八尾市議会 2021-03-09
令和 3年 3月 9日予算決算常任委員会(文教分科会)−03月09日-01号
令和 3年 3月 9日
予算決算常任委員会(文教分科会)−03月09日-01号令和 3年 3月 9日
予算決算常任委員会(文教分科会)
┌─────────────┐
│ 予算決算常任委員会 │
│ 文教分科会次第 │
└─────────────┘
┌─令和3年3月9日──┐
└─第1委員会室 ──┘
1 開 会
2 審 査
【いじめからこどもを守る課関係】
(1) 議案第22号「令和3年度八尾市一般会計予算の件」のうちの当分科会所管分
【教育委員会及び建築部のうちの当
分科会所管分関係】
(1) 議案第14号「令和2年度八尾市一般会計第17号補正予算の件」のうちの当分科会所管分
(2) 議案第39号「令和2年度八尾市一般会計第19号補正予算の件」のうちの当分科会所管分
(3) 議案第22号「令和3年度八尾市一般会計予算の件」のうちの当分科会所管分
議案第40号「令和3年度八尾市一般会計第1号補正予算の件」のうちの当分科会所管分
<以上2件一括審査>
3 閉 会
〇出席者氏名
出席委員
委員長 谷 沢 千 賀 子
副委員長 露 原 行 隆
委員 鑄 方 淳 治
委員 山 中 宏
委員 西 川 あ り
委員 桝 井 政 佐 美
議長 西 田 尚 美
説明のため出席した者
市長 大 松 桂 右
副市長 植 島 康 文
<いじめからこどもを守る課>
次長兼いじめからこどもを守る課長
平 尾 克 之
<建築部>
部長 比 留 間 浩 之
次長兼公共建築課長 稲 葉 守 弘
<教育委員会>
教育長 中 山 晶 子
副教育長兼教育総務部長 新 堂 剛
(教育総務部)
生涯学習担当部長 田 中 淳 二
次長 木 下 直 人
次長 万 代 辰 司
総務人事課長 山 本 博 士
教育政策課長 式 龍 一 郎
生涯学習スポーツ課長 松 田 勝 人
八尾図書館長 谷 裕 之
文化財長 み な も と 斎
参事 田 頭 正 光
(学校教育部)
学校教育部長 今 岡 誠 司
学務給食課長 南 昌 則
教育センター所長 山 下 卓 也
人権教育課長 黒 井 健 之
<その他関係執行部>
若 干 名
職務のため出席した市議会事務局職員
次長兼議事政策課長 田 口 琢 也
議事政策課長補佐 長 野 美 裕
令和3年3月9日(火曜日)午前10時開会
○委員長(谷沢千賀子)
出席委員が定足数に達しておりますので、ただいまから、昨日に引き続き
予算決算常任委員会文教分科会を開会いたします。
─────────────────────
○委員長(谷沢千賀子)
なお、本日も
新型コロナウイルス感染症対策のため、質疑及び答弁は簡潔明瞭に行っていただくよう、よろしくお願いいたします。
併せて、委員会室における換気の強化を行い、適宜休憩も取ってまいります。
以上の点につきましても、併せて御協力をお願い申し上げます。
それでは、審議の前に山中委員から発言の申出がありますので、これを受けることにいたします。
山中委員。
◆委員(山中宏)
昨日の私の
予算決算常任委員会文教分科会における病児保育に関する発言の中で、一部誤解を招く発言がありました。発言の取消しをお願いします。
○委員長(谷沢千賀子)
この際、お諮りいたします。
山中委員から発言の一部を取り消したい旨の申出がありましたが、これを許可することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(谷沢千賀子)
御異議なしと認めます。
よって、山中委員からの発言の取消しの申出を許可することに決定いたしました。
それでは、お手元配付の次第書どおり、審査を行います。
─────────────────────
○委員長(谷沢千賀子)
まず初めに、いじめからこどもを守る課関係について審査を行います。
議案第22号「令和3年度八尾市一般会計予算の件」のうちの当分科会所管分を議題といたします。
平尾いじめからこどもを守る担当部次長から提案理由の説明を求めます。
平尾次長。
◎いじめからこどもを守る担当部次長兼いじめからこどもを守る課長(平尾克之)
ただいま議題となりました議案第22号「令和3年度八尾市一般会計予算の件」のうち、いじめからこどもを守る課所管分につきまして御説明申し上げます。
恐れ入りますが、一般会計予算書の78ページから81ページまでを御覧いただきますよう、お願いいたします。
款2総務費、項1総務管理費、目1一般管理費につきましては、予算額60億5387万9000円のうち、いじめからこどもを守る課分といたしましては、予算額は4004万円で、主な経費といたしましては、いじめからこどもを守る課職員の人件費として3910万1000円のほか、いじめ再
調査委員会委員報酬、
いじめ手紙相談等いじめから子どもを守る八尾づくりの推進事業経費93万9000円でございます。
次に、84ページから87ページを御覧いただきますよう、お願いいたします。
款2総務費、項1総務管理費、目8人権啓発費につきましては、予算額3278万3000円のうち、いじめからこどもを守る課分といたしましては、予算額17万4000円で、主な経費といたしましては、いじめのない
環境づくり推進事業経費でございます。
続きまして、令和3年度予算参考資料の14ページをお開き願います。
令和3年度の主な事業につきまして御説明させていただきます。
第6次総合計画、施策3の子どもの学びと育ちの充実におきましては、いじめからこどもを守る
八尾づくり推進事業で93万9000円を計上いたしております。
内容といたしましては、いじめ問題などの悩みを抱く児童・生徒の声を把握していく仕組みの充実として、いじめ手紙相談を実施するほか、専門職による学校への出張研修、出張授業を実施するものでございます。
以上、誠に簡単な説明ではございますが、議案第22号のうち、いじめからこどもを守る課所管分につきましての提案理由の説明とさせていただきます。
何とぞ、よろしく御審査賜りますよう、よろしくお願いいたします。
○委員長(谷沢千賀子)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑ありませんか。
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
よろしくお願いいたします。
幾つかお伺いしていきたいんですが、予算書の81ページのところのいじめからこどもを守る
八尾づくり推進経費というところかと思いますが、市政運営方針でもがっつりと上げていただきまして、いじめ支援チームと連携をしていき、子供たちのSOSを迅速に把握する手紙相談等の実施ということなんですけども、この手紙相談に関してなんですが、内容についてちょっと詳細を教えていただいてよろしいでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
平尾次長。
◎いじめからこどもを守る担当部次長兼いじめからこどもを守る課長(平尾克之)
いじめの手紙相談につきましてでございますが、今回、手紙相談を実施いたしますのは、子供からのいじめの声というか、それを把握していくために実施するものでございます。
特に、今年度、いじめ相談というのを、私どもの課が設置して実施してきたわけでございますが、なかなか子供からの声というのは入っていない状況でございます。
子供から直接電話というのは、なかなか難しいかと思いますんで、今回、手紙という形では実施させていただきまして、児童・生徒のほうに料金後納の形をついた形で、ミニレター方式のお手紙をお渡し、全児童・生徒にお渡しさせていただきまして、その中から、実際のいじめ相談であったりとか、実際のいじめの現場の中では、やっぱり周り見ている子供もおられると思いますんで、その見てる子供からも含めて、私どもにお手紙を頂く形で把握していく中で、いじめの未然防止だったりとか、早期対処であったりとか、対応していきたいと考えておるものでございます。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
教育委員会でやられる脱
いじめ傍観者教育、それと連携をしてやっていくという内容なのかと思うんですけども、1回それはお配りして、それで終わりとか、そういう感じですか。それとも定期的に何かされるんですか。
○委員長(谷沢千賀子)
平尾次長。
◎いじめからこどもを守る担当部次長兼いじめからこどもを守る課長(平尾克之)
今回のいじめ手紙相談につきましては、一応、年間2回の予定をいたしております。その中で、鑄方委員がおっしゃられました教育委員会のほうで脱
いじめ傍観者教育いうのもされていて、その中でやっぱり傍観者をなくしていこうという形で、教育委員会でも取組をされていますんで、その中で連携をして、うちのほうの手紙相談と連携しながら、効果を高めていきたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
昨日かな、うちの娘がいじめを守る条例に関してのあれを学校でもらったよということで持って帰ってきまして、そこにも何かいろいろ書いてありました。電話番号も載っていたし、そういったところでなかなか、今も次長おっしゃったように、電話で相談をしていただくのは、ひょっとしたら難しいという側面もあるのかもしれません。
ただ、そこでしっかりと受皿つくっていただいて、守る課でやっていただいて、さらに、それを前に進めるために、こうやって手紙で子供でもしやすいような仕掛けというのをつくっていただくと。それは非常に喜ばしいことだと思いますので、ここはもう全力で、また推し進めていただきたいと思うんです。
ただ、もう1つ、私、個人質問でちょっと言わせていただいたんですけども、LINEであったりとか、そういったことでやっていくのもいいかと思っています。これはまた今後の話なのかとは思っているんですけれども、ただ、大阪府でLINE相談というのをやっていたかとは思います。それは大阪府全域が対象になるので、八尾市はもちろん該当するかと思うんですけども、そことの連携とかはいかがですか。
○委員長(谷沢千賀子)
平尾次長。
◎いじめからこどもを守る担当部次長兼いじめからこどもを守る課長(平尾克之)
鑄方委員おっしゃっていただいているように、大阪府で、今、LINE相談という形で、いじめや子供のいろんな悩みの相談を受けるのをされております。
今回、手紙相談という形でやらさせていただいていますけど、大阪府のほうもLINE相談というのを、全児童に、こういったカードをお配りしてされておりますんで、その辺のPRもさせていただきながら、連携も取りながらできたと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
PRというのは、大阪府と一緒に、やっぱりやるほうが効果的なのかと思います。大阪府も各自治体どこにやってくれ、どこにやってくれというものではなくて、もちろん全域を対象にしているので、そういったことなんかと思いますけども、例えば、それをミニレターを配るところに、例えば、たしか、大阪府の健やか相談はQRコードついていたと思うんです。そういったところで、今、八尾市としては、やっぱり全員に端末が持っているわけじゃないので、子供たち全員が端末を持っているわけじゃないので、やっぱりそういったところの整備は、一緒に教育委員会とやっていかなあかんのかとは思うんですけども、そういったところで、今、持ってはるお子さんであったりとか、そういったところに使っていただくような、やっぱり大阪府のやつを活用すべきかとは思うんです。
だから、そういったミニレターとかの中には、ちょっと入れていただいたりとか、そういった検討というのはされているんでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
平尾次長。
◎いじめからこどもを守る担当部次長兼いじめからこどもを守る課長(平尾克之)
手紙相談につきましては、ちょっと今後、詳細を詰めていく形になりますんで、大阪府とも連携を取りながら、その辺りも含めて検討していってまいりたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
そこは、一足飛びにいけるものでもないと思いますので、ただ、大阪府のせっかくある制度なので、そこは最大限に利用して、連携というのがしっかりとやれればいいのかと思います。
そこで、大阪府の今、先ほど次長が御答弁いただいたみたいに、PRすることに関しては絶対反対ではないと思いますので、そういったところに、例えばもう載せさせていただいたら、一石二鳥というか、そういったこともあるのかと思いますので、そこは効率的にやっていただくほうがいいのかと思いますので、どうぞ、よろしくお願いを申し上げます。
先ほど、もう1つ申し上げましたけど、やっぱり今後、LINEであったりとか、そういったものというのも、ちょっと検討をいただきたいと思うので、そこら辺に関しては、タブレットの整備であるとか、そういったところも必要になってくるので、教育委員会さんと、ここも御協議いただきますように、これもちょっとお願いをしておきます。
もう1つ、ちょっと別の観点なんですけども、保護者向けにああやって守る条例ができましたというのはいただきました。お子さん向けには、そうやってミニレターをお渡ししたと。それはなかなかやっぱり保護者に言いにくかったりとか、そういったこともあるかもしれないし、ひょっとしたらもらって、そのまま机に入れとくかもしれない。
こういった施策を八尾市でもやっているよというのは、やっぱり保護者からしたら安心にもつながりますんで、そういったところで保護者向けの周知というのも考えておられるんでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
平尾次長。
◎いじめからこどもを守る担当部次長兼いじめからこどもを守る課長(平尾克之)
保護者に向けての周知の件でございますが、今回、今年度、私どもの課ができまして、こういった課ができましたということの周知につきましては、今年度させていただいたところでございますが、来年度、新たな新入生の方も入ってこられる分もございますし、いろんな意味ではやっぱりPRしていくのは大事かと思いますんで、保護者向けにつきましても、何らかの形でPRをさせていただきたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
もちろん子供を守るためのものなので、保護者が知っておく必要があるのかないのかといったら、そこはちょっと保護者が知ってたから、あんたその手紙あるやろう。書いたりするんかとかいって、書けるような子は、そもそも親に相談せずに悩んだりとかは、ひょっとしたらしないのかもしれないですけども、やっぱり保護者向けに八尾市がしっかりとやっていただいている施策なので、これはもう全面的にアピールしていただければ、やっぱり八尾市で子育てするのは安心だと思っていただく1つの要因にもなるかと思いますので、こちらも積極的にやっていただきますように、お願いを申し上げます。
あとは、弁護士に、以前、我々文教常任委員会でレクチャーをしていただいて、いろんな事例とかも上げていただいて、学校の職員、先生にも講義等々をしていただいていると。そういったお話もちょっと聞いたのかと思うんですけども、そこに関して、詳細ちょっと教えていただいてよろしいですか。
○委員長(谷沢千賀子)
平尾次長。
◎いじめからこどもを守る担当部次長兼いじめからこどもを守る課長(平尾克之)
今年度、うちのほうのいじめからこどもを守る課に配属されています弁護士の活用をしまして、学校向けの教職員向けの研修というのをさせていただいております。
実際、学校のほうからの9月からちょうど始める形になりましたんで、校長会にかけさせていただきまして、その中で、希望する学校21校、それ以後、回らせていただいておりますんで、来年度も引き続き、この分は予算という形では出てきませんが、やっぱり教職員研修というのは大事かと思っていますんで、うちのほうの専門職を活用した中で、来年度も実施できればと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
今、希望したところ、21校とおっしゃっておられましたけども、小・中全部合わせれば42校になるのかと思うんですけども、そこはもう全部いくというような目標というか、方向性というか、そういったものはあるんですか。
○委員長(谷沢千賀子)
平尾次長。
◎いじめからこどもを守る担当部次長兼いじめからこどもを守る課長(平尾克之)
実際には、学校のいろんな研修、計画の中で立てられる分だと思いますけど、いじめからこどもを守る課としましては、全戸回っていきたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
そこは、最初は手挙げというのは、もちろん分かるんですけども、いいものなのかと思います。お話を頂いた弁護士、やっぱり非常に見識の高い方なのかと思いましたので、全ての学校でやっていただくと、やっぱりそこも学校の先生方もちょっと安心されるところがあるんじゃないかと思いますので、どうぞ、よろしくお願いを申し上げます。
そして、そういった弁護士、守る課におられる弁護士なんですけれども、例えば、外部から意見を頂いたりとか、何か外部人材、例えば何か大阪市であったりすると、いじめに対することで、特別顧問、特別参与か、ちょっとどっちか、ちょっと忘れましたけども、といった形で、外部の有識者の方に入っていただいたりとか、そういったこともあるんですけど、そういったことというのは、今後、検討されたりとかはあるんでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
平尾次長。
◎いじめからこどもを守る担当部次長兼いじめからこどもを守る課長(平尾克之)
いじめに関して、いろんな方の専門家の意見というのもあるのかと思いますんで、また、そういったものが必要になりましたら、そういった形で、今後考えていきたいと思っております。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
これが正解というのは、もちろんないとは思います。なので、八尾市のもちろん実情に合わせて、教育委員会さんとやっぱり連携を、月1回ですか、しっかりと会議をやっていただいているので、そこのニーズ把握はできているのかと思うんですけども、そこは柔軟に様々な手法を取り入れていただいて、今後もしっかりと八尾市のいじめから子供を守っていただきますように、お願いをしておきます。
ちょっと1つ忘れたので、ちょっと締めたみたいな感じになったんですけど、1つちょっと忘れてまして、子供から聞いたと、こちらの予算参考資料のところでおっしゃっていましたけど、いじめからこどもを守る
八尾づくり推進事業というところで、子供からの意見で、何かどういう意見が出てきたのか。どういう意見を反映して、こういう形になったんかというのが、ちょっとその流れというか、それを教えていただいていいですか。
○委員長(谷沢千賀子)
平尾次長。
◎いじめからこどもを守る担当部次長兼いじめからこどもを守る課長(平尾克之)
今回、手紙相談を実施するにつきましては、昨年度、小学校2校、中学校2校になるんですが、生徒会・児童会の役員と意見交換をさせていただいています。
その中でも、なかなかやっぱり親御さんに相談すると、やっぱり心配をかけてしまう。先生に相談すると、何かそれをちくったとか、何かそんな感じで取られたりする部分もございますんで、なかなかやっぱり相談しにくいという声もお聞きしています。
特に、やっぱり自分のことはなかなか相談できない。人の、やっぱり友達のことやったら、何か相談できるということもあるということを聞いておりますんで、今回、手紙相談でいろんな意見を頂くことで、そういった意見を踏まえた中で、今回、手紙相談という形で、いじめを把握できたかと考えておるところでございます。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
やはり子供たちから、そのままやっぱり電話しにくいというのは、そうなのかと。最初に、冒頭にもありましたけども、そういったところで手紙という具体的にやっていただいていると。手紙もそうだし、先ほどから申し上げていますけども、やっぱりLINEであったりとか、やっぱり会わずに、対面せずに、会話せずにというのが、やっぱり今の子供たち非常にLINEもそうですけども、やっぱりたけているところがあるのかと思います。
ただ、そういったところでいろんな手法を使っていただいて、外部人材の登用も含めてなんですけども、様々な手法を使っていただきますように、どうぞ、よろしくお願いしておきます。
以上です。
○委員長(谷沢千賀子)
他にありませんか。
山中委員。
◆委員(山中宏)
よろしくお願いします。
予算書81ページですか。鑄方委員もおっしゃっていたはがきに関してもそうなんですけれども、はがき、小学生は電話を持っていない。今、自宅に固定電話も置いていないような家庭も多くあるかと思いますんで、このはがきという発想というのは、非常にすばらしいことかと評価しております。
そうやってお子さんからつながりやすくするということは、一番必要なことだとは思うんですけれども、このはがきとか、目標とするじゃないですけど、相談件数みたいなもんというのか。そういったものは来年度ございますか。
○委員長(谷沢千賀子)
平尾次長。
◎いじめからこどもを守る担当部次長兼いじめからこどもを守る課長(平尾克之)
今回のいじめの手紙相談になるんですが、実際、先行市では大津市が実施をされております。大津市の中で言いますと、初年度が40件弱なんですが、やっぱり何年か続けていく中で60件近くになっておりますんで、やっぱりそういったいろんな、ちょっと今の時点でどれぐらいの件数が返ってくるかというのは難しいところなんですが、できるだけいろんないじめを把握する意味で、そういった形で件数を上げていけるような、多いことがいいというわけじゃないんですけど、上げていけたらと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
多いことはよくはないかもしれないですけど、こういった問題というのは、せっかく相談する場所、頼る場所ができたんですから、いじめの件数というのは年々増えているという、市内でもデータもございますので、しっかりと子供たちがいじめからこどもを守る課につながるような形というのは、引き続き、取っていっていただきたいんですけれども、今、おっしゃっていました生徒会・児童会からのお声ということで、親御さんに言うと、親御さんは心配するんじゃないか、先生に言うとちくったということになるんじゃないか。あと大きな問題化するんじゃないかみたいな、そういう気持ちの中から、いじめからこどもを守る課に相談が行った場合、子供たちからしたら親には言われたくない、先生にも言ってほしくないみたいな、やはり気持ちの中で、考える中でこちらを頼ることになるかとは思うんですけれども、結局は未成年ですし、やはり親御さんにも、学校との連携ですから、学校にも言わないといけないということは、非常に言い方よくないとは思うんですけれども、せっかく頼ってきた子供を、そういう部分ではちょっと信用を裏切ってしまうという部分はあるかとは思うんですけれども、この辺りのケアというか、いかがお考えでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
平尾次長。
◎いじめからこどもを守る担当部次長兼いじめからこどもを守る課長(平尾克之)
手紙相談のまだ詳細の内容については、これから考えていく部分になるんですが、先行市を見させていただきましても、どういった形で、まず、子供から来たもんに対して、連絡をどういった形で取るかというのも、すぐ親御さんに電話するんじゃなしに、この時間帯やったら電話やったらいいよとか、どこかで会えるんやったらどこかで会うよとか、お手紙でやり取りするとか、そういったやり取りをされているようですんで、山中委員おっしゃるように、やっぱり解決していく中では、やっぱり保護者さんにも申し上げて、学校にも行ってという形になると思うんですけど、やっぱり相談してこられた子供の意思というものを十分尊重しながらやり取りして、解決に向けて取り組んでいけたらと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
ぜひぜひ、子供たちの味方にずっと立っていっていただきたいと思うんですけども、私が、1つ思うのは、この手紙というものは、非常に重要なツールかと思うんですけれども、まだまだ課ができたばかりで、市民にも、子供にも周知が行き届いてもない状態です。
こういったリーフレット、条例のも作っていただいたり、カードも作っていただいたりということをしていますけれども、課につながるには、やはり電話番号の数字しかないわけじゃないですか。要するに、今、自分が辛い状態、友達が辛い状態というのを何か助けたい、助けてほしいといったときに、やはり数字でダイヤルとか、手紙というもんじゃなくて、しっかりと皆さんの顔が見えるような状況が一番いいかとは思うんですよ。どういう人に、ここに電話をかければ、このはがきを出したらどんな人が対応してくれるんか、助けてくれるんだというのが見えると、やはりお子さんから直接、相談は来やすいんじゃないのかとは思うんです。
皆さんが各校全部、全部、全学年、全生徒に顔を見せるというのは、なかなか至難の業やとは思います。なので、何かいつでも相談してねというような動画なりを作って、それを学校に流してもらって、何かあったらこういう人たちが親身になって話聞いてくれるよみたいな、そういった形もアピールの仕方も必要なんじゃないのかと思います。その辺り、いかがお考えですか。
○委員長(谷沢千賀子)
平尾次長。
◎いじめからこどもを守る担当部次長兼いじめからこどもを守る課長(平尾克之)
昨年度になりますが、昨年度もいじめ専用ダイヤルのPRであったりと、チラシであったりとか、市政だよりのほうで似顔絵もちょっと入れながら、実際の相談員のコメントも入れて、こういった相談員がいてますよみたいなPRもしていますんで、今年度も引き続き、そういった形でやっぱりあとPRできたらと思いますし。
あと、考えています専門職の活用としまして、出張事業というのも考えております。実際の小学校や中学校の授業のほうで、弁護士なり、専門職を活用しまして、いじめの関係、いじめをなくしていくような授業というのもやりたいと思っていますんで、その中でやっぱり子供たちにもこういう方がいてますよというのも知ってもらうことになるかと思っておりますんで、そういった意味で努力してまいりたいなと持っております。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
引き続き、よろしくお願いします。
○委員長(谷沢千賀子)
他にありませんか。
西川委員。
◆委員(西川あり)
よろしくお願いします。
私からも1点だけなんですけど、この手紙相談のことなんですが、八尾市には様々なルーツを持っている子供たちであったり、また、私立に通っている子供であったり、18歳未満の高校生や、高校生の適用の年齢の子もいらっしゃるんですけど、その方々へのアプローチとしては、何か考えておられることがあったら、教えていただけますか。
○委員長(谷沢千賀子)
平尾次長。
◎いじめからこどもを守る担当部次長兼いじめからこどもを守る課長(平尾克之)
18歳未満の方になりますと、なかなか私立の教育委員会という形でのつながりではございませんので、実際、大阪府教育委員会であったりとか、府立高校の形になりますんで、そちらのほうに働きかけもしながら、PRもしてまいりたいと思っておりますし、ホームページのほうでも学校に通われていない方というのもあると思いますんで、ホームページや市政だよりで、またPRをしていけたらなと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
多言語のような形での手紙も発想としてはあるんでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
平尾次長。
◎いじめからこどもを守る担当部次長兼いじめからこどもを守る課長(平尾克之)
八尾市内、かなり外国人市民の方というのが、かなり多数おられる形になっておりまして、学校のほうでも通訳を配置されたりとか、他部局になりますが、外国人相談をされたりとか、市役所のほうにも通訳を置かれたりしておりますんで、手紙そのものを翻訳という形ではちょっと難しいかも分かりませんが、何らかの形で、やっぱりちゃんとそういった内容が伝わるような形というのは考えてまいりたいと思っております。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
ぜひ、そのように、いろんな一人一人取りこぼさないような形で対応していただきたいなと思います。
それと、できたらホームページからその手紙がダウンロードできたりとか、「やおっぷ」もありますし、「やおっぷ」から子供の、八尾の子供サイトにもあると思いますので、そういうところでの周知ということもできるのかと、ちょっと思いましたので、今後、検討していただけたらと思います。
以上です。
○委員長(谷沢千賀子)
他にありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(谷沢千賀子)
2回目の質疑に入ります。
質疑ありませんか。
副委員長。
○副委員長(露原行隆)
よろしくお願いいたします。
まず、1点、予算参考資料のところで見ると、今も話でありましたいじめから子どもを守る
八尾づくり推進事業、これは予算額で見ると、昨年より減額になっているんです。この辺り、まずちょっと御説明いただけますか。
○委員長(谷沢千賀子)
平尾次長。
◎いじめからこどもを守る担当部次長兼いじめからこどもを守る課長(平尾克之)
今年度の予算額につきましては、来年度、今年度から241万8000円があったんですが、若干、140万円ほど減額になっております。今年度につきましては、条例を策定することが決まっておりましたんで、その分でリーフレット代というのをかなりちょっとどういった形で作るかというのはございましたんで、予算があった分が、今回減額になっている分でございます。
○委員長(谷沢千賀子)
副委員長。
○副委員長(露原行隆)
分かりました。先ほどちょっとお手紙の件、手紙相談の件があってたんですけども、具体、詳細はこれからだという御答弁でしたけども、実際、御答弁いただいたとおりで、大津市なんかでは既に実績がある中で、当初40件ぐらいだったのが60件ぐらいに、この数字をどう見るのかというのは、いろんな判断があるかと思いますが、ぜひ、もしまだそういうことをされていないんであればお願いしたいのが、今回のいじめ相談は、いわゆるいじめ被害と言われる子供であったりとか、あるいは、その友達、傍観者と言われる立ち位置にいてる子からも、幅広く声を拾うことを目的としているということから考えたときに、一定傾向なんかはちょっと見てみるべきじゃないかと思うんです。
というのが、これから詳細詰めていくんであれば、具体に手紙来ました。どう動くんですかと、今、お答えいただけますか。お答えいただけるんであれば、お答えいただきたいんですけども、きっと被害者本人から来るのと、その友達あるいは傍観者という子供から来るのとでは、やっぱり対応は変わってくると思うんですよ。
なので、やっぱりそれは当然、その年度年度によって、大津市なんかでも、そんな傾向というものが見出せるかどうかというのは定かではないんですけれども、やはりその辺りについては、当然、センシティブな情報を取る必要はなく、ただ、やっぱり実際どんな形で40件なり、60件なりという数字が現れていて、実際、どんなふうに対応されているのかというのは、やっぱり先行的に大津市、他市のでも事例があるようであれば、やっぱりきっちりその辺りはしていかないといけないと思うんですけども、ちょっと御答弁いただけますか。
○委員長(谷沢千賀子)
平尾次長。
◎いじめからこどもを守る担当部次長兼いじめからこどもを守る課長(平尾克之)
実際に、手紙相談来た場合の対応ということになりますと、ちょっとまだまだ想定段階になりますんで、細かくは詰めれていないんですが、実際の内容につきましては教育委員会と、また校長会とも詰めさせていただきながら、また、先行市である大津市のほうのやっぱりやり取りというのは、やっぱり参考にさせていただかないといけないかと思っておりますんで、その辺も参考にしながら、実際の制度設計をして、きっちりやっていきたいなと思っております。
○委員長(谷沢千賀子)
副委員長。
○副委員長(露原行隆)
あと年2回とおっしゃいました。年2回時期的にはどんな時期にされるんですか。
○委員長(谷沢千賀子)
平尾次長。
◎いじめからこどもを守る担当部次長兼いじめからこどもを守る課長(平尾克之)
まだ、実際の校長会でも、今、諮っておりませんので、これからになるんですが、2学期、3学期ぐらいかとは考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
副委員長。
○副委員長(露原行隆)
もう2学期というのは、当然、この来年度、令和3年度の2学期ですか。あるようでも、結構時間ないと思うんですよ。その詳細、今から詰めていくと考えるんであれば、そこはやっぱりもう早急に、これは予算通ってから動き出すというお考えもあるんかもしれませんが、もうこれはすぐやっていただいたらいいかと思いますので、ぜひ、お願いいたします。
それと、あと年2回というのがあるんですけど、私、場合によったらいろんな啓発という意味も込めて、僕、街角にもどこか置いててもええんじゃないかと思うんです。子供に直接配るだけじゃなく、例えば、コミセンになるのか、学校に置いといたら、あいつ何か手紙持っていったわとかいうことになったらいけないので、学校というのはちょっと違うと思うんですけれども、コミセンであるとか、あるいは、駅であるとか、場合によったらもうアリオとか、そういうようなふだん日々子供が行くようなところにでも置いておいて、ふっと何かのときに、やっぱりもらった手紙は、自分自身のときでもさっと、特に、そのときに問題がなければ流してしまったりとかも、場合によったら処分してしまったりとかいうことも、自分の記憶を遡ると、子供のときは、結構あるんですよ、なので、常にやっぱりふっと何げにちょっとしんどいと思ったときに、相談できるという環境について考えるんであれば、あとそういうのを広く大人も含めて周知していくというのであれば、広く配架していくというような、図書館でもいいですし、というようなこともお考えいただきたいと思うんですけども、当然、費用のかかることですけども、いかがでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
平尾次長。
◎いじめからこどもを守る担当部次長兼いじめからこどもを守る課長(平尾克之)
いじめ手紙相談につきましては、今回、小中が中心になって作るんですが、当然18歳未満の方全てが対象としておりますんで、公共施設などにも一部置いたりとか、ホームページでもPRしながら、そういった形でPRできたらと思っております。
○委員長(谷沢千賀子)
副委員長。
○副委員長(露原行隆)
年2回とやるのもいいですけども、私はもうそれのほうが、実はいいんじゃないかというような思いもいたします。
毎年毎年、年2回決まったときに配るは、何か、何か形式的な気もしますし、その辺り柔軟に対応いただければなと思いますので、お願いいたします。
あともう1点、実施計画書で、これはこれまでにも何度か議論してきました。指標です。いじめはどんな理由があってもいけないことだと思う児童・生徒の割合。100%にならないんですよ。これは悲しいかな。できたら、これは目標値はもうかなわなくても、全部100、100ともうやっていただきたいというのが、正直なところです。なかなか令和6年度に向けて100%という数字になっていますけども、あと、ぜひ私、今、街角見ても、そうやって配架していくべきじゃないかと言いましたのも、私、絶対いじめ駄目だという大人の割合はどうなのかというのを、すごく気になっているんですよ。これはアンケートを取ってくださいということでもないんですけど、正直で大人であっても、子供でこれでしょう。100%になりきるのかというのは、世界平和と一緒です。やっぱり大人の意識というのは、すごい大事だと思います。我々9月の条例出していただいたときも、やっぱりそこの子供だけじゃなくて、大人全体としての意識改革がなかったら、意識改革というか、意識をやっぱり常にしていくということなかったら、なかなかいじめはなくすということ立ち行かないんじゃないかという思いで、我々も議会に臨ませていただいたところですけれども、やっぱり子供は大人の鏡とかいうことも言ったりします。やっぱり大人の意識しっかり変えていく。そんな意味でも、やっぱりせっかく今回、手紙相談という形で広くやっていただくんであれば、繰り返しになりますが、街角でちょっとそういったことを、八尾市が今、取り組んでいるんだよということを、子供たち、また、その保護者だけじゃなくて、広く市民の人に知っていただく必要があるんじゃないかと思いますので、その辺りはぜひ御検討いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
○委員長(谷沢千賀子)
他にありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(谷沢千賀子)
それでは、本件の質疑は、これをもって終わります。
以上で、いじめからこどもを守る課関係の審査を終了いたします。
─────────────────────
○委員長(谷沢千賀子)
執行部交代のため、暫時休憩いたします。
午前10時35分休憩
◇
午前10時50分再開
○委員長(谷沢千賀子)
休憩前に引き続き分科会を再開いたします。
─────────────────────
○委員長(谷沢千賀子)
次に、教育委員会及び建築部のうちの当
分科会所管分関係について審査を行います。
まず初めに、議案第14号「令和2年度八尾市一般会計第17号補正予算の件」のうちの当分科会所管分を議題といたします。
山本総務人事課長から提案理由の説明を求めます。
山本課長。
◎総務人事課長(山本博士)
ただいま議題となりました議案第14号「令和2年度八尾市一般会計第17号補正予算の件」のうち、人事院勧告等に伴う人件費を除く教育委員会所管分につきまして御説明申し上げます。
恐れ入ります、補正予算書68ページをお開き願います。
歳出予算の補正でございますが、款9教育費、項1教育総務費、目2事務局費におきまして503万7000円を減額補正するもので、旧教育サポートセンター解体工事に伴う残置物処分業務委託料の入札等の減により、教育センター整備事業費301万2000円を、新型コロナウイルス感染症の影響による事業手法の変更に伴い、学校園安全対策支援経費202万5000円を、それぞれ減額するものでございます。
目4教育振興費におきまして、がんばれ八尾応援寄附金への寄附に伴い、奨学基金積立金68万円を増額する一方、新型コロナウイルス感染症の影響による事業の中止等に伴い、学力向上推進経費300万7000円、校務支援システム関連機器及び小・中学校教員用パソコン更新費の入札等の減で、学校ICT活用事業経費1457万6000円、タブレット端末の購入費等の入札等の減で、学校情報通信ネットワーク環境施設整備経費2億8122万7000円を、それぞれ減額し、差引き2億9813万円を減額補正するものでございます。
次に、項2小学校費、目1小学校管理費におきまして、プール授業の中止等に伴う光熱水費の減で、学校管理運営経費1800万円を減額するものでございます。
目2教育振興費におきまして、新型コロナウイルス感染症の影響による事業の中止等に伴い、就学援助経費1300万円を減額するものでございます。
次に、70ページを御覧願います。
目3学校建設費におきまして、トイレ洋式化等改修事業において、国庫補助金の追加交付決定を受けたことによる増、体育館スポットエアコン等購入費の入札による減等で施設整備費3997万3000円を増額する一方、桂小学校改築工事請負費の入札による減等で、桂小学校改築事業費9462万2000円を減額し、差引き5464万9000円を減額するものでございます。
次に、項3中学校費、目1中学校管理費におきまして、プール授業の中止等に伴う光熱水費の減で、学校管理運営経費800万円を減額するものでございます。
目2教育振興費におきまして、新型コロナウイルス感染症の影響による事業の中止等に伴い、就学援助経費2000万円を減額するものでございます。
目3学校建設費におきまして、体育館スポットエアコン等購入費の入札による減等で、施設整備費8847万7000円を減額するものでございます。
次に、72ページを御覧願います。
項5社会教育費、目2生涯学習推進費におきまして1770万3000円を減額補正するもので、新型コロナウイルス感染症の影響による事業の中止等に伴い、コミュニティカレッジ経費167万5000円、地区生涯学習推進経費1000万円、文化芸術芸能祭運営助成金422万6000円、識字日本語学級経費187万2000円を、それぞれ減額するものでございます。
目5図書館費におきまして、がんばれ八尾応援寄附金への寄附に伴い、図書館資料充実基金積立金51万円を増額するものでございます。
次に、74ページを御覧願います。
項6保健体育費、目1保健体育総務費におきまして843万9000円を減額補正するもので、新型コロナウイルス感染症の影響による事業の中止等に伴い、社会体育振興経費323万5000円、地区市民スポーツ祭経費520万4000円を、それぞれ減額するものでございます。
目3学校給食費におきまして2116万9000円を減額補正するもので、調理業務委託料の入札による減で、小学校給食調理業務委託経費1651万2000円、調理業務委託料が当初の見込みを下回ったため、中学校給食管理運営経費465万7000円を、それぞれ減額するものでございます。
恐れ入りますが、8ページにお戻り願います。
第2表 継続費補正のうち、款9教育費、項2小学校費、桂小学校校舎改築事業におきまして、総額及び年割額を、それぞれ変更するものでございます。
次に、10ページを御覧願います。
第3表 繰越明許費補正のうち、款9教育費、項1教育総務費におきまして、教育センター整備事業として2144万8000円を、項5社会教育費におきまして、市史編さん事業として866万2000円を、項6保健体育費におきまして、小学校給食施設整備事業として2143万5000円を、それぞれ翌年度に繰り越すものでございます。
また、款9教育費、項2小学校費、施設整備事業におきまして、金額を変更するものでございます。
次に、12ページを御覧願います。
第4表 債務負担行為補正のうち、八尾市文化財保存活用地域計画策定支援業務の期間を変更するものでございます。
以上、甚だ簡単な説明でございますが、よろしく御審議賜りますよう、お願い申し上げます。
○委員長(谷沢千賀子)
提案理由の説明が終わりました。
これより、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
山中委員。
◆委員(山中宏)
よろしくお願いします。
小学校費と中学校費のところ、プール授業を行わなかったことによる光熱水費の減ということなんですけれども、そもそもプール授業を行わなかった理由というのは、どういう理由でしたか。
○委員長(谷沢千賀子)
式課長。
◎教育政策課長(式龍一郎)
今回、新型コロナウイルス感染拡大の影響が危惧しているという状況にございまして、児童・生徒の密接・密集の場面を避けるということが困難であるということと、健康診断の実施につきましても、例年より遅れていたという状況を踏まえまして、令和2年度の学校の水泳授業は中止とさせていただいているという考え方でございます。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
これは次年度も、今、まだコロナ禍続いていますけれども、プール授業は次年度も行わないということですか。それとも健康診断は早めにできるかもしれないので、プール授業を行われる可能性もあるんですか。その辺りはいかがでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
宮本課長補佐。
◎指導課長補佐(宮本圭)
プール授業の次年度についてでございますけれども、健康診断のほうは、例年どおりの実施を予定しておりますので、次年度についてもできれば実施の方向ということで、また検討してまいりたいと思っております。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
健康診断はできるんですけども、密集はクリアできないとは思うんですけれども、この辺りはいかがですか。
○委員長(谷沢千賀子)
宮本課長補佐。
◎指導課長補佐(宮本圭)
その1つの更衣室の広さというのも、学校によってまた、まちまちだと思うんですけれども、また人数を減らしての利用であったりとか、そういうことの工夫ということで、また学校のほうに、また今後指導のほうをしてまいりたいと思っております。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
基本的には、今年度は健康診断が1番のネックやったと、また当時、6月、7月は新型コロナウイルスもかなり未知のウイルスというあれやったんで、控えておこう。保守的にという状況だったのが、だんだんとウイルスがどういったものなのかというのが分かってきて、健康診断は学校休業は、今のところない、ないはずなので、今の状況でいくと、なので、健康診断を実施することができるから、プール授業も実施するということで、という理解でいいんですか。来年度は、プール授業をするということでよろしいですか。最後、すみません。
○委員長(谷沢千賀子)
今岡部長。
◎学校教育部長(今岡誠司)
令和3年度のプール授業のことについてでございます。今、指導課長補佐のほうからお話させていただいたことに加えて、府のほうの指導ということもございますので、そういったことも合わせて判断をしながら、もちろんコロナの状況がどうなっているかも分かりません。そのときそのとき見極めながら、安全第一に考えて、実施をしたいとは思っておりますが、状況に合わせて対応してまいりたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
理解できました。ありがとうございます。
次、学力向上推進経費、これも減額となっております。これもコロナの要因ですけれども、次年度どういう状況でまた同じような質問になってしまうんですけれども、どういう状況なのか、教えていただけますか。
○委員長(谷沢千賀子)
宮本課長補佐。
◎指導課長補佐(宮本圭)
学力推進向上経費についてでございますけれども、減額ということなんですが、現在、放課後学習支援経費ということで、こちらのほうが次年度減額になっております。
実質、学校のほうでは放課後学習のほうを進めていっておりまして、成果としてもかなり出てきておりますので、今後、学校のほうではその放課後学習も合わせて、自学自習のほうも進めていきたいと考えておりますので、そちらのほうと合わせて、また実施していくということで、今回の実質回数としては減となっておりますけれども、学力の質としては下げないような形で、今後も進めてまいりたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
あと、スポットエアコンのところをお聞かせください。
入札が思ったよりも安くということだと思うんですけど、もう年度内にスポットエアコン一式はもうそろっている状況なんですか。その納品といいましょうか、状況を教えてもらえますか。
○委員長(谷沢千賀子)
田頭参事。
◎教育総務部参事(田頭正光)
スポットエアコンのほうですけれども、ものの購入につきましては、もう既に全ての学校のほうに納入が終わっておる状況です。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
あとは、次年度、順次工事をしながら設置をということで、分かりました。引き続き、よろしくお願いします。
私からは、以上です。
○委員長(谷沢千賀子)
他にありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(谷沢千賀子)
2回目の質疑に入ります。
質疑ありませんか。
それでは、副委員長。
○副委員長(露原行隆)
1点だけ、ちょっと当初と重なる部分も出てくるかもしれませんが、当初のことでしゃべれへんので、その件についてはしゃべれへんので、ちょっと収めていただきたいんですけど、今さっきプールの話出ていました。もう御答弁いただくことはあれ以上できないのかと思うんですけど、もう2年目なんです。
やり方考えてできれば実施をしていきたいという御答弁いただいたので、ぜひやっていただきたいと思うんですけども、それでもなかなか厳しい判断が迫られたときに、例えば、民間でもプールは今でもされています。例えば安全対策、コロナ対策どんなことをされているのかとかいうのも、今のうちからちょっと調べていただくであるとか、あとはやっぱり私の主観的な考え方なんですけども、できたらやっぱり水というのを、小っちゃいときに慣れといたほうがいいんじゃないかと、私の素朴な考え方です。例えば、1年生だけでもプール授業実施できないかであるとか、例えば、やり方としては分散をしないといけないというんであれば、例えば、1年生、2年生だけでも、ちょっとやっぱり水に親しむということができないかとか、その辺り、何で1年生、2年生だけとかいうこともあるかもしれませんが、そんな声も出てくるかもしれませんが、やっぱり何が大切か、教育の目的ということを照らして、やっぱりそこは御判断をいただけたらと思います。
私、民間プールの活用ということは、これまでもずっと申し上げてきたところですので、場合によっては、民間のバウチャー的な形で、試みとしても、またこれは去年の私、6月にもお話していたところですので、民間の御事情もあるでしょうから、簡単なことではないかもしれませんが、去年と同じ感じで、丸々できませんでしたということのないようにだけ、ぜひ、これはもう御答弁、さっきのが目いっぱいだと思いますんで、現時点では、お願いをしておきたいと思います。もし、御答弁いただけるんであれば、お願いします。なければ結構です。
○委員長(谷沢千賀子)
今岡部長。
◎学校教育部長(今岡誠司)
今、副委員長御指摘の点につきましては、できるだけ前向きに考えてまいりたいなと思います。
ただ、1つ申し上げれることとするならば、どうしても民間プールと違うのは、学校の体育でいきますと、待機時間がございます。プールサイドの待機の時間が、非常に密になってしまうということがあります。それは特に低学年にとって、やっぱり体力をちょっと回復するという意味合いでも大事なことになってまいりますので、そういったところもいろいろ含めながら、例えば短時間で終えるとかいうようなこともあろうかと思いますし、そうすると、また、人手がかなり必要になってくるというようなこともございます。安全で、より効果的な方法を探っていくということが課題になろうかと思いますので、そういったことも考えながら、できる限り進められたらなと思っております。
○委員長(谷沢千賀子)
副委員長。
○副委員長(露原行隆)
せっかく御答弁いただいたのに、お返しするようで申し訳ないですけど、民間でも、僕もプール小っちゃいとき習ってましたけど、待ち時間というか、結構密でしたよ。なので、今、その辺りどんなふうにされているのかというところを、ちょっと確認いただけたらなということで、申し上げましたので、本当に密にならないようにと、一番注意払うことと思いますので、その点については、場合によっては、学年絞ってでもというのを申し上げた次第です。ぜひ、今、部長から御答弁いただいた思いはよく分かっているつもりですので、ぜひ、よろしくお願いいたします。
以上です。
○委員長(谷沢千賀子)
他にありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(谷沢千賀子)
それでは、本件の質疑は、これをもって終わります。
─────────────────────
○委員長(谷沢千賀子)
次に、議案第39号「令和2年度八尾市一般会計第19号補正予算の件」のうちの当分科会所管分を議題といたします。
山本総務人事課長から提案理由の説明を求めます。
山本課長。
◎総務人事課長(山本博士)
ただいま議題となりました議案第39号「令和2年度八尾市一般会計第19号補正予算の件」のうちの教育委員会所管分につきまして御説明申し上げます。
それでは、お手元の令和2年度八尾市一般会計第19号補正予算書、34ページをお開き願います。
歳出予算の補正でございますが、款9教育費におきまして、国の令和2年度補正予算第3号に伴い、学校教育活動の継続支援を実施するため、学校環境衛生経費として、項2小学校費、目1小学校管理費3640万円、項3中学校費、目1中学校管理費1920万円を、それぞれ増額するものでございます。
次に、国の令和2年度補正予算第3号に伴い、ブロック塀改修工事費の増、及び体育館エアコン電源設備工事費の減の差引きにより、項2小学校費、目3学校建設費1億7660万円、項3中学校費、目3学校建設費5160万9000円を、それぞれ減額するものでございます。
恐れ入ります、6ページにお戻り願います。
次に、第2表、繰越明許費補正のうち、款9教育費、項2小学校費におきまして、学校環境衛生事業として3640万円、項3中学校費におきまして、学校環境衛生事業として1920万円を、それぞれ翌年度に繰り越すものでございます。
また、款9教育費、項2小学校費におきまして、施設整備事業として2億2055万5000円、項3中学校費におきまして、施設整備事業として5039万9000円にそれぞれ変更し、翌年度に繰り越すものでございます。
以上、甚だ簡単な説明でございますが、よろしく御審議賜りますよう、お願い申し上げます。
○委員長(谷沢千賀子)
提案理由の説明が終わりました。
これより、質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(谷沢千賀子)
それでは、本件の質疑は、これをもって終わります。
─────────────────────
○委員長(谷沢千賀子)
次に、議案第22号「令和3年度八尾市一般会計予算の件」のうちの当分科会所管分及び議案第40号「令和3年度八尾市一般会計第1号補正予算の件」のうちの当分科会所管分の2件を一括議題といたします。
山本総務人事課長から2件一括して、提案理由の説明を求めます。
山本課長。
◎総務人事課長(山本博士)
ただいま議題となりました議案第22号「令和3年度八尾市一般会計予算の件」のうち、教育委員会所管分につきまして御説明申し上げます。
恐れ入りますが、一般会計予算書の6ページをお開き願います。
款9教育費の令和3年度当初予算額は、総額94億1614万6000円でありますが、このうち、教育委員会所管分は75億9088万8000円でございます。
それでは、項、目ごとに御説明申し上げます。
192ページをお開き願います。
項1教育総務費、目1教育委員会費の予算額は775万4000円で、教育委員報酬などでございます。
目2事務局費の予算額10億8145万9000円のうち、教育委員会所管分は10億7989万2000円で、職員人件費などでございます。
194ページをお開き願います。
目3教職員研修厚生費の予算額は1248万5000円で、教職員健康診断経費などでございます。
目4教育振興費の予算額3億8685万円で、英語教育推進経費、学校ICT活用事業経費などでございます。
198ページをお開き願います。
次に、項2小学校費、目1小学校管理費の予算額10億6604万円のうち、教育委員会所管分は10億1862万1000円で、学校施設費、学校管理運営経費などでございます。
目2教育振興費の予算額は1億6740万7000円で、就学援助経費などでございます。
200ページをお開き願います。
目3学校建設費の予算額17億0971万2000円のうち、教育委員会所管分は16億4304万9000円で、桂小学校改築事業費などでございます。
次に、項3中学校費、目1中学校管理費の予算額5億2234万円のうち、教育委員会所管分は4億8991万1000円で、学校施設費、学校管理運営経費などでございます。
202ページをお開き願います。
目2教育振興費の予算額は1億0261万5000円で、就学援助経費などでございます。
目3学校建設費の予算額は4億0475万2000円のうち、教育委員会所管分は3億5786万5000円で、施設機能更新費でございます。
204ページをお開き願います。
次に、項4社会教育費、目1社会教育総務費の予算額は2億2648万4000円のうち、教育委員会所管分は1億7532万6000円で、職員人件費などでございます。
206ページをお開き願います。
目2生涯学習推進費の予算額は4911万6000円で、地区生涯学習推進経費などでございます。
目3生涯学習センター管理費の予算額は1億4461万8000円で、生涯学習センターの管理運営経費などでございます。
目4文化財保護費の予算額は2億2348万6000円で、文化財施設の管理運営経費などでございます。
208ページをお開き願います。
目5図書館費の予算額は5億4739万7000円で、図書館等施設の管理運営経費などでございます。
212ページをお開き願います。
次に、項5保健体育費、目1保健体育総務費の予算額は4938万7000円で、職員人件費などでございます。
214ページをお開き願います。
目2体育施設費の予算額は2億6446万2000円のうち、教育委員会所管分は2億5792万8000円で、体育施設の管理運営経費などでございます。
目3学校給食費の予算額は8億7718万1000円で、小学校給食調理業務委託経費などでございます。
恐れ入ります、8ページにお戻り願います。
第2表、継続費でございますが、款9教育費、項3中学校費、亀井中学校校舎外装改修事業におきまして、総額及び年割額を設定するものでございます。
10ページをお開き願います。
第3表、債務負担行為のうち、小学校体育館照明設備リース料から、12ページの史跡由義寺跡整備基本計画策定支援業務までの4件の期間及び限度額を設定するものでございます。
続きまして、令和3年度予算参考資料、12ページをお開き願います。
令和3年度の教育委員会所管の投資的経費でございますが、3の学校教育施設整備事業の1、旧幼稚園園舎解体事業におきまして、園舎解体工事などに伴う経費として9178万1000円を、2、特別支援教育施設整備事業におきまして、特別支援教育施設整備工事などに伴う経費として1275万円を、3、桂小学校改築事業におきまして、桂小学校改築工事などに伴う経費として16億1188万4000円を、4、小学校施設整備事業におきまして、施設機能更新事業、建築部所管の施設整備事業に伴う経費として9782万8000円を、5、中学校施設整備事業におきまして、施設機能更新事業、建築部所管の施設整備事業に伴う経費として4億0475万2000円を、6、学校給食施設整備事業におきまして、既設小学校給食施設更新事業に伴う経費として2138万5000円を、4のその他事業のうち、9、史跡等保存活用事業におきまして、郡川西塚古墳用地鑑定手数料などに伴う経費として2581万7000円を、それぞれ計上いたしております。
次に、14ページをお開き願います。
令和3年度の主な事業のうち、教育委員会所管分でございますが、総合計画施策3の学校ICT活用事業で8972万7000円を、いじめ問題対策事業で532万3000円を、中学校給食管理運営業務で5558万円を、施策6の史跡等保存活用事業で3572万1000円を、歴史資産のまちやお推進事業で937万3000円を、それぞれ計上いたしております。
次に、令和3年度一般会計予算に関連して、教育委員会所管に係る組織機構の見直しにつきまして御報告申し上げます。
機構図に基づき、主な変更点を御説明申し上げますので、お手元配付資料、八尾市行政機構新・旧比較表を御参照願います。
教育委員会におきましては、学校教育・家庭教育・社会教育を総合的に統括できる組織編制の観点の見直しを行い、事務局内の部制を廃止し、事務局組織を一元化するもので、教育長をトップに、副教育長と新たに設置する教育監がそれぞれの役割の下、連携し、組織運営を行う体制とするものでございます。
事務局内の組織に係る見直しといたしましては、総務人事課と教育政策課に統合・再編し、教育政策係、教育総務係及び学校運営室で構成いたします。
指導課の名称を学校教育推進課に改め、教育推進係及び学事係で構成し、学務給食課の奨学係を学務係に名称変更し、教育センター総務係の業務の一部を教育政策課学校運営室へ移管いたします。
生涯学習スポーツ課につきまして、スポーツに係る業務の市長部局への移管に伴い、名称を生涯学習課に改めるとともに、図書館業務及びこども未来部から青少年課青少年係の業務の一部を同課で所管いたします。
文化財に係る業務を市長部局に移管し、桂及び安中青少年会館の業務におきましては、こども未来部から移管があり、教育委員会事務局に設置いたします。
以上が、令和3年度、教育委員会事務局に係る組織機構の見直しの報告でございます。
続きまして、議案第40号「令和3年度八尾市一般会計第1号補正予算の件」のうち、教育委員会所管分について御説明申し上げます。
お手元の令和3年度八尾市一般会計第1号補正予算書、30ページをお開き願います。
款9教育費におきまして、国の令和2年度補正予算第3号を活用することに伴い、令和2年度補正予算に事業費を計上したため、ブロック塀改修工事費の減、及び体育館エアコン電源設備工事費の増の差引きにより、項2小学校費、目3学校建設費で1億7660万円、項3中学校費、目3学校建設費で5161万円を、それぞれ増額するものでございます。
以上、甚だ簡単な説明でございますが、よろしく御審議賜りますよう、お願い申し上げます。
○委員長(谷沢千賀子)
次に、稲葉建築部次長から提案理由の説明を求めます。
稲葉次長。
◎建設部次長兼公共建築課長(稲葉守弘)
ただいま議題となりました議案第22号「令和3年度八尾市一般会計予算の件」のうち、建築部所管分につきまして御説明申し上げます。
恐れ入りますが、一般会計予算書の6ページをお開き願います。
款9教育費の令和3年度当初予算額は、総額94億1614万6000円で、そのうち、建築部所管分は1億9496万5000円でございます。
それでは、項、目ごとに御説明申し上げます。
192ページをお開き願います。
項1教育総務費、目2事務局費の10億8145万9000円のうち、建築部所管分は、156万7000円で、施設整備業務委託費、産業廃棄物処理委託経費でございます。
198ページをお開き願います。
項2小学校費、目1小学校管理費の10億6604万円のうち、建築部所管分は4741万9000円で、学校営繕経費でございます。
200ページをお開き願います。
項2小学校費、目3学校建設費の17億0971万2000円のうち、建築部所管分は、6666万3000円で、施設整備費でございます。
次に、項3中学校費、目1中学校管理費の5億2234万円のうち、建築部所管分は、3242万9000円で、学校営繕経費でございます。
202ページをお開き願います。
項3中学校費、目3学校建設費の4億0475万2000円のうち、建築部所管分は、4688万7000円で、施設整備費でございます。
以上が、建築部所管分の当初予算の説明とさせていただきます。
甚だ簡単な説明でございますが、よろしく御審議いただきますよう、お願い申し上げます。
○委員長(谷沢千賀子)
提案理由の説明が終わりました。
これより、2件一括して質疑に入ります。
質疑ありませんか。
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
よろしくお願いいたします。
まず、実計の55ページからお伺いしていきます。中学校給食管理運営業務のところでお伺いしたいんですけども、市政運営方針でも中学校給食です。全員給食の実現に向けてと御記載をいただいております。これは代表質問でもやらせていただいたところなんですが、そもそも、ここに期待のある選択制中学校給食の実施及び試食会の開催ということが書いてあります。この試食会の開催の趣旨と内容と教えていただいてよろしいでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
南課長。
◎学務給食課長(南昌則)
試食会につきましては、現在行っています選択制中学校給食のお弁当に関しまして、保護者の方々がいろんなイメージを持っておられるのかと思っております。
そういったことも含めて、実際に食べていただいて、今後全員給食に向けての印象で、イメージアップを図っていくということと。
それと、子供たちにやはりしっかりした給食を提供している市の状況を理解していただくということも含めて、今後の全員給食に向けた、まず誘導策として試食会を開催していって、なお、子供たちにもやっぱりしっかりとした栄養のある給食を提供していくという今後の市の姿勢を、きちっと保護者の方々、子供たちの方々にも説明していきたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
いろんなイメージを持たれている方がいらっしゃると、栄養に関しても考えていただいているということなんですけども、そもそも中学校給食を全員給食をやるという、そこの意味のところ、大きな意味なんですけども、そこのところも教えていただいてよろしいでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
南課長。
◎学務給食課長(南昌則)
我々中学校給食を全員給食を始める根本的な考え方といたしましては、やはり各社会情勢の変化の中、家族構成の変化の中で給食を作ることが、お弁当を作ることが困難な家庭も状況にあるのかと。
また、子供たちの栄養バランスにおきましても、昨今の摂食状況を見ますと、健康面、肥満傾向であったりとか、そういう栄養バランスにも一部課題があるのかとも考えております。
また、やはり子供たちに関しましては、小さいときから食育の観点からも、しっかりと正しい食について学ぶ。そして、自分で食事を作る力を身につけていただく。
また、食に関する食材を作っていただいている方々とか、そういった方々に感謝の気持ちを育てる。そういった食育の観点からもしっかりと子供たちには教育していく必要があるとは思っておりますので、そういったことを含めて、給食の必要性は高いものとは理解しています。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
いろいろと御説明いただいて、やはり家庭環境であったりとか、いったら社会的な要因によるものというもの、もちろんあるけども、やっぱり食育の観点というのは、非常に大きいのかと思います。やっぱり子供たちのアンケートですか。やっぱりお母さん、もしくは保護者の方が作られたお弁当のほうが、やっぱり好きなもの、嫌いなものは余り入れないとか、そういった話もあるので、子供たちはひょっとしたら、お弁当のほうがいいというような意見もあるのかもしれないですけど、やはり食育の一環という、非常に大事な面だと思います。この小学校、小学生、中学生というのは、やっぱり発育がどんどん進んでいくところであります。そこの観点をしっかりと入れていただいているというのが、非常に大事なことなのかと思います。
実計の52ページにも、地域食育PR事業ということで、これも記載をしていただいています。その内容に関して、先ほど御答弁いただいたように、保護者の方にアピール、アピールですか。そのこういうことをやっているんだよとアピールをしっかりといただくのであれば、今ちょっと、これは福祉部局のことなのかもしれないですけども、策定中なのか。健康日本21というところで、八尾市でもいろんなところが施策があるのかと思います。そことちょっとリンクをしていただいて、そこに教育委員会で学校の給食でこういったことをやっているよというのが、今、たしか平成26年度だったと思うんですけども、そういったところに学齢期、6歳から15歳の正しい食生活の実践というところがあります。ここにもそことしっかり連携をしていただいて、そこの今の職員の観点というところが、今のところ、ちょっとここには入っていないので、そこにも入れていただくようにという、そういった協議とか、お考えがあるのかどうか。教えてください。
○委員長(谷沢千賀子)
南課長。
◎学務給食課長(南昌則)
本市におきましては、八尾健康まちづくり宣言というものをさせていただいておりまして、その中でも、一つ歯を大切に感謝して、楽しく賢く食べましょうという宣言があります。
その中でも食材、食育の観点も十分含めて、盛り込まさせていただいております。これを受けまして、健康日本21の現在、策定中という、この計画の中でも、しっかりと学齢期の6歳から15歳の子供たちに対して、食育の観点を含めて、健康まちづくり宣言のこともしっかりと子供たち浸透するように、また、食事のことも含めて、関係部局のほうと策定に関しては連携を図っていくということで、現在、進めさせていただいております。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
ありがとうございます。大事な観点だと思いますので、やはり教育の観点ということは、やっぱり食育のところというのを、一番押していただきたいと思いますので、そちら連携、策定に向けて連携はしていただいているということなので、どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
次に、これも実計の55ページ、いじめ問題対策事業というところと、ちょっとすみません。54ページのスクールソーシャルワーカー活用事業、ちょっと多分行ったり来たりすると思うので、ちょっとこちらで、まずいじめのところから聞きたいと思うんですけども、これも市政運営方針で最重要ポイントとして上げていただいております。脱
いじめ傍観者教育をしっかりと継続して進めていくということなんですけども、前年度との違いとか、そういったものがあるんでしたら教えていただいてよろしいでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
黒井課長。
◎人権教育課長(黒井健之)
前年度の違いについてということでありますが、まず、今年度全中学生を対象に、脱
いじめ傍観者教育を予算もつけていただき、実施をいたしました。
来年度については、新小学4年生と新中学1年生の対象児童・生徒に対して、脱
いじめ傍観者教育を実施したいと考えております。
また、今年度に引き続き、職責別の教職員に対する研修会であったり、いじめ対応支援チーム会議ということで、月1回外部の専門家にも参画をいただきながら、各学校、また教育委員会のいじめ対応について助言を頂いておりますので、そこについても引き続き、しっかりと対応を進めてまいりたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
昨年、個人質問でも、私させていただいたところで、スクールソーシャルワーカーに関しては、もう何回か、何度もちょっとお願いしているところであるんですけども、ここに関しては、拡大となっているんですけども、これは予算額で見たら、ちょっと微増にしかなっていなかったんですけども、これは増員というのはされているんでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
奥保所長補佐。
◎
教育センター所長補佐(奥保真一)
お答えを申し上げます。
スクールソーシャルワーカーにつきましては、令和3年度1名増で、今、準備を進めさせていただいております。
委員御指摘の予算額が微増になっている理由といたしましては、これまで、今年度まではスクールソーシャルワーカーの助言に基づいて動いておりました訪問相談員という位置づけで活動しているものがいてるんですけれども、その人数を削減させていただきました。といいますのも、学校といたしましては、そういう現場で動いていただく、そういう人手も一定必要なんですけれども、そういう専門的な助言が、福祉的な助言が非常にありがたいということで、そういう専門的スキルを持ったスクールソーシャルワーカーのほうが効果が高いと、原課として判断いたしまして、そういう手だてを講じさせていただいたと。
また、なおかつスクールソーシャルワーカーにつきましては、国の補助金が取れますので、そういうようなことで、財源の有効活用というような観点からも含めまして、このような予算措置をさせていただいた次第です。
以上でございます。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
その増員していただいたことに関しては、非常によかったと思っております。このやり取り多分、何回もやらせてもらっているんですけども、最終的には全中学校区に1人配置ができればいいというところを、目指していただくので、まだちょっと長い道のりになるとは思うんですけども、ここら辺を財政状況等々も絡み合ってきますので、そこら辺は、ただ、計画を立てていただいて、しっかりとやっていっていただきたいと思います。いろいろ質問をさせていただく中で、組織体制というのは、守る課ともしっかりと月に1回連携をしていただいたり、非常にいい形になってきているのかと思っております。
ただ、やっぱりなかなか認知件数、今どんどん増やしていただいていますけども、なかなか学校の先生が、まだちょっと見つけれていないものがあるんじゃないかと、ちょっと思ったりするところがあります。何か余り個別のケース何回も言うのもあれですけれども、やっぱりできれば、学校で解決をしていただくのがいいのかと、正直思います。
ただ、そこでやっぱり学校の先生の、やっぱりうかがい知れないというか、家庭であったりとか、家庭環境だったり、そういったところに入っていくような話、やっぱりちょっと聞いたりするので、そういったところでやっぱり専門職の方の活用というのは、非常に大事なのかと思います。
教員がやっぱり研修とかもやっていただくということで、やっぱり細かい、細かいというか、小さな兆候であったりとか、そういったところに気づいていただく力というのを、やっぱり先ほど御答弁いただいたみたいに研修等々でしっかりと養っていっていただきたいなと思うんですけども、一方で、ちょっと加害者に対してのアプローチというのは、なかなかちょっと方針であったりとか、そういったところです。ちょっと言い方が難しいところもあるかもしれないんですけども、いじめられたと、被害を訴えた児童ではなくて、例えば、そのいじめに加害になったというふうな、加害に対しての、加害の児童に対してのアプローチというのは、どういうことをされているか。教えていただいてよろしいでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
黒井課長。
◎人権教育課長(黒井健之)
いじめの加害者への対応ということですけれども、まず、被害を訴える児童・生徒、また保護者に寄り添いながら、学校の事実の調査ということをしていきます。その中で、事実が分かれば、当然、そのいじめは駄目ですよという指導だけではなくて、その背景になぜそういう行為に至ったのかというようなところの確認をしていきますし、その上で、当然、いじめを繰り返さない。
また、いじめだけではなくて、他の児童・生徒が嫌な気持ちになるような行為をしない。繰り返さないように、その子自身との面談を重ねます。これは教職員が中心になるんですけれども、その中においては、場合によってはスクールカウンセラーの面談をしたりとか、そういった専門家も活用しながら、次、そのことを繰り返さないために、どうするのかというところで、例えば、スモールステップで1つの目標、勉強を頑張るだとか、部活動を頑張るだとか、そういった目標を自分自身で考える中で、また担任なり、学年の関わっている教職員が、最近自分の目標どうだということで聞く中で、少しずつ頑張っているというようなことを聞き出しながら、その子の長所というか、いいところも伸ばしながら、やっぱり他の子供のことを考えれているかというようなことを繰り返し対応する中で、それぞれの子供たちの関係づくりであったり、一人一人が成長していってるというような、そんな状況かと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
子供対、例えば1対1として、子供とその被害の児童と加害の児童ということに関しては、加害の児童は、その被害の児童に対しては、やっぱりやってはいけないことをやったと。
でも、一方で、その加害の児童も背景を探っていけば、先ほどおっしゃったみたいなカウンセラーの面談であったりとか、カウンセリングを経て、ひょっとしたら家庭環境で、何かこの加害の子も被害者であるかもしれない。そういったところもやっぱり背景にあるかもしれない。そういう観点で、例えば、カウンセラーからスクールソーシャルワーカーにつないだりとか、そういったことは事例であったりとか、例えば、そういった観点をお持ちなのかどうか。そこを教えていただいてよろしいでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
黒井課長。
◎人権教育課長(黒井健之)
先ほど少しスクールカウンセラーの話を出しましたけれども、その面談の中で、例えば暴力行為を働いてしまった児童・生徒に対して聞き取りをする中で、例えば家庭の中でもしつけとして厳しく親から叱責を受けるであったり、何か間違ったことをしたときにたたかれる。そういった話が出てくる場合も、当然ございます。その場合には、当然、虐待であったり、そういったところではスクールソーシャルワーカー等にもつなぎながら、また、児童相談所であったり、「みらい」のほうにも通告をしたりとか、そういったところで、やはり専門家の視点というのも大変重要になってまいりますので、学校においては、当然、教職員が中心となって対応しながらも、ケースごとで管理職も含めて共有を図る中で、専門家も活用しながら対応しているという状況でございます。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
今、御説明いただいた中で、やっぱり教職員、そして、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーがしっかりとチームとして、形をつくっていただいているので、そこに関してはもう対応可能なのかと思っております。
なので、まず、やっぱり第一歩目の教員の気づく力というところを、ここがやっぱりなかなかいうのは簡単なんですけども、先生方の御負担というのは結構大きいのかと思っているんですけども、そこで、いろんな外部からの補助というか、やっぱり助けというのもあったほうがいいのかと思います。
スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、どちらも外部人材とは思っていますけども、例えば、何かいろんな制度があって、例えば、何か少し話、議論をされたこともあると思いますけども、例えばオンブズパーソン制度であったりとか、例えば大阪市、大阪市は特別顧問であったり、特別参与であったりとか、そういった方の学識の方に入っていただいて、それで解決に対して、そのケースケースの助言ではないですけども、大所高所からの、こういった、八尾市はこういったことを取り組んでいくのがいいんじゃないかとか。そういった御助言を頂いたりとか、そういった例えば専門員とか、いろんなあれがあると思います。そういったところの観点というのは、おありでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
黒井課長。
◎人権教育課長(黒井健之)
鑄方委員御指摘のとおり、まず、我々の思いとしましては、全ての教職員がやはりいじめの対応として、しっかり子供たちに寄り添った対応ができるようにということで、やっぱり日々、教職員の資質向上ということに努めていくというのが、まず、教育委員会の責務かと考えております。
その上で、第三者制ということで言いますと、我々もいじめ対応支援チーム会議ということで、それぞれの専門家に参画いただきながら、学校また教育委員会の対応について、客観的に助言を頂いている。指摘も頂いているというようなところで、日々、改善を図っておりますが、オンブズパーソン制度については、さらに第三者制というところで、他市で実績を上げている事例もありますので、そこについては、やはり八尾市の子供たちがいじめに苦しむことがないようにという視点では、1つの方策かと考えておりますので、そこについては、引き続き、検討を重ねてまいりたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
ちょっと言いましたけども、専門委員とか、そういったお考えはどうですか。
○委員長(谷沢千賀子)
黒井課長。
◎人権教育課長(黒井健之)
専門委員というのは、我々いじめ対応支援チーム会議ということでの弁護士であったり、そういう専門家から助言を頂いているという部分はありますけれども、例えば、オンブズパーソン制度であれば、第三者が学校に直接参画したりとかというようなところも、当然、実績としてある市はありますので、そこについては、引き続き、我々としては検討していくという、そういう段階にあるのかとは考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
教育のところです。そういったいろんな様々な制度に関して、もちろん釈迦に説法やと思いますけども、いろんなこと、事例等々を研修をしていただいているのかと思いますけども、ちょっと教育から違う観点というか、我々も一般の感覚でも言わせてもらったりはいろいろするところがあります。
そこで、やっぱり外部の人材を使っていただくというのは、いろんな外部人材の使い方があると思います。その中で、やっぱり大阪市で様々やってきた中、ちょっとイメージつくのかと思っております。やっぱり特別顧問、特別参与、そういった形、もしくは専門員というところなんですけども、専門委員は市長が委託するような事項となっているんですけども、例えば、市長がそうに思われていることとか、お考えになられていることとかはあるんでしょうか。ちょっともしあれば、教えていただけますか。
○委員長(谷沢千賀子)
植島副市長。
◎副市長(植島康文)
お答え申し上げます。
これまでもそれぞれの分野によって必要な専門委員はお願いをしてきておりまして、我々としては、その都度の課題について必要に応じて、適切な方がおられれば、そういったものも配置をさせていただくような形も、今後も含めて考えていきたいと思っておりますので、どうか、よろしくお願いいたします。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
何度も繰り返しになりますけども、子供をいじめからやっぱり守っていただくために、いろんな守る課を設置していただいたり、いろんなところは八尾市でもされているところですけども、そこに関してはオール八尾市でやっていただくと、いつもお答えいただいていますので、そこを具体的にまた進めていっていただきますように、どうぞ、よろしくお願いを申し上げます。
ちょっと時間途中になりそうですけど、次にいきたいと思います。
実計の56ページ、学校適正規模等推進事業というところなんですけど、まず、ちょっとお伺いしたいのが、この大規模校対策ということで、予算も上がっていたかと思うんですけど、この大規模校対策というのはどういうことなんですか。
○委員長(谷沢千賀子)
田頭参事。
◎教育総務部参事(田頭正光)
適正規模答申のほうです。審議会答申のほうの中で、大規模校に対して課題が多いということで、消耗品とか、そういう物品関係のほうの支援を行うということが必要であるということで、今回、計上させていただいております。
小学校費のほうに計上させていただいている部分が、亀井小学校を対象にした経費ということでございます。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
ちょっと具体的に教えていただいてもいいですか。
○委員長(谷沢千賀子)
田頭参事。
◎教育総務部参事(田頭正光)
基本的には消耗品であったりとか、あるいは備品であったりとかで、大規模校になると、やはり学校の運用上、どうしても数的な部分で足りなかったりとかという部分がありますので、そういったところを配当予算で賄えない部分について、プラスで予算措置をしているというのが、大規模校対策経費という形になります。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
分かりました。ありがとうございます。
大規模校、小規模校、様々な学校が八尾市の中にはあろうかと思います。制度の内容についても、この市政運営方針で示していただいているところでありますが、本会議でも我々大阪維新の会での代表の代表質問に関して答弁をいただいております。これも令和5年4月からの運用を目指すということだったと思うんですけども、これに関して、もう一度ちょっと内容を確認させていただいてよろしいでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
式課長。
◎教育政策課長(式龍一郎)
今回、市政運営方針のほうでも上げさせていただいております。学校が選択できるのは制度設計の推進の検討というところでございます。
内容につきましては、現在、住所に応じて就学すべき学校を指定をしておりますけれども、この校区、指定された校区の学校よりも、隣接の学校のほうが近い場合であったりとか、生徒が希望する部活動の有無など、そういったところで現状においても課題があるところでございます。
そういったことを踏まえまして、一定の条件の下、現行の校区は維持しつつ、そういった就学校の指定という部分を弾力的に運用していくことによりまして、一定そのニーズに対応していけることができるんではないかということで進めてまいりたいと考えているところでございます。
実施の時期につきましては、現在、小規模化が進んでおります桂中学校区の3校、それと高安小中学校におきましては、どの校区からも通うことができるという特認校の制度の導入と合わせまして、令和5年4月の運用開始を目指しまして、令和3年度に引き続き、様々な課題もございますので、具体的な要件や方策といったところの検討を進めてまいりたいと考えているところでございます。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
高安小中学校、そして桂中学校区の3校というところが特認校というところだと思うんですけども、それ以外のところは、もう部活、またちょっと次に、2問目にさせていただきます。
○委員長(谷沢千賀子)
他にありませんか。
山中委員。
◆委員(山中宏)
よろしくお願いします。
ちょっとまず、この八尾市教育振興基本計画は、これは協議会に上げてもらっていいんですか。
○委員長(谷沢千賀子)
ただいまの件につきましては、後ほどの委員協議会で報告を受けることになっておりましたが、本議案の審査に関係しますので、この際、報告を受けることにしたいと思いますが、いかがですか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(谷沢千賀子)
それでは、報告を受けることにいたします。
「八尾市教育振興基本計画」について、式教育政策課長から報告願います。
式課長。
◎教育政策課長(式龍一郎)
それでは、八尾市教育振興基本計画の策定について御報告させていただきます。
まず、本計画につきましては、八尾市教育振興計画後期計画の計画期間が本年度で終了することに伴い、本年度に、八尾市教育振興基本計画審議会を設置し、幅広い観点から御意見を頂き、素案の作成を進めてまいりました。
また、昨年12月18日から1か月間実施いたしました市民意見提出制度を経て、審議会の答申を頂き、2月定例教育委員会におきまして、議決いただいたものでございます。
それでは、計画の内容について御説明させていただきます。
お手元の資料1、八尾市教育振興基本計画を御覧ください。
まず、1ページ目から2ページ目の第1章 教育振興基本計画の策定に当たってでは、計画策定の趣旨、計画の位置づけ、計画の対象、計画の期間について記載をしております。
本計画は、社会状況の変化や国の動向、これまでの本市の教育施策の取組状況と課題等を踏まえ、学校教育と社会教育が連携を深め、八尾市生涯学習・スポーツ振興計画と八尾市図書館サービス計画の趣旨を包含するなど、現行計画を継承・発展させた八尾市教育振興基本計画を策定するものです。
また、教育基本法に基づく、地方公共団体における教育の振興のための施策に関する基本的な計画であり、第2期八尾市教育大綱を踏まえて策定し、八尾市第6次総合計画や関連する分野別計画等と連携を図り、教育施策を推進してまいります。
計画の対象は、幼児教育、小学校、中学校、義務教育学校の学校教育及び生涯学習を対象範囲とし、計画期間は、令和3年度から令和10年度までの8年間となります。
次に、3ページから18ページの第2章 教育をめぐる現状等では、教育を取り巻く動きと、これまでの取組状況と課題について記載をしております。
次に、19ページから23ページの第3章 本市の教育の目指す方向では、基本理念、基本方針、計画の体系について記載をしております。
現行計画で掲げた人権と共生の21世紀を担う人間の育成という基本理念を継承しつつ、さらなる本市教育の振興を図るため、生涯にわたって互いの人権や個性を尊重し認め合い、また、全ての人が共に学び、自他を高め、支え合って生きていく力をさらに育んでいくことにより、一人一人が自分の可能性を信じ、夢に向かって自らの人生と、八尾の未来を切り拓いていってほしいという思いを込めて、認め合い、ともに生き、未来を切り開く八尾の教育という基本理念を掲げております。
また、基本理念の実現に向けて、SDGsが掲げる、誰一人取り残さない、誰一人取り残されないという理念も踏まえた4つの基本方針を定め、22ページには、計画の体系を、23ページには、本市の教育の目指す姿を図にして、お示しさせていただいております。
次に、24ページから47ページの第4章 施策の展開では、施策ごとに、現状と課題と施策の方向性を記載しており、48ページの第5章、計画の推進では、子育て、福祉、健康、芸術文化などの各分野と連携を図りつつ、教育委員会と市長部局が一体となって取組を進め、学校、家庭、地域、各種団体など多様な主体と連携・協力し、社会全体で推進していくこと。
また、本計画に基づく具体的な事務事業については、市で策定する実施計画に位置づけて実施し、実施した事業の成果や進捗状況は、市の行政評価や教育委員会の点検・評価により、把握・分析し、その評価結果を実施計画の策定に生かすことで、事業の改善や成果の向上を図ることについて、記載をしております。
49ページ以降は、用語解説を記載しております。
なお、計画書の製本に際しては、本編の附属資料として、資料編を加えて印刷を行い、印刷製本でき次第、速やかに各議員のほうにも御送付させていただきたく予定でございます。
以上が、八尾市教育振興基本計画の説明となります。
続きまして、本計画を作成するに当たり実施いたしました、市民意見提出制度の実施結果と市の考え方について御報告させていただきます。
資料2の1枚目表紙を御覧ください。
令和2年12月18日から令和3年1月18日までの1か月間募集したところ、9人及び6団体から、64件の御意見を頂きました。
具体的な内容につきましては、1ページから16ページに記載しております。
頂いた御意見を踏まえ、計画本編に反映させていただいたもの、市の考え方を御説明させていただいたもの、今後の取組を推進していくに当たっての参考とさせていただくものなど、様々ございますが、頂いた御意見をしっかりと受け止め、本計画に掲げた理念の実現を目指し、取組を進めてまいります。
以上、甚だ簡単な説明でありますが、八尾市教育振興基本計画の策定についての御報告とさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
すみません。ありがとうございます。
まず、教育振興基本計画の5ページなんですけれども、新型コロナウイルス等の感染症や、自然災害等のリスクを踏まえた学びの継続とございます。
今年度当初から、学校休業によって、学びのこの継続というものが途絶えたということでした。
1つ、まず最初にお伺いしたいんが、7月時点だと、学校休業というか、学校再開したときに、まだ希望しない生徒は登校しなくてもいいみたいな状況があったかとは思うんですけれども、例えば、今、非常事態宣言等がございますけれども、そういったこういう時期は、また希望しない生徒は自宅にいてもいいという状況なんですか。
それとも、基本は欠席を認めない状況なんですか。
○委員長(谷沢千賀子)
宮本課長補佐。
◎指導課長補佐(宮本圭)
先ほど委員おっしゃられたとおりでございます。現在でも感染に不安があるという子供たちについては、保護者と、それからまた学校のほうでしっかりとその事情も確認した上で、出席停止という取扱いを行っております。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
ありがとうございます。ということは、次年度以降も、感染に不安な生徒は学校に来ないという状況が続く可能性があるということですか。
また、感染状況によっては、これはまた全く可能性の話ですけれども、学校休業というのがゼロ%ではないという状況も踏まえると、やはりこの学びの継続ということをしっかりと八尾市教育委員会としても、その機能を整備していただく必要があるんじゃないのかと思うんですけれども、昨年度休業中に、休業の再開する寸前、直前ぐらいにですか。ユーチューブ授業等を上げていただいたり、アップしていただいていたとは思うんですけれども、次年度、もしそういったことがあったときに、子供たちの学びの継続というのを、今後はどのようにしていくのかというのを、何かございましたら教えていただけますか。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
今後、学校休校等の対応についてでありますが、オンラインでの家庭と学校のやり取り等、そういうことも含めて、準備、対策等必要であると認識しております。
現在、各学校においては今年度中にGIGAスクール構想に使用する端末の配備、LAN整備は現在完了しております。
また、各学校においてはオンライン会議システムを使って、教員の研修であったり、学校内ではそういった通信テストを授業のほうでも活用していると認識しております。
今後そういった形で、休校等を対応してまいりたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
現時点では、まだオンラインで授業というのは、整備はできていない状況なんですか。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
現在、例えば入学説明会であったり、50周年記念行事であったり、学校から各家庭にそういったオンラインでの配信している。あとは、公開授業等においても、他校に授業の様子を公開する。そういった取組を行っております。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
ということは、万一そうなってしまった場合というのは、もう授業はできるという状況で、理解でよろしいんですか。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
学びの保障という観点に関しましては、まずは、家庭と学校がやり取りをしていくということが重要であると認識しております。
学び、授業、オンラインを実施した授業ということに関しましては、やはり先生と子供がきちっと向き合った中で、対話の中で生まれていく。そういうことを重要と考えておりますので、オンラインのやり取りということの整備については、整っているという認識であります。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
登校ちょっとはコロナを原因に登校しない生徒は授業というよりは、先生とコミュニケーションというのは整ってはいるけれども、教育委員会としては、やはり登校して対面で授業を受けるがベストという考え方なんですか。
ただ、可能性のことなので、ちょうどこれは震災等も、自然災害等もリスクで書かれています。そういった中でいくと、しっかりとオンライン授業ができるような状況も整備するのが必要なんじゃないのかと思うんですけども、いかがでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
今岡部長。
◎学校教育部長(今岡誠司)
ただいまセンター所長のほうから御説明させていただきました。環境的には整う、今年度中に整うというところでございます。
ただ、実際にタブレットが入るのが、一番遅い学校につきましては、やっぱり子供たちの習熟という部分というのは、十分ではないと。これからやっぱりしっかりやっていかなければならないと認識しております。環境とスキルと両方合わさってできることであると認識しておりますので、そういったことを進めていきたいと。
また、実際になかなか出席停止、コロナの不安で出席できない子供と学校を実際にオンラインでつないで、先生と子供がやり取りしたりだとかいうことは進んでおりますし、今後、さらにそういったところでオンライン授業ということも進めていけたらと。多様な学びの保障ということが必要になってこようかと思いますので、そういったことも準備をしっかり着実に進めてまいりたいと考えています。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
今、部長おっしゃったそういった進めていくというのは、ぜひぜひやっていただきたいところなんですけれども、今、コロナが原因で、理由で登校できていない生徒というのは、小・中合わせて何人にてはるとか分かりますか。
○委員長(谷沢千賀子)
宮本課長補佐。
◎指導課長補佐(宮本圭)
先ほどの質問でございますけれども、割合としましては、大体小学校、中学校も大体1から2%ぐらいの推移ということで確認しております。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
分かりました。ごくごく少数ではあるけど、やっぱりしっかり対応していただいていると。
この1から2%の生徒・児童に合わせて、そういったツールということが、ツールが今、要するに去年に比べるとできたわけです。ということは、これまで不登校だった児童・生徒たちともコミュニケーションを図ることができるんじゃないのかと思うんですけれども、この辺りのアプローチというのは、やっていただいているんでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
不登校児童・生徒へのツールを使った対応についてでありますが、先ほど申し上げたとおり、学校の先生と、そういった子供たちのやはりコミュニケーションということを第一と考えておりますので、現在、幾つかの学校でツールを活用してオンライン会議システムを活用して、学校と家庭とのやり取りを実施しております。
そういった中で、やはり登校に向けて前向きになったりだとか、別室のほうで対応していたお子さんが教室に足を向くといった好事例も聞いております。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
分かりました。ちょっとそれを聞きたかったんですけど、好事例は大体どれぐらいとか出ていますか。何件とかでもいいんです。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
申し訳ございません。数については、きちんとした正式な数字のほうは持ち合わせていないんですけれども、やはり具体的にそういった子供たちもそうですし、学校からも大変、役に立っているということで積極的に活用していきたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
分かりました。
また、ちょっとあとでさわやかルームのことも聞きたいんですけども、一旦ちょっとまた全体的な来年度の話に戻したいんですけれども、コロナの影響というのに戻したいと思います。
次年度以降は、また継続してマスクというのが必要な状況だとは思うんですけれども、学校全体の運営として、今年度行事は、多くの行事が中止となりました。子供たちもマスクは必ず必要で、夏は熱中症対策やったり、熱中症が怖い、テレビ等でもよく言われたんですけれども、この辺り次年度そういう学校行事の開催、運営について、現時点で、先ほどプールのことは聞きましたけれども、運動会であったり、参観日であったり、遠足、修学旅行等もございますけれども、今現時点で教育委員会としてはどういう方針、どういうお考えを持っていらっしゃるのかというのと。まず、聞かせていただけますか。
○委員長(谷沢千賀子)
今岡部長。
◎学校教育部長(今岡誠司)
令和3年度の学校行事等の扱いでございます。
現時点での緊急事態宣言が解除され、イエローステージの状態で、校外学習等にも積極的に、今、学校取り組んでおるところでございます。
この先のコロナの状況というのは、はっきりしないわけですが、その中でもしっかりと感染症予防対策を工事ながら、様々な教育活動に取り組んでいきたいと。その中には、やはりその感染症予防対策の中で、様々な工夫ということが必要になってこようかと思います。
今、学校では今年度の取組をする中で、どのような形で教育活動が効果的に進められるのかということも検証もしながら、来年度のことも考えていただいております。あくまでも状況に応じてということではありますが、可能な限り、工夫と努力で様々な経験を子供たちにさせていきたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
すみません。感染状況次第なんで、なかなか答えにくいことばかり聞いて、申し訳ないんですけれども、次年度、先ほど言いました熱中症対策という部分で、マスクはやはり、こればかりは多分、外せないというのは、もうマスクは必ずそうだろうとは思うんですけれども、となったときの体育の授業であったり、熱中症対策というのは、やはり市民も、親御さんも非常に気にするところだとは思います。
今年度、生徒たちが熱中症を実際になったとか、熱中症軽い重いあるとは思うんですけども、体育の授業であったり、そういった事例がどれぐらいあったのか。例年に比べて、それがどれだけ多かったのか。それを踏まえて、来年度どういったことを気をつけてやっていこうと考えていらっしゃるのか。その辺りを教えていただけますか。
○委員長(谷沢千賀子)
宮本課長補佐。
◎指導課長補佐(宮本圭)
熱中症についてでございますけれども、件数としましては、以前、ちょっとありましたかなり酷暑の時期に比べると、件数自体も減ってきておりますし、ただ、ちょっとマスクは体育の授業の際には、やはりリスクが高いということで、外すような、そういう指導も学校のほうにはしてもらっておりますので、また、次年度以降も同じような形にはなるかと思うんですけれども、体育の授業、それから気温がかなり高くなるときについては、マスクを外すということの指導は継続して行ってまいりたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
これは現場、教育現場でなんですけども、先生はマスク外しなよと、外していいんだよという指導があっても、不安な子供がマスク外さんで体育しちゃうというケース、結構あったかと、僕思うんですよ。聞いてるんですけれども、この辺りそれで熱中症という、どっちをとるのかというのは難しいとは思うんですけども、この辺りも踏まえて、どういうアプローチを来年度していただけるのかというのを、ちょっとお願いできますか。
○委員長(谷沢千賀子)
今岡部長。
◎学校教育部長(今岡誠司)
この夏、今年度の夏につきましての先ほど指導課長補佐が申しましたように、そのマスクの指示というのはしておりますし、外した場合、十分なソーシャルディスタンスが確保できるというような中でのことでございます。
その中でも、委員お示しの、やはり感染症不安でマスクが外せない児童・生徒もいてるということも、こちらもつかんでおりますので、その場合は無理に外しなさいということは言えるものではありません。
ただ、やはり感染症予防もそうですし、暑さ対策ということもありますので、そういうときはしっかりと環境も見ながら、体育の授業の中身を設定していく必要があろうかと思います。
また、暑さ指数につきましても、ここ数年しっかりと見ておるところでありますので、いずれにしましても、子供たちの安全を確保しながら、どんなふうに体育の授業をしていくのか。この辺りは改めて学校のほうに指導徹底してまいりたいと思っております。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
余り時間がないんで、ちょっと最後、これは1つ、またお聞かせ願いたいんですけれども、夏のときに、夏休み、今年度短かったです。
ただ、その短かった間に、要は、学校の校舎が温まってしまって、夏休み明けクーラーなかなか効かないというようなことがあったかと思うんですけれども、それによってクーラー効かないで、みんな生徒が暑いという状況があったということを踏まえて、次年度はそういった休み明けの冷房、冷却、その辺りはソーシャルディスタンスやったり、マスクの熱中症対策とか、いろいろ絡み出てくるとは思うんですけれども、この辺りちょっと対策等をお考えになっているのか。これから考えてくださるのか。考えていないんであれば、お願いしたいんですけれども、ちょっといかがお考えでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
式課長。
◎教育政策課長(式龍一郎)
空調の利用活用についてというところでございます。
暑い時期に、休み明けとかに駆体が温まってというようなところもございますけども、その影響がどれほどなのかというところもございます。
我々小学校、中学校の普通教室のほうにエアコン、空調のほうを整備をさせていただいて、今、体育館のエアコンにつきましても進めさせていただいているというところでございます。
我々のほうといたしましては、その空調の使い方という部分につきまして、学校のほうにまたお知らせもさせていただいておりますので、こういう新型コロナウイルス感染症というところで、換気というところもございます。
ですので、冷やしてきたところで、また空気を換気するので、その中で、また空気、冷やすのに、また一定時間がかかるというところは、どこまでいってもそういった感染症の予防というところで求められるマスクであったり、換気といった対応と、空調の機能についても、急速に冷やすような形で、一方では、そういった余り使わんといてねみたいなようなことも危惧されるようなお声も、一定お聞きするんですけど、我々としては、そういうことは特段考えず、やはり教職員、児童・生徒の環境を考えて、一番よい方法をというところで、また、状況に応じて、もちろん無駄遣いとか、そういうところはないようにしてくださいねというところはお願いをしておりますけども、まずはそういった学校環境という観点で見たときに、一番よいという形で、運用をしていきたいと思っております。
もちろん暑さ指数とか、そういったところがございますので、基本的にはそういったところも注視をしていただきながら、場合によっては、そういったところで活動しないというところもございますんで、そういったところで総合的に運用してくださいとは、我々はお願いをしているところでございます。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
それを聞けて安心しました。今年の夏みたいにならないように、その辺りいっておきます。
1回目、以上です。
─────────────────────
○委員長(谷沢千賀子)
議事の都合により、暫時休憩いたします。
午後0時15分休憩
◇
午後1時15分再開
○委員長(谷沢千賀子)
休憩前に引き続き分科会を再開いたします。
─────────────────────
○委員長(谷沢千賀子)
他に質疑ありませんか。
西川委員。
◆委員(西川あり)
よろしくお願いいたします。
実計の52ページにあります学校図書館活用推進事業からお聞きしたいんですが、1839万8000円の事業費のところですが、この中で学校図書館への学校図書館司書配置に向けた検討のスケジュールというのが書いてあるんですが、今後どのようなスケジュールになるのか。教えていただけますでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
中山課長補佐。
◎指導課長補佐(中山寛規)
今後の学校図書館司書の職員の配置と計画ですが、今年度も要望はしておりましたが、なかなか実現できなかった中で、次年度以降も、随時3名程度を目標に頑張って配置していきたいと、そのように考えてございます。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
次年度以降ということは、令和4年をめどに3人をということで理解していいですか。今のところはということだと思いますが。
○委員長(谷沢千賀子)
中山課長補佐。
◎指導課長補佐(中山寛規)
そのような形で、次年度も引き続き、努めてまいりたいと考えてございます。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
先ほどの八尾市教育振興基本計画のパブリックコメントからも、市民からたくさん御意見頂いていると思います。
その中で、文科省の策定にはこの同じ教育を取り巻く環境というところで、司書教諭、学校司書等の人的配置促進と明記されているそうです。その中で、八尾市の市の考え方としては、人的というよりかは、学校図書館の整備等の、そこに拡充や補充と書いてあります。人とやはり人を充足するということと、図書館の環境をということと、やはり別立てで考えていただいて、子供たちの教育の底の力をアップするためにも、ぜひとも促進を、来年度に向けて考えていってほしいと思います。どうぞ、よろしくお願いします。
次に、予算書の215ページに、総合体育館管理運営経費というのが1億1910万円載っているんですが、これは指定管理のかかる費用でよろしいんでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
松田課長。
◎生涯学習スポーツ課長(松田勝人)
そのとおりでございます。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
指定管理をされているウイングです。ウイングの方針ということもあると思うんですが、1点、確認させていただきたいんですが、ここはスポーツ施設ということだと思うんですけれども、例えばアリーナで吹奏楽部が使用するときには、マーチングをするとき、音を鳴らさなければスポーツということで、正規の値段なんですが、音を出すと文化部という扱いになって、2割増しの使用料が取られるそうなんですが、それは確かなんでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
松田課長。
◎生涯学習スポーツ課長(松田勝人)
ウイングの使い方の御質問だと思います。
委員御指摘のとおり、基本的にスポーツ施設ですので、スポーツ活動に準じた料金設定にしてございます。
ただ、マーチングであったりとか、そういうような部分というのは、基本的に行進の部分です。場合と、あと楽器の演奏と大きく2通りあろうかと思います。
一応、行進だけに限りますと、基本的にはスポーツ施設の料金を頂戴とすると。それにプラス音を出す場合です。外部に音が漏れないような形で一定、設定を若干変更する必要がございますので、そのときには特別料金を頂いていると、このような状況でございます。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
考え方としては、理解できるところもあるんですけれども、吹奏楽部が鳴らさないで行進だけというのも、やはり練習の程度としてはどうなのかと思いまして、鳴らしてマーチング、行進することがマーチングの練習になると思うんですね。そのスポーツと捉えるか、文化部と捉えるかというところなんですが、ここは何か両方併せ持った要素を持っているのかと考えます。
八尾市は、市を挙げて吹奏楽部を応援する町と、昨日の前回の本会議のほうでもそんなお話があったと思うんですけれども、何かそういった吹奏楽部に限らずにしても、八尾の子供たちが使うときには、何か価格的な支援があるという考え方も一理あるのかと思うんですが、いかがでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
松田課長。
◎生涯学習スポーツ課長(松田勝人)
お答えさせていただきます。
委員おっしゃるように、マーチングの部分というのは、当然、そのインフォメーションプラス楽器演奏、これで全て練習というのは行われるのかという理解はさせていただいてございます。
ただ、総合体育館は作った過去からのずっといろいろな運営の中で、あくまでもスポーツ関係で建物を使うという形で、防音の設備というのは、余り大音響には耐えうるシステムにはなっていないというような、私、認識を持ってございます。
そこで、もともとはスポーツ施設としての位置づけであれば、十分使っていただけると。
ただ、それだけしたら、当然、委員の御指摘のような不十分な部分がございますので、何とか利用をしていただきたいという形で、若干、制度の運用を緩めているといいますか。若干、制度の中でできないかということで、その時間設定であったりとか、そういうような部分で、一定音を出してもいいよというような設定にさせていただいていると、そういうようなところでございます。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
設定緩ませていただいて、たしか午前11時から午後5時ぐらいまでは出していいというようなことをお聞きしたと思うんですけれども、その中で出していいという範囲の中でのクラブ活動ということですので、今後どこかで検討の1つに入れていただけたらと思うんですが、いかがでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
松田課長。
◎生涯学習スポーツ課長(松田勝人)
実際には、メインアリーナだけの演奏もオーケーだという形で、時間も基本的に午前10時から午後5時半というような制限をかけさせていただいております。
委員が御指摘いただいているようなもっともっと柔軟な取扱いをというような形ではございますが、何分、その質の管理上の問題であったりとか、あといろんなもろもろの状況、それから市の施策も踏まえまして、今後どういった形で利用していただくのが、一番市民ニーズに合っているのかというところは、十分研究していきながら、内容につきましても考えていきたいと、かように考えてございます。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
ぜひとも、よろしくお願いいたします。
次にいきたいと思います。
実計の54ページの生徒指導対策事業、142万4000円なんですが、昨年が50万円から少し倍ぐらい上がっているんですが、理由を聞かせていただいてよろしいでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
中山課長補佐。
◎指導課長補佐(中山寛規)
実施計画の検討の中で、昨年度、学校支援事業についておりました臨床心理士、それからスクールサポーター、それからスクールロイヤーのお金がこちらに移ったというところでございます。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
ありがとうございます。実は、昨年あったさわやかルーム運営事業という項目出しがなくなっているので、ここに入ったのかと思うんですが、さわやかルームの運営事業費というのは、また別のところに入っているんでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
奥保所長補佐。
◎
教育センター所長補佐(奥保真一)
お答え申し上げます。
さわやかルームの運営事業についてなんですけれども、それにつきましては、令和3年度から総合計画見直しに合わせまして、もともとさわやかルーム運営事業ということで、取組させていただいていたんですけれども、同じ実施計画の54ページの25番の不登校児童・生徒支援事業ということで、名称変更をさせていただきました。
中身については、さわやかルームの運営というのは、不登校対策の1つの取組ということで、我々は考えておるんですけれども、もっと幅広く取組の中にも書かせていただいてるんですけれども、学校訪問を通じた学校への指導助言とかいうようなことも、教育センターから学校へのアウトリーチというような位置づけで取組を、幅広く進めていきたいというような形で展開していきたいということで、名称変更と内容の変更ということで、こういうような記載に、今させていただいている次第です。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
ありがとうございます。
ちょっとだから戻るんですが、この生徒指導対策事業の中に、いじめや不登校対策委員会という取組があるんですが、実際どういうことをされているのか。教えてもらってよろしいでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
宮本課長補佐。
◎指導課長補佐(宮本圭)
ただいまの質問でございますけれども、名前のとおりなんですけど、いじめ防止についてのこと、それから不登校の未然防止についてのこと、それから未然防止だけではなくて、それ以降のいじめが発生したあとの対応、不登校が生じたときの対応ということで、その辺りの部分を、学校の生徒指導担当を対象にして、そういう協議、先生同士でしたりとか、あとまた外部から講師を、外部講師を招聘しての講話を聞いて、それぞれ学校に持ち帰っていただいて、それをまた教育活動に生かすというような形で進めております。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
ありがとうございます。ホームページを見させてもらったら、昨年12月8日に第2回の研究委員会をされているんですが、今回は不登校ということについて、研究されているんです。
3つほど対策ということが、重要ということが出ているんですけれども、その中に学校復帰だけを目標にするのではなく、社会的な自立を目指した支援をしていくことが必要であることと出されているんですけれども、これについては、どういう取組を、今後検討されているのか。教えてもらっていいですか。
○委員長(谷沢千賀子)
宮本課長補佐。
◎指導課長補佐(宮本圭)
ただいまの質問でございますけれども、その学校に我々も学校に必ずしもいかないといけない。希望としてはやはり登校復帰というのが第一の目標になるんですけれども、それだけではなくて、子供たちがやはり社会に適用できるような、そういう人材をこれから育てていくために、学校だけではなくて、それ以外の場面でもいろんな関わりをもっていく。
それから、また外部の専門家等とも関わったりとか、そういうような話の進め方でやっているところでございます。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
八尾市にはさわやかルームという学校復帰を目指す教室もあったり、また、このように検討会で出てくるような復帰だけが目的じゃない。今おっしゃったみたいな生きる力をつけていくということであったりも通じると思うんですが、別立てのそういう教室があってもいいのかと思うんですけれども、その辺りは1か所にまとめてというのも、それは学校に行きづらい子供たちが、同じ教室にいるというのも、ちょっと想像はしにくいんですが、一定、受ける場があるという考え方はいかがなんでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
不登校児童・生徒への支援についてでありますが、学校と連携して、まずは子供のニーズに応じて適切に対応していくということが、重要であると考えております。
そういった中で、教育センターで行っている適応指導教室もありますし、あと各学校で別室対応ということでも考えて対応しております。
教育センターとしましては、子供たち、そういったニーズ、また保護者に寄り添った教育相談を、今後も中心に丁寧にやっていって、適応指導教室の入室も含めて、やはりその子供にとって今何が必要か。将来見据えてより丁寧な相談をしていって、対応をしていくということが重要であると考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
ありがとうございます。より丁寧な対応をしていっていただきたいと思うんですけれども、昨年、例えば不登校と数字の上がっていた中学3年生の人数というのは何人ぐらいになりますか。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
昨年度の中学3年生の不登校生徒数でございますが、77名ということで把握しております。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
その77名は、この3月に卒業をしていくという生徒たちでよろしいですか。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
先ほど77名は、昨年度の中学3年生の数になっております。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
すみません。ということは、今年はまだ卒業されていないので、人数もまだ少し分からないということですか。
その77名の生徒たちが進路はどうされたかというのは、把握はどこの部がされるんでしょうか。担当の学校なのか、教育委員会で分かるのか、教育センターのほうで把握されているのか。教えてもらっていいですか。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
中学3年生の進路についてでございますが、学校が中心に把握のほうを行っております。
ただ、不登校児童・生徒に関する後追い調査については、学校任せというわけではなくて、教育センターのほうでもより丁寧に、例えば青少年相談の電話対応であるとか、より丁寧な相談機関としても対応していっております。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
教育委員会、教育センターとして、そのような丁寧な寄り添うことをしていっていただきたいとは思うんですけれども、ずっと不登校の時代が長かった子供たちは、もう高校に行けないとさえ思ってしまっている子もいると思うんです。
中1、中2の辺りでやはり今後どうしていくのかということを、一緒に考えてもらって、必要な出席日数であったりとか、やはり一緒に将来どんなふうになっていく。何をしたいということを考えてもらうような相談というのは、不登校のさわやかルームに来ている子とは話ができると思うんですけれども、本当にそのおうちにいらっしゃる子供たちとはどう対応していかれるんでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
繰り返しになりますが、各学校で、まずは子供たち、生徒たちとの把握、進路についても相談のほうは行っておりますし、また、各学校においては高等学校と連絡会を実施するなど、定着状況の把握にも努めております。
また、教育センターとしましては、不登校、やっぱり不登校の実態を丁寧に把握するということが、まず第一で、重要であると思いますので、例えば、学期ごとに不登校調査のほうを行い、またその背景にあるものが何であるのかというところを丁寧に見取りながら、学校とやり取りをしていって、対応のほう努めております。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
丁寧にやり取りしていただいて、家庭の背景も本当に鑑みていただければと思います。
もしかしたら、昨今言われていますヤングケアラーという問題もありますし、中学校を卒業してしまったら、ますますその子供たちの存在が置いてきぼりになってしまうのではないかと思っていますので、ぜひ、よろしくお願いします。
あとは、また続けて2回目させていただきます。
○委員長(谷沢千賀子)
他にありませんか。
桝井委員。
◆委員(桝井政佐美)
まずは、市政運営方針の重点取組のところで、56ページ、学校適正規模推進事業のところで、学校が選択できる制度設計を推進するというところなんですけども、先ほどからお話ありましたように、住所に応じて、今、学校が指定されていると、それを柔軟に校区を維持しながら近いところでは生徒が、一定の行ける学校に通えるというのは、非常にいいことじゃないかと、僕は思っています。それはもう安全面も考えると、距離が短くなれば、当然、安全面というところも強化されるというところでは、あとは、もう本当に小規模のところから人が減らない。そこら辺のバランスですとか、大規模のところに人が集まって、教師が足りないだとか、そういったところは、これから制度設計をしていただければと思っています。
また、生徒が希望する部活の有無で、そういったところも実際は僕も耳にしたこともありますし、現状のクラブ活動、これは中学やと思うんですけど、今のガイドラインというか、そういったところをちょっと一度、もう一度お聞かせ願えますか。時間は何時までとかです。
○委員長(谷沢千賀子)
桝井委員、市政運営方針じゃなくて、実施計画書のほうですか。
答弁、お願いします。式課長。
◎教育政策課長(式龍一郎)
今のところ考えている就学指定の弾力的な運用の制度の設計のアウトラインということですか。
○委員長(谷沢千賀子)
桝井委員。
◆委員(桝井政佐美)
部活の今の週に何回何時間だとか、そういうところをちょっとお聞かせ願えますか。
○委員長(谷沢千賀子)
宮本課長補佐。
◎指導課長補佐(宮本圭)
部活動でございますけれども、現在、週当たり2日以上の休養日を設けております。それに加えて、あとまた1日の活動時間ですけれども、長くても平日は2時間程度、それから休業日については3時間程度ということの運用になってございます。
○委員長(谷沢千賀子)
桝井委員。
◆委員(桝井政佐美)
随分とそういったところでは、縛りが非常に、もう僕の時代とはもう大分厳しくなってきている中で、今、手元にある資料では、八尾市の中学校区15校の中で、唯一バスケットが、1校だけ女子がないだけで、男女合わせて29校ある。
逆に言うと、それ以外ですと、2番目に多いのは陸上だとか、テニス、サッカー、それ以外というのは、本当にもう僅かであって、これを子供、児童、生徒がやりたい、野球やりたいといっても、その学校に、クラブにないとなると、本当に地域のクラブにいこうと思えば、これはもう毎月のお金もかかる。そう思うと、そういう自分の今までだと校区しかいけないところが、移動できるというのは、非常にいいところですし、文化系でも非常にブラスバンドだとか、そういったところ、美術だとか、そういったものは多いものの、ほとんどがない状況にある中では、今回のこの校区の選択できるというのは、魅力の1つでもあるのかと思うんです。
ただ、1つだけちょっと今後の検討の中で入れてもらいたい中では、学校のやっぱりクラブを、例えばサッカーを教えている先生が、次の年には、その先生が異動しちゃうと、そのクラブを目指していったのに、生徒があの中学がサッカーをやりたいからいったと、でもそのサッカーの先生が、次の年にはいなけりゃ、これはできないですよ。現状そういうなんもあると思いますんで、その辺はどういうような、これから検討になるとは思うんですけども、どういうような思惑とか、そういう考えがあるのなら、お聞かせ願えますか。
○委員長(谷沢千賀子)
木下次長。
◎教育総務部次長(木下直人)
お答えいたします。
部活動と教職員の異動についての質問かと思います。
府費負担教職員につきましては、公立の学校ですので、もちろん人事異動等ございます。異動の一定のルールというのが、大阪府のほうで統一されてございますので、そのルールにのっとって、適切に人事異動等を行って、いろいろな人事交流を図っているところでございます。
今、委員おっしゃったように、今後制度設計を考えていく中で、そういったところもしっかりと検討していきながら、適切な人事異動を、もちろん行いながら、バランスのとった人事配置に努めてまいりたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
桝井委員。
◆委員(桝井政佐美)
それだけは、ちょっとクラブでの異動できると言われるんでしたら、その辺もしっかりと組み入れていただきたいと思っています。
あと、今回、それに伴って、特例校、特認校、桂中学校の地域と高安の地域では、特認校制度という形を取られるということなんですが、合わせて、それはどういった感じのお考えなのかというのを、お教え願えますか。
○委員長(谷沢千賀子)
式課長。
◎教育政策課長(式龍一郎)
桂中学校区の3校と、高安小中学校につきましては、市内におきましても、特に小規模化の進行が進んでいるところでございます。
そういったところも踏まえまして、これまでから両校区につきましては、研究拠点校というような位置づけもする中で、魅力であったりとか、特色であったりというところを生み出していけるような、そういった学校づくりについての支援というのを、教育委員会といたしましても、してきたところでございます。
そういった魅力であるとか、特色というところを、今後も引き続き、学校のほうでもしていただく中で、特認校制度を実施した際に、他の校区からも来ていただけるという制度ですので、この特認校制度という部分について、我々としては小規模校という部分を、何らかネガティブな部分という部分を解消するための特認校制度の導入と考えておりますので、そういったところで引き続き、魅力とか、特色出していけるような形で、教育委員会としても支援をしていく必要があるのかと考えているところでございます。
○委員長(谷沢千賀子)
桝井委員。
◆委員(桝井政佐美)
今、先ほど言われましたように、魅力ですとか、特色というのは、これから検討されるとは思うんですけども、ちなみにどういったことを、市内、校区関係なく市内から呼んでくるというには、よほどの魅力的な取組がないと、なかなかそこに来てもらえないんじゃないかと、距離もあるわけで、そういったところではどんなイメージを持てばよろしいんですか。
○委員長(谷沢千賀子)
今岡部長。
◎学校教育部長(今岡誠司)
既に、両地域につきましては、特色ある学校づくりということで進めているところでございます。
例えば、高安小中学校におきましては、英語や体育の授業の充実、また高安学の取組、そして、家庭学習の充実といったところを、しっかりと取り組んでいただいて、成果が現れているところでございます。
また、桂中学校区におきましては、人権みらい探求科を中心にして、キャリア教育の充実です。また、学びの共同体といったような取組の中で、非常に小学校から中学校に上がるまで、学習のスタイルの充実と。
また、外部人材を活用した夏休みや冬休みの学習であるとか、部活動の指導といったところに取り組んでいただいております。
○委員長(谷沢千賀子)
桝井委員。
◆委員(桝井政佐美)
ちょっと今、桂中学校でしたか。その辺はちょっと今なんか聞いていると、何かサッカーとかやられているようなことを聞いているんですけど、その辺はどうなんですか、現状は。
○委員長(谷沢千賀子)
今岡部長。
◎学校教育部長(今岡誠司)
外部人材の活用ということで、サッカークラブの指導に外部の方、スポーツクラブの方の御指導を仰ぎまして、専門的な部分での指導ということをしていただいているところです。
○委員長(谷沢千賀子)
桝井委員。
◆委員(桝井政佐美)
僕からお願いは、しっかりと小規模対策で、今回、特認校をやられるというんであれば、本当に魅力あって、誰もがそこに距離が遠いけどもいきたいというような、ちょっと安全の観点もあるか分からないですけども、それぐらい魅力あるものをやってもらいたいと。
また、その周知方法とかは、市民というか、生徒たちに事前にどうされようと思っているのか。ちょっとお聞かせください。
○委員長(谷沢千賀子)
式課長。
◎教育政策課長(式龍一郎)
今回の制度の検討に当たりまして、令和3年度中に様々な課題のある部分、今、委員のほうからも御意見頂いている部分等を踏まえて、また検討をしてまいりたいと考えております。
令和5年の4月に運用を開始するに当たって、実際には、令和4年度には早い段階で申込みといいますか、御希望される方はそういった申請といいますか、申出をしていただくことということも必要になってまいりますので、一定検討の上ではございますけども、市政だよりとか、ホームページとか、そういったところももちろん活用していきながらですけれども、各学校を通じて、また保護者であるとか、児童・生徒についてもしっかりとお知らせを頂きたいと、今は考えているところでございます。
○委員長(谷沢千賀子)
桝井委員。
◆委員(桝井政佐美)
しっかりとそのところを、しっかり皆さんにお伝えできるようにお願いします。
次ですが、これは実施計画書53ページの学校ICT活用事業ということで、昨年、タブレットとかを取りながら、配置、この3月までには全てそろうと。昨年の9月、10月からは先行して、何校かで事業を実施されているということで、この4月からですか。3月には全部タブレットも全員で学校でそろうということで、その今後、授業で生かしていくためのスケジュールやとか、実践事例のハンドブックを作成だとかあるんですけども、その作成はもうできているんですか。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
GIGAスクール構想における今後の実施計画についてでございますが、現段階で先行導入校で、様々な実践を行い、今年度に当たっては、例えば授業公開という形で、その実践を全市のほうに、先ほども御紹介しましたが、オンラインのシステムを使って、学校の授業の様子を八尾市全部にオンラインで発信を行いました。
また、外部のアドバイザーにおいても、オンラインで、例えば京都からなんですけれども、京都のほうにいてはる外部アドバイザーが、オンラインによって、通信を行ってということを行いました。
ハンドブックにいたしましては、現在作成中でございますが、段階的に発信、現段階でも、一部分については各学校に情報発信をして、各学校で円滑に実施、活用。そして、GIGAスクール構想に向けて進んでいくように、支援を行っているところでございます。
○委員長(谷沢千賀子)
桝井委員。
◆委員(桝井政佐美)
せっかくタブレットだとか、そういう設備の整備をしていただいて、教える先生、これは個人個人にやっぱりスキルが違うと思いますんで、それでやっぱり今の生徒・児童というのは、やっぱり覚えると、そういう早く覚えていくんじゃないかとは思うんで、やっぱり教える側がある程度、一定の小学校6年ならこのぐらいできるだとか、中学3年、中学3年は卒業するときには、このぐらいがもうできるようになっているという、何か目指す像じゃないですけど、そういったものをやっぱり今、ハンドブック、今、作成していると言われますけど、もう4月から始まるんであれば、始めれるというのであれば、ちょっとそれは遅いんじゃないかと。
もう昨年の9月ぐらいから、タブレットをそろえますよだとか、LANの整備だとかやっていて、まだハンドブックがなけりゃ、その全部の小中の各先生の技量、スキルによってばらばらが出てくると思うんですよ。それを統一するのが、僕は当然、研修もあれば、そういう査定、マニュアルじゃないですけど、ハンドブックというのは、やっぱり必要だと思うんですけど、その辺いかがですか。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
次年度からの活用という部分かと思いますが、現在、国のほうで、まず示されている情報活用能力、これの体系に基づいて、ハンドブックの概要版、例えば、1年生、今、御指摘のとおり、1年生ではここら辺を目指してであるとか、どういった中身でというところの目指す各学年の部分を、段階的、また計画的、そして、系統的にハンドブックに載せ、示していく予定でございます。
また、具体的には、担当者への研修だけではなくて、各学校へ訪問して校内研修のほうもセンターの指導主事であったり、外部人材も活用して、実施していくとともに、またハンドブックでは、そういった子供たちの目指すべき姿というのを示して、活用のばらつきのないよう、八尾市のほうで進めてまいりたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
他にありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(谷沢千賀子)
それでは、2回目の質疑に入ります。
質疑ありませんか。
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
では、ちょっと1回目で、すみません、途中になってしまったところなんですが、実計56ページの学校適正規模等推進事業のところで、お伺いしたいんですが、先ほどから市政運営方針でも示していただいています。ここの制度設計の推進について、様々な質問、議論があったかと思うんですけども、要するに、部活です。これは主に中学校のことなのかと理解しますけども、中学生に対しての部活というのは、結構ウエートが大きいところなのかと思います。だから、ここを例えば、当該の中学校区でないところを、例えば近隣のところでやってあげるというのは、非常に意味のあることなのかと思います。
また、通学距離が短縮されることによって、やっぱり安全性の向上であったりとか、そういった意味や意義というのは大きくあるのかと思っていますけども、ただ、先ほどのちょっと特認校の話であったりとか、ちょっと違うところなんですけど、小中一貫教育であったりとか、いろんなところが、ちょっとごちゃまぜになってしまいそうなので、ちょっと気をつけながら話をせなあかんなというところであるんですけども、やっぱり大きいビジョンとして、八尾市の全体像として、やっぱり教育の全体像として、これは例えば、行きたい部活が自分の当該中学校にあると、例えば野球やりたい。うちの子供が例えば野球やりたい。野球やりたい学校が、中学校区にあると、例えば学校も別にすぐそこに隣の学区、例えば近くに何か見えてるのに、あそこじゃなくて、こっちに遠いところまでいかなあかんのやということもない。別に普通に学校近くいけるし、部活もあるという人からしたら、私らには別に関係ない話やね、これ八尾市でやることとなりませんか。何か大きい意味、ビジョンとか、そんなんあるんやったら、ちょっと教えていただきたいと思うんです。
○委員長(谷沢千賀子)
式課長。
◎教育政策課長(式龍一郎)
今回、我々のほうが、この学校を選択できるという形で、市政運営方針のほうに書かせていただいていますけども、いわゆる就学校指定の弾力的な運用ということで考えさせていただくきっかけといいますか。そういった部分については、先ほどから御説明させていただいている通学距離の課題であるとか、部活動の希望する部活動が指定されるであろう学校にないといったようなところで、課題がある部分についての解消と。
根本的な手法といいますか、あれではないかもしれませんけれども、一定、こういった特認校も合わせて、そういった制度を弾力的に運用していくということで、基本的には、今、児童・生徒数というのは、市域全体の中では減少をしていっているという中で、一部、先ほど申し上げました桂中学校区であるとか、高安小・中学校というところについては、小規模化が進んでいると。
あと、そのほかにも大規模でなったりとか、小規模の傾向であったりといった部分は、各学校ごとにございます。
そういったところで、一定の平準化といいますか。そういったところにもつながっていければと考えているところはございます。
今、委員のほう御指摘いただきました大きなビジョンというところで言いますと、これは今も小中一貫教育基本方針であるとか、そういったところの整合というのはどうなんだということだと思いますけども、教育にまつわり課題というのは、様々ございます。1つのこと、この取組だけでそれが解決するというものではないのかと思いますが、今回こういった規模の適正化というところでは、現状では平成22年の7月の答申をいただいた部分の中で、今、動かせていただいておりますけども、変化の激しい時代でございます。そんな中で、今回、第6次総合計画の策定と合わせまして、教育振興基本計画も策定をさせていただいております。
そういった中では、やっぱり学校を取り巻く課題というものが、非常に複雑化、困難化しているという中で、これまでの学校教育と社会教育という枠を取り払って、連携してやっていくということと。
地域とか、様々な学校、家庭、地域、そして、様々な団体の皆様とお力も借りながら、そういった課題に取り組んでいかないといけないというところがございますので、そういった形で、今後、希望的部分につきましても、こういった取組も進めていきながら、また考えていく必要があるのかと思っているところでございます。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
なかなか、今おっしゃっていただいたみたいに、やっぱり整合性を取るというのは、すごい難しいと思うんです。それぞれの制度をやっぱり保ちながら、やっぱり大きいビジョンとしての枠というのは、絶対に必要やと思うんです。そこに関して、通学できる学校を選択できるというのは、一歩、第一歩というところで、しかも、何か弾力的に運用と、ちょっとそこは含みを持たせていただいているのかと、私自身としては解釈をしているところであるんですけども、私の私見ですけども、やっぱり高安の先ほどの話もありましたけども、やっぱりフロンティア校として、非常にすばらしい取組をしていただいている。
あと、英語の教員の先生です。文科省からの表彰を頂いたりであったりとか、ただ、そういったところもフロンティア校でやった取組は、今後しっかりとフィードバックしていくというのは、今までも従前からの委員会でも御答弁いただいていたと思います。
そして、桂のところも、人権みらい探求科、こういったところもやっぱり研究校であるならば、しっかりと八尾市全体にフィードバックをしていっていただきたいというところはあります。
ただ、やっぱり特認校制度であったりとか、特例校、特例校か、今は、というところを利用しながらなので、これは小規模対策であるというのも、重々理解しているつもりであります。だから、ここの整合性はやっぱり難しいとは思うんですけども、やっぱり八尾市全体で、例えば、大きいからやっぱり端から端まで通うというのは、なかなかしんどいと思いますけども、例えば、よくあるあれやったら4ブロックに分けて、そのそれぞれのところで、例えば、先ほどの高安みたいな英語に特化したところがあって、そういったところを選べるであったりとか、そういったやっぱり大きい視点でのやっぱり保護者もそうだし、子供たちが八尾市での公教育に非常に期待を持って、やっぱりわくわくするような教育をやっていただきたいと思うんです。
なので、しっかりとそういった観点というのをやっぱり入れていただきたいなと思うんですけども、そこに関しては、今なかなか御答弁いただいたところが、それでも弾力的に運用というところで含んでいただいているのかと、勝手に理解はしているところではあります。
ただ、やはり市政運営方針でこれだけ、八尾市としてはこうやってやっていくというような大きな視点を持っていただきたいなと思っているんですけども、そこに関しては、どうかと思うんですけども、市長としてはどう考えておられるか。市長の見解でも結構です。ちょっとビジョンというか、あれば教えていただいてよろしいでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
市長。
◎市長(大松桂右)
今回、学校をそういった形で、選択というんですか、選べるというところは、今いろいろ説明もしたとおりで、まず第一歩かとは、私は認識をしております。いろんな課題とか、いろんな整合性の話はあろうかと思いますが、やはり私、全体的な話、これは別に決定事項でも何でもないんですが、私の1つの思いとしては、やはりこれから八尾市も人口が減してるという状況で、これは全国的ではありますが、その中でやっぱり人口を維持して、住んでみたいと思ってもらうには、もちろんこれまでのようなまちづくりというところは、非常に大事かと。
私自身が率直に感じておるのが、その中でやっぱり学校施設というんですか。その子供が学べるというような環境というのも、今後、市を選んでいただく1つの大きな要素ではないかと思っております。もちろん移動が便利やとか、生活をするのに便利やというのも、1つの大きな視点かも分かりませんが、やっぱり学校をどういった教育を受けれるかというところも、選択してもらえる1つの大きな要素かと思っております。
そんな中で、本市がこれまで進んできている特色ある学校づくりというところを、1つのこれからも魅力としていく中で、もちろん学校での教育というのは、第一義的にしっかりやってもらわなあかんのですけど、例えば、この学校に行ったら、英語がしゃべれるようになるとか、オリンピック選手を目指せるような形でスポーツ万能になるとか、そういったいろんな要素があろうかと思います。
そういったやっぱり特色をどんどん作っていくことで、しっかり選択というんですか、選んでいただいていけるようなという感じでは思っております。
ただ、八尾市域も広うございますんで、例えば、北の端から南の端まで行くといったら、なかなか通学するのもしんどいというところなんで、今、委員がおっしゃったように、八尾を4つのブロックに割るんか、2つのブロックに割るんかは別として、ある程度、2つのブロックに割るとしたら、同じような形のメニューを、それぞれのブロックに配置をして、その中から選んでいただくとか。多種多様な考え方はあろうかと思いますが、これはあくまで私の個人的な思いであって、別に今すぐそれをどうこうに向けてやっていくということではありませんが、そういったところも含めて、今後、教育とも、もちろん市民とも話を進める中で、この学校の充実というんですか、そういったところを図っていきたいとは思っております。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
ありがとうございます。そういうやはり、もちろん市長の個人的なことやと思いますし、思いで聞かせていただけて、非常によかったと思っております。
やはりもともと地元に住んでいる人間というのもいるし、やっぱり人口流入であったりとか、そういったところを考えたときに、これはもう教育に話することではないのかもしれないですけども、やっぱり就学環境というのは、非常に大きいところなのかと思います。なので、ここに関しては、教育委員会と、あとは市長部局のほうと、もうしっかりと連携して、そして、どういった魅力ある学びというのをやっていただくかというのを、ちょっと今、御議論いただければと思いますので、そこは期待しておりますので、どうぞ、よろしくお願いを申し上げます。
次に行きます。
実計の53ページ、学校ICT活用事業のところで、先ほど桝井委員や、山中委員からもお話があったと思うんですけども、これはこの4月からスタートできるような状況で、いろいろ今、整えていただいていると、そういったことやと思うんですけども、先行4校、たしか導入されたのかと記憶しているんですけども、この4校で、例えばこの令和3年度からの運用に向けて問題点とか、そういったところ、懸念であったりとか、課題をクリアしないといけないところ、そういったものがあったりしたら教えてください。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
先行導入校の取組ということで、回答させていただければと思うんですけれども、現在、幅広い教科での活用、運用を行っております。
また、そんな中で、組織体制の見直しであるか、実際に授業のほうでも様々な教科で活用のほうを行っております。具体的に申し上げますと、国語や算数の考えの共有であったり、英語においては録音機能を活用している、あとは、教科外でも食育の授業であったり、様々な場面で活用のほうを行っております。
また、先生方の声としましても、非常にやはり授業のほうで、一番大きなと思いますのが、子供たちが、自信がなかった子たちが、自信を持って発表できる。また、友達の意見もさっと分かるので、自分がこの意見で大丈夫なんだという安心感を持って、教室のほうにやってきて授業に臨んでいるという、大変うれしい話もたくさん聞いている。
あとは、考え方が一気に共有できるので、どんどん思考力のほうの深まりというのも、実感できているということで聞いております。
今年度、無事にスタートさせていただいておりますので、今のところ課題というよりは、このわくわく感を持って、各学校では取り組んでいただいているというところが、教育委員会の認識でございます。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
ありがとうございます。ポジティブな意見ばかりだったわけじゃないのかとは、勝手に思っています。どんな制度でも運用するときには、やはり懸念であったりとか、クリアしないといけないところがあったのかと思います。あえて問題点なかったかと聞いて、その御答弁やったので、そこはクリアできた範囲内なんやったと認識します。
それで、ただ、そもそものGIGAスクール構想が国からの補正が前倒しになって、どんどん加速をしていったという経緯なんですけども、これは先ほどの話にもありましたけども、持ち帰り学習ができるようにということやったかと思います。それも文科省のところに、GIGAスクール構想の加速による学びの保障というところで、災害や感染症の発生等による学校の臨時休業等の緊急時において、ICTの活用による全ての子供たちの学びを保障できる環境ということやったと思います。それでも、手挙げのところもあったと思いますし、八尾市は近隣にも先駆けてやっていただいたなと、非常にうれしく思っているところであるんですけども、今の段階で、これを直ちにというわけでも、もちろんないんですけども、ただ、先にこういった持ち帰り学習であったり、もちろん紙で書いて書き取りとか、非常に大事な部分もあると思います。
だけど、家庭でタブレットを使って、例えば、宿題だったりとか、そういった先々のビジョンというところで、もしおありやったら教えていただきたいんですが、いかがでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
家庭の持ち帰りについてでございますが、GIGAスクール構想においては、やはり狙いとしては2つ、1つはやはり子供一人一人きめ細かに対応でき、個別最適された学びの保障です。
もう一方で、緊急時における学びの保障というところはあると認識しております。そんな中で、ハード面においては、GIGAスクール構想の端末整備とともに、あとは現段階では各学校のコンピューター室に設置されている端末を、緊急時には持ち帰る設定というところの対応をしておりますし、また、先ほども申し上げたとおり、端末の持ち帰りがなくても、オンライン会議システムの運用によって、例えばIDとか、そういったものを家庭にある環境によって入力しまして、学校と御家庭がコミュニケーションを図れるという体制を、現段階からとっております。
今後、そのGIGAスクール構想で使用するタブレットの持ち帰りという御指摘の点に関しましては、やはり再度、やはりGIGAスクール構想のその2点の考え方を整理しながら、よりよい方法というのを、今後も検討してまいりたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
ありがとうございます。直ちに、もちろん先ほども申し上げましたけれども、やってくれということではありませんが、その可能性をしっかりと考えていただくというのは大事なことなんじゃないかと思います。
仮に、その持ち帰りをしたとして、これは枚方市だったかな。とか、ほかの自治体でもやっておられるところがあるのかと認識しています。
そういったところは、何か問題点であったりとか、そういったところをクリアしてやられているのかと思います。現状で、やっぱりお考えの中に少しあるのかという御答弁やったと思いますけども、例えば懸念、リスクであったりとか、こういったことがあるから、ちょっとできへんねんと。逆にこういったところをしっかりと解消すれば、持ち帰りできるようになる可能性が非常に上がると。そういったことがあれば、教えていただきたいんです。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
GIGAスクール構想で使用するタブレットの持ち帰りについて、現段階で検討中ということで申し上げたんですけれども、懸念といいますか、今後、主に例えば、タブレット自体の補償についてどのように考えていくであるとか、あとは、情報モラル的な扱い、子供たちが家庭に持って帰ったときの扱い方であるとか、そういった様々な教育的な観点でも、きちんと検証、検討をしていくことが必要かというところは、現段階で考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
ありがとうございます。そこは、いろんな課題をクリアしてやっていただけるようにできればと思っております。これは要望を申し上げておきますので、どうぞ、よろしくお願いを申し上げます。
これと、ちょっとここに書いていなかったんですけど、ちょっと学校ICTというつながりで、ちょっとあれなんかと思ったんですけど、シンクライアントシステムという、校務支援システムの話、何度かこの委員会でもお話を聞かせていただいているかと思うんですけれども、これは中学校には全校導入されていると。そんな中で、小学校にはまだ進んでいないと。これも多額の予算かかるので、なかなか大変なところだと思うんですけども、これはやっぱり教員の負担軽減につながってくるんじゃないかと思います。
先ほどからもいろいろ話ありますけども、先生のやっぱり事務的なことが減らせるところは、どんどん減らして省力化して、やっぱり省力化していくというのが、やっぱり大事なことなんじゃないかと思っております。その分子供たちに、先ほどのいじめの話であったりとか、いろんな課題の話ですけども、やっぱり気づくという先生方の、そういう力を使っていただきたいと思っておりますけども、この小学校に関しての導入の今、状況であったりとか、そういったこと分かれば、教えていただけますか。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
教育現場のICT化の整備状況というところでありますが、まずは、八尾市学校ICT推進計画において、4つの柱、ICT活用による授業改善、また児童・生徒の情報活用能力の育成、校務の情報化、そして学校ICT環境の整備ということで、4本柱で推進を行っておるところでございます。
現在、教職員用の端末につきましては、中学校では全教師分、また小学校でもほぼ教師分の端末を整備しているところでございます。
校務支援システムに関しましては、中学校のほうでは先駆けて導入させていただいており、アンケートにおいても教職員のほうでは、大変効率化が大変働き方改革の部分では役に立っているという声は届いております。
今後もそういった辺りも、丁寧に検証しながら、よりよい活用について、小学校校務支援システムの導入については、様々な課題があると思いますし、検討すべきこともあると思いますので、また導入に向けては検討してまいりたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
予算が、やっぱりどうしてもかかってしまうところなので、一足飛びにはいかないと思います。
たしか、中学校に導入されたときも2校だったか、3校だったか、ちょっと忘れましたけども、そういった段階的にやっていかれたのかと思っております。そういったところは、少しずつでも前進をしていただきますように、お願いをしておきます。
そして、先生もそうなんですけど、やっぱり子供たちのところが、しっかりとICT化進んで、先生方のところ進んでいないというのも、ちょっとどうなんかと思います。そこはしっかりと時代の流れというのもありますし、そういったところはしっかりと強化していっていただきたいと思います。
そして、子供たちにも、先生方もそうですし、やっぱりみんながタブレットが一番いいというわけではないんですけども、それぞれの適したものを使っていただけたらと思いますけども、やっぱり子供の先ほどの個別最適化であったりとか、そういったところもそうですし、学校の先生の省力化というんですか。といったところもしっかりと進めていただければ、学校のそこの環境しっかり整ってくるのかと思いますので、ここについては、お願いしておきます。
また、ちょっと続きは3問目にいかせていただきます。
○委員長(谷沢千賀子)
2回目、他にありませんか。
山中委員。
◆委員(山中宏)
2回目お願いします。
さわやかルーム、先ほど言ってたんですけれど、西川委員が詳しく聞きはったんで、次いかせていただきます。
学校給食の件なんです。中学校給食なんですけれども、ちょっと協議会から上げていただいてよろしいでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
ただいまの件につきましては、後ほどの委員協議会で報告を受けることになっておりましたが、本議案の審査に関係いたしますので、この際、報告を受けることにしたいと思いますが、いかがですか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(谷沢千賀子)
それでは、報告を受けることにいたします。
「八尾市立中学校全員給食実施方針」について、南学務給食課長から報告願います。
南課長。
◎学務給食課長(南昌則)
それでは、報告事項であります八尾市立中学校全員給食実施方法について、御説明申し上げます。
それでは、お手元配付の資料を御覧願います。
本日は、これまでに、令和3年度中の実現を目指して、教育委員会において実施方針を策定し、令和3年度の当初予算案で事業化に向けた具体的な計画をお示しする予定で、準備を進めてきたところであります。
しかしながら、コロナ禍における本市の厳しい財政状況の中、引き続き、全員給食に要する事業費の精査を図りながら、全員給食実施に伴う各制度等の検討を要することから、現時点での全員給食の実施に向け、教育委員会が昨年10月に策定いたしました実施方針を御説明させていただきます。
今後、この実施方針に基づき、関連制度の構築や、運用ルールの検討を深めてまいります。
まず、資料の1ページをお開きください。
最初に、実施方針では、本市では、平成27年度から家庭弁当を基本としつつ、デリバリー方式の選択制中学校給食を実施してまいりましたが、本市における社会状況等の変化から、保護者等における家庭弁当づくりの負担、また選択制中学校給食の利用率の低迷、さらに成長期にある子供たちの摂取する栄養バランスの乱れによる体力の低下等への対応が認められており、そのためにも、中学校全員給食を実施することを規定しております。
次に、基本方針1、基本方針では、全ての中学生に安全・安心で栄養バランスの整った給食を提供することなど、4点を明記しております。
次に、2、実施時期等を示しております。ここでは、昨年10月時点での計画していた時期を示しております。
次に、3、給食方式といたしましては、2ページにかけまして、提供の方法、実施方式、提供形態を示しており、15中学校の全員給食とし、民間調理事業者が保有する調理施設で給食を調理し、弁当箱に盛りつけ、各学校に配送するデリバリー方式とすることとし、給食の実施日数については、おおむね160日と、全中学校で回数を統一いたします。
次に、給食費については、小学校給食と同様に、食材料費分は保護者負担とし、調理や配送等に要する費用については、市の負担とします。
次に、3ページを御覧願います。
給食費の援助といたしまして、小学校給食と同様に、生活保護世帯及び就学援助対象世帯を援助の対象といたします。
次に、4、配膳室等の整備について、既存の配膳室が狭隘となることから、配膳室等の施設整備等を進めたいと考えております。
次に、3ページから4ページにかけまして、献立、食材購入等について示しており、献立作成や主食、副食等の食材購入は、市教育委員会が行います。
次に、6、事業者の選定等では、民間調理事業者の選定等の考え方を示しております。
5ページを御覧願います。
7、実現までの流れでありますが、ハード面、ソフト面から全員給食開始までの主な工程を示させていただいております。
次に、6ページにかけまして、現在の選択制中学校給食の総括をまとめており、最後に、9、事業実施に向けた留意事項を示させていただいております。
以上、甚だ簡単な説明でございますが、よろしくお願いいたします。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
この協議会資料を頂いて、びっくりしたのが、中学校給食に関する生徒アンケートの質問1、中学校弁当を希望する生徒が83.6%という結果なのですよ。
市長は、中学校給食を公約に掲げて当選されているので、民意としては、中学校給食というのが、八尾市民の方々が望むことなのかとは思うのですけれども、実際、受益者である中学校の生徒さんの大多数が、しかも数年前のアンケートだと7割強ぐらいだったのが、さらに弁当を好む生徒さんが増えているのかと。ここの数字を無視して、このまま議論を進めるのはいかがなものかと思って、手を挙げさせていただいているのです。
この数字に関して、どういう御意見、御判断なのかというの、聞かせていただけますか。
○委員長(谷沢千賀子)
南課長。
◎学務給食課長(南昌則)
中学2年生を主に対象としてアンケートを取らさせていただきまして、1年間は家庭での弁当を持って、昼食を食べておられた方と。
どうしても、子供にとっては、保護者も子供の好きなものを弁当に入れてあげたいであったりとか、子供もやはり、好きなものを食べたいという希望であったりとか、好きなものを入れていただけるということが多いのかと感じております。
そうしますと、先ほど答弁させていただいたように、子供の栄養バランスについて、いかがなものかという観点もございます。
どうしても子供にとっては、好きなものを食べたいという思いから、弁当の希望するという割合が非常に高いのかと思っております。
しかし、食育の観点、それと子供たちの健康面、あらゆる家庭の事情、そういった総合的なことを考えていきますと、この数字については、真摯に受け止めつつも、子供がこういった数字の高い理由というのが、メニューの問題もあるのかと思っております。
そういったことも含めて、この数字については、真摯に受けさせてもらいながらも、市全体的な、総合的な観点から、給食の必要性はあると認識しております。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
今、好きなものが、家庭の弁当だと多いかもしれないというのと、真摯にこの数字を受け止めるということなのですけれども、このアンケートを受けた2年生が、給食を実際に、今のランチボックス形式の給食を実際に食した経験というのは、皆あるのですかね。
みんな食べたことはないけれども、アンケートに答えているのか、食べたことがあるから、アンケートに答えているのか、その辺り、どうですか。
○委員長(谷沢千賀子)
南課長。
◎学務給食課長(南昌則)
中学2年生、今回の対象者が、約1900名の方が答えていただいております。
まず、基本的には、アンケートに答えた全員が、選択制給食を食べているかと言えば、食べてない子供もおられるとは思います。
実際には、食べてない方々もおられます。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
2年が終わろうとしていますけれども、中学校全員喫食だと。お弁当方式、コスト的には、そういう流れに、全然固まっては、これまでなかったですけれども、そういう方向だったのであれば、1度ぐらいは全生徒に食べてほしかったかと。
それを、子供たちもしっかりと権利を持っていますので、その食べた結果をもって、アンケートを、私としては見たかったかというのが、正直あります。
新声の代表質問で、中学校給食の優先順位というのを聞いていたと思うのですけれども、優先順位って、明確にはお答えいただいていないかと思うのですけれども、教育長、この中学校給食について、いかがでしょうか。
英語であったり、教員の働き方改革等も、様々課題はたくさんあるとは思うのですけれども、優先順位を改めてお聞かせ願っていいですか。
○委員長(谷沢千賀子)
新堂副教育長。
◎副教育長(新堂剛)
委員の御指摘でございます。まず、今、見ていただいておりましたアンケートの質問の4のところに、利用したことがある人だけに質問をしたという項目を設けてございます。
これは、市民の方等々でもあるのですけれども、例えばお弁当は冷たいのだろうとか、そういう声を我々もお聞きをすることがございます。実際には、しっかりとスチームコンベクションで温めたものを子供に出しておりますので、質問4のアンケートで見ていただくと、好きなメニューがあるというところで6割を超えておられたり、また温かいものが食べられるで、7割近い数字がということで、実際に食した生徒からは、かなり好評はいただいておるかという認識でございます。
そういった部分を含めて、先ほど、課長からも答弁ございましたけれども、食育とか、様々な視点から、我々としては、現在、全員給食というのは必要であろうという判断をしてございます。その上で、優先順位となりますと、教育の分野というのは、非常に幅広うございます。
先ほど委員が御指摘いただいた英語の教育であったりとか、もちろんふだんの家庭生活を含めた学校での生活の在り方といった部分も、当然、重要と考えておりますので、本会議でも答弁いたしておりませんけれども、なかなか教育として、単純にこれが上、これが下ということではなくて、様々な分野、様々な方面、それぞれが重要という中で、全体的な財政的な部分も含めて、実施できることから着実に実施をしていきたいというのが基本的な考えですので、こっちのほうがこれよりも上、下というのは、なかなか教育としてはお答えがしにくい範囲かと考えてございます。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
食べたことがあるという回答の生徒さんたちは、肯定的な回答をしているということが御答弁でしたけれども、できれば、一度食してもらってからの判断というのが、あるべき姿だったのかとは思っております。
優先順位に関しましては、おっしゃるとおりで、なかなか優劣、いろいろな課題に対しては、御答弁難しいかとは思いますけれども、いかんせんお金のかかる事業ですし、今後も引き続き、お金も発生していく大きな事業だとは思いますので、その辺り、おいおい聞かせていただきました。
次にいかせていただきます。
八尾市教育振興基本計画の7ページ、あと実施計画でいくと53ページですか。学校における働き方改革に関してなのです。
ここ、個人質問のときでも聞かせていただいたのですけれども、スクールサポートスタッフですか、今回、いらっしゃいますけれども、継続してこの方々を、市として国の補助金なしに、大切な学校現場の働き手として、職員の働き方改革の推進する上で、必要な人材として、継続して活用していただきたかったなというところがあるのですけれども、この辺りはいかがでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
木下次長。
◎教育総務部次長(木下直人)
スクールサポートスタッフについてでございます。今年度年度途中で予算を頂きまして、全校に配置をすることができました。
現在、今月末までの活用ということで、いろいろなコロナ対策、教育支援やっていただいているような状況でございます。
しっかりと効果検証を今年度させていただいた中で、引き続き、今後についても検討をしていきたいと考えております。
施策の優先順位、先ほどから出ております中で、来年度当初からはということで、配置というところには至っておりませんが、また大阪府や、また国の動向等々も注視しながら、しっかりとそういった支援策があるのであれば、活用をいただいて、継続の配置、また新たな配置というところも、しっかりと検討を進めてまいりたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
個人質問のときに、副教育長が、なかなか雇用するのに手間取ってしまって、という御答弁ありました。実際そうだと思うのですよ。
雇うのに時間かかるのに、またそういった制度がなくなってしまうというのは、また次、人材、せっかく予算があってというときに、二度手間、三度手間になるのではないのかということが起こり得るかと思うのですけれども。
今年度、学校の先生って、いまだにトイレ掃除等々、消毒作業をしていただいていると思うのですけれども、例えば、実施計画の53ページの16番のストレスチェック等々ありますけれども、教職員のメンタルヘルス等の状況とか、アンケート結果とか、そういった状態はいかがでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
木下次長。
◎教育総務部次長(木下直人)
ストレスチェックについてでございます。今年度につきましては、委員御指摘のとおり、コロナの影響もあるかと考えましたので、例年よりも早い時期に実施をさせていただきました。
8月頃、夏休み前後に、例年12月にさせていただくのですけれども、少し早めに取らせていただきました。
市全体の結果を申しますと、そう大きく、今年度、数値が悪化したというか、高ストレス者が増えたという結果には至っておりません。ここしばらくというか、制度が始まって、全教職員にストレスチェックを実施して以降、傾向としては、そう大きく変わっていない状況が続いてございます。
本市の課題としましては、制度としてはありますけれども、それに対する教職員の実施率といいますか、そういったところが、もう少ししっかりと高めていくというか、意識をしっかり、そのストレスチェック、メンタルヘルスの認識をしっかりと持っていただくというところを、引き続き訴えかけていきたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
コロナで、ふだんから大変やったのが、さらに大変になったということで、このメンタルヘルスのチェックというのは、例えば来年度、コロナで年1回やったのが2回に増やすとか、きめ細やかなチェック体制までにはいかなかったですか。
○委員長(谷沢千賀子)
木下次長。
◎教育総務部次長(木下直人)
こちらにつきましても、予算がついてくるものでございます。複数回というよりは、しっかりと、大きなストレスチェック、年に1回のストレスチェックを継続しながら、各学校でしっかりと、管理職員のもとで、先ほどからの繰り返しの答弁になるかと思いますけれども、メンタルヘルス対策、各職場でしっかりと行いつつ、適切に対応してまいりたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
新声の代表質問でも、働き方改革のところで、教育長は教員の働き方改革は勤怠管理をIT化したりとか、ノークラブデーであったりとか、今まで学校の先生がやっていた時間をぶった切っているようなイメージがあるのですよね。早く帰ろうと。
今までずっと、夜遅くまで、今もでしょうけれども、夜の9時、10時まで、職員室明かり灯ってという状態が常態化していましたので、そういった意味では、勤務に関してぶった切るというのは必要なことだとは思うのですけれども、これまで先生方がずっと学校でやっていたことというのを切ったところで、本当に仕事の総量って減っているのかといったときに、疑問は疑問なのですよ。
この辺りの時間を区切ったことによって、結局は自宅に持ち帰って仕事をしているのかとか、そういったチェックであったりケアであったりというのは、できていますかね。
○委員長(谷沢千賀子)
木下次長。
◎教育総務部次長(木下直人)
教職員の働き方改革についてでございます。
今、委員おっしゃったのは、教員の時間外業務時間、あくまでもその一面という部分でございます。
様々な意識改革を伴う取組であったり、またハード面、メッセージ用途つき電話の導入であったりといったことを、今年度、少しずつ実現できている部分がございます。
そういった教職員の働き方改革というような言葉が、世間で認知もさせてきているような状況でございます。
八尾の教職員の数値的な部分を申しますと、コロナの影響がありましたので、毎年度の単純比較というのは、非常に難しい部分はございますが、数値的なもので言うと、少しずつ減少できているような状況がございますので、委員、ぶった切るという表現を使っていただきましたが、そういった部分で自分の働き方であったりという部分を見詰め直す。個々、もしくは組織、教育には全体という部分がございますが、そういった様々な視点から、少しずつ現場にも浸透していっているのではないかと、私自身は捉えてございます。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
教職員の働き方改革って、進んでいるようでどうなのかというのが、本当に疑問なのですね。振興基本計画の中にも、中央教育審議会、新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導等々の答申を基に書かれていると思うのですけれども、ここには学校及び教師が担う業務の明確化、適正化というのがしっかり書かれています。
しっかりと学校の先生の役割というのを、明確化する必要があると思うのです。それがまず、第一だと思うのですよ。それは教育委員会がリーダーシップ取って、市民だったり保護者の皆さんに、学校はこういう役割だよというのを、しっかりと明示化していただく必要があるのかと思います。
あと、これの答申の中の後ろのほうに、事務職員の充実というのが書かれています。学校の先生が事務作業ばっかりしてても、だからこそ働き方改革進んでないと思いますので、しっかりと事務職員を雇うという、ここを、副市長いかがですか。
○委員長(谷沢千賀子)
木下次長。
◎教育総務部次長(木下直人)
学校事務職員についての御指摘ということで、お答えをさせていただきます。
学校現場、教員以外の様々な専門職で構成されているという御指摘かと思います。
学校事務職員につきましては、学校規模に応じて、その定数に基づき配置をしてございます。
現在、八尾市におきましては、中学校区単位で、校区内の事務職員、例えば1つの中学校、2つの小学校ですと、3校の事務職員が連携して中学校区内の事務を担うという、共同実施と国も呼んでいる事業がございます。本市もそういう形で、15中学校区、高安小中学校を入れての事務職員同士で連携しながら、教員の業務軽減、もしくは学校運営に参画するというところで、マネジメントをしているところでございます。
─────────────────────
○委員長(谷沢千賀子)
議事の都合により、暫時休憩いたします。
午後2時40分休憩
◇
午後3時再開
○委員長(谷沢千賀子)
休憩前に引き続き分科会を再開いたします。
─────────────────────
○委員長(谷沢千賀子)
他に質疑ありませんか。
西川委員。
◆委員(西川あり)
先ほどの続きで、少し聞かせていただきたいのですけれども、さわやかルームで不登校の話をしていた流れなのですけれども、不登校児として、データとして挙がっている児童・生徒たちと、学校に行きづらい、行き渋り、いろいろある。なかなか学校には来れない子供たちもいると思うのですけれども、そういった子供たちの集団健診とか、歯科健診であったり、通常、子供たち、児童・生徒が受ける健康面での支援というのを受けれていない子供たちは、データとしてあるのでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
不登校児の健康診断等々に関わることでございますけれども、先ほどの進路に関わることと若干重なるところはあるのですが、教育センターとしましては、子供たちの不登校の状況を丁寧に見取り、また学期ごとに、各学校から、そういった子供たちの家庭の背景であるとか、例えばネグレクトの傾向とか、どういった課題背景を抱えているかというところを、丁寧に報告していただく中で把握し、丁寧に対応しているところでございます。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
実際、数字としては、なかなか上がってこないのかと理解したのですけれども、担当学校のほうで、健診を勧めてもらっていたりしているのかと思うのですが、それこそネグレクト傾向であったりとか、保護者が忙しいということであったりとか、昨日も言っていたのですが、起立性調節障がいの子供たちであったりとか、いろいろいらっしゃると思いますので、どこかのラインで、しっかりと市として子供たちの権利として、育つ権利、生きる権利の保障として、最低ラインを考えていってほしいのですけれども、いかがでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
そういった子供たちの健康状態と家庭の背景というのは、切っても切れないものであると認識しております。
そういった中で、最低ラインとしましては、子供たちが心も体も健康に、学校に登校して来れるということが大事であると認識しております。
その中で、月々、学期ごとの報告と合わせて、スクールソーシャルワーカーを学校に派遣して、学校の状況を丁寧に聞き取るなどして、そういった困り感の持っている子供たち、家庭背景のところを早期発見に努め、丁寧な対応を行ってまいりたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
ぜひよろしくお願いします。
それと、その中でなのですが、小学生もさわやかルームを利用されていると思うのですけれども、教育センターが遠くなってしまったのですが、交通手段としては、どのような形で来るのでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
教育センターの設置場所と言いますか、さわやかルームに通う手段についてでございますが、現段階では、送迎車を準備しており、水道局からセンターへも増設して対応し、より遠くの場所でも、八尾市全体の困り感を持ってはる保護者の方、子供たちを、ニーズに応えて対応をしております。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
では、小学生も水道局の前から出るバスに乗って構わないのですね。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
さわやかルームの対象児童・生徒についてでありますが、小学生も含む八尾市の子供たちに対応しておりますので、利用は可能となっております。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
実は、今回、コロナのことで、小学校の見学会や体験会が中止になってしまったのです。どこの予算にのっているか、見つけられなかったのですけれども、教育センターが対応可ということだったので、流れでお聞きしたいのですが、今回は中止になってしまったのですけれども、どのような対応になっていたのか、教えてもらっていいですか。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
小学校の一斉体験授業についてでありますが、教育委員会としましては、大変、有意義な取組であると認識しております。その中で、12月末まで実施という方向で動いておりましたが、緊急事態宣言下で、一斉に関しては休止という判断をせざるを得ないというところではございましたが、就学前に子供たちが小学校に訪れていくところで、安心して入学を迎えられるというところは、非常に重要であると考えております。
そこで、個別の対応、例えば事前に学校の様子を見たいであるとか、支援の必要なお子さんに限っては、教育相談を通じて、学校の訪問というのは、休止をせずに、入学前に学校に行くということは行っております。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
支援が必要な子であったり、サポートが必要な子であったり、集団が苦手な子であったり、いろいろな課題を抱えるお子さんにとっては、個別に依頼をすれば、見学体験ということができたという認識でよろしいですか。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
委員おっしゃるとおり、個別の対応というのは、現在も受け付けております。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
そういった周知というのは、特に全体的にするのではなくて、今現在、サポートを受けておられる年長児しか、その情報は取られなかったということでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
年長児だけではなくて、従来どおりの取組でもございますので、教育相談であるとか、各学校の入学説明会においても、丁寧なお知らせと周知を行っております。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
入学説明会に行かれた保護者の方には、情報が得られたということですね。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
入学説明会に参加した保護者も含め、これまでどおり、センターに教育相談に来ていただいたりといった形では、学校に見学に行きますよということは、お知らせは行っております。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
私が聞いたところでは、もう中止になってしまったので、すごく残念だったという声も、幾つかお聞きしましたので、なかなかその情報を得るところにいらっしゃらなかったのか。教育相談に行っていなかったら分からないし、説明会に行ったとき、それだったら行かない。説明会は用紙だけ見れば分かるという保護者もいらっしゃるので、行かなかったら伝わらなかったのかと思いました。ホームページで中止になりましたというのは見たのですけれども、個別相談に応じますまで書いてあったかどうか、本当申し訳、覚えてないのですが、そういった全体的な通知、今後ともよろしくお願いいたします。
次にいきたいと思います。
先ほどからあった中学校給食のことで、少しお聞きしたいのですけれども、先ほど、アンケートの話の中で、個別、お弁当を利用している子供たちには高評価というか、肯定的な意見が多くあったという副教育長のお話もあったのですけれども、家族が弁当を作らなくても済むというのが、とても多いアンケートの結果になっています。
1番、お弁当になってうれしい、うれしくない。助かる、助からないという、受益者という、子供たちが、家族のためを思ってお弁当を選んでいるというのも、ここで1つ出てくるのかと思います。
でも、先ほどからの経済的な変化であったり、必要性ということも分かりますので、全員給食ということも、とても必要なことかと思っています。
ただ、少し懸念する点があるので、お聞きしいのですが。
先ほどの給食実施方針の中にも、アレルギー対策であったりとか、お弁当の量のことであったり、しかもお弁当になると、残食の量が分からないということもなってきます。また、文化的に食べられない人であったりするのですが、その辺りの配慮はどうなっていくのでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
南課長。
◎学務給食課長(南昌則)
アレルギー対応、食べ物のアレルギーのある子供へのケアについては、小学校もそうですけれども、栄養士と学校と、それと保護者と、その辺りはしっかり、どういったものが食べられないのかというのと、代替食で対応できるのかどうかとか、その辺も含めて、提供の手法については、個別でそれぞれ、小学校同様に対応していきたいと考えておりますし、また、量につきましても、統一的な量であれば、たくさん食べたい子であったり、部活動で空腹にならないようにということで、いろいろなお声も聞いておりますので、その辺りは、他市の状況も含めますと、御飯を大盛にする、小盛にするとか、また各クラスで欠席とか、一応、余分に各クラスに御飯を用意させてもらって、それをみんなで分けるとか、いろいろな工夫をされているのを聞いておりますので、その辺の量の調整も可能かと思っています。
残食につきましても、学校の先生とも連携しながら、しっかりと食べる食育の観点からも、残さないと。実際に小学校の残食率も、八尾の場合、非常に子供、しっかり食べてくれてて、学校の先生も非常に食育指導されていると思います。
実際の小学校は、2%未満の残食という統計も出ておりますので、そういったことも含めて、小学校、中学校の先生連携しながら、しっかりと食べて、残食をなくすような取組についても、引き続き指導していきたいと考えています。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
いろいろこれからの検討も必要なのかとは理解するのですけれども、さっき、デリバリーする中で、食育という話をされていたのですが、自分たちでお弁当を作るというのを、さっきおっしゃっていたのですが、そういう日にちも、持つということの理解でよろしいのでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
南課長。
◎学務給食課長(南昌則)
実施方針のところでも、1ページのところの提供方法の下のほうに、年に数回は家庭弁当を持参する日を設けますと規定させてもらっています。これは子供たちが自分でしっかりと、家族の方と一緒に御飯を作って、それを持ってくるであったりとか、そういったこともできる日を設けながら、取り組んでいきたいと考えています。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
これ始まるまでにも、もう少し日にちがあるかと思いますので、今現在、食べている児童・生徒で、検食されている方も、このお弁当おいしいよとおっしゃっているので、試食の回数を増やしていくなり、いろいろまた進めていっていただきたいなと思います。
次にいきます。
実施計画、56ページの、地域とともにある学校づくり推進事業の9万円ということなのですが、これの事業の内容と、スケジュールを教えていただいてよろしいか。
○委員長(谷沢千賀子)
宮本課長補佐。
◎指導課長補佐(宮本圭)
地域とともにある学校づくりの推進事業でございますけれども、ここの予算にあります9万円というのは、令和4年度にコミュニティスクールの事業を開始するに当たりまして、令和3年度制度設計をするに当たり、コミュニティスクールの推進の外部講師を招聘して、制度設計を進めていくという部分の予算になっておりますので、令和3年度に、1年間で制度設計を進めていくという形で考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
お聞きしたら、来年からコミュニティスクールが全小学校区、中学校も含めて始まるということでいいのですか。
○委員長(谷沢千賀子)
宮本課長補佐。
◎指導課長補佐(宮本圭)
令和4年度からのスタートでして、今のところ、全小・中学校区で始めたいという思いもあるのですけれども、いろいろな制度の中でも課題がございますので、その辺りはモデルの学校を指定するとか、そういう辺りを含めて、検討を進めてまいりたいと思っております。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
実際、現行のモデルの学校があると思うのですが、そこから今年は膨らませていくという認識でよろしいですか。
もしそうでしたら、何校ぐらい予定されているのか、教えてもらっていいですか。
○委員長(谷沢千賀子)
宮本課長補佐。
◎指導課長補佐(宮本圭)
そこの辺りは、まだこれからの検討になりますので、現在でもモデル事業が3中学校区ありますけれども、その辺りも含めて、継続して実施するのかということも含めて、今後検討してまいりたいと思っております。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
これは随分長い間かけて、コミュニティスクールを広げていこうという方針のもと、施策があったと思うのですけれども、なかなか難しいことだと思います。運営協議委員をどの方にしていただくかということから、様々な課題があると思うのですが、この話をしたときに、学校と地域をつなげる地域コーディネーターという話もあったと思うのですが、この辺りはどうなっているのでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
式課長。
◎教育政策課長(式龍一郎)
教育政策課のほうでは、従来から学校地域連携推進事業という形で取組をさせていただいております。
今、コミュニティスクールというところでお話がございましたところは、運営協議会という制度がある学校のことをコミュニティスクールという形で、文部科学省では定義づけとしてもございます。
そういった中で、学校運営協議会という仕組みをつくっていくというところも進めながら、地域におきましても、地域学校共同活動といったような取組もございますので、そういった取組と合わせて、コミュニティスクールという部分を進めていく中で、先ほども御答弁させていただきましたけれども、複雑化、困難化する学校の課題に、地域の方々であったりとか、御家庭であったりとか、その他の団体の皆様とか、いろいろな方のお力を借りながらという形で進めていけるようなことを、この事業の中で、また調整を進めてまいりたいと考えておりますので、そういった動きの中で、委員のほうからもありましたアドバイス的な部分というのも、必要に応じて、また検討していくこともあるかと考えてございます。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
先ほども出ていました、教職員の仕事のやりやすさであったりとか、逆にこのシステムが入って、しんどくなってはいけないのですけれども、地域と学校が一緒になって、住みよい学校づくり、まちづくりというところも出てくるのかと思います。
今回、コロナの中で、先生方のお仕事が増えて、地域の方の応援もあった学校もあると思うのです。それがなかった学校もあると思うのですけれども、全ての学校が、地域と一緒に助け合ったりできる町八尾市であってほしいと思いますので、この推進事業をぜひ進めていっていただきたいと思います。
今回はこれで終わります。
○委員長(谷沢千賀子)
他にありませんか。
桝井委員。
◆委員(桝井政佐美)
中学校給食のアンケート、生徒のアンケートのところでお伺いしたいのですけれども、 質問1のところで、僕はこの中で一番重要かと思ったのは、イの毎日、休みの日も給食を食べているというところなのです。
その中で、当てはまる、どちらかと言えば当てはまる、どちらとも言えない、どちらかと言えば当てはまらない、全く当てはまらないというのがあって、当然、3番のどちらとも言えないというのは、これは食べているときもあれば食べてないときもあるのではないかと。でも、これが中学校なので、小学校だと、ふだん給食が出ているので、4番、5番の、どちらかと言えば当てはまらないだとか、全く当てはまらないというのは、ほとんどゼロではないかと思うのです。
昼、小学校で給食をやっていたら、そういうところは減っていると。やっていない中学校のところでは、これは3番、4番、5番、大体足すと84人なわけですよね。昼間は、食べてない、余り食べれてない。
そしたら、中学校3学年あれば、252人ぐらいが、必ずというわけではないですが、250人近くが昼、食事を食べていない生徒がいると思うと、中学校給食というのは、僕は必要で、進めていただきたいところだと思っているのです。
先ほど、山中委員からも御質問あった、中学校での昼食、家庭弁当、作った弁当を食べたいの、当てはまる、当てはまらないところが、どちらかと言えば当てはまるというところが83.6%というのは、おっしゃるとおりなのですけれども、これも先ほど聞かれてたように、食べたことがある生徒なのかというと、実際、令和2年度のデリバリーの弁当を食べた人というのは約7%です。2038人のうちの7%というと、140人ぐらいしか、実際、お弁当を食べられていないと。
その食べられていない人が、食べたいと。例えば、小学校は今、給食というのは当たり前で、それが今度、弁当に新しく導入すれば、そういう不安なところもあれば、実際、どちらかと言うと食べたいというのになると思うのですよね。
と思うと、食べたことのある生徒に、そういうアンケートを実際、もう少ししっかりととっていただかないといけないのかというのは非常に思っていますのと、昼食を、育ち盛りの中学生が食べれてないという生徒がいるというのは、八尾市としては、それはあってはならないというか、本当に体調が悪いだとかといった方はやむを得ないですけれども、毎日、昼食を食べているというのが当てはまる、どちらかと言えば当てはまるぐらいにならないといけないと思うと、本当にこの中学校給食というのを、前に進めていただきたいと、強く願っているところです。
その辺に関しては、いかがなものですか。
○委員長(谷沢千賀子)
南課長。
◎学務給食課長(南昌則)
桝井委員おっしゃるとおり、毎日食べているかといったときに、食べていない可能性のある子供たちも一定おると。これについても、選択制中学校給食を導入する段階のときのアンケートにおきましても、昼食を持ってこないという、これないという子供もおるという統計データも出ております。
私どもといたしましては、おっしゃるとおり、家庭の事情、様々な状況の中で、昼食を持ってこれない世帯の子供もおられるという現実の中で、その子たちをしっかりと支援、支えていくということは、必要性が高いものと認識しておりますので、最初のときに答弁させてさせてもらったように、様々な観点で、中学校給食の必要性はあるかと認識しております。
その中でも、こういった食べれない子供たちのケアを、行政としては支えていくということの役割は、重要性があるという認識はさせてもらっております。
○委員長(谷沢千賀子)
桝井委員。
◆委員(桝井政佐美)
昨年9月ですか、学校給食、中学校給食、全員喫食ということで質問させていただいて、執行部の方々からは、前向きな御答弁を頂いて、本来であれば、早いところでは、段階的に令和3年に入って、令和4年からは中学校給食が実現できるのではないかというところで、維新の会でも、全員喫食お願いしているところであって、市長もこのマニフェストとかでも挙げられていて、前へ進めたいと。執行部の方も、その辺は御協力を頂いていた中で、コロナで第2波、第3波ぐらいになったことで、一番に市民の命と安全を守るというところに重点を置くことで、今回、制度設計、予算なかなか厳しい状況でつかなかったという認識をしているのです。
令和3年度、例えば給食実施に当たっては、2〜3のデリバリーをしてもらう業者が必要で、そういったところを、大体、1年2か月ぐらいですか、3か月ぐらい前から、そういう契約をしておかないと前に進まないと思うのですけれども、その辺はどういう御予定をされているのか、お聞かせ願えますか。
○委員長(谷沢千賀子)
南課長。
◎学務給食課長(南昌則)
今は事業者の選定等々を含めての話かと承りました。
私どもも、全員給食を導入するにおきましては、事業者選定、幾つかの事業者、他市で実績のある会社ともお話をさせていただきました。
八尾市の給食、約7000食を提供するにおいては、どういった課題、事業者としては認識を持っておられるのかと、いろいろ話をする中で、事業者としては、事業をスタートする時期から逆算して、おおむね15か月ぐらいを頂きたいという話があります。それは設備投資であったりとかといったことも含めてだと認識はしております。
また、事業者においても、これだけの7000食を1社で受けさせていただくとなれば、社会性の中でリスク、何らかあった場合の対応ということで、安定的に、安全に子供たちに給食を提供するにおいては、リスク分担についても、複数社でのという声も頂いております。
事業者からは、中学校給食を全員するにおいては、行政としては、こういう考え方でやってはどうかというアドバイスも頂いております。そういったことも含めまして、様々な契約の手法とか、事業者選定の手法とか、いろいろ課題、検討していかなければならない項目も多々あるかと思っております。
そこで、今後、導入に向けましては、市長部局とも協議をしながら、財政的な側面も、課題も整理をさせていただきながら、実施時期につきましても検討をさせていただき、それを含めまして、逆算して、先ほど申したような段取りに入っていくのかとは考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
桝井委員。
◆委員(桝井政佐美)
今の財政状況も鑑みて、令和3年度はそういう業者の選定だとか、契約だとかやっていただきながら、令和4年途中、10月、9月ぐらいから、段階的に導入できる。そして、令和5年にはスタートできるようなイメージを持っているのですけれども、どうですかね。
○委員長(谷沢千賀子)
今岡部長。
◎学校教育部長(今岡誠司)
給食の実施時期についてでございます。
その前に、先ほど、委員お示しの昼食を食べてない子供についてですが、基本的には、中学校の先生も、昼食時間は教室に行っておりますので、ちゃんと見ていますので、基本的には食べていると思うのですね。ただ、そのときに調子が悪かったりとかということもありますし、アンケート結果でいきますと、休みの日もと書いていますので、もしかしたら、土曜日、日曜日のことかも分かりません。
先ほど申しましたように、学校では先生が見ていますので、基本的には食べていると思います。ただ、食べている中身も、十分なものかどうかという心配はございます。もしかしたらパン1個と。育ち盛りの中学生がということもあるとは思います。そういったところでの昼食の課題というのがございますので、この中学校給食につきましては、いろいろ財政的な部分との話もありますが、できるだけ子供たちの食を守るということで、早期の実現を目指して頑張ってまいりたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
桝井委員。
◆委員(桝井政佐美)
その辺に、給食を食べてないというのはないと言われましたので、それであれば、安心できるのですけれども、その辺はしっかりと、今後も見ていっていただきながら、たくさんの方に、生徒に食べてもらえるように、一度試験的に導入してもらえたらと思っています。
当初予定では、令和4年9月、10月ぐらい、段階的に整備がある程度、整っているところはできているということは、令和4年の予算がつけば、ちゃんと取ってもらって、9月、10月ぐらいからは、段階的に進めていけるのではないかと思うのですけれども、その点に関してはいかがですか。
○委員長(谷沢千賀子)
南課長。
◎学務給食課長(南昌則)
一部、暫定的にスタートする学校、できる学校も、ハード的にあるかとは推測はいたします。
ただ、一部、暫定的にできる学校ありましても、全学校ができる体制が、いつの段階でできるのかということが、非常に大きな要因かとは思っております。
その辺も含めまして、全学校ができる体制の整う時期がいつなのかといったところも、様々な課題も整理しながら、タイミングは図っていきたいと思っております。
○委員長(谷沢千賀子)
桝井委員。
◆委員(桝井政佐美)
全学校できるように、その目標を立てて、備品とかは、以前、購入したときに、大体4割の注文率があるのではないかというところで、実際は7%から10%、交換の予備も含めると、20%ぐらいなら備品が残っているということは、20%というと1000人、2000人分ぐらいの備品が、もしあるのであれば、令和4年度予算に取ってもらって、段階的にやって、先が見えた中で進めていただいて、できるだけ食事取れている、取れてない。量が少ないだとか、栄養バランスがないことのないように、推し進めていただきたいなと思っていますが、どうですか。
○委員長(谷沢千賀子)
南課長。
◎学務給食課長(南昌則)
今現在、推計をしております事業費につきましては、さらに令和3年度に精査をさせていただきながら、できるだけ早期実現に向けて、いろいろな関係部局とも調整を進めさせていただきたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
桝井委員。
◆委員(桝井政佐美)
令和3年度にしっかりと構築していただいて、前へ進めていただきたいと思っています。
○委員長(谷沢千賀子)
それでは、3回目の質疑ありましたらお願いします。
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
給食の話が出たので、私からも聞きたいことが出てきました。
実施計画55ページの中学校給食の運営業務のところで、食育の観点が大きいのではないかということで、そこに関して、1問目でお伺いをしたところなのですけれども、今、ハード面のこととか、ネガティブなところの話、いろいろあったのですけれども、そもそも非常に主観的でどうかと思うのです。
私も調理師なので、あれなのですけれども、学校給食、試食もさせていただいて、おいしいのですよね。一応、プロからの意見として言わせてもらいますけれども、おいしいもの、そして栄養に関しては、非常に品質の高いものを使っておられるのかというのも、工場見学をしたときに、私も他市複数で見学をさせていただいたときに、八尾市のほうが品質高かったのですね。これって、非常に目に見えにくいところだと思うのですけれども。
そういったところもしっかりと、最大限アピールをしてほしいと思います。やっぱり中学生なので、マイノリティーになりたくないというところも、正直あるとは思うのですね。なので、今、普及率が低いからこそ食べたくないであったりとか、食べたくないための、ひょっとしたら理由づけになっているところもあるかもしれません。
アンケートの結果なので、いろいろな理由があるとは思いますけれども、そういったところの解消に関しては、様々な御意見ありましたけれども、そこに関して、もうちょっと具体的にされること、考えておられることあれば教えていただきたいと思います。
○委員長(谷沢千賀子)
南課長。
◎学務給食課長(南昌則)
非常にありがたいお言葉かと思います。実際、今、食べていない子供たちも含めまして、来年度におきましては、試食会を、通常の日を別立てで設けさせていただきました。
その試食会におきましては、保護者であったりとか、小学生の保護者含めまして、親の方々に食べていただいたり、また実際には、先ほどもあった子供たちにも、各中学校において、できるだけ食べてもらうようなタイミングを取っていったりとかいう、実際に体験してもらう場を設けていきたいと考えています。
その際には、こちらとして、中学校給食の必要性を説明したり、中学校給食の食材とか、栄養バランスの話とか、そういったこともしっかりと栄養士からも説明をさせていただいております。
また、実際に調理業務を行っていただいている事業者とも、喫食率向上であったりとか、中学校給食で使っている食材、弁当の中身を、もう少し子供たちにアピールできないものかどうかということで、事業者との協議もさせていただいております。
またそういった試食会ということも含めたカテゴリー以外でも、いろいろと市の中学校給食の状況をPRするようなチラシであったり、ホームページの作成であったり、またいろいろな地域の各団体の方々に食べていただいて、地域ぐるみで中学校給食を応援してもらえるような取組といったものを、様々なアプローチの中から、今現在の中学校給食のよさであったりとか、必要性といったものは盛り上げていきたいなと考えています。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
そのように前向きなところを、しっかりと推し進めていただきたいなと思います。これは再三になるのですけれども、保護者向けの試食会、私も参加もさせていただきました。そのときも、保護者も正直、楽になるからええかと思っていたけれども、食べてみたら全然おいしいやんとか、何か、どこでどうなるのか分からないのですけれども、冷めているだとか、まずいだとか、そういったことを、何かうわさでは聞くのです。なので私も食べさせていただいて、実際、そんなことがないという判断することができました。ここは全力でやっていただいて、付加価値が高いものだというような、そこを全員に食べてもらえるのだというところを、前面に押し出していただきますように、重ねてなんですけれども、よろしくお願いを申し上げます。
次に、学力向上推進事業という、実施計画52ページのところを質問させていただきたいと思います。
ここのところで、学力調査等の分析であったり、特色ある学校づくりを行うための取組、様々細かい項目でも書いていただいているかと思うのですけれども、そもそも論になるのですけれども、学力向上、何のために必要と八尾市では捉えられているのか。そこ、根本的なところなのですけれども、教えていただいてよろしいでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
宮本課長補佐。
◎指導課長補佐(宮本圭)
学力の部分でございますけれども、子供たちには、もちろん学力という点では、例えばテストの点数とかということももちろんございますけれども、それ以上に、八尾市でも掲げています、夢に向かってチャレンジしていく。未来を切り開いていくというところの部分で、そこをゴール地点にして、しっかりそこの学力の部分も、その中で上げていくというところが主になってございます。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
単純な成績というくくりではなくて、今、御答弁いただいたみたいに、将来、課題解決をする力だったりとか、よく質問させていただくと、八尾市においては生きる力であったりとかといったところを重視してやっているのだというお答えはいただくのですけれども、ここは去年の12月だったか、御質問もさせていただいたのですけれども、大阪府の学力エンパワーメント教育でしたか、そういったこともいろいろやっておられると。
小・中一貫でも、先ほども触れさせていただきましたけれども、しっかりとやっていただいていると思うのですけれども、今回の予算においては、主となるところに、しっかりとフォーカスを当てて、ここをしっかり注力していくのだというところを、もしあれば教えていただきたいです。
○委員長(谷沢千賀子)
宮本課長補佐。
◎指導課長補佐(宮本圭)
予算の中では、先ほど、学力向上のほうでもありましたけれども、放課後の学習会というところでも予算を上げさせていただいております。ここの部分についても、先ほども御答弁させていただいたように、放課後の学習に加えて、それから自学自習力というところでも、課題と考えておりますので、その辺りの部分でも、取り込んでいきたいと考えております。
あと、研究拠点校ということで、高安小中学校と桂中学校の学習支援の授業の委託料としての金額として、予算を上げておりますので、その辺りは予算としても上げさせていただいているところであります。
あと、それと各学校におきまして、これも学力向上の部分で、例えば外部講師を招聘しての講義であったりとか、公開授業の講師というところでの謝金というところでも、予算を上げさせていただいております。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
様々な取組をしていただいているということだったのですけれども、そこでいつも思うのは、目標ってどこなのかと思うのです。学力向上、学力向上っていろいろ言いますけれども、全国平均だったり大阪府平均だったり、こういったものが八尾市との平均と比較されているような資料もあったりします。
この八尾市の教育振興基本計画の27ページにも、全国平均との比較のグラフみたいなものが載っているのですけれども、八尾市としては、どこに目標を定めてやっておられるのか、定量的な数値がもしあるのであれば、教えていただきたいです。
○委員長(谷沢千賀子)
宮本課長補佐。
◎指導課長補佐(宮本圭)
学力の数値の部分でございますけれども、全国学力学習状況調査におきまして、全国の平均を上回るというところ。こちらを基本的な指標としては考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
であれば、そこはなかなか、いろいろな課題があると思うので、すごい大変なことだと思うのです。学力、数字だけ見て、上げなあきませんやんかというのは、簡単なことだと思っています。なので、学校現場であったり、教育委員会で、様々な施策もやっていただいているのは分かっているから、もちろん簡単に、一足飛びにいくものではないと思いますけれども、いつまでにここに追いつくであったりとか、そういった定量的な目標、そして期間目標というのはしっかりと設置するために、様々な各種の学力向上施策というのはやっていただいているのかと思います。
なので、ほかの学力がどんどん上がっているような市町村とかもあると思うのです。これも何か、学力向上に関して調べると、都道府県単位でやっておられるところが非常に多いのかと思います。
もちろん、そこに沿ってやっていただくのは大事かと思いますけれども、それはやられている市に失礼かもしれないですけれども、ぱっとやったやり方がはまったようなときもあったりはすると思うのですね。なので、そこに関しては、試行錯誤を繰り返していただかないといけないので、指導課というのは大変なところなのかと思うのですけれども、定量的な目標達成を、今、目標に掲げていただいているのであれば、そこをしっかりとクリアできるように、いつまでにクリアせえとかいうことではないと思いますけれども、しっかりと、何か年計画とか、いろいろな計画というのは立てていただいていると思うので、そこに関しては具体的にやっていっていただければと思っております。
先ほど御答弁いただいたみたいに、自学であったり自習であったりとか、学力向上の指標で、これも、例えば読書をしている時間がとか、いろいろ家庭で、自分から取り組んでいる、先ほどの自学のところもあったと思うのですけれども、そういったところをしっかりと達成できるような、ハード面というか、例えば自習室であったりとか、そういったことを、もっと、自習できるような環境を整えてあげるといったような観点あったら教えていただきたいです。
○委員長(谷沢千賀子)
宮本課長補佐。
◎指導課長補佐(宮本圭)
自学自習のことについてでありますけれども、各学校において、いろいろな、今、委員おっしゃられるような自習室とかということについては、各学校においての、それぞれ実情とかもございますので、もちろん、スペース等があれば、そちらを有効活用して実施すると。
あと、それに合わせて、人的な問題もまたございますので、それと合わせて、こちらからも働きかけはしていきたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
もちろん、今おっしゃったみたいに、スペースだけぽんと与えて、ここで勝手にやってねというわけにも、なかなかいかへんのかと思いますので、そこら辺に関しては、なかなか難しいこともあるかと思いますけれども、 例えば、民間の事業者に場所だけ提供していただいたりとか、そういったことも考えられるわけなので、そういったところの、ありとあらゆる可能性、しっかりと考えていただいて、自習室であったりとか、図書館に併設されているようなところもあるかと思いますけれども、そういったものもクリアしていただけると、自学自習に取り組みやすくなるのではないかと思いますので、そこに関しては、また御一考いただければと思いますので、よろしくお願いします。
プログラミング教育とかもそうですけれども、最初に申し上げました、問題を解決する力というのは、大人になって必要になってくるかと思います。そういったところで、学校の教育というのは、非常に大変な中でやっていただいていると思いますけれども、問題会計する力、これが生きる力になってくるのかと思いますので、そこの向上に関しては、ずっと課題になるのかと思います。
なので、ここをしっかりとやっていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
実施計画の55ページ、就学援助事業なのですけれども、私も何度か質問をさせていただいてたかと思うのですけれども、特別支援教育就学奨励費制度実施に向けた検討ということで、令和3年度になっているのですけれども、令和3年度が検討で、令和4年度、令和5年度のところなのですが、これは検討結果に基づく対応と書かれています。検討が外れて対応となっているのですけれども、これはもう令和4年度からやるという認識でよろしいでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
南課長。
◎学務給食課長(南昌則)
御指摘の点につきましては、令和3年度に就学援助制度につきまして、全体的に八尾の改革プランに基づきまして検討をする予定をしております。
現在、検討も進めてはおるのですけれども、来年度、本格的に見直し検討等をさせていただいて、その中で、支援学級に対する支援制度につきましても、検討結果に基づいて、令和4年度に対応していく方向で考えております。
まだ、具体的には、実施するとかといったところまでは至っておりませんけれども、八尾市の現状とか、様々な観点から整理をさせていただいて、令和3年度に検討結果をまとめさせていただいて、令和4年度に対応していきたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
質問等々もいろいろさせていただいた中で、大阪府下で八尾市だけがない制度だということも明らかになっておりますので、ここに関しては、前向きに御検討いただいているのかと思いますけれども、ぜひとも実現をしていただきますように、どうぞよろしくお願いを申し上げます。
あと、予算書197ページかと思っているのですけれども、学校図書館活用推進経費とは、ちょっと違うのか。予算、ひょっとしたら載ってないのかもしれないです。
去年までの、旧の図書館の維持管理の経費というのがなくなっているのか、だからここに含まれているのかと思って、ちょっと分からないので、ここに関して、いろいろ、去年も議論があったと思うのです、今の経緯というか、どうなっているのかというのを教えていただいてよろしいでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
谷館長。
◎八尾図書館長(谷裕之)
旧の図書館の維持経費でございます。昨年度までの予算書では、旧の図書館管理運営経費として掲載させていただいていた分でございますが、令和3年度の予算の計上の仕方といたしまして、予算書の208ページ、209ページの図書館費の一番下の項目のところの事務経費の中に含めさせていただいてございます。
実際には、経費としては、来年度につきましては79万7000円ということで、これにつきましては、維持していくに当たっての機械化警備の部分ですとか、光熱水費とか、その辺が事務的に係る経費を計上はさせていただいています。
あと、旧の図書館の解体の部分につきましては、新やお改革プランで、令和3年度に解体の伴う設計ということで計画させていただいておりますので、その計画に基づきまして、来年度、その分の予算計上もさせていただいておりますので、計画どおりに実行していきたいと考えてございます。
旧の解体の部分に伴う経費の部分につきましては、予算書の209ページの上から5つ目の項目、図書館改修事業費の中で、金額を申し上げますと、土地の部分で、土地境界、隣地との境界の部分が確定していないという部分もあったりしますので、その分の地籍の構成の登記料とかも含めまして、1018万5000円計上させていただいているところでございます。
ほかの部分につきましては、志紀図書館の空調機器の更新の時期に来ておりまして、その空調機の入れ替えの部分が、残りの部分の4698万6000円で計上させていただいているところでございます。
○委員長(谷沢千賀子)
鑄方委員。
◆委員(鑄方淳治)
新やお改革プランに沿って、しっかりと計画どおりやっていただけるということで、非常に安心をしました。
一等地を眠らせておくのはもったいなと思いますので、そこに関してはしっかりと活用していただくように、お願いを申し上げます。
私の質問は、以上で終わらせていただきます。
○委員長(谷沢千賀子)
他にありませんか。
山中委員。
◆委員(山中宏)
実施計画52ページで、八尾市教育振興基本計画では26ページのところですかね。
24ページからの第4章のところなのですけれども、学力向上に関して、鑄方委員からも、るる御質問あったとは思うのですけれども、GIGAスクールも絡ましてなのですけれども、昨年の委員会で、タブレットはどういうものだという質問に対して、新しい文房具みたいなものだみたいな御答弁あったかと思うのですけれども、来年度以降、タブレットを使って、どうやって子供たちに、確かな学びというのを備えさせていくのかというのを、どういう計画を持って取り組まれるのかというのを教えていただけますか。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
次年度以降のGIGAスクール構想についてでありますが、先ほどの答弁とちょっと重なる部分がありますが、1番大事にしたい部分に関しては、ハンドブックに教師、また子供たちが目指すべき方向を指し示して提示していきたいと考えております。
そういった中で、考え方として大事にしたいのが、プログラミング教育の考え方とも重なるのですが、プログラミング教育を含む情報活用能力の育成です。先ほどの学力の話も出ましたとおり、子供たちが主体的にタブレットを活用すると。単純にタブレットを使いこなせるわけではなくて、それを通して子供たちが学んだりとか、困難な社会に関わっていって、立ち向かうという力の育成、主体性というのを大事にしていきたいと考えております。
そういった中で、ハンドブックの考え方としましては、単にツールの活用方法の提示だけではなくて、つけたい力、何が大事になってくるのかという考え方の部分も非常に重要であるとして、認識しております。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
プログラミング教育のことも御答弁の中でございましたけれども、プログラミング教育に関して、GIGAスクールとは、ちょっとまた分けたものですけれども、どのようにプログラミング教育というのを、タブレットを活用して、子供たちに学びというか、プログラミング教育、プログラミング的思考を養う教育、学問だと認識しておりますが、具体的にどういうプランがあるのか。子供たちはどうやってプログラミング的思考を養っていくのか、プログラミング教育に触れる機会をどうやって増やしていくのかというのも、併せてお聞かせ願えますか。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
プログラミング教育の今後の計画についてでありますが、まず、昨年度末、プログラミング教育の計画を各学校に示して、示唆いたしました。
その中で、今後についてでありますが、繰り返していたプログラミング教育の中では、プログラミング的思考を育むということも重要でありますし、またコンピューターアンプラグドの考え方も含めて、主体的に取り組む態度であったり、コンピューター等を活用して、よりよい社会を築いていく態度というのが示されております。
そういったところも含めて、次年度、こういったGIGAスクール構想の加速化もすごくチャンスだと捉えております。次年度以降は、プログラミング教材の活用、あとはアンプラグドの教育課程の推進、さらにGIGAスクール構想のタブレットの中にプログラミング的な思考を育むアプリなどの導入も考えて、よりタブレット自体が身近なものになりますので、文房具の一部と申し上げたとおり、そのアプリも活用して、よりプログラミング教育に触れる機会というのは、次年度以降も増やしていこうかと計画しております。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
プログラミングの授業に関しては、具体的に、授業のこまとしてはないわけじゃないですか。
これ、八尾市教育委員会が各校に、昨年度に配付されたカリキュラム案があるのですけれども、このところでも、総合の授業を使ってプログラミング教育をやるのが、小学校4年生と6年生だけなのですよね。そういった意味では、もっともっと触れる機会を増やすべきなのではないのかというところはあるのですけれども、これ以上増やすとなると、どういうところになるのですか。
今、センター長おっしゃっていましたけれども、タブレットを使ったりというところになってくるとは思うのですけれども、アプリを使ったというところになるのかと思うのですけれども、私の子供が、先にタブレットが入っている学校に、ラッキーなことに属していましたので、えらい楽しんで授業を使わせてもらっているのですね。
この間、QRコードのついた紙を持って帰ってきまして、それで自宅にあるタブレットで写して、家でアプリ授業というのを自学で取り組んでて、という風景を見させてもらいました。
息子が言うには、今まで授業中でも、あまり授業に参加しないようなというか、やんちゃな子も、このタブレットを使っての授業になったら、割と楽しんで授業に真面目に取り組むようになったみたいなことも言っていましたので、非常に有効なのではないかと思うのですけれども、こういった自宅に、自学用にアプリというのは、誰にでも使わせてもらったりというのはできるのですかね。そういう計画とかはございますか。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
家庭でのGIGAスクールの活用についてでありますが、先ほどのタブレットの持ち帰りであるとか、家庭との通信の考え方につながるのですけれども、様々、今後、子供たちの学びの保障という分は、丁寧に検証、検討をする必要があるのかと考えております。
課題とまでは申し上げないですけれども、子供たちが、目的としましては情報活用能力の育成、学校を中心に、学校の教育の中で情報活用能力、例えばモラルのことも含めて、よりよいタブレットのツールを活用している中で、子供たちのよりよい学力であったり、身につける必要があると考えておりますので、家庭での通信活用等も含めて、丁寧に検証、検討を行ってまいりたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
思考の訓練ですから、触れる機会がある程度、回数とか頻度がないと、そういう力は養われないのではないのかと思いますので、その辺り、いろいろとお考えくださればありがたいのですけれども、実施計画に関してもそうですし、基本方針に関してもそうなのですけれども、昨年、プログラミング教育日本一を目指す、せっかく大きな目標を掲げていただいたにもかかわらず、今回、ここには見当たらないのですね。それは、もう目指さなくなったのか、まだちゃんと目指しているのか、その辺り教えていただけますか。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
プログラミング教育に対する意気込みということかと思いますが、プログラミング教育日本一の捉え方にもよると思うのですけれども、プログラミング教育も含む教育の質に対しては、日本一といいますか、より高いものを目指して取り組んでいってまいりますし、取り組んでいく必要があると認識しております。
そういった中で、今後もGIGAスクール構想の中に含みながら、プログラミング的思考を含むプログラミング教育のよりよい質、高い教育については、今後も取り組んでまいりたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
日本一をまだ目指しているのか、目指してないのかというのを教えていただきたいのです。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
目指しているのか目指していないのかということでありますと、常に目指しておる。常に教育の質、高い水準を目指して取り組んでおります。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
子供たちに対して、質の高い学びを提供という、大切な、崇高な目標と、これはぜひ徹底してやっていっていただきたいのと、日本一という、また色の違う目標が、去年、掲げられたので、これはこれで面白いと思って、期待はしていたのですけれども、ここをどう交ぜるのかというのがあったのです。
質の高いのは当然、今までもずっと目指していただいていたと思うのですけれども、それと日本一を目指すというのが、ちょっと違うものかと思うのです。
別に悪い意味合いで言っているのではなくて、質の高い学びを提供というと、教育委員会であったり、学校現場が頑張るだけのことに、頑張るだけというのもあれですけれども、頑張ることになる。
ただ、日本一となると、プログラミング教育日本一八尾の町はとなると、八尾のまち全体が、もっと巻き込まれるべきなのではないのかというところがあるのです。なので、八尾市の教育委員会、八尾市がプログラミング教育日本一をまだ目指しているのか、目指してないのかというのが、私の中では結構重要なのかと思うのですけれども、もう一度、御答弁をお願いします。
○委員長(谷沢千賀子)
今岡部長。
◎学校教育部長(今岡誠司)
今、センター所長から申し上げました、教育の質をより高いものをということで、それと合わせて、所長が、これも申してましたが、日本一というのは、何をもって日本一とするのかというところが、様々な解釈ができるのかと感じます。
その中で、私たちは、質の高い教育を進めていくということが、日本一だと。
ただ、これも昨年度から、また今年も取り組んでまいりした、非常に八尾市は地元企業、進んだ技術を持った地元企業がありますので、そことの連携はしっかりしていきたいと、 昨年度考えておったのですが、今年、十分できておりませんが、教材を提供していただくだけではなくて、今後、実践を積み重ねる中で、教材開発であるとかというようなことも、八尾の子供たち、八尾の先生たちがつくり出した教材が、そういったところでも広がっていくという地元企業との連携ということも強みにしながら、質の高いものを目指せればなと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
地元企業、すばらしい教材をつくっていらっしゃる企業がいます。八尾市の教育委員会にその教材も提供されていると思います。
日本一を目指すといったときに、今、部長もおっしゃった、質の高い学びを目指していただくというのは、一市民としても、一保護者としても、非常にうれしい話で、期待したいところなのですけれども、日本一の意味合いというのをおっしゃっていましたけれども、日本一という意味合いを、僕としては、もっと大きく、市民と共有したい、するべきなのではないのかというのが1つあります。
なので、プログラミング教育というのをどんどん進めていくに当たっては、まずは保護者にも新しい学びというのを理解してもらうというのが、1つ大きなことだとも思いますし、八尾市は、ロボットコンテスト、アリオなのですけれども、10年以上、とある団体がやって、ロボットコンテスト、毎年毎年やってくださっているのです。開催されていると。ああいったところと、せっかくロボット教材でマッチできることもあったりとか、もっと市内全体で大きな目標、前向きな目標というのを、確かな学びのために、動きをつくるべきなのではないのかというのが、思うところがあったのですけれども、この辺りはいかがお考えでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
今岡部長。
◎学校教育部長(今岡誠司)
先ほども申しました、日本一というのをどう捉えるのかというのは様々でございますので、そこにつきましては、よりこれから八尾市が進めるプログラミング教育がいいものになるように、そのためにはどういう形がいいのかということも含めての検討とさせていただきたいと考えます。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
ぜひぜひその辺り、御一考を願えればなと思います。
子供たちの学びに関して、流れで、英語教育なのですけれども、実施計画の52ページの3番ですね。ここに外国語教育の実施及び、さらなる充実と書かれてございます。このさらなる充実というのは、どういった学びのことを指しているのか、教えていただけますか。
○委員長(谷沢千賀子)
中山課長補佐。
◎指導課長補佐(中山寛規)
英語教育のさらなる充実というところで、人数的には、NETの数は変わってはいってたのですが、様々な授業の中で、特に中学校なんかは、文法とかも含めて、いろいろな授業がある。
その中で、どういった活用を、ネイティブの人たちにしていただけるのか。そういったところも、組み合わせも含めて考えて、より効果的なNETの活用を進めてまいりたいと考えてございます。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
いまいち分からなかったのだけれども、 今年度の授業とは、また違った授業展開がされるということなのですか。
○委員長(谷沢千賀子)
中山課長補佐。
◎指導課長補佐(中山寛規)
今年度も含めて、様々な活用の仕方について、検討を進めてまいりたいと思っております。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
検討なのですね。具体的にという、具体的なアクションというのはないということでよろしいのですか。
○委員長(谷沢千賀子)
宮本課長補佐。
◎指導課長補佐(宮本圭)
英語教育の推進でございますけれども、今、中山課長補佐が申し上げた、1つ、NETのこともありますけれども、それに合わせまして、英語教育の研修の充実という部分であったりとか、それからあと、小学校の外国語専科指導ということでも、国からの加配もございますので、それに踏まえて、各小学校でも実施してもらうと。
それから、従来から行っております八尾市の、以前、英語暗誦大会と申し上げておりましたけれども、英語のスピーキングコンテストということで、今年度はユーチューブの公表ということでの開催になりましたけれども、そういったものも含めて、英語教育をより充実をしていくというところでございます。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
スピーチコンテストをユーチューブでというのですけれども、これは参加していない生徒って見ているのですか。そういう周知とかはされていますか。
○委員長(谷沢千賀子)
宮本課長補佐。
◎指導課長補佐(宮本圭)
各学校には、実施をして、それから優秀な児童・生徒の部分については、ユーチューブでアップするということについては、伝えておりますので、その部分は各学校には周知はされているかとは捉えております。
○委員長(谷沢千賀子)
山中委員。
◆委員(山中宏)
それは先生ベースでですよね。生徒間で、例えば英語を高め合うという部分であったり、英語の授業でスピーチをやるに当たっては、子供同士、生徒同士、高め合うという取組は、せっかく動画があるのであれば、シェアするべきなのではないのかと思ったのですけれども。
○委員長(谷沢千賀子)
宮本課長補佐。
◎指導課長補佐(宮本圭)
一定、ユーチューブにアップされるということで、選定の部分を含めて、子供たちの中で、予選といいますか、各学校で選んでもらうような形を進めておりますので、その辺りは、子供たちはそういうことが最終的にあるということを踏まえて、高め合う活動を行っていたとは捉えております。
○委員長(谷沢千賀子)
他に、3回目ありませんか。
西川委員。
◆委員(西川あり)
先ほど、聞き忘れたのですが、中学校給食、段階的にやっていかれるということなのですが、最終的に全部、15中学校がそろった場合には、過去御答弁あったかもしれないのですが、もう一度、予算幾らになるのか、教えてもらっていいでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
南課長。
◎学務給食課長(南昌則)
15校全校実施した場合のランニングコストという解釈で御説明をさせていただこうと思います。
これは、まだこれから今後精査、どういったものに事業費がかかるのか、どういった、別の委員もおっしゃっていたように、大型備品をどれだけ調達していくのかというところでの精査が必要になってきますが、今段階での大まかな概算、超概算でいきますと、ランニングコストといたしましては、おおむね5億円から6億円ぐらいと見込んでおります。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
次の質問をさせていただきたいのですが、奨学金制度の見直しについて聞きたいので、上げてもらっていいでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
ただいまの件につきましては、後ほどの委員協議会で報告を受けることになっておりますが、本議案の審査に関係いたしますので、この際、報告を受けることにしたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(谷沢千賀子)
それでは、報告を受けることにいたします。
「奨学金制度の見直し」について、南学務給食課長から報告願います。
南課長。
◎学務給食課長(南昌則)
それでは、報告事項、奨学金制度の見直しについて、御報告させていただきます。お手元配付資料を御覧願います。
奨学金事業につきましては、新やお改革プラン実行計画において、包括外部監査の意見を踏まえまして、制度の在り方を見直すこととしており、今年度に方針を決定し、令和3年度から実施するものであります。
包括外部監査の指摘事項については、資料の2、現計画等で記述しておりますとおり、限られた財源の中で、どの程度支援していくのか。また、学資に乏しいとする所得水準を明確にすることが望ましいとされております。
それでは、具体的な見直し内容について、資料の裏面、2ページ目を御覧願います。
令和3年度奨学金制度の見直し(案)といたしておりますが、現行制度と新制度案を項目ごとで比較できるように、記述しております。
まず、支給費目については、国や府の奨学金制度では対象としていない家庭内学習費に要する経費を支援することといたします。
また、所得制限においても、就学援助認定基準に準じ、合計所得金額を用いて支給対象者を選定いたします。
支給額については、これまで月額4000円で、在籍月数としておりましたが、支給金額を年額2万円とし、支給対象者を350人といたします。
ほかには、支給回数を年1回とし、支給時期についても、9月頃を予定しております。
今後、奨学金制度については、令和3年度の5月から、各高等学校等へ案内を送付し、在校生への周知を図っていただき、6月末頃までに受付を行い、7月には審査を行う予定であります。
なお、今回の奨学金制度については、改革プランに基づく制度の適正化を図るものでありますが、一方で、昨年度末からの新型コロナウイルス感染症拡大により、市民生活は厳しいものがあると認識しており、現在、見直し後の奨学金制度に加えて、学生支援を図る施策について、関係課と検討を進めており、具体策がまとまり次第、この場でお諮りする予定を考えております。
また、奨学金制度と併せて、現在、就学援助制度についても、新やお改革プラン実行計画に基づいた見直しを進めております。見直し内容等については、また別途、議会の皆様にもお示しさせていただく予定としております。
以上、簡単な説明でありますが、奨学金見直しに関する報告とさせていただきます。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
金額だけ見ると、かなり減額と思うのですが、この2万円と、350人という根拠になったことを教えてもらっていいでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
南課長。
◎学務給食課長(南昌則)
2万円の金額につきましては、先ほど申しました支給対象費目を家庭内学習費という、国、府の対象としている科目以外、家庭内学習費と設定させていただきました。
この家庭内学習費におきましては、国が2年に1回、子供の学習費調査というものをやっておられます。その中で、家庭内学習費に要する経費というものが、公立、私立に合わせて、平均すると2万円という金額が出ておりますので、そういった金額、国の学習費調査の数字を参照して、2万円に設定させていただきました。
また、支給対象者を350人としておりますが、現在、250人の方々に奨学金を支給させていただいております。申請されている方々の中で、主に非課税世帯が、ここ数年、300名ぐらいの方々が非課税世帯の方から申請が上がってきております。
そういったことも参照しながら、それよりも多く、350人という数字で設定はさせていただきました。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
新やお改革プランの中での経緯ということも分かります。限られた財源の中で、どの程度、支援していくかを見直すことも分かります。
とはいえ、今までと違う水準を明確にすることということも分かるのですけれども、先ほど、課長おっしゃった、文科省がされている子供の学習費調査の結果というのをネットで調べたのですけれども、そこには、公立高校は4万1268円、私立高等学校は4万2675円と載っているのです。これが学校教育費の内訳という中で載っているのですけれども、これと今おっしゃった平均の2万円というのは、また別のものになるのでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
南課長。
◎学務給食課長(南昌則)
我々といたしましては、文部科学省のデータに基づきまして、子供の学習費調査が平成30年度、直近はその数字になっております。
その中では、公立におきまして、総額といたしまして、年間45万7380円。これは学校教育費であったり、学習塾費であったり、その他の学校活動費、そういったものもろもろを総計して、45万7000円となっております。
そのデータの中におきまして、学校外活動という分野があります。いわゆる学校内活動、学校外活動と2つの分野があると思います。その中の学校外活動の中に、家庭内学習費という項目がありまして、そこの金額では、公立の場合は1万6769円という数字が出ております。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
私が見たのが、図書費、学用品、実習材料費等と書いてありますので、ここからさらに引かれた金額が2万円ということになっていくのかと理解するのです。
あと、ほかの市町村が出している奨学金制度も見たのですけれども、もちろん貸付で、無利子で貸すというところもありますし、給付という形で取っているところもあります。ここに八尾市も、しっかり月額4000円と載っているのですが、残念ながら、新年度から年額2万円となるのかと思うと、大阪府下の中で、もちろんやっていない市町村もあるのですけれども、最低金額になるのかと、残念に思ってしまうのです。
先ほどから、中学校給食をするに当たっても、食べれない子供たちがいるので、ぜひとも推進して早くやっていきたいとおっしゃられたり、不登校児童の家庭環境もしっかりと見るために、教育センターの方が頑張っておられたりする中、やっと高校に入れたという子供たちがこんなに減らされてしまうのかというのは、少し残念に思うのですけれども、いかがでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
南課長。
◎学務給食課長(南昌則)
今回の制度の改正につきましては、まず、そもそも奨学金制度のこれまでの運用の仕方について、包括外部監査から幾つかの指摘を頂いておるということなので、この制度自体につきまして、適正であるのかどうかというところの課題は、整理する必要性はあるかと思っております。
その中で、国とも奨学金制度を運用されております。それとの差別化を図る中で、先ほど委員おっしゃったように、大阪府下の中でも、奨学金制度を運用しておられるのが、我々が調べる中では、八尾市含めて11市です。3分の2の市が奨学金制度を行っていない中で、八尾市はこの制度を継続していきたいという考え方を持った中で、包括外部監査員の指摘事項、課題整理をどう適正化していくのかという観点で、整理をさせていただきました。
よって、制度につきましては、適正な、我々としては税金を使って、原資として市民の方々に提供するわけですから、より公金を適正に使っていくという使命はあると思いますので、制度については、適正化を図っていきたいと考えております。
ただ、一方で、委員も懸念されております、昨今のコロナの影響の中で、非常に厳しい世帯もあるかと思っておりますので、そういったことについては、奨学金制度とはまた別の形で、何らかの支援制度ができないのかどうかというところは、関係課と検討させていただいているところですので、御理解願いたいと思います。
○委員長(谷沢千賀子)
西川委員。
◆委員(西川あり)
新しい支援制度ができるということは、本当に頼もしいことだと思うのですが、税金を使うのに、どう公平性、平等性を持っていくのかというところを考えたときに、すごく、例えば震災なんかで、靴をみんながなくしてしまいました。そしたら、行政からは、24センチの靴しかないのですって言って配って、じゃあ27センチの人には、23センチの人にはってなったときに、23センチの人には23センチの靴、27センチの人には27センチの靴、それが行政ができるところかと思うのです。
適正な金額が、2万円というところをすごく減らすというのは、例えば1200万円あった予算が700万円になってしまっています。包括監査のところから、1番と2番の、所得水準を明確にすることが望ましいという、それぞれを掲げていただいた中で、金額まで見直すというのは、余りにも下げ過ぎかというのは、実感するところです。
これは個人的意見ですけれども、次の新たな支援策というのに期待して、終わりたいと思います。
─────────────────────
○委員長(谷沢千賀子)
議事の都合により、暫時休憩いたします。
午後4時29分休憩
◇
午後4時40分再開
○委員長(谷沢千賀子)
休憩前に引き続き分科会を再開いたします。
─────────────────────
○委員長(谷沢千賀子)
他に質疑ありませんか。
桝井委員。
◆委員(桝井政佐美)
二、三、御確認させていただきたいところがあるのです。
予算書の215ページで、先ほど、西川委員から、総合体育館のところの使用というところで、聞き取り方が悪かったのか、防音設備が総合体育館は整っていないので、基本的にはスポーツ以外、音が鳴るのは使えない。料金が2割高くなるというのは、防音設備がないから、そのために何かを設置するのに、設置費用が要るから2割増ということになるのか、その辺、もう1回聞かせてもらえますか。
○委員長(谷沢千賀子)
松田課長。
◎生涯学習スポーツ課長(松田勝人)
先ほど、私が申し上げました防音設備が整っていないというのは、通常の演奏に適した防音設備、一般的な文化施設の例を出してしまいまして申し訳ございません。
運動施設でございますので、通常の運動に伴う、例えば若干の応援であったりとか、普通の音に対しては、十分、対応できる構造になってございます。
それともう1点の、料金のお話なのですけれども、料金の部分は、2倍になってございます。スポーツ施設以外で、スポーツ以外で利用する場合は、料金は2倍という形になってございます。
それで、料金の設定のお話になってくるのですけれども、あくまでもコンセプトがスポーツ施設の対応、スポーツ施設という条件で、いろいろ料金設定考えてございますので、スポーツとそれ以外の部分で、料金の区分けというのをさせていただいている。
先ほど申し上げましたプラスアルファの部分といいますのは、運用上、観客席とかの部分を、若干、空けたりとかしながら、音をできるだけ外に漏らさないような対策を講じている。これは別に、料金に発生するものではございません。これの説明でございます。
よろしくお願いいたします。
○委員長(谷沢千賀子)
桝井委員。
◆委員(桝井政佐美)
料金、倍になるというのは、今後、もう1回見直すというか、考えられたほうが、何か、防音設備が整っていないので、言われるのは分かるのですけれども、だからといって、料金が、スポーツ施設だから倍に上がる。総合体育館という中で、じゃあ学校の例えば体育館だとか、それ防音設備を整えるときには、そういうところは使ってはいけないとか、文化部がやるのは、音が出るのは駄目だとか、それだったら最初から使えないのだったら使えで分かるのです。そういう中で、一応やっている中で、音が出るから、防音設備を、いろいろなことをやって、そういうのに経費がかかるから、倍取りますよというのなら、僕も理解できるのですけれども、何もそういう防音の設備が整ってない中で、何もやってもらえなくて、料金倍というのは、いかがなものかと。
僕は本当に、学校適正規模のところでも、校区を越えて、柔軟に応えてやっていただいているというところからいくと、スポーツ施設だから、防音がないからできないというのは、もうちょっと柔軟にと。
できるけれども、料金が倍になるというのは、市民とか、そういう感覚からいくと、どうなのかと思うのですけれども、その辺に関してはいかがでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
松田課長。
◎生涯学習スポーツ課長(松田勝人)
私の説明不足で申し訳ございません。
もともと総合体育館ウイングにつきましては、利用目的がスポーツ施設だという大前提がございます。それに対しまして、料金設定をさせていただいていると。
今日、議論の中で出していただいてございます、ブラスバンドだったりとか、文化的な部分、ブラスバンドに限らなくて、全てスポーツ以外の部分というのは、料金設定が全て変わってくるという御理解が、まず1点お願いをしたいという点でございます。
あと、先ほども申しましたけれども、あくまでもスポーツ施設でございますので、スポーツ利用に対する料金設定をさせていただいて、それ以外も、利用はしていただけるという条件は出てくるのですけれども、その後、負担の割合が変わってくるという施設だという御理解をしていただければと思います。
○委員長(谷沢千賀子)
桝井委員。
◆委員(桝井政佐美)
あまり理解、僕もできていないのです。
スポーツ施設だから、それはいけるけれども、そういう料金設定になっているからと言われるのですけれども、ではその辺の料金設定とかも、1回、見直しとかやってもらって、空いている、実際、使っているということは、空いているから使えているわけで、有効に使ってもらったらいいのではないかと思うのです。
それが、料金が、スポーツ施設だから、スポーツ以外だったら倍というのも、なかなか納得できないので、そこはいろいろな、初めからの料金設定か分からないですけれども、考慮というか、考えていただければと思います。
それはお願いという形です。
あと、補正予算のところで、スポットクーラーの話が出ていたと思うのですけれども、実際、いつぐらいに設置される予定なのか、お聞かせ願えますか。
○委員長(谷沢千賀子)
田頭参事。
◎教育総務部参事(田頭正光)
スポットクーラー、体育館のエアコンにつきましてですけれども、今の段階で、エアコンの品物自体は、学校に全て納入されております。あとは、電源の工事ですけれども、これにつきましては、令和3年度で順次、進めていくということで、夏までにということで、従来からお話をさせていただいたらと思うのですけれども、この夏のシーズンの中では、使えるような形で進めていきたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
桝井委員。
◆委員(桝井政佐美)
スポットクーラーって、いつ購入されたのでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
田頭参事。
◎教育総務部参事(田頭正光)
令和2年度の予算で購入しておりまして、この2月の間に納入が終わっているという状況になっています。
○委員長(谷沢千賀子)
桝井委員。
◆委員(桝井政佐美)
電源の部分ということで、例えば100ボルトが3層、200ボルトのクーラーだから、そこを工事しないといけない。でも、購入した時点で、ある程度の、100ボルトなのか、それとも3層200ボルトなのかというのは分かるわけで、せっかく、僕が思うには、国の予算も取りながら、前倒しでやったのではないかと思うのですよね。
今、夏までにとなると、8月も夏ですよね。いつぐらいを、5月、6月ぐらい、遅くても6月ぐらいにはやってもらわないと。これが夏までにと言われると、8月にできても、あまり実用性というか、何のために予算を取って、前倒しでやったのかと思ってしまうのですけれども、その辺いかがですか。
○委員長(谷沢千賀子)
式課長。
◎教育政策課長(式龍一郎)
設置の時期でございます。今、田頭参事から御説明させていただきましたように、2月いっぱいで、ようやく、物については各学校に入れることができました。
その間も、時間を無駄にすることなく、全校の調査であったりとか、内容を踏まえての設計を進めていただいております。その設計の内容を踏まえての工事ということですので、そこをまた、工事の調達等も含めて、鋭意進めていただいているところです。その中で、今時点で、明確にいつというところはなかなか言いがたいところではあるのですけれども、夏の時期に、当然、全体としてなるべく早くなるような形で、電源工事の業者の選定であったりとか、工事についても、進めていく予定で、検討しているところですので、そういったところで、全体としては、なるべく早く進めていくような形で考えているというところで、御理解いただきたいと思います。
○委員長(谷沢千賀子)
桝井委員。
◆委員(桝井政佐美)
せっかく購入して、そのまま置いておくみたいな無駄なことのないように、購入した時点で、どういう工事が必要でどういう段階でいつまでに、夏までというか、暖かくなるまでにと、逆算すれば分かると思うのです。
僕は素人なのですけれども、例えばスポットクーラー、各学校2台とかそんなものですよね。だから、2か所の工事であれば、4月、5月、6月ぐらいにできるのではないかと、素人感覚では思うのです。それは市民も一緒だと思うので、早急にこれは進めていただきたいと思っていますので、暑くなる前にお願いします。
あと、先ほどいじめからこどもを守る課のところでも、今回、はがきを出すということで、教育委員会でも連携を取られるということです。
そういう中で、他言語生徒に、守る課では、はがきを送るときに、いろいろな方が、日本語で書かれても意味が分からない。だったら、生徒に合わせた英語なのか、中国語なのか、そういうので、僕はそういうはがきというか、手紙をやらんと駄目だと思っているのです。
教育委員会のほうでも、そういう他言語の生徒に対応というのは、どういう感じなのか教えてもらえますか。
○委員長(谷沢千賀子)
黒井課長。
◎人権教育課長(黒井健之)
今、守る課のという話があったのですけれども、当然、来年度計画している部分についても、日々連携をしながら、子供たちが書くことを意図しているものですので、それについては、いろいろな在り方があると思いますので、そこは引き続き、教育委員会の視点で連携をしてまいりたいと考えております。
今の質問で、一般的なというところで申しますと、日本語指導が必要な児童・生徒に対しては、様々、日々の教育活動の中でも、子供に向けてのプリントもありますし、保護者に向けてのプリントもあります。そういったものについては、全てが全てではありませんけれども、情報を確実に伝える必要があるものについては、我々、予算をつけていただいております帰国外国人の授業の中で、通訳であったり、それから日本語指導補助員ということを、支援員補助員という中で、日本語の文書を他言語版に翻訳していただいたものを、プリントとして家庭に持ち帰っていただくということもやっておりますし、その子自身が書いたものが、母国語で書いたものについては、教員は読めないので、それを支援員とかが読んでいただいて、逆に教員側に通訳をしていただくということ、様々子供の実情に応じた配慮をしておるという状況でございます。
○委員長(谷沢千賀子)
桝井委員。
◆委員(桝井政佐美)
生徒にしたら、いじめだとか、いろいろな悩みを抱えてて、先生にも言えない、家庭にも言えない。そういう生徒は、どういうSOSの出し方を、教育委員会では情報をつかもうという方法というのは、どういうのがあるのですか。
○委員長(谷沢千賀子)
黒井課長。
◎人権教育課長(黒井健之)
まず、ほとんどは学校での活動が中心になりますので、担任の先生であったりにSOSを出すというのが、まず一番重要かと思っております。
その部分で、言葉の壁があるということであれば、先ほど答弁申し上げた、人材を活用しながら、子供とのコミュニケーションを図るということかと思っております。
仮に教育委員会に対して、電話で他言語でかかってきた場合、当然、教育委員会、どの課が受けるか分からないですけれども、言葉の壁があるという場合については、予算をつけていただいている人材の活用ということもそうですし、八尾市役所としても、他課の部分にはなるのですけれども、本庁内で通訳をしていただく方もいてますので、それは日々の窓口業務の中でも、そういった必要に応じて連絡をし、通訳に上がってきてもらって連絡をするということで、窓口対応もありますし、電話を代わっていただいて対応するというケースもありますので、そこについては、子供であったり保護者のニーズに応じた形で、できる限り対応をしているという状況でございます。
○委員長(谷沢千賀子)
桝井委員。
◆委員(桝井政佐美)
今回、GIGAスクールのところでも、タブレットとか導入されているのですけれども、タブレットを利用して発信するだとか、情報収集だとか、そういったいじめ対策で使えるようなことっていうのは、何かお考えのこととかあるのでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
黒井課長。
◎人権教育課長(黒井健之)
いじめという話があったのですけれども、タブレットの活用の1つとして、今の話の中で申しますと、例えば翻訳機能が、タブレットの中にも備わっていますので、そういった活用については、今後、しないということではなくて、子供たち自らが、そういった機能も使えるようにというのは、指導の中では必要なのかと思っております。
ただ、一方で、予算をつけていただいて、専門家を派遣している中では、直接編入できた子供たちは、本当に言葉の壁がある中で、不安な状態で登校し始めます。子供たちはすぐになじんでいくのですけれども、教員の言葉、友達の言葉がなかなか聞き取れないというときに、アプリケーションを使って翻訳する。それで言葉は通じるのだとは思うのですけれども、リアルタイムで、そこで自分の母語を理解してくれる方が、大人がいてるというだけで、すごく安心につながっている部分もあるのかと考えておりますので、一律に通訳等の人材を、ICTの活用ということで変えていくという部分については、慎重に判断する必要はあるのかとは思っておりますけれども、これも限られた予算の中ではありますので、今後については、ICT機器を活用する中で、日本語指導が必要な児童・生徒の支援ということでは、活用の中身は考えていかないといけないかとは考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
桝井委員。
◆委員(桝井政佐美)
他言語の方とか、海外からこちらに来られた方、八尾市も多いと聞いていますので、そういう方のいじめだとか不登校だとか、そういったことがないように、その辺もしっかりとケアというか、フォローしていただいて、タブレット、せっかく入ったので、そういったことも活用してやっていただければと思います。
僕からは以上です。
○委員長(谷沢千賀子)
他にありませんね。
4回目、ありませんか。
副委員長。
○副委員長(露原行隆)
まず、ごめんなさい、さっきうそつきました。当初でプールのこと言えへん言ってたのですけれども、一言だけです。
今回、1800万円、先ほど補正で減額出ていますよね。あれ私、6月にもきっとそういうことになるやろうから、それ使って何とかなれへんかと言ってたと思うのですよ。なので、改めて減額1800万円、その内訳としてどれだけそれがプールの部分か分かりませんが、しっかりとその辺りは考えていただきたいと思います。これはもう御答弁結構です。よろしくお願いいたします。
続けて、中学校給食のところです。
一昨年だったと思うのですけれども、令和3年度中に実施したいと思っていますという御答弁をこの委員会、 3月ではなかったか、時期が明確に申し上げれないのですが、公の場でそういう御答弁があったのですよ。
当然、先ほど他の委員からもありました。コロナということで、財政的なことというのを、勝手に、そう理解はしているのですけれども、公には、正直アナウンス受けていない気がするのですよ。その辺りで、かつ市政運営方針にうたわれていますけれども、実施に向けて、非常にトーンダウンしている感が否めないし、今日この時点においても、いつ実施されるかも明言されない。一昨年には、令和3年度中にという御答弁は、確かにありました。その辺りについては、きっちりと御答弁いただかないと、どうなるのかと。検討と書かれていますけれども、ほぼ、ここに実施方針できていますからね。
これから業者云々ってあるかもしれませんが、検討と書いている、ほぼできているのですよ。そんな中で、我々はどういうスタンスで動きを見守ればいいのか、しっかりとその辺りについて、今の状況、私も勝手に、コロナで財政状況厳しいのだろうって、勝手に推測はしていますけれども、きっちりとその辺は御説明いただきたいと思います。お願いします。
○委員長(谷沢千賀子)
南課長。
◎学務給食課長(南昌則)
確かに令和3年度中に実施という形での答弁を、執行部でさせていただきました。
それに向けて、これまで財政部局も含めて、市長部局と、どういう形でこれが実現していくのかということでの、いろいろな試算とか、検討もさせてもらいました。
その中で、まず、初期経費として、どれだけかかるのか。初期経費につきましても、精査をしながらなのですけれども、先ほども別の委員からの質問ありましたけれども、ランニングコストをどう生み出していくのか。このランニングコストにつきましても、財源として、国、府とかの補助制度が見込めない中で、市税で投入、運用していく必要が非常に高い事業であるという中で、毎年かかる経費をどういうふうに生み出すのかというところで、非常に市長部局とも協議をさせてもらいました。
その中で、今以上、市全体の中で厳しい財政事情の中で、先ほども答弁させてもらいましたが、5億円から6億円ぐらい、大きくかかります。これをどれだけ精査したといたしましても、中学校給食の委託料と、それに伴いまして、就学援助制度というのも出てきます。そういったことも含めて、5億円から6億円、大きく見て、その数字をどう生み出すかと、非常に厳しい状況と考えております。
その中で、いつから、本当にできるのかどうかというところについて、我々といたしましては、来年度、できるだけ制度のスタートを切れたとしても、すぐできるような体制、さらに事業費についても、さらに精査を図りながら、引き続き、市長部局とも早期実現に向けた協議というのはさせていただきたいと考えております。
具体に、いつからできるのかというところについては、まだ具体的な、明確な答弁については申し訳ないのですけれども、できるだけ我々としては、令和3年度中にしたいという思いを持ってやってきたというところは変わりございませんので、できるだけ早くできる方向で、市長部局と協議を進めてまいりたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
副委員長。
○副委員長(露原行隆)
決して、別にこんな状況で約束たがえたなんて責めるつもりもさらさらないのです。ただ、きっちりとその辺は、我々もそのつもりでここまで議論をしてきた経緯があるので、余り言いたくなかったですけれども、これもう10月にはできている段階の話ですよね。きっちりとその辺りについては、我々も気になっているのですよ。
というのも、改めて何が気になるかと言ったら、先ほどもありました、1.8%の子は、休みの日も含んでいるのではないかという御答弁も、先ほどありましたが、全くお昼食べてないところに、アンケート答えているのですよね。
先ほど、先生がちゃんと現場を見ているからという御答弁でしたけれども、もしかすると、その内容についてはどうかという、不安視されている部分もありました。その不安視されているからこそ、以前、選択制給食に踏み込んだはずなのですよ。
私はとことん、当時からこだわって、全員給食言ってきました。選択制給食で本当にいいのかと。そんな中で、いまだにこういう声が出ているというのは、正直残念な結果です。
見守っていただいている現場の皆さんを責めるつもりも、さらさらないのですが、現にこの声が上がっていることについては、重たく受け止めないといけないと思っていますし、今御答弁ありました、正直、財政的なことは分かっています。ただ、令和3年度中にやろうと思っていたということであれば、5億円か6億円の詰めぐらいは、ある程度、もう少ししておいていただきたかったというのは、思いとして伝えておきます。
ただ、依然としてめどが立ってないのであれば、やっぱりこの1.8%の声というのは大事にしていただいて、選択制給食にもという、せっかく課題を乗り越えていくためにやっていただいた選択制給食にも、食べていないという声があるのであれば、そこはしっかりと、アンケート、どんな取り方をされたのかと思っていたのですよ。記名式ではない、きっと無記名なのかと思います。
アンケート結果94.2%です、アンケートって100%なかなか難しいですけれども、せめて97.8%から、それ以上の結果に、何でならなかったのかと、正直思っています。
今ここであえて聞きませんけれども、やはり実施時期が未定なのであれば、何のために、当時、選択制給食、我々も全員給食と主張しながらゴーサインを出させていただいたかという部分については、しっかりと、改めて受け止めて、全員給食に至るまでは選択制給食をしっかりやり切っていただきたいと思いますので、切によろしくお願いいたします。
そのヒントについては、各委員から、いいものだよということについては、しっかり周知いただくのも1つと思いますので、大切なことと思いますので、お願いをしておきます。
次、順番に予算書に入っていきますね。
予算書の195ページ、上から3行目、就学援助事務経費、令和2年度と比較して27万円というのが114万6000円です。見落としでなかったら、大きく膨らんでいるのですよ。これ、実施計画を見ますと、システムの再構築ということが書かれていたので、そういうことなのかと思うのですけれども、御説明いただけますか。
○委員長(谷沢千賀子)
南課長。
◎学務給食課長(南昌則)
就学援助経費につきましての増額分につきましては、副委員長おっしゃるとおり、システムを今後、就学援助制度見直しを進めさせていただきたいと考えております。
それに基づく算定のシステムにつきましては、入れ替えが必要となってきますので、それに関する経費という形で上げさせていただいています。
○委員長(谷沢千賀子)
副委員長。
○副委員長(露原行隆)
続いて、すぐ下に産業医2人分報酬と書かれているのですよ。去年までずっと、産業医お1人だったのですけれども、この辺りも御説明いただけますか。
○委員長(谷沢千賀子)
木下次長。
◎教育総務部次長(木下直人)
産業医についてでございます。これにつきましては、各学校の安全衛生委員会、労働安全衛生の見地から、一定規模の学校に産業医を委嘱するという制度がございます。来年度は本市内で、その基準を上回る学校が2校と想定されますので、1名増員ということになった、そのような内訳でございます。
○委員長(谷沢千賀子)
副委員長。
○副委員長(露原行隆)
続いて、通学路の安全確保事業のところです。
次の197ページにも、通学路の安全確保経費というのがあるのですね。仮に同じ、内容的に近いのかって、足し合わせても、合計金額900万円ほどになるはずなのです。それがたしか、実施計画には合わさった金額が、合致するのがありました。
ただ、それを足しても、昨年1280万円ほど積まれていたのと比べると、300万円ほど減額になっているのですよ。ここの説明いただけますか。
○委員長(谷沢千賀子)
中山課長補佐。
◎指導課長補佐(中山寛規)
まず、195ページの通学路の安全確保事業費なのですが、こちらは投資的経費になっておりまして、今、整備を進めております東山本の通学路とか、それから新しく通学路のマークを設置したり、そういうところの経費となっております。
それから、197ページの通学路につきましては、維持管理の経費となっておりまして、薄くなった通学路マークの引き直しとか、それから巻き看板、電柱に貼るものといったものの経費となってございます。
それから、昨年度との比較ですが、昨年度は土地の買戻しに多く予算を頂いておりました。今年度は土地の買戻し終わりましたので、次年度実施設計と整備工事の費用となっておりまして、土地の買戻しよりは大分安くなっているというところです。
○委員長(谷沢千賀子)
副委員長。
○副委員長(露原行隆)
東山本の、おっしゃっていたあの件ですね。分かりました。
ぜひ、これについても、通学路の、先ほど御説明もいただいたところなのですけれども、先だって本会議でも、学校・園全部見て回ったという話をしたと思いますが、安全対策ともう1点、バリアフリーの概念もそこに加えていただけたらなと思いますので、これはもうお願いをしておきます。
続いて、197ページなのですけれども、学力向上推進経費、先ほど実施計画のところから質疑もあったと思うのですけれども、予算300万円ほど下がっているのですよ。
ちょうど先ほどの補正の部分で減額されたのって300万円ぐらいだったと思うのですけれども、同じ項目、学力、中身が完全に合致するものか、文字面だけでお伝えしているのですが、それはどちらにしても、学力向上推進計画、300万円ほど下がっているのですよ。単純に下がっているのか、どこか別の形で300万円付け替えられているのか、その辺、読み取ることができなかったのですが、お答えいただけますか。
○委員長(谷沢千賀子)
宮本課長補佐。
◎指導課長補佐(宮本圭)
学力向上の経費についてでございますけれども、先ほどの話、御答弁させていただいた学力向上の部分と重なる部分がございますが、まず、1点は、放課後の学習の部分(「ごめんなさい、減った理由です」と呼ぶ者あり)
減った理由としましては、一部、10%シーリングの部分の市の財政の部分が1つと、それから桂中学校と高安小中学校の学習支援の事業委託の部分で、ここの部分を少し精査したような形で、金額を減額という形でしております。
○委員長(谷沢千賀子)
副委員長。
○副委員長(露原行隆)
精査とおっしゃったので、その内容について教えていただけますか。
○委員長(谷沢千賀子)
中山課長補佐。
◎指導課長補佐(中山寛規)
桂中学校、それから高安小中学校、それぞれ小規模の中で、人数的なところも含めまして、実績等も踏まえて精査をしたというところでございます。
○委員長(谷沢千賀子)
副委員長。
○副委員長(露原行隆)
確認なのですけれども、内容的には、別に下がっていないということでいいですが、結構、この金額の1300万円から300万円減るって、結構な金額なのですよ。当然、全体的な財政的に、10%シーリングという事情は分かっていますけれども、結構大きく下がっているのです。もう1度、御答弁いただけますか。
それでこんなに下がりますか。
○委員長(谷沢千賀子)
中山課長補佐。
◎指導課長補佐(中山寛規)
先ほど、放課後学習のところで、自習等も含めてということで、宮本課長補佐からも説明がありましたが、220万円ほど下がっております。
それから、学習支援事業、桂中学校、それから高安小中学校で90万円ほど下がっております。
そういったところでございます。
○委員長(谷沢千賀子)
副委員長。
○副委員長(露原行隆)
学力向上、取組としてすごい頑張っていただいていると思うのですよ。でもやっぱり、予算で見て下がっていると、大丈夫か心配してしまいます。
その辺り、非常に厳しい財政状況で、またこの部分だけではない部分で、いろいろと物理的に学力向上につながる施策を打っていただいていることと思いますが、しっかりとこの辺りは、予算とっていただきたいなと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。
続いてなのですけれども、帰国外国人児童・生徒受入等支援経費ってあるじゃないですか。実施計画に、内容については書かれているのですけれども、コロナ禍で一斉体験入学というのを、今年できなかったですね。昨日のこども未来部でも確認していたのですけれども、その中で、国際交流センターが、こんなんされているの、御覧にはなっていると思います。あつまれ新小学1年生外国にルーツを持つ親子のためのプレスクール2021、初めての取組らしいです。
見ますと、あくまで国際交流センター独自の取組で、教育委員会は特別、今はタッチされていないような感じなのです。
八尾は結構、特にエリアによって、外国人のルーツを持つ方、子供がたくさんいらっしゃる中で、すごいいい取組だなと思っているのですけれども、この辺りについて、しっかりと今後、初めての取組ということで、私も21日、27日と見学に行かせていただこうなと思っているのですけれども、ぜひこの辺りは、1つ新しい取組として、教育委員会として、いい機会として捉えていただきたいのですけれども、いかがでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
黒井課長。
◎人権教育課長(黒井健之)
今の質問なのですけれども、この間、我々も国際交流センターからこういう事業をするということの相談は受けております。
その中では、例えば、中身について、より1人でも多くの参加者がという中で、校長会につながせていただいて、校長先生方にも、こういうものをやるのだということの周知、そういう場のつなぎをさせていただいたりということは、そういう意味では連携をさせていただいております。
事業の中身についても、外国にルーツのあるお子さんをお持ちの家庭については、初めてのお子さんであれば、特にどのような学校生活が送られていくのかということで、文化も大分違う部分がありますので、山下所長から、個別の対応という、教育委員会、学校としてできることはできることで、引き続きやっていくのですけれども、そういった外部の様々な団体が実施されているようなものについても、我々としては1つでも多くの連携ということで、全て子供たちの安心した学校生活の部分につながってくるかと思いますので、そこは引き続き、我々としても、内容も含めて把握をしていきたいなとは考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
副委員長。
○副委員長(露原行隆)
ぜひよろしくお願いいたします。
先ほど言いました、残念ながらここ数年続けていただけたプレ入学、一斉体験入学できない中で、これも昨日、こども未来部でも触れてたのですけれども、ある学校では、教義の先生が就学前施設に、各園に、入学予定者が在籍しているところに回って、特に就学相談を受けているような児童を、直接、様子を見て回るというようなことをされている取組についても、ちらっと耳に挟んだのですよ。
ぜひこれ、どこまで、今現在、学校でされているか分からないのですけれども、非常にいい取組だなと。
これはコロナでプレスクールが、一斉体験入学ができようができよまいが、すごくいい取組だなと思いましたので、ぜひ取り組んでいただけたらなと思います。
次いきます。
その下に、命を育む教育推進事業経費というのがあるのです。厳しい財政の中でも、昨年度181万円から300万1000円が増額されているので、非常にうれしいです。
私も過去に、赤ちゃん先生の取組とかという、市民の取組についてもお伝えさせていただいたことがあるかと思いますが、結構ここ、活用いただいてて、私の母校、曙川中学校とかでも実施いただいていたのですけれども、ここの予算が膨らんでいるのは、非常うれしい。その辺りについて、御説明いただけますか。
○委員長(谷沢千賀子)
光岡課長補佐。
◎人権教育課長補佐(光岡裕子)
命を育む教育推進事業の経費の増額についてでございますが、年度当初に生起しました自死事案を受けまして、これまで委嘱を希望する学校の中から、教育委員会で選定をして、委嘱を行っていたものを、来年度からは全て学校において行うということに変更したものに伴うものです。
以上でございます。
○委員長(谷沢千賀子)
副委員長。
○副委員長(露原行隆)
内容的には、これまでどおり、各学校・園で考えていただくという形。それだけ、よろしいですか。
○委員長(谷沢千賀子)
光岡課長補佐。
◎人権教育課長補佐(光岡裕子)
副委員長おっしゃるとおりで、内容につきましては、各学校のほうで立てた計画に基づいて行うものではございますが、教育委員会でも、取り組む内容については、指導助言を行ってまいりたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
副委員長。
○副委員長(露原行隆)
最近、SNSなんかで、私もフェイスブックなんかやっていると、いろいろなイベントの情報が入ってくるのですけれども、命のということの大切な、それこそ動物愛護のことも含めてなのですけれども、非常にいろいろな取組をされている団体、市民いらっしゃるので、そこはどんな取組をされるのか、1年間楽しみに見守りたいと思います。ありがとうございます。
続いて、予算書205ページの国際理解教育経費というところなのですけれども、ここで、先日、たしか去年でしたっけ、おととしでしたっけ、市長もベルビュー市に行かれましたよね。
私、小学校のときにベルビュー市との交流について、朝礼のときにそういうこと、話を聞いていたのを懐かしく思い出していたのです。
これも本会議で申し上げました、今、学校もWi-Fi環境も整えていく中で、今までにない子供たちの国際交流、あるいは国際じゃない、国際いったら、場所によったら時差もありますし、あれなんです。国内の、例えば姉妹都市でも、宇佐市であるとか、和気町であるとか、なかなか、日々接さない姉妹都市と言われる、交流ある都市がありますよね。そんな子供たち、また本当に世界をまたいで、上海嘉定区でもいいですし、子供たちと、今までにない、新しいチャンスが生まれたのではないかと、そんなことを、コロナ禍というのが、ある意味、教えてくれた1つの財産ではないかと、本会議でも申し上げたとおりです。
この辺り、国際理解教育といった部分で御答弁いただきたいのですが、いかがでしょうか。
○委員長(谷沢千賀子)
山下所長。
◎
教育センター所長(山下卓也)
国際理解教育に伴って、学校外との遠隔教育についてでありますが、先ほどありました、先行導入校にいたしましては、実際に幾つか実践が進んでおります。
例えば、海外との交流でございますが、私が把握した中で、2つの国、実際に交流を行っております。また、海外ではないのですけれども、遠隔教育という観点につきましては、コロナ禍において、例えば小学校低学年、町探検に行く中であり、お店に行けなかったので、お店の人の協力で、オンライン通信を使って、教室でその方にインタビューをするであるとか、小中一貫のところでは、小学校、中学校の児童会、生徒会の交流と。なかなか行き来できなかった中を、オンライン使って歩くとか、さらには、小学校6年生が中学校の校長先生に、オンラインでインタビューで、校長室で質問を行ったであるとか、様々な観点で広がりは見せて、今後、ますます楽しみであるなと思っております。
あと、すみません。先ほどちょっとありました、就学施設への訪問のことも、合わせてお伝えさせてください。
就学施設への訪問については、八尾市全校行うように指示、実施を行っております。各学校で、就学施設に連絡を取ったりとか、実際に足を運んで、子供たちの様子、気になるお子さんとか、子供たちを実際、保育している様子を見て、よりよい就学には進めております。
○委員長(谷沢千賀子)
副委員長。
○副委員長(露原行隆)
ありがとうございます。私、全然知らなかったのですが、既にやっていただいてたのですね。ありがとうございます。
あと、まさか国際2校で、既に事例があるというのも、私もすごくうれしかったので、今ここで披歴をいただくわけにもいかんので、また後で教えてください。どんなことをされたのか、教えていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
予算書、以上にしておきます。
続いて、実施計画書なのですけれども、13ページなのですが、指標で、将来の夢や目標を持っている児童・生徒の割合、73.5%。結構、日本って、将来の夢であるとか、そういうのが、世界中から比較すると、めっちゃ低いということをよく言われるじゃないですか。私、これ5割、割っていると思っていたのですよ。思ったより高かったなという印象で、その点は、ほんま言ったらもっと高いほうがうれしいのです。
これ、国内なんですが、全国平均とか、そんなのあったりするのですか。ちょっと教えていただきたいと思います。お願いします。
○委員長(谷沢千賀子)
宮本課長補佐。
◎指導課長補佐(宮本圭)
全国平均につきましては、77%ということで出ております。
○委員長(谷沢千賀子)
副委員長。
○副委員長(露原行隆)
残念ながら、全国よりは低いんですね。
非常にメディアとかで、日本の若者、子供たちが余りにも夢がないというか、将来に悲観的だということを聞くたびに、すごく残念な思いをしていたのです。
正直、まだこの数字には、全国より低かったというのが残念ではあるものの、捨てたものではないのかと思いつつも、当然、目指す値、もっと高いところを目指していただきたないというふうに思いつつも、教育振興基本計画の理念でも、この辺りのことが、夢を持ってチャレンジするという、ざっくりと今、申しましたけれども、掲げている限り、ここについては、しっかりとこの指標、目指す値、ここにとどまることなく、高みを見ていただけたらなと思いますので、お願いをしておきます。
その下のほうに、重点施策のところで、これも繰り返し出ていました、学校の選択制というか、通学圏が緩和していくといった部分なのですけれども、これについても繰り返しなので、質問するつもりないです。ただ、私もこれについては申し上げていたところで、曙川中学校、吹奏楽部なかったので、吹奏楽部いいなって見たときに、お隣、曙川南中学校なんてすごく熱心なので、行きたい子とかいるのではないかとか、実際、そういう声も聞いたりしました。
そんな中で、何とかそういうことをクリアできないのかと、随分前にも提案させていただいていたので、非常にうれしく思っているのですが。
ただ、今後、いざやっていくとなったときに、制度設計、非常に苦慮されていることが、ひしひしと伝わってきました。
きっちりと、その辺り、子供の声は聞いていただいているの、聞いていただいていないのか。どうやら、あまりそれは、子供の声というのは、今のところ聞かれてないように感じましたので、どれだけのニーズがあって、私、ニーズが低いからやるべきではないとか、そんなつもりはないですよ。それによって、場合によったら、廃校に追い込まれる学校が出てくるのではないかとかいう議論も、本会議とかでもありました。
その辺りの懸念を、そういうものではないのだと。今、教育委員会が考えられていることを、きっちりと、最終的に提示いただくためにも、実際、生の子供の声というのは聞いていただくべきと思いますので、そこはぜひ、今後の取組としてお願いをしておきたいと思います。
これも以上で結構です。
続いて、16ページの歴史資産など保全活用発信、市民が郷土に誇りを感じていますと。あと、来訪者が増え、八尾の歴史資産の魅力が市内外に広く知られています。これもずっと、こういうフレーズというのは、この実施計画を見てきたのですけれども、改めて、今度は魅力の部分が、教育から市長部局に行くのですよね。
だからといってどうだということはないのですけれども、改めて、今回、節目として、どういう展開を考えられているのか、お答えいただけますか。
○委員長(谷沢千賀子)
みなもと課長。
◎文化財課長(みなもと斎)
今回、新たな事業を、来年度からもやることになるのですけれども、文化財保護行政に関しましては、これまでと変わらず、基本的には保護を中心にやっていきたい。あるいは活用が中心にやってきたと考えておりますけれども、来年度以降、新たな部分を持ちますので、その部分につきましては、さらなる連携ができるのかと考えております。
こちらのほうにも書かせていただきましたけれども、自然や産業等と、今回、このまま一緒にやっていくことになりますので、そういうところの連携といいますか、そういうところと一緒にやっていくようなイベント等も含めて、できるのかと考えております。
特にスピード感が変わっていけるだろうと考えておりますので、その辺りは来年度また、今後の計画を含めながら、考えていきたいと考えております。
○委員長(谷沢千賀子)
副委員長。
○副委員長(露原行隆)
私も先日、本会議で、都市整備のほうでも、長瀬川を使って、沿道を使った、新しい整備をしていくということも、新しく考えていらっしゃるように御答弁もいただいたところです。
長瀬川って、非常に船着場のところであるとか、魅力的なところです。大和川まで抜けちゃうんですよね。そういった部分を生かしながら、いろいろな歴史資産、本当にどうしても歴史資産というと、何となく山手に向いたりであるとか、当然、久宝寺寺内町もあると思うのですけれども、全体的なもの、新しい市長部局との連携、スピードアップということもあったかと思いますが、ぜひ積極的に進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
次に、41ページです。41ページの重点施策のところで、家庭教育支援に係るアドバイザーの意見を聞きながらって、去年か。たしか家庭教育に係る第一人者の方のアドバイスを頂いてやっていくよという御答弁を頂いたところで、ただちょっといろいろな事情もあったりで、思うように進んでいなかったのではないかと記憶しているのです。
改めて、ここを重点施策として打ち出されている、今後の展開についてお聞かせください。
○委員長(谷沢千賀子)
松田課長。
◎生涯学習スポーツ課長(松田勝人)
家庭教育支援の関係でございます。実際、副委員長おっしゃるとおり、本来、計画上は令和2年度中に一定、進めていくというところで計画はさせていただいておったところでございます。
ただ、御承知のとおり、コロナの状況によりまして、ほとんど授業というのが止まってしまっていたという実情がございます。ただ、昨年の10月か12月の議会の本会議の答弁でも、部長が答弁させていただいておったと思うのですけれども、今年度中に、何とか1歩でも進みたいと。進めますという答弁をさせていただいてございました。
今現在、まだきちっとしたアドバイスというのは頂いてはおらないのですけれども、学識の先生と連絡を取りながら、今後どうするかという相談を始めたいというところで、今、スタートを切った状況でございます。
令和3年度の予算につきましては、令和2年度と、ほぼほぼ金額的には変わってないという部分ではあるのですけれども、それ以外に、アドバイザーの先生にアドバイスを頂きながら、できれば令和3年度中に、何らかの形で一定のモデル地区というのですか、地域で動いていっていただける方をつくっていきたいという思いで、こちらのほう書かさせていただいてございます。
○委員長(谷沢千賀子)
副委員長。
○副委員長(露原行隆)
具体に、別に自治体の名前だから出してもいいのですよね。
子育てするなら大都市よりも大東市と言って、家庭教育支援にフォーカスを当てた自治体が、最近特にメディアでも広く取り上げられていることを見ますと、大きな可能性があるのではないかと、正直思っていまして、ありがたいことに、大東市すぐそこじゃないですか。
コロナ禍の中で、職員のやり取りもいろいろと、今も御説明あったように、これからもまだ課題あるかと思いますが、近くにそういう自治体があるというのは、非常にありがたいことですので、しっかりとこの辺り、足踏みした期間がありましたが、積極的に取り組んでいただきたいなと思いますので、よろしくお願いをいたします。
最後に、直接、一応でも、実施計画に教育総務部の名前を書いているから、言っていいですよね。
公共施設マネジメント、いつだったか。去年の市政運営方針に、包括業務委託という形で、公の施設の管理業務について、幅広く民間に担っていただくと。それは、ひいては、きっと学校の教員の皆さん、特に管理職の皆さんにとっては、1つの業務の負担の軽減につながりはしないかということで、私も重ねて提案、これまでしてきたところですが、その辺りについて、今現状どうなっているのか、これだけ最後聞かせていただきたいと思います。
お願いします。
○委員長(谷沢千賀子)
田頭参事。
◎教育総務部参事(田頭正光)
包括業務委託なのですけれども、今、公共施設マネジメント室のほうで、全庁的な対応というのを検討はしているというふうには聞いているのですけれども、引き続き、検討という状況で聞いております。
○委員長(谷沢千賀子)
副委員長。
○副委員長(露原行隆)
様子を確認するという意味で、今の状況はすごくよく分かりました。その辺りは別に、どっちがということはないのですけれども、しっかりと現場の負担軽減という観点も踏まえて、これまでも提案してきた経緯あります。
この負担軽減どうしていくねんということは、我々議会も、今日1日でも、いろいろな角度から意見申し上げてきましたし、ずっとこれまで、現場でも、教育委員会のほうでも考えてきていただいて、重々承知している中で、私も1つ提案させていただいた部分があって、今、生活のほうが、まずはメインでやっていらっしゃると思いますが、もっと、ぐっとタッグを組んで、進めていただきたいなというのは、これだけは改めて切にお願い申し上げて、私の質疑を終わります。
ありがとうございました。
○委員長(谷沢千賀子)
他にありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(谷沢千賀子)
それでは、本件の質疑はこれをもって終わります。
以上で、教育委員会及び建築部のうちの当
分科会所管分関係の審査を終了いたします。
これをもって、当分科会が担当する案件の質疑は全て終了いたしました。
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○委員長(谷沢千賀子)
以上で、本日の日程は全て終了いたしました。
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○委員長(谷沢千賀子)
閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
委員各位におかれましては、慎重かつ熱心に御審査をいただき、議事運営にも格段の御協力を賜りましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。
執行部各位におかれましては、審査を通じて、委員から指摘または要望のありました諸点について、十分に精査・検討され、今後の行政運営に積極的に反映されますよう要望しておきます。
さて、昨年の5月臨時会において、我々両名が当委員会の正副委員長に就任させていただいたわけでありますが、今後、急を要する審査案件がない限り、令和2年度の委員会活動も本日をもって事実上、終了する運びとなりました。
この間、所管事務調査に当たりましては、執行部各位には、調査に係る資料の作成や、委員会での御説明など、御協力を賜りました。
この1年間、皆様方の御指導と御協力によりまして、無事職責を全うすることができましたことを、この場をお借りいたしまして、厚く御礼を申し上げ、簡単ではございますが、閉会の挨拶といたします。
1年間本当にありがとうございました。
それでは、市長から挨拶願います。
市長。
◎市長(大松桂右)
昨日と本日、委員会を開会いただく中で、慎重なる御審査をいただきまして、誠にありがとうございました。
委員会としての御意見等々につきましては、精査検討を加える中で、今後の市政運営に生かしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
また、今、委員長からも御挨拶ありました、この1年間、正副委員長におかれましては、委員会運営をはじめ、また委員の皆さんにおかれましては、1年間、審議を熱心にしていただきました。改めて感謝を申し上げまして、簡単ではございますが、閉会の御挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。
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○委員長(谷沢千賀子)
以上で、
予算決算常任委員会文教分科会を閉会いたします。
午後5時37分閉会
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〇委員長署名
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│予算決算 │ │ │
│常任委員会│谷沢千賀子│ │
│文教分科会│ │ │
│委員長 │ │ │
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