都市整備部長 岸 田 茂 樹
北部整備推進課長 岡 田 直 司
北部整備推進課参事 河 村 一 範
北部整備推進課参事 岡 本 歩
北部整備推進課参事 山 下 義 文
1.
出席事務局職員次のとおり
事務局長 増 田 作
事務局次長兼議事課長 野 村 昭 文
総務課長 大 橋 健 太
議事課長代理兼議事係長 山 本 倫 子
議事課主査 駒 井 寿 代
1.
協議事項次のとおり
(1)
彩都建設事業に関する取組状況について
(2) 安威川
ダム建設事業に関する取組状況について
(3) 北部地域の
まちづくりに関する取組状況について
(4) 行政視察について
(午後1時00分 開会)
○
坂口委員長 ただいまから、
北部地域整備対策特別委員会を開会いたします。
現在の出席委員は6
人でありまして、会議は成立いたしております。
また、
委員会散会後、現地視察を行いますので、よろしくお願いいたします。
委員会開会に当たり、市長から挨拶を受けます。
○福岡市長 皆さん、こんにちは。
本日は、
坂口委員長初め、委員の皆様におかれましては、何かとご多忙の中、本委員会を開催いただきまして、まことにありがとうございます。
北部地域の
プロジェクトにつきましては、委員の皆様のご支援、また、地域の方々のご理解とご協力のもと、先月には安威川
ダム周辺整備基本構想の策定、また、彩都東部の残エリアでは、先日、
区画整理準備組合が設立されるなど、事業化に向けた取り組みを着実に進めているところでございます。
今後とも積極的に各事業の推進を図るとともに、北部地域で実施するイベントなど、それらの効果を最大限活用しながら、北部地域全体の魅力向上に向け、取り組んでまいりますので、引き続き、委員の皆様方のご指導、お力添えを賜りますようお願い申し上げます。
本日は、北部地域に係る事業それぞれに関する進捗や取組状況などにつきまして、ご説明させていただきたく考えておりますので、よろしくお願い申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
○
坂口委員長 休憩いたします。
(午後1時01分 休憩)
(午後1時01分 再開)
○
坂口委員長 再開いたします。
これより、協議に入らせていただきます。
まず、「
彩都建設事業に関する取組状況について」、説明を求めます。
○
河村北部整備推進課参事 彩都建設事業に関する取組状況について、資料1、2によりご説明いたします。
現在、彩都東部地区では、
山麓線エリア地区と
中央東地区の2地区で
土地区画整理事業が施行中であり、まず、
山麓線エリア地区ですが、施行者が
阪急阪神不動産、総面積約25ヘクタール、平成27年5月より事業を開始し、令和2年3月完了予定で進められております。
進出企業の状況は、資生堂の新工場と物流施設が、ことし1月より建築工事に着手され、令和2年12月に完成予定、
阪急阪神不動産と三菱地所の物流施設が今年度から着工し、令和2年度から令和3年度に完成予定と聞いております。
地区内を通る
都市計画道路山麓線は、
区画整理事業区域内は
阪急阪神不動産で整備し、区域外は本市で整備しております。本市の整備区間については、
道路築造工事が概成し、今年度、残る
舗装工事等を行い、今年度末、供用を目指して進めております。この道路が完成することで、
府道茨木亀岡線と
府道余野茨木線が結ばれ、新たに東西の
道路ネットワークが形成されることになり、交通の利便性が向上することとなります。
また、山麓線と
府道余野茨木線との交差点については、山麓線の供用にあわせて、大阪府が
交差点改良工事を行っているところです。
次に、
中央東地区ですが、
大和ハウス工業とフジタが共同出資する彩都
東部合同会社と
URリンケージが施行者となり、総面積約47ヘクタール、
山麓線エリアと同じく平成27年5月より事業を開始し、事業期間は先日、期間延伸の認可手続が行われ、令和3年6月までの期間となっております。
進出企業の状況ですが、現在3カ所の区画において
ホンダ運送、
茨木北開発特定目的会社、
三菱電機ロジスティクスが建築工事を行っており、
ホンダ運送は、ことしの秋から操業開始の予定と聞いております。
このほかの区画につきましても、物流倉庫や工場などの企業誘致が進められており、順次、建築工事が行われ、早期の操業開始を目指していくと聞いております。
また、地区内を横断する
都市計画道路茨木箕面丘陵線につきましては、
府道茨木亀岡線から
府道忍頂寺福井線までの間を
区画整理事業施行者が整備しております。
新
名神高速道路茨木千提寺インターチェンジへの
アクセス道路である
都市計画道路大岩線につきましては、大阪府において、ことし秋の開通を目指して整備しておりましたが、
切土のり面施工中に一部で亀裂、崩落が発生し、のり面の安全対策が必要となったことから、ことしの秋の供用がおくれると大阪府から聞いております。
現在、大阪府において
対策工法等について検討中で、供用時期については未定でありますが、今後おおむね工程が明らかになった段階で、大阪府より報告を受けることになっております。
これら2地区の
区画整理事業と周辺道路の整備によりまして、新
名神高速道路と近接したインパクトを最大限活用し、先行して企業誘致が進むことで、
産業業務系を中心とした
まちづくりを目指す彩都
東部地区残エリアの事業化にも、より一層弾みがつくと考えております。
続きまして、彩都東部地区の
まちづくりについてご説明いたします。
まず、これまでの東部地区の検討経過でありますが、当初は、主に住宅系の土地利用により事業を進められる計画でありましたが、当初の計画策定から時間が経過し、
社会経済情勢や彩都事業を取り巻く環境の変化もあり、今後の東部地区の
まちづくりについて、どのように進めていくのかを検討を行うため、平成24年2月に、
彩都建設推進協議会が事務局となり、大阪府、茨木市、UR、
民間事業者で構成する
東部地区検討会を立ち上げました。
彩都
東部地区検討会において
学識経験者等の意見も踏まえて、
少子高齢化や人口減少などの
社会経済情勢の動向、新名神や現名神に近接した立地環境、
企業ニーズ調査などを踏まえ、東部地区については産業、業務系を中心とした
まちづくりを目指し、平成27年12月に、「彩都東部地区における土地利用の考え方(素案)及び土地利用の
ゾーニング(素案)」の
中間取りまとめがなされました。
平成28年1月に、東部地区の地権者で構成する彩都
東部地区地権者協議会が発足し、部会や勉強会を開きながら、目指すべき
まちづくりや事業の進め方などについて検討し、平成30年3月に、彩都
東部地区地権者協議会において、彩都東部地区全体
開発計画案を策定されました。
これまでの
東部地区検討会、
地権者協議会での検討経過をもとに、
彩都建設推進協議会で直近の
社会ニーズや経済動向、彩都東部地区の
地域特性等から再検証し、ことしの5月に、「彩都東部地区の
土地利用方針(案)及び
土地利用計画(案)」を取りまとめ、公表されたところであります。
次に、資料2をごらんください。
左側の四角囲みに、土地利用の検討の前提となります、彩都東部地区の立地特性を整理しており、これら立地特性を踏まえた
土地利用方針案及び
土地利用計画案が策定されました。
東部地区の
土地利用方針案ですが、新たな価値を創造する
複合機能都市の形成とし、多様な価値観やニーズに応え、産業、健康、環境を柱としたまちを目指すこととしており、産業として大阪府の産業用地の新たな受け皿として、大阪経済の成長、発展につなげるとともに、新たな雇用創出による地域活力の向上を目指すものとし、「大阪経済の発展に寄与するもの
づくり企業などの産業拠点の形成」としております。
次に、健康としまして、北部地域の高齢化の進展などを勘案し、福祉、介護等の
生活支援型サービス機能の導入を図るなど、安心な生活を支える
まちづくりを目指すものとし、「茨木市北部地域において、多様な世代の健康と安心な生活をささえる
まちづくり」としております。
最後に環境ですが、北部地域の豊かな緑や安威川ダムの水辺空間などの自然資源を生かし、緑と触れ合い、憩いと潤いのある都市空間の形成を目指すものとし、「都市の低炭素化や豊かな自然を活かした環境配慮型の
まちづくり」とし、以上を
土地利用方針案としております。
この方針を踏まえた、下図の
土地利用計画案について、ご説明いたします。
図の濃い青色部分を
産業集積区域Ⅰ、水色部分が
産業集積区域Ⅱ、真ん中の紫色部分が広域・
沿道型商業・業務区域であり、これら3つの区域に分類しております。地区の北側には、約11ヘクタールの総合公園を、区域の周辺は環境に配慮するため、緑地を配置しております。
産業集積区域Ⅰですが、西部地区で培った
ライフサイエンス分野や大阪の強みであるもの
づくり産業や流通施設などの誘致、茨木市北部地域の高齢化を踏まえて、福祉、介護などの
生活支援型サービス施設や健康医療などの産業、
研究開発施設の誘致を図る区域と考えております。
産業集積区域Ⅱは、製造、生産工場など企業のニーズが高い、大規模で幅広い用途の施設の誘致を目指し、北エリアの中心部で
産業集積区域Ⅰや緑地に囲われ、周辺集落から離れた位置に配置しております。
広域・
沿道型商業・業務区域ですが、
インターチェンジの利便性を生かし、広域から集客できる
複合的商業施設等の誘致を図り、
北大阪地域の新たなにぎわいを創出する区域としています。各写真はそれぞれの区域のイメージした施設であります。
これら東部地区の
土地利用方針案、
土地利用計画案について、本年5月の
彩都建設推進協議会の総会において公表した後、周辺にお住まいの地域の皆様に対して、現在、順次ご説明を行っているところでございます。
続きまして、先行して整備を目指しているC区域の状況について、ご説明いたします。
C区域は、平成30年3月に、
東部地区地権者協議会にて策定した東部地区全体
開発計画案において、
茨木箕面丘陵線を含む区域からの整備が最も効果的で
ポテンシャルアップが期待できることから、先行して事業化を図る区域とし、平成30年4月に
まちづくり協議会が立ち上がり、同年5月に
清水建設グループが
事業化検討パートナーに決定され、その後、地権者との個別面談などを行いながら、地権者の意向の把握に努めてまいりました。ことしの4月21日に準備組合の設立についての説明会を行われ、4月から7月にかけて地権者の80%以上の同意を得て、先日、7月13日に彩都
東部地区C区域土地区画整理準備組合が設立されました。
今後、準備組合から、組合の設立、
事業認可取得に向けて進めていくことになりますが、そのためには、事業の認可取得に係る調査、計画、設計等を行う必要があり、準備組合にかわって、これらの業務を
民間事業者に依頼することになります。
先日、7月16日より、準備組合がこれらの業務を行う
一括業務代行予定者の公募を開始いたしました。23日には事業者を対象に説明会を行い、
参加表明書の提出、そして10月中旬に選定委員による審査会が行われます。その後、審査会での結果をもとに、準備組合の総会にて、
業務代行予定者が10月下旬ごろに決定する予定です。
今後の進め方ですが、
業務代行予定者が決定された後は、
業務代行予定者において
土地区画整理組合の
設立認可取得に向け、行政など関係機関との協議を進めながら、
区画整理事業計画案、
事業認可図書の作成を行い、地権者において、準備組合から組合へステップアップできるよう、同意書を取りまとめて
土地区画整理組合が設立され、
業務代行者が決定した後、工事着手となります。
市としましては、東部地区全体の産業、業務系を中心とした
土地利用方針及び
土地利用計画、C区域の事業化を踏まえながら、
都市計画変更など必要な手続を進めていくこととしております。
現在進めているC区域の事業化を早期に実現させ、順次、C区域以外でも段階的に整備を進めるため、今後も引き続き、大阪府
等関係機関と連携しながら地権者の取り組みを支援し、彩都東部地区の地域特性や
ポテンシャルを生かした
まちづくりを計画的に進めていく考えでございます。
○
坂口委員長 次に、「安威川
ダム建設事業に関する取組状況について」、説明を求めます。
○
岡本北部整備推進課参事 それでは、安威川
ダム建設事業に関する取組状況について、ご説明いたします。
資料3をお願いいたします。
まずは、安威川
ダム建設事業の6月末における進捗状況をご説明いたします。
①の
ダム本体工事等につきましては、大阪府において令和3年度末の
ダム堤体完成を目指して事業を実施しているところで、現在、
基礎掘削工事、ダム堤体の盛り立て、止水対策、
取水放流施設の
躯体築造工事を実施しているところです。
また、ダムからの放流を下流に知らせる
放流警報設備についても機器製作を行っております。
次に、②の左岸道路につきましては、全延長3.3キロメートルのうち、残りの区間約2,500メートルについて、
ダム本体工事の完成に合わせた全線完成を目標として、
橋梁工事等を継続して実施しております。
橋梁の進捗状況としましては、全11橋梁のうち7橋が概成し、4橋を施工中であります。
③の大岩地区の
圃場整備事業につきましては、
盛り土工事は昨年度末に概成しており、現在は、上面の
圃場整備工事等を実施しております。
また、全面での営農再開は令和3年度となる予定であり、それに向けた本市の取組状況についてご説明をいたします。
農地の利活用についての地域の取組状況ですが、平成28年12月から、地域主体による営農再開に向けた検討会を開催し、現在までに地権者全体向けの検討会が2回、地域の代表7
人の方を中心とした検討会が16回開催されております。
平成29年度末に、
集落営農組織の設立についての検討を進めることが、地権者全体向けの検討会で合意されたため、昨年度は、地域の代表7
人の方を中心として、
農事組合法人や株式会社といった営農形態、営農作物、
担い手確保等の研究を進められ、昨年度末には、
農事組合法人設立について検討を進めることが合意されております。
市としては、府やJAとともにオブザーバーとして検討会に参加し、その議論の方向性を注視しつつ、支援を行っているところでございます。
今後の予定ですが、引き続き、地域主体の話し合いを進めていただくとともに、市としても議論の方向性を注視しつつ、支援を行ってまいります。
地域としては、令和2年度内の
農事組合法人設立を目標として、設立に向けた準備を進めていると聞いております。
次に、安威川
ダム周辺整備事業について、ご説明いたします。
民間活力を導入した事業の実施に向けて、平成29年度より、周辺整備に関心を示す
民間事業者との
対話型ヒアリングを継続的に実施し、
ダム湖周辺の具体的な活用案が見出せたところです。
平成21年度に、府、市で策定した「安威川
ダム周辺整備基本方針」における
ゾーニング等を基礎に、
本市北部地域の魅力と課題や、ダム周辺の
整備コンセプト、
民間事業者の意見を踏まえた
ダム湖周辺の利活用案、
事業スケジュール等を取りまとめた「安威川
ダム周辺整備基本構想」を本年6月に策定し、
本市ホームページにて公表しました。
その概要について、資料4でご説明いたします。
資料4は、基本構想の抜粋で構成しております。
まず、「2.北部地域の魅力と課題」においては、北部地域の概要と高齢化や人口減少といった課題と、その解決に向けた市の取組状況を紹介しております。本市の地図を掲載し、北部地域に点在する既存の魅力ある施設や、新
名神高速道路の
インターチェンジ、安威川ダムの立地を図示しております。また、本市全体と北部地域の人口、世帯数の推移等も記載しております。
北部地域の
まちづくりの取り組みについては、後ほど別途ご報告いたしますが、それらの取り組みと
ダム周辺整備を連携させて、課題の解決を進めていきたいと考えています。
次に、「3.安威川
ダム周辺整備による北部地域の活性化の視点」では、交流・関わりの促進、学びの機会の提供、地域経済の活性化の3つの視点を掲げて、北部地域の活性化に取り組むことを示しています。
また、見山の郷を初めとする魅力ある既存施設と、これまでからの本市のいばきた
デザインプロジェクトやいばきた
フォトサイクリング等の取り組みや、安威川
ダムファンづくり会による、さまざまな活動を紹介し、ダム周辺に拠点を整備することで、そこをハブ拠点として、これらが結びつき、好循環が生み出されることを期待することを記載しております。
次に、裏面に行かせていただきますが、「5.安威川
ダム周辺整備の
施設整備イメージ」では、
民間事業者との
対話型ヒアリングを踏まえ、本市として
ダム湖周辺で展開されることを期待する事業のイメージを示しております。
左上のダム湖面では、桟橋を整備することで、カヌーやSUP等の
水上アクティビティによる活用や、
地元漁業協同組合との連携による釣り場の整備を想定しています。
左下のダム湖の北側のエリアでは、親水公園の整備のほか、デイキャンプや
森林アスレチックによる活用を想定しています。
次に、下中央の
府道茨木亀岡線沿いのエリアでは、北部地域の玄関口となり、特産品の加工、販売や情報発信、市民活動の拠点となる施設を本市が整備する予定です。
また、その右のダム湖に突き出す半島状のエリアでは、
キャンプ場等の宿泊機能の展開を想定しています。
最後に、右上の
ダム湖上空のエリアにおいては、ジップラインや
スカイウオーク等、両岸をつなぐ機能の整備が想定され、広大な湖面と緑、ダム堤体と大阪市内を一望できるスポットとなるとともに、回遊性の向上を期待しています。
これらの活用案については、あくまでもイメージであり、今後、
事業者公募等の手続の中で確定してまいります。
最後に、「8.
事業スケジュール」では、今後の大まかな
事業スケジュールを示しています。
スケジュールは2段に分かれており、上段に本市の
周辺整備事業スケジュールを、下段に府の
ダム本体工事スケジュールを記載しています。
ダム本体の
スケジュールにつきましては、令和3年度末に堤体が完成予定で、その後、最低1年間の試験湛水を経て、最短で令和5年度の供用開始が見込まれています。
これに対して周辺整備は、
民間事業者の意見を踏まえて、令和5年度の
施設オープンを目標として、それまでに施設の設計、整備を行うこととし、そのために必要な
事業者公募と選定、
パートナー協定締結、
事業契約協議と
基本計画検討、
事業契約締結等の
スケジュールを設定しています。当面は、公募要項の作成作業を進め、秋ごろを目途に、
事業者公募を開始することを目標としております。
再度資料3に戻りまして、事業者に提案を求めていく内容について、ご説明いたします。
事業者には、北部地域の魅力と課題を十分に認識いただき、北部地域の活性化を実現するための事業の提案を求めてまいります。
また、
ダム湖周辺エリアの一体的な活用の提案や、周辺地域を含む
エリアマネジメントに関する提案を求めてまいります。
最後に、今後の予定でございますが、基本構想に記載のとおり、本年秋ごろを目途に、
パートナー事業者の公募を開始し、今年度末に事業者を決定し、協定締結を行う予定です。その後、具体的な契約協議を進め、来年度末を目途に、事業契約の締結を予定しております。
安威川
ダム建設事業に関する取組状況についての説明は、以上でございます。
○
坂口委員長 次に、「北部地域の
まちづくりに関する取組状況について」、説明を求めます。
○
岡田北部整備推進課長 続きまして、北部地域の
まちづくりに関する取組状況について、ご説明をいたします。
資料5をお願いいたします。
大きくは、1の北部地域の
まちづくりに取り組む背景と方向性についてと、2の昨年度及び今年度の取り組みについて、ご説明をいたします。
まず、北部地域の
まちづくりに取り組む背景と方向性でございます。
北部地域については、先ほどの安威川
ダム周辺整備基本構想でも課題として触れましたとおり、人口が減少していること、また、若い世代が流出しているため、
少子高齢化が進んでいることから、農業の担い手などが不足し、山林が荒廃するなどしております。
このような状況から、近い将来、山や畑を含む集落及びコミュニティーの維持が難しくなるということが想定されております。
このような状況を解消するべく、既にある北部地域の魅力の発信や向上に努め、地域と向き合い、かかわる
人をふやすことが重要と考えております。さまざまな組織とつながり、つなぎながら、山とまちをつなぐをテーマに掲げ、取り組みを行っております。取り組みに当たっては、地域が主体的に動くことができるよう促すとともに、地域以外の方が、北部地域の応援団となっていただくよう動いていきます。
その中で、まず、交流人口と活動人口の増加を目指すことで、地域の活性化と課題解決につなげてまいりたいと考えております。課題解決に当たり、検討などを行っている組織を具体的に4例ほど挙げますと、まず、北部地域の自治会がございます。これについては継続的な意見交換を行っております。
2つ目に、北部地域の方や地域に関係の深い専門家で構成する
北部エリアの
魅力づくりを推進する
ネットワーク会議がございます。
3つ目に、地域外の応援団の方々で構成される安威川
ダムファンづくり会がございます。
4つ目に、北部地域の
魅力向上検討プロジェクトチーム、こちらは市役所の内部組織でございますが、関係部署を横断する構成員で検討を行っております。
その他にも、後に説明します具体的な取り組みにおいて、さまざまなつながりで展開しております。
次に、昨年度及び今年度の取り組みについて、ご説明いたします。
まず、いばきた
デザインプロジェクトについてでございますが、これは、北部地域の課題解決に向け、地元の方々を初め、市内外のさまざまな
人たちが北部地域に関心を持ち、みんなで考え、一緒に取り組んでいくことができる
仕組みづくりを目指すものです。昨年度からの3カ年の計画としており、旧石河村、旧見山村、旧清溪村から1地域と、北部地域の対象組織、施設の中から1カ所を1年ごとの対象として取り組んでいるところでございます。
昨年度の対象地域は、旧見山村地域とし、大阪大学とともに旧見山村の方への取材を行い、主体的な取り組みにつながる動きのあった地域もあらわれてございます。上音羽では、地元の利用していない作物を使って加工品をつくりたいという思いから、梅花女子大学とも連携して、試験的に
商品づくりの取り組みを始めております。
また、車作では、市内外から多くの方にアマゴなどの渓流釣りに来てもらいたいという思いから、安威川
上流漁業協同組合の
ホームページの立ち上げに向けて動き出しております。
また、今の2地区と銭原地区については、地元と大阪大学とでフィールドワークを行い、魅力、地域資源について地域の方々とさまざまな意見交換を行ったところです。今年度は、泉原、千提寺、佐保の旧清溪村地域を対象に行います。昨年度に引き続き、大阪大学とともにフィールドワークや地元の方への取材を通じて地域の課題と魅力、地域資源の再発見に取り組んでまいります。
次に、対象組織についてでございますが、昨年度は、見山の郷について、摂南大学とともに魅力向上への取り組みを行いました。見山の郷は、設立から約17年経過し、他府県や近隣にも同様の直売所ができてくる中で、来客者数、売り上げともに減少傾向にございます。北部地域の主要産業は農業であることからも、継承していくことが必要であり、また、
デザインプロジェクトにおける地域の方への取材の中でも、同じようなご意見がたくさん上がりました。
そこで、来場者の増加に向けて、摂南大学の提案により、見山の郷の野菜や果物を用いたコールドプレスジュースの実演試飲会や餅つき大会、春の縁日、七夕祭り等のイベントにまず取り組みました。ジュースについては商品化とはなりませんでしたが、その後、春の縁日や七夕祭り限定ではございましたが、米粉を使ったクレープという新商品の提供につながりました。
また、餅つき大会の経験を踏まえ、春の縁日、七夕祭りでは、イベント時の来客をふやすために、摂南大学の学生が周辺地域に効果的なチラシのポスティングを行い、ふだんは見山の郷では、なかなか見られない子ども連れの来客がふえました。残念ながら、イベントの来客数はあったものの、売り上げは伸びませんでしたが、これらの取り組みを通じて、見山の郷から大学への信頼度と見山の郷のスタッフのモチベーションが上がりました。今年度対象組織は、里山センターとし、課題を共有し、また課題解決に向けて、農とみどり推進課とも連携して取り組んでいきます。
また、昨年度の取り組みに引き続き、大阪大学と摂南大学が、地域や行政と継続してかかわる仕組みの構築に向け取り組んでまいります。
そのほか、上音羽や車作等、動きのあった地域についても引き続き支援し、成功体験につなげるとともに、見山の郷についても、売り上げの増加につながるよう、引き続き取り組んでまいります。
次に、いばきたフォトサイクリングについて、ご説明いたします。
これは、市内外の幅広い層の方々に地域の風景や営み、点在する資源等をイベントを通じて、みずから自転車で体感いただくことで、北部地域のより一層の注目度向上と新たなファンづくりにつながるよう取り組むものでございます。
2017年度と昨年度は、設定されたスポットや体験プログラムを参加者が自由に回る形式といたしました。昨年度は、地震や台風などの被害もあったことから、体験プログラムにおいて被害を受けたブドウ園再開準備のお手伝いや、東海自然歩道復活への清掃など、ボランティア要素の高いプログラムも用意したところ、予想以上に多数の参加をいただきました。
参加者にイベント当日にアンケートをとったところ、体験型のプログラムに参加して満足だった方の割合が一昨年に比べふえ、ブドウ園再開のお手伝いで、草むしりも地元の方との会話をしながらなので楽しかったなどとの意見もいただきました。
また、イベントから半年後に行ったアンケート結果についても、イベント後、北部地域を訪れた方の割合が一昨年に比べてふえており、地域とのかかわりがある体験プログラムが好評であり、その後の交流人口の増加にも効果があるものと考えております。
そこで、今年度は少人数でのガイドつきのツアー形式とすることで、過去2年と比べて一層地域とのかかわりが深くなるよう計画しております。ツアーで回る各体験スポットでは、参加者に北部地域の方と触れ合っていただき、参加者に北部地域に関心を持ってもらうことで、さらなる交流人口、活動人口の増加を目指してまいります。
また、地域の方には、まちからの
人を受け入れる土壌づくりとなるよう取り組んでまいります。昨年度からウオーキングでの参加も始めまして、より広い層の方に参加いただけるよう計画しております。
その他、いばきたマルシェにつきましては、現在忍頂寺、泉原、佐保地域が参加しております。5月に開催された「いばらき×立命館DAY」においては、3地域とも出店していただき、ふだんとは異なるお客様と触れ合うことで、一定のPR効果と出展者のモチベーションの向上につながりました。農業祭や里山まつりなどは地域みずから積極的に出店されています。
また、農とみどり推進課の働きかけにより、今年度5月からは、準農家によるマルシェの出店も始まりました。今年度も農業祭などへの積極的な出店を支援してまいります。
以上、説明いたしました取り組みの中から、より具体化を図り、実現可能なものは、先ほどの安威川
ダム周辺整備事業の中でも展開してまいりたいと考えております。
また、中長期的な視点を持ちながら、北部地域の魅力向上、地域の維持、発展につなげてまいりたいと考えております。
北部地域の
まちづくりに関する取り組みについての説明は以上でございます。
○
坂口委員長 以上で、説明は終わりました。
本3件について、発言なさる方はございませんか。
○朝田委員 せっかくですので、簡単に少し尋ねておきたいと思います。
まず、
彩都建設事業についてなんですけれども、彩都に限らず、いつもこの特別委員会で感じることは、上からの情報提供をそのまま報告するというか、そういう感じがすごく強いというか、そういうふうに感じてるんです。
後で安威川ダムとか新名神もそうですけれども、ちょっと尋ねたいんですけれども、彩都については、やっぱり説明では、ほんまさらっと口頭だけで流しはったけれども、大岩線の供用延期についてということで、我々もこの紙1枚をもらって知ったわけですけれども、施工中に、のり面の一部に崩落、亀裂が発生していることが確認されという、対処工法の検討が必要となり、本年秋の供用が困難であると報告がありましたということなんですけれども、その後に、現時点では供用時期は未定となってるんでね、そういうことなので、この文面から想像するしかないんですけれども、それなりの規模なのかなと、崩落、亀裂なのかなと推測するしかないんですけれども、供用未定や言うてはるんですからね。
だからこれ、また大阪府から報告がありますわという、そういうさらっと流してしまうんやなくてね、やっぱり市として、どれぐらいの規模の被害なのかね、やっぱりちゃんと市として聞き取り調査をして、やっぱりここに報告すべきやと思います。そういうことは、この特別委員会に全然ないんですね。だから、私はそれ一番、違和感をここ最近感じてるんです。
だから、それどうなのか、もう府の報告待ちですと済ましてしまうのか、市の姿勢というのが問われますので、答弁をお願いしたいということです。ちゃんとそれなりのものを報告すべきですということが1点。
それと、わからんので、お尋ねするんですけれども、進出企業で
中央東地区ですね、現時点でこれらの企業のこの進出が予定されてるというご報告やったんですけれども、
ホンダ運送とか、
三菱電機ロジスティクスとか、そういう会社はよくわかるんですけれども、
茨木北開発特定目的会社というのは、どういう会社なのかよくわからんので、余り聞かない名前ですし、もう少し詳しいご説明をお願いしたいなというところです。
議会の本会議でも質問しましたけれども、これからの東部地域なんですけれども、やっぱり今後の
スケジュール、最後説明しはったけれども、やっぱり不同意の方が一定数おられるということなんで、これどうするのかという、こういうところも、私は特別委員会でも丁寧に説明すべきなんじゃないかなというふうに思いますし、そこら辺の見解はどうかということも尋ねておきたいと思います。
2つ目に、安威川ダムのほうに移ります。
安威川ダムのほうも、前回、去年なんかでも軟弱地盤の影響ということで、いろいろそれに対策をとらなあかんようになったということで、工事もちょっとおくれるというか、そんなことやったんですけれども、現地に行ったときも、そういう現地の
人もそういうことで工事がおくれる、対応をとっていきますけれども、おくれるということは認めはったわけでね、そこら辺もやっぱり、私はこの、上からおりてきた資料をそのまま流すというだけのご説明やなくてね、そういうことについて、どうなのか。
全体の
スケジュールでは、供用開始の
スケジュールもおっしゃってるんですけれども、どう影響するのか、あるいはやっぱり心配なのは、どんどんこれで、対応策でどんどん経費も膨らむんじゃないかということも懸念されてますので、やっぱりこういうことは、ちゃんと市としても、市からも、ちゃんと突っ込んで調査すべきですよね、府に対して。それは、そういう姿勢が全く私はないと思ってます。この点についても、やっぱり説明を求めたいと思います。
もう工事が終わったので、新
名神高速道路のことなんかもう載ってない、資料にも出してないということなんですけれども、やっぱり新
名神高速道路もトンネル工事で湧水が発生して、それに対して地元とも協議するということがあったんで、こういうのは余りむいた話できないと思うんですけれども、やっぱり私としては、そういう茨木市民に、やっぱり不利益を生じさせない、そういうことがすごく気になるわけでね、ここに委員でおられる皆さん、それぞれの立場があると思うんですけれども、やっぱり市民に不利益を生じさせないということは共通の関心事やと思いますので、その辺どうなってるんかなと、どういう協議、まだやってるのか、終わったのか、どうだったのかというのも全然ない。
そういう、まあ言うたら茨木市民に関すること、一番私は聞きたいわけでね、だからちょっとそういう姿勢というのも改めていただいて、この新
名神高速道路も全然資料もないですけれども、その発生した湧水の地元との協議、その経過、報告していただけませんか、ということであります。
○
河村北部整備推進課参事 大岩線供用のおくれについての報告についてでございますが、こちらにつきましても、おおむね切り土のり面工事を大阪府のほうで施工していながら、残りあと2段で完成というところまで来た段階で、どうしても一部のり面に亀裂、崩落が生じたというふうに大阪府から報告があり、それが5月に発生しているというところで、そのままいくのかどうかというところ、大阪府で協議したものの、やはりこのまま突き進めることによって、万が一、そのまま進めて供用後に崩落ということがあってはならないということで、これはもうおくれるだろうということで、とりあえず関係者、本市、関係地元のほうに、おくれるという報告をするということで、まず一報が入りましたので、本市としましても、各議員の皆様方にも、まずお知らせということでさせていただいております。
現在は、まず計測をしながら、どのような調査をして、どのようなことでこうなってるのかというところを調査した上で、安全対策というのを検討しなければならないということで、今、早急に大阪府のほうで検討されてるところでございますので、またそのあたりの情報につきましては、大阪府から密に情報収集を行いながら、また供用時期、あるいは検討、安全対策というところにつきまして、ご報告させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
それと、
茨木北開発特定目的会社、こちら、大和ハウスが物流倉庫を設置するために設立している会社でございまして、定義としましては、ちょっとかたい言葉なんですが、金融機関や不動産会社が保有する債権や不動産を譲り受け、それを担保に有価証券を発行して、資金を調達する目的に設立される会社となっておりますけれども、建築確認の申請の名称が、この
茨木北開発特定目的会社で出されていましたので、この資料においても正式名称として掲載させていただいてるところでございます。
○
岡本北部整備推進課参事 委員ご指摘のダムの事業がおくれたことに伴って、市の事業に対する影響はどうなのか、経費が膨らむのではないかといった点とか、あとは市の姿勢というところでございます。確かに大阪府の施工する
ダム本体工事につきましては、工期延期が行われまして、また事業費の増というのも行われておりますが、まず、市としましては、今のところ事業者ヒアリングをする中では、
ダム堤体完成時期に施設のオープンをしたいということで、その点に関しましては、若干、事業の完成時期がそれに合わせておくれてくるということは影響をしております。
ただ、経費に関しましては、特段、手戻りが生じるとか、そういった点はございませんので、経費が膨らむという点は当たらないかなと思っております。
ダムの工程とか、そういったあたりについては、茨木市も流域市として非常に関心の高い事項でございますので、単に情報を受け取るだけではなくて、その工程については、どういうふうな管理をされているかといった観点も、これまでからいろいろと意見交換をさせていただいておりましたけれども、今後も引き続き、そういった姿勢を変えずに対応していきたいと考えております。
○
河村北部整備推進課参事 先ほどですね、C区域の準備組合設立に向けて不同意の方へのご対応というところなんですけれども、準備組合自身は設立されましたけれども、やはり不同意の方、たとえ少数であっても、重要な意見でありますので、今後事業を進めるに当たりましては、こちらの地権者の方々にもご理解得られるよう、丁寧に説明しながら進めていくことでございます。
○
岡田北部整備推進課長 新
名神高速道路のトンネル工事等についてでございます。新
名神高速道路工事中にいろいろな事故も起こりまして、茨木市域ではトンネル工事においての地すべりですとか、委員ご指摘の湧水問題といったようなことが生じてるわけでございますが、新
名神高速道路工事事務所のほうからは、トンネル工事については一定の対策を行って完了しているというふうな報告を受けております。引き続き、工事事務所がございますので、地元の方のご意見も伺いながら注視してまいりたいというふうに報告のほうは受けておりますので、よろしくお願いいたします。
○朝田委員 一定ご答弁いただきましたので、引き続き尋ねるところは尋ねていきたいんですけれども、特に、この彩都の大岩線のことですけれども、ここも前々から地盤というか、地質面では軟弱であるという、こういうことが指摘されてたところでありますので、やっぱりそういうところの弊害というのが、やっぱり出てるのではないかなという懸念も持ってます。
最後残ったところやからというところで、最後のところの段階でというんですけれども、先ほど言ったとおり、この地質面から、非常にそれが後々、大きな事故にということの可能性も否定できないのでね、私はこれは、今後とも特別委員会でもちゃんと報告すべきやと思います。
この紙ただ1枚で、これで済ましてしまうなんていうのはね、やっぱりちょっと、ずっと新名神とかでも事故続きやとか、そういうので、それに対して非常に私は誠実さに欠けるというふうにずっと思い続けていますのでね、そのことをやっぱり指摘しておきたいと思います。そういうことで、改善ということを求めておきたいと思います。
それから、ダムについては、そういうことですけれども、やっぱり漠とした説明で、どれぐらいのこの軟弱地盤の状況はどういうふうなことなのか、今後どうなるのかという説明がやっぱりまだないんですね。そこら辺も納得させてほしいと思うわけです。
そういう説明をやっぱり、事業者に必要だろうということですしね、私はこういう懸念点もやっぱりちゃんと説明責任があるわけですから、ちゃんと報告をするいう姿勢を確立してほしいと、報告説明するという姿勢を確立してほしいということも、これもあわせて求めておきます。
あと、周辺整備事業もあるんですけれども、どんどんこれ進んでいくという説明ですけれども、私は全国的にも、この手のやつは余り成功していないということですからね、私はこのままどんどん突き進むというのは、これは見直したほうがいいということも再度言っておきたいと思います。
それと最後に、新
名神高速道路のその地すべりや湧水はあったけれども、湧水問題とか、そういう問題を、結局一応は地元との協議では解決というか、理解を得られたというこういうことでいいんですか。今の説明、何かよくわからんかった。そういう理解でいいのかどうか、そこも最後答弁していただきたいと思います。
○
岡田北部整備推進課長 新
名神高速道路のご質問でございますけれども、地元のほうにもご丁寧に説明をして、一定ご理解いただいた上、市のほうにも工事のほうは無事に終了しているというふうな報告を受けているというところでございますので、よろしくお願いいたします。
○
坂口委員長 他に発言なさる方はございませんか。
○篠原委員 まず、彩都東部地区についてでございますけれども、朝田委員も言われていましたように、私もやはり近接のサニータウンの住人として、地域の方から、やはり大岩線の早期のアクセスということを前々から要望いただいて、それも随分努力していただいて、この秋という日程が決まってたわけなんですけれども、それが崩落の危険があるということで、一旦工事をやめて、今、調査中であるという報告を受けました。それについてはとにかくしっかりと、やっぱり安全性が第一ですので、工事の工期というのも大事なことですけれども、やっぱりそれをしっかりやっていただきたいし、またそういう情報開示も市のほうに、また近隣の方にもしっかりと情報開示していただくようにお願いいたします。
ただ、大岩線が秋にはできないということで、現に
ホンダ運送は、この秋から事業開始をされます。そうなると、どっちみち、大岩線を通って新
名神高速道路へという交通路というのは確保できない状況でありますので、いろいろな意味で、これからどんどん事業を開始されていく企業があると思うんですけれども、そういった企業に対して、やはり交通網というものをしっかりと、近隣住民に迷惑のかからないような交通体制というものをしていただきたいということをお願いしたいと思います。いかがでしょうか。
○
河村北部整備推進課参事 委員のご質問の点でございますけれども、
ホンダ運送のほうが、この秋操業を目指して今、建築工事を進められており、ただ大岩線のほうが、間に合わず、おくれるというような状況でございます。
中央東地区内、
茨木箕面丘陵線、こちらにつきましては、まだ
区画整理事業中ですので、その秋に、忍頂寺福井線と茨木亀岡線をつなぐ道路という形では供用開始はまだされておりません。ですので、当面は、現名神へ茨木亀岡線を通っていくのが一番近いのかなというふうに考えております。
本市といたしましても、大岩線の早期供用というのが非常に望むところでございますが、今後、山麓線が今年度末供用というところで新たな東西のネットワークもでき、山手台の住宅地には3トン規制もかかってますし、大型車は基本的には通れないという状況でございますので、できるだけそういう大きな幹線道路を通りながら、新
名神高速道路あるいは名神高速へのアクセスということになるかというふうに考えております。
○篠原委員 毎回のように言ってるんですけれども、これからどんどん企業が誘致をされていきます。その企業としっかりと交通体制みたいなものは常に協議をして、どういった経路でいくのかというところは、はっきりと住民に迷惑のかからないような交通体制を整えていただきたいということを要望しておきます。
それから、これ企業側の問題ではあるんですけれども、中部地区においても数千
人の雇用が生まれたということで、その労働者というのも非常に、どんな形で彩都からバスを走らせたりとか、いろいろな交通網を使ったり、また、自家用車等で行かれてると思うんですけれども、1つには、やはりこの
中央東地区、また山麓線地区においても、これからどんどん企業ができれば、それなりの労働力というのが、雇用というのは非常に大きなウエートを占めてくると思うんですね。その雇用が今、労働力不足ということで、非常に各社とも困っておられる状況の中で、一番ちょっと懸念するのは、私も近隣の中小企業とかを回っているところで、やはり末端のいろいろな仕事に関して、
外国人労働者の流入というのが、思った以上に多いなというのを今回も非常に感じたところなんですね。
それで、今度、
中央東地区が、どれぐらいの雇用の見込みがあり、また、どこからその労働力を賄っていくのかというところも、すごく懸念されるところでありますし、もし、今その足りない部分をやはり
外国人労働力で補おうとなったときに、やはり近接する住民側にしてみると、非常に不安なところもありますし、それがだめだというわけではないんですけれども、そういったところをしっかりと、きちっと市としても見定めていく必要があるんではないか、実態をしっかりつかんでいく必要があるのではないかというふうに思っています。
ですので、1点は、中部地区の労働力というのはどういう状況なのか、また、今後これから、今開発されております
中央東地区と、それから山麓線においても、雇用の見込み数でありますとか、また、そういったことについて、どういうふうに考えておられるのか、お聞かせをいただきたいと思います。
○
河村北部整備推進課参事 まず、現在、中部地区に3社大型物流施設がございますが、アクセス状況といたしましては、物流各3社が、JR茨木駅、阪急茨木市駅、それから大阪モノレール彩都西駅からおのおのチャーターバスを運行しております。そのうち1社につきましては、JR茨木駅側では、市の上穂積バスターミナルを利用している状況でございます。駅には混雑している市のバスターミナルも満杯で、ほかに駅付近にも用地がない状況なので、なかなかちょっと厳しい状況でありますけれども、現状といたしましては、駅前からのアクセスというようなチャーターバスを利用されているような状況です。
今後、ふえていく部分につきましては、進出が既に決まっている企業もおられますし、いろいろ
相談もされている状況でございます。まだ、各社ともに具体的にどういった方法でやるのかというところは、現状ちょっとヒアリングしながら進めていかなければならないというふうに考えていますけれども、本市といたしましても、これ以上の駅前の交通という状況から見る中で、非常に厳しい状況であるので、今後とも、各企業、あるいはバス事業者ともに路線バスの活用ですとかといったところも踏まえながら、検討してまいりたいというふうには考えております。
○山下
北部整備推進課参事 先ほど交通の問題、通勤の話について答弁しましたけれども、もう一方、ご指摘の雇用の見込み、それから
外国人労働者の件でございます。
雇用の見込みにつきましては、各企業とも市内での雇用というのは非常に厳しい状況であるというふうに聞いておりますし、今後、
外国人労働者の労働力の活用というところも、一定検討もされている企業もおられると思います。その雇用のあり方とか、周辺地域とのコミュニティとの調和、あり方等々につきましては、今後、企業ともしっかりと調整しながら、協議しながら進めていきたいというように考えています。よろしくお願いします。
○篠原委員 そうですね、近接の山手台は相当世帯も多いんですけれども、労働力としては、なかなか難しい部分もあります。これから高齢化がどんどん進んでいるので、どこから労働力を雇用を見出すかというところは、企業の考えることではあるんですけれども、やはりそれに伴う交通の利便性をどうするかとかというようなことも、公共交通をどうするのかとか、どうやって運ぶのかということも、それはやはり道路交通課とか、そういったところともしっかりやっぱり協議をずっと重ねていった上で、やっぱり
人がどういうふうに流れていくかということも、それは市の考えることであると思いますので、ぜひお願いしたいと思います。
それと、やはり雇用の問題は、近接の住民にとっては大変大きな問題でございますし、もし、
外国人労働者を大量に雇わなければ成り立たないということであれば、やはりそれをする受け皿というのもやっぱり企業側でしっかりと考えていただけるようなことも、今後発生していくのかなと思いますので、よろしくお願いいたします。
それから、安威川
ダム周辺整備についてでございますけれども、1つは、基本構想も見させていただきました。いわゆる北部地域の自然を生かした観光資源づくりを
民間事業者と行って、学びの場であったり、交流の場を通じて、地域経済の活性化、また人口流入をねらっていこうというふうに考えておられるのかなというのは、大体意図するところはわかるんですけれども、これは、どこまでの
人をターゲットにして、市域内なのか、また市域外からも来てもらう、もっとさらに言えば、本当に茨木市が北部地域を観光資源として、これから大きく打ち出して、そういったお金の循環ですか、特に北部地域でのお金を落としてもらえるような、そういった循環をねらっているのかというところ、これを読む限りにおいては、そこまではないのかなというふうには感じるんですけれども、その目指す目標というのが何かよく見えないというか、同じようなものはいっぱい、いろいろな地域でやってまして、ダム周辺のいろいろな整備とかを見にいったりしたんですけれども、なかなか
人が集まってくるような、また、そのイベントがあれば、確かに交流はあり、いろいろな
人と膨らんでいくんですけれども、そこから先の
人が交わって、そして、できればそこで生業をしていただけるように、また新しく住む
人たちが、何かまた新しいものにチャレンジできるような北部地域を目指していくというのであれば、もうちょっと何か、目指すものというものを明らかにしていただきたいなと思うんですけれども、その辺については、どのようにお考えでしょうか。
○
岡田北部整備推進課長 安威川
ダム周辺整備、この基本構想においての目指す方向性というところでございます。この周辺整備につきましては、過去から大阪府とともに検討してきたような背景がございます。平成21年度には、安威川
ダム周辺整備基本方針を大阪府と市の連名で取りまとめたところでございますけれども、その中では、大阪の北摂地域の1つの観光レクリエーションゾーンをここでつくり出していくという、大きなところを方向性として取りまとめさせていただいております。
ですので、もちろん市民の方に来ていただきたいというのが第一義でございますけれども、新
名神高速道路ですとか、周辺の道路の利便性を生かして、いろいろなところから人々に集まってきていただきたいなというふうに思っております。
その上で、その方々に地域で体験をしていただいて、お金も落としていただきたいなというふうに思っておりますので、この基本構想でも書かせていただいてますように、今の北部地域の課題解決にもつながるように、ここの周辺整備を進めていきたいというふうに考えております。具体的には
デザインプロジェクトのほうでも議論をし始めておりますが、見山の郷ですとか、安威川
上流漁業協同組合などといった既存の組織なんかと具体的にここでどんな連携がしていけるんですか、それやることでどうお互いウィンウィンになっていけるんですかというような議論を今させていただいているところです。
いずれにいたしましても、この周辺整備は、北部地域の全体の活性化を目指して進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○篠原委員 これから
民間事業者を選んで、その中でいろいろなアイデアとか、こういうふうにしたらというのが出てくるので、それはそれで、それを見てのことになるのかとは思うんですけれども、やはり市がどこまでのものを目指すのかというのは、やっぱりある程度描いておかないと、そういうふうには導かれないのではないかというふうに思います。
それでは、もし市長とか副市長でお考えがあれば、お聞かせいただきたいのと、あと、ハブ拠点としての役割というふうなこともおっしゃってたんですけれども、今、見山の郷でも若干、減少傾向にあるというふうなことも、ここの中に報告にあったんですけれども、ここで同じような、例えば道の駅とは限りませんけれども、いろいろなそういう設備、施設を市がつくるということも書いてありますので、どういう施設が入ってくるかわからないですけれども、見山の郷と同じような、そういう農産物を売って、その農産物を利用して、いろいろな飲食店であるとか、ものがあると、そちらのほうにお客さんが集中して、本来であればハブ拠点としてつながっていかなければならないところが、逆に、今まであるものを潰してしまうことにもなりかねないので、非常にハブ拠点としてという位置づけも難しいなと。
机上のことなので何とも言えないんですけれども、ただ、どこを目指すかで本当に大きく変わってくるものなのかなと、北部地域の本当に観光、自然というのを存分に生かした観光というものにしっかり軸足を置いて、きちっと進めていくものなのか、それとも、お金があるから、そういう整備をするよというものなのかというのが、そこはちょっとはっきりしていただけたらなというふうに思います。いかがでしょうか。
○井上副市長 ただいまのご質問ですが、大きく私のほうで持ってるターゲットは、先ほど課長のほうからの説明がございましたが、1つは、やはりこの安威川ダムの場所というのは、都市に物すごく近い場所であると思ってます。特に、茨木市でいうと、まさに街の部分と山の部分のちょうど中間地にあるということで、大きな意味合いとしては、やはり街と山との交流の場、そういう意味合いでの位置づけをしっかり持っていこうという部分があると思っています。
もう1つは、ただここの場所、先ほどもお話がありましたように、新
名神高速道路、
名神高速道路、物すごく交通の便もいいところでございます。また、いろいろこの地域の振興を図っていく上で、単にまちの茨木市内だけの交流ではなくて、もう少し広域的にいろいろな
人を集めることで、先ほど観光というお話がございましたけれども、そういう要素も含めて活性化を図っていく地域ではないのかなというふうに思っているところでございます。
ですから、ただ単に、観光地として、どんどん魅力づけてというよりは、そちらもあるんですが、やはり茨木市の中でも、街と山との交流をしっかり図っていきながら、いろいろな市トータルとしての課題を解決していくための1つの拠点にしたいという考えです。
そう考えたときに、じゃあ、この安威川ダムだけで成り立つのかというと、やはりここだけでいろいろなものが集まっていても、1回来たら、ちょっと次はなという方も出てこられるかもしれません。ですから、山を見たときには、いろいろな拠点、見山の郷であるとか、キリシタン遺物史料館であるとか、いろいろな山の中でも魅力があるので、そこをしっかりつなぐことで、それをハブとなる安威川ダムのところで発信してあげることで、そういう場所にも
人を回遊させることで、トータルとしてうまく魅力があるような整備ができるかというふうに思ってます。
ただ、これをやるに当たって、官の側だけで考えていたら、やはり発想が乏しくなると思ってます。いろいろな魅力をやはりつけるというのが1つの目的になりますので、そこは今回公募をかけますけれども、民間の方に特にいろいろな発意をもらいながら、官の気持ちと民のアイデアをうまくマッチさせることで、いい魅力を発信させていければなと、そういう方向でちょっと整備のほうを進めたいというふうに考えておるところでございます。
○篠原委員 非常に期待をしておりますので、ぜひともこの北部地域の周辺整備が成功に導くように期待をしたいと思います。
それと、事業者の選定なんですけれども、それぞれエリアを4エリア決めておられますけれども、それを全部一括して、1つの事業者に任せるというか、マネジメントしていただくという考えでよろしいのでしょうか。
○
岡本北部整備推進課参事 委員ご質問のエリアと事業者の関係でありますけれども、できるだけ多くのエリアを一体的に活用する案というのを出していただくのが望ましいかなと思っておるんですけれども、事業者の規模感によっては、ここだけなら何とか展開できるとか、そういったケースもあろうかと思いますので、そこは余り縛りをかけずに、単発のエリアだけでも提案を自由に求めていきたいなと。その上で、市のほうでそれらをマッチングさせて、ベストな事業の形態というのをつくり上げていきたいなというふうに考えております。
○篠原委員 もう1点だけ、ちょっと細かいところなんですけれども、左岸道路の上に、ダムサイト眺望ゾーンってありますよね。ここにダムサイト周辺遊歩道というのが書いてあるんですけれども、これはもう既にあるものなんですか。
○
岡本北部整備推進課参事 委員ご質問のダムサイト周辺遊歩道に関しましては、まだ現在は整備されておりませんで、これは市の持っております水源地域整備計画の中で、ダム完成までの中で整備すると位置づけられているものでございます。
○篠原委員 先日、会派でこの左岸道路の視察をする機会がありまして、この遊歩道については非常に、もうここからの眺望はすごくすばらしいなというふうに、もう一望できるなというのを感じたんですけれども、それと同時に、この左岸道路もサイクリングロードであるとか、遊歩道としては、散策道路としては非常に何か魅力的な道路だなというふうに思ったんですけれども、この道路整備については、どういうふうな形でされていくんでしょうか。
○
岡本北部整備推進課参事 左岸道路に関しましては、これは将来のダム湖を管理するための道路、それから、ダムの建設によって水没する市道ですとか、あとは里道とか、そういったものの機能復旧という観点で、ダム事業者である大阪府により整備されているものでございます。
○篠原委員 ということは、そこまでは考えていないということですよね。機能的生活道路というか、その復旧というような感じの道路になるんですか。
○
岡本北部整備推進課参事 先ほど申しましたとおり、事業上の位置づけとしましては、機能補償であるということになります。先ほど委員がおっしゃいました自転車での活用とか、もちろんそういう観点での活用というのは見込める道路と考えておりますので、そのために必要な、例えば駐車のスペースですとか、そういったところについては、事業者である大阪府と協議をしながら、将来の活用に向けたアイデアというのと一緒に出していきたいと考えております。
○篠原委員 非常に魅力的な道路だなというふうに感じましたので、今すぐ、どうしろこうしろという問題ではないんですけれども、でもやっぱり将来的なこともその魅力の中の一環として使っていってほしいなということを要望して、終わりたいと思います。
○
坂口委員長 他に発言なさる方はございませんか。
○上田嘉夫委員 ただいま聞かせていただいて、北部地域の魅力ある施設をそれぞれ計画していただいているということで、北部地域の
まちづくり全体として、ダムも含め、新
名神高速道路や、その周辺の整備を、ダムの進捗に合わせて今後されていくと思われます。その中で、先ほど井上副市長のほうからも答弁がありましたが、街と山を結ぶ1つの拠点づくり、あるいはそれ以外にもやっぱり外部からの誘致も考えていかなきゃいけないというような視点があったかと思います。
そこで、ダム周辺そのものの整備は、これからじっくりと計画して、本当に
人が来てくれるような施設をつくらなきゃいけないし、あるいは持続可能な施設に持っていかなきゃいけないと私は考えております。
そういった中で、
人をどういうふうに呼び込むかということが一番大切ではなかろうかなということで、これは提案なんですが、新
名神高速道路が開通して、茨木千提寺
インターチェンジ、パーキングエリアが、非常に何の施設もなく、非常に寂しい施設であると。昨今の高速道路のパーキングエリアやサービスエリアを見ていると、本当にすばらしいサービスエリアがあちこちででき上がってきております。新
名神高速道路の中で、大阪府を通る新
名神高速道路としては唯一のパーキングエリアであり、そのパーキングエリアに茨木市の魅力をPRするような、そういう拠点をしっかりつくらなきゃいけないなというのが、以前からの私の思いでありました。残念ながらトイレだけのパーキングエリアということで、そこへ立ち寄る
人たちは、通過する車の本当に何十分かの1しかとまらないというようなことであろうかと思いますが、もう少しやはり、そこに
人にとまっていただいて、茨木市をPRできるような施設に、今後、高速道路会社との協議を進めていただきたいなと、そしてパーキングエリアに売店とか、そういうものをつくって、茨木市をPRできる、また活用してもらう、そのことによって安威川ダムも生きてくるんではないかなと。
同じような施設を幾つもつくるというんじゃなくて、安威川ダムは安威川ダムとしての魅力のあるもの、新
名神高速道路は新
名神高速道路としての有効なパーキングエリアになると思いますので、どんな新しい高速道路にパーキングエリアができても、そのパーキングエリアは絶対潤っていますので、ぜひとも強く要望して、関係先に協力を呼びかけ、茨木市の発展につなげるようにしていただきたいなというふうに考えますが、いかがでしょうか。
○
岡田北部整備推進課長 新
名神高速道路のパーキングエリアの活用についてでございます。
新
名神高速道路の茨木千提寺パーキングエリアは、これまでからご報告させていただいているとおり、現在のところは、道路区域というところで指定を受けてまして、物販ですとか飲食といったものは展開できない状況にございます。これは、新
名神高速道路を開業するに当たって、NEXCO西日本と国のほうも交えた協議をする中で、宝塚のサービスエリアに集中投資をするというところで、今このような状況になっているところでございます。
ですが、利用者がふえる中で、NEXCO西日本のほうも活用したいという思いは持ってございますので、今委員からご指摘いただきましたように、市のほうも、あそこを何としても活用していくんだということを、NEXCO西日本、ひいては管理者の西日本高速道路保有・債務返済機構とも交渉いたしまして、何らかの形で活用していきたいなというふうには思っております。
時々ですね、市のほうで、あそこを道路占用許可をいただきまして、見山の郷に協力していただいて、出店させていただいたりもしております。そういったことを粘り強く続けながら、交渉のほう続けてまいりたいなと思ってますので、ご理解よろしくお願いいたします。
○上田嘉夫委員 今の件については、交渉していくということでございます。ぜひとも実現できるように頑張っていただきたいなと。余り期間がないと思います。というのも、今、2車線道路なんですが、3車線工事が始まるかのように聞いておりますので、その辺も、3車線工事に伴って、その完成に合わせた売店づくりに、ぜひとも力強く交渉をお願いしたいなと思っております。
それと、山の特性ということで、北部地域の特性ということで、安威川ダムを含めて全体を考えていく中で、ハイキングコースやあるいはサイクリングコース等が、今後、新たに入り口が整備をされていくと思いますが、その中で1つ、ハイキングコースで私、今まで気になっておるのは、竜王山があると思いますが、竜王山の頂上の整備ですね、非常に景色のいいところでありまして、その辺も考えて、竜王山に登る登山道の整備とか、あるいは、その頂上の展望台等もつくっていけば、北部地域の魅力発信につながっていくんではないかなと。非常に山登りをするに当たっては、すぐ登れるし、ちょうどいいハイキングコースではないかなというふうに思っておりますので、これは要望なんですが、ぜひ進めていただきたいと思いますが、何かその点についてお考えがありましたら、お答えいただきたいと思います。
○浦野農と
みどり推進課長 竜王山頂の展開ということでのご質問でございます。
展望台のご要望だったかと思うんですけれども、実は、竜王山頂には既に展望台、七、八メートルぐらいのものはできております。これは大阪府のほうで整備をしていただいて、市のほうで日常管理をしてほしいということでいただいたものでございまして、平日、特に土日も含めてですけれども、多くのハイカーの方にご利用いただいておるところでございます。
各ハイキングコース、特に竜王山のところということで、確かに私も、最近でも二、三回ほど大阪府とともになんですけれども、現地踏査をしております。私が知る限りでは、通れないとか危ないとかいうところは、今のところ見当たらないのかなと思っておりまして、また、日常管理につきましては、森林組合を通じまして、各地区の皆さんで整備、また、清掃等を行っていただいておりますので、今のところは順調にいけてるのかなと感じておりますし、農とみどり推進課のほうにも、特に大きな苦情も特には聞いておりませんので、今後とも皆さんに、楽しくご利用いただけるように管理をしていきたいと思っております。
大阪府のほうでも何か、府立自然公園ということで指定をしていただいておりますので、今後、何か活用のイベントみたいなものもあるやに聞いておりますけれども、まだちょっと具体的には聞いておりませんので、もしそういうことがあれば、市のほうも協力して魅力アップに努めていきたいというふうに考えております。
○
坂口委員長 他に発言なさる方ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
坂口委員長 以上で、「
彩都建設事業に関する取組状況について」、「安威川
ダム建設事業に関する取組状況について」、並びに「北部地域の
まちづくりに関する取組状況について」の協議を終わります。
次に、「行政視察について」ご協議をお願いいたします。
休憩いたします。
(午後2時26分 休憩)
(午後2時31分 再開)
○
坂口委員長 再開いたします。
本特別委員会は、10月24日(木)から25日(金)まで、福岡県那珂川市の「五ケ山ダムについて」を調査することでご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○
坂口委員長 ご異議なしと認め、そのように決定いたします。
なお、調査事項につきましては、委員長に一任願います。
以上をもって、本日の特別委員会を散会いたします。
(午後2時31分 散会)
以上、会議の顛末を記載し、茨木市議会委員会条例第27条の規定により、ここに署名する。
令和元年7月18日
北部地域整備対策特別委員会
委員長 坂 口 康 博...