八尾市議会 2021-03-24
令和 3年 3月定例会本会議−03月24日-07号
令和 3年 3月定例会本会議−03月24日-07号令和 3年 3月定例会本会議
┌─────────────────────────┐
│ 3月24日
八尾市議会定例会(第7日)
会議録 │
└─────────────────────────┘
〇議事日程第7号
令和3年3月24日(水)午前10時開議
┌───┬───────┬──────────────────────────────┐
│日 程│事 件 番
号│ 件 名 │
├───┼───────┼──────────────────────────────┤
│第 1
│ │会議録署名議員指名の件 │
├───┼───────┼──────────────────────────────┤
│第 2
│ │議会の委任による
専決処分について(報告) │
├───┼───────┼──────────────────────────────┤
│第 3│議案第1
号 │損害賠償に関する
和解専決処分承認の件 │
│ ├───────┼──────────────────────────────┤
│ │議案第2
号 │市道路線の認定及び廃止に関する件 │
│ ├───────┼──────────────────────────────┤
│ │議案第3
号 │財産の譲与の件 │
│ ├───────┼──────────────────────────────┤
├───┼───────┼──────────────────────────────┤
│第 8
│議会議案第5
号│預託法等の改正及び執行強化を求める
意見書提出の件 │
├───┼───────┼──────────────────────────────┤
│第 9
│ │総務常任委員長報告(
所管事務調査報告) │
├───┼───────┼──────────────────────────────┤
│第10
│ │建設産業常任委員長報告(
所管事務調査報告) │
├───┼───────┼──────────────────────────────┤
│第11
│ │文教常任委員長報告(
所管事務調査報告) │
├───┼───────┼──────────────────────────────┤
│第12
│ │保健福祉常任委員長報告(
所管事務調査報告) │
└───┴───────┴──────────────────────────────┘
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〇本日の会議に付した事件
1.日程第1から日程第12まで。
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〇
出席者氏名
出席議員(28人)
1 番 議 員 稲 森 洋 樹
2 番 議 員 鑄 方 淳 治
3 番 議 員 松 本 剛
4 番 議 員 山 中 宏
5 番 議 員 松 田 憲 幸
6 番 議 員 南 方 武
7 番 議 員 前 園 正 昭
8 番 議 員 五 百 井 真 二
9 番 議 員 土 井 田 隆 行
10 番 議 員 重 松 恵 美 子
11 番 議 員 西 田 尚 美
12 番 議 員 畑 中 一 成
13 番 議 員 大 野 義 信
14 番 議 員 吉 村 拓 哉
15 番 議 員 西 川 あ り
16 番 議 員 大 星 な る み
17 番 議 員 竹 田 孝 吏
18 番 議 員 坂 本 尚 之
19 番 議 員 桝 井 政 佐 美
20 番 議 員 田 中 慎 二
21 番 議 員 阪 本 忠 明
22 番 議 員 奥 田 信 宏
23 番 議 員 田 中 裕 子
24 番 議 員 谷 沢 千 賀 子
25 番 議 員 越 智 妙 子
26 番 議 員 杉 本 春 夫
27 番 議 員 露 原 行 隆
28 番 議 員 田 中 久 夫
職務のため出席した
市議会事務局職員(4人)
事務局長 渡 辺 孝 司
次長兼
議事政策課長 田 口 琢 也
参事 藤 本 隆 行
議事政策課長補佐 長 野 美 裕
説明のため出席した者(27人)
市長 大 松 桂 右
副市長 植 島 康 文
副市長 東 口 勝 宏
病院事業管理者 福 田 一 成
水道事業管理者事務取扱水道局長赤 鹿 義 訓
危機管理監 宮 田 哲 志
政策企画部長 松 岡 浩 之
総務部長 原 田 奈 緒 美
人事担当部長 築 山 裕 一
財政部長 山 原 孝 英
人権文化ふれあい部長 太 尾 利 治
市民ふれあい
担当部長 村 上 訓 義
地域福祉部長 當 座 宏 章
健康まちづくり部長 浅 原 利 信
保健所長 高 山 佳 洋
こども未来部長 吉 川 貴 代
経済環境部長 浅 川 昌 孝
環境担当部長 鶴 田 洋 介
都市整備部長 金 子 秀 行
下水道担当部長 井 出 信 夫
建築部長 比 留 間 浩 之
消防長 石 田 隆 春
市立病院事務局長 山 原 義 則
(
教育委員会)
教育長 中 山 晶 子
副教育長兼
教育総務部長 新 堂 剛
生涯
学習担当部長 田 中 淳 二
学校教育部長 今 岡 誠 司
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令和3年3月24日(水曜日)午前10時開議
○議長(
西田尚美)
出席議員が定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
─────────────────────
△
会議録署名議員指名の件
○議長(
西田尚美)
それでは、まず、日程第1、「
会議録署名議員の指名」を行います。
本日の
会議録署名議員に、12番
畑中議員、13番
大野議員の両議員を指名いたします。
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△議会の委任による
専決処分について(報告)
○議長(
西田尚美)
次に、日程第2、
地方自治法第180条第2項の規定により、「議会の委任による
専決処分の報告」がありますので、お手元配付のとおり御報告を申し上げます。
─────────────────────
△議案第1号「
損害賠償に関する
和解専決処分承認の件」外37件一括
○議長(
西田尚美)
次に、日程第3、議案第1号「
損害賠償に関する
和解専決処分承認の件」外37件を一括議題といたします。
各議案は、去る2月26日、3月1日及び2日の本会議において、各
常任委員会に審査を付託しておりましたので、その結果について、順次、報告を願うことにいたします。
△
建設産業常任委員長報告
○議長(
西田尚美)
まず、
建設産業常任委員長の報告を願います。
阪本忠明議員。
◆
建設産業常任委員長(阪本忠明) 〔登壇〕
ただいまから、
建設産業常任委員会における
付託案件審査の結果について、御報告申し上げます。
去る3月1日の本会議におきまして、当委員会に審査を付託されました議案第1号「
損害賠償に関する
和解専決処分承認の件」をはじめ、第2号、第7号、第12号及び第33号から第35号までの7案件につきましては、3月4日及び5日に委員会を開催し、執行部から詳細な
提案理由の説明を受け、慎重に審査いたしました結果、いずれも
原案承認、または可決を適当と認めたものであります。
なお、議案第33号から第35号までの3件一括の採決に際し、一部委員の退場があったことを申し添えておきます。
以上で、
建設産業常任委員長報告を終わります。
△
文教常任委員長報告
○議長(
西田尚美)
次に、
文教常任委員長の報告を願います。
谷沢議員。
◆
文教常任委員長(
谷沢千賀子) 〔登壇〕
ただいまから、
文教常任委員会における
付託案件審査の結果について、御報告申し上げます。
去る3月1日の本会議におきまして、当委員会に審査を付託されました議案第3号「財産の譲与の件」につきましては、3月8日に委員会を開会し、執行部から詳細な
提案理由の説明を受け、慎重に審査いたしました結果、
原案可決を適当と認めたものであります。
以上で、
文教常任委員長報告を終わります。
△
保健福祉常任委員長報告
○議長(
西田尚美)
次に、
保健福祉常任委員長の報告を願います。
奥田議員。
◆
保健福祉常任委員長(奥田信宏) 〔登壇〕
ただいまから、
保健福祉常任委員会における
付託案件審査の結果について御報告申し上げます。
去る2月26日及び3月1日の本会議におきまして、当委員会に審査を付託されました議案第8号「
八尾市立児童発達支援センター条例の一部改正の件」をはじめ、第9号から第11号まで、及び第37号の5案件につきましては、3月10日及び11日に委員会を開会し、執行部から詳細な
提案理由の説明を受け、慎重に審査いたしました結果、いずれも
原案承認または可決を適当と認めたものであります。
なお、議案第10号については、反対の立場から討論があり、起立採決の結果、
原案可決を適当と認めましたことを申し添えておきます。
以上で、
保健福祉常任委員長報告を終わります。
△
総務常任委員長報告
○議長(
西田尚美)
次に、
総務常任委員長の報告を願います。
越智議員。
◆
総務常任委員長(越智妙子) 〔登壇〕
ただいまから、
総務常任委員会における
付託案件審査の結果について、御報告申し上げます。
去る2月26日及び3月1日の本会議におきまして、当委員会に審査を付託されました議案第4号「
執行機関の
附属機関に対する条例の一部改正の件」をはじめ、第5号、第6号、第32号及び第36号の5案件につきまして、3月12日に委員会を開会し、執行部から詳細な
提案理由の説明を受け、慎重に審査をいたしました結果、いずれも
原案承認または
原案可決を適当と認めたものであります。
なお、議案第5号につきましては、賛成の立場からの討論があり、簡易採決により、
原案可決を適当と認めたものであります。
また、議案第4号の採決に際し、一部委員の退場があったことを申し添えておきます。
以上で、
総務常任委員長報告を終わります。
△予算決算常任委員長報告
○議長(
西田尚美)
次に、予算決算常任委員長の報告を願います。
田中慎二議員。
◆予算決算常任委員長(田中慎二) 〔登壇〕
ただいまから、予算決算
常任委員会における
付託案件審査の結果について、御報告申し上げます。
去る3月1日及び3月2日の本会議におきまして、当委員会に付託をされました議案第14号「令和2年度八尾市
一般会計第17
号補正予算の件」をはじめ、第15号から第31号まで、第39号及び第40号の20案件につきましては、各分科会での審査を経て、いずれも
原案可決を適当と認めたものであります。
なお、議案第22号、第25号及び第26号の3案件につきましては、反対の立場から討論があり、起立採決の結果、いずれも
原案可決を適当と認めたものであります。
また、議案第29号及び第30号の2件につきましては、賛成の立場から討論があり、簡易採決により、
原案可決を適当と認めたものであります。
以上で、予算決算常任委員長報告を終わります。
○議長(
西田尚美)
以上で、各常任委員長の報告は終わりました。
それでは、これより一括して、委員長報告に対する質疑に入りますが、通告がありませんでした。
よって、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
これより、議題となっております38件のうち、議案第1号、第2号、第6号から第9号まで、第11号、第12号、第15号から第21号まで、第24号、第27号、第28号、第31号、第32号、第34号から第37号まで及び第39号の25件について、一括して討論に入りますが、通告がありませんでした。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
これより、25件一括して採決いたします。
本25件、いずれも委員長報告どおり、
原案承認または可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
西田尚美)
御異議なしと認めます。
よって、ただいま議題となっております38件のうち、議案第1号、第2号、第6号から第9号まで、第11号、第12号、第15号から第21号まで、第24号、第27号、第28号、第31号、第32号、第34号から第37号まで及び第39号の25件については、いずれも原案どおり承認または可決されました。
─────────────────────
○議長(
西田尚美)
次に、議案第3号について討論に入ります。
通告により、田中裕子議員、討論願います。
◆23番議員(田中裕子) 〔登壇〕(拍手)
議案第3号「財産の譲渡の件」について、日本共産党を代表して賛成討論を行います。
この条例案は、この3月いっぱいで閉園になる3つの公立幼稚園のうち、用和と龍華について、認定こども園及び保育所並びに放課後児童健全育成事業の用途に供するために、それぞれの建物を社会福祉法人へ譲渡する内容になっています。
今回、対象となっている用和、龍華を含め、南高安の3つの公立幼稚園では、3月19日に卒園式兼閉園式が行われました。
5歳児の最後の卒園児は、用和が約20人、龍華が約30人、南高安が約10人。用和や龍華は7つの校区から、広範囲で子供たちが通園をしていたとお聞きします。
南高安も2つの校区からでした。最後の1年間は、5歳児のみの保育にあったにも関わらず、多くの園児が公立幼稚園に通園をしました。なぜでしょうか。まず、八尾の公立幼稚園の伝統と実績に裏打ちをされた、根強い支持があったということです。
そして、公立認定こども園の1号枠では、3歳児では64人が抽せんで落選、5歳児でも抽せんで8人落選となっています。全ての希望する子供が入れる計画どころか、5歳児でも入ることのできない状況が生まれています。
1号だけではありません。2号、3号の保育枠も1次選考で500人近くが入所できていませんでした。にもかかわらず、荘内、末広公立保育所でも、今年度で子供たちは公立認定こども園に移動、その後、保育所の建物は解体となります。
地域や保護者からは、八尾の山手の東側には、公立の認定こども園はなく、私立の幼稚園型認定こども園の1号枠もあふれている。周辺に1号の募集がない。せめてあと1年延長してほしかった。保育所に入れないのに、なぜ目の前で保育所を解体するのかなど、切実な声が寄せられています。
そもそもの原因は、平成27年8月に公表された公立認定こども園の整備です。希望する全ての子供が入れる計画として、公立幼稚園は全廃し、公立の就学前施設は5カ所に大規模集約をする。その結果が現在の事態を生み出しています。
この間、どれだけの市民が反対したことか。何回、議会に請願が提出されたことか。最大の被害者は子供たちです。
とうとう令和元年には、旧八尾市立幼稚園、保育所施設活用の基本的な考え方として、用和幼稚園、龍華幼稚園をはじめ、8か所が保育等での活用の方針が示されました。この計画の矛盾と破綻を示すものです。
しかし、一度廃止をし、再び復活させるわけですから、子供と保護者を翻弄するものです。そもそもこんな計画がなければ、こんなことは起きませんでした。
日本共産党は、この計画に最初から今に至るまで反対を貫いてきました。ただ、今回の条例案は、この計画の矛盾の中で、市民の世論と運動が起因となった施設を、保育施設等として復活させるものです。子供たちのためには、この地域に就学前の子供の施設が必要である。その1点で、条例案には賛成を表明するものです。
なお、条例実施に当たっては、待機児童が大量に生まれている低年齢児の受入れを前倒しで行うことや、1号認定の枠を十分に確保することを要望します。
また、公立曙川幼稚園を保育等に活用する予定だったのが、解体更地方針になっています。この地域は、保育需要が非常に高くなっており、保育所が必要です。同時に、山手東側は、公立の就学前施設がありません。対応を求めます。
以上をもって、賛成討論とさせていただきます。(拍手)
○議長(
西田尚美)
通告に基づく討論は終わりました。
それでは、討論を終結して、これより、議案第3号について採決いたします。
本件、委員長報告どおり
原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
西田尚美)
御異議なしと認めます。
よって、議案第3号については、原案どおり可決されました。
─────────────────────
○議長(
西田尚美)
次に、議案第5号について討論に入ります。
通告により、
谷沢議員、討論願います。
◆24番議員(
谷沢千賀子) 〔登壇〕(拍手)
議案第5号「八尾市
職員定数条例の一部改正の件」について、日本共産党を代表して、賛成の立場から討論を行います。
この議案は、市立病院において新型コロナウイルス等の感染症への体制強化を図るため、病院の職員定数を現行の530人から570人に引き上げ、職員全体の定数を2535人から2575人に改正するという内容です。
これは、市民の大きな願いであると同時に、日本共産党が一貫して求めてきたことです。
もし仮に、コロナの第4波が起きた場合、また新たな感染症が発生した場合、様々な自然災害に見舞われた場合などには、迅速に、医師、看護師等を動員して、医療体制を増強する必要があります。
そのためにも、市立病院の職員定数に一定の余裕を持たせ、常日頃から非常時に備えることは、必要不可欠です。
そもそも今回の新型コロナウイルス感染拡大の中で、公衆衛生の重要性、特に保健所が果たす大切な役割を、市民みんなが実感したのではないでしょうか。
同時に、命をかけて、コロナ患者の診療や、看護に携わってこられた病院関係者の皆様には、頭が下がる思いです。
全国的に医療機関が医療崩壊の危機に直面した中で、公立病院の果たす役割の重要性がますます高まっています。
その意味で、今回、市立病院の定数を40名増やすことは、大いに評価するものです。それと同時に、いつ、何どき起こるか分からない南海トラフ等の自然災害に備え、消防職員等の人員を緊急に増強を図るべきです。地方公務員法第30条には、公務員は全体の奉仕者として、公共の利益のために勤務しなければならないとされています。
いざというとき、市民の命と暮らしを守る最も重要な役割を果たすのが公務員です。八尾市でも、全ての部署で職員定数のさらなる引上げと、それに見合った議員活動を行い、常日頃から余裕のある職員体制を構築することが、いざというときに対応できる最大の保障ではないでしょうか。
そのことを強く要望し、賛成討論といたします。(拍手)
○議長(
西田尚美)
通告に基づく討論は終わりました。
それでは、討論を終結して、これより、議案第5号について採決いたします。
本件、委員長報告どおり
原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
西田尚美)
御異議なしと認めます。
よって、議案第5号については、原案どおり可決されました。
─────────────────────
○議長(
西田尚美)
次に、議案第14号について討論に入ります。
通告により、
谷沢議員、討論願います。
◆24番議員(
谷沢千賀子) 〔登壇〕(拍手)
議案第14号「令和2年度八尾市
一般会計第17
号補正予算の件」について、日本共産党を代表して、賛成の立場から討論を行います。
本補正予算には、人事院勧告に伴う人件費の減、コロナ対策により中止となった行事費の減など、多くの減額予算が計上されていますが、一方、高齢者施設の職員や、入所者へのPCR検査の増や、新型コロナ感染症の入院患者の増など、コロナ関連予算が増えているのが特徴です。まさにコロナ感染から市民の命を守る八尾市の役割が、この補正予算を通して見えてきたのではないでしょうか。
その立場から、補正予算に賛成するものです。
同時に、次の2点については、指摘、要望させていただきます。
まず、1点目は、事業者に対する支援金、給付金等についてです。
府市共同事業として取り組んだ休業要請支援金で、2億3000万円。八尾市事業者サポート給付金で3億4280万円。八尾市製造業者サポート給付金で3億2130万円。総額9億円弱が減額補正されています。
昨年来のコロナ禍で、飲食店や製造業など、多くの業者は売上げが落ち込み、先が見えない状況の中、給付金でやっと一息つけたと喜びの声が上がりました。
それと同時に、申請しようと思ったけれども、条件が当てはまらず、涙をのんだという声もたくさん聞いています。
今後、事業者アンケートに寄せられた声に、しっかり応えていただき、新たに施策を検討、展開されることを強く要望します。
2つ目は、防犯カメラの設置予算についてです。
市民や団体からの寄附金と、同額の予算4494万8000円を合わせた約9000万円を、新たな防犯カメラ309台のリース料と、1000台の管理運用に充てるとしています。
そもそも防犯カメラは、犯罪抑止の効果を期待して、各まちづくり協議会が設置してきたものでした。昨年度からまちづくり協議会の防犯カメラ全部と、市がリースで持っていた分、そして新たな309台のリース分を合わせて、1000台を八尾市が一括管理しています。
画像を見るためのパソコンは、八尾市に1台、八尾警察に1台貸与していますが、八尾市は設置しただけで見たことがなく、八尾警察がいつでも、自由に画像を見られるようにする、という説明がありました。
一体、誰のための、何のための防犯カメラでしょうか。
委員会では、防犯カメラの映像を顔認証には使えないとの答弁がありました。今後、そのことを厳守されるよう強く求め、第17
号補正予算の賛成討論といたします。(拍手)
○議長(
西田尚美)
通告に基づく討論は終わりました。
それでは、討論を終結して、これより、議案第14号について採決いたします。
本件、委員長報告どおり
原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
西田尚美)
御異議なしと認めます。
よって、議案第14号については、原案どおり可決されました。
○議長(
西田尚美)
この際、お諮りいたします。
ただいま議案第14号が可決されましたが、これに伴う字句、数字、その他の整理を要するものについては、会議規則第42条の規定により、この整理を議長に委任いただきたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
西田尚美)
御異議なしと認めます。
よって、計数の整理は議長に委任いただくことに決しました。
─────────────────────
○議長(
西田尚美)
次に、議案第23号について、討論に入ります。
通告により、
大野議員、討論願います。
◆13番議員(大野義信) 〔登壇〕(拍手)
議案第23号「令和3年度八尾市
国民健康保険事業特別会計予算の件」について、日本共産党を代表し、賛成の立場から討論を行います。
国民健康保険の構造問題。1、高齢者の割合が多く、1人当たりの医療費が高い。2、財政基盤が弱い、加入者の所得が低い。保険料が重い。3、保険者である市町村の間に格差がある。この構造問題の解決抜きに都道府県化は許されない。
全国自治会や市長会など、地方自治体の一致した意見、要望でありました。
加入者の所得が低いのに、高い保険料となるのは、国民健康保険には事業主負担がないからです。事業主負担の代わりとなっているのは、世帯員の数に応じて課せられる均等割、各世帯に定額で課せられる平等割です。これが高過ぎる国民健康保険料の原因です。
全国知事会は、国民健康保険料を協会健保並みの保険料に引き下げるために、1兆円の公費負担増を政府に要求しました。全国市長会、全国町村会なども要望し続けています。
ところが、菅自公政権は、公費負担を増やすどころか、さらなる国民健康保険制度改悪を進める法改正を狙っています。国民健康保険法に定める都道府県国民健康保険運営方針の記載事項に、都道府県内の保険料と位置づける改定案を、今国会に提出しています。
法律への明記で、統一への流れを加速させる狙いです。現在、具体的な統一時期や目標を定めているのは、大阪の7府県に過ぎません。本案は、さらに法定外の
一般会計からの繰入れ等の解消に向け、具体的な措置を運営方針に定めるよう求めた努力義務規定です。当初、外務省や自民党は、法定外繰入れを必須事項にたくらみましたが、全国市長会と全国町村会が意見書を提出し、抗議したため、同記載となりました。
意見書は、構成上の議論等は、国民健康保険等の保険者の苦境と、被保険者の不参加に配慮したものでなく、地方分権の趣旨に反する、国が一方的に議論を押しつけることは受け入れられない、厳しく批判しています。
コロナ禍が始まった令和2年度の国民健康保険料は、大阪府の統一保険料に向けて、府内の自治体が値上げなどの措置を取る中、八尾市は引き下げを決断しました。この決断は、英断だったと、評価を改めて行うものです。
令和3年度の市民生活はどうでしょうか。コロナ危機は第3波を経験し、2度目の緊急事態宣言もありました。地域経済は打撃を受け、生活困難が広がっています。ところが、令和3年度の国民健康保険料は、府の統一保険料を目指すために、値下げをした令和2年度の国民健康保険料の据置きはしないとしました。
しかしながら、府の統一保険料へのカーブは極力抑えて、負担軽減に努める。そのために補正を組んで、基金にお金の余裕を持たせ、活用していくとしました。
本来ならば、市民の生活実態を見るならば、令和2年度に引き下げた国民健康保険料の据置き、もしくは、さらなる引下げが必要です。その点では、この予算は相入れることはできません。しかし、八尾市の令和2年度の国民健康保険料の引下げの英断により、さらに統一保険料への格差が生まれ、その格差解消が否応なしに迫られる中、できる限りの負担軽減に努めるとしたことに対してのその姿勢については、賛成としたいと思います。
そもそも府の統一保険料への一本化が高過ぎる国民健康保険料は、さらなる値上げを生み出す根源となっています。府の統一保険料は撤廃し、府は、府内市町村が国民健康保険料を引き下げることができるよう、支援こそ行うべきです。
府の統一保険料の撤廃と、国の補助金の増額こそが必要であり、日本共産党は、その実現に向けて、引き続き奮闘することを表明して、賛成討論とします。(拍手)
○議長(
西田尚美)
通告に基づく討論は終わりました。
それでは、討論を終結して、これより、議案第23号について採決いたします。
本件、委員長報告どおり、
原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
西田尚美)
御異議なしと認めます。
よって、議案第23号については、原案どおり可決されました。
─────────────────────
○議長(
西田尚美)
次に、議案第29号について討論に入ります。
通告により、
越智議員、討論願います。
◆25番議員(越智妙子) 〔登壇〕(拍手)
議案第29号「令和3年度八尾市
病院事業会計予算の件」について、日本共産党を代表して賛成の立場から討論を行います。
今回の新型コロナパンデミックとの戦いは、各医療機関や高齢者施設の頑張り抜きにはありません。
中でも、率先して患者を受けた公立公的病院の果たした役割は、筆舌に尽くしがたいものがあります。
まず、医療機関、高齢者施設で働く全ての皆さんと、市立病院の全ての従事者の皆さんに、心から感謝と敬意を表するものです。
さて、私たち日本共産党市会議員団は、このコロナ禍で奮闘されている市内各病院や高齢者施設を訪問させていただき、市立病院では、佐々木病院特命総長に直接お話を聞かせていただき、大変貴重な御意見を頂きました。
新型コロナ感染において、欧米の10分の1の感染者で医療逼迫が起きたり、検査数が世界に比べて異常に少なかったり、ワクチンがこんなに遅れている、今までの医療システムの在り方が問われいるとおっしゃっておられました。これはとても印象に残りました。
政府は、424の公立公的病院を名指しし、再編統合の検討を迫っています。しかし、新型コロナパンデミックは、明確に日本の医療体制の脆弱さを浮き彫りにしました。
また、欧米より桁の少ない感染者数で、日本が医療崩壊に直面、この大きな要因の一つが、病院、医師、看護師の少なさにあることを明瞭に示しました。
政府の検討会でも、余力がないとコロナ患者を受けることができないとの指摘があり、知事会からも、病院に再編整備の話を持ちかけるのはナンセンスだと、厳しい批判があります。
第4期八尾市立病院経営計画においても、このように指摘しています。地域医療構想が進められてきたが、新型コロナウイルス感染患者のための病床が不足し、その不足を公立公的病院が中心となり、病床を確保した。
このことを踏まえて、地域の医療提供体制を考えると、感染症等の災害医療等への備えとして、地域ごとに一定数の非常時のための病床を確保していく、医療体制における余裕が必要であると。
そしてまた、今後は、不採算分野を含む医療を提供する公立公的病院の存在意義を踏まえて、地域医療に必要な医療提供体制の実現が求められるべきだと指摘しています。
政府が病床削減ありきの地域医療構想を推し進める下で、新型コロナでの医療崩壊を教訓に、医療体制の構築を求める、このような声を上げることはとても重要なことだと思います。
また、保健福祉分科会では、福田
病院事業管理者が、国の損失補填の必要性も答弁されていました。
これらは、今後の病院の在り方、公の在り方を示す大変重要な示唆だと思います。
今、医師、看護師の長時間労働の是正も急務の課題となっています。地域医療を守るためには、医師、看護師数の増加が必要です。
今回、市長が提案された市立病院の職員定数40人増の改定は、まさにこの課題に応えるものとして、高く評価するものです。
そして、市長のリーダーシップの下、公務員としての強い使命感、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務するという職員の姿勢も、第4期八尾市立病院経営計画は示しています。これらは、いずれも公立病院のあるべき姿を明確に示すものとなっており、評価すべきと考えます。
以上の理由により、今、市民の命と暮らし、公立病院を守る立場から、令和3年度の予算には賛成することといたします。
ただ、一方では、PFIの問題があります。公立病院の使命と相反する利益追求を柱とする株式会社が、市立病院の中枢部分に位置していることには、やはり違和感があります。
公立病院は、本来、市民に全てを公開し、それを市民がチェックし、運営の在り方を考えていくのではないでしょうか。ところが、PFI方式では、それが不透明と言わざるを得ません。企業秘密などとは、公立病院になじむものではありません。そもそも、もうけを上げなければ生き残れないようにして、公立病院の統廃合を推し進めようとしている、効率最優先の国の医療政策そのものが誤りではないでしょうか。
このことを指摘し、日本共産党を代表しての議案第29号「令和3年度八尾市
病院事業会計予算の件」の賛成討論を終わります。
御清聴ありがとうございました。(拍手)
○議長(
西田尚美)
通告に基づく討論は終わりました。
それでは、討論を終結して、これより、議案第29号について採決いたします。
本件、委員長報告どおり、
原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
西田尚美)
御異議なしと認めます。
よって、議案第29号については、原案どおり可決されました。
─────────────────────
○議長(
西田尚美)
次に、議案第30号について、討論に入ります。
通告により、杉本議員、討論願います。
◆26番議員(杉本春夫) 〔登壇〕(拍手)
議案第30号「令和3年度八尾市
水道事業会計予算」について、日本共産党を代表して、賛成討論を行います。
今年度予算の第9次配水管整備事業では、令和3年から令和7年までの5カ年継続事業として、9億9300万円の予定量とし、老朽管の更新を行い、管路の耐震化の向上に努めるとともに、新営改良事業のうち、2億0303万7000円をもって、配水管の耐震化強化に向けた更新工事を行うことや、基幹管路の耐震化の取組として、高安上水道の更新事業を行うと共に、北部新送水管の布設工事を行う予算が計上され、災害に強く、水道水の安定的な供給が続けられるように取り組まれるものとなっており、市民の信頼に応えられる水道事業の構築が期待される予算となっております。
また、滞納による水栓停止取扱いについても、母子餓死事件を契機に、取り扱いの改善も行われることになっております。
さて、水道事業は、市民の命綱であります。安全・安心な水供給をしていくために欠かせないものであります。今日、全国各地で地震が多発しています。2030年までには起こるであろうとする東南海地震など、市民の不安ともなっております。
市民の安全・安心の確保は、耐震化の促進とライフラインの強化ではないでしょうか。
いざというときに必要な職員体制の強化です。しかし、水道局は、平成23年に職員定数を110名と改正されました。しかし、その後、毎年と言っていいほど、職員を減らし、今年度予算では77名となっております。継承のための人材育成といいながら、令和3年度では技能職は前年度より3名も減っております。
いざ災害が起こった事態に必要な職員は技術職員です。これだけの職員で大災害時、十分と言えるでしょうか。職員の確保と技術継承は重要な課題であります。日本共産党は、これら今後の改善を強く求めておきます。
また、コロナ感染拡大による水道料金4か月間の基本料金の減免は、全ての市民から歓迎されてきた独自施策でありました。水道局財政では、昨年度に続き、今年度では約5億円の黒字を見込んでおります。コロナ感染も下げ止まりとなっていますが、リバウンドで第4波感染拡大が起こることも、専門家で予想され、変異株感染の広がりなども深刻となっております。
こうした状況から、市民生活も厳しくなっております。感染防止や収束には、市民の協力が必要です。地方創生臨時交付金も活用して、再度、施策を講じ、市民に還元すべきことも要望し、賛成討論といたします。(拍手)
○議長(
西田尚美)
通告に基づく討論は終わりました。
それでは、討論を終結して、これより、議案第30号について採決いたします。
本件、委員長報告どおり、
原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
西田尚美)
御異議なしと認めます。
よって、議案第30号については、原案どおり可決されました。
─────────────────────
○議長(
西田尚美)
次に、議案第40号について討論に入ります。
通告により、杉本議員、討論願います。
◆26番議員(杉本春夫) 〔登壇〕(拍手)
議案第40号「令和3年度八尾市
一般会計第1
号補正予算」について、日本共産党を代表して賛成の立場から討論を行います。
この補正予算は、新型コロナウイルスワクチン接種経費として、11億9044万6000円をはじめ、特定不妊治療助成費6480万円で、1回30万円の補助等、事実婚家庭に対しても対象とするものであります。
放課後児童室経費1642万4000円など、市民の命、健康を見守る補正予算となっております。
特に、感染症対策として、PCR検査を含む1億4313万4000円のコロナ対策費について、日本共産党は、コロナ感染対策について、高齢者施設の職員に対し、複数回、定期的な検査の仕組みや、福祉施策の施設や医療機関などに社会的検査を行うことを、一貫して求めてまいりました。
せんだって、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身会長は、社会的検査は感染対策の上で非常に意義があるとして、1回ではほとんど意味がない。定期的に続けてやるのが重要と答えています。
今日、コロナウイルスからの変異質が全国的に広がっております。政府は、検査については、1日1万回としていますが、10万回が必要と、専門家でも指摘されているところであります。
さらに、政府に対して強く求めるとともに、全国各地で検査拡大を進めていることから、八尾市独自でも社会的検査を行い、市民の安心と安全を確保するために、感染防止と収束に向けた検査をやるべきことを求めておきます。
一方、商工振興費の委託料として、2060万3000円の予算が含まれ、個人番号カード利用消費活性化経費として5000万円のポイント還元をするもので、今年9月までの延長の予算と、マイナンバーカードの普及を目的としております。
マイナンバーカードは、日本に住む全ての国民、外国人に、生涯変わらない、12桁の番号をつけ、様々な機関や事務所などに散在する各自の情報を寄せ、参照できるように、行政などが活用するものであります。
2015年10月に普請が行われ、2016年から希望者に対し、顔写真やICチップの入ったマイナンバーカードは、全国的には20%の普及であり、しかし、八尾市では、令和3年2月末で、9万2216件、34.6%が公布されております。これをさらに普及するためのものであります。
マイナンバーカードの制度は、政府が国民一人一人に、生涯変わらぬ番号をつけ、他分野の個人情報をひもづけにして、利用できるようにすること自体、プライバシー権の侵害の規制を持つ重大な問題があるから、なかなか普及しないというのが現状ではないでしょうか。
こうした個人情報の漏えいや、カードの紛失や盗難といった国民も不安に応えず、国民がカードを使わざるを得ない状況をつくり出すため、2021年からマイナンバーカードを、健康保険証としても使用可能にするなど、健康保険法等改正、戸籍事務とマイナンバー制度を結びつける戸籍法の改正、行政手続業務に用いる情報を、紙からデジタルデータに転換し、オンライン化を原則とするデジタル手続法を、この通常国会で審議され、整備させようとしております。これらに関連する菅総理の肝煎りのデジタル関連法案の問題点が、早くも浮き彫りになってきております。
財界の求める個人データの利活用、推進を優先し、住民サービスの低下や、個人情報漏えいのおそれ、地方自治体への介入や、個人情報保護体制の後退などを招く内容であります。
データ利活用の手段となるのが、国、自治体システムの集約、共同化と、マイナンバー制度の拡大であります。
また、政府が運営しているマイナポータルを通じて、行政だけでなく、民間サービスを含めた情報連携を含め、個人の所得、資産、医療、そして教育など、膨大なデータを集めようとしていることであります。
デジタル手続法では、マイナンバーカードの取得を促進するため、番号通知の際に郵送される現在の簡易性の通知カードを廃止し、顔写真つきのカードを持たざるを得ないようにしてまいりました。
政府は、マイナンバーカードについて、個人情報を保護するために、厳格な安全対策を講じ、高いセキュリティーを確保した、利用時には暗証番号が必要になるから、ここはほかには使えないなどと宣伝していますが、デジタル手続法では、暗証番号入力を要しない方式で、利用できる方法を入れ込み、個人情報保護そのものも後退させてまいりました。
こうした国民総番号制に、個人番号利用消費活性化経費は、マイナンバーカードを促進させるためのものであることを指摘しておきます。しかし、第1
号補正予算は、大半は市民の命と健康、暮らしを守る予算となっていることから、賛成をし、討論とさせていただきます。(拍手)
○議長(
西田尚美)
通告に基づく討論は終わりました。
それでは、討論を終結して、これより、議案第40号について採決いたします。
本件、委員長報告どおり、
原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
西田尚美)
御異議なしと認めます。
よって、議案第40号については、原案どおり可決されました。
─────────────────────
○議長(
西田尚美)
次に、議案第4号について討論に入ります。
通告により、田中裕子議員、討論願います。
◆23番議員(田中裕子) 〔登壇〕(拍手)
議案第4号「
執行機関の
附属機関に関する条例の一部改正の件」について、日本共産党を代表して反対討論を行います。
この条例の一部改正の件について、反対する理由は、八尾市スポーツ施設運営審議会を条例から削除し、廃止をするからです。
スポーツ施設は、社会教育施設です。社会教育法では、国及び地方公共団体の任務として、第3条で社会教育の省令に必要な施設の設置及び運営、集会の開催、資料の作成、同封その他の方法により、全ての国民があらゆる機会、あらゆる場所を利用して、自ら実際生活に即する文化教養を高め得るような環境を醸成するように努めなければならないとしています。
国や地方公共団体は、この環境の醸成を行ってきたのでしょうか。効率を最優先として、公共施設を株式会社にまで、権限まで与える指定管理者制度が導入され、八尾市でも、全てのスポーツ施設をはじめ、指定管理者制度が導入をされています。
昨年の12月議会では、文化スポーツ施設を
教育委員会から市長部局へ移行する条例が議決をされました。日本共産党は、社会教育の後退だと反対討論を行いましたが、条例の賛成討論でも、十分議論がされたのかと、厳しい指摘がありました。そして今回、
附属機関であるスポーツ施設運営審議会の廃止です。
附属機関は、
執行機関の執行の内容を実質的に左右するほどの意見、勧告、答申、調査結果などを提供する極めて重要な役割を、本来、果たしています。スポーツ施設に指定管理者制度が導入され、市長部局に移管が行われる今こそ、審議会の役割がより一層、求められていたところです。
よって、この条例案に反対をいたします。
最後に、4月からの機構改革では、図書館の質が後退していること、文化財、文化スポーツ関係が
教育委員会から市長部局に移管されることなど、八尾市において、社会教育の大きな後退が起きていることを指摘して、反対討論を終わらせていただきます。(拍手)
○議長(
西田尚美)
通告に基づく討論は終わりました。
それでは、討論を終結して、これより、議案第4号について採決いたします。
本件は、起立により採決いたします。
本件、委員長報告どおり
原案可決することに賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(
西田尚美)
起立多数であります。
よって、議案第4号については、原案どおり可決されました。
─────────────────────
○議長(
西田尚美)
次に、議案第10号について討論に入ります。
通告により、
大野議員、討論願います。
◆13番議員(大野義信) 〔登壇〕(拍手)
議案第10号「八尾市
介護保険条例の一部改正の件」について、日本共産党を代表して、反対の立場から討論を行います。
この議案は、令和3年度から令和5年度までの第8期計画期間における介護保険料を設定するというものです。
最大の問題は、コロナ禍でも介護保険料を第5段階の基準額で、年額7万3110円から7万8680円へ、年額で5570円、月額で464円も引き上げることです。
月額5000円が限界と言われていましたが、既に発足時の2倍を超え、年金暮らしの高齢者の負担の限界となっています。高齢者の8割は年金天引きで、介護保険料を徴収されていますが、年金額が月1万5000円を下回る人などは、窓口で直接払いです。
介護保険料の滞納は急増し、令和2年7月末で1275人、うち第1段階に該当している人数532人、そのペナルティとして、償還払い5件、給付制限37件となっています。
新型コロナの影響による収入減少で減免を受けている人が308人に及んでいます。
このようなときに、大幅な値上げは許されません。介護保険が制度スタートの当初から持っていた保険料の負担増と、給付の削減のジレンマは、いまや制度の根幹を揺るがす大問題となっています。
読売新聞は、介護保険20年の特集のため、政令市や中核市、160自治体を対象とするアンケートを行いました。
結果は9割の当局が、介護保険制度を今後10年、現行のまま維持するのは困難と回答。その理由の第1は、人材や事業所の不足、74%、第2位は、保険料の上昇に住民は耐えられない、64%でした。
条例は撤回して、次の手だてを取るよう求めてきましたが、応じていません。
1、介護保険料の引上げをやめること。基準額を引き下げること。財源は国庫負担増を要求すると同時に、一般財源からの繰入れを行うこと。
2、保険料の所得段階を再分割するとともに、高額所得者には応分の負担を求め、低所得者の保険料は軽減を図ること。
3、生活に困っている人の介護保険料減免制度を拡充すること。新型コロナ減免制度を延長し、改善すること。要支援1、2のホームヘルプ、訪問介護とデイサービス、通所介護は、総合事業のサービスに移行しており、自治体の判断で、住民、ボランティアなどに移すことが可能な制度になっています。
国は、2020年10月に規則改正をして、第8期から市町村の判断で、介護保険1から5の人でも、総合事業のB型サービスの利用対象にできるようにしました。
八尾市においては、対象となるサービスを実施していないが、より有益になるよう検討していくと答えています。要介護者の受給権が侵害されることがあってはなりません。このような対象拡大はしてはなりません。
以上の理由で、議案第10号「八尾市
介護保険条例の一部改正の件」に反対するものです。(拍手)
○議長(
西田尚美)
通告に基づく討論は終わりました。
それでは、討論を終結して、これより、議案第10号について採決いたします。
本件も、起立により採決いたします。
本件、委員長報告どおり
原案可決することに賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(
西田尚美)
起立多数であります。
よって、議案第10号については、原案どおり可決されました。
─────────────────────
○議長(
西田尚美)
次に、議案第22号について討論に入ります。
通告により、まず、田中裕子議員、討論願います。
◆23番議員(田中裕子) 〔登壇〕(拍手)
議案第22号「令和3年度八尾市
一般会計予算の件」について、日本共産党を代表して反対討論を行います。
この間、保健所、公立病院、公務員をはじめ、公立最優先、自己責任の下で、削減に次く削減が行われてきました。コロナ禍は、この社会の脆弱さを明らかにしました。医療崩壊、保健所の疲弊、倒産、廃業、生活困窮が広がっています。
コロナを乗り越えた先には、コロナの前に戻るのではなく、ケアに来やすい社会の在り方への模索が広がっています。その思いを真正面から受け止めることが必要だと考えます。
その立場から、以下の理由で当初予算に反対をするものです。
第1点目です。マンパワー不足解消と、新やお改革プラン第6次総合計画が矛盾をするという点です。
保健所では、今回のコロナ危機の状況を検証し、人員を要望したいと表明。生活保護行政では、ケースワーカーの増員の必要性に改めて触れ、府の監査では、27人の早期の補充を求めています。救急は決して余裕があるわけではなく、少数制でやっていると答弁がありました。
コロナ禍は、現在の公的サービスがこんなにも余裕がなく、マンパワー不足であることを明らかにしました。
令和3年度の当初予算では、職員人件費に当初の採用予定より大幅に増やした社会福祉や、心理資格職の正規職員が含まれています。この3月議会では、職員定数を40人増やし、市立病院に充てる条例案も提案されました。これらは、必要なことであり、前進であると評価をするものです。
しかし、これで十分なのでしょうか。どの職場でも、超過勤務は恒常的に続き、メンタルチェックも悪化をしています。今必要なのは、どの職場においても、マンパワー不足を解消し、日頃から余裕のある体制をつくることではないでしょうか。
そのことがコロナ禍を乗り越え、そして近い将来起きる南海トラフの大震災に対しての備えではないでしょうか。しかし、新やお改革プランや、第6次総合計画では、限られた人員とし、直営から民間委託など、マンパワー不足解消には応えるどころか、国の言いなりで、むしろ削減方向です。これら計画の抜本的見直しを求めましたが、その姿勢はありませんでした。
2点目です。
市営住宅の建て替えをPFI方式で行うということです。この間、国を上げての公共財産まで、担保にして投資をするPFI方式など、公民連携で公共サービスの市場化が推し進められてきました。資本主義社会の下、株式会社は利潤を上げなければ生き残れません。
公共サービスの市場化とは、公共サービスを企業のもうけの場にすることなのです。八尾市でも、令和元年度に10億円以上の公共事業など、PFI方式を検討する規定が策定をされました。それに基づいて、当初予算では、市営住宅の建て替えをPRI方式で行うためのアドバイザリー委託料が計上されています。
そもそも市営住宅など、公共施設の発注は分離発注方式を行ってきました。なぜなら、公契約とは、地域住民の生活と発達を目的とし、その達成のために締結をされるべきだからです。
競争性が発揮され、地元業者の育成にもなる本体、電気、機械を分離した分離発注方式で、一般入札を行えばいいのです。
ところが、今回、PFI方式で本体、電気、機械を一括して契約をするといいます。しかし、PFI方式では、土地・建物の所有権を民間に移転し、それを担保に民間が資金調達を行いますが、市営住宅の建て替えの場合、土地も建物も所有権を民間に移転をしないといいます。これでは自力で財源を確保できる企業しか、工事を受け取ることはできません。そんなことはまず不可能です。
どのように業者に手が挙げてもらうのか、競争性をどう発揮するのかを、約1400万円の当初予算と、債務負担行為1200万円というお金を積んで、PFIアドバイザーに委託をして考えるというのです。
PFI先にありきがおかしな矛盾を生み出しているのではないでしょうか。公民連携による公共サービスの市場化ではなく、直営の堅持と公的サービスの拡充こそ必要です。
そもそも、新やお改革プランや、第6次総合計画は、国が推し進めてきた経済効率最優先で、自己責任を基本とした計画です。しかし、コロナ危機を経験し、人間が生きていく上で、必要不可欠なものを最優先にする政治に転換をし、人と人の間に分断を持ち込む自己責任の押しつけではなく、人々が支え合う社会連帯を大切にする社会こそ必要だと、多くの人が実感をしているのではないでしょうか。
そのことは、ジェンダー平等の社会実現にとっても、必要不可欠です。新やお改革プランと、第6次総合計画の見直しでこそ、八尾の新しい時代の幸せと成長の土台を築けるものと確信をします。
反対理由の3点目です。
社会教育、教育の問題です。機構改革で図書館の位置づけが後退をし、文化・スポーツ施設が
教育委員会から市長部局へ、スポーツ施設審議会の廃止も条例案で提案をされました。少人数学級は前進をしていません。奨学金は改悪、学校校区選択制は矛盾だらけです。
現在、保育所に入れない子供たちがあふれているのに、2つの公立保育所を解体します。そのお金があるならば、職員確保に回して、子供たちを受け入れるべきです。生活保護を利用しながら、衰弱死した母子に対する第三者委員会の設置もありません。
同和地区ありきで人権行政を推し進め、特定団体に助成金を支出し、事業許可を行うこともやめるべきです。
人権条例の撤廃も求めます。
市営住宅の建て替えや桂小学校の建て替えの在り方についても、本当に市民や子供たちの立場に立ったものなのかと、疑念を抱いています。
なお、令和3年度の一般財源の予算は、令和2年度と同水準以上、むしろプラスアルファで確保しています。しかし、今後、市税等歳入の見通しが不透明なことから、今後、非常に厳しい財政運営が予想されるとしています。だからこそ、国が不透明な状況を打開するために、消費税5%の減税や、持続化給付金、家賃補助の再給付など、早急に手だてを取ることを、日本共産党は求めるものです。
さて、私たち日本共産党市会議員団は、このコロナ危機の下、何ができるかと模索をしてきました。政務活動費を活用し、今、市民にコロナ禍の下で使える制度をお知らせするため、議員団ニュースを全戸配布し、そしてコロナ危機で最も脆弱性が現れ、その最前線で奮闘している医療、介護、公衆衛生の皆さんの状況を真摯に聞かせていただきました。そして、市民の生活困窮、生活不安をリアルに捉え、要求実現をするために、市民アンケートを2月に全戸配布し、返信を頂いているところです。
このアンケートは、衝撃的でした。女性の深刻な影響が明らかになり、SOSが次々と届けられるのです。コロナ禍の、とりわけ深刻な影響が集中している女性へ光を当て、全庁を挙げて取り組んでほしいとの要望に、市長は取り組むと御答弁をされました。心から期待を申し上げるものです。
以上で、反対討論を終わらせていただきます。(拍手)
○議長(
西田尚美)
次に、
畑中議員、討論願います。
◆12番議員(畑中一成) 〔登壇〕(拍手)
議案第22号「令和3年度八尾市
一般会計予算の件」について、公明党、無所属議員、自由民主党を代表して、賛成の立場から討論をいたします。
令和3年度は、第6次総合計画の初年度であり、今後8年間にわたる八尾市政の第一歩を踏み出す重要な年度であります。
令和3年度八尾市
一般会計予算には、市民の命と安全を守るための新型コロナウイルス感染症対策経費をはじめ、救急需要の増加に伴うデイタイム救急隊の増設のよる救急体制の強化のための経費、子ども・子育て施策として、児童虐待対策や、子育ての悩みを相談できる、仮称、八尾市子ども総合支援センターの整備推進のための経費、また、市民の複合化、複雑化した課題への取組を進めるための、つながる支援室の設置予算など、市民の安心・安全、社会生活の向上に資するものが多く含まれている予算であることについては、一定の評価をするところであります。
一方、課題として、4月からの組織機構改革では、女性活躍推進室が廃止となります。市長は、これまでの施策は継続するとしておりますが、我々は、施策の効果検証や、新たな取り決めのためには、担当部署が必要であると、12月議会よりたびたび指摘しているところです。
国を上げて男女共同参画、女性活躍推進が叫ばれる中、本市では女性活躍推進室を廃止し、人権政策課において、その他業務と兼務という位置づけとしております。
この点については、課題があることを指摘しておきます。
次に、まちづくり推進経費ですが、本市の地域づくりの中心的な役割を担っていただいている校区まちづくり協議会では、コロナ禍の影響により、地域活動のほとんどがやむなく中止となっています。新型コロナウイルス感染症収束後の活動再開や担い手不足などの課題を抱える多くの校区まちづくり協議会に対し、本市から予算措置だけではなく、様々な活動に対する支援が必要であると考えます。
早急に支援策を立ち上げ、実行することを強く求める次第であります。
次に、中学校給食について、選択制の中学校給食は、平成28年より全中学校で提供されたところであり、5年が経過いたしました。
今般、中学校全員給食に大きくかじを切るに当たり、中学校全員給食実施方針が策定されました。我々は、基本的な方向性には賛同しておりますが、現状の給食提供の課題を明らかにすること、また、厳しい財政事情を見据えた今後の取組強化に期待をしております。
次に、財政面ですが、本予算の規模については、前年度と比べ、52億3700万円増の1096億0800万円となりました。
一方、歳入においては、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、市税において、前年度と比べ約28億円の減、地方交付税においては、約20億9000万円の減。
一方で、臨時財政対策債の発行は、約38億5000万円の増となっており、大変厳しい財政状況であることは言うまでもありません。
持続可能な行財政運営のため、引き続き、財政状況の改革に向けた取組を行っていただくことを求めます。
令和3年度八尾市
一般会計予算には、冒頭申し上げた項目に加え、地域福祉部と健康まちづくり部が一体化して、総合的な政策を展開すること、並びに健康まちづくり科学センターの設置による科学的なデータを活用した政策展開の期待や、魅力創造部の設置による関係人口の増加への期待など、市民の社会生活全般の向上に寄与する予算の多くが計上されていることから、本予算案に賛成するものであります。
なお、本市における新型コロナウイルス感染症対応地方創生交付金として、11億3312万6000円の、第3次交付限度額が示されました。
今後、交付金を活用した新型コロナウイルス感染症対応分と、地域経済対応分における各事業が展開されていくことになりますが、事業における優先順位を的確に定め、市民の安心・安全につながる効果的な事業の実施を求め、賛成の立場からの討論を終わります。
御清聴ありがとうございました。(拍手)
○議長(
西田尚美)
次に、西川議員、討論願います。
◆15番議員(西川あり) 〔登壇〕(拍手)
議案第22号「令和3年度八尾市
一般会計予算の件」について、八尾の未来を紡ぐ会を代表して、賛成の立場から討論します。
令和3年度の当初予算は、1096億0843万円、前年度比5.0%増の規模でありますが、歳入においては、市税7.2%減。地方交付税18.3%減、さらに、臨時財政対策債の大幅増を見込む、厳しい財政状況であると認識しています。
財源不足を補うとして、財政調整基金34億円の繰入れも危惧するところです。
支出においては、最優先課題であるコロナ対策経費はもちろんのことですが、つなげる支援室の創設、災害時要配慮者支援事業の開設関係課による連携強化、山本駅周辺の計測整備、地域公共交通の充実に向けた取組、(仮称)八尾市子ども総合支援センター整備事業、消防や防災に関わる安全・安心の経費。文化・芸術振興に向けた条例制定経費等、市民生活に直結した事業経費などが含まれており、私たちはそれらの取組に対し、賛成するものです。しかしながら、幾つかの点について、異議があります。
まず、1点目は、八尾市奨学金制度の見直しです。
現行、年額4万8000円の給付を2万円に減額し、対象者数を増やすとのことですが、現在、子供の7人に1人が貧困家庭と言われる社会状況を見まして、コロナ禍における失業、低賃金化に鑑みても、この時期に半額以下に減額する理由に納得しかねます。
2点目です。学校図書館司書配置については、昨年3月議会にて請願が採択されたにもかかわらず、2021年度の実施計画の中で、いまだ検討事項になっています。スクールサポートスタッフについても、当初予算には継続配置が含まれておりません。子供の意見表明や、参画を担っていたやおっ子元気・やる気アップ提案事業はなくなりました。これらについては、残念で仕方がありません。
3点目は、市政だより全戸配布についてです。この間、新型コロナウイルス関連情報を、全ての市民にいかにして届けるのか課題であり、必要な情報は、臨時号としてチラシの全戸配布も行ってきました。しかし、自治振興委員会の協力による配布が長く浸透してきた経緯を踏まえると、市政だよりの全戸配布に至るには、十分な説明責任を果たしているとは思いません。しかも、この厳しい財政状況の中、年間4200万円もの経費がかかる、業者によるポスティング手法が最善なのか。なぜ優先事業なのか、分かりません。
今後、地域活動の活性化につながる手法等の在り方を検討すべきではないでしょうか。
最後に、言うまでもなく、人権尊重は全ての施策の基本に据えられるものです。コロナ禍における誹謗中傷や差別が社会問題となり、とりわけ女性の就労、自殺、DVなどの厳しい現状と、人権課題が顕著になっている今だからこそ、それらに対する市長の明確なメッセージと、施策の充実を打ち出すべきです。
残念ながら、市長の本意は市民に伝わりにくく、当初予算に反映されているとは思いません。また、人権課題に向き合いながら、就労困難者や複合的な福祉課題を持つ市民、日本語が困難な外国人に寄り添い、地道な相談と支援を続けている八尾市人権協会の事業委託経費が減額されていることも懸念しています。
結びに、コロナ禍で新たな変異種によるさらなる不安が増大する中、人と人とのつながる力が弱まるものなくつながり、かがやき、しあわせつづく八尾が色あせことなく成長していきますよう、私たちの思いを受け止め、人を大切にした事業展開をしていただけますことを強く要望して、終わります。(拍手)
○議長(
西田尚美)
通告に基づく討論は終わりました。
それでは、討論を終結して、これより、議案第22号について採決いたします。
本件も、起立により採決いたします。
本件、委員長報告どおり
原案可決することに賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(
西田尚美)
起立多数であります。
よって、議案第22号については、原案どおり可決されました。
─────────────────────
○議長(
西田尚美)
次に、議案第25号について、討論に入ります。
通告により、
大野議員、討論願います。
◆13番議員(大野義信) 〔登壇〕(拍手)
議案第25号「令和3年度八尾市
介護保険事業特別会計予算の件」について、日本共産党を代表して、反対の立場から討論を行います。
介護保険法の施行から20年以上がたち、ますます危機が深まっています。
介護保険の20年は、同時に社会保障削減路線の20年となりました。
日本共産党は、介護保険法が国会で審議されていたときから、この制度は年金天引きで保険料を徴収されるが、いざ介護となったときに、十分なサービスが受けられない。保険あって介護なしになりかねないと指摘してきました。
この介護保険制度の下で、高齢者が介護給付を受けるには、幾つもの壁を乗り越えなければならないからです。
第1に、要介護認定で要支援・要介護と判定されないと、サービスは受けられません。
第2が、介護サービス提供体制の不足です。
第3が、高過ぎる利用料です。
第4が、保険料の壁です。
こんな状況の下で、令和3年から令和5年までの第8期事業計画がスタートします。
本予算に反対する一番の理由は、この予算では、介護人材の不足を解消することができないことです。新型コロナウイルス感染症で、介護事業所が深刻な打撃を受けています。4月から介護保険制度の報酬が0.7%上がりますが、介護現場からは、これでは身が持たないとの悲鳴が上がっています。
今年の8月からは、施設の食費負担増などの利用料引上げも行われます。
最後の地域包括ケアシステムを維持するための経費が計上されています。包括的地域支援事業の新規メニューは、認知症地域支援員による相談、生活コーディネーター配置、地域ケア会議の実施等です。
地域包括ケアシステムの問題は、診療報酬会計と併せて、高度急性期の病床を削減し、患者を在宅治療や介護へと誘導する仕組みをつくったことです。要支援者向けの訪問介護と通所介護は、介護保険サービスから外され、市町村の総合事業に移されました。しかし、尊厳を持った、自立した生き方を支援するヘルパーの専門的な役割も大切です。
本予算案は、介護難民を生み出す根底の問題を放置しています。月額5000円が限界だといわれた介護保険料は、月額464円引き上げられ、6556円となり、年間7万8608円となりました。基準月額は、2025年には7500円に、2040年には、1万円を超えることが想定されるとしています。
高齢者も現役世代も安心できる介護制度に変えるための提案を行い、反対討論とします。
1、介護サービスを取り上げる改悪をやめ、公的給付を充実する。
2、国による利用料、保険料の減免制度をつくる。
3、国費の投入や、介護報酬の増額によって介護労働者の処遇改善を行う。
4、特養ホームなど介護施設を国の責任で大幅に増設する。
5、介護保険の国庫負担割合を緊急に10%引き上げ、将来的には国庫負担50%にする現行の介護保険の矛盾は、抜き差しならない段階に来ています。
公的介護制度を立て直すための以上のような改革が必要であることを提案し、反対の討論とします。(拍手)
○議長(
西田尚美)
通告に基づく討論は終わりました。
それでは、討論を終結して、これより、議案第25号について採決いたします。
本件も、起立により採決いたします。
本件、委員長報告どおり
原案可決することに賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(
西田尚美)
起立多数であります。
よって、議案第25号については、原案どおり可決されました。
─────────────────────
○議長(
西田尚美)
次に、議案第26号について、討論に入ります。
通告により、杉本議員、討論願います。
◆26番議員(杉本春夫) 〔登壇〕(拍手)
議案第26号「令和3年度八尾市
後期高齢者医療事業特別会計予算の件」について、日本共産党を代表して、反対の立場から討論を行います。
この予算に反対する理由は、低所得者に対する8.85割の保険料均等割の特例を改悪し、保険料期間を2倍に増やしていることです。
一昨年は、均等割9割軽減が8割になった人は8798人、さらに昨年は、8割から7割になりました。結局、保険料は平成30年、年額5149円が、令和2年、1万6233円と3倍になっていることです。
均等割8.5割軽減の人は、7723人、所得への世帯に変更がなければ、保険料は令和元年度7723円、令和2年度1万7174円、令和3年度1万6233円と、1年遅れて7割になっています。
さらに、2020年度、2022年度までに窓口負担を2割負担にすると言っております。全国後期高齢者医療広域連合は、窓口負担を現状維持に求める要望書を、厚生労働省宛に提出しております。
その要望書は、負担増の中止にとどまらず、被保険者の負担を将来にわたって抑えるため、後期高齢者医療制度に対する国民健康保険負担の引上げも要望しているところであります。
菅内閣は、2020年12月15日に、臨時閣議で年収200万円以上の75歳以上、約370万人を対象に、医療費窓口負担2割導入を決めました。新型コロナ禍で高齢者の命と健康と生活をどう守るかが問われるときに、約370万人、八尾市では5453人が対象となりますが、この窓口負担が2倍になることは、まさに冷酷な自助政策そのものではないでしょうか。
菅首相は、2割負担の導入は現役世代の負担上昇を抑えるために、高齢者に、能力に応じて負担をしていただくものだといいます。ところが、今回の2割負担導入によって、軽減される現役労働者の保険料負担額は、一人当たり年350円に過ぎません。一方で、75歳以上の負担額は、高齢の家族の生計を支える現役世代にも打撃となります。2割導入で最も減るのは、年980億円の削減となる公費です。その中でも、その6分の4を担う国が一番負担を減らす計画となっています。
現在の後期高齢者医療制度の前身である老人保健制度が出来た1983年、老人医療に占める国保負担の割合は45%でした。その後の改悪で、後期高齢者医療制度を導入した2008年には、後期高齢者医療に占める割合で、36%まで低下、2020年度は、33%まで減っております。
現役世代の負担が増えたのは、政府が国民健康保険負担を減らしてきたからではないでしょうか。現役世代の負担軽減というなら、減らしてきた国庫負担を元に戻すべきであります。
今日、こうした後期高齢者に対し、生命を守るどころか、負担をさらに増やし、改悪を推し進める後期高齢者医療制度に反対するものであり、そのことからも、今回の予算に反対し、その討論とさせていただきます。(拍手)
○議長(
西田尚美)
通告に基づく討論は終わりました。
それでは、討論を終結して、これより、議案第26号について採決いたします。
本件も、起立により採決いたします。
本件、委員長報告どおり
原案可決することに賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(
西田尚美)
起立多数であります。
よって、議案第26号については、原案どおり可決されました。
─────────────────────
○議長(
西田尚美)
次に、議案第33号について、討論に入ります。
通告により、まず、
谷沢議員、討論願います。
◆24番議員(
谷沢千賀子) 〔登壇〕(拍手)
議案第33号「八尾市
文化会館大
規模改修工事の
工事請負契約締結の件」について、日本共産党を代表して、反対の立場から討論を行います。
反対理由の第1は、異常に高い落札率になっていることです。
入札に参加したもう1社は、予定価格100%での応札であり、本気で取ろうという意欲が見えません。結果的に、大豊・畑中特定建設工事共同企業体が99.71%という、限りなく談合が疑われる高率で落札しています。
これは、最低制限価格で落札した場合と比べ、1億円以上高い金額であり、競争性、公平性、透明性が発揮されたとはとても言えません。市民の税金の使い方として、強い疑念を抱きます。
反対理由の第2は、共同企業体の代表者、大豊建設株式会社が長年にわたり、従業員による不正行為を行っていた問題です。
委員会で配付された資料には、外部の公的機関による調査の過程で、不正行為が判明。調書では、事実関係等を明らかにし、再発を防止するため、外部調査委員会を設置し、調査を進めると書かれています。
不正の内容は、東北支店と大阪支店に勤務する従業員が、複数の工事下請業者に対し、契約金額を水増しした発注を行い、水増し分を同業者にプールしてもらい、同社が発注する別工事の工事代金に充てるよう依頼していた、ということ。
また、2016年3月期から2021年3月期までの5年間で、水増しされた総額は、約2億6600万円と判明した、というものです。
3月1日に公表された、会社が設置した外部調査委員会の報告書では、東北、東京、名古屋、大阪、九州の5地点で、同様の不正が行われていたこと、大阪支店では、材料納入業者に対し、私物の家電製品の購入まで指示していたこと、東北、大阪両支店では、建築部長自身が不正行為を指示していたこと等が書かれており、最後に、大豊全体として、組織的に行われたものとは認められないと結論づけています。
しかし、3月12日付で会社が公表した再発防止策等のお知らせには、不正行為を指示したとされる両建築部長については、人事異動のみで、会社に留任させています。これでは、全く自浄能力が働いていません。
さらに問題なのは、2017年にも、約2億3000万円に及ぶ架空発注等の不正取引が発覚し、第三者調査委員会を立ち上げながら、これ以上の広がりはないと、人事異動のみで済ませていることです。
つまり、不正に対する認識が甘く、不正が繰り返されているのです。八尾市は、行政処分がない限り、契約は履行としていますが、だからこそ議会での意見表明が必要ではないでしょうか。
日本共産党は、本契約を承認することはできません。
以上の点から、議案第33号に反対するものです。(拍手)
○議長(
西田尚美)
次に、前園議員、討論願います。
◆7番議員(前園正昭) 〔登壇〕(拍手)
議案第33号「八尾市
文化会館大
規模改修工事の
工事請負契約締結の件」について、自由民主党、八尾の未来を紡ぐ会、新声、無所属議員、公明党を代表して、賛成討論を行います。
本議案は、八尾市の文化芸術の中心拠点である八尾市
文化会館プリズムホールの大
規模改修における工事契約を締結するための重要な議案であります。
市民に愛され、親しまれてきた
文化会館は、昭和63年の竣工から30年以上が経過し、安全対策や老朽化対応、機能充実などを目途として、改修計画が策定されました。
昨年には、ガバメントクラウドファンディングも実施され、目標を大きく上回る支援が寄せられたことを見ても、市民の皆様の新しく生まれ変わる
文化会館に対する期待の大きさもうかがえたところです。
しかしながら、仮契約の相手方業者が2016年から5年間にわたって、一部取引においての不正行為が判明をしたと、本年1月19日付で公表されていたことが、本議案の審査を付託された
建設産業常任委員会の当日に判明しました。
この件について、外部調査委員会による調査報告書も3月1日に公表していますが、業者から八尾市に対しての報告や説明は、一切なかったとの答弁がありました。これは、市と契約を結ぶ業者との信頼関係を損なわないのか、非常に危惧するものです。また、委員会で執行部に確認したところ、現時点では、八尾市の入札に関する規定や、建築業法には抵触しないとの答弁がありましたが、さらなる確認が必要であると判断いたしました。
その後、改めて執行部から仮契約相手方の執行役員が、おわびと説明のために来庁された旨の報告を受けましたが、今回の大きな問題は、契約相手の取引における不正行為があったことが、一般に周知されていたにも関わらず、先方からの報告が一切なく、八尾市もその事実を全く把握できていなかったという点にあります。
市長はじめ執行部におかれては、契約先に対するチェック機能が果たせていなかったことを真摯に反省し、機能強化に努めるとともに、仮契約以降、今回のような事案に関する報告義務についてのシステムを早急に構築し、市民や議会にしっかりと説明責任を果たしていけるように強く求め、賛成討論といたします。(拍手)
○議長(
西田尚美)
通告に基づく討論は終わりました。
それでは、討論を終結して、これより、議案第33号について採決いたします。
本件も、起立により採決いたします。
本件、委員長報告どおり
原案可決することに賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(
西田尚美)
起立多数であります。
よって、議案第33号については、原案どおり可決されました。
─────────────────────
○議長(
西田尚美)
議事の都合により、暫時休憩いたします。
午前11時48分休憩
◇
午後0時再開
○議長(
西田尚美)
これより休憩前に引き続き会議を開きます。
─────────────────────
△議会議案第1号「八尾市議会委員会条例の一部改正の件」外3件一括
○議長(
西田尚美)
次に、日程第4、議会議案第1号「八尾市議会委員会条例の一部改正の件」外3件を一括議題といたします。
提案者である議会運営委員会を代表して、土井田委員長から、4件一括して
提案理由の説明を求めます。
◆議会運営委員長(土井田隆行) 〔登壇〕
ただいま議題となりました議会議案第1号から第4号の4件について、一括して
提案理由の説明を申し上げます。
はじめに、議会議案第1号「八尾市議会委員会条例の一部改正の件」についてでございますが、本件は、八尾市事務分掌条例の一部を改正する条例が、令和3年4月1日から施行されることに伴い、関係規程の一部を改正するものでございます。
内容といたしましては、第2条第2項の
常任委員会の所管を定める規程について、機構改革に伴う名称及び所管の改正を行いものでございます。
なお、改正後の規程は、令和3年4月1日から施行するものでございます。
次に、議会議案第2号「八尾市議会会議規則の一部改正の件」について、
提案理由の説明を申し上げます。
本件は、女性をはじめとする多様な人材の市議会への参画を促進する環境整備を図る観点から、本会議や委員会への欠席理由として、育児、看護、介護などを明文化するとともに、出産について、産前産後期間にも配慮した規程の整備を図るほか、行政手続などにおいて、原則として押印を廃止する国の政策動向を踏まえ、請願に関わる署名、押印の見直しを行うものです。
なお、改正後の規程は公布の日から施行するものでございます。
次に、議会議案第3号「八尾市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正の件」について、
提案理由の説明を申し上げます。
本件は、新型コロナウイルス感染症対策における財源確保を図るため、政務活動費の交付月額を減額する特例措置を講じるとともに、併せて政務活動費の交付申請の手続として、交付の事態の状況を追加するにつき、条例を改正する必要があるため、本案を提出するものです。
内容といたしまして、本条例の施行の月から、令和4年3月分までの間における政務活動費の交付月額につきまして、本則の額から20%を減額するものです。また、併せて交付の事態に関わる手続を追加することに伴い、所要の規程を整備するものです。
なお、この条例は、令和3年4月1日から施行するものでございます。
最後に、議会議案第4号「八尾市議会議員の
議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部改正の件」につきまして、
提案理由の説明を申し上げます。
新型コロナウイルス感染症対策における財源確保を図るため、
議員報酬の減額を図るにつき、条例の一部を改正する必要がありますため、本案を提出する次第であります。
内容といたしましては、新型コロナウイルス感染症による市民生活や地域経済への影響が深刻化する中、より一層の支援策の充実が必要なことから、現在、令和3年月3月31日まで10%減額となっている議長、副議長及び議員の月額報酬について、令和4年3月31日までに延長するものです。ただし、期末手当の算出基礎となる
議員報酬月額につきましては、減額しないものでございます。
なお、この条例は、令和3年4月1日から施行するものでございます。
本市においても、新型コロナウイルス感染症対策として、様々な施策を講じているところではありますが、1日も早い収束に向け、今こそ市民、事業者、行政、市議会が共に力を合わせ、この未曾有の難局を乗り越えていく必要があると考えております。
議員28人全員の削減額合計は、2065万2000円。また、先ほど説明いたしました政務活動費の減額による削減額は、470万4000円を、それぞれ見込んでおり、この
議員報酬減額により生み出される財源を、八尾市が市民などに対して実施する施策の支援財源として、新型コロナウイルス感染症対策に生かされることを願います。
以上、誠に簡単ではございますが、
提案理由の説明といたします。
○議長(
西田尚美)
これより、4件一括して質疑に入りますが、通告がありませんでした。
よって、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本4件は、議会運営委員会の提出議案であります。
よって、会議規則第36条第2項の規定により、委員会付託を省略いたします。
これより4件一括して討論に入りますが、通告がありませんでした。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
これより、議会議案第1号から第4号までの4件について、一括して採決いたします。
本4件、いずれも
原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
西田尚美)
御異議なしと認めます。
よって、議会議案第1号から第4号までの4件については、いずれも原案どおり可決されました。
─────────────────────
△議案第41号「令和3年度八尾市
一般会計第2
号補正予算の件」
○議長(
西田尚美)
次に、日程第5、議案第41号「令和3年度八尾市
一般会計第2
号補正予算の件」を議題といたします。
東口副市長から
提案理由の説明を求めます。
東口副市長。
◎副市長(東口勝宏) 〔登壇〕
ただいま議題となりました議案第41号「令和3年度八尾市
一般会計第2
号補正予算の件」につきまして、
提案理由の御説明を申し上げます。
本補正予算は、新型コロナウイルス感染症により、市民生活や地域経済への影響が深刻化する中、市議会として、より一層の支援策の充実に必要となる財源確保を図るため、提案する予算でございます。
恐れ入りますが、補正予算書の1ページを御参照願います。
本補正予算は、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ3548万2000円を減額し、それぞれ1112億2231万3000円とするものでございます。
次に、2ページ及び3ページでございますが、歳出予算の補正として、議会費で3548万2000円を減額し、一方、歳入予算の補正として、市税で同額を減額するものでございます。
以上で、
提案理由の説明を終わらせていただきます。よろしく御審議賜りますよう、お願い申し上げます。
○議長(
西田尚美)
これより質疑に入りますが、通告がありませんでした。
よって、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
西田尚美)
御異議なしと認めます。
よって、本件については、委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入りますが、通告がありませんでした。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
これより、議案第41号について、採決いたします。
本件、
原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
西田尚美)
御異議なしと認めます。
よって、議案第41号については、原案どおり可決されました。
─────────────────────
△議案第42号「八尾市副市長を選任するについて同意を求める件」
○議長(
西田尚美)
次に、日程第6、議案第42号「八尾市副市長を選任するについて同意を求める件」を議題といたします。
市長から
提案理由の説明を求めます。
市長。
◎市長(大松桂右) 〔登壇〕
ただいま議題となりました議案第42号につきまして、
提案理由を御説明申し上げます。
本件につきましては、本市副市長であります東口勝宏氏が、来る令和3年3月31日をもって退職されますので、その後任の副市長といたしまして、新たに村上慶太郎氏を選任するにつきまして、市議会の同意をお願いするものでございます。
村上氏の経歴等につきましては、お手元配付の参考資料のとおりでございます。
同氏は、大阪府で長きにわたり、卓越した行政手腕を発揮され、その豊かな知識と経験は、本市副市長として最適任であると考えております。
何とぞ市議会の御同意を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(
西田尚美)
これより質疑に入りますが、通告がありませんでした。
よって、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
西田尚美)
御異議なしと認めます。
よって、本件については、委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入りますが、通告がありませんでした。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
これより、議案第42号について、採決いたします。
本件、原案同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
西田尚美)
御異議なしと認めます。
よって、議案第42号については、原案どおり同意されました。
─────────────────────
△議案第43号「八尾市
固定資産評価員を選任するについて同意を求める件」
○議長(
西田尚美)
次に、日程第7、議案第43号「八尾市
固定資産評価員を選任するについて同意を求める件」を議題といたします。
市長から
提案理由の説明を求めます。
市長。
◎市長(大松桂右) 〔登壇〕
ただいま議題となりました議案第43号につきまして、
提案理由を御説明申し上げます。
本件につきましては、本市固定資産評価委員であります相馬得秀氏が、来る令和3年3月31日をもって辞任されることに伴い、その後任の
固定資産評価員といたしまして、新たに田中秀雄氏を選任するにつきまして、市議会の同意をお願いするものでございます。
田中氏の経歴等につきましては、お手元配付の参考資料のとおりでございます。
同氏は、固定資産の評価に関する知識及び経験をお持ちであり、本市
固定資産評価員として最適任であると考えております。
何とぞ市議会の御同意を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(
西田尚美)
これより質疑に入りますが、通告がありませんでした。
よって、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
西田尚美)
御異議なしと認めます。
よって、本件については、委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入りますが、通告がありませんでした。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
これより、議案第43号について、採決いたします。
本件、原案同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
西田尚美)
御異議なしと認めます。
よって、議案第43号については、原案どおり同意されました。
─────────────────────
△議会議案第5号「預託法等の改正及び執行強化を求める
意見書提出の件」
○議長(
西田尚美)
次に、日程第8、議会議案第5号「預託法等の改正及び執行強化を求める
意見書提出の件」を議題といたします。
お諮りいたします。
本件については、提出者の説明及び委員会付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
西田尚美)
御異議なしと認めます。
よって、本件については、提出者の説明及び委員会付託を省略することに決しました。
これより質疑に入りますが、通告がありませんでした。
よって、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
これより討論に入りますが、通告がありませんでした。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
これより、議会議案第5号について、採決いたします。
本件、
原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
西田尚美)
御異議なしと認めます。
よって、議会議案第5号については、原案どおり可決されました。
─────────────────────
○議長(
西田尚美)
次に、総務、建設産業、文教及び保健福祉の各
常任委員会から所管事務調査の報告の申出がありますので、これを受けることにいたします。
△
総務常任委員長報告
○議長(
西田尚美)
それでは、まず日程第9、
総務常任委員長報告を願います。
越智議員。
◆
総務常任委員長(越智妙子) 〔登壇〕
ただいまから、
総務常任委員会における所管事務調査について、御報告申し上げます。
本委員会では、災害等発生時の避難所の現状と在り方について、及び市の情報発信の在り方について、所管事務調査を行ってまいりました。
調査に当たりましては、新型コロナウイルス感染症対策のため、密となる会議を極力避け、執行部への現状確認を文書で行う等、様々な工夫を行いました。
これらの調査を進めた結果、お手元配付のとおり、計4項目の委員会で一致した意見を当委員会として、執行部に対し提案するものであります。
以上で、
総務常任委員会における所管事務調査の報告を終わります。
─────────────────────
△
建設産業常任委員長報告
○議長(
西田尚美)
次に、日程第10、
建設産業常任委員長報告を願います。
阪本忠明議員。
◆
建設産業常任委員長(阪本忠明) 〔登壇〕
ただいまから、
建設産業常任委員会における所管事務調査について、御報告申し上げます。
本委員会では、産業政策及び就労支援の2つのテーマについて、所管事務調査を行ってまいりました。
両テーマの調査に当たりましては、執行部から現状を確認し、調査を進めるために、令和2年12月16日の委員会をはじめ、延べ8回の調査を実施しました。
調査を進め、委員会として協議を重ねた結果、産業政策についてはお手元配付のとおり、産業集積の維持発展、工場立地の促進について、企業における新たな分野の事業展開について、ものづくり人材の育成について、経常的に測定可能な目標設定についての計4項目の委員会で一致した意見を、当委員会として執行部に対し提案するものであります。
また、就労支援につきましても、お手元配付のとおり、障がい者の就労支援について、女性の就労支援について、オンライン化の推進について、ダイバシティー経営の推進についての計4項目の委員会で一致した意見を当委員会として、執行部に対し提案するものであります。
以上で、
建設産業常任委員会における所管事務調査の報告を終わります。
─────────────────────
△
文教常任委員長報告
○議長(
西田尚美)
次に、日程第11、
文教常任委員長報告を願います。
谷沢議員。
◆
文教常任委員長(
谷沢千賀子) 〔登壇〕
ただいまから、
文教常任委員会における所管事務調査について、御報告申し上げます。
本委員会では、誰ひとり取り残さないための子どもの居場所について、所管事務調査を行ってまいりました。
調査に当たりましては、執行部から現状を確認し、調査を進めるために、令和2年12月8日の委員会をはじめ、延べ7回の調査を実施しました
これらの調査を進めた結果、お手元配付のとおり、いじめの認知件数について、様々な関係機関等との連携等について、脱いじめ傍観者教育等の研修について、弁護士によるいじめ予防対応研修についての計4項目の、委員会で一致した意見等を取りまとめました。
以上で、
文教常任委員会における所管事務長の報告を終わります。
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△
保健福祉常任委員長報告
○議長(
西田尚美)
次に、日程第12、
保健福祉常任委員長報告を願います。
奥田議員。
◆
保健福祉常任委員長(奥田信宏) 〔登壇〕
ただいまから、
保健福祉常任委員会における所管事務調査について、御報告を申し上げます。
本委員会では、全庁的な福祉政策について、所管事務調査を行ってまいりました。
調査に当たりましては、執行部から現状を確認し、調査を進めるために、令和2年11月9日の委員会をはじめ、延べ6回の調査を実施いたしました。
また、他市の先進事例を参考にするため、滋賀県野洲市、北海道小樽市、東京都足立区等の取組事例について、調査研究を実施しました。
これらの調査を進めた結果、お手元配付のとおり、計3項目の委員会で一致した意見を、当委員会として執行部に対し提案するものであります。
以上で、
保健福祉常任委員会における所管事務調査の報告を終わります。
○議長(
西田尚美)
以上で所管事務調査の報告を終わります。
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○議長(
西田尚美)
以上で、本日の日程は全部終了いたしました。
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○議長(
西田尚美)
それでは、この際、このたび退職されますお二人の特別職から、退任の挨拶をしたいとの申出がありますので、これを受けることにいたします。
まず、東口副市長から挨拶を受けることにいたします。
東口副市長、挨拶願います。
◎副市長(東口勝宏)
発言のお許しを頂きましたので、一言御挨拶を申し上げます。
在職中は議会の皆様、市民の皆様には、多大な御厚情を賜り、厚く御礼を申し上げます。
短い期間で本市を離れますことは、非常に残念でございますが、私といたしましては、今後も八尾の発展に少しでもお役に立てるよう、頑張ってまいりたいと考えておりますので、引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。
最後になりますが、議員の皆様のますますの御活躍、御健勝並びにコロナ禍を乗り越えた先の八尾市政の発展を祈念いたしまして、挨拶とさせていただきます。
大変お世話になり、ありがとうございました。(拍手)
○議長(
西田尚美)
ありがとうございました。
次に、福田
病院事業管理者から挨拶を受けることにいたします。
福田
病院事業管理者、挨拶願います。
◎
病院事業管理者(福田一成)
本会議で非常にお疲れのところ、議長からこのような貴重な時間を頂きまして、誠にありがとうございます。
退任に当たりまして、一言御挨拶申し上げたいと思います。
まず、今期定例会で提案いたしました病院関係の予算議案につきまして、全会一致で御可決いただきましたこと、改めてこの場をお借りしてお礼を申し上げたいと思います。
事業管理者になってから、大切にしておりました言葉がございます。それは、共助ということです。この4年間、自分なりに、公立病院としての共助をどう果たすか、あるいはそれを常に意識しながら、病院事業のかじ取りを進めてまいったと考えております。
特に、新型コロナウイルス感染症対応におきましては、これは委員会でも申したのですけれども、通常医療とのバランスというものを非常に苦慮しながら、病院で勤務する全ての職員、これは他の事業の方々もそうなんですが、個々の職員の一つ一つの力が結集した組織力が公立病院としての役割を果たす上で、非常に有効であったというふうに考えております。
振り返りますと、私は昭和54年4月に八尾市役所に奉職いたしました。それから20年間は、水道局で勤務させていただいて、平成11年7月の人事異動で市役所に変わり、人事課、行政改革課、そして平成22年4月から病院
事務局長を4年間やらせていただいて、その後3年間は、市民ふれあい
担当部長を経験して、退職後、再び
病院事業管理者ということで、本会議場では、計算してみますと都合11年間、皆様方にお世話になったと思っております。
この42年間の大半が、地方公営企業で勤務させていただいたということになるのですが、八尾市職員として、その職務が全うできましたのも、この場におられます議長をはじめといたします議員の皆様方、そして大松市長をはじめといたします特別職の皆様方、そして列席されております部長職の皆様方をはじめ、既に退職されました先輩職員の皆様、そして退任されました議員の皆様方の御指導のおかげをもって、今日において職務が全うできたと考えております。
最後になりますが、様々な部署で、一緒に働いた部下職員にもお礼を申したいと思います。
優秀な職員に巡り会って、その職員の支えがあってこそ、私の42年間が全うできたかと思います。
議員の皆様におかれましては、病院事業を支えていただきたいということを、最後にお願い申し上げまして、退任の御挨拶とさせていただきたいというふうに考えております。
どうも、長いことありがとうございました。(拍手)
○議長(
西田尚美)
ありがとうございました。
3月定例会の閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
去る2月19日に招集されました今期定例会は、34日間の会期を終え、ここに閉会の運びとなりました。
この間、議員各位には、本会議あるいは委員会において、熱心かつ慎重に御審議いただき、心から厚く御礼を申し上げます。
今期定例会では、令和3年度の市政運営の柱となる
一般会計当初予算をはじめ、数多くの議案を議決いたしました。
市長をはじめ執行部の皆様におかれましては、議員から指摘のありました事項をしっかりと受け止められ、今後の行政運営に適切に反映されますよう、強く求める次第であります。また、今期定例会においては、議会資料に誤りが見受けられました。資料の誤りは審議に支障を及ぼしかねないことであり、執行部におかれましては、今後、細心の注意を払い、議会対応に当たられますよう、よろしくお願い申し上げます。
さて、この1年間においては、新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応等、多くの議案の審査を行ってまいりました。また、議会から市長に対して、新型コロナウイルス感染症から、市民の生命や生活、そして地域経済を守るための政策や事業について、要望を重ねてまいりました。
とりわけ、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種においては、関連する補正予算を今期定例会本会議初日に即日議了したことにより、ワクチン接種の体制構築にいち早く着手されたことは、感染拡大が続き、先行きの見えない中、重症化予防や蔓延防止等、市民にとっても光明が差し込むことであったと思います。
いよいよ本格的に始まる接種について、執行部におかれましては、正しい情報が的確に市民に届き、必要とされる方に接種できるよう、今後も引き続き御尽力いただくことをお願いしておきます。
また、令和3年度は第6次総合計画がスタートする年でもあります。中長期にわたっての八尾の未来を展望した都市像についてなど、これからも市民から付託を受けた二元代表制の一翼を担う議会として、市民の声を基に、行政とは常に緊張感ある議論を重ねてまいりたいと思います。
3月も終わりを迎え、日を重ねるごとに、玉串川や長瀬川の桜も咲き始め、百花繚乱の春の訪れを感じる季節となりました。
このたび、市政発展のため御尽力をされました特別職の東口副市長、福田
病院事業管理者をはじめ、部局長として、渡辺市議会
事務局長、松岡
政策企画部長、村上人権文化ふれあい部長と、多くの職員の皆さんが、退職という人生の新たな門出を迎えられることとなります。
市が一丸となって対応している新型コロナウイルス感染症が終息に至っていない状況に、心残りもあるかと存じますが、これまでの御尽力に深く感謝するとともに、今後とも健康に十分御留意をいただき、さらなる御活躍を期待しております。
一方、先輩職員の志を引き継ぎ、このたびの機構改革を含めて、人事異動で新しい職場に異動される職員の皆様が多数おられるかと思います。どうか新しい職場におきましても、市民のため、八尾市のため、一層御尽力を賜ますようお願い申し上げます。
結びに、皆様方の今後ますますの御健勝と御活躍を、心から御祈念申し上げまして、簡単ではございますが、閉会の御挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
それでは、市長から挨拶を願います。
市長。
◎市長(大松桂右) 〔登壇〕
令和3年3月定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶申し上げます。
今期定例会は、去る2月19日に開会され、多くの重要議案を提案させていただき、議員の皆様には、会期中、本会議あるいは委員会におきまして、終始、熱心かつ慎重に御審議をいただき、各議案につきまして、本日までそれぞれ御決定を賜り、厚くお礼申し上げます。
会期中に市議会から御指摘のありました諸点につきましては、十分検討を加えまして、今後の市政運営に生かしてまいりたいと考えております。
さて、新型コロナウイルス感染症を巡っては、1月14日に発令された2度目の緊急事態宣言は、一昨日、全国的に解除されましたが、事態は好転したものではありません。
宣言解除後の3月8日から14日までの間、本市の人口10万人当たりの陽性者数は13.88人となり、前の週の3.75人から増加しているように、全国的に感染の再拡大、リバウンドが懸念されています。
宣言期間中、本市においては、6500人以上の行政検査を実施、239人の陽性を確認、現在も50人の市民が療養を続けておられます。この間、保健所は、市内の高齢者施設を、職員約3500人分の集中検査を実施するなど、総力を挙げて感染拡大防止策を講じてきました。引き続き、市民の皆様の御協力を頂きながら、感染症対策に全力を挙げてまいります。
翻って、市民生活や経済環境に目を転じると、様々な影響が見られます。今後もコロナ禍の市民の不安にしっかりと寄り添いながら、感染動向を見極めて、地方創生臨時交付金などを活用した支援策を積極的に講じてまいります。
一方、全国的に準備が進められている新型コロナウイルスワクチンについては、発症予防に95%の有効性が確認されるなど、市民の注目度は高く、私たちも大きく期待を寄せているところであります。
本市は医師会、歯科医師会、薬剤師会をはじめ、市民団体の協力も頂きながら、明日2回目の集団接種の予行演習を実施することとなります。引き続き、医療機関との調整や、情報発信などにも精力的に取り組み、市民の皆様に安心してワクチンの接種を受けていただく体制を整備してまいります。
3月定例会の開会日に、市政運営方針で発言させていただいたように、引き続き、私が先頭に立ち、新型コロナウイルス感染症対策を最優先課題として取り組み、市民の皆様の立場に立ち、不安に寄り添い、市民の皆様の命と生活を守り抜く決意であります。
間もなく4月から八尾市第6次総合計画が始まります。コロナ禍を乗り越えた先に、大きく広がる本市の成長と発展に向けた取組も、着実に実行し、全ての市民に光が当たり、誰一人取り残さないまちづくりを進めてまいります。
どうか市議会におかれましても、お力添えを賜ますよう、よろしくお願いいたします。
この場をお借りして、甚だ恐縮ではございますが、今月末をもって退任をされます東口勝宏副市長、福田一成
病院事業管理者に対しまして、感謝の言葉を申し述べさせていただきます。
お二人には、常勤特別職として、本市の発展のために懸命に職責を果たしていただき、しっかりと私を支えていただきました。本当にありがとうございました。
今後とも本市の市政運営に、大所高所から、何とぞ御助言を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
また、今月末で退職される部局長の皆さんをはじめ、職員の皆さんにおかれましては、長年にわたり全体の奉仕者として、誠実かつ公正に職務を遂行され、深く感謝を申し上げる次第です。
新たなスタートを切られた後も、ますますの御活躍と御健勝をお祈り申し上げます。
結びに、日ごとに春の訪れを感じるこの頃でありますが、議員各位におかれましては、健康に十分御留意をいただき、ますますの御活躍を祈念申し上げるとともに、今後とも格別の御指導と御助言を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げまして、閉会の御挨拶とさせていただきます。
誠にありがとうございました。
─────────────────────
○議長(
西田尚美)
以上をもちまして、令和3年3月定例会を閉会いたします。
午後0時40分閉会
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〇
会議録署名議員
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│市議会議長 │西 田 尚 美 │ │
├───────┼────────┼─────────────────────────┤
│市議会議員 │畑 中 一 成 │ │
├───────┼────────┼─────────────────────────┤
│市議会議員 │大 野 義 信 │ │
└───────┴────────┴─────────────────────────┘...