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令和 2年市街地整備対策特別委員会( 1月24日)

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  1. 茨木市議会 2020-01-24
    令和 2年市街地整備対策特別委員会( 1月24日)


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    最終取得日: 2021-09-14
    令和 2年市街地整備対策特別委員会( 1月24日)                市街地整備対策特別委員会 1.令和2年1月24日(金)市街地整備対策特別委員会を第二委員会室で開いた 1.出席委員次のとおり  委 員 長 青 木 順 子  副委員長 萩 原   佳  委  員 畑 中   剛  委  員 福 丸 孝 之  委  員 安孫子 浩 子  委  員 河 本 光 宏 1.欠席委員 な  し 1.説明のため出席した者次のとおり  市  長 福 岡 洋 一  副 市 長 河 井   豊  副 市 長 井 上 茂 治  都市整備部長 岸 田 茂 樹  都市整備部次長都市政策課長 福 井 龍 也  都市政策課参事 砂 金 隆 浩  都市整備部副理事兼市街地新生課長 福 田 文 彦
     都市整備部次長兼用地課長 大 神   平 1.出席事務局職員次のとおり  事務局次長兼議事課長 野 村 昭 文  総務課長 大 橋 健 太  議事課長代理兼議事係長 山 本 倫 子  議事課主査 駒 井 寿 代 1.協議事項次のとおり  (1) 令和元年度事業の進捗状況について     (午前10時00分 開会) ○青木委員長 ただいまから、市街地整備対策特別委員会を開会いたします。  現在の出席委員は6人でありまして、会議は成立いたしております。  委員会開会に当たり、市長から挨拶を受けます。 ○福岡市長 皆さん、おはようございます。  開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。  本日、委員の皆様におかれましては、何かとご多用の中、本委員会を開催いただきまして、まことにありがとうございます。  また、日ごろは市政の各般にわたりまして、ご指導とお力添えを頂戴しておりますことにも、重ねて御礼を申し上げます。  本市では、社会情勢が大きく変化する中、魅力ある商業機能や居心地のよい空間の創出を図るため、中心市街地の活性化に向けた主要事業の推進、また、両駅前の西口の再整備など、「次なる茨木へ」をキーワードに、さまざまなプロジェクトに取り組んでいるところでございます。  本日は、令和元年度の事業の進捗状況につきまして、ご説明をさせていただきたく考えております。よろしくお願い申し上げまして、簡単ではございますが、開会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。  どうぞよろしくお願いいたします。 ○青木委員長 休憩いたします。     (午前10時01分 休憩)     (午前10時02分 再開) ○青木委員長 再開いたします。  これより、協議に入らせていただきます。  「令和元年度事業の進捗状況について」、説明を求めます。 ○福田市街地新生課長 それでは、令和元年度事業の進捗状況として、1つの計画と3つの事業について、お手元の資料と同じものを前方のスクリーンにもお示ししながら、説明してまいりますので、よろしくお願いいたします。  それでは初めに、中心市街地活性化基本計画について、ご説明いたします。  資料1をお開きください。  まずは、中心市街地活性化基本計画作成の状況でございますが、本市の中心市街地では、市民会館の跡地活用検討JR茨木阪急茨木市両駅前の再整備検討がそれぞれ進められてきており、都市機能の増進及び経済活力の向上を総合的、一体的に推進するため、平成26年度から事業実施計画となる基本計画作成に取り組んできました。  現状分析、課題の抽出、人口等各種データ整理等を行い、平成27年7月には基本計画作成に必要な事項を協議するため、茨木市観光協会、茨木商工会議所、大学、商業団体連合会、市等により、茨木市中心市街地活性化協議会が設立されました。その後、基本計画エリア設定市民アンケート調査による現状把握を行い、具体的な事業を抽出するため、公共空間活用社会実験を実施するとともに、内閣府等関係機関協議を行い、平成29年度には現状分析を踏まえ、効果のある具体的な事業の検討を進め、事業実施の担い手となるまちづくり会社の設立について検討を始めました。  平成30年度には効果のある具体的な事業の継続検討や、内閣府等関係機関との協議を継続して行うとともに、まちづくり会社の設立に向けた検討を継続し、道路空間活用事業実施において必要となる道路占用特例の同意取得に向けた大阪府公安委員会道路管理者との協議等を重ね、基本計画に掲載する事業を抽出し、事業実施による効果をはかる目標指標の設定など、基本計画作成に取り組みました。  次に、令和元年度の進捗状況でございますが、9月には大阪府公安委員会道路管理者から、道路空間活用事業に係る道路占用特例の同意を取得するとともに、中心市街地活性化基本計画の効果をはかる目標指標を確定し、内閣府へ基本計画を提出し、12月に内閣総理大臣認定を取得いたしました。  この基本計画について、概要版によりご説明させていただきます。  資料1-2をお開きください。  中心市街地活性化基本計画は、現状、課題を分析し、中心市街地の活性化に向けた効果的な事業を抽出し、目標を掲げ、おおむね5年間で基本計画に記載した事業を実施することにより、目標に応じた成果を出していくものです。  まず初めに、人口構成や商業指標等による現状についてでございますが、中心市街地のこれらの現状を踏まえますと、商業衰退が加速するおそれがあることや、滞在時間や店舗の利用状況などから、中心市街地の利用は短時間で、滞在や回遊されていないことが伺えます。また、市民へのアンケートを実施し、回答を集約、分析いたしましたところ、JR茨木駅、阪急茨木市駅、市役所周辺、商店街等では、飲食店等を望まれる方が多い一方、現在は飲食店利用を目的とした来街者が少なく、商業施設、店舗等に対するニーズとのギャップが発生していることが伺えます。  これらの現状、利用状況や市民ニーズ等を踏まえ、課題に対応するため、多様な文化が集い、まちへの愛着を育む、にぎわい拠点まちづくりのコンセプトとし、中心市街地内に魅力ある商業機能や居心地のよい空間を創出するため、活性化に向けた事業実施計画として、内閣府、関係省庁、中心市街地活性化協議会等での検討、協議を重ね、茨木市中心市街地活性化基本計画を策定いたしました。  計画期間は、令和元年12月から令和7年3月の5年4カ月で、計画対象区域は、JR茨木駅と阪急茨木市駅を含む商業施設や公共公益施設などの多様な都市機能が集積する、約129ヘクタールを中心市街地として位置づけました。  次に、基本方針と目標を定め、目標の1つ目に、中心商業機能の質の更新として、日常のちょっとぜいたくがかなう魅力ある商空間の形成を掲げています。これは、激化する大都市や大型店等との競争環境を踏まえ、売上高や商業床面積で競うのでなく、それらとの差別化を図り、市民ニーズに応える個性ある個店を中心とした商業を集積し、魅力ある商空間の形成としています。  具体的には、例えば平日昼間に、主婦の方らがほっとできる時間を提供する飲食店や、毎日の暮らしに楽しみを与えてくれる飲食、物販店等、市民の皆様に日常のちょっとしたぜいたくが感じられるような、個性豊かな個店を積極的に誘致するものです。  目標の2つ目に、滞在、活動の場の創出として、新たな魅力づくりと多様な主体が参画した恒常的なにぎわいの創出を掲げています。これは、公園用地を活用し、ホールや子育て支援機能、支援施設及び図書館機能を備えた文化複合施設と、市民が多様な用途で利用できる広場空間を整備し、計画区域の中央に滞在し、活動したくなる、にぎわいの拠点を形成するものです。  また、JR茨木駅東口にあるいばらきスカイパレットや、阪急茨木駅西口デッキについて、道路占用の特例制度を活用しながら、市の玄関口にふさわしいしつらえにするとともに、居心地のよい空間を駅前に創出することで、住むまちとしての魅力や評価を高めていくものです。  次に、事業実施による効果をはかるため、目標指標と目標値を設定しています。  1つ目の目標である中心商業機能の質の更新に応じた指標として、事業の取り組みの成果をはかることができる、計画掲載事業を活用した新規出店数を、また、2つ目の目標である滞在活動の場の創出に応じた指標として、文化複合施設と広場空間の整備などにより、公共施設の活用を図ることにより、平日昼間のにぎわいの増加を目指していることから、平日昼間の歩行者通行量をそれぞれ指標として定めております。  また、取り組みの成果をはかる参考指標として、公共空間活用件数を掲げています。  また、中心市街地展開イメージとして、基本計画に掲載した事業を実施し、中心市街地を活性化していくことにより、周辺地域全域を活性化させることを想定しております。  基本計画に掲げる主な事業として、まちづくり会社FICベース株式会社による商店街にぎわい空間整備事業道路空間活用事業等、また、市による「次なる茨木・クラウド。」プロジェクト文化複合施設整備事業、元茨木川緑地再整備事業、中央公園整備事業等を掲載しております。  これら事業を含む、民官合わせて、およそ60の事業を掲載しています。事業は中心市街地区域内で、JR茨木駅周辺や阪急茨木市駅周辺及び市役所周辺など、区域全体を面的に活性化できるよう、実施されるものでございます。  次に、令和元年度の進捗状況として、まちづくり会社FICベース株式会社について、ご説明いたします。  資料1-1にお戻りください。  令和元年7月に会社設立に向けた出資者の調整を行い、8月に会社が設立されました。9月に第1回取締役会を開催し、定款や事業計画会社規則等について意見交換を行い、12月には正社員1人が選定されるとともに、事業計画に関する意見交換や現地視察が行われたところです。そして、令和2年1月より、クリエイターズマーケット整備事業などの事業実施に向けた検討等が開始され、現在、もう1人の正社員選定が行われているところであります。  最後に、今後のスケジュール、予定について、ご説明いたします。  基本計画記載事業を実施し、事業実施による効果を測定するなど、目標の達成状況等について、毎年度、内閣府にフォローアップ報告を実施する予定となっております。  以上で、中心市街地活性化基本計画についての説明を終わらせていただきます。  次に、阪急茨木駅西口駅前周辺整備について、ご説明いたします。  資料2をお開きください。  まずは、まちづくりの方向性についてでございますが、左側の図は、将来目指すまちの構造図を示しております。赤色の破線で囲まれたエリアは、中心市街地区域です。青色の円がコア部であり、阪急茨木市駅とJR茨木駅の両駅前で、駅前周辺整備による利便性の向上を図ってまいります。緑色の楕円がパーク部であり、市民会館跡地エリアなど、エリア中央の公園、広場の活用を行っていくものです。また、緑色の線は道路空間で、紫色の線は商店街をあらわしており、2コア1パークを中心に、歩行者が快適に通行できる空間の整備を目指してまいります。  右側の図は、検討区域を示しており、図の赤枠で囲んだ駅前広場市営西口駐車場、茨木ビル、永代ビル用地を含めた面積約2.1ヘクタールの範囲で検討を行っているところです。  次に、①当地区の課題についてでありますが、駅利用交通と通過交通が混在していることにより、慢性的な交通渋滞が発生していることや、駅前広場において、路線バス、タクシー、一般車、送迎バスが混在していることにより、交通混雑が発生していることから、安全で円滑な交通形態が必要となっております。また、憩いや、にぎわいを生み出す魅力ある空間が不足するとともに、駅ビルの老朽化に伴って、空き店舗が増加するなど、駅前ビル駅前広場が一体となった機能配置や、空間、景観形成が必要であります。  次に、②当地区の位置づけについてでありますが、市総合計画では、駅周辺の再整備や回遊性のある商業地区づくりによる魅力あるにぎわい拠点の形成を、都市計画マスタープランでは、にぎわい、景観、交通利便性の向上を図り、集客力を高めるとともに、緑化の推進やゆとりある空間を創出し、地域の活性化とイメージ向上につなげるとなっております。また、中心市街地活性化基本計画では、2コア1パークを中心に、歩行者が快適に通行できる空間の整備を目指すとしており、次なる茨木グランドデザイン(案)では、東西軸と商店街の接点となる機能や場を備えた拠点整備となっております。  また、市民ニーズとしましては、昨年度より開催している阪急茨木市駅周辺まちづくり学集会で出された意見を記載しております。学集会は、阪急茨木市駅周辺の将来像について、周辺商店街や自治会の皆さんと展望を共有する場であり、駅周辺の現況や課題、駅周辺のまちの特徴などを共有するとともに、実現したいまちや思い描くまちを実現するために、駅周辺をどうしていくのかなどについて議論を行っており、昨年度に4回、今年度に4回開催したところでございます。  実現したいまちとして、駅周辺の交通渋滞解消や、歩行者と車両を分離した道路空間の確保など、交通の安全性、利便性の高いまち、また、駅前などに休憩、多世代交流やイベントなど、多目的に活用できる場所があり、中心市街地に人が集まり、にぎわいがあるまち、駅と商店街につながりがあり、歩きたくなるまちなどのご意見をいただいております。  次に、③まちづくりの方向性についてでありますが、現在の西口駅前広場は、交通の機能が主となっておりますが、将来は交通の機能を東口に集約するなど、西口は一方通行化も踏まえ、中心市街地を歩いて暮らしやすい空間にしていきたいと考えております。  そのためには、阪急茨木駅西口駅前を都市拠点として、必要な機能の充実を図る必要があると考えており、駅前広場機能の充実を図るため、憩いの広場を西口に配置し、つなぐ空間として、より安全性、快適性、利便性の向上を図り、たまる空間として、待ち合いや憩い、にぎわいなど、駅利用者や市民の日常使いとしての広場機能の充実を図ってまいります。  また、中心市街地へつながる動線軸、空間軸を強化するため、市役所方面商店街方面地上レベルの2軸の動線を大切にした、歩いて楽しいまちづくりや、広い歩道など、ゆとりある空間の充実を図ってまいります。  一方で、将来形の整備に至るまでには時間を要し、すぐに実現することは困難であるため、今回の整備では、将来形を目指した上で、既存の交通広場機能を残し、駅前交通の整序化や駅前広場の安全性を向上させるなど、現状の課題解決を図るとともに、駅から商店街方面へ開かれた空間と、商店街前に憩いの空間を確保してまいりたいと考えております。  ご説明いたしました内容を図に示したものが、機能の配置ゾーニング図でございます。左側の図が将来形、右側の図が今回の整備となっており、赤矢印は人の動線、青色は交通広場、緑色は憩いの広場、赤色は商業ゾーンを示しております。  このような整備を進めるためには、官民が連携し、阪急茨木駅前ソシオビル西口駅前広場及び市営西口駐車場の区域において、市街地再開発事業を活用し、一体的に再整備することにより、必要な機能の強化と空間の創出が可能になると考えております。  また、これまで阪急茨木市駅周辺まちづくり学集会などにより、市民や商店会、自治会、行政とともに議論してきた、阪急茨木駅西口駅前周辺の将来の絵姿の具現化を図るため、おおむね30年後の将来イメージ図を作成し、それをもとに、市民の皆さんと共有を図っていきたいと考えております。  次に、今後のスケジュール、予定について、ご説明いたします。  今年度は、来週1月27日に開催される都市計画審議会で、本日と同様の資料で、まちづくりの方向性を報告させていただきます。また、3月には、将来イメージ図を作成し、公開していく予定でございます。  令和2年度は都市計画素案を作成するとともに、都市計画審議会による意見聴取や審議を経て、都市計画決定に向け、取り組んでまいります。その後、令和3年度には事業計画認可、令和4年度には権利変換計画認可、令和5年度からは、駅前広場等整備工事を実施していきたいと考えております。  また、次のページに、まちなかウォーカブル推進プログラムについての参考資料を添付しております。ウォーカブルシティは国が進めている施策で、町なかを人々の交流や活動により、新たに魅力的な空間を生み出すため、居心地がよく、歩きたくなる町なかの形成に向け、歩行者中心の町なか空間づくりの取り組みを進めていくものでございます。昨年6月には、都市の多様性とイノベーションの創出に関する懇談会の提言として、居心地がよく、歩きたくなる町なかから始まる都市の再生が取りまとめられました。これを受け、国土交通省では、まちなかウォーカブル推進プログラムとして、関連する令和2年度予算や税制改正、検討会、懇談会、作成予定の事例集等が取りまとめられました。  また、今回の提言に共鳴し、ともに取り組みを進めるウォーカブル推進都市に、昨年末時点で207団体の賛同があり、その都市をパートナーとして、国は強力に施策を推進していくこととなっており、ウォーカブルシティの推進は、本市のまちづくりの方針や展望に整合するものであり、本市もウォーカブル推進都市に応募しております。  資料の下段には、居心地がよく、歩きたくなる町なか形成イメージ例が示されております。キーワードとして、ウォーカブル(歩きたくなる)、アイレベル(まちに開かれた1階)、ダイバーシティ(多様な人の多様な用途、使い方)、オープン(開かれた空間が心地いい)の4つが掲げられております。  最後に、本市も国と連携を図り、居心地がよく、歩きたくなる町なかの形成に向け、歩行者中心の町なか空間づくりの取り組みを進めてまいります。  以上で、阪急茨木駅西口駅前周辺整備についての説明を終わらせていただきます。  次に、JR茨木駅西口駅前周辺整備について、ご説明いたします。  資料3をお開きください。  右側の図にある、将来目指すまちの構造図につきましては、先ほど、阪急茨木駅西口駅前周辺整備でご説明させていただいたとおりでございます。  2コアの1つであるJR茨木駅西口駅前周辺については、左側の図の赤枠で示している約2.5ヘクタールの範囲で整備検討を行っているところです。西口駅前周辺においては、車両と歩行者動線駅利用交通と通過交通の分離などの交通に関する課題と、建物の老朽化への対策やシンボル空間の改善、にぎわいや交流を生み出す空間の創出及びニーズに合った魅力ある商業業務等機能の導入などのまちに関する課題があり、課題解決と本市の中心部としての魅力や交流といった、将来のまちづくりに関係者が連携して取り組むことが必要となっております。  このため、本市では、平成24年度から駅前の現状把握と課題の抽出を行うとともに、駅前広場等を含む範囲内で、再整備について検討を進めてまいりました。一方、茨木駅前ビルでは、平成26年度より将来のビルのあり方についての検討が開始され、平成27年度には駅前ビルにおいて、再整備検討委員会が設立され、市はオブザーバーとして参加いたしました。  委員会では、現行法による耐震基準を満たしていない駅前ビルについて、耐震改修か建てかえを行うかの検討が行われ、平成29年1月に管理組合臨時総会において、再開発事業による建てかえを推進していく旨の決議がなされました。このため、市では、検討区域の関係権利者で構成する西口駅前周辺地区まちづくり協議会の設立に向けた勉強会を開催し、平成29年12月には市、駅前ビル密集市街地など、JR西日本を含む関係権利者による協議会を設立し、再整備に向けた検討を行っています。  平成30年度には協議会における協議に加え、参加者との個別の意見交換を実施してまいりましたが、権利者の皆様からは、再整備検討区域から外してもらいたい、権利の共同化は望まないや早く進めてほしい、具体的なスケジュール、将来像が知りたいなど、さまざまなご意見がありました。協議会では、これらの意見を共有した上で、計画の方向性を見定めるため、駅前整備の実績豊富な不動産開発業者総合建設業者を対象に、計画作成パートナーという立場で、広く計画案に対する意見をいただいた上で、具体的な計画案を作成し、地権者の個別の条件を確認する必要があるとの結論に至りました。このため、計画策定パートナー募集の方法について、検討を行ってまいりました。  次に、令和元年度の進捗状況について、ご説明いたします。  協議会では、4月より計画作成パートナーの募集を行い、8月にはパートナー大成建設株式会社に決定した後、パートナーからの提案を受け、再整備計画素案の検討、協議を進めてまいりました。  図に示しておりますのは、計画作成パートナーからの提案資料です。現時点では、何ら確定したものではございませんが、提案された内容を踏まえ、今後とも協議会を継続開催し、素案の検討を進めていく予定となっております。  最後に、今後のスケジュールについて、ご説明いたします。  協議会における再整備計画等関係権利者間で共有を図り、事業スキームの検討を行うとともに、素案作成状況に応じて、国、府、交通事業者と関係者との協議調整を実施してまいりたいと考えております。  以上で、JR茨木駅西口駅前周辺整備についての説明を終わらせていただきます。 ○福井都市政策課長 最後に、南部地域における広域幹線道路沿道整備につきまして、ご説明いたします。資料4でございます。  南目垣、東野々宮町地区の進捗状況でございますが、昨年7月の本委員会でご説明させていただいた以降の状況につきましては、昨年9月に、市都市計画審議会府都市計画審議会の承認を得て、市街化区域編入への都市計画決定、変更の告示がなされ、11月に土地区画整理組合の設立及び土地区画整理事業計画の認可を取得されております。  それに伴い、組合が業務代行者として、株式会社竹中土木を選定され、本格的に事業が進められているところでございます。  こちらは、土地利用計画案でございます。日本GLP株式会社が進出を予定している青色の物流ゾーンと、株式会社LIXILビバが進出を予定している紫色の商業ゾーンを核とし、農地としての利用を予定しているオレンジ色農地ゾーンと、主として換地を受けた地権者が自己利用を予定している緑色の事業ゾーンをその周辺に配置する計画とされております。  次に、南目垣、東野々宮町地区におけるスケジュール予定につきまして、ご説明いたします。  左側の都市計画の変更スケジュールでございますが、先ほどご説明いたしましたとおり、昨年9月20日に都市計画決定、変更の告示がなされました。  右側の事業化へのスケジュールでございますが、昨年11月15日に土地区画整理組合の設立及び事業計画の認可を取得し、30日に設立総会を開催され、本格的に事業が進められております。今後、本年3月ごろに仮換地指定を行い、令和4年度の中ごろから、順次、使用収益を開始し、令和5年度末に換地処分を行う予定と聞いております。  最後に、まちづくりの方向性でございますが、こちらが現在、組合や進出事業者において検討が進められている将来イメージパースでございます。防災や地域活性化にぎわいといった地域の課題を解決するため、進出事業者の協力を得ながら、防災機能の充実や、商業施設と農業の共生共存、広場と一体となった交流、にぎわいの形成に資する方向で、具体的な検討を進めているところでございます。  具体的な方向性についてでございますが、商業ゾーンは、株式会社LIXILビバによる複合商業施設が進出予定であり、交流やにぎわいの形成、食材の地産地消、緊急時の支援物資や対応設備の提供などをイメージして検討されていると聞いております。
     物流ゾーンは、日本GLP株式会社による物流施設が進出予定であり、緊急時の避難や支援物資の提供などをイメージして検討されております。  今後、これらの方向性をもとに、まちづくりの具体的な内容を検討していくことになっております。  以上で、南部地域における広域幹線道路沿道整備についての説明を終わらせていただきます。 ○青木委員長 「令和元年度事業の進捗状況について」の説明は終わりました。  休憩いたします。     (午前10時30分 休憩)     (午前10時31分 再開) ○青木委員長 再開いたします。  「令和元年度事業の進捗状況について」、発言なさる方はございませんか。 ○安孫子委員 それでは、今のご説明をお聞きして、私から何点か、お尋ねしたいと思います。  最初に、中心市街地活性化基本計画の資料の1-2の中で、中心市街地活性化の基本方針と目標のところなんですけれども、目標が2つ書いてある、その1つの中心商業機能の質の更新のところで、日常のちょっとぜいたくができる魅力ある商空間の形成というふうに書かれているんですけれども、先ほどのご説明の中では、大型店との差別化を図っていって、活性化を進めようというようなご説明だったんですが、私も、ちょっとぜいたくができるという、結構、人によって、ちょっとぜいたくって、多分、大分違うというふうに思うんですけれども、この差別化を図る意味で、ここで表現されている、ちょっとぜいたくというのは、どういうイメージをおっしゃっているのかというのをご説明いただけたらと思います。 ○福田市街地新生課長 ちょっとぜいたくというところでございますけれども、今、中心市街地のほうで考えておりますのが、いわゆる、どこにでもあるようなチェーン店であるとか、そういったお店とかということではなくて、いわゆる茨木らしいといいますか、茨木にふさわしいようなお店ということで、例えば、ご家族なんかでお食事ができるような空間であったりとか、家族連れであったりとか、あとは主婦の方であったり、女性同士がゆったりできるよというところの中で、それがぜいたくというか、そういった居心地のいい空間も含めて、ぜいたくというようなことで考えさせていただいております。 ○安孫子委員 ということは、チェーン店ではないというのであれば、ちょっとしたレストランとか、カフェとかで、ちょっとぜいたくって聞くと、例えば1つ利用する、1食当たりの単価とかが高いものを提供しているお店とかをふやすんだろうかというふうに考えてしまったんですけれども、案外、そういうふうにしてしまうと、利用できる人が、経済的にどういう層の人をターゲットにしてるんやみたいな話になっていくとは思うんですけれども、できたら、いろんな方に幅広く利用してもらえるような形であったらいいなと思ってますので、何かちょっとぜいたくできるというのは、その人によっても、ぜいたくの度合いも違うでしょうし、なかなかそこがわかりづらかったなというふうに、私は思いました。  今おっしゃっているように、家族や日ごろの中で、ちょっと楽しめる、空間を楽しみたいというふうにおっしゃったんですけれども、じゃあ、その下の部分で、目標指標と目標値の設定の中で、滞在や活動の場の創出の目標指標が平日昼間の歩行者通行量として、基準値と目標値を上げておられるんですけれども、今、先ほどおっしゃったように、例えば、ちょっとぜいたくができるような空間で、お友達同士やファミリーで楽しめるというふうになると、茨木市にお住まいの方で、例えば、休日に家族でちょっと出かけていく、出かけ先として、こういう中心市街地あたりを使ってもらえたらいいなと私は思うんですけれども、そういうふうに考えたときに、これ、平日というふうに、一応目標を定められているんですけれども、休日のあり方とかについては、どのように考えておられるのか、そこもお聞かせください。 ○福田市街地新生課長 今回、中心市街地活性化基本計画の目標指標ということで、平日昼間の歩行者通行量ということで、挙げさせていただいているものでございます。  これは、基本計画の掲載事業を実施することによる効果ということでございまして、事業実施前を基準値、事業実施後を目標値ということで設定しております。  現時点で考えておりますのは、特に平日に、なかなか茨木市の中心市街地に出てきていただいていない方とか、そういった方に、できるだけ滞在していただくということを想定しておりまして、逆にまた、その平日昼間、利用された方が、例えば、ご家族であったりとか、友人であったりとか、そういった方に、この中心市街地の魅力を伝えていただきまして、そういった中で、休日も利用される方が増加していくということを想定しております。  ですので、決して休日を考えていないということではなくて、休日はいろいろ今、中央公園なんかでもイベントなんかも開催されておりますし、そういった中で、休日も利用していただくような形になっていくことを、目指しているものでございます。 ○安孫子委員 休日のことを考えましたら、大型の店舗でしたら、土日なんかはやはり車なんかで、家族で来られて、みんなでお買い物をされているというような姿が一般的だと思いますので、そういう大型店ばかりに行くんじゃなくて、こういう中心市街地にも、お休みの日でも来てもらえるようになればいいなと私は思うんですが、今おっしゃったように、平日というふうになりますと、結構、家にというか、平日もお家にいらっしゃる高齢者の方とか、そういう子育て中で家におられる方とか、そういう方がターゲットで、もっと来てもらおうという、そういう意味でおっしゃっているということでいいんでしょうか。  逆に言うと、今のこの店舗とか、状況からいくと、平日に利用してもらう方がすごく少ないというふうに思って、そこを今、重点的に頑張ろうという、そういう考え方であるということで、いいでしょうか。お願いします。 ○福田市街地新生課長 今回、計画作成に当たりまして、アンケートなんかも実施している中で、中心市街地に来てはいただいているんですけれども、それはあくまでも銀行であったりとか、役所であったりとか、そういった用事に来られる方が結構多いのかなということで、こちらのほうにもちょっと書かせていただいているんですけれども、滞在時間というのは非常に短いという中で、できたら中心市街地にもっととどまっていただきたい、もっと回遊していただきたいという思いも含めまして、例えば、特に平日昼間でしたら、当然、高齢者の方もおられますし、主婦の方であったりとかですね。通勤、通学者以外の方で、中心市街地に来ていただきたいという思いでございます。 ○安孫子委員 わかりました。本当に、平日であろうと、休日であろうと、やっぱり、にぎわいがやってくるという形を目指してもらうということで、私も理解しましたので、お願いをいたします。  続いて、私、もう1つ、JR茨木駅の西口についてなんですけれども、この取り組みがずっと続けられているのは、重々承知した上でなんですけれども、私も前からずっと気になっています、JR茨木駅の東口が整備されて、駅ナカのほうもエスカレーターも設置されて、いよいよ周辺の皆さんは、西口側が整備されるというふうに考えておられるんですけれども、それがなかなか進まないということで、じゃあ今、ご説明受けましたけれども、こういう計画に沿って、この西口をきっちり再開発していけば、いつごろ完成できるというふうにお考えなんでしょうか。  ということが1つと、このJR茨木駅の西口にやっぱりエスカレーターとかの設置がないということで、あるいは、障害者の方の駐車スペースの位置が非常に不便で、車いすで駅まで移動してもらうときに、道路を横断してもらわないといけないというような物すごく不便なことが起こってるんですけれども、そういうことを把握した上で、同じように課題として考えておられるのかということを、お聞かせください。 ○福田市街地新生課長 JR茨木駅の西口についてということでございます。  現在、協議会のほうにおきまして、今回、計画作成パートナーの方と、より具体的な計画作成を行って、今、検討区域の中の権利者の皆さんの意識醸成であったりとか、合意形成に向けた取り組みを継続的に進めているところでございます。そういったところで、現時点において、いつ完成するかという中でのそのスケジュールというのは、具体的にまだ今、現在お示しできる段階にはございません。 ○岸田都市整備部長 エスカレーターの件についてでございますけれども、今、JR茨木駅西口に、駅に直結したエスカレーターがないということで、駅利用者の方々に大変なご不便をおかけしているということは、十分認識しております。しかしながら、エスカレーターを設置となりますと、上下1基ずつで約2億円、工事費として2億円、ランニングコストとして、年間約250万円ほどの費用がかかるという中で、今現在、計画作成パートナーからの提案を受けて、再整備計画素案について、協議会において検討している現段階では、設置するという判断をするという段階ではないのかなというふうに考えております。  しかしながら、今後、再整備についての決定がなかなか困難であり、長期間を要すると判断した場合には、改めてエスカレーターの設置について検討してまいりたいと考えております。 ○安孫子委員 今、ご説明いただきました。  もし、上下につけるとなると2億円、ランニングコストで250万円ということで、お聞きしたんですけれども、今もご答弁にあったように、もし長期にわたるならば考えるということだったんですが、私も今、現実的に阪急茨木市駅のほうは、割と年度が出てきて、それでも5年、6年、7年かかりそうな状況で、今のこの阪急茨木市駅と比べても、JR茨木駅のこの状況だと、阪急のほうよりも絶対長くかかるのは、もう目に見えてるなと思うんですよ。となると、10年ぐらいはかかるのかなというふうに考えましたら、今、いろいろとご不便をかけていて、いろいろと、骨折されていても、つえをついている高齢者の方でも、もうそれを持ったまま、階段を上がっておられる状況を見ると、何かまだ10年も我慢してもらうのかなというのは、すごく、何か辛いなと私は思っています。例えば、バリアフリー化の観点、あるいは、障害者や高齢者の移動における、そのバリアフリー法の観点からというふうに考えた場合ですね。例えば、国土交通省でも、鉄道駅のバリアフリー化の推進ということを進めていますし、特に、この基本方針の中では、1日3,000人以上の乗降客がある駅については、これ、平成32年度末までとなっていたので、令和2年度末までには、できるだけ、いろんなアクセスについては解消していこうというようなことを目標に上げておられるんですけれども、そういうところを加味して考えたら、長期的になるんだったら、また別な判断をしましょうっておっしゃった、その判断というのは、いつごろ出されるように考えておられますか。 ○岸田都市整備部長 今、西口のスケジュールについては、現在、お示しすることはできないという中で、エスカレーターの耐用年数というのが、一般に15年から17年というふうに言われております。長期間というところで、本市としては、その耐用年数を超えるぐらいの年月がかかるようであれば、設置したいというふうに考えているんですけれども、なかなか15年から17年というのは先のことですので、そこまでいかなくとも、ある程度、今、協議会で協議している内容を踏まえて検討してまいりたいと考えております。 ○安孫子委員 15年から17年って、生まれた子どもが高校生になって卒業してしまうなというふうに私は思ってしまいました。確かに、お金もかかる話ですし、一旦つけたものを、次、再整備するときに、また取り外して壊さないといけないのは、確かにもったいないなというのは思うんですけれども、それが二、三年というなら、我慢してくださいって言いやすいんですが、十七、八年待つという判断が出てからとなると、その判断もいつになるのかわからないのであれば、なかなか、やはり市民の方に理解していただくのは難しいのではないかなという感じています。  それと、本市では、バリアフリー基本構想を持っていますし、それで3つの地域、JR茨木駅と阪急茨木市駅や阪急総持寺駅周辺、南茨木駅周辺は、重点整備地区というふうにして、取り組みをするというふうにされていますし、その重点地区の取り組みの中にも、短期、中期、長期というふうに位置づけておられるんですけれども、そういう話の中に、やっぱり、このエスカレーターを設置したり、バリアフリーを進めたりというふうなことについては、何かぱっと見たとき、入ってなかったように思ったんですけれども、今回のやっぱり、こういう計画があるので、そこに具体的にリンクしていないというふうに考えたらいいんでしょうか。  というか、今回このJR茨木駅西口について、今、お聞きしていますけれども、この計画を進めるに当たっては、本市のそのバリアフリー基本構想というものを踏まえた上で、今、一緒に進めてもらっているというふうに認識していいのかということをお聞きしたいと思います。 ○岸田都市整備部長 エスカレーターにつきましては、特にバリアフリー基本構想とリンクして考えているものではありません。 ○安孫子委員 となると、おっしゃったように課題であるということや、皆さんにご不便をおかけしているということは認識してもらっているので、取り組みの中で、やっぱり課題である以上、そこは一緒に考えていただきたいし、また、そのバリアフリーの基本構想で、一応、駅のことも、きっちり押さえていただいているんですから、もうやはり私、十五、六、七年という先まで延ばすというのは、ちょっと延ばし過ぎじゃないかなというふうに私は思います。ちょっとそれはお話ししておきたいと思います。  それと、バリアフリー基本構想ですかね、その取り組みの整備目標というのは、市民や当事者のニーズを把握して決めるというふうにされているんですけれども、そういうニーズを把握したりして取り組んでいくとなると、今回このJR茨木駅西口駅周辺整備については、関連する権利者の方の、そのニーズ調査とかをされたと思うんですけれども、駅自体を整備することに関して、この利用者の方の、やはりニーズとかいうのも、私は把握しておくべきではないかなというふうに思うんですけれども、そのようなことについての取り組みは、どのようにお考えでしょうか。 ○福田市街地新生課長 JR茨木駅の西口の取り組みということで、現時点では権利者の方々との意識醸成を図っているというところでございますけれども、今後、周辺地域も含めまして、次年度以降、アンケートであったりとか、そういった何らかの形で、ほかの市民の方のご意見なんかも伺っていけたらというふうに考えております。 ○安孫子委員 ぜひ意見をお聞きいただいて、そのときにちょっと、今後どうするかというのも、改めて考えていただけたらいいなというふうに思います。  あともう1つ、2020年、来年度の国会でバリアフリー法の改正が予定をされています。その中に、道路上のバスターミナルについても、今度、バリアフリー法が適用されるというふうに、私は聞いているんですけれども、ではこの、今、JR茨木駅西口、阪急茨木市駅などのバスターミナルについても、本市で、やはりこのことについては、影響があるんじゃないかなというふうに思うんですけれども、これの対応について等も、今後この進めていかれる取組状況の中に含めて、対応していくということでよろしいのでしょうか。 ○福田市街地新生課長 今、委員のほうからご指摘いただきました、道路上のバスターミナルということでございます。今回、JR茨木駅にしましても、阪急茨木市駅にいたしましても、駅前広場、一定のその交通のバスターミナルを整備する予定にしております。そうした中で、駅前広場の中にバスを入れていくという考え方もございますし、あと、道路上に一部、例えば、降車だけできるようなバースを設けるとか、いろんな考え方があるかなというふうに考えておりますので、そういったことも含めまして、今回の整備の中に、いろんな可能性を含めて検討していきたいというふうに考えております。 ○安孫子委員 わかりました。じゃあ、今回本当に、国で法律改正されるということであれば、それに合致した様式に変えていくというのが、やはり十七、八年先では、とてもその法律に沿っているというふうには言えないと思いますので、そのことも含めて、さらに取り組みを進めていただきますようにお願いしまして、私の質問を終わらせてもらいます。 ○青木委員長 他に発言なさる方はございませんか。 ○福丸委員 それでは、私のほうから、気になる点について、質問させていただきたいと思います。  まず、先ほどのエスカレーターの話なんですけど、やっぱりJR茨木駅の西側に生活している方、私も生活していますし、そういう方とのつながりが多いもので、非常にニーズは高いです。さらに、この計画はぎりぎり入っているか、入っていないかのところですけれども、西駅前交差点、郵便局のところ、あそこもやっぱり歩行者にとってはすごく不便で、バリアフリーの観点からも、あそこを超えて、さらに駅に来て、また階段を上らなあかんみたいな、すごいストレスが、時代とともに、バリアフリーがだんだん推し進められているこの社会において、すごくストレスが、あの西側においては高まってきているなということは、生活をしている身として感じておりますので、安孫子委員からもご指摘があったように、しっかりそういう市民のニーズとか、市民の感情もしっかりくみ取っていただいて、まちづくりをしていただきたいなということで、要望させていただきます。  今、パワーポイントでご説明をいただいて、すごくこれから、茨木のまちづくりが進んでいくんだなということを認識させられたと同時に、常々、議会でも質問させていただいたりしているんですけれども、そのハードの整備だけじゃなくて、そのソフト、コミュニティーのデザインという部分をいかに形づくっていくのかというのが、すごく重要になってくるんだなということを、改めて感じさせていただきました。  そう考えたときに、このまちづくり会社のFICベースさんというのは、すごくキーになってくる会社だなと思いますし、この5年4カ月ですね、茨木のまちでFICベースさんに暴れ回っていただいて、まちを活性化していっていただきたいなというふうに感じました。  そこでちょっと、中活の関係で確認をしたいのが、今後のスケジュールのところで、内閣府へ毎年度フォローアップ報告を行うということで書かれているんですけど、この報告はFICベースさんが行うのか、それとも市が行うのか、また、どういう形態で報告を内閣府のほうに行っていくのかというような、その辺のイメージを教えていただけたらと思います。 ○福田市街地新生課長 内閣府へのフォローアップ報告ということでございます。  こちらにつきましては、今回、計画が内閣総理大臣認定を受けたという中で、目標の達成状況等につきまして、評価をいたしまして、市のほうが、内閣府のほうに報告するというものになっております。  フォローアップといいますのは、計画期間内に実施する定期フォローアップといいますのと、定期期間、計画期間の終了後に実施する最終のフォローアップということで2つございまして、定期フォローアップにつきましては、計画期間中に原則、毎年実施していくというものでございまして、こういった自己の評価で明らかとなりました目標達成の見通し等を踏まえまして、もし目標の達成が難しいということで判断されるなど、必要と認められる場合につきましては、例えば、その目標達成に資する事業の追加であったりとか、変更とか、そういった見直しが行われるということになっております。  また、最終のフォローアップにつきましては、計画期間のこれは終了後ということでございまして、事業の進捗状況であったりとか、あと目標の達成状況等に加えまして、この中心市街地全体の活性化の状況でありますとか、市民の皆さんの意識の変化であったりとか、そういったところを、中心市街地活性化に向けた取り組みに対する総合的な評価を実施するものでございます。 ○福丸委員 これ、報告して、進捗が思わしくないとか、目標達成してないとなった場合に、例えば何か補助金が削減されるとか、そういったようなことはあるのか、ないのか、教えてください。 ○福田市街地新生課長 特に、目標を達成していないから補助金をカットとか、そういうことではないです。そういう罰則みたいな形にはなっておりません。 ○福丸委員 ちょっと確認させていただいたのは、こういう報告を上げていくと、何ていうのかな、実際の事業の目的より、報告書をつくることに、何か目的がいってしまって、その数値合わせだけで、報告書の体裁を整えんがための何か活動をしたりとか、本当は、まちを活性化させるつもりが、逆に、ぎすぎすさせてしまうみたいなことが、民間企業とかにいてて、その報告書をつくるための仕事をし出すみたいなことが起こっちゃったりするもんですから、今聞いていると、そういう罰則もないし、毎年事業を確認して報告するだけということで、市からね、それも、ということなので、そういった不安はないのかなというふうには感じさせていただいたんですけれども、そういうことも意識しながら、何か報告書をつくるために仕事をし出すというようなことは、今後しないようにしていただきたいなということで、お願いしたいと思います。  それから、あともう1点、中活のところで気になったのが、先ほども質問がありましたけれども、この休日の滞在、活動の場の創出の部分が、非常に私の肌感覚として、この茨木の中心地を歩くときに、平日はまだお勤めなされておられる方とかのにぎわいが若干あるのかなというふうに感じるんですけれども、これ休日、土曜日とか日曜日に中心部を歩くと、本当に寂しい、これが28万都市なのかなと思うことが、多々あります。これ、実際にどうなんでしょう。この数値は、今、平日は2万7,438人ととっておられますけれども、休日の数字はとっておられないんでしょうか。お答えをお願いします。 ○福田市街地新生課長 現在、休日で、特に歩行者交通量を、この関係でとってはおりません。 ○福丸委員 ぜひとっていただきたいと思うんです。先ほどの質疑の中での答弁でも、当然、平日だけにぎわったらいいというわけじゃなくて、その平日のにぎわいを通じて、休日もそれを家族に伝えながら、休日もにぎわうという、そういうご答弁があったわけですから、当然、休日のにぎわいというのも、射程に入っていることだと思うんですね。  と考えたときに、今、現状、この中活をつくる前の現状の人が、実際のこの2万7,000人よりどうなのか、2万人ぐらいなのか、それとも、いやいや少ないと思うけれども、実は3万人ぐらいおりますよという話になるのかということすらも、今、現状つかめていないということですから、実際に、その数値もつかんでいただいた上で、これから5年4カ月のこの計画を遂行していく上において、どう変化してきたのかということもとらないと、ちゃんと茨木のまちのイメージというのが、リアルなものがとれないと思うんですけれども、ぜひとっていただきたいと思うんですけれども、見解をお示しいただきたいと思います。 ○福田市街地新生課長 今、委員からご指摘いただきましたように、確かに今、今回の計画自体の目標指標というのは、平日昼間の歩行者通行量ということで、平日を狙っていっているというところがあるんですけれども、その中で当然、休日の利用され方もふえていくことも想定はしておりますけれども、そうした中で、今回の指標は、こういった形なんですけれども、別途、事業の実施前、また実施後とか、そういった形での数値を計測するという方向で考えていきたいというふうに思っております。 ○福丸委員 はい、ありがとうございます。ぜひ、よろしくお願いいたします。  あと、続いて、この資料の1-3の部分で、FICベースさん中心に、さまざまな事業を今、これから検討していただいているということだったんですが、これ、多分、一遍に実施するというのは、なかなか難しいんだろうなと思うんですね。そう考えたときに、優先順位的なもので、どの事業を優先的に、1番目に展開していってという、その辺のイメージとか、スケジュール感とかといったようなものを、ちょっと詳しくご説明いただけたらと思いますので、よろしくお願いします。 ○福田市街地新生課長 今回、計画のほうに記載させていただいております中で、まちづくり会社ですね。FICベース株式会社が担う事業ということで、商店街のにぎわい空間整備事業であったりとか、クリエイターズマーケット整備事業、あと、店舗誘致事業なり、道路空間活用事業ということで上げさせていただいているものでございます。  時間軸としましては、一番早くなるのが、やっぱり道路空間活用事業かなというふうに考えております。その中で、今考えておりますのが、今回認定を受けることによりまして、道路占用の特例が使えるということになりますので、JR茨木駅東口のスカイパレットでありますとか、阪急茨木市駅の西口のデッキなんかに、そういった道路空間にカフェなどを設置いたしまして、待ち合わせや休憩などができるような、居心地のいい空間として、しつらえを整えていけるのかなというふうに考えております。  スケジュールとしましては、今後、会社の中で、この整備の内容の検討であったりとか、設計が進んでいくということになるんですけれども、あと、道路管理者との道路占用の特例に当たっての特定道路区域の指定であったりとか、道路占用許可ということで、手続が要りますので、おおむね令和2年度末ぐらいを目標として整備が進められる予定となっております。  あと、空き店舗なんかを活用しました、この店舗誘致であったりとか、設置ということなんですけれども、このクリエイターズマーケットとか、その辺につきましては、今回、計画の認定をとることによりまして、経済産業省に整備に必要となる補助というのがございまして、そういったことの権利を受けられるということで、こういったことも活用していけるように、調整が今後進んでいくというところになっておりまして、こちらにつきましては、令和4年度末ぐらい、そういったところを目標として、まちづくり会社の中で、また整備は進んでいくというふうに考えております。 ○福丸委員 スケジュール感をお聞かせいただきまして、何かすごい時間がかかるなと思ったんですけれども、まずカフェのところ、これ、令和2年度末ということは1年以上あるわけですよね。そうですよね。ちょうど1年以上あるんですけれども、何か私のイメージ的には、ここの社会実験でもありますけども、ちょっと小ましな簡易テントを張って、そこでカフェを出されて、そんなイメージだったので、すぐにできるのかなというふうに思っていたんですけど、その1年以上かかる理由というか、どういう形で設置をお考えになっておられるのかというところを、教えていただきたいと思います。 ○福田市街地新生課長 今回設置を、これもあくまで会社の中でまた決まっていくことですので、私が断定的に申し上げることはできないんですけども、例えば、カフェなんかでも、どちらかというと、一時的なものではなくて、常設のカフェみたいなものをイメージしておりまして、そうなると、一定、建物みたいなものができていくのかなというふうに考えておりますし、あと、例えば、いばらきスカイパレットでありましたら、例えば、芝生をちょっと敷くとか、いろんな方法があるのかなというふうに考えております。そうしたところでいきますと、当然、手続関係も必要になってくるという中で、あと、これは市だけでぽんと決めることではなくて、今後、会社の中で、そういったところも含めて、採算性も含めて検討していくことになりますので、設計なり、検討を進める中で少し時間は、やっぱりかかるのかなというふうには考えております。 ○福丸委員 今回、FICベース株式会社が立ち上がった1つの目的は、官庁の欠点を補うという、やっぱり民間としてのスピード感であったりとかというのも非常に重要であるということで、このまちづくり会社が設立されたんだというふうに認識しているんですけど、そう考えたときに、やっぱり私の思いとしては、今現状やれること、現状でもやれることはあると思うんです。社会実験でもなされておられるように、箱ができるまで何もできませんではなくて、箱ができなくても、今、例えば、簡易テントとかで社会実験的に、週1なのか、月1なのか、でも、そういうにぎわい創出の事業ができますよということは、やりようによっては、十分やれるんだと思うんです。それは、最終的にFICベースさんの会社の意思決定になってくるんだと思うんですけれども、そのあたりも、ぜひ議会からこんな意見もあったということで、市からも伝えていただいて、スピード感もしっかり持っていただきながら、本来の目的である中心地の、にぎわいをしっかり活性化していく、それをスピード感を持ってやっていく、こういうところをしっかりイメージしながらやっていただけたらいいなと思いますので、ぜひよろしくお願いします。要望しておきます。  それと、続いて資料2の阪急茨木駅西口のところでちょっと気になったのでお聞かせいただきたいんですが、この将来イメージ図の作成ということで、スケジュール的には、もう再来月に、このイメージ図、絵ができるということでございます。それは、阪急茨木市駅周辺まちづくり学集会で、市民、商店街、自治会、行政とともに議論してきたということで、ちょっと気になるのは、要は駅前ですので、当然、市民の方も利用して、ここの組合の方とか、利害関係者の方とか、そういう方の意見は、当然、大事なんですけど、それプラス、当然、多くの市民の方が利用していて、その市民の方の意向というか、思いというか、そういったようなことも非常に重要になってくるのかなと。福岡市政になってから100人会議であったりとか、非常に丁寧に市民の意見もお聞きしながら、市民とともに、このまちのイメージを形づくってきたという手法をとってきていると認識しているんですけども、そう考えたときに、2カ月でぽんと絵が出てくるというのが、何か「えっ、そうなん」みたいな戸惑いが起きたりしないのかなというふうに、ちょっと不安な面もあるんですけど、これをつくるに当たってのつくり方、市がもう、そのままつくるのか、それとも、何か設計会社にお金を払って、外注してつくってもらうのか、そのあたりのイメージ図のつくり方の細かいところをちょっとお示しいただけたらと思います。 ○福田市街地新生課長 今回、作成いたします将来のイメージ図ということでございます。  今、学集会の中で、中に商店街だけではなくて、周辺の自治会も含めて、あと、誰でも来ていただけるような、一応形にはなっておりまして、そういう点では、多様な市民の皆さんに参加していただいているのかなというふうには考えております。  ただ、そういった形の中で、これまでも茨木市総合計画であるとか、都市計画マスタープランなんかを策定しておりますし、そういった計画策定の中でも、いろんな市民さんからのご意見というのは抽出しているところもございます。そういったところも反映させていきながら、それらも踏まえた中で、今回、茨木市として、どんな駅前を目指していくのかというところを絵にしていきたいなというふうに考えております。  今後、やり方ということなんですけども、今現在、学集会のほうに参加していただいているデザイナーの方がおられまして、そういった方に、ご協力を求めながら、つくっていきたいなというふうに考えております。 ○福丸委員 わかりました。市民の意見を無視するわけではなく、これまでもいただいた意見をしっかり拾い上げながらということで認識をいたしましたので、ちょっと私の今の懸念もおくみ取りいただいて、おつくりをいただけたらと思いますのでよろしくお願いいたします。  あともう1つ、この南目垣、東野々宮地区と、あと何年か前までは平田地区も、いつも話に上がって、報告とかもあったと思うんですけど、この平田地区に関しては、完全になくなったということの認識でいいのかどうかだけ確認させてください。 ○福井都市政策課長 平田地区ということで、玉島地区も含めた取り組みになっておるんですが、平成28年に野々宮地区も含めてやっていくということについて断念したというところなんですが、それは地権者の合意形成が進んでいなかったというところがあって、取り組みが進んでいないというところで、地元のほうでは、まだ合意形成に向けての取り組みを、今話し合っておるという状況です。ただ、検討状況はまだちょっと進んでいないというところですので、特別委員会の資料でも、ちょっと今進んでいない中で報告する形になるので、説明は省かせてもらっているという状況です。 ○青木委員長 休憩いたします。     (午前11時09分 休憩)     (午前11時20分 再開) ○青木委員長 再開いたします。  他に発言なさる方はございませんか。 ○河本委員 それでは、何点か質問をさせていただきたいと思います。  まず、資料1-1で、中心市街地活性化基本計画に関しまして、内閣総理大臣認定を取得されたということで、本当にご努力をしていただいたなと思っております。これまでに236計画ということですので、割と早くやっていただいたのかなというふうに、そのように思っております。  そうした中で、これから目標値を決めながら、実際にされるということでございますけども、特に商業機能の質の更新と、こういうことでございまして、基準値としても毎年ふえているというか、やめられるところもありますので、実質ふえているかどうかというのは難しいなと思うんですが、少なくとも、計画、掲載事業を活用した新規出店数ということで、ここのところ、ふえつつあるという認識ですが、この目標値はさらに上げておられますので、これが本当に、今ある商業店がしまわれずに、このままどんどんふえていくと、確かに活性化するかなと、こういうイメージも持つわけでございますが、まず、ここの、実際にこれに取り組まれる部署と申しますか、そういったところはどういうふうに、例えば市のこの課が取り組むとか、例えば、先ほどのFICベースですか、そこが取り組まれるとか、その辺をちょっと聞かせていただけますか。 ○福田市街地新生課長 今回、この目標指標ということで、掲載事業を活用した新規出店数ということで掲げさせていただいております。  その中には、今回、FICベース株式会社ということで、まちづくり会社を設立したわけですけども、そうしたところでやる事業、商店街のにぎわい空間の整備事業でありますとか、あと、クリエーターズマーケット整備事業並びに店舗誘致事業というところで、今回の計画期間の中で一定、店がふえていくということを想定しております。  あと、今現在、商工労政課によりまして、商業促進補助事業というのがございます。そうした中での今の数値というのが、およそ平成26年度から平成30年度の間の平均になるんですけども、約5.2店舗ということになっております。  あと、小売店舗の改築補助事業というのもございまして、それがおよそ平均3.2店舗ということになっておりますので、今現状が8.4店舗という形での基準値を設定させていただいているところなんですけども、それにプラスアルファ、今申し上げましたような、主に、いわゆるまちづくり会社による新規出店なり、店舗改築なり、店舗誘致なりというところでの数値を上げていって、この数値を設定しているということでございます。 ○河本委員 ぜひ、この目標値を達成できるように頑張っていただきたいなと、このように思います。  次に、資料1-2の右上に中心市街地の図を書いていただいておりますが、地図で示していただいておりますけれども、このJR茨木駅と阪急茨木市駅、ここを結びます道路としまして、特に阪急茨木市駅からですと、ちょうど真ん中から府道がずっとJR方向に伸びておりまして、これがどん突きにぶち当たらずにJRのほうへ抜けていくと、東口側のほうに回っていける、また、逆に、JR茨木駅の東口のいばらきスカイパレットのところからは市道がずっと東に伸びておりまして、これも阪急の駅にぶち当たらずに、ちょうど南側を抜けまして、東側へ抜けるという、非常におもしろい構造だなといつも思っているんですけれども、この感覚からしますと、今までシビックセンター環状道路とか、この道路を活用しながら歩道空間等も考えながらやるというお考えもあったと思うんですが、まず、そういった観点を踏まえまして、この資料2の1.まちづくりの方向性のところにございますけども、1つは、通路空間、これは府道ですし、先ほど言いました、市道ですね、これは鮎川線になりますかね、ここのところに関しては、どういうふうに、まず市としてこの流れみたいなものとか、空間のつくり方、この辺をちょっとどういうふうに考えておられるか、ここをもう1回ちょっと確認をしておきたいと思います。 ○福田市街地新生課長 今現在、茨木駅前線、いわゆる中央通りを行き合う車両なんかにつきましては、かなりやっぱり市外からの通過交通が非常に多いという中で、今後大阪府が将来的に施行いたします広域幹線の都市計画道路茨木寝屋川線というのがございまして、そういったところの整備でありますとか、あと今後、自動運転化でありますとか、交通を取り巻く環境というのが変化をしていく可能性があるという中で、例えば、今、阪急茨木市駅の東口のほうに、例えば、交通ターミナル機能を持っていくような形をとりまして、その中で、茨木駅前線中央通りの一方通行化でありますとか、そういったところの議論を進めていければなというふうに思っております。  こういう形で、今後進んでいきますし、また、計画についてもそういった形で、例えば、茨木市の総合交通戦略であったりとか、そういった中で、時期とか内容等は、まだ今後もう少し検討する必要があるんですけども、そういった中への位置づけをしていく形になっていくのかなというふうに思っております。 ○河本委員 今お話を聞いておりますと、阪急茨木市駅西口にございます、そういった交通拠点を東側に移していこうかと、そういうようなお考えを示していただきましたけれども、ちょうど先ほど資料2のまちづくりの方向性の下の図を見ておりますと、商店街というところの紫色で示していただいているんですかね、ここのところが、例えば、JR茨木駅の東口からずっと伸びていきますところも、途中でとまっている、しかし、現実には阪急茨木市駅の南側のとこら辺も、商店も張りついている、そういうような現状もありますし、交通機能が将来的に変わっていくとなりますと、この道路は今の府道よりも実際には広いですよね。ここの交通空間といいますか、また、歩行者空間とか、まちづくりに関して、中心市街地にかかわりまして、どういうふうに市のほうとしては考えておられるか、もう1度ここを確認をさせてください。 ○福田市街地新生課長 まず、シビック環状道路ということであるんですけども、まだその辺のあくまで目的としましては中心市街地の歩行者が快適に通行できるような空間づくりということになっております。現時点でその区間であったりとか、方向であったりとか、その辺というのは、まだ明確には決まってはおらないんですけども、例えば、将来的には、委員ご指摘いただいておりますような茨木鮎川線ですね、そちらのほうが、中心市街地の東西の主交通というような形になっていくのかなというような考え方を今持っているところでございます。 ○河本委員 先ほど基本計画の目標値のところを見ましても、今後の商店街の誘導とか、そういったことにもかかわりまして、この道路は非常に重要かなというふうに思っておりますので、ぜひその現状と今後と今おっしゃっていましたように、これから鮎川線のほうを、そちらのほうが、もうさらに発展していくだろうと、こういうようなことですので、ぜひ広く考えていただくといいのかなというのをちょっと要望しておきたいと思います。  そうしますと、1つは、この中心のパークエリア、中央の部分でございますけれども、ここのところに関しましても、今は駅前線のところが中心となっておりますけれども、南側の道路も含めて、この空間というものがうまく機能するといいのかなと思うわけでございますが、現在、市民会館跡地活用、先日プレゼンテーションも行われまして、どういった施設になるか、大体イメージが出てきたわけですけれども、非常にそうなりますと、消防署の前付近、ここの交通量もまださらにふえるかなと思ったり、それから、そちらもある意味では顔、要するに顔が北も南も両方あるんじゃないかなというふうな感じもしておりまして、そこに大きな壁ができるというのを、ちょっと私参加できなかったものですから、ちょっと細かいところまでは見ておりませんが、そこに大きな壁ができるというようなこともございますので、そこはぜひ、ちょっとそういう将来的な機能を見越しながら、やっぱりここにどういう施設があるべきかということもしっかり考えないといけないかなというふうに思っておりますので、これはちょっと私の感想として申し上げておきたいと思います。  それと、もう1点、資料2の今度は右ページになりますけれども、将来形、今回の整備ということでありますけれども、先ほどおっしゃいましたように、将来形は阪急茨木市駅西口は憩いの広場としてなっていく。しかし、一方では、今のところは交通広場として整備をする。しかしながら、先ほど言われましたように、ここの機能は東側に持っていこうと、こういうことになりますと、果たして東側にそういうことができるのかなというのがまず1点と、それから、ここには府道が出ておりますけれども、先ほどの南側の茨木鮎川線側のほうの動きとちょっと連動がもう少しできてもいいのかなと思うんですけど、そのあたりのお考えはどのように考えておられますでしょうか。 ○岸田都市整備部長 委員おっしゃるように、阪急茨木市駅西口の交通機能を東口に持っていくということになりますと、今の駅前広場の区域だけでは、なかなかそういった整備は難しいかなというところで、駅前広場へ隣接しております、みずほ銀行ですとか、阪急電鉄のビルもございます。そういった隣接した地権者の方々と今後勉強会を開催して検討してまいりたいと考えております。その中で、茨木鮎川線との連続性であったり、その辺の形態についても協議してまいりたいと考えております。 ○河本委員 そうなっていきますと、これからの阪急茨木市駅西口、また、東口、このあたりが変わっていくと、そういうイメージがちょっとできてきたわけでございますが、これは具体的に、これから構想ですとか、どこかの計画に位置づけていかれるのか、その辺のお考えはどのように考えておられるのかをお聞かせいただけますか。
    福田市街地新生課長 位置づけというところなんですけども、先ほども申し上げましたように、総合交通戦略であったりとか、そういった計画に今後位置づけがされていくのかなというふうには考えております。 ○河本委員 今後のことですけれども、できるだけ計画、もしくは、構想などをつくりながら、やはりこれはもう市民の皆さんの理解、協力がないとできないものですから、そういう将来像を示しながら、できるだけ協力を得られるような形で、ぜひ進めていただきたいなというふうに思います。  そして、次ですけれども、この資料2の今後のスケジュールということで、この阪急茨木市駅西口のところに関しましては、7月のときの資料では、今後のスケジュール、ここのところを余り詳しく先々出ておりませんでしたけれども、今回、そのとき申し上げました、今回書いていただきまして、大体の感覚がつかめてきたなと、このように思っております。これは示していただいてありがたいなと思っております。  そうした中で、前回、どんな今後の課題がありますかということでお聞きしまして、半年ぐらいしかたっておりませんので、そんなに進んでいないかもしれませんけれども、ここのところ、福田課長のほうから、前回、公金支出に対する費用対効果と、こういうことも考えていかないといけないということを言われておりました。できるだけスピーディーにやっていただく意味でも、この辺のところをどんどん進めていっていただく、決めていくかどうかは別としましても、方向性的なものをどんどん出していく必要があるんじゃないかなということも申し上げたわけでございますけれども、ここのところは、その後、進捗がありますでしょうか。 ○福田市街地新生課長 今回の再整備に当たりましての公金支出、費用対効果であったりとか、そういったところの進捗というところでございます。  現在、事業化パートナーさんなり、権利者の方々から出されてきている都市計画素案なんかをもとに、今いろいろ協議をさせていただいているところでございます。そうした中で、いろんな可能性があるというところで、例えば、公共貢献として、まとまった広場空間を確保していただくとか、そういったところなんかもいろいろ協議をさせていただいているところでございます。また、特にまだ今確定しているものはないんですけども、今回、例えば道路をつけかえることによりまして渋滞の緩和を図っていくでありますとか、先ほど申しましたように、アイレベルを意識したような商業の工夫をやっていくとか、あとはセットバックしたりなんかして歩行者空間を充実させていくとか、今申し上げました広場空間を創出していくとか、そういったところについて今いろいろ協議をさせていただいているところでございますので、まだ確定したものはないんですけど、そういった方向で今いろいろ話をさせていただいているというところでございます。 ○河本委員 まだまだこれからでしょうけれども、できるだけ早い目、早い目に示していただきますと、こちらも理解もしやすいんじゃないかなと思っております。また、市民の皆さんからの理解も得ていくためには時間がかかるかなというふうに思っておりますので、どうぞ早い目によろしくお願いをいたします。  もう1点、前回お聞きしました、超高層建築物の立地に関する基本的な方針にということで、前も申し上げましたけれども、この基本方針づくりの中のメンバーといいますか、審議会として参加させていただいたわけでございますけれども、ちょうど、全部で市内4カ所ですね、そういう場所があるわけでございます。そのうちJR、阪急の西口に関しましてもそこに該当するわけでございますけれども、ここにつきましても、今後、権利者の方とどういう整理されるかというようなこともお話をお答えいただいたと思いますけれども、この辺の何かその後の進みというものがあるのでしょうか、お聞かせいただきたいと思います。 ○福田市街地新生課長 今おっしゃっていただいた、超高層建築物との関係というところでございますけれども、今具体にまだどこまでどうということはないんですけども、今回、超高層建築物の立地に関する基本的な方針ということで定められておりますので、そういったところも考慮に入れながら、今、事業化パートナーさんでありますとか、そういったところから、一定、案のようなものも作成していただいたりしておりますので、具体にまだそこは決定したものはないんですけども、今後、都市計画決定であるとか、そういった手続を進めていく中におきましても、そういったところをクリアしていくことが、当然必要もございますし、今後詳細にわたって協議を進めていきたいというふうに考えております。 ○河本委員 そうしますと、最後でございますけれども、参考資料のところに、「まちなかウォーカブル推進プログラム」、国土交通省のホームページより抜粋ということで資料をつけていただいております。茨木市の特徴、以前から申し上げておりますけども、茨木市の中でも中心のほうになってきますと、割と交通網が発達しておりまして、大体、駅と駅の間を歩くと20分ぐらいで歩けるかななんて、そのように思っておりまして、茨木市もそういった特徴があるなと、よく市長も高槻市との比較ということでおっしゃっておりますけど、高槻市はJRと阪急の間のにぎわいとかということで、よく比較されるということを言われておりますけれども、歩けるまちづくりというのは非常に、茨木市というのは、そういうところを見ますと、目標で20分ぐらい行くと駅があったりとか、何かこんなので、疲れたら、そこから電車に乗って帰ってくるとか、そのような構造にもなっておりまして、特に、今後将来、人生100年時代と言われる中にありまして、まちを活用した健康づくり、これも随分言っておりますけれども、そうした観点で、1つは、全然ここの範囲ではないかもしれませんけど、アスマイルというシステムを大阪府がつくっていただきまして、その中に市町村、3市が今参加しております。ウオーキングだけのポイントをつけているのは茨木市だけどいうことで、特に茨木市が先進的にそこを取り組んでいるわけでございますけども、ちょうどそういう歩きながらとか、目標があってそこへちょっと歩くを足すとか、そういう考え方も広報いばらき9月号で伝えていただいておりますが、本当に、これからの社会の変化を見ていきますと、やはりここに当然出ています、この中心市街地をどうしていくかということに、非常に期待も持てるわけでございますけれども、やはり一方では、高齢化、長寿化、そういったところも踏まえましてのまちづくりというのは非常に大事かなと思っておりますので、これはちょっと答えていただけないと思います。そういう面では要望をいたしまして、質問を終わりたいと思います。  以上です。 ○青木委員長 他に発言なさる方はございませんか。 ○萩原委員 では、私のほうから、何点か確認と要望だけさせてもらえればなと思います。  中心市街地活性化基本計画のところで、先ほどの質問もそうですけれども、平日の歩行者通行量をふやすというのを目標値に設定されていると思うんですけれども、この歩行者というのは、どこから来ることを想定されているのかなをちょっと考えておりまして、先ほど専業主婦の方がどうだとか、そういう話もされていましたが、ここの通行量をふやすと駐車場をどうするのかとか、外から来る人はどうなるのかとか、あと今、課題としてほかにも挙げられている交通量、交通渋滞、余計悪化するじゃないのかとか、そういうことを考えるんですけれども、まずはこの歩行者というのは、どういうところから来るのを想定しているのか、また、それに伴う歩行者がふえることによって駐車場問題等々、どのように考えられているのかなというのをお聞かせください。 ○福田市街地新生課長 今回、目標指標として設定させていただいています、平日、昼間の歩行者通行量ということですけども、こちらにつきましては、今、ポイントを一定、阪急茨木市駅であったりとか、JR茨木駅であったりとか、あと、中央公園の部分であったりとか、あと、商店街の中なんかに設定しておりまして、そういった部分の通行量の総計ということで今やっておりまして、今回、この事業をやることによりまして、要は市内の中心市街地をやはり回遊していただくということでございますので、特定のどこからどこに誰が来ることというそういう想定はしておりませんけども、今は中心市街地を回遊していただくというところを目標にして、今回この数値を設定させていただいているというところでございます。  駐車場なり、交通渋滞の問題というところもあるんですけども、その辺につきましては、例えば、中心市街地でしたら、中央公園の駐車場であったりとか、阪急、JRなんかにも市営の駐車場もある中で、一定阪急に来られた方が、例えば、中央公園まで歩いていただく、ましてや、そこからもし足を伸ばしていただけるんでしたらJRまで伸ばしていただけるとか、要は中心地にできるだけ魅力的な店舗なんかもいろいろ誘致したりしまして、できるだけ回遊していただきたいということで考えております。 ○萩原委員 そうですね、回遊性を高めるということで、その趣旨は理解したつもりなんですけど、ただ、阪急に車をとめた人がJRまで行くのか、なかなか難しいのかなというのは思いますので、どこから来るかというのをちょっと意識したほうがいいんじゃないのかなというのは思っています。  また、令和6年に今より1割超、歩行量をふやすという中で、あと、ただ資料の現状では、2025年には人口は減っていきますよとか、あと先ほどおっしゃった主婦をターゲットにするといいながらも今は共働きがふえていて、なかなか主婦とかいう方というのは減っていくのか、専業主婦という意味では減っていくのかなと。お年寄りの方というのは激増していくという前提ですので、このちょっとしたぜいたくができるとかというのは、どこ向けの年齢層であるのかというのをちょっと考えられているとは思うんですけれども、そこをちゃんとFICベースさんですか、そこと連携してやっていただければなと思っております。それは要望です。  あと、資料1-3のところで、中心市街地機能の質の更新というところで、商店街の空間整備事業とか、クリエーターズマーケット、あと、FICベース株式会社による店舗誘致事業等々、かなりFICベースさんというのがこの計画の中心になっているとは思うんですけれども、ここのFICベースさん単体で動くというか、この方々がどうなるかというのと、先週プレゼンを行われた市民会館の跡地ですか、跡地の活用のあそこを今、説明の中でも図書館とか、にぎわいのところの話は出てきてはいるんですけれども、そこの事業とこのFICベースさんは、どういうふうに絡んでいくのかなと。点だけで整備をしても余り意味がなくて、この計画もそうですけど、JRと阪急でその間をどうつなぐかと考えられていると思うんですけど、その中の非常に重要な要素であるFICベースというのと今、中心に考えて150億円を超える建設費を予定している市民会館、そこら辺のプロジェクトと、どのようにして関連させていく予定なのかというのをお聞かせ願えればなと思います。 ○岸田都市整備部長 FICベース株式会社と市民会館跡地との関係なんですけども、今現在、特に具体化しているものはないんですけども、例えば、跡地にできる芝生広場の活用なんかでFICベース株式会社といろんな活動ができるのではないかというふうに考えております。 ○萩原委員 ぜひ、その連携というのを図っていただければなと。あと、民間を入れて、非常にいろいろスピーディーにというところがあって、先ほど福丸委員のほうから、東口とか、非常に寂しいと。令和2年度末というので、もうちょっと早く、いろいろできないのかという話があったと思うんですけど、私も本当に全く同意で、東口、今も非常に寂しい中、今飾っているイルミネーションが余計寂しさを倍増させているようなふうにも、今見えますので、ぜひ早期の対応というのを図っていただければなと思います。  あと、ちょっと時間もあれなので、先ほどの安孫子委員がおっしゃったJR茨木駅のエスカレーターなんですけど、ちょうどいろいろ整備に2億円かかって、年間250万円、あと、耐用年数15年ぐらいというと、ざっと計算したら、例えば、15年間それを運用するとした場合、365日が15年続いて、もろもろのコストを足すと、大体1日4万3,000円ぐらいのコストになると思うんです、計算の詳細はちょっとざくっと計算しているのであれですけども。そこのJR茨木駅を使われている方というのは乗降者が9万人ぐらいだったと思うんですけれども、その6割ぐらいが西口を使うと考えると、全然、金額的に言うと15年で計算しても、1人頭、一日1円以下になりますし、年間で300円、400円の負担をしているだけだと考えると、全然早目に実行してもいいんじゃないのかな。ずっと前から進んでいる阪急茨木市駅の計画自体が、どれだけ整備事業が早く進んだとしても4年後で、今話が始まったばっかりのJR茨木駅の整備なんて、これも前の繰り返しになるんですけども、本当に何年かかるか、10年かかったとしても1.5倍になるだけですから、全然コストとしては見合うものだと思いますし、市民さんの理解も得られるものだと思いますので、そんなにゆっくりと、ちょっと様子を見て長期化するなら考えるとかではなくて、もうしますと言っていただければなと要望して、私からの質問とします。  以上です。 ○青木委員長 他に発言なさる方はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○青木委員長 以上で、「令和元年度事業の進捗状況について」の協議を終わります。  休憩いたします。     (午前11時50分 休憩)     (午前11時51分 再開) ○青木委員長 再開いたします。  以上をもって、本日の特別委員会を散会いたします。     (午前11時51分 散会)  以上、会議の顛末を記載し、茨木市議会委員会条例第27条の規定により、ここに署名する。  令和2年1月24日            市街地整備対策特別委員会            委員長  青  木  順  子...