八尾市議会 2019-07-12
令和 元年 6月定例会本会議−07月12日-06号
令和 元年 6月
定例会本会議−07月12日-06
号令和 元年 6月
定例会本会議
┌─────────────────────────┐
│ 7月12日
八尾市議会定例会(第6日)
会議録 │
└─────────────────────────┘
〇
議事日程第6号
令和元年7月12日(金)午前10時開議
┌───┬───────┬──────────────────────────────┐
│日 程│事 件 番
号│ 件 名 │
├───┼───────┼──────────────────────────────┤
│第 1
│ │会議録署名議員指名の件 │
├───┼───────┼──────────────────────────────┤
│第 2
│ │議会の委任による
専決処分について(報告) │
├───┼───────┼──────────────────────────────┤
│第 3
│議案第44
号 │町の区域及び名称の変更の件 │
│ ├───────┼──────────────────────────────┤
│ │議案第45
号 │執行機関の
附属機関に関する条例の一部
改正の件 │
│ ├───────┼──────────────────────────────┤
│ │議案第46
号 │八尾市
手数料条例の一部
改正の件 │
│ ├───────┼──────────────────────────────┤
去る6月19日の本会議におきまして当
委員会に審査を付託されました、議案第54号「令和元
年度八尾市
一般会計第3
号補正予算の件」を初め、第55号及び第59号の3案件につきましては、各
分科会での審査を経て、いずれも
原案可決を適当と認めたものであります。
なお、議案第54号につきましては、反対の立場から討論があり、一部
委員退場の後、
起立採決の結果、
原案可決を適当と認めたものであります。
以上で、
予算決算常任委員長報告を終わります。
○議長(
越智妙子)
以上で、各
常任委員長の報告は終わりました。
それでは、これより一括して、
委員長報告に対する質疑に入りますが、通告がありませんでした。
よって、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
これより、議題となっております16件のうち、議案第44号から第47号まで、第49号、第50号、第53号、第55号、第56号、第58号及び第59号の11件について、一括して討論に入りますが、通告がありませんでした。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
これより、11件一括して採決いたします。
本11件、いずれも
委員長報告どおり、
原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
越智妙子)
御異議なしと認めます。
よって、ただいま議題となっております16件のうち、議案第44号から第47号まで、第49号、第50号、第53号、第55号、第56号、第58号及び第59号の11件については、いずれも原案どおり可決されました。
─────────────────────
○議長(
越智妙子)
次に、議案第48号について討論に入ります。
通告により、
杉本議員、討論願います。
◆26番議員(
杉本春夫) 〔登壇〕(拍手)
議案第48号「八尾市
子どもの
医療費の助成に関する条例の一部
改正の件」について、
日本共産党を代表して、賛成の立場から討論を行います。
子ども医療の助成に関するこれまでの経緯を見ますと、平成5年、入院の
助成対象を就学前児童とし、入院外の
助成対象者をゼロ歳とする「八尾市乳幼児の
医療費の助成に関する条例」が制定され、その後、平成10年、平成13年、平成15年、平成16年、平成20年には、就学前まで拡充されてきました。
平成24年には、名称を「八尾市
子どもの
医療費の助成に関する条例」に変更され、入院の助成の
対象者を、就学前から15歳年度末に拡充、平成26年度には、通院の
助成対象者を就学前から15歳年度末に、平成30年7月には、
助成対象者に係る
所得制限の撤廃と抱き合わせに、入院時
食事療養費の
助成対象を低
所得者とする議案が可決されました。
今回の条例の一部
改正は、令和2年1月1日から、八尾市の
子ども医療助成制度の年齢を、通院及び入院の
助成対象者を15歳から18歳までに拡充するというものです。
市民の長年にわたる要望や、粘り強い運動と、
日本共産党がこれまで議会で求めてきたその成果だと言えます。
課題は、国の
子ども助成制度がないこと、大阪府の制度は就学前までを対象とし、厳しい
所得制限まで導入されていることです。
日本共産党は、国の責任で
子ども医療制度を求めていますが、八尾市は、
財源確保のためにも、国に強く求めること。また、自治体へのペナルティーを科すやり方をやめさせること。また、大阪府に対しても、直ちに、
年齢引き上げと
所得制限の撤廃を求めることを要望いたします。
あわせて、7月、八尾市は、
日本共産党が求めてきた、
子ども医療助成制度の
所得制限の撤廃は実現したものの、入院時
食事療養助成については、低
所得者だけに限定されたことは、
子育て支援に逆行しているのではないでしょうか。
子どもがさまざまな病気やけがで入院した際、精神的・物理的に大きな負担を背負う家庭に、
経済的負担まで押しつけるのは問題ではないでしょうか。苦しいときこそ負担を軽減するのが行政の役割です。
現在、この
制度そのものがない自治体は、
大阪府下で5市、八尾市と同様に、低
所得者だけに限定としているのが3市であります。それ以外の25市は、
子ども医療の
助成対象者全員に入院時の食事代の助成をしております。八尾市でも早急にもとに戻すべきです。
以上の2点について、直ちに検討されることも求め、議案第48号の
賛成討論といたします。(拍手)
○議長(
越智妙子)
通告に基づく討論は終わりました。
それでは、討論を終結して、これより、議案第48号について採決いたします。
本件、
委員長報告どおり、
原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
越智妙子)
御異議なしと認めます。
よって、議案第48号については、原案どおり可決されました。
─────────────────────
○議長(
越智妙子)
次に、議案第57号について討論に入ります。
通告により、
谷沢議員、討論願います。
◆24番議員(
谷沢千賀子) 〔登壇〕(拍手)
議案第57号「八尾市
特定教育・
保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部
改正の件」について、
日本共産党を代表して、賛成の立場から討論を行います。
この議案は、1、3歳以上の保育認定
子どもの給食費は、これまで、主食費のみ、保護者から徴収し、副食費は保育料に含むとしていたが、ことし10月からの保育料無償化に伴い、副食費も給食費として保護者から徴収できるようにする。2、教育認定
子どもと3歳以上の保育認定
子どものうち、年収360万円未満相当の世帯、また、全所得階層の第3子以降の者の副食費は免除するという内容です。
これによって、八尾市では、1号認定の
子どもたち約500人、2号認定の
子どもたち約1000人が、保育料無償化と合わせて副食費も無償になりますが、無償になるのは3歳児から5歳児の二、三割であり、あとの六、七割は、新たに、副食費、月4500円程度の負担が課せられます。
本来、給食は、教育・保育の一環であり、保育の無償化と言うなら、副食代も無償にするのが当然ではないでしょうか。
市長は、
日本共産党の質疑の中で、無償化の中に副食費も含まれていると考えていた。また、副食費の補助についても、まずは、国の基準で実施することとしており、本市独自の制度拡充については、財源、時期を含めた検討を行っていると答弁されています。
仮に、八尾市の3歳児から5歳児全ての副食代を無償にするとすれば、その費用は約2億5000万円。しかし、今回の保育無償化により、私立幼稚園への就園奨励費や保育料軽減予算がなくなるため、八尾市の負担は年間6億円程度軽減されます。6億円あれば副食代を全て無料にしても余りあります。
全国的には、秋田県で、ことし10月から、年収360万円から640万円までの世帯は2分の1補助、640万円以上の世帯は4分の1補助を、県と市町村、2分の1ずつの負担で実施するとしています。
また、茨城県城里町は主食、副食ともに無料に、兵庫県加西市、明石市、東京都板橋区などでは副食費を無料にするとしています。八尾市でも、早急に補助制度の拡充を検討すべきではないでしょうか。
また、3子目以降の副食費の減免制度にも問題があります。
1号の
子どもたちは、小学校3年生から数えて3子目以降。2号は、5歳児から数えて3子目以降が免除となっているため、2号認定の
子どもたちはほとんど減免制度に当てはまりません。
認定こども園では1号、2号の
子どもたちが一緒に過ごしており、当然、保護者間の交流も活発になります。同じ兄弟構成なのに、1号と2号で、補助が受けられる、受けられないとなれば、不満の声が出ることは目に見えています。2号についても、1号と同様、小学校3年生から数えて3子目以降にすべきです。
以上の2点については早急に検討されるよう要望いたします。
本議案については、保育料、副食費とも無料となる世帯が新たに1500人近く増加するなど、
子育て支援全般から見て評価できるため、賛成するものです。
御清聴ありがとうございました。(拍手)
○議長(
越智妙子)
通告に基づく討論は終わりました。
それでは、討論を終結して、これより、議案第57号について採決いたします。
本件、
委員長報告どおり、
原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
越智妙子)
御異議なしと認めます。
よって、議案第57号については、原案どおり可決されました。
─────────────────────
○議長(
越智妙子)
次に、議案第52号について討論に入ります。
通告により、
杉本議員、討論願います。
◆26番議員(
杉本春夫) 〔登壇〕(拍手)
議案第52号「八尾市
森林環境譲与税基金条例制定の件」について、
日本共産党を代表して、反対討論を行います。
2019年度税制
改正で、森林整備の財源として、森林環境譲与税が新設されました。
目的は、森林環境の整備の財源を徴収することであります。住民税納税者に、年間1000円を上乗せして徴収し、全額を地方自治体に譲与するというものです。課税
対象者は約6000万人を想定し、財源は約600億円。課税は2024年から始まることになります。
東日本大震災の復興財源のための復興特別住民税年額1000円の期限が終了後、直ちに、目的をかえて、そのまま徴収するというものであります。課税が始まっていないにもかかわらず、地方自治体への譲与は2019年度から実施するというものです。
政府は、その財源を暫定的に特別会計の借り入れで賄い、森林環境税の税収で返還するとしております。国土保全や地球温暖化等のための森林整備は重要でありますが、余りにも安易な増税ではないでしょうか。それも、使い道を曖昧にして、広く、薄く国民に負担を求める大衆課税の強化であります。
税収は都道府県を経由して、全額、交付税譲与特別会計に直接払い込み、都道府県と市町村に配分されます。
使途については、間伐や人材育成、担い手の確保、木材利用の促進に関する費用とされていますが、森林吸収源対策や、森林の広域機能の恩恵を口実に、国や温室効果ガス排出企業が引き受けるべき負担を、国民個人に押しつけるものであります。
反対理由の第1は、低
所得者も一律負担になっていることであります。
個人住民税の均等割は、所得割が非課税となる人にも一律の額で課税される逆累進性の高い税であり、均等割への一律額の上乗せは、低
所得者の負担をさらに強めるものとなります。
また、市有林がない都市部に多額の配分となる仕組みとなっていることであります。
都市部に多額の譲与税が配分されるのは、譲与基準率の人口基準の割合が3割とされ、林業就業者数の2割より高くなるため、人口の多い都市部に多額の譲与税が配分されることになっております。
木材利用促進や普及促進にも使えるとしていますが、結果的には、市有林のない大都市の自治体のほうが、市有林面積の広い地方部の自治体よりも譲与税が大きくなるという矛盾が生じます。
真に森林整備が必要な自治体に対し、重点的に配分できない仕組みとなっていることであります。
第2に、企業の負担なしの制度であるということであります。温暖化対策と矛盾する税であること。法人企業の負担なし。
政府は、温室効果ガス排出抑制のための税負担をしていることを理由にしていますが、しかし、温暖化対策に必要な費用負担と言うならば、原因者である排出企業に第一義的に負担を課すことが重要ではないでしょうか。国民に費用負担を求める理由として挙げていますが、水源涵養など、森林の多目的機能の恩恵としておりますけれども、個人と同様、法人も受益者ではないでしょうか。当然、排出企業も負担するのが道理であります。
ある自治体では、森林環境税地方版と言われる法人にも負担を求めております。
日本共産党は、森林の持つ公益的機能を維持するために、森林整備は重要な課題であるからこそ、課税世帯に対して負担を求めるのではなく、国が責任を持って
一般会計における林業予算の拡大など、より安定的な方法で
財源確保を行うべきであります。
こうした理由により、議案第52号「八尾市
森林環境譲与税基金条例制定の件」に反対をいたします。(拍手)
○議長(
越智妙子)
通告に基づく討論は終わりました。
それでは、討論を終結して、これより、議案第52号について採決いたします。
本件は起立により採決いたします。
本件、
委員長報告どおり、
原案可決することに賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(
越智妙子)
起立多数であります。
よって、議案第52号については、原案どおり可決されました。
─────────────────────
○議長(
越智妙子)
次に、議案第51号に対して、松田議員外12名の議員から、お
手元配付のとおり修正動議が提出されておりますので、これを議題といたします。
提出者から説明を求めます。
大星議員。
◆16番議員(大星なるみ) 〔登壇〕
議案第51号「八尾市長等の
常勤特別職職員の給料及び
退職手当の特例に関する
条例制定の件」に対する修正案につきまして、
提案理由の説明を申し上げます。
我々は、市長の給料減額及び退職金不支給については異議を唱えるものではありません。
しかし、副市長、
病院事業管理者、
水道事業管理者、代表監査委員、
教育長の給料及び
退職手当については、本市の財政状況や、今後の行財政運営を総合的に考慮して、減額を講ずる必要はないと考えるものであります。
よって、お
手元配付のとおり、修正案を提出するものであります。
以上で、
提案理由の説明を終わります。
○議長(
越智妙子)
動議の説明は終わりました。
それでは、これより、本動議に対する質疑に入りますが、通告がありませんでした。
よって、質疑なしと認め、本動議に対する質疑を終結いたします。
それでは、これより、議案第51号「八尾市長等の
常勤特別職職員の給料及び
退職手当の特例に関する
条例制定の件」及び議案第51号に対する修正動議の2件について、一括して討論に入ります。
通告により、まず、露原議員、討論願います。
◆27番議員(
露原行隆) 〔登壇〕(拍手)
議案第51号「八尾市長等の
常勤特別職職員の給料及び
退職手当の特例に関する
条例制定の件」につきまして、公明党、八尾の未来を紡ぐ会及び自由民主党の3会派を代表いたしまして、修正案賛成、原案反対の立場から討論を行います。
今回提案された、議案51号の原案につきましては、市長の給与減額と
退職手当の不支給、また、副市長以下の常勤特別職及び
教育長の給与と
退職手当について減額するものとなっております。
市長みずからの給与減額及び
退職手当の不支給については、選挙公約にも掲げられていたものであり、反対するところではありません。
しかし、副市長以下については、選挙公約で掲げられいたものでもなく、また、その必要性に対する
総務常任委員会における答弁についても、財政状況が厳しいからカットするわけではない。さらには、職員が安心して働くために必要と考えたなど、甚だ要領を得ない内容でありました。
もちろん、見上げた心構え、あるいは本人たちが納得しているならそれでいいのではないかとの御意見があることも承知しております。
ただ、市長の公約実現に必要な財源や、実施時期の見通しについて、何ら具体性のある明確な答弁もなく、行政内部の議論も進んでいない中で、先ほど述べたような要領を得ない理由や覚悟、意気込みのみをもって、副市長以下の給料や退職金のカットに踏み切るべきなのか。特別職の職責の重さをどのように認識されているのか。
中核市となり、権限も大きく拡大した本市において、その職責は、これまで以上に重みを増していると我々は受けとめております。
さらに、特別職の役割や重みを認識されている他市の首長の中には、十分な処遇を用意したり、また、公募で広く有能な人材を求めることで、組織の改革と活性化を図る事例も見られます。
そういった中で、市長が行おうとされている特別職の給与減額、さらには、退職金の減額まで踏み込むことが、今後、将来にわたり、八尾市に有能な人材が集まりにくい状況をつくるのではないか、我々として非常に憂慮する状況であります。
さらに、このことを踏まえますと、特別職が今回の提案を受け入れるべきであったのか。自分たちのことだけでなく、将来の人材の処遇のあり方についても考えるべきではなかったのか、苦言を言わざるを得ません。
また、これまで、職員が懸命に汗をかきながら行財政改革に取り組んできた成果として、平成30年度の財政見通しにおいても、全ての会計で黒字が見込まれており、また、将来負担比率などの財政指標においても、改善傾向にある事実を真摯に顧みることなく、極めて漠然とした財政認識のもと、今回の提案がなされたことは残念であり、今後の優秀な人材確保と、一人一人の職員のモチベーションの低下についても非常に危惧するところです。
市民に負担を与えかねないほど八尾市の財源が危機的な状況にあるのか。市政において、最優先で取り組むべきことが市長と副市長以下特別職等の給与と退職金の削減なのか。新たな歳入確保や行財政改革の取り組みも見えてこない中で、今回の提案が、決して職員の士気を高めることにはつながらないと考えます。
以上の理由から、修正案賛成、原案反対の立場の討論を終わります。(拍手)
○議長(
越智妙子)
次に、稲森議員、討論願います。
◆1番議員(稲森洋樹) 〔登壇〕(拍手)
議案第51号「八尾市長等の
常勤特別職職員の給料及び
退職手当の特例に関する
条例制定の件」について、大阪維新の会を代表いたしまして、原案賛成、修正案反対の立場から討論を行います。
今回、市長より提案をされた原案には、市長と常勤特別職の皆さんの、これから、八尾市を立て直そう、そのための財源を少しでも捻出しようという強い意志が見えます。
市政をつかさどるリーダーである市長が、一般の職員の給与には手をつけず、みずからの身だけを切り、改革を率先垂範する姿勢を見せたところ、これにしっかりとついていくという姿勢を常勤特別職の皆さんが見せ、それぞれが市長との対話を重ね、重々御納得の上、提案された議案である旨は、先日の
総務常任委員会でも説明があったとおりです。
当然、我々はもろ手を上げて賛成する次第であります。
しかしながら、市長、常勤特別職の皆様が、八尾市政を担う身として、徹底的な行財政改革を行うべく、みずからの強い覚悟と責任を持って提出された原案に対し、常勤特別職の報酬や退職金には手をつけず、市長のみ身を切ればいいという、特別職各位の思いからもかけ離れた残念な内容の修正案が提案されております。
これに対しては、数点、疑問を呈さざるを得ません。
まず、1点目です。
過去に、前市長が
常勤特別職職員の給料を10%削減する内容の議案を出した際は、今回、修正案を提出されている、自民党、公明党、八尾の未来を紡ぐ会会派に所属の議員の方を含め、誰ひとりとして反対する議員はおられませんでした。しかし、今回の、現市長の提案に対しては、特別職については削減対象から除外せよという修正案の内容。これは、議会議員として著しく一貫性を欠く主張であると言わざるを得ません。
市長以外の特別職の給料削減率について、前回の10%ならオーケーで、今回の15%あるいは20%ではだめであるという根拠や筋があるのか。市民の目線からすると、全くもって不可解であり、この点についての確たる説明もない旨、いささか、議論、主張が未成熟であると感じる次第でございます。
次に、2点目です。
せんだって述べたとおり、本原案は、市長以下常勤特別職の皆さんが全員納得した上で、市長部局として作成、提案されている議案であります。給与、退職金の額について、なぜ議員がおせっかいにも、常勤特別職の方々の一身上の心配をする必要があるのでしょうか。
せんだって申し上げたとおり、市長と副市長以下、特別職各位において重々対話を重ねた中で、市長部局として合意形成を図り、議会へ提出された、給与、退職金減額の内容に関し、まさか、個々の特別職が異議をお持ちで、これを修正するような要望をお持ちであるということは、話の筋からして考えられないところであり、議員が何をそんたくしているのか、全くもって不可解であります。
現在の八尾市は財政が硬直化し、このままでは、必要な施策や、将来への投資が十分に行えない懸念がある中、市長以下特別職の方々が責任ある立場として身を切り、率先垂範して財源を生み出す提案をされているのは、全て市民の皆様の目線での改革を行うという強い決意のあらわれであります。
今回、一部の会派が提出されている修正案は、そのような、新たな
執行部の決意、市民目線での施策展開とは全く相反するものであり、八尾市政の変化、改革、刷新を望む多くの民意を受けて誕生した、大松市長の掲げる、全ての市民に光が当たる八尾市政の推進へ水を差すものでもあります。
これは、今回の統一地方選挙を経た八尾市民の民意、市民の思いに反すると言わざるを得ません。
このような姿勢が本当に自由で民主的であるのか。このような姿勢で八尾の未来を紡ぐことができるのか。甚だ疑問でもあります。
修正案を提案されている公明党におかれましては、今回、公示されております参議院選におきまして身を切る改革を標榜されております。
国政政党でのお考えと、市政でのお考えに乖離が生じている点も非常に残念な思いであります。
そのほかにも、今回の修正案について疑問に感じる点は多々ございますが、ここで、視点を少し切りかえると、常勤特別職の報酬は削減せずに、退職金も高水準で残したほうが、特別職という身分に対するモチベーションは上がるという意見も一方ではあるのかもしれません。特別職の方々にも高いモチベーションで、市民のため、職務に励んでいただきたいという思いは、市議会議員として私も強く持つ次第でありますが、地方公務員というのは、その身分ではなく、職務と成果に応じた対価として給与、退職金が支払われるものであります。
身分に対する保障を主として、市政の現状にかかわらず、常勤特別職の給与、退職金を高どまりさせておくという方法は、組織の職務に対するモチベーションアップには全くつながらず、的外れな手法であり、本来の地方公務員法の趣旨からも外れたものである旨、私自身、元公務員という身から指摘をさせていただきます。
我々は、今回、大松市長が率先垂範して身を切り、市政に臨む姿勢を見せたところ、常勤特別職の皆さんが、これからの八尾市政を担う身として、これについていきたい、改革を全力で行いたいという、職務に対する高いモチベーションを見せたのだと解釈をしております。このモチベーションをそぐような修正案提案は、組織のガバナンスという観点からしても疑問符を呈さざるを得ません。
常勤特別職の皆様には、大松市長の掲げる施策に対する強い意欲を持って、高いパフォーマンスを発揮していただきたいと我々は強く願う次第であります。
そして、八尾市の成長と発展をもって、市民の皆様にも御納得いただけるような成果が将来的にはっきりとあらわれた暁には、今回、削減しようとする給与、退職金等に関しても、もとの水準に戻してしかるべきであり、それが、市長、常勤特別職を含めた地方公務員の給与制度の本来の姿であることは自明の理でございます。
このように、我々は、市長の率先垂範と、特別職の皆様も含めた徹底的な行財政改革を行う姿勢を評価しているのであり、単純に、給与、退職金を下げるということ自体を評価しているのではありません。
市長のリーダーシップで職員の皆さんが意識をさらに高揚させ、市民のために職務に励むことにより、限られた予算、人員の中でも、最大限のパフォーマンスが発揮されることが市民の幸福と公共の福祉の実現につながると我々は考えるところであります。
我々は、今回の修正案に関し、決して、浅はかなお考えで、単に、職員の給与を守るためだけに提案されたものではないと信じております。
提出された議員の皆様と、態度、考えは異なりますが、市民のほうを向いていたいという思いは、我々とて同じであります。しかし、専ら、常勤特別職の皆さんの一身上のことのみを案じるという趣旨の修正案の内容は、民意を持って、徹底的な改革路線を突き進むべき、これからの八尾市政に相入れない代物であり、市民の感覚からも大きくずれが生じるものでもあります。
前述のとおり、議案提案の経緯に鑑みても、市長以下、常勤特別職の皆様が、絵そらごとではなく、真剣に市政改革を進めるための手法として、民意を持って提案された、身を切る改革について、より高い次元での議論を進めていく決意を議員各位がお持ちいただくことを願うばかりであります。
以上、今回の修正案は、客観性及び市民目線での論拠に乏しいものであるため、ここに反対を表明いたしまして、私の討論を終結させていただきます。
御清聴ありがとうございました。(拍手)
○議長(
越智妙子)
次に、
大野議員、討論願います。
◆13番議員(大野義信) 〔登壇〕(拍手)
議案第51号「八尾市長等の
常勤特別職職員の給料及び
退職手当の特例に関する
条例制定の件」について、
日本共産党を代表し、修正案反対、原案賛成の立場から討論を行います。
市長及び
常勤特別職職員等の給与については、直近の、八尾市特別職報酬等審議会で述べられているように、資産の有無や多寡にかかわらず、任期中、心置きなく職務に専念できる額であることが示されています。
また、削減については、市長及び
常勤特別職職員等の給与は、一般職の給与とはその性格が異なるため、必ずしも連動させる必要はないとの見解も示されています。
そこで、我が党としましては、これらのことを勘案しながら判断をした結果、以上の点により、原案に賛成することにしました。
まず、1点目は、今回の市長及び
常勤特別職職員等給与及び
退職手当の削減については、一般職には連動させない旨の答弁があったこと。2点目は、今回の市長及び
常勤特別職職員等給与及び
退職手当の削減については、当人が給与の削減が行われても、責任を持って任務の遂行ができると判断したとのことであったからです。
しかしながら、市長の身を切る改革なる言葉で、自分の給与や退職金を削減するから、市民の身を切るなどということがあってはならないことは明らかです。高過ぎる国保料の値上げは、まさに、市民の身を切るものであり、改めるべきです。
また、身を切る改革と言うならば、国会議員一人当たり、年間4500万円にも上る政党助成金、全体で320億円に上る政党助成金のうち、少なくとも、維新の会が受け取っている、年間約13億円の受け取りは拒否すべきだと考えます。
最後に、八尾市が、自治体本来の目的、住民の福祉の増進に真摯に取り組むことと、
憲法を暮らしの隅々にまで生かして、市民が未来に希望が持てる行政を進めることを強く願いまして、議案第51号の修正案反対、原案賛成の討論を終わります。(拍手)
○議長(
越智妙子)
通告に基づく討論は終わりました。
それでは、討論を終結して、これより採決いたします。
まず、議案第51号に対する修正動議について採決いたします。
本件も起立により採決いたします。
本動議に賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(
越智妙子)
起立少数であります。
よって、本動議は否決されました。
次に、議案第51号について採決いたします。
本件も起立により採決いたします。
本件、
委員長報告どおり、
原案可決することに賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(
越智妙子)
起立多数であります。
よって、議案第51号については、原案どおり可決されました。
─────────────────────
○議長(
越智妙子)
次に、議案第54号に対して、
大野議員外3名の議員から、お
手元配付のとおり、組み替えを求める動議が提出されておりますので、これを議題といたします。
提出者から説明を求めます。
田中裕子議員。
◆23番議員(
田中裕子) 〔登壇〕
議案第54号「令和元
年度八尾市
一般会計第3
号補正予算の件」について、組み替え動議の
提案理由の説明を行います。
この組み替え動議は、原案から削除すべきところ、原案で残すべきところ、そして、拡充するところを明確にするために行うものです。
まず、原案から削除すべきところについて説明します。
机上に配付の資料どおり、削除する項目は11カ所、合計4639万4000円です。その理由について、それぞれ述べたいと思います。
まず、第一番目、行政改革推進等経費、公共施設マネジメント事業経費について削除します。
その理由は、大規模な公共施設統廃合、職員削減先にありきを国の旗振りのもと進められているからです。八尾市では、公共施設のあり方や職員のあり方は、市民が市民の要求に基づいて進められるべきです。しかも、26の公立幼稚園と保育所の大規模統廃合がその先駆けとなりましたが、その教訓を酌み取るべきです。
2番目です。人権尊重の社会づくり審議会委員報酬、人権尊重社会づくり推進経費、同和問題協議委員経費、八尾市人権教育・啓発プランを削除します。
その理由は、部落差別解消の推進に関する法律と、八尾市人権条例に基づく予算の増額だからです。日本国民
憲法の基本的人権に基づかないこの法律と、人権条例の撤廃を求める立場から削除を求めます。
3点目、農業振興事務経費、森林環境譲与税基金積立を削除します。
その理由は、八尾市森林環境譲与税基金条例に反対したからです。その反対理由は、条例での討論で述べたところです。
4点目です。プレミアム付商品券事務事業経費を削除します。
その理由は、効果がないからです。
5点目、個人番号カード利用消費活性化経費を削除します。
その理由は、マイナンバー
制度そのものに、国家による個人情報の管理や、個人情報の漏えいなど、重大な問題があるからです。
6点目、幼稚園建設費を削除します。
その理由は、この予算は、志紀幼稚園の解体設計予算であり、旧志紀幼稚園のあり方については、まだ考え方が示された段階にすぎず、予算提案は早急だからです。
また、来年度の保育の需要と確保の見込みもまだ明らかにされていません。解体、売却先にありきは反対です。
同時に、上記削減及び財政調整基金の取り崩しを行い、直ちに、国民健康保険事業特別会計に2億円の繰り入れを行います。
そもそも、高過ぎる国保料は、国の責任で引き下げるべきです。同時に、さきの3月議会では、八尾市として国保料の据え置きが表明をされていました。景気がさらに悪化する中で、国保料の大幅引き上げを行うことは無謀でしかありません。今年度の国保料の引き下げこそ、市民の暮らしを守り、滞納者も減らし、国保財政の悪化も防ぎます。
国保料の負担軽減のために、今回生まれる黒字分も使わず、基金も全額使う予定もなく、その基金をさらにふやそうとするやり方は、市民の身を切り、市はお金をためることではありませんか。
今、八尾市が行うべき、直ちに必要なことは、使える財源があるのだから、補正予算を組んで、今年度の国保料の負担軽減を図ることです。
なお、この原案にある、
子ども医療費助成制度の年齢拡充や、地域公共交通会議の立ち上げなど、また、災害廃棄物処理計画など、市民と
日本共産党が求めてきたことであり、反対するものではありません。市長及び常勤特別職の給料、退職金減額の予算も反対するものではありません。
だから、今回、削除の対象にしていないことを申し上げ、
提案理由の説明を終わらせていただきます。
○議長(
越智妙子)
動議の説明は終わりました。
それでは、これより、本動議に対する質疑に入りますが、通告がありませんでした。
よって、質疑なしと認め、本動議に対する質疑を終結いたします。
それでは、これより、議案第54号「令和元
年度八尾市
一般会計第3
号補正予算の件」及び議案第54号に対する組み替え動議の2件について、一括して討論に入ります。
通告により、まず、
谷沢議員、討論願います。
◆24番議員(
谷沢千賀子) 〔登壇〕(拍手)
議案第54号「令和元
年度八尾市
一般会計第3
号補正予算の件」について、
日本共産党を代表して、組み替え動議賛成、原案反対の立場から討論を行います。
この補正予算には、
子ども医療費助成制度拡充のための経費や、幼児教育・保育の無償化に伴う経費、未婚の児童扶養手当受給者に対する給付金支給事業の経費、また、地域公共交通会議に伴う経費や、スクールソーシャルワーカー増員のための経費など、市民にとって必要な予算も数多く盛り込まれており、それらに反対するものでないことは言うまでもありません。
しかし、一方、市民の願いとかけ離れた不要な予算も数多く含まれています。
それらの項目を削除し、市民にとって必要な施策のために予算を投入するよう求めているのが組み替え動議の趣旨であり、市民理解が十分得られる内容だと考えています。
以下、具体的にその理由を述べていきます。
第1に、第3
号補正予算には、志紀幼稚園解体のための設計予算322万1000円が計上されていますが、公立幼稚園・保育所の施設活用については、6月議会の
文教常任委員会と総務常任委員協議会で、初めて方向性が示されたばかりです。しかも、今後、地域や市民の声を聞いて検討するとされています。
7月1日、志紀小学校区のまちづくり協議会、福祉
委員会、自治振、コミセン運営協議会が連名で、跡地活用については地区住民とともに考えていただきたいという要望書が市長に提出されたことは、今なお、住民の声を聞いていないという証明ではないでしょうか。
待機・保留児童の動向もわからない今の時点で、志紀幼稚園の解体設計予算を計上したのは、余りにも拙速であり、予算は削除すべきです。ちなみに、今議会に提出された、施設活用の基本的な考え方という資料には、保育や放課後児童室など、
子どもの健やかな育ちと、子育て家庭への支援の充実に資するような活用を進めるとしながら、行政課題の対応や、地域での活用、施設を除却後に用地を活用などが大半を占めています。
保育所に申請しながら、入所できなかった児童が、ことし4月1日現在、204人に上り、来年度以降は、無償化の影響でさらにふえることが予想されています。
そんな中、来年度は
保育施設のふえる予定が全くありません。軽々に施設の解体、売却などを強行すべきではありません。
少なくとも、今、継続している、用和、龍華、南高安幼稚園、末広、荘内保育所の5園については、
保育施設として継続、存続させることが必要です。特に、末広、荘内保育所は、
保育施設として残すべきです。また、幼稚園も、特に4歳児は、来年度、狭き門となることが予想されている中、幼稚園の存続が必要となっています。それ以外の施設も、教育・
保育施設としての活用が基本ではないでしょうか。新たに、保育園や認定こども園、幼稚園などを建設するための土地の確保は非常に困難である点から見ても、安易に土地を手放すことは許されません。
第2に、第3
号補正予算には、2024年、東日本大震災復興税の終了後の新たな税制度である、森林環境譲与税基金積立金1000万円と、そのための事務事業経費100万円が計上されています。
反対理由は、議案第52号の討論で示したとおりであり、この関連予算についても削除すべきです。
第3に、プレミアム付商品券や個人番号カード利用消費活性化経費は、消費税増税への対応策としながら、最も生活が苦しい扶養家族や、生活保護世帯などは利用できず、低
所得者には何のメリットもないことが明らかになりました。景気対策と言うなら、消費税増税そのものを中止すべきです。
第4に、行財政改革推進経費や、公共施設マネジメント事業経費などは、公の仕事を次々と民間に委ね、地方自治体本来の役割を投げ捨てる方向であり、認められません。
第5に、人権尊重の社会づくり関連予算や同和問題協議委員経費などは、
憲法とかけ離れた特異な人権、同和の考え方を市民の間に持ち込み、新たな差別を生み出すことにつながる予算であり、削除すべきです。
次に、拡充すべき項目についても賛成理由を述べます。
今年度は、八尾市の国保料が大幅引き上げとなり、払いたくても払えないと悲痛な声が上がっています。
3月議会では、前市長が、2019年度は引き上げないよう努力すると言っていたのに、大幅値上げとなったことは、行政のあり方にもかかわる重大問題です。
国保の基金から3億円、
一般会計から2億円、合計5億円あれば、昨年度並みに国保料を据え置くことができるのですから、年度途中でも国保料を引き下げるべきです。来年度については、現在の黒字分、4億3000万円を基金に積み立てられることになり、何の支障も生じません。
るる述べたように、11項目の削減額、4639万4000円と、財政調整基金取り崩し分、合わせて2億円を国民健康保険事業特別会計に繰り入れ、今年度の国民健康保険料引き下げを行うという組み替え提案は市民の願いに即した内容であり、賛同できるものです。以上で、組み替え動議賛成、原案反対の討論を終わります。
御清聴ありがとうございました。(拍手)
○議長(
越智妙子)
次に、土井田議員、討論願います。
◆9番議員(土井田隆行) 〔登壇〕(拍手)
議案第54号「令和元
年度八尾市
一般会計第3
号補正予算の件」につきまして、自由民主党、八尾の未来を紡ぐ会及び公明党の3会派を代表いたしまして、組み替え動議については反対、原案について賛成の立場から討論を行います。
先ほど、我々は、議案第51号について修正案を提出しましたが、残念ながら、我々の、本市の未来を危惧する思いは通じず、僅差で
原案可決となりました。我々として、議会の議決を重んじなければなりません。
本予算案には、市長と常勤特別職の給与及び退職金の減額が含まれております。しかし、原案賛成の理由として、この補正予算案には、我々が強く要望していた事業経費が多く含まれており、本件に反対することは、市民生活に多大な停滞を招くものであり、責任ある立場として、軽々に反対することは厳に慎まなければなりません。幾ら持論を重ねても、事業の予算に反対した事実は明白で、言い逃れできません。
本予算案には、八尾市で大規模災害が発生したときに、スムーズな支援の受け入れ態勢を整備し、被災された市民に対して、迅速かつ確実に支援していくための受援計画策定に要する経費を初め、橋梁の長寿命化や交通バリアフリー駅周辺整備、また、市民の安全で安心した暮らしを守っていくための経費、また、ゼロ歳から2歳児の子育て家庭に対象が拡大した、プレミアム付商品券事業や、マイナンバーカードを利用した自治体ポイントの付与に伴う経費、低
所得者の介護保険料軽減のための経費、さらには、
子ども医療費助成制度の対象年齢を18歳までに拡充する経費や、スクールソーシャルワーカー増に伴う経費など、本市の未来を支えていく
子どもたちのよりよい成長・発達を願うための予算も計上されております。
また、本市の喫緊の課題である公共交通網の整備に向けた、地域公共交通会議の経費、男女共同参画や人権尊重のための経費など、多文化共生社会を見据えた予算なども計上されております。
以上の点から、市民の代表である我々は、大局的な視点から、本補正予算について賛成の立場を表明するものであります。
以上で討論を終わります。(拍手)
○議長(
越智妙子)
通告に基づく討論は終わりました。
それでは、討論を終結して、これより採決いたします。
まず、議案第54号に対する組み替え動議について採決をいたします。
本件も起立により採決いたします。
本動議に賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(
越智妙子)
起立少数であります。
よって、本動議は否決されました。
次に、議案第54号について採決いたします。
本件も起立により採決いたします。
本件、
委員長報告どおり、
原案可決することに賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(
越智妙子)
起立多数であります。
よって、議案第54号については、原案どおり可決されました。
─────────────────────
△議案第60号「八尾市
公平委員会委員を選任するについて同意を求める件」
○議長(
越智妙子)
次に、日程第4、議案第60号「八尾市
公平委員会委員を選任するについて同意を求める件」を議題といたします。
市長から
提案理由の説明を求めます。
◎市長(大松桂右) 〔登壇〕
ただいま議題となりました、議案第60号「八尾市
公平委員会委員を選任するについて同意を求める件」につきまして、
提案理由を御説明申し上げます。
本件につきましては、本市
公平委員会委員であります中村眞喜子氏の任期が、来る
令和元年8月1日をもって満了となりますので、その後任委員といたしまして、新たに、新宅正人氏を選任するにつきまして、市議会の同意をお願い申し上げるものでございます。
新宅氏の経歴等につきましては、お
手元配付の参考資料のとおりでございます。
同氏は、幅広い識見をお持ちで、温厚で高潔なお人柄は、本市
公平委員会委員として最適任であると 考えております。
何とぞ、市議会の御同意を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(
越智妙子)
これより質疑に入りますが、通告がありませんでした。
よって、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については
委員会付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
越智妙子)
御異議なしと認めます。
よって、本件については
委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入りますが、通告がありませんでした。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
これより、議案第60号について採決いたします。
本件、原案同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
越智妙子)
御異議なしと認めます。
よって、議案第60号は、原案どおり同意されました。
─────────────────────
△議案第61号「八尾市
有功者推挙の件」
○議長(
越智妙子)
次に、日程第5、議案第61号「八尾市
有功者推挙の件」を議題といたします。
市長から
提案理由の説明を求めます。
市長。
◎市長(大松桂右) 〔登壇〕
ただいま議題となりました、議案第61号「八尾市
有功者推挙の件」につきまして、
提案理由を御説明申し上げます。
本件につきましては、八尾市有功者待遇条例第1条の規定により、前八尾市議会議員、小枝洋二氏、平田正司氏、村松広昭氏、内藤耕一氏、永田善久氏、大道彰氏、吉村和三治氏及び上野尚登氏を八尾市有功者に推挙いたしますもので、市議会の議決をお願い申し上げるものでございます。
8名の方々の市議会議員歴等につきましては、お
手元配付の参考資料のとおりでございます。
8名の方々は、いずれも市民の信託に応えられ、その職責を果たされるとともに、本市市政の発展に寄与された功績は顕著であり、八尾市有功者としてまことにふさわしいと考え、御推挙申し上げるものでございます。
何とぞ、市議会の議決を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(
越智妙子)
これより質疑に入りますが、通告がありませんでした。
よって、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については、
委員会付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
越智妙子)
御異議なしと認めます。
よって、本件については
委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入りますが、通告がありませんでした。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
これより、議案第61号について採決いたします。
本件、
原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
越智妙子)
御異議なしと認めます。
よって、議案第61号は、原案どおり可決されました。
─────────────────────
△諮問第1号「人権擁護委員候補者を推薦するについて意見を求める件」
○議長(
越智妙子)
次に、日程第6、諮問第1号「人権擁護委員候補者を推薦するについて意見を求める件」を議題といたします。
市長から
提案理由の説明を求めます。
市長。
◎市長(大松桂右) 〔登壇〕
ただいま議題となりました、諮問第1号「人権擁護委員候補者を推薦するについて意見を求める件」につきまして、
提案理由を御説明申し上げます。
本件につきましては、本市管内の人権擁護委員のうち、西寺美代子氏及び宮地文江氏の任期が、来る
令和元年12月31日をもって満了すること並びに谷内龍夫氏が、去る平成30年11月30日をもって辞任されたことに伴い、後任委員の候補者として、西寺氏及び宮地氏を再度推薦するとともに、新たに、加藤俊夫氏を推薦するにつきまして、市議会の御意見をお伺いいたすものでございます。
各候補者の経歴等につきましては、お
手元配付の参考資料のとおりでございます。
3名ともに、専門的な立場から人権擁護活動へ向けての意欲があり、今後、ますます複雑多様化する人権問題について、さまざまな啓発活動への参加が見込まれるなど、人格、識見ともに高く、また、広く社会の実情にも精通されておりますので、人権擁護委員の候補者として最適任であると考えております。
何とぞよろしく御審議の上、御意見を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
越智妙子)
これより質疑に入りますが、通告がありませんでした。
よって、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件については
委員会付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
越智妙子)
御異議なしと認めます。
よって、本件については
委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入りますが、通告がありませんでした。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
これより採決いたします。
本件については、適任と認めることを市長に答申いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
越智妙子)
御異議なしと認めます。
よって、適任と認めることを市長に答申することに決しました。
─────────────────────
△議会議案第5号「児童虐待防止対策のさらなる強化を求める
意見書提出の件」
○議長(
越智妙子)
次に、日程第7、議会議案第5号「児童虐待防止対策のさらなる強化を求める
意見書提出の件」を議題といたします。
お諮りいたします。
本件については、提出者の説明及び
委員会付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
越智妙子)
御異議なしと認めます。
よって、本件については、提出者の説明及び
委員会付託を省略することに決しました。
これより質疑に入りますが、通告がありませんでした。
よって、質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
これより討論に入りますが、通告がありませんでした。
よって、討論なしと認め、討論を終結いたします。
これより、議会議案第5号について採決いたします。
本件、
原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
越智妙子)
御異議なしと認めます。
よって、議会議案第5号は、原案どおり可決されました。
─────────────────────
△「閉会中の
継続調査の申し出の件」
○議長(
越智妙子)
次に、日程第8、「閉会中の
継続調査の申し出の件」を議題といたします。
本件は、総務、建設産業、文教、保健福祉、予算決算の各
常任委員会並びに議会運営
委員会から、お手元に配付しておりますとおり、委員の任期終了まで、閉会中の
継続調査の申し出が提出されております。
お諮りいたします。
本件については、各
常任委員会及び議会運営
委員会の申し出どおり、閉会中の
継続調査とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
越智妙子)
御異議なしと認めます。
よって、本件は、各
常任委員会及び議会運営
委員会の申し出どおり、委員の任期終了まで、閉会中の
継続調査とすることに決しました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
令和元年6月27日
八尾市議会議長
越智 妙子 様
総務常任委員会
委員長 田中 裕子
閉会中の
継続調査申出書
本
委員会は、下記の事件について閉会中もなお
継続調査を要するものと決定したので、会議規則第103条の規定により申し出ます。
記
1 事件名 八尾市議会
委員会条例第2条第2項及び第3項における
常任委員会の所管事項に対する行政監視機能の発揮及び政策の提言・提案について
2 理 由 なおよく調査・研究する必要があるため。
3 期 間 委員の任期終了まで。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
令和元年6月24日
八尾市議会議長
越智 妙子 様
建設産業常任委員会
委員長
重松恵美子
閉会中の
継続調査申出書
本
委員会は、下記の事件について閉会中もなお
継続調査を要するものと決定したので、会議規則第103条の規定により申し出ます。
記
1 事件名 八尾市議会
委員会条例第2条第2項及び第3項における
常任委員会の所管事項に対する行政監視機能の発揮及び政策の提言・提案について
2 理 由 なおよく調査・研究する必要があるため。
3 期 間 委員の任期終了まで。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
令和元年6月25日
八尾市議会議長
越智 妙子 様
文教常任委員会
委員長 露原 行隆
閉会中の
継続調査申出書
本
委員会は、下記の事件について閉会中もなお
継続調査を要するものと決定したので、会議規則第103条の規定により申し出ます。
記
1 事件名 八尾市議会
委員会条例第2条第2項及び第3項における
常任委員会の所管事項に対する行政監視機能の発揮及び政策の提言・提案について
2 理 由 なおよく調査・研究する必要があるため。
3 期 間 委員の任期終了まで。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
令和元年6月26日
八尾市議会議長
越智 妙子 様
保健福祉常任委員会
委員長 竹田 孝吏
閉会中の
継続調査申出書
本
委員会は、下記の事件について閉会中もなお
継続調査を要するものと決定したので、会議規則第103条の規定により申し出ます。
記
1 事件名 八尾市議会
委員会条例第2条第2項及び第3項における
常任委員会の所管事項に対する行政監視機能の発揮及び政策の提言・提案について
2 理 由 なおよく調査・研究する必要があるため。
3 期 間 委員の任期終了まで。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
令和元年7月3日
八尾市議会議長
越智 妙子 様
予算決算常任委員会
委員長 奥田 信宏
閉会中の
継続調査申出書
本
委員会は、下記の事件について閉会中もなお
継続調査を要するものと決定したので、会議規則第103条の規定により申し出ます。
記
1 事件名 八尾市議会
委員会条例第2条第2項及び第3項における
常任委員会の所管事項に対する行政監視機能の発揮及び政策の提言・提案について
2 理 由 なおよく調査・研究する必要があるため。
3 期 間 委員の任期終了まで。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
令和元年7月9日
八尾市議会議長
越智 妙子 様
議会運営
委員会
委員長 田中 慎二
閉会中の
継続調査申出書
本
委員会は、下記の事件について閉会中もなお
継続調査を要するものと決定したので、会議規則第103条の規定により申し出ます。
記
1 事件名
地方自治法第109条第3項における事項に対する行政監視機能の発揮及び政策の提言・提案について
2 理 由 なおよく調査・研究する必要があるため。
3 期 間 委員の任期終了まで。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
─────────────────────
○議長(
越智妙子)
以上で、本日の日程は全部終了いたしました。
─────────────────────
○議長(
越智妙子)
6月
定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
去る6月10日に開会いたしました今期
定例会は、ここに33日間の会期を終え、本日、閉会の運びとなりました。
この間、議員各位には、本会議あるいは
委員会において熱心かつ慎重に御審議いただきますとともに、議事運営にも格段の御協力を賜り、心から御礼を申し上げます。
さて、今期
定例会は、我々議員並びに市長にとりまして、一般選挙後、初めての
定例会となりました。市長から市政運営方針の説明を受け、15億円を超える
一般会計の補正予算が提案されました。
6会派から代表質問が、また、8名の議員から個人質問があり、新しく市長に就任されました大松市長が目指す市政の方向性や具体的な取り組みについて、さまざまな視点から議論がなされました。
市長初め執行機関の皆様には、議員から指摘あるいは要望のありました事項をしっかりと受けとめていただき、今後の行政運営に適切に反映されるよう求めておきます。
昨年の6月
定例会に引き続き、今期
定例会中においても、全国各地で大規模な自然災害が発生しました。6月18日には新潟・山形地震が、また、6月末から7月初頭にかけて記録的な豪雨が九州南部を襲い、鹿児島市内全域で59万人を超える市民に避難指示が出されたところです。被災された皆様方には、心からお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復旧をお祈りいたします。
被災地の状況を目にするたびに、市民の安全・安心を守ることの重要性を改めて認識し、これからの災害対応や防災対策について、
執行部だけではなく、我々、議会としても決意を新たにするものであります。
さて、先ほど議了いたしました補正予算には、この10月から始まる幼児教育・保育の無償化に関連するものも含まれております。しかしながら、連日のように児童虐待やいじめについての報道に触れると、全ての
子どもたちの健やかな成長・発達を守ることができる環境整備の必要性を痛感するところです。
本市においても、市立小学校児童のいじめ事象を受け、再調査
委員会による再調査が実施をされます。
執行部におかれましては、適切な対応とともに、議会への情報提供についてもお願いしておきます。
ことしは例年より遅い梅雨入りを迎え、いまだ曇り空が続いておりますが、梅雨明けとともに暑さはより一層厳しくなります。
皆様方の御健勝を祈念申し上げ、簡単ではありますが閉会の挨拶といたします。
それでは、市長から挨拶願います。
市長。
◎市長(大松桂右) 〔登壇〕
6月
定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
本
定例会は去る6月10日に開会をされ、身を切る改革など、多くの重要議案を御提案申し上げましたが、議員の皆様には、本日までの間、慎重に御審議をいただき、各議案につきましてそれぞれ御可決を賜り、厚く御礼申し上げます
また、「八尾市
有功者推挙の件」外2件の人事案件につきましても、御可決、御同意、御意見を賜り、重ねて御礼申し上げます。
今会期を通じまして議員の皆様から賜りました御意見等を謙虚に受けとめ、今後の市政運営、議会対応に取り組み、全ての市民に光が当たる、成長する新しい八尾の創造へと邁進してまいる所存でございます。
時節柄、議員各位におかれましては、今後とも健康に御留意をいただき、ますます御活躍されますことをお祈り申し上げまして、閉会の御挨拶とさせていただきます。
─────────────────────
○議長(
越智妙子)
以上をもちまして、
令和元年6月
定例会を閉会いたします。
午前11時25分閉会
────────────────────────────────────────────
〇
会議録署名議員
┌───────┬────────┬─────────────────────────┐
│市議会議長 │越 智 妙 子 │ │
├───────┼────────┼─────────────────────────┤
│市議会議員 │大 野 義 信 │ │
├───────┼────────┼─────────────────────────┤
│市議会議員 │吉 村 拓 哉 │ │
└───────┴────────┴─────────────────────────┘...