茨木市議会 2021-08-04
令和 3年北部地域整備対策特別委員会( 8月 4日)
令和 3年
北部地域整備対策特別委員会( 8月 4日)
北部地域整備対策特別委員会
1.令和3年8月4日(水)
北部地域整備対策特別委員会を第二委員会室で開いた
1.
出席委員次のとおり
委 員 長 萩 原 佳
副委員長 稲 葉 通 宣
委 員 塚 理
委 員 朝 田 充
委 員 松 本 泰 典
委 員 坂 口 康 博
委 員 長谷川 浩
1.欠席委員 な し
1.
委員外議員の出席者次のとおり
議 員 山 下 慶 喜
1.説明のため出席した者次のとおり
市 長 福 岡 洋 一
副 市 長 河 井 豊
副 市 長 井 上 茂 治
産業環境部長 吉 田 誠
産業環境部次長兼農林課長 浦 野 芳 博
農林課参事 上 田 輝 雄
都市整備部長 岸 田 茂 樹
都市整備部次長兼
都市政策課長 福 井 龍 也
都市整備部副理事兼
北部整備推進課長 古 谷 裕 二
北部整備推進課参事 山 下 義 文
北部整備推進課参事 岡 野 嵩 史
1.
出席事務局職員次のとおり
事務局長 野 村 昭 文
議事課長 幸 地 志 保
議事係長 城 口 大 範
議事課職員 永 原 友 矩
1.
協議事項次のとおり
(1)
彩都建設事業に関する
取組状況について
(
2) 安威川
ダム建設事業に関する
取組状況について
(午後1時00分 開会)
○
萩原委員長 ただいまから、
北部地域整備対策特別委員会を開会いたします。
現在の出席委員は7人でありまして、会議は成立いたしております。
また、
委員会散会後、現地視察を行いますので、よろしくお願いいたします。
初めに、
委員外議員の発言について、ご協議をお願いいたします。
山下議員から、本日の会議において、
委員外議員として協議中に発言をしたいとの申出があります。
お諮りいたします。
本委員会として、
委員会規則第
23条第
2項の規定により、本日の会議において、山下議員の発言を許可することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
萩原委員長 ご異議なしと認め、山下議員の発言を認めることに決定いたしました。
次に、
委員会開会に当たり、市長から挨拶を受けます。
○福岡市長 皆さん、こんにちは。
本日、委員の皆様におかれましては、何かとご多用の中、本
特別委員会を開催いただきまして、誠にありがとうございます。
また、日頃は市政の各般、とりわけ
北部地域の
プロジェクト、
まちづくりに係る諸課題につきまして、ご指導をいただいておりますことに、この場をお借りして、重ねてお礼を申し上げます。
北部地域の
プロジェクトにつきましては、安威川ダムにおきましてはダム堤体の
盛り立て量が8割を超えるなど、着実に完成に向けた施工が実施されております。
また、
周辺整備事業につきましても、昨年度選定した
事業候補者と
周辺整備に向けた協議、調整を進めておるところでございます。
また、彩都
東部地区における先行
2地区では、
区画整理事業が完了し、順調に企業が立地されております。
また、
残エリアにつきましても、C区域の
区画整理組合設立の認可申請がされるなど、段階的な整備に向けた取組が着実に進んでいるところでございます。
本日は、以上を含めまして、
北部地域に係る事業それぞれに関する進捗や
取組状況などにつきまして、ご説明をさせていただきたく考えておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
○
萩原委員長 休憩いたします。
(午後1時0
2分 休憩)
(午後1時0
2分 再開)
○
萩原委員長 再開いたします。
これより協議に入らせていただきます。
「
彩都建設事業に関する
取組状況について」、「安威川
ダム建設事業に関する
取組状況について」、以上
2件について、説明を求めます。
○
山下北部整備推進課参事 彩都建設事業に関する
取組状況につきまして、ご説明いたします。
資料1をご覧ください。
彩都につきましては、西部地区、
中部地区と
土地区画整理事業が完了し、現在、
東部地区の事業化を中心に取り組んでいるところでございます。
東部地区まちづくりのこれまでの検討経緯や主な経過についてでございますが、彩都
東部地区につきましては、
人口減少等の社会情勢の変化や新
名神高速道路の開通等の
周辺環境の変化を踏まえ、産業・業務系の
土地利用を中心とした
まちづくりを進めることとしており、平成30年3月に彩都
東部地区地権者協議会が策定した彩都
東部地区全体
開発計画(案)や、
令和元年5月に彩都
建設推進協議会が取りまとめました彩都
東部地区の
土地利用方針(案)及び
土地利用計画(案)などを踏まえ、茨木市及び大阪府の
都市計画審議会の議決を経て、昨年9月に
都市計画変更の告示がなされております。
また、平成
27年より事業着手しました
山麓線エリア地区及び
中央東地区の先行
2地区につきましては、両地区とも
区画整理事業が完了し、現在、企業進出による
建築工事が順次、進められているところです。
資料の左下には先行
2地区の企業の立地状況をお示ししております。
まず、
中央東地区ですが、今年の3月に
区画整理事業を完了し、区域内で整備されました彩都はなだ公園につきましては、今年4月に開園し、多くの方々にご利用いただいております。
進出企業の状況ですが、物流倉庫3棟が既に操業を開始されており、そのほか
物流施設、工場が現在建築中であり、それぞれ今年度から来年度の竣工予定と聞いてございます。また、地区南側の区画には、茨木市
中学校給食センターの
建設予定地として、先月、
市土地開発公社と
従前土地所有者の
UR都市再生機構とで用地取得の売買契約を完了したところです。
次に、
山麓線エリア地区ですが、こちらも既に
土地区画整理事業は完了しており、順次、
建築工事が進められております。
進出企業の状況ですが、資生堂の新工場と
物流施設が既に操業を開始されておりましたが、
阪急阪神不動産と三菱地所が共同で進められておりました
物流施設2棟についても、今年の6月に竣工し、操業を開始されております。山麓線の南側では、松茂興産による
物流施設が今年9月の竣工を目指し、
建築工事を進められております。
続きまして、
東部地区残エリアの状況について、ご説明いたします。
資料右側をご覧ください。
残エリアにつきましては、彩都
東部地区地権者協議会が策定した彩都
東部地区全体
開発計画(案)において、幹線道路となる
茨木箕面丘陵線を含む区域からの整備が最も効果的で、
東部地区全体の
ポテンシャルアップが期待できることから、C区域から事業化し、その後、段階的に他区域の事業を進めることとしております。
先行するC区域につきましては、今年度、工事着手する予定で進められており、その後、A区域につきましても、C区域の
組合設立後、速やかに
事業認可を取得する
スケジュールを予定されております。また、D区域につきましては、来年度の
組合設立を目指しているところです。
その他の区域につきましては、具体的な
スケジュールは立っておりませんが、事業化の検討をはじめ、
地権者組織の組成などを段階的に進めていくこととしております。
以下、それぞれの区域の
取組状況につきまして、ご説明いたします。
先行して整備するC区域の状況でございますが、
令和元年7月に
土地区画整理準備組合が設立、10月には
業務代行予定者として
清水建設グループが決定され、茨木市、大阪府など関係機関との協議が進められておりましたが、今年7月には地権者から
土地区画整理組合設立の同意書を取りまとめ、
組合設立認可申請が提出されております。
事業概要ですが、施行面積は約49.
2ヘクタールであり、35.
2ヘクタールの宅地を形成する計画となっております。
平均減歩率は80.3%、施行期間は今年9月から令和9年3月の予定となっております。
同意取得率は
地権者ベースで80.0%、
面積ベースで93.3%の同意を得ており、それぞれ法的に必要な3分の
2以上を大幅に上回っております。
右側に
土地利用計画図をお示ししておりますが、幹線道路である
茨木箕面丘陵線に接した
商業施設ゾーンを中心に、産業・業務施設も配置した
土地利用計画とされております。
次のページをご覧ください。
次に、A区域の状況について、ご説明いたします。
昨年8月から10月にかけて、地権者を対象に
個別意向調査を実施し、今年6月に事前協議を終え、現在、茨木市、大阪府など関係機関と詳細について協議をしているところです。
A区域は個人施行として、地権者の100%の同意を得て、
阪急阪神不動産が施行する予定でありますが、現時点で、ほぼ全員の同意を得られている状況と聞いております。
施行面積は約31.1ヘクタールであり、
20.6ヘクタールの宅地を形成し、産業・業務系の施設を立地する計画となっております。施行期間は今年9月から令和9年3月を予定しております。
次に、D区域の状況についてですが、令和
2年9月に
まちづくり協議会を設立、11月に
株式会社フジタを
事業化検討パートナーに決定いたしました。
今年2月から3月にかけて、地権者を対象に個別面談、意向調査を実施し、早期の事業化を望む声が多く、今年度中にも準備組合を設立し、事業化に向け、より詳細な検討を進めていく予定としております。
次に、B区域の状況ですが、今年6月に
東部地区地権者協議会の
事業化検討アドバイザー2社と、地権者の意識醸成や
地権者組織の組成、
土地利用計画や
スケジュールなどについて意見交換を実施いたしました。
今後も隣接するC区域やA区域の進捗状況、地権者の意向等を確認しながら、
地権者組織の組成に向けた検討を進めていく予定としております。
次に、E、F区域の状況について、ご説明いたします。
資料の右側をご覧ください。
E、F区域は、南側のD区域の造成やインフラが一定整備されることが事業化の条件となっていることから、中長期的な計画となっており、今後、変化していく社会状況や経済情勢に柔軟に対応した
土地利用計画を検討していくことも必要となってまいります。そこで、今後のニーズや可能性を検証しながら将来の
まちづくり方針につなげていくタクティカルアーバニズムの視点で、
サテライトオフィスや
キッチンカー設置など、
実験的土地利用の開始を地権者に提案しているところです。
この
実験的土地利用を通じて、区域特有の自然地形や地域資源の活用、この区域で設置する
都市計画公園の在り方、また、安威川
ダム周辺整備や椿山などとの連携、周辺集落、
北部地域との協働や活性化へつながる取組を研究していきたいと考えております。
最後に、
東部地区周辺の
道路整備状況について、ご報告いたします。
茨木亀岡線から
忍頂寺福井線区間の山麓線や
中央東地区内で整備されました
茨木箕面丘陵線につきましては、既に供用開始されているところでございますが、
茨木箕面丘陵線につきましては、今後、
東部地区残エリア部分を
C区域土地区画整理事業での整備を進めるとともに、彩都
中部地区と
東部地区をつなぐ区間については、
C区域土地区画整理事業の進捗に併せ、大阪府において整備が進められるよう協議を行っており、これが完了いたしますと
茨木箕面丘陵線は全線開通となります。
また、大阪府が整備しております
茨木千提寺インターチェンジへの
アクセス道路となる大岩線の
整備状況ですが、一昨年5月に、のり面の一部で崩落、亀裂が発生いたしましたが、広範囲にわたる
のり面対策工事も現在のところ順調に進められており、令和4年春の供用開始を目指していると聞いております。市としましては、今後も引き続き大阪府に対し、のり面の安全対策を講じるとともに、少しでも早期に供用開始されるよう要望してまいります。
以上のように、
周辺道路の整備や
東部地区における企業誘致が進められ、また、
残エリアについてもC区域、A区域で今年度にも事業着手が予定されており、ほかのエリアにつきましても段階的な事業化に向けた検討が進められるなど、
彩都建設事業は着実に進んできております。
市としましては、今後も引き続き、大阪府
等関係機関と連携しながら、地権者への取組支援や必要となる
公共施設の整備を行い、彩都
東部地区の地域特性や
ポテンシャルを生かした
まちづくりを計画的に進めていく考えでございます。
説明は以上です。
○
岡野北部整備推進課参事 続きまして、安威川
ダム建設事業に関する
取組状況について、ご説明させていただきます。
資料
2、1枚目をお願いいたします。
まずは、安威川
ダム建設事業の6月末時点における進捗状況をご説明いたします。
3枚目に
ダム周辺の位置図を添付しておりますので、参考にご確認いただきますよう、よろしくお願いいたします。
①の
ダム本体工事等につきましては、大阪府において令和4年春の
ダム堤体完成を目指して事業を実施しているところで、メインの
ダム建設工事は平成
26年3月に着工しております。
着工以後、
基礎掘削工事等を行い、令和
2年3月には
コア材盛り立てに着手し、本格的な
盛り立て工事を実施しています。
令和
2年11月にはダムの安泰と工事の安全を祈念する定礎式が開催されました。
今年6月末時点の現在の進捗状況といたしましては、まず、ダム堤体の盛立工事が、総量
222.5万立方メートルのうち187万立方メートルが完了し、約84%の進捗がなされております。
また、ダム湖の水を下流に流す非
常用洪水吐の進捗につきましては、総量11.5万立方メートルの約90%に当たる10.4万立方メートルの
コンクリート打設が完了しております。
次に、②の
左岸道路についてでございます。
左岸道路は、ダムの左岸側で施工されている全延長3.3キロメートルの道路で、そのうち北側の0.8キロメートル区間につきましては供用済みとなっております。残りの未供用区間、約
2.5キロメートルの開通に向け、施工を進めているところで、そのうち橋梁工事につきましては、全11橋梁の全てが概成しております。現在は5号橋と6号橋の橋梁間の
土工事区間の施工をしているところです。
次に、
③大岩地区の
圃場整備事業についてでございます。
圃場整備事業の盛土工事につきましては、平成30年に概成しており、令和3年4月には一時
利用地指定がなされたことから、一部で営農が再開されたところです。
農地の利活用についての地域の
取組状況についてでございますが、平成
28年12月以降、営農再開に向けた検討会を
地域主体で実施され、令和
2年6月には、
農事組合法人茨木おおいわが設立されるなど、準備を進めて来られました。そして令和3年4月には、
農事組合法人を中心に営農が再開されたところです。
今後の予定につきましては、
地域主体による会議の中で検討される今後の営農方針について、市としてもその方向性を注視しつつ、支援を実施していく予定でございます。また、営農環境の改善を進め、来年度の全面作付を目指す
地域主体に対し、本市としましても後押しをしていきたいと考えております。
続きまして、1枚目、右側の安威川
ダム周辺整備事業におけるこれまでの経過について、ご説明いたします。
平成1
2年に策定された安威川
ダム水源地域整備計画において、スポーツ・
レクリエーション事業として位置づけられた安威川
ダム周辺整備事業ですが、平成
25年から平成
27年にかけては府・市共催による
市民ワークショップを開催し、得られた意見の取りまとめを行ってまいりました。
平成
28年からは事業への関心を示していただいた民間企業との
対話型ヒアリングを重ね、事業内容の具体化を図り、
令和元年6月には想定される施設等を示した安威川
ダム周辺整備基本構想を策定し、公表いたしました。
そして、
令和元年12月末に
ダム周辺整備を共に進める
民間事業者の公募をスタートし、令和
2年8月には
公開プレゼンテーションを経て、
大和リース株式会社をはじめとする3社1グループから提案のあった事業者を
事業候補者として決定したところです。
3社各社の主な役割ですが、まず、
大和リース株式会社については、グループの代表企業であることと、
公共施設の設計、施工、管理をメインで実施される予定です。
次に、Gravity Park
Holdings株式会社につきましては、
民間施設のつり橋の設置管理、運営を担っていただく予定です。
最後に、
株式会社E-DESIGNにつきましては、公園完成後、
北部地域の活性化を目指した取組である
エリアマネジメント活動をメインで担っていただく予定となっております。
その後、令和
2年9月から11月にかけまして、
事業候補者の提案内容についての意見交換を議会の皆様や地元地区、北部の
地域団体等と行い、様々なご意見を頂戴したところです。
令和
2年12月には
事業候補者と
周辺整備事業を共に協力し進めるための
基本協定書を締結いたしました。翌月1月には提案区域の内容に加え、今後の展望として
ダム湖周辺で利活用が可能なエリアを設定し、各エリアの
利活用想定を示した安威川
ダム周辺整備基本計画(案)を作成し、
パブリックコメントを行ったところです。
以降、
事業候補者と
協議調整を進めながら、コロナ禍ということもあって徐々にではありますが、
整備内容について整理を重ねてきたところです。
今後は、9月に
基本計画を策定し、
周辺整備事業を推進していきたいというふうに考えてございます。
次に、資料
2枚目、左側、安威川
ダム周辺整備基本計画(案)に対する主な
パブリックコメントの結果について、ご説明いたします。
周辺整備事業の内容に関するものとして、3つのご意見を頂きました。
1つ目は、「サッカー、野球などのスポーツが可能なグラウンドの整備を期待する」といったご意見で、これに対し、市の考え方として、「本市と安威川
ダム周辺整備事業候補者間で調整し、実現可能なものか検討する」と回答しております。このご意見に対する検討状況ですが、スポーツに関わる市の関係部局とも連携を図りながら、現在、
協議調整を進めているところです。
2つ目は、「学校の
クラブ活動等で湖面をボート利用できるような整備を期待する」といったご意見で、これに対し、市の考え方として、1つ目同様に「本市と安威川
ダム周辺整備事業候補者間で調整し、実現可能なものか検討する」と回答しております。このご意見に対しましては、まずは湖面にアクセスできる親水施設の整備を進めつつ、湖面全体の利用方針を事業者と協議する中で検討を深めたいと考えております。
3つ目は、「
市北部地域には
キリシタン遺物などの他市にも誇れる貴重な資源があるのでそういったものとの連携も検討されたい」といったご意見で、これに対し、市の考え方として、「安威川
ダム周辺を
本市北部地域におけるハブ拠点として位置づけ、
キリシタン遺物史料館をはじめ、
北部地域に点在する様々な魅力ある資源と連携を図り
地域活性化を目指す」と回答しております。このご意見に対しましては、
ダム周辺整備完成後、
エリアマネジメント活動を展開する中で、その一環として、北部の魅力ある資源を周遊できる仕組みを検討してまいりたいと考えております。
次に、
基本計画に基づく
ダム周辺整備事業の今後の展望についてでございます。
平面図で青色で示したエリアが
大和リースをはじめとした
事業候補者からの提案範囲となりまして、ここにつきましては、施設配置の見直しなど、
事業候補者と協議を進めながら調整を行っているところでございます。
整備内容は、今後、
事業候補者と締結を予定しております
公共施設の設計施工一体型の契約、いわゆるDB契約の中で、まず初めに行う設計業務を進める中で確定するものと考えております。
その他、AからDでお示しした各ゾーンの状況について、説明いたします。
Aゾーンは
ダム周辺における
レクリエーションゾーンとして
利活用想定を検討しているエリアで、
ダム建設事業によって生まれるダム直下の平場を活用し、新たな
民間施設の導入を目指した
公園整備を進める、そのために大阪府と連携しながら公園設計に向け協議を進めております。
Bゾーンは周辺の里山に配慮した眺望・
休憩ゾーンとして、基本的には新たに山を削るなど地形改変を行わずに、自然を保全していくエリアと考えております。その中で、
左岸道路の工事によって生まれた沿道の平場につきましては、
駐車スペースや展望・休憩施設としての活用を目指し、
事業候補者と
協議調整を進めております。
Cゾーンはスポーツ・
レクリエーションの利用を中心とした
湖岸ゾーンとして、サッカーや硬式野球の練習場といった多目的な
スポーツ施設の導入を目指し、
関係担当部局と調整を進めております。加えて、地元と連携した
レクリエーション広場や、将来の
民間事業展開用地としてもその可能性を今後研究していきたいと考えております。
Dゾーンは渓流ふれあい
体験ゾーンとして、ダム完成後も自然渓流が残る立地を生かして、釣り体験であったり、釣った魚を処理し、バーベキューとして楽しめる施設の整備を目指し、漁業組合と
協議調整を進めております。
続きまして、大きな3点目、
官民連携事業として進めるための事業者との協定等についてでございます。
ここでは、今後、
事業候補者と締結を予定している
各種協定等について、その趣旨や位置づけについて説明させていただきます。
1つ目に、
各種協定等を束ねるものとして、
包括協定書を整備していきたいと考えております。これは今回の
事業候補者公募の結果、3社1グループで各社の強みに応じた役割分担を定め、
周辺整備事業を進めていくという提案であったことから、市と
事業候補者間でそれぞれの役割を明確化し、また相互に連携しながら進めていくための全体協定が必要であるといった考えから、
事業候補者と締結を行うものです。
包括協定書では、モデル図でお示ししました②から⑦までの
各種協定等について定義し、また連携の内容についても規定したものとして整備を予定しております。
まず全体像として、②から④は、
公共施設の設計、施工管理を行う上で必要と考える協定等になります。
次に、⑤から⑥は、つり橋等の
民間施設の設置管理、運営を行う上で必要と考える協定等になります。
最後に、⑦は
ダム周辺整備完成後の
北部地域活性化を目指した利活用を進めるに当たり、必要となる協定と考えております。
モデル図の
公共施設関係と
民間施設関係の間にあるように、これらは一体としての
周辺整備を進める必要があることから、
官民施設が共に調和し、公園全体の
トータルデザインを意識した設計を進めることを規定する予定としております。また、施工段階においても
官民施設は近接した位置関係にあることから、事業全体を見据えた最適な施工を目指すことを規定する予定としております。
次に、
公共施設関係から
公園利活用関係に延びる矢印で示しているとおり、
公共施設の
管理運営段階におきましては、
エリアマネジメント活動と連携を図ることを規定する予定としております。
最後に、
民間施設関係から
公園利活用関係に延びる点線矢印につきましては、⑤の
設置管理協定での規定を予定しているもので、内容としては、記載のとおり、
エリアマネジメント活動と連携した
民間施設運営を行うことと、
エリアマネジメント活動資金の援助についてを考えております。
次に、資料
2枚目、右側をお願いいたします。
各種協定等の概要について、ご説明いたします。
①の
包括協定書につきましては、先ほどご説明したとおり、市と事業者3社の間で各社の役割の明確化と、個々の業務間連携等について定めるものです。これについては8月中の締結を目指し、関係者と調整を進めているところです。
次に、②のDB契約につきましては、建築及び土木の設計業務と拠点施設を除く工事の施工を一括で行うための業務契約で、9月議会での議案提出を目指し進めているものです。
次に、③の拠点施設
建築工事契約は、拠点施設の
建築工事に係る工事契約で、本契約は地方創生拠点整備交付金の活用を目指し、令和4年6月議会に議案提出できるよう進めているものです。
次に、④の管理運営協定につきましては、公園完成後、指定管理者制度を活用した公園の管理を行うために管理の内容等について規定した協定で、
エリアマネジメント活動への協力についても規定したものを予定しております。
指定管理者の指定につきましては議決案件となりますが、令和5年12月議会に議案提出できるよう進めたいと考えております。
⑤の
設置管理協定につきましては、将来の都市公園区域や河川区域内に
民間施設を設置する際の制限行為や、
エリアマネジメント活動との連携を規定したものとして、令和4年5月をめどに
民間施設の設置管理運営を行うGravity Park
Holdings株式会社と締結したいと考えております。
⑥の河川区域使用契約につきましては、この
ダム周辺整備で河川区域の一部を事業者が排他的に使用できるよう、市が府から河川占用許可を取得し、その中で事業者が運営する際に必要となる契約で、これにつきましては、令和5年度にGravity Park
Holdings株式会社と締結を予定しております。
最後に、⑦のエリアマネジメント推進協定は、公園完成後に茨木
市北部地域の活性化につながる取組として、
エリアマネジメント活動を推進するため必要と考えている協定で、市と各社の役割を資料に記載のとおり規定し進めたいと考えております。
この中で、本市の役割といたしましては、
エリアマネジメント活動に対し、行政の視点から助言し、または活動について広く情報発信を行うことだと考えております。
株式会社E-DESIGNにつきましては、エリアマネジメントを主体的に進めていくため、地域等との関係づくりや協力支援を、
大和リース株式会社には、指定管理者として活動場所の提供等を、Gravity Park
Holdings株式会社には
エリアマネジメント活動への資金援助等をそれぞれ役割として担っていただく予定で進めております。
最後に、大きな4点目、
ダム周辺整備事業の今後の
スケジュール(案)についてでございます。
まずは今後、9月議会でのDB契約案件を提出できるよう
事業候補者と調整を進め、ご審議いただき、ご承認が得られましたら基本設計に着手してまいりたいと考えております。その前段で、先ほどご説明いたしました全体の
包括協定書が締結できるよう、
事業候補者等の関係者と
協議調整を進めているところです。来年度は詳細設計や関係機関協議等を進め、工事に着手していきたいと考えております。
つり橋工事につきましても、DB契約案件の基本設計と並行して実施設計を進め、その後、橋梁部材の発注契約等の手続を行い、来年度から工事に着手する予定であると
事業候補者から聞いております。
ダム建設工事等につきましては、現在進めている盛り立て等の工事を令和4年春までに完成させ、以後、試験的に水をためる試験湛水を実施していくというふうに聞いております。
左岸道路工事につきましても、ダム完成と同時期の交通開放を目指し進めると聞いております。
以上、ダムグループの説明となります。
○
萩原委員長 以上で説明は終わりました。
本
2件について、発言なさる方はございませんか。
○朝田委員 せっかくの機会なんで、幾つかお尋ねします。
細かい点はちょっと置いておいて、大きく尋ねていきたいんですけども、1つは彩都
東部地区の件、それから安威川ダム、それから
周辺整備事業の件、説明いただいたんですけど、これまでにもちょっと議論してますけども、これはコロナ禍が起こる前の計画ということなんです。
それで、このコロナ禍が起こって、それから世界的パンデミックが起こって、それでそれをどう反映させるんだということを聞いても、納得のいく答えがこの中にないという状況なんです。今日もそうですわね。
それでまあ、お答えとしては、大体この施設完成の頃には何とかなっているだろうと、これまでの答弁を聞いていたら、私はそうとしか聞こえへんのですね。それで、1つはこの間、何とかなるやろうみたいな感じでいってたんやけど、何ともなってないやないかと。コロナ禍が起こって1年半、それで今、第5波が起こっていると表現したらいいのか、起ころうとしていると表現したらいいのか、その辺はちょっとあれですけども、デルタ株による第5波が起ころうとしていると言えるわけでね、それでまあ説明でも粛々と進捗してますという、この説明に私は物すごい違和感を覚えるんですね。
それで、コロナもそうですし、これからこういうパンデミックが、コロナが収束したとしても、さらに新たなウイルス等で起こるだろうと言われている下で、それで何の考えもなしに、それを全く反映させずに、このまま進めていいのかということを思うわけですけれども、この辺はどうなんでしょうか。
私はやっぱり、どんなウイルスにしても、やっぱり封じ込めるという、こういう体制を取らないことには。そういう体制を取れないでいるんやったらね、こういう人を集めますわと、行政主体で人を集めますわと、こういう施設を造りますわと、ばんばん造りますわと、こういうのは本当に矛盾しているという、無責任な状況になってしまうよということを、もう警鐘を乱打しているわけですね。だから、その辺は本気で答弁をお願いしたいんですけども、いかがですか。
1点目は以上です。
○
山下北部整備推進課参事 委員ご指摘のコロナ禍における事業推進というところでございますけども、コロナ禍において、現在、彩都
東部地区で立地されつつある
物流施設等は、非常に需要が高まってきていると。特にeコマース、インターネット販売等において、物流倉庫等の需要は格段に高まってきている状況であり、また、テレワーク、ウェブ会議、オンライン授業等々においても、データセンター等も含め、そういう産業系業務施設の誘致、立地は非常にニーズがあるというふうに考えておりまして、コロナの時代だからこそ必要な、いわゆる社会インフラの一つとして誘致すべきものであるというふうにも考えているところでございます。
また、コロナの状況が今後どうなるか見据えながらでございますけども、その辺りは彩都
東部地区については分割し、段階的に整備を進めていっているところでございまして、その時点、その時点でのニーズ等も踏まえながら、しっかりと
まちづくりの方向性、計画を立てていきたいというふうに考えております。
○朝田委員 お答えいただきましたけどね、結局何もなしなんですよ。
コロナだからこそ物流の需要が高まっているとお答えがあったけども、その物流についても
2点目で私は尋ねようと思ってますけども、確かに物流のそういうネット販売を中心にして高まってますけども、しかし、それは手放しで喜べんと思います。それはまあちょっと後で言いますわ。
それで私は少なくとも、やっぱり封じ込めの戦略、そういうロードマップ、こういうものが示せないのであれば、こういうのをそのまま進めますというのはやっぱり無責任だと。そこの答えがないんですよね。どう封じ込めるんですか。やっぱり進めるからには、市としてこう封じ込めますというね、そういう答えが欲しいんですよ。
今回のコロナについては、もう明らかですわ。やっぱりワクチンと、それから大規模検査で無症状感染者を含めて早期発見で封じ込めるという、これしかないわけですからね。それと、自粛するなら、ちゃんとした補償ですよ。それも全く示せんのに、これだけはしゃいで進めますわと。粛々と進めますわと、これじゃあ、私はもう東京オリンピックの状況と同じやと、私は本当に言わざるを得んのですね。思考停止でというとこです。そういうこの封じ込めの戦略、ロードマップを私は責任ある方から答弁してほしいなと思いますけども、どうでしょうか。
○
萩原委員長 休憩いたします。
(午後1時41分 休憩)
(午後1時41分 再開)
○
萩原委員長 再開いたします。
今、朝田委員からの発言ですけど、ちょっと一部、所管外のところがあると思いますが、その点については答弁なしという形でお願いします。それで、所管内で答えられる部分があれば、答えていただいていいですか。なければないで大丈夫です。
○井上副市長 所管内の部分で答えさせていただきますけれども、
まちづくりにつきましては、基本的に長期的な目線というのが必要だと思っています。
先ほど、担当参事のほうからご説明しましたけれども、大きな意味で、将来にわたってどうしていくべきなのかというのは、やはりきちっと持たないと駄目なんだと思ってます。その上で、先ほども答弁ありましたように、今の時点、社会情勢等を踏まえてどうしていくのかというのを反映できるように、段階的に進めていくというのが、この北部整備の考え方だと思ってます。
それにつきましては彩都もそうですし、安威川ダムの
周辺整備についてもそうですし、最初から全てをつくってしまうという形ではなくて、いろんな見直しもできるような形で進めていくというのが今回の考え方でございます。
○朝田委員 所管外やと言いながらも答えてくれましたけど、私は長期的視点に立っているから言っているわけですわ。これでええんかと。
取りあえず、私は短期的に立っても、それから長期的に立っても、取りあえず今のコロナを収束させる、それから、そういう新たなパンデミックに耐えられる、そういう体制を、
まちづくりの観点からしてもつくっていくべきだと。一方を置き去りにしたまま進めたらならんと言ってるわけですわ。そういう観点で言ってるんです。
それで、完成したもんじゃなくて、見直しも進めていきますと言いましたけどね、しかし、見直しというのは、私は実際進んでないと思いますよ。例えば、ずっと言ってますけども、集客数を年間100万人というね、こういう数字はどうなんですかと言っても、まあ、うまいこといっているとこで年間30万人来てますという答弁もかつてしはったけども、それでも3分の1程度でしょう。
だから、あまりにも過大な数というのは、私はもう明確やと思うんですね。しかも、このコロナ禍が襲っている、それでなかなか戻らないだろうと言われている、こういう下で、こういう見通しも、やっぱりちゃんと見直すべきじゃないですか。今、見直すべきじゃないですか、これは。どうですか。これは所管内でしょう。
○井上副市長 基本的には、今、見直すというより、今、必要であるものについては、しっかり対応しているんだと思っております。今後どう変わっていくかについては、その時々の情勢に応じながら、施設整備なりをかけていくという考え方でございます。
○朝田委員 まあ、もう誰が見ても明らかなことでも、そういうふうな言葉でごまかして、それで進めるということやというふうに理解しました。
それで、今の状況とは全然その落差があるんですわ。それも改めないと。だから、こういうものはやっぱり事実に立脚せんと、私はうまいこといかんと思いますね。そういう科学的な事実に立脚して、そういうところでも非常に、この件に関しては、本当に警鐘を乱打しておくというふうにしたいんですけども。
あと、ちょっとお聞きしたいのは、安威川
ダム周辺整備を先に聞きますけど、いろいろ議会が絡んでくるものがあるんですけども、まず、9月議会で、このDB契約等ということで、これは
公共施設関係の契約というふうに理解しているんですけども、
公共施設というのは、どういうものが入るのか。それで先ほどもおっしゃった、このつり橋なんかは、これも
公共施設ということなんでしょうか、そういう理解でいいのかどうか。
それで、その建設費の負担とかそんなんも、これで取り決めるんでしょうか。その辺のところの答弁をお願いします。
○
岡野北部整備推進課参事 まず、9月議会で提出を予定しておりますDB契約の内容につきましては、駐車場の整備であったり、広場の整備といったような
公共施設の整備を予定しております。
先ほど委員がお示しになられた、つり橋に係る建設費用については市費で行うものではありません。
○朝田委員 はい、理解しました。
まずは9月議会に、主に駐車場とかそういう関係のが出てくるということですね。
それから、あと関わるのは、この工事契約と指定管理者の指定、議会が関わるのはもうこれだけやという理解でいいんでしょうか。その辺のところもちょっと明確にしておいていただければと思います。
○
岡野北部整備推進課参事 議会にご承認いただくべき内容については、委員お示しのとおりでございます。
○朝田委員 はい、分かりました。
ちょっと時間の関係で次に行きますわ。
次は、彩都
東部地区関係なんですけども、これもいろいろお示しいただきましたけども、私はこの
東部地区というのは、今までと抜本的に違うのは、やっぱり住宅地に隣接していると、そういうところを開発するというところだろうなと思ってるんです。だから、私は今までの西部地区だとか、そういうような開発と同じように考えてたらいかんのじゃないかと思ってます。
そういう意味でですね、この
山麓線エリア地区で主にこの光害、それから騒音関係で周辺住民から苦情のメールや手紙が市にも来ていると思います。何で知っているかといったら、私らのところにも何回も来ているんでね。残念ながら匿名でこれは来ているので、どなたかというのは分からんのですけども、しかし、頻繁に私らのところには写真もつけて手紙で来ているんですけども、市に対してはどういう状況なんでしょうか。また、それの対応についても答弁をお願いいたします。
○吉田
産業環境部長 委員ご指摘のように、光害に関しまして、匿名のメールが来ているのは事実でございます。
匿名という状況ですので、どこの地点でどういう明るさがあるのかとかいうことが、ちょっと把握できておりませんので、その後の進展を今はちょっと見ているところなんですけれども、一応、この山麓線地区ということで、その近辺のどこかだろうなというところで想像はしておるんですけれども、一応、今、工事中のところ等につきましては、工事に際しての周辺への光の拡散のないような形で進めてほしいということは申し上げているところでございます。
○朝田委員 再度確認したいんですけど、メールだけですか。うちのところは手紙、写真も来てますので、確認したいのと、それから、これらのことについて、やっぱり事業者に知らせているかというか、こういう苦情が来ているというふうに、ちゃんと詳しくお伝えしているのかどうかというところですね。そこらの確認の意味でも、ちょっと答弁をお願いします。
○吉田
産業環境部長 私の記憶では、たしかメールだけだったと思います。
それと、先ほど申し上げたように、工事に関しての取扱い、光の拡散しないような注意というか、申入れはさせていただいております。
○朝田委員 はい、分かりました。
まあ私のとこはメール、それから同じかどうかは分かりませんよ、手紙と一緒に添付で写真という形なんですけど、割と具体的に書いてはるんですわ。だから、ちょっと私も把握していると思ったんで、メールだけやったらちょっとどうかなと思うんやけど、ここにはこう書いてましてね、もえぎ一丁目の資生堂物流センター、ロジスタ・ロジクロス茨木A棟・B棟、GAVAホールトランクス西安威倉庫において、夜間
20時以降も建築物南側及び西側で、ロジスタ・ロジクロスA棟は
22時半頃まで、資生堂物流センターは
23時頃まで、照明が点灯されていると。下から上へ照らす光源と思われますと。この方の要望としては、夜間は完全に消灯させてほしいということだとか、それから、こういう建物に照明は幾つかあるんですけども、ただ丘の上にあるもんで、見下ろす形でも照らしているんで、やっぱりこれはつらいと。やっぱり夜間は消灯させてほしいという訴えだとか、また、これは資生堂やと思うんやけど、資生堂とちゃうんかな、夜間不定期に西側全階ないし5階の窓から強い光源が出されると。時間も具体的に書いてます。これは3月と思うんですけど、3月14日は
22時半、18日は夜中1時。
それで写真もつけておられるんで、これは写真ですけど、確かに光がサーチライトのような、こういうようなのが出ているということで。
だから、私はこれもつかんでると思ってたので、やっぱりそういう形で、これはどういうことですかという形で具体的に事業者にも説明を求めて、苦情が出てますよということをやっぱり言ってほしいと。まあ把握しておられないんやったら、これは後で渡しますわ。そういうことをお願いしたいなということですけども、それはまあそういうことで、後で渡しますし、ぜひやってほしいということです。
それで言いたいのは、確かに今までの彩都開発では、こういう住宅に隣接するということがあまりなかったので、山の中を開いたり盛ったりして開発したところばっかりやったんでね。それで、住宅地の丘の上にそういうのがあったとかいうケースで、確かに明るいですわ、これは写真もありますけどね、多分、
物流施設は365日、
24時間経営なんでね、だから道路も明るくしているんだろうと思いますわ。
だから、この
物流施設にとっては、道路が昼間みたいに見えやすいのはいいかもしれんけども、上から照らされている住民にとっては、確かに一定の苦痛にはなるやろうなとは思います。だから、こういうところはやっぱり今までと違う視点が必要なんちゃうんかなと。こうこうと光る外灯やとかね、そういうのはもう見直したほうがええんちゃうかと。
今後のこともありますしね、彩都だけやなくて、こういう大規模開発では、やっぱり事業者には、それはありがたいけども、住民にとっては一方的に我慢せなあかんという、こういうケースの典型やと思うんでね。
そういう照明なんかは先ほどもちょっと答弁もしはりましたけど、やっぱり具体的に見直すべきちゃうかと、明る過ぎるんじゃないかということですけど、この辺はどうでしょうか。
○吉田
産業環境部長 光害につきましては、大規模店舗もそうなんですけども、外に向かっての照明を控えなさいというような規制といいますか、そういう考え方はあるんですけれども、当てたものが明るくなることによって、それが間接的に反射して近隣に迷惑がかかるというところが、ちょっと規制の基準としてあったのかどうかというのは、ちょっと今、手元に資料が全然ございませんので、はっきりとしたお答えはできないんですけれども、ただ、地域の方々、そのメールを投書された方も、あちこちにいろいろ、資生堂さんにも多分、直接投書みたいなことをされたということも聞いておりますので、情報は先ほど申し上げたように資生堂さんも、こういう苦情が出てるということは、御存じのはずです。
ただ、今おっしゃっているような、間接的に光る場合の、それがどこまで規制できるのかというのは、またちょっと今後、国の考え方もあるでしょうし、市としてどこまで規制をかけるのかというところもあると思いますので、検討していく必要があるかなとは思います。
○朝田委員 答弁いただきましたけど、まあ私が読んで、それなりに具体的に書いてあるしね、光に過敏な方なんやろうと、切って捨てるようなことがあってはならんなというふうには思いました、これを読んでね。
だから、ちゃんとした対応をお願いしたいですし、できるならば、外灯等も含めて照明をもう少し落とすとかね、そういうのも具体的に検討してほしいと思います、できることはね。
それで、法律的にどうやからというのは、それはあると思うんですけどね、ただ、彩都開発というのはグレードの高い住宅と、それからライフサイエンス施設を誘致して、環境にも十分配慮してやるんやというのが建前で言うてきたわけですからね。そういう法律論だけでね、切って捨てられると、やっぱりちょっと言ってたことと違うやないかと、やっぱりこっちもそう言わざるを得んのですよ。
だから、そういう形で検討してほしいということで、これは再度答弁をお願いしたいのと、それから物流なんですけどね、さっきもちょっと言いましたけど、
24時間営業、365日でしょう。これはかなり環境に負荷を与えてると思うんですよね。私はもうこういう状況になったら、もう
物流施設自体を規制すべきやという論者ですけどね、私は。もう物流を増やし過ぎやと。それはコロナで需要増えて万歳万歳ではないですよ。以前にもこの委員会で取り上げましたけどね、どんだけの被害が起こってるかね。特に交通でも、交通麻痺が起こってるというね、こういうことも取り上げましたけどね。
そういうことで、そういうことも検討すべきだし、尋ねておきたいのは、この
東部地区で物流をいろいろ誘致されますけども、分かってる範囲でええんですけどね、
24時間365日営業の
物流施設いうのはね、どんだけあるのか。その実態を、つかんでおられる範囲で、また、営業時間も最長これぐらいやということをつかんでおられるなら、やっぱり答弁してほしいと。こういうことも、つかんどかなあかんと思うんですね。こんだけ住宅に接したところを大きな開発するわけですから。それ、知りませんでは、私は通らないと思います。
ということと、それから
山麓線エリア地区と、やっぱりもう1つ気になるのは
中央東地区ですよね。ここもやっぱり山手台の住宅地と隣接してる。だから山手台の住民からの要望とかね、そういう出てる要望あればね、どういうものがあるかね、この機会ですので、ぜひ答弁をしてほしいです。
○
山下北部整備推進課参事 委員いろいろおっしゃられましたけども、いわゆる産業系の開発するに当たっての周辺住環境への影響だと思うんです。住環境につきましては、彩都
東部地区造成計画において、全体
開発計画案におきましても、周辺30メートル以上の緑地をできる限り配置するなど、周辺住環境に影響のないような形でしっかりと計画をしていってるところでございます。
物流施設につきましては、
24時間365日というご意見ございましたけども、ほとんどの
物流施設は
24時間操業、365日だと思います。具体な数字は我々のほう、把握しておりませんが、ただ、夜間等につきましては当然ながら台数、従業員数も減っておりますし、車両台数も減ってございますので、その辺り、しっかりと周辺の環境に配慮しながらの操業というのも、今後、企業に対しては申し入れていきたいなというふうに思います。
山手台からの要望については、特に聞いてございません。
○朝田委員 最後に意見を言っときますけど、やっぱり当初のコンセプトは、ライフサイエンスパーク、それからグレードの高い住宅地ですよ。そういう当初のコンセプトがもう粉々に砕け散った時点でね、やっぱりこの計画はきちんと中止すべきだったということも再度、もう私は言い続けますよ。意見として言って、質問を終わりたいと思います。
○
萩原委員長 他に発言なさる方はございませんか。
○松本委員 では、時間もございませんので、端的にお伺いしてきたいと思いますけれども、今、この
東部地区ですけれども、6区画が今後進んでいくわけですけども、もう既に進出が決まってる部分がありますが、今、危惧されるのが社会的にも二酸化炭素の規制問題がございまして、クリーンエネルギーを使ってほしいなという思いでお聞きをするんですけども、今後ここに進出してくるような企業であるとか事業所、こういったところに関して、そういったクリーンエネルギーの使用を協力要請するようなお考えとか、そういった計画というのは、まずあるのかどうか、お伺いしたいと思います。
○吉田
産業環境部長 今のご質問についてなんですが、クリーンエネルギーを使用しなさいというところの、進出に当たっての条件付けっていうのは、現在のところはしておりません。
○松本委員 これは条件として付けることができるのかどうか、法的なこととかがあるかもしれませんけれども、それか要請はできるけども強制はできないとかいう点があれば、ちょっと教えてほしいんですけど。
○吉田
産業環境部長 企業にとってみれば、いわゆるCSRということで、社会的な責任というところを果たす部分において、クリーンエネルギーの導入という、そういう方向に向かっていこうというところは、気持ちは多分お持ちのところはあると思います。
ただ、費用的なところも、いろいろ設備等も含めて考えていかなあかんところが多分おありやと思います。今のところ、市としては省電力、エコな設備を導入した場合に補助をさせていただくというようなところを設けておりますので、そういったところのPRは、また、引き続き進めてまいりたいと考えております。
○松本委員 そういう市としての考えですけども、補助っていう考えも、それは一定当然やっていただきたいところではありますけれども、やはり何らかの形で、この
東部地区の開発に当たっては、緑が大量になくなるわけですから、やっぱりそういった脱炭素っていうことに関してはしっかりと、どっかの時点で考えを示しておくとか、分かるようにしていただくということはお願いをしておきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それから、「事業概要(予定)」のところで、A区域のほうは、ほぼ地権者全員の同意が得られているというお話があったんですけども、その前のC区域、ここにつきましては、
同意取得率が45件中36件ということで、これは6月時点でなってるんですが、これ、今の時点で進捗はあるんでしょうか。もしあれば、教えていただきたいですし、今後の見通しですね、それをちょっとお伺いしておきたいと思います。
○
山下北部整備推進課参事 C区域の
同意取得率80%というところで、残りの
20%についてでございますが、こちらのほう、事業自体に反対をされてるとかいうご意見はほとんどございません。現在、入院中で面会ができない方、親族も含めて面会ができないというような状況もございますので、そういう事情の方につきましては、入院する前にお話ししていたところでは、早期の事業化をお願いしたいというようなご意見も頂いておりますし、また、相続関係がきっちり整理できておられない地権者様、相続人がたくさんおられてというところでございまして、ただ、窓口になってる代表の方からは同意を頂いておるんですけども、その辺りは件数に数えていってないとか、あとは法人、共有林組合、地元の組合とかですね、そういったところで、同意率が現在のところ80%というところでございます。
申請自体は完了しておりますが、今後も引き続き100%同意を目指して取り組んでいきたいというふうに思っております。
○松本委員 反対はないということで、安心はいたしますけども、期限のある問題だと思いますので、入院にしろ何にしろですね、もしその期限が到来したときには、何らかの形で強制的に進めるようなことっていうのは手続的にできるんでしょうか。
○
山下北部整備推進課参事 例で言いますと、道路の収用事業のように強制的にできないことはないんですけども、組合施行でございますので地権者の同意をしっかり得ながら進めていきたいというふうに考えております。
○松本委員 そのように同意をしっかりと得ながらですね、強制的なことが起きないように、また進めていただきたいと思います。
あと、安威川
ダム周辺整備の関係なんですけども、前の委員会で質問したときに、新しくできる施設等の感染症対策ですね、今後、協議していきますということはあったんですけども、その後、何か協議が進んでいるのか、それとも今後、またこの計画に沿いながらやっていくことになってるのか、ちょっと経過をお伺いしたいと思います。
○
岡野北部整備推進課参事 感染症対策の進捗というところですけども、今後、先ほど説明させていただきましたとおり、まずはDB契約の中で、設計協議等を進めながら、その施設の具体的な配置とか仕様がどんどん固まっていく状況かと思います。その上で、現在のこのコロナ禍の感染症対策についても並行して、
事業候補者と協議しながら進めていくというような考えでございます。
○松本委員 どのような施設ができるか、まだちょっと分からないんですが、しっかりとそういった感染症対策を踏まえたような施設になっていくように、安心して皆さんがご利用いただけるような施設になるように、お願いをしておきたいと思います。
それと、公共交通なんですけども、これにはいろいろ、
東部地区に関してもそうですし、安威川ダムの
周辺整備に関してもなんですけども、既存の交通機関を利用していただく上でも活用できればと思うんですが、こういったところにしっかりとお車を利用できない方とかが利用できるような交通の整備というものは、引き続きお考えでしょうか。可能性をちょっとお聞きしておきたいと思います。
○
岡野北部整備推進課参事 ダムの
周辺整備における交通手段につきましては、やはり大半が自家用車というような理解をしておりますけども、委員お示しのとおり、様々な方が来やすいような仕組みを考えていくというところが必要と考えておりますので、例えば、駐車場のレイアウトなどですバスの流入が可能となるようなものも併せて検討していきたいというふうに考えております。
○松本委員 このダムの
周辺整備が進みましたら、考えてみれば、例えば、小中学校とかで見学会をするとか、学校の授業の活動で考えられるようなこともあるかと思いますし、またそういった交通整備と、また一般の公共のバスを使ってくるようなことも、そういった動線も確保できるとかいうことをぜひ取り組んでほしいなということをお願いして、質問を終わらせていただきます。
ありがとうございました。
○
萩原委員長 他に発言なさる方はございませんか。
○長谷川委員 では、簡単に少しだけお伺いをしたいと思います。
彩都なんですけどね、
茨木箕面丘陵線ですかね、あれが今、彩都中部の登り口の手前までできてるという考えでいいんですかね。
その後に抜けていく道がまだ完成してないんですが、右側に非常に大きなのり面があって、先ほどずっと皆さんの問題になってる大岩線でのり面の崩落があって、開通が遅れているという話があったんですが、そこの
中部地区ののり面もかなり大きなのり面で、しかも何というんですかね、植栽してるのか雑草が生えてるのかよく分からんような、あの管理は、どこがして、実際にその崩落の危険性とかは全くないのかね、その辺をまずお伺いしたいと思います。
○
山下北部整備推進課参事 委員ご指摘の箇所につきましては、現在、道路の付け替え整備を大阪府のほうで行っておりまして、用地についても大阪府が管理している用地でございます。
崩落の危険性については、今のところ、工事中につきましては報告等は受けておりません、
○長谷川委員 ということは、何ですかね、化粧というか、それに関しても大阪府が全て管理をしていると。今の状況は、何か荒れ果てた感じになってますが、それもまた大阪府に、ちょっと整備したらというぐらいはちょっと声かけてみてください。
あと、時間もありませんので、安威川ダムの
周辺整備について、お伺いします。
昨年の12月に基本協定を結んで、今年の8月に包括協定を結ぶということですが、この基本協定から包括協定の間、どういうことが話としてまとまってきたのか、簡単にご説明いただければと思います。
○
岡野北部整備推進課参事 この間なんですけども、
事業候補者のほうから提案をいただいた内容を基に、先ほども申し上げたとおり、様々な各方面の方々と意見交換をする中で、必要なニーズにつきまして事業者と協議しながらですね、整備の有無について検討してきたというところで少し時間がかかっていたところになります。
ですので、この間で何か具体的に決まってきたというものはございません。
○長谷川委員 この包括協定の説明を見ますと、
事業候補者から事業者に変わると書かれてますけども、もうここで、この協定書において、もうこの安威川
ダム周辺整備に関してはこの事業者に決めると、茨木市として決めるということの理解でいいんでしょうか。
○
岡野北部整備推進課参事 まず、
事業候補者から事業者に変わるというようなところで、今回、
大和リースをはじめとする3社から提案いただいた提案区域内につきましては、これまで
事業候補者という立場でしたけども、
包括協定書を結ぶ各社の役割であったり、連携の仕方が明確化していくというところで、事業者に変わるというような定義付けを考えております。
ですので、提案がなかったようなエリアにつきましては、今後、ほかの
民間事業者も含めまして、新たな導入を検討していきたいというふうに考えております。
○長谷川委員 当初ね、提案公募を受けるときに、これ、今で言うとD地区なんですかね、東海道自然歩道か何かのところも一応、違いましたかね、エリアに入れて、提案してきたのは、何か看板立てるだけみたいな提案があったと思うんですけども、その辺の話は進んでいるのかというのと、あと、提案あった際に、コロナであるから、例えばアクティビティーなんかの事業者は、まだ選定できてませんとか見つかってませんみたいな話もあったと思うんですが、その辺の話は具体的に進んでいってるのか、相変わらず、まだ見つからないまま流していってるのかをちょっと説明いただきたいと思います。
○
岡野北部整備推進課参事 まず、自然歩道のエリア、資料でいきますと、資料
2の
2ページ目の青色のハッチングがかかった部分の一番左側の楕円形の部分、こちらがダム湖上流エリアという形で公募したエリアになります。
委員お示しのとおり、提案時点では、看板の設置というところと併せまして、既存のハイキングルートの活用という内容でした。ここにつきましては、
事業候補者と協議を進める中で、やはり周辺の地域から少し離れているというような立地というところもありまして、今後、
周辺整備完成以後にエリアマネジメントの活動の一環として、例えば、ハイキングツアーの開催等であったり、そういったところでの活用を予定してるという部分になります。
もう一つ、水上のアクティビティー、こちらも委員お示しのとおり、提案時点、特に
公開プレゼンテーションの中でも、コロナ禍で具体的なものは、今後予定していきたいというような話でした。
こちらにつきましても、まずは
事業候補者とDB契約を結びながら、全体の
トータルデザインですね、設計を進める中で、そういったところが一定、形どられたら、湖面の利活用についても新たな
民間事業者、
大和リースが連れてくるような
民間事業者をですね、整備していきたいというふうに考えております。
○長谷川委員 いや、今の話でいくと、まだ決まってないけども契約結びますみたいに聞こえるんですが、それでいいんでしょうか。やっぱり提案してもらって契約を結ぶわけですから、実際に、もう探すという行為はしないということですかね。「決まってない」がもう1年ですか、たつのは。それと、もともと提案公募で市のほうから、ここもちゃんと処理してねと言ってきた地区に関しては、今の話では、もうそこはほっておくというような内容に聞こえるんですけども、その辺の見解、ちょっと聞かせてください。
○
岡野北部整備推進課参事 事業候補者と湖面の利活用につきましても協議のほうは進めてございますが、
事業候補者のほうからはですね、やはりDB契約を正式に結びながら着実にやっていくというようなことが、正式に決まれば、いろんなチャンネルを持ってる中で事業者の選定をしていきたいという考えで聞いております。
○長谷川委員 もう時間もないので、終わろうと思いますが、そのDB契約なんですけどね、デザインビルドですよね、これは例えばですよ、デザインはしてもらって、そのビルドのほうには入札制度を取るとか、そういうことも検討されているのか。あるいは、もう1つ聞きたいのは、例えば、茨木市の市内業者さんをどのように活用しようと、こんな大きなことですから、考えられてるのか、お聞かせいただきたいと思います。
○
岡野北部整備推進課参事 まず、DB契約自体は、今回の事業スキーム自体が、やはり
民間事業者の柔軟なノウハウによって、まずはトータル的なデザインを募集した、その中で今回、
公共施設、
民間施設併設で、進めていくというような必要があることから、デザインされたところで施工も進めていくというのが一番効率的という考えで、現在のスキームを組んでいるという状況です。
市内事業者の活用につきましては、これは事業者の責任の範疇かなというところも思いますので、こちらから積極的な指導のほうは、現在しておりません。
○長谷川委員 そうですね、橋を造るなんていうのは、なかなかそれは、事業者いてないと思うんで、このデザインビルドっていうことが、全体としてはできるかもしれませんけど、道路、駐車場を造るとかいう話になると、また違う話かなと思います。
ぜひね、市内のやっぱり事業者さんにも関わってもらえるような仕組みを取っていただければなと思いますので、要望をして、終わりたいと思います。
○
萩原委員長 他に発言なさる方はございませんか。
○塚委員 では、私、大きく1点だけ、お伺いしたいと思います。
先ほど朝田委員から質疑がありまして、その中で井上副市長から、社会的状況に鑑みながら長期的、短期的に開発をしていきますという話を言われたんですけども、それに基づいてなんですけども、彩都のほうでお伺いします。
彩都の東部のE、F区域の状況で、先ほど資料説明の際も、社会的状況に鑑みましてという話がありました。例えばなんですけども、今回のコロナは、こういうふうな状況で先が見通せないとは言われますけれども、例えば、もっと大きな災害、南海トラフ地震含めて、そういったものが起きた場合にです、仮定としてなんですけども、そういった場合に、例えば、このE、F地区は、先行地区が終わった後に考えていくということを言われたと思うんですけども、その場合、例えば、ここは凍結しますという話もあり得るんでしょうか。どうでしょうか、開発。すごい究極な話なんですけど。
○井上副市長 究極的な話というところについては、すみません、仮定の話になるんで、今の時点では、お答えいたしかねます。
○塚委員 仮定はなかなか難しいということですけども、今回、本当に多くの皆さんがコロナによって、本当に社会状況が一変したという状況を考えた場合に、本当に、思ってもみなかったことが現実問題、起きているということを考えたら、やはり直近的な問題と長期的な問題、長期的な問題というのを考えるのは非常に難しいなというふうに感じたのは事実です。
その際に、このE、F区域なんですけれども、この彩都地域のコンセプト、先ほども朝田委員、言われていましたけれども、私もコンセプトは、以前からおりましたから分かってます。それが変更、変化してきた。今、現状がある。それも分かります。
そういった状況の中で、例えば、この中のE、F区域にある地域資源等の活用っていうのは、具体的にどういうことを指してるのかっていうのをちょっと教えていただけますでしょうか。
○
山下北部整備推進課参事 具体的に申しますと、まずは、この区域に囲まれた椿山は、やはり昔から皆さんが親しまれてきた箇所であるというふうにも思っておりますし、また、この全体
開発計画案の中でやみくもに宅地を全てつくっていくわけではなくて、自然緑地として、現況、緑地として残すような部分もございます。それらの緑地資源等も残しながら、今後の活用を検討していきたいというふうに思っております。
○塚委員 緑地を残していただくこと、本当にそのとおりだと思ってますし、このコンセプトがそういう形なので、E、F区域は大切にしていただきたいなと思うんですけれども、よく
北部地域のエリアで、広報いばらきを見た場合にでも、北部の魅力とか、よく発信、今月号にも発信していただいておりましたけれども、そういった状況の中で、よくやはり言われるのが、この彩都開発と北部の開発含めて、農との関連、農業ですね、農との関連もうたわれてると思うんですけれども、これについては、どういうふうに今後お考えなんでしょうか。
○
山下北部整備推進課参事 彩都だけで言いますと、資料にも書かせていただいて、ご説明もさせていただいたように、例えば、キッチンカーなんかもやってみてというようなところもございまして、あとはサバゲーフィールドとかバーベキュー場とかも、今後、このコロナ禍の時代において、アウトドアという需要もありますので、そういったところを実験的に
土地利用していきたいというふうには考えているところでございます。
その中で、地域の農産物、特産物等を生かしていくような取組もできるのかなとも思っておりますし、また、彩都に誘致されている企業の中で、食堂とかにおいて
北部地域の農産物を使っていただいたりとか、そういったところも彩都の中では展開できるのかなというふうに思っております。
○
岡野北部整備推進課参事 ダム周辺整備での連携の仕方でいきますと、やはり特産物の販売の拠点として、
周辺整備のステージを生かしたようなものにしていただけると、まちのほうからも来やすいというようなところで、非常に有意義なものになっていくのかなというふうに考えております。
また、
エリアマネジメント活動の一環として、そういったところとの連携した取組も視野に入れながら検討していきたいと思っております。
○塚委員 では、最後にしたいと思います。
今、ダムのほうと彩都のほう、北部のほうからお話を頂きまして、農業との関連という形の中で、いろいろと今までも取組、過去の経過も私も分かっておりますし、力を注いでいただいてるのは感謝しております。
ただ、やはりどうしても北部の農産物って言ったら、どっかに持っていって販売というふうな形で、それにやはり今まで力入れてくれっていう話で、議会でもよく他の委員さんも言うてはったんで、それは分かるんですけれども、ただ、やはり私、この1、
2年で、すごく北部の農業は変わってきたんじゃないかなと感じています。もう皆さんもよく御存じだと思いますし、市長も自ら足を運んでいただいたと聞いておりますけれども、例えばイチゴ、茨木の泉原のほうで育てられているミライバナさんとか、あと、ふるさと納税に出品していただいているマンゴーの小川さん含めて、若い農業者がそこで何とか茨木の魅力を発信していこうということで、今までやったら、簡単に言うたら、おじいちゃん、おばあちゃんが地元の野菜作って、朝市に出して終わりっていうところじゃなくって、新しい農業の形をつくっていこうとされてる方が増えてきてるっていうことはもう多分、御存じだと思います。
ただ、じゃあ、それをどういうふうに発信をしていくのかっていうお手伝いは、やはり考えていただきたいなと思ってるんです。やはり、皆さんもいろいろと、大阪府とかいろんなところと、農業の皆さんと一緒に協力しながら努力されてると聞いていますし、また担当課のほうとか、いろんな話をされてるというのも聞いております。ただやはり、この彩都地域の少し横に出てしまえば、もう、すぐに農振がかかっている、言うたら市街化調整区域かかってるという状況の中で、新たな展開がなかなかできないっていうことを考えた場合に、じゃあ、本当にそれができないままでいいのか、先ほど言っていただいてるように、彩都とダムのほうで、北部の魅力と一緒に一体的にしてということを言っていただいてることを考えた場合に、やはりうまくこれからの農業というものも踏まえて、取組をまた進めていただけたらなと思っています。
○
山下北部整備推進課参事 E、F区域の実験的な
土地利用の中で、ここにも書かせていただいております協働、周辺地域の方々との協働、活性化の取組というところで、企業にもいろんな企業がございまして、食、自然、ウエルネス、そういったものを企業理念とかに掲げておられるようなところも多々あります。こういう
実験的土地利用を通じてPRをしていって、そういう企業にもしっかり関心を持ってもらって、今後、地域の周辺の方々とどのような取組ができるのかは、また研究していきたいというように思います。
○
萩原委員長 他に発言なさる方はございませんか。
○山下議員 まず、先ほどもありましたけれども、光、照明の関係とか、クリーンエネルギーの関係ということであったわけでありますけれども、まず、環境問題に対する関心が非常に高まっております。その中で、SDGsということで、行政も事業者もこれに配慮してですね、事業展開をしなければならないと、そういう時代であるわけでありますけれども、これまで、この北部の彩都、それから安威川ダムの事業というようなことで、SDGsに関してですね、一定、事業者との話合いということで協議されたことがあったのかどうかですね。協議の中で、それが取り入れられるということがあったのかということについて、まずお聞きをしたいというふうに思います。
○
岡野北部整備推進課参事 まず、
ダム周辺整備事業、こちらに関しましてはですね、
事業候補者の募集の段階から提案のコンセプトの1つといたしまして、
周辺環境の保全と地域資源の有効活用を適正に調和させますといったようなものも1つ組み入れてもらってる状況でございます。
ですので、今後進めるに当たりましてもですね、より具体的な協議を行う段階で、そういった観点を持ちながら進めていきたいというふうに考えております。
○
山下北部整備推進課参事 脱炭素、あるいはカーボンニュートラルといったところで、新エネルギー、コジェネの導入につきまして、大阪府の環境部局とも協議をして、開発時点において、そういうものが取り入れられるのかどうかというのは協議はしております。
○山下議員 今後、協定とかですね、契約とかいろんな進展が予定をされているわけであります。ぜひ、SDGsということを念頭に置いてですね、行政のほうも、また事業者のほうにも考えていただくと、そのようなことが必要かなというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
それから、安威川ダムの周辺事業の関係ですけれども、既にダム湖を活用した形での観光資源といいますか、そういった状況に今、移ってるわけですけれども、私はもうダムそのものに対してですね、いろいろと思うところがあるわけですけれども、まず、観光資源としての安威川ダムということで考えた場合に、一番大事なのは、きれいな水、湖水ですね、これの確保というのが大前提だというふうに思ってるんです。
以前にですね、堆砂の量、ダムにたまる砂の量、亀岡のほうとそれから茨木、合わせて8つぐらい採石場がありまして、ここ、最初は0.6%、私の記憶で言いますと、大阪府の計画は0.6%やったんですよ。それで、いろいろ事業の見直しということで、1.1になったかなというふうに私は記憶をしてるわけですけれども、この堆砂量というのはですね、現時点でどういうふうになっているのか。
それから、堆砂の排出について、現時点で想定してる内容は一体どういうものなのかということを、改めてお聞きをしたいというふうに思います。
○
岡野北部整備推進課参事 堆砂の問題ということでございますけども、まず、ダムの計画上の堆砂量につきましてはですね、100年間でたまるものを想定しておりまして、これが160万立米の砂がたまっても、貯水機能を満足するような計画で進められているというふうには聞いてございます。
堆砂の内容、どこから流れてくるものかというところにつきましては、把握しきれない部分が多分にあろうかと思いますけども、山下議員お示しのとおりですね、やはり上流の砕石工場からも考え得るかなというふうに考えております。
○山下議員 上流の採石場のことも含めてですね、一定計画ということで、現時点までいろいろ変遷をしてきたかなというふうに思うんですけれども、今後、その堆砂をできるだけ除去していくということもですね、100年もつのかどうか分かりませんよ、100年もつのか分かりませんけれども、100年間何もしないということではないと思うんですね。ですから、流量を確保するという意味からも、堆砂というのがやっぱり出てくるというふうに思うんです。
それで、十分その点について留意していただきたい、あるいは、大阪府の事業ですけれども、大阪府のほうにもそういったことを伝えていただきたい。
それから、湖水の維持ということで、昔、曝気装置といいますかね、酸素を入れて湖水、清流を維持するというようなことがあったと思うんですけど、現時点で、そういった計画はまだ残ってるのかどうかだけ、お聞きをしたいと思います。
○
岡野北部整備推進課参事 ダム湖の水質を保全、改善するような曝気装置につきましては、現在も計画にありまして、進められてるというふうに聞いております。
○山下議員 それで、今後の事業展開においてですね、事業者のほうが100%やっていくというようなことで、1つは、このつり橋の話が出ているわけですけれども、このつり橋についてはですね、市として何らかの条件、要件というものを付けるという考え方があるのかどうか、お聞きをしたいというふうに思います。
つり橋を造る意味でですね、やっぱり造られるものについては、安全性とかいろいろ配慮が要ると思うんですよ。全国でいろいろつり橋やってて、そのつり橋は、例えばどれぐらい耐用年数といいますか、何年ぐらい活用するという計画でそれぞれやってるというふうには思うんですけどね、全国のつり橋の状況を市としても調査をしながら、どういった運営をされてるのか、それから、問題点は何かあるのか、あるいは、利用者からどういった意見が出されてるのか、そういったものを市としても把握して、その上で事業者のほうに、これこれの条件は満たしてくださいよということが私は要ると思うんですね。そういった点について、やっぱり一定の要件等は付していかなければならないというふうに思いますけども、その点どうでしょうか。
○
岡野北部整備推進課参事 まず、つり橋の安全性というような観点でございますけども、1つは、
公共施設ではなくて
民間施設というところで、法律上守らないといけないというところがあまり明確にないのかなというふうには思っておりますけども、設置するものといたしましては、公園の
民間施設というような、設置許可を下ろすような関係性にありまして、また、河川区域の一部も使っていくというような観点から、大阪府ないしは茨木市としても、そういった安全性にどこまで配慮できたものなのかというのは留意していきたいというふうには考えております。
○山下議員 公共空間としての河川ですよね。ですから、そういったところを、例えばこれ、何年間貸すというふうになるのか、貸す年限ですね、公共の場所をその事業者のほうに何年間と、そういった期間を区切っているのかどうか。それから、採算が取れるかどうかはその事業者のほうで考えることだというふうに思うかもしれませんけれども、造ったわ、しかし採算取れへんわと。あるいは、途中でその事業者が変更になる、あるいは、もうこのつり橋の事業はやらないというようなことかって考えられるわけですけれども、そういった点については、もう事業者任せというふうになるのかどうかですね、その点、お聞きをしたいというふうに思います。
○
岡野北部整備推進課参事 まず、許可の年数というような観点から申し上げますと、今の事業スキームでいきますと
20年間をめどにしております。ただ、やはりああいった大規模な構造物を造る上では、
20年で駄目になるというものではないと考えておりますので、
20年間、運営される中で、地域にも配慮したような運営がなされているというようなことであれば、その後、更新手続等につきましても、可能性としてはあるものかなというふうには考えております。
先ほどご質問あったような安全性も加えまして、市としてしっかりと確認しながら進めていきたいというふうには思っております。
事業の採算性につきましては、これは、やはり民間のビジネスの中というところにはありますが、やはり採算性が行き届かなくなれば、山下議員が心配されたような継続性っていうところが絶たれてしまうというようなところも、本市としては目指すべきものではありませんので、そういったところについてはですね、市の立場としても積極的に推進していけるような仕組みを今後、検討していかなければならないかなというふうに考えております。
○
萩原委員長 休憩いたします。
(午後
2時43分 休憩)
(午後
2時43分 再開)
○
萩原委員長 再開いたします。
○山下議員 そしたら、つり橋についてですけれども、
20年間ということで最初、認めますよと。ただし、大きな構造物なので、更新して
20年間という期間を延長してやるということになるかと思うんですけど、全国のつり橋のね、この事業っていうのは、もちろんたくさんやってるというわけでもありませんし、昔からということでもないのかもしれませんけれども、全国の実態をやっぱりある程度、踏まえた上でね、安全性も含めて、やっぱり配慮していただきたい、考えていただきたいし、今後、契約行為ということなんかもいろいろ出てくるわけですから、契約とか協定とかね、その中で、行政としてきちっとその運営がなされるように、それから、無責任なことがないようにですね、安全性についてはきちんと確保すると、そういう観点から物を言ってほしいということだけ要望して、終わります。
○
萩原委員長 他に発言なさる方はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
萩原委員長 以上で、「
彩都建設事業に関する
取組状況について」及び「安威川
ダム建設事業に関する
取組状況について」の協議を終わります。
以上をもって、本日の
特別委員会を散会いたします。
(午後
2時44分 散会)
以上、会議の顛末を記載し、茨木市議会委員会条例第
27条の規定により、ここに署名する。
令和3年8月4日
北部地域整備対策特別委員会
委員長 萩 原 佳...