• "全員給食"(1/1)
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  1. 八尾市議会 2021-09-13
    令和 3年 9月13日予算決算常任委員会(文教分科会)−09月13日-01号


    取得元: 八尾市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-02
    令和 3年 9月13日予算決算常任委員会文教分科会)−09月13日-01号令和 3年 9月13日予算決算常任委員会文教分科会)             ┌─────────────┐             │  予算決算常任委員会  │             │   文教分科会次第   │             └─────────────┘                           ┌─令和3年9月13日──┐                           └─第1委員会室  ──┘ 1 開  会 2 審  査 【教育委員会関係】  (1) 議案第69号「令和3年度八尾市一般会計第11号補正予算の件」のうちの当分科会所管分
    こども若者部関係】  (1) 議案第69号「令和3年度八尾市一般会計第11号補正予算の件」のうちの当分科会所管分 3 閉  会  〇出席者氏名     出席委員            委員長         阪   本   忠   明            副委員長        畑   中   一   成            委員          鑄   方   淳   治            委員          南   方       武            委員          前   園   正   昭            委員          吉   村   拓   哉            委員          田   中   裕   子            副議長         五 百 井   真   二     説明のため出席した者          市長            大   松   桂   右          副市長           植   島   康   文       <こども若者部>          部長            吉   川   貴   代          次長兼こども若者政策課長  岩   井   耕   二          保育・こども園課長     野   本   哲   朗       <教育委員会>          教育長           中   山   晶   子          副教育長          田   中   淳   二          教育監           小   山   健   治          次長            万   代   辰   司          次長            木   下   直   人          教育政策課長        式       龍 一 郎          学校教育推進課長      黒   井   健   之          学務給食課長        山   本   博   士          教育センター所長      打   抜   真 由 美          参事            田   頭   正   光       <その他関係執行部>          若 干 名     職務のため出席した市議会事務局職員          参事            松   田   誉   伸          議事政策課主査       花   田       侑  令和3年9月13日(月曜日)午前10時30分開会 ○委員長(阪本忠明)  出席委員が定足数に達しておりますので、ただいまから予算決算常任委員会文教分科会を開会いたします。 ───────────────────── ○委員長(阪本忠明)  当分科会では、担当する各予算の質疑を行います。  なお、討論と採決は9月24日の全体会で一括して行います。  それでは、お手元配付の次第書どおり、審査を行います。 ───────────────────── ○委員長(阪本忠明)  まず初めに、教育委員会関係について審査を行います。  議案第69号「令和3年度八尾市一般会計第11号補正予算の件」のうちの当分科会所管分を議題といたします。  式教育政策課長から提案理由の説明を求めます。  式課長。 ◎教育政策課長(式龍一郎)  ただいま議題となりました議案第69号「令和3年度八尾市一般会計第11号補正予算の件」のうち、教育委員会所管分につきまして御説明申し上げます。  恐れ入ります、令和3年度八尾市一般会計第11号補正予算書26ページをお開き願います。  歳出予算の補正でございますが、款9教育費、項2小学校費、目2教育振興費におきまして、新型コロナウイルス感染症対策に係る小学校給食無償化経費として1億9875万円を増額いたすものでございます。  以上、甚だ簡単な御説明でございますが、よろしく御審査賜りますよう、お願い申し上げます。 ○委員長(阪本忠明)  提案理由の説明が終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。  南方委員。 ◆委員(南方武)  それでは、質問させていただきます。  今回、補正予算額1億9875万円ということで、小学校給食の無償化ということなんですが、その期間と対象を教えてください。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  お答えします。  期間につきましては、令和3年11月から令和4年3月となっています。対象につきましては、市立小学校及び義務教育学校の前期課程の小学生の分でございます。 ○委員長(阪本忠明)  南方委員。 ◆委員(南方武)  この27ページの役務費以外の部分というのは、実費、給食費そのものと考えていいんでしょうか、教えてください。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  委員御指摘のとおりでございます。 ○委員長(阪本忠明)  南方委員。 ◆委員(南方武)  生徒数でいうと何名が対象になるのか、教えてください。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)
     お答えします。  1万2753人分でございます。 ○委員長(阪本忠明)  南方委員。 ◆委員(南方武)  今の人数でいいますと、就学援助制度を利用されている方も対象になるということですか。  既に、実費分の援助が就学援助制度の場合はあると思うんですが、その取扱いについてはどうなるか、どういう対応になるのか。教えてください。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  就学援助世帯につきましては、当初予算で議決いただいております。その分につきましては流用という形にさせていただくので、今回追加の分で補正額として上げさせていただいております。 ○委員長(阪本忠明)  南方委員。 ◆委員(南方武)  つまり就学援助世帯給食費実費負担という世帯に関しては、その実費自体がなくなるので、追加のそういう支援金が行くということはないということでしょうか。教えてください。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  委員御指摘のとおりでございます。 ○委員長(阪本忠明)  南方委員。 ◆委員(南方武)  そう考えますと、困窮されている世帯、援助が必要な世帯は対象から外れるという部分が若干出てくるのかと思うんですが、そういう意味でいうと、なぜ、今、給食費の無償化なのかという説明が欲しいのです。  例えば、コロナの影響で給食費の支払いに困っているという声が、保護者から寄せられているのか。また、校長会などから要望が出たのか。どういう経緯でこの第5波の対応として給食費の無償となったのか、説明をお願いします。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  お答えします。  学校現場とか、教育委員会におきましても、新型コロナの影響で仕事がなくなったとか、また、仕事が減り、勤務日数が減った。また、テレワーク等で残業代が減りましたので、なかなか学校の諸経費の捻出が難しいという声も頂いております。  委員の皆様方にも、いろんな相談があるかと思います。我々としましては、その就学援助のほかの世帯につきましても、生活困窮に至っているという考えから、今回、提案をさせていただいたものでございます。 ○委員長(阪本忠明)  南方委員。 ◆委員(南方武)  今の理屈からいいますと、私立の学校に通わせている世帯も、当然、コロナの影響を受けていますし、小学校だけではなく、就学前や中高生も非常に大変な中、頑張っていらっしゃいます。  そういう経済的な支援という意味で、なぜ、こういう限られたピンポイントの施策になるのか。税の公平性から見てどのようにお考えか、お答えください。  また、なぜ給食という部分を起点に考えられたのか。その根拠を教えてください。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  お答えします。  あくまでも、新型コロナウイルスの緊急的な家庭支援という形でさせていただいています。  当初、市立学校及び義務教育学校の前期課程にした理由でございますが、我々としては、一番把握している部分でございますので、早急に対応が必要ということで、今回、上げさせていただいています。 ○委員長(阪本忠明)  南方委員。 ◆委員(南方武)  とにかく緊急性を持ってと。スピード重視の施策ということです。  今、第5波という中で、若年層への感染が急速に拡大しています。その中で、私どもにたくさんの相談も寄せられているんじゃないかとのお言葉がありましたけど、全くそのとおりで、オンライン授業を求める声というのが非常に多く、私の下には寄せられています。そういう声は、教育委員会のほうには届いているでしょうか。教えてください。 ○委員長(阪本忠明)  打抜所長。 ◎教育センター所長(打抜真由美)  お答えいたします。  オンライン授業実施につきましては、こちらのほうにも声は届いておりますので、各校のほうも、平常時から準備を進めるようにしているところでございます。 ○委員長(阪本忠明)  南方委員。 ◆委員(南方武)  やはりそういう声も上がっています。緊急性でいうと、そちらも無視できないような、非常に大事な問題かと思っています。  実際に、4月からで結構なんですけども、コロナの影響で登校できていない小学生が何名いるのか。人数を教えてもらっていいですか。 ○委員長(阪本忠明)  黒井課長。 ◎学校教育推進課長(黒井健之)  お答えいたします。  小学校で175名、中学校で75名でございます。 ○委員長(阪本忠明)  南方委員。 ◆委員(南方武)  その人数に、例えば御家族が陽性反応が出て、お子さんが濃厚接触者のために登校できないと、そういうケースも含まれているのかどうか、ちょっと教えてください。 ○委員長(阪本忠明)  黒井課長。 ◎学校教育推進課長(黒井健之)  先ほどお答えいたしました数につきましては、あくまでもコロナによる不安によって登校していないという数でございますので、本人が濃厚接触者であったり、陽性者になっている数については、ここの数には含まれておりません。 ○委員長(阪本忠明)  南方委員。 ◆委員(南方武)  恐らくそうだと思います。コロナの影響で登校できていない方というのは、非常に多いわけです。今後、直近でも臨時休業や学級閉鎖ということが起こっています。  その中で、優先すべきはオンライン授業という部分も非常に大事だと、私は感じているんですが、その準備がもう整っているので、こちらの給食を優先しているということでいいんでしょうか。状況をちょっと教えてください。 ○委員長(阪本忠明)  打抜所長。 ◎教育センター所長(打抜真由美)  オンライン学習指導に関しましては、家庭にインターネット環境がないところにつきましても調査は終えておりますし、貸出し用のルーター等も、もう準備は整えております。 ○委員長(阪本忠明)  南方委員。 ◆委員(南方武)  今、準備が整っているということで、ルーター1700台でしたか、もう既に確保しているとは聞いています。  貸出しも行っているわけです。恐らく、それは先ほどお話しいただいた自主的に登校を控えていらっしゃる方とか、緊急的に、一時的に登校できない方への分やと思うんですけども、一斉休校にも対応できるような準備ができているのかどうか。そちらをちょっと教えてもらっていいですか。 ○委員長(阪本忠明)  打抜所長。 ◎教育センター所長(打抜真由美)  一斉休校を、仮に想定したときにも、スケジュール感を持って、教育委員会としても準備を進めています。財政の部分につきましても、財政課と協議は行っております。 ○委員長(阪本忠明)  南方委員。 ◆委員(南方武)  財政課との協議というのは、どういう部分の協議ですか。いつでもお金出しますということですか。  どこから幾らぐらい準備されているのか、財政のことを教えてください。 ○委員長(阪本忠明)  打抜所長。 ◎教育センター所長(打抜真由美)  実際に、現時点では、やむを得ず登校できない児童・生徒に対しての支援になっておりますので、センターのほうの予算で執行しております。  万が一、一斉休校ということも想定しておりまして、そうなりましたときは、財政課のほうとも話はしっかりと進めております。 ○委員長(阪本忠明)  南方委員。
    ◆委員(南方武)  どこから出てくるかが教えてほしいんですけども、予備費とか、財政調整基金から出るということですか、教えてください。 ○委員長(阪本忠明)  打抜所長。 ◎教育センター所長(打抜真由美)  予備費からということで、話のほうは進めております。 ○委員長(阪本忠明)  南方委員。 ◆委員(南方武)  その予備費というのは、財政調整基金のことでいいんですね。  実際に、一斉休校になったら、今、1700台のルーターを確保していると。それだけの数のルーターをSIMの契約もありますし、何ギガ使えるという通信の契約も必要です。相当な金額が必要になると思うんですが、その財政調整基金はどれぐらい出せるとの約束をもらっているんですか。教えてください。 ○委員長(阪本忠明)  打抜所長。 ◎教育センター所長(打抜真由美)  現時点で想定しておりますのが、1か月で費用のほうが120万円かかると想定をしております。その費用に関して、話のほうを進めております。 ○委員長(阪本忠明)  南方委員。 ◆委員(南方武)  今、お話しいただいたのは通信費ですね。SIMの契約も要るんじゃないですか。そこは大丈夫ですか。教えてください。 ○委員長(阪本忠明)  打抜所長。 ◎教育センター所長(打抜真由美)  SIMのほうの契約も含めて、スケジュール感を確認して進めております。 ○委員長(阪本忠明)  南方委員。 ◆委員(南方武)  その数字を教えてほしいんですけど、私のほうで試算したら、1日一斉休校で全てオンライン化するだけで480万円ぐらいかかってくると計算しています。  今回、給食費の無償優先ということで聞きましたけども、そういうオンライン授業に関しても、こういうお金を投入して、実際にテストしてみるということをやらなくて、本当に大丈夫なのかと。なぜ、今、給食のほうを優先するのかということで、私自身も市民の方から大丈夫なのかと、不安の声を聞いています。  その中で、実際には、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充てていくと思うんですけれども、当然、Wi−Fiルーターの通信費も対象になっているはずなんです。その中で、給食を優先するわけなんですけども、これは例えば、冒頭にお話になりました5か月間の限定的な、緊急的な施策やという話です。1回やると、その後も継続しないと、逆に負担感というのは増していくんじゃないかという心配あるんですが、これはずっと続けていく予定なのか。それとも限定的なものなのか。もう一度、教えてください。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  次年度以降につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響や財政状況を見極めた上で、実施の是非や期間等を判断してまいりたいと考えております。 ○委員長(阪本忠明)  南方委員。 ◆委員(南方武)  状況を見て、続けるかもしれないと。1回やったら、なかなかその状況を見ると、ここで打切りですというのは難しいんじゃないかという気がするんです。  市長に、ちょっとお伺いしたいんですけども、SNSのほうで市長は発信されています。令和3年11月から無償化がスタートしますと。  これを見られた市民の方というのは、八尾市は給食費が無償になるんだと、非常に喜んで、期待されていると思うんです。これは市長に対して聞きたいんですけど、何が思いが込められているんでしょうか。 ○委員長(阪本忠明)  市長。 ◎市長(大松桂右)  確かにSNSで発信をしております。そのSNSの詳細は覚えていませんが、恐らく、コロナ対策としてという文言も入れておりますんで、今、るる説明あったとおりでございます。 ○委員長(阪本忠明)  南方委員。 ◆委員(南方武)  御指摘のとおり、市長の発信にはコロナ対策としてと。いつまでという部分は入っていないんですが、端的にSNSで発信されている。SNSというのは、その発信が尾ひれ背びれがついて拡散していきます。  それでどういう反応が起こっているかといいますと、また1つ、選挙で皆様とお約束させていただいたことを実現させることになりますと。有言実行、市民の目線で改革を進めると。これは何か行政改革を行って、市長がマニフェストを実行されたんだと、多くの方が思われると思うんですが、そういう拡散されている発信については、市長は御存じですか。それとも御存じなかったですか。 ○委員長(阪本忠明)  市長。 ◎市長(大松桂右)  存じ上げておりません。 ○委員長(阪本忠明)  南方委員。 ◆委員(南方武)  ということは、若干、市長自身ではないですけども、事実と違う、市民の方で、そういう勘違いをさせてしまうようなSNSの発信が起こっているということです。  ぜひ、市長部局は、どのような反応があって、どう伝わっているのか。しっかり確認していただかないと、市民の皆さんがせっかくお喜びになったのに、これは限定的な施策なんですと知ったときに、ショックを受けるんじゃないかという心配をしております。  実際に、これを継続するとなると、年間どれぐらいの予算がかかるのか、教えてください。 ○委員長(阪本忠明)  市長。 ◎市長(大松桂右)  金額は職員のほうから答弁しますが、そういった声があるんであれば、しっかりそういった声に応えていきたいとも思っておりますんで、よろしくお願いします。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  お答えします。  年間を通じると、5億5000万円程度と見込んでおります。 ○委員長(阪本忠明)  南方委員。 ◆委員(南方武)  5億5000万円から6億円近くかかってくるわけです。私ども公明党も、以前からずっと給食費の無償化に関しては推進してまいりました。それはあくまで財政を何とか工面して、行財政改革を行う中で、財源をひねり出して、ちょっとずつちょっとずつ、負担を減らしていって、最終的に完全無償化と。当然、小学校の中では、教育の中では、やらなければいけない施策がたくさんある中で、今回、コロナの対策として、一時的な予算を投入して無償化を行うわけです。より正確な発信を、しっかりやっていただきたいと思います。  当然、今回の対策というのは一時的なものですと正確に伝えて、ありがたいと感じる方もいらっしゃるでしょう。その点を、しっかり注意していただきたいとは思っております。  実際に、給食費に関しては、今、無償ではないですけども、エネルギーの摂取基準というのが、文部科学省から示されています。私が確認する限り、過去に1年間を調べてみたところ、1回もその基準をクリアしていないんです。給食費が足りていないんじゃないか。小学生たちがひもじい思いをしているんじゃないかと思うんですが、その点は大丈夫ですか。教えてください。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  委員御指摘のとおり、エネルギーが足りていないという声もございます。  ただ、我々としましては、今のある給食費で、きちんと摂取ができるような形を、栄養士をはじめ、皆さんが工夫しております。  今後につきましては、やはり食材費がかなり高騰していますので、その辺を見極めた上で、判断してまいりたいと考えております。 ○委員長(阪本忠明)  市長。 ◎市長(大松桂右)  先ほど不正確な情報発信のような発言をされましたが、決して不正確な情報発信はしておりませんので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(阪本忠明)  南方委員。 ◆委員(南方武)  ということは、今回の施策というのは市長のマニフェスト、市長の意思も大きく反映されているということですか。教えてください。 ○委員長(阪本忠明)  市長。 ◎市長(大松桂右)  もちろんマニフェストにも、当初から掲げさせていただいております。これはこれでしっかりと財源も生み出していかないといけないという部分はあります。  しかしながら、今現在では、その財源がしっかり固まっていないというところもありますが、一方、今、非常にコロナで大変な状況というところの中で、今回、国のお金を活用させていただく中で無償化ということでやっておりますんで、よろしくお願いいたします。 ○委員長(阪本忠明)  南方委員。 ◆委員(南方武)  国の施策の中で、今回無償化できたという部分も、しっかりと伝えていただきたいと思います。  先ほど子供たちのエネルギーが足りていないという実際のお話もありました。無理をして無償化をして、さらに給食費が足りない。栄養士が困って、献立を作れないということがないように、そのほかドライ化も含めて、全てやり切ると。大丈夫なんだという声を、ひとつお願いできますか。 ○委員長(阪本忠明)  教育長。 ◎教育長(中山晶子)
     すみません。今回、教育委員会がこの補正で提案させていただいたのは、子育て世帯の家庭応援の一環として、教育委員会として責任を持って上げさせていただいています。  また、エネルギーの摂取基準につきましても、先ほど職員が述べましたように、我々は子供たちに提供できるように、しっかりと今後やっていきますので、御理解いただけたらと思います。よろしくお願いします。 ○委員長(阪本忠明)  市長。 ◎市長(大松桂右)  決して無理はしておりませんので、よろしくお願いします。 ○委員長(阪本忠明)  他にありませんか。  鑄方委員。 ◆委員(鑄方淳治)  よろしくお願いします。少しだけ確認をさせていただきたいんですけども、今、市長からも無理はもちろんないということで、教育長からもお話は頂いています。  もう一度確認だけなんですけども、これはあくまでも、この令和3年度のみの限定的な施策ということで、間違いないですか。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  現在、委員御指摘のとおりでございます。 ○委員長(阪本忠明)  鑄方委員。 ◆委員(鑄方淳治)  ありがとうございます。であれば、この給食費の無償化は、なぜなんだというお話も、何かいろいろありましたけども、それぞれの市のタイミングがあるかと思っています。  これもいろんなコロナの生活支援の観点から、大阪府下でもほかでも自治体が行っておられるところもあります。この中で、行われているところは、全て時限措置だったかと記憶しているんですけれども、これは、それぞれの状況等々も鑑みてやっておられると思います。  今、るるお話がありましたけども、ほかにもちょっと急いだほうがいいんじゃないかということもありました。  ただ、そこも全て八尾市のタイミングで懸案とされているところ、課題とされているところというのは、しっかりと子供たちの学びを止めないことであったりとか、そういったところを保障された上で、しっかりとめどがついたというところでやっていただいていると思っております。  なので、そういったところは、しっかりとやっていただいているというお話が出ていましたけども、そこに関しては、間違いなく進めていっていただきたいと思います。  まさに、子育て世帯にしっかりと、緊急的に速やかに多くの方に対応していただけるような予算かと思っております。1万2000人ぐらいが対象となるということなんですけども、やっぱりそこで幅広くやっていただくというのは、非常に我々子育て世帯としましても、やっぱりありがたいと思っております。  ここでやっぱり緊急にやっていただいたことは、今後の話というのは、また別の話かと思っていますけども、しっかりと財源の担保があるということでお話を聞かせていただいています。ここに関しては、GIGAスクールの話とかもいろいろありましたけども、そこも、ほかの事業にはもちろん影響がないということで、再三御答弁いただいています。  やっぱりこれはもう一回、私からも聞かせていただきたいんですけど、ほかの事業で、いろんな急がれることというのは、もちろんあると思います。  ただ、これは主観的であるから、やっぱり八尾市が、八尾市の教育委員会が、このように判断したと、私は思っていますけども、これはほかの事業には影響ないということで、それでよろしいですか。 ○委員長(阪本忠明)  田中副教育長。 ◎副教育長(田中淳二)  オール八尾市として、この間、コロナ対策といたしましては、市民の暮らしの安全確保、市民生活への支援、それから地域産業への支援活性化という、この3本柱でコロナ対策ということで、この間、取り組んできていると。その一環の中で、今回、このタイミングになってしまいましたけれども、小学校の給食の無償化というようなところで、我々も市長部局にお願いをしながら、今回、計上させていただいていると。  それはそれの筋として、当然、今、委員がおっしゃられたみたいに、教育行政における課題というのは、いろんな課題がたくさんございます。この間、委員会でもるる議論いただいているところでございますけれども、それらはそれらとして、しっかりと教育行政の中で、何が大事なのかというところについて、実施計画の中で議論をしながら、年度年度、予算を計上させていただきながら、取り組んでいきたいと考えてございます。 ○委員長(阪本忠明)  鑄方委員。 ◆委員(鑄方淳治)  ありがとうございます。いろいろ考えていただいているということなんですけども、今回、その国のことが、国からの交付金というのが、めどが立っているということかとは思っています。いろんなものを利用していただいて、国だろうが、府だろうが、市だろうが、これは税金ということには変わりませんけども、こういったところも、うまく市の単費ではなくて、国のところもしっかりと活用していただいたとは思っております。  これも給食のためのものが下りてきたわけではなくて、幅広くメニューがたくさん使えるものだったと思いますけど、その中で、タイミングで、これを選んでいただいたと思っております。なので、この5か月、やっぱり大いに、保護者にもしっかりと告知していただいて、やっぱりすごく助かることやというお声を頂けるかと思います。  この先のことに関しては、また、この先のことでしっかりと、いろんなものを活用したり、生み出していただいたりとか、そういったところでしっかりとやっていただけたらと思っております。  なので、私としては非常にありがたいと、保護者の目線でも思いますので、しっかりと推進していただいて、また、次につなげていただけたらと思いますので、よろしくお願いします。以上です。 ○委員長(阪本忠明)  他にありませんか。  前園委員。 ◆委員(前園正昭)  少し聞かせていただきます。  まず今回、この議案をちょっと見せていただいて、ちょっと勘違いしないかと思ったのが、今回、小学校給食無償化経費ということで書いていただいているんですけど、やっぱりこの無償化という単語、ワードを出すと、それこそ、先ほどもありました市長マニフェストでも掲げておられます。もう小学校給食は、ずっとただになる、無償化されるんだと勘違いをされる方が、私も実際にちょっとえっと思ったんです。  よく読むと、あくまでも、このコロナに関しての緊急時限措置というか、その4月以降のことは未確定ながら、多分、その5か月間の緊急措置、時限措置ですということなんですけども、この名称といいますか、ちょっとややこしくなれへんかと、私は感じたんですが、その辺りはいかがでしょうか。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  名称につきましては、大阪府内で15市において実施されるところもございます。  ただ、おっしゃる部分もございますので、そこはきちんと周知した上で、保護者に訴えてまいりたいと考えております。 ○委員長(阪本忠明)  前園委員。 ◆委員(前園正昭)  ぜひお願いをしたいと思います。  先ほど、対象の人数のことについても、若干、お話がありましたが、今回対象となる人数は、市内の小学校の児童数ということで、全体としては1万2753人という御答弁があったと思います。  ただ、そこから先ほどもありました就学援助を受けていらっしゃる方、あと学校になかなか、ちょっと来れていない方というのは、当然、給食も食べることはできないということで、今回のコロナの影響でなかなか登校できなくなっている方、それ以前から不登校になっている方、様々いらっしゃるかと思うんです。  ちょっと11月からということで、当然、若干、その人数的なところも増減は出てくるかと思うんですが、今までのことを総合すると、今回の5か月間の給食費無償化という言い方をしますけども、この恩恵を受けることができる児童は、大体1万人ぐらいかと思うんですが、それで合っていますでしょうか。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  委員御指摘のとおりでございます。 ○委員長(阪本忠明)  前園委員。 ◆委員(前園正昭)  1万人ぐらいの方が、今回のコロナ対策ということで、恩恵を受けると。小学校の給食費は、今、ちなみにお幾らだったんでしょうか。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  お答えします。  低学年で月額3800円、中学年で月額3900円、高学年で月額4000円となっております。 ○委員長(阪本忠明)  前園委員。 ◆委員(前園正昭)  ということは、ほぼほぼ5か月間ということであれば、1人当たり2万円程度の支援ということになるかと思います。  先ほどもありましたが、我々公明党としても、その給食費無償化というのは推進をさせていただいているところであります。決して、そういう意味では、今回の議案に反対するものでもないんですけども、ただ、その上で、本当にまさにコロナ対策と書いていただいているように、今回、本当に、もう1年半以上に及ぶコロナの影響を受けて、厳しい状況が続いている。そういう御家庭、特に、今回子育て支援ということで書いていただいています。  そういう意味では、約1万人程度が対象というところなんですけども、この対象にならない御家庭、お子さんをお持ちの御家庭でも、当然、厳しい状況に置かれているところというのは、多くあると感じています。  今回は、給食ということで、まず、小学校の子育て世帯です。お一人につき大体2万円ぐらいということです。コロナ対策で緊急時限措置ということであれば、例えば、当然、中学生、高校生も含めてですけども、子育て世帯というのは当然いらっしゃるわけで、その中学生をお持ちの世帯という方に関しては、今回は一切絡まないわけなんです。子育て支援ということであれば、今回、予算としては約2億円ぐらいの予算を使って、国の予算を使って立てていただいていますけども、市内の小学生と中学生を合わせると、今、大体何名ぐらいいらっしゃいますでしょうか。 ○委員長(阪本忠明)  黒井課長。 ◎学校教育推進課長(黒井健之)  1万8000人程度でございます。 ○委員長(阪本忠明)  前園委員。 ◆委員(前園正昭)  ということは、例えば、仮の話で、1万8000人の市内小・中学生への方に対して、1人当たり1万円を緊急経済支援ということで寄附をさせていただくということになれば、単純計算では1億8000万円ということです。当然、事務経費とか、それもかかりますけども、より多くの方に、コロナに係る経済対策というものを実施していくことができるんじゃないかと。  ちょうど私も、つい先週に個人質問させてもらいまして、この議案を見たときに、魅力創造部のほうで出していただいているキャッシュレス決済の事業と、プレミアム付き商品券のことをちょっと思い出したんですけども、より多くの方、もっと言うと、全ての方が恩恵を受けることができるような政策というのも、ぜひ取っていただきたいと思います。  就学援助を受けていらっしゃる方については、もともと入っているので、今回の対策から恩恵は新たには受けられないということもあると思いますけども、その就学援助を受けていらっしゃる方の中でも、さらにやっぱりそれこそコロナの影響を受けて、収入がさらに減っているというような世帯というのも、多くいらっしゃると思うんです。そういった方に対しては、今回は特に恩恵は受けることはできないと思います。  そういう意味では、繰り返しになりますけども、今回、この議案に関しては、我々は決して反対ではないんですが、より多くの方に対して、子育て支援ということであれば、そういう対策もぜひ考えていっていただければと思いますので、よろしくお願いします。以上です。 ○委員長(阪本忠明)  黒井課長。 ◎学校教育推進課長(黒井健之)  失礼いたします。  先ほど市内の在籍数について、約1万8000人と答弁させていただいたんですけれども、1万9000人ということで、訂正をお願いいたします。失礼いたしました。 ○委員長(阪本忠明)  他にありませんか。  吉村委員。 ◆委員(吉村拓哉)  お願いします。かなり聞かれたんで、端的に、部分的にお教えいただきたいんです。
     これはコロナ対策と銘打たれているわけなんですけれども、今、お伺いしていたら、コロナ対策なのか、困窮対策なのかと。コロナ対策であれば、感染であったりとかという部分にも係ってくると思うんですけど、コロナによる困窮対策という認識でよかったんですか。そこを確認させてください。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  今回、新型コロナ感染症対策及び委員御指摘のとおり、困窮世帯への対策ということを、両方兼ねているかと思っております。 ○委員長(阪本忠明)  吉村委員。 ◆委員(吉村拓哉)  それやったら、例えば、困窮世帯でどれぐらいの方が、このコロナ禍で子育て世帯層が、特に、今回対象となっている世帯が陥ったのかという部分に関しては、さっき現場からお話が上がってきているとありましたけれども、例えば、就学援助を受ける方が増えたとかというデータというか、積算根拠みたいなんは、今現状あるんでしょうか。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  就学援助世帯でございますが、現状、相談とかを受けている中では横ばいかと考えております。  ただ、この間、就学援助世帯につきましては、本市におきましては様々な施策を打っております。今回、無償化になったとしても、困窮世帯には、プラスにならないんじゃないかという御指摘もございましたが、これからも各部署で必要に応じて実施してまいりたいと考えておりますので、その辺、よろしくお願いいたします。 ○委員長(阪本忠明)  吉村委員。 ◆委員(吉村拓哉)  ありがとうございます。正直なところを言うと、この本当の困窮世帯と実際にお支払いできる世帯の間がやっぱりしんどいと、よく言われているわけで、そこの世帯については、実質、この制度というのは届くと思うんです。  ただ、前段にもあったように、税の公平性という部分からの視点で言うと、例えば、コロナ禍でもすごく業績のいい企業もありますし、そこに勤めていらっしゃる職員もいらっしゃる中で、本当に給食費というところは、その方々にも支給するわけですから、今しゃべっていても、なかなか難しい部分あるんです。  例えば、就学援助に係る基準を引上げるとかという方向性でいけば、一定、先ほど言った、ぎりぎりの世帯というのも対象に入ってくるとか、こういう話の案みたいなんが庁内であったんかも、聞かせてもらっても大丈夫ですか。  庁内でどういう議論になって、今回この給食のメニューというのが出てきたのか。言うと、コロナ対策と言えば、すごい広い範囲のメニューがあると思うんです。例えば、学校現場の中の密対策でいろいろ場所を確保したりとか、消毒液とかも含めて、そういう物品にも充てられたと思うんです。今回、給食となった庁内の議論みたいなんが聞ければと思うんですけど、話せる部分でいいんですが、その辺り、準備があれば、お聞かせいただいていいですか。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  お答えします。  昨年度来、臨時休校明けは、先ほど委員が御指摘のとおり、感染症対策ということで、学校教育活動継続支援事業等を通じて、非接触型の体温計や不織布マスク、消毒液などの衛生的な部分を整えて、教育活動、感染拡大しないという安全対策を最優先で実施してまいりました。  この間、給食の無償化につきましては、様々な議論があったところでございます。  ただ、先ほども申しましたいろんな形で相談も受けています。また、団体等からも御要望もございました。早期に実現可能な分ということで、今回提案させていただいたところでございます。 ○委員長(阪本忠明)  吉村委員。 ◆委員(吉村拓哉)  ありがとうございます。庁内ではしっかり議論をされたということで、今、認識させていただきました。  あとは、先ほど来から、八尾市が今回、単費、独自で1億9000万円と書かれているわけなんですけど、国からのメニュー出しでは当てはまっているので、担保できないと思うんですけど、確実に取りにいけるという算段と思わせてもらってもいいんですか。取れませんでした。1億9000万円を市で払ってくださいということにはならないと、なかなか多分100%は言いにくいと思うのです。  ここに関しては、安心していいのかというのを、かなり心配しているんですけど、その辺りお答えできますか。なかなか数字は言えないと思います。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  交付金の関係の御質問だと思います。  今現在、国会等が開かれていませんので、まだ決定ではございません。  ただ、市単費としましても、財政的に担保させていただいたという認識でございます。  今後、支援金等が出ましたら、そこの財源を充てていくということで、関係課では調整しているところでございます。 ○委員長(阪本忠明)  吉村委員。 ◆委員(吉村拓哉)  ありがとうございます。何でこれを聞いているかというと、市単費で1億9000万円というと、さっきメニューの中に、人件費は多分入っていないと思うというお話させてもらったとおりで、例えば、1億9000万円を市で自由に使える。すごい振り幅のある部分となれば、もっといろんなことができたと思ってしまうんです。  だから、取りに行け、絶対に取ってきてくださいという思いもあるんです。  だから、そこに関しては、しっかりとした算段で取りにいっていただくように、また、取れるようにしっかりと国に働きかけしていただかないと、今回のこうやって単費で、まず出すということに関しては、やっぱりなかなか疑義が生じてしまうかと思っていますので、そこに関しては、もう絶対にお願いしますということを、お伝えしておきます。  現場で言うと、お母さんたちの部分から言うと、先ほど低学年3800円、中学年で3900円、高学年で4000円ということでお話がありましたけど、今、大体皆さんは引き落としという認識でよかったですか。実際、手払いというか、手でお支払いしてはる方もいらっしゃるかもしれないですけど、引き落としという認識でよかったんですか。お聞かせください。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  お答えします。  原則、引き落としという形ですが、未納とかある場合は手渡し等で頂いている部分もございます。 ○委員長(阪本忠明)  吉村委員。 ◆委員(吉村拓哉)  ちなみに、ここで聞くのはあれかもしれないですけど、未納の方というのは把握されているんですか。実数ではなくて、心配しているのは、払えない理由があると思うんです。それが言い方はすごい悪いかもしれないですけど、怠慢によるものなのか、本当にしんどいかという部分に関してのお話というのは、多分、現場間ではできているとは思うんですけど、今回、こうやって無償化することによって、引き落としなので、うちの家庭の話をするのはあれですけど、ちょうどぐらいの金額しか入れていなかったりするんです。引き落としがずっとされていて、ちょうどぐらいの金額しか入れていないという家庭がいらっしゃる中、これが無償になって、引き落とされなくなった。  でも、今、継続しないというお話が出たので、継続しないんであれば、また、5か月後に、そこにお金をしっかりと入れていただかないといけないという状況になりますんで、ここの周知の部分に関して、先ほどしっかりやられるとおっしゃられましたけど、現場間でどこまでしっかり周知できるのか。その周知方法とかもお聞かせいただいてもいいですか。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  現場ともいろいろ詰めながら、そこの周知の部分はやらせていただきたいと思っています。適時に保護者に通知できるよう周知してまいりたいと思っております。 ○委員長(阪本忠明)  吉村委員。 ◆委員(吉村拓哉)  ありがとうございます。  あとは、一応この5か月間という限定的なお話ですけど、例えば、続けられるのかというのが、現場から上がってきた場合は、無理なんですというお答えになるのか。次年度も国からのお金というのが入る見込みがあるんであれば、続けるという思いを持っているのか。もうこの5か月で完全に切りますという思いなのか。  ちょっと答えるのが難しいもしれないですけど、その辺りもお聞かせいただけますか。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  先ほども答弁しましたが、新型コロナウイルス感染症の影響等を鑑みて、それと本市の財政状況を見極めた上で、実施の是非とか、期間等を判断してまいりたいと考えております。 ○委員長(阪本忠明)  吉村委員。 ◆委員(吉村拓哉)  断言できないということは、承知はしているんですけど、その辺りやっぱりお母さん方からすると、このままずっと無償なんかという思いが、さっきからお話も出ているとおりです。  実際、僕の周りでも無償化になるんやという認識のほうが強かったりするので、そこに関して、しっかりとやっぱり周知していただかないといけないと思っています。  あと、もう1点が、先ほど他学年というか、小学校という部分にあてがう形に、今回なっています。例えば、幼稚園であったり、こども園、中学校という、この広い枠組みがあったわけなんですけど、小学校は間なんです。下から段々と行かなかった理由とかはあるんですか。  幼稚園とか、その辺りの子供たちにというところの親御さんも、今、しんどい思いはしているわけなんですけど、その辺りの理由づけが、小学校という部分に何でなったんかというところが、明確にあるんであれば、お聞かせいただきたいんですけど、ありますか。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  お答えします。  対象の範囲でございますが、速やかに事業が実施できる可能性があるというのが、小学生ということで限定させていただいたところでございます。 ○委員長(阪本忠明)  吉村委員。 ◆委員(吉村拓哉)  ありがとうございます。ちょっと分かりにくかったんですけど、例えばの話をすると、僕はこれはコロナ対策費としてという書き方をされているのは、国からの補助金の兼ね合いもあると思うんですけど、例えば、これは八尾市に子育て世帯を呼び込むための施策とかやったら、すごいもろ手を挙げて、もっとやったらええねんと、子育て世帯層的には思ってしまうんですけど、コロナ対策という観点からいくと、どうしても何でここなんかという声が出てきているのも確かなんです。  なので、そこの親御さんの声であったり、現場の声というのを、しっかり吸い上げられて、この無償化につながっているんであれば、全然いいんですけど、そこの現場の意見がどこまで集約されたんかというのが、ちょっと今、見えていないので、こういうお話がありましたというお話は、今、出ていましたけど、実際にしっかりと親御さんから吸い上げられたという認識でよかったんですか。そこに関して、お聞かせください。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  現場を通じての声ですが、そういう形となっております。 ○委員長(阪本忠明)  吉村委員。 ◆委員(吉村拓哉)  端的にありがとうございます。  ということであれば、安心していいということで、このまま突き進んでいくという形で、こちらもバツというわけではないので、やるんであれば、やるなりの理由が必要になるというお話で、どこまでしっかりとした説明していただけるのかというのが、やっぱり不安に思っていた部分でもあるので、そこに関しては、今、御説明いただいた内容で、しっかりと親御さんにも周知していただける。  しかも、現場からもしっかり上がってきた声なんだということの認識で受け止めさせていただくということで、よろしくお願いします。以上です。 ○委員長(阪本忠明)
     他にありませんか。  田中裕子委員。 ◆委員(田中裕子)  すみません。主に2つのことについて、ちょっと教えていただけたらと思うんですけど、1つは、先ほど御答弁の中で、大変重要やと思う御答弁があって、就学援助を受けておられる家庭以外でも、生活困窮が広がっていると御答弁がありました。  それは具体的に、どのようにつかんでおられて、今、どういう実態になっているのか。つかんでおられるからこそ、こういう御答弁もされて、今回、予算提案もされていると思うので、ちょっと生々しい実例なんかも踏まえながら、今どういう状況なんかと。そこをどうつかんでおられるかというのを、ちょっと教えていただけたらと思うんです。  もう1点なんですけど、これはそもそもの問題として、憲法では義務教育を無償とすると明記をされているわけです。この義務教育の無償化とは、どういう理想と理念が込められているのか。ここについて、教育委員会に分かりやすくちょっと説明をしていただけたらと思います。  今回の予算は、教育長が先ほどおっしゃられたとおり、教育委員会が責任を持って提案し、市長部局が財政を確保したと。このような中身になっておりますので、ぜひ、御答弁をお願いします。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  まず、1点目でございますが、就学援助には満たしていない世帯にも、先ほど申し上げましたとおり、仕事がなくなったとか、あとテレワーク等で残業代が出なくなったとか、そこでパートタイム等でも、勤務日数が減ったため、収入が減ったという形で、なかなか諸経費の捻出が難しいという声等を頂いています。  もう1点につきましては、これまで委員御指摘のとおり、教育委員会の管轄ではございますが、例えば、授業料の無償化等と、いろいろあった中で、学校給食につきましては、食材費については保護者の負担というのが他方ではございます。その辺も踏まえて、きっちりと教育委員会としては実施しているところでございます。 ○委員長(阪本忠明)  田中裕子委員。 ◆委員(田中裕子)  日本国憲法の立場では、戦後、民主教育の出発点となっている日本国憲法では、義務教育を無償とすると。先ほどもおっしゃられたように、授業料、教科書は、今のところ、無償なんですけど、これは本来、もっともっと広げていかないと駄目なんです。  私も、教育のことはうまいこと言えないことも多いんですけど、なぜ憲法には義務教育無償化という理念が掲げられたのか。そこについて分かりやすく教えていただけますでしょうか。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  戦後、憲法では、やはり教育というのはすごい大事やということで書かれているかと思います。  そこで、やはりそれを全て有償ということであれば、限定的になるということもございます。そこの辺も含めまして、先ほど委員がお示しのとおり、授業料とか、教科書が無償になっているものと認識しております。 ○委員長(阪本忠明)  田中裕子委員。 ◆委員(田中裕子)  憲法では、全ての子供が等しく義務教育を安心して受けることができるように、これは国が責任を持つと。これははっきりと明記されているわけです。義務教育は無償なんです。  学校教育の一部、そのものである学校給食です。これを無償化するというのは、日本共産党としてはもう当然のこととして求めてきたことです。これがコロナ対策で限定的であろうがどうであろうが、もっともっと続けてほしいという思いも込めて、はっきり言って遅過ぎたという思いでいっぱいです。ほかの自治体でも、もう2度目の給食費の無償化に踏み切っているところがあるし、この給食無償化はもっともっと続けてほしいと、選挙の争点になっている市もありますし、その大本には、やっぱり憲法があると、このことを申し上げたいと思うんです。  子供たちは、教育を受けるというか、その教育の中で次の未来を創る社会の主体者であると。その子供たちに委ねる教育が、今なされている中で、これは無償化していこうと。これは国の大きな方針というか、権力に対して国民がそれを要請しているわけです。そのことを、まず最初に申し上げたいと思います。  先ほどおっしゃられた就学援助の世帯以外でも、生活困窮が広がっていると。具体的な例も挙げていただいたんですが、これは、貧困問題を取り上げている方にお聞きしたときに、無償化というのは、一番貧困対策のパーフェクトな制度なんですと、おっしゃっておられたんです。絶対に誰一人取りこぼすことなく、全ての子供に光を当てることができると。その貧困対策に絞った制度や手続にすると、どこかで落ちてしまうことがあるんです。やっぱり自己申告であったりとか、それがなかなかできなかったりとか、そういう点では、もう全てを無償化するというのは、もう完全な貧困対策であるとお聞きしたことがあるんですけど、私は本当にそうお聞きすると、やっぱり給食の無償化というのは、憲法が要請する義務教育無償化の実現と、それから貧困対策では完璧な対策であると、そういうことを申し上げたいと思います。  ちょっと私も気になったのでお聞きしたいんですが、財政、財源の根拠です。ここについては、取りあえず一般財源から、基金から取り崩して、今後、交付金が出たら充てていくと御答弁があったと思うんです。  もし、交付金が出なかった、出る、出ないとしても、市財政の単費として、約2億円は確保していますとおっしゃられたんですが、それで間違いないですか。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  今現在は、先ほど委員御指摘のとおり、財政調整基金等を活用した約2億円となっております。  今後、交付金等出た場合は、そういうので財源組替等も検討しているというところでございます。 ○委員長(阪本忠明)  田中裕子委員。 ◆委員(田中裕子)  本当です。私は思うんですけど、間違っていないと思うんですけど、コロナ対策やったら、なおさらですけど、義務教育の無償化に関わる、給食に関わる予算というのは、本来、国が持つべきです。  しかも、コロナ対策であるならば、一刻も早く臨時国会を開いて、その予算を立てていくと。そのことも同時に求めていただきたいと思います。国会は何してんねんと。今、子供たちの状態、社会、地域経済、コロナ対策は、どうなってるんやと。国が動かんでどうすんのと。今どこで何してるんですかという、そこを怒りを込めて、声を上げていただきたいと思うんですが、その辺については、どうでしょうか。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  いろいろな御意見があるかと思います。  ただ、我々としまして、その無償化とか、その辺につきましては、いろんな形で要望等も上げさせていただいております。以上でございます。 ○委員長(阪本忠明)  田中裕子委員。 ◆委員(田中裕子)  一般的な、国民的な感情というか、思いを、今、述べさせていただきました。そこに寄り添っていただきたいと、寄り添っていただいていると思うんですが、申し上げたいと思います。  私が、今回の給食費無償化について、期間限定ではありますが、ちょっと1点、引っかかるところがあるんです。  何で中学校給食にまで拡大をしていただけなかったのかと。財源でいえば、これは小学校で1億9000万円、中学校給食でいえば、その半分、半分以下になりますので、その財源の負担という点では、非常に億がつくとか、そういう金額ではないはずです。  同じ義務教育の中で、同じ学校給食を食べているわけですから、選択制であろうと、全員であろうと、給食費無償化の対象にすべきじゃないかと私は思います。これは就学援助の対象にもすべきなんです。就学援助の対象にしている自治体もあります。選択制であっても、ちゃんとやっています。そのことについて、なぜ今回、給食費無償化から中学校給食を外したんか。そこについて、教えていただけますか。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  教育委員会といたしましては、中学校は全員喫食の早期実現を目指しております。  ただ、今現在、御指摘のとおり、中学校給食については選択制でございます。毎年の推移でございますが、7%から8%の選択という形になっていまして、その部分だけを無償化とするのは、公平的な観点から難しいと考えて、今回の小学校につきまして無償化のほうを提案させていただいたところでございます。 ○委員長(阪本忠明)  田中裕子委員。 ◆委員(田中裕子)  これも就学援助を適用するかどうかというところから、我々はずっと指摘をして、そこについては意見の一致を見ないというか、意見の相違という形で、ずっとこの間、続いているんですけど、選択制であっても、就学援助を適用、導入している自治体はあるんです。それは申し上げたいと思います。公平、不公平の問題じゃないんです。市の判断なんです。  公平、不公平で言わせていただけたら、同じ義務教育の中で、小学校でも、中学校でも、学校給食を食べているんです。同じ学校給食を食べながら、小学校では無償、中学校では同じ学校給食で無償にならない。しかも、就学援助も受けられない。  私は、こっちのほうがずっと不公平やと思います。それについては不公平感、不公平、公平の問題じゃなくて、同じ給食を食材として食育教育を保障されている学校給食を食べているのに、こっちでは無償で、こっちでは無償じゃない。この状態はおかしいと思いませんか。そこについては、どう考えておられるのか。その点について御答弁ください。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  繰り返しの答弁になります。中学校は全員喫食の早期実現を目指しております。  中学校給食の全員喫食実施方針でもお示ししていますとおり、全員喫食になった暁には、就学援助等をきちんと制度化としていきたいと考えておりますので、御了承願いますよう、お願いいたします。 ○委員長(阪本忠明)  田中裕子委員。 ◆委員(田中裕子)  子供たちにとって、毎日の給食なんです。今日も給食を食べている、明日も食べる、あさっても食べる。全員喫食を早期実現してほしい。それは願いです。  でも、その実現するまでの間も、毎日毎日、子供たちは給食を食べているんです。その給食の無償化、就学援助を全ての給食を食べている子供たちに適用するというのが、一番の不公平がない状態だと思います。このことは、強く要望をさせていただきたいと思います。 ───────────────────── ○委員長(阪本忠明)  議事の都合により、暫時休憩をいたします。  午前11時28分休憩       ◇  午前11時35分再開 ○委員長(阪本忠明)  休憩前に引き続き分科会を再開いたします。 ───────────────────── ○委員長(阪本忠明)  他に、1回目の質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阪本忠明)  なければ、2回目の質疑に入ります。  質疑ありませんか。  南方委員。 ◆委員(南方武)  2回目ですので、シンプルに聞きます。  まず、今現在、給食費を払えずに、給食を食べれませんという小学生が何人いるか、教えてください。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  お答えします。  給食費が未納であることで食べれない方はゼロという形になります。 ○委員長(阪本忠明)  南方委員。
    ◆委員(南方武)  1回目の質疑で、御家族が陽性で、小学生が濃厚接触者で学校に行けないと。そういう方は掌握し切れないという答弁ありました。そうやと思います。  保護者の方が買物に行けない。自宅にいると、小学生も学校に行けない、給食も食べれない。今日どうやって御飯を食べようかと悩んでいる子供たちが何人いるか。掌握できていますか。お答えください。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  申し訳ございません。実数としては把握しておりません。 ○委員長(阪本忠明)  南方委員。 ◆委員(南方武)  分かりません。非常に怖いところです。陽性者に関しては、別の常任委員会で審議しますけども、配食サービスで大きな予算を取っていますが、その御家族に関しては、実費で負担となっています。1日頼むだけで4000円、3790円です。2日目以降も2756円と、めちゃくちゃ高いと思うんですけど、そこでとても配食サービスを、陽性者以外の分は頼めない。小学生の分は親御さんの分を分け合って食べるとか、おじいちゃん、おばあちゃんが毎回届けていますという御家庭もあります。どうやって御飯食べようかと、困っている小学生がそこにおるわけです。  市長、先ほど私が確認しましたら、マニフェストやというお答えいただきました。ある意味、潔いと。市長には市長の仕事があるでしょう。どんな手を使ってでも無償化していくという、その心がけやと思います。そう言い切らはるんであれば、これ以上、追求はしません。  ただ、教育長、守らなければいけない学び、子供の命がある中で、教育長はその現場から声を上げたとおっしゃいました。本当にその教育現場で、子供たちの現状、御家族の様子を見る中で、給食費が最優先やと市長に進言したわけです。市長のマニフェストに何らかの配慮があったのか、なかったのか。その点、お答えください。それを聞かないと、判断がしっかりとできない。教えてください。 ○委員長(阪本忠明)  教育長。 ◎教育長(中山晶子)  我々は、八尾市として、先ほどいろんな計画の話もありましたけれども、我々教育委員会も、やっぱり市長部局と一緒にいろんなことをやっています。このコロナ対策についても、しっかりと教育委員会として、今は何をすべきかというところをやっています。その中で、今回、我々は給食費と上げました。  その市長マニフェストという部分で、我々が行政、執行部としてやるべき部分はやっていくというところは、しっかりとのっとっていきたいと思っていますが、今回、先ほど1回目に南方委員が言葉にされた政治とか、マニフェストとか、そことは全然切り離して、我々はやっぱり中立を保って、教育委員会として執行していますので、その部分で、今回給食という部分を上げております。御理解いただけたらと思います。 ○委員長(阪本忠明)  南方委員。 ◆委員(南方武)  教育長の言葉を信じます。子供たちの命や学びを後回しにして、マニフェストを優先すると、そういうことがないんやと。今、確認をさせてもらいました。  しっかりと、今、早急に、一番先に打つべき手はどこなのか。今、苦しんでいる子はどこにおるのか。しっかり確認した上で、予算を投入していってください。よろしくお願いします。 ○委員長(阪本忠明)  他にありませんか。  鑄方委員。 ◆委員(鑄方淳治)  私もちょっとだけ端的にお伺いしたいと思います。  今、私も先ほどから教育長にお伺いしようかと思っていたんですけども、ちょっと図らずも、南方委員からのお話に重なるようなところもあるかとは思います。  ただ、私も1問目でいろいろ質問をさせていただいた。その中で、全ての事業、施策が整って、もう今やることないんだということは、もちろんないとは思います。  その中での優先順位であったり、対象者であったりとか、そういったところをもちろん絞って絞ってやっていっていただければとは思っています。  その中で、今はコロナ対策としてということなので、コロナ対策で、先ほど課長もおっしゃっていましたけども、感染対策であったりとか、そういったところは、今しっかりとやってきていただいていると。  ただ、どこまで行っても、人間のやることなので完璧なことというのは、もちろんないとは思います。ただ、その中で何を選ぶのかというところかとは思っております。  なので、先ほど、教育長が力強いお言葉をおっしゃっておられましたけども、やっぱりそこは八尾市は、今、最優先とすべきは、この給食費の無償化なんだと。コロナの対策として、困窮しておられる家庭全てを、しっかりと救っていくんだということで、もうほぼほぼお答えみたいなことを、先ほどいただいていましたけど、もう1回、私にもちょっと教えていただいていいですか。 ○委員長(阪本忠明)  教育長。 ◎教育長(中山晶子)  繰り返しになりますが、教育委員会として、今、子供たちを守っていくために、給食費ということで提案させていただきました。御理解いただけたらと思います。 ○委員長(阪本忠明)  鑄方委員。 ◆委員(鑄方淳治)  ありがとうございます。すみません。ちょっと重ねてになってしまったんですけども、やっぱり何が最優先なのかというのは、やはり物すごい主観は入ると思います。  ただ、その中で、子供たち、そして、子供たちを取り巻く環境にしっかりと充当をしていただいている。非常に大事なことかと、我々も思いますので、これをしっかりともちろん、また保護者、保護者に限らず、ほかの市民の方々にもしっかりと伝えていただくことによって、八尾市の教育委員会が、しっかりと子供たちのために、そして、保護者、子育て世帯のために、しっかりとした施策をやっていただいているとも実感していただきたいので、しっかりとまた周知をしていただきますように、どうぞよろしくお願いします。  重ねてになってすみません。終わります。 ○委員長(阪本忠明)  他にありませんか。  田中裕子委員。 ◆委員(田中裕子)  先ほど中学校給食に、なぜ今回の無償化を適用しないのかということで言わせていただいたんですけど、ぜひ本来はすべきだということを申し上げたいと思います。  これとは、また別なんですけど、例えば吹田などは、中学校給食が選択制なんですけど、この期間的には半額にするとか、そういう手だてを打っています。  でも、八尾で言えば、小学校を無償化するならば、中学校給食は、選択制としても無償化にすべきでしょう。これは強い強い要望として申し上げたいと思うんです。  ちなみに、小学校の御家庭で、今、就学援助を受けておられない御家庭でも、大変な状況が広がっているとおっしゃっておられたんですけど、これは中学校給食選択制で注文をする、利用しようとされている御家庭で、中学校給食の給食代が御負担になっていると、そういうアンケートとかは取られたことありますか。声を聞かれたことありますか。  今、就学援助は適用されていません。小学校では就学援助の適用で、給食代が実費で保障されているんですけど、中学校はそれがないですから、本来は就学援助を受けている御家庭でも、給食代を払わなあかん状態になっているんです。それがどういう状況を生み出しているのか。そこについては調べられたことありますか。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  中学校給食に関するアンケートのことだと思われます。  就学援助世帯につきましては、先ほど答弁申し上げたとおり、全員喫食の実現の際には、実施してまいりたいと考えております。 ○委員長(阪本忠明)  田中裕子委員。 ◆委員(田中裕子)  その全員の中学校給食の実施方針の中で、今、選択制で選んでおられる御家庭や選んでいない御家庭も含めて、アンケートを実施してるんやけど、経済的な面では、一切聞かれていないんです。  この1食当たり約330円がどうですかと。これを私はよく大変やと聞くんです。特に、このコロナ禍の中で、中学校給食を子供に食べさせたいと。子供がたくさんいらっしゃる御家庭で、本当にお弁当を作るのも大変で、やっぱり温かくて、栄養たっぷりの中学校給食を食べさせたいけど、高いんですと。小学校に行っている子供は就学援助を受けていますと。こういう声をよくお聞きするんです。そのことについては、実態をつかんでおられますか。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  委員御指摘のとおり、個々には実態としては聞いている部分はあります。  ただ、アンケートは実施しておりません。中学校給食につきましては、今、選択制でございますが、現在310円で実施しているところでございます。 ○委員長(阪本忠明)  田中裕子委員。 ◆委員(田中裕子)  私は個々でつかんでおられるならば、それをしっかりと課題として取り上げていただきたいと思います。  今回、無償化で中学校給食を外されてはりますけど、しっかりと子供たちや御家庭の実態に寄り添っていただけてたら、私は中学校給食も含める判断もあったんじゃないかと思うんです。何で小学校は無償化で、中学校無償化になれへんのと。そこに選択か全員かの余地はありません。そのことは、要望としてはっきりと申し上げておきたいと思います。全員給食になる前にも、選択制で就学援助は無償化実施すべきということを要望します。  最後に、就学援助世帯以外でも、生活困窮が広がっているとおっしゃられたんですが、その1つとして、学校給食の無償化を上げておられると。これは先ほども言いましたが、本来、義務教育は無償とすると。憲法26条の立場に立って言えば、コロナ対策であろうとも、なかろうとも、これは当然のことであり、義務教育ですし、教育を受ける権利と一体の考え方なんです。  その問題で言うならば、今回の学校給食の無償化というのは、本当に大歓迎です。期間限定ですけど、もっと延ばしてほしい。  同時に、就学援助世帯以外でも、生活困窮が広がっているならば、就学援助の制度そのものを広げていかんとあかんの違いますか。その学校給食を無償化しようという議論をされたならば、就学援助そのものを広げていこうという議論も同時にされているはずだと思うんです。  しかも、このコロナ禍です。具体的に、例えば、コロナ対策で就学援助をこう広げましたとか、こう予定していますとか、そういうことはあるんですか。どういう議論をされてきたのか、教えてください。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  現在、就学援助の世帯を広げるという議論はございません。  ただ、新やお改革プラン等の様々な計画もございますので、その辺をきちんと精査した上で、各課で議論をさせていただきたいと考えております。以上でございます。 ○委員長(阪本忠明)  田中裕子委員。 ◆委員(田中裕子)  ちょっとよく分からないんですけど、今回、就学援助の世帯以外でも生活困窮が広がっているという認識を持ったから、学校給食を無償化にしようと、期間限定やけど踏み出したと。これは大歓迎です。  でも、それなら同時に、就学援助世帯以外でも生活困窮が広がっているならば、就学援助そのものの拡充を、例えば、コロナ特例を設けるとか、そういうことも、本来ならば検討すべきじゃないんですか。こんな検討はされたんですか。そこについては聞いておきたい。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  就学援助世帯につきましては、具体的な分までは検討しておりません。  ただ、この生活困窮は、いろんな形で広がっているのは認識しておりますんで、引き続き、様々な角度から検討してまいりたいと考えております。 ○委員長(阪本忠明)  田中裕子委員。 ◆委員(田中裕子)  これは就学援助で言えば、もう去年からなんですけど、コロナの特別対策として就学援助を部分的に広げている自治体もあったんです。  でも、八尾市はそういうことを何かされましたか。そこについては、ちょっと教えていただけますか。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)
     現状としてはしておりません。 ○委員長(阪本忠明)  田中裕子委員。 ◆委員(田中裕子)  学校給食の無償化については、大歓迎です。  でも、本当に子供たちにとって、教育を受ける権利をどう保障していくのか。憲法の義務教育は無償化です。そこの理念に立つとしたならば、就学援助そのものの拡充と、少なくともコロナ対策で学校給食を無償化するならば、就学援助かて、何か拡充していかんとあかんの違いますか。その議論していませんと、具体的な議論していないとおっしゃっておられるんですけど、直ちにせんとあかんの違いますか。何でせえへんかも理解できないし、直ちにせなあかんと思うんですけど、しかも困窮が広がっているとおっしゃっておられるわけです。  教育費でかかるのは、学校給食代だけじゃないです。修学旅行のお金かて、臨海のお金かて、体操服かて、クラブに使ういろんなユニフォームかて、もういろんなことがあるわけです。違いますか。  学校給食を無償化するならば、就学援助についても広げて、少しでも、今、就学援助を受けていない世帯にも困窮が広がるというならば、直ちに議論してなかったら、議論してなかったことを猛省して、議論せんとあかんの違いますか。  そこについて、ちょっと見解を聞かせていただきたいと思います。 ○委員長(阪本忠明)  田中裕子委員。  今回の議案は給食のことなので、それ以外の部分に行くと、執行部も答えれない部分がありますので、その辺、よろしくお願いします。  田中副教育長。 ◎副教育長(田中淳二)  今、委員のほうから就学援助制度そのものの在り方というようなお話を頂いております。  私どもも、今回、給食というような面で、御提案させていただいている根底には、共通する中身があるかと。  ただ、現状において、なかなか議論を進めていけていない部分ということも、しっかりと就学援助制度についてどうあるべきかということについては、新やお改革プランの中でも、一定検討をするというような項目でも上げさせていただいておりますので、市教委の中でも議論しながら、また生活困窮対応ということになりますと、教育の分野にかかわらず、関係所管課とも議論、協議しながら、どういった制度のありようがいいのかということについては、しっかり議論しながら進めていきたいと思っています。 ○委員長(阪本忠明)  田中裕子委員。 ◆委員(田中裕子)  最後は、もう要望で留めさせていただきたいと思うんですが、今回の学校給食の無償化は、早く上げなあかんと思って上げましたという御答弁であったと思うんです。  それで言うならば、就学援助の拡充を我々は求めているんですけど、これも一刻も早くやらなあかんことだと思うんです。新やお改革プランの精査や何やとか言ってはるけど、そんなん何で学校給食の無償化はこんなに、今の時期に上げて、それは新やお改革プランということで、まだ先が見えないような状態になっているのかと。そのことについてはおかしいと思います。  それと同時に、その結果、出てきたものが真逆であれば、私は言わせてもらいます。この学校給食の無償化は、どんな議論で出てきたんかと。そこについては、結果が見たいです。どんな議論をして、これを上げてきはったんやろうというのは、それは私も思うので、そこについては言わせていただきたいと思います。本当に、子供の立場に立った。教育の立場に立った議論が、教育委員会でしっかりとなされて、それが実現していくことを、心から望みます。 ○委員長(阪本忠明)  他にありませんか。  副委員長。 ○副委員長(畑中一成)  我々といたしましても、子育て世帯の負担軽減ということ。これは先進諸国の中で、OECD比較の中で、日本が非常に子育て世帯に対する公的支援あるいはお金のかけ方が非常に少ないという極端な現状があります。  それはもう税制から含めて、様々な社会構造の中にいろんな検討をしていかなければいけないわけですけれども、そういう意味では、学校給食費の無償化というのは、自民党大阪府連としても、重要政策課題として掲げているところではあります。  ただ、その一方で、今回本当にこれが困窮世帯の政策として、本当にこの政策が適切なのかどうか。ベストな解なのかという点については、やはり確認させていただかなければいけないかとは思います。  いわゆる困窮が広がっています。就学援助に関しては、年度の初めにしか手続ができないのか。前年の所得に応じてしか手続ができないのか。この辺り、就学援助の申請手続の方法というのを確認させていただけますでしょうか。  困窮は広がっているけど、先ほど横ばいだ。いわゆる就学援助手続は増えていないという御答弁があったと思いますが、この点について御説明いただけますでしょうか。 ○委員長(阪本忠明)  給食のところから離れているんで、その辺に気をつけて質疑していただければと思います。執行部は答えれますか。  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  お答えします。  就学援助につきましては、年度初め、5月から6月にかけて実施募集をしております。  ただ、それ以後も様々な経済状況となりますので、随時受けさせていただいているところが、現状でございます。 ○委員長(阪本忠明)  副委員長。 ○副委員長(畑中一成)  ぜひ、受けているということで、今回、給食費の無償化で、就学援助を受けていらっしゃる方に関しては、その対象とはせず、いわゆる追加の形で無償化をしていくということで、言ってみたら、就学援助と無償化の予算の面で見ると、取り合いみたいな形になってくるとは思うんです。  これは、随時受けていると言いながら、増えないというところの分析というのは、どのように捉えていらっしゃるでしょうか。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  まず、就学援助を受けていなくても、受けていても、今回は5か月間無償という形になります。  ですので、まずは引き落としとかがあるか、ないかという形になるかと思います。あった場合は、もちろん返却という形で取らせていただくと考えております。 ○委員長(阪本忠明)  副委員長。 ○副委員長(畑中一成)  就学援助と無償化の取り合いで、手続的には、例えば引き落としがあったら返却をいたしますという形なんですが、本来、先ほど委員からもありましたように、就学援助がもっと拡充される、あるいは申請がしやすい、場合によっては周知されていない、そんなこともないんでしょうか。  これは無償化と本当は1つの枠組みの中で、どちらで対応していくのかという形になってくるので、非常に重要だと思うんで、この点について、確認をさせていただけますでしょうか。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  就学援助につきましては、市政だよりとか、ホームページ等で十分周知していると認識しております。  学校現場からも周知させていただいていますので、その辺、御理解いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○委員長(阪本忠明)  副委員長。 ○副委員長(畑中一成)  先ほども給食費無償化をしてもらうと助かるというお話もありました。それから、困窮が広がっているというお話もありました。  これはもう一度、再度聞きますけど、就学援助が増えていないという理由は何なんですか。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  人数的には増えていないんですが、児童が減っているというのもございます。  ただ、就学援助につきましては、昨年度、様々な形でいろんな施策で援助等もございました。その辺の分析しますと、横ばいであるというので分析しているところでございます。 ○委員長(阪本忠明)  副委員長。 ○副委員長(畑中一成)  今言っていますのは、コロナ対策の話で言っているわけで、児童が減っているというのは、八尾市の人口の長期的な話なので、ちょっともう少し短期的なところの話での分析というのは、この辺り、本当に困窮が増えているから無償化をするという御説明だけど、しかしながら、実際に、そういう申請が出ていないのに、困窮が増えているという説明が、非常に矛盾していると思うんです。この辺りは、もう少しに端的に説明していただけますでしょうか。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  就学援助の申請につきましては、先ほども申し上げましたとおり、周知はきちんとできているかと思っております。  ただ、就学援助に満たない世帯等も、当然あると思いますので、そこの辺につきましては、今回の無償化という形でカバーできるかと考えております。 ○委員長(阪本忠明)  副委員長。 ○副委員長(畑中一成)  満たない世帯がカバーできる。そのために給食費無償化なんだということなんですが、満たない部分というところは、説明していただけますでしょうか。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  就学援助につきましては、一定の基準がございます。そこに、それ以上の所得がある場合は、もちろん就学援助には該当しないという形になります。 ○委員長(阪本忠明)  副委員長。 ○副委員長(畑中一成)  所得基準があるんだと。要するに、一定所得がある方が、コロナの影響で所得が下がっていっても、基準をまだ満たしていない。いわゆるまだ十分所得がありますという場合は、就学援助の対象ではないと。そのような形での御説明だと思うんですが、ちょっと視点を変えますと、就学援助の原資というのは、これはどういう形になっているんでしょうか。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  市費で賄っております。 ○委員長(阪本忠明)  副委員長。 ○副委員長(畑中一成)  全く単費ということですか。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。
    学務給食課長(山本博士)  お答えします。  平成17年以降につきましては、単費という形になっています。それは平成17年のときに三位一体改革で、それまでは補助金という形ではございましたが、それ以降につきましては、市単費という形になっております。 ○委員長(阪本忠明)  万代次長。 ◎教育委員会事務局次長(万代辰司)  就学援助制度につきましては、一部国の地方交付税交付金が算入されておると。あと、要保護世帯については、一部ですが、国費もついておるというのが現状でございます。 ○委員長(阪本忠明)  副委員長。 ○副委員長(畑中一成)  保護世帯に関しては、ちょっと話をどかさせていただいて、いわゆる交付税措置が取られている。全額ではない。もちろん交付税に関しては、総額で来るものですから、詳細がはっきり確認はできないけれども、就学援助を、一定、充実をしていくという中では、これは交付税措置は総務のほうの話になってしまいますけれども、一定、交付税措置が取られるという認識を持っていていいんでしょうか。 ○委員長(阪本忠明)  山本課長。 ◎学務給食課長(山本博士)  副委員長、御指摘のとおりでございます。 ○委員長(阪本忠明)  副委員長。 ○副委員長(畑中一成)  そういう意味で、今回、無償化、いわゆる3月までコロナ対策として、3月までという御説明でした。  それ以降については分かりませんという本日の御説明なんですけれども、いわゆる就学援助そのものをしっかりと見直していく。そうすれば、いわゆる困窮対策であるとか、あるいは継続性というのが確保できるのかと思います。この辺り、先ほど委員からも出ておりましたけれども、当面、無償化をすれば、問題が解決するんではなくて、いわゆる中長期的な対応というか、制度的な仕組みをしっかりと、やはり執行部というのは考えていただかなければいけないと思わせていただきます。  この点、注文させていただきますので、もっと制度的に物事を考えるということをやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○委員長(阪本忠明)  市長。 ◎市長(大松桂右)  制度的に何か考えていないような発言でございますけど、しっかりとその辺は教育委員会とも詰めながらやっております。  先ほど大阪府連という話をされましたんですが、基本的に、この大阪は全国でも、これまで無償化も含めまして、教育無償化も含めまして、先進的な都市やと、私は感じております。その中で、各自治体がいろんな形でやっておられます。その後で、例えば、3歳から5歳の無償化、教育の無償化、こういったところも大阪独自で、これまでやってきた経過があると思います。その後、国のほうから、そういったところに財源を充てていただくという中で、本市としましても、2歳児の無償化もやってきております。  こういったところも含めまして、自民党府連ということを言われたんで、自民党さんもしっかりと、その辺のお力を貸していただきますことを、逆にお願いをして答弁とさせていただきます。 ○委員長(阪本忠明)  他にありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阪本忠明)  それでは、本件の質疑は、これをもって終わります。  以上で、教育委員会関係の審査を終了いたします。 ───────────────────── ○委員長(阪本忠明)  執行部交代のため、暫時休憩いたします。  午後0時05分休憩      ◇  午後1時30分再開 ○委員長(阪本忠明)  休憩前に引き続き分科会を再開いたします。 ───────────────────── ○委員長(阪本忠明)  次に、こども若者部関係について審査を行います。  議案第69号「令和3年度八尾市一般会計第11号補正予算の件」のうちの当分科会所管分を議題といたします。  岩井こども若者部次長から提案理由の説明を求めます。  岩井次長。 ◎こども若者部次長兼こども若者政策課長(岩井耕二)  ただいま議題となりました議案第69号「令和3年度八尾市一般会計第11号補正予算の件」のうち、こども若者部所管分につきまして御説明申し上げます。  一般会計第11号補正予算書の20ページをお開きください。  款3民生費、項2児童福祉費、目1児童福祉総務費におきまして480万円を増額補正いたすもので、子ども・子育て支援新制度の対象事業の追加に伴い、いわゆる幼児教育類似施設を利用する保護者が支払う利用料を補助するための経費として、地域就学前集団活動利用支援経費を増額するものございます。  続きまして、補正予算の内容を補足するものとしてお示ししております、お手元配付の資料、地域における小学校就学前の子供を対象とした多様な集団活動事業の利用支援の実施についてを御参照願います。  まず、1、事業内容でございますが、本事業は、子ども・子育て支援新制度の地域子ども・子育て支援事業のうち、4、多様な事業者の参入促進・能力活用事業の新たな補助メニューとして、いわゆる幼児教育類似施設を対象に、令和3年度に創設されたもので、対象施設等の基準に適合した施設を利用する満3歳以上の幼児の保護者が支払う利用料について、市で要綱を定めて、対象幼児1人当たり月額2万円を上限に支援を行うことができる事業でございます。  次に、2、予算積算でございますが、月額2万円、4月に遡及適用して実施するに当たり12か月間、20名分で積算しており、また国と地方の負担割合につきましては、国、都道府県、市区町村で3分の1ずつとなっております。  次に、3、対象施設等の基準でございますが、国から示された基準は、裏面に記載のとおりであり、設備の基準など、一部の基準は市区町村の裁量で変更することが可能ですが、八尾市子ども・子育て会議での審議を踏まえ、国の参酌基準を本市基準としたものでございます。  以上、簡単ではございますが、提案理由の説明とさせていただきます。  よろしく御審議賜りますよう、お願い申し上げます。 ○委員長(阪本忠明)  提案理由の説明が終わりました。  これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。  南方委員。 ◆委員(南方武)  それでは、質問させていただきます。  ある程度、事前に説明も受けているんですけども、確認の意味を含めて聞かせてもらいます。  今回のこの制度の対象になる施設は、八尾市にないと認識しているんですが、八尾市にそういう施設があるのかどうか。教えてください。 ○委員長(阪本忠明)  野本課長。 ◎保育・こども園課長(野本哲朗)  該当施設は、八尾市内にはございません。 ○委員長(阪本忠明)  南方委員。 ◆委員(南方武)  それでは、次に、そういう施設を、他市であっても利用されている方、対象となる方に関しては、何名いらっしゃるか。教えてください。 ○委員長(阪本忠明)  野本課長。 ◎保育・こども園課長(野本哲朗)  近隣市です。東大阪市及び生駒市のほうに、該当する施設がございまして、それぞれ若干名が通っておられるとお聞きしております。 ○委員長(阪本忠明)  南方委員。 ◆委員(南方武)  若干名ということは、正確には答えにくい感じなんですか。プライバシーとかに関係する感じですか。もし問題がなければ、人数を教えてもらっていいですか。 ○委員長(阪本忠明)  野本課長。 ◎保育・こども園課長(野本哲朗)  ちょっとこちらで把握した時点から変わっているかもしれませんが、東大阪のほうで3名、生駒のほうで2名の方を把握しております。 ○委員長(阪本忠明)  南方委員。 ◆委員(南方武)  ありがとうございます。  細かいことを聞いて申し訳ないんですが、今回の予算が20名分ということで確保されていますけども、僕もそういう施設の存在自体をあまり詳しくはなかったんですが、調べてみると、独特の教育というか、情操教育というか、魅力を感じられる方もいらっしゃるんじゃないかという面もあります。  ある程度の規模も指定された設備が整っている部分ということで、今回そういう支援の対象になるということで、希望される方がひょっとしたら増えるかもしれないと、僕も感じているんですけども、それを含めてのこの20名で足りるのか。もしくは、こちらで掌握していない部分で、実は調べてみたら、もっと対象者がいたということがないか。その点ちょっと心配なんで、状況を教えてもらっていいですか。 ○委員長(阪本忠明)  野本課長。 ◎保育・こども園課長(野本哲朗)  今回の該当施設は、事前でいうと、令和2年度に文部科学省のほうで幼児教育類似施設といったところがあるかどうかという調査がかかっております。  ただ、それと全くイコールではございませんで、今回、提示された要件に当てはまる施設であれば、対象施設となり得るといったところでございます。  ですので、我々は今の段階では、先ほど御答弁で申し上げた把握状況なんですけども、また近隣のほうにある施設に、また八尾市民の方が通っておられるという状況を把握いたしましたら、今、予算積算しているのは20名なんですけども、まず、この20名で足りるかと考えているところですが、不足すれば、それに応じた御対応はさせていただこうかと考えております。 ○委員長(阪本忠明)  南方委員。
    ◆委員(南方武)  就学前の施設ということで、それぞれの御家庭で価値観もいろいろあれば、どういうところで育てたいという思いもあると思います。  今回、今まで対象になっていなかった施設が対象になるということで、不自由なく希望される方がしっかりと利用できるように周知と、あともし足らなかったらというお言葉もありましたけども、十分な方が、希望される方、皆さんが活用できるように、しっかり使っていただければと思います。  その点だけ、確認させていただきました。ありがとうございます。 ○委員長(阪本忠明)  他にありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阪本忠明)  なければ、2回目の質疑に入ります。  質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(阪本忠明)  それでは、本件の質疑は、これをもって終わります。  以上で、こども若者部関係の審査を終了いたします。  これをもって、当分科会が担当する案件の質疑は全て終了いたしました。 ───────────────────── ○委員長(阪本忠明)  以上で、本日の日程は全て終了いたしました。 ───────────────────── ○委員長(阪本忠明)  閉会に当たり、一言、御挨拶を申し上げます。  委員各位におかれましては、慎重かつ熱心に御審査をいただき、議事運営にも格段の御協力を賜りましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。  執行部各位におかれましては、本日の質疑を十分に精査・検討され、今後の行政運営にも積極的に反映されますよう要望しておきます。  それでは、市長から挨拶願います。  市長。 ◎市長(大松桂右)  本日は、委員会を開会いただく中で、熱心かつ慎重なる御審査をいただきまして、ありがとうございました。  委員会として頂きました御意見等につきましては、精査・検討を加える中で、しっかりと市政運営に生かせるものは生かしてまいりたいと思っておりますんで、どうかよろしくお願いいたします。  ありがとうございました。 ───────────────────── ○委員長(阪本忠明)  以上で、予算決算常任委員会文教分科会を閉会いたします。  午後1時38分閉会 ──────────────────────────────────────────────  〇委員長署名  ┌─────┬─────┬────────────────────────┐  │予算決算 │     │                        │  │常任委員会│阪本忠明 │                        │  │文教分科会│     │                        │  │委員長  │     │                        │  └─────┴─────┴────────────────────────┘...