• "号補正予算所"(/)
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  1. 八尾市議会 2006-03-23
    平成18年 3月保健福祉常任委員会−03月23日-03号


    取得元: 八尾市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-02
    平成18年 3月保健福祉常任委員会−03月23日-03号平成18年 3月保健福祉常任委員会          ┌───────────────┐          │  保健福祉常任委員会次第  │          └───────────────┘                            ┌─H18. 3.23─┐                            └─第1委員会室   ─┘ 1.開  会 2.審  査  【市立病院関係】      (1)  議案第37号「平成18年度八尾市一般会計予算の件」のうちの市立病院所管分         議案第44号「平成18年度八尾市病院事業会計予算の件」                <以上2件一括審査>  【市民産業部保険年金課関係】      (1)  議案第32号「平成17年度八尾市国民健康保険事業特別会計第1号補正予算の件」
         (2)  議案第37号「平成18年度八尾市一般会計予算の件」のうちの市民産業部保険年金課所管分      (3)  議案第17号「八尾市国民健康保険条例等の一部改正の件」         議案第72号「八尾市国民健康保険条例の一部を改正する条例の一部改正の件」                <以上2件一括審査>      (4)  議案第38号「平成18年度八尾市国民健康保険事業特別会計予算の件」         請願第16号「国民健康保険料大幅値上げに反対する請願の件」                <以上2件一括審査> 3.閉  会 〇出席者氏名    出席委員           委員長          重   松   恵 美 子           副委員長         浜   田   澄   子           委員           内   藤   耕   一           委員           田   中   裕   子           委員           柏   木   順   子           委員           大   沢   秀   史           委員           阿   野       覚           委員           小   枝   洋   二           副議長          井   上   依   彦    説明のため出席した者         市長             柴   谷   光   謹         助役             佐 々 木   義   次      <市民産業部>         部長             大   西   順   一         保険年金課長         松   井   順   平         参事             守   口       譲      <市立病院>         院長             米   田   正 太 郎         看護部長           小   島   美   惠         事務局長           阪   口   明   善         事務局次長企画運営課長   村   元   義   和         医事管理課長         竹   内   俊   一         参事             端   山   良   則      <その他関係理事者>         若 干 名    職務のため出席した市議会事務局職員         議事課長補佐         岩   本   慶   則         議事課主査          今   川   宏   彦  平成18年3月23日(木曜日)午前0時05分開会 ○委員長重松恵美子)  先ほどに引き続き保健福祉常任委員会を開会いたします。 ───────────────────── ○委員長重松恵美子)  佐々木助役から答弁を求めます。 ◎助役(佐々木義次)  ただいま小枝議員の方から集中改革プランに対する考え方について、検討という言葉でスピード感がないではないかとそういう趣旨の発言があったわけでございますが、病院事業の健全化につきましては私ども取り組んでおりまして、いろんな機会にしているわけでございますが、平準化するのにやはり現在の施設をフルに使うためには3年ほどかかるという意味でそういう検討事項を持っておるわけで、先ほどいろいろ御指摘いただいた他の病院については、既にそういう平準化の時間が過ぎ去っておりまして、八尾市の場合は15年で今そういうところで取り組んでいるとこでございますが、スピードを上げるという趣旨については私ども、今後進めてまいりたいと思います。 ○委員長重松恵美子)  小枝委員。 ◆委員(小枝洋二)  少なくとも集中改革プランというのやったら、一つぐらいはこういうことをやりますという「す」がつかなあかんねん、「す」が、検討やなしに。その上の下水道なんてみんなが図る、図る、「やる」と言うてるやん、これ。病院は今から検討するっちゅうてんやんか、これ。2年間、現に大きな赤字出してやね、だからやっぱりそういう姿勢を見せてくださいよ、今の話。  先ほど、府下5病院との比較を申し上げました。それで私はもうほんまに最近ね、去年の3月に病院の特別委員会の議事録を全部過去にさかのぼって読ませていただいた。去年も大体聞かせていただいた。まあ、収支試算はどれだけころころ変わったか。これ去年の3月でも申し上げましたが、年間外来患者、この病院建つ、運営に入る前の一番最後のやつが15年8月に出てますわ。このときの単年度収支16年度で14億、当初予算では10億の予算であったのは18億9000万、ほぼ19億。17年については単年度収支、この15年8月提出では700万や、赤字。当初予算では10億の予算で15億、この今出てるやつで15億ですよ。18年度分については、この15年8月提出分ではもう3300万黒やがな。黒になることになっとってんやん、3300万。それがこれ17年の11月の提出の分で17億、それが18年予算では19億8000万、ほぼ20億の単年度収支がマイナスということであります。  この病床利用率だって、16年は15年8月では81.8、トータルで決算では73.2。17年度分については当初で90%、この補正予算で85やったかな、あの数字見たら。12月現在では83.8やったんやで、調べたところでは。ほんでなおかつや、18年度の目標90%、さらに昨年、まああんまり給料のこと言いたないけど、やっぱり医師確保に向けて人件費も上げさせていただいた。人件費比率も高過ぎるがなと申し上げました。ところがやっぱりこの集中改革プランに象徴されるような予算しか出てないんや、はっきり言うて。医業収益、この税抜きで80億、17年度今期の当初予算81億や、それが80億やで、これ。去年より悪なっていくん違う、これ。高度医療も結構、急性期病院も結構、しかしまず市民に喜んでもらわなあかんねや。そういう体制はやっぱりつくってもらわなあかんわ。でないとほんまにしまいに市民の皆さんから見放されるの違うやろか。  先ほど、これバイブルになってますやろと。これ、恐らく皆さん、読みはった。おれも2回読んだ。まあすごい。すごい。同じことはできなくても、やっぱりそれぐらいの心構えでやってもらわないかんのちゃうやろか。もう全部が全部読み上げませんけれども、特に感動した点で経営改善について、あるいは患者サービスと愛病院、病院を愛する精神について、特にこれは皆さんにもうここのところは何回も何回も読んでほしいなあと。  この経営改善については平成3年に、これもこのとおりや。初めて赤字決算となったことを受けて、この武先生が経営困難な時代にどこの病院も経営改善取り組みを行っていると考えて、類似病院徹底調査を行い比較する。よい部分はまねをし、悪い部分は切り捨てることが経営改善の近道やと。自分の病院が比較した中でどのくらいの順位にあるのかを把握したとのこと、こういうことを書いてはるがな。その調査の結果、経営のよい病院は一様に似ている。しかし経営の悪い病院はそれぞれ異なった要因で経営が悪いということがわかった。こういうちゃんと分析をした上で一つ一つ努力をしはったんや。  ここで八尾市立病院の経営について、よいというふうに思われますか、悪いというふうに思われますか、いかがですか。 ○委員長重松恵美子)  村元次長。 ◎市立病院事務局次長企画運営課長村元義和)  経営という面におきまして、今お示しの予算等、やっぱり単年度赤字を出しておるという部分につきましてはいいことはないということで考えております。 ○委員長重松恵美子)  小枝委員。 ◆委員(小枝洋二)  確かにだれが考えたってええことないよ。  もう一つ、経営の話の最後で、武先生は、先生自身が尊敬する先生方の共通理解の中に、より医療を患者さんに提供するには病院職員が協力し合い、経営もよい状態にないとできない、ここまで言うてはんねん。親方日の丸やったらあかんねや、はっきり言うて。やっぱりできもせん目標を立てるということは、これはまたいかんよ。しかしもうちょっと高い目標を立てて、しっかりやってほしい。せめて近隣の病院並みに50%はやっぱり切ってほしい。  これ50%切るぐらいに医業収益が上がったら、僕はこれパーセントで行くとか何とかいうことやったら手当がふえるんやから。お医者さんの給料もふえるんや。そういうことを目指してほしい。まさに続けて病院長、または事業管理者のやる気と手腕が病院の経営には最重要やと、ここまで言い切ってはんねん。この点について助役でも市長でも結構ですが、お答えいただけますか。 ○委員長重松恵美子)  佐々木助役。 ◎助役(佐々木義次)  病院の経営につきましては、今、議員御指摘のように、それぞれリーダーシップを持ったトップリーダーがそれぞれ思いのたけを病院にぶつける、医療にぶつけるという中で経営が上がってくるものと感じておりまして、私どももそういう方向を目指して頑張ってまいりたいとこのように考えております。 ○委員長重松恵美子)  小枝委員。 ◆委員(小枝洋二)  私は何回も、何年も前から経営監置くんやったら置きなはれと。置かんねやったらもうこれ撤回しなはれと。現場に任すんなら任せなはれと。ところがその後出てきたのは、総長とか、できもせんことをぽろぽろ言われたら、現場のやる気がなえてまうんよ、これ。やるんならしっかりと見つけてきて、そのときにセットで経営監置くよ、この人やと言うた方が現場は燃えるやん、そんなん。  次に、患者サービス愛病院精神武先生は、患者から喜ばれるサービスとは何なのか考えるべきであると。さまざまな視点から病院人としての心がけ、患者から喜ばれるサービスとは何なのか考えるべきであると。  以下、武先生がおっしゃった鹿児島、埼玉時代に行った患者側に立ったサービス。  まず一つは診察時間を早める。これ書いてましたな、皆さん。診察開始は9時であったのを、院長とか組合とも話し合いをして8時45分からとして15分早めることとしたと。このことによって原則予約制の病院にとって患者増となり、さらには一刻も早く診察を受けたい患者さんにとって、不安と焦燥に駆られている状況をなくそうとするこのサービスは、埼玉県民に大好評であると。平成16年9月19日付の日経でも、膨らむ赤字の解消策、行政サービスの向上で、と報道された。書いてましたな、ここに、そのことを。まあどこの病院もうちでもそうやと思う。朝は受付時間前から患者さんは待ってる。早いとこ診察を開始することは大きな患者サービスやと。まさにそのとおりやと思うよ。それはこれは一つのことであって、このことが即すべてやとは思いませんが。  二つ目、病院モニター制度モニターの人20名、60人から70人程度の中から年齢の配分を考えて抽せんで20人を選んだと。そして病院に対する苦情を患者さんから聞いたり、みずから病院に訪れて問題を発見したときはいつでも病院に手紙や電話で連絡を入れるように依頼したと。患者は病院に対して診ていただいているという意識が強いため、はっきり非難することを避けようとするが、モニターは遠慮なく厳しいことを指摘する。しかし、病院にとって本当のことを知り、それを生かしていくことが病院の改善となるのであると。1年に3回、病院の幹部と20人のモニター合同会議をして生の声を聞く、病院にとってつらい指摘が多いが、市立の病院であるからにはこのような形で市民の声を聞く機会をつくる必要があると。それはだれでもこんなん聞くのいややと思う。しかし、みずからが市立病院のあり方としてこれらをやったと、こういうことのようであります。これはここに書いてあるとおり僕読んでんねんから、皆さん、そのとおりや。しかしや、あえて僕はもう一遍読み上げとんねん。  三つ目、患者視点の対応。これはいろいろ面会時間の問題とかいろいろその場、そのケースによって柔軟に対応してあげなさいよと、こういうことをおっしゃっているわけであります。私はこの三つともどもに、ほかにもいろいろありますが、特にやっぱり患者サービスということについてはこういうことをも真剣に考えて、取り入れるものは取り入れてほしいなとこういうふうに思います。  さらに愛病院精神の養成について。とどのつまり、最終はみずから勤務する病院に対して、職員全体がこの愛病院精神があるかどうかで今後の市立病院の浮沈が決まってくると。職員の間に一体感があり、病院への強い帰属意識があれば、そこには愛病院精神が生まれる。結果として職員が自分の権利を主張するばかりではなく、病院全体のことを考えた経営感覚を持つようになる。そこで武先生いわく、「幾ばくの経営改善策をつくるよりも職員の間に愛病院精神が醸成されれば、経営は自然とよくなっていく」とこういうこともおっしゃっておられるわけであります。その中にいろいろと連絡会を開いたり、もう連絡会に集まった人が上下の関係なくって、お互い病院のためには何をなすべきかということをいろいろ議論をされたそうであります。「病院職員全体が院長という指揮者の方に顔を向け、交響曲を奏でるのが病院という組織の理想のあり方」と武先生はこういうふうにおっしゃっておられますが、我が病院については公営企業法の全適ではないという面もありますけれども、大いに私は参考にし、取り入れてもらわなくてはならん点があるんではないかというふうに思いますが、この点について、院長、局長、看護部長、この3人の方は現場の責任者でありますんで、私が今申し上げましたことは十分御承知のことやと思いますが、ただ知識として知るだけではなくって、知恵として消化し、それをどう取り入れ、どう実行していくんかということが大事だと思いますんで、この点についてお三方から考え方、お答えをいただきたいと思います。 ○委員長重松恵美子)  阪口事務局長。 ◎市立病院事務局長阪口明善)  今、いろいろお話をいただきました。患者の皆様が、やはり安心され納得されてこの診療を受けられることが大切でございます。そのためにもやはり医師、看護師を初めとする病院職員全員が、それぞれの役割の中で信頼される対応をするため、接遇や事故防止についてきめ細かく研修と実践を重ねているところでございます。  やはり日常の取り組みの積み重ねが患者の皆さんに安心を与え、信頼され親しまれる病院となると考えております。そういう気持ちで全職員が一丸となって、この新病院の発展のために取り組んでまいりたいと考えております。
    委員長重松恵美子)  米田病院長。 ◎市立病院長米田正太郎)  私も武先生の本は読ませていただきました。基本的な精神はまさにそのとおりだと思います。細かい点で言うと、ちょっと時代が武先生が書かれた時点と今と少し違ってる点もあるかと思います。  ただ、いずれにいたしましても私どもの病院の基本理念基本方針、これをとにかく武先生の考え方なりを参考にさせていただいて、実施していくのが一番肝要なことだというふうに思っております。 ○委員長重松恵美子)  小島看護部長。 ◎看護部長小島美惠)  小枝議員のおっしゃることはよくわかりますし、その3点挙げられました中の患者サービスっていうことに関して、やはり我々は患者さん中心にどんな看護を提供していくかということは以前より考えておりますし、至らない点、患者さんから苦情をいただく点で、やはり誤解もあるなっていうことをよく感じます。その誤解がある状況の中を、ひざを交えて同席しながら解決していくっていうのはモニター的な考え方であり、以前にもありましたけれども、病院をよくする会っていうのを市民の方と一緒にサービスをよくするために考えた会もありました。これを具体的にもしかするとやっていかなければならない、またさらにそれを構築しなければならない時期が来てるのではないかんということも感じます。病院を愛する職員がいなければ収益がつながらないっていうこと、これもよくわかります。私たちも病院大好きです。あの環境も大好きです。  しかし、その誤解を招いて本当に八尾市立病院が新病院になって「だめだめだめだめ」と言われてきて、我々本当に挫折しかけたときもありました。でもその挫折でどうにもならない、それをじゃあそのまま挫折で行くのかっていうことには我々も持っていきたくなかったから、本当にみんなで一丸となって275名、今頑張っておりますけれども、やはり頑張っても頑張っても誤解されるところもあります。  私たちもだめなところばかりではなくて、本当にほめていただくところもあります。24時間365日、患者さんの近くにいればやはりこのことはよかった、あのことはよかった、しかし悪いことばっかりが前に出てきて、本当にみんなもこれ以上何をしたらいいのかっていって、やはり私の机の前に来て泣く子もおります。でもそれをやはり病院を愛する心と患者さん中心の看護をするために我々は頑張ろうという形でおりますし、今後もやはり275名のスタッフはそれを頑張って誇りある病院にしていってくれると私は思いますし、そういうふうなスタッフであると思っております。 ○委員長重松恵美子)  小枝委員。 ◆委員(小枝洋二)  ありがとうございました。  はっきり申し上げて、市立病院に期待も何もしてないのやったら、こんな遅くの時間に声を張り上げて議論する必要はない。290億もかけて、どないしてでもこれしっかり頑張ってもらわないかんねん。だた、あ、そうかそうか、19億か、20億かとそういうことにはならんねん。おれだってこんな大きい声を張り上げて憎まれるようなことは言いたないけども、しかし、このまま置いといて余りにも違い過ぎるやん、昔の建てる前のあの数字と、ここ最近こんなん思い過ぎかどうか知らんけど、あの当時の12年、13年、14年当時の収支試算というのは建てるための数字合わせやったんか。今度建ってもたら、手の届くぐらいの目標でええのんかと、その目標さえ届いてないやないかと。  昨年の3月も言うた。そやけども、このままではあかんねや。我々も市民から何か苦情があったら、この解決を皆さんとともにやっぱり前向きに考えないかんねや。だから来年の3月に同じような議論をせんでもええように、今、トップの皆さん3人からお答えをいただきました。  ひとつこれはこの武先生流のやり方であって、これは何もオールマイティで100%正しい、このまま実行できるとは思いませんが、しかし少なくともやっぱり、まねのできるところはまねをしていただいて、本当にやっぱり市民の皆さんも、ああ、市立病院に行こうと、ああ、何かあったらもう急性期、ちょっと先生に紹介状もろて行こうと。本当に先ほど言いましたように、赤字をサービスの向上でもってやっぱり解決をしていくということをひとつ目指して、頑張っていくことをお願いをしておきたいと思います。  きょうは興奮いたしまして若干言い過ぎた面もあろうかと思いますが、市立病院の将来をおもんぱかって吐いた言葉であるということを御理解をいただいて、ひとつ今後の活動に、行動に期待をしたいというふうに思います。  なお、私は冒頭の初任給調整手当については、どう考えても納得ができませんので、最終この採決には、何回も言いますが、トータルの人件費に文句言うてんのと違うよ。やっぱりこの執行の仕方に問題があると。  美原でこういう判決も出て、今現に裁判されて、また着手金500万かってことにならんようにしてもらわないかんので、この点については最終採決には退場させていただきますが、今後とも八尾市立病院の発展のために、ひとつ頑張っていただきたいということをお願いをしておきたいと思います。終わります。 ○委員長重松恵美子)  他にありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長重松恵美子)  それでは質疑を終結いたします。  なお、議案第37号の討論、採決については、先ほど審議会いたしました保健福祉部所管分及びこの後、審査を予定しております市民産業部保険年金課所管分と合わせて、当委員会所管分として一括して行います。  それでは議案第44号について討論に入ります。  討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり)     〔一部委員退場〕 ○委員長重松恵美子)  それでは、討論を終結して、これより議案第44号について採決いたします。  本件、原案可決を適当と認めることに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長重松恵美子)  御異議なしと認めます。  よって、議案第44号は原案可決を適当と認めることに決しました。     〔前記退場委員入場〕 ○委員長重松恵美子)  以上で市立病院に関する審査は終了いたしました。  それでは、この際、お諮りいたします。  市立病院については、委員協議会での報告事項がありません。  委員から何か御発言があるようでしたら、後ほどの委員協議会に出席を求めることにいたしますがいかがでしょうか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長重松恵美子)  それでは出席を求めないことにいたします。 ───────────────────── ○委員長重松恵美子)  理事者交代のため、暫時休憩いたします。  午前0時30分休憩     ◇  午前0時35分再開 ○委員長重松恵美子)  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。 ───────────────────── ○委員長重松恵美子)  次に市民産業部保険年金課関係の審査を行います。  まず、議案第32号「平成17年度八尾市国民健康保険事業特別会計第1号補正予算の件」を議題といたします。  松井保険年金課長から提案理由の説明を求めます。  松井課長。 ◎保険年金課長松井順平)  それでは、ただいま議題となりました議案第32号の件につきまして、御説明申し上げます。  国民健康保険事業特別会計第1号補正予算所の1ページをお開き願います。  今回の補正は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5321万1000円を増額し、歳入歳出予算総額を265億5万9000円とするものでございます。補正の内容でございますが、歳出の方から御説明申し上げますので、補正予算書の15ページをお開き願います。  歳出の款1総務費、項1総務管理費、目1一般管理費において954万6000円を増額し、2億8746万8000円とするもので、職員の超勤手当等人件費増額分によるものでございます。  次に16ページ、款2保険給付費、項1療養諸費、目1一般被保険者療養給付費において2億6000万円を減額し、109億983万6000円とするもので、一般被保険者の保険給付費を当初予算におきまして、療養諸費ベースで対前年度比6.6%増を見込んでおりましたが、決算見込みで5.3%増と見込まれるため減額をするものでございます。  次に、目2退職被保険者等療養給付費において2億6000万円を増額し、43億1496万2000円とするもので、療養諸費ベースで対前年度比8.1%増を見込んでおりましたが、決算見込みで15.4%増と見込まれるため増額をするものでございます。  次に、目3一般被保険者療養費において2600万円を増額し、6億3231万5000円とするもので、伸び率が当初の見込みを上回ったことによるものでございます。  次に17ページ、項2高額療養費、目1一般被保険者高額療養費については4500万円を増額し、10億8536万2000円とするもので、伸び率が当初の見込みを上回ったことによるものでございます。  次に18ページ、項4出産育児諸費、目1出産育児一時金については1230万円を減額するもので、件数が当初見込みを下回ったことによるものでございます。  次に19ページ、項5葬祭諸費、目1葬祭費については471万円を増額するもので、件数が当初見込みを上回ったことによるものでございます。  次に20ページ、款3老人保健拠出金、項1老人保健拠出金、目1老人保健医療費拠出金については、拠出金額の確定に伴い791万7000円を増額し、補正後の額を56億9437万6000円とするものでございます。  次に21ページ、款4介護納付金、項1介護納付金、目1介護納付金については、納付金額の確定に伴い2241万7000円を増額し、補正後の額を16億2838万3000円とするものでございます。  次に22ページ、款5共同事業拠出金、項1共同事業拠出金、目1高額医療費拠出金については、拠出金額の確定に伴い5421万6000円を減額し、補正後の額を5億4929万9000円とするものでございます。  次に23ページ、款9諸支出金、項1償還金及び還付加算金、目1一般被保険者国民健康保険料還付金については200万円を増額するもので、一般被保険者に係る過誤納保険料還付金の増加によるものでございます。  次に、目2退職被保険者等国民健康保険料還付金については100万円を増額するもので、退職被保険者等に係る過誤納保険料還付金の増加によるものでございます。  次に、目3償還金については、国庫支出金等の前年度の精算に伴う返還金といたしまして113万7000円を増額するものでございます。  一方、歳入でございますが、恐れ入ります、6ページのお戻り願います。  款3国庫支出金、項1国庫負担金、目1療養給付費等負担金におきまして5787万3000円を減額し、補正後の額を63億9460万3000円とするものでございます。内容といたしましては、一般被保険者の療養給付費の減に伴う国の負担分として6804万円を減額し、老人保健医療費拠出金の増に伴う負担分として209万7000円を増額するとともに、介護納付金の増に伴う負担分として807万円を増額するものでございます。  次に、目2高額医療費共同事業負担金については1265万円を減額し、補正後の額を1億3822万8000円とするものでご、高額医療費共同事業の対象となる医療費が、当初の見込みを下回ったことによるものでございます。  次に7ページ、款3国庫支出金、項2国庫補助金、目1財政調整交付金において1446万9000円を減額し、補正後の額を19億3048万7000円とするもので、普通調整交付金の減額見込みによるものでございます。  次に8ページ、款4療養給付費等交付金、項1療養給付費等交付金、目1療養給付費等交付金については2億6207万4000円を増額し、補正後の額を43億2863万円とするもので、退職被保険者等の療養給付費の伸び率が当初の見込みを上回ったことによるものでございます。  次に9ページ、款5府支出金、項1府負担金、目1高額医療費共同事業負担金については1265万円を減額し、補正後の額を1億3822万8000円とするもので、高額医療費共同事業の対象となる医療費が当初見込みより下回ったことにより、府負担金が減額となるものでございます。  次に10ページ、項2府補助金、目2財政調整交付金については803万9000円を減額し、補正後の額を9億2240万4000円とするもので、普通調整交付金の減額見込みによるものでございます。  次に11ページ、款6共同事業交付金、項1共同事業交付金、目1高額医療共同事業交付金については1億184万1000円を減額し、補正後の額を5億167万4000円とするもので、月額70万円を超える高額療養費の支給が当初見込みより下回ったことによるものでございます。  次に12ページ、款8繰入金、項1他会計繰入金、目1一般会計繰入金については1億6338万8000円を減額し、補正後の額を28億6131万8000円とするものでございます。内容としまして保険基盤安定繰入金の保険料軽減分として8018万4000円を、保険者支援分として1112万8000円を減額するもので、これは保険料軽減該当者が当初見込みより少なかったことによるものでございます。また職員給与費等繰入金は954万6000円増額し、出産育児一時金繰入金やその他一般会計繰入金など8162万2000円減額補正するものでございます。  次に13ページ、款9繰越金、項1繰越金、目1繰越金は、前年度繰越金の確定に伴いまして3億4100万2000円を計上補正するものでございます。  次に14ページ、款10諸収入、項3雑入、目5雑入については1億7895万5000円減額し、3129万8000円とするものでございます。これは繰越金の確定に伴い、当初雑入に計上したものを繰越金に振りかえたものでございます。  以上、まことに簡単ではございますが、補正予算の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御審査いただきますようお願い申し上げます。 ○委員長重松恵美子)  提案理由の説明が終わりました。  それでは、これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長重松恵美子)  それでは質疑を終結して、これより討論に入ります。  討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長重松恵美子
     それでは、討論を終結して、これより議案第32号について採決いたします。  本件、原案可決を適当と認めることに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長重松恵美子)  御異議なしと認めます。よって、議案第32号については、原案可決を適当と認めることに決しました。 ───────────────────── ○委員長重松恵美子)  次に、議案第37号「平成18年度八尾市一般会計予算の件」のうちの市民産業部保険年金課所管分を議題といたします。  松井保険年金課長から提案理由の説明を求めます。  松井課長。 ◎保険年金課長松井順平)  ただいま議題となりました議案第37号のうちの保険年金課所管分の国民年金費について、御説明申し上げます。  恐れ入ります。予算書の109ページをお開き願います。  款3民生費、項1社会福祉費、目2国民年金費でございますが、予算額は4615万4000円で、国民年金事務に係る人件費及び事務経費でございまして、前年度比1106万2000円の減につきましては、主に人事異動に伴う人件費の減でございます。  以上が保険年金課所管分の予算でございます。何とぞよろしく御審査いただきますようお願い申し上げます。 ○委員長重松恵美子)  提案理由の説明が終わりました。  それでは、これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長重松恵美子)  それでは、質疑を終結して、これより討論、採決を行いますが、先ほど審査を行いました保健福祉部所管分及び市立病院所管分と合わせて当委員会所管分として一括して行います。  討論ありませんか。  田中委員。 ◆委員(田中裕子)  議案第37号、平成18年度八尾市一般会計予算のうち保健福祉部所管分について、日本共産党を代表して反対の立場から討論を行います。  小泉構造改革路線のもと、庶民大増税と社会保障切り捨てによって市民には耐えがたい痛みが押しつけられています。こんなときだからこそ国や府の悪政から市民の命と暮らしを守る八尾市政が求められています。ところが本予算案は市民の切実な願いにこたえる内容になっていません。  第1に、障害者自立支援法によって1割負担となり、医療費の1割負担とあわせれば障害者や御家族にとっては耐えがたい負担となります。ところが八尾市はこれに対する手だてをとろうとしません。また高齢者施策については、住宅改造資金を80万から60万に引き下げたり、非該当の方の生活管理支援短期宿泊事業は1割から10割へ、高齢者生きがい活動支援通所事業は廃止など、介護保険制度の改悪に便乗して八尾市政でも改悪をしています。  第2に、次世代育成支援と言いながら、八尾市は子育て支援に逆行する施策を進めているということで、待機児童が依然多い状況の中、今必要なのは公立保育所の保育士をふやし、定数をふやしたり保育所をふやしていくことです。ところが八尾市は安中東保育所を初め5園の民営化を進めるなど、保育行政に対する八尾市の責任を放棄しようとしています。しかも安中東保育所では、引き継ぎ体制を十分とらないまま民営化を強行しようとしています。  そして第3には、旧同和地域を対象にした優遇施策が進められているということです。両市営浴場については、経営が安定してるという名目で非公募により人権地域協議会を指定管理者にしました。しかし、新たに経営を助けるためにと委託料を176万計上しています。経営の安定したと言って指定管理者を指定してるということに対して矛盾した支出を行っています。  以上の点から見て、本予算は市民のための予算とは言いがたい内容です。よって、平成18年度八尾市一般会計予算のうち保健福祉部所管分について反対の立場を表明します。同僚委員の皆様にはぜひ御賛同いただきますようお願い申し上げ、討論を終わります。 ○委員長重松恵美子)  他にありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長重松恵美子)  それでは、討論を終結して、これより議案第37号について採決いたします。  本件は、起立により採決いたします。  なお、オブザーバーで出席を願っております副議長には表決権がありませんので、申し添えておきます。  本案、原案可決を適当と認めることに賛成の方は起立願います。     〔賛成者起立〕 ○委員長重松恵美子)  起立多数であります。  よって、議案第37号は原案可決を適当と認めることに決しました。 ───────────────────── ○委員長重松恵美子)  次に、議案第17号「八尾市国民健康保険条例等の一部改正の件」及び議案第72号「八尾市国民健康保険条例の一部を改正する条例の一部改正の件」の2件を一括議題といたします。  2件、一括して松井保険年金課長から提案理由の説明を求めます。  松井課長。 ◎保険年金課長松井順平)  ただいま議題となりました議案第17号及び議案第72号について、一括して御説明申し上げます。  まず議案第17号ですが、障害者自立支援法の施行に伴い、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律の一部改正が行われたため、本市国民健康保険条例で定める精神医療給付金に係る規定について所要の改正を行うとともに、国民健康保険法施行令の一部改正がされたことに伴い、本市国民健康保険条例の関係規定を整備するものでございます。  内容としましては、第1点目といたしまして、本市国民健康保険条例で定める精神医療給付金の支給について、障害者自立支援法が制定されたことにより支給対象の根拠規定である精神保健及び精神障害者福祉に関する法律第32条が削除されたため、支給対象の根拠規定を障害者自立支援法で規定する指定自立支援医療であって、障害者自立支援法施行令に規定する精神通院医療とする条例規定の整備を行うものであります。  次に第2点目といたしましては、地方税における株式等に係る譲渡取得等の課税の特例の改正がされたことに伴い、国民健康保険法施行令の一部改正がされたことによりまして、特定中小会社が発行した株式等に係る譲渡損失の繰り越し控除等に係る保険料算定の特例に関する規定の整備を行うものでございます。  次に議案第72号についてですが、所得税における公的年金等の控除の改正に伴い、国民健康保険料の賦課に関し激変緩和措置として経過措置が講じられることとなり、国民健康保険法施行令の一部改正が3月10日に公布されました。つきましては本市国民健康保険料の所得割額の算定においても本経過措置を適用するため、本市国民健康保険条例について所要の改正を行うものでございます。  なお、具体的な経過措置の内容といたしましては、平成17年1月1日現在において65歳以上であったもので、平成17年中に取得税法第35条第4項に規定する公的年金等控除額の控除を受けた場合であって、平成16年中にも公的年金所得について同様の公的年金等の控除額の控除の適用を受けた場合について、平成18年度においては13万円の特別控除額が、平成19年度においては7万円の特別控除額が適用されるものであります。  また本経過措置につきましては、保険料の算定において所得割額の算定の特例として適用されるほか、減額賦課、いわゆる軽減判定においても適用されるものでございます。  以上、まことに簡単ではございますが、提案説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○委員長重松恵美子)  提案理由の説明が終わりました。  それでは、これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。  田中委員。 ◆委員(田中裕子)  時間も遅いので、簡潔に質問させていただきたいと思います。  議案第17号なんですが、障害者自立支援法によって更生医療、育成医療、精神通院が1割負担となりました。今回のこの提案されている条例の内容によりまして、国保に加入されている方が具体的にどのように1割負担になるのかお答えいただけるでしょうか。 ○委員長重松恵美子)  松井課長。 ◎保険年金課長松井順平)  自立支援法に基づきます、精神通院医療された場合、国保の加入者でございますけども、1割負担される方については、一定国保の方から、その1割について助成させていただくと。そういう制度でございます。 ○委員長重松恵美子)  田中委員。 ◆委員(田中裕子)  以前から1割負担を国保で肩がわりして無料で通院できてたと思うんですが、障害者自立支援法が始まっても、引き続き同じような体制でやっていただけると理解したらいいのかなと思うんですが、そんな中で、ほんまに1割負担やったら大変やという方が多かったと思うんですね。  これは非常に、精神障害者の方も通院の負担が無料となり、軽減されるということで大変いいことではないかと思います。  議案第72号について教えていただきたいんですが、今回税制改悪によって大きな負担が発生して、国保料も影響を受けるということなんですが、この控除は国の財政措置が何かされるんでしょうか。 ○委員長重松恵美子)  松井課長。 ◎保険年金課長松井順平)  国からの財政措置というものはございません。 ○委員長重松恵美子)  田中委員。 ◆委員(田中裕子)  具体的には、どのような形で、国保財政の中で、控除分の財源を確保されるんでしょうか。 ○委員長重松恵美子)  松井課長。 ◎保険年金課長松井順平)  財源の確保というよりも、先ほど申しましたように、平成17年1月1日現在において65歳以上であって、平成16年中も公的年金等の控除額の控除の適用を受けた場合については、今回の税制改正によって、激変の状況になるということで、それについて、一定、平成18年度につきましては13万円の特別控除をさせていただくと。また、19年度については7万円の控除をさせていただくということで、いわゆる所得の方から、それだけのさらに控除をさせていただくという制度でございます。 ○委員長重松恵美子)  田中委員。 ◆委員(田中裕子)  国から財政措置がないということは、言ってみれば、保険料で賄うということになると思うんです。  私は、本来激変緩和措置というならば、きちんと国が財政措置すべきやと思いますし、実は介護保険も国から、財政措置ありませんでした。  結局はタコが自分の足食べてるようなものだなと思うんですね。激変緩和措置自体は必要なんですが、国のそういう無責任なやり方については、ここでちょっと批判を述べさせていただきたいと思います。  ただ、両方の議案については、利用者にとっては大変助かるものでありますので、賛成したいなと思ってます。 ○委員長重松恵美子)  他にありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長重松恵美子)  なければ、2回目の質疑に入ります。   質疑ありませんか。
        (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長重松恵美子)  それでは、質疑を終結して、これより2件一括して討論に入ります。   討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長重松恵美子)  それでは、討論を終結して、これより議案第17号および第72号について採決いたします。   本2件、原案可決を適当と認めることに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長重松恵美子)  御異議なしと認めます。   よって、議案第17号および第72号は、いずれも原案可決を適当と認めることに決しました。 ───────────────────── ○委員長重松恵美子)  次に、議案第38号「平成18年度八尾市国民健康保険事業特別会計予算の件」及び請願第16号「国民健康保険料大幅値上げに反対する請願の件」の2件を一括議題といたします。   審査に先立ち、お諮りいたします。   議事の整理上、先ほどの請願審査と同様、まず、議案第38号について審査を行い、適当なときに議案の質疑を一時留保し、請願審査を進めていきたいと思います。   このように取り扱うことに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長重松恵美子)  御異議がないようですので、まず議案第38号の審査を行います。   松井保険年金課長から、提案理由の説明を求めます。  松井課長。 ◎保険年金課長松井順平)  ただいま議題となりました、議案第38号について、ご説明申し上げます。   議案の説明に先立ちまして、まず、国民健康保険事業と平成18年度予算案の概要をご説明申し上げます。   恐れ入りますが、お手元にお届けしております資料の1ページ、世帯数及び被保険者数・医療費・老人保健拠出金の推移をご覧願います。   平成17年度の見込み数でございますが、国保加入数は5万5884世帯で、被保険者数は、10万7436人で、前年度より、917世帯、458人増加する見込みでございます。   また、平成18年度にはさらに1457世帯、1276人増加し、5万7341世帯、10万8712人になる見込みでございます。全市民のうち世帯数で、5割が、人数で4割近くが国保加入者との見込みでございます。   2段目の医療費の推移でございますが、18年度の医療費は、療養諸費の一般分で、対前年度と比較して、102.9でありまして、17年度より、2.9%増加するものと見込んでおります。   2ページと3ページをご覧願います。2ページに歳入の概要を、3ページに歳出の概要を示しております。   これは、国から示された「予算編成の留意事項に関する通知」に基づきまして、平成14年度制度改正による、前期高齢者等にかかる医療費の増加及び、平成18年度制度改正による医療費の減、老人保健拠出金の減少等を勘案し、さらに老人保健拠出金・介護納付金に見合う国庫支出金等を確保することにより収支の均衡を図るとともに、三位一体改革による国保助成費の税源移譲に基づく予算枠の変更等を勘案し、予算を見込んだところでございます。   歳入・歳出の内容につきましては、後ほど予算書にて、ご説明させていただきますが、説明の前に、「平成18年度国民健康保険料率及び賦課限度額(案)」について御説明申しあげます。恐れいります、4ページをご覧ください。   まず、基礎賦課額の基本方針を、医療費及び老人保健拠出金の増減に見合った適正な基礎賦課額を確保することと、既に条例改正済でございますが、所得段階別賦課限度額を見直すことの2点でございます。   平成18年度の保険料率及び限度額等でございますが、所得割の料率は、10.2%、対前年度、0.5%増、均等割は、1840円引き上げ、3万1590円、平等割は、1160円引き上げ、2万7080円とさせていただくものでございます。   賦課限度額については既に条例改正済でございますが、所得額400万円未満の世帯については、52万円を53万円に、400万円以上については、53万円で増減なしでございます。   一般・現年度の一人当たり保険料額で見ますと、平成18年度は、8万0768円で、17年度決算見込額と比較して、5281円、7%の増額でございます。   次に、介護納付金賦課額につきましては、基本方針を介護納付金に見合った適正な介護納付金賦課額を確保することとしております。   介護納付金賦課額は、国全体の介護認定者数と、一人当たりの介護サービスの利用数が、年々増加することにより、その結果国全体の介護給付費が年々増加しており、保険料率につきましては、所得割料率を、平成17年度と比較して、0.24%増の、1.76%とし、均等割を、2060円引き上げ、1万2030円とし、限度額につきましては、国が政令で1万円引き上げ9万円となりますので、条例第11条の10の規定により、本市の限度額も政令と同額の9万円となるものでございます。   現年度の一人当たり保険料額で見ますと、平成18年度は、2万2272円で、17年度決算見込額と比較して、4195円、23.2%の増額になるものでございます。   5ページと6ページは、平成17年度と18年度の医療分と介護分の保険料を比較して、その差し引き増減額を、世帯人員数ごと、所得段階別に示したものでございます。7ページは、医療分と介護分を合計し、示したものでございます。   8ページは一般会計からの繰入金の内訳で、平成18年度は、総額30億4166万7000円を繰り入れることとしております。   9ページと10ページは、府下各市の一般会計繰入金の状況、収納率の状況でございます。   さらに、11ページにはこれまでの国保事業の決算状況及び料率と限度額の推移を示しております。   以上が国民健康保険事業と平成18年度予算案の概要でございます。   それでは、次に平成18年度国民健康保険特別会計予算案について項目別にご説明申し上げます。歳出から項目別にご説明申し上げますので、予算書の234ページをご覧願います。   総務費5億4251万5000円につきましては、職員の人件費及び保険料の賦課徴収に要する経費でございます。対前年度比5886万1000円の増で、これは主に平成18年度に実施される国保制度改正に対応した国保電算システムの変更業務により増額したものでございます。2段目の保険給付費につきましては187億5262万5000円で、被保険者が医療を受けたことなどに対する給付に要する費用でございます。これは平成18年度の制度改正を勘案するとともに、過去3年間の実績及び前期高齢者等に係る医療費の増を考慮し、一般被保険者の療養給付費等の伸び率を療養諸費ベースで前年度決算見込み費2.89%増と見込んだものでございます。  次に、老人保健拠出金は国から示された全国の老人保健医療費所要総額などから算出された諸計数に基づき算定いたしまして、平成18年度の拠出金を55億6253万9000円、対前年度予算対比1億8629万5000円、3.24%の減でございます。  次に、介護納付金につきましては、国から示された算定諸計数に基づき算定しまして、18年度の納付金を16億8730万円と見込み、前年度予算対比8133万4000円、5.06%の増でございます。なお、保険給付費と老人保健拠出金並びに介護納付金、3項目の合計額は260億246万4000円となり、歳出総額の95.09%を占めております。  次の共同事業拠出金5億2174万2000円については、今回の制度改正により対象医療費が1件70万円以上から80万円以上へ引き上げるものの、継続実施いたします高額な医療費の再保険制度の拠出金でございます。保険事業費は7697万2000円で、被保険者の総合健康診断、いわゆる人間ドックや医療費通知、健康増進にかかわる経費でございます。  次の基金積立金は1万円で、出産育児一時金貸付基金の利子収入を積み立てるものでございます。  次の公債費は300万円で、資金不足になた際の財政調整基金の一時借入金に係る支払利子でございます。  次の諸支出金は1401万円で、保険料の過誤納付に伴う還付金及び国庫支出金等の精算に伴う返還金等を見込んでおります。  次の予備費は1億8454万9000円で、保険給付費のうちの医療費のおおむね1%を見込んでおります。  以上、歳出合計273億4526万2000円でございます。  次に歳入でございますが、恐れ入ります。233ページにお戻り願います。  まず国民健康保険料でございますが、歳出における保険給付費、老人保健拠出金、介護納付金等の支出に見合った保険料として94億9390万2000円を見込まさせていただいております。3段目の国庫支出金は、三位一体改革による国保助成費の税源移譲の影響を考慮した上で療養給付費と負担金については歳出における一般被保険者に係る保険給付費、老人保健医療費拠出金及び介護納付金に見合う額を、調整交付金については近年の交付額及び国における予算の伸び等を勘案することに加え、介護納付金に見合う額を見込み総額81億8650万7000円を見込んでおります。  次の療養給付費等交付金につきましては、退職被保険者等に係る保険給付費に見合う額及び老人保健拠出金の退職被保険者に係る分を、診療報酬支払基金からの交付金として45億3509万3000円受けることを見込んでおります。  次に府支出金については、三位一体改革による国保助成費の税源移譲の影響を考慮した上で、都道府県調整交付金については、平成17年度からの経過措置として平成18年度移譲分として療養給付費等負担金の5%程度が移譲されるものとして13億173万円を見込み、総額を15億2530万7000円と見込んでおります。  次に共同事業交付金は5億2123万2000円で、高額医療費共同事業に係る交付金でございます。  次に財産収入は1万円で、出産費資金貸付基金から発生する利子収入でございます。繰入金につきましては、保険基盤安定分14億1730万1000円、その他の繰り入れ基準ルール化分を合わせまして30億4166万7000円でございます。  次に諸収入は4144万4000円で、保険料の納期限後の納付に伴う延滞金及び交通事故などで支払われた給付費に係る第三者からの納付金でございます。  以上、歳入総額は273億4526万2000円でございます。  以上、まことに簡単ではございますが、提案説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○委員長重松恵美子)  提案理由の説明が終わりました。  それでは、これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。  内藤委員。 ◆委員(内藤耕一)  先ほどの介護とも同じ重なる部分は出てくるかなとは思うんですけれども、今回の予算、資料の方でも説明していただいてるんですけれども、余りにも大きな市民に対する負担増になっています。今回の所得割、また均等割、平等割、こういう均等割や平等割という能力に関係のない、そういうところまで大幅に引き上げていく、そして今の所得割の部分でも介護の方でも言わせていただいたんですが、市税の増収の半分ぐらいが税制の改悪の中での増税で生まれる増収になってきているわけですよね。本当に今の国の負担ていうのが、やり方というのが弱いところからどんどん取るけれども、取れるような大企業、そういうところからは全く取らないという姿勢が市民を苦しめてるっていう実態だと思うんです。  そういう中で自治体そのものも大変な状況に追い込まれる中ではあるかと思うんですけれども、ただ今度の保険料の引き上げ分ですね、全体で8億ぐらいですか、なってくると思うんですけれども、少しでも低く抑えると、三十何億という一般会計の繰り入れ、こういうことも言われていましたけれども、さらにふやして市民の負担を減らしていく、こういう思いというのはありませんか。 ○委員長重松恵美子)  松井課長。 ◎保険年金課長松井順平)  先ほども申し上げましたように、歳出の方で保険給付費、また老人保健の拠出金、また介護納付金、これら三つを足しまして95%を占める歳出を確保していかなければならないと。その歳出を確保するためには歳入の方では基本的には国からの支出金をいただく分、そして市からの繰り入れ、そして残りは皆様方の保険料で賄っていかなければならないというのが基本的な考え方でございます。委員御指摘の一般会計の繰入金というのは、もう既に先ほど御説明させていただきましたように30億というものを繰り入れとして入れさせていただいておりまして、これ以上の繰り入れ等についてはこれは困難なことと考えております。したがいまして、どうしても皆様方の保険料でその残りの分は賄っていただかないと、保険制度が維持できないということでございます。以上でございます。 ○委員長重松恵美子)  内藤委員。 ◆委員(内藤耕一)  維持できなくなってる最大の理由っていうのが、私そこは国の支出が削減に当たってくると思うんですよ。八尾でも払い切れてない滞納世帯はふえてきてると思うんですね。  国保の運営協議会の資料を見させてもらいましても、その収納率が一番低いところはやっぱり当然と言いながら所得なしの層になってきてます。その次に低いのが200万から400万円の所得の世帯になってると思うんですよね。もうそれだけ所得ないから、もともと払えないという状況はあると思うんですけれども、200、400という、そこは一番中間と言えば中間になるのかもしれないんですけれども、そこにすごい重い負担が、のしかからざるを得ないような状況になってきてるんやと思うんですよね。  90を超えてるというのが所得区分で言ったら三つですか、100万から200万と400万から700万と700万円以上という、そこだけしか90を超えれないような、今でもこういう状況なんだと思うんです。それをさらにこんな税制改悪される中でのこんな保険料の引き上げ、そんなことすれば新たに払えない人をふやして収納率が低くなる、そうなればさらに国からの罰則で入るべき補助金、それも減らされる。さらに保険料の引き上げせざるを得ない、こういう悪循環に陥っていくと思うんです。  そういう点でも一つは国に抜本的に求めていただくと言うことを当然やりながらも、しかしもう一度繰入金をふやしていくということが僕は必要だと思います。この間、厚生労働省ですかね、そういうところでも収納対策の緊急プランを策定しようと、こういうことを言ってきてたと思うんです。払えないような状況をつくり出してきたものだから、今度何としてでも集めてこいと、そういうプランをつくってますかね。そういうのをつくっているとすれば、八尾市がさらに取り立て屋みたいなことまでしないといけなくなってしまうわけですよね。  本来、市民の暮らし守るその自治体が、どっかの金融機関と同じような、サラ金のような取り立てをせざるを得ないようなこういう自治体になってしまっていいとは思えないし、そんなことを皆さんも望んでるとは思えないんですよね。そういう点でも抜本的な改正を国に求めていく、そしてもう一度繰入金、これをふやしていく、そういう思いあればちょっと助役さんか市長さんかお願いできますか。 ○委員長重松恵美子)  お諮りいたします。  内藤委員から指摘のありました点については、後ほどの協議会で報告を受けることになっております、「八尾市国保料収納対策緊急プランについて」と関連いたしますので、この際、報告を受けることにいたします。  これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長重松恵美子)  御異議なしと認めます。  それでは、報告を受けることにいたします。  保険年金課長。 ◎保険年金課長松井順平)  ただいま議題となりました八尾市国保料収納対策緊急プランについて、御報告申し上げます。  お手元の緊急プランの表紙をお開きいただき、目次をごらんください。大きく4項目からなっております。1は本市としてこの緊急プランを策定した趣旨を、2は今後取り組んでいくべき緊急の収納対策9項目を、3は今後の考え方、そして4は掲載した資料でございます。  それでは1ページをごらんください。  策定の趣旨でございますが、平成15年度の収納率の全国平均が90.21%となり、将来的には90%を下回ることが予想され、国から各保険者が収納対策緊急プランの策定を行う等収納対策の検討を求めた通知が昨年2月にございました。本市の収納率は既に一般現年度で90%を下回っており、緊急プランを作成するため庁内に策定委員会等を設置し、策定したものでございます。  2、今後取り組むべき緊急収納対策を9項目挙げております。なお、国は通知文で具体的な収納対策を例示しておりますが、各保険者で可能なものについて早急に取り組んでほしいという通知の趣旨も踏まえ、本市が現在取り組んでいる対策も含め、効果のある対策を緊急収納対策としたものでございます。項目としまして国保制度の周知、届け出の周知、不居住者の調査、新たな納付方法の研究、滞納分析の実施等でございます。  2ページから6ページに詳細な内容、また具体的な取り組みを挙げさせていただいております。
     7ページの今後の展開として、本市として今後、本市の現状の体制も踏まえながら取り組んでいきたい旨を記載しております。  8ページ以降につきましては資料でございまして、8ページ、9ページには国の例示を、10ページからは庁内策定委員会関係を記載させていただいております。  以上、甚だ簡単な説明でございますが、収納率の向上を図るため全力でプランの具体化に努めておきたいと考えております。 ○委員長重松恵美子)  それでは、佐々木助役から答弁をお願いいたします。  佐々木助役。 ◎助役(佐々木義次)  国民健康保険料について、国への働きかけの御質問ございましたが、確かに財政基盤は脆弱で大変な状況になっているわけでございますが、国民皆保険制度を支える国民健康保険は、我々はやはり長期的に安定した制度のもとでやっていきたいと考えているわけでございますが、これについては市長会等も通じて本市といたしましても国保財政、早急な改善を図るための国庫負担率の引き上げについて申し入れてるところでございまして、今後とも国に対して強く要望してまいりたいと考えております。  また、一般会計の繰入金の増額、これは基盤安定を含む内容では、先ほど松井課長の方から説明いたしました参考資料の9ページにも書いておりますとおり、相当上位の1人当たりの繰入金の状況も努力しているところでございますんで、ひとつよろしく御理解をお願いしたいと思います。 ○委員長重松恵美子)  内藤委員。 ◆委員(内藤耕一)  最初の1ページのところでも書かれているんですけれども、「本市の収納率は平成13年度から一般現年度で90%を下回っており、国の調整交付金の交付額も7%減額されている」と。収納が悪かったらこんな7%減額するとか、そういうことをしては決してならんと思うんですよ。  先ほど言われてたように、国民皆保険制度です。本当に市民が医療制度を受け入れる最後のとりでになるわけですよね。本来、出発自身からもう皆さんも知ってはると思うけど、国保制度というのはもう保険に入れなかったようなそういう自営業者や漁業の関係者の方、所得の低い方が入る保険制度なわけですから、当然基盤は脆弱なんです。だからこそ国がしっかりと支えてきてたと思うんですよね。  そういう点では国にもう一度働きかけていただきたいし、もっとふやしてもいただきたいし、ここで言われてるような対策プランで最後に滞納処分の実施って書かれてるんですが、「具体的な取り組みとしては預金調査等を行い滞納処分を実施する」と。本当になけなしというか、払える人であれば払ってはるでしょうし、本当に払えない人のそういうプライバシーにまで侵害するようなそういうプランまで立てるような、それは本当に自治体のやるべきことではないと思いますし、取り立てるという点では、これ国保新聞に載ってたんですけども、国民年金ですか、これ滞納してたら短期証も出せるようにせえとかね、こんなこと国民年金といったらちょっと関係ないですけども、本当に老後の生活を支える基本になる部分、この部分と医療を受ける部分を連動させようと、自民党の人たちなんかが中心にいろいろと考えられてるんですけれどもね。公明党は書いてないんでちょっと言えないんですけれども、ただこういう暮らし支えるその制度をおどしに使うような、そういう転換を図るようなことはしてはならんと思うんです。  先ほど最初の方に言われてたように、もう5割の世帯が国保加入者になるわけですよね。人口の4割が国保加入者になってくるわけですよ。こういう半分やね、半分の世帯が国保加入者という時点で、もう繰り入れをするっていうこと自身が他の保険者との整合性が合わないとか、そういうことにはなり得ないと思うんです。逆にこれだけ国保料が安くなれると、他と比べても安いということがあれば、もっと八尾市の評価も上がるだろうし、周りの市外の人たちも影響をどんどん与えていくことになると思うんです。ぜひ皆さんにはその立場に立っていただきたいなと思うんですけれども、そういう答弁というのは当然ながら返ってこない、この2日間、物すごい悲しい思いをしながら質疑をさせていただいてるんですが、この議案についても僕は賛成するということはできないということを一言言って、質問を終わらせていただきます。 ○委員長重松恵美子)  他にありませんか。  田中委員。 ◆委員(田中裕子)  先ほど内藤委員からも指摘をさせていただいたんですが、助役から国庫負担率の引き上げ、これを国に要望されるというふうにおっしゃっておられました。まさにそれが必要だなというふうに思うんです。平成16年とことしの予算と保険給付費ですよね。歳出の中の保険給付費が占める多くなった量いうのをちょっと比較しましたら、平成16年が164億円、平成18年が187億円、20億円保険給付費がふえてるわけです。この主な原因がどこにあるのか、ちょっと教えていただけたらなと思います。 ◆委員(重松恵美子)  松井課長。 ◎保険年金課長松井順平)  保険給付費が伸びるということは、これはすなわちやっぱり被保険者の方が病院に行かれるということでございますので、原因といたしましてはそういった医療の負担がふえたということでございます。以上でございます。 ○委員長重松恵美子)  田中委員。 ◆委員(田中裕子)  この間、老人保健法が変わって前期高齢者の方が国保に加入というか残るというか、そういう状況が起きてると思うんですが、この前期高齢者の方の影響がこの20億円の中でどれぐらい占めるかという、およそで結構なんですがちょっと御見解を聞かせていただけたらなと思います。 ○委員長重松恵美子)  松井課長。 ◎保険年金課長松井順平)  前期高齢者の方の合計が、一般で15億ほどですね。退職の分で14億ほどございます。以上でございます。 ○委員長重松恵美子)  田中委員。 ◆委員(田中裕子)  国保の運協の中でも報告されてらっしゃったと思うんですが、この国保の保険給付費の中で前期高齢者の方が国保に入ってこられるっていう、どういう言い方をしたらいいかよくわからないんですけど、引き続き残っておられると。その中で、やはりその方がよく医療にかかられるということで負担がふえてるというふうなことをおっしゃっておられたと思うんですね。  この老健法の改悪というのはそもそも私、国がやったものにあると思うんです。だからこの20億円というのは、病院にかかる人が多くなってると同時に国の責任も非常に大きいなというふうに考えております。  その次に歳入という点で言いますと、平成16年と平成18年、比較しました。保険料分を除いて、いわゆる国庫支出金、府支出金や一般会計からの繰り入れ、これを合わしたものが平成16年が134億円です。平成18年には147億円、大体差額で見たら11億円の差があるんです。言ってみれば、平成16年から比べて平成18年は保険給付費は20億円ふえてるんですね、歳出が20億円ふえてると。  でも歳入という点で見たら、国や府や市の一般会計で見れば11億円しかふえてないわけなんです。つまり20億円支出はふえてるのに、11億円しか歳入という点では入ってきてないと。国保というのはそもそも国の役割が大きいんですから、私は国がもっとしっかりと、20億円の医療費の負担がふえて、国保財政に影響を与えるならば11億円しか追いついていかないという状況を一刻も早く改めるように、助役がおっしゃっておられたように国に対して国庫負担金を上げなさいと、これ本当にもっともなことだと思うんです。  そんな中で、結局国が追いついてない分をじゃあどうしたらいいかいうことで、保険者に今、八尾市は押しかぶせていくということで、保険料の引き上げ、そして減免制度の拡充はどうかなというふうに思うんですが、どのようにお考えでしょうか。 ○委員長重松恵美子)  松井課長。 ◎保険年金課長松井順平)  減免制度につきましては、一定法定軽減させていただいてる分がございます。また政策減免もさせていただいてる面がございます。こうした本市としては、現在、二つの減免制度をさせていただいてるということで、委員御指摘のこれ以上の減免制度についての拡充は困難というふうに考えております。以上でございます。 ○委員長重松恵美子)  田中委員。 ◆委員(田中裕子)  それでは一つお聞きしたいんですが、平成16年に条例が決まって、限度額引き上げを行ってきましたよね。ことしがその最終年度になります。すべての所得の方の限度額が53万円、1本化するわけです。これを年を追って見ますと、結局、所得の低い方、特に200万から400万の方、この方に多大な影響が起きるということが明らかなんです。例えば400万未満の方でしたら限度額が平成15年、48万だったのが、16年、50万円、17年には52万円、そしてことしは53万円になると。  その一方、所得が700万以上の方は53万円から変わってないと。つまりずっと上限額は同じものということになるんですね。私、思うんですよ。国が結局きちんと国庫支出金、支払ってない。どうしても財政的に苦しくなってくる、保険者に求めると、保険者いうか加入者に保険料として求めてくると。今の仕組みの中では、こういう仕組みもあるかもしれません。でも一般会計から繰り入れもできない、減免制度できないと冷たい答弁があったんですが、例えばことし、この53万円の一本化をもう少し先に延ばすとか、何らかの手だてをとる必要があったんじゃないかなというふうに思うんです。  特にことしは、税制改悪で非常に雪だるま式の負担がふえてくるんです。これは一般会計のときも御紹介したんですけど、本当に想像を絶するぐらいの負担がどんとかかってくるんですね。八尾市独自の努力として、例えばこの400万未満の方が平成17年には52万だった限度額を、ことし53万に引き上げてるわけです。これを52万に据え置くとかそういう努力も考えることも必要だったと思うんですが、そういう検討はされたんでしょうか。 ○委員長重松恵美子)  松井課長。 ◎保険年金課長松井順平)  18年度から八尾市の国民健康保険料について、所得に関係なく53万に一本化されるということは、既に先ほど私が提案理由の中で御説明させていただいたように、条例の方で改正済みでございまして、そうした形で18年度には一本化になるということでございます。以上でございます。 ○委員長重松恵美子)  田中委員。 ◆委員(田中裕子)  請願の趣旨説明や請願者の方の思い、また報告があると思うんですが、今の市民の実態というのは、平成16年に条例が決まったから自動的に限度額を上げたらいいと、そういう段階を超えてます。私はなぜそこで条例、決まったからといってこう上げたのか。もっと市民の立場に立って、ここを何とか考えることができへんかったかという、そのやはり八尾市の姿勢は非常に冷たいなと、市民の立場に立ってないなというふうなことを思うわけです。  さらに今回、収納プランというのを立てました。預金調査まですると言います。本当に内藤議員からも指摘があったんですが、ひどいやり方だなと思います。本来の社会保障の立場に戻って、八尾市が市民の実態に即した国保行政を行っていかれることを要望して、質問を終わらせていただきます。 ○委員長重松恵美子)  他にありませんか。  阿野委員。 ◆委員(阿野覚)  今回、国保料金の改定ということですけれども、それに先立ってお聞きをしたいと思うんですね。一応この「国保料収納対策緊急プラン」、これ余り今までこういうことがなかったわけでしょ。なぜこういうものをつくられたのか、まずそれからお聞きをしたいと思います。 ○委員長重松恵美子)  松井課長。 ◎保険年金課長松井順平)  先ほど申し上げましたように、平成17年の2月に国の方から、このままでは全国的に収納率が下がっていく一方であると。そうしたことを踏まえて、各保険者については緊急に収納対策を検討して、またそうしたプランを検討していただきたいという通知がございました。本市といたしましては、当然こうした通知を受けるまでもなく、本市の収納率がやっぱり90%を割ってるということで、いろんな形で従前から収納対策を講じてまいりましたが、こうした通知をきっかけに、いま一度収納対策に取り組んでいくためにこうしたプランを策定したという次第でございます。以上でございます。 ○委員長重松恵美子)  阿野委員。 ◆委員(阿野覚)  本来、国から指示を受けたということで理解していいんでしょうね。  この1ページ目に書かれてるように、これは13年度ですから90%、国の平均。全国的な平均からすれば90%を下回る収納率であると。  私が23年前に議員にならせていただいたときには、もういわば94%っていうのは、4から3というのは当たり前の時代であったわけですけれども、そのころから見れば、これ、ええっていう感じでここ数年間、90%を下回るという、80%台と。いわば超えてはならない線でしょうかね。  そういう状況で、本来、健康保険というのは応能、応益という、そういうお互いの加入者同士の支え合いというものが原則であるわけですわね。だから今、国がどうという意見がありましたけども、これは当然、支援策として国が国庫負担というこういうシステムで、原則としてはあくまでも加入者同士というのが大半の原則でしょ、保険料を納める、そうして保険を使うと。こういう関係の中で成り立ってるものであって、それに対して国庫負担金であり、いや調整交付金ですか、中身はね。  それと一般会計からの繰り入れ、これは当然、政策減免ということを市として実施されてるから政策減免に対する一般会計の責任として、繰り入れという、これは基本的な原則で、いわば国民健康保険というのは成り立っているわけですよね。当然、これ7%減額されてるということは、これは保険料の改定のときにいろいろやっぱり影響していく大きな問題ではないかなと思うんですね。この7%というのは大体現在のこの国保事業特別会計でどのぐらいの金額を示されるわけですか。 ○委員長重松恵美子)  松井課長。 ◎保険年金課長松井順平)  おおよそでございますけども、7%で約1億5000万の減がございます。 ○委員長重松恵美子)  阿野委員。 ◆委員(阿野覚)  そうすると収納率九十何パーセントとは言わなくても90%を目標にするというだけで、それだけのいわば保険料の増収、増益とこういうことになるわけでしょ。極端な問題じゃないんですね、これ。95に持っていきなさい、いや98で行きなさいという目標じゃないんです。全国平均のこの7%の一つの努力をどうしていくのか、これは大事な問題だと思うんですね。  それとともに、もう時間も遅いですから端的に申し上げたいと思うんですけれども、八尾市の7%の確保の努力、これは経営努力だと思うんですね。それともう一点が、納付奨励費っていうのは前から申し上げてるように、前納報奨金で、いわば1億1900万という、これお互いに合わすと2億以上の金額になるわけですね。これ前納報奨金を、なぜ解消できないんですかとこう申し上げると、いわば資金繰りのために必要だと。これ資金繰りということで必要であれば、一般会計から一時借り入れすることも可能だと思うんですね。返すわけですから。もらうわけじゃないんですから、返すわけですから。だからそういうことが、私も国民健康保険の被保険者なんです、これ。そういうことが行われてる。これははっきり言って、加入者と全く関係ない話なんですよ、そうでしょ。資金繰りというのは、いわばこの特別会計を運営してる責任者にあるわけであって、被保険者には何もこれ関係ないわけですよ、これ。  そういうことでありながら、いわば中には全額ばんと納められるという能力がある方いらっしゃるんです。それはそれでいいんじゃないですか。中には年金生活してるけれども、自分は絶対に社会責任を果たしたいいうことで、きちっと生活設計を立てられて、そういう方も納められてる方がいらっしゃるんです。そういう個々の努力の中で、いわば納めていただく。それを恐れて、こういう報奨金制度がなくなると、納付がなくなるんじゃないかと。  そういう問題やなくして、これはあくまでもきちっと、前にも申し上げたように期数、期数で10期、きちっと納められてる方から見れば、その方には一切こういう報奨金はないわけなんですよ。一方で、いわば財源が不足しました。それで料金改定、今までしてきたわけでしょ。改正時期にはいつも財源不足という。今回のこの1億1900万、あと7%の経営努力をして、国平均のいわば90%を努力をしていけば、7%の調整交付金の削減もないわけでしょ。  そういうふうに自主財源の中で経営を努力していくという工夫は、あって当然じゃないですか。それが全部これ被保険者にかぶってるわけでしょ、この財源不足、ここで使ってるお金。いわば収納率を結局平均、ペナルティーを課せられる基準以下に落としてる。これは経営努力が足らないと言われたら、これはしょうがない話ですけどね。この問題についてどう解決をされるんですか。この前納報奨金にしても、うちらの税でも申し上げたことあるんですけれども、当然、こういう特典をつけなければならないということは、いわばそれが何年間によって必ずそのものが1億1000万という、この金額が結局はいわば料金の不足ということで、保険料の不足ということで必ず料金改定につながってるじゃないですか。あとはきちっと整理すべきじゃないですか。あくまでも応能、応益の原則から見れば、完全にこれは不公平なんですよ。  だから、最初に戻りますけれども、あくまでも資金運用上、先納めてくれる人の保険料による資金運用上と言うんだったら、これは理由にもなりませんよ、値上げにつながるようなことになれば。そしたら値上げすることによって、また滞納が始まるわけでしょ、ふえるわけでしょ。これは経営上から言ったら、経営悪化を招いてると言わざるを得ないと思うですけどどうでしょうか。 ○委員長重松恵美子)  松井課長。 ◎保険年金課長松井順平)  もう委員の方からは、せんだっての決算委員会でも今御指摘の前納報奨金についての御指摘いただいたところでございます。そのときにも申し上げましたけども、前納報奨金につきましては、やはり7月15日の時点で約三十数パーセントの保険料が保険者の方に納付されてくるということで、比較的やはり納付意欲を向上させている制度ということで我々は認識いたしております。ただ委員御指摘のように、そうした制度における利率ですかね、利率が府下の平均と比べて比較的高いのではないかという指摘を受けたいう形で、我々、真摯に利率につきましては検討させていただくということで、収納対策の一つの枠組みの中で検討させていただくというように御答弁させていただいたところでございます。  さらにまた、委員御指摘していただきました点につきましては、我々はあくまでもこの前納報奨金というのはやはり納付意欲の向上をもたらすもんであるという認識には変わりございませんけども、そうした委員おっしゃるような約1億2000万のこの金額そのものについて、やはり一定考えるべきではないかと。すなわち利率等について考えるべきではないかという、改めて御指摘を受けたというように理解いたしておりますので、こうした点につきまして早急に引き続き検討をしていくということで御答弁させていただきたいと思います。以上でございます。 ○委員長重松恵美子)  阿野委員。 ◆委員(阿野覚)  だから経営努力というのは、やっぱりこういう隅々にわたって、事務経費も含めて全体的にこのお金もちょっと今気になるんですけど、この3ページの具体的な取り組みで、市内のJR、近鉄、主要駅にそういうポスター張るとか、これ全部この中の啓発費の中で、いわば事務費の中で出てくる経費でしょ。そういうお金をかけてやっていいのかどうか。費用対効果の問題も出てくるわけでしょ。だからその辺をきちっとやはり工夫をして、きちっとした経営姿勢というものを示さないと、結局はいわば加入者に全部負担がかかっていくわけですよ。  そうすると料率の改定というのはだんだんだんだん理解しにくなりますよ、はっきり言うて。上げりゃいいっちゅう問題じゃないんですよ。それに対して何らかの手だてをしていくということであれば納得もいただけるけれども、全部自分らでかぶるやないかと。
     まして高齢化社会を迎えて、国保加入者の加入率というのは上がっていくことはもう間違いないわけでしょ。そうすると国保に入ったら地獄やでっていうことのないようにね。やはりそれのために、いわば会計を運営する立場の責任としてきちっとした経営努力をして、どういうことがあっても、国民皆保険ですと冒頭におっしゃったけれども、国民皆保険を維持するということであれば、きちっと経営姿勢まで含めて、公金を扱うわけですから、その辺をきちっとしていただかないとこれは理解は得られないと思いますよ。その点について、助役、どうですか。 ○委員長重松恵美子)  佐々木助役。 ◎助役(佐々木義次)  前納報奨金を初めいろんな今、議員御指摘の点につきましては、担当課の方でも検討してまいってるわけでございますが、過日、税の方の前納報奨金が今の金利情勢との関係、あるいは負担の公平さ等の関係から見直したところでございまして、国保につきましても今、課長の方から申し上げたとおり、金利情勢との兼ね合いでやはり見直しする方向は位置づけてるわけですけど、具体的な内容についてさらに突っ込んだ検討を進めさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○委員長重松恵美子)  阿野委員。 ◆委員(阿野覚)  ただそういう意味できちっと経営努力をしていただいて、誤解を受けないようなそういう経営姿勢というのはしていただかないと。もう人の金やという感覚で見えるような誤解を受けないように、それだけ指摘をしておきたいと思います。 ○委員長重松恵美子)  他にありませんか。  柏木委員。 ◆委員(柏木順子)  先ほど病院の中でも議論をしたんですけど、診療報酬が3.16%に改定になるということで、それの影響っていうの、この予算書の中でどれを見ればよろしいんでしょうか。 ○委員長重松恵美子)  松井課長。 ◎保険年金課長松井順平)  予算書には直接反映されておりませんけども、先ほど委員御指摘の診療報酬の改定が3.16%あったということで、我々が予算を見込む上で、一般の被保険者分で診療報酬の改正に基づきまして約8100万ほどの減になるということを見込んでおります。  また、退職の分につきましては6400万ほど医療費が下がるであろうというように、その3.16の改定によってはその分が下がるというように見込んでおります。以上でございます。 ○委員長重松恵美子)  柏木委員。 ◆委員(柏木順子)  今回、保険料の値上げということも含めて出されてるんですけどね。先ほど来おっしゃったように、私は昨年の11月の決算のとき、この皆保険というのはやっぱりすごく人々を支える意味で身を持って感じたということを発言させていただいたと思うんですね。  ただそういうふうに思って、今回18年度の予算書をいろいろと勉強する中で、社会保障制度が本当に抜本的に改革されていくっていうのがひしひしと伝わって、最後になりましたこの国民健康保険の勉強するに当たっては、病院の方でも少し言いましたけども、それだけのお金を払って人々を支えて行こうとしてるその制度ですね。だけど国の方は在院日数を減らす、できるだけ在宅に、療養の長期の入院の方もやはりもう違った形に持っていこうとしてる。先ほども、それも同じことですけども自宅で死を迎えるということまで言われてる、こういうことっていうのは私は保険を上げてでも本当に私は払いたいなと思いますけどもね。でもこんなふうになっていくことに、お金払って上がっていくものに賛同していくもんなんかなと、私はやっぱりちょっと納得できないんです。  私の周りは本当に頑張ってはるけども、低所得の方がたくさんいてます。作業所なんかでもそうですけども、一生懸命1か月来ても10万そこそこのお金、それでも喜んで帰ってくれはります。そしたら幾らになります、150万にならないですよね。ここの上げ幅を見てましたらね、二、三百万、その辺あたりまで、介護保険は私賛成はしましたけどね、合わせたら3万9000円とかね、400万未満で4人家族で3万9800円ですね、300万の3人家族で3万560円、書いてる資料のとおりなんですね。  これ見て本当に驚きますけども、やっぱりこれだけのものが年間上がっていくことに対して、一方で医療の現場がどんどんどんどん変わっていくっていう、そういう矛盾する、幾ら持続可能な社会を求めていくって言っても、ちょっとこれはアンバランスじゃないかなと思います。それだけのことをする中で、朝からも議論させていただいてますけど、ほかの施策でもっと工夫していろんなことをやられてるんだったらね、これ私、賛成の立場に立ちます。そういうことをみんなに言います。だけどそれはない、国からや国からやいうことだけの答弁しか返ってこないし、工夫の世界が見えてこないし、ほんまにどこまで住民自治、基本計画で言われてるラウンドテーブルをしてでも本当に下から持ち上がったもので政策をするとか、そういうとこもまだ踏み切られてないという中で、私はもう物すごい苦しいですし、このまま社会保障がどんどんどんどん見えない形で、これが小泉改革の中で国民は我慢してほしいっていうことだったんかなということを、今ようやく私は気つきました。  だけど多くの国民の方、市民の方含めてテレビで見て、ライブドアの問題、耐震の問題、きのうで言ったらうれしいことですけども野球の問題、そこに目を奪われてる間にこういうことがどっと変わっていくということ、私も気がつかなかったけど、今回勉強させてもらって非常にそのことがよくわかりました。こんなことって日本の社会、本当にいいんかなっていうそういう思いがします。  だから、今まで私はいろんな委員会で賛成の立場、泣く泣くも含めてありますけども、とってきたんですけども、今回に関してはもうちょっととてもじゃないけども、いろんな総合的に見て、将来像も見て賛成の立場はようとりませんいうことだけ申し伝えたいと思います。 ○委員長重松恵美子)  他にありませんか。  小枝委員。 ◆委員(小枝洋二)  最終的に、一つは徴収率を上げてほしい。はっきり言うて、まじめに働いてまじめに納めてくれてる人が、ほんまにもうええかげんにしとこかと思うと思うわ。だからその点はひとつお願いをしたい。  例えば、これ17年度から18年度にかけて1億6000万ほど財政調整交付金が減っておりますわな、予算案で見て。これから見たら5万7341世帯ですか、年間2800円ぐらい、本来なら安なるはずや、これからしたらね。1億6000万円、本来もらえるんやったら。そういう点からすると、やっぱりまじめに払ってくれてる人にまじめにこたえてほしいなというふうに思います。  これ何回も何回も同じことばっかり言うてあほかいなと思われるかしらんけども、払う側が赤で、もらう病院の方も赤やって、こんな不合理なことあらへん。どっちかが黒でどっちかが赤やったら、これはまあとんとんでいけるけどね。両方とも赤やねん、こうでやったら。やっぱりそこいらも考えてほしいなというふうに思います。  収納率向上の緊急プラン、さっと読ませていただいて、なるほど、ああそうかなと思うけども、やっぱり何かしら現状分析が中心であって、これがほんなやったらそれで上がるかなと思ったら、やっぱり目新しさがちょっと欠けるなというふうな気持ちがいたします。しかし、だからと言うて現状のままではなおかつ悪いんで、つくるだけやなしに100%完全実施、ひとつお願いをしておきたいと思います。  たまたま先月でしたかね、「堺市・民間の電話徴税、上々」と新聞に出てました。これは10万以下の小口の滞納者に電話で民間に5カ月間で約1200万円で委託をしたと。成功率が倍増、4割やと。何もこういうことをせえということではありませんで。しかし、こういうこともやっぱりみんな考えてやってはるところもあるということだけを申し上げておきたいなというふうに思います。  最終的には、これやっぱり国保の健全財政ということになると徴収率を上げる、できれば国保料を下げられるんやったら下げる。そやけど下げて赤になってつぶれてもたんでは何もならんねん。下げて赤にならんために何や言うたら、やっぱり歳出減らすということや。健康な人をつくる。もうけちって金がないから病院行かれへんよってにかからんということやなくって、やっぱり健康な被保険者になってもらうということで、きのうはそういう議論もさせてもらいました。この国保も介護も一般会計も含めて総じて本当に健康な市民になれるような対策をお互い考えないかんな、こういうふうに思います。  これはテレビにしょっちゅう出てる石原結実という、おもいっきりテレビによう出てはる、伊豆で石原クリニックしてはんねん。この先生はよう言うてはんねん、医者がふえればふえるほど患者はふえてんやと。医者がふえるればふえるほど、あの人が医者になったときよりも現状までにもう倍になってんねんて。それでも患者が減ったか言うたら、かえってふえてんねやと。それは何や言うて、生活習慣病、その他、やっぱりどっかおかしくなってるとこあると思うわ。そやからそういう点を、極端に言うたら身土不二と言うて、原始時代は半径何キロぐらいのところのものを食うて生活してた、やっぱり東洋医学では自分の近くでとれるものを食べなさいと、これが一番健康やとこう言うねん。  ほんで今、肉食えとか、狂牛病やとか何とか言うて、また肉が入ってくるがな、これ。悪い肉かどうかも検証もようせんとやね、もう圧力に負けて入ってくるそうやけども、やっぱりそういうことあれやこれや含めて健康な八尾市民をつくるように、助役もきのうあんだけやってんから、真剣に一遍考えてちょうだいよ。そのことによったら、それはもうはっきり言うて共産党の若い2人が言ってるように変えられるかわからへんわ。要は歳出減らしたらええねんから。歳出減らせるような体制をね。これが本当の行政やと思うわ。  保険だって払いたいけど払えないって、おれでも、払えたって払いとないわ、こんなもん、はっきり言うて病気にもならんのに。ましてや使うてる人が払うてないねんやったら、使うてない人で払うてる人がいやになるよ、そんなん。  だからあれやこれや言いましたけども、大変難しいということは十分承知しておりますが、やっぱりまじめな者がばかを見ないような体制をつくってください。お願いしておきます。 ○委員長重松恵美子)  他にありませんか。  大沢委員。 ◆委員(大沢秀史)  すぐ終わりますが、平成17年度の収納率の見込みいうのはどれぐらいですか。 ○委員長重松恵美子)  松井課長。 ◎保険年金課長松井順平)  あくまでも現在の見込みということでございますけども、一般の現年度分としまして89.59%見込んでおります。 ○委員長重松恵美子)  大沢委員。 ◆委員(大沢秀史)  この16年度、こういう同じ分ですかね、この収納割合、ここと同じ。その現年度分というのは、これ現年度なんですかな、平成7年からずっと16年まで、書いたやつね。調整交付金算出の見込み。 ○委員長重松恵美子)  松井課長。 ◎保険年金課長松井順平)  委員御指摘の資料は調整交付金の分だと思いますんで、それまた算出方法が違いますので。直接カットなるかどうかには、ちょっと入りません。 ○委員長重松恵美子)  大沢委員。 ◆委員(大沢秀史)  いずれにしましても、要は85から88が減額率7%いうことで、88から90までいうことは、先ほど阿野さんも言うてたけど5%で済むと。そうするとあと0.38%ぐらい積んだら88から90に乗りよんですな。いうことは7%の減額率が5%になると、そうすると1億5000万、これで出てくるんですね。  それで要は具体的な取り組みを見ますと、過去からやってる取り組み、これやってる同じ取り組みやと思うんですよ。そうすると過去からやってる同じ取り組みして、果たしてこれ減額率5%まで持ってこれるんかなと、私は疑問を感じるんですよ。先ほど言いましたように、もう普通の日なんか昼行っても相手がおらんから、結局、納入していただけんと。それで口座振替いうても、これは過去からやってることだし、同じことをやって急にそんな収納率が上がるなんてことは考えられへんと。  そうすると一番手っ取り早いのは、料金収納代行でも頼んで出来高払いで払ってる方が、この収納率アップには一番手っ取り早いんちゃうかなとこのように思うんですけどね。そうするとこの5%まで行かんですか、そういうやり方したら。これには書いてないからね。そういう料金収納代行を入れるというようなことをしないんかわからんけど、私はやるべきや思うんですけどね。 ○委員長重松恵美子)  松井課長。 ◎保険年金課長松井順平)  今、委員御指摘の点につきましては、新たな納付方法の研究ということで、1点目に、いろんな形でできるだけ納付していただくような方法を考えていくということには関連してくるんかなと思います。  また、委員おっしゃるように、そうした第三者に代行ですか、検討したらどうかということ、その辺はなかなか個人情報の問題もいろいろございますし、なかなか困難な点もあるのかなというのは現在の認識でございます。以上でございます。 ○委員長重松恵美子)  大沢委員。 ◆委員(大沢秀史)  そんなこと言い出したら水道だって同じですやん。もう任せて、要はちゃんと委託してやってるわけやから、やってみんことにはね、やってうまいこといかんかったらあれやけど、チャレンジもせんと検討ばっかりしとったらもう一歩も進まへんと。ですからぜひやって実績を、やってみたらうまいこといったなと、それでほかもやってるとこあるわけやから、もうやってくださいよ。もうああやこうや言うても仕方ない。  それとこの制度にするためには、やっぱりみんなに理解、啓発活動をやらないともうこれはいかんと思いますわ。それでこの制度、アメリカなんかつくろうったってできないんですよ、これ。  だから日本独特のこれはいい制度やし、やっぱりこれ維持するためには、みんなでこの制度の趣旨というのを理解してもらうということやないと支えられんですよ、本当に。国が悪いとか何とか言うてても、これはやっぱりみんなで支える、国だって国民が支えとるわけやから、そのへんひとつよろしゅうお願いします。 ○委員長重松恵美子)  他にありませんか。  なければ2回目の質疑に入ります。  質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長重松恵美子)  質疑の途中でありますが、この際、議案第38号の審査を一時留保し、一括議題となっております請願第16号について審査をいたします。 ──────────────────────── ○委員長重松恵美子)  紹介議員からの趣旨説明を受けますので、説明者に入室していただくため、暫時休憩いたします。  午前2時05分休憩     ◇  午前2時20分再開 ○委員長重松恵美子)  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。 ───────────────────── ○委員長重松恵美子)  まず、本請願について、本日までに4576人の署名の追加があり、署名総数は7671人となりましたので御報告申し上げます。  それでは先例により、請願第16号について、紹介議員の趣旨説明を受けることにいたします。  越智議員、よろしくお願いします。 ◆紹介議員(越智妙子)  それでは国民健康保険料大幅値上げに反対する請願が、八尾社会保障推進協議会から7671名の署名を添えて提出されています。紹介議員、永井貴美子、谷沢千賀子、越智妙子を代表いたしまして、私、越智妙子から請願者よりいただいております趣旨説明を読み上げさせていただきまして、私からの趣旨説明とさせていただきます。  上場企業の空前の利潤の一方で、国民的な生活悪化に歯どめがかかるどころか、税制や年金制度の見直しという公共セクターによる負担増が、所得の低い階層への追い打ちをかけています。  貧富の差、社会的格差の拡大は社会に深刻な混乱と同様、混迷を生み出しています。先日報道された2004年度の人口減は、日本社会の行く末に不安感を増幅しています。
     社会保障や教育の分野で「持続可能な」、「維持可能な」という言葉がよく使われるようになって十数年がたちますが、いわゆる、失われた10年に不良債権処理は強引に進められ、大企業はV字回復を達成しましたが、中小企業や多くの国民には出口の見えない苦しみがもたらされ、凶悪犯罪の発生や自殺者の高止まりなど、社会病理が一層深刻になっている状況を加速させております。  一部で叫ばれる監視強化や厳罰で解決する事態ではないのではないでしょうか。  さて、私たちが提出いたしました「国民健康保険料大幅値上げに反対する請願」はこのような、生活悪化が厳しく進行する中で、高すぎる保険料が国民健康保険制度を空洞化させ、制度そのものを土台から掘り崩すことを危惧し、止むに止まれぬ思いからのものです。  いわゆる三位一体の改革によって、国からの財政措置が削減されていることは、私たちも存じております。中小零細業者の倒産、廃業、失業と不安定雇用の増大など、生活基盤の崩壊現象があらわな今、公的医療保険制度の中での国民健康保険制度が果すべき位置と役割はかつてなく重要です。  国民健康保険加入者だけを優遇するのはいかがなものかという議論が許される段階ではないことを皆様には申し上げなければなりません。文字どおり、命のさたも金次第という実態だということをぜひ御理解いただきたいのです。さらに定率減税の半減、廃止、配偶者特別控除や老年者控除の廃止、年金控除の縮減など多くの国民の可処分所得は減少し、貧困感は激しくなっています。これに加えて、現在国会で審議されている医療制度改革関連法案です。文字どおり二重、三重の負担増です。私たち社会保障推進協議会は、以上の観点から国民健康保険料の値上げの撤回、または値上げ幅の大胆な圧縮と減免制度の拡充を強く求めるものです。  最後に、市民の切実な声を紹介し、標記請願の採択を強く求めるものです。  「リストラに遭い、大病に遭い、退院して今1年、やっと主人の体も元気になりました。でも体力もなく仕事もなく、毎日の生活が大変です。衣は我慢できても、食、住、また国保料はどんなことがあっても支払わなければなりません。支払いができる保険料にしていただきたく思います、命にかかわることですので」、50代女性。  これが請願者の方々の請願趣旨であります。以上の請願者の願意をお酌み取りいただきまして、請願を採択いただきますよう心からお願いを申し上げまして、私からの請願の趣旨説明とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○委員長重松恵美子)  趣旨説明が終わりました。  ただいまの趣旨説明に対し質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長重松恵美子)  それでは、紹介議員は理事者席の方へ移動をお願いします。  次に、本請願について理事者の見解を求めます。  松井保険年金課長から説明願います。  松井課長。 ◎保険年金課長松井順平)  国民健康保険は社会保障制度の一環とはいえ、公的扶助とは違い社会的な相互扶助の精神にのっとり、保険の技術を用いた社会保険制度であります。基本的には国庫支出金と保険料で運営されている制度である以上、健全な事業運営を図り、制度を安定、持続していくためにも、保険料は能力に応じて公平に負担していただくことが必要であります。  なお、医療制度の長期的かつ安定的な事業運営に向けて、今国会で制度改革の審議が行われておりますが、国庫支出金の増額措置等については全国市長会等を通じて引き続き要望してまいります。  したがいまして、年々増大する医療費等に見合う保険料を御負担いただかないと、国保事業を運営していくことは極めて困難でありますので、応分の保険料負担をお願いせざるを得ないものと考えます。以上でございます。 ○委員長重松恵美子)  ただいまの理事者の見解に対する質疑及び本請願に関する御意見はありませんか。  内藤委員。 ◆委員(内藤耕一)  先ほど言われてたんですが、相互扶助ということね、言われましたけれども、国民健康保険法ですか、そこには相互扶助というのは書かれてないと思うんですよね。そういう点ではやっぱり、先ほども言っておられたんですけども社会保障の性格が強いって、そのものやと思うんです。八尾市の実態から言ってもそうだと思います。  一般会計のとき、議論の中では本当に心強い、そういう質問を多くの議員もしていただいていますし、本当に今の市民の思いに願いにこたえていく、そういう意味でもぜひ採択していただきますようお願いを申し上げたいし、八尾市には国からつくれと言われたそういうものであったとしても、本当にこの国保料の収納対策プランの中で書かれてるような、できることはやっていってもらったらいいと思うんですよ、この中じゃなくて。でも預金調査のような、本当にサラ金がやるような、取り立て屋がやるようなそういう自治体にはぜひなってほしくないと、これは強く要望しておきたいなと思います。 ○委員長重松恵美子)  他にありませんか。  田中委員。 ◆委員(田中裕子)  先ほど請願者の方から本当に切実な市民の方の声が寄せられました。例えば350万から400万の所得の方、4人家族で4万円の負担増にことしなります。これ全部合わせると、結局、1年間62万円の国保料になるんですね。つまり2カ月分に近い給料、この2か月分の給料に近い国保料が1年間で取られていくと。  そんな中で寄せられた切実な声だと思うんですが、今、八尾市は短期保険証を発行していると思います。この短期保険証の発行数を教えていただきたいなと思います。 ○委員長重松恵美子)  松井課長。 ◎保険年金課長松井順平)  3月1日現在でございますが、短期証交付数が784件ございます。 ○委員長重松恵美子)  田中委員。 ◆委員(田中裕子)  それと資格証明書の交付数も教えてください。 ○委員長重松恵美子)  松井課長。 ◎保険年金課長松井順平)  現在の交付数は4でございます。 ○委員長重松恵美子)  田中委員。 ◆委員(田中裕子)  短期保険証といいますと、以前確かお聞きして教えていただいたと思うですが、一定定義というか、こういう方に発行するというのを決めておられると思うんですね。前聞いた段階では、納期を1年超える方、前年度50%以上の納付がない方、今年度もない方、接触を持っていても改善が図られていない方というふうにお聞きしてたんですが、これは今も変わりありませんか。 ○委員長重松恵美子)  松井課長。 ◎保険年金課長松井順平)  一定短期証につきましては、国の方が1年以上、納期限から経過している場合、特別な事情もなく1年以上納期限から経過しているにもかかわらず滞納がある場合については資格証明書を発行しなさいと、そういう義務化がされておりますけども、本市といたしましてはその前に期間の短い短期証を発行させていただいて、できるだけ世帯の方と接触させていただいて、何とか御納付いただくということで運営をさせていただいているところでございます。以上でございます。 ○委員長重松恵美子)  田中委員。 ◆委員(田中裕子)  私が先ほど言った、こういう方には短期被保険証を発行するという中身は変わってないということですね。私が言うた中身、それそのまんま当てはまってますでしょうか。 ○委員長重松恵美子)  松井課長。 ◎保険年金課長松井順平)  委員おっしゃることにつきましては、おおよそそうした形では沿ってるということでございます。 ○委員長重松恵美子)  田中委員。 ◆委員(田中裕子)  ということは、かなり本当に経済的に大変な方が今これだけふえておられるということだと思うんですよ、784件と。これは最初にこれだけ対象者がいるということで件数も挙げておられたと思うんですが、今年度この短期保険証の対象になる方の件数を教えていただけますでしょうか。 ○委員長重松恵美子)  松井課長。 ◎保険年金課長松井順平)  本市の場合は、11月1日でもう保険証更新させていただいております。昨年の11月1日現在、短期証の対象者が2575世帯おられたということでございます。 ○委員長重松恵美子)  田中委員。 ◆委員(田中裕子)  私は、この短期保険証を発行すること自体、保険証の期間縮めて相手に渡すわけですから、社会保障と相入れないものだというふうに思うんですが、その八尾市が決めている対象の方が、例えば平成13年でしたら1555件だったんですね。それが14年に1918件、15年には2381件、17年には2575件にもふえてると。やっぱりそれだけ今大変な方がふえておられる状況を、まさに示しているなと思うんです。  所得400万円の方でしたら、2カ月分の給料に近い国保料がとられると。そんな中で払いにくい方がふえてると。それは今、この短期保険証の発行数にあらわれてるんじゃないかなというふうに思います。  きょう寄せられた請願者の声というのは、まさにそういう渦中の中に置かれてる市民の方の暮らしが本当にそのまんま伝わってくる中身でしたし、この請願にまさに賛同の意をあらわしたいと思いますし、御賛同もいただきたいなと思います。 ○委員長重松恵美子)  他にありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長重松恵美子)  なければ、2回目の質疑に入ります。  質疑等ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長重松恵美子)  それでは、質疑及び本請願に関する意見等を終結いたします。  再度、議案第38号について、質疑を行います。  質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長重松恵美子)  それでは、質疑を終結して、これより討論に入ります。  まず反対の立場から討論ありませんか。  内藤委員。 ◆委員(内藤耕一)  日本共産党を代表して、議案第38号「平成18年度八尾市国民健康保険事業特別会計予算の件」について、反対の立場から討論を行います。  言うまでもなく、国民健康保険制度は、戦後、憲法に基づき国民皆保険制度としてつくられた社会保障制度です。自営業者や年金生活者、失業者など低所得者が多く加入し、国の財政的支援があってこそ成り立つ制度です。ところが政府は国保に対する予算を減らし続け、その分、国保加入者と自治体に大きな負担が押しつけられています。  八尾市でも深刻な不況の中、中小企業は倒産、廃業が相次ぎ、所得が落ち込んでいます。高齢者は少ない年金がさらに減らされ、暮らしがますます厳しくなっています。青年はアルバイトや派遣労働などの不安定雇用に追い込まれ、毎日食べていくのが精いっぱいという状況です。こういうときだからこそだれもが支払える保険料に引き下げ、安心して医療にかかれる状況をつくるべきではないでしょうか。  ところが、平成18年度八尾市国保会計は、新たに8億8200万円も市民負担をふやす予算となっています。年間所得350万円から400万円の4人家族の場合、医療分、介護分合わせて4万円近く上がり、年間では62万円弱の国保料となります。これでは払いたくても払えない状況に追い込まれてしまいます。  国に対し、国保に対する予算増を強く要望するとともに、八尾市独自でも一般会計からの繰り入れをさらにふやすなど、国保料負担を軽減する対策をとるよう求めましたが、前向きの答弁もありませんでした。  また、減免制度の拡充も訴えましたが、それもできない、こういう答弁でありました。国保証を取り上げ、資格証明書を発行することは市民の命綱を断ち切ることになり、中止するよう求めましたが、納得できる答弁は得られませんでした。  よって、「平成18年度八尾市国民健康保険事業特別会計予算の件」に反対の立場を表明します。同僚委員の皆様には、ぜひ御賛同いただきますようお願い申し上げまして、討論を終わります。 ○委員長重松恵美子
     他にありませんか。  それでは、討論を終結して、これより議案第38号について採決いたします。  本件は、起立により採決いたします。  なお、オブザーバーで出席を願っております副議長には表決権がありませんので、申し添えておきます。  本件、原案可決を適当と認めることに賛成の方は起立願います。     〔賛成者起立〕 ○委員長重松恵美子)  起立多数であります。  よって、議案第38号は原案可決を適当と認めることに決しました。  次に、請願第16号について討論、採決に入ります。  この際、お諮りいたします。  本請願については、先に審査いたしました議案第38号と内容が重複いたします。一事不再議の原則と先例によりこれと同一の議決をしたものとし、不採択とみなすことに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長重松恵美子)  御異議なしと認めます。よって、請願第16号については、不採択とみなすことに決しました。  紹介議員は退席いただいて結構でございます。御苦労さまでした。     〔紹介議員退場〕 ───────────────────── ○委員長重松恵美子)  以上で、当委員会の付託案件審査はすべて終了いたします。 ───────────────────── ○委員長重松恵美子)  委員会の閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。  委員各位におかれましては、3日間にわたり慎重かつ熱心に御審査をいただき、また、議事運営にも格段の御協力を賜りましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。  平成17年度における当委員会の活動も本日をもちまして終了いたしましたが、この際、委員長として申し上げておきます。  過日の委員会において、長時間の審査と審査日程の変更まで余儀なくされた八尾北医療センターに係る繰越明許費については、提案の仕方を含め当初予算の説明内容から大幅な変更があったにもかかわらず、これまで議会に対して十分な説明を行っていなかったがために、改めてその説明を求めなければならないなど、議事の効率的な運営といった観点からもまことに遺憾であります。係る理事者の姿勢は、議会と執行機関との信義則をも揺るがしかねないものであるということを強く指摘しておくものであります。今後このような事態を招かぬよう、理事者に強く反省を求めておくとともに、以上の点を十分に踏まえられ、次年度からの行政運営に当たられることを強く要望いたします。  さて、昨年の5月の臨時会で、私たち両名が当委員会の正副委員長に就任し、その職責を果たすべく、市民福祉の向上と円滑な議事運営に努めてまいったところでございます。  本年度における当委員会の活動は、本日をもちまして事実上終了いたします。委員並びに理事者の皆様方には、この1年間、御指導と御協力を賜り、心より御礼を申し上げまして、閉会のあいさつといたします。  それでは、市長からあいさつ願います。 ◎市長(柴谷光謹)  本日までの3日間にわたりまして、保健福祉常任委員会を開会いただきまして、多くの議案につきまして、特に長時間にわたり慎重な御審査を賜ったわけでございます。いずれの議案も適切な御決定をいただきまして、まことにありがとうございました。御審査に際まして、種々御指摘、御意見、また御要望を賜りました諸点につきましては、十分検討させていただきまして、今後の行政運営に生かしてまいりたいと存じます。  また、正副委員長を初め、委員の皆さん方には、約1年間にわたり保健福祉常任委員会でいろいろと御指導、御協力をいただきましたことに、心から感謝を申し上げまして、閉会のごあいさつとさせていただきます。本日は大変ありがとうございました。 ───────────────────── ○委員長重松恵美子)  以上で、保健福祉常任委員会を閉会いたします。  午前2時37分閉会 ──────────────────────────────────────────────  〇委員長署名  ┌─────┬─────┬────────────────────────┐  │保健福祉 │     │                        │  │     │重松恵美子│                        │  │常任委員長│     │                        │  └─────┴─────┴────────────────────────┘...