八尾市議会 2000-09-26
平成12年 9月定例会本会議-09月26日-02号
平成12年 9月定例会本会議-09月26日-02号平成12年 9月定例会本会議
┌──────────────────────┐
│9月26日
八尾市議会定例会(第2日)会議録│
└──────────────────────┘
〇議事日程第2号
平成12年9月26日(火)午前10時開議
┌───┬───────┬──────────────────────────────┐
│日 程│事 件 番
号│ 件 名 │
├───┼───────┼──────────────────────────────┤
│ │ │会議録署名議員指名の件 │
├───┼───────┼──────────────────────────────┤
│第 1│議案第 68
号│損害賠償に関する
和解専決処分承認の件 │
│ ├───────┼──────────────────────────────┤
│ │議案第 69
号│土地改良事業の施行に関する件 │
│ ├───────┼──────────────────────────────┤
│ │議案第 70号│町の区域及び名称の変更の件 │
│ ├───────┼──────────────────────────────┤
│ │議案第 71
号│八尾市
手数料条例の一部改正の件 │
│ ├───────┼──────────────────────────────┤
│ │議案第 72
号│八尾市乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部改正の
件 │
│ ├───────┼──────────────────────────────┤
│ │ │財団法人八尾市
中小企業勤労者福祉サービスセンターの経営状況に│
│ │ │ │
│ │ │ついて(提出) │
│ ├───────┼──────────────────────────────┤
│ │ │財団法人八尾市
国際交流センターの経営状況について(
提出) │
│ ├───────┼──────────────────────────────┤
│ │ │八尾シティネット株式会社の経営状況について(
提出) │
│ ├───────┼──────────────────────────────┤
│ │ │財団法人八尾体育振興会の経営状況について(
提出) │
├───┼───────┼──────────────────────────────┤
│第13
│議会議案第9
号│道路財源の確保に関する
意見書提出の件 │
│ ├───────┼──────────────────────────────┤
│ │議会議案第10
号│「地震防災対策特別措置法」の改正に関する
意見書提出の
件 │
│ ├───────┼──────────────────────────────┤
│ │決議案第1
号 │ひったくり根絶に関する決議の件 │
└───┴───────┴──────────────────────────────┘
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〇本日の会議に付した事件
1.日程第1から日程第13まで。
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〇
出席者氏名
出席議員(34人)
1 番 議 員 田 中 裕 子
2 番 議 員 大 野 義 信
3 番 議 員 谷 沢 千 賀 子
4 番 議 員 西 川 訓 史
5 番 議 員 三 宅 博
6 番 議 員 重 松 恵 美 子
7 番 議 員 土 井 田 隆 行
8 番 議 員 長 野 昌 海
9 番 議 員 笠 嶋 征
10 番 議 員 大 松 桂 右
11 番 議 員 田 中 久 夫
12 番 議 員 井 上 依 彦
13 番 議 員 柏 木 順 子
14 番 議 員 村 松 広 昭
15 番 議 員 吉 村 晴 之
16 番 議 員 小 林 貢
17 番 議 員 林 洋 雄
18 番 議 員 角 倉 章
19 番 議 員 大 沢 秀 史
20 番 議 員 平 田 正 司
21 番 議 員 伊 藤 輝 夫
22 番 議 員 越 智 妙 子
23 番 議 員 永 井 貴 美 子
24 番 議 員 林 田 吉 克
25 番 議 員 池 田 照 仁
26 番 議 員 杉 本 春 夫
27 番 議 員 奥 村 信 夫
28 番 議 員 東 口 晃 治
29 番 議 員 西 野 正 雄
30 番 議 員 小 枝 洋 二
31 番 議 員 阿 野 覚
32 番 議 員 浦 宗 二
33 番 議 員 垣 内 博 美
34 番 議 員 高 田 寛 治
職務のため出席した
市議会事務局職員(4人)
事務局長 西 浦 昭 夫
次長 阪 口 明 善
庶務調査課長 森 田 保 次
議事課長 松 村 亮 一
説明のため出席した者(31人)
市長 柴 谷 光 謹
助役 佐 々 木 義 次
収入役 岩 崎 健 二
水道事業管理者 泉 谷 幹 夫
総務部長 前 田 義 秋
職員長 原 正 憲
企画調整部長 門 野 進 彦
人権文化部長 大 北 順 二
財政部長 柏 山 博 司
保健福祉部長 高 畑 博
保育長 平 井 將 夫
市民産業部長 川 上 和 祐
環境部長 前 田 公 博
都市整備部長 川 渕 鎭 男
土木長 大 河 稠
建築部長 藤 尾 幸 保
下水道部長 大 西 正 勝
市立病院長 奥 田 博
市立病院看護部長 小 阪 佳 代
市立病院事務局長 藤 林 嘉 明
消防長 南 政 弘
水道局長 松 井 幸 一
(
教育委員会)
教育長 森 卓
教育次長兼管理部長 菰 田 東 雄
学校教育部長 辻 井 勝
社会教育部長 林 本 明
(
選挙管理委員会)
事務局長 森 山 正 明
(監 査)
監査委員 橘 英 一
事務局長 松 川 好 一
(
公平委員会)
事務局長 岩 崎 峰 美
(
農業委員会)
事務局長 松 村 始
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平成12年9月26日(火曜日)午前10時開議
○議長(伊藤輝夫)
それでは、出席議員が定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
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○議長(伊藤輝夫)
この際、
市議会事務局長から事務報告をさせます。
◎
市議会事務局長(西浦昭夫)
御報告を申し上げます。
まず、
今期定例会に提出をされております
財団法人八尾市
国際交流センターの平成11年度
事業報告書及び
収支決算書及び
八尾シティネット株式会社の
決算報告書の一部に訂正がありましたので、お手元配付の正誤表に基づき、御訂正をお願い申し上げます。
次に、本年度の議員の
海外行政視察につきましては、
全国議長会主催の
海外行政視察に2名の議員を派遣することに、
各派代表者会議の協議を経て決定されておりますので、御報告申し上げます。
以上でございます。
─────────────────────
△
会議録署名議員指名の件
○議長(伊藤輝夫)
それでは、まず「
会議録署名議員の指名」を行います。
本日の
会議録署名議員に9番笠嶋議員、10番大松議員の両議員を指名いたします。
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△議案第68号「損害賠償に関する
和解専決処分承認の件」外17件一括
○議長(伊藤輝夫)
次に、日程第1、議案第68号「損害賠償に関する
和解専決処分承認の件」外17件を一括議題といたします。
各議案は、去る9月8日の本会議において、各
常任委員会に審査を付託いたしておりましたので、その結果について順次報告願うことにいたします。
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△
建設常任委員長報告
○議長(伊藤輝夫)
まず、
建設常任委員長の報告を願います。
◆
建設常任委員長(大沢秀史) 〔登壇〕
ただいまから
建設常任委員会における
付託案件審査の結果について御報告を申し上げます。
去る9月8日の本会議におきまして、当委員会に審査を付託されました議案第68号「損害賠償に関する
和解専決処分承認の件」、議案第71号「八尾市
手数料条例の一部改正の件」、議案第74号「
八尾市営住宅条例の一部改正の件」、議案第75号「八尾市
水道事業給水条例の一部改正の件」、議案第77号「平成12年度八尾市一般会計第2
号補正予算の件」のうちの当
委員会所管分、議案第78号「平成12年度八尾市
公共下水道事業特別会計第1
号補正予算の件」、議案第80号「平成12年度八尾市
水道事業会計第1
号補正予算の件」、議案第81号「平成11年度
小阪合排水区第22工区
下水道工事の
工事請負契約締結の件」、議案第82号「平成12年度
恩智川東排水区第4工区
下水道工事の
工事請負契約締結の件」、議案第83号「平成12年度
恩智川東排水区第15工区
下水道工事の
工事請負契約締結の件」、議案第84号「平成12年度
飛行場北排水区第24工区
下水道工事(上下水道共同工事)の
工事請負契約締結の件」及び議案第85号「平成12年度
福万寺排水区第13工区
下水道工事の
工事請負契約締結の件」の以上12案件については、9月12日に委員会を開会し、理事者から詳細な提案理由の説明を受け、慎重に審査いたしました結果、いずれも原案承認または原案可決を適当と認めたものであります。
なお、議案第75号及び第80号については、起立採決の結果、起立多数により原案可決を適当と認めたこと並びに議案第85号の採決に際し、一部委員の退場があったことを申し添えておきます。
以上で、
建設常任委員長報告を終わります。
△文教産業常任委員長報告
○議長(伊藤輝夫)
次に、文教産業常任委員長の報告を願います。
◆文教産業常任委員長(土井田隆行) 〔登壇〕
ただいまから文教産業
常任委員会における
付託案件審査の結果について御報告を申し上げます。
去る9月8日の本会議におきまして、当委員会に審査を付託されました議案第69号「土地改良事業の施行に関する件」、議案第70号「町の区域及び名称の変更の件」及び議案第77号「平成12年度八尾市一般会計第2
号補正予算の件」のうちの当
委員会所管分の3案件につきまして、9月13日に委員会を開会し、理事者から詳細な提案理由の説明を受け、慎重に審査いたしました結果、いずれも原案可決を適当と認めたものであります。
なお、議案第77号のうちの当
委員会所管分については、反対及び賛成の立場から討論があり、起立採決の結果、起立多数により原案可決を適当と認めたことを申し添えておきます。
以上で、文教産業常任委員長報告を終わります。
△保健福祉常任委員長報告
○議長(伊藤輝夫)
次に、保健福祉常任委員長の報告を願います。
◆保健福祉常任委員長(浦宗二) 〔登壇〕
ただいまから保健福祉
常任委員会における
付託案件審査の結果について御報告申し上げます。
去る9月8日の本会議におきまして、当委員会に審査を付託されました議案第72号「八尾市乳幼児の医療費の助成に関する条例の一部改正の件」、議案第73号「八尾市
介護保険条例の一部改正の件」、議案第76号「八尾市
心身障害者福祉金条例廃止の件」及び議案第77号「平成12年度八尾市一般会計第2
号補正予算の件」のうちの当
委員会所管分の4案件につきましては、9月18日に委員会を開会し、理事者から詳細な提案理由の説明を受け、慎重に審査いたしました結果、いずれも原案可決を適当と認めたものであります。
なお、議案第76号につきましては、反対並びに賛成の立場から討論があり、起立採決の結果、起立多数により、原案可決を適当と認めたことを申し添えておきます。
以上で、保健福祉常任委員長報告を終わります。
△総務常任委員長報告
○議長(伊藤輝夫)
次に、総務常任委員長の報告を願います。
◆総務常任委員長(阿野覚) 〔登壇〕
ただいまから総務
常任委員会における
付託案件審査の結果について御報告申し上げます。
去る9月8日の本会議におきまして、当委員会に審査を付託されました議案第77号「平成12年度八尾市一般会計第2
号補正予算の件」のうちの当
委員会所管分及び議案第79号「平成12年度八尾市財産区特別会計第1
号補正予算の件」の2案件につきましては、9月19日に委員会を開会し、理事者から詳細な提案理由の説明を受け、慎重に審査いたしました結果、いずれも原案可決を適当と認めたものであります。
以上で、総務常任委員長報告を終わります。
○議長(伊藤輝夫)
以上で、各常任委員長の報告は終わりました。
これより一括して委員長報告に対する質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(伊藤輝夫)
質疑なしと認め、質疑を終結して、これより議題となっております18件のうち、議案第75号、第76号、第80号及び第85号を除く14件について、一括して討論を行います。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(伊藤輝夫)
討論なしと認め、討論を終結して、これより採決いたします。
本14件、いずれも委員長報告どおり原案承認または原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(伊藤輝夫)
御異議なしと認めます。よって、ただいま議題となっております18件のうち、議案第75号、第76号、第80号及び第85号を除く14件は、いずれも原案どおり承認または可決されました。
○議長(伊藤輝夫)
次に、議案第75号及び第80号について、一括して討論を行います。
通告により、まず池田議員、討論願います。
◆25番議員(池田照仁) 〔登壇〕
議案第75号及び第80号について、日本共産党を代表して反対討論を行います。
本2件は、市民が生きていくために絶対に欠かすことのできない水道の料金を、消費税とあわせて平均で16.4%値上げをして、市民に年間約10億円もの新たな負担をさせようというものであります。
我が党が反対する第1の理由は、長引く不況の中で失業・倒産が増大し、加えて介護保険料の新たな負担などにより、市民の暮らしが一層苦しい実態のもとで、市民の暮らしを守るべき自治体が安易に10億円もの負担を市民に転嫁すべきではないからであります。
大阪府営水道の値上げが料金改定の大きな要因の一つとされていますが、一般会計からの繰り入れをしてでも値上げをやめるべきです。特に低所得者や浴場用の料金設定は、政策的なものになっていることから見ても、一般会計の繰り入れをすべきであります。ところが、それらの指摘に対して委員会では、「検討してみる」「一般会計に余裕がない」と答弁するにとどまり、少しでも市民負担を抑えようという姿勢すらありません。
確かに八尾市の財政にゆとりがあるわけではありませんが、これまでも指摘してきたように、竜華操車場跡地の基盤整備などの見直しなどで十分財源が生まれます。その努力もしない中での値上げは許せません。
第2に、今回の値上げをすれば、平成15年末に赤字を解消し、16年度からは約2億円の黒字を積み重ねていく計画になっています。わずか3年で赤字解消を図り、その後は取り過ぎになるという計画そのものが問題であり、同時に、短期間での解消策であるため、値上げが大幅になっており、市民生活が極限状態に来ている中で、多大な負担を市民に強いることになります。この点からも問題があります。
第3に、今回、新たに消費税を個々の市民に転嫁することです。消費税は、一律に税負担を求め、低所得者ほど負担が重くなる逆進制の強い欠陥税制であります。委員会でも明らかになったように、厚生省が1人で生活する水道使用料として算出をしている8立方メートルの人が、消費税をかけるがゆえに値上げ率が一番高くなり、水道料金設定の本来の仕組みである逓増制からかけ離れる矛盾が生まれます。
また、今後消費税が上がれば、水道料金が自動的に値上げされる仕組みがつくられることになります。
以上申し上げました理由により、我が党は議案第75号及び議案第80号の水道料金値上げに伴う両議案に反対するものです。
同僚議員におかれましては、市民の暮らしを守る地方自治体本来の役割を果たすためにも、反対に御賛同くださいますように、切にお願いをし、討論を終わります。御清聴、ありがとうございました。
○議長(伊藤輝夫)
次に、奥村議員、討論願います。
◆27番議員(奥村信夫) 〔登壇〕
ただいま議題となっております議案第75号「八尾市
水道事業給水条例の一部改正の件」及び議案第80号「平成12年度八尾市
水道事業会計第1
号補正予算の件」の2件について、公明党、市民ネット21、市民クラブ、自由民主、自民・改革の5会派を代表して、賛成の立場から討論を行います。
まず、第1点目に、今回の料金改定が必要となった大きな原因の1つは、大阪府が高度浄水処理に伴う経費の増加等を理由に、府営水道料金を10月から18.3%引き上げることであります。
御承知のとおり、本市の水道は府営水道と大阪市営水道から受水しており、そのうち97%が府営水道であります。また、大阪市営水道も平成11年3月から高度浄水処理水となり、全市域において高度浄水処理水が供給されております。高度浄水処理水となってからは、「においがなくなって大変おいしくなった」あるいは「安心して飲めるようになった」という声を多く聞いております。市民に大変好評であると我々も感じておるところであります。
安全で良質な水である高度浄水処理水供給のための費用の増加による今回の料金改定は、財政の健全化を図り、市民が安心して使うことのできる水道水という市民サービスの向上の面から見て、やむを得ないものであると考えるところであります。
第2点目は、現行料金は平成6年4月に改定されて以来、結果的に6年と9カ月間維持されてきたことになりますが、この間、長引く景気の低迷による水需要の伸び悩みや水道料金収入の落ち込み等により、平成11年度決算では18年ぶりに累積欠損金を計上し、加えて本年10月から実施される府営水道の改定により、財政状況はさらに悪化が予測される中にあって、今回の改定率は10.91%となっております。このうち、府営水道の改定に係る影響部分は、8割を占める8.7%であり、改定幅を極力抑えており、また経費の削減を行うため、有収率の大幅な向上、料金算定期間の平成13年度から平成15年度までの3年間を職員の欠員不補充とし、人件費の削減や企業債発行利率を最低限で見込むなど、改定幅を最小限にとどめていることであります。
第3点目は、今回の改定では、より客観性と公平性が保たれる口径別料金体系による料金改定となっており、口径が13ミリから25ミリまでの一般家庭では、基本料金が改定前の730円から600円に引き下げられ、消費税を加えても1カ月の使用水量が4立方メートルまでの家庭で改定前よりも料金が下がるか、もしくは最大月47円までの増加にとどまるものとなっております。
また、最も多くの家庭で使われている口径13ミリの平均使用水量の20立方メートルまでの改定率と引き上げ額は、消費税抜きで9.4%、220円、消費税込みで14.9%、347円となっており、平均改定率の消費税抜きの10.91%、消費税込みの16.45%よりも低く抑えられ、基本的な生活用水部分に対する配慮がなされております。
だれも市民の負担増を望むものはありませんが、以上申し上げました理由により、今回の料金改定はやむを得ない措置と考えるものであります。
水道当局におかれましては、財政計画で明らかにしている経営の効率化に一層努力するとともに、さらなる業務改善と災害に強い水道行政の充実を図ることを強く要望し、原案に賛成するものであります。
同僚議員の御賛同を賜りますことをお願い申し上げまして、私の討論を終わります。御清聴ありがとうございました。
○議長(伊藤輝夫)
他に討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(伊藤輝夫)
それでは、討論を終結して、これより採決いたします。
本2件は、起立により採決いたします。
本2件、委員長報告どおり原案可決することに賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(伊藤輝夫)
起立多数であります。よって、議案第75号及び第80号はいずれも原案どおり可決されました。
○議長(伊藤輝夫)
次に、議案第76号について討論を行います。
通告により、まず田中裕子議員、討論願います。
◆1番議員(田中裕子) 〔登壇〕
議案第76号「心身障害者福祉金条例の廃止の件」について、日本共産党を代表して反対討論を行います。
今回提案されている議案は、「障害者の生活支援の充実を図るについて、新たな施策を展開する」また、「効率的かつ効果的に行政を行う」として、福祉金条例を廃止しようとしているものです。しかし、保健福祉
常任委員会でも指摘してきましたように、7500人の障害者(児)への福祉金の支給を打ち切ることは、新たな施策の展開どころか、この不況で今でも厳しい障害者世帯の生活を一層脅かすものです。
八尾市は、効率的かつ効果的な行政の名で障害者を初め社会的弱者の施策を切り捨てようとしています。これでは国が進めようとしている福祉に市場原理を導入した社会福祉基礎構造改革の先取りを行おうとしているとしか言いようがありません。
現在の障害者施策は、粘り強い国民的・市民的運動が国や行政を動かすことによってつくり上げてきました。しかし、八尾市障害者プランに示されたガイドヘルプサービスなど八尾市が実施している諸施策は、おおむね60%ほどしか達成されていません。当然、保障されるべき障害者の自立や社会参加を促進するためには、まだまだほど遠い状態です。
八尾市は、障害者年金が福祉金創設当時より大きく改善され、障害者の生活環境は変化したことを強調されています。しかし、委員会答弁でも明らかにされたように、戦後最悪と言われる不況のもとで、障害者を取り巻く生活実態は深刻なものであることが示されました。介護者の高齢化も深刻です。この状況の中で、今回廃止される福祉金に行政効果があると認めているにもかかわらず、切り捨てることは許せません。本来ならば、障害者プランを初めとする他の障害者施策とあわせて、この福祉金を充実すべきです。
ところが、委員会の中では、限られた財源の中で効率・効果を追求するため、福祉金を廃止すると答弁されました。しかし、その矛先は、今回の福祉金を初め特定疾患者給付金・施設入所者夏期・歳末一時金など、むしろ社会的弱者への施策の切り捨てに向けられています。これでは、財政再建の名を借りた福祉の後退、弱者切り捨てであることは明らかです。
社会福祉基礎構造改革の先駆けである介護保険制度では、本当に介護が必要な人が介護サービスを受けることができない状況が生まれています。そもそも社会福祉の分野に人間の尊厳も金次第という市場原理、つまり効率性を持ち込むことはなじまないものです。この流れを前提に新たな施策を展開しても、本当に障害者の立場に立った自治体の役目は果たせません。
今こそ、憲法第25条に記された生存権を守る立場や、市民生活を守る地方自治法の本旨に立ち返って、障害者を抱える家族の実情から出発した、まさに人間の尊厳を守る市政を行うよう強く要求します。
よって、議題となっております議案第76号「心身障害者福祉金条例の廃止の件」について、反対の態度を表明するとともに、同僚議員におかれましては、私たちの御趣旨を理解していただき、御賛同していただきますようお願い申し上げ、討論を終わります。
○議長(伊藤輝夫)
次に、柏木議員、討論願います。
◆13番議員(柏木順子) 〔登壇〕
ただいま議題となっております議案第76号「八尾市
心身障害者福祉金条例廃止の件」について、自民・改革、公明党、市民クラブ、自由民主、市民ネット21の5会派を代表して、賛成の立場から討論を行います。
我々は、次の理由により、本件に賛成するものであります。
まず、第1点として、社会経済情勢が変化している中で、これまでに行ってきた事業の効果を再点検し、新たに必要とされている事業に施策転換することは、市政の発展と市民福祉の向上を目指す市行政にとって必要であると判断します。
心身障害者福祉金は、福祉サービスや社会保障制度が十分行われていない時代背景のもとで、障害者の生活を援護するため、昭和46年に創設された制度でありますが、その後約30年が経過し、デイサービスやショートステイ、あるいはホームヘルプやガイドヘルプなど、各種施策の拡充が図られるとともに、年金や特別障害者手当などが充実されるなど、実施当初と現在では障害者福祉を取り巻く環境は大きく変化しております。
また、国においては21世紀の少子・高齢社会に対応するため、社会福祉基礎構造改革など、これからの時代にふさわしい新たな福祉の再構築が図られようとしており、我が国の福祉施策は大きな転換期を迎えています。
このような中で、本市の障害者施策においても、これまでの社会保障からさらに一歩進んでノーマライゼーション社会の実現に向けた自立と社会参加を進める施策に転換されようとしており、このことは行政の積極的な施策展開であると判断します。
次に、第2点目として、より効率的・効果的な行政施策を行う観点からも、個人給付的事業の見直しは必要であると考えます。
長引く不況で、本市財政は非常に厳しい状況にありますが、その一方で少子・高齢社会、また地方分権に対応した積極的な施策の展開が求められています。このような中で限られた財源で、今まで以上に効率的・効果的で行政効果のある施策を行う必要があります。
今回、見直し対象となっている障害者福祉金に行政効果がないとは言えませんが、投資と効果の観点から見ますと、支給者の約3人に1人が年額2000円及び4000円といった支給額であり、また最高金額でも1万8000円である一律的な現金給付よりも、今後さらに充実が図られるホームヘルプ、ガイドヘルプ事業や重度障害者タクシー利用助成、あるいは道路や鉄道高架駅のバリアフリー化といった障害者の社会参加を促進する事業の充実、さらにはグループホームの整備促進に加え、それぞれの障害者のニーズに応じた幅広い施策を創設する方が、障害者の自立や社会参加を促進し、ひいては市民福祉の向上に資するものであると考えます。
以上の理由により、議案第76号について賛成するものであります。
なお、理事者各位におかれましては、今後の障害者施策の展開に際しましては、障害者基本計画の進捗状況や課題を踏まえ、単に福祉分野のみでなく、まちづくりも含めた本市の総合的な施策として検討され、ノーマライゼーション社会の一日も早い実現を目指して全力で取り組まれますよう、強く要望しておきます。
同僚議員の御賛同を賜りますことをお願い申し上げまして、私の討論を終わります。御清聴、ありがとうございました。
○議長(伊藤輝夫)
他に討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(伊藤輝夫)
それでは、討論を終結して、これより採決いたします。
本件も起立により採決いたします。
本件、委員長報告どおり原案可決することに賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(伊藤輝夫)
起立多数であります。よって、議案第76号は原案どおり可決されました。
○議長(伊藤輝夫)
次に、議案第85号について討論を行います。
通告により、まず杉本議員、討論願います。
◆26番議員(杉本春夫) 〔登壇〕
日本共産党を代表して、議案第85号「平成12年度
福万寺排水区第13工区工事の請負契約締結の件」について反対討論を行います。
本契約は、平成12年度
福万寺排水区第13工区
下水道工事管路施設工、延長1810.47メートルの二次覆工工事を大林・飛島共同企業体が請け負うものです。
工事場所は、八尾市高砂町三丁目から五丁目地内まで、及び山本町北二丁目から八丁目地内で、この
工事請負契約は、平成10年12月議会で可決された14億2800万円の工事にさらに二次覆工として3億1699万5000円の
下水道工事を随意契約で行おうとしているものです。
我が党は、今回の工事のもとになった平成10年12月議会の
工事請負契約でも談合疑惑を指摘し、反対してきました。当時、
下水道工事10件の入札に対し、工事名、落札予定工事者名を明らかにした談合情報が寄せられていました。ところが、入札のやり直しを行わず、予定どおり強行した結果、10件のうち9件が事前情報どおりの業者になりました。大林・飛島共同企業体もその1つです。このように限りなく黒に近い灰色の談合疑惑で契約した
工事請負契約でした。
反対理由として、本来、下水道公共事業のシールド工法工事の発注は、一次覆工・二次覆工とあわせて発注するものであります。平成10年の
工事請負契約では、本体工事、一次覆工のみの契約であることを議会に明らかにされておりませんでした。
今回の二次覆工の発注を入札制度ではなく、同一業者に随意契約で発注することの理由に、「長期の債務負担行為の承認を得ることが困難なために、二次覆工を分離発注せざるを得なかった」ということですが、このことは最初からその業者に発注することを決めていたと言われても仕方がありません。
さらに、第三次工事も同じ業者と随意契約で行う予定になっていることです。
平成10年の契約時から、工事区間を分けて複数業者に分離発注で行っていれば、長期の工期にならず、随意契約は必要ありませんでした。
今回の本体工事で、「基地がないから分離発注ができない」ということですが、約2キロもの距離がありながら、基地ができないということは、だれが考えても納得できません。
このようなことを繰り返せば、入札制度を形骸化させ、市民の利益を損なうことになります。
以上の点から、今回の随意契約そのものが不透明であり、公平性に欠ける契約であることにより、反対するものです。
同僚議員におかれましては、この反対趣旨に御理解いただき、賛同いただきますようお願い申し上げ、討論を終わります。
○議長(伊藤輝夫)
次に、長野議員、討論願います。
◆8番議員(長野昌海) 〔登壇〕
ただいま議題となっております議案第85号「平成12年度
福万寺排水区第13工区
下水道工事の
工事請負契約締結の件」について自民・改革、市民ネット21、市民クラブ、自由民主、公明党の5会派を代表して、賛成の立場から討論を行います。
御承知のとおり、委員会では二次覆工を随意契約で行うことの適否が問題となったわけでありますが、原案どおり賛成する主な理由といたしまして、まず第1点目に、二次覆工についてでありますが、シールド工事は本来一次覆工と二次覆工を同時に施工されるべきものと理解しておりますが、国庫補助金導入の観点から、国の全体設計承認を得るためにやむを得ず分離発注されたものであるということであります。
2点目は、入札を行うことによって、供用開始時期が大幅におくれるということであります。
現在、下流側の大阪府東部流域下水道事務所が行っている八尾枚方幹線の下水道築造工事が、平成13年6月以降に供用開始を予定しておりますが、本工事を入札で行えば、竣工が平成14年度以降になることは確実であり、下流側が完成しているにもかかわらず、供用開始が大幅におくれる結果となり、市民サービスに大きな影響を与えることになります。
3点目は、随意契約を行うことによって、入札を行うより経費的にも、責任範囲の明確化という点でも有利であると判断されることであります。
本工事を現在施工中の業者と随意契約を交わすことにより、工事費の約10%、4000万円程度安くなることとあわせて、工事の出来高や工事に対する責任範囲が明確になるというメリットがあるということです。
以上申し上げました理由により、本契約については、随意契約が本市にとって有利であると判断し、原案に賛成するものであります。
なお、理事者におかれましては、引き続き透明で公正な契約業務の推進に全力を尽くされるよう強く求めておきます。
同僚議員の御賛同を賜りますことをお願い申し上げまして、私の討論を終わります。御清聴、ありがとうございました。
○議長(伊藤輝夫)
他に討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(伊藤輝夫)
それでは、討論を終結して、これより採決いたします。
本件も起立により採決いたします。
本件、委員長報告どおり原案可決することに賛成の方は起立願います。
〔賛成者起立〕
○議長(伊藤輝夫)
起立多数であります。よって、議案第85号は原案どおり可決されました。
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△議案第86号「八尾市
教育委員会委員を選任するについて同意を求める件」外1件一括
○議長(伊藤輝夫)
次に、日程第2、議案第86号及び日程第3、議案第87号「八尾市
教育委員会委員を選任するについて同意を求める件」を一括議題といたします。
市長から、2件一括して提案理由の説明を求めます。
◎市長(柴谷光謹) 〔登壇〕
ただいま議題となりました議案第86号及び議案第87号「八尾市
教育委員会委員を選任するについて同意を求める件」につきまして、提案理由を御説明申し上げます。
本件につきましては、本市
教育委員会委員であります山荘幸子氏並びに森卓氏の任期が来る10月23日をもちまして満了となりますので、その後任といたしまして、議案第86号で引き続き森氏を、議案第87号で新たに寺前力氏を選任するにつきまして、市議会の同意をお願い申し上げるものでございます。
森氏は、昭和**年*月**日のお生まれで、現在、**県***郡**町**台*丁目**番地の*にお住まいでございます。
同氏は、昭和42年4月に本市に就職され、企画課長、人事課長等を経て
企画調整部長並びに
教育委員会管理部長、教育次長を歴任された後、平成11年7月からは本市
教育委員会委員に就任され、教育長として教育行政の推進に御尽力をいただいているところでございます。
また、寺前氏は、昭和**年*月**日のお生まれで、現在、**市***町*丁目***番地の*にお住まいでございます。
同氏は、昭和36年4月、布施市に就職され、東大阪市経済部金融課長、総務部広報室長等を経て総務部長、経済部長、教育次長などを歴任された後、平成11年3月に退職され、現在、財団法人東大阪市開発公社理事長として御活躍されております。
御両人とも高潔なお人柄で、幅広い識見と豊かな行政経験をお持ちであり、本市
教育委員会委員として最適任であると考えておりますので、何とぞ市議会の御同意を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(伊藤輝夫)
お諮りいたします。本2件については質疑、委員会付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(伊藤輝夫)
御異議なしと認めます。よって、本2件については質疑、委員会付託を省略することに決しました。
それでは、これより2件一括して討論に入ります。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(伊藤輝夫)
討論なしと認め、討論を終結して、これより採決いたします。
本2件、いずれも原案同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(伊藤輝夫)
御異議なしと認めます。よって、議案第86号及び87号は、原案どおり同意されました。
それでは、ただいま
教育委員会委員に選任同意されました森さん並びに寺前さんからあいさつしたいとの申し出がありますので、順次お受けすることにいたします。
まず、森さんからごあいさつ願います。
◎教育長(森卓)
議長のお許しをいただきまして、一言ごあいさつ申し上げます。
ただいま
教育委員会委員の選任に当たりまして御同意を賜りまして、まことにありがとうございます。心よりお礼を申し上げます。
議員の皆様方も既に御承知のとおり、21世紀に向かいまして教育は大きく変わろうとしております。かつ非常に困難な時代に入っております。また、学校現場におきましては、不登校、いじめ等々多くの課題が山積いたしております。そういう中で、私自身、微力ではございますが、全力を挙げて新たな気持ちでこれに対応してまいりたいとこう考えております。どうか議員の皆様方におかれましても、今まで以上に御協力、御指導を賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、私のあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)
○議長(伊藤輝夫)
引き続きまして、寺前さんからごあいさつ願います。
◎寺前力
御紹介いただきました寺前力でございます。議長のお許しをいただきましたので、一言お礼のごあいさつを申し上げたいと思います。
ただいま八尾市
教育委員会委員の選任に当たりまして、温かい御同意を賜り、心から感謝いたします。
さて、戦後も50年余り経過する中で、教育とりわけ学校教育におきましては、社会の進展に伴いまして課題が山積し、大きな転機を迎えております。ここ数年来、国におきましても21世紀の我が国の将来を展望しながら、積極的に教育改革に取り組んでおるところでございますが、十分なる成果を上げるまでには至っておりません。引き続き課題となっております。
こういう厳しい教育環境のときに教育委員に就任させていただき、その責任の重さを痛感いたしておるところでございます。
もとより微力な私でございますが、初心に立ち返って八尾市教育行政の発展、向上に全力を傾注してまいる所存でございます。どうか今後とも議員の皆さん方並びに理事者の皆さん方の御指導、御鞭撻を賜りますよう特にお願い申し上げまして、簡単措辞ではございますが、お礼のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
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△議案第88号「八尾市
固定資産評価審査委員会委員を選任するについて同意を求める件」
○議長(伊藤輝夫)
次に、日程第4、議案第88号「八尾市
固定資産評価審査委員会委員を選任するについて同意を求める件」を議題といたします。
市長から提案理由の説明を求めます。
◎市長(柴谷光謹) 〔登壇〕
ただいま議題となりました議案第88号「八尾市
固定資産評価審査委員会委員を選任するについて同意を求める件」につきまして提案理由を御説明申し上げます。
本件につきましては、本市
固定資産評価審査委員会委員であります西崎宏氏の任期が、来る10月8日をもちまして満了となりますので、その後任といたしまして、引き続き西崎氏を選任するにつきまして市議会の同意をお願い申し上げるものでございます。
西崎氏は、昭和*年*月**日のお生まれで、現在、**市**町*丁目*番*号にお住まいでございます。
同氏は、昭和23年4月に本市に就職され、秘書課長、企画財政部次長等を経て、改良事業部長、民生部長、財政部長、収入役などを歴任された後、平成9年10月から本市
固定資産評価審査委員会委員として御尽力をいただいているところでございます。
同氏は、市政の各般にわたり幅広い識見をお持ちで、公正にして高潔なお人柄は、
固定資産評価審査委員会委員として最適任であると考えておりますので、何とぞ市議会の御同意を賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(伊藤輝夫)
お諮りいたします。本件についても、質疑、委員会付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(伊藤輝夫)
御異議なしと認めます。よって、本件についても質疑、委員会付託を省略することに決しました。
それでは、これより討論に入ります。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(伊藤輝夫)
討論なしと認め、討論を終結して、これより議案第88号について採決いたします。
本件、原案同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(伊藤輝夫)
御異議なしと認めます。よって、議案第88号は原案どおり同意されました。
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△議案第89号「八尾市
有功者推挙の件」
○議長(伊藤輝夫)
次に、日程第5、議案第89号「八尾市
有功者推挙の件」を議題といたします。
市長から提案理由の説明を求めます。
◎市長(柴谷光謹) 〔登壇〕
ただいま議題となりました議案第89号「八尾市
有功者推挙の件」につきまして提案理由を御説明申し上げます。
本件につきましては、八尾市有功者待遇条例第1条の規定により、前八尾市常勤監査委員、橋本正之氏を八尾市有功者に御推挙いたすもので、市議会の議決をお願い申し上げるものでございます。
橋本氏は、昭和23年4月に大阪市に就職され、同市総合計画局企画部統計課長、大阪市立北市民病院管理部長などを歴任の後、昭和58年6月に同市を退職、その後、平成3年10月から平成11年9月までの2期8年間、本市常勤監査委員の職にあり、本市市政の発展に寄与された功績はまことに顕著であります。
同氏は、八尾市有功者としてまことにふさわしいと考えておりますので、何とぞ市議会の御議決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(伊藤輝夫)
お諮りいたします。本件についても、質疑、委員会付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(伊藤輝夫)
御異議なしと認めます。よって、本件についても質疑、委員会付託を省略することに決しました。
それでは、これより討論に入ります。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(伊藤輝夫)
討論なしと認め、討論を終結して、これより議案第89号について採決いたします。
本件、原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(伊藤輝夫)
御異議なしと認めます。よって、議案第89号は原案どおり可決されました。
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△諮問第1号「人権擁護委員候補者を推薦するについて意見を求める件」
○議長(伊藤輝夫)
次に、日程第6、諮問第1号「人権擁護委員候補者を推薦するについて意見を求める件」を議題といたします。
市長から提案理由の説明を求めます。
◎市長(柴谷光謹) 〔登壇〕
ただいま議題となりました諮問第1号「人権擁護委員候補者を推薦するについて意見を求める件」につきまして、御説明申し上げます。
本件につきましては、本市管内の人権擁護委員のうち、松永俊一氏並びに池田義明氏の任期が来る10月31日をもちまして満了となりますので、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、葭仲俊幸氏並びに砂田八壽子氏を後任委員の候補者として推薦するにつきまして、市議会の御意見をお伺いいたすものでございます。
葭中氏は、昭和**年*月**日のお生まれで、現在、**市大字*****番地にお住まいでございます。
同氏は、昭和36年4月から東大阪市立縄手中学校、八尾市立高安中学校において教員として教鞭をとられた後、昭和59年4月に本市
教育委員会指導主事となられ、学校教育部指導課長、学校教育部次長、八尾市立八尾中学校長などを歴任され、平成11年3月に退職された後、現在は八尾市立高安コミュニティセンター運営協議会会長、民生委員・児童委員などとして御活躍されております。
砂田氏は、昭和**年**月*日のお生まれで、現在、**市**寺*丁目*番**号にお住まいでございます。
同氏は、八尾市市政モニター、八尾市行財政改革検討委員の市民代表委員を務められ、現在は、八尾市生活排水対策指導員、八尾市総合計画審議会委員、大阪府府政モニターなどとして御活躍されております。
葭仲氏並びに砂田氏は、ともに人格識見ともに高く、また広く社会の実情にも精通されておられ、人権擁護委員の候補者として最適任であると考えておりますので、何とぞよろしく御審議の上、御意見を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(伊藤輝夫)
お諮りいたします。本件については、諮問でありますので、次の日程第7、答申第1号において議会としての意思決定を行いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(伊藤輝夫)
御異議なしと認めます。よって、本件については、次の日程第7、答申第1号によって議会としての意思決定を行うことに決定しました。
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△答申第1号「人権擁護委員候補者を推薦するについて答申の件」
○議長(伊藤輝夫)
次に、日程第7、答申第1号「人権擁護委員候補者を推薦するについて答申の件」を議題といたします。
お諮りいたします。本件は、お手元配付のとおりでありますので、説明、質疑、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(伊藤輝夫)
御異議なしと認めます。よって、本件については、説明、質疑、委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(伊藤輝夫)
討論なしと認め、討論を終結して、これより答申第1号について採決いたします。
人権擁護委員候補者については、適任と認めて答申することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(伊藤輝夫)
御異議なしと認めます。よって、適任と認めて答申することに決しました。
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△認定第1号「平成11年度八尾市
一般会計歳入歳出決算認定の件」外8件一括
○議長(伊藤輝夫)
次に、日程第8、認定第1号「平成11年度八尾市
一般会計歳入歳出決算認定の件」外8件を一括議題といたします。
まず、認定第1号から第7号までの7件について、収入役から説明を求めます。
◎収入役(岩崎健二) 〔登壇〕
ただいま上程されました認定第1号「平成11年度八尾市
一般会計歳入歳出決算認定の件」から認定第7号「平成11年度八尾市地域振興券交付事業
特別会計歳入歳出決算認定の件」までの各会計の決算につきまして、順次御説明申し上げます。
まず、認定第1号の一般会計でございますが、平成11年度の歳入決算額は931億6191万0005円、歳出決算額は922億3322万9545円で、歳入歳出差引決算額は9億2868万0460円の大幅な黒字となりました。翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支額も8億3110万8194円の黒字となり、単年度収支額におきましても7億8563万4986円の黒字となった次第でございます。
主な要因を御説明いたしますと、まず、歳入でございますが、歳入の根幹をなす市税収入は443億1299万2768円で、前年度対比8343万7127円の増、率にして0.2%の微増にとどまりました。
この内訳といたしまして、個人市民税につきましては、恒久減税の実施や景気低迷に伴う失業者の増加等により、前年度対比9億1086万5874円の減、率にして5.9%の減となりました。
法人市民税につきましては、一部企業の業績回復により、前年度対比2億6585万4367円、率にして7.7%の増となり、固定資産税におきましても負担調整等により、前年度対比4億1715万0710円の増、率にして2.2%の増となったところでございます。
地方譲与税につきましては、5億3945万9000円で、前年度対比1381万1000円の増、率にして2.6%の増となりました。
地方消費税交付金につきましては、26億3661万円となり、前年度対比1億9807万3000円の減、率にして7.0%の減となりました。
地方特例交付金につきましては、恒久的な減税に伴います地方税の減収の一部を補てんするため、平成11年度から新設され、11億2735万円の交付を受けたところでございます。
歳入で大きく伸びました地方交付税につきましては、国の地方財政対策を受け、普通交付税、特別交付税を合わせまして78億1075万6000円の交付を受け、前年度に比べ35億3581万3000円の大幅増、率にして82.7%の増となりました。
国庫支出金、府支出金につきましては、おのおの114億8161万6658円、43億1351万0563円となっておりまして、それぞれ41.3%、1.1%の増となりました。国庫支出金の大幅な増につきましては、介護保険特例交付補助金と少子化対策費補助金を受けたことによるものでございます。
財産収入につきましては、中部防災拠点用地、菱形用地でございますが、これの大阪府への売却に伴いまして、前年度対比では大幅増の47億1327万5932円となったものでございます。
繰入金につきましては、地方交付税等の増により、公共施設等整備基金の取り崩しを減らしたことや、財政調整基金からの繰り入れを行わなかったこと等により、前年度対比97%減の6461万6455円となったものでございます。
また、市債の発行額は、火葬場用地整備事業債、竜華都市拠点地区整備事業債、(仮称)屋内プール等整備事業債等で91億1910万円でございまして、前年度対比29億0480万円の増となり、11年度末での起債残高は838億5828万7000円となっているところでございます。
次に、歳出でございますが、款別合計額の前年度対比では、124億2595万7958円、率にして15.6%と大幅な増となっております。
主な増減といたしましては、まず、総務費におきまして欠員の3分の1不補充を初め、退職手当、共済費、期末勤勉手当の減等に伴います人件費等の減で、前年度対比12億5843万8462円、率にして11.7%の減となりましたが、民生費では、高齢化に伴います老人福祉費の増、失業者の増加による生活保護費の増、また介護保険円滑導入基金の新設等によりまして、16億5763万1089円、率にして6.7%の増となりました。
また、衛生費におきましても、火葬場建て替えに伴います用地購入等で18億5681万0209円の増、率にして18.7%増となりました。
土木費では、竜華都市拠点地区整備を初め公園整備、久宝寺寺内町整備を行い、23億9657万6404円の増、率にして22.0%の増となったところでございます。
また、消防費におきましては、緊急通信指令装置整備に伴い、3億9821万1108円の増となったほか、教育費では、(仮称)屋内プール等建設完了等で14億1170万8487円の増、率にして13.3%の増となったものでございます。
また、諸支出金では、菱形用地の買い戻しを初め、高安山整備用地買い戻し等で51億8315万5399円の増となり、これらの合計額で歳出全体として対前年度比15.6%の伸びとなったところでございます。
一方、性質別に見ますと、人件費で221億6373万1000円、物件費で109億9122万1000円、扶助費では152億1445万円、公債費で101億4001万3000円、繰出金で84億8359万4000円、投資的経費で176億9169万4000円等となった次第でございます。
次に、財政構造面を前年度と比較いたしますと、地方交付税の大幅な増等によりまして、経常収支比率におきまして一挙に8.0%改善し、90.7%となりました。公債費比率では0.3%悪化し、15.7%、起債制限比率では0.1%良化し、12.5%となったところでございます。
次に、認定第2号の国民健康保険事業特別会計でございますが、歳入決算額は206億1513万8652円、歳出決算額は204億7581万2257円となり、差引1億3932万6395円の黒字となり、単年度収支におきましても1億8547万4961円の黒字となった次第でございます。
この要因といたしましては、歳出におきまして、保険給付費及び老人保健拠出金の大幅な増等により、歳出総額で4.8%の増となったものの、歳入におきまして国保事業に対する経営努力の結果、保険料収入、療養給付費等負担金、財政調整交付金の確保及び一般会計からの繰り入れ等によりまして、歳入総額で5.8%の増となったことによるものでございます。
次に、認定第3号の
公共下水道事業特別会計でございますが、歳入決算額は223億2486万8556円、歳出決算額は221億7676万2851円で、実質収支額では790万9705円の黒字、単年度収支では4979万3341円の赤字となったところでございます。
下水道建設事業の推進に当たりましては、計画的、効率的な事業推進及びコスト縮減に努め、事業財源として国庫補助金及び地方債を確保し、特定財源である受益者負担金、接続納付金等の増収を図る一方、一般会計からの繰り入れを受け、平成11年度末で人口普及率56.8%となったところでございます。
次に、認定第4号の南久宝寺土地区画整理事業特別会計でございますが、歳入決算額は2億5841万8162円、歳出決算額は2億5531万2512円で、歳入歳出差引決算額は310万5650円となり、全額を翌年度へ繰り越したものでございます。
本事業につきましては、平成8年度末に国の事業認可を得て以来、国庫支出金や一般会計繰入金により、文化財発掘調査等事業を推進してまいりました。
また、地元との合意形成を図るべく、住民参加によるまちづくりを目指し、全地権者集会やまちづくりを専門とする学識経験者を招き、講演会等を開催してまいったところでございます。
次に、認定第5号の老人保健事業特別会計でございますが、歳入決算額は211億3978万3054円、歳出決算額は212億0726万5703円で、実質収支額は6748万2649円の歳出超過となったものでございます。
この要因といたしましては、高齢化に伴う医療費の増嵩の中、平成9年9月の医療保険制度改正の影響により、医療費の抑制が図られたところでありますが、平成11年7月の薬剤負担免除措置により、外来診療等が増加し、7.6%の伸びとなったものでございます。
次に、認定第6号の財産区特別会計におきましては、歳入歳出決算額とも7577万7233円となりました。
歳入の主なものは、財産売払収入と財産区基金からの繰入金等で、歳出の主なものは財産区基金積立金と一般会計への繰出金でございます。
最後に、認定第7号の地域振興券交付事業特別会計でございますが、歳入歳出決算額とも12億6329万0694円となったものでございまして、本事業につきましては、平成11年度をもって完了いたしたものでございます。
以上、平成11年度の各会計の決算概要を申し上げましたが、我が国経済は、バブル経済崩壊後の長期不況を経て、ようやく一部に回復の兆しが見られるようになってまいりました。しかしながら、その実態は金融機関を初めとした多業種企業での生き残りをかけた合併、統合、業務提携、リストラという厳しい再建計画の結果であり、また国の減税や公共投資等の景気対策の影響が幾分あらわれてきているものと思われますが、その反面、いまだに企業倒産による失業者の増と雇用不安、地価の下落、個人消費の伸び悩み、金融不安等にあらわれておりますように、景気回復への展望は依然として不透明であります。
国においては、今臨時国会においても、景気回復に向け断固たる決意で経済対策やIT戦略への取り組みが行われようとしているところでございます。
地方におきましても、外形標準課税の導入など独自の財源確保に乗り出している自治体もふえているところでありますが、本年4月からの地方分権一括法の施行に伴い、みずからの判断と責任において広範囲な行政を執行されているとはいえ、地方財政の根幹をなす税財政面においては、いまだに国が握っており、本格的な地方分権の実現は21世紀に持ち越さざるを得ないものと思われるところでございます。
本市におきましては、八尾市行財政改革検討委員の会議の中間報告等を踏まえて、財源の重点的・効率的配分に努めながら、第5期実施計画並びに8つの政策プランの実践に努力を重ねてまいったところでございます。
幸いなことに、平成11年度決算は地方交付税の大幅な伸びと6大事業の見直し等により、近年にない大幅な黒字決算を見ることができました。しかしながら、財政構造や中期財政見通しを見る限りにおいては、将来にわたり相当困難な財政運営が予測されており、今後は、先日報告させていただいた行政改革大綱の着実な実行に向け、最大限の努力を重ねてまいる所存でございます。
このたびの決算に当たりましては、監査委員の御意見をいただいているところでございますが、後日の決算審査特別委員会におきまして御審査を賜ることと存じますが、その際、詳細にわたり御説明申し上げますので、何とぞよろしく御審査の上、御認定賜りますようお願い申し上げます。
○議長(伊藤輝夫)
次に、認定第8号について、
市立病院事務局長から説明を求めます。
◎
市立病院事務局長(藤林嘉明) 〔登壇〕
ただいま上程されました認定第8号「平成11年度八尾市
病院事業会計決算認定の件」につきまして、その概要を御説明申し上げます。
平成11年度におきます病院事業は、厳しい経営環境の中で、地域医療の中核病院として、市民の皆様の医療ニーズにこたえるべく、輪番制によります夜間小児科急病診療を平成12年1月より、土曜日につきましても拡大するとともに、救急告示病院として救急医療の充実や入院患者に対する服薬指導の拡大を行うなど、医療水準、医療サービスの維持向上に努めるとともに、経費節減を図るなど、健全経営を目指して事業運営を行ってきたところであります。
まず、業務面でありますが、入院におきましては、例年発生いたします小児の感染症疾患の減少等によりまして、延べ患者数で11万3127人、病床利用率81.3%となり、前年度に比べまして6988人の減少となりました。
一方、外来におきましては、延べ患者数で24万9649人となり、前年度に比べまして2604人の増加となったところであります。
次に、財政面の収益的収支でありますが、入院収益におきましては、単価はアップしたものの、患者数の減により収益減となりましたが、外来収益におきましては、単価のアップとともに患者数の増加によりまして収益増となり、その他医業収益におきましては、一般会計負担金の収益増の結果、総収益は税抜きで67億0800万5483円となりました。
一方、事業費用は、給与費、材料費、経費の医業費用が増加した結果、総費用は67億9093万3509円となり、収益的収支におきまして8292万8000円の単年度純損失を計上することとなりました。
この結果、昨年度からの繰越欠損金10億3849万6184円に当年度純損失を加えました11億2142万4210円を翌年度に繰り越すこととなった次第であります。
次に、資本的収支でありますが、まず、資本的収入は、新病院建設に係る土地購入資金及び実施設計資金として、企業債32億3980万円、一般会計出資金は、現病院の施設改修、医療機器購入、起債償還資金等として6576万3543円となり、資本的収入合計33億0556万3543円となりました。
資本的支出におきましては、エレベーター設備整備工事等の施設整備及び医療機器購入で8303万4619円、土地購入費を初めとした新病院建設事業費で32億4741万7543円となり、建設改良費合計では33億3045万2162円、企業債償還金として2489万3307円となり、資本的支出合計33億5534万5469円となり、資本的収支実質不足額4978万1926円は過年度損益勘定留保資金等でもって補てんいたしたものでございます。
以上が、決算の概要でございますが、今後、病院事業の運営に当たりましては、医療制度や医療保険制度の抜本改革のもとで、本年4月に改定されました診療報酬も運営上、必ずしもプラスにならないなど、病院経営を取り巻く今日の厳しい環境の中で、地域医療の中核病院としての役割を十分認識し、住民の医療ニーズに適切にこたえることを主眼として、夜間小児急病診療、救急医療の充実など診療体制並びに業務を改善し、積極的な患者サービスを推進するとともに、患者確保による収益の確保を基本としながら、今まで以上の経費の節減、効果的運営に努め、また新病院建設に向けて現病院の経営健全化はもとより、新病院での経営基盤を図るための取り組みを進めてまいりたいと考えているところであります。
決算終了後におきましては、監査委員さんから事業運営に関しまして、適切な御意見、御指摘を賜っておりますので、関係書類を添えて御提出申し上げる次第であります。
なお、本決算につきましては、後日、決算審査特別委員会におきまして御審査賜ることと存じますので、その際に詳細に御説明申し上げますので、何とぞよろしく御審査の上、ご認定賜りますようお願い申し上げます。
○議長(伊藤輝夫)
次に、認定第9号について、水道局長から説明を求めます。
◎水道局長(松井幸一) 〔登壇〕
ただいま上程されました認定第9号「平成11年度八尾市
水道事業会計決算認定の件」につきまして、その概要を御報告いたします。
平成11年度におきます水道事業は、安全でより良質な水の安定供給を確保するため、施設の増強や整備、更新の諸事業を計画的に進めるとともに、効率的な事業運営に努めてまいりました。
まず、主要な建設改良事業でありますが、平成7年度から平成15年度までの9カ年継続事業であります第6次拡張事業につきましては、事業費16億4463万5680円をもちまして、貯水量の確保と配水能力の増強を図るため、平成13年度完成を目指し、竜華配水場に1万立方メートルの配水池2池の築造工事を前年度に引き続き施工いたしました。
また、同配水場から配水管を布設するに当たっての共同溝埋設工事を本市下水道とともに着手いたし、あわせて市内に口径75ミリから600ミリまでの配水管布設工事を延長1347メートルにわたり施工いたしました。
このほか、改良工事といたしまして、配水管布設工事、配水池水位計取替え工事を実施するとともに、配水施設等の維持管理を積極的に推進し、給配水機能の充実と安定給水の確保に努めました。
次に、業務面でございますが、平成11年度は給水人口27万6284人、給水戸数11万7456戸、前年度と比較いたしまして、給水人口では725人減少いたしておりますが、給水戸数は734戸増加しております。
年間配水量につきましては、3703万9205立方メートルとなり、前年度に比べ14万5895立方メートル、率にいたしまして0.4%増加いたしました。
また、有収率におきましては、94.9%で前年度と同率となっております。
一方、財政面におきましては、有収水量では前年度に比べ若干増加いたしましたが、逓増制料金体系のもと、料金単価の高ランク域での需要減少によりまして、水道料金収入が減収となったほか、受託工事収入や加入金収入なども減収となり、収益的収入は消費税抜きで前年度に比べ1億3346万3280円減の67億4408万7653円、収益的支出は受水費や減価償却費の増加があったものの、職員給与費を初め維持改良費やその他諸費で減少となり、4054万1516円減の70億0631万4300円となり、損益収支差引におきまして、2億6222万6647円の純損失を計上することになりました。
この結果、翌年度繰越欠損金は9028万5268円を生じることとなった次第でございます。
また、資本的収支につきましては、消費税抜きで資本的収入17億2661万3037円、資本的支出は21億3494万6189円となりまして、差引不足額の4億0833万3152円は、過年度損益勘定留保資金等で補てんをいたしました。
今後の財政見通しにつきましては、2カ年連続の単年度赤字による昭和56年度以来の累積欠損金の計上という厳しい状況に加え、本年10月からの大阪府営水道の料金改定に伴う受水費の大幅な増嵩によりまして、さらに深刻な状況が見込まれるところでありますが、幸いにして市民、議会の御理解を得まして、今定例会におきまして、来年1月1日の使用分から水道料金改定を中心とする給水条例の改正を御可決賜ったおかげで、経営健全化の見通しが立ったところでございます。
水道局といたしましては、これを契機に、さらに安定給水の確保と市民サービスの向上を基本として、健全な財政運営を目指して全力を傾注してまいる所存でございます。
なお、この決算に当たりましては、監査委員さんの御審査をいただき、今後の事業運営の参考となる適切な御意見を賜っておりますので、関係書類を添えまして御提出申し上げる次第でございます。
また、本決算につきましては、後日決算審査特別委員会におきまして御審査賜ることと存じますので、その節、詳細にわたり御説明申し上げますので、何とぞよろしく御審査の上、御認定賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(伊藤輝夫)
以上で、説明は終わりました。
これより認定第1号外8件について、一括して質疑に入ります。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(伊藤輝夫)
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
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△議会議案第9号「八尾市議会決算審査特別委員会設置の件」
○議長(伊藤輝夫)
お諮りいたします。ただいま議題となっております認定9件は、次の日程第9、議会議案第8号に示す9人の委員で構成する決算審査特別委員会を設置し、同委員会に閉会中の継続審査として付託いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(伊藤輝夫)
御異議なしと認めます。よって、日程第9、議会議案第8号は、原案どおり可決され、認定第1号外8件はいずれも決算審査特別委員会に閉会中の継続審査として付託することに決しました。
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△選第16号「八尾市議会決算審査特別委員会委員の選任の件」
○議長(伊藤輝夫)
次に、日程第10、選第16号「八尾市議会決算審査特別委員会委員の選任」を行います。
お諮りいたします。委員の選任については、委員会条例第6条第1項の規定に基づき、三宅博議員、笠嶋征議員、井上依彦議員、小林貢議員、大沢秀史議員、林田吉克議員、杉本春夫議員、東口晃治議員、阿野覚議員を指名いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(伊藤輝夫)
御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました9名の議員が、決算審査特別委員会委員に選任されました。
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△選第17号「八尾市議会決算審査特別委員会の委員長及び副
委員長選任の件」
○議長(伊藤輝夫)
次に、日程第11、選第17号「八尾市議会決算審査特別委員会の委員長及び副委員長の選任」を行います。
お諮りいたします。決算審査特別委員会の委員長及び副委員長の選任については、委員会条例第7条第2項の規定に基づき、委員長に林田吉克議員、同副委員長に笠嶋征議員をそれぞれ選任いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(伊藤輝夫)
御異議なしと認めます。よって、決算審査特別委員会の委員長に林田議員、同副委員長に笠嶋議員が選任されました。
ただいま選任されました決算委員を代表して、林田委員長からごあいさつを受けることにいたします。
◆決算審査特別委員長(林田吉克)
ただいま決算審査特別委員会が設置をされました。また、9名の委員が選任をされました。あわせまして、笠嶋議員、そして私が正副委員長を仰せつかったわけでございます。ただいまの提案理由にもありましたように、未曾有の不況の中で、市民の生活はまさに深刻な状況になっておるわけでございます。
今回の決算は、市長が就任をされて予算執行される中で、初めて行われる決算審査でございます。市長は、かねがね市民の目線での行政を表明されております。この審査の中で本当に市民のための行政が行われているかどうか、また法に基づく、条例に基づく正しい予算執行がなされているかどうか、慎重な審査をしてまいりたいと考えております。
そしてこの審査が、これから行われる予算編成に当たって、十分に考慮された予算編成になれるよう、私たちも全力を尽くして頑張ってまいりたいと考えております。どうかそのためにも、同僚議員、そして理事者の皆様方におかれましては、御協力と御指導、御鞭撻を賜りますように心からお願いを申し上げまして、簡単ではございますが、ごあいさつとさせていただきます。(拍手)
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△「八尾市
土地開発公社の経営状況について」外9件一括
○議長(伊藤輝夫)
次に、日程第12「八尾市
土地開発公社の経営状況について」外9件を一括議題といたします。
お諮りいたします。本10件については、お手元に配付された報告書により、口頭説明にかえることにいたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(伊藤輝夫)
御異議なしと認めます。よって、本10件の経営状況の提出については、お手元配付の報告書により、口頭説明にかえることに決しました。
本10件は、これをもって終わります。
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平成11年度
八尾市
土地開発公社経営状況報告
本公社の事業は「公有地の拡大の推進に関する法律(昭和47年法律第66号)に基づき、八尾市の事業計画に沿った運営を行っているものであり、常に市当局との密接な連携を図りながら、都市の基盤となる必要な公有地の先行取得と管理を行い、もって地域の秩序ある整備に努めてきたところであります。
今年度の公有用地の事業実績は次のとおりとなっております。
公有用地の増加高については、買収等により心合寺山古墳保存整備事業用地、都市計画道路久宝寺太田線事業用地、都市計画東山本新町第2公園事業用地等で、2689.64平方メートル6億8999万1491円の増加となっております。
公有用地の減少高については、売却等により都市計画西弓削公園事業用地、市立病院建設事業用地、火葬場事業用地等で9万0055.01平方メートル110億6206万9459円の減少となっております。
その結果、12万3368.62平方メートル222億7591万6832円を翌年度に繰越となっております。
次に財政面については、収益的収入で112億9805万6240円、収益的支出で112億1851万5373円となり、収支差引7954万0867円の純利益を生じております。
次に事業資金については、長期借入金の借入額で34億5940万円、年度中の償還額で142億2700万円、借入残高として218億9394万6000円となっております。
以上が本年度の事業概要です。
今後とも公社の設立目的に沿った、経営努力をしてまいる所存であります。
これら平成11年度決算状況については、別冊決算書のとおりでありますが、決算書第2ページの損益計算書については、公有地取得事業収益として都市計画西弓削公園事業用地、市立病院建設事業用地、火葬場事業用地、公共公益施設事業用地等で今期は112億7534万3420円となっております。
この収益に対します事業原価については、上記の公有地取得事業原価として110億6206万9459円となっております。
事業収益から事業原価を差し引きましたところの事業総利益として、2億1327万3961円となっております。
次に、販売費及び一般管理費については、今期の人件費及び諸経費として1億5644万5914円を要したものであります。
事業総利益から販売費及び一般管理費を差し引いた事業利益は、5682万8047円と相なっております。
事業外収益の受取利息については、預金等による受取利息で132万4621円となっております。また、雑収益については、公社所有地の一時使用料等による収益として、2138万8199円と相なっております。
この結果、事業利益に事業外収益を加えたところの当期純利益は、7954万0867円と相なっております。
以上の結果から、平成12年3月31日現在3ページの貸借対照表について御説明申し上げます。
まず、資産の部については、流動資産として現金及び預金で2億8155万3515円、公有用地222億7591万6832円となり、流動資産合計額は225億5747万0347円となっております。
次に固定資産については、有形固定資産のうち、車両その他の運搬具として133万3850円、うち減価償却引当金76万2457円を控除して57万1393円、工具器具及び備品として17万3699円、うち減価償却引当金15万6330円を控除して1万7369円となっております。
無形固定資産及び投資その他の資産については、おのおの電話加入権で13万5792円、長期定期預金で1000万円となり、固定資産の合計は1072万4554円、資産合計としては225億6819万4901円となっております。
次に、負債の部については、流動負債として未払金で3億5170万2243円、これにつきましては東山本新町第2公園事業用地の事業未払金と職員退職金の未払金であり、12年度で精算済みです。
未払費用については164万1678円、短期預り金で98万2932円となり、流動負債合計は3億5432万6853円となっております。
次に、固定負債については、長期借入金で218億9394万6000円、退職給与引当金で8817万9692円となり、固定負債合計は219億8212万5692円、負債合計は223億3645万2545円となっております。
資本の部については、基本財産として市からの出資金で1000万円、準備金として、前期繰越準備金の1億4220万1489円と当期純利益の7954万0867円となっております。資本合計として、基本財産の1000万円と準備金の合計額を合わせまして2億3174万2356円となり、負債資本合わせました合計は225億6819万4901円と相なっております。
なお、明細については、決算書附属明細書に記載しておりますので、御参照ください。
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平成11年度
財団法人八尾市開発協会経営状況報告書
公益法人として、本協会の事業運営につきましては、市並びに八尾市
土地開発公社と緊密な連携をはかり、厳しい経済状況のなか、資金の効率的な運用に努め、保有土地の管理活用として、月極駐車209台の貸付及び民間企業へ事業用土地としての貸付けを行い、また近鉄高架下店舗賃貸借事業については、近鉄不動産株式会社から店舗・附属施設6574.05平方メートルを借り受け、八尾モール株式会社に貸し付けております。
さらに、庁舎駐車場事業として、八尾市から本館地下に105台の駐車スペースを借り受けて営業しております。以上が今年度の事業概要でございます。
次に財政面については、協会全体分として収益的収入で3881万6317円、収益的支出で3586万6161円で、収支差引295万0156円の純利益を生じており、平成11年度末利益剰余金は8億5131万4171円となっております。
なお、平成11年度末の土地状況は、協会事業分6913.85平方メートル、11億5706万8005円、公共事業分4057.39平方メートル、6億7016万1960円の計10971.24平方メートル、18億2722万9965円を翌年度に繰り越しとなっております。
これら事業にかかる平成11年度決算状況については、別冊決算書のとおりでございますが、一般会計決算内容につきましては、収益的収入及び支出についての全体分の決算額で、第1款の事業収入は3881万6317円で、内訳としまして第1項の事業収入が3096万9262円、第2項の事業外収入が784万7055円でございます。
次に収益的支出の決算額でございますが、第1款の事業費は3586万6161円で、内訳としまして第1項の協会事業費は400万円、第2項の協会事務費は3186万6161円でございます。
次に協会全体の損益計算書ですが、Ⅰの事業収入でございますが、土地売却収入が400万円、土地賃貸借収入が2696万9262円で、総事業収入は3096万9262円となり、Ⅱの事業資産原価は400万円で事業収益としましては、差引き2696万9262円となりました。Ⅲの事業費用でありますが、協会事務費として3186万6161円で、事業損益は489万6899円の赤字となりましたが、Ⅳの事業外収入として雑収入784万7055円と事業損益と差引きしまして当期純利益は295万0156円と相なった次第でございます。
次に協会の貸借対照表の全体分についてでございますが、まず資産の部として、Ⅰの流動資産で普通預金が538万5201円、定期預金が3億1300万円、通知預金が500万円、内部貸付金が670万円、未収金が521万7655円、販売用土地が18億2722万9965円で、流動資産合計は21億6253万2821円となっております。Ⅱの固定資産として、有形固定資産で什器備品が7万2050円、什器備品の減価償却引当金が6万4845円で差引き7205円、車両運搬具が66万5000円で、車両運搬具の減価償却引当金が59万8500円で、差引き6万6500円となり、有形固定資産合計としましては7万3705円となりました。投資として出資金が1005万4250円、投資合計は同額で、固定資産合計は1012万7955円となり、資産合計は21億7266万0776円となっております。
次に負債の部として、Ⅲの流動負債で短期借入金が13億0500万円、預り諸税が6万6425円、預り金が255万0884円、預り保証金につきましては、立体駐車場土地賃貸借契約の保証金1200万円と、月極駐車場契約保証金の処理方法として、その預り金を明確に処理するために「預り保証金」として新設したもので、その額が1240万2000円でございます。預り消費税32万7296円で、流動負債合計、負債合計は、ともに同額の13億2034万6605円となっております。
次に資本の部として、Ⅳの資本金として特定基金が100万円、資本金合計も同額で、Ⅴの剰余金では利益剰余金として任意積立金が1億1200万円、別途積立金が3450万円、未処分利益剰余金が7億0186万4015円、当期純利益が295万0156円となり、利益剰余金合計、剰余金合計は、ともに同額の8億5131万4171円、資本合計が8億5231万4171円となり、負債資本合計は21億7266万0776円となっております。
次に特別会計の、近鉄高架下店舗賃貸借事業特別会計決算状況でございますが、収益的収入及び支出につきましては、第1款の事業収入の決算額が、1億7389万0244円で、内訳は第1項の事業収入が1億7063万0775円、第2項の事業外収入、325万9469円でございます。
収益的支出につきましては、第1款の事業費の決算額が、1億7388万3495円で、内訳は第1項の事業費用、1億7063万0775円、第2項の事業外費用、325万2720円となっております。
次に損益計算書についてでございますが、Ⅰの事業収入で店舗賃貸料、1億7063万0775円、Ⅱの事業費用で、店舗賃借料を同額支払い、事業損益は0でございます。Ⅲの事業外収入で事務手数料として325万2720円、受取利息が6749円で、当期総利益が325万9469円となり、Ⅳの事業外費用として繰出金が325万2720円で、当期純利益が6749円となっております。
次に貸借対照表についてでございますが、資産の部としてⅠの流動資産として、普通預金が79万1374円、前払金が1432万2000円で、流動資産合計は1511万3374円となっております。Ⅱの固定資産として店舗賃借差入保証金が720万9680円、店舗賃借差入敷金が8449万0200円で固定資産合計は9169万9880円となり、資産合計は1億0681万3254円となっております。
次に負債の部として、Ⅲの流動負債として前受金が、1432万2000円、預り消費税が、16万2632円で、流動負債合計は1448万4632円となっております。Ⅳの固定負債としては店舗賃貸預り保証金が、720万9680円、店舗賃貸預り敷金が、8449万0200円で、固定負債合計は9169万9880円となり、負債合計は1億0618万4512円となっております。
次に資本の部として、Ⅴの剰余金としては利益剰余金の未処分利益剰余金が62万1993円で、当期純利益が6749円となり、利益剰余金合計、剰余金合計、資本合計はともに同額の62万8742円で、負債資本合計は1億0681万3254円と相なった次第でございます。
次に、庁舎駐車場事業特別会計決算状況でございますが、まず収益的収入及び支出につきましては、第1款の事業収入の決算額が2153万9512円で、内訳は第1項の事業収入が2153万8925円、第2項の事業外収入が587円で、事業収入が減となりました。減となった理由は駐車台数は増加していますが、一般有料車の減と無料車の増によるものでございます。これにつきましては、決算書の最後に「駐車台数の年度別対比実績表」を掲示しておりますので、御参照の程お願いします。
収益的支出につきましては第1款の事業費の決算額が2153万8925円で、内訳は第1項の事業費用で1827万0270円、第2項の事業外費用で326万8655円となっております。事業費用の減額の理由は、消耗品費の節約等によるものです。
次に損益計算書についてでございますが、Ⅰの事業収入で、駐車場収入、2153万8925円、Ⅱの事業費用として駐車場事業費、1827万0270円を差引きしまして、事業損益は326万8655円の黒字となりました。Ⅲの事業外収入でございますが、受取利息で587円で、当期総利益が326万9242円となり、Ⅳの事業外費用として繰出金326万8655円で、当期純利益は587円となっております。
次に貸借対照表についてでございますが、資産の部として、Ⅰの流動資産として現金が7万6400円、普通預金が103万1313円、未収金が1046万5070円で、流動資産合計、資産合計は、ともに同額の1157万2783円となっております。Ⅱの流動負債として内部借入金が670万円、預り消費税が16万7778円、未払金が470万0330円で、流動負債合計、負債合計は、ともに同額の1156万8102円となっております。
次に、資本の部でございますが、Ⅲの剰余金の利益剰余金として未処分利益剰余金が4094円、当期純利益が587円となり、利益剰余金合計、剰余金合計、資本合計は、ともに同額の4681円で、負債資本合計は1157万2783円と相なった次第でございます。
なお明細につきましては、決算書附属資料に記載しておりますので、御参照の程お願いします。
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平成11年度経営状況報告
財団法人八尾市清協公社
1.事業の概況
平成11年度につきましては、公社設立以来、八尾市から委託を受けております「し尿収集運搬業務」「し尿取扱手数料集金業務」を初め、「放置自転車撤収等業務」「公園等保守管理業務」「防疫等対策業務」「フロンガス回収業務」「排水設備等検査業務」「学校園等廃棄物処理業務」の委託を受け、各々の受託業務の円滑な処理と、市の主要施策と呼応した、市民の清潔で快適な生活環境の確保と、公衆衛生の向上を目指しつつ、公益法人としての公社設立の趣旨・目的に照らし健全経営に努めてまいりました。
次に、業務別に概要を述べますと、「し尿収集運搬業務」につきましては、月2回の完全収集はもとより、集中豪雨禍による緊急作業については、その緊急性を重視し、迅速かつ的確な処理にあたり、また、臨時汲取の要望についても、迅速な対応のもと、完全収集に努めてまいりました。
「し尿取扱手数料集金業務」につきましては、電算機の効率的な運用により、事務の省力化と能率化に努めてまいりました。一方、収納方法につきましては、口座振替制度の積極的な推進による口座振替制と、集金嘱託職員による戸別集金制を併用して、徴収事務の向上に努めてまいりました。
次に、「放置自転車撤収等業務」につきましては、関係機関との十分な連絡調整を図りながら、放置禁止区域での放置状況に応じた、移動・撤収回数の増強や連続撤収を実施し、近鉄・JR駅周辺や地下鉄八尾南駅周辺での環境保全と、禁止区域外の駅周辺におけるごみ化自転車の撤収業務を行い、市民の通行の利便に努めてまいりました。
次に、「公園等保守管理業務」につきましては、大和川河川敷公園や都市公園等の清掃・除草・ごみ運搬・トイレ清掃を初め、渇水期における樹木の灌水業務など、八尾市の緑化推進に呼応し、市内公園の緑化と環境美化、保全に努めました。
次に、「防疫等対策業務」につきましては、衛生動物駆除のための薬剤散布を初め、伝染病発生時の滅菌消毒作業等円滑に処理すると共に、関係機関との十分な連絡調整の下、公社としての使命、対応を図り、効率的な作業遂行に努め市民の健康で快適な生活環境と、公衆衛生の向上に努めてまいりました。
また、「フロンガス回収業務」につきましては、従来の大型ごみ収集日に合わせての廃冷蔵庫のフロンガス抜取作業、電話受付予約による抜取作業を実施し、関係機関との連携を密にしながら、効率的な回収に努めてまいりました。
また、「排水設備等検査業務」「学校園等廃棄物処理業務」につきましても、関係機関と連絡調整を図りながら、作業の円滑化に努めてまいりました。
以上が平成11年度の事業の概要でありますが、今後とも公共性を保持し、効率的な運営を図り、市民サービスの向上に一層の努力を重ねる所存です。
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平成11年度
財団法人八尾市
文化財調査研究会経営状況報告
本財団は、昭和57年7月に設立いたしまして以来、文化財保護の理念に基づきまして、市内に点在する貴重な文化遺産の保護継承のための実践活動を行っておりますが、特に埋蔵文化財につきましては、保護保存の徹底を図るため、文化財保護法の趣旨に基づき、発掘調査業務の円滑な推進と迅速かつ効率的な運営を図ってまいっておるところであります。
当財団の平成11年度の事業概要について御説明申し上げます。
調査研究会の中心的事業である埋蔵文化財発掘調査の受託事業件数は27件で、総調査面積は9064.5平方メートルであります。その内訳といたしまして、公共事業関係が20件、民間事業関係が7件でありまして、これらの発掘調査及び出土した遺物・遺構の整理作業を行なったのであります。発掘調査の結果については概要報告書を作成し、文化庁へ提出するとともに、学術研究上必要と思われる機関に対しても学術の用に供し、また、希望する市民にも頒布いたしております。
次に、文化施設の管理業務といたしましては、市立歴史民俗資料館、市立埋蔵文化財調査センター及び環山楼の管理受託をおこなっております。さらに啓発事業といたしまして、出土遺物の展示や市内小学校において体験学習会を行い、市民の文化財に対する理解と関心を深めるべく努力いたしているところであります。
平成11年度の決算状況は、別冊
決算報告書記載のとおりではありますが、まず一般会計損益計算書について御説明申し上げます。収入の部では発掘調査の受託収入が1億5574万5526円、市立歴史民俗資料館等の施設管理受託収入が5807万2000円、八尾市内埋蔵文化財詳細遺跡分布地図作成業務受託収入が701万7652円、事業合理化資金積立金取崩収入が300万円、預金利息等の事業外収入が83万9951円で合計2億2467万5129円であります。
一方、支出の部では、発掘調査事業費等の事業費が1億9382万5458円、管理費が3114万0537円で合計2億2496万5995円であります。よって、収支差引で当期純損失は29万0866円と相なった次第であります。
次に、貸借対照表について御説明申し上げます。資産の部では流動資産として、普通預金及び定期預金1億7028万7893円が主なものであります。次に負債の部では、流動負債のうち、遺物整理事業の前受金1億4357万4187円が主なものであり、資本の部では基本財産が1150万円であります。
また、特別会計におきましては、市立歴史民俗資料館管理にかかる収支を計上しておりますが、収入といたしまして繰入金収入及び利息収入等の合計が4678万8566円で、支出といたしましては、文化財の公開展示や文化財の調査整理及び資料収集等の事業費が4678万8566円であります。
以上、簡単ではございますが、平成11年度
財団法人八尾市
文化財調査研究会の経営状況の報告といたします。
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平成11年度
財団法人八尾市
文化振興事業団経営状況報告
八尾市
文化振興事業団は、文化会館及び生涯学習センターの管理運営並びに文化・生涯学習の振興に関する各種事業を行っています。
まず、文化会館については、市民に文化・芸術の鑑賞機会を提供するため、各種の音楽、演劇、歌舞伎、古典芸能など、幅広い分野にわたる22の事業を実施いたしました。
また、市民の自主的・創造的な舞台芸術活動を促進することを目指した「プリズムアートシアター」や、市民参加型事業として毎年継続して行っている、「吹奏楽フェスティバル」「プリズムミュージックフェス」「演劇フェスティバルin八尾」の3事業については創意工夫に努めながら、市民とともに実施したところであります。
また、本市の伝統文化である河内音頭、河内木綿の伝承発展を目指した事業展開にも努めたところであります。
さらに本年は、NHK人気番組の「バラエティ生活笑百科」の公開録画の誘致を行い、市民に好評を得ました。
貸館事業については、経済状況や新設近隣施設の影響を受けながらも、ほぼ例年並みの利用率を維持し得たところであります。
次に、平成11年度一般会計(文化会館関係)の決算状況について報告いたします。
まず、収入の部につきましては、当期合計額が3億9454万0180円で、その内訳は、基本財産運用収入92万4740円、入場料・手数料等の事業収入4212万1176円、会館の管理運営経費及び文化事業委託費として市から交付を受けた補助金等収入3億5046万6879円、雑収入102万7385円であります。
次に、支出の部につきましては、当期合計額が3億9434万1324円で、その内訳は、事業費9476万0818円、管理費2億6299万6480円、受託事業費3623万1743円、特定預金支出35万2283円であります。
以上により、収入支出の差額は、19万8856円となり、前期繰越収支差額1058万2852円を加算した次期繰越収支差額1078万1708円となります。
次に、貸借対照表でありますが、平成12年3月31日現在における資産の部の合計額は2億4256万3152円で、その内訳は流動資産9270万7780円、固定資産1億4985万5372円であります。
また負債の部の合計額は、9469万9576円で、その内訳は、流動負債8192万6072円、固定負債1277万3504円であります。資産合計から負債合計を差し引きした正味財産は1億4786万3576円であります。
次に、生涯学習センターにつきましては、多くの市民が「学習」「健康」「交流」を深め、市民生活の向上を図るため、各種講座やウェルネス事業の運営に努めたところであります。
各種講座につきましては65講座を実施いたしましたが、特に当年度は要望の高い「パソコン講座」を拡充するとともに、伝承文化の普及振興を図るため「河内音頭踊り講座」を開催いたしました。
また、ウェルネス事業については、総合体育館との競合の中で、定期利用会員数の減少に伴い収入減となりましたが、「骨密度測定」「初心者エアロ」など新規事業の実施に努めた結果、前年度と同程度の年間利用者数となっております。
次に、平成11年度特別会計(生涯学習センター関係)の決算状況について報告いたします。
まず、収入の部につきましては、当期合計額が2億2137万7323円で、その内訳は、受講料、利用料等の事業収入8168万8272円、センターの管理運営経費、各種講座、ウェルネス事業等に関する助成金等八尾市からの補助金等収入1億3891万8609円、雑収入77万0442円であります。
次に、支出の部につきましては、当期合計額が2億2137万7323円で、その内訳は、事業費1億1550万4239円、管理費1億0587万3084円であります。以上により収入支出の差額は0円であります。
次に、貸借対照表でありますが、平成12年3月31日現在における資産の部の合計額は5039万2143円で、その内訳は流動資産4951万0575円、固定資産88万1568円であります。また負債の部の合計額は、5039万2143円で、その内訳は、流動負債4951万0575円、固定負債88万1568円であります。資産合計から負債合計を差し引きした正味財産は0円であります。
この結果、一般会計並びに特別会計を合わせた
文化振興事業団全体会計につきましては、収入決算総額6億2650万0355円、支出決算総額6億1571万8647円であります。
最後に、
文化振興事業団全体会計貸借対照表におけます、平成11年度末現在の正味財産の額は、1億4786万3576円であります。
以上、平成11年度
財団法人八尾市
文化振興事業団の経営状況の報告といたします。
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平成11年度
財団法人八尾市緑化協会経営状況報告
財団法人八尾市緑化協会の平成11年度経営状況を報告をいたします。
当協会は、設立目的である、八尾市民の緑化思想の啓発普及を図り、八尾市における自然環境の保全及び緑化事業を推進するとともに、公園等の円滑な管理及び市民の緑に対する愛護精神の涵養に寄与し、市民のやすらぎと健康の増進に資することを目的として、事業を進めて参ったところです。
本年は、自主事業として、緑化啓発普及事業の、緑化園芸講習会では、市民の要望にこたえた幅広い分野の緑化園芸講習会を計画し、ガーデンコーディネーター・フラワー装飾技能士・園芸愛好家など13名の講師により、園芸知識を習得する講義形式講習会を八尾市文化会館で12項目、園芸材料を用いて作品を作る実習形式講習会を八尾市公園管理事務所研修室にて11項目を実施いたしました。また、草花や庭木の栽培・管理など園芸の悩みにこたえる緑化園芸相談会を八尾市公園管理事務所の緑化協会相談コーナーにて第4・第5木曜日に実施いたしました。
緑化啓発普及市民団体については、「緑を育てる会」の事務局として活動を支援し育成するとともに、市内数ケ所の公園清掃奉仕をしている「緑のボランティア」、公共施設の花壇等に飾る花苗づくりに奉仕している「花づくりボランティア」についても事務局として積極的に活動を支援いたしました。
その他の緑化啓発普及事業では、イベント会場での緑化園芸相談会や市民サービスコーナーでの山野草盆栽展の開催等を前年度と同様に実施いたしました。
自然環境保全事業では、市民団体「愛宕トラスト市民協議会」の事務局として活動を支援し育成するとともに、八尾自然保護の会の「コロコロフェスタ」の後援等を行って参りました。
受託事業の緑化啓発普及業務では、八尾市公園管理事務所内の緑化協会相談コーナーで緑化園芸相談を第1第2第3木曜日に行うほか、植木市会場での緑化啓発行事や公園での植樹祭等のイベントを実施いたしました。
緑化推進業務では、昨年に引き続き、フラワーステーション事業として近鉄八尾駅等の駅舎内に観葉植物花壇の設置を行うほか、市民の森記念植樹等を実施いたしました。
公園緑地等維持管理業務では、八尾市民の憩いの場として公園緑地等を快適に利用して頂けるように配慮し、樹木の剪定・薬剤散布・除草・灌木・遊具の補修等を実施いたしました。
これら各事業の平成11年度の決算状況は、別紙決算書のとおりですが、収支決算につきましては、収入の部として、基本財産利息収入16万1243円、市補助金4092万5605円、受託収入1億9846万円、雑収入20万7825円、仮受消費税992万2472円で、当期収入合計は、2億4967万7145円となり、前期繰越額398万0609円を加えた収入合計は、2億5365万7754円であります。
次に、支出の部では、事業費2億1885万2672円、管理費1883万8944円及び特定預金支出60万円、仮払消費税989万4808円で、当期支出合計は、2億4818万6424円となり、当期収支差額149万0721円に前期繰越額398万0609円を加算した、合計残額547万1330円を次期に繰り越しいたしました。
次に、貸借対照表におきまして、資産の部では、流動資産の現金預金、未収金の合計額が1172万7926円で、固定資産として、基本財産合計その他の固定資産を合わせて4310万3070円となり、資産合計は5483万0996円であります。負債の部では、流動負債の未払金616万0398円、預かり金9万6198円の合計625万6596円であります。
なお、正味財産増減計算書及び財産目録につきましては、決算書に添付いたしております。
以上、簡単ではございますが、平成11年度
財団法人八尾市緑化協会の経営状況を報告いたします。
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財団法人八尾市
中小企業勤労者福祉サービスセンター経営状況報告書
本市における事業所の状況を見ますと、約99%までが従業員300人未満の中小企業であり、従業員総数の約90%がこの中小企業に働く勤労者で占められています。
近年、労働環境を取り巻く社会経済情勢は、労働力人口の高齢化や女性労働者の増加、技術革新の進展、勤労者の意識の多様化など大きく変化してきており、この労働力人口の高齢化は、若年労働者の減少や高齢化の進展に伴って、今後一層進むものと予測されています。
こうした中にありまして、勤労者の福利厚生面について大企業と中小企業の格差は大きいのが現状であり、さらに拡大傾向にあると言われております。
勤労者の福利厚生面の充実を図るには、事業主と従業員の相互・自助努力が基本でありますが、個々の中小企業で充実するには非常に困難を伴うものであります。
本市といたしましては、市内の中小企業の勤労者と事業主及び市が一体となった勤労者に対する福利厚生事業、いわゆる勤労者福祉共済事業を実施することにより、働きやすい職場づくりと労働力の確保と定着、生活文化の向上と中小企業の振興を図ることを目的とした
財団法人八尾市
中小企業勤労者福祉サービスセンター(以下「センター」という。)を設立し、平成元年10月1日から事業を開始いたしたものであります。
以来、センター設立の趣旨を踏まえ、中小企業の従業員とその事業主を対象とした総合的な福利厚生事業を積極的に推進し、各種事業の整備・充実を図るとともに、会員組織の拡大に努めてまいったところであります。
平成11年度の事業概要といたしましては、まず、会員組織の拡大についてでありますが、事業主及び福利厚生担当者の方々に福利厚生についての必要性を説明させていただくとともに、経営団体、商工団体及び労働団体等へのPR活動を行いまして、平成12年3月末現在184事業所・1578名で対前年度比4事業所・5名の増加となったところでありますが、引き続き、新たな会員の加入促進に努めるとともに、ますます多様化する会員ニーズに対応したメニューを積極的に展開することによりセンター事業全般の推進を図ってまいります。
次に、センターの実施事業についてでありますが、当センターは、府下的に勤労者福祉共済事業を普及させ、ネットワーク化を図るため大阪府が平成元年4月にスタートさせた、府下各市の共済会若しくは互助会等を加入単位とする連合会に加入し、スケールメリットを生かした幅広い豊富な事業内容とするとともに、センターの独自事業を積極的に実施いたしているものであります。
具体的には、①給付事業②福利厚生事業(文化・レジャー・会員交流・購買等)③健康管理事業等となっております。
次に、センターの運営についてでありますが、センターの運営は管理的経費部門と事業経費部門の2部門といたしておりまして、管理的経費につきましては全額市の補助金を充当いたしており、市に対しましては、労働省から国庫補助金が交付されているところであります。
また、事業経費につきましては、会員から納入いただく会費・月額700円と基本財産の果実を充当いたすもので、基本的に会費は、事業実施という形で会員に還元いたしているものであります。
次に、平成11年度の決算状況は、別冊の
収支決算書に記載のとおりでありますが、収支決算につきましては、収入の部は、基本財産運用収入39万4942円、会費収入1332万0500円、市補助金収入3068万2103円、
府補助金収入26万6400円、会員の事業参加負担金収入1283万円、受取利息等の雑収入58万7315円等及び前期繰越額431万8500円の合計6429万3472円であります。
また、支出の部は、人件費・運営経費の管理費2995万1769円、給付・福利厚生・健康管理事業費等の事業費2744万9747円、特定預金支出270万円等の合計6096万7228円であります。
よって、収支差引の結果332万6244円が、次期繰越収支差額となりました。
次に、貸借対照表についてでありますが、資産の部では、流動資産は、現金及び普通預金合計989万7461円であります。
また、固定資産は、基本財産8300万円、その他の固定資産の永年在会慰労金積立定期預金2205万4000円が主なものであります。
負債の部では、流動負債は、前受金・未払金及び預り金の合計165万3217円であります。
なお、昨年10月でセンター設立満10年を迎えたことによりまして、記念事業積立預金から400万円を取り崩し、センター設立10周年記念事業特別会計を設置し、会員全員に記念品を贈りますとともに、10月1日には、「設立10周年記念会員の集い」を開催しましたが、特別会計収支決算は、収入及び支出合計額それぞれ417万2562円となりました。
以上、簡単ではございますが、
財団法人八尾市
中小企業勤労者福祉サービスセンターの、平成11年度経営状況の報告といたします。
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平成11年度
財団法人八尾市
国際交流センター経営状況報告
21世紀を間近に控えた今日、我が国の国際社会における地位の向上と相まって、国際協力、国際援助が強く求められるとともに、地域社会全般で国際化への対応が不可欠となってきております。そのためにも、国際社会に貢献できる国際人の育成や地域の活性化を図ることが、ますます重要な課題とされているところであり、本市といたしましても市民、行政、企業及び各種団体等との連携を図りながら、グローバルな視野をもって積極的かつ多彩な国際交流の推進が求められているところであります。このため八尾市の国際化に寄与するとともに、広く市民に国際意識の高揚と諸外国との相互理解の増進を図り、国際平和に貢献することを目的として、
財団法人八尾市
国際交流センターを平成2年8月に設立して以来、諸事業の実施に努めているところであります。
まず、平成11年度の事業概要について御説明申し上げます。
寄附行為の規定に基づき理事会を3回、評議員会を2回開催し、理事及び監事選任の件、評議員選出の件、平成10年度事業報告及び収支決算の件、平成12年度事業計画及び収支予算の件等を審議し、承認されたところであります。
平成11年度の事業としましては、ペルー民族舞踊公演、北京から音楽の贈り物コンサートⅡの開催や国際理解教育プログラムの実施などの国際交流促進事業を開催するとともに、市内学校園での国際理解教育プログラム、中学生英語スピーチコンテストや、国際人育成のための語学教室を開講いたしました。
また、PR事業としまして、国際交流ニュースの発行やFMちゃおへの番組「モンドナビール」の提供を行いました。
さらに、当交流センターの活動の中心となるボランティアの登録及びボランティア研修会の開催を積極的に行うとともに、ボランティア間の横の連携を目指して、日本語交流ボランティアサロンの開設や情報紙として「YICだより」を発行しました。また、市内国際交流団体の活動事業に対し、助成金を交付したところであります。
次に、平成11年度の決算状況につきましては、別冊
収支決算書記載のとおりでありますが、まず決算書の
収支決算書について申し上げますと、収入では基本財産の利息収入が294万0533円、事業収入が239万3400円、市補助金収入が1762万6000円、雑収入が10万3801円で、当期収入合計2306万3734円であります。
支出としましては、事業費が963万2175円、管理費が1314万5150円、特定預金支出が31万円で、当期支出合計は2308万7325円であります。
以上により、当期収支差額は2万3591円の赤字となりましたが、前期繰越収支差額990万4135円を含めますと、988万0544円の次期繰越収支差額となった次第であります。
次に、貸借対照表について申し上げますと、資産の部では、流動資産といたしまして1084万2745円、固定資産の基本財産が3億4100万円、その他の固定資産が1059万6962円で、資産合計は3億6243万9707円であります。負債の部では、流動負債が96万2201円、固定負債が115万7800円で、負債合計は212万0001円であります。正味財産の部では、資産と負債の差引額が3億6031万9706円でありまして、そのうち基本金が3億4100万円、当期正味財産減少額が2万3591円となっております。
以上、平成11年度
財団法人八尾市
国際交流センターの経営状況の報告といたします。
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平成11年度
八尾シティネット株式会社
経営状況報告書
八尾市シティネット株式会社は、自転車駐車場の経営及び経営受託業務を中心業務として、八尾市を初め関係機関の出資により、平成9年3月に設立されました。
平成11年度は、「近鉄高安駅」、「JR八尾駅東」、「JR志紀駅南」の3自転車駐車場を平成11年4月1日八尾市から購入し、経営受託事業を含め、現在市内7駅10自転車駐車場、約9千台の収容台数を擁する自転車駐車場の経営を行う企業として成長してまいりました。
平成11年度の決算状況につきましては、別冊決算書のとおりでありますが、決算書4ページの貸借対照表(平成12年3月31日現在)について御説明申し上げます。
まず、資産の部につきましては、流動資産3869万2519円、固定資産4770万8105円、繰延資産162万6568円となり、資産合計は8802万7192円でございます。
負債の部といたしましては、流動負債2270万1904円、固定負債2635万5500円で、負債合計は、4905万7404円でございます。
資本の部といたしましては、資本金3000万円、剰余金896万9788円(うち当期利益357万8742円)で、資本合計は3896万9788円でございます。
次に、決算書5ページの損益計算書(自平成11年4月1日至平成12年3月31日)につきましては、営業損益の部といたしまして、駐輪場収入による売上高1億8146万5213円、販売費及び一般管理費1億7411万1668円、また営業外損益の部といたしまして、営業外収益3万6720円、営業外費用85万7323円と相なり、経常利益653万2942円から法人税等295万4200円を差し引きいたしました結果、当期利益357万8742円を計上することができました。
なお、当期末未処分利益につきましては、自己資本の充実等を図るため剰余金として社内留保といたしております。
明細につきましては、決算書付属明細書に記載いたしておりますので、御参照をお願いいたします。
以上、簡単ではございますが
八尾シティネット株式会社の平成11年度経営状況の報告といたします。
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平成11年度
財団法人八尾体育振興会
経営状況報告
本財団は、寄附行為第3条の「一般市民及び青少年の余暇の善用、健康の保持増進及び体位の向上を図るため、柔道、剣道、弓道その他体育・スポーツの普及と施設の管理運営を行い、もって体育・スポーツの振興に寄与する。」ことを目的とし、事業計画に基づき、自主事業としての各種スポーツ教室の開催等、スポーツ活動の推進並びに八尾市から業務委託されている社会体育施設等の管理運営業務を大きな柱として、事業を実施してまいりました。
以下、平成11年度の事業概要を御説明いたします。
まず、財団の運営を円滑に進めるため、理事会を3回、評議員会を3回開催し、平成10年度の事業報告及び収支決算、平成11年度の事業計画及び収支予算の審議をいたしました。
また、主な事業といたしまして、市
教育委員会主催事業、市体育連盟主催事業との整合性を図りながら、子どもから高齢者までを対象とした幅広い市民層へのスポーツ活動の提供を行うため各種教室を開催するとともに、親子キャンプ教室やファミリーバドミントン教室など家族で参加できる教室を新たに追加をいたしました。
さらに、総合体育館において、観るスポーツとして男子バスケットボール国際親善大会(全日本代表対全ロシア)、男子バレーボール国際親善大会(松下電器対上海市選抜)などの国際試合を初め、日本のトップレベルのスポーツイベントを積極的に誘致し、青少年を初め市民のスポーツ意欲の高揚に努めてまいりました。
一方、総合体育館を初め社会体育施設等の管理受託9施設につきましては、八尾市スポーツ施設予約・案内システムを活用しながら市民サービスの向上と施設の効率的な管理運営に努めてまいりました。
次に、平成11年度決算状況について報告いたします。
収入の部につきましては、当期合計額が3億1517万4550円で、主なものは八尾市からの施設管理及び事業等受託収入2億2591万4210円、自主事業であるスポーツ教室受講料収入及びフィットネス事業収入6393万0522円、市助成金収入、基本財産運用収入等の合計が1625万6892円であります。
次に、支出の部につきましては、当期合計額が3億0676万4413円で、その内訳は事業費2億5199万7249円、管理費5285万8708円、特定預金支出190万8456円となっております。
以上により、当期での収入、支出の差額は841万0137円であり、次期へ繰り越すものであります。
次に、財政状況を示します貸借対照表でありますが、平成12年3月31日現在における資産の部の合計額が2億7907万2153円で、その内訳は流動資産として5622万0230円、基本財産とその他固定資産を合わせた固定資産として2億2285万1923円であります。
また、負債の部の合計額は5565万5388円で、その内訳は流動負債として4781万0093円、固定負債として784万5295円であります。
この結果、資産合計より負債合計を差し引きいたしました正味財産は2億2341万6765円であります。
以上、平成11年度
財団法人八尾体育振興会経営状況報告といたします。
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△議会議案第9号「道路財源の確保に関する
意見書提出の件」外2件一括
○議長(伊藤輝夫)
次に、日程第13、議会議案第9号「道路財源の確保に関する
意見書提出の件」外2件を一括議題といたします。
お諮りいたします。本3件については、お手元配付のとおりでありますので、説明、質疑、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(伊藤輝夫)
御異議なしと認めます。よって、本3件については説明、質疑、委員会付託を省略することに決しました。
それでは、これより討論に入ります。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(伊藤輝夫)
討論なしと認め、討論を終結して、これより本3件について一括採決いたします。
本3件、原案可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(伊藤輝夫)
御異議なしと認めます。よって、本3件はいずれも原案どおり可決されました。
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○議長(伊藤輝夫)
以上で、本日の日程は全部終了いたしました。
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○議長(伊藤輝夫)
9月定例会の閉会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
去る9月8日に開会いたしました
今期定例会は19日間の会期を終え、本日閉会の運びとなりました。
この間、議員各位には終始熱心に審議を行っていただきますとともに、円滑な議事運営に格段の御協力を賜りましたことに対し、心から厚く御礼申し上げます。
また、執行機関の皆様には、本会議及び委員会で議員から指摘のあった事項に対し、誠意をもって対応されますよう強く要望しておく次第であります。
なお、平成11年度の決算につきましては、本日設置いたしました決算審査特別委員会において閉会中継続審査をお願いするわけでありますが、委員各位には大変御苦労をおかけいたしますが、慎重な御審査のほどお願いを申し上げておきます。
さて、市を挙げて準備を進めてきましたねんりんピックが、「なにわから未来にかける長寿の橋」をテーマに、いよいよ11月に開催されます。本市では、ソフトボール交流大会が開催され、全国各地から選手団を初め多数の方々が本市を訪れることになりますが、温かくお迎えをし、さわやかな交流試合を行っていただきますよう、諸準備に万遺漏のないようお願いを申し上げます。
また、この大会が河内の文化と人情味あふれる温かい気風を知っていただく絶好の機会となりますとともに、本市にとりましても21世紀のふれあいと活力ある長寿社会づくりの契機となりますことを強く念願する次第であります。
終わりに、御臨席各位の御健勝にてますますの御活躍をお祈りを申し上げまして、閉会のごあいさつといたします。
それでは、市長からあいさつ願います。
◎市長(柴谷光謹)
9月定例会の閉会に当たりまして、お礼を兼ね一言ごあいさつを申し上げます。
本定例会は、去る9月8日に開会され、平成12年度一般会計補正予算を初めといたしまして、数多くの重要議案を提案申し上げましたところ、議員各位におかれましては、本会議あるいは各委員会におきまして終始熱心かつ慎重なる御審議を賜り、本日、各議案につきまして、それぞれ御可決または御承認をいただくとともに、八尾市
教育委員会委員など人事案件につきましても御同意を賜り、心より厚く御礼を申し上げます。
本会議、各委員会を通じまして議員各位から賜りました御意見、御要望の諸点につきましては、十分検討を加え、今後の市政運営に反映してまいりたいと考えているところでございます。
なお、今回提出申し上げました平成11年度各会計決算認定の件につきましては、閉会後、決算審査特別委員会を通じまして御審査をいただくこととなっておりますが、何とぞよろしく御審査賜りますようお願い申し上げる次第でございます。
これからは秋も深まりまして、議員各位におかれましては何かと御多忙のことと存じますが、健康に十分留意をいただき、今後とも市政の推進に一層の御協力を賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、閉会のごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。
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○議長(伊藤輝夫)
以上をもちまして、平成12年9月定例会を閉会いたします。
午前11時40分閉会
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会議録署名議員
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│市議会議長 │ 伊 藤 輝 夫 │ │
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│市議会議員 │ 笠 嶋 征 │ │
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│市議会議員 │ 大 松 桂 右 │ │
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