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令和 3年市民会館跡地等整備対策特別委員会( 5月25日)

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    令和 3年市民会館跡地等整備対策特別委員会( 5月25日)


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    令和 3年市民会館跡地等整備対策特別委員会( 5月25日)              市民会館跡地等整備対策特別委員会 1.令和3年5月25日(火)市民会館跡地等整備対策特別委員会を第二委員会室で開いた 1.出席委員次のとおり  委 員 長 岩 本   守  副委員長 大 村 卓 司  委  員 永 田 真 樹  委  員 大 嶺 さやか  委  員 島 田 彰 子  委  員 岡 本 壱 郎  委  員 西 本 睦 子 1.欠席委員 な  し 1.委員外議員の出席者次のとおり  議  員 米 川 勝 利 1.説明のため出席した者次のとおり  市  長 福 岡 洋 一  副 市 長 河 井   豊  副 市 長 井 上 茂 治  教 育 長 岡 田 祐 一
     企画財政部長 秋 元 隆 二  企画財政部次長財産活用課長 西 川 裕 二  市民会館跡地活用推進課長 向 田 明 弘  市民文化部長 上 田 雄 彦  市民文化部次長市民協働推進課長 小 西 哲 也  文化振興課長 今 西 雅 子  こども育成部長 山 嵜 剛 一  こども育成部次長子育て支援課長 中 井   誠  都市整備部長 岸 田 茂 樹  都市整備部次長都市政策課長 福 井 龍 也  教育総務部長 小 田 佐衣子  中央図書館長 吉 田 典 子 1.出席事務局職員次のとおり  事務局長 野 村 昭 文  議事課長 幸 地 志 保  議事係長 城 口 大 範  議事課職員 篠 塚 勇 希 1.協議事項次のとおり  (1) 新施設周辺道路等デザイン計画について  (2) 市民会館跡地エリア整備事業設計施工業務について  (3) 準備工事進捗状況について     (午後3時00分 開会) ○岩本委員長 ただいまから、市民会館跡地等整備対策特別委員会を開会いたします。  現在の出席委員は7人でありまして、会議は成立いたしております。  初めに、委員外議員の発言について、ご協議をお願いいたします。  米川議員から、本日の会議において、委員外議員として協議中に発言をしたいとの申出があります。  お諮りいたします。  本委員会として、委員会規則第23条第2項の規定により、本日の会議において、米川議員の発言を許可することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○岩本委員長 ご異議なしと認め、米川議員の発言を認めることに決定いたしました。  次に、委員会開会に当たり、市長から挨拶を受けます。 ○福岡市長 皆さん、こんにちは。  本日は、岩本委員長をはじめ、委員の皆様におかれましては、ご多忙の中、本特別委員会を開催いただきまして、誠にありがとうございます。  本日は、現在進めております新施設周辺道路等デザイン計画について、市民会館跡地エリア整備事業設計施工業務について、また、準備工事進捗状況についてのご説明をさせていただきたく考えております。  どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○岩本委員長 休憩いたします。     (午後3時01分 休憩)     (午後3時01分 再開) ○岩本委員長 再開いたします。  これより協議に入らせていただきます。  「新施設周辺道路等デザイン計画について」、「市民会館跡地エリア整備事業設計施工業務について」、「準備工事進捗状況について」、以上3件について、説明を求めます。 ○向田市民会館跡地活用推進課長 それでは、お手元の資料に基づいて、ご説明いたします。  お配りしました資料、市民会館跡地等整備対策特別委員会と書かれた資料のほうをお開きください。  まず、目次において、本日の案件について、ご説明いたします。案件は3つございます。  1つ目が、周辺道路等デザイン計画について、2つ目が、設計・施工業務について、3つ目が、準備工事進捗状況についてです。  では、順次、内容について、ご説明いたします。  1ページをお開きください。  まず、周辺道路デザイン計画についてですが、ここでは、右図のように新施設の四周道路について、デザインを考えることで、動線等の課題解決や手戻りのない工事を進めることを目的とするほか、新施設との整合や使われ方、将来的には、ここで生まれたデザインが周辺にも波及していき、全体の価値向上につながることにも期待し、検討を進めております。  まず、(1)といたしまして、検討の進め方についてでございますが、跡地エリア中心市街地における東西、南北軸の結節点という立地を考えますと、枠の中にありますように、長期的な視点や中心市街地を視野に入れた広がり、さらには、実際に使う市民の視点などが必要だと考えております。また、道路や、道路に接するオープンスペースにも着目し、過ごすことにも視点を置いた、歩きたくなるストリートを検討する必要があると考えております。  こういった点を踏まえまして、本事業の検討には、都市政策課等で構成された庁内検討会(広場・まちづくり部会)を通じて進めております。  次に、①として検討アプローチについて、ご説明いたします。  1つ目、Aとしまして、パーク機能からのアプローチがあります。  跡地エリアは、中心市街地活性化基本計画におきまして、目指す都市構造である2コア1パーク&モールにおけるパーク機能を担うことを期待されております。パーク機能として考えるに当たりましては、中央公園、跡地エリアだけでなく、市役所周辺等も包含した範囲で捉え、考えることで、中心市街地全体の価値向上にもつなげていきたいと考えております。  2ページを御覧ください。  上の図の赤の点線で囲まれておりますのが現在想定している範囲になります。施設周辺についても一体として捉えることで、多様な使い方を考え、よりよい空間づくりを検討いたします。  次に、B、交通からのアプローチとなります。  ここでは、現在と将来の2つの項目に分けております。  まず、(ア)といたしまして、現在の交通動線の問題になります。  左下の図を見ていただきたいのですが、現状で、市役所と新施設予定地の間には、歩行者、自転車、車が通行しており、また、桜通り側を見ますと、自転車と歩行者の動線が一緒になっている状況にあります。新施設が完成後、南側にもエントランスができることを考えますと、消防本部側の交差点では、歩行者のたまり等も考える必要があると思っております。将来を見据えた段階的な取組として、パーク内の安全な移動を考える必要があると捉えております。  次に、(イ)といたしまして、長期的な視点で考えますと、モビリティーの変化を踏まえていく必要があると捉えております。今後、交通の自動化が進むことで、輸送効率が向上していくことが予測されます。  また、歩行者や自転車のほか、一般的にセグウェイのような中低速の移動手段、パーソナルモビリティーについては、増加、多様化していくことが想定されます。  将来的には、自動化による輸送の効率化が進み、道路に余剰スペースが生じることが予想され、そのスペースの配分においては、車から人、歩行者空間の拡充や中低速の移動手段への対応が求められる可能性があると捉えております。  次に、3つ目、Cのアプローチとして市民意見からの検討です。  昨年度実施いたしました「新施設と広場をつくるワークショップ【これまでの取組展覧会】」において、周辺道路活用アイデアとしてご意見、アイデアを頂いております。その意見を一定のグループにまとめ、要素を捉えていきますと、おおむね3つに分けられましたので、ご紹介いたします。  1つ目が、植栽や緑などの充実した道路として、良質であり、歩きたくなる空間であってほしいというもの、2つ目が、自転車と歩行者の分離や歩道の広さなど、安全・安心に関わるもの、3つ目が、道路というより、付随するスペースに対する意見という感じですが、イベントができたり、立ち止まる場所が欲しいなど、滞留、楽しめる空間にしてほしいというものでした。このようなアプローチを踏まえまして、周辺道路について、デザイン検討の際のキーワードを考えていきます。  まず、市役所前線についてですが、パークエリアにおける顔としての役割や市役所と新施設間の安全な移動、様々な楽しめる空間としての活用を考え、矢印の下、パーク内を面的につなぐメインプロムナードとして、安心して移動できるのはもちろん、イベント等でも使えるストリートとして捉え、キーワードを「過ごす、多様性、安全・安心」としております。  次に、4ページをお願いいたします。  東西通りにつきましては、日常的な移動軸として捉えつつ、ランドマークとしての施設の存在感、人のたまりの問題などを踏まえまして、毎日の快適な移動軸としつつ、施設やフライタワーが日々のアクセントとして風景になっていくイメージとし、キーワードを「日常、アクセント、スムーズな移動」としております。  続いて、C、桜通りですが、これは新施設側についてになりますが、新施設と元茨木川緑地に挟まれた道路として、照明や植栽とのデザイン的な整合のほか、歩道幅員の狭さなど、現状の課題への対応等を踏まえ、散歩にも使える動線として、歩く人も、自転車の人も緑が多くて気持ちいいストリートとして、キーワードを「普段使い、緑、気持ちよく移動」としております。  最後に、D、中央通りですが、両駅をつなぐにぎわいの軸として、ウォーカブルシティや楽しめる滞留空間などのアプローチからパークとまちをつなぐ入り口とし、休みの日には、お店やイベントをのぞいたりしながら、人が行き交うメインストリートとして、キーワードを「休日、お店・公園、散策」としております。  続いて、5ページをお願いします。  ここまでの検討整理やキーワードから、ストリートごとに具体的なデザイン案を示しております。なお、ここでお示しする内容は、あくまで本デザイン検討において考えた案でありまして、実際に実施するためには、警察をはじめとした関係機関との調整や予算措置等が必要となる場合があることを申し添えておきます。  まず、市役所前線でございますが、下のイメージ図の上側、(南)のように、南館前から北側の車の進入を制限するなど、市役所前線の廃道等を検討したいと考えております。自転車につきましても、乗ったままの移動は駐輪場までとすることにより、市役所と新施設間が一体の広場であるかのように、安全な移動ができるようにするという案になります。  あわせまして、水路の暗渠化を検討することで、広場との面的なつながりが強化され、多様な使い方ができるのではと考えております。  今の説明を平面図として落とし込んだのが、6ページの図面になります。  上下に青い線が延びておりますが、このあたりから内側は、自転車は押して入るようなイメージで考えており、また、下から伸びている赤い線は車の動線を示しておりますが、南館の手前で左折するようなイメージとなっております。これにより、本委員会でもご指摘をいただいておりました市役所と新施設間の安全な移動についても、実現できるのではと考えております。  続いて、7ページをお願いいたします。  東西通りにつきましては、日常性やスムーズな移動をキーワードとしており、歩行者や自転車の待機スペースの確保や桜通り等へのスムーズな接続を図る内容としております。中段の平面図のように、現状ラインよりも敷地側に後退することで、消防本部前の交差点に歩行者のたまりとなるスペースを設ける考えとしております。  続いて、8ページをお願いいたします。  桜通りにつきましては、主に施設側の歩道について述べておりますが、ここでは、敷地側のり面の一部を歩道化することにより、幅員を拡幅し、さらに自転車と歩行者が安全に移動できるよう、自転車道等を整備するイメージとしております。  最後に、9ページでは、中央通りについて述べております。  本市の商業軸に面したストリートとして、敷地側の一部にキッチンカーなどの移動販売車やベンチなどの歩行者の滞留空間、駐輪場を兼ねたスペースを設置するイメージとしております。ただし、この中央通りは府道となりますので、実際の整備におきましては、大阪府との調整等が必要であると考えております。  次に、10ページをお願いいたします。  10ページにつきましては、あくまで参考として30年から40年先といった長期の将来イメージについて、お示ししております。  次に、11ページをお願いいたします。  ここからは、設計・施工業務について、設計変更のあった主な項目についてのご報告となります。  まず、①としましてM2階、いわゆる中2階についての変更となりますが、これは本委員会でも繰り返し議論いただきました南側エントランスにおける東西通りへのにぎわい創出等の観点から、右の表にありますようなフロア変更を行うものです。  中段の図面を見ながら、下段の青枠のほうを御覧いただきたいのですが、1階にありました一時保育室とM2階の駐輪場を入れ替えることで、南側エントランスから入った先が駐輪場という状況を改善いたしております。また、ベビーカーや車椅子への対応といたしまして、デッキの部分にウォークスルー型のエレベーターを設置いたします。さらに、M2階の電気室等を再配置することで、一時保育室の向かいに店舗等で使えるようなスペースを設けます。このスペースにつきましては、ヒアリング等において、子ども連れの来館者から、食品や、おむつ等の販売を希望される声があったもので店舗としておりますが、具体的には、今後、事業者等ヒアリングを踏まえながら最適な形を検討いたします。  12ページは、1階とM2階の変更を図面で抽出したものとなります。  続いて、13ページをお願いいたします。  (2)といたしまして、新施設の魅力を高める検討として、フライタワーとおはなしのいえについて、ご説明いたします。  まず、フライタワーですが、現在、名和晃平氏によりデザイン検討をいただいておりますが、「人々の新しい感性をひらき、それらを繋ぐ『環』になることを期待」した作品として、昼の月のように白い背景になじむ大きな円のモチーフ「円環」という提案を受けております。シンプルな形状ながら、見る角度や時刻に応じて表情を変える作品となっており、夜間にはLED照明による演出で、オーロラや月食、天体の運行などを想起させる光の表現で演出されるものとしております。  続いて、14ページをお願いいたします。  新施設の2階、デッキ部分に張り出す形で、子ども向け図書館スペースである、おはなしのいえを設置する予定ですが、こちらにつきましては、市内在住の井上直久氏にデザイン監修をお願いし、進めております。  現在、中段にある井上氏のデザイン案を基に、断面や平面のスケッチを起こし、具体的な設計に向けた動きを進めているところですが、デザイン案にあるような、らせん状の屋根や特徴的な建物形状で、絵本から飛び出してきたような雰囲気となっております。  次に、15ページをお願いいたします。  (3)といたしまして、屋内遊び場コンセプト検討について、ご説明いたします。  新施設の1階に配置予定の屋内遊び場は、コンセプトにより運営や遊具、内装などが大きく変わってくることから、今回の整備事業におきましては、スケルトン仕上げとし、コンセプト等が決まってから別途、整備する段取りとしております。  そこで、ここではコンセプト検討を行うこととしておりますが、他市や民間で展開されている屋内遊び場事業では、原色系の色合いを使ったプラスチック製などの遊具が多く使用されているのが見受けられますが、本市では、本施設の特徴や茨木らしさなどを踏まえながら、最もマッチするコンセプトを考えていきたいと思っております。
     そこで検討なんですが、①といたしまして、新施設・広場の特徴から入ります。青い点線の中を見ていただきたいのですが、新施設の敷地には、もともと樹木に囲まれた森のような緑地があったことがまず挙げられます。また、新施設は、各層に配置された緑のテラスなどが屋内外をつなぎ、施設内でありながらも立体的な公園のような空間としております。フロアを貫く縦の道は、子育て、ホール、図書館、市民活動センターへと成長に合わせて活動を上層階へつないでいくイメージとしており、また、育てる広場のキーコンセプトのもと、市民とつくり上げ、共に育てていく空間としております。  次に、16ページをお願いいたします。  先ほどの施設の特徴を踏まえつつ、立地特性や茨木の特徴についても考えていきます。  まず、新施設のすぐ東隣には、元茨木川緑地があり、町なかにありましても、たくさんの緑に触れられる環境があります。少し視点を広げてみると、本市には豊かな自然を擁する北部地域があり、自然環境のよさは、市民にとっても大切な財産であると考えております。このような特徴を踏まえまして、屋内遊び場コンセプトとして考えたのが中段の青枠の中にある「まちなかの森」というものです。大人も一緒に過ごしながら、“創る”や“触れる”など、様々な体験から、子どもも空間も、変化し成長していく、そんな森のような場所にしたいと考えており、点線の枠にありますように、木製遊具や温かみのある内装など、森のイメージに沿った空間づくりを検討いたします。  また、木のおもちゃをつくるワークショップなど、参加型の取組や、この遊び場を通じて、北部地域や森林についても興味を持つきっかけとなるような展開を検討したいと考えております。  次に、17ページをお願いいたします。  現在進めております準備工事の進捗について、ご報告いたします。  現在、照明柱やトイレの撤去のほか、盛土工事を進めております。盛土につきましては、下段左の写真にありますように、発掘調査において掘削した土を一旦グラウンド側に仮置きし、今後、北東側に寄せる作業を行います。  最後に、18ページをお願いいたします。  右の計画図の位置に盛土を行うことで、工事車両の進入路とするほか、最終的には下の図面にありますように、高橋の交差点側から徒歩で緩やかな斜面を下る形で、新施設や広場にアクセスできるような形にする予定としております。  本編の説明は以上となります。今回一緒にお配りしております資料編につきましては、現時点での最新の図面となりますが、主な変更点につきましては本編に抜粋しておりますので、内容説明については割愛させていただきます。  なお、最後に、本日の資料にはございませんが、昨年度行いました国有地の取得についてのご報告をさせていただきます。  南グラウンド内にありました農水省所有の土地2,645平米について、昨年度7億9,000万円の予算措置の上、購入の申入れを行っておりました。見積り合わせの結果、7億1,650万円で価格決定し、3月29日付で所有権移転を行っております。  説明は以上となります。それでは、よろしくお願いいたします。 ○岩本委員長 休憩いたします。     (午後3時19分 休憩)     (午後3時29分 再開) ○岩本委員長 再開いたします。  以上で説明は終わりました。  本3件について、発言なさる方はございませんか。 ○西本委員 関係者の皆様、お疲れさまでございます。新施設周辺の道路のデザイン計画について、シェアドスペース歩車共存空間)については、桜通りの交通が混雑するのではなど、課題もたくさんあるかと思いますけれども、ここで生まれたデザインが周辺に波及し、中心市街地全体の価値向上につながることを期待しているとのことに私も賛同いたします。  それでは、質問させていただきます。  1つ目です。フライタワーについてですが、デザインについて、これまでご検討を重ねてこられたとは思いますけれども、今後、何十年にもわたって中心部のシンボル的に残っていくものです。デザイン候補をほかにも見せていただくことはお考えではないでしょうか。  また、フライタワーの天井部分や市民会館の屋根に太陽光パネルの設置などはお考えでしょうか、お願いいたします。 ○向田市民会館跡地活用推進課長 まず、フライタワーデザイン検討について、ほかの案ということについてです。  フライタワーデザイン検討につきましては、まず、当初、市民の皆さんから意見を頂いた分を設計事務所と共有しながら、設計事務所と名和氏の間でも議論をいただきながら決めてきたというところでございます。案といたしましては、本日の資料でお示ししている円環のデザインについて1案としていただいているもので、ほかの案というのは、申し訳ありませんが、ないというところです。  それから、屋上の太陽光パネルにつきましては、現在のところ設置の予定はございません。 ○西本委員 災害時にも光を放つことができる、備蓄した電力を利用してトイレに使用するなど、この観点や、また、今後、学校施設などでの省エネルギー対策を考えるきっかけとして、太陽光パネルの導入についても希望したいと思います。  続きまして、水路の暗渠化の検討についてなんですが、水路を水に親しむ空間として、広場や通路などに上げることはお考えではないでしょうか、お願いします。 ○向田市民会館跡地活用推進課長 水路の親水空間化というところでございます。  このたび、親水化についても並行して検討しておりましたが、今現在の公園と水路の高低差等から、親水化するには上り下りする空間等が必要となってくるため、広く公園利用、広場利用を行ったり、あるいは市役所のアクセス等を考えますと、今回ご提案させていただいている暗渠化というのが適当ではないかというふうに考えて提案させていただいたものです。 ○西本委員 分かりました。  続きまして、保育スペースが中2階へ移りましたが、動線はいかがでしょうか。大きなバギーが乗ることができるエレベーターはございますでしょうか。 ○向田市民会館跡地活用推進課長 中2階への動線ということでございます。  今回お示ししております資料のほうに、デッキ側のエレベーターを提案させていただいておりますが、これに加えまして、施設の北側、正面玄関から入った場合は、17人乗りのエレベーターを使っていただいて、上がっていただく予定としておりますので、動線のほうは確保できているものと捉えております。 ○西本委員 分かりました。  子どもやベビーカーの中2階保育スペースへの動線が安全に保たれることを望みたいと思います。  また、吹き抜け部分の安全については、壁の高さなど、いかがでしょうか。 ○向田市民会館跡地活用推進課長 縦の道の安全確保についてでございます。  子どもが落ちない高さというのが、一般的な商業施設であるとか建築のほうでございまして、それは一般的に150センチと言われております。そちらの高さは最低限確保した上で、安全面の取組というのも引き続き、検討していきたいと考えております。 ○西本委員 最後に要望させていただきたいと思います。  屋内の遊び場についてなんですけれども、まちなかの森というコンセプトに賛同をいたします。子どもたちに遊具を与えるだけではなく、子どもたちから大人まで感じる、考える、想像力を養えるような空間、また、もともと跡地にあった木を再利用するなど、茨木北部の森や、木の温もりを感じることができる空間を引き続き、要望したいと思います。林業や森の再生について考えるきっかけ、そして、茨木の森で取れる薬草などに触れる場など、ご検討いただきたいと要望して、私の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。 ○岩本委員長 他に発言なさる方はございませんか。 ○永田委員 私のほうからは2点、質問というか確認と、要望をちょっとさせていただきたいと思います。  まず1点目、屋内遊び場整備に関わるコンセプトについてでございます。  まちなかの森ということで、新施設の特徴や茨木らしさを踏まえた遊び場のコンセプトを検討していただいているということで、遊具、内装デザインも考えていただいているとのことですが、この遊具、内装デザインなどについて、茨木または近隣で取れるような木をできるだけ活用するということも考えていただいているんでしょうか。また、それらのデザインにも茨木らしい特色を出していくという理解でよろしいんでしょうか、お答えをお願いいたします。 ○向田市民会館跡地活用推進課長 まず、内装等に使う樹木についてでございます。  茨木産もしくは大阪府内産材等をできるだけ使っていきたいとは考えております。また、先ほど西本委員からもありましたように、もともとあそこに植わっていた樹木というのも今、里山センターのほうで乾燥させておりますので、内装だけでなく、木のおもちゃ等にも使えるようなことを考えていきたいと思っております。  また、それ以外にも茨木らしさというところでございますが、内装に限ったものではなく、遊具のデザイン等にも、例えば、市内におもちゃ等のデザイナーの方等がいらっしゃれば、その方にご協力いただいて、茨木らしさというところも、さらに組み込んでいけたらと考えております。 ○永田委員 幼少期に木に触れるというのは、すごく感受性が豊かに子どもが育つとか言われておりますので、ぜひ取り入れていただきたいと思います。  子育て支援のボランティアに、私、参加させていただいたときにも、木のおもちゃでぜひ遊ばせたいというお母様方がたくさんいらっしゃったんですが、木のおもちゃは大変高くて、自分の子どもがそれを使って本当に遊ぶかどうか分からない。また数年、数か月で飽きてしまうかもしれないものに、それだけのお金をなかなか出せないというお声をよく頂戴いたします。ぜひ、お子さんたちに木に触れる機会をたくさんつくっていただいて、茨木の木々を子どもの頃から感じられるような場をつくっていただきたいと思っております。要望させていただきます。  次に、2点目、おはなしのいえについてでございます。  先ほど、見せていただきました映像を見ましたら、おはなしのいえ、絵本広場の横にあったと思うんですが、大変デザイン性が高くて、とても魅力的な建物だなと思うんですけれども、子どもが楽しめるという視点と、デザイン性という2つの側面から検討されているということで、ちょっとこの子どもが楽しめるというのは、どういうふうに子どもが楽しむのを想定されているのか、お聞かせください。 ○吉田中央図書館長 現在も中央、中条、水尾、庄栄、穂積図書館にも、おはなし室を設置しております。イベントとして、おはなし会の実施、読み聞かせの実施、また、簡単な行事等もその中で行ったりしております。  この施設におきましても、そのようなことができるかなと考えているのと、また、独特の雰囲気がこの空間にはありますので、また違った雰囲気の中で、親子、きょうだい、お友達と自由に本を読む空間になるのではないかと思っております。 ○永田委員 今、お話しいただいたので、子どもがどういうふうに過ごすのかというのが少し想像できたんですけれども、見た目がとてもすてきで、楽しそうな雰囲気で、子どもたちが興味を引かれて、思わず近づきたくなるようなデザイン、まさにそのとおりだなと思うんですが、何か楽しそうと思って入ったときに、ここはお話を聞くところなんだというふうなことになると、子どもさんたちがそこで静かにしなきゃいけないのかなとか、子どもさんを連れたお母様方も子どもを静かにさせなきゃいけないのかなというのを抱かれるかなという心配が少しいたします。  私も絵本の読み聞かせのボランティアに参加させていただいたことがあるんですけれども、そもそも部屋の中に、うちの子は静かにできないのでとか、入ることをちゅうちょされる方が結構いらっしゃいます。せっかく、これだけすてきなデザインなので、使用目的を絵本の読み聞かせだけに、すごく的を絞るようなことは、もったいないかなという気がして、そもそも、もしかして、おはなしのいえという名前がその印象を抱くのかなというような気がいたしました。もし、もっと用途を広げるような、例えば、ちょっと楽器演奏をしていただくでも構わないですし、単なるリラックススペースとして使っていただくでも構わないし、そういうふうなイメージを持っていただけるような別の名前があってもいいのかなというふうな気がいたしました。これについて、ぜひ検討していただければと思います。 ○岩本委員長 他に発言なさる方はございませんか。 ○岡本委員 長引くコロナ禍の中で、生活スタイルも変わって、また、人間の考え方も変わったと思うんですが、今後、この事業をしていく中で、何かまた変更点等ございましたら、教えていただきたいと思います。 ○向田市民会館跡地活用推進課長 現在も引き続き検討しているところでございますが、密にならないという最低限のところをカバーするために、エレベーターの大きさを市販のものでは最大級に変えたりといったハード面の変更、それから、今回の報告の中では特に書いておりませんが、大きなホールであるとか、音楽系の施設も入っております。今、特に無観客の状況が強いられていたりする、そういったところを踏まえまして、例えば、インターネットへの配信であるとか、新しい形での演奏会みたいなものができるようなハード的な対応、事前に必要な対応等につきましては、Afterコロナ、Withコロナを踏まえて検討しており、設計のほうにも反映しているところでございます。 ○岡本委員 この施設の中で、縦の道というのがございますけども、もし1階、2階とかで火災が起きたときに、どうしても上昇気流で炎が上のほうに上がっていく、また、煙が上のほうに上がっていく、そこら辺の消防設備、排煙設備の件を教えていただきたいと思います。 ○向田市民会館跡地活用推進課長 縦の道があることによる火災時のご心配ということですが、避難安全検証法によりまして、火災時の避難時間検証を行うことで、全ての利用者が安全に避難ができるということを確認しているほか、縦の道につきましては、トップライト、一番上の部分に排煙設備を設け、効率よく排煙することで、煙の降下速度を低減し、安全な避難時間を確保するというような形で検討しております。 ○岡本委員 それでは、最後に、視覚障害者の移動の支援なんですが、今日、たまたま新聞で出ておったんですが、東京ではスマートフォンのアプリ、shikAI、また、大阪市におきましては、ミライロIDを活用した視覚障害者の避難支援をしていく観点の新聞記事がございましたけれども、茨木市の市民会館の建替え後の跡地では、どういうものを活用される予定でございましょうか。 ○向田市民会館跡地活用推進課長 委員からご指摘いただいたような形でのシステム等の導入は、今のところは行っておりません。内容について、確認の上、検討させていただけたらと思います。 ○岡本委員 それではよろしくお願いいたします。  最後に要望だけさせていただきます。  ワークショップのいろいろ意見を見させていただきました。本当にここでやらなければならないという、そういう遊び場が必要であるというのもありますし、また、近所でそういう楽しみ方もしていただければいいんかなと思うところもあります。ぜひともここの場所に来て楽しんでいただける、体験していただけるという、こういう施設をぜひともつくっていただきたいと思います。 ○岩本委員長 他に発言なさる方はございませんか。 ○大嶺委員 それでは伺いますが、まず、見せていただいた映像は、設計に反映されている内容だという理解でよいのかというところを確認させてほしいんですけれども、図書館なんかの本棚的なもの、備付けのものみたいなところも全て入っているという、今までのイメージパースは、すっきり簡素になったものという形でいくと、あれが今の設計の段階の現状だという理解でよいのかどうか、お願いいたします。 ○向田市民会館跡地活用推進課長 映像の中身につきましては、検討過程等を反映した部分もございますし、道路の部分は全く設計しているものではございません。図書館の家具などにつきましては、現在、並行して詳細設計のほうで進めており、一部近いイメージを反映できている部分もございますが、中身については、これからまだ変わる可能性のあるものだと思っております。 ○大嶺委員 分かりました。  先ほど見せていただいた映像、これまで確認できる映像というのは議員みんなで共有できるような状況になっていると思うので、今回、見せていただいた映像についても、私たち委員だけでなく、議員全員が共有できるような形で、ちょっとどこかで共有、公開しといていただけるような形を持っていただけたらいいかなということは要望はしておきます。  1つは、今日の説明をお伺いして感じるのは、屋外のトイレですね、これについては私、以前に必要でないかということは要望して、検討するということになっていましたが、今日の中には出てきていないんですが、これについてはどうなっているのか、答弁をお願いいたします。 ○向田市民会館跡地活用推進課長 今回検討しております、いわゆる敷地A・Bの新施設前の広場につきましては、屋外トイレの設置は行わない予定としております。また、今年度、敷地C・Dの基本計画のほうを進めておるところですが、こちらにつきましては、グラウンド等もございますので、トイレのほうも併せて検討させていただけたらと思っております。 ○大嶺委員 都市公園的なところには必ずトイレもあると思いますので、そこはその方向でお願いしたいと思います。  あと、C・D整備に際する土地の問題も、前回質疑させていただいて、資料を持ち合わせていないということでしたけれども、個人所有地があると思います。その部分について、どのような形なのかというところの答弁と、今回、国有地の部分については、どういう形で決まったかということも説明がありましたけれども、この部分について、今後どうされるのかという方向性を説明いただけたらと思います。 ○向田市民会館跡地活用推進課長 敷地C・Dに残っております個人地についてでございます。  調べたところでは、登記名義のみが残っており、実体としての権利まではないのではというふうに捉えております。必要に応じて、この名義の変更等は検討していかないといけないかと思っております。 ○大嶺委員 今の整備に際しては、きちんと購入という形で全て茨木市の土地になっていて、今度整備するところの土地については、名義が残っているだけだからそのままでということは、整備の方法としてはおかしいと思うんですね。同様にしなければならないんじゃないかなと。きちんと相手方とも、この登記についてもどのような形になるか知りませんけれども、市の土地を整備するという形に持っていってもらうということが大事かなと思いますので。買えということではないですよ。この点については、相手方とどのような話になるか分かりませんけれども、きちんと名義を市の土地、全てを整備しているという形になるように、今のA・Bの敷地同様の方向性をちゃんと持っていただきたいなというふうに考えていますが、見解をお伺いしておきます。 ○河井副市長 当然、建物を建てる、ないしは公園として整備する敷地の権限といいますか、権原といいますか、そういったことについては、きちっと整理した形で事業を進めるということは基本と考えております。 ○大嶺委員 あと、今日説明いただいたところで、幾つか確認しておきたいんですけれども、駐輪場については、台数というところまでいくのかどうかですけれども、今まで市民会館があった状況の中での駐輪場に置けるスペースと、今後、整備し直して駐輪できるスペースというのは、今回の説明では同様であると考えてよいのかということと、もう1つは、グラウンドになった部分というのは駐輪場的に今、人工台地の部分を使っているのかもしれないですけれども、今後、敷地C・Dも整備していくに当たっては、北側を利用する皆さんの駐輪場も含めて、このA・Bの部分で整備される駐輪場で賄うということなのか、この駐輪場の考え方について、ちょっとお伺いしておきたいと思います。 ○向田市民会館跡地活用推進課長 駐輪台数といたしましては、市役所の駐輪場と新施設、それから新施設の周りに分散した駐輪場、全て合わせて520台を予定しております。もともとの市民会館のときには、いわゆる駐輪場だけでなく、人工台地の上に止めたりというところで対応されていたので、実際の駐輪場としては以前の台数よりも増加させていただいているかと思っております。  それから、グラウンド全体の駐輪場を含めた考え方というところでございますが、こちらはこれから敷地C・D、今年度検討させていただこうと思っておりますので、その中で併せて考えさせていただけたらと思います。 ○大嶺委員 分かりました。  最終、全部、パークと考えておられる、市が考えておられる部分全て整備が終わったときに駐輪スペースが足りない状態だったということがないように、ぜひそこは検討をお願いいたします。  最後に、店舗が今回新たに提案されています。1つは、私の感覚ではあまり分からないので聞くんですけれども、電気室が7階まで上がって災害などのときというのは大丈夫なのかなというのが1つ、もう1つは、店舗等が新たに今回、設計の中で入るということは、管理運営計画にも影響するのではないかなというふうに感じています。その意味で、管理運営計画の中に、店舗部分については何か記載されるのかどうかということと、既に管理運営計画は、パブリックコメントしていますので、そういった中で、今、こういう変更が出てくるということでいけば、私は、まだこの管理運営計画自体を確定してしまうのは時期尚早ではないかなと、今日の説明を聞いて感じています。なので、もう少し設計が全て固まってしまうまでは、管理運営計画自体を確定してしまうのではなく、もう少し柔軟に考えてはどうかなというふうに思うのですが、その辺の考え方について、答弁をお願いいたします。 ○向田市民会館跡地活用推進課長 まず、電気室等が7階、上層階に上がることについてでございます。  水害等を考えますと、上層階に電気室があることについては、むしろメリットに近づくのではないかと捉えております。  それから、店舗等につきまして、管理運営計画への反映というところでございますが、管理運営計画自体は全ての項目について、何もかも決めているわけではなく、管理運営計画に基づきまして、今年度、詳細部分を決めて条例等に反映していくという作業も行っております。そういった意味では、この店舗等を管理運営計画に入れるのではなく、管理運営計画に基づいて、また店舗等も今後検討させていただけたらと思います。 ○岩本委員長 休憩いたします。     (午後3時57分 休憩)     (午後4時05分 再開) ○岩本委員長 再開いたします。  他に発言なさる方はございませんか。 ○島田委員 では、私のほうからは、大きく2つ、周辺道路デザイン計画と、新施設について、質問と確認をさせていただきます。  まず、周辺道路関係なんですが、5ページ、6ページの市役所前線について、お伺いいたします。  今後、新施設と市役所の間のところの道路、廃道等を検討するに当たって、南館の手前で車が左折だけになるということなんですけれども、その場合、渋滞問題というのが生じないのかということを気にしております。その先に合流する地点がありますけれども、合流する道路で混んだりとか、実際にスムーズに流れていくのか、そういったところを懸念しているわけなんですが、どのように考えているのか、お聞かせください。 ○福井都市政策課長 市役所前線について、南館の手前で左折すると渋滞が生じるとか、その先の合流道路で混んだりするおそれがあるのではないかというようなご質問かと思います。  市役所前線は、商業施設と市役所の駐車場に進入する車が南北方向から、ふくそうして入ってくるということが渋滞の原因の1つと捉えております。その解消を行うためには、中央通りから南館までの区間について車両の乗り入れを制限して、東西通りから進入する車について南館の手前で左折するほうが渋滞の解消には望ましいのではないかというふうに考えております。ですが、この東西通りから南館と商業施設の間、現在、対面通行になっている区間については、6ページの図面では赤線で一方通行のようになっておりますが、一方通行にするのか、現状のとおり対面通行にするのか、現時点では決まってはおりません。
     今後、その先の道路のこともおっしゃっていましたが、駅前太中線へのアクセスの関係かと思いますが、ここへのアクセスの円滑さなども踏まえて、警察などの関係機関と協議して、決めていくという予定になっております。 ○島田委員 道路のことですので、すぐに決まらないということもありますし、いろいろな関係機関と今、調整されているということを聞かせていただきまして分かりました。  車の流れがもし変わることによって、ちょっと大回りになってしまうとか、そういったこともちょっと気になったりするわけなんですけれども、新施設の建設を優先した観点だけではなくて、周辺道路の流れとの兼ね合いも考慮して、市民の暮らしが不便にならないように道路というものを慎重に考えていただきたいなということをお願いしておきたいと思います。  続きまして、9ページ、10ページの中央通りについて、お伺いいたします。  1点目です。4ページに中央通りキーワードとして、「休日、お店・公園、散策」というのがありまして、ここでいうお店というのが、キッチンカーだけではなくて、その周辺の商店街とか中央通りのお店とか、そういったところも日曜日等の休日も開けてもらいたい、そういった計画というものがあるのかどうかということをお聞かせください。  2点目です。10ページの将来イメージ図なんですけれども、これは、あくまでも参考でという形でご説明をいただきましたが、どういったものをベースに10ページの将来イメージ図というものが作成されているのでしょうか。結構、具体的なイメージに描かれているような気がするんですが、そういった計画があるのか、お聞かせいただきたい。  また、30年、40年先の自動運転というのも、どういう想定の下で茨木市としては考えているのかということをお聞かせください。 ○向田市民会館跡地活用推進課長 順次、答弁させていただきます。  まず、1つ目の中央通りにおけるキーワードでお店というところでございます。  このデザイン計画の中では、跡地エリアに接する道路というのを主に対象として考えておりまして、ここで描いておりますお店とか公園というイメージは、新施設に入っているカフェやその前の広場、あるいは先ほど申しましたキッチンカーやマルシェ、手作り市などイベント等による出店の状況なども考えて描かせていただいたものとなります。  それから、10ページに描かせていただいております将来イメージについてでございます。  こちらにつきましては、国交省等が出しております将来的な交通予測等の資料を基に、あくまで参考イメージとして描かせていただいたものとなっております。 ○島田委員 まず、1点目、お店に対する捉え方をお答えいただきました。  中央通り周辺にたくさんのお店が連なるというのではなくて、公園の付近にあるキッチンカーとかマルシェとか手作りできるようなところ、そういったところで、ちょっと散歩の途中でふらっと立ち寄れるような、そういうお店というふうに考えていいということでしょうか。  そして、その新施設にもカフェが入るということですので、外にあるキッチンカーとかマルシェとか、そういったものは施設の中のカフェとは、また違う持ち味を出す、テイクアウトしやすい商品等を十分工夫していく、そういったところを考えていただきたいなと思います。  2点目ですね、将来イメージ図につきましては、出元として、国交省が出されている交通の資料だということが分かりました。  自動運転につきましては、ちょっと私も国交省の資料を以前に見たことがあるんですけれども、今後、高齢化とかで自動運転が進んでいって、一般車両が減っていったりとか、歩く人が増えたりというところで、そのようなものを基にして、この10ページのイメージ図、そして9ページの中央通りイメージが作成されているというふうに考えてよろしいでしょうか。 ○向田市民会館跡地活用推進課長 まず、ふらっと立ち寄るようなイメージのというところでございますが、委員ご指摘のとおり、ここで散策という言葉を書かせていただいておるんですが、それこそ、ふらっと散歩しながら、ちょっと立ち寄るというようなイメージで考えております。  それから、もう1つ、将来イメージにつきましても、こちらも委員ご指摘のとおりでして、国等のイメージを基に、茨木市に当てはめたらという参考イメージを描かせていただいたものとなっております。 ○島田委員 将来の今後の交通の変化の進み具合というのも、国交省とかから出ている資料どおりにいくかどうか、ちょっと異なることも考えられると思いますので、その進み具合とかが変わっていくと、市の道路という部分も含めて、柔軟に対応されていくというふうに考えてよろしいでしょうか。 ○向田市民会館跡地活用推進課長 今回お示しさせていただいているデザインにつきましては、この新施設の四周というところですので、大きな流れとして、交通量等が変わったりというところで、より大きな道路計画等に基づいての変更というのは、まだまだこれからあるとは思いますが、本デザインはあくまで参考イメージとして、これから議論していただく、あるいは、させていただく際のイメージとしてお示ししておりまして、今後の状況に応じて、本計画をその都度その都度変えていくものではございません。なお、道路交通の関係につきましては、それぞれ担当部署のほうで対応していくことになります。 ○島田委員 道路につきましては、以上で質問のほうを終わらせていただきます。  続きまして、新施設の13ページにありますフライタワーについて、お伺いいたします。  フライタワーにつきましては、5点まとめて申し上げます。  まず1点目、こちらは確認になります。  一番最初に西本委員からもあったんですけれども、名和氏から出された案というもの、市に提案された案が1案だということを先ほど聞かせていただきました。その1案を受けて、市として追加の提案を求めたりとか、その提案を受けて、何か再度質問とか注文とか、そういったものは投げかけたのでしょうか。  2点目です。  今回、円環を取り付けるということかと思うんですけれども、その利用方法でいきますと、それ以外の利用方法は基本的にはできないという理解でよいのでしょうか。もし、ほかに利用する方法があれば、お聞かせください。  3点目は、先ほどの資料を見せていただきまして、イメージ図では美しいデザインだなというふうには思っております。ただ、やはり30年、40年先に向けて、茨木のシンボルとなり得るデザインかどうかというところの検討は、どんなふうに行われたのかというところをお聞かせください。  4点目です。  円環以外の白い部分、壁に当たると思うんですけれども、ここはどういうふうな質感で仕上がるんでしょうか。  最後に5点目です。  円環の照明のプログラムがあるということなんですけれども、そういう何か照明のプログラムが実施されるときとか、イベントとかあったときに、フライタワーの正面に当たる消防署付近に、みんなが見やすくて、人がたまってしまうんじゃないのかなというところを心配しているんですけれども、緊急車両とか消防車両が出入りするところなので、そういった人が多く集まったときにどうすればいいのかということを考えておられるのか、その見解をお聞かせいただきたいと思います。 ○向田市民会館跡地活用推進課長 まず1つ目、円環の提案に対しての追加の提案や注文を求めたのかというところでございます。  円環の提案を受けまして、本市から特に変更等の注文はしておりませんが、LEDプログラムや照明等において様々な活用ができないかという検討の依頼はしております。  それから、円環の活用方法というところでございます。  最初に市民の方からいろいろな活用アイデアを頂いた際に、例えば、ボルダリングのようなアイデアも頂いておったんですが、そのような物理的な壁面利用というのは難しいと考えておりまして、日常的な光の演出のほか、いろいろと課題もありますが、例えば、プロジェクションマッピングであるとか、コロナ禍におけるライトアップのようなメッセージ性を込めた照明など、作品との相乗効果を図れるような活用方法については検討してまいりたいと思います。  それから、将来にわたってこの場所がシンボルとなり得るデザインなのか検討したのかどうかというところです。  この円環、見る角度や時間、それから光の演出等によって、多様な顔を見せる本作品は、シンプルな形状の中にありながら、その時代や見る人の感じ方によって様々に見方、受け止め方を許容する、懐の深いデザインではないかというふうに捉えております。  また、ひらく、つなぐ、めぐるという円環のテーマ性と併せまして、年を重ねても、なお新たな展開や解釈が期待されるなど、デザイン性は、この施設がこれから数十年という長期間、この場所にあることを考えると、南側ファサードとしても適切なものではないかというふうに捉えております。  それから、円環の内側についてです。  フライタワーにつきましては、打ちっ放しのコンクリートになっておりまして、内側には白色の吸水防止剤という塗料を塗る予定としております。  それから、最後に、フライタワーを見る人の滞留についてというところでございます。  基本的には日常的な演出なので、頻繁にたくさんの人がたまるということは、あまり想定はできないかなと思っておりますが、イベント的な使い方をする際には、こういった人の滞留についても事前にしっかりチェックを行って、対策を整えた上で実施するような段取りで考えたいと思っております。 ○島田委員 まず1点目ですね、確認というところで、1案を受けまして、その1案を進めていくというふうな形で理解しました。  次に、フライタワーの利用方法については、プロジェクションマッピングといった照明系のプログラムを使った、そういったものは可能であるということですね、分かりました。  あと、非常にシンプルなデザインで、見られる方の感性とか、想像できる余地が非常にある、そういうデザインなので、特に茨木らしさというものを求めているというよりかは、多くの方に見ていただいて、想像していただいて、名和氏がおっしゃっているコメントの期待できる部分、そういったところを感じ取ることができたらいいなという理解でよろしいでしょうかね。  あとですね、フライタワーの壁面の部分ですね、コンクリート打ちっ放しということなんですけれども、コンクリートの打ちっ放しというのはちょっと無機質な感じがするんですね。北側の芝生があったりとか、木があったりとか、建物にも木がいっぱい植わる予定なんですけれども、フライタワーだけはそういう印象とは全く逆の感じがします。それは、あえてフライタワーはそういうふうにシンプル、無機質っぽい感じにしていこうというお考えなのかどうか、お聞かせください。 ○向田市民会館跡地活用推進課長 設計につきましては、設計事業者が主として行っておりますので、このデザイン性も含めて様々な検討を重ねた上での設計であると捉えておるところです。 ○島田委員 専門家の方がすごく考えておられるということなので、それは理解いたしました。  ただ、コンクリートの打ちっ放しだったら、やっぱり雨風にさらされる外部の壁面になるので、年月がたつと、例えば、グレーっぽく黒ずんでいくとか、暗い感じになってしまうとか、あるいは雨が降ったときの雨染みみたいなものが、ちょっと寂しい感じがもしするとかいうふうなのがあるんだったら、のっぺりしているよりかは、多少凹凸感があるような仕上げのほうがより美しくなるのではないのかなと。その部分は手を抜いているというふうに思われないような、面積が広い部分なので、全体のイメージを損なわないような仕上げになればいいなというふうに思っております。  最後、5点目ですね、プロジェクションマッピング等でイベントみたいなのが起こったときに誘導が必要であれば、そのときにどう誘導しようかというのではなくて、ある程度、事前にどんなふうに見えるから、どの辺に人がたまりそうみたいなものを確認しておいて、こんなふうに誘導していこうというふうな事前のマニュアルまではいかなくても、確認はしておいたほうがいいのかなということを要望させていただきまして、フライタワーについての質問は終わります。  最後です。15ページ、16ページの室内遊び場について、お伺いいたします。  こちらは、木の森のようなイメージというふうな空間づくりというコンセプトは、とてもいいと思います。以前にもちょっと質問を投げかけたことがあるんですけれども、基本、未就学児をメインの利用対象としているということは聞いているんですが、きょうだい連れで来られるということも十分考えられて、未就学児の子と小学校低学年ぐらいの2つ、3つ年が離れたぐらいの子どもを連れてきたときに、そのあたりぐらいまでの子が楽しめるようなゾーニングというんですか、内装というか、遊び場のエリア分け、そういったものも少し考えていただけたらいいなというふうなところを要望いたしまして、質問を全て終了させていただきます。 ○中井子育て支援課長 屋内遊び場のほうの対象者ですけれども、現在のところはまだ検討中でございまして、子どもたちの楽しさと安全面、こういったものを考えながら検討してまいりたいというふうに思っております。 ○岩本委員長 他に発言なさる方はございませんか。 ○米川議員 本日は、無会派の議員にも発言機会を与えていただきまして、ありがとうございます。  それでは、幾つか質問をさせていただきたいと思います。  今日は映像を見せていただきまして、やはり資料では想像し切れない部分のイメージが湧いたなというふうに感じております。あと、1つ思ったのが、見た感じというのは確かにイメージが湧いたんですけれども、そこに行ったときにどういう音があるのか、耳に入ってくる音としての情報がどんなふうに入ってくるのかなとか、あと香りとか匂いとか、そういったことも、どういうふうなイメージになっていくのかなというのをこれから自分自身、想像しなければいけないなというふうに感じさせていただきました。  質問をちょっと幾つかさせていただきたいんですけれども、今、少しご質問ありましたが、市役所前線について、お聞かせいただきたいと思います。  過去の答弁の中で、休日のみ歩行者専用化というような話もあったように記憶をしておるんですが、改めてこの市役所前線廃道等の検討というのは、どういうパターンで今、検討をしている状況なのかというのを、確認のため、お示しいただきたいと思います。 ○福井都市政策課長 市役所前線の検討なんですが、1つが市役所と新施設の間の安全な動線の確保、それと、先ほど答弁しましたが、商業施設の交通渋滞の解消、そういう交通の観点と、もう1つ、新施設と広場が一体になることによる魅力向上の観点からということで、休日のイベントだけという話ではなくて、そういう観点から平日も含めてなんですが、可能性として一方通行化とか、歩行者専用道路化、もしくは廃道、これらのパターンでの利活用の可能性について検討を進めているというところでございます。 ○米川議員 分かりました。  そうしたら、この廃道にしろ、パターンの検討において、昨年度の予算で交通量調査を実施されたというふうに思うんですけれども、もし、今お答えいただけるものが何かありましたら、お示しいただきたいのと、また、そこに含めた業務スーパー前の混雑も気になりますので、そのあたりも何か調査で分かっていることというか、お答えいただけることがありましたら、お示しいただきたいと思います。 ○福井都市政策課長 交通量調査は市役所前線の一部廃道による周辺道路への影響を検証するに当たっての基礎的な資料ということで調査を行っているものでございます。今年の2月に平日と休日で実施しております。総じて交通量については、中央通り東西通り、桜通り、今おっしゃいました市役所前線について、調査しております。全般的に見ますと、やっぱり桜通りの交通量が非常に増えてきているというような状況です。あと、高橋の交差点での交通渋滞、これがかなり厳しい状況になっているということが、数字1個1個を言ってても何ですので、そういう結果が見受けられるというふうに思っております。  また、市役所前線については、交通量は、さほど多くはないということなんですが、自転車、歩行者の乱横断、歩道以外のところの横断というものが非常に多いというような結果も出てきております。 ○米川議員 今、スーパー前の混雑のこともちょっと気になっているということですとか、あと、以前ですね、乳幼児健診に来られた方、例えば、市役所の西側の駐車場に停められて新施設に移動するということになった場合の安全面というか、そういう意味でも、市役所前線の平日の安全がやはり確保される方向性が私はベターなのではないかなというふうに感じておりますので、また数字も出てきましたら、今後、お示しいただきたいなと思います。  それから、次に、駐輪場をお聞きしようと思ったんですが、先ほど質問がありましたので、省かせていただきます。  それから、植栽のことについて、お聞きします。  施設全体に植栽等を植えられておりますし、今回、井上氏のデザインの中でも緑に覆われた、おはなしのいえが示されておるんですが、これは1年を通してどういう見た目になっていくのかということ、どういうイメージになっていくのかというのは、今後どういう検討されるのかな、どういう検討状況なのかなということをお聞かせいただきたいんですが、すみません、抽象的な聞き方になるんですけれども、四季を通じて緑に覆われておるのか、それとも、やはり枯れてしまうような時期があるのかどうかとか、そういう検討状況について、お聞かせいただきたいと思います。 ○向田市民会館跡地活用推進課長 植栽につきましては、現時点でも検討中というところで、最終的な答弁まではちょっとできないんですが、基本的には、この茨木、あるいは北大阪に合った植生、樹木をベースに選定していく予定としております。ですので、年がら年中ずっと緑であるかと言われますと、一定ちょっと落ち着いた時期等はあるかと思っております。 ○米川議員 分かりました。  時間も限られておりますので、手短に、自動運転のこと、先ほどご質問あったんですけれども、30年、40年先という数字が出ております。ちょっと私も浅学ながら、レベルが5段階あって、レベル5が完全自動化だったというふうに記憶しているんですが、たしか日本はちょっと遅れていて、欧州だと2030年代までに、たしかレベル5ぐらいまでというような話だったと思うんです。そう思ったときに、日本は確かに遅れていたとしても、今、2021年ということで、20年先を考えるのか、40年先を考えるのかというだけで、つくり込み方が、公共施設なり、道路のつくり込み方もちょっと微妙に変わってくるんじゃないかなというようなことも感想として持っております。  数字のことだけ、この30年先、40年先というふうに、今、現時点、想定をしておられるこの数字のことについてだけ、ちょっと考え方をお示しいただきたいと思います。 ○向田市民会館跡地活用推進課長 この30年、40年とした根拠でございます。  国交省の自動運転の資料では、これより10年ぐらい早いタイミングの数字が示されております。ただ、これに加えまして、民間のシンクタンクによる普及の予測、どれだけ一般のほうに出てくるかという予測を踏まえて30年から40年としたものでございます。これは大きな数字ですので、恐らく今後、また変わってくるものではあると思います。 ○米川議員 普及の予測も入っているということで、分かりました。  最後の項目になりますけれども、今回、新施設周辺道路等デザイン計画という、この資料を拝見しまして、デザインという言葉、このデザインとは何なのかということ、また、公共施設や公共空間におけるデザインの役割について考えさせていただけたなというふうに思っております。  資料の冒頭に、「新施設と周辺道路における統一的なデザイン性を確保することで、将来的にはここで生まれたデザインが周辺に波及していき、中心市街地全体の価値向上につながることも期待しています」というふうに書かれております。私はここに込められているもの、含まれているものがたくさんあるんじゃないかなというふうに読んでいて感じました。まず、このデザイン計画におけるデザインというのは、どういう文脈で、意味で、意義で表現されているのかというのを改めてお示しいただきたいなというふうに思います。  それから併せて、資料の冒頭に、デザインが波及して中心市街地全体の価値向上というふうに書かれているんですけれども、私はこの文脈の中にも、まだいろいろ言葉として出てくるものがあるのではないかというふうに思っておりまして、中心市街地全体の価値向上という中の価値というのは、どういったことを指しているのか。もちろんこの3ページ以降、いろんな価値を示していただいていると思うんですけれども、改めて答弁として、この価値というところについて、お考えを聞かせていただければと思います。 ○向田市民会館跡地活用推進課長 まず、デザインという言葉についてでございます。  本文中には、大きく2つの意味合いでデザインという言葉を使っておりまして、1つが、施設の設計や、道路の照明、植栽など、美しさや機能といったところを具体的な形に落とし込む、表現するという意味のデザインでございます。  もう1つが、もう少し大きい捉え方といたしまして、思いであるとか、コンセプトといったところ、例えば、1ページの4行目では、美しいデザインが周辺に波及していくというところの意味もあると同時に、オープンスペースの使い方であるとか、公共空間の利活用、あるいは歩きたくなるといったようなコンセプトが周囲に広がっていくというところも期待するという意味でのデザインという言葉、この2つの意味合いで使っているところです。  そういった意味で、価値向上というところを取りますと、具体的なデザイン面に統一感が取れることによって、きれいなまちになったり、格好いいまちになったりというような価値向上もあると思いますし、それにプラス、こういったコンセプトがまち全体に広がっていくことによって、例えば、活動する方が増えたり、あるいは人口が減っても元気なまちであったりといったようなところで、全体的な価値向上が図れるのではと捉えております。 ○米川議員 考え方をお示しいただきまして、ありがとうございました。デザイン、2つの意味を含んでいるということで、よく理解ができました。  要は、単に何かデザインというと、よく見た目をいい感じするみたいなふうにちょっと思ってしまうところもあるんですけれども、そうではないと。やっぱりモノとコトというのをセットにして考えながら、ハード整備にとどまらない、人中心の、ここで言うと市民中心のデザインを展開していくこと、それが暮らしの豊かさにつながっていくというようなデザインをこの中で表していただいているのかなというふうに、自分の中ではそんな理解を持たせていただきました。  ぜひ、お金の価値の対価として得るんじゃなくて、1日の生活の中で、日常生活の中でこの公共空間のデザインが市民の日々の生活の中で享受できるものとなっていけるように、そんなデザイン計画をさらに検討し続けていただきたいなというふうに要望して、質問を終わりたいと思います。 ○岩本委員長 他に発言なさる方はございませんか。 ○大村委員 本日はありがとうございます。  いろいろと検討をいただいている、その中で、ちょっとだけ確認させていただきます。  皆さんもお聞きになっていた部分なんですけれども、まず、市役所前線の話なんですけれども、今回、ご提示いただいているイメージというのは、出来上がってのイメージ図をお示しいただいているんですけれども、この歩道になるのには、廃道等の手続があって、新しい施設が出来上がるときとタイムラグが出てくるかと思います。1ページにも書いてありますように、手戻りがないようにということで、こういう設計に変更できるように今回、整備をしていくというふうには捉えているんですけれども、このタイムラグの間、その間、新施設が出来上がって、ここが歩道になる、廃道になる前までは、どのような安全確保を考えておられるのか、ここをどういうふうに新施設と市役所をつなごうというふうに考えておられるのか、その点、1点ちょっと確認をお願いします。 ○福井都市政策課長 市役所前線については、現在、廃道にするのかどうかの検証ということで、今後、警察との協議を行っていくと。警察との協議が整った後なんですが、ここがおっしゃるとおり廃道するに当たっては、駅前太中線が一定、両面通行ができないと、なかなか廃道までとかいうのは、今、検証しているデータからしても、少ししんどいというところになっておりまして、太中線がいつできるのかなという、その間になってくるんですが、まだ太中線のスケジュールのほうもちょっと今、整理できていない状況もありますので、どれぐらいのタイムラグが出てきたりするのかと、いつ頃から整備できるのかとかいうあたりも、ちょっとこれから周辺の事業進捗も踏まえて検討していくということになっておりますので、申し訳ないんですけれども、今の時点で、そこのタイムラグがどれぐらいか分からないので、はっきりしたことをお答えするということができない状況になっております。 ○大村委員 まだここ、市役所前線だけではなく、C・Dエリアの整備もどんどん続いてくるかと思います。市民の皆様にどういうふうに市が見せていくのか、完成形ではない、まだまだこれ、発展していくよというふうに見せていただかないと、新施設ができて、市役所前線イメージはこんなん持ってますけれども、まだまだ安全対策ができていませんというふうな示し方では、やはりまずいのかなと、将来こういうきれいな道路にしますよというのを見せながら、なおかつタイムラグの間もしっかりと安全確保ができるような、そういう取組もしていただきたいというふうに思います。  あと、それまでの間、この新施設と市役所をつなぐ移動の際の雨避けというか、屋根というか、そういうものは何か考えておられるんですか。 ○向田市民会館跡地活用推進課長 新施設と市役所ということになりますと、市役所前線は廃道等を行われなければ、あくまで道路扱いとなりますので、例えば、雨避けの施設等を構築するというのは、恐らく難しいことになるかなと考えております。 ○大村委員 最後、18ページの図の中で、グラウンドと新施設のこの歩道に屋根がついているのかなというふうなイメージ、これ、前にもお聞かせいただいたと思うんですけれども、現状、車が通る道路、市役所前線の中で、グラウンドに入る際の進入路はどういうふうに考えておられるのか。ここに屋根をつくってしまって、グラウンドに車が進入できるのかどうか。先ほどからありますキッチンカーを入れる等の話がありますけれども、このグラウンドの中には入る予定があるのかないのかということ。  それと、このグラウンドは傾斜がついているというふうに説明を先ほどお聞かせいただきました。高橋の交差点から、なだらかな坂になるというふうにお聞きしているんですけれども、このグラウンドにつきましては、市の行事として、今まで広場として使っていたような使い方がなかなかできないと思うんですけれども、市としてはこのグラウンドをどういうふうに使おうとしているのか。  それと、ここのグラウンドについては、前からお聞きしている人工芝なのか、天然芝なのかという、どちらの考えでいかれているのかということも、お聞かせいただけますでしょうか。 ○向田市民会館跡地活用推進課長 旧南グラウンドである芝生広場への車両の進入につきましては、新施設側のところに一部屋根つき通路の屋根を高くするなりというところで、大型のトレーラーまではちょっと入れないんですが、一般的なトラック等につきましては、入れるような入り口を設ける予定で、検討しておるところです。  それから、この広場のところ、使い方というところでございます。
     これは市が使う場合のみにかかわらず、市民の方の利用というところも併せてなんですが、今回、北グラウンドの拡張等を行って、一定、このパークエリア全体で、大型イベントだったらここ、あるいは中型、小型だったらここというのを敷地C・Dも併せて考え直してみたいと思っております。その中で、現在抱いているイメージとしては、どちらかというと施設前の広場につきましては、日常利用的、小さい子どもがふだんから走り回ってて、イベントで占領されるというよりは、そういった使い方のほうがふさわしいんじゃないかなというふうに捉えておるところです。  それから、人工芝、天然芝につきましては、これも植栽の詳細を詰めておるところですので、最終的な決定までは至っておらないんですが、天然芝のほうをベースに考えさせていただいております。 ○大村委員 一定お答えいただきました。できれば、子どもたちが遊ぶ天然芝をぜひともよろしくお願いいたします。  あと、子育ての施設について、併せてちょっと2点だけ確認させていただきますけれども、一時保育室が1階から中2階に変わったということで、広さ的に、面積的に変わるのかどうかということと、面積的に変わった場合、一時保育の保育ができる子どもの数が変わるのかどうかの確認が1点と、あと、遊びの広場については、管理運営計画の中で、まだこれ、有料にするのか、一部有料にするのか、業務委託にするのか、指定管理にするのか、まだ何も決まっていなかった状態で出ていたと思います。  15ページの中にも「事業においてはスケルトン仕上げとしており、内装等の整備には別途経費を必要とします」ということで、まだスケルトン仕上げで何も決めていないという状況の中で、もちろんコンセプトを示していただくのは非常に大事なんですけれども、こんなに細かくコンセプトを出してしまって、ここ、まだ決まっていないところはどうなのかなと。その点について、お聞かせください。 ○中井子育て支援課長 一時保育室の面積ですけれども、当初1階にあった部分よりは若干減りますけれども、現状の子育て支援総合センターのほうでやっております一時保育室のほぼ倍程度ございますので、十分な面積を確保できているというふうに考えております。  それから、子どもの数のほうですけれども、面積だけでなく、実質お預かりするに当たっては、保育士の数であったりとか、運営面の配慮も必要ですので、現在、検討を進めているところでございます。 ○向田市民会館跡地活用推進課長 遊び場の件につきましては、委員ご指摘のとおり、まだ有料、無料であるとか、委託、指定管理については決まっておらないところです。ただ、事業者のほうにヒアリング等を行っておりますと、事業者のほうからは一定、コンセプトをまず決めてほしいと。それに対して、自分たちができることであるとか、提案とか、有料、無料なんかも含めて話ができるということでいただいておりましたので、今回ご提示させていただきましたコンセプトを基に、今後、事業者等にもヒアリングをしながら最適な形というのを検討させていただけたらと思っております。 ○岩本委員長 他に発言なさる方はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○岩本委員長 以上で、「新施設周辺道路等デザイン計画について」、「市民会館跡地エリア整備事業設計施工業務について」、並びに「準備工事進捗状況について」の協議を終わります。  以上をもって、本日の特別委員会を散会いたします。     (午後4時49分 散会)  以上、会議の顛末を記載し、茨木市議会委員会条例第27条の規定により、ここに署名する。  令和3年5月25日            市民会館跡地等整備対策特別委員会            委員長  岩  本     守...