八尾市議会 2021-09-30
令和 3年 9月定例会本会議−09月30日-04号
五百井議員。
◆
予算決算常任委員長(五
百井真二) 〔登壇〕
ただいまから、
予算決算常任委員会における
付託案件審査の結果について御
報告申し上げます。
去る9月7日の本
会議におきまして、当
委員会に
審査を付託されました
議案第69号「
令和3年度
八尾市
一般会計第11
号補正予算の件」につきましては、各
分科会での
審査を経て、
原案可決を適当と認めたものであります。
なお、
議案第69号につきましては、賛成の立場から
討論があり、
簡易採決により、
原案可決を適当と認めたものであります。
以上で、
予算決算常任委員長報告を終わります。
○
議長(
奥田信宏)
以上で、各
常任委員長の
報告は終わりました。
それでは、これより一括して、
委員長報告に対する質疑に入りますが、通告がありませんでした。
よって、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
これより、議題となっております8件のうち、
議案第62号、第63号、第70号及び第71号の4件について、一括して
討論に入りますが、通告がありませんでした。
よって、
討論なしと認め、
討論を終結いたします。
これより、4件一括して採決いたします。
本4件、いずれも
委員長報告どおり、
原案承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
奥田信宏)
御異議なしと認めます。
よって、ただいま議題となっております8件のうち、
議案第62号、第63号、第70号及び第71号の4件については、いずれも原案どおり承認されました。
─────────────────────
○
議長(
奥田信宏)
次に、
議案第68号について
討論に入りますが、通告がありませんでした。
よって、
討論なしと認め、
討論を終結いたします。
これより、
議案第68号について採決いたします。
〔一部
議員退場〕
○
議長(
奥田信宏)
本件、
委員長報告どおり、
原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
奥田信宏)
御異議なしと認めます。
よって、
議案第68号については、原案どおり可決されました。
〔
前記退場議員入場〕
─────────────────────
○
議長(
奥田信宏)
次に、
議案第69号について
討論に入ります。
通告により、まず、
田中裕子議員、
討論願います。
◆23番
議員(
田中裕子) 〔登壇〕(拍手)
議案第69号「
令和3年度
一般会計第11
号補正予算の件」について、
日本共産党を代表して、賛成の立場から
討論を行います。
本
補正予算には、
高齢者施設の
防災改修等支援や
幼児教育類似施設の
利用料補助の拡大、
新型コロナ感染症対策として、11月から来年3月までの
小学校給食無償化などの予算が盛り込まれており、賛同をするものです。
とりわけ、
学校給食の
無償化は、本来、憲法第26条の
義務教育無償化の立場から当然のことであり、
期間限定ではなく、今後の継続を求めるものです。
さらに、同じ
中学校給食についても、
選択制であったとしても
無償化を適用するよう
公平性の観点から要望をするものです。
また、
新型コロナ感染で自宅療養されている方への
配食サービスの内容や契約の在り方については、改善も求めました。検討するとの答弁がありました。速やかな実行を求めるものです。
同時に、
マイナポイント事業の
期間延長に伴う
増額補正については、
マイナポイントを含め
デジタル関連法に伴う、大変危険な状況を
分科会で指摘をしたとおりです。そもそも
デジタル関連法は、行政が
個人情報を集積し、その
個人情報の保護より、その
データを企業に解放し、利活用しやすい仕組みにすることを優先します。つまり守るべき
個人情報が
もうけの種になってしまうのです。その
もうけの種を増やすのが
マイナンバーの
鍵機能を使って、政府が
管理運営をしているウェブサイト、
マイナポータルです。ここを入り口にして、
情報連携を進め、
データをさらに集積しようとしています。便利さとセキュリティーの低さは表裏一体です。
しかも、
マイナポータルの設置には、
法的根拠もありません。
なお、
デジタル関連法施行に伴う
条例改正については、反対を表明することを申し添えておきます。
以上、本
補正予算に賛成することを表明いたしまして、
賛成討論を終わります。(拍手)
○
議長(
奥田信宏)
次に、
吉村議員、
討論願います。
◆14番
議員(
吉村拓哉) 〔登壇〕(拍手)
議案第69号「
令和3年度
八尾市
一般会計第11
号補正予算の件」について、公明党・自由民主党、
無所属議員、
八尾の未来を紡ぐ会を代表いたしまして、賛成の立場から
討論を行います。
今回、提出された第11
号補正予算には、
予防費で
PCR検査や
自宅療養者に対する
配食サービスに関わる経費など、
感染対策経費で2977万8000円、
感染症対策医療助成費で2億1169万3000円が
増額補正されており、いずれも
新型コロナウイルス感染症の
感染拡大に伴う重要な経費であり、必要とされる市民へ行き届くよう、きめ細やかな周知とともに、感染が急拡大する中でも対応が遅れることがないよう、強く求めておきます。
また、今後も長期化する
可能性の高い状況の中で、給付をスムーズに行うためには、
マイナンバーカードの取得が不可欠であります。その観点から、
商工振興費として上げられている
マイナポイントの
利用者支援経費1031万円も有効に活用し、自治体の
デジタル化に努めるよう強く要望いたします。
次に、
教育振興費として、
小学校給食無償化経費が1億9875万円
増額補正されています。
市立小学校の給食を5か月
間無償にするものですが、なぜ、今、急遽多額の財源を投入し、コロナ対策として提案されているのか、唐突に感じる部分があり、
文教常任委員会、
総務常任委員会において、複数の
議員から指摘がありました。我々も財源を確実に確保し、給食費を恒久的に
無償化することを要望してきました。
しかしながら、今、緊急事態宣言が繰り返し発出される中で、給食費の
無償化を本当に優先すべきことなのか。臨時休業や学級閉鎖が頻発し、感染を恐れて登校を控える御家庭もある中で、市長のマニフェストを優先することに、市民からの理解を得られるのか。甚だ疑問が残ります。
審査の中で、明らかになりましたが、現状では、一斉臨時休業に対しては、WiFi等の準備が不十分であり、即座に全ての子供がオンライン学習を開始することが困難である
可能性があります。
また、経済的支援としながらも、就学援助を適用されている低所得者からは、給食費分が減額されることになり、実質的に困窮者への経済的な支援とはなりません。
今回の
補正予算については、子育て世帯の経済的な負担軽減につながるものであり、反対するものではなく、賛成といたしますが、マニフェストに固執することなく、今回、対象にならない世帯に対しても、迅速に支援を行うとともに、どのような対策が
八尾市に求められているのか。市民の声、議会の声を十分に受け止めた上で、施策実施の判断をされるよう強く求めるものであります。
以上で、
議案第69号についての
賛成討論といたします。(拍手)
○
議長(
奥田信宏)
通告に基づく
討論は終わりました。
それでは、
討論を終結して、これより
議案第69号について採決いたします。
本件、
委員長報告どおり原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
奥田信宏)
御異議なしと認めます。
よって、
議案第69号については、原案どおり可決されました。
─────────────────────
○
議長(
奥田信宏)
次に、
議案第66号について
討論に入ります。
通告により、杉本
議員、
討論願います。
◆26番
議員(杉本春夫) 〔登壇〕(拍手)
議案第66号「
八尾市
個人番号の
利用等に関する条例の一部改正の件」について、
日本共産党を代表して反対の立場から
討論を行います。
本
議案は、今年5月12日、デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律案が、自民、公明、維新などによる賛成多数で成立したことに基づく
条例改正です。
この整理法には、1、
個人情報保護制度の統合、一元化、2、
マイナンバー利用の
情報連携の拡大、3、
マイナンバーカードのスマホ登載や発行、運営体制の変更、4、押印、書面の手続の見直しなどが盛り込まれております。
本
議案は、この整理法に基づき、いわゆる
マイナンバー法に従業員の転職時等の使用者間での特定
個人情報の提供を可能とする旨の条文で増えたため、
八尾市の条例に条ずれが生じたというものであります。
表面的には、法に基づいた条ずれというものですが、これは本人のプライバシー権の侵害を生み出す危険性が大であります。
さらに、法は、自治体の
個人情報保護条例に縛りをかけ、オンラインによる結合の禁止はしてはならないなど、
個人情報保護をうたった地方自治を侵害するものとなっております。このような大きな問題を抱えた法改正に基づく本
議案については、賛成できるものではありません。
以上の理由により、
議案第66号については反対といたします。(拍手)
○
議長(
奥田信宏)
通告に基づく
討論は終わりました。
それでは、
討論を終結して、これより
議案第66号について採決いたします。
本件は起立により採決いたします。
本件、
委員長報告どおり原案可決することに、賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕
○
議長(
奥田信宏)
起立多数であります。
よって、
議案第66号については、原案どおり可決されました。
─────────────────────
○
議長(
奥田信宏)
次に、
議案第67号について
討論に入ります。
通告により、まず、
大野議員、
討論願います。
◆13番
議員(
大野義信) 〔登壇〕(拍手)
議案第67号「
八尾市
手数料条例の一部改正の件」について
日本共産党を代表して、反対の立場から
討論を行います。
本
議案は、
議案第66号同様、本年5月12日、自民、公明、維新などによる賛成多数で成立したデジタル社会整備法に基づく
条例改正です。
デジタル社会整備法の問題点は、
議案第66号の反対
討論で述べたとおりですので、ここでは詳細は割愛させていただきますが、プライバシーの侵害、地方自治の侵害、国民生活への影響と、重大な問題を抱えています。
本
議案は、その関連による
マイナンバー法の改定であり、
マイナンバーカードの発行が、
八尾市から地方公共団体情報システム機構、J−LISが主体となり、国と自治体が共同で管理する法人へと転換して、国の関与を明確化しました。
本来、分散しておかなければならない個人の情報を、情報システム機構が一元的に把握していることは、
個人情報の漏えいの危険にさらされやすくなり、さらには、民間企業の
もうけの種となっていきます。このようなことを背景にした本
議案には、到底賛成できるものではありません。
最後に、もう一つ申し添えておきます。
官民癒着の問題です。新設されたデジタル庁は、500人中100人以上、民間企業に籍を置いたままの非常勤職員としており、特定企業に都合のよい政策の推進やルールを作り、予算を執行することが想定されます。これは、まさに官民癒着の拡大の温床になりかねません。現に、もう既にメディアは次官級幹部の接待問題を報じています。デジタル庁は、9月27日、この問題に関する
説明会を開き、幹部を接待したのは、NTTだったと明らかにしました。接待は計3回あり、うち2回は平井デジタル大臣が同席していた。会食費は、約半年後の今年6月になって、平井氏が事後的に割り勘にしており、実質的に接待に当たるものと判断したといいます。
デジタル庁によると、平井氏が会食費を割り勘にしたのは、週刊文春からの取材があった日だったようで、NTTは国家公務員倫理規定などに対する認識が甘かったと反省しているとのコメントを出しました。この会食は今年6月の週刊文春の報道で判明したもので、るる述べてきたように、デジタル庁など、全く必要はありませんし、デジタル改革も、今後必要ありません。
その立場から、
日本共産党は、
議案第67号に反対いたします。(拍手)
○
議長(
奥田信宏)
次に、西田
議員、
討論願います。
◆11番
議員(西田尚美) 〔登壇〕(拍手)
議案第67号「
八尾市
手数料条例の一部改正の件」について
八尾の未来を紡ぐ会、
無所属議員、公明党を代表して、賛成の立場から
討論を行います。
本件は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の
利用等に関する法律の一部改正により、地方公共団体情報システム機構が、
個人番号カードの発行事務に関し、手数料を徴収することができ、その徴収義務を住所地市町村長に委託することができるとされたことに伴い、
個人番号の再交付に係る手数料の規定を削除する
議案です。
この根拠となる法律は、
令和3年5月19日に公布され、9月1日、既に施行されています。少なくとも5月19日に公布された段階で、施行の期日までに削除の手続を行わなければならないことは明らかです。他の自治体は、6月議会などで削除の議決を終えています。
さらに、J−LISとの委託契約のときなど、何度も
説明の機会があったにもかかわらず、その旨を条例の制定、改廃の議決を担う議会にも
説明をせず、法律とそごを来す条例を、今日まで存続させたことに猛省を促します。
また、従来、市が手数料として徴収するものを、実際は機構からの委託を受けて、歳計外現金として取り扱っていたことも、今回、議会からの指摘で、初めて明らかにされました。
しかしながら、法改正への対応は必要であり、本件については賛成をいたしますが、条例を軽んじていると受け止められかねない市の姿勢と議会への
説明責任を十分に果たさなかったことを厳しく指摘し、
討論を終わります。(拍手)
○
議長(
奥田信宏)
通告に基づく
討論は終わりました。
それでは、
討論を終結して、これより
議案第67号について、採決いたします。
本件も起立により採決いたします。
本件、
委員長報告どおり原案可決することに、賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕
○
議長(
奥田信宏)
起立多数であります。
よって、
議案第67号については、原案どおり可決されました。
─────────────────────
△
議案第72号「
令和3年度
八尾市
一般会計第12
号補正予算の件」
○
議長(
奥田信宏)
次に、日程第3、
議案第72号「
令和3年度
八尾市
一般会計第12
号補正予算の件」を議題といたします。
財政部長から
提案理由の
説明を求めます。
財政部長。
◎
財政部長(浅川昌孝) 〔登壇〕
ただいま議題となりました
議案第72号につきまして
提案理由を御
説明申し上げます。
今回の補正は、歳入並びに歳出の予算額に、それぞれ6億2589万6000円を追加し、
一般会計予算の総額を、双方それぞれ1153億0088万6000円とするものでございます。
それでは、歳出予算の補正につきまして御
説明を申し上げます。
まず、款民生費におきまして1377万7000円を
増額補正するもので、児童福祉費の放課後児童健全育成費では、全小・中学校で学習用端末の持ち帰り学習を実施することに伴い、放課後児童室の通信環境整備に係る経費として、放課後児童室施設整備事業費で1152万8000円を、放課後児童室経費で224万9000円を、それぞれ増額するものでございます。
次に、款労働費におきまして5621万円を
増額補正するもので、労働諸費の労働福祉費で、
八尾市雇用促進定着支援金の事業
期間延長に係る経費として、
八尾市雇用促進定着支援事業報酬で76万円を、同事業経費で5545万円を、それぞれ増額するものでございます。
次に、款産業費におきまして5億3280万円を
増額補正するもので、商工費の
商工振興費で、
PCR検査の実施による事業活動の継続強化に対する支援及び
新型コロナウイルス感染症対策に伴う事業用物品の取得等に対する支援、並びに
デジタル化社会に対応した売上向上等に対する支援などに係る経費として、地域企業振興経費で4億9800万円を、観光費で観光バス事業者の
新型コロナウイルス感染症対策に係る経費として、観光魅力創造経費で3480万円を、それぞれ増額するものでございます。
次に、款教育費におきまして2310万9000円を
増額補正するもので、教育総務費の
教育振興費で、円滑なオンライン学習の実施による児童・生徒の学びの保障を実現するため、全小・中学校で学習用端末の持ち帰り学習を実施することに伴い、各家庭の通信環境整備に係る経費として、学校ICT活用事業経費で1615万9000円を、小学校費の小学校管理費及び中学校費の中学校管理で、感染症対策等の学校教育活動継続支援事業に係る補助上限額の引上げに伴い、小学校学校環境衛生経費で455万円を、中学校学校環境衛生経費で240万円を、それぞれ増額するものでございます。
以上が、歳出予算の補正でございます。
一方、歳入予算の補正といたしまして、国庫支出金で2億4467万4000円を、繰入金で3億8122万2000円を、それぞれ増額し、歳出補正額と同額を追加するものでございます。
なお、国庫支出金のうち2億4119万9000円は、地方創生臨時交付金事業者支援分を活用するものでございます。
以上、
提案理由の御
説明とさせていただきます。
よろしく御審議賜りますよう、お願い申し上げます。
○
議長(
奥田信宏)
これより、質疑に入りますが、通告がありませんでした。
よって、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
それでは、ただいま議題となっております
議案第72号については、お
手元配付の
議案付託表のとおり、
予算決算常任委員会に付託いたします。
─────────────────────
△
報告第7号「
令和2年度
八尾市
健全化判断比率及び
資金不足比率報告の件」
○
議長(
奥田信宏)
次に、日程第4、
報告第7号「
令和2年度
八尾市
健全化判断比率及び
資金不足比率報告の件」を議題といたします。
財政部長から
報告願います。
財政部長。
◎
財政部長(浅川昌孝) 〔登壇〕
ただいま議題となりました
報告第7号につきまして御
説明を申し上げます。
本件は、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づき、
健全化判断比率及び資金不足比率について御
報告をするものでございます。
まず、
健全化判断比率でございますが、実質赤字比率及び連結実質赤字比率につきましては、黒字のため、それぞれバーと表記し、参考値として黒字の比率を記載しております。
実質公債費比率につきましては4.1%で前年度より1.0ポイント良化しております。将来負担比率につきましては3.3%で、前年度より6.7ポイント良化しております。
次に、公営企業等に適用されます資金不足比率でございますが、病院事業会計、
水道事業会計、
公共下水道事業会計の3つの関係におきまして、いずれの会計も資金不足は生じていないため、それぞれバーと表記し、参考値として資金余剰の比率を記載しております。
以上、御
報告を終わらせていただきます。
よろしくお願い申し上げます。
○
議長(
奥田信宏)
報告は終わりました。
ただいまの
報告に対する質疑の通告はありませんでした。
よって、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
ただいまの
報告は議決不要であります。
よって、これをもって終わります。
─────────────────────
△
議案第64号「
令和2年度
八尾市
水道事業会計未
処分利益剰余金の
処分の件」外1件一括
○
議長(
奥田信宏)
次に、日程第5、
議案第64号「
令和2年度
八尾市
水道事業会計未
処分利益剰余金の
処分の件」外1件を
一括議題といたします。
まず、
議案第64号について、
水道局長から
提案理由の
説明を求めます。
水道局長。
◎
水道局長(村田法洋) 〔登壇〕
ただいま議題となりました
議案第64号につきまして
提案理由を御
説明申し上げます。
本件は、
令和2年度の決算により発生いたしました未
処分利益剰余金の
処分につきまして、地方公営企業法第32条第2項の規定に基づき、市議会の議決を求めるものでございます。
令和2年度
八尾市
水道事業会計未
処分利益剰余金9億1411万8347円のうち、固定資産の減価償却費に対応する補助金等に相当する長期前受金戻入額1億1936万2239円と減債積立金及び建設改良積立金を取り崩したことによる4億0300万円との合計額5億2236万2239円を、資本金に組み入れることとするものでございます。
なお、この
処分の額と条例により
処分する額3億8200万円を差し引いた残額の975万6108円は、繰越利益剰余金とするものでございます。
以上、
提案理由の
説明とさせていただきます。
よろしく御審議賜りますよう、お願い申し上げます。
○
議長(
奥田信宏)
次に、
議案第65号について
下水道部長から
提案理由の
説明を求めます。
下水道部長。
◎
下水道部長(井出信夫) 〔登壇〕
ただいま議題となりました
議案第65号につきまして、
提案理由を御
説明申し上げます。
本件は、
令和2年度の決算により発生いたしました未
処分利益剰余金の
処分につきまして、地方公営企業法第32条第2項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
令和2年度
八尾市公共下水道事業未
処分利益剰余金14億5708万9210円のうち、資本的支出の財源として、減債積立金及び建設改良積立金を使用したことにより生じました5億4000万円を、資本金に繰り入れることとするものでございます。
なお、この
処分額と条例により
処分する額5億3000万円を差し引いた残額の3億8708万9210円は、翌年度繰越利益剰余金とするものでございます。
以上、
提案理由の御
説明とさせていただきます。
よろしく御審議賜りますよう、お願い申し上げます。
○
議長(
奥田信宏)
これより2件一括して質疑に入りますが、通告がありませんでした。
よって、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
それでは、ただいま議題となっております各
議案については、お
手元配付の
議案付託表のとおり、いずれも
予算決算常任委員会に付託いたします。
─────────────────────
△認定第1号「
令和2年度
八尾市
一般会計歳入歳出決算認定の件」外9件一括
○
議長(
奥田信宏)
次に、日程第6、認定第1号「
令和2年度
八尾市
一般会計歳入歳出決算認定の件」外9件を
一括議題といたします。
まず、認定第1号から第7号までの7件について、
会計管理者から
説明を求めます。
会計管理者。
◎
会計管理者(梶山隆彦) 〔登壇〕
ただいま議題となりました認定第1号から認定第7号までの各会計の決算につきまして概要を御
説明申し上げます。
なお、各会計の決算数につきましては、千円単位で御
説明をさせていただきますので、よろしくお願いを申し上げます。
まず、認定第1号、
一般会計でございますが、歳入決算額は1348億9620万9000円となり、対前年度334億7612万3000円の増、率にして33%の増となりました。
歳入について主なものを款別に、収入済額と対前年度増減額を申し上げますと、市税におきましては、収入済額392億9580万6000円で、2億8394万6000円の減となりました。地方消費税交付金は55億6526万4000円で、10億4348万7000円の増、地方交付税は120億4013万3000円で、1億3561万2000円の減、国庫支出金は560億5666万9000円で、328億0333万2000円の増、府支出金は80億4088万6000円で、4億1275万8000円の増、繰入金は1億6758万3000円で、7117万2000円の減、市債は66億1352万1000円で、7億8142万1000円の減となっております。
続きまして、歳出について御
説明申し上げます。
歳出決算額は1341億3725万8000円となり、対前年度341億5948万5000円の増、率にして34.2%の増となりました。
歳出について款別に支出済額と、対前年度増減額を申し上げますと、議会費は支出済額が4億7415万1000円で、813万3000円の減、総務費は105億9858万円で、11億2063万3000円の増、民生費は838億0931万7000円で、303億5633万6000円の増、衛生費は99億4033万2000円で、13億0333万8000円の増、労働費は1億8099万円で、68万1000円の減、産業費は19億3032万4000円で、8億1764万円の増、土木費は79億5396万円で、3381万4000円の減、消防費は21億8361万5000円で、1338万9000円の増、教育費は81億0832万4000円で、4億2402万5000円の増、公債費は89億5707万3000円で、1億6642万1000円の増、諸支出金は59万2000円で、33万1000円の増となっております。
以上、
一般会計の歳入歳出差引額は7億5895万1000円の黒字となり、翌年度へ繰り越すべき財源3億4205万5000円を差し引いた実質収支額は4億1689万6000円の黒字、単年度収支額は9億6802万9000円の赤字となったところでございます。
次に、認定第2号、国民健康保険事業特別会計でございますが、歳入決算額は298億7003万2000円で、対前年度1億1133万4000円、0.4%の減。歳出決算額は287億9303万3000円で、対前年度10億0846万9000円、3.4%の減となり、歳入歳出差引額及び実質収支額は10億7699万9000円の黒字、単年度収支額も8億9713万5000円の黒字となったところでございます。
次に、認定第3号、財産区特別会計でございますが、歳入決算額及び歳出決算額は、共に79万9000円で、対前年度7万8000円、8.9%の減となり、歳入歳出差引額、実質収支額、単年度収支額、いずれもゼロ円となったところでございます。
次に、認定第4号、介護保険事業特別会計でございますが、歳入決算額は261億1104万5000円で、対前年度6億7393万7000円、2.6%の増。歳出決算額は259億6377万4000円で、対前年度6億3014万1000円、2.5%の増となり、歳入歳出差引額及び実質収支額は1億4727万1000円の黒字、単年度収支額も4379万6000円の黒字となったところでございます。
次に、認定第5号、後期高齢者医療事業特別会計でございますが、歳入決算額は71億4088万円で、対前年度2億8341万6000円、4.1%の増。歳出決算額は71億0292万7000円で、対前年度2億8207万5000円、4.1%の増となり、歳入歳出差引額及び実質収支額は3795万3000円の黒字、単年度収支額も134万1000円の黒字となったところでございます。
次に、認定第6号、土地取得事業特別会計でございますが、歳入決算額及び歳出決算額は、共に6億5016万1000円で、対前年度1億3997万7000円、17.7%の減となり、歳入歳出差引額、実質収支額、単年度収支額いずれもゼロ円となったところでございます。
最後に、認定第7号、母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計でございますが、歳入決算額は5686万2000円で、対前年度470万円、7.6%の減、歳出決算額は1517万円で、対前年度1635万8000円、51.9%の減となり、歳入歳出差引額及び実質収支額は4169万2000円の黒字、単年度収支額も1165万8000円の黒字となったところでございます。
以上、各会計の決算概要につきまして御
説明を申し上げましたが、このたびの決算に当たりましては、本市
監査委員の皆様方から別途御意見を頂戴いたしておりますとともに、後日の
予算決算常任委員会におきまして、それぞれ御
審査を賜るわけでございますが、その際、改めて、各会計決算につきまして詳細に御
説明を申し上げますので、よろしくお願いを申し上げます。
○
議長(
奥田信宏)
次に、認定第8号について
市立病院事務局長から
説明を求めます。
市立病院事務局長。
◎
市立病院事務局長(山原義則) 〔登壇〕
ただいま議題となりました認定第8号につきましてその概要を御
説明申し上げます。
なお、決算数値につきましては、千円単位で御
説明させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
令和2年度の病院事業につきましては、2度の緊急事態宣言が発出される厳しい状況の中、全ての病院スタッフが一丸となって
新型コロナウイルス感染症対策を、最優先で進めてまいりました。通常診療との両立に苦心しながらも、これまでの経営計画の取組を継続し、医療スタッフの確保に力を注ぎ、医療機能の向上と健全経営の維持に努めてまいりました。
入院については、最大2病棟を
新型コロナウイルス感染症の専用病床として活用したほか、外来では一部診療の制限など、縮小を余儀なくされ、
令和2年度は約1億3300万円の赤字決算となっております。
まず、業務面でありますが、入院におきましては、患者数は延べ10万4183人となり、前年度に比べまして2万0064人の減少となりました。外来におきましては、延べ患者数が17万4383人となり、前年度に比べまして3万7797人の減少となりました。
次に、財政面の収益的収支でございますが、
新型コロナウイルス感染症の影響によって、入院・外来患者数ともに大幅に減少したため、一日1人当たりの診療単価は増加したものの、入院収益が対前年度より8億6367万6000円減少し、外来収益では3億3882万8000円の減少となりました。これらにより、医業収益では前年度と比較して12億7759万8000円の減収となりました。
医業外収益におきましては、
一般会計からの繰入金や
新型コロナウイルス感染症にかかる補助金を積極的に確保したことで増加となり、特別利益を合わせた総収益では、前年度に比べまして6894万9000円の増、148億7753万5000円となりました。
一方、医業費用は職員数の増加などに伴う給与費が増加したものの、患者数の減少に伴って、材料費が減少するなど、前年度と比べまして5149万4000円の減少となりました。
医業外費用では、消費税関連の費用である雑支出で増となり、特別損失を合わせた総費用は、前年度と比較して2776万円の減、150億1062万7000円となりました。
この結果、当年度純損失として1億3309万2000円を計上し、利益剰余金は8億3753万9000円となりました。
次に、資本的収支でございますが、資本的収入では、企業債として5億4900万円、
一般会計からの繰入金として8億3594万9000円、補助金として4534万4000円を計上いたしました結果、資本的収入の合計は14億3029万3000円となりました。
一方、資本的支出におきましては、建設改良費として7億7626万5000円、企業債償還金で13億6639万3000円を支出し、資本的支出合計で21億4265万8000円となった次第でございます。
以上が、決算の概要でございます。
また、このたびの決算に当たりまして、本市
監査委員の皆様方から、今後の事業運営に関しまして御意見を頂いているところでございます。
後日の
予算決算常任委員会におきまして、御
審査を賜るわけでございますが、その際、改めて詳細に御
説明を申し上げますので、よろしくお願いを申し上げます。
○
議長(
奥田信宏)
次に、認定第9号について
水道局長から
説明を求めます。
水道局長。
◎
水道局長(村田法洋) 〔登壇〕
ただいま議題となりました認定第9号につきましてその概要を御
説明申し上げます。
なお、決算額につきましては千円単位で御
説明をさせていただきますので、よろしくお願いを申し上げます。
令和2年度の水道事業は、
八尾市水道ビジョンの基本理念である安全と安心が未来をひらく信頼の水道に基づき、財政の健全化を維持しつつ、安全で安心な水の安定供給に努めてまいりました。
まず、業務量につきましては、
令和2年度末の給水人口が26万4816人、給水戸数は13万1609戸となり、年間排水量は3176万7967立方メートルで、前年度に比べ83万4977立方メートル増加、年間有収水量は2953万7688立方メートルで、前年度に比べ31万8014立方メートル増加、有収率は93.0%となりました。
次に、営業成績につきまして水道事業収益が56億5050万7000円、水道事業費用では52億1333万4000円となり、その結果、4億3717万3000円の当年度純利益を計上いたしました。
なお、資本的収入は企業債が1億5140万円のほか、出資金及び他会計繰入金、工事負担金の受入れにより、合計額は2億1911万6000円となりました。
一方、資本的支出では、建設改良費及び企業債償還金の合計18億7331万7000円となりました。
次に、主な建設改良事業であります配水管整備事業につきまして口径100ミリから300ミリまでの排水管網について1505メートルの布設替え等の整備を行い、配水管整備事業が完了いたしました。
施設耐震化事業につきましては、南部低区配水池耐震化設計業務を実施、基幹管路では高安導水管の布設替え工事を行いました。
次に、漏水調査等の維持管理業務におきましては、給水管等を中心に実施し、安定給水に努めるとともに、災害等の不測の事態に備えまして、市内の小・中学校4校にベンチ型の応急給水栓を設置いたしました。
今後、
新型コロナウイルス感染症の影響によります経済の急激な変動の中におきまして、給水収益の減少が見込まれますが、一方で、安全な水を安定して供給し続けるための施設や管路の耐震化を含めた更新の費用が、引き続き必要となります。このような中、このたび策定しました
八尾市水道事業ビジョン及び
八尾市水道事業経営戦略に基づき、将来にわたり安全で安心な水を安定的に供給しつつ、健全経営に努め、さらなるお客様サービスの向上と信頼性の高い水道事業の構築に努めてまいる所存であります。なお、昨年
消費税等の算出額に錯誤が判明した件につきましては、本決算の特別損失、過年度損益修正損に計上しており、内容といたしましては、平成28年度、平成29年度、平成30年度、各過年度分の修正申告による
消費税等の追加納付分でございます。
以上、決算の概要につきまして御
説明申し上げましたが、このたびの決算に当たり、本市
監査委員の御
審査をいただき、今後の事業運営につきまして貴重な御意見を賜っているところでございます。後日、
予算決算常任委員会におきまして、
令和2年度決算の御
審査を賜るわけでございますが、その際、改めて詳細にわたり御
説明を申し上げますので、よろしくお願い申し上げます。
○
議長(
奥田信宏)
次に、認定第10号について
下水道部長から
説明を求めます。
下水道部長。
◎
下水道部長(井出信夫) 〔登壇〕
ただいま議題となりました認定第10号につきましてその概要を
説明申し上げます。
なお、決算数につきましては、千円単位で御
説明をさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
令和2年度の公共下水道事業につきましては、経営の健全化や効率的な事業運営を図るため、
八尾市公共下水道事業戦略に沿って、下水道施設の長寿命化対策に取り組むとともに、未普及地区への新設整備事業を実施いたしました。維持管理におきましては、
八尾市公共下水道ストックマネジメント計画点検調査実施計画を策定し、
令和3年度から10年間の点検調査の年次計画を作成いたしました。
また、経営戦略におきましては、事業の進捗状況や財政シミュレーション等の検証を行い、計画期間の収支均衡を図るため、投資財政計画の見直しを行いました。
それでは、
令和2年度決算における業務の概要でございますが、有収水量は前年度より39万7971立方メートル増加し、2736万6328立方メートルとなりました。整備面積は、前年度より6.57ヘクタール増加し、2856.2ヘクタール、整備区域内人口は前年度より357人減少し、25万1171人で、行政人口26万4867人に対する整備人口普及率は94.8%となりました。水洗化戸数は、前年度より1063戸増加し、7万7048戸となりました。処理区域戸数8万3928戸に対する水洗化率は91.8%となりました。
また、34.78ヘクタール処理工事を行い、処理区域面積は2780.82ヘクタールとなりました。
なお、都市浸水対策達成率は0.1ポイント増の92.0%となっております。
次に、営業成績でございますが、税抜きで下水道事業収益は95億7234万8000円、下水道事業費用は90億6263万9000円で、当年度純利益として5億0970万9000円を計上いたしました。
次に、資本的収入及び支出でございますが、税込みで資本的収入は34億4751万9000円、資本的支出は81億9372万9000円で、主な建設改良事業といたしまして、
八尾市公共下水道事業ストックマネジメント計画実施方針に基づき、改築事業、工場南排水区第一分区において実施し、また、整備人口普及率の向上を図るべく、旧国道170号線以東の山手地区を中心に管路整備を実施いたしました。
下水道事業の経営を取り巻く環境は、今後、人口減少に伴う下水道使用料収入の減少など、厳しいものとなることが予測されます。このような状況の下、近い将来に見込まれる施設の老朽化に伴う修繕改築事業の増加等にも対応できるよう、
八尾市公共下水道事業経営戦略の着実な取組により、持続可能な下水道サービスの提供に努めてまいる所存でございます。
以上、決算概要につきまして御
説明申し上げましたが、このたびの決算に当たり、本市
監査委員の御
審査をいただき、今後の事業運営につきまして貴重な御意見を賜っているところでございます。後日の
予算決算常任委員会におきまして、御
審査を賜るわけでございますが、その際、改めて詳細にわたり御
説明申し上げますので、よろしくお願い申し上げます。
○
議長(
奥田信宏)
これより、10件一括して質疑に入りますが、通告がありませんでした。
よって、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
それでは、ただいま議題となっております認定10件については、お
手元配付の
議案付託表のとおり、いずれも
予算決算常任委員会に付託いたします。
─────────────────────
△議会
議案第6号「子どもを
性犯罪被害から守るために
刑法規定を見直すこと等を求める
意見書提出の件」外1件一括
○
議長(
奥田信宏)
次に、日程第7、議会
議案第6号「子どもを
性犯罪被害から守るために
刑法規定を見直すこと等を求める
意見書提出の件」外1件を議題といたします。
お諮りいたします。
本2件については、提出者の
説明及び
委員会付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
奥田信宏)
御異議なしと認めます。
よって、本2件については、提出者の
説明及び
委員会付託を省略することに決しました。
これより、2件一括して質疑に入りますが、通告がありませんでした。
よって、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
これより、2件一括して
討論に入りますが、通告がありませんでした。
よって、
討論なしと認め、
討論を終結いたします。
これより、議会
議案第6号及び第7号の2件について、一括して採決いたします。
本2件、いずれも
原案可決することに、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
奥田信宏)
御異議なしと認めます。
よって、議会
議案第6号及び第7号の2件については、いずれも原案どおり可決されました。
─────────────────────
○
議長(
奥田信宏)
以上で、本日の日程は全部終了いたしました。
本日、付託いたしました予算
議案及び決算関連
議案の
審査のため、この後、
予算決算常任委員会全体会を開会し、各
分科会で集中的に
審査を行っていただくわけであります。
とりわけ、10月11日から始まる決算関連の
分科会審査におきましては、我々の議決した予算がどう効果的に使われるのか、次年度予算に、いかに反映させるのか、限られた時間ではありますが、全
議員体制で、しっかりと御
審査いただきますよう、お願い申し上げます。
─────────────────────
○
議長(
奥田信宏)
本日は、これをもって散会いたします。
午前11時13分散会
───────────────────────────────────────────────────────────────
〇
会議録署名議員
┌───────┬────────┬─────────────────────────┐
│市議
会議長 │奥 田 信 宏 │ │
├───────┼────────┼─────────────────────────┤
│市議
会議員 │前 園 正 昭 │ │
├───────┼────────┼─────────────────────────┤
│市議
会議員 │土井田 隆 行 │ │
└───────┴────────┴─────────────────────────┘...