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  1. 八尾市議会 2022-03-10
    令和 4年 3月建設産業常任委員会−03月10日-01号


    取得元: 八尾市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-02
    令和 4年 3月建設産業常任委員会−03月10日-01号令和 4年 3月建設産業常任委員会             ┌─────────────┐             │ 建設産業常任委員会次第 │             └─────────────┘                           ┌─令和4年3月10日─┐                           └─第1委員会室  ──┘ 1 開  会 2 審  査 【魅力創造部関係】  (1) 議案第 4号「土地取得の件」  (1) 議案第16号「八尾魅力ある観光創造基金条例制定の件」
     (1) 議案第17号「八尾芸術文化基本条例制定の件」 3 所管事務調査の件 4 閉  会 〇出席者氏名    出席委員           委員長          田   中   慎   二           副委員長         大   星   な る み           委員           稲   森   洋   樹           委員           山   中       宏           委員           松   田   憲   幸           委員           五 百 井   真   二           委員           杉   本   春   夫    説明のため出席した者          市長            大   松   桂   右          副市長           植   島   康   文       <魅力創造部>          部長            新   堂       剛          次長            吉   田   博   文          次長            み な も と     斎          産業政策課長        後   藤   伊 久 乃          観光文化財課       南       昌   則          文化・スポーツ振興課長   川   添   浩   司       <その他関係執行部>          若 干 名    職務のため出席した市議会事務局職員          参事            藤   本   隆   行          議事政策課副主査      菱   井   正   人  令和4年3月10日(木曜日)午前10時開会 ○委員長田中慎二)  出席委員が定足数に達しておりますので、ただいまから、昨日に引き続き、建設産業常任委員会を開会いたします。 ───────────────────── ○委員長田中慎二)  なお、本日も、新型コロナウイルス感染症対策のため、質疑及び答弁は簡潔明瞭に行っていただくよう、よろしくお願いいたします。  あわせて、委員会室における換気の強化を行い、適宜休憩も取ってまいります。  以上の点につきましても、併せて御協力をお願い申し上げます。  それでは、お手元配付の次第書どおり審査を行います。 ───────────────────── ○委員長田中慎二)  それでは、魅力創造部関係について審査を行います。  まず初めに、議案第4号「土地取得の件」を議題といたします。  南観光文化財課長から提案理由説明を求めます。  南課長。 ◎観光文化財課長南昌則)  それでは、ただいま議題となりました、議案第4号「土地取得の件」につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  本件は、土地取得するにつきまして、八尾公有財産及び物品条例第5条の規定に基づき、市議会の議決をお願いするものでございます。  内容といたしましては、昨年10月に国史跡追加指定となりました郡川西塚古墳を恒久的に保存、活用するに当たり、本件土地取得するものでございます。  取得する土地は、東部大阪都市計画事業郡川土地区画整理事業地内の保留地Bで、街区番号4、画地番号3、地積8095.40平米でございます。  取得額は9億7144万8000円で、取得の相手方は、八尾郡川土地区画整理組合でございます。  以上、誠に簡単な説明でございますが、よろしく御審議、御承認賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○委員長田中慎二)  提案理由説明が終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。  山中委員。 ◆委員山中宏)  おはようございます。よろしくお願いします。  御説明があった、土地の購入ということで、以前も説明は受けていまして、それの仮契約ということです。  やはり昨日、杉本委員が水道のところでもおっしゃってましたけれども、ちょっと調整区域のときに、もしそれを取得しておけば、これだけの金額にはならなかったというところもあるんですが、八尾市も、歴史遺産が豊富なまちです。今後もこのような取得が続くのであれば、やはり市民としても、ちょっとそれは見過ごせないかというところはあるんですけれども、何かこの土地取得を振り返って、どういうお考えをお持ちなのか、ちょっとお答えお願いできますか。 ○委員長田中慎二)  南課長。 ◎観光文化財課長南昌則)  今回の土地取得につきましては、国史跡指定を受けまして、それに基づき、財源の確保も図りながら、効果的な取得の経緯を図ってきたかとは考えております。  ただ、今後ですけれども、ほかの地区でそういった土地取得の件がありましたら、できる限り、効果的な財源確保も図りながら、適正な価格について、より努めてまいりたいと思っております。 ○委員長田中慎二)  山中委員。 ◆委員山中宏)  今、前向きな御答弁いただきましたけれども、市民の一般的な感覚でいくと、やはりここは到底理解しがたい部分でもありますので、そのあたり、よろしくお願いいたします。  提案時期等にというところで、国史跡に追加してさえ、本市を代表する歴史遺産とのことなんですけれども、この歴史遺産の保存、活用ともおっしゃっています。具体的にどのように今後活用されていくのか。  本市を代表する歴史遺産と書かれていますので、その広報という意味でも、今までされたのか。今後、どういう広報をして、市を代表する歴史遺産として市民に周知していくのか、ちょっと教えていただけますか。 ○委員長田中慎二)  南課長。 ◎観光文化財課長南昌則)  今後の活用策につきましては、一定、12月のときにも申し上げましたように、今年の秋あたりには、隣接する公園の供用開始も予定されております。それに合わせて、郡川西塚古墳の区域の中にも、市民が憩えるような暫定的な整備を図っていきたいと考えておりますし、将来的にはここをどうしていくのかということにつきましては、今現在、国史跡指定を受けてます由義寺整備計画を進めさせていただいております。そちらを優先させていただきながら、市全体的な計画の流れの中に合わせて、郡川西塚古墳の本格的な整備については、引き続き、将来的には検討していきたいと考えております。  また、ここは国史跡指定八尾市内で3か所指定されてます。やはりそれだけ国も認めているような貴重な資源ですので、それにつきましては、広く市民に分かってもらえるような活用をしていきたいと思っております。  これまでにも、既に、市民方々にその史跡の中に来ていただき、見学をしていただいたりとか、学習するような場も設けさせていただいておりますので、引き続き、市民周知についても進めてまいりたいと考えております。 ○委員長田中慎二)  他にありませんか。  杉本委員。 ◆委員杉本春夫)  簡単に質問させてもらいたいと思います。  今、委員からも質問ありましたように、その答弁の中で、これから由義寺を優先的にまずやっていきたいというお話なんですが、国からの指定でも大変言われているような古墳であります。  そういった中で今後、例えば、どのようなものにしていくのかという構想も、これからということになるのでしょうか。  これだけのものとして、これからこの古墳土地を買収して、これから整備をしていかないといけない。これは、今度の計画になりますということなんだけれども、一定の指針というのか、方向づけというのか、そういったものを持っていると思うんだけれども、それについてはどうなんでしょうか。 ○委員長田中慎二)  南課長。 ◎観光文化財課長南昌則
     将来的な本格的な整備の構想については、引き続き検討はしていく必要があると考えております。  これまでにも、郡川西塚古墳発掘調査報告書という、こういった形で歴史的な価値調査を進めてまいりました。また、平成29年には、高安千塚古墳群全体の保存・活用計画というものをまとめさせていただいております。  それらの基本的な方向性というものについては、市としては持ち得ておりますが、郡川西塚古墳を具体的にどうしていくのかということについての本格的な整備については、今後、検討してまいりたいと考えております。 ○委員長田中慎二)  杉本委員。 ◆委員杉本春夫)  分かりました。  しかしながら、せっかくこんな莫大なお金をかけて土地取得したわけなんですから、市民の皆さんに一日も早く整備をしていただくということも、やっぱり言っとかないといけないかと思っております。  最後に、ちょっと時期的な問題で、取得された日にちというのはいつなんでしょうか、それだけ教えてください。 ○委員長田中慎二)  南課長。 ◎観光文化財課長南昌則)  今現在ですけれども、契約につきましては、仮契約を結ばせていただいております。仮契約につきましては、令和4年1月18日に停止条件付の仮契約を結んでおります。  具体的な、本格的な契約については、今回、議決いただいた後に早急に行う予定としております。 ○委員長田中慎二)  杉本委員。 ◆委員杉本春夫)  これは確認ですが、今おっしゃったように、今の時点はまだ仮契約ですと。これから本契約になりますよということで確認させていただいておきます。  ありがとうございます。 ○委員長田中慎二)  他にありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長田中慎二)  なければ、2回目の質疑に入ります。  2回目、ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長田中慎二)  それでは、質疑を終結して、これより討論に入ります。  討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長田中慎二)  それでは、討論を終結して、これより、議案第4号について採決をいたします。  本件、原案可決を適当と認めることに御異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長田中慎二)  御異議なしと認めます。  よって、議案第4号については、原案可決を適当と認めることに決しました。 ───────────────────── ○委員長田中慎二)  次に、議案第16号「八尾魅力ある観光創造基金条例制定の件」を議題といたします。  南観光文化財課長から提案理由説明を求めます。  南課長。 ◎観光文化財課長南昌則)  それでは、ただいま議題となりました、議案第16号「八尾魅力ある観光創造基金条例制定の件」につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  本件は、本市の魅力発信観光施策の推進を図るため、八尾魅力ある観光創造基金を設置するにつき、本条例を制定するものでございます。  本条例の内容といたしましては、第1条におきましては基金の設置する目的を規定し、第2条では基金として積み立てる額を、第3条では基金の管理について、第4条では基金から生ずる運用益金の処理について、第5条では基金の繰替え運用について、第6条では基金は第1条に定める目的のための経費に充てる場合に限り処分できる旨を規定し、第7条では委任について規定するものでございます。  なお、この条例につきましては、公布の日から施行するものでございます。  なお、後ほど審議を賜ります、令和3年度八尾一般会計第18号補正予算において、歳入予算観光費寄附金歳出予算基金積立金として100万円をそれぞれ計上させていただいておりますので、併せて御報告を申し上げます。 ○委員長田中慎二)  提案理由説明が終わりました。  これより、質疑に入りますが、本件は、後の分科会で審査いたします、令和3年度八尾一般会計第18号補正予算と密接に関連をいたしております。  審査に当たっては、補正予算案の同基金積立金の内容も含めた質疑を認めていきたい、このように考えておりますが、いかがでしょうか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長田中慎二)  それでは、そのように議事を進めてまいります。  では、質疑ございませんでしょうか。  山中委員。 ◆委員山中宏)  がんばれ八尾応援寄附金の項目で、新たに、八尾魅力ある観光創造基金ということで追加されたわけです。この、魅力ある観光創造って、そもそもなんですけれども、どういったイメージを持っているのかということが、ちょっと伝わってこないかというのがございます。  どういうのをイメージして、今回これをつくられたのか、ちょっと教えていただけますか。 ○委員長田中慎二)  南課長。 ◎観光文化財課長南昌則)  今回の魅力ある観光創造基金におきましては、本市におきまして、高安山であったり、長瀬川河内音頭、しおんじやま古墳とか、それと、歴史的な伝統のある久宝寺寺内町とか、様々な魅力ある観光資源がございます。  そういったものにつきまして、やはり今後、新しい八尾をつくり上げていくにおいては、市民とともにつくり上げていきたいと。そのためにも、市民と一緒に、その新しい八尾観光資源をつくり上げていくための、今回の基金を提案させていただいております。  魅力ある観光創造といいますと、これまで、非常にたくさんの八尾魅力のあるものがございました。ただ、これまでにもいろいろと、様々な外部の方々の御意見を頂くと、私たちが思っている以外の、非常にたくさんの魅力があるという指摘もいただいております。  そういったことも掘り出しながら、市民と一緒に郷土愛の醸成とか、そういったものにつなげていくような取組にこの基金活用していきたいと考えております。 ○委員長田中慎二)  山中委員。 ◆委員山中宏)  まずそもそも、この基金を設置するに当たって、そういう市民からの声があったということなんですか。 ○委員長田中慎二)  南課長。 ◎観光文化財課長南昌則)  市民からの声というのは、やはりこの観光的なことに対して、市民のほうからも寄附なり応援をしたいといった声も頂いております。  またこれまでにも、映画のまち八尾づくりということにつきましても、市民から応援していきたいといった声も頂いておりましたので、それを具体的に進めるためにも、こういう基金を創設させていただいたというところでございます。 ○委員長田中慎二)  山中委員。 ◆委員山中宏)  今御答弁あった、映画ということをおっしゃってましたけれども、じゃあ今、映画のまち八尾というのも進められていますけれども、それの応援をしたいという市民がいらっしゃった場合、こちらの基金寄附をするということですか。 ○委員長田中慎二)  南課長。 ◎観光文化財課長南昌則)  市民応援といいますと様々な手法があるかと考えております。金銭的な応援を協力いただけるという場合もありましたり、人工的な場合もありますでしょうし、商品の提供とか、様々な応援があると思います。  今回は、その1つの、八尾観光創造をつくり上げていくために、金銭的な応援をしていただける、そういった方々に対して、お受けするための窓口としての基金をつくり上げさせていただこうと考えております。 ○委員長田中慎二)  山中委員。 ◆委員山中宏)  じゃあ、映画のまち八尾を推進するので寄附をしたいという方は、こちらの魅力ある観光創造のところに寄附をするということなんですね。  先ほどは、高安山長瀬川などの整備も含めて、えらい結構、多岐にわたるというか、意味合いでいったら、えらい広がるような、ちょっと漠然とした基金項目かとは思うんですけれども、この基金を設置して、できるだけ多く寄附を集めたいと。多くかどうかはあれですが、そういう受皿をつくるということですけれども、このあたりの周知は、どういうふうにして考えられてるんですか。ちょっとばくっとしているんです。ほかの基金でいくと、桜基金であったり、安全・安心とか、子ども育成支援とか、結構、寄附の目的というのがはっきりはしてるんですけれども、ちょっとこの魅力ある観光創造基金だけは、市民にちょっと意味合いが伝わりにくいとは思うんです。  こういった寄附を受けて、この基金寄附を頂いて、具体的にこんな活用しましたというような広報というのは、今後どういうふうに考えていらっしゃるんですか。 ○委員長田中慎二)  南課長。 ◎観光文化財課長南昌則)  まず、高安山とか玉串川の整備ということの活用よりも、高安山や、長瀬川等々の観光資源をどのように市としてアピールしていくのか。また、どのようにして、そこに人々に来てもらうのかという取組に対して、この基金活用していきたいと考えております。  また、具体的なこの基金活用につきましては、おおむね、具体的な何々の事業ということについては、今後、政策部門とも調整しながらなんですけれども、大きくは八尾市の観光施策であったりとか、先ほど言いましたように、映画のまち八尾づくりの取組であったり、2025年の大阪・関西万博に向けた市民の機運の醸成であったり、そういった枠組みの中でこの基金活用していきたいと考えております。  よって、今、具体的にこういう取組に使うかというところについては、まだここでお示しする段階にまだ至っておりませんけれども、そういった大きく3本の柱で使っていきたいと思ってます。  また、周知につきましては、広く市のホームページとか、そういったところは基本的ではありますけれども、やはり観光的な活躍をしていただいている市民方々であったりとか、企業であったりとか、また、映画のまち八尾づくりについては、いろいろな市民方々の協力もいただいておりますので、そういった方々を広めながら、できるだけ広く市民方々に知ってもらうような手法については、工夫しながら取り組んでいきたいと考えております。 ○委員長田中慎二)  山中委員
    委員山中宏)  分かりました。  私の感覚でいくと、他の項目に比べるとちょっとぼやけている部分もありますけれども、多少その意味合いでいくと、今おっしゃってるように、市を盛り上げていくみたいなところで、派手さみたいな部分もあるのかと。  やはりそういった意味でいくと、そもそもの大枠で、がんばれ八尾応援寄附金そのもののアピールにもつなげていっていただきたいとは思うんです。  そのあたりどうですか。これは、八尾市を観光の名所にしたいという、スポット整備じゃないとおっしゃってましたけれども、そのあたりへのてこ入れをやったり、盛り上げというのをやっていくというのであれば、がんばれ八尾応援寄附金という、市民からのそういう金銭的な応援の受皿というのがあるんだという、それを御存じない市民もたくさんいらっしゃるとは思います。この応援寄附金そのものの全体をまた盛り上げるというか、ほかの項目にも、この魅力ある観光創造基金というのを通じて、市を応援する方法ってこういう方法もあるんだという周知を考えていらっしゃいますか。 ○委員長田中慎二)  南課長。 ◎観光文化財課長南昌則)  委員がおっしゃるような考え方は理解させていただきますが、今回の件をロジック的にいくと、観光施策を広く打っていくことによって、八尾市外方々八尾市について関心を持ってもらったり、知ってもらったり、八尾について、1回行ってみようかと思っていただける方が増えてくるかと思います。  そういった方々というのは、やはり八尾関係人口となっていただいて、八尾応援しようと思っていただけるようなつながりになっていければと考えておりますし、そういった方々が増えていけば、当然、観光魅力創造基金以外のところにも、何かしら八尾応援しようと思っていただけるかとは期待しております。 ○委員長田中慎二)  山中委員。 ◆委員山中宏)  もう最後なんですけれども、この基金を通じて、例えば、先ほど由義寺であったりとか、郡川西塚古墳の今後の整備であったりとか、それをさらに魅力的なものにするといったときにも、この基金というのは使えるわけですか。 ○委員長田中慎二)  南課長。 ◎観光文化財課長南昌則)  由義寺のどういった内容の整備をするかということだと思うんです。由義寺活用した中で、そこを何か魅力のあるような、仮にですけれども、何かキャラクター物を作って、それを全国に発信していくんだということであれば、こういった基金活用も1つの選択肢になるのかと思います。  ただ、由義寺の基盤を何らかの整備をするに当たって、これを充当するかというのは、また別の財源を使っていくほうがより効果的かとは考えてます。 ○委員長田中慎二)  山中委員。 ◆委員山中宏)  分かりました。  私からは以上です。 ○委員長田中慎二)  他にありませんか。  杉本委員。 ◆委員杉本春夫)  私も関連して感じることなんだけれども、何か漠然としてて、魅力創造観光施設の推進を図ると言っているんだけれども、観光というのはやっぱり、先ほど別だということを言ったけれども、一定部分観光を他市の人たちに、また、市民に知らせるに当たっても、観光地そのものを、観光という目玉を、やっぱり整備していくことによって人を寄せつけられる、そういうものになるのと違うかと思うんです。  そうでないとこの言葉だけで、魅力発信やとか、観光施策の推進を図ると言ったって、そのもの自体が、こんなんありますねんと、八尾にはこういう資源がありますねんと言うだけでは、人って集まらないのと違うのかと思うんです。今回のその基金というのは、やっぱりそういう、事業も含めてやらなければ、人を寄せつけることができないの違うかと思うんです。  だから今、この目的について担当者から委員説明しているけれども、何か漠然として、何をもってこの基金をつくるのかというのが私たちに届かないんです。  やっぱり物があって、それが整備されて、ああ、八尾のまちにあんなのがあるねんなと。それが発信なんでしょ。だから、発信するためには、やっぱりそういうものがなかったら、そんなの魅力もなければ、ここに書いている、観光の施策の推進というところにも当てはまらんの違うかと思うんですが、そこら辺はどうなんですか。  私も答弁聞いていて、ちょっと分かりにくいんですけれども、そこら辺はどうなんですか。 ○委員長田中慎二)  南課長。 ◎観光文化財課長南昌則)  すみません。私の説明がちょっとややこしいかもしれません。決して、観光という目玉になるものを整備する必要がないということではなくて、やはり人に来てもらうためには、それなりの整備であったり、そういった場所、空間というものは必要だと考えております。  そういった基本的な観光、仮にですけれども、高安山の景観を、眺めを見るための場所をつくるのであれば、そういったものが必要だとは考えますが、それについて、この財源を使ってやるのかどうかということについては、また別の観点かとは思ってます。  当然、そういう目玉となる場所、スポットというのは必要と考えておりますが、それをどう宣伝していくのか、どのようなイベントを打ってそこを周知していくのかということについては、こういった基金活用するというのも一つかとは思ってますし、決して整備が必要でないということではないということで、また御理解いただけたらと思います。 ○委員長田中慎二)  杉本委員。 ◆委員杉本春夫)  この基金条例、反対ではないんだけれども、やっぱり今おっしゃったように、他の部局との連携を持った形の中で、その魅力ある八尾のまちづくり、観光の推進を図っていくためには、当然、事業ということに結びつくわけよね。  そこら辺を外して、ただ、単なる基金だけの条例をつくっても、前に進まないのと違うのかと思うので、そこら辺は、せっかくつくる基金条例になるわけなんだけれども、これを生かすためには、やっぱり他の部局との連携、観光というところと、いろいろな関係する部局です。そういうところと絶えず連携しながら進めていかないと、この基金をつくっても意味がないのではないかなと思ってます。  そこら辺の連携だけは十分していただいて、八尾魅力あるまちづくりのために、また、観光という形で、他市からも注目されるような、そういうものをつくっていくというものと、連携していただくように、これも要望だけしておきますので、お願いしておきます。 ○委員長田中慎二)  他にありませんか。  松田委員。 ◆委員(松田憲幸)  ちょっと1点だけお聞きしたいです。  今、一番初め、山中委員とちょっとやり取りしている中で、この基金で具体的にじゃあこういうのをやろうというところまでは、まだ決まってないというお話があったと思うんです。  これ、この条例とかを政策として立案される際に、もともとそういった、この基金でこういうことができたらいいねというニーズがあって、それに対して、じゃあやっぱりこれは条例が必要だねというふうにして、政策がつくられていくかと私は思ってたんですけれども、実際に具体的には、まだ何も、大体こういう大枠ですと。でも取りあえず、この条例をつくっておきます、というのがちょっとそれは政策というか、条例をつくっていく中では、本来あるべきところなのかってちょっと思ってしまったんです。  だから、その詳細がないという中で、なぜこの条例が出てきたのかというところをちょっと教えてもらっていいですか。 ○委員長田中慎二)  南課長。 ◎観光文化財課長南昌則)  詳細なこういった事業をする、こういったものをつくっていくというところについては、今現在、やはりしっかり市の中で調整をした上でお示しする必要があると考えております。  よって、今の段階で、これをやりたい、これをやるための基金であるという細かな、個別の事業については、ちょっとお示しするのは難しいかと考えております。  ただ、この基金を使って何をやるかという基本的な考え方は、先ほども申し上げましたように、八尾市への観光振興の寄与になる取組であったり、映画のまち八尾づくりのための取組であったり、2025年大阪・関西万博に向けた市民の機運の醸成を図るためと、そういった3本柱の考え方に基づいた、具体的なものについて、当然、基金なので、今後使うに当たっては、取り崩すということで議会の審議が必要になってきます。  そういった段階で、一定、またお示しできるのかとは考えています。 ○委員長田中慎二)  松田委員。 ◆委員(松田憲幸)  多分この話、さっきとずっと同じ話になるんですけれども、ちょっとあまり具体性がなかったから、なるほどなって腑に落ちるところが正直ないということはあるかとは思います。  ただこれ、やること自体は駄目だという気は当然ないのです。ただ、こういう事業で使えますよと言ったときに、具体的なイメージがつかない中においては、ちょっとなかなか、じゃあこの基金を積んでいったときに、どういったことが変化するんだろうかとか、万博を盛り上げるといっても、その盛り上げ方というのは、何をもってして盛り上げるのかというのがちょっと分からなかったんです。  今、これ多分何回言っても同じ話なんで、詳細が詰まったら、また事後で報告というか、議会のほうにも知らせていただけたらと思います。  以上です。 ○委員長田中慎二)  他にありませんか。  稲森委員。 ◆委員(稲森洋樹)  ちょっと私、別にこれは特段の確認事項は当初はなかったんですけれども、今ちょっと政策形成のプロセスであったりとか、この基金条例基金の枠の創設というところで議論になっていますので、1点だけ確認させていただきたいです。  政策形成って、基本的にニーズがある、なしというのは1つの要素ではあると思うんです。ただ、その市として、これから戦略的にどういう事務事業を打っていって、どういう結果を導いていくか、これの政策立案も1つの大事なプロセスだと私は思っております。  先ほど南課長から御説明いただいた3本柱というところ、具体のところで言ってもらいましたけれども、これは大枠でいくと、やっぱり市の歳入増であったり、昼間人口の増であったり、観光産業全体の増進、こういったところというのも戦略的に見据えてやっていくんだという部分なのかと思うんです。  国土交通省などでも、観光に関しては特定目的税とかというの、市とか限定されてて、特定の業態などに、特定の事業であったりとかには振り分けられるようになっているけれども、地方自治体のレベルでは、基本的に財源の確保というのがなかなか難しいという部分もある中で、今回、八尾市として戦略的投資を行う中で、こういった枠を確保していくと。  当然、先ほど課長がおっしゃったように、それを切り崩すときには議会の承認が必要ですので、個別の事業に対して充当するときはしっかりと諮っていくけれども、取りあえず、市の方向性として、そういう戦略的な大きな目標を持ってこれから向かっていくと、そういう意味合いでの枠の確保ということで理解させていただいてよろしいでしょうか。 ○委員長田中慎二)  南課長。 ◎観光文化財課長南昌則)  委員おっしゃるとおりで、今後の方向性について、今回、考えを上げさせていただいておるという状況でございます。 ○委員長田中慎二)  他にありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長田中慎二)  なければ、2回目の質疑に入ります。  質疑ありませんか。  副委員長。 ○副委員長(大星なるみ)  先ほどの皆さんの議論をお聞きしながら、取りあえず、基金の枠をつくっておこうということは、私も十分理解はできるところなんですけれども、じゃあ、やっぱり基金を設置するならば、たくさんの方々に御協力いただきたいというのは当然のことですよね。  その際に、やっぱり先ほどから出てる、八尾観光って一体何やねんと。どんな事業をしていこうとしているのかということ、やっぱりまだ見えにくいというのは私もよく分かります。  最近、映画のまち八尾ということで、大々的にいろいろと取り組んでいただいていることは、私はすごくすてきなことだと思っているのですが、でも、これだけかと。そうじゃないでしょと。八尾観光って、もっといろいろなところに魅力があって、たくさんの方にそれに触れてほしいというところ、たくさんあると思うんだけれども、やっぱりそういう意味では、全体像が見えてこないんです。  私も以前に本会議でも質問させていただきました。観光振興プランはどうなっているんですかと。そしたら、今、こういうコロナの時期なので、なかなか先が見えにくいということで、振興プランということは、今ちょっと考えていませんということをおっしゃっていただいてます。それも、私も理解はしているつもりなんですけれども、やっぱりこれから先、八尾観光をどうしていくのか、万博に向けてというのもありますけれども、それも、ほとんどまだ具体化されていない。私たちには見えません。  だからそういう意味でいうと、やっぱり基金をせっかくつくって、市民の皆さんにどう訴えいくのというところがやっぱり足りないのではないかと思っているんです。観光振興プランの考え方も含めて、ちょっと私のこの疑問に対してどのようにお考えなのか、お聞かせください。 ○委員長田中慎二)  南課長。 ◎観光文化財課長南昌則)  常々から、観光振興プランの後期版についての御指摘をいただいているわけでございます。  令和2年度あたりぐらいから、市民の御意見を頂きながら考えをまとめて、進めてきたわけでありますけれども、やはり国におきましても、このコロナ禍の中で、新たな先が見えない状況の中で、将来的にまた、数年前のインバウンドを想定したりとか、そういった計画についてやはり難しい。国全体的には、今、策定するについては、ちょっと難しいのではないかという意見も頂いておりますので、まずは、八尾市といたしましては、2025年の大阪・関西万博、それ以降のIRを含めて、そういった様々な関西で大きな催物が予定されております。それに向けて、行政としてどう関わっていくのかというところを、内部的に整理をさせていただいておるという状況でございます。  また、この基金の全体像が見えにくいということは御指摘いただいておるわけですけれども、私どもとしましては、やはりいろいろな団体、観光といいましても、世間でいう観光地というだけが観光ではなくて、日頃、やはりほかの自治体から見たときに、そこにはないけれども、八尾にはあるいいものがたくさんあると伺っております。  そういったところも再発見しながら、やはりそこを1つの魅力として打ち出していくことも必要かと思っておりますし、やはり多岐にわたるものでございますので、ちょっと全体像ということについては、やはり我々としては、今、何度も申しましたように、今回のこの基金を使って、先ほどの、3本柱に取り組んでいきたいと考えております。
    委員長田中慎二)  副委員長。 ○副委員長(大星なるみ)  もうこれ以上言ったら、これからの当初予算に入ってしまいそうなので、もう申し上げません。ちょっと基金の設置について、私は異論がないですが、やっぱりこれからの観光どうあるのかというの、また、当初予算等で皆さんもいろいろ議論されると思いますので、私の思いをお伝えしたということで、終わりたいと思います。 ○委員長田中慎二)  他にありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長田中慎二)  それでは、質疑を終結して、これより討論に入ります。  討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長田中慎二)  それでは、討論を終結して、これより、議案第16号について採決をいたします。  本件、原案可決を適当と認めることに御異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長田中慎二)  御異議なしと認めます。  よって、議案第16号については、原案可決を適当と認めることに決しました。 ───────────────────── ○委員長田中慎二)  次に、議案第17号「八尾芸術文化基本条例制定の件」を議題といたします。  川添文化・スポーツ振興課長から提案理由説明を求めます。  川添課長。 ◎文化・スポーツ振興課長(川添浩司)  それでは、ただいま議題となりました、議案第17号「八尾芸術文化基本条例制定の件」につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  恐れ入りますが、議案書、79ページを御覧ください。  本件は、本市の芸術文化振興の方向性を示し、芸術文化による創造及び交流の基盤の形成を目指すにつき、条例を制定するものでございます。  主な内容といたしましては、まず、前文では、芸術文化が人々や社会にもたらす効果や、本市の芸術文化振興の状況、そして、今後の芸術文化振興の方向性など、条例の制定の趣旨について述べております。  次に、第1条では、条例の目的として、芸術文化による創造及び交流の基盤の形成に関する施策について、基本理念や市などの役割、そして、施策の基本となる方向性を示すことで、目指す姿を実現していくことを規定しております。  次に、第2条では、条例における用語を定義し、第1号においては、条例が対象とする芸術文化の範囲について、第2号においては、芸術文化による創造及び交流の基盤の形成について、第3号においては市民について、第4号においては事業者について、それぞれ定義しております。  次に、第3条では、条例の基本理念として、施策に取り組むに当たっての基本的な考え方を規定しております。  次に、第4条では市の役割を、第5条では市民の役割を、第6条では事業者の役割を、第7条では学校等の役割をそれぞれ規定しております。  次に、第8条では、基本理念を踏まえて、本市が取り組んでいく施策の軸となる取組を規定しております。  次に、第9条では、推進会議の設置について規定しております。  次に、第10条では、今後、作成予定の基本計画について規定しております。  最後に、第11条は、現在、執行機関の附属機関に関する条例で規定しております、八尾市芸術文化振興審議会を本条例にて規定するための条項でございます。  また、附則にて、審議会の条例上の取扱いを規定しております。  なお、この条例につきましては、令和4年4月1日から施行するものでございます。  次に、お手元配付建設産業常任委員会資料、(仮称)八尾市芸術文化基本条例(素案)についての市民意見提出制度の実施結果と市の考え方についてを御覧ください。  本条例を策定するに当たり、八尾市民参画と協働のまちづくり基本条例第12条の規定に基づき、令和3年9月10日から令和3年10月11日の間でパブリックコメントを実施し、15名、41件の意見提出がございました。提出された意見及び市の考え方につきましては、資料に記載のとおりです。  主な内容といたしましては、芸術文化活動の範囲や方向性は広く捉えるべきであること、市内の活動拠点は文化会館を含めて多く存在すること、社会的弱者に対する視点が大切なこと、あるいは子どもへの芸術文化の振興に当たっては、大人の理解が大切なことなどがございました。  こうした意見を受け、庁内で検討を行い、前文や各条文における表現に反映させるとともに、各主体の役割の規定を設けるようにいたしました。  なお、頂きました意見等につきましては、今後、市のホームページを通じて公表してまいります。  最後に、基本計画の策定スケジュールにつきまして、条例制定後、計画素案に対するパブリックコメントを実施した上で策定を予定しております。  そのため、現行の第2次八尾市芸術文化振興プランの計画期間につきまして、令和3年3月定例会において、令和4年3月まで延長することを御報告させていただいたところではございますが、基本計画の策定完了まで、再度延長させていただきたいと考えております。  以上、提案理由説明とさせていただきます。  よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○委員長田中慎二)  提案理由説明が終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。  山中委員。 ◆委員山中宏)  芸術文化基本条例の制定ということです。先ほどの、基金のところでもお伺いしたのですけれども、まず、そもそもこれは、ニーズをくみ取ってこういうふうにしたのか。先ほど、稲森委員がおっしゃっていましたけれども、先ほどは受皿、箱でしたけれども、今回は何かきっかけであったり、火種と言ったら表現悪いですが、きっかけみたいなものを、これでつくるという、その仕掛け的なものなのか。なぜこのタイミングでというか、この時期にこういうものを、条例として制定しようと思ったのか、ちょっと教えていただけますか。 ○委員長田中慎二)  川添課長。 ◎文化・スポーツ振興課長(川添浩司)  昨年度まで開催しておりました市民会議の中で、現行の芸術文化のプランを総括していく中で、やはり今後の方向性、そして、行政と市民共通の八尾市全体の羅針盤といいますか、方向性を示していくものとして条例があったほうがいいのではないかと。それを、皆さんで、みんなで共有して、今後の新しい八尾市の芸術文化振興を図っていくというところで、このたびの条例の制定に至ったというところでございます。 ○委員長田中慎二)  山中委員。 ◆委員山中宏)  分かりました。  ちょっといろいろ聞きたいところもあるんです。こういった芸術というのを行政がいろいろな形で、関与というよりは、間接的関与という意味合いで、場の提供であったりとか、マッチングというか、そういう引き合わせたりとか、つなぐという役割をということだとは思うんです。  これまで、例えばですけれども、吹奏楽のまち八尾みたいなこともうたってはいましたが、プリズムホールで毎年そういったこともされてはいます。何かそういううたった後にどんなことをしようと思っているのかとか、その後がなかなかあまり見えてこない部分もあるんです。  私、何が言いたいんかと言うたら、その吹奏楽のまち八尾といったときに、でも、ウイングでの練習は、体育会の部活じゃなくて、文科系だからというので、学生料金の倍を払わないといけなかったり、それは何でかと言ったら、ウイングの設置当初に周辺住民と、音を鳴らしたらいけないという約束があったから、それを守ってるという話だったんです。  でも、吹奏楽のまちってうたったのであれば、市が周辺住民に、こんなんやって、こういう思いなので最初の約束と違うけれども御理解ください、みたいな働きかけがあっても私はよかったと思うのですけれども、そういうこともないじゃないですか。なかったわけなんです。  今は料金改定をたしかしてるはずなんですけれども、そういった意味でも、こうやって大きな看板を掲げる、これはいいことだとは思うんです。悪いことなんか何もないとは思うんですけれども、市が積極的に芸術に関与するというのも、またちょっと違ってくる話だと思うんです。そういった芸術を、そうやって皆さんが楽しんだりとか、振興を深めるとなったときに、じゃあ行政はどれだけこれを基に動いてくれるのかというのが気になるところなんです。  ちょっと答弁しにくいかもしれないけれども、何かお答え願えますか。 ○委員長田中慎二)  川添課長。 ◎文化・スポーツ振興課長(川添浩司)  提案理由のところでも説明させていただきましたように、このたびの条例では、大きな方向性として、芸術文化による創造及び交流の基盤の形成、ここを目指していきますと言っておりまして、これは、特定の芸術文化をターゲットにしたものではなくて、芸術文化といっても様々なものがございます。  そういったものが、より市民のレベルで振興を楽しんでいけるようにということで、今までは、吹奏楽だったら吹奏楽、学校を主体にしてですとか、ほかにはいろいろ、ダンスだったらダンスということで、それぞれでは皆さん楽しんだりとか、振興を図っておられたんですけれども、そういったものをもうちょっとつないでいくような形で、八尾市全体として芸術文化という大きなものを盛り上げていきたいということで、そういったものを考えてます。  練習の場所とかも、これまではなかなか、常々使われているところだけしか分からなかったところもあるかとは思うんですけれども、今回のそういう基盤というネットワークで、そういう練習の場所、活動の場所も情報を一元化してお示しすることで、ほかにもこういう練習場所があるんだとかということもお分かりいただけるようにして、よりそういう活動、練習の場所を広げていけるようにということは考えております。  以上です。 ○委員長田中慎二)  山中委員。 ◆委員山中宏)  本当にちょっとやっぱり、私自身もアートという部分においてはあまり達者なほうでもないのですけれども、このネットワークを形成、基盤を形成していくという中でいっても、いろいろな活動場所の想定が、文化サロン、ギャラリー、民間施設のギャラリー、大学、学校、寺社、商店街、飲食店などというのもあって、どこのまちや、具体的には国内でも国外でも、壁に何か絵を描いてとか、インスタ映えするようなスポットがいろいろあったりとか、いろいろな環境、要は、行政が仕掛けをしていくのであれば、いろいろな声を受けて、また面白いかとは思ってるんです。  ただ、そのアート、何か具体的なものがあまり見えてこない部分で、ちょっと今後に期待もしていきたいと。もう看板掲げるだけというのは一番やってほしくないなという部分です。  あとやはり、例えば、障がい者の方が描いた絵を、市役所の1階に飾ると福祉なんです。でもこれ、ギャラリーとかで飾ると、これはアートになる。この差というのがすごい大きいわけなんです。  だから今、この芸術というのをしっかりうたったというのは、やはりそのアートとして全ていろいろなものが醸成されていくような動きを、しっかりつくっていっていただきたいとお願いしておきます。  ちょっと最後、1つ言いたいのが、昨年、名古屋のところが起点で、結局、東京とか大阪でもありましたけれども、ちょっと世間を騒がせたような芸術展というのが開催されたんです。日本中が結構ニュースで話題にもなって、問題視もされたりはしていました。もう具体的なのものになっちゃうので避けますけれども。  この条例でそういったものを排除するというものでもないというのはよく分かるんですが、府の条例と市の条例の、何かはざまのところで、何か付記して、何か付け加えて、ああいった多くの人に不快な思いというか、表現の自由とか、芸術といいながら、表現の自由というものの暴走ですよね。そういうみたいなものを制御するようなことというのは、これは将来的にというか、できないものなのか、ちょっとそれだけお答え願えますか。 ○委員長田中慎二)  川添課長。 ◎文化・スポーツ振興課長(川添浩司)  この件につきましては、内部でもかなり検討はさせていただいていたのですけれども、やはり文化会館の利用というのが、表現の場たる公共施設の利用ということでありまして、憲法でいうところの、表現の自由に含まれる権利というところで、なかなか法律とか条例の文言にかかわらず、やはり政治的な、あるいは思想的な内容を含むということを理由に、その公共施設の利用を不許可とすることは難しいということで、これは、これまでの判例ですとか、表現の不自由展に関わるやり取りの中でも、そういったことは示されているところなんです。  当然、憲法で保障されております表現の自由も同じく、憲法内の公共の福祉、こういったところの制約も受けるんですけれども、やはり最大限の尊重が求められる表現の自由を制約するには、かなり目前に迫った危機、こういったものがないと難しいということでは見解を得ているところです。 ○委員長田中慎二)  山中委員。 ◆委員山中宏)  本当にそんなのは難しいと思うんです。もう判断する人それぞれの価値観というのも大きく寄与しますから。  ただやはり一般的に、あかんものはあかんというようなものを、多くの人間が不快に思うようなものというのを、これまた芸術として認める、認めないというのは、例えばそれが、市として、この芸術というのは表現の自由というのは、全てが自由じゃないという部分も含めて、本当に去年があって、今年こんなんというのであれば、やはり今後、芸術を鑑賞するとか、受け手側を守る意味でも、何か一つお考えがあっても、なかなか難しいのかもしれないですけれども、今後、八尾市はそういうのじゃない芸術をという考え方を何か示していっていただけないかとはちょっと思っています。難しいとは思いますけれども。  ただ、やはりあかんものはあかんかとは思います。ちょっとそれだけ申し添えて、私からは終わらせていただきます。 ○委員長田中慎二)  新堂部長。 ◎魅力創造部長(新堂剛)  ただいまの御指摘でございます。  まず、第1にございますのが、やはり憲法第14条。こちらの規定では、まず表現の自由が保障されると憲法の中で規定がございます。我々、公共という立場にありましては、やはり法律の遵守ということが大前提になってまいります。
     そういった中で、弁護士等にも相談をさせていただいたのですけれども、やはり思想あるいは政治的信条等に基づいての公共施設の使用制限はできないというのが、これは平成7年に、泉佐野の市民会館で、空港建設に関する反対運動で、市民会館の不許可を出したときに、最高裁まで上がっております。  その中でも、やはりできないというのは、そこを主催される方が非常に暴力的であって、非常に危険が目前に迫っておる等でなければ、主催者そのものは平穏に済まそうとしての周りが塞ぐものについては、別の法律あるいは条例での取締りが可能であれば、許可をしないという選択はできないというのが最高裁の判例になっておりまして、今、国の判例といいますか、国の考え方はそれが基本になっておるという中で申しますと、やはり八尾市といたしましても、その内容について、おっしゃっていただいているような懸念は当然あるんですけれども、それを制限することを公に示していくというのは非常に難しいというのが、今の我々の判断でございます。 ○委員長田中慎二)  他にありませんか。  松田委員。 ◆委員(松田憲幸)  二、三聞かせていただきます。  この芸術文化の条例というのは非常にいいことだと私は思います。  これはやはり基本理念のところにも、市民一人一人の自己形成とか、教養形成というのをうたっていただいてますし、やっぱりこういう芸術というのは、効率性とか、採算性とかでは推しはかれない、人間一人一人が持ってる教養とか、そういったものを高めるルーツなので、ここの点については、やはり深めていく、後押しする条例であるならば、非常にいいものだと思っております。  今回、これを策定するに当たって、絵画の団体であったり、いろいろな団体がおられると思うんです。文化芸術基本法の中でいうと、いろいろなメディア芸術も含むというところを入れられているので、どれぐらいいろいろな団体に声かけ、あるいは意見もらったりとか、そこで出てきたことの代表的なところでいいので、教えていただいていいですか。 ○委員長田中慎二)  川添課長。 ◎文化・スポーツ振興課長(川添浩司)  今回の条例の策定に当たりましては、ちょっと前にはなるんですけれども、文化会館の改修事業を控えておりましたので、そのときに、先に、芸術文化に関する市民アンケートという形で、平成29年度に実施しております。  あとその後、先ほど申しました、芸術文化振興プランの市民会議という中でも、市民委員とともにいろいろ意見交換をさせていただき、今年度に入りましてから、ヒアリング調査ということで、13の芸術文化関連団体、あるいは事業者ですとか、そういう芸術文化活動の活動場所です。そういったところにヒアリングをさせていただきました。  その中で、やはり1つ1つの活動団体ですとか活動場所では、頑張っていろいろやってるし、それぞれ利用者、参加者ということも、活躍されておるんですけれども、そこから先となったときに、なかなか次、例えば、ある程度、レベルが上がってきたら、次はどこに行こうかとか、そういったときに、なかなか相談に対応し切れないですとか、あと、1つの活動拠点だけでは、自分のところのそういうイベントの情報とか、そういったことはどんどん発信できるんですけれども、ほかのものとひっくるめて、もうちょっと幅広く発信して、これまでにない利用者の層を獲得するのがなかなか難しいですとか、そういったお声は頂いているところです。 ○委員長田中慎二)  松田委員。 ◆委員(松田憲幸)  これやっぱり行政として、どこまで芸術に関するんだというのは当然あるんですけれども、先ほど山中委員がおっしゃった場所の確保みたいなところです。ここが多分、一番メインなんだろうなと。その中身についてはそれぞれの芸術の話だと思うんです。  私も身近な人で、もう勤め上げて定年してからずっと絵を毎日描いているんです。ずっと絵を描いてるという方が私の近くにおられて、その方にとっては、やっぱり絵を描くということ自体が、もう人生そのものというか、もう人生を充実させる一つの大事なものになっているんだと。  ただ、私自身は芸術にそんなに造詣が深いほうではないので、なかなか分からないというか、その楽しさというのは共有しているものではないんですけれども、ただ見てると、非常に充実して絵を描く、そしてそれを誰かに見てもらうというところに、この人生の豊かさみたいなものを感じられているなというのは非常に思うんです。  やっぱりこういう機会を得るというか、機会を与えるということが、多分一番、行政にやっていただきたいことじゃないかと思います。  その点は引き続き、今回こうやって条例というものでつくっていただいたので、やっぱりその辺を、なかなか採算性とか効率性でいうと、それは全く芸術に関心のない人だったら無駄だと思うかもしれないですけれども、人間ってそれだけで構成されてるものではないので、やはり芸術が必要な人も必ずいると思うので、そのあたりはやっぱりしっかりと認めていっていただきたいと思います。  これは条例の中で、第9条に推進会議というのがあって、基盤の形成というのがうたわれています。その後、審議会というのが11条に書いているのですけれども、これはそれぞれ何か構成メンバーが違うんですか。何かどういった内容で、目的は分かるんですけれども、構成メンバーについては何か相違があるのか、教えてもらっていいですか。 ○委員長田中慎二)  川添課長。 ◎文化・スポーツ振興課長(川添浩司)  審議会のほうは、主に、条例に基づく基本計画の進行管理ですとか、そういったものを担うのに対しまして、推進会議のほうは、こちらの、創造及び交流の基盤の形成に向けた具体的な事業の企画の立案ですとか、その実施、こういったものを担っていくものということで、役割が分かれております。  審議会のほうは、市長の諮問に応じて審議、調査を行うということで、今年度、この条例の策定に当たっても、共に検討していただいた委員にそのまま入っていただくような形です。  推進会議のほうは、その基盤です。ネットワークの構成主体となるいろいろな団体ですとか、活動拠点あるいは公共施設の場合もございますし、そういったところのメンバーに入っていただいて、もう少し具体的なところを共に考えていって、それを実現していくというところで、いわゆる実行部隊といいますか、そういった形で考えているところです。 ○委員長田中慎二)  松田委員。 ◆委員(松田憲幸)  どちらかというと、多分、その推進会議のメンバーの方で、やっぱりこういう芸術って、一部の人がずっとやっているとなってはならんないと思うんです。行政が関与する以上は、多くの人にやっぱり見てもらう。特に、関心がなかった人に見てもらうという機会をつくっていくことが必要なんだろうとは思います。  この点、例えばなんですけれども、香川県の直島町とか、あるいは今度も奈良県で、何か芸術文化村とかという、新たにつくるというのを御存じだと思うんです。八尾市のその方向性的には、そこまではいかないとは思うんですけれども、やっぱりこの条例ができることで、ある程度、町並みが変わるとか、あるいは変化する事項というのは、あればあるでいいですし、なければまだないですでも構いませんので、その辺教えていただいていいですか。 ○委員長田中慎二)  川添課長。 ◎文化・スポーツ振興課長(川添浩司)  まず、いきなりな壮大な計画といいますか、プランはなかなか難しいところではあるんですけれども、まずは、これまでノウハウとか実績があるプリズムホールで、これまでよりもちょっと幅を広げたとか、違ったジャンルを取り扱うという取組とか、そういった経験も積みながら、夢といいますか、最後には八尾市内のいろいろな箇所で、そういうアートとか音楽に触れられるような場が、例えば、同じ日にそういったところが設けられたら、それはとてもいいことだとは考えているところですが、まだちょっと、具体的にはこうというのは申し上げるところにはなっておりません。 ○委員長田中慎二)  松田委員。 ◆委員(松田憲幸)  これも多分、芸術だけじゃなくて、歴史とかあるいは食とか農とか、何かそういうところも複合的になって、この条例の第3条に観光産業、その他と連携という形で書いていただいてるんで、当然、それによって観光のほうに人を寄せるみたいな、特に、香川県の直島町などはもう間違いなく、それは観光地になっているということがあるので、その方向性も可能であるならば目指す、その方向性もまた教えていただきたいと思うんです。目指すのであれば、そういったものも複合的に観光に使っていただきたいと思います。  あともう1点です。芸術の中に含まれているのが、映画もメディア芸術に含まれてると思うんですけれども、この点、映画のまち八尾と、例えば、今回の条例等の中で、何かリンクするというか、関係するような部分があるのか、その辺教えていただいていいですか。 ○委員長田中慎二)  川添課長。 ◎文化・スポーツ振興課長(川添浩司)  まず、映画を上映する場所として一つ、プリズムホールは使えますので、今回の改修で、そういう音響設備とかも新しいものに取り替えますので、これまでよりは上質な音で、画質で見ていただく環境が整えられると。  あと、映画そのものとの連携ということで、例えばグッズですとか、そういういろいろなPRの中で、ちょっとそういうアートとか、デザイン性を生かしたものを一緒に考えていくとか、そういったことで、より市民の方に目を止めていただくような仕掛けづくりといったことは可能かと考えております。 ○委員長田中慎二)  松田委員。 ◆委員(松田憲幸)  やっぱりこれよくある話で、個別でやるのではなくて、せっかく芸術の条例をつくっていただいたので、その映画のまち八尾という目標についても、こことリンクをしていくような形でやっていただきたいと思います。  これは非常にいい話だと思いますので、一部の方だけじゃなくて、八尾市民全員がこういう芸術の条例があるという存在を知ってもらった上で、触れる機会というのをどんどんつくっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○委員長田中慎二)  他にありませんか。  稲森委員。 ◆委員(稲森洋樹)  パブリックコメントの意見とかもちょっと見させていただいたんですけれども、結構、意見を踏まえて、かなり柔軟に文言修正されているというのが印象的でした。  これは基本的に、芸術文化基本条例ですので、条文内ではある程度包括的に、抽象的、理念的な表現にとどまっているのも、そういった性質上のものなのかと考えております。  先ほど来、政策形成のプロセスに関する議論でも私申し上げたとおり、何らかの戦略性であったりというものがあれば、具体的な取組内容というのは現実に確定しなくても、それがしっかりと見えた中での施策立案であればなんですが、ただしっかりと結果をチェックしていくということは重要ですので、その議会人として、本来的なところでしっかりと作業というか思考させていただきたいと思っているんです。  こちらに関しましては、一定程度のニーズがある中での施策立案という背景もあったのかなと私は受け止めております。  先ほど川添課長からも、各種団体からの御意見の中で、活動の場をもっと広げていったりとか、活動の限界というところが一定程度生じてきているという課題もお聞きした中での立案であったという御説明もいただきました。私自身も、地域の市民などから、やっぱり地域ごとの偏在性というのも、八尾市といっても面積が広いですので、特に、縁辺地の地域の方でしたら、芸術文化に関する活動をしたくて情報を仕入れたくても、八尾市内でどんな活動があるのというのも調べたところで、出張所などに行っても、結局中心部であったり、逆の、遠くの地域でやっている活動などには有機的につながっていかないという部分のお声を頂いていた部分があります。団体からもそういうお声があったというところは、その双方のマッチング、ニーズのマッチというのにも、これから有機的ネットワークの形成というところ、目的、方向性でも掲げていただいてますので、つながっていくのかなと期待しているところでございます。  パブリックコメントで意見がたくさんあったというのも、かなりニーズがあったという部分の証拠かとも思っております。  条例制定後、どういう取組でこういう、本当に理念として掲げている方向性である有機的なネットワーク形成を行っていくかというところが重要なのかと思っております。  行政含めた各主体、これは単に役所という単一の存在ではなくて、出張所であったりとか、各種、教育委員会も含めた、団体とつながりのある原課であったりとかという部分も含めた行政体であったりとか、あるいは携わろうとする市民であったり、そして、現時点で活動される団体、こういったところは本当に有機的につながるという部分を考えると、こういったネットワークに簡易にアクセスができるという部分について、これは行政側もそうですし、団体も市民もそうです。  そういう仕組みづくりが大事なのかと思っているんですけれども、そのあたりで、現時点で条例制定を踏まえて、想定される活動内容とかあれば御説明願えますか。 ○委員長田中慎二)  川添課長。 ◎文化・スポーツ振興課長(川添浩司)  条例制定後、これに基づきまして、また今度、推進基本計画を立てていく中で具体的なところは決めて、来年度以降立ち上げる予定としております推進会議でも、具体的な企画とかは立てていこうとは考えているんです。  例えば、ICTを活用して、今回の基盤のポータルサイト。そういったものを構築して、そこに今はなかなか一元化されてない八尾市内の芸術文化のその団体ですとか、あと、活動場所の情報を集約して、それぞれの目的に応じて、こういう団体があるんだとか、こういう場所もあるんだ、ということがさっと見られるような形。それでしたら、自宅でもどこでも、スマホからでもアクセスできますし、それで、もうちょっと今までよりかは、市民にとっても、この芸術文化に入っていきやすくするようなことも可能かと考えてます。  また、いきなり大きな事業というのではなく、モデル的に、幾つかの事業をやっていきながら、皆さんと成功体験を共有して、どんどんとそういう参画されるような主体も広げていければと考えているところです。 ○委員長田中慎二)  稲森委員。 ◆委員(稲森洋樹)  ありがとうございます。  情報通信技術も発展してきている中で、直接そこのポータルサイトにアクセスできない方であったとしても、出張所であったり、行政に相談したりとか、直接的に地域の団体が相談するのではなくて、それこそ自治会であったり、その他の地域団体であったりに相談した中で、そこにアクセスできる方がいらっしゃった場合はつながるという部分にもしっかりと生きてくるかと思います。  その部分で、結果という部分も、しっかり今後見ていかないといけないのですけれども、私からの思いといたしまして、そのポータルサイトというのを、具体的な中で運用していくのであれば、それを通じて、どれだけのマッチングにつながったのかであるかとか、団体のその意向調査などというのも、使いやすい、使いにくいとか、実態的にそれがうまく回っているのかどうかというのも、ちゃんとPDCAの中でチェックというのを果たしていっていただきたいと思うんです。そのあたり、現時点でどのようにお考えでしょうか。 ○委員長田中慎二)  川添課長。 ◎文化・スポーツ振興課長(川添浩司)  ICTのポータルサイトを御覧になって、実際に動かれてというところでは、なかなか数字としては拾いにくいところもあるかと思うんですけれども、その基盤、ネットワーク内の各主体、例えば、文化会館でもそうですし、ほかのそういったコミュニティセンターとか、そういった出先でそうやって相談があり、次につながっていったようなことは、ある程度の追跡は可能かと思いますので、そういったところは丁寧に拾っていきたいと考えております。 ○委員長田中慎二)  稲森委員。 ◆委員(稲森洋樹)  先ほど基金条例も一緒ですけれども、やったら終わりではなくて、その後に、しっかりとどういった結果が出てきて、そして、それを基にどうブラッシュアップしていくかというところが大事だと思います。  先ほど委員からもあったとおり、つくって終わりではなくて、そのあたり継続的にやる中で、実のある施策としていただくようお願いしたいと思います。  以上です。 ○委員長田中慎二)  他にありませんか。  五百井委員。 ◆委員(五百井真二)  何点かお伺いさせてもらいます。  私ども公明党としましては、国のほうでも、文化芸術基本法の制定も推進してきましたし、本市においても条例を設置すべきではないかということで、ずっと訴えさせていただきました。  そういう意味では、本当に喜んでおります。今回、条例ができるということは歓迎すると、本当に喜んでいる部分はあるんです。  まず、ちょっと言葉にこだわっているというわけではないのですが、国では文化芸術基本法だと。文化芸術という言葉ですね。今回、本市のこの条例提案では、芸術文化基本条例だと。そこに例えば、文化庁などでは、やっぱり文化芸術という部分と芸術文化とやっぱり言葉がちゃんと使い分けされています。  どうしても芸術文化でいうと、これ、文化庁の資料なんですが、音楽、演劇、舞踊、映画、アニメーション、漫画等の芸術文化という、そういうある意味、枠というか、担当というか、範囲を限定するというか、ちょっと狭めてるのかというイメージがあるんです。
     文化芸術という言葉の中には、先ほど、いろいろなところ出ましたけれども、例えば、言語であったり、習字などは普通に書く文化ということ、これは芸術に入るのかどうかといったら、文化には入るけれども芸術には入るのかとか、ちょっと分かりにくいところがあるんです。  そういう意味で今回、芸術文化にという、あえて選んだことについてちょっと教えてください。 ○委員長田中慎二)  川添課長。 ◎文化・スポーツ振興課長(川添浩司)  本市ではこれまで、市長部局で芸術文化として、芸術を中心としたそういう施策を、教育委員会で文化財ですとか、生涯学習としての生活文化等に関する施策を進めてまいりましたところです。  その後、平成29年の文化芸術振興基本法から、文化芸術基本法への改正によりまして、国のほうでも、文化芸術の価値の幅広い活用が盛り込まれておることですとか、あと市のほうでも、機構改革によりまして、文化振興を担当する部局が市長部局に一元化されたということもありまして、本条例では、一応基本的には、法律が規定する文化芸術と同じ範囲を対象としていくところです。  ただ、保存活用に関する条例ですとか、計画を別に備えております文化財等、こちらが対象外になっていることですとか、あと、先ほどの生活文化等につきましては、その活動初期段階、最初の取っかかりの部分については生涯学習の位置づけで、引き続き、教育委員会が所管するということで、ちょっと法律と異なるところがあるというのと、これまでの八尾市の経過というところを踏まえまして、今回の条例では芸術文化という言葉を使っておるんですけれども、市全体として見渡したときには、国が規定しております文化芸術の範囲をきちっと網羅して取組を進めているというところです。 ○委員長田中慎二)  五百井委員。 ◆委員(五百井真二)  今の御説明に納得できるところと、それでもやっぱり、言葉でどうしてもちょっと、言葉にこだわるところ。これも文化かもしれません。  例えば、言葉も、我々よく高齢世代の方は河内弁使われますよね。これもある意味、方言であり、文化だと。われ、こら、といった言葉が芸術とはちょっと言いにくいので、決して芸術ではないと思いますが、そういう意味で、やっぱりちょっとうーんという部分もあるんですが、市としては、決して分けているのではなくて、あくまで縦分けをしてると。条例上、生涯学習であったり、教育であったりと分けていると。そういう捉え方でいいということですか。  ここはそこにこだわって、だめとかそんな話ではないので、ちょっと確認のためにさせていただきました。  あとこれ、先ほど条例の位置づけであったんですが、基本的には、基本条例ですけれども、私はやっぱり芸術文化というのは、振興条例的な位置づけであるのかどうかと思ったので、その辺どうですか。 ○委員長田中慎二)  川添課長。 ◎文化・スポーツ振興課長(川添浩司)  このあたりは、ちょっと国の法律の名称に影響されているところもありまして、平成29年より前につくられた自治体は、国の法律が文化芸術振興基本法だったということもありまして、振興という文字を条例の中に取り込まれているところも多いんですけれども、それ以降につきましては、法律のほうが芸術文化基本法に変わったこともありまして、振興という言葉を外して、基本法とか、あるいはその自治体独自の工夫を凝らしたような名前で条例をつくられているところもある状況です。 ○委員長田中慎二)  五百井委員。 ◆委員(五百井真二)  今のことは十分に分かっています。  今回の本市の条例の位置づけというか、言葉はないけれども振興条例という位置づけなのか、そのようなことを教えてほしいんです。 ○委員長田中慎二)  川添課長。 ◎文化・スポーツ振興課長(川添浩司)  言葉としては、振興という言葉が入っておりませんけれども、中身的にはもちろん、芸術文化を市全体で振興していく、盛り立てていくという内容になっております。 ○委員長田中慎二)  五百井委員。 ◆委員(五百井真二)  ありがとうございます。  要は、振興していくための条例という、今、お答えいただきました。  その中で、第4条に、市の役割という規定があるんですが、しっかり芸術とか文化という部分が、あまり行政が何か責任をどうこうという言い方がちょっといいのかどうかは分からないですけれども、役割という、ある意味、市民とか団体との同じ並列みたいな書き方でいいのかと。あるいは、例えば、責務という言葉であったり、責任であったりのほうがちょっといいのかと、その辺はどんな感じですか。 ○委員長田中慎二)  川添課長。 ◎文化・スポーツ振興課長(川添浩司)  こちらの文言につきましては、審議会のほうでもいろいろと意見交わされたところなんです。責務といたしますと、やはり今後の行動を、どちらかいうと縛るようなイメージになってきますので、ほかの市民とかの主体の規定も含めまして、今回は芸術文化に関する条例ということもございまして、やっぱり自由度がある、そういう役割という表現が適しているだろうということで、このようになっております。  ただし、市の役割とはしておりますけれども、後ろの第8条では、市の取組といたしまして、今後進める施策の柱を規定するとともに、条例に基づく計画、こちらのほうもつくって、取り組む内容を示していくということで書いておりますので、役割と書いているから、ちょっとトーンが落ちているようなことは決してございません。 ○委員長田中慎二)  五百井委員。 ◆委員(五百井真二)  ありがとうございます。  今の言葉、おっしゃってる内容はよく理解できました。  先ほども、振興していくと、第8条にも、しっかりこうやってやっていきますと入れていただいてます。  最後、基本計画の件も第10条で触れていただいております。先ほどもおっしゃいましたけれども、今、八尾市内で様々、音楽であったり、いろいろな芸術であったり、コミセンでは、それこそ絵画とか習字もそうですが、いろいろなつくるやつとか、様々な活動されている市民の方、たくさんいらっしゃいます。そんな方が、やっぱりこの条例ができて、さらにまた自分も頑張ろう、また、周りの人にも訴えていこうとか、本当にそういう、芸術文化というと、人間性の涵養であったり、心の余裕であったり、ゆとりであったり、そういった大事な部分やと思いますので、しっかりやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 ○委員長田中慎二)  他にありませんか。  杉本委員。 ◆委員杉本春夫)  委員のほうから大分出てると思います。  やっぱりこの芸術文化というのは物すごい幅が広い。こういう中で基本条例をつくって、これから進めていこうという条例であるわけです。  こういう芸術や文化を広めていくということ、また、市民的にもっともっと広げていこうということになりますと、やっぱり場所というのが一定部分考えていかなきゃならないの違うかと。  特に、プリズムホールを中心としてということになっておるわけなんだけれども、このプリズムの会場そのものを借りるといってもなかなか難しい面があります。  そういった中で私が着目したのは、やっぱり第8条のとこかと考えております。市の取組だからといって、何でもかんでもというわけにはいきませんが、先ほど委員からもありましたように、コミセンの活用とか、そういったものも考えていらっしゃるのではないかとは思います。  八尾に、これだけの26万都市の中で、プリズムホールそのものを、なかなか借りることができないという現状もやっぱりあるわけですし、今度新しくなりますと、もうひとつ使用したくてもなかなかできない、こういう部分が出てくるのではなかろうかと思っております。  そういった中で、この市の取組の中で7項目書かれておられるんですけれども、やっぱりそのことを進めていこうとすれば、今後、コミセンとかというだけではなくて、これは今後考えていただきたいと思うんですが、第2文化会館とかいう形も、今後考えていくことが、やっぱりこの基本条例を生かしていくものになるのではないかと思います。  当然、財源的な問題もありますけれども、そういうようなものも含めた形の中で、この基本条例が生かされるような環境づくり、こういったものがやっぱり必要ではないかと思っております。  そういった意味では、今後、どのようにそういった場所という問題について考えておられるのか、この点だけちょっとお伺いしときます。 ○委員長田中慎二)  新堂部長。 ◎魅力創造部長(新堂剛)  今回の、この芸術文化を超える部分がありますので、私のほうから答弁させていただきます。今回の条例におきましては、ネットワークという形の中には、当然、企業であったりとか、お店であったりとかも参加していただくということは考えてございます。  現実にも、現在、工場の空きフロアをダンスフロアとして貸出しをされているようなところもございます。あるいは先ほどもちょっとございました、つくって終わりというのは、先ほどの、基金も同じなんですけれども、やはり市民の皆様が参加していただくということが非常に大きな部分だと思っております。  行政が主導で何かをしていくということではなくて、市内の企業の方であったり、お店であったりが、うちの壁に飾っていいよとか、うちのここ使ってくれていいよということも含めて、八尾市全体で芸術文化を振興していきたいと考えておりますので、今の段階で、行政が主導で何か施設を造って、そこをということではなくて、市内にある様々な企業、お店、あるいは道路、様々なものがございます。そういったところも活用しながら、ネットワークをしっかりとつくって、芸術を振興していきたいというのが基本的な考え方でございます。 ○委員長田中慎二)  杉本委員。 ◆委員杉本春夫)  そういう考え方も僕はあると思いますけれども、やっぱり市民の皆さんがそういった芸術文化に携わろうということになりますと、先ほど言ったことも1つの形やと思います。  しかし、やっぱり場所というのも、これは行政としてそういう環境をつくってあげるというのも、この芸術文化を広めていく1つの手だてではなかろうか。  先ほど、部長がおっしゃったような1つの手だて、そういう形で、まちで、アートでいろいろな、僕らも見たり聞いたりしてますけれども、そういうことも大事やと思います。そこに触れ合うことによって、市民の皆さんが関心を持っていくということも1つの手だてだと思うんです。  ただ、先ほど申し上げたように、プリズムホールそのものをなかなか利用したくても利用できないと。そういうことではなくて、そういうものも含めた形の中で、やっぱり僕は検討していかないと、ただ企業や商店街の皆さんに関心を持っていただいて、例えば、絵画を掲げるとか、そういうことも1つの手だてだと思いますけれども、やっぱり僕は、行政そのものが、ただ単なるそういった形だけではなくて、そういう環境もつくってあげることも私は大事かと思ってます。今後、いろいろ考え方あるかも分かりませんけれども、これもひとつ、やっぱり検討していただきたいということだけ要望して、終わらせていただきます。 ○委員長田中慎二)  他にありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長田中慎二)  なければ、2回目の質疑に入ります。  質疑ありませんか。  副委員長。 ○副委員長(大星なるみ)  私も、以前から条例制定ということを求めておりました。  中核市、62ある中で、現在、23の中核市が条例も制定し、八尾においては、文化芸術基本法の改正を踏まえて、さらに、プリズムホールのリニューアルというタイミングで、こういった条例をつくっていただけたというのは、非常に私も感謝しているところです。  少しだけ確認させていただきたいんですが、私はこの条例を読んだときに、もちろん、それぞれが行っている芸術文化の取組がさらに豊かになっていくということを期待しているわけですが、それに加えて、ここの第2条第2項において、そういった芸術文化活動を通して、人のつながりでしょうね、つながりとか、広がりを生み出したりすることで、人と人との交流が活性化され、芸術文化と多分野との連携とか、八尾魅力の発信が促進されるんだと。やっぱりそういうところを目指して、今回、条例をつくっていただいたのかと理解しているところです。  そういう意味では、資料にも出していただいているように、芸術文化による創造及び交流の基盤の形成と、やっぱりこれが肝になるのかと思っているんです。  これはイメージ図ですので、まだ、もっともっといろいろな団体があるかもしれないし、この輪が広がっていくということを期待してるんです。ただ、それぞれがつながるって、結構、口で言うのはたやすいけれども、誰が、どうやってここをつないでいくのというところは、すごく懸念しているところなんです。絵に描いた餅にならないためにも、つなぎ役ですね、それはどこがやっていくというイメージなのか教えてください。 ○委員長田中慎二)  川添課長。 ◎文化・スポーツ振興課長(川添浩司)  具体につきましては、条例にも書いておりまして、来年度以降の推進会議を立ち上げた中で、最初は、今の審議会に入っていただいているメンバーを中心に、コアメンバーで検討していって、広げていくような仕組みを考えていくことにはなるかと思います。  先で、そういうポータルサイトとかできたら、そういったものを使って、どんどんPRして、間口を広く、いろいろな団体の活動場所を受け入れたいと考えてますし、それぞれの皆さんが既に御存じの、そういう団体とか場所のこともありますので、そういったところもどんどんアポイントを取って、入っていただけるようなことではやっていきたいと考えてます。 ○委員長田中慎二)  副委員長。 ○副委員長(大星なるみ)  まずは推進会議で、コアメンバーでどういうふうにやっていくかということを検討されるんだと思うんですけれども、その推進会議は、大体コアなメンバー、まずはコアメンバーということなんですが、コアメンバーというのはどういうメンバーを想定されてますか。 ○委員長田中慎二)  川添課長。 ◎文化・スポーツ振興課長(川添浩司)  今現在、審議会のほうで入っていただいているような、例えば、FMちゃおですとか、恩智の茶吉庵ですとか、観光協会とか、あと、つどいの運営管理者ですとか、そういったところが中心になってこようかと思ってます。  これまでの審議会とか、ワーキンググループでの議論、そういった経過も踏まえた形で、それを具体化していくためにはどういったことがいいだろうというのを考えた上で、ある程度、そういう企画がまとまったら、もうちょっと広い場で、より多くの皆さんにもう一度見ていただくような、活動場所とかを、企業の方にも見ていただいて、御意見を頂くような場はもちろん設けて、どんどんとそういう場を広げていければと考えてます。
    委員長田中慎二)  副委員長。 ○副委員長(大星なるみ)  私も、審議会のほうは傍聴もさせていただきました。言ってみれば、コアメンバーに選ばれた団体とか、そういう方々で、本当に熱の入った議論をされていたと思っているんですが、やっぱり推進会議というのは、審議会とは違って、もっと幅広く、多様な方々が入って、いろいろな意見を聞かせていただくという場になるかと思っているので、スタートラインはさっきおっしゃったようなメンバーでも構わないと思うけれども、できるだけ早い段階で市民公募するとか、いろいろな団体に呼びかけるとかして、その推進会議が活性化するような構成メンバーも含めて、その辺の取組もやっていただきたいということは要望しておきたいと思います。  それからもう1点は、先ほども場所の問題がありました。私も実は、市民コーラスやっているんですけれども、例えば、そういった合唱団が場所を借りたいというときに、もうなかなか場所が見つからないんです。そうしたときに、誰に相談したらいいというのがなくて、結局、右往左往してしまうところがあるんです。さっき言ってた、何か活動をやりたいけど、場所があるのかとか、どんな団体があるのかとか、そういったことを相談したり、いろいろ芸術文化に関わる情報を、先ほど、ポータルサイトというのもありました。こういった相談に応じていただいて、いろいろな情報を共有させてもらえるような、そういった機能を持つのは、やっぱり文化会館なのかってちょっとイメージしているんですけれども、その辺のお考えはいかがですか。 ○委員長田中慎二)  川添課長。 ◎文化・スポーツ振興課長(川添浩司)  文化会館だけとなりますと、これはまたちょっと距離の問題とか、そういったところもありまして、皆さんがそこに相談に行くというのは、なかなかいきなりは難しいところもあるかと思いますので、考えておりますのは、その基盤、ネットワークの中に入られている拠点が、今は、それぞれの場所で、知り得る範囲での御対応となっているところを、情報を一元化したデータベースとかを活用しながら、ある程度は、対応力を上げていただくこと。あと、それ以上のことになると、例えば、おっしゃっていただいたような、文化会館に行かれると、より専門的な対応ができますよということで、いわゆる、エスカレーションということで、次へのバトンタッチです。これがスムーズにいくような仕組みができればと考えております。 ○委員長田中慎二)  副委員長。 ○副委員長(大星なるみ)  本当は、そういった相談も身近な場所でやってもらって、相談できるところがたくさんあるというのが理想だと思っています。  だから、そこはいろいろ工夫して、今後、推進会議等でも情報共有あるいは相談窓口どうするのかということも、具体的に検討していただけると思いますので、これも幅広く、身近な場所で相談できるという方向を目指していただきたいと思っています。  それから、もう1点だけ。今回、文化芸術基本法の改正が2017年にありまして、これが、先ほど言ったように、振興という部分よりも、もっと幅広くという意味合いで名称も変わったと私は認識してるんですけれども、ここの大きな改正点、これから国が目指そうとしている文化芸術というのはどういうものなのかということを、ちょっと簡単に教えていただけたらと思います。 ○委員長田中慎二)  川添課長。 ◎文化・スポーツ振興課長(川添浩司)  これまでは、文化芸術そのものを振興していく、それぞれ芸事とか、そういうジャンル、音楽ということを、レベル上げて、振興していくというところにウエートが置かれていたかとは思うんです。  今は、観光立国ということも言われてますように、その芸術文化のよさ、魅力を使って、ほかの分野に刺激を与えて、相乗効果を生んで、芸術文化も高まるし、その魅力を生かして、連携先の分野、観光ですとか産業も高めていくということで国も示されておりますし、それを受けて、こちらの市の条例のほうでも、そういったことを盛り込んでいるところです。 ○委員長田中慎二)  副委員長。 ○副委員長(大星なるみ)  そうですね。そういった国の改正点も踏まえて、この基盤づくりという、まさにそうかと思っています。  いろいろな分野に広がりを見せていくと、つながりをつくっていくということだと思うので、まずはこの基盤形成、具体的にどうしていくのかということをしっかりとつくっていっていただきたいと思っているところです。  去年でしたか、柏原の芸術祭、柏原ビエンナーレって、もう9回もやっているんですけれども、私は去年初めて伺いました。  先ほど、課長もおっしゃってたように、1週間ほど期間を設けて、柏原市のいろいろな場所を会場にして、そこを市民や訪れた人たちが自転車で回るもよしですが、訪れていくと。お寺もありました。それから、そういった企業の提供してくださった場所もありました。それから、喫茶店などもありました。  そういった様々な場所を提供していただいて、そこでアートを楽しむ。実際に作るワークショップみたいなものもありましたけれども、そういった取組の中で、例えば、もう柏原のまちの魅力に触れるとか、柏原にこんなところがあったんやねっていう、再発見をしたりもしましたし、別に、文化芸術に関心がない方でも、ボランティアでお手伝いをすることによって、こういう文化活動があるんやなと言って触れていただいて、そこがきっかけになって、自分もやってみようとなることも考えられるような取組でしたし、そこには、いろいろなアーティストの活躍の場、それから、大学生なども参加しておりまして、非常に活気があったと思っています。  八尾でも、芸術芸能文化祭という、多くの方々に一堂に集まっていただいてという取組もありましたけれども、このコロナ禍で、逆に、集客を見込むというのも1つですけれども、こういった多様な芸術文化の取組があるんだということも分かりましたし、この基盤形成、うまくいけば、そんなことにもつながっていくのかと期待もしておりますので、どうぞ、これからの基本計画の議論、しっかりとやっていただきますようお願いをして、終わります。 ○委員長田中慎二)  他にありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長田中慎二)  それでは、質疑を終結して、これより討論に入ります。  討論ございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長田中慎二)  それでは、討論を終結して、これより、議案第17号について採決をいたします。  本件、原案可決を適当と認めることに御異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長田中慎二)  御異議なしと認めます。  よって、議案第17号については、原案可決を適当と認めることに決しました。  以上で、魅力創造部関係の付託案件審査は終了いたしました。 ───────────────────── ○委員長田中慎二)  次に、「所管事務調査の件」を議題といたします。  当委員会の所管事務調査につきまして、お手元配付の報告書を議長に対しまして提出することにいたしたいと思いますが、これに御異議ございませんでしょうか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長田中慎二)  御異議なしと認めます。  それでは、そのように取り扱うことにいたします。  なお、この際、お諮りいたします。  報告書の内容につきましては、3月23日の本会議で委員長報告することにいたしたいと思いますが、このように取り扱うことに御異議ございませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長田中慎二)  御異議なしと認めます。  それでは、そのように取り扱うことといたします。  これをもって、「所管事務調査の件」を終わります。 ───────────────────── ○委員長田中慎二)  以上で、委員会における本日の日程は全て終了いたしました。 ───────────────────── ○委員長田中慎二)  以上で、建設産業常任委員会を閉会いたします。  午前11時35分閉会 ──────────────────────────────────────────────  〇委員長署名  ┌─────┬─────┬────────────────────────┐  │建設産業 │     │                        │  │     │田中慎二 │                        │  │常任委員長│     │                        │  └─────┴─────┴────────────────────────┘...