八尾市議会 2019-09-18
令和 元年 9月18日予算決算常任委員会(文教分科会)−09月18日-01号
○
委員長(
露原行隆)
森課長。
◎
人権教育課長(
森英世)
まず、今回の
対策会議については、
市内小学校で起こった
いじめ事案を受けて、その中で
初動体制等に
課題があったということがございました。これについて、まずは早急に解決をしていくための
会議ということで、とりわけ
学校職員を
対象にしています。
ただ、先ほど
委員御
指摘のとおり、我々としたら、
子どもたちには、まずは
教員であったり、
保護者であったり、身近な
人たちに
相談してほしいという
思いがございます。
ただ、
子どもたちのいろんな
思いの中では、
委員御
指摘のとおり、違う
立場の方のほうが話しやすいといったところもあるかと
思います。そんなところでは、
教育委員会の中には、
教育センターであったり、
人権教育課も含めてそうなんですけれども、多様な
相談窓口というのは、やはりしっかりと
検討していかないといけない
部分かなとは思っています。
現
段階で、これについて具体的なところというと、申しわけございませんが、まだ、そこまでの
検討には至っていません。
○
委員長(
露原行隆)
西川委員。
◆
委員(西川あり)
ありがとうございます。現
段階では難しいことを、本当に山積みだとは思うんですけれども、実際、
川西市のほうでも、
子どもの
相談件数もふえてきたということを聞いておりますので、おくればせながら、
八尾市でもそういった
検討をしていただければと、切に願います。
以上で終わります。ありがとうございます。
○
委員長(
露原行隆)
それでは、他にありませんか。
谷沢委員。
◆
委員(
谷沢千賀子)
先ほど、今、現状、各
中学校に15人
配置されてる
スクールカウンセラー、この方
たちはどういう形態で何時間
勤務されているのか。また、主な
相談内容です。どういう
相談をたくさん受けはるのか。その15人の
中学校配置の
カウンセラーについて、教えていただきたいと
思います。
○
委員長(
露原行隆)
仁科課長。
◎
指導課長(
仁科尚裕)
現在、
中学校区15校に
配置している
配置形態なんですけども、1日6時間、年間35回の
配置になっております。
これにつきましては、児童や生徒、その
保護者に対して、
臨床心理に関する
専門知識を生かしながら
相談を行っているところでございます。
○
委員長(
露原行隆)
谷沢委員。
◆
委員(
谷沢千賀子)
35回ということは、週に1回ということでいいんですか。
○
委員長(
露原行隆)
仁科課長。
◎
指導課長(
仁科尚裕)
週1回でございます。
○
委員長(
露原行隆)
谷沢委員。
◆
委員(
谷沢千賀子)
今回は、週2回という形で
配置されるということなんですが、
臨床心理士の方とかが、各
学校で
相談を受けるということなんですが、例えば、多い
相談内容です。今、それについて不登校とか、かなり多いんじゃないかなと推測するんですが、今回の
スクールカウンセラー1名の方は、
いじめを
中心ということでやられるのかなと。それはいろいろあると
思いますけど、これまでは、どういう
相談が多かったのか。ちょっと教えていただけたらなと
思います。
○
委員長(
露原行隆)
どうしましょうか。ちょっとだけ食い違いが、答弁と食い違いがある気がしますので、今回の
議案の
部分と、ちょっと丁寧にいけますか。
まず、
森課長。
◎
人権教育課長(
森英世)
まず、
人権教育課に今回
配置しようと提案させていただいている
スクールカウンセラーの件で、お話させていただきます。
これまで、
教育委員会の
窓口には、
子どもの成長という
部分について、
保護者のほうから、例えば養育であったりとか、
いじめであったりとか、生活
指導面であったりとか、健康面であったりとか、その
相談内容は多岐に及んでいます。
今回、この
人権教育課に
配置する
カウンセラーは、
いじめというところについて軸に置きますが、
保護者の
方々は、直接的に
いじめ相談と来られる方もいらっしゃいますし、場合によったら、いろんな
相談の中で
いじめということがわかってくるケースもございます。
ですので、
いじめじゃないから、うちのSCは使わないとかではなくて、いろんな
相談を受けてしっかりと丁寧に聞き取る中で、
いじめであれば、当然、
いじめの
対応を我々としては進めていくことと
考えています。
以上が、今回の
補正予算で上げさせていただいているSCの
配置についてです。
○
委員長(
露原行隆)
私が聞き間違えてたらごめんなさい。SCは追加で1人ずつ各校にとおっしゃいましたか。違いますか。(「いえ、違います」と呼ぶ者あり)
次に、
仁科課長も付随して、お願いします。
◎
指導課長(
仁科尚裕)
具体的な
いじめ相談、SCの
相談内容については、個別の統計はとっておりませんけれども、基本的には友人関係の問題、進路にかかわる不安、
いじめ、不登校、さまざまな
子どもを取り巻く中での悩み等について
相談を受けていただいているところでございます。また、あわせて教職員に対する児童・生徒への
臨床心理からの視点からのかかわり方への
助言も、そういったこともやっていただいているところでございます。
○
委員長(
露原行隆)
谷沢委員。
◆
委員(
谷沢千賀子)
いろんな
相談を受けておられるということで、本当に大きな役割を果たしてはると思うんです。これからも、また、こういう形で
配置されることによって、今度は
窓口でいろんな
相談を受けるということで、私はこれは大きな前進やなとは思っているんです。
ただ、この人数、まだまだ足りないんじゃないかなと思ったので、さっきお聞きしたんですけど、週に1回6時間でしょう。何か、小
学校の親御さんが、不登校になりかけていてどうしたらいいのかという
相談を受けようと思ったときに、なかなか予約がとれないとか、そういうことも聞いたことがあるんですが、今の人数で、今の
体制で足りてるのかどうか。そこのところをちょっと教えてほしいんです。
○
委員長(
露原行隆)
仁科課長。
◎
指導課長(
仁科尚裕)
今回は、
人権教育課のほうに
配置されるところの
取り組みと、今、現状、
指導課において、小・
中学校において
臨床心理の
部分で
対応しているようなところと、少し分けた形での御
説明が必要なのかなとは思っておりますけども、今、現状、各
中学校区に
配置をいたしております。その中で、希望をする週に予約がとれないといったような状況が、確かにあるのは事実でございます。
ただ、その場合においても、緊急を要する場合については、我々のほうで緊急派遣という形で別途市単費での
配置、派遣もする中で
子どもたちの悩み、また
保護者、教職員への
臨床心理での支援をさせていただいているところでございます。我々としては、当然、人数の
配置が多ければ、それにこしたことはないんですけれども、現状における
体制の中で
取り組みを進めているところでございます。
○
委員長(
露原行隆)
谷沢委員。
◆
委員(
谷沢千賀子)
済みません。ちょっとよくわからなくて
質問してるんですが、その緊急派遣という方は、どういう方が来ていただけるんでしょうか。
○
委員長(
露原行隆)
一応、答えていただきます。
ただ、今回、
人権教育課の提案ですので、一応、お答えいただける範囲で、お答えいただけますか。
◎
指導課長(
仁科尚裕)
緊急派遣をさせていただくのも、当然、
臨床心理の資格を持った
スクールカウンセラーの者でございます。
学校の要望に応じて、我々はその
臨床心理士を派遣をさせていただいているというところでございます。身分としては同じでございます。
○
委員長(
露原行隆)
谷沢委員、今、お答えいただいているんですけれども、一応、今回はこの
人権教育課の
議案ということに沿っての範囲で、お願いをしたいと
思います。
谷沢委員。
◆
委員(
谷沢千賀子)
わかりました。もちろん、今こういう教育困難がたくさんあると。もう全国的にも教育困難がたくさん生まれていると。国の教育政策のもとで、また、格差や貧困が広がるもとで、いろんな問題が起きてるという中で、
スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、いろんな形で
体制をとってやっておられるという意味で、今回のそういう増員は、
配置はすごく必要なことやし、賛成なんです。
ただ、これについては、さらにふやしていただきたいという意味があって、そういう
対応ができるようにということで、今ちょっと
質問をさせていただいたんですが、それについては随時、必要となったら派遣していただけると理解しました。それでいいですか。
○
委員長(
露原行隆)
連携していくというイメージで、今おっしゃったわけですか。状況に応じてというイメージでいいのかということなんですけども、きっとそうです。
指導課と、
担当課が分かれていると思うんですけど、
指導課は
指導課で緊急派遣されているのもあるし、新たに設置されているのを、高く評価いただいている中で、今後うまいことやっていっていただけるという確認なんですけど、山崎
次長。
◎
学校教育部次長(山崎敦子)
今、御
質問があったように、新しく設置していただけるものについても、
指導課のほうでも、今までも十分に緊急派遣ということで
対応はしておりますけれども、
委員が御
指摘のとおり、
事案もふえておりますというところで、有効
活用というところが必要かなと思っています。十分にそこのところも
考えて取り組んでいきたいと思っていますので、御理解いただきたいと
思います。
○
委員長(
露原行隆)
谷沢委員。
◆
委員(
谷沢千賀子)
そういう形でやっていただきたいし、やっぱり人員も足らないようなら、また時間をふやすような、できることなら、そういう形もとっていただけたらということだけ要望しておきます。
それから、先ほどの
八尾市
いじめ調査委員会の
答申等を受けてということで、今回こういう措置がされたわけですが、調査報告の中で、こういうことが書かれているんです。
ふだんから教職員は多忙であり、余裕がないこと自体が、
いじめの発生を
認知しにくい結果にもつながっていることからすれば、平常時から余裕のある人的
配置が必要であると、こう書かれています。これについて、今、教職員の増員などについては、どう
考えておられるのか。これは
人権教育課としてお答えいただけますか。
○
委員長(
露原行隆)
これはちょっと
人権教育課では答えにくいですか。なので、これはもう端的に、これまでもずっと
委員からは
指摘いただいている
部分でありますので、今回は必要に迫られて、こういう
人権教育課のほうに設置された中で、やっぱり現場のほうはどう
考えていくのかというのは、これは責任を持ってお答えいただけたらと
思います。
木下
次長。
◎
教育総務部次長(木下直人)
この
いじめということにかかわらず、教職員の増員、
配置については、今、
委員長に言っていただいたように、
課題であるという認識を持っておりますし、国や府の基準にのっとって
配置はしておりますけれども、増員についても機会を捉まえて、引き続き、今後も要望は続けたいと
考えております。以上です。
○
委員長(
露原行隆)
谷沢委員。
◆
委員(
谷沢千賀子)
国や府に要望をしていくということと合わせて、やっぱり
八尾市独自でも必要な人員については確保するということも、ぜひ
検討していただきたいということで、これは要望しておきます。
○
委員長(
露原行隆)
他にありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
露原行隆)
なければ、2回目の
質疑に入ります。
質疑ありませんか。
西田副
委員長。
○副
委員長(西田尚美)
いじめ対策会議の開催及び
相談体制の
強化に伴う経費ですけれども、時期についてお伺いしたいと
思います。いつごろに立ち上げを
考えていらっしゃいますか。
○
委員長(
露原行隆)
森課長。
◎
人権教育課長(
森英世)
補正予算を認めていただいた後、速やかにと思っています。具体には、10月の早い
段階ではやりたいと思っております。
○
委員長(
露原行隆)
西田副
委員長。
○副
委員長(西田尚美)
そしたら、それに伴って人の
配置です。先ほど
専門家、
第三者の
専門家の
配置の人数をおっしゃっていただきましたが、これも時期的には同じ時期と
考えていいですか。それか、設置した後ということになりますか。
○
委員長(
露原行隆)
森課長。
◎
人権教育課長(
森英世)
外部の
専門家の
方々についての
助言というのは、非常にこの
会議の中では大きい役割を果たすことから、この1回目の
会議を開く際には、この
専門家の
方々に
一定お集まりいただけるような準備はしていかないといけないと
考えております。
○
委員長(
露原行隆)
西田副
委員長。
○副
委員長(西田尚美)
それでは、立ち上げの時期の10月に合わせて、議決した後は、9月の最終本
会議を受けてすぐにという認識でよろしいですか。
○
委員長(
露原行隆)
森課長。
◎
人権教育課長(
森英世)
そういう形で
考えております。
○
委員長(
露原行隆)
それでは、本件の
質疑はこれをもって終わります。
以上で、
教育委員会関係の
審査を終了いたします。
これをもって、当
分科会が
担当する案件の
質疑は全て終了いたしました。
─────────────────────
○
委員長(
露原行隆)
閉会に当たり、一言御挨拶を申し上げます。
委員各位におかれましては、慎重かつ熱心に御
審査をいただき、議事運営にも格段の御協力を賜りましたことに対し厚く御礼を申し上げます。
執行部各位におかれましては、
審査を通じて
委員から
指摘または要望のありました諸点について、十分に精査・
検討され、今後の行政運営に積極的に反映されますよう要望しておきます。
それでは、
市長から挨拶願います。
市長。
◎
市長(大松桂右)
本日は、
委員会並びに
分科会を開会いただきまして、まことにありがとうございます。
また、各
議案につきまして、熱心かつ慎重な御
審査を賜りまして、厚く御礼申し上げます。
審査に際しまして、種々御
指摘を賜りました諸点につきましては、十分に
検討をさせていただき、今後の市政運営に生かしてまいりたいと
考えております。
本日は、まことにありがとうございました。
─────────────────────
○
委員長(
露原行隆)
以上で、
予算決算常任委員会文教分科会を閉会いたします。
午後2時21分閉会
──────────────────────────────────────────────
〇
委員長署名
┌─────┬─────┬────────────────────────┐
│
予算決算 │ │ │
│常任
委員会│
露原行隆 │ │
│
文教分科会│ │ │
│
委員長 │ │ │
└─────┴─────┴────────────────────────┘...