八尾市議会 2022-03-09
令和 4年 3月 9日予算決算常任委員会(建設産業分科会)−03月09日-01号
令和 4年 3月 9日
予算決算常任委員会(建設産業分科会)−03月09日-01号令和 4年 3月 9日
予算決算常任委員会(建設産業分科会)
┌─────────────┐
│ 予算決算常任委員会 │
│ 建設産業分科会次第 │
└─────────────┘
┌─令和4年3月9日──┐
└─第1委員会室 ──┘
1 開 会
2 審 査
【都市整備部及び建築部関係】
(1) 議案第18号「令和3年度八尾市一般会計第18号補正予算の件」のうちの当分科会所管分
(2) 議案第26号「令和4年度八尾市一般会計予算の件」のうちの当分科会所管分
議案第36号「令和4年度八尾市一般会計第1号補正予算の件」のうちの当分科会所管分
<以上2件一括審査>
【水道局関係】
(1) 議案第24号「令和3年度八尾市水道事業会計第1号補正予算の件」
(2) 議案第34号「令和4年度八尾市
水道事業会計予算の件」
3 散 会
〇出席者氏名
出席委員
委員長 田 中 慎 二
副委員長 大 星 な る み
委員 稲 森 洋 樹
委員 山 中 宏
委員 松 田 憲 幸
委員 五 百 井 真 二
委員 杉 本 春 夫
説明のため出席した者
市長 大 松 桂 右
副市長 村 上 慶 太 郎
<都市整備部>
部長 金 子 秀 行
次長 米 重 豊 裕
次長 堀 俊 二
都市政策課長 北 尾 章
都市交通課長 杉 島 敏 則
都市基盤整備課長 岡 崎 充 貴
土木管財課長 藤 原 康 志
土木建設課長 木 村 智 哉
土木管理事務所長 鈴 木 啓 介
<建築部>
部長 比 留 間 浩 之
次長 田 中 孝 房
住宅政策課長 北 園 了 三
審査指導課長 辰 己 浩 之
公共建築課長 芝 池 具 寿
住宅管理課長 廣 瀬 孝 二
参事 上 田 直 貴
<水道局>
水道事業管理者 赤 鹿 義 訓
水道局長 村 田 法 洋
次長 松 本 清 志
次長兼経営総務課長 岩 井 直 人
お客さまサービス課長 松 島 秀 作
工事管理課長 平 井 広 一
施設整備課長 相 原 貴 史
<その他関係執行部>
若 干 名
職務のため出席した
市議会事務局職員
参事 藤 本 隆 行
議事政策課副主査 菱 井 正 人
令和4年3月9日(水曜日)午前10時30分開会
○委員長(田中慎二)
出席委員が定足数に達しておりますので、ただいまから、
予算決算常任委員会建設産業分科会を開会いたします。
─────────────────────
○委員長(田中慎二)
当分科会では、担当する各予算の質疑を行います。
なお、討論と採決は、3月17日の全体会で一括して行います。
それでは、お手元配付の次第書どおり審査を行います。
─────────────────────
○委員長(田中慎二)
それでは、まず、都市整備部及び建築部関係について審査を行います。
初めに、議案第18号「令和3年度八尾市一般会計第18号補正予算の件」のうちの当分科会所管分を議題といたします。
まず、
北尾都市政策課長から提案理由の説明を求めます。
北尾課長。
◎都市政策課長(北尾章)
それでは、ただいま議題となりました、議案第18号のうち、人事院勧告に伴う人件費の補正を除く
都市整備部所管分につきまして、御説明申し上げます。
恐れ入りますが、令和3年度八尾市一般会計第18号補正予算書の54ページをお開き願います。
款6産業費、項1農業費、目4土地改良事業費におきまして、25万円を減額補正し、補正後の額を1億0750万1000円といたすもので、
都市整備部所管分といたしましては、625万円を増額といたすもので、その内容といたしまして、国の令和3年度第1号補正予算に伴い、玉串川護岸整備事業費を増額するものです。
次に、56ページをお開き願います。
款7土木費、項2道路橋りょう費、目5
道路橋りょう新設改良事業費におきまして、1300万円を減額補正し、補正後の額を2億4218万8000円といたすもので、その内容といたしまして、国の令和3年度第1号補正予算に伴い、
橋りょう等長寿命化事業費で500万円を増額し、また、沿道や関係機関との調整の結果、事業見送り等に伴い、
交通安全施設等整備事業費で1800万円を減額するものです。
次に、58ページをお開き願います。
項4都市計画費、目1都市計画総務費におきまして、2232万8000円を減額補正し、補正後の額を4億9741万3000円といたすもので、
都市整備部所管分といたしましては、2088万1000円を減額といたすもので、その内容といたしましては、施工方法等の精査による変更に伴い、
街区内道路整備事業費で1000万円、入札による減等により、服部川・
郡川地区整備事業費で1088万1000円をそれぞれ減額するものです。
次に、目2街路事業費のうち、
久宝寺線整備事業におきまして、1851万6000円を増額補正し、補正後の額を3億4935万4000円といたすもので、その内容といたしましては、国の令和3年度第1号補正予算に伴い3451万6000円を増額し、また、
文化財発掘調査工事の施工範囲が当初見込みを下回ったため、1600万円を減額するものです。
次に、目5
公園緑地整備事業費のうち、公園整備事業におきまして、4350万円を増額補正し、補正後の額を1億3722万1000円といたすもので、その内容といたしましては、国の令和3年度第1号補正予算に伴い5250万円を増額し、また、万博の桜2025寄附金が当初見込みを下回ったことに伴う植樹工事請負費の減により、900万円を減額するものです。
次に、繰越明許費補正について御説明申し上げます。
補正予算書の10ページにお戻り願います。
第3表、
繰越明許費補正のうち、款6産業費、項1農業費のうち、玉串川護岸整備事業におきまして、国の令和3年度第1号補正予算に伴う増額補正分625万円を、款7土木費、項2道路橋りょう費のうち、
橋りょう等長寿命化事業におきまして、国の令和3年度第1号補正予算に伴う増額補正分500万円を、
交通安全施設等整備事業におきまして、地元及び関係機関との調整に時間を要したため、1100万円を、項3河川費のうち、
流域貯留浸透事業におきまして、関係機関等との調整に時間を要したため、780万円を、項4都市計画費のうち、
久宝寺線整備事業におきまして、国の令和3年度第1号補正予算に伴う増額補正分3451万6000円を、公園整備事業におきまして、国の令和3年度第1号補正予算に伴う増額補正分5250万円を、いずれも繰越明許費といたすものです。
以上、誠に簡単ではございますが、議案第18号のうち、
都市整備部所管分についての提案理由の説明を終わらせていただきます。
何とぞよろしく御審査賜りますようお願い申し上げます。
○委員長(田中慎二)
次に、
北園住宅政策課長から提案理由の説明を求めます。
北園課長。
◎住宅政策課長(北園了三)
ただいま議題となりました、議案第18号のうち、人事院勧告に伴う人件費の補正を除く、建築部所管分につきまして御説明申し上げます。
恐れ入りますが、令和3年度八尾市一般会計第18号補正予算書の56ページをお開き願います。
款7土木費、項1土木管理費、目1土木総務費につきましては、1215万円を減額するものとし、その内容といたしましては、
既存民間建築物耐震改修補助金等、
中古住宅流通促進補助金及び同居支援補助金の申請件数等が当初の見込みを下回ったことにより、
既存民間建築物耐震化推進事業費で335万円を、空家等利活用及び
適正管理促進事業費で880万円をそれぞれ減額するものでございます。
次に、58ページをお開き願います。
項6住宅費、目2住宅整備費につきまして5002万円を減額するものとし、その内容といたしましては、入札による減及び
住宅設備改修件数が当初の見込みを下回ったこと等により、
安中住宅整備改善事業費において2338万2000円を、
西郡住宅整備改善事業費において1962万4000円を、
既設住宅等改善事業費において701万4000円をそれぞれ減額するものでございます。
次に、
繰越明許費補正について御説明申し上げます。
補正予算書の10ページにお戻り願います。
第3表、繰越明許費のうち、款7土木費、項1土木管理費におきまして、空家等利活用及び
適正管理促進事業として、
提案型空家等利活用促進補助金を採択いたしました事業者の工事の進捗状況により、200万円を翌年度に繰り越すものでございます。
今回の繰越しに係る経過についてでありますが、当該補助金の事業募集を令和3年8月に実施いたしましたものの、応募事業者がなく、事前相談を受けていた事業者等への聞き取りの結果、制度の周知から募集の締切りまでの期間が1つの課題となっていたため、同11月に再度募集を実施したところ、1者から応募があり、その内容等を審査した結果、適当と認められるため、採択の後、事業者からの交付申請を受け、令和4年2月10日付で交付の決定をいたしました。
当該補助要綱に基づき、事業者の工事の契約及び施工については交付決定後としており、年度末までの期間が短いことから、工事の完了及び補助金の支出が令和4年4月以降となる見込みとなったため、予算の繰越しを行うものです。
なお、補助対象の事業は、ペットと市民の共生を目指し、愛犬家同士の交流、ペットの健康づくりや、飼い主のモラルの普及と啓発を目的とした交流サロンの設置に伴う空家等の改修となっております。
以上、誠に簡単ではございますが、議案第18号のうち、建築部所管分についての提案理由の説明とさせていただきます。
何とぞよろしく御審査賜りますようお願い申し上げます。
○委員長(田中慎二)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑ありませんか。
山中委員。
◆委員(山中宏)
よろしくお願いします。
今、繰越明許費のところで御説明があったところ、空家等利活用及び
適正管理促進事業について、お伺いしたいです。
当初、申込みがゼロ件だったというところで、延長して、1件あって、それが採用されたということなんですけれども、この制度はもう終わったのですか。それの確認をお願いします。
○委員長(田中慎二)
北園課長。
◎住宅政策課長(北園了三)
この制度につきましては、次年度も予算計上しております。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
次年度もっていうことですよね。引き続きやるということなんですけれども、最初、ゼロ件であって、延長して、1件の応募があったということで、もう次年度予算になってしまうから、あんまりなのですが、何が反省点だったのかというところを教えていただけますか。
○委員長(田中慎二)
北園課長。
◎住宅政策課長(北園了三)
今年度について、当初は、ゼロ件であって、再募集させていただいて、1件であったということで、やはり周知までの期間が非常に短かったのではないかということが1つあるかと思います。
制度を周知させていただき、7月から実施させていただいて、実質、受付が8月ということで、1か月間しかなかった。その分で、なかなか制度自体の周知がうまくいかなかったかと。
改めて、事業者の聞き取りをさせていただいて、再度、募集させていただいた中で、1件出てきましたので、やはり、そういう制度の周知、コロナのこともありまして、地域とかに、なかなか入っていけなかったということもありますので、今後、そういう形で周知は、もっと、きちっとしていきたいと考えております。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
この制度は当初も、非常に分かりにくい、使いづらそうなという印象は、私はちょっと受けてた部分もあるのです。
今回、中古住宅を利活用して、ペットの交流って、地域の方々にも、ペットを飼ってらっしゃる方にも非常によさそうな、事業者がこの制度を活用されているかと。地域のちょっと癒やしであったり、貢献をされるかという印象はあるんです。
この制度の使いやすさどうこうという部分において、今、認定されたこの事業者は、ヒアリング等というのは受けられてるんですか。ちょっと教えていただけますか。
○委員長(田中慎二)
中谷課長補佐。
◎
住宅政策課長補佐(中谷聡)
これ以外でも、この補助制度につきましては、事前相談が必須となっておりますので、様々な事業者であったりとか、事業を予定しておられる方からの問合せ、相談というのは受けております。
そういった中で、この制度の詳しい中身を説明したりとかいうことで、また、その際、結局、申請にならなかったという方につきましては、やはり書類を整えたりとか、いろいろ所有者の同意を得たりとか、大変やということもございまして、再募集ということでかけさせていただいたきました。
我々も、そういった意見を受ける中で、もう1度募集したら、手が上がってくるんじゃないかと。想定どおり、上がってきたというのもございます。聞き取りした内容については、先ほど言いました、所有者の同意、事前相談なり、申請の段階から、土地・建物所有者の同意を求めていたんですが、そのあたりの制度については、申請が採択されて、本申請になってから所有者の同意を取っていただくという形に反映させていただいて、変えられるものは変えてということに取り組ませていただきます。よろしくお願いします。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
なるほど。要するに、この制度があって、申請するまでに親切に、丁寧に、職員が事業者に対していろいろとケアをしながら、申請に結びつけるように努力はしていってくれているということなんですね。
それは、次年度以降も引き続き、この空き家対策の1つの八尾市のソリューションとして、事業を展開していっていただけるということで理解しました。
そのあたり、今後さらに、コロナが落ちついてくるとなったときに、相談件数、申請件数が上がるように、よろしくお願いいたします。
次、行かせていただきます。
そのまま、住宅なんですけれども、
既存民間建築物耐震化推進事業費補助金。このあたり、減額となっています。
耐震化推進事業費補助金等というのは、幾つかあったかとは思うんですけれども、それぞれの実績を教えていただけますか。
○委員長(田中慎二)
中谷課長補佐。
◎
住宅政策課長補佐(中谷聡)
実績とおっしゃいましたところ、件数ということで申し上げますと、当初、耐震診断で80件、特定建築物の耐震診断ということで1件、改修のための設計で15件、耐震改修の工事で20件、耐震のため、除却の補助金ということで10件、
コンクリートブロック塀の補助金ということで45件。合計171件を当初予算として見込んでおりました。
今回の補正予算につきましては、件数としては11件の伸びがあり、特に、耐震診断が7件ほど伸びておりまして、設計も5件と。特定建築物だけが1件マイナスということで、件数は11件プラスで、合計182件ということで、増にはなっているのですが、金額につきましては、それぞれの上限額を当初予算として計上させていただいてます。条件によって金額が下がってくる分、特に、
コンクリートブロック塀などにつきましては、1件20万円が最大なんですけれども、やはり
コンクリートブロック塀の延長、面積が低いということで、20件に届かないということもございます。ですので、件数は我々の想定以上なんですが、金額としては、そういった実績で下がってくるということがありまして、補正を御提案させていただいたという次第になっております。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
今、ブロック塀とおっしゃっていました。実績は伸びているけれども、上限を多めに取ってるからということですよね。
今おっしゃいましたブロック塀ですけれども、45件ということです。市内に5段以上のブロック塀というのは、まだまだたくさんあるかと思うんです。これ大阪の、数年前の大きな地震のときの絡みでの補助金だとは思うんですけれども、通学路のブロック塀というのは、今まだ残りどれぐらいあるのかは把握されてますか。
○委員長(田中慎二)
北園課長。
◎住宅政策課長(北園了三)
通学路に関するブロック塀につきましては、今大体、1700件ぐらいだと把握はしております。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
1700件ですよね。基本的に、ブロック塀のある家というのは、今、新築の戸建てで、ブロック塀で囲っている家ってまだ少ないかと思うと、やはり積み上がったブロック塀というのは、基本的には古いものかという印象はあるんです。
この1700件という大きな山を、年間45件で削っていって、それで八尾市内の子どもたちの通学路というのが安全になるのに、一体何年かかるのかというのがあるんです。
このあたりの問題意識というのは、当然、持ってくれていているとは思うんですけれども、いかんせん、申請というか、家の所有者が、実際にブロック塀を解体するとか、手を入れて安全にするという行為自体は全然伸びていないわけなんですが、このあたり市民に対して、また特に、通学路のあるお宅に対して何かアクションは起こしているんですか。
○委員長(田中慎二)
北園課長。
◎住宅政策課長(北園了三)
どういうアクションをしていっているかということで、まずは町会とか、自治会とか、そういうところに対しては、当然、毎年度周知はさせていただいたりしておりますし、ホームページとかの告知もさせていただいてます。
特にここ数年させていただいているのは、教育委員会との連携になってくるかと思います。実際に令和2年度、教育委員会と連携いたしまして、各学校に対して、再度、補助金制度の周知とかをさせていただいたり、通学沿いのブロック塀の危険と思われるところに関して、チラシの配布など、協力を得てさせていただきました。
その効果も実際にあったということもありますので、引き続き、教育委員会と連携しながら、これについては取り組んでいきたいと考えております。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
そうですね。それ相応の努力はしていっていただいていると認識はしてるんですけれども、ただ、この残りの1700という大きな山を、年間50件に満たない件数で削っていくということが果たしてどうなのか。どんどん躯体の老朽化というのもまた進むわけですし、大きな地震がいつあるかというのは、常々言われているところでもあるので、さらに、この50件というのを、やっぱり年間でも100件、200件って伸ばすための何か努力というのが、今後必要なんじゃないのかと思うのです。このあたり、既存のやり方にさらに乗せてやるという検討は、今の段階であるのかないのか、教えていただけますか。
○委員長(田中慎二)
北園課長。
◎住宅政策課長(北園了三)
やっぱりブロック塀の除去というか、改修につきましては、どうしても所有者の方がやっていかれる部分に対して補助をさせていただいているということです。
ですから、特効薬として、これをやるから増えるという形ではなく、地道に制度の周知とか、紹介をさせていただいた中で、そういうのがあるのであれば、やってみようという気持ちを起こさせるというか、そういう形にしていかないといけないかと思います。
ですから、機会を捉まえて、例えば、地域のイベントであったりとか、そういう中に足を運んでいただきました中で、きちっと制度の周知とか、啓発を図っていきたいと考えております。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
すみません。分からなかったらいいんですけれども、例えば、今、これで地震が起きて、ブロック塀が倒れて、また不幸な事件がもし起きてしまったときに、その家の所有者は、通学路でお子さんとか、人をけがさせてしまったり、亡くならせてしまった場合、どういった損害賠償などになるのかというのを、行政としては把握されてるかどうか。なかったらいいんです。
○委員長(田中慎二)
萬木課長補佐。
◎
住宅政策課長補佐(萬木啓介)
あくまで、責任は所有者にあると思います。
委員おっしゃられたように、1700件の危険な箇所が、補助件数で削られていくというのではなくて、当然、我々が把握していない、所有者が自ら危険なブロックに対して撤去等されている部分もあるので、あくまで、契機づけといいますか、動機づけとして補助制度を活用していただきたいと。
だから、そういった方の後押しになるように、制度の継続は続けていく必要があると思うんですけれども、その一方で、教育委員会と連携しながら、その1700件の危険なブロックの箇所の安全対策については進めていく必要があると認識しています。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
分かりました。
ブロック塀に関しては、最後に1つだけ確認したいんです。
この通学路の中で、空き家になってしまってて、また、ブロック塀も対象やみたいなのはどれぐらいあるとか、件数を把握しているのかと。把握していなかったとしても、把握しているところには、何か土地の所有者に働きかけをしているのかだけ、教えてもらえますか。
○委員長(田中慎二)
中谷課長補佐。
◎
住宅政策課長補佐(中谷聡)
申し訳ございません。
空き家とブロック塀のリンクは、今のところはしていない状態なんですけれども、空き家につきましては、指導の中で様々な資料、チラシ、啓発ということはさせていただいておりますので、要は、それとプラスアルファという形で、ブロック塀については考えていただいたらいいかと考えております。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
分かりました。
今後も、いろいろと相続等でいつの間にか空き家になってしまっていて、そのままずっと5年、10年とほったらかしみたいなところもあるのはありますので、そういったことも含めて、危機感を持って、また取り組んでいっていただけたらありがたいと思います。
次、行きます。
公園緑地整備事業の4350万円のところの増額なんですが、公園施設の長寿命化工事ということです。対象はどこで、具体的にはどんなことをされるのか、教えていただけますか。
○委員長(田中慎二)
木村課長。
◎土木建設課長(木村智哉)
対象となる公園は、8公園を予定しております。
具体的には、老朽化して、もう耐用年数が過ぎた遊具とか、公園施設の更新を行うものでございます。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
この遊具が老朽化しているというチェックは、日々というか、定期的にはしていただいているかと思うんですけれども、大体、そのチェックのタームというんですか、スパンはどれぐらいでされているのかということと、老朽化しているから、この8施設で工事されるとは思うんですけれども、その手前というんですか、黄色信号なのか、その黄色の手前の、要するに、だんだん老朽化してきているいう公園施設は、市内にあとどれぐらいあるんですか。
○委員長(田中慎二)
木村課長。
◎土木建設課長(木村智哉)
まず点検ですが、日常的な点検は毎年1回、市の職員で行っております。
詳細の点検につきましては、おおむね、10年に1回程度行っておりまして、次回は、令和4年度に詳細の点検を外部委託、発注して行う予定にしております。
遊具の種類によって耐用年数も違いますし、使用頻度とかによっても、傷み具合も変わってきますので、その辺は、日々、毎年の点検で安全確認は行っております。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
毎年の点検、年に1回というのと、詳細は10年に1回というんですけれども、たまにやっぱり公園遊具で、傷ましい事故のニュースとかも見るのですが、そういった近年にいろいろなもの、耐用年数によって、老朽化してというのがあると思うんです。
この10年に1回の詳細のチェックというのは、これもうちょっと短期間に短くするとか、そういう見直しというのはあまり考えてはないのですか。それにプラスして、あまり意味があるのか、ないのかも含めてどうなんでしょうか。
○委員長(田中慎二)
金子部長。
◎都市整備部長(金子秀行)
少し補足させていただきます。
点検の頻度なんですけれども、基本的には職員で、夏休み前に、一番お子さんが使う頻度が上がる前に、点検に行かせていただいてます。
委託等に出してまして、詳細な10年に1回は長寿命可計画の更新のために必要なので、そのときにさせていただいてます。
それ以外では、公園に対する要望というのは、やっぱり市民の方多いので、頻繁に公園のほうに訪れてます。そのときに、遊具のチェックも含めて点検させていただいているような次第でございます。
○委員長(田中慎二)
他にありませんか。
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
数点だけお願いします。
農業費の土地改良事業費のところで、玉串川の護岸整備事業ということで、国の補正予算がついたということで今回されるんですけれども、これは具体的にはどういったことをされるのか、説明いただいていいですか。
○委員長(田中慎二)
木村課長。
◎土木建設課長(木村智哉)
玉串川の護岸が老朽化しているということで、事業主体は大阪府でございますが、今回、河内山本駅から下流、北側、東大阪市との市境までの2.2キロメートル間におきまして、令和4年度より工事を着手するものでございます。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
東大阪のところまで、これは令和4年度から何年までされますか。
○委員長(田中慎二)
木村課長。
◎土木建設課長(木村智哉)
今現在、事業認可を取られている期間としましては、令和10年度までになっております。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
工事としては、順々に、河内山本駅の北側から東大阪に向けてやっていくという形でされるんですか。
○委員長(田中慎二)
木村課長。
◎土木建設課長(木村智哉)
はい、そのように伺っております。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
これ、河内山本駅から北側のほうの玉串川というのも、八尾市の中でも非常に観光というか、桜が咲いたら、すごく人が集まるような場所なんですけれども、ただあそこ、ちょっといろいろと見ていくと、例えば、河内山本駅の北側などで横断歩道があるけれども、そのまま真っすぐ行ったら玉串川に入ってしまうという横断歩道であったり、あるいは玉串川のところに、所有者は近くの方かもしれないんですけれども、鉄板を敷いてたりとか、その鉄板が適法なのか、違法なのかはちょっと私は分からないんですけれども、護岸も当然必要だと思うんですが、例えば、併せて護岸以外のところで、何か整備というか、周辺のところを一緒にやっていくというのは、この予算と絡めてというところですけれども、担当部署としては何か考えありますか。
○委員長(田中慎二)
木村課長。
◎土木建設課長(木村智哉)
今回の玉串川の護岸工事につきましては、土地改良事業ということで、事業認可を大阪府も取られております。
ですので、この土地改良事業の中で、そういった道路の改良というのはできないかと思います。
別途、今おっしゃられています、横断歩道の設置状況ですとか、そういうのにつきまして、横断歩道は警察が引いておりますので、市と警察と協議をしながら、改善できることがないかという協議は進めていければとは思ってます。またそれは、別途協議を進めていきたいと思ってます。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
今、一例なんですけれども、僕も細かく玉串川の北2.2キロメートルのところまで歩いて、全部見たわけではないんですが、まちの在り方として、当然、大阪府が線引いているけれども、その先がもう川にはまってしまうという道路というか、橋がないという状態があるので、いびつな横断歩道だとは思っています。こういうものも併せて、玉串川沿いの整備をやっていただきたいと思いますので、確認をしました。
あと、護岸工事のところで、河内山本駅の南側でもされてたと思うんですけれども、これ今、北側のほうで、例えば、石が崩れてるとか、そういった地域から声が上がったりするようなことはあるんですか。
○委員長(田中慎二)
鈴木所長。
◎
土木管理事務所長(鈴木啓介)
何件か聞いております。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
そのあたりの危険というか、さっきのブロック塀の話じゃないんですけれども、やはり素人ではなかなか改修というか、元どおりに戻すことはできないんですけれども、実際、護岸工事ってなると、かなり専門性の高いものになるかという認識はあるのです。例えば、岩とかが落ちてから修復するまで、どれぐらい時間かかっているのですか。
○委員長(田中慎二)
鈴木所長。
◎
土木管理事務所長(鈴木啓介)
状況にもよると思うんですけれども、基本的に今あるのは、普通の石があります。多いのが桜の木の根っこが成長して、押して、落ちているという感じになります。
先ほど、木村課長からの話にもありましたように、計画的に事業をされていくということなので、基本的には大きな改修はしないと。維持管理は、あったものをそのまま戻すという形で今のところ進めてます。
期間としましては、大きさによりますので、簡単なものでしたら、すぐ終わりますし、やっぱり大きくなりますと、ちょっとお時間は頂くことになるかと思います。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
さっき言った、桜の木のところでいうと、当然、あれがすごく春先になるときれいだし、いい景観にはなるんですけれども、同時に、やっぱり今おっしゃった、木の成長というんですか。やっぱりこれってなかなか止められないんです。その木の成長によって、いわゆる、その玉串川の横の舗装路が盛り上がってたり、インターロッキングが外れてたりということも、当然、これからどんどん起きてくると思うんです。そのあたりの補修というか、メンテナンスについての考えというのは、もうまとめられてますか。
(田中 慎二)
鈴木所長。
◎
土木管理事務所長(鈴木啓介)
樹木の維持管理についてでございます。
決算のときもちょっと御質問いただきまして、今後の道路植栽についての、維持管理の方向性を示したものを現在つくっておりまして、ほぼ出来上がっております。
来年度以降、それを基に、適正に維持管理してまいりたいと考えてますので、よろしくお願いします。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
具体的に、やっぱり木の根っこがすごく盛り上がってたりして、それにつまずいたりとか、市民の方、高齢者の方とかが通行しにくいということも生起すると思いますので、そのあたりは、しっかりと対応していただきますようにお願いをいたします。
あと、もう1点です。
都市計画費のところの街路事業費です。これも国の補正予算ということで増額をしているんですけれども、実際にはこれ、前倒ししているというイメージですか。中身は、何か追加したということではなくて、本来やるべきことを前倒ししたという認識でいいですか。
○委員長(田中慎二)
岡崎課長。
◎
都市基盤整備課長(岡崎充貴)
国の1号補正を活用しての件です。
こちらにつきましては、当初、令和4年度に行う予定だったものを、今回、国の1号補正を活用して、前倒ししてさせていただくものです。
内容につきましては、久宝寺線の道路詳細設計を行う予定となっております。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
分かりました。
今のこの国の補正予算、これとあと、先ほど他の委員がおっしゃられた、公園の緑地整備事業についても、これは全て、いわゆる国土強靭化の国からの補正予算が下りてきたという認識でいいんですか。
○委員長(田中慎二)
木村課長。
◎土木建設課長(木村智哉)
公園の整備事業費につきましても、国の補正予算を活用しております。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
いっとき、国土強靭化の計画がないと、なかなか国の予算が下りてこないという話をされていたことがあったと思います。
それは実際、国と地方の在り方として、いいか悪いかというのはまた別の議論だと思いますけれども、やはりしっかりとその整備、今まで計画も立てておられて、それが基で、しっかりと予算を引っ張ってくるというのは非常に大事なことですし、またこれが前倒しでどんどん先に、都市整備の進めるべきことを前倒しできるということは、やはりそういった計画をしっかりとつくっていて、それが基で引っ張ってこられたのなら、やはり非常に重要なことだと思います。
これから、これは都市整備に限らず、やっぱりいろいろ、何かしらこういう計画つくれというのをどんどんどんどん、それが問題だというのは当然あるかもしれないんですけれども、その計画をつくった上で、そういう予算を引っ張ってくるというのは非常に重要なことだと思いますので、引き続き、よろしくお願いいたします。
以上です。
○委員長(田中慎二)
他にありませんか。
稲森委員。
◆委員(稲森洋樹)
まん延防止等重点措置も延長されてますので、全体議事の短縮に配慮いたしまして、端的に聞いてまいります。
先ほどもございました、耐震の補助について少しお伺いしたいです。
補助費の負担割合、市が4分の1、府が4分の1、国が2分の1という形で、行政の会計年度単年度収支というのもあって、年度で区切って、実績報告を年度の最後で府に上げて、事務手続した上でやっていかなければならないという都合もあるとは思うんです。先ほども中身の金額の御説明ございましたが、今回の金額が当初見込みを下回ってて、執行できる余地があるにもかかわらず、今、八尾市のホームページを見ますと、令和3年度の受付は終了しました。4年度の受付は4月1日に予定してますとなっております。
これは、年度で締め切った、あるいは締め切る直前とかに御相談がある際もあるとは思うんですけれども、その際は、4月1日まで待っていただくとか、予約するとか、そのあたりの取扱いって、今どうなってるんでしょうか。
○委員長(田中慎二)
萬木課長補佐。
◎
住宅政策課長補佐(萬木啓介)
委員言っていただいたように、基本的には、4月1日まで待っていただく形になってます。
○委員長(田中慎二)
稲森委員。
◆委員(稲森洋樹)
それなら現状は、予約とか中身だけ相談聞いといてというような形ではないということですか。
○委員長(田中慎二)
萬木課長補佐。
◎
住宅政策課長補佐(萬木啓介)
当然、診断から進めていっていただくので、予約ということはないんですけれども、例えば、申請の流れであるとか、その辺は、事前にお伝えして、4月1日から速やかに手続に進めていただけるように配慮しております。
○委員長(田中慎二)
稲森委員。
◆委員(稲森洋樹)
府に対するその精算の手続とか、実績報告とかもあると思うんですけれども、大体、八尾市として申請受け付けて、年度のどれぐらいの時期に毎年締め切っているんでしょうか。
○委員長(田中慎二)
萬木課長補佐。
◎
住宅政策課長補佐(萬木啓介)
基本的には、工事等であれば、一応年内に一旦締めさせていただいてます。
というのも、やっぱり工事期間が多少前後するので、あまり年度末で切ると、翌年度に完了できないということもあるので、基本的には工事等については、年内に一旦締めさせていただいてます。
○委員長(田中慎二)
稲森委員。
◆委員(稲森洋樹)
そうしたら診断とか設計は、もうちょっと年明けてからも受け付けてるということですか。
○委員長(田中慎二)
萬木課長補佐。
◎
住宅政策課長補佐(萬木啓介)
はい。そのとおりです。
○委員長(田中慎二)
稲森委員。
◆委員(稲森洋樹)
ありがとうございます。
工事は一定程度の工期ありますので、それが終わらないと実績報告とかもできないので、分かるところであります。
私、何が言いたいかというと、3月って、東日本大震災が過去にあったということで、今でも、NHKの特集とかも連日やってて、結構、耐震というところの意識が上がってくる時期で、その時期に、何か役所の手続の都合上、仕方ない部分あるかと思うんですけれども、申請ができないとか、締め切ってるというのは、予算執行上、補正で減額になる、言わば、執行できる状況にあるのに、受け付けられない期間というのがこの3月に来てるというのが、何か、補助制度を運用していく中で、すごいもったいないなという感じがしてまして。この辺、大阪府との間柄、手続もあると思うので、なかなか難しいと思うんですけれども、何かこういう形やったらうまいこと回るのにとか、その辺、申請をやっておられる立場で、何か御意見あればお願いしたいです。
○委員長(田中慎二)
萬木課長補佐。
◎
住宅政策課長補佐(萬木啓介)
委員言っていただいたように、例えば、啓発の仕方として、動機づけになるこの時期に、あらかじめ、事前申込みみたいなことができればいいんですけれども、その辺のことも踏まえて、補助制度を活用して耐震化が進むように、今後、検討していきたいと思います。
○委員長(田中慎二)
稲森委員。
◆委員(稲森洋樹)
府からも、次年度の件数とか予算の内示が出るというのも、多分、直近の時期、年度始まる直前になると思うので、それが分からないことには、市としてはなかなかやりにくい部分があるのは十分分かるのです。
大阪府に対しても、何かその辺、基礎自治体の立場で要望する事項とかあれば、我々も、対府要望とか通じていろいろ勉強させていただきたいと思いますが、今後また分かることがあれば情報提供をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
次、中古住宅流通促進補助と同居支援補助ですけれども、こちらについても、当初予算の想定件数と実績件数をお願いいたします。
○委員長(田中慎二)
北園課長。
◎住宅政策課長(北園了三)
中古住宅流通促進補助と同居支援補助の当初の見込み件数としましては、中古住宅については30件、同居支援については10件となっております。
そして、補正後ですと、中古住宅流通促進については5件、同居支援については4件という形で補正を組ませていただきます。
○委員長(田中慎二)
稲森委員。
◆委員(稲森洋樹)
こちら両方とも、ホームページ等を見ましても、見やすいチラシも作ってもらってて、啓発もしていただいている中で、なかなか執行率が上がってないというのはもったいないなと考えておるんです。
特に、中古住宅流通促進補助。こちら、補助要件を見ていくと、1年以上継続して他市に居住されてて、2人以上の世帯で、世帯全員が40歳未満、または、中学生以下の子どもがいらっしゃるということで、対象を現役世代に包括していただいているというのはすごく分かるんですけれども、中古住宅の流通という、本来の施策目標からすると、若干、難しい、厳しい条件で設けられてて、そのあたりが執行率が上がらないという部分にも影響しているのかと思うんです。
例えば、空き家の発生抑止とか、中古住宅の流通って、本来の施策目的、こういった観点からは、例えばですけれども、40歳以上とか、高校生のお子さんがいらっしゃる世帯とか、その辺を要件にしていっても、ある程度本来の施策目標は達成できるのかとも思うのです。
そういった世帯であれば、一定程度の中長期的な担税力というのもある世帯になってまいりますので、今後、補助要件を設定する際に、その辺りちょっと検討してはどうかと思うんですけれども、所見をお伺いいたします。
○委員長(田中慎二)
北園課長。
◎住宅政策課長(北園了三)
中古住宅の流通促進補助とか、同居支援につきましては、昨年度の途中に始めたばかりの制度になります。まだ、制度が始まって1年半というところもありますので、制度がどれだけ市民の方に周知するかということをきちっと、まずさせていただきたいと考えております。
一定年度やらせていただいた中で、検討させていただいた中で、委員御指摘いただいた部分とかも懸案しながら、制度とかをまた進めていきたいと考えております。
○委員長(田中慎二)
稲森委員。
◆委員(稲森洋樹)
御答弁いただきましたとおり、施策目的に沿った柔軟な制度設計と運用のほうお願いいたしたいと思います。
最後、空家等利活用及び
適正管理促進事業で、繰越明許の部分ですけれども、先ほども地域のペットの交流とか御説明をいただいてございます。
こちらが令和3年度当初も、1件の想定でモデル事業というところで始めていただいていたと思うんですけれども、これは10年間の縛りもあったかと思うんです。先ほどあった御説明で、そのペットの交流という部分の内容でいくというお話だったんですけれども、その辺、10年間しっかりとできるという、対話の部分で確約いただかないことには、なかなか難しい事業やったんかと思うんです。その辺り、しっかりと10年間はやっていきますという合意は取れているのかどうか、御説明願います。
○委員長(田中慎二)
中谷課長補佐。
◎
住宅政策課長補佐(中谷聡)
今おっしゃられた部分、10年間の縛りという部分も含めまして、やっぱり公費を使ってということで補助させていただいてますので、必ず事業者のほうから、その10年の縛りも含めた部分で、制約、条件を付させていただいて、誓約書を御提出いただいております。
○委員長(田中慎二)
他にありませんか。
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
それでは1点だけ。
補正予算書の56ページの、
道路橋りょう新設改良事業費の、
交通安全施設等整備事業費について、ちょっとだけ確認させてもらいます。
これ1800万円減額で、沿道や関係機関との調整の結果、次年度に見送りとなったと思います。
これは、東山本小学校の正門のところの整備ともう既に聞いておりますけれども、もともと、一昨年だったか記憶間違ってたら申し訳ないですけれども、あそこが地元調整ができて、工事にかかっていきたいという話を聞いた記憶があるんですが、調整できなかったという部分を取りあえず置いといて、前後というか、東西やっていくねんということやったと思うんですが、間違ってたらすいません、。違いますと言うてください。
その辺のこと、かかれなかった理由ちょっと教えてください。
○委員長(田中慎二)
木村課長。
◎土木建設課長(木村智哉)
土地を用地取得して、歩道を設置していくという事業目的でございますが、一筆、取得がまだできてないところがございます。
暫定的な整備としまして、用地を取得しているところを改良して、少しでも安全の向上を図ろうということで、沿道の地権者の方との調整、あと、道路線形につきまして、警察本部との協議になるのですが、警察との協議に時間を要しまして、今回事業ができなくなりましたので、改めて予算計上して、来年度実施していこうということでございます。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
これ地元でも、ずっと数年来、要望の高いところでございます。
今の説明と、ちょっと私が聞いたのは、要は、ちょうど真ん中辺りの土地がなかなか進展しないという話を聞いたので、その前後、先ほど言いました、取りあえず安全対策しますよというのを聞いてたと思うんです。そこができてない理由は、そこも地元調整ができなかったということでいいのですか。
○委員長(田中慎二)
木村課長。
◎土木建設課長(木村智哉)
今の現段階では整っているんですが、地元の調整と、先ほど言いました警察との道路線形の協議です。こういった安全施設がここには要るよとか、ラインの引き方とか、停止線の位置とか、ちょっと細かい調整が結構ございまして、そこに日数を要しましたので、今年度の事業では完了できないということなので、事業を見送って、令和4年度に改めて予算計上して、そこで対策を講じていくということでございます。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
分かりました。
分かったというか、ちょっと難しい。川があったりとか地形もちょっと複雑なところもありますので。
その警察も含めた協議が一定整って、来年度は、大体そこはできるというので考えても大丈夫ですか。それとも、協議がまだもうちょっと長引いて、ひょっとしたら、次年度もなかなか作業にかかれない可能性もあるとか、その辺どんな感じですか。
○委員長(田中慎二)
木村課長。
◎土木建設課長(木村智哉)
現段階では、地元の協議と警察の協議は整っております。ですので、来年度は事業実施が可能と思います。
ただ、実際に入ってみると、またいろいろ御要望とか御意見が出てくることは多々ありますので、それはそれでなんですが、今のところ、来年度に事業を予定しております。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
安心しました。まあ、しっかりと。
地元の要望で、地域の方が、特に小学校へ通っている保護者の方からも、あそこ怖いから何とかしてという声をたくさんお聞きしてますので、お願いいたします。
それと、もう1点だけ。
減額は1800万円。繰越しが1100万円。この差は何ですか。
○委員長(田中慎二)
木村課長。
◎土木建設課長(木村智哉)
減額しているのは、先ほど申しました、工事を見送ったということで、繰越しにつきましては、別途、違う現場で歩道を拡幅する工事がございまして、そこについては、今現在、工事中でございますが、それも関係機関との調整、地下埋設物の移設とか、沿道との調整に時間を要し、工期内に完了することができなくなりましたので、1100万円の事業費を令和4年度に繰り越して、継続して工事を進めていくということでございます。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
すみません。私の勘違いでした。
要は、ここに減額したものの繰越しじゃなくて、新たにまたこの令和4年度の分の予算計上をちゃんとしていただけるということですね。それならまた、そちらで話します。
ありがとうございました。以上です。
○委員長(田中慎二)
他にありませんか。
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
ちょっと質問と要望をさせていただきたいと思っております。
まず、土木管理費の関係で、各委員からいろいろ指摘された部分になるんですけれども、例えば、中古住宅の問題、それから、同居の関係、それから、耐震化の問題、こういったものが、取りあえず当初の見込みよりも下回ったというのが、私、大変気にかかるんです。
せっかくこうした事業を進めていく中で、当初よりも下回ったということに対する分析をちゃんとやって、よりこの事業が効果的に行われるような対策をやっぱり講じなあかんのと違うかと。
先ほど、いろいろな意見で、啓発の話もありましたけれども、そういうのも十分やりながら、こうした事業について、当初予算に近づけるような対策をやっぱり講じる必要性があるの違うかと思っておりますので、これについては要望しておきます。
それと、委員のほうからも公園の話がちょっと出ました。長寿命化工事ということで、国の予算がつき、前倒しでやったということで、その中身については、老朽化の施設整備をやっていきますというお話なんですが、ちょっと気にかかったのは、債務負担が5250万円になっておるんです。当然これは、当初、やっていかなきゃならんということだったんだけれども、それが今年度ではできないので、債務負担という形で出されたんではなかろうかと思うんですが、この5250万円というのは、当初どういう目的であったのか、ちょっと教えてくれませんか。
○委員長(田中慎二)
木村課長。
◎土木建設課長(木村智哉)
令和4年度に事業を予定していたものが、国の1号補正でつきましたので、前倒しで令和3年度の補正予算に計上して、今回、提案させていただいているものでございます。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
ちょっと僕の理解が間違っているのかな。
要するに、国の予算が来たから、老朽化している遊具とか、そういったものを改修していきますというのが、この補正予算のやつだと思うんです。
債務負担に出されているものについては、言うてみれば当然、当年度でできなかったことを、翌年度にしていこうということで債務負担出しているんやから、これについてはどのような事業をやっていくのかということでお尋ねしてるんですが。
○委員長(田中慎二)
木村課長。
◎土木建設課長(木村智哉)
債務負担行為ではございませんでして、令和3年度の補正予算を計上しまして、明許繰越として、令和4年度に事業を行うというものでございます。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
間違っていました。
明許繰越ということなんですが、これも要するに、明許繰越であったとしても、結局はそういう予算が次年度にということでやられているわけですから、この事業については、当然、目的があって明許繰越されてるんだろうと思うんですが、これについてはどうなんでしょうか。
○委員長(田中慎二)
木村課長。
◎土木建設課長(木村智哉)
繰り返しになるかもしれませんが、令和4年でもともと予定していた事業です。それが、今回、国の補正予算で財源が確保できましたので、前倒しして、令和3年度の補正予算に計上し、明許繰越として、令和4年度に工事を行うというものでございます。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
そうか。分かりました。すみません。
それともう1つは、公園のやつで、万博の桜2025寄附金が当初見込みを下回ったということなんですが、これについては目標値というのが当然あったと思いますが、どのような見解持っているんですか。
○委員長(田中慎二)
木村課長。
◎土木建設課長(木村智哉)
万博の桜2025につきましては、魅力創造部所管でございまして、連携して行っております。
我々としましては、36本の桜を植える予定をしておりましたが、寄附金が集まらなかったということで、結果、3本ということで減額補正をさせていただいております。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
桜の関係で36本の桜を植えるという目的があったと。しかしながら、3本の寄附金しか集まらなかったということなんですか。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。それは明日の魅力創造部で質疑をお願いしてよろしいでしょうか。
◆委員(杉本春夫)
いえいえ。一応、ここに載っているんで、今、説明もちょっとありましたので聞かせていただきました。それでは翌日にさせていただきます。
それと、先ほど申し上げました公園の関係で、ちょっとこれも要望なんですけれども、先ほど、委員からもいろいろ言われる中で、老朽化されている公園の遊具について、地元の自治会とかいろいろな形の中で、要望があったものについては、要求に応えていこうという話ではなかったかと思うんです。
この遊具については、私も年を取ってきましたので、特に高齢者に対する遊具は、いろいろ市内の公園の中に整備されているところもあると思うんですけれども、こういった高齢者に対する健康機具というのか、そういった設備については、行政として、あくまでも地域の要望でないとしないということになるんでしょうか。
木村課長。
◎土木建設課長(木村智哉)
長寿命化ですとか、リニューアルとか、新しい公園を造るときというのは、必ず地元の意見を聞いております。
場合によっては、ワークショップ形式で広く意見を募る場合もありますし、遊具の入替え等、町会長とか地元の地域の声を聞きながら、そのニーズに合った形で整備を進めております。
ですので、行政側で品物を独断で決めてつけるのではなくて、必ずその地域のニーズを聞いて、例えば、高齢者が多いので、健康遊具的なものが欲しいという場合は、そういう品物を探しますし、例えば、小さい子どもがたくさんいるので、そういった遊具が欲しいという場合は、そういった製品を用意するようなことを行っております。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
こだわるわけではないんですけれども、今おっしゃったように、地域のニーズに応えていく大事なことやと思うんです。
ニーズがないからといってしないのではなくて、高齢化社会になって、高齢者が健康維持をするためにも、いろいろマスメディアの中でも報道されるときもあるんですが、そういう高齢者に対する遊具や健康機具という、そういったものも積極的に行政から声をかけてやるべきことも必要ではなかろうかと。
市民のニーズ、地域のニーズ、これも大事ですけれども、やっぱり行政側としても、こういったものも必要ではないだろうかというような提案型も必要ではないかと思うんですが、これについてはどうでしょうか。
○委員長(田中慎二)
木村課長。
◎土木建設課長(木村智哉)
地元の意見を聞くときに、こういったものがありますよという提案はさせてもらってますし、カタログとか見せる場合もあるでしょうし、そういった形で、高齢者向けの遊具、今の時代の流れでこういう製品があるという紹介もさせていただきますし、子ども向けにはこういうようなものがあるという提案は当然させていただいております。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
分かりました。
積極的に行政から、今言われたようなパンフレットなり提示する中で広げていただけるようにお願いしたい。
私も、自分らの近くに公園があるけれども、そういったものが全くないんです。いろいろ聞いてみたら、こんなんあったらええのにな、ただ、自治振興委員会の今の役員でもないし、声をかけるところもないと。そういう形の中で、なかなかそこに応えられることができてないということもあるので、やっぱりそういった公園の遊具については、子どもからお年寄りまで、安心して使えるものでなかったらあかんと思います。
そういった意味では、先ほど申し上げた、高齢者に対する健康機具についても、積極的にやっぱり出していただいて、地域の高齢者の皆さんが利用できるような環境も必要ではないかと思ってますので、ぜひ、積極的に声を出していただいて、設置していただけるようにお願いしておきます。
○委員長(田中慎二)
他にありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(田中慎二)
それでは、2回目の質疑に入ります。
質疑ありませんか。
副委員長。
○副委員長(大星なるみ)
1点だけお伺いしたいと思います。
先ほどもありましたが、
中古住宅流通促進補助金、同居支援補助金に関してなんですけれども、これは、答弁にもありましたように、令和2年10月からスタートということでしたので、まだ1年半ぐらいということですから、まだまだ周知が足りないんじゃないかとお考えだとお聞きしました。
これ例えば、具体的に今後、どんな周知をすればいいと考えておられるのか。もし、お考えがあったらお聞かせください。
○委員長(田中慎二)
北園課長。
◎住宅政策課長(北園了三)
中古住宅の流通チェーンとかにつきましては、今まで自治振興委員会への周知依頼とか、ホームページの掲載、あるいは市の掲示板であったり、チラシの配架等を積極的にさせてもらっています。
また、空き家対策協議に入っていただいている、提携している団体とかにも、改めて、そういう制度の周知ということをさせていただいて、そこから、その傘下の団体の方に制度を周知していただくようにお願いしていたりとか、あと、年2回ほどですけれども住宅支援機構には、新聞広告を大きく載せていただいたりということもしております。
そういった活動の中で、特に、中古住宅の流通チェーンにつきましては、やはり他市の方ということもあるかと思います。
やっぱり他市の方が見るのはホームページというところもありますので、我々としましては、連携団体のホームページに、そういう制度を載せていただいているというのもありますし、今、庁内でも転入促進ということで、関係課会議というのも開かせていただいた中で、まずはホームページをできるところからやっていこうということで、「やおきぶん」というページが、比較的他市の方から見ると、転入のほうに話がつながりそうなコーナーがありますので、そこを一定見直しをしていって、少しでも他市の方からそういうふうに見られる形にしていきたいとは考えております。
○委員長(田中慎二)
副委員長。
○副委員長(大星なるみ)
同居支援のほうは、例えば、八尾在住のおじいちゃん、おばあちゃんがいてて、そして、市外から子どもやお孫さんと一緒に住もうかというケースはよくあると思うんですけれども、やはり他市から八尾のこの情報を知って、この申請をしようというところにつないでいくには、さっきおっしゃったような原課の住宅の関係だけでやっていっても、なかなか広がらないんじゃないかと思っています。
そういう意味では、庁内関係課と共に、今後検討していくと、既にやっているんだということですけれども、やっぱりやおプロモーション推進プロジェクトチームということもありますので、やっぱりそういったところと十分連携して、効果的な周知ができるようにしていただきたい。
次年度については、かなり実績が上がるということを期待したいと思います。
それと先ほど、ほかの委員からもありましたように、この制度が本当に使いやすい、魅力的な制度になっているのかということについても、もう1回お考えいただけたらと思います。
他市では、
中古住宅流通促進補助金は、年齢問わないで申請できるようにもなっているように私も確認させてもらったんですけれども、そういうやり方もあるので、今後、状況を見つつ、そういう制度そのものについてどうなんかという検証もしていただきたいということを要望したいと思います。
今、中古物件に対する関心とか、そういうのが割と高まっているような気がします。非常に魅力的なリフォームの手法もあって、古い住宅を住みやすくつくり直す、あるいはDIYで自分でやるという取組も最近よく聞くことがありますので、結構、中古物件に対する魅力、そういうところに住んでみたいというニーズも少し高まっているような感触を私は得ます。
なので、今後、もう少し積極的に、ただ単に申請してくださいということだけじゃなくて、例えば、申請したいという段階で物件を自分で探してこないといけないので、物件探し、それから、リフォーム、こんなすてきなリフォームができるよというような紹介であるとか、そういったことも含めて、もう少し手取り足取り申請していただけるような、そういうサポートも必要なんじゃないのかとも思っていますので、そういう面からも、一度、御検討いただけたらということを申し上げたいと思います。
以上です。
○委員長(田中慎二)
他にありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(田中慎二)
それでは、本件の質疑はこれをもって終わります。
─────────────────────
○委員長(田中慎二)
次に、議案第26号「令和4年度八尾市一般会計予算の件」のうちの当分科会所管分及び議案第36号「令和4年八尾市一般会計第1号補正予算の件」のうちの当分科会所管分の2件を一括議題といたします。
まず、2件一括して、
北尾都市政策課長から提案理由の説明を求めます。
北尾課長。
◎都市政策課長(北尾章)
ただいま議題となりました、議案第26号「令和4年度八尾市一般会計予算の件」のうち、
都市整備部所管分につきまして御説明申し上げます。
恐れ入りますが、予算書及び別途配付させていただいております、令和4年度都市整備部所管事業位置図を併せて御参照いただきたいと存じます。
まず、予算書の164ページをお開き願います。
款6産業費、項1農業費、目4土地改良事業費、8312万6000円でございますが、
都市整備部所管分としましては、1302万9000円でございます。
主な内容といたしまして、玉串川護岸整備事業費等でございます。
次に、170ページをお開き願います。
款7土木費、項1土木管理費、目2土木管理事務所費、2億1258万1000円でございますが、その内容といたしまして、職員30人分の人件費及び土木管理事務所経費でございます。
次に、172ページをお開き願います。
項2道路橋りょう費、目1道路橋りょう総務費、2億4726万9000円でございますが、主な内容といたしまして、職員31人分の人件費等でございます。
次に、目2道路橋りょう維持費、2億3254万円でございますが、主な内容といたしまして、市道及び橋りょう維持補修経費等でございます。
次に、174ページをお開き願います。
目3交通対策費、1億1258万7000円でございますが、主な内容といたしまして、放置自転車対策経費等でございます。
次に、目4受託工事復旧費、100万円でございますが、その内容といたしまして、市道路面受託工事復旧事業費でございます。
次に、目5
道路橋りょう新設改良事業費、3億3108万6000円でございますが、主な内容といたしまして、
橋りょう等長寿命化事業費等でございます。
次に、176ページをお開き願います。
目6道路舗装事業費、1億1810万8000円でございますが、主な内容といたしまして、幹線道路舗装事業費等でございます。
次に、項3河川費、目1河川総務費、6001万2000円でございますが、主な内容といたしまして、職員4人分の人件費及び分担金等でございます。
次に、178ページをお開き願います。
目2河川改修事業費、1億0883万9000円でございますが、その内容といたしまして、河川改修事業費及び
流域貯留浸透事業費でございます。
次に、目3水路整備事業費、7031万円でございますが、その内容といたしまして、水路整備事業費でございます。
次に、目4河川水路管理費、1億3352万9000円でございますが、主な内容といたしまして、河川維持管理経費等でございます。
次に、180ページをお開き願います。
項4都市計画費、目1都市計画総務費、3億4446万円でございますが、
都市整備部所管分としましては、3億1883万5000円でございます。主な内容といたしまして、職員人件費及び久宝寺寺内町景観整備事業費等でございます。
次に、182ページをお開き願います。
目2街路事業費、5億9447万9000円でございますが、主な内容といたしまして、JR八尾駅前線整備事業費等でございます。
次に、目3公園緑地管理費、1億7025万5000円でございますが、
都市整備部所管分としましては1億6741万5000円でございます。主な内容といたしまして、公園緑地等維持管理経費等でございます。
次に、184ページをお開き願います。
目5
公園緑地整備事業費、1億5880万円でございますが、
都市整備部所管分としましては1億5780万円でございます。その内容といたしまして、公園整備事業費でございます。
次に、目6近鉄河内山本駅周辺整備事業費、3006万3000円でございますが、その内容といたしまして、近鉄河内山本駅周辺整備事業費でございます。
次に、令和4年度予算参考資料に基づきまして、都市整備部に関する主な施策及び事業内容を御説明申し上げます。
恐れ入りますが、予算参考資料の12ページをお開き願います。
(7)投資的経費のうち、主な事業としまして、1.当市整備事業におきまして、1)街路事業、2)街区内道路整備事業、3)公園緑地整備事業、4)道路整備事業、5)河川整備事業、6)土地改良事業、7)服部川郡川地区整備事業、8)久宝寺寺内町景観整備事業、9)近鉄河内山本駅周辺整備事業、これらの事業実施を予定しております。
以上、誠に簡単ではございますが、議案第26号のうち、
都市整備部所管分についての提案理由の説明を終わらせていただきます。
引き続きまして、議案第36号のうち、
都市整備部所管分について御説明申し上げます。
それでは、令和4年度八尾市一般会計第1号補正予算書の34ページをお開き願います。
款6産業費、項1農業費、目4土地改良事業費のうち、玉串川護岸整備事業費におきまして625万円を減額補正し、補正後の額を7687万6000円といたすもので、その内容といたしましては、国の令和3年度第1号補正予算を活用することに伴い、令和3年度補正予算に事業費を計上したため、減額するものです。
次に、36ページをお開き願います。
款7土木費、項2道路橋りょう費、目3交通対策費のうち、交通施策推進経費におきまして、7889万6000円を増額補正し、補正後の額を1億9148万3000円といたすもので、その内容といたしましては、路線バス等を利用した市民の外出を応援するおでかけ応援事業、及びコロナ禍による事業者の厳しい経営状況を踏まえ、路線バス支援事業に係る経費として増額するものです。
次に、目5
道路橋りょう新設改良事業費のうち、
橋りょう等長寿命化事業費におきまして、500万円を減額補正し、補正後の額を3億2608万6000円といたすもので、その内容といたしましては、国の令和3年度第1号補正予算を活用することに伴い、令和3年度補正予算に事業費を計上したため、減額するものです。
次に、項4都市計画費、目2街路事業費のうち、
久宝寺線整備事業費におきまして3451万6000円を減額補正し、補正後の額を5億5996万3000円といたすもので、その内容といたしましては、国の令和3年度第1号補正予算を活用することに伴い、令和3年度補正予算に事業費を計上したため、減額するものです。
次に、目5
公園緑地整備事業費のうち、公園整備事業費におきまして5250万円を減額補正し、補正後の額を1億0630万円といたすもので、その内容といたしましては、国の令和3年度第1号補正予算を活用することに伴い、令和3年度補正予算に事業費を計上したため、減額するものです。
以上、誠に簡単ではございますが、議案第36号のうち、
都市整備部所管分についての説明を終わらせていただきます。
何とぞ、よろしく御審査賜りますようお願い申し上げます。
○委員長(田中慎二)
次に、
北園住宅政策課長から提案理由の説明を求めます。
北園課長。
◎住宅政策課長(北園了三)
ただいま議題となりました、議案第26号のうち、建築部所管分につきまして御説明申し上げます。
恐れ入りますが、令和4年度八尾市予算書の170ページをお開き願います。
款7土木費、項1土木管理費、目1土木総務費につきましては4億0932万3000円でございますが、その主な内容といたしまして、建築審査会、開発審査会及び空家等対策協議会委員の合計24人分の報酬、住宅政策課職員9人、審査指導課職員18人及び公共建築課職員19人の合計46人分の人件費のほか、
既存民間建築物耐震化推進事業費及び耐震診断・改修促進経費、空家等利活用及び
適正管理促進事業費並びに促進経費、既存民間建築物吹付アスベスト対策経費、住宅政策推進事業経費並びに3課の事務経費でございます。
次に、186ページから189ページを御覧願います。
項6住宅費、目1住宅管理費につきましては3億3300万円でございますが、その主な内容といたしまして、住宅管理課職員13人分の人件費のほか、市営住宅の管理経費等でございます。
次に、目2住宅整備費につきましては4億4945万1000円でございますが、主な内容といたしまして、西郡住宅整備等事業者審査会委員4人分の報酬、
安中住宅整備改善事業費、
西郡住宅整備改善事業費、萱振住宅整備改善事業費、その他、事務経費等でございます。
恐れ入りますが、12ページにお戻り願います。
第3表、債務負担行為のうち、八尾市西郡住宅14号館から18号館の建て替え事業におきまして、期間を令和4年度から令和7年度までの4年間とし、限度額を34億円とする債務負担行為の設定をお願いするものでございます。
次に、令和4年度予算参考資料を基に、建築部所管分につきまして御説明申し上げます。
恐れ入りますが、令和4年度予算参考資料の12ページをお開き願います。
(7)投資的経費のうち、建築部所管分の主な事業といたしましては、2.住宅整備事業で、1)安中住宅整備改善事業、2)西郡住宅整備改善事業等、3)萱振住宅整備改善事業、4)既設住宅等改善事業。
次に、4.その他の事業で、5)空家等利活用及び
適正管理促進事業の実施を予定しております。
以上、誠に簡単ではございますが、議案第26号のうち、建築部所管分についての提案理由の御説明とさせていただきます。
何とぞよろしく御審査賜りますようお願い申し上げます。
○委員長(田中慎二)
次に、本件に関連いたしまして、八尾市立地適正化計画の改定について、
北尾都市政策課長から説明を求めます。
北尾課長。
◎都市政策課長(北尾章)
それでは、八尾市立地適正化計画の改定について、御説明申し上げます。
計画を参照願います。
本計画の改定につきましては、第6次総合計画及び都市計画マスタープランを踏まえまして、関連計画との整合や、国の立地適正化計画作成の手引きの改定を反映させて、庁内関係課で構成する改定検討会議や、本市都市計画審議会における協議事項にて意見を頂き、見直しを行いました。
改定の内容につきましては、本市が目指すまちづくりとの整合を図るため、居住誘導区域と都市機能誘導区域を見直しするとともに、本手引きの改定を受けまして、計画的かつ着実に必要な防災・減災に取り組むこととして、本市地域防災計画などを基に防災指針を新たに定めました。
なお、令和3年11月にはパブリックコメントを実施しております。
また、本計画は平成29年3月の策定から令和22年を目標年次としており、今後、総合計画や都市計画マスタープランの改定時期に合わせ、必要に応じて適宜見直しを行ってまいります。
以上、誠に簡単ではございますが、八尾市立地適正化計画の改定についての説明とさせていただきます。
よろしく御審査賜りますよう、よろしくお願いします。
○委員長(田中慎二)
次に、八尾市既存住宅状況調査(インスペクション)補助制度(案)について、
北園住宅政策課長から説明を求めます。
北園課長。
◎住宅政策課長(北園了三)
それでは、八尾市既存住宅状況調査(インスペクション)補助制度(案)につきまして御説明申し上げます。
恐れ入りますが、お手元配付の、八尾市既存住宅状況調査(インスペクション)補助制度(案)についてを御覧願います。
本制度の目的といたしましては、空き家バンクにおけるマッチングの支援として、既存住宅状況調査(インスペクション)に係る費用を補助することにより、空き家バンクの利用を促進し、良好な住環境を確保することとしております。
補助対象者及び補助対象物件は、八尾市空き家バンク台帳に登録をした空き家を所有する者及び登録をした空き家といたします。
また、補助対象経費は、国土交通省の定める講習を修了した建築士による、既存住宅の劣化状況や性能等を把握するための調査に要する費用とし、補助金額は、調査に要する費用の額、または、1戸につき5万円のいずれか低い金額といたします。
開始時期につきましては、令和4年7月を予定しており、その他要件といたしましては、調査の結果を空き家バンクの利用希望登録者に公表することについて、所有者等が同意すること等としております。
なお、下表にて、既存住宅状況調査(インスペクション)制度の概要を記載しておりますので、後ほど御参照願います。
最後に、今後の予定と周知方法等でございますが、令和4年3月開催予定の八尾市空家等対策協議会にて報告等を行い、令和4年度当初予算の議決をいただき次第、当該補助制度の要綱及び様式等の確定及び実施するものとし、実施に際しましては、本市のホームページ等で周知するとともに、空き家等対策に関する連携協定の締結団体等へ周知依頼をいたします。
以上、甚だ簡単ではございますが、八尾市既存住宅状況調査(インスペクション)補助制度(案)についての御説明とさせていただきます。
よろしくお願い申し上げます。
○委員長(田中慎二)
提案理由の説明が終わりました。
─────────────────────
○委員長(田中慎二)
議事の都合により、暫時休憩いたします。
午前11時54分休憩
◇
午後1時再開
○委員長(田中慎二)
休憩前に引き続き分科会を再開いたします。
─────────────────────
○委員長(田中慎二)
それでは、議案第26号及び第36号について、2件一括して質疑に入ります。
質疑ありませんか。
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
お願いします。
令和4年度八尾市一般会計第1号補正予算ので交通対策費が7889万円計上されていると思うんですけれども、おでかけ応援事業と交通施策推進費ということで、少し内容を説明していただいていいですか。
○委員長(田中慎二)
杉島課長。
◎都市交通課長(杉島敏則)
補正予算額7889万6000円の内訳でございます。
まず事業といたしまして、2つの目的がございます。
1つ目は、市民の方が外出を自粛されておられると思いますので、路線バスであるとか、タクシーを100円で御利用いただいて、外出を応援するという意味で予算を組ませていただいております。
中身としましては、100円で御乗車いただいた場合の正規の運賃との差額分で、補助金といたしまして5107万2000円。それと、バスの運賃等の計算データの更新でありますとか、あとは、たこち号の運賃差額。それと、広告宣伝費等の委託料といたしまして、1182万4000円を組んでおります。
それと、2つ目の目的といたしましては、利用者の減少によりまして、経営が厳しい状況におきましても、利用者の密を防ぐために、運行の便数を減らさずに、頑張っていただいている路線バスに対しての補助金といたしまして、1路線200万円で、合計8路線ございますので、1600万円という形になっております。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
すいません。今の路線バスの補助は、たこち号のところということでいいんですか。それ以外ではないですよね。
○委員長(田中慎二)
杉島課長。
◎都市交通課長(杉島敏則)
路線バスの補助につきましては、近鉄バスと大阪バスの路線に対してという形になっております。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
ごめんなさい。言い方悪かったです。切り分けて。
利用者の負担を減らすというところは、たこち号に対しての利用者の負担を減らすということですね。
例えば、近鉄八尾からJR八尾まで行く路線のやつが100円になるという話じゃないですよね。
○委員長(田中慎二)
杉島課長。
◎都市交通課長(杉島敏則)
すみません。説明が分かりにくくて申し訳ございません。
補助金につきましては、近鉄バスと大阪バス。それと、たこち号の利用者。これ全ての部分で100円で御乗車いただくという内容になっております。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
全ての路線でということですね。なるほど。
これは年齢制限とか、そういうものはないんですか。
○委員長(田中慎二)
杉島課長。
◎都市交通課長(杉島敏則)
ございません。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
じゃあもう全ての市民の利用の際には、100円になるということなんですね。
これは開始の期間については、いつと考えられてるんですか。
○委員長(田中慎二)
杉島課長。
◎都市交通課長(杉島敏則)
開始の期間でございます。
先ほども、予算の中身で御説明の1つに入っていたんですけれども、事業を開始するに当たって、バス運賃の算出等のシステムの変更等を事業者にお願いする部分もございますし、あとは、多くの市民の皆様に御利用いただくように、周知期間というのも設けさせていただきたいと思っております。
ですので、今考えておりますのは、ちょっと季節もよくなる9月頃から半年間ぐらいの予定で実施したいと考えております。具体的には、9月から2月で考えております。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
それではこれ基本的には、八尾市内の終着駅、スタートから終わりまで、八尾市内だけで適用されるんですか。それとも、八尾から藤井寺までとかあるじゃないですか。そういう場合はどうなるんですか。
○委員長(田中慎二)
杉島課長。
◎都市交通課長(杉島敏則)
区間といたしましては、八尾市内のバス停で御乗車いただいて、八尾市内のバス停で降車いただいた方という形で考えております。
ですので、他市のほうで乗られたり、他市のほうで降りられる方については対象外という形で考えております。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
あとは、昼間に八尾市におられる方、もともと八尾市の在住じゃないけれども、八尾市におられる方も、当然、そこでは区分はせずに、そういう方々も補助の対象になるということでいいですか。
○委員長(田中慎二)
杉島課長。
◎都市交通課長(杉島敏則)
補助の対象となりますのは、平日が午前10時から16時の間と、あとは、土・日、祝日については全日という形で取り組みたいと考えております。
これにつきましては、交通事業者等とも協議をする中で、その時間帯の利用者の方が、やはりちょっと少ないということもございますので、そこを利用促進という形でしていきたいという思いから、その時間帯で設定しております。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
このお話聞いてると、2つの側面があると。
1つは、経済を回すというわけじゃないですけれども、外へ出てもらうきっかけをつくるためにバスを使ってもらうと。それが、いつもだったら二百何ぼとか、300円ぐらいかかっているところが、100円でいけるということを契機として乗車してもらうというのが1つ。
あともう1つは、結構、御高齢の方。なかなか交通不便地の話は、どうしても福祉的な側面があるのかと思うんです。切り分けて言うと、まず前者で、いわゆる経済対策というとちょっと大げさかもしれないんですけれども、コロナなのでちょっと統計が難しいかもしれないんですが、例えば、令和3年度の近鉄バスの利用者数からどれぐらい上がるかの見込みとか、そういう予想というのは立てられてるんですか。
○委員長(田中慎二)
吉村課長補佐。
◎都市交通課長補佐(吉村哲)
今現在、他市の事例もありまして、約3割ぐらい増加するということを聞いておりますので、その3割が増加するということで試算をさせてもらっている状況でございます。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
それでは3割の方がこれを知って、知った上で、じゃあちょっとお出かけしようかというところで、自転車とか自動車ではなくて、このバスを選択して、何かしらの移動をすると。移動することで、多分、その先でお金を使うこともあるかもしれないし、その地域経済、八尾市内の中限定なので、八尾市内のある種の経済対策になるのかとは1つ思います。
もう1つが、今言った、ちょっと福祉的な観点で言うと、交通不便地の方とか、御高齢で車を自分で運転できないとかという方々も、これを聞けば増える可能性も高いのかと。
そんな統計とか、あるいはそういう予測というのは、担当課としてされているのですか。なければないでいいです。
○委員長(田中慎二)
杉島課長。
◎都市交通課長(杉島敏則)
統計といいますか、乗車人数につきましては、我々は各事業者からお聞きしている数字を、把握している段階でございます。
それとあと、事業の効果といいますか、どれぐらい乗車が増えたか、伸びたかという分につきましても、交通事業者に事業委託する際には、その辺のデータも報告いただく形で求めていきたいと思っております。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
こういう事業をしていただくときに、いつも言われるのが、先ほど、広報もしていくという話だったんですけれども、広報の手段としてはどれぐらいのことを考えられているのか、教えてもらっていいですか。
○委員長(田中慎二)
杉島課長。
◎都市交通課長(杉島敏則)
利用の促進に向けた啓発につきましては、やはりポスターとかチラシ等を作成して、公共施設をはじめ、地域にも御協力いただいて、掲示なり回覧なりをお願いしていきたいと思っておりますし、あと、公用車を使った啓発でありますとか、この間も事業でやっておりますけれども、市政だよりとかホームページを使ってという部分も考えております。
それ以外につきましても、先ほど、経済効果という御意見もございましたけれども、やはり産業分野でありますとか観光分野、その辺とも事業の中で、こういう路線バス等で我々が取り組む事業をタイアップした中で、何か取組を考えられないかということについては、予算を議決いただきましたら、ちょっとその辺の協議をしていきたいとは思っております。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
今おっしゃった中で、例えば、そういう福祉的なところで、なかなか重度の方というのは、そんなに簡単に外へ出ないと思うんですけれども、いわゆる老人ホームというか、そういう老健施設に入られている方でも、外出される方は外出されると思うんです。そういう方の促進とかで、福祉部局とかと連携して、知らせる、告知をするという考えは、今のところはないのでしょうか。どうですか。
○委員長(田中慎二)
杉島課長。
◎都市交通課長(杉島敏則)
すみません。今おっしゃった、高齢者施設というところまではちょっと考えてはいなかったんですけれども、この間、交通不便地等の協議をする中でも、地域にあります地域包括支援センター等も、種々、意見交換とかも実施しております。その中で、そういう高齢の方、独り暮らしの方とか、高齢者世帯の方もおられると思いますけれども、そういう世帯にも情報発信をしていただけるようにという形で、おっしゃっていただいた福祉施設も含めて、積極的に行っていきたいと考えております。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
1つの契機として、やっぱりこれで、コロナでそういった高齢の方でも、外に出る機会が少なくなったり、それによってまた、フレイルというか、弱っていくという側面もあったり。これは担当の部局とは違う話ですけれども、総合的に見たら、せっかくそういう事業をしていただくのだったら、幅広くやっぱり募っていただいて、今までそんなに外出する機会がなかった人が、これを知ったことを契機として、100円やったら行こうかというところでも、またこれはひょっとしたら、行く場所も含めて言うと、観光とかとリンクしていく話かと思います。
また、バスだけじゃなくて、バスを降りた後、こういうコースで散歩できますみたいな話は、多分、これは観光の部局とつながってくる話だと思うので、何か一連のストーリーで、それはちょっと八尾市としてやっていただいたら、非常に意味のあることになるかと思いますし、半年間という期間限定ではありますけれども、ちゃんとデータを取っといていただいて、それまでの半年とどれぐらい季節とか、コロナの状況によって大きく左右される分はあるかもしれませんけれども、しっかりとデータを取っていただいて、また、その次の施策の考え方とかに生かせるように取っていただけたらと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。
では、予算書の172ページ。続きます173ページ。
そういう大きなイベントとか、大きな工事の話とか、そういうわけじゃないんですけれどもお聞きしたいのが、市道及び橋りょう維持補修経費ということで令和4年度の予算が計上されているのですが、ここ数年の維持補修経費の推移を簡単に説明いただいていいですか。
○委員長(田中慎二)
鈴木所長。
◎
土木管理事務所長(鈴木啓介)
ここ5年の道路橋りょう維持費の推移なんですけれども、大体、2億2600万円ぐらいから2億4000万円ぐらいの間を、5年間推移している状況でございます。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
これは文字どおり、維持補修のための費用だと思うんですが、私が聞きたいのは、ここ数年、ここを補修してくださいとか、いろいろな形で土木管理事務所にも来ると思うんです。議員の方通じてということもあるでしょうし、市民の方が直接言われることもあるでしょうし、パトロールで回っているときに発見することもあると思うんです。いわゆる、認知件数というんですか、問合せがあった件数とかというのは、過去5年ぐらいで見たら、上がっているのか。それともこれは、予算と同じく横ばいなのか。その辺ちょっと教えていただいていいですか。
○委員長(田中慎二)
鈴木所長。
◎
土木管理事務所長(鈴木啓介)
ここ5年間の御要望の件数です。
令和2年度は、少しコロナの影響で少なかったかとは考えておりますが、大体この5年間で、2500から3000件ぐらいの間を推移している状況でございます。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
それで、ここから先の予想となると常識的に考えて、多分、高度経済成長のときに、一面で都市開発を進めインフラ整備をしていったという中で、全国の自治体が問題だとしているんですけれども、いわゆる、インフラの細かな維持補修というのが増えていくんじゃないかとは、いろいろ見るとそう私は思うんですけれども、担当の部局としてはどういうふうに捉えられていますか。
○委員長(田中慎二)
鈴木所長。
◎
土木管理事務所長(鈴木啓介)
やはり整備してから長年経過しておりますので、当然、老朽化は進んでいくとは考えておりますし、御要望も増えてくるかとは考えております。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
それで私、細かに何を言いたいかというと、例えば、実施計画書の24ページのところに、目指す暮らしの姿という項目があって、その中に、魅力ある都市景観が形成され、多くの人に選ばれるまちとなってます、というようなことも目指すということを書いております。
当然、大きな道路とか非常に利便性の高いものを造っていくということも、これも大事な話だと思うんです。
それでは住みたいとか、選ばれるまちと言われる中の要素に、これは私の主観的な部分は当然入ってるんですけれども、やはり、例えば、町並みを見たときに、道路がぼこぼこであったり、あるいはガードレールなり含めていうと、古くて老朽化したものがそのまま置かれているとか、これは八尾市じゃないかもしれないけれども、例えば、白線が全然補修されていなくて、ほったらかしになっているのを見たときに、果たして、魅力ある都市景観になっているのかと私は思ってしまうんです。
それを見て、八尾市に住みたいという人は、その都市景観だけで、当然、住むかどうか決めるということはないとは思います。しかしながら、選ばれるまちという1つの要素としては、町並みがきれいだという中の要素って、非常に大きいことだと私は思ってるんです。
この点、なかなか限られた予算の中でやっていくというのは、あるとは思うんですけれども、その中の工夫というか、優先順位というと、なかなか難しいんですけれども、これから増えていくであろう需要に対して、どうやって管理していくのか。難しいですけれども、そういった考えの答えがあれば教えてもらっていいですか。
○委員長(田中慎二)
鈴木所長。
◎
土木管理事務所長(鈴木啓介)
都市整備部におきましては、各施設の維持管理に関する方針みたいな計画を立てております。
基本は、それに基づいてやっていくという考えはしているのですが、現実の話としまして、やっぱり投資して、新しい道路ができます。そこはもう最後、朽ち果てるまで、そのような維持補修だけで終わるのかということではないと思うんです。やはり一旦、大きな改良工事をしたりとかして、施設を長持ちさせる、リニューアルしていく。家のことでも同じで、例えば、家を建てました、そのままほったらかすわけではございません。外構を塗り替えたり、屋根を補修したりとか、いろいろあると思うんですけれども、そういう投資、改良工事の投資のバランスと、やっぱり維持管理のバランスというのが、今後、非常に重要になってくるかと考えております。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
この点はまた、予算的なところですので、ここで言ってもということかもしれませんが、御理解をいただきますようお願いいたします。
もう1点が、さっきの交通と同じなんですけれども、福祉的な観点でいうと、やっぱり道路の不具合とか、陥没があるとか、そういったことというのは、これから八尾市内でも高齢者が間違いなく増えていく状況にあるので、そこに対しては、やっぱり迅速な対応を日々していただいているとは思うんですけれども、その中でやっぱり、もう緊急性が高いものについては優先順位をつけられないこともあると思うんです。そのときにもう、基となるお金がないという話になっては、やっぱりよくないのかと。政策としては、なかなか派手なものではないんですけれども、しっかりつけていただきますようお願いします。
○委員長(田中慎二)
他にありませんか。
山中委員。
◆委員(山中宏)
よろしくお願いします。
今、委員がおっしゃられていました、おでかけ応援事業について、少し私も追加でお伺いしたいんです。
今、コロナ禍でということです。お出かけを促すということは、コロナでの自粛と今はなっている、なり切っているのか分からないですけれども、これとちょっと矛盾するのか、しないのかということで、どういう御見解をお持ちなのかだけ、ちょっと確認をさせてもらえますか。
○委員長(田中慎二)
杉島課長。
◎都市交通課長(杉島敏則)
事業実施に当たりましては、当然、コロナの感染状況等も見る中で考える必要があるかとは思っております。
ただ、現状では、将来的な感染状況というのが把握できませんので、我々としては、季節がよくなる9月頃から事業を実施していきたいと考えているところでございます。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
ということは、9月からとおっしゃっていますけれども、コロナの感染状況も鑑みて、9月という意味合いもあるということですか。
バス会社のそういう設定の変更等ともおっしゃってましたけれども、時期はコロナもちょっと絡んでいるということですか。
○委員長(田中慎二)
杉島課長。
◎都市交通課長(杉島敏則)
先ほど御答弁申し上げましたのは、事業者のシステム変更でありますとか、あとは、市民の皆様への周知期間という部分を考えて、9月からという答弁をさせていただいたところでございます。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
それでは特に、開始時期の9月は、コロナというのは念頭にはないということですね。分かりました。
私自身も、今聞いておきながらなんですけれども、本当にこの近々というか、この1週間、2週間、原油価格もえらい上がってきて、ガソリン価格も大分上昇してます。
国も25円ですか、事業者に補助とかもいってますけれども、現時点でも、もう市民のガソリン代どうこうでいくと、マイカーよりもバスを選択する。こういう制度があれば、非常に市民としてはありがたい制度になるかと。非常にタイムリーな制度かとは思うんです。そうなったとき、この制度が、ちょっとコロナって言っておきながらなんですけれども、開始時期はもっと早いほうがいいというお声もやっぱり多く上がるのかというのが予想されます。このあたり、原油やガソリン価格というマーケット動向も鑑みたときに、この開始時期をもっと早めることとかというのは可能ですか。どうでしょう。
○委員長(田中慎二)
杉島課長。
◎都市交通課長(杉島敏則)
今、御意見いただいてますように、時期を早めるということにつきましては、今後ちょっと事業者とかと協議をする中で、そのシステムの期間がどれぐらいであるとか、我々の周知のほうも迅速に行うなどして、時期の前倒しという分につきましては、検討はしていきたいとは思います。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
分かりました。
本当にこのロシア、ウクライナの戦争の動向も見えない中、原油価格やガソリン価格がどこまで上がるのかもちょっと想像がつかない部分もありますので、そういった場合、やはり市民への対応ということで、それを早めることというのも、やはりちょっと念頭に置いていただきたい。
今、大阪府も、グランドデザイン大阪という構想の中でいくと、マイカーを捨てるとかという表現をされてるぐらいですし、この既存のバス路線というのも、近鉄八尾から志紀までのバスでも、なかなかやっぱり利用されてないところもあるという中で、私は、以前住んでたところだとバスを利用してたんです。バスの便利さというのもよく分かってる部分もあって、一度使ってみれば、便利で、やはりもうマイカーよりもバス乗ってるほうが早いという、バスのほうが便利で楽って思う部分もあるので、やはり既存のバス路線の維持ということを考えたときには、やはり市民に1日でも早く利用して、その利便性を感じていただくことにもつなげていっていただきたいと思っています。早めていただける可能性もあるということなので、よろしくお願いします。
次、行きます。予算書183ページ、お願いします。
上から2番目、国有地等有効活用検討事業経費、834万9000円というところあります。
これは、昨年度は56万9000円やったということなんですけれども、このあたりの数字、すごく増えているという部分もありますけれども、どういった内容なのか、教えていただけますか。
○委員長(田中慎二)
北尾課長。
◎都市政策課長(北尾章)
先ほど委員からございましたように、今回の国有地等有効活用検討事業経費のところなんですが、ただいま、八尾空港西側跡地のところでマーケットサウンディングを、この2月25日から開始させていただいているところでございます。
その内容を受けて、今後、八尾市のまちづくりをどうしていくのか検討した中で、都市計画手法を活用した取組をしていく方向で、現在、進めているところでございますが、八尾空港西側跡地の都市計画の策定等を、令和4年度に行っていきたいというところで、そのあたりの委託業務として785万4000円頂いております。
また、先ほどマーケットサウンディングで事業者の声を聞いた内容を、そういった都市計画にも速やかに反映していきたいということで、一部、協議支援ということで49万5000円、合わせて予算を頂いているところでございます。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
従前からマーケットサウンディングという、当然、行政からすると、もう今、当たり前の言葉だと思うんですけれども、ちょっと一度議事録のためにも、マーケットサウンディングとはどんなものなのかいうのをちょっと教えていただけますか。
○委員長(田中慎二)
北尾課長。
◎都市政策課長(北尾章)
マーケットサウンディングについては、国有地ということで、土地所有者は国でございますが、やっぱり八尾市、大阪市のまちづくりをしっかり推進していくため、事業者の声をしっかり聞いていくということを目的に、現在、マーケットサウンディングを進めさせていただいているところでございます。
このマーケットサウンディングについては、やっぱり両市がまちづくりを描いていくために必要な都市基盤、私たちからすれば、まず都市基盤、また、どういったまちづくりのために施設を導入するのか、そういったところを、まず今回、八尾空港西側跡地まちづくり構想案というのを示させていただいたところでございます。
その構想に基づきまして、事業者の参画以降、そういったことに対しての市場性の有無などをしっかり事業者の声を聞いていくために、現在、取り組ませていただいているという認識でございます。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
分かりました。ありがとうございます。
このマーケットサウンディングなんですけれども、いろいろ私も調べて、勉強させてもらっているんです。
行政サイドで書いてあるところでいくと、やる気と意気込み、そして、ビジョンやスケジュールを明確化することが非常に求められると書かれているんです。こういった意味でいくと、やる気、意気込みというのは、代表質問でも市長に語っていただいたとこでもあるし、担当者にも、日頃からいろいろ質問等でその意気込み等は聞かせていただいてるんですけれども、このビジョン、スケジュールの明確化というところに関してなんです。八尾市と大阪市にまたいでいる大阪府のグランドデザイン構想の候補地やどうこうとかいう部分においても、いろいろな団体が関与しているということは、なかなかビジョンが1つに本当にまとまるのかというのが気になるところ。
もう1つは、そのビジョンの主導権をしっかり八尾市が、この手綱握れるのかということ。
メインは、やっぱりこの土地でいったら、8割、9割が八尾市の土地かと思うので、そういった意味では、やっぱり八尾市にとって一番いいものであってほしいんですけれども、そのあたりの合意形成等はできているのか。事業者にとって、私が事業者だったら、相手が幾つもおったら、なかなか話もしにくいとは思うので、そのあたりちょっと教えていただけますか。
○委員長(田中慎二)
北尾課長。
◎都市政策課長(北尾章)
今、八尾市が取組の中でどんな役割を担っているのかというところの御確認かと思います。
今回、土地は国有地がほとんどを占めておりますので、まず、国有地ではございますが、先ほども御説明させていただいたように、まちづくりについては、八尾市、大阪市がしっかり担っているところでございますので、まず、大阪市、八尾市と、実際、売却の手続をされる国、航空局、近畿財務局がそのあたりを担う形になっております。その部分と、オブザーバーである大阪府と、現在、検討会議を行っているところですが、委員がおっしゃっているように、やっぱり今後、両市をまたぐというところについては、八尾市の区域は広いですが、八尾市だけではどうしても対応できないところについては、大阪市としっかり連携をしまして、円滑な売却等に結びつくようにこれからも取り組んでいきたいという形で、八尾市も主体的に取り組ませていただきます。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
やはりそうしますと、この市内5駅に都市機能を集約させるということが書かれてます。八尾南駅というのは、その5駅の中の1つで、重要な拠点になりますので、そのあたりしっかりと、八尾市の重要な5駅のうちの1つなので、よろしくお願いしたいです。
ちょっと続いて、この八尾南駅は、要は、大阪メトロなんですけれども、このメトロの参画とか関与というのは、今後どういう形でしてくるのかということをちょっと教えてもらえますか。
○委員長(田中慎二)
北尾課長。
◎都市政策課長(北尾章)
今いただいた大阪メトロというところなんですが、過去には、大阪市の組織の1つということで官の役割はあったんですが、今現在、大阪メトロという形で、民間事業者に変わったというところがございます。
ただ今回、八尾空港西側跡地については、私たちのまちづくり構想の中で、東西道路、いわゆる、八尾空港西側跡地を東西に結ぶ道路が必要と。これは、防災性の観点からも必要ということで、今現在、都市機能の1つとして、まちづくり構想案にも入れておりまして、この部分でいけば、一部、大阪メトロの所管されている土地の一部を使って、道路等の築造が必要となってきます。参画というところではなくて、逆に、土地の所有者という立場ではありますので、そことは今後、大阪市側のところにはなりますので、大阪市を中心に、しっかりと大阪メトロとも協議をしていくことの一つとして認識させていただいております。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
メトロの土地を使わざるを得ないので、嫌でも、心配しなくても絶対に関わってくるということなんですね。分かりました。
やはり駅があって、駅のそばにそういった大きな期待されるところがあるので、駅から当該土地までのアクセスをどういうふうにやるのかが非常に重要なことになるかと思いますので、そこをよろしくお願いします。
この件に関しては、最後、グランドデザイン大阪の候補地というのを、代表質問でも市長から御答弁はあったんですけれども、このグランドデザインの候補地になった場合、どういった効果が期待されるのかというのを、ちょっと教えていただきたいと思います。
○委員長(田中慎二)
北尾課長。
◎都市政策課長(北尾章)
現在、大阪都市計画局でグランドデザインについて検討されているというところでございますが、先ほどもありましたように、現在、八尾市においても、そういったグランドデザインの候補地になり得るように、今も働きかけをさせていただいているところです。
今までのグランドデザインについては、どうしても、大阪市内に偏ったような構想になっていたところもあるということでございましたが、大阪府全域にわたって、しっかり、今後、魅力ある大阪全体のにぎわいにつながるところで、やっぱりその一部に八尾空港を中心とした、大阪市と八尾市にまたがる土地を中心に、八尾の南側全体の事業もさらに魅力あるものになっていくように、しっかり大阪府にも要望しながら、これが大阪府内の中でも目立ったような、輝くようなまちになるというところをしっかり発信していくためにも、候補になって、グランドデザインに乗っていくということをしっかり掲げながら進めていきたいと考えております。
○委員長(田中慎二)
他にありませんか。
稲森委員。
◆委員(稲森洋樹)
当初予算の交通政策推進経費についてお伺いいたします。
先日も我々大阪維新の会の代表質問の中でも、1411万円の予算の中で、運行委託経費が430万円。これが、新たな交通不便地の解消の委託経費であると御答弁いただいております。
令和4年度のおおよその対象地区と、地区数の想定を御答弁願えますでしょうか。
○委員長(田中慎二)
杉島課長。
◎都市交通課長(杉島敏則)
交通不便地における取組の部分でございます。
対象地域は志紀地域ということでございますけれども、それぞれの地域で地域の方々と勉強会の実施でありますとか、ワークショップを令和3年度中にも実施させていただきました。
これらを受けて、再度、運行ルートでありますとか、手法等について、我々、地域の皆さんの意見を踏まえた中で、案のようなものを作成いたしまして、その中で再度、地域の方々の意見をお伺いした中で、制度設計に努めていきたいと思っております。
○委員長(田中慎二)
稲森委員。
◆委員(稲森洋樹)
ありがとうございます。
これまでも竹渕地域のみならず、複数地域での運行というところも御答弁いただいておりますので、可能な限り、一日も早い制度設計と、実証運行の開始に努めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
先ほど来、交通対策費の補正予算の部分で、路線バス支援事業に係る経費のところ、ちょっと議論にもなってございまして、対象となる事業者が、既存の路線バス、近鉄バス、大阪バスというところで御答弁もいただいております。
一方で現在、大阪府では、大阪スマートシティ戦略とか、スマートシティモビリティの展開を推進しておりまして、これら昭和の古い時代の事業収益構造とか、まちの在り方、これらを前提とした既存の公共交通の事業形態の限界というのを、テクノロジーで突破する中で、住民福祉の増進であったりとか、府民、市民の移動の円滑を図ろうという取組でございまして、八尾市におきましても、地域公共交通計画の中で、MaaSの取組というところを上げていただいております。
まず、国交省の資料を例示する中で、このような手法といたしまして、AIオンデマンドバスであったり、カーシェアであったり、スローモビリティ、こういったところも視野に入ってくるというところで計画掲げていただいておりますけれども、今回、支援対象となる既存の市内事業者におかれましては、大阪府も八尾市も、行政が今進めようとしているこのような新たな取組に対しまして、先進的な部分もあるとは思うんですけれども理解をお示しいただいて、協力的な姿勢であるかどうか、ちょっと御答弁願います。
○委員長(田中慎二)
杉島課長。
◎都市交通課長(杉島敏則)
既存交通事業者の新たな政策に協力的かどうかということでございますけれども、やはり路線バス事業者におかれましては、自分の路線の維持ということも最重要な部分で考えておられますので、その辺、路線とかぶってくるような新たな路線とかについては、一定、御意見といいますか、そういうのも我々、聞かせていただいておるところでございます。
ただ、既存の路線事業者が移動手段でちょっと担えてない部分については、市なり、他の事業者なりが、新たな移動手段を構築する分につきましては、積極的にといいますか、取組を進めてもらいたいということでは意見を聞いております。
○委員長(田中慎二)
稲森委員。
◆委員(稲森洋樹)
事業者が腹の底でどのように思っているのかということは、なかなか本音のところまで行政も分からないと思いますが、答えにくいところを御答弁いただきまして、ありがとうございます。
昨今、新たな八尾市内の交通不便地が発生しているその原因の1つとして、既存バス事業者の不採算特定路線の撤退というところが非常に大きな端を発している部分、理由となっている部分もあろうかと思いまして、その多大なる悪影響というのは、やっぱり地域住民が被っているというのも、実情でございまして、客観的にこういった事業撤退というのが生じている以上、旧来の路線バス事業というもの自体、これの事業継続自体に一定の限界が生じているということも明白でございます。
大阪府、八尾市も、このスマートモビリティであったり、スマートシティの取組を進めているところでありますけれども、既存の事業形態、既存の事業者に対しても、こういった新たな取組を、行政と手を組んで求めていくという姿勢も非常に重要になってくるのかなと考えております。
仮に、万が一、既存の事業者が、自身の古いこの事業形態の維持のみにこだわって、住民のための新たなこういった取組に対して、あまり理解を示さなかったり、非協力的であった場合に、このような古い事業者の事業形態継続のために、公金とか補助金を支出するというのは、あまり時代に即さないかとも思いますし、新たな制度をつくろうと行政が今汗をかいている中で、その足かせになってしまい、地域住民のためにもならないのかと思うんです。
この新たな制度設計に対して、そういった悪影響が懸念される中で、既存の事業者とどのように向かい合っていったらいいのか、ちょっと所見を求めます。
○委員長(田中慎二)
杉島課長。
◎都市交通課長(杉島敏則)
先ほど、他の委員からも御発言の中にあったと思いますけれども、平成29年3月をもって、沼循環でありますとか、志紀車庫から近鉄八尾駅までの路線が廃止になったとかいうこともこの間にございます。
我々、やはりそういう既存の路線といいますか、公共交通を維持存続しながら、交通不便地と我々呼んでおります地域について、新たな移動手段を、今、構築に向けて努力しているところでございます。
ですので、先ほど御意見ありましたように、やっぱり既存の交通事業者におきましては、やはりこのコロナ禍で乗車人数が減っている中でも、便数減らさずに御努力いただいているところもございますので、その辺のことも受けて、今回、路線の補助という形も予算要求をさせていただいたところでございます。
引き続き、事業者とも、先ほどおっしゃった、既存の路線の維持存続だけではなくて、新たな手法等も含めた何かの取組が考えられないのかという分については、我々、協議等を続けていきたいと思っております。
○委員長(田中慎二)
稲森委員。
◆委員(稲森洋樹)
コロナの状況で、事業者も確かに多大な影響が出ている部分もあろうかと思いますけれども、今後も、やっぱり公民連携、官民連携という部分は、新たな取組を進める中で非常に重要でありますので、粘り強い対話と、時には、交渉するような強い姿勢というのを打ち出しながら取り組んでいただきたいと思っております。
個人的には、まさか今回の補助対象となる事業者におかれましてはそんなことないと思うんですけれども、仮に、参入障壁が高いことで、いわゆる、既得権等を課してる事業者さんとかもいらっしゃる可能性もあります。そういうところの補助というのを行うのではなくて、住民福祉の増進のために、新たな、効率的で持続可能な取組というところに公的な財政支出というのは、できるだけお願いしたいと考えております。
MaaSの取組、公共交通計画の中でもありますけれども、広域と基礎自治体の役割分担でありますとか、既存の事業者同士の関係性をどう構築するかとか、我々もちょっと勉強していかないといけない部分もたくさんあるんですが、住民の皆さんにとって理想的な未来の公共交通の形をつくっていくというので、非常に重要な取組でありますので、引き続き、積極的にお取り組みいただきますよう、よろしくお願いいたします。
次、包括外部監査で道路水路台帳更新業務についてちょっと指摘を受けてたので、ここで少しお聞かせいただきたいんです。
これ、契約期間が単年度業務でありまして、令和4年度も更新業務があるのかどうか。包括外部監査で指摘受けた事項ですので、これが令和4年度に予定しているのかどうか、御答弁願います。
○委員長(田中慎二)
藤原課長。
◎土木管財課長(藤原康志)
道路台帳システムの更新業務ですけれども、こちらは、毎年業務を行っているものでございまして、令和4年度も業務を発注する予定でございます。
○委員長(田中慎二)
稲森委員。
◆委員(稲森洋樹)
監査では、これまで複数年度、1者への2号随意契約が続いていた点について、測量と更新業務の分離であったり、あとは、分離が前提になってくるんですけれども、測量の他の業者の参入可能性。このあたりも指摘を受けておりまして、今、委託している事業者が全てバツということではないと思うんですけれども、その監査で指摘を受けた項目については、御検討や御対応とかを令和4年度においてはお願いできますでしょうか。御答弁願います。
○委員長(田中慎二)
藤原課長。
◎土木管財課長(藤原康志)
今年度、監査の指摘を受けまして、対応といたしましては、データの構造とか、システムに関しましては、知的な財産という問題もあるんですけれども、先ほども指摘ありました、測量とは別の業務等、この辺の別発注することで、単価として安価になるのかということの検討も行いまして、それ以外の複数の見積り等も確認した上で、随意契約の可否について、来年度に検討してまいりたいと思っております。
○委員長(田中慎二)
稲森委員。
◆委員(稲森洋樹)
測量業務の分離を行った際に、コストメリットが出るかどうかというのが一番肝の部分になってくると思いますので、出ない場合は、それ実施する意味もないかと思います。一応、御検討のほうは、しっかりと監査の意見も受け止めて、お願いいたします。
もう1つ、監査指摘がございました、都市整備関係です。
公園緑地等環境保全清掃業務で、シルバー人材センターに委託していただいている部分で、これは3号随意契約なので、2号随意契約のような競争性の導入等の観点とはちょっと趣が違うんですけれども、業務の履行確認であったりとか、あと、写真の提出等について指摘がございました。
結構、膨大な業務を委託しておられると思うんですけれども、こちらについて検討とか御対応は可能でしょうか。
○委員長(田中慎二)
鈴木所長。
◎
土木管理事務所長(鈴木啓介)
公園緑地等保全環境清掃業務委託についてでございます。
包括外部監査の指摘内容としましては、報告書の記載事項をきちっと整理するようにということでありますので、これはシルバー人材センターとただいまから協議を進めてまいるところでございます。
あと、写真等の提出につきましても、同じように、シルバー人材センターと、どれぐらいの量を提出できるかとかいうのを協議してまいりたいと考えております。
○委員長(田中慎二)
稲森委員。
◆委員(稲森洋樹)
物すごい量の写真を提出いただいて、それを整理する、また事務負担とかも生じる可能性もあるんですけれども、仮に、導入できる可能性があるのであればですが、今、こういったスマートフォン、タブレットとか、これ、通信端末だったら、提出をいただくというのも、クラウドに自動アップロードして管理するみたいな、そういった効率的なチェックも可能な余地はあるかもしれないんです。こういったところもちょっと視野に入れた中で、低廉かつ効率的な方法で、指摘を受けた事項に対応できるように、ちょっと一遍、検討お願いしたいと思います。よろしくお願いします。
次、都市計画総務費、都市計画推進事業関連をお伺いいたしたいと思います。
これは、産業と都市計画、まちづくり施策の連動というところ、私もこの間、もうずっと議論続けてきた中でありまして、産業政策課のほうで、今年度、工場等立地推進審議会というのが実施されておりまして、その資料とかも、ちょっと私見ていたんですけれども、その中で、平成27年度のものです。土地利用現況図と、現在の都市計画図、いろいろ見比べてますと、やはり準工地域が課題多いのかと見受けられます。跡部、亀井地区ですとか、竹渕地区とか、あと、新家地域ですね。工場地と、田畑休耕地、一般市街地の混在というのが結構目についてまいります。
ほかの3地域は、ちょっと魅力創造部から、地権者に対する個別のアプローチとかマッチングをお願いしないといけないのですけれども、特に新家地域は、これちょっと面的な誘導が必要かと見受けられるところです。田畑休耕地がかなり広く、一団の土地として広がっている部分もございますので、産業用途としての面的誘導が必要不可欠なのかと思うんですけれども、引き続き、産業との連携というのは、審議会等も踏まえて、お願いしないといけないのですけれども、令和4年度、この準工地域の面的な都市計画誘導であったりとか、そのあたりで予定されている、取り組まれる予定の内容があれば、御答弁願います。
○委員長(田中慎二)
北尾課長。
◎都市政策課長(北尾章)
今、御確認いただいている、産業集積のまちづくりという視点で、今、都市政策課と産業部局と連携して、現在、勉強会を踏まえながら取り組ませていただいているところでございます。今年度、今、ちょっとお話がありましたように、事業者向けには、産業部局でアンケート等を取っておりまして、私どものほうとしましては、低未利用地、いわゆる、農業とか駐車場とか、そういった場所に対して、一旦、ちょっと事業者の意向を確認する作業を今現在行っているところでございます。
その結果を今月中にまとめまして、来年度の予算の中でも、産業集積のまちづくりに係る支援業務という予算を頂いておりまして、特に、空港の北側周辺につきましては、これまでも、空港の周辺で事業等を行っているという加減もございますので、そのあたりの地権者に、何らかの形で、ちょっと今後、産業集積のまちづくりができないかというところと、先ほど、御意見もありましたように、新家地区、こちらにつきましては、中央環状線にも近い流通等にも適した立地という認識もございますので、そこには、ある一定まとまった生産緑地もあるという認識でございますが、今現在、生産緑地については農業を営んでおられますので、今後将来的に、そういった住工混在、また、事業者が土地を探しておられるということもお聞きしてますので、そういったところにつきまして、地権者の方向けの説明会、もしくは勉強会等に入れる支援の費用も頂いて、今後、産業部局と連携して取り組んでいきたいと考えております。
○委員長(田中慎二)
稲森委員。
◆委員(稲森洋樹)
ありがとうございます。
八尾空港の北側の工業の用途の部分というのは、現況図見てると、ここもかなり田畑休耕地、低未利用地が多いんですけれども、ここは一定、都市計画の網がかかっていますので、ほっといたらあきませんけれども、自然にある程度の誘導は図れるかと思ったんです。新家町の、まあまあ広い準工のところ。これは準工は、表現悪いですけれども、何でもありというような用途でもありますので、ここはちょっと今後、しっかりと面的な誘導を行っていただきたいと思う次第であります。
特定生産緑地の所有者、従事者及び産業用地の取得意向者に対する個別アプローチとかマッチングについて、明日も産業のほうにちゃんと確認させていただきたいと思うんですけれども、引き続き、魅力創造部とも、連携と情報共有図って取り組んでいただきますようお願いしたいと思います。
1回目、以上です。
○委員長(田中慎二)
他にありませんか。
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
まず、予算書に沿ってちょっと質問させていただきます。
170ページの土木総務費の中に、先ほどの、一般会計18号補正予算でもありましたけれども、ブロック塀等の話もあったんです。既存民間建築物耐震診断、いわゆる、昭和57年以前の建物、自宅とかですね。この辺の予算がついてるのですが、毎年、ちょっと数が想定よりも少ないとか、今年は多かったとかあるんですが、この令和4年度、どんな感じでアプローチ等含めてやるのか、教えてください。
○委員長(田中慎二)
北園課長。
◎住宅政策課長(北園了三)
民間建築物の耐震化推進事業費につきましては、令和4年度につきましては、予算額4100万円ということで、令和3年の3833万5000円と比較しますと、大体、266万5000円の増額ということで要求させていただいております。
理由といたしましては、令和2年度から令和3年度に実施いたしました、ダイレクトメールとかを送付させていただき、一定の効果がありまして、耐震補助の関係の申請が結構増加傾向にあるということで、それを反映して、増額とさせていただいているものです。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
そのダイレクトメールやってもらったとお聞きしました。
令和4年度、またそれをするのか。それも含めたアプローチかけていくのか。そもそも、耐震について年がいくほど、古いおうちなんかで言えば、どんどんどんどん危険が増していくわけですやんか。
その辺をしっかり意識持ってもらって、まずは、耐震診断。その後の改修なり受託なりという話になっていくと思うんですけれども、まず、しっかり耐震診断してもらいたいというのがあると思います。
それが当然、国からの予算もつけてやってると思いますので、それをダイレクトメールでやったらちょっと反応よかったと。令和4年度はどんな取組するのか、今、教えてください。
○委員長(田中慎二)
北園課長。
◎住宅政策課長(北園了三)
令和4年度につきましては、先ほど申しましたダイレクトメールにつきまして、引き続き実施していく予定をしております。
あとは、耐震診断のセミナーとか、例年どおり実施していきながら、啓発等に努めていきたいと考えております。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
当然、そのダイレクトメールの対象のおうちは、ほぼ変わらないと思いますので、同じところにもう1回送るようなイメージでいいですか。それとも、何か反応があったところにですか。
○委員長(田中慎二)
北園課長。
◎住宅政策課長(北園了三)
申し訳ありません。ダイレクトメールにつきましては、1万9000件を3年に分けて送る予定をしております。ですから、毎年、毎年、違うところに送らせていただいているということになります。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
9000件ずつ、3年間ですか。
ちょっと理解ができひんかった。
○委員長(田中慎二)
北園課長。
◎住宅政策課長(北園了三)
声が小さくて、すみません。
1万9000件のうち、令和2年度では4000件送らせていただいています。令和3年度で8000件、残りを来年度、令和4年度に実施する予定をしております。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
分かりました。ざっと7000件程度送るということですね。
この令和4年度に送った分で、その年にやれば、何か特典みたいなのがあるのか。逆に、令和3年度に送った人が、令和4年度に、こんなん気ついてなかった、やりたいねん、と言っても、別に何も差はないのか。また何か差はあるのか。その辺だけ。
○委員長(田中慎二)
北園課長。
◎住宅政策課長(北園了三)
特典等はございません。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
先ほども申し上げましたけれども、当然、建築が古くなればなるほど、御自身のできるところはやっていくと思いますけれども、なかなか残っているところというのは、やっぱり高齢の方であったりとか、どうしても収入が厳しくてとか、そういう方もたくさんいらっしゃると思います。
そこを、だからといって、いつ本当に震災が来るか分からない今この時代のときに、じゃあ、起きてからでは遅いと思います。もちろん、起こってからじゃ遅いので、どうそれを促していくのか、何が課題なのか。やっぱり毎年毎年、この予算を上げて、決算で不用額が出てきて、これは何でやねんと、そんな話もずっとしてきてると思います。その辺、やっぱり本気じゃないとは言いませんけれども、どうやればそれができていくのか、安全な面も含めて、しっかりと令和4年度も引き続き、力入れてやっていただきたいと思います。
次、行きます。
空家等利活用及び
適正管理促進事業経費、これも先ほど、不用額の話がありました。一般会計18号補正予算であったと思います。
ちょっとお聞きしたいんですけれども、市外在住の子育て世代とか、若年層の支援、また、地域の活性化を目的とした、団体の取得の支援という部分かと思います。この実施計画書の22ページに、中古住宅の利活用の件数ってありますよね。これは例えば、令和4年度でしたら40件が目標になるのか、お答えください。
○委員長(田中慎二)
北園課長。
◎住宅政策課長(北園了三)
目標としては、計画にあります40件を目標にしております。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
それは両方合わせて40件の予算取りができてるということでいいんですね。
もうしっかりと、特に、子育て世代とか、若い世代が来てくれると、皆さんもうれしい、我々も本当にうれしいです。
そういう意味では、先ほどもちょっと話がありましたけれども、八尾市内だったら分かりやすいんですけれども、市外に、こんなことを八尾市がやっていますよと、やっぱりアピールの仕方について、これは一定、どんな形でできるのかがよく分かりませんけれども、考えていただきたいと。
例えば、八尾市民の方で市外の、例えば、子どもとかお孫さんとか、もしくは友人、知人とかがいてまして、八尾市こんなんやってるよと、もし、利用できたらやってねと、仮に言っていて、それが口コミでした場合に、例えば、言ってくれた人に市長が感謝状贈るとか、お金がかからないから、何かそんなことがあってもいいかと思いますし、それは、今は、素人意見で言うてますけれども、例えば、何かその広がるような情報が、SNSとか、市政だよりとか、ホームページとかよりも、口コミのほうが実は、意外と耳に残ったりもしますので、その辺のこともちょっと、一定考えられないのかと思うんですけれども、どうですか。
○委員長(田中慎二)
中谷課長補佐。
◎
住宅政策課長補佐(中谷聡)
お答えいたします。
まず、こちらの制度といたしましては、やはり新婚、若者、子育て世代ということ。そもそも、制度の趣旨といたしまして、空き家対策ということもございますが、やはり第2期の八尾市人口ビジョン総合戦略に基づいたところをターゲット層としてということで、一定、若い年代ということでさせていただいております。
やはりそういった方々については、今のところ、スマートフォンであるとかということで、他市の方はやっぱり見て来られる。実際、件数は少ないんですけれども、やっぱり実際、補助させていただいている方については、やはり大阪市なり、東大阪市、近隣市と比べたときに、見てみたら、八尾市にこんな補助があるということで、活用いただいているというやっぱり実例もございます。
ですので、我々としては、他市の方々、特に、若い方々に見ていただくというために、先ほど北園課長も申し上げましたとおり、我々のホームページだけではなくて、空き家対策といたしましては、13団体との連携を取り組んでおりますので、そういったところの、例えば、ホームページとかで知らしめていただくとか、それらの会員にやっぱりお知らせていただいてということで、委員おっしゃられるような口コミもまた広がっていくかということで、令和4年度については、他団体との連携をさらに進めながら、しっかりした周知、広報に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
本当に、今おっしゃっていただいた、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。
じゃあ、次に行きます。
土木管理事務所費で、まず、職員30人分の人件費が出ております。今、土木管理事務所は、人数は30人でよろしいですか。
○委員長(田中慎二)
鈴木所長。
◎
土木管理事務所長(鈴木啓介)
土木管理事務所の職員です。土木管理事務所は、行政職が17名、技能労務職が13名と、あと、会計年度職員5名、合わせて35名でやっております。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
35名ですね。分かりました。
先ほども少し他の委員からもありましたけれども、今、業務量はどんな感じですか。ちょっとインフラが老朽化という話もありました。私たちも、直接いろいろと、あそこの道路がとかお聞きして、土木管理事務所に連絡させてもらうことも多々あるんですけれども、一定先ほども推移もあったんですが、やっぱり業務量がもっと増えてくる可能性はないのかなと。例年、同じ予算が決まっていますので、できることには限りがあるのですが、業務が増えているのかどうか、その辺ちょっと教えてください。
○委員長(田中慎二)
鈴木所長。
◎
土木管理事務所長(鈴木啓介)
業務量なんですけれども、御要望件数というのは出てるんですけれども、一件一件の内容がやっぱり大きい小さい、年度でばらばらになっていますので、なかなか業務量がどれぐらいあるのかという増減は把握しておりません。
やはり委員がおっしゃっていただいたように、年度での予算はほぼ限りがありますので、ある程度、一定のボリュームを、毎年、同じような事業ボリュームというんですか、そういうふうになっているとは思っております。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
当然、限りある予算の中で仕事してもらうのは、どこの部署も同じなんですけれども、やっぱり都市整備は皆さんそうなんですけれども、日頃から直接インフラ整備のやっていただくところですので、人、予算、これらは一定確保もしてもらいながら、予算がないから修理できないという言葉は聞きたくはないし、市民にも説明ができないので、その辺はしっかりと、当然、重要度であったり、選択と集中じゃないですけれども、大きい、小さいとかそういうことも業務の中にあるかもしれません。
ただやっぱりいつでも、市のインフラをしっかり守っていくと、それだけはしっかりと要望しておきたいと思います。
それでは次に、174ページ。交通対策費について、私もお聞きしたいと思います。
じゃあ先に、令和4年度八尾市一般会計第1号補正予算の話からさせてもらいましょうか。先ほども、何度も他の委員、たくさんおっしゃったので、私のほうからも、若干だけです。
今回の1号補正予算での取組の中で聞きたいのは、当然、単年度予算ですので、まず今年度です。この永続性というか、対応によっては、次年度以降も考えるとか、何かその辺のことはどうですか。
○委員長(田中慎二)
杉島課長。
◎都市交通課長(杉島敏則)
今年度、補正予算を頂きまして、事業に取り組みまして、先ほども御答弁申し上げましたけれども、事業者からその実績等を頂いて、事業の効果等の検証をまずはしていきたいと思っております。
次年度以降につきましては、やはり本市の情勢もございますし、予算という分におきましても、今年度同様、やっぱり国の交付金等を活用してという部分になってこようかと思いますので、その辺の動向とかを注視しながら、研究していきたいと思っております。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
もちろん、莫大な予算がかかっていく話ですので、いつまでも、どんどん市の単費でなければ、正直、厳しくなってくると思います。だから今年度、ほかの委員もおっしゃいましたけれども、やっぱり成功もしてほしい。
先ほど、3割程度の増員という話があったと思います。ずっとこの公共交通に関しては、建設産業常任委員会の中で、持続可能というのが1つのテーマをずっと言ってきたし、私たちも言ってきました。
そういう意味では、持続可能な、例えば、バスであったり、たこち号みたいな乗合タクシーを維持するために、やっぱり市民に対して、ある意味、利用していただく、しっかりと活用いただくその啓発、啓発と言ったら偉そうですが、周知というのか、理解していただくというのも大事だと思います。
そういう意味では先ほど、観光部局との連携という話がありました。もっと市民に対して、せっかく安いから乗ろうだけじゃなしに、やっぱり我々、もっと日頃から、ふだんは自転車だけれども、3日に1回はバスに乗ってみようとか、ちょっと休みの日はバスに乗ってお出かけしようとか、せっかくの今回の予算の中で、そういう啓発をどんどんしないとあかんと思います。
例えば、その辺、他の市民課であったり、ほかの部局との連携はどう考えているのか教えてください。
○委員長(田中慎二)
杉島課長。
◎都市交通課長(杉島敏則)
先ほど一例として、観光部局でありますとか、産業部局等の連携という御答弁もさせていただきました。
また、委員から福祉部局という御意見も頂いておりますので、庁内、そういう全ての部局と連携が図れる分については積極的に図っていき、周知していきたいと思っております。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
周知もそうやし、先ほど言いました、やっぱり理解してもらって、簡単に言うたら要は、乗らんかったらなくなるよと。だからやっぱり乗っていこうと。
今まで、バス路線が撤退するという話のたびに、市民の皆さんが不安になって、日頃、活用されへんかったら、もうやっぱり我々も直接いろいろと聞かれました。
そういう意味では、走ってたら安心だけれども、なくてもええねんじゃなくて、走ってもらうために、我々もしっかりバスを活用しようと。
ただこれ、先ほどもあったコロナのこともありますので、もちろん、コロナのことは一定考えていかなければいけないと思います。この秋には、コロナを乗り越えたという前提の話、今はしていますけれども、本当にどんどん外に出ていくときには、ふだん自転車やマイカーを使っている方が、何回かに1回はバスに乗りたいと、乗っていこうよと、そういう啓発が、啓発言うたら偉そう過ぎるから、思いを持ってもらえるような、例えば、観光もそうですけれども、福祉もそうですけれども、やっぱり、自治振興委員会とか、まちづくり協議会とか、そういったところのお力も多分借りていかないと無理かと思いますので、それだけ、本当にかたがた、こっちからお願いする話かどうかも分かりませんけれども、むしろ、向こうから私たちがやるからと、どんどん協力してもらうような庁内連携を、ぜひともよろしくお願いいたします。
もう1件だけ、この交通安全……
○委員長(田中慎二)
2回目にしますか。どうですか。
◆委員(五百井真二)
それでは、2回目にします。
○委員長(田中慎二)
他にありませんか。
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
各委員から、おでかけ応援事業についての議論が出されたのではなかろうかと思っております。
その中で、まずお聞きしたいのは、竹渕地域でデマンドタクシーを実施して、丸1年を超えました。
たこち号のその実績も含めて、どのように分析されているのか、それから、どれだけの利用の状況であったのか、まずお聞かせ願いたいと思います。
○委員長(田中慎二)
吉村課長補佐。
◎都市交通課長補佐(吉村哲)
利用状況について御説明させてもらいます。
令和3年2月1日から1年間、令和4年1月31日まで運行させてもらいまして、利用者422名。利用組み数というか、申込み数で70組、283便、運行率23%で推移しているような状況でございます。
○委員長(田中慎二)
杉島課長。
◎都市交通課長(杉島敏則)
その実績を踏まえ、どのように担当として捉まえているかという御質問もあったかと思います。
我々といたしましては、やはりコロナ禍の影響もあって、なかなか啓発もできない中で、422名の方に移動手段として活用いただいたという分については、やはり事業、実証運行開始してよかったと捉まえております。
そんな中で、利用者でありますとか、地域の方にもアンケートを取らせていただいて、我々が制度設計した中においても、やっぱり時刻の問題であるとか、ルートの問題等で幾つかの課題等も頂きましたので、その辺につきましては、地域の皆様と共に、ちょっと見直しというか、変更等も議論させていただいて、さらに利用しやすいような制度にしていきたいという形で、今、取組をしております。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
せっかく走って、利用をより多くしていただきたいという思いもあったんですけれども、今おっしゃったように、走らせた中で、地域の皆さん方からの意見としては、ルートの問題とか、時間的な問題とか、こういう指摘もされたと。それについては、これから改善していかれるのではなかろうかと思っておるんです。
アンケートを取ったということなんだけれども、これは竹渕地域の皆さん方の全体的にアンケートを取られたのでしょうか。
○委員長(田中慎二)
杉島課長。
◎都市交通課長(杉島敏則)
先ほど、アンケートと申し上げましたのは、たこち号の利用者の方も取らせていただきましたし、地域の自治振興委員の御協力をいただいて、全世帯、1560件ぐらいにアンケートを配らせていただきまして、その中で、約500件の方から御回答いただいた内容を踏まえてという形でお答えさせていただきました。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
そういう中で、先ほどおっしゃったような御意見があったということですね。
そういう意見をやっぱり集約する中で、より一層、たこち号が利用されるような状況を、これから検討していかないといけないのと違うかと思っております。
同時に、大阪バスの運行状況などは分かりますか。
○委員長(田中慎二)
吉村課長補佐。
◎都市交通課長補佐(吉村哲)
大阪バスの運行状況ですけれども、令和3年4月から8月まで、3.1人から4人の状況でございます。
令和2年におきましては、1年間で月平均させてもらいまして、3.08人という状況でございます。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
私もこれ、今までから大変危惧して、指摘もさせていただいているのですが、せっかく走っていただいた民間バスでありますけれども、やっぱり利用していただくような環境づくりが必要やということを一貫して訴えてまいりました。
そんな中で、今回、国の地方創生臨時交付金を活用してということで、おでかけ支援ということで上程されております。
そんな中で、中身的には、たこち号であろうと全て100円であると。それから、乗降については八尾市内と限定されている。それは当然かと思っております。
委員のほうから期間の問題も出されたと思うんです。これから、交通不便地といわれる、あと残り6地域か。特に、交通不便地域といわれる、先ほどもおっしゃったように、沼地域とか、志紀地域は、大変待ち遠しく思っています。市長も、当然そのような、一日も早くという思いを持っていらっしゃると思っております。
そんな中で、地域の意見交換などをやってこられたと思います。大変コロナの状況の中で、いろいろな意見を集約されてきたのだろうと思います。やはり私は、これから市民のいろいろな意見を聞くということは物すごく大事やし、それに沿った形の中で、交通不便地域の解消をしていかなあかんということになろうと思うんだけれども、やはり大阪府下の現状を見ても、このバス、コミュニティバス、循環バスの運行、その中でも低料金というのを位置づけられております。
そういう状況からいきますと、今回のコロナ対策という形での国の補助金を使ってということだけではなくて、今後の方向として、現在やろうとしていることを継続させていくということは私は大事やと思うんです。次の課題に引き継いでくるのではなかろうかと思うんですが、これについてどのように思いますか。
○委員長(田中慎二)
杉島課長。
◎都市交通課長(杉島敏則)
先ほども、別の委員からも同様の御質問をいただいたところでございます。
その際もちょっと御答弁申し上げましたけれども、やはり今後の市の情勢と、予算的な確保も必要でございますので、国の交付金等の状況も注視しながら、我々、引き続き研究してまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
私が思うのは、今回のおでかけ支援事業の目的というのは、書いているように社会参加ですやんか。これは今回、当然、全市民的に対応するということだけれども、そういう形がベターなのかどうかというのは分かりませんが、私が一貫して言ってきたのは、高齢者や障がい者の社会参加。それは、1つはやっぱり経済効果も生まれるということを一貫して言ってきました。
そんな中で、期間の限定もありますけれども、やっぱりこれを引き継いでやるということが、経営者の皆さんにとっても、また、民間バスが今運行しているその1つのコースを守っていくためにも、やっぱり必要ではないかと私は思っているんです。
今後の課題については、先ほど、注視していくということで、財源的なこともあろうということでおっしゃっているのだろうと思うんだけれども、本当に思い切った形の中でやっぱりやるべきだと思います。
そのことについては、もう強く指摘させていただきたいと思います。
先ほど、委員からもおっしゃったように、乗ってもらわないとあかんのよね。先ほど、大阪バスの実態をちょっと聞かせてもらいました。1便当たり、3人か4人しか乗らないと。当然、経営者だったら、そんなものはもう、経営の実態としては、12月議会だったか、大阪バスに問い合わせたときに、最低30人は乗ってもらわないと経営が成り立たないとおっしゃっていたことは事実なんです。
そういうことから考えたときに、乗ってもらえる人が少なくなるような状況が起こったときに、撤退したら、たとえ1つの民間バスが走ってくれたということではなくて、そのコースに乗ってこられた地域の皆さんにとって、今度また交通不便地域になってしまうんです。
だから、そういったことがない対策を、やっぱりこれから講じていかなあかん。そのためには、お金が要ると思います。そうだけど、そのお金というのは、財源をやっぱりつくるべきだと。言ってみたら、市民の社会参加、高齢者の皆さんも含めて、障がい者の皆さんにも利用していただいて、そのことは、ただ乗るだけじゃないんです。経済効果があるのだと、このことも言うてきました。
やっぱりそういう立場から考えて、この継続のために注視するということではなくて、実際、その継続していくという立場でやっていただきたい。
皆さんもSDGsのバッジをつけておられるだろうけれども、ここの17の項目のとこにも、これは2030年までって書いてあったけれども、要するに、そういうところも、全て低廉な運賃、そういったことをやっぱりやらなあかん。これからの公共交通というのはそういうものだとおっしゃってます。
そういうことから考えて、より一層、十分検討していただいて、継続できるようなものをしていただくようにお願いしたいんですが、ちょっと答弁できたらお願いしたいと思います。
○委員長(田中慎二)
杉島課長。
◎都市交通課長(杉島敏則)
ただいま、料金の低廉化の部分について御意見を賜ったところでございます。これまでも、杉本委員からは同様の御意見等も頂いておりますので、重々、その辺は、我々も受け止めているところでございます。
ただ、料金の低廉化だけではなくて、やはり大阪バスを御利用いただけるような環境整備につきましては、引き続き研究していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
この部分でちょっとお伺いしたい。
副市長でも結構なんですけれども、副市長にちょっとお願いしたいんです。
地方創生臨時交付金が下りてきた。これについては、あくまでも当年度、例えば、令和4年度の予算で使えというだけになるんでしょうか。それとも、もう少し延長できるような使い方ができるんでしょうか。
これ、確認なんですけれども、どうなんでしょうか。
○委員長(田中慎二)
吉村課長補佐。
◎都市交通課長補佐(吉村哲)
現在の地方創生臨時交付金は、令和3年度予算で、本省のほうで繰り越されるという話を聞いてますので、基本的には、令和4年度で完結ということの内容になっていますので、令和5年度の繰越しはないということで進めているような事業になります。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
これは、今おっしゃったように、令和5年度には継続できないと、もう令和4年度までのやつということで予算措置がされているんだろうと思います。
私は、やっぱりこういう状況の中で、コロナ対策という形だけで、国はどんどんどんどんお金出しているけれども、やっぱり国も、公共交通事業に対して、全国的に問題があると。こういった中で一つ、地域の既存のバス路線だけではなくて、バス路線は走っているけれども、これも含めた形の中で、八尾市全体の交通網を検討していただけるような場をつくっていただきたい。既存のコースやから、うちのこれは確実だというのではなくて、八尾市全体の交通網として、利用者の皆さん方も参加している中での公共交通網をしていただきたい。これは強く求めておきますので、お願い申し上げたいと思います。
─────────────────────
○委員長(田中慎二)
質疑の途中ではありますが、議事の都合により、暫時休憩いたします。
午後2時20分休憩
◇
午後2時25分再開
○委員長(田中慎二)
休憩前に引き続き分科会を再開いたします。
─────────────────────
○委員長(田中慎二)
それでは、2回目の質疑ございませんか。
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
すいません。さっきの話の続きです。
橋梁の維持であったり、あるいは道路の維持管理というのは非常に重要な話なんですが、すごく八尾市として大きく打ち出す政策ではなかなかないので、地味といえば地味な話かもしれないんです。しかし多分、26万人の皆さんが家を出たら、必ず道路があって、そこで不都合を感じている方が少しでもおられたら、やはりすぐに対処していただくというのが、これは公の務めじゃないかと私は思っているので、この点は、さっきも他の委員からありましたけれども、お金がないからこれはできません、ということがないように、本当にそこのやりくりの部分はあると思います。効率的にできることはあるんでしょうし、そこはやっていただくようにお願いいたします。
それに関連して、実施計画書の25ページに、都市基盤の整備と維持ということで、今、るる教えていただいた話もあるんですけれども、重点施策の一番上のところに、近畿大学の理工学部と官学連携して、効率的、効果的なマネジメント体制の確立に取り組むと書いているんです。これちょっと具体的に、何がどう変わるのか、説明いただいていいですか。
○委員長(田中慎二)
木村課長。
◎土木建設課長(木村智哉)
本市と近畿大学とは、平成28年3月に連携協定を結びまして、主に、都市基盤施設の維持管理に関する課題解決ですとか、効果的、効率的な維持管理手法の検討を共に進めております。
これまでの成果としましては、八尾市都市基盤施設の維持管理基本方針とか、八尾市橋りょう長寿命化修繕計画、策定に際しまして、専門的知見から御意見を頂戴しまして、本市の特徴を捉えた管理方針とか、優先順位づけということができております。
また、橋梁の維持管理に関する研修の講師をしていただいておりまして、座学のほか、現地において点検方法や修繕方法、こういったことを講義していただいております。
今年度の研修につきまして、実際に損傷している箇所を簡易に補修できる方法を現地で講義をいただいたところでございます。
あと、研修は平成28年から毎年行っておりまして、今年で6回目を数えます。
これまでの研修によりまして、将来、致命傷に至るような劣化の見極めですとか、日常点検時に発見した軽微な補修については、即時、市の職員で対応できるといった、そんなことによりまして、効果的、効率的な維持管理につながっているかと考えております。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
これは、今おっしゃった、例えば、方針であったり、計画というんですか、そういったものをつくる助言をもらっているという形ですか。
実際には、これって部外のコンサルタントとかに計画をつくってもらうというような手段だと私は思っているんですけれども、そうではなくて、近畿大学の方につくってもらってるということですか。ごめんなさい、ちょっとそこについても。
○委員長(田中慎二)
木村課長。
◎土木建設課長(木村智哉)
長寿命化の修繕計画の策定について外部委託で、設計コンサルにつくっていただいてますが、その中で、大学の意見も聞きながら、参考にしながら、優先順位を決めたりとか、本市の特徴を捉えた管理手法を共に考えていただいて、成果として整ったというところでございます。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
基本的にこれは、大学の先生に来ていただくときとかというのは、常識的な、いわゆる謝礼とか、そういうもので研修をやっていただいたりしてるということで、その予算も入っているという認識でいいんですか。
○委員長(田中慎二)
木村課長。
◎土木建設課長(木村智哉)
研修謝礼は発生しております。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
先ほど、その最後におっしゃった、現地で研修をして、いわゆる、市の職員の方ができるようなということをおっしゃってたんですけれども、これはそもそもの話で、先ほど、職員数の話もあったと思うんです。技術職の方が13人ということなんですけれども、その13人の方というのは、そもそも、私の感覚では、研修を受けずにでもできる技術を持っているんじゃないかという認識なんですが、今おっしゃった、その研修を受けてできる技術というのと、もともとおられる職員の方が持っているものとは何が違うんですか。ちょっとそこも教えてもらえますか。
○委員長(田中慎二)
鈴木所長。
◎
土木管理事務所長(鈴木啓介)
うちの2階にいる現業職のことなんですけれども、今までいろいろなことをやってきているんですけれども、橋梁という特殊なというか、そこに特化したやり方というのはなかなかしていなかったというのが現実です。ほかの柵であるとか、そういうものはうちの現業班でやっているんですけれども、そういった中で、本当にそのやり方が正しいのかとかいうのも、ちょっといろいろ専門家の御意見を伺いながら、13人全て参加できたわけではないんですけれども、今回初めて1回、こうやってやるんだということをちょっと教えていただいたというところでございます。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
分かりました。
それはそれで、八尾市の職員の方の技術力がアップするということは非常にいいことだなと思いますし、それが近畿大学との連携協定があって、その上でそういったことができるというのは非常に有用なことだと思います。
それで、今おっしゃったその技術職の職員さんの方の話もちょっとお聞きしたいんです。
ずっと本会議からもいろいろな議員がおっしゃっていたのですけれども、いわゆる、技術職の確保というのはなかなか難しいという話があって、当然これは、人事担当部局に言わないといけないことかもしれないんですけれども、その担当の部局として、そういった人材の育成も含めたり、あるいは、例えば、中途で採用するとかという考えを、人事のほうに言っているとか含めて、これから先、技術職というのはどんどん減っていくと思うんです。その確保についてはどうやって考えてるのか。それのちょっとこれから先のこと、分かるところでいいので教えていただいていいですか。
○委員長(田中慎二)
米重次長。
◎都市整備部次長(米重豊裕)
技術職の職員の確保の件でございます。
昨今、若手技術職員といいますか、八尾市を受験していただく職員が、現実的にはやっぱり減っているという現状がございます。職員数も減少している状況がございます。
その中で、我々としては、優秀な人材の確保に当たりまして、八尾市を知ってもらう、自治体の土木職員に知ってもらう、常に採用があるということが大事だなというようなことが、いろいろヒアリング等をした中で浮かび上がってきたところでございます。
職員の確保に向けたこれまでの取組なんですけれども、新型コロナウイルス感染症の影響で、昨年度から、ちょっと具体的な活動はできないところもございます。それ以前に、学生に興味を持ってもらうために、多くの自治体から八尾市を選んでもらうということで、インターンシップの学生を積極的に取り入れたりとか、現場体験の形で、短期の職場経験、体験を積んでもらう。また、大学の研修会等に、セミナーに、就職説明会にも参加を、人事当局と連携しながらしております。
また、職員自らが出身大学を直接訪問しまして、卒業研究室や、就職担当の先生らに、本市の採用試験の案内であるとか、積極的なPR活動等を、継続した技術職の採用確保に向けて行っているところでございます。
ちょっと新しい取組としましては、PR動画ですね。そういうものを、ちょっと今、市の都市整備部の広報部隊のほうで作っておりまして、ちょっとその辺で、新しい形、若い人はスマートフォンとか、そういう形で親しまれているので、PR動画等で技術職員の募集といいますか、それをPRも兼ねて、新しい展開として進めていきたいと考えております。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
他市との競争なので、他市も多分、同じようにやってくるんだろうとは思います。今、1点おっしゃった、インターンで来られた方で、実際に八尾市に入った方っておられるのですか。
○委員長(田中慎二)
米重次長。
◎都市整備部次長(米重豊裕)
ちょっと細かい数はあれなんですけれども、実際、インターンに来られて、そのまま八尾市を選んでいただいている方もございます。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
それは、非常に意味のある話だと思うので、やっぱりそのときの職場の雰囲気とか、そのときの職場の技術職の有用性を認識してもらったら、そのまま八尾市に来てもらうというのは非常にいいことだと思うのです。
この技術職の、人の取り合い、どの技術職でも、多分、人の取り合いになると思います。やっぱりいい技術職がいれば、それは市民に必ず跳ね返ってくる話なので、人材の確保というところでは、もうこの都市整備の基盤の根本を支えるのは人だと思いますので、いい人材を獲得できるように、また、人事のほうとも連携して取り組んでください。お願いします。
次、予算書の177ページのところに、ちょっと同じような話なんですけれども、道路舗装事業というところで、幹線道路舗装事業費と一般道路舗装事業費、あと、私道舗装助成金というのが書いてあります。これ見て、新やお改革プランのところを見ると、新やお改革プランのところに、いわゆる市道等の道路舗装整備手法の見直しということで上がってます。
これを読んでいて、3つ目に言った、私道舗装助成金を、今まで助成してたよりも低くするとかというのは、他市と合わせるとかいう形で、その助成の割合を低くするとか、そこは何となくイメージがつくのですけれども、ここに市道の舗装打替えに係る優先順位の再整理って書いてあるんです。優先順位の再整理とはどういうことですか。やらないところが出てくるということなのかということなんです。私、さっき言ってた話なんですけれども、そこはそれじゃあかんの違うのかと思うんです。
助成のところを多少下げるというのは分かるんですけれども、じゃあもうここはやめとこうという話なのかと、ちょっとこのあたり説明してもらっていいですか。
○委員長(田中慎二)
鈴木所長。
◎
土木管理事務所長(鈴木啓介)
市の持っている道路、市道と呼ばせていただいて、個人のところは私道というお答え方をさせていただきますと、道路は、確かに今、いろいろな調査を行って、やり替えたりとかしております。
ただ、どういう場合にやり替えて、どういう場合は低廉の補修でいくかとかいうのは、道路の状況とか、利用状況にもよりますし、いろいろな状況がある中で、一定の条件整備がなかなかできていなかったかと思ってます。
そういった中で、打ち替えるための1つの条件整理を、ちょっと一旦行う必要があるのではないかと考え、どういうことが考えられるか、いろいろな状況も踏まえて、今後、検討していきたいと考えておりますので、全然、ほったらかしにするとか、そういうことではございませんので、よろしくお願いします。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
その辺、なかなか言葉が難しいけれども、優先順位の再整理と言われると、優先順位から漏れた人は、もう何かほったらかしにされるようなイメージも持ってしまうので、今、ちょっと確認をさせていただいたんです。
あと、駅の周辺とかで、いわゆる、アスファルトの歩道じゃなくて、インターロッキングを積んでるところとか、あるいはタイルとかで整備されたものがあると思うんです。
やっぱりそういうものを補修をするときは、要は、そこの部分だけ取れてて、ちょっと何か詰め物というか、コンクリートで詰めて、ほっておくという形が多くあるんです。それでちょっとお話を聞いたら、例えば、近鉄八尾駅の周辺というのは、昔に、それこそ、バブルの絶頂のときだったので、かなりいいものと言うとあれなんですけれども、高価なタイルとかを使っていたという話も聞いてます。
やっぱり今の時代になって、それを補修するというのは、なかなかそのときの型式もなかったりとか、そのときのものがないということで、もうこれ率直に言うと、見栄えでいうと非常に不細工なところも多々見られます。そこだけ歯抜けになってるような形で、そこがもうないんです。
その点を考えると、やっぱりこれから、例えば、JR八尾駅のところで、道路とか、また新たに造られると思います。JR八尾駅の周辺500メートルですか。その辺りについては、インターロッキングなり何なりという、そのまちの景観に合わせた舗装道路を造っていかれると思うんです。やっぱりこういうときに、ちょっと長い目で見て、選ぶ材料も含めてなんですけれども、メンテナンスのことを考えた仕様にしておかないけないだろうなと。
いわゆる、華美なところというか、最初なので、結構お金を詰めていろいろなことができるかもしれないけれども、やっぱりその持続性を考えたときには、しっかりとした、長期的な目線で、使えるものを使っていただきたいと思うんですけれども、その点御見解をいただいていいですか。
○委員長(田中慎二)
岡崎課長。
◎
都市基盤整備課長(岡崎充貴)
JR八尾駅前線の歩道の舗装の件についてです。
委員御指摘のとおり、今後造って、補修等々のランニングコストのことも考えていかないといけないとは思います。
ですが、駅前というにぎわいのある道路を今後整備していく中で、やはりにぎわいだとか、景観に配慮した道路整備も必要だと思っております。
ですので、その辺は今後、管理部分とも協議をしながら、材料だとか、工法だとか、今後、検討していくべきことかとは思っております。
○委員長(田中慎二)
鈴木所長。
◎
土木管理事務所長(鈴木啓介)
すみません。先ほど、道路の維持管理のときにもちょっとお話させていただきました。確かに、古いところたくさんあります。
ただ、やっぱり今度、リニューアルする、リサイクルする、投資するというんですか、改良していくということ。それと、私どもが日々やっている維持管理という、そこのバランスがやっぱりどうしても必要になってくると思いますので、どうしても初めそういう材料を使ったとしても、やっぱりどうしても劣化していきますので、そうなっていくと、費用的な話ですと、さほど変わらない。正直に言うと、材料代だけの違いになってきます。部分的にやると、やっぱりどうしても魅力は薄れますので、美観的にはよくないと。やっぱりそこはどうしても投資をしていかなあかんと。そのバランスだとも考えていますので、よろしくお願いします。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
何でもかんでもすぐ新しいものにしてくれというわけでは当然ないし、その分、優先順位はあると思うんです。結構、長期的な目で見て、もちろんやっていただいているとは思うんですけれども、材料を一つとっても、多分この時代によって大分よくなるもの、新しい製品、建築資材とかでもたくさん出てきていると思うんです。当然、土木資材、建築資材と、10年前ではもうあったものが、今では新しく軽く丈夫になっているとか、そういうものもたくさんあると思いますので、そういうところの選定については、長期的な目線でやっていただきたい。一例でこれはそのバブルのときの話があったので、今からはそういう時代が来るとは、ちょっとなかなか思えないので、シビアに見ていただけるとは思うんですけども、この点、しっかりとやっていただきますように、よろしくお願いを申し上げます。
あともう最後に、そういった点で、やはりインフラ整備自体が、非常に脆弱であってはならないと思います。ふだんのメンテナンスをしていないと、それこそ災害が起きたときに、一気に崩れるとか、一気にもろく道路が陥没するとかということがあってはならないと思いますので、これはもう市民側からして、しっかりとしたメンテナンスを、引き続き、行っていただきますよう、よろしくお願いいたします。
以上です。
○委員長(田中慎二)
他にありませんか。
山中委員。
◆委員(山中宏)
よろしくお願いします。
先ほどの最後のところで、グランドデザイン大阪というので、補足というか、追加で例えば近鉄八尾駅とかというのは、候補地に挙がるのかと。たしか締切りは今年の夏ぐらいでしたか。締切りというか、一旦のそのまとめというのは、ちょっと時期が定かじゃないんですけれども、八尾南駅を候補地に目指すというと、現状の近鉄八尾もそうでしょうし、また、こっちの立地適正化計画でいくと、高次都市機能を強化するとかと書かれています。こういったものを目指すとなったときに、また、そのグランドデザイン大阪の中で、大阪市か、周辺の都市も今後は含まれるとかと書かれていたのですけれども、グランドデザイン大阪の概要で、そういうのは候補地に挙がるのかどうか、ちょっと教えてもらえませんか。
○委員長(田中慎二)
北尾課長。
◎都市政策課長(北尾章)
今、お聞きいただいているところにつきましては、大阪都市計画部で作成されているグランドデザインということでございますので、そのあたりは、今現在大阪都市計画局のほうでしっかり議論されているという認識でございます。
ただ今回、八尾空港西側跡地のところにつきましては、両市に、大阪市とにまたがるというところで、そういった働きかけはさせていただいているという経過がございますので、よろしくお願いします。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
周辺都市を巻き込んでみたいなのが書かれていたので、ちょっとそのあたり、もしかするとじゃないですけれども、そういった部分も含まれればなと思って聞かせていただきました。
次に、行かせていただきます。
ちょっと細々聞くと思いますけど、この新やお改革プラン19ページの項目9、法定外公共物の売却推進と書かれているんですけれども、これについて売却対象とかというのは何を指しているのか。ちょっと教えてもらえますか。
○委員長(田中慎二)
藤原課長。
◎土木管財課長(藤原康志)
機能のない法定外公共物の売却促進についてですけれども、売却対象となる路線といいますのは、機能のないことが確認できるということで、通行機能がない里道とか、農業用水とか、排水等の流水機能を必要としない水路ということで、その辺が確認できることが売却の条件となってきております。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
条件は分かったんですけれども、それの実際、具体的に売却対象というのはもう出ているんですか。
○委員長(田中慎二)
藤原課長。
◎土木管財課長(藤原康志)
法定外公共物につきましては、平成17年度に国のから譲与を受けている状況でございます。全部で延長が630キロメートルございまして、そのほとんどが機能がある状況であるかとは考えておりますけれども、この機能のない状態の里道水路がどれだけあるかというのは、実際、延長もかなりございまして、全てを把握はできていない状況でございます。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
もう使っていない水路というんですか、水利組合も解散してというようなものはあると思うんですけれども、このあたりは要は、自由に使ってはるところと、きっとあまり事例はない、少ないかもしれないですけど、市は買ってくれという立場ではあるんですね。そのあたり要は例えば、もう閉じている水路の隣地の住民にこれらの購入の呼びかけ、働きかけというのはされているのかというのと、今後そういう売却をされたら、また固定資産税、収入を得ることにもなるとは思いますので、売却額と今後の固定資産税増というのにつながるのかとは思うんですけれども、このあたりの働きかけというのは、これまでされてきたのか、また、これからされていくおつもりなのか、教えてもらえますか。
○委員長(田中慎二)
藤原課長。
◎土木管財課長(藤原康志)
法定外の積極的な売却ということで、そういった案件のある売却可能な路線につきましては、沿道の方に購入の働きかけ等も行っております。
また、開発等である場合には、こちらからも売却に向けて話をしたり、あとホームページで機能のない法定外のについて売却できますということで、PRを行ったり、関係部局にもその辺連携して協力をいただいているところで、いろんな形でそういう路線があれば、呼びかけを行って、可能なところはお声をかけております。
しかしながら、相手に買っていただかないといけないので、その辺は全てがいけるというものではないです。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
分かりました。次、行きます。
市営住宅ですけれども、昨年の当初予算の議事録を見ていると、市営住宅の駐車場、コインパーキング化ということで、御答弁ではさらに積極的に追加したいとあったんです。それでこの1年間、どれだけコインパーキング化したのか、収益化したのかということと、それでしたのだったら、そのどれだけ収益が延びたのかということと、次年度にまたさらにどれだけ増やすおつもりなのかというのがあったら、教えてもらえますか。
○委員長(田中慎二)
廣瀬課長。
◎住宅管理課長(廣瀬孝二)
実は今、コインパーキングにつきましては、今年度も増加を目指しまして、各事業者等に声もかけて話をしてまいりました。
ただ、今はコロナ禍の影響も含めまして、どこも業績が下がっているという中ですが、一応、来年度に向けて増えるような方向性で進めております。
ただ、早い時期にその方向性がまだ明確ではなかったので、予算等には反映できておりませんが、今、4月以降に向けて少しでも増やす方向で検討をしているところでございます。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
分かりました。ちょっとコロナというのがあれですけど、今年度では動きはなくて、予算計上もできなかったけれど、水面下では、今後補正か何かで上げてくる予定ということですね。分かりました。
ちょっと続報というんですか、少し待ちますので、また経過のほうをよろしくお願いします。
この市営住宅に絡んでですけれども、西郡の市営住宅の計画がございます。特に、次年度の動きというのは、どういったレベルまで行くかというスケジュールを教えてもらえますか。
○委員長(田中慎二)
廣瀬課長。
◎住宅管理課長(廣瀬孝二)
翌年度につきましては、5月頃に入札公告を行う予定ということで、今、様々な条件について今年度決めております。
それで、実際に落札者等が決定、それから公表できる部分が11月頃、そこから調整等を含めまして、仮契約等を結びまして、最終的には令和5年の3月の議会において上程して、審議していただきたいと考えております。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
分かりました。
例えばこの市営住宅が、今後、令和6年からあったとしてですが、今、この市営住宅ので、たしかバス停とかはありますよね。それがまた新しい市営住宅に行ったときに、そのバス停というのが、現状でいくと近くにあるのかとか。要は、交通不便どうこうということの解消は、これとセットで構想にあるのかちょっと教えてもらえますか。
○委員長(田中慎二)
廣瀬課長。
◎住宅管理課長(廣瀬孝二)
今度新しく建つところが、ちょうど第二寝屋川の南側でして、そこの西側に、西郡西口、西郡バス停がありまして、それから東側に行きますと高砂府営住宅のところに、一番スタート地点である高砂バス停がございます。
ですので、今回、集約建て替えということで、真ん中辺りが来ますので、利便性等につきましては、そこまでの変化はないかと思います。以上です。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
分かりました。ありがとうございます。
実施計画書の23ページなんですけれども、施策指標1に、交通不便地の解消エリア数が書かれています。令和4年だと5地域です。令和5年、令和6年で7地域というんですけれども、これは積算というか、積み上げての数ですよね。このエリアは今、令和3年やったら3か所、5か所、7か所とずっとなっているが、この対象エリアはどこになるのか教えてもらえますか。
○委員長(田中慎二)
杉島課長。
◎都市交通課長(杉島敏則)
交通不便地についてでございます。交通不便地につきましては、7地域ということで、まず、実証運行を行っています竹渕地域、そ大正地域、志紀地域、曙川と高美南がちょっと重なっているところがございますので、それを1つの地域と数えております。それと西郡地域、高安地域、南高安地域という形で7か所ということで進めております。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
ありがとうございます。交通不便地の解消というのを、こうやって順々に解消に向けて進めていっていただいているわけなんですけれども、この志紀地域と大正地域から下です。高美南、西郡、高安、南高安のエリアにはまだノータッチの状態なんですか。それともファーストタッチはしているんですか。
○委員長(田中慎二)
杉島課長。
◎都市交通課長(杉島敏則)
地域につきましては、全ての地域に我々、令和3年度からは寄せていただきまして、地域の役員なりと意見交換しましたり、あとは、勉強会を地域の方に集まっていただいてやらせていただいたりとかという形で、全ての地域で取組は進めております。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
ちょっと進捗を聞きたかったので、次年度も継続的に話を進めていっていただけるということですね。分かりました。
ちょっと変わって、住宅の話に行きたいんですけれども、実施計画書の22ページの施策指標3、セーフティーネット住宅登録戸数というのを、基準値が令和元年で567戸というところで、計画値が令和3年で1510戸、令和4年と順に増えてはいっているんですけれども、令和3年の現状で、この住宅登録戸数というのは何件になっていますか、
○委員長(田中慎二)
北園課長。
◎住宅政策課長(北園了三)
セーフティーネット住宅の登録件数について、今年度の2月末現在の数字になりますけども1558戸になります。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
具体的にこの2年間ですごいです。1000戸増えたということなんですけど、どういう働きかけというか、ここまで増えたのかという経緯は教えていただけますか。
○委員長(田中慎二)
中谷課長補佐。
◎
住宅政策課長補佐(中谷聡)
お答えいたします。
こちらずっと500前後で推移しておった部分が、急に増えたということのお尋ねということです。こちらのほう国及び大阪府、各都道府県が受け皿として、それまで家賃補助であるとか、いろいろ検討はしておられたようなんですけど、やはりしっかりと民間の空き家、賃貸住宅、マンション等の空き家をしっかりと受け皿として活用しようということで、国主導による強い働きかけによって、各事業者が順次登録していただいたということで、お聞きしております。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
市独自の動きというのは、これまで特にはなかったということでいいですか。
○委員長(田中慎二)
中谷課長補佐。
◎
住宅政策課長補佐(中谷聡)
住宅確保要配慮者につきましては、大阪府で居住支援協議会というのを立ち上げておりますので、我々八尾市もそこの会員として参画しております。その中で、大阪府がやはり登録を増やしたいということで、情報提供またチラシの配架、セミナーなどをするときには協力をさせていただいているという状況でございます。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
具体的に、その登録戸数は、これだけ増えてきて、受け皿はできてきたということですけれども、その実際に住みたいという方とのマッチングについて、実績は把握されていますか。
○委員長(田中慎二)
中谷課長補佐。
◎
住宅政策課長補佐(中谷聡)
申し訳ございません。こちらのマッチングの結果というのは、我々情報提供という形でお知らせのほうはさせていただいて、実際、窓口、電話等でのお問合せもございますが、その後ちょっとマッチングされたかどうか、入居されたかどうかということについては、把握しておりませんので、よろしくお願いします。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
このあたりの把握というのは、今後もしないというか、把握しようがないのですか。ちょっとそのあたり、せっかくだったら、そのデータとして取っていくべきかと思うところもあるんですけれども、いかがでしょうか。
○委員長(田中慎二)
中谷課長補佐。
◎
住宅政策課長補佐(中谷聡)
お答えします。この1500件のうちの専用住宅、要は、住宅確保要配慮者の方向けの専用住宅というのは、実はほぼほぼございませんで、通常の入居を行っておられます。ですので、各事業者が住宅確保要配慮者の方なのか、セーフティーネットに引っかかる方なのかどうなのかということも含めて把握もできないし、我々としても、やはりそのあたりについては、各事業者に求めるということは考えておりませんので、よろしくお願いします。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
代表質問でも、し尿のことがあって、昨日、植島副市長にも御答弁で、し尿のところで下水にも課題があるというような御答弁もあったのです。いろいろ私も聞いているところによると、山手であったりというのが、古い躯体の賃貸住宅に住んでいらっしゃる方がいてという中で、要は、居住環境としてはあまりよくないという部分で、ただ、高齢者の方というのは、なかなか転居もしにくい、腰も重いだろうし、不安だろうし、高齢者の引っ越しというのは、なかなかハードルが高いともなっている中で、こうやってセーフティーネット住宅の登録戸数がこれだけ増えてきているという中、ちょっと外れるかもしれないですけれども、そのし尿件数を減らすという1つの目的でいくのであれば、本市、市役所の中でも横串を通そうというのは、市長も常々おっしゃっているところなんですけれども、それがし尿であっても、下水であっても、こういった住宅のところでもとか、あと福祉もです。そういったところが横串を通すことによって、それらがまた解決に進むんじゃないのかというところは、私、思うところなんですけれども、副市長いかがですか。もっと横串をぶすっと刺して、1つの大きな問題であったり、小さな問題というのも、また昨日、植島副市長がおっしゃっていましたけれども、村上副市長からも何かお言葉をいただけたら。
○委員長(田中慎二)
村上副市長。
◎副市長(村上慶太郎)
昨日の委員会の中で、し尿の件について、環境部だけではなくて下水道部についても、これまでも勧奨というのを行っているけれども、こういったことをもっと積極的にというお話であるとか、あるいは横串というお話がありました。
やはりそういう直接の部局だけじゃなくて、ただいま今、御提案といいますか、アイデアの提供もございましたように、住宅の問題というのもございますし、様々な視点といいますか、観点から、例えば、し尿という問題に八尾市が抱えている大きな課題と思いますけれども、これを解決していくということのために、部局がしっかり連携して、八尾市全体としてこれを捉えて対応していくということは、かなり必要なことだとは思っておりますので、昨日、その観点から植島副市長も御答弁されたと理解をしております。
来年度以降になるのか、速やかに、担当部局といいますか、そういったところが寄って、様々な視点から、この問題を解決していくために、知恵を出し合って力を合わせて対応していくということが必要だと思いますので、それに向かって取り組んでいきたいと思っております。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
頼もしいお言葉だと思いますので、ぜひ、よろしくお願いいたします。
以上です。
○委員長(田中慎二)
他にありませんか。
稲森委員。
◆委員(稲森洋樹)
住宅管理整備費のところをお伺いいたします。
せんだって当会派から桝井議員も本会議にて、現在の指定管理業務の仕様であったりとか、委託先業者の資格の有無、適正及び競争性について質問をいたしております。
その中で1点、私が気になったのが西郡住宅の詰所についての御答弁でございます。直営時代、かつて公で建てて利用していた詰所を、現在、無償で指定管理者の委託業者が利用する形の仕様になっているという部分でありますけれども、この詰所は市営住宅の敷地内にあるものでしょうか。
○委員長(田中慎二)
廣瀬課長。
◎住宅管理課長(廣瀬孝二)
市営西郡住宅の敷地内に建っております。
○委員長(田中慎二)
稲森委員。
◆委員(稲森洋樹)
敷地内であれば、当然、公有財産で公共用財産、行政財産でありますので、行政財産としての市営住宅は公営住宅法によって使用目的が定められております。
その目的外利用になる場合、行政財産の目的外利用の許可、目的外使用許可等が必要になってまいりますけれども、敷地内の今ある詰所、このあたり現在の客観的な使用状況も踏まえまして、現在の法制度例規及びその解釈上、大丈夫かどうか、御説明願います。
○委員長(田中慎二)
廣瀬課長。
◎住宅管理課長(廣瀬孝二)
この詰所は、直営時の修繕担当職員が出勤の詰所に赴きまして、修繕用の備品を作製したり、また、修繕の基地として1回行ってまた戻ってきて、道具を取ったりとかいうような基地、それから、修繕備品の搬入保管場所として置いている現場基地でございまして、ずっと本市で修繕用の職員の詰所として活用してきた建物であります。
今後も、実際に災害時や漏水時の緊急修繕などの対応を24時間365日体制で行うには、基本的には必要不可欠な部分という認識で、今回の指定管理者管理業務が始まる平成28年に、いわゆる選定等を行ってきたときに検討したのですが、この詰所につきましては、もともと市営住宅の管理の行政目的の範囲だということで、詰所の使用も含めて、包括的に指定管理業務としており、使用については協定書、それからもともと本市の募集要項にも載せていますので、包括的な契約があると言えるので、個別に許認可等の手続については必要ないという見解を、当時から持っておりまして、今般、それもまた確認をした次第でございます。
○委員長(田中慎二)
稲森委員。
◆委員(稲森洋樹)
その使用の部分、行政目的の利用なので、無償貸付けが可能であるという部分で、この辺、根拠となる例規が八尾市公有財産及び物品条例の第10条と、第10条の2という部分。普通財産は公共用の用に供するときは、これを無償または時価より低い価格で貸し付けることができる。これはこの規定が行政財産についても準用するという、この辺が根拠になってくるという解釈かと思います。
ただ、これできる規定で無償にしなければならない規定ではないんです。別に無償貸付けでなくてもいいわけであって、有償貸付けの際は、指定管理料との相殺とか、いろいろ出てくるかと思いますけれども、有償にするのか、無償にするのか、これはあくまでもその当時、平成28年当時の政策的判断に基づいているというところかと思います。前回の仕様を決定するときは、先ほど選定委員会のお話もございましたけれども、指定管理者提案による特定1者の地元協力業者への一般緊急修繕業務の委託というのが前提に、この詰所の無償利用というのを判断されたのかと思うんです。私の個人的見解といたしましては、指定管理者が西郡住宅以外の一般修繕とか、緊急修繕、ほかの住宅についても、業務を担っている中で、委託業者も含めてですけれども、自前で修繕業務を行う事務所であったりとか、そういった事業所を別の場所で構えるケースも十分あり得るかと考えております。そういったケースとの公平性の観点で、どうなのかなという部分と。
あと、他市とか、大阪府の公営住宅の修繕業務等についても、八尾市のような行政から無償で貸し付けられた詰所というのを、敷地内で利用しているパターンというのは、少数かと考えられますので、包括外部監査であるとか、市議会のほうから桝井議員も指摘していた駐車場の利用の在り方とか、その他も含めていろいろ指摘できるということを踏まえて、ゼロベース、早期の見直しをちょっとお願いしておきたいと思う次第であります。よろしくお願い申し上げます。
次に、審査指導課の事務経費のところをお伺いさせていただきます。
昨年の令和3年の決算委員会で、私、新やお改革プラン17ページに記載がございます、令和2年度から実施しております都市整備の市道認定路線のホームページ閲覧に関連いたしまして、建築基準法第42条道路の扱いについても、令和4年度早期のホームページ公表を課題整理、検討中という御答弁をいただいてございます。これは早期の実施ということでお答えいただいていたんですけれども、令和4年度いつ頃実施できそうか、また、内容等もあれば御答弁願います。
○委員長(田中慎二)
辰己課長。
◎審査指導課長(辰己浩之)
建築基準法の道路の種別のホームページの公表についてですが、来年度早期の公表ということで、過去に答弁させていただきましたけども、今現況としましては、今月3月中の公表に向けて、進めているところでございます。よろしくお願いします。
○委員長(田中慎二)
稲森委員。
◆委員(稲森洋樹)
ありがとうございます。窓口業務効率化の観点からも、すばらしい取組だと思っております。
早期実施に向けて取り組んでいただいて、感謝申し上げるとともに、事業者の来庁にかかる負担軽減であったりとかというところにもつながってまいりますので、今後、制度運用を今月中に、令和4年度にもう先立って始められるということですけれども、ホームページ内で見やすい表記であったりとか、リンク整生等々、適宜回していく中で、いろんなお声とかも出てくる可能性がありますので、その辺はしっかりブラッシュアップしながら、今後も取組いただきますように、お願いいたしたいと思っております。よろしくお願いします。
次、公共建築課の事務経費のところで、日々の修繕業務であったりとかという部分なんですけれども、公共施設マネジメントをこの間、八尾市も回していただいてございます。建築基準法第12条の法定点検と日々の日常点検も併せて、公共施設マネジメント推進室と建築部で連携して実施していくということを、これまでの議会でも答弁いただいております。日常的な維持管理とか、点検に係ります施設保全マニュアルというものが、しっかりとこのスキームの中に取り入れてやっていただいているんですけれども、この間ちょっと補修が発生した施設管理担当課、原課の事務職の職員にちょっとお話伺っておりますと、駆体、設備ともに劣化しているかどうかというのが、やっぱり事務職で有識者でないので分からないきもあるという、チェック体制の限界なんかを露呈するお声というのも頂いていたりもいたします。
公共施設マネジメントの実施におきましては、施設の種別に応じた予防保全型補修が理想でありますけれども、仮に事後保全であったとしても、早期の補修が駆体のダメージとフルタイムコストの縮減観点からも重要になってまいります。
日常点検のチェックにかかるかどうかというところを、非常に大事な観点になってくるんですけれども、これしっかりと庁内で共有していただくためには、技術部門、地道な庁内周知であったり、啓発が欠かせないと、私、考えております。
これまでも委員会の場で取り組んできていただいた旨を御答弁もいただいておりますけれども、実際の営繕業務従事される中で、施設管理担当課の職員、事務職も含めて、そのあたりの意識向上というのが図られているのかどうかと、あと、直近で取り組んでいただいているような工夫とかもあれば、併せて御答弁お願いいたします。
○委員長(田中慎二)
芝池課長。
◎公共建築課長(芝池具寿)
公共施設マネジメントにつきましては、建築部の重要な施策の1つと考えておりまして、取組を進めさせていただいております。
施設管理者向けの日常点検の御質問かと思うんですけれども、ここに関しましては、年に1回やはり重要な施策でございますので、日常点検の必要性を、まず啓発をさせていただいております。この啓発を行うことによりまして、やはり長寿命化という形に結びついていきますので、そこについては重要性を啓発させていただきまして、施設管理者のほうで確認をしていただいている状況でございます。
マニュアルも作成をさせていただいておるんですけれども、建物の写真とか、施設の写真とか、視覚的に分かるような形でマニュアルを作成させていただいておりまして、事務職の方が分かりやすいような形で作成をさせていただいております。不明な点がございましたら、公共建築課に御質問いただけませんかというような形で、講習会のほうでも周知を行っているところでございます。
工夫といたしましては、今年度につきましては、コロナ禍ということもございまして、講習につきましてはできなかったんですけれども、動画を作成させていただきまして、全庁的に見ていただけるような形で、啓発をさせていただいていまして取組を進めているところでございます。
○委員長(田中慎二)
稲森委員。
◆委員(稲森洋樹)
前回もチェックシートの提出等を求めたりしている中で、やっぱり技術部門として見ている中で、施設管理者ごとに温度差というのも感じるところはあるかと思います。
基本的に事後保全に限定した話ですけれども、それが全体の体制を回していく中で、一番最初の気づくきっかけになってくる部分はあろうかと思いますので、その意識向上は継続的に図っていただきまして、温度感が低いというところには、しっかりと啓発を重点的にやっていただくとか、ちょっとそこで抜けが出てくると市の財政に、全体的に影響してくる危険性もありますので、そのチェックというのはしっかりと公共施設マネジメント推進室とも連携する中で、お願いしたいと思っております。
あと、公共施設マネジメントで、もう1つ聞かせていただきたいんですけど、施設の公益とか、相互利用の推進というのを、今後、施設の再配置とか考える中で重要な観点になってくると思うんです。くしくも今回、プリズムホールが改修工事中でありまして、柏原市のリビエールホールを利用された住民が結構多いというのを、私も聞いております。
あとは、会館のみならず、市域南部の皆さん、住民の方というのは柏原市とか、藤井寺市の公園の運動施設を利用されたりとか、これはいろんな借り方とかも工夫する中でされているというのを聞くんです。これらに関連いたしまして、柏羽藤なんかでは、今後の施設の市民同士の相互利用等も視野に入れて、建築部門を中心に連絡会議という、広域の相互利用であったり、再配置の部分も含めてなんですけれども、開催されていると聞いております。相手方、別に柏羽藤に限定しなくても、大阪市であったり、東大阪市とか、隣接する市町村を視野に入れまして、八尾市もそういう連絡共有会議であったり、窓口も受けたらいいんと違うかと考えるんですけど、現在そういった会議体の設立とか、窓口があったりとか、そういう状況にありますでしょうか。
○委員長(田中慎二)
芝池課長。
◎公共建築課長(芝池具寿)
施設の利用という観点での情報共有という場ではないんですけれども、営繕の担当者が集まりまして、大阪府を中心として、技術的な情報の交換の場というのは、やってございます。
相互利用につきましては、公共施設マネジメントに関する基本方針の中でも、広域連携という形でうたっておるんですけれども、なかなか建築部だけではやっていけるということでもございませんので、政策部局とか、そこらのあたりの部署と連携を取りまして、そういった御意見があったということで、情報共有を今後図っていきたいと考えております。
○委員長(田中慎二)
稲森委員。
◆委員(稲森洋樹)
もう課長がおっしゃるとおりで、政策的判断も出てきますので、建築単独で判断できるようなものではないと思っています。その施設のそもそもの利用目的に対して、再配置を行政がどう考えていくかというところが、主眼でありますので、そのあたりは政策企画部のほうとも連携をする中で進めていっていただきたいんですけど、私が申したいのは、行政サービスの断絶が起きないような、そういった形というのが理想かと思っております。
図書館は大阪府域で相互利用というのが、もう実現しておりますけれども、そういった形になってきた場合、広域でのその施設の最適な配置というので、行政負担の軽減というのも、投資であったり、維持保全であったり、フルコストの縮減というところにもつながってまいりますので、地域住民のサービス向上のために、そういったところも視野に入れながら積極的にお取組いただきたいと思っております。よろしくお願いします。
以上でございます。
○委員長(田中慎二)
他にありませんか。
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
先ほどの続き、させていただきます。
交通安全対策経費についてお伺いしたいんですが、その前に、このコロナ禍の中で、いわゆる公共交通、バスとか電車は、どうしても密になるということで、自転車の利用が増えてるのかと、全国的にも言われています。八尾市の中で、自転車の活用というか、利用が増えて、例えば自転車事故の件数とか、その辺ちょっとどうなのか教えてもらっていいですか。
○委員長(田中慎二)
吉村課長補佐。
◎都市交通課長補佐(吉村哲)
令和3年中の自転車事故の件数ですが、243件でございます。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
243件です。例えば、コロナ前と比べたら自転車事故の数は多いのか、少ないないのか。
○委員長(田中慎二)
吉村課長補佐。
◎都市交通課長補佐(吉村哲)
前年と比べても、15件ほど減っておりますので、年々減っている状況でございます。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
ということは、先ほど申し上げたコロナ禍で、自転車の利用が増えたということは、そんなに八尾市内ではないということですか。それとも利用は増えているけども、皆さん安全に乗っていただいて事故がないという捉え方でいいんですか。教えてください。
○委員長(田中慎二)
杉島課長。
◎都市交通課長(杉島敏則)
コロナ禍において、委員がおっしゃるように、路線バスやとかタクシーで、感染するんじゃないかという危機感を持たれて、自転車とか、バイクに移動手段を替えられる方がおられるというのは、我々も把握しているところでございます。
事故件数が減少しましたのは、もちろん我々この間ずっと警察とも連携しながら啓発したり、安全教室にも取り組んできました。その辺のこともあるでしょうし、あとは、自転車の台数は増えているというものの、その一方で、在宅ワークとか、そういうことで逆にこれまで通勤とかされておられた方が、通勤されないという方もおられると思いますんで、それだけとは言いませんけれども、その辺の関係もあって事故件数は多少なり減少したのかと思っております。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
そうですか。外に出ることそのものが少なくなっているというのも、自転車事故が減っている可能性もありますね。分かりました。
当然、自転車事故が減っているのはうれしい、喜ぶべきことであります。
先ほど申し上げた交通安全対策経費、この中には、いわゆる自転車安全講習みたいな経費が入っているかと思うんですけれども、コロナ禍でなかなか集まって講習会とか難しかったかと思います。これ令和4年度はやっぱりしっかりやっていかないといけないの違うんかと思うんですけれども、ここの391万1000円の中身を教えてください。
○委員長(田中慎二)
吉村課長補佐。
◎都市交通課長補佐(吉村哲)
交通安全推進事業の経費の391万1000円の内訳ですけれども、市民の皆様の安全啓発のための巻付け看板や路面シール、交通安全啓発に使用します消耗品で199万2000円、啓発チラシ等の印刷製本費で28万円、市内における交通安全防止を図るため、行政各種団体交通事業者で構成されます交通事故をなくす運動への負担金160万5000円、その他修繕料や手数料、クリーニング代とかですけれども3万4000円で、391万1000円でございます。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
細かくありがとうございます。
様々な対策経費の中で安全教室は、また別の予算でいいのか。
○委員長(田中慎二)
杉島課長。
◎都市交通課長(杉島敏則)
交通安全教室につきましては、別途交通安全指導員の2人分の報酬ということで550万6000円を頂いております。ですから、その職員を中心に小学校であるとか、未就学児施設等で、安全教室を実施させていただいたりとか、地域に行く場合も警察とか、本課の職員等が連携して、地域等で教室等を実施しているところでございます。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
今、先ほども申し上げた自転車の正しい乗り方とかで、交通安全教室。これは今、八尾市内も大体、自転車通行帯というんですか、あの緑の矢印もちょっとずつ増えてまいりました。やっぱり不思議なもので、あれが増えてきたら、今まではあまり気にならなかった逆行というんですか、自転車が右側を走ってくるのが、やっぱり違和感を感じるようになってきました。そういう意味では、そういうことが、自転車乗っていても、自分らが交通違反をしてるんやと。これはやったらあかんねんと思ってもらえるような啓発が、今度やっぱりそれも啓発と言っても、これも人によっては、例えば車の免許を持っていて分かっている人もおれば、やっぱり分からなくて、それをやっている人もいらっしゃると思います。
そういった危険な乗り方をしないようにする安全啓発ですか、そういう場も小学生とか、中学生とかだけじゃなしに、広く一般にしないと、割と皆さん自由に走っている人が多くて、怖い思いは何か余計に気になるようになりました。
そういう意味では、安全対策すればするほど、そういった今まで気にならなかった交通マナー違反が気になるようになりますので、その辺もしっかりと交通対策でお願いしたいなと思います。
次、行きます。予算書179ページです。
土砂災害対策推進事業費がございます。これは、先ほどちょっと御説明いただいた八尾市立地適正化計画の中にも、土砂災害により住民の生命に危険を及ぼすおそれのある区域、住宅の移転及び補強に対する費用の一部を補助します。これはずっと何年も前からやってもらっていると思うんですけれども、この予算について、ちょっと御説明いただいていいですか。
○委員長(田中慎二)
立石課長補佐。
◎土木管財課長補佐(立石孝治)
土砂災害特別警戒区域内の住宅の移転及び補強に対する補助でございます。
まず、住宅の移転のほうでございますけれども、除却に関する費用1件97万5000円、その除却をした場所から安全な場所のほうに住宅を建設していただく費用として、ローン相当分ですけれども、1戸当たり421万円が補助となっております。
補強につきまして、住宅の補強をするための設計の補助が15万4000円、住宅を補強するための工事につきまして77万2000円、これが全て予算の中に含まれております。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
この土砂災害対策推進事業費、件数は予算的には1件分か2件分になるんですか。
○委員長(田中慎二)
立石課長補佐。
◎土木管財課長補佐(立石孝治)
すみません。除却、移転のほうが1件、補強のほうが1件と各1件ずつの予算がついております。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
これも毎年予算を上げて、結局、ほぼほぼ不用額で決算でやってというのがあると思います。
先ほども言いましたけど、やっぱりいつ災害、地震があるか分からない。特に土砂災害というのも、今、いつ起こっても本当におかしくないと思うと、予算で上げている以上は、やっぱりそこも真剣に、やっぱり取り組んでいかないといけないのと違うかと。一応予算を組んでいますけど、今年もありませんでしたではなくて、その市民の安全・安心を本当に守るためにどうすればいいのか。その辺をこの令和4年度取り組んでもらいたいと思いますけど、何か御意見あればお願いします。
○委員長(田中慎二)
藤原課長。
◎土木管財課長(藤原康志)
この制度が、平成30年度から運用をしておりまして、残念ながら、まだ活用はないという状況でございます。
当然、命に関わることなので、このあたり危機管理課とも連携しまして、毎年、全ての各家屋に戸別訪問をして、命を守るために避難情報があれば、まず、逃げてもらうことが一番。その次に、この制度を活用していただいて、何とか別のところに移転もしくは建物の補強でこの制度を活用していただくよう、毎年そういう活動、PRをさせていただいております。
この制度を活用するのに、やっぱりタイミング的にリフォームしたり、引っ越ししたりとか、そういうタイミングが一番合えば使っていただける点もございますので、引き続き、この活動、戸別訪問等のPRを行うのと合わせて、補助の内容についてもう少し補助額を上げるとか、その点引き続き、府と連携しまして、国の制度ですので、国のほうにも要望をして、取り組んでいきたいと思っております。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
もうそこまで言ってもらったんで、あまり言うのもしつこいんですけど、これは国の予算また府のも入っての事業です。
一軒一軒行っていただいて、本当に御苦労だと思いますけども、引っ越しを考えているところに出すというのは、正直、値打ちからいうと、そうじゃないところに、これこんなんあるからどうですかというほうが値打ちがあるのかと思いますんで、実績を上げるために、そういうところに活用するというよりは、ぜひともここで頑張るねんと思っていても、やっぱり危ないから、引っ越ししないとあかんと思ってもらえるような使い方をお願いしたいと思います。
次、行きます。180ページ、都市計画総務費の中に、久宝寺寺内町景観整備事業5500万円があります。ちょっとこれの御説明お願いいたします。
○委員長(田中慎二)
北尾課長。
◎都市政策課長(北尾章)
今、御確認いただきました久宝寺寺内町景観整備事業の費用の内訳でございますが、今現在、令和2年度から久宝寺寺内町の美装化工事に、舗装の景観に配慮した工事をさせていただいていまして、令和4年度におきましても5000万円で工事を、補助を頂きながら引き続き、取り組んでいく費用を頂いております。
また、家屋助成については昨年度重点地区、景観重点地区に指定させていただいた久宝寺寺内町地区での家屋助成で、ある一定の新築する場合、景観に配慮したところの助成をする費用3件分と、それに対する一部設計に対する費用を合わせて300万円、それと、令和4年度につきましても、引き続き、景観に配慮した舗装の工事をしていくための委託料200万円、合わせて5500万円を今回、上げさせていただいている状況でございます。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
ありがとうございます。
景観の部分で、寺内町を大事にしていくというのが大事です。
ちょっとここは都市整備という話かどうか分かりませんが、例えば、八尾に遊びに来た方が一番にどこか、ちょっとぶらっと観光に行きたいねんと、観光案内所に行けば、どこを言うか。多分まずは一番、すぐ歩いてでも行けないこともない寺内町にされるかという意味では、八尾の顔というか、名所というか、そういう意味では、皆さんこうやって舗装とかきれいにしていただく計画をしている。これは本当に大事なことだと思います。
1個、これから八尾市の活性化で考えていきますと、やはり人の流れをつくるには観光という視点が必要かと思います。そういう意味では、この寺内町に、今、歩いていてもきれいな町並み、区画もできてというようなイメージもありますし、古い町並みも感じれますけども、観光という視点で、皆さんとその観光部局としっかり連携した、例えば、先ほどきれいな美舗装をしていくのにも、そういう意見が入っているのかと、気になるところなんですけれども、その辺はどうですか。
○委員長(田中慎二)
北尾課長。
◎都市政策課長(北尾章)
今、景観に配慮した事業ということで、そういった町並みのところ、また、舗装のところもこちら公共のほうで、しっかり整備していく中で、景観のところも合わせた観光部局との協議もさせていただいております。
ただ今回、久宝寺寺内町については、今現在、まちなみセンターの指定管理者も、この12月議会でさらに5年間の議決をいただいていまして、その指定管理者の取組の中にも、灯籠まつりや、また市外から来た寺内町を案内するボランティアガイド等に取り組まれていただいていまして、その指定管理者と併せて、しっかり観光につながる人を呼び込む魅力の発信を行っていきたいと考えております。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
今そういうお答えをいただいたので、これ以上言うのもなんですけれども、これはあとは魅力創造部が、部の名前出してしまいましたが、魅力創造部の観光施策の部局が、そこと本当に同じ、例えば美舗装するのでも、ちょっと観光施策的な視点で入れるのと、ひょっとしたらデザインが変わる可能性もないことはないです。そのままいくかも分かりません。
だから、そういう意味では、私たちもこの寺内町の持っているポテンシャル、観光で人に来てもらえるポテンシャルにも、すごく期待しているので、この部局として、都市整備として、この景観をしっかりやってもらうのは、本当にありがたいし、これからもやってもらいたいんです。言い方を変えると、その都市整備だけでいってしまうと、きれいな町並みというだけで終わってしまったら、もったいないなという危惧がちょっとあります。
先ほど申し上げた、やっぱりそういう視点での部局間の連携というのは、しっかりとこれからもお願いしたいと思いますので、お願いいたします。
次、行きます。
最後になりますけれども、何度か委員からありました国有地有効活用検討事業経費。これはあまり詳しくここで聞いても、先ほどの答弁で、あまりこれ以上返ってこないかと思うんですけれども、八尾市として、やっぱり大規模な開発といいますか、都市を整備していく上で、ある意味、最後とは言いませんけども、大規模なのはやっぱり空港西側跡地。非常に期待感もありますし、本当に先ほど申し上げた観光という視点も要るかと。
観光で八尾市に来たら、やっぱりあそこに行こうという拠点になっていく部分でもあるかと思っています。
市民の方、市外の方もあそこで新しく開発されるところで、いろんな楽しみであったり、いろんな勉強であったり、様々なサービスを受けられるという、そういうものがいると思うんです。その辺も、今までお聞きしているそこの使用の目的というか、こんなイメージというのを聞いている部分で、そこの観光というのはあまり入っていなかった気がするので、その辺は今後、参考に入れれるのかどうかも含めて、ちょっとお答えいただけますか。
○委員長(田中慎二)
北尾課長。
◎都市政策課長(北尾章)
今現在、八尾空港西側跡地検討会議におきまして、まず、まちづくりの構想案というのを示させていただいております。その中には、にぎわいというところに併せて、複合都市拠点というのを掲げて、これからマーケットサウンディングをして、事業者の声を聞いていくというところでございますが、今までも地域の要望書をいただきながら、そのあたりのところも組み入れながら、まちづくり構想案つくっておりますので、そういったことが実現できるかどうかを、マーケットサウンディング調査の中でしっかりと事業者の意見を聞いて、どういったまちづくりがいいのかというのは、市としてもしっかり考えていく方向で取り組ませていただいております。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
ここでこれ以上言ってもですから、しっかりとお願いしたいと思います。
都市整備部に対して、今、観光の視点という話もさせていただきました。もちろん住む住環境であったり、都市整備という部分で、皆さんのお仕事があるんですけれども、活性化という部分では、まさに部局関係なしで、これから八尾市を本当に活性させ、また盛り上げていくという意味で、必要な視点になってくると思いますので、市長、副市長をはじめ、皆さんしっかりとその視点を、常に意識してもらえるように、御要望させていただいて、終わります。
以上です。ありがとうございました。
○委員長(田中慎二)
他にありませんか。
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
何点か、ちょっとお伺いをさせていただきたいと思います。
交通安全対策というところで、自転車事故の話をされました。そういう中で、八尾市の自転車というよりも、道路幅が狭いという状況の下で、交通網そのものが大変やという地域というのは結構あるんではないのかと思っているんですが、自転車通行帯というのか、こういったものについては、今どれぐらいまで進捗しておりますでしょうか。
○委員長(田中慎二)
木村課長。
◎土木建設課長(木村智哉)
自転車の通行空間の整備ということで、主にやっているのが、いわゆる青矢羽根を路面に標示をしまして、道路左側の走行を促すような路面標示を行っております。
今、令和10年度までの計画で、八尾市自転車活用推進計画で、令和10年度までに5810メートルの整備をする計画がございまして、今年度末で1410メートル。率にしますと、約24%の進捗でございます。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
一定部分、計画からいったら進んでいるかというような感じがします。
ただ、市道だけではなくて、例えば府道との関係も含めて、市民の人たちが使っていくわけですから、ここについては府との協議は何かされているんでしょうか。
○委員長(田中慎二)
木村課長。
◎土木建設課長(木村智哉)
大阪府のほうでも計画を持っておられまして、10か年の計画を持っておられまして、順次整備をされております。我々と大阪府と情報共有をしまして、整備の順番をできるだけネットワーク化できるように、府道の接続する市道について整備をすることによって、ネットワークができますので、そういった意味で、整備順序とかを考慮しております。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
何でこんなことを言うかと言いましたら、市道のほうは、先ほどおっしゃったように、計画も含めて進んでおるわけなんだけれども、府道の場合、歩道帯はあるんだけれども、要するに、道路幅が狭いために、白線は引いているけれども、たった10センチぐらいしかないところがあるんです。そういうようなところについては、やっぱり府との協議をしていただいて、歩道帯が結構広いようなところについての対策を、一遍検討していただきたい。このようにちょっと要望しておきますんで、府との話合いをしていただければと思っております。
それから放置自転車の問題です。これまでの間、一生懸命放置自転車の対策を講じてこられたと思います。市民との啓発も含めて、大きく前進しているのではなかろうかというように思っているんですが、これは委託している状況もありまして、一定部分この放置自転車が少なくなってきた現状の中で、いつまでたっても同じ予算というのは、ちょっとどうかという思いになっているんです。
そういった中で、さらに、放置自転車だけではなくて、ほかの対応も何か考えていかざるを得ない状況になってきているのではないかと思っているんですが、これについては何か考え方がありますか。
○委員長(田中慎二)
杉島課長。
◎都市交通課長(杉島敏則)
放置自転車対策に関します委託料の御質問かと思います。この件に関しましては、昨年の決算委員会の席上でも御意見をいただいたところでございます。
今回、令和4年度の予算を計上させていただく当たりまして、現在委託料としまして、放置自転車の撤収業務の委託と、あと駅前の自転車整理業務委託という形で、2本の委託を行っております。そのうち駅前の自転車整理業務の委託につきまして、人員の配置でありますとか、活動の日数の見直しを行って、今年度、約170万円の予算を削減させていただいたところでございます。
もう一方、放置自転車の撤収業務につきましては、これはやっぱりこれまで取り組んできたのと同じように、やはり現場に行く。それで放置自転車があれば、移動保管するという、業務を減らすということもなかなかできない状況でございますので、委託料につきましては、見直しを行っておりません。
ただ、4月以降、これまで放置自転車の禁止区域内だけの作業でしたけども、放置禁止区域外につきましても、その業務委託の中で取り組んでいただくような形で協議を行い、業務の見直しという形でさせていただいたところでございます。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
今、答弁いただきましたように、1つは事業の拡大ということで、範囲を広げてやっていきたいというようなお話ですので、それで結構かと思います。
次に、176ページの道路の関係です。
一般道路の舗装事業費ということで上がっているんですが、これから今、異常気象の中で、毎年毎年もう暑くて、そういう中で道路が隆起する。こういう事態が起こったり、またひび割れが起こったり、こういう現象が市内で各地にあるのではなかろうかと思っています。
この隆起部分については、大変危ないです。高齢者の人がつまずく、そういうようなことが起こったり、事故が起こったりする可能性が高いということで、ここら辺についての対策というんですか、一遍見回りをするとかという考え方があるのどうかお伺いしたいと思います。
○委員長(田中慎二)
鈴木所長。
◎
土木管理事務所長(鈴木啓介)
舗装の隆起の管理についてでございます。一般の道路につきましては、現在、土木管理事務所を中心に、他部局の協力を得ながら、市内を19ブロックに分けて、毎週パトロールで回っております。
なかなか週1回のパトロールで全て見つけることができないという状況でございますので、市民の皆様も、そういう状況があれば、早急に御連絡いただければと思っております。
ただ、原因につきましては、ちょっとなかなか何が原因かというのも分かりかねるところがあるんですけど、何点か調べたところでいきますと、やっぱりひび割れのところ、舗装の下に水が入って、冬場、その凍結膨張を起こして隆起するであるとか、路盤材で黒のアスファルトの下の材料に水が反応して膨張したりという現象があるということだけは聞いております。
以上です。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
原因究明までされていただいておるということなんですが、そういう事態については、先ほどおっしゃったように、住民からも積極的に声を上げていただいて、事故防止にしていただくというようなことも含めて、対応のほど、お願い申し上げたいと思います。
それから次に、街路事業費の関係で、JR八尾駅前の整備事業なんですが、今年度4億9288万6000円の計上をされておるのですが、今の進捗状況について、ちょっとおっしゃっていただけますか。
○委員長(田中慎二)
岡崎課長。
◎
都市基盤整備課長(岡崎充貴)
JR八尾駅前線の進捗状況についてです。JR八尾駅前線につきましては、平成29年3月27日に事業認定を取得しております。現在、用地取得に向けて地権者と主に交渉を進めさせてもらっておりまして、現在の用地取得率は、令和3年3月時点におきまして、約67%となっております。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
67%ということで、半分以上進んできたということなんですが、これの最終年度はどこまでの計画でしたか。
○委員長(田中慎二)
岡崎課長。
◎
都市基盤整備課長(岡崎充貴)
JR八尾駅前線の事業認可期間としましては、平成29年3月に認可を取得していまして、約10年間で用地の取得を目指しております。その後、延長も550メートルぐらいありますので、整備に3、4年ぐらいかかるかと思っております。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
改修ということになるわけですから、なかなか難しいところでもあるんですけれども、一日も早く対応を進めていただきたいと、このことを強く求めておきます。
それから、公園の整備の問題について、ちょっとお伺いします。
今回の公園整備事業では、1億5780万円の予算を計上されておりますが、これについての具体的な中身、ちょっと教えてくれませんか。
○委員長(田中慎二)
木村課長。
◎土木建設課長(木村智哉)
公園整備事業の内容ですが、主なものとしましては、南久宝寺1丁目におきまして、新設公園1件予定しておりますのと、長寿命化ということで、公園の遊具等の更新を予定しております。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
ここで、公園の1人当たりの面積の問題に触れるわけなんですけれど、実施計画書では、毎年毎年0.6%の拡大をしていくという形になっておるわけなんですが、今回、前のところでも言われてたように、要するに、1人当たりの面積が一遍に増えたというのは、久宝寺緑地の拡大だというように思っています。
それなりに、私も資料をいただきまして、久宝寺のほうがより一層、公園の整備ができるんやなということで、これは市民の1人としては喜びたいと思っています。
ただ私、前年度のとき、昨年の3月議会だったか、このときも申し上げたこともあるんですが、やっぱり南側地域の公園というのは、なかなか前へ進まないというような状況です。
そんな中で、そのときにも申し上げましたけれども、飛行場北濠の用地です。要するに、敷地分ついては、府が管理するわけなんですが、整備そのものについては八尾市がやらなきゃいけないということを、この前、聞かせていただきました。一昨日でしたか、あそこを通りましたら、きれいに整備していただいて、葦やら全部刈っていただいて、きれいになっておりました。見てて本当にここで公園という形できちっとやれれば、もっとすばらしいものになるんではなかろうかというようなことを、印象づけました。
このことに関しては前にも私、大阪府の土木事務所にも紹介をさせていただきましたけれども、向こうは向こうなりに、計画としては持っていると。こういう中で、八尾市と一緒になって、一日も早いこういう整備をしていく必要性があるんではないかと思っています。これについて、これまで大阪府に対して、話を持っていかれたんかどうか。ちょっとお聞きしたいと思います。
○委員長(田中慎二)
藤原課長。
◎土木管財課長(藤原康志)
北濠につきましては、一級河川、平野川の貯留施設であり、河川区域ということで、管理者としては大阪府という形になっております。これまでも、北濠の活用につきまして、様々な課題はありますけれども、府と協議を行っております。その中で貯留施設ですので、雨天時というのは平野川からの越流とか、内水からの雨水の流入によって、水位が上がる施設でございますので、大雨時の利用者の避難、それから避難していることの確認の問題、それからサイレン等避難誘導施設の改修の問題とか、様々な課題がございます。
しかしながら、貴重な空間でございますので、この活用に向けて、少し時間はかかりますけれども、できるところから進めていこうということで、今後も現地の立会等も予定しておりまして、何とか課題に向けて協議を行っているところでございます。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
経過については、今、聞かせていただきました。要するに、大阪府の土木事務所も言っているんだけども、水と緑のアメニティの空間づくりをやるということで、一応、一定部分の整地はされてきていると。そういう中での私は市と大阪府と協議をして、一日も早くそういう形をしてほしいと。
先ほどおっしゃったように、洪水や、大雨が降ったりして、その越水して、北濠に流すというようなことがあるんですけど、実際、最近のそういう状況を見ていったら、全くないというのが状況ですし、私はやっぱりそういうことも含めながら、一つの公園整備をすることが、この南側地域、挙げ句は八尾市の公園面積、1人当たりの公園面積が増えていくと、こういうような状況も含めて申し上げているわけです。先ほどおっしゃったように、府との協議もやってきているということについては、それなりに評価もしますけれども、やっぱり詰めていくことも大事なんです。そうしていかないと、向こうだってなかなか乗ってこないということもありますので、向こうは向こうなりの目的もあるし、八尾市は八尾市で1人当たりの公園面積を広げていこうという計画もあるでしょうし、そういったものをタイアップさせていく中で、一日も早い整備をしていただきたい。このように思っております。これについてはどうか、積極的な行動を起こしていただきたいと思っております。
それから最後ですけれども、住宅管理の問題ですが、先ほど委員からも駐車場の活用、コインパーキングでという話をしていて、今ちょっと進めているというお話ですが、例えば、そのコインパーキングは全体でやられるのか。それとも、部分的に空いているところだけをそうするのかという、何か具体的には見えないんですけれども、どういうような計画なのでしょうか。
○委員長(田中慎二)
廣瀬課長。
◎住宅管理課長(廣瀬孝二)
今、事業者等とも検討している最中ですので、具体的にどこかということではありませんが、一定空き駐車場につきまして、そこを活用したいという方向性をベースとして、今、検討を進めておる最中でございます。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。時間は終わっているのですが、どうしましょう。これで終わるのでしたらこのまま確認いただこうと思いますので、お願いいたします。
◆委員(杉本春夫)
今おっしゃる中身でいけば、空きの駐車場についてはコインパーキングで利用させてもらいたいということですね。
今現在使われているものについては、従前どおりの形になるのですか。言うてみたら、例えば自治会がやるとか、団体が管理するとかという形になるんですか。
○委員長(田中慎二)
廣瀬課長。
◎住宅管理課長(廣瀬孝二)
今、駐車場の管理等につきましては、指定管理業務を通じまして、一定、団体等に含めて依頼をしておるということですので、この指定管理の期間につきましては、同様の形になってこようかと考えております。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
これも要望しておきますけれども、これまで何十年も同じことを繰り返し言うてきたけれども、やっぱり例えば、指定管理者に任せているんだったら、指定管理者がこの駐車場の管理も含めてやるべきです。私はそう思います。
そんな中で、大阪府でもそうだけど、地域に何ぼか還元をする。こういうきちっとした形をやるべきではないかと思います。
当然、大阪府が東急がやっている住宅なんかでもそうなっていると思います。そういうような明確的な形をつくるためにも、これはそういうようなものを一日も早くすべきだと、このように思います。これについては、もう答弁というのも、これから考え方としてどう思っているのか答弁願えますか。
○委員長(田中慎二)
廣瀬課長。
◎住宅管理課長(廣瀬孝二)
御指摘の件ですけれども、今後につきましては、うちも指定管理者に任せきりということではございませんので、また、次の更新時には、指定管理者のいろんな新しい発想も含めまして、様々な仕様の管理の仕方等も提案をいただきたいと考えております。
ですので、今現状としましては、このままですが、今後も多様な形の部分を検討してまいりたいと考えております。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
私が理解できていなくて、認識が間違っているのかどうか分からないけれども、1台当たり何ぼかということで、団体に渡しているのが現状、今でもそうなんですね。そうじゃないんですか。今、全部指定管理者が管理やっているんですか。
○委員長(田中慎二)
廣瀬課長。
◎住宅管理課長(廣瀬孝二)
地域の団体、自治会等への団体との契約については、指定管理者のほうでやっておりますが、前回、直営時代の部分を一定参考にしているとは聞いております。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
だから、私がここで言っているのは、前からも言っているように、指定管理者がその駐車場も含めて管理をする。先ほど申し上げたように、地域に還元をするということであれば、これはもう大阪府に例を習った形の中で、言うてみたら協力金というんですか、そういったものは出すということになるんだけれども、基本的には東急が、指定管理者がこの駐車場については、全て管理しているという状況をちゃんとつくってほしいということだけを求めておきますので、よろしくお願いしときます。
○委員長(田中慎二)
それでは、2回目の質疑ございませんか。
山中委員。
◆委員(山中宏)
よろしくお願いします。
先ほど説明があったインスペクション補助制度のところなんですけれども、そもそも今、八尾市空家バンクの台帳に、大体何件登録がありますか。
○委員長(田中慎二)
北園課長。
◎住宅政策課長(北園了三)
空家バンクの登録につきましては、まず、住宅を貸したいという側の登録が4件になります。あと、借りたいという方の利用者登録のほうが、2月末現在で57件になります。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
分かりました。住宅マスタープランの67ページですが、成果目標というところで、令和2年度で、それが要は31件で、令和12年度の目標50件ということは、もう既に、今年度目標達成しているということでの理解でいいですか。
○委員長(田中慎二)
北園課長。
◎住宅政策課長(北園了三)
委員おっしゃるとおりになります。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
分かりました。これはもう目標を達成しているから、どうなんでしょうか。今後、何かこれ改定するとかで、どんどん目標を上げていくのかということがまず1点と、このインスペクション制度で、これで補助金を出すわけですけれども、これは次年度は幾らその予算を取っているのかということと、大体、期待値はその予算でどれぐらいかという、見込みを教えてもらえますか。
○委員長(田中慎二)
北園課長。
◎住宅政策課長(北園了三)
来年度のインスペクションの予算ですけれども、1件当たり5万円ということで、10件分を見込んでおります。
何でこれをやるかということになりますけれども、やっぱり空家バンクの登録者数が、物件の登録のほうが非常に少ないと。4件だけということで、利用したい人とのバランスがあまりにも取れていないということで、やっぱり貸したいという側を増やしたいというところで、空家バンクに登録するところで、一定のメリットというものをつくり出した中で、登録することの呼び水をつくりたいということで、今回、実施させていただくものになります。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
理解しました。となると、また住宅マスタープランのところ、53ページなんですけれども、八尾市版リフォーム事業者の登録制度の創設を、重点項目で上げられているんですけれども、これの進捗というか、状況は教えてもらえますか。
○委員長(田中慎二)
中谷課長補佐。
◎
住宅政策課長補佐(中谷聡)
お答えいたします。住宅マスタープラン、令和12年度までの計画で、令和12年度までの創設ということで、各団体と協議して進めておるところでございます。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
令和12年度までに、この制度をとなると、まあまあ長いじゃないですか。今、こうやって空家バンクに関して、インスペクションでされたということと、先ほどからの補正予算のときでもある空家等利活用適性管理促進事業であったりとか、
中古住宅流通促進補助金とか、いろいろ空き家対策として、本市が取り組んでいる中で、こういった府でそういう業者を紹介するものがあります。特に、中古住宅流通とかは、市外の方向けに、今は投げかけている制度です。そういった中で、本市のリフォーム屋というのが、この制度とセットでやることによって、中古住宅に対して、市民の参入障壁というか、ハードルが下がるのかとは思うんです。このあたり令和12年目標と言いながらも、例えば現行の制度を、より良きものにするとか、より実効性のあるものにするのであれば、制度の創設は、もうちょっと急いでほしいというのがあるんですけれども、いかがでしょうか。
○委員長(田中慎二)
萬木課長補佐。
◎
住宅政策課長補佐(萬木啓介)
八尾市版のリフォーム事業者の創設なんですけれども、今、既に大阪府のほうでリフォームマイスター制度というのがございまして、八尾市の工務店とかの団体も既に参画されているんです。
だから、その制度はその制度であるんですけれども、さらに、委員がおっしゃるとおり、八尾市のその中古住宅の、例えば推進につながるように、市内の独自の制度の創設に向けて、ここに目標を掲げさせていただいています。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
府のはあって、NPOとか、そんなんというのは、私もサイトを見たのであれなんですけれども、それはあって、そこの団体が何も信用できないわけでも何でもなくという部分じゃなくて、八尾市のホームページで、セットで八尾市の事業者で、自分の住むまちで、目に見える事業者に相談したほうがよいかという部分もあって、どうせ創設するのであれば、早いことされたほうが、現行の制度によりいい影響を及ぼすんじゃないのかという私の考えなんです。前向きに捉えていただいて、ぜひ、これは別に令和12年までもったいぶらなくても、早いことつくっていただければいただくほうがいいかと思いますんで、よろしくお願いします。
私からは、以上です。
○委員長(田中慎二)
他にありませんか。
副委員長。
○副委員長(大星なるみ)
何点かお伺いしたいと思います。
まず、1点目は八尾空港西側跡地の検討経費についてお伺いしたいと思います。
先ほどからもありましたように、検討会議において、マーケットサウンディングという手法を取って、広く民間事業者からアイデアとか、意見とか求めていきましょうということになって、もうスタートをされていることだと思います。
私もあまり聞き慣れない手法なんで、よく分かっていないところもあるんですけれども、一部には、参加意欲を高めるために、インセンティブをつけるとか、そういった取組もあるようにも聞いています。
ただ、八尾市の今回の場合は、マーケットサウンディングに参加したからといって、例えば、土地の購入に対して何か優位性があるとか、そういうことは一切ないとは聞いているんです。そこで気になるのは、本当にどれぐらいの方が参加していただけるのかと。できることならば、多くの事業者に参加していただいて、多様な様々な御意見を伺えるというのが、ベストだと思っているんです。その辺の読みといいますか、もうそういったインセンティブにつけないと、とにかく広く参加してもらうんだというお考えに至った考え方というか、そういうのをお聞かせいただいたらと思います。
○委員長(田中慎二)
北尾課長。
◎都市政策課長(北尾章)
今回、先ほど委員からもお話ありましたように、マーケットサウンディング実施要領の中で、そういった優位性を持つものではないということで、お示しさせていただいているところでございます。
今回、国で示されている地方公共団体のサウンディング型市場調査の手引きというところにも、大きくはそういった参加事業者に優位性、いわゆる評価の対象とならないということでされているケースが多いという記載もございますので、そういった中で、まずは、この検討会議の中で、実績を持っている大阪市の実績も踏まえまして、そういった優位性を持たないという形で、今回はサウンディング調査を実施させていただいております。
ただ、検討会議のメンバーである国、大阪市、八尾市共々ホームページまた報道機関等に周知をしっかりと図って、こういった取組を知らしめて、多く参加いただくような形で、現在手続をさせていただいているところでございます。
○委員長(田中慎二)
副委員長。
○副委員長(大星なるみ)
以前にお聞きしたスケジュールの中では、昨日、説明会を開いているということだと思うんですけれども、反応はいかがですか。
○委員長(田中慎二)
北尾課長。
◎都市政策課長(北尾章)
昨日、ちょうど説明会をさせていただきまして、参加者に対して、今回のマーケットサウンディング調査の実施について説明させていただいたところでございます。
ただ、ちょっとどれだけの参加者があったかどうかは、検討会議のメンバーにて参加者数は公開しないという方針の下、数についてはちょっとお控えさせていただけたらと思っております。
○委員長(田中慎二)
副委員長。
○副委員長(大星なるみ)
数はお示しいただけないということですし、説明会に来られなくても、6月頃に予定している対話といいますか、意見をお聞きする場所にはいらっしゃることもあるわけですね。
だから、そういう意味では、たくさんの方が参加していただけるといいなと思っているところです。
それと、マーケットサウンディングは、実施は1回だけでしたか。
○委員長(田中慎二)
北尾課長。
◎都市政策課長(北尾章)
今回、検討会議の中で実施させていただく分については1回、要領の中にも6月に面談をするということになっております。場合によっては、ちょっと追加でお聞きするような場面はあるかと思いますが、基本的には1回ということで取り組まさせていただいております。
○委員長(田中慎二)
副委員長。
○副委員長(大星なるみ)
そうして、様々な御意見をお聞きして、今後のその構想に基づいた活用の方法について、これは一つ、ビジョンというか形をつくっていくわけです。それは今後、どのようなスケジュールになっていくのか。もちろん売却の時期は、まだまだ国が決めることになると思うし、まだ明らかになっていないということだと思うんですけれど、時期的なことはさておいて、あとどんな手続を取っていくのかだけ教えてください。
○委員長(田中慎二)
北尾課長。
◎都市政策課長(北尾章)
ただいま確認いただきました今後のスケジュール的なところでございますが、今、マーケットサウンディング調査をさせていただいていまして、この結果が、この秋口にはまとまるかと思っております。
それを受けて、今現在、まちづくり構想案に基づきまして、本市としてはその方向でいきたいというところを、そういった事業者の声を聞いて、市場性の確認をするということになるかと思っております。大きな方向が違う場合は、再度ちょっと検討も必要かと思いますが、基本的にはこの流れでいけば、今年度その内容について精査をさせていただいて、できれば来年には速やかに、都市計画の手続に入りたいというところで、今現在進めております。
その後、本市において、ある一定まちづくりの構想を都市計画手続等でしっかりと示されたら、国がどう売却していくのかを検討された上で、ある一定の期間は、そういった方向性を示されるかと思っております。
今現在は、おおむね3年をめどにということでは聞いておりますが、今後、国でどういった時期に売却するかは考えていかれるかと認識しております。
○委員長(田中慎二)
副委員長。
○副委員長(大星なるみ)
この検討会議が初めて設置されたのが、平成22年と聞いておりますから、それからいったら10年間余り、全く動かなかったこの跡地の活用について、本当に今回、急ピッチで進められているということ、大変うれしく思っております。
基本構想にも、まちづくりのコンセプトとして、地域の活力だとか、元気、にぎわい、災害に強いといったような、そういうキーワードが、コンセプトが散りばめられているので、きっとその市民の皆さん、とりわけこの八尾空港西側跡地周辺にお住まいの皆さんは、本当に期待をされているのではないかと思っているところです。
そこで、そういった事業者のお声を聞いて、それを取りまとめていくということは分かったんですけれども、住民にとっても、あの土地どうなるんやろうと。例えば、住民の声は聞いてくれるんやろうかと。実際そういう声も、私、お聞きしたりしているんです。そういう住民や市民の声を聞くというプロセスはこれから先、どこかに入るのか、取り入れていただけるようになっているのかどうか、教えてください。
○委員長(田中慎二)
北尾課長。
◎都市政策課長(北尾章)
今現在はマーケットサウンディングを実施しておりますが、これまでのところででも、マーケットサウンディングを実施せずに、都市計画手続を進めるということで、今のまちづくり構想案に近い内容で、地元説明会を開催させていただきまして、74名の参加をいただいたところでも意見を聞いております。
またその後、地域の方から地元要望書等が上がってきておりまして、そういった内容も、今回のまちづくり構想案の中にも、ある一定入っているものという認識の下、今回まちづくり構想案を示させていただいております。
今後、この内容で都市計画手続に入った場合は、ある一定、説明会等市内全体向けにもしていく必要があるということで、そういった場面ではしっかりと意見を聞いていく形が取れるという認識でございます。
○委員長(田中慎二)
副委員長。
○副委員長(大星なるみ)
分かりました。都市計画手法の中でも、市民の声を取り入れていただけるということですので、どうぞよろしくお願いします。
それから2点目は、西郡住宅のことでお伺いしたいんですが、先ほど来からも、コインパーキングの件が出ております。私も、現地の方にいろいろお話を伺うと、確かにおっしゃるように、地域に還元できるように、今、空いている駐車場を使っていただきましょうというのは、それは私、否定するものではないんですけれども、実際、そんなにニーズがあるのかということも一方で思うんです。
なぜかというと、近隣には民間のコインパーキングができているんです。しかも、そこは本当に使用率が低いと聞いておりまして、それよりももっと住宅に近いところに駐車場を使えるようにしてよという声だと思うので、それはそれで検討していただいたらいいと思うんだけれども、私は、駐車場を何とかしてということもそうですが、並行してやっぱりあの地域ににぎわいをつくって、車でいろんな方が訪れるというようなまちづくりにしていかないと。いや、空いているから駐車場にしてよというようなことだけでは、やっぱり解決つかない問題があるんじゃないかと思っています。
もうコインパーキングについては、お考えも言っていただいたので構わないんですけれども、やっぱりこの地域のまちづくり、今度も住宅の更新があります。建て替えがあります。もう既に、元住宅がありましたという土地も空いたままになっています。これからそういう土地をどう有効活用していくのかということを、公共施設マネジメントのほうでも構想をつくると言いつつ、なかなか見えてこないので、その一方で、さっきの駐車場問題とかあると、どうしても違和感があるんです。
だから、やっぱりそこは市長。西郡地区、桂地区の公有地あるいは未利用地、そういったところの活用について、公共施設マネジメントを中心にやっていただけると思うんですが、もういつになったら具体的な中身を示していただけるのか。もしよろしければ、お答えいただければと思います。
○委員長(田中慎二)
比留間部長。
◎建築部長(比留間浩之)
西郡のまちづくりにつきましては、うちの部局と都市整備部局です。建築部は住宅を持っていますし、都市整備部のほうは公園、桂地区、かなり大きい公園も数多く持っています。市営住宅につきましては、機能更新事業計画をかなり集約化を図りまして、空き地等もできてくるような状況もございます。
一方、公共施設マネジメントのほうで、西郡の公共施設が複数ありますので、そこらも含めてどうしていくんだというのは、まさしく今年度、政策推進課でコミュニティセンターであったり、桂青少年会館、あと老人センター、今年度どうしていくかという検討をしているところでございます。
それも含めまして、西郡についてはかなり公用地が多いというところがありますので、本市にとっても、活用を計画的にすることによって、非常ににぎわいのあるまちづくりにつながると思っておりますので、関係部局連携しながら、今後どうしていくかというのは、進めてまいりたいと考えております。
○委員長(田中慎二)
副委員長。
○副委員長(大星なるみ)
住宅のほうも連携して協議していただいていると思いますけれど、今年度、今年度と言いつつなかなか形が見えてこないので、ついつい言ってしまいましたが、政策推進課にも働きかけていただいて、早く形をつくっていっていただきたいと思っています。
それから、住宅に関していえば、ちょっとこれも決算のときなんかも議論ありました。家賃の滞納分のことなんですけれども、億単位の家賃の滞納分の金額が出ておりました。私も何でこんな金額が大きいんやろうと……
○委員長(田中慎二)
申し訳ないですが、それは歳入の話です。
○副委員長(大星なるみ)
違うんです。それで……
○委員長(田中慎二)
本件の審査に絡めてお願いします。
○副委員長(大星なるみ)
絡めます。
ただ、この家賃がなぜこれだけ滞納になっているかという経過については、やっぱりもう少し皆さんに分かりやすく伝えていくべきではないかと思っているんです。これは歳入でしょうか。
○委員長(田中慎二)
それは歳入で、総務分科会の所管になります。
○副委員長(大星なるみ)
そうですか。
そこは、私ちょっと問題意識を持っていますので、いつか機会を設けてしっかりと説明をしていただくなり、そこら辺のいろんな経過の中で、もう少し市民の方に見えやすく示していただくなりということをお願いしておきたいと思います。ここではしゃべれないそうですので、すみません。
最後にもう1点だけ、もうすぐ終わります。
公園整備の件で、先ほども出ましたけれども、南久宝寺公園。これは令和4年度八尾市一般会計第1号補正予算にも5250万円という形で出ておりました。南久宝寺公園に限っていえば、5250万円の計上ということで理解してよろしいんでしょうか。
○委員長(田中慎二)
木村課長。
◎土木建設課長(木村智哉)
いえ、南久宝寺公園につきましては、全てではございません。事業費でいいますと3600万円でございます。
○委員長(田中慎二)
副委員長。
○副委員長(大星なるみ)
分かりました。南久宝寺公園ですが、ここは地域の方々の長年の要望も、公園を造ってほしいという要望もあって、しかも、土地が確保できていたので、新規に公園として造られると聞いたんですが、このタイミングで公園を造るといった何か背景がありますでしょうか。
○委員長(田中慎二)
木村課長。
◎土木建設課長(木村智哉)
以前に区画整理事業で、八尾市が取得した跡地がございました。過去から要望等がございまして、公園整備の要望がございましたので、何を作っていくかという検討は過去から進められていたと思います。
今般、国費の財源が確保できたということもございまして、地域とも協議をしまして、公園整備に至っているということでございます。
○委員長(田中慎二)
副委員長。
○副委員長(大星なるみ)
それで、2回ワークショップを開いていただいて、住民の方々が自分たちが愛着を持てる、大事にこれから公園を守っていくという思いを込めて、いろんな御意見を出していただいたと思います。
私も2回とも傍聴させていただいたんですが、その中で、1点お聞きしたいのが、我が会派の西川議員が本会議の場でも提案いたしましたインクルーシブ遊具について、このワークショップでも紹介していただきました。
そしたら、住民の皆さんもインクルーシブ遊具は何やろうということで、すごく関心を持って聞いていただきましたし、どんな公園づくりにしようかという部分でも、インクルーシブ遊具入れたらいいんじゃないのという御意見もあったかと思います。まだ確定はできないとは思うんですけれども、担当課としては、このインクルーシブ遊具を、この南久宝寺公園に取り入れるというお考えがあるのかどうか。ちょっと考え方だけ聞かせといてください。
○委員長(田中慎二)
木村課長。
◎土木建設課長(木村智哉)
ワークショップ2回開催いたしまして、いろいろな意見がございました。委員おっしゃるように、インクルーシブ遊具の御要望もございまして、ほかにも防災的な観点でかまどベンチですとか、そういった防災訓練もしたいみたいな意見もございまして、全ての方の意見を全て盛り込むのは、ちょっとなかなかあれなんですが、合意形成を整えながら、設置可能な遊具を、今、チョイスしているところです。
インクルーシブ遊具につきましては、我々のほうからも、こんな遊具ありますよという提案もさせていただいて、住民の方々も、ぜひつけてほしいという強い要望がございましたので、1基は必ずそういうインクルーシブ遊具をつけることで、製品を今、検討しているところでございます。
○委員長(田中慎二)
副委員長。
○副委員長(大星なるみ)
ありがとうございます。そんなに広い公園ではないので、大きな遊具は置けないと思いますけど、可能な範囲で、予算の範囲でインクルーシブ遊具の導入を前向きに考えていただいていると理解したいと思います。
まだ、八尾市の管理する公園で、インクルーシブ遊具はどこも設置されておりません。これが第1号になって、これから広がっていってくれたらいいなと。仮に、設置できなくても、こんな遊具があるんやなということを知っていただく啓発の意味もあると思うので、ぜひとも、設置できるようにしていただけるとありがたいと申し上げて、私の質問を終わります。
○委員長(田中慎二)
他にありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(田中慎二)
それでは、本2件の質疑は、これをもって終わります。
以上で、都市整備部及び建築部関係の審査を終了いたします。
─────────────────────
○委員長(田中慎二)
執行部交代のため、暫時休憩をいたします。
午後4時21分休憩
◇
午後4時45分再開
○委員長(田中慎二)
休憩前に引き続き分科会を再開いたします。
─────────────────────
○委員長(田中慎二)
次に、水道局関係について審査を行います。
まず初めに、議案第24号「令和3年度八尾市水道事業会計第1号補正予算の件」を議題といたします。
岩井水道局次長から、提案理由の説明を求めます。
岩井次長。
◎水道局次長兼経営総務課長(岩井直人)
ただいま議題となりました、議案第24号「令和3年度八尾市水道事業会計第1号補正予算の件」につきまして提案理由の御説明を申し上げます。
本件は、業務の予定量の一部を補正するとともに、収益的収支及び資本的収支等につき、それぞれ所要額を補正いたすものでございます。
恐れ入ります、補正予算書の1ページをお開き願います。
まず、第2条業務の予定量でございますが、年間総給水量は53万1000立方メートル増の3139万1000立方メートルに、一日平均給水量は1455立方メートル増の8万6003立方メートルとするものでございます。
次に、第3条収益的収入及び支出でございますが、収入では、第1款第1項営業収益におきまして、受託工事収益の減等により3378万9000円減の56億6894万7000円に、第2項営業外収益では、支出の減少による消費税及び地方消費税還付金の減及び加入金の減により、2291万3000円減の3億2528万4000円に、第3項特別利益では、固定資産売却益及び和歌山市への応急給水活動に伴う費用求償により317万3000円を計上し、第1款水道事業収益を59億9740万4000円とするものでございます。
支出では、第1款第1項営業費用におきまして、移設工事の減等による外注請負費の減等により、3033万7000円減の53億3172万7000円に、第2項営業外費用では借入利息の減により、14万1000円減の1億8042万7000円に、第3項特別損失では、固定資産売却損及び和歌山市への応急給水活動に伴う費用の計上により4735万2000円を計上し、第1款水道事業費用を55億6950万6000円とするものでございます。
この結果、収益的収支における単年度純利益は、税込みで当初予定より7040万3000円減の4億2789万8000円を計上する見込みとなったものでございます。
2ページの第4条は、資本的収入及び支出でございます。
収入では、第1款第4項固定資産売却代金におきまして、施設用地の一部売却により635万8000円を計上し、第5項工事負担金におきまして工事負担金付工事実績の減により、1210万6000円減の567万3000円に補正し、第1款資本的収入を13億4625万2000円とするものでございます。
支出では、第1款第1項建設改良費におきまして、入札等による外注請負費及び委託料等の減により、1億5888万8000円減の24億7976万2000円に、第2項企業債償還金では企業債元金償還額の増により、7万円増の9億7715万7000円に補正し、第1款資本的支出を34億5691万9000円とするものでございます。
この結果、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する21億1066万7000円につきましては、損益勘定留保資金等で補填いたすものでございます。
次に、第5条の議会の議決を経なければ流用することのできない経費では、職員給与費を964万6000円減額し、6億9777万6000円に補正するものでございます。
3ページから5ページは、収益的収支及び資本的収支の内訳について、それぞれ既決予定額と補正予定額をお示しした予算実施計画でございます。
6ページは、予定キャッシュ・フロー計算書で、資金の増減を業務・投資・財務、それぞれの活動区分にて表示しており、令和3年度においては6億5878万5000円の資金減となる見込みでございます。
7ページから12ページは給与費明細書で、給料、手当等の増減、内訳等を記載しております。
13ページは継続費に関する調書で、継続事業の全体計画と進捗状況を記載しております。
14ページ、15ページは、補正後の令和4年3月31日現在の予定貸借対照表でございます。
15ページ下にお示ししておりますように、令和3年度末の当年度未処分利益剰余金は4億9662万7000円を計上する見込みでございます。
中表紙以降は、第1号補正予算説明書でございます。御参照賜りますよう、お願いをいたします。
以上、誠に簡単ではございますが、提案理由の説明とさせていただきます。
よろしく御審査賜りますよう、お願い申し上げます。
○委員長(田中慎二)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑ありませんか。
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
1点だけちょっとお伺いをさせていただきます。
先ほど説明された中で、5ページのところに固定資産の売却代金ということで635万8000円の計上されているんですが、この内容について、ちょっと教えてください。
○委員長(田中慎二)
相原課長。
◎施設整備課長(相原貴史)
その用地の売却につきましては、高安受水場1号受水池と3号受水池の間の東西道路におきます、都市整備における道路拡幅に伴います用地の提供の部分でございます。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
これは、計画道路の関係で、今度売却をしたということになるんですか。
○委員長(田中慎二)
相原課長。
◎施設整備課長(相原貴史)
当該道路につきましては、区画整理の区域の外ではありますけども、6.7メートルとして地区計画された道路でございます。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
ちょっと明細に教えていただけませんか。
今、おっしゃったように6.7メートルの区画整理道路という形で売却したということだけれども、全体で平米はどれぐらいになるんですか。
○委員長(田中慎二)
澤近課長補佐。
◎経営総務課長補佐(澤近峰子)
合計で386.69平米になります。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
386平米ですか。下は別として。これ売却するということになりましたら、単価はどれぐらいで売却したのですか。平米単価で結構です。
○委員長(田中慎二)
澤近課長補佐。
◎経営総務課長補佐(澤近峰子)
先ほどの386平米は無償譲渡の部分も含みましての合計ですので、有償で売却した土地は161.79平米のみでございます。
収益と割り算をしますと、平米当たり5万6640円になります。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
すみません。この売却時期というのはいつ頃ですか。
○委員長(田中慎二)
澤近課長補佐。
◎経営総務課長補佐(澤近峰子)
令和3年11月でございます。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
私、聞き間違えしたのか分からんのだけれども、先ほどおっしゃった全体で386.6平米のうち、その売却したというよりも、実際に売買されたのは161.7平米と、こういうことですね。売却の単価ということで聞きますと、間違ったか分からんねんけど、平米で約15万円ですか。(「5万円言ってました」と呼ぶ者あり)
5万円。そうやね。えらいすみません。その時期が、令和3年の11月とおっしゃった。この土地を売却するときに、この単価自体が平米5万円だから、坪当たり16万5000円、大体それぐらいやね。これ受水池そのものが売却するに当たって、無償譲渡やというのが1つ。それから、売却された土地自体についても、坪16万円何ぼといったら、大変安く売却してんの違うかと、このように思うんですが、いかがですか。
○委員長(田中慎二)
岩井次長。
◎水道局次長兼経営総務課長(岩井直人)
今回の八尾市の売却に当たりましては、所管であります都市基盤整備課との協議調整の中で、2者の土地鑑定を委託をするなど、現在の状況、現地の状況を踏まえて鑑定をいただいた結果に基づくものでございます。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
こんなこと言ったらやらしいのか分からんねんけれども、この前、八尾の古墳の用地あったでしょう。あれ坪38万何ぼやねん。これは去年の11月ではなく、もっと前やね。今回に予算が出てるんだけれども、これだけの安い金額で区画整理のために提供するというのはどうなんでしょうか。
やっぱり一定の金額というのは、先ほど次長がおっしゃったように、土地鑑定されて、これだけの金額だと言われるんだけれど、その時期的な売買で、これだけの安く売るというのは、いかがなものかと思うんですが、これについては、もう一度ちょっと答弁願えませんか。
○委員長(田中慎二)
岩井次長。
◎水道局次長兼経営総務課長(岩井直人)
昨年のお話をいただいた以降、担当課との調整の中で、できる限りの適正な価格を導き出したものという認識はしております。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
私は今、適正な価格とおっしゃったから、いかがなものかと言っているんです。近所の、言ってみたら古墳のところでは39万円です。ところが、今回は昨年の11月に坪で約16万5000円です。それぐらいで売買するというのはいかがなものかと。道理に合わないのと違うのかというように思うんです。
私は、何でここに着目したかと言ったら、やっぱり1つは受水場が分断されていく。こんな公共用地で、公共施設で分断されるようなことが一般的にありますか。区画整理事業という形で、道路が整備されていくということについては、別に問題はないんです。
しかしながら、その水道局の受水場という公共施設のところを分断していく。これはあくまでも都市区画ですけれども、そういうような計画そのものがやっぱりおかしかったん違うかと。そうだけれども、水道局として売買する金額が、普通正常な形でやっぱり売買すべきではなかろうかというように思うんです。何でこんな坪約16万5000円で、言ってみたら売却したのか。ここに疑問があって仕方がないんです。そこら辺については、もうちょっときちっと説明いただけませんか。
○委員長(田中慎二)
相原課長。
◎施設整備課長(相原貴史)
当該土地につきましては、高安受水場の規模を排水路が増えたことによりまして、道路の南側に新たに用地を取得して池を作ったものでございまして、もともと道路を挟んで北と南側に池を持っておったというところでございます。
ですので、今回の道路の整備に伴って、分断されたというところではございません。今回のところは、区画整理の範囲の外で、ここについては区画道路2番という形で6.7メートルとして地区計画をされた道路に基づいて、都市整備部局において道路整備がされたというところでございます。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
売ってしまったもののことを言うのもなんですけれども、やっぱり僕は、1つは、先ほど相原課長がおっしゃったように、もともと受水場の中で池であったということであったとしても、全体として、敷地としては高安受水場の敷地であったわけです。たとえ真ん中に道路があったとしても、しかし、今度都市計画道路としてするに当たって、分断されていくということになることは事実なんです。
もう1つは、私は、こういうような状況の中で、何でこれだけの金額で売買されたのかと。
それから、もう1つは、都市計画、都市基盤整備ということで話をして無償になったものが、そのうちの大部分が無償譲渡にしているということなんだけれども、その理由というのが、なかなか見えないんです。そこら辺をもうちょっと分かるように教えていただけませんか。なぜ無償になったのか。
○委員長(田中慎二)
相原課長。
◎施設整備課長(相原貴史)
都市整備部局の道路の取得の考え方といたしまして、4.7メートルまでの幅員につきましては、皆さんにもおかれましては寄附というところになっています。それ以上に広がった部分については買収という、都市整備部局のルールに基づいて、寄附の部分と買収の部分と分かれておるというところでございます。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
それがそういう仕組みになっているということですか。だけど、私たちは予算上、こうして見させていただいたときに、やっぱりそういうのがなかなか見えない状況なんです。
そういう規定があって、無償しなければならない部分、その残った分については売却という形になると。売却になったら、その今の単価が坪でいったらこれだけだと。近所の古墳のところでは、先ほども何回も言うたけれども、約39万円の坪の単価でいってみたら買うわけです。私らにしたら、やっぱり自分ところの公共用地であるこの受水場の中で、そうした土地が道路として確保しなきゃならない。売却しますよと。売却したときに、その残りの部分を売却するんだけれども、通常の金額で売却すべきではなかろうかというのが、単純な思いだったのです。
いろいろこんなことを言っても仕方がないか分からんけれど、あまりにもちょっと単価そのものが違い過ぎる。明日、魅力創造部でその土地買収の議案が出てくるんだけど、そういうようなところから見てたら、全然違う単価で売買するというのは、それも2社で鑑定してもらったのだということなんだけれども、何の鑑定したんかということしか考えられない。そういうことだけ、ちょっと言うときます。もうこれも済んだ話かも分からんけれども、あまりにも違いがあり過ぎやというように思っております。
次に行きます。
職員数の問題です。これ7ページのところで、職員の補正前と補正後ということで81名と76名となっております。これは次の予算のところでは、また変わってくるんだけれども、この時点で職員が減ったということの原因というのは何でしょうか。
○委員長(田中慎二)
新沼課長補佐。
◎経営総務課長補佐(新沼朋美)
年度当初からの年度途中での退職者等によりまして減になっております。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
退職者が出たから減になっている。それだけの単純な計算ですか。新年度予算については、新しく補充をされたということになるんですか。
ただ、ごめんなさい。私はやっぱり補正予算の中でどうなんかということなので、それは退職者が出たから、これだけの人数になりましたということだけで終わっていいのか。それだけで、それ以上のものはないのか。
○委員長(田中慎二)
岩井次長。
◎水道局次長兼経営総務課長(岩井直人)
委員御指摘の当初予算の中で、職員数予算上げさせていただく際には、これまでも申し上げていますように、いろんな水道ビジョン、事業ビジョンでありましたり、経営戦略の中で一定85名というところを目標に人件費を設定させていただいていると。
ただ、新年度に入りまして、もろもろの事情がある中で、正職員で配置できるかどうか、また、産休・育休代替であったり、それぞれの職員の個別の事情であったりということが生じますので、やはりそういった事情の中で、補正の中でそれを若干名の増減はさせていただくことがあります。
それと、新年度に向けては、令和4年度当初予算に向けては、改めて85名ということを目途に人件費の確保、また、これから人員の確保に努めてまいりたいと考えております。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
事情は分かりました。何でこう指摘させてもらったかと言いますと、職員数を減らすというのは、これまでから私も代表質問の中で、いろいろ局からも資料を頂いて、本当にもう半減するぐらいの職員数になってしまっているようなことで、そんなような中で、その下にもありますように、超過勤務が増えてくる。
一応、職員を減らすということ自体が、その時点の今の補正予算の中では理由づけとして、こういう状況だということだけは理解をさせていただきました。
先ほど言った超過勤務の関係では、金額的には増えてるけれど、要するに、それだけ職員が時間外の超過勤務が増えてきたというところに、私、着眼しているところなんです。
やっぱり職員の補充というか、確保というのはしっかりしていただかないとあかんと。これは新年度予算でまた新たに出てくるので、この補正予算のところだけ見させてもらいながら、意見として言わせといてもらいます。
○委員長(田中慎二)
他にありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(田中慎二)
なければ、2回目の質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(田中慎二)
それでは、本件の質疑は、これをもって終わります。
─────────────────────
○委員長(田中慎二)
次に、議案第34号「令和4年度八尾市
水道事業会計予算の件」を議題といたします。
岩井水道局次長から提案理由の説明を求めます。
岩井次長。
◎水道局次長兼経営総務課長(岩井直人)
ただいま議題となりました、議案第34号「令和4年度八尾市
水道事業会計予算の件」につきまして提案理由の御説明を申し上げます。
恐れ入りますが、予算書の2ページを、お開き願います。
まず、第2条業務の予定量でございますが、給水戸数13万2800戸、年間総給水量3096万立方メートル、一日平均給水量8万4822立方メートルをそれぞれ見込み、主な建設改良事業といたしまして、第9次配水管整備事業、重要給水施設管路耐震化事業、南部低区配水池耐震化事業を実施し、災害に強い水道の構築に向けた取組を進めてまいります。
次に、第3条収益的収入及び支出でございますが、まず収入につきましては、第1款水道事業収益で60億5962万2000円を計上し、その内訳といたしまして、第1項営業収益で、主に給水収益及び受託工事収益など57億3567万円を、第2項営業外収益では、加入金など3億2395万2000円を、それぞれ計上するものでございます。
次に、支出につきましては、第1款水道事業費用で57億1082万5000円を計上し、その内訳といたしまして、第1項営業費用で、主に受水関連経費、給配水管の維持改良費など55億3750万1000円を、第2項営業外費用では、企業債利息など1億6332万4000円を、第3項予備費では1000万円を、それぞれ計上するものでございます。
この結果、収益的収支におきまして、税込みで3億4879万7000円の単年度純利益を見込んでおります。
次に、第4条資本的収入及び支出でございますが、まず、収入につきましては、第1款資本的収入で11億9866万円を計上し、その内訳といたしまして、第1項企業債で、第9次配水管整備事業費、重要給水施設管路耐震化事業費及び基幹管路耐震化整備事業費の財源に充てるため10億4030万円を、第2項出資金では6582万5000円を、第3項他会計繰入金では、一般会計から7475万6000円を、第4項工事負担金では、1777万9000円を、それぞれ計上するものでございます。
3ページの支出につきましては、第1款資本的支出で34億5371万3000円を計上し、その内訳といたしまして、第1項建設改良費で24億4580万2000円を、第2項企業債償還金で10億0791万1000円を、それぞれ計上するものでございます。
この結果、資本的収入額が、資本的支出額に対し不足する22億5505万3000円につきましては、損益勘定留保資金等で補填いたすものでございます。
次に、第5条継続費でございます。
令和4年度より実施する継続費につきまして、その総額及び各年度の年割額を事業ごとに定めたものでございます。その内容といたしまして、重要給水施設管路耐震化事業を、令和4年度から令和8年度まで総額13億2535万円で、基幹管路耐震化事業を、令和4年度から令和9年度まで総額12億7845万円で、南部低区配水池耐震化事業を、令和4年度から令和10年度まで総額17億9402万9000円で、それぞれ実施してまいります。
次に、4ページをお開き願います。
第6条債務負担行為でございますが、八尾市水道局鉛管取替資金の融資あっせん制度に係る金融機関に対する債務の損失補償ほか8件の債務負担行為を定めるものでございます。
次に、5ページの第7条企業債では、目的、限度額のほか、起債の発行に関する必要事項を、第8条一時借入金では、ただし書きに定める起債前借りを除く限度額を、第9条では、各項の経費の流用ができる場合を、6ページの第10条では、議会の議決を経なければ流用することのできない経費といたしまして、職員給与費と交際費を、それぞれ定めております。
第11条棚卸資産購入限度額では、貯蔵品・原材料や量水器等の購入に5500万円の限度額を定めるものでございます。
7ページから9ページは、収益的収支及び資本的収支の内訳について、それぞれ予定額をお示した予算実施計画でございます。
10ページは、令和4年度における予定キャッシュ・フロー計算書で、資金の増減を業務・投資・財務、それぞれの活動区分にて表示しており、令和4年度においては7億9929万9000円の資金減となる見込みでございます。
11ページから19ページは給与費明細書及び職員数につきまして、主に前年度当初との対比を、20ページは継続費に関する調書を、21ページ、22ページは債務負担行為に関する調書を、23ページから27ページは財務諸表で、いずれも税抜きで表示をいたしております。
28ページ、29ページは重要な会計方針及び財務諸表等に関する注記でございます。
中表紙以降は、予算説明書でございます。
3ページから21ページは収益的収支及び資本的収支の明細について、説明とともに、お示しをしております。
22ページ上段の別表(1)は、水道料金算定表で、延べ戸数、有収水量、料金につきまして、用途・口径別にお示しをしております。
下段の別表(2)は、受水計画表で、大阪広域水道企業団からの受水に関する月別計画表となっております。
23ページ、24ページは継続事業の年次計画表を、25ページから29ページは企業債償還明細表を、30ページは目的別収益構成比率表を、31ページ、32ページは事業費用の目的別及び性質別の構成比率表でございます。
以上、誠に簡単ではございますが、提案理由の説明とさせていただきます。
よろしく御審査賜りますよう、お願いを申し上げます。
○委員長(田中慎二)
次に、本件に関連いたしまして小水力発電事業について、相原施設整備課長から説明を求めます。
相原課長。
◎施設整備課長(相原貴史)
それでは、小水力発電事業につきまして御報告させていただきます。
恐れ入りますが、お手元配付の委員会資料2を御覧願います。
令和3年3月に事業の提案募集及び事業者決定を行い、高安受水場におきまして、公民協働により事業を進めておりました小水力発電設備につきまして、発電機4台、システム制御盤及び変電施設の設置が完了し、現在、試験運転調整を行っております。水運用に影響することなく安定して発電が継続できることが確認できましたら、本格稼働へと移行する予定としております。
本格稼働へ移行の際には、市民の皆様にもお知らせをしてまいります。
以上、御報告とさせていただきます。
よろしくお願い申し上げます。
○委員長(田中慎二)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑ございませんか。
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
数点だけちょっとお伺いします。
債務負担行為のところで、コンビニ収納代行業務ということで、令和4年から令和9年まで、これ6年間で大体7000万円ということで、1年間に1200万円弱という金額になるんですけれども、これは水道料金支払いをコンビニでやってもらうという、その費用だと思うんです。これはそもそもなんですけれども、今のこの水道代の収納で、方法というのは引き落としとか、あとコンビニ納付以外というのは何かあるんですか。ちょっとそれの割合とかも教えてもらっていいですか。
○委員長(田中慎二)
松島課長。
◎お客さまサービス課長(松島秀作)
今、御質疑あった件ですけれども、口座振替制度とコンビニ収納いいますか、納付書払いです。納付書で銀行窓口、金融機関の窓口であるとか、また、コンビニで払っていただくという方法があるんですけれども、口座振替で今、前の決算でほぼ79%ということになっていまして、コンビニと金融機関の窓口です。そちらの分の納付書払いが21%ぐらいの割合になっております。
以上です。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
それぞれの引き落としの場合とコンビニ納付の場合では、八尾市の水道局の負担というのは一緒なんですか。それともどちらのほうが割安なのか、教えてもらっていいですか。
○委員長(田中慎二)
松島課長。
◎お客さまサービス課長(松島秀作)
口座引き落としの場合ですと、銀行1件当たり4円となっております。あと、ゆうちょ銀行です。そちらが10円ということになっております。あと、コンビニ収納の分なんですけども、これコンビニ収納代行業者というところで、全部一括して管理していただいていまして、そちらの分の手数料が、今現在53円となっております。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
これは同じく、1万円の水道代だったら、その中から53円引かれる。あるいは、その銀行だったら4円引かれるという形ですか。それを上乗せして請求しているわけじゃないですもんね。
だから、これやっぱりコンビニの収納をできれば減らしていってくれたほうが、八尾市の水道局としては費用の負担というのは少なくなるということですよね。だから今、年間1200万円という分は、この21%の人たちが、そのままずっと1年間コンビニで納付したら、これぐらいのお金がかかるということなんですよね。今、お話聞いたら、やっぱり10倍違うと。4円と53円で、それもそれだけ積もれば、やっぱり1000万円、1200万円になるというのは、これが120万円に抑えられたら、かなり違うかとは思いますので、この点、何かその引き落としを勧奨しているというか、進めているような活動はされているのか。それも教えていただけますか。
○委員長(田中慎二)
松島課長。
◎お客さまサービス課長(松島秀作)
八尾の水道といいまして、年に1回各家庭にチラシを入れさせていただいていまして、その中でも口座引き落としという制度のことを推奨とお願いをしているところです。
また、市役所1階のロビーのほうでも、またディスプレーでも12月ですか、引き落としということで、PRさせてもらったりとかもしているのですが、今、委員御指摘ありましたとおり、やっぱり経営面でいいましたら、口座引き落としというのは、やっぱり効率的であると。
ただ、今の時代、多様性というか、サービスを求めてるいろんな方もいらっしゃいますので、コンビニ収納であるというのも必要なツールであるかとは考えております。
以上です。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
もちろんその人によっては、コンビニで対応する人は、そっちのほうがいいという人もいるかもしれないし、ただ、そういう一つのコスト面でいうと、そっちをどんどん進めていって、これ1200万円というのが、200万円、300万円ぐらいで抑えれるんだったらいいだろうとは思いますし、同じやることなんで、だから、なおかつその水道料金からたくさん引かれているわけですもんね。だから、4円と53円の場合じゃ、その分の差額は、すごい水道局にとってやっぱり大きいんじゃないかなと。上乗せしている分じゃなく大きいので、そう考えると、もっともっと勧めてもいいかと思いますし、私、八尾に住んでいて、自分が引き落としだから、あまりそんなに気にしていなかったんですけれども、そう問いかけられているという意識が、あまりなかったんで、もう少しコンビニ納付をする人に、そういうターゲット絞れるのか分からないですけれども、もっと勧めていただけれたらと、ちょっとでもこれを上げていただいたらいいかと思いますので、よろしくお願いいたします。
もう1点。耐震化、管路の耐震化率を上げるということで、実施計画にも上げていただいているんです。これちょっと1つ、昨今の事情というか、非常に年度当初前、多分これをつくられたときと、今、かなり情勢が変わってきているのかと思っていて、実際、よく御存じだと思うんですけども、水道工事に関わるようなところの、例えば、建設部材とか、あるいは管も含めてですけれども、物すごい価格が高騰しているというのは、多分御承知だと思うんです。
この予算を組んだときと、これいつの段階で、それぞれ契約を結んでいるというのはあるんですけども、かなり想定していた価格と変わる可能性もあるんじゃないかとは思っているんです。そういった場合は、どういう緊急的な処置など、そういうことは考えられていますか。
これ今、物価というか、1年ぐらい前の物価で考えても、20%から30%ぐらい材料そのものが上がっているんです。
なおかつ、今、原油高でどんどん上がっているということを考えたときに、これは半年先の工事を、今契約してくださいと言われたら、結構業者の人が泣きを見る可能性、十分に出てくると思うんです。その点は何かどういう考えで、あるいは、計画している中の後ろのほうの工事を先延ばしするとか、もうやめとくという話になるのかどうか分からないですが、この予算内でちゃんと収まればいいんですけれども、ちょっとこの点、どう考えているのか、教えていただいていいですか。
○委員長(田中慎二)
平井課長。
◎工事管理課長(平井広一)
8次整備事業を、令和2年度まで行っておりました。5年計画でやっておりました。その中で、令和2年度に終わったのですが、3年目にやっぱり物価の上がり、労務単価の上昇つきまして、予算を1億9000万円ほど補正をかけさせていただきまして、総額の変更をさせていただき、対応させていただいています。
今、原油高どうの、物価高でというお話も出ておるんですけども、以前から物価高騰に伴うインフレスライドという形で、業者のほうからそういう申出がありましたときには、私ども八尾市水道局と検討させていただきまして、上がった分で、これが正しいと認めたときには変更させていただくような形を取らさせていただいております。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
その際は、予備費を投入するとか、そんなイメージですか。
○委員長(田中慎二)
平井課長。
◎工事管理課長(平井広一)
変更設計で対応させていただいております。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
それは、この工事費というのは、組んでいる予算の中でいけるだろうという、そこまで見てやっているということですか。
○委員長(田中慎二)
平井課長。
◎工事管理課長(平井広一)
当初、我々年1回の予算の部材と人件費等の単価を決めさせていただいております。それが厚生労働省から単価を上げるようにという形での指導も、私どもに参ってまいります。そのときに、年に1回の単価を変えておりますので、それに伴って高騰した分につきましては、業者から値段の交渉、単品のスライドで、これだけ上がりましたので、今回この工事につきましては、単品スライドの適用の工事になりますので、対応のほうをお願いしますという申出がありましたら、私どもその指導に基づきまして、対応をさせていただくような形でしております。
予算につきましては、整備事業につきましては、5年間の継続費となっておりますので、その中で変更という形で、5年間の中で金額の変更というのもさせてもらっています。
個々の工事につきましては、変更設計で対応をさせていただくという形になっております。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
なるほど、分かりました。今はその5年のスパンの中であれば、多少そこが上がった。20%上がっても、ちょっと5年目がまた心配なところもあるのかもしれません。このまま上がっていった場合は、そのときはそのときで、また対応をしていただく必要があると思うんですけど、分かりました。
ここでその業者が泣くということがあってはならないと思いますし、やっぱり特に地場の業者の方が、半年先とかの契約を結んでも、本当にすごい上がっているというのは、いろいろ聞いておりますので、その辺は柔軟に対応いただきますよう、お願いいたします。
あと、もう1点です。これは様々水道工事は緊急性もあってされているとは思うんです。計画的にされている部分も当然あると思うんですけども、やっぱりこれもある種、プロの仕事というか、やっていただかないといけないので、非常に素人では分からない部分があるんです。御存じだと思うんですけれども、2018年に大阪市でその業者が、上下水道の材料偽装みたいな形で、実際に指定されていた砂じゃないものを入れてとか、それで材料を浮かして、その分もうかっていたみたいなんで、材料偽装みたいなものがあったのを、実際に、なかなかこれ大阪市の水道局も結構見抜けていないところもあったというのを後から聞いたと。多分御存じだと思うんです。この辺の八尾市の水道局の検査体制は、どう確保されているのかというのを、ちょっと教えていただいていいですか。
○委員長(田中慎二)
平井課長。
◎工事管理課長(平井広一)
私ども八尾市水道局におきましては、竣工検査、一現場ごとに一契約ごとに監督員決めております。監督員が業者、基本的には責任施工でやっていただくんですけども、指導・助言等ありますので、私ども職員のほうが現地に行きまして、埋め戻しの土の状況、部分部分の検査で写真等を撮影していただきまして、竣工検査の際に、それを検査官のほうで検査していただきまして、当初の予定どおりの使用材料を使っているとか、そういう形の確認はさせていただいております。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
これは、どこまでいっても議会でチェックできることではないので、多分、組織のガバナンスがしっかりしていないと、こういったことを防げないと思うんです。
聞いていたら、同じ写真を転用していたとか、全然違う現場でも同じ写真で済ませていたとか、何かそんな話も聞いていますので、この点は、どこまでいっても議会の我々がチェックできることではないんですけれども、後から蓋開けたらそんなことがあったということがないように、しっかり保っていただきたい。
あと、もう1点。やっぱり水道工事というのは、さっき言ったとおり緊急性があって、非常に大規模なものから小規模なものたくさんあると思うんです。実際に、計画されている工事というのは、我々の議会のチェックに当然及ぶところなんです。
もう1点教えてほしいのが、今回の予算の中でも考えられているところでいうと、例えば、ある一定の値段以下は随意契約で、それぞれ市内企業の方に助けていただいていると思うんですけども、これは年間何件くらいあって、どれぐらい見込んでいるのか。今回の予算でいうと、ちょっと教えていただいていいですか。
○委員長(田中慎二)
平井課長。
◎工事管理課長(平井広一)
令和3年度につきましては、今現在、1号随契につきましては1件ございます。
その部分につきまして、随意契約で選ぶ業者なんですけれども、選定理由につきましては、原則工事の施工場所に一番近い事業者にお願いするような形を取らさせていただいております。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
すみません。何件ぐらいですか。何件ぐらい見込んでいるんですか。
○委員長(田中慎二)
平井課長。
◎工事管理課長(平井広一)
令和3年度につきましては1件あったんです。委員おっしゃるとおり、私ども当初、老朽管敷設替え工事等では130万円以下の工事というのは、やっぱりありません。今まででしたら、下水道部の人孔を作られるのに、ほんの短い期間の区間の水道管の移設工事、そういう部分につきましては130万円以下の工事というのがありますので、その部分につきましては、その工事現場の最寄りの事業所にお願いしておるという形です。
○委員長(田中慎二)
松田委員。
◆委員(松田憲幸)
それは思っているほど、そんなにいっぱい出てこないというようなイメージですか。この点、これもやっぱり我々の議会がタッチできるところではないんですけども、やっぱりこの別に八尾市役所の職員の方がというわけじゃなくて、やっぱりネットニュースでも、いろんなニュースを見ていても、地方公務員による、いわゆる民業と近過ぎると、やはりなかなかよくないことが起きる場合も、当然あります。これは議会がチェックすることではなくて、やはり本当に組織のガバナンスだと思うので、この点しっかりその民間企業は育成する面も必要というのと同時に、やっぱり官と民の在り方というのは、非常に距離感を持たなきゃいけないし、透明性も持たなきゃいけないしというところがあるんで、この点はしっかりとやっていただきたいと。やっぱりこういうものは、当然、言われなくてもやるよということではあるんですけど、やはりどこの市役所でも、どこの課でも、どこの水道局でも、全国これネットを開いたら、やっぱりいろんなもの出てきます。そういうことがないように、やっぱり市民としてはしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
○委員長(田中慎二)
他にありませんか。
山中委員。
◆委員(山中宏)
よろしくお願いします。
今、松田委員ところで物価どうこうで、物価スライドとおっしゃっていました。物価スライドというのを、もともと設定しているという中で、例えば、こちらの概要のところとかでも、3年から7年、令和4年から令和10年と、そんな長期ではないけど、ある一定の期間の幅を設けた、そういうプロジェクトが常にあるとは思うんです。この10年、20年の値上げは一切してこなかったということです。日銀はずっとインフレをターゲットにして、長期的に、中長期的に物価上昇というのを、金融政策でやっている中でいくと、これまで値上げはしてこなかったとはおっしゃってましたけれども、いざこうやって物価がちょっとずつ上がり始めてきたという、突発的事象と、そうではなく、世界中の金融政策の影響とかもあって、徐々に上がってきたということを加味すれば、こういった管の耐震化とか、いろんな事業費がいっぱいかかっていきますけれども、もうこれ、究極いよいよ値上げの可能性というのは、大いに出てきたという受け取り方をちょっとしてしまうんですけれども、そのあたりの分析というか、いかがお考えでしょうか。
○委員長(田中慎二)
岩井次長。
◎水道局次長兼経営総務課長(岩井直人)
もともと今年度計画期間に入っておりますし、水道事業ビジョン、また経営戦略では、並行して検討しております企業団との統合という効果は別として、もうシミュレーションはさせていただいております中でも、非常に厳しい状況であることには間違いはありません。
ですから、もう目前に現状のままではしっかりいろんな更新事業を進めるという前提でいきますと、目前には非常に厳しい状況が待っているということに輪をかけて、現状の今、世の中の状況がございますので、不確定要素が非常にある中で、非常に読みづらい状況であります。
ただ、いずれにしましても、その企業団との検討を継続する中で、まずは効率的な経営というのを目指して、お客様の負担ができる限り近く、まして回転率というのが高くならないように、特に、ここ数年しっかりそこら辺を踏まえて、検討を進めて、ただ、しかるべき時期にはもうお願いせざるを得ない。その議論というのは、料金改定の議論というのはもう始めていかないといけない時期というのは、もうそんなに遠くないという認識はしております。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
決算のときにも、これ私は配水池の耐震化について聞いていたかとは思うんですけども、この耐震化の遅れというのもあって、その遅れをどう取り返していってもらえるのかというのも含めると、やはり耐震化をどんどんやっていっていただかなければ、水道もというのを、今年もそうですし、いろいろと地震や何やらで、水道網の大切さというのは、多分全国的なニュースで、もう皆さん、市民の皆さんよくお分かりになったのかと思うところもあるんです。
このあたり今、経営努力で何とか踏ん張りたいというのが、岩井次長が今おっしゃってくださいましたけれども、こういったやはりインフラの大切さというのも、また、世の中では醸成してきているのかというところも含めると、ちょっともう現実的にやはり値上げというのがあってもおかしくないのかというのは、広域化を待たずしてとか、ちょっと思っているところではあるのです。
やはりこのさっき部材が上がったら、ちょっと、設計を変更という部分もございましたけれど、このあたり、こういった計画事業の、耐震化事業とかに、その変更があったとしても、その当初の設計と変わらずというんですか、強度や何やらという意味合いで工事はしていっていただけているのですか。ちょっとそのあたり確認だけさせてください。
○委員長(田中慎二)
平井課長。
◎工事管理課長(平井広一)
工事につきましては、5年計画で配水管整備事業は進めておりますので、それに基づき、工事は進めてまいっております。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
部材が高くなかったらというても、ちゃんとと言ったら失礼な話かもしれないですけれども、仕事をやっていっていただけるということですね。
ちょっと今、突発的な事象というのが起こっている中での値上げどうこうというのは、あまり今、慌ててすることでもないのかもしれないですけれども、その手前からちょっと物価が上がってきたというのもあったので、ちょっと今日聞きたいと思っていたんで、そのあたりは、これぐらいにしておきます。
先ほど御説明あった小水力発電事業というのを、これは決算のときも、私、聞かせていただいておりましたけれども、これによって、八尾市水道局の収入の見込みはどれぐらいになっていますか。
○委員長(田中慎二)
相原課長。
◎施設整備課長(相原貴史)
まだ、今年度は設置したところでございますので、実の収入というところは入ってはきておりませんが、当初の事業計画でいいますと、土地の使用料として、大体年間21万円程度、発電に伴います還元としては150万円程度の、170万円程度が年間水道局に収入として見込めるのかと考えております。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
これは決算のとき、答弁ではざっと年間195万円とは言っているのですけれども、この二十何万円の開きというのは、何でしょうか。誤差なのか、見積り違いなのか、思ったより発電量が低かったのかとか。そのあたりどうですか。
○委員長(田中慎二)
相原課長。
◎施設整備課長(相原貴史)
当初の計画の中で、若干整備の事業をする中で、提案事業者の事業費等々とかも増えてきたりとかもありますので、ちょっとそのあたりは一番初めに提案いただいた中と、若干現状変わってきているところもございますので、そこについては事業の中でというところで御理解いただければと思います。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
分かりました。一応この150万円と地代の21万円で171万円というのが、年間の収益、収入になってくるということですけれども、これは20年間もこの金額で固定ですか。それだけ確認させてください。
○委員長(田中慎二)
相原課長。
◎施設整備課長(相原貴史)
現在の4台つけている中でいいますと、これぐらいが見込めますけれども、当然、水事業も減っていっている中で、今後20年という長いスパンでいくと、エネルギーについても変動がある可能性もございますので、これが20年間担保されるというところではないかとは理解しております。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
分かりました。そうなってくると、例えば、発電量が結構大きかった、想定よりも上回っていたとなったときに、売電収益はこの事業者でいくと上がるわけじゃないですか。となったら、本市が受け取る金額も、この150万円以上になってもいいような考え方は理屈かとは思うんですけれども、そのあたりどうですか。
○委員長(田中慎二)
相原課長。
◎施設整備課長(相原貴史)
売電の収益の一部について、八尾市の水道局に還元をされるというところでございますので、見込みよりちょっと増えれば、幾分か上がる可能性もあるかと思っておりますし、計画のとおりでなければ下がるところもあるかと思っています。あくまで今の規格で、発電ができたという場合での前提になりますので、そこが変わると多少の変更は出てくるのかと理解しています。
○委員長(田中慎二)
山中委員。
◆委員(山中宏)
分かりました。すみません。事前の説明のときに、ちょっと僕が誤解しとったので、固定で金額キャップをはめられての契約みたいに伺っていたような気がしたんで、ちょっとそこは私の勘違いだったのですね。分かりました。
私からは、以上で結構です。ありがとうございました。
○委員長(田中慎二)
他にありませんか。
稲森委員。
◆委員(稲森洋樹)
今回、包括外部監査で委託費に関しては、包含的に指摘を受けていまして、水道局の事務事業に関しても、結構、報告が上がってきております。
その中で、水道料金徴収を総合業務委託とか、これ契約期間が令和6年の9月とかまでなので、ちょっと当初予算に関係ない、令和4年度に限って言うと関連性は薄いんですけれども、令和4年度にちょっと関連してくる部分については確認させていただきたいと思っております。
水道料金システム保守業務委託契約に関しましては、こちら令和4年4月30日が契約の終期になっておりまして、令和4年度の5月、これは新たな契約が開始するということで、選定作業等も進んでいくのかと思っております。
監査の中でも、次、システムの導入をしている、その方式からパッケージソフトを入れているということで、それ今回、前回導入した開発業者以外の業者の保守点検もするのは難しいという回答が出ているので、恐らく随契する予定かという形の監査の指摘あります。これは基本的にはその方針で、5月に契約開始するという方向性で検討されているということでしょうか。
○委員長(田中慎二)
松島課長。
◎お客さまサービス課長(松島秀作)
5月に契約を行いまして、実施運用するのは7月からということで考えております。
○委員長(田中慎二)
稲森委員。
◆委員(稲森洋樹)
監査の中で、これに関しては、先ほど申しました理由で、随契はあかんいうことになって、意見は出ていないんですけれども、主な意見としては予定価格の積算がどうなのかというところの指摘を受けていると思います。
具体的な内容でいきますと、前回のシステム導入の年度で5年間という期間を区切って、導入してからはやはりいろいろシステムのエラー等の対応もあった中で、5年間の契約というのが、一定の理由があったのかという部分ですけれども、次の保守契約につきましては、5年間の長期の契約締結というのはどうなのかという意見もある中で、単年度契約にするのか、それとも前回と同じような複数年度契約にするか、こちら合理性の観点から、慎重な検討が必要であるという意見が付されております。このあたりは現時点でどのようにお考えでしょうか。
○委員長(田中慎二)
松島課長。
◎お客さまサービス課長(松島秀作)
今、5年間の契約の実績を見まして、次からにつきましては、単年度の契約ということで対応を考えております。
以上です。
○委員長(田中慎二)
稲森委員。
◆委員(稲森洋樹)
ありがとうございます。
あと保守点検業務に関して、定額契約とするのか、それとも単価契約、対応業務ごとの単価を定めておいて、発注額に応じて支払額決まる。どちらが合理的であるか。これも検討が必要であると意見が付されております。こちらにつきましても、現時点での方向性をお願いいたします。
○委員長(田中慎二)
松島課長。
◎お客さまサービス課長(松島秀作)
定額の契約で考えております。と言いますのも、料金システムというのは、業務時間中ずっと稼働しているわけでございまして、何かトラブルがあったときに、すぐシステムエンジニアの即応で対応をしていただかないといけないというので、1つのことについて単価で一定すぐ契約というのはなかなか難しいところがございますので、全部包括的に面倒を見てもらっているということで、定額ということで考えております。
○委員長(田中慎二)
稲森委員。
◆委員(稲森洋樹)
事象が発生するたびに24時間365日体制でシステムが回っている中で、それに応じて単価契約にすると、それのほうが高額になってしまう危険性もあるので、そのあたりも踏まえた中での検討方針かと思います。
監査の指摘、しっかりと真摯に受け止めて対応をいただいているということを確認させていただきましたので、それでよろしくお願いいたします。
次、水道施設修繕補修業務についても、いろんな意見が付されておりまして、こちらについては仕様書の設定がそもそもどうなんだろうかというところの指摘があります。具体的には、局待機の必要性です。修繕依頼連絡受けたときに、図面の受渡し等が迅速にできるメリットとかがあるので、局待機方式の仕様を設定しているという部分について、長時間拘束に伴う業務費が、工事件数に見合ったものであるかどうかであるとか、あるいは、夜間緊急招集対応につきましても、固定費として支出するのがどうなのかという、仕様上、これもうちょっと柔軟に設定することによって、コスト縮減の効果も出てくる可能性についても指摘受けております。
あと、入札の競争性の担保です。こちらにつきましても、令和4年の4月1日からの業務というのが、もう入札も落札まで至っておりまして、監査のこの意見を受けた時期との兼ね合いもあるんですけれども、この4月1日からの、この今回の令和4年度の業務におきましては、このあたり監査で頂いた意見どれぐらい対応できているか、ちょっと御答弁願えますでしょうか。
○委員長(田中慎二)
平井課長。
◎工事管理課長(平井広一)
修繕工事につきましては、令和3年度の時点で、令和4年度の債務負担行為で予算は計上させていただいています。それはなぜかと言いますと、修繕を4月1日から同時にスタートをしないと、業者のほうが決定していないという形になりますんで、入札を令和3年度中に、令和4年度の分を行いますので、令和3年度のほうで予算は計上させていただきました。
それで、今回、外部監査のほうで御指摘いただきました。10年前に比べて7割ぐらいの修繕件数になっているんじゃないか。その中で、今までの人数の待機の必要性があるのかという御指摘を受けておるんですけれども、令和5年度からは、我々半数のほうが検討してまいりたいという形で考えております。
それと、夜間の待機料なんですけれども、固定費という形で、月約17万円ほどお支払いさせていただいております。この部分につきましては、宿直費、宿直の仮眠が伴う分につきましては、3分の1以上の労務単価を支払うことという形になっておりますので、おおむね我々1日7000円程度かという形で考えております。
その部分で、漏水修繕につきましては、昼夜間問わずに発生しております。私ども現場は、夜中でありましても、確認は行かせていただいております。漏水がひどい場合は、夜間工事でも、地元の皆さんに急遽の工事で御迷惑かけるんですけれども、させていただき、漏水が少ない場合は、パトロールをかけるような形で、次の日にまで延ばさせてもらっています。それで夜間の22時以降の修繕件数は、非常に少なくなっておるという形になっておるんですけれども、本管等が折れた場合の大量の漏水のときにつきましては、緊急工事で対応させていただいていますので、今の現状では、ある一定の固定費的な費用の発生するのは仕方がないのかと考えておるんですが、今回監査の御指摘を重く受け止めまして、改善に向けて考えていきたいとは思っております。
○委員長(田中慎二)
稲森委員。
◆委員(稲森洋樹)
ありがとうございます。その予算編成過程におきまして、負担行為と次年度の影響が出ないような予算化が必要という部分で、今回については、完全には反映できていないけれども、令和5年度以降ちょっと今、御答弁いただいた内容で再検討をいただくということですんで、競争の競争原理の担保というのは、ちょっと技術力がある業者が、市内にどれだけいるかとかにも依拠しますんで、なかなか課題はあろうかと思いますけれども、監査の指摘、しっかりと真摯に受け止めて取り組んでいただきますことを、お願い申し上げたいと思います。
もう1つ、水道施設の運転管理業務、こちらにつきましても債務負担行為で、令和5年の3月末までが現契約になっているということで、令和4年度におきましては、次の契約の内容であるとかというところを検討していく時期になってくるのかと思います。
こちらの業務につきましても、仕様書の設定と予定価格のさっきの具体的には委託費の積算について、若干乖離があるんじゃないかという指摘でございます。
具体的なところで言いますと、業務費の部分で職種別の法定比率という部分、これが総括責任者とか、主任とかというのは、昼間のみに置くという前提だけど、夜間のほうもそれが適用されているんじゃないですかとか、あるいは公益社団法人の積算要領があって、これで平成30年度の時点においても、1%から5%までの間で技術維持向上費にかかる計数、率という部分を設定しなさいとなっているところを、八尾市においては、単純な合算において7%が適用がなっていたという部分で、これが仮に5%までの公益社団法人の積算要領であった場合、700万円ぐらい予定額が減少しとったんじゃないかという部分も指摘受けております。ちょっとこの平成30年度の、なぜ単純合算になっていたのかというところを、今、そのとき担当されていた方いらっしゃるかどうかもありますけれども、何かそのときに、何でそういう経緯で7%という数値で積算が行われたんかどうか、分かる範囲で御答弁いただけますでしょうか。
○委員長(田中慎二)
相原課長。
◎施設整備課長(相原貴史)
ちょっとそこまで詳しいところは分かりませんけれども、運転監視をしていただく中で、24時間365日安全に水の運用をやっていただくに当たりましては、一定の技術が必要であると。この経営の中で技術の研さんと習得するにかかる部分も含まれるというところでございますので、そのあたりについては育成も含めて積算をさせていただいていたのかと思っております。
今回御指摘いただいたところにつきましては、そういう意味ではきっちり変えるのであれば、経過を残させてもらう形にもしますし、基本的には範囲の中で適用していくのがいいのかとも思っておりますので、令和4年度からの積算につきましては、今回の御指摘につきまして受け止めさせていただいて、検討を進めてまいりたいと考えてございます。
○委員長(田中慎二)
稲森委員。
◆委員(稲森洋樹)
監査の中でも非常に具体的にこうしたらこれだけ縮減できるみたいなところも指摘を受けていて、ルールであったり、定められている仕様の考え方を整備することによって、コスト縮減効果出てきますので、その他にも運転監視業務主任者の配置条件の明瞭化とか、基準人数の明確化とか、そういった具体的な部分が非常にいろいろ監査の中で提案もいただいていますので、そのあたりをしっかりと次の契約に反映できるように、ブラッシュアップしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
以上でございます。
○委員長(田中慎二)
他にありませんか。
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
すみません。数点だけお聞かせください。
まず、小水力発電についてお聞きしたいと思います。
これは我が会派の南方議員が本会議場で個人質問という形で、一番最初に、このゼロカーボンシティというところで、環境問題ということで御提案させていただいて、当初はちょっと、あまり積極的なコメントいただけてないという記憶があるのですが、こうやってしていただいたことに、本当に感謝申し上げます。
今、申し上げて、ここにも載っているんですが、ゼロカーボンシティのチャレンジ、まさに環境、今後の環境問題で貢献できるというんですけども、どれぐらいのCO2削減が見込めるのか。もし分かったら教えてください。
○委員長(田中慎二)
相原課長。
◎施設整備課長(相原貴史)
まだ、発電されておりませんが、計画のとおりに発電がなされたということでまいりますと、370トン程度の年間CO2削減が見込まれると聞いてございます。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
すみません。聞いといてですが、370万トンがどれぐらいのすごさがよく分かりませんが、相当なCO2削減になるんだなと、今、お聞きして思いました。これちょっとだけ聞かせてもらいますけれども、結局4基設置されたというんです。これ例えば、何か故障とかあったら、メンテナンスとかは水道局のほうで、例えばお金出さないとあかんとか、そんなことあるんですか。
○委員長(田中慎二)
相原課長。
◎施設整備課長(相原貴史)
当該事業につきましては、水道局の施設の場所貸しによります民間事業者の設置運営となりますので、メンテナンスも含めまして、設置事業者でやっていただけることとなります。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
八尾市水道局としては場所を貸し、場所があるということが、不利益ではなく、ちょっと何かあったとしても、特に、この先に課題になることはなくて、環境にもよくて、収入は金額的にはそんなに水道事業からしたら小さいかもしれませんけども、あるというぐらいの捉え方でいいですか。分かりました。これは本当に喜ばしいと思っております。
次に、予算書2ページの先ほどの収入、資本的収入及び支出のところで、不足分が22億5505万3000円、損得勘定留保資金等で補填と、毎回聞いているような気がするんですけど、この損得勘定留保資金というのが、今現状どれぐらいあるんですかという話なんですけど、お答えいただけますか。
○委員長(田中慎二)
澤近課長補佐。
◎経営総務課長補佐(澤近峰子)
令和2年度決算時点で31億2500万円ございます。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
令和2年度で31億円。これ10ページに載っている資金期首残高が34億円ということは、これとはまた別なんですか。34億1401万8000円と、これ載っているのとは、また別ですか。今の決算の話と、金額が近いんです。
○委員長(田中慎二)
岩井次長。
◎水道局次長兼経営総務課長(岩井直人)
決算の中で一定の区切りの中でお示ししている数字と、期首ということの部分がございますので、資金というのは、常々若干のやっぱり変動がありながらということですけれども、おおむね今、八尾市の水道事業においては三十何がしということを、キープできているということです。
○委員長(田中慎二)
五百井委員。
◆委員(五百井真二)
何が言いたいのかですが、去年の決算のときにも言いましたけれども、水道使用量が増えても、例えば民間の家庭の水道が増えたら、結果、そんなに増えた分プラスになることもなくという、そういう厳しい水道事業のがあって、そんな話をした覚えがあります。
そういう意味では、今後の先ほどもちょっと値上げの話も、他の委員から出ましたけども、本当に厳しい状況の中で、やっぱりこの令和4年度、広域に向けての話も進んでいくのかと思います。これからは予算というよりは、もう要望になりますけども、私たちもこれしっかりと広域化に向けてどんな課題があるのか、どんな懸念があるのか含めて、また、様々この委員会に御報告もいただくと思うんですけれども、我々のほうからも、大丈夫かとか、そういうことをしっかりと見させていただきたいと思います。
それは委員会であったり、日頃、日常の中で業務の中でもいうこともあるかもしれませんが、しっかりとそれがなくなって、またここにも来ていない職員の皆さんが、本当に安心して来年度を迎えるような、そういう思いをできるように、皆さんにぜひともお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。
以上です。
○委員長(田中慎二)
他にありませんか。
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
ちょっと聞かせてください。
私、説明でちょっと聞き漏らしたのかも分かりませんねんけれども、3ページの継続費のところで、これから給水事業の管路の耐震化事業の関係なんだけど、説明がありましたように、令和4年度から令和9年度、令和10年度にかけて継続で年割額が出されておるわけなんです。これを見ますと、例えば基幹管路の耐震化事業ということでいきますと、令和4年度の部分ではゼロになっているんだけど、これについてはどういうことでゼロになっているのでしょうか。
○委員長(田中慎二)
相原課長。
◎施設整備課長(相原貴史)
基幹管路の耐震化事業につきましての令和4年度ですけども、これにつきましては、北部の配水本管の部分でございまして、設計と事業実施とを合わせまして継続事業として、今回計上させていただいておるところでございます。
今年度につきましては、委託の発注を行うところぐらいまでができるところかと思っておりますので、今年度に支払いをするような成果にまで、ちょっと至らないと考えているところでございます。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
要は、設計とか、いろいろやっていく中で、今回、事業そのものについても計画としてはしていくんだけれども、今年度の支出することそのものの予算ではないというような理解でいいんでしょうか。
ちょっとこの継続費の関係で、こういうように年度計画、年割額で計算されているんだけれども、これは令和6年、令和7年、令和8年になってるときに、特に、令和7年度かいきますと、全体3つの耐震化事業を進めていく中で、改良事業をやるんやけれども、莫大なお金がかかってくるということになるんです。ここら辺は年割額のやり方というところでは、こういうもう計画で本当にいいんだろうかと思うんです。
例えば、基幹管路の耐震化事業でいきますと、令和5年度、令和6年度はこういう金額で4000万円台、令和7年度は3億円、令和8年度は約6億円です。こういうようなことになりますし、南部低区配水池のところでいきますと、これまた令和7年度、令和8年度、令和9年度を見ますと、令和8年度では1億8000万円で、令和9年度は5億円になってくるんだけども、これはその耐震化事業を進めていく中での全体の、今のではなくて、その事業そのものを行うことによって、これだけの年次の計画になるんでしょうか。年割額になるんでしょうか。
私、これちょっと見てみますと、令和8年度、令和9年度というのが、莫大なお金がかかってくるんじゃなかろうかというように、ここらはどういう継続費にしたのかということで、ちょっと心配をしているんですが、これで十分やっていかれることで、計画されたんだろうと思いますけれども、これはもう安心していいんでしょうか。
○委員長(田中慎二)
相原課長。
◎施設整備課長(相原貴史)
これから管路、基幹管路、配水池につきましても、耐震化の事業を進めていく中で、委員御指摘の同じような時期にお金がかかるのじゃないかというところではございますけど、適切に耐震化を進めていく中で、順番に事業をしていきますと、こういう形での工事の支出になってございます。
全体の中で平準化する中で、こういう形で事業設定させていただいているというところでございます。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
私、心配しているのは、平準化というのは、一応、計画でやっていかれるわけなんだけれど、こういったところに全て耐震化事業が進めていく年度に、それは当然計画をされて、こういうのになったんだろうけれども、そこに集中して、その財政上は大丈夫なのかということをちょっと心配したところでございます。
十分そういった計画の中で設定されたわけですから、安心はさせてもらいますけれども、ただ、こういう年割額だけを見ますと、ちょっと心配かということで、危惧させていただきました。
それと同時に、やっぱり私、補正予算のときにも申し上げましたけれども、人件費のところなんです。これについては、17ページのところにも書いているんだけれども、職員の等級1級から8級まであり、事務局でいきますと、3級から5級までの職員が90%になってしまった。技術職につきましても、85%がここに集中していくと、こういった形の中で、どんどんと年齢を重ねていく上で、等級も上がってくることになるのかと思うんですけれど、こういった中で、1級、2級というのが事務職ではもう全くゼロということになっておりますし、技術職では2級の職員が4名ということで、1級の方はゼロということになります。
こういうことになりますと、水道局そのものの業務そのものが、大変になってくるんじゃなかろうかという心配をしているんです。この職員の数についても、今後どのように考えておられるのか。ちょっとお尋ねしたいというように思います。
○委員長(田中慎二)
岩井次長。
◎水道局次長兼経営総務課長(岩井直人)
先ほども申し上げましたように、当面現計画の中では、総数としては85名というところを目標に設定はさせていただいております。
それと、今、委員御指摘の年齢構成については、若干やはり偏りがあるということも事実でございます。定年退職をされていかれる年齢の偏りが、これまで一定の時期に集中したでありましたり、最近でありますと、そういった方の数が減っているという状況もありまして、一定の時期に集中した年齢層が固まっているというのは、水道局に限らず、市長部局でも同様かというところでありますけれども、今後できる限り新しい年齢層、低い人材もしっかりと採用していただくよう、市長部局との人事調整、交流の中でしっかりと要望してまいりたいと考えております。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
やっぱり今、おっしゃったように、職員の皆さんの年齢構成については、十分考えていかんとあかんの違うかと思っています。
特に、退職者がこれから増えてくるのではなかろうかと思ったときに、水道の業務そのものが大変なことになってくるんではなかろうか。先ほど職員については85名確保ということでおっしゃっていた。それについては、どれぐらいの期間でという思いを持っていらっしゃるんですか。
○委員長(田中慎二)
岩井次長。
◎水道局次長兼経営総務課長(岩井直人)
この数年来、85名という数字を予算上は目途に計上をさせていただいております。
ただ、現状として新年度入りまして、正規職員含め、任期付の職員でありましたり、会計年度職員でありましたり、その時々の状況に応じて、できる限り、その85名という数字を目途に人員の確保に努めておるというところです。
ただ、先ほども申し上げました各年度ごとに、若干名のその増減は出るという状況でございます。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
職員のことについては、特に技術職員なんか、一般の職員も含めてですけれども、十分な確保をすることが、市民に対するサービスにもなる。このように考えておりますので、その体制を一日も早くできるような形をつくっていただきたい。このことを申し上げたいと思っております。
それともう1つは、水道事業そのものが、今回も営業収益についても下がっておるということもあります。いろんな原因はあろうと思いますけれども、今日の社会情勢からいって、水道を使われることが少ないというようなことが、往々にしてあるんですが、今年度に関しては、去年と比べて、コロナの影響というのは一定部分あろうかとは思うんですが、他の要因なんかは何かあるようなことはありますか。
○委員長(田中慎二)
岩井次長。
◎水道局次長兼経営総務課長(岩井直人)
今年度と申しますと、令和3年度のことでよろしかったでしょうか。
直近で言いますと、コロナ禍の影響というのが、もうおおむねこれで令和2年度、令和3年度という影響でございまして、それ以前の給水需要につきましては、やはり人口減少に伴って、右肩下がりであるということは、もう避けられないであろうと。それにコロナ禍の影響が、特に今年度につきましても、短期的に非常に、そのコロナの波と同様に、波があったのではないかと思います。
昨年の年末あたり、秋口から年末あたり、補正予算のいろいろ検討をさせていただいている際には、非常にいい状況であったということですけれども、年が明けますと、非常に厳しい状況にまたなっているというところで、これがまた次年度以降、どういった状況になるかというのは、非常に不確定である、読みづらいという状況ではありますし、いろんな事業用の水の需要というのも連動する形で、非常に厳しい状況、飲食を含めた大きな事業を含めて影響出ているんのではないかという意味では、厳しい状況には違いないかと考えております。
○委員長(田中慎二)
それでは2回目の質疑ございませんか。
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
ちょっと私、今度の水道の関係で、これまで水道事業そのものが、府一水道、このことに関して問題があったんです。せんだって、覚書を出されたということなんですが、これについての報告は、これからされるんでしょうか。
○委員長(田中慎二)
岩井次長。
◎水道局次長兼経営総務課長(岩井直人)
今年度、令和3年度以降の統合に向けた検討状況というのは、毎定例会ごとに御報告をさせていただいておりました6月、9月と、その時々の状況、最適配置案の中間報告でありましたり、最終報告というところを、6月、9月に御報告をさせていただきました。
9月議会以降、特に、最終報告につきましては、所管事務調査ということで、11月に開催をいただいて、しっかりと御報告させていただいたところです。その中で、その時点での今後のスケジュールとしては、年内に覚書締結に向けたアンケートが参りますということと、それに対して、八尾市として、覚書締結に向けたお答えをさせていただくということを、おおむね申し上げさせていただいた後に、昨年の12月10日には、水道局長名で全議員の皆様にメール、ファクスにおいて、そのスケジュール、1月6日に締結をさせていただく、覚書を締結させていただくということを御報告をさせていただいたところでございます。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
それで、覚書締結したわけですね。その状況については、これは委員会の皆さん、覚書をもう締結したという書類、覚書書をもらったのか。(「それは聞いたと思います」と呼ぶ者あり)
聞いたではなくて。
○委員長(田中慎二)
岩井次長。
◎水道局次長兼経営総務課長(岩井直人)
覚書そのものの原本といいますか、写しといいますのは、議員の皆様には御覧いただいてはおりません。
○委員長(田中慎二)
杉本委員。
◆委員(杉本春夫)
やっぱりこういう大事な問題なんです。これまで経過で1月に覚書をするということまでは、私たちも聞いておりました。聞いたら、やっぱりその覚書をやったらやったで、どういう状況になっていくのかということが、私も頂いたので、この経過自体がやっぱり、私たちがしっかり見とかないといけないのです。もう任せきりにはなるわけにいかんのです。
ましてや、この企業団に入るに際しても、これまで10市が入るということになっていたけども、2市がこれには入らない、というようなことまで、私は聞いてるわけなんです。そういうような報告も全く、私たち聞いていないし、やっぱりそういうことも経過というのは大事なんで、改めて、この場でこの覚書の、言うてみたら内容と、それから今後のスケジュールです、そういったこともやっぱり出していただきたい。
○委員長(田中慎二)
杉本委員、すみません。正直に言うと、それは予算が絡んでこないです。覚書の内容云々の話、それはどちらかというと所管事務調査の部分でさせていただきますので、後日、所管事務調査でそれを取り扱うという認識で、開催に向けた流れを
正副委員長で打合せさせていただいて、御報告させていただいてもよろしいですか。
◆委員(杉本春夫)
僕は、この企業団に入るに当たって、やっぱり今までから委員からもいろいろな指摘もあったと思いますし、やっぱりこれは大事な問題であって、言ってみたら、所管事務調査でとなってきたら、だんだん遅れてしまうんです。
委員長、ごめんなさい。例えば、この問題に対して、所管事務調査で改めて開くということで、そしてまた日にちについては、いつぐらいに開かれるのかということも、ちょっとそれやったら聞かせていただいて、これについてはそのように対応させていただきたいと思います。
○委員長(田中慎二)
今、私の一存で、ここでいつ開くということは言えませんので、後日に所管事務調査を開かさせていただきます。
◆委員(杉本春夫)
一応、委員長のほうで、そういうような場を持って、所管事務調査を開いて、改めて、これについては報告をいただくということで出していただいて、できるだけ私からの要望として、一日も早く開いていただくように、強く申し上げて、この部分について終わらせていただきます。
○委員長(田中慎二)
かしこまりました。
後日、また正副委員長打合せの後、皆様方に日程につきましては、調整を願うと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、他にありませんか。
副委員長。
○副委員長(大星なるみ)
令和2年度の決算審査のとき、そして、今日も各委員からの確認もありましたように、水道の今後の経営状況というのは、やっぱり楽観視できないということを、痛切に感じております。
コロナの影響も不透明な部分もありますけれども、結局、その家庭などの小口の使用料が増えても、それが料金に跳ね返らないと、これを逓増制という水道料金体系の独特なもので、基本料金を低く抑えて、小口の家庭ほど料金は低く抑えているということなので、幾ら小口の利用料が増えても、それが大きな収入にはつながらないという根本的な問題もはらんでいるのかとは思っているところですし、今後は、時期を見てとおっしゃいましたけれども、府域一水道待たずして、広域化待たずして料金の問題にも切り込んでいかないといけない時期が来るかとは思っているところです。できるだけそれが遅くなってほしいとは思っているところです。
それと、今、本当に人口減少だとか、節水意識が高まっているとかいうことで、あまり水道水を使わないと。それは傾向としてはずっと言われてきていることなんですけれども、そういう中ででも、少しでも水重要を増やすというか、皆さんに水道の安心なおいしい水を飲んでいただくと。それが一人一人がそういうことが重なれば、収益にも跳ね返ってくるのかと期待をするんです。例えばそういった水需要を増やすという視点で、何か取り組めることはないでしょうか。お考えのことがあれば。
○委員長(田中慎二)
岩井次長。
◎水道局次長兼経営総務課長(岩井直人)
先ほどもございました小水力もそうですけれども、やはり水道事業といたしましても、環境に配慮するということは、もう常々取組の中でございました。
今後、より具体的に、例えば、酷暑、これからまた暑くなってまいります。マイボトルを利用したような水の供給というのが、今、恐らく大阪府等で進められている。そういった拠点拠点が登録をいただいて、そういった活動が広がっていくんだろうと思いますし、同様に、これも大阪府の酷暑対策という部分で、ミストという取組もされているという意味では、水道事業においても、そういう形で供給をいただければ、その水の利用料の増加につながるんではないかという部分があります。
そういったところを、八尾市の水道事業として、どう関わっていけるかというのは、また環境部局と連携しながら進めてまいりたいと思います。
○委員長(田中慎二)
副委員長。
○副委員長(大星なるみ)
そうですね。大阪広域水道企業団が出しているようなチラシ、これちょっと古いんですけれども、やっぱり上手な水との付き合い方ということで、入浴前後には水分補給しましょうとか、朝起きてすぐの水分補給は特に大切ですとかといった、やっぱり健康とか、熱中症予防とか、今、皆さんが関心を持っている部分にちょっとアプローチして、水を飲んでもらおうというようなチラシも作っておりますし、先ほど環境という、環境部局との連携というのを、私、これから、1つのポイントになってくると思うんです。
例えば、これも古い数字なんですが、水道水はお得ですよと。100円で2リットル、ペットボトル350本以上というような、要するに、今、結構お水、ミネラルウオーターとかを購入される方、物すごい増えてきているかと思うんです。いやいや、水道水であれば、本当に安心だし、得ですよということをアピールすることによって、これペットボトルの削減ということにもつながってくるだろうと。
それと、さっきおっしゃっていたマイボトルの持参ということです。私も今、アプリ入れているんですけれど、マイ水というアプリをスマホに入れますと、無料で給水できるスポットを示していただけます。
そこで、自分の持っているマイボトルに給水すると、これでペットボトル何本分減らせましたとか、いろんな数字が出てくる、目標が持てるんです。
これで調べてみると、さてさて八尾にはあるかなと調べてみたら、3か所ありました。1つは、しおんじやま古墳学習館、それと龍華町東公園とイオン。これちょっとどこだったか忘れたんですけど、3か所ちゃんと記されていて、そこ行ったらマイボトルさえ持っていれば水が飲める、というようなことで、日本全国でまだ8000か所ぐらいしかなくて、大阪市なんかはかなりのスポットがあるんですけれども、これは公共施設だけじゃなくて、レストランとか、スーパーとか、そういった民間の事業者が給水できるように設置していただいて、登録してくださっているんです。
これは事業者の水道代がかかるということだけど、今はやっぱり環境の優しいという企業がイメージアップにつながるということ。今、本当にそういう時代なので、やっぱりそういったどこまで水需要の増加につながるか分からないけれども、こういう環境とタイアップしたような、あるいは健康とタイアップしたような形で、できるだけ水道のお水をたくさん飲んでいただけるような、健康のためにも体のためにもというような、そういったことを何か研究していただきたいと思っているところです。
せっかく年に1回、八尾の水道というお手紙を全世帯に送ってくださっている。私も読みましたけれども、やっぱりそういうものも活用しながら、水需要を増やすというような観点での取組も、ぜひともお願いしたいと思うんですが、いかがでしょうか。
○委員長(田中慎二)
岩井次長。
◎水道局次長兼経営総務課長(岩井直人)
副委員長御指摘のとおりでございます。水道水自身は、非常に割安でございますので、いろんな箇所でそういった取組を進めていただければ、非常に水道事業としてもありがたいですし、それがひいては環境に優しい、体にも優しいということですから、そういったところを水道局として、事業としてどう関わっていけるかというところを、しっかり研究しながら、それに限らず、いろんなことを考えられると思いますので、そのあたりしっかり取り組んでまいりたいと思います。よろしくお願いします。
○委員長(田中慎二)
他にありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(田中慎二)
それでは、本件の質疑は、これをもって終わります。
以上で、水道局関係の審査を終了いたします。
─────────────────────
○委員長(田中慎二)
以上で、本日の日程は全て終了いたしました。
なお、魅力創造部関係、農業委員会関係、下水道部関係につきましては、明日3月10日に分科会を開会し、審査を行いますので、よろしくお願いいたします。
─────────────────────
○委員長(田中慎二)
以上で、
予算決算常任委員会建設産業分科会を散会いたします。
午後6時27分散会
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〇委員長署名
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│予算決算 │ │ │
│常任委員会│ │ │
│建設産業 │田中慎二 │ │
│分科会 │ │ │
│委員長 │ │ │
└─────┴─────┴────────────────────────┘...