員の皆様には、本日の間、本会議あるいは委員会におきまして、終始、熱心かつ慎重に御審議をいただきました。ただいま各議案につきまして、それぞれ御決定を賜り、心から厚くお礼申し上げます。
会期中に、市議会から御指摘のありました諸点につきましては、十分検討を加えまして、今後の市政運営の参考にしてまいりたいと考えております。
新型コロナウイルス感染症をめぐっては、国のアドバイザリーボードにおきましても、今後、新規陽性者数の増加が見込まれているため、引き続き、全庁的な感染対策を継続してまいります。
一方、足元の経済状況は、光熱費の大幅値上げなど、今後一段と市民生活に影響が及ぶことが懸念されています。
今期定例会において、物価高対策として提案し、本日議決されました全ての市民への5000円の支援金の給付や水道の基本料金の4か月間の減免措置など、今後ともしっかりと情勢を捉えながら、市民の立場に立った対策を講じてまいります。
現在、多くの社会的不安要因があります。そのような中にあっても、子どもたちは未来に夢を描き、市民の皆様は、それぞれの暮らしに喜びを見いだし、実り豊かで安らかな生活を願っておられます。不安な時代だからこそ、行政は市民に一段と寄り添い、将来への展望を示すことが必要だと考えております。
折しも、7月18日には、本市が積極的な参画を目指している大阪関西万博が1000日前を迎えます。9月19日には、3年ぶりに八尾河内音頭まつりが開催されます。さらには、今年度も都市対抗野球大会に八尾市を代表してミキハウスが出場し、東京ドームに八尾市の市標が掲揚されることとなります。
本市に関するマスコミ各社の報道件数は、この3年間で格段に増加しており、こうした明るい話題について市民の皆さんから多くの喜びの声が寄せられています。
引き続き、八尾の改革と成長の好循環を目指して、着実な行財政改革を進めるとともに、八尾を元気にする施策や事業にも積極、果敢に取り組んでまいりますので、お力添えを賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
結びに、猛暑が続いておりますが、議員各位におかれましては、くれぐれも健康に御留意をいただきますよう、お願い申し上げまして、誠に簡単ではございますが、閉会の御挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
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○議長(
奥田信宏)
以上をもちまして、令和4年6月定例会を閉会いたします。
午前10時43分閉会
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会議録署名議員
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│市議会議長 │奥 田 信 宏 │ │
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│市議会議員 │田 中 裕 子 │ │
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│市議会議員 │谷 沢 千賀子 │ │
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