茨木市議会 2020-12-23
令和 2年北部地域整備対策特別委員会(12月23日)
令和 2年
北部地域整備対策特別委員会(12月23日)
北部地域整備対策特別委員会
1.令和2年12月23日(水)
北部地域整備対策特別委員会を第二委員会室で開いた
1.出席委員次のとおり
委 員 長 篠 原 一 代
副委員長 朝 田 充
委 員 大 野 幾 子
委 員 円 藤 こずえ
委 員 上 田 光 夫
委 員 松 本 泰 典
委 員 稲 葉 通 宣
委 員 塚 理
1.欠席委員 な し
1.説明のため出席した者次のとおり
市 長 福 岡 洋 一
副 市 長 河 井 豊
副 市 長 井 上 茂 治
産業環境部長 吉 田 誠
産業環境部次長兼農と
みどり推進課長 浦 野 芳 博
農と
みどり推進課参事 上 田 輝 雄
都市整備部長 岸 田 茂 樹
都市整備部次長兼
都市政策課長 福 井 龍 也
北部整備推進課長 岡 田 直 司
北部整備推進課参事 岡 野 嵩 史
北部整備推進課参事 山 下 義 文
1.
出席事務局職員次のとおり
総務課長 大 橋 健 太
議事課長 幸 地 志 保
議事課長代理兼議事係長 山 本 倫 子
議事課職員 篠 塚 勇 希
1.協議事項次のとおり
(1)
彩都建設事業に関する取組状況について
(2) 安威川
ダム建設事業に関する取組状況について
(3) 北部地域のまちづくりに関する取組状況について
(午前10時00分 開会)
○篠原委員長 ただいまから、
北部地域整備対策特別委員会を開会いたします。
現在の出席委員は8人でありまして、会議は成立いたしております。
委員会開会に当たり、市長から挨拶を受けます。
○福岡市長 皆さん、おはようございます。
本日は、篠原委員長を初め、議員の皆様におかれましては、本委員会を開催いただきまして、まことにありがとうございます。
また、日ごろからのご指導に対しましても重ねて御礼を申し上げます。
北部地域のプロジェクトにつきましては、11月14日に安威川ダムの定礎式が挙行されたほか、
周辺整備事業に係る基本計画の策定に向けて、事業候補者とともに事務を進めております。
また、彩都東部地区におきましては、9月に都市計画を変更するとともに、10月には
茨木箕面丘陵線の一部供用を開始し、残エリアにつきましても、事業化に向けた取り組みを着実に進めているところでございます。
本日は、北部地域に係る事業それぞれに関する進捗や取組状況などにつきまして、ご説明をさせていただきたく考えております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
○篠原委員長 休憩いたします。
(午前10時01分 休憩)
(午前10時01分 再開)
○篠原委員長 再開いたします。
これより協議に入らせていただきます。
まず、「
彩都建設事業に関する取組状況について」、説明を求めます。
○
山下北部整備推進課参事 彩都建設事業に関する取組状況につきまして、前回8月の特別委員会以降の主な進捗状況をご説明いたします。
資料1をご覧ください。
彩都東部地区全体のまちづくりのこれまでの検討経緯や主な経過についてでございます。
彩都東部地区につきましては、人口減少等の社会情勢の変化や、新
名神高速道路の開通等の周辺環境の変化を踏まえ、産業、業務系の土地利用を中心としたまちづくりを進めることとしており、平成30年3月に彩都
東部地区地権者協議会が策定しました彩都東部地区全体開発計画(案)や、令和元年5月に彩都
建設推進協議会が取りまとめた彩都東部地区の
土地利用方針(案)及び
土地利用計画(案)などを踏まえ、茨木市及び大阪府の
都市計画審議会の議決を経て、本年9月11日に
都市計画変更の告示がなされております。
また、本年10月には彩都
東部中央東土地区画整理事業において整備が進められておりました
都市計画道路茨木箕面丘陵線につきまして、事業区域内の
府道茨木亀岡線から
忍頂寺福井線までの区間を供用開始しております。
資料の左下段には、9月に変更しました都市計画図と変更項目をお示ししております。
主な変更としましては、用途地域を住居系、
商業系用途地域から準工業地域と工業地域へ変更、それら、用途地域に合わせた高度地区と防火・準防火地域の変更、また、都市高速鉄道の彩都西駅から東センター駅の区間と、山手台車庫の廃止、道路の幅員や線形の変更、路線の廃止、公園につきましては、
東部地区残エリアで3カ所配置されていたものを廃止し、新たに総合公園として1カ所を決定しております。
資料の右側をご覧ください。
次に、先行して事業が進められている2地区の状況について、ご説明いたします。
まず、
山麓線エリア地区ですが、既に
土地区画整理事業は完了しており、順次、建築工事が進められております。
進出企業の状況ですが、資生堂の新工場と物流施設が竣工し、今月より工場の操業が開始されたところでございます。
また、
阪急阪神不動産と三菱地所が共同で進めている物流施設2棟は、それぞれ令和3年度竣工予定で建築工事が進められており、テナントとして、
三井倉庫ロジスティクス、上新電機、ロンコ・ジャパンなどが内定していると聞いております。山麓線の南側では、松茂興産による物流施設が現在、詳細協議中でございます。
次に、中央東地区ですが、
大和ハウス工業とフジタが共同出資する彩都東部合同会社と、
URリンケージが施行者として、平成27年5月より令和3年6月の予定期間で
土地区画整理事業を実施されております。
現在、
宅地造成、道路整備など、現地での工事はおおむね完了し、区域内の
都市計画道路茨木箕面丘陵線及び区画道路を、ことしの10月に供用開始したところでございます。
なお、区域内で整備されております公園につきましては、令和3年4月の供用開始を予定いたしております。
進出企業の状況ですが、物流倉庫3棟が既に操業を開始されており、テナントとして、大幸薬品やユニクロなどのブランドを扱うファーストリテイリングなどの企業が進出されております。
そのほか物流施設、工場が現在、建築中であり、それぞれ来年度から再来年度の竣工予定と聞いております。
また、
茨木箕面丘陵線の南側にある
UR都市再生機構の換地予定地を、本市の
中学校給食センター建設候補地として選定しており、現在、用地取得に向け、URと協議中でございます。
次のページをご覧ください。
続きまして、
東部地区残エリアの状況について、ご説明いたします。
残エリアにつきましては、彩都
東部地区地権者協議会が策定した彩都東部地区全体開発計画(案)において、幹線道路となる
茨木箕面丘陵線を含む区域からの整備が最も効果的で、東部地区全体の
ポテンシャルアップが期待できることから、C区域から事業化し、その後、段階的に他区域の事業を進めることとしております。
先行して整備するC区域の状況でございますが、令和元年7月に
土地区画整理準備組合が設立、10月には
業務代行予定者として
清水建設グループが決定されているところでございます。
商業施設ゾーンを中心に、産業・
業務施設ゾーンも配置した
土地利用計画(案)で検討を進められており、現在、市の事前協議を終え、関係機関との協議等を行いながら、
土地区画整理事業計画(案)、
事業認可図書等を作成しており、今後は地権者からの
組合設立同意書を取りまとめ、令和3年度の組合設立を目標に進められております。
資料右側をご覧ください。
次に、その他の区域の状況について、ご説明いたします。
8月以降の進捗状況といたしましては、これまで、彩都
東部地区地権者協議会の
事業化検討アドバイザーとして、竹中工務店、
清水建設グループ、フジタの3社に協力をいただいておりましたが、事業区域を6分割したことや、より幅広い事業提案などを受けるため、
事業化検討アドバイザーの追加募集を開始し、10月には、奥村組が追加決定されております。
9月には、
D区域地権者の8割以上の賛同を得て、
D区域まちづくり協議会が設立され、フジタから事業化に関する提案説明がなされ、11月の
まちづくり協議会総会において、フジタが
D区域事業化検討パートナーとして決定されております。
8月から10月にかけましては、A区域の地権者から事業化を望む声が上がったことを受け、茨木市、UR、
阪急阪神不動産で、
A区域地権者を対象に、事業化に対する個別意向調査を実施し、約9割の方々が、早期の事業化を望んでいることを確認しております。この結果を踏まえ、今後の事業化に向けた取り組みを検討しているところでございます。
最後に、
東部地区周辺の整備状況について、ご報告いたします。
都市計画道路山麓線の茨木亀岡線から
忍頂寺福井線の間をことし3月に、
山麓線エリア地区の
土地区画整理事業完了に合わせ、供用開始されておりましたが、続いて中央東地区の
土地区画整理事業区域内で整備されておりました
茨木箕面丘陵線につきましても、10月に供用を開始したところでございます。
これらにより、
茨木千提寺インターチェンジへのアクセスが向上し、進出企業や周辺住民の皆様からも、喜びの声を頂戴しておるとこでございます。
茨木箕面丘陵線につきましては、今後、
東部地区残エリア部分を
C区域土地区画整理事業での整備を進めるとともに、彩都中部地区と東部地区をつなぐ区間については、
C区域土地区画整理事業の進捗に合わせ、大阪府において整備が進められることとなっております。これが完了いたしますと、
茨木箕面丘陵線は全線開通となります。
最後に、大阪府が整備しております
茨木千提寺インターチェンジへの
アクセス道路となる
都市計画道路大岩線の整備状況につきましては、昨年5月にのり面の一部で崩落、亀裂が発生し、現在も引き続き広範囲にわたる、
のり面対策工事が進められており、令和4年春の供用開始を目指していると聞いております。
市としましては、今後も引き続き、大阪府に対し、のり面の安全対策を講じるとともに、少しでも早期に供用開始されるよう要望してまいります。
以上のように、周辺道路の整備や東部地区における企業誘致が進んでおり、残エリアについても事業化に向けた検討が進められているなど、
彩都建設事業は着実に進んできており、市としましては、現在進めているC区域の事業化を早期に実現させるとともに、C区域以外へも段階的に事業を進めるため、今後も引き続き大阪府等関係機関と連携しながら、地権者への取組支援や必要となる公共施設の整備を行い、彩都東部地区の地域特性やポテンシャルを生かしたまちづくりを計画的に進めていく考えでございます。
説明は以上です。
○篠原委員長 次に、「安威川
ダム建設事業に関する取組状況について」、説明を求めます。
○
岡野北部整備推進課参事 それでは、安威川
ダム建設事業に関する取組状況について、ご説明のほうをさせていただきます。
資料2をお願いいたします。
まずは、安威川
ダム建設事業の11月末における進捗状況をご説明いたします。
①の
ダム本体工事等につきましては、大阪府において令和4年春のダム堤体完成を目指して事業を実施しているところで、11月14日には、ダム事業にご協力いただきました皆様への感謝の意を示すとともに、礎石を据えて、ダムの安泰と工事の安全を祈念する定礎式が開催されたところでございます。
工事の状況といたしましては、現在、ダム堤体の盛立工事、岩盤内の止水対策として行う
基礎処理工事等を実施しているところです。
次に、②の左岸道路につきましては、全延長3.3キロメートルのうち未供用区間約2.5キロについて、
ダム本体工事の完成に合わせた全線完成に向け、橋梁工事等を実施しており、全11橋梁のうち9橋が現在、概成しているところでございます。
次に、③の大岩地区の圃場整備事業につきまして、盛土工事は平成30年に概成し、現在は令和3年春の営農再開に向け、上面の圃場整備工事や、
ため池築造工事を実施しておるところです。
また、営農再開に向けた地域及び本市の取組状況についても、ご説明いたします。
平成28年度より地域主体による営農再開に向けた検討会を継続的に開催し、平成30年度末には
農事組合法人の設立が方向性として示されました。
そして令和2年6月には
農事組合法人茨木おおいわが設立し、全39人の地権者のうち35人が、法人に加盟することとなりました。
また、大岩地区全体で地域が抱える人と農地の問題を解決するための未来の設計図である人・農地プランの策定に向け、8月から座談会及び検討会を順次開催し、11月に策定し、公告いたしました。
今後の予定ですが、引き続き地域主体の話し合いを進めていただくとともに、市としても、議論の方向性を注視しつつ、支援を行ってまいります。
地域としては、令和3年春の営農再開に向けて、
農事組合法人や個人で準備を進めていくと聞いております。
続いて、安威川
ダム周辺整備基本計画の策定について、ご説明いたします。
まず、大きな1点目として、安威川
ダム周辺整備基本計画策定までの経緯でございます。
昨年12月末に、
ダム周辺整備をともに進める民間事業者の公募をスタートして、ことし8月に、
公開プレゼンテーションを経て、事業者選定を行ったところです。
その後の取り組みで事業候補者との
基本協定書締結について、資料では「12月(予定)」としておりましたが、先日12月18日付で締結ができましたので、補足でご報告させていただきます。現在は基本計画の策定に向け、事業候補者とも協議を進めながら取り組んでいるところです。
次に、大きな2点目、安威川
ダム周辺整備基本計画の位置づけについてでございます。
基本計画とは、民間事業者の提案内容をベースに、本市が描く
整備イメージを表した安威川
ダム周辺整備基本構想等の内容を加えた市の計画になります。
計画対象範囲は公募時に募集要項で示したダム湖周辺で、コロナの影響で部分的になった民間事業者の提案区域以外のエリアについても、今後の展望として利活用の方向性を整理していきます。
次に、大きな3点目、
基本計画策定に向けた取り組みについてでございます。
まず、
①基本計画策定までの流れですが、これまで、民間事業者からの提案内容を、地元地区や地域団体、市議会議員の皆様にご説明いたしまして、意見交換を順次、行ってまいりました。いただいたご意見を参考にしながら、今後、基本計画(案)の作成を進めていき、
パブリックコメントを行った上で、策定したいと考えております。
これまでの各意見交換でいただきましたご意見につきましては、その概要を②に記載しております。
1つ目は、事業の継続性をしっかりと見据えることということで、コロナ禍で特に継続性が重要であるといった内容のご意見を伺っております。
2つ目は、ダム湖を周遊できる仕組みが重要ということで、現在の提案内容が右岸側に集中しているということもありまして、左岸側の道路やダムの天端道路などを活用した周遊ルートの設定といったご意見もございました。
3つ目に、北部地域の既存団体と連携を図ることで、北部地域全体の活性化につながるという意見でございますが、本市といたしましても、例えば、見山の郷であったり、安威川
上流漁業協同組合との連携を視野に入れて、今後も協議調整を進めて取り組んでまいりたいと考えております。
4つ目に、将来の事業展開を視野に入れ、つくり込まず成長させることが重要といったご意見もございました。
今後、段階的に施設を充実させることで、何度も足を運んでいただけるきっかけになると、また、その時代のニーズに応じた整備ができる、そのためには事業展開可能なスペースを全て埋め込んでしまうのではなく、あえて残しておくことも重要だということもお示しいただきました。
記載しておりませんが、このほかにも、各エリアごとの意見としましては、スポーツができる施設の整備であったり、トイレの機能や個数の充実、さらに、キャンプ場や温浴施設の整備といったご意見なども伺っております。
こういったご意見に対しても、民間事業者と調整しながら、少しずつにはなるかもしれませんが、検討のほうを進めてまいりたいと考えてございます。
次に、③河川区域内の利活用検討についてでございますが、コロナ禍において、提案のなかったエリアについても河川区域内にできる平場を生かした今後の利活用の方向性を検討した結果をお示ししております。
検討に際しては、過去に府市連名で策定いたしました安威川
ダム周辺整備基本方針や
市民ワークショップ等の内容を踏まえ、進めてまいりました。
平面図で青色のハッチングが民間事業者による提案範囲、黄色のハッチングで示した部分が今後の利活用を検討した範囲となります。それぞれの地理的特性を生かして、AからDまで4つのゾーンに分け、各ゾーンの活用、検討例を以下にお示ししております。
まず、Aゾーンにつきましては、ダム周辺における
レクリエーションゾーンという位置づけで、活用例といたしましては、当該箇所は大阪府で一定の
親水空間整備等を実施される区域になることから、まずは公園施設としての活用を視野に入れ、将来的には、民間事業者による
キャンプ施設等の事業展開の場としての活用が考えられます。
次に、Bゾーンですが、こちらは周辺の里山に配慮した眺望、休憩ゾーンという位置づけで、
左岸道路沿道の平場を民間提案のつり橋と連続した展望施設としての活用が考えられます。また、車椅子やご高齢の橋を渡る方々で、往復することが困難な方のための駐車スペースなど、来場者ニーズに応じた使い方も検討してまいりたいと考えてございます。
次に、Cゾーンですが、スポーツ・
レクリエーションの利用を中心とした湖岸ゾーンという位置づけで、意見交換の場でもご意見があったスポーツをメーンとした整備をイメージしております。また、Aゾーンと同様、民間事業者による今後の事業展開の場としての活用も考えられるエリアを想定しています。
最後にDゾーンですが、渓流ふれあい体験ゾーンとして、具体的な活用例としましては、既存の地域団体である安威川
上流漁業協同組合等と連携した取り組みが可能なゾーンであると考えております。
次に、大きな4点目、基本計画(案)についてでございます。
基本計画(案)については、現在、策定途上になりますので、目次の並びが今後変更になる可能性もございますが、他市の事例を参考に、資料にお示しした内容で考えてございます。
まず、1、はじめにの部分では、これまでの事業経過や目的について取りまとめるとともに、事業概要や事業手法、実施体制についても整理していきたいと考えております。
次に、2、
整備コンセプト等の部分ですが、こちらでは今回、民間事業者の提案内容でも打ち出されていた
整備コンセプトや、導入イメージとして提案4エリアの整備方針を取りまとめていきたいと考えております。
次に、3、基本計画案の部分ですが、民間事業者の提案内容をベースに、
土地利用計画や施設の配置計画を取りまとめるとともに、
管理運営計画では、公園完成後の施設保守に関する内容を整理したいと考えております。そのほか、
事業スキーム等といたしましては、
大和リース株式会社ほか2社の役割や整備までのスケジュールについて記載するとともに、
エリアマネジメント計画では、北部の活性化を目的とした
エリアマネジメント活動に関しても取りまとめ、整理したいと考えております。
4、今後の展望では、主に提案区域外の利活用方針についても整理し、今後の段階的な整備を実現していくためのアウトラインを取りまとめたいと考えております。
最後に、大きな5点目、今後のスケジュールについてでございます。
ダム周辺整備事業においては、まず、基本計画を来年3月をめどに、そして、設計、施工一体型の発注等の準備についても、3月議会にご審議いただけるよう、並行して民間事業者と協議調整を重ねながら取り組んでいきたいと考えております。その後は、令和3年、令和4年と、設計、施工を進め、令和5年度の6月議会で公園の指定管理者の指定をご審議いただけるように取り組んでまいりたいと考えております。
大阪府で施工を進めている
ダム建設工事等につきましては、ダム本体の完成及び左岸道路の交通開放を、令和4年春を目標に進めていると聞いております。
大岩の圃場整備については、先ほどご説明したとおり、今年度末、来年の3月末の営農再開を目標に進めると聞いてございます。
ダム建設事業に関する取組状況についての説明は以上となります。
○篠原委員長 次に、「北部地域のまちづくりに関する取組状況について」、説明を求めます。
○
岡田北部整備推進課長 続きまして、北部地域のまちづくりに関する取組状況について、ご説明いたします。
資料3のほうをご覧ください。
前回の特別委員会以降の今年度の取り組みを中心にご説明をさせていただきます。
まず、今年度の取り組みにつきましては、引き続き、「山とまちをつなぐ」をテーマに掲げ、地域と向き合い、かかわる人をふやすとともに、地域の主体性を促進するように取り組んでいるところでございます。
その中で、いばきた
デザインプロジェクトにつきましては、今年度の対象地域及び組織である旧石河村、
大岩いも掘り園に対し、8月から11月にかけてヒアリングや取材を行うとともに、大岩地区、安元地区に対しましては、
大阪大学大学院工学研究科の学生が資源調査を実施しているところでございます。
また、途中経過の報告として、右の写真にありますような定期発信媒体をこの12月の上旬に発行いたしました。
次に、マルシェの取り組みでございます。
いばきたマルシェは、北部地域の農産物をまちに住んでいる方々が購入できる機会を拡充することを目的として行っているものです。平成29年度から取り組んでおり、現在、忍頂寺、泉原、佐保地区が、JR茨木駅前の
ショップタウンにて、地元の野菜販売などを定期的に行っております。
また、今年度の新規事業としてスタートいたしました、
いばらき青空マルシェにつきましては、6月、7月、10月に各1回ずつ、出店者を見山の郷といたしまして、
市民会館跡地エリアで実施いたしております。
10月の開催時には、利用者のニーズを調査するため、市のほうでアンケートを行い、「農産物を町なかで買える機会が他にもあれば行きたいと思うか」に対し、全ての回答者が「積極的に行きたい」、または「条件が合えば行きたい」を選択したほか、「北部地域で農産物を育てていることを知っていたか」という問いに対しましては、「マルシェをきっかけとして知った」という人の割合が50%となるなど、北部地域を知っていただくことにつながっているかなと考えているところでございます。
なお、11月には、より幅広い層に北部地域の魅力に触れていただけるよう、家族向けのコーナーを併設いたしまして、いばきた
デザインプロジェクトの関係団体を主な出店者といたしまして規模を拡充して実施いたしました。
また、昨年度、いばきた
マルシェ出店者とともに作成いたしました、いばきたロゴにつきましては、その活用について広く呼びかけているところであり、サンプルとして作成したシールについては11月時点での使用者が21件、配布数が1,600枚となるなど、徐々に普及していると考えているところでございます。
さらに、そのロゴを活用した店舗掲示用のステッカーにつきましては、北部地域の農産物を使用、または販売している市内の店舗に対して、この8月以降に順次配布しているところでございまして、現在15店舗に使っていただいているところでございます。
続いて、大学の連携についてご説明いたします。
大阪大学につきましては、先ほど、いばきた
デザインプロジェクトにてご説明したとおりでございます。
摂南大学につきましては、現在、見山の郷と連携して新商品の開発に取り組んでいただいているほか、前述の
いばらき青空マルシェにおいて、スタッフとして当日の運営にご協力いただいております。
次に、追手門学院大学につきましては、大学連携共同事業として11月以降、農産物の効果的な販売方法等の検討を進めているところでございます。
続いて、農業体験の取り組みについて、ご説明いたします。
農業体験につきましては、学生などの活動、学びの場を提供するとともに、農家の収穫作業の負担を軽減することを目的として、6月から11月にかけて計4回、上音羽地区や佐保地区などで行ったものでございます。参加者については、主に学生ボランティアや農業に関心のある市民となっておりますが、今後はコロナの状況も鑑みながら、より幅広い層への周知を行っていく予定でございます。
続いて、SNSを活用したPRの促進についてでございます。
北部地域について、茨木市の公式フェイスブック、また、いばきたフェイスブック等のSNSを通じてイベント以外の話題についても継続的に発信を行っており、12月15日時点での、いばきたフェイスブックの記事に対する、「いいね」数及びリーチ数の累計が、いずれも前年度比で4倍を超えるなど、より多くの人に情報をお届けできており、北部地域に関心を持つ人の増加に寄与しているものと考えております。
続いて、その他の取り組みとして、2点、ご説明いたします。
まず、龍王みその販売促進についてでございますが、6月に商工会議所等を通じて、龍王みそ取扱店舗を募集いたしました。それにより、龍王みそを使用したメニューを提供する店舗が増加するとともに、募集をきっかけとした市内事業者からの提案により、見山の郷の新商品が開発されるなど、北部地域の特産品のさらなるPRに寄与しているものでございます。
また、市民によるプロジェクトにつきましては、参考として委員の皆様にチラシのほうを配付させていただいておりますけれども、前述の農業体験イベントでの農家との交流をきっかけといたしまして、参加者の方が北部地域のお米をまちの店舗や住民に届ける取り組みを11月から開始されたところでございます。
米の設置協力店舗には、いばきたステッカーを配布するなど、市としても連携を図ることで、北部地域の農産物を町なかで買える機会や、いばきたステッカー使用店の拡充につながっております。
最後に、これからの方向性でございます。
引き続き、地域の自治会や関係団体と継続的な意見交換を行うとともに、これまでの取り組みをより進めることで、地域の主体的な取り組みと、まちの人とのかかわりの促進につなげていきたいと考えております。
また、今後取り組んでいきます安威川
ダム周辺整備でのエリアマネジメントについても、連携を深めてまいりたいと考えております。
北部地域のまちづくりに関する取組状況についてのご説明は以上でございます。
○篠原委員長 以上で説明は終わりました。
本3件について、発言なさる方はございませんか。
○稲葉委員 私からは3点なんですけれども、まず1つは、ダムパークのところのトイレの問題ですね。多目的トイレが多分、つくられると思うんですけど、これは要望なんですけどね、小さいお子さんとかもいらっしゃるでしょうし、医療的ケアが必要な子どもとかは、やはりトイレに入ったときに、引き出しのベッド、収納できるようなベッドがあるんですが、ああいうのがないと、なかなか着がえとかですね、難しい部分がありまして、ぜひ、そういう体の不自由な方とか、使いやすいトイレの整備もあわせてここはお願いしておきたいと思います。ここは要望だけです。
あと、道路の関係ですけれども、
茨木箕面丘陵線、あそこが開通して、山手台の中を大きい車が通る率が少し減ったというふうに聞いております。すごく喜んでおられました。北部整備の皆さんも、府と連携していただいて、早期に開通していただいたことをとてもありがたいと思っています。
ただ、ちょっと曲がるところがですね、どこにつながっているのかが、まだ看板等がついておりませんので、地元の方からも、あれはちょっとつけてもらわないと、何の道路かわからないので、せっかくいい道路が通ったんだけど、まだまだこっちへ大きい車が流れてくることがありますよというご要望があったんですが、ここに道路案内の看板をつけていただきたいなと思うんですが、いかがでしょうか。
○
山下北部整備推進課参事 茨木箕面丘陵線の案内看板の設置の件でございますけども、茨木亀岡線、それから
茨木箕面丘陵線、それから
茨木千提寺インターチェンジにつながる茨木摂津線等を含め、すべて大阪府道となってございます。
今後、大阪府と協議しながら、市としても看板の設置を要望していきたいと思いますが、ただ、
茨木箕面丘陵線自体が、先ほどもご説明いたしましたように、中央東地区内は、まだ区画整理事業中でございますので、そのあたりも事業者との調整も踏まえて、今後、要望してまいりたいというふうに思います。
○稲葉委員 ぜひその辺、簡易なものでも結構なんですけど、なるべく見えやすいように、なるべく大きい車はあちらへ誘導していただけるように、お取り計らいをいただきたいと思います。
それで3点目なんですけれども、前からちょっと何回かお伺いさせていただいてるんですけど、
茨木千提寺インターチェンジの件、あそこの中のパーキングエリアの利用について、前からあそこで何かいろいろ販売をしたりとか、そういうことを進めていただきたいというふうにお伺いしておりますが、今現在は、どういう形になってますでしょうか。
○
岡田北部整備推進課長 千提寺PAの活用についてでございます。
以前からご答弁させていただいているように、過去には、見山の郷と連携して、道路の占用許可を取りまして、イベント的にやらせていただいたところでございます。
もともと歩行者については、PAの中に入れるようになっておりましたけれども、一時、どなたかが、トイレのところでお住まいになってたようなところもございまして、今現在は、外からは入れないような状況になっております。
ただ、NEXCO西日本につきましても、あそこの活用については、一定検討を進めたいというふうに考えております。市のほうにも、国交省のご意向も踏まえて、無人PAの活用をしていきたいというようなご意見もいただいております。もちろん地域の観光ですとか活性化につながるように、茨木市と連携して進めていきたいということでございますので、今後、先ほどの見山の郷も含む地元の団体、もしくは、あそこはPAですのでキッチンカーなんかも使いまして、市内の事業者の方に出店いただいて、そういう形で使っていきたいなということを、今ちょっとNEXCOともお話をさせていただいているところでございます。
○稲葉委員 ぜひ、歩行者は今、通れないということだったんで、キッチンカーとかを使って、あそこで利用台数も、私も時々寄ったりはするんですけど、結構上り下り、両方PAのほうは使っておられる方も多いのかなと思うので、ぜひそういう、ちゃんと通行料を払ってキッチンカーで入るとか、できれば別の形で、ちゃんと契約して、ただで入れたらもちろんいいと思うんですけど、なかなかあそこで地元の物を売りたいとか、あるいは地元の方以外、業者さんとかでも、あそこで商売をしたいなという意見もたくさんいただいておりますので、ぜひちょっとそこら辺、NEXCOさんと交渉をですね、積極的に進めていただいて、せっかくいい場所でございますので、茨木の魅力を発信できるターミナルの一つとして利用していただきたいということを要望しておきます。
ありがとうございました。
○篠原委員長 他に発言なさる方はございませんか。
○松本委員 まず、東部地区の残エリアの状況を今ご説明いただきまして、事業展開のイメージが書かれてあるんですが、これを見ると、C区域の事業化に続いて、今、A区とD区のほうが先ほどの区域の状況説明の中で割と進んできているようなお話だったと思うんですけども、このB区域の事業化については、少しおくれを取っているのかなというふうなことで感じております。それが合っているのかどうかはわからないのですが、そうなりますと、C区に続いて、B区域を飛ばしてA区域のほうが先に開発がもし進んでいくということになったときに、その間に挟まったB区の今後の事業展開ということに関しまして、工事も含めて支障が出てくるようなことがないのかどうか、また、今の現在の状況と含めて、ちょっとご説明をお願いしたいと思います。
○
山下北部整備推進課参事 現在、先ほども説明させていただきましたように、C区域の事業化後は、D区域、それからA区域が事業化を進めるべく取り組んでおられるというところでございます。
それで支障がないかというところでございますけども、彩都東部地区全体開発計画(案)におきまして、6分割して段階的に整備を進めていくという形で、その中でC区域から事業化を図っていっているわけでございますが、C区域の事業化の後は、A区域、B区域、D区域、それぞれ3地区に事業展開が可能というところでございまして、C区域の後、A区域にいっても支障はないものであるというふうに考えております。
○松本委員 支障がないということでございますので、安心して見守っていきたいなと思いますが、できるだけ、またこの事業展開についてはしっかりと、おくれを取らないようにお願いできればなというふうに思っております。
続きまして、安威川ダムの周辺整備の関係に関してなんですけれども、4の基本計画案の
整備コンセプト、これは非常に大事なところだと思うんですが、ここでは「未来につなぐ美しい自然、創造と交流の湖畔の里」を全体コンセプトとして明示をしているということでございますけれども、私も安威川周辺の、この自然、景観であるとか、その自然のものというのは非常に大切にしていただきたいなと。ここに無機質な、例えばコンクリートの建物であるとか、そういった自然の景観を壊すようなものはふさわしくないなという考えでいてるんですけれども、具体的にはどのようなことで、この
整備コンセプトを反映されようというふうに考えていらっしゃるのか、もし、お考えがあれば、よろしくお願いいたします。
○
岡野北部整備推進課参事 先ほど委員お示しいただいたとおりですね、一つコンセプトといたしましては、自然等の調和というところを大事にしているというところでございます。
具体的に申し上げますと、例えば、コンクリートのような、かたい建物、こういったものにつきましては、それぞれのニーズがあると思いますけども、やはり無理に自然を壊してまで建てていくというようなものはないように、検討のほうを進めていきたいと考えております。
また、提案の内容でもありましたとおり、自然を生かした平場の整備、こういったものを進めながら、集客のほうにつきましても今後検討してまいりたいと考えております。
○
岡田北部整備推進課長 若干補足させていただきます。
今回、民間事業者に設計、施工のいわゆるデザインビルドという形で発注させていただきます。そのメリットといたしまして、全体の検討をして、もちろん建物の検討、緑を含む緑地の配置の検討、造成の検討、一帯を含めて、どういうランドスケープになるのか、どういう自然環境との調和ができるのかといったことを総合的に、民間事業者のほうで市と連携しながら進めていくというところが一つのメリットでございます。
また、建物の設計、施工に当たりましては、現在、森林環境譲与税も市のほうはいただいてますので、それも活用しながら、木の部材なんかも活用した建物の検討についても取り組んでいきたいなというふうには考えております。
○松本委員 自然は大事にしていただけるということで、よく事業者ともそういうような連携を取っていくというふうに言われたのかなというふうには理解しますけども。
ダム自体がロックフィルダムということで、重力式のコンクリートダムではないということで、非常に特質のある、自然に溶けこんだようなダムになるのかなというふうに本当に期待をしているんですけれども、そういったときに、例えばキャンプ場ができたとか、管理施設ができたというときに、私のイメージとしては、そこに例えばログハウス的なものとか、同じ建物でも、そういうコンクリート的な建物じゃなくて、自然とマッチしたようなものがあればいいなというふうな想像はするんですけどね。そういったとこら辺を、このコンセプトということがうたっているのかなというふうにも、ちょっと解釈はさせていただいたんですけども、期待をしていきたいなというふうに思っております。
それと、多分、日本一のつり橋ができたりとか、人気スポットになってくるのかなということを考えたときに、非常に混み合うことも今後は考えていくのかなというふうに思っているんですけども、そういった混み合ったときの、今のコロナの状況を見たときに、例えば、待ち時間に待機する環境であるとか、そういったところで、何か感染対策的なことは今後考えていかれるのかどうか、それもちょっとお聞きをしておきたいと思います。
○
岡野北部整備推進課参事 先ほど委員お示しされたとおり、やはりコロナ禍というところで、感染防止対策は徹底していかないと、今後の事業の発展にも大きく影響するかなというふうに考えております。
具体的には、民間事業者と今後どういった感染対策ができるかについて、協議のほうをしっかり進めながらですね、そういったことがないように取り組んでいきたいなと考えております。
○松本委員 しっかりと皆さんが安心して集ってこられるような環境づくりというものを、また設備も含めてお願いをしたいと思っております。
それから、北部地域のまちづくりに関する取り組みというのは、非常にマルシェとかを含めて情報発信が市内では進んでいってるのかなということで、今後の期待を寄せるわけですけども、今も言いました安威川
ダム周辺整備が済んだときに、そこにかなりの方が、恐らく市外からも来られるだろうなと思うんですけれども、そのときに、そこで終わって帰られるということではなくて、やはり北部周辺も周回していただくというようなことも必要だと思っておりますので、道路整備はもちろんなんですけれども、それ以外に公共交通の整備であったりとか、またあと考えられるのは、その情報発信ですね。
例えば、
ダム周辺整備のところにできたこの施設、そこの施設に行ったときに、北部全体のエリアの、例えば施設の案内であるとか、こういうところが茨木にはあるんですよというふうなことを情報発信できるようなところが少しあればいいのかなと。
よく高速道路とかパーキングエリアに入ったときに、その辺の周辺の案内を掲示しているものを見かけたりすることがあるんですけども、そういうような感じで、来られた方に茨木をもっともっと紹介できるような、そういったパネルとか展示もあってもいいのかなと思いますので、これは将来的に、また検討もいただければなと思って、要望させていただきますけれども、よろしくお願いいたします。
○
岡田北部整備推進課長 今、松本委員からご要望いただきましたけれども、民間事業者の提案の中には、拠点施設、安威川ベースという名前で呼ばれておりますけれども、そちらのほうに北部地域の各拠点ですとか、いろんな場所の魅力発信スペースも設けるというような提案をいただいておりますので、大丈夫かなというふうに考えております。
また将来的には、ダムの周辺整備のところに来ていただいて、レンタサイクルなんかで各地域を回っていただくというようなことも検討していきますというふうにご意見をいただいてますので、引き続き、しっかり検討してまいりたいと考えております。
○篠原委員長 他に発言なさる方はございませんか。
○塚委員 いろんな仕掛けをしていただいていることにつきまして感謝をいたします。
それで、私、ちょっと2点だけお伺いしたいんですけども、1点目はダム、彩都の工事が進んでいる中で、交通の問題、本会議でも昨年、私は建設常任委員会でも、また、私だけでなく同僚議員、さまざまな方が問題を挙げられております。
それで、市街地だけでなくて、やはり工事の車両が多くなっていると思うんですけれども、今どういうふうに、この問題を把握されているか、担当課として見識をお伺いしたいと思います。
○
岡野北部整備推進課参事 主に工事車両につきましては、やはりダムという大きい構造物をつくっているというところから、台数のほうがふえているというふうに認識はしてございます。
ダムのほうにつきましては、基本的に土の搬出については、外部に出さないというようなコンセプトでやってきているものと聞いておりますが、やはり、それ以外にも、コンクリートの材料の搬入であったり、ダムの材料の搬入、こういったもので工事車両が多くなってきているという認識は持ってございます。
○
山下北部整備推進課参事 彩都の先行2地区、中央東地区及び
山麓線エリア地区につきましては、もう造成工事は終わっておりますが、その際にも、周辺の自治会から工事中の騒音、砂ぼこり等の苦情もございまして、随時、周辺自治会を対象とした工事説明会等を実施し、その対策に、できる限り散水や防音シート等の対策、あるいは騒音計を設置したりするなど、対策をしながら工事を進めてこられたというところでございます。
○塚委員 対処いただいていることは私もよく存じ上げておりまして、道路交通課さんのほうも、いろいろ動いていただいていることをよくわかっております。また、担当課の皆さんも動いていただいていることをよく存じ上げてます。
それで、ちょっと気になるのが、実を言うと、今まで府道亀岡線につきましては、どっちかというと、朝方、南行きの車線がふさがるということで、多く今まで同僚議員が取り上げてきました。
それで、今、どっちかというと朝方、北部側に上がる路線が全て、恐らくダムの関係の大きなものを積んだ車両がずっと安威の地域まで、大和製罐の前からずっと左側車線を占領しているんですよね。だから、1車線しか使えないような状況に、これはなっている。
それで、もう1つは、国文都市3号線ですかね、それで、いろんな工夫をいただいていると聞いてます。工事車両は彩都のほうに抜けてから行くようにという話とかをいろいろ聞いているんですけども、実をいうと、多分、資生堂さんの工事は終わっているから、新しい
阪急阪神不動産のほうですかね、それが今、工事をしているからかはわかりませんけれども、国文都市3号線の下りの方面に、朝方、非常にたくさんミキサー車、ダンプカーがとまっております。恐らく工事現場に入るためにとまってはると思うんですけども、やはり上がってくる物流のトラックがあったりとか、バスのほうが南側から上がってきますので、非常に、やはりすいてる道路といえど、私もあそこを朝、通らせていただいたときに、ちょっと怖いなと思いました。やはり見ながら道路をよけなければいけないという状況ですので、やはりこういったことも、また対処していただきたいなと思ってます。
それで、また山麓線のほうも私も地元ですので、やはり事故がちょこちょこ起きてきています。それで、もう把握はされていると思いますけれども、やはりスピードが出やすい道路ですので、対処いただいていることも非常にわかっております。市長も、また府議会議員の皆さんも動いていただいているということもわかっておりますが、やはり大きな事故に結びつかないように、またこちらのほうも警戒のほうをよろしくお願いをいたします。
それで、2点目をちょっとお伺いしたいんですけれども、ダムのほうですけれども、以前、会派のほうとか、また意見交換という形で、いろんな話をさせていただきました。それで夜もやはり、いろんな方に来ていただけるようにというふうな取り組みを考えたいという話もありました。夜景も非常によく見えるんじゃないかという話になって盛り上がりました。そういったときに、じゃあ、夜の交通安全対策というか、そういったものって、どういうふうに考えてはるのかなと思っております。
○篠原委員長 休憩いたします。
(午前10時52分 休憩)
(午前10時52分 再開)
○篠原委員長 再開いたします。
○塚委員 質疑というより、じゃあ要望をお願いをいたします。というのは、道路交通課のほうの問題だけでなく、実を言うと、最近、お隣のまちの非常に夜景が見える公園のところに足を運ばせていただきました。それで、やはり感じたのが、夜、きっちりと仕掛けをしておかないと、やはり私は夏だけじゃなくて冬にも暴走族がいらっしゃるんだなということを非常に感じましたし、なおかつ非常にいい立地なのに、夜、非常に寂しくなるということを考えた場合に、夜の仕掛けというのは非常に大切なんじゃないかなと思いました。
以前、夜にたくさんの方々に来ていただけて、にぎわいを考えたいということを言っていただいておりましたので、また、こういった夜の仕掛けというものをうまく考えていただいて、寂しくなったところに、やはりいろんな問題が起きてくると思っておりますので、やはりいろんな方々の目線が届くようなダム周辺地域の施設整備というものを考えていただきたいなと思っております。
○篠原委員長 他に発言なさる方はございませんか。
○大野委員 私からは3点あります。
まず1つ目、
東部地区残エリアの状況とあるんですけども、これは東部地区先行2地区とを区別するために残エリアと言ってはると思うんですけど、全然、残とかじゃなくって、すごい大事なエリアだと認識して取り組んでいただいていると思うので、例えば、先行エリアを第1工期とか、その次は第2、第3というふうな呼び方とかしていただいたほうが、取り組んでいただいている方にとってもいいんじゃないかなと思いましたので、要望させていただきます。
それで、次に、安威川ダムのところなんですけども、北部地域の既存団体ということを言っていただきまして、見山の郷さんや、あと、安威川
上流漁業協同組合の方々のお名前を具体的に挙げていただいたんですが、例えば、これまでずっと頑張っていただいておりますファンづくりの会の方、もともとは大阪府の管轄だったと思うんですけども、何かそれも外れてくるという、今、途中経過にあるかと思います。
あと、ほくちの会さんとか、みずとわさんとか、新しい団体もできていて、そういうところにもご協力いただくという認識でいいのかどうか、お聞かせください。
○
岡田北部整備推進課長 委員ご指摘の点ですけれども、安威川ダムファンづくり会につきましては、継続的に意見交換をさせていただいておりますし、ほくちの会ですとか、そういったところとも情報交換をさせていただいております。
また、民間募集の際に当たりましては、そういった団体の活動内容ですとかがわかるような冊子をつくりまして、それも民間事業者に提供させていただいて、どういう形で連携を図るんですかということを提案していただくというような流れで今は来ておりますので、引き続き、今おっしゃっていただいたような団体も含めて、北部の既存のいろんな団体と全体が活性化するような形で取り組んでまいりたいなというふうに考えております。
○大野委員 よろしくお願いいたします。
それで、岡田課長とか北部整備推進課さんとの、市民の方とか、あと庁内の調整役とか、本当に情報通で一生懸命取り組んでいただいてて、すごくありがたいなと思うんですが、その北部整備推進課さんの頑張りはですね、直属の担当課、ほかの担当課の方とか、何か職員の方の成長の機会を奪っている部分もあるんちゃうかなと、私はちょっと危惧していますので、褒めているんです、褒めさせていただいてますが、だからこそ心配で、北部整備推進課というのは、そのダムが完成しても、この事業が全部完結しても、直接の担当課の名前は変わるかもしれないですけど、でも半永久的に続いていく事業なわけですので、より職員の皆さんといい感じで頑張っていただきたいなという要望と、あと資料3がね、いつもふわっとしてて、何かせっかく頑張っていただいているのに、いばきたロゴの普及で使用者21件とか、ロゴシールの配布数が1,600枚とか、こういう数字だけを載せられても、本当に対象者がどれぐらいで、実績がどれぐらいで、それで前年に比べてどうなのかとかいうのがないと、それでアンケートの結果もいい感じの結果が出たことは、口頭では言っていただいたんですけど、資料にないから、何をどう評価させていただいたらいいのかとか、どんなふうな提案をさせていただいたらいいのかというのが、この資料としてはわかりにくいので、また次回、よろしくお願いします。
○篠原委員長 休憩いたします。
(午前10時58分 休憩)
(午前11時05分 再開)
○篠原委員長 再開いたします。
他に発言なさる方はございませんか。
○朝田委員 幾つか質問したいと思うんですけど、きょうも提案を聞いてて、それでやりとりも聞いてたんですけども、率直に言って、このコロナ禍の中で、こういう大型プロジェクト関連がそのまま進んでいくということで、何事もなかったようにそのまま進んでいくという、こういう議論は、私は市民の感覚でいえば、遊離した議論になっていると思ってます。
それで、いろいろ状況とかもお聞きしていくわけですけども、やっぱり彩都東部開発や安威川ダム、特に
周辺整備事業、きっぱりと中止せよと求めてきた立場ですのでね、そういう立場から質問していくということを最初に言っておきたいと思います。
1点目に、彩都東部地区のことなんですけども、先ほどもありました残エリアのことですね。C地区をやって、それでA地区、D地区ということで、B地区はまだ着手できないという、そういう感じの説明だったんですけども、その理由についてですね、ヒアリングの中ではコロナの影響があって、地権者と十分に接触ができない等々の理由もおっしゃってたんですけども、改めてそういうことなのかどうかね。それならば、その詳細について、もう少し報告してほしいです。その他の理由があるならば、答弁をお願いしたいということが1つ目です。
2つ目に、東部地区について、改めてURの保有地について、お伺いしたいと思うのです。
UR都市再生機構のほうは、実は昨年の3月末に、そういう持ってる保有地は全部処分するという方針だったわけです。しかし、それがなかなか進まないという状況でもあります。改めてこれ、私の手元にあるのは、昨年の5月7日付の日本経済新聞ですけども、「残ったニュータウン用地 UR、大阪・彩都で81ヘクタール」と、こういう見出しの記事ですけども、3月末を迎えた時点でどないなってるかということを伝える記事なんですけども、そのUR全体でそういうニュータウン開発事業に伴う保有地は、全国で92ヘクタールあると。関西はその9割を占めるのだと。その大部分が彩都東部の保有地だということで、この記事の時点で81ヘクタールまだ残ってると、こういうことなんですけども、改めて、現時点の現状について答弁を求めたいと思います。どうなっているのか。こういう状況のもと、かなりの採算割れ、もう大安売りということも各地で見受けられるということも記事で取り上げられてるんですけども、彩都東部地区、彩都関係も含めて、この保有地の処分の状況、採算割れの具体的な物件とか件数、こういうものは一切公開してないんですけども、市ではつかんでおられるのか、答弁できるのかというところをお尋ねしたいと思います。
次に、安威川ダム周辺事業についてであります。資料を見まして、前回と違うところは、いわゆるこの河川区域内の利活用の検討ということで、A、B、C、Dそれぞれのゾーンに分けて説明されてるということで、その中で、特にこのCゾーンですね。サッカーの練習場など、スポーツ・
レクリエーション施設を中心とした利活用の検討と、ここは前回全く報告はなくて、今回初めてなのかなということなんですけども、そういうことなのかどうかと。これは、いろんな意見交換の中で出てきた意見やと言うてましたけど、もう少し経過の詳細をもう少し答弁してくれればなと思います。
さらに、このスポーツ・
レクリエーション施設ですね。これは想定としては、市のいわゆる公共施設を考えてるのか、あるいは民間施設を考えているのか、想定としてはどうなのか。まだそれは基本計画つくる中で固めていきますということならば、そういう現時点での想定ですね。答弁いただけるなら、お願いしたいということです。
それから、市議会議員との意見交換の概要ということでおっしゃってましたけども、残念なのは、やっぱりさっきも言ったとおり、私たちは、せめてコロナの状況がはっきりするまで、やっぱり凍結したらどうやと、一旦とめたらどうやということを言いました。これは本当に推進の立場に立っていようが、本気で市民のこと考えるならば、私は当然の意見やと思います。それも全然無視されてるわけですけども、それはもう非常に残念やなと。市議会では確かに少数なのかもしれませんけども、私は市民の間では圧倒的なそういう感覚やと思いますよ。それに対してどうなのか。全く無視するつもりですかということも含めて見解を求めたいと思います。
次に、交通問題で少し尋ねたいんですけど、交通問題なんで余り踏み込めないんですけども、先ほども茨亀線の話が出ました。私も市民から最近よく意見いただきます。そういう北部の開発もね、ダンプカーや工事車両っていうんですかね、そういうのがあちこちで、休憩なんでしょうね、あちこちでとまってると。茨亀線だけやなくてね。何とかならんかというご意見いただいて、それに対してどうかということと、その中で、私、一理あるなと思った意見があるんですけど、市民の方からいただいた意見で、1車線ふさいでるとか、そういうのも問題なんやけども、行政は取り締まるだけやなくて、開発した事業者に、そういうところの休息場所とか、そんなんを確保するようにしたらどうやと。ふさいでるやないか、あかんあかん言うだけやなくてね。開発した事業者に、そういうのをきっちり確保せいというのを求めていくべきちゃうかというご意見がありました。私、これは一理あるな、もっともやと思いました。これに対する見解を求めたいと思います。
それから、交通問題ということで彩都東部の問題に戻ってしまうんですけども、交通問題の側面からの質問ですんで、ご容赦いただきたいんですけども、本会議でも、この物流施設というのが多く建つということで、やっぱり大型物流施設は、もう規制したらどうやということを求めました。改めてここでも求めたいと思うんですけども、これも改めて見解求めておきます。
難儀なんが、宅配事業ですね。これがもう本当に、このコロナの影響で爆発的に搬入が増加してるんですね。本会議の答弁では、大岩線が開通したとかね、そういうことおっしゃってましたけども、私、畑田の関西ゲートウェイ、そこの交通が全く麻痺してる状況に何回か遭遇しましたけども、私も初めは道路の構造の問題かなと思ってました。ところが、見てたら、もう施設の中からずっと停滞してるんです。だから、だあっと、いっときで来るんで、施設内ではけなくて、もう施設内で停滞してしまってる。それがどんどんどんどん周りを交通麻痺に巻き込んでるという、こういう姿でしたんで、だからこれ、何ぼ道路つくっても、向かってくるのは1点だけなんで、そう効果ないと、こういうことも私は思うんです。
だから要するに、豪雨対策と同じですわ。1点に、だあっと集中して被害が生じる。だったら、そのいっとき水を受けとめる貯留施設やとか、そういう施策があるわけですけどね。同じで、やっぱり爆発的にそういうのが来たときは、やっぱりそれをいっとき、この貯留するというんですか、置いとくというんですか、そういうターミナルですね。やっぱり、そういうのを確保すべきちゃうかと。今後のこと考えたら、そういうことは検討すべきなんちゃうかとも思ったりするわけです。何ぼ道つくっても、そこでもう詰まっていくわけですからね。詰まって、だあっと広がっていくわけですからね。これに対してはどうでしょうか。見解を求めたいと思います。
○福岡市長 まず、コロナ禍においてということですけども、彩都、またダムの周辺整備、いずれもコロナ禍においても必要であり、推進していく考えであるということを述べさせていただきたいと思います。
やはり、コロナ禍におきまして、オープンな屋外施設等が市民の皆さん、府民の皆さん、国民の皆さんに求められているというふうに考えておりますので、ダムの周辺整備というものは必要不可欠になってくるだろうというふうに想像しております。
また、彩都につきましても、このコロナ禍で、一定の業界の産業の落ち込みが予想される中で、それでもなお、けん引していける産業等があると思います。そうした産業等が伸びていける立地として、この彩都というのは非常に有用であって、茨木市だけではなくて、大阪府の発展のためにも必要不可欠であるというふうに考えております。
○
山下北部整備推進課参事 彩都東部地区のB地区の取組状況でございます。
彩都東部地区AからF区域につきましては、地権者さん主体によります組合区画整理事業、なおかつ、業務代行方式を用いた区画整理事業を目指しておりまして、地権者の開発の意向というのは非常に大事になってまいります。そのような中で、B区域につきましては、今現在、コロナ禍もございまして、B区域地権者の意向確認はまだできていない状況でございます。
次に、URの保有地の件でございますが、彩都東部地区AからF区域の残エリアの保有地の状況でございますが、URからは、このURの保有地については、今後の彩都東部地区の開発に土地を活用して、地権者へ支援をしていきたいというふうに聞いておるところでございます。
○
岡野北部整備推進課参事 資料2の裏面、左下の部分、河川区域内の利活用検討についてというところですけども、まず、前回の特別委員会以降の取り組みの状況をご報告させていただいたというところです。
ここにつきまして、もう少し詳しく答弁をということでさせていただきますが、まず、今回コロナ禍におきまして、貯水池内の一部での提案だったというところもございます。それ以外で、まだまだ利活用が可能な平場が、できるということをダム事務所のほうからも聞いてございますので、そういったところで、どんな追加の魅力づけができるかというところを、まず民間事業者へのヒアリングを行いながら進めてまいりました。それ以降、皆様とも意見交換させていただきながら、例えば、スポーツができる施設が足りないんじゃないかと、そういったご意見を伺いながら、本市の中でも検討するプロジェクトチームを組みまして、どんな活用ができるかというところで一定、サッカーとか、そういったものができるようなスペースで施設の開設、こういったところが方向性として見出されたところでございます。
続いて、それを公共施設として取り組むのか、民間施設として取り組むのかというところでございますけども、今回、1つのゾーンとして区切っておりますが、この中には、いろんな平場の特性がございますので、公共で整備すべき部分、それと民間事業者のノウハウ、資金を投入しながら発展に向けて整備していく部分、それぞれございます。そういったところにつきましては、今後、双方とも協議調整しながら進めてまいりたいと考えてございます。
○
山下北部整備推進課参事 交通問題の質問についてでございます。
工事用の車両の待機等々につきましても、先ほど塚委員のほうからもご指摘ございましたように、工事用の車両につきましては周辺道路に待機することがないよう、各事業者に対して指導をしてまいりたいと思います。
それから、大型物流施設の誘致による、操業による周辺道路の交通渋滞等につきましては、施設内での滞留場所をしっかりと設ける、あるいは出入り口をどのような形でスムーズに侵入、あるいは退出できるような形態がとれるのかということを今後、事業者にもしっかりと研究していくよう指導してまいりたいと思います。
○朝田委員 一定お答えいただきましたけども、2点目行きますと、コロナ禍において、せめて凍結したらどうやという問題ですけども、相変わらずの答弁なんですけどね。しかしですね、安威川ダム周辺事業だって、この整備事業でも、結局は次々とこのプランニングに参画してた企業が撤退していったわけでしょ。彩都東部のB地区でも意向確認がまだできてないと。私は、これもコロナの影響と違いますかと。そういうように滞ってるわけでしょ。だから、急ぐなと言うてるわけですよ。さっきの質問は推進の立場に文句言ったんちゃうんですよ。実際に、そういうように、この弊害が出てるじゃないですか。それをちゃんと考慮して、向き合って対応すべきだと言うてるわけですよ。それを何も一顧だにしないというのは、本当にもう思考停止としか言いようがないと思います。指摘だけにとどめておきます。
それから、保有地の問題ですけども、結局、そういう大型開発であるにもかかわらず、もう採算性を一切答弁できんようになってるわけです。公表もしない。ここでも私はもう弊害が出ると思いますね。そういうことなら、もう行政の責任放棄してるのと同じやないですか。それで、いや進んでます進んでます、めでたしめでたしというわけにはいかんですよ。そういうことなら、どんどんもう公共性というのが後退していって、本当に、ただの民間の開発事業、これに無節操に手を貸していくと、こういうことになると思います。そこを本当に、思考停止状況だなと思います。
先ほど紹介した日経新聞の記事の中で、こういうケースもあるいうて紹介されてるんですけど、「せっかく購入した土地の無償譲渡も目立つ」ということで、これは大津市のURの開発用地で持ってた土地約48ヘクタールですけど、これを里山保全用地として、公益社団法人日本ナショナル・トラスト協会へ無償譲渡したと。あるいは、木津北・東地区というのもあったらしいですけど、ここの64ヘクタールも京都府木津川市へ無償譲渡したと。もう里山森林保全ということで、言うたら失敗認めて、そういうふうにやったということですわ。実際、こういうケース、もう出てるわけですからね。私は彩都でも真剣に検討すべきやと思いますけども、見解を聞いておきます。
それと、安威川ダムについては、これも言うても、すれ違いなんでやめておきますけども、ただ、追加してちょっと聞いておきたいのは、日本一長いつり橋をつくるということで言うておられるわけですけども、ということは現在、日本一長いつり橋のところがあるわけですよね。それを超えて、ここが日本一になるんやということやと思うんですけど、今現在、日本一長いつり橋というのはどこでしょうか。今回、こういうのをプランニングするに当たって、そこを参考にしたんでしょうか。したとしたら、どういうふうにしたのかというね、そういうところもちょっと答弁しといてください。
○
山下北部整備推進課参事 彩都の東部地区につきましては、産業系、業務系を中心としたまちづくりを進めていくという方針は現在持っておりますが、その中で、委員ご指摘のコロナ禍における状況におきまして、コロナの変化もございますし、当然、経済状況、社会情勢の変化もしていく中で、その産業なり商業なりとか、そういった業種の形態も当然変化していくものと思いますので、その時点その時点で、その変化に応じた、ニーズに応じたまちづくりをしっかりと進めるためにも、現在、段階的に整備を進めていってるというところでございます。
委員からご紹介にありました里山公園等の計画は現在のところ考えておりません。
○
岡野北部整備推進課参事 現段階で日本一長い人道橋のつり橋はどこかと申し上げますと、静岡県の三島スカイウォークというところで、長さが約400メートルになってございます。このつり橋も民間の事業者が設置したつり橋で、橋を中心とした観光スポットとして、非常ににぎわいが出てきているというところがございますので、本市といたしましても、そういったビジネスモデルを参考にしながら、今後も整備を進めてまいりたいというふうに考えてございます。
○朝田委員 もうやめときますけど、さっき答えてもらった安威川の
ダム周辺整備事業での日本一長いつり橋の話ですけども、おっしゃったとおり、静岡のスカイウォークですよね。これ、日本一長いということよりも、物すごい富士山の景観が見えるわけですわ。だから、そういうこの富士山の景観と勝負しようと思っても、私は非常にこれも無理があるよということも一言言っておきたいですね。やっぱり、市民はこんなコロナで大変なときに、日本一長いつり橋や言うてはしゃいでる場合かというのが、もう率直な思いですよ。そのことも強く指摘しておきたいと思います。
以上で終わります。
○篠原委員長 他に発言なさる方はございませんか。
○上田光夫委員 それでは、順次、大きく2点、お聞きしたいと思います。
質問に当たりまして、茨木の北部は、わがまち茨木の非常に重要な魅力を創出できる地域であり、かつ、こういうコロナ禍の状況ではありながら、withコロナ、afterコロナというのを視野に入れながら、まちの魅力創出のために推進していただきたいという立場で順次、質問を申し上げたいと思います。
まず、1点目なんですけど、ご説明にありました道路の話をちょっと確認させてもらいたいんですけど、
茨木箕面丘陵線は、説明の中でC区域の土地区画整理にあわせて実施していくと。中部地区との連絡部分についても区画整理事業にあわせてということで、一定説明がございました。私がお聞きしたいのはその地図に載ってます上郡佐保線です。上郡佐保線もC地区に入っておると思うんですが、C地区、B地区にもかかってるのかどうか、そのあたりも含めて、上郡佐保線の今後の見通しをお聞きしたいのと、地図では山麓線の右側ですね。彩都につながるところも点線になってるんですけど、そのあたり、もし道路に関して、道路の整備の見通しについて、この2つ、お答えいただけたらと思います。
○
山下北部整備推進課参事 まず、上郡佐保線の状況でございますが、上郡佐保線都市計画道路は、
茨木箕面丘陵線と
忍頂寺福井線の区間を結ぶ道路として計画されておるわけですが、その区間に、C区域とB区域にまたがっております。まずはC区域のほうで、上郡佐保線のC区域内の部分を整備をいたしまして、そこからは途中で東へ折れ曲がるような形で、現道の
忍頂寺福井線へ、一旦接続させるというような計画となってございます。その後、B地区で上郡佐保線を整備して接続していくというような形で完成という形になります。
それから、中部地区と西部地区をつないでおります山麓線、まだ未整備区間でございますが、こちらにつきましては、西部地区、中部地区区間の
茨木箕面丘陵線が一定整備されていることと、南側の宿久庄二丁目安威一丁目線、福井の郵便局から西へ向かう道路でございますが、それらが一定整備されていることも踏まえまして、中長期的な事業計画で、今現在位置づけておるところでございまして、今後、周辺の道路状況も見ながら、整備時期は、また検討されるものというふうに考えております。
○上田光夫委員 上郡佐保線のC地区の中の事業は、区画整理事業と合わせて整備して、この
忍頂寺福井線に東に曲げて接道すると。そうなんです、ちょっと心配してたのは、C地区とB地区がまたがってるから、途中でとまって、道がつながらない状況が続いてしまったらあれだなと思ったので、その点で安心しました。了解です。山麓線についても中長期的な位置づけということも再確認できたので、よかったです。道路については以上です。
続いて、前回8月の特別委員会でも質問させていただきました北部全体を見据えた質問の続きをさせていただきたいと思います。
さっき松本委員からも質問がありましたけども、私も前回質問したんですけど、ダムが令和5年にできますと。令和5年の秋ぐらいに大体めどがつきますと。今から3年後ぐらいにめどがついて、一定やっぱり何十万人が来るんじゃないかって言われてて、たくさんの人が山間部に目が行く、興味を持たれる。そのときに向けて、そこだけじゃなくて、名神以北の山全体への興味も持っていただいて、茨木の山にこられる方々がダムや、あるいは周辺にしっかりとコミットできるというか、足を運んでいただけるような、そういう視点が大事なんじゃないかということで8月に質問をさせていただいて、そのときは、竜王山荘の何か、温泉をとかって言ってたんですけど、何か点で存在している資源をどう生かしていくかということが大事だなというふうに思っておるんですけど、そのあたり、北部全体を魅力的にしていく、ダムは今進んでる、彩都も進んでる、それ以外の周辺の地域をその令和5年に合わせて、こういう計画で進んでるっていうことがあるんかどうか。ほかの施設とかですね。令和5年に、あるいは令和5年過ぎても、こっちがもうこれだけできてくるから、こっちもそれに合わせて何かビジョン持ってんねんてあるんかどうか。例えば、出席いただいてる産業環境部的に、そういうなのを持ってるのかどうか、ちょっとあれば、お聞かせいただきたい。
○吉田産業環境部長 産業環境部におけますところで申し上げますと、今現在、オートキャンプを実施しております北辰中の跡地、それと里山センターも含めてなんですけれども、そういったところは、ご質問いただいた、北部の
ダム周辺整備の整備状況を見据えながら、今現在のその暫定利用を今後どうしていくのかというのを考えていくというふうに、常々お答えしておるんですけども、今現在は、そういうところで、いつの時点でどういうふうにするっていう時限は持っておりませんけれども、今申し上げたような方向性で考えていきたいというふうに考えております。
その際には、当然ながら、地元の皆さんであるとか、場合によっては、事業者の方なんかとの協議も踏まえて進めていくというふうに考えております。
○
岡田北部整備推進課長 北部地域全体でのビジョンといったところでございます。
令和5年に合わせてというわけではございませんけれども、平成28年度に北部整備推進課には地域づくりを主にやっていく担当参事をおきまして、いわゆる旧の山三地区、見山地区、清渓地区、石河地区の皆さん、15自治会と意見交換を開始したところでございます。地域の皆さんから、さまざまなご意見いただきまして、それを市のほうで一旦整理をして、方針を一定まとめまして、地元の方と共有させていただいております。そこに大きく4つの視点を掲げております。
1点目は活用です。山には、古民家ですとか緑ですとか、先ほどありましたけども里山センターといった施設もございます。そういった資源を、今あるものをどう魅力アップをして活用していくのかといった視点、2点目が保全です。里山の景観、田畑、山林、そういったものを未来に引き継ぐべく保全していくという視点、3点目が回遊です。全体を見渡した上で、どう皆さんに回遊していくよう仕掛けていくのか、そこも大事だというところ、4点目がプロモーションです。まず知っていただくことも大事ですので、きちんと魅力を発信していくと、この4つの視点をまず頑張っていきましょうということで、地元と共有して、市のほうでは取り組みを進めております。
それに当たって、庁内では政策推進会議の中で、北部地域の魅力向上プロジェクトチームというのをつくりまして、きょう出席しております農とみどり推進課ですとか商工労政課、スポーツ推進課、道路交通課等々、そういった課と連携いたしまして、情報も共有して、先ほどの4つの視点も常々確認をして、何か一緒に取り組んでいきましょうというところで、庁内では連携して取り組みを進めているところでございます。
○上田光夫委員 政策推進会議で、そういう連携をされているということで理解はいたしました。もうちょっとこう、何か実質的に、その議論が、何て言うんですかね、しっかりと動きにつながっていってほしいなという感覚を持ちます。
それを具体的な例というかイメージとして持ったのはとすると、今まで吉田部長がお答えいただいて、今まで答弁してきましたって言われたんですけど、答弁してきたことを含めて、今回の資料の中に、何でこれからどうするかとか、今はこんな状況なんですとか、オートキャンプがこのダムや彩都の計画の中で今こんなんですっていうのも入っていたほうがいいと思うんですよね。北部全体の中の1つの資源として大事な拠点なので、だから里山センターも、実はここのダムとのこういうエリアマネジメントとか市民活動につながるんですとかっていうのも聞けると、北部全体をやっぱりイメージされながら、課として連携しているのだというふうにも受けられ、あるいは、また我々も議論ができる感じになるので、ちょっとこの今回の資料では、ない感じがあって、そんなふうに質問させてもらったんですけど、そうしてくださいと要望したいと思います。
ちなみに、里山センターとオートキャンプセンター、具体的にこの2つについてちょっとお聞きしたいんですけど、現状どんな感じで、利用状況とか評価とか、あるいはアンケートをしてたらアンケート結果がどうだとか、そのあたり、どういう可能性があるのかみたいなところを、ちょっと現時点で受けとめてる内容について、説明ください。
○浦野農と
みどり推進課長 北辰中学校跡地でのオートキャンプの状況でございます。
今年度、令和2年度、今ちょっと少し古い状況で申しわけないんですけど、10月末の時点の手持ちの資料での結果でございます。
利用区画からの利用率としましては62%なんですけれども、利用者数は626人ということで運用しておりまして、手持ちの資料で見ますと、年々利用率は上がってきてる状況でございます。
その理由ということで言いますと、もともと中学校のグラウンドですので、普通のオートキャンプ場というところでいきますと、例えば水路、河川ですね、そのせせらぎがあるとか、山に近いとかというようなことで、オートキャンプ場が泊まるだけ、キャンプするだけという状況なんですけど、ここの場合は、子どもさんが、キャンプテントの前で自由に遊べるという、それが意外とほかのオートキャンプ場にはないというようなことも少し伺っております。それぞれ使っていただいた中で、これからどういうものが要りますかとか、どういうふうにしたらいいですかということで、将来の協議、先ほど部長も申しましたけども、将来の利活用のヒントになるかということでアンケートをとらせていただいておりまして、何がいいですか、どんなイベントがあったらいいですかということで言いますと、当然ながらオートキャンプをされてきますので、ハイキング、キャンプがしたいねというようなこともありますけれども、あと、その近隣での農作業体験、野菜づくり、またサイクリング、それから変わったところで星空観察ということもやってみたいというようなことも出ております。あと、こんな施設があったらいいねという中では、アスレチックであったり、入浴施設であったりというような意見も出てきておるところでございます。
○上田光夫委員 もともと北辰中学校跡地っていう、非常に大きな廃校地をどうするかっていう議論があって、やっぱり前市政のときから、いろいろあれやろ、これやろって出てきたんですけど、どうしても大きなことやろうとしたら、ハレーション起こると。
そんな中で福岡市長がスモールスタートされて、これ、オートキャンプと。最初、みんなクエスチョンやったんですけどね。すごいですね。年々上がってきてるんですよね。だから、その意味では、スモールスタートして、こうやって利用者、僕もちょっとそういう想定なかったんで、すごいと思うんですけど、こうやって上がってきてると。上がってきてる、そういうニーズとか、山とかに興味ある人たち、都市の人たちを、どう担当課として、北部全体と連携していくかっていう発想を持って、説明をいただきながら、ビジョンも示していただきながら協議してもらって、これから協議したい、対話したいなと思ってます。
何かイメージなんですけど、さらに踏み込んで言うと、市民会館跡地の事業の感覚を持ってるんです、僕。図書館が入ってる、プラネタリウムがある、市民活動センターがある、もうすごい多機能で多分野で。あれは一生懸命、今、庁内で会議しながら、より有機的なものにしようとされてる。あれと同じように、北部全体でね。北部全体が市民会館跡地みたいに、教育も入れなあかんかもしれない、野外活動センター、キリシタン、見山の里、北辰中学校、オートキャンプ、里山センター、みんなそれを北部自体を跡地みたいな感じで連携するようなスキームをつくってもらって、今の政策推進会議がベストかどうか、僕、ちょっとわからないんですけど、そういう形で、より有機的にそれぞれの茨木の資源、山という資源を、より都市住民に発信できて、かつ利用してもらえるような仕組みで、皆さん取り組んでいただきたいということを要望させてもらって、終わります。
○篠原委員長 他に発言なさる方はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○篠原委員長 以上で、「
彩都建設事業に関する取組状況について」、「安威川
ダム建設事業に関する取組状況について」、並びに「北部地域のまちづくりに関する取組状況について」の協議を終わります。
休憩いたします。
(午前11時49分 休憩)
(午前11時51分 再開)
○篠原委員長 再開いたします。
以上をもって、本日の特別委員会を散会いたします。
(午前11時51分 散会)
以上、会議の顛末を記載し、茨木市議会委員会条例第27条の規定により、ここに署名する。
令和2年12月23日
北部地域整備対策特別委員会
委員長 篠 原 一 代...