八尾市議会 2019-06-26
令和 元年 6月保健福祉常任委員会−06月26日-01号
辻内課長。
◎
障害福祉課長(辻内文子)
ただいま議題となりました
議案第53号「
八尾市
児童福祉法に基づく
指定通所支援の
事業等の人員、設備及び運営に関する
基準等を定める
条例制定の件」について、
提案理由を御説明申し上げます。
恐れ入りますが、
議案書61ページをごらんください。
本件は、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律による
児童福祉法の一部
改正及び地方自治法施行令の一部
改正により、新たに指定障害児通所支援事業者の指定等に関する権限が、
都道府県から中核市に移譲されたことに伴い、
児童福祉法の規定に基づき、
指定通所支援の
事業等の人員、設備及び運営に関する
基準等を定めるものでございます。
条例の内容といたしましては、第1条におきまして、
条例の趣旨を、第2条におきまして、
市長が指定する障害児通所支援事業を行う者は、原則として法人であることを規定するものでございます。第3条におきまして、指定障害児通所支援事業者が提供する児童発達支援や放課後等デイサービスなどの障害児通所支援の
事業等の人員、設備及び運営に関する基準を定めるとともに、本市独自の規定として、暴力団排除規定を定めるものでございます。第4条は、委任の規定でございます。
なお、この
条例で定める
基準等の内容につきましては、暴力団排除の
部分を除き、大阪府と同様でございます。また、この
条例につきましては、公布の日から施行するものでございます。
以上、まことに簡単ではございますが、
提案理由の説明とさせていただきます。
何とぞよろしく御審査賜りますようお願い申し上げます。
○
委員長(
竹田孝吏)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑ありませんか。
松田
委員。
◆
委員(松田憲幸)
おはようございます。こちらの
八尾市
児童福祉法に基づく
指定通所支援事業というふうにあるんですけども、
指定通所支援事業を、もう一度細かく説明いただいていいですか。
○
委員長(
竹田孝吏)
辻内課長。
◎
障害福祉課長(辻内文子)
本条例の対象となる事業につきましては、障がい児が利用します児童発達支援、医療型児童発達支援、放課後等デイサービス、居宅訪問型児童発達支援、保育所等訪問支援などの障がい児通所支援に関するものでございます。
○
委員長(
竹田孝吏)
松田
委員。
◆
委員(松田憲幸)
この
条例については、人員、設備、運営、それぞれのデイサービスの基準というのは、大阪府の基準をそのまま踏襲するということで間違いないですかね。
○
委員長(
竹田孝吏)
辻内課長。
◎
障害福祉課長(辻内文子)
これまで事業所の指定の権限は大阪府にありまして、大阪府が国の基準にのっとって府
条例を制定して指定を行っておりました。
今回、権限移譲によりまして、
八尾市に事務が移譲されたため、このたび制定するものです。内容につきましては、これまで大阪府が国の基準にのっとって行っていたものそのものを踏襲する形となっておりますので、引き続き同じ内容で、市のほうで指定するというような形でございます。
よろしくお願いします。
○
委員長(
竹田孝吏)
松田
委員。
◆
委員(松田憲幸)
現在のところ、今までのやり方で異常がないという認識なんですけども、私もいろいろと地域でお話を聞いたことがあるのは、例えば、小学校のデイサービスの迎えに来る方の車の駐車による渋滞が問題になって、近隣といろいろと問題が起きているというようなところです。
こういったことについての状況把握というのは、当課としてはどういうふうにされていますか。
学校との連携とかございますか。
○
委員長(
竹田孝吏)
辻内課長。
◎
障害福祉課長(辻内文子)
各事業のサービスを受けるに当たって、市民、利用者の方からの不安ですとか、困りごとというような相談が障害福祉課にもあるんですけれども、その場合においては、個別のケースとして事業所のほうと御相談させていただいたり、そういう使い方のルールというようなものについては、事業者として運営する側において、配慮していただくようなことも、その都度、御説明させていただいております。
また、事業所において、学校等と連携するというような内容につきましては、国においても放課後等デイサービスのガイドラインというものを示しておりまして、利用者、子どもさん本人が利用しやすいような状況で学校とも連携していくというようなことも示されております。市としても、そのあたり、学校の御理解といいますか、協力体制が得られるような働きかけというようなことはしていく必要はあると考えておりますが、今のところ、そういう個別のケースで対応させていただいているという状況でございます。
○
委員長(
竹田孝吏)
松田
委員。
◆
委員(松田憲幸)
あと、今、
八尾市内で放課後等デイサービスも含めて、事業所というのは何カ所ございますか。
○
委員長(
竹田孝吏)
辻内課長。
◎
障害福祉課長(辻内文子)
放課後等デイサービスにつきましては、
平成31年4月1日現在で、29事業所あります。児童発達支援では18事業所、また、放課後等訪問支援の事業所としては3事業所、さらに医療型児童発達支援としましては1事業所、福祉型児童発達支援として1事業所という状況でございます。
○
委員長(
竹田孝吏)
松田
委員。
◆
委員(松田憲幸)
八尾市内においても、全部で50以上の事業所があるということで、この中で、それぞれ障がいがある子どもたちがいろいろなサービスを受けるということなので、事故とかあってはならないことだと思います。
こういったところで、それぞれの施設の安全な状況とか、サービスの状況というのは、どれぐらいの頻度で、確認というか、点検をされているのか。されているんだったらどれぐらいの頻度でされているのか、教えていただけますか。
○
委員長(
竹田孝吏)
中西課長。
◎
福祉指導監査課長(中西達也)
事業所の指導の
部分についての御質問かと思いますので、福祉指導監査課でお答えさせていただきます。
確認の頻度と申しますか、毎年、一般的に行っております指導というのは、通常、集団指導ということで、事業所が一同に集まっていただいて、そこで注意していただくべき点、あるいは法
改正があった点、それからいろいろと指導をさせていただく中で指摘が多い点とか、そういった留意いただくべき点について、毎年、一斉にですけれども指導させていただいております。
それから、あと、一般の立入検査、実際に我々が事業所へ行ってする指導といたしましては、国の推奨しております頻度でいいますと、おおむね3年に1度、立入検査をするような形で言われております。我々もそれに向けて、立入検査を行えるような体制で業務をさせていただいておるところでございます。
○
委員長(
竹田孝吏)
松田
委員。
◆
委員(松田憲幸)
やはり障がいがある子どもたちの受けるサービスということで、何か事故が起きてからでは遅いというふうに思いますし、これは今回、
八尾市として独自に
条例を制定できるということでありますので、状況によっては、確認しにいく機会をふやすであったり、そういったことも検討をしていただけたらというふうに思います。
以上です。
○
委員長(
竹田孝吏)
他にありませんか。
坂本
委員。
◆
委員(坂本尚之)
今現在、この通所支援事業で事業所を利用されているお子さんの数というのは、どれぐらいおられますか。
○
委員長(
竹田孝吏)
辻内課長。
◎
障害福祉課長(辻内文子)
平成31年1月時点の実利用者数でお答えさせていただきます。
児童発達支援におきましては249名で、医療型児童発達支援は32名、放課後等デイサービスにつきましては449名、居宅訪問型児童発達支援は1名、保育所等訪問支援につきましては6名というふうになっております。
○
委員長(
竹田孝吏)
坂本
委員。
◆
委員(坂本尚之)
これは、
八尾市内におられる障がいがあるお子さんの数からすると、割と少ないのかなというふうに思いましたけれども、今後、この事業を進めていく中で、事業者の施設
基準等を市のほうで設定できるということでございますので、例えばどれぐらいニーズがあるのかと。もうちょっと事業の数がふえれば、それを利用したいというお子さんがいるのかどうなのか。そういうニーズの把握というのは、なされていますか。
○
委員長(
竹田孝吏)
辻内課長。
◎
障害福祉課長(辻内文子)
例えば児童発達支援でいいますと、
八尾市におきましては、
八尾市障がい児福祉計画というものを策定しておりまして、
令和2年度までの目標の利用量を定めております。それにおきましては、月平均の利用量が3324人という数値を出しておりますが、現状の利用量でいいますと、約3230人となっております。計画上の提供量には、実際、達していないという状況ではありますが、そのニーズに応じた形で事業所の追加が若干、必要になってくるという状況も考えております。
○
委員長(
竹田孝吏)
坂本
委員。
◆
委員(坂本尚之)
ありがとうございます。
事業所に関しても、例えば自宅を改装されて使っている事業所とか、さまざまな形態があると思うんですけれども、多くの事業所の規模というのは、大体、どれぐらいの規模の事業所が多いのでしょうか。
○
委員長(
竹田孝吏)
辻内課長。
◎
障害福祉課長(辻内文子)
児童発達支援ですとか放課後デイサービスにつきましては、基本、定員が10名というところがまずあります。
その定員での運用となっておりますので、多くは一つのおうちを借りられて、1階のリビングを使われているとか、マンションの部屋を借りて運営されているというようなことが多いと認識しております。
○
委員長(
竹田孝吏)
坂本
委員。
◆
委員(坂本尚之)
そのような小規模なところで事業をされていると、例えば建築基準法上の法定点検の対象外の建物であろうかと思います。今後、3年に1回、立入検査をしていくという中で、消防設備であったりとか、お子さんに危険がないように、本市独自の基準とかといったものを、立入検査とともに、さらに
条例を
改正していくといったことは、御検討されておられますか。
○
委員長(
竹田孝吏)
辻内課長。
◎
障害福祉課長(辻内文子)
今回の
条例制定につきましては、まず権限が中核市に移譲されるというところで、制定させていただいております。
また、
先ほども御答弁させていただいたように、これまで大阪府が
条例を設けて、指定事務を行っていたものにつきまして、事業所の方にもヒアリング等をかけさせていただいたところ、特に問題はなく、事業が運営されているということも確認させていただいた状況もあります。このような状況を踏まえまして、本市においても、現行の基準を踏襲させていただくことにより、まずは引き続き、円滑な指定事務を行いたいという思いであります。
なお、今後、何らかの状況によりまして、独自
基準等が必要になった場合につきましては、改めて
条例等の
改正について、議会にお諮りする形になっていくかというふうに考えております。
○
委員長(
竹田孝吏)
坂本
委員。
◆
委員(坂本尚之)
ありがとうございます。
事業所の規模もさまざまと思いますので、その基準、設備、運営に関する基準を定めるに当たっても、事業所の規模に応じて、別途定めるなり、今後、事業所をふやすためには、ある程度、基準を緩和する。
あるいは、逆に利用されている児童の安全を守るために基準を強化していくなど、さまざま緩和や強化、規模に応じたきめ細やかな設定が必要となってまいります。その辺に当たっては、3年に1回という立入検査の機会を捉まえながら、しっかりと
条例のほうを、最初はそうかもしれませんが、単に大阪府の
条例をそのまま使うというよりも、本市独自の発展を目指していっていただきたいと思います。
○
委員長(
竹田孝吏)
他にありませんか。
奥田
委員。
◆
委員(奥田信宏)
おはようございます。よろしくお願いします。
一緒に会派から
委員として参加させていただいています坂本
委員から質問、そして御指摘させていただいて、お答えをいただきました。
それに附随する
部分といいますか、関連のところでお聞きをしたいと思います。
中核市移行によって、府から市への権限移譲を受けて、
条例制定をされ、これから児童発達支援、あるいは放課後等デイサービスなど民間の事業への許認可であったりとか、さまざまな指導、立入検査というような業務を実施される。通所施設を御利用いただいている障がいのある方々に対しての支援というか、事業所の内容の充実であったりとか、利用者の日々の御活動、通所をされている方々の元気と笑顔を、しっかり
八尾市として見守っていきたい。しっかりと
八尾市として、この事業をよりよいものに、前に進めていきたいという思いで、これから
八尾市が権限移譲を受けて、許認可あるいは事業所の充実、利用者が元気に通所していただけるような環境づくりといったものをしっかり支援していくんだという思いで、これから事業実施していただけるわけだと思うのです。
その辺のところで、これまでの府から、そして市へと、中核市移行に伴って権限移譲を受けていくということで、当然、この事業の中身についても、しっかり市独自で御利用いただく方への中身の充実、これは図っていかないといけないと思います。当然、地域社会においても、さまざまな環境も変化していると思うんです。
そういった状況の中で、この条文が、
条例の中身が一向に変化していない。
八尾市独自においては、暴対法の
部分だけ取り入れたということなんですけれども、何でそこの
部分にとどまったのか。そこの
部分において、課題も何もないのか。
今まで府がやっていた。そしてある一定の期間の中で、今度、権限移譲を受けるということになって、
八尾市においてさらなる充実という
部分の検討はしなかったのですか。その辺のことを確認させてください。
○
委員長(
竹田孝吏)
辻内課長。
◎
障害福祉課長(辻内文子)
まず、これまで大阪府の指定において運用されてきましたので、市内において、私たちも代表の事業所にヒアリングをさせていただきました。
人員や面積基準とかの運用につきましては、過去、国のほうで
平成29年に、一定、放課後等デイサービスにおいて、人員基準ですとか、面積基準について見直されたものに従って運用をさせていただいております。その基準におきましては、事業所としても、その内容でしっかり運用をさせていただいているというようなお声をいただきましたので、まずは
先ほど御答弁させていただきましたように、基準につきましては、一旦、大阪府の内容を踏襲させていただきたいというふうに考えているものです。
また、
委員御指摘の中身の、子ども一人一人が障がいの特性がありながら、それでも生活を楽しく、健やかに育っていくという
部分におきましては、それぞれの事業所が提供していく支援内容というものも、すごく大事になってくると思います。
それにつきましては、それも国のほうでガイドラインということで、放課後等デイサービスや児童発達支援のガイドラインが出ておりまして、それぞれの事業所が支援の質の確保のために留意しなければならない基本事項ということで、子どもの時間中の活動の内容ですとか、保護者支援ですとか、関係機関との連携というソフト的なものについてのガイドラインを示しているところです。
そのような内容について、事業所のほうに周知していくとともに、
八尾市におきましては、地域自立支援協議会というものがあり、その中の部会の中に、障がい児支援部会というものがありまして、年間3回程度、
会議をしていただいています。
その中で、障がい児の生活を取り巻くいろいろな課題を、事業所が集まっていただいて、主となって議論をしていただいているところがあります。
そういう場において、放課後等デイサービスですとか、児童発達支援というサービスの中身について、質を確保していくにはどうしたらいいかというふうな議論もしていただいています。そういうことを繰り返しながら、質の確保、また向上というものを目指していきたいというふうに考えております。
○
委員長(
竹田孝吏)
奥田
委員。
◆
委員(奥田信宏)
さまざまな支援事業の中で、通所されているお子さん、あるいは取り巻く保護者の方々、そういった方々からの意見の集約ということも含めて、今回、
八尾市の権限の中で進めていくに当たって、この
段階で府が進めてきた中身をそのまま張りつけているというような状況でよかったのかとまず聞いているのです。
その中で今、人的なもの、あるいはスペース的なものというところでは、ある一定、満たされていると。要件については充足しているというような判断の中で進められていることだろうけれども、ソフトの
部分とか、あるいは
八尾市が直接権限移譲を受けて、許認可あるいは課題の解消に当たって、そういったお子さんたちの環境づくりだとか、あるいは保護者の思いだとか、さまざまな事業所の支援をしていく中身だとかいうところの、担当課としての魂が感じられない。
ただ府がやってきたことを張りつけて、まずはこれでスタートしようよと。何か問題が出たら、それからまたそこに条文として加えていったらいいじゃないかと。もしかして、大変なことが起きたり、こういった事業のところで、
八尾市においては非常に事業内容が弱いよねというようなことが、今、ひょっとしてあるかもわからない。今、そしたら府から権限移譲を受けて、
八尾市が進めるに当たって、今の
段階では全く問題ないのやな。
その辺のことを、もう一遍、詳しく教えてくれる。
○
委員長(
竹田孝吏)
浅原部長。
◎
地域福祉部長(浅原利信)
ただいまの
委員の御質問ですが、今回、
条例制定をさせていただく
部分に関しましては、面積、人員配置という形のほうで、設備等の基準を定めた
条例でございます。
委員が御心配いただいている
部分に関しましては、運営等のソフトの
部分で、そちらを活用されている子どもや、その保護者に寄り添った、どのようなサービスが提供できるかということと理解しております。
そもそも今回の権限移譲につきましては、第7次の地域主権一括法という形で、地域に主権を移すという
制度に基づくものでございます。
これに関しましては、広域の国や
都道府県のほうから、より近い自治体のほうがその業務を持つことによって、しっかりと自治体、その地域の特性に合った業務を進めていけるというふうなことを目指している趣旨の法律でございます。
今回におきましても、基準におきましては、当初の指定の中で、面積基準、人員配置基準に関しましては、現在、運営するに当たって問題はないと考えております。
ただ、おっしゃられるように中身につきましては、原課である障害福祉課と、今回、移譲を受けました福祉指導監査課、両方で指導監査とか、実施の
取り組みができるようになったということが、非常に大きいものかと考えております。
また、手続上におきましても、
市町村のほうでその手続ができるという形ですので、事業者とも密接な関係ができるものと考えております。そこにおきましては、現在、つくっておりました第1期の
八尾市障がい児福祉計画に基づきまして、しっかりと子どもに対するケアというのを行っていきたいと考えております。また、来年改定されます
八尾市地域福祉計画や、
八尾市障がい児福祉計画におきましても、その内容につきましては、子どもがそのサービスを使うことによって、どのようなメリットがあるのか。どのようなサービスの提供の仕方が一番、その子どもにとってよいのかということを、しっかりと関係の団体等、また事業者とも議論した中で、計画であらわしていきたいと考えております。
○
委員長(
竹田孝吏)
奥田
委員。
◆
委員(奥田信宏)
部長、ありがとう、
そういった状況の中なのですけれど、今回、
先ほどから何回も言っています、権限移譲を受けて
八尾市が前に出てやるようになったということに当たって、本当に障がいのあるお子さんたちを近くで見ておられる保護者の思いは物すごくあると思う。そういったところのヒアリング等は、今の話の中でされていたと思うんです。やはり広く市民の皆さんから、まず意見を頂戴しようというと、市民意見提出
制度というのが、今、
八尾市のほかのことでもやっているだろう。パブリックコメントというやつ、やっているよな。いろいろなところで。
なので、ここの
部分については、特に発達障害がある方とかが通所で、さまざまな事業所で日々活動をされるわけです。これにおいても、私はこれまで保健福祉という
委員会に入るのは初めてですけれども、これまでの保健福祉の中で、さまざまな
所管事務調査ということで、市の皆さんのほうに提言も出されているわけです。
発達障害の一貫した相談支援の構築をしっかり努めてくださいよということの提言もさせていただいて、市のほうからは、関係機関との連携体制を強化しつつ、個々の障がい特性に応じた支援が的確に行えるよう、さらなる体制や機能の強化に向けて検討してまいります。いつまで検討しているのという話だな、そやからな。
しっかりと、もうこれ、
八尾市がやるんやで。もう府の権限違うで。次から次へと保護者、あるいは児童の環境が余りよろしくないということになってきたときに、皆さんがその都度、対応も進めていかないといけないようになるねんで。
そういった意味からも、しっかりと、今の
八尾市において課題があるのかないのか、あるいは通所されている、障がいのある方々の状況、あるいは保護者の皆さんの思いをしっかり汲んで、今後、進めていっていただかなければならないというふうにも思います。その辺のところの事業に当たっていただく皆さん、ほかの市では、いろいろなことを条文の中にも取り組んでいるところもあるよ。
施設独自のあり方、あるいは施設がある一定、サービスを提供するに当たって、どういった中身かの提案をいただいて、それに対して、市が許認可を出していくというようなことだろうと思う。それに対して、本当に事業所がしっかりとそういう事業を進めているのかどうかというのをチェックするに当たって、しっかりと事業所にお勤めいただいているさまざまな支援員の研修なんかも進めていきなさい。年に1回、しっかり研修をした結果について、ちゃんとレポートも提出をしなさいというようなことを、市が独自で、その条文の中に規定されているところもあるねんで。そんなのも、
八尾市やろうと思ったらできるねや。
この
議案を提出する前に、この課でしっかり議論を進めて、もっと手厚い、もっと充実した中身の
条例でしばって、そこに通所されておられる方、児童の皆さんの安心安全と、元気と笑顔をしっかり見守っていくんだという
八尾市の魂があってもいいじゃないか。
何でこのスタートラインで、そこの
部分を見せてくれないのかなというのが、ちょっとさみしい思いがしただけ。
部長、もう一回、話しようか。
○
委員長(
竹田孝吏)
浅原部長。
◎
地域福祉部長(浅原利信)
障がい児に対する施策についての御提言、ありがとうございます。
本市といたしましても、今年度、
八尾市医療型児童発達支援センターと
八尾市福祉型児童発達支援センターの2点のほうで、
八尾市における障がいのある子どもに対して、しっかりした
取り組みをしていきたいという形をあらわすため、この2施設の運営につきまして、重点施策の中で重点事業を打っていただきました。
また、それに基づきまして、今年度には、来年度策定する計画のため、アンケートを実施する形になっております。
アンケートの中で、さまざまな方の御意見をお聞きしながら、また来年度に策定する計画は、初めて改定する分で、児童の計画につきましては、第2期の計画という形になります。
これにつきましては、
八尾市障がい者福祉計画と、
八尾市障がい児福祉計画と合わせた形になります。こちらのほうでしっかりと、
八尾市の市政と障がいをお持ちの子どもに対する方向性をしっかりと示していける形で頑張ってまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○
委員長(
竹田孝吏)
奥田
委員。
◆
委員(奥田信宏)
最後にさせていただきます。
障がいのあるお子さんたちが、元気に笑顔で、さまざまな事業所で生活をしていただく。そして、その御家族が安心して見守っていける、今回の提案された
議案について、
八尾市がしっかり前に進めていくんだと。しっかり魂を持って、この事業を前に進めていくんだというような思いで。
八尾市は中核市になったのだから、府から権限移譲を受けて、最前線でその事業の中身、しっかり見詰めながら、課題の解消も進めながら、よりよい事業として進めてもらうんですから、しっかりと取り組んでいただきますようにお願いを申し上げて、質問を終わります。
○
委員長(
竹田孝吏)
他にありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
竹田孝吏)
なければ、2回目の質疑に入ります。
質疑ありませんか。
副
委員長。
○副
委員長(五
百井真二)
今、さまざま議論ありました。私たち
委員としては、しっかりやっていただきたいとの思いは共通していると思います。
今、議論もありました、中核市になって権限が来る以上、
先ほど、監査が国で3年に1回入ると決まっているとおっしゃっていましたが、やっぱり中核市になって、より身近な自治体がしっかりと見ていく、それは3年に1回でいいという話ではなくて、今までは3年に1回だけど、例えば毎年1回入って、利用者とか保護者さんも安心できるようにとか。
やっぱり中核市で身近になって、権限移譲されてよかったねと言ってもらえることが、まず大事なのかなと、今、議論を聞いていて思いました。私自身も昨年度から中核市になって、さまざまな権限移譲を
八尾市は受けました。
府から受けた
部分は、府以上にしっかりと、立入検査であったり、さまざまな指導であったりをやっていく上で、やっぱり中核市になってよかったねと。府と何も変わらなかったら、中核市でなくて府でもよかったという話になりますので、その辺は自覚を持っていただいて。
条例の中身は府のままで今回スタートしますが、中身、ソフトの面で、実際の運用、また実際の指導監査、そういった
部分は中核市になって、
八尾市がやってよかったと。
利用者も、そして施設側も緊張感を持って、各事業所は、今も一生懸命やっていただいていると思いますが、その上で、例えば3年に1回を毎年しっかり市の方が見に来られて、より緊張感を持って、もっといいサービスをしたいとか、そういうふうに思ってもらえるかもしれません。今も精いっぱいやっていると思いますけど、その前提の話です。
そういう意味で、やっぱり権限、身近な自治体に来たと、それの値打ちをつけてほしい。恐らく、今、さまざま議論があったのは、そういうことなのかなと思いますので、その辺はしっかりとやっていただきたいと思うんですけど、どうですか。
○
委員長(
竹田孝吏)
辻内課長。
◎
障害福祉課長(辻内文子)
まずは、基準の
条例を大阪府の内容を踏襲させていただいて、制定させていただくということで御説明させていただきました。
サービスの中身につきましては、
委員の先生方が御指摘のように、何を一番大事にするかということになりますと、障がい児の子どもが健やかに育っていく、また集団の中で生活できるようにしていくというようなことが、一番大事だと思っています。
また、子どもを養育されている親御さんの支援というようなことも、あわせて行っていくということが、私たちの任務だと思っております。
そのあたりの中身につきましては、
先ほど御説明させていただいたように、事業所が中心となって、また私たちも入りながら、その部会の
会議等もさせていただいておりますので、そういう
会議におきまして、いろいろ議論をさせていただきます。また、障がいのある子どもへの手当支給を更新するときに、手当の支給を通して子どもへのサービスがうまく行き届いているかというところも、職員担当としてヒアリングしながら行っております。そういうところで子どもへのサービスがきちんと届く形で運用されているかどうかを、今後も
八尾市として積極的に考えていきたい、やっていきたいというふうに思っております。
○
委員長(
竹田孝吏)
副
委員長。
○副
委員長(五
百井真二)
先ほども言いました、当然、利用されているお子さん、また御家族の方に安心してもらえるのが一番大事だと思っていますので、しっかりとやっていただけると。これは疑っていません。
ましてや、事務事業がふえると、当然、今までやっていない事業もふえていくと思いますので、皆さん大変とは思います。現場でされる方も当然、仕事もふえて大変かとは思いますけれども、まさに
市長がおっしゃった仕事のやりがいといったものを感じれるように、
制度設計をしっかりやっていただいて、頑張っていただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いします。
以上です。
○
委員長(
竹田孝吏)
他にありませんね。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
竹田孝吏)
それでは、質疑を終結して、これより討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
竹田孝吏)
それでは、討論を終結して、これより、
議案第53号について採決いたします。
本件、原案可決を適当と認めることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
竹田孝吏)
御異議なしと認めます。
よって、
議案第53号については、原案可決を適当と認めることに決しました。
以上で、当
委員会の
付託案件審査は終了をいたしました。
─────────────────────
○
委員長(
竹田孝吏)
次に、「
所管事務調査の件」を議題といたします。
お諮りいたします。
当
委員会の
所管事務調査については、お
手元配付のとおり、議長に対して通知することにいたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
竹田孝吏)
御異議なしと認めます。
それでは、お
手元配付のとおり、当
委員会として
所管事務調査を行うことに決しました。
次に、この際、
先ほど議決いたしました
所管事務調査について、お
手元配付のとおり、議長に対して閉会中の特定事件継続調査の申し出を行いたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
竹田孝吏)
御異議なしと認めます。
それでは、お
手元配付のとおり、当
委員会として、議長に対して閉会中の特定事件継続調査を申し出ることに決しました。
なお、具体的な調査テーマ等につきましては、今後、
委員協議会で御協議いただき、その結果を議長並びに
執行部に通知することにいたします。
次に、この際、お諮りいたします。
先ほど議決いたしました
所管事務調査のために
委員派遣を行いたいと思います。
なお、視察場所、日程等は、
委員長一任とさせていただきます。
このように取り扱うことに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長(
竹田孝吏)
それでは、そのように取り扱うことといたします。
これをもって「
所管事務調査の件」を終わります。
─────────────────────
○
委員長(
竹田孝吏)
以上で、本日の日程は全て終了いたしました。
─────────────────────
○
委員長(
竹田孝吏)
以上で、
保健福祉常任委員会を閉会いたします。
午前11時04分閉会
──────────────────────────────────────────────
〇
委員長署名
┌─────┬─────┬────────────────────────┐
│保健福祉 │ │ │
│ │
竹田孝吏 │ │
│常任
委員長│ │ │
└─────┴─────┴────────────────────────┘...